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1 一 時 特 定 保 育 の 役 割 とその 課 題 児 童 学 研 究 科 児 童 学 専 攻 石 川 三 千 代 1. 研 究 の 動 機 と 目 的 少 子 化 は 1990( 平 成 2) 年 の 1.57 ショックから 大 きな 社 会 問 題 として 取 り 上 げられる ようになった 国 はエンゼルプラン 1994( 平 成 6) 年 新 エンゼルプラン 1999( 平 成 11) 年 等 により 少 子 化 対 策 については 多 様 なサービスの 充 実 をはかっている 女 性 の 30 歳 前 後 ( 子 育 て 期 間 )は 有 業 率 の 低 下 が 見 られ 日 本 特 有 の M 字 型 曲 線 を 示 し ている これは アメリカ フランス スウェーデンには 見 られない 2006( 平 成 18 年 ) 保 育 白 書 2005 年 の 合 計 特 殊 出 生 率 1.26 が 2007 年 6 月 に 公 表 された 厚 生 労 働 省 の 人 口 動 態 月 報 年 計 では 1.32 と 6 年 ぶりの 上 昇 となった しかし 多 少 の 出 生 率 の 上 昇 に 一 喜 一 憂 できる 状 況 ではない( 実 方 2007)と 言 える 社 会 環 境 の 深 刻 化 がある 即 ち 核 家 族 化 の 進 行 による 育 児 不 安 若 年 層 のワーキングプア ネットカフェ 難 民 な ど 経 済 的 自 立 の 困 難 さ 都 市 の 厳 しい 住 宅 事 情 子 育 てや 教 育 費 にお 金 がかかりすぎる 男 女 の 晩 婚 化 や 未 婚 化 なども 少 子 化 の 原 因 背 景 となる 要 因 とも 言 われているが これという 決 め 手 がない 現 状 といえる [2007( 平 成 19) 年 保 育 白 書 ] 一 方 少 子 化 傾 向 の 中 で 保 育 所 入 所 児 童 は 1994( 平 成 6) 年 を 底 に 10 年 連 続 で 増 加 して いる ここ 10 年 間 で 見 ると 保 育 所 は 施 設 数 で 約 70 箇 所 入 所 児 数 で 40 万 人 増 に 対 し 幼 稚 園 は 施 設 数 で 約 900 箇 所 園 児 数 7 万 人 減 少 している( 逆 井 2006) このような 状 況 の 中 で 一 時 特 定 保 育 は 子 育 て 支 援 と 並 び 地 域 の 要 望 も 高 く( 金 谷 吉 田 坪 井 2004) 厚 生 労 働 省 は 全 国 的 な 草 の 根 運 動 の 成 果 と 認 めている( 厚 生 労 働 省 雇 用 均 等 児 童 家 庭 局 保 育 課 Y 氏 2006) ここで 言 う 一 時 特 定 保 育 とは これまで 単 独 事 業 であったが 2005 年 度 から 保 育 関 係 補 助 金 の 再 編 で 一 時 特 定 保 育 事 業 ( 一 時 保 育 事 業 特 定 保 育 事 業 )となり その 保 育 を[ 一 時 特 定 保 育 ]という[ 一 時 特 定 保 育 事 業 実 施 要 綱 2006( 平 成 18) 年 最 終 改 正 ] (1) 一 時 保 育 ( 保 護 者 の 社 会 的 にやむを 得 ない 理 由 で 緊 急 一 時 的 に 家 庭 での 保 育 が 困 難 で 子 どもを 預 けたい 場 合 )

2 主 な 利 用 理 由 1 疾 病 出 産 で 入 通 院 する 場 合 2 災 害 時 に 復 旧 や 不 慮 の 事 故 に 遭 遇 した 場 合 3 家 族 等 の 緊 急 入 院 等 により 介 護 看 護 に 従 事 する 場 合 4 社 会 的 にやむを 得 ない 理 由 がある 場 合 ( 親 族 等 の 冠 婚 葬 祭 等 PTA の 会 合 授 業 参 観 等 に 出 席 する 場 合 ) 5リフレッシュ( 保 護 者 の 育 児 等 に 伴 う 真 理 的 肉 体 的 負 担 解 消 のため 買 い 物 お 食 事 会 習 い 事 美 容 院 等 ) (2) 特 定 保 育 ( 保 護 者 の 就 労 その 他 により 家 庭 での 保 育 が 困 難 で 継 続 的 な 利 用 を 希 望 し (1か 月 概 ね64 時 間 以 上 )であること) 主 な 利 用 理 由 1 昼 間 就 労 している 場 合 2 就 労 を 目 的 として 訓 練 校 に 昼 間 通 学 して いる 場 合 3 学 校 等 に 昼 間 通 学 している 場 合 4 福 祉 関 係 団 体 とうで 定 期 的 なボランティ ア 活 動 をしている 場 合 5 定 期 的 に 看 護 や 介 護 を 行 っている 場 合 一 時 特 定 保 育 については 17.6%の 地 域 では 拡 充 されていない 状 況 で 一 時 特 定 保 育 はその 必 要 性 に 地 域 差 が 大 きく 影 響 している( 野 坂 2002) しかし 地 域 差 があるとはいえ 厚 生 労 働 省 の 目 標 としては 一 時 特 定 保 育 2004( 平 成 16) 年 度 5,935 か 所 を 2009( 平 成 21) 年 度 には 9,500 か 所 にするとしている( 厚 生 労 働 省 雇 用 均 等 児 童 家 庭 局 保 育 課 K 氏 2007) 以 上 のように 少 子 化 育 児 不 安 の 増 大 の 中 で 一 時 特 定 保 育 への 要 望 が 高 まっているが 実 際 にはどのような 生 活 が 展 開 されているのか どのような 利 用 のされ 方 をしているのか 等 実 態 を 考 察 して 課 題 を 把 握 し その 役 割 を 再 考 する 2. 研 究 の 方 法 調 査 1 として 質 問 紙 による 調 査 ( 郵 送 訪 問 面 接 )を 行 った 千 葉 県 茨 城 県 神 奈 川 県 の 保 育 士 53 名 保 護 者 70 名 一 般 の 人 330 名 ( 講 座 学 校 親 子 集 会 趣 味 の 会 街 頭 知 人 友 人 会 社 病 院 )の 調 査 を percentage による 図 に 作 成 し 保 育 士 の 自 由 記 載 も 含 めて 考 察 及 び 論 述 した 調 査 2 として 保 育 環 境 の 実 態 調 査 {S 保 育 園 (2006 年 11 月 ~2007 年 12 月 現 在 に 至 る) S 保 育 ルーム(1997 年 11 月 ~2007 年 12 月 現 在 に 至 る)}として 一 時 特 定 保 育 の field で 観 察 した 事 例 について それぞれの 考 察 を 加 えた

3 3. 論 文 の 構 成 及 び 概 要 序 章 研 究 の 目 的 第 1 章 一 時 特 定 保 育 の 創 設 と 展 開 第 2 章 一 時 特 定 保 育 の 実 態 と 課 題 第 3 章 保 護 者 にとっての 一 時 特 定 保 育 終 章 一 時 特 定 保 育 の 役 割 と 今 後 の 課 題 序 章 研 究 の 目 的 とその 方 法 について 述 べた [ 第 1 章 ] 一 時 特 定 保 育 創 設 の 歴 史 的 原 点 について 述 べ さらに 初 期 の 一 時 的 保 育 事 業 から 現 在 の 一 時 特 定 保 育 事 業 への 移 行 状 況 とその 趣 旨 を 厚 生 労 働 省 の 見 解 を 交 えて 述 べた 次 に 一 時 特 定 保 育 は どの 程 度 社 会 的 に 周 知 されているかについての 調 査 をまとめ 考 察 し 論 述 した [ 第 2 章 ]S 保 育 園 S 保 育 ルー ムの 実 態 を 述 べ 論 述 した 具 体 的 な 事 例 について それぞれ 考 察 し 論 述 した 次 に 保 育 士 か ら 見 た 一 時 特 定 保 育 についての 調 査 ( 保 育 士 総 合 一 時 特 定 保 育 専 用 室 有 無 保 育 士 の 自 由 記 載 )の 結 果 についてのまとめ 考 察 論 述 を 行 った [ 第 3 章 ] 保 護 者 にとっての 一 時 特 定 保 育 の 存 在 は どのように 受 け 止 められどう 利 用 しているかについて 調 査 し その 結 果 それぞれについて 考 察 論 述 した [ 終 章 ] 研 究 のまとめとして 役 割 と 課 題 について 論 述 した 4. 結 果 と 考 察 (1) 一 時 特 定 保 育 の 社 会 的 周 知 の 状 況 インターネット 利 用 者 は 今 後 増 加 する 可 能 性 もある 公 的 機 関 によるインターネットを 活 用 した 一 時 特 定 保 育 周 知 徹 底 を 促 したい 更 に 34.5%の 人 は 一 時 特 定 保 育 に 子 どもを 預 けたいとしているが 約 3 分 の 1 の 26.7% の 人 が 預 けないとしている これは 利 用 者 の 要 望 の 多 様 化 により 自 分 の 要 望 に 合 わないた めであり 痒 い 所 に 手 が 届 くような 保 育 サービスの 変 貌 への 兆 が 感 じとれる この3 分 の1 の 持 つ 意 味 は 大 きい 一 時 特 定 保 育 周 知 の 情 報 源 として 第 1 位 が 友 人 知 人 ということは 口 コミが 情 報 源 として 有 力 であったことを 示 している ついで2 位 広 報 誌 3 位 保 育 園 と 続 き インターネ ットが 子 育 て 支 援 を 追 い 抜 いて4 位 を 獲 得 している 最 後 に 一 時 特 定 保 育 の 社 会 的 周 知 社 会 に 認 められる 等 の 向 上 を 考 える 時 期 間 的 に 長 く 聞 きなれた 非 定 型 的 保 育 に 対 する 理 解 はあるが それに 比 べて 創 設 後 の 年 月 の 浅

4 い 特 定 保 育 は 公 的 機 関 でも 完 全 に 認 識 していないということはあり 得 るかもしれない( 厚 生 労 働 省 k 氏 2007) 時 間 の 経 過 がじわじわと 人 びとの 間 に 浸 透 することが 徹 底 周 知 には 何 よりのものなのであろうと 結 論 する (2) 保 育 士 から 見 た 一 時 特 定 保 育 子 どもの 大 泣 きは 保 育 士 に 精 神 的 な 負 担 がかかるだけではなく おんぶして 更 に 別 の 大 泣 きの 子 どもを 抱 っこし 残 りの 子 どもの 保 育 もしなければならないから 肉 体 的 な 負 担 も 非 常 に 大 きい その 上 利 用 料 金 に 関 する 事 務 的 な 仕 事 も 加 わる それについては 保 育 士 の 自 由 記 載 25 に も( 銀 行 振 り 込 みにしていただくと 助 かる)とあり これも 保 育 士 の 負 担 増 を 押 し 上 げて いる 専 用 室 のある 方 は 11.1%が 負 担 を 感 じ 専 用 室 の 無 い 方 は 16.1%が 負 担 を 感 じている 保 護 者 の 都 合 で 登 降 園 が 時 間 に 関 係 なく 行 われるから 専 用 室 が 無 い 場 合 在 園 児 に 対 しての 心 遣 いで 負 担 感 が 増 すと 考 えられる 特 に 在 園 児 が 昼 寝 の 最 中 に 大 泣 き のまま 保 育 室 に 入 ってくると 保 育 士 のストレスは 上 昇 する 専 用 室 のない 保 育 士 は 専 用 室 のある 方 が 良 いことを16.1%が 認 めている 保 育 士 に 対 する 調 査 によって 負 担 をどのくらいの 保 育 士 が 感 じているか 総 合 的 に 見 た 場 合 と 一 時 特 定 保 育 の 専 用 室 が 有 ると 無 いとでは 負 担 の 感 じ 方 が 異 なっていること 等 が 明 らかになった 保 育 がむずかしい 負 担 がかかるは 総 合 で37.6% 専 用 室 が 有 るは30.8% 無 いは36.6%と 有 るよりも 無 いが5.8% 多 くなっている 全 体 としては 3 分 の 1 以 上 の 保 育 士 が 負 担 を 感 じ 更 に 保 育 の 負 担 の 増 幅 になりやすい もの13.2%を 加 えると50.8%と 半 数 の 保 育 士 が 心 身 になんらかの 負 担 を 感 じている ことが 明 確 になった 一 時 特 定 保 育 が10 名 前 後 の 場 合 0~1 歳 児 の 受 け 入 れ 可 能 な 人 数 として 総 合 では1 ~2 名 までが 第 1 位 54.7%と 多 い 専 用 室 が 有 るは4~5 名 までが41.7%と 第 1 位 を 占 め1~2 名 までは25.0%で 第 2 位 となっている 専 用 室 が 無 いは 1~2 名 までが58.5%と6 割 近 くが 占 め 圧 倒 的 に 多 いことが 分 かる ここで 専 用 室 の 有 る 無 いで 保 育 士 にかかる 負 担 の 差 が これ 以 上 は 預 かれないという 限

5 度 にも 差 が 出 来 たと 思 うのである 専 用 室 の 必 置 規 制 外 しで 専 用 室 の 無 い 保 育 所 の 参 入 が 可 能 になった しかし このこと が 保 育 士 の 負 担 を 更 に 重 くしている 疲 れている 大 変 だという 感 覚 的 なものではなく 調 査 によって 総 合 的 に 見 た 場 合 一 時 特 定 保 育 の 保 育 を 負 担 に 感 じている 保 育 士 は 半 数 近 くいることが 判 明 した (3) 保 護 者 の 意 識 と 利 用 の 実 態 一 時 特 定 保 育 を 利 用 している 保 護 者 は 専 業 主 婦 等 が 第 2 位 を 占 めている 一 時 特 定 保 育 の 特 徴 と 言 える 家 庭 では 核 家 族 が 多 いということは 育 児 に 困 ったときはどうする かの 先 行 き 不 安 が 見 え 隠 れする 一 時 特 定 保 育 利 用 以 前 の 子 どもの 預 け 先 は 第 1 位 が 母 の 親 26.3%で 父 の 親 21. 1% 友 人 9.6%である また 一 時 特 定 保 育 の 情 報 源 は 友 人 知 人 が1 位 で22.9%である インターネッ ト16.9% 雑 誌 等 が16.3%で 意 外 に 友 人 知 人 の 果 たす 役 割 の 大 きいことを 示 し ている 利 用 状 況 では 特 定 保 育 が 半 数 を 占 め 緊 急 的 な 一 時 保 育 は 僅 かに10.1%である 一 時 保 育 利 用 は 狭 き 門 である 利 用 しにくい 状 況 として 空 きが 無 かった27.1% 近 く に 無 かった25.7%と まだ 保 護 者 の 要 望 に 答 えられない 現 状 である 一 時 特 定 保 育 利 用 理 由 の 多 様 化 は 核 家 族 の 保 護 者 にとっては 強 い 味 方 である 子 どもが 子 どもを 育 てているといわれるような 育 児 能 力 の 荒 廃 が 問 題 とされるような 現 状 である 虐 待 をしていても 本 人 の 自 覚 のない 場 合 もある おむつが 前 の 晩 したらしい 便 で 汚 れ たまま 子 どもを 預 ける 場 合 もある したがって 一 時 特 定 保 育 の 必 要 性 はさらに 高 まる のである この 場 合 関 連 機 関 との 密 接 な 連 携 が 必 要 となる 一 時 特 定 保 育 の 要 望 は 高 まるばかりであるが 今 回 の 調 査 研 究 で 明 らかになったように 非 常 に 諸 事 情 が 絡 み 合 っており 厚 生 労 働 省 は 2009( 平 成 21) 年 に 一 時 特 定 保 育 の 実 施 を 9,500 か 所 にする 意 気 込 みを 抑 え 気 味 にしているのである 保 護 者 の 要 望 は 多 いが それを 受 け 入 れにくくしている 諸 事 情 の 絡 み 合 いを 今 後 解 きほ ぐしていくことが 急 務 である

6 5. 一 時 特 定 保 育 の 役 割 と 今 後 の 課 題 (1) 役 割 一 時 特 定 保 育 の 存 在 は 調 査 によっても 意 義 の 有 ることが 明 確 である 一 般 の 人 ( 社 会 に 貢 献 している) 保 育 士 ( 必 要 とされている 各 保 育 所 に 広 まれば 理 想 的 ) 保 護 者 ( 満 足 している)と 良 い 事 業 としての 意 義 を 認 められている 通 常 保 育 にはない 柔 軟 に 対 応 できる 良 い 面 があり 今 まで 通 常 保 育 では 保 護 者 の 要 望 に どうしてもこたえられなかった 部 分 子 育 て 支 援 夜 間 保 育 にもない 臨 機 応 変 の 保 育 である 全 面 的 にそうとは 言 えない 部 分 もあるが かゆい 所 に 手 が 届 く 一 時 特 定 保 育 は 保 護 者 からの 希 望 が 多 く 断 るようなことも 多 い ということである 子 育 て 中 の 女 性 が 一 時 的 に 子 育 ての 抑 圧 から 逃 れる 為 や 危 機 的 に 追 い 込 まれている 母 親 を 一 時 的 に 救 う 制 度 として 母 親 がリフレッシュすることは このところ 問 題 化 している 虐 待 などを 未 然 に 防 止 するであろうという 有 意 義 な 役 割 を 一 時 特 定 保 育 は 担 っている 新 エンゼルプラン( 平 成 11 年 12 月 19 日 大 蔵 文 部 厚 生 労 働 建 設 自 治 六 大 臣 合 意 )を 踏 まえ 多 方 面 にわたり 良 好 な 歓 迎 ムードに 包 まれている 一 時 特 定 保 育 ではある が 厚 生 労 働 省 の 意 気 込 みとは 裏 腹 に 増 加 する 要 望 に 急 激 には 対 応 できない 実 態 が 見 ら れる この 要 望 は 農 村 部 より 都 市 部 しかも 駅 から 利 便 性 の 良 い 所 に 集 中 し ますますその 役 割 の 重 みを 実 感 させられる 現 状 がある この 他 一 時 特 定 保 育 には 母 親 の 出 産 や 病 気 家 族 や 知 り 合 いの 看 護 や 介 護 のため 病 院 へ 受 診 のため 兄 弟 姉 妹 の 幼 稚 園 小 学 校 の 行 事 母 親 の 職 業 訓 練 のため 資 格 取 得 のため 就 職 口 を 探 すなど 多 彩 の 要 望 に 答 えるという 多 くの 役 割 がある ( 関 連 記 載 1~2 頁 ) 本 来 の 趣 旨 からの 離 脱 都 市 部 における 保 護 者 の 要 望 は 増 加 する 一 方 であるが 増 加 を 抑 制 するものの 存 在 があ

7 る 保 護 者 の 要 望 にこたえるだけの 受 け 皿 が 増 加 しないことが 一 層 の 利 用 を 抑 制 している そこには 人 数 を 抑 え 過 剰 気 味 にならないようにする 暗 黙 の 了 解 がある 例 えば 一 時 保 育 は 特 に 大 泣 きする 子 が 多 く 受 け 入 れ 側 は 特 定 保 育 を 優 先 する 傾 向 がある 一 時 特 定 保 育 を 充 実 させていくためには 一 人 一 人 の 子 どもを 保 育 士 がしっかり 受 け 止 め その 他 のクラス 担 当 者 即 ち 園 全 体 が 一 時 保 育 の 受 け 皿 であるという 体 制 が 必 要 である しかし 現 実 では 1 専 用 室 の 無 い 場 合 は 在 園 児 を 優 先 的 に 考 える 保 育 士 が 見 られる( 自 由 記 載 ) 2 子 育 て 支 援 のスペースを 利 用 する 場 合 は 母 子 連 れの 中 に 一 時 保 育 の 子 どもが 入 ること になるから 周 囲 で 楽 しく 遊 んでいる 母 子 連 れを 見 て 自 分 の 母 親 を 恋 しく 思 い 激 しく 泣 いているばかりである このように 末 端 における 制 度 の 利 用 は 本 来 の 趣 旨 からのずれ 込 みが 如 実 にあらわれでる (2) 今 後 の 課 題 ここで 気 になることは 子 どもの 目 線 で 捉 えている 一 時 特 定 保 育 なのかということであ る 保 護 者 と 保 育 する 側 とのキャッチボールで 子 どもは 蚊 帳 の 外 の 存 在 と 見 られがちであ るならば 問 題 である 一 方 では 育 児 放 棄 のような 感 覚 で 子 どもを 預 ける 保 護 者 もいれば もう 一 方 では 子 ども を 泣 かせてまで 預 けたくないという 育 児 不 安 の 保 護 者 もおり 子 どもの 保 育 と 平 行 して 親 育 ても 課 題 の 一 つといえよう 一 時 特 定 保 育 の 保 育 士 は 心 身 の 負 担 を 多 く 感 じているが 前 向 きに 対 応 するためには 質 の 向 上 を 目 指 す 必 要 がある 特 に 乳 幼 児 保 育 の 高 い 専 門 性 が 要 求 される 一 時 特 定 保 育 専 任 の 優 秀 な 人 材 の 育 成 ( 知 識 だけではなく 活 動 的 で 技 術 的 にも 優 れ 且 つ 実 践 的 であることを 目 指 す)が 急 務 である 保 育 のむずかしさ 子 どもが 不 安 定 である 手 続 が 頻 繁 である( 保 育 利 用 は 登 録 しなけれ ば 受 けられない) アレルギーや 感 染 症 の 心 配 がある のある 一 時 特 定 保 育 に 携 わる 保 育 士 の 待 遇 改 善 が 必 要 である 広 報 活 動 で 周 知 度 を 高 めることは 一 時 特 定 保 育 のレベルアップにつながる

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