Microsoft Word - H271020第5意見書(印刷用)

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1 第 5 意 見 書 平 成 27 年 10 月 21 日 沖 縄 県 1

2 目 次 第 1 国 土 利 用 上 適 正 且 合 理 的 ナルコト の 意 義... 5 第 2 埋 立 てにより 得 られる 利 益 ( 埋 立 ての 必 要 性 ) 埋 立 ての 目 的 ( 用 途 )は 海 兵 隊 航 空 基 地 新 設 であること... 7 (1) 埋 立 の 必 要 性 の 位 置 づけ... 7 (2) 埋 立 必 要 理 由 書 における 説 明... 8 (3) 本 件 における 検 討 対 象 一 体 的 運 用 の 必 要 性 地 理 的 に 優 位 であること などの 説 明 に ついて (1) 埋 立 必 要 理 由 書 には 海 兵 隊 の 機 能 等 からの 具 体 的 根 拠 がなんら 示 されていないこと (2) 海 兵 隊 の 特 性 機 能 について (3) 沖 縄 は 戦 略 的 な 観 点 からも 地 理 的 優 位 性 を 有 している との 埋 立 必 要 理 由 に 実 証 的 根 拠 はないこと 在 日 米 軍 全 体 のプレゼンスないし 抑 止 力 の 維 持 という 説 明 につい て (1) 本 項 において 述 べること (2) 埋 立 必 要 理 由 書 にいう 抑 止 力 が 無 内 容 であること (3) 普 天 間 飛 行 場 以 外 の 米 軍 基 地 自 衛 隊 の 基 地 が 存 在 していること (4) 小 括 前 知 事 が 理 解 を 示 していたという 主 張 の 欺 瞞 性 について (1) 仲 井 眞 前 知 事 は 防 衛 大 臣 の 回 答 内 容 を 否 定 する 答 弁 をしている こと

3 (2) 防 衛 大 臣 の 回 答 自 体 が 無 内 容 若 しくは 欺 瞞 的 なものであること (3) 小 括 埋 立 ての 必 要 性 についてのまとめ (1) 埋 立 てによって 得 られる 利 益 は 相 対 的 に 高 度 とは 言 えないこと (2) 都 道 府 県 知 事 は 抑 止 力 論 などの 必 要 性 公 共 性 の 内 容 程 度 を 審 査 できること 埋 立 ての 必 要 性 に 関 する 第 三 者 委 員 会 の 検 証 結 果 (1) 埋 立 の 動 機 について (2) 埋 立 の 必 要 性 について 埋 立 ての 必 要 性 についての 審 査 の 実 態 (1) 審 査 の 経 緯 (2) 埋 立 ての 必 要 性 に 関 する 審 査 埋 立 ての 必 要 性 に 関 する 審 査 基 準 の 適 合 性 判 断 の 瑕 疵 本 件 埋 立 により 得 られる 利 益 の 結 論 について 第 3 本 件 埋 立 の 遂 行 により 失 われる 利 益 ( 生 ずる 不 利 益 ) 米 軍 基 地 の 過 重 負 担 格 差 の 固 定 化 という 不 利 益 (1) 沖 縄 への 米 軍 基 地 の 過 重 負 担 格 差 が 形 成 された 経 緯 (2) 米 軍 基 地 の 過 重 負 担 の 実 情 (3) 過 重 基 地 負 担 格 差 の 是 正 を 求 め 新 基 地 建 設 に 反 対 する 県 民 世 論 自 然 環 境 や 生 活 環 境 等 において 失 われる 利 益 ( 生 ずる 不 利 益 ) 191 (1) 辺 野 古 崎 及 びその 周 辺 地 域 の 自 然 環 境 や 地 域 性 等

4 (2) 沖 縄 県 や 名 護 市 の 環 境 保 護 等 の 施 策 の 阻 害 要 因 となることによ る 不 利 益 (3) 航 空 機 騒 音 等 の 不 利 益 (4) 自 然 環 境 における 不 利 益 号 要 件 について 審 査 基 準 への 適 合 性 判 断 の 誤 り (1) 審 査 基 準 (2) 審 査 項 目 1について (3) 審 査 項 目 35について (4) 審 査 項 目 7について 埋 立 てにより 失 われる 利 益 ( 生 ずる 不 利 益 ) の 評 価 (1) 沖 縄 県 の 公 益 を 著 しく 侵 害 するに 至 っていること (2) 不 利 益 が 利 益 を 上 回 るものであること 第 4 まとめ 号 要 件 を 充 足 していないこと (1) 検 証 結 果 報 告 書 の 第 5 5(4) (2) 検 証 結 果 報 告 書 の 第 号 要 件 に 係 る 考 慮 要 素 の 選 択 や 判 断 過 程 の 合 理 性 の 欠 如 第 5 結 語

5 第 1 国 土 利 用 上 適 正 且 合 理 的 ナルコト の 意 義 公 有 水 面 埋 立 法 の 第 4 条 1 項 ( 同 法 第 42 条 3 項 で 承 認 に 準 用 )は その 柱 書 において 都 道 府 県 知 事 ハ 埋 立 ノ 免 許 ノ 出 願 左 ノ 各 号 ニ 適 合 スト 認 ムル 場 合 ヲ 除 クノ 外 埋 立 ノ 免 許 ヲ 為 スコトヲ 得 ズ とし 第 1 号 は 国 土 利 用 上 適 正 且 合 理 的 ナルコト と 定 めている( 以 下 1 号 要 件 という ) 平 成 27 年 7 月 16 日 付 の 普 天 間 飛 行 場 代 替 施 設 建 設 事 業 に 係 る 公 有 水 面 埋 立 承 認 手 続 に 関 する 第 三 者 委 員 会 検 証 結 果 報 告 書 ( 以 下 検 証 結 果 報 告 書 という )は 1 号 要 件 の 意 義 について 国 土 利 用 上 適 正 且 合 理 的 ナルコト という 要 件 は,まず, 適 正 且 合 理 的 と いう 用 語 の 意 味 からすると,その 関 係 する 事 象 を 総 合 的 に 考 慮 して, 判 断 を 行 うことを 意 味 すると 考 えられる( 中 略 )その 具 体 的 な 判 断 の 仕 方 であるが, 総 合 的 な 判 断 をするためには, 相 対 立 する 利 益 が 存 在 する 場 合 に 用 いられる 一 般 的 方 法 である 利 益 衡 量,すなわち 埋 立 てにより 得 られる 利 益 と 埋 立 てにより 生 ずる 不 利 益 を 比 較 衡 量 して 判 断 すべきものと 考 えられる なお, 同 様 な 判 断 方 法 は, 類 似 の 法 律 の 解 釈 においても 採 用 されている 例 えば, 土 地 収 用 法 の 事 業 認 定 の 場 合 である 土 地 収 用 法 は 公 共 の 利 益 となる 事 業 のために 必 要 とされ る 土 地 を 強 制 的 に 取 得 するという 制 度 であり 公 有 水 面 埋 立 法 と 類 似 な 性 格 を 有 する 制 度 である この 土 地 収 用 法 は, 土 地 収 用 手 続 を 行 う 前 提 として 事 業 認 定 ( 土 地 収 用 法 第 20 条 )を 要 求 しているが,そ の 事 業 認 定 の 要 件 として, 同 法 第 20 条 第 3 号 は 事 業 計 画 が 土 地 の 適 正 且 つ 合 理 的 な 利 用 に 寄 与 するものであること を 要 求 していると 5

6 ころ,この 要 件 は その 事 業 に 供 されることによって 得 られるべき 公 共 の 利 益 と 事 業 に 供 されることによって 失 われる 私 的 ないし 公 共 の 利 益 を 比 較 衡 量 して 判 断 すべきものであり,そしてこの 判 断 は, 総 合 的 な 判 断 として 行 われなければならない とされている( 小 沢 道 一 逐 条 解 説 土 地 収 用 法 上 第 二 次 改 訂 版 335 頁 以 下 ) こ のような 見 解 は, 多 数 の 判 例, 学 説 により 支 持 されており, 特 に 反 対 する 考 え 方 はない また, 法 第 4 条 第 1 項 第 1 号 について, 国 土 利 用 上 公 益 に 合 致 する 適 正 なものであることを 趣 旨 とするものであり, 免 許 権 者 は, 国 土 利 用 上 の 観 点 からの 当 該 埋 立 の 必 要 性 及 び 公 共 性 の 高 さと, 当 該 自 然 海 浜 の 保 全 の 重 要 性 あるいは 当 該 埋 立 自 体 及 び 埋 立 後 の 土 地 利 用 が 周 囲 の 自 然 環 境 に 及 ぼす 影 響 等 とを 比 較 衡 量 の うえ, 諸 般 の 事 情 を 斟 酌 するものと 判 示 した 判 例 が 存 在 する( 高 松 高 裁 平 成 6 年 6 月 24 日 判 決 判 例 タイムス 851 号 80 頁 ) ( 検 証 結 果 報 告 書 の 引 用 部 分 は 太 字 で 示 す )としている すなわち 国 土 利 用 上 適 正 且 合 理 的 ナルコト とは 埋 立 てにより 生 ずる 利 益 と 埋 立 てにより 失 われる 利 益 ( 生 ずる 不 利 益 )とを 比 較 衡 量 し 前 者 が 後 者 を 優 越 することを 意 味 するものであり これは 総 合 的 判 断 として 行 われなければならないことを 意 味 するものと 解 される 裁 判 例 においても 広 島 地 方 裁 判 所 平 成 21 年 10 月 1 日 判 決 は 知 事 は, 本 件 埋 立 免 許 が 国 土 利 用 上 適 正 且 合 理 的 であるか 否 かを 判 断 するに 当 たっては, 本 件 埋 立 及 びこれに 伴 う 架 橋 を 含 む 本 件 事 業 が の 景 観 に 及 ぼす 影 響 と, 本 件 埋 立 及 びこれに 伴 う 架 橋 を 含 む 本 件 事 業 の 必 要 性 及 び 公 共 性 の 高 さとを 比 較 衡 量 して 合 理 的 に 判 断 すべ きと 判 示 し また 検 証 結 果 報 告 書 にも 引 用 されている 髙 松 高 等 裁 判 6

7 所 平 成 6 年 6 月 24 日 判 決 は 昭 和 四 八 年 の 法 改 正 以 後 近 年 におけ る 公 有 水 面 の 埋 立 を 取 り 巻 く 社 会 経 済 環 境 に 即 応 し 公 有 水 面 の 適 正 かつ 合 理 的 な 利 用 に 寄 与 するため 特 に 自 然 環 境 の 保 全 利 用 の 適 正 化 等 の 見 地 から 従 来 以 上 に 環 境 保 全 等 に 留 意 し 公 共 の 利 益 に 適 合 するよう 慎 重 に 処 理 する 必 要 があるとの 観 点 から 埋 立 免 許 の 基 準 を 設 けるに 至 った( 中 略 )その 文 言 及 び 事 柄 の 性 質 上 当 該 埋 立 が 国 土 利 用 上 公 益 に 合 致 する 適 正 なものであることを 趣 旨 とするものである から 免 許 権 者 は 特 に 本 件 のように 瀬 戸 内 海 の 自 然 海 浜 を 埋 め 立 て る 場 合 においては 国 土 利 用 上 の 観 点 からの 当 該 埋 立 の 必 要 性 及 び 公 共 性 の 高 さと 当 該 自 然 海 浜 の 保 全 の 重 要 性 あるいは 当 該 埋 立 自 体 及 び 埋 立 後 の 土 地 利 用 が 周 囲 の 自 然 環 境 に 及 ぼす 影 響 等 とを 比 較 衡 量 の うえ 諸 般 の 事 情 を 斟 酌 して 瀬 戸 内 海 における 自 然 海 浜 をできるだ け 保 全 するという 瀬 戸 内 法 の 趣 旨 をふまえつつ 合 理 的 合 目 的 的 に 判 断 すべきもの と 判 示 し 総 合 的 判 断 による 比 較 衡 量 との 判 断 枠 組 みを 示 している 第 2 埋 立 てにより 得 られる 利 益 ( 埋 立 ての 必 要 性 ) 1 埋 立 ての 目 的 ( 用 途 )は 海 兵 隊 航 空 基 地 新 設 であること (1) 埋 立 の 必 要 性 の 位 置 づけ 埋 立 ての 必 要 性 という 審 査 事 項 は 規 範 的 ( 不 確 定 ) 要 件 の 判 断 をより 透 明 化 するため この1 号 要 件 の 法 定 外 判 断 要 素 とし て 埋 立 ての 必 要 性 ( 埋 立 必 要 理 由 書 )が 実 務 上 設 定 されてい るものと 解 される( 阿 波 連 正 一 公 有 水 面 埋 立 法 と 土 地 所 有 権 都 道 府 県 知 事 の 埋 立 て 承 認 の 法 的 性 質 論 289 頁 ) すなわち 埋 立 ての 必 要 性 は1 号 要 件 の 判 断 要 素 であり 埋 7

8 立 てによって 得 られる 利 益 とは 埋 立 ての 必 要 性 にほかならな い (2) 埋 立 必 要 理 由 書 における 説 明 埋 立 必 要 理 由 書 は 埋 立 の 動 機 並 びに 必 要 性 について 以 下 のと おり 説 明 している 記 わが 国 の 周 辺 地 域 には 依 然 として 核 戦 力 を 含 む 大 規 模 な 軍 事 力 が 集 中 しているとともに 多 数 の 国 が 軍 事 力 を 近 代 化 し 軍 事 的 な 活 動 を 活 発 化 させるなど 安 全 保 障 環 境 は 一 層 厳 しさを 増 している こうした 中 わが 国 に 駐 留 する 米 軍 のプレゼンスは わが 国 の 防 衛 に 寄 与 するのみならずアジア 太 平 洋 地 域 における 不 測 の 事 態 の 発 生 に 対 する 抑 止 力 として 機 能 しており 極 めて 重 要 である また 沖 縄 は 南 西 諸 島 のほぼ 中 央 にあることやわが 国 のシーレーン にも 近 いなど わが 国 の 安 全 保 障 上 極 めて 重 要 な 位 置 にあるととも に 周 辺 国 から 見 ると 大 陸 から 太 平 洋 にアクセスするにせよ 太 平 洋 から 大 陸 へのアクセスを 拒 否 するにせよ 戦 略 的 に 重 要 な 位 置 にあ る こうした 地 理 的 な 特 徴 を 有 する 沖 縄 に 高 い 機 動 力 と 即 応 性 を 有 し 様 々な 緊 急 事 態 への 対 処 を 担 当 する 米 海 兵 隊 をはじめとする 米 軍 が 駐 留 していることは わが 国 の 安 全 のみならずアジア 太 平 洋 地 域 の 平 和 と 安 定 に 大 きく 寄 与 している 普 天 間 飛 行 場 には 米 海 兵 隊 の 第 3 海 兵 機 動 展 開 部 隊 隷 下 の 第 1 海 兵 航 空 団 のうち 第 36 海 兵 航 空 群 などの 部 隊 が 駐 留 し ヘリなどによ る 海 兵 隊 の 航 空 輸 送 の 拠 点 となっており 同 飛 行 場 は 米 海 兵 隊 の 運 用 8

9 上 極 めて 大 きな 役 割 を 果 たしている 他 方 で 同 飛 行 場 の 周 辺 に 市 街 地 が 近 接 しており 地 域 の 安 全 騒 音 交 通 などの 問 題 から 地 域 住 民 から 早 期 の 返 還 が 強 く 要 望 されて おり 政 府 としても 同 飛 行 場 の 固 定 化 は 絶 対 に 避 けるべきとの 考 え であり 同 飛 行 場 の 危 険 性 を 一 刻 も 早 く 除 去 することは 喫 緊 の 課 題 で あると 考 えている わが 国 の 平 和 と 安 全 を 保 つための 安 全 保 障 体 制 の 確 保 は 政 府 の 最 も 重 要 な 施 策 の 一 つであり 政 府 が 責 任 をもって 取 り 組 む 必 要 がある 日 米 両 政 府 は 普 天 間 飛 行 場 の 代 替 施 設 について 以 下 の 観 点 を 含 め 多 角 的 に 検 討 を 行 い 総 合 的 に 判 断 した 結 果 移 設 先 は 辺 野 古 とする ことが 唯 一 の 有 効 な 解 決 策 であるとの 結 論 に 至 った 国 外 県 外 への 移 設 が 適 切 でないことについて 中 国 の 軍 事 力 の 近 代 化 や 活 動 の 活 発 化 など 厳 しさを 増 す 現 在 のわが 国 周 辺 の 安 全 保 障 環 境 の 下 在 沖 海 兵 隊 を 含 む 在 日 米 軍 全 体 のプレゼン スや 抑 止 力 を 低 下 させることはできないこと 特 に 在 日 米 軍 の 中 でも 唯 一 地 上 戦 闘 部 隊 を 有 している 在 沖 海 兵 隊 は 抑 止 力 の 一 部 を 構 成 する 重 要 な 要 素 であること 潜 在 的 紛 争 地 域 に 近 い 又 は 近 すぎない 位 置 が 望 ましいこと また 沖 縄 は 戦 略 的 な 観 点 からも 地 理 的 優 位 性 を 有 していること 米 海 兵 隊 は 司 令 部 陸 上 航 空 後 方 支 援 部 隊 を 組 み 合 わせて 一 体 的 に 運 用 する 組 織 構 造 を 有 し 平 素 から 日 常 的 に 各 構 成 要 素 が 一 体 とな り 訓 練 を 行 うことで 優 れた 機 動 力 即 応 性 を 保 ち 武 力 紛 争 から 人 道 支 援 自 然 災 害 対 処 に 至 るまで 幅 広 い 任 務 に 迅 速 に 対 応 する 特 性 を 有 して おり こうした 特 性 や 機 能 を 低 下 させないようにすることが 必 要 である 9

10 こと 例 えば 普 天 間 飛 行 場 に 所 属 する 海 兵 隊 ヘリ 部 隊 を 沖 縄 所 在 の 他 の 海 兵 隊 部 隊 から 切 り 離 し 国 外 県 外 に 移 設 すれば 海 兵 隊 の 持 つこうした 機 動 性 即 応 性 といった 特 性 機 能 を 損 なう 懸 念 があるこ と 普 天 間 飛 行 場 の 危 険 性 を 早 期 に 除 去 する 必 要 があり 極 力 短 期 間 で 移 設 できる 案 が 望 ましいこと 県 内 では 辺 野 古 への 移 設 以 外 に 選 択 肢 がないことについて 滑 走 路 を 含 め 所 要 の 地 積 が 確 保 できること 既 存 の 提 供 施 設 区 域 を 活 用 でき かつ その 機 能 を 損 わないこと 海 兵 隊 のヘリ 部 隊 と 関 係 する 海 兵 隊 の 施 設 等 が 近 くにあること 移 設 先 の 自 然 生 活 環 境 に 最 大 限 配 慮 できること また 辺 野 古 への 移 設 にあたっては 空 中 給 油 を 行 う 機 能 や 緊 急 時 に 多 数 の 航 空 機 を 受 け 入 れる 機 能 は 県 外 へ 移 転 することとしており 移 転 後 の 基 地 の 規 模 は 現 在 の 半 分 以 下 とするなど 着 実 な 負 担 軽 減 を 図 っているところである 以 上 のとおり 政 府 は 普 天 間 飛 行 場 の 固 定 化 はあってはならないと の 立 場 から 同 飛 行 場 の 危 険 性 除 去 が 緊 急 の 課 題 と 考 えている 現 在 の 日 米 合 意 に 基 づき 移 設 を 着 実 に 実 施 することで 在 日 米 軍 の 抑 止 力 を 維 持 しつつ 沖 縄 の 負 担 軽 減 を 実 現 することにより 施 設 区 域 の 安 定 的 な 使 用 を 確 保 し わが 国 の 安 全 のみならずアジア 太 平 洋 地 域 の 平 和 と 安 定 に 大 きく 寄 与 できることから 本 事 業 は 極 めて 必 要 性 が 高 いものである 10

11 (3) 本 件 における 検 討 対 象 本 件 埋 立 承 認 出 願 1 は 海 兵 隊 航 空 基 地 の 建 設 を 目 的 とするもので あり 海 兵 隊 航 空 基 地 新 設 の 動 機 は 普 天 間 飛 行 場 の 返 還 にあるとさ れる 普 天 間 飛 行 場 が 返 還 されるべきことは 当 然 であるが 普 天 間 飛 行 場 を 返 還 する 必 要 があるということと 本 件 埋 立 対 象 地 に 海 兵 隊 航 空 基 地 を 新 設 することとは 次 元 の 異 なる 問 題 であり 普 天 間 飛 行 場 の 返 還 の 必 要 性 からただちに 本 件 埋 立 対 象 地 への 海 兵 隊 航 空 基 地 新 設 の 必 要 性 が 導 かれるものではない あくまで 検 討 の 対 象 となるのは 本 件 埋 立 対 象 地 における 海 兵 隊 航 空 基 地 新 設 の 必 要 性 である そして 埋 立 必 要 理 由 書 は 本 件 埋 立 対 象 地 への 海 兵 隊 航 空 基 地 新 設 が 必 要 な 理 由 について 普 天 間 飛 行 場 の 国 外 県 外 への 移 設 が 適 切 ではないが 沖 縄 県 内 への 移 設 先 は 辺 野 古 で 以 外 にはなく 本 件 埋 立 対 象 地 への 海 兵 隊 新 基 地 建 設 が 普 天 間 飛 行 場 返 還 のための 唯 一 の 選 択 肢 であるとしており この 理 由 の 当 否 こそが 本 件 にお ける 検 討 対 象 である そこで 以 下 普 天 間 飛 行 場 の 移 設 について 県 内 移 設 以 外 は 適 切 ではないとする 埋 立 必 要 理 由 について 実 証 的 合 理 的 根 拠 は 存 し ないことについて 述 べることとする なお 審 査 請 求 書 執 行 停 止 申 立 書 には 平 成 23 年 に 防 衛 省 が 発 行 した 在 日 米 軍 海 兵 隊 の 意 義 及 び 役 割 というパンフレット ( 以 下 パンフレット という ) 及 び これに 対 して 沖 縄 県 が 行 1 本 書 面 の 略 語 は 第 2 意 見 書 の はじめに に 示 した 略 語 例 に 従 う 11

12 った2 回 にわたる 質 問 及 びこれに 対 する 防 衛 大 臣 の 回 答 が 引 用 され ており また 検 証 結 果 報 告 書 にも 引 用 されていたため 本 書 面 に おいても 必 要 に 応 じて 引 用 する 以 下 本 書 面 における 引 用 の 際 に は 検 証 結 果 報 告 書 の 例 に 従 い 平 成 23 年 12 月 19 日 付 防 衛 大 臣 一 川 保 夫 の 回 答 を 第 1 次 回 答 平 成 24 年 12 月 11 日 付 防 衛 大 臣 森 本 敏 の 回 答 を 第 2 次 回 答 という 2 一 体 的 運 用 の 必 要 性 地 理 的 に 優 位 であること などの 説 明 に ついて (1) 埋 立 必 要 理 由 書 には 海 兵 隊 の 機 能 等 からの 具 体 的 根 拠 がなんら 示 されていないこと ア 埋 立 必 要 理 由 書 は 海 兵 隊 の 一 体 的 運 用 の 必 要 性 などを 挙 げ 普 天 間 飛 行 場 を 県 外 等 に 移 設 すれば 海 兵 隊 の 機 動 性 即 応 性 と いった 特 性 機 能 を 損 なう 懸 念 があるとし また 沖 縄 の 地 理 的 優 位 性 を 根 拠 として 県 外 等 移 設 が 適 切 でないとする 審 査 請 求 書 停 止 申 立 書 においても 埋 立 必 要 理 由 書 と 同 一 の 主 張 がくり 返 されている すなわち 沖 縄 に 駐 留 する 海 兵 隊 部 隊 は 米 国 外 に 前 方 展 開 している 唯 一 の 海 兵 機 動 展 開 部 隊 であり その 隷 下 部 隊 として 第 1 海 兵 航 空 団 がある 普 天 間 飛 行 場 には 米 海 兵 隊 の 第 3 海 兵 機 動 展 開 部 隊 隷 下 の 第 1 海 兵 航 空 団 のうち 第 36 海 兵 航 空 群 などの 部 隊 が 駐 留 し ヘリなどによる 海 兵 隊 の 航 空 輸 送 の 拠 点 となっており 同 飛 行 場 は 米 海 兵 隊 の 運 用 上 極 めて 大 きな 役 割 を 果 たしている 米 海 兵 隊 は 司 令 部 陸 上 航 空 後 方 支 援 部 隊 を 組 み 合 わせて 一 体 的 に 運 用 する 組 織 構 造 を 有 し 平 素 から 日 常 的 に 各 構 成 要 素 が 一 体 となり 訓 練 を 行 うこと 12

13 で 優 れた 機 動 力 即 応 性 を 保 ち 武 力 紛 争 から 人 道 支 援 自 然 災 害 対 処 に 至 るまで 幅 広 い 任 務 に 迅 速 に 対 応 す る 特 性 を 有 してお り こうした 特 性 や 機 能 を 低 下 させないようにすることが 必 要 で あること 例 えば 普 天 間 飛 行 場 に 所 属 する 海 兵 隊 ヘリ 部 隊 を 沖 縄 所 在 の 他 の 海 兵 隊 部 隊 から 切 り 離 し 国 外 県 外 に 移 設 すれ ば 海 兵 隊 の 持 つこうした 機 動 性 即 応 性 といった 特 性 機 能 を 損 なう 懸 念 があること を 主 張 している しかし 普 天 間 飛 行 場 に 駐 留 している 部 隊 が 県 外 等 に 移 駐 する ことによってなぜ 海 兵 隊 の 特 性 機 能 が 損 なわれるのか また 普 天 間 飛 行 場 に 配 備 された 航 空 部 隊 にとっての 沖 縄 配 備 の 必 然 性 について 具 体 的 実 証 的 な 説 明 は 一 切 ないものであり この ような 埋 立 必 要 理 由 書 の 説 明 をもって 本 事 業 は 極 めて 必 要 性 が 高 い と 認 めることはできない イ 海 兵 隊 の 機 能 等 については 抑 止 力 等 の 議 論 を 脇 において 海 兵 隊 の 機 能 あるいは 効 能 を 考 えてみると 言 葉 は 悪 いですが 便 利 屋 ということになります 何 か 困 ったときに きめ 細 かく 規 模 も 大 きいのから 小 さいの 軍 事 力 を 直 接 行 使 する 一 種 乱 暴 なも のから ソフトなものまで いろんなことをやれるということが 直 接 的 な 効 能 としてあります 2 沖 縄 の 海 兵 隊 の 主 力 部 隊 ( 歩 兵 砲 兵 航 空 )は 六 ヵ 月 のローテーションで 米 本 国 から 派 遣 さ れています 二 カ 月 ほど 訓 練 したあとに 長 崎 県 佐 世 保 にある 船 に 乗 り オーストラリア タイ フィリピンなどアジア 太 平 洋 地 域 2 柳 澤 協 二 ほか 抑 止 力 を 問 う 元 防 衛 高 官 と 防 衛 スペシャリスト 達 との 対 話 山 口 昇 132 頁 13

14 の 国 ぐにをめぐり その 国 ぐにの 軍 隊 と 共 同 訓 練 し 互 いの 信 頼 関 係 を 高 めていきます これら 同 盟 国 のチームワークが 強 いほど 敵 対 する 国 は 手 出 しがしにくいだろうと 考 えられており これも 抑 止 効 果 を 向 上 させる 大 切 な 作 業 だといわれています 太 平 洋 地 域 をぐるぐると 巡 回 し ときには 中 東 にも 出 かけていきます というわけで 海 兵 隊 のホームグランドはアジア 太 平 洋 なのです 同 盟 国 との 共 同 訓 練 人 道 支 援 災 害 救 援 をしっかりと 担 って いくことで アジアに 安 全 保 障 の 網 を 張 りめぐらすような 活 動 を おこなっているわけです 3 などとされている そこで 以 下 海 兵 隊 普 天 間 飛 行 場 に 配 備 された 航 空 部 隊 の 実 態 に 即 して 普 天 間 飛 行 場 の 県 外 移 設 等 によって 機 能 が 損 なわ れるものではないこと 及 び 普 天 間 飛 行 場 に 駐 留 している 部 隊 が 沖 縄 以 外 に 移 駐 的 な 意 図 する 地 理 的 必 然 性 が 認 められないこと について 具 体 的 に 述 べることとする (2) 海 兵 隊 の 特 性 機 能 について ア 埋 立 必 要 理 由 埋 立 必 要 理 由 書 及 び 審 査 請 求 書 執 行 停 止 申 立 書 は 米 海 兵 隊 は 司 令 部 陸 上 航 空 後 方 支 援 部 隊 を 組 み 合 わせて 一 体 的 に 運 用 する 組 織 構 造 を 有 し 平 素 から 日 常 的 に 各 構 成 要 素 が 一 体 となり 訓 練 を 行 うことで 優 れた 機 動 力 即 応 性 を 保 ち 武 力 紛 争 から 人 道 支 援 自 然 災 害 対 処 に 至 るまで 幅 広 い 任 務 に 迅 速 に 対 応 する 特 性 を 有 しており こうした 特 性 や 機 能 を 低 下 させないよう にすることが 必 要 であること 例 えば 普 天 間 飛 行 場 に 所 属 する 3 屋 良 朝 博 誤 解 だらけの 沖 縄 米 軍 基 地 76 頁 14

15 海 兵 隊 ヘリ 部 隊 を 沖 縄 所 在 の 他 の 海 兵 隊 部 隊 から 切 り 離 し 国 外 県 外 に 移 設 すれば 海 兵 隊 の 持 つこうした 機 動 性 即 応 性 と いった 特 性 機 能 を 損 なう 懸 念 があること としている しかし 普 天 間 飛 行 場 の 県 外 移 設 等 によって なぜ 特 性 機 能 が 損 なわれるのかについては 具 体 的 実 証 的 根 拠 は 示 されてお らず このような 埋 立 必 要 理 由 書 の 記 載 をもって 本 事 業 は 極 めて 必 要 性 が 高 い と 認 めることはできない イ 海 兵 隊 の 任 務 部 隊 構 成 について 上 記 のとおり 埋 立 必 要 理 由 は 司 令 部 陸 上 航 空 後 方 支 援 部 隊 を 組 み 合 わせて 一 体 的 に 運 用 する 組 織 構 造 の 特 性 機 能 の 維 持 を 挙 げている 海 兵 隊 の 任 務 は 司 令 部 地 上 戦 闘 部 隊 航 空 戦 闘 部 隊 戦 闘 役 務 支 援 部 隊 で 編 成 さ れ る 海 兵 空 地 任 務 部 隊 ( Marine Air-Ground Task Force/MAGTF:マグタフ)を 作 戦 運 用 単 位 として 実 施 される MAGTF は 編 成 規 模 の 大 きい 順 に1 海 兵 機 動 展 開 部 隊 (Marine Expeditionary Force/MEF:メフ なお 海 兵 遠 征 軍 とも 訳 される ) 2 海 兵 機 動 展 開 旅 団 ( Marine Expeditionary Brigade/MEB:メブ なお 海 兵 遠 征 旅 団 とも 訳 される ) 及 び3 海 兵 機 動 展 開 隊 ( Marine Expeditionary Unit/MEU:ミュー なお 海 兵 遠 征 部 隊 とも 訳 される )の3 段 階 が 存 在 する 4 MEF は MAGTF のうち 最 大 規 模 の 組 織 で 本 格 戦 争 (パンフ 4 パンフレット 11 頁 中 矢 潤 我 が 国 に 必 要 な 水 陸 両 用 作 戦 能 力 とその 運 用 上 の 課 題 海 幹 校 戦 略 研 究 2012 年 12 月 (2-2) 等 15

16 レット 11 頁 )への 対 処 を 役 割 としており 2 万 人 ~9 万 人 規 模 の 兵 力 で 編 成 される 米 国 西 海 岸 のカリフォルニア 州 に 第 3 海 兵 機 動 展 開 部 隊 (ⅠMEF) 米 国 東 海 岸 のノース カロライナ 州 に 第 2 海 兵 機 動 展 開 部 隊 (ⅡMEF) 沖 縄 を 中 心 に 第 3 海 兵 機 動 展 開 部 隊 (ⅢMEF)といった 合 計 3 個 の MEF が 配 備 されている MEB は 大 規 模 な 緊 急 事 態 (パンフレット 11 頁 )に 即 応 するこ とを 役 割 としており 3000 人 ~2 万 人 規 模 の 兵 力 で 編 成 される 現 在 3 個 の MEB があり そのうち1つは 沖 縄 に 配 備 となって いる MEU は 最 も 小 型 の MAGTF であり 1500 人 ~3000 人 規 模 の 兵 力 で7 個 編 成 され 15 日 間 の 継 戦 能 力 を 有 している 沖 縄 に 駐 留 する 第 3 海 兵 機 動 展 開 部 隊 (ⅢMEF:サードメフ) は 主 に 地 上 部 隊 の 第 3 海 兵 師 団 航 空 部 隊 の 第 1 海 兵 航 空 団 支 援 部 隊 の 第 3 海 兵 戦 務 支 援 群 で 構 成 される 第 3 海 兵 師 団 は MEF MEB MEU などに 海 兵 連 隊 や 砲 兵 工 兵 部 隊 などの 兵 力 を 提 供 する 母 体 である 第 1 海 兵 航 空 団 は 沖 縄 の 普 天 間 飛 行 場 キャンプ フォスター ハワイのカネオヘ ベイ 基 地 から 成 り 戦 闘 ヘリや 輸 送 ヘリ 空 中 給 油 機 などを 装 備 し 航 空 戦 力 を 提 供 している 同 じく 沖 縄 に 配 備 されている 第 31 海 兵 遠 征 部 隊 (31MEU)は 上 記 の 各 部 隊 から 歩 兵 砲 兵 工 兵 隊 兵 站 航 空 部 隊 を 集 結 し 15 日 間 の 作 戦 行 動 にあたる 展 開 手 段 としては 長 崎 佐 世 保 に 駐 留 する 強 襲 揚 陸 艦 が 沖 縄 に 来 てその 部 隊 を 搭 載 し 目 的 地 へ 派 遣 される 1,500 ~ 3,000 人 規 模 の MEU は 民 族 宗 教 紛 争 やテロリストの 鎮 圧 といった 小 規 模 紛 争 自 然 災 害 などの 救 援 支 援 各 国 との 共 同 訓 練 など 多 岐 にわ 16

17 たる 任 務 を 遂 行 する たとえば 海 兵 ヘリ 中 隊 が 半 年 以 上 イラク に 派 遣 されたり 韓 国 フィリピン タイ オーストラリアで 合 同 訓 練 を 行 ったり 台 風 被 災 の 支 援 活 動 のために 台 湾 へ 派 遣 され たりしている[U.S. Marine Corps 2010: , 宜 野 湾 市 基 地 渉 外 課 2010] 沖 縄 へ 常 時 駐 留 しているというより アジア 太 平 洋 地 域 あるいは 中 東 を 含 む 広 範 な 地 域 を 移 動 対 象 とし 積 極 的 に 活 動 している 5 ものである ウ 第 31 海 兵 機 動 展 開 隊 (31MEU)について (ア) 中 核 部 隊 は 31MEU であること 海 兵 隊 航 空 基 地 を 県 外 等 に 移 設 することによる 機 動 性 即 応 性 及 び 一 体 性 について 先 ず 具 体 的 に 検 討 されるべきは 第 31 海 兵 機 動 展 開 隊 ( 以 下 31MEU という )についてである すなわち 埋 立 必 要 理 由 は 在 日 米 軍 の 中 でも 唯 一 地 上 戦 闘 部 隊 を 有 している 在 沖 海 兵 隊 は 抑 止 力 の 一 部 を 構 成 する 重 要 な 要 素 である とし 第 1 次 回 答 にも 在 沖 海 兵 隊 は 在 日 米 軍 の 中 で 唯 一 地 上 戦 闘 部 隊 を 有 しており 抑 止 力 の 一 部 を 構 成 する 要 素 として 重 要 である 沖 縄 には 一 定 の 初 動 対 応 能 力 を 有 する 海 兵 隊 が 維 持 され また 米 軍 の 航 空 輸 送 や 海 上 輸 送 の 能 力 の 向 上 も 検 討 すれば 在 日 米 軍 の 抑 止 力 は 維 持 される (20~21 頁 )とされ 埋 立 必 要 理 由 書 と 同 様 の 記 載 となってい る そして 第 1 次 回 答 にある 一 定 の 初 動 対 処 能 力 を 有 する 海 兵 隊 について 特 定 するため 沖 縄 県 がした 一 定 の 初 動 5 波 照 間 陽 日 本 政 府 による 海 兵 隊 抑 止 力 議 論 の 展 開 と 沖 縄 早 稲 田 大 学 琉 球 沖 縄 研 究 所 紀 要 琉 球 沖 縄 研 究 第 4 号 17

18 対 応 能 力 を 有 する 海 兵 隊 について 具 体 的 にご 説 明 頂 きたい という 質 問 に 対 し 第 2 次 回 答 は 今 回 の 部 隊 構 成 の 考 え 方 と しては 沖 縄 に 維 持 される 一 定 の 初 動 対 処 能 力 の 中 核 部 隊 は 第 31 海 兵 機 動 展 開 隊 (31MEU)である (19 頁 )とし 31MEU が 中 核 部 隊 であると 明 確 に 特 定 されている (イ) 機 動 性 即 応 性 について 前 記 のとおり 埋 立 必 要 理 由 書 は 一 体 的 に 運 用 される 組 織 である 海 兵 隊 の 特 性 機 能 として 機 動 性 即 応 性 を 挙 げてい るが 普 天 間 飛 行 場 が 県 外 等 を 移 設 することによって なぜ 機 動 性 即 応 性 が 損 なわれるのかということについて 具 体 的 実 証 的 な 説 明 はない そして 以 下 に 述 べるとおり 具 体 的 に 検 討 するならば 普 天 間 飛 行 場 の 県 外 等 移 設 によって 機 動 性 即 応 性 が 損 なわれ るものではない a 水 陸 両 用 即 応 群 (ARG)として 実 任 務 に 行 うことについて MAGTF は 米 海 軍 の 水 陸 両 用 戦 隊 (PHIBRON)に 搭 乗 して 実 任 務 を 行 うことになる 水 陸 両 用 戦 隊 (PHIBRON)とは 水 陸 両 用 作 戦 を 実 施 する 上 で 人 員 及 び 装 備 を 輸 送 するための 戦 術 編 成 であり 通 常 4 万 トン 級 の 水 陸 両 用 強 襲 揚 陸 艦 (Amphibious Assault Ship: LHA LHD)1 隻 2 万 トン 前 後 のドック 型 水 陸 両 用 輸 送 艦 (Amphibious Transport Dock: LPD)1 隻 1 万 トン 級 のドッ ク 型 揚 陸 艦 (Dock Landing Ship: LSD)1 隻 の 3 隻 で 編 成 さ 18

19 れ 水 陸 両 用 戦 隊 (PHIBRON)には1 個 の MEU が 乗 船 する 6 水 陸 両 用 戦 隊 (PHIBRON)と MEU を 合 わせたものが 水 陸 両 用 即 応 群 (Amphibious Ready Group/ARG:アーグ)であ り 実 任 務 は ARG として 行 われることになる 日 本 に 配 備 されている 揚 陸 艦 は 長 崎 県 佐 世 保 基 地 の4 隻 であり 積 載 能 力 は 約 2000 名 である すなわち MEU1 個 分 である 沖 縄 に 配 備 された 第 31 海 兵 機 動 展 開 隊 (31MEU)が 実 任 務 を 行 う 際 には 米 海 軍 の 水 陸 両 用 戦 隊 と ARG を 編 成 して 洋 上 にて 実 任 務 を 行 うことになる 31MEU の 平 成 21 年 (2009 年 )の 洋 上 展 開 をみると 1 月 27 日 ~ 大 平 洋 訓 練 2 月 4 日 ~2 月 17 日 までタイ 訓 練 3 月 25 日 ~3 月 31 日 まで 韓 国 訓 練 4 月 16 日 ~4 月 30 日 までフィリピン 訓 練 7 月 6 日 ~7 月 26 日 オーストラリ ア 訓 練 8 月 台 風 被 災 の 支 援 活 動 ( 台 湾 ) 10 月 14 日 ~10 月 20 日 フィリピン 訓 練 10 月 14 日 ~10 月 20 日 自 然 災 害 の 支 援 活 動 (インドネシア フィリピン) 11 月 韓 国 訓 練 を 行 っている 7 東 日 本 大 震 災 のあった 平 成 23 年 (2011 年 )の 活 動 をみると 2 月 7 日 ~2 月 19 日 タイ 訓 練 2 月 27 日 ~ 3 月 2 日 カンボジア 訓 練 3 月 12 日 ~4 月 7 日 トモダチ 作 戦 ( 東 北 ) 7 月 11 日 ~7 月 29 日 オーストラリア 訓 練 10 6 中 矢 潤 我 が 国 に 必 要 な 水 陸 両 用 作 戦 能 力 とその 運 用 上 の 課 題 海 幹 校 戦 略 研 究 2012 年 12 月 (2-2) 7 宜 野 湾 市 基 地 渉 外 課 第 31 海 兵 遠 征 部 隊 の 活 動 (06 年 ~ 現 在 ) 19

20 月 9 日 ~10 月 16 日 能 力 検 証 訓 練 (フィリピン) 10 月 17 日 から 10 月 28 日 フィリピン 訓 練 を 行 っている 8 すなわち 1 年 のうちの 過 半 の 期 間 は 我 が 国 の 領 域 外 で 洋 上 展 開 をしているものである b 31MEU は 長 崎 県 佐 世 保 基 地 の 第 11 水 陸 両 用 戦 隊 と ARG を 構 成 して 実 任 務 を 行 うこと 沖 縄 に 配 備 された 第 31 海 兵 機 動 展 開 隊 (31MEU)が 実 任 務 を 行 う 際 には 米 海 軍 の 水 陸 両 用 戦 隊 と ARG を 編 成 して 行 うものであるが しかし 沖 縄 には 海 兵 隊 基 地 は 存 在 しても 米 海 軍 の 水 陸 両 用 戦 隊 の 母 港 となる 海 軍 基 地 は 存 在 しない 揚 陸 艦 は 日 本 本 土 の 長 崎 県 佐 世 保 基 地 を 母 港 とするも のである また 揚 陸 艦 に 搭 載 される AV-8B ハリアー 戦 闘 機 は 山 口 県 岩 国 飛 行 場 に 配 備 されている 31MEU が 任 務 を 行 うためには 長 崎 県 佐 世 保 基 地 か ら 揚 陸 艦 が 沖 縄 県 具 志 川 市 のホワイト ビーチに 回 航 され るのを 待 ち ヘリコプター 装 備 兵 員 等 を 搭 載 し そこ でようやく 実 任 務 地 に 向 かうことになる 普 天 間 飛 行 場 に 配 備 された 航 空 機 部 隊 は 輸 送 機 を 中 核 とするものである 普 天 間 飛 行 場 の 平 成 25 年 1 月 時 点 での 常 駐 機 種 は 固 定 翼 機 19 機 (KC-130 空 中 給 油 兼 輸 送 機 15 機 C-12 作 戦 支 援 機 1 機 UC-35 3 機 ) ヘリコプター25 機 (CH-46E 8 琉 球 新 報 平 成 23 年 12 月 31 日 20

21 中 型 ヘリ 12 機 CH-53E 大 型 ヘリ5 機 AH-1W 軽 攻 撃 ヘ リ5 機 UH-1Y 指 揮 連 絡 ヘリ3 機 ) 垂 直 離 着 陸 機 12 機 (MV-22B オスプレイ 12 機 )であったが KC-130 空 中 給 油 兼 輸 送 機 15 機 は 現 在 では 山 口 県 岩 国 飛 行 場 に 完 全 に 移 駐 をしている CH-46E CH-53E は 輸 送 機 であり CH-46E の 後 継 機 である MV-22B オスプレイも 24 名 ( 最 大 32 名 )の 兵 員 を 輸 送 することができる 輸 送 機 である なお MV-22B オス プレイのキャビンは 最 大 幅 1.80 メートル 最 大 高 1.83 メートルであるから 水 陸 両 用 戦 闘 車 戦 車 装 甲 車 とい った 戦 闘 用 車 両 はもとより 2.5 トン 軍 用 トラックすら 搭 載 できない 審 査 請 求 書 執 行 停 止 申 立 書 にも キャンプ シュワブ に 移 るのは オスプレイなどの 運 用 機 能 のみ であると されており 具 体 的 に 検 討 されなければならないのは MV-22B オスプレイなどの 輸 送 機 の 機 能 である 輸 送 機 の 主 任 務 とは 揚 陸 艦 から 陸 上 への 輸 送 ( 揚 陸 ) である 森 本 敏 元 防 衛 大 臣 の 大 臣 退 任 後 の 著 書 オスプレ イの 謎 その 真 実 77 頁 にも 普 天 間 基 地 に 配 備 されるオ スプレイを 装 備 した2 個 飛 行 隊 (VMM)の 主 任 務 は 強 襲 揚 陸 艦 に 搭 載 されて 空 母 機 動 部 隊 とともに 行 動 し 強 襲 着 上 陸 捜 索 救 難 人 道 支 援 在 外 民 間 人 救 出 活 動 災 害 救 援 などに 従 事 する 第 31MEU( 海 兵 機 動 展 開 隊 )に 対 す る 航 空 支 援 である とされている 21

22 なお 長 い 間 航 空 輸 送 部 隊 の 中 核 であった CH-46E の 作 戦 行 動 半 径 は 12 名 搭 乗 時 で 約 140 キロメートルであ るが 9 沖 縄 島 を 起 点 とすると 宮 古 島 ですら 行 動 半 径 外 とい うことになり 強 襲 揚 陸 艦 に 搭 載 しなければ 任 務 を 行 えな いことは 明 らかであった 10 なお MV-22 オスプレイは 輸 送 機 であり 対 空 砲 火 などの 攻 撃 に 対 しては 脆 弱 である ため 戦 闘 地 域 での 上 陸 は 戦 闘 ヘリや 攻 撃 機 による 支 援 が 必 要 となる 強 襲 上 陸 支 援 任 務 に 運 用 されるのが 戦 闘 ヘ リAH-1であるが 11 その 航 続 距 離 は CH-46E と 比 較 してもはるかに 短 い 12 なお 普 天 間 飛 行 場 配 備 部 隊 とと もに 揚 陸 艦 に 搭 載 される AV-8ハリアー 攻 撃 機 は 山 口 県 岩 国 基 地 に 配 備 されている 以 上 のとおり 普 天 間 飛 行 場 に 配 備 された 航 空 部 隊 は 強 襲 揚 陸 艦 に 搭 載 されて 艦 船 からの 輸 送 及 び 強 襲 揚 陸 に 対 する 支 援 を 行 うことを 任 務 としているものである 普 天 間 飛 行 場 に 配 備 された 航 空 部 隊 は 31MEU を 編 成 し 強 襲 揚 陸 艦 に 搭 載 されて 任 務 を 行 うものであるが 9 防 衛 省 MV-22オスプレイー 米 海 兵 隊 の 最 新 鋭 の 航 空 機 3 頁 10 宮 城 康 博 屋 良 朝 博 普 天 間 を 封 鎖 した4 日 間 屋 良 朝 博 100 頁 は CH46 を 海 兵 隊 はずっと 使 い 続 けていました この 間 沖 縄 に 駐 留 する 最 大 兵 力 日 本 駐 留 の 半 数 超 を 占 める 海 兵 隊 の 行 動 半 径 は 何 と 沖 縄 本 島 の 周 辺 だったという 事 実 にはのけぞってしまいます 何 度 も 繰 り 返 しです が 佐 世 保 の 艦 船 に 乗 ってアジア 太 平 洋 地 域 を 巡 回 するので 沖 縄 に 海 兵 隊 を 置 けば 抑 止 力 というのは 実 にとんちんかんな 議 論 なわけです と 指 摘 している 11 稲 垣 浩 世 界 最 強 の 軍 隊 アメリカ 海 兵 隊 262 頁 12 双 葉 社 スーパームック 世 界 最 強 アメリカ 海 兵 隊 のすべて 62~65 頁 22

23 31MEU が 作 戦 行 動 する 場 合 は 長 崎 県 佐 世 保 基 地 から 沖 縄 に 揚 陸 艦 が 回 航 され そこで 普 天 間 飛 行 場 の 輸 送 ヘリ 部 隊 ( 航 空 部 隊 ) 陸 上 部 隊 後 方 支 援 部 隊 などから 編 成 された 31MEU を 搭 乗 させて 目 的 地 に 向 かうことになるか ら 沖 縄 を 出 港 するまでには 一 定 の 日 数 を 要 することにな る 佐 世 保 の 揚 陸 艦 が 沖 縄 を 出 港 するまでに 要 する 時 間 に ついては 米 海 軍 によれば 佐 世 保 を 緊 急 出 港 した 揚 陸 艦 は 三 一 時 間 の 速 さで 沖 縄 に 到 着 できるという ただし 司 令 部 から 佐 世 保 の 揚 陸 艦 指 揮 官 に 出 撃 命 令 が 発 出 され たとしても 揚 陸 艦 はすぐに 港 から 出 航 することはできな い 佐 世 保 を 出 港 するのに 要 する 準 備 時 間 ( 乗 員 や 物 資 の 積 込 み 所 要 )は 四 八 時 間 は 要 するとされる また 沖 縄 に 到 着 した 揚 陸 艦 に 第 31 海 兵 遠 征 隊 のマリーンや 兵 器 類 を 搭 載 するには 二 四 時 間 から 四 八 時 間 を 要 する とされる 13 以 上 のとおり 沖 縄 から 海 兵 隊 が 展 開 するためには 揚 陸 艦 の 母 港 である 長 崎 県 佐 世 保 基 地 から 回 航 した 揚 陸 艦 が 沖 縄 に 到 着 して 出 港 準 備 が 整 うことを 待 たなければな らないものである 揚 陸 艦 の 母 港 が 沖 縄 にないことよりすれば 沖 縄 から 海 兵 隊 航 空 基 地 を 移 設 すれば 機 動 力 即 応 性 が 失 われると することには 客 観 的 実 証 的 な 根 拠 は 認 めえない 13 河 津 幸 英 図 説 アメリカ 海 兵 隊 のすべて 410 頁 23

24 c 洋 上 展 開 をしている 際 の 緊 急 出 撃 について 31MEU は 演 習 などのため 我 が 国 の 領 域 外 において 洋 上 展 開 をしている 期 間 が 一 年 のうちの 半 分 以 上 を 占 めているが 洋 上 展 開 をしている 際 に 緊 急 に 出 撃 する 場 合 には どこから 乗 船 したのかは 関 係 がないものであるから この 点 からも 沖 縄 に 海 兵 隊 航 空 基 地 を 置 くことは 必 然 とはいえない 東 北 大 震 災 における トモダチ 作 戦 には 31MEU と 佐 世 保 の 第 11 水 陸 両 用 戦 隊 とで 構 成 される ARGも 参 加 してい る( 以 下 トモダチ 作 戦 に 参 加 した ARG を エセックス ARG という ) 東 日 本 大 震 災 が 発 生 した 2011 年 ( 平 成 23 年 ) 3 月 11 日 エセックス ARG は カンボジアで 演 習 を 終 え 31MEU を 搭 載 した 強 襲 揚 陸 艦 エセックスはマレーシアに 寄 港 し ドッグ 型 揚 陸 艦 2 隻 はインドネシア 沖 を 航 行 していた が エセックスは 大 震 災 発 生 から 24 時 間 以 内 に 日 本 に 向 け て 出 港 して 日 本 海 でドッグ 型 揚 陸 艦 と 合 同 した そして エ セックス ARG は 同 月 17 日 には 秋 田 沿 岸 に 到 着 し 同 月 22 日 に 青 森 県 の 八 戸 沖 からヘリコプターによる 救 援 物 資 輸 送 を 始 めている マレーシア インドネシアから6 日 で 秋 田 沖 に 到 着 したことは ARG の 高 い 海 上 機 動 性 を 示 したものといえ るが これはどの 地 域 からヘリコプターや 兵 員 等 を 搭 載 した かということとは 関 係 のないことである なお 3 月 11 日 に 佐 世 保 基 地 に 在 泊 中 であったドッグ 型 揚 陸 艦 トーチュガは 同 月 15 日 に 北 海 道 苫 小 牧 港 に 入 港 し 陸 上 自 衛 隊 のジープやトレーラー 等 車 両 90 両 陸 上 自 衛 隊 24

25 員 約 300 名 を 搭 載 し 青 森 への 輸 送 支 援 を 行 っている 14 こ の 揚 陸 艦 の 機 動 性 よりしても 日 本 本 土 に 海 兵 隊 航 空 基 地 が 存 したとしても 佐 世 保 基 地 の 第 11 水 陸 両 用 戦 隊 に 搭 乗 する うえで 機 動 性 即 時 性 にかけることにはならないことは 明 ら かというべきである (ウ) 一 体 性 について a 日 本 本 土 の 揚 陸 艦 母 港 と 沖 縄 は 地 理 的 に 離 れていること 前 述 したとおり 31MEU は 第 11 水 陸 両 用 戦 隊 の 揚 陸 艦 に 搭 乗 し ARG として 一 体 化 して 実 任 務 を 行 うものであるが 第 11 水 陸 両 用 戦 隊 の 母 港 は 日 本 本 土 の 長 崎 県 佐 世 保 基 地 であり 地 理 的 には 海 を 挟 んで 離 れているものである 海 兵 航 空 団 の 部 隊 のうち 輸 送 機 である CH-53E 及 び MV-22B オスプレイ AH-1W 軽 攻 撃 ヘリ UH-1Y 指 揮 連 絡 ヘリは 普 天 間 飛 行 場 に 配 備 されているが 攻 撃 機 である F/A-18 ホーネット 及 び AV-8B ハリアー 空 中 給 油 機 である KC-130J は 山 口 県 岩 国 飛 行 場 に 配 備 されており 航 空 機 部 隊 は 分 散 配 備 されているものである したがって 沖 縄 県 外 に 海 兵 隊 航 空 基 地 を 移 設 することに より 一 体 性 が 損 なわれるという 関 係 にはそもそもない b 訓 練 について (a) 埋 立 必 要 理 由 は 平 素 から 日 常 的 に 各 構 成 要 素 が 一 体 となり 訓 練 を 行 うことで 優 れた 機 動 力 即 応 性 を 保 つと 14 下 平 拓 哉 東 日 本 大 震 災 における 日 米 共 同 作 戦 海 幹 校 戦 略 研 究 2011 年 12 月 (1-2) 等 25

26 しているが 沖 縄 に 海 兵 隊 航 空 基 地 を 置 かなければ 一 体 性 が 保 たれないとすることに 具 体 的 実 証 的 な 根 拠 は 存 しな いものである (b) 31MEU を 構 成 する 主 力 部 隊 は 米 国 から 沖 縄 に 交 代 で 配 備 される UDP 派 遣 (Unit Deployment Program の 略 で 部 隊 交 代 計 画 を 意 味 する )である パンフレット 12 頁 には 米 本 土 で 約 6か 月 の 編 成 解 除 展 開 準 備 錬 成 のための 訓 練 日 本 ( 沖 縄 )での 約 6か 月 の 練 度 維 持 のための 訓 練 洋 上 での 約 6か 月 の 即 応 体 制 というローテーションが 示 されている 第 2 次 回 答 は パ ンフレット 12 頁 に 示 している6か 月 毎 の 異 動 は 海 兵 隊 の 部 隊 展 開 計 画 の(UDP)のローテーションの 一 例 を 示 し たものである 例 えば 沖 縄 の 第 4 海 兵 連 隊 の 歩 兵 部 隊 は UDP 部 隊 であると 承 知 しているところ この 部 隊 の 駐 留 規 模 は 年 間 を 通 して 変 わらないが その 人 員 は6か 月 毎 にロ ーテーションで 入 れ 替 わっているものと 認 識 している と している 沖 縄 に UDP 派 遣 される 陸 上 と 航 空 の 海 兵 隊 戦 闘 部 隊 は 基 本 的 に 18 か 月 / 半 年 区 切 りの3 段 階 ( 展 開 後 展 開 前 展 開 のサイクルで 回 る)の 期 間 によって 展 開 任 務 を 行 って いる 15 第 1 段 階 の 展 開 後 期 間 とは 洋 上 での 展 開 ( 実 任 務 ) 終 了 から 米 国 本 土 で 約 6カ 月 にわたって 実 施 する 訓 練 期 間 15 パンフレット 12 頁 26

27 を 指 す 第 1 段 階 は 部 隊 は 実 任 務 の 展 開 を 終 了 した 後 なお1か 月 間 は 有 事 に 備 えて 即 応 体 制 を 維 持 する そ の 後 に 部 隊 編 成 を 解 除 し 各 部 隊 がそれぞれ 錬 成 のため の 訓 練 を 実 施 する このなかで 各 部 隊 は 米 本 土 の 広 大 な 演 習 場 を 使 い 沖 縄 の 狭 い 演 習 場 では 不 可 能 な 総 合 的 な 訓 練 に 習 熟 する とされる 16 なお 沖 縄 では 砲 兵 や 戦 車 が 最 大 射 程 で 射 撃 訓 練 を 実 施 したり 大 隊 規 模 を 超 える 諸 兵 種 連 合 部 隊 が 制 限 なく 機 動 訓 練 を 行 うための 広 大 な 演 習 場 を 確 保 できない したがって UDP の 指 定 部 隊 は 派 遣 される 前 に 予 め 広 大 な 本 国 の 演 習 場 で 必 要 な 訓 練 を 熟 してから 沖 縄 に 来 ている 17 とされる 次 の 第 2 段 階 の 展 開 前 期 間 では 学 校 教 育 や 練 度 維 持 のための 訓 練 を 行 う 仮 にこの 期 間 の 後 半 で 沖 縄 に 派 遣 ( 前 方 展 開 )された 部 隊 は 沖 縄 県 内 の 演 習 場 において 射 撃 警 戒 潜 入 襲 撃 等 の 小 部 隊 による 訓 練 のみにとど めておく 本 格 演 習 は 日 本 本 土 のキャンプ 富 士 に 移 動 し てから 近 隣 にある 富 士 演 習 場 等 を 利 用 して 砲 兵 部 隊 の 機 動 訓 練 や 榴 弾 砲 の 制 限 のかけられた 射 撃 訓 練 を 行 う とさ れる 18 第 3 段 階 の 展 開 期 では 沖 縄 の 演 習 場 での 訓 練 を 受 け た 部 隊 が 佐 世 保 から 沖 縄 に 回 航 されてくる 第 7 艦 隊 第 河 津 幸 英 図 説 アメリカ 海 兵 隊 のすべて 410 頁 17 河 津 幸 英 図 説 アメリカ 海 兵 隊 のすべて 405 頁 18 河 津 幸 英 図 説 アメリカ 海 兵 隊 のすべて 410 頁 27

28 揚 陸 隊 の 揚 陸 艦 に 乗 船 する そして 洋 上 での 即 応 態 勢 ( 多 国 籍 間 演 習 や 実 任 務 )に 移 行 する とされる 19 なお 31MEU と 第 11 水 陸 両 用 戦 隊 で 構 成 される ARG は 6カ 月 間 常 時 洋 上 待 機 をするのではなく 必 要 な 都 度 ARG を 編 成 して 洋 上 展 開 をするが たとえば 海 兵 ヘリ 中 隊 が 半 年 以 上 イラクに 派 遣 されたり 韓 国 フィリピン タイ オーストラリアで 合 同 訓 練 を 行 ったり 台 風 被 災 の 支 援 活 動 のために 台 湾 へ 派 遣 されたりしている[U.S. Marine Corps 2010: , 宜 野 湾 市 基 地 渉 外 課 2010] 沖 縄 へ 常 時 駐 留 しているというより アジア 太 平 洋 地 域 ある いは 中 東 を 含 む 広 範 な 地 域 を 移 動 対 象 とし 積 極 的 に 活 動 している 20 ものである (c) 前 述 のとおり 31MEU の 実 任 務 は 長 崎 県 佐 世 保 基 地 の 第 11 水 陸 両 用 戦 隊 と 一 体 として ARGを 構 成 して 行 われ るものである ARG を 構 成 しての 演 習 は 洋 上 で 行 われるものであり 海 兵 隊 航 空 基 地 が 沖 縄 に 所 在 しなければ 一 体 性 を 維 持 で きないとすることに 実 証 的 根 拠 はない (d) 以 上 述 べたとおり 統 合 的 な 演 習 は 沖 縄 で 行 われている ものではない 31MEU は 海 軍 の 第 11 水 陸 両 用 戦 隊 と ARG を 編 成 する 19 河 津 幸 英 図 説 アメリカ 海 兵 隊 のすべて 410 頁 20 波 照 間 陽 日 本 政 府 による 海 兵 隊 抑 止 力 議 論 の 展 開 と 沖 縄 早 稲 田 大 学 琉 球 沖 縄 研 究 所 紀 要 琉 球 沖 縄 研 究 第 4 号 28

29 が 第 11 水 陸 両 用 戦 隊 は 日 本 本 土 の 長 崎 県 佐 世 保 基 地 を 母 港 とするものであり 洋 上 展 開 していない 時 期 には ARG としての 訓 練 を 行 うことはできない また 広 大 な 演 習 場 のない 沖 縄 では 輸 送 ヘリが 装 甲 車 な どの 大 型 貨 物 を 吊 り 下 げて 飛 行 する 訓 練 をすることもで きず 米 本 土 の 訓 練 で 培 われた 練 度 を 維 持 するための 総 合 的 訓 練 への 支 障 があるとの 指 摘 が 海 兵 隊 員 や 軍 事 評 論 家 らからなされている たとえば 海 兵 隊 向 け 専 門 誌 も 現 役 海 兵 隊 員 が 司 令 部 (command element) 航 空 戦 闘 部 (aviation combat element) 及 び 海 兵 遠 征 部 隊 役 務 支 援 群 (MEU service support group)は 沖 縄 に 配 置 されているが 揚 陸 即 応 は 日 本 本 土 に また 大 隊 上 陸 チーム(BLT)はキャンプ ベンドルトンに 配 置 されており 統 合 演 習 を 行 うのは 不 可 能 (ジェイ ジョーダー 米 海 兵 隊 2 等 軍 曹 マリン コ ー ガゼット 月 号 )と 指 摘 し また 軍 事 評 論 家 の 田 岡 俊 二 氏 は 沖 縄 における 海 兵 隊 の 演 習 の 環 境 につい て 輸 送 ヘリが 装 甲 車 など 大 型 貨 物 を 吊 り 下 げて 飛 ぶ 訓 練 は 禁 止 されている ( 田 岡 俊 次 AERA )と 指 摘 している また そもそも UDP 派 遣 であり 兵 員 は 常 に 入 れ 替 わ っているものである 以 上 のとおり 海 兵 隊 航 空 基 地 を 沖 縄 に 置 くことは 日 本 本 土 に 置 かれた 水 陸 両 用 戦 隊 と 航 空 部 隊 が 展 開 期 前 に 29

30 1つの 戦 闘 部 隊 として 訓 練 をする 機 会 を 奪 うことになる などの 問 題 があるとの 指 摘 がなされているものであり 沖 縄 に 海 兵 隊 航 空 基 地 を 置 かないことによって 一 体 性 が 保 たれないとする 実 証 的 根 拠 は 存 しないものである エ 第 3 海 兵 機 動 展 開 部 隊 (ⅢMEF)について (ア) 海 兵 隊 等 の 配 備 状 況 a 沖 縄 に 現 に 駐 留 している 兵 力 のみで 編 成 できる MAGTFは MEU のみであり MEF を 構 成 する 兵 力 は 駐 留 していない このことは 第 2 次 回 答 においても 31MEU の 能 力 を 超 える 規 模 の 事 態 に 対 しては ハワイやグアム 等 から 陸 上 部 隊 等 が 展 開 してくることになる (19 頁 )と 明 記 されている b ⅢMEF は 沖 縄 県 うるま 市 所 在 のキャンプ コートニー に 司 令 部 を 置 いているが 兵 力 は 国 外 も 含 めて 分 散 配 置 さ れている 前 泊 博 盛 沖 縄 と 米 軍 基 地 181 頁 によれば 21 第 3 海 兵 遠 征 軍 は 沖 縄 県 うるま 市 キャンプ コートニーを 拠 点 に 第 3 海 兵 師 団 (キャンプ コートニー) 第 1 海 兵 航 空 団 ( 沖 縄 県 北 谷 町 キャンプ 瑞 慶 覧 ) 第 3 海 兵 兵 站 群 ( 沖 縄 県 浦 添 市 キャンプ キンザー= 牧 港 補 給 基 地 )などで 構 成 されて います 第 3 海 兵 遠 征 軍 の 主 力 部 隊 はハワイにいる 第 3 海 兵 連 隊 普 天 間 飛 行 場 の 移 設 先 として 注 目 されている 沖 縄 本 島 北 部 の キャンプ シュワブ に 駐 留 する 第 4 海 兵 連 隊 と 砲 21 第 3 海 兵 遠 征 軍 はⅢMEF 第 31 海 兵 遠 征 部 隊 は 31MEU であ る 30

31 兵 の 第 12 海 兵 連 隊 そして 第 31 海 兵 遠 征 部 隊 で 第 31 海 兵 遠 征 部 隊 は 非 戦 闘 員 の 救 出 作 戦 や 航 空 機 兵 士 の 戦 術 的 回 収 イラクやアフガンなど 遠 距 離 の 強 襲 揚 陸 作 戦 などの 特 殊 任 務 を 含 む 多 種 多 様 な 任 務 を 担 う 部 隊 とされています 第 3 海 兵 遠 征 軍 の 下 にある 第 1 海 兵 航 空 団 の 第 36 海 兵 航 空 群 が 普 天 間 飛 行 場 を 拠 点 とするヘリコプターと 空 中 給 油 機 を 中 核 とする 部 隊 です 同 じく 第 1 海 兵 航 空 団 の 下 で 戦 闘 機 を 中 核 とする 部 隊 が 第 12 海 兵 航 空 群 で これは 山 口 県 の 岩 国 基 地 を 拠 点 にしています 大 型 ヘリを 中 核 とする 第 24 海 兵 航 空 群 が ハワイを 拠 点 にしています 第 3 海 兵 兵 站 群 は 整 備 補 給 輸 送 医 療 工 兵 支 援 などを 主 任 務 とする 部 隊 で 拠 点 のキンザーには 在 沖 米 軍 の 食 料 など 補 給 物 資 が 貯 蔵 管 理 されています とされ 第 3 海 兵 兵 站 群 について 在 日 海 兵 隊 HP では 沖 縄 ハワイ 日 本 本 土 に 点 在 する 隷 下 部 隊 に 所 属 する 約 6,800 名 の 海 兵 隊 員 と 海 軍 兵 から 成 り 戦 闘 兵 站 連 隊 後 方 支 援 物 資 供 給 整 備 土 木 工 事 医 療 歯 科 治 療 を 行 う 大 隊 で 構 成 されています とされている なお 標 準 的 な MEF の 定 員 は 約 5 万 人 であるが ⅢMEF の 定 員 は 合 計 で 約 3 万 人 であり 約 6 割 にすぎない 米 本 土 に 所 在 する 2 個 の MEF がほぼ 完 全 編 成 であるのに 対 し Ⅲ MEF は 主 要 部 隊 の3 分 の1が 欠 けていることになる した がって 有 事 に 必 要 が 生 じれば 米 本 土 からの 増 援 を 得 なけ 31

32 れば 完 全 な 形 とならない 22 以 上 のとおり ⅢMEF が 沖 縄 に 配 備 されているといって も 司 令 部 陸 上 航 空 後 方 支 援 部 隊 は 海 外 も 含 めて 分 散 配 置 されているものであり 分 散 配 置 が 海 兵 隊 の 一 体 性 を 損 なうものでない さらに ⅢMEF は 主 要 部 隊 の 約 3 分 の 1が 欠 けており 米 本 土 からの 増 援 を 得 て 完 全 な 形 となるこ とになる この 分 散 配 置 等 が 可 能 であることについては 分 散 配 置 がなぜ 可 能 なのかは 有 事 における 部 隊 運 用 を 理 解 す る 必 要 がある 現 在 太 平 洋 地 域 の 海 兵 隊 は 沖 縄 とハワイに ほぼ 同 じ 規 模 の 地 上 航 空 後 方 支 援 部 隊 が 配 置 されている そして 山 口 県 岩 国 基 地 には 戦 闘 機 部 隊 がある これらを 統 合 する 司 令 部 が 沖 縄 にある この 配 置 運 用 で 仮 にフィリ ピンへ 作 戦 展 開 する 事 態 が 起 きたとする 沖 縄 から 海 兵 隊 の 地 上 航 空 後 方 支 援 の 各 部 隊 が 現 地 に 急 行 する ハワイか らも 部 隊 を 急 派 する 規 模 によってはカリフォルニアからも 増 派 される そして 沖 縄 の 司 令 部 が 現 地 で 各 部 隊 と 合 流 し 統 合 指 揮 する このように 海 兵 隊 は 現 地 集 合 型 の 運 用 を 採 用 しているため どこへでも 迅 速 な 対 応 が 可 能 である 23 と の 説 明 もなされている c また MEU の 規 模 を 超 える 海 兵 隊 が 紛 争 地 域 に 展 開 する ための 輸 送 手 段 という 点 からも MEU の 任 務 を 超 える 大 規 22 山 口 昇 日 本 にとって 米 海 兵 隊 の 意 義 とは 何 か? 谷 内 正 太 郎 編 日 本 の 安 全 保 障 と 防 衛 政 策 214 頁 参 照 23 屋 良 朝 博 基 地 問 題 の 実 相 と 構 造 島 袋 純 阿 部 裕 己 編 沖 縄 が 問 う 日 本 の 安 全 保 障 210 頁 32

33 模 紛 争 への 海 兵 隊 の 投 入 という 事 態 への 対 応 ということは 海 兵 隊 航 空 基 地 が 沖 縄 でなければならないことの 根 拠 にはな りえない すなわち 在 日 米 軍 の 揚 陸 艦 は 長 崎 県 佐 世 保 基 地 の 4 隻 であり 搭 載 可 能 兵 員 数 は 約 2000 人 すなわち MEU1 個 分 にすぎない マイク モチヅキ(ジョージ ワシントン 大 学 教 授 ) マ イケル オハンロン(ブルッキングス 研 究 所 上 席 研 究 員 ) 沖 縄 と 太 平 洋 における 米 海 兵 隊 の 将 来 沖 縄 県 知 事 公 室 地 域 安 全 政 策 課 調 査 研 究 班 編 変 化 する 日 米 同 盟 と 沖 縄 の 役 割 から 引 用 すると 海 兵 隊 が 地 域 の 有 事 にどのように 対 応 す るかを 考 えることが 重 要 である たとえば 朝 鮮 半 島 で 再 び 紛 争 が 起 こったとして その 勃 発 時 点 で 沖 縄 に 1 万 5,000 名 の 海 兵 隊 員 がいると 仮 定 しよう 海 兵 隊 員 はどうやって 朝 鮮 半 島 に 赴 くのか( 中 略 ) 海 兵 隊 が 車 両 やヘリコプターを 含 め その 装 備 の 多 くまたはすべてを 携 えて 朝 鮮 半 島 に 赴 くと なれば ことははるかに 複 雑 である この 場 合 空 輸 は 非 現 実 的 である( 重 い 装 備 を 運 搬 できる 飛 行 機 は 台 数 が 比 較 的 少 なく その 少 ない 飛 行 機 を 1 万 5,000 名 の 海 兵 隊 の 移 動 に 限 らず 多 くの 目 的 のために 使 用 しなければならないため) ま た 日 本 に 現 在 停 泊 している 米 軍 揚 艦 はわずか 4 隻 ( 九 州 の 佐 世 保 )にすぎず それらを 合 わせた 積 載 能 力 は 海 兵 隊 員 約 2,000 名 ( 第 31 海 兵 遠 征 軍 の 人 員 数 ) 分 である このため 1 万 5,000 名 の 海 兵 隊 員 を 移 動 するには これらの 揚 陸 艦 を 33

34 8 回 往 復 させなければならない 20 ノットで 往 復 1,500 マイ ルを 航 海 し 出 発 地 と 到 着 地 のそれぞれで 積 み 降 ろしに 2 日 かかると 仮 定 すると 追 加 の 船 舶 が 米 国 から 到 着 しない 限 り この 移 動 はほぼ 2 ヶ 月 を 要 する 非 常 に 遅 いプロセスになる 言 うまでもなく 米 国 からの 船 の 到 着 が 必 要 なら 海 兵 隊 が そもそも 沖 縄 でプロセスを 開 始 することの 価 値 はほとんどな い ことになるとしている キ グアム 移 転 計 画 が 示 していること (ア) 海 兵 隊 グアム 移 転 の 計 画 a 平 成 18 年 5 月 1 日 の 日 米 安 全 保 障 協 議 委 員 会 において 再 編 実 施 のための 日 米 のロードマップ( 以 下 再 編 ロードマ ップ という )が 合 意 された その 内 容 は 約 8000 名 の 第 3 海 兵 機 動 展 開 部 隊 の 要 員 と その 家 族 約 9000 名 は 部 隊 の 一 体 性 を 維 持 するような 形 で 2014 年 までに 沖 縄 からグアムに 移 転 する 移 転 する 部 隊 は 第 3 海 兵 機 動 展 開 部 隊 の 指 揮 部 隊 第 3 海 兵 師 団 司 令 部 第 3 海 兵 後 方 群 ( 戦 務 支 援 群 から 改 称 ) 司 令 部 第 1 海 兵 航 空 団 司 令 部 及 び 第 12 海 兵 連 隊 司 令 部 を 含 む というも のである b 平 成 24 年 4 月 27 日 の 日 米 安 全 保 障 協 議 委 員 会 において 再 編 ロードマップの 調 整 が 合 意 された その 内 容 は 先 ず 第 3 海 兵 機 動 展 開 部 隊 (ⅢMEF) の 要 員 の 沖 縄 からグアムへの 移 転 及 びその 結 果 として 生 ずる 嘉 手 納 飛 行 場 以 南 の 土 地 の 返 還 の 双 方 を 普 天 間 飛 行 場 の 代 34

35 替 施 設 に 関 する 進 展 から 切 り 離 すことを 決 定 した としてい る そして 米 国 は 地 域 における 米 海 兵 隊 の 兵 力 の 前 方 プ レゼンスを 引 き 続 き 維 持 しつつ 地 理 的 に 分 散 された 兵 力 態 勢 を 構 築 するため 海 兵 空 地 任 務 部 隊 (MAGTF)を 沖 縄 グアム 及 びハワイに 置 くことを 計 画 しており,ローテーショ ンによるプレゼンスを 豪 州 に 構 築 する 意 図 を 有 する この 見 直 された 態 勢 により より 高 い 能 力 を 有 する 米 海 兵 隊 のプレ ゼンスが 各 々の 場 所 において 確 保 され 抑 止 力 が 強 化 される とともに 様 々な 緊 急 の 事 態 に 対 して 柔 軟 かつ 迅 速 な 対 応 を 行 うことが 可 能 となる 閣 僚 は これらの 措 置 が 日 本 の 防 衛 そしてアジア 太 平 洋 地 域 全 体 の 平 和 及 び 安 定 に 寄 与 することを 確 認 した 閣 僚 は 約 9000 人 の 米 海 兵 隊 の 要 員 がその 家 族 と 共 に 沖 縄 から 日 本 国 外 の 場 所 に 移 転 されることを 確 認 した 沖 縄 に 残 留 する 米 海 兵 隊 の 兵 力 は 第 3 海 兵 機 動 展 開 部 隊 司 令 部 第 1 海 兵 航 空 団 司 令 部 第 3 海 兵 後 方 支 援 群 司 令 部 第 31 海 兵 機 動 展 開 隊 及 び 海 兵 隊 太 平 洋 基 地 の 基 地 維 持 要 員 の 他 必 要 な 航 空 陸 上 及 び 支 援 部 隊 から 構 成 されることとなる 閣 僚 は 沖 縄 における 米 海 兵 隊 の 最 終 的 なプレゼンスを 再 編 のロードマップに 示 された 水 準 に 従 ったものとするとのコ ミットメントを 再 確 認 した 米 国 政 府 は 日 本 国 政 府 に 対 し 同 盟 に 関 するこれまでの 協 議 の 例 により 沖 縄 における 米 海 兵 隊 部 隊 の 組 織 構 成 の 変 更 を 伝 達 することとなる 米 国 は 35

36 第 3 海 兵 機 動 展 開 旅 団 司 令 部 第 4 海 兵 連 隊 並 びに 第 3 海 兵 機 動 展 開 部 隊 の 航 空 陸 上 及 び 支 援 部 隊 の 要 素 から 構 成 され る 機 動 的 な 米 海 兵 隊 のプレゼンスをグアムに 構 築 するため 作 業 を 行 っている グアムには 基 地 維 持 要 員 も 設 置 される グアムにおける 米 海 兵 隊 の 兵 力 の 定 員 は 約 5000 人 になる というものである c 平 成 25 年 10 月 3 日 の 日 米 安 全 保 障 協 議 委 員 会 後 の 共 同 発 表 において 米 海 兵 隊 部 隊 の 沖 縄 からグアムへの 移 転 は, 2020 年 代 前 半 に 開 始 されることが 公 表 された (イ) 分 散 配 備 をしても 一 体 性 が 損 なわれないとしていること a 埋 立 必 要 理 由 は 司 令 部 陸 上 航 空 後 方 支 援 部 隊 を 組 み 合 わせて 一 体 的 に 運 用 する 組 織 構 造 を 根 拠 に 海 兵 隊 航 空 基 地 は 沖 縄 に 置 かなければならないとしている そもそも 在 沖 米 海 兵 隊 は 現 状 においても 分 散 配 置 されて いるものであるが グアム 移 転 を 進 めた 場 合 には 更 に 分 散 さ れることになり 埋 立 必 要 理 由 の 論 拠 は 成 り 立 ちえないこと は 明 らかである b とりわけ 注 目 すべきは 平 成 24 年 4 月 27 日 の 日 米 安 全 保 障 協 議 委 員 会 において グアム 移 転 部 隊 の 中 に 沖 縄 に 唯 一 存 在 する 歩 兵 連 隊 である 第 4 海 兵 連 隊 が 含 まれたことであ る すなわち 後 方 支 援 部 隊 に 加 え 地 上 戦 闘 部 隊 が 国 外 に 移 転 し 分 散 されることになったものである そして このように 分 散 されることによって 抑 止 力 が 低 下 36

37 するどころか この 見 直 された 態 勢 により より 高 い 能 力 を 有 する 米 海 兵 隊 のプレゼンスが 各 々の 場 所 において 確 保 さ れ 抑 止 力 が 強 化 されるとともに 様 々な 緊 急 の 事 態 に 対 し て 柔 軟 かつ 迅 速 な 対 応 を 行 うことが 可 能 となる 閣 僚 は こ れらの 措 置 が 日 本 の 防 衛 そしてアジア 太 平 洋 地 域 全 体 の 平 和 及 び 安 定 に 寄 与 することを 確 認 した としているのであり 分 散 配 置 により 一 体 性 が 保 てないという 論 理 は 完 全 に 否 定 を されている 沖 縄 に 残 るとされるのは 司 令 部 と 31MEU であるが 地 上 兵 力 の 第 4 海 兵 連 隊 は 国 外 のグアムに 移 転 し 31MEU を 搭 載 する 揚 陸 艦 の 母 港 は 日 本 本 土 の 長 崎 県 佐 世 保 基 地 を 母 港 としているのであるから 海 兵 隊 航 空 基 地 が 沖 縄 になけれ ばならないという 地 理 的 必 然 性 は 認 められない なお 第 4 海 兵 連 隊 のグアムへの 移 転 計 画 については グ アムに 移 転 する 部 隊 としてキャンプ シュワブの 第 四 海 兵 連 隊 が 明 記 されているではないか あれほど 抑 止 力 を 理 由 に 実 戦 部 隊 のグアム 移 転 を できない と 言 い 続 けた 日 本 政 府 があっさり 方 向 転 換 したのである( 中 略 ) 沖 縄 に 残 る 実 戦 部 隊 は 第 三 一 海 兵 遠 征 隊 (31MEU)と 第 一 二 砲 兵 連 隊 の みとなる 31MEU は 即 応 部 隊 であり 強 襲 揚 陸 艦 に 乗 って 太 平 洋 を 巡 回 訓 練 しており 沖 縄 にいるのは 年 に 二 三 か 月 程 度 また 第 一 二 砲 兵 連 隊 は 日 本 本 土 での 実 弾 射 撃 訓 練 のた め やはり 沖 縄 には 年 二 三 か 月 ほどしかいない 主 力 の 第 四 海 兵 連 隊 がグアム 移 転 するのだから 日 本 政 府 のいう 抑 37

38 止 力 は 限 りなく 弱 体 化 することになる それでも 日 本 政 府 が 米 側 の 要 求 を 丸 飲 みしたのは 最 初 から 沖 縄 の 海 兵 隊 を 抑 止 力 とは 考 えていないことの 証 拠 であろう 24 この 再 編 見 直 しで 注 目 をされるのは グアム 移 転 部 隊 の 中 に 地 上 戦 闘 兵 力 の 基 軸 である 第 四 海 兵 連 隊 (キャンプ ハンセ ン)が 含 まれたことだ 第 四 海 兵 連 隊 は 沖 縄 に 唯 一 存 在 する 歩 兵 連 隊 であり 沖 縄 海 兵 隊 の 中 軸 だ かつて 沖 縄 には 二 個 連 隊 を 配 備 していたが 一 九 九 〇 年 代 初 頭 の 国 防 費 削 減 によ って 一 個 連 隊 まるごとを 解 体 させたため 第 四 海 兵 連 隊 が 唯 一 沖 縄 に 残 る 実 戦 兵 力 となった この 兵 力 移 転 によって 沖 縄 海 兵 隊 は 紛 争 対 応 の 兵 員 規 模 ではなくなった 日 本 政 府 の 抑 止 力 の 維 持 という 言 葉 がますます 空 疎 となってしまった 年 の 米 軍 再 編 計 画 見 直 しで 在 沖 海 兵 隊 は 戦 闘 部 隊 の9 千 人 がグアムなど 海 外 に 移 転 する われわれは 普 天 間 を 県 外 に 移 設 できない 理 由 について 沖 縄 の 兵 士 を 輸 送 す る 必 要 がある と 説 明 されてきた しかし 再 編 後 沖 縄 に 残 るのは 31 海 兵 遠 征 部 隊 ( 約 2 千 人 程 度 )だ 飛 行 部 隊 は どこで 行 動 するのか 沖 縄 に 残 る 部 隊 に 必 要 な 回 転 翼 機 はせ いぜい 数 機 新 たな 基 地 建 設 は 必 要 なのか 26 などの 指 摘 も 24 半 田 滋 日 米 の 盲 目 的 な 主 従 関 係 が 招 く 沖 縄 支 配 新 外 交 イニシアティ ブ 編 虚 像 の 抑 止 力 25 屋 良 朝 博 在 沖 米 軍 の 存 在 理 由 新 外 交 イニシアティブ 編 虚 像 の 抑 止 力 212 頁 26 ダニエル スナイダー 米 スタンフォード 大 アジア 太 平 洋 研 究 センター 副 所 長 琉 球 新 報 平 成 25 年 12 月 31 日 38

39 なされている C なお 船 橋 洋 一 同 盟 漂 流 367 頁 以 下 には 平 成 9 年 (1997 年 )2 月 に 統 合 幕 僚 会 議 長 と 防 衛 局 長 が 橋 本 ( 当 時 ) 首 相 にブリーフィングをし 平 たく 言 えば 現 在 沖 縄 にいる 一 万 八 〇 〇 〇 人 の 海 兵 隊 は 最 小 単 位 であり これ 以 上 は 分 け られない それでも 分 けよ というのは 置 くか 置 かないか の 議 論 をするようなものだ との 主 張 をしたとされている このような 事 実 があったとするならば そこで 主 張 された 内 容 は グアム 移 転 計 画 により 否 定 されたことになる (3) 沖 縄 は 戦 略 的 な 観 点 からも 地 理 的 優 位 性 を 有 している との 埋 立 必 要 理 由 に 実 証 的 根 拠 はないこと ア 申 立 人 の 主 張 埋 立 必 要 理 由 書 には 沖 縄 は 南 西 諸 島 のほぼ 中 央 にあることや わが 国 のシーレーンにも 近 いなど わが 国 の 安 全 保 障 上 極 めて 重 要 な 位 置 にあるとともに 周 辺 国 から 見 ると 大 陸 から 太 平 洋 にアクセスするにせよ 太 平 洋 から 大 陸 へのアクセスを 拒 否 する にせよ 戦 略 的 に 重 要 な 位 置 にある こうした 地 理 的 な 特 徴 を 有 する 沖 縄 に 高 い 機 動 力 と 即 応 性 を 有 し 様 々な 緊 急 事 態 への 対 処 を 担 当 する 米 海 兵 隊 をはじめとする 米 軍 が 駐 留 していること は わが 国 の 安 全 のみならずアジア 太 平 洋 地 域 の 平 和 と 安 定 に 大 きく 寄 与 している とされ 審 査 請 求 書 執 行 停 止 申 立 書 には c 在 沖 海 兵 隊 の 意 義 また 沖 縄 は 南 西 諸 島 のほぼ 中 央 にあり 我 が 国 の 全 貿 易 量 の 99% 以 上 を 依 存 している 海 上 輸 送 のシーレ ーンにも 近 いなど 我 が 国 の 安 全 保 障 上 極 めて 重 要 な 地 位 にあ 39

40 るとともに 周 辺 国 から 見 ると 太 平 洋 からアクセスするにせよ 太 平 洋 から 大 陸 へのアクセスを 拒 否 するにせよ 戦 略 的 に 重 要 な 目 標 となる こうした 地 理 的 な 優 位 性 を 有 する 沖 縄 に 司 令 部 陸 上 部 隊 航 空 部 隊 及 び 後 方 支 援 部 隊 を 統 合 した 組 織 構 造 を 有 し 優 れた 機 動 性 及 び 即 応 性 によって 幅 広 い 任 務 に 対 応 可 能 な 米 海 兵 隊 が 駐 留 することにより 個 々の 事 態 への 柔 軟 かつ 迅 速 な 対 応 が 可 能 となっており 在 沖 海 兵 隊 が 抑 止 力 の 重 要 な 要 素 の 一 つで あることは 明 らかであり その 存 在 は 沖 縄 を 含 む 我 が 国 の 防 衛 上 不 可 欠 である とする しかし 抽 象 的 な 用 語 を 羅 列 しているだけであり 普 天 間 飛 行 場 に 駐 留 する 部 隊 について どのように 運 用 されてどのような 機 能 を 果 たしているのか 県 外 等 に 移 駐 することによってどのよう に 機 能 が 損 なわれるのかという 具 体 的 な 内 容 は 皆 無 であり 情 緒 的 に 不 安 をあおっているだけの 無 内 容 な 主 張 である かえって 具 体 的 に 検 討 をするならば 海 兵 隊 の 輸 送 ヘリ 部 隊 の 駐 留 する 基 地 として 沖 縄 の 地 理 的 優 位 性 は 認 められないこと が 明 らかになる ア 海 兵 隊 基 地 としての 沖 縄 の 地 理 的 優 位 性 は 認 められないこと (ア) 前 述 したとおり 日 本 に 配 備 された 海 兵 隊 が 実 任 務 を 行 う 際 には 長 崎 県 佐 世 保 基 地 を 母 港 とする 揚 陸 艦 に 搭 乗 して 任 務 につくものであり 1 年 のうちの 半 分 以 上 の 期 間 は 洋 上 展 開 を しているものである 1 年 の 大 半 の 期 間 を 占 める 洋 上 展 開 をしている 間 は 揚 陸 艦 が 航 行 している 場 所 から 目 的 地 に 向 かうことになるものであり 40

41 海 兵 隊 基 地 がどこに 所 在 しているのかは 問 題 とならない 31MEU は アジア 太 平 洋 地 域 の 同 盟 国 をめぐり 同 盟 国 と の 共 同 訓 練 人 道 支 援 災 害 救 援 活 動 を 行 うことで 同 盟 国 と の 信 頼 関 係 をかい 醸 成 する 活 動 を 行 い その 存 在 を 示 している ものあるから 前 述 したとおり ヘリコプター 部 隊 がどこで 搭 載 されたか( 航 空 基 地 がどこに 所 在 しているのか)によって プレゼンスが 変 わるものではない (イ) 洋 上 展 開 していない 時 期 には 長 崎 県 佐 世 保 基 地 から 揚 陸 艦 が 具 志 川 市 のホワイト ビーチに 回 航 されるのを 待 たなけれ ばならないものであり 日 本 本 土 との 対 比 において 沖 縄 に 地 理 的 優 位 性 があることにはならない (ウ) 海 兵 隊 の 駐 留 必 要 性 として 常 に 言 われることは 朝 鮮 半 島 有 事 との 関 係 である しかし 少 なくとも 日 本 本 土 との 対 比 にお いて 朝 鮮 半 島 有 事 への 対 応 のために 日 本 本 土 ではなく 沖 縄 に 海 兵 隊 基 地 が 必 要 であるということはできない 一 般 的 な 安 保 効 用 論 や 抑 止 論 ではなく 現 職 の 自 衛 官 が 軍 事 的 観 点 から 沖 縄 に 海 兵 隊 駐 留 が 必 要 と 論 じたものとして 注 目 された 論 文 が 山 口 昇 沖 縄 の 海 兵 隊 はなぜ 必 要 か? 軍 事 的 側 面 の 検 討 である 27 船 橋 洋 一 同 盟 漂 流 368 頁 は 防 衛 庁 27 同 論 文 に 対 する 詳 細 な 批 判 に 植 村 秀 樹 海 兵 隊 沖 縄 駐 留 論 の 再 検 討 流 通 經 濟 大 學 論 集 34(4), 2000 がある 山 口 昇 氏 の 近 時 の 論 稿 等 に 山 口 昇 日 本 にとって 米 海 兵 隊 の 意 義 とは 何 か? 谷 内 正 太 郎 編 日 本 の 安 全 保 障 と 防 衛 政 策 柳 澤 協 二 ほか 元 政 府 高 官 とスペシャリスト 達 の 対 話 山 口 昇 翁 長 雄 志 寺 島 実 郎 佐 藤 優 山 口 昇 沖 縄 と 本 土 山 口 昇 がある マイク モチヅキ 抑 止 力 と 在 沖 海 兵 隊 新 外 交 イニシアティブ 編 虚 像 の 抑 止 力 は 山 口 昇 氏 の 見 解 を 批 判 的 に 検 討 している 41

42 統 合 幕 僚 会 議 の 海 兵 隊 擁 護 論 をさらに 詳 細 に 展 開 したのが 山 口 昇 陸 上 幕 僚 監 部 防 衛 調 整 官 ら 知 米 派 の 中 堅 制 服 組 であっ た としている 船 橋 洋 一 同 盟 漂 流 (368 頁 以 下 )から 山 口 昇 氏 の 論 文 の 要 約 を 引 用 すると 沖 縄 の 戦 略 的 重 要 性 は 朝 鮮 半 島 不 測 事 態 発 生 の 際 必 要 であり またそうした 事 態 を 防 止 する 上 で 役 に 立 っている 朝 鮮 半 島 有 事 の 際 は 沖 縄 から 韓 国 に 向 けて 二 五 〇 回 の 空 輸 ( 片 道 行 程 約 一 時 間 半 )により 戦 闘 部 隊 を 展 開 させることができる 有 事 では 前 方 展 開 部 隊 の 地 理 的 位 置 は 決 定 的 な 要 因 となる 28 沖 縄 に 駐 留 する 31MEU は 常 時 作 戦 可 能 な 即 応 上 陸 部 隊 としての 任 務 を 持 っている これを 常 時 洋 上 に 維 持 するためには 戦 闘 部 隊 をローテーショ ンさせ 即 応 性 維 持 のための 訓 練 を 行 い 部 隊 に 兵 站 支 援 を 与 える 機 能 が 欠 かせない そのためにも 地 域 内 に 上 級 司 令 部 が 必 要 である 非 戦 闘 員 の 救 出 では 海 空 のみのプレゼンスでは 不 十 分 である 陸 上 で 避 難 する 市 民 を 守 り 誘 導 し 収 容 し 統 制 する 艦 隊 同 行 の 陸 上 戦 闘 能 力 が 要 る これは 近 隣 に 駐 留 す る 海 兵 隊 により 効 果 的 に 行 うことができる 海 兵 隊 のような 地 上 戦 力 は 軽 快 に 展 開 撤 収 を 行 うことができる 海 空 部 隊 と 異 なり 一 旦 投 入 すれば 撤 収 は 容 易 ではなく またそれ 故 に 投 入 に 際 して 重 大 な 決 断 を 要 する 朝 鮮 半 島 統 一 後 在 韓 米 軍 28 この 論 旨 に 対 する 批 判 としては 前 注 植 村 秀 樹 前 述 のマイク モチヅキ (ジョージ ワシントン 大 学 教 授 ) マイケル オハンロン(ブルッキング ス 研 究 所 上 席 研 究 員 ) 沖 縄 と 太 平 洋 における 米 海 兵 隊 の 将 来 沖 縄 県 知 事 公 室 地 域 安 全 政 策 課 調 査 研 究 班 編 変 化 する 日 米 同 盟 と 沖 縄 の 役 割 も 航 空 機 による 輸 送 の 非 現 実 性 を 指 摘 している 42

43 の 駐 留 は 難 しい 状 況 が 生 まれることを 考 えた 場 合 沖 縄 の 海 兵 隊 は 地 域 唯 一 の 陸 上 部 隊 となり 米 国 のコミットメントを 確 か にする 上 で 現 在 以 上 に 重 要 な 役 割 を 果 たすことになるだろう 沖 縄 のⅢMEF の 一 九 九 二 年 のバングラデシュ 自 然 災 害 での 救 援 活 動 や 沖 縄 の 31MEU の 一 九 九 六 年 の 災 害 救 援 人 道 支 援 の 米 ロ 共 同 訓 練 など 海 兵 隊 の 新 たな 任 務 が 増 えている 将 来 米 海 兵 隊 と 自 衛 隊 中 国 人 民 解 放 軍 を 含 む 災 害 人 道 支 援 訓 練 が 定 期 的 にできれば 信 頼 醸 成 措 置 は 大 いに 進 展 するだろう と している これらの 理 由 は 日 本 に 海 兵 隊 が 駐 留 すべきとする 根 拠 とな っても 日 本 の 国 内 で 沖 縄 に 海 兵 隊 が 駐 留 しなければならない ことの 根 拠 とはなりえないものである むしろ 朝 鮮 半 島 との 地 理 的 位 置 でいうならば 沖 縄 に 駐 留 することは 朝 鮮 半 島 と の 距 離 は 日 本 本 土 よりも 遠 ざかることになる 例 えば 沖 縄 ソウル 間 は 約 1260 キロメートルであるのに 対 し 福 岡 ソウ ル 間 は 約 534 キロメートル 熊 本 ソウル 間 は 約 620 キロメー トルである また 船 橋 洋 一 同 盟 漂 流 369 頁 は 山 口 も 朝 鮮 半 島 統 一 後 は オーストラリア 東 南 アジア ハワイへの 移 転 も 考 慮 さるべきオプション となること また 技 術 革 新 による 戦 略 空 輸 の 著 しい 進 歩 あるいは 海 上 輸 送 の 著 しい 高 速 化 などが 実 現 すれば 米 本 土 からでも 同 様 の 役 割 を 果 たすことが 可 能 にな るかもしれない と 見 る ただ 問 題 はその 可 能 性 である 海 兵 隊 とともに 行 動 する 第 七 艦 隊 の 主 力 が 日 本 を 母 港 としている 43

44 以 上 海 兵 隊 が 第 七 艦 隊 と 遠 く 隔 絶 した 地 域 に 駐 留 することは 作 戦 上 の 問 題 を 引 き 起 こすだろうと 指 摘 する としている しかし ここに 示 されているのは 日 本 に 海 兵 隊 駐 留 が 必 要 であるとの 主 張 の 論 拠 であり 沖 縄 への 駐 留 の 根 拠 となるもの ではない 沖 縄 の 海 兵 隊 が 現 に 有 している 機 能 に 対 する 評 価 であり 沖 縄 に 海 兵 隊 が 駐 留 しなければならないことの 論 拠 ではない 第 7 艦 隊 の 主 力 が 母 港 としているのは 日 本 本 土 の 神 奈 川 県 横 須 賀 基 地 と 長 崎 県 佐 世 保 基 地 であり 沖 縄 の 海 兵 隊 と の 関 係 でいうならば 海 兵 隊 を 搭 載 する 揚 陸 艦 の 母 港 は 長 崎 県 佐 世 保 基 地 である したがって 第 7 艦 隊 の 母 港 との 距 離 は 日 本 国 内 において 沖 縄 に 海 兵 隊 基 地 を 置 くことの 必 然 性 を 示 すものではなく 逆 に 沖 縄 に 海 兵 隊 基 地 を 集 中 させること の 不 合 理 性 を 示 すものである 実 際 同 論 文 においても 本 稿 は 海 兵 隊 の 他 地 域 への 移 転 や 在 沖 海 兵 隊 の 規 模 縮 小 を 無 条 件 に 否 定 するものではない 論 理 的 にいえば 日 本 本 土 への 移 転 は 選 択 肢 であり 得 る とさ れている また 山 口 昇 氏 は 2010 年 ( 平 成 22 年 )に 出 版 された 元 防 衛 官 僚 柳 沢 協 二 氏 との 対 談 ( 柳 澤 協 二 ほか 抑 止 力 を 問 う 元 防 衛 高 官 と 防 衛 スペシャリスト 達 との 対 話 144 頁 )において も 海 兵 隊 の 沖 縄 駐 留 は 必 然 でないことを 認 めている すなわ ち 柳 澤 現 に 沖 縄 に 存 在 する 海 兵 隊 をどうするかという 議 論 の 立 て 方 だから いま 日 本 でやられているような 場 所 選 び 44

45 の 議 論 にならざるをえないのです しかし 軍 事 的 に あるい は 論 理 的 に 考 えていくと 少 なくとも 沖 縄 でなければならない ということにはならないと 思 う まあ だいたいこの 辺 にとい うのは 言 えるけれども 沖 縄 でなければならないというのは 本 来 なかなか 説 明 するのはむずかしい 山 口 理 論 的 には ハワイ あるいはグアムとハワイだけでもいいのです ただし そこにいる 海 兵 隊 から 得 られるもの 享 受 できるものが ちゃ んと 保 障 されるかどうかというコミットメントに 関 しては 日 本 が 基 地 を 提 供 しているか 否 かということは 問 題 になります としている この 山 口 氏 の 発 言 も 日 本 が 海 兵 隊 にコミットす ること 基 地 貸 与 という 形 でコミットすることが 必 要 としてい るものであり 日 本 国 内 で 沖 縄 に 海 兵 隊 が 駐 留 しなければなら ないとする 論 拠 にはなりえないものである 朝 鮮 半 島 有 事 への 対 応 は 日 本 本 土 と 沖 縄 との 対 比 において 沖 縄 に 地 理 的 優 位 性 があることの 根 拠 にはならないものである (エ) 台 湾 海 峡 との 関 係 が 沖 縄 と 台 湾 海 峡 との 距 離 の 近 接 性 が 言 われることがある a 日 本 本 土 より 沖 縄 が 台 湾 海 峡 に 近 いとしても 佐 世 保 基 地 の 揚 陸 艦 が 到 着 することを 待 たなければならないことに 変 わ りはなく 地 続 きで 佐 世 保 基 地 から 乗 艦 できる 地 域 との 優 劣 はなんら 明 らかにされていない また 朝 鮮 半 島 と 台 湾 海 峡 の 双 方 との 距 離 を 考 えても 例 えば 九 州 と 比 較 して 沖 縄 に 有 利 性 があるとは 言 えない 検 証 結 果 報 告 書 が 地 理 的 位 置 関 係 を 素 直 に 見 る 限 り, 沖 縄 45

46 からソウルは 1260km, 沖 縄 から 台 北 は 630km の 距 離 にあ り, 一 方, 例 えば 九 州 の 熊 本 からソウルは 620km, 熊 本 か ら 台 北 は 1240km であるから( 防 衛 省 第 1 次 回 答 書 平 成 23 年 12 月 19 日 ), 地 理 的 位 置 関 係 で 台 湾 海 峡 と 朝 鮮 半 島 へ の 距 離 をみた 場 合, 沖 縄 より 熊 本 の 方 が 地 理 的 に 優 れている と 見 るのが 事 実 に 沿 うものと 言 える なお, 沖 縄 県 は, 第 1 次 質 問 書 をもって, 防 衛 省 に 対 し, 何 故 日 本 の 中 で 沖 縄 に おく 必 要 があるのか,すなわち 本 土 に 配 備 した 場 合 との 比 較 における 沖 縄 配 備 の 優 位 性 について 質 問 をしているが, 国 からは 具 体 的 な 回 答 はなされていない としているとおり 海 兵 隊 基 地 について 沖 縄 が 地 理 的 優 位 性 を 有 するとする 具 体 的 実 証 的 根 拠 は 一 切 示 されていないものである さらに 本 件 で 問 題 とされているのは あくまでも 海 兵 隊 である 一 般 世 論 の 中 には 尖 閣 諸 島 は 中 国 の 船 がきて 乗 っ 取 るかもしれない 中 国 と 戦 争 になったらどうするんだ と いう 意 見 も 少 なくないかもしれません もし 海 兵 隊 が 撤 退 したら 中 国 に 間 違 ったシグナルを 送 ることになる と との 問 いに 対 して ジョージ ワシントン 大 学 のマイク モチヅ キ 教 授 は 中 国 から 見 れば 琉 球 列 島 の 存 在 は すなわち 第 一 列 島 線 の 一 部 です ただし その 時 に 対 峙 する 米 軍 は 空 軍 と 海 軍 の 潜 水 艦 であって 海 兵 隊 ではありません だから 海 兵 隊 がいなくなると 不 安 だ という 日 本 国 民 の 意 識 は 間 46

47 違 っています と 答 えている 29 戦 略 予 算 評 価 センター(C SBA)のアンドリュー クレピネビッチ 氏 30 は 沖 縄 にも 駐 留 する 海 兵 隊 は 強 行 突 破 が 特 性 です 南 シナ 海 の 島 の 領 有 権 をめぐって 多 くの 国 が 争 った 場 合 に ある 島 を 占 拠 するな どの 任 務 では 役 立 ちます しかし 今 後 一 〇 ~ 一 五 年 の 間 に 仮 に 中 国 との 武 力 衝 突 が 起 きたと 想 定 したシナリオでは 海 兵 隊 は 大 きな 役 割 を 果 たすとは 考 えにくい 海 兵 隊 は この 種 の 大 規 模 紛 争 では 大 きな 変 化 を 生 む 存 在 ではありません エアシーバトル 31 も 第 一 には 海 軍 と 空 軍 の 任 務 です とし ている 32 また ダニエル スナイダー 米 スタンフォード 大 アジア 太 平 洋 研 究 センター 副 署 長 は 中 国 などに 誤 ったシグ ナルを 送 るべきではない だが 抑 止 力 のシグナルを 送 る 場 所 が 沖 縄 だけである 理 由 などない 重 要 なのは 地 上 部 隊 ( 海 兵 隊 )より 海 軍 力 空 軍 力 だ 例 えば 横 須 賀 ( 神 奈 川 県 )など にオハイオ 級 巡 航 ミサイル 潜 水 艦 または 三 沢 ( 青 森 県 )な どにF22 やF35 などの 最 新 鋭 戦 闘 機 を 配 備 すれば 在 日 米 29 新 外 交 イニシアティブ 編 虚 像 の 抑 止 力 135 頁 30 元 陸 軍 中 佐 ネット 評 価 室 を 退 任 後 CSBA を 設 立 し 理 事 長 を 務 めて いる Revolution in Military Affairs(RMA)の 研 究 に 携 わり 統 合 エア シー バトル 構 想 (Joint AirSea Battle Concept:JASBC)の 提 唱 者 とさ れる 31 平 成 22 年 (2010 年 )の 4 年 毎 の 国 防 計 画 見 直 し (QDR:Quadrennial Defense Review)で 登 場 した 戦 略 構 想 である QDR2010 は 名 指 しを 避 け ているが 中 国 に 対 する 軍 事 戦 略 そのものであると 目 されている( 木 内 啓 人 統 合 エア シー バトル 構 想 の 背 景 と 目 的 海 幹 校 戦 略 研 究 2011 年 12 月 (1-2) 等 ) 32 平 成 22 年 5 月 4 日 朝 日 新 聞 47

48 軍 の 抑 止 力 は 高 まり 在 沖 海 兵 隊 は 大 幅 に 削 減 できる とし ている 33 後 に 防 衛 大 臣 となる 森 本 敏 氏 は 野 村 総 合 研 究 所 主 任 研 究 員 であったときに もともと 台 湾 海 峡 など 中 国 周 辺 に 海 兵 隊 が 投 入 される 可 能 性 は 極 めて 低 い としていた 34 軍 事 専 門 家 は 対 中 国 台 湾 海 峡 という 点 で 問 題 となるのは 空 軍 と 海 軍 であり 海 兵 隊 ではないとしているものである b なお 中 国 との 関 係 については 次 のような 指 摘 もなされ ている 山 口 昇 防 衛 大 学 教 授 と 元 防 衛 官 僚 の 柳 澤 協 二 氏 との 対 談 35 では 山 口 本 来 の 意 味 での 抑 止 が 必 要 だというのは アメリカとロシア あるいは 核 兵 器 を 持 っている 国 同 士 あ るいは 本 当 に 角 突 き 合 わせている 南 北 朝 鮮 とか そういった ところだけです 中 国 が 台 頭 してくると 言 っても 中 国 を 脅 威 にしてはならないのですから 脅 威 でもなく 敵 でもない 相 手 に 対 する 抑 止 ということの 意 味 は 大 きくありません だから 抑 止 するとか されないとか 冷 戦 時 代 の 概 念 を 便 利 に 使 うのはやめて 言 葉 の 使 い 方 を 考 えた 方 がいいと 思 い ます 柳 澤 例 えば 脅 威 という 言 葉 中 国 が 脅 威 かとい うと 昔 ソ 連 が 冷 戦 時 代 の 脅 威 であったという 意 味 では 脅 威 じゃないのですね 山 口 脅 威 にしては 駄 目 なのです ね いま 脅 威 ではないし これからも そうしては 駄 目 です 33 平 成 25 年 12 月 31 日 琉 球 新 報 34 船 橋 洋 一 同 盟 漂 流 358 頁 より 引 用 35 柳 澤 協 二 ほか 抑 止 力 を 問 う 元 防 衛 高 官 と 防 衛 スペシャリスト 達 と の 対 話 山 口 昇 柳 澤 協 二 153 頁 48

49 柳 澤 しかし あんな 自 己 中 心 的 で 力 をつけてくると いう 国 は 信 用 できるかという 部 分 もある でも 脅 威 という のはお 互 いに 細 い 橋 の 上 を 向 かい 合 って 走 っていて どち らかが 落 ちなければ 済 まないような 対 決 状 況 の 話 だと 思 いま す それを 脅 威 と 表 現 するなら 中 国 は 違 う 中 国 とは 同 じ 方 向 に 向 かい 合 っていて 満 員 電 車 から 出 ようとしていると きに 自 分 が 先 に 行 こうとして 足 を 踏 んだりとか 肩 がぶつ かったりだとか そういう 関 係 だと 思 うのです とされてい る (オ) 埋 立 必 要 理 由 書 には 沖 縄 は 南 西 諸 島 のほぼ 中 央 にあること やわが 国 のシーレーンにも 近 い とされ 審 査 請 求 書 執 行 停 止 申 立 書 にも 海 上 輸 送 のシーレーンにも 近 い とされている 埋 立 必 要 理 由 書 等 において シーレーンという 語 は 定 義 づけ られていない 我 が 国 においては 鈴 木 内 閣 が 1000 海 里 シー レーン 防 衛 を 約 束 し その 後 の 中 曽 根 内 閣 が シーレーン 防 衛 について 1 日 本 列 島 の 地 勢 的 な 位 置 付 けを ソ 連 のバックフ ァイア 爆 撃 機 (Tu-22)の 侵 入 に 対 して 防 波 堤 となる 不 沈 空 母 の 存 在 にすること 2 日 本 列 島 を 取 り 巻 く 海 峡 ( 宗 谷 海 峡 津 軽 海 峡 対 馬 海 峡 )について 完 全 な 支 配 権 を 保 持 すること 3 ソ 連 潜 水 艦 やその 他 の 海 軍 艦 艇 による 通 航 を 許 さないこと 4 太 平 洋 の 防 衛 圏 を 数 百 海 里 拡 大 し グアム- 東 京 および 台 湾 海 峡 - 大 阪 を 結 ぶシーレーンの 確 立 をなすこと という 基 本 方 針 を 定 めたが 冷 戦 構 造 崩 壊 後 においても グアム- 東 京 および 台 湾 海 峡 - 大 阪 を 結 ぶ 航 路 帯 辺 りを 念 頭 においていることに 変 わりは 49

50 ないのであろう この 東 京 や 大 阪 に 至 るシーレーンには 当 然 に 九 州 四 国 本 州 も 沿 っているものである そして シーレーン 防 衛 とは 対 潜 作 戦 対 機 雷 作 戦 の 問 題 であるが これは 海 軍 や 空 軍 に 係 るものである 普 天 間 飛 行 場 に 配 備 された 輸 送 ヘリ 部 隊 は 対 潜 哨 戒 機 ではなく 対 潜 作 戦 対 機 雷 作 戦 に 従 事 するものではない 普 天 間 飛 行 場 に 配 備 された 輸 送 ヘリなどについて シーレー ンを 持 ち 出 すことは 根 拠 がないものである また 再 三 述 べているとおり 佐 世 保 基 地 の 揚 陸 艦 に 搭 載 さ れて 広 く 洋 上 で 任 務 に 就 くものであるから 沖 縄 がシーレーン に 近 いか 否 かということは 意 味 をもたない 普 天 間 飛 行 場 に 配 備 された 輸 送 ヘリ 部 隊 であり シーレーンを 根 拠 に 沖 縄 の 地 理 的 優 位 性 を 持 ち 出 すことは 意 味 をなさない イ 海 兵 隊 基 地 としては 優 位 ではない 地 理 的 条 件 (ア) 揚 陸 艦 母 港 がないこと 及 び 広 大 な 演 習 場 がないこと 再 三 述 べてきたとおり 海 兵 隊 は 揚 陸 艦 に 乗 船 して 洋 上 展 開 するものであるが 沖 縄 には 揚 陸 艦 の 母 港 となりうる 海 軍 施 設 は 存 しないものであり 地 理 的 な 優 位 性 があるものとは 言 えな い また 海 兵 隊 は 沖 縄 では 訓 練 を 行 っているものであるが 射 程 の 長 い 実 弾 砲 撃 演 習 を 行 える 演 習 場 はなく(かつては 県 道 を 封 鎖 して 行 っていた) 広 大 な 演 習 場 がない 沖 縄 では 訓 練 に 制 限 があり 沖 縄 に 駐 留 する 第 3 海 兵 師 団 第 12 海 兵 連 隊 による 実 50

51 弾 砲 撃 演 習 は 現 在 矢 臼 別 演 習 場 ( 北 海 道 ) 王 城 寺 原 演 習 場 ( 宮 城 県 ) 東 富 士 演 習 場 ( 静 岡 県 ) 日 出 生 台 演 習 場 ( 大 分 県 ) の5ヵ 所 の 演 習 場 で 行 われている 揚 陸 艦 の 母 港 もなく 広 大 な 演 習 場 がないという 地 理 的 条 件 は 海 兵 隊 基 地 の 地 理 的 条 件 として 優 位 であるとはいい 難 いも のであり 前 述 のとおり 海 兵 隊 員 からも 沖 縄 に 海 兵 隊 基 地 を 置 くことの 不 合 理 性 は 指 摘 されてきたものである (イ) 狭 隘 な 県 土 に 既 に 基 地 が 集 中 していること a 沖 縄 に 海 兵 隊 が 移 駐 した 1950 年 代 後 半 において すでに 沖 縄 への 基 地 集 中 は 軍 事 的 合 理 性 を 欠 いていることが 指 摘 を されていた 1956 年 ( 昭 和 31 年 ) アイゼンハワー 大 統 領 は 元 国 際 安 全 保 障 担 当 国 防 次 官 補 であったナッシュに 米 軍 の 世 界 的 プレ ゼンスの 見 直 し 作 業 を 依 頼 し ナッシュは 1957 年 ( 昭 和 32 年 ) 末 に アメリカの 在 外 米 軍 基 地 と 題 した 報 告 書 ( 以 下 ナッシュ レポート という )を 提 出 した ナッシュ レポートは その 後 国 家 安 全 保 障 会 議 で 討 議 の 対 象 とされ るなど アイゼンハワー 政 権 後 期 における 米 軍 のプレゼンス に 関 する 重 要 な 政 策 文 書 の 一 つとなった ナッシュ レポー トは 在 沖 米 軍 基 地 について 飛 行 場 港 兵 站 施 設 訓 練 場 が 海 岸 あるいはその 近 くに 位 置 するため 空 と 潜 水 艦 から の 攻 撃 に 対 して 沖 縄 は 極 めて 脆 弱 だ また 重 要 な 軍 事 施 設 が 小 さな 島 に 密 集 しているが 限 られた 地 対 空 対 戦 防 衛 能 力 しかないところに 主 な 軍 事 力 が 集 中 していることは ソ 51

52 連 のミサイル 能 力 や 増 強 されている 中 国 の 軍 事 力 からみて 沖 縄 は 非 常 に 魅 力 的 で 脆 弱 なターゲットにしている さらな る 沖 縄 への 展 開 はこの 状 況 を 悪 化 させるだけだ 沖 縄 本 島 内 での 適 切 な 分 散 は 不 可 能 であり 他 の 極 東 地 域 に 部 隊 や 施 設 を 移 すことを 除 いて この 脆 弱 性 を 近 い 将 来 に 大 きく 低 下 させることは 困 難 だった との 認 識 を 示 し 更 なる 柔 軟 性 の 確 保 と 適 切 な 分 散 のために 適 当 な 部 隊 を 他 の 極 東 地 域 に 徐 々に 移 動 することを 検 討 する よう 勧 告 していた 1967 年 ( 昭 和 42 年 )には 沖 縄 が 中 国 の 核 ミサイルの 射 程 内 に 入 ったため 米 軍 が 沖 縄 基 地 を 廃 棄 し 射 程 外 のマリ アナ 諸 島 への 移 転 計 画 を 考 慮 しているとの 報 道 がなされた 1997 年 ( 平 成 9 年 )に 竹 澤 勝 美 防 衛 庁 長 官 官 房 長 ( 当 時 ) は 冷 戦 後 のロシアのアンドレイ コズイレフ 外 相 の 旧 ソ 連 には 日 本 のみの 侵 攻 計 画 は 全 くなかった 米 ソの 核 戦 争 が 勃 発 したときには 横 須 賀 佐 世 保 嘉 手 納 三 沢 などの 米 軍 基 地 を 標 的 としていた との 発 言 を 紹 介 し 米 ソ 戦 に 巻 き 込 まれる 危 険 があったと 述 べている 2004 年 ( 平 成 16 年 )には カート キャンベル 氏 (クリ ントン 政 権 下 で 国 防 副 次 官 補 2009~2013 年 まで 国 務 次 官 補 )は 沖 縄 の 現 状 を Too many eggs in a basket(カゴに 卵 を 詰 め 過 ぎ) と 表 現 し 軍 事 機 能 が 集 中 する 沖 縄 は 敵 の 攻 撃 に 対 して 防 御 が 難 しいと 指 摘 危 険 の 分 散 という 意 味 で 海 兵 隊 の 移 転 を 唱 えていた 2014 年 ( 平 成 26 年 )12 月 8 日 の 朝 日 新 聞 には ジョゼフ 52

53 ナイ 元 国 防 次 官 補 が 中 国 の 弾 道 ミサイル 能 力 向 上 に 伴 い 固 定 化 された 基 地 の 脆 弱 性 を 検 討 する 必 要 がでてきた 卵 を 1つのかごに 入 れておけば(すべて 割 れる)リスクが 増 す と 指 摘 し 在 日 米 軍 基 地 の7 割 超 が 沖 縄 に 集 中 していること は 対 中 国 の 軍 事 戦 略 上 リスクになりつつあるとの 見 方 を 示 したとの 記 事 が 掲 載 された 以 上 のように 在 沖 米 軍 基 地 の 脆 弱 性 沖 縄 に 基 地 を 集 中 させることの 危 険 性 は これまで 常 に 指 摘 をされてきた b 基 地 が 存 在 することは 攻 撃 の 対 象 となるということは 軍 事 的 に 脆 弱 性 という 文 脈 で 語 られるが 基 地 所 在 地 の 住 民 に とっては 基 地 あるが 故 の 危 険 性 にほかならない 基 地 を 置 くということは 同 時 に 攻 撃 の 対 象 となるとい うことである 沖 縄 が 日 米 の 地 上 戦 の 激 戦 地 となった 理 由 も 旧 日 本 陸 軍 の 第 32 軍 の 沖 縄 配 備 が 要 因 とされており また 原 爆 が 投 下 された 広 島 長 崎 第 二 の 原 爆 投 下 候 補 地 であっ た 北 九 州 の 小 倉 も 軍 事 基 地 と 軍 事 拠 点 軍 需 産 業 の 集 積 地 であったことが 投 下 先 に 選 ばれた 理 由 とされている 1950 年 代 において すでに 米 軍 は 中 ソとの 戦 争 になっ た 場 合 敵 がわれわれの 飛 行 場 に 対 して 奇 襲 攻 撃 などの 行 動 をとる 可 能 性 がきわめて 高 く それはわれわれの 原 爆 が 持 つ 力 に 大 きな 打 撃 を 与 えうる 横 田 や 嘉 手 納 は 中 型 爆 撃 部 隊 で 満 杯 であるから 敵 (とりわけ 共 産 中 国 )の 格 好 の 攻 撃 目 標 となろう ソ 連 との 戦 争 になった 場 合 極 東 において 初 期 の 軍 事 目 標 となる 可 能 性 が 最 も 高 いのは ソビエトにとって 53

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