2. 調 査 の 構 成 と 実 施 体 制 (1) 事 業 全 体 の 構 成 本 事 業 においては 委 員 会 ワーキンググループの 会 議 を 経 て 調 査 を 行 い 調 査 結 果 から 今 後 の 課 題 提 言 をまとめ 報 告 書 を 作 成 した (2) 生 涯 学 習 体 系

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1 要 約 1. 調 査 の 背 景 と 目 的 介 護 支 援 専 門 員 の 技 能 の 向 上 専 門 性 の 向 上 ひいては 社 会 的 な 役 割 の 拡 大 を 展 望 しつつその 育 成 を 図 るためには 法 定 研 修 に 加 え 各 々が 自 主 的 に 受 講 する 研 修 ( 以 下 自 発 研 修 と 呼 ぶ)も 不 可 欠 である これらの 資 格 管 理 および 受 講 履 歴 管 理 を 一 貫 性 のある 長 期 的 な 育 成 の 視 点 で 捉 え た 能 力 開 発 育 成 システムの 基 盤 を 整 備 する 必 要 があると 考 えられる このような 観 点 から 平 成 22 年 度 に 当 協 会 で 実 施 した 介 護 支 援 専 門 員 の 生 涯 学 習 体 系 と 研 修 受 講 管 理 システムに 関 する 調 査 研 究 事 業 を 行 った 結 果 以 下 の 課 題 が 明 らかになった 生 涯 学 習 体 系 と 研 修 受 講 管 理 システムに 関 する 課 題 1 介 護 支 援 専 門 員 はケアマネジメントプロセスを 遂 行 する 上 で 欠 けている 点 困 難 さを 感 じている 分 野 がある 2キャリアアップイメージはあるが 段 階 的 なキャリアの 専 門 性 の 特 性 が 認 識 されておら ず 専 門 的 職 能 としての 到 達 目 標 が 明 確 でない 3 研 修 の 取 り 組 みはあるが 生 涯 学 習 の 概 念 では 捉 えられず 学 習 継 続 の 体 制 が 整 っていな い 4 法 定 研 修 と 自 発 研 修 の 受 講 において 日 常 業 務 への 支 障 や 研 修 受 講 の 負 担 からその 意 欲 の 維 持 向 上 と 自 らの 受 講 履 歴 管 理 とにおいて 個 人 差 が 大 きい 5サービス 利 用 者 の 変 化 社 会 の 変 化 により 求 められる 役 割 能 力 が 変 化 することに 対 応 す る 備 えが 必 要 である 6 基 礎 資 格 の 多 様 性 など 養 成 プロセスが 多 様 であることを 補 完 し 実 務 能 力 のレベルをそろ え 能 力 水 準 の 高 度 化 に 対 応 する 必 要 性 がある 7 質 を 高 めるためには 相 応 の 研 修 を 着 実 に 効 果 的 に 実 施 するために 地 域 都 道 府 県 国 レベ ルそれぞれに 担 う 役 割 を 明 確 にし 連 携 を 持 つ 必 要 があること 8 資 格 管 理 と 受 講 履 歴 管 理 を 確 実 にすることで 生 涯 学 習 体 系 の 視 点 で 経 験 やステップアッ プの 時 期 に 応 じて 計 画 的 に 受 講 育 成 が 可 能 になる 本 事 業 では 上 記 のような 介 護 支 援 専 門 員 の 人 材 育 成 の 課 題 に 対 応 し 生 涯 学 習 の 枠 組 みでそ の 学 習 モデルを 実 現 することで 介 護 支 援 専 門 員 の 質 の 向 上 を 図 り より 効 果 的 かつ 効 率 的 な 支 援 を 行 える 人 材 の 育 成 に 資 する 受 講 管 理 システムおよび 生 涯 学 習 体 系 実 施 体 制 の 整 備 を 進 捗 させ ることを 目 的 とした - 1 -

2 2. 調 査 の 構 成 と 実 施 体 制 (1) 事 業 全 体 の 構 成 本 事 業 においては 委 員 会 ワーキンググループの 会 議 を 経 て 調 査 を 行 い 調 査 結 果 から 今 後 の 課 題 提 言 をまとめ 報 告 書 を 作 成 した (2) 生 涯 学 習 体 系 の 検 討 経 過 を 反 映 させた 課 目 コード 体 系 の 検 討 研 修 課 目 をシステム 管 理 するためには 課 目 のコード 化 を 進 める 必 要 がある 現 行 の 法 定 研 修 の 仕 組 みを 網 羅 しつつ 効 果 的 な 生 涯 学 習 を 実 現 することを 視 野 に 入 れ 各 地 域 で 行 われている 研 修 等 との 関 係 性 を 踏 まえたコード 体 系 として 整 理 を 検 討 した また 生 涯 学 習 体 系 は 日 常 業 務 における OJT の 仕 組 みと 個 々の 介 護 支 援 専 門 員 の 経 験 やスキ ルレベルに 応 じた 適 切 な 時 期 適 切 な 内 容 の OFF-JT によって 成 り 立 っており その 関 係 性 の 中 で 個 々の 課 目 における 具 体 的 な 到 達 目 標 の 明 確 化 研 修 内 容 評 価 の 方 法 なども 検 討 課 題 である こ うした 生 涯 学 習 体 系 の 全 体 像 を 視 野 に 入 れた 上 で 将 来 の 課 目 の 追 加 変 更 なども 考 慮 し 変 化 に 対 応 できる 柔 軟 なコード 体 系 を 検 討 した (3) 研 修 受 講 管 理 システム 受 講 履 歴 管 理 システムのプロトタイプ 開 発 生 涯 学 習 体 系 の 実 施 体 制 の 基 盤 整 備 となる 研 修 受 講 管 理 受 講 履 修 管 理 システムを 検 討 しプロ トタイプを 開 発 全 国 5ヶ 所 の 研 修 会 場 での 試 験 的 に 運 用 した 平 成 22 年 度 に 開 発 したバーコー ドによる 受 付 管 理 システムをベースとしつつ 研 修 受 講 案 内 研 修 申 し 込 み 会 場 受 付 事 前 事 後 アンケート 受 講 履 歴 管 理 の 機 能 を ネット 環 境 および 携 帯 電 話 を 活 用 して 利 用 できるよう 検 討 を 行 った (4) 委 員 会 と2つのワーキングループによる 検 討 本 事 業 では 受 講 管 理 履 修 管 理 システム プロトタイプの 開 発 評 価 と 平 行 して 生 涯 学 習 体 系 と 法 定 研 修 課 目 の 連 携 関 係 を 検 討 した 法 定 研 修 との 連 携 関 係 を 明 確 にすることで 生 涯 学 習 体 系 自 体 の 普 及 推 進 が 図 れるものと 考 え その 方 策 を 検 討 した 平 行 した 検 討 を 効 率 的 に 行 うために 事 業 の 全 体 を 検 討 する 検 討 委 員 会 に 加 えて 受 講 管 理 シス テムワーキンググループと 生 涯 学 習 体 系 ワーキンググループを 設 け それぞれ 検 討 を 進 めた 3. 検 討 結 果 (1) 生 涯 学 習 体 系 の 検 討 と 課 目 コードの 整 理 生 涯 学 習 体 系 を 推 進 するためには 現 行 の 法 定 研 修 の 仕 組 みを 前 提 に それと 連 動 して 効 果 的 な 生 涯 学 習 を 実 現 することが 重 要 である そのためには 法 定 研 修 との 連 動 を 視 野 に 入 れた 課 目 体 系 を 検 討 し 研 修 課 目 のコード 体 系 を 整 理 する 方 向 で 検 討 を 行 った また 各 地 域 で 独 自 に 行 われている 研 修 体 系 との 関 係 性 についても 配 慮 した 1) 生 涯 学 習 体 系 整 理 の 方 針 本 調 査 では 生 涯 学 習 体 系 と 法 定 研 修 課 目 の 関 係 を その 内 容 面 で 対 照 し 重 複 する 部 分 が どこにあるかを 明 確 にすることとした その 検 討 過 程 で 生 涯 学 習 体 系 の 構 成 細 部 の 内 容 の バランスなども 合 わせて 見 直 すこととした - 2 -

3 2) 課 目 内 容 の 構 成 要 素 の 見 直 し 上 記 の 考 え 方 に 即 して 生 涯 学 習 体 系 の 各 課 目 と 法 定 研 修 課 目 について それぞれの 課 目 で 履 修 すべき 内 容 を 詳 細 に 確 認 する 作 業 を 行 った 1 生 涯 学 習 体 系 課 目 の 構 成 要 素 の 見 直 し 生 涯 学 習 カリキュラムと 法 定 研 修 課 目 との 対 照 を 検 討 する 前 に 生 涯 学 習 体 系 の 構 成 と 領 域 分 野 の 内 容 に 関 しての 見 直 しを 行 った 生 涯 学 習 カリキュラムの 各 課 目 についてそのレベル 目 標 と 含 まれるべき 内 容 に 関 するキー ワード( 要 点 )を 書 き 出 す 作 業 をワーキンググループで 行 った その 成 果 をまとめたものが 本 編 参 考 資 料 1 介 護 支 援 専 門 員 に 求 められる 研 修 カリキュラム 改 訂 版 内 容 キーワード 整 理 表 である 2 法 定 研 修 課 目 の 構 成 要 素 の 検 討 生 涯 学 習 体 系 の 研 修 内 容 との 対 照 確 認 を 行 うために 法 定 研 修 の 各 課 目 についてもその 具 体 的 内 容 の 確 認 を 行 い キーワードの 書 き 出 しを 行 った その 作 業 を 整 理 したものが 本 編 参 考 資 料 2 課 目 対 象 検 討 シート( 法 定 研 修 ) である 3) 課 目 体 系 の 整 理 ( 課 目 コード 体 系 作 成 ) 生 涯 学 習 課 目 と 法 定 研 修 課 目 との 連 携 を 管 理 するためには 研 修 課 目 をシステム 管 理 する 必 要 があり 課 目 のコード 化 を 進 める 必 要 がある 現 行 の 法 定 研 修 の 仕 組 みを 前 提 としつつ 効 果 的 な 生 涯 学 習 を 実 現 することを 視 野 に 入 れ 各 地 域 で 独 自 に 行 われている 研 修 等 との 関 係 性 を 踏 まえたコード 体 系 を 検 討 した 1 法 定 研 修 と 整 合 させた 課 目 体 系 と 課 目 コード ⅰ) 法 定 研 修 課 目 のコード 体 系 法 定 研 修 については 下 記 に 示 す7 桁 の 体 系 で 課 目 コード 設 定 を 検 討 した 法 定 研 修 課 目 のコード 体 系 コードの 桁 数 桁 数 の 意 味 づけ 予 備 コード1 研 修 課 程 コード 研 修 課 程 の 中 で 予 備 コード2 の 課 目 コード 運 用 方 法 将 来 的 に 法 定 研 修 の 体 系 構 造 が 変 更 された 際 の 新 旧 体 系 の 連 結 などに 使 用 法 定 研 修 の 課 程 別 に 01 実 務 研 修 から09 主 任 研 修 までを 表 示 法 定 研 修 の 課 程 毎 に 実 施 要 綱 で 設 定 されている 課 目 を01から 順 に 表 示 課 目 にバリエ ーションが 生 じた 際 に 整 理 コードとして 使 用 コード 番 号 範 囲 00~99 00~99 00~99 0~9-3 -

4 コード 体 系 に 基 づいて 付 与 したコード 番 号 の 例 ( 一 覧 は 本 編 参 照 のこと) 専 門 研 修 課 程 Ⅱ コード 課 程 課 目 時 間 数 専 門 Ⅱ 1 介 護 支 援 専 門 員 特 別 講 義 講 義 2 時 間 専 門 Ⅱ 2サービス 担 当 者 会 議 演 習 演 習 3 時 間 専 門 Ⅱ 3 介 護 支 援 専 門 員 の 課 題 講 義 3 時 間 専 門 Ⅱ 4 居 宅 介 護 支 援 事 例 研 究 講 義 6 時 間 専 門 Ⅱ 5 居 宅 介 護 支 援 演 習 演 習 6 時 間 専 門 Ⅱ 6 施 設 介 護 支 援 事 例 研 究 講 義 6 時 間 専 門 Ⅱ 7 施 設 介 護 支 援 演 習 演 習 6 時 間 4) 生 涯 学 習 体 系 課 目 のコード 体 系 課 目 コードの 振 り 方 課 目 コード1 ( 領 域 名 ) 課 目 コード2 ( 課 目 名 ) 課 目 コード3 ( 課 目 副 題 ) 課 目 コード4 (レベル) なお 7 桁 目 の 課 目 コード4(レベル)は 内 容 レベルを1~4の4 段 階 で 表 示 するもので そのレベル 設 定 は 経 験 年 数 に 基 づくものとして 以 下 の 対 応 としている レベル 表 示 段 階 要 件 1 第 1 段 階 経 験 年 数 :1 年 未 満 2 第 2 段 階 経 験 年 数 :1 年 以 上 ~3 年 未 満 3 第 3 段 階 経 験 年 数 :3 年 以 上 ~5 年 未 満 4 第 4 段 階 経 験 年 数 :5 年 以 上 - 4 -

5 生 涯 学 習 課 目 コード 付 与 の 例 02 介 護 保 険 制 度 と 関 連 制 度 の 知 識 コード 領 域 領 域 名 備 考 B-1 介 護 保 険 制 度 B-2 老 人 福 祉 法 B-3 医 療 保 険 関 連 法 B-4 生 活 保 護 法 B-5 権 利 擁 護 関 連 制 度 B-6 消 費 者 関 連 法 B-7 障 害 者 福 祉 諸 制 度 B-8 精 神 保 健 福 祉 制 度 B-9 高 齢 者 虐 待 防 止 の 関 連 制 度 B-10 その 他 5) 生 涯 学 習 体 系 課 目 と 法 定 研 修 課 目 との 対 照 確 認 生 涯 学 習 体 系 課 目 の 内 容 整 理 と 法 定 研 修 課 目 の 内 容 確 認 を 経 て 双 方 の 内 容 がどの 課 目 で 対 照 しているかを 確 認 した 具 体 的 な 作 業 としては 以 下 に 示 すような 生 涯 学 習 カリキュラムの 内 容 ( 表 側 )と 法 定 研 修 課 目 ( 表 頭 )を 相 対 させた 表 を 用 意 し それぞれの 内 容 が 重 なるセルを 網 掛 けする 形 で 全 課 目 の 対 照 関 係 を 表 示 した 網 掛 け 表 示 された 行 課 目 ( 生 涯 学 習 )と 列 課 目 ( 法 定 研 修 )の 内 容 が 対 照 していることを 示 している ( 参 考 資 料 3 を 参 照 ) 生 涯 学 習 体 系 課 目 と 法 定 研 修 課 目 との 対 照 の 例 示 ( 表 の 見 方 ) 表 側 に 生 涯 学 習 体 系 の 課 目 がコード 順 に 表 示 されている 上 の 例 示 では 領 域 F を 示 している 1 列 が1つの 課 目 に 含 まれる 大 項 目 要 素 を 示 しており コード 番 号 が 同 じ 列 は 同 一 の 課 目 ( 課 目 欄 に 記 載 さ れている 課 目 )であることを 示 している 表 頭 には 法 定 研 修 の 課 程 別 に 構 成 する 課 目 が 上 から 課 目 コード 順 に 表 示 されている 一 行 が1 課 目 に 相 当 す - 5 -

6 る 上 の 例 示 では 主 任 介 護 支 援 専 門 員 研 修 の 課 目 が 示 されている 法 定 研 修 課 目 の 行 を 右 にたどり その 課 目 の 内 容 に 含 まれる 要 素 の 行 が 出 てきたら 列 と 行 の 交 点 のセルを 網 掛 けして 表 示 している 表 示 例 では 生 涯 学 習 体 系 ケアのための 保 健 医 療 福 祉 の 知 識 を 構 成 する (4) 福 祉 援 助 的 知 識 社 会 福 祉 援 助 技 術 論 の 理 解 が 主 任 介 護 支 援 専 門 員 研 修 の 主 任 介 護 支 援 専 門 員 の 役 割 と 視 点 ( 地 域 包 括 支 援 センターの 運 営 を 含 む) の 内 容 の 一 部 であることを 示 している この 対 照 確 認 の 結 果 法 定 研 修 の 課 目 の 内 容 は 必 ず 生 涯 学 習 体 系 のいずれかの 課 目 と 対 照 して いることが 確 認 された したがって 法 定 研 修 を 履 修 していれば 必 ずいずれかの 生 涯 学 習 課 目 を 履 修 したと 認 定 でき 今 後 生 涯 学 習 課 目 と 法 定 研 修 が 相 互 に 認 定 し 得 る 可 能 性 を 見 出 す 一 歩 と 確 認 された 6) 今 後 の 生 涯 学 習 体 系 検 討 への 対 応 方 針 本 調 査 で 生 涯 学 習 体 系 課 目 の 見 直 しと 法 定 研 修 課 目 との 内 容 対 照 の 作 業 を 行 った 結 果 今 後 の 生 涯 学 習 体 系 検 討 の 課 題 として 以 下 の 項 目 が 整 理 された 1 法 定 研 修 課 目 履 修 に 必 要 充 分 に 相 当 する 生 涯 学 習 体 系 課 目 の 組 み 合 わせの 確 定 生 涯 学 習 体 系 の 履 修 を 法 定 研 修 課 目 の 履 修 に 読 み 替 える 関 係 を 確 立 するためには 課 目 レ ベルで 上 記 の 関 係 を 明 確 にする 必 要 がある 生 涯 学 習 体 系 の 課 目 は 法 定 研 修 の 課 目 以 上 に 対 象 領 域 が 広 くかつ 内 容 が 細 分 化 された 体 系 になっているため 法 定 研 修 の 課 目 に 相 当 する 内 容 を 満 たすためには 複 数 の 課 目 を 組 みあ わせて 履 修 しなければならないケースもある それらも 考 慮 して 内 容 として 法 定 研 修 課 目 履 修 に 相 当 する 生 涯 学 習 課 目 履 修 の 順 序 と 組 み 合 わせを 整 理 する 必 要 がある 2 生 涯 学 習 体 系 検 討 の 組 織 体 制 の 明 確 化 今 後 の 生 涯 学 習 体 系 の 検 討 では 1で 記 した 法 定 研 修 への 読 み 替 え 関 係 の 整 理 を 優 先 的 に 行 うことが 重 要 である このことは 介 護 支 援 専 門 員 制 度 に 関 する 研 修 体 系 との 関 係 を 整 理 することでもあり 単 に 内 容 面 からの 整 理 ではなく 実 際 的 な 研 修 実 施 体 制 が 想 定 できるか といった 点 で 国 都 道 府 県 各 地 域 の 研 修 実 施 機 関 との 調 整 を 含 む 検 討 となる こうした 調 整 は 組 織 としての 主 体 性 に 基 づいて 行 うべきものであり 今 後 の 生 涯 学 習 体 系 検 討 体 制 は そうした 組 織 的 な 位 置 づけのもとで 活 動 できる 体 制 とすべきである 3 課 目 コード 体 系 の 余 裕 部 分 の 使 い 方 ルールの 確 立 今 回 整 理 した 課 目 コード 体 系 には 余 裕 部 分 ( 予 備 コードおよび 既 定 コード 領 域 でもコード 番 号 付 与 に 余 裕 がある 部 分 )がかなり 含 まれている これは 今 後 の 研 修 対 象 領 域 の 拡 大 ( 課 目 の 増 大 )やそれに 伴 う 研 修 体 系 の 変 更 が 生 じた 際 にも コード 体 系 内 で 変 化 を 吸 収 できる ように 備 えたものである この 余 裕 部 分 の 使 い 方 ルールを 明 確 にしておく 必 要 がある また 使 い 方 ルールの 明 確 化 と 合 わせて コード 運 用 委 員 会 などの 位 置 づけでコードの 管 理 運 用 体 制 を 明 確 にしておく ことも 重 要 である 余 裕 部 分 の 使 い 方 を 明 確 にすることで 地 域 で 開 催 される 自 主 研 修 などの 位 置 づけがし 易 くなる あるいは 新 たな 視 点 で 企 画 される 研 修 の 位 置 づけがし 易 くなるなど 研 修 自 体 の 活 性 化 も 期 待 できる - 6 -

7 4 法 定 研 修 検 討 主 体 との 協 議 体 制 の 構 築 生 涯 学 習 体 系 検 討 の 組 織 体 制 の 明 確 化 とも 関 連 するが 生 涯 学 習 体 系 の 履 修 を 法 定 研 修 履 修 に 読 み 替 えることを 実 現 するためには 法 定 研 修 の 体 系 を 統 括 する 国 ( 介 護 支 援 専 門 員 の あり 方 検 討 委 員 会 など)と 実 施 主 体 である 都 道 府 県 との 協 議 が 不 可 欠 となる 読 み 替 えの 認 証 方 法 その 手 続 き 責 任 関 係 の 整 理 など 研 修 内 容 の 整 理 とは 異 なる 視 点 での 調 整 が 必 要 となるため 内 容 面 から 生 涯 学 習 体 系 を 検 討 する 組 織 とは 別 に 国 都 道 府 県 と 協 議 する 体 制 を 構 築 する 必 要 がある 5 関 連 する 他 の 研 修 科 目 の 認 証 について 地 方 自 治 体 や 地 方 組 織 関 係 する 他 の 職 能 団 体 等 で 実 施 している 研 修 を 生 涯 学 習 体 系 に 認 証 する 仕 組 みの 検 討 が 必 要 である 7) 生 涯 学 習 体 系 の 推 進 方 策 生 涯 学 習 体 系 を 推 進 するためには 課 目 体 系 の 整 備 と 合 わせて その 実 施 体 制 の 整 備 が 重 要 で ある 実 施 体 制 構 築 のキーとなるのが 日 本 介 護 支 援 専 門 員 協 会 の 各 支 部 さらには 機 関 団 体 等 が 実 施 する 研 修 の 内 容 を 評 価 し その 研 修 が 生 涯 学 習 体 系 に 該 当 合 致 するものである ことを 認 証 する 仕 組 みである 本 調 査 では 他 団 体 での 研 修 認 定 等 の 仕 組 みを 参 照 した 上 で 日 本 介 護 支 援 専 門 員 協 会 とし ての 認 証 の 仕 組 みを 検 討 した 1 生 涯 学 習 体 系 認 定 方 法 の 検 討 他 団 体 の 事 例 を 基 に 生 涯 学 習 体 系 の 研 修 認 定 の 方 法 として 以 下 の 案 を 検 討 した ⅰ) 課 目 認 定 ( 研 修 認 定 ) 研 修 の 内 容 を 審 査 し その 内 容 を 精 査 して 生 涯 学 習 体 系 としての 適 否 を 判 断 する こ のプロセスについては 事 前 審 査 ( 研 修 実 施 前 の 審 査 )と 事 後 審 査 ( 研 修 実 施 湖 の 審 査 ) を 組 みあわせる 方 法 を 検 討 した ( 事 前 審 査 案 ) 研 修 実 施 主 体 から 研 修 開 催 企 画 資 料 の 提 出 を 受 け 日 本 介 護 支 援 専 門 員 協 会 が 研 修 の 実 施 主 体 別 に 研 修 内 容 を 審 査 し 生 涯 学 習 体 系 課 目 に 相 当 するかを 判 断 する 生 涯 学 習 体 系 のいずれかの 課 目 として 妥 当 として 判 断 されれば その 課 目 相 当 の 研 修 とし て 認 定 する 審 査 機 関 の 設 置 が 必 要 となる ( 事 後 審 査 案 ) 実 施 した 研 修 の 内 容 を 審 査 し 事 前 審 査 した 内 容 との 比 較 評 価 を 行 い 最 終 的 な 認 定 に 可 否 を 判 断 する 具 体 的 な 実 施 方 法 として 以 下 の 代 替 案 について 検 討 した - 7 -

8 認 定 項 目 ( 事 前 申 請 時 兼 事 後 報 告 時 )( 案 ) 内 容 申 請 された 生 涯 学 習 体 系 の 課 目 との 対 応 を 確 認 する 指 導 者 が 作 成 するシラバス( 研 修 のねらい 等 )を 確 認 する 指 導 方 法 講 義 形 式 グループワーク ディスカッション 双 方 向 コミュニケーションの 設 置 など 指 導 方 法 が 適 正 か 確 認 する 指 導 者 指 導 者 の 質 が 担 保 されているか 確 認 する 時 間 数 時 間 数 が 規 定 に 達 しているか 確 認 する 規 模 大 規 模 研 修 グループワークなど 指 導 方 法 により 質 を 担 保 するために 適 正 な 規 格 を 確 認 する 必 要 がある 受 講 者 受 講 後 に 目 標 レベルへの 到 達 度 を 認 定 する ⅱ) 修 了 認 定 研 修 参 加 者 に 対 し 受 講 後 の 達 成 度 評 価 を 行 い 認 定 の 可 否 を 判 断 する ( 事 後 評 価 ) 達 成 度 評 価 の 方 法 について 以 下 の 代 替 案 を 検 討 したが 現 実 的 な 観 点 からワーキンググル ープでは 次 案 を 押 す 意 見 が 多 かった 案 参 加 認 定 : 講 義 毎 に 簡 単 なレポート 提 出 を 設 け 内 容 の 理 解 度 参 加 度 を 測 ることで 評 価 し 認 定 の 可 否 を 判 断 する 研 修 実 施 機 関 が 判 定 認 定 項 目 ( 修 了 認 定 : 事 後 )( 案 ) 内 容 申 請 された 生 涯 学 習 体 系 の 課 目 との 対 応 を 確 認 する 指 導 者 が 作 成 するシラバス( 研 修 のねらい 等 )を 確 認 する 参 加 度 講 義 形 式 グループワーク ディスカッション 双 方 向 コミュニケーションの 設 置 など 指 導 方 法 が 適 正 か 確 認 する 受 講 者 受 講 後 に 目 標 レベルへの 到 達 度 を 認 定 する 2 生 涯 学 習 体 系 推 進 組 織 の 検 討 生 涯 学 習 体 系 に 即 した 研 修 を 推 進 するためには 以 下 に 示 すような 種 々の 審 査 認 証 の 基 盤 となる 審 査 基 準 認 証 基 準 の 整 備 が 必 要 であり その 基 準 等 を 運 用 する 審 査 認 証 機 関 も - 8 -

9 必 要 となる 実 際 の 運 用 に 際 しては 全 国 の 研 修 実 施 機 関 との 連 携 も 不 可 欠 であり 各 地 域 での 研 修 運 営 の 実 態 を 踏 まえた 実 際 的 な 運 営 体 制 を 検 討 することが 重 要 である また これらの 全 体 構 成 を 検 討 する 制 度 整 備 検 討 機 関 が 必 要 と 考 えられる 審 査 認 証 の 基 準 と 運 用 機 関 の 想 定 審 査 認 証 の 項 目 運 用 機 関 課 目 研 修 の 認 証 ( 仮 ) 研 修 認 証 委 員 会 課 目 研 修 履 修 の 認 証 ( 仮 ) 修 了 認 証 機 関 ( 研 修 実 施 機 関?) 達 成 水 準 および 資 格 の 認 証 ( 仮 ) 資 格 認 証 委 員 会 審 査 認 証 制 度 の 全 体 構 成 を 検 討 する 機 関 を 設 置 し 全 体 を 整 合 的 な 体 系 とする 8) 生 涯 学 習 体 系 推 進 に 向 けた 今 後 の 課 題 生 涯 学 習 体 系 の 推 進 に 向 けた 今 後 の 課 題 は 大 きく 以 下 の2 分 野 に 整 理 される 1 生 涯 学 習 体 系 の 整 理 の 課 題 本 調 査 では 生 涯 学 習 体 系 課 目 と 法 定 研 修 課 目 の 関 係 を その 内 容 面 で 対 照 し 重 複 する 部 分 がどこにあるかを 把 握 した その 検 討 過 程 で 生 涯 学 習 体 系 の 構 成 細 部 の 内 容 のバラ ンスなども 合 わせて 見 直 した この 作 業 を 経 て 以 下 の 項 目 が 今 後 の 課 題 として 残 されてい る ⅰ) 法 定 研 修 課 目 履 修 に 必 要 充 分 に 相 当 する 生 涯 学 習 体 系 課 目 の 組 み 合 わせの 確 定 ⅱ) 課 目 コード 体 系 の 余 裕 部 分 の 使 い 方 ルールの 確 立 将 来 的 に 生 涯 学 習 体 系 課 目 と 法 定 研 修 課 目 の 関 係 を 受 講 管 理 システムの 中 でも 連 携 して 扱 うことを 視 野 に 入 れると これらは 一 体 的 に 検 討 することが 望 ましい 研 修 実 施 機 関 との 連 携 も 踏 まえた 形 で 上 記 2 項 目 の 課 題 を 一 体 的 に 検 討 する 組 織 体 制 を 明 確 することが 喫 緊 の 課 題 である 2 実 施 体 制 構 築 本 調 査 では 生 涯 学 習 体 系 の 推 進 体 制 として 研 修 実 施 体 制 についても 検 討 した 本 年 度 の 検 討 を 経 て 以 下 の 項 目 が 今 後 の 課 題 として 残 されている ⅰ) 研 修 の 審 査 認 証 体 制 の 整 備 生 涯 学 習 体 系 を 推 進 するためには 体 系 に 即 した 研 修 を 実 施 する 体 制 の 整 備 が 重 要 で あり そのポイントは 研 修 の 審 査 基 準 認 証 基 準 の 整 備 と その 基 準 等 を 運 用 する 審 査 認 証 機 関 の 設 置 である 関 連 する 他 の 研 修 科 目 の 認 証 についても 考 慮 した 検 討 を 行 う 必 要 がある 各 地 域 で 行 われている 自 習 研 修 等 の 位 置 づけも 重 要 であり 地 域 における 研 修 運 営 の 実 態 を 踏 まえた 実 際 的 な 運 営 体 制 を 検 討 することが 重 要 である これら 全 体 を 視 野 に 入 れて 研 修 実 施 体 制 全 体 の 整 備 を 検 討 する 体 制 を 整 備 すること - 9 -

10 が 必 要 である ⅱ) 法 定 研 修 検 討 主 体 との 協 議 体 制 の 構 築 生 涯 学 習 体 系 の 実 施 体 制 整 備 と 平 行 して 生 涯 学 習 体 系 の 履 修 を 法 定 研 修 履 修 に 読 み 替 えることを 実 現 するために 法 定 研 修 の 体 系 を 統 括 する 国 ( 介 護 支 援 専 門 員 のあ り 方 検 討 委 員 会 など)および 実 施 主 体 である 都 道 府 県 との 協 議 を 進 めることが 重 要 である 内 容 面 から 生 涯 学 習 体 系 を 検 討 する 組 織 とは 別 に 国 都 道 府 県 と 協 議 する 体 制 を 構 築 する 必 要 があるが 実 施 体 制 の 検 討 を 反 映 した 協 議 を 行 う 観 点 からは 1で 提 言 した 研 修 実 施 体 制 の 検 討 体 制 に 国 都 道 府 県 と 協 議 する 役 割 を 付 加 することも 考 え られる (2) 研 修 受 講 管 理 システム 受 講 履 歴 管 理 システムの 開 発 生 涯 学 習 体 系 の 実 施 体 制 の 基 盤 整 備 となる 研 修 受 講 管 理 受 講 履 歴 管 理 システムについて 検 討 し 以 下 に 示 すプロトタイプを 開 発 全 国 5ヶ 所 の 研 修 会 場 で 試 験 的 に 運 用 した 1)プロトタイプ システム 開 発 の 目 的 生 涯 学 習 体 系 の 実 施 体 制 の 基 盤 整 備 として 研 修 受 講 管 理 受 講 履 歴 管 理 システムのプロト タイプを 開 発 し システムの 機 能 と 効 果 を 評 価 するため 全 国 5ヶ 所 で 開 催 された 研 修 におい て 実 際 に 運 用 した 平 成 22 年 度 に 開 発 したプロトタイプをベースとしつつ 機 能 と 使 い 勝 手 を 高 める 観 点 から Web システムとして 開 発 し ユーザーの 利 便 性 を 重 視 して 携 帯 電 話 端 末 による 利 用 をも 可 能 とした 具 体 的 には 以 下 のような 活 用 の 仕 方 を 想 定 した システムイメージ 過 去 の 研 修 受 講 状 況 などから 受 講 することが 望 ましい 研 修 の 受 講 案 内 メールが 受 講 対 象 者 に 届 けられる 要 不 要 を 判 断 の 上 携 帯 電 話 から 受 講 を 申 し 込 む 申 し 込 み 受 付 メールが 届 き 費 用 の 支 払 いについて 案 内 される 受 講 票 (バーコード 記 載 のPDFファイル)を 添 付 した 受 講 受 付 の 確 認 メールが 届 く 事 務 局 は 受 講 申 込 者 リストをリアルタイムで 把 握 できる 研 修 数 日 前 に 受 講 する 研 修 に 関 する 事 前 アンケートが 届 く 事 務 局 ( 及 び 担 当 講 師 )は 自 動 的 に 集 計 された 事 前 アンケート 結 果 を 研 修 開 催 前 に 入 手 で きる 研 修 当 日 印 刷 した 受 講 票 もしくは 携 帯 に 表 示 したバーコードを 研 修 受 付 に 提 示 し スキャ ンを 受 ける 費 用 の 支 払 いや 遅 刻 状 況 についてもチェックされる 事 務 局 は 受 講 受 付 者 の 氏 名 および 人 数 出 席 欠 席 状 況 をリアルタイムで 把 握 できる 担 当 講 師 は 事 前 アンケートの 結 果 を 踏 まえつつ 研 修 を 行 う 止 むを 得 ず 中 途 退 出 する 場 合 バーコードで 中 途 退 出 処 理 を 受 け その 時 間 を 記 録 する 研 修 終 了 後 バーコードで 受 講 完 了 登 録 を 受 ける 研 修 受 講 完 了 確 認 メールが 受 講 完 了 者 に 届 けられる

11 終 了 後 アンケート( 研 修 評 価 自 己 点 検 評 価 感 想 等 )が 受 講 完 了 者 に 配 信 される 終 了 後 アンケート 未 提 出 者 にはリマインダー( 督 促 メール)が 配 信 される アンケート 結 果 は 自 動 集 計 され 事 務 局 および 担 当 講 師 設 定 により 受 講 者 にも 配 信 される 受 講 結 果 は 各 個 人 のマイページに 履 歴 として 研 修 内 容 の 概 略 とともに 蓄 積 される 2)プロトタイプ システムの 構 成 と 検 討 項 目 本 年 度 のシステムは 実 際 の 研 修 で 試 験 運 用 を 行 うため 非 常 に 限 られた 期 間 で 開 発 を 行 う 必 要 があった また 課 目 コードの 検 討 開 発 が 並 行 して 行 われていたこともあり それらの 条 件 を 踏 まえてクラウド サービスを 活 用 したシステムとして 開 発 を 進 めた システムの 開 発 に 際 しては 下 記 のような 課 題 を 洗 い 出 し システム 化 に 向 けた 方 針 シス テム 化 の 優 先 順 位 などを 検 討 した 1 受 講 管 理 受 講 履 歴 管 理 システムとしての 検 討 課 題 過 去 受 講 課 目 の 登 録 に 関 するルール 設 定 ( 遡 及 範 囲 課 目 コード 対 照 認 証 方 法 など) 過 去 履 歴 データの 確 認 収 集 方 法 (データの 存 在 状 況 の 確 認 から など) 受 講 者 ID 確 認 入 力 方 法 (バーコード 普 及 を 前 提 としてよいか など) 研 修 費 の 収 納 確 認 方 法 2 受 講 履 歴 管 理 システムとしての 検 討 課 題 生 涯 学 習 体 系 課 目 のコード 化 の 考 え 方 ( 仮 コードの 設 定 将 来 的 な 読 み 換 え 方 法 など) 生 涯 学 習 体 系 課 目 と 資 格 要 件 課 目 との 対 照 方 法 自 主 研 修 課 目 と 生 涯 学 習 体 系 課 目 資 格 要 件 課 目 との 対 照 方 法 3Web システムとしての 検 討 課 題 サーバーの 確 保 アクセス 対 象 者 の 設 定 とアクセス 権 設 定 ルールおよび 認 証 方 法 将 来 的 な e-learning 機 能 追 加 の 考 え 方 4 研 修 受 講 者 および 研 修 主 催 者 の 利 便 性 に 関 する 検 討 課 題 携 帯 電 話 および 携 帯 メールの 活 用 について 研 修 会 場 における 受 付 用 PC の 機 能 とネットワーク 環 境 について 事 前 アンケートおよび 終 了 後 アンケート 機 能 の 活 用 の 仕 方 について 資 格 更 新 に 必 要 な 法 定 研 修 の 受 講 案 内 について 受 講 履 歴 に 見 合 った 推 奨 研 修 案 内 について 過 去 に 受 講 した 研 修 履 歴 の 管 理 機 能 について 5 個 人 情 報 保 護 に 関 する 検 討 課 題 研 修 受 講 に 伴 う 個 人 情 報 活 用 の 合 意 のあり 方 について アンケート 結 果 等 における 匿 名 化 について サーバー 契 約 に 伴 う 企 業 側 の 個 人 情 報 取 り 扱 い 体 制 について 主 催 者 事 務 局 の 個 人 情 報 取 り 扱 い 体 制 について

12 3) 開 発 した 機 能 1< 受 講 管 理 > 受 講 管 理 システムは 研 修 の 告 知 申 込 から 研 修 の 出 欠 管 理 研 修 後 の 評 価 の 実 施 までの 研 修 の 実 施 に 関 わる 一 連 の 機 能 を 提 供 するシステムである システムのイメージは 以 下 の 通 りである 受 講 管 理 システムのイメージ 研 修 前 研 修 中 研 修 後 研 修 の 申 し 込 み 受 講 料 の 支 払 い 研 修 参 加 研 修 の 評 価 メールによる 研 修 案 内 の 送 付 受 講 管 理 シ ス テ ム 受 講 通 知 機 能 ウェブによ る 研 修 の 申 し 込 み 受 講 申 込 機 能 入 金 データ の 取 り 込 み 事 前 アンケート 受 講 料 管 理 機 能 受 講 申 込 情 報 を 管 理 するとともに 入 金 状 況 についても 金 融 機 関 などのデータを 取 り 込 んで 管 理 する 受 講 受 付 機 能 バーコードリーダ による 受 付 時 及 び 終 了 時 途 中 退 出 時 のデータ 登 録 受 講 申 込 情 報 をもとにバー コードから 入 力 された 会 員 番 号 を 用 いて 出 欠 管 理 を 行 う 研 修 評 価 データ の 入 力 終 了 後 アンケート 受 講 評 価 機 能 受 講 者 の 評 価 情 報 を 管 理 集 計 する 履 歴 管 理 システム へデータを 渡 す 受 講 管 理 システムの 各 機 能 の 概 要 は 以 下 の 通 りである 受 講 通 知 機 能 研 修 の 開 催 案 内 と 研 修 の 申 込 みが 行 えるウェブサイトの URL を 会 員 にメールにて 通 知 ( 本 プロトタイプシステムでは 受 講 履 歴 情 報 の 関 係 で メール 送 付 対 象 は 予 め 用 意 された 名 簿 に 依 った) 受 講 申 し 込 み 機 能 会 員 が 研 修 の 申 込 及 びキャンセルをインターネット 上 から 行 うことができる 機 能 を 提 供 受 講 料 管 理 機 能 研 修 の 申 込 を 行 った 受 講 者 の 入 金 状 況 を 管 理 する 機 能 を 提 供 受 講 申 込 状 況 一 覧 機 能 受 講 者 が 申 込 み 済 みの 研 修 一 覧 を 表 示 する 機 能 を 提 供 バーコード( 受 講 票 もしくは 携 帯 画 面 表 示 )による 受 講 受 付 機 能 研 修 会 場 でのバーコードによる 受 付 時 と 終 了 時 に 関 する 情 報 の 登 録 を 行 う 機 能 を 提 供 途

13 中 退 出 の 場 合 にも 対 応 するようにして 受 講 完 了 を 厳 密 に 管 理 研 修 主 催 者 のための 受 講 者 管 理 機 能 研 修 申 込 み 状 況 会 場 での 出 席 管 理 受 講 完 了 管 理 を 行 う 機 能 を 提 供 受 講 評 価 機 能 受 講 者 による 研 修 の 評 価 入 力 の 機 能 とその 結 果 の 集 計 機 能 を 提 供 受 講 者 による 評 価 結 果 の 集 計 結 果 は 事 務 局 のみが 閲 覧 できるようにする 2< 受 講 履 歴 管 理 > 受 講 履 歴 管 理 システムは 受 講 管 理 システムにより 蓄 積 された 研 修 受 講 情 報 を 活 用 して 会 員 毎 に 過 去 の 自 分 の 受 講 履 歴 情 報 を 閲 覧 できる 機 能 を 提 供 する 受 講 履 歴 管 理 システムの 機 能 の 概 要 は 下 図 の 通 り である 会 員 向 け 機 能 の 参 考 図 (ログイン 画 面 マイページ) 履 歴 管 理 シ ス テ ム 全 ての 履 歴 情 報 を 整 理 して 提 供 受 講 閲 覧 機 能 受 講 管 理 システム よりデータを 取 得 ログイン マイページ 会 員 番 号 は 変 更 不 可 PCは 通 常 のID パス ワードによるログイン 携 帯 は 端 末 番 号 を 使 ったオートログイン 履 歴 管 理 システムへ

14 事 務 局 向 け 機 能 の 参 考 図 ( 受 付 機 能 退 場 機 能 ) 受 付 機 能 研 修 受 付 時 に 利 用 する 機 能 誰 が 来 ていてるかが 分 かる 一 覧 にする 申 込 者 の 出 欠 情 報 が 分 かる ようにする バーコードリー ダによりデータ を 表 示 退 場 機 能 研 修 終 了 時 に 利 用 する 機 能

15 受 講 評 価 機 能 の 参 考 図 (アンケート 機 能 ) 研 修 評 価 画 面 メールによるご 案 内 事 務 局 アンケートの お 願 いメール 選 択 式 の 設 問 を4 問 ( 選 択 肢 は5 択 ) 自 由 記 述 の 設 問 の 計 5 問 を 出 題 メール 文 中 の URLをクリック 研 修 申 込 ページ アンケート 調 査 集 計 結 果 画 面 (リアルタイムで 集 計 結 果 の 表 示 が 可 能 )

16 4)システムに 対 する 評 価 5ヶ 所 の 研 修 会 場 でプロトタイプ システムを 試 行 し 以 下 のような 評 価 が 得 られた 日 程 研 修 名 主 催 開 催 地 会 場 実 施 1 平 成 24 年 1 月 15 日 NPO 法 人 広 島 県 介 護 支 援 専 門 員 協 会 生 涯 学 習 制 度 認 定 リスクマネジャーコース 認 定 施 設 居 住 系 介 護 支 援 専 門 員 コース 共 通 必 修 研 修 リスクマネジメントの 基 礎 特 定 非 営 利 活 動 法 人 広 島 県 介 護 支 援 専 門 員 協 会 広 島 県 74 名 広 島 県 健 康 福 祉 センター 7 階 中 会 議 室 特 定 非 営 利 活 動 法 人 広 島 県 介 護 支 援 専 門 員 協 会 平 成 24 年 1 月 26 日 平 成 23 年 度 山 梨 県 介 護 支 援 専 門 員 再 研 修 更 新 研 修 法 定 研 修 山 梨 県 2 山 梨 県 66 名 桃 源 文 化 会 館 社 会 福 祉 法 人 山 梨 県 社 会 福 祉 協 議 会 3 平 成 24 年 2 月 4 日 日 本 介 護 支 援 専 門 員 協 会 甲 信 越 ブロック 研 修 会 看 取 りの 体 験 から 学 んだこと ~ 可 能 な 限 り 住 み 慣 れた 自 宅 で 暮 らし 続 けていくための 看 取 りケアの 準 備 に 向 けて~ 日 本 介 護 支 援 専 門 員 協 会 甲 信 越 ブロック 山 梨 県 71 名 ぴゅあ 総 合 大 研 修 室 日 本 介 護 支 援 専 門 員 協 会 甲 信 越 ブロック 4 平 成 24 年 2 月 4 日 千 葉 県 68 名 高 齢 者 ケアに 必 要 な 医 学 的 知 識 関 係 機 関 との 連 携 ~ 薬 剤 師 看 護 師 から~ 船 橋 市 役 所 11 階 大 会 議 室 船 橋 市 船 橋 市 介 護 支 援 専 門 員 協 議 会 船 橋 市 船 橋 市 介 護 支 援 専 門 員 協 議 会 平 成 24 年 2 月 12 日 認 知 症 グループホームにおける 介 護 報 酬 改 定 と 看 取 り 認 知 症 グループホーム 研 修 会 日 本 介 護 支 援 専 門 員 協 会 5 東 京 都 78 名 情 報 オアシス オアシス 4 日 本 介 護 支 援 専 門 員 協 会 認 知 症 対 応 型 共 同 生 活 介 護 部 会 1 受 講 者 の 評 価 本 年 度 開 発 したプロトタイプ システムにはアンケート 機 能 が 付 いており 研 修 受 講 後 直 ぐに 研 修 に 対 する 受 講 者 の 評 価 をアンケート 調 査 することができる プロトタイプ シス テムに 対 する 評 価 もこのアンケート 機 能 を 用 いて 調 査 した プロトタイプ システムは 全 国 5ヶ 所 で 試 行 したが そのうち4ヶ 所 で 受 講 管 理 システム に 対 する 評 価 をアンケート 調 査 した 受 講 を 登 録 したパソコンまたは 携 帯 電 話 から 回 答 する システムであり 慣 れないこともあって 回 答 者 数 は 少 ないが システムによる 退 場 登 録 をし てまもなくの 段 階 での 調 査 である 以 下 にその 結 果 を 報 告 する

17 ⅰ) 受 講 管 理 システムの 利 用 感 について 受 講 管 理 システムの 利 用 感 については4 肢 択 一 の 選 択 式 の 設 問 で 調 査 した 会 場 によ って 若 干 傾 向 が 異 なるものの 全 体 では 非 常 に 便 利 で 快 適 操 作 は 苦 労 したが 快 適 との 回 答 が 多 かった ⅱ) 受 講 履 歴 管 理 への 期 待 について 受 講 履 歴 管 理 機 能 についても4 肢 択 一 の 選 択 式 の 設 問 で 調 査 した こちらも 会 場 によ って 若 干 傾 向 が 異 なるが 全 体 では ぜひ 使 いたい 皆 が 使 うなら 使 いたい との 回 答 が 多 数 を 占 めた ⅲ) 受 講 管 理 システムについて 受 講 管 理 システムに 対 する 評 価 は 自 由 記 述 で 回 答 していただいたが アンケート 回 答 者 の2/3からの 回 答 を 得 た 時 間 がかからずよかった といった 体 験 に 基 づく 感 想 や とてもよい 会 員 にとってメリットと 成 りうる といった 肯 定 的 な 意 見 が 多 かった しかし 少 数 ではあるが 修 得 するのが 難 しい 操 作 に 慣 れないので 困 る といった 意 見 もみられた このように 実 際 にシステムを 体 験 した 受 講 者 の 評 価 としては 利 用 感 については 概 ね 便 利 との 評 価 が 得 られ 受 講 履 歴 管 理 への 期 待 も 高 かった 自 由 回 答 で 得 られた 修 得 するの が 難 しい 操 作 に 慣 れないので 困 る といった 評 価 は 今 後 の 開 発 の 参 考 にする 2 研 修 実 施 機 関 の 評 価 研 修 実 施 機 関 から 参 加 しているワーキンググループメンバーからの 聴 き 取 りにより 下 記 の 評 価 を 得 た ⅰ)システム 全 般 について 非 常 にスムーズに 機 能 した 実 務 で 活 用 できるシステムになっていると 思 う 受 付 登 録 修 了 後 の 退 出 登 録 は 短 時 間 で 処 理 できる 受 講 票 を 忘 れたケースでもその 場 で 確 認 し 短 時 間 で 受 付 手 続 きを 完 了 できた システムを 用 いたことで 受 け 付 け 忘 れなども 発 見 できた 受 講 者 数 が 増 えてもバーコード リーダーを 追 加 すれば 問 題 なく 処 理 できる バーコー ド リーダーのコストは 安 価 なので 大 きな 問 題 ではない 研 修 受 講 者 が 慣 れてくれば 本 人 が 受 け 付 け 処 理 することも 可 能 であるが 法 定 研 修 など では 本 人 確 認 を 厳 格 に 行 う 必 要 があることに 留 意 が 必 要 受 講 者 リストの 作 成 等 が 非 常 に 効 率 化 され 便 利 であった 受 講 者 データの 二 次 的 な 活 用 も 可 能 で 可 能 性 が 広 がる ⅱ) 受 講 者 登 録 について 現 状 ではシステム 利 用 による 研 修 申 込 みには 事 前 の 登 録 手 続 きが 必 要 であり 日 本 介 護 支 援 専 門 員 協 会 会 員 については 会 員 登 録 データの 移 行 が 可 能 だが 非 会 員 の 場 合 は 何 ら かの 形 で 登 録 を 行 う 必 要 がある これらを 踏 まえて 会 員 情 報 管 理 運 用 のルールの 明 確 化 と 普 及 拡 大 が 重 要 である ルー ルづけのやり 方 次 第 では 他 の 職 能 団 体 会 員 のシステム 利 用 も 可 能 となる ⅲ) 個 人 情 報 の 取 り 扱 いについて 受 講 者 登 録 にあたり 個 人 情 報 の 取 り 扱 いに 関 する 同 意 を 得 る 必 要 がある

18 システムへの 受 講 者 登 録 を 研 修 受 講 の 必 須 条 件 とすることもあり 得 る 個 人 情 報 の 取 り 扱 いに 関 する 機 関 としてのガイドラインが 必 要 ⅳ)アンケート 機 能 について 事 前 終 了 後 アンケートの 回 答 必 須 化 等 は 運 用 面 で 対 応 できる 回 答 者 の 本 人 確 認 は 信 頼 関 係 の 上 だが 研 修 時 間 内 に 回 答 してもらうなど 運 用 面 での 対 応 方 法 もある アンケート 機 能 は 講 師 評 価 や 自 己 点 検 評 価 にも 活 用 できる レポート 出 力 機 能 の 自 動 化 等 により 効 率 化 と 研 修 への 反 映 等 の 効 果 拡 大 が 期 待 できる 将 来 的 には 実 務 研 修 のレポート 課 題 の 評 価 とフィードバックにも 活 用 できるようにした い 応 用 を 考 えられる 範 囲 は 広 いが 機 能 の 拡 張 については 運 用 負 荷 との 見 合 いで 評 価 する 必 要 がある ⅴ) 受 講 料 管 理 機 能 について 受 講 料 の 入 金 登 録 は 現 状 では 手 作 業 で 反 映 させているが 将 来 的 にはクレジットカード 決 済 や 金 融 機 関 決 済 等 によりリアルタイムな 反 映 も 検 討 する 必 要 がある クレジットカード 決 済 や 金 融 機 関 決 済 のシステムを 開 発 するには 追 加 コストが 発 生 する 研 修 管 理 システムだけではコスト 回 収 が 難 しいので 会 費 徴 収 など 他 の 集 金 業 務 でも 利 用 できるシステムとして 開 発 することを 検 討 する ⅵ) 既 存 システムとの 互 換 性 について すでにシステムを 作 成 している 都 道 府 県 支 部 との 互 換 性 やデータ 移 行 の 調 整 が 必 要 であ る 既 存 システムの 多 くはソフトとして 開 発 しており 一 定 期 間 で 改 修 が 必 要 になるはずな ので 一 定 期 間 は 併 用 することを 前 提 として 取 組 む 必 要 がある 改 修 が 必 要 な 時 期 には こちらのシステムに 乗 り 換 えてもらうことも 想 定 しておく ⅶ)コース 化 された 研 修 への 対 応 について 法 定 研 修 のように 複 数 課 目 履 修 で 研 修 修 了 とする 場 合 の 対 応 が 考 えられるが まずは 課 目 単 位 での 管 理 として 実 施 期 間 を 長 期 に 設 定 するなど 運 用 面 で 調 整 する 課 目 単 位 での 管 理 の 方 が 履 修 管 理 が 明 確 になる ⅷ) 普 及 方 策 について 都 道 府 県 支 部 や 他 機 関 においてまずは 使 用 してもらうことで 情 報 の 蓄 積 を 図 ることか ら 進 める 3 年 間 無 償 で 利 用 してもらい 情 報 蓄 積 とシステムに 慣 れてもらうことが 必 要 報 告 書 には システムの 使 用 方 法 をまとめた 章 を 設 ける 必 要 があるが デモ 画 面 の 表 示 などを 考 慮 し DVD 等 に 収 めて 添 付 する モデル 実 施 県 の 行 政 と 実 施 機 関 事 務 局 のコメントを 報 告 書 に 記 載 する 必 要 がある 行 政 として 受 講 管 理 システム 導 入 への 課 題 等 をヒアリングし 報 告 書 に 記 載 する 必 要 が ある ⅸ) 生 涯 学 習 体 系 の 推 進 ツールとしての 運 用 について 生 涯 学 習 体 系 としての 認 定 基 準 を 確 立 したことで 都 道 府 県 支 部 での 研 修 案 内 時 に 記 載 すれば 集 客 効 果 が 期 待 できる 他 団 体 の 研 修 を 認 定 できることで 基 礎 資 格 での 活 動 も 介 護 支 援 専 門 員 の 資 格 更 新 に 反 映 できるようになるとよい 認 定 後 の 信 用 を 担 保 する 必 要 があるので 認 定 の 間 口 は 広 すぎず 狭 すぎず 認 定 審 査

19 会 の 運 用 が 重 要 になる 実 質 的 には 認 定 基 準 を 日 本 介 護 支 援 専 門 員 協 会 で 定 め 運 用 するのは 都 道 府 県 単 位 に なると 考 えられるので 双 方 に 対 応 する 準 備 が 必 要 3 都 道 府 県 による 評 価 都 道 府 県 から 参 加 しているワーキンググループメンバーを 対 象 に 聴 き 取 り 調 査 し 下 記 の 評 価 を 得 た ⅰ)プロトタイプ システムに 関 する 全 般 的 評 価 研 修 参 加 者 情 報 研 修 内 容 情 報 などを 共 有 できれば 都 道 府 県 としても 管 理 負 担 が 軽 減 さ れるなどのメリットが 得 られる 使 ってみたいと 思 わせるシステムとなっている 資 格 管 理 情 報 の 発 信 などにも 使 えるのではないか 介 護 支 援 専 門 員 のリーダー 人 材 を 計 画 的 に 育 成 することを 検 討 しているが 履 歴 管 理 機 能 はその 目 的 のためにも 活 用 が 考 えられる 研 修 実 施 機 関 にとっても 研 修 管 理 負 担 の 大 幅 軽 減 が 期 待 できる 都 道 府 県 と 研 修 実 施 機 関 で 情 報 共 有 できれば 受 講 の 資 格 要 件 確 認 なども 容 易 になる 国 の 行 政 情 報 システムも 維 持 コストがかかっているため このシステムで 代 替 できれば システムの 運 用 コストが 削 減 されることへの 期 待 も 大 きい ⅱ) 研 修 受 講 管 理 システムとしての 実 務 的 課 題 都 道 府 県 等 でシステムを 利 用 する 際 には 個 人 情 報 管 理 の 観 点 から 都 道 府 県 研 修 実 施 機 関 等 と 共 有 できるデータの 範 囲 と 許 諾 管 理 の 方 法 を 整 理 しておく 必 要 がある 研 修 修 了 後 の 情 報 だけでなく 受 講 登 録 情 報 へのアクセス 許 諾 確 認 も 明 確 にしておく 必 要 がある 資 格 更 新 の 申 請 時 には 交 付 申 請 用 紙 上 で 行 政 機 関 に 提 示 することがある などの 文 言 を 掲 げる 形 で 共 有 許 諾 を 得 ているので システム 上 でも 運 用 全 般 で 手 法 を 統 一 しておく ことが 重 要 である ( 許 諾 回 答 の 受 け 皿 として 提 供 しない を 選 択 できるようにしてお くなども 検 討 する ) ⅲ) 履 歴 管 理 機 能 の 実 務 的 課 題 システム 上 で 登 録 しておけば 事 業 所 で 履 歴 管 理 しているケースなどで 事 業 所 画 伯 なっ た 場 合 も 履 歴 情 報 資 格 情 報 が 保 護 されるメリットがある 結 婚 などで 登 録 名 が 変 更 になることも 少 なくないので 名 前 の 変 更 なども 履 歴 確 認 でき るとよい 資 格 管 理 受 講 要 件 の 観 点 からは 就 業 状 況 ( 常 勤 / 非 常 勤 専 従 / 非 専 従 )の 情 報 も 載 せられるとよい ただし 合 わせて 情 報 の 審 査 機 能 も 必 要 になる 履 歴 管 理 機 能 は 受 講 履 歴 の 管 理 にとどまらず 受 講 すべき 研 修 の 推 奨 機 能 まで 実 現 する ことが 重 要 これが 実 現 すれば 研 修 受 講 者 のメリットが 評 価 されやすくなる 将 来 的 には 研 修 履 歴 の 蓄 積 と 資 格 審 査 の 機 能 は 仕 組 みとして 分 けて 考 えていく 必 要 があ る ⅳ) 生 涯 学 習 課 目 と 法 定 研 修 課 目 の 読 み 替 え 振 替 について 生 涯 学 習 体 系 では 科 目 の 履 修 管 理 は 課 目 単 位 を 想 定 しているが 法 定 研 修 を 構 成 する 課 目 の 研 修 を 長 期 間 にわたって 日 程 を 分 けて 実 施 しても 修 了 認 定 できるかについては 国 の 考 え 方 を 確 認 する 必 要 がある 他 団 体 が 実 施 する 研 修 を 日 本 介 護 支 援 専 門 員 協 会 が 生 涯 学 習 課 目 として 認 定 した 研 修 履

20 歴 を さらに 法 定 研 修 の 科 目 として 認 めることができるかについても 国 の 考 え 方 を 確 認 する 必 要 がある 法 定 研 修 の 実 施 要 領 では 研 修 実 施 機 関 が 標 榜 しておくべき 項 目 など 対 応 要 件 が 示 され ているので システム 上 これらに 対 応 できるようにしておくことが 重 要 である ⅴ) 資 格 管 理 に 関 連 する 実 務 的 課 題 介 護 支 援 専 門 員 の 資 格 管 理 も 含 めて 委 託 できるとすれば 県 としてはメリットとなる さ らにシステムの 完 成 度 が 高 まり 実 務 的 に 使 えるようになれば システム 運 用 の 支 援 も 検 討 の 可 能 性 が 出 てくる 日 本 介 護 支 援 専 門 員 協 会 に 所 属 していない 受 講 者 は 受 講 用 の 仮 番 号 で 管 理 しているため 居 住 地 を 移 動 した 場 合 などは 一 貫 した 履 歴 管 理 の 方 法 を 検 討 しておく 必 要 がある 本 人 の 同 意 を 前 提 とすれば 仕 組 みはできる 資 格 管 理 の 観 点 から 更 新 に 必 要 な 研 修 のア ナウンスなどに 活 用 したい 同 様 に 介 護 支 援 専 門 員 資 格 者 で 都 道 府 県 を 超 えて 転 出 転 入 した 人 の 管 理 の 仕 組 みも 検 討 しておく 必 要 がある 5) 今 後 の 課 題 プロトタイプ システム 試 行 の 評 価 から 以 下 の 課 題 が 整 理 された 1 個 別 機 能 のリファイン このシステムを 実 際 に 研 修 実 施 機 関 等 に 利 用 してもらうためには 実 務 的 な 利 便 性 を 確 保 することが 重 要 である 具 体 的 にはアンケートのレポート 機 能 入 金 確 認 機 能 などを 実 務 で 利 用 できるように 整 備 する 必 要 がある 履 歴 管 理 機 能 の 一 貫 としての 受 講 科 目 推 奨 機 能 も 継 続 して 検 討 する 2 会 員 登 録 ルールの 整 理 多 くの 地 域 でこのシステムを 活 用 してもらうためには 受 講 管 理 番 号 発 行 のルールを 明 確 にすることが 重 要 である ルールづけのやり 方 次 第 では 他 の 職 能 団 体 会 員 のシステム 利 用 も 可 能 となる 研 修 履 歴 管 理 さらには 資 格 管 理 の 制 度 を 確 保 するためには 他 のデータと 関 連 づけるな どして 一 元 管 理 することが 望 ましい 登 録 ルール 整 備 と 合 わせて 関 係 機 関 での 個 人 情 報 共 有 と 許 諾 管 理 のルールも 整 備 して おく 必 要 がある 3 研 修 履 歴 管 理 機 能 の 運 用 今 後 実 施 する 研 修 については 順 次 履 歴 情 報 を 蓄 積 し 履 歴 管 理 機 能 活 用 の 実 績 をつく っていくことが 重 要 である 履 歴 管 理 機 能 のメリットを 発 揮 するためには 過 去 の 履 歴 情 報 の 蓄 積 も 重 要 であるが 履 歴 情 報 の 信 頼 性 にもかかわるため 過 去 情 報 の 収 集 登 録 の 方 法 は 慎 重 に 検 討 する 必 要 がある

21 4 生 涯 学 習 課 目 履 修 から 法 定 研 修 資 格 管 理 への 連 携 研 修 受 講 者 研 修 管 理 者 双 方 の 利 便 性 を 確 保 するために 法 定 研 修 を 構 成 する 課 目 の 研 修 を 長 期 間 にわたって 日 程 を 分 けて 実 施 しても 修 了 認 定 できるかについて 国 の 考 え 方 を 確 認 するとともに それが 認 められる 要 調 整 を 図 ることが 重 要 である 合 わせて 他 団 体 が 実 施 する 研 修 を 日 本 介 護 支 援 専 門 員 協 会 が 生 涯 学 習 課 目 として 認 定 し その 研 修 履 歴 を 法 定 研 修 の 課 目 として 認 められるよう 調 整 を 図 ることが 重 要 である この 整 理 を 行 うことによって 都 道 府 県 が 行 っている 資 格 管 理 業 務 も 情 報 管 理 に 関 して はシステムで 代 替 することが 可 能 となり 都 道 府 県 の 管 理 負 担 軽 減 が 実 現 できる 5 全 国 での 課 目 コード 活 用 の 普 及 生 涯 学 習 課 目 の 履 修 から 法 定 研 修 資 格 管 理 への 連 携 を 実 現 するためには 法 定 研 修 と 連 携 した 統 一 的 な 課 目 コード 体 系 を 前 提 として 受 講 管 理 システムを 運 用 する 必 要 がある 法 定 閨 秀 と 連 携 した 課 目 コードの 普 及 が 受 講 管 理 システム 利 用 のメリット 拡 大 にもつな がることから 全 国 の 都 道 府 県 研 修 実 施 機 関 に 対 して 生 涯 学 習 課 目 コード 体 系 の 積 極 的 な 普 及 を 図 る 4. 今 後 の 開 発 普 及 の 方 針 生 涯 学 習 体 系 と 法 定 研 修 との 対 照 確 認 の 作 業 と プロトタイプ システムの 開 発 プロセスでの 評 価 を 経 て 生 涯 学 習 体 系 推 進 に 向 けた 今 後 の 実 施 体 制 とシステムの 開 発 普 及 の 方 針 について 以 下 の 検 討 を 行 った (1) 課 目 認 証 の 仕 組 みの 提 案 生 涯 学 習 体 系 を 推 進 する 観 点 からは 全 国 で 生 涯 学 習 体 系 を 実 践 できる 環 境 を 整 えることが 重 要 であり 速 やかにその 実 施 体 制 を 整 えることが 重 要 である 先 ずは 他 団 体 が 実 施 する 研 修 の 課 目 認 証 の 仕 組 みの 整 備 から 着 手 する 他 団 体 の 研 修 の 認 証 は 研 修 開 催 毎 に 日 本 介 護 支 援 専 門 員 協 会 が 認 証 する 方 法 を 軸 に 検 討 を 進 める 日 本 介 護 支 援 専 門 員 協 会 内 に 研 修 の 認 証 を 行 う 審 査 機 関 を 設 置 することを 検 討 する 課 目 単 位 での 認 証 を 想 定 した 単 位 制 あるいはポイント 制 を 検 討 する (WG ではポイント 制 が 遡 及 しやすいのではないかとの 意 見 が 出 た ) 研 修 の 認 証 とは 別 に 生 涯 学 習 体 系 の 推 進 体 制 を 強 化 する 観 点 から 研 修 進 捗 者 の 活 用 推 進 方 策 も 検 討 する ( 指 導 者 役 割 期 待 講 師 バンク 地 域 への 紹 介 機 能 など) (2) 生 涯 学 習 体 系 と 受 講 管 理 システムの 一 体 的 な 開 発 普 及 生 涯 学 習 体 系 を 推 進 する 観 点 から 生 涯 学 習 受 講 者 に 対 して 研 修 を 進 めやすい 環 境 を 提 供 す ることが 重 要 である 受 講 管 理 システムはその 環 境 を 提 供 するツールとして 生 涯 学 習 体 系 の 検 討 と 一 体 的 に 開 発 を 進 める 個 人 別 に 履 修 科 目 の 分 析 機 能 それに 基 づいた 研 修 推 奨 機 能 の 開 発 過 去 の 履 歴 情 報 の 収 集 確 認 の 仕 組 みを 検 討 研 修 受 講 管 理 システムでの 活 用 を 前 提 とした 課 目 体 系 のメンテナンス 体 制 整 備

22 (3) 今 後 の 課 題 上 記 の 方 針 に 即 した 活 動 を 展 開 する 観 点 から 当 面 の 活 動 課 題 として 以 下 の 項 目 がある 1)システム 利 用 と 連 動 した 生 涯 学 習 体 系 推 進 の 実 施 機 関 設 置 ( 課 目 認 証 機 関 の 提 唱 ) 受 講 管 理 システムは 利 用 者 や 研 修 実 施 機 関 に 利 便 性 のメリットを 提 供 するシステム であ り 若 干 の 機 能 の 追 加 で 利 用 の 場 面 は 拡 がることが 期 待 できる 生 涯 学 習 体 系 は 精 緻 で 詳 細 な 学 習 体 系 であり 長 期 間 の 研 修 を 重 ねて 介 護 支 援 専 門 員 とし ての 全 体 的 な 能 録 を 高 めていく 体 系 であるが 精 緻 な 体 系 であるだけに 自 己 管 理 が 難 しい 面 がある これを 補 うのが 受 講 管 理 システムの 受 講 履 歴 管 理 機 能 である このように 受 講 管 理 システムと 生 涯 学 習 体 系 は 一 体 的 に 推 進 することでメリットが 生 かさ れる 仕 組 みであり それを 意 識 した 開 発 がなされるべきである そのためには 受 講 管 理 システム 利 用 と 連 携 した 生 涯 学 習 体 系 の 推 進 を 企 画 し 実 施 する 推 進 機 関 を 設 置 することが 重 要 である 生 涯 学 習 委 員 会 など 既 存 の 検 討 基 盤 活 用 しつつ 実 務 的 な 研 修 推 進 を 企 画 できる 組 織 の 設 置 を 検 討 すべきである 2)プロトタイプ システムから 実 務 利 用 システムへの 移 行 を 図 る 研 修 受 講 管 理 システムは 実 務 に 利 用 するシステムとして 運 用 しながら 開 発 を 継 続 すること で 逐 次 機 能 が 整 備 されていくシステムである そうした 運 用 が 可 能 となる 定 常 的 システ ムに 移 行 させるねらいで 現 状 のプロトタイプ システムの 運 営 を 維 持 することが 重 要 と なる 現 状 のプロトタイプ システムを 実 務 利 用 できる 定 常 的 システムとするためには いくつ かの 実 務 対 応 の 機 能 を 一 気 に 整 備 する 必 要 がある そうしたバージョンアップを 実 現 する ためにモデル 事 業 の 実 施 を 検 討 する バージョンアップ 開 発 の 中 では 研 修 実 施 機 関 の 支 持 を 得 るために 研 修 管 理 負 担 を 明 確 に 軽 減 する 機 能 を 充 実 させることが 重 要 である 3)システム 利 用 対 象 者 の 拡 大 と 普 及 将 来 的 に 法 定 研 修 とリンクさせることについて 都 道 府 県 の 支 持 を 得 るためには 都 道 府 県 にも 何 らかの 形 で 受 講 管 理 システムと 生 涯 学 習 体 系 を 体 験 してもらうことが 重 要 である これまでにも 地 域 支 部 が 法 定 研 修 の 実 施 機 関 を 受 託 したり 研 修 実 施 体 制 を 支 援 すると いった 関 係 が 構 築 されている 地 域 も 少 なくないが そうした 関 係 を 受 講 管 理 システムの 利 用 で 一 層 強 化 することが 考 えられる そうした 環 境 を 構 築 するために 生 涯 学 習 体 系 と 受 講 管 理 システムの 一 体 的 な 利 用 につい て 都 道 府 県 へのプロモーションを 強 化 することが 重 要 である