総合診療専門研修カリキュラム

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1 総 合 診 療 専 門 医 専 門 研 修 カリキュラム 到 達 目 標 : 総 合 診 療 専 門 医 の6つのコアコンピテンシー 1. 人 間 中 心 の 医 療 ケア 1) 患 者 中 心 の 医 療 2) 家 族 志 向 型 医 療 ケア 3) 患 者 家 族 との 協 働 を 促 すコミュニケーション 2. 包 括 的 統 合 アプローチ 1) 未 分 化 で 多 様 かつ 複 雑 な 健 康 問 題 への 対 応 2) 効 率 よく 的 確 な 臨 床 推 論 3) 健 康 増 進 と 疾 病 予 防 4) 継 続 的 な 医 療 ケア 3. 連 携 重 視 のマネジメント 1) 多 職 種 協 働 のチーム 医 療 2) 医 療 機 関 連 携 および 医 療 介 護 連 携 3) 組 織 運 営 マネジメント 4. 地 域 志 向 アプローチ 1) 保 健 医 療 介 護 福 祉 事 業 への 参 画 2) 地 域 ニーズの 把 握 とアプローチ 5. 公 益 に 資 する 職 業 規 範 1) 倫 理 観 と 説 明 責 任 2) 自 己 研 鑽 とワークライフバランス 3) 研 究 と 教 育 6. 診 療 の 場 の 多 様 性 1) 外 来 医 療 2) 救 急 医 療 3) 病 棟 医 療 4) 在 宅 医 療 経 験 目 標 1. 身 体 診 察 及 び 検 査 治 療 手 技 2. 一 般 的 な 症 候 への 適 切 な 対 応 と 問 題 解 決 3. 一 般 的 な 疾 患 病 態 に 対 する 適 切 なマネジメント 4. 医 療 介 護 の 連 携 活 動 5. 保 健 事 業 予 防 医 療 0

2 到 達 目 標 : 総 合 診 療 専 門 医 の6つのコアコンピテンシー *Aを 必 須 目 標 Bを 努 力 目 標 とする 1. 人 間 中 心 の 医 療 ケア 地 域 住 民 が 抱 える 健 康 問 題 には 単 に 生 物 医 学 的 問 題 のみではなく 患 者 自 身 の 健 康 観 や 病 いの 経 験 が 絡 み 合 い 患 者 を 取 り 巻 く 家 族 地 域 社 会 文 化 などのコンテクスト( )が 関 与 していることを 全 人 的 に 理 解 し 患 者 家 族 が 豊 かな 人 生 を 送 れるように 家 族 志 向 でコミュニケーションを 重 視 した 診 療 ケアを 提 供 する ( コンテクスト: 患 者 を 取 り 巻 く 背 景 脈 絡 を 意 味 し 家 族 家 計 教 育 職 業 余 暇 社 会 サポートの ような 身 近 なものから 地 域 社 会 文 化 経 済 情 勢 ヘルスケアシステム 社 会 的 歴 史 的 経 緯 など 遠 景 にあ るものまで 幅 広 い 位 置 づけを 持 つ 概 念 ) 一 般 目 標 :1) 患 者 中 心 の 医 療 の 方 法 を 修 得 する (1) 患 者 の 健 康 観 を 把 握 し 健 康 問 題 に 対 する 患 者 の 解 釈 感 情 医 療 者 や 予 後 に 対 する 期 待 問 題 による 影 響 を 明 らかにして 医 療 ケアに 反 映 することができる 知 識 A (2) 患 者 を 取 り 巻 く 家 族 社 会 文 化 的 なコンテクストを 含 めて 健 康 問 題 を 理 解 評 価 することができる 知 識 A (3) 健 康 問 題 に 対 するマネジメントの 方 針 に 関 して 豊 かな 人 生 を 送 ることにつながるように 患 者 と 共 通 の 理 解 基 盤 を 見 出 し 患 者 医 療 者 それぞれの 役 割 について 計 画 することができる 知 識 A 一 般 目 標 :2) 家 族 志 向 型 の 医 療 ケアを 提 供 するための 体 系 化 された 方 法 を 修 得 する (1) 家 族 とのコミュニケーションを 通 じて 家 族 図 の 作 成 と 家 族 内 の 関 係 性 の 評 価 を 実 施 することができる 技 能 A (2) 健 康 問 題 に 家 族 が 与 える 影 響 健 康 問 題 によって 家 族 が 受 ける 影 響 健 康 問 題 の 解 決 に 対 して 家 族 が 果 たす 役 割 を 評 価 することができる 知 識 A (3) 健 康 問 題 の 解 決 の 際 に 家 族 の 果 たす 役 割 を 活 用 することができると 共 に 家 族 の 関 係 性 に 対 して 家 族 カンファレンスも 含 めた 介 入 ができる 知 識 A (4) 家 族 が 抱 える 健 康 問 題 を 同 定 評 価 し 家 族 もケアの 対 象 として 家 族 ぐるみの 医 療 ケアが 実 践 できる 知 識 A 一 般 目 標 :3) 患 者 との 円 滑 な 対 話 と 医 師 患 者 の 信 頼 関 係 の 構 築 を 土 台 として 患 者 中 心 の 医 療 面 接 を 行 い 複 雑 な 家 族 や 環 境 の 問 題 に 対 応 するためのコミュニケーション 技 法 とその 応 用 方 法 を 修 得 する (1) 診 療 上 の 指 示 や 約 束 を 守 れないケースも 含 め 患 者 や 家 族 と 信 頼 関 係 を 形 成 し 共 感 的 な 態 度 を 示 すこ とができる 態 度 A (2) 言 語 的 非 言 語 的 なコミュニケーションの 技 術 (あいづち 繰 り 返 し 要 約 明 確 化 指 示 質 問 等 ) を 適 切 に 利 用 することができる 技 能 A (3) 健 康 問 題 に 対 する 患 者 の 解 釈 感 情 医 療 者 や 予 後 に 対 する 期 待 問 題 による 影 響 を 適 切 に 聴 取 するこ とができる 技 能 A (4) 患 者 を 取 り 巻 く 家 族 社 会 文 化 的 なコンテクストを 聴 取 することができる 技 能 A (5) 健 康 問 題 に 対 するマネジメントの 方 針 に 関 して 医 療 の 適 応 と 限 界 などを 踏 まえ 患 者 家 族 と 共 通 の 理 解 基 盤 を 見 出 し 患 者 家 族 医 療 者 それぞれの 役 割 について 合 意 することができる 技 能 A (6) 複 雑 な 家 族 内 の 関 係 性 の 問 題 がある 際 に 家 族 との 面 談 あるいは 家 族 カンファレンスを 実 施 することが 1

3 できる 技 能 A 2. 包 括 的 統 合 アプローチ プライマリ ケアの 現 場 では 疾 患 のごく 初 期 の 未 分 化 で 多 様 な 訴 えに 対 する 適 切 な 臨 床 推 論 に 基 づく 診 断 治 療 から 複 数 の 慢 性 疾 患 の 管 理 や 複 雑 な 健 康 問 題 に 対 する 対 処 更 には 健 康 増 進 や 予 防 医 療 まで 多 様 な 健 康 問 題 に 対 する 包 括 的 なアプローチが 求 められる そうした 包 括 的 なアプローチは 断 片 的 に 提 供 され るのではなく 地 域 に 対 する 医 療 機 関 としての 継 続 性 更 には 診 療 の 継 続 性 に 基 づく 医 師 患 者 の 信 頼 関 係 を 通 じて 一 貫 性 をもった 統 合 的 な 形 で 提 供 される 一 般 目 標 :1) 疾 患 のごく 初 期 の 診 断 を 確 定 するのが 困 難 である 未 分 化 で 多 様 な 訴 えの 初 期 診 療 に 対 応 し また 複 数 の 問 題 を 抱 える 患 者 に 対 しても 安 全 で 費 用 対 効 果 に 優 れ 不 確 実 性 や 自 己 の 限 界 を 踏 まえた 医 療 ケアを 提 供 する 能 力 を 身 につける (1) 患 者 の 年 齢 性 別 にかかわらず 早 期 で 未 分 化 な 問 題 を 含 む 大 部 分 の 健 康 問 題 の 相 談 にのることができ る 知 識 A (2) 患 者 のライフコース( 小 児 思 春 期 成 人 老 年 期 )に 沿 って 予 防 健 康 増 進 を 含 めた 医 療 ケアを 提 供 することができる 知 識 A (3) 複 数 の 健 康 問 題 を 抱 える 患 者 に 対 し 診 断 治 療 において 統 一 感 のある 医 療 ケアを 提 供 できる 知 識 A (4) 複 雑 な 健 康 問 題 に 取 り 組 む 際 に 遭 遇 する 医 療 の 不 確 実 性 に 耐 え 医 療 ケアを 提 供 し 続 けることが できる 態 度 A (5) 自 身 の 能 力 と 限 界 を 踏 まえた 上 で 地 域 の 医 療 資 源 を 活 用 するための 妥 当 かつ 時 宜 をえた 判 断 をするこ とができる 知 識 A 一 般 目 標 :2) 地 域 住 民 が 最 初 に 受 診 する 場 において 見 逃 しがなく 安 全 で 効 率 的 な 医 療 ケアを 提 供 する ために 適 切 な 臨 床 推 論 の 能 力 を 身 につける (1) 患 者 の 抱 える 問 題 に 対 して 適 切 な 病 歴 と 身 体 所 見 及 び 精 神 心 理 状 態 の 評 価 をおこなうことができる 技 能 A (2) 地 域 での 有 病 率 や 発 生 率 を 考 慮 した 適 切 な 鑑 別 診 断 を 挙 げることができる 知 識 A (3) 実 施 可 能 な 検 査 の 中 で 行 うべき 検 査 を 適 切 に 選 択 し 結 果 を 解 釈 し 鑑 別 診 断 を 絞 り 込 むことができ る 知 識 A (4) 科 学 的 根 拠 や 診 療 ガイドラインを 踏 まえ 他 施 設 の 医 師 や 他 領 域 の 専 門 医 からのアドバイスも 含 めた 様 々な 資 源 から 得 た 情 報 を 吟 味 し 臨 床 決 断 に 用 いることができる 知 識 A (5) 安 全 性 が 高 く 効 率 的 な 診 断 治 療 プランについて 患 者 と 共 に 意 思 決 定 し 優 先 順 位 を 決 めて 柔 軟 に 実 施 することができる 知 識 A 一 般 目 標 :3) 日 常 診 療 を 通 じて 恒 常 的 に 健 康 増 進 や 予 防 医 療 リハビリテーションを 提 供 することがで きる (1) 患 者 のストレス 対 処 能 力 自 己 効 力 感 を 高 め 良 好 な 環 境 や 食 生 活 体 力 維 持 するために 適 切 なカウ ンセリングや 情 報 を 提 供 することができる 知 識 A (2) 感 染 症 や 外 傷 生 活 習 慣 病 職 業 関 連 疾 患 等 を 未 然 に 防 ぐために 予 防 接 種 やカウンセリング 健 康 教 育 などの 予 防 的 ケアを 適 切 に 提 供 することができる 技 能 A (3) 科 学 的 根 拠 に 基 づく 健 康 診 断 等 のスクリーニング 評 価 を 通 じて 疾 患 あるいはその 前 兆 を 早 期 に 把 握 し 2

4 て 回 復 不 能 な 状 態 になる 前 に 医 療 ケアを 提 供 することができる 知 識 A (4)すでに 発 症 した 障 がいによる 悪 影 響 を 最 小 限 にし 生 活 機 能 の 維 持 を 図 るために 疾 患 マネジメントに 加 えて 専 門 職 と 連 携 したリハビリテーション 等 を 適 切 に 提 供 することができる 態 度 A 一 般 目 標 :4) 医 師 患 者 関 係 の 継 続 性 地 域 の 医 療 機 関 としての 地 域 住 民 や 他 の 医 療 機 関 との 継 続 性 診 療 情 報 の 継 続 性 などを 踏 まえた 医 療 ケアを 提 供 する 能 力 を 身 につける (1) 患 者 の 抱 える 健 康 問 題 について 継 続 的 に 関 わり そこで 得 られた 患 者 のコンテクストや 医 師 患 者 間 の 信 頼 関 係 を 診 療 に 活 かすことができる 知 識 A (2) 患 者 家 族 の 抱 える 解 決 困 難 な 苦 悩 に 対 しても 身 近 な 存 在 として 傾 聴 し 支 え 続 けることができる 態 度 A (3) 地 域 における 自 施 設 の 役 割 を 十 分 に 理 解 し 長 期 的 な 地 域 との 関 係 性 を 踏 まえた 医 療 ケアを 提 供 する ことができる 知 識 A (4) 診 療 情 報 の 継 続 性 を 保 ち 自 己 省 察 や 学 術 的 利 用 に 耐 えうるように 過 不 足 なく 適 切 な 診 療 記 録 を 記 載 することができる 技 能 A 3. 連 携 重 視 のマネジメント 多 様 な 健 康 問 題 に 的 確 に 対 応 するためには 地 域 の 多 職 種 との 良 好 な 連 携 体 制 の 中 での 適 切 なリーダーシ ップの 発 揮 に 加 えて 医 療 機 関 同 士 あるいは 医 療 介 護 サービス 間 での 円 滑 な 切 れ 目 ない 連 携 も 欠 かせない 更 に 所 属 する 医 療 機 関 内 の 良 好 な 連 携 のとれた 運 営 体 制 は 質 の 高 い 診 療 の 基 盤 となり そのマネジメント は 不 断 に 行 う 必 要 がある 一 般 目 標 :1) 患 者 や 家 族 地 域 にケアを 提 供 する 際 に 多 職 種 チーム 全 体 で 臨 むために 様 々な 職 種 の 人 と 良 好 な 人 間 関 係 を 構 築 し リーダーシップを 発 揮 しつつコーディネートする 能 力 を 身 につける (1) 共 に 働 く 多 職 種 に 対 して 尊 敬 の 念 を 払 い 共 感 的 であり 誠 実 である 態 度 A (2) 施 設 内 に 勤 務 する 全 ての 職 種 の 職 員 と 協 働 することができる 態 度 A (3) 地 域 の 保 健 福 祉 職 と 協 働 することができる 態 度 A (4) 地 域 の 医 療 機 関 福 祉 機 関 行 政 機 関 と 協 働 することができる 態 度 A (5) 様 々なスタッフや 組 織 との 協 働 において 適 切 なリーダーシップを 発 揮 し 個 々の 患 者 の 診 療 やケアにお いてチームの 力 を 最 大 限 に 発 揮 することに 貢 献 できる 技 能 A 一 般 目 標 :2) 切 れ 目 のない 医 療 および 介 護 サービスを 提 供 するために 医 療 機 関 内 のみならず 他 の 医 療 機 関 介 護 サービス 事 業 者 等 との 連 携 が 円 滑 にできる 能 力 を 身 につける (1) 他 科 や 他 の 医 療 機 関 へ 患 者 を 紹 介 するタイミングを 理 解 して 専 門 医 または2 次 3 次 医 療 機 関 に 適 切 にコンサルテーションまたは 紹 介 できる 知 識 A (2) 患 者 の 転 送 や 緊 急 時 の 患 者 搬 送 を 安 全 かつ 適 切 に 実 施 することができる 技 能 A (3) 他 の 医 療 介 護 施 設 から 自 施 設 に 紹 介 される 患 者 について 適 切 な 情 報 を 収 集 し 診 療 の 連 続 性 を 保 つ ことができる 知 識 A (4) 退 院 し 自 宅 での 在 宅 ケアを 受 ける 患 者 の 退 院 前 計 画 を 病 診 連 携 しながら 立 案 し 実 行 することができ る 知 識 A (5) 自 院 から 他 の 医 療 介 護 施 設 へ 退 院 させる 場 合 適 切 な 医 療 介 護 施 設 ( 回 復 期 リハビリテーション 施 設 介 護 老 人 保 健 施 設 グループホーム 等 )を 選 択 し 紹 介 先 の 機 関 と 連 携 しながら 適 切 に 紹 介 できる 3

5 知 識 A (6) 他 の 医 療 介 護 福 祉 関 連 施 設 に 紹 介 するときには 患 者 の 診 療 情 報 を 適 切 に 診 療 情 報 提 供 書 へ 記 載 し 速 やかに 情 報 提 供 することができる 技 能 A 一 般 目 標 :3) 所 属 する 医 療 機 関 の 良 好 な 運 営 に 寄 与 するために 組 織 全 体 に 対 するマネジメント 能 力 を 身 につける (1) 患 者 が 多 様 な 健 康 問 題 を 気 軽 に 相 談 できるよう 受 診 の 利 便 性 に 配 慮 できる 態 度 A (2) 安 全 管 理 ( 医 療 事 故 感 染 症 廃 棄 物 放 射 線 など)を 行 うことができる 知 識 A (3) 基 本 的 な 医 療 機 器 の 管 理 ができる 技 能 B (4) 主 な 診 療 行 為 にかかる 費 用 や 診 療 報 酬 更 に 保 険 医 療 の 適 応 範 囲 を 理 解 し 診 療 に 反 映 できる 知 識 A (5) 施 設 内 に 勤 務 するスタッフと 共 に 医 療 サービスの 計 画 実 施 評 価 ができる 知 識 B (6)スタッフの 管 理 教 育 を 実 施 できる 技 能 B 4. 地 域 志 向 アプローチ 医 療 機 関 を 受 診 していない 方 も 含 む 全 住 民 を 対 象 とした 保 健 医 療 介 護 福 祉 事 業 への 積 極 的 な 参 画 と 同 時 に 地 域 ニーズに 応 じた 優 先 度 の 高 い 健 康 関 連 問 題 の 積 極 的 な 把 握 と 体 系 的 なアプローチを 通 じて 地 域 全 体 の 健 康 向 上 に 寄 与 する 一 般 目 標 :1)わが 国 の 医 療 制 度 や 地 域 の 医 療 文 化 と 保 健 医 療 介 護 福 祉 の 現 状 を 把 握 した 上 で 地 域 の 保 健 医 療 介 護 福 祉 事 業 に 対 して 積 極 的 に 参 画 する 能 力 を 身 につける (1)わが 国 の 保 健 医 療 介 護 福 祉 に 関 連 する 制 度 や 背 景 ( 政 治 経 済 文 化 )を 理 解 できる 知 識 A (2) 地 域 特 有 の 健 康 に 関 する 文 化 や 価 値 観 について 把 握 できる 知 識 A (3) 地 域 の 保 健 医 療 介 護 福 祉 に 関 する 事 業 や 社 会 資 源 サービスの 実 態 と 特 徴 ( 長 所 問 題 点 )を 理 解 し 評 価 できる 知 識 A (4) 地 域 医 師 会 あるいは 行 政 の 一 員 として 地 域 の 保 健 医 療 介 護 福 祉 に 関 する 事 業 ( 学 校 保 健 産 業 保 健 介 護 保 険 等 )に 積 極 的 に 参 画 し 地 域 の 健 康 向 上 に 貢 献 することができる 態 度 A (5) 特 定 の 健 康 問 題 をもった 人 口 集 団 ( 高 齢 者 要 介 護 者 障 がい 者 障 がい 児 等 )へのアプローチに 貢 献 できる 態 度 B 一 般 目 標 :2) 地 域 の 現 状 から 見 出 される 優 先 度 の 高 い 健 康 関 連 問 題 を 把 握 し その 解 決 に 対 して 各 種 会 議 への 参 加 や 住 民 組 織 との 協 働 あるいは 地 域 ニーズに 応 じた 自 らの 診 療 の 継 続 や 変 容 を 通 じて 貢 献 できる (1) 医 療 機 関 等 を 利 用 していない 地 域 住 民 を 含 む 地 域 の 優 先 度 の 高 い 健 康 関 連 問 題 を 把 握 できる 知 識 A (2) 行 政 や 地 域 医 師 会 が 主 催 する 地 域 の 健 康 づくりや 介 護 福 祉 の 会 議 地 域 の 医 療 提 供 体 制 や 地 域 包 括 ケ アシステム 等 に 関 する 会 議 に 参 加 し 各 種 の 計 画 立 案 に 際 して 参 画 できる 態 度 B (3) 保 健 医 療 介 護 福 祉 に 関 わる 住 民 組 織 (NPO 民 生 委 員 児 童 委 員 ボランティア 団 体 自 治 会 等 ) に 協 力 できる 態 度 B (4) 地 域 のニーズや 医 療 資 源 の 変 化 に 応 じて 自 身 の 診 療 範 囲 や 診 療 内 容 を 変 容 させることができる 態 度 A 5. 公 益 に 資 する 職 業 規 範 医 師 としての 倫 理 観 や 説 明 責 任 はもちろんのこと プライマリ ケアの 専 門 家 である 総 合 診 療 医 としての 専 門 性 を 自 覚 しながら 日 々の 診 療 にあたると 同 時 に ワークライフバランスを 保 ちつつも 自 己 研 鑽 を 欠 かさ 4

6 ず 日 本 の 医 療 や 総 合 診 療 領 域 の 発 展 に 資 するべく 教 育 や 学 術 活 動 に 積 極 的 に 携 わることが 求 められる 一 般 目 標 :1) 医 師 としての 倫 理 性 総 合 診 療 の 専 門 性 を 意 識 して 日 々の 診 療 に 反 映 するために 必 要 な 知 識 態 度 を 身 につける (1) 医 師 として 求 められる 多 様 な 倫 理 的 側 面 に 従 い 行 動 することができる 態 度 A (2) 患 者 家 族 や 社 会 に 対 して 尊 敬 の 念 を 払 い 共 感 的 であり 誠 実 である 態 度 A (3) 患 者 家 族 や 社 会 に 対 する 説 明 責 任 を 果 たすことができる 態 度 A (4) 患 者 と 家 族 の 文 化 年 齢 性 別 障 がいに 対 して 配 慮 することができる 態 度 A (5) 患 者 に 最 も 身 近 な 代 弁 者 としての 役 割 や 責 任 を 理 解 し 行 動 することができる 態 度 A (6) 医 療 制 度 における 総 合 診 療 専 門 医 の 果 たす 役 割 や 責 任 を 理 解 し 行 動 することができる 態 度 A (7)へき 地 離 島 被 災 地 都 市 部 にあっても 医 療 資 源 に 乏 しい 地 域 あるいは 医 療 アクセスが 困 難 な 地 域 でも 可 能 な 限 りの 医 療 ケアを 率 先 して 提 供 できる 態 度 B 一 般 目 標 :2) 常 に 標 準 以 上 の 診 療 能 力 を 維 持 し さらに 向 上 させるために ワークライフバランスを 保 ち つつも 生 涯 にわたり 自 己 研 鑽 を 積 む 習 慣 を 身 につける (1) 自 身 の 行 動 を 振 り 返 り 自 己 評 価 あるいは 第 三 者 からの 評 価 を 受 ける 習 慣 を 身 につけ 自 身 の 行 動 と 組 織 のシステムをよりよい 方 向 に 改 善 する 省 察 的 実 践 を 行 うことができる 態 度 A (2) 診 療 で 生 じる 予 想 外 の 出 来 事 を 振 り 返 り 教 訓 を 引 き 出 し 次 の 学 びや 実 践 の 課 題 を 設 定 することがで きる 知 識 A (3) 自 らの 成 長 や 学 びに 関 する 目 標 を 整 理 し 優 先 順 位 をつけることができる 知 識 A (4) 自 らの 成 長 や 学 びへのサポートを 得 られる 職 業 上 の 人 的 ネットワーク 学 習 の 資 源 を 自 ら 働 く 施 設 や 地 域 で 自 己 開 発 し 診 療 の 質 を 維 持 向 上 することができる 態 度 A (5) 生 涯 学 習 に 必 要 な 情 報 技 術 (information technology; IT)を 適 切 に 用 いることができる 技 能 A (6) 質 の 高 い 診 療 を 行 うために 心 身 の 自 己 管 理 を 行 い ワークライフバランスを 保 つことができる 態 度 A 一 般 目 標 :3) 総 合 診 療 の 発 展 に 貢 献 するために 教 育 者 あるいは 研 究 者 として 啓 発 活 動 や 学 術 活 動 を 継 続 する 習 慣 を 身 につける (1) 学 生 研 修 医 に 対 して1 対 1の 教 育 をおこなうことができる 1 成 人 学 習 理 論 を 理 解 し 教 育 の 基 盤 とすることができる 知 識 A 2 フィードバックの 技 法 を 理 解 し 自 身 の 教 育 に 適 用 することができる 技 能 A (2) 学 生 研 修 医 向 けにテーマ 別 の 教 育 目 的 のセッションを 企 画 実 施 評 価 改 善 することができる 知 識 B (3) 専 門 職 連 携 教 育 を 提 供 することができる 技 能 B (4) 日 々の 臨 床 の 中 から 研 究 課 題 を 見 つけ 出 すという プライマリ ケアや 地 域 医 療 における 研 究 の 意 義 を 理 解 し 症 例 報 告 や 臨 床 研 究 を 様 々な 形 で 実 践 できる 態 度 A (5) 量 的 研 究 質 的 研 究 双 方 の 方 法 と 特 長 について 理 解 し 批 判 的 に 吟 味 でき 各 種 研 究 成 果 を 自 らの 診 療 に 活 かすことができる 知 識 A 6. 診 療 の 場 の 多 様 性 総 合 診 療 専 門 医 は 日 本 のプライマリ ケアの 現 場 が 外 来 救 急 病 棟 在 宅 と 多 様 であることを 踏 まえて その 能 力 を 場 に 応 じて 柔 軟 に 適 用 することが 求 められ その 際 には 各 現 場 に 応 じた 多 様 な 対 応 能 力 が 求 めら 5

7 れる 一 般 目 標 :1) 外 来 医 療 で 幅 広 い 疾 患 や 傷 害 に 対 して 適 切 なマネジメントを 行 うために 必 要 な 知 識 技 術 態 度 を 身 につける (1) 外 来 で 遭 遇 する 頻 度 の 高 い 健 康 問 題 に 対 応 し 相 談 にのり 適 切 な 問 題 解 決 や 安 定 化 をはかることがで き 必 要 な 専 門 家 に 紹 介 することができる 知 識 A (2) 行 動 医 学 に 基 づき 患 者 を 意 識 変 容 行 動 変 容 に 導 くように 対 応 できる 技 能 A (3) 外 来 で 提 供 可 能 なリハビリテーションを 多 職 種 と 共 同 しながら 提 供 することができる 態 度 A (4) 軽 症 にみえる 重 症 疾 患 重 症 外 傷 を 見 逃 さず 対 応 できる 知 識 A (5) 診 断 困 難 事 例 への 対 応 ができる 知 識 A (6) 心 理 社 会 的 問 題 の 解 決 が 困 難 な 事 例 への 対 応 ができる 知 識 A (7) 大 きな 社 会 問 題 である 認 知 症 について 患 者 家 族 地 域 社 会 に 対 して 適 切 に 対 応 できる 知 識 A 一 般 目 標 :2) 救 急 医 療 で 緊 急 性 を 要 する 疾 患 や 傷 害 に 対 する 初 期 診 療 に 関 して 適 切 なマネジメントを 行 うために 必 要 な 知 識 技 能 態 度 を 身 につける (1) 救 急 外 来 において 重 大 な 疾 患 を 見 逃 さず 軽 症 救 急 全 般 及 び 中 等 症 救 急 の 一 部 を 担 当 できる 知 識 A (2) 災 害 時 には 地 域 の 資 源 に 応 じた 適 切 な 救 急 医 療 を 担 い 正 常 な 診 療 体 制 構 築 までの 外 来 病 棟 在 宅 医 療 の 提 供 に 資 することができる 態 度 A 一 般 目 標 :3) 病 棟 医 療 で 入 院 頻 度 の 高 い 疾 患 や 傷 害 に 対 応 し 適 切 にマネジメントを 行 うために 必 要 な 知 識 技 能 態 度 を 身 につける (1) 当 該 地 域 医 療 機 関 において 入 院 頻 度 の 高 い 疾 患 あるいは 健 康 問 題 の 診 断 と 治 療 ができる 知 識 A (2) 外 来 在 宅 など 他 のセッティングとの 切 れ 目 のない 連 携 の 下 で リハビリテーション 長 期 入 院 患 者 の 診 療 術 前 術 後 の 病 棟 患 者 管 理 を 含 む 必 要 な 入 院 ケアが 提 供 できる 知 識 A (3) 併 存 疾 患 の 多 い 患 者 の 主 治 医 機 能 をはたすことができる 知 識 A (4) 心 理 社 会 的 複 雑 事 例 への 対 応 とマネジメントができる 知 識 A (5) 地 域 連 携 を 活 かして 退 院 支 援 ができる 態 度 A (6) 終 末 期 患 者 への 病 棟 医 療 を 適 切 に 提 供 できる 態 度 A 一 般 目 標 :4) 在 宅 医 療 で 頻 度 の 高 い 健 康 問 題 に 対 応 し 適 切 にマネジメントを 行 うために 必 要 な 知 識 技 能 態 度 を 身 につける (1) 在 宅 療 養 を 行 う 高 齢 患 者 に 対 して 高 齢 者 総 合 機 能 評 価 を 実 施 し 老 年 医 学 的 諸 問 題 に 対 応 できる 知 識 A (2) 在 宅 療 養 する 障 がい 者 障 がい 児 に 対 して 障 がいのレベルや 生 活 内 容 を 評 価 し 諸 問 題 に 対 応 できる 知 識 A (3) 在 宅 急 性 期 医 療 において 在 宅 医 療 の 限 界 を 踏 まえて 必 要 なアセスメント 往 診 の 適 切 な 提 供 入 院 適 応 の 判 断 予 期 せぬ 臨 死 期 の 対 応 ができる 技 能 A (4) 在 宅 緩 和 ケアに 必 要 な 患 者 家 族 の 健 康 観 人 生 観 死 生 観 宗 教 観 への 理 解 患 者 家 族 への 適 切 な 情 報 提 供 疼 痛 管 理 疼 痛 以 外 の 症 状 管 理 悲 嘆 ケア 臨 死 期 の 対 応 ができる 態 度 A (5) 在 宅 医 療 に 関 連 する 制 度 を 理 解 した 上 で 各 種 連 携 やチーム 医 療 に 必 要 な 書 類 の 記 載 多 職 種 連 携 会 議 6

8 への 出 席 多 職 種 協 働 の 実 践 困 難 事 例 への 取 り 組 みができる 技 能 A (6) 在 宅 医 療 に 関 連 した 倫 理 的 判 断 ができる 態 度 A 経 験 目 標 1. 総 合 診 療 の 現 場 で 遭 遇 する 一 般 的 な 症 候 及 び 疾 患 への 評 価 及 び 治 療 に 必 要 な 身 体 診 察 及 び 検 査 治 療 手 技 を 経 験 する 印 の 検 査 治 療 手 技 については それら 全 体 の 90% 以 上 の 経 験 が 必 須 である しかしそれ 以 外 について も できる 限 り 経 験 することが 望 ましい (1) 以 下 の 身 体 診 察 領 域 の 技 術 を 安 全 かつ 適 確 に 実 施 できる 1 小 児 の 一 般 的 身 体 診 察 及 び 乳 幼 児 の 発 達 スクリーニング 診 察 を 実 施 できる 2 成 人 患 者 への 身 体 診 察 ( 直 腸 前 立 腺 陰 茎 精 巣 鼠 径 乳 房 筋 骨 格 系 神 経 系 皮 膚 を 含 む)を 実 施 できる 3 高 齢 患 者 への 高 齢 者 機 能 評 価 を 目 的 とした 身 体 診 察 ( 歩 行 機 能 転 倒 骨 折 リスク 評 価 など)や 認 知 機 能 検 査 (HDS-R MMSE など)を 実 施 できる 4 耳 鏡 鼻 鏡 眼 底 鏡 による 診 察 を 実 施 できる 5 婦 人 科 的 診 察 ( 腟 鏡 診 による 内 診 や 外 陰 部 の 視 診 など)を 実 施 できる 6 死 亡 診 断 を 実 施 し 死 亡 診 断 書 を 作 成 できる 7 死 体 検 案 を 警 察 担 当 者 とともに 実 施 し 死 体 検 案 書 を 作 成 できる (2) 以 下 の 検 査 治 療 手 技 領 域 の 技 術 を 安 全 かつ 適 確 に 実 施 できる (ア) 臨 床 検 査 または 治 療 のために 以 下 の 手 技 を 実 施 できる 1 各 種 採 血 法 ( 静 脈 血 動 脈 血 ) 簡 易 機 器 による 血 液 検 査 簡 易 血 糖 測 定 簡 易 凝 固 能 検 査 2 採 尿 法 ( 導 尿 法 を 含 む) 3 注 射 法 ( 皮 内 皮 下 筋 肉 静 脈 注 射 点 滴 成 人 及 び 小 児 静 脈 確 保 法 中 心 静 脈 確 保 法 ) 4 穿 刺 法 ( 腰 椎 膝 関 節 肩 関 節 胸 腔 腹 腔 骨 髄 を 含 む) (イ) 次 の 検 査 の 適 応 を 判 断 して 実 施 し 結 果 の 解 釈 ができる 1 単 純 X 線 検 査 ( 胸 部 腹 部 KUB 骨 格 系 を 中 心 に) 2 心 電 図 検 査 ホルター 心 電 図 検 査 負 荷 心 電 図 検 査 3 超 音 波 検 査 ( 腹 部 表 在 心 臓 ) 4 生 体 標 本 ( 喀 痰 尿 腟 分 泌 物 皮 膚 等 )に 対 する 顕 微 鏡 的 診 断 5 呼 吸 機 能 検 査 6オージオメトリーによる 聴 力 評 価 及 び 視 力 検 査 表 による 視 力 評 価 7 子 宮 頸 部 細 胞 診 8 消 化 管 内 視 鏡 ( 上 部 ) 9 消 化 管 内 視 鏡 ( 下 部 ) 10 造 影 検 査 ( 胃 透 視 注 腸 透 視 DIP) (ウ) 次 の 救 急 処 置 を 実 施 できる 1 新 生 児 幼 児 小 児 の 心 肺 蘇 生 法 (PALS) 2 成 人 心 肺 蘇 生 法 (ICLS または ACLS) 3 病 院 前 外 傷 救 護 法 (PTLS) 7

9 (エ) 適 切 な 薬 物 治 療 を 実 施 することができる 1 使 用 頻 度 の 多 い 薬 剤 の 副 作 用 相 互 作 用 形 状 薬 価 保 険 適 応 を 理 解 して 処 方 すること ができる 2 適 切 な 処 方 箋 を 記 載 し 発 行 できる 3 処 方 調 剤 方 法 の 工 夫 ができる 4 調 剤 薬 局 との 連 携 ができる 5 麻 薬 管 理 ができる (オ) 次 の 治 療 法 を 実 施 できる 1 簡 単 な 切 開 異 物 摘 出 ドレナージ 2 止 血 縫 合 法 及 び 閉 鎖 療 法 3 簡 単 な 脱 臼 の 整 復 包 帯 副 木 ギプス 法 4 局 所 麻 酔 ( 手 指 のブロック 注 射 を 含 む) 5トリガーポイント 注 射 6 関 節 注 射 ( 膝 関 節 肩 関 節 等 ) 7 静 脈 ルート 確 保 および 輸 液 管 理 (IVH を 含 む) 8 経 鼻 胃 管 及 び 胃 瘻 カテーテルの 挿 入 と 管 理 9 導 尿 及 び 尿 道 留 置 カテーテル 膀 胱 瘻 カテーテルの 留 置 及 び 交 換 10 褥 瘡 に 対 する 被 覆 治 療 及 びデブリードマン 11 在 宅 酸 素 療 法 の 導 入 と 管 理 12 人 工 呼 吸 器 の 導 入 と 管 理 13 輸 血 法 ( 血 液 型 交 差 適 合 試 験 の 判 定 を 含 む) 14 各 種 ブロック 注 射 ( 仙 骨 硬 膜 外 ブロック 正 中 神 経 ブロック 等 ) 15 小 手 術 ( 局 所 麻 酔 下 での 簡 単 な 切 開 摘 出 止 血 縫 合 法 滅 菌 消 毒 法 ) 16 包 帯 テーピング 副 木 ギプス 等 による 固 定 法 17 穿 刺 法 ( 胸 腔 穿 刺 腹 腔 穿 刺 骨 髄 穿 刺 等 ) (カ) 次 の 耳 鼻 咽 喉 科 及 び 眼 科 皮 膚 科 領 域 の 治 療 手 技 を 実 施 できる 1 鼻 出 血 の 一 時 的 止 血 2 耳 垢 除 去 外 耳 道 異 物 除 去 3 咽 喉 頭 異 物 の 除 去 ( 間 接 喉 頭 鏡 上 部 消 化 管 内 視 鏡 などを 使 用 ) 4 睫 毛 抜 去 2. 以 下 に 示 す 一 般 的 な 症 候 に 対 し 臨 床 推 論 に 基 づく 鑑 別 診 断 および 他 の 専 門 医 へのコンサルテ ーションを 含 む 初 期 対 応 を 適 切 に 実 施 し 問 題 解 決 に 結 びつける 経 験 をする ショック 急 性 中 毒 意 識 障 害 疲 労 全 身 倦 怠 感 心 肺 停 止 呼 吸 困 難 身 体 機 能 の 低 下 不 眠 食 欲 不 振 体 重 減 少 るいそう 体 重 増 加 肥 満 浮 腫 リンパ 節 腫 脹 発 疹 黄 疸 発 熱 認 知 能 の 障 害 頭 痛 めまい 失 神 言 語 障 害 けいれん 発 作 視 力 障 害 視 野 狭 窄 目 の 充 血 聴 力 障 害 耳 痛 鼻 漏 鼻 閉 鼻 出 血 さ 声 胸 痛 動 悸 咳 痰 咽 頭 痛 誤 嚥 誤 飲 嚥 下 困 難 吐 血 下 血 嘔 気 嘔 吐 胸 やけ 腹 痛 便 通 異 常 肛 門 会 陰 部 痛 熱 傷 外 傷 褥 瘡 背 部 痛 腰 痛 関 節 痛 歩 行 障 害 四 肢 のしびれ 肉 眼 的 血 尿 排 尿 障 害 ( 尿 失 禁 排 尿 困 難 ) 乏 尿 尿 閉 多 尿 不 安 気 分 の 障 害 (うつ) 精 神 科 領 域 の 救 急 流 早 産 及 び 満 期 産 女 性 特 有 の 訴 え 症 状 成 長 発 達 \\の 障 害 8

10 3. 以 下 に 示 す 一 般 的 な 疾 患 病 態 について 必 要 に 応 じて 他 の 専 門 医 医 療 職 と 連 携 をとりながら 適 切 なマネジメントを 経 験 する また ( ) 内 は 主 たる 疾 患 であるが 例 示 である 印 の 疾 患 病 態 群 については それら 全 体 の 90% 以 上 の 経 験 が 必 須 である しかしそれ 以 外 についても できる 限 り 経 験 することが 望 ましい (1) 血 液 造 血 器 リンパ 網 内 系 疾 患 [1] 貧 血 ( 鉄 欠 乏 貧 血 二 次 性 貧 血 ) [2] 白 血 病 [3] 悪 性 リンパ 腫 [4] 出 血 傾 向 紫 斑 病 (2) 神 経 系 疾 患 [1] 脳 脊 髄 血 管 障 害 ( 脳 梗 塞 脳 内 出 血 くも 膜 下 出 血 ) [2] 脳 脊 髄 外 傷 ( 頭 部 外 傷 急 性 硬 膜 外 硬 膜 下 血 腫 ) [3] 変 性 疾 患 (パーキンソン 病 ) [4] 脳 炎 髄 膜 炎 [5] 一 次 性 頭 痛 ( 偏 頭 痛 緊 張 性 頭 痛 群 発 頭 痛 ) (3) 皮 膚 系 疾 患 [1] 湿 疹 皮 膚 炎 群 ( 接 触 皮 膚 炎 アトピー 性 皮 膚 炎 皮 脂 欠 乏 性 皮 膚 炎 ) [2] 蕁 麻 疹 [3] 薬 疹 [4] 皮 膚 感 染 症 ( 伝 染 性 膿 痂 疹 蜂 窩 織 炎 白 癬 症 カンジダ 症 尋 常 性 ざ 瘡 感 染 性 粉 瘤 伝 染 性 軟 属 腫 疥 癬 ) (4) 運 動 器 ( 筋 骨 格 ) 系 疾 患 [1] 骨 折 ( 脊 椎 圧 迫 骨 折 大 腿 骨 頸 部 骨 折 橈 骨 骨 折 ) [2] 関 節 靱 帯 の 損 傷 及 び 障 害 ( 変 形 性 関 節 症 捻 挫 肘 内 障 腱 板 炎 ) [3] 骨 粗 鬆 症 [4] 脊 柱 障 害 ( 腰 痛 症 腰 椎 椎 間 板 ヘルニア 腰 部 脊 柱 管 狭 窄 症 ) (5) 循 環 器 系 疾 患 [1] 心 不 全 [2] 狭 心 症 心 筋 梗 塞 [3] 心 筋 症 [4] 不 整 脈 ( 心 房 細 動 房 室 ブロック) [5] 弁 膜 症 ( 僧 帽 弁 膜 症 大 動 脈 弁 膜 症 ) [6] 動 脈 疾 患 ( 動 脈 硬 化 症 大 動 脈 瘤 ) [7] 静 脈 リンパ 管 疾 患 ( 深 部 静 脈 血 栓 症 下 肢 静 脈 瘤 リンパ 浮 腫 ) [8] 高 血 圧 症 ( 本 態 性 二 次 性 高 血 圧 症 ) (6) 呼 吸 器 系 疾 患 [1] 呼 吸 不 全 ( 在 宅 酸 素 療 法 含 む) [2] 呼 吸 器 感 染 症 ( 急 性 上 気 道 炎 気 管 支 炎 肺 炎 ) [3] 閉 塞 性 拘 束 性 肺 疾 患 ( 気 管 支 喘 息 気 管 支 拡 張 症 慢 性 閉 塞 性 肺 疾 患 塵 肺 ) [4] 肺 循 環 障 害 ( 肺 塞 栓 肺 梗 塞 ) [5] 異 常 呼 吸 ( 過 換 気 症 候 群 睡 眠 時 無 呼 吸 症 候 群 ) [6] 胸 膜 縦 隔 横 隔 膜 疾 患 ( 自 然 気 胸 胸 膜 炎 ) [7] 肺 癌 9

11 (7) 消 化 器 系 疾 患 [1] 食 道 胃 十 二 指 腸 疾 患 ( 食 道 静 脈 瘤 胃 癌 消 化 性 潰 瘍 胃 十 二 指 腸 炎 逆 流 性 食 道 炎 ) [2] 小 腸 大 腸 疾 患 (イレウス 急 性 虫 垂 炎 痔 核 痔 瘻 過 敏 性 腸 症 候 群 憩 室 炎 ) [3] 胆 嚢 胆 管 疾 患 ( 胆 石 胆 嚢 炎 胆 管 炎 ) [4] 肝 疾 患 (ウイルス 性 肝 炎 急 性 慢 性 肝 炎 肝 硬 変 肝 癌 アルコール 性 肝 障 害 薬 物 性 肝 障 害 ) [5] 膵 臓 疾 患 ( 急 性 慢 性 膵 炎 ) [6] 横 隔 膜 腹 壁 腹 膜 ( 腹 膜 炎 急 性 腹 症 ヘルニア) (8) 腎 尿 路 系 ( 体 液 電 解 質 バランスを 含 む) 疾 患 [1] 腎 不 全 ( 急 性 慢 性 腎 不 全 透 析 ) [2] 原 発 性 糸 球 体 疾 患 ( 急 性 慢 性 糸 球 体 腎 炎 症 候 群 ネフローゼ 症 候 群 ) [3] 全 身 性 疾 患 による 腎 障 害 ( 糖 尿 病 性 腎 症 ) [4] 泌 尿 器 科 的 腎 尿 路 疾 患 ( 尿 路 結 石 尿 路 感 染 症 過 活 動 膀 胱 ) (9) 妊 娠 分 娩 と 生 殖 器 疾 患 [1] 妊 娠 分 娩 ( 正 常 妊 娠 流 産 早 産 正 常 分 娩 産 科 出 血 産 褥 ) [2] 妊 婦 授 乳 婦 褥 婦 のケア( 妊 婦 授 乳 婦 への 投 薬 乳 腺 炎 ) [3] 女 性 生 殖 器 及 びその 関 連 疾 患 ( 月 経 異 常 ( 無 月 経 を 含 む) 不 正 性 器 出 血 更 年 期 障 害 外 陰 腟 骨 盤 内 感 染 症 骨 盤 内 腫 瘍 乳 腺 腫 瘍 ) [4] 男 性 生 殖 器 疾 患 ( 前 立 腺 疾 患 勃 起 障 害 精 巣 腫 瘍 ) (10) 内 分 泌 栄 養 代 謝 系 疾 患 [1] 視 床 下 部 下 垂 体 疾 患 ( 下 垂 体 機 能 障 害 ) [2] 甲 状 腺 疾 患 ( 甲 状 腺 機 能 亢 進 症 甲 状 腺 機 能 低 下 症 ) [3] 副 腎 不 全 [4] 糖 代 謝 異 常 ( 糖 尿 病 糖 尿 病 の 合 併 症 低 血 糖 ) [5] 脂 質 異 常 症 [6] 蛋 白 及 び 核 酸 代 謝 異 常 ( 高 尿 酸 血 症 ) (11) 眼 視 覚 系 疾 患 [1] 屈 折 異 常 ( 近 視 遠 視 乱 視 ) [2] 角 結 膜 炎 (アレルギー 性 結 膜 炎 ) [3] 白 内 障 [4] 緑 内 障 [5] 糖 尿 病 高 血 圧 動 脈 硬 化 による 眼 底 変 化 [6]ドライアイ [7] 加 齢 黄 斑 変 性 症 (12) 耳 鼻 咽 喉 口 腔 系 疾 患 [1] 中 耳 炎 [2] 急 性 慢 性 副 鼻 腔 炎 [3]アレルギー 性 鼻 炎 [4] 扁 桃 の 急 性 慢 性 炎 症 性 疾 患 [5] 外 耳 道 鼻 腔 咽 頭 喉 頭 食 道 の 代 表 的 な 異 物 (13) 精 神 神 経 系 疾 患 [1] 症 状 精 神 病 [2] 認 知 症 (アルツハイマー 型 血 管 型 ) 10

12 [3] 依 存 症 (アルコール 嗜 癖 ニコチン 依 存 ) [4] 気 分 障 害 (うつ 病 躁 うつ 病 ) [5] 統 合 失 調 症 [6] 不 安 障 害 (パニック 症 候 群 ) [7] 身 体 表 現 性 障 害 ストレス 関 連 障 害 [8] 不 眠 症 (14) 感 染 症 [1]ウイルス 感 染 症 (インフルエンザ 麻 疹 風 疹 水 痘 ヘルペス 流 行 性 耳 下 腺 炎 HIV) [2] 細 菌 感 染 症 (ブドウ 球 菌 MRSA A 群 レンサ 球 菌 クラミジア) [3] 結 核 [4] 真 菌 感 染 症 [5] 性 感 染 症 [6] 寄 生 虫 疾 患 (15) 免 疫 アレルギー 疾 患 [1] 膠 原 病 その 合 併 症 ( 関 節 リウマチ SLE リウマチ 性 多 発 筋 痛 症 シェーグレン 症 候 群 ) [2]アレルギー 疾 患 (16) 物 理 化 学 的 因 子 による 疾 患 [1] 中 毒 (アルコール 薬 物 ) [2]アナフィラキシー [3] 環 境 要 因 による 疾 患 ( 熱 中 症 寒 冷 による 障 害 ) [4] 熱 傷 (17) 小 児 疾 患 [1] 小 児 けいれん 性 疾 患 [2] 小 児 ウイルス 感 染 症 ( 麻 疹 流 行 性 耳 下 腺 炎 水 痘 突 発 性 発 疹 インフルエンザ RS ロタ) [3] 小 児 細 菌 感 染 症 [4] 小 児 喘 息 [5] 先 天 性 心 疾 患 [6] 発 達 障 害 ( 自 閉 症 スペクトラム 学 習 障 害 ダウン 症 精 神 遅 滞 ) [7] 小 児 虐 待 の 評 価 (18) 加 齢 と 老 化 [1] 高 齢 者 総 合 機 能 評 価 [2] 老 年 症 候 群 ( 誤 嚥 転 倒 失 禁 褥 瘡 ) (19) 悪 性 腫 瘍 [1] 維 持 治 療 期 の 悪 性 腫 瘍 [2] 緩 和 ケア( 疼 痛 管 理 疼 痛 以 外 の 症 状 管 理 悲 嘆 と 喪 失 に 対 するカウンセリング グリーフケア 等 を 含 む) 4. 適 切 な 医 療 介 護 連 携 を 行 うために 介 護 保 険 制 度 の 仕 組 みやケアプランに 則 した 各 種 サービス の 実 際 更 には 介 護 保 険 制 度 における 医 師 の 役 割 および 医 療 介 護 連 携 の 重 要 性 を 理 解 して 下 記 の 活 動 を 地 域 で 経 験 する (1) 介 護 認 定 審 査 に 必 要 な 主 治 医 意 見 書 の 作 成 11

13 (2) 各 種 の 居 宅 介 護 サービスおよび 施 設 介 護 サービスについて 患 者 家 族 に 説 明 し その 適 応 を 判 断 (3)ケアカンファレンスにおいて 必 要 な 場 合 には 進 行 役 を 担 い 医 師 の 立 場 から 適 切 にアドバイスを 提 供 (4)グループホーム 老 健 施 設 特 別 養 護 老 人 ホームなどの 施 設 入 居 者 の 日 常 的 な 健 康 管 理 を 実 施 (5) 施 設 入 居 者 の 急 性 期 の 対 応 と 入 院 適 応 の 判 断 を 医 療 機 関 と 連 携 して 実 施 5. 地 域 の 医 師 会 や 行 政 と 協 力 し 地 域 での 保 健 予 防 活 動 に 寄 与 するために 以 下 の 活 動 を 経 験 す る (1) 特 定 健 康 診 査 の 事 後 指 導 (2) 特 定 保 健 指 導 への 協 力 (3) 各 種 がん 検 診 での 要 精 査 者 に 対 する 説 明 と 指 導 (4) 保 育 所 幼 稚 園 小 学 校 中 学 校 において 健 診 や 教 育 などの 保 健 活 動 に 協 力 (5) 産 業 保 健 活 動 に 協 力 (6) 健 康 教 室 ( 高 血 圧 教 室 糖 尿 病 教 室 など)の 企 画 運 営 に 協 力 12

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