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1 1. 公 教 育 を 担 う 私 立 高 校 (1) 法 律 で 公 教 育 として 明 確 に 位 置 づけられた 私 立 学 校 教 育 を 受 ける 権 利 は 私 立 も 公 立 も 平 等 です 経 済 的 理 由 による 教 育 の 差 別 禁 止 経 済 的 理 由 で 修 学 困 難 な 生 徒 への 国 県 の 支 援 も 義 務 づけられています 日 本 国 憲 法 第 26 条 すべて 国 民 は 法 律 の 定 めるところにより その 能 力 に 応 じて ひとしく 教 育 を 受 ける 権 利 を 有 する 教 育 基 本 法 第 4 条 1.すべて 国 民 は ひとしく その 能 力 に 応 じた 教 育 を 受 ける 機 会 を 与 えられな ければならず 人 種 信 条 性 別 社 会 的 身 分 経 済 的 地 位 又 は 門 地 によって 教 育 上 差 別 されない 3. 国 及 び 地 方 公 共 団 体 は 能 力 があるにもかかわらず 経 済 的 理 由 によって 修 学 が 困 難 な 者 に 対 して 奨 学 の 措 置 を 講 じなければならない 私 立 学 校 は 教 育 基 本 法 学 校 教 育 法 私 立 学 校 法 で 公 教 育 機 関 としての 位 置 づけが 明 確 にされています 教 育 基 本 法 第 6 条 法 律 に 定 める 学 校 は 公 の 性 質 を 有 するものであって 国 地 方 公 共 団 体 及 び 法 律 に 定 める 法 人 のみが これを 設 置 することができる 学 校 教 育 法 第 2 条 学 校 は 国 地 方 公 共 団 体 及 び 私 立 学 校 法 第 3 条 に 規 定 する 学 校 法 人 のみが こ れを 設 置 することができる 私 立 学 校 法 第 3 条 この 法 律 において 学 校 法 人 とは 私 立 学 校 の 設 置 を 目 的 として この 法 律 の 定 めるところにより 設 立 される 法 人 をいう 私 立 学 校 教 育 の 振 興 は 国 県 の 責 務 です 教 育 基 本 法 第 8 条 私 立 学 校 の 有 する 公 の 性 質 及 び 学 校 教 育 において 果 たす 重 要 な 役 割 にかんがみ 国 及 び 地 方 公 共 団 体 は その 自 主 性 を 尊 重 しつつ 助 成 その 他 の 適 当 な 方 法 によっ て 私 立 学 校 教 育 の 振 興 に 努 めなければならない 私 立 学 校 振 興 助 成 法 第 1 条 学 校 教 育 における 私 立 学 校 の 果 たす 重 要 な 役 割 にかんがみ 国 及 び 地 方 公 共 団 体 が 行 う 私 立 学 校 に 対 する 助 成 の 措 置 について 規 定 することにより 私 立 学 校 の 教 育 条 件 の 維 持 及 び 向 上 並 びに 私 立 学 校 に 在 学 する 児 童 生 徒 学 生 又 は 幼 児 に 係 る 修 学 上 の 財 政 的 負 担 の 軽 減 を 図 るとともに 私 立 学 校 の 経 営 の 健 全 性 を 高 め もって 私 立 学 校 の 健 全 な 発 達 に 資 することを 目 的 とする (2) 県 内 の 高 校 教 育 は 私 立 と 公 立 の 両 輪 で 新 潟 県 内 の 高 校 生 ( 通 信 制 課 程 除 く)は 全 体 で66,722 人 となっています そのうち 私 立 高 校 に 通 う 高 校 生 は11,775 人 と 全 体 の 約 2 割 を 占 めています( 表 1) この 数 字 が 示 すとお り 新 潟 県 の 高 校 教 育 は 公 立 と 私 立 の 両 輪 によって 成 り 立 っています ( 表 1) 県 内 高 校 生 の 約 2 割 を 占 める 私 立 高 校 生 (2009 年 度 ) 私 立 高 校 生 11,775 人 公 立 高 校 生 54,947 人 2. 公 教 育 を 担 いながら 私 立 高 校 への 公 費 は 公 立 の1/3 私 立 高 校 は 公 教 育 を 担 っていますが 国 県 からの 公 費 支 出 の 公 私 比 較 では 大 きな 差 が あります 公 立 高 校 が 高 校 生 一 人 当 たり 約 123 万 円 の 公 費 が 支 出 されていますが 私 立 高 校 はそのおよそ3 分 の1の 約 45 万 円 しか 支 出 されていません( 表 2) 公 費 と 保 護 者 負 担 ( 学 費 )をあわせた 教 育 経 費 は 高 校 生 一 人 当 たり 公 立 約 123 万 円 に 対 し 私 立 高 校 は 約 86 万 円 と 低 くなっています その 影 響 が とくに 教 育 条 件 の 格 差 ( 専 任 教 員 数 の 差 )となって 現 れ ています(3 項 の(2) 参 照 ) 保 護 者 負 担 と 教 育 条 件 の 格 差 を 是 正 するためには 私 立 高 校 への 公 費 の 引 き 上 げが 必 要 です ( 表 2) 高 校 ( 全 日 制 課 程 )の 運 営 にかかる 経 費 を 高 校 生 一 人 当 たりの 額 で 比 較 高 校 1 年 生 の 場 合 私 立 公 費 ( 私 学 助 成 ) 保 護 者 負 担 教 育 経 費 合 計 高 校 451,400 円 408,747 円 860,147 円 公 立 公 費 ( 教 育 経 費 ) 高 校 1,226,317 円 * 公 立 高 校 公 費 は 地 方 教 育 費 調 査 ( 平 成 20 会 計 年 度 ) ( 県 教 育 委 員 会 発 行 平 成 21 年 度 版 )による 高 校 生 一 人 当 たりにかかる 教 育 経 費 に 国 の 授 業 料 (118,800 円 ) 無 償 化 措 置 を 加 えた 試 算 額 です * 私 立 高 校 公 費 は 私 立 高 校 生 一 人 当 たりの 経 常 費 助 成 額 332,600 円 に 国 の 就 学 支 援 金 118,800 円 を 加 えた 試 算 額 です * 保 護 者 負 担 額 は 学 費 ( 受 験 料 入 学 金 授 業 料 施 設 設 備 費 ( 私 立 のみ))から118,800 円 を 除 く 実 質 負 担 額 です

2 3. 公 費 の 違 いで 学 費 教 育 条 件 に 大 きな 公 私 間 格 差 (1) 学 費 の 公 私 格 差 私 立 高 校 は 国 県 から 公 費 の 少 なさから 経 費 の 多 くを 保 護 者 の 負 担 に 求 めざるを 得 なくなっています 私 立 の 学 費 は 公 立 の4 倍 強 で 推 移 してきましたが 2010 年 度 は 公 立 高 校 の 無 償 化 が 実 施 されたことにより 格 差 は52 倍 に 大 幅 に 拡 大 しました( 表 3 4) 私 学 保 護 者 の 学 費 負 担 感 はいっそう 増 大 することになりました ( 表 3) 県 内 高 校 ( 全 日 制 )1 年 生 初 年 度 納 入 金 の 公 私 比 較 年 度 公 立 高 校 県 内 私 立 高 校 平 均 学 費 格 差 2005( 平 17) 123,050 円 511,202 円 4.2 倍 2006( 平 18) 123,050 円 513,202 円 4.2 倍 2007( 平 19) 126,650 円 515,080 円 4.1 倍 2008( 平 20) 126,650 円 517,214 円 4.1 倍 2009( 平 21) 126,650 円 520,347 円 4.1 倍 2010( 平 22) 7,850 円 408,747 円 52.1 倍 ( 受 験 料 入 学 金 を 含 む PTA 会 費 生 徒 会 費 は 除 く) 国 の 制 度 により 公 立 高 校 は 授 業 料 不 徴 収 私 立 高 校 は 就 学 支 援 金 として 公 立 と 同 額 の118,800 円 が 支 給 されることになった ( 表 4) 2010 年 度 ( 平 成 22 年 度 )1 年 生 の 学 費 ( 初 年 度 納 入 金 ) 受 験 料 13,000 円 学 費 年 額 408,747 円 私 立 高 校 入 学 金 授 業 料 (283,080 円 ) 施 設 設 備 費 等 ( 平 均 ) 144,000 円 164,280 円 118,800 円 87,467 円 公 立 授 業 料 不 徴 収 学 費 年 額 高 校 7,850 円 受 験 料 入 学 金 2,200 円 5,650 円 実 質 授 業 料 負 担 額 国 の 就 学 支 援 金 による 授 業 料 軽 減 (2) 専 任 教 員 数 は 公 立 の8 割 私 立 高 校 の 運 営 は 公 費 と 学 費 収 入 でまかなわれています 前 述 したとおり 公 立 より 少 ない 公 費 のため 経 費 の 多 くを 保 護 者 負 担 に 頼 っていますが 負 担 にも 限 界 があります それは 近 年 の 不 況 も 影 響 し 学 費 の 値 上 げはかえって 私 立 高 校 への 希 望 者 を 減 らす 要 因 にもなり いっそう 生 徒 減 に 拍 車 がかかる 恐 れがあるからです そのため 私 立 高 校 生 一 人 当 たりに 係 る 教 育 経 費 は 公 立 の7 割 程 度 と 低 くならざるを 得 ません(P2 表 2) その 影 響 が 教 員 数 の 差 となってあらわれます( 表 5.6) 私 立 高 校 では 教 職 員 の 退 職 者 が 出 ても 補 充 されなかったり 補 充 しても 身 分 不 安 定 な 講 師 や 非 常 勤 講 師 の 採 用 にとどまったりしています( 表 5) 公 費 の 少 なさが 教 員 数 不 足 に 見 られるように 私 立 高 校 の 教 育 条 件 悪 化 につながってい ます また 教 諭 一 人 当 たりの 生 徒 数 の 違 いにも 見 られるように( 表 7) 私 立 高 校 の 教 員 は 公 立 よりも 多 忙 化 を 余 儀 なくされています ( 表 5) 県 内 私 立 高 校 ( 全 日 制 課 程 ) 教 職 員 数 の 推 移 ( 人 ) 教 員 年 度 校 長 教 頭 教 諭 講 師 非 常 勤 講 師 職 員 用 務 等 ( 副 校 長 含 む) 人 数 対 前 年 対 00 年 人 数 対 前 年 対 00 年 人 数 対 前 年 2000( 平 12) (265) ( 平 13) (261) ( 平 14) (285) ( 平 15) (286) ( 平 16) (282) ( 平 17) (306) ( 平 18) (289) ( 平 19) (293) ( 平 20) (281) ( 平 21) (304) 学 校 要 覧 ( 県 教 委 発 行 )をもとに 作 成 * 職 員 等 に 司 書 含 む * 教 諭 には 助 教 諭 養 護 教 諭 を 含 む 職 員 には 司 書 を 含 む 講 師 非 常 勤 講 師 欄 の( )は うち 非 常 勤 講 師 の 数 を 表 す ( 表 6) 公 立 高 校 教 職 員 定 数 法 にもとづく 教 諭 数 比 較 ( 人 ) 私 立 高 校 全 体 公 立 配 置 基 準 対 公 立 基 準 2009 年 度 の 場 合 の 教 諭 数 による 教 諭 数 不 足 数 ( 表 7) 高 校 ( 全 日 制 )における 教 諭 一 人 あたりの 生 徒 数 比 較 年 度 私 立 公 立 2000( 平 12) ( 平 13) ( 平 14) ( 平 15) ( 平 16) ( 平 17) ( 平 18) ( 平 19) 基 準 となる 生 徒 数 は 定 員 でなく 実 数 2008( 平 20) 学 校 要 覧 ( 県 教 委 発 行 )をもとに 作 成 2009( 平 21) 厳 しい 経 済 事 情 による 私 学 保 護 者 への 影 響 不 況 や 労 働 事 情 の 悪 化 などの 影 響 から 私 立 高 校 の 保 護 者 の 学 費 負 担 は 近 年 いっそう 厳 しい 状 況 になっています 私 たちが 毎 年 行 っている 学 費 滞 納 等 実 態 調 査 では 3ヶ 月 以 上 の 長 期 にわたる 学 費 滞 納 者 は2002 年 を 境 に 急 増 しています( 表 8) 経 済 的 理 由 による 退 学 者 は 数 字 上 はほとんど 見 られませんが 長 期 滞 納 者 の 多 さを 見 ればいつ 退 学 者 が 出 てもお かしくない 状 況 と 言 えます 県 は 低 所 得 世 帯 の 私 立 高 校 家 庭 に 対 する 学 費 軽 減 助 成 ( 授 業 料 軽 減 助 成 入 学 金 軽 減 助 成 )を 実 施 していますが 年 々 受 給 者 数 が 増 加 しています 県 は 1999 年 以 降 学 費 軽 減 助 成 の 受 給 基 準 ( 所 得 基 準 )をほとんど 変 えていません それなのに 受 給 者 数 が 増 加 しているの

3 は 家 計 が 厳 しい 状 況 の 家 庭 からの 入 学 が 増 加 しているからと 言 えます( 表 9) ( 表 8-a) 9 月 末 現 在 における 県 内 私 立 高 校 の 学 費 滞 納 者 数 (3ケ 月 以 上 )と 経 済 的 理 由 での 退 学 者 数 の 推 移 ( 人 ) 回 答 調 査 3ヶ 月 比 率 1 校 あたり 滞 うち6ヶ 月 経 済 的 理 調 査 年 月 校 数 生 徒 数 以 上 滞 納 (%) 納 者 数 以 上 滞 納 由 退 学 者 平 成 17 年 9 月 末 17 校 13, 平 成 18 年 9 月 末 18 校 13, 平 成 19 年 9 月 末 18 校 13, 平 成 20 年 9 月 末 18 校 12, 平 成 21 年 9 月 末 18 校 12, 私 立 通 信 制 高 校 も 含 む( 平 成 17 年 2 校 平 成 18~22 年 3 校 ) ( 表 8-b) 3 月 末 現 在 における 県 内 私 立 高 校 の 学 費 滞 納 者 数 (3ケ 月 以 上 )と 経 済 的 理 由 での 退 学 者 数 の 推 移 ( 人 ) 回 答 調 査 3ヶ 月 比 率 1 校 あたり 滞 うち6ヶ 月 経 済 的 理 調 査 年 月 校 数 生 徒 数 以 上 滞 納 (%) 納 者 数 以 上 滞 納 由 退 学 者 平 成 18 年 3 月 末 17 校 13, 平 成 19 年 3 月 末 17 校 12, 平 成 20 年 3 月 末 18 校 12, 平 成 21 年 3 月 末 16 校 10, 平 成 22 年 3 月 末 18 校 10, 私 立 通 信 制 高 校 も 含 む( 平 成 18~22 年 3 校 ) 経 済 的 理 由 による 退 学 者 学 費 長 期 滞 納 者 の 具 体 的 事 例 イ) 父 親 の 会 社 が 倒 産 緊 急 支 援 融 資 制 度 で 辛 うじて 卒 業 でも 就 職 定 まらず 先 が 不 安 高 校 時 代 での 一 番 の 心 残 りは 修 学 旅 行 に 行 けなかったこと 市 営 住 宅 に 暮 らしていたA 君 の 父 親 は 長 年 板 金 工 としてまじめに 働 いてきた もとも と 収 入 が 少 ないため 自 動 車 免 許 を 取 得 する 資 金 がなく 家 には 自 動 車 がない 家 族 の 移 動 手 段 は 自 転 車 のみ 家 には 固 定 電 話 がない A 君 は 今 時 の 高 校 生 にめずらしく 携 帯 電 話 を 持 っていない 学 校 に 連 絡 を 取 る 場 合 は 近 くの 公 衆 電 話 まで 走 るしかない 担 任 が 家 庭 に 連 絡 をしたいときは 直 接 訪 問 する 以 外 に 方 法 はない A 君 が3 年 生 の 夏 10 月 に 父 親 が 働 いていた 会 社 が 倒 産 失 業 に 追 い 込 まれた 県 の 授 業 料 助 成 全 額 免 除 の 対 象 者 にはなっているが 3 年 生 の4 月 から 施 設 設 備 費 等 の 滞 納 が 年 を 越 えても 続 いていた 2 月 の 半 ばになって 学 校 から 学 費 滞 納 者 のための 政 府 の 緊 急 支 援 融 資 制 度 を 紹 介 し 手 続 きを 取 ることによって 何 とか 学 費 納 入 のメドがたった し かし 融 資 金 の 振 り 込 みは4 月 にずれ 込 み A 君 は 卒 業 式 には 出 席 できたものの 卒 業 証 書 は 学 費 完 納 まで 預 かりとなった 卒 業 から 半 年 後 には 緊 急 融 資 の 返 済 が 始 まる A 君 の 就 職 はなかなか 困 難 で 3 月 半 ばにようやく 臨 時 雇 用 が 決 まった しかし その 雇 用 も7 月 末 で 切 られ A 君 はその 先 の ことを 考 えると 返 済 できるのかとても 不 安 になると 言 う 高 校 時 代 で 一 番 の 心 残 りは? との 問 いに A 君 は みんなと 一 緒 に 修 学 旅 行 に 行 け なかったことです と 答 えた ロ) 両 親 が 離 婚 母 親 が 一 時 子 育 て 放 棄 学 費 は 祖 父 の 年 金 から B 君 の 両 親 が 離 婚 したとき( 当 時 小 学 校 6 年 生 ) 母 親 は 親 権 を 放 棄 した 母 親 が 家 を 出 るその 日 B 君 は 母 親 の 足 にしがみつき 泣 いてすがりついた その 姿 に 母 親 はB 君 を 見 捨 てることができず 母 親 の 実 家 で 暮 らすことになった しかしその 後 母 親 は 誰 にも 告 げずに 家 出 途 方 に 暮 れた 祖 父 が はじめは 福 祉 施 設 に 入 れることも 検 討 したが 最 終 的 にはB 君 の 親 権 を 母 親 から 自 分 に 移 して 育 てる 決 意 をすることになる B 君 が 高 校 入 学 の 日 の 前 夜 母 親 が 突 然 家 に 戻 ってくる B 君 は 母 親 からまた 見 捨 て られるのではないかとの 不 安 に 常 にとらわれており 精 神 的 に 不 安 定 な 状 況 に 陥 る 傾 向 が 見 られた 母 親 は 夜 の 飲 食 店 に 勤 めているが B 君 の 授 業 料 はすべて 祖 父 の 年 金 から 出 されている 修 学 旅 行 には 参 加 していない 卒 業 は 何 とかでき 就 職 もその 直 前 に 決 まった ( 表 9) 年 々 増 加 する 県 の 学 費 軽 減 助 成 受 給 者 ( 人 ) 授 業 料 補 助 受 給 者 数 入 学 金 補 助 年 度 第 1 種 第 2 種 1 2 種 計 第 3 種 合 計 対 象 率 受 給 者 数 ( 率 ) 2000( 平 12) ,373 2, % % 2001( 平 13) ,462 2, % % 2002( 平 14) ,569 2, % % 2003( 平 15) ,100 1,578 2, % % 2004( 平 16) ,135 1,655 2, % % 2005( 平 17) ,219 1,615 2, % % 2006( 平 18) ,193 1,485 2, % % 2007( 平 19) ,199 1,719 2, % % 2008( 平 20) ,238 1,821 3, % % 2009( 平 21) ,215 1,928 3, % % 第 1 種 基 準 : 生 活 保 護 世 帯 や 市 町 村 民 税 非 課 税 世 帯 第 2 種 基 準 : 市 町 村 民 税 均 等 割 のみ 世 帯 ( 世 帯 年 収 約 270 万 円 以 下 ) 第 3 種 基 準 : 市 町 村 民 税 所 得 割 額 41,000~42,000 円 以 下 世 帯 ( 世 帯 年 収 約 490~500 万 円 以 下 ) 2007 年 ~ 市 町 村 民 税 所 得 割 額 89,000 円 以 下 世 帯 ( 世 帯 年 収 約 500 万 円 以 下 ) 2007 年 度 から 税 制 改 革 により 基 準 改 定 5. 私 学 助 成 の 状 況 (1) 国 の 私 学 助 成 イ) 経 常 的 経 費 に 対 する 助 成 ( 経 常 費 助 成 ) 戦 後 私 立 学 校 は 憲 法 および 教 育 基 本 法 によって 公 教 育 としての 役 割 が 明 確 にされ 公 立 学 校 とともに 日 本 の 公 教 育 の 担 い 手 として 位 置 づけられました そして 1975 年 に 私 学 振 興 助 成 法 が 制 定 され 私 立 学 校 の 教 育 条 件 の 維 持 及 び 向 上 並 びに 私 立 学 校 に 在 学 する 児 童 生 徒 学 生 又 は 幼 児 に 係 る 修 学 上 の 経 済 的 負 担 の 適 正 化 を 図 る との 目 的 のもとに 国 の 責 任 において 私 学 助 成 が 実 施 されるようになりました その 後 国 の 私 立 高 校 等 への 私 学 助 成 は 毎 年 増 額 されてきましたが 1994 年 に 文 部 省 予 算 が 212 億 円 もカットされるという 戦 後 史 上 初 の 大 幅 な 削 減 がおこなわれてしまいました しかし 2000 万 名 に 及 ぶ 請 願 署 名 を 中 心 とした 保 護 者 や 教 職 員 など 私 学 関 係 者 や 広 範 な 国 民 の 共 同 した 運 動 によって 再 び 増 額 に 転 じ 2003 年 度 には 文 部 科 学 省 予 算 ( 国 庫 補 助 )は 1, 000 億 円 を 突 破 するまでになりました( 表 10) その 後 国 の 財 政 改 革 骨 太 方 針 2006 によって 歳 出 抑 制 がはかられ 私 学 助 成 につい ても 2007 年 度 から2011 年 度 までの5 年 間 毎 年 1%ずつ 削 減 との 削 減 方 針 が 示 されまし た こうした 中 で2007 年 度 以 降 私 立 大 学 関 係 の 経 常 費 助 成 は 方 針 通 り 毎 年 1%ずつの 削 減 が 続 いていますが 私 立 高 校 以 下 の 経 常 費 助 成 は 削 減 されず 前 年 度 同 額 が 続 いています 学 費 値 上 げと 教 育 条 件 の 悪 化 を 招 く 私 学 助 成 の 削 減 は 絶 対 にあってはなりません

4 ( 表 10) 国 の 私 立 高 校 等 経 常 費 助 成 予 算 の 推 移 単 位 : 億 円 文 科 省 予 算 額 ( 国 庫 補 助 ) 総 務 省 予 算 額 ( 地 方 交 付 税 ) 年 度 予 算 額 対 前 年 度 増 減 予 算 額 対 前 年 度 増 減 1994( 平 6) (-25.0%) 4, (+13.8%) 1995( 平 7) (+4.9%) 4, (+3.4%) 1996( 平 8) (+6.0%) 4, (+1.5%) 1997( 平 9) (+6.0%) 4, (+1.5%) 1998( 平 10) ±0 4, (+1.4%) 1999( 平 11) (+7.5%) 4, (+2.2%) 2000( 平 12) (+7.0%) 5, (+1.9%) 2001( 平 13) (+7.2%) 5, (+1.7%) 2002( 平 14) (+6.0%) 5, (+0.5%) 2003( 平 15) (+2.5%) 5,143 +9(+0.2%) 2004( 平 16) (+2.7%) 5,123-20(-0.4%) 2005( 平 17) (+0.5%) 5, (+0.5%) 2006( 平 18) (+0.5%) 5, (+0.7%) 2007( 平 19) ±0 5,187 ±0 2008( 平 20) ±0 5, (+0.5%) 2009( 平 21) ±0 5, (+2.0%) 2010( 平 22) (-3.9%) 5, (+1.3%) ( 表 11) 私 立 高 校 生 一 人 当 たりの 国 の 経 常 費 助 成 額 推 移 単 位 : 円 文 科 省 予 算 額 総 務 省 予 算 額 高 校 生 一 人 当 たりの 助 成 額 年 度 ( 国 庫 補 助 ) ( 地 方 交 付 税 ) ( 文 科 省 予 算 + 総 務 省 予 算 ) 補 助 単 価 対 前 年 補 助 単 価 対 前 年 補 助 単 価 対 前 年 1994( 平 6) 29,600-12, , , ,700 +9, ( 平 7) 31,370 +1, ,100 +8, ,470 +9, ( 平 8) 34,320 +2, ,800 +5, ,120 +8, ( 平 9) 38,190 +3, ,500 +6, , , ( 平 10) 39, ,100 +6, ,120 +7, ( 平 11) 40,040 +1, ,200 +6, ,240 +7, ( 平 12) 42,300 +2, ,900 +4, ,200 +6, ( 平 13) 44,550 +2, ,100 +6, ,650 +8, ( 平 14) 47,610 +3, ,700 +6, ,310 +9, ( 平 15) 49,800 +2, ,200 +4, ,000 +6, ( 平 16) 50, ,600 +1, ,682 +1, ( 平 17) 50, ,900 +2, ,369 +2, ( 平 18) 51, ,100 +3, ,460 +4, ( 平 19) 51, ,600 +1, ,560 +2, ( 平 20) 52, ,800 +1, ,125 +1, ( 平 21) 52, ,200 +5, ,943 +5, ( 平 22) 52,743 ±0 253,400 +5, ,143 +5,200 ロ) 授 業 料 に 対 する 助 成 ( 就 学 支 援 金 ) 昨 年 の 政 権 交 代 により 新 政 権 が 打 ち 出 した 高 校 教 育 の 無 償 化 政 策 により 2010 年 度 ( 平 成 22 年 度 )から 国 公 立 高 校 授 業 料 の 無 償 化 が 実 現 しました また 私 立 高 校 生 につい ても 国 公 立 高 校 授 業 料 と 同 額 (118,800 円 ) 低 所 得 世 帯 へは 所 得 年 収 に 応 じ237,600 円 17 8,200 円 の 就 学 支 援 金 が 支 給 されることになりました ( 表 12) この 措 置 により 確 かに 私 立 高 校 生 の 学 費 負 担 は 昨 年 度 よりは 軽 減 されました しかし すべての 意 志 ある 高 校 生 が 安 心 して 高 校 教 育 を 受 けられる 条 件 をつくる とした 政 策 目 的 からすると 私 立 高 校 生 が 取 り 残 された 感 が 否 めません それは 国 公 立 高 校 が 無 償 になる 一 方 で 私 立 高 校 生 の 学 費 負 担 は 依 然 としてなくならず むしろ 公 立 と 私 立 との 学 費 格 差 は 大 きく 広 がり 負 担 感 がいっそう 増 大 しているからです 私 立 高 校 の 学 費 も 無 償 に との 声 をいっそう 広 げ 文 字 通 り 高 校 教 育 の 無 償 化 を 実 現 し ていくことが 求 められています ( 表 12) 国 の 高 校 生 に 対 する 授 業 料 助 成 制 度 の 内 容 と 学 費 負 担 の 状 況 注 : 表 には 新 潟 県 の 授 業 料 助 成 制 度 は 含 まれていません 2010 年 度 新 潟 県 内 高 校 1 年 生 の 学 費 ( 私 立 高 校 学 費 は 県 内 平 均 額 ) 施 設 設 備 費 87,467 円 施 設 設 備 費 は 国 の 就 学 支 援 金 の 対 象 外 学 費 負 担 はそのまま 残 る 国 の 就 学 支 援 金 と 県 の 学 費 軽 減 助 成 後 も 残 る 保 護 者 の 授 業 料 負 担 年 収 250 万 円 未 満 世 帯 就 学 支 援 金 237,600 円 学 費 負 担 残 45,480 円 年 収 250~350 万 円 未 満 世 帯 就 学 支 援 金 178,200 円 学 費 負 担 残 104,880 円 授 業 料 年 収 350 万 円 以 上 世 帯 就 学 支 援 金 118,800 円 283,080 円 学 費 負 担 残 164,280 円 入 学 金 は 国 の 就 学 支 援 金 の 対 象 外 学 費 負 担 はそのまま 残 る 入 学 金 144,000 円 授 業 料 118,800 円 私 立 高 校 国 公 立 高 校 国 の 施 策 で 授 業 料 不 徴 収 保 護 者 の 負 担 なし 入 学 金 5,650 円 ハ) 各 県 の 私 立 高 校 授 業 料 への 軽 減 事 業 を 支 援 経 済 状 況 および 雇 用 情 勢 の 急 速 な 悪 化 にともない とりわけ 私 立 高 校 家 庭 で 学 費 の 長 期 滞 納 や 経 済 的 理 由 による 中 途 退 学 者 が 多 数 出 る 恐 れがあります こうした 状 況 を 受 け 国 は 各 県 の 授 業 料 軽 減 事 業 に 対 する 支 援 をおこなってきています 1 授 業 料 減 免 事 業 支 援 特 別 経 費 ( 文 科 省 予 算 ) 各 県 が 実 施 する 授 業 料 軽 減 事 業 で 倒 産 失 業 等 によって 家 計 が 急 変 した 家 庭 を 対 象 に した 軽 減 事 業 について 国 は 経 費 の2 分 の1を 助 成 しています

5 昨 年 度 までは 生 活 保 護 世 帯 への 授 業 料 軽 減 事 業 も 対 象 にしていましたが 就 学 支 援 金 の 実 施 に 伴 い 対 象 から 除 外 されてしまいました 2010 年 度 2 億 5,200 万 円 ( 前 年 度 比 -4 億 2,500 万 円 ) 2 地 方 交 付 税 による 授 業 料 軽 減 費 分 の 措 置 ( 総 務 省 予 算 ) 地 方 交 付 税 措 置 による 助 成 が 高 校 生 一 人 当 たり250,200 円 (2009 年 度 の 場 合 ) 各 県 に 配 分 されています 2010 年 度 予 算 総 額 では5,392 億 円 ( 前 年 度 比 +71 億 円 )となりましたが そのうち50 億 円 ( 高 校 生 一 人 当 たり5,000 円 )を 授 業 料 軽 減 費 分 として 盛 り 込 まれまし た この 措 置 は 2009 年 度 から 新 たに 実 施 され 高 校 生 一 人 当 たり2,000 円 の 授 業 料 軽 減 費 分 が 盛 り 込 まれていましたが 2010 年 度 は3,000 円 増 の5,000 円 となりました 地 方 交 付 税 交 付 金 による 授 業 料 軽 減 措 置 2009 年 度 ( 平 成 21 年 度 ) 2010 年 度 ( 平 成 22 年 度 ) 地 方 交 付 税 ( 授 業 料 軽 減 費 分 ) 20 億 円 50 億 円 高 校 生 一 人 当 たり 単 価 2,000 円 5,000 円 年 度 補 正 予 算 による 高 校 生 授 業 料 軽 減 等 緊 急 支 援 に486 億 円 (2009~2011 年 度 までの 措 置 ) 6 月 に 成 立 した 国 の2009 年 度 補 正 予 算 には 高 等 学 校 授 業 料 減 免 事 業 等 支 援 臨 時 特 例 交 付 金 ( 臨 時 特 例 交 付 金 )として486 億 円 が 盛 り 込 まれました この 臨 時 特 例 交 付 金 は 各 県 がおこなう 経 済 的 理 由 により 修 学 困 難 な 私 立 高 等 学 校 等 への 授 業 料 減 免 事 業 などに 対 して 各 県 に 基 金 をつくらせて 事 業 を 支 援 するものです 2009~2011 年 度 まで3 年 間 の 時 限 措 置 ですが 以 下 の 点 で 臨 時 特 例 交 付 金 を 活 かし 県 の 学 費 軽 減 制 度 の 改 善 をはかることができるものです 臨 時 特 例 交 付 金 のポイント 授 業 料 軽 減 の 対 象 を 実 質 的 に 授 業 料 と 同 等 と 見 なすことができる 納 付 金 にまで 広 げられること 私 立 高 校 の 学 費 は 公 立 とは 異 なり 授 業 料 だけでなく 施 設 設 備 費 など 諸 経 費 も 含 まれており 大 きな 保 護 者 負 担 となっています 各 県 が 実 施 する 現 行 の 授 業 料 軽 減 制 度 は 授 業 料 のみしか 対 象 になっていません これを 施 設 設 備 費 等 の 諸 経 費 も 実 質 的 に 授 業 料 と 同 等 と 見 なせば 臨 時 特 例 交 付 金 を 活 用 してその 部 分 も 助 成 することができます 所 得 税 非 課 税 世 帯 ( 世 帯 年 収 約 350 万 円 )まで 助 成 額 を 引 き 上 げられること 各 県 が 実 施 している 授 業 料 軽 減 制 度 の 対 象 を 所 得 税 非 課 税 世 帯 まで 引 き 上 げたり 助 成 額 を 引 き 上 げたりした 場 合 臨 時 特 例 交 付 金 を 活 用 して 改 善 することができ ます 上 記 の 改 善 を 県 が 実 施 した 場 合 その 財 源 の2 分 の1を 臨 時 特 例 交 付 金 から 措 置 できます (2) 新 潟 県 の 私 学 助 成 イ) 経 常 的 経 費 に 対 する 助 成 ( 経 常 費 助 成 ) 新 潟 県 の 私 立 高 校 に 対 する 私 学 助 成 は 国 の 私 学 助 成 と 相 まって 年 々 増 額 されてきまし た 1985 年 には 経 常 費 2 分 の1 助 成 の 実 現 を 求 める 条 例 制 定 の 運 動 がおこなわれ 君 知 事 ( 当 時 )は 経 常 費 2 分 の1 助 成 をめざす と 公 約 しました この 公 約 は9 年 後 の1994 年 になっ てようやく 実 現 しました その 後 県 財 政 の 逼 迫 化 による 事 業 見 直 し が 提 起 され さま ざまな 事 業 の 縮 減 がすすめられてきましたが 私 学 助 成 については 請 願 署 名 など 私 学 助 成 の 増 額 拡 充 を 願 う 私 学 関 係 者 と 県 民 世 論 によって 経 常 費 2 分 の1 助 成 制 度 が 今 日 に 至 る も 堅 持 されています( 表 12 13) しかし 最 近 の 傾 向 として 退 職 者 増 と 生 徒 減 による 専 任 教 職 員 の 採 用 手 控 えなどにより 人 件 費 支 出 が 大 きく 落 ち 込 んでいることや 助 成 対 象 項 目 の 見 直 し 縮 小 がおこなわれたこと などにより 経 常 費 助 成 総 額 の 減 額 が 続 いています 経 常 費 助 成 総 額 は ピーク 時 の2001 年 度 予 算 より8 億 3,220 万 円 もの 減 額 となっています( 表 12) 経 常 費 2 分 の1 助 成 の 枠 内 で は 私 学 助 成 も 減 額 されざるを 得 ず 学 費 と 教 育 条 件 の 公 私 格 差 是 正 をすすめていくために は 当 面 少 なくとも 公 立 高 校 に 支 出 されている 公 費 (P2 表 2 参 照 )の2 分 の1を 助 成 する 制 度 に 改 善 する 必 要 があります ( 表 12) 新 潟 県 の 私 立 高 校 への 経 常 費 助 成 予 算 の 推 移 単 位 : 千 円 年 度 経 常 費 助 成 総 額 対 前 年 増 減 県 の 上 乗 せ 額 2000( 平 12) 4,911,500-4,000(-0.1%) 1,075, ( 平 13) 4,929, ,500(+0.4%) 1,064, ( 平 14) 4,800, ,500(-2.6%) 883, ( 平 15) 4,696, ,800(-2.2%) 766, ( 平 16) 4,526, ,400(-3.6%) 775, ( 平 17) 4,303, ,000(-4.9%) 560, ( 平 18) 4,285,600-17,700(-0.4%) 581, ( 平 19) 4,182, ,700(-2.4%) 534, ( 平 20) 4,146,200-36,700(-0.9%) 467, ( 平 21) 4,096,800-49,400(-0.9%) 450,388 * 県 上 乗 せ 額 は すすめる 会 試 算 ( 表 13) 新 潟 県 内 私 立 高 校 生 一 人 当 たりの 助 成 額 単 位 : 円 年 度 国 からの 助 成 額 県 の 上 乗 せ 額 合 計 2000( 平 12) 258,200 72, , ( 平 13) 266,650 72, , ( 平 14) 276,310 62, , ( 平 15) 283,000 55, , ( 平 16) 284,682 58, , ( 平 17) 287,369 42, , ( 平 18) 291,460 45, , ( 平 19) 293,560 42, , ( 平 20) 295,125 37, , ( 平 21) 302,943 37, ,360 ロ) 学 費 に 対 する 助 成 ( 学 費 軽 減 助 成 ) 授 業 料 軽 減 助 成 県 の 授 業 料 に 対 する 助 成 は 制 度 として 確 立 した1976 年 には 軽 減 対 象 率 32%(4,900 人 が 該 当 )でスタートしました しかし 制 度 発 足 以 来 26 年 間 も 基 準 が 変 更 されず 対 象 は 一 時 6% (1,074 人 )まで 大 きく 落 ち 込 みました 1993 年 ( 平 成 5 年 )になってようやく 基 準 が 改 善 され その 後 も 若 干 の 見 直 しがおこなわれましたが 依 然 として 軽 減 対 象 は 私 立 高 校 生 家 庭 の25% (3,140 人 )にとどまっています( 表 14)

6 ( 表 14-a) 授 業 料 軽 減 助 成 の 推 移 年 度 種 別 補 助 額 ( 年 額 円 ) 受 給 人 数 対 象 率 備 考 1975( 昭 50) ,000 4,900 人 29% 第 1 種 36,000 生 活 保 護 世 帯 市 町 村 民 税 非 課 税 世 帯 1976( 昭 51) 第 2 種 18,000 4,900 人 32% 市 町 村 民 税 均 等 割 のみ 世 帯 第 3 種 12,000 市 町 村 民 税 所 得 割 額 10,000 円 以 下 世 帯 第 1 種 48,000 第 1 種 2 種 助 成 額 増 額 1977( 昭 52) 第 2 種 24,000 4,188 人 29% 第 3 種 12,000 第 1 種 72,000 第 1 種 2 種 助 成 額 増 額 1978( 昭 53) 第 2 種 36,000 3,380 人 24% 第 3 種 12,000 第 1 種 96,000 第 1 種 2 種 助 成 額 増 額 1979( 昭 54) 第 2 種 48,000 3,046 人 22% 第 3 種 12,000 : : : : : : : : 1989( 平 1) 1,569 人 9% 第 1 種 120,000 第 1 種 2 種 3 種 助 成 額 増 額 1990( 平 2) 第 2 種 60,000 1,553 人 9% 第 3 種 24, ( 平 3) 1,371 人 8% 1992( 平 4) 1,074 人 6% 第 1 種 204,000 第 1 種 2 種 3 種 助 成 額 増 額 1993( 平 5) 第 2 種 96,000 1,853 人 10% 第 3 種 基 準 改 定 第 3 種 48,000 市 町 村 民 税 所 得 割 額 37,000 円 以 下 世 帯 第 1 種 授 業 料 全 額 に 但 し 施 設 設 1994( 平 6) 第 2 種 96,000 1,816 人 11% 備 費 等 は 助 成 対 象 外 第 3 種 48, ( 平 7) 1,721 人 10% 2 種 3 種 助 成 額 増 額 1996( 平 8) 第 2 種 120,000 1,740 人 10% 第 3 種 基 準 改 定 第 3 種 60,000 市 町 村 民 税 所 得 割 額 38,000 円 以 下 世 帯 1997( 平 9) 1,616 人 10% 1998( 平 10) 1,620 人 10% 2 種 3 種 助 成 額 増 額 1999( 平 11) 第 2 種 126,000 1,740 人 10% 第 3 種 基 準 改 定 第 3 種 63,000 市 町 村 民 税 所 得 割 額 41,000 円 以 下 世 帯 私 立 中 学 生 も 助 成 対 象 に 中 学 授 業 料 全 額 2000( 平 12) 第 2 種 126,000 2,243 人 15% 中 学 96,000 第 3 種 63,000 中 学 48, ( 平 13) 2,364 人 16% 内 中 学 1 ( 表 14-b) 授 業 料 軽 減 助 成 の 推 移 年 度 種 別 補 助 額 ( 年 額 円 ) 受 給 人 数 対 象 率 備 考 2 種 3 種 助 成 額 増 額 中 学 授 業 料 全 額 第 3 種 基 準 改 定 2002( 平 14) 第 2 種 132,000 2,544 人 18% 市 町 村 民 税 所 得 割 額 42,000 円 以 下 世 帯 中 学 96,000 第 3 種 63,000 私 立 通 信 制 高 校 も 助 成 対 象 に( 全 日 制 課 程 中 学 48,000 と 同 額 ) 2003( 平 15) 2,678 人 19% 2004( 平 16) 2,790 人 20% *1 2 種 3 種 助 成 額 増 額 中 学 授 業 料 全 額 第 3 種 基 準 改 定 2005( 平 17) 第 2 種 135,000 2,834 人 21% 市 町 村 民 税 所 得 割 額 41,000 円 以 下 世 帯 中 学 96,000 第 3 種 67,500 中 学 48, ( 平 18) 2,678 人 20% *2 2007( 平 19) 2,918 人 22% 第 3 種 基 準 改 定 市 町 村 民 税 所 得 割 額 89,000 円 以 下 世 帯 2 種 3 種 助 成 額 増 額 中 学 授 業 料 全 額 2008( 平 20) 第 2 種 137,000 3,059 人 23% 中 学 107,000 第 3 種 68,500 中 学 53, ( 平 21) 3,140 人 25% 基 準 1 授 業 料 全 額 ( 平 均 283,080)+21,400 基 準 1: 生 活 保 護 世 帯 市 町 村 民 税 (うち 就 学 支 援 金 分 237,600) 非 課 税 世 帯 基 準 2 授 業 料 全 額 ( 平 均 283,080) 基 準 2: 市 町 村 民 税 均 等 割 のみ 世 帯 (うち 就 学 支 援 金 分 237,600) 2010( 平 22) 基 準 3 178,200 基 準 3: 市 町 村 民 税 18,900 円 未 満 世 (うち 就 学 支 援 金 分 178,200) 帯 ( 年 収 約 350 万 円 未 満 ) 基 準 4 118,800 基 準 4: 市 町 村 民 税 18,900 円 以 上 世 第 1 種 中 学 第 2 種 107,000 第 3 種 53,500 (うち 就 学 支 援 金 分 118,800) 帯 ( 年 収 約 350 万 円 以 上 ) 授 業 料 全 額 *1: 2004 年 度 補 正 予 算 により 中 越 地 震 による 全 半 壊 家 庭 長 期 避 難 生 活 家 庭 への 助 成 実 施 授 業 料 入 学 金 受 験 料 全 額 助 成 2005 年 度 も 継 続 ( 但 し 9 月 まで) (2004 年 度 該 当 者 授 業 料 全 額 239 人 受 験 料 全 額 174 人 ) (2005 年 度 該 当 者 授 業 料 全 額 258 人 入 学 金 全 額 72 人 ) *2: 2007 年 度 補 正 予 算 により 中 越 沖 地 震 による 全 半 壊 家 庭 長 期 避 難 生 活 家 庭 への 助 成 実 施 授 業 料 全 額 助 成 ( 該 当 者 授 業 料 全 額 69 人 )

7 ( 表 15) 授 業 料 軽 減 助 成 対 象 者 は 私 立 高 校 生 全 体 ( 通 信 制 3 校 含 む)の25% 2009 年 度 ( 平 成 21 年 度 )の 場 合 対 象 者 3,140 人 非 対 象 者 9,572 人 ( 表 17) 入 学 金 軽 減 助 成 対 象 者 は 私 立 高 校 入 学 者 全 体 ( 通 信 制 3 校 含 む)の6% 2009 年 度 の 場 合 非 対 象 者 4,065 人 対 象 者 252 人 入 学 金 軽 減 助 成 入 学 金 軽 減 助 成 は 県 内 平 均 で 14 万 円 をこえる 入 学 金 にたいして 軽 減 額 はわずか 35,000 円 でしかなく 軽 減 対 象 者 に 至 っては 入 学 生 のわずか 6 %しか 該 当 しません( 表 16 17) 軽 減 額 と 軽 減 対 象 基 準 の 大 幅 な 改 善 が 必 要 です ( 表 16) 県 内 入 学 金 と 助 成 額 の 推 移 入 学 金 県 平 入 学 金 軽 減 自 己 負 担 受 給 人 数 対 象 率 年 度 均 額 ( 年 額 円 ) 額 ( 年 額 円 ) 額 ( 年 額 円 ) ( 人 ) (%) 1981( 昭 56) 98,000 25,000 73, ( 昭 61) 105,000 28,000 77, ( 平 3) 114,877 28,000 86, ( 平 8) 132,667 33,000 99, ( 平 9) 134, , ( 平 10) 137, , ( 平 11) 141,333 35, , ( 平 12) 141, , ( 平 13) 142, , ( 平 14) 142, , ( 平 15) 142, , ( 平 16) 142, , ( 平 17) 142, , ( 平 18) 142, , ( 平 19) 142, , ( 平 20) 142, , ( 平 21) 144, , ( 平 22) 144, ,667 対 象 世 帯 : 生 活 保 護 世 帯 市 町 村 民 税 非 課 税 世 帯 等 (3) 国 の 就 学 支 援 金 制 度 の 実 施 で 県 独 自 の 授 業 料 助 成 制 度 切 り 下 げへ 私 立 高 校 生 に 対 する 国 の 就 学 支 援 金 の 実 施 により 県 独 自 の 授 業 料 助 成 制 度 と 相 まった 学 費 の 大 幅 な 軽 減 が 期 待 されました しかし 県 はこれまで 実 施 してきた 独 自 の 授 業 料 助 成 制 度 を 大 幅 に 切 り 下 げてしまいました 2009 年 度 ( 平 成 21 年 度 )の 県 独 自 の 学 費 軽 減 予 算 は 約 4 億 円 でしたが 2010 年 度 ( 平 成 22 年 度 )には 約 1 億 円 に 削 減 (マイナス75%)されてしまいました 前 年 度 比 75%もの 削 減 は 全 国 的 にも 大 幅 な 削 減 で 全 国 ワースト6 位 の 水 準 となっています( 表 18) 県 独 自 の 授 業 料 助 成 は これまで 年 収 約 500 万 円 までの 世 帯 を 対 象 にした 制 度 となって いましたが 予 算 の 大 幅 な 削 減 によって 助 成 対 象 は 年 収 約 250 万 円 未 満 世 帯 までに 大 きく 切 り 下 げられました 年 収 約 250 万 円 未 満 世 帯 までしか 県 独 自 の 助 成 制 度 がない 県 は 全 国 でも 少 なくわずか6 県 のみとなっています( 表 19) また 県 独 自 の 助 成 額 は 生 活 保 護 世 帯 市 町 村 民 税 非 課 税 世 帯 で277,480 円 から66,8 80 円 に 年 収 約 250 万 円 未 満 世 帯 で137,000 円 から45,480 円 に 年 収 約 250 万 円 ~ 約 350 万 円 未 満 世 帯 で68,500~137,000 円 の 助 成 が 廃 止 に 年 収 約 350~ 約 500 未 満 世 帯 で68,500 円 の 助 成 が 廃 止 となり いずれの 世 帯 も 削 減 または 廃 止 となっています( 表 20) 県 独 自 の 学 費 軽 減 助 成 の 削 減 状 況 ( 表 18) 県 独 自 の 学 費 助 成 予 算 ( 平 成 22 年 度 ) 対 前 年 削 減 率 ( 大 きい 順 ) 単 位 : 千 円 県 名 2009 年 度 予 算 2010 年 度 予 算 前 年 度 増 減 幅 削 減 率 1 群 馬 41,660 3,500-38, % 2 長 野 171,000 27, , % 3 岩 手 96,700 15,400-81, % 4 山 口 338,310 71, , % 5 熊 本 107,160 25,760-81, % 6 新 潟 407, , , % 7 千 葉 300,000 83, , % 8 宮 崎 62,090 18,970-43, % 9 宮 城 401, , , % 10 鳥 取 128,820 48,510-80, % ( 表 19) 年 収 約 250 万 円 以 上 の 世 帯 が 国 の 就 学 支 援 金 のみの 県 単 位 : 円 県 名 授 業 料 平 均 額 生 活 保 護 世 帯 ~250 万 円 ~255 万 円 ~350 万 円 ~400 万 円 ~450 万 円 500 万 円 以 上 新 潟 277,480 注 :1 授 業 料 全 額 178, , , , ,800 宮 城 323, , , , , , , ,800 栃 木 300,429 授 業 料 全 額 授 業 料 全 額 178, , , , ,800 群 馬 209,000 授 業 料 全 額 授 業 料 全 額 178, , , , ,800 山 口 275, , , , , , , ,800 大 分 301, , , , , , , ,800 注 :1 授 業 料 全 額 +21,400 円 授 業 料 平 均 額 は2009 年 度

8 ( 表 20) 県 独 自 の 授 業 料 助 成 の 切 り 下 げ 状 況 助 成 対 象 者 の 切 り 下 げ 2009 年 度 予 算 年 収 500 万 円 世 帯 まで 対 象 2010 年 度 予 算 年 収 250 万 円 まで 対 象 世 帯 所 得 別 助 成 額 の 切 り 下 げ 1 生 活 保 護 世 帯 市 町 村 民 税 非 課 税 世 帯 2009 年 度 予 算 277,480 円 ( 授 業 料 全 額 ) 2010 年 度 予 算 66,880 円 2 市 町 村 民 税 均 等 割 のみ 世 帯 ( 年 収 250 万 円 未 満 程 度 ) 2009 年 度 予 算 137,000 円 2010 年 度 予 算 45,480 円 3 年 収 250 万 円 ~350 万 円 未 満 世 帯 2009 年 度 予 算 68,500~137,000 円 2010 年 度 予 算 廃 止 4 年 収 350 万 円 ~500 万 円 未 満 世 帯 2009 年 度 予 算 68,500 円 2010 年 度 予 算 廃 止 学 費 の 公 私 間 格 差 は 年 収 250 万 円 以 上 の 世 帯 で 拡 大 ~ 私 学 保 護 者 の 学 費 負 担 感 は 増 大 へ~ ( 表 21) 2009 年 度 と2010 年 度 の 私 立 公 立 の 学 費 負 担 の 状 況 と 公 私 格 差 の 比 較 単 位 : 円 世 帯 区 分 年 度 学 年 私 立 高 校 公 立 高 校 公 立 との 学 費 格 差 生 活 保 護 世 帯 年 194, ,867 市 町 村 民 税 非 課 税 2 3 年 85, ,867 世 帯 年 175, , 年 66, , 年 370, , ,722 年 収 250 万 円 未 満 2 3 年 226, , ,547 世 帯 年 231, , 年 87, , 年 370, , ,897 年 収 250 万 円 ~ 年 226, , ,547 万 円 未 満 世 帯 年 336,347 5, , 年 192, , 年 438, , ,397 年 収 270 万 円 ~ 年 294, , ,047 万 円 未 満 世 帯 年 336,347 5, , 年 192, , 年 438, , ,397 年 収 350 万 円 ~ 年 294, , ,047 万 円 未 満 世 帯 年 395,747 5, , 年 251, , 年 507, , ,897 年 収 500 万 円 以 上 2 3 年 363, , ,547 世 帯 年 395,747 5, , 年 251, ,747 国 の 就 学 支 援 金 と 県 独 自 の 学 費 助 成 制 度 によって 2010 年 度 の 私 立 高 校 学 費 は 前 年 度 よ りは 確 かに 負 担 は 減 りました( 表 21 22) しかし 公 立 高 校 が 学 費 無 償 となったことにより 学 費 負 担 ゼロの 公 立 と 学 費 負 担 の 残 る 私 立 となり 公 私 間 格 差 がいっそう 鮮 明 になっ てしまいました( 表 21 22) ( 表 22) 高 校 生 に 対 する 国 と 県 の 授 業 料 助 成 制 度 の 内 容 と 学 費 負 担 の 状 況 2010 年 度 新 潟 県 内 高 校 1 年 生 の 学 費 ( 私 立 高 校 学 費 は 県 内 平 均 額 ) 施 設 設 備 費 施 設 設 備 費 は 国 の 就 学 支 援 金 の 対 象 外 87,467 円 県 は 生 活 保 護 世 帯 市 町 村 民 税 非 課 税 世 帯 にのみ 21,400 円 を 助 成 それ 以 外 の 世 帯 は 対 象 外 国 の 就 学 支 援 金 と 県 の 学 費 軽 減 助 成 後 も 残 る 保 護 者 の 授 業 料 負 担 年 収 250 万 円 未 満 世 帯 なし (283,080- 就 学 支 援 金 237,600- 県 学 費 軽 減 助 成 45,480 円 ) 年 収 250~350 万 円 未 満 世 帯 104,880 円 * 県 単 独 の 助 成 廃 止 (283,080- 就 学 支 援 金 178,200) 授 業 料 年 収 350 万 円 以 上 世 帯 164,280 円 * 県 単 独 の 助 成 廃 止 283,080 円 (283,080- 就 学 支 援 金 118,800) 入 学 金 144,000 円 授 業 料 118,800 円 入 学 金 は 国 の 就 学 支 援 金 の 対 象 外 県 は 生 活 保 護 世 帯 市 町 村 民 税 非 課 税 世 帯 にのみ 35,000 円 を 助 成 それ 以 外 の 世 帯 は 対 象 外 国 の 施 策 で 授 業 料 不 徴 収 保 護 者 の 負 担 なし 入 学 金 5,650 円 県 の 減 免 制 度 で 年 収 250 万 円 未 満 世 帯 は 私 立 高 校 公 立 高 校 入 学 金 負 担 なし (4) 市 町 村 の 私 学 助 成 イ) 学 費 に 対 する 助 成 県 内 には 30 市 町 村 中 9の 市 町 村 で 私 立 高 校 生 に 対 する 学 費 軽 減 制 度 があります 制 度 は 所 得 基 準 を 設 けず 私 立 高 校 生 全 員 に 支 給 しているところ( 表 23) 県 のように 所 得 制 限 を 設 けているところ( 表 24)の 二 種 類 に 分 かれます 制 度 のある 市 町 村 は 全 体 の 約 3 割 にとどまっており 他 の 市 町 村 への 制 度 拡 大 が 望 まれ ます また 三 条 市 や 小 千 谷 市 見 附 市 のように 国 の 就 学 支 援 金 の 実 施 にともなって 制 度 そのものを 廃 止 してしまった 事 例 (2010 年 度 より)も 出 ています 市 町 村 の 学 費 軽 減 制 度 は 国 や 県 の 制 度 適 用 になっても 依 然 学 費 負 担 が 残 る 世 帯 にとっては たいへんありがたい 制 度 です 既 存 の 制 度 の 存 続 拡 充 が 強 く 望 まれるとともに 制 度 のない 市 町 村 での 新 設 が 求 められます

9 ( 表 23) 所 得 制 限 を 設 けず すべての 家 庭 を 対 象 にする 制 度 を 持 つ 町 村 2010 年 度 自 治 体 軽 減 額 ( 年 額 円 ) 軽 減 対 象 内 容 田 上 町 12,000 所 得 制 限 なし 私 立 高 校 生 家 庭 のすべてに 補 助 ( 表 24) 所 得 制 限 のある 学 費 軽 減 制 度 を 持 つ 市 町 村 2010 年 度 自 治 体 軽 減 額 ( 年 額 円 ) 軽 減 対 象 内 容 新 潟 市 24,000 市 民 税 所 得 割 額 89,000 円 以 下 世 帯 ( 標 準 世 帯 年 収 約 500 万 円 以 下 ) 第 1 種 36,000 生 活 保 護 世 帯 市 民 税 非 課 税 世 帯 加 茂 市 第 2 種 27,000 市 民 税 均 等 割 のみ 世 帯 第 3 種 18,000 市 民 税 所 得 割 額 89,000 円 以 下 世 帯 第 1 種 30,000 生 活 保 護 世 帯 市 民 税 非 課 税 世 帯 市 民 税 法 295 条 第 1 項 該 当 世 帯 長 岡 市 第 2 種 23,000 市 民 税 均 等 割 のみ 世 帯 市 民 税 法 第 295 条 第 3 項 該 当 世 帯 第 3 種 17,000 市 民 税 所 得 割 額 89,000 円 以 下 世 帯 刈 羽 村 24,000 村 民 税 所 得 割 額 89,000 円 以 下 世 帯 *1 第 1 種 20,000 生 活 保 護 世 帯 市 民 税 非 課 税 世 帯 柏 崎 市 第 2 種 15,000 市 民 税 均 等 割 のみ 世 帯 第 3 種 10,000 市 民 税 所 得 割 額 89,000 円 以 下 世 帯 第 1 種 30,000 生 活 保 護 世 帯 市 民 税 非 課 税 世 帯 上 越 市 第 2 種 15,000 市 民 税 均 等 割 のみ 世 帯 第 3 種 12,000 市 民 税 所 得 割 額 89,000 円 以 下 世 帯 *2 第 1 種 25,000 生 活 保 護 世 帯 市 民 税 非 課 税 世 帯 市 民 税 法 295 条 第 1 項 該 当 世 帯 糸 魚 川 市 第 2 種 20,000 市 民 税 均 等 割 のみ 世 帯 市 民 税 法 第 295 条 第 3 項 該 当 世 帯 第 3 種 15,000 市 民 税 所 得 割 額 89,000 円 以 下 世 帯 第 1 種 30,000 生 活 保 護 世 帯 市 民 税 非 課 税 世 帯 妙 高 市 第 2 種 15,000 市 民 税 均 等 割 のみ 世 帯 第 3 種 10,000 市 民 税 所 得 割 額 89,000 円 以 下 世 帯 *1: 刈 羽 村 は2009 年 度 まで 全 員 に 支 給 *2: 上 越 市 は2010 年 度 に 第 3 種 への 助 成 額 増 額 ( 年 2,000 円 増 ) ( 表 25) 運 営 費 に 対 する 助 成 を 実 施 している 市 町 村 2010 年 度 自 治 体 助 成 内 容 対 象 校 関 川 村 新 発 田 市 内 私 立 高 校 在 籍 の 村 在 住 生 徒 数 9,600 円 ( 前 年 比 3% 減 ) 新 発 田 市 内 1 校 胎 内 市 新 発 田 市 内 私 立 高 校 在 籍 の 市 在 住 生 徒 数 10,000 円 新 発 田 市 内 1 校 新 発 田 市 新 発 田 市 内 私 立 高 校 在 籍 の 市 在 住 生 徒 数 10,000 円 新 発 田 市 内 1 校 聖 籠 町 新 発 田 市 内 私 立 高 校 在 籍 の 町 在 住 生 徒 数 10,000 円 新 発 田 市 内 1 校 新 潟 市 収 容 定 員 200 名 以 上 の 学 校 が 対 象 新 潟 市 内 8 校 1 校 につき161 万 5 千 円 + 在 籍 生 徒 数 3,000 円 加 茂 市 在 籍 生 徒 数 1,000 円 加 茂 市 内 1 校 長 岡 市 均 等 割 :1,000 名 以 上 200 万 円 500 名 以 上 1,000 名 未 満 100 万 円 500 名 未 満 50 万 円 長 岡 市 内 3 校 生 徒 数 割 : 在 籍 生 徒 数 (5/1 現 在 ) 7,000 円 ( 通 信 制 対 象 ) 柏 崎 市 1 校 に250 万 円 ( 昨 年 度 290 万 円 ) 柏 崎 市 内 1 校 上 越 市 1 校 につき450 万 円 上 越 市 内 2 校 ロ) 経 常 的 経 費 に 対 する 助 成 ( 運 営 費 補 助 ) 私 立 高 校 の 経 常 的 経 費 に 対 する 市 町 村 からの 助 成 は 30 市 町 村 中 9 市 町 村 で 実 施 されてい ます 県 内 の 私 立 高 校 ( 通 信 制 高 校 含 む)は 新 発 田 市 新 潟 市 加 茂 市 長 岡 市 見 附 市 柏 崎 市 上 越 市 の7 市 にありますが 見 附 市 を 除 く6 市 で 経 常 費 助 成 が 実 施 されています ( 表 2 5) 助 成 内 容 は 学 校 規 模 に 関 係 なく 定 額 で 助 成 する 均 等 割 配 分 と 在 籍 生 徒 数 の 状 況 に 応 じ て 助 成 する 生 徒 数 割 配 分 となっています 近 年 公 立 より 高 い 学 費 と 不 況 の 影 響 から 定 員 割 れを 起 こす 私 立 高 校 が 目 立 っていることから 在 籍 生 徒 数 に 応 じた 助 成 では 定 員 割 れの 学 校 への 助 成 が 削 減 されてしまうという 問 題 が 生 じます 教 員 数 の 増 や 学 級 定 員 引 き 下 げ など 教 育 条 件 の 改 善 に 努 力 している 学 校 に 傾 斜 配 分 するなど 制 度 の 改 善 が 求 められます

10 6. 市 町 村 別 の 在 籍 私 立 高 校 生 数 ( 通 信 制 高 校 含 む)