医 療 法 人 社 団 日 高 会 日 高 病 院 目 次 病 院 の 理 念 基 本 方 針 臨 床 研 修 の 基 本 理 念 4 あいさつ 日 高 病 院 院 長 関 原 哲 夫 5 初 期 臨 床 研 修 について プログラム 責 任 者 木 村 圭 一 6 Ⅰ. 日 高 病 院 の 概 要

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1 医 療 法 人 社 団 日 高 会 日 高 病 院 初 期 研 修 プログラム ( 平 成 29 年 度 予 定 )

2 医 療 法 人 社 団 日 高 会 日 高 病 院 目 次 病 院 の 理 念 基 本 方 針 臨 床 研 修 の 基 本 理 念 4 あいさつ 日 高 病 院 院 長 関 原 哲 夫 5 初 期 臨 床 研 修 について プログラム 責 任 者 木 村 圭 一 6 Ⅰ. 日 高 病 院 の 概 要 と 沿 革 7 1. 施 設 概 要 7 2. 沿 革 8 Ⅱ. 初 期 研 修 プログラム 要 綱 プログラムの 名 称 プログラムの 目 的 と 特 徴 10 (1) プログラムの 目 的 10 (2) プログラムの 特 徴 病 院 群 の 構 成 及 びプログラム 責 任 者 10 (1) 病 院 群 の 構 成 10 (2)プログラム 責 任 者 募 集 定 員 募 集 方 法 研 修 期 間 割 研 修 医 の 処 遇 初 期 研 修 の 記 録 および 評 価 13 (1) 初 期 臨 床 研 修 の 記 録 13 (2) 初 期 臨 床 研 修 の 評 価 13 (3) 研 修 医 の 評 価 と 研 修 修 了 の 認 定 および 証 書 の 交 付 研 修 修 了 後 の 進 路 ( 後 期 研 修 シニアレジデント) 研 修 管 理 委 員 会 学 会 認 定 指 導 施 設 一 覧 病 院 機 能 評 価 等 問 合 せ 先 17 2

3 Ⅲ 研 修 目 標 一 般 研 修 目 標 一 般 行 動 目 標 19 Ⅳ. 各 科 研 修 プログラム 内 科 外 科 救 急 部 門 ( 日 高 病 院 ) 救 急 部 門 ( 群 馬 大 学 附 属 病 院 救 命 救 急 センター) 麻 酔 整 形 外 科 泌 尿 器 科 腎 不 全 科 ( 腎 臓 内 科 腎 臓 外 科 ) 心 臓 血 管 外 科 脳 神 経 外 科 眼 科 リハビリテーション 科 放 射 線 科 病 理 診 断 科 小 児 科 ( 高 崎 総 合 医 療 センター) 産 婦 人 科 ( 公 立 富 岡 総 合 病 院 ) 精 神 科 ( 群 馬 病 院 ) 群 馬 大 学 医 学 部 附 属 病 院 血 液 透 析 特 殊 透 析 ( 日 高 リハヒ リテーション 病 院 ) 回 復 期 維 持 期 リハヒ リテーション( 日 高 リハヒ リテーション 病 院 ) 内 科 リウマチ 科 ( 平 成 日 高 クリニック) 透 析 科 外 来 維 持 透 析 ( 平 成 日 高 クリニック) 地 域 医 療 ( 緩 和 ケア 診 療 所 いっぽ) 地 域 医 療 ( 日 高 リハヒ リテーション 病 院 平 成 日 高 クリニック) 103 3

4 病 院 の 理 念 患 者 の 満 足 を 第 一 に 考 え 質 の 高 い 医 療 を 提 供 する 基 本 方 針 職 員 全 員 がコミュニケーションを 深 め 真 のチーム 医 療 を 実 践 する 他 医 療 機 関 との 連 携 を 大 切 にし 紹 介 された 患 者 に 対 して 責 任 を 持 つ 質 の 高 い 医 療 と 満 足 できる 情 報 を 提 供 する 最 新 の 医 療 技 術 医 療 知 識 を 導 入 する 日 高 病 院 への 貢 献 を 重 んじる 職 員 を 増 やし 日 高 病 院 の 文 化 をともにつくりあ げる 仕 事 に 対 しての 強 い 倫 理 観 を 持 ち 地 域 医 療 に 貢 献 する 職 員 を 大 切 にする 医 師 がリーダーシップを 発 揮 する 病 院 職 員 にふさわしい 服 装 品 位 能 力 を 身 につける 臨 床 研 修 の 基 本 理 念 臨 床 研 修 は 医 師 が 医 師 としての 人 格 を 涵 養 し 将 来 専 門 とする 分 野 にかかわら ず 医 学 及 び 医 療 の 果 たすべき 社 会 的 役 割 を 認 識 しつつ 一 般 的 な 診 療 において 頻 繁 にかかわる 負 傷 又 は 疾 病 に 適 切 に 対 応 できるよう 基 本 的 な 診 療 能 力 を 身 に 付 け る 4

5 ~ あ い さ つ ~ 当 院 は 患 者 の 満 足 を 第 一 に 考 え 質 の 高 い 医 療 を 提 供 する を 理 念 として 地 域 医 療 支 援 病 院 地 域 災 害 拠 点 病 院 臨 床 研 修 指 定 病 院 群 馬 県 がん 診 療 連 携 推 進 病 院 等 の 指 定 を 受 けると 共 に 24 時 間 365 日 救 急 体 制 で 地 域 の 皆 様 が 安 心 して 生 活 できる 病 院 づくりを 目 指 しております がん 診 療 では 手 術 や 化 学 療 法 にとどま らず ガンマナイフ 治 療 強 度 変 調 放 射 線 治 療 など 最 新 鋭 の 放 射 線 治 療 機 器 で 高 度 な 専 門 医 療 を 提 供 し さらに 免 疫 療 法 温 熱 療 法 にも 取 り 組 んでおります また がん 何 でも 相 談 など 相 談 支 援 体 制 も 充 実 させ 全 人 的 がん 治 療 を 行 っています 本 年 は 泌 尿 器 科 腹 腔 鏡 手 術 センターを 開 設 し 前 立 腺 癌 腎 癌 腎 盂 尿 管 癌 等 の 腹 腔 鏡 手 術 が 可 能 となり さらに 常 勤 の 病 理 専 門 医 を 迎 え 質 の 高 いがん 診 療 を 提 供 で きる 体 制 が 整 いました 救 急 体 制 では 24 時 間 365 日 循 環 器 の 救 急 患 者 受 け 入 れ が 可 能 となり また 脳 神 経 外 科 による t-pa も 実 施 されております その 他 臨 床 では 生 体 腎 臓 移 植 ハートセンターでオフポンプ 冠 動 脈 バイパス 術 も 施 行 してお ります また 臨 床 研 修 指 定 病 院 として 多 くの 研 修 医 を 育 成 してまいりました 今 後 も 教 育 施 設 としての 使 命 感 を 持 ち 充 実 したプログラムを 提 供 してまいります 国 民 医 療 費 の 高 騰 が 叫 ばれるなか わが 国 の 医 療 は 相 互 に 役 割 を 分 担 する 必 要 が あることから 地 域 の 病 院 診 療 所 の 先 生 方 と 密 接 に 連 携 して 地 域 完 結 型 の 医 療 体 制 を 構 築 してまいりました 今 後 も さらにシームレスな 地 域 医 療 の 構 築 に 尽 力 し ていく 考 えです 医 療 法 人 社 団 日 高 会 日 高 病 院 院 長 関 原 哲 夫 5

6 初 期 臨 床 研 修 について 平 成 16 年 度 より 初 期 臨 床 研 修 制 度 が 開 始 されました この 制 度 は 基 本 的 な 臨 床 研 修 を 義 務 付 けることで 偏 らない 臨 床 経 験 を 学 習 できる 画 期 的 なシステムです しかし 各 科 ローテーションが 数 ヶ 月 と 短 期 間 であることから 研 修 医 の 意 識 およ び 指 導 医 の 意 識 がともに 高 くなければ 満 足 のいく 成 果 は 得 られません 研 修 医 と 指 導 医 が 医 師 として 高 い 倫 理 観 と 患 者 に 対 しての 責 任 を 持 ちながら よりよい 研 修 カリキュラムをともに 作 り 上 げていく 姿 勢 が 非 常 に 重 要 であると 考 えています 当 院 は 平 成 9 年 3 月 地 域 災 害 拠 点 病 院 に 指 定 され 平 成 17 年 度 より 地 域 医 療 支 援 病 院 に 認 定 されました この 二 つの 資 格 は 地 域 医 療 における 社 会 的 貢 献 に 責 任 を 持 つことを 意 味 しています したがって 当 院 では 地 域 の 医 療 機 関 からの 紹 介 患 者 及 び 救 急 患 者 を 数 多 く 受 け 入 れており 来 院 された 患 者 に 対 しいつでも 最 良 の 医 療 が 提 供 できるよう 各 科 の 専 門 の 医 師 が 日 々 研 鑽 を 積 んでおります 当 院 のプログラムは 救 急 医 療 からプライマリ ケアまでの 幅 広 い 症 例 を 経 験 し ながら 指 導 医 とともに 学 習 し 誠 実 な 医 療 を 提 供 できるような 基 本 的 臨 床 能 力 の 獲 得 を 目 的 としています 研 修 医 と 指 導 医 が 地 域 医 療 の 最 前 線 で 診 療 にあたり 結 果 として 幅 広 い 基 本 的 な 臨 床 能 力 ( 態 度 技 能 知 識 )を 身 に 付 けることができるも のと 確 信 しています 研 修 医 の 皆 さんが 当 院 での 初 期 研 修 により 臨 床 能 力 の 基 本 を 身 につけ さらに は 後 期 研 修 で 専 門 性 を 高 め 地 域 の 方 々に 信 頼 される 医 師 になることを 期 待 してい ます プログラム 責 任 者 木 村 圭 一 6

7 Ⅰ. 日 高 病 院 の 概 要 と 沿 革 1. 施 設 概 要 所 在 地 群 馬 県 高 崎 市 中 尾 町 886 TEL FAX URL 病 院 長 関 原 哲 夫 診 療 科 目 内 科 呼 吸 器 内 科 循 環 器 内 科 消 化 器 内 科 糖 尿 病 内 分 泌 内 科 腎 臓 内 科 神 経 内 科 リウ マチ 科 外 科 整 形 外 科 脳 神 経 外 科 泌 尿 器 科 腎 臓 外 科 人 工 透 析 移 植 外 科 心 臓 血 管 外 科 皮 膚 科 眼 科 リハビリテーション 科 救 急 科 麻 酔 科 放 射 線 科 病 理 診 断 科 疼 痛 緩 和 内 科 歯 科 口 腔 外 科 医 師 数 77.4 名 ( 内 常 勤 医 64 名 )(H28.4) 外 来 患 者 数 年 間 65,496 人 (1 日 あたり 人 )(H27) 入 院 患 者 数 年 間 85,786 人 (1 日 あたり 人 )(H27) 救 急 搬 送 数 年 間 3,213 件 (H27) 手 術 件 数 年 間 4,655 件 (H27) 剖 検 数 年 間 10 件 (H27) 7

8 2. 沿 革 昭 和 52 年 7 月 日 高 クリニック(19 床 ) 開 設 ( 高 崎 市 日 高 町 ) 昭 和 53 年 8 月 医 療 法 人 社 団 日 高 会 設 立 昭 和 58 年 12 月 医 療 法 人 社 団 日 高 会 日 高 病 院 (48 床 ) 開 設 ( 高 崎 市 中 尾 町 ) 昭 和 60 年 5 月 12 床 増 床 ( 病 床 数 60 床 ) 昭 和 60 年 10 月 68 床 増 床 ( 病 床 数 128 床 ) 昭 和 63 年 2 月 42 床 増 床 ( 病 床 数 170 床 ) 昭 和 63 年 4 月 体 外 衝 撃 波 腎 尿 管 結 石 破 砕 センター 開 設 平 成 元 年 10 月 中 央 棟 竣 工 平 成 3 年 4 月 高 崎 市 在 宅 介 護 支 援 センター 日 高 開 設 平 成 3 年 6 月 ガンマナイフセンター 開 設 平 成 4 年 8 月 リハビリテーション 総 合 承 認 施 設 認 可 平 成 7 年 4 月 院 内 保 育 園 たんぽぽ 開 設 平 成 8 年 7 月 北 棟 竣 工 平 成 9 年 3 月 地 域 災 害 拠 点 病 院 指 定 平 成 9 年 4 月 15 床 増 床 ( 病 床 数 185 床 ) 平 成 9 年 5 月 手 術 棟 竣 工 平 成 14 年 7 月 回 復 期 リハビリテーション 病 棟 稼 動 (30 床 ) 平 成 15 年 5 月 回 復 期 リハビリテーション 病 棟 増 床 (41 床 ) 平 成 16 年 1 月 平 成 日 高 クリニック 開 設 にて 外 来 機 能 を 分 離 平 成 16 年 1 月 電 子 カルテ オーダリング 画 像 システム 導 入 平 成 16 年 6 月 二 次 医 療 圏 ( 高 崎 医 師 会 群 馬 郡 医 師 会 碓 氷 安 中 医 師 会 )の 診 療 所 が 登 録 医 となり 病 診 連 携 開 始 平 成 16 年 10 月 群 馬 県 地 域 リハビリテーション 広 域 支 援 センターに 指 定 平 成 17 年 4 月 地 域 医 療 支 援 病 院 承 認 平 成 17 年 7 月 病 院 機 能 評 価 承 認 平 成 18 年 1 月 20 床 増 床 ( 病 床 数 205 床 ) 平 成 18 年 7 月 腫 瘍 センター 開 設 ( 強 度 変 調 放 射 線 治 療 機 器 :1 台 PET CT:2 台 ) 平 成 18 年 9 月 管 理 型 臨 床 研 修 病 院 指 定 平 成 19 年 2 月 20 床 増 床 ( 病 床 数 225 床 ) 平 成 20 年 4 月 メタボ 糖 尿 病 治 療 センター 開 設 平 成 20 年 7 月 DPC 実 施 病 院 平 成 20 年 9 月 日 本 内 科 学 会 認 定 医 制 度 教 育 関 連 病 院 認 定 平 成 20 年 9 月 日 高 ハートセンター 開 始 8

9 平 成 20 年 9 月 64 列 CT 導 入 平 成 20 年 10 月 3 階 北 病 棟 において ICU(4 床 ) 稼 動 平 成 20 年 11 月 糖 尿 病 専 門 医 認 定 教 育 施 設 認 定 平 成 21 年 5 月 入 院 基 本 料 7:1 算 定 開 始 平 成 21 年 10 月 日 本 手 の 外 科 学 会 認 定 研 修 施 設 認 定 平 成 21 年 12 月 34 床 増 床 ( 病 床 数 259 床 ) 平 成 22 年 4 月 日 本 腎 臓 学 会 腎 臓 専 門 医 研 修 施 設 認 定 平 成 22 年 7 月 財 団 法 人 日 本 医 療 機 能 評 価 機 構 認 定 病 院 更 新 (Ver.6.0) 平 成 22 年 9 月 日 本 リハビリテーション 医 学 会 研 修 施 設 認 定 平 成 22 年 10 月 日 本 肥 満 学 会 肥 満 症 専 門 病 院 認 定 平 成 23 年 4 月 消 化 器 乳 腺 呼 吸 器 病 センターを 開 設 ( 群 馬 大 学 第 一 外 科 との 連 携 ) 平 成 23 年 4 月 口 腔 粘 膜 疾 患 顎 変 形 症 外 来 ( 顎 矯 正 手 術 )を 開 始 平 成 23 年 5 月 群 馬 県 医 療 功 労 賞 授 賞 式 ( 安 藤 義 孝 院 長 ) 平 成 23 年 7 月 日 高 学 術 研 究 センターを 開 設 平 成 23 年 8 月 腎 臓 移 植 手 術 開 始 平 成 23 年 12 月 ハイパーサーミア( 温 熱 療 法 ) 開 始 平 成 23 年 12 月 日 本 呼 吸 器 学 会 関 連 施 設 認 定 平 成 24 年 4 月 群 馬 県 がん 診 療 連 携 推 進 病 院 指 定 平 成 24 年 7 月 第 2 血 管 撮 影 室 使 用 開 始 (ハイブリットアンギオ 装 置 導 入 ) 平 成 24 年 8 月 MRI 装 置 入 替 (ラージボア 1.5T) 平 成 24 年 12 月 疼 痛 緩 和 内 科 を 標 榜 科 に 追 加 平 成 25 年 1 月 8 床 増 床 ( 病 床 数 267 床 ) 平 成 25 年 4 月 神 経 内 科 を 標 榜 科 に 追 加 平 成 25 年 4 月 新 病 院 長 就 任 ( 関 原 哲 夫 ) 平 成 25 年 4 月 日 本 循 環 器 学 会 研 修 関 連 施 設 認 定 平 成 25 年 9 月 日 本 内 科 学 会 認 定 医 制 度 教 育 病 院 認 定 平 成 26 年 1 月 規 模 を 拡 大 し 外 来 化 学 療 法 センターオープン 平 成 26 年 1 月 規 模 を 拡 大 し 救 急 科 オープン 平 成 26 年 4 月 日 本 内 分 泌 学 会 認 定 教 育 施 設 平 成 26 年 4 月 日 本 病 理 学 会 研 修 登 録 施 設 平 成 26 年 4 月 日 本 心 血 管 インターベンション 治 療 学 会 研 修 関 連 施 設 平 成 27 年 4 月 20 床 増 床 ( 病 床 数 287 床 ) 平 成 27 年 9 月 日 本 医 療 機 能 評 価 機 構 認 定 施 設 ( 一 般 病 院 2 3rdG:Ver.1.0) 認 定 平 成 27 年 4 月 病 理 診 断 センターオープン 平 成 28 年 4 月 血 管 内 治 療 センターオープン 平 成 28 年 4 月 泌 尿 器 腹 腔 鏡 手 術 センターオープン 9

10 Ⅱ. 初 期 研 修 プログラム 要 綱 1. プログラムの 名 称 日 高 病 院 初 期 研 修 プログラム( 平 成 29 年 度 実 施 ) 2.プログラムの 目 的 と 特 徴 (1) プログラムの 目 的 医 師 としての 人 格 を 涵 養 し 将 来 専 門 とする 分 野 にかかわらず 医 学 および 医 療 の 果 たすべき 社 会 的 役 割 を 認 識 しつつ 日 常 診 療 で 頻 繁 に 関 わる 負 傷 または 疾 病 に 対 応 できるよう 基 本 的 な 診 療 能 力 ( 態 度 技 能 知 識 )を 身 につける という 研 修 理 念 を 基 本 目 標 とし 2 年 間 の 初 期 研 修 でプライマリ ケアのできる 医 師 を 養 成 します (2)プログラムの 特 徴 厚 生 労 働 省 の 示 す 新 医 師 臨 床 研 修 制 度 の 到 達 目 標 に 準 拠 し 研 修 医 の 到 達 すべき 目 標 を 設 定 してある プライマリ ケアの 基 本 的 な 診 療 能 力 習 得 後 9 ヶ 月 間 の 選 択 科 目 期 間 で 必 修 科 目 の 延 長 も 可 能 です 当 院 は 地 域 医 療 支 援 病 院 として 救 急 および 地 域 の 病 院 診 療 所 からの 紹 介 患 者 を 受 け 入 れ 対 応 する 義 務 があるので 多 分 野 にわたる 症 例 を 数 多 く 経 験 することが でき 実 践 を 通 じてプライマリ ケアの 知 識 能 力 の 向 上 が 期 待 できます また 災 害 拠 点 病 院 として 医 師 会 日 本 赤 十 字 社 消 防 署 と 連 携 し 大 規 模 災 害 時 の 訓 練 ( 院 内 訓 練 DMAT 研 修 等 )を 定 期 的 に 実 施 しており 大 規 模 災 害 時 に 対 応 する 訓 練 の 研 修 も 可 能 です 3. 病 院 群 の 構 成 及 びプログラム 責 任 者 (1) 病 院 群 の 構 成 1 基 幹 型 病 院 医 療 法 人 社 団 日 高 会 日 高 病 院 2 協 力 型 病 院 独 立 行 政 法 人 国 立 病 院 機 構 高 崎 総 合 医 療 センター 富 岡 地 域 医 療 事 務 組 合 公 立 富 岡 総 合 病 院 特 別 特 定 医 療 法 人 群 馬 会 群 馬 病 院 10

11 国 立 大 学 法 人 群 馬 大 学 医 学 部 附 属 病 院 3 協 力 施 設 医 療 法 人 一 歩 会 緩 和 ケア 診 療 所 いっぽ 医 療 法 人 社 団 日 高 会 日 高 リハビリテーション 病 院 医 療 法 人 社 団 日 高 会 平 成 日 高 クリニック (2)プログラム 責 任 者 救 急 部 長 木 村 圭 一 (プログラム 責 任 者 ) 内 科 医 長 吉 川 浩 二 ( 副 プログラム 責 任 者 ) 4. 募 集 定 員 1 年 次 :6 名 / 2 年 次 :6 名 5. 募 集 方 法 (1) 応 募 期 間 : 平 成 28 年 6 月 1 日 ~ (2) 採 用 試 験 日 : 平 成 28 年 7 月 下 旬 及 び 8 月 下 旬 (3) 応 募 資 格 : 医 師 免 許 取 得 見 込 者 (4) 採 用 方 法 : 公 募 面 接 試 験 により 選 考 (5) 出 願 書 類 : 初 期 臨 床 研 修 医 採 用 申 請 書 ( 所 定 ) 履 歴 書 ( 所 定 ) 卒 業 見 込 証 明 書 健 康 診 断 書 (6) 応 募 先 : 群 馬 県 高 崎 市 中 尾 町 886 医 療 法 人 社 団 日 高 会 法 人 本 部 医 師 確 保 対 策 室 佐 々 木 敏 文 (TEL) (FAX) ( )kanri@hidaka-kai.com (7) 医 師 臨 床 研 修 マッチングへの 参 加 : 有 り 11

12 6. 研 修 期 間 割 必 修 研 修 内 科 (6 ヶ 月 オリエンテーションを 含 む) 救 急 部 門 (3 ヶ 月 ) 地 域 医 療 (1 ヶ 月 ) 外 科 (2 カ 月 ) 小 児 科 (1 ヶ 月 ) 産 婦 人 科 (1 ヶ 月 ) 精 神 科 (1 ヶ 月 ) 選 択 研 修 各 科 選 択 (9 ヶ 月 ) 選 択 科 目 の 研 修 はできるだけ 希 望 に 沿 う 形 で 計 画 します 平 成 29 年 度 初 期 臨 床 研 修 ローテート( 例 A) 月 年 次 内 科 救 急 部 門 ( 日 高 ) 救 急 部 門 ( 群 大 ) 精 神 科 外 科 2 年 次 地 域 医 療 小 児 科 産 婦 人 科 選 択 研 修 平 成 29 年 度 初 期 臨 床 研 修 ローテート( 例 B) 月 年 次 救 急 部 門 ( 日 高 ) 救 急 部 門 ( 群 大 ) 外 科 精 神 科 内 科 2 年 次 選 択 研 修 地 域 医 療 小 児 科 産 婦 人 科 選 択 研 修 7. 研 修 医 の 処 遇 身 分 日 高 病 院 常 用 勤 務 職 員 給 与 基 本 手 当 / 月 (1 年 次 :500,000 円 2 年 次 :510,000 円 ) 賞 与 賞 与 / 年 (1 年 次 :630,000 円 2 年 次 :1,020,000 円 ) 諸 手 当 時 間 外 手 当 休 日 手 当 当 直 手 当 日 直 手 当 勤 務 時 間 週 40 時 間 ( 正 規 職 員 と 同 様 ) 基 本 的 には 午 前 8 時 30 分 ~ 午 後 5 時 30 分 (8 時 間 勤 務 ) 患 者 さんの 状 態 救 急 患 者 の 状 況 に 応 じ て 院 内 待 機 もあります 当 直 月 4 回 12

13 休 暇 有 給 休 暇 (1 年 次 : 入 職 後 6 ヵ 月 後 経 過 した 時 点 で 10 日 付 与 ) ただし 6 ヶ 月 間 で 出 勤 しなければならない 日 の 8 割 を 出 勤 し ていること 2 年 次 :11 日 ) 夏 季 休 暇 年 末 年 始 休 暇 特 別 休 暇 ( 就 業 規 則 による) 宿 舎 なし 研 修 医 の 病 院 内 の 個 室 あり 社 会 保 険 政 府 管 掌 健 康 保 険 厚 生 年 金 保 険 雇 用 保 険 公 務 災 害 労 災 法 適 用 健 康 管 理 健 康 診 断 ( 年 2 回 ) 医 師 賠 償 責 任 保 険 の 扱 い 病 院 において 加 入 個 人 加 入 ( 任 意 ) 外 部 の 研 修 活 動 学 会 研 究 会 への 参 加 可 ( 費 用 支 給 有 り) そ の 他 他 医 療 機 関 等 でのアルバイトは 禁 止 8. 初 期 臨 床 研 修 の 記 録 および 評 価 (1) 初 期 臨 床 研 修 の 記 録 研 修 医 は 指 定 の 研 修 手 帳 に 研 修 内 容 を 記 録 するとともに 病 歴 や 手 術 の 要 約 を 作 成 し 行 動 目 標 および 経 験 目 標 の 到 達 状 況 や 研 修 医 の 評 価 に 関 する 記 録 は 5 年 間 保 存 します (2) 初 期 臨 床 研 修 の 評 価 研 修 手 帳 の 一 般 目 標 行 動 目 標 の 項 目 について 研 修 医 の 自 己 評 価 と 各 科 指 導 責 任 者 の 評 価 を 行 います 研 修 管 理 委 員 会 は 原 則 として 1 年 次 末 に 評 価 結 果 を 各 科 指 導 体 制 と 研 修 プログラム 改 善 の 資 料 として 活 用 します (3) 研 修 医 の 評 価 と 研 修 修 了 の 認 定 および 証 書 の 交 付 プログラム 責 任 者 は 指 導 医 の 報 告 のもとに 研 修 管 理 委 員 会 に 研 修 目 標 の 到 達 状 況 を 報 告 します その 結 果 研 修 管 理 委 員 会 が 研 修 修 了 と 認 めた 時 には 研 修 修 了 証 を 交 付 します 1 指 導 医 の 評 価 各 分 野 の 研 修 修 了 後 研 修 医 による 指 導 医 診 療 科 の 評 価 を 行 い その 結 果 は 研 修 管 理 委 員 会 および 指 導 医 診 療 科 へフィードバックします 2 初 期 臨 床 研 修 プログラムの 評 価 研 修 医 による 研 修 環 境 研 修 プログラムに 対 する 評 価 は 当 院 オリジナルの 研 修 手 帳 で 行 います 研 修 医 の 募 集 および 採 用 方 法 情 報 提 供 のあり 方 医 療 安 全 のための 体 制 初 期 臨 床 研 修 病 院 群 における 機 能 的 連 携 必 要 な 施 設 設 備 研 修 医 の 処 遇 などにつ いて 研 修 管 理 委 員 会 を 中 心 に 自 己 点 検 自 己 評 価 を 行 い 今 後 の 初 期 臨 床 研 修 に 役 立 てます 13

14 9. 研 修 修 了 後 の 進 路 ( 後 期 研 修 -シニアレジデント) 初 期 臨 床 研 修 修 了 後 に 引 き 続 いて 専 門 医 を 目 指 して 臨 床 修 練 を 継 続 することができま す すなわち 5 年 間 のレジデント 制 度 に 応 募 移 行 できます 学 会 認 定 医 専 門 医 資 格 を 取 得 することができます また これら 7 年 間 の 研 修 修 練 を 修 了 した 後 に 大 学 教 育 機 関 並 びに 他 の 病 院 に 勤 務 を 移 す 場 合 には 情 報 の 提 供 などにできる 限 りの 支 援 を 行 います また 本 人 の 積 極 的 態 度 や 資 質 によっては 正 規 職 員 としての 採 用 の 道 も 用 意 されています 募 集 科 目 : 内 科 外 科 内 視 鏡 外 科 整 形 外 科 眼 科 泌 尿 器 科 腎 疾 患 透 析 腎 臓 内 科 リハビリテーション 科 救 急 科 病 理 診 断 科 糖 尿 病 科 循 環 器 科 研 修 期 間 : 内 科 初 期 研 修 終 了 後 より1 年 間 外 科 初 期 研 修 修 了 後 より4 年 間 内 視 鏡 外 科 初 期 研 修 修 了 後 より5 年 間 整 形 外 科 初 期 研 修 修 了 後 より4 年 間 眼 科 初 期 研 修 修 了 後 より4 年 間 泌 尿 器 科 初 期 研 修 修 了 後 より4 年 間 腎 疾 患 透 析 初 期 研 修 修 了 後 より5 年 間 腎 臓 内 科 初 期 研 修 修 了 後 より3 年 間 リハビリテーション 科 初 期 研 修 修 了 後 より3 年 間 救 急 科 初 期 研 修 修 了 後 より3 年 間 病 理 診 断 科 初 期 研 修 修 了 後 より2 年 間 糖 尿 病 科 内 科 研 修 終 了 後 3 年 間 循 環 器 科 認 定 内 科 医 又 は 外 科 専 門 医 取 得 後 6 年 間 応 募 資 格 :2 年 間 の 厚 生 労 働 省 指 定 の 期 間 において 初 期 臨 床 研 修 を 終 了 または 終 了 見 込 みの 医 師 及 び 卒 年 にかかわらず 研 修 を 希 望 の 医 師 14

15 10. 研 修 管 理 委 員 会 研 修 管 理 委 員 会 は 下 記 の 研 修 指 導 責 任 者 等 から 構 成 されています 研 修 医 のオリエンテーションは 研 修 管 理 委 員 会 のメンバーがあたり その 後 の 研 修 は 各 病 院 の 研 修 責 任 者 または 指 導 医 があたります 研 修 指 導 者 は 研 修 プログラムの 一 般 目 標 行 動 目 標 等 を 理 解 し 指 導 のチェックリストに 沿 って 研 修 内 容 を 点 検 します 委 員 会 構 成 研 修 管 理 委 員 会 統 括 責 任 者 : 関 原 哲 夫 ( 院 長 ) 研 修 管 理 委 員 会 委 員 長 : 成 清 一 郎 ( 副 院 長 ) 研 修 管 理 委 員 ( 外 部 委 員 ): 有 賀 長 規 ( 高 崎 医 師 会 会 長 ) 研 修 プログラム 責 任 者 : 木 村 圭 一 ( 救 急 科 部 長 ) 副 研 修 プログラム 責 任 者 : 吉 川 浩 二 ( 内 科 医 長 ) 研 修 管 理 委 員 : 大 澤 清 孝 ( 副 院 長 救 急 担 当 ) 研 修 管 理 委 員 : 石 山 延 吉 ( 内 科 系 診 療 部 長 救 急 担 当 ) 研 修 管 理 委 員 : 古 賀 敬 史 ( 循 環 器 内 科 部 長 ) 研 修 管 理 委 員 : 東 海 林 久 紀 ( 外 科 系 診 療 部 長 ) 研 修 管 理 委 員 : 黒 澤 一 也 ( 整 形 外 科 部 長 ) 研 修 管 理 委 員 : 羽 鳥 基 明 ( 泌 尿 器 科 腹 腔 鏡 手 術 センター センター 長 ) 研 修 管 理 委 員 : 福 間 裕 二 ( 泌 尿 器 科 部 長 ) 研 修 管 理 医 員 : 筒 井 貴 朗 ( 腎 臓 内 科 部 長 ) 研 修 管 理 委 員 : 安 藤 哲 郎 ( 腎 臓 外 科 部 長 ) 研 修 管 理 委 員 : 木 幡 一 磨 ( 脳 神 経 外 科 部 長 ) 研 修 管 理 委 員 : 坐 間 朗 (リハビリテーション 科 主 任 医 長 ) 研 修 管 理 委 員 : 堤 哲 也 ( 麻 酔 科 部 長 ) 研 修 管 理 委 員 : 中 里 洋 一 ( 病 理 部 病 理 診 断 科 部 長 ) 研 修 管 理 委 員 : 大 野 英 昭 (ハートセンター 長 ) 研 修 管 理 委 員 : 池 田 史 子 ( 眼 科 部 長 ) 研 修 管 理 委 員 : 栗 原 秀 行 (リハビリテーションセンター 長 ) 研 修 管 理 委 員 : 茂 木 政 彦 ( 化 学 療 法 センター 長 ) 研 修 管 理 委 員 : 根 岸 真 由 美 ( 糖 尿 病 内 分 泌 内 科 部 長 ) 看 護 部 門 責 任 者 : 真 下 孝 江 ( 日 高 病 院 看 護 部 部 長 ) 薬 剤 部 門 責 任 者 : 茂 木 淳 之 介 ( 日 高 病 院 薬 局 長 ) 事 務 部 門 責 任 者 : 小 此 木 一 夫 ( 日 高 病 院 事 務 長 ) 15

16 協 力 型 臨 床 研 修 病 院 の 研 修 実 施 責 任 者 : 五 十 嵐 恒 雄 ( 高 崎 総 合 医 療 センター 小 児 救 急 部 長 ) 五 十 嵐 茂 雄 ( 公 立 富 岡 総 合 病 院 周 産 期 小 児 センター 主 任 医 長 ) 狩 野 正 之 ( 群 馬 病 院 診 療 部 長 ) 荒 川 浩 一 ( 群 馬 大 学 医 学 部 附 属 病 院 小 児 科 教 授 ) 研 修 協 力 施 設 の 研 修 実 施 責 任 者 : 宇 野 治 夫 ( 日 高 リハビリテーション 病 院 院 長 ) 高 橋 正 樹 ( 平 成 日 高 クリニック 院 長 ) 小 笠 原 一 夫 ( 緩 和 ケア 診 療 所 いっぽ 院 長 ) 委 員 会 の 主 な 役 割 研 修 プログラムの 作 成 や 各 研 修 プログラム 間 の 相 互 調 整 など 研 修 プログラムの 総 括 管 理 研 修 医 の 募 集 他 施 設 への 出 向 研 修 医 の 研 修 継 続 の 可 否 研 修 医 の 処 遇 研 修 医 の 健 康 管 理 研 修 到 達 目 標 の 達 成 状 況 の 評 価 研 修 修 了 時 及 び 中 断 時 の 評 価 研 修 修 了 後 の 進 路 についての 相 談 等 の 支 援 11. 学 会 認 定 指 導 施 設 一 覧 日 本 内 科 学 会 認 定 医 制 度 教 育 病 院 日 本 糖 尿 病 学 会 糖 尿 病 専 門 医 認 定 教 育 施 設 日 本 呼 吸 器 学 会 関 連 施 設 日 本 内 分 泌 学 会 認 定 教 育 施 設 日 本 循 環 器 学 会 認 定 循 環 器 専 門 医 研 修 関 連 施 設 日 本 心 血 管 インターベンション 治 療 学 会 研 修 関 連 施 設 日 本 外 科 学 会 外 科 専 門 医 制 度 関 連 施 設 日 本 消 化 器 病 学 会 認 定 施 設 日 本 消 化 管 学 会 認 定 施 設 日 本 消 化 器 内 視 鏡 学 会 専 門 医 制 度 指 導 施 設 日 本 救 急 医 学 会 救 急 科 専 門 医 指 定 施 設 日 本 整 形 外 科 学 会 専 門 医 制 度 研 修 施 設 日 本 手 の 外 科 学 会 認 定 研 修 施 設 日 本 泌 尿 器 科 学 会 専 門 医 教 育 施 設 日 本 透 析 医 学 会 専 門 医 制 度 認 定 施 設 日 本 腎 臓 学 会 腎 臓 専 門 医 研 修 施 設 16

17 日 本 リハビリテーション 医 学 会 研 修 施 設 日 本 眼 科 学 会 専 門 医 制 度 研 修 施 設 日 本 病 理 学 会 研 修 登 録 施 設 日 本 リウマチ 学 会 教 育 施 設 日 本 超 音 波 医 学 会 認 定 超 音 波 専 門 医 制 度 研 修 施 設 指 定 日 本 ハイパーサーミア 学 会 認 定 施 設 日 本 口 腔 外 科 学 会 認 定 関 連 研 修 施 設 日 本 がん 治 療 認 定 研 修 施 設 日 本 肥 満 学 会 肥 満 症 専 門 病 院 日 本 栄 養 療 法 推 進 協 議 会 認 定 NST 稼 動 施 設 日 本 静 脈 経 腸 栄 養 学 会 栄 養 サポートチーム(NST) 専 門 療 法 士 実 地 訓 練 施 設 マンモグラフィ 検 診 認 定 施 設 12. 病 院 機 能 評 価 等 財 団 法 人 日 本 医 療 機 能 評 価 機 構 認 定 施 設 ( 審 査 体 制 区 分 一 般 病 院 2<3rdG:Ver.1.0> H 認 定 ) 13. 問 合 せ 先 群 馬 県 高 崎 市 中 尾 町 886 医 療 法 人 社 団 日 高 会 法 人 本 部 医 師 確 保 対 策 室 佐 々 木 敏 文 TEL ( 代 表 ) / FAX / kanri@hidaka-kai.com 17

18 Ⅲ. 研 修 目 標 1. 一 般 研 修 目 標 à à à à à à à à à à à à à à à à à 患 者 を 全 人 的 に 理 解 し 患 者 家 族 と 良 好 な 人 間 関 係 を 確 立 する チーム 医 療 の 中 心 としてリーダーシップを 発 揮 し 他 の 医 療 スタッフと 協 調 協 力 する 態 度 を 身 につける 患 者 の 身 体 的 問 題 のみならず 心 理 的 社 会 的 側 面 を 含 め 理 解 し 適 切 に 解 決 する 能 力 を 身 につける プライマリ ケアを 実 践 する 上 で 必 要 な 臨 床 能 力 の 向 上 に 常 に 努 力 する 緊 急 を 要 する 疾 病 に 関 して 適 切 な 初 期 診 療 ができる 臨 床 能 力 を 身 につける 慢 性 疾 患 生 活 習 慣 病 など 高 齢 者 の 健 康 問 題 を 理 解 し 適 切 な 生 活 指 導 ができ る リハビリテーション 在 宅 医 療 社 会 復 帰 に 必 要 な 診 療 計 画 を 立 案 できる 終 末 期 の 患 者 を 全 人 的 に 理 解 する 能 力 を 身 につけ 医 療 チームのメンバーと 協 力 して 患 者 のケアにあたれるように 経 験 をつむ POS(Problem Oriented System)に 基 づく 診 療 録 および 紹 介 状 診 断 書 作 成 方 法 を 身 につける 医 療 安 全 について 理 解 し 安 全 管 理 の 方 策 を 身 につけ インシデント アクシデ アクシデントレポートを 作 成 し 危 機 管 理 に 参 画 する EBM(Evidence Based Medicine)に 基 づいた 医 療 を 実 践 するため evidence の 収 集 やその 評 価 が 行 える 能 力 を 身 につける 学 会 研 究 会 において 積 極 的 に 発 表 し 論 文 を 作 成 する 医 療 の 社 会 性 を 理 解 し 医 療 保 険 医 療 法 規 医 療 制 度 に 沿 った 診 療 が 実 践 でき る 医 療 保 険 地 域 保 健 医 療 公 費 負 担 医 療 を 理 解 し 保 健 医 療 に 従 事 する 能 力 を 身 につける 治 験 の 意 義 と GCP(Good Clinical Practice)を 理 解 し CRC(Clinical Research Coordinator)と 協 力 して 治 験 に 参 加 できる 医 の 倫 理 について 理 解 し 適 切 に 行 動 できる 自 己 評 価 と 第 三 者 評 価 を 受 け 入 れる 習 慣 を 身 につけ それらの 評 価 をフィードバ ックして 研 修 内 容 を 改 善 する 能 力 を 身 につける 18

19 2. 一 般 行 動 目 標 à à à à à à à à à à à à à à à à à à 患 者 家 族 との 信 頼 関 係 を 構 築 する 能 力 を 身 につける 診 断 治 療 に 必 要 な 情 報 が 得 られるようにインフォームドコンセントを 実 践 する 能 力 を 身 につける 守 秘 義 務 と 個 人 情 報 保 護 法 を 理 解 し 患 者 さんのプライバシーに 配 慮 できる 医 療 チームの 中 心 としての 役 割 を 理 解 し 医 療 福 祉 保 険 の 幅 広 い 職 種 か らなる 他 のスタッフと 協 調 協 力 してチーム 医 療 が 実 践 できる 上 級 同 僚 医 師 や 指 導 医 他 科 の 医 師 に 適 切 な 時 期 に 相 談 できる 感 染 防 止 のためのスタンダードプリコーションが 実 施 できる 病 態 の 正 確 な 把 握 ができるよう 全 身 にわたる 身 体 診 察 を 系 統 的 に 実 施 し 正 しく 診 療 録 を 記 載 できる 検 査 の 適 応 が 判 断 でき 結 果 の 解 釈 ができる 基 本 的 検 査 手 技 を 実 施 できる 基 本 的 処 置 治 療 を 実 施 できる 基 本 的 薬 剤 の 使 用 方 法 副 作 用 を 理 解 している POS に 基 づき 検 査 治 療 計 画 が 立 案 できる 救 急 患 者 を 速 やかに 診 察 し 重 症 度 分 類 ができ 適 切 にトリアージすること ができる 地 域 保 健 医 療 に 参 画 する 緩 和 医 療 を 実 践 する 臨 終 において 家 族 の 気 持 ちに 配 慮 しつつ 解 剖 の 依 頼 死 亡 診 断 書 などの 必 要 書 類 の 作 成 ができる CPC(Clinical Pathological Conference)において 症 例 提 示 ができる 地 域 医 療 連 携 の 重 要 性 を 理 解 し 紹 介 逆 紹 介 など 診 療 情 報 の 適 切 な 提 供 ができる 19

20 Ⅳ. 各 科 研 修 プログラム 1. 内 科 Ⅰ. 研 修 期 間 6ヶ 月 1~9ヶ 月 Ⅱ. 研 修 施 設 日 高 病 院 Ⅲ. 研 修 責 任 者 及 び 指 導 者 研 修 責 任 者 指 導 医 : 成 清 一 郎 指 導 医 : 石 山 延 吉 根 岸 真 由 美 古 賀 敬 史 吉 川 浩 二 土 岐 譲 野 原 惇 阿 久 澤 まさ 子 指 導 医 補 佐 : 下 村 洋 之 助 本 橋 豊 伴 野 祥 一 Ⅳ. 研 修 スケジュール 基 本 的 には 研 修 1 年 目 にプライマリ ケアを 主 眼 とした 内 科 研 修 を 行 う Ⅴ. 研 修 目 標 1. 一 般 目 標 (GIO: General Instruction Objectives) 内 科 は 医 学 の 中 核 をなす 科 であることを 理 解 し 患 者 を 全 身 的 かつ 全 人 的 に 診 察 する ための 基 本 的 な 内 科 診 療 に 関 する 知 識 技 能 および 態 度 を 修 得 する (1) 患 者 - 医 師 関 係 患 者 を 全 人 的 に 理 解 し 患 者 家 族 と 良 好 な 人 間 関 係 を 確 立 する (2)チーム 医 療 医 療 チームの 構 成 員 としての 役 割 を 理 解 し 保 健 医 療 福 祉 の 幅 広 い 職 種 からなる メンバーと 協 調 する (3) 問 題 対 応 能 力 患 者 の 問 題 を 把 握 し 問 題 対 応 型 の 思 考 を 行 い 生 涯 にわたる 自 己 学 習 の 習 慣 を 身 に 付 ける (4) 安 全 管 理 患 者 並 びに 医 療 従 事 者 にとって 安 全 な 医 療 を 遂 行 し 安 全 管 理 の 方 策 を 身 に 付 け 危 機 管 理 に 参 画 する (5) 医 療 面 接 患 者 家 族 との 信 頼 関 係 を 構 築 し 診 断 治 療 に 必 要 な 情 報 が 得 られるような 医 療 面 接 を 実 施 する 20

21 (6) 症 例 呈 示 チーム 医 療 の 実 施 と 自 己 の 臨 床 能 力 の 向 上 に 不 可 欠 な 症 例 呈 示 と 意 見 交 換 を 行 う (7) 診 療 計 画 保 健 医 療 福 祉 の 各 側 面 に 配 慮 しつつ 診 療 計 画 を 作 成 し 評 価 する (8) 医 療 の 社 会 性 医 療 の 持 つ 社 会 的 側 面 の 重 要 性 を 理 解 し 社 会 に 貢 献 する 2. 行 動 目 標 (SBO: Specific Behavior Objectives) A. 経 験 すべき 診 察 法 検 査 手 技 (1) 基 本 的 な 身 体 診 察 法 バイタルサインを 含 め 全 身 にわたる 身 体 観 察 を 系 統 的 に 実 施 し 病 態 を 正 確 に 把 握 し 記 載 できる (2) 基 本 的 な 臨 床 検 査 1 自 ら 施 行 し 結 果 を 解 釈 できる 検 査 ア 心 電 図 (12 誘 導 ) 検 査 イ 超 音 波 検 査 ウ 動 脈 血 ガス 分 析 2 検 査 適 応 が 判 断 でき 結 果 の 解 釈 ができる 検 査 ア 一 般 尿 検 査 イ 便 検 査 ウ 血 算 白 血 球 分 画 エ 血 液 生 化 学 的 検 査 オ 血 液 免 疫 血 清 学 的 検 査 カ 細 菌 学 的 検 査 薬 剤 感 受 性 検 査 キ 肺 機 能 検 査 ク 髄 液 検 査 ケ 内 視 鏡 検 査 コ 単 純 X 線 検 査 サ 造 影 X 線 検 査 シ CT 検 査 ス MRI 検 査 (3) 基 本 的 手 技 1. 気 道 確 保 2. 人 工 呼 吸 3. 心 マッサージ 4. 注 射 法 ( 皮 内 皮 下 筋 肉 点 滴 静 脈 確 保 中 心 静 脈 確 保 ) 21

22 5. 採 血 法 ( 静 脈 血 動 脈 血 ) 6. 穿 刺 法 ( 腰 椎 胸 腔 腹 腔 ) 7. 導 尿 法 8. ドレーン チューブ 類 の 管 理 9. 胃 管 の 挿 入 と 管 理 10. 局 所 麻 酔 法 11. 気 管 挿 管 12. 除 細 動 (4) 基 本 的 治 療 法 1. 療 養 指 導 2. 薬 物 治 療 3. 輸 液 輸 血 療 法 4. 酸 素 療 法 B. 経 験 すべき 症 例 病 態 疾 患 (1) 頻 度 の 高 い 症 例 1 不 眠 2 浮 腫 3 リンパ 節 腫 脹 4 発 疹 5 発 熱 6 頭 痛 7 めまい 8 視 力 障 害 視 野 狭 窄 9 結 膜 の 充 血 10 胸 痛 11 動 悸 12 呼 吸 困 難 13 咳 痰 14 嘔 気 嘔 吐 15 腹 痛 16 便 通 異 常 ( 下 痢 便 秘 ) 17 腹 痛 18 四 肢 のしびれ 19 血 尿 20 排 尿 障 害 (2) 緊 急 を 要 する 症 状 病 態 22

23 1. 心 肺 停 止 2. ショック 3. 意 識 障 害 4. 脳 血 管 障 害 5. 急 性 心 不 全 6. 急 性 冠 症 候 群 7. 急 性 呼 吸 不 全 8. 急 性 腹 症 9. 消 化 管 出 血 10. 急 性 腎 不 全 11. 急 性 感 染 症 12. 急 性 中 毒 (3) 経 験 が 求 められる 疾 患 病 態 1 血 液 造 血 器 疾 患 貧 血 ( 鉄 欠 乏 性 貧 血 二 次 性 貧 血 ) 多 発 性 骨 髄 腫 悪 性 リンパ 腫 2 神 経 系 疾 患 脳 脊 髄 血 管 障 害 ( 脳 梗 塞 脳 内 出 血 くも 膜 下 出 血 ) 3 循 環 器 系 疾 患 心 不 全 狭 心 症 心 筋 梗 塞 不 整 脈 ( 主 要 な 頻 脈 性 徐 脈 性 不 整 脈 ) 動 脈 疾 患 ( 大 動 脈 瘤 大 動 脈 解 離 ) 高 血 圧 症 ( 本 態 性 二 次 性 高 血 圧 症 ) 4 呼 吸 器 系 疾 患 呼 吸 不 全 呼 吸 器 感 染 症 ( 急 性 上 気 道 炎 気 管 支 炎 肺 炎 ) 閉 塞 性 拘 束 性 肺 疾 患 ( 気 管 支 喘 息 間 質 性 肺 炎 ) 肺 癌 5 消 化 器 系 疾 患 食 道 胃 十 二 指 腸 疾 患 ( 食 道 癌 食 道 静 脈 瘤 胃 癌 消 化 性 潰 瘍 ) 小 腸 大 腸 疾 患 (イレウス 急 性 虫 垂 炎 炎 症 性 腸 疾 患 大 腸 癌 ) 肺 疾 患 ( 急 性 慢 性 肝 炎 肝 硬 変 肝 癌 アルコール 性 肝 障 害 薬 剤 性 肝 障 害 ) 胆 膵 疾 患 ( 胆 石 症 膵 炎 膵 胆 道 癌 ) 6 腎 尿 路 系 疾 患 腎 不 全 ( 急 性 慢 性 腎 不 全 ) 急 性 慢 性 腎 炎 尿 路 結 石 尿 路 感 染 症 23

24 7 内 分 泌 栄 養 代 謝 系 疾 患 糖 代 謝 異 常 ( 糖 尿 病 糖 尿 病 の 合 併 症 低 血 糖 ) 甲 状 腺 疾 患 ( 機 能 亢 進 症 機 能 低 下 症 腫 瘍 ) 高 脂 血 症 痛 風 8 感 染 症 ウイルス 感 染 症 細 菌 感 染 症 真 菌 症 結 核 9 免 疫 アレルギー 疾 患 膠 原 病 アレルギー 疾 患 10 加 齢 と 老 化 高 齢 者 の 栄 養 摂 取 障 害 老 年 症 候 群 ( 誤 嚥 転 倒 失 禁 褥 瘡 ) 11 緩 和 終 末 期 医 療 緩 和 終 末 期 医 療 を 必 要 とする 患 者 とその 家 族 に 対 する 全 人 的 対 応 臨 終 の 立 会 い Ⅵ. 週 間 スケジュール 表 月 火 水 木 金 午 前 病 棟 外 来 病 棟 外 来 病 棟 外 来 病 棟 外 来 病 棟 外 来 回 診 午 後 病 棟 外 来 カンファレン 病 棟 外 来 病 棟 外 来 病 棟 外 来 ス Ⅶ. 研 修 評 価 (1) 経 験 した 症 例 のレポートを 指 導 医 に 提 出 し 評 価 を 受 ける (2) 研 修 態 度 を 指 導 医 がチェックし 評 価 点 をつける (3) 研 修 手 帳 等 を 用 いてそれぞれの 項 目 について5 段 階 で 評 価 する (4) 指 導 医 は 上 記 の 評 価 結 果 を 総 合 し 当 科 研 修 修 了 の 判 定 を 行 なう チェックリスト 評 価 ランク 24

25 A: 極 めてよい B: 良 い C: 普 通 D:やや 悪 い E: 悪 い 項 目 (1) 患 者 家 族 と 良 好 な 人 間 関 係 を 確 立 する (2) (3) (4) (5) (6) 医 療 チームの 構 成 員 としての 役 割 を 理 解 し 保 健 医 療 福 祉 の 幅 広 い 職 種 からなるメンバーと 協 調 する 患 者 の 問 題 を 把 握 し 問 題 対 応 型 の 思 考 を 行 い 生 涯 にわ たる 自 己 学 習 の 習 慣 を 身 に 付 ける 患 者 並 びに 医 療 従 事 者 にとって 安 全 な 医 療 を 遂 行 し 安 全 管 理 の 方 策 を 身 に 付 け 危 機 管 理 に 参 画 する 患 者 家 族 との 信 頼 関 係 を 構 築 し 診 断 治 療 に 必 要 な 情 報 が 得 られるような 医 療 面 接 を 実 施 する 保 健 医 療 福 祉 の 各 側 面 に 配 慮 しつつ 診 療 計 画 を 作 成 し 評 価 する (7) 基 本 的 な 身 体 診 察 法 の 習 得 (8) (9) (10) 基 本 的 な 臨 床 検 査 の 習 得 自 ら 施 行 し 結 果 を 解 釈 できる 検 査 心 電 図 (12 誘 導 ) 検 査 超 音 波 検 査 動 脈 血 ガス 分 析 検 査 適 応 が 判 断 でき 結 果 の 解 釈 ができる 検 査 一 般 尿 検 査 便 検 査 血 算 白 血 球 分 画 血 液 生 化 学 的 検 査 血 液 免 疫 血 清 学 的 検 査 細 菌 学 的 検 査 薬 剤 感 受 性 検 査 肺 機 能 検 査 髄 液 検 査 内 視 鏡 検 査 単 純 X 線 検 査 造 影 X 線 検 査 CT 検 査 MRI 検 査 基 本 的 手 技 の 習 得 気 道 確 保 人 工 呼 吸 心 マッサージ 注 射 法 ( 皮 内 皮 下 筋 肉 点 滴 静 脈 確 保 中 心 静 脈 確 保 ) 採 血 法 ( 静 脈 血 動 脈 血 ) 穿 刺 法 ( 腰 椎 胸 腔 腹 腔 ) 導 尿 法 ドレーン チューブ 類 の 管 理 胃 管 の 挿 入 と 管 理 局 所 麻 酔 法 気 管 挿 管 除 細 動 基 本 的 治 療 法 の 習 得 療 養 指 導 薬 物 治 療 輸 液 輸 血 療 法 酸 素 療 法 25

26 2. 外 科 Ⅰ. 研 修 期 間 2ヶ 月 1~9ヶ 月 Ⅱ. 研 修 施 設 日 高 病 院 Ⅲ. 研 修 責 任 者 及 び 指 導 医 研 修 責 任 者 指 導 医 : 東 海 林 久 紀 指 導 医 : 大 澤 清 孝 茂 木 政 彦 指 導 医 補 佐 : 八 巻 さやか Ⅳ. プログラム 特 徴 初 期 研 修 としては 一 般 外 科 良 性 消 化 器 外 科 消 化 器 がん 患 者 の 術 前 術 中 術 後 の 管 理 を 通 して 外 科 の 基 本 的 な 知 識 手 技 について 研 修 を 行 う また 再 発 治 療 ( 外 科 的 切 除 化 学 療 法 放 射 線 治 療 ) 患 者 や 終 末 期 患 者 の 診 療 に 参 加 することにより がん 診 療 の 基 本 的 な 考 え 方 患 者 およびその 家 族 とのコミュニケーションのとり 方 を 研 修 する さらに 各 種 カンファレンスに 参 加 することにより 他 部 門 ( 放 射 線 診 断 部 治 療 部 消 化 器 内 科 病 理 など)と 議 論 しながら チーム 医 療 を 基 本 とした 診 療 を 行 う 姿 勢 も 修 得 してい く Ⅴ. 研 修 目 標 1. 一 般 目 標 外 科 医 としての 基 本 的 な 姿 勢 態 度 を 理 解 し 実 践 する 基 本 的 な 外 科 手 技 を 理 解 し 実 践 する チーム 医 療 の 原 則 を 理 解 し チームの 一 員 として 行 動 する 2. 行 動 目 標 ( 経 験 すべき 診 察 法 検 査 手 技 治 療 法 ) (1) 医 師 面 接 1 医 療 面 接 におけるコミュニケーションのもつ 意 義 を 理 解 し コミュニケーションスキルを 身 に 付 け 患 者 の 解 釈 モデル 受 診 動 機 受 診 行 動 を 把 握 できる 2 患 者 の 病 歴 ( 主 訴 現 病 歴 既 往 歴 家 族 歴 生 活 歴 職 業 歴 など)を 聴 取 し 記 録 できる 3 患 者 家 族 への 適 切 な 指 示 指 導 ができる (2) 基 本 的 な 身 体 診 察 法 1 全 身 の 観 察 ができ 記 載 できる 2 頭 頚 部 の 診 察 ができ 記 載 できる 26

27 3 胸 部 の 診 察 ができ 記 載 できる 4 腹 部 ( 直 腸 診 を 含 む)の 診 察 ができ 記 載 できる (3) 基 本 的 な 臨 床 検 査 1 血 液 検 査 血 算 生 化 学 血 清 検 査 ( 感 染 症 腫 瘍 マーカー)の 適 応 診 断 を 結 果 解 釈 ができ る 2 一 般 尿 検 査 の 適 応 診 断 と 結 果 解 釈 ができる 3 細 菌 学 的 検 査 薬 剤 感 受 性 検 査 の 適 応 診 断 と 結 果 解 釈 ができる 4 呼 吸 機 能 検 査 の 適 応 診 断 と 結 果 解 釈 ができる 5 心 電 図 の 適 応 診 断 と 結 果 解 釈 ができる 6 動 脈 血 ガス 分 析 の 実 施 と 結 果 解 釈 ができる 7 単 純 X 線 検 査 の 適 応 診 断 と 結 果 解 釈 ができる 8 超 音 波 検 査 が 実 施 でき 結 果 解 釈 が 出 来 る 9CT MRI 検 査 の 適 応 診 断 と 結 果 解 釈 ができる 10 内 視 鏡 検 査 の 適 応 診 断 と 結 果 解 釈 ができる 11 消 化 管 透 視 検 査 の 適 応 診 断 と 結 果 解 釈 ができる 12 細 胞 診 病 理 組 織 診 断 の 適 応 診 断 と 結 果 解 釈 ができる (4) 基 本 的 手 技 1 注 射 法 ( 皮 内 皮 下 筋 肉 静 脈 確 保 静 脈 切 開 中 心 静 脈 )を 実 施 できる 2 採 血 法 ( 静 脈 血 動 脈 血 )を 実 施 できる 3 穿 刺 法 ( 胸 腔 腹 腔 )を 実 施 できる 4 導 尿 方 ができる 5 胃 管 の 挿 入 と 管 理 ができる 6 局 所 麻 酔 法 を 実 施 できる 7 創 部 消 毒 とガーゼ 交 換 を 実 施 できる 8 皮 膚 縫 合 法 を 実 施 できる 9 開 腹 閉 腹 ができる 10 気 管 切 開 ができる 11 鼠 径 ヘルニア 手 術 ができる (2 ヶ 月 ) 12 虫 垂 切 除 術 ができる (6~11 ヶ 月 ) 13 腸 管 吻 合 ができる (6~11 ヶ 月 ) (5) 基 本 的 治 療 法 1 手 術 前 後 および 退 院 後 の 資 料 指 導 ができる 2 薬 物 の 作 用 副 作 用 相 互 作 用 について 理 解 し 薬 物 療 法 ( 解 熱 剤 鎮 痛 剤 抗 生 物 質 麻 薬 など)ができる 3 輸 液 の 処 方 ができる 4 輸 血 による 効 果 と 副 作 用 について 理 解 し 輸 血 が 実 施 できる 27

28 (6) 診 療 計 画 1 入 退 院 時 の 診 療 計 画 ( 患 者 家 族 への 説 明 を 含 む)を 作 成 できる 2 診 療 ガイドラインやクリニカルパスを 理 解 し 活 用 できる 3 退 院 の 適 応 を 判 断 できる 4 退 院 後 の 診 療 計 画 ( 社 会 復 帰 在 宅 医 療 介 護 など)に 参 画 する (7) 急 性 期 1 術 後 のバイタルサインの 把 握 ができる 2 術 後 の 開 腹 過 程 を 理 解 できる (8) 緩 和 終 末 期 医 療 ( 臨 終 の 立 会 いを 経 験 する) 1 緩 和 ケア(WHOがん 疼 痛 管 理 など)に 参 加 できる 2 告 知 をめぐる 諸 問 題 へ 配 慮 ができる 3 心 理 社 会 的 側 面 への 配 慮 ができる 3. 経 験 目 標 ( 経 験 すべき 症 状 病 態 疾 患 ) < 症 状 > 経 験 した 症 状 については レポートを 提 出 する 1 発 熱 2 発 疹 3 貧 血 4 黄 疸 5 リンパ 節 腫 脹 6 腹 痛 腹 満 7 嘔 気 嘔 吐 8 便 通 異 常 ( 便 秘 下 痢 ) 9 呼 吸 困 難 低 酸 素 血 症 10 不 眠 不 安 < 疾 患 > 経 験 した 症 例 については 診 断 検 査 治 療 方 針 治 療 経 過 などについて 症 例 レポ ートを 提 出 する 1 食 道 がん 2 胃 がん 3 膵 臓 がん 4 肝 臓 がん 5 胆 嚢 胆 管 がん 6 大 腸 がん 28

29 Ⅵ. 週 間 スケジュール 表 月 火 水 木 金 午 前 回 診 回 診 回 診 回 診 回 診 午 後 病 棟 術 前 カンファレンス 手 術 手 術 手 術 手 術 Ⅶ. 研 修 評 価 (1) 経 験 した 症 例 のレポートを 指 導 医 に 提 出 し 評 価 を 受 ける (2) 研 修 態 度 を 指 導 医 がチェックし 評 価 点 をつける (3) 研 修 手 帳 等 を 用 いてそれぞれの 項 目 について5 段 階 で 評 価 する (4) 指 導 医 は 上 記 の 評 価 結 果 を 総 合 し 当 科 研 修 修 了 の 判 定 を 行 なう チェックリスト 評 価 ランク A: 極 めてよい B: 良 い C: 普 通 D:やや 悪 い E: 悪 い (1) (2) 項 目 医 療 面 接 におけるコミュニケーションのもつ 意 義 を 理 解 し コミュニケーションスキルを 身 に 付 け 患 者 の 解 釈 モ デル 受 診 動 機 受 診 行 動 を 把 握 できる 患 者 の 病 歴 ( 主 訴 現 病 歴 既 往 歴 家 族 歴 生 活 歴 職 業 歴 など)を 聴 取 し 記 録 できる (3) 患 者 家 族 への 適 切 な 指 示 指 導 ができる (4) 全 身 の 観 察 ができ 記 載 できる (5) 頭 頚 部 の 診 察 ができ 記 載 できる 29

30 (6) 胸 部 の 診 察 ができ 記 載 できる (7) 腹 部 ( 直 腸 診 を 含 む)の 診 察 ができ 記 載 できる (8) 血 液 検 査 血 算 生 化 学 血 清 検 査 ( 感 染 症 腫 瘍 マーカ ー)の 適 応 診 断 を 結 果 解 釈 ができる (9) 一 般 尿 検 査 の 適 応 診 断 と 結 果 解 釈 ができる (10) 細 菌 学 的 検 査 薬 剤 感 受 性 検 査 の 適 応 診 断 と 結 果 解 釈 がで きる (11) 呼 吸 機 能 検 査 の 適 応 診 断 と 結 果 解 釈 ができる (12) 心 電 図 の 適 応 診 断 と 結 果 解 釈 ができる (13) 動 脈 血 ガス 分 析 の 実 施 と 結 果 解 釈 ができる (14) 単 純 X 線 検 査 の 適 応 診 断 と 結 果 解 釈 ができる (15) 超 音 波 検 査 が 実 施 でき 結 果 解 釈 が 出 来 る (16) CT MRI 検 査 の 適 応 診 断 と 結 果 解 釈 ができる (17) 内 視 鏡 検 査 の 適 応 診 断 と 結 果 解 釈 ができる (18) 消 化 管 透 視 検 査 の 適 応 診 断 と 結 果 解 釈 ができる (19) 細 胞 診 病 理 組 織 診 断 の 適 応 診 断 と 結 果 解 釈 ができる (20) 注 射 法 ( 皮 内 皮 下 筋 肉 静 脈 確 保 静 脈 切 開 中 心 静 脈 )を 実 施 できる (21) 採 血 法 ( 静 脈 血 動 脈 血 )を 実 施 できる (22) 穿 刺 法 ( 胸 腔 腹 腔 )を 実 施 できる (23) 導 尿 方 ができる 30

31 (24) 胃 管 の 挿 入 と 管 理 ができる (25) 局 所 麻 酔 法 を 実 施 できる (26) 創 部 消 毒 とガーゼ 交 換 を 実 施 できる (27) 皮 膚 縫 合 法 を 実 施 できる (28) 開 腹 閉 腹 ができる (29) 気 管 切 開 ができる (30) 手 術 前 後 および 退 院 後 の 資 料 指 導 ができる (31) 薬 物 の 作 用 副 作 用 相 互 作 用 について 理 解 し 薬 物 療 法 ( 解 熱 剤 鎮 痛 剤 抗 生 物 質 麻 薬 など)が できる (32) 輸 液 の 処 方 ができる (33) (34) 輸 血 による 効 果 と 副 作 用 について 理 解 し 輸 血 が 実 施 でき る 入 退 院 時 の 診 療 計 画 ( 患 者 家 族 への 説 明 を 含 む)を 作 成 できる (35) 診 療 ガイドラインやクリニカルパスを 理 解 し 活 用 できる (36) 退 院 の 適 応 を 判 断 できる (37) 退 院 後 の 診 療 計 画 ( 社 会 復 帰 在 宅 医 療 介 護 など)に 参 画 する (38) 術 後 のバイタルサインの 把 握 ができる (39) 術 後 の 開 腹 過 程 を 理 解 できる (40) 告 知 をめぐる 諸 問 題 へ 配 慮 ができる (41) 心 理 社 会 的 側 面 への 配 慮 ができる 31

32 3. 救 急 部 門 ( 日 高 病 院 ) Ⅰ. 研 修 期 間 2ヶ 月 Ⅱ. 研 修 施 設 日 高 病 院 Ⅲ. 研 修 責 任 者 及 び 指 導 医 研 修 責 任 者 指 導 医 : 木 村 圭 一 指 導 医 補 佐 : 須 田 千 秋 Ⅳ. 研 修 の 概 要 説 明 当 院 における 救 急 患 者 の 大 部 分 は 脳 外 科 腎 不 全 科 泌 尿 器 科 心 臓 血 管 外 科 内 科 外 科 整 形 外 科 である 当 院 研 修 時 各 科 の 指 導 医 師 とともに 時 間 内 時 間 外 ( 日 当 直 )の 救 急 患 者 を 積 極 的 に 診 療 することによって 的 確 な 病 態 把 握 と 初 期 治 療 を 研 修 できる したがって 当 院 の 救 急 研 修 は 先 に 述 べた 科 の 救 急 患 者 に 対 する 診 療 時 に 行 い 心 肺 蘇 生 法 の 基 本 手 技 に 関 しては 麻 酔 科 の 研 修 時 に 修 得 する また 当 院 は 地 域 災 害 拠 点 病 院 であり 災 害 時 の 救 急 医 療 を 理 解 する Ⅴ. 研 修 目 標 1. 到 達 目 標 (1) 適 切 な 救 急 初 期 治 療 を 行 うための 基 本 手 技 を 身 に 付 ける (2) 緊 急 を 要 する 疾 患 または 外 傷 をもつ 患 者 に 対 してその 原 因 を 認 識 し 最 も 適 切 な 処 置 を 講 じる 能 力 を 身 に 付 ける (3) 救 急 医 療 システムを 理 解 する (4) 災 害 医 療 の 基 本 を 理 解 する 2. 行 動 目 標 A. 修 得 すべき 診 察 法 検 査 手 技 治 療 (1) 基 本 的 診 察 法 1 関 係 者 が 落 ち 着 くように 配 慮 しながら 発 症 前 後 の 状 況 について 適 切 に 情 報 を 得 る 2 緊 急 に 行 う 治 療 について 本 人 や 家 族 に 要 領 よく 説 明 し 同 意 を 得 る 3 バイタルサインを 正 しく 把 握 する 4 意 識 レベルを 正 確 に 把 握 する (JCS GCS) 5 緊 急 度 重 症 度 を 把 握 する (2) 基 本 的 検 査 1 血 算 32

33 2 生 化 学 3 動 脈 血 ガス 分 析 4 心 電 図 5 単 純 X 線 CT (3) 基 本 的 手 技 1 末 梢 中 心 静 脈 確 保 2 採 血 ( 静 脈 血 動 脈 血 ) 3 注 射 ( 皮 内 皮 下 筋 肉 静 脈 ) 4 気 道 確 保 ( 下 顎 挙 上 頭 部 後 屈 エアウェイ 挿 入 ) 5 バッグマスク 換 気 (AMBU Jackson-Rees) 6 気 管 挿 管 人 工 呼 吸 器 装 着 7 胸 骨 圧 迫 心 臓 マッサージ 8 直 流 除 細 動 9 創 傷 の 基 本 的 処 置 ( 止 血 洗 浄 縫 合 ) (4) 診 断 治 療 対 応 1 基 本 的 な 薬 剤 を 適 切 に 使 用 する 2 輸 液 輸 血 を 適 切 にできる 3 電 解 質 酸 塩 基 平 衡 異 常 などの 補 正 を 適 切 にできる 4 ショックの 診 断 と 治 療 できる 5 専 門 医 への 適 切 なコンサルテーションができる 6 災 害 時 (テロを 含 む)に 適 切 な 対 応 トリアージができる (5) 記 録 1 診 療 録 を 的 確 に 記 載 し 管 理 できる 2 処 方 箋 指 示 書 を 作 成 し 管 理 できる 3 診 断 書 死 亡 診 断 書 死 体 検 案 書 その 他 の 証 明 書 を 作 成 し 管 理 できる 4 紹 介 状 紹 介 状 の 返 信 を 作 成 できる B. 経 験 すべき 症 状 病 態 1 心 肺 停 止 2 ショック 3 意 識 障 害 4 脳 血 管 障 害 5 急 性 心 不 全 6 急 性 冠 症 候 群 7 急 性 腹 症 8 急 性 消 化 管 出 血 33

34 9 外 傷 C. 救 急 医 療 システム 1 救 急 医 療 体 制 を 説 明 できる 2 地 域 のメディカルコントロール 体 制 を 把 握 している D. 災 害 時 医 療 1 トリアージの 概 念 を 説 明 できる 2 災 害 時 の 救 急 医 療 体 制 を 理 解 し 自 己 の 役 割 を 理 解 している Ⅵ. 週 間 スケジュール 表 月 火 水 木 金 午 前 救 急 外 来 救 急 外 来 救 急 外 来 救 急 外 来 救 急 外 来 救 急 外 来 救 急 外 来 救 急 外 来 救 急 外 来 救 急 外 来 午 後 カンファレンス カンファレンス カンファレンス カンファレンス カンファレンス 当 直 ( 不 定 期 ) 救 急 患 者 の 対 応 Ⅶ. 研 修 評 価 (1) 経 験 した 症 例 のレポートを 指 導 医 に 提 出 し 評 価 を 受 ける (2) 研 修 態 度 を 指 導 医 がチェックし 評 価 点 をつける (3) 研 修 手 帳 等 を 用 いてそれぞれの 項 目 について5 段 階 で 評 価 する (4) 指 導 医 は 上 記 の 評 価 結 果 を 総 合 し 当 科 研 修 修 了 の 判 定 を 行 なう チェックリスト 評 価 ランク A: 極 めてよい B: 良 い C: 普 通 D:やや 悪 い E: 悪 い 34

35 1 診 察 法 (1) 良 好 な 患 者 医 師 関 係 の 構 築 (2) 全 身 診 察 法 (3) 意 識 レベルの 把 握 (4) 緊 急 度 重 症 度 の 把 握 2 検 査 (1) 血 算 (2) 生 化 学 (3) 動 脈 血 ガス (4) 心 電 図 (5) 単 純 X 線 CT 3 手 技 (1) 末 梢 中 心 静 脈 確 保 (2) 採 血 ( 静 脈 動 脈 血 ) (3) 注 射 (4) 気 道 確 保 (5) バッグマスク 換 気 (6) 気 管 挿 管 人 工 呼 吸 器 (7) 胸 骨 圧 迫 心 臓 マッサージ (8) 直 流 除 細 動 (9) 創 傷 の 基 本 的 処 置 4 診 断 治 療 対 応 (1) 薬 物 作 用 治 療 (2) 輸 液 輸 血 (3) ショックの 診 断 と 治 療 (4) 専 門 医 への 適 切 なコンサルテーション (5) 災 害 時 (テロを 含 む)の 対 応 トリアーシ (6) 意 識 状 態 の 評 価 5 記 録 (1) 診 療 録 (2) 処 方 箋 指 示 書 (3) 診 断 書 死 亡 診 断 書 死 体 検 案 書 (4) 紹 介 状 紹 介 状 の 返 信 6 経 験 すべき 症 状 病 態 35

36 (1) 心 肺 停 止 (2) ショック (3) 意 識 障 害 (4) 脳 血 管 障 害 (5) 急 性 心 不 全 (6) 急 性 冠 症 候 群 (7) 急 性 腹 症 (8) 急 性 消 化 管 出 血 (9) 外 傷 36

37 3. 救 急 部 門 ( 群 馬 大 学 附 属 病 院 救 命 救 急 センター) Ⅰ. 研 修 期 間 1ヶ 月 Ⅱ. 研 修 施 設 群 馬 大 学 附 属 病 院 救 命 救 急 センター Ⅲ. 研 修 責 任 者 及 び 指 導 医 研 修 責 任 者 指 導 医 : 大 嶋 清 宏 指 導 医 : 萩 原 周 一 Ⅳ. 研 修 の 概 要 説 明 当 院 における 救 急 部 門 の 研 修 (2ヶ 月 )に 加 え 群 馬 大 学 附 属 病 院 救 命 救 急 センターで 高 度 救 命 救 急 (3 次 救 急 ) 及 びICU 管 理 等 の 技 術 を 修 得 をする Ⅴ. 研 修 目 標 1. 到 達 目 標 初 期 救 急 医 療 の 基 本 的 判 断 処 置 技 術 はすべての 医 師 が 修 得 すべきものである 初 期 救 急 医 療 現 場 における 診 断 治 療 技 術 などを 確 実 に 身 に 付 け あらゆる 救 急 患 者 の 初 期 治 療 に 対 応 できる 能 力 を 養 う さらに 臓 器 や 疾 患 に 偏 らない 総 合 的 診 療 能 力 を 習 得 する 2. 行 動 目 標 (1) 気 道 確 保 人 工 呼 吸 胸 骨 圧 迫 などの Basic Life Support(BLS) 並 びに 循 環 補 助 薬 の 投 与 除 細 動 器 の 使 用 などによる Advanced Life Support(ALS)の 基 本 的 技 術 を 修 得 す る (2) 救 急 患 者 のバイタルサインを 把 握 し 病 態 の 重 症 度 緊 急 度 を 判 断 する 能 力 を 身 に 付 け る (3) 血 液 検 査 心 電 図 検 査 単 純 X 線 撮 影 CT など 救 急 医 療 に 必 要 な 検 査 の 実 施 と その 診 断 能 力 を 習 得 する (4) 心 血 管 疾 患 呼 吸 器 系 疾 患 中 枢 神 経 疾 患 など 幅 広 い 病 態 の 理 解 と 初 期 治 療 技 術 を 習 得 する (5)さらに 専 門 的 治 療 が 必 要 な 病 態 疾 患 を 理 解 し 基 本 的 な 生 命 維 持 装 置 ( 人 工 呼 吸 器 血 液 透 析 など)が 使 用 できる 能 力 を 習 得 する (6) 多 発 外 傷 薬 物 中 毒 熱 傷 などの 初 期 治 療 では 初 期 緊 急 対 応 が 迅 速 に 行 えるように その 技 術 を 身 に 付 ける (7) 看 護 師 検 査 技 師 薬 剤 師 放 射 線 技 師 などと 適 切 なコミュニケーションが 取 れ 安 全 37

38 な 治 療 体 制 の 一 員 になることができる (8)インフォームドコンセント インシデントレポート 医 療 事 故 防 止 策 などに 習 熟 する (9) 病 院 前 医 療 を 学 ぶために 希 望 者 は 救 急 車 同 乗 研 修 を 行 う (10) 医 の 倫 理 生 命 倫 理 について 理 解 し 適 切 に 行 動 できる 救 急 部 門 研 修 で 十 分 経 験 が 可 能 と 考 えられる 疾 患 1. 一 般 的 な 外 傷 に 対 する 創 傷 処 置 ( 洗 浄 止 血 縫 合 ドレナージなど) 2. 意 識 障 害 ( 脳 出 血 脳 梗 塞 薬 物 中 毒 糖 尿 病 性 昏 睡 など)の 患 者 に 対 する 鑑 別 診 断 及 び 初 期 治 療 3. 胸 痛 腹 痛 に 対 する 診 察 鑑 別 診 断 初 期 治 療 4. 心 肺 停 止 患 者 に 対 する 気 道 確 保 胸 骨 圧 迫 静 脈 路 確 保 骨 髄 輸 液 薬 剤 投 与 など 5. 多 発 外 傷 患 者 の 治 療 Ⅵ. 研 修 スケジュール 1. 研 修 期 間 日 高 病 院 初 期 研 修 プログラムの1 年 目 の 必 修 科 目 ( 救 急 部 門 3ヶ 月 )の 研 修 期 間 中 にお いて 1ヶ 月 の 期 間 を 群 馬 大 学 附 属 病 院 救 命 救 急 センターで 行 う 2. 方 法 (1) 救 急 外 来 を 指 導 医 とともに 担 当 し 救 急 患 者 の 診 療 初 期 治 療 にあたる (2) 指 導 医 とともに ICU 一 般 病 棟 などの 入 院 患 者 の 診 療 にあたる (3) 週 1-2 回 の 夜 勤 業 務 を 指 導 医 とともに 行 う (4) 症 例 検 討 会 に 参 加 し 担 当 症 例 の 全 体 把 握 発 表 法 に 習 熟 する (5) 抄 読 会 ( 隔 週 )に 参 加 し 最 新 情 報 に 習 得 に 努 める (6) 研 修 医 勉 強 会 ( 隔 週 )に 参 加 し レポートの 作 成 と 報 告 に 習 熟 する (7) 必 要 ならば 受 持 症 例 の 学 会 報 告 を 行 う (8) 医 学 教 育 用 シミュレーターを 用 いた 心 肺 蘇 生 訓 練 (BLS ALS)を 定 期 的 に 行 う (9) 初 期 臨 床 研 修 医 を 対 象 とした 医 の 倫 理 生 命 倫 理 研 修 に 参 加 し 自 験 例 を 報 告 する 3. 週 間 スケシ ュール 救 命 救 急 センター スケシ ュール 月 火 水 木 金 土 日 8:00~ フィルムカンファレンス ミニレクチャー フィルムカンファレンス ミニレクチャー フィルムカンファレンス ミニレクチャー フィルムカンファレンス ミニレクチャー フィルムカンファレンス ミニレクチャー - - 9:00~ 症 例 検 討 会 症 例 検 討 会 症 例 検 討 会 症 例 検 討 会 症 例 検 討 会 症 例 検 討 会 症 例 検 討 会 38

39 13:00~ 教 授 回 診 交 代 で 日 勤 研 修 交 代 で 日 勤 研 修 - 救 命 総 合 医 療 センター 救 命 総 合 医 療 センター 救 命 総 合 医 療 センター 救 命 総 合 医 療 センター 救 命 総 合 医 療 センター 16:00~ 症 例 検 討 会 症 例 検 討 会 症 例 検 討 会 症 例 検 討 会 症 例 検 討 会 症 例 検 討 会 症 例 検 討 会 - 救 急 疾 患 勉 強 交 代 で 夜 勤 研 会 修 交 代 で 夜 勤 研 修 夜 勤 研 修 の 翌 日 は 休 み 交 代 で 夜 勤 研 修 抄 読 会 交 代 で 夜 勤 研 修 BLS ACLS 実 技 訓 練 交 代 で 夜 勤 研 修 交 代 で 夜 勤 研 修 * 午 前 中 は 状 況 に 応 じて 救 命 救 急 センターで 実 習 * 救 急 疾 患 勉 強 会 抄 読 会 は 隔 週 * 土 曜 日 及 び 日 曜 日 に 交 代 で 勤 務 した 場 合 は 該 当 日 以 降 に 代 休 を 取 得 する ( 週 40 時 間 勤 務 ) 交 代 で 夜 勤 研 修 Ⅶ. 研 修 評 価 (1) 研 修 医 は 経 験 症 例 を 適 時 指 導 医 に 提 出 し 経 験 内 容 の 確 認 及 び 助 言 を 受 ける (2) 指 導 医 及 び 看 護 師 が 観 察 記 録 により 研 修 医 の 研 修 態 度 技 能 を 評 価 する ( 適 時 ) (3) 研 修 医 は 研 修 期 間 中 に 以 下 の 症 例 数 を 経 験 することが 望 ましい 心 肺 蘇 生 神 経 系 疾 患 運 動 器 系 疾 患 循 環 器 系 疾 患 呼 吸 器 系 疾 患 消 化 器 系 疾 患 腎 泌 尿 器 系 疾 患 内 分 泌 代 謝 系 疾 患 薬 物 中 毒 多 発 外 傷 熱 傷 2 例 3 例 3 例 3 例 3 例 3 例 3 例 3 例 2 例 2 例 2 例 (4) 研 修 医 は 全 経 験 症 例 の 疾 患 名 検 査 特 殊 処 置 等 を 記 載 した 一 覧 表 を 提 出 する 薬 物 中 毒 多 発 外 傷 熱 傷 症 例 では それぞれ1 例 の 症 例 報 告 を 提 出 する (5) 指 導 医 は 研 修 修 了 時 に 上 記 評 価 を 総 括 した 上 で 当 科 研 修 修 了 の 判 定 を 行 う 39

40 4. 麻 酔 Ⅰ. 研 修 期 間 1ヶ 月 Ⅱ. 研 修 施 設 日 高 病 院 Ⅲ. 研 修 責 任 者 及 び 指 導 医 研 修 責 任 者 指 導 医 : 堤 哲 也 Ⅳ. 研 修 の 概 要 説 明 麻 酔 科 の 主 な 業 務 は 周 術 期 の 全 身 管 理 である 術 前 の 患 者 の 全 身 状 態 及 び 合 併 症 を 把 握 し 安 全 及 び 快 適 に 周 術 期 を 過 ごせるように 対 応 していく このため 幅 広 い 知 識 及 び 技 術 が 必 要 とされ 又 他 科 との 連 携 を 持 ち チーム 医 療 を 行 っていくことが 重 要 である 術 中 の 麻 酔 管 理 においては 秒 単 位 の 対 応 が 求 められるため 迅 速 な 判 断 と 処 理 ができるようなトレ ーニングが 必 要 である これは 急 変 時 の 医 師 としての 対 応 に 必 ず 役 に 立 つものと 思 われ る リスクの 高 い 処 置 や 劇 薬 などを 使 用 する 機 会 が 多 い 麻 酔 科 では 医 療 安 全 に 対 する 認 識 を 深 める 上 でも 麻 酔 科 研 修 は 有 用 である Ⅴ. 研 修 目 標 周 術 期 管 理 を 行 うことにより 急 性 期 の 全 身 管 理 を 習 得 する (1) 術 前 診 察 では 各 種 疾 患 の 病 態 を 正 確 に 把 握 し 急 性 期 の 管 理 上 の 問 題 点 を 指 摘 でき る 知 識 を 身 に 付 ける (2) 麻 酔 管 理 では 患 者 のバイタルサインの 把 握 各 種 モニター 手 技 の 習 得 ( 心 電 図 パ ルスオキシメーター カプノメーター 血 圧 計 ) 気 道 確 保 ( 気 管 挿 管 手 技 マスク 換 気 ) 血 管 確 保 手 技 ( 静 脈 動 脈 ) 腰 椎 麻 酔 輸 液 輸 血 の 実 施 基 本 的 な 麻 酔 薬 血 管 作 動 薬 の 使 用 法 を 習 熟 する (3) 処 置 の 手 技 だけでなく それぞれの 手 技 による 合 併 症 についても 十 分 理 解 し その 対 処 法 を 習 得 する Ⅵ. 週 間 スケジュール 表 月 火 水 木 金 土 午 前 術 前 診 察 術 後 診 察 術 前 診 察 術 後 診 察 術 前 診 察 術 後 診 察 術 前 診 察 術 後 診 察 術 前 診 察 術 後 診 察 術 前 診 察 術 後 診 察 午 後 麻 酔 管 理 麻 酔 管 理 麻 酔 管 理 麻 酔 管 理 麻 酔 管 理 麻 酔 管 理 40

41 Ⅶ. 研 修 評 価 (1) 研 修 態 度 を 指 導 医 がチェックし 評 価 点 をつける (2) 研 修 手 帳 等 を 用 いてそれぞれの 項 目 について 5 段 階 で 評 価 する (3) 指 導 医 は 上 記 の 評 価 結 果 を 統 合 し 当 科 研 修 終 了 の 判 定 を 行 う チェックリスト 評 価 ランク A: 極 めてよい B: 良 い C: 普 通 D:やや 悪 い E: 悪 い 1 術 前 診 察 (リスクの 評 価 適 切 な 指 示 ) 2 麻 酔 計 画 を 立 てる 3 麻 酔 準 備 ( 麻 酔 器 の 点 検 薬 剤 の 準 備 )ができる 4 静 脈 路 を 確 保 できる 5 気 道 確 保 ( 用 手 換 気 エアウエイの 挿 入 ) 6 気 管 挿 管 が 出 来 る 7 ラリンゲルマスクを 挿 入 できる 8 必 要 なモニターを 選 択 し 評 価 できる 9 麻 酔 に 必 要 な 薬 剤 を 理 解 し 使 用 できる 10 抜 管 時 の 偶 発 症 の 対 応 が 出 来 る 11 血 液 ガスの 検 査 が 出 来 評 価 できる 12 主 要 な 心 血 管 作 動 薬 を 理 解 し 使 用 できる 13 麻 薬 劇 薬 毒 物 管 理 が 出 来 る 14 脊 椎 麻 酔 が 出 来 る <2 年 次 > 15 腰 部 硬 膜 外 カテーテル 留 置 16 分 離 肺 換 気 麻 酔 17 ファストラックによる 気 管 挿 管 18 エアウェイスコープによる 気 管 挿 管 41

42 5. 整 形 外 科 Ⅰ. 研 修 期 間 1~9ヶ 月 Ⅱ. 研 修 施 設 日 高 病 院 Ⅲ. 研 修 責 任 者 及 び 指 導 医 研 修 責 任 者 指 導 医 : 黒 澤 一 也 指 導 医 補 佐 : 米 山 友 貴 Ⅳ. プログラムの 特 徴 整 形 外 科 は 脊 椎 や 四 肢 の 外 傷 変 性 疾 患 の 治 療 リウマチや 痛 風 などの 代 謝 性 疾 患 の 治 療 を している 当 科 では 整 形 外 科 一 般 すなわち 変 性 疾 患 スポーツ 外 傷 や 交 通 事 故 労 災 事 故 等 による 急 性 期 の 外 傷 治 療 はもちろんのこと 手 の 外 科 の 専 門 的 治 療 も 行 っている 手 の 外 科 とは 主 に 肘 や 手 などの 上 肢 の 機 能 再 建 を 行 う 専 門 領 域 であるが 上 肢 以 外 の 四 肢 の 組 織 再 建 等 も 取 り 扱 っている 例 をあげれば 切 断 された 指 の 再 接 着 術 や 動 かない 手 指 に 対 する 腱 移 行 術 や 腱 移 植 術 などによる 機 能 再 建 動 脈 皮 弁 による 組 織 再 建 などがある また 整 形 外 科 とリハビリは 密 接 なつながりがあり 有 効 なリハビリなくして 良 好 な 治 療 効 果 は 得 ら れないが 当 院 には 県 内 でも 有 数 の 規 模 をもつリハビリ 部 門 があり 我 々はリハビリスタッ フと 密 接 に 情 報 交 換 を 行 いながら 治 療 にあたっている 高 齢 者 や 透 析 患 者 心 臓 疾 患 などの 合 併 症 を 有 する 症 例 も 多 く これらの 症 例 より 骨 関 節 神 経 筋 腱 などの 運 動 器 疾 患 や 外 傷 に 対 応 できる 基 本 的 診 療 能 力 を 修 得 し 運 動 器 疾 患 の 重 要 性 や 特 殊 性 を 理 解 し 運 動 器 疾 患 の 正 確 な 診 断 と 安 全 な 資 料 を 行 うための 基 本 的 な 手 技 を 修 得 できるプログラムとな っている Ⅴ. 研 修 目 標 1. 一 般 目 標 整 形 外 科 に 関 する 病 歴 がとれる 基 本 的 な 診 察 ができる 検 査 法 の 修 得 と 結 果 の 解 釈 が 行 える 基 本 的 手 技 を 決 め 施 行 できる 基 本 的 治 療 法 を 行 える 2. 行 動 目 標 A. 経 験 すべき 疾 患 (1) 骨 関 節 の 外 傷 ; 骨 折 ( 開 放 性 骨 折 を 含 む) 関 節 の 脱 臼 亜 脱 臼 靭 帯 損 傷 42

43 (2) 関 節 の 変 性 疾 患 ; 変 形 性 関 節 症 (3) 脊 椎 脊 髄 の 外 傷 ; 脊 椎 骨 折 脊 髄 損 傷 など (4) 脊 椎 脊 髄 の 変 性 疾 患 ; 変 形 性 脊 椎 症 頚 椎 症 など (5) 慢 性 疾 患 ; 関 節 リウマチ 骨 粗 鬆 症 など B. 基 本 的 診 察 法 (1) 運 動 器 疾 患 の 身 体 所 見 を 記 載 する 筋 萎 縮 変 形 ( 脊 椎 関 節 先 天 異 常 ) 関 節 可 動 域 (ROM) 徒 手 筋 力 テスト(MMT) 反 射 感 覚 歩 容 神 経 腱 断 裂 各 種 徒 手 テストなど (2) 検 査 結 果 の 記 載 をする 血 液 生 化 学 関 節 液 X 線 CT MRI 造 影 検 査 病 理 組 織 (3) 身 体 所 見 検 査 結 果 より 鑑 別 診 断 ができ 初 期 治 療 方 針 がたてられる C. 基 本 的 手 技 処 置 手 術 (1) 穿 刺 法 ( 関 節 腔 腰 椎 ) (2) 関 節 注 入 (3) 包 帯 法 (4) 創 部 処 置 (5) 止 血 法 (6) 局 所 麻 酔 伝 達 麻 酔 D. 基 本 的 治 療 法 (1) 皮 膚 縫 合 (2) ギプス 固 定 法 シーネ 固 定 法 徒 手 整 復 などの 応 急 処 置 (3) 手 術 前 後 の 管 理 (4) 理 学 療 法 の 処 方 (5) 各 種 診 断 書 の 記 載 (6) 薬 物 治 療 Ⅵ. 週 間 スケジュール 表 月 火 水 木 金 午 前 外 来 外 来 外 来 病 棟 病 棟 午 後 手 術 病 棟 手 術 病 棟 手 術 病 棟 手 術 病 棟 手 術 病 棟 Ⅶ. 研 修 評 価 (1) 経 験 した 症 例 のレポートを 指 導 医 に 提 出 し 評 価 を 受 ける (2) 研 修 態 度 を 指 導 医 がチェックし 評 価 点 をつける 43

44 (3) 研 修 手 帳 等 を 用 いてそれぞれの 項 目 について5 段 階 で 評 価 する (4) 指 導 医 は 上 記 の 評 価 結 果 を 総 合 し 当 科 研 修 修 了 の 判 定 を 行 なう チェックリスト 評 価 ランク A: 極 めてよい B: 良 い C: 普 通 D:やや 悪 い E: 悪 い 項 目 (1) 整 形 外 科 に 関 する 病 歴 がとれる (2) 基 本 的 な 診 察 ができる (3) 検 査 法 の 修 得 と 結 果 の 解 釈 が 行 える (4) (5) (6) (7) (8) 基 本 的 手 技 を 決 め 施 行 できる 穿 刺 法 ( 関 節 腔 腰 椎 ) 関 節 注 入 包 帯 法 創 部 処 置 止 血 法 局 所 麻 酔 伝 達 麻 酔 基 本 的 治 療 法 を 行 える 皮 膚 縫 合 ギプス 固 定 法 シーネ 固 定 法 徒 手 整 復 など の 応 急 処 置 手 術 前 後 の 管 理 理 学 療 法 の 処 方 薬 物 治 療 運 動 器 疾 患 の 身 体 所 見 を 記 載 できる 筋 萎 縮 変 形 ( 脊 椎 関 節 先 天 異 常 ) 関 節 可 動 域 (ROM) 徒 手 筋 力 テスト(MMT) 反 射 感 覚 歩 容 神 経 腱 断 裂 各 種 徒 手 テストなど 検 査 結 果 の 記 載 ができる 血 液 生 化 学 関 節 液 X 線 CT MRI 造 影 検 査 病 理 組 織 身 体 所 見 検 査 結 果 より 鑑 別 診 断 ができ 初 期 治 療 方 針 が たてられる (9) 各 種 診 断 書 の 記 載 44

45 6. 泌 尿 器 科 Ⅰ. 研 修 期 間 1~9ヶ 月 Ⅱ. 研 修 施 設 日 高 病 院 Ⅲ. 研 修 責 任 者 及 び 指 導 医 研 修 責 任 者 指 導 医 : 福 間 裕 二 指 導 医 : 関 原 哲 夫 羽 鳥 基 明 Ⅳ. プログラムの 特 徴 泌 尿 器 癌 尿 路 結 石 腎 不 全 ( 腎 後 性 腎 不 全 ) 神 経 因 性 膀 胱 尿 失 禁 等 幅 広 い 疾 患 を 扱 っている 初 期 研 修 としては 術 前 診 断 手 術 手 技 術 後 の 全 身 管 理 について 研 修 を 行 う 癌 治 療 に 関 しては 平 成 18 年 7 月 より 腫 瘍 センターが 設 立 され 強 度 変 調 放 射 線 治 療 (IMRT)が 可 能 です 放 射 線 科 医 と 連 携 し 癌 の 先 進 的 治 療 を 担 うことになる ので 泌 尿 器 癌 において 幅 広 い 治 療 選 択 が 可 能 となり 当 院 で 治 療 可 能 な 癌 症 例 は 増 えて います 豊 富 な 症 例 の 中 で 泌 尿 器 癌 治 療 の 基 本 的 な 考 え 方 患 者 家 族 とのコミュニ ケーションのとり 方 を 研 修 する 尿 路 結 石 に 関 しては 体 外 衝 撃 波 腎 尿 管 結 石 破 砕 術 (ESWL) 内 視 鏡 的 結 石 破 砕 術 (TUL,PNL)を 経 験 できる Ⅴ. 研 修 目 標 1. 一 般 目 標 チーム 医 療 を 基 本 とした 診 療 を 行 う 姿 勢 を 習 得 し 一 般 医 に 必 要 な 泌 尿 器 科 的 な 知 識 と 処 置 を 身 に 付 ける <9 ヶ 月 の 場 合 > チーム 医 療 を 基 本 とした 診 療 を 行 う 姿 勢 を 習 得 し 泌 尿 器 科 医 としての 基 礎 を 身 に 付 ける 2. 行 動 目 標 1 泌 尿 器 科 疾 患 の 正 確 な 診 断 と 適 切 な 治 療 を 行 うために 基 本 的 手 技 を 習 得 する 2 泌 尿 器 科 疾 患 のプライマリケアに 必 要 な 泌 尿 器 科 診 療 能 力 を 習 得 する 3 代 表 的 な 泌 尿 器 科 疾 患 の 病 態 について 概 略 を 習 得 し その 重 要 性 と 特 殊 性 を 理 解 する 4 泌 尿 器 科 疾 患 に 対 して 理 解 を 深 め POSに 基 づいた 診 療 録 作 成 方 法 を 習 得 する <9 ヶ 月 の 場 合 ( 上 記 に 加 え)> 45

46 5 放 射 線 治 療 の 理 解 を 深 める Ⅵ. 経 験 目 標 医 療 面 接 医 療 面 接 におけるコミュニケーションの 持 つ 意 義 を 理 解 し コミュニケーションスキ ルを 身 に 付 ける 患 者 の 病 歴 を 聴 取 し 正 確 に 記 録 ができる 患 者 家 族 への 適 切 な 指 示 指 導 ができる 基 本 的 な 身 体 診 察 腎 腹 部 の 診 察 男 性 外 陰 部 の 診 察 女 性 外 陰 部 の 診 察 直 腸 診 基 本 的 な 臨 床 検 査 超 音 波 検 査 の 適 応 診 断 と 結 果 の 解 釈 ができる 尿 路 内 視 鏡 検 査 の 適 応 診 断 と 結 果 の 解 釈 ができる ウロダイナミクスの 適 応 診 断 と 結 果 の 解 釈 ができる 神 経 学 的 検 査 の 適 応 診 断 と 結 果 の 解 釈 ができる 前 立 腺 生 検 の 適 応 診 断 と 結 果 の 解 釈 ができる 尿 路 造 影 の 適 応 診 断 と 結 果 の 解 釈 ができる <9 ヶ 月 の 場 合 ( 上 記 に 加 え)> 腎 膀 胱 前 立 腺 の 超 音 波 検 査 が 施 行 できる 尿 路 内 視 鏡 検 査 が 施 行 できる ウロダイナミクス 検 査 が 施 行 できる 前 立 腺 生 検 が 施 行 できる 逆 行 性 腎 盂 尿 管 造 影 が 施 行 できる 基 本 的 な 手 技 導 尿 が 安 全 にできる 尿 閉 の 処 置 が 安 全 にできる ( 恥 骨 上 穿 刺 を 含 む) 尿 道 留 置 カテーテルの 適 切 な 管 理 ができる <9 ヶ 月 の 場 合 ( 上 記 に 加 え)> 尿 路 拡 張 (ブジー)が 安 全 にできる 放 射 線 治 療 の 理 解 を 深 める ダブル Jステントが 留 置 できる 陰 嚢 内 及 び 包 茎 手 術 ができる 基 本 的 治 療 法 手 術 前 後 及 び 退 院 後 の 療 養 指 導 ができる 46

47 自 己 導 尿 の 意 義 を 理 解 し 指 導 できる 尿 路 閉 塞 による 疼 痛 発 作 の 適 切 な 診 断 処 置 ができる 急 性 陰 嚢 症 の 病 態 を 理 解 し 指 導 医 のもとで 適 切 に 対 処 できる 腎 不 全 透 析 患 者 に 対 する 食 事 指 導 ができる 診 療 記 録 正 確 に 病 歴 が 記 載 できる 身 体 所 見 が 記 載 できる 検 査 結 果 が 記 載 できる 病 状 経 過 の 記 載 できる インフォームドコンセントの 内 容 を 記 載 できる 紹 介 状 依 頼 状 を 適 切 に 書 くことができる 診 断 書 の 種 類 と 内 容 を 理 解 できる 診 療 計 画 入 院 時 診 療 計 画 ( 患 者 家 族 の 説 明 を 含 む)を 作 成 できる 診 療 ガイドライン クリニカルパスを 理 解 し 活 用 できる 退 院 の 適 応 を 判 断 できる 退 院 後 の 診 療 計 画 に 参 画 する <9 ヶ 月 の 場 合 ( 上 記 に 加 え)> 問 題 点 検 査 スケジュール 治 療 方 針 を 作 成 できる Ⅶ. 週 間 スケジュール 表 月 火 水 木 金 午 前 回 診 外 来 回 診 外 来 回 診 外 来 回 診 外 来 回 診 外 来 午 後 手 術 手 術 病 棟 検 査 手 術 手 術 カンファレンス <9 ヶ 月 の 場 合 > 期 間 を 決 めて 放 射 線 治 療 を 学 ぶことができる 月 火 水 木 金 午 前 回 診 外 来 回 診 外 来 回 診 外 来 回 診 外 来 放 射 線 午 後 手 術 手 術 病 棟 検 査 手 術 放 射 線 カンファレンス 47

48 Ⅷ. 研 修 評 価 (1) 経 験 した 症 例 のレポートを 指 導 医 に 提 出 し 評 価 を 受 ける (2) 研 修 態 度 を 指 導 医 がチェックし 評 価 点 をつける (3) 研 修 手 帳 等 を 用 いてそれぞれの 項 目 について5 段 階 で 評 価 する (4) 指 導 医 は 上 記 の 評 価 結 果 を 総 合 し 当 科 研 修 修 了 の 判 定 を 行 なう チェックリスト 評 価 ランク A: 極 めてよい B: 良 い C: 普 通 D:やや 悪 い E: 悪 い 項 目 医 療 面 接 におけるコミュニケーションの 持 つ 意 義 を 理 解 (1) し コミュニケーションスキルを 身 に 付 ける (2) 患 者 の 病 歴 を 聴 取 し 正 確 に 記 録 ができる (3) 患 者 家 族 への 適 切 な 指 示 指 導 ができる (4) (5) (6) (7) 基 本 的 な 身 体 診 察 ができる 腎 腹 部 の 診 察 男 性 外 陰 部 の 診 察 女 性 外 陰 部 の 診 察 直 腸 診 基 本 的 な 臨 床 検 査 結 果 の 解 釈 と 適 応 診 断 ができる 超 音 波 検 査 尿 路 内 視 鏡 検 査 ウロダイナミクス 神 経 学 的 検 査 前 立 腺 生 検 尿 路 造 影 基 本 的 な 手 技 ができる 導 尿 が 安 全 にできる 尿 閉 の 処 置 が 安 全 にできる ( 恥 骨 上 穿 刺 を 含 む) 尿 道 留 置 カテーテルの 適 切 な 管 理 ができる 基 本 的 治 療 法 ができる 手 術 前 後 及 び 退 院 後 の 療 養 指 導 ができる 自 己 導 尿 の 意 義 を 理 解 し 指 導 できる 尿 路 閉 塞 による 疼 痛 発 作 の 適 切 な 診 断 処 置 ができる 急 性 陰 嚢 症 の 病 態 を 理 解 し 指 導 医 のもとで 適 切 に 対 処 できる 腎 不 全 透 析 患 者 に 対 する 食 事 指 導 ができる 48

49 (8) (9) 診 療 記 録 ができる 正 確 に 病 歴 が 記 載 できる 身 体 所 見 が 記 載 できる 検 査 結 果 が 記 載 できる 病 状 経 過 の 記 載 できる インフォー ムドコンセントの 内 容 を 記 載 できる 紹 介 状 依 頼 状 を 適 切 に 書 くことができる 診 断 書 の 種 類 と 内 容 を 理 解 で きる 診 療 計 画 が 作 成 できる 入 院 時 診 療 計 画 ( 患 者 家 族 の 説 明 を 含 む)を 作 成 できる 診 療 ガイドライン クリニカルパスを 理 解 し 活 用 でき る 退 院 の 適 応 を 判 断 できる 退 院 後 の 診 療 計 画 に 参 画 する 49

50 7. 腎 不 全 科 ( 腎 臓 内 科 腎 臓 外 科 ) Ⅰ. 研 修 期 間 1~9ヶ 月 Ⅱ. 研 修 施 設 日 高 病 院 Ⅲ. 研 修 責 任 者 及 び 指 導 医 研 修 責 任 者 指 導 医 : 筒 井 貴 朗 安 藤 哲 郎 指 導 医 : 溜 井 紀 子 星 綾 子 野 原 惇 添 野 真 嗣 指 導 医 補 佐 : 久 保 隆 史 Ⅳ. 診 療 科 および 研 修 の 概 要 当 院 では 血 液 透 析 に 代 表 される 血 液 浄 化 法 慢 性 および 急 性 腎 不 全 患 者 の 診 察 治 療 そし て 慢 性 腎 不 全 の 合 併 症 治 療 が 大 きな 業 務 内 容 である 特 に 透 析 医 学 は 一 般 内 科 一 般 外 科 泌 尿 器 科 などの 臨 床 基 礎 医 学 を 修 得 したのちに 展 開 される 応 用 医 学 である 当 院 での 維 持 透 析 導 入 患 者 数 は 平 成 16 年 度 実 績 において 年 間 48 名 と 非 常 に 多 い また 併 設 施 設 での 維 持 透 析 患 者 数 は 日 本 有 数 の 症 例 数 である 本 研 修 では 上 記 疾 患 の 診 察 治 療 内 容 について 研 修 す るとともに 慢 性 腎 不 全 患 者 の 管 理 合 併 症 治 療 特 にバスキュラーアクセス 作 成 管 理 につ いて 深 く 研 修 することが 可 能 である Ⅴ. 研 修 目 標 1. 到 達 目 標 1 腎 不 全 治 療 の 病 態 を 理 解 するとともに 急 性, 慢 性 それぞれの 状 況 に 合 わせた 適 切 な 臨 床 能 力 を 身 につける 2 慢 性 腎 不 全 患 者 の 日 常 管 理 および 合 併 症 治 療 について 内 科 的 外 科 的 治 療 を 講 じ 実 践 する 能 力 を 身 につける 2. 行 動 目 標 1 医 療 面 接 医 療 面 接 におけるコミュニケーションの 意 義 を 理 解 し スキルを 身 につける 2 基 本 的 な 身 体 診 察 法 腎 不 全 患 者 の 全 身 診 察 ができ その 臨 床 意 義 を 理 解 するとともに 記 載 できる 3 基 本 的 臨 床 検 査 患 者 の 血 液 検 査 ( 血 算 生 化 学 血 清 等 ) 一 般 的 尿 検 査 心 電 図 単 純 X 線 写 真 CT 検 査 の 結 果 の 解 釈 ができる 検 査 結 果 から 急 性 腎 不 全 患 者 保 存 期 腎 不 全 患 者 維 持 透 析 患 者 の 判 別 および 病 態 50

51 の 把 握 ができる 各 種 バスキュラーアクセスの 病 態 を 理 解 し 診 察 ができる 4 基 本 手 技 診 察 加 療 血 液 透 析 法 について 理 解 できる 1 血 液 透 析 に 関 連 した 機 器 薬 剤 検 査 2 体 液 とその 異 常 3 栄 養 代 謝 とその 異 常 4 至 適 透 析 と 安 全 管 理 5 バスキュラーアクセスの 内 容 と 作 成 管 理 以 下 の 各 疾 患 に 対 応 できる ⅰ. 急 性 腎 不 全 緊 急 透 析 の 適 応 について 判 断 し 必 要 な 場 合 適 切 な 透 析 法 を 施 行 できる 緊 急 透 析 に 必 要 なバスキュラーアクセスを 確 保 維 持 できる 緊 急 透 析 に 必 要 な 全 身 管 理 ができる ⅱ. 保 存 期 腎 不 全 腎 不 全 の 原 因 疾 患 を 理 解 し 病 態 に 合 わせた 加 療 計 画 を 立 案 できる 食 事 指 導 計 画 の 立 案 ができる 血 液 透 析 導 入 にあたり 適 切 な 時 期 が 判 断 できる ⅲ. 血 液 透 析 導 入 期 血 液 透 析 導 入 に 当 たり 適 切 な 治 療 内 容 が 施 行 できる 血 液 透 析 導 入 時 の 合 併 症 が 診 察 治 療 できる 適 切 なバスキュラーアクセスが 作 成 維 持 できる ⅳ. 維 持 透 析 患 者 管 理 維 持 透 析 の 病 態 を 理 解 し 治 療 内 容 を 理 解 できる 以 下 に 述 べた 維 持 透 析 患 者 の 合 併 症 を 診 察 加 療 できる 1 脳 神 経 2 眼 科 系 疾 患 3 呼 吸 器 疾 患 4 心 疾 患 5 血 圧 管 理 6 動 脈 硬 化 7 外 科 合 併 症 8 泌 尿 器 科 合 併 症 9 内 分 泌 異 常 10 骨 関 節 の 異 常 51

52 11 悪 性 腫 瘍 12 感 染 症 3. 診 療 計 画 入 院 時 の 診 療 計 画 の 立 案 作 成 ができる 診 療 ガイドラインやクリニカルパスを 理 解 し 活 用 できる 退 院 の 適 応 を 判 断 できる 退 院 後 の 診 療 計 画 ( 維 持 透 析 施 設 の 選 定 社 会 復 帰 在 宅 介 護 など)に 参 画 で きる Ⅵ. 週 間 スケジュール 表 月 火 水 木 金 午 前 病 棟 手 術 病 棟 病 棟 外 来 血 管 造 影 病 棟 午 後 血 管 造 影 手 術 病 棟 病 棟 外 来 手 術 病 棟 病 棟 Ⅷ. 研 修 評 価 (1) 経 験 した 症 例 のレポートを 指 導 医 に 提 出 し 評 価 を 受 ける (2) 研 修 態 度 を 指 導 医 がチェックし 評 価 点 をつける (3) 研 修 手 帳 等 を 用 いてそれぞれの 項 目 について5 段 階 で 評 価 する (4) 指 導 医 は 上 記 の 評 価 結 果 を 総 合 し 当 科 研 修 修 了 の 判 定 を 行 なう チェックリスト 評 価 ランク A: 極 めてよい B: 良 い C: 普 通 D:やや 悪 い E: 悪 い 項 目 医 療 面 接 におけるコミュニケーションの 意 義 を 理 解 し ス (1) キルを 身 につける 腎 不 全 患 者 の 全 身 診 察 ができ その 臨 床 意 義 を 理 解 すると (2) ともに 記 載 できる 患 者 の 血 液 検 査 ( 血 算 生 化 学 血 清 等 ) 一 般 的 尿 検 査 (3) 心 電 図 単 純 X 線 写 真 CT 検 査 の 結 果 の 解 釈 ができる 52

53 (4) 検 査 結 果 から 急 性 腎 不 全 患 者 保 存 期 腎 不 全 患 者 維 持 透 析 患 者 の 判 別 および 病 態 の 把 握 ができる (5) 各 種 バスキュラーアクセスの 病 態 を 理 解 し 診 察 ができる (6) 血 液 透 析 法 について 理 解 できる 血 液 透 析 に 関 連 した 機 器 薬 剤 検 査 体 液 とその 異 常 栄 養 代 謝 とその 異 常 至 適 透 析 と 安 全 管 理 バスキュ ラーアクセスの 内 容 と 作 成 管 理 各 疾 患 に 対 応 できる (7) (8) (9) (10) 急 性 腎 不 全 緊 急 透 析 の 適 応 について 判 断 し 必 要 な 場 合 適 切 な 透 析 法 を 施 行 できる 緊 急 透 析 に 必 要 なバスキュラーアクセスを 確 保 維 持 で きる 緊 急 透 析 に 必 要 な 全 身 管 理 ができる 保 存 期 腎 不 全 腎 不 全 の 原 因 疾 患 を 理 解 し 病 態 に 合 わせた 加 療 計 画 を 立 案 できる 食 事 指 導 計 画 の 立 案 ができる 血 液 透 析 導 入 にあたり 適 切 な 時 期 が 判 断 できる 血 液 透 析 導 入 期 血 液 透 析 導 入 に 当 たり 適 切 な 治 療 内 容 が 施 行 できる 血 液 透 析 導 入 時 の 合 併 症 が 診 察 治 療 できる 適 切 なバスキュラーアクセスが 作 成 維 持 できる 維 持 透 析 患 者 管 理 維 持 透 析 の 病 態 を 理 解 し 治 療 内 容 を 理 解 できる 維 持 透 析 患 者 の 合 併 症 を 診 察 加 療 できる (11) 入 院 時 の 診 療 計 画 の 立 案 作 成 ができる (12) 診 療 ガイドラインやクリニカルパスを 理 解 し 活 用 できる (13) 退 院 の 適 応 を 判 断 できる (14) 退 院 後 の 診 療 計 画 ( 維 持 透 析 施 設 の 選 定 社 会 復 帰 在 宅 介 護 など)に 参 画 できる 53

54 8. 心 臓 血 管 外 科 Ⅰ. 研 修 期 間 1~9ヶ 月 Ⅱ. 研 修 施 設 日 高 病 院 Ⅲ. 研 修 責 任 者 及 び 指 導 医 研 修 責 任 者 指 導 医 : 大 野 英 昭 指 導 医 : 矢 野 隆 Ⅳ. 研 修 条 件 3 ヶ 月 以 上 の 外 科 研 修 経 験 ないしは 日 本 外 科 学 会 に 入 会 しているもの Ⅴ. 研 修 目 標 心 臓 および 大 血 管 手 術 の 術 前 管 理 の 習 得 と 周 術 期 管 理 の 経 験 1. 一 般 目 標 (1) 手 術 前 の 病 歴 および 身 体 所 見 がとれ 必 要 なオーダーをだせること (2) 術 前 の 基 本 的 チェックができる 聴 診 四 肢 脈 拍 の 触 知 浮 腫 NYHA 分 類 中 止 薬 剤 (3) 手 術 前 検 査 の 結 果 を 指 導 医 にプレゼンテーションできる 心 エコー 心 臓 カテーテル 検 査 レントゲン 検 査 ( 胸 部 CT 心 臓 CT 血 管 造 影 脳 MRI/CT) ホルター 心 電 図 呼 吸 機 能 検 査 (4) 心 臓 血 管 外 科 として 必 要 な 基 本 的 手 技 の 経 験 動 静 脈 の 穿 刺 緊 急 時 の 気 管 内 挿 管 開 胸 術 開 腹 術 人 工 心 肺 (5) 基 本 的 治 療 の 経 験 術 後 の 薬 物 治 療 術 後 の 人 工 呼 吸 器 手 術 創 部 の 管 理 2. 行 動 目 標 経 験 すべき 疾 患 虚 血 性 心 疾 患 : 狭 心 症 心 筋 梗 塞 弁 膜 症 大 動 脈 疾 患 : 腹 部 大 動 脈 瘤 胸 部 大 動 脈 瘤 その 他 : 肺 血 栓 塞 栓 症 心 タンポナーデ 基 本 的 診 察 法 術 前 の 身 体 所 見 54

55 術 後 患 者 の 身 体 所 見 のとりかた 診 かた ICU における 胸 部 レントゲンの 読 影 術 後 LOS の 評 価 習 得 すべき 基 本 的 手 技 動 脈 中 心 静 脈 路 の 確 保 緊 急 時 の 気 管 内 挿 管 手 術 時 の 清 潔 操 作 手 術 野 における 人 工 心 肺 回 路 のセッティング 習 得 が 望 ましい 基 本 的 手 技 開 心 術 および 大 血 管 手 術 を 第 二 第 三 助 手 として 補 助 開 胸 術 を 第 一 助 手 として 行 うこと 体 表 の 手 術 創 の 閉 鎖 を 補 助 経 験 すべき 基 本 的 治 療 術 後 薬 物 治 療 ( 強 心 剤 血 管 拡 張 剤 鎮 静 剤 抗 血 栓 療 法 ) Swan-Ganz カテーテルのデータから 血 行 動 態 を 評 価 し 体 液 管 理 をする 術 後 ベッドサイドで 人 工 呼 吸 器 の 離 脱 まで24 時 間 On Call で 管 理 する 術 後 感 染 対 策 ( 感 染 予 防 と 抗 菌 剤 の 使 い 方 ) 輸 血 療 法 ドレナージ 経 験 が 望 ましい 基 本 的 治 療 術 後 一 時 的 ペーシング 術 後 不 整 脈 に 対 する 電 気 的 除 細 動 IAPB PCPS の 適 応 と 管 理 :IABP が 抜 去 できるまで24 時 間 On Call で 管 理 する 人 工 心 肺 を ME の 助 手 として 経 験 する 研 修 の 評 価 以 下 の 点 をチェックリストで 5 段 階 評 価 する( 手 技 に 関 しては 評 価 の 対 象 外 とする) 医 師 としての 臨 床 態 度 ( 身 だしなみ 言 葉 使 い 手 洗 い 等 による 感 染 予 防 カルテの 記 載 退 院 要 約 の 記 載 ) 基 本 的 術 前 診 察 手 術 患 者 のプレゼンテーション 術 前 チェックリストの 遵 守 55

56 手 術 時 の 清 潔 操 作 術 後 LOS の 評 価 再 挿 管 の 評 価 チェックリスト 評 価 ランク A) 極 めてよい B) 良 い C) 普 通 D) やや 悪 い E) 悪 い 項 目 (1) 心 臓 血 管 外 科 に 関 する 病 歴 がとれる (2) (3) (4) (5) 基 本 的 な 診 察 ができる 聴 診 ( 雑 音 の 部 位 と 性 質 心 音 の 性 状 ) 四 肢 脈 拍 の 触 知 と 雑 音 の 有 無 チアノーゼ 浮 腫 発 熱 の 有 無 検 査 法 の 習 得 と 結 果 の 解 釈 が 行 える 上 下 肢 の 血 圧 測 定 心 電 図 動 脈 血 ガス 分 析 心 臓 エコー( 体 表 経 食 堂 ) レントゲン 検 査 ( 単 純 C T,MRI) 心 臓 カテーテル 心 臓 カテーテル 以 外 の 血 管 造 影 検 査 基 本 的 手 技 を 決 め 施 行 できる 動 静 脈 の 穿 刺 と 露 出 血 管 作 動 薬 の 投 与 気 管 内 挿 管 体 腔 穿 刺 各 種 カテーテル 留 置 基 本 的 治 療 を 行 える 血 管 縫 合 補 助 循 環 (IABP,PCPS) (6) 心 不 全 患 者 の 全 身 管 理 ができる ( 呼 吸 管 理 も 含 めて) 56

57 9. 脳 神 経 外 科 Ⅰ. 研 修 期 間 1~9ヶ 月 Ⅱ. 研 修 施 設 日 高 病 院 Ⅲ. 研 修 責 任 者 及 び 指 導 医 研 修 責 任 者 指 導 医 : 木 幡 一 磨 指 導 医 : 柴 崎 徹 坐 間 朗 Ⅳ. 研 修 の 概 要 説 明 主 に 脳 血 管 障 害 頭 部 外 傷 のプライマリ ケア( 救 急 外 来 入 院 急 性 期 )を 研 修 する 意 識 障 害 血 圧 管 理 創 縫 合 気 道 確 保 など 内 科 的 あるいは 外 科 的 な 全 身 プライマリ ケアが ある 程 度 身 についていることが 好 ましい Ⅴ. 研 修 目 標 1. 到 達 目 標 片 麻 痺 失 語 などの 神 経 所 見 を 要 領 よくとる 頭 部 CTでくも 膜 下 出 血 を 見 逃 さな い 脳 MRIで 脳 梗 塞 を 診 断 するなどが 最 低 限 の 目 標 である 2. 行 動 目 標 A. 習 得 すべき 診 察 法 検 査 手 技 治 療 (1) 基 本 的 診 察 法 病 歴 を 聴 取 し 全 身 所 見 がとれ 片 麻 痺 失 語 などの 神 経 所 見 がとれる 各 疾 患 の 特 徴 的 症 状 を 理 解 し 出 あった 時 に 見 逃 さないようにする (2) 基 本 的 検 査 頭 部 CT くも 膜 下 出 血 を 見 逃 さない 脳 出 血 脳 梗 塞 の 部 位 が 表 現 出 来 る 慢 性 硬 膜 下 血 腫 を 見 逃 さない 外 傷 性 頭 蓋 内 出 血 を 診 断 できる 骨 のウィンド レベルで 骨 折 を 診 断 できる 脳 MRIで 脳 梗 塞 の 診 断 ができる 脳 MRAで 脳 動 脈 瘤 を 見 逃 さな い 主 幹 動 脈 の 閉 塞 が 診 断 できる (3) 基 本 的 手 技 脳 血 管 撮 影 : 検 査 の 目 的 方 法 危 険 性 を 理 解 し 指 導 医 の 介 助 が 出 来 る 造 影 剤 副 作 用 の 対 処 が 出 来 る (4) 診 断 治 療 対 応 1 くも 膜 下 出 血 脳 出 血 脳 梗 塞 頭 部 外 傷 の 初 期 診 断 が 出 来 て 初 期 治 療 につなが る 第 一 歩 が 行 える 57

58 2 指 導 医 のもとで 的 確 な 初 期 の 診 断 治 療 病 状 説 明 が 出 来 る (5) 記 録 正 確 かつ 要 領 よく 病 状 を 把 握 し S O-A-P 形 式 で 記 録 できる (6) 手 術 代 表 的 手 術 の 適 応 ( 必 要 性 ) 方 法 ( 手 技 流 れ) 危 険 性 を 理 解 する B. 経 験 すべき 症 状 病 態 1 くも 膜 下 出 血 : 頭 痛 嘔 気 意 識 障 害 2 脳 出 血 : 片 麻 痺 失 語 めまい 嘔 気 意 識 障 害 3 脳 梗 塞 : 片 麻 痺 失 語 めまい 嘔 気 意 識 障 害 4 頭 部 外 傷 : 急 性 硬 膜 外 血 腫 急 性 硬 膜 下 血 腫 脳 挫 傷 : 意 識 障 害 片 麻 痺 5 脳 ヘルニア: 意 識 障 害 瞳 孔 不 同 Ⅵ. 週 間 スケジュール 表 月 火 水 木 金 午 前 外 来 回 診 外 来 回 診 手 術 外 来 回 診 脳 血 管 撮 影 外 来 回 診 午 後 外 来 リハビリカンフ ァレンス 回 診 フィルムカンフ ァレンス 手 術 外 来 抄 読 会 ケースカンファ レンス Ⅶ. 研 修 評 価 (1) 経 験 した 症 例 のレポートを 指 導 医 に 提 出 し 評 価 を 受 ける (2) 研 修 態 度 を 指 導 医 がチェックし 評 価 点 をつける (3) 研 修 手 帳 等 を 用 いてそれぞれの 項 目 について5 段 階 で 評 価 する (4) 指 導 医 は 上 記 の 評 価 結 果 を 総 合 し 当 科 研 修 修 了 の 判 定 を 行 なう チェックリスト 評 価 ランク A: 極 めてよい B: 良 い C: 普 通 D:やや 悪 い E: 悪 い 58