Ⅰ. 登 場 人 物 たち A. 全 員 集 合 :カラマーゾフ 家 の 人 々 1. 作 者 の 言 葉 から カラマーゾフの 兄 弟 には 作 者 の 前 書 きがある それによると 三 男 アリョーシャが 主 人 公 の 小 説 は2 部 あり この 小 説 はその 初 めのものだという しか

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1 ドストエフスキーを 読 む - カラマーゾフの 兄 弟 を 中 心 に- まえがき 犬 山 の 京 都 大 学 霊 長 類 研 究 所 に 在 職 中 は 自 動 車 自 転 車 徒 歩 通 勤 だった 慶 應 義 塾 に 移 ってからは 電 車 それも 地 下 鉄 を 乗 り 継 いで 通 勤 した 外 を 眺 めることもできず 本 を 読 むようになった ドストエフスキーの 小 説 の 文 庫 本 ( 無 論 邦 訳 )を 処 女 作 の 貧 し い 人 々 から 最 終 作 の カラマーゾフの 兄 弟 までを 買 いこみ 年 代 順 に 読 んでいった どの 小 説 も 少 なくとも 3 回 は 読 んだ ある 翻 訳 に 飽 きると 別 の 翻 訳 で 読 んだりもした 以 下 の 文 章 はその 時 考 えたり 感 じたりしたことである ネットの 関 連 サイトに 投 稿 し たものに 手 を 加 えたものがかなりある 一 応 カラマーゾフの 兄 弟 を 中 心 にしているが 必 要 に 応 じて あるいは 気 の 向 くまま 他 の 小 説 にも 話 が 飛 ぶのをお 許 しいただきたい ロシア 語 は 読 めない 全 くの 素 人 の 文 章 である 素 人 の 特 権 はロクに 文 献 に 当 たらず 思 っ たこと 考 えたことを 自 由 に 述 べることだろう この 特 権 を 存 分 に 行 使 させていただくつ もりだ また 歳 をとり 億 劫 になり もとの 文 章 に 当 たらず 記 憶 に 頼 って 書 いているこ ともある 要 するに 厚 顔 無 恥 を 極 め 込 むことにした 人 生 の 旅 の 恥 はかき 捨 てというこ とでしょうか 文 中 文 庫 本 をいろいろな 形 で 引 用 させていただいた 引 用 が 多 かった 小 説 訳 者 出 版 社 をあげておく 罪 と 罰 工 藤 精 一 郎 新 潮 文 庫 白 痴 木 村 浩 新 潮 文 庫 悪 霊 江 川 卓 新 潮 文 庫 カラマーゾフの 兄 弟 原 卓 也 新 潮 文 庫 1

2 Ⅰ. 登 場 人 物 たち A. 全 員 集 合 :カラマーゾフ 家 の 人 々 1. 作 者 の 言 葉 から カラマーゾフの 兄 弟 には 作 者 の 前 書 きがある それによると 三 男 アリョーシャが 主 人 公 の 小 説 は2 部 あり この 小 説 はその 初 めのものだという しかし ドストエフスキ ーは カラマーゾフの 兄 弟 を 書 いて 数 カ 月 のちに 亡 くなってしまったので 中 心 となる はずの 続 編 は 作 家 の 死 とともに 永 遠 に 書 かれることはなかった 仕 方 のない 話 だが それ を 読 んでみたかったと 多 くの 読 者 が 思 っている そのような 人 の 中 に 勝 手 に 続 編 を 考 え 本 にまでする 輩 も 現 れる しかし それはドストエフスキーに 失 礼 だろうと 思 う 確 かに この 小 説 の 中 には 続 編 につながるような 部 分 がある それは 小 説 の 欠 点 となりえるが そ のようなことは 問 題 にならないほど 内 容 は 素 晴 らしい 作 家 が 続 編 のプランを 持 ったまま あの 世 に 行 ってしまったのは 残 念 だが 続 編 なしでもこの 小 説 は 十 分 に 完 結 しているよう に 思 う 処 女 作 貧 しい 人 々 に 死 んだ 息 子 の 棺 の 後 をオロオロとついていく 父 親 ポク ロフスキーが 描 かれている 最 後 の 小 説 カラマーゾフの 兄 弟 でも 小 説 の 最 後 に 我 が 子 イリューシャを 失 ったスネギリョフがやはり 棺 の 後 をオロオロとついていく 作 家 の 中 で 輪 が 閉 じた 印 象 を 持 つのは 私 だけだろうか カラマーゾフの 兄 弟 のストーリーはヒョードル 親 父 と 長 男 ドミートリイが 思 想 的 な 面 は 次 男 イワンと 三 男 アリョーシャが 担 当 している 初 めのほうに 物 語 前 の 親 父 と 兄 弟 たちの 紹 介 がある ここではフョードル 親 父 と 4 人 の 息 子 ( 一 応 父 姓 が 同 じスメルジ ャコフも 入 れておく)の 子 供 時 代 から 青 年 時 代 の 話 すなわち かれらがこの 町 に 戻 って 来 るまでを 中 心 に 述 べる この 町 に 来 るまでのかれらの 紹 介 は 簡 単 なもので 長 くはない それゆえ その 後 の 小 説 の 内 容 を 予 測 させる かれらの 本 質 的 な 部 分 核 のような 面 が 述 べられていると 期 待 したい 2. フョードル 親 父 しばらく 町 を 離 れていたフョードル 親 父 が 物 語 の 舞 台 の 町 スコトプリゴニエフスク( 家 畜 追 込 町 変 な 名 前 を 付 けたものだ)に 戻 ってきたのはアリョーシャがやってくる 4,5 年 前 だったというから それほど 昔 ではない 財 産 管 理 要 するに 金 儲 け 以 外 は 道 化 と 好 色 でできているような 人 物 である 自 らの 不 名 誉 を 自 慢 げにアチコチで 吹 聴 し 相 手 の 優 越 感 をくすぐり 内 心 はオマエも 同 じだと 相 手 に 向 かって 舌 を 出 しているようなところが ある 歳 をとってシマリがなくなり 涙 もろくなっているが マズイ 女 に 出 合 ったことが ない!(ただし 最 初 の 奥 さんを 除 く)と 豪 語 する 色 欲 方 面 も 相 変 わらずである それが 悲 劇 を 生 むことになる フョードルは 鉤 鼻 だったが かれはそれをローマの 貴 族 風 と 自 慢 していた 少 なくとも 2

3 20 年 ほど 前 はかれにも 前 髪 があった イワンとアリョーシャの 母 親 を 養 育 していた 将 軍 夫 人 にそれを 掴 まれて 三 度 も 引 き 下 ろされている しかし 20 年 後 にはわずかな 髪 が 小 鬢 に 残 っているに 過 ぎなかったところをみると(それをドミートリイに 掴 まれて 引 き 寄 せられ 投 げ 飛 ばされている) 頭 髪 はなかったようだ 3. ドミートリイ(ミーチャ) まず 長 男 ドミートリイだが かれは 最 初 の 妻 アデライーダの 子 供 である かの 女 はミ ウーソフ 家 の 出 だが ドミートリイを 捨 てて 師 範 学 校 出 の 教 師 と 一 緒 に 出 奔 してしまう ドミートリイは 初 め 召 使 のグリゴーリイに 育 てられたが その 後 ミウーソフ 家 に 引 き 取 ら れ 成 長 した 幼 年 時 代 少 年 時 代 のことはほとんど 書 かれていない かれの 幼 少 時 代 の 話 は 後 に 医 師 ヘルツエンシュトウーベが 裁 判 の 中 で 語 る 1フント(400g)のクルミ の 中 にでてくる 医 師 によると ドミートリイは 父 親 の 家 の 裏 庭 に 放 り 出 されて 長 靴 もは かずに ボタンが 一 つしかないズボンで 走 り 回 っていた 医 師 は 見 捨 てられたこの 子 を 憐 れんでクルミ 400g を 与 え ドイツ 語 で 父 なる 神 よ 子 なる 神 よ 聖 なる 神 よ とい う 言 葉 を 教 えた ドミートリイは 3 日 後 に 医 師 に 会 うと この 言 葉 を 繰 り 返 した そして 23 年 後 に 生 まれた 町 に 戻 ったかれは 真 っ 先 に 医 師 のもとに 行 き この 言 葉 を 繰 り 返 し 感 謝 の 念 を 伝 えた このエピソードからドミートリイが 情 けをかけてくれた 人 に 感 謝 の 心 を 持 ち 続 けていたことが 分 かる そして 覚 えていた 言 葉 がキリスト 教 に 絡 んでいたことは 神 がドミートリイを 父 親 殺 しから 遠 ざけたことを 暗 示 している かれは 陸 軍 にはいり 将 校 に 昇 進 したが 決 闘 をしたりして 順 調 な 軍 隊 生 活 を 送 って いない 退 役 して 町 に 戻 ってきた 軍 隊 時 代 は 娘 をからかい 放 蕩 遊 びの 限 りを 尽 くし 金 遣 いも 荒 い フョードル 親 父 が 見 抜 いたように 軽 率 で 気 性 が 荒 く 激 情 家 で せっ かちで 遊 び 人 だった しかし 医 師 に 見 せたような 一 面 があったのだ 詩 を 口 ずさみ イメージにより 啓 発 されるなど 詩 人 の 一 面 を 持 つ 町 に 戻 ってきた 時 は 28 歳 だが 歳 よ り 老 けてみえたという 筋 骨 はたくましいが 痩 せて 頬 がこけていた 眼 は 黒 く 出 っ 張 りぎみだった 口 ひげをたくわえ 栗 色 の 髪 を 短 く 刈 っていた 軍 人 だったので 立 ち 居 振 る 舞 いはきびきびしていた 4. イワン 次 男 イワンと 弟 のアリョーシャは 二 番 目 の 妻 ソフィアの 子 供 だ ソフィアは 補 祭 の 娘 で 孤 児 だった 将 軍 夫 人 とのつらい 生 活 から 逃 れるようにしてフョードル 親 父 と 結 婚 した 二 人 を 生 んでしばらくしてソフィアは 亡 くなってしまう イワンもアリョーシャも 結 局 召 使 のグリゴーリイ 夫 妻 に 育 てられたが 突 然 乗 り 込 んできた 将 軍 夫 人 に 引 き 取 られた イ ワンは 知 的 に 優 れており 才 能 豊 かである ポレノフという 有 徳 の 士 のおかげでモスクワの 秀 才 の 集 まる 学 校 で 教 育 を 受 け 大 学 に 進 学 した 文 筆 の 能 力 さらに 実 務 能 力 も 高 いので いろいろな 手 違 いに 起 因 する 学 生 生 活 の 経 済 的 困 難 を 独 力 で 克 服 している しかし 重 要 3

4 な 点 はかれが 他 人 のお 情 けで 生 活 していることを 子 供 のころから 常 に 意 識 してきたこと にあると 思 われる イワンは 他 者 に 依 存 することを 極 度 に 嫌 悪 している この 独 立 心 は 好 ましく 思 えるが かれは 神 からも 独 立 しようとする それは 悪 霊 のキリーロフの 人 神 の 考 えと 共 鳴 している 後 にスメルジャコフに 親 父 そっくりだと 揶 揄 され 誰 にも 頭 を 下 げたくないのだと 指 摘 される イワンは 身 近 な 人 をなぜ 愛 せるのか 分 らない 他 者 へ の 共 感 よりも 嫌 悪 侮 蔑 が 前 面 に 出 てくる これはかれが 創 作 した 劇 詩 の 主 人 公 大 審 問 官 と 同 じ 傾 向 である イワンが 町 に 戻 ってきた 時 は 24 歳 だった イワンの 容 貌 については まったく 記 述 がな いようだ それは 不 気 味 でもある 5. アレクセイ(アリョーシャ) 一 方 三 男 アリョーシャはイワンほどではないだろうが それなりに 優 秀 だという 恥 ずかしがり 屋 だが 周 囲 の 子 供 はかれを 馬 鹿 にせず 愛 している かれは 中 学 を 卒 業 せずに 生 まれた 町 に 戻 ってしまう アリョーシャはイワンが 感 じていた 苦 痛 をまったく 意 識 しな い ミウーソフ 氏 が 言 ったように 困 難 な 時 にはだれもがかれに 手 を 差 し 伸 べ アリョー シャはそれを 負 担 に 思 わないだろう しかし かれは 極 楽 トンボではなく スネギリョフ の 心 理 解 剖 をして 婚 約 者?リーザからたしなめられている かれは 他 者 への 嫌 悪 侮 蔑 と は 無 縁 だ 町 の 修 道 院 のゾシマ 長 老 に 出 会 い 仕 えることを 喜 びとし キリストの 教 えを 信 じている イワンが 父 親 に 似 ているのなら アリョーシャは 母 親 似 で それは 小 説 にも 出 てくる かれは 教 会 における 母 親 の 思 い 出 を 大 切 に 心 に 納 めている そもそもかれが 小 説 の 舞 台 となる 町 に 来 たのは 母 親 の 墓 を 探 すためだった ヒョードル 親 父 はイワンとア リョーシャが 同 じ 母 親 から 生 まれたことを 失 念 していたが そう 思 うのも 仕 方 ないほど 二 人 の 性 格 は 正 反 対 で それが 将 来 の 話 の 布 石 になっている アリョーシャは 健 康 でバラ 色 の 頬 をした 20 歳 の 美 しい 青 年 である アリョーシャの 両 目 の 間 隔 は 開 いていたという これは 幼 児 の 顔 の 特 徴 のようだ いかにもアリョーシャらし いと 納 得 できる 後 にエソロジーが 言 うように 幼 児 は 大 人 が 養 育 しやすいように 神 様 ( 正 しくは 自 然 か)が 創 ったのだろう イワンが 言 った 顔 が 醜 い 子 供 はいない という 言 葉 また ミウーソフ 氏 がアリョーシャについて 吐 いた 名 文 句 も 同 じことを 指 していると 思 われる ドストエフスキーの 生 き 生 きとした 鋭 い 観 察 眼 に 感 心 する 6. スメルジャコフ スメルジャコフは 宗 教 畸 人 スメルジャシチャの 子 供 である 父 親 は 誰 だか 分 らないが フョードルだとのうわさが 立 ち かれは 内 心 得 意 でスメルジャコフの 父 姓 に 自 分 の 名 前 (フ ョードロウィチ)をつけること 拒 まなかった スメルジャコフのみがファースト ネーム (パーヴェル)で 呼 ばれることはない やはり スメルジャコフも 赤 ん 坊 を 失 ったばかり のグリゴーリイ 夫 妻 が 育 てた スメルジャコフの 子 供 時 代 のエピソードで 興 味 深 いのは 4

5 動 物 に 対 する 虐 待 である ネコを 絞 殺 し お 葬 式 ごっこをしていた グリゴーリイに 見 つ かりお 仕 置 きをされると 片 隅 にもぐりこみ 1 週 間 ほど 白 い 目 でにらんでいるような 子 供 だった スメルジャコフは 後 にイリューシャ スネギリョフの 犬 に 針 の 入 ったパン 切 れを 食 べさせている スメルジャコフは 成 長 すると 潔 癖 症 的 な 行 動 をするようになった そこでフョードル 親 父 はかれをコックにするためにモスクワに 修 行 に 行 かせた かれは 相 変 わらずモスクワで も 人 嫌 いで 通 したようだ 町 に 戻 ってきた 時 は 急 に 老 けこみ 皺 だらけで 黄 ばんだ 顔 色 をしていた しかし 料 理 の 腕 はフョードルを 満 足 させるものだった コックで 得 た 収 入 はすべて 服 や 靴 などの 身 の 回 りのものに 消 えた そしてテンカンの 発 作 を 示 すようになっ た テンカンについては 別 に 述 べる 7. フョードル 親 父 と 息 子 たち フョードル 親 父 とドミートリイが 金 と 一 人 の 女 性 をめぐって 争 っていることはこの 物 語 の 表 のテーマなので いずれ 詳 しく 述 べることになる ドミートリイは 父 親 を なぜこん な 人 間 が 生 きているのだ と 言 い 暴 行 したり 殺 してやるなどと 脅 したりで 父 親 殺 し の 状 況 証 拠 を 大 量 に 残 してしまう 親 父 とイワンは 傍 目 にはうまくいっているようにみえ る しかし ドミートリイに 乱 入 され 暴 行 された 後 フョードルはアリョーシャに 怖 い のはドミートリイでないイワンだ という 小 説 にはそのようなことをうかがわせる 事 件 はないので フョードル 親 父 はイワンの 中 に 恐 ろしい 面 をみたのだろう 無 論 これは 小 説 の 伏 線 になっている イワンは 父 親 を 兄 から 守 っているが 内 心 は 父 親 を 毒 蛇 だと 軽 蔑 している フョードル 親 父 とアリョーシャは 円 満 である アリョーシャは 父 親 の 乱 行 を 非 難 しない 唯 一 の 人 間 だった 何 のために 帰 ってきたのかと 初 めは 疑 いの 目 で 見 ていた 親 父 も 次 第 に 心 を 軟 化 させる アリョーシャの 修 道 院 行 きを 許 し どういう 気 まぐれか 多 額 の 寄 進 (それもなぜか 最 初 の 妻 の 供 養 のため)を 修 道 院 に 行 ったほどである 年 老 いて 箍 がゆるんできたようだ フョードルは 自 分 を 殺 すことになるスメルジャコフを 正 直 者 とみ なし 信 頼 している( 少 なくも 全 く 警 戒 してはいない) なお イワン スメルジャコフ(そ して グリゴーリイ 夫 妻 も)はフョードル 親 父 の 家 に 住 んでいる 8. 兄 弟 の 関 係 ドミートリイはイワンを 評 価 し 尊 敬 している 一 方 イワンはドミートリイをも 毒 蛇 と いい 父 親 とのいさかいを 毒 蛇 同 士 が 殺 し 合 いをすると 口 走 る これもイワンからみた 小 説 の 筋 を 暗 示 している ドミートリイはアリョーシャを 誰 よりも 信 頼 し 愛 している ア リョーシャもドミートリイを 愛 し 兄 の 激 情 を 心 配 しつつも 基 本 的 に 信 頼 している ア リョーシャは ドミートリイがヘルツエンシュトウーベ 医 師 にみせた 一 面 を 直 覚 できたの だろう 父 親 殺 しに 関 して イワンと 異 なり アリョーシャがドミートリイを 疑 ったこと は 一 度 もない アリョーシャはドミートリイとすぐに 打 ち 解 けることができたが 同 腹 の 5

6 イワンとはそういかなかった イワンはアリョーシャの 意 見 をかれにとって 大 切 なものと 感 じていた イワンとアリョーシャが 親 しく 話 し 合 った 最 初 で 最 後 の 機 会 に イワンの 大 審 問 官 が 語 られる イワンとアリョーシャは 神 キリスト 教 に 関 して 異 なる 立 場 に 立 っている この 対 立 がこの 小 説 の 思 想 的 背 景 をなしている イワンの 大 審 問 官 とアリ ョーシャの ゾシマ 長 老 の 談 話 記 録 がそれぞれの 立 場 を 主 張 している これについては 別 に 触 れることになる イワンとスメルジャコフの 関 係 はこの 小 説 の 重 要 なポイントである スメルジャコフは イワンの 分 身 のような 存 在 である ドストエフスキーの 小 説 には 分 身 がしばしば 出 てくる 二 重 人 格 のゴリャートキンは 分 身 そのものが 主 題 であるが 白 痴 のムイシュキン 公 爵 とイポリート チェレンチェフは 全 然 似 ていないようだが その 苦 しみにおいてとても 近 い 悪 霊 のスタヴローギンとピョートル シャートフ キリーロフも 分 身 関 係 だ イ ワンはスメルジャコフの 先 生 であるが かれとは 召 使 として 対 応 しているようだ ス メルジャコフを やくざなろくでなし と 心 中 罵 倒 している そしてイワンがスメルジャ コフにみたものは 次 第 に 頭 をもたげてきたはかり 知 れない 自 尊 心 傷 ついた 自 尊 心 だっ た スメルジャコフが 示 すなれなれしさ ある 種 の 仲 間 意 識 ( 賢 い 人 とはちょっと 話 して もおもしろい )をイワンは 嫌 悪 した 何 か 事 が 起 こるとまずスメルジャコフのようなもの が 突 撃 し その 後 にもう 少 しマシなものがでてくると イワンは 語 る これらも 小 説 の 筋 に 関 係 している しかし 最 終 的 にはイワンはその 召 使 に 正 体 を 暴 かれ 散 々に 愚 弄 されることになる なお ドミートリイはスメルジャコフを 臆 病 者 の 召 使 としかみておら ず アリョーシャは 誰 に 対 してもそうであるように スメルジャコフに 一 人 の 人 間 とし て 接 しているようだ ただ 父 親 殺 しに 関 して アリョーシャはスメルジャコフが 犯 人 で あると 確 信 していた この 点 スメルジャコフに 告 白 されるまで 分 らなかった イワン と 大 きく 異 なる ここで 少 し 脱 線 させていただく きみは 才 能 があるのに 非 常 に 多 くのことに 理 解 を 欠 いている なぜなら きみが 下 劣 な 人 間 だから これは 悪 霊 でキリーロフがピョート ルに 言 った 言 葉 だ カラマーゾフの 兄 弟 の 語 り 手 もアリョーシャの 友 人 ラキーチンにつ いて 似 たような 意 味 のことを 述 べていたと 記 憶 している われわれの 身 の 回 りにもこの 類 の 御 仁 が 結 構 いるのではないだろうか ドストエフスキーの 人 間 観 察 に 感 心 する このよ うな 人 たちは 有 能 で 物 事 に 対 して 理 解 力 があるおリコウさんなのだが 何 とバカなのだろ うと 呆 れることが 多 い 上 記 の 言 葉 をより 一 般 化 しようとすると 下 劣 という 表 現 はキ ツすぎるかもしれない かれらは 自 信 家 で 強 い 我 意 我 欲 が 前 面 に 出 てしまう 人 たちなの だ アリョーシャには 考 えるまでもなく 直 ぐに 見 つかる 答 えが リコウなイワンにはみえ ない 傲 慢 さがかれを 盲 目 にしているようだ B. 他 の 小 説 : 変 わった 人 々とフツーの 人 々 6

7 1. 変 わった 人 たち ドストエフスキーの 小 説 には 変 わった 人 がでてくる 貧 しい 人 々 のジェーヴシキンは 自 意 識 過 剰 というか 勝 手 に 前 もってアレコレ 考 えてしまい いざ 本 番 では 身 動 きが 取 れ ず 滑 らかに 行 動 できないような 人 物 だ 二 重 人 格 のゴリャートキンは 変 わった 人 とい うのを 通 りこして 二 重 身 の 病 人 そのものだ ドストエフスキーはオムスクの 要 塞 監 獄 で 様 々なトンデモナイ 人 々をみてきたので かれらを 小 説 の 登 場 人 物 のモデルにすることは 容 易 だっただろう 死 の 家 の 記 録 はあたかも 犯 罪 者 一 覧 といった 印 象 がある ペトロフ オルロフのような 強 者 ガージンのような 乱 暴 者 道 徳 心 を 全 く 欠 如 させた 者 A(これは 虐 げられた 人 々 のワルコフスキーのモデルか) 陽 気 な 犯 罪 者 バクルーシン 妙 に 押 し 出 し のいいクリコフ 何 とも 形 容 のしようがないユダヤ 人 のイサイ フォミーチ(かれは 白 痴 のレーベジェフのモデルか?) 囚 人 の 間 を 漂 うように 生 きているシロートキン 誰 か に 寄 生 しないと 生 きていけない 弱 者 スシーロフ( 白 痴 のスリコフのモデルか) 等 々で ある しかし 聖 人 の 様 な 旧 教 徒 の 老 人 やコーカサスの 回 教 徒 の 若 者 アレイ(アリョーシ ャのモデルと 言 われることがある ゾシマ 長 老 とアンフィーム 神 父 が 巡 礼 の 途 中 に 出 会 っ た 青 年 のモデルだろう)など 宝 石 のような 人 にも 出 会 っている 地 下 室 の 手 記 の 主 人 公 にいたっては 本 文 の 冒 頭 で 自 分 は 病 的 な 人 間 だ 意 地 悪 な 人 間 だ 人 好 きのしない 人 間 だなどと 言 いたい 放 題 言 っている 罪 と 罰 のラスコーリニコフは ナポレオン になろうとして 一 歩 踏 み 出 した 若 者 である( 結 局 は 持 ちこたえることができなかったのだが) ソーニャは 貧 困 から 娼 婦 へ 身 を 落 とした 少 女 である しかし 流 刑 されたラスコーリニコフについてシベリヤへ 赴 く 聖 女 のような 女 でもある その 父 マルメラードフは 酒 で 自 らを 痛 めつけ どん 底 から 神 を 仰 ぎ 見 る 人 だ スヴィドリガイロフは 奥 さんを 殺 したとうわさされており ラスコーリニコフ の 妹 に 言 いよるが 拒 絶 され 自 殺 する 初 対 面 のラスコーリニコフに 奥 さんの 幽 霊 につい て 語 り 永 遠 (あの 世 のことだろう)とは 田 舎 の 東 屋 の 風 呂 場 にかかっている 蜘 蛛 の 巣 に いる 蜘 蛛 だ などとトンデモナイことをいう 怪 人 である 白 痴 のムイシュキンも 初 対 面 の 人 たちにギロチンの 話 をするなど KY ぶりを 発 揮 する レーベジェフはもう 何 と 表 現 し てよいのか 分 らない 奇 妙 で 一 筋 縄 でいかない 人 物 だ イヴォルギン 将 軍 は 嘘 しか 話 さな い ところが 嘘 のつもりで 話 していたことが 真 実 であると 分 かり 感 涙 にむせぶような 老 人 である ロゴージン イポリート 悪 霊 のスタヴローギン キリーロフ シャート フ ピョートル シガリョフ 等 などすべて 変 人 怪 人 奇 妙 な 人 々であるが もうよそ う 何 人 かの 人 はいずれ 触 れることになるだろう いずれにしても ドストエフスキーの 小 説 の 魅 力 は 変 わり 者 同 士 がぶつかるところから 生 まれる 2.フツーの 人 たち 無 論 ドストエフスキーの 小 説 にはフツーの 人 も 登 場 する ドストエフスキーは 白 痴 の 中 で 取 り 立 てていうところのない あるいは 有 りふれた 凡 庸 な 人 間 の 分 析 をして 7

8 いる( 大 審 問 官 流 にいうと 神 の 失 敗 作 ) ドストエフスキーが 問 題 にした 一 群 の 凡 庸 な 人 たちは 独 創 的 で 自 分 自 身 の 思 想 をもつ あるべき 自 分 像 を 持 っている これらの 凡 庸 な 人 たちには 二 つのタイプがあり 一 つは 自 己 の 才 能 のなさに 全 く 無 自 覚 な 人 たちで あり もう 一 つのタイプは 自 己 の 才 能 のなさに 気 がついている それよりもずっと 利 口 な 人 たちである 前 者 は 天 真 爛 漫 な 傲 慢 さをもち 自 己 と 自 己 の 才 能 を 信 じて 疑 わない 愚 か な 人 たちである これらの 人 たちは 例 えば たまたまみつけた 本 の 一 ページを 読 むだけ で それは 自 分 の 頭 で 考 えだした 自 分 自 身 の 思 想 ということになる 幸 せな 人 たちである 一 方 後 者 のタイプの それよりもずっと 利 口 な 人 たちは 自 分 を 天 才 と 思 い 描 いても 心 の 片 隅 に 自 分 には 才 能 がないという 自 覚 があるので 自 らに 絶 望 してしまう 不 幸 な 人 た ちである あるべき 自 分 を 求 める 気 持 ちが 強 いときは フツーの 人 であることを 拒 否 す るために 奇 をてらうような 行 動 さえする これらの 人 たちは それなりの 財 産 があり 家 柄 もマアマア 容 貌 だって 悪 くないし 教 育 も 一 通 り 受 けている アタマも 悪 くないし 好 ましい 性 格 すらもっている しかし これらはすべて 抜 きんでているほどではなく 才 能 が 全 然 なく 大 した 感 情 ももたず 自 分 自 身 の 思 想 をもっていない これらの 人 たちは 世 の 中 の 感 覚 では 功 なり 名 を 挙 げており 将 官 文 学 者 学 者 活 動 家 としてそれなり に 活 躍 しているという また 凡 庸 さを 示 す 例 として ロスチャイルド になろうとしな い 多 くを 望 まない 人 たちがいる これらの 人 たちの 中 にも 世 間 的 には 成 功 した しかし 小 ぶりの 成 功 を 勝 ち 得 た 人 たちがいる 白 痴 のガーニャ イヴォルギンは ロスチャイ ルド になろうとして その 一 歩 を 踏 み 出 せなかった 人 物 だ ドストエフスキーは 所 謂 実 務 家 が 嫌 いなようで 臆 病 で 創 意 が 欠 如 していれば それなりの 地 位 につけると 述 べて いる 地 位 につけないのは 独 創 的 な 言 い 換 えると 物 騒 な 連 中 だそうだ こうみてくると 凡 庸 でない 人 は 変 わり 者 才 能 があり 自 分 の 思 想 を 持 っており 独 創 的 創 意 があり 何 かの 点 で 圧 倒 的 に 抜 きんでている 人 ということになる 家 柄 財 産 学 歴 アタマの 良 し 悪 しなどは 関 係 ない そうすると 世 の 中 の 人 の 大 部 分 ほとんどす べての 人 が 凡 庸 ということになるようである 一 方 ドストエフスキーの 主 要 な 登 場 人 物 たちは 皆 変 わり 者 である さらに ドストエフスキーはこの 変 わり 者 を 際 立 たせる 細 工 も している たとえば 罪 と 罰 のルージンはソーニャを 陥 れようとする 俗 物 の 文 字 通 り 吝 嗇 な 悪 党 だが 同 じ 悪 党 のスヴィドリガイロフを 怪 人 の 域 に 高 めるのに 役 立 っている (スヴィドリガイロフは 自 分 の 遺 産 をソーニャやその 妹 弟 に 遺 している) カラマーゾ フの 兄 弟 のラキーチンは 知 的 に 優 れており イワンをライバル 視 しているほどだが そ の 俗 物 ぶりをイワンに 揶 揄 される ドミートリイが 内 部 に 新 しい 人 間 が 誕 生 したことを 自 覚 し 地 底 で 賛 歌 をうたう 覚 悟 を 語 る 時 その 神 聖 さの 引 き 立 て 役 としてラキーチンが 登 場 する そして かれはドミートリイからはブタ 野 郎!と 罵 倒 されている 8

9 Ⅱ. 小 説 の 道 具 立 て カラマーゾフの 兄 弟 の 話 の 筋 は 長 男 ドミートリイと 父 親 フョードルのお 金 と 女 性 を めぐる 争 いよりなっている そしてフョードル 親 父 は 殺 され ドミートリイに 嫌 疑 がかか る ドミートリイは 逮 捕 され 裁 判 で 有 罪 の 判 決 を 受 ける しかし ドミートリイは 犯 人 でなく 冤 罪 だった 似 たような 境 遇 の 男 (イリインスキー)にドストエフスキーは 死 の 家 で 出 会 っているので 参 考 にしたのだろう 実 際 の 下 手 人 はスメルジャコフで かれ はイワンの 教 唆 により 父 親 殺 しを 実 行 したと 思 っている イワンにはその 点 の 明 確 な 意 識 がなく スメルジャコフに 犯 行 を 打 ち 明 けられて 衝 撃 を 受 け 悪 魔 に 出 会 い 発 狂 する ここでは カラマーゾフの 兄 弟 を 中 心 に ドストエフスキーの 小 説 にしばしば 出 てくる 道 具 立 て について 述 べる なお イワンの 神 への 反 逆 とアリョーシャの 神 への 信 仰 が 小 説 の 思 想 的 背 景 となっているが その 点 はこの 小 説 の 核 心 ドストエフスキーが 生 涯 悩 んだ 問 題 なので 別 にⅢで 述 べる A. 殺 人 と 自 殺 ドストエフスキーの 小 説 には 犯 罪 それも 殺 人 や 自 殺 発 狂 がしばしば 出 てくる 死 の 家 で 犯 罪 者 に 囲 まれていたので 小 説 の 題 材 には 事 欠 かなかったと 思 われる カラマー ゾフの 兄 弟 のプロットは 上 に 述 べたように ドミートリイによる 父 親 殺 し であり 真 犯 人 のスメルジャコフは 自 殺 し 共 犯 者 イワンは 発 狂 する 罪 と 罰 でラスコーリ ニコフは 金 貸 しの 老 婆 とたまたま 来 あわせた 女 性 を 殺 害 してしまう また スヴィドリガ イロフは 悪 夢 をみた 後 で 拳 銃 自 殺 をする 白 痴 でロゴージンはムイシュキン 公 爵 を 殺 害 しようとし(これは 未 遂 に 終 わった) ナスターシャ フィリポヴナを 殺 してしまう そし て ムイシュキン 公 爵 はもとの 白 痴 に 戻 る イポリートは 弁 明 を 読 み 上 げた 後 拳 銃 自 殺 を 試 みるが 雷 管 を 入 れ 忘 れて 失 敗 するという 悲 劇 とも 喜 劇 ともつかないドタバ タ 劇 を 演 じる 悪 霊 でピョートルは 革 命 のため スタヴローギンの 妻 マリヤやその 兄 レ ビャートキン さらにシャートフを 殺 害 し キリーロフの 自 殺 を 利 用 する そして 少 女 マ トリョーシャを 自 殺 に 追 いやったスタヴローギンも 自 殺 する 前 にふれたが ドストエフ スキーはオムスクの 要 塞 監 獄 で 犯 罪 者 に 囲 まれて 4 年 間 を 過 ごした それは 死 の 家 の 記 録 に 述 べられているが 多 くの 犯 罪 者 犯 罪 を 知 り また 考 えることになっただろう B. 父 親 殺 し ドストエフスキーの 家 系 は 500 年 以 上 さかのぼれるそうだ 立 派 な 人 もいたようだが 犯 罪 者 ( 殺 人 者 )も 結 構 いる 善 と 悪 が 幅 広 く 共 存 しており ドストエフスキー 本 人 やか れの 作 品 を 予 想 させる さて 父 親 殺 しに 戻 ろう カラマーゾフの 兄 弟 では 発 狂 したイ 9

10 ワンが 父 親 の 死 を 望 まない 奴 はいない と 叫 ぶ この 台 詞 にはドストエフスキーと 父 親 ミハイル アンドレーヴィッチの 関 係 が 反 映 されているという その 真 偽 は 不 明 だが ど んな 父 親 だったのだろう グロスマンやトロワイヤのドストエフスキーの 伝 記 によると 神 学 校 に 通 い 司 祭 になるはずだったミハイルは 方 向 転 換 し 医 学 校 へ 通 い 軍 医 になった 最 終 的 にはモスクワの 慈 善 病 院 の 医 師 になったが その 別 棟 でドストエフスキー 一 家 は 暮 らしていた 父 ミハイルは 他 人 に 厳 しく ガミガミとうるさく 怒 りやすく 傲 慢 で 猜 疑 心 が 強 く 極 端 なまでに 吝 嗇 な 暴 君 だったようだ ドストエフスキーは 父 親 のことを 語 りたがらなかったというから 父 親 によい 感 情 は 持 っていなかっただろう それが 上 記 の イワンの 台 詞 になったのかもしれない そこにフロイト 的 な 父 親 と 息 子 の 関 係 があるのだ ろうか 母 親 に 対 する 感 情 はアリョーシャが 父 親 へのそれはイワンが 体 現 すると 考 える のは あまりにも 図 式 的 すぎるか その 点 はもっと 調 べないと 分 らないが フロイトを 持 ち 出 すまでもない 印 象 だ ドストエフスキーは 父 親 に 反 発 するかのように 浪 費 家 になるが 猜 疑 心 が 強 いなど 父 親 から 受 け 継 いだ 側 面 も 濃 厚 にあるように 思 われる 父 ミハイルは 極 端 な 性 格 が 災 いしたか 不 幸 な 死 に 方 をしている 領 地 の 百 姓 に 殺 されたのだ この 事 実 は 小 説 に 影 響 したかもしれないが 過 大 に 評 価 するのはどうだろうか むしろ 死 の 家 で 経 験 した 冤 罪 だった 男 イリインスキーの 方 が 重 要 だろう その 男 のデタラメさ 放 蕩 ぶ りなどはそのままドミートリイの 一 面 に 引 き 継 がれている なお 父 と 子 は 悪 霊 未 成 年 のテーマである C. 裁 判 と 刑 罰 ドストエフスキーは 新 聞 の 社 会 面 を 隅 々まで 読 む 人 だったようだ 犯 罪 に 興 味 を 持 って いた 主 要 な 小 説 罪 と 罰 白 痴 悪 霊 カラマーゾフの 兄 弟 はすべて 犯 罪 が 絡 んでいる 恐 らく 死 の 家 で 経 験 し 考 えたことを 反 芻 再 確 認 することになっただろ う 作 家 の 興 味 は カラマーゾフの 兄 弟 のイワンが 反 逆 で 次 から 次 へと 語 る 小 児 虐 待 の 事 例 の 材 料 を 提 供 しただろう ドストエフスキー 自 身 若 い 頃 革 命 運 動 に 参 加 し 逮 捕 されている その 際 検 事 に 尋 問 で 追 求 された ドストエフスキーはうまくのがれて 口 を 割 らなかったようだが その 経 験 は 罪 と 罰 のラスコーリニコフと 予 審 判 事 ポリフィー リイの 息 詰 まるやりとり 生 かされているだろう ドストエフスキーはしばしば 裁 判 を 傍 聴 したという それは カラマーゾフの 兄 弟 の 弁 護 士 検 事 陪 審 員 傍 聴 者 の 言 動 に 生 かされているだろう ところで ドストエフスキーは 死 の 家 で 自 分 が 悪 いと 思 っている 囚 人 に 出 会 うこと はなかった それは 刑 罰 に 対 する 疑 問 になったし カラマーゾフの 兄 弟 の 場 違 いな 会 合 における 国 家 と 教 会 の 議 論 になったと 思 われる また あからさまに 悔 い 改 めるラス コーリニコフなど 考 えることはできなかっただろう 10

11 D. 革 命 すでに 述 べたように ドストエフスキーは 革 命 運 動 に 参 加 している それも 過 激 なグル ープの 一 員 だったようだ 逮 捕 され 最 終 的 には 4 年 間 の 死 の 家 での 生 活 と 6 年 間 の 兵 役 が 待 っていた その 間 聖 書 の 熟 読 などで 革 命 思 想 を 捨 てたと 思 われるが それほど 単 純 ではないようだ 神 の 問 題 はドストエフスキーの 最 大 のテーマであり 神 と 不 信 の 間 で 生 涯 思 索 を 重 ねていた かれにとって 革 命 の 問 題 は 無 神 論 の 問 題 でもある 以 上 簡 単 に 否 定 できなかったはずである 悪 霊 は 実 際 に 起 こったネチャアエフの 事 件 を 下 敷 きにし ているが ドストエフスキーは 自 らを 老 いたるネチャアエフィアン と 述 べていること からも それはうかがえる ドストエフスキーの 小 説 にはしばしば 活 動 家 がでてくる 白 痴 ではレ ベジェフの 甥 やブルドフスキー(パヴリーシチェフの 息 子 )などの 若 者 たちは 活 動 家 の 系 統 のようだ すでに 述 べたように 悪 霊 は 革 命 運 動 の 内 部 を 描 いたものである 活 動 家 たちの 会 議 の 描 写 などに ドストエフスキーの 経 験 が 生 かされているだろう シガリョフ(そして ピ ョートル)が 語 る 革 命 運 動 の 結 果 としての 未 来 の 社 会 は 以 下 のようなものである すなわ ち 無 制 限 の 自 由 から 出 発 して 無 制 限 の 専 制 主 義 に 到 達 する 人 類 を 十 分 の 一 と 十 分 の 九 に 分 ける 前 者 は 個 人 の 自 由 と 十 分 の 九 への 無 制 限 の 権 利 を 獲 得 する 十 分 の 九 は 人 格 を 失 い 意 志 を 失 い 家 畜 の 群 れのようなものになり 何 代 かの 退 化 の 後 に 原 始 の 楽 園 で 暮 らすことになる スパイ 制 度 により 社 会 の 全 構 成 員 が 相 互 に 監 視 して 密 告 の 義 務 を 負 う 専 制 主 義 なしにはこれまで 自 由 も 平 等 もあったためしがないのだ ただし 全 員 が 奴 隷 であり 平 等 だ 家 畜 は 平 等 でなければならない 高 度 の 能 力 を 持 った 者 は 追 放 さ れるか 処 刑 される これは 後 に 述 べる 大 審 問 官 が 語 る 社 会 とよく 似 ている 未 成 年 にも 活 動 家 がでてくる ただし 白 痴 悪 霊 ほどは 活 動 家 に 辛 辣 ではな い 未 成 年 は 長 らく 対 立 してきた 陣 営 のネクラーソフ(しかし 仲 は 悪 くなかった)の 依 頼 による 小 説 だからかもしれない その 中 で 主 人 公 の 父 であるヴェルシーロフは 言 う この 体 制 はいずれ 無 産 階 級 によってとって 代 わられるだろう しかし その 体 制 もい ずれ 別 のものにとって 代 わられるだろう と これらのドストエフスキーの 予 言 が 的 中 したことをわれわれは 知 っている かれの 分 析 と 思 索 は 21 世 紀 になった 今 でも 有 効 である ドストエフスキーが 最 年 長 の 同 時 代 人 ( 中 村 健 之 介 永 遠 のドストエフスキー 中 公 新 書 )と 呼 ばれる 所 以 である E. 金 銭 カラマーゾフの 兄 弟 はお 金 と 一 人 の 女 性 グルーシェニカをめぐるフョードル 親 父 と ドミートリイの 争 いが 中 心 になっている ドミートリイはフョードル 親 父 が 自 分 の 受 け 取 るべき 金 をごまかしていると 思 い 反 発 を 強 めている 父 親 は 父 親 で 金 にだらしのない 息 子 11

12 をいいカモだと 思 っていたようだ ドミートリイはかれの 婚 約 者 であるもう 一 人 の 女 性 カ テリーナとの 間 にもお 金 の 問 題 がある カテリーナの 父 親 の 中 佐 が 騙 されて 大 金 を 失 い 困 っている 時 ドミートリイが 用 立 ててやった ただし カテリーナが 一 人 で 自 分 のところ に 金 を 取 りに 来 るように 要 求 する ドミートリイはヨカラヌことを 考 えていたが 実 際 は 何 もせず 金 を 渡 した これがきっかけでドミートリイとカテリーナは 婚 約 することになる ある 時 カテリーナはドミートリイにかの 女 の 姉 に 三 千 ルーブル 送 ることを 依 頼 する し かし ドミートリイはその 金 を 送 らず 一 目 でノック アウトされたグルーシェニカに 金 を 使 ってしまう ドミートリイは 返 却 のために 金 策 に 奔 走 し 様 々な 喜 劇 を 演 じる フョー ドル 親 父 は 親 父 で 三 千 ルーブルをグル シェニカが 来 たらプレゼントしようと 待 ち 焦 がれ ている ドミートリイが 金 に 困 っていたことが 父 親 殺 しの 動 機 になるとみなされてしま う ドストエフスキーの 小 説 には 金 銭 お 金 のことがしばしば 出 てくる 貧 しい 人 々 には 金 銭 の 話 が 頻 繁 に 出 てくる 死 の 家 の 記 録 で 囚 人 と 金 の 関 係 がしばしば 出 てくる 囚 人 とは 自 由 意 思 のない 人 間 のことだが 金 により 自 分 の 意 思 で 行 動 する 監 獄 にあっては 自 由 は 金 で 買 えるものだった 罪 と 罰 でラスコーリニコフは 崇 高 な 目 的 のために ( 虱 の 様 な) 金 貸 しの 老 婆 の 命 と 金 を 奪 った 賭 博 者 はドストエフスキー 自 身 が 溺 れた 賭 博 を 扱 った 小 説 である 白 痴 ではロゴージンが 札 束 を 積 んでナスターシャ フィリッポヴ ナを 得 ようとしている かの 女 はその 札 束 を 暖 炉 に 放 り 込 み ガーニャ イヴォルギンに 与 えるが ロスチャイルド を 目 指 すガーニャは 自 尊 心 からそれを 拾 い 出 すことができず フツーの 人 になる ムイシュキン 公 爵 は 遺 産 を 手 にするが 活 動 家 の 若 者 たちが それを 横 取 りしようとする ドストエフスキーは 計 画 的 に 金 銭 を 使 うことなどしなかったし できなかった かれの 原 稿 料 は 同 時 代 の 裕 福 な 作 家 トルストイ ツルゲーネフよりも 低 く 雑 誌 の 失 敗 なども 重 なり 常 に 借 金 に 悩 まされていた アンナ 夫 人 との 4 年 にわたるヨーロッパ 滞 在 は 借 金 取 りから 逃 れる 様 に 行 われた その 旅 行 中 ドストエフスキーの 常 軌 を 逸 した 賭 博 熱 が 窮 乏 に 輪 をかけた ドストエフスキーが 借 金 を 完 済 し 多 少 余 裕 ができたのは 晩 年 になってか らだった それはすべてアンナ 夫 人 の 実 務 能 力 のおかげであった F. 恋 愛 ドストエフスキーの 小 説 にはマトモな 恋 愛 はない 貧 しい 人 々 のジェーヴシキンとワ ルワーラは 恋 愛 とも 言 えないような 関 係 であり 最 後 にワルワーラはジェーヴシキンから 去 ってしまう 白 夜 も 実 らなかった 恋 の 物 語 だ ドストエフスキーのシベリヤでの 恋 愛 を 反 映 している 虐 げられた 人 々 で 主 人 公 のナターシャへの 愛 は 一 方 通 行 だ 罪 と 罰 のラスコーリニコフとソーニャの 関 係 は 恋 愛 というには 深 刻 すぎる ドストエフスキーが ペテルブルグへ 戻 ってからのアポリナーリヤ スースロワとの 恋 愛 が 反 映 されている 賭 12

13 博 者 で 主 人 公 はポーリナに 翻 弄 されている 白 痴 のムイシュキン 公 爵 とナスターシ ャ ロゴージンとナスターシャの 関 係 公 爵 とアグラーヤとの 関 係 もラブ ロマンスなど からは 程 遠 い 悪 霊 のスタヴローギンのレビャートキナとの 結 婚 もリーザとの 恋 愛 も 退 屈 を 紛 らわせるためのものだ カラマーゾフの 兄 弟 のドミートリイとカテリーナは 婚 約 者 だが 関 係 は 壊 れており ドミートリイはグルーシェニカに 参 っている(フョードル 親 父 もかの 女 にぞっこんである) カテリーナはカテリーナでイワンと 恋 仲 である カテリーナ とドミートリイ カテリーナとイワンの 関 係 が 裁 判 で 決 定 的 な 影 響 を 与 える おまけに アリョーシャの 恋 人?のリーザもイワンに 色 目 を 使 うありさまだ やはりヘンな 恋 愛 ばか りである G. 意 識 と 無 意 識 カラマーゾフの 兄 弟 で イワンはアリョーシャと 都 で 語 り 合 う 神 へ 反 抗 し 大 審 問 官 を 語 る 自 分 と キリストを 信 じるアリョーシャでは 基 本 的 なところで 折 り 合 う 余 地 はないことをイワンは 認 識 する その 直 後 にイワンは 無 意 識 のうちにスメルジャ コフに 父 親 殺 しのゴーサインを 出 してしまう このくだりはフロイトの 無 意 識 を 連 想 させ るので 少 し 詳 しく 読 んでみる アリョーシャと 別 れたイワンは 父 親 の 家 に 帰 るが 原 因 が 分 らない 憂 鬱 な 気 分 に 襲 われ る しかし 家 に 帰 った 時 涼 んでいるスメルジャコフを 見 た 瞬 間 に 憂 鬱 の 原 因 を 理 解 する イワンはかれを 無 視 しようとするが 自 分 でも 驚 いたことに スメルジャコフに 声 をかけ てしまう スメルジャコフはフョードル 親 父 を 殺 害 する 計 画 を 持 ち イワンに 承 認 を 求 め ていた イワンは 無 意 識 のレベルでは 同 じ 希 望 を 持 っていたが 意 識 的 にはそのような 考 えを 否 定 していた 意 識 と 無 意 識 が 交 差 するこの 部 分 はドストエフスキーの 独 壇 場 のよう に 思 われる スメルジャコフは 殺 人 に 邪 魔 なイワンを 家 から 遠 ざけ かつイワンのために アリバイを 用 意 したつもりでいる 計 画 が 成 就 した 暁 には 一 生 イワンにたかるつもりだっ た イワンは 自 分 でもなぜかわからないままに 翌 朝 モスクワへ 発 つことをスメルジャコフ に 伝 えた スメルジャコフはこれを 父 親 殺 しについてのイワンのゴーサインと 解 釈 した イワンは 発 つ 前 の 夜 階 下 の 父 親 の 動 静 を 探 るかのように 何 度 か 階 段 の 上 にでた 何 か が 起 こることを 期 待 するかのように かれは 終 生 この 行 為 を 醜 悪 で 卑 劣 だと 考 えていた イワンは 汽 車 の 中 で 闇 が 心 を 閉 ざし 悲 しみがうずき 始 める 汽 車 がモスクワに 入 るころ 自 分 は 卑 劣 な 人 間 だとひそかにつぶやいた しかし なぜ 醜 悪 で 卑 劣 なのか イワンには 分 らなかっただろう このようなイワンの 無 意 識 は 後 にスメルジャコフによって 暴 かれ 悪 魔 イワンの 悪 夢 で 徹 底 的 に 嘲 笑 されることになる フロイトは 神 経 症 の 観 察 や 治 療 などから 無 意 識 の 存 在 に 気 がついた ドストエフスキー が 無 意 識 を 発 見 するには かれのテンカンの 経 験 が 重 要 だったかもしれない 13

14 H. テンカン よく 知 られているように ドストエフスキーにはテンカンの 持 病 があった 小 説 家 の 体 験 が 最 も 明 確 に 語 られているのは 白 痴 の 主 人 公 ムイシュキン 公 爵 においてである ド ストエフスキーがテンカンの 発 作 で 経 験 したことは 公 爵 の 口 から 語 られる それをみてい こう ペテルブルグから 戻 った 公 爵 はレーベジェフと 会 うが その 中 でテンカンに 関 係 す ると 思 われる 記 述 が 三 ヶ 所 ある 公 爵 が 会 話 の 途 中 でぼんやりすること 公 爵 自 身 の 気 分 がすぐれないという 発 言 公 爵 の 挨 拶 なしの 唐 突 な 辞 去 である 公 爵 の 発 言 は 別 として 残 りの 二 つは 小 さなテンカンの 発 作 のように 思 われる その 後 ロゴージンの 家 でかれと 公 爵 の 深 刻 なやりとりがあるが その 中 でも 公 爵 は 気 分 がすぐれず テンカン 発 作 の 予 感 を 語 る 公 爵 は 再 びぼんやりとしてナイフをもてあそぶ この 行 動 は 興 味 深 いが それに ついてはここではふれない ロゴージンの 家 を 後 にした 公 爵 は 発 作 を 予 感 しながら 街 をさ 迷 うように 歩 いたが ベン チで 休 んでいる 時 にテンカンの 大 発 作 の 直 前 の 一 瞬 の 経 験 について 考 えている それは 生 きているという 感 覚 や 自 意 識 が 増 大 し 知 恵 と 感 情 が 照 らし 出 され 憤 激 疑 惑 不 安 は 鎮 まり 調 和 に 満 ちた 歓 喜 と 希 望 にあふれる 神 聖 な 境 地 に 解 放 されるもののようである( 新 潮 社 版 の 木 村 訳 を 適 当 に 要 約 している) それは 至 高 の 実 在 であり 美 であり 祈 りで あり 至 高 なる 生 の 総 合 であり この 一 瞬 のためなら 全 生 涯 を 投 げ 出 してもいい 時 を 超 越 する 至 高 の 一 瞬 だという テンカンを 患 うものの 中 にこのような 経 験 をもつもの がまれにいるようである ドストエフスキーはそのまれな 一 例 らしい しかし この 一 瞬 の 経 験 の 後 には 大 発 作 に 特 有 な 表 情 や 発 声 があり それらを 見 聞 きするものに ロゴージ ンも 含 め 恐 怖 を 感 じさせる そして 発 作 に 続 く 精 神 の 麻 痺 精 神 的 暗 黒 白 痴 感 に 悩 まされることになる この 経 験 は 悪 霊 のキリーロフによっても 語 られる この 経 験 はかれの 人 神 論 の 中 で あの 世 に 代 わるものと 考 えられた 永 遠 の 刹 那 である しかし シャートフは 適 切 にテ ンカンを 疑 っている( 罪 と 罰 でもラスコーリニコフが 警 察 で 失 神 する 場 面 がある) カ ラマーゾフの 兄 弟 ではスメルジャコフがテンカンの 持 病 を 持 っていた スメルジャコフ のテンカンを 説 明 するに 際 して ドストエフスキーはクラムスコイという 画 家 の 絵 瞑 想 する 人 を 引 き 合 いに 出 している 小 さな 発 作 が 起 こった 時 その 人 は 発 作 の 間 にいだい ていた 印 象 を 心 の 内 に 秘 める その 印 象 は 貴 重 なもので 無 意 識 のうちにそれを 貯 える そしてある 時 突 飛 のない 行 動 にでる と 当 然 そこには 作 家 の 経 験 自 己 分 析 が 反 映 されているだろう 白 痴 悪 霊 で 重 要 な 意 味 を 賦 与 されていたテンカンであるが カ ラマーゾフの 兄 弟 では 父 親 殺 しに 利 用 されることになった この 変 化 はドストエフスキ ーの 信 仰 についての 考 えの 進 展 を 反 映 しているように 思 われる 白 痴 では キリスト 公 爵 といわれるムイシュキンだが 病 身 で 十 分 に 力 強 い 信 仰 を 持 っているようには 見 えな い ムイシュキン 公 爵 がイポリートと 共 有 する 一 面 は 悪 霊 のキリーロフの 人 神 論 とな 14

15 り イワン カラマーゾフに 受 け 継 がれる 一 方 公 爵 の 別 の 一 面 は 悪 霊 のシャート フ そしてアリョーシャにひきつがれるが アリョーシャは 健 康 そのもので バラ 色 の 頬 を 持 つ 青 年 である 病 的 な 面 はない I. 夢 と 幻 覚 ドストエフスキーの 小 説 では 大 切 なところで 夢 が 出 てくる カラマーゾフの 兄 弟 では ドミートリイを 蘇 生 させ 地 底 で 賛 歌 を 歌 う 決 心 をさせた 焼 け 出 された 人 々の 夢 イワン の 悪 魔 と 議 論 する 悪 夢 幻 覚 アリョーシャのゾシマ 長 老 の 復 活 の 夢 などである これら の 夢 は 三 人 の 兄 弟 のそれぞれにとって 最 も 重 要 なエピソードなので Ⅲ. 信 仰 と 不 信 の ところで 詳 しく 述 べる 罪 と 罰 のラスコーリニコフの 殺 害 した 老 婆 が 笑 う 夢 鞭 打 たれ る 馬 の 夢 スヴィドリガイロフの 奥 さんについての 幻 覚 や 幼 い 娼 婦 の 夢 白 痴 のイポリ ートに 弁 明 を 書 かせる 契 機 となったロゴージンについての 幻 覚 や 夢 スタヴローギン の 楽 園 を 破 ったゼラニウムとクモの 夢 などである 少 し 脱 線 して 夢 に 出 てきた 今 は 亡 き 友 を 生 きている!と 思 うのは 何 故 か?について 考 えてみた 日 常 経 験 から 考 えて 自 分 が 生 み 出 したと 思 っていない 視 覚 イメージに 対 し て 人 はその 実 在 を 信 じる われわれは 生 まれてこの 方 そういう 風 に 生 きてきた そうで ないと 外 部 世 界 は 成 り 立 たず 生 きていけない 一 方 夢 は 現 在 の 自 分 の 経 験 であると いう 所 有 感 帰 属 感 はある 夢 は 自 分 がみているという 感 覚 すなわち authorship はな いが ownership はある したがって 今 自 分 の 眼 前 にいるのは 生 きている 友 であると いう 認 識 をもつ 友 人 であることが 分 かるからには 友 人 に 関 する 記 憶 も 呼 び 覚 まされて いる この 呼 び 覚 まされた 記 憶 は 友 人 の 視 覚 イメージとそれに 貼 られた 名 前 という 簡 単 なものから 友 についての 様 々な 記 憶 たとえば 仲 が 良 かったとか 時 にはケンカをした とか 同 じ 職 場 だったといった もろもろの 複 雑 な 経 験 まである そして 友 は 亡 くなっ てもういないことも 夢 をみつつ 思 い 出 されるだろう 友 が 目 の 前 にいる しかし 友 はすで に 亡 くなっている それが 生 きている!という 反 応 になるのではないだろうか J. 理 性 と 情 熱 理 性 なんてものは 情 熱 の 奴 隷 ですからな これはスヴィドリガイロフが 初 対 面 のラス コーリニコフに 言 った 言 葉 だ 情 熱 という 言 葉 をもう 少 し 一 般 化 して 感 情 欲 望 に 置 き 換 える 理 性 と 感 情 欲 望 の 間 には 正 反 対 の 二 つの 関 係 がある 一 つは 理 性 が 感 情 欲 望 をコントロールすること われわれが 感 情 や 欲 望 のおもむくままに 行 動 していたら 社 会 では 生 きていけない もう 一 つは 感 情 欲 望 が 理 性 を 方 向 づけること 上 の 言 葉 は 後 者 について 述 べたものだろう このホームページの 脳 と 心 : 認 知 神 経 科 学 入 門 の 第 5 章 はそのような 立 場 から 書 いた 15

16 従 来 理 性 と 感 情 情 動 が 対 立 し(ドストエフスキーに 関 してそのような 立 場 からの 論 説 があるようだ) 前 者 が 後 者 を 抑 制 するという 面 が 強 調 され 気 味 だった しかし 理 性 的 な 意 思 決 定 には 必 ず 感 情 情 動 の 裏 打 ちがあり 感 情 情 動 が 理 性 的 な 意 思 決 定 を 意 識 な しに 導 くこともある とも 考 えられる 理 性 と 感 情 情 動 を 双 方 向 的 にとらえ 後 者 の 位 置 を 従 来 よりも 持 ち 上 げ 積 極 的 な 面 を 強 調 したということか 日 常 生 活 でも 希 望 願 望 欲 望 を 実 現 するために 論 理 が 使 われることが 多 いことに 気 づく 未 成 年 で 主 人 公 アルカジイは 理 由 が 分 からないまま 高 まる 心 臓 の 鼓 動 を 感 じている(このような 自 律 神 経 系 の 反 応 は 情 動 の 重 要 な 要 素 である) 情 動 感 情 が 理 性 に 先 行 している フロイトそし て 最 近 のダマシオらの 脳 科 学 の 成 果 を 知 ってもドストエフスキーは 全 く 驚 かず 何 を 今 更 と 思 うことだろう K. 子 供 ドストエフスキーの 小 説 には 子 供 がたびたび 登 場 する そして 作 家 本 人 かれの 小 説 の 主 人 公 のあるものは 子 供 好 きだ カラマーゾフの 兄 弟 でイワンは 言 う 残 酷 な 人 間 情 熱 的 で 淫 蕩 なカラマーゾフ 型 の 人 間 は 子 供 が 好 きだ と イワンが 神 に 反 逆 する 根 拠 は 子 供 たちの 苦 しみ 幼 児 虐 待 だった イリューシャ ニコライ(コーリャ) クラソートキ ン カルタショフ スムーロフなど 多 くの 子 供 がアリョーシャの 周 囲 に 集 まる 白 痴 のムイシュキン 公 爵 とマリイをめぐるスイスの 子 供 たちの 話 も 心 に 残 る この 二 つの 小 説 は 宗 教 が 絡 むところなど 似 たところがある 白 痴 では 子 供 たちのことは 過 去 の 挿 話 だっ たが カラマーゾフの 兄 弟 の 子 供 たちは 将 来 続 編 で 重 要 な 役 割 を 演 じることになってい たらしい 他 に 虐 げられた 人 々 のネルリ 罪 と 罰 のソーニャの 弟 や 妹 たち スヴィ ドリガイロフの 夢 に 現 われた 幼 い 娼 婦 がいる 悪 霊 ではスタヴローギンが 幼 いマトリョ ーシャを 死 に 追 いやり 自 死 するのをゼラニウムを 眺 めつつ 待 っていた アリョーシャ ムイシュキンはスヴィドリガイロフ スタヴローギンの 対 極 にいるが 子 供 との 関 係 も 対 極 的 だ L. 動 物 アリョーシャのところで 問 題 にした 幼 児 信 号 はエソロジーのテーマだが それに 関 連 し て ドストエフスキーは 動 物 好 き( 特 にイヌ)だという 印 象 だ 虐 げられた 人 々 のネル リのお 祖 父 さんにはアゾルカというイヌが 寄 り 添 っていたし 作 家 の 日 記 の 百 姓 マレ イ に 出 てくる 子 供 は 幼 いドストエフスキーだろうが ヴォルチョークという 名 のイヌを 飼 っていたことが 分 かる 尊 い 思 い 出 に 出 てくるのだから イヌは 心 の 友 達 だったと 思 わ れる この 話 は 死 の 家 で 回 想 されたが その 記 録 にはしばしば 動 物 が 出 てくる イヌがドストエフスキーのつらい 監 獄 生 活 を 慰 めてくれたことが 分 かる さらに 監 獄 の 16

17 動 物 のためにわざわざ 一 章 設 けている 登 場 する 動 物 たちは 生 き 生 きと 描 かれ 記 述 は 正 確 だ ドストエフスキーは 単 純 な 動 物 好 きではない かれの 小 説 には 鞭 打 たれるウマの 話 がし ばしば 出 てくる 作 家 の 日 記 にロシアの 動 物 愛 護 協 会 10 周 年 に 関 連 して 書 いた 文 があ るが 動 物 を 優 しく 扱 えば それは 他 人 に 接 する 態 度 に 波 及 し 子 どもの 教 育 にも 好 まし いという 意 味 のことが 書 かれていたと 記 憶 する その 逆 を 行 ったのが 父 親 殺 しのスメ ルジャコフで 子 供 の 頃 から 動 物 虐 待 をしていた 動 物 への 態 度 は 重 要 な 意 味 を 持 つとい うドストエフスキーの 指 摘 だが 神 戸 連 続 児 童 殺 傷 事 件 などわが 国 で 起 った 奇 怪 な 事 件 に も 当 てはまるように 思 う カラマーゾフの 兄 弟 の 中 で 少 年 コーリャとイヌの 話 が 出 てくる かれは 仲 間 のス ムーロフがイヌの 習 性 を 滑 稽 だと 言 ったのに 対 し イヌから 見 たらヒトの 社 会 的 な 行 動 は 滑 稽 に 見 えるだろう と 反 論 している こんなところにもポリフォニーが 顔 をだす サル は 恐 ろしい 時 に 歯 をむき 出 した 表 情 をする ヒトでそれに 近 いのは 笑 いの 表 情 だ サルた ちはヒトを 観 察 しながら 何 故 アイツ 等 はお 互 いに 怖 がりながらベタベタしているのだろ う と 不 思 議 に 思 っているかも 知 れない ところで 話 は 脱 線 するが なぜスムーロフは 亡 くなったイリューシャが 自 分 の 墓 に 来 てほしいと 願 っていたスズメ 達 に 煉 瓦 の 破 片 を 投 げつけたりしたのだろうか 動 物 をい じめるのは 好 ましい 行 為 ではないはずだ この 話 は 唐 突 に 出 てきて 奇 妙 な 感 じがした( 続 編 への 布 石 なのだろうか?) 時 折 草 花 が 傷 つけられ 動 物 が 虐 待 されることがニュース になる なんとも 嫌 で 不 安 不 吉 な 気 分 になる また ドストエフスキーはクモが 嫌 いなようだ 死 の 家 の 記 録 では 言 いがかりをつ け ドストエフスキーを 窮 地 に 追 い 込 んだ 乱 暴 者 ガージンは 巨 大 で 醜 悪 なクモのようだ と 表 現 されている 罪 と 罰 で 怪 人 スヴィドリガイロフは 永 遠 とは 田 舎 の 風 呂 場 にかかっているクモの 巣 のクモだなどと トンデモナイことを 言 っている(それにしても よくマアこんなことを 思 いつくなと ヘンに 感 心 してしまう) 白 痴 ではイポリートが ロゴージンの 家 でみたホルバインの 絵 の 印 象 から キリストをも 飲 み 込 んでしまう 無 意 味 で 無 慈 悲 な 自 然 の 法 則 をやはり 巨 大 で 醜 悪 なクモにたとえている 悪 霊 ではスタ ヴローギンが ゼラニウムの 葉 にいるクモによって クロード ロランの 絵 による 幸 せで 尊 い 黄 金 時 代 の 夢 を 破 られている ゼラニウムの 葉 は かれが 少 女 マトリョーシャの 縊 死 を 待 っているときに 見 つめていたものだった そして スヴィドリガイロフ イポリ ート スタヴローギンは 自 殺 をした( 哀 れなイポリートは 未 遂 ですが) こうしてみると ドストエフスキーにとってクモはキリストやロシア 正 教 に 対 立 する 恐 ろしい 不 気 味 で 不 快 なものの 象 徴 のようだ M. 二 種 類 の 自 然 17

18 ドストエフスキーの 小 説 には 二 つの 自 然 がでてくる 一 つは 神 の 恩 寵 に 満 ちた 自 然 であ り もう 一 方 はキリストをも 無 残 に 飲 み 込 んでしまう 無 慈 悲 な 自 然 である 一 方 は 神 信 仰 不 死 永 遠 の 生 に 関 連 し 他 方 は 無 神 論 死 無 に 関 係 する ドストエフスキーにと って 科 学 は 後 者 の 自 然 の 法 則 の 発 見 を 目 指 すものであり 神 信 仰 に 対 立 するもののよ うである 精 神 心 を 科 学 的 に 研 究 することを 提 唱 したクロード ベルナールに 対 して カ ラマーゾフの 兄 弟 のドミートリイは 口 をきわめて 罵 倒 している この 問 題 は 次 のⅢ. 信 仰 と 不 信 のテーマである 18

19 Ⅲ. 信 仰 と 不 信 カラマーゾフの 兄 弟 の の 思 想 的 な 背 景 は 信 仰 の 問 題 神 の 問 題 である それはすで に 述 べたようにイワン- 大 審 問 官 とアリョーシャ- ゾシマ 長 老 の 談 話 記 録 の 対 立 として 表 現 されている この 問 題 をドストエフスキーが 生 涯 にわたって 考 え 悩 んだ そ れは 死 の 家 の 記 録 から 始 まると 考 えられるが とくに 白 痴 のムイシュキン 公 爵 と イポリート 青 年 悪 霊 のキリーロフは 信 仰 の 観 点 から 重 要 な 人 物 である この 二 つの 小 説 から 始 めよう A. 白 痴 -ムイシュキン 公 爵 とイポリート ドストエフスキー 夫 妻 は 祖 国 ロシアから 逃 げるようにしてヨーロッパに 向 かった この 放 浪 の 旅 は 結 局 4 年 も 続 いた この 間 白 痴 や 悪 霊 などの 傑 作 を 書 いた 白 痴 はドストエフスキーの 自 伝 的 な 要 素 が 濃 厚 で かれの 刑 場 における 死 に 関 する 感 触 や 考 え が 述 べられている この 小 説 はテンカンの 治 療 を 終 えたムイシュキン 公 爵 が スイスから ロシアに 帰 国 する 列 車 の 中 でロゴージンと 一 緒 になるところから 物 語 が 始 まっている 公 爵 は 遠 縁 のエパンチン 夫 人 を 訪 ねる 予 定 だった この 小 説 は 一 人 の 女 性 (ナスターシャ フィリポヴナ)をめぐるムイシュキン 公 爵 とロゴージンの 物 語 であるが エパンチン 家 の 三 女 アグラーヤも 絡 んでくる 生 と 死 という 観 点 からはイポリート チェレンチェフとい う 青 年 の 弁 明 が 重 要 である エパンチン 家 についた 公 爵 は 召 使 と 会 話 をする ヨーロッパとロシアの 裁 判 の 話 題 から 当 時 ロシアでは 行 われていない 死 刑 の 話 になる 公 爵 は 見 物 したギロチンの 話 をするが それは 苦 痛 が 少 ないという 召 使 の 言 葉 に 公 爵 は 異 なる 考 えを 示 す それは 殺 人 よりも 死 刑 の 方 がずっと 残 酷 だという 意 見 事 件 で 殺 される 者 は 身 体 的 な 苦 痛 を 恐 れ 苦 しむが 生 存 への 一 縷 の 望 みを 持 ちえる ところが 死 刑 宣 告 をされたものは 逃 げることはかなわず もっと 恐 ろしい 精 神 的 な 苦 痛 に 苦 しむ と そしてドストエフスキーの 死 刑 判 決 刑 場 で の 恩 赦 の 経 験 が 批 判 的 に 語 られる 召 使 は 公 爵 にある 種 の 感 銘 を 受 けたようだ ドストエフスキーが 死 と 向 き 合 ったのは 刑 場 においてであった かれは 革 命 思 想 家 ぺ トラシェフスキーの 会 で 活 動 したのが 理 由 で 死 刑 の 判 決 を 受 けた(かれはもっと 過 激 な 小 グループにも 参 加 していたようだが) しかし 死 刑 執 行 の 直 前 に 皇 帝 による 仕 組 まれた 特 赦 があり 懲 役 4 年 と 兵 卒 勤 務 に 減 刑 され シベリヤへ 送 られた 無 論 そのようになる とは 知 らされていないドストエフスキーは 銃 殺 されると 信 じていた 刑 場 で 死 を 前 にした 時 の 経 験 は 白 痴 のムイシュキン 公 爵 の 口 から 知 人 の 話 としてエパンチン 家 の 人 々に 語 られている ドストエフスキーが 死 刑 直 前 の 最 後 の 5 分 間 にしたこと 友 人 との 別 れに 2 分 自 分 のことを 考 えるのに 2 分 残 りの 時 間 はこの 世 の 名 残 に 周 りの 風 景 を 眺 めた 友 19

20 人 とはとるに 足 らぬ 話 をしたという これは 死 から 眼 をそらそうとしたためだろうか 自 分 のことを 考 えた 時 には 死 ぬとはどういうことかと 考 えた 教 会 の 黄 金 色 の 屋 根 に 反 射 する 光 が 自 然 であり それと 融 合 することが 死 なのだと 考 えた そして もし 命 が 助 かったなら この 苦 しい 想 念 は 憤 懣 に 変 わり 一 刻 も 早 く 銃 殺 して 欲 しいと 思 うまで になった 確 かに 耐 えがたいことだったろう もう 一 つ 重 要 なのはハンス ホルバイン ジュニアの 絵 だ ドストエフスキー 夫 妻 が 放 浪 中 のバーゼルでみたホルバインの 十 字 架 から 降 ろされたキリストの 絵 である アンナ 夫 人 の 日 記 によると かれはこの 絵 に 魅 了 され わざわざ 椅 子 に 乗 って 眺 めたという(こ の 記 述 は 後 に 書 かれた 夫 人 の 回 想 と 異 なっている 速 記 で 書 かれた 日 記 は 脚 色 がなく 事 実 に 近 いのではないだろうか) それにしてもドストエフスキーは 信 仰 心 を 失 いかねず キリストをも 飲 み 込 んでしまう 無 慈 悲 な 自 然 を 連 想 させるこの 絵 のどこに 魅 了 されたのだ ろうか 白 痴 の 中 でこの 絵 は 少 なくとも 3 回 話 題 になる 初 めはエパンチン 家 の 次 女 ア デライーダの 画 題 について 話 している 時 にチラッとでてくるが アデライーダに 遮 られて ギロチンの 話 になる 2 回 目 はロゴージンの 家 を 尋 ねた 公 爵 がこの 絵 の 模 写 を 見 つけて 信 仰 の 話 になる 3 回 目 はイポリートの 弁 明 の 中 で 信 仰 への 疑 問 無 慈 悲 な 自 然 の 話 題 とな る 公 爵 はロゴージンに 神 を 信 じるかと 問 われ 4 つのエピソードを 語 る C( 多 分 チェル ヌイシェフスキー?)との 車 中 の 会 話 神 に 祈 って 強 盗 殺 人 を 犯 す 男 錫 の 十 字 架 を 銀 と 偽 って 公 爵 に 売 りつけ 酒 代 を 稼 ぐ 兵 隊 赤 ん 坊 が 初 めてみせる 微 笑 に 十 字 を 切 る 母 親 こ の 母 親 の 話 はゾシマ 長 老 が 語 ってもおかしくない この 母 親 の 信 仰 を 公 爵 は 肯 定 し そこ にロシア 人 にとっての 宗 教 の 本 質 があると 考 えるが ロゴージンの 問 いに 真 正 面 から 答 え てはいない 公 爵 は 神 の 自 然 からは 切 り 離 されていると 感 じており そして イポリート の 弁 明 で 公 爵 は 自 らを 唯 物 論 者 と 述 べたとすら 紹 介 されている いずれにせよ カ ラマーゾフの 兄 弟 にある 堂 々とした 信 仰 を 公 爵 の 中 に 認 めることはできない イポリートもこの 絵 をロゴージンの 家 でみたと 弁 明 の 中 で 述 べている かれはキリ ストすら 従 わなければならなかった 自 然 の 法 則 をその 中 に 見 出 す この 絵 をみた 者 は 信 仰 を 失 うのではないか と かれは 神 の 問 題 は 理 解 を 超 えているので 理 解 できないものに 責 任 はないと 自 殺 するが どんでん 返 しがあり 哀 れにも 未 遂 に 終 わる イポリートがそ れから 疎 外 されていると 感 じた 神 が 創 造 した 自 然 とキリストをも 呑 み 込 んでしまう 自 然 信 仰 と 不 信 大 雑 把 に イポリートの 考 えは 悪 霊 のキリーロフの 人 神 に 成 長 し 公 爵 の 考 えはシャートフに 受 け 継 がれる 公 爵 はテンカンの 治 療 のため 滞 在 したスイスで 孤 独 憂 愁 に 苦 しんでいた その 内 容 は はっきりしないが ペテルブルグへ 戻 ってきたその 日 に 初 対 面 のエパンチン 将 軍 家 の 召 使 や 夫 人 令 嬢 たちに 話 すのがギロチンによる 死 刑 についてであることから 死 や 生 すな わち 自 分 の 存 在 についてであったと 思 われる イポリートは 余 命 数 週 間 と 宣 告 された 肺 病 やみの 青 年 である かれはロゴージンの 幻 影 を 見 て 自 殺 を 決 意 し 弁 明 を 読 み 上 げる 20

21 この 世 に 生 を 享 けたものの 18 歳 (? 多 分 )で 去 らねばならない 若 者 の 怒 り 苦 しみ 悲 しみに 満 ちている そして 永 遠 に 繰 り 返 される 自 然 の 饗 宴 から 切 り 離 された 疎 外 感 孤 独 弁 明 の 中 に 公 爵 は 自 分 がスイスで 感 じていた 苦 しみや 悲 しみ 涙 が 言 葉 になって いるのを 見 出 し 心 を 動 かされる この 疎 外 感 は 社 会 的 なものではない 自 然 神 の 恩 寵 に 満 ちた 自 然 からの 疎 外 すなわ ち 信 仰 宗 教 の 問 題 である イポリートがいう 無 慈 悲 な 自 然 は 地 下 室 の 手 記 の 男 の ににんがし に 通 じる イポリートの 自 然 の 対 極 にあるのが カラマーゾフの 兄 弟 の ゾシマ 長 老 の 兄 マルケルが 賛 美 する 自 然 ゾシマ 長 老 やアンフィーム 神 父 の 神 の 恩 寵 に 満 ちた 自 然 である ドストエフスキーが 刑 場 で 死 とは 光 に 融 合 することだと 感 じた 自 然 は どちらの 自 然 だろうか ホルバインの 絵 はイポリートの 自 然 を 表 現 したものだ 少 なくも そのように 感 じられる 絵 だ ドストエフスキーはこの 絵 に 魅 せられた ムイシュキン 公 爵 の(そして 当 時 のドストエフスキーの) 信 仰 はどういうものだったのだろうか オムスクの 要 塞 監 獄 における 刑 期 を 終 えた 後 ドストエフスキーはフォン ヴィジン 夫 人 あての 手 紙 の 中 で たとえキリストが 真 理 の 外 にあるとしても 真 理 よりもキリストを とる と 述 べている これは 方 向 が 反 対 だがイワンの 選 択 と 対 をなす 一 方 ドストエフ スキーは 自 分 の 信 仰 が 溶 鉱 炉 を 潜 ってきたとも 述 べている ムイシュキンはアリョーシ ャ カラマーゾフの 様 な 強 固 な 信 仰 を 持 っているようにはみえない かれは 信 仰 と 不 信 に 引 き 裂 かれているようだ 公 爵 が 持 つ 信 仰 の 側 面 を 表 しているのは スイスにおけるマリ イと 子 供 たちとの 挿 話 ロゴージンに 信 仰 について 話 したこと イポリートをマイエル 家 の 壁 から 引 きはがし パブロフスクの 緑 の 木 立 に 囲 まれた 公 爵 の 家 に 引 き 取 ったことなど である 一 方 不 信 の 側 面 は 神 がつくった 自 然 から 疎 外 されているという 感 覚 ギロチ ンによる 死 刑 やホルバインの 絵 に 対 する 強 い 興 味 イポリートにどのように 死 ぬのがいい かと 問 われて どうか 私 たちのそばを 素 通 りして 私 たちの 幸 福 をゆるしてください! としか 答 えられなかったことなどである ドストエフスキーが 刑 場 で 融 合 しようとした 光 はどちらの 自 然 のものだろうか あから さまに 信 仰 については 述 べられていない イポリートですら 昇 ってくる 太 陽 のもとで 自 殺 しようとした 少 なくとも 罪 と 罰 のスヴィドリガイロフのように 永 遠 とは 田 舎 の 東 屋 の 風 呂 場 の 蜘 蛛 の 巣 にいる 蜘 蛛 だ などという 考 えとは 遠 く 離 れている しかし キ リストもあの 世 も 永 遠 の 生 もでてこない 少 なくとも ムイシュキン 公 爵 にはアリョーシ ャのような 確 固 とした 信 仰 はみられない まだ ドストエフスキーの 信 仰 は 溶 鉱 炉 の 中 で ドロドロとした 状 態 だったのだろう B. 悪 霊 -キリーロフ キリーロフは 成 長 したイポリートで 人 神 論 を 語 る かれの 考 えを 批 判 的 に 捉 えてみる 21

22 キリーロフによると 自 殺 を 思 いとどまらせる 要 因 が 二 つあるという それは 痛 み と あの 世 である 痛 み について キリーロフは 頭 上 から 落 下 する 巨 大 な 石 を 例 にとり その 下 で 押 し 潰 される 者 は 痛 みを 感 じる 暇 はないが 痛 みを 考 えることによる 苦 痛 はある だろうという 石 に 痛 みはないが その 恐 怖 には 痛 みがある と 石 を 死 に 置 き 換 えてみ ると 死 には 痛 みはないが 死 の 恐 怖 には 痛 みがある ということになるか 神 は 死 の 恐 怖 の 痛 みである と 結 論 されているが 文 字 通 り 理 解 しようとすると 分 かりにくい 神 は いないが 神 はいる?という 譬 えの 表 現 なのだろうか あの 世 については 生 きていても 生 きていなくても 同 じである 自 由 な 状 態 を 考 えて いるようだ これはキリスト 教 徒 があの 世 で 永 遠 の 生 を 得 た 状 態 に 似 ているように 思 う しかし キリーロフには 神 はいないだろうし キリスト 教 が 説 くあの 世 とは 違 うものを 考 えざるを 得 ないだろう これはかれとスタヴローギン シャートフとの 会 話 に 出 てくる 永 遠 の 刹 那 に 関 係 すると 思 われる この 自 由 な 状 態 には 苦 痛 と 恐 怖 に 打 ち 勝 つことがで きる 新 しい 人 間 のみが 達 することができる それが 神 ( 人 神 )であり 神 はいなくなると いう 人 神 には 肉 体 的 な 変 化 も 生 じるらしい キリーロフは 以 下 の4 人 の 登 場 人 物 に 自 らの 思 想 を 語 っている 語 り 手 の 私 スタヴロ ーギン シャートフ ピョートルである( 他 にもいたかもしれない) 一 応 この 順 番 で 述 べ ていく キリーロフが 語 り 手 に 話 したところによると 生 は 恐 怖 と 苦 痛 に 満 ちており 人 間 が 生 を 愛 するのは 苦 痛 や 恐 怖 を 愛 するからだ 生 が 苦 痛 や 恐 怖 を 代 償 に 与 えられている これが 欺 瞞 のもとだ 苦 痛 や 恐 怖 に 打 ちかつ 新 しい 人 間 人 神 が 現 われる と 確 かに 生 には 苦 痛 や 恐 怖 はつきものだ 地 下 室 の 男 が 言 うように 歯 痛 にも 快 楽 があるかもし れない しかし マゾヒストが 実 際 にいて だれもが 強 さは 様 々だろうがマゾヒスティッ クな 傾 向 を 持 っていることを 認 めても 虫 歯 なんかないほうが 好 ましいのではないか 痛 みを 避 けるのは 生 の 原 則 に 従 うことだ それを 生 の 原 則 と 相 容 れない 自 殺 に 際 して 考 慮 に 入 れる これは 何 故 だろう 死 によってわれわれの 精 神 も 身 体 も 消 滅 するだろう 死 の 痛 み 恐 怖 苦 痛 は( 生 の 喜 びも 含 め 一 切 合 財 が) 消 えてなくなる 死 後 には 生 存 中 の 意 識 も 記 憶 も 何 にも 残 らないだろう どのような 死 に 方 をしても 結 果 は 同 じである それな のになぜ 痛 みを 気 にするのか 単 純 に 生 物 として 自 然 な 生 への 執 着 のあらわれと 解 釈 す るのが 率 直 のように 思 われる そう 思 うと 自 殺 者 は 哀 れでもある 人 神 にはそのような 同 情 は 不 要 であるとキリーロフは 言 う 苦 痛 や 恐 怖 を 克 服 し 自 然 の 原 則 に 打 ち 勝 つのが 人 神 だ と ところで 誰 にも 生 の 喜 びはあるだろう そちらには 目 を 瞑 り 負 の 面 しか 見 ないのはどういうことだろう 確 かに 自 殺 をする 多 くの 人 は 強 烈 な 苦 痛 を 経 験 してい るだろう その 人 たちに 基 づいて 思 想 を 組 み 立 てられてもなかなか 首 肯 できない 極 端 な 事 例 がものの 本 質 をあらわすことはあるだろうが 常 にそうとは 限 らない 次 にスタヴローギン シャートフと 別 々になされた 会 話 から この 二 人 との 会 話 に 共 通 して 含 まれているのは 永 遠 の 刹 那 であるので これは 後 に 回 すことにする キリーロ フはあるときから 心 境 の 変 化 があり 自 分 はいい 人 間 で 幸 福 であり すべてを 肯 定 する 22

23 ようになったという したがって 苦 痛 を 避 けようが 苦 痛 を 愛 そうが どちらもすばら しいということになる 人 を 殺 してもすばらしいし 殺 さなくてもすばらしい しかし 自 分 がよい 人 間 であることを 知 れば 人 は 殺 さない と この 肯 定 は 神 が 天 地 を 創 造 した ときの 喜 びの 言 葉 に 対 応 しているらしい キリーロフは 生 はあるが 死 はないと 断 言 する そして キリーロフはこの 世 の 永 遠 の 刹 那 を 信 ずるという それは 時 のない 永 遠 の 生 で ある シャートフとの 会 話 で この 永 遠 の 刹 那 がより 明 確 になる これは5,6 秒 し か 続 かないもので この 時 に 永 久 調 和 が 実 感 される これは 天 上 のものではないが 肉 体 的 な 変 化 なしには 地 上 の 人 間 には 耐 え 切 れないという 意 味 で 地 上 のものでもない これ は 明 晰 で 喜 びの 感 覚 だという この5,6 秒 にキリーロフは 一 つの 生 を 生 きる この 時 のた めに 全 人 生 を 投 げ 出 しても 惜 しくないという これはムイシュキン 公 爵 が 経 験 したもので シャートフはテンカンを 疑 う キリーロフの 心 境 の 変 化 は 分 かりにくい どんどん 神 懸 り 的 になって 自 分 の 思 想 を キリスト 教 のそれと 対 比 する 傾 向 が 強 くなっている 印 象 だ すべてがすばらしいとキリー ロフは 言 うが どうも 人 を 殺 さない 方 がいいようだ キリーロフが 生 はあるが 死 はないと いうのは 重 要 だ かれにあるのは 生 と 永 遠 の 刹 那 だ この 刹 那 は 生 と( 生 活 と とい った 方 が 正 確 か)どのような 関 係 にあるのか 述 べられていないので 分 かりにくい 強 さ を 別 にすれば 多 くの 人 が 墓 場 までもって 行 く 同 じような 瞬 間 を 持 っているのではな かろうか 永 遠 の 刹 那 はキリーロフの 思 想 を 感 覚 面 身 体 面 から 支 える 意 味 で 必 要 だっ たのだろう 新 しい 人 に 生 じる 肉 体 的 な 変 化 という 点 にそれが 関 係 するように 思 う しか し このキリーロフの 経 験 に 関 して 私 はシャートフの 意 見 に 賛 成 だ キリーロフもムイ シュキンも そしてドストエフスキーもテンカンの 発 作 が 起 こったとき この 感 覚 が 持 続 することを 願 っただろう しかし それは 続 かず 意 識 の 喪 失 がやってくる キリーロフ はムイシュキン(そして ドストエフスキーも)と 同 じように 病 気 だからといって そ れがどうだというのだ というだろうが それは 病 に 基 づく 感 覚 であり 私 を 含 め 多 くの 人 には 同 じ 体 験 ができず 理 解 することは 難 しい ところで なぜ 自 殺 が 必 要 なのかわからない それは 次 のピョートルとの 会 話 で 明 らか になる ピョートルとの 会 話 では 当 然 自 殺 することが 前 面 に 出 てくる 神 は 必 要 だから 存 在 するはずだが 神 は 存 在 し 得 ない このような 二 つの 考 えを 持 ちながら 生 きてはいけな いと 思 う 人 がおり それは 自 殺 に 値 するとキリーロフはいう もし 神 がいなければ 自 分 が 神 である 神 がいればすべての 意 志 は 神 のものだが いなければすべての 意 志 は 自 分 の もので 自 分 は 我 意 を 主 張 する 義 務 があるとキリーロフはいう 神 を 滅 ぼし すべての 意 志 が 自 分 のものになったのに 完 全 なる 点 まで 我 意 を 主 張 する 人 間 は 一 人 もいない 我 意 の 頂 点 は 自 らを 殺 すことだから 自 分 には 自 殺 の 義 務 がある これまで 多 くの 人 が 自 殺 し たが 我 意 のためのみに 自 殺 するのは 自 分 だけだ 我 意 を 示 すのに 他 人 を 殺 すのは 最 低 の ことだとキリーロフはいう 神 がいないという 思 想 以 上 に 高 いものはない これまでは 自 分 を 殺 さずに 生 きていけるように 神 を 考 え 出 してきた 自 分 が 神 を 考 え 出 そうとしない 23

24 最 初 の 人 間 だ 白 痴 のイポリートと 同 じように かれも 自 然 の 法 則 はキリストをも 飲 み 込 んだと 考 える そうであるならば 全 地 球 は 虚 偽 であり 地 球 の 法 則 も 虚 偽 である 自 分 が 神 であれば 虚 偽 は 終 わりになり 虚 偽 の 根 源 は 旧 い 神 の 存 在 であるから 自 分 は 我 意 のためにのみ 自 殺 することで この 人 神 思 想 を 万 人 に 宣 言 するのだとキリーロフはいう 神 がないことを 知 りながら 自 分 が 神 になったと 意 識 しないのはおかしい そう 意 識 すれ ば 必 ず 自 殺 するはずだ と 以 下 素 人 の 特 権 の 行 使 ですが この 思 想 を 読 んで 心 から 理 解 できることがない まず 私 はそして 多 くの 日 本 人 は 唯 一 で 絶 対 的 な 神 を 持 ってこなかった キリスト 教 徒 も 多 くな い 本 文 には 聖 書 からの 引 用 がところどころにあり 議 論 はキリスト 教 との 比 較 で 語 られ る 傾 向 がある 言 い 換 えれば その 枠 を 出 ていない 自 分 の 意 志 が 神 のものという 考 えは われわれにとって 一 般 的 とは 思 えない キリーロフの 思 想 はそのような 神 を 前 提 としてい るのだが その 前 提 がないので すべてが 曖 昧 な 理 解 しかできない 絶 対 的 なものを 持 た ないわれわれは 己 を 我 意 を 絶 対 的 なものと 考 える 傾 向 も 弱 い 恐 ろしい 自 由 といわ れてもピンとこない 神 の 問 題 は 19 世 紀 の 西 欧 では 重 要 なテーマだったと 思 うが 21 世 紀 の 現 在 はどうだろうか C. カラマーゾフの 兄 弟 -イワンとアリョーシャ カラマーゾフの 兄 弟 の 思 想 面 はイワンの 大 審 問 官 とアリョーシャの ゾシマ 長 老 の 談 話 記 録 の 対 立 として 表 現 されていると 述 べた まず イワンの 大 審 問 官 の 主 張 を 紹 介 し 続 いてアリョーシャがどのようにそれに 反 論 したかを 辿 ってみたい ドストエフ スキーは 堂 々たる 反 論 と 述 べていたようだ 1. イワンの 大 審 問 官 a. 場 違 いな 会 合 この 会 合 はフョードル 親 父 とドミートリイの 争 いをゾシマ 長 老 に 調 停 してもらうという 名 目 で 親 父 が 提 案 し 修 道 院 で 開 かれた 親 父 三 人 の 息 子 たち ミウーソフが 参 加 した が 誰 一 人 として 無 事 に 終 わるとは 考 えていなかった 実 際 にフョードル 親 父 が 会 合 をブ チ 壊 してしまう ここでこの 会 合 についてふれるのは 教 会 裁 判 についてのイワンの 論 文 や 神 がいなければ すべてが 許 されている というイワンの 主 張 が 紹 介 されているから である 宗 教 絡 みでは 国 家 と 教 会 の 関 係 も 議 論 されている しかし 日 本 では また 欧 米 でも 21 世 紀 には 興 味 をもたれない 議 論 ではないだろうか イワンの 主 張 はこの 物 語 の 一 方 の 中 心 なので 説 明 が 必 要 である 人 間 はこれまで 自 分 の 不 死 を 信 じていたから この 世 に 愛 があり 同 胞 を 愛 してきた すなわち 神 を 信 じて きたからお 互 いに 愛 することができたのであって それは 自 然 の 法 則 によるのではない 24

25 言 い 換 えると 不 死 への 信 仰 を 根 絶 やしにしてしまえば 愛 はなくなり 生 きる 力 もなく なってしまう 不 道 徳 なことはなくなって すべてが 許 されることになる 神 も 不 死 も 信 じない 者 にはエゴイズムは 許 され 認 められるべきである このイワンの 説 はミウーソフがからかい 半 分 に 紹 介 したものだが 突 然 ドミートリイが 質 問 をする 無 神 論 の 立 場 からは 悪 業 は 許 されるばかりでなく 必 要 で 賢 明 なものとし て 認 められるべきである ということか と この 問 いに 肯 定 的 な 答 えを 聞 くと かれは おぼえておきましょう という これはかれが 父 親 殺 しを 行 うかもしれない 不 安 を 引 き 起 こす ゾシマ 長 老 は イワンの 内 部 でこの 問 題 はまだ 解 決 されていない それがイワン の 苦 しみのすべてだと 語 り 解 決 することを 祈 る 長 老 がイワンを 祝 福 しようとした 時 イワンは 椅 子 から 立 ち 上 がって 長 老 に 歩 み 寄 り 真 面 目 で 厳 粛 な 態 度 で 祝 福 を 受 けた イ ワンは 勇 ましいことを 言 うが 内 面 あるいは 無 意 識 的 には 苦 しんでいたのだろう この 主 張 をそのまま 受 けとったスメルジャコフからその 点 を 揶 揄 されることになる この 後 フ ョードル 親 父 の 道 化 芝 居 がはじまり ドミートリイは 激 高 して こんな 男 がなぜ 生 きてい るンだ! と 叫 ぶことになる これも 小 説 の 筋 に 関 係 する そしてゾシマ 長 老 はドミート リイの 前 で 床 に 頭 をつけるようにして 跪 拝 した 長 老 はドミートリイの 過 酷 な 運 命 を 予 見 したようだった b. コニャックを 飲 みながら フョードル 親 父 は 夕 食 の 後 にコニャックを 飲 みながら 議 論 をするのが 好 きだった ある 日 それまで 話 すことなどなかったスメルジャコフが 急 に 喋 り 出 した イワンに 教 わりい ろいろと 知 識 を 蓄 えたスメルジャコフは キリスト 教 を 信 じている 召 使 のグリゴーリイと 宗 教 についての 論 戦 を 行 ったのだ その 後 フョードル 親 父 はイワンとアリョーシャに 神 や 不 死 はあるのか?と 問 う イワ ンはないと 答 え アリョーシャはあると 答 える イワンはフョードル 親 父 から じゃあ 誰 が 人 間 を 愚 弄 しているのか?と 問 われ 悪 魔 でしょう と 答 える 親 父 から 悪 魔 はい るのか?と 問 われ イワンは 悪 魔 もいないと 訂 正 する 何 気 ない 会 話 だが 神 を 否 定 し 悪 魔 も 否 定 したイワンは 後 に 夢 とも 幻 覚 ともつかない 状 態 で 悪 魔 に 出 会 うことになる このあと ドミートリイが 乱 入 し フョードル 親 父 を 投 げ 飛 ばし 顔 に 踵 で 2,3 度 蹴 り を 入 れている ドミートリイを 押 し 返 した 後 で イワンとアリョーシャは 話 し 合 うが イ ワンは 誰 かはもう 生 きる 資 格 はないと 希 望 する 権 利 は 皆 が 持 っている と 述 べる これ はイワンがスメルジャコフに 父 親 殺 しの 許 可 を 与 える という 話 の 筋 に 関 係 する c. 反 逆 アリョーシャはイワンと 話 をしたかったようだが イワンはそれに 気 づいていても 素 っ 気 なく 対 応 し 親 密 に 話 す 機 会 はなかった ところがイワンが 町 を 出 る 前 日 に 偶 然 に 都 という 料 理 屋 で 兄 弟 は 最 初 で 最 後 の 会 話 を 交 わした イワンによれば そのような 出 会 い 25

26 と 別 れが 最 もよいという 話 は 多 岐 にわたったが 神 の 話 になってゆく そして イワンは 神 を 認 めるが 神 の 創 った 世 界 神 の 世 界 を 認 めることはできないと 述 べる アリョーシャからその 説 明 を 求 められたイワンは 自 分 は 身 近 なものを 愛 せないという 告 白 から 始 める 聖 書 には 隣 人 を 愛 せ という 言 葉 が 何 回 か 出 てくるので これはキリ ストの 教 えへのあからさまな 挑 戦 反 逆 だろう そして 話 は 子 供 たちの 苦 悩 に 移 っていく これもゾシマ 長 老 が 尊 んでいるヨブの 話 しへの 反 論 だろう イワンは 小 児 虐 待 の 事 例 を 次 から 次 へと 語 る そのあるものは 作 家 の 日 記 に 取 り 上 げられている クロネベルクと いう 実 業 家 が 娘 を 枝 で 鞭 打 っている 事 件 だ この 男 は 笞 で 打 つたびに 快 感 が 高 まるのだろ うとドストエフスキーは 考 えている 作 家 は 死 の 家 で 出 会 った 同 じ 体 質 の 笞 刑 執 行 人 ジェレビャトニコフを 思 い 出 したことだろう また 自 分 の 犬 にけがをさせたという 理 由 で その 子 供 に 犬 をけしかけ 食 い 殺 させた 領 主 の 話 もある イワンは 犬 に 食 い 殺 された 子 供 の 母 親 とその 領 主 がともに 抱 き 合 い 神 をたたえること すなわち 永 遠 の 調 和 が 訪 れることの 意 味 をよく 理 解 している しかし イワンはそれで は 虐 待 された 子 供 たちの 苦 しみが 償 われていないと 非 難 し それは 認 められないという ヨブの 話 しへの 反 論 であり 神 への 反 逆 である イワンは 調 和 などいらない 報 復 できな い 苦 しみを 抱 き 続 けた 方 がいい たとえ 自 分 が 間 違 っているとしても 癒 されぬ 憤 りを 抱 き 続 けた 方 がいい という この 言 葉 はドストエフスキーが 流 刑 地 でフォン ヴィジン 夫 人 に 書 いたキリスト 礼 讃 の 手 紙 の 裏 返 しのようだ イワンはアリョーシャに 問 う 人 間 に 幸 福 平 和 で 安 らぎを 与 えるために 建 物 を 建 てるとして 子 供 の 償 われない 涙 の 上 にそれ を 建 てなければならないとしたら おまえはその 建 築 家 になれるか と アリョーシャは それはできないと 言 い 兄 さんは 大 事 な 人 を 忘 れていると 言 って キリストを 持 ちだす イワンはキリストがでてくることを 予 期 しており キリスト 批 判 を 劇 詩 の 形 で 行 う それ が 大 審 問 官 である d. 大 審 問 官 大 審 問 官 はイワンが 創 作 した 劇 詩 である 舞 台 は 16 世 紀 のスペイン セヴィリヤ キリストがこの 町 を 訪 れる 人 々はかれがキリストであることを 直 ぐに 理 解 し かれに 従 う キリストは 奇 蹟 を 起 こし 人 々はかれを 賛 美 する それを 観 ていた 大 審 問 官 はかれを 捕 え 神 聖 裁 判 所 の 牢 にぶち 込 む その 夜 大 審 問 官 は 牢 を 訪 れ かれに 自 分 の 考 え キ リスト 批 判 を 話 す 聞 き 手 は 一 言 も 発 することなく 穏 やかな 目 で 大 審 問 官 の 話 を 聞 く 話 の 内 容 は 聖 書 に 基 づいている ドストエフスキーが 流 刑 地 の 監 獄 で 読 むことが 許 され ていたのは 聖 書 のみだった 4 年 間 聖 書 を 熟 読 した 作 家 の 劇 詩 を キリスト 教 徒 でもなく ロクに 聖 書 を 読 んだことがない 私 には 十 分 に 理 解 したとはとても 言 えない 大 審 問 官 の 話 は 聖 書 にある 悪 魔 の 3 つの 試 みが 核 になっている そして 大 審 問 官 はキリストが 3 つの 試 みを 拒 否 したことを 批 判 し 自 分 は 悪 魔 の 側 に 立 つことを 打 ち 明 ける 話 は 多 岐 にわた るが この 核 の 部 分 に 焦 点 を 当 てて 紹 介 する 悪 魔 の 3 つの 試 みとは 石 をパンに 変 えて 26

27 みよという 話 神 殿 の 上 から 身 を 投 じてみよという 話 そして 自 分 を 拝 跪 すればこの 世 の 富 や 権 力 を 与 えるという 話 である キリストは 無 論 これらの 試 みを 拒 絶 したのだが そこにあるキーワードは 自 由 である 以 下 テクスト 通 りにはなっていないが 紹 介 してみる 大 審 問 官 はキリストが 石 をパンに 変 えることを 人 はパンのみで 生 きるのではない と 拒 否 したのは パンで 買 われた 信 仰 でなく 自 由 な 信 仰 を 欲 したからだという この 自 由 な 信 仰 天 上 のパンのために 数 千 数 万 の 偉 大 で 強 力 な 意 志 を 持 った 人 々はおまえ(キリス ト)に 従 うだろうが 無 力 で 意 気 地 のない 下 司 野 郎 の 無 数 のフツーの 人 神 のできそこな いが 地 上 のパンを 求 めたからと 言 って 非 難 できるか それではおまえは 数 万 の 神 のような 人 々のもとに 来 たにすぎないではないか 残 りの 大 多 数 のフツーの 人 は 天 上 のパンでは 生 きていけないのだ 大 審 問 官 は 次 に 拝 跪 の 対 象 の 話 に 移 る 大 審 問 官 は 非 難 する おまえは ただ 神 を 拝 跪 し 神 のみに 仕 える と 拒 否 した おまえは 自 由 と 天 上 のパンの 名 において 地 上 のパン だれもが 拝 跪 する 絶 対 的 な 旗 じるし 地 上 のパンを 拒 絶 してしまったと フツーの 人 にと って 自 由 ほど 厄 介 なものはないのだ 自 由 は 恐 ろしいものなのだ 早 いところ 誰 かに 譲 り 渡 して 平 穏 を 得 たいのだ 地 上 のパンを 持 つ 者 は 富 と 権 力 を 持 ち かれらの 心 を 平 穏 にできるのだ 天 上 のパンはかれらにとって 石 ころだ わしらはその 石 ころを 地 上 の パンに 変 えてやるのだ 無 論 これがまやかしに 過 ぎないことは 分 っている われわれは このまやかしを 引 き 受 けなければならない かれらのような 無 力 で 意 気 地 のない 下 司 野 郎 に 永 遠 の 生 などあり 得 ない 無 があるのみだ そして 悪 魔 の 神 殿 の 上 から 身 を 投 じてみよという 試 みの 話 になる おまえはこれも 神 を 試 みてはならない と 拒 否 した それは 奇 蹟 による 信 仰 でなく 自 由 な 信 仰 を 望 んだか らだ だが フツーの 人 がおまえのように 振 舞 えると 思 うのか かれらは 神 よりも 奇 蹟 を 求 めているのだ かれらにとって 信 仰 は 奇 蹟 から 生 まれるのだ 信 仰 から 奇 跡 が 生 まれる のではないのだ キリストは 大 審 問 官 の 話 を 終 始 無 言 で 聴 いていたが 最 後 に 大 審 問 官 に 歩 み 寄 り 唇 にキ スをした キリストが 行 った 行 為 はこれだけである 大 審 問 官 は 身 震 いをし 唇 の 端 がピ クリと 動 く 結 局 大 審 問 官 はキリストを 牢 から 出 してやる そして すでに 述 べたよう に イワンは 大 審 問 官 を 語 った 後 アリョーシャと 決 別 し 無 意 識 のうちにスメルジ ャコフに 父 親 殺 し のゴーサインを 出 してしまう 2. アリョーシャによる ゾシマ 長 老 の 談 話 記 録 大 審 問 官 については その 考 えを 評 価 し 擁 護 する 意 見 と 逆 にキリストを 評 価 し 大 審 問 官 の 考 えを 否 定 する 意 見 があるようだ それらはワッサーマンの ドストエフスキーの 大 審 問 官 という 本 にまとめられている 大 審 問 官 でかれ キリストは 一 言 も 反 論 する ことなく ただ 大 審 問 官 の 唇 に 接 吻 をしただけであった それゆえ いろいろな 解 釈 が 可 27

28 能 である 無 論 読 者 は 小 説 をどう 読 もうと 自 由 だ ここではドストエフスキーがどう 考 えて 小 説 を 書 いたか アリョーシャがイワンにどう 反 論 したかを 辿 ってみたい a. ゾシマ 長 老 の 兄 マルケル マルケルは 17 歳 で 亡 くなったゾシマ 長 老 の 兄 である 長 老 はアリョーシャを 愛 していた が アリョーシャの 精 神 心 持 が 兄 に 似 ていたからだという マルケルは 自 由 思 想 のため 流 されて 町 に 住 んでいた 大 学 教 授 の 哲 学 者 からいろいろと 教 わっていた その 学 者 はペテ ルブルグに 戻 ったが マルケルは 学 者 から 学 んだ 無 神 論 を 信 じていた マルケルは 結 核 に なり 長 くはないことをさとると 母 のすすめもあり 教 会 に 行 くようになった しかし 体 力 は 衰 え 家 で 懺 悔 や 聖 餐 をうけた マルケルは 夜 通 し 咳 込 んだが 快 活 で 人 生 は 明 る く 楽 しいものだという 召 使 には 今 度 は 自 分 がおまえたちに 仕 えると 言 い 人 間 はだれで も あらゆる 人 あらゆるものに 対 して すべての 人 の 前 に 罪 があると 言 う そして 小 鳥 にまで 犯 した 罪 の 許 しを 乞 うようになった 神 の 栄 光 があふれている 自 然 を 賛 美 した マ ルケルはゾシマに 自 分 の 代 わりに 生 きてくれと 言 い 間 もなくして 亡 くなった イポリー ト キリーロフの 自 然 とは 異 なる 自 然 だ イワン 大 審 問 官 の 人 間 侮 蔑 と 正 反 対 である b. ゾシマ 長 老 と 聖 書 ゾシマは 幼 年 時 代 の 思 い 出 ほど 尊 いものはないと 言 う 8 歳 の 時 教 会 でヨブの 話 を 聞 い た 裕 福 で 心 正 しい 神 のしもべヨブは 子 供 たちと 暮 らしていた サタンはヨブの 財 産 を 奪 い 子 供 を 殺 して ヨブに 神 を 呪 わそうとした しかし ヨブは 変 わることなく 神 を 讃 え 続 けた これを 聞 いて 幼 いゾシマは 感 動 し 初 めて 神 の 言 葉 を 受 け 入 れた この 話 には 多 くの 偉 大 な 神 秘 な 想 像 しがたいものが 含 まれている 移 ろいゆく 地 上 の 顔 と 永 遠 の 真 理 とが 一 つに 結 ばれ 点 にこそ 偉 大 なものが 存 在 するとゾシマは 言 う 既 に 述 べたが これ はイワンの 子 供 の 苦 しみが 償 われていないという 考 えと 対 をなすものだ アリョーシャの 記 録 では 民 衆 に 聖 書 の 読 み 聞 かせることの 大 切 さ 民 衆 への 信 頼 死 の 家 のアレイがモデルと 思 われる 青 年 と 神 の 恩 寵 に 満 ちた 自 然 について 語 られる 民 衆 へ の 信 頼 神 の 恩 寵 に 満 ちた 自 然 はイワン 大 審 問 官 イポリート キリーロフの 考 えとは 対 極 にある c. ゾシマ 長 老 の 若 い 頃 の 思 い 出 : 従 卒 アファナーシイと 決 闘 ゾシマは 士 官 学 校 に 入 学 し 将 校 になった 聖 書 など 読 まず 薄 情 で 野 蛮 醜 悪 で 愚 か な 人 間 になり 果 てていた ゾシマはある 令 嬢 に 恋 心 を 抱 いたが かの 女 は 既 に 婚 約 してお り 別 の 男 の 所 へ 嫁 に 行 った 若 いゾシマはその 男 の 名 誉 を 傷 つけ 決 闘 を 申 し 込 んだ 決 闘 の 前 日 の 夜 ゾシマは 従 卒 のアファナーシイを 殴 ってしまう 朝 起 きると 気 分 がす っきりしない 心 の 中 に 恥 ずべきこと 卑 劣 なことがあるように 思 われた 太 陽 が 輝 き 小 鳥 が 鳴 き 木 の 葉 がひらめいている 若 いゾシマはいきなり 兄 マルケルを 思 い 出 す 人 28

29 間 はだれでも あらゆる 人 あらゆるものに 対 して すべての 人 の 前 に 罪 があるというマル ケルの 言 葉 を 思 い 出 す ゾシマはアファナーシイに 伏 して 謝 罪 し 決 闘 はピストルを 放 り 投 げてやめてしまった これがきっかけで ゾシマは 修 道 院 に 入 ることになった d. ゾシマ 長 老 の 若 い 頃 の 思 い 出 : 神 のしもべミハイル 決 闘 の 話 が 知 れ 渡 り ゾシマは 町 の 人 気 者 になった 多 くの 人 がやってきたが その 中 に 一 人 の 紳 士 がいた かれは 町 の 有 力 者 で 裕 福 で 恵 まれない 人 に 巨 額 の 寄 付 をしている 立 派 な 人 だった 匿 名 で 多 くの 善 行 を 行 っていたことも 死 後 明 らかになった かれは 逡 巡 していたが とうとう 殺 人 を 犯 したことをゾシマに 告 白 した その 男 はある 未 亡 人 に 恋 を して 結 婚 の 申 し 込 みをしたが 断 られて 家 への 出 入 りを 断 られてしまう ある 夜 男 は 未 亡 人 の 家 に 忍 び 込 み 復 讐 と 嫉 妬 のあまりかの 女 を 殺 してしまう 殺 人 は 露 見 せず( 召 使 が 誤 って 逮 捕 され 獄 中 で 死 んでしまう) 男 はできる 限 りの 善 行 を 行 い 殺 人 の 埋 め 合 わせ をしようとした しかし 良 心 の 呵 責 を 鎮 めることはできなかったし 心 の 平 安 を 得 るこ とはできなかった 男 は 告 白 をしたことでゾシマを 憎 悪 し 殺 そうとするが 思 いとどまる しかし かれは 家 族 の 反 対 を 押 し 切 り パーティの 後 で 当 局 宛 の 自 白 書 を 朗 読 する 直 ぐ に 男 は 病 になり 死 の 床 についてしまう ゾシマが 面 会 した 時 には 衰 弱 していたが 感 動 に 満 ちた 晴 れやかな 眼 をしていた これが 神 のしもべミハイルの 話 である ミハイルは 人 々 が 自 分 の 穴 倉 に 閉 じこもり 孤 立 し 人 の 助 けも 人 間 も 人 類 も 信 じないようになっている と 言 う 個 人 の 特 質 の 真 の 保 証 は 孤 立 各 個 人 の 努 力 にではなく 人 類 の 全 体 的 統 一 の 内 にあるのだ と 全 体 的 統 一 の 核 にはキリストがいるのだろう このミハイルの 言 葉 はイ ワンの 独 立 が 孤 立 であることを 示 している e. ゾシマ 長 老 の 法 話 と 説 教 : 修 道 僧 について ゾシマ 長 老 は 語 る 修 道 僧 はしばしば 世 間 から 嘲 笑 され 罵 声 を 浴 びせられている 現 代 の 俗 世 では 人 々は 欲 求 を 満 たすことは 権 利 であると 奨 励 され その 中 に 自 由 があると 考 えている しかし その 結 果 富 める 者 は 孤 独 と 精 神 的 自 殺 貧 しいものは 妬 みと 殺 人 に 向 かう かれらは 兄 弟 愛 とか 人 間 愛 人 類 愛 人 類 の 統 一 などと 喧 伝 するが 孤 独 になっ た 人 間 に 他 者 人 類 全 体 などに 何 の 意 味 があるのか 自 由 をこのように 捉 えていては 崇 高 な 目 標 は 達 成 できない 修 道 僧 の 贖 罪 のための 勤 労 精 進 祈 祷 の 中 にのみ 真 の 自 由 への 道 があるのだ 精 進 と 無 言 の 行 に 励 む 謙 虚 で 柔 和 な 修 道 僧 が 民 衆 と 共 に 立 ち 上 がり ロシアは 統 一 されるだろう これは 神 のしもべミハイルの 言 ったことの 展 開 であり 大 審 問 官 への 批 判 になっている すなわち 地 上 のパンを 重 視 しても 争 いを 拡 大 させるにすぎ ないこと キリストは 少 数 の 強 者 の 元 に 来 たのではないこと などである f. ゾシマ 長 老 の 法 話 と 説 教 : 主 人 と 召 使 とはいえ 民 衆 にも 堕 落 している 者 がいる しかし ロシアの 民 衆 は 神 を 信 じ 自 らの 29

30 行 為 を 恥 じている 上 流 社 会 の 人 々はキリストなしに 体 制 を 作 ろうとしている 神 がいな いので 犯 罪 も 罪 悪 もないと 考 える しかし 兄 弟 愛 なしに 公 平 な 分 配 などない 人 間 に 公 平 な 分 配 など 行 えるはずはないと 大 審 問 官 も 認 識 しているが かれはキリストの 名 を 騙 って 公 平 な 分 配 を 行 おうとするニセモノである ところで ゾシマ 長 老 は 巡 礼 の 途 中 で 従 卒 だったアファナーシイに 偶 然 出 会 う 色 々と 話 す 中 で 主 人 と 従 卒 という 立 場 を 越 えた 人 間 的 結 合 が 生 まれた 当 然 兄 マルケルの 言 葉 やアファナーシイへの 謝 罪 神 のしもべミハイルのことが 思 い 出 された そして みず からすべての 人 の 召 使 になろうと 望 めば 兄 弟 愛 人 間 の 結 合 が 広 がり 人 々は 孤 独 から 解 放 されるだろうとゾシマは 言 う g. ゾシマ 長 老 の 法 話 と 説 教 : 祈 り 愛 他 の 世 界 との 接 触 祈 りを 忘 れてはいけない 祈 りは 教 育 なのだ 今 日 亡 くなったすべての 人 たちのために 祈 りなさい 神 のすべての 創 造 物 を 愛 しなさい 植 物 を 動 物 を 子 供 たちを 愛 しなさい 自 分 を 人 々のすべての 罪 の 責 任 者 とみなしなさい そうすれば 自 分 がすべての 人 のすべ てのものに 対 して 罪 ある 身 だと 気 づくだろう それがサタンの 傲 慢 さを 避 けることになる これらは 兄 マルケルが 言 い 行 ったことであり イワン 大 審 問 官 の 対 極 にある 考 えだ この 地 上 でわれわれが 理 解 できないことは 多 いが 天 上 の 他 の 世 界 とつながっていると いう 貴 い 感 情 が 与 えられている われわれの 思 考 と 感 情 の 根 はこの 世 ではなく 他 の 世 に あるのだ 神 は 他 の 世 界 から 種 子 をとってこの 世 に 播 いた だから 人 間 を 含 めすべての ものは 神 秘 的 な 他 の 世 界 と 接 触 しているという 感 情 によって 生 き 溌 剌 としているのだ その 感 情 が 弱 まれば 人 生 に 無 関 心 になり 憎 むようになる イポリートもイワンもこの 世 には 分 らないことがあると 言 い 神 をその 中 に 入 れている ゾシマ 長 老 に 言 わせれば 分 らないのは 傲 慢 で 神 を 認 めないからだと 言 うことになる h. ゾシマ 長 老 の 法 話 と 説 教 : 審 判 者 最 後 まで 信 じること 人 は 誰 の 審 判 者 にもなりえないとゾシマ 長 老 は 言 う 自 分 自 身 がやはり 罪 人 であり 審 判 を 受 ける 者 の 罪 に 誰 よりも 責 任 があるから アリョーシャが 父 を 責 めなかったことと 関 係 あるだろう また 大 審 問 官 に 対 してキリストが 一 言 も 発 しなかったことと 関 係 するか もしれない ここでキリストが 大 審 問 官 に 行 った 唯 一 の 行 為 がでてくる 接 吻 である ゾ シマ 長 老 は 言 う 罪 人 が 接 吻 に 対 して 冷 笑 的 であっても 心 惑 わされることはない いずれ 罪 人 は 罪 を 分 るだろうし 分 らなくとも 他 のものが 代 わりにさとり 苦 しみ 裁 き 自 分 を 責 めるだろう と キリストが 大 審 問 官 をどう 評 価 したかは 意 見 が 分 かれるところだ しかし 大 審 問 官 におけるキリストの 行 為 は 大 審 問 官 の 考 えを 決 して 是 認 していなか ったことを 示 している 大 審 問 官 はイワンの 創 作 だが 時 折 イワンとゾシマは 同 じ 認 識 を 持 つ ただし 最 後 の 所 でイワンはキリストをとらない ゾシマ 長 老 は 言 う 誰 からも 相 手 にされず 一 人 になっても 大 地 にひれ 伏 し 大 地 に 接 吻 30

31 して 喜 びの 涙 で 大 地 を 濡 らし 愛 するがよい あらゆる 人 を 愛 し あらゆるものを 愛 す るがよい そして 神 をたたえるのだ そのようなことは 選 ばれた 者 のみができることなの だ 後 で 述 べるように これは 蘇 生 したアリョーシャが 行 った 行 為 だ イワンも 大 審 問 官 も 自 分 を 選 ばれた 者 と 考 えているようだが エライ 違 いである i. ゾシマ 長 老 の 法 話 と 説 教 : 地 獄 地 獄 とはもはや 二 度 と 愛 することができない 苦 しみだとゾシマ 長 老 は 言 う われ 存 す ゆえに 愛 す と 自 分 に 言 う 能 力 を 与 えられたが そうしなかった 地 上 を 去 ればもう 愛 す る 機 会 はない それが 地 獄 の 精 神 的 な 苦 しみだ このことをすっかり 理 解 しているが サ タンの 傲 慢 な 精 神 に 共 鳴 している 人 々がいる かれらは 赦 しを 拒 否 し 神 を 呪 う まだま だ 続 くのだが イワンや 無 神 論 者 のことを 言 っているように 思 われる 以 上 がドストエフスキーの 堂 々たる 反 論 である なお ボイス=ギブソンによる ド ストエフスキーの 信 仰 という 本 がある カラマーゾフの 兄 弟 では 夢 が 重 要 な 役 割 を 演 じている 三 人 の 兄 弟 の 夢 を 追 ってみ る 3. アリョーシャの 夢 :ゾシマ 長 老 の 死 と 復 活 ゾシマ 長 老 の 死 期 が 近 づいていた 場 違 いな 会 合 につきあったり やってくる 人 々の 話 を 聞 いたり 祝 福 したりしていたが 疲 労 は 甚 だしかった 最 後 の 晩 長 老 は 元 気 で 雄 弁 だった しかし 胸 に 痛 みを 感 じ 顔 は 蒼 白 になった 長 老 は 椅 子 から 床 におり 大 地 にひれ 伏 し 歓 喜 に 包 まれたかのように 大 地 に 接 吻 し 祈 りながら 嬉 しげに 息 を 引 き 取 った アリョーシャを 含 め 多 くの 人 が 何 か 奇 蹟 が 起 こることを 期 待 した しかし 何 も 起 こら ず 長 老 の 遺 体 は 思 ったより 早 く 腐 臭 を 発 し 始 めた その 結 果 長 老 を 非 難 するものもあ らわれた アリョーシャは 敬 愛 する 顔 が 嘲 笑 され 愚 弄 されたことに 怒 り 悲 しみ 苦 しみ 動 揺 した 自 暴 自 棄 になったアリョーシャはラキーチンに 伴 われてグル シェニ カの 所 へ 行 く かの 女 はアリョーシャを 取 って 食 う つもりだった グル シェニカが アリョーシャの 膝 に 乗 っている 時 ラキーチンが 長 老 の 死 をかの 女 に 伝 えた グル シェ ニカはあわてて 膝 から 降 り 十 字 を 切 る アリョーシャの 魂 はかの 女 が 憐 れんでくれたこ とで 蘇 生 する そして グル シェニカを 誠 実 な 姉 と 呼 び かの 女 の 中 に 愛 に 満 ちた 魂 を 見 出 す 一 本 の 葱 である そのような 温 かい 言 葉 をかけられたことのないグル シェニ カは 感 激 するが 自 分 はそのような 女 ではないと 自 らを 汚 すようなことを 言 う そして 昔 の 男 に 会 いにモークロエを 目 指 す しかし モークロエではドミートリイとのドンチャ ン 騒 ぎが 待 っていた 夜 蘇 生 したアリョーシャは 修 道 院 に 戻 り 長 老 の 亡 骸 の 前 で 祈 る 腐 臭 はもう 気 になら 31

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