目 次 Ⅰ 和 歌 山 県 不 登 校 対 策 に 係 る 有 識 者 会 議 の 設 置 について 1 1 有 識 者 会 議 設 置 の 趣 旨 1 2 長 期 欠 席 と 不 登 校 1 Ⅱ 有 識 者 会 議 のまとめ 4 1 不 登 校 を 生 まない 学 校 づくり 6 2 未 然 防

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1 和 歌 山 県 不 登 校 対 策 に 係 る 有 識 者 会 議 まとめ 平 成 28 年 7 月 和 歌 山 県 不 登 校 対 策 に 係 る 有 識 者 会 議

2 目 次 Ⅰ 和 歌 山 県 不 登 校 対 策 に 係 る 有 識 者 会 議 の 設 置 について 1 1 有 識 者 会 議 設 置 の 趣 旨 1 2 長 期 欠 席 と 不 登 校 1 Ⅱ 有 識 者 会 議 のまとめ 4 1 不 登 校 を 生 まない 学 校 づくり 6 2 未 然 防 止 の 取 り 組 み 10 3 早 期 発 見 早 期 対 応 の 取 り 組 み 12 4 学 校 復 帰 支 援 の 取 り 組 み 14 参 考 資 料 17

3 Ⅰ 和 歌 山 県 不 登 校 対 策 に 係 る 有 識 者 会 議 の 設 置 について 和 歌 山 県 教 育 委 員 会 1 有 識 者 会 議 設 置 の 趣 旨 不 登 校 は 学 校 教 育 における 喫 緊 の 大 きな 課 題 である とりわけ 和 歌 山 県 は 不 登 校 児 童 生 徒 の 出 現 率 が 高 水 準 で 推 移 しており 文 部 科 学 省 平 成 26 年 度 児 童 生 徒 の 問 題 行 動 等 生 徒 指 導 上 の 諸 問 題 に 関 する 調 査 の 不 登 校 に 関 する 結 果 では 児 童 生 徒 1000 人 あたりの 不 登 校 児 童 生 徒 数 は 小 学 校 では 全 国 平 均 3.9 人 に 対 し5.3 人 中 学 校 は27.6 人 に 対 し32.1 人 であり 全 国 に 比 べて 極 めて 高 い 現 状 となっている このため 本 県 ではこれまでも 魅 力 ある 学 校 づくり 集 団 づくり 等 による 未 然 防 止 や 早 期 発 見 教 育 相 談 主 事 やスクールカウンセラー スクールソーシャルワーカー による 早 期 対 応 や 学 校 復 帰 に 向 けた 取 り 組 み 等 不 登 校 対 策 に 取 り 組 んできた 加 え て 平 成 27 年 度 には すべての 公 立 小 中 学 校 を 対 象 に 累 計 5 日 以 上 欠 席 した 児 童 生 徒 の 個 人 状 況 学 校 対 応 状 況 シート を 作 成 し 不 登 校 の 早 期 発 見 早 期 対 応 に 努 め た しかしながら 不 登 校 が 学 校 教 育 の 根 幹 に 関 わる 最 重 要 課 題 であるという 認 識 に 立 ち 本 県 の 不 登 校 の 現 状 に 鑑 みれば より 有 効 な 対 策 を 講 じなければならないと 判 断 した このため 県 内 外 の 多 方 面 の 有 識 者 による 和 歌 山 県 不 登 校 対 策 に 係 る 有 識 者 会 議 を 設 置 し 不 登 校 に 関 連 する 施 策 の 現 状 と 課 題 について 協 議 いただくとともに 今 後 の 学 校 内 外 における 不 登 校 を 生 まないための 方 策 や 不 登 校 児 童 生 徒 への 支 援 及 び 学 校 復 帰 に 向 けた 方 策 等 について 具 体 的 な 提 案 をいただくことにした 2 長 期 欠 席 と 不 登 校 (1) 長 期 欠 席 の 理 由 文 部 科 学 省 児 童 生 徒 の 問 題 行 動 等 生 徒 指 導 上 の 諸 問 題 に 関 する 調 査 では 長 期 欠 席 ( 年 度 間 に30 日 以 上 の 欠 席 なお 欠 席 は 連 続 である 必 要 はない )を 病 気 や 経 済 的 理 由 不 登 校 その 他 に 分 類 している なお 病 気 とは 心 身 の 故 障 やけがなどで 入 院 通 院 自 宅 療 養 のため 欠 席 し ていることをさし 経 済 的 理 由 とは 家 計 が 苦 しく 教 育 費 が 出 せない 本 人 が 働 いて 家 計 を 助 けているなどの 理 由 で 学 校 を 休 んでいることをさす また その 他 とは 病 気 経 済 的 理 由 不 登 校 のいずれにも 該 当 しない 理 由 により 長 期 欠 席 した 者 としている 病 気 経 済 的 理 由 あるいは その 他 については 重 なって 不 登 校 とな っていたり これらの 理 由 の 一 つが 要 因 となって 不 登 校 となったりすることもある ため 不 登 校 対 策 にあたっては 長 期 欠 席 全 体 を 視 野 に 入 れて 取 り 組 むことが 重 要 である (2) 不 登 校 の 定 義 不 登 校 は 何 らかの 心 理 的 情 緒 的 身 体 的 あるいは 社 会 的 要 因 背 景 により 児 童 生 徒 が 登 校 しない あるいはしたくともできない 状 況 にあること(ただし 病 気 や 経 済 的 な 理 由 による 者 を 除 く ) と 定 義 されている ( 文 部 科 学 省 児 童 生 徒 の 問 題 行 動 等 生 徒 指 導 上 の 諸 問 題 に 関 する 調 査 ) - 1 -

4 (3) 複 雑 に 絡 み 合 う 様 々な 要 因 学 校 を 欠 席 しはじめるきっかけは 図 のように 複 雑 に 絡 み 合 っている 場 合 が 多 図 い また その 他 の 要 因 として 近 年 の 児 童 生 徒 の 社 会 性 等 をめぐる 課 題 や 核 家 族 化 少 子 化 地 域 における 人 間 関 係 の 希 薄 化 などによる 家 庭 の 孤 立 等 について も 指 摘 されている さらに 特 別 な 配 慮 を 必 要 とする 児 童 生 徒 や 起 立 性 調 節 障 害 の 児 童 生 徒 が 長 期 欠 席 に 至 る 事 例 が 少 なくないとの 指 摘 も あり 欠 席 しはじめるきっかけは 多 様 化 複 雑 化 している 欠 席 しはじめる 要 因 の 参 考 例 県 教 育 委 員 会 作 成 1 学 校 における 人 間 関 係 いじめ 女 子 生 徒 は 真 面 目 な 学 習 態 度 で 不 真 面 目 な 級 友 を 注 意 することが 多 かった このことに 腹 を 立 てた 生 徒 がSNSを 使 って 女 子 生 徒 をからかったり 無 視 した りするよう 広 めた 女 子 生 徒 に 対 するいじめは 徐 々にエスカレートし その 結 果 女 子 生 徒 は 登 校 を 渋 るようになり 欠 席 が 増 えていった 2 不 安 いじめを 除 く 友 人 関 係 をめぐる 問 題 友 人 に 気 を 遣 いながら 学 校 生 活 を 送 っていた 女 子 生 徒 は ある 日 別 の 学 級 の 生 徒 から 女 子 生 徒 のことを 友 人 が 嫌 がっているらしいとの 話 を 聞 いた 女 子 生 徒 は 体 調 不 良 を 訴 え 登 校 しづらくなった 3 学 校 における 人 間 関 係 いじめを 除 く 友 人 関 係 をめぐる 問 題 コミュニケーションをとることが 苦 手 な 女 子 児 童 は 良 好 な 友 人 関 係 を 築 くこと が 難 しく 級 友 とトラブルになることが 多 かった その 結 果 学 級 で 孤 立 するこ とが 多 くなり 欠 席 する 日 が 増 えた 4 不 安 教 員 との 関 係 をめぐる 問 題 ある 児 童 は 授 業 中 騒 いでいた 同 じ 学 級 の 児 童 が 廊 下 で 担 任 から 指 導 されてい る 様 子 を 見 て 自 分 も 叱 られるのではないかという 不 安 を 強 く 感 じ 登 校 を 渋 る ようになった 5 不 安 学 業 の 不 振 ある 教 科 が 苦 手 な 児 童 は 徐 々に 授 業 についていけなくなってきた 学 習 内 容 の 定 着 も 不 十 分 なままだったので 宿 題 等 の 家 庭 学 習 も 自 分 一 人 ではできなかっ た やがて 体 調 不 良 を 訴 え 保 健 室 やトイレに 行 くなど 授 業 を 避 けるように なり 欠 席 しがちになった - 2 -

5 6 不 安 学 業 の 不 振 進 路 に 係 る 不 安 親 子 関 係 をめぐる 問 題 父 は 厳 格 な 性 格 で 常 々 男 子 生 徒 に 対 し しっかりと 勉 強 して よい 学 校 に 行 かないと 社 会 人 になってから 苦 労 する と 伝 え 続 けていた しかし 中 学 校 3 年 生 の 夏 休 み 以 降 父 親 の 期 待 に 応 えられないような 成 績 になってからは 体 調 不 良 を 訴 えることが 多 くなってきた 7 あそび 非 行 学 校 のきまり 等 をめぐる 問 題 夏 休 み 以 降 頭 髪 や 服 装 が 乱 れ 始 めた 男 子 生 徒 に 対 して 教 員 は 指 導 を 繰 り 返 していた しかし 男 子 生 徒 の 行 動 はますますエスカレートし 喫 煙 や 深 夜 徘 徊 を 繰 り 返 すようになり 年 上 の 少 年 の 家 に 泊 まるなどの 生 活 を 続 け 登 校 しなく なっていった 8 学 校 における 人 間 関 係 クラブ 活 動 部 活 動 等 への 不 適 応 7 月 に3 年 生 が 引 退 し 新 チームの 発 表 があり 女 子 生 徒 は1 年 生 の 中 で1 人 だけレギュラーに 選 ばれた この 日 から 同 級 生 が 女 子 生 徒 を 避 けるようになり 2 年 生 の 口 調 も 厳 しくなった 女 子 生 徒 は 部 活 動 中 に 孤 立 することが 多 くなり 学 校 に 遅 刻 早 退 欠 席 が 増 えていった 9 学 校 における 人 間 関 係 いじめ 入 学 転 編 入 進 級 時 の 不 適 応 ある 児 童 は 転 校 した 新 しい 学 校 の 雰 囲 気 になじめず 休 み 時 間 は 一 人 で 過 ごす ことが 多 かった また 以 前 住 んでいた 地 方 の 方 言 を 理 由 にからかわれることが 多 く 遅 刻 早 退 が 増 えていった 10 スマホ 依 存 つながり 依 存 ある 男 子 児 童 は 夜 中 にスマートフォンを 使 ってオンラインゲームをしたり SNSに 書 き 込 みをしたりする 生 活 が 続 いていた その 結 果 生 活 のリズムが 昼 夜 逆 転 した また 様 々な 友 人 と 夜 中 にSNSでつながっているため 学 校 に 行 って 友 人 と 会 う 意 味 を 見 いだせなくなった 両 親 も 無 理 に 男 子 児 童 を 登 校 させよ うとせず 遅 刻 や 欠 席 が 増 えていった 11 起 立 性 調 節 障 害 中 学 校 に 進 学 後 男 子 生 徒 は 朝 ベッドから 起 き 上 がるのがつらい 日 が 続 い たので 病 院 で 診 察 を 受 けた 結 果 起 立 性 調 節 障 害 だと 診 断 された 欠 席 した 日 は 家 で 勉 強 しようとするが すぐにだるくなり 吐 き 気 も 出 る 薬 を 飲 み 続 けて いるが 体 調 は 改 善 されない 12 家 庭 環 境 (ケース1) 女 子 生 徒 の 家 は 両 親 ともに 仕 事 が 続 かず 収 入 がほとんど 無 いため 生 活 が 苦 しかった 子 供 が 多 いこともあり 年 長 者 である 女 子 生 徒 がアルバイトや 家 事 全 般 をさせられているため 欠 席 が 増 えていった 13 家 庭 環 境 (ケース2) 男 子 児 童 の 両 親 は 離 婚 し 母 親 に 養 育 されることになったが 母 親 は 家 庭 のこ とを 何 もせず 仕 事 もしないで 毎 日 のように 夜 遅 くまで 家 に 戻 ってこなかった その 結 果 食 生 活 を 含 めて 男 子 児 童 の 基 本 的 な 生 活 習 慣 が 乱 れていき 遅 刻 や 欠 席 が 増 えていった - 3 -

6 Ⅱ 有 識 者 会 議 のまとめ 和 歌 山 県 不 登 校 対 策 に 係 る 有 識 者 会 議 本 来 学 校 は すべての 児 童 生 徒 にとって 楽 しい 学 びの 場 であり 元 来 もっている 好 奇 心 や 向 学 心 を 満 たしてくれる 魅 力 あるところでなければならない また 様 々な 体 験 や 仲 間 づくりの 活 動 をとおして 社 会 性 を 育 み 将 来 にわたって 自 立 し 夢 や 目 的 をも った 大 人 へと 成 長 していく 準 備 をするところでもある しかし 今 日 の 学 校 では 社 会 や 経 済 の 変 化 に 伴 い 学 校 や 家 庭 地 域 社 会 も 大 きく 変 容 する 中 学 校 に 登 校 できない 児 童 生 徒 が 増 加 している 現 状 がある 我 々が 不 登 校 について 議 論 するにあたって 不 登 校 は 特 定 の 児 童 生 徒 に 特 有 の 問 題 が あることによって 起 こるものではなく どの 児 童 生 徒 にも 起 こり 得 るものとして 捉 える ことを 前 提 とした 不 登 校 の 背 景 としては 本 人 学 校 家 庭 に 関 わる 様 々な 要 因 が 複 雑 に 絡 み 合 っている 場 合 が 多 く 一 人 一 人 が 抱 えている 現 状 が 異 なるということを 認 識 することが 必 要 である また 不 登 校 とは 結 果 として 学 校 に 行 けない 状 態 になっているということであり 現 状 に 苦 しむ 児 童 生 徒 とその 保 護 者 等 に 対 して その 原 因 や 方 法 のみを 論 ずるだけでは 決 して 解 決 は 望 めない 学 校 や 家 庭 地 域 社 会 が 不 登 校 の 児 童 生 徒 保 護 者 に 寄 り 添 い その 悩 みや 登 校 できない 現 状 を 共 感 して 受 け 入 れる 姿 勢 をもつことが 児 童 生 徒 の 自 信 を 回 復 するために 大 切 である 不 登 校 の 児 童 生 徒 にとって 自 分 を 理 解 してくれる 人 との 信 頼 関 係 をつくり 上 げていく 過 程 そのものが 社 会 性 や 人 間 性 を 育 むことにつな がり それが 結 果 として 社 会 的 な 自 立 にむすびつき 登 校 にも 前 向 きになることが 期 待 される さらに 不 登 校 の 児 童 生 徒 が 登 校 できるよう 学 校 や 家 庭 地 域 社 会 はその 環 境 を 整 えることが 重 要 である 加 えて 不 登 校 の 児 童 生 徒 が 自 らの 意 志 で 学 校 に 復 帰 す ることが 望 ましいが 児 童 生 徒 の 実 情 に 応 じた 登 校 への 働 きかけを 行 うことも 必 要 であ る これらのことを 共 通 認 識 した 上 で 本 会 議 では 不 登 校 を 一 義 的 に 捉 えるのではなく 児 童 生 徒 を 取 り 巻 く 教 育 環 境 全 体 について 考 えなければならない 教 育 的 課 題 であると 位 置 付 けた 本 会 議 において 各 委 員 が 専 門 的 な 立 場 から 不 登 校 を 生 まない 教 育 環 境 不 登 校 予 防 のための 教 育 環 境 の 実 現 のため 楽 しい 学 校 づくり わかる 授 業 の 工 夫 学 校 長 のリーダーシップ ICTを 活 用 した 不 登 校 児 童 生 徒 の 学 力 保 障 スクールカ ウンセラー スクールソーシャルワーカーの 拡 充 及 びスーパーバイザーの 設 置 児 童 生 徒 を 的 確 に 捉 えるアセスメントの 重 要 性 欠 席 しがちな 児 童 生 徒 の 校 種 間 を 含 む 情 報 共 有 定 期 的 な 欠 席 者 対 応 会 議 の 開 催 ( 不 登 校 児 童 生 徒 ) 支 援 コーディネータ - 4 -

7 ーの 設 置 不 登 校 に 関 する 成 功 モデルの 提 示 不 登 校 対 策 に 特 化 したモデル 校 の 設 置 教 育 行 政 の 果 たすべき 役 割 特 別 支 援 教 育 の 視 点 からの 学 校 づくり 教 員 の 資 質 向 上 及 び 児 童 生 徒 と 向 き 合 う 時 間 の 確 保 体 験 活 動 の 重 要 性 キャリア 教 育 の 必 要 性 不 登 校 の 児 童 生 徒 への 復 帰 支 援 学 校 家 庭 地 域 の 連 携 学 校 及 び 地 域 での 居 場 所 づくり 要 保 護 児 童 対 策 地 域 協 議 会 との 連 携 乳 幼 児 健 診 時 からの 連 携 医 療 機 関 との 連 携 等 々 多 岐 にわたり 議 論 を 重 ねた 和 歌 山 県 教 育 委 員 会 から 不 登 校 対 策 への 提 案 を 託 された 本 会 議 では これまでの 取 り 組 みの 妥 当 性 や 新 たに 付 加 すべき 点 はないか 等 様 々な 観 点 から 吟 味 し 不 登 校 を 生 ま ない 学 校 づくり 未 然 防 止 の 取 り 組 み 早 期 発 見 早 期 対 応 の 取 り 組 み 学 校 復 帰 支 援 の 取 り 組 み の 各 項 目 に 整 理 した 本 提 案 が 和 歌 山 県 の 不 登 校 対 策 の 施 策 に 生 かされ 和 歌 山 県 の 学 校 家 庭 地 域 関 係 機 関 等 が 力 を 結 集 して 取 り 組 まれることにより すべての 児 童 生 徒 が 学 校 で 楽 し く 過 ごし 一 人 一 人 が 自 信 と 誇 りをもち 将 来 の 夢 と 希 望 が 実 現 できることを 期 待 し 以 下 のとおり 具 体 的 なことについて 提 案 する また 和 歌 山 県 の 取 り 組 みが 全 国 に 向 けて 発 信 され 参 考 となることを 期 待 する - 5 -

8 1 不 登 校 を 生 まない 学 校 づくり (1) わかる 授 業 づくりと 主 体 的 協 働 的 な 学 びを 保 障 すること 各 教 科 等 においては 個 々の 理 解 の 状 況 や 習 熟 の 程 度 に 応 じた 少 人 数 指 導 や 板 書 の 工 夫 ICTの 活 用 主 体 的 協 働 的 な 学 びの 推 進 など わかる 授 業 づくりを 行 うことが 重 要 である また 一 斉 授 業 においても 教 師 と 児 童 生 徒 の 信 頼 関 係 の もと 個 々との 関 わりを 大 切 にした 授 業 を 行 うことが 重 要 である ( 教 員 の 指 導 力 向 上 に 向 けた 取 り 組 み 例 ) 授 業 力 を 向 上 させるための 工 夫 として 優 良 な 実 践 事 例 を 収 集 し 校 内 研 修 や 教 員 の 自 己 研 修 で 活 用 できるようDVD 等 を 配 付 教 員 が 互 いに 授 業 を 参 観 し 合 う 機 会 を 設 け 優 れた 取 り 組 みを 共 有 ICTの 活 用 力 向 上 に 向 けた 校 内 研 修 の 実 施 ねらいが 明 確 な 授 業 の 実 施 (ねらいと 指 導 に 応 じた 評 価 規 準 評 価 計 画 の 作 成 ) 生 活 に 結 び 付 ける 意 欲 好 奇 心 感 情 を 揺 さぶる 授 業 の 実 施 子 供 同 士 が 協 力 し 合 って 取 り 組 む 課 題 解 決 学 習 の 実 施 (2) 知 る 喜 び 発 見 する 楽 しさのある 学 習 を 取 り 入 れること 体 験 に 結 び 付 けた 学 習 や 多 方 面 に 発 展 する 学 習 など 子 供 たちに 知 る 喜 びや 発 見 する 楽 しさのある 学 習 を 取 り 入 れることも 重 要 である ( 体 験 に 結 び 付 けた 学 習 の 取 り 組 み 例 ) 教 員 免 許 を 有 する 地 域 住 民 等 を 町 の 先 生 村 の 先 生 として 採 用 し ティ ームティーチングや 放 課 後 の 補 充 学 習 等 で 活 用 地 域 の 人 材 を 活 用 した 体 験 的 な 学 習 を 教 科 や 総 合 的 な 学 習 の 時 間 等 で 計 画 的 に 実 施 (3) 学 業 不 振 に 至 った 実 態 を 適 切 に 把 握 すること 学 業 不 振 で 不 登 校 となり また そのことが 不 登 校 を 長 引 かせている 要 因 となっ ているケースもあることから 学 業 不 振 となったきっかけや 実 態 を 適 切 に 把 握 する ことが 重 要 である (4) 児 童 生 徒 の 学 力 を 保 障 する 補 充 学 習 を 徹 底 すること すべての 児 童 生 徒 が 授 業 を 理 解 できる 学 力 を 身 に 付 けるよう 教 員 は 個 々の 児 童 生 徒 の 課 題 に 応 じた 補 充 学 習 を 徹 底 することが 必 要 である ( 補 充 学 習 への 支 援 例 ) 退 職 教 員 や 教 員 免 許 を 有 する 地 域 住 民 将 来 教 員 を 志 望 する 大 学 生 等 の 学 習 ボランティアの 支 援 による 補 充 学 習 の 実 施 - 6 -

9 (5) 将 来 への 夢 や 目 的 をもてるようキャリア 教 育 を 行 うこと 児 童 生 徒 が 主 体 的 かつ 意 欲 的 に 登 校 するには その 学 習 内 容 が 社 会 や 自 らの 生 活 と 接 点 や 関 わりがあることを 実 感 させることが 大 切 である そのため 自 らの 生 き 方 を 考 え 将 来 への 夢 や 目 的 をもてるよう 地 域 や 社 会 での 体 験 活 動 等 創 意 工 夫 を 凝 らした 教 育 を 行 うことが 重 要 である (6) 教 員 の 資 質 ( 子 供 を 理 解 する 力 適 切 に 支 援 する 力 子 供 保 護 者 の 願 いを 受 け 止 める 力 等 )を 向 上 すること 教 員 は 不 登 校 児 童 生 徒 に 係 る 理 解 を 深 め 適 切 に 支 援 する 力 とともに 児 童 生 徒 及 び 保 護 者 の 信 頼 を 得 ることが 重 要 であり 既 存 の 研 修 に 加 え 関 係 機 関 での 実 習 等 をとおして 常 に 研 鑽 を 積 まなければならない ( 研 修 例 ) 既 存 の 研 修 教 育 相 談 研 修 講 座 不 登 校 対 応 研 修 講 座 生 徒 指 導 研 修 講 座 学 級 集 団 づく り 研 修 講 座 支 援 コーディネーターの 研 修 各 学 校 の 不 登 校 対 策 の 中 核 となる 支 援 コーディネーターを 対 象 に 適 応 指 導 教 室 での 実 習 や 児 童 相 談 所 等 の 関 係 機 関 と 連 携 した 研 修 を 実 施 (7) 特 別 支 援 教 育 の 視 点 からの 校 内 体 制 づくり 各 学 校 では 特 別 支 援 教 育 を 推 進 するための 校 内 委 員 会 を 設 置 し 発 達 障 害 を 含 む 障 害 のある 児 童 生 徒 の 実 態 把 握 や 支 援 方 策 の 検 討 等 が 行 われている 不 登 校 の 背 景 や 要 因 の 分 析 にあたっては この 校 内 委 員 会 と 連 携 し 児 童 生 徒 を 多 面 的 に 理 解 し 支 援 する 校 内 体 制 づくりを 行 うことが 必 要 である ( 特 別 支 援 教 育 の 視 点 を 取 り 入 れた 取 り 組 み 例 ) どの 子 も わかる できる 授 業 づくりのアイデア~ 特 別 支 援 教 育 の 視 点 を 取 り 入 れた 新 しい 授 業 実 践 集 ~ を 活 用 した 校 内 研 修 の 実 施 欠 席 しがちな 児 童 生 徒 の 個 別 の 教 育 支 援 計 画 や 個 別 の 指 導 計 画 の 作 成 (8) 教 員 が 子 供 と 向 き 合 う 時 間 を 確 保 すること 教 員 は 子 供 の 変 化 やサインを 敏 感 に 察 知 し 早 急 に 対 応 できるよう きめ 細 か く 子 供 の 様 子 を 見 ることが 重 要 であり 子 供 と 向 き 合 うことのできる 時 間 を 確 保 す ることが 大 切 である そのため 校 長 は 形 式 的 な 会 議 や 委 員 会 を 行 わないことや 組 織 や 業 務 の 効 率 化 を 図 り 教 員 の 負 担 軽 減 に 努 めることが 必 要 である また 県 や 市 町 村 教 育 委 員 会 は 調 査 報 告 書 等 の 精 選 や 簡 素 化 を 図 るなど 学 校 への 負 担 軽 減 に 努 めること が 必 要 である - 7 -

10 ( 子 供 と 向 き 合 う 時 間 の 確 保 に 向 けた 取 り 組 み 例 ) 子 どもの 安 全 安 心 サポートマニュアル 見 逃 さないで! 子 どものSOS を 活 用 した 校 内 研 修 の 実 施 業 務 の 整 理 統 合 による 教 員 の 事 務 処 理 の 軽 減 (9) 校 長 のリーダーシップと 学 校 づくり 校 長 はリーダーシップを 発 揮 すること 校 長 は 育 てたい 子 供 像 や 教 育 目 標 について 教 員 や 保 護 者 地 域 の 共 通 理 解 を 図 るとともに 実 効 性 のある 具 体 的 な 教 育 計 画 を 策 定 し 不 登 校 に 対 して 課 題 を 共 有 してチーム 体 制 で 取 り 組 める 学 校 づくりを 行 うことが 必 要 である 学 校 は 子 供 たちにとって 楽 しい 学 びの 場 とすること 学 校 は 他 者 と 関 わりながら 楽 しく 学 ぶことをとおして 子 供 たちが 社 会 性 や 集 団 生 活 の 規 律 を 身 に 付 けることのできる 場 でもある 様 々な 教 育 活 動 を 通 じて 自 分 が 大 切 にされている 認 められていると 実 感 できるような 楽 しい 学 びの 場 にしな ければならない ( 楽 しい 学 びの 場 にするための 取 り 組 み 例 ) 児 童 生 徒 が 授 業 中 に 自 分 の 考 えを 主 体 的 に 発 言 したり グループ 等 で 助 け 合 ったりしながら 学 習 をすすめていく 授 業 を 実 践 学 級 活 動 (ホームルーム 活 動 )や 学 校 行 事 等 に 児 童 生 徒 が 積 極 的 に 参 画 みんなが 生 き 生 きとする 学 級 (ホームルーム) 集 団 をつくること 学 級 は すべての 教 育 活 動 の 基 盤 であり 学 級 が 安 定 することで 十 分 な 教 育 効 果 が 現 れる そのためには 教 員 は 誠 意 と 愛 情 をもって 子 供 と 向 き 合 い 日 々の 研 鑽 を 積 みながら 自 らの 力 量 を 高 め 望 ましい 学 級 集 団 をつくることが 必 要 である ( 学 級 集 団 (ホームルーム) 集 団 づくりの 取 り 組 み 例 ) 県 が 作 成 したリーフレット みんな 生 き 生 き! 学 級 集 団 づくり を 活 用 した 校 内 研 修 を 実 施 道 徳 教 育 を 充 実 すること 道 徳 の 授 業 や 学 級 活 動 等 において 和 歌 山 県 が 作 成 した 道 徳 読 み 物 資 料 集 等 を 活 用 して 計 画 的 に 児 童 生 徒 に 自 立 した 人 間 として 他 者 とよりよく 生 きようとす る 道 徳 性 を 育 み 学 校 の 教 育 活 動 全 体 を 通 じて 児 童 生 徒 の 自 尊 感 情 や 自 己 肯 定 感 を 高 めることが 重 要 である - 8 -

11 地 域 と 連 携 した 体 験 活 動 を 充 実 させること 学 習 内 容 が 社 会 との 接 点 や 関 わりをもち 将 来 の 社 会 的 な 自 立 を 子 供 が 実 感 する ためには 学 校 外 の 多 様 な 人 材 や 関 係 機 関 の 協 力 を 得 た 体 験 活 動 が 効 果 的 である 社 会 総 がかりで 児 童 生 徒 を 育 む 意 識 を 醸 成 し 学 びの 充 実 を 図 るため 県 が 推 進 し ている 共 育 コミュニティ をはじめ 地 域 とともにある 学 校 づくりを 進 めなけれ ばならない ( 体 験 活 動 の 充 実 に 向 けた 取 り 組 み 例 ) 地 域 の 方 々をゲストティーチャーとして 招 き 児 童 生 徒 が 地 域 の 伝 統 文 化 や 行 事 等 を 学 ぶ 機 会 を 設 定 児 童 生 徒 が 地 域 で 働 く 方 々と 将 来 の 夢 をテーマに 語 り 合 ったり 地 域 の 防 災 に 係 る 行 事 等 を 合 同 で 行 ったりするなど 地 域 社 会 とのつながりを 深 める 取 り 組 みを 実 施 (10) 家 庭 地 域 関 係 機 関 等 と 一 体 となって 取 り 組 むこと 小 中 高 等 学 校 等 児 童 生 徒 の 成 長 を 見 守 る 縦 の 連 携 と 教 育 委 員 会 をはじめ 適 応 指 導 教 室 児 童 相 談 所 警 察 病 院 要 保 護 児 童 対 策 地 域 協 議 会 等 児 童 生 徒 を 支 援 する 関 係 機 関 との 横 の 連 携 を 強 めなければならない ( 連 携 した 取 り 組 みの 活 動 例 ) 欠 席 しがちな 児 童 生 徒 に 対 して 担 任 及 び 関 係 教 員 等 が 家 庭 訪 問 を 行 ったり 保 護 者 と 連 絡 をとったりしながら 児 童 生 徒 の 状 況 を 共 有 中 学 校 区 内 での 小 中 学 校 連 携 会 議 や 高 等 学 校 との 定 期 的 な 情 報 交 換 管 理 職 や 支 援 コーディネーターによる 民 生 児 童 委 員 や 青 少 年 補 導 委 員 児 童 相 談 所 や 警 察 等 の 関 係 機 関 への 訪 問 と 情 報 共 有 要 保 護 児 童 対 策 地 域 協 議 会 における 情 報 共 有 と 児 童 生 徒 の 状 況 改 善 に 向 けての 協 議 要 保 護 児 童 対 策 地 域 協 議 会 虐 待 を 受 けた 子 どもを 始 めとする 要 保 護 児 童 等 の 早 期 発 見 及 び 適 切 な 支 援 を 図 るために 福 祉 機 関 保 健 機 関 教 育 機 関 医 療 機 関 等 の 関 係 機 関 が 連 携 を 図 り 要 保 護 児 童 等 に 関 する 情 報 や 考 え 方 を 共 有 し 支 援 の 内 容 を 具 体 的 に 協 議 する 場 - 9 -

12 2 未 然 防 止 の 取 り 組 み (1) 児 童 生 徒 理 解 教 育 支 援 シート( 仮 称 ) を 学 校 間 で 共 有 し 切 れ 目 ない 支 援 を 行 うこと 欠 席 しがちな 児 童 生 徒 の 状 況 や 具 体 的 な 支 援 の 内 容 ケース 会 議 の 内 容 等 を 記 し た 児 童 生 徒 理 解 教 育 支 援 シート( 仮 称 ) を 進 学 する 学 校 ( 転 編 入 も 含 む )に 引 き 継 ぎ 切 れ 目 のない 支 援 を 行 う (2) スクールカウンセラー スクールソーシャルワーカーの 拡 充 及 びスーパーバイザー を 設 置 すること 不 登 校 に 係 る 未 然 防 止 から 学 校 復 帰 支 援 の 各 段 階 で 子 供 の 内 面 と 環 境 に 働 きか けるこれら 専 門 家 の 支 援 は 欠 かせない 行 政 はこうした 教 育 相 談 体 制 を 拡 充 し 学 校 の 教 育 力 を 高 める 必 要 がある また 不 登 校 の 出 現 率 が 高 い 学 校 には スクール カウンセラーやスクールソーシャルワーカーの 常 設 も 検 討 しなければならない また スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーのスーパーバイザー 制 を 導 入 し 経 験 豊 富 なスーパーバイザーがスクールカウンセラーやスクールソー シャルワーカーを 支 援 指 導 できる 体 制 を 整 備 する 必 要 がある さらに 人 材 が 不 足 しているスクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカ ーの 育 成 について 関 係 機 関 と 連 携 しながら 進 める 必 要 がある (3) すべての 教 員 が 受 講 する 不 登 校 に 特 化 した 研 修 を 実 施 すること 効 果 的 な 支 援 を 行 うためには 一 人 一 人 の 子 供 に 対 してどのような 支 援 が 適 切 か を 見 立 てる(アセスメントを 行 う)ことが 必 要 である そのため すべての 教 員 が 不 登 校 に 関 する 事 例 を 学 び 子 供 を 理 解 した 上 で こうした 力 を 高 められるよう 様 々な 形 態 で 研 修 を 実 施 することが 必 要 である ( 研 修 例 ) スクールカウンセラー スクールソーシャルワーカーと 教 員 による 事 例 検 討 研 修 の 実 施 学 級 集 団 の 状 況 を 客 観 的 に 分 析 し 集 団 の 力 を 高 めるための 研 修 の 実 施 (4) 不 登 校 に 関 する 取 り 組 みの 成 功 モデルを 提 示 すること 不 登 校 を 生 まない 不 登 校 を 予 防 する 環 境 づくりを 実 践 している 学 校 をモデルに するなど 不 登 校 対 策 に 係 る 効 果 的 な 施 策 や 実 践 事 例 等 の 情 報 を 収 集 共 有 し 県 内 に 広 めていくことが 重 要 である

13 ( 不 登 校 対 策 に 係 る 効 果 的 な 施 策 や 実 践 事 例 ) 魅 力 ある 学 校 づくりを 推 進 するモデル 校 の 設 置 学 校 間 や 校 種 を 超 えた 情 報 交 換 会 議 等 積 極 的 な 連 携 の 推 進 ICTを 活 用 した 効 果 的 な 学 習 支 援 の 研 究 と 好 事 例 の 普 及 児 童 生 徒 の 知 的 好 奇 心 を 刺 激 する 授 業 づくりに 向 けた 研 究 (5) 幼 稚 園 保 育 所 認 定 こども 園 と 小 学 校 との 円 滑 な 接 続 を 行 うこと 子 供 の 様 子 ( 得 意 なこと 苦 手 なこと 人 間 関 係 ) 保 護 者 に 対 する 子 育 て 支 援 地 域 での 関 係 機 関 との 関 わり 等 について 定 期 的 計 画 的 に 情 報 を 共 有 することが 大 切 である また 小 学 校 入 学 後 の 子 供 の 育 ち( 気 になる 行 動 保 護 者 の 関 わり 等 ) についても 情 報 を 共 有 することが 重 要 である ( 円 滑 な 接 続 に 向 けた 取 り 組 み 例 ) 小 学 校 区 での 小 学 校 幼 稚 園 保 育 所 認 定 こども 園 による 連 携 会 議 を 定 期 的 に 開 催 連 携 会 議 には 管 理 職 関 係 教 員 に 加 え スクールカウンセラー スクールソ ーシャルワーカー 及 び 福 祉 関 係 職 員 等 も 参 加 (6) 基 本 的 生 活 習 慣 を 確 立 する 取 り 組 みを 進 めること 子 供 が 生 き 生 きとした 学 校 生 活 を 送 るためには 基 本 的 生 活 習 慣 の 確 立 が 不 可 欠 である 基 本 的 生 活 習 慣 の 乱 れが 学 習 意 欲 や 体 力 気 力 の 低 下 の 要 因 の 一 つとし て 指 摘 されていることから 早 ね 早 おき 朝 ごはん の 徹 底 等 の 取 り 組 みを 充 実 させることが 必 要 である ( 基 本 的 生 活 習 慣 の 確 立 に 向 けた 取 り 組 み 例 ) ガイドブック やっぱり 大 切! 早 ね 早 おき 朝 ごはん! を 小 学 校 に 入 学 する 児 童 の 保 護 者 に 配 付 早 ね 早 おき 朝 ごはん の 大 切 さについて 幼 児 や 児 童 及 び 保 護 者 等 に 周 知

14 3 早 期 発 見 早 期 対 応 の 取 り 組 み (1) 累 計 5 日 以 上 欠 席 した 児 童 生 徒 の 個 人 状 況 学 校 対 応 状 況 シート を 積 極 的 に 活 用 すること 学 校 市 町 村 教 育 委 員 会 教 育 支 援 事 務 所 が 欠 席 しがちな 子 供 の 状 況 を 累 計 5 日 以 上 欠 席 した 児 童 生 徒 の 個 人 状 況 学 校 対 応 状 況 シート 等 によって 把 握 共 有 し 不 登 校 の 早 期 発 見 早 期 対 応 に 積 極 的 に 取 り 組 むことが 重 要 である (2) すべての 教 員 が 不 登 校 に 取 り 組 む 実 践 資 料 (マニュアル)を 活 用 すること 県 教 育 委 員 会 は すべての 教 員 が 活 用 できる 実 践 資 料 (マニュアル)を 作 成 する 必 要 がある 教 員 はこれを 活 用 し 不 登 校 についての 正 しい 理 解 と 対 応 を 共 有 し 共 通 認 識 に 基 づいて 取 り 組 むことが 大 切 である ( 実 践 資 料 (マニュアル) 掲 載 内 容 ) 不 登 校 の 背 景 や 要 因 を 把 握 することについて 正 確 なアセスメント について 個 々の 要 因 に 応 じた 支 援 の 方 法 について チーム 支 援 のための 体 制 づくりについて アセスメント 児 童 生 徒 の 問 題 課 題 を 表 面 的 にみるのではなく 子 供 を 取 り 巻 く 環 境 心 理 や 発 達 の 視 点 等 か ら 総 合 的 多 面 的 に 判 断 し 見 立 てること (3) 不 登 校 に 対 して 機 能 する 組 織 づくり 担 任 だけでなく チームで 取 り 組 む 組 織 をつくること 担 任 一 人 に 任 せるのではなく 校 長 のリーダーシップのもと 心 理 の 専 門 家 であ るスクールカウンセラー 福 祉 の 専 門 家 であるスクールソーシャルワーカー 等 や 関 係 機 関 等 の 参 画 も 得 ながら チームで 取 り 組 む 組 織 づくりを 行 わなければならない 支 援 コーディネーターの 役 割 を 明 確 化 すること 不 登 校 対 策 に 係 る 計 画 の 策 定 組 織 の 編 成 と 連 絡 調 整 不 登 校 児 童 生 徒 の 状 況 や 今 後 の 取 り 組 み 等 を 記 載 する 児 童 生 徒 理 解 教 育 支 援 シート( 仮 称 ) の 取 りまと め スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカー 等 との 連 携 の 要 となる 教 員 を 支 援 コーディネーターとして 明 確 に 位 置 付 けることが 必 要 である ( 支 援 コーディネーターの 活 動 例 ) ケース 会 議 等 の 運 営 スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカー 及 び 関 係 機 関 等 の 連 絡 調 整 ケース 会 議 児 童 生 徒 の 状 況 を 適 切 に 把 握 し 継 続 的 組 織 的 に 支 援 するため スクールカウンセラーやスク ールソーシャルワーカー 関 係 する 教 員 等 で 児 童 生 徒 の 支 援 方 法 等 を 協 議 する 会 議

15 (4) 的 確 なアセスメントを 行 い 学 校 のケース 会 議 を 充 実 すること スクールカウンセラー スクールソーシャルワーカー 等 や 教 育 支 援 事 務 所 に 配 置 している 教 育 相 談 主 事 を 活 用 し ケース 会 議 を 定 期 的 にもち 適 切 なアセスメント を 行 い 不 登 校 児 童 生 徒 への 支 援 を 組 織 的 計 画 的 に 行 うことが 重 要 である (ケース 会 議 での 内 容 例 ) 具 体 的 な 不 登 校 支 援 策 の 決 定 に 向 けた 協 議 と 短 期 的 長 期 的 な 見 通 しの 設 定 変 化 の 見 取 りによる 定 期 的 な 支 援 の 評 価 や 見 直 しの 検 討 (5) 登 校 支 援 等 を 行 う 児 童 生 徒 支 援 員 ( 仮 称 )を 配 置 すること 個 々の 児 童 生 徒 に 合 った 支 援 計 画 に 基 づき その 児 童 生 徒 の 登 校 を 促 したり 登 校 後 の 支 援 が 必 要 な 場 合 に 対 応 したりする 児 童 生 徒 支 援 員 ( 仮 称 )を 学 校 に 配 置 する などの 人 的 措 置 を 講 じることが 必 要 である 児 童 生 徒 支 援 員 ( 仮 称 )の 役 割 として 児 童 生 徒 の 登 校 時 の 声 かけや 家 庭 訪 問 教 室 に 入 れない 児 童 生 徒 の 対 応 等 をサポ ートする (6) 児 童 相 談 所 医 療 機 関 等 との 連 絡 相 談 を 密 にし 欠 席 しがちな 児 童 生 徒 への 組 織 的 計 画 的 な 支 援 体 制 を 整 備 すること 児 童 相 談 所 等 との 連 携 児 童 生 徒 のみならず 家 庭 への 適 切 な 働 きかけや 支 援 を 行 うため 学 校 と 児 童 相 談 所 等 の 福 祉 機 関 とが 連 携 し 児 童 生 徒 や 家 庭 の 実 態 に 応 じた 支 援 策 を 実 施 してい く 必 要 がある その 際 学 校 福 祉 機 関 をつなぐスクールソーシャルワーカーを 拡 充 することが 必 要 である 医 療 機 関 等 との 連 携 欠 席 しがちな 児 童 生 徒 の 中 には 自 律 神 経 のリズムの 乱 れによる 起 立 性 調 節 障 害 等 が 起 因 している 場 合 もあるため 心 身 の 健 康 状 態 について 正 確 に 把 握 し 対 応 する 必 要 がある 医 療 機 関 の 受 診 状 況 を 確 認 し 配 慮 事 項 について 保 護 者 と 共 有 すると ともに 必 要 に 応 じて 保 護 者 の 承 諾 を 得 て 対 応 や 支 援 について 相 談 するなど 医 療 機 関 と 連 携 した 支 援 体 制 を 整 備 しなければならない ( 医 療 機 関 等 との 連 携 例 ) 乳 幼 児 検 診 等 での 関 わりをもつ 保 健 師 幼 稚 園 小 学 校 中 学 校 の 教 員 による 連 携 会 議 の 開 催 医 療 機 関 と 連 携 したケース 会 議 の 実 施

16 4 学 校 復 帰 支 援 の 取 り 組 み (1) 組 織 的 な 対 応 学 校 への 復 帰 の 支 援 の 取 り 組 みにおいては 児 童 生 徒 に 対 しどのように 対 応 した らよいかは 様 々なケースがあるため 実 践 資 料 (マニュアル)の 活 用 スクールカ ウンセラー 等 の 活 用 や ケース 会 議 を 開 催 し 組 織 的 に 対 応 することが 重 要 である ( 対 応 例 ) すべての 教 員 が 不 登 校 に 取 り 組 む 実 践 資 料 (マニュアル)を 活 用 すること 再 掲 P.12 不 登 校 に 対 して 機 能 する 組 織 づくり 再 掲 P.12 担 任 だけでなく チームで 取 り 組 む 組 織 をつくること 支 援 コーディネーターの 役 割 を 明 確 化 すること 的 確 なアセスメントを 行 い 学 校 のケース 会 議 を 充 実 すること 再 掲 P.13 スクールカウンセラー スクールソーシャルワーカーの 拡 充 及 びスーパーバイザ ーを 設 置 すること 再 掲 P.10 (2) 不 登 校 児 童 生 徒 の 学 力 保 障 を 支 援 すること 不 登 校 児 童 生 徒 の 学 力 を 保 障 することは 学 校 へ 復 帰 する 際 の 安 心 感 につながる ことから 学 習 支 援 の 体 制 を 確 立 することが 必 要 である ( 支 援 例 ) 適 応 指 導 教 室 の 拡 充 と 学 力 補 充 の 充 実 教 育 委 員 会 ホームページでの 教 科 書 に 準 じた 問 題 集 及 び 解 答 例 の 提 示 退 職 教 員 等 による 電 話 での 学 習 相 談 インターネットによる 学 力 向 上 に 係 る 動 画 の 配 信 (3) 不 登 校 傾 向 の 児 童 生 徒 や 学 校 復 帰 時 の 校 内 での 居 場 所 として 保 健 室 や 相 談 室 等 の 環 境 を 整 備 すること 安 心 感 や 信 頼 感 を 得 て 教 室 に 戻 る 準 備 ができる 居 場 所 として 保 健 室 や 相 談 室 が 果 たす 役 割 は 大 きい その 居 場 所 としての 保 健 室 や 相 談 室 等 の 環 境 整 備 とともに 養 護 教 諭 等 の 資 質 向 上 や 安 定 して 関 わることのできる 児 童 生 徒 支 援 員 ( 仮 称 ) 等 の 拡 充 を 図 ることが 必 要 である (4) 家 庭 教 育 支 援 チーム 等 による 相 談 対 応 や 訪 問 型 支 援 等 を 推 進 すること 家 庭 の 教 育 力 の 向 上 を 図 るため 家 庭 教 育 支 援 チーム 等 を 育 成 支 援 し 身 近 な 地 域 において 保 護 者 が 気 軽 に 相 談 できる 環 境 づくりや 情 報 や 学 習 機 会 の 提 供 等 地 域 全 体 で 家 庭 教 育 を 支 えていくことが 必 要 である

17 ( 家 庭 教 育 支 援 チームの 活 動 例 ) 子 育 て 中 の 保 護 者 と 子 育 て 支 援 者 等 が 共 に 子 育 てについて 語 り 合 い つながりを 深 める 機 会 を 定 期 的 に 設 定 市 町 村 と 連 携 して 各 家 庭 に 直 接 訪 問 し 個 々の 課 題 に 応 じて 支 援 するための 訪 問 型 家 庭 教 育 支 援 事 業 を 推 進 (5) すべての 市 町 村 に 適 応 指 導 教 室 を 設 置 すること 適 応 指 導 教 室 ( 学 習 の 援 助 をしながら 本 籍 校 に 復 帰 できることを 目 標 に 運 営 して いる 教 室 )は 学 校 と 連 携 して 学 校 に 登 校 しづらい 児 童 生 徒 の 家 庭 へ 訪 問 支 援 を 行 ったり 児 童 生 徒 理 解 教 育 支 援 シート( 仮 称 ) による 適 切 な 見 立 てを 行 ったり するなど 不 登 校 児 童 生 徒 の 支 援 の 中 核 となる 役 割 を 果 たすことから すべての 市 町 村 に 設 置 することが 必 要 である ( 適 応 指 導 教 室 の 活 動 例 ) 学 校 や 他 機 関 と 連 携 して 学 校 に 登 校 しづらい 児 童 生 徒 の 家 庭 へ 訪 問 支 援 の 実 施 児 童 生 徒 理 解 教 育 支 援 シート( 仮 称 ) をもとにして 学 校 と 協 力 した 児 童 生 徒 一 人 一 人 に 合 った 適 切 な 見 立 て 学 校 と 協 力 した 不 登 校 児 童 生 徒 の 保 護 者 に 対 しての 適 切 な 助 言 支 援 (6) 適 応 指 導 教 室 への 通 所 や 学 校 への 登 校 支 援 を 行 う 児 童 生 徒 支 援 員 ( 仮 称 )を 配 置 する こと 学 校 と 連 携 して 引 きこもり 傾 向 のある 児 童 生 徒 等 に 対 して 家 庭 を 訪 問 し 適 応 指 導 教 室 への 通 所 や 学 校 への 登 校 支 援 を 行 ったり 適 応 指 導 教 室 に 通 所 している 児 童 生 徒 に 学 校 への 登 校 支 援 を 行 ったりする 児 童 生 徒 支 援 員 ( 仮 称 )を 人 的 措 置 とし て 配 置 することが 必 要 である ( 児 童 生 徒 支 援 員 ( 仮 称 )の 役 割 例 ) 学 校 と 連 携 した 引 きこもり 傾 向 のある 児 童 生 徒 に 対 しての 家 庭 訪 問 適 応 指 導 教 室 に 通 所 している 児 童 生 徒 に 対 しての 学 校 への 登 校 支 援 (7) 教 育 センター 学 びの 丘 教 育 支 援 事 務 所 の 活 用 を 進 めること 不 登 校 の 出 現 率 が 高 い 状 態 で 推 移 している 学 校 には 教 育 センター 学 びの 丘 や 教 育 支 援 事 務 所 の 教 育 相 談 主 事 指 導 主 事 を 派 遣 し 学 校 の 課 題 の 分 析 や 必 要 な 取 り 組 みについてアドバイスを 行 うなど 課 題 解 決 に 取 り 組 むことが 必 要 である

18 (8) 多 様 な 学 びの 場 の 活 用 を 検 討 すること 学 校 家 庭 地 域 関 係 機 関 等 が 一 体 となって 不 登 校 児 童 生 徒 の 学 校 への 復 帰 を 支 援 することは 大 切 である しかし 児 童 生 徒 の 状 況 により 環 境 を 変 えることが 望 ましいと 考 えられる 場 合 は 他 の 学 校 やフリースクール 等 に 移 ることも 考 えられ る ただし その 場 合 関 係 者 で 十 分 協 議 する 必 要 があり 安 易 な 選 択 となっては ならない (9) 不 登 校 生 徒 に 対 応 できる 高 等 学 校 の 拡 充 を 検 討 すること 高 等 学 校 進 学 にあたっては 生 徒 の 能 力 適 性 興 味 や 関 心 等 に 応 じた 適 切 な 進 路 指 導 が 重 要 である また 特 色 ある 魅 力 的 な 高 等 学 校 づくりに 努 めるとともに 転 編 入 も 含 め 不 登 校 経 験 のある 生 徒 の 受 け 入 れに 柔 軟 な 高 等 学 校 を 拡 充 すること も 検 討 する 必 要 がある (10) 高 等 学 校 中 退 者 の 継 続 支 援 体 制 を 構 築 すること 高 等 学 校 中 退 者 については 学 校 教 育 委 員 会 県 市 町 村 の 福 祉 労 働 部 局 ハ ローワーク 地 域 若 者 サポートステーション 等 が 連 携 して 中 退 後 も 就 労 や 再 度 の 就 学 につなぐ 支 援 を 行 う 体 制 の 構 築 を 促 進 する 必 要 がある ( 支 援 体 制 の 例 ) 高 等 学 校 での 学 び 直 しを 支 援 するための 情 報 を 高 等 学 校 中 退 者 に 提 供 課 題 を 抱 えた 生 徒 の 情 報 を 高 等 学 校 在 学 中 からサポートステーションと 共 有 求 人 情 報 を 常 時 ハローワークと 学 校 が 共 有 し 適 時 に 適 切 な 情 報 提 供 (11) 社 会 全 体 で 支 えること 不 登 校 の 対 策 については 画 一 的 に 不 登 校 像 を 安 易 に 描 いて 論 じてはならない 一 人 一 人 の 不 登 校 に 至 った 状 況 を 受 け 入 れ 子 供 にとって 何 が 最 善 であるかという 視 点 に 立 って 考 えなければならない 県 はもとより 学 校 関 係 者 家 庭 地 域 関 係 機 関 など 子 供 に 関 わるすべての 大 人 は 力 を 結 集 し 不 登 校 児 童 生 徒 の 将 来 の 社 会 的 自 立 を 目 指 し 社 会 総 がかりで 不 断 の 取 り 組 みを 進 めていくことを 求 めたい ( 取 り 組 み 例 ) 共 育 コミュニティの 活 用 共 育 コミュニティ とは 中 学 校 区 等 の 学 校 保 護 者 地 域 住 民 が 集 まり 子 供 を 中 心 として 願 いを 共 有 し 地 域 ぐるみで 子 供 たちの 豊 かな 育 ちや 学 びを 支 える 本 県 で 進 めている 取 り 組 みである なお 共 育 とは 子 供 も 大 人 も 共 に 育 ち 育 て 合 う という 願 いを 込 めてつくった 言 葉 である 子 供 の 居 場 所 づくり 放 課 後 や 休 日 に 公 民 館 等 を 利 用 した 居 場 所 をつくり 地 域 住 民 とふれあう 中 で 子 供 の 社 会 性 の 伸 長 や 学 習 習 慣 の 定 着 を 支 援 するとともに 子 供 を 見 守 る 環 境 をつくる

19 参 考 資 料 資 料 1 文 部 科 学 省 児 童 生 徒 の 問 題 行 動 等 生 徒 指 導 上 の 諸 問 題 に 関 する 調 査 結 果 から 17 資 料 2 和 歌 山 県 が 平 成 27 年 度 から 実 施 している 18 累 計 5 日 以 上 欠 席 した 児 童 生 徒 の 個 人 状 況 学 校 対 応 状 況 シート 資 料 3 国 の 不 登 校 に 関 する 調 査 研 究 協 力 者 会 議 で 提 案 している 20 児 童 生 徒 理 解 教 育 支 援 シート( 試 案 ) 和 歌 山 県 不 登 校 対 策 に 係 る 有 識 者 会 議 委 員 名 簿 24 和 歌 山 県 不 登 校 対 策 に 係 る 有 識 者 会 議 経 過

20 資 料 1 文 部 科 学 省 児 童 生 徒 の 問 題 行 動 等 生 徒 指 導 上 の 諸 問 題 に 関 する 調 査 結 果 から 1 不 登 校 出 現 率 の 推 移 ( 平 成 24~26 年 度 ) 国 公 私 立 学 校 の 数 値 ( 人 ) 平 成 24 年 度 平 成 25 年 度 平 成 26 年 度 小 学 校 不 登 校 児 童 数 1,000 人 あたりの 不 登 校 児 童 数 1,000 人 あたりの 不 登 校 児 童 数 1,000 人 あたりの 不 登 校 児 童 数 不 登 校 児 童 数 不 登 校 児 童 数 本 県 全 国 21, , , 平 成 24 年 度 平 成 25 年 度 平 成 26 年 度 中 学 校 不 登 校 生 徒 数 1,000 人 あたりの 不 登 校 生 徒 数 1,000 人 あたりの 不 登 校 生 徒 数 1,000 人 あたりの 不 登 校 生 徒 数 不 登 校 生 徒 数 不 登 校 生 徒 数 本 県 全 国 91, , , 平 成 24 年 度 平 成 25 年 度 平 成 26 年 度 高 等 学 校 不 登 校 生 徒 数 1,000 人 あたりの 不 登 校 生 徒 数 1,000 人 あたりの 不 登 校 生 徒 数 1,000 人 あたりの 不 登 校 児 童 数 不 登 校 児 童 数 不 登 校 児 童 数 本 県 全 国 57, , , 不 登 校 になったきっかけと 考 えられる 状 況 ( 平 成 26 年 度 ) 本 県 は 公 立 学 校 全 国 は 国 公 私 立 学 校 の 結 果 1 位 2 位 3 位 小 学 校 本 県 不 安 など 情 緒 的 混 乱 無 気 力 その 他 全 国 不 安 など 情 緒 的 混 乱 無 気 力 親 子 関 係 をめぐる 問 題 中 学 校 本 県 無 気 力 不 安 など 情 緒 的 混 乱 その 他 本 人 に 関 わる 問 題 全 国 不 安 など 情 緒 的 混 乱 無 気 力 いじめを 除 く 友 人 関 係 をめぐる 問 題 高 等 学 校 本 県 無 気 力 不 安 など 情 緒 的 混 乱 あそび 非 行 全 国 無 気 力 不 安 など 情 緒 的 混 乱 あそび 非 行 不 登 校 になったきっかけと 考 えられる 状 況 の 調 査 項 目 は いじめ いじめを 除 く 友 人 関 係 をめ ぐる 問 題 教 職 員 との 関 係 をめぐる 問 題 学 業 の 不 振 進 路 にかかる 不 安 クラブ 活 動 部 活 動 等 への 不 適 応 学 校 のきまりを 等 をめぐる 問 題 入 学 転 編 入 学 進 級 時 の 不 適 応 家 庭 の 生 活 環 境 の 急 激 な 変 化 親 子 関 係 をめぐる 問 題 家 庭 内 の 不 和 病 気 による 欠 席 あそび 非 行 無 気 力 不 安 など 情 緒 的 混 乱 意 図 的 な 拒 否 病 気 による 欠 席 から 意 図 的 な 拒 否 までのいずれ にも 該 当 しない 本 人 に 関 わる 問 題 その 他 不 明 のうちから 考 えられるものをすべて 選 択 し 回 答 している

21 資 料 2 和 歌 山 県 が 平 成 27 年 度 から 実 施 している 累 計 5 日 以 上 欠 席 した 児 童 生 徒 の 個 人 状 況 学 校 対 応 状 況 シート 作 成 日 学 校 名 校 長 氏 名 市 町 村 名 学 校 名 年 度 整 理 番 号 児 童 生 徒 氏 名 性 別 学 年 組 出 身 小 学 校 進 学 予 定 中 学 校 名 1 児 童 生 徒 について (いつ 頃 から どのような 理 由 で 休 み 始 めたのか 当 該 児 童 生 徒 の 保 護 者 は 休 み 始 めた 子 どもをどのように 見 ているのか 学 校 と して 当 該 児 童 生 徒 に 対 してどのような 対 応 をしていこうと 決 めたのかなどについて 簡 潔 に 記 入 ) 2 前 年 度 までの 欠 席 状 況 学 年 小 学 1 年 小 学 2 年 小 学 3 年 小 学 4 年 小 学 5 年 小 学 6 年 中 学 1 年 中 学 2 年 欠 席 日 数 本 年 度 以 降 の 欄 は 空 白 3 本 年 度 の 月 別 欠 席 日 数 等 * 不 登 校 にあてはまると 考 えられる 欠 席 の 合 計 日 数 が 累 積 5 日 に 達 した 児 童 生 徒 の 状 況 枠 内 に 実 数 を 記 入 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月 計 備 考 欠 席 日 数 うち 不 登 校 による 欠 席 * 別 室 登 校 日 数 遅 刻 日 数 早 退 日 数 学 校 基 本 調 査 の 不 登 校 による 欠 席 部 分 的 な 別 室 登 校 も 含 める 適 応 指 導 教 室 通 室 日 数 0 4 学 校 の 対 応 状 況 月 / 日 ( 記 入 日 ) 学 校 の 取 組 状 況 と 当 該 児 童 生 徒 の 様 子 ( 特 徴 な 状 況 を 簡 潔 に 記 入 )

22 資 料 2 和 歌 山 県 が 平 成 27 年 度 から 実 施 している 累 計 5 日 以 上 欠 席 した 児 童 生 徒 の 個 人 状 況 学 校 対 応 状 況 シート 市 町 村 名 学 校 名 年 度 整 理 番 号 児 童 生 徒 氏 名 性 別 学 年 組 出 身 小 学 校 進 学 予 定 中 学 校 名

23 資 料 3 国 の 不 登 校 に 関 する 調 査 研 究 協 力 者 会 議 で 提 案 している 児 童 生 徒 理 解 教 育 支 援 シート( 試 案 )

24 資 料 3 国 の 不 登 校 に 関 する 調 査 研 究 協 力 者 会 議 で 提 案 している 児 童 生 徒 理 解 教 育 支 援 シート( 試 案 )

25 資 料 3 国 の 不 登 校 に 関 する 調 査 研 究 協 力 者 会 議 で 提 案 している 児 童 生 徒 理 解 教 育 支 援 シート( 試 案 )

26 資 料 3 国 の 不 登 校 に 関 する 調 査 研 究 協 力 者 会 議 で 提 案 している 児 童 生 徒 理 解 教 育 支 援 シート( 試 案 )

27 和 歌 山 県 不 登 校 対 策 に 係 る 有 識 者 会 議 委 員 氏 名 所 属 等 森 田 洋 司 鳴 門 教 育 大 学 特 任 教 授 大 阪 市 立 大 学 名 誉 教 授 大 阪 樟 蔭 女 子 大 学 名 誉 教 授 ( 座 長 ) 文 部 科 学 省 不 登 校 に 関 する 調 査 研 究 協 力 者 会 議 座 長 桑 原 義 登 相 愛 大 学 名 誉 教 授 臨 床 心 理 士 ( 副 座 長 ) 野 井 和 重 第 一 電 機 設 備 工 業 株 式 会 社 代 表 取 締 役 野 田 正 人 立 命 館 大 学 大 学 院 教 授 社 会 福 祉 士 臨 床 心 理 士 文 部 科 学 省 不 登 校 に 関 する 調 査 研 究 協 力 者 会 議 副 座 長 林 堂 自 代 登 校 拒 否 ひきこもりの 子 ども 青 年 をもつ 和 歌 山 県 親 の 会 代 表 NPO 法 人 レインボーハウス 理 事 長 堀 真 一 郎 学 校 法 人 きのくに 子 どもの 村 学 園 理 事 長 柳 川 敏 彦 和 歌 山 県 立 医 科 大 学 教 授 小 児 科 医 山 上 範 子 学 校 法 人 りら 創 造 芸 術 学 園 りら 創 造 芸 術 高 等 学 校 校 長 和 歌 山 県 不 登 校 対 策 に 係 る 有 識 者 会 議 経 過 第 1 回 平 成 27 年 12 月 4 日 ( 金 )10:00~12:00 第 2 回 平 成 28 年 1 月 29 日 ( 金 )10:00~12:00 第 3 回 平 成 28 年 3 月 16 日 ( 水 )14:00~16:00 第 4 回 平 成 28 年 4 月 27 日 ( 水 )10:00~12:00 第 5 回 平 成 28 年 6 月 2 日 ( 木 )15:00~16: