地域防災計画（原子力災害対策編）

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1 第 1 章 総 則 第 1 節 計 画 の 目 的 この 計 画 は 災 害 対 策 基 本 法 ( 昭 和 36 年 法 律 第 223 号 ) 及 び 原 子 力 災 害 対 策 特 別 措 置 法 ( 平 成 11 年 法 律 第 156 号 以 下 原 災 法 という )に 基 づき 島 根 原 子 力 発 電 所 の 原 子 炉 の 運 転 等 ( 加 工 施 設 原 子 炉 貯 蔵 施 設 再 処 理 施 設 廃 棄 施 設 使 用 施 設 ( 保 安 規 定 を 定 める 施 設 )の 運 転 及 び 事 業 所 外 運 搬 ( 以 下 運 搬 という ))により 放 射 性 物 質 又 は 放 射 線 が 異 常 な 水 準 で 事 業 所 外 ( 運 搬 の 場 合 は 輸 送 容 器 外 )へ 放 出 されることによる 原 子 力 災 害 の 発 生 及 び 拡 大 を 防 止 し 原 子 力 災 害 の 復 旧 を 図 るために 必 要 な 対 策 について 県 市 指 定 地 方 行 政 機 関 指 定 公 共 機 関 指 定 地 方 公 共 機 関 等 の 防 災 関 係 機 関 がとるべき 措 置 を 定 め 総 合 的 かつ 計 画 的 な 原 子 力 防 災 事 務 又 は 業 務 の 遂 行 によって 市 民 の 生 命 身 体 及 び 財 産 を 原 子 力 災 害 から 保 護 することを 目 的 とする 第 2 節 計 画 の 性 格 1. 雲 南 市 の 地 域 に 係 る 原 子 力 災 害 対 策 の 基 本 となる 計 画 この 計 画 は 雲 南 市 の 地 域 に 係 る 原 子 力 災 害 対 策 の 基 本 となるものであり 国 の 防 災 基 本 計 画 原 子 力 災 害 対 策 編 及 び 島 根 県 地 域 防 災 計 画 ( 原 子 力 災 害 対 策 編 ) に 基 づいて 作 成 したものであって 指 定 行 政 機 関 指 定 地 方 行 政 機 関 指 定 公 共 機 関 及 び 指 定 地 方 公 共 機 関 が 作 成 する 防 災 業 務 計 画 と 抵 触 することがないように 緊 密 に 連 携 を 図 った 上 で 作 成 された ものである 市 等 関 係 機 関 は 想 定 される 全 ての 事 態 に 対 して 対 応 できるよう 対 策 を 講 じることとし た とえ 不 測 の 事 態 が 発 生 した 場 合 であっても 対 処 し 得 るよう 柔 軟 な 体 制 を 整 備 するものとする この 計 画 を 作 成 又 は 修 正 するにあたっては 県 の 協 力 のもと 県 の 地 域 防 災 計 画 に 抵 触 す ることのないよう 留 意 するものとする 中 国 電 力 株 式 会 社 ( 以 下 中 国 電 力 という )が 作 成 する 原 子 力 事 業 者 防 災 業 務 計 画 と この 計 画 に 齟 齬 がないように 協 議 において 調 整 を 行 うものとする 2. 雲 南 市 における 他 の 災 害 対 策 との 関 係 この 計 画 は 雲 南 市 地 域 防 災 計 画 の 原 子 力 災 害 対 策 編 として 定 めるものであり こ の 計 画 に 定 めのない 事 項 については 雲 南 市 地 域 防 災 計 画 ( 風 水 害 対 策 編 ) に 拠 るものとす る 1

2 雲 南 市 地 域 防 災 計 画 の 構 成 雲 南 市 地 域 防 災 計 画 第 1 編 第 2 編 第 3 編 第 4 編 第 5 編 資 料 編 総 則 風 水 害 対 策 編 震 災 編 事 故 災 害 対 策 編 原 子 力 災 害 対 策 編 3. 計 画 の 修 正 この 計 画 は 災 害 対 策 基 本 法 第 42 条 の 規 定 に 基 づき 毎 年 検 討 を 加 え 防 災 基 本 計 画 又 は 市 の 体 制 組 織 等 の 見 直 し 等 により 修 正 の 必 要 があると 認 める 場 合 にはこれを 変 更 するも のとする この 計 画 の 修 正 手 続 は 雲 南 市 防 災 会 議 における 審 議 を 経 て 行 われる 第 3 節 計 画 の 周 知 徹 底 この 計 画 は 関 係 行 政 機 関 関 係 公 共 機 関 その 他 防 災 関 係 機 関 に 対 し 周 知 徹 底 を 図 るとと もに 特 に 必 要 と 認 められるものについては 市 民 への 周 知 を 図 るものとする また 各 関 係 機 関 においては この 計 画 を 熟 知 し 必 要 に 応 じて 細 部 の 活 動 計 画 等 を 作 成 し 万 全 を 期 す ものとする 第 4 節 計 画 の 作 成 又 は 修 正 に 際 し 遵 守 するべき 指 針 市 の 地 域 防 災 計 画 ( 原 子 力 災 害 対 策 編 )の 作 成 又 は 修 正 に 際 しては 原 災 法 第 6 条 の2 第 1 項 の 規 定 により 原 子 力 規 制 委 員 会 が 定 める 原 子 力 災 害 対 策 指 針 ( 平 成 25 年 9 月 5 日 全 部 改 正 ) 原 子 力 規 制 委 員 会 告 示 第 15 号 ( 平 成 25 年 9 月 12 日 改 訂 ) を 遵 守 するものと する 2

3 第 5 節 計 画 の 基 礎 とするべき 災 害 の 想 定 原 子 力 災 害 対 策 を 実 施 すべき 地 域 における 原 子 力 施 設 からの 放 射 性 物 質 及 び 放 射 線 の 放 出 形 態 は 過 酷 事 故 を 想 定 し 以 下 のとおりとする (1) 放 射 性 物 質 又 は 放 射 線 の 放 出 形 態 原 子 力 施 設 からの 放 射 性 物 質 又 は 放 射 線 の 放 出 の 形 態 は 施 設 の 特 性 や 事 故 の 形 態 により 異 なるものであり 対 象 とするそれぞれの 施 設 等 に 応 じた 原 子 力 防 災 計 画 の 立 案 が 必 要 であ る 1 原 子 炉 施 設 等 で 想 定 される 放 射 性 物 質 の 放 出 形 態 原 子 炉 及 びその 付 属 施 設 ( 以 下 原 子 炉 施 設 という )においては 多 重 の 物 理 的 防 護 壁 が 設 けられているが これらの 防 護 壁 が 機 能 しない 場 合 は 放 射 性 物 質 が 周 辺 環 境 に 放 出 される その 際 大 気 へ 放 出 の 可 能 性 がある 放 射 性 物 質 としては 気 体 状 のクリプトン やキセノン 等 の 希 ガス 揮 発 性 のヨウ 素 気 体 中 に 浮 遊 する 微 粒 子 ( 以 下 エアロゾル という ) 等 がある これらは 気 体 状 又 は 粒 子 状 の 物 質 を 含 んだ 空 気 の 一 団 ( 以 下 プル ーム という )となり 移 動 距 離 が 長 くなる 場 合 は 拡 散 により 濃 度 は 低 くなる 傾 向 があ るものの 風 下 方 向 の 広 範 囲 に 影 響 が 及 ぶ 可 能 性 がある また 特 に 降 雨 雪 がある 場 合 に は 地 表 に 沈 着 し 長 期 間 留 まる 可 能 性 が 高 い さらに 土 壌 や 瓦 礫 等 に 付 着 する 場 合 や 冷 却 水 に 溶 ける 場 合 があり それらの 飛 散 や 流 出 には 特 別 な 留 意 が 必 要 である 実 際 平 成 23 年 3 月 に 発 生 した 東 京 電 力 株 式 会 社 福 島 第 一 原 子 力 発 電 所 事 故 において は 格 納 容 器 の 一 部 の 封 じ 込 め 機 能 の 喪 失 溶 融 炉 心 から 発 生 した 水 素 の 爆 発 による 原 子 炉 建 屋 の 損 傷 等 の 結 果 セシウム 等 の 放 射 性 物 質 が 大 量 に 大 気 環 境 に 放 出 された また 炉 心 冷 却 に 用 いた 冷 却 水 に 多 量 の 放 射 性 物 質 が 含 まれて 海 に 流 出 した したがって 事 故 による 放 出 形 態 は 必 ずしも 単 一 的 なものではなく 複 合 的 であることを 十 分 考 慮 する 必 要 がある 第 6 節 原 子 力 災 害 対 策 を 重 点 的 に 実 施 すべき 地 域 の 範 囲 防 災 資 機 材 モニタリング 設 備 非 常 用 通 信 機 器 等 の 整 備 避 難 計 画 等 の 策 定 等 原 子 力 災 害 対 策 を 重 点 的 に 実 施 すべき 地 域 の 範 囲 については 原 子 力 災 害 対 策 指 針 において 示 され ている 目 安 をふまえ 施 設 の 特 性 行 政 区 画 地 勢 等 地 域 に 固 有 の 自 然 的 社 会 的 周 辺 状 況 等 を 勘 案 し 具 体 的 な 地 域 を 定 めるものとする 実 施 すべき 対 策 の 内 容 に 応 じて 以 下 に 示 す 原 災 法 第 3 条 の2 第 1 項 に 基 づく 原 子 力 災 害 対 策 指 針 及 び 島 根 県 地 域 防 災 計 画 ( 原 子 力 災 害 対 策 編 ) により 地 域 の 範 囲 を 定 める 3

4 予 防 的 防 護 措 置 を 準 備 する 区 域 (PAZ:Precautionary Action Zone): 概 ね5km PAZとは 急 速 に 進 展 する 事 故 においても 放 射 線 被 ばくによる 確 定 的 影 響 [*] 等 を 回 避 するため 緊 急 時 活 動 レベル(EAL)に 応 じて 即 時 避 難 を 実 施 するなど 放 射 性 物 質 の 環 境 への 放 出 前 の 段 階 から 予 防 的 に 防 護 措 置 を 準 備 する 区 域 のことを 指 す PAZの 具 体 的 な 範 囲 については IAEAの 国 際 基 準 において PAZの 最 大 半 径 を 原 子 力 施 設 か ら3~5kmの 間 で 設 定 すること(5kmを 推 奨 )とされていることなどを 踏 まえ 原 子 力 施 設 から 概 ね5km を 目 安 とする 緊 急 時 防 護 措 置 を 準 備 する 区 域 (UPZ:Urgent Protective Action Planning Zone): 概 ね30km UPZとは 確 率 的 影 響 [*]のリスクを 最 小 限 に 抑 えるため EAL 運 用 上 の 介 入 レベ ル (OIL)に 基 づき 緊 急 時 防 護 措 置 を 準 備 する 区 域 である UPZの 具 体 的 な 範 囲 につ いては IAEAの 国 際 基 準 において UPZの 最 大 半 径 は 原 子 力 施 設 から5~30km の 間 で 設 定 されていること 等 を 踏 まえ 原 子 力 施 設 から 概 ね30km を 目 安 とする この 考 え 方 を 踏 まえ 本 市 において 原 子 力 災 害 対 策 を 重 点 的 に 実 施 すべき 地 域 は 下 表 のと おりとする 原 子 力 災 害 対 策 を 重 点 的 に 実 施 すべき 地 域 ( 交 流 センターごと) 大 東 町 大 東 地 区 春 殖 地 区 幡 屋 地 区 佐 世 地 区 阿 用 地 区 久 野 地 区 海 潮 地 区 塩 田 地 区 加 茂 町 加 茂 地 区 木 次 八 日 市 地 区 三 新 塔 地 区 新 市 地 区 下 熊 谷 地 区 斐 伊 地 区 日 登 地 区 西 日 登 地 区 三 刀 屋 三 刀 屋 地 区 一 宮 地 区 [*] 確 定 的 影 響 ある 一 定 の 放 射 線 量 (これをしきい 値 [*]という)を 超 える 被 ばくをした 場 合 にだけ 現 れ 受 けた 放 射 線 の 量 に 依 存 して 症 状 が 重 くなるような 影 響 大 量 の 放 射 線 を 受 けた 結 果 多 数 の 細 胞 死 が 起 きたこと が 原 因 と 考 えられる 症 状 の 現 れ 方 には 個 人 差 があるが ほぼ 同 じ 程 度 の 線 量 の 放 射 線 を 受 けた 人 には 同 じような 症 状 が 現 れる 確 定 的 影 響 には 急 性 の 骨 髄 障 害 胎 児 発 生 への 影 響 ( 精 神 遅 延 小 頭 症 ) 白 内 障 などが 含 まれる [*]しきい 値 一 般 的 にある 値 以 上 で 影 響 が 現 れ それ 以 下 では 影 響 がない 境 界 の 値 をしきい 値 という 放 射 線 影 響 の 分 野 では 皮 膚 の 紅 斑 脱 毛 不 妊 など 放 射 線 の 確 定 的 影 響 には それらの 影 響 が 現 れる 最 小 の 線 量 が 存 在 する これをしきい 値 という 4

5 [*] 確 率 的 影 響 放 射 線 被 ばくによる 単 一 の 細 胞 の 変 化 が 原 因 となり 受 けた 放 射 線 の 量 に 比 例 して 障 害 発 症 の 確 率 が 増 えるような 影 響 でしきい 値 がないと 仮 定 されている がんと 遺 伝 性 影 響 が 含 まれる 放 射 線 によって DNA に 異 常 ( 突 然 変 異 )が 起 こることが 原 因 と 考 えられている ( 原 子 力 防 災 基 礎 用 語 集 ( 財 ) 原 子 力 安 全 技 術 センター 2011 年 版 ) 5

6 図 原 子 力 発 電 所 から30km 圏 域 の 状 況 PAZ( 概 ね5km) UPZ( 概 ね30km) 6

7 第 7 節 原 子 力 災 害 対 策 を 重 点 的 に 実 施 すべき 区 域 の 区 分 等 に 応 じた 防 護 措 置 の 準 備 及 び 実 施 1. 島 根 原 子 力 発 電 所 の 状 態 に 応 じた 防 護 措 置 の 準 備 及 び 実 施 PAZにおいては 島 根 原 子 力 発 電 所 において 異 常 事 態 が 発 生 した 場 合 には 急 速 に 進 展 する 事 故 においても 放 射 線 被 ばくによる 確 定 的 影 響 等 を 回 避 するため 放 射 性 物 質 の 環 境 へ の 放 出 前 の 段 階 から 当 該 発 電 所 の 状 態 が 原 子 力 災 害 対 策 指 針 等 に 基 づく 以 下 の 区 分 のどれ に 該 当 するかに 応 じて 避 難 等 の 予 防 的 な 防 護 措 置 を 準 備 し 実 施 する また UPZにおいては 全 面 緊 急 事 態 となった 際 には 予 防 的 な 防 護 措 置 ( 屋 内 退 避 )を 原 則 実 施 する 1) 緊 急 事 態 区 分 及 び 緊 急 時 活 動 レベル(EAL:Emaergency Action Lebel) 1 基 本 的 な 考 え 方 緊 急 事 態 の 初 期 対 応 段 階 においては 情 報 収 集 により 事 態 を 把 握 し 島 根 原 子 力 発 電 所 施 設 の 状 況 や 当 該 施 設 からの 距 離 等 に 応 じ 防 護 措 置 の 準 備 やその 実 施 等 を 適 切 に 進 めること が 重 要 である このような 対 応 を 実 現 するため 以 下 のとおり 当 該 発 電 所 施 設 の 状 況 に 応 じて 緊 急 事 態 を 警 戒 事 態 施 設 敷 地 緊 急 事 態 及 び 全 面 緊 急 事 態 の3つに 区 分 し 各 区 分 における 中 国 電 力 国 県 及 び 市 のそれぞれが 果 たすべき 役 割 を 明 らかにする 緊 急 事 態 区 分 と 主 要 な 防 護 措 置 の 枠 組 みについては 表 にまとめる また 全 面 緊 急 事 態 に 至 った 場 合 の 対 応 についてはフロー 図 のとおりである ただし これらの 事 態 は ここに 示 されて いる 区 分 の 順 序 のとおりに 発 生 するものでなく 事 態 の 進 展 によっては 全 面 緊 急 事 態 に 至 る までの 時 間 的 猶 予 がない 場 合 等 があり 得 ることに 留 意 すべきである 2 緊 急 事 態 区 分 ア 情 報 収 集 事 態 原 子 力 施 設 等 立 地 市 町 村 で 震 度 5 弱 又 は 震 度 5 強 の 地 震 が 発 生 した 事 態 ( 原 子 力 施 設 等 立 地 道 府 県 において 震 度 6 弱 以 上 の 地 震 が 発 生 した 場 合 を 除 く ) イ 警 戒 事 態 警 戒 事 態 は その 時 点 では 住 民 への 放 射 線 による 影 響 やそのおそれが 切 迫 した 状 況 で はないが 島 根 原 子 力 発 電 所 における 異 常 事 象 の 発 生 した 又 はそのおそれがあるため 情 報 収 集 や 緊 急 時 モニタリング( 放 射 性 物 質 若 しくは 放 射 線 の 異 常 な 放 出 又 はそのお それのある 場 合 に 実 施 する 環 境 放 射 線 モニタリングをいう 以 下 同 じ)の 準 備 早 期 に 実 施 が 必 要 な 要 配 慮 者 ( 高 齢 者 障 がい 者 外 国 人 乳 幼 児 妊 産 婦 傷 病 者 入 院 患 7

8 者 等 をいう 以 下 同 じ )の 避 難 等 の 防 護 措 置 の 準 備 を 開 始 する 必 要 がある 段 階 である この 段 階 では 中 国 電 力 は 警 戒 事 態 に 該 当 する 事 象 の 発 生 及 び 施 設 の 状 況 につい て 直 ちに 国 に 通 報 しなければならない 国 は 中 国 電 力 の 情 報 を 基 に 警 戒 事 態 の 発 生 の 確 認 を 行 い 遅 滞 なく 地 方 公 共 団 体 住 民 等 に 対 する 情 報 提 供 を 行 わなければなら ない ウ 施 設 敷 地 緊 急 事 態 施 設 敷 地 緊 急 事 態 は 島 根 原 子 力 発 電 所 において 住 民 等 に 放 射 線 による 影 響 をもたら す 可 能 性 のある 事 象 が 生 じたため 当 該 発 電 所 施 設 周 辺 において 緊 急 時 に 備 えた 避 難 等 の 主 な 防 護 措 置 の 準 備 を 開 始 する 必 要 がある 段 階 である この 段 階 では 中 国 電 力 は 施 設 敷 地 緊 急 事 態 に 該 当 する 事 象 の 発 生 及 び 施 設 の 状 況 について 直 ちに 国 県 及 び 市 に 通 報 しなければならない 国 は 施 設 敷 地 緊 急 事 態 の 発 生 の 確 認 を 行 い 遅 滞 なく 地 方 公 共 団 体 住 民 等 に 対 する 情 報 提 供 を 行 わなければ ならない 国 県 市 及 び 中 国 電 力 は 緊 急 時 モニタリングの 実 施 等 により 事 態 の 進 展 を 把 握 するため 情 報 収 集 の 強 化 を 行 うとともに 主 にPAZ 内 において 基 本 的 にす べての 住 民 等 を 対 象 とした 避 難 等 の 予 防 的 防 護 措 置 を 準 備 しなければならない エ 全 面 緊 急 事 態 全 面 緊 急 事 態 は 島 根 原 子 力 発 電 所 において 住 民 等 に 放 射 線 による 影 響 をもたらす 可 能 性 が 高 い 事 象 が 生 じたため 確 定 的 影 響 を 回 避 し 確 率 的 影 響 のリスクを 低 減 する 観 点 から 迅 速 な 防 護 措 置 を 実 施 する 必 要 がある 段 階 である この 段 階 では 中 国 電 力 は 全 面 緊 急 事 態 に 該 当 する 事 象 の 発 生 及 び 施 設 の 状 況 に ついて 直 ちに 国 県 及 び 市 に 通 報 しなければならない 国 は 全 面 緊 急 事 態 の 発 生 の 確 認 を 行 い 遅 滞 なく 県 及 び 市 住 民 等 に 対 する 情 報 提 供 を 行 わなければならない 国 及 び 立 地 自 治 体 は PAZ 内 において 基 本 的 にすべての 住 民 等 を 対 象 に 避 難 や 安 定 ヨ ウ 素 剤 の 服 用 等 の 予 防 的 防 護 措 置 を 講 じなければならない また 事 態 の 規 模 時 間 的 な 推 移 に 応 じて UPZ 内 においても PAZ 内 と 同 様 避 難 等 の 予 防 的 防 護 措 置 を 講 じる 必 要 がある 8

9 表 中 国 電 力 県 市 国 が 採 ることが 想 定 される 措 置 等 (1/4) 緊 急 事 態 区 分 警 戒 事 態 ( 原 災 法 第 1 施 0 設 敷 条 地 の 通 緊 急 報 事 す 態 べ き 基 準 ) 区 分 中 国 電 力 県 市 国 中 国 電 力 県 市 国 PAZ(~ 概 ね5km) UPZ( 概 ね5~30km) 体 制 整 備 情 報 提 供 モニタリング 防 護 措 置 体 制 整 備 情 報 提 供 モニタリング 防 護 措 置 要 員 参 集 情 報 収 集 連 絡 体 制 の 構 築 要 員 参 集 情 報 収 集 連 絡 体 制 の 構 築 要 員 参 集 情 報 収 集 連 絡 体 制 の 構 築 現 地 派 遣 の 準 備 要 員 追 加 参 集 要 員 追 加 参 集 国 及 び 他 の 自 治 体 に 応 援 要 請 要 員 追 加 参 集 現 地 派 遣 の 実 施 現 地 追 加 派 遣 の 準 備 国 への 連 絡 敷 地 境 界 のモ ニタリング 住 民 等 への 情 報 伝 達 自 治 体 への 情 報 提 供 報 道 機 関 等 を 通 じた 情 報 提 供 国 及 び 自 治 体 へ 通 報 住 民 等 への 情 報 伝 達 今 後 の 情 報 に つ いて 住 民 等 への 注 意 喚 起 自 治 体 への 情 報 提 供 報 道 機 関 等 を 通 じた 情 報 提 供 平 常 時 モニタ リングの 強 化 モニタリング 情 報 の 収 集 分 析 緊 急 時 モニタ リングの 準 備 避 難 要 配 慮 者 の 避 難 準 備 ( 避 難 先 輸 送 手 段 の 確 保 等 )を 指 示 避 難 自 治 体 に 要 配 慮 者 の 避 難 準 備 ( 避 難 先 輸 送 手 段 の 確 保 等 )を 指 示 要 員 参 集 情 報 収 集 連 絡 体 制 の 構 築 自 治 体 へ の 参 集 要 請 敷 地 境 界 のモ ニタリング - - 緊 急 時 モニタ リングの 実 施 緊 急 時 モニタ リングの 実 施 緊 急 時 モニタ リングの 指 示 モニタリング 情 報 の 収 集 分 析 緊 急 時 モニタ リングの 支 援 避 難 要 配 慮 者 の 避 難 の 実 施 避 難 準 備 ( 避 難 先 避 難 手 段 の 確 保 安 定 ヨウ 素 剤 安 定 ヨウ 素 剤 の 服 用 準 備 ( 配 布 等 ) 避 難 自 治 体 に 要 配 慮 者 の 避 難 実 施 を 指 示 自 治 体 に 避 難 準 備 ( 避 難 先 避 難 手 段 の 確 保 ) を 指 示 安 定 ヨウ 素 剤 自 治 体 に 安 定 ヨウ 素 剤 の 服 用 準 備 ( 配 布 等 )を 指 示 要 員 参 集 情 報 収 集 連 絡 体 制 の 構 築 - 住 民 等 への 情 報 伝 達 報 道 機 関 等 を 通 じた 情 報 提 供 自 治 体 へ 通 報 住 民 等 への 情 報 伝 達 今 後 の 情 報 に ついて 住 民 等 へ の 注 意 喚 起 自 治 体 への 情 報 提 供 報 道 機 関 等 を 通 じた 情 報 提 供 平 常 時 モニタ リングの 強 化 モニタリング 情 報 の 収 集 分 析 緊 急 時 モニタ リングの 準 備 - 緊 急 時 モニタ リングの 実 施 緊 急 時 モニタ リングの 実 施 緊 急 時 モニタ リングの 指 示 モニタリング 情 報 の 収 集 分 析 緊 急 時 モニタ リングの 支 援 屋 内 退 避 屋 内 退 避 準 備 屋 内 退 避 自 治 体 に 屋 内 退 避 準 備 を 指 示 9

10 中 国 電 力 県 市 国 が 採 ることが 想 定 される 措 置 等 (2/4) 中 国 電 力 PAZ(~ 概 ね5km) UPZ( 概 ね5~30km) 体 制 整 備 情 報 提 供 モニタリング 防 護 措 置 体 制 整 備 情 報 提 供 モニタリング 防 護 措 置 要 員 追 加 参 集 国 及 び 自 治 体 へ 通 報 敷 地 境 界 のモ ニタリング - - 自 治 体 へ 通 報 - - 緊 急 事 態 区 分 全 面 ( 緊 原 急 災 法 事 態 第 ( 1 5 原 子 条 力 の 基 緊 急 準 ) 事 態 ) 県 市 国 要 員 追 加 参 集 要 員 追 加 参 集 現 地 追 加 派 遣 の 実 施 住 民 等 への 情 報 伝 達 自 治 体 への 情 報 提 供 報 道 機 関 等 を 通 じた 情 報 提 供 平 常 時 モニタ リングで 設 置 さ れているモニタ リングポストに よる 測 定 緊 急 時 モニタ リングの 実 施 緊 急 時 モニタ リングの 指 示 モニタリング 情 報 の 収 集 分 析 緊 急 時 モニタ リングの 支 援 避 難 避 難 の 実 施 安 定 ヨウ 素 剤 住 民 等 への 安 定 ヨウ 素 剤 の 服 用 指 示 避 難 自 治 体 に 避 難 の 実 施 ( 移 動 が 困 難 な 者 の 一 時 退 避 を 含 む)を 指 示 安 定 ヨウ 素 剤 自 治 体 に 安 定 ヨ ウ 素 剤 の 服 用 を 指 示 国 及 び 他 の 自 治 体 に 応 援 要 請 現 地 追 加 派 遣 の 準 備 住 民 等 への 情 報 伝 達 自 治 体 への 情 報 提 供 報 道 機 関 等 を 通 じた 情 報 提 供 緊 急 時 モニタ リングの 実 施 緊 急 時 モニタ リングの 実 施 緊 急 時 モニタ リングの 指 示 モニタリング 情 報 の 収 集 分 析 緊 急 時 モニタ リングの 支 援 屋 内 退 避 屋 内 退 避 の 実 施 安 定 ヨウ 素 剤 安 定 ヨウ 素 剤 の 服 用 準 備 ( 配 布 等 ) 防 護 措 置 基 準 に 基 づく 防 護 措 置 への 対 応 避 難 一 時 移 転 体 表 面 除 染 の 準 備 ( 避 難 一 時 移 転 先 輸 送 手 段 スクリーニング 場 所 の 確 保 等 ) 屋 内 退 避 自 治 体 に 屋 内 退 避 の 実 施 を 指 示 安 定 ヨウ 素 剤 自 治 体 に 安 定 ヨウ 素 剤 の 服 用 準 備 ( 配 布 等 )を 指 示 防 護 措 置 基 準 に 基 づく 防 護 措 置 への 対 応 自 治 体 に 避 難 一 時 移 転 体 表 面 除 染 の 準 備 ( 避 難 一 時 移 転 先 輸 送 手 段 スクリーニ ング 場 所 の 確 保 等 )を 指 示 10

11 中 国 電 力 県 市 国 が 採 ることが 想 定 される 措 置 等 (3/4) 緊 急 事 態 区 分 警 戒 事 態 ( 原 災 法 第 1 施 0 設 敷 条 地 の 通 緊 急 報 事 す 態 べ き 基 準 ) 区 分 中 国 電 力 県 市 国 中 国 電 力 県 市 国 UPZ 外 ( 概 ね30km~) ( 防 護 措 置 や 協 力 が 必 要 と 判 断 された 範 囲 に 限 る) 体 制 整 備 情 報 提 供 モニタリング 防 護 措 置 要 員 参 集 情 報 収 集 連 絡 体 制 の 構 築 自 治 体 へ の 参 集 要 請 住 民 等 への 情 報 伝 達 報 道 機 関 等 を 通 じた 情 報 提 供 緊 急 時 モニタ リングの 準 備 の ための 調 整 緊 急 時 モニタ リングの 準 備 の ための 調 整 避 難 要 配 慮 者 の 避 難 準 備 ( 避 難 先 輸 送 手 段 の 確 保 等 )への 協 力 避 難 自 治 体 に 要 配 慮 者 の 避 難 準 備 ( 避 難 先 輸 送 手 段 の 確 保 等 )への 協 力 を 要 請 要 員 参 集 情 報 収 集 連 絡 体 制 の 構 築 自 治 体 へ の 参 集 要 請 住 民 等 への 情 報 伝 達 今 後 の 情 報 に ついて 住 民 等 へ の 注 意 喚 起 自 治 体 への 情 報 提 供 報 道 機 関 等 を 通 じた 情 報 提 供 緊 急 時 モニタ リングの 準 備 モニタリング 情 報 の 収 集 分 析 緊 急 時 モニタ リングの 支 援 避 難 要 配 慮 者 の 避 難 受 入 れ を 要 請 ( 県 を 経 由 )[ 他 自 治 体 ] 避 難 準 備 ( 避 難 先 避 難 手 段 の 確 保 等 )への 協 力 避 難 自 治 体 に 要 配 慮 者 の 避 難 受 入 れを 要 請 自 治 体 に 避 難 準 備 ( 避 難 先 避 難 手 段 の 確 保 ) への 協 力 を 要 請 11

12 中 国 電 力 県 市 国 が 採 ることが 想 定 される 措 置 等 (4/4) 体 制 整 備 情 報 提 供 モニタリング 防 護 措 置 緊 急 事 態 区 分 全 ( 面 原 緊 災 急 法 態 第 ( 1 原 5 子 条 力 の 緊 基 急 準 事 ) 態 ) 中 国 電 力 県 市 国 要 員 参 集 情 報 収 集 連 絡 体 制 の 構 築 自 治 体 へ の 参 集 要 請 住 民 等 への 情 報 伝 達 自 治 体 への 情 報 提 供 報 道 機 関 等 を 通 じた 情 報 提 供 緊 急 時 モニタ リングの 準 備 モニタリング 情 報 の 収 集 分 析 緊 急 時 モニタ リングの 支 援 避 難 避 難 の 受 入 れ 要 請 ( 県 を 経 由 )[ 他 自 治 体 ] 安 定 ヨウ 素 剤 安 定 ヨウ 素 剤 の 服 用 準 備 ( 配 布 等 ) 防 護 措 置 基 準 に 基 づ く 防 護 措 置 への 対 応 避 難 一 時 移 転 体 表 面 除 染 の 準 備 ( 避 難 一 時 移 転 先 輸 送 手 段 ス クリーニング 場 所 の 確 保 等 )への 協 力 避 難 自 治 体 に 要 配 慮 者 の 避 難 受 入 れを 要 請 安 定 ヨウ 素 剤 安 定 ヨウ 素 剤 の 服 用 準 備 ( 配 布 等 )を 指 示 防 護 措 置 基 準 に 基 づ く 防 護 措 置 への 対 応 自 治 体 に 避 難 一 時 移 転 体 表 面 除 染 の 準 備 ( 避 難 一 時 移 転 先 輸 送 手 段 スクリーニング 場 所 の 確 保 等 )への 協 力 を 要 請 12

13 図 防 護 措 置 にかかるフロー PAZ 内 UPZ 内 UPZ 外 全 面 緊 急 プラントの 状 況 悪 化 に 事 態 応 じて 段 階 的 に 実 施 放 射 性 物 質 の 放 出 以 前 数 時 間 以 内 避 難 開 始 避 難 安 定 ヨウ 素 剤 プラントの 状 況 悪 化 に 応 じて 段 階 的 に 実 施 緊 急 時 モニタリング (ソースターム 情 報 獲 得 ) 避 難 安 定 ヨウ 素 剤 屋 内 退 避 緊 急 時 モニタリング ( 汚 染 範 囲 の 特 定 ) 屋 内 退 避 の 注 意 喚 起 屋 内 退 避 放 出 の 通 報 又 は 検 知 により 開 始 緊 急 時 モニタリング ( 汚 染 範 囲 の 特 定 ) 放 射 性 物 質 の 放 出 後 数 時 間 以 内 1 日 以 内 数 日 以 内 OIL1 超 避 難 OIL2 超 飲 食 物 スクリーニング 基 準 超 暫 定 飲 食 物 摂 取 制 限 OIL2 超 飲 食 物 スクリーニング 基 準 超 暫 定 飲 食 物 摂 取 制 限 体 表 面 汚 染 スクリーニング 飲 食 物 放 射 線 濃 度 測 定 OIL4 ( 初 期 ) 超 OIL6 超 除 染 飲 食 物 摂 取 制 限 一 時 移 転 体 表 面 汚 染 スクリーニング OIL4 ( 初 期 ) 超 除 染 1 週 間 以 内 1 月 以 内 一 時 移 転 OIL4 (1 ヶ 月 後 ) 超 除 染 13

14 3 緊 急 時 活 動 レベル(EAL) 緊 急 事 態 区 分 に 該 当 する 状 況 であるか 否 かを 原 子 力 事 業 者 が 判 断 するための 基 準 として 島 根 原 子 力 発 電 所 における 深 層 防 護 を 構 成 する 各 層 設 備 の 状 態 放 射 性 物 質 の 閉 じ 込 め 機 能 の 状 態 外 的 事 象 の 発 生 等 の 原 子 力 施 設 の 状 態 等 に 基 づき 緊 急 時 活 動 レベル(Emergency Action Levei 以 下 EAL という )を 設 定 する 実 用 発 電 用 原 子 炉 の 具 体 的 な 緊 急 事 態 区 分 と 当 面 のEALの 内 容 は 以 下 の 表 のとおりである 表 各 緊 急 事 態 区 分 について 沸 騰 水 型 軽 水 炉 ( 実 用 発 電 用 のものに 限 る )に 係 る 原 子 炉 施 設 ( 原 子 炉 容 器 内 に 照 射 済 み 燃 料 集 合 体 が 存 在 しない 場 合 を 除 く) 緊 急 事 態 区 分 警 戒 事 態 緊 急 時 活 動 レベル(EAL) 1 原 子 炉 の 運 転 中 に 原 子 炉 保 護 回 路 の1チャンネルから 原 子 炉 停 止 信 号 が 発 信 され その 状 態 が 一 定 時 間 継 続 された 場 合 において 当 該 原 子 炉 停 止 信 号 が 発 信 された 原 因 を 特 定 でき ない 2 原 子 炉 の 運 転 中 に 保 安 規 定 で 定 められた 数 値 を 超 える 原 子 炉 冷 却 材 の 漏 えいが 起 こり 定 められた 時 間 内 に 定 められた 措 置 を 実 施 できないこと 3 原 子 炉 の 運 転 中 に 当 該 原 子 炉 への 全 ての 給 水 機 能 が 喪 失 す ること 4 原 子 炉 の 主 復 水 器 による 当 該 原 子 炉 から 熱 を 除 去 する 機 能 が 喪 失 した 場 合 において 当 該 原 子 炉 から 残 留 熱 を 除 去 する 機 能 の 一 部 が 喪 失 すること 5 全 ての 非 常 用 交 流 母 線 からの 電 気 の 供 給 が1 系 統 のみとな った 場 合 で 当 該 母 線 への 電 気 の 供 給 が1つの 電 源 のみとな り その 状 態 が15 分 以 上 継 続 すること 又 は 外 部 電 源 喪 失 が3 時 間 以 上 継 続 すること 6 原 子 炉 の 停 止 中 に 当 該 原 子 炉 容 器 内 の 水 位 が 水 位 低 設 定 値 まで 低 下 すること 7 使 用 済 燃 料 貯 蔵 槽 の 水 位 が 一 定 の 水 位 まで 低 下 すること 8 原 子 炉 制 御 室 その 他 の 箇 所 からの 原 子 炉 の 運 転 や 制 御 に 影 響 を 及 ぼす 可 能 性 が 生 じること 9 原 子 力 事 業 所 内 の 通 信 のための 設 備 又 は 原 子 力 事 業 所 内 と 原 子 力 事 業 所 外 との 通 信 のための 設 備 の 一 部 の 機 能 が 喪 失 すること 10 重 要 区 域 において 火 災 又 は 溢 水 が 発 生 し 原 災 法 に 基 づき 原 子 力 事 業 者 防 災 業 務 計 画 等 に 関 する 命 令 ( 平 成 24 年 文 部 科 学 省 経 済 産 業 省 令 第 4 号 ) 第 2 条 第 2 項 第 8 号 に 規 定 す る 安 全 上 重 要 な 構 築 物 系 統 又 は 機 器 ( 以 下 安 全 機 器 等 という )の 機 能 の 一 部 が 喪 失 するおそれがあること 11 燃 料 被 覆 管 障 壁 もしくは 原 子 炉 冷 却 系 障 壁 が 喪 失 するおそ れがあること 又 は 燃 料 被 覆 管 障 壁 もしくは 原 子 炉 冷 却 系 障 壁 が 喪 失 すること 12 当 該 原 子 炉 施 設 等 立 地 都 道 府 県 において 震 度 6 弱 以 上 の 地 震 が 発 生 した 場 合 13 当 該 原 子 力 施 設 等 立 地 都 道 府 県 において 大 津 波 警 報 が 発 令 された 場 合 14 東 海 地 震 注 意 情 報 が 発 表 された 場 合 ( 浜 岡 原 子 力 発 電 所 の み) 15 オンサイト 統 括 補 佐 が 警 戒 を 必 要 と 認 める 当 該 原 子 炉 施 設 の 重 要 な 故 障 等 発 生 した 場 合 16 当 該 原 子 炉 施 設 において 新 基 準 で 定 める 設 計 基 準 を 超 える 外 部 事 象 が 発 生 した 場 合 ( 竜 巻 洪 水 台 風 火 山 等 ) 17 その 他 原 子 炉 施 設 以 外 に 起 因 する 事 象 が 原 子 炉 施 設 に 影 響 緊 急 事 態 区 分 における 措 置 の 概 要 体 制 構 築 や 情 報 収 集 を 行 い 住 民 防 護 のための 準 備 を 開 始 する 14

15 施 設 敷 地 緊 急 事 態 を 及 ぼすおそれがあることを 認 知 した 場 合 など 委 員 長 又 は 委 員 長 代 行 が 警 戒 本 部 の 設 置 が 必 要 と 判 断 した 場 合 1 原 子 炉 の 運 転 中 に 非 常 用 炉 心 冷 却 装 置 の 作 動 を 必 要 とする 原 子 炉 冷 却 材 の 漏 えいが 発 生 すること 2 原 子 炉 の 運 転 中 に 当 該 原 子 炉 への 全 ての 給 水 機 能 が 喪 失 し た 場 合 において 全 ての 非 常 用 の 炉 心 冷 却 装 置 ( 当 該 原 子 炉 へ 高 圧 で 注 水 する 系 に 限 る )による 注 水 ができないこと 3 原 子 炉 の 運 転 中 に 主 復 水 器 による 当 該 原 子 炉 から 熱 を 除 去 する 機 能 が 喪 失 した 場 合 において 当 該 原 子 炉 から 残 留 熱 を 除 去 する 全 ての 機 能 が 喪 失 すること 4 全 ての 交 流 母 線 からの 電 気 の 供 給 が 停 止 し かつ その 状 態 が30 分 以 上 ( 原 子 炉 施 設 に 設 ける 電 源 設 備 が 実 用 発 電 用 原 子 炉 及 びその 附 属 施 設 の 位 置 構 造 及 び 設 備 の 基 準 に 関 する 規 則 ( 平 成 25 年 原 子 力 規 制 委 員 会 規 則 第 5 号 ) 第 57 条 第 1 項 及 び 実 用 発 電 用 原 子 炉 及 びその 附 属 施 設 の 技 術 基 準 に 関 する 規 則 ( 平 成 25 年 原 子 力 規 制 委 員 会 規 則 第 6 号 ) 第 72 条 第 1 項 の 基 準 に 適 合 しない 場 合 には 5 分 以 上 ) 継 続 する こと 5 非 常 用 直 流 母 線 が 一 となった 場 合 において 当 該 直 流 母 線 に 電 気 を 供 給 する 電 源 が 一 となる 状 態 が5 分 以 上 継 続 するこ と 6 原 子 炉 の 停 止 中 に 当 該 原 子 炉 容 器 内 の 水 位 が 非 常 用 炉 心 冷 却 装 置 ( 当 該 原 子 炉 へ 低 圧 で 注 水 する 系 に 限 る )が 作 動 す る 水 位 まで 低 下 すること 7 使 用 済 燃 料 貯 蔵 槽 の 水 位 を 維 持 できないこと 又 は 当 該 貯 蔵 槽 の 水 位 を 維 持 できていないおそれがある 場 合 において 当 該 貯 蔵 槽 の 水 位 を 測 定 できないこと 8 原 子 炉 制 御 室 の 環 境 が 悪 化 し 原 子 炉 の 制 御 に 支 障 が 生 じる こと 又 は 原 子 炉 若 しくは 使 用 済 燃 料 貯 蔵 槽 に 異 常 が 発 生 し た 場 合 において 原 子 炉 制 御 室 に 設 置 する 原 子 炉 施 設 の 状 態 を 表 示 する 装 置 若 しくは 原 子 炉 施 設 の 異 常 を 表 示 する 警 報 装 置 の 機 能 の 一 部 が 喪 失 すること 9 原 子 力 事 業 所 内 の 通 信 のための 設 備 又 は 原 子 力 事 業 所 内 と 原 子 力 事 業 所 外 との 通 信 のための 設 備 の 全 ての 機 能 が 喪 失 すること 10 火 災 又 は 溢 水 が 発 生 し 安 全 機 器 等 の 機 能 の 一 部 が 喪 失 する こと 11 原 子 炉 格 納 容 器 内 の 圧 力 又 は 温 度 の 上 昇 率 が 一 定 時 間 にわ たって 通 常 の 運 転 及 び 停 止 中 において 想 定 される 上 昇 率 を 超 えること 12 原 子 炉 の 炉 心 ( 以 下 単 に 炉 心 という )の 損 傷 が 発 生 し ていない 場 合 において 炉 心 の 損 傷 を 防 止 するために 原 子 炉 格 納 容 器 圧 力 逃 がし 装 置 を 使 用 すること 13 燃 料 被 覆 管 の 障 壁 が 喪 失 した 場 合 において 原 子 炉 冷 却 系 の 障 壁 が 喪 失 するおそれがあること 燃 料 被 覆 管 の 障 壁 及 び 原 子 炉 冷 却 系 の 障 壁 が 喪 失 するおそれがあること 又 は 燃 料 被 覆 管 の 障 壁 若 しくは 原 子 炉 冷 却 系 の 障 壁 が 喪 失 するおそれ がある 場 合 において 原 子 炉 格 納 容 器 の 障 壁 が 喪 失 すること 14 原 子 力 事 業 所 の 区 域 の 境 界 付 近 等 において 原 災 法 第 10 条 に 基 づく 通 報 の 判 断 基 準 として 政 令 等 で 定 める 基 準 以 上 の 放 射 線 量 又 は 放 射 性 物 質 が 検 出 された 場 合 ( 事 業 所 外 運 搬 に 係 る 場 合 を 除 く ) 15 その 他 原 子 炉 施 設 以 外 に 起 因 する 事 象 が 原 子 炉 施 設 に 影 響 を 及 ぼすおそれがあること 等 放 射 性 物 質 又 は 放 射 線 が 原 子 力 事 業 所 外 へ 放 出 され 又 は 放 出 されるおそれがあり 原 子 力 事 業 所 周 辺 において 緊 急 事 態 に 備 えた 防 護 措 置 の 準 備 及 び 防 護 措 置 の 一 部 の 実 施 を 開 始 する 必 要 がある 事 象 が 発 生 PAZ 内 の 住 民 等 の 避 難 準 備 及 び 早 期 に 実 施 が 必 要 な 住 民 避 難 等 の 防 護 措 置 を 行 う 15

16 すること 全 面 緊 急 事 態 原 子 炉 の 非 常 停 止 が 必 要 な 場 合 において 制 御 棒 の 挿 入 に より 原 子 炉 を 停 止 することができないこと 又 は 停 止 した ことを 確 認 することができないこと 原 子 炉 の 運 転 中 に 非 常 用 炉 心 冷 却 装 置 の 作 動 を 必 要 とす る 原 子 炉 冷 却 材 の 漏 えいが 発 生 した 場 合 において 全 ての 非 常 用 の 炉 心 冷 却 装 置 による 当 該 原 子 炉 への 注 水 ができ ないこと 原 子 炉 の 運 転 中 に 当 該 原 子 炉 への 全 ての 給 水 機 能 が 喪 失 した 場 合 において 全 ての 非 常 用 の 炉 心 冷 却 装 置 による 当 該 原 子 炉 への 注 水 ができないこと 原 子 炉 格 納 容 器 内 の 圧 力 又 は 温 度 が 当 該 格 納 容 器 の 設 計 上 の 最 高 使 用 圧 力 又 は 最 高 使 用 温 度 に 達 すること 原 子 炉 の 運 転 中 に 主 復 水 器 による 当 該 原 子 炉 から 熱 を 除 去 する 機 能 が 喪 失 した 場 合 において 当 該 原 子 炉 から 残 留 熱 を 除 去 する 全 ての 機 能 が 喪 失 したときに 原 子 炉 格 納 容 器 の 圧 力 抑 制 機 能 が 喪 失 すること 全 ての 交 流 母 線 からの 電 気 の 供 給 が 停 止 し かつ その 状 態 が1 時 間 以 上 ( 原 子 炉 施 設 に 設 ける 電 源 設 備 が 実 用 発 電 用 原 子 炉 及 びその 附 属 施 設 の 位 置 構 造 及 び 設 備 の 基 準 に 関 する 規 則 第 57 条 第 1 項 及 び 実 用 発 電 用 原 子 炉 及 びそ の 附 属 施 設 の 技 術 基 準 に 関 する 規 則 第 72 条 第 1 項 の 基 準 に 適 合 しない 場 合 には 30 分 以 上 ) 継 続 すること 全 ての 非 常 用 直 流 母 線 からの 電 気 の 供 給 が 停 止 し かつ その 状 態 が5 分 以 上 継 続 すること 炉 心 の 損 傷 の 発 生 を 示 す 原 子 炉 格 納 容 器 内 の 放 射 線 量 を 検 知 すること 原 子 炉 の 停 止 中 に 当 該 原 子 炉 容 器 内 の 水 位 が 非 常 用 炉 心 冷 却 装 置 ( 当 該 原 子 炉 へ 低 圧 で 注 水 する 系 に 限 る )が 作 動 する 水 位 まで 低 下 し 当 該 非 常 用 炉 心 冷 却 装 置 が 作 動 し ないこと 使 用 済 燃 料 貯 蔵 槽 の 水 位 が 照 射 済 燃 料 集 合 体 の 頂 部 から 上 方 2メートルの 水 位 まで 低 下 すること 又 は 当 該 水 位 ま で 低 下 しているおそれがある 場 合 において 当 該 貯 蔵 槽 の 水 位 を 測 定 できないこと 原 子 炉 制 御 室 が 使 用 できなくなることにより 原 子 炉 制 御 室 からの 原 子 炉 を 停 止 する 機 能 及 び 冷 温 停 止 状 態 を 維 持 する 機 能 が 喪 失 すること 又 は 原 子 炉 施 設 に 異 常 が 発 生 し た 場 合 において 原 子 炉 制 御 室 に 設 置 する 原 子 炉 施 設 の 状 態 を 表 示 する 装 置 若 しくは 原 子 炉 施 設 の 異 常 を 表 示 する 警 報 装 置 の 全 ての 機 能 が 喪 失 すること 燃 料 被 覆 管 の 障 壁 及 び 原 子 炉 冷 却 系 の 障 壁 が 喪 失 した 場 合 において 原 子 炉 格 納 容 器 の 障 壁 が 喪 失 するおそれがあ ること 原 子 力 事 業 所 の 区 域 の 境 界 付 近 等 において 原 災 法 第 15 条 に 基 づく 緊 急 事 態 宣 言 の 判 断 基 準 として 政 令 等 で 定 める 基 準 以 上 の 放 射 線 量 又 は 放 射 性 物 質 が 検 出 された 場 合 ( 事 業 所 外 運 搬 に 係 る 場 合 を 除 く ) その 他 原 子 炉 施 設 以 外 に 起 因 する 事 象 が 原 子 炉 施 設 に 影 響 を 及 ぼすこと 等 放 射 性 物 質 又 は 放 射 線 が 異 常 な 水 準 で 原 子 力 事 業 所 外 へ 放 出 され 又 は 放 出 されるおそれがあり 原 子 力 事 業 所 周 辺 の 住 民 の 避 難 を 開 始 する 必 要 がある 事 象 が 発 生 すること PAZ 内 の 住 民 避 難 等 の 防 護 措 置 を 行 なうととも に UPZ 及 び 必 要 に 応 じ てそれ 以 遠 の 周 辺 地 域 に おいて 放 射 性 物 質 放 出 後 の 防 護 措 置 実 施 に 備 えた 準 備 を 開 始 する 計 測 され る 空 間 放 射 線 量 率 などに 基 づく 防 護 措 置 を 実 施 す る 母 線 : 発 電 所 変 電 所 内 で 電 源 から 生 じる 全 ての 電 流 を 受 け また 外 線 に 分 電 する 幹 線 ( 三 省 堂 大 辞 林 ) 16

17 2. 放 射 性 物 質 が 環 境 へ 放 出 された 場 合 の 防 護 措 置 の 実 施 放 射 性 物 質 が 環 境 へ 放 出 された 場 合 UPZを 中 心 とした 緊 急 時 の 環 境 放 射 線 モニタリングによる 測 定 結 果 を 防 護 措 置 の 実 施 を 判 断 する 基 準 である 運 用 上 の 介 入 レベル(OIL:Operetional Intervention Lebel)と 照 らし 合 わせ 必 要 な 防 護 措 置 を 実 施 する (1) 運 用 上 の 介 入 レベル(OIL) 1 基 本 的 な 考 え 方 全 面 緊 急 事 態 に 至 った 場 合 には 住 民 等 への 被 ばくの 影 響 を 回 避 する 観 点 から 基 本 的 にはEAL の 区 分 による 施 設 の 状 況 に 基 づく 判 断 により 避 難 等 の 予 防 的 防 護 措 置 を 講 じることが 極 めて 重 要 で あるが 放 射 性 物 質 の 放 出 後 は その 拡 散 により 比 較 的 広 い 範 囲 において 空 間 放 射 線 量 率 の 高 い 地 点 が 発 生 する 可 能 性 がある このような 事 態 に 備 え 国 地 方 公 共 団 体 及 び 中 国 電 力 は 緊 急 時 モニ タリングを 迅 速 に 行 い その 測 定 結 果 を 防 護 措 置 を 実 施 すべき 基 準 に 照 らして 必 要 な 措 置 の 判 断 を 行 い これを 実 施 することが 必 要 となる 対 応 の 流 れは 表 及 び 防 護 措 置 にかかるフローのとおりで ある 放 射 性 物 質 の 放 出 後 高 い 空 間 放 射 線 量 率 が 計 測 された 地 域 おいては 被 ばくの 影 響 をできる 限 り 低 減 する 観 点 から 数 時 間 から1 日 以 内 に 住 民 等 について 避 難 等 の 緊 急 防 護 措 置 を 講 じなければなら ない また それと 比 較 して 低 い 放 射 線 量 率 が 計 測 された 地 域 においても 無 用 な 被 ばくを 回 避 する 観 点 から 1 週 間 以 内 に 一 時 移 転 等 の 早 期 防 護 措 置 を 講 じなければならない これらの 措 置 を 講 じる 場 合 には 避 難 場 所 等 でのスクリーニングの 結 果 から 除 染 等 の 措 置 を 講 じるようにしなければならな い さらに 経 口 摂 取 等 による 内 部 被 ばくを 回 避 する 観 点 から 一 時 移 転 等 を 講 じる 地 域 では 地 域 生 産 物 の 摂 取 を 制 限 しなければならない また 飲 食 物 中 の 放 射 性 核 種 濃 度 の 測 定 を 開 始 すべき 範 囲 を 数 日 以 内 に 空 間 放 射 線 量 率 に 基 づいて 特 定 するとともに 当 該 範 囲 において 飲 食 物 中 の 放 射 性 核 種 濃 度 の 測 定 を 開 始 し その 濃 度 に 応 じて 飲 食 物 摂 取 制 限 を 継 続 的 に 講 じなければならない 17

18 表 OILに 準 じた 中 国 電 力 県 市 国 が 採 ることが 想 定 される 措 置 等 (1/2) UPZ( 概 ね5~30km) 体 制 整 情 報 提 供 モニタリング 防 護 措 置 体 制 整 備 備 O I L O I L 1 飲 食 物 に 係 る 基 ス 準 ク リ ー ニ ン グ O I L 4 中 国 電 力 県 市 国 中 国 電 力 県 市 国 中 国 電 力 県 市 国 国 及 び 自 治 体 へ 通 報 住 民 等 への 情 報 伝 達 自 治 体 への 情 報 提 供 報 道 機 関 等 を 通 じた 情 報 提 供 国 及 び 自 治 体 へ 通 報 住 民 等 への 情 報 伝 達 自 治 体 への 情 報 提 供 報 道 機 関 等 を 通 じた 情 報 提 供 国 及 び 自 治 体 へ 通 報 住 民 等 への 情 報 伝 達 自 治 体 への 情 報 提 供 報 道 機 関 等 を 通 じた 情 報 提 供 UPZ 外 ( 概 ね30km~) 情 報 提 供 モニタリング 防 護 措 置 緊 急 時 モニタリ ングの 実 施 モニタリング 情 報 の 収 集 分 析 モニタリングの 支 援 緊 急 時 モニタリ ングの 支 援 避 難 避 難 の 実 施 避 難 避 難 範 囲 の 決 定 自 治 体 に 避 難 の 実 施 ( 移 動 が 困 難 な 者 の 一 時 退 避 を 含 む)を 指 示 - 自 治 体 への 情 報 提 供 報 道 機 関 等 を 通 じた 情 報 提 供 - 避 難 ( 近 ) 避 難 の 実 施 避 難 避 難 範 囲 の 決 定 ( 近 ) 自 治 体 に 避 難 の 実 施 を 指 示 緊 急 時 モニタリ ングの 実 施 モニタリング 情 報 の 収 集 分 析 モニタリングの 支 援 緊 急 時 モニタリ ングの 支 援 及 び 実 施 飲 食 物 摂 取 制 限 個 別 品 目 の 放 射 性 物 質 の 濃 度 測 定 飲 食 物 摂 取 制 限 放 射 性 物 質 の 濃 度 測 定 すべき 範 囲 の 決 定 自 治 体 に 個 別 品 目 の 放 射 性 物 質 の 濃 度 測 定 を 指 示 - - 住 民 等 への 情 報 伝 達 自 治 体 への 情 報 提 供 報 道 機 関 等 を 通 じた 情 報 提 供 スクリーニング への 協 力 スクリーニング の 実 施 スクリーニング 情 報 の 収 集 分 析 スクリーニング の 支 援 体 表 面 除 染 体 表 面 の 除 染 の 実 施 体 表 面 除 染 体 表 面 の 除 染 の 実 施 の 指 示 - - 住 民 等 への 情 報 伝 達 自 治 体 への 情 報 提 供 報 道 機 関 等 を 通 じた 情 報 提 供 緊 急 時 モニタリ ングの 実 施 モニタリング 情 報 の 収 集 分 析 緊 急 時 モニタリ ングの 支 援 及 び 実 施 スクリーニング への 協 力 スクリーニング の 実 施 スクリーニング 情 報 の 収 集 分 析 スクリーニング の 支 援 避 難 ( 遠 ) 避 難 の 受 入 れ 避 難 ( 遠 ) 自 治 体 に 避 難 の 受 入 れ 要 請 飲 食 物 摂 取 制 限 個 別 品 目 の 放 射 性 物 質 の 濃 度 測 定 飲 食 物 摂 取 制 限 放 射 性 物 質 の 濃 度 測 定 すべき 範 囲 の 決 定 自 治 体 に 個 別 品 目 の 放 射 性 物 質 の 濃 度 測 定 を 指 示 - 体 表 面 除 染 体 表 面 の 除 染 の 実 施 体 表 面 除 染 体 表 面 の 除 染 の 実 施 の 指 示 18

19 OILに 順 じた 中 国 電 力 県 市 国 が 採 ることが 想 定 される 措 置 等 (2/2) UPZ( 概 ね5~30km) 体 制 整 情 報 提 供 モニタリング 防 護 措 置 体 制 整 備 備 O I L O I L 2 O I L 6 中 国 電 力 県 市 国 中 国 電 力 県 市 国 国 及 び 自 治 体 へ 通 報 住 民 等 への 情 報 伝 達 自 治 体 への 情 報 提 供 報 道 機 関 等 を 通 じた 情 報 提 供 UPZ 外 ( 概 ね30km~) 情 報 提 供 モニタリング 防 護 措 置 緊 急 時 モニタリ ングの 実 施 モニタリング 情 報 の 収 集 分 析 緊 急 時 モニタリ ングの 支 援 一 時 移 転 一 時 移 転 の 実 施 - 一 時 移 転 一 時 移 転 範 囲 の 決 定 自 治 体 に 一 時 移 転 の 実 施 を 指 示 - 住 民 等 への 情 報 伝 達 自 治 体 への 情 報 提 供 報 道 機 関 等 を 通 じた 情 報 提 供 緊 急 時 モニタリ ングの 実 施 モニタリング 情 報 の 収 集 分 析 緊 急 時 モニタリ ングの 支 援 一 時 移 転 ( 近 ) 一 時 移 転 の 実 施 一 時 移 転 一 時 移 転 範 囲 の 決 定 ( 近 ) 自 治 体 に 一 時 移 転 の 実 施 を 指 示 住 民 等 への 情 報 伝 達 自 治 体 への 情 報 提 供 報 道 機 関 等 を 通 じた 情 報 提 供 個 別 品 目 の 放 射 性 物 質 の 濃 度 測 定 を 実 施 個 別 品 目 の 放 射 性 物 質 の 濃 度 測 定 結 果 の 収 集 分 析 個 別 品 目 の 放 射 性 物 質 の 濃 度 測 定 を 実 施 飲 食 物 摂 取 制 限 飲 食 物 摂 取 制 限 の 実 施 飲 食 物 摂 取 制 限 摂 取 制 限 品 目 の 決 定 自 治 体 に 飲 食 物 摂 取 制 限 の 実 施 を 指 示 出 荷 制 限 を 措 置 - - 住 民 等 への 情 報 伝 達 自 治 体 への 情 報 提 供 報 道 機 関 等 を 通 じた 情 報 提 供 個 別 品 目 の 放 射 性 物 質 の 濃 度 測 定 を 実 施 個 別 品 目 の 放 射 性 物 質 の 濃 度 測 定 結 果 の 収 集 分 析 個 別 品 目 の 放 射 性 物 質 の 濃 度 測 定 を 実 施 飲 食 物 摂 取 制 限 飲 食 物 摂 取 制 限 の 実 施 一 時 移 転 ( 遠 ) 一 時 移 転 の 受 入 れ 一 時 移 転 ( 遠 ) 自 治 体 に 一 時 移 転 の 受 入 れ を 要 請 飲 食 物 摂 取 制 限 摂 取 制 限 品 目 の 決 定 自 治 体 に 飲 食 物 摂 取 制 限 の 実 施 を 指 示 出 荷 制 限 を 措 置 19

20 2 具 体 的 な 基 準 と 防 護 措 置 の 内 容 これらの 防 護 措 置 の 実 施 を 判 断 する 基 準 として 空 間 放 射 線 量 率 や 環 境 試 料 中 の 放 射 性 物 質 の 濃 度 等 の 原 則 計 測 可 能 な 値 で 表 される 運 用 上 の 介 入 レベル(OIL)を 設 定 する 防 護 措 置 を 実 施 する 国 及 び 地 方 公 共 団 体 においては 緊 急 時 モニタリングの 結 果 を OIL に 照 らして 防 護 措 置 の 実 施 範 囲 を 定 めるなどの 具 体 的 手 順 をあらかじめ 検 討 し 決 めておく 必 要 がある 各 種 防 護 措 置 に 対 応 する OIL の 初 期 設 定 値 として 設 定 した 内 容 は 表 のとおりである 同 表 の 値 は 東 京 電 力 株 式 会 社 福 島 原 子 力 発 電 所 事 故 の 際 に 実 施 された 防 護 措 置 の 状 況 や 教 訓 を 踏 まえて 実 効 的 な 防 護 措 置 を 実 施 する 判 断 基 準 として 適 当 か 否 かなどという 観 点 から 当 面 運 用 できるものとし て 設 定 したものである 20

21 表 OIL と 防 護 措 置 について 緊 急 防 護 措 置 早 期 防 護 措 置 飲 食 物 摂 取 制 限 [*8] 基 準 の 種 類 基 準 の 概 要 初 期 設 定 値 [*1] 防 護 措 置 の 概 要 OIL1 地 表 面 からの 放 射 線 再 浮 揚 した 放 射 数 時 間 内 を 目 途 に 区 域 を 性 物 質 の 吸 入 不 注 意 な 経 口 摂 取 によ 特 定 し 避 難 などを 実 施 500μSv/h る 被 ばく 影 響 を 防 止 するため 住 民 等 ( 移 動 が 困 難 者 の 一 時 屋 ( 地 上 1mで 測 定 した 場 合 の 空 間 放 射 線 量 率 [*2]) を 数 時 間 以 内 に 避 難 や 屋 内 退 避 させる 内 退 避 を 含 む) ための 基 準 OIL4 OIL2 飲 食 物 に 係 るスクリー ニング 基 準 OIL6 不 注 意 な 経 口 摂 取 皮 膚 汚 染 からの 外 部 被 ばくを 防 止 するため 除 染 を 講 じ るための 基 準 地 表 面 からの 放 射 線 再 浮 揚 した 放 射 性 物 質 の 吸 入 不 注 意 な 経 口 摂 取 によ る 被 ばく 影 響 を 防 止 するため 地 域 生 産 物 [*5]の 摂 取 を 制 限 するとともに 住 民 等 を1 週 間 程 度 以 内 に 一 時 移 転 さ せるための 基 準 OIL6による 飲 食 物 の 摂 取 制 限 を 判 断 する 基 準 として 飲 食 物 中 の 放 射 性 核 種 濃 度 測 定 を 実 施 すべき 地 域 を 特 定 する 際 の 基 準 経 口 摂 取 による 被 ばく 影 響 を 防 止 する ため 飲 食 物 の 摂 取 制 限 をする 際 の 基 準 β 線 :40,000cpm[*3] ( 皮 膚 から 数 cm での 検 出 器 の 計 数 率 ) β 線 :13,000cpm[*4] 1ヶ 月 後 の 値 ( 皮 膚 から 数 cm での 検 出 器 の 計 数 率 ) 20μSv/h ( 地 上 1mで 測 定 した 場 合 の 空 間 放 射 線 量 率 [*2]) 0.5μSv/h[*6] ( 地 上 1mで 測 定 した 場 合 の 空 間 放 射 線 量 率 [*2]) 核 種 [*6] 飲 料 水 牛 乳 乳 製 品 野 菜 類 穀 類 肉 卵 魚 その 他 放 射 性 ヨウ 素 300Bq/kg 2,000Bq/kg[*8] 放 射 性 セシウム 200Bq/kg 500Bq/kg プルトニウム 及 び 超 ウラン 元 素 のアルファ 核 種 1Bq/kg 10Bq/kg 避 難 基 準 に 基 づいて 避 難 した 避 難 者 等 をスクリー ニングして 基 準 を 超 える 際 は 迅 速 に 除 染 1 日 以 内 を 目 途 に 区 域 を 特 定 し 地 域 生 産 物 の 摂 取 を 制 限 するとともに 1 週 間 程 度 内 に 一 時 移 転 を 実 施 数 日 内 を 目 途 に 飲 食 物 中 の 放 射 性 核 種 濃 度 を 測 定 すべき 区 域 を 特 定 1 週 間 内 を 目 途 に 飲 食 物 中 の 放 射 性 核 種 濃 度 の 測 定 と 分 析 を 行 い 基 準 を 超 えるものにつき 摂 取 制 限 を 迅 速 に 実 施 ウラン 20Bq/kg 100Bq/kg 21

22 [*1] 初 期 設 定 値 とは 緊 急 事 態 当 初 に 用 いるOILの 値 であり 地 上 沈 着 した 放 射 性 核 種 組 成 が 明 確 になった 時 点 で 必 要 な 場 合 にはOILの 初 期 設 定 値 は 改 定 される [*2] 本 値 は 地 上 1mで 計 測 した 場 合 の 空 間 放 射 線 量 率 [*10]である 実 際 の 適 用 に 当 たっては 空 間 放 射 線 量 率 計 測 機 器 の 設 置 場 所 における 線 量 率 と 地 上 1mでの 線 量 率 との 差 異 を 考 慮 して 判 断 基 準 の 値 を 補 正 する 必 要 がある [*3] 我 が 国 において 広 く 用 いられているβ 線 の 入 射 窓 面 積 が 20 cm²の 検 出 器 (サーベイメータ)を 利 用 した 場 合 の 計 数 率 [*11]であり 表 面 汚 染 密 度 [*12]は 約 120 Bq/cm² 相 当 となる 他 の 計 測 器 を 使 用 して 測 定 する 場 合 には この 表 面 汚 染 密 度 より 入 射 窓 面 積 や 検 出 効 率 を 勘 案 した 計 数 率 を 求 める 必 要 がある [*4] [*3]と 同 様 表 面 汚 染 密 度 は 約 40 Bq/cm² 相 当 となり 計 測 器 の 仕 様 が 異 なる 場 合 には 計 数 率 の 換 算 が 必 要 である [*5] 地 域 生 産 物 とは 放 出 された 放 射 性 物 質 により 直 接 汚 染 される 野 外 で 生 産 された 食 品 であって 数 週 間 以 内 に 消 費 されるもの( 例 えば 野 菜 該 当 地 域 の 牧 草 を 食 べた 牛 の 乳 )をいう [*6] 実 効 性 を 考 慮 して 計 測 場 所 の 自 然 放 射 線 によるバックグラウンドによる 寄 与 も 含 めた 値 とする [*7]その 他 の 核 種 の 設 定 も 含 めて 今 後 検 討 する その 際 IAEAのGSG-2におけるOIL6の 値 を 参 考 として 数 値 を 決 定 する [*8] 根 菜 芋 類 を 除 く 野 菜 類 が 対 象 [*9]IAEAでは OIL6に 係 る 飲 食 物 摂 取 制 限 が 効 果 的 かつ 効 率 的 に 行 われるよう 飲 食 物 中 の 放 射 性 核 種 [*13] 濃 度 の 測 定 が 開 始 されるまで の 間 に 暫 定 的 に 飲 食 物 摂 取 制 限 を 行 なうとともに 広 い 範 囲 における 飲 食 物 のスクリーニング 作 業 を 実 施 する 地 域 を 設 定 するための 基 準 であるO IL3 その 測 定 のためのスクリーニング 基 準 であるOIL5が 設 定 されている ただし OIL3については IAEAの 現 在 の 出 版 物 におい て 空 間 放 射 線 量 率 の 測 定 結 果 と 暫 定 的 な 飲 食 物 摂 取 制 限 との 関 係 が 必 ずしも 明 確 でないこと また OIL5については 我 が 国 において 核 種 ごと の 濃 度 測 定 が 比 較 的 容 易 に 行 なえることから 放 射 性 核 種 濃 度 を 測 定 すべき 区 域 を 特 定 するための 基 準 である 飲 食 物 に 係 るスクリーニング 基 準 を 定 める [*10] 対 象 とする 空 間 の 単 位 時 間 当 たりの 放 射 線 量 を 空 間 放 射 線 量 率 という 放 射 線 の 量 を 物 質 が 放 射 線 から 吸 収 したエネルギー 量 で 測 定 する 場 合 線 量 率 の 単 位 は Gy/h(グレイ/ 時 )で 表 す 空 気 吸 収 線 量 率 ともいい 表 示 単 位 は 一 般 的 に ngy/h(ナノグレイ/ 時 ) 及 びμSv/h(マイクロシーベルト/ 時 )である 原 子 力 発 電 所 等 の 原 子 力 施 設 では 周 辺 環 境 の 安 全 を 確 かめるため モニタリングステーション 及 びモニタリングポストを 施 設 周 辺 に 設 置 し 環 境 中 の 空 間 放 射 線 量 率 を 連 続 して 測 定 している ( 公 益 財 団 法 人 原 子 力 安 全 技 術 センター 原 子 力 防 災 基 礎 用 語 集 ) [*11] 測 定 器 ( 検 出 器?)に 単 位 時 間 当 たり 計 測 される 数 (cpm=1 分 間 当 り 計 測 される 放 射 線 数 ) [*12] 単 位 面 積 当 りの 放 射 能 のこと 単 位 は Bq/cm²である ( 公 益 財 団 法 人 原 子 力 安 全 研 究 協 議 会 緊 急 被 ばく 医 療 研 修 のホームページ 用 語 集 ) 表 面 汚 染 測 定 用 のGMサーベイメータは 購 入 時 又 はメーカー 等 による 点 検 時 に 行 なわれる 校 正 試 験 により 機 器 ごとに 計 数 率 (1 分 間 あたりの カウント:cpm)から 表 面 汚 染 密 度 (Bq/cm²)に 換 算 する 計 数 又 は 計 数 率 から 放 射 能 (Bq/cpm)に 換 算 する 計 数 が 与 えられてる 読 み 取 った 計 数 率 に 換 算 計 数 を 乗 じて 得 た 値 が 表 面 汚 染 密 度 (Bq/cm²)として 換 算 し 汚 染 面 積 (cm²)を 乗 じるとその 範 囲 に 付 着 している 合 計 の 放 射 能 が(Bq)が 求 められる 使 用 するサーベイメータに 計 数 率 から 放 射 能 (Bq/cpm)に 換 算 する 計 数 が 与 えられている 場 合 には 読 み 取 った 係 数 数 率 に 換 算 計 数 を 乗 ずると サーベイメータの 入 射 窓 面 積 と 同 じ 面 積 全 体 の 放 射 能 (Bq)の 値 となる 例 えば 端 窓 型 GM サーベイメータは 入 射 窓 が 直 径 約 5cmで 入 射 窓 の 面 積 は 約 20cm²となる したがって 換 算 計 数 を 乗 じて 得 られた 放 射 能 量 を20cm²で 除 した 値 が 表 面 汚 染 密 度 となる このようにして 得 られた 表 面 汚 22

23 染 密 度 (Bq/ cm ² ) に 汚 染 面 積 ( cm ² ) を 乗 じ る と そ の 範 囲 に 付 着 し て い る 放 射 能 ( Bq ) が 求 め ら れ る ( 公 益 財 団 法 人 原 子 力 安 全 研 究 協 議 会 緊 急 被 ばく 医 療 研 修 のホームページより) [*13] 放 射 性 同 異 元 素 (ラジオアイソトープ)のこと 同 一 元 素 に 属 する(すなわち 同 じ 原 子 番 号 Zをもつ) 原 子 の 間 で 原 子 量 Aが 異 なる 原 子 を 同 位 元 素 という このうち 放 射 能 をもつ 同 位 元 素 を 放 射 性 同 位 元 素 とよぶ 例 えば 天 然 に 存 在 する 原 子 番 号 19のカリウムは 原 子 量 39のK-39 原 子 量 40のK-40 原 子 量 41のK-41の3 種 類 がある このうちK-39とK-41は 放 射 能 をもたないので 安 定 元 素 と 呼 ぶが K-40は 放 射 能 をもつので 放 射 性 同 位 元 素 という 放 射 性 同 位 元 素 は 放 射 性 核 種 と 同 義 語 である 我 が 国 ではRIと 略 称 する ( 公 益 財 団 法 人 原 子 力 安 全 研 究 協 議 会 緊 急 被 ばく 医 療 研 修 のホームページ 用 語 集 ) 単 位 Gy(グレイ): 放 射 線 をある 物 体 に 当 てた 場 合 その 物 体 が 吸 収 した 放 射 線 のエネルギー 量 を 吸 収 線 量 とよび 単 位 としてグレイ(Gy)が 用 いられ る 1グレイは 放 射 線 を 受 けた 物 体 1キログラムあたり1ジュール[*14]のエネルギーを 吸 収 したことに 相 当 する この 単 位 は 放 射 線 や 物 質 の 種 類 によらず 適 用 されるもので 放 射 線 が 物 質 ( 人 体 を 含 む)に 与 える 影 響 を 評 価 するときの 基 本 的 な 物 差 しになる Bq(ベクレル): 放 射 能 の 量 を 表 す 単 位 のこと 1ベクレルは 1 秒 間 に1 個 の 原 子 核 が 壊 れ 放 射 線 を 放 出 している 放 射 性 物 質 の 放 射 能 の 強 さ または 量 を 表 す Sv(シーベルト):シーベルト(Sv)は 被 ばくによる 確 率 的 影 響 (がん 遺 伝 性 影 響 など)の 生 じるリスクを 推 定 するための 尺 度 となる 線 量 ( 等 価 線 量 [*15] 及 び 実 効 線 量 [*16])の 単 位 である 等 価 線 量 は 各 組 織 臓 器 の 吸 収 線 量 (Gy)に 放 射 線 の 種 類 及 びエネルギーによる 確 率 的 影 響 の 差 を 補 正 する 放 射 線 荷 重 係 数 [*17]を 乗 じて 求 められ 実 効 線 量 は 各 臓 器 組 織 の 等 価 線 量 にその 組 織 臓 器 の 組 織 荷 重 係 数 [*18]( 全 体 を 1 として 規 格 化 )を 乗 じて 総 和 したもので 求 められる ( 公 益 財 団 法 人 原 子 力 安 全 技 術 センター 原 子 力 防 災 基 礎 用 語 集 ) [*14]ジュール( 英 : Joule 記 号 :J)は SI( 国 際 単 位 系 )におけるエネルギー 仕 事 熱 量 電 力 量 の 単 位 である SI や 日 本 の 計 量 単 位 令 では 1 つ 目 に 掲 げた 定 義 を 用 いて 1 ニュートンの 力 が 力 の 方 向 に 物 体 を 1 メートル 動 かすときの 仕 事 と 定 義 してい る 地 球 上 で お よ そ 102 グ ラ ム ( 小 さ な リ ン ゴ く ら い の 重 さ ) の 物 体 を 1 メ ー ト ル 持 ち 上 げ る 時 の 仕 事 に 相 当 す る (ウィキペディアから 抜 粋 ) [*15] 等 価 線 量 は 人 体 の 各 組 織 臓 器 の 確 定 的 影 響 が 発 生 しないしきい 値 未 満 の 被 ばくによる 確 率 的 影 響 の 指 標 になる 線 量 である 確 率 的 影 響 の 発 生 確 率 は 放 射 線 の 種 類 やエネルギーにより 異 なるため 放 射 線 の 種 類 エネルギーによる 違 いを 補 正 する 放 射 線 荷 重 係 数 を 組 織 臓 器 の 吸 収 線 量 に 乗 じて 求 めることができ 各 組 織 臓 器 の 確 率 的 影 響 を 全 ての 放 射 線 に 対 して 共 通 の 尺 度 で 評 価 することができる 単 位 にはシーベル ト(Sv)が 用 いられる [*16] 被 ばくによる 確 率 的 影 響 (がん 遺 伝 性 影 響 [*19]など)は 各 臓 器 組 織 によって 影 響 の 生 じる 度 合 いは 異 なる この 組 織 臓 器 ごとに 異 な った 影 響 を 全 身 が 均 等 に 被 ばくした 場 合 と 共 通 の 尺 度 で 表 した 線 量 が 実 効 線 量 である 実 効 線 量 は 単 位 にはシーベルト(Sv)が 用 いられる 実 効 線 量 は 生 物 学 的 な 効 果 を 考 慮 した 値 であり 各 臓 器 組 織 の 等 価 線 量 に 各 臓 器 組 織 の 組 織 荷 重 係 数 を 乗 じ それらを 総 和 したもので 求 められる この 実 効 線 量 により 放 射 線 による 確 率 的 影 響 を 外 部 被 ばくと 内 部 被 ばくを 合 算 して 評 価 できる 23

24 [*17] 放 射 線 荷 重 係 数 は 放 射 線 の 種 類 とエネルギーによって 異 なる 確 率 的 影 響 の 発 生 リスクを 全 ての 放 射 線 に 対 して 共 通 の 尺 度 で 評 価 するため の 補 正 係 数 である 放 射 線 の 種 類 とエネルギーごとに 与 えられており 等 価 線 量 を 計 算 するときに 使 用 する 放 射 線 の 種 類 エネルギーの 範 囲 放 射 線 荷 重 係 数 (WR) 光 子 (X 線 γ 線 ); 全 てのエネルギー 1 電 子 (β 線 )およびミュー 粒 子 ; 全 てのエネル 1 ギー 中 性 子 ;10KeV 以 下 5 10KeV~100KeV KeV~2MeV 20 2MeV~20MeV 10 20MeV 以 上 5 反 跳 陽 子 以 外 の 陽 子 :エネルギー2MeV 以 上 5 アルファ 粒 子 (α 線 ) 20 核 分 裂 片 20 重 原 子 核 20 ev( 電 子 ボルト エレクトロンボルト: 素 粒 子 分 野 の 粒 子 のエネルギーを 表 す 単 位 ) 1 ev というのは 1 V の 電 位 差 ( 電 圧 )で 電 子 を 加 速 するときに 電 子 が 得 る 運 動 エネルギーのことである プラスとマイナスの 電 極 の 間 の 電 位 差 が 1 V なら 電 子 はこの 電 極 の 間 の 電 場 に 加 速 されて 移 動 する 間 に 必 ずこれだけのエネルギーを 得 る ( 追 加 ) [*18] 組 織 荷 重 係 数 は 照 射 された 臓 器 組 織 によりがんや 遺 伝 的 影 響 の 程 度 ( 放 射 線 感 受 性 )が 異 なることを 考 慮 するために 乗 じる 係 数 である 実 効 線 量 を 計 算 するときにこの 係 数 を 等 価 線 量 に 乗 じ 積 算 する 組 織 臓 器 組 織 荷 重 計 数 (WT) 生 殖 器 0.20 赤 色 骨 髄 結 腸 肺 胃 0.12 乳 房 肝 臓 食 堂 甲 状 腺 膀 胱 0.05 皮 膚 骨 表 面 0.01 残 りの 組 織 0.05 [*19] 放 射 線 の 人 体 へ 及 ぼす 影 響 の 一 つ 遺 伝 性 影 響 とは 被 ばくした 本 人 のみに 影 響 が 現 れる 身 体 的 影 響 [*20]とは 異 なり 被 ばくした 本 人 には 現 れずその 子 孫 に 遺 伝 性 障 害 ( 先 天 異 常 )を 引 き 起 こす 影 響 をいう 遺 伝 性 影 響 は ショウジョウバエやマウスでの 動 物 実 験 では 報 告 されているが ヒトでの 影 響 は 広 島 長 崎 の 原 爆 被 爆 者 二 世 への 調 査 で 認 められていない なお 胎 児 期 での 被 ばくにより 生 じる 影 響 は 身 体 的 影 響 に 区 分 される [*20] 放 射 線 の 人 体 への 影 響 は 身 体 的 影 響 と 遺 伝 的 影 響 の 二 つに 大 別 される 身 体 的 影 響 は 被 ばくした 本 人 に 現 れる 影 響 をいい 被 ばくした 人 の 子 孫 に 現 れる 遺 伝 性 影 響 と 対 比 される 24

25 身 体 的 影 響 は 被 ばくしてから 影 響 が 現 れるまでの 期 間 ( 潜 伏 期 という)により 急 性 ( 早 期 )と 晩 発 に 分 けられる 急 性 の 影 響 は 白 血 球 の 減 少 脱 毛 などのように 被 ばく 後 比 較 的 短 期 間 内 に 現 れる 影 響 であり 一 方 晩 発 の 影 響 は 白 内 障 や 放 射 性 誘 発 がんのように 長 い 潜 伏 期 を 経 て 現 れる 影 響 である ( 公 益 財 団 法 人 原 子 力 安 全 技 術 センター 原 子 力 防 災 基 礎 用 語 集 ) 25

26 第 8 節 防 災 関 係 機 関 の 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 原 子 力 防 災 に 関 し 市 指 定 地 方 行 政 機 関 指 定 公 共 機 関 指 定 地 方 公 共 機 関 公 共 的 団 体 等 の 防 災 関 係 機 関 が 処 理 すべき 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 は 雲 南 市 地 域 防 災 計 画 ( 総 則 ) 第 3 節 に 定 める 防 災 上 重 要 な 機 関 の 処 理 すべき 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 を 基 本 に 次 のとおりとする 市 機 関 名 連 絡 窓 口 処 理 すべき 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 雲 南 市 雲 南 市 総 務 部 危 機 管 理 室 1. 原 子 力 事 業 者 防 災 業 務 計 画 に 関 する 協 議 及 び 原 子 力 防 災 要 員 の 現 況 届 出 等 の 受 理 2. 原 子 力 防 災 専 門 官 との 連 携 に 関 すること 3. 原 子 力 防 災 に 関 する 広 報 及 び 知 識 の 普 及 啓 発 に 関 すること 4. 災 害 の 各 種 資 料 の 収 集 整 理 及 び 保 存 に 関 すること 5. 原 子 力 防 災 に 関 する 教 育 訓 練 に 関 すること 6. 災 害 時 の 通 信 連 絡 網 連 絡 体 制 の 整 備 に 関 すること 7. 環 境 放 射 線 モニタリング 設 備 機 器 資 材 の 整 備 に 関 するこ と 8. 平 常 時 環 境 放 射 線 モニタリングに 関 すること 9. 市 災 害 対 策 本 部 等 に 関 すること 10. 緊 急 時 における 国 県 等 との 連 携 に 関 すること 11. 災 害 状 況 の 把 握 及 び 情 報 伝 達 等 に 関 すること 12. 緊 急 時 環 境 放 射 線 モニタリングに 対 する 協 力 に 関 すること 13. 住 民 の 退 避 避 難 立 入 制 限 救 助 等 に 関 すること 14. 県 の 緊 急 被 ばく 医 療 活 動 に 対 する 協 力 に 関 すること 15. 汚 染 飲 食 物 の 摂 取 制 限 等 に 関 すること 16. 緊 急 輸 送 及 び 必 需 物 資 の 調 達 並 びに 飲 料 水 食 糧 生 活 必 需 品 の 供 給 に 関 すること 17. 県 の 放 射 性 汚 染 物 質 の 除 去 に 対 する 協 力 に 関 すること 18. 制 限 措 置 の 解 除 に 関 すること 19. 防 災 関 係 者 の 被 ばく 管 理 に 関 すること 20. 災 害 救 助 法 に 関 すること 21. 義 援 金 の 受 け 入 れ 及 び 配 分 に 関 すること 22. 災 害 応 援 の 要 請 及 び 受 け 入 れに 関 すること 23. 自 衛 隊 の 派 遣 要 請 に 関 すること 24. 損 害 賠 償 の 請 求 等 に 必 要 な 資 料 の 整 備 に 関 すること 25. 風 評 被 害 の 軽 減 に 関 すること 26. 住 民 相 談 及 び 健 康 相 談 に 関 すること 27. 被 災 者 の 自 立 支 援 に 関 すること 28. 中 小 企 業 農 林 畜 水 産 業 者 等 に 対 する 支 援 29. 県 の 行 う 原 子 力 防 災 対 策 に 対 する 協 力 に 関 すること 政 策 企 画 部 地 域 振 興 課 広 域 避 難 に 係 る 陸 路 による 緊 急 輸 送 の 確 保 に 関 すること 健 康 福 祉 部 健 康 福 祉 総 務 課 水 道 局 工 務 課 1. 災 害 時 要 援 護 者 の 避 難 の 支 援 に 関 すること 2. 福 祉 施 設 の 避 難 の 支 援 に 関 すること 3. 福 祉 施 設 が 策 定 する 避 難 計 画 の 支 援 に 関 すること 4. 緊 急 時 医 療 対 策 に 関 すること 1. 水 道 施 設 の 防 災 管 理 事 後 対 策 に 関 すること 2. 被 災 地 における 飲 料 水 の 確 保 に 関 すること 26

27 雲 南 市 教 育 委 員 会 雲 南 市 立 病 院 教 育 委 員 会 教 育 総 務 課 総 務 課 1. 公 立 学 校 に 対 する 放 射 線 等 に 係 る 知 識 の 普 及 及 び 原 子 力 防 災 に 係 る 指 導 等 に 関 すること 2. 公 立 学 校 児 童 生 徒 の 安 全 対 策 に 関 すること 3. 退 避 等 に 係 る 施 設 使 用 の 協 力 に 関 すること 4. 災 害 時 における 避 難 先 での 学 校 の 運 営 に 関 すること 1. 原 子 力 災 害 時 の 医 療 救 護 活 動 に 関 すること 2. 緊 急 時 医 療 センターの 支 援 に 関 すること 3. 入 院 患 者 の 避 難 支 援 避 難 先 の 確 保 に 関 すること 消 防 機 関 機 関 名 連 絡 窓 口 処 理 すべき 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 雲 南 消 防 本 部 総 務 課 1. 緊 急 時 医 療 センターの 支 援 に 関 すること 2. 防 護 対 策 を 講 ずべき 区 域 の 消 防 対 策 に 関 すること 3. 消 防 防 災 救 急 活 動 に 関 すること 雲 南 市 消 防 団 雲 南 市 総 務 部 危 機 管 理 室 1. 住 民 等 に 対 する 広 報 及 び 避 難 等 の 誘 導 に 関 すること 2. 交 通 規 制 及 び 立 入 制 限 に 対 する 協 力 に 関 するこ と 3. 警 察 官 が 行 う 治 安 維 持 に 対 する 協 力 に 関 すること 県 機 関 名 連 絡 窓 口 処 理 すべき 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 島 根 県 原 子 力 安 全 対 策 課 1. 原 子 力 防 災 に 関 する 広 報 及 び 教 育 訓 練 に 関 すること 2. 通 信 連 絡 網 の 整 備 に 関 すること 3. 環 境 放 射 線 モニタリング 設 備 機 器 資 材 の 整 備 に 関 するこ と 4. 防 護 資 機 材 の 整 備 に 関 すること 5. 緊 急 被 ばく 医 療 設 備 機 器 資 材 の 整 備 に 関 すること 6. 環 境 条 件 の 把 握 に 関 すること 7. 平 常 時 環 境 放 射 線 モニタリングに 関 すること 8. 県 災 害 対 策 本 部 の 設 置 に 関 すること 9. 災 害 状 況 の 把 握 及 び 伝 達 等 に 関 すること 10. 放 射 性 物 質 による 汚 染 状 況 調 査 に 関 すること 11. 緊 急 時 環 境 放 射 線 モニタリングに 関 すること 12. 住 民 の 避 難 ( 広 域 輸 送 ) 及 び 立 入 制 限 等 に 関 すること 13. 緊 急 被 ばく 医 療 活 動 に 関 すること 14. 汚 染 飲 食 物 の 摂 取 制 限 等 に 関 すること 15. 緊 急 輸 送 及 び 必 需 物 資 の 調 達 に 関 すること 16. 汚 染 物 質 の 除 去 に 関 すること 17. 制 限 措 置 の 解 除 に 関 すること 18. 損 害 賠 償 の 請 求 等 に 必 要 な 資 料 の 整 備 に 関 すること 19. 松 江 市 及 び 周 辺 3 市 の 原 子 力 防 災 対 策 に 対 する 指 示 及 び 指 導 助 言 に 関 すること 雲 南 警 察 署 警 備 課 1. 住 民 等 に 対 する 広 報 及 び 退 避 等 の 誘 導 に 関 すること 2. 立 入 り 等 の 制 限 措 置 及 び 解 除 に 関 すること 3. 緊 急 時 防 護 措 置 を 準 備 する 区 域 及 びその 周 辺 地 域 の 警 備 並 び に 交 通 規 制 に 関 すること 27

28 指 定 地 方 行 政 機 関 機 関 名 連 絡 窓 口 処 理 すべき 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 中 国 管 区 警 察 局 広 域 調 整 第 二 課 1. 管 区 内 各 警 察 の 指 導 調 整 に 関 すること 2. 他 管 区 警 察 局 との 連 携 に 関 すること 3. 関 係 機 関 との 協 力 に 関 すること 4. 情 報 の 収 集 及 び 連 絡 に 関 すること 5. 警 察 通 信 の 運 用 に 関 すること 中 国 四 国 防 衛 局 中 国 財 務 局 ( 松 江 財 務 事 務 所 ) 中 国 四 国 厚 生 局 中 国 四 国 農 政 局 企 画 部 地 方 調 整 課 地 方 協 力 確 保 室 総 務 課 総 務 課 企 画 調 整 室 1. 災 害 時 における 防 衛 省 本 省 及 び 自 衛 隊 との 連 絡 調 整 に 関 する こと 2. 災 害 時 における 米 軍 部 隊 との 連 絡 調 整 に 関 すること 1. 地 方 公 共 団 体 に 対 する 災 害 復 旧 のための 財 政 融 資 資 金 地 方 資 金 の 貸 付 に 関 すること 2. 金 融 機 関 に 対 する 特 別 措 置 の 指 示 に 関 すること 3. 国 有 財 産 の 無 償 貸 付 等 に 関 すること 4. 被 災 施 設 の 復 旧 事 業 費 の 査 定 の 立 会 いに 関 すること 独 立 行 政 法 人 国 立 病 院 機 構 との 情 報 共 有 並 びに 密 接 な 連 携 に 関 すること 1. 農 林 畜 産 物 等 の 安 全 確 認 のための 調 査 への 助 言 及 び 協 力 に 関 すること 2. 原 子 力 災 害 時 における 食 料 等 の 支 援 に 関 すること 3. 農 林 漁 業 関 係 金 融 機 関 への 金 融 業 務 の 円 滑 な 実 施 のための 連 絡 調 整 等 に 関 すること 近 畿 中 国 森 林 管 理 局 中 国 経 済 産 業 局 中 国 地 方 整 備 局 中 国 運 輸 局 大 阪 航 空 局 大 阪 管 区 気 象 台 中 国 総 合 通 信 局 企 画 調 整 課 資 源 エ ネ ル ギ ー 環 境 部 電 力 ガス 事 業 課 企 画 部 防 災 課 島 根 運 輸 支 局 輸 送 課 輸 送 担 当 総 務 企 画 担 当 出 雲 空 港 出 張 所 管 制 情 報 官 松 江 地 方 気 象 台 無 線 通 信 部 陸 上 課 災 害 対 策 に 必 要 な 国 有 林 木 材 の 供 給 に 関 すること 1. 所 掌 事 務 に 係 る 災 害 情 報 の 収 集 伝 達 に 関 すること 2. 電 気 ガスの 供 給 の 確 保 に 必 要 な 指 導 に 関 すること 3. 被 災 地 域 において 必 要 とされる 災 害 対 応 物 資 生 活 必 需 品 災 害 復 旧 資 材 等 の 適 正 価 格 による 円 滑 な 供 給 を 確 保 するため 必 要 な 指 導 に 関 すること 4. 被 災 中 小 企 業 者 の 事 業 再 建 に 必 要 な 資 金 融 通 の 円 滑 化 等 の 措 置 に 関 すること 直 轄 河 川 及 び 一 般 国 道 指 定 区 間 に 関 し 必 要 な 措 置 に 関 すること 1. 自 動 車 運 送 業 に 対 する 運 送 命 令 に 関 すること 2. 船 舶 運 航 業 者 に 対 する 運 航 命 令 に 関 すること 3. 関 係 機 関 及 び 関 係 輸 送 機 関 との 連 絡 調 整 に 関 すること 1. 災 害 時 における 航 空 輸 送 の 調 査 及 び 指 導 に 関 すること 2. 災 害 時 における 関 係 機 関 と 航 空 輸 送 者 との 連 絡 調 整 に 関 する こと 1. 気 象 状 況 等 の 把 握 解 析 に 関 すること 2. 緊 急 時 モニタリングセンターへの 支 援 に 関 すること 1. 非 常 無 線 通 信 の 確 保 に 関 すること 2. 災 害 対 策 用 移 動 通 信 機 器 等 の 貸 与 及 び 携 帯 電 話 事 業 者 等 に 対 する 貸 与 要 請 に 関 すること 28

29 島 根 労 働 局 中 国 四 国 地 方 環 境 事 務 所 情 報 通 信 部 電 気 通 信 事 業 課 総 務 部 総 務 課 総 務 部 総 務 課 総 務 課 3. 非 常 事 態 における 有 線 電 気 通 信 の 確 保 に 関 すること 4. 災 害 対 策 用 移 動 電 源 車 の 貸 与 1. 産 業 災 害 防 止 についての 監 督 指 導 に 関 すること 2. 被 災 労 働 者 に 対 する 救 助 救 急 措 置 に 関 する 協 力 及 び 災 害 補 償 の 実 施 並 びに 被 災 労 働 者 の 賃 金 支 払 いについての 監 督 指 導 に 関 すること 3. 被 災 事 業 場 の 再 開 についての 危 害 防 止 上 必 要 な 指 導 に 関 する こと 4. 災 害 により 離 職 を 余 儀 なくされた 者 の 再 就 職 を 促 進 するた め 離 職 者 の 発 生 状 況 求 人 求 職 の 動 向 等 に 関 する 情 報 の 収 集 把 握 離 職 者 の 早 期 再 就 職 へのあっ 旋 の 実 施 に 関 すること 5. 雇 用 保 険 の 失 業 給 付 に 関 する 特 例 措 置 の 実 施 に 関 すること 6. 被 災 事 業 主 に 対 する 特 別 措 置 等 の 実 施 に 関 すること 1. 廃 棄 物 処 理 施 設 及 び 災 害 廃 棄 物 の 情 報 収 集 及 び 伝 達 等 に 関 す ること 2. 災 害 時 における 環 境 省 本 省 との 連 絡 調 整 に 関 すること 自 衛 隊 機 関 名 連 絡 窓 口 処 理 すべき 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 航 空 自 衛 隊 第 防 衛 部 運 用 緊 急 輸 送 の 支 援 に 関 すること 3 輸 送 航 空 隊 班 陸 上 自 衛 隊 中 部 方 面 総 監 部 防 衛 部 防 衛 課 1. 緊 急 輸 送 及 び 救 護 活 動 の 支 援 に 関 すること 2. 空 中 モニタリングの 支 援 に 関 すること 指 定 公 共 機 関 機 関 名 連 絡 窓 口 処 理 すべき 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 日 本 郵 便 松 江 中 央 郵 便 局 業 務 企 画 室 1. 被 災 者 に 対 する 郵 便 葉 書 等 の 無 償 交 付 に 関 すること 2. 被 災 者 が 差 し 出 す 郵 便 物 の 料 金 免 除 に 関 すること 3. 被 災 者 あて 救 助 用 郵 便 物 の 料 金 免 除 に 関 すること 4. 被 災 者 救 助 団 体 に 対 するお 年 玉 葉 書 等 寄 付 金 の 配 分 に 関 する こと 5. 被 災 者 の 救 援 を 目 的 とする 寄 付 金 の 送 金 のための 郵 便 振 替 の 料 金 免 除 に 関 すること 6. 為 替 貯 金 業 務 及 び 簡 易 保 険 業 務 の 非 常 取 扱 いに 関 すること 7. 簡 易 保 険 福 祉 事 業 団 に 対 する 災 害 救 助 活 動 の 要 請 に 関 するこ と 8. 被 災 地 域 の 地 方 公 共 団 体 に 対 する 簡 保 積 立 金 の 短 期 融 資 に 関 すること 西 日 本 旅 客 鉄 道 米 子 支 社 総 務 企 画 課 鉄 道 及 び 陸 路 による 緊 急 輸 送 に 関 すること 日 本 貨 物 鉄 道 関 西 支 社 西 日 本 電 信 電 話 島 根 支 店 米 子 営 業 支 店 設 備 部 災 害 対 策 室 鉄 道 による 緊 急 輸 送 の 確 保 に 関 すること 1. 電 気 通 信 施 設 の 防 災 管 理 及 び 応 急 復 旧 に 関 すること 2. 緊 急 を 要 する 電 話 通 話 の 取 り 扱 い 29

30 エヌ ティ ティコミュニ ケーションス カスタマサーヒ ス 部 危 機 管 理 室 電 気 通 信 施 設 の 防 災 管 理 及 び 応 急 復 旧 に 関 すること NTTト コモ 中 国 支 社 島 根 支 店 販 売 企 画 担 当 ( 総 括 担 当 ) 1. 電 気 通 信 施 設 設 備 の 整 備 及 び 防 災 管 理 に 関 すること 2. 災 害 非 常 通 話 の 確 保 に 関 すること 3. 被 災 電 気 通 信 施 設 設 備 の 応 急 復 旧 に 関 すること KDDI 管 理 部 電 気 通 信 施 設 の 防 災 管 理 及 び 応 急 復 旧 に 関 すること ソフトハ ンクテレコム ソフトハ ンクモハ イル 日 本 銀 行 松 江 支 店 災 害 発 生 時 における 通 貨 の 円 滑 な 供 給 確 保 金 融 の 迅 速 適 切 な 調 整 及 び 信 用 制 度 の 保 持 運 営 に 関 すること 日 本 赤 十 字 社 独 立 行 政 法 人 国 立 病 院 機 構 本 部 中 国 四 国 ブロック 事 務 所 日 本 放 送 協 会 (NHK) 雲 南 市 飯 南 町 事 務 組 合 西 日 本 高 速 道 路 株 式 会 社 日 本 通 運 福 山 通 運 佐 川 急 便 ヤマト 運 輸 西 濃 運 輸 ( 独 ) 日 本 原 子 力 研 究 開 発 機 構 ( 独 ) 放 射 線 医 学 総 合 研 究 所 島 根 県 支 部 事 業 推 進 課 総 務 経 理 課 松 江 放 送 局 放 送 部 木 次 局 保 全 サービ ス 統 括 課 松 江 支 店 木 次 営 業 所 原 子 力 緊 急 支 援 研 修 セ ンター 企 画 部 企 画 課 1. 緊 急 時 医 療 センターの 支 援 に 関 すること 2. 災 害 救 助 等 の 協 力 奉 仕 者 の 連 絡 調 整 に 関 すること 医 療 助 産 等 救 護 活 動 の 実 施 に 関 すること 放 送 協 定 に 基 づく 災 害 応 急 対 策 等 の 広 報 活 動 に 関 すること 1. 緊 急 事 態 応 急 対 策 等 の 広 報 活 動 に 関 すること 2. 原 子 力 防 災 に 関 する 知 識 の 普 及 に 関 すること 1. 道 路 等 の 防 災 管 理 及 び 災 害 復 旧 に 関 すること 2. 災 害 救 助 等 災 害 緊 急 車 両 の 通 行 に 伴 う 料 金 徴 収 の 免 除 の 取 扱 いに 関 すること 陸 路 による 緊 急 輸 送 の 確 保 に 関 すること 1. 緊 急 時 モニタリングの 支 援 に 関 すること 2. 専 門 家 の 派 遣 に 関 すること 3.スクリーニングの 支 援 に 関 すること 4. 住 民 等 からの 問 い 合 わせ 対 応 ( 放 射 線 安 全 に 関 する 対 応 )の 支 援 に 関 すること 1. 緊 急 被 ばく 医 療 活 動 に 関 すること 2. 専 門 機 関 との 連 携 強 化 に 関 すること 3. 専 門 家 の 派 遣 に 関 すること 4. 緊 急 時 環 境 放 射 線 モニタリング 体 制 の 整 備 に 関 すること 5. 避 難 の 際 の 住 民 等 に 対 するスクリーニング 支 援 に 関 すること 6. 住 民 相 談 窓 口 の 設 置 等 に 関 すること 30

31 中 国 電 力 島 根 原 子 力 本 部 7. 災 害 応 急 対 策 の 技 術 的 支 援 ( 検 討 助 言 )に 関 すること 1. 原 子 力 発 電 所 の 安 全 性 の 確 保 に 関 すること 2. 防 災 上 必 要 な 社 内 教 育 訓 練 に 関 すること 3. 環 境 放 射 線 等 の 把 握 に 関 すること 4. 防 災 活 動 体 制 の 整 備 に 関 すること 5. 防 災 業 務 設 備 の 整 備 ( 放 射 線 ( 能 ) 観 測 設 備 器 材 通 信 連 絡 設 備 放 射 線 防 護 器 材 消 防 救 助 用 器 材 等 )に 関 すること 6. 異 常 時 における 連 絡 通 信 体 制 の 整 備 に 関 すること 7. 汚 染 拡 大 防 止 措 置 に 関 すること 8. 県 松 江 市 及 び 関 係 周 辺 3 市 の 実 施 する 原 子 力 防 災 対 策 に 関 する 積 極 的 な 全 面 協 力 に 関 すること 指 定 地 方 公 共 機 関 機 関 名 連 絡 窓 口 処 理 すべき 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 山 陰 放 送 松 江 支 店 放 送 協 定 に 基 づく 災 害 応 急 対 策 等 の 広 報 活 動 に 関 すること 山 陰 中 央 テレ 報 道 部 ビジョン 放 送 日 本 海 テレビ 松 江 支 社 ジョン 放 送 FM 山 陰 放 送 部 雲 南 市 医 師 会 事 務 局 負 傷 者 等 の 医 療 助 産 救 護 に 関 すること 島 根 県 LPガ ス 協 会 社 団 法 人 島 根 県 トラック 協 会 雲 南 地 区 会 員 事 務 局 1.LPガス 施 設 の 防 災 管 理 と 災 害 復 旧 に 関 すること 2.LPガスの 供 給 に 関 すること 陸 路 による 緊 急 輸 送 の 確 保 に 関 すること その 他 公 共 的 団 体 及 び 防 災 上 必 要 な 施 設 の 管 理 者 機 関 名 連 絡 窓 口 処 理 すべき 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 平 成 記 念 病 院 総 務 課 1. 原 子 力 災 害 時 の 医 療 救 護 活 動 の 支 援 負 傷 者 等 の 医 療 救 護 に 関 すること 雲 南 農 業 協 同 組 合 総 務 課 1. 協 定 に 基 づく 生 活 関 連 物 資 の 確 保 に 関 すること 2. 農 畜 産 物 の 汚 染 調 査 等 に 対 する 協 力 に 関 すること 3. 放 射 性 物 質 による 汚 染 農 林 産 物 の 出 荷 制 限 及 び 生 鮮 食 料 品 の 供 給 に 関 すること 4. 避 難 者 の 一 時 収 容 応 急 措 置 についての 協 力 に 関 すること 5. 原 子 力 災 害 に 関 する 広 報 に 関 すること 6. 組 合 員 への 支 援 に 関 すること 大 原 森 林 組 合 飯 石 森 林 組 合 総 務 課 総 務 課 1. 協 定 に 基 づく 生 活 関 連 物 資 の 確 保 に 関 すること 2. 林 産 物 の 汚 染 調 査 等 に 対 する 協 力 に 関 すること 3. 放 射 性 物 質 による 汚 染 林 産 物 の 出 荷 制 限 及 び 生 鮮 食 料 品 の 供 給 に 関 すること 5. 原 子 力 災 害 に 関 する 広 報 に 関 すること 6. 組 合 員 への 支 援 に 関 すること 斐 伊 川 漁 業 協 同 組 合 組 合 事 務 所 1. 水 産 物 の 汚 染 調 査 等 に 対 する 協 力 に 関 すること 2. 放 射 性 物 質 による 汚 染 水 産 物 の 出 荷 制 限 及 び 生 鮮 食 料 品 の 供 給 に 関 すること 31

32 雲 南 市 商 工 会 指 定 避 難 所 管 理 者 雲 南 市 建 設 業 協 会 雲 南 市 社 会 福 祉 協 議 会 防 災 上 必 要 な 施 設 の 管 理 者 社 会 福 祉 施 設 経 営 者 雲 南 市 商 工 会 本 所 事 務 局 総 務 課 1. 緊 急 時 応 急 対 策 に 必 要 な 資 機 材 の 確 保 に 対 する 協 力 斡 旋 に 関 すること 2. 放 射 性 物 質 による 汚 染 農 林 水 産 物 の 出 荷 制 限 に 関 すること 3. 原 子 力 災 害 に 関 する 広 報 に 関 すること 4. 会 員 事 業 所 への 支 援 に 関 すること 退 避 施 設 としての 協 力 に 関 すること 1. 陸 路 による 緊 急 輸 送 の 確 保 に 関 すること 2. 災 害 復 旧 に 関 する 事 業 の 協 力 に 関 すること 災 害 関 係 機 関 が 実 施 する 原 子 力 防 災 対 策 の 協 力 に 関 すること 1. 施 設 入 所 者 などの 避 難 計 画 の 策 定 に 関 すること 2. 施 設 入 所 者 の 安 全 確 保 に 関 すること 3. 災 害 関 係 機 関 が 実 施 する 原 子 力 防 災 対 策 の 協 力 に 関 すること 原 子 力 規 制 庁 機 関 名 連 絡 窓 口 処 理 すべき 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 島 根 原 子 力 規 制 事 務 所 原 子 力 保 安 検 査 官 1. 原 子 力 事 業 所 の 運 転 状 況 設 備 の 保 全 状 況 保 安 規 定 の 遵 守 状 況 等 について 巡 視 検 討 等 に 関 すること 2. 警 戒 事 象 及 び 特 定 事 象 発 生 後 の 施 設 の 状 況 確 認 に 関 すること 原 子 力 防 災 専 門 官 1. 県 市 への 防 災 計 画 策 定 等 に 対 する 指 導 助 言 等 に 関 すること 2. 中 国 電 力 への 防 災 業 務 計 画 等 に 対 する 指 導 助 言 等 に 関 す ること 3. 緊 急 時 におけるプラント 状 況 の 把 握 オフサイトセンターに おける 原 子 力 災 害 対 応 の 機 能 の 確 立 等 に 関 すること 地 方 放 射 線 モ ニ タ リ ン グ 対 策 官 緊 急 時 モニタリング 計 画 の 作 成 助 言 緊 急 時 モニタリングセンタ ー 長 の 補 佐 等 に 関 すること 32

33 警 戒 事 態 中 国 電 力 原 子 力 防 災 管 理 者 副 原 子 力 防 災 管 理 者 原 災 法 第 10 条 通 報 島 根 県 緊 急 時 モニタリングセンター ( 保 健 環 境 科 学 研 究 所 ) 島 根 県 対 策 会 議 島 根 県 災 害 対 策 本 部 緊 急 時 医 療 センター ( 健 康 福 祉 部 医 療 政 策 課 ) 国 原 子 力 災 害 対 策 本 部 本 部 長 : 内 閣 総 理 大 臣 副 本 部 長 : 環 境 大 臣 ほか 原 子 力 規 制 委 員 会 原 子 力 緊 急 事 態 宣 言 原 子 力 災 害 現 地 対 策 本 部 本 部 長 : 環 境 副 大 臣 現 地 事 故 対 策 連 絡 会 議 ( 原 子 力 緊 急 事 態 宣 言 前 ) 原 子 力 災 害 合 同 対 策 協 議 会 現 地 事 後 対 策 連 絡 会 議 ( 原 子 力 緊 急 事 態 解 除 後 ) 報 道 機 関 報 道 地 域 住 民 広 報 そ の 他 機 関 警 察 防 災 関 係 機 関 消 防 オフサイトセンンター オフサイトセンター 現 地 災 害 対 策 本 部 ( 雲 南 市 ブース) 雲 南 市 災 害 対 策 本 部 雲 南 市 警 戒 本 部 雲 南 市 図 防 災 関 係 機 関 の 活 動 体 系 33

34 第 2 章 原 子 力 災 害 事 前 対 策 第 1 節 基 本 方 針 本 章 は 原 災 法 及 び 災 害 対 策 基 本 法 に 基 づき 実 施 する 予 防 体 制 の 整 備 及 び 原 子 力 災 害 発 生 時 の 事 前 対 策 を 中 心 に 定 めるものである 第 2 節 中 国 電 力 との 防 災 業 務 計 画 に 関 する 協 議 及 び 防 災 要 員 の 現 況 等 の 届 出 の 受 理 (1) 市 は 中 国 電 力 が 作 成 又 は 修 正 しようとする 原 子 力 事 業 者 防 災 業 務 計 画 について 県 から 意 見 聴 取 を 受 けた 時 は 自 らの 地 域 防 災 計 画 と 整 合 性 を 保 つ 等 の 観 点 から 速 やかに 意 見 を 文 書 で 回 答 するものとする (2) 中 国 電 力 が 県 に 届 け 出 た 原 子 力 防 災 組 織 の 原 子 力 防 災 要 員 の 現 況 原 子 力 防 災 管 理 者 又 は 副 原 子 力 防 災 管 理 者 [*]の 選 任 又 は 解 任 放 射 線 測 定 設 備 及 び 原 子 力 防 災 資 機 材 の 現 況 について 県 から 写 しが 送 付 されてきた 場 合 には 受 領 するものとする [*] 原 子 力 防 災 管 理 者 又 は 副 原 子 力 防 災 管 理 者 は 原 災 法 第 9 条 により 中 国 電 力 が 原 子 力 事 業 所 ごとに 選 任 しなければならない 管 理 者 で 島 根 原 子 力 発 電 所 の 原 子 力 防 災 業 務 を 統 括 管 理 する 責 任 者 副 原 子 力 防 災 管 理 者 の 選 任 も 必 要 選 解 任 時 には その 旨 を 主 務 大 臣 所 在 都 道 府 県 知 事 所 在 市 町 村 長 及 び 関 係 隣 接 都 道 府 県 知 事 に 届 け 出 なければならない 事 故 時 には 異 常 事 態 が 発 生 したときの 通 報 原 子 力 防 災 要 員 の 呼 集 応 急 措 置 の 実 施 平 常 時 には 放 射 線 防 護 器 具 非 常 用 通 信 その 他 の 資 機 材 の 配 置 と 保 守 点 検 原 子 力 防 災 訓 練 原 子 力 防 災 要 員 に 対 する 防 災 教 育 などを 行 う 第 3 節 立 入 検 査 の 同 行 並 びに 報 告 の 徴 収 (1) 市 は 必 要 に 応 じ 中 国 電 力 から 島 根 県 を 通 じた 報 告 及 び 島 根 県 が 実 施 する 適 時 適 切 な 立 入 検 査 に 同 行 すること 等 により 中 国 電 力 が 行 う 原 子 力 災 害 の 予 防 ( 再 発 防 止 を 含 む )のための 措 置 が 適 切 に 行 われているがどうかについて 確 認 するものとする (2) 立 入 検 査 に 同 行 する 市 の 職 員 は 市 長 から 権 限 の 委 任 を 受 けたことを 示 す 身 分 証 明 書 を 携 帯 し て 立 入 検 査 に 同 行 するものとする 第 4 節 原 子 力 防 災 専 門 官 及 び 地 方 放 射 線 モニタリング 対 策 官 との 連 携 (1) 市 は 地 域 防 災 計 画 ( 原 子 力 災 害 対 策 編 )の 作 成 島 根 原 子 力 発 電 所 の 防 災 体 制 に 関 する 情 報 の 収 集 及 び 連 絡 地 域 ごとの 防 災 訓 練 の 実 施 緊 急 事 態 応 急 対 策 等 拠 点 施 設 ( 以 下 オフサイトセ ンター という )の 防 災 拠 点 としての 活 用 周 辺 住 民 に 対 する 原 子 力 防 災 に 関 する 情 報 伝 達 事 故 時 の 連 絡 体 制 防 護 対 策 ( 避 難 計 画 の 策 定 を 含 む ) 広 域 連 携 などを 含 めた 緊 急 時 の 対 応 等 につ いては 原 子 力 防 災 専 門 官 と 密 接 な 連 携 を 図 り 次 の 事 項 等 について 実 施 するものとする 1 地 域 防 災 計 画 ( 原 子 力 災 害 対 策 編 )の 作 成 2 発 電 所 の 防 災 体 制 に 関 する 情 報 の 収 集 及 び 連 絡 3 防 災 訓 練 の 実 施 4 オフサイトセンターの 防 災 拠 点 としての 活 用 5 住 民 等 に 対 する 原 子 力 防 災 に 関 する 情 報 伝 達 6 緊 急 時 の 情 報 収 集 整 理 と 事 態 の 説 明 7 事 故 時 の 連 絡 体 制 防 護 対 策 などの 緊 急 時 対 応 原 子 力 防 災 専 門 官 の 事 務 所 名 称 原 子 力 規 制 委 員 会 原 子 力 規 制 庁 島 根 原 子 力 規 制 事 務 所 原 子 力 防 災 専 門 官 事 務 室 34

35 所 在 地 松 江 市 内 中 原 町 52 番 地 ( 島 根 県 原 子 力 防 災 センター 内 ) (2) 市 は 県 や 関 係 市 町 等 他 組 織 との 連 携 などの 緊 急 時 モニタリングの 対 応 等 については 県 と 連 携 し 必 要 に 応 じて 地 区 の 担 当 として 指 定 された 地 方 放 射 線 モニタリング 対 策 官 と 連 携 を 図 り 実 施 するものとする 地 方 放 射 線 モニタリング 対 策 官 文 部 科 学 省 放 射 線 環 境 対 策 室 は 環 境 の 放 射 能 調 査 と 監 視 それによる 放 射 線 障 害 の 防 止 対 策 等 を 担 当 し 地 方 の 放 射 能 調 査 と 放 射 能 水 準 の 把 握 のための 監 視 や 測 定 に 関 する 専 門 的 事 項 について その 処 理 に 当 たる 地 方 放 射 線 モニタリング 対 策 官 3 名 が 置 かれている ( 文 部 科 学 省 ホームページ) 第 5 節 迅 速 かつ 円 滑 な 災 害 応 急 対 策 災 害 復 旧 への 備 え (1) 市 は 平 常 時 から 関 係 機 関 企 業 等 との 間 で 協 定 を 締 結 するなど 連 携 強 化 を 進 めることにより 災 害 発 生 時 に 各 主 体 が 迅 速 かつ 効 果 的 な 災 害 応 急 対 策 等 が 行 えるように 努 めるものとする また 民 間 事 業 者 に 委 託 可 能 な 災 害 対 策 に 係 る 業 務 ( 被 災 情 報 の 整 理 の 支 援 支 援 物 資 の 管 理 輸 送 等 ) については あらかじめ 民 間 事 業 者 との 間 で 協 定 を 締 結 しておくなど 協 力 体 制 を 構 築 し 民 間 事 業 者 のノウハウや 能 力 等 を 活 用 するものとする (2) 市 は 燃 料 発 電 機 建 設 機 械 等 の 応 急 復 旧 活 動 時 に 有 用 な 資 機 材 地 域 内 の 備 蓄 量 公 的 機 関 供 給 事 業 者 等 の 保 有 量 を 把 握 した 上 で 不 足 が 懸 念 される 場 合 には 関 係 機 関 や 民 間 事 業 者 との 連 携 に 努 めるものとする (3) 市 は 避 難 所 備 蓄 等 防 災 に 関 する 諸 活 動 の 推 進 に 当 たり 公 共 用 地 国 有 財 産 の 有 効 活 用 を 図 るものとする 第 6 節 情 報 の 収 集 連 絡 体 制 等 の 整 備 市 は 国 県 中 国 電 力 その 他 防 災 関 係 機 関 と 原 子 力 防 災 体 制 に 関 する 情 報 の 収 集 及 び 連 絡 を 円 滑 に 行 うため 次 に 掲 げる 事 項 について 体 制 等 を 整 備 しておくものとする 1. 情 報 の 収 集 連 絡 体 制 の 整 備 (1) 市 と 関 係 機 関 相 互 の 連 携 体 制 の 確 保 市 は 原 子 力 災 害 に 対 し 万 全 を 期 すため 国 県 中 国 電 力 その 他 防 災 関 係 機 関 との 間 において 確 実 な 情 報 の 収 集 連 絡 体 制 を 図 ることを 目 的 として 次 の 項 目 を 参 考 にして 情 報 の 収 集 連 絡 に 係 る 要 領 を 作 成 し 国 県 中 国 電 力 その 他 関 係 機 関 等 に 周 知 するとともに これらの 防 災 拠 点 間 における 情 報 通 信 のためのネットワークを 強 化 するものとする ア 中 国 電 力 からの 連 絡 を 受 信 する 窓 口 ( 夜 間 休 日 等 の 勤 務 時 間 外 の 対 応 通 信 障 害 時 なども 考 慮 した 代 替 となる 手 段 や 連 絡 先 を 含 む ) イ 防 護 対 策 に 関 係 する 社 会 的 状 況 把 握 のための 情 報 収 集 先 情 報 収 集 先 は 指 定 地 方 公 共 機 関 ( 都 道 府 県 の 区 域 において 電 気 ガス 輸 送 通 信 医 療 その 他 の 公 益 的 事 業 を 営 む 法 人 地 方 道 路 公 社 その 他 の 公 共 的 施 設 を 管 理 する 法 人 ) 等 ウ 防 護 対 策 の 決 定 者 への 連 絡 方 法 ( 報 告 内 容 通 信 手 段 通 常 の 意 思 決 定 者 が 不 在 の 場 合 の 代 替 者 ( 優 先 順 位 つき)を 含 む ) エ 関 係 機 関 への 指 示 連 絡 先 ( 夜 間 休 日 等 の 勤 務 時 間 外 の 対 応 通 信 障 害 時 なども 考 慮 した 代 替 となる 手 段 ( 衛 星 電 話 等 非 常 用 通 信 機 器 等 )や 連 絡 先 を 含 む ) (2) 機 動 的 な 情 報 収 集 体 制 市 は 機 動 的 な 情 報 収 集 活 動 を 行 うため 国 及 び 県 と 協 力 し 車 両 など 多 様 な 情 報 収 集 手 段 を 活 用 35