注 意 が 必 要 で(3) (5) 科 治 療 に 影 響 が 出 まこの 治 療 を 受 別 に ま と め ま す ( 9) けている 患 者 が 抜 歯 をする 場 合 には 肺 がんの 患 者 は 外 来 治 療 ではあま シスプラチンは 白 血 球 を 下 げ 腎 機 注 意 が 必 要

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1 協力 NPO法人キャンサーリボンズ 協賛 サンスター株式会社 がん患者さんの 治療と生活をつなぐ オンコロジーナーシングセミナー いま がん患者をケアする上で看 護師には欠かせない知識 口腔ケア について 歯科医と看護師 そして歯 科衛生士のチームで積極的な介入を 行なう静岡県立静岡がんセンターの 実践的な取り組みを紹介しま 今回は 昨年10月16日と11月20日に開催された オンコロジーナーシングセミ ナー のエッセンスを抄録しました 下記Webサイトで 講演内容 症例などのより詳 しい解説を資料画面付きオンデマンドにてご覧いただくことができま ラジオNIKKEIの医療関係者向けサイト Medical Library オンコロジーナーシングセミナー 口腔有害事象と薬剤について 大田洋二郎氏講演より 静岡県立静岡がんセンター 歯科口腔外科 部長 大田洋二郎 口腔有害事象と関連性がある キードラッグになっているので ぜひ注意 が下がると口腔の感染 慢性の歯周炎 してください このフルオロウラシルの仲 や齲歯 うし の感染がひどくなるので 抗がん剤治療を行う際に 口腔有害 間で 合剤テガフール ギメラシル オテ 注意が必要で 図 2 事象と関連がある注意してほしい薬剤 ラルシルカリウム S 1 は 5 FUの ドキソルビシン アドリアシン について説明しま 誘導体でテガフールという薬剤を使用し ドキシル フルオロウラシル 5 FU ており 副作用を軽減させ 薬理効果を ドキソルビシンは乳がん リンパ腫 卵 フルオロウラシルは 口腔有害事象で 発揮させる薬剤で これは 胃がんや 巣がんで使用され 高い確率で粘膜炎 もっとも重篤な口腔粘膜炎を起こす可 大腸がんで使用されま このテガフー が発症しま 心臓にも負担を掛ける薬 能性が非常に高い抗がん剤で 消化 ル ギメラシル オテラルシリカリウムも なので 累積の使用量を量りながら使 器がんを中心とした化学療法の中でも 非常に粘膜炎を起こしやすいので注意 用する薬剤で 口腔粘膜炎は投与 が必要で 図 1 量依存的に増加 する薬剤なので 何 シクロホスファミド エンドキサン 回も投与すると 後半に粘膜炎の症状 抗がん剤 図1 口腔有害事象と関連性がある抗がん剤 粘膜炎 分類名と薬剤 代謝拮抗薬 最も古く臨床応用され 多くのがんで重要な基 本薬剤 特徴 ピリジミン拮抗薬 プリン拮抗薬 葉酸拮抗薬などある DNA及びRNA合成に必要な酵素の阻害 がん細胞だけでなく骨髄細胞など盛んに増殖している細胞に 強い活性がある 細胞周期特異的に作用 毒性は骨髄と消化管粘膜に対するものが主 口腔粘膜炎を起こす薬剤が多い 1956年に開発 消化器がんでは欠かせないKey Drug DNAの合成に必要な物質の1つにウラシルがあるが この薬 はウラシルに似た分子構造を持ち ウラシルの代わりにDNA フルオロウラシル 5FU テガフール ギメラシル オテラルシルカリウム S1 に取り込まれてその合成を阻害し 抗腫瘍効果を発揮する 大腸癌 FOLFIRI療法 フルオロウラシル レボホリナートカルシウム 塩酸イリノテカン FOLFOX療法 フルオロウラシル レボホリナートカルシウム オキサリプラチン 食道癌 FP療法 フルオロウラシル シスプラチン テガフール ギメラシル オテラルシルカリウムの 3 剤配合で フッ化ピリジミンの作用を増強し 消化管障害を抑制 経口抗がん剤 1日2回 のため服薬管理重要 胃がん補助療法 S1単剤 転移進行胃がん S1 シスプラチン の標準治療薬 粘膜炎を引き起こす薬剤ではありま が強くなる可能性が高くなりま乳が せんが 外来治療で使用される薬剤の んAC 療法の場合 治療初期より治療 中でも 白血球を下げる作用があり 肺 回数を重ねるたびに粘膜炎が強くなる がんやリンパ腫で使用されま 白血球 ことがありますので 外来化学療法では 図2 口腔有害事象と関連性がある抗がん剤 歯性感染 分類名と薬剤 アルキル化薬 マスタードガスの研究 から開発された 抗が ん剤の代表的な薬1 シクロホスファミド エンドキサン 特徴 核酸をアルキル化して増殖中の細胞を傷害する ナイトロジェンマスタード系 ニトロソウレア系などがある 細胞周期非特異的に作用 アルキル化 がん細胞のDNAの原子とアルキル基という原子 集団を置き換えることで DNAの働きを阻害 増殖を止める 世界中で最もよく用いられている抗がん剤の一つ 骨髄抑制強く 吐き気 嘔吐も多く出る 歯性感染症 発熱 脱毛 出血性膀胱炎 小細胞肺がん CAV療法 シクロホスファミド ドキソルビシン ビンクリスチン 悪性リンパ腫 CHOP療法 シクロホスファミド ドキソルビシ ン ビンクリスチン プレドニゾロン 1 第一次世界大戦で使われたマスタードガスの硫黄原子を窒素に置き換えた化合物ナイトロジェンマスタードがX線同様に突然変異を 引き起こす可能性が高いと考え悪性リンパ腫の治療を試み 動物実験の後 抗がん剤として開発

2 注 意 が 必 要 で(3) (5) 科 治 療 に 影 響 が 出 まこの 治 療 を 受 別 に ま と め ま す ( 9) けている 患 者 が 抜 歯 をする 場 合 には 肺 がんの 患 者 は 外 来 治 療 ではあま シスプラチンは 白 血 球 を 下 げ 腎 機 注 意 が 必 要 で(8) り 粘 膜 炎 が 起 きる 印 象 がありません 一 イリノテカン 単 独 では 粘 膜 炎 はそれほ 能 障 害 が 起 きやすい 薬 剤 で 腎 機 能 方 白 血 球 が 減 少 して 口 腔 の 問 題 が 起 ど 強 く 出 ませんが 下 痢 の 症 状 が 強 く 出 が 悪 くなってくると 抗 がん 剤 の 血 中 濃 こるのは 肺 がんの 患 者 が 一 番 多 くなり ま 大 腸 がんの 治 療 法 で FOLFIRI 度 が 上 がるため 粘 膜 炎 含 む 有 害 事 象 まこれは 抗 がん 剤 治 療 で 白 血 球 療 法 やFOLFOX 療 法 という 粘 膜 炎 が が 強 く 発 症 し ま す ( 6) がん 化 学 療 法 と 口 腔 の 問 題 を 疾 患 が 下 がるレジメンが 多 いことが 原 因 に 発 症 しやすい 治 療 がありまイリノテカ ンの 影 響 で FOLFIRI 療 法 の 方 が 粘 膜 炎 が10% 高 く 発 症 すると 言 われてい ま す ( 4) パクリタキセルは 患 者 によっては 口 の 周 りの 感 覚 異 常 が 起 こることがあり ま 患 者 は 知 覚 過 敏 の 症 状 のよ FOLFOX 療 法 で 使 用 しま 末 梢 神 経 障 害 が 強 く 出 る 薬 剤 なので 口 内 炎 予 防 のクーリングは 避 けるべきで FOLFOX 療 法 では 基 本 的 には 口 内 のクーリングはおこないません (7) 大 腸 がんのFOLFIRI 療 法 FOLFOX 6 DNA DNA うに 歯 がしみると 訴 える 人 もいま 外 来 治 療 でもこのような 症 状 があることを 知 っておいていただきたいと 思 いま 3 療 法 に 併 せてベバシズマブという 治 療 が 行 わ れ て い ま す こ の 抗 が ん 剤 に は 出 血 と 創 傷 治 癒 遅 延 の 問 題 があり 歯 DC 1967 DNARNA AC CHOP FOLFOX 4 DNA 2 DNA2 DNA2 DNA DNA VEGFVEGF FOLFIRIFOLFOX FOLFIRI FOLFOX 5 CHOP - 9 BP FU,S1 S1CDDP FOLFOX,FOLFIRIFOLFIRI G2 or 1 TC Gr2 BP

3 なっていると思われま このようなこと 大腸がんでは FOLFIRI 療法 て 外来治療のケア方法の統一をして 旦投与してしまうと 抜歯する場合に骨 いくことが大切で 壊死を起こしたり骨髄炎を起こすリスク から 肺がんの患者には 抗がん剤治 FOLFOX療法がありますが FOLFIRI 療の前に歯周病 齲歯の治療を終了し 療法のほうが粘膜炎の発症率は高くな 乳がんは 術後化学療法で使用さ が高くなり 治療が非常にやりづらくなり ておくことが非常に大事で りま症状はグレード2から3ぐらいで れるドキソルビシン中心のレジメンで 粘 ま患者には看護師からもぜひ投与 すから 看護師から患者へしっかりと情 膜炎が発症しま また ビスフォスフォ 前に歯科を受診いただくようインフォメー S 1など を使うので 粘膜炎が多く発 報提供をしてセルフマネジメントを指導 ネート剤 以下 BP 剤 投与前には 必 ションをしてください 症しま特に外来治療の患者には口 することで乗り越えられると思いま 治 ず歯科を受診させることを忘れないでく 腔ケアの指導が必須で 療する医師と支持療法の知識を共有し ださい 歯科を受診しないでBP 剤を一 胃がんは ピリジミン拮抗薬 5 FU 口腔粘膜炎と口腔ケア 中島和子氏講演より がん化学療法看護認定看護師 中島 和子 静岡県立静岡がんセンター 図10 口腔粘膜炎とは もの が生成され 粘膜炎がさらに増幅 してしまい 組織が傷害を起こしびらん 口腔粘膜が何らかの原因により傷害 損傷を受ける 炎症 発赤 腫脹など 潰瘍形成 出血 etc 所見 自覚症状 痛み 口腔内乾燥 嚥下や会話の困難な状態 や潰瘍形成 疼痛の増強を生じてきま 骨髄抑制期を脱してくると 局所の 感染が落ち着き また口腔粘膜の再生 化学療法では の割合で口腔粘膜炎が発現する のサイクルに入っていきま 粘膜の紅班 潰瘍形成 融合した潰瘍 易出血性 口腔粘膜炎の評価と リスクファクター 粘膜炎の評価については 有害事象 共通用語規準 Common Terminology 口腔粘膜炎の発生機序 Criteria for Adverse Events CTCAE 口腔粘膜炎の発生機序についてご 説明しま 図 10 図 11 の Ver.4.0 を用いていま 1 だと 図12 粘膜炎の評価 CTCAE Ver4.0 ほとんど症状がない状態 2 だと 少 まず 抗がん剤が投与されると 4 5 し痛みがありますが 柔らかい食事に替 Grade 1 口腔粘膜炎 CTCAE 2 中等度 痛 高度の 痛 経口摂取に 支障 生命を脅か す 死亡 日程で患者から 口の中が腫れぼった えると食べられま 3 だと かなり痛 い感じ や 違和感がある 等の症状 みがあり 水などは何とか飲めますが v4.0 の訴えがありま この時点で 口腔粘 経口摂取にかなり支障を来していること 症状がない 軽度の症状 治療要さな い Grade 膜の細胞の中でフリーラジカルが発生 になりま グレード3 以上の場合は重 し不安定な状態になっているので 何ら 篤な感染症を引き起こす危険性がある 粘膜の紅斑 状況といえま 従って できるだけ グ 融合した潰瘍 または偽膜 わずかな外 傷で出血 組織の壊死 自然出血 生命を脅か す 死亡 かの刺激が入ることで粘膜が容易に傷 斑状潰瘍 または 偽膜 付いてしまう状況になっていま さらに レード2 のところで止め それ以上悪化 薬の排泄が悪いと 炎症が進行し 7日 させない口腔ケアのセルフケアの支援 目ぐらいに腫れて赤くなったりしみる感じ ができることが 私たち看護師にとって が出てきま の重要な役割で 図 12 粘膜炎 診察所見 CTCAE v3.0 食事変更 経口摂取 支障なし いうところを確認しま 患者の口腔内の確認では もともと歯 周病や齲歯があるかどうか 日常的に は ステロイドを使用 糖尿病の患者 高 齢者という辺りも確認できるとよいと思い ま さらに10 14日頃の骨髄抑制期に 口腔粘膜炎のリスクファクターについ 口内炎ができやすいか 唾液の分泌が また 喫煙の影響で粘膜などにフリー 炎症が成立してしまうと サイトカイン 免 ては まず 口腔粘膜炎を起こしやすい 少ない のどが渇きやすい 歯磨きが習 ラジカルが出るリスクは高いと言われて 疫システムの細胞から分泌されるタンパ 抗がん剤を使用するのか 放射線治療 慣化されているか 義歯の不具合がな いるので 喫煙者には注意が必要で ク質で 特定の細胞に情報伝達をする を行うのかなど どのような治療なのかと いか また歯並びも確認しま さらに 図 13 図11 口腔粘膜炎の発生機序 1週目 2週目 3週目 4週目 day 抗がん剤投与 口腔内に腫脹など 違和感の発生 抗がん剤の 直接作用 口腔粘膜炎の期間 口腔粘膜の発赤やしみる 感じが発生 紅班 潰瘍 痛が最も強い ピークの時期 骨髄抑制時期 好中球減少 局所感染 フリーラジカルの発生 粘膜炎の発生 口腔粘膜の再生が 進み治癒 粘膜炎の増幅組織障害 炎症サイトカイン生成 大内紗也子 口内炎 がん化学療法看護ポケットナビ

4 治療を乗り越えるためのセルフ ケアについて ストレートの歯ブラシを選択するよう説明 図13 口腔粘膜炎のリスクファクター しなくてはなりません 特に口腔粘膜炎 口腔粘膜炎の場合 患者自身の健 康管理 予防によって重症化が防げま リスクファクター の発症リスクの高い患者の場合は この 説明は必須で 図 14 治療 看護師は 患者へのリスク説明や情 報提供をした上で 患者自身が選択す る健康管理の方法 自己コントロールを 口腔粘膜炎グレード3での 口腔ケア グレード3の粘膜炎のときの口腔ケア 支援していくことが役割になりま 明日からできることとして2つ挙げま 口の中を鏡でよく見ましょう 患者 をどうしていくか 重症の粘膜炎の場合 は 無理をせず できる範囲内でケアを 口腔内の観察方法で 口唇 頬粘 していくということが大切で併せて 膜 軟口蓋 舌底部 舌の辺縁をまず見 疼痛コントロールをきっちりとすることが ていきますが 鏡を持ちながら患者と一 重要になりま 口腔粘膜炎を起こしやすい抗がん剤の使用 放射線化学療法 食道がん 頭頸部がん 放射線治療 頭頸部がん 絶食 口腔内の疾患 歯周病 う歯 口内炎etc 機械的刺激 義歯の不具合 歯列による刺激 免疫能の低下 ステロイド使用 糖尿病 高齢者 栄養状態不良etc 喫煙者 唾液の分泌が少ない 歯磨き習慣が適切でない アをどの時点でより強化し また患者の て 口腔粘膜炎が出てしまったら疼痛 緒にその部分の確認をしていきま ま グレード3の患者 例えば骨髄移植の 苦痛を少なくして継続してもらえるかを 緩和 保清 保湿のケアを提供していき た プラークが溜まりやすい歯と歯茎の 患者は 粘膜炎が口腔内全体に出ます 考えていくためにも 患者自身が口の中 ましょう 重症化することを防ぐことがで 間 奥歯 歯並びの悪い部分などは歯 が 事前にプラークコントロールがしっか の観察をして 症状体験を言語化し 私 きれば 患者はQOLも維持できる上に 磨きの状態などを確認し 口の中を見る りできていれば感染症を起こすことはほ たち看護師に伝えてもらうことが重要で 治療薬の投与量も減らさず治療の最大 指導をしていきま とんどありません したがって 治療開始 口腔内の観察 歯ブラシの選択から の効果を引き出すことができま 大切なのは 患者の接触時痛や自発 前のプラークコントロール クリーニング 始めて 患者に口の中に関心を持っても がん医療で 口腔ケアはとても重要で 痛 しみるなどの症状を確認することで は非常に重要になっていきま 痛みが らうこと 看護師としてがん告知後で落 緩和ケアの時期 治癒を目的とした また患者自身の言語化を促進し口 出たら痛みを取り 患者自身で保湿した ち込み ショックを受けている状況の中 治療のとき 手術の後の肺合併症の予 腔粘膜炎の予兆をつかんでいくことで り保清することができるよう サポートす でも 日々これまで毎日行ってきた歯磨き 防 褥瘡ができないように栄養状態を維 悪化を予防し より質の高いセルフケアに ることが大切で 図 15 の継続を通して 口腔ケアについて関 持するためなど 治療の内容や時期に 心がもてるように支援していけるとよいか よって 大変大きな役割を担っているの と思いま で 一般的な化学療法では 30 から つなげていくことができるようになりま コンパクトな歯ブラシの選択 40 の割合で口腔粘膜炎が発症しま 看護師は患者がヘッドの小さな柄の グレード3にならないように セルフケ 治療前からプラークコントロールをし 図14 がん治療を受けるすべての方へ 治療を乗り越えるための口のケア 1 口の中を鏡でよく見ましょう 歯垢がたまりやすいところは 右の4つの場所で 自分でもまず この場所を確 認してみてください ①歯と歯茎の間 ②歯と歯の間 ③奥歯の噛み合わせ ④歯並びが凸凹しているところ 3 歯ブラシをペングリップ 鉛筆もち で持ちましょう 柄の部分を鉛筆を軽く持つように握りま指先で ブラシをコントロールしやすくなりま 4 歯ブラシを歯面に直角にあてて 1 2本ずつ小刻みに磨きましょう 2 コンパクトな歯ブラシを選択しましょう 歯ブラシは ヘッド 毛の生えた部分 の小さ い 普通または柔らかめの毛の歯ブラシを 選びま 歯並びが凸凹しているところに適した1本磨 き用の特殊な歯ブラシもありま 治療前に使った毛束の広がったものは 治 療開始時に買い換えましょう 歯磨剤は 刺激の少ないものを使いま洗 口液を使用する場合は アルコールの入っ ていないものにしま 歯の磨き方は いろいろありま 歯ブラシの毛先を歯面に対して直角で当て 細か く左右に振動させるように磨きま 歯の頬がわ 舌がわ そしてかみ合わせる部分 を 自分のやりやすい順番で 全部の歯をくまな く磨きま 5 義歯のお手入れも忘れずに 義歯は総入れ歯 部分義歯のいずれの場合も 毎 食後に洗面所で義歯に付着した食べかす 義歯 に着いたぬめりを義歯専用ブラシで取り除きま 夜寝るときには 必ず義歯をよく洗って 義歯洗 浄剤の中にいれて保管しま 義歯に付着するカビの菌 カンジダ を除去する 効果がありま 図15 口腔粘膜炎Grade3での口腔ケア 痛緩和 保湿 保清 粘膜に破綻をきたしている場合は で 口腔粘膜炎の重症化 口腔内の乾燥 きる範囲でのセルフケアにとどめる 口唇 舌や頬粘膜など動きが生じる部位 痛コントロール 局所または全身投 開口などの動きで痛みの増強 与 をはかりながら実践可能なセルフ ケア 含嗽 コンパクトな歯ブラシに 口腔内の保湿を維持するケアを苦痛なく よるブラッシングetc を支援する 行うために しみない含嗽薬を選択する 口腔粘膜炎が発現するまでにプラー ことが重要 含嗽剤 スプレーなど クコントロールを良好に維持する 歯科衛生士との連携 骨髄抑制 期の感染予防につながる 含嗽剤 スプレー

5 がん外科療法を支える口腔ケア 妻木浩美氏講演より 静岡県立静岡がんセンター 摂食 嚥下障害看護認定看護師 症しま完全に治療が終わればその くなどして こまめな水分補給をして対応 経っても味がしない と言う患者もいる 後 3 4 週間で治癒していきま しま頭頸部がんの放射線治療の場 ので 120日で確実に完全回復するか 合には ピロカルピン塩酸塩 サラジェン というと そうではないようで 口腔粘膜炎の対応には 口腔ケアが 妻木 浩美 必須で粘膜炎で痛みが出るので鎮 という薬が保険適用になっていま そ では 味覚障害に対してどうすれば 痛剤を使用しま これには 局所麻酔 れ以外にも 唾液腺マッサージ マスクを いいか 口腔乾燥のある患者に対して 剤の入った含嗽剤で洗口してもらうこと 着ける ぬれたガーゼを口に当てる リッ は まず保湿をしてください 亜鉛不足 と 非ステロイド性抗炎症薬 NSAIDs プクリームを使う 加湿器の設置などが は 食事で十分補充できま特に カ やアセトアミノフェン オピオイドを使ってい 挙げられま頭頸部がんの唾液腺が キ 加熱済み プロセスチーズ 入りゴ きま 照射野に入る部分は唾液腺のマッサー マ 小松菜 ヒジキ 豚肉 牛肉 鶏肉を ジをしても唾液は分泌されないので 注 摂取するとよいでしょう 頭頸部がんの化学療法にはシスプラ 化学療法 放射線療法における 口腔ケア介入の流れ チンを使いますが 非ステロイド性抗炎 意が必要で 図 18 症薬 NSAIDs と一緒に使用すると 味覚障害 味覚障害の患者は個人差がありま 食事に対しても個人対応をしていく 腎機能障害を起こすので アセトアミノ 味覚障害には個人差がありま何 しかありません その場合は だしを利 入院中は グレード評価やケア内容の フェンとオピオイドを使いま また 口腔 を食べても味がしない 水がしょっぱい かせたり お酢を利かせる 香りのあるも 記載 患者がセルフケアができているか 粘膜炎でしみる症状が出る時 水や局 全てが苦く 甘く感じる といったものか のでごまかすなど 味にアクセントを付け をチェックしていきま その後 患者自 所麻酔剤入りの含嗽剤を使ってもしみ ら 全く味がしないという患者もいま ることをお勧めしま 金属味 苦みなど 身にセルフケアの実施と 含嗽薬を自身 る場合には 生理食塩水での含嗽を勧 おがくずを食べているみたい 砂を おいしくない と感じる味を避けること でつくってもらい 使用方法などを指導 めていま かんでいるみたいだ と表現する患者も がポイントで また 人肌程度の温度 いま に少し冷ますことでおいしく感じられる していきま入院中は毎日この繰り返 口唇や頬粘膜には アズノール軟膏と しをしていきますが 治療がある程度終 キシロカインゼリーを混ぜた軟膏を痛む 味覚障害の原因は 口腔乾燥と味蕾 了した時期 健常な人と同等の全身状 ところに塗りま あとは 食事形態の変 細胞がダメージを受けること そして抗 態であれば口腔ケアは医療連携して 更と胃瘻管理 または輸液管理で栄養 がん剤によって末梢神経の障害や亜鉛 地域で対応してもらうようにしていま 管理を行なっていきま 図 17 などの微量元素の吸収障害が起きるこ 口腔乾燥 とによりま放射線治療の場合は 治 図 16 場合があるので 一工夫してみるのもい いかもしれません 図 19 がん治療における嚥下障害 口腔 咽頭がん 口腔乾燥の原因としては 放射線 療を終了してから20日から60日ぐらい 口腔 咽頭がんは 疾病による障害と 治療と化学療法などによる唾液腺の障 から回復し始め 120日ほどで完全回 して口腔内の腫瘍による舌運動の障害 害について 害 と 各種薬剤の副作用 などがあり 復すると言われていますが いつまで や 神経麻痺のような摂食 嚥下障害 口腔粘膜炎 ますが 薬は患者にどうしても必要なも 口腔粘膜炎 口腔乾燥 味覚障 放射線治療の場合は 照射野 放 のなので使わないわけにはいきません 射線の照射対象とされる領域 に一致 特に多いのは 利尿剤や向精神薬 麻 して口腔粘膜炎を発症しま放射線 薬 ロキソニンなどの鎮痛剤も副作用と をかけ始めて10日目ぐらいから発症し して口腔乾燥が挙げられていま こ 治療が終わって1カ月ほどで治癒します れらの薬によって口腔乾燥が発症する が 化学療法が併用された場合には ことを知っておくだけでもケアの質が変 重症で治癒遅延しま わってきま 化学療法の場合は 口唇の裏や頬 唾液が分泌されない場合には グリ 粘膜の可動粘膜に発症しま症状の セリン入りのハチアズレ含嗽を使って保 ピークは10日目から12日目ぐらいです 湿に心掛けること ジェルスプレーを使っ が 投与サイクルごとに発症するので たり オーラルバランスの保湿剤を使った 1 回サイクルが終わり口腔粘膜炎も治り り できればノンアルコールの低刺激性 正常なものに戻ったとしても 再び抗が の洗口液などで含嗽をすれば保湿に効 ん剤を投与することで再度粘膜炎を発 果がありま また ペットボトルを持ち歩 図16 化学療法 放射線療法における口腔ケア介入の流れ 外来 歯科医師の診察 歯科衛生士による専門的口腔清掃の開始 入院または治療開始 朝のカンファレンス 対象患者の入院または治療を開始することを歯科医師に伝える 看護師 症状出現時 歯科医師に報告 患者の口腔内の観察 ケア内容の記載 観察項目 Gr.評価 口腔ケアの介助 基本はセルフケア 含嗽薬の作成 使用方法の指導 治療終了 退院 外来 歯科医師の診察 治療および歯 科衛生士による専門的口腔清掃 の継続 図17 口腔粘膜炎時の対応 口腔ケア 鎮痛剤の使用 局所麻酔剤入り含嗽剤の使用 NSAIDs アセトアミノフェン オピオイド 生理食塩水での含嗽 口唇や頬粘膜炎 アズノールキシロカイン軟膏の塗布 食事形態の変更 胃瘻管理または輸液管理 図18 口腔乾燥の対応 グリセリン入りのハチアズレ 含嗽剤 ハチアズレ5包 グリセリン60ml 水=500ml 1日5 8回含嗽 保湿剤 ジェルスプレー オーラルバランス 太白ゴマ油 低刺激性の洗口液 など こまめな水分補給 頭頸部がん放射線治療の場合 ピロカルピン塩酸塩 サラジェン 図19 味覚障害の対応 口腔乾燥 保湿 食事内容の検討 個人対応 亜鉛の補充 味にアクセントをつける 女性9mg 男性12mg/1日摂取量 だし お酢をきかせる 香りのあるもの 普通 食事摂取で十分摂取可能 濃い味 薄味など味の調整 かき プロセスチーズ いりごま 金属味 苦み 不味く感じる味をさける 小松菜など プロマック の投与 濃厚流動食などの付加 特定の味が強く感じる食品を避ける 人肌程度の温度

6 がありままた 解 剖 学 的 変 化 による を 両 方 受 けているときに 局 所 の 炎 症 口 腔 合 併 症 の 改 善 を 待 ってから 行 うこ て います 私 た ち の 静 岡 が ん センター は 器 質 的 障 害 としては 手 術 によって 嚥 下 浮 腫 などがありままた 収 縮 筋 の 低 下 とが 大 切 で 痛 みがあるのに 無 理 やり 非 常 に 恵 まれていて がんの 専 門 看 護 機 能 に 必 要 な 筋 や 神 経 が 合 併 切 除 さ が 起 きて 喉 頭 挙 上 が 起 きない 状 況 にな やってください とは 言 えないので 粘 師 や 認 定 看 護 師 もたくさんいままた れてしまったり 術 後 の 組 織 が 癒 着 する りまこのような 様 々な 症 状 が 重 なっ 膜 炎 が 治 ってから 嚥 下 の 訓 練 を 再 開 し 看 護 師 以 外 のいろいろな 職 種 が 様 々な ために 嚥 下 障 害 を 起 こしたりしま て 嚥 下 障 害 を 伴 うことが 多 いので ま 治 療 中 でも 痛 みなどの 状 態 をみ 場 面 にかかわっていま 看 護 師 が 大 また 放 射 線 治 療 によっても 筋 組 織 が 嚥 下 障 害 を 起 こしたときには まず 嚥 て 嚥 下 訓 練 が 可 能 な 患 者 であれば 勢 い る か ら で きる と い う の で は なく 多 繊 維 化 してくるので 周 りの 首 の 筋 肉 が 下 スクリーニング 検 査 として 飲 み 込 み 間 接 訓 練 として アイスマッサージぐらい 職 種 が 関 わることで 患 者 がうまくがんを 固 まってしまい 嚥 下 として 飲 み 込 みにく のテストを 行 いまさらに 詳 しく 調 べる から 始 めていくようにしま(22) 治 す ことが できると 思 って いま す 看 護 いという 症 状 が 出 てきま(20) には VF( 嚥 下 造 影 )を 行 なうなどし 師 だけで 頑 張 らずに それぞれの 専 門 化 学 放 射 線 治 療 による 嚥 下 障 害 に て い ま す ( 21) 的 役 割 を 果 たし いろいろな 人 が 協 力 し は 口 腔 合 併 症 も 伴 い 痛 みもありま 化 学 放 射 線 治 療 中 の 患 者 で 嚥 下 障 支 持 療 法 は 他 職 種 との 連 携 が 必 須 て 患 者 を 上 手 に 治 してあげられるような 嚥 下 障 害 が 起 こるときの 症 状 として 飲 害 を 起 こしている 場 合 まずはリスク 管 理 で 連 携 を 目 指 していただければと 思 いま み 込 みにくさ 化 学 療 法 と 放 射 線 治 療 が 重 要 で 肺 炎 を 起 こさないこと そして 看 護 師 は いろいろな 場 面 で 関 与 し す ( 23) 口 腔 咽 頭 の 癌 性 疼 痛 口 腔 内 腫 瘍 による 舌 運 動 障 害 腫 瘍 増 大 による 通 過 障 害 神 経 の 麻 痺 などによる 障 害 ( 頸 部 への 転 移 リンパ 節 の 浸 潤 脳 転 移 など) 手 術 の 切 除 範 囲 摘 出 範 囲 による 器 官 や 組 織 の 破 綻 再 建 術 後 の 構 造 と 機 能 の 変 化 頸 部 郭 清 による 合 併 切 除 ( 舌 骨 上 筋 群 舌 下 神 経 迷 走 神 経 上 喉 頭 神 経 などの 合 併 切 除 ) 術 後 の 組 織 の 癒 着 筋 組 織 の 繊 維 化 VF VE CNS NST CN CN CN CNSCN CN 歯 科 衛 生 士 の 視 点 から 鈴 木 美 帆 氏 講 演 より がありまその 一 つが 歯 石 が 付 いて いるところでその 歯 石 を 除 去 するた めに 専 門 的 口 腔 清 掃 が 必 要 になりま 歯 石 は 歯 科 の 専 門 の 器 具 を 使 って 清 掃 するときちんと 除 去 できまこれに 加 えて 歯 石 が 付 いていない 部 分 も 特 殊 なペーストを 使 って 歯 面 研 磨 を 行 ない 発 症 していたり 骨 髄 抑 制 の 時 期 には 口 腔 ケアを 積 極 的 に 実 施 できません プラークは 口 腔 内 細 菌 が 砂 糖 を 材 料 にして 増 殖 していくので その 栄 養 源 である 砂 糖 を 抑 えることでプラークの 増 殖 も 抑 えることができまできれば 砂 糖 まま セルフケアができず 経 口 摂 取 がス トップすると 汚 れが 固 定 された 状 態 で 維 持 されるので 食 事 ができていないと きこそ 口 腔 ケアは 必 須 と 言 えま 付 いてしまったプラークを 今 度 はどう まこのように 専 門 的 ケアを 受 ける 機 を 摂 取 したあとは うがい また 水 やお 茶 やって 取 っていくか プラークが 付 着 し 会 が あ ると 歯 面 が 滑 ら か に なり 汚 れ を 飲 むだけでも 構 わないので 口 の 中 か やすい 部 位 は 歯 と 歯 の 間 や 歯 と 歯 茎 の が 付 きにくくなるメリットが ありま す で す らなるべく 砂 糖 分 を 洗 い 流 すことが 大 境 目 など 共 通 しているのは 歯 面 がでこ から セルフケアで 管 理 しやすい 口 腔 内 切 でこのようにコントロールすること ぼ こして い るところで す 磨 くというよりも 環 境 を 整 えておくことが 重 要 で で 砂 糖 が 口 腔 内 細 菌 に 利 用 される 量 を 歯 ブラシを 振 動 させるようなイメージで 清 潔 な 口 腔 内 を 保 つために プラー このようなケアをいつ 行 うのがよいか 減 らすことができままた 代 用 甘 味 料 動 か すとプラークがよく 取 れます クを 寄 せ 付 けない プラークを 増 やさ できれば 抗 がん 剤 の 投 与 前 に 歯 科 と 連 を 使 用 した 食 品 を 選 ぶのも 一 つの 方 法 歯 ブラシの 当 て 方 と 動 かし 方 も 重 要 ない プラークが 付 着 したときにはしっ 携 して 済 ませておくのがよいと 思 いま で なポイントになりま 歯 面 に 当 てる 歯 ブ かり 取 り 除 く という3カ 条 がありまプ 使 用 する 器 具 は 歯 ブラシよりかなり 大 き また 経 口 摂 取 できていないときは 口 ラシの 角 度 は 歯 と 歯 茎 の 境 目 に45 度 ラーク( 歯 垢 )の 特 徴 を 踏 まえたうえで なものが 多 く ある 程 度 の 開 口 量 が 必 要 の 中 が 汚 れないかというと そうではあり などいろいろな 方 法 がありますが 静 岡 この 3 つをどのようにしていけばいいか になりま 歯 石 除 去 では 歯 肉 が 炎 症 を ま せ ん 矛 盾 し て い るようで す が 実 は が ん センター で は 患 者 が 習 得 し や す い ご 紹 介 しま 起 こしていることが 多 く 出 血 を 伴 うこと 食 事 中 は 口 の 中 をよく 動 かしま 特 に 歯 と 歯 ブラシの 毛 束 がちょうど 90 度 にな がありま 歯 科 でがん 治 療 に 応 じたケ かむという 状 態 は 口 腔 内 に 自 浄 作 用 を るぐらいの 角 度 と 説 明 することが 多 いで 口 腔 内 もプラークが 付 きやすい 状 況 ア 方 法 を 習 得 していなければ 粘 膜 炎 が もたらしまですから 口 の 中 が 汚 れた 45 度 に 当 てるよりも 患 者 が 習 得 し

7 やすく 歯 茎 も 傷 付 けにくいということで この 方 法 をよく 勧 めていま 歯 ブラシの 選 び 方 は 粘 膜 炎 が 進 む に 従 ってよりコンパクトで より 軟 らか い 毛 細 の 歯 ブラシを 選 ぶことになりま 粘 膜 炎 が 出 ていない 間 は 普 通 の 硬 さの ものを 使 用 し 粘 膜 炎 ができたときに そ の 清 掃 状 態 を 維 持 するためにごく 軟 毛 のブラシを 使 うのがいい 使 い 方 で 患 者 がセルフケアできないときにどの ような 問 題 があり それをどう 解 決 してい けばいいのでしょうか よく 見 られる 粘 膜 炎 が 痛 くて 歯 が 磨 け な い というとき 静 岡 が ん センタ ー ではアズノール 軟 膏 とキシロカインゼリー をほぼ 同 量 混 ぜたものを 院 内 で 調 整 し 容 器 に 入 れ て 使 って い ま す ア ズノー ル の 粘 膜 の 保 護 作 用 も 期 待 して 使 用 して い ま す こ れ は ヨ ー グ ルトぐ ら い の 粘 調 度 が あるの で 塗 るというよりは 綿 棒 など に 少 し 多 めに 取 って 粘 膜 炎 のあるところ に 垂 らすように 塗 布 するとよく 広 がり 疼 痛 もなく 塗 布 できるようで 粘 膜 炎 が 出 ているところだけに 軟 膏 を 塗 るのでは なく 歯 ブラシの 背 中 にも 軟 膏 を 塗 ってお くと 粘 膜 炎 が 出 ているところに 歯 ブラシ の 背 が 当 たったときに 摩 擦 が 少 なくな るので 痛 みをより 軽 減 することが できま これも 一 工 夫 と 言 えま また ブラッシングできないときは 500 ミリリットルの 含 嗽 剤 を 作 成 してもらい それを1 日 で 使 い 切 ることを 目 標 に 1 日 8 回 程 度 頻 繁 にうがいをしてもらいま それでもハチアズレやキシロカイン が し み ると い う 患 者 が い ま す が こ の 場 合 は 等 張 液 の 生 理 食 塩 水 や マウスウ オッシュなどを 使 うと 染 み ずにうが いを 続 け る こ と が で き ま す ( 24) 歯 磨 きをすると 血 が 出 るという 問 題 は 場 合 によって 対 応 が 異 なりま す 粘 膜 炎 に 明 らかに 接 触 しているときは 使 用 して い る 歯 ブラシを 変 更 します 歯 肉 からの 出 血 は 歯 茎 が 少 し 腫 れていると 歯 肉 から 容 易 に 出 血 するので 骨 髄 抑 制 期 でなければ そのままブラッシングを 怖 がらずに 続 けていくほうが 汚 れがしっ かり 取 れて 出 血 も 治 まってきまただ 骨 髄 抑 制 期 は 軟 らかめの 歯 ブラシに 変 更 し そ のうえ で ブ ラッシングを 継 続 す る 工 夫 が 必 要 で(25) 外 来 の 通 院 治 療 で 清 潔 な 口 腔 内 を 保 つ 鍵 は 患 者 がいかに 自 宅 でプラー クコントロールが できるかということにか かっていまですから 専 門 的 ケアを 受 けてもらう 機 会 を 作 り 口 腔 内 の 環 境 が 整 備 された 状 態 で 食 事 の 工 夫 をし たり 粘 膜 炎 ができていても 小 さいブラ シの 使 用 や 表 面 麻 酔 剤 を 使 うなどして ブラッシングを 継 続 していく 工 夫 で 何 と か 乗 り 切 っていただければと 思 いま 口 腔 がんの 周 術 期 は その 経 過 に 応 じて 状 況 に 応 じたアプローチが 必 要 に な っ てきま す ま ず 治 療 が 始 まる 前 口 腔 内 にまだ 腫 瘍 がある 状 態 では 患 者 はその 腫 瘍 があるためにセルフケアが うまくできないということがありまその 場 合 セルフケアを 補 うための 介 入 が 必 要 で す そして 手 術 が 終 わった あと 経 口 摂 取 が 始 まるまでの 間 は 血 餅 の 付 着 や 粘 稠 性 の 唾 液 がたまるところが 口 腔 内 の 汚 染 の 原 因 になってきまいよ いよ 経 口 摂 取 が 始 まると 今 度 は 食 渣 ( しょくさ )や プラ ークが たまってきま す このような 口 腔 内 の 変 化 に 応 じたケアを 行 いま 周 術 期 の 流 れに 沿 って 歯 科 衛 生 士 が 行 っているケアの 内 容 をご 紹 介 しま 手 術 前 は 何 よりも 口 腔 内 細 菌 の 数 を 減 少 させておくことがポイントで 静 岡 がんセンターでは 歯 科 衛 生 士 が 専 門 的 な 口 腔 清 掃 を 行 い 清 掃 状 態 を 維 持 してもらうためのセルフケア 指 導 を 行 っていま 手 術 が 終 わって 次 に 経 口 摂 取 が 始 まるまでは その 衛 生 的 な 状 態 をいか に 維 持 していくかが 重 要 になりま 患 者 が 手 術 でかなり 疲 れていたりすると セルフケアがうまく 進 まないことも 多 いの で ここは 看 護 師 との 連 携 が 重 要 になり ま 口 腔 内 に 自 浄 作 用 をもたらす 経 口 摂 取 が 中 止 しているこの 期 間 こそ 口 腔 ケアが 必 要 になりま 経 口 摂 取 が 始 まって 退 院 までは セル フケアの 確 立 期 間 として 患 者 の 口 腔 内 の 変 化 に 応 じたセルフケアができるよう に 介 助 指 導 していきま 26に 口 腔 がんの 疾 患 の 部 位 と 術 式 患 者 のセルフケアや 経 口 摂 取 そし て 退 院 が 術 後 どれぐらいの 日 数 で 行 われたかを 比 較 していま 侵 襲 の 一 番 小 さい 舌 の 部 分 切 除 は セルフケアの 開 始 も 一 番 早 く 経 口 摂 取 も 退 院 もすべて この 中 では 一 番 早 く なっていま 一 方 皮 弁 の 手 術 が 入 っ てくると 移 植 された 腹 部 や 大 腿 部 の 回 復 離 床 を 待 ってからセルフケアが 始 ま りままた 一 般 的 に 嚥 下 障 害 も 出 て きますので 経 口 摂 取 まではこの 中 で 時 間 が 最 も か か って い ま す さら に 嚥 下 の リハビリなども 行 われるので 退 院 もこの 中 で 最 も 遅 くなっていま 一 方 上 歯 肉 がんの 部 分 切 除 の 場 合 は 離 床 が 早 いので その 分 セルフケ アは 比 較 的 早 くから 始 められま 経 口 摂 取 は 顎 義 歯 と 呼 ばれる 特 殊 な 摂 食 嚥 下 機 能 を 補 助 する 装 置 を 作 成 して からになるので 開 始 は 少 し 遅 れていま ただ 退 院 までの 日 数 は この 中 では 中 間 ぐらいになっていま このように 疾 患 の 部 位 や 術 式 によっ て 介 助 が 必 要 な 期 間 患 者 がセルフケ アを 開 始 できる 時 期 もかなり 異 なってき ますので それぞれ 患 者 の 状 況 に 合 わ せた 介 入 が 必 要 になりま(26) 口 腔 がんの 手 術 では 1 カ 月 くらいの 短 いスパンの 間 で 口 腔 内 がかなり 大 きく 変 化 しま す の で そ れ に 合 わ せ て 口 腔 ケアを 変 えていかなくてはなりません 看 護 師 との 連 携 もとても 重 要 になりますの で 患 者 にとってよりよいケアを 提 供 でき るように これからも 努 めていきたいと 思 い ま す ( 27) POD 6POD 5POD 1POD 2POD 8POD 10POD 8POD 1POD 5POD 8POD 12POD 10POD 3POD 8POD POD 25 8POD 27 41POD CRT 27POD 17POD RT

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17 外 国 人 看 護 師 候 補 者 就 労 研 修 支 援 18 看 護 職 員 の 就 労 環 境 改 善 19 8020 運 動 推 進 特 別 20 歯 科 医 療 安 全 管 理 体 制 推 進 特 別 21 在 宅 歯 科 医 療 連 携 室 整 備 22 地 域 災 害 拠 点 病 資 料 22 ( 別 紙 第 1 2 号 様 式 ) 平 成 24 年 度 医 療 提 供 体 制 推 進 費 補 助 金 における 計 画 評 価 シート 1 の 概 要 神 奈 川 県 ( 金 額 の 単 位 は 千 円 ) 補 助 金 等 名 称 医 療 提 供 体 制 推 進 費 補 助 金 補 助 年 度 平 成 24 年 度 担 当 課 神 奈 川 県 保 健 福 祉 局 保 健 医 療

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