26小川-実験.indd

Size: px
Start display at page:

Download "26小川-実験.indd"

Transcription

1 日 本 農 業 研 究 所 研 究 報 告 農 業 研 究 第 26 号 (2013 年 )p.335~384 実 験 農 場 における 和 牛 繁 殖 改 善 の 取 り 組 み - 過 去 10 年 間 の 取 り 組 みを 中 心 にして- 小 川 増 弘 目 次 1.はじめに 2. 試 験 方 法 3. 試 験 結 果 4. 要 旨 5. 参 考 文 献 6. 資 料 調 査 報 告 1.はじめに 1) 実 験 農 場 の 情 勢 公 益 財 団 法 人 日 本 農 業 研 究 所 実 験 農 場 ( 所 在 地 : 茨 城 県 つくば 市 以 下 実 験 農 場 )では 2002 年 度 から 黒 毛 和 種 ( 以 下 和 牛 ) 繁 殖 用 もと 牛 の 導 入 を 開 始 した 2003 年 度 には 初 めての 産 子 を 得 ることができ 翌 2004 年 度 には 子 牛 を 家 畜 市 場 に 出 荷 するようになった 2013 年 度 には 子 牛 の 出 荷 をはじめてから10 年 を 経 過 した そこで 実 験 農 場 で 今 までに 実 施 してきた 和 牛 飼 養 の 取 組 につい て 繁 殖 成 績 を 中 心 に 自 給 飼 料 生 産 を 含 めて 取 りまとめることとした 実 験 農 場 においては 過 去 に 農 場 のあり 方 について 諮 問 委 員 会 が 設 置 され 実 験 農 場 の 方 向 性 について 議 論 していただいた 経 緯 がある その 中 では 現 有 する 実 験 農 場 の 資 源 例 えば 飼 料 生 産 の 技 術 や 家 畜 管 理 の 技 術 を 有 する 人 材 で あったり 牛 を 飼 養 できる 牛 舎 や 放 牧 採 草 といった 飼 料 生 産 用 の 圃 場 を 有 し ているが これら 資 源 の 有 効 活 用 と 同 時 に 実 験 農 場 の 経 営 をいかにして 改 善 で きるかを 含 めた 実 験 農 場 のあり 方 が 議 論 された 具 体 的 には 1. 実 験 農 場 のあり 方 の 改 善 等 について

2 和 牛 繁 殖 部 門 を 中 心 とし これに 和 牛 肥 育 や 畑 作 ( 園 芸 )を 付 帯 させて 取 り 組 む 形 が 適 当 である とし 本 稿 に 関 連 する 項 目 を 挙 げると 次 の 通 りである なお 畑 作 ( 園 芸 )については その 後 の 諸 般 の 事 情 により 現 在 は 実 施 されて いない 2. 実 験 テーマ 1 肉 用 牛 の 繁 殖 率 向 上 や 育 成 率 の 向 上 2 和 牛 部 門 における 飼 料 自 給 率 向 上 検 討 に 当 たって 次 の 視 点 が 必 要 との 結 論 であった 1. 資 質 の 向 上 技 術 の 精 緻 化 2. 経 営 面 における 改 善 方 策 ( 生 産 物 の 収 入 増 経 費 の 節 減 ) 3. 作 業 のデータ 化 論 文 化 4. 農 場 ( 生 産 物 )のブランド 化 の 可 能 性 本 稿 は 実 験 テーマとして 提 案 された2 点 の 内 の1を 中 心 に2を 含 めて 取 り まとめたものである また 次 の 視 点 が 必 要 と 結 論 された4 項 のうちの3 番 目 作 業 のデータ 化 論 文 化 に 沿 おうとするものと 考 えている 2) 和 牛 に 関 する 全 国 的 な 傾 向 本 稿 で 取 り 上 げた 和 牛 の 繁 殖 経 営 について 本 課 題 に 取 り 組 み 始 めた 当 時 全 国 的 にみると 他 部 門 との 兼 業 で 成 り 立 っている 経 営 が 多 く 飼 養 頭 数 規 模 が 小 さく 担 い 手 が 高 齢 化 しており より 安 定 した 子 牛 生 産 基 盤 となるような 経 営 体 が 求 められていた このことは 現 在 も 変 わらず 安 定 した 子 牛 生 産 基 盤 づく りという 点 では 問 題 はより 深 刻 になっていると 言 えよう 統 計 資 料 から 和 牛 繁 殖 に 関 する 動 向 をみてみよう 先 ず 1990 年 から2011 年 までの 和 牛 取 引 頭 数 の 推 移 を 図 1に 示 した 取 引 頭 数 は35 万 頭 から40 万 頭 の 間 で 変 動 した 先 ず 1995 年 度 までは 増 加 傾 向 が 続 きその 後 は 減 少 傾 向 に 転 じた 1999 年 ~ 2001 年 を 底 として 上 昇 し2009 年 度 には38.8 万 頭 に 達 し その 後 は 大 きく 減 少 した 次 に 子 牛 の 家 畜 市 場 における 取 引 価 格 の 全 国 平 均 の 推 移 を 図 2に 示 した 牛 肉 の 自 由 化 が 実 施 された1991 年 頃 から 取 引 価 格 は 安 値 が 続 き その 後 は 少 し

3 ずつ 回 復 していたが2001 年 に 落 ち 込 んだ この 時 期 にわが 国 で 初 めてBSE( 牛 海 綿 状 脳 症 ) 感 染 牛 が 見 つかった その 後 子 牛 の 市 場 価 格 は 上 昇 し2006 ~ 2008 年 度 まで 上 昇 を 続 けたが リーマンショックのあった2008 年 度 以 降 は 価 格 が 急 激 に 低 下 した その 後 は 価 格 の 回 復 幅 が 小 さい 状 態 が 続 いたがこの 期 間 に は 景 気 後 退 に 加 えて 口 蹄 疫 が 発 生 し さらに 東 日 本 大 震 災 と 原 発 事 故 による 広 範 囲 な 放 射 能 汚 染 が 問 題 となった 3) 繁 殖 農 家 を 巡 る 情 勢 と 経 営 の 実 態 和 牛 繁 殖 経 営 については 他 部 門 との 兼 業 が 多 いことだけではなく 関 連 した 産

4 業 も 多 く 言 わば 裾 野 広 く 地 域 を 支 えてる 重 要 な 産 業 であることが 指 摘 されて いる 一 方 で 飼 養 規 模 が 零 細 であることや 飼 養 戸 数 の 減 少 による 生 産 基 盤 の 弱 体 化 などが 指 摘 されていることを 前 項 で 述 べた これらを 統 計 資 料 で 確 認 すると 以 下 の 通 りである 2003 年 以 降 の10 年 間 をみると 子 取 り 繁 殖 経 営 戸 数 は 年 々 減 少 し2003 年 に 84,500 戸 であったが2012 年 には56,100 戸 となり10 年 間 で1/3に 当 たる28,400 戸 が 飼 育 を 離 れたことになる 1 戸 当 たり 飼 養 頭 数 は 増 加 傾 向 で 2003 年 の14.9 頭 から2010 年 の24.9 頭 に 増 加 した( 図 3) その 結 果 戸 数 の 減 少 にもかかわ らず 飼 養 頭 数 は10% 程 度 増 加 した 飼 養 戸 数 を 規 模 別 の 構 成 割 合 でみると 1~4 頭 規 模 は10 年 間 で56.7%か ら48.7%に 低 下 した 5~9 頭 規 模 では24.1%が23.7%となり 横 ばいの 傾 向 で あった 一 方 10 ~ 19 頭 規 模 は11.8%から15.2%に 20 頭 以 上 規 模 は7.5%か ら12.4%に 増 加 した( 図 4) この10 年 間 を 振 り 返 ると 2001 年 9 月 にわが 国 で 初 めて 牛 海 面 状 脳 症 (BSE) の 疑 いのある 牛 が 発 見 されその 後 BSEであることが 確 認 された これを 受 けて 牛 トレーサビリティ 法 が 制 定 されて 個 体 識 別 を 可 能 とする 安 全 対 策 が 実 施 され た 2003 年 に 米 国 においてBSE 感 染 牛 が 発 見 され 米 国 からの 牛 肉 輸 入 が 制 限 さ れた 2000 年 に 宮 崎 県 (3~4 月 ) 及 び 北 海 道 (5 月 )で 口 蹄 疫 が 発 生 したが 感 染 が 拡 大 することなくその 年 の6 月 には 終 息 した しかし 2010 年 に 宮 崎 県 で 再 び 発 生 が 確 認 されその 拡 大 は 大 きな 社 会 問 題 となった 2011 年 に 発 生 した

5 東 日 本 大 震 災 と 原 発 事 故 による 放 射 能 汚 染 は 畜 産 にも 重 大 な 影 響 を 及 ぼしその 影 響 は 広 範 囲 に 及 んでいる このようにわずか10 年 の 間 であるが 今 までに 経 験 したことのない 大 災 害 リーマンショックといった 世 界 規 模 の 経 済 状 況 の 変 動 があり 和 牛 繁 殖 は 経 営 に 大 きな 影 響 を 受 けてきた 農 林 水 産 省 では 2005 年 に 酪 農 及 び 肉 用 牛 生 産 の 近 代 化 を 図 るための 基 本 方 針 に 基 づいて 国 産 牛 増 頭 に 向 けた 支 援 事 業 を 実 施 し( 独 立 行 政 法 人 農 畜 産 振 興 機 構 2013)その 成 果 が 報 告 されている( 中 丸 輝 彦 2008) さらに 2008 年 のリーマンショック 以 降 は 子 牛 の 取 引 価 格 や 牛 の 枝 肉 単 価 低 下 が 深 刻 と なり 肉 用 牛 繁 殖 基 盤 強 化 総 合 対 策 事 業 等 の 施 策 が 施 行 された( 独 立 行 政 法 人 農 畜 産 振 興 機 構 2013) 2. 試 験 方 法 実 験 農 場 における 繁 殖 牛 の 飼 養 管 理 は 次 のとおりである 1)もと 牛 の 導 入 本 稿 で 対 象 とした 供 試 和 牛 は 導 入 牛 39 頭 及 びそれらの 産 子 を 繁 殖 用 に 育 成 し た 自 家 産 牛 16 頭 の 合 計 55 頭 である 供 試 した 繁 殖 牛 の 区 分 と 頭 数 を 表 1に 示 し 脚 注 には 父 親 の 名 号 を 示 した

6 第 1 次 導 入 牛 : 平 成 14 ~ 15 年 度 に 北 海 道 (31 頭 ) 及 び 鹿 児 島 県 (4 頭 )から 導 入 父 の 名 号 : 北 国 4の3(7 頭 ) 北 仁 (7 頭 ) 福 栄 (6 頭 ) 安 福 57(3 頭 ) 安 福 145(2 頭 ) 第 6 栄 (6 頭 ) 糸 福 (3 頭 ) 金 幸 (1 頭 ) 第 2 次 導 入 牛 : 平 成 18 年 度 に 青 森 (1 頭 ) 及 び 北 海 道 (3 頭 )から 導 入 父 の 名 号 : 第 1 花 国 (1 頭 ) 平 茂 勝 (3 頭 ) 自 家 産 牛 (AI): 人 工 授 精 により 16 年 度 (2 頭 ) 17 年 度 (5 頭 )19 年 度 (1 頭 )に 実 験 農 場 で 生 まれた 父 の 名 号 : 北 湖 2, 美 津 照 北 仁 藤 平 茂 茂 勝 栄 ( 以 上 1 頭 ) 安 茂 勝 (2 頭 ) 自 家 産 牛 (ET): 受 精 卵 移 植 により 19 年 度 (4 頭 ) 20 年 度 及 び21 年 度 ( 各 2 頭 )に 実 験 農 場 で 生 まれた 父 の 名 号 : 平 茂 勝 (2 頭 ) 大 船 7(4 頭 ) 福 栄 及 び 百 合 茂 ( 各 1 頭 ) 2002 年 度 に 繁 殖 用 もと 牛 の 導 入 を 開 始 した 導 入 経 過 と 導 入 したもと 牛 は 以 下 の 通 りである 北 海 道 内 と 鹿 児 島 県 内 の 家 畜 市 場 で 購 入 し 実 験 農 場 に 搬 入 した 導 入 したもと 牛 は 子 牛 用 に 利 用 することを 予 定 していた 小 面 積 の 放 牧 地 で 放 牧 し 自 家 生 産 のサイレージ 購 入 乾 草 及 び 育 成 牛 用 配 合 飼 料 を 給 与 した 発 育 状 態 を 観 察 しながら14カ 月 齢 を 目 安 に 種 付 けを 開 始 するとともに1つの 群 としてパドックを 併 設 した 牛 舎 で 管 理 した 導 入 牛 は2002 ~ 2003 年 度 に 導 入 した35 頭 (ここでは 第 1 次 導 入 牛 とした) 2006 年 度 に 導 入 した4 頭 (ここで は 第 2 次 導 入 牛 とした)の 合 計 39 頭 である 2) 自 家 産 もと 牛 の 生 産 導 入 牛 が 分 娩 した 子 牛 は10カ 月 齢 頃 に 家 畜 市 場 に 出 荷 したり 実 験 農 場 に 保 留 して 肥 育 した 後 に 市 場 へ 出 荷 したが 系 統 等 を 考 慮 してその 一 部 は 繁 殖 用 も

7 と 牛 として 育 成 した 子 牛 は 分 娩 後 1 週 間 母 牛 と 同 じ 分 娩 房 で 飼 養 した その 後 1 頭 ごとに 個 別 管 理 して 代 用 乳 及 び 人 工 乳 を 早 期 離 乳 方 式 のマニュアルに 従 って 給 与 し おおよそ3カ 月 齢 を 目 安 として 子 牛 用 牛 舎 に 移 動 した 子 牛 用 牛 舎 では 数 頭 ごとの 集 団 で 管 理 した 飼 料 については 育 成 牛 用 配 合 飼 料 と 乾 草 を 給 与 し さらに 月 齢 が 進 んでからは 子 牛 用 放 牧 地 に 放 牧 するとともに 自 家 生 産 のサイレージを 細 切 して 給 与 した その 後 の 管 理 は 導 入 牛 における 管 理 と 基 本 的 には 変 わらない なお 人 工 授 精 によって 受 胎 して 生 産 された 繁 殖 用 も と 牛 8 頭 を 自 家 産 牛 (AI) 受 精 卵 移 植 によって 受 胎 して 生 産 された 繁 殖 用 も と 牛 8 頭 を 自 家 産 牛 (ET)とした 3) 飼 養 管 理 繁 殖 牛 は 基 本 的 には 一 群 で 管 理 した 毎 年 4 月 から9 月 ( 年 度 によっては10 月 ) は9:00 ~ 16:30の 時 間 帯 は 放 牧 地 に 放 牧 し それ 以 外 の 夕 方 から 翌 朝 までは 舎 飼 した 放 牧 地 の 草 量 が 不 足 した 場 合 は 舎 飼 の 時 間 帯 にロールベールサイレー ジを 補 足 的 に 給 与 した 10 月 から 翌 年 の3 月 までは 終 日 舎 飼 とし ロールベー ルサイレージを 給 与 した 栄 養 状 態 を 観 察 しながら 未 経 産 牛 等 の 栄 養 状 態 が 不 良 になりがちな 牛 を 別 飼 して 配 合 飼 料 を 補 足 的 に 給 与 する 場 合 もあった 4) 人 工 授 精 日 常 的 に 繁 殖 牛 の 発 情 を 観 察 して 授 精 の 適 期 に 人 工 授 精 ( 以 下 AI)を 実 施 した 牛 によっては 子 宮 洗 浄 やホルモン 剤 の 投 与 ヒートマーカーを 尾 根 部 に 張 り 付 けるなどを 行 うこともあった 2007 ~ 2009 年 度 に 畜 産 草 地 研 究 所 との 協 定 研 究 を 実 施 し その 期 間 にはAIの 代 わりに 受 精 卵 移 植 (ET)を 一 部 実 施 した その 場 合 最 初 からETを 行 う 場 合 やAIでは 受 胎 しなかった 繁 殖 牛 に 対 してその 後 にETを 実 施 することがあった また その 反 対 のケース もあり AIとETの 結 果 を 独 自 に 区 別 することが 困 難 なことから 受 胎 数 は 合 わせて 取 りまとめている ちなみに ETを 含 めた 授 精 回 数 は 約 630 回 であり その 中 にETは22 回 含 まれる また 分 娩 数 は332 回 であり その 中 にはET による 受 胎 は12 回 含 まれている ETに 関 する 成 績 についてはすでに 報 告 して いるところである( 下 司 ら 2010)

8 5) 繁 殖 牛 の 評 価 未 経 産 牛 の 繁 殖 成 績 に 関 連 した 評 価 項 目 は 育 成 後 にAIを 初 めて 実 施 した 月 齢 受 胎 までのAI 回 数 初 産 月 齢 等 である 経 産 牛 については 分 娩 してか らAIを 最 初 に 実 施 した 日 数 受 胎 までの 授 精 回 数 分 娩 間 隔 等 である さら に 全 体 を 通 して 子 牛 生 産 率 や 事 故 率 を 調 査 した なお 月 齢 は 日 齢 を30.4で 割 って 求 め 年 齢 を 求 める 場 合 は 日 齢 を365で 割 って 求 めた 6) 作 業 等 の 担 当 者 本 課 題 が 開 始 される 以 前 の 準 備 段 階 から2006 年 度 までは 課 題 に 係 わる 全 体 を 森 山 民 紀 元 農 場 長 が 指 揮 し その 後 2011 年 度 まで 小 川 が 引 き 継 いだ 家 畜 の 飼 養 管 理 や 飼 料 生 産 の 作 業 は 主 に 吉 沢 哲 宮 下 好 広 井 出 豊 松 の 各 農 場 職 員 が 担 当 した 試 験 期 間 に 実 施 された 人 工 授 精 は 宮 下 好 広 主 任 技 師 がほとんどを 担 当 した 放 牧 地 管 理 や 飼 料 生 産 堆 肥 調 製 等 の 作 業 は 吉 沢 哲 副 場 長 が 中 心 となっ て 行 われ 野 帳 や 帳 簿 類 のデータの 整 理 や 保 存 は 黒 澤 路 子 主 事 補 があたった なお 供 試 牛 は 放 牧 や 畜 舎 内 ではパドックで 飼 養 するようにして 拘 束 状 態 をで きるだけ 少 なく 家 畜 福 祉 の 原 則 を 遵 守 して 飼 養 した 3. 試 験 結 果 1) 繁 殖 成 績 (1) 供 試 牛 の 産 次 供 試 頭 数 は 区 分 ごとに 前 述 ( 表 1)した 通 りであるが 外 部 からのもと 牛 の 導 入 は 大 きく2 回 に 分 けられ 第 1 期 には35 頭 が 第 2 期 には4 頭 がそれぞ れ 導 入 された 導 入 の 時 期 については 第 1 期 が2002 年 10 月 から2004 年 1 月 の 間 で1 回 に 数 頭 単 位 で 導 入 され 第 2 期 については2006 年 6 月 に4 頭 を 一 度 に 導 入 した 自 家 産 牛 についてはAIによって8 頭 が 誕 生 したのは2004 年 10 月 から2007 年 11 月 の 間 ETによって8 頭 が 誕 生 したのは2007 年 4 月 から2009 年 9 月 の 間 である この 内 現 在 までに 飼 養 しているいわば 現 役 の 導 入 牛 は21 頭 (54%) 自 家 産 牛 は14 頭 (87.5%) 全 体 では35 頭 (64%)である 現 在 も 飼 養 している 繁 殖 牛 の 年 齢 については 導 入 牛 が 平 均 10.7 歳 自 家 産

9 牛 が 平 均 6.4 歳 全 体 の 平 均 は9.0 歳 であった 平 均 産 次 数 については 導 入 牛 が8.9 産 である 産 次 数 が 多 い 牛 についてみると11 産 が1 頭 10 産 が7 頭 9 産 が7 頭 である 一 方 自 家 産 牛 は 導 入 牛 が 分 娩 した 牛 であることから 若 い 牛 が 多 く 最 も 産 次 が 多 い 牛 で8 産 (1 頭 ) 同 じ 産 次 数 が 多 いのは4 産 次 (4 頭 ) 平 均 産 次 は5.1 産 であり 導 入 牛 と 自 家 産 牛 を 合 わせた 全 体 の 平 均 は7.4 産 であった( 表 2) 2 歳 (24カ 月 齢 )で 初 産 分 娩 するとして 現 役 牛 について は 導 入 牛 は 概 ね 年 1 産 の 間 隔 で 分 娩 し 自 家 産 牛 はさらに 短 い 間 隔 で 分 娩 して きたことが 分 かる (2) 淘 汰 牛 現 在 までに 淘 汰 した 繁 殖 牛 は20 頭 である その 内 訳 は 導 入 牛 18 頭 ( 導 入 牛 の 46%) 自 家 産 牛 2 頭 ( 自 家 産 牛 の12.5%)である( 表 2) 淘 汰 するに 至 った 原 因 は 繁 殖 能 力 に 問 題 はないが 牛 群 改 良 のために いわば 積 極 的 に 淘 汰 した 牛 が9 頭 不 妊 低 受 胎 のための 淘 汰 が7 頭 疾 病 による 淘 汰 が4 頭 であった 疾 病 の 内 訳 は 産 後 麻 痺 1 頭 起 立 不 能 1 頭 黄 体 膿 腫 1 頭 膣 脱 1 頭 である 積 極 的 な 淘 汰 を 除 いた 淘 汰 は11 頭 で 繁 殖 牛 全 体 (55 頭 )の20% 淘 汰 の 時 期 に ついては1 2 産 次 の 淘 汰 は 疾 病 や 不 妊 によるもので6 産 次 以 降 は1 頭 を 除 いて 積 極 的 な 淘 汰 であった ( 図 5) (3) 未 経 産 牛 の 繁 殖 成 績 導 入 したもと 牛 と 自 家 産 のもと 牛 はいずれも 最 初 のAIを14カ 月 齢 頃 に 実 施 できるように 飼 育 した 試 験 開 始 の 当 初 はもと 牛 の 体 高 を 測 定 して 初 回 授 精

10 の 時 期 を 判 断 していたようであるがそれはごく 一 時 期 に 限 られ その 後 は 専 ら 目 視 を 中 心 とした 判 断 によった その 結 果 初 回 授 精 月 齢 は 平 均 すると 導 入 牛 14.37カ 月 齢 自 家 産 牛 14.58カ 月 齢 供 試 牛 全 体 では14.43カ 月 齢 で ほぼ 目 標 とする 月 齢 で 最 初 のAIを 実 施 することができた また 導 入 牛 と 自 家 産 牛 の 間 には 大 きな 差 異 はみられなかった なお 妊 娠 した 未 経 産 牛 は30カ 月 齢 未 満 までに 必 ず 和 牛 登 録 協 会 による 高 等 登 録 の 審 査 を 受 けた 導 入 牛 39 頭 の 内 の35 頭 と 自 家 産 牛 の16 頭 すべての 計 51 頭 が 初 産 分 娩 し 供 試 牛 の 初 産 分 娩 率 は92.7%であった 分 娩 した51 頭 の 初 産 に 向 けた 授 精 回 数 は1 分 娩 当 たり1.96 回 であった しかし 分 娩 しなかった 牛 で 実 施 した 授 精 を 含 め ると2.6 回 であった 初 産 牛 51 頭 中 のうちで 死 産 などの 子 牛 の 死 亡 が4 頭 発 生 した( 事 故 率 は7.8%) その 内 導 入 牛 は3 頭 8.6% 自 家 産 牛 は1 頭 6.3%で あった( 表 3) 初 産 月 齢 は 平 均 25.2カ 月 齢 であったが 最 も 分 娩 した 頭 数 が 多 かった 月 齢 は 23カ 月 齢 で39.2% 24カ 月 齢 までに 分 娩 したのは21 頭 (41%)であった 分 娩 が 最 も 遅 かったのは33カ 月 齢 分 娩 (1 頭 2%)であった( 図 6) 生 存 した 産 子 数 47 頭 の 内 導 入 牛 32 頭 自 家 産 牛 15 頭 で これらを 雌 雄 別 に みると 雄 子 牛 が23 頭 雌 子 牛 が24 頭 であった 生 時 体 重 は 雄 子 牛 が26.6kg 雌 子 牛 が26.5kgであった 25kg 以 下 の 低 体 重 の 産 子 が17 頭 (36%)と 多 かったこ とからも 初 産 で 生 まれた 子 牛 は 体 重 の 小 さい 子 牛 が 多 かったことが 理 解 でき る なお 1 産 も 分 娩 せずに 淘 汰 した 繁 殖 牛 が4 頭 初 産 が 死 産 でその 後 淘 汰 した 繁 殖 牛 が1 頭 であったことから 子 牛 生 産 に 貢 献 することなく 淘 汰 した 繁

11 殖 牛 5 頭 はすべて 導 入 牛 であり この 時 点 での 淘 汰 牛 は 導 入 した39 頭 中 5 頭 13%であったことは 導 入 したもと 牛 の 飼 養 管 理 面 での 課 題 と 思 われる 未 経 産 牛 におけるAIの 授 精 回 数 と 初 産 分 娩 月 齢 との 関 係 を 図 7に 示 した 両 者 の 間 には 正 の 相 関 が 認 められた( 相 関 係 数 r=0.62** ) 回 帰 式 は y= x(y: 初 産 月 齢 ( 月 ) x: 授 精 回 数 ( 回 )) このことから 授 精 回 数 の 増 加 によって 初 産 月 齢 は 長 くなる 傾 向 が 示 された この 傾 向 について は 当 然 のことではあるが 回 帰 式 によれば1 回 の 授 精 回 数 の 増 加 によって 初 産 月 齢 が1.08カ 月 遅 延 することが 見 込 まれ これは 通 常 の 発 情 周 期 である21 日 の 1.6 倍 の 長 さである 極 端 な 例 であるが3 回 目 の 授 精 で 受 胎 したにも 係 わらず 初 産 分 娩 が33カ 月 齢 を 越 えるケースがあった これは 受 精 後 に 不 受 胎 である にも 係 わらず 発 情 兆 候 が 見 られなかった あるいは 兆 候 を 発 見 出 来 なかったこ とや 妊 娠 初 期 の 段 階 で 確 認 できないような 流 産 があったことも 分 娩 を 遅 延 させ る 原 因 の 一 つであったことを 想 像 させる

12 (4) 経 産 牛 の 繁 殖 成 績 初 産 を 分 娩 した 繁 殖 牛 はその 時 点 で 淘 汰 した1 頭 を 除 いて2 産 に 向 けたAI を 実 施 した 経 産 牛 50 頭 について 繁 殖 状 況 を 産 次 別 に 内 容 が 分 かるように 表 3に 示 した ここで 供 試 頭 数 とは 前 の 分 娩 があってから 後 に 授 精 を 行 った 頭 数 である 例 えば 2 産 次 では 初 産 分 娩 の 後 に2 産 次 に 向 けてAIを 実 施 した 繁 殖 牛 の 頭 数 である 従 って この 場 合 初 産 後 にAIを 実 施 することなく 淘 汰 した 繁 殖 牛 は 供 試 頭 数 にはカウントされない 次 に 分 娩 頭 数 とは 実 際 に 分 娩 した 頭 数 である 供 試 頭 数 と 分 娩 頭 数 の 差 は 授 精 を 行 ったが 受 胎 しないため に 淘 汰 した 牛 が 該 当 するが それだけではなくて 現 在 も 飼 養 していて 妊 娠 中 の 繁 殖 牛 が 含 まれる 延 べ 供 試 頭 数 は298 頭 その 内 分 娩 した 頭 数 は 延 べ279 頭 この 間 に 淘 汰 した 頭 数 は15 頭 である 分 娩 後 に 初 めてAIを 実 施 した 初 回 授 精 日 数 は 平 均 すると 約 52 日 であり 授 精 回 数 は 平 均 1.8 回 分 娩 間 隔 は12.2カ 月 であった 早 産 等 の 死 亡 は11 頭 であり 事 故 率 は 平 均 3.9%であった なお この 間 に 異 性 双 子 の 分 娩 が2 回 あり 母 子 ともに 事 故 なく 分 娩 した 初 回 授 精 日 数 は 前 の 分 娩 後 にはじめてAIを 行 った 日 数 であり 初 めての 発 情 があった 日 数 とは 異 なる 発 情 回 帰 の 指 標 として 通 常 は 初 回 発 情 日 数 が 用 いられるがデータが 不 十 分 であったことからここでは 初 回 授 精 日 数 を 援 用 した 人 工 授 精 師 が 繁 殖 牛 について 子 宮 の 状 態 などが 授 精 可 能 な 状 態 にまで 回 復 したと 判 断 された 日 数 ということができる 分 娩 間 隔 は 前 の 分 娩 から 当 該 の 分 娩 までの 月 数 で 指 標 値 は 経 営 形 態 によっ

13 ても 異 なるが12カ 月 あるいは12.5カ 月 である( 農 林 水 産 省 ; 酪 農 及 び 生 産 の 近 代 化 を 図 るための 基 本 方 針 ) 早 産 死 亡 は 産 次 毎 に0~2 頭 であり その 割 合 4%で 初 産 における7.8%より 低 かった( 表 4) 初 回 発 情 日 数 は 各 産 次 で40 日 から60 日 の 間 にあり 3 産 次 の 期 間 が 他 と 比 べ て 短 かった 2 産 次 ~ 11 産 を 平 均 した 結 果 初 回 授 精 日 数 は51.7 日 であった( 図 8) 仮 に1 年 1 産 を 目 標 とした 場 合 分 娩 40 日 後 に 初 回 授 精 が 出 来 た 場 合 は 発 情 周 期 21 日 として 授 精 する 機 会 はおおよそ3 回 あり 分 娩 後 60 日 に 初 回 授 精 の 場 合 には 授 精 の 機 会 がおおよそ2 回 となる すなわち 本 試 験 では 平 均 する と 分 娩 後 2 回 から3 回 以 内 のAIであれば 年 1 産 が 見 込 まれ 後 述 するように AI1 回 ごとに1カ 月 以 上 分 娩 間 隔 が 長 くなるとすると 年 1 産 分 娩 のためには AIは2 回 までということになる 実 際 にどうであったろうか 授 精 回 数 は 平 均 1.8 回 ( 図 9)であり 単 純 に 計 算 すると38 日 に 相 当 し 妊 娠 期 間 を285 日 として 52 日 +38 日 +285 日 =375 日

14 1カ 月 を30.4 日 とすると12.3カ 月 であり 実 際 の 分 娩 間 隔 である12.2カ 月 ( 図 10)に 近 い 数 値 が 得 られた いずれにしても 2 産 次 から11 産 次 をまとめた 数 値 からも 概 ね 目 標 である 年 1 産 に 近 い 分 娩 サイクルが 維 持 されていたというこ とが 示 された なお 11 産 が14.0カ 月 と 他 の 産 次 と 比 較 して 長 かったが 該 当 する 繁 殖 牛 1 頭 のみの 成 績 であったことから 今 後 例 数 が 増 えた 段 階 で 検 証 す る 必 要 がある 2 産 次 から11 産 次 の 延 べ279 回 の 分 娩 について 分 娩 間 隔 を 月 数 別 にみると 11カ 月 は63 回 (22.6%) 12カ 月 が 最 も 多 く108 回 (38.7%)で12カ 月 以 内 は

15 61.3% 13カ 月 の52 回 (19%)を 加 えると3カ 月 間 で223 回 (80.3%)に 達 した 一 方 1 年 半 (18カ 月 )を 超 えた 分 娩 が8 回 (3.6%) 最 も 分 娩 間 隔 が 長 かっ たのは23カ 月 (1 頭 )であった( 図 11) このように 繁 殖 成 績 の 中 で 受 胎 率 や 分 娩 間 隔 はごく 一 部 の 繁 殖 牛 を 除 い て 全 体 に 良 好 であり 特 に 経 産 牛 で 優 れていた これは 子 牛 を 母 牛 に 付 けて 哺 乳 する 期 間 を1~2 週 間 として 母 牛 の 授 乳 期 間 が 短 期 間 であることが 発 情 回 帰 を 安 定 的 に 早 めている 効 果 と 推 察 される さらに 飼 養 形 態 が 放 牧 やパドッ クで 飼 養 して 拘 束 の 少 ない 飼 養 法 であることから 発 情 兆 候 を 発 見 しやすいとい

16 う 効 果 も 大 きいと 思 われる 経 産 牛 の 分 娩 間 隔 ( 月 数 )について 授 精 回 数 との 関 係 を 図 12に 示 した 相 関 係 数 はr=0.77** であり 回 帰 式 は y= x(y: 分 娩 間 隔 ( 月 数 ) x: 授 精 回 数 ( 回 )) 授 精 回 数 の 増 加 とともに 分 娩 間 隔 が 増 加 する 傾 向 がより 明 確 に 見 られるが 1 回 の 授 精 回 数 の 増 加 が1.13カ 月 ( 約 34 日 )の 分 娩 遅 延 ( 分 娩 間 隔 の 増 加 )となり この 月 数 は 発 情 周 期 である21 日 の1.6 倍 であることから 初 産 牛 におけると 同 様 に 単 なる 発 情 回 数 の 増 加 に 加 えて 発 情 兆 候 が 見 られ なかった あるいはそれらを 発 見 出 来 なかったことや 早 期 の 流 産 も 原 因 の 一 つに 含 まれると 推 察 される (5) 子 牛 の 体 重 産 次 別 の 生 時 体 重 を 初 産 を 含 めて 比 較 した 初 産 から4 産 次 までは 産 次 が 進 むにつれて 増 加 する 傾 向 がみられ その 後 は 雄 子 牛 は30 ~ 35kgの 範 囲 で 雌 子 牛 は 概 ね30kgで 推 移 した 中 丸 輝 彦 氏 ( 元 岐 阜 県 肉 用 牛 試 験 場 長 )は 2007 年 に 実 験 農 場 で 開 催 された 和 牛 勉 強 会 において 生 時 体 重 は6 産 次 程 度 がピー クであり それ 以 上 に 産 次 が 進 むと 生 時 体 重 は 減 少 し 高 齢 牛 が 分 娩 した 子 牛 は 家 畜 市 場 では 敬 遠 されるので 母 牛 の 世 代 更 新 を 早 めるべきである と 述 べ られた( 中 丸 輝 彦 実 験 農 場 で 実 施 した 和 牛 勉 強 会 資 料 2007) 一 方 で 年 1 産 が 続 いているような 連 産 性 の 高 い 繁 殖 牛 はできれば 繁 殖 を 継 続 した 方 が 経 済 的 に 良 いという 意 見 もある( 図 13 14)

17 今 回 この 原 稿 を 執 筆 中 の 出 来 事 を 紹 介 する 父 親 が 福 栄 の 実 験 農 場 と しては 最 も 優 れている 系 統 に 属 する 繁 殖 牛 が9 産 目 までは 順 調 に 受 胎 し それ までの 平 均 授 精 回 数 1.4 回 であった しかし 10 産 目 に 向 けたAIは8 回 を 数 え 獣 医 師 からは 生 殖 機 能 の 低 下 があり 廃 用 を 勧 められた 年 齢 が11 歳 半 ばを 過 ぎ ており 獣 医 師 の 勧 めに 従 わざるを 得 ないであろうと 思 われる 今 後 今 回 の 例 のように 今 までは 順 調 に 連 産 してきた 繁 殖 牛 が 受 胎 しにくくなった 時 に A Iを 繰 り 返 す 中 で 淘 汰 のタイミングを 見 定 めることが 求 められるであろう

18 生 時 体 重 は 全 体 に 低 い 傾 向 がみられた 特 に25kg 以 下 で 誕 生 した 子 牛 の 割 合 を 調 べた 結 果 初 産 牛 では 雄 子 牛 の39.1% 雌 子 牛 の34.8%が 該 当 し 雌 雄 を 合 わせると47 頭 中 17 頭 (36.2%)の 生 時 体 重 が25kg 以 下 であった 経 産 牛 で は2 産 次 から11 産 次 までを 合 計 すると 雄 子 牛 136 頭 中 9 頭 (6.6%)が 雌 子 牛 134 頭 中 20 頭 (14.9%)が 該 当 し 雌 雄 を 合 わせると270 頭 中 29 頭 (10.7%)が 25kg 以 下 であった このように 初 産 牛 で 低 体 重 の 産 子 の 割 合 が 多 かったのは 利 用 した 精 液 ( 父 親 )が 増 体 重 視 の 系 統 を 避 けたことの 影 響 が 大 きいと 思 われる 子 牛 の 生 時 体 重 を 飼 養 管 理 の 面 からみると 妊 娠 末 期 の 増 し 飼 いは 胎 児 の 増 体 にあまり 影 響 し ないと 言 われている( 日 本 飼 養 標 準 ( 肉 用 牛 )2009) しかし 実 験 農 場 にお いては 施 設 面 での 制 約 もあって 妊 娠 末 期 の 増 し 飼 い 期 間 が 日 本 飼 養 標 準 に 示 さ れている2カ 月 間 よりも 極 めて 短 期 間 となっており 増 し 飼 いまでの 体 重 変 動 な どを 十 分 に 調 査 していないこともあり それらの 影 響 を 含 めて 生 時 体 重 の 改 善 に 向 けた 今 後 の 検 討 課 題 であろう 子 牛 を 家 畜 市 場 へ 出 荷 する 月 齢 は10カ 月 齢 が 多 いことから 10カ 月 齢 におけ る 体 重 を 生 時 体 重 との 関 係 については 調 査 結 果 を 報 告 している( 小 川 他 農 業 研 究 2008) 10カ 月 齢 体 重 は 生 時 体 重 と 強 い 正 の 相 関 関 係 があり 出 荷 時 の 体 重 を 増 加 するためには 生 時 体 重 を 増 加 させることと 哺 乳 や 育 成 中 の 疾 病 予 防 が 重 要 であろう (6) 産 子 の 事 故 件 数 本 試 験 中 の 産 子 数 は332 頭 であったが その 内 死 産 や 誕 生 後 に 死 亡 した 等 は16 頭 で 事 故 率 は4.8%であった 16 頭 の 事 故 牛 の 内 7 頭 が 死 産 であった 実 験 農 場 はその 業 務 体 制 から 一 般 の 繁 殖 農 家 と 比 べれば 勤 務 時 間 に 制 約 が 伴 う のかもしれない 仮 に 勤 務 時 間 の 制 約 を 柔 軟 に 適 応 できれば 防 ぐことができた かもしれない 事 故 を 明 確 に 区 分 け 出 来 るものではないが 失 位 の2 件 (13%) が 該 当 するかもしれない( 表 5) (7) 繁 殖 成 績 総 括 繁 殖 成 績 を 初 産 牛 と 経 産 牛 に 分 けて 総 括 する さらに 導 入 牛 と 自 家 産 牛 に

19 分 けて 成 績 内 容 を 示 した( 表 6) 初 産 牛 では55 頭 の 供 試 頭 数 の 内 51 頭 が 分 娩 し 分 娩 率 は92.7% 分 娩 した 産 子 51 頭 の 事 故 率 は7.8%であった 初 回 授 精 月 齢 は14.4カ 月 齢 平 均 授 精 回 数 は1.96 回 受 胎 率 は51.0% 初 産 月 齢 は25.2カ 月 齢 であった 一 方 経 産 牛 では 延 べ298 頭 を 供 試 してその 内 279 頭 が 分 娩 し 分 娩 率 は93.6%であった 産 子 の 死 亡 などは12 頭 あり 事 故 率 は4.3%で 初 産 牛 よ り 低 かった 分 娩 間 隔 は12.2カ 月 であった 子 牛 の 生 時 体 重 は 初 産 牛 よりも 経 産 牛 で 重 く 平 均 すると 雄 子 牛 で4.6kg 雌 子 牛 で2.7kgの 差 異 が 見 られた ま た 導 入 牛 と 自 家 産 牛 の 比 較 では 分 娩 割 合 授 精 回 数 分 娩 間 隔 では 自 家 産 牛 の 方 が 優 れていた 以 上 のように 分 娩 成 績 は 初 産 牛 よりも 経 産 牛 で 優 れている 傾 向 にあり 既 に 見 た 通 りに 繁 殖 成 績 は 全 体 として 導 入 牛 よりも 自 家 産 牛 の 方 が 優 れていた

20 2) 年 度 別 の 成 績 以 上 は 繁 殖 成 績 を 主 に 産 次 ごとに 取 りまとめたものである しかし 経 営 体 においては 年 度 別 の 取 りまとめがより 重 要 な 情 報 であることから 年 度 を 区 切 りとした 取 りまとめを 行 った ここで 年 度 とは 当 該 年 の4 月 から 翌 年 の3 月 ま でとした (1) 供 試 頭 数 繁 殖 用 もと 牛 は2002 年 度 からその 導 入 がはじまり2003 年 度 までに35 頭 が 導 入 された その 後 は 不 受 胎 牛 等 を 淘 汰 したこともあり2006 年 度 に4 頭 が 追 加 し て 導 入 された 自 家 産 の 繁 殖 牛 については2005 年 度 から 飼 養 した 繁 殖 用 に 飼 養 した 自 家 産 牛 は 今 回 の 供 試 頭 数 の 中 では16 頭 であり 誕 生 日 を 年 度 別 にみる と2004 年 度 2 頭 2005 年 5 頭 2007 年 5 頭 2008 年 度 と2009 年 度 が 各 2 頭 である 繁 殖 牛 が 分 娩 した 牛 が 肥 育 されて 市 場 に 出 荷 するようになるとそれらの 枝 肉 成 績 から 繁 殖 牛 の 肉 量 や 肉 質 に 影 響 する 資 質 ( 育 種 価 )が 明 らかとなって 枝 肉 量 脂 肪 交 雑 (BMS)などの 指 標 について 茨 城 県 内 で 飼 養 されている 繁 殖 牛 の 上 から25%はAランク 25 ~ 50%まではBランク 50% 未 満 はCラン クと 項 目 ごとにランク 分 けされる そのランクから 判 断 してあまり 期 待 できな い 繁 殖 牛 がいたことに 加 えて 自 家 産 のもと 牛 が 成 長 したり ETによって 優 れ た 系 統 の 雌 子 牛 が 誕 生 したことなどから 2009 ~ 2011 年 度 に 繁 殖 成 績 には 問 題 がなくとも 育 種 価 の 順 位 が 低 い 繁 殖 牛 9 頭 を 牛 群 改 良 を 目 的 とした 言 わば 積 極 的 な 意 味 で 淘 汰 を 行 った この 間 の 飼 養 頭 数 について 各 月 の 期 首 と 期 末 の 飼 養 頭 数 の 平 均 値 から 算 出 した 年 度 ごとの 平 均 飼 養 頭 数 を 図 15に 示 した 繁 殖 もと 牛 導 入 3 年 目 から 飼 養 頭 数 は30 頭 を 超 えて2008 年 度 には40 頭 を 越 えた 図 15では2008 年 度 をピークに してその 後 の 頭 数 は 減 少 しているが 実 際 にはその 後 も 自 家 産 の 繁 殖 牛 を 飼 育 したり 新 たに 繁 殖 用 もと 牛 を 購 入 して 飼 育 している それらは 今 回 取 りまとめ の 対 象 とした 供 試 牛 に 含 めていないことから 図 中 では 減 少 したことになってい る なお 2013 年 度 の 成 績 は 年 度 途 中 までであることからこの 項 では 表 記 して いない

21 (2) 授 精 回 数 授 精 回 数 については 2002 年 度 は 対 象 となる 繁 殖 牛 の 頭 数 が 少 なかった(7.1 頭 )ことから8 回 に 過 ぎなかった しかし その 翌 年 後 以 降 は2010 年 度 を 除 く と 各 年 度 で 年 間 60 回 以 上 の 授 精 が 行 われ 特 に2004 年 度 は84 回 と 最 も 多 かった 繁 殖 牛 1 頭 当 たり 授 精 回 数 については 2003 年 度 2004 年 度 が 多 く その 後 漸 減 し 2006 年 度 以 降 は2 回 / 頭 以 下 であった このことは 年 度 を 重 ねるごとに 技 術 的 な 習 得 があったことを 示 しているかもしれない なお 2002 年 度 は 少 な かった(1.1 回 / 頭 )が この 年 度 は 平 均 飼 養 頭 数 が 少 なく そのために 発 情

22 兆 候 を 見 逃 さないといった 管 理 がしやすい 状 態 での 数 値 であることを 考 慮 する 必 要 がある( 図 16 17) (3) 分 娩 頭 数 供 試 牛 の 分 娩 は2003 年 度 から 始 まった その 翌 年 には28 頭 が 分 娩 した その 後 も 毎 年 度 30 頭 近 くから40 頭 の 範 囲 で 分 娩 し 2009 年 度 は42 頭 が 分 娩 した( 図 18) (4) 子 牛 の 飼 養 頭 数 10カ 月 齢 で 導 入 したもと 牛 と 自 家 産 で10カ 月 齢 に 達 したもと 牛 の 頭 数 分 娩 によって 生 まれた 産 子 ( 死 亡 等 を 除 く)の 頭 数 及 びそれらが 実 験 農 場 で 通 常 出

23 荷 する10カ 月 齢 に 達 した 頭 数 について 年 度 別 に 図 19に 示 した 導 入 について は2002 年 度 と2003 年 度 で 合 わせて35 頭 導 入 している この2 年 度 の 間 に 飼 養 し た 繁 殖 もと 牛 はその 後 に 追 加 的 に 導 入 した4 頭 と 繁 殖 用 に 向 けた 自 家 産 牛 16 頭 を 含 めた 総 数 55 頭 の64%に 当 たる 産 子 数 は2004 年 度 から 多 くなり その 後 も2009 年 まで 増 加 した 子 牛 が 市 場 へ 出 荷 される10カ 月 齢 に 達 した 子 牛 の 頭 数 は さらに 産 子 数 よりも1 年 遅 れの 2005 年 度 から 本 格 化 し 2008 年 度 以 降 は30 頭 あるいはそれ 以 上 の 産 子 数 が 続 い た 3) 繁 殖 牛 の 経 費 繁 殖 用 もと 牛 を 導 入 あるいは 生 産 してから 飼 養 し 分 娩 を 繰 り 返 して 子 牛 を 生 産 するごとに 産 子 1 頭 当 たり あるいは1 産 次 当 たりの 経 費 は 減 少 するがど のように 減 少 するかを 試 算 した その 目 的 は 実 験 農 場 において 技 術 的 面 での 課 題 解 決 とそれに 伴 う 経 費 削 減 の 効 果 をより 明 確 にすることにある 畜 産 物 生 産 費 調 査 結 果 の 概 要 ( 農 林 水 産 省 )によれば 子 牛 生 産 費 の 費 用 合 計 は 大 きく 物 財 費 と 労 働 費 に 分 けている 物 財 費 はさらに 飼 料 費 繁 殖 めす 牛 償 却 費 種 付 料 獣 医 師 料 及 び 医 薬 品 費 その 他 に 分 かれている 平 成 19 年 度 畜 産 物 生 産 費 ( 農 林 水 産 省 2009)によると 子 牛 生 産 費 の 費 用 合 計 は46 万 6,456 円 となっている この 内 労 働 費 は17 万 7,395 円 (38.0%) 物 財 費 は28 万 9,

24 円 (62%)となっている このように 労 働 費 の 比 重 は 大 きい しかし 今 回 の 試 算 では 労 働 費 については 除 いている これは 実 験 農 場 における 雇 用 条 件 が 畜 産 物 生 産 費 の 調 査 に 沿 うものであるかを 十 分 に 詰 めていないことによる ま た 繁 殖 めす 牛 の 産 次 が 進 むにつれて 産 次 ごとの 経 費 はどの 程 度 に 軽 減 され るかを 実 験 農 場 の 実 績 を 踏 まえて 調 査 しようとしたことから 経 費 は 子 牛 を 家 畜 市 場 に 出 荷 するまでの10カ 月 齢 ではなく 誕 生 した 時 点 までとした 仮 に 市 場 へ 出 荷 する10カ 月 齢 までとした 場 合 には 自 家 産 繁 殖 もと 牛 を10カ 月 齢 まで 育 成 した 経 費 を 援 用 すると 物 財 費 だけで 平 均 25 万 円 程 度 が 追 加 されると 思 われ る 繁 殖 牛 飼 養 に 関 連 した 経 費 (X)を 繁 殖 牛 を 仕 上 げるために1 回 限 り 必 要 な 経 費 ( 以 下 の 式 ではA)と 産 次 ごと 及 び 年 度 ごとに 繰 り 返 し 必 要 な 経 費 ( 以 下 の 式 ではB)の2 種 類 に 分 けて 考 えた 前 者 (A)については もと 牛 を 導 入 した 場 合 にはもと 牛 購 入 経 費 が 大 きな 割 合 を 占 めるので 市 場 での 取 引 価 格 が 大 きな 差 異 を 発 生 させる 自 家 産 したもと 牛 の 場 合 には 子 牛 の 生 産 から 繁 殖 牛 に 育 成 するための 経 費 が 必 要 で 実 験 農 場 の 場 合 のような 自 家 産 飼 料 が 中 心 の 場 合 はともかく 購 入 飼 料 に 依 存 した 場 合 には 飼 料 単 価 が 経 費 を 大 きく 左 右 す る 後 者 (B)については 分 娩 ごとに 必 要 な 経 費 と 年 間 で 繰 り 返 し 必 要 な 経 費 に 分 けられる それらは 導 入 牛 と 自 家 産 牛 の 区 別 なく 共 通 しており 精 液 代 や 飼 料 単 価 の 影 響 は 勿 論 であるが 飼 養 管 理 と 繁 殖 に 係 る 経 費 であることから 繁 殖 成 績 が 大 きな 差 異 を 発 生 させる 以 下 の 試 算 式 ではa~dが 繁 殖 牛 作 りの 経 費 (A)に 含 まれ その 他 は 繰 り 返 し 必 要 となる 経 費 (B)に 含 まれるが その 内 eは 毎 年 度 必 要 な 経 費 であり f~gは 分 娩 毎 に 必 要 となる 経 費 である 産 子 数 (H)は 分 娩 して 生 まれた 子 牛 の 頭 数 である 本 試 験 期 間 中 に 双 子 分 娩 が2 回 あったがその 場 合 は2 頭 とカウントした また 早 産 死 亡 等 は 差 し 引 いた 頭 数 とした 例 えば 10 産 して1 頭 が 死 産 であった 場 合 は 産 子 数 は9と なる 現 在 飼 養 中 の 繁 殖 牛 については 2013 年 9 月 末 までに 分 娩 予 定 ですでに 分 娩 した 産 子 数 までを 計 算 した そのため 今 後 分 娩 した 場 合 は 極 端 に 授 精 回 数 が 多 くなったり 分 娩 間 隔 が 長 くならない 限 り その 度 に1 頭 当 たり 経 費 の 減 少 した 結 果 が 得 られるはずである 以 下 の 検 討 の 中 でHを 分 娩 数 として 扱 っ ている 箇 所 がある これは 後 述 するように 産 次 が 進 むにつれて 経 費 がどのよ

25 うに 変 わっていったかを 図 示 したものである (1) 試 算 の 方 法 X=(A+B)/H A: 繁 殖 牛 を 育 成 するための1 回 限 りの 経 費 B: 産 次 ごと 及 び 飼 養 年 度 ごとに 繰 り 返 し 必 要 となる H: 産 子 数 あるいは 産 次 数 : 産 子 数 については 分 娩 して 生 まれた 子 牛 の 頭 数 産 次 数 については 分 娩 した 回 数 A=a+b+c+d B=e+f+g もと 牛 を 導 入 した 場 合 a: 繁 殖 用 もと 牛 購 入 経 費 b: 該 当 する 経 費 なし c: 導 入 後 24カ 月 齢 までの 飼 料 費 d: 妊 娠 後 の 高 等 登 録 費 用 e:25カ 月 齢 以 降 の 飼 養 期 間 に 給 与 した 飼 料 費 f: 人 工 授 精 及 び 関 連 する 経 費 g: 産 前 及 び 産 後 の 増 し 飼 い 期 の 配 合 飼 料 代 もと 牛 を 自 家 産 牛 とした 場 合 a: 該 当 する 経 費 なし b: 母 牛 の 減 価 償 却 費 受 胎 や 分 娩 に 要 する 費 用 哺 乳 期 間 の 飼 料 費 や 診 療 費 c: 生 後 24カ 月 齢 までの 飼 料 費 d: 子 牛 の 登 記 費 用 及 び 妊 娠 後 の 高 等 登 録 費 用 e~g: 導 入 牛 と 共 通 eについて 実 験 農 場 では 繁 殖 牛 の 通 常 に 給 与 する 飼 料 は ほぼ100% 自 給 飼 料 ( 放 牧 とサイレージ)なので 自 給 飼 料 費 であるが 購 入 飼 料 が 含 ま れる 場 合 は 購 入 飼 料 費 が 含 まれる (2) 経 費 の 実 績 本 試 験 が 開 始 された2002 年 以 降 に 要 した 繁 殖 牛 の 子 牛 生 産 に 係 る 経 費 を 導 入 牛 と 自 家 産 牛 に 分 けて 図 20と 図 21にそれぞれ 示 した この 中 には 前 述 の 通 り 労

26 働 費 は 含 まれていない 導 入 した 繁 殖 牛 と 自 家 産 の 繁 殖 牛 では 供 試 頭 数 が 異 な り 繁 殖 牛 群 を 構 成 する 牛 の 年 齢 も 異 なり 平 均 産 次 数 も 異 なることから 両 者 を 直 接 的 に 比 較 しても 意 味 はない 導 入 した 繁 殖 牛 は2003 年 度 から 分 娩 を 開 始 して 以 降 この 間 に 延 べ253 回 分 娩 し243 頭 の 生 存 の 子 牛 を 生 産 した 分 娩 に 至 った 経 費 としては1 回 当 たり 約 13 万 8 千 円 子 牛 1 頭 当 たりでは14 万 3 千 円 であった 一 方 自 家 産 牛 では2006 年 度 から 分 娩 を 開 始 して 以 降 この 間 に 延 べ77 回 分 娩 し73 頭 の 生 存 の 子 牛 を 生 産 した 分 娩 に 至 った 経 費 としては1 回 当 たり 約 13 万 3 千 円 子 牛 1 頭 当 たりで は14 万 2 千 円 であった 導 入 牛 39 頭 の 平 均 産 次 数 は6.5 産 であるが 現 有 の21 頭 を 平 均 すると 年 齢 は 10.7 歳 平 均 産 次 数 は8.9 産 である 一 方 自 家 産 の 繁 殖 牛 16 頭 の 平 均 産 次 数 4.7 産 であるが 現 有 の14 頭 だけを 平 均 すると 年 齢 は6.4 歳 平 均 産 次 数 は4.9 産

27 である これらを 勘 案 した 今 後 の 見 通 しは 導 入 牛 の 多 くが 年 齢 や 産 次 数 から 見 て 早 晩 に 淘 汰 対 象 となることが 予 想 される 一 方 自 家 産 牛 ではほとんどが 年 齢 的 にあるいは 産 次 数 からみても 引 き 続 き 飼 養 することが 期 待 できる そのた め 1 頭 当 たりあるいは1 産 当 たりの 経 費 は 自 家 産 牛 ではより 減 少 し 繁 殖 牛 を 仕 上 げるための 経 費 の 割 合 が 自 家 産 牛 でより 一 層 低 下 すると 思 われる (3) 産 次 数 と1 産 次 あたり 費 用 現 在 も 飼 養 している 繁 殖 牛 35 頭 ( 内 訳 は 導 入 牛 21 頭 自 家 産 牛 14 頭 )のうち 導 入 牛 では 多 産 の 繁 殖 牛 が 多 くなってきた ちなみに 11 産 1 頭 10 産 4 頭 9 産 9 頭 8 産 2 頭 となっている 一 方 自 家 産 牛 は 年 齢 的 にみて 全 体 が 若 い ために 現 時 点 での 最 多 の 産 次 は8 産 1 頭 に 留 まっている これら 現 役 の 繁 殖 牛 が 仮 に1 産 次 のみで 淘 汰 した 場 合 は1 産 次 の 経 費 はどうなっていたか 2 産 次 では? 3 産 次 では?と 辿 ってみたのが 図 22である 産 次 が 少 ない 段 階 では 産 次 が 進 むにつれて 経 費 は 大 きく 減 少 する 一 方 6 産 以 降 では 漸 減 し その 低 下 の 程 度 は 小 さい 仮 に 繁 殖 牛 が 何 らかの 理 由 で 低 受 胎 牛 となり 授 精 回 数 が 増 加 し その 増 加 に 伴 って 分 娩 間 隔 が 長 くなれば1 産 次 当 たりの 経 費 はむしろ 上 昇 することもあり 得 る このことから 低 受 胎 牛 への 対 策 と 淘 汰 時 期 の 判 断 がより 重 要 となる 以 上 産 子 あるいは 産 次 当 たりの 経 費 について 実 験 農 場 の 繁 殖 成 績 等 と 連 動 させて 表 し 技 術 の 向 上 と 経 費 節 減 をわかりやすく 示 せないか その 反 対 に 技 術 的 な 課 題 が 解 決 にいたらずに 放 置 してしまうと 経 費 増 をもたらしかねない

28 といったことをより 明 確 化 出 来 ないかを 検 討 したものである ここでは 前 述 の 通 り 労 働 費 を 含 めなかったことから 分 かるように 経 費 の 範 囲 などに 不 十 分 な 点 が 遺 されている そのために それらの 点 をさらに 詰 めていく 必 要 があると 考 えている 4) 自 給 飼 料 生 産 繁 殖 経 営 は 肉 用 牛 経 営 の 中 では 最 も 飼 料 自 給 率 が 高 い 部 門 である また 粗 飼 料 給 与 割 合 率 が 高 い 区 分 に 属 する しかし その 飼 料 自 給 率 が 近 年 低 下 し 大 家 畜 経 営 における 飼 料 自 家 生 産 の 割 合 (TDNベース)は2009 年 に 初 めて 50%を 下 回 りその 後 も 低 下 が 続 いている また 繁 殖 経 営 の 粗 飼 料 給 与 率 の 推 移 (TDNベース)は2009 年 に 初 めて60%を 下 回 った これについてもその 後 も 低 下 が 続 いている( 農 林 水 産 省 飼 料 をめぐる 情 勢 ) このように 繁 殖 経 営 においては 飼 養 頭 数 増 加 につれてそれに 見 合 った 自 給 飼 料 生 産 が 難 しくなり その 影 響 もあって 粗 飼 料 の 給 与 割 合 に 低 下 の 傾 向 が 見 られるようになったと 思 われる そのような 中 実 験 農 場 では 放 牧 用 牧 草 地 と 採 草 用 牧 草 地 を 使 い 分 けして 出 来 る 限 り 粗 飼 料 の 生 産 に 努 め 繁 殖 牛 用 粗 飼 料 としては100% 自 給 を 目 指 してきた 2008 ~ 2010 年 度 の3 年 間 を 平 均 すると 放 牧 地 は4.8ha 採 草 地 は9.7haで あった 放 牧 は 輪 換 放 牧 によって 年 間 利 用 日 数 は171 日 であり 半 年 に 近 い 日 数 を 放 牧 しており 延 べ 日 数 では5,845 頭 日 であった 採 草 地 は 収 量 の 比 較 的 高 い 単 年 生 のイタリアンライグラスと 収 穫 作 業 の 平 準 化 が 期 待 できる 永 年 生 牧 草 を 組 合 わせて 作 付 けることによって 少 人 数 体 制 にも 係 わらず3 年 間

29 平 均 でロールベールサイレージ( 直 径 100cm 高 さ100cm)を 約 900 個 調 製 した その 結 果 繁 殖 牛 に 給 与 した 粗 飼 料 はほぼ100% 自 給 できた さらに ロール の 調 製 個 数 が 多 い 年 度 は 茨 城 県 内 の 繁 殖 農 家 に 譲 渡 することもあり 子 牛 への 購 入 乾 草 給 与 を 考 慮 しても 粗 飼 料 の 自 給 率 は100%を 超 える 年 度 もあったと 思 われる 5) 家 畜 管 理 作 業 及 び 機 械 作 業 農 場 職 員 を 調 査 対 象 として 所 定 の 様 式 に 沿 って 本 人 が 記 入 する 方 式 で2006 年 から5 年 間 にわたって 家 畜 管 理 作 業 及 び 農 業 機 械 を 利 用 した 作 業 時 間 の 調 査 を 実 施 した 家 畜 管 理 の 区 分 は 繁 殖 牛 哺 乳 牛 (3カ 月 齢 まで) 育 成 牛 (4カ 月 齢 から 市 場 出 荷 する10カ 月 齢 まで)とした 年 間 の 家 畜 管 理 作 業 時 間 は5 年 間 平 均 で 年 間 1,933 時 間 であった その 内 訳 は 哺 乳 牛 の 管 理 が55%で 最 も 長 く 繁 殖 牛 及 び 育 成 牛 に 対 する 管 理 作 業 が22 ~ 23%であった( 図 23) 農 業 機 械 を 利 用 した 作 業 については 飼 料 生 産 関 係 の 区 分 の 他 に 循 環 型 畜 産 の 観 点 から 飼 料 生 産 圃 場 に 施 用 する 堆 肥 の 生 産 調 製 作 業 を 含 めた 機 械 を 利 用 した 作 業 時 間 は5 年 間 の 平 均 で740 時 間 であった その 内 訳 は 飼 料 生 産 調 製 が 最 も 多 く45%を 占 めた ついで 草 地 造 成 ( 更 新 )のための 作 業 が21% 堆 肥 調 製 が15% 放 牧 地 管 理 が13%であり 機 械 の 調 整 修 理 が6%であった( 図 24)

30 4. 要 旨 課 題 名 : 実 験 農 場 における 和 牛 繁 殖 改 善 の 取 り 組 み - 過 去 10 年 間 の 取 り 組 みを 中 心 にして 年 以 来 実 験 農 場 の 中 心 的 な 課 題 として 実 施 してきた 和 牛 繁 殖 について 導 入 したもと 牛 が 初 めて 分 娩 したのが2003 年 11 月 であり 子 牛 の 家 畜 市 場 出 荷 から10 年 を 迎 えたのを 機 会 に 一 連 の 成 果 を 取 りまとめることとした 1. 家 畜 市 場 から 導 入 した 繁 殖 牛 は39 頭 で この 内 21 頭 は 現 在 も 飼 養 してい る 自 家 産 もと 牛 を 育 成 した 繁 殖 牛 は16 頭 で この 内 14 頭 は 現 在 も 飼 養 し ている このように 導 入 と 自 家 産 を 合 わせた 繁 殖 牛 は55 頭 で その 内 35 頭 が 現 在 も 引 き 続 いて 飼 養 されている 2. 現 時 点 (2013 年 9 月 末 までに 分 娩 予 定 であってそれらが 分 娩 した 時 点 まで) の 平 均 産 次 数 は5.8 産 その 内 導 入 牛 は6.4 産 自 家 産 牛 は4.5 産 である 現 在 も 飼 養 している 繁 殖 牛 に 限 れば 全 体 で7.1 産 導 入 牛 で8.7 産 自 家 産 牛 で4.7 産 である 3. 淘 汰 した 繁 殖 牛 は20 頭 で この 内 9 頭 は 引 き 続 き 繁 殖 が 可 能 であったもの の 牛 群 改 良 の 観 点 からの 積 極 的 な 淘 汰 であった 障 害 のための 淘 汰 は11 頭 で 内 訳 は 低 受 胎 牛 7 頭 疾 病 4 頭 であった

31 4. 人 工 授 精 ( 一 部 受 精 卵 移 植 を 含 む)は586 回 実 施 し その 内 未 経 産 牛 へは100 回 経 産 牛 へは 延 べ486 回 実 施 した 導 入 牛 と 自 家 産 牛 ではそれぞれ 477 回 と109 回 の 実 施 であった なお 授 精 して 受 胎 することなく 淘 汰 した 繁 殖 牛 についてはその 授 精 回 数 は 含 めていない 5. 分 娩 した 頭 数 は 全 部 で330 頭 その 内 初 産 が51 頭 2 産 以 降 が 延 べ279 頭 あった 導 入 牛 と 自 家 産 牛 ではそれぞれ 253 頭 と77 頭 であった 受 胎 率 は 全 体 で56.2% 初 産 で51.0% 2 産 以 降 で57.5%であった 導 入 牛 と 自 家 産 牛 ではそれぞれ 52.9% 70.4%であった 6. 初 産 分 娩 の 月 齢 は 分 娩 した51 頭 の 全 平 均 が25.2カ 月 齢 導 入 牛 と 自 家 産 牛 ではそれぞれ25.3カ 月 齢 25.1カ 月 齢 であった 7.2 産 次 以 降 の 分 娩 間 隔 は 全 体 で12.2カ 月 であった 導 入 牛 と 自 家 産 牛 では それぞれ12.3カ 月 及 び11.6カ 月 であった 8. 産 子 の 事 故 は 全 体 で16 頭 であり 初 産 が4 頭 ( 事 故 率 7.8%) 2 産 次 以 降 が 12 頭 ( 事 故 率 4.3%)であった 9. 産 子 の 体 重 は 初 産 が 雄 子 牛 26.0kg 雌 子 牛 26.5kg 平 均 26.3kg 2 産 次 以 降 の 雄 子 牛 31.1kg 雌 子 牛 29.3kg 平 均 30.2kgであった 10. 産 子 生 産 にかかる 生 時 までに 要 する 経 費 を 繁 殖 牛 を 仕 上 げるまでの 経 費 と その 後 分 娩 を 繰 り 返 す 及 び 年 度 を 重 ねる 毎 に 必 要 になる 経 費 に 分 けて 生 産 した 子 牛 当 たりあるいは 産 次 当 たりの 経 費 を 試 算 し 産 次 が 進 むにつれ て 産 次 当 たりの 子 牛 生 産 経 費 の 低 下 の 傾 向 を 実 績 を 基 にして 図 示 した さら に 技 術 的 課 題 解 決 の 経 費 面 での 効 果 などについて 引 き 続 き 検 討 を 試 みる 予 定 である 11. 自 給 飼 料 生 産 については 放 牧 とロールベールサイレージの 生 産 調 製 によっ て3 年 間 の 平 均 で 5,845 頭 / 日 の 放 牧 が 実 施 され 約 900 個 のロールが 調 製 された これらによって 繁 殖 牛 へ 給 与 した 粗 飼 料 をほぼ 充 足 していた さら に 家 畜 管 理 作 業 及 び 農 業 機 械 を 利 用 した 作 業 について 作 業 時 間 の 調 査 を 行 った 12. 今 後 の 課 題 としては 導 入 した 繁 殖 牛 については もと 牛 から 繁 殖 牛 にい たる 安 定 した 育 成 技 術 と 繁 殖 成 績 のさらなる 改 善 が 求 められる さらに 産 子 の 生 時 体 重 の 安 定 化 ( 極 端 に 低 体 重 産 子 の 回 避 )と 哺 乳 育 成 の 時 期 によ

32 く 発 生 する 下 痢 などの 疾 病 防 止 と 日 齢 体 重 の 増 加 繁 殖 牛 の 頭 数 増 加 に 伴 う 飼 料 増 産 や 利 用 の 効 率 化 等 が 今 後 実 験 農 場 で 必 要 となる 課 題 である 5. 参 考 文 献 農 林 水 産 省 平 成 19 年 度 畜 産 物 生 産 費 独 立 行 政 法 人 農 畜 産 振 興 機 構 編 日 本 の 肉 用 牛 経 営 - 輸 入 自 由 化 から20 年 を 経 て 農 林 統 計 出 版 株 式 会 社 2013 中 丸 輝 彦 実 験 農 場 において 開 催 された 和 牛 勉 強 会 用 資 料 2007 中 央 畜 産 会 日 本 飼 養 標 準 ( 肉 用 牛 ) 農 林 水 産 省 酪 農 及 び 肉 用 牛 生 産 のを 図 るための 基 本 方 針 農 林 水 産 省 飼 料 をめぐる 情 勢 下 司 雅 也 橋 谷 田 豊 小 川 増 弘 ウシ 対 外 授 精 胚 由 来 栄 養 膜 小 胞 と 胚 との 共 移 植 が 受 胎 率 に 及 ぼす 影 響 農 業 研 究 23 号 小 川 増 弘 他 和 牛 ( 黒 毛 和 種 )の 繁 殖 肥 育 一 貫 飼 養 体 系 を 目 指 した 実 証 的 研 究 の 取 り 組 み(2)- 哺 乳 子 牛 及 び 育 成 牛 の 飼 養 管 理 について- 農 業 研 究 21 号 資 料 有 識 者 による 農 場 のあり 方 を 検 討 する 本 検 討 会 は 平 成 17 年 度 2 回 の 検 討 を 経 て 以 下 の 結 論 に 達 している 1. 実 験 農 場 のあり 方 の 改 善 等 について 和 牛 繁 殖 部 門 を 中 心 とし これに 和 牛 肥 育 や 畑 作 ( 園 芸 )を 付 帯 させて 取 り 組 む 形 が 適 当 である 2. 実 験 テーマ 1 肉 用 牛 の 繁 殖 率 向 上 や 育 成 率 の 向 上 2 和 牛 部 門 における 飼 料 自 給 率 向 上 3 農 場 全 体 として 自 然 エネルギー 活 用 等 環 境 に 配 慮 した 運 用 4つくば 研 究 機 関 等 の 参 加 を 得 た 地 元 連 絡 会 の 開 催 18 年 度 の 検 討 会 においては 上 記 の 提 言 に 沿 って 農 場 運 営 を 行 ってきた 経 過 とそれを 踏 まえて 和 牛 繁 殖 部 門 を 中 心 にして の 部 分 について 肥 育 を 含 めた 一 貫 飼 養 へ 軸 足 を 若 干 スライドさせることの 必 要 性 について 議 論 を 頂 い

33 た 今 回 (19 年 度 )においては 特 に 飼 料 費 の 大 幅 な 高 騰 やその 他 資 材 費 の 高 騰 を 受 けながら 資 源 循 環 を 基 軸 として 繁 殖 肥 育 一 貫 飼 養 管 理 技 術 の 実 証 研 究 をどのように 展 開 していくことが 良 いかの 推 進 方 策 など 以 下 の 視 点 にたっ た 検 討 が 必 要 と 考 える 1. 資 質 の 向 上 技 術 の 精 緻 化 2. 経 営 面 における 改 善 方 策 ( 生 産 物 の 収 入 増 経 費 の 節 減 ) 3. 作 業 のデータ 化 論 文 化 4. 農 場 ( 生 産 物 )のブランド 化 の 可 能 性

34 調 査 報 告 新 規 参 入 した 肉 用 牛 繁 殖 経 営 とその 地 域 支 援 ( 新 規 参 入 者 の 肉 用 牛 繁 殖 経 営 における 経 営 支 援 事 例 より) 目 次 1.はじめに 2. 群 馬 県 内 の 調 査 3. 鹿 児 島 県 内 の 調 査 4.おわりに 1 はじめに 社 団 法 人 中 央 畜 産 会 ( 現 在 は 公 益 社 団 法 人 中 央 畜 産 会 ; 以 下 中 央 畜 産 会 ) は2011 年 に 平 成 22 年 度 新 規 参 入 者 の 肉 用 牛 繁 殖 経 営 における 経 営 支 援 事 業 事 例 集 を 発 行 した その 事 例 集 では 肉 用 牛 経 営 の 基 盤 である 繁 殖 部 門 は 担 い 手 の 高 齢 化 やおかれている 環 境 の 変 化 によって 経 営 体 の 減 少 が 続 いているこ とを 指 摘 している 中 央 畜 産 会 は 独 立 行 政 法 人 農 畜 産 振 興 機 構 ( 以 下 農 畜 産 振 興 機 構 )の 助 成 を 受 けて 肉 用 牛 振 興 対 策 事 業 を 実 施 してきたが 2004 ~ 2006 年 度 に 実 施 した 地 域 肉 用 牛 振 興 対 策 事 業 に 参 画 した 新 規 参 入 繁 殖 経 営 について 5 年 後 の 経 営 実 態 を 調 査 する 機 会 を 得 た この 度 実 験 農 場 における 繁 殖 めす 牛 導 入 後 の 経 過 を 取 りまとめる 中 で 共 通 した 課 題 や 相 互 に 参 考 となるとこともあるろ うかと 思 われ 参 考 資 料 として 調 査 結 果 の 概 要 を 紹 介 することとした 現 地 調 査 は 群 馬 県 内 の 繁 殖 経 営 2 事 例 鹿 児 島 県 内 の 繁 殖 経 営 2 事 例 の 計 4 事 例 で 実 施 した いずれの 調 査 も2 名 の 調 査 委 員 によって 行 われた 群 馬 県 内 の 事 例 については 西 浩 一 氏 ( 社 団 法 人 鹿 児 島 県 畜 産 協 会 事 業 部 長 )と 小 川 が 当 たり 鹿 児 島 県 内 の 事 例 については 佐 瀬 三 雄 氏 ( 元 社 団 法 人 中 央 畜 産 会 部 長 )と 小 川 が 当 たった 現 地 調 査 当 日 は 農 畜 産 業 振 興 機 構 中 央 畜 産 会 及 び 地 元 の 畜 産 協 会 JA 等 の 関 係 者 に 同 行 していただいた 現 地 調 査 は 事 前 に 用

35 意 された 記 入 済 みの 調 査 票 をもとにして 農 場 視 察 を 踏 まえて 経 営 者 と 地 元 関 係 者 に 質 問 したり 内 容 を 確 認 しながら 意 見 交 換 して 技 術 的 にあるいは 経 営 的 に 優 れている 点 や 反 対 に 問 題 があると 思 われる 点 を 整 理 し 今 後 の 方 向 性 を 議 論 した そのために 特 別 なことがない 限 り 野 帳 やノートの 類 で 調 査 票 の 内 容 を 逐 一 確 認 することまでは 行 っていない 現 地 調 査 の 後 から 必 要 に 応 じて 地 元 関 係 者 へ 数 値 等 の 再 確 認 を 行 った 上 で2 人 の 委 員 が 協 議 しながら 様 式 にそっ て 取 りまとめ 票 を 作 成 して 中 央 畜 産 会 に 提 出 した 資 料 はその 後 に 開 催 さ れた 検 討 会 で 検 討 された 本 稿 は 各 委 員 が 分 担 執 筆 して 中 央 畜 産 会 に 提 出 し た 資 料 ( 平 成 22 年 度 多 様 な 肉 用 牛 経 営 実 現 支 援 事 業 ( 新 規 参 入 円 滑 化 推 進 事 業 ) 現 地 調 査 取 りまとめ 票 )をもとにして 関 係 者 の 了 解 を 得 て 小 川 が 要 約 したもの である なお ここに 紹 介 した 事 例 の 内 群 馬 県 内 及 び 鹿 児 島 県 内 の 各 1 事 例 につい ては 中 央 畜 産 会 が 発 行 した 平 成 22 年 度 新 規 参 入 者 の 肉 用 牛 繁 殖 経 営 における 経 営 支 援 事 例 集 に 掲 載 されている 2 群 馬 県 内 の 調 査 1) 繁 殖 めす 牛 の 飼 養 状 況 群 馬 県 内 で 飼 養 されている 繁 殖 用 めす 牛 の 頭 数 は2003 年 から2012 年 の10 年 間 は 増 減 を 繰 り 返 し 2003 年 の18 千 頭 が2012 年 には22 千 頭 となった( 図 1) 飼 養 戸 数 はこの 間 400 戸 を 境 に 増 減 し 一 定 の 傾 向 はみられなかったが 2003 年 の 420 戸 が2012 年 には426 戸 となった 1 戸 当 たり 飼 養 頭 数 については 一 定 の 傾 向 を 示 さずに 大 きく 増 減 したが 2003 年 の42 頭 が2012 年 には51 頭 となった( 図 2) 経 営 戸 数 は 減 少 しながら1 戸 当 たり 飼 養 頭 数 は 増 加 している という 全 国 的 な 傾 向 と 比 較 すると 本 県 の 傾 向 はやや 趣 を 異 にしている 新 規 参 入 事 業 で 今 回 調 査 した 繁 殖 農 家 における 導 入 頭 数 は30 頭 であるが 2006 年 当 時 の 群 馬 県 内 で30 頭 以 上 を 飼 養 している 戸 数 は47 戸 でその 割 合 は12%にとど まっており30 頭 経 営 は 県 内 で 数 少 ない 大 規 模 経 営 体 として 期 待 されていた

36 2) 家 畜 市 場 の 取 引 状 況 ( 群 馬 県 渋 川 家 畜 市 場 ) 群 馬 県 内 にある 渋 川 家 畜 市 場 は 今 回 調 査 した 繁 殖 農 家 が 子 牛 を 出 荷 している 市 場 である この 市 場 における 取 引 頭 数 取 引 価 格 及 び1kg 当 たり 単 価 につい て2007 年 から5 年 間 の 推 移 を 図 3~5に 示 した 取 引 頭 数 は200 頭 台 で 推 移 し 雄 子 牛 の 取 引 増 加 によって 一 時 的 に300 頭 を 越 える 時 期 もあった 2011 年 3 月 の 大 震 災 翌 月 は 雄 子 牛 雌 子 牛 ともに 取 引 頭 数 が 激 減 して150 頭 程 度 にまで 落 ち 込 んだものの 翌 月 は 回 復 した 販 売 価 格 と1kg 当 たり 単 価 については2007 年 の 前 半 は 高 く その 後 は 急 激 に 低 下 し リーマンショックのあった2008 年 9 月 の 翌 月 にこの5 年 間 の 最 安 値 と なった その 後 長 い 期 間 にわたって 価 格 の 低 迷 が 続 くことになる その 後 やっ と 価 格 が 上 向 く 傾 向 となったものの 東 日 本 大 震 災 と 原 発 事 故 の 影 響 で 価 格 は

37 再 び 大 きく 低 下 し 近 頃 やや 回 復 の 傾 向 にある 調 査 した 繁 殖 農 家 は 取 引 価 格 が 高 値 であった2007 年 始 め 頃 (2006 年 度 の 末 頃 )にもと 牛 を 購 入 し 調 査 した2010 年 には 取 引 価 格 が 十 分 に 回 復 していない 時 期 であった そのため 当 初 計 画 と 比 べると 支 出 は 予 想 より 多 く 収 入 は 計 画 より 少 ない ことからその 後 の 経 営 展 開 は 厳 しい 経 過 を 辿 ることになった

38 3) 調 査 結 果 (1) A 牧 場 経 営 者 は 両 親 が 経 営 している 酪 農 を 引 き 継 ぐ 意 志 があり 尚 かつ 繁 殖 経 営 に も 興 味 を 持 っていた 大 学 在 学 中 に 家 畜 人 工 授 精 師 の 資 格 を 取 得 し 現 在 はそ れを 活 かして 授 精 業 務 や 削 蹄 を 行 っている 事 業 費 の 内 容 は 鉄 骨 造 り 牛 舎 建 設 取 得 額 15,699 千 円 ( 補 助 金 は7,850 千 円 ) 繁 殖 牛 30 頭 取 得 額 17,831 千 円 (1 頭 約 59 万 円 補 助 金 は5,250 千 円 ) 合 計 取 得 額 は34,315 千 円 ( 補 助 金 は13,100 千 円 )である 事 業 開 始 は2006 年 度 であっ たが 繁 殖 もと 牛 の 導 入 が 遅 れたことから 子 牛 生 産 率 は 初 年 次 (2007 年 )が 3.3%にとどまり 2 年 次 (2008 年 )が86% 3 年 次 (2009 年 )が80%であった 初 産 月 齢 は24カ 月 齢 分 娩 間 隔 は2 年 間 の 平 均 で11 ~ 16カ 月 ( 平 均 すると13 カ 月 )であった 出 荷 頭 数 については2 年 次 は 去 勢 子 牛 6 頭 にとどまったが 3 年 次 は 去 勢 子 牛 とめす 子 牛 とを 合 わせて25 頭 であった 2 年 次 はめす 子 牛 の 出 荷 価 格 は 低 く20 万 円 であったが 3 年 次 の 平 均 価 格 は30.1 万 円 に 上 昇 した 去 勢 子 牛 は2 年 次 36.9 万 円 3 年 次 38.9 万 円 でめす 子 牛 よりは 高 額 に 買 い 取 ら れた 飼 料 生 産 については 永 年 生 牧 草 (チモシー)を500aに 栽 培 し ロールベー ルサイレージに 調 製 して 給 与 している 繁 殖 部 門 におけるTDN 自 給 率 は 約 40% であった

39 当 初 計 画 では2010 年 度 には 生 産 子 牛 30 頭 販 売 頭 数 31 頭 となっていたが 実 際 にはやや 遅 れている しかし ビタミン 剤 の 補 給 や 早 期 受 胎 確 認 により 繁 殖 成 績 は 向 上 しつつあり 繁 殖 記 録 版 を 設 置 し 繁 殖 牛 の 個 体 管 理 を 徹 底 することで 発 情 兆 候 の 見 逃 しが 減 少 しつつある 酪 農 体 験 で 培 った 飼 養 管 理 とJA 等 の 定 期 的 な 飼 養 管 理 指 導 子 牛 の 下 痢 予 防 対 策 等 の 取 り 組 みによって 日 齢 体 重 は 増 加 しており それに 伴 って 子 牛 の 販 売 価 格 が 上 昇 した 今 後 はJAによる 定 期 的 な 巡 回 指 導 を 引 き 続 き 実 施 するこ とと 中 央 畜 産 会 や 畜 産 協 会 がJAに 対 して 繁 殖 成 績 を 分 析 する 個 体 管 理 システ ムを 提 供 する 予 定 があり それらの 成 果 が 期 待 される 後 者 について その 内 容 は 血 統 や 種 付 分 娩 子 牛 販 売 情 報 などの 入 力 をJAが 行 い 分 析 結 果 を 生 産 者 にフィードバックして 肉 用 牛 繁 殖 経 営 の 定 着 を 図 ろうとするものである 経 営 収 支 をみると 計 画 では2007 年 度 は7,786 千 円 の 赤 字 を 想 定 していた が 子 牛 の 導 入 が 遅 れて 飼 料 購 入 費 が 少 なかったこともあって 実 際 の 赤 字 額 は 3,102 千 円 にとどまった 2008 年 度 は2,844 千 円 の 黒 字 を 見 込 んでいたが 実 際 に は3,254 千 円 の 赤 字 となり 赤 字 経 営 が 続 いた 2009 年 度 は2,147 千 円 の 黒 字 を 見 込 んでいたが 実 際 の 黒 字 額 はその1/10 程 度 の224 千 円 であった 以 上 3 年 間 の 実 績 をみる 限 りでは 改 善 の 傾 向 にはあるが 早 急 な 収 支 改 善 が 経 営 定 着 に 向 け た 重 要 な 課 題 であることが 分 かる 生 産 者 が 事 前 に 記 述 した 調 査 票 の 2009 年 度 実 績 に 対 する 自 己 評 価 と 今 後 の 課 題 を 見 ると 飼 料 価 格 の 高 騰 と 子 牛 価 格 の 低 迷 と 販 売 数 量 の 減 をあげて おり 今 後 の 課 題 として 受 胎 率 の 向 上 一 年 一 産 子 牛 の 販 売 価 格 を 上 げる と 記 されていた (2) B 牧 場 両 親 は3 代 目 の 酪 農 経 営 者 で それに 加 えて 繁 殖 肥 育 一 貫 経 営 にも 取 り 組 ん でいる その 両 親 のもとで 経 営 者 は 和 牛 が 系 統 によって 発 育 体 型 や 肥 育 成 績 に 違 いがあることに 興 味 を 持 ち 和 牛 繁 殖 経 営 を 行 いたいと 思 うようになり 新 規 事 業 に 参 画 した 大 学 卒 業 後 の1 年 間 は 県 の 畜 産 試 験 場 で 研 修 を 受 け 人 工 授 精 技 術 や 受 精 卵 移 植 技 術 を 習 得 し それらを 現 在 の 繁 殖 経 営 に 活 かしている 総 事 業 費 は28,974 千 円 ( 子 牛 導 入 経 費 16,500 千 円 (1 頭 550 千 円 ) 牛 舎 12,678 千 円 ( 事 業 補 助 は5,597 千 円 ))であり その 他 に 両 親 からの 支 援 が6,000 千 円 あっ

40 た 当 牧 場 では 独 立 した 分 娩 房 を 作 らずに 繁 殖 牛 は 群 管 理 の 牛 房 で 分 娩 する そのために テレビカメラを 設 置 して 自 宅 で 分 娩 状 況 が 観 察 できるようにして おり 分 娩 後 直 ちに 牛 舎 に 駆 けつけて 子 牛 を 母 牛 と 分 離 して 代 用 乳 で 哺 育 育 成 する 方 式 をとっている このように 分 娩 房 なしで 経 営 をスタートさせたが 今 後 は 分 娩 房 を 新 たに 作 ることも 検 討 している 当 初 計 画 では 子 牛 販 売 頭 数 は2008 年 28 頭 2009 年 27 頭 としていたが 実 績 はそれぞれ それぞれ9 頭 と22 頭 であった しかし 子 牛 生 産 率 が 高 く 子 牛 事 故 率 が3% 台 であったことから 今 後 は 計 画 に 近 い 販 売 が 期 待 される 子 牛 の 販 売 価 格 は2008 年 が 去 勢 子 牛 434 千 円 めす 子 牛 326 千 円 であった こ れは 地 元 家 畜 市 場 の 平 均 価 格 より 高 く 飼 養 管 理 面 での 成 果 であろう なお 2009 年 の 繁 殖 成 績 は 平 均 種 付 け 回 数 3.08 回 平 均 分 娩 間 隔 14カ 月 子 牛 生 産 率 は73.3% 子 牛 事 故 率 は3.4%であった 飼 料 生 産 については 水 田 ではエン 麦 と6 条 大 麦 畑 地 ではエン 麦 とローズ グラスを 栽 培 し いずれもロールベールサイレージに 調 製 して 利 用 している TDN 自 給 率 は48.8%であった 今 後 は 飼 料 費 の 高 騰 対 策 として 遊 休 農 地 の 活 用 などのために 地 元 農 業 委 員 会 との 連 携 も 必 要 との 意 見 もあった 現 地 調 査 の 当 日 は 大 変 に 冷 え 込 んでいた そのことも 原 因 していたのか 育 成 している 子 牛 に 風 邪 の 症 状 が 観 察 され さらに 哺 乳 牛 には 下 痢 症 状 がみられ た 今 後 これらを 防 止 するためにワクチン 接 種 するなどの 対 策 を 検 討 している 収 入 実 績 が 当 初 計 画 を 大 幅 に 下 回 っており 事 業 によって 年 間 2 千 時 間 を 超 える 作 業 労 働 が 加 わったにもかかわらず 投 資 効 率 が0.282であったことなどが 経 営 改 善 の 課 題 である 今 後 の 見 通 しとして 子 牛 の 販 売 価 格 を 高 めるために 家 畜 市 場 で 人 気 のある コマーシャル 精 液 を 利 用 することや 販 売 価 格 が 低 いことが 予 想 される 子 牛 につ いては 保 留 して 自 家 肥 育 も 考 えている JA 指 導 のもとで 販 売 牛 の 付 加 価 値 を 付 けるために 子 牛 の 血 中 ビタミンA 濃 度 を 測 定 しているがその 効 果 例 えば 市 場 取 引 価 格 に 反 映 されるといった 効 果 は 長 期 的 な 視 点 で 判 断 する 必 要 があろう 地 元 JAは 本 事 業 の 主 担 当 者 を 決 め て 毎 月 の 巡 回 指 導 や 去 勢 手 術 の 補 助 に 当 たっている 県 の 関 係 機 関 外 部 機 関

41 の 専 門 家 がチームとして 当 たり 飼 料 会 社 の 指 導 も 受 けている このように 多 頭 化 が 期 待 される 繁 殖 経 営 に 新 規 参 入 した 若 い 経 営 者 が 難 題 にチャレンジし 地 元 の 関 係 機 関 が 大 事 に 育 てるように 支 援 していることが 理 解 された 2009 年 度 実 績 に 対 する 自 己 評 価 と 今 後 の 課 題 について 特 に 記 入 はなかっ たが 今 後 の 課 題 については 一 年 一 産 優 良 種 牛 精 液 の 利 用 採 卵 ET 利 用 子 牛 の 販 売 価 格 を 上 げる と 記 されていた また 国 機 構 県 関 係 機 関 団 体 に 対 する 要 望 としては 上 州 牛 上 州 和 牛 の 国 内 外 への 売 り 込 み と 記 されていた 調 査 を 実 施 してから3 年 近 く 経 過 しているが 両 経 営 ともに 経 営 を 継 続 して おり 子 牛 の 取 引 価 格 が 高 くなってきたことから 経 営 が 改 善 しつつあるとの 情 報 を 得 ている 3 鹿 児 島 県 内 の 調 査 1) 繁 殖 めす 牛 の 飼 養 状 況 鹿 児 島 県 内 で 飼 養 されている 繁 殖 用 めす 牛 の 頭 数 は2003 年 から2012 年 の10 年 間 をみると 年 々 上 昇 の 傾 向 であったが2009 年 の279 千 頭 をピークに 減 少 傾 向 に 転 じている 10 年 間 を 通 してみると 2003 年 の239 千 頭 が2009 年 には254 千 頭 と 若 干 増 加 した 飼 養 戸 数 は 一 貫 して 減 少 を 続 けている 2003 年 の84,500 戸 が2012 年 には56,100 戸 となり10 年 間 で28,400 戸 の 減 少 率 にすると34%の 減 で あった( 図 6) 1 戸 当 たり 飼 養 頭 数 についてはほぼ 一 貫 して 増 加 傾 向 を 示 し

42 2003 年 の14.9 頭 が2012 年 には24.9 頭 となり1.7 倍 に 増 加 した 飼 養 戸 数 飼 養 頭 数 ともに 全 国 の20% 近 くを 占 める 鹿 児 島 県 は 都 道 府 県 の 中 で 繁 殖 用 和 牛 を 最 も 多 く 飼 養 していることが 実 感 される 数 値 である( 図 7) 今 回 調 査 を 行 った 繁 殖 農 家 の 導 入 頭 数 は50 頭 であるが2006 年 当 時 に 鹿 児 島 県 内 で50 頭 以 上 を 飼 養 する 繁 殖 農 家 は685 戸 あり 一 見 すると 多 いが 率 にすると1.9%に 過 ぎない し かも1.9%の 農 家 で 県 内 の 飼 養 頭 数 の29.2%を 占 めていることからみても50 頭 規 模 の 経 営 は 鹿 児 島 県 内 でも 割 合 が 極 めて 少 ない 大 規 模 経 営 として 期 待 されて いることが 理 解 される 2) 家 畜 市 場 の 取 引 状 況 ( 鹿 児 島 県 肝 属 中 央 家 畜 市 場 ) 鹿 児 島 県 内 にある 肝 属 中 央 家 畜 市 場 は 取 引 頭 数 が 年 間 1 万 頭 を 越 える 全 国 的 にも 数 少 ない 大 きな 家 畜 市 場 である この 肝 属 中 央 家 畜 市 場 における 取 引 頭 数 取 引 価 格 及 び1kg 当 たり 単 価 について2007 年 から2012 年 までの 推 移 を 図 8 ~ 10に 示 した 取 引 頭 数 は 毎 月 1,000 頭 から1,500 頭 の 間 で 推 移 していたが 宮 崎 県 内 で 口 蹄 疫 が 発 生 してから3カ 月 間 は 市 場 が 開 かれず 再 開 された2010 年 8 月 には2,342 頭 の 取 引 が 記 録 された 販 売 価 格 1kg 当 たり 単 価 はともに2007 年 の 前 半 は 高 く その 後 急 激 に 低 下 してリーマンショックのあった2008 年 9 月 以 降 さらに 低 下 してその 後 は 安 値 が

43 長 く 続 いた 2009 年 に 家 畜 市 場 が3カ 月 間 開 催 されず 再 開 した 後 はさらに 取 引 価 格 は 低 下 した その 後 東 日 本 大 震 災 と 原 発 事 故 の 影 響 で 価 格 は 再 び 低 下 し 近 頃 やや 回 復 の 傾 向 にある このように 取 引 価 格 の 動 向 は 群 馬 県 内 の 渋 川 家 畜 市 場 におけると 基 本 的 には 共 通 するが 口 蹄 疫 の 影 響 は 隣 県 内 で 発 生 したこ とからより 深 刻 であったと 思 われる 調 査 した 繁 殖 農 家 は 取 引 価 格 が 高 値 であった2007 年 始 め 頃 (2006 年 度 の 末 頃 ) もと 牛 を 購 入 し 調 査 時 点 では 取 引 価 格 が 十 分 に 回 復 していない 時 期 で あった そのため 当 初 計 画 と 比 べると 支 出 は 予 想 より 多 く 収 入 は 計 画 よ り 少 ない ことからその 後 の 経 営 展 開 は 厳 しい 経 過 を 辿 ることになった この 点 は 群 馬 県 内 の 調 査 事 例 と 同 様 である

44 3) 調 査 結 果 (1) C 牧 場 経 営 者 は2006 年 に 鹿 児 島 県 立 農 業 大 学 校 肉 用 牛 科 を 卒 業 した それと 同 時 期 に 就 農 し 父 の 繁 殖 経 営 を 手 伝 いながら 技 術 を 学 び 繁 殖 めす 牛 50 頭 の 自 立 経 営 を 目 指 し 地 域 の 中 核 的 経 営 を 確 立 すべく 本 事 業 への 参 画 を 決 意 した 農 業 大 学 校 卒 業 後 に 家 畜 人 工 授 精 師 と 削 蹄 師 の 免 許 を 取 得 していることからその 志 が 伺 える 事 業 費 の 内 容 は 牛 舎 と 付 帯 施 設 及 び 子 牛 飼 養 施 設 を 合 わせて26,000 千 円 ( 補 助 金 は11,250 千 円 ) 繁 殖 牛 50 頭 分 28,379 千 円 (1 頭 約 57 万 円 )である さら に 運 転 資 金 として2007 年 4 月 に3,000 千 円 を 借 り 入 れている 繁 殖 成 績 については 初 産 月 齢 は2007 年 23.9カ 月 齢 2008 年 25.0カ 月 齢 であっ た 分 娩 間 隔 は2008 年 11.8カ 月 2009 年 12.9カ 月 であった 分 娩 頭 数 は2007 年 21 頭 2008 年 51 頭 2009 年 44 頭 で この 内 死 亡 や 流 産 が2007 年 4 頭 ( 事 故 率 19%) 2008 年 7 頭 ( 同 14%) 2009 年 8 頭 ( 同 18%)であった しかし 2010 年 の 事 故 率 は 減 少 傾 向 にあり 飼 養 改 善 の 効 果 が 出 始 めている 模 様 であった 子 牛 販 売 について 2007 年 は3 頭 に 留 まったが 2008 年 33 頭 2009 年 40 頭 と 増 加 しつつあり 子 牛 生 産 率 は2008 年 100% 2009 年 88%となっている 飼 料 生 産 については 水 田 50aにエン 麦 とイタリアンライグラスを 栽 培 し

45 畑 地 延 べ1200aにはソルゴー イタリアンライグラス 及 びローズグラスを 組 み 合 わせた2 毛 作 を 行 い 刈 り 取 り 後 はサイレージと 乾 草 に 調 製 している その 他 に 稲 わらを800a 収 集 しているが これらの 調 製 作 業 については 圃 場 が 狭 い こともあって 中 型 のコンパクトベール 体 系 となっている 経 営 者 は 若 く 経 営 的 な 特 徴 が 出 てくるのはこれからと 思 われるが 畜 産 経 営 者 としての 意 識 は 強 く 感 じられ 自 立 への 意 志 は 強 く 前 向 きな 姿 勢 は 評 価 でき る 一 方 で 子 牛 の 事 故 率 が 高 いことや 数 頭 の 繁 殖 めす 牛 に 問 題 があって 全 体 の 成 績 を 押 し 下 げていることなどの 問 題 点 がみられる 経 理 面 では 長 期 と 短 期 の 借 入 金 償 還 への 努 力 を 期 待 したい 経 営 の 支 援 体 制 は JAが 中 心 になって 行 われ 農 業 改 良 普 及 センターも 加 わって 子 牛 の 商 品 性 向 上 対 策 を 明 らかにして 支 援 を 実 施 している 具 体 的 には 定 期 的 な 体 重 測 定 によって 発 育 状 況 を 把 握 すること 県 経 済 連 が 四 半 期 ごとに 収 支 に 基 づく 経 営 分 析 を 実 践 している この 中 で 特 に 哺 育 育 成 上 の 問 題 ( 事 故 疾 病 )と 課 題 ( 質 的 向 上 )については 関 係 機 関 団 体 等 の 支 援 のもとで 改 善 されつつある 本 事 業 は 県 内 でも 割 合 としては 極 めて 少 ない 多 頭 数 を 飼 養 しているが 事 業 の 性 格 上 繁 殖 もと 牛 を 一 気 に 導 入 することになり 施 設 面 や 技 術 面 でトラブ ルが 生 じがちであった さらに もと 牛 導 入 後 に 人 工 授 精 を 行 い 分 娩 によって 得 られた 子 牛 が 発 育 して 市 場 で 取 引 され 収 入 を 得 るまでの2 年 あるいはそれ 以 上 の 期 間 が 無 収 入 であることから 運 転 資 金 の 確 保 が 必 要 といった 問 題 がある 若 い 経 営 者 が 支 援 団 体 の 協 力 を 得 ながら 困 難 を 乗 り 越 えることを 期 待 するもの である 経 営 者 が 予 め 記 述 していた 調 査 票 によると 平 成 21 年 度 実 績 に 対 する 自 己 評 価 と 今 後 の 課 題 では 子 牛 の 販 売 収 益 の 低 下 : 子 牛 販 売 頭 数 が13% 減 少 子 牛 の 事 故 率 (4% 18.4%) 販 売 単 価 の 減 少 (446 千 円 384 千 円 ) 飼 料 価 格 高 騰 による 費 用 の 増 加 (2006 年 より23% 上 昇 ) 自 給 飼 料 確 保 不 十 分 ( 購 入 が 多 くなった) が 記 されている 今 後 の 課 題 は 何 か については 母 牛 : 年 1 産 の 実 現 良 質 粗 飼 料 の 確 保 分 娩 後 初 回 種 付 日 数 の 短 縮 不 受 胎 牛 の 更 新 子 牛 : 商 品 性 向 上 のためにステージ 毎 の 管 理 の 徹 底 観 察 の 徹 底 による 疾 病 牛 の 早 期 発 見 治 療 が 記 されている

46 (2) D 牧 場 経 営 者 は 両 親 の 繁 殖 経 営 を3 年 間 手 伝 いながら 飼 養 技 術 や 繁 殖 技 術 を 学 ん だ 両 親 が 健 在 であることから 両 親 の 繁 殖 経 営 だけでは 労 力 的 に 余 裕 があり 自 立 して 経 営 の 安 定 を 目 指 した 商 品 性 の 高 い 子 牛 つくりにチャレンジしようと 本 事 業 に 参 画 した 事 業 費 は 繁 殖 牛 舎 育 成 分 娩 牛 舎 堆 肥 舎 及 び 畜 産 付 帯 施 設 を 含 めて26,400 千 円 でその 内 13,200 千 円 が 補 助 金 もと 牛 購 入 費 20,900 千 円 (418 千 円 50 頭 ) は 自 己 資 金 である 運 転 資 金 として 短 期 資 金 借 入 金 の 残 額 は21 年 度 に31,090 千 円 である 2006 年 に 事 業 を 開 始 して 牛 舎 等 の 施 設 を 建 設 して もと 牛 50 頭 を 導 入 した 2008 年 度 には42 頭 が 分 娩 したが その 内 の8 頭 は 流 死 産 あるいは 下 痢 や 肺 炎 などで 死 亡 した( 事 故 率 は19%) 出 荷 頭 数 は9 頭 で 当 初 計 画 の47 頭 の19%に 留 まり 計 画 を 大 きく 下 回 った 2009 年 度 は41 頭 分 娩 したが 前 年 度 と 同 様 の 理 由 で11 頭 死 亡 し( 事 故 率 27%) 子 牛 販 売 頭 数 は30 頭 で 当 初 計 画 (46 頭 )の65% に 留 まり 計 画 より16 頭 少 なかった 2010 年 度 については 年 度 途 中 の 数 値 であ るが 死 亡 頭 数 は3 頭 であり それまでと 比 べると 事 故 率 は 激 減 した そのため に 販 売 頭 数 は41 頭 が 見 込 まれており これは 当 初 計 画 である46 頭 の89%で 計 画 にかなり 近 い 頭 数 の 販 売 が 見 込 まれた 繁 殖 技 術 については 本 人 が 日 頃 の 発 情 観 察 を 行 い 人 工 授 精 は 人 工 授 精 師 に 依 頼 している 分 娩 間 隔 は 平 均 15.4カ 月 と 長 く 13カ 月 未 満 の 繁 殖 牛 は24% に 留 まっていることは 技 術 面 での 大 きな 課 題 である 販 売 した 子 牛 について は 体 重 がやや 少 ないこともあって 販 売 価 格 が 家 畜 市 場 の 平 均 をかなり 下 回 った が 体 重 がやや 少 ない 点 については 飼 養 管 理 面 に 課 題 があると 思 われる 本 事 業 は 年 度 内 執 行 という 原 則 があることから 同 時 期 にもと 牛 を 購 入 する こととなり その 結 果 として 同 時 期 に 授 精 時 期 を 迎 えることとなる さらに 分 娩 哺 育 育 成 が 集 中 することとなった 繁 殖 牛 50 頭 では 単 純 に 計 算 すると 月 平 均 の 分 娩 頭 数 は4 頭 であることから それを 基 準 として 牛 舎 が 建 設 された しかし 分 娩 が 集 中 する 時 期 には 対 応 に 無 理 が 生 じる 幸 いにも 各 関 係 機 関 の 指 導 もあって 技 術 的 には 改 善 の 兆 しが 見 えつつある 飼 料 生 産 については 水 田 370aにエン 麦 イタリアンライグラス 及 びロー

47 ズグラスを 栽 培 し 畑 地 800aにはローズグラス イタリアンライグラス 及 び スーダングラスを 栽 培 し 一 部 を 生 草 のまま 給 与 し 大 部 分 は 乾 草 に 調 製 して 利 用 している 乾 草 調 製 は 圃 場 の 区 画 が 小 さいために 大 型 機 械 体 系 ではなくて 中 型 のコンパクトベール 体 系 となっている この 他 に300aの 水 田 から 稲 わら を 収 集 して 利 用 している 飼 料 のTDN 自 給 率 は47.4%となっているが 給 与 している 飼 料 をもとにして 計 算 すると 実 態 はもう 少 し 低 いようなので 再 計 算 を 期 待 したい 事 業 開 始 の2006 年 度 は 飼 料 価 格 が 比 較 的 安 く 子 牛 の 取 引 価 格 は 高 かった しかし その 後 は 子 牛 価 格 が 暴 落 し 飼 料 価 格 は 高 騰 した これらの 動 向 は 本 人 の 努 力 では 如 何 ともし 難 いことであり そのような 情 勢 をカバーする 支 援 事 業 が 望 まれる 50 頭 規 模 の 飼 養 頭 数 経 営 は 畜 産 県 である 鹿 児 島 県 であってもそれ ほど 多 くない( 記 述 の 通 り 685 戸 1.9%) 今 後 ますます 担 い 手 の 高 齢 化 が 進 む 中 で 本 経 営 は 多 頭 飼 養 経 営 のモデルケースとして 期 待 される 現 時 点 では 技 術 面 や 経 営 面 での 課 題 は 多 いが 各 支 援 機 関 がチームとして 密 度 ( 濃 度 )の 高 い 指 導 を 実 施 することは 普 及 支 援 活 動 の 面 でもモデルケースとしてその 成 果 が 期 待 される 経 営 の 課 題 と 今 後 の 見 通 しについて 整 理 すると 次 の 通 りである 1 繁 殖 成 績 の 改 善 ( 特 に 分 娩 後 の 初 回 種 付 け 日 数 が 平 均 175 日 と 長 い) 2 子 牛 の 流 死 産 疾 病 による 死 亡 が 多 い( 事 故 率 が 高 い) 3 販 売 価 格 が 市 場 平 均 を 下 回 っており その 一 因 として 体 重 が 市 場 平 均 を 下 回 っていることが 指 摘 される 4 支 出 の 内 購 入 飼 料 費 が 当 初 計 画 の3 倍 であり 当 初 計 画 より 購 入 飼 料 依 存 型 となっている JA 等 からみた 今 後 の 見 通 しであるが 技 術 面 では 発 情 を 発 見 すること そ のためには 管 理 作 業 の 中 で 発 情 観 察 を 優 先 する 必 要 がある 収 支 の 面 では 繁 殖 成 績 の 不 振 子 牛 販 売 価 格 の 低 迷 生 産 資 材 費 の 上 昇 といった 厳 しいものが あり 生 産 性 の 改 善 から 取 り 組 みを 進 める 必 要 がある 本 経 営 は 大 規 模 経 営 のモデルケースとして 期 待 される 現 時 点 ではすでにみ てきたように 技 術 面 経 営 面 での 課 題 は 少 なくないが 肉 用 牛 子 牛 生 産 を 地 域 の 主 要 産 業 として 位 置 づけるのであれば そのモデルケースへの 重 点 的 な 支 援

48 が 求 められる そして 関 係 機 関 団 体 による 客 観 的 な 視 点 に 立 った 生 産 技 術 経 営 管 理 技 術 等 の 見 直 しとレベルアップに 向 けた 具 体 的 支 援 の 中 で 経 営 者 の 改 善 努 力 に 向 けたさらなる 意 識 醸 成 が 期 待 される 幸 いに 現 地 確 認 調 査 からは 経 営 者 自 身 からもその 意 欲 の 一 端 をうかがうことができたと 感 ずる 生 産 者 が 予 め 記 述 した 調 査 票 によると 平 成 21 年 度 実 績 に 対 する 自 己 評 価 と 今 後 の 課 題 では 子 牛 の 販 売 収 益 の 低 下 : 分 娩 間 隔 の 長 期 化 (380 日 462 日 ) 子 牛 の 事 故 率 (4% 12.8%) 販 売 単 価 の 減 少 (462 千 円 289 千 円 ) 飼 料 価 格 高 騰 による 費 用 の 増 加 (2006 年 より23% 上 昇 ) 自 給 飼 料 確 保 不 十 分 ( 飼 料 の 購 入 が 多 い) が 記 されている 今 後 の 課 題 は 何 か については 母 牛 : 年 1 産 の 実 現 良 質 粗 飼 料 の 確 保 分 娩 後 初 回 種 付 日 数 の 短 縮 不 受 胎 牛 の 更 新 子 牛 : 商 品 性 向 上 のためにステージ 毎 の 管 理 の 徹 底 観 察 の 徹 底 による 疾 病 牛 の 早 期 発 見 治 療 が 記 されている 調 査 を 実 施 してから2 年 半 経 過 しているが 両 経 営 ともに 経 営 を 継 続 してお り 子 牛 の 取 引 価 格 が 高 くなってきたことから 経 営 の 改 善 がみられているとの 情 報 を 得 ている また C 牧 場 については 2012 年 10 月 に 長 崎 県 を 会 場 にして 開 催 された 第 10 回 全 国 和 牛 能 力 共 進 会 において 第 5 区 ( 繁 殖 雌 牛 群 )の3 席 に 入 賞 した 鹿 児 島 県 の 出 品 メンバーとして 表 彰 された 4 おわりに 1 本 事 業 実 施 の 中 で 策 定 計 画 そのものや 制 度 的 な 制 約 に 起 因 する 課 題 が あり 事 業 実 施 の 中 でそれが 問 題 点 として 具 現 化 している 例 が 散 見 される 本 事 例 においても 多 頭 数 の 繁 殖 もと 牛 の 一 斉 導 入 に 起 因 した 諸 問 題 の 発 生 や 計 画 策 定 時 の 条 件 設 定 の 甘 さによる 施 設 の 不 備 といった 点 が 指 摘 された これら の 課 題 については 実 態 調 査 等 の 中 で 事 前 に 予 測 できる 共 通 課 題 として 整 理 し 課 題 ごとに 対 応 マニュアルを 作 成 するなど 全 国 的 な 支 援 体 制 を 整 備 しておく 必 要 があろう とくに 単 年 度 予 算 に 基 づく 諸 施 策 の 実 施 の 段 階 で 発 現 する 諸 課 題 については 本 事 業 に 限 られるものではないと 思 う 年 度 期 末 にもと 牛 導 入 が 集 中 してしまったことから 当 初 に 策 定 された 年 度 ごとの 計 画 と 比 較 して 分 娩 や 出 荷 が1 年 程 度 遅 延 する 傾 向 が 各 経 営

49 に 共 通 して 認 められた 子 牛 導 入 数 ヵ 月 後 から 人 工 授 精 を 開 始 し 仮 に 受 胎 し たとしても 分 娩 までは280 日 余 を 必 要 とし さらに 育 成 期 間 を 経 て 出 荷 するこ とを 考 えると 導 入 後 2 年 間 は 収 入 の 当 てがないことを 考 慮 しておく 必 要 があろ う 今 回 調 査 対 象 となった 経 営 者 は 試 験 場 で 研 修 を 受 け あるいは 両 親 の 経 営 を 手 伝 うなどある 程 度 の 技 術 取 得 の 経 験 を 有 している それでも 新 たに 多 頭 数 の 飼 養 管 理 に 取 り 組 むことを 考 えると 一 挙 に 多 頭 数 のもと 牛 を 導 入 し 人 工 授 精 分 娩 子 牛 の 哺 育 育 成 子 牛 出 荷 といった 諸 段 階 での 新 たな 経 験 の 大 変 さは 想 像 に 余 りある 現 地 調 査 では 経 営 者 が 比 較 的 若 いことや 支 援 機 関 が 真 摯 に 支 援 に 取 り 組 んだことによって 各 経 営 の 技 術 面 での 向 上 や 経 営 面 で 改 善 の 兆 しが 伺 えるようになってきていると 感 じられた 3 以 上 の 点 を 考 慮 して あるいは 調 査 結 果 の 検 討 を 踏 まえて 農 畜 産 振 興 機 構 では 事 業 の 制 約 上 の 問 題 について 改 善 策 を 講 じてきた 例 えば 2009 年 度 事 業 からは 牛 の 導 入 には 繁 殖 雌 もと 牛 導 入 の 他 に 妊 娠 牛 ( 満 16カ 月 齢 以 上 満 60 カ 月 齢 未 満 )の 導 入 ができるようにメニューとして 追 加 した さらに 近 年 は 牛 の 導 入 期 間 を 長 く 確 保 できるように 従 来 と 比 較 し 早 期 に 計 画 承 認 を 実 施 する ことにより 事 業 のスタートを 早 めることなど 牛 の 納 入 の 平 準 化 と 分 娩 の 分 散 が 図 れるように 運 用 してきた また 事 業 参 画 した 生 産 者 が 地 域 の 子 牛 生 産 の 中 核 を 担 えるような 具 体 的 なアドバイスを 掲 載 した 冊 子 めざせ!たくましい 繁 殖 経 営 ~ 新 規 参 入 者 の 課 題 とアドバイス~ を 発 行 している( 農 畜 産 振 興 機 構 2013 年 3 月 ) 4 ここで 紹 介 した 調 査 事 例 を 踏 まえて 実 験 農 場 における 繁 殖 経 営 の 取 り 組 みを 比 較 した 場 合 飼 料 代 の 高 騰 や 子 牛 販 売 価 格 の 大 きな 変 動 といった 外 部 的 な 要 因 は 共 通 しているように 思 える 特 に 子 牛 販 売 価 格 の 変 動 の 大 きいこ とについては 実 験 農 場 においては 販 売 を 開 始 した 当 初 が 高 値 であったことか ら その 後 の 価 格 低 迷 は 深 刻 で 調 査 においてはより 身 近 な 問 題 と 受 け 止 める ことが 出 来 た 和 牛 の 飼 養 技 術 について 少 頭 数 規 模 ではかなりの 程 度 にできあがった 技 術 であっても 多 頭 飼 養 では 施 設 面 その 他 の 制 約 もあり 技 術 が 十 分 には 活 用 できな い 現 状 を 感 じている 自 らの 農 場 に 合 わせて 作 り 上 げていく 苦 労 や 時 間 が 係 る という 点 でもある 程 度 共 通 しているように 思 われる

50 一 方 地 域 機 関 の 生 産 者 への 支 援 についてはその 手 厚 さは 目 を 見 張 るものが あった これは 中 核 的 なモデルケースを 育 てていくという 関 係 機 関 の 強 い 熱 意 が 背 景 にあること 示 している 1 及 び2は 鹿 児 島 県 の 調 査 でご 一 緒 していただいた 佐 瀬 三 雄 氏 の 所 感 を 抜 粋 したものである 鹿 児 島 県 内 での 調 査 を 念 頭 に 置 いたものであるが 指 摘 されていることは 群 馬 県 内 の 調 査 においてもその 多 くが 当 てはまるものと 思 われる 3は 農 畜 産 振 興 機 構 畜 産 経 営 対 策 部 交 付 業 務 課 上 村 照 子 氏 のご 助 言 と 提 供 された 資 料 を 参 考 にして 作 成 した 4は 実 験 農 場 の 取 り 組 みを 経 験 した 上 で 実 際 の 生 産 者 の 取 り 組 みに 接 した 筆 者 の 個 人 的 な 感 想 である 謝 辞 今 回 の 調 査 結 果 について 資 料 として 本 誌 に 掲 載 することを 了 承 していただいた 独 立 行 政 法 人 農 畜 産 振 興 機 構 並 びに 公 益 社 団 法 人 中 央 畜 産 会 に 謝 意 を 表 する さらに 現 地 調 査 に ご 協 力 を 頂 いた 経 営 者 並 びに 地 元 関 係 機 関 の 各 位 に 御 礼 を 申 し 上 げる 参 考 文 献 農 林 水 産 省 大 臣 官 房 統 計 部 畜 産 統 計 農 林 水 産 省 生 産 局 畜 産 部 畜 産 振 興 課 飼 料 をめぐる 情 勢 農 林 水 産 省 酪 農 及 び 肉 用 牛 生 産 の 近 代 化 を 図 るための 基 本 方 針 農 林 水 産 省 肉 用 牛 繁 殖 基 盤 強 化 総 合 対 策 事 業 実 施 要 綱 ( 一 部 改 正 ) 独 立 行 政 法 人 農 畜 産 振 興 機 構 畜 産 経 営 対 策 部 めざせ!たくましい 繁 殖 経 営 ~ 新 規 参 入 者 の 課 題 とアドバイス~ 独 立 行 政 法 人 農 畜 産 振 興 機 構 編 日 本 の 肉 用 牛 経 営 - 輸 入 自 由 化 から20 年 を 経 て 農 林 統 計 出 版 東 京 社 団 法 人 中 央 畜 産 会 平 成 22 年 度 新 規 参 入 者 の 肉 用 牛 繁 殖 経 営 における 経 営 支 援 事 例 集

平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について

平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について 平 成 25 年 度 独 立 行 政 法 日 本 学 生 支 援 機 構 の 役 職 員 の 報 酬 給 与 等 について Ⅰ 役 員 報 酬 等 について 1 役 員 報 酬 についての 基 本 方 針 に 関 する 事 項 1 平 成 25 年 度 における 役 員 報 酬 についての 業 績 反 映 のさせ 方 日 本 学 生 支 援 機 構 は 奨 学 金 貸 与 事 業 留 学 生 支 援

More information

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 役 名 法 人 の 長 理 事 理 事 ( 非 常 勤 ) 平 成 25 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 16,936 10,654 4,36

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 役 名 法 人 の 長 理 事 理 事 ( 非 常 勤 ) 平 成 25 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 16,936 10,654 4,36 独 立 行 政 法 人 駐 留 軍 等 労 働 者 労 務 管 理 機 構 の 役 職 員 の 報 酬 給 与 等 について Ⅰ 役 員 報 酬 等 について 1 役 員 報 酬 についての 基 本 方 針 に 関 する 事 項 1 平 成 25 年 度 における 役 員 報 酬 についての 業 績 反 映 のさせ 方 検 証 結 果 理 事 長 は 今 中 期 計 画 に 掲 げた 新 たな 要

More information

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1 独 立 行 政 法 人 統 計 センター( 法 人 番 号 7011105002089)の 役 職 員 の 報 酬 給 与 等 について Ⅰ 役 員 報 酬 等 について 1 役 員 報 酬 についての 基 本 方 針 に 関 する 事 項 1 役 員 報 酬 の 支 給 水 準 の 設 定 についての 考 え 方 独 立 行 政 法 人 通 則 法 第 52 条 第 3 項 の 規 定 に 基 づき

More information

<6D313588EF8FE991E58A778D9191E5834B C8EAE DC58F4992F18F6F816A F990B32E786C73>

<6D313588EF8FE991E58A778D9191E5834B C8EAE DC58F4992F18F6F816A F990B32E786C73> 国 立 大 学 法 人 茨 城 大 学 の 役 職 員 の 報 酬 給 与 等 について Ⅰ 役 員 報 酬 等 について 1 役 員 報 酬 についての 基 本 方 針 に 関 する 事 項 1 平 成 24 年 度 における 役 員 報 酬 についての 業 績 反 映 のさせ 方 役 員 に 支 給 される 給 与 のうち 期 末 特 別 手 当 については 国 立 大 学 評 価 委 員 会

More information

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 き 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 き 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている 清 瀬 市 の 給 与 定 員 管 理 等 について 1 総 括 (1) 件 費 の 状 況 ( 普 通 会 計 決 算 ) 住 民 基 本 台 帳 口 歳 出 額 実 質 収 支 件 費 件 費 率 ( 参 考 ) (25 年 度 末 ) 25 年 度 千 74,247 27,195,534 A 768,602 千 4,616,550 B 千 17.0 B/A 昨 年 度 の 件 費 率 17.3

More information

<4831398CF6955C976C8EAE8140816982DE82C28E73816A2E786C73>

<4831398CF6955C976C8EAE8140816982DE82C28E73816A2E786C73> 1 総 括 (1) 件 費 の 状 況 ( 普 通 会 計 決 算 ) 住 民 基 本 台 帳 口 歳 出 額 実 質 収 支 件 費 件 費 率 ( 参 考 ) (18 年 度 末 ) むつ 市 の 給 与 定 員 管 理 等 について A B B/A 17 年 度 の 件 費 率 18 年 度 65,960 32,435,254 2,134,451 5,440,498 16.77 18.00 (2)

More information

公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可 能 な 社 会 保 障 制 度 の 確 立 を 図 るための 改 革 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 社 会 経 済 情

公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可 能 な 社 会 保 障 制 度 の 確 立 を 図 るための 改 革 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 社 会 経 済 情 資 料 2-1 公 的 年 金 制 度 の 持 続 可 能 性 の 向 上 を 図 るための 国 民 年 金 法 等 の 一 部 を 改 正 する 法 律 案 の 概 要 厚 生 労 働 省 年 金 局 平 成 28 年 4 月 21 日 公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可

More information

Microsoft Word - 佐野市生活排水処理構想(案).doc

Microsoft Word - 佐野市生活排水処理構想(案).doc 佐 野 市 生 活 排 水 処 理 構 想 ( 案 ) 平 成 27 年 12 月 佐 野 市 目 次 1. 生 活 排 水 処 理 構 想 について 1.1 生 活 排 水 処 理 構 想 とは P.1 1.2 生 活 排 水 処 理 施 設 の 種 類 P.1 2. 佐 野 市 の 現 状 と 課 題 2.1 整 備 状 況 P.2 2.2 主 な 汚 水 処 理 施 設 P.2 2.3 生 活

More information

公表表紙

公表表紙 国 立 大 学 法 人 山 梨 大 学 の 役 の 報 酬 給 与 等 について 国 立 大 学 法 人 等 の 役 員 の 報 酬 等 及 び の 給 与 の 水 準 の 公 表 方 法 等 について(ガイドライン) ( 平 成 17 年 2 月 7 日, 総 務 大 臣 策 定 )に 基 づく 公 表 平 成 26 年 9 月 国 立 大 学 法 人 山 梨 大 学 国 立 大 学 法 人 山

More information

m07 北見工業大学 様式①

m07 北見工業大学 様式① 国 立 大 学 法 人 北 見 工 業 大 学 ( 法 人 番 号 6460305000387)の 役 職 員 の 報 酬 給 与 等 について Ⅰ 役 員 報 酬 等 について 1 役 員 報 酬 についての 基 本 方 針 に 関 する 事 項 1 役 員 報 酬 の 支 給 水 準 の 設 定 についての 考 え 方 当 該 法 人 の 主 要 事 業 は 教 育 研 究 事 業 である 役

More information

定款  変更

定款  変更 公 益 社 団 法 人 宮 崎 県 農 業 振 興 公 社 定 款 公 益 社 団 法 人 宮 崎 県 農 業 振 興 公 社 公 益 社 団 法 人 宮 崎 県 農 業 振 興 公 社 定 款 第 1 章 総 則 ( 名 称 ) 第 1 条 この 法 人 は 公 益 社 団 法 人 宮 崎 県 農 業 振 興 公 社 ( 以 下 公 社 という )と 称 する ( 事 務 所 ) 第 2 条 公

More information

18 国立高等専門学校機構

18 国立高等専門学校機構 様 式 1 公 表 されるべき 事 項 独 立 行 政 法 人 国 立 高 等 専 門 学 校 機 構 の 役 職 員 の 報 酬 給 与 等 について Ⅰ 役 員 報 酬 等 について 1 役 員 報 酬 についての 基 本 方 針 に 関 する 事 項 1 平 成 25 年 度 における 役 員 報 酬 についての 業 績 反 映 のさせ 方 当 機 構 役 員 給 与 規 則 で 文 部 科

More information

<30338140926E95FB8CF689638AE98BC689FC90B390A7937882CC8CA992BC82B582C982C282A282C48140483234944E90E096BE8E9E8E9197BF2E786477>

<30338140926E95FB8CF689638AE98BC689FC90B390A7937882CC8CA992BC82B582C982C282A282C48140483234944E90E096BE8E9E8E9197BF2E786477> Ⅳ 地 方 公 営 企 業 会 計 制 度 の 見 直 しについて 見 直 しの 背 景 と 基 本 的 考 え 方 総 務 省 では 地 方 公 営 企 業 会 計 制 度 の 今 後 のあり 方 等 について 検 討 を 行 うため 平 成 年 6 月 8 日 から 地 方 公 営 企 業 会 計 制 度 等 研 究 会 を 開 催 し その 研 究 会 で 報 告 書 が 取 り まとめられました

More information

2 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 25 年 4 月 1 日 現 在 ) 1) 一 般 行 政 職 福 島 県 国 類 似 団 体 平 均 年 齢 平

2 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 25 年 4 月 1 日 現 在 ) 1) 一 般 行 政 職 福 島 県 国 類 似 団 体 平 均 年 齢 平 の 給 与 定 員 管 理 等 について 1 総 括 (1) 件 費 の 状 況 ( 普 通 会 決 算 ) 24 年 度 住 民 基 本 台 帳 口 ( 各 年 度 末 ) 40,427 歳 出 額 実 質 収 支 件 費 件 費 率 ( 参 考 ) A B B/A 23 年 度 の 件 費 率 % % 24,380,602 1,175,572 3,729,291 15.3 16.6 (2) 職

More information

は 固 定 流 動 及 び 繰 延 に 区 分 することとし 減 価 償 却 を 行 うべき 固 定 の 取 得 又 は 改 良 に 充 てるための 補 助 金 等 の 交 付 を 受 けた 場 合 にお いては その 交 付 を 受 けた 金 額 に 相 当 する 額 を 長 期 前 受 金 とし

は 固 定 流 動 及 び 繰 延 に 区 分 することとし 減 価 償 却 を 行 うべき 固 定 の 取 得 又 は 改 良 に 充 てるための 補 助 金 等 の 交 付 を 受 けた 場 合 にお いては その 交 付 を 受 けた 金 額 に 相 当 する 額 を 長 期 前 受 金 とし 3 会 計 基 準 の 見 直 しの 主 な 内 容 (1) 借 入 金 借 入 金 制 度 を 廃 止 し 建 設 又 は 改 良 に 要 する 資 金 に 充 てるための 企 業 債 及 び 一 般 会 計 又 は 他 の 特 別 会 計 からの 長 期 借 入 金 は に 計 上 することとなりまし た に 計 上 するに 当 たり 建 設 又 は 改 良 等 に 充 てられた 企 業 債 及

More information

スライド 1

スライド 1 社 会 保 障 税 一 体 改 革 における 年 金 関 連 法 案 について 年 金 機 能 強 化 法 案 (3 月 30 日 提 出 ) 国 会 提 出 時 の 法 案 の 内 容 1 基 礎 年 金 国 庫 負 担 2 分 の1の 恒 久 化 2 受 給 資 格 期 間 の 短 縮 (25 年 10 年 ) 3 産 休 期 間 中 の 社 会 保 険 料 免 除 4 遺 族 基 礎 年 金

More information

 

  障 害 者 政 策 委 員 会 第 2 小 委 員 会 ( 第 3 回 ) 資 料 一 覧 資 料 1-1 論 点 4 15 24 条 所 得 保 障 等 ( 年 金, 諸 手 当, 経 済 的 負 担 の 軽 減 等 )について に 関 する 厚 生 労 働 省 資 料 1 資 料 1-2 論 点 4 15 24 条 所 得 保 障 等 ( 年 金, 諸 手 当, 経 済 的 負 担 の 軽 減

More information

頸 がん 予 防 措 置 の 実 施 の 推 進 のために 講 ずる 具 体 的 な 施 策 等 について 定 めることにより 子 宮 頸 がんの 確 実 な 予 防 を 図 ることを 目 的 とする ( 定 義 ) 第 二 条 この 法 律 において 子 宮 頸 がん 予 防 措 置 とは 子 宮

頸 がん 予 防 措 置 の 実 施 の 推 進 のために 講 ずる 具 体 的 な 施 策 等 について 定 めることにより 子 宮 頸 がんの 確 実 な 予 防 を 図 ることを 目 的 とする ( 定 義 ) 第 二 条 この 法 律 において 子 宮 頸 がん 予 防 措 置 とは 子 宮 子 宮 頸 がん 予 防 措 置 の 実 施 の 推 進 に 関 する 法 律 ( 案 ) 目 次 第 一 章 総 則 ( 第 一 条 第 二 条 ) 第 二 章 子 宮 頸 がん 予 防 方 針 等 ( 第 三 条 第 六 条 ) 第 三 章 子 宮 頸 がん 予 防 措 置 の 実 施 の 推 進 に 関 する 具 体 的 な 施 策 第 一 節 子 宮 頸 がん 及 び 子 宮 頸 がんの 予

More information

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 Ⅱ 国 地 方 公 共 団 体 公 共 公 益 法 人 等 の 消 費 税 Q&A ( 問 1) 免 税 期 間 における 起 債 の 償 還 元 金 に 充 てるための 補 助 金 等 の 使 途 の 特 定 Q 地 方 公 共 団 体 の 特 別 会 計 が 消 費 税 の 納 税 義 務 が 免 除 される 課 税 期 間

More information

Microsoft PowerPoint - 報告書(概要).ppt

Microsoft PowerPoint - 報告書(概要).ppt 市 町 村 における 地 方 公 務 員 制 度 改 革 に 係 る 論 点 と 意 見 について ( 概 要 ) 神 奈 川 県 市 町 村 における 地 方 公 務 員 制 度 改 革 に 係 る 検 討 会 議 について 1 テーマ 地 方 公 務 員 制 度 改 革 ( 総 務 省 地 方 公 務 員 の 労 使 関 係 制 度 に 係 る 基 本 的 な 考 え 方 )の 課 題 の 整

More information

<4D6963726F736F667420576F7264202D203032208E598BC68A8897CD82CC8DC490B68B7982D18E598BC68A8893AE82CC8A76905682C98AD682B782E993C195CA915B9275964082C98AEE82C382AD936F985E96C68B9690C582CC93C197E1915B927582CC898492B75F8E96914F955D89BF8F915F2E646F6

<4D6963726F736F667420576F7264202D203032208E598BC68A8897CD82CC8DC490B68B7982D18E598BC68A8893AE82CC8A76905682C98AD682B782E993C195CA915B9275964082C98AEE82C382AD936F985E96C68B9690C582CC93C197E1915B927582CC898492B75F8E96914F955D89BF8F915F2E646F6 様 式 租 税 特 別 措 置 等 に 係 る 政 策 の 事 前 評 価 書 1 政 策 評 価 の 対 象 とした 産 業 活 力 の 再 生 及 び 産 業 活 動 の 革 新 に 関 する 特 別 措 置 法 に 基 づく 登 録 免 租 税 特 別 措 置 等 の 名 称 許 税 の 特 例 措 置 の 延 長 ( 国 税 32)( 登 録 免 許 税 : 外 ) 2 要 望 の 内 容

More information

国立研究開発法人土木研究所の役職員の報酬・給与等について

国立研究開発法人土木研究所の役職員の報酬・給与等について 様 式 1 公 表 されるべき 事 項 国 立 研 究 開 発 法 人 土 木 研 究 所 の 役 職 員 の 報 酬 給 与 等 について 別 添 Ⅰ 役 員 報 酬 等 について 1 役 員 報 酬 についての 基 本 方 針 に 関 する 事 項 1 役 員 報 酬 の 支 給 水 準 の 設 定 についての 考 え 方 当 研 究 所 は 土 木 技 術 に 関 する 研 究 開 発 技 術

More information

別 紙 第 号 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 議 案 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 を 次 のように 定 める 平 成 26 年 2 月 日 提 出 高 知 県 知 事 尾

別 紙 第 号 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 議 案 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 を 次 のように 定 める 平 成 26 年 2 月 日 提 出 高 知 県 知 事 尾 付 議 第 3 号 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 議 案 に 係 る 意 見 聴 取 に 関 する 議 案 平 成 26 年 2 月 高 知 県 議 会 定 例 会 提 出 予 定 の 条 例 議 案 に 係 る 地 方 教 育 行 政 の 組 織 及 び 運 営 に 関 する 法 律 ( 昭 和 31 年 法 律 第 162 号 )

More information

私立大学等研究設備整備費等補助金(私立大学等

私立大学等研究設備整備費等補助金(私立大学等 私 立 大 学 等 研 究 設 備 整 備 費 等 補 助 金 ( 私 立 大 学 等 研 究 設 備 等 整 備 費 ) 交 付 要 綱 目 次 第 1 章 通 則 ( 第 1 条 - 第 4 条 ) 第 2 章 私 立 大 学 等 ( 第 5 条 - 第 15 条 ) 第 3 章 専 修 学 校 ( 第 16 条 - 第 25 条 ) 第 4 章 補 助 金 の 返 還 ( 第 26 条 ) 第

More information

(2) 支 状 況 保 育 所 ( 定 員 60 人 以 上 ) 支 状 況 は 次 とおりです 1 総 入 構 成 比 は 割 合 が88.1% 活 動 外 入 が2.1% 特 別 入 が9.8%でした 2 構 成 比 は 運 営 費 入 が80.1% 経 常 経 費 補 助 金 入 が17.8%

(2) 支 状 況 保 育 所 ( 定 員 60 人 以 上 ) 支 状 況 は 次 とおりです 1 総 入 構 成 比 は 割 合 が88.1% 活 動 外 入 が2.1% 特 別 入 が9.8%でした 2 構 成 比 は 運 営 費 入 が80.1% 経 常 経 費 補 助 金 入 が17.8% 認 可 保 育 所 経 営 析 参 考 指 標 ( 平 成 22 年 度 決 算 ) 1. 保 育 所 ( 定 員 60 人 以 上 ) (1) 機 能 性 状 況 保 育 所 ( 定 員 60 人 以 上 ) 有 効 集 対 象 3,086 施 設 機 能 性 状 況 は 次 とおりです 1 平 均 認 可 定 員 数 は108.5 人 で 利 用 率 は110.0%でした 2 在 所 児 1 人

More information

その 他 事 業 推 進 体 制 平 成 20 年 3 月 26 日 に 石 垣 島 国 営 土 地 改 良 事 業 推 進 協 議 会 を 設 立 し 事 業 を 推 進 ( 構 成 : 石 垣 市 石 垣 市 議 会 石 垣 島 土 地 改 良 区 石 垣 市 農 業 委 員 会 沖 縄 県 農

その 他 事 業 推 進 体 制 平 成 20 年 3 月 26 日 に 石 垣 島 国 営 土 地 改 良 事 業 推 進 協 議 会 を 設 立 し 事 業 を 推 進 ( 構 成 : 石 垣 市 石 垣 市 議 会 石 垣 島 土 地 改 良 区 石 垣 市 農 業 委 員 会 沖 縄 県 農 国 営 かんがい 排 水 事 業 石 垣 島 地 区 事 業 の 概 要 本 事 業 は 沖 縄 本 島 から 南 西 約 400kmにある 石 垣 島 に 位 置 する 石 垣 市 の4,338haの 農 業 地 帯 において 農 業 用 水 の 安 定 供 給 を 図 るため 農 業 水 利 施 設 の 改 修 整 備 を 行 うものである 事 業 の 目 的 必 要 性 本 地 区 は さとうきびを

More information

●幼児教育振興法案

●幼児教育振興法案 第 一 九 〇 回 衆 第 五 〇 号 幼 児 教 育 振 興 法 案 目 次 前 文 第 一 章 総 則 ( 第 一 条 - 第 八 条 ) 第 二 章 幼 児 教 育 振 興 基 本 方 針 等 ( 第 九 条 第 十 条 ) 第 三 章 基 本 的 施 策 ( 第 十 一 条 - 第 十 七 条 ) 附 則 幼 児 期 において 人 は その 保 護 者 や 周 囲 の 大 人 との 愛 情

More information

<819A955D89BF92B28F91816989638BC690ED97AA8EBA81418FA48BC682CC8A8890AB89BB816A32322E786C7378>

<819A955D89BF92B28F91816989638BC690ED97AA8EBA81418FA48BC682CC8A8890AB89BB816A32322E786C7378> 平 成 27 年 度 施 策 評 価 調 書 施 策 の 名 称 等 整 理 番 号 22 評 価 担 当 課 営 業 戦 略 課 職 氏 名 施 策 名 ( 基 本 事 業 ) 商 業 の 活 性 化 総 合 計 画 の 位 置 づけ 基 本 目 主 要 施 策 4 想 像 力 と 活 力 にあふれたまちづくり 商 業 の 振 興 2 施 策 の 現 状 分 析 と 意 図 施 策 の 対 象 意

More information

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 ( 単 位 : ) 6 級 7 級 8 級 1 号 給 の 給 料 月 額 135,6 185,8 222,9 261,9 289,2 32,6 366,2 41

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 ( 単 位 : ) 6 級 7 級 8 級 1 号 給 の 給 料 月 額 135,6 185,8 222,9 261,9 289,2 32,6 366,2 41 の 給 与 定 員 管 理 等 について 1 総 括 (1) 件 費 の 状 況 ( 普 通 会 計 決 算 ) 住 民 基 本 台 帳 口 歳 出 額 実 質 収 支 件 費 件 費 率 ( 参 考 ) (23 年 度 末 ) A B B/A 22 年 度 の 件 費 率 23 年 度 93,8 33,985,381 9,329 5,769,881 17. 17.8 (2) 職 員 給 与 費 の

More information

3 職 員 の 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 ( ベース) 43.7 歳 32,743 353,826 341,321

3 職 員 の 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 ( ベース) 43.7 歳 32,743 353,826 341,321 平 成 24 年 度 職 員 の 給 与 定 員 管 理 等 について 1 総 括 (1) 件 費 の 状 況 ( 普 通 会 計 決 算 ) 住 民 基 本 台 帳 口 歳 出 額 実 質 収 支 件 費 件 費 率 ( 参 考 ) (23 年 度 末 ) A B B/A 22 年 度 の 件 費 率 千 千 千 23 年 度 16,465 1,969,859 183,816 2,34,765 21.3

More information

16 日本学生支援機構

16 日本学生支援機構 様 式 1 公 表 されるべき 事 項 独 立 行 政 法 人 日 本 学 生 支 援 機 構 ( 法 人 番 号 7020005004962)の 役 職 員 の 報 酬 給 与 等 について Ⅰ 役 員 報 酬 等 について 1 役 員 報 酬 についての 基 本 方 針 に 関 する 事 項 1 役 員 報 酬 の 支 給 水 準 の 設 定 についての 考 え 方 日 本 学 生 支 援 機

More information

(4) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 国 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている.

(4) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 国 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている. 別 紙 高 山 村 の 給 与 定 員 管 理 等 について 総 括 () 件 費 の 状 況 ( 普 通 会 計 決 算 ) 住 民 基 本 台 帳 口 歳 出 額 実 質 収 支 件 費 件 費 率 ( 参 考 ) (26 年 月 日 ) A B B/A 24 年 度 の 件 費 率 年 度 千 千 千 2,9 2,64,628 6,8 467,928 8. 2.4 (2) 職 員 給 与 費

More information

192 1925 193 1935 194 1945 195 1955 196 1965 197 1975 198 1985 199 1995 2 25 21 215 22 225 23 235 24 245 25 255 26 Ⅰ 人 口 の 現 状 分 析 Ⅰ 人 口 の 現 状 分 析 1 人

192 1925 193 1935 194 1945 195 1955 196 1965 197 1975 198 1985 199 1995 2 25 21 215 22 225 23 235 24 245 25 255 26 Ⅰ 人 口 の 現 状 分 析 Ⅰ 人 口 の 現 状 分 析 1 人 北 海 道 人 口 ビジョン 骨 子 全 体 構 成 Ⅰ 人 口 の 現 状 分 析 1 人 口 動 向 分 析 (1) 時 系 列 による 人 口 動 向 分 析 1 年 齢 3 区 分 別 人 口 の 推 移 と 将 来 推 計 2 自 然 増 減 ( 出 生 死 亡 )の 推 移 (ⅰ) 出 生 数 死 亡 数 の 推 移 (ⅱ) 出 生 数 合 計 特 殊 出 生 率 の 推 移 3 社 会

More information

○ 愛 知 県 都 市 職 員 共 済 組 合 職 員 の 育 児 休 業 等 に 関 する 規 則 ( 平 成 22 年 10 月 1 日 ) 平 成 22 年 規 則 第 9 号 改 正 平 成 22 年 11 月 30 日 規 則 第 11 号 愛 知 県 都 市 職 員 共 済 組 合 職 員 の 育 児 休 業 等 に 関 する 規 則 ( 平 成 10 年 愛 知 県 都 市 職 員 共 済

More information

<6D33335F976C8EAE825081698CF6955C9770816A2E786C73>

<6D33335F976C8EAE825081698CF6955C9770816A2E786C73> 国 立 大 学 法 人 新 潟 大 学 の 役 職 員 の 報 酬 給 与 等 について Ⅰ 役 員 報 酬 等 について 1 役 員 報 酬 についての 基 本 方 針 に 関 する 事 項 1 平 成 18 年 度 における 役 員 報 酬 についての 業 績 反 映 のさせ 方 本 学 が 定 める 役 員 に 支 給 する 期 末 特 別 手 当 (ボーナス)において, 役 員 の 本 給

More information

財政再計算結果_色変更.indd

財政再計算結果_色変更.indd 私 たちの 共 済 年 金 財 政 再 計 算 結 果 と 新 保 険 料 率 について 組 合 員 の 皆 さまに これまでリーフレットなどでお 知 らせしてきましたように 本 年 は 組 合 員 の 皆 さまが 加 入 している 共 済 年 金 で5 年 に 一 度 の 財 政 再 計 算 を 行 う 年 になっています 去 る5 月 27 日 に 財 務 省 から 財 政 再 計 算 に 関

More information

Microsoft Word - H24様式(那珂市版).doc

Microsoft Word - H24様式(那珂市版).doc 1 総 括 (1) 件 費 の 状 況 ( 普 通 会 計 決 算 ) (2) 職 員 給 与 費 の 状 況 ( 普 通 会 計 決 算 ) (3) 特 記 事 項 (4) ラスパイレス 指 数 の 状 況 2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 3 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均

More information

別紙3

別紙3 美 濃 加 茂 市 の 給 与 定 員 管 理 等 について 1 総 括 (1) 人 件 費 の 状 況 ( 普 通 会 計 決 算 ) 区 分 住 民 基 本 台 帳 人 口 (24 年 度 末 ) 歳 出 額 A 実 質 収 支 人 件 費 B 人 件 費 率 B/A ( 参 考 ) 23 年 度 の 人 件 費 率 24 年 度 55,018 人 17,404,089 1,057,991 2,446,300

More information

職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 年 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 福 岡 県 技 能 労 務 職 歳 1,19,98 9,9 歳 8,

職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 年 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 福 岡 県 技 能 労 務 職 歳 1,19,98 9,9 歳 8, 1 総 括 (1) 件 費 の 状 況 ( 普 通 会 計 決 算 ) 住 民 基 本 台 帳 口 の 給 与 定 員 管 理 等 について 歳 出 額 実 質 収 支 件 費 件 費 率 ( 参 考 ) ( 年 度 末 ) A B B/A 年 度 の 件 費 率 年 度,,1,9 1, 9,9 1.1 1. 件 費 には 村 長 副 村 長 教 育 長 の 給 与 議 会 議 員 各 種 委 員

More information

<6E32355F8D918DDB8BA697CD8BE28D C8EAE312E786C73>

<6E32355F8D918DDB8BA697CD8BE28D C8EAE312E786C73> 株 式 会 社 国 際 協 力 銀 行 の 役 職 員 の 報 酬 給 与 等 について Ⅰ 役 員 報 酬 等 について 1 役 員 報 酬 についての 基 本 方 針 に 関 する 事 項 1 平 成 25 における 役 員 報 酬 についての 業 績 反 映 のさせ 方 国 会 で 認 められた 予 算 に 従 い 国 家 公 務 員 指 定 職 に 準 じた 水 準 としている なお 役 員

More information

平成16年年金制度改正 ~年金の昔・今・未来を考える~

平成16年年金制度改正 ~年金の昔・今・未来を考える~ 第 2 回 社 会 保 険 料 労 働 保 険 料 の 賦 課 対 象 となる 報 酬 等 の 範 囲 に 関 する 検 討 会 平 成 24 年 9 月 20 日 資 料 1 通 勤 手 当 について 1 これまでの 通 勤 に 要 する 費 用 に 関 する 考 え 方 では 通 勤 手 当 の 金 額 が 実 費 弁 償 的 に 算 定 される 場 合 でも それは 通 常 使 用 者 が 負

More information

資料2 利用者負担(保育費用)

資料2 利用者負担(保育費用) 新 制 度 の 保 育 料 ( 利 用 者 負 担 額 )について 資 料 2 新 制 度 における 保 育 料 については 子 ども 子 育 て 支 援 法 に 基 づき 現 行 の 保 育 制 度 と 同 様 世 帯 の 所 得 の 状 況 その 他 の 事 情 を 勘 案 し 国 が 定 める 水 準 を 上 限 として 市 町 村 が 定 めることになりま す 国 が 定 める 水 準 については

More information

別紙3

別紙3 別 紙 3 1 総 括 平 成 26 年 度 栃 木 市 の 給 与 定 員 管 理 等 に つ い て (1) 件 費 の 状 況 ( 普 通 会 計 決 算 ) 区 分 住 民 基 本 台 帳 口 歳 出 額 実 質 収 支 件 費 件 費 率 ( 参 考 ) (26 年 1 月 1 日 ) A B B / A 24 年 度 の 件 費 率 % % 25 年 度 146,544 56,331,297

More information

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 ( 単 位 : ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 135,600 185,800 222,900 261,900 289,200 320,600

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 ( 単 位 : ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 135,600 185,800 222,900 261,900 289,200 320,600 本 巣 市 の 給 与 定 員 管 理 等 について 1 総 括 (1) 件 費 の 状 況 ( 普 通 会 計 決 算 ) 21 年 度 住 民 基 本 台 帳 口 (21 年 度 末 ) (A) (B) 35,523 歳 出 額 14,360,892 実 質 収 支 件 費 999,985 2,521,801 件 費 率 ( 参 考 ) B/A 17.6 20 年 度 の 件 費 率 18.8

More information

3 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 (23 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 平 均 給 与 月 額

3 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 (23 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 平 均 給 与 月 額 白 鷹 町 の 給 与 定 員 管 理 等 について( 平 成 23 年 度 ) 1 総 括 (1) 件 費 の 状 況 ( 普 通 会 計 決 算 ) 住 民 基 本 台 帳 口 歳 出 額 実 質 収 支 件 費 件 費 率 ( 参 考 ) (22 年 度 末 ) A H22 年 度 15,653 7,495,399 471,366 1,214,22 16.1 B B/A H21 年 度 の 件

More information

スライド 1

スライド 1 公 的 年 金 制 度 の 健 全 性 及 び 信 頼 性 の 確 保 のための 厚 生 年 金 保 険 法 等 の 一 部 を 改 正 する 法 律 について 厚 生 労 働 省 年 金 局 公 的 年 金 制 度 の 健 全 性 及 び 信 頼 性 の 確 保 のための 厚 生 年 金 保 険 法 等 の 一 部 を 改 正 する 法 律 ( 平 成 25 年 法 律 第 63 号 )の 概 要

More information

添 付 資 料 の 目 次 1. 当 四 半 期 決 算 に 関 する 定 性 的 情 報 2 (1) 経 営 成 績 に 関 する 説 明 2 (2) 財 政 状 態 に 関 する 説 明 2 (3) 連 結 業 績 予 想 などの 将 来 予 測 情 報 に 関 する 説 明 2 2.サマリー 情 報 ( 注 記 事 項 )に 関 する 事 項 3 (1) 当 四 半 期 連 結 累 計 期 間

More information

<4D6963726F736F667420576F7264202D208E52979C8CA78E598BC68F5790CF91A390698F9590AC8BE08CF0957497768D6A2E646F6378>

<4D6963726F736F667420576F7264202D208E52979C8CA78E598BC68F5790CF91A390698F9590AC8BE08CF0957497768D6A2E646F6378> 山 梨 県 産 業 集 積 促 進 助 成 金 交 付 要 綱 ( 通 則 ) 第 1 条 山 梨 県 産 業 集 積 促 進 助 成 金 ( 以 下 助 成 金 という )の 交 付 については 山 梨 県 補 助 金 等 交 付 規 則 ( 昭 和 36 年 山 梨 県 規 則 第 25 号 以 下 規 則 という )に 定 め るところによるほか この 要 綱 に 定 めるところによる ( 目

More information

2 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 平 均 給 与

2 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 平 均 給 与 の 給 与 定 員 管 理 等 について 1 総 括 (1) 件 費 の 状 況 ( 普 通 会 計 決 算 ) 住 民 基 本 台 帳 口 歳 出 額 A 実 質 収 支 件 費 B (21 年 度 末 ) 21 年 度 58,068 22,793,598 272,455 4,911,157 件 費 率 B/A % 21.5 ( 参 考 ) 20 年 度 の 件 費 率 % 24.8 (2) 職

More information

経 常 収 支 差 引 額 の 状 況 平 成 22 年 度 平 成 21 年 度 対 前 年 度 比 較 経 常 収 支 差 引 額 4,154 億 円 5,234 億 円 1,080 億 円 改 善 赤 字 組 合 の 赤 字 総 額 4,836 億 円 5,636 億 円 800 億 円 減

経 常 収 支 差 引 額 の 状 況 平 成 22 年 度 平 成 21 年 度 対 前 年 度 比 較 経 常 収 支 差 引 額 4,154 億 円 5,234 億 円 1,080 億 円 改 善 赤 字 組 合 の 赤 字 総 額 4,836 億 円 5,636 億 円 800 億 円 減 平 成 22 年 度 健 保 組 合 決 算 見 込 の 概 要 平 成 23 年 9 月 8 日 健 康 保 険 組 合 連 合 会 問 い 合 わせ 先 : 健 保 連 企 画 部 調 査 分 析 グループ :03-3403-0926 本 概 要 は 平 成 23 年 3 月 末 に 存 在 した 1,458 組 合 の 22 年 度 決 算 見 込 状 況 を 集 計 した 結 果 をまとめたものである

More information

(5) 給 与 改 定 の 状 況 事 委 員 会 の 設 置 なし 1 月 例 給 事 委 員 会 の 勧 告 民 間 給 与 公 務 員 給 与 較 差 勧 告 A B A-B ( 改 定 率 ) 給 与 改 定 率 ( 参 考 ) 国 の 改 定 率 24 年 度 円 円 円 円 ( ) 改

(5) 給 与 改 定 の 状 況 事 委 員 会 の 設 置 なし 1 月 例 給 事 委 員 会 の 勧 告 民 間 給 与 公 務 員 給 与 較 差 勧 告 A B A-B ( 改 定 率 ) 給 与 改 定 率 ( 参 考 ) 国 の 改 定 率 24 年 度 円 円 円 円 ( ) 改 柳 井 市 の 給 与 定 員 管 理 等 について 1 総 括 (1) 件 費 の 状 況 ( 普 通 会 計 決 算 ) 住 民 基 本 台 帳 口 (23 年 度 末 ) 歳 出 額 A 実 質 収 支 件 費 B 件 費 率 B/A ( 参 考 ) 22 年 度 の 件 費 率 23 年 度 34,890 16,214,109 468,464 2,650,321 16.3 16.5 (2)

More information

(2)大学・学部・研究科等の理念・目的が、大学構成員(教職員および学生)に周知され、社会に公表されているか

(2)大学・学部・研究科等の理念・目的が、大学構成員(教職員および学生)に周知され、社会に公表されているか 平 成 23 年 度 自 己 報 告 書 1 理 念 目 的 (1) 大 学 学 部 研 究 科 等 の 理 念 目 的 は 適 切 に 設 定 されているか 平 成 19 年 6 月 に の 目 標 として 大 学 の 発 展 に 貢 献 する 力 のある 組 織 とい う 共 通 の 目 標 を 掲 げ この 目 標 を 常 に 念 頭 に 置 きながら 日 々の 業 務 に 当 たっている さらに

More information

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 23 年 4 月 1 日 現 在 ) ( 単 位 : ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 8 級 1 号 給 の 給 料 月 額 135,6 161,7 222,9 261,9 289,2 32,6 366,2 41

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 23 年 4 月 1 日 現 在 ) ( 単 位 : ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 8 級 1 号 給 の 給 料 月 額 135,6 161,7 222,9 261,9 289,2 32,6 366,2 41 の 給 与 定 員 管 理 等 について 1 総 括 (1) 件 費 の 状 況 ( 普 通 会 計 決 算 ) 住 民 基 本 台 帳 口 歳 出 額 実 質 収 支 件 費 件 費 率 ( 参 考 ) (22 年 度 末 ) A B B/A 21 年 度 の 件 費 率 22 年 度 158,172 44,66,25 1,13,136 7,281,69 16.3 16.7 (2) 職 員 給 与

More information

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 23 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 ( 単 位 : ) 6 級 7 級 8 級 135,600 185,800 222,900 2

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 23 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 ( 単 位 : ) 6 級 7 級 8 級 135,600 185,800 222,900 2 日 田 市 の 給 与 定 員 管 理 等 について 1 総 括 (1) 人 件 費 の 状 況 ( 普 通 会 計 決 算 ) 区 分 住 民 基 本 台 帳 人 口 歳 出 額 実 質 収 支 人 件 費 人 件 費 率 ( 参 考 ) 年 度 (22 年 度 末 ) A B B/A 21 年 度 の 人 件 費 率 22 71,889 39,061,738 人 % % 1,444,329 6,050,275

More information

Taro-条文.jtd

Taro-条文.jtd - 1 - 部 正 昭 和 部 正 目 ん 養 涵 養 ロ ん ロ 護 在 面 積 並 削 共 化 委 託 共 化 病 害 虫 駆 除 予 防 他 護 削 3 域 各 掲 げ ほ 全 努 - 2 - む ね 道 開 設 良 安 設 削 他 護 削 委 託 促 進 削 病 害 虫 駆 除 予 防 火 災 予 防 他 護 削 - 3 - 応 じ 6 案 作 学 識 験 意 聴 3 各 掲 げ ほ 掲 げ

More information

別 表 1 土 地 建 物 提 案 型 の 供 給 計 画 に 関 する 評 価 項 目 と 評 価 点 数 表 項 目 区 分 評 価 内 容 と 点 数 一 般 評 価 項 目 100 1 立 地 条 件 (1) 交 通 利 便 性 ( 徒 歩 =80m/1 分 ) 25 (2) 生 活 利 便

別 表 1 土 地 建 物 提 案 型 の 供 給 計 画 に 関 する 評 価 項 目 と 評 価 点 数 表 項 目 区 分 評 価 内 容 と 点 数 一 般 評 価 項 目 100 1 立 地 条 件 (1) 交 通 利 便 性 ( 徒 歩 =80m/1 分 ) 25 (2) 生 活 利 便 石 巻 市 公 募 型 買 取 市 営 住 宅 の 供 給 計 画 に 関 する 選 定 基 準 制 定 平 成 24 年 10 月 10 日 改 正 平 成 25 年 5 月 1 日 改 正 平 成 26 年 7 月 8 日 改 正 平 成 27 年 12 月 4 日 改 正 平 成 28 年 6 月 27 日 第 1 目 的 この 基 準 は 石 巻 市 公 募 型 買 取 市 営 住 宅 制

More information

●電力自由化推進法案

●電力自由化推進法案 第 一 八 五 回 参 第 二 号 電 力 自 由 化 推 進 法 案 目 次 第 一 章 総 則 ( 第 一 条 - 第 三 条 ) 第 二 章 電 力 自 由 化 の 基 本 方 針 ( 第 四 条 - 第 九 条 ) 第 三 章 電 力 自 由 化 推 進 本 部 ( 第 十 条 - 第 十 九 条 ) 附 則 第 一 章 総 則 ( 目 的 ) 第 一 条 この 法 律 は 平 成 二 十

More information

Taro-08国立大学法人宮崎大学授業

Taro-08国立大学法人宮崎大学授業 国 立 大 学 法 人 宮 崎 大 学 授 業 料 その 他 の 費 用 に 関 する 規 程 平 成 19 年 3 月 30 日 制 定 改 正 平 成 19 年 9 月 10 日 平 成 20 年 3 月 25 日 平 成 21 年 1 月 29 日 平 成 21 年 9 月 3 日 平 成 21 年 11 月 27 日 平 成 23 年 3 月 30 日 ( 趣 旨 ) 第 1 条 この 規

More information

職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 (5 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 区 類 団 府 分 似 体 平 均 年 齢

職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 (5 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 区 類 団 府 分 似 体 平 均 年 齢 1 総 括 (1) 件 費 の 状 況 ( 普 通 会 計 決 算 ) 4 年 度 住 民 基 本 台 帳 口 ( 平 成 5 年 3 月 31 日 ) 1, 歳 出 額 5,95,3 A の 給 与 定 員 管 理 等 について 実 質 収 支 件 費 件 費 率 ( 参 考 ) B B/A 3 年 度 の 件 費 率 1,4 1,3,9.9 7. () 職 員 給 与 費 の 状 況 ( 普 通

More information

社 会 保 障 税 一 体 改 革 ( 年 金 分 野 )の 経 緯 社 会 保 障 税 一 体 改 革 大 綱 (2 月 17 日 閣 議 決 定 ) 国 年 法 等 改 正 法 案 (2 月 10 日 提 出 ) 法 案 を 提 出 する または 法 案 提 出 を 検 討 する と された 事

社 会 保 障 税 一 体 改 革 ( 年 金 分 野 )の 経 緯 社 会 保 障 税 一 体 改 革 大 綱 (2 月 17 日 閣 議 決 定 ) 国 年 法 等 改 正 法 案 (2 月 10 日 提 出 ) 法 案 を 提 出 する または 法 案 提 出 を 検 討 する と された 事 資 料 5 これまでの 取 組 状 況 と 今 後 の 課 題 ( 年 金 分 野 ) 平 成 24 年 12 月 7 日 神 野 委 員 提 出 資 料 社 会 保 障 税 一 体 改 革 ( 年 金 分 野 )の 経 緯 社 会 保 障 税 一 体 改 革 大 綱 (2 月 17 日 閣 議 決 定 ) 国 年 法 等 改 正 法 案 (2 月 10 日 提 出 ) 法 案 を 提 出 する または

More information

1.H26年エイズ発生動向年報ー概要

1.H26年エイズ発生動向年報ー概要 Ⅰ. 平 成 26(2014) 年 エイズ 発 生 動 向 概 要 厚 生 労 働 省 エイズ 動 向 委 員 会 エイズ 動 向 委 員 会 は 3 ヶ 月 ごとに 委 員 会 を 開 催 し 都 道 府 県 等 からの 報 告 に 基 づき 日 本 国 内 の 患 者 発 生 動 向 を 把 握 し 公 表 している 本 稿 では 平 成 26(2014) 年 1 年 間 の 発 生 動 向 の

More information

1 予 算 の 姿 ( 平 成 25 当 初 予 算 ) 長 野 県 財 政 の 状 況 H25.11.15 現 在 長 野 県 の 予 算 を 歳 入 面 から 見 ると 自 主 財 源 の 根 幹 である 県 税 が 全 体 の5 分 の1 程 度 しかなく 地 方 交 付 税 や 国 庫 支

1 予 算 の 姿 ( 平 成 25 当 初 予 算 ) 長 野 県 財 政 の 状 況 H25.11.15 現 在 長 野 県 の 予 算 を 歳 入 面 から 見 ると 自 主 財 源 の 根 幹 である 県 税 が 全 体 の5 分 の1 程 度 しかなく 地 方 交 付 税 や 国 庫 支 長 野 県 における 行 政 財 政 改 革 の 取 組 について 参 考 資 料 3 1 行 政 財 政 改 革 を 推 進 するための 計 画 1 財 政 改 革 推 進 プログラム(H14~H18 ) 2 長 野 県 行 財 政 改 革 プラン(H19~H23 ) 3 長 野 県 行 政 財 政 改 革 方 針 (H24~H28 ) 事 務 事 業 の 見 直 し 民 間 委 託 など 外 部

More information

<4D6963726F736F667420506F776572506F696E74202D208CE38AFA8D8297EE8ED288E397C390A7937882CC8A549776816998568AE98EBA8DEC90AC816A2E707074>

<4D6963726F736F667420506F776572506F696E74202D208CE38AFA8D8297EE8ED288E397C390A7937882CC8A549776816998568AE98EBA8DEC90AC816A2E707074> 第 1 回 社 会 保 障 審 議 会 後 期 高 齢 者 医 療 の 在 り 方 に 関 する 特 別 部 会 平 成 1 8 年 1 0 月 5 日 資 料 2-1 後 期 高 齢 者 医 療 制 度 の 概 要 現 行 の 医 療 保 険 制 度 の 基 本 構 造 老 人 保 健 制 度 75 歳 65 歳 国 保 老 人 保 健 制 度 退 職 者 医 療 制 度 75 歳 以 上 の 人

More information

とする この 場 合 育 児 休 業 中 の 期 限 付 職 員 が 雇 用 契 約 を 更 新 するに 当 たり 引 き 続 き 育 児 休 業 を 希 望 する 場 合 には 更 新 された 雇 用 契 約 期 間 の 初 日 を 育 児 休 業 開 始 予 定 日 として 育 児 休 業 申

とする この 場 合 育 児 休 業 中 の 期 限 付 職 員 が 雇 用 契 約 を 更 新 するに 当 たり 引 き 続 き 育 児 休 業 を 希 望 する 場 合 には 更 新 された 雇 用 契 約 期 間 の 初 日 を 育 児 休 業 開 始 予 定 日 として 育 児 休 業 申 社 会 福 祉 法 人 同 仁 会 育 児 休 業 等 に 関 する 規 則 ( 目 的 ) 第 1 条 この 規 則 は 社 会 福 祉 法 人 同 仁 会 就 業 規 則 ( 以 下 就 業 規 則 という ) 第 34 条 第 2 項 の 規 定 に 基 づき 職 員 の 育 児 休 業 育 児 のための 所 定 外 労 働 の 免 除 時 間 外 労 働 及 び 深 夜 業 の 制 限 並

More information

https://www.takara-dic-net.jp/xeditor_ne/xeditor_web/html_gene.

https://www.takara-dic-net.jp/xeditor_ne/xeditor_web/html_gene. 平 成 23 年 3 月 期 第 1 四 半 期 決 算 短 信 日 本 基 準 ( 連 結 ) 平 成 22 年 8 月 11 日 上 場 会 社 名 松 井 建 設 株 式 会 社 上 場 取 引 所 東 コ ー ド 番 号 1810 URL http://www.matsui-ken.co.jp/ 代 表 者 ( 役 職 名 ) 取 締 役 社 長 ( 氏 名 ) 松 井 隆 弘 ( 役 職

More information

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 24 年 4 月 1 日 現 在 ) ( 単 位 : ) 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 1 級 135,6 243,7 2 級 185,8 37,8 3 級 4 級 222,9 354,7 ( 注 )

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 24 年 4 月 1 日 現 在 ) ( 単 位 : ) 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 1 級 135,6 243,7 2 級 185,8 37,8 3 級 4 級 222,9 354,7 ( 注 ) の 給 与 定 員 管 理 等 について 1 総 括 (1) 件 費 の 状 況 ( 普 通 会 計 決 算 ) 住 民 基 本 台 帳 口 平 成 23 年 度 (23 年 度 末 ) 31,244 歳 出 額 A 実 質 収 支 件 費 件 費 率 B/A 千 千 千 21,46,642 97,678 2,698,812 B 12.6 ( 参 考 ) 前 年 度 の 件 費 率 13.1 (2)

More information

(4) ラスパイレス 指 数 の 状 況 110 105 100 (H20.4.1) 96.7 (H25.4.1) (H25.7.1) 106.4 106.2 (H25.4.1), 105.2 (H25.4.1) 参 考 値 98.3 (H25.7.1) 103.1 (H20.4.1) (H25.4

(4) ラスパイレス 指 数 の 状 況 110 105 100 (H20.4.1) 96.7 (H25.4.1) (H25.7.1) 106.4 106.2 (H25.4.1), 105.2 (H25.4.1) 参 考 値 98.3 (H25.7.1) 103.1 (H20.4.1) (H25.4 鉾 田 市 の 給 与 定 員 管 理 等 について 1 総 括 (1) 人 件 費 の 状 況 ( 普 通 会 計 決 算 ) 区 分 住 民 基 本 台 帳 人 口 歳 出 額 人 件 費 人 件 費 率 ( 参 考 )23 年 実 質 収 支 (24 年 度 末 ) A B B/A 度 の 人 件 費 率 人 千 千 千 % 24 年 度 51,778 20,041,814 1,173,725

More information

目 次 高 山 市 連 結 財 務 諸 表 について 1 連 結 貸 借 対 照 表 2 連 結 行 政 コスト 計 算 書 4 連 結 純 資 産 変 動 計 算 書 6 連 結 資 金 収 支 計 算 書 7

目 次 高 山 市 連 結 財 務 諸 表 について 1 連 結 貸 借 対 照 表 2 連 結 行 政 コスト 計 算 書 4 連 結 純 資 産 変 動 計 算 書 6 連 結 資 金 収 支 計 算 書 7 平 成 22 年 度 高 山 市 貸 借 対 照 表 ( 連 結 ) 行 政 コスト 計 算 書 ( 連 結 ) 純 資 産 変 動 計 算 書 ( 連 結 ) 資 金 収 支 計 算 書 ( 連 結 ) 平 成 24 年 3 月 岐 阜 県 高 山 市 目 次 高 山 市 連 結 財 務 諸 表 について 1 連 結 貸 借 対 照 表 2 連 結 行 政 コスト 計 算 書 4 連 結 純 資

More information

(5) 給 与 改 定 の 状 況 には 事 委 員 会 が 設 置 されていないため 勧 告 はありません 1 月 例 給 民 間 給 与 公 務 員 給 与 A B 24 年 度 事 委 員 会 の 勧 告 ( 参 考 ) 較 差 勧 告 給 与 改 定 率 国 の 改 定 率 AB ( 改 定

(5) 給 与 改 定 の 状 況 には 事 委 員 会 が 設 置 されていないため 勧 告 はありません 1 月 例 給 民 間 給 与 公 務 員 給 与 A B 24 年 度 事 委 員 会 の 勧 告 ( 参 考 ) 較 差 勧 告 給 与 改 定 率 国 の 改 定 率 AB ( 改 定 別 紙 3 1 総 括 (1) 件 費 の 状 況 ( 普 通 会 計 決 算 ) の 給 与 定 員 管 理 等 について 住 民 基 本 台 帳 口 歳 出 額 実 質 収 支 件 費 件 費 率 ( 参 考 ) (23 年 度 末 ) A B B/A 22 年 度 の 件 費 率 23 年 度 千 千 千 46,445 2,239,554 454,172 3,386,243 16.73 15.69

More information

Microsoft Word - 101 第1章 定款.doc

Microsoft Word - 101 第1章 定款.doc 第 1 章 定 款 規 約 山 梨 県 土 地 改 良 事 業 団 体 連 合 会 定 款 昭 和 33 年 8 月 1 日 制 定 昭 和 33 年 10 月 9 日 認 可 第 1 章 総 則 ( 目 的 ) 第 1 条 この 会 は 土 地 改 良 事 業 を 行 う 者 ( 国 県 及 び 土 地 改 良 法 第 95 条 第 1 項 の 規 定 により 土 地 改 良 事 業 を 行 う

More information

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) ( 単 位 : ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 135,6 243,7 185,8 222,9 261,9

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) ( 単 位 : ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 135,6 243,7 185,8 222,9 261,9 木 津 川 市 の 給 与 定 員 管 理 等 について 1 総 括 (1) 件 費 の 状 況 ( 普 通 会 計 決 算 ) 住 民 基 本 台 帳 口 歳 出 額 実 質 収 支 件 費 件 費 率 ( 参 考 ) ( 平 成 21 年 度 末 ) A B B/A 2 年 度 の 件 費 率 年 度 21 69,31 26,452,32 316,21 4,13,296 15.5 17.9 (2)

More information

第 7 条 職 員 の 給 与 に 関 する 規 程 ( 以 下 給 与 規 程 という ) 第 21 条 第 1 項 に 規 定 す るそれぞれの 基 準 日 に 育 児 休 業 している 職 員 のうち 基 準 日 以 前 6 月 以 内 の 期 間 にお いて 在 職 した 期 間 がある 職

第 7 条 職 員 の 給 与 に 関 する 規 程 ( 以 下 給 与 規 程 という ) 第 21 条 第 1 項 に 規 定 す るそれぞれの 基 準 日 に 育 児 休 業 している 職 員 のうち 基 準 日 以 前 6 月 以 内 の 期 間 にお いて 在 職 した 期 間 がある 職 公 益 社 団 法 人 全 国 市 有 物 件 災 害 共 済 会 職 員 の 育 児 休 業 介 護 休 業 等 に 関 する 規 程 平 成 24 年 10 月 15 日 制 定 平 成 25 年 10 月 21 日 一 部 改 正 平 成 26 年 4 月 1 日 一 部 改 正 第 1 章 目 的 ( 趣 旨 ) 第 1 条 この 規 程 は 職 員 就 業 規 則 ( 以 下 規 則 という

More information

経 常 収 支 差 引 額 等 の 状 況 平 成 26 年 度 予 算 早 期 集 計 平 成 25 年 度 予 算 対 前 年 度 比 較 経 常 収 支 差 引 額 3,689 億 円 4,597 億 円 908 億 円 減 少 赤 字 組 合 数 1,114 組 合 1,180 組 合 66

経 常 収 支 差 引 額 等 の 状 況 平 成 26 年 度 予 算 早 期 集 計 平 成 25 年 度 予 算 対 前 年 度 比 較 経 常 収 支 差 引 額 3,689 億 円 4,597 億 円 908 億 円 減 少 赤 字 組 合 数 1,114 組 合 1,180 組 合 66 平 成 26 年 度 健 保 組 合 予 算 早 期 集 計 結 果 の 概 要 平 成 26 年 4 月 18 日 健 康 保 険 組 合 連 合 会 問 い 合 わせ 先 : 健 保 連 企 画 部 調 査 分 析 グループ :03-3403-0926 本 概 要 は 平 成 26 年 度 における 健 保 組 合 の 財 政 状 況 等 を 早 期 に 把 握 するため 26 年 度 予 算

More information

<31352095DB8CAF97BF97A6955C2E786C73>

<31352095DB8CAF97BF97A6955C2E786C73> 標 準 報 酬 月 額 等 級 表 ( 厚 生 年 金 ) 標 準 報 酬 報 酬 月 額 厚 生 年 金 保 険 料 厚 生 年 金 保 険 料 率 14.642% ( 平 成 18 年 9 月 ~ 平 成 19 年 8 月 ) 等 級 月 額 全 額 ( 円 ) 折 半 額 ( 円 ) 円 以 上 円 未 満 1 98,000 ~ 101,000 14,349.16 7,174.58 2 104,000

More information

退職手当とは

退職手当とは 第 3 退 職 手 当 について 1 退 職 手 当 とは 退 職 手 当 は 教 職 員 が 退 職 ( 又 は 死 亡 )した 場 合 に その 者 又 は 遺 族 に 一 時 金 として 支 給 される 給 与 で 給 料 の 補 充 的 な 性 格 をもつ 他 の 手 当 とは 異 なり 勤 続 報 償 的 な 性 格 を 有 する 手 当 であ って その 取 扱 いは 教 職 員 及 び

More information

Q5 育 児 休 業 を 請 求 する 際 の 事 務 手 続 は? A5 育 児 休 業 を 請 求 しようとする 職 員 は, 育 児 休 業 承 認 請 求 書 ( 様 式 第 1 号 )に 子 の 氏 名 や 請 求 する 期 間 等 を 記 入 し, 育 児 休 業 を 始 めようとする1

Q5 育 児 休 業 を 請 求 する 際 の 事 務 手 続 は? A5 育 児 休 業 を 請 求 しようとする 職 員 は, 育 児 休 業 承 認 請 求 書 ( 様 式 第 1 号 )に 子 の 氏 名 や 請 求 する 期 間 等 を 記 入 し, 育 児 休 業 を 始 めようとする1 1 育 児 休 業 について Q1 育 児 休 業 とはどのような 制 度 ですか? A1 子 が 満 3 歳 に 達 する 日 まで, 一 定 の 要 件 を 満 たした 職 員 が 任 命 権 者 ( 宮 城 県 教 育 委 員 会 )の 承 認 を 受 けて,その3 歳 に 満 たない 子 を 養 育 するため, 職 務 に 従 事 しな いことを 可 能 とする 制 度 です 仕 事 と 育

More information

文化政策情報システムの運用等

文化政策情報システムの運用等 名 開 始 終 了 ( 予 定 ) 年 度 番 号 0406 平 成 25 年 行 政 レビューシート ( 文 部 科 学 省 ) 文 化 政 策 情 報 システム 運 用 等 担 当 部 局 庁 文 化 庁 作 成 責 任 者 平 成 8 年 度 なし 担 当 課 室 長 官 官 房 政 策 課 政 策 課 長 清 水 明 会 計 区 分 一 般 会 計 政 策 施 策 名 根 拠 法 令 ( 具

More information

Taro-01 議案概要.jtd

Taro-01 議案概要.jtd 資 料 1 平 成 28 年 第 1 回 志 木 市 議 会 定 例 会 市 長 提 出 議 案 等 概 要 1 2 第 1 号 議 案 企 画 部 政 策 推 進 課 志 木 市 将 来 ビジョン( 第 五 次 志 木 市 総 合 振 興 計 画 将 来 構 想 )の 策 定 について ( 政 策 推 進 課 ) 1 将 来 ビジョンとは? 2 志 木 市 がおかれている 状 況 3 まちづくりの

More information

(4) ラスパイレス 指 数 の 状 況 ( 各 年 4 月 1 日 現 在 ) 110 105 (H25.4.1) 104.1 (H25.4.1) (H25.7.1) 105.2 104.1 (H25.7.1) 103.1 (H25.4.1) 106.9 (H25.7.1) 104.0 100 9

(4) ラスパイレス 指 数 の 状 況 ( 各 年 4 月 1 日 現 在 ) 110 105 (H25.4.1) 104.1 (H25.4.1) (H25.7.1) 105.2 104.1 (H25.7.1) 103.1 (H25.4.1) 106.9 (H25.7.1) 104.0 100 9 茅 野 市 の 給 与 定 員 管 理 等 について 1 総 括 (1) 人 件 費 の 状 況 ( 普 通 会 計 決 算 ) 区 分 住 民 基 本 台 帳 人 口 歳 出 額 実 質 収 支 人 件 費 人 件 費 率 ( 参 考 ) ( 24 年 度 末 ) A B B/A 23 年 度 の 人 件 費 率 24 年 度 人 % % 55,760 22,775,329 804,761 3,955,168

More information

(4) ラスパイレス 指 数 の 状 況 11. 15. 1. 95. H.4.1 94.6 H5.4.1 15.1 H5.4.1 ( 参 考 値 ) 97.1 H5.7.1 14.9 H.4.1 97.1 H5.4.1 14.5 H5.4.1 H5.7.1 13. 1. H5.4.1 ( 参 考

(4) ラスパイレス 指 数 の 状 況 11. 15. 1. 95. H.4.1 94.6 H5.4.1 15.1 H5.4.1 ( 参 考 値 ) 97.1 H5.7.1 14.9 H.4.1 97.1 H5.4.1 14.5 H5.4.1 H5.7.1 13. 1. H5.4.1 ( 参 考 石 井 町 の 給 与 定 員 管 理 等 について 1 総 括 (1) 件 費 の 状 況 ( 普 通 会 計 決 算 ) 住 民 基 本 台 帳 口 歳 出 額 実 質 収 支 件 費 件 費 率 ( 参 考 ) (4 年 度 末 ) A B B/A 3 年 度 の 件 費 率 4 年 度 6,69 8,136,675 373,713 1,54,11 18.95 19.18 () 職 員 給 与

More information

(Microsoft Word - \213\213\227^\201E\222\350\210\365\212\307\227\235\214\366\225\\\201iH27.03.01\)\201iHP\227p\201j.doc)

(Microsoft Word - \213\213\227^\201E\222\350\210\365\212\307\227\235\214\366\225\\\201iH27.03.01\)\201iHP\227p\201j.doc) 津 島 市 の 給 与 定 員 管 理 等 について 市 職 員 の 給 与 は 地 方 自 治 法 地 方 公 務 員 法 等 の 定 めに 基 づき 市 の 条 例 規 則 により 定 められてい ます 今 回 はその 状 況 を 公 表 します 平 成 26 年 4 月 1 日 の 数 値 は 平 成 26 年 の 地 方 公 務 員 給 与 実 態 調 査 地 方 公 共 団 体 定 員 管

More information

(2) 職 員 の 初 任 給 の 状 況 ( 平 成 17 年 4 月 1 日 現 在 ) 初 任 給 2 年 後 の 給 料 初 任 給 2 年 後 の 給 料 一 般 行 政 職 技 能 労 務 職 大 学 卒 171,1 151,5 19,2 164,7 17,7 184,4 中 学 卒 1

(2) 職 員 の 初 任 給 の 状 況 ( 平 成 17 年 4 月 1 日 現 在 ) 初 任 給 2 年 後 の 給 料 初 任 給 2 年 後 の 給 料 一 般 行 政 職 技 能 労 務 職 大 学 卒 171,1 151,5 19,2 164,7 17,7 184,4 中 学 卒 1 の 給 与 定 員 管 理 等 について 1 総 括 (1) 件 費 の 状 況 ( 普 通 会 計 決 算 ) 住 民 基 本 台 帳 口 歳 出 額 (16 年 度 末 ) A 千 16 年 度 実 質 収 支 千 件 費 B 千 件 費 率 ( 参 考 ) B/A 15 年 度 の 件 費 率 (2) 職 員 給 与 費 の 状 況 ( 普 通 会 計 予 算 ) 職 員 数 給 与 費 A

More information

定款

定款 地 方 公 務 員 共 済 組 合 連 合 会 定 款 ( 昭 和 59 年 4 月 1 日 ) 変 更 昭 和 59 年 12 月 1 日 平 成 11 年 4 月 1 日 平 成 21 年 3 月 31 日 昭 和 60 年 3 月 31 日 平 成 12 年 5 月 12 日 平 成 21 年 8 月 7 日 昭 和 61 年 4 月 1 日 平 成 13 年 5 月 8 日 平 成 24 年

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション 株 式 会 社 化 に 伴 う から 特 定 の 員 への 株 式 譲 渡 に 係 る 課 税 関 係 と 手 続 きについて 平 成 20 年 2 月 商 工 中 金 当 資 料 は 貴 において 本 件 取 引 に 関 する 検 討 をされるに 際 して ご 参 考 のための 情 報 提 供 のみを 目 的 として 国 税 庁 の 確 認 を 受 けた 内 容 に 基 づき 商 工 中 金 が

More information

1

1 秋 田 県 家 畜 改 良 増 殖 計 画 平 成 28 年 3 月 1 Ⅰ 乳 用 牛 1 改 良 目 標 酪 農 経 営 の 安 定 化 と 生 乳 の 安 定 供 給 を 図 るため 優 良 な 種 雄 牛 を 選 抜 するための 後 代 検 定 と 雌 牛 の 能 力 測 定 を 行 う 牛 群 検 定 を 柱 とし 遺 伝 的 多 様 性 を 確 保 するとともに 能 力 体 型 の 両

More information

Taro-H19退職金(修正版).jtd

Taro-H19退職金(修正版).jtd 調 査 結 果 の 概 要 1 退 職 金 制 度 (1) 採 用 状 況 ( 表 1) 集 計 第 1 表 第 2 表 退 職 金 制 度 の 採 用 状 況 をみると 退 職 一 時 金 制 度 のみ 14 社 ( 退 職 金 制 度 採 用 企 業 246 社 の5.7 %) 退 職 年 金 制 度 のみ 27 社 ( 同 11.0%) 退 職 一 時 金 制 度 と 退 職 年 金 制 度

More information

社会保険加入促進計画に盛込むべき内容

社会保険加入促進計画に盛込むべき内容 一 般 社 団 法 人 日 本 造 園 建 設 業 協 会 社 会 保 険 等 加 入 促 進 計 画 平 成 24 年 10 月 一 般 社 団 法 人 日 本 造 園 建 設 業 協 会 1 計 画 策 定 の 趣 旨 目 的 この 計 画 は 一 般 社 団 法 人 日 本 造 園 建 設 業 協 会 ( 以 下 日 造 協 という ) 及 び 日 造 協 の 正 会 員 ( 以 下 会 員

More information

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 1 号 給 の 給 料 月 額 135,6 185,8 222,9 261,9 289,2 32,6 最 高 号 給 の 給 料 月 額 243,7 37,8 35

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 1 号 給 の 給 料 月 額 135,6 185,8 222,9 261,9 289,2 32,6 最 高 号 給 の 給 料 月 額 243,7 37,8 35 別 紙 1 の 給 与 定 員 管 理 等 について 1 総 括 (1) 件 費 の 状 況 ( 普 通 会 計 決 算 ) 住 民 基 本 台 帳 口 歳 出 額 実 質 収 支 件 費 件 費 率 ( 参 考 ) (23 年 度 末 ) A B B/A 22 年 度 の 件 費 率 23 年 度 千 千 千 13,86 7,431,661 284,84 1,349,392 18.2 19.8 (2)

More information

入 札 参 加 者 は 入 札 の 執 行 完 了 に 至 るまではいつでも 入 札 を 辞 退 することができ これを 理 由 として 以 降 の 指 名 等 において 不 利 益 な 取 扱 いを 受 けることはない 12 入 札 保 証 金 免 除 13 契 約 保 証 金 免 除 14 入

入 札 参 加 者 は 入 札 の 執 行 完 了 に 至 るまではいつでも 入 札 を 辞 退 することができ これを 理 由 として 以 降 の 指 名 等 において 不 利 益 な 取 扱 いを 受 けることはない 12 入 札 保 証 金 免 除 13 契 約 保 証 金 免 除 14 入 入 札 公 告 次 のとおり 一 般 競 争 入 札 に 付 します なお 本 業 務 の 契 約 締 結 は 当 該 業 務 に 係 る 平 成 27 年 度 予 算 の 執 行 が 可 能 となってい ることを 条 件 とします 平 成 27 年 2 月 17 日 独 立 行 政 法 人 鉄 道 建 設 運 輸 施 設 整 備 支 援 機 構 契 約 担 当 役 鉄 道 建 設 本 部 九 州

More information

学校教育法等の一部を改正する法律の施行に伴う文部科学省関係省令の整備に関する省令等について(通知)

学校教育法等の一部を改正する法律の施行に伴う文部科学省関係省令の整備に関する省令等について(通知) 27 文 科 初 第 1593 号 平 成 28 年 3 月 22 日 各 都 道 府 県 知 事 各 都 道 府 県 教 育 委 員 会 各 指 定 都 市 教 育 委 員 会 殿 附 属 学 校 を 置 く 各 国 立 大 学 法 人 学 長 構 造 改 革 特 別 区 域 法 第 12 条 第 1 項 の 認 定 を 受 けた 地 方 公 共 団 体 の 長 文 部 科 学 省 初 等 中 等

More information

(4) 武 力 攻 撃 原 子 力 災 害 合 同 対 策 協 議 会 との 連 携 1 市 は 国 の 現 地 対 策 本 部 長 が 運 営 する 武 力 攻 撃 原 子 力 災 害 合 同 対 策 協 議 会 に 職 員 を 派 遣 するなど 同 協 議 会 と 必 要 な 連 携 を 図 る

(4) 武 力 攻 撃 原 子 力 災 害 合 同 対 策 協 議 会 との 連 携 1 市 は 国 の 現 地 対 策 本 部 長 が 運 営 する 武 力 攻 撃 原 子 力 災 害 合 同 対 策 協 議 会 に 職 員 を 派 遣 するなど 同 協 議 会 と 必 要 な 連 携 を 図 る 第 4 武 力 攻 撃 原 子 力 災 害 及 びNBC 攻 撃 による 災 害 への 対 処 等 市 は 武 力 攻 撃 原 子 力 災 害 への 対 処 等 については 原 則 として 県 地 域 防 災 計 画 ( 原 子 力 等 防 災 計 画 ) 等 に 定 められた 措 置 に 準 じた 措 置 を 講 ずるものとし また NBC 攻 撃 による 災 害 への 対 処 については 国 の

More information

平 成 23 年 度 における 子 ども 手 当 の 支 給 等 に 関 する 特 別 措 置 法 の 概 要 配 付 資 料 趣 旨 現 下 の 子 ども 及 び 子 育 て 家 庭 をめぐる 状 況 に 鑑 み 平 成 24 年 度 からの 恒 久 的 な 子 どものための 金 銭 の 給 付 の 制 度 に 円 滑 に 移 行 できるよう 平 成 23 年 度 における 子 ども 手 当 の

More information

2 特 別 給 人 事 委 員 会 の 勧 告 区 分 民 間 の 支 給 割 公 務 員 の 支 給 格 差 勧 告 年 間 支 給 数 合 A 数 B A-B ( 改 定 数 ) 年 度 ( 注 ) 民 間 の 支 給 割 合 は 民 間 事 業 所 で 支 払 われた 賞 与 等 の 特 別

2 特 別 給 人 事 委 員 会 の 勧 告 区 分 民 間 の 支 給 割 公 務 員 の 支 給 格 差 勧 告 年 間 支 給 数 合 A 数 B A-B ( 改 定 数 ) 年 度 ( 注 ) 民 間 の 支 給 割 合 は 民 間 事 業 所 で 支 払 われた 賞 与 等 の 特 別 梼 原 町 の 給 与 定 員 管 理 等 について 1 総 括 (1) 人 件 費 の 状 況 ( 普 通 会 計 ( 一 般 会 計 松 診 四 万 診 会 計 ) 決 算 ) 住 民 基 本 台 帳 歳 出 額 実 質 収 支 人 件 費 人 件 費 率 ( 参 考 ) 区 分 人 口 23 年 度 の ( 年 度 末 ) A B (B/A) 人 件 費 率 H25.3.31 千 千 千 %

More information

波佐見町の給与・定員管理等について

波佐見町の給与・定員管理等について 波 佐 見 町 の 給 与 定 員 管 理 等 について 1 総 括 (1) 人 件 費 の 状 況 ( 普 通 会 計 決 算 ) 住 民 基 本 台 帳 人 口 歳 出 額 実 質 収 支 人 件 費 人 件 費 率 ( 参 考 ) (24 年 度 末 ) A B B/A 23 年 度 の 人 件 費 24 年 度 15,253 人 5,698,68 113,830 46,156 13.1 %

More information

本 校 の 沿 革 昭 和 21 年 昭 和 49 年 昭 和 54 年 昭 和 60 年 平 成 9 年 平 成 11 年 平 成 18 年 北 海 道 庁 立 農 業 講 習 所 として 発 足 北 海 道 立 農 業 大 学 校 に 改 組 修 業 年 限 を1 年 制 から2 年 制 に 改

本 校 の 沿 革 昭 和 21 年 昭 和 49 年 昭 和 54 年 昭 和 60 年 平 成 9 年 平 成 11 年 平 成 18 年 北 海 道 庁 立 農 業 講 習 所 として 発 足 北 海 道 立 農 業 大 学 校 に 改 組 修 業 年 限 を1 年 制 から2 年 制 に 改 平 成 2 9 年 度 ( 学 生 募 集 要 項 ) 畜 産 経 営 学 科 畑 作 園 芸 経 営 学 科 農 業 経 営 研 究 科 稲 作 経 営 専 攻 コ ー ス 本 校 の 沿 革 昭 和 21 年 昭 和 49 年 昭 和 54 年 昭 和 60 年 平 成 9 年 平 成 11 年 平 成 18 年 北 海 道 庁 立 農 業 講 習 所 として 発 足 北 海 道 立 農 業 大

More information

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 級 の 給 料 月 額 最 高 号 級 の 給 料 月 額 1 級 ( 単 位 : ) 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 8 級 9 級 1 級 135,6 185,8 222,9 261,

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 級 の 給 料 月 額 最 高 号 級 の 給 料 月 額 1 級 ( 単 位 : ) 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 8 級 9 級 1 級 135,6 185,8 222,9 261, 別 紙 3 宇 治 市 の 給 与 定 員 管 理 等 について 1 総 括 (1) 件 費 の 状 況 ( 普 通 会 計 決 算 ) 住 民 基 本 台 帳 口 歳 出 額 実 質 収 支 件 費 件 費 率 (23 年 度 末 ) A B B/A 23 年 度 19,158 6,283,229 364,56 11,757,664 19.5 ( 参 考 ) 22 年 度 の 件 費 率 2.9

More information

1 総 合 設 計 一 定 規 模 以 上 の 敷 地 面 積 及 び 一 定 割 合 以 上 の 空 地 を 有 する 建 築 計 画 について 特 定 行 政 庁 の 許 可 により 容 積 率 斜 線 制 限 などの 制 限 を 緩 和 する 制 度 である 建 築 敷 地 の 共 同 化 や

1 総 合 設 計 一 定 規 模 以 上 の 敷 地 面 積 及 び 一 定 割 合 以 上 の 空 地 を 有 する 建 築 計 画 について 特 定 行 政 庁 の 許 可 により 容 積 率 斜 線 制 限 などの 制 限 を 緩 和 する 制 度 である 建 築 敷 地 の 共 同 化 や 参 考 資 料 1-17 民 間 都 市 整 備 事 業 建 築 計 画 に 関 わる 関 連 制 度 の 整 理 都 市 開 発 諸 制 度 には 公 開 空 地 の 確 保 など 公 共 的 な 貢 献 を 行 う 建 築 計 画 に 対 して 容 積 率 や 斜 線 制 限 などの 建 築 基 準 法 に 定 める 形 態 規 制 を 緩 和 することにより 市 街 地 環 境 の 向 上 に

More information

技 能 労 務 職 公 務 員 民 間 参 考 区 分 平 均 年 齢 職 員 数 平 均 給 与 月 額 平 均 給 与 月 額 平 均 給 料 月 額 (A) ( 国 ベース) 平 均 年 齢 平 均 給 与 月 額 対 応 する 民 間 の 類 似 職 種 東 庄 町 51.3 歳 18 77

技 能 労 務 職 公 務 員 民 間 参 考 区 分 平 均 年 齢 職 員 数 平 均 給 与 月 額 平 均 給 与 月 額 平 均 給 料 月 額 (A) ( 国 ベース) 平 均 年 齢 平 均 給 与 月 額 対 応 する 民 間 の 類 似 職 種 東 庄 町 51.3 歳 18 77 1 総 括 (1) 件 費 の 状 況 ( 普 通 会 計 決 算 ) 区 東 庄 町 の 給 与 定 員 管 理 等 について 住 民 基 本 台 帳 口 歳 出 額 実 質 収 支 件 費 件 費 率 ( 参 考 ) 分 ( 年 度 末 ) A B B/A 1 年 度 の 件 費 率 千 千 千 年 度 15,408 5,093,505 1,033,984 517,441 0.3 0.8 ()

More information

平 成 25 年 度 乳 用 種 初 生 牛 の 経 営 に 関 する 調 査 報 告 書 平 成 26 年 2 月 独 立 行 政 法 人 農 畜 産 業 振 興 機 構 はじめに この 報 告 書 は 公 益 社 団 法 人 中 央 畜 産 会 に 委 託 して 実 施 した 平 成 25 年 度 乳 用 種 初 生 牛 の 経 営 に 関 する 調 査 の 成 果 を 取 りまとめたものである

More information

第1章 総則

第1章 総則 第 8 節 市 街 化 調 整 区 域 内 の 建 築 許 可 の 手 続 き 8-1 法 第 43 条 に 基 づく 建 築 許 可 の 手 続 き 8-1-1 建 築 許 可 等 の 手 続 きフロー 市 街 化 調 整 区 域 における 建 築 許 可 に 関 する 標 準 的 な 手 続 きについては 次 のフローのと おりとなります 建 築 主 地 目 が 農 地 の 場 合 建 築 許

More information