表 紙 写 真 Vol 読 者 の 皆 様 に 機 関 誌 CDIT の 発 信 する 情 報 を よりダイレクト にお 伝 えするために 毎 号 ご 紹 介 する 記 事 内 容 より 写 真 等 を 一 部 抜 粋 掲 載 しております 記 事 内 容 ともども 毎 号 新

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1 一 般 財 団 法 人 沿 岸 技 術 研 究 センター 機 関 誌 CDIT 座 談 会 東 日 本 大 震 災 からの 復 旧 復 興 状 況 と 今 後 震 災 から4 年 の 沿 岸 施 設 の 復 旧 復 興 への 取 組 みと 今 後 の 課 題 今 村 文 彦 氏 東 北 大 学 災 害 科 学 国 際 研 究 所 所 長 津 田 修 一 氏 国 土 交 通 省 東 北 地 方 整 備 局 副 局 長 髙 山 知 司 氏 一 般 財 団 法 人 沿 岸 技 術 研 究 センター 沿 岸 防 災 技 術 研 究 所 所 長 / 京 都 大 学 名 誉 教 授 特 集 東 日 本 大 震 災 からの 海 洋 沿 岸 施 設 等 の 復 旧 復 興 の 現 況 と 今 後 取 り 組 むべき 課 題 Vol.43

2 表 紙 写 真 Vol 読 者 の 皆 様 に 機 関 誌 CDIT の 発 信 する 情 報 を よりダイレクト にお 伝 えするために 毎 号 ご 紹 介 する 記 事 内 容 より 写 真 等 を 一 部 抜 粋 掲 載 しております 記 事 内 容 ともども 毎 号 新 しくなる 表 紙 写 真 にもご 注 目 ください 座 談 会 P.5 沿 岸 リポート P.37 座 談 会 P.5 民 間 技 術 の 紹 介 P.31 沿 岸 リポート P.36 沿 岸 リポート P.40 CDIT News P.43 特 集 P.19 民 間 技 術 の 紹 介 P.33 座 談 会 P.5 座 談 会 P.5 沿 岸 リポート P 新 春 所 感 釡 和 明 一 般 財 団 法 人 沿 岸 技 術 研 究 センター 評 議 員 会 長 太 田 昭 宏 CDIT 座 談 会 特 集 東 日 本 大 震 災 を 踏 まえた 港 湾 の 防 災 減 災 対 策 について 加 藤 利 弘 国 土 交 通 省 港 湾 局 海 岸 防 災 課 災 害 対 策 室 室 長 東 北 エリアの 港 湾 施 設 の 復 旧 と 復 興 状 況 山 本 貴 弘 国 土 交 通 省 東 北 地 方 整 備 局 港 湾 空 港 部 港 湾 空 港 企 画 官 仙 台 塩 釜 港 のいま - 震 災 を 乗 り 越 えて- 髙 田 直 和 国 土 交 通 省 東 北 地 方 整 備 局 塩 釜 港 湾 空 港 整 備 事 務 所 所 長 釜 石 港 災 害 復 旧 事 業 と 復 興 まちづくり 渡 部 秀 幸 釜 石 市 産 業 振 興 部 部 長 東 日 本 大 震 災 を 踏 まえた 高 知 港 における 地 震 津 波 対 策 西 村 拓 四 国 地 方 整 備 局 高 知 港 湾 空 港 整 備 事 務 所 所 長 施 設 被 害 のメカニズムとそれに 対 する 対 策 髙 山 知 司 一 般 財 団 法 人 沿 岸 技 術 研 究 センター 沿 岸 防 災 技 術 研 究 所 所 長 / 京 都 大 学 名 誉 教 授 特 別 講 演 コースタル テクノロジー 2014 港 湾 物 流 機 能 の 継 続 性 向 上 に 向 けた 技 術 的 諸 課 題 小 野 憲 司 京 都 大 学 防 災 研 究 所 教 授 民 間 技 術 の 紹 介 PU-NAVI ピンポイント 水 中 位 置 誘 導 システム 東 亜 建 設 工 業 株 式 会 社 / 信 幸 建 設 株 式 会 社 多 点 同 時 注 入 工 法 - 恒 久 グラウトを 用 いた 変 位 抑 制 型 の 薬 液 浸 透 注 入 工 法 - 若 築 建 設 株 式 会 社 /りんかい 日 産 建 設 株 式 会 社 / 強 化 土 エンジニヤリング 株 式 会 社 沿 岸 リポート 英 国 における 海 岸 リゾートと 桟 橋 に 関 する 研 究 (1) 今 後 の 我 が 国 の 海 岸 整 備 を 考 える CDIT News 国 土 交 通 大 臣 東 日 本 大 震 災 からの 復 旧 復 興 状 況 と 今 後 震 災 から4 年 の 沿 岸 施 設 の 復 旧 復 興 への 取 組 みと 今 後 の 課 題 ゲスト 今 村 文 彦 氏 東 北 大 学 災 害 科 学 国 際 研 究 所 所 長 津 田 修 一 氏 国 土 交 通 省 東 北 地 方 整 備 局 副 局 長 髙 山 知 司 氏 一 般 財 団 法 人 沿 岸 技 術 研 究 センター 沿 岸 防 災 技 術 研 究 所 所 長 / 京 都 大 学 名 誉 教 授 東 日 本 大 震 災 からの 海 洋 沿 岸 施 設 等 の 復 旧 復 興 の 現 況 と 今 後 取 り 組 むべき 課 題 八 尋 明 彦 一 般 財 団 法 人 沿 岸 技 術 研 究 センター 審 議 役 杭 を 活 用 した 既 存 防 波 堤 の 安 全 性 増 加 工 法 に 関 する 検 討 粘 り 強 い 構 造 の 実 現 に 向 けて 独 立 行 政 法 人 港 湾 空 港 技 術 研 究 所 / 東 京 理 科 大 学 / 新 日 鐵 住 金 株 式 会 社 一 般 財 団 法 人 沿 岸 技 術 研 究 センター 第 2 回 日 韓 沿 岸 技 術 研 究 ワークショップ (The 2nd KIOST-PARI-CDIT-WAVE Joint Workshop) 田 中 真 史 一 般 財 団 法 人 沿 岸 技 術 研 究 センター 調 査 部 研 究 員 2 CDIT 2015 No.43

3 新 春 所 感 新 春 所 感 新 年 のごあいさつ 釡 和 明 一 般 財 団 法 人 沿 岸 技 術 研 究 センター 評 議 員 会 長 平 成 27 年 の 新 春 を 迎 え 謹 んでお 喜 び 申 し 上 げます 沿 岸 技 術 研 究 センターは 昭 和 58 年 の 設 立 以 来 沿 岸 域 や 海 洋 の 開 発 利 用 保 全 及 び 防 災 に 関 する 数 多 くの 調 査 研 究 を 行 うとともに 技 術 の 普 及 啓 発 等 に 積 極 的 に 取 り 組 んでまいりました 平 成 24 年 度 からは 一 般 財 団 法 人 に 移 行 し 一 昨 年 には 創 立 30 周 年 を 迎 えることが 出 来 ました 関 係 各 界 の 皆 様 方 の 暖 かいご 支 援 ご 協 力 に 改 めて 感 謝 を 申 し 上 げます さて 昨 年 は 広 島 市 北 部 での 大 規 模 な 土 砂 災 害 や 御 嶽 山 の 噴 火 大 型 台 風 の 上 陸 など 大 規 模 な 自 然 災 害 に 襲 われ た 年 でした 我 が 国 は 毎 年 大 規 模 な 自 然 災 害 の 襲 来 を 受 けていますが 特 に 近 年 は 地 震 や 火 山 活 動 が 活 発 化 する 一 方 台 風 などによる 降 雨 や 暴 風 突 風 が 激 しさを 増 して おり これまでに 経 験 したことの 無 い との 表 現 に 示 され る 通 り 従 来 の 常 識 をはるかに 超 えた 規 模 の 災 害 が 世 界 的 な 規 模 で 発 生 しています 沿 岸 技 術 研 究 センターが 取 り 組 む 沿 岸 域 及 び 海 洋 の 開 発 利 用 保 全 及 び 防 災 に 関 す る 技 術 の 重 要 性 がこれまで 以 上 に 増 大 してきており その 責 務 も 重 大 なものとなってきていると 考 えております 災 害 関 連 では 東 日 本 大 震 災 の 発 生 からもうすぐ4 年 を 迎 えようとしています これまで 被 災 地 の 復 旧 事 業 については 関 係 者 の 御 尽 力 により 全 般 的 には 大 きく 前 進 しているように 見 受 けますが いまだその 途 上 にある 事 業 も 少 なくないのが 実 情 かと 思 います 例 えば 大 震 災 により 被 災 した 港 湾 関 係 施 設 の 復 旧 については 国 によ る 事 業 は 一 部 の 防 波 堤 を 除 いて 既 に 完 了 しましたが その 他 の 港 湾 施 設 の 復 旧 や 延 長 の 長 い 防 潮 堤 等 の 海 岸 保 全 施 設 の 復 旧 などは 未 だ 道 半 ばといった 状 況 であろうか と 思 います また 大 規 模 な 津 波 の 被 害 を 受 けた 沿 岸 地 域 での 住 宅 の 再 建 や 新 たな 用 地 造 成 などは これから 山 場 を 迎 えるところが 多 いのが 実 情 のようです 加 えて 震 災 に 伴 い 事 故 の 発 生 した 福 島 第 一 原 子 力 発 電 所 の 廃 炉 や 被 災 地 の 経 済 の 復 興 などの 課 題 は 長 期 的 な 取 組 みが 必 要 な 分 野 であり まだまだ 長 期 に 渡 って 復 旧 復 興 へ の 取 り 組 みを 進 めていく 必 要 があります 被 災 地 の 皆 様 に 改 めてお 見 舞 いを 申 し 上 げ 一 日 も 早 い 復 興 が 果 たさ れますことを 心 より 祈 念 申 し 上 げますとともに 沿 岸 技 術 研 究 センターとしては 将 来 発 生 が 予 想 される 南 海 ト ラフ 地 震 等 に 備 え 技 術 的 な 検 討 をしっかり 進 めていく ことが 重 要 と 考 えております 我 が 国 の 経 済 の 面 では アベノミクスの 効 果 により 長 きに 渡 ったデフレからの 脱 却 が 進 められ 雇 用 の 改 善 や 賃 金 の 上 昇 など 明 るい 兆 しが 見 えてきました 昨 年 は 青 色 発 光 ダイオードの 開 発 により 3 名 の 研 究 者 の 方 々が ノーベル 物 理 学 賞 を 受 賞 され 海 外 でアスリートの 方 々 が 華 々しい 活 躍 をされるなど 明 るい 話 題 もありました インフラの 世 界 では 東 海 道 新 幹 線 が 開 業 50 周 年 を 迎 え る 中 リニア 中 央 新 幹 線 が 着 工 し また 2020 年 の 東 京 オ リンピック パラリンピックの 開 催 に 向 けて 関 連 する 施 設 整 備 が 今 後 本 格 化 します 沿 岸 技 術 研 究 センターは 昨 年 10 月 には 本 部 事 務 所 を 西 新 橋 に 移 転 し 気 持 ちも 新 たに 業 務 を 実 施 してまいり ます 官 学 民 の 技 術 力 を 結 集 し 沿 岸 域 及 び 海 洋 に 関 する 技 術 の 益 々の 進 展 に 大 いに 力 を 発 揮 し 併 せて 国 際 社 会 にも 貢 献 していくべく 努 力 を 重 ねてまいります 最 後 に 平 成 27 年 が 皆 様 にとりまして 実 り 多 き 年 にな りますよう また 皆 様 の 益 々のご 健 勝 とご 多 幸 を 心 か ら 祈 念 いたしますとともに 今 後 も 当 センターへの 変 わ らぬご 支 援 ご 鞭 撻 を 賜 りますようお 願 い 申 し 上 げまし て 新 年 のご 挨 拶 とさせていただきます CDIT 2015 No.43 3

4 新 春 所 感 新 年 のはじまりに 当 たって 太 田 昭 宏 国 土 交 通 大 臣 平 成 27 年 の 新 春 を 迎 え 謹 んでご 挨 拶 を 申 し 上 げます 昨 年 末 に 第 3 次 安 倍 内 閣 が 成 立 し 引 き 続 き 国 土 交 通 大 臣 を 拝 命 いたしました 本 年 も 皆 様 のますますのご 支 援 ご 協 力 をお 願 いいたします 昨 年 は 8 月 に 広 島 で 甚 大 な 土 砂 災 害 が 9 月 には 御 嶽 山 の 噴 火 が 発 生 するなど 多 くの 自 然 災 害 がございました これらの 災 害 により 犠 牲 となられた 方 々とそのご 家 族 に 対 して 謹 んで 哀 悼 の 意 を 表 しますとともに 被 害 にあわれた 方 々に 心 よりお 見 舞 い 申 し 上 げます また 東 日 本 大 震 災 については 今 なお 約 23 万 人 の 方 々 が 避 難 生 活 を 続 けておられます 東 日 本 大 震 災 の 被 災 地 も 含 め 被 災 地 の 皆 様 が 1 日 も 早 く 安 全 安 心 な 暮 らしを 取 り 戻 して 頂 けるよう 引 き 続 き 総 力 を 挙 げて 取 り 組 んでまいります この2 年 安 倍 内 閣 のもとで 株 価 は 倍 増 し 有 効 求 人 倍 率 は 過 去 20 年 間 で 最 も 高 い1.12となり 雇 用 は100 万 人 以 上 増 加 しました 特 に 私 が 担 当 する 観 光 は 2012 年 に は836 万 人 であった 訪 日 外 国 人 旅 行 者 数 が2013 年 に 史 上 初 めて1000 万 人 に 達 し 昨 年 はさらに 増 加 し 1300 万 人 を 超 えました 2012 年 に1.1 兆 円 であった 訪 日 外 国 人 による 旅 行 消 費 額 も2013 年 には1.4 兆 円 となり 昨 年 はそれを 大 きく 上 回 り 2 兆 円 に 及 ぶ 勢 いです 過 去 3 兆 円 を 超 えて いた 旅 行 収 支 の 赤 字 も 大 幅 に 改 善 し 昨 年 4 月 には 大 阪 万 博 以 来 44 年 ぶりに 単 月 黒 字 を 計 上 したところです こうした 経 済 の 好 循 環 を 確 かなものとし 継 続 発 展 させるとともに その 成 果 を 全 国 に 広 く 行 き 渡 らせるよう 引 き 続 き 政 府 一 丸 となって 全 力 を 挙 げて 取 り 組 んでま いります 安 倍 内 閣 は 発 足 以 来 景 気 経 済 の 再 生 被 災 地 の 復 興 加 速 防 災 減 災 をはじめとする 危 機 管 理 を 重 要 課 題 の 三 本 柱 としてきました さらに 個 性 を 活 かし 魅 力 あ ふれる 元 気 で 豊 かな 地 方 の 創 生 も 内 閣 の 重 要 課 題 です 私 は 国 土 交 通 行 政 を 預 かるものとして これらの 内 閣 の 重 要 課 題 について 目 に 見 える 形 で 発 展 した 未 来 をお 示 しするとともに 施 策 の 前 進 を 実 感 していただけるよ う 以 下 のような 各 般 の 施 策 を 展 開 してまいります 我 が 国 は 人 口 減 少 や 少 子 化 高 齢 化 の 進 展 巨 大 災 害 の 切 迫 などの 課 題 に 直 面 しており これらに 適 切 に 対 応 して いくためには 中 長 期 的 な 視 点 で 取 り 組 むことが 必 要 です その 際 には 昨 年 7 月 に 公 表 した 国 土 のグランドデザ イン2050~ 対 流 促 進 型 国 土 の 形 成 ~ で 掲 げた コンパク ト プラス ネットワーク という 考 え 方 を そのベースに 据 えていかなくてはなりません この 国 土 のグランドデ ザイン2050 を 具 体 化 するため 次 の3つの 長 期 計 画 の 策 定 見 直 しに 取 り 組 んでまいります まずは 国 土 形 成 計 画 です この 計 画 では コンパ クト プラス ネットワーク により 地 域 の 多 様 な 個 性 に 磨 きをかけ 地 域 間 の 対 流 を 生 み 出 す 対 流 促 進 型 国 土 を 築 くとともに 複 数 の 地 域 間 の 連 携 による 人 モノ 情 報 の 交 流 を 促 進 する 地 域 づくりを 目 指 します 今 後 幅 広 く 関 係 者 からの 御 意 見 を 伺 いながら 全 国 計 画 については 夏 頃 のとりまとめに 向 け 議 論 を 深 めてまいります 社 会 資 本 整 備 重 点 計 画 の 見 直 しを 進 めてまいります その 際 には インフラ 老 朽 化 巨 大 地 震 激 甚 化 する 気 象 災 害 人 口 減 少 に 伴 う 地 方 の 疲 弊 激 化 する 国 際 競 争 と いった 切 迫 する 危 機 への 対 応 を 図 ることが 重 要 です こ の 計 画 の 見 直 しを 通 じ 必 要 となる 担 い 手 を 確 保 し 中 長 期 的 な 見 通 しを 持 った 計 画 的 な 社 会 資 本 整 備 を 進 めてま いります 交 通 の 分 野 では 一 昨 年 秋 の 臨 時 国 会 で 成 立 した 交 通 政 策 基 本 法 に 基 づき 昨 年 交 通 政 策 基 本 計 画 の 策 定 に 着 手 いたしました この 計 画 には 我 が 国 が 直 面 する 課 題 である 日 常 生 活 等 に 必 要 な 交 通 手 段 の 確 保 国 際 競 争 力 の 強 化 大 規 模 災 害 への 対 応 等 について 政 府 を 挙 げて 長 期 的 な 観 点 から 取 り 組 むべき 施 策 を 盛 り 込 むこととしてお り 本 年 初 頭 にも 決 定 してまいります また 同 計 画 を 着 実 に 推 進 することにより 我 が 国 が 直 面 する 経 済 社 会 面 の 大 きな 変 化 に 的 確 に 対 応 し 将 来 にわたって 国 民 生 活 の 向 上 と 我 が 国 の 発 展 をしっかりと 支 えることができる 交 通 体 系 を 構 築 してまいります 新 しい 年 が 皆 様 方 にとりまして 希 望 に 満 ちた 大 いなる 発 展 の 年 になりますことを 祈 念 いたします 4 CDIT 2015 No.43

5 CDIT座談会 沿岸の未来を見据えて 東日本大震災からの 復旧 復興状況と今後 震災から4年の沿岸施設の復旧 復興への取組みと今後の課題 東日本大震災の発生以降 様々な復旧 復興の取組みが行われてきた 本座談会ではそうした現状を分析しつつ 今後の課題について 地震 津波の解析技術や構 造技術などの技術的な分野とともに 今後の防災 避難計画などについて語っていただいた 今村文彦氏 津田修一氏 髙山知司氏 川島 毅 司会 東北大学 災害科学国際研究所 所長 国土交通省 東北地方整備局 副局長 一般財団法人 沿岸技術研究センター 沿岸防災技術研究所 所長 京都大学 名誉教授 一般財団法人 沿岸技術研究センター 理事長 いと思っております まず初めに今村先生から 東北地方太平 はじめに 川島 本日は新年早々のお忙しい中 お時間を頂きまして大変有 洋沖地震 津波の特徴などについてお聞かせ下さい 東北地方太平洋沖地震の特徴 難うございます よろしくお願い致します 今村 東北地方は従来から地震 津波の常襲地帯です これま 平成23年3月11日に発生しました東北地方太平洋沖地震 3.11 は東北地方を中心に未曾有の大災害をもたらしました 発生から でほぼ100年周期で大規模な地震が発生しておりますし 宮城 4年になろうとしておりますが 今なお仮設住宅での生活を初め 県沿岸は40年弱の間隔で繰り返し地震 津波の被害を受けてい 厳しい環境の中で過ごされている方が多数おられます 亡くなら ます このため行政 住民の方々も一体となり かなりの備えは れた方々に改めてお悔みを申しあげますとともに 一日も早い復 していたはずですが 今回の地震の大きさはマグニチュード9と 旧 復興を願っております 言われ かつ津波も広域で非常に大きいものでした 福島第1原 さて本日は 東日本大震災からの復興状況と今後 と題しまし 子力発電所事故も含めて 人類がいままで経験したことのない 大規模で複雑な複合災害だった これが3.11だったと思います ズム 被害の要因などについてお話を伺い 今後の震災対策に 川島 有難うございます 髙山先生はどのように捉えておられ 活かすとともに 復旧 復興のあり方などについて示唆を頂きた ますか て 沿岸域の被災を中心に 東日本大震災の地震 津波のメカニ CDIT 2015 No.43 5

6 髙 山 私 もこのような 大 規 模 な 地 震 が 起 こるという 予 測 は 全 くし ていませんでした 2004 年 12 月 26 日 にインド 洋 大 地 震 津 波 が 発 生 し 翌 年 の1 月 に 国 連 防 災 10 年 という 会 議 が 神 戸 市 でありま した 私 も 参 加 させていただきましたが そのとき 外 国 の 記 者 の 方 から 日 本 でもマグニチュード9ぐらいの 地 震 は 起 きる 可 能 性 はありますか と 取 材 を 受 けたことがあります その 時 まで 日 本 で 起 きた 最 大 地 震 はマグニチュード8.6ぐらい だったものですから いや 日 本 でそんな 大 きなものが 起 きる とは 思 っていません と 答 えました しかし 数 年 して 東 日 本 大 震 災 が 起 きてしまった 日 本 人 のどなたも このような 大 きな 地 震 津 波 が 起 きるとは 予 想 していなかったのではないでしょうか そ して 結 果 的 に このような 大 規 模 なものは 起 こらないとの 認 識 が 大 きな 災 害 になってしまったのではないかと 思 います 東 日 本 大 震 災 では 津 波 の 規 模 が 非 常 に 大 きかったことから 海 岸 港 湾 構 造 物 が 壊 されました 近 代 になってからも 日 本 は 津 波 に 幾 度 となく 襲 われていますが 港 湾 構 造 物 が 大 規 模 に 壊 れ た 経 験 はなく 今 回 が 初 めてです また 津 波 の 規 模 が 非 常 に 大 きかったこともあって 避 難 場 所 に 設 定 したところでも 被 災 した ケースがあり 多 くの 人 命 が 失 われました こうしたことが 今 回 の 地 震 津 波 の 大 きな 特 徴 かと 思 います 川 島 有 難 うございます 国 としての 立 場 で 震 災 の 復 旧 復 興 について 取 り 組 んでおられる 津 田 副 局 長 から 復 旧 に 向 けた 現 在 の 進 捗 状 況 についてお 聞 かせ 下 さい 津 田 地 方 港 湾 も 含 めて 東 北 の 太 平 洋 沿 岸 には 震 災 当 時 22 港 ありましたが 震 災 直 後 すべての 岸 壁 機 能 が 止 まってしまいま した その 後 順 次 機 能 を 再 開 し 26 年 末 で 岸 壁 の 約 97%が 使 えるようになっています 防 波 堤 も 八 戸 港 などで 大 規 模 に 壊 れましたが すでに26 年 3 月 時 点 で 復 旧 は 大 体 終 わっていて 現 在 残 っているのは 釜 石 港 大 船 渡 港 相 馬 港 の 防 波 堤 です 釜 石 港 相 馬 港 は29 年 度 大 船 渡 港 は28 年 度 までにそれぞれの 復 旧 を 終 える 予 定 です また 港 の 活 動 ですが 港 湾 施 設 が 壊 れた 結 果 太 平 洋 側 の 港 は 震 災 直 後 の4 月 には それまでの2~3 割 ぐらいの 貨 物 量 に 落 ち 込 みました 特 に 仙 台 港 では コンテナの 取 扱 いはほぼゼロの 状 態 だ っ た と 言 え る と 思 い ま す 現 在 は 概 ね 各 港 とも 震 災 前 を 超 えるレベルになっていますが 細 かく 見 ると 復 興 関 係 貨 物 例 えば 住 宅 用 木 材 建 設 資 材 等 の 貨 物 を 除 くとまだ 震 災 前 には 戻 りきれていないかなという 感 じ です 特 に 水 産 関 係 などの 輸 出 量 が 減 っています 大 規 模 に 被 災 した 結 果 背 後 の 産 業 にもかなり 影 響 が 及 ぼされている 状 況 です 港 湾 復 旧 への 取 組 みは 津 波 で 港 内 に 瓦 礫 が 流 れ 込 みました ので 初 動 では 港 の 啓 開 作 業 を 行 いました 現 地 にある 作 業 船 も 被 災 していますので 確 保 できた4 船 団 を 宮 古 港 釜 石 港 仙 台 港 に 投 入 しそこから 順 次 周 りの 港 に 拡 げていきました その 後 応 急 復 旧 の 作 業 を 始 めましたが それが4 月 ぐらいか らです その 結 果 仙 台 港 と 小 名 浜 港 は5 月 末 から6 月 にかけて 貨 物 船 が 入 れるようになったと 思 います その 後 は 本 格 的 な 復 旧 作 業 になります そして 髙 山 先 生 に 委 員 長 になっていただき 今 村 先 生 にも 入 っていただいて 東 北 港 湾 における 津 波 震 災 対 策 技 術 検 討 委 員 会 を 開 きました そ こで 先 生 方 のご 意 見 をいただきながら 対 策 の 方 向 性 をまとめ よ うやく 本 格 復 旧 の 作 業 に 入 っていったわけです またこうした 作 業 と 並 行 して 現 地 では 復 旧 復 興 方 針 を 決 めるための 復 興 会 議 を 開 いています 港 湾 管 理 者 立 地 企 業 利 用 者 が 入 った 組 織 ですが 震 災 翌 月 の4 月 に 設 置 しました 8 月 ぐらいまでに 各 港 の 工 程 表 どの 岸 壁 をいつまでに 直 すかといったものを 産 業 物 流 復 興 プランというかたちでまとめました これが 当 時 国 として 港 に 関 して 行 った 取 組 みです 復 旧 復 興 の 現 況 について 川 島 今 村 先 生 髙 山 先 生 から 今 回 の 地 震 津 波 被 害 について 基 本 的 な 考 え 方 を 聞 かせていただき 津 田 副 局 長 からは 復 旧 に 向 けた 取 組 みをわかりやすくまとめてご 紹 介 いただきました 髙 山 先 生 は 最 近 復 興 状 況 の 現 地 調 査 をされました また 今 村 先 生 はこれまで 地 震 防 災 等 に 係 る 研 究 をしてこられ 深 い 知 見 をお 持 ちです また 政 府 自 治 体 の 防 災 計 画 にも 尽 力 され 地 域 と 連 携 して 地 域 防 災 に 取 り 組 んでおられます いまの 副 局 長 の お 話 や 対 応 も 含 め ご 意 見 を 伺 いたいと 思 います 髙 山 昨 年 12 月 駆 け 足 ですが3 日 間 をかけて 田 老 町 ( 現 岩 手 県 宮 古 市 田 老 地 区 )から 小 名 浜 港 まで 復 旧 状 況 等 を 視 察 してき ました 破 壊 された 防 潮 堤 や 防 波 堤 の 復 旧 は 順 調 に 進 んでいる 6 CDIT 2015 No.43

7 CDIT 座 談 会 という 印 象 でした この 中 で 防 潮 堤 は 高 価 だけれどもある 程 度 早 く 施 工 できる 方 法 が 採 用 されています 早 期 の 復 旧 ということ で 仕 方 ないことかと 思 いますが 安 くて 頑 丈 なものにする 必 要 が あると 思 います そうした 分 野 の 新 しい 技 術 開 発 もしていかなけ ればならないと 思 います 新 しい 構 造 形 式 としては 釜 石 港 の 湾 口 防 波 堤 では 長 大 なハ イブリッドケーソンが 部 分 的 ですが 設 置 されています それから 鋼 管 とプレキャストコンクリートを 使 ったハイブリッドの 防 潮 壁 も 採 用 されるなど 新 しい 技 術 がどんどん 導 入 されています 一 方 住 宅 地 の 復 旧 は まだまだかなと 思 います 住 民 の 方 々 が 帰 ってこられて 町 ができないと 復 興 したことにならないわけで すから まだ 時 間 がかかりそうだというのが 心 配 でした そのこ とについては 今 村 先 生 がお 詳 しいと 思 います 今 村 復 旧 復 興 の 視 点 で 改 めて 認 識 したいと 思 うのは 現 状 に 戻 す 復 旧 ではなくてよりよい 暮 らしのある 地 域 にするための 復 興 であることだと 思 います 復 興 においては 三 つの 要 素 が 重 要 に なると 思 います 暮 らし 営 み( 産 業 ) つながり です 暮 らしの 点 では 復 興 公 営 住 宅 もかなり 建 設 され 入 居 いただい ている 方 々はまだ 少 ないですが 着 実 に 進 んでいると 思 います 二 つ 目 の 産 業 は 津 田 副 局 長 がおっしゃったとおり まだま だ 水 産 など 立 ち 直 れないところがあります 若 い 担 い 手 が 少 な いなど 構 造 的 な 問 題 もあります それについては 支 援 が 必 要 で しょう また つながり は 町 に 人 が 集 まり 物 づくりなどの 活 動 も 始 まっ て 初 めて 強 化 されると 思 います これはまだ 大 きな 課 題 です 東 日 本 大 震 災 ではかつてない 災 害 を 受 けましたので かつてな い 復 興 をしなければいけない これまでは 大 きな 被 害 を 受 けて も 人 口 が 増 えていったのでカバーできました わが 国 は 三 陸 地 域 を 度 々 襲 った 津 波 や 関 東 大 震 災 などで 歴 史 的 な 大 災 害 を 受 け ましたが その 後 人 口 が 増 えることで 立 ち 直 ってきたと 思 いま す しかし 今 回 は 厳 しい コンパクトシティなどまちづくり 自 体 もその 視 点 に 立 っていますが それをいかに 実 現 していくかが 課 題 だと 思 います が 得 られました さらに 津 波 に 関 してはGPS 波 浪 計 を 単 に 観 測 だけではなく ま さに 命 を 救 う 情 報 として 活 用 できたと 思 います これは 非 常 に 大 きな 進 歩 です そのようなデータがあると 解 析 のためのシ ミュレーションが 非 常 によくなります 現 在 は 次 世 代 スーパーコ ンピュータ 京 を 使 いながら 高 精 度 で 広 範 囲 な 津 波 解 析 をリ アルタイムでできるレベルまで 来 ました 初 期 条 件 のきちんと した 監 視 データがあり パフォーマンスの 高 いコンピュータがあ る その 融 合 でより 正 確 な 情 報 をいち 早 く 出 せるようになると 期 待 しています 粘 り 強 い 構 造 への 取 組 み 川 島 先 ほど 津 田 副 局 長 からお 話 がありましたが 東 北 地 方 に おける 津 波 地 震 対 策 技 術 検 討 委 員 会 には 両 先 生 が 参 加 されて おまとめになり 粘 り 強 さ が 提 案 されたと 思 いますが これは 非 常 に 新 しい 考 え 方 だと 思 います 髙 山 先 生 それについてのお 考 えをお 聞 かせいただけますか 髙 山 いままでいろいろな 防 潮 堤 津 波 防 波 堤 を 造 ってきまし たが それは 今 回 の 東 日 本 大 震 災 の 後 にできたレベル1 レベル2 津 波 の 分 け 方 で 言 いますと レベル1 津 波 を 対 象 にしていました 完 全 に 防 護 し 越 流 もさせないという 条 件 です しかし 東 日 本 大 震 災 の 津 波 はそれをかなり 超 え 越 流 という 現 象 が 起 きまし た 以 前 は 津 波 が 防 潮 堤 や 防 波 堤 を 超 えることは 殆 ど 考 慮 して いませんでした 越 えさせないことを 前 提 にしていましたから 私 が 港 湾 技 術 研 究 所 にいたころは 極 端 に 言 うと 津 波 防 波 堤 ができたら 背 後 が 地 震 津 波 の 解 析 技 術 川 島 技 術 的 な 知 見 についてですが 地 震 津 波 の 解 析 大 規 模 被 害 の 原 因 得 られた 防 災 知 見 等 について 今 村 先 生 のお 考 えをお 聞 かせください 今 村 今 回 の 巨 大 地 震 津 波 の 解 析 実 態 解 明 は 地 震 におい ても 津 波 においても 従 来 よりはるかに 密 なネットワークで 高 精 度 な 観 測 データが 得 られました 残 念 な 現 象 が 起 きましたが そこで 得 られた 理 解 は 非 常 に 進 んだと 思 います M9がなぜ 起 き たのか 地 震 が 起 こる 前 のゆっくりとした 滑 り 前 兆 現 象 とか 今 まさに 議 論 しているのですが それを 研 究 できる 貴 重 なデータ CDIT 2015 No.43 7

8 浸 水 することはない 防 潮 堤 を 大 幅 に 越 流 することは 考 えない 考 えてはいけない というようなイメージで 研 究 をしていました しかし 今 回 の 津 波 では 越 流 により 防 潮 堤 の 背 後 が 洗 掘 されて 堤 体 が 陸 側 に 倒 れました また 津 波 の 侵 入 時 に 壊 れなくても 引 波 のときに 前 面 が 洗 掘 されて 沖 側 に 倒 れるということが 起 きて います 越 流 によって 防 波 堤 の 背 後 に 渦 が 発 生 し 静 水 圧 よりも 水 圧 が 小 さくなったり 前 面 と 背 面 との 大 きな 水 位 差 によって 浸 透 流 が 生 じ さらに 洗 掘 が 進 むという 現 象 が 起 きました つまり いままで 考 えてこなかった 越 流 によって 生 じた 新 しい 現 象 が 出 てきたわけです その 解 明 は これからやっていかなけ ればいけない 非 常 に 重 要 な 問 題 です 港 空 研 でもいろいろ 取 り 組 んでいると 聞 いています 粘 り 強 さ の 取 組 みについて 防 潮 堤 は 現 在 かなり 粘 り 強 さ 化 を 行 っています 防 波 堤 は 現 状 ではまだ 粘 り 強 さ 化 はなされ ておりませんが 裏 込 石 でマウンドを 高 くする 工 夫 などの 検 討 が されています ただマウンドを 嵩 上 げするとマウンド 幅 が 相 当 広 くなり 防 波 堤 の 背 後 は 航 路 が 近 いですから 航 路 に 影 響 するので 幅 を 狭 めるため 鋼 管 矢 板 で 止 める 工 夫 などもなされています また 八 戸 港 では 裏 込 石 の 代 わりにカウンターウエイトブロック を 使 ったと 聞 いています 八 戸 港 の 北 防 波 堤 のハネ 部 ですが コ ンクリートのフレームを 置 き 中 に 石 を 詰 めた 構 造 です そうす ると マウンドの 石 と 中 に 詰 めた 石 とで 摩 擦 係 数 が 大 きくなり 抵 抗 力 が 増 える それを 何 段 か 積 む 津 田 副 局 長 がよくご 存 知 だ と 思 いますが そういう 工 夫 もされるようになっています 他 にも アイデアとして 幾 つか 設 計 されているようですが まだ 実 際 には やられていません 川 島 津 田 副 局 長 は 粘 り 強 さ にどう 取 り 組 んでいかれようと 考 えておられますか 津 田 整 備 局 では 髙 山 先 生 今 村 先 生 に 入 っていただいた 技 術 検 討 委 員 会 において また 中 央 では 港 湾 関 係 の 審 議 会 や 海 岸 分 野 で 議 論 が 行 われ その 結 果 減 災 という 考 え 方 防 護 目 標 を 明 確 にする 方 向 になっています ただ 実 際 の 復 旧 の 過 程 では 粘 り 強 さ についてはまだ 検 討 段 階 だったこともあり 考 えられるも の アイデア 的 なものも 含 めて 実 験 で 確 認 しながら 進 めたのが 実 情 です 特 に 港 空 研 にはいろいろ 実 験 していただきましたし 整 備 局 で も 実 験 を 繰 り 返 しました 津 波 も 波 だと 思 っていたのですが 実 際 は 流 れでした 海 底 からの 強 い 流 れが 防 波 堤 に 当 たるという のは いままで 設 計 したことのない 世 界 でした これにどう 対 処 するのか カウンターウエイトとしての 背 後 のマウンドを 高 くす る 被 覆 ブロック 同 士 を 連 結 させる 等 々 いくつか 検 討 していま す そうした 検 討 過 程 の 中 で 港 湾 局 の 防 波 堤 の 耐 波 設 計 ガイ ドライン が 昨 年 夏 にまとまりました この 中 に 粘 り 強 い 構 造 の 考 え 方 はどうするのか の 基 本 的 な 考 え 方 が 示 されています こ れからはガイドラインに 基 づき 防 波 堤 の 改 良 工 事 に 使 われてく るのではないでしょうか 東 南 海 南 海 地 震 などの 影 響 を 受 ける 港 では 一 部 取 り 組 みつつあると 思 います 川 島 技 術 基 準 やガイドラインでも いま 言 われた 浸 透 流 など いくつか 課 題 が 上 がっています 今 後 もその 研 究 に 取 り 組 んで いくということでしょうか 津 田 そうなると 思 います ガイドラインができたからそれに 基 づいて 設 計 ができるかというと 必 ずしもそうではないと 思 いま す 構 造 物 を 設 計 する 際 には 手 探 りのところがたぶんあると 思 いますので 場 合 によっては 実 験 を 繰 り 返 して そこから 答 えを 導 き 出 す その 中 で 特 に 難 しい 浸 透 流 などは 港 空 研 なりが 中 心 となって 取 り 組 んでいくのではないかと 思 います 髙 山 いまも 港 空 研 の 土 質 関 係 の 部 門 で 浸 透 流 や 越 流 津 波 に よる 洗 掘 の 問 題 に 取 り 組 んでいます まだ 設 計 に 応 用 するとこ ろ ま で は 行 っ て い ま せ ん が あ る 程 度 の 現 象 の メ カ ニ ズ ム の 解 明 はできています これまでも 粘 り 強 さ についての 模 型 実 験 が 港 空 研 などで 行 われて 来 ています けれども それは 想 定 してい る 場 所 に 対 する 対 策 であって 条 件 が 違 うところはどうするか 標 準 的 に 設 計 できる 状 況 にはなっていません 8 CDIT 2015 No.43

9 CDIT 座 談 会 津 田 そうですね 今 回 の 防 波 堤 復 旧 にあたっては 基 本 的 な ものをつくって 後 から 付 加 的 に 粘 り 強 さ をつけていこうとい うやり 方 です 工 事 を 進 めながら 堤 体 背 後 の 裏 込 石 等 は 後 か ら 盛 ればいいという 感 じでやってきました ただそのときに 津 波 の 継 続 時 間 が 防 波 堤 の 壊 れ 方 に 影 響 してきます 今 回 の 津 波 の 継 続 時 間 を 考 えたらいいのか それとも 将 来 起 こるであろう 津 波 の 継 続 時 間 を 考 えるのか これはまったく 分 からない 部 分 で す 東 北 地 方 の 復 旧 事 業 では 今 回 の 津 波 を 代 表 としました 髙 山 先 生 がおっしゃるとおり 地 域 や 発 生 する 津 波 によって 変 わっ てくると 思 います いろいろ 条 件 を 変 えながら 現 地 に 合 うもの をそれぞれやっていかなければいけません ただ 粘 り 強 さ を 考 えるときに 実 験 しなくても 設 計 できる 方 法 はないかという 議 論 の 中 で 粒 子 法 が 使 えるのではないかと いう 話 がありました これは 沿 岸 センターにお 願 いして 検 討 して いる 段 階 です 今 村 まさにその 部 分 も 実 験 と 設 計 の 間 を 結 ぶもので それが 数 値 モデルだと 思 います 粒 子 法 も 非 常 に 複 雑 な 現 象 を 再 現 でき ますが もう 一 歩 進 める 必 要 があります 流 体 地 盤 構 造 物 とい うこの3 層 構 造 を 近 い 将 来 きちんと 解 析 しなければいけません そのときに 京 の 活 用 があります 基 本 的 なモデル 開 発 が 大 切 に なりますが それは 今 回 の 現 地 データや 実 験 データで 取 られてい るので 開 発 する 基 礎 はできたのではないかと 思 っています 髙 山 シミュレーションで 現 象 を 再 現 するわけですが 私 は 完 全 に 再 現 しなくても かなり 誤 差 が 含 まれてもいい こういう 条 件 の 場 合 には この 程 度 の 対 策 をすればいい と 推 定 できるように なっていればいいのではないか と 思 っています あとは 実 験 で 確 かめればいいわけです 最 初 の 段 階 から 実 験 を 始 めるとなる といろいろなものをやらなければいけなくて ものすごくお 金 が か か り ま す 津 田 髙 山 そうですね 絞 り 込 みをしていく まずはシミュレーションをして 絞 り 込 んで どのぐらいの 粘 り 強 さ にするかという 条 件 があり それに 対 応 する 対 策 をつ くる それを 実 験 で 確 かめるという 手 順 でやると 非 常 に 効 率 がよ くなると 思 います 少 しは 誤 差 があっていいと 思 いますが こ うすればいい というものを 出 せるように 整 備 していかないと 大 変 だと 思 います 津 田 そうですね 構 造 物 の 話 になりますが 構 造 物 を 設 計 す るとき 断 面 でしかイメージしていませんが 実 は 津 波 のときは 平 面 で 考 えなければいけない 防 波 堤 を 堅 牢 にしますと 港 口 に 流 れが 集 中 しますから 港 口 の 洗 掘 がすごく 進 みます 八 戸 港 に おいて 防 波 堤 が 壊 れた 側 では 港 口 の 洗 掘 はないのですが 防 波 堤 の 被 害 が 少 なかった 漁 港 側 は 港 口 が10 15m 掘 られました 被 害 を 平 面 的 な 配 置 のなかで 考 える 場 合 によって ここは 諦 め 切 る 部 分 ということも 考 えていかなければいけないというこ とが 今 回 の 津 波 で 分 かって 来 たことかと 思 います 髙 山 八 戸 港 で 洗 掘 が 起 き 埋 立 護 岸 の 一 部 が 洗 掘 で 破 壊 され ました 高 知 新 港 の 場 合 は 将 来 南 海 トラフ 津 波 への 対 応 として 洗 堀 がどこでどう 起 きるのかをシミュレートできるようにならな いといけないのですが 計 算 しても 計 算 が 合 っているかどうか チェックするのがなかなか 難 しいです 今 村 今 回 の3.11で そうしたデータをかなり 取 ることができま した たとえば 仙 台 平 野 の 津 波 前 の 地 形 と 津 波 後 の 地 形 です いままさに 広 域 的 に 仙 台 湾 の 中 や 陸 前 高 田 で 移 動 床 計 算 をして いるところでして 期 待 していただきたいと 思 います 髙 山 正 確 に 何 メートルという 数 字 がぴたりと 合 わなくても 構 造 物 にどう 影 響 するかがわかる 程 度 に 出 てくればいいかと 思 い ます 今 村 先 生 の 研 究 に ぜひ 期 待 したいと 思 います 今 村 今 回 はレーザープロファイラーで 2mメッシュで 地 形 を 取 っています 震 災 前 のデータは 一 部 しかありませんが そうい うところも 使 いながら 取 り 組 んでいます 津 田 今 レーザープロファイラーの 話 が 出 ましたが 構 造 物 を 復 旧 するにあたってビデオカメラの 映 像 や 写 真 などが 残 ってい ることが 非 常 に 役 立 っています 海 の 中 はマルチソナーやサイド スキャンソナーで 調 査 し これも 非 常 にリアルにわかります 陸 上 はレーザープロファイラーですが 先 生 がおっしゃるように 震 災 前 と 後 があれば 一 番 いいでしょう 最 近 は 観 測 技 術 がすごく 発 達 していて それが 役 に 立 っていると 思 います 髙 山 現 地 が こ う な り ま し た と い う も の が あ れ ば シ ミ ュ レ ー ションでどの 程 度 再 現 できるか 精 度 が 検 討 できますから 一 番 重 要 となります いままではそういうデータがない 模 型 実 験 で やろうとしても 移 動 床 では 模 型 実 験 が 合 っているかどうかもわ からないから 非 常 に 難 しいです 今 村 津 田 副 局 長 が 言 われましたが 広 範 囲 になるとどこの 影 響 を 小 さくさせるかとか それは 地 域 防 災 も 実 は 同 じです CDIT 2015 No.43 9

10 防 災 減 災 に 向 けた 今 後 の 課 題 た と え ば レ ベ ル 1 で 評 価 し て い て も あ る 地 域 は そ こ ま で 要 ら ないからもう 少 し 下 げてほしい という 声 が 出 たりします 当 然 合 意 の 中 でやりますが 津 波 に 襲 われた 場 合 周 りはレベル1で すので 下 げたところに 力 が 集 中 してしまいます そういうことも 全 体 的 に 見 ていただかないといけない 復 興 を 睨 んだインフラ 整 備 と 港 湾 BCP 川 島 有 難 うございます 復 興 を 睨 んだインフラ 整 備 や 将 来 に 繋 がる 港 湾 BCPなどの 取 組 み 更 には 東 海 東 南 海 南 海 首 都 直 下 地 震 に 対 してどういう 政 策 が 求 められるのか 津 田 副 局 長 はどのように 考 えておられますか 津 田 インフラ 整 備 というハードの 部 分 と BCPのようなソフト と 併 せてやらないといけないと 思 います レベル1 レベル2の 話 がありますが レベル1に 対 しては 構 造 物 すなわちハードを 確 実 に 設 計 する それを 超 えたレベル2に 対 してはハードだけで なく ソフトも 加 えて 全 体 として 粘 り 強 さ を しっかり 考 えてい く 必 要 があります 今 回 の 大 震 災 では 太 平 洋 岸 が 被 災 したときに 日 本 海 側 がかな りバックアップしています 震 災 直 後 太 平 洋 側 の 港 は 貨 物 量 は 2~3 割 に 落 ち 込 みましたが 東 北 全 体 で 見 ると7 割 ぐらいです 日 本 海 側 が 落 ち 込 みをカバーしたわけです そういった 意 味 で 日 本 海 側 の 港 との 連 携 を 意 識 しておかなけ ればいけない また 普 段 使 っていないところを 震 災 があったか らといって 突 然 使 い 始 めることはできないと 思 います 日 常 的 に 日 本 海 側 の 港 をバランスよく 使 っていくためのインフラ 整 備 が 必 要 になると 思 います 日 本 海 側 の 港 がアジアとの 関 係 も 含 め て 機 能 できるように 意 識 しながら 港 の 整 備 を 考 えていきたいと 思 います いま 東 北 の 港 のビジョンづくりをしていまして ビジョ ンの 中 でそんなことも 示 していきたいと 考 えています 一 方 南 海 トラフ 等 の 大 規 模 地 震 に 関 しては 国 として 起 きては ならない 事 象 を 想 定 した 上 で それに 対 してどうインフラを 整 えて いくか どのようなソフトで 対 応 するかをしっかりつくり 上 げていく ことが 大 事 です 政 府 も 今 そういう 方 向 で 進 めていると 思 います 川 島 今 村 先 生 は 地 域 連 携 と 防 災 教 育 にこれまでも 随 分 力 を 入 れて 来 られています 復 旧 復 興 防 災 減 災 に 向 けた 今 後 の 課 題 や 大 切 なことという 視 点 で ソフト ハードも 含 めお 考 えを 伺 い たいと 思 います 今 村 今 後 すべきことは 大 きく 二 つあると 思 います 一 つは 安 全 レベルの 話 です 今 はレベル1 2で これも 一 つの 大 きなステッ プだと 思 いますが おそらくレベルはもう 少 し 細 かく 決 めなけれ ばいけないだろうと 思 います 技 術 的 な 情 報 を 与 えながら 住 民 または 地 域 行 政 が 合 意 形 成 をしなければいけない そのときに いまの2 段 階 だとなかなか 合 意 形 成 が 難 しい 場 合 もあります 皆 さんに 納 得 して 頂 ける 仕 組 みが 必 要 かなと 思 います たとえば 原 子 力 発 電 所 は 深 層 防 護 という 概 念 があって 5 段 階 に 分 かれています 大 きく 設 計 内 と 設 計 外 に 分 かれていまして 設 計 内 も3 段 階 に 分 かれています 発 生 を 抑 止 する 拡 大 を 抑 止 する 深 刻 な 状 況 とはどういうレベルで それを 抑 止 するために はどうしたら 良 いかというきめ 細 かい 議 論 をしています 最 重 要 施 設 だからできることかもしれませんが そうしたアイデアも 地 域 防 災 に 入 れて 安 全 レベルを 皆 さんと 議 論 して 合 意 していか なければいけないだろうと 思 います そうしないと どこまで 守 る ぞと 言 えないと 思 います 2 点 目 は 命 を 守 るためにはどうしたらいいか 教 育 も 必 要 で すが それだけではまだ 十 分 ではないと 思 います 先 程 3.11の 地 震 津 波 被 害 の 観 測 の 話 が 出 ましたが もう 一 つ 人 の 行 動 も 観 測 できました ビッグデータということで 携 帯 やカーナビのGPS 情 報 をいただいたことで あのとき 誰 がどうい う 行 動 をしたかが 逐 次 わかるようになりました そこから 得 ら れる 知 見 は 今 後 防 災 面 で 活 用 できると 思 います それをさらに 一 歩 進 め そういうデータがリアルタイムで 使 え るなら 地 震 津 波 が 起 きた 時 に どういう 状 況 で 何 を 回 避 しな ければいけないか そのために 相 互 に 情 報 交 換 して 行 くような 取 組 みも 考 えられます それがまさにビッグデータの 活 用 です 最 終 的 には 技 術 面 のサポートとわれわれの 理 解 防 災 教 育 や 認 識 がカバーして 現 実 化 できるのではないかと 思 います 津 波 対 策 技 術 の 課 題 川 島 髙 山 先 生 は 津 波 対 策 をどうするか 検 討 されていると 思 い ますが 実 際 に 現 場 で 対 策 を 考 えるときの 技 術 的 課 題 について はどう 考 えておられますか 髙 山 私 が 一 番 気 にしているのは 粘 り 強 さ についてのことで すが 今 はある 程 度 のアイデアを 取 り 入 れて 実 験 で 確 認 しなが 10 CDIT 2015 No.43

11 CDIT 座 談 会 ら 進 めています 現 在 は 早 急 に 復 旧 しなければならない 段 階 で すから 仕 方 ないのですが そのように 対 策 したものがどこまで 持 つのか まだきちんと 実 証 されていないのが 少 し 心 配 です 防 波 堤 のガイドラインも レベル1 規 模 は 越 流 させない 変 形 もしないということで 動 くか 動 かないかだけをやっています レベル2は 越 流 を 許 容 し 少 し 変 形 しても 良 いとなっていますが 防 波 堤 のガイドラインではレベル2もやはり 強 度 です だけど そ れは 動 くか 動 かないかだけを 言 っているだけであって 粘 り 強 さ は 変 形 も 許 容 するということなので どう 変 形 してどう 止 まる のかが 非 常 に 重 要 です そのへんのことが あまり 解 明 されてい ない そこをきちんとやっていかないといけないと 思 います こういう 対 策 をしたらこういうかたちで 止 まります こうい うかたちで 止 まるから 防 御 機 能 は100%ではないけれど80%ぐ らいは 残 っている ゼロにはなっていない というようなことをき ちんと 言 えるかたちに 持 っていかないと 実 際 の 設 計 になかなか 使 いにくいのではないでしょうか 今 後 の 防 災 避 難 計 画 の 取 組 みについて 川 島 想 定 を 超 えたことにより 避 難 したけれども 災 害 に 遭 った 人 もおられます 今 村 先 生 は 防 災 計 画 避 難 計 画 に 取 り 組 んで おられますが 今 後 どういう 取 組 みをしていけば 良 いでしょう 今 村 今 回 想 定 を 超 えてしまったのですが 改 めて 想 定 の 大 切 さを 認 識 しています 構 造 物 も 想 定 がなければまったく 対 応 で きません 避 難 やソフトも 同 じです いままでは 過 去 の 記 録 に 則 った 最 大 を 対 象 にしていたので すが 今 回 はそれを 上 回 ってしまった 将 来 可 能 性 のあるもの も 含 めて 想 定 するということで レベルを 上 げました でも 何 が 起 こるかわからない そこのプラス アルファを 忘 れないように 心 がけています 最 後 には 計 画 をきちんとやることと 実 践 です 避 難 やいろい ろな 対 応 を いかにプラクティカルに 対 応 できるようにするか 一 つは 訓 練 を 心 がける 地 域 企 業 でもそうですし 習 慣 化 とい うのでしょうか 当 たり 前 にやるべきところを もっと 率 先 してや りたいと 思 います 津 田 先 ほどの ビッグデータ 解 析 による 人 の 行 動 という 話 で すが 今 回 の 地 震 を 考 えたとき 情 報 をどうやって 正 確 に 伝 える か 生 の 情 報 というか いま 観 測 しました という 情 報 を 関 係 者 に 伝 える 工 夫 観 測 情 報 を 伝 える 仕 組 みをしっかりつくっていく 必 要 があると 思 います 防 災 関 係 者 に できれば 一 般 の 方 にも エリアメールみたいなかたちで いま 観 測 しました というもの は 意 味 のある 情 報 ではないでしょうか 人 の 行 動 の 解 析 と 併 せ て 考 えていかなければいけない 分 野 と 思 います 今 村 そのとおりですね 震 災 前 はできるだけ 正 確 な 情 報 をた くさん 提 供 しようという 方 向 でした 今 回 新 たに 見 直 すと 情 報 の 洪 水 だったりするので ある 程 度 は 整 理 しなければいけない その 中 でプライオリティが 高 いのは 観 測 情 報 です また 予 測 情 報 とか 定 量 的 なものをきちんと 出 す 必 要 があります 津 田 東 北 地 整 では 今 村 先 生 に 教 えていただきながら GPS 波 浪 計 の 観 測 情 報 をダイレクトに 自 治 体 の 防 災 部 局 やそこを 経 由 して 消 防 団 など 防 災 活 動 に 従 事 する 方 々に 渡 るような 取 組 みを 検 討 しています 例 えば 消 防 団 に 10 分 後 に 津 波 が 来 ます と 言 えば あと5 分 活 動 して 逃 げよう となるはずです 今 回 の 海 岸 法 の 改 正 では 水 門 陸 閘 の 操 作 規 則 策 定 が 義 務 づけされて そ うした 場 合 に GPS 波 浪 計 でいま 観 測 しました という 情 報 は 非 常 に 重 要 だと 思 います シンプルな 情 報 を 発 信 し 防 災 活 動 に 使 ってくださいということをお 願 いしようと 思 います システム はだいたいでき 上 がってきました 川 島 東 北 地 整 の 取 組 みが 他 の 地 区 に 拡 がろうとしており 沿 岸 センターもシステムの 検 討 などお 手 伝 いをしております 東 日 本 大 震 災 では 地 元 で 港 湾 関 係 者 が 復 興 会 議 を 開 いて 復 興 プランをまとめられたとのことですが この 経 験 も 今 後 活 かさ れるのでしょうか 津 田 各 港 湾 においてBCPを 今 策 定 中 ですが 計 画 の 内 容 に 加 え 会 議 で 関 係 者 が 顔 を 合 わせていることも 大 切 です 誰 が 何 をしているか この 問 題 が 出 たときは 誰 それに 言 えば 何 とかし てくれる とか そういうコミュニテイができていることがきわめ て 大 事 です 髙 山 津 田 それは 普 段 から 普 段 からです BCPをつくる 過 程 で 顔 を 付 き 合 わせてコ ミュニケーションしている それを 介 して 訓 練 を 繰 り 返 していく ところ が B C P のもう 一 つ の メリットで す そこに 存 在 するメン バーがプレイヤーだ と 分 かることが 非 常 時 の 臨 機 の 対 応 に 大 事 だと 思 います 川 島 本 日 は 貴 重 なご 意 見 を 有 難 うございました 私 共 沿 岸 技 術 研 究 センターにおきましても 皆 様 方 のご 指 導 を 頂 きながら 沿 岸 域 の 防 災 減 災 についてその 技 術 面 防 災 知 識 の 普 及 啓 発 な どに 取 り 組 んで 参 りたいと 考 えています 本 日 は 有 難 うございま した CDIT 2015 No.43 11

12 特 集 東 日 本 大 震 災 からの 海 洋 沿 岸 施 設 等 の 復 旧 復 興 の 現 況 と 今 後 取 り 組 むべき 課 題 東 日 本 大 震 災 を 踏 まえた 港 湾 の 防 災 減 災 対 策 について 加 藤 利 弘 国 土 交 通 省 港 湾 局 海 岸 防 災 課 災 害 対 策 室 室 長 東 日 本 大 震 災 発 生 から 今 年 で4 年 をむかえ さらに 新 たな 大 規 模 災 害 が 懸 念 されているなか さまざまな 防 災 減 災 対 策 が 講 じられている 本 稿 では 港 湾 における 対 策 についてご 紹 介 いただいた 東 日 本 大 震 災 による 被 害 と 復 旧 状 況 (1) 発 災 直 後 の 状 況 平 成 23 年 3 月 11 日 に 発 生 した 東 日 本 大 震 災 では 八 戸 港 から 鹿 島 港 に 至 る 太 平 洋 側 の 港 湾 が 大 きな 被 害 を 受 け 一 時 その 機 能 を 全 面 的 に 停 止 した 地 震 津 波 による 港 湾 関 係 施 設 の 被 害 は4 千 億 円 を 超 えた 被 害 状 況 を 概 観 すると 同 じ 太 平 洋 側 の 港 湾 でも 地 盤 条 件 や 地 震 動 津 波 の 来 襲 状 況 に 応 じて 北 部 は 津 波 による 防 波 堤 等 の 被 害 が 顕 著 であり 南 部 は 地 震 動 による 岸 壁 等 の 被 害 が 顕 著 で あった 発 災 直 後 港 湾 施 設 の 多 くは 被 災 して 使 用 できなかった また をもたらした その 影 響 は 国 内 に 留 まらず 一 時 期 遠 く 海 外 の 自 動 車 生 産 工 場 の 操 業 まで 影 響 を 及 ぼすこととなった (2) 復 旧 状 況 港 湾 施 設 の 復 旧 については 各 港 毎 の 産 業 物 流 復 興 プラン にお いて 主 要 港 湾 施 設 の 復 旧 工 程 計 画 を 定 め 計 画 的 に 推 進 してきた 復 旧 工 事 は 当 初 計 画 より 若 干 の 遅 れは 見 られるものの 復 旧 工 程 計 画 を 定 めた131 箇 所 の 主 要 港 湾 施 設 については 当 初 より 復 旧 に 時 間 を 要 するとされていた 釜 石 港 大 船 渡 港 相 馬 港 の3 防 波 堤 を 除 き 平 成 26 年 度 中 に 完 了 する 予 定 となっている 残 された3 防 波 堤 についても 大 船 渡 港 湾 口 防 波 堤 は 平 成 28 年 度 末 釜 石 港 湾 口 防 波 堤 及 び 相 馬 港 沖 防 波 堤 は 平 成 29 年 度 末 まで に 完 了 する 見 込 みである( 図 1) 津 波 により 流 されたガレキやコンテナ 等 が 港 内 に 漂 流 沈 没 して 船 舶 の 入 港 を 不 可 能 にしていた 国 と 港 湾 管 理 者 は 早 急 に 海 上 からの 緊 急 物 資 輸 送 を 開 始 する ため 事 前 に 災 害 協 定 を 締 結 していた 港 湾 建 設 業 団 体 の 協 力 を 得 て 港 湾 施 設 の 緊 急 復 旧 や 航 路 の 啓 開 作 業 に 着 手 した その 結 果 3 月 24 日 までに 八 戸 港 から 鹿 島 港 までの 主 要 11 港 ではいずれ かの 岸 壁 が 利 用 可 能 な 状 態 となり 緊 急 物 資 の 搬 入 が 可 能 となっ 図 1 港 湾 施 設 の 復 旧 状 況 た また 被 災 地 で 不 足 した 燃 料 については 使 用 可 能 な 石 油 タ ンクが 残 っていた 仙 台 塩 釜 港 塩 釜 港 区 の 航 路 啓 開 作 業 を 集 中 的 に 行 い 3 月 21 日 にはオイルタンカーの 第 1 船 を 入 港 させることが できた 太 平 洋 側 港 湾 の 機 能 停 止 に 伴 って 被 災 地 では 必 要 とする 石 油 や 配 合 飼 料 等 が 不 足 した このとき 秋 田 港 や 新 潟 港 等 の 日 本 海 側 の 港 湾 は 被 災 した 太 平 洋 側 港 湾 に 代 わってこうした 物 資 を 受 け 入 れ 太 平 洋 側 の 地 域 へ 陸 送 することで 被 災 地 の 生 活 の 維 持 再 建 産 業 の 復 旧 復 興 に 大 きな 役 割 を 果 たした コンテナ 等 の 輸 送 については 仙 台 塩 釜 港 仙 台 港 区 のコンテナ ターミナルや 茨 城 港 大 洗 港 区 のフェリーターミナル 等 が 被 災 によ 被 災 地 港 湾 ( 八 戸 港 鹿 島 港 )における 取 扱 貨 物 量 をみると 震 災 直 後 の 平 成 23 年 4 月 には 前 年 同 月 の23%まで 低 下 したが 停 止 し ていた 企 業 活 動 が 再 開 したこと また 復 旧 復 興 に 向 けた 公 共 事 業 の 進 展 に 伴 う 資 材 等 の 取 扱 量 の 増 加 やアベノミクスによる 経 済 の 好 転 も 加 わり 平 成 25 年 は 震 災 前 を 上 回 る 取 扱 量 となっている また コンテナ 貨 物 取 扱 量 をみると 震 災 直 後 には 全 面 的 に 停 止 した 定 期 コンテナ 航 路 も 順 次 再 開 しており 平 成 25 年 末 には 震 災 前 の 平 成 22 年 と 同 じレベルまで 回 復 している( 図 2) このように 港 湾 施 設 の 復 旧 や 港 湾 物 流 の 回 復 は 着 実 に 進 みつ つある しかし 地 域 全 体 の 復 旧 復 興 はまだまだ 道 半 ば であり 今 後 更 なる 取 り 組 みが 期 待 される り 機 能 停 止 に 陥 り かなりの 期 間 地 域 の 経 済 活 動 に 大 きな 影 響 12 CDIT 2015 No.43

13 東 日 本 大 震 災 からの 海 洋 沿 岸 施 設 等 の 復 旧 復 興 の 現 況 と 今 後 取 り 組 むべき 課 題 取 扱 貨 物 量 の 推 移 H22 年 と 比 べて 105%の 取 扱 量 H22 年 と 比 べて 107%の 取 扱 量 起 きてはならない 最 悪 の 事 態 の 例 推 進 計 画 の 例 重 要 業 績 指 標 (KPI)の 例 コンテナ 貨 物 取 扱 量 ( 外 内 貿 合 計 )の 推 移 H22 年 と 比 べて 81%の 取 扱 量 H22 年 と 比 べて 23%の 取 扱 量 H22 年 と 比 べて 100%の 取 扱 量 広 域 にわたる 大 規 模 津 波 等 による 多 数 の 死 者 発 生 被 災 地 での 食 料 飲 料 水 等 生 命 に 関 わる 物 資 供 給 の 長 期 停 止 サプライチェーンの 寸 断 等 による 企 業 の 国 際 競 争 力 低 下 ハード 対 策 の 着 実 な 推 進 と ソフト 対 策 を 組 み 合 わせた 対 策 の 推 進 関 係 機 関 の 連 携 等 により 装 備 資 機 材 の 充 実 情 報 収 集 共 有 情 報 提 供 など 必 要 な 体 制 整 備 を 図 る サプライチェーンを 確 保 す るための 企 業 ごと 企 業 連 携 型 BCPの 策 定 国 交 農 水 東 海 東 南 海 南 海 地 震 等 の 大 規 模 地 震 が 想 定 されている 地 域 等 における 海 岸 堤 防 等 の 整 備 率 ( 計 画 高 までの 整 備 と 耐 震 化 ) 約 31%(H24) 約 66%(H28) 国 交 農 水 最 大 クラスの 津 波 ハザードマップを 作 成 公 表 し 防 災 訓 練 等 を 実 施 した 市 町 村 の 割 合 14%(H24) 100%(H28) 国 交 農 水 東 海 東 南 海 南 海 地 震 等 の 大 規 模 地 震 が 想 定 されている 地 域 等 において 今 後 対 策 が 必 要 な 水 門 陸 閘 等 の 自 動 化 遠 隔 操 作 化 率 約 33%(H24) 約 57%(H28) 国 交 大 規 模 地 震 が 特 に 懸 念 される 地 域 における 港 湾 による 緊 急 物 資 供 給 可 能 人 口 カバー 率 59%(H24) 64%(H28) 国 交 航 路 啓 開 計 画 が 策 定 されている 緊 急 確 保 航 路 の 割 合 0%(H24) 100%(H28) 図 2 H22 年 と 比 べて 0.7%の 取 扱 量 港 湾 取 扱 貨 物 量 の 回 復 状 況 基 幹 的 陸 上 海 上 交 通 ネットワークの 機 能 停 止 電 力 供 給 ネットワー ク( 発 変 電 所 送 配 電 設 備 )や 石 油 LP ガスサプライチェー ンの 機 能 の 停 止 基 幹 交 通 の 分 断 が 社 会 経 済 に 及 ぼす 影 響 に 関 する 想 定 精 度 の 向 上 を 図 る コンビナート 港 湾 における 関 係 者 が 連 携 したBCPを 策 定 国 交 国 際 戦 略 港 湾 国 際 拠 点 港 湾 重 要 港 湾 にお ける 港 湾 の 事 業 継 続 計 画 ( 港 湾 BCP)が 策 定 されてい る 港 湾 の 割 合 3%(H24) 100%(H28) 国 交 製 油 所 が 存 在 する 港 湾 における 関 係 者 との 連 携 による 製 油 所 を 考 慮 した 港 湾 の 事 業 継 続 計 画 ( 港 湾 BCP) 策 定 率 0%(H24) 100%(H28) 貨 物 データは 港 湾 管 理 者 ヒアリングをもとに 国 土 交 通 省 港 湾 局 作 成 表 1 国 土 強 靱 化 アクションプラン2014の 概 要 ( 港 湾 関 係 抜 粋 ) 迫 り 来 る 大 規 模 災 害 東 日 本 大 震 災 から まだ4 年 近 くしか 経 過 しておらず また そ の 復 旧 復 興 も 完 了 していない 状 況 にもかかわらず 早 くも 次 の 大 規 模 災 害 が 懸 念 されている 今 後 30 年 間 に 起 こる 確 率 が70% 程 度 と 想 定 されている 南 海 トラフ 地 震 ( 南 海 トラフ 沿 いで 年 間 隔 で 発 生 するM8クラスの 大 規 模 地 震 )と 首 都 直 下 地 震 である いずれの 地 震 についても 平 成 25 年 末 に 当 該 地 震 に 対 する 対 策 を 規 定 した 特 別 措 置 法 が 制 定 されており 平 成 25 年 度 末 の 地 域 指 定 及 び 基 本 計 画 策 定 と 同 時 進 行 で 進 んできた 具 体 的 な 対 策 を 定 める 具 体 計 画 の 段 階 に 至 って 南 海 トラフ 地 震 に 関 する 検 討 が 若 干 先 行 しているが いずれも 平 成 26 年 度 中 に 具 体 計 画 を 策 定 する 見 込 みである 内 閣 府 により 南 海 トラフ 巨 大 地 震 ( 南 海 トラフ 沿 いで 発 生 する 千 年 に 一 度 あるいはそれよりもっと 発 生 頻 度 が 低 いM9クラス の 巨 大 地 震 )の 被 害 想 定 が 行 われているが 被 害 額 は 約 220 兆 円 超 広 域 にわたる 強 い 揺 れと 巨 大 な 津 波 への 対 応 が 主 な 課 題 とされ ている 一 方 首 都 直 下 地 震 についても 被 害 想 定 が 行 われており こちらは 被 害 額 約 95 兆 円 木 造 住 宅 密 集 市 街 地 を 中 心 に 発 生 する 大 規 模 火 災 への 対 応 や 中 枢 機 能 の 確 保 が 主 な 課 題 となっている また 平 成 26 年 8 月 には 津 波 防 災 地 域 づくり 法 に 基 づき 日 本 海 における 最 大 クラスの 津 波 の 断 層 モデルと 津 波 高 の 概 略 計 算 結 果 が 示 されたが 日 本 海 側 の 地 域 においても 10m 程 度 の 津 波 の 発 生 が 予 想 されている このほか 地 球 温 暖 化 による 台 風 の 大 型 化 や 海 面 上 昇 高 潮 災 害 の 深 刻 化 など 様 々な 大 規 模 災 害 の 可 能 性 が 指 摘 されるなか 平 成 25 年 末 には 大 規 模 災 害 等 に 備 えた 国 土 の 全 域 にわたる 強 靱 な 国 土 づくりの 推 進 を 目 指 す 国 土 強 靱 化 基 本 法 が 制 定 された さらに 同 法 に 基 づき 平 成 26 年 6 月 には 国 土 強 靱 化 に 係 る 国 の 他 の 計 画 等 の 指 針 となる 国 土 強 靱 化 基 本 計 画 と 主 要 施 策 等 を 定 めた 国 土 強 靱 化 アクションプラン2014 が 策 定 された アクションプランは 基 本 計 画 を 着 実 に 推 進 するため 主 要 施 策 の 進 捗 管 理 にあたって 重 要 業 績 指 標 (KPI) 等 の 具 体 的 数 値 目 標 を 設 定 し 毎 年 度 施 策 の 進 捗 状 況 を 可 能 な 限 り 定 量 的 に 評 価 し ようとするもので 港 湾 関 係 では 表 1に 示 す 重 要 業 績 指 標 (KPI) が 設 定 されている( 表 1) 港 湾 における 防 災 減 災 対 策 東 日 本 大 震 災 の 教 訓 を 踏 まえるとともに 迫 り 来 る 大 規 模 災 害 へ 備 えるため 港 湾 局 では 港 湾 及 びその 背 後 地 を 守 る という 観 点 と 災 害 時 も 海 上 輸 送 ネットワークを 維 持 する という 観 点 から それぞれハード ソフト 両 面 の 施 策 を 展 開 している いずれ の 施 策 についても 発 生 頻 度 の 高 い 津 波 ( 数 十 年 百 数 十 年 に1 回 発 生 する 規 模 の 津 波 :レベル1 津 波 )に 対 しては 構 造 物 によって 津 波 の 市 街 地 への 侵 入 を 防 ぐ 一 方 最 大 クラスの 津 波 ( 数 百 年 千 年 に1 回 発 生 する 規 模 の 津 波 :レベル2 津 波 )に 対 しては 津 波 CDIT 2015 No.43 13

14 防 波 堤 の 効 果 により 防 潮 堤 の 施 設 高 を 低 く 抑 えることが 可 能 津 波 湾 口 防 波 堤 により 港 内 へ 侵 入 する 津 波 流 量 流 速 をカット 港 内 の 水 位 上 昇 を 抑 制 港 内 施 設 等 の 被 害 軽 減 港 内 の 労 働 者 等 の 安 全 確 保 多 重 防 護 であることによる 安 心 感 の 増 大 景 観 利 用 面 の 向 上 天 端 形 状 を 工 夫 す ることで 越 流 水 の 着 水 位 置 を 防 波 堤 から 離 すことがで き 防 波 堤 背 後 の 洗 掘 を 防 止 できる 減 衰 沖 合 で 一 度 津 波 エネルギーを 減 衰 させることにより 背 後 地 への 津 波 到 達 時 間 を 遅 らせ 被 害 を 大 幅 に 軽 減 津 波 防 波 堤 津 波 防 潮 堤 津 波 腹 付 工 により 津 波 が 防 波 堤 を 越 流 しても 防 波 堤 を 安 定 させるの に 必 要 な 基 礎 マウンドと 海 底 地 盤 を 洗 掘 から 防 護 きる また 大 き な 津 波 が 来 週 しても 防 波 堤 を 後 ろから 支 えることができる 被 覆 ブロックや 洗 掘 防 止 マットにより 腹 付 工 の 機 能 を 強 化 して 基 礎 マウン ドと 海 底 地 盤 を 洗 掘 から 防 護 できる 図 3 多 重 防 護 のイメージ 図 4 粘 り 強 い 構 造 とするための 防 波 堤 の 補 強 策 の 市 街 地 への 侵 入 を 許 容 し 避 難 を 軸 としたソフト 対 策 を 中 心 に 据 えるという 基 本 的 な 考 え 方 を 踏 まえたものである (1) 港 湾 及 びその 背 後 地 を 守 る という 観 点 からの 施 策 港 湾 及 びその 背 後 地 を 守 る という 観 点 から ハード 対 策 では 多 重 防 護 の 考 え 方 と 粘 り 強 い 構 造 の 導 入 等 を 進 めている 多 重 防 護 とは 津 波 の 来 襲 に 対 し まず 防 波 堤 で 津 波 流 量 を 削 減 し 流 速 を 低 下 させることにより 港 内 の 水 位 上 昇 を 抑 制 し 次 いで 防 潮 堤 により 背 後 地 への 津 波 の 侵 入 を 防 止 するという 段 階 的 な 防 護 の 考 え 方 である 東 日 本 大 震 災 の 津 波 シミュレーショ ンでは 釜 石 港 の 湾 口 防 波 堤 が 背 後 地 への 津 波 の 到 達 時 間 を 約 6 分 遅 らせ 津 波 高 浸 水 面 積 を 約 4 割 低 減 したという 計 算 結 果 が 出 ており まさに 多 重 防 備 の 効 果 必 要 性 が 示 されている こ の 考 え 方 に 沿 った 対 策 が 現 在 南 海 トラフ 地 震 等 による 巨 大 津 波 が 想 定 されている 高 知 港 等 で 取 り 組 まれているところである 粘 り 強 い 構 造 とは 何 度 も 来 襲 する 津 波 等 に 対 し 多 少 壊 れ ても 一 度 で 倒 壊 せず 最 後 まで 何 らかの 減 災 効 果 を 発 揮 させるよ うに 構 造 物 を 粘 り 強 く 強 化 する 考 え 方 で 主 に 防 波 堤 を 対 象 に 導 入 を 進 めている 多 重 防 護 と 同 様 南 海 トラフ 地 震 等 による 津 波 が 想 定 されている 太 平 洋 側 の 港 湾 を 中 心 に 取 り 組 まれているとこ ろである ( 図 3)( 図 4) また 東 日 本 大 震 災 の 際 水 門 陸 閘 等 の 操 作 に 従 事 した 方 が 多 数 犠 牲 になったことを 踏 まえ 水 門 陸 閘 等 の 統 廃 合 や 自 動 化 遠 隔 操 作 化 といったハード 対 策 を 進 めているほか ソフト 対 策 と して 平 成 26 年 6 月 に 海 岸 法 を 改 正 し 現 場 作 業 員 の 安 全 を 考 慮 した 水 門 陸 閘 等 の 操 作 規 則 の 策 定 を 海 岸 管 理 者 に 義 務 づけたと ころである このほか ソフト 対 策 では 防 潮 堤 等 の 防 護 ラインより 海 側 で 活 動 する 港 湾 労 働 者 や 港 湾 利 用 者 等 が 安 全 に 避 難 待 避 できるよ う 平 成 25 年 9 月 に 港 湾 の 津 波 避 難 対 策 に 関 するガイドライン を 策 定 したほか ハザードマップの 作 成 等 を 推 進 している (2) 災 害 時 も 海 上 輸 送 ネットワークを 維 持 する という 観 点 か らの 施 策 災 害 時 も 海 上 輸 送 ネットワークを 維 持 する という 観 点 から ハード 対 策 では 耐 震 強 化 岸 壁 を 核 とする 臨 海 部 防 災 拠 点 の 形 成 やコンビナート 港 湾 の 強 靱 化 幹 線 物 流 を 担 う 施 設 の 耐 震 強 化 等 を 進 めている 耐 震 強 化 岸 壁 を 核 とする 臨 海 部 防 災 拠 点 とは 地 震 直 後 でも 緊 急 物 資 の 輸 送 を 迅 速 に 行 えるよう 耐 震 強 化 した 岸 壁 と 緊 急 時 に は 荷 さばき 地 としても 活 用 できる 直 背 後 のオープンスペースを 備 えたもので これまでも 背 後 に 一 定 規 模 の 人 口 を 有 する 港 湾 や 離 島 半 島 等 地 形 的 要 因 により 海 上 輸 送 に 依 存 せざるを 得 ない 港 湾 等 を 対 象 に 整 備 を 進 めてきた その 効 果 は 東 日 本 大 震 災 の 際 被 災 地 に 整 備 されていた6バースの 耐 震 強 化 岸 壁 が 背 後 のオー プンスペースや 接 続 道 路 では 地 盤 の 一 部 沈 下 や 津 波 流 出 物 の 堆 積 等 が 生 じたものの いずれも 航 路 啓 開 後 に 直 ちに 利 用 可 能 であっ たことで 実 証 されている 臨 海 部 防 災 拠 点 の 中 でも 東 京 湾 ( 川 崎 港 東 扇 島 地 区 ) 大 阪 湾 ( 堺 泉 北 港 堺 2 区 )においては 都 道 府 県 を 越 える 広 域 的 な 緊 急 物 資 輸 送 等 に 対 応 するため 国 自 ら 大 規 模 な 防 災 拠 点 ( 基 幹 的 広 域 防 災 拠 点 )を 整 備 している この 基 幹 的 広 域 防 災 拠 点 は 耐 震 強 化 岸 壁 に 加 え 大 規 模 なオープンスペース 防 災 センター 倉 庫 等 から 構 成 されており 平 常 時 は 港 湾 管 理 者 に 管 理 を 委 託 し 港 湾 緑 地 として 市 民 に 開 放 されている しかし 大 規 模 な 災 害 が 発 生 した 場 合 は 直 ちに 国 による 運 用 に 切 り 替 え 緊 急 物 資 輸 送 の 中 継 拠 点 や 自 衛 隊 のベースキャンプ 等 として 活 用 されることと なっている ( 図 5)( 写 真 1) コンビナート 港 湾 の 強 靱 化 を 目 指 した 施 策 も 推 進 している 東 日 本 大 震 災 では 民 間 事 業 者 が 管 理 する 航 路 沿 いの 護 岸 が 倒 14 CDIT 2015 No.43

15 東日本大震災からの海洋 沿岸施設等の復旧 復興の現況と今後取り組むべき課題 図5 耐震強化岸壁を核 とする臨海部防災拠点 のイメージ り 港湾相互間の連携や広域的な視点からの緊急物資輸送ルートの 緑地等の オープンスペース 検討等が 本協議会を通じてより深まることが期待されている そのほか 港湾の事業継続計画 港湾BCP の策定も推進しており 平成26年6月に策定された 国土強靱化アクションプラン2014 で は 重要業績指標(KPI)として 重要港湾以上の全ての港湾において 耐震強化岸壁 川崎港東扇島地区 平成20年4月26日に供用開始 耐震強化岸壁 -12m 平成24年4月1日に供用開始 堺2区 臨港道路 港湾広域防災 拠点支援施設 基幹的広域防災 拠点 15.8ha 基幹的広域防災 拠点 15.8ha 耐震強化岸壁 -7.5m 川崎港 港湾広域防災拠点支援施設 平成28年度までに港湾BCPを策定することを定めている 堺泉北港堺2区 臨港道路 港湾BCPとは 災害時に港湾機能の低下を最小限に抑えるため の対策の方針 体制等を示すとともに それを実現するための人 員 資機材の確保 事前対策の実施 取り組みを浸透させるため の教育 訓練 継続的な改善等のマネジメント活動のほか 緊急 耐震強化岸壁 (-7.5m) 堺泉北港 写真1 基幹的広域防災拠点 物資輸送手段についても取りまとめた計画である その策定主体 は 国や港湾管理者等 港湾関係者等により組織される協議会を 想定している 現在 国土交通省港湾局では 港湾BCPの策定を 壊したことにより その奧にある公共岸壁が利用できなくなった 促進するため 港湾BCP策定ガイドライン 仮称 を作成すべ 事態が発生した このため 平成25年に港湾法を改正し 民間事 く検討を進めているところである 業者が管理する航路沿いの護岸等の維持管理状況を港湾管理者が 港湾BCP は 災害時に確実に実施できるという 実効性 が最 立入検査できるようにした さらに翌26年の港湾法改正により も重要である あまりに分厚い報告書では災害時に活用できない 耐震強化岸壁等に至る航路沿いの民有護岸等の耐震改修を促進 まずはA4版10頁程度にコンパクトにまとめた冊子からスタート し 災害時の航路機能を確保するため 無利子貸付制度と法人税 し 教育 訓練 評価等を通して順次見直しを行い改善していく の特例措置を創設している という方向で積極的に取り組んでいただけると有り難い なお コンテナターミナルやフェリーターミナル等の幹線物流を担う 港湾BCPの実効性を高めるには こうした協議会によるマネジメ 港湾施設については 東日本大震災の際 その機能停止が経済活 ント活動を通じて ソーシャルキャピタル と言われる緊密な関 動に大きな影響をもたらしたことを踏まえ 必要に応じて耐震強 係者間のネットワークと信頼関係を構築することが極めて重要な 化や液状化対策を講じることとしている ファクターであることに留意する必要がある 図6 ソフト対策では 港湾の災害対応力の強化に向けた体制の構築 に努めている まずは 航路啓開体制の強化である 東日本大震災では 港内に大量のガレキ コンテナ等が漂流 沈 没し 船舶による緊急物資輸送に支障をきたした 今後発生が懸 念される南海トラフ地震等では 港外にもガレキ等が漂流 沈没 し 船舶の入港を阻害する可能性があるが 港外の場合 所有者 の同意を得ずに撤去する応急公用負担権限を行使できない この ため 平成25年の港湾法改正で 緊急時に迅速に船舶の航行を確 図6 港湾BCPのマネジメント活動 保する 緊急確保航路 を規定し 同航路内においては国が応急公 おわりに 用負担権限を行使してガレキ等を撤去できるようにした 東京湾 四方を海に囲まれ 臨海部に人口や産業が集積する我が国にお 大阪湾 伊勢湾の三大湾においては 同年末 緊急確保航路を指 いては 港湾は 海と陸を結ぶ重要な交通基盤であるとともに 定したところである 陸域と水域が一体となった臨海部空間として 産業の発展や国民 また 効果的に災害対応を実施するためには 港湾の広域的な連 生活の向上に大きな役割を果たしている 携が必要不可欠である このため 平成25年の港湾法改正により 国土交通省港湾局では 地震 津波等に対する港湾の安全性を確 港湾相互間の広域的な連携による災害時の港湾機能の維持につい 保するため 今後も 港湾及びその背後地を守る という観点から ま て協議する 港湾広域防災協議会 を新たに規定した 国及び港湾管 た 災害時も海上輸送ネットワークを維持する という観点から 理者で構成されるが 既に 東京湾 大阪湾 伊勢湾に設置されてお ハード ソフト両面の様々な施策を推進していくこととしている CDIT 2015 No.43 15

16 特 集 東 日 本 大 震 災 からの 海 洋 沿 岸 施 設 等 の 復 旧 復 興 の 現 況 と 今 後 取 り 組 むべき 課 題 東 北 エリアの 港 湾 施 設 の 復 旧 と 復 興 状 況 山 本 貴 弘 国 土 交 通 省 東 北 地 方 整 備 局 港 湾 空 港 部 港 湾 空 港 企 画 官 東 日 本 大 震 災 による 被 害 の 復 旧 復 興 において 港 湾 の 果 たす 物 流 的 な 役 割 はたいへん 重 要 だ 本 稿 では 東 北 エリア の 港 湾 施 設 の 復 興 状 況 についての 施 策 の 実 施 を 紹 介 いただいた はじめに 2011 年 3 月 11 日 14 時 46 分 に 発 生 した 三 陸 沖 を 震 源 とするマ グニチュード9.0の 地 震 は 高 さ15mを 超 える 津 波 を 伴 い 東 日 本 太 平 洋 岸 を 中 心 とした 広 い 範 囲 において 死 者 行 方 不 明 者 約 2 万 1 千 人 建 物 被 害 ( 全 半 壊 全 半 焼 ) 約 40 万 戸 という 未 曾 有 の 被 害 をもたらした( 被 害 概 要 :H25.3 総 務 省 発 表 ) これらの 地 震 と 大 津 波 は 東 北 地 方 太 平 洋 沿 岸 の 港 湾 ( 青 森 県 岩 手 県 宮 城 県 福 島 県 )のうち22 港 ( 地 方 港 湾 含 む)に 被 害 を 与 え これらの 港 湾 施 設 ( 公 共 )の 被 害 は 約 3,405 億 円 ( 直 轄 補 び 港 湾 利 用 者 などによる 復 興 会 議 を 立 ち 上 げ 平 成 23 年 8 月 まで に 全 ての 被 災 港 湾 において 地 元 関 係 者 の 共 通 指 針 とした 産 業 物 流 復 興 プラン を 策 定 し 地 元 自 治 体 の 復 興 まちづくりと 連 携 を 図 りながら 港 湾 施 設 の 復 旧 を 進 めている 港 湾 施 設 の 復 旧 状 況 今 回 の 地 震 津 波 により 防 波 堤 は 設 計 外 力 を 超 える 津 波 の 襲 来 によって 数 多 く 被 災 した また 岸 壁 は 構 造 物 への 影 響 が 大 き いと 思 われる0.3~1ヘルツの 周 波 数 帯 のエネルギーが 大 きかっ た 仙 台 以 南 の 相 馬 港 及 び 小 名 浜 港 において 数 多 く 被 災 した 今 回 の 震 災 により 直 轄 港 湾 施 設 106 施 設 ( 権 限 代 行 含 む)が 被 災 したが このうち 甚 大 な 被 害 を 受 けた 釜 石 港 及 び 大 船 渡 港 の 湾 口 防 波 堤 相 馬 港 沖 防 波 堤 以 外 は 平 成 25 年 度 中 に 復 旧 を 完 了 することができた 助 災 害 復 旧 額 ベース) にのぼった( 図 1) 図 1 釜 石 港 津 波 襲 来 状 況 八 戸 港 八 太 郎 地 区 北 防 波 堤 の 復 旧 八 戸 港 は 製 紙 鉄 鋼 工 場 の 集 積 と 港 湾 施 設 の 整 備 の 進 展 によ 背 後 地 域 の 復 興 計 画 と 連 携 した 港 湾 の 復 旧 被 災 の 特 徴 は 東 北 北 部 の 港 湾 ( 八 戸 港 釜 石 港 大 船 渡 港 等 ) では 湾 口 防 波 堤 など 第 一 線 防 波 堤 の 倒 壊 や 臨 港 道 路 の 浸 水 と いった 津 波 による 被 害 が 大 きく 東 北 南 部 の 港 湾 ( 仙 台 塩 釜 港 相 馬 港 小 名 浜 港 等 )では 岸 壁 沈 下 倒 壊 や 道 路 用 地 の 陥 没 と いった 地 震 による 被 害 が 大 きかった このような 状 況 から 被 災 直 後 には 港 湾 機 能 が 完 全 に 失 われ 関 東 圏 まで 含 めた 広 範 囲 にわたり 生 活 物 資 が 欠 乏 し ガソリン 等 が 逼 迫 する 等 市 民 生 活 が 脅 かされ 産 業 物 流 活 動 も 停 止 を 余 儀 なくされた このため 市 民 生 活 を 軌 道 に 乗 せ また 産 業 物 流 を 正 常 化 さ せるためにも 物 流 基 盤 である 港 湾 施 設 の 早 急 かつ 計 画 的 な 復 旧 復 興 が 不 可 欠 となった 港 湾 施 設 の 復 旧 にあたっては 国 港 湾 管 理 者 地 元 自 治 体 及 り 北 東 北 を 代 表 する 国 際 物 流 拠 点 港 である 今 回 の 津 波 により 八 戸 港 の 主 要 ふ 頭 が 集 まる 八 太 郎 地 区 の 静 穏 度 を 確 保 する 北 防 波 堤 は 延 長 3,500mの 内 1,428mのケーソ ンが 倒 壊 するなど 甚 大 な 被 害 を 受 けた 被 災 原 因 は 北 防 波 堤 (ハネ 部 )においては 設 計 外 力 を 超 える 津 波 波 力 が 堤 体 に 作 用 しケーソンが 滑 動 転 倒 した 一 方 北 防 波 堤 ( 中 央 部 )においては 津 波 波 力 に 対 してはケーソンの 滑 動 はな かったものの 防 波 堤 を 越 流 した 津 波 により 堤 体 背 後 の 基 礎 マウ ンド 等 が 洗 掘 され 堤 体 の 安 定 が 確 保 できなくなりケーソンが 転 倒 したものである さらに 八 戸 港 においては 防 波 堤 の 開 口 部 で 約 72 万 m 3 の 大 規 模 な 洗 掘 が 見 られた これは 津 波 が 港 内 に 流 入 し その 後 の 引 き 波 に 伴 う 港 外 への 流 出 時 に 強 い 渦 巻 き 状 の 流 れが 発 生 し 洗 掘 され たものと 考 えられる( 図 2) 港 湾 運 送 業 者 や 港 湾 利 用 者 企 業 などからの 既 に 八 戸 港 の 船 舶 16 CDIT 2015 No.43

17 東日本大震災からの海洋 沿岸施設等の復旧 復興の現況と今後取り組むべき課題 図2 八戸港八太郎地区北防波堤被災状況 利用は始まっている 港内静穏度の早期確保を との切迫した要 請を受け 北防波堤の復旧方法について検討を行った 図4 石炭の共同配船 2港寄り イメージ図 検討の結果 北防波堤の復旧方法は 倒壊したケーソンを残し たまま 港外に消波ブロック堤を築き 港内がある程度静穏になっ た状態にした上で 被災したケーソンを撤去し 新たなケーソン を据え付けることとした また ケーソン中詰材として津波堆積 航路(水深19m) 中央防波堤 岸壁(水深18m)(耐震) 東港地区 この結果 関係者の 協力もあり 平成25 図3 消波ブロック堤据付完了状況 臨港道路 図5 国際物流ターミナル事業位置図 年8月には北防波堤の 方々と共に八戸港災害 航路 泊地 (水深18m) 護岸(防波) 土砂を有効活用し 地域復興の貢献にも努めた 復旧が完了し 地元の 航路(水深18m) 14mでの供用開始を目指している 図5 八戸港LNG輸入基地建設 復旧完了式典を開催し 八戸港ポートアイランド地区において JX日鉱日石エネルギー 港湾施設の復旧を祝う が 平成27年4月の操業開始を目指しLNG基地を建設している ことができた 図3 東北の復興に向けた新たな動き 小名浜港東港地区国際物流ターミナル事業 東日本大震災後の平成23年4月に本体となるタンク工事が開 始され 敷地面積11.4万m2に貯蔵容量14万 のタンク2基 外 航船や内航船係留施設 ガス気化設備 タンクローリー出荷設備な どが整備される 福島県は 沿岸部に多くの火力発電所が立地しており 小名浜港 同基地は北海道東部と北東北3県への供給拠点として位置付け はこれら発電所を含む周辺企業への石炭の供給拠点となっている られ 大型船でのLNG大量一括輸入により 安定的かつ安価な供 しかし 小名浜港には近年の大型化した船舶の満水喫水に対応 した岸壁がないため 入港する多くの石炭輸送船が積載量を減ら す喫水調整を行っており 非効率な輸送実態となっている また 東京電力は新たに石炭火力発電設備2基を2020年代初 頭に運転開始することを検討しており 小名浜港における石炭取 扱量の増加が見込まれる さらに 小名浜港では 常磐共同火力 を主体として東日本地 給が可能なり 東北の復興に寄与するものと考えられる おわりに 東日本大震災からまもなく4年を迎えようとしているなか 港 湾においては 一部防波堤を除き直轄港湾施設の復旧が完了した 一方 被災地各地では新たな取り組みが始まっており 復旧か ら復興に向け力強く歩み出している 域に立地する電力会社や小名浜港背後の石炭ユーザーなどが連携 東日本大震災では 港湾施設の被災が地域の経済や雇用に大き し 2港寄り 図4参照 や2次輸送といった大型輸送船を活用した な影響を及ぼしたことが明らかになった このため 災害発生時 効率的な石炭輸送が計画されており このため これらに対応可能 への対応として 重要港湾以上の港においては港湾BCPの策定を な港湾施設を整備するものである 進めている また 甚大な被害を受けた防波堤においては粘り強 岸壁の建設場所は 東港地区の埋立地であり これまで 主に 港湾管理者である福島県が土地造成等を 国が臨港道路 橋梁 等 の建設を先行して事業を進めており 平成30年初めに暫定水深 い構造を取り入れ復旧を行っている 東北の復興には 港湾が果たすべき役割は重要であり 港湾機 能の向上に向けた様々な施策を着実に実施して参りたい CDIT 2015 No.43 17

18 特集 東日本大震災からの 海洋 沿岸施設等の 復旧 復興の現況と 今後取り組むべき課題 仙台塩釜港のいま 震災を乗り越えて 髙田 直和 国土交通省東北地方整備局 塩釜港湾 空港整備事務所 所長 東北唯一の国際拠点港である仙台塩釜港は東日本大震災により甚大な被害をこうむった 本稿では被災の状況および 復旧 復興の現状を報告していただいた 高砂コンテナターミナル はじめに 平成23年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震とその後来襲 専用桟橋の損壊 した大津波によって 東北太平洋沿岸の港湾は未曾有の被害を受けた 宮城県内の港湾も 仙台港区や石巻港区において想定を超えた 地震外力による岸壁のはらみだしやエプロンの陥没等が発生した さらに地殻変動によって港全体が沈下し 高波浪時の静穏度悪化や 満潮時の岸壁冠水など機能が損なわれた施設が数多く存在する 本記事では 東日本大震災からの復旧 復興の歩みについて紹 介する 仙台塩釜港の概要 専用岸壁の損壊 C防波堤 航路側へ傾斜 写真1 仙台港区の被災状況 高砂コンテナターミナル復旧への取り組み 高砂コンテナターミナルは延長270mの1号岸壁 -12m と 延 長330mの2号岸壁(-14m)で構成されている 仙台塩釜港は 仙台市と多賀城市に位置する 仙台港区 と 古く 1号岸壁は 比較的被害が小さく 航路啓開とヤード内に散乱し から みなとまち として栄えた塩竈市 七ヶ浜町 利府町に位置す た被災コンテナの処理に目処がついた6月1日より京浜港への中継 る 塩釜港区 平成24年10月には 石巻港区 と 松島港区 も加 輸送が再開された しかし ガントリークレーンは使用不能であり わった 東北唯一の国際拠点港湾である 修理が完了するまでの間 大型クローラクレーンをチャーターして 仙台港区の被災状況 地震による地殻変動で仙台港区周辺の地盤は約50cm沈下した 対応 9月5日からのガントリークレーン1基の供用により荷役作業 効率が向上 より大型の外国船受入体制が整い 9月30日に待望の 外国航路が再開された 一方 2号岸壁はガントリークレーン基礎 被害が大きかったのは 北米等に就航する定期大型コンテナ船が利用 の鋼管杭が損傷していることが判明し 復旧には1年も要する大掛 していた高砂2号岸壁 -14m で 沖側護岸が傾斜するとともに舗装 かりな復旧工事が必要と判断された しかし 当該岸壁は早期復旧 裏埋土が流出し エプロンの沈下 クレーンレールの蛇行 基礎杭の一 の要請が極めて高い岸壁であるため 休日なし 昼夜兼行の3交替 部損傷及び岸壁法線の海側へのはらみだし等の被害を受けるととも を実施し 暫定供用まで4ヶ月間という急速施工を成し遂げた に ガントリークレーン ストラドルキャリア等の荷役機械も全て使用 そして 震災前の貨物量を取り戻すためにポートセールスを積 不能となった 港口部のC防波堤は4月7日の余震によって灯台を載 極的に行い 平成24年1月22日には 東北地域において貴重な北 せたままケーソンが約20 航路側に傾斜した 民間施設では 中野南 米航路も再開された 地区専用岸壁に大型貨物船が乗り上げ 荷役機械を破壊した 栄地区 企業護岸も倒壊 裏埋土流出などの大きな被害を受けた 写真1 港湾を直撃した津波により ふ頭内に保管されていたコンテナ約 4,400個 多数の完成乗用車 港周辺の車両 係留船舶 建築物な どが散乱 流出 航路 泊地に沈み 漂流した 18 中野地区 緑地護岸崩壊 CDIT 2015 No.43 仙台港区の新たな取り組み 仙台港区の平成25年取扱貨物量は3,850万トンと震災前のH22 より116 と堅調な伸びを見せている コンテナ貨物は20.4万TEUとなっており 過去最高だった平成22

19 東 日 本 大 震 災 からの 海 洋 沿 岸 施 設 等 の 復 旧 復 興 の 現 況 と 今 後 取 り 組 むべき 課 題 年 の21.6 万 TEUに 迫 る 勢 いであり 中 でも 完 成 自 動 車 の 取 扱 いは 平 成 24 年 7 月 に 発 足 したトヨタ 自 動 車 東 日 本 における 増 産 体 制 によ り 約 97 万 台 / 年 となっており 震 災 前 の141%まで 推 移 している しかし このような 復 興 の 兆 しが 見 える 反 面 港 としての 機 能 で ある 荷 捌 き 用 地 やふ 頭 用 地 が 非 常 に 狭 隘 となってきている これ ら 課 題 に 対 応 すべく 新 たな14m 岸 壁 コンテナターミナルのヤー ド 拡 張 や 施 設 再 配 置 などの 整 備 を 進 めている が 可 能 となり 被 災 地 の 復 興 及 び 企 業 活 動 再 開 に 貢 献 した 航 路 啓 開 と 並 行 して 公 共 岸 壁 の 応 急 復 旧 を 行 い 7 月 には 大 型 船 の 入 港 が 始 まったが 石 巻 写 真 3 復 旧 が 完 了 した 南 防 波 堤 (H 日 撮 影 ) エネルギー 関 係 では 東 北 電 力 新 仙 台 火 力 発 電 所 がリプレース 計 画 を 進 め 平 成 27 年 末 にはLNG 発 電 を 開 始 する 現 在 このLNG 発 電 所 の 建 設 やJX 日 鉱 日 石 エネルギーとの 共 同 桟 橋 の 整 備 が 急 ピッチで 進 められている 石 巻 港 区 の 概 要 石 巻 港 区 は 宮 城 第 二 の 都 市 石 巻 市 と 航 空 自 衛 隊 ブルーインパ ルスの 本 拠 地 がある 東 松 島 市 に 立 地 している 古 くは 北 上 川 河 口 の 小 さな 港 町 であったが 伊 達 政 宗 の 命 を 受 けた 川 村 孫 兵 衛 の 事 業 により 江 戸 に 至 る 米 穀 積 出 港 として 利 用 され 繁 栄 した 現 在 は 港 の 機 能 を 釜 地 区 及 び 雲 雀 野 地 区 に 移 し 大 型 バルク 貨 物 を 中 心 に 背 後 企 業 の 原 材 料 燃 料 の 輸 入 拠 点 としての 役 割 を 担 うとともに 震 災 復 旧 資 材 の 取 扱 が 増 加 している 石 巻 港 区 の 被 災 状 況 石 巻 港 区 では 岸 壁 エプロン 背 後 地 の 沈 下 陥 没 防 潮 堤 の 崩 落 が 広 範 囲 に 発 生 し また 民 間 護 岸 の 多 くが 崩 落 の 被 災 を 受 けた さらに 地 震 により 地 域 全 体 で 約 1mの 地 盤 沈 下 が 発 生 したため 臨 海 部 と 旧 北 上 川 沿 いの 居 住 区 域 は 高 潮 時 の 冠 水 被 害 に 苦 しめられ た 津 波 の 被 害 では 宮 城 県 石 巻 港 湾 事 務 所 庁 舎 をはじめ 石 巻 港 に 立 地 する 多 くの 企 業 が 甚 大 な 被 害 を 受 けた( 写 真 2) 石 巻 港 区 復 旧 復 興 への 取 り 組 み 3 月 14 日 より 航 路 啓 開 作 業 を 開 始 し 海 上 海 底 の 津 波 による 漂 着 物 の 引 き 上 げ 作 業 を 行 った 大 量 の 原 木 や 紙 製 品 (ロール)の 回 収 作 業 となり 難 航 を 極 めたが 航 路 啓 開 を 急 いだ 結 果 4 月 1 日 より 船 舶 入 港 港 区 最 大 の 岸 壁 である 雲 雀 野 地 区 岸 壁 (-13m)の 航 路 泊 地 が 津 波 によって 埋 没 したため 大 型 貨 物 船 は 入 港 喫 水 調 整 を 余 儀 なくされ た そのため 直 轄 浚 渫 工 事 を 実 施 し 平 成 23 年 11 月 27 日 に5 万 ト ン 級 の 石 炭 船 が 震 災 後 初 めて 入 港 した 雲 雀 野 地 区 防 波 堤 ( 南 )は 平 均 1.7m 沈 下 嵩 上 げ 工 事 を 平 成 24 年 2 月 に 着 手 平 成 24 年 11 月 に 完 成 また 雲 雀 野 地 区 岸 壁 (- 13m)も 平 均 1m 沈 下 し 岸 壁 と 防 舷 材 が 水 没 したため 平 成 24 年 2 月 から1 号 岸 壁 の 嵩 上 げ 工 事 に 着 手 し 平 成 24 年 10 月 に 完 成 2 号 岸 壁 も 平 成 25 年 5 月 に 完 成 した( 写 真 3) 石 巻 港 区 の 新 たな 取 り 組 み 取 扱 貨 物 量 は 平 成 23 年 4 月 27 日 の 一 般 貨 物 船 の 入 港 以 降 順 調 に 回 復 し 平 成 25 年 は 約 395 万 トンと 震 災 前 の98%まで 回 復 し ている 平 成 24 年 からは 大 型 客 船 の 寄 港 が 再 開 され にっぽん 丸 や ぱしふぃっくびいなす などの 大 型 客 船 が 相 次 いで 寄 港 した 平 成 26 年 も ぱしふぃっくびいなす や 帆 船 海 王 丸 が 入 港 し 多 くの 人 々が 見 学 や 体 験 乗 船 に 訪 れ 震 災 前 のような 港 の 賑 わいを 取 り 戻 しつつある また 港 背 後 に 立 地 する 日 本 製 紙 石 巻 工 場 が 雲 雀 野 地 区 へのバイオマス 発 電 事 業 の 計 画 を 発 表 するなど 新 たな 産 業 も 芽 生 えつつある 石 巻 市 では 災 害 に 強 いまちづくり を 復 興 計 画 の 基 本 理 念 とし 宮 城 県 がふ 頭 全 体 を 囲 む 形 でTP+3.5m 総 延 長 約 7.7kmの 防 潮 壁 を 新 設 するとともに 海 岸 線 にTP+7.2mの 堤 防 整 備 を 進 めている 終 わりに 今 回 の 震 災 の 経 験 を 通 じて ガソリンをはじめとする 港 湾 を 使 っ 防 潮 堤 及 び 背 後 道 路 が 一 部 崩 落 上 屋 が 破 損 平 成 23 年 3 月 22 日 撮 影 た 物 資 の 大 量 輸 送 の 重 要 性 が 再 認 識 された また 仙 台 塩 釜 港 の 利 用 は 臨 海 部 立 地 企 業 のほか 比 較 的 被 災 の 少 なかった 内 陸 部 立 地 企 業 も 多 く 各 企 業 の 稼 働 再 開 にあわせた 仙 台 塩 釜 港 の 早 期 復 旧 の 平 成 23 年 3 月 22 日 撮 影 西 浜 防 潮 堤 県 営 大 手 2 号 上 屋 要 請 が 非 常 に 大 きい 中 多 くの 方 々 関 係 機 関 から 惜 しみないご 支 岸 壁 背 後 の 荷 さば き 地 が 地 盤 沈 下 平 成 23 年 3 月 14 日 撮 影 臨 港 道 路 が 全 域 に わたり 崩 落 援 ご 協 力 を 頂 き 何 とか 復 旧 工 事 を 全 うすることが 出 来 た 今 後 仙 台 塩 釜 港 がさらに 発 展 し 被 災 地 の 復 興 が 目 に 見 えて 進 むことを 切 に 望 むとともに ご 支 援 とご 協 力 を 頂 いた 皆 様 関 係 機 平 成 23 年 3 月 24 日 撮 影 ひ ば り の 雲 雀 野 地 区 中 央 埠 頭 岸 壁 写 真 2 石 巻 港 区 の 被 災 状 況 ひ ば り の 雲 雀 野 臨 港 道 路 関 に 対 し この 場 をお 借 りして 篤 くお 礼 申 し 上 げ 本 稿 の 結 びとさ せていただく CDIT 2015 No.43 19

20 特 集 東 日 本 大 震 災 からの 海 洋 沿 岸 施 設 等 の 復 旧 復 興 の 現 況 と 今 後 取 り 組 むべき 課 題 釜 石 港 災 害 復 旧 事 業 と 復 興 まちづくり 渡 部 秀 幸 釜 石 市 産 業 振 興 部 部 長 東 日 本 大 震 災 で 大 きな 被 害 を 受 けた 釜 石 市 本 稿 ではまちづくりと 連 携 した 防 災 機 能 の 復 旧 復 興 のようすとともに 釜 石 港 を 核 にした 地 域 振 興 についてもご 紹 介 いただいた 津 波 被 害 と 湾 口 防 波 堤 の 効 果 釜 石 市 では 東 日 本 大 震 災 に 伴 う 津 波 により 死 者 888 人 行 方 不 明 者 152 人 の 人 的 被 害 の 他 4,700 戸 以 上 の 家 屋 や 多 くの 事 業 所 な どが 甚 大 な 被 害 を 受 け 間 もなく 震 災 後 4 年 を 迎 える 現 在 も 多 く の 方 が 仮 設 住 宅 での 暮 らしを 余 儀 なくされている 釜 石 市 は これ まで 明 治 三 陸 津 波 や 太 平 洋 戦 争 末 期 の 艦 砲 射 撃 によって 壊 滅 的 な 被 害 を 受 けたが その 都 度 力 強 く 復 興 を 成 し 遂 げてきた 歴 史 を 有 し この 度 の 大 災 害 の 復 興 にあたっても 撓 (たわ)まず 屈 (くっ)せず を 基 本 姿 勢 とし 基 盤 整 備 や 復 興 公 営 住 宅 の 建 設 命 の 道 である 復 興 道 路 復 興 支 援 道 路 などの 復 旧 復 興 関 連 事 業 が 進 められている 釜 石 港 湾 口 防 波 堤 は 最 大 水 深 63mの 湾 口 部 に 建 設 され 中 心 市 街 地 を 含 む 湾 内 全 域 を 防 護 しており この 度 の 津 波 に 対 しては 湾 内 の 津 波 高 を4 割 低 減 陸 域 への 津 波 遡 上 高 を5 割 低 減 津 波 が 防 潮 堤 を 越 流 する 時 間 を6 分 遅 延 させたことで 被 害 が 軽 減 されたと 検 証 されて いる また オイルタンクの 流 出 炎 上 といった 壊 滅 的 な 被 害 を 免 れ た 他 港 湾 荷 役 機 械 やゴミ 焼 却 場 等 の 損 傷 も 軽 微 であり 燃 料 輸 送 等 の 物 流 機 能 および 産 業 の 早 期 再 開 に 大 きな 役 割 を 果 たしたとの 評 価 を 得 て い る( 図 1 ) 釜 石 港 の 復 旧 復 興 湾 口 防 波 堤 は 津 波 被 害 の 低 減 に 一 定 の 効 果 を 発 揮 したが 巨 大 津 波 の 破 壊 力 により 北 堤 990mがほぼ 全 壊 南 堤 670mの5 割 以 上 の 堤 体 が 崩 壊 する 大 災 害 を 受 け 津 波 防 護 や 港 内 静 穏 度 の 安 全 機 能 は 著 しく 低 下 した 一 刻 も 早 い 産 業 物 流 の 回 復 を 目 指 して 平 成 23 年 8 月 に 釜 石 港 復 旧 復 興 方 針 が 策 定 され 整 備 促 進 が 図 られるこ ととなった 以 下 に 方 針 毎 の 状 況 を 報 告 する 港 湾 機 能 の 早 期 かつ 適 切 な 回 復 湾 口 防 波 堤 は 当 初 平 成 27 年 度 までの5 年 間 での 復 旧 を 目 指 し 南 堤 部 は 県 外 の 造 船 所 で 製 作 するハイブリッドケーソン( 鋼 殻 と 鉄 筋 コンクリート 合 成 版 構 造 )の 採 用 により 工 期 短 縮 を 図 り これまで に6 函 (300m)が 据 付 けられた 北 堤 部 では 港 内 作 業 基 地 において RCケーソンの 製 作 据 付 が 行 われているが 現 在 は 開 口 部 ( 潜 堤 )の 工 事 が 本 格 化 している この 様 な 中 全 国 的 にも 数 少 ない 大 型 船 や 特 殊 作 業 船 の 調 達 などに 時 間 を 要 したことや 開 口 部 の 安 全 施 工 の ための 航 路 切 替 えにより 北 堤 整 備 を 抑 制 せざるを 得 ない 事 情 から 復 旧 事 業 の 完 成 は 当 初 より2 年 延 伸 となる 平 成 29 年 度 に 見 直 され た 港 湾 利 用 者 からは 荷 役 の 中 断 小 型 船 の 横 揺 や 係 留 ロープの 平 田 地 区 岩 手 沿 岸 南 部 クリーンセンター 岩 手 県 オイルターミナル 東 部 地 区 ( 中 心 市 街 地 ) 須 賀 地 区 公 共 ふ 頭 釜 石 漁 港 切 断 等 が 発 生 しているため 早 期 復 旧 の 要 望 の 声 が 大 きかったが 整 備 が 進 むにつれて 改 善 されてきている 湾 口 防 波 堤 は 今 回 の 津 波 に 対 して 一 定 の 防 護 効 果 があったが 大 部 分 が 倒 壊 したことや 多 重 防 護 の 第 一 線 堤 である 重 要 性 から 最 大 クラスの 津 波 に 対 しても 粘 り 強 く 効 果 を 発 揮 できる 構 造 に 復 旧 する と 共 に 湾 内 環 境 との 共 生 も 考 慮 した 構 造 が 検 討 されている 南 堤 670m 300m 300m 開 口 部 300m 北 堤 990m 60m 120m 釜 石 港 湾 口 防 波 堤 1,960m ケーソン 存 置 420m ケーソン 据 付 済 360m また 大 きな 沈 下 と 損 傷 を 受 けた 須 賀 地 区 公 共 ふ 頭 は 復 興 関 連 資 材 やコンテナ 等 の 荷 役 を 行 いながら 復 旧 工 事 が 進 められ 岸 壁 お よび 埠 頭 用 地 は 平 成 26 年 11 月 に 完 成 し 引 き 続 き 周 辺 道 路 や 防 潮 堤 等 の 整 備 が 急 ピッチで 進 められている まちづくりと 連 携 した 防 災 機 能 の 強 化 図 1 釜 石 港 全 景 釜 石 市 は 大 槌 両 石 釜 石 唐 丹 の4つの 湾 を 有 し 各 湾 奥 部 を 中 20 CDIT 2015 No.43

21 東 日 本 大 震 災 からの 海 洋 沿 岸 施 設 等 の 復 旧 復 興 の 現 況 と 今 後 取 り 組 むべき 課 題 新 市 庁 舎 FP2(フロントプロジェクト2) ことも 企 業 立 地 を 勧 めるうえで 大 きな 武 器 となっている( 図 3) 震 災 後 の 平 成 23 年 7 月 釜 石 市 念 願 の 国 際 フィーダーコンテナ 定 商 業 とにぎわいの 拠 点 FP1(フロントプロジェクト1) 新 魚 市 場 FP3(フロントプロジェクト3) 期 航 路 が 開 設 され 釜 石 港 は 国 内 外 と 結 ばれた 太 宗 貨 物 は 岩 手 県 内 陸 の 北 上 市 で 製 造 する 印 画 紙 であるが 三 陸 沿 岸 の 水 産 物 や 鉄 鋼 製 品 等 の 取 扱 いも 着 実 に 増 加 しており 産 業 復 興 や 道 路 整 備 にあわ せて 取 扱 量 は 過 去 最 高 を 毎 年 更 新 している また 平 成 27 年 下 期 に 釜 石 駅 大 町 只 越 町 の 嵩 上 げ 最 大 60センチ 程 度 グリーンベルト 標 高 8m 防 潮 堤 嵩 上 げ 標 高 6.1m 浜 町 東 前 町 の 嵩 上 げ 最 大 7m 程 度 水 門 標 高 6.1m 湾 口 防 波 堤 の 復 旧 は 市 内 に 大 手 太 陽 光 パネルメーカーの 東 北 地 区 配 送 基 地 が 操 業 予 定 で コンテナ 貨 物 の 飛 躍 的 な 伸 びが 期 待 されている このほか 釜 石 市 は 低 炭 素 省 エネ 省 資 源 による 循 環 型 社 会 を 目 指 す 環 境 未 来 都 市 に 認 定 され 風 力 発 電 石 炭 と 木 質 バイオマス 図 2 釜 石 市 東 部 地 区 まちづくり 計 画 の 混 焼 発 電 が 展 開 されていると 共 に 太 陽 光 発 電 事 業 も 動 き 出 して 心 に 甚 大 な 津 波 被 害 を 受 けた 今 後 の 津 波 防 護 対 策 としては 防 潮 堤 の 整 備 に 加 え 居 住 区 域 の 嵩 上 げや 高 台 移 転 により 生 命 財 産 を 守 る 方 針 としており 釜 石 湾 域 の 防 潮 堤 高 はT.P+6.1mで 計 画 その 他 周 辺 湾 の 防 潮 堤 高 はT.P+12.0~14.5mで 計 画 されている 釜 石 湾 内 の 市 街 地 は 湾 口 防 波 堤 と 防 潮 堤 更 に 港 湾 利 用 者 等 の 避 難 路 で あるグリーンベルトを 含 めた 多 重 防 御 によって 守 る 計 画 とし 中 心 市 街 地 では 最 大 で60cm 程 度 の 嵩 上 げ 復 興 公 営 住 宅 では2 階 以 上 へ の 居 住 を 基 本 として 街 づくりが 進 められており 一 刻 も 早 い 津 波 防 護 施 設 の 完 成 が 望 まれている 釜 石 市 東 部 地 区 のまちづくりは 商 業 と 賑 わい 拠 点 となるフロントプロジェクト1( 以 下 F.Pと 称 す) 市 庁 舎 を 中 心 とする 都 市 機 能 を 配 置 するF.P2 新 魚 市 場 水 産 加 工 機 能 と 魚 の 街 の 賑 わいを 創 出 するF.P3を 計 画 している 現 在 はF.P1に おける 大 型 商 業 施 設 の 開 業 に 続 き 商 店 街 や 情 報 交 流 センター 文 化 ホール 復 興 公 営 住 宅 等 の 施 設 整 備 を 進 めており 市 街 地 では 商 業 施 設 や 宿 泊 施 設 等 の 開 業 が 相 次 いでいる( 図 2) 釜 石 港 を 核 とした 地 域 の 振 興 釜 石 市 の 人 口 は 昭 和 38 年 に9 万 人 以 上 であったが 基 幹 産 業 であ る 鉄 鋼 業 の 合 理 化 等 を 背 景 として 現 在 3.7 万 人 弱 にまで 減 少 し 高 齢 化 率 も35% 以 上 と 非 常 に 高 い 状 況 にある このため 復 興 の 柱 である 住 まいの 再 生 と 共 に 企 業 誘 致 による 働 く 場 の 確 保 快 適 安 全 で 魅 力 のある 街 づくり 等 により 定 住 促 進 を 図 ることが 重 要 課 題 となって いる 企 業 誘 致 にあたっては 津 波 原 子 力 被 害 被 災 地 域 雇 用 創 出 企 業 立 地 補 助 金 や 大 手 企 業 のCSR 活 動 が 追 い 風 となっているが 港 いる 更 に 高 い 静 穏 性 を 有 する 釜 石 港 を 基 地 として 釜 石 沖 の 風 力 波 力 を 活 用 する 海 洋 再 生 可 能 エネルギー 実 証 フィールド の 誘 致 を 推 進 しており ものづくり 観 光 漁 業 協 調 による 地 域 振 興 が 期 待 さ れている 結 びに 釜 石 市 の 復 旧 復 興 事 業 は 関 係 機 関 をはじめ 全 国 の 多 くの 皆 様 の 力 添 えと 応 援 によって 着 実 に 進 められている 湾 口 防 波 堤 用 のハ イブリッドケーソンは 千 葉 県 愛 知 県 三 重 県 で 製 作 され 釜 石 港 ま で 海 上 運 搬 据 付 されたが この 内 三 重 県 津 市 で 製 作 されたケーソ ンには 香 良 洲 (からす) 小 学 校 児 童 から 東 北 被 災 地 に 向 けた 応 援 メッ セージの 横 断 幕 が 掲 げられ ビデオレターと 共 に 釜 石 港 を 臨 む 白 山 小 学 校 に 届 けられた これを 契 機 とし 白 山 小 学 校 では 全 校 児 童 に よる 釜 石 港 の 復 旧 工 事 の 見 学 会 を 実 施 湾 口 防 波 堤 の 効 果 や 工 事 に 携 わる 方 々の 苦 労 全 国 の 応 援 を 得 て 郷 土 の 復 興 が 推 進 されている ことを 学 ぶことに 繋 がった 更 に 白 山 小 学 校 の 児 童 から 香 良 洲 小 学 校 に 将 来 の 目 標 や 応 援 への 感 謝 の 気 持 ちを 記 した 横 断 幕 を 贈 るな ど 地 域 間 交 流 が 図 られている( 図 4) 地 方 の 小 規 模 自 治 体 では 全 国 に 先 駆 けて 少 子 高 齢 化 が 進 み 地 域 振 興 は 益 々 難 しい 時 代 を 迎 えているが 釜 石 市 の 将 来 像 である 三 陸 の 大 地 に 光 輝 き 希 望 と 笑 顔 があふれるまち 釜 石 の 実 現 に 向 け 釜 石 港 や 高 速 交 通 網 を 活 用 して 将 来 を 切 り 開 いていきたいと 考 えて いる 国 土 交 通 省 をはじめとする 関 係 機 関 並 びに 復 旧 事 業 にあ 湾 施 設 をはじめとす る 社 会 基 盤 の 着 実 な 復 旧 や 三 陸 縦 貫 自 たられる 建 設 業 者 の 皆 様 には 今 後 益 々のお 力 添 え 撮 影 : 平 成 26 年 1 月 26 日 B:20.3m(22.5m) L:50.0m H:19.5m 約 7,600トン/ 函 動 車 道 および 東 北 横 をお 願 いすると 共 断 自 動 車 道 が 近 い 将 に 安 全 施 工 をご 来 全 線 開 通 する 目 途 祈 念 申 し 上 げる 次 図 3 高 速 交 通 網 の 結 節 点 に 位 置 する 釜 石 港 がたち 効 率 的 な 物 流 体 系 を 構 築 できる 第 である 図 4 ケーソンに 掲 げられた 応 援 メッセージ CDIT 2015 No.43 21

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