平 成 26 年 度 行 政 監 査 結 果 報 告 書 県 が 加 入 している 保 険 契 約 について 平 成 27 年 3 月 香 川 県 監 査 委 員

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1 香 川 県 監 査 委 員 公 表 第 8 号 地 方 自 治 法 ( 昭 和 22 年 法 律 第 67 号 ) 第 条 第 2 項 の 規 定 に 基 づき 県 が 加 入 している 保 険 契 約 に ついて 監 査 を 実 施 したので 同 条 第 9 項 の 規 定 により その 結 果 を 次 のとおり 公 表 する 平 成 27 年 3 月 31 日 香 川 県 監 査 委 員 林 勲 同 大 西 均 同 山 田 正 芳 同 十 河 直

2 平 成 26 年 度 行 政 監 査 結 果 報 告 書 県 が 加 入 している 保 険 契 約 について 平 成 27 年 3 月 香 川 県 監 査 委 員

3 目 次 第 1 行 政 監 査 の 趣 旨 1 第 2 平 成 26 年 度 監 査 のテーマ 及 び 選 定 理 由 1 1 監 査 のテーマ 1 2 選 定 理 由 1 第 3 監 査 の 実 施 概 要 1 1 監 査 の 実 施 期 間 1 2 監 査 の 対 象 とした 所 属 1 3 監 査 の 実 施 方 法 1 4 監 査 の 主 な 着 眼 点 1 5 詳 細 調 査 の 対 象 とした 所 属 2 第 4 保 険 契 約 の 概 要 3 1 保 険 契 約 の 類 型 3 2 保 険 種 別 と 契 約 方 法 4 3 保 険 料 の 支 出 4 < 参 考 資 料 > 1 保 険 とは 5 2 保 険 の 基 本 用 語 5 3 保 険 の 技 術 性 6 第 5 監 査 の 結 果 7 1 保 険 契 約 の 状 況 7 2 保 険 種 別 ごとの 主 な 保 険 契 約 の 概 要 10 (1) 詳 細 調 査 対 象 の 保 険 10 (2) 主 な 保 険 契 約 の 概 要 について 10 ア 火 災 保 険 11 イ 航 空 船 舶 保 険 13 ウ 自 動 車 保 険 17 エ 施 設 賠 償 責 任 保 険 20 オ 賠 償 責 任 保 険 ( 施 設 賠 償 責 任 保 険 以 外 ) 26 カ 傷 害 保 険 32 キ その 他 の 保 険 37 第 6 監 査 の 意 見 44 1 個 別 意 見 44 2 着 眼 点 ごとの 共 通 意 見 48 3 その 他 49 4 リスクマネジメントと 保 険 契 約 について 49

4 保 険 契 約 の 概 要 一 覧 保 険 種 別 保 険 契 約 所 属 ページ 火 災 航 空 船 舶 自 動 車 建 物 火 災 共 済 ( 住 宅 外 ) 財 産 経 営 課 11 住 宅 火 災 共 済 ( 住 宅 用 ) 財 産 経 営 課 12 防 災 ヘリコプター 航 空 保 険 危 機 管 理 課 14 警 察 ヘリコプター 航 空 保 険 警 察 本 部 地 域 課 15 実 習 船 香 川 丸 等 漁 船 保 険 多 度 津 高 校 16 自 動 車 総 合 保 険 総 務 学 事 課 18 自 動 車 総 合 保 険 警 察 本 部 会 計 課 19 自 賠 責 保 険 総 務 学 事 課 警 察 本 部 会 計 課 19 県 立 ミュージアム 本 館 施 設 賠 償 責 任 保 険 県 立 ミュージアム 21 施 設 賠 償 責 任 道 路 賠 償 責 任 保 険 道 路 課 22 高 松 港 玉 藻 地 区 港 湾 施 設 施 設 賠 償 責 任 保 険 港 湾 課 23 港 湾 緑 地 等 施 設 賠 償 責 任 保 険 港 湾 課 24 学 校 管 理 者 賠 償 責 任 保 険 保 健 体 育 課 25 県 庁 地 下 駐 車 場 賠 償 責 任 保 険 財 産 経 営 課 27 賠 償 責 任 病 院 賠 償 責 任 保 険 中 央 病 院 28 病 院 賠 償 責 任 保 険 白 鳥 病 院 29 ( 独 ) 日 本 スポーツ 振 興 センター 災 害 共 済 保 健 体 育 課 30 インターンシップ 活 動 保 険 多 度 津 高 校 31 ワークショップ 参 加 者 傷 害 保 険 県 立 ミュージアム 34 傷 害 香 の 川 パートナーシップ 事 業 傷 害 保 険 河 川 砂 防 課 35 スポーツ 安 全 保 険 保 健 体 育 課 36 収 蔵 歴 史 資 料 美 術 品 の 動 産 総 合 保 険 県 立 ミュージアム 38 所 蔵 美 術 品 の 動 産 総 合 保 険 東 山 魁 夷 せとうち 美 術 館 38 フローター 展 示 一 貫 保 険 県 立 ミュージアム 39 その 他 特 別 展 寄 託 美 術 品 のフローター 展 示 保 険 東 山 魁 夷 せとうち 美 術 館 39 自 治 体 国 際 化 協 会 派 遣 職 員 海 外 旅 行 総 合 保 険 人 事 行 革 課 40 修 学 旅 行 総 合 保 険 ( 引 率 教 員 分 ) 多 度 津 高 校 41 実 習 船 香 川 丸 遠 洋 航 海 海 外 旅 行 総 合 保 険 多 度 津 高 校 42 実 習 船 香 川 丸 沿 岸 航 海 国 内 旅 行 傷 害 保 険 多 度 津 高 校 43

5 第 1 行 政 監 査 の 趣 旨 行 政 監 査 は 地 方 自 治 法 ( 昭 和 22 年 法 律 第 67 号 ) 第 199 条 第 2 項 の 規 定 に 基 づき 県 の 事 務 の 執 行 が 法 令 等 の 規 定 に 従 って 適 正 に 行 われているかだけでなく 経 済 性 効 率 性 及 び 有 効 性 などの 観 点 に 沿 ってなされているかについて 監 査 を 実 施 するもので ある 第 2 平 成 26 年 度 監 査 のテーマ 及 び 選 定 理 由 1 監 査 のテーマ 県 が 加 入 している 保 険 契 約 について 2 選 定 理 由 県 では 様 々なリスクに 対 応 するため 各 種 の 保 険 に 加 入 しているが 保 険 契 約 内 容 の 妥 当 性 や 契 約 の 際 の 競 争 性 の 確 保 などの 課 題 がある こうしたことから その 実 態 を 把 握 するとともに 保 険 の 内 容 や 契 約 方 法 等 が 経 済 性 効 率 性 有 効 性 の 観 点 から 適 正 なものとなっているか 検 証 し 今 後 の 業 務 の 改 善 に 資 するため 監 査 を 実 施 することとした 第 3 監 査 の 実 施 概 要 1 監 査 の 実 施 期 間 平 成 26 年 9 月 から 平 成 27 年 3 月 まで 2 監 査 の 対 象 とした 所 属 原 則 として 平 成 25 年 度 に 県 が 保 険 料 を 支 払 った 保 険 契 約 を 監 査 の 対 象 とした なお 指 定 管 理 者 制 度 導 入 施 設 における 協 定 書 に 基 づく 施 設 賠 償 責 任 保 険 への 加 入 状 況 についても 確 認 した 3 監 査 の 実 施 方 法 県 の 全 ての 所 属 に 対 し 平 成 23 年 度 から 平 成 25 年 度 までの 保 険 契 約 状 況 を 把 握 す るため 事 前 調 査 票 の 作 成 及 び 提 出 を 求 めた 平 成 25 年 度 中 における 各 所 属 の 保 険 契 約 状 況 は 契 約 数 が 260 契 約 保 険 料 総 額 が 118,375,642 円 であった そのうち 平 成 25 年 度 に 50 万 円 以 上 の 保 険 料 を 支 払 っていた 15 所 属 に 対 して 詳 細 調 査 を 実 施 し その 結 果 に 基 づき 監 査 を 行 った 4 監 査 の 主 な 着 眼 点 (1) 保 険 の 対 象 目 的 金 額 等 は 適 正 に 設 定 されているか (2) 契 約 の 相 手 方 の 選 定 は 適 正 に 行 われているか 競 争 性 は 確 保 されているか (3) 毎 年 継 続 しているものについて 適 宜 保 険 内 容 等 の 見 直 しを 行 っているか 1

6 5 詳 細 調 査 の 対 象 とした 所 属 詳 細 調 査 対 象 所 属 所 属 名 保 険 契 約 数 政 策 部 県 立 ミュージアム 7 東 山 魁 夷 せとうち 美 術 館 4 知 事 部 局 総 務 部 総 務 学 事 課 2 財 産 経 営 課 4 人 事 行 革 課 3 危 機 管 理 総 局 危 機 管 理 課 1 道 路 課 3 土 木 部 河 川 砂 防 課 4 港 湾 課 11 病 院 局 教 育 委 員 会 公 安 委 員 会 中 央 病 院 4 白 鳥 病 院 2 保 健 体 育 課 11 多 度 津 高 校 5 警 察 本 部 会 計 課 3 警 察 本 部 地 域 課 2 合 計 15 所 属 66 契 約 2

7 第 4 保 険 契 約 の 概 要 1 保 険 契 約 の 類 型 保 険 契 約 は 保 険 法 ( 平 成 20 年 法 律 第 56 号 )で 損 害 保 険 生 命 保 険 及 び 傷 害 疾 病 定 額 保 険 の3つに 区 分 されており さらに 損 害 保 険 のうち 火 災 保 険 責 任 保 険 傷 害 疾 病 損 害 保 険 には 特 則 が 定 められている 実 際 の 保 険 商 品 としては 損 害 保 険 では 船 舶 保 険 動 産 保 険 運 送 保 険 をはじ め 損 害 賠 償 責 任 を 負 担 することにより 被 る 損 害 をてん 補 する 責 任 保 険 など 各 種 の 商 品 が 販 売 されているほか 損 害 保 険 と 傷 害 疾 病 定 額 保 険 を 組 み 合 わせた 総 合 保 険 など 各 種 保 険 商 品 がある この 報 告 書 では 保 険 法 の 規 定 を 参 考 にしつつ 県 が 加 入 している 保 険 契 約 の 状 況 を 勘 案 して 類 型 等 を 次 のとおり 整 理 した なお 傷 害 疾 病 定 額 保 険 は 特 に 記 載 がない 限 り 傷 害 保 険 と 記 載 する 保 険 の 類 型 保 険 の 種 類 損 害 保 険 ( 実 損 てん 補 ) 物 保 険 又 は 財 産 保 険 火 災 保 険 船 舶 保 険 動 産 保 険 運 送 保 険 責 任 保 険 など 傷 害 疾 病 損 害 保 険 生 命 保 険 人 保 険 ( 略 ) 傷 害 疾 病 定 額 保 険 ( 定 額 給 付 ) ( 傷 害 保 険 ( 定 額 給 付 )) 普 通 傷 害 保 険 旅 行 傷 害 保 険 など 3

8 2 保 険 種 別 と 契 約 方 法 この 報 告 書 においては 事 前 調 査 の 結 果 を 参 考 に 保 険 種 別 と 契 約 方 法 を 以 下 の とおり 整 理 した < 保 険 種 別 > ア 火 災 保 険 イ 航 空 船 舶 保 険 ウ 自 動 車 保 険 エ 施 設 賠 償 責 任 保 険 ( 県 有 施 設 での 事 故 に 起 因 する 賠 償 責 任 を 補 償 する 保 険 ) オ 賠 償 責 任 保 険 ( 施 設 賠 償 責 任 保 険 以 外 の 賠 償 責 任 保 険 ) カ 傷 害 保 険 ( 県 が 実 施 する 事 業 や 行 事 中 の 事 故 によるけがを 補 償 する 保 険 ) キ その 他 の 保 険 ( 上 記 に 分 類 されないもの) < 契 約 方 法 > ア 一 般 競 争 入 札 イ 指 名 競 争 入 札 ウ 随 意 契 約 ( 複 数 見 積 り) ( 複 数 者 からの 見 積 りを 比 較 したもの) エ 随 意 契 約 (3 万 円 未 満 ) ( 予 定 価 格 が3 万 円 未 満 であるもの(ウを 除 く )) オ 随 意 契 約 ( 取 扱 い 1 者 ) ( 該 当 する 保 険 を 取 り 扱 う 者 が1 者 のみであるもの) カ 随 意 契 約 (その 他 ) ( 当 該 保 険 会 社 と 契 約 する 特 段 の 理 由 があるもの) < 保 険 における 補 償 保 障 保 証 の 使 用 例 > 一 般 的 に 損 害 保 険 では 補 償 生 命 保 険 では 保 障 年 金 保 険 では 保 証 の 用 語 が 使 われているが この 報 告 書 では 全 て 補 償 を 使 用 することとする 3 保 険 料 の 支 出 保 険 料 は 地 方 自 治 法 施 行 令 ( 昭 和 22 年 政 令 第 16 号 ) 第 143 条 第 1 項 第 5 号 に より 支 出 負 担 行 為 をした 日 の 属 する 年 度 の 支 出 となり 保 険 期 間 が2 年 度 以 上 にま たがる 場 合 であっても 支 出 負 担 行 為 をした 日 ( 保 険 契 約 を 締 結 した 日 )の 属 する 年 度 に 全 額 支 出 できる 一 般 的 に 保 険 料 の 支 出 区 分 は 通 常 払 であるが 前 金 払 や 概 算 払 で 支 払 う 場 合 もあ る 保 険 料 を 保 険 会 社 に 支 払 うことによって 保 険 契 約 の 効 力 が 発 生 するため 保 険 料 は 通 常 払 で 支 払 うのが 原 則 であるが 例 外 的 に 保 険 会 社 以 外 の 旅 行 会 社 等 に 支 払 う 場 合 は 前 金 払 となり 保 険 期 間 終 了 後 に 履 行 確 認 をすることになる また 参 加 者 や 人 数 が 確 定 していないボランティア 保 険 やレクリエーション 活 動 等 の 傷 害 保 険 の 場 合 は 保 険 料 を 概 算 払 で 支 払 い 保 険 期 間 終 了 後 に 履 行 確 認 及 び 精 算 をすることになる 4

9 < 参 考 資 料 > 1 保 険 とは 保 険 とは 経 済 的 不 利 益 をもたらす 不 測 の 事 態 に 備 え 多 数 の 加 入 者 が 予 測 される 事 故 発 生 の 確 率 に 見 合 った 一 定 の 掛 金 ( 保 険 料 )を 出 し 合 って 資 金 を 準 備 し 実 際 に 事 故 や 災 害 に 遭 遇 した 加 入 者 に 対 しては 準 備 資 金 から 財 産 上 の 給 付 を 行 う ことで 個 々の 加 入 者 が 受 けた 経 済 的 不 利 益 を 集 団 全 体 で 負 担 しあう 制 度 である 保 険 制 度 を 法 的 に 見 れば 保 険 者 が 多 数 の 保 険 契 約 者 との 間 で 保 険 契 約 を 締 結 し それらが 集 まって 成 り 立 っているといえる 2 保 険 の 基 本 用 語 保 険 契 約 ( 保 険 法 2 条 1 号 ) 保 険 者 が 一 定 の 事 由 が 生 じたことを 条 件 として 財 産 上 の 給 付 を 行 うことを 約 し 保 険 契 約 者 がこれに 対 して 当 該 一 定 の 事 由 の 発 生 の 可 能 性 に 応 じたものと して 保 険 料 を 支 払 うことを 約 する 契 約 をいう 保 険 者 ( 保 険 法 2 条 2 号 ) 保 険 契 約 の 当 事 者 のうち 保 険 給 付 を 行 う 義 務 を 負 う 者 をいう 保 険 契 約 者 ( 保 険 法 2 条 3 号 ) 保 険 契 約 の 当 事 者 のうち 保 険 料 を 支 払 う 義 務 を 負 う 者 をいう 被 保 険 者 ( 保 険 法 2 条 4 号 ) 次 のイからハまでに 掲 げる 保 険 契 約 の 区 分 に 応 じ 当 該 イからハまでに 定 め る 者 をいう イ 損 害 保 険 契 約 (2 条 4 号 イ) 損 害 保 険 契 約 によりてん 補 することとされる 損 害 を 受 ける 者 ロ 生 命 保 険 契 約 (2 条 4 号 ロ) その 者 の 生 存 又 は 死 亡 に 関 し 保 険 者 が 保 険 給 付 を 行 うこととなる 者 ハ 傷 害 疾 病 定 額 保 険 契 約 (2 条 4 号 ハ) その 者 の 傷 害 又 は 疾 病 に 基 づき 保 険 者 が 保 険 給 付 を 行 うこととなる 者 保 険 金 受 取 人 ( 保 険 法 2 条 5 号 ) 保 険 給 付 を 受 ける 者 として 生 命 保 険 契 約 又 は 傷 害 疾 病 定 額 保 険 契 約 で 定 める ものをいう 損 害 保 険 契 約 ( 保 険 法 2 条 6 号 ) 保 険 契 約 のうち 保 険 者 が 一 定 の 偶 然 の 事 故 によって 生 ずることのある 損 害 をてん 補 することを 約 するものをいう 傷 害 疾 病 損 害 保 険 契 約 ( 保 険 法 2 条 7 号 ) 損 害 保 険 契 約 のうち 保 険 者 が 人 の 傷 害 疾 病 によって 生 ずることのある 損 害 ( 当 該 傷 害 疾 病 が 生 じた 者 が 受 けるものに 限 る )をてん 補 することを 約 するも のをいう 生 命 保 険 契 約 ( 保 険 法 2 条 8 号 ) 保 険 契 約 のうち 保 険 者 が 人 の 生 存 又 は 死 亡 に 関 し 一 定 の 保 険 給 付 を 行 うこ とを 約 するもの( 傷 害 疾 病 定 額 保 険 契 約 に 該 当 するものを 除 く )をいう 傷 害 疾 病 定 額 保 険 契 約 ( 保 険 法 2 条 9 号 ) 5

10 保 険 契 約 のうち 保 険 者 が 人 の 傷 害 疾 病 に 基 づき 一 定 の 保 険 給 付 を 行 うこと を 約 するものをいう 免 責 事 由 保 険 者 が 保 険 金 の 支 払 義 務 を 特 定 の 事 由 が 生 じた 場 合 に 免 れることとするの が 免 責 事 由 である 免 責 事 由 には 保 険 法 により 定 められているものと 約 款 によって 定 められているものとがある 前 者 には 戦 争 その 他 の 変 乱 によっ て 生 じた 損 害 や 保 険 契 約 者 被 保 険 者 又 は 保 険 金 受 取 人 の 故 意 又 は 重 大 な 過 失 によって 生 じた 損 害 などがあり 後 者 には 地 震 噴 火 津 波 等 による 損 害 などがある 共 済 保 険 営 利 を 目 的 とするのではなく 組 合 員 が 自 ら 運 営 することを 通 じて 組 合 員 に 最 大 の 利 益 を 還 元 することを 目 的 とした 保 険 と 類 似 した 補 償 事 業 である 3 保 険 の 技 術 性 (1) 収 支 相 等 の 原 則 保 険 集 団 ごとに 保 険 期 間 中 の 保 険 料 の 総 額 運 用 益 の 合 計 と 保 険 金 の 支 払 総 額 経 費 の 合 計 が 一 致 するように 保 険 料 を 算 定 することをいう (2) 給 付 反 対 給 付 均 等 の 原 則 保 険 契 約 者 が 支 払 う 保 険 料 と 保 険 事 故 発 生 の 際 に 支 払 われる 保 険 金 の 数 学 的 期 待 値 が 等 しいことを 示 す 原 則 で レクシスの 法 則 ともいう (3) 大 数 の 法 則 個 々に 見 れば 偶 然 と 思 われる 事 象 も 大 量 観 察 すれば そこに 一 定 の 傾 向 や 法 則 を 見 出 せるというものである 保 険 制 度 にこの 法 則 を 当 てはめるためには 必 然 的 に 相 互 に 独 立 した 同 種 のリスクにさらされている 多 数 の 保 険 加 入 者 が 必 要 となる 6

11 第 5 監 査 の 結 果 1 保 険 契 約 の 状 況 調 査 の 対 象 とした 所 属 数 211 のうち 平 成 25 年 度 に 保 険 料 を 支 払 っているのは 112 所 属 であった (1) 保 険 の 契 約 数 部 局 ごとの 契 約 数 と 支 払 保 険 料 部 局 契 約 数 構 成 比 支 払 保 険 料 ( 円 ) 構 成 比 知 事 部 局 % 52,605, % 水 道 局 2 0.8% 455, % 病 院 局 9 3.5% 33,673, % 議 会 事 務 局 1 0.4% 3, % 教 育 委 員 会 % 16,856, % 公 安 委 員 会 % 14,780, % 合 計 % 118,375, % 保 険 の 契 約 数 及 び 支 払 保 険 料 ( 保 険 料 には 共 済 掛 金 を 含 む 以 下 同 じ )の 総 額 は 260 契 約 118,375,642 円 であった (2) 保 険 料 保 険 料 階 層 ごとの 契 約 数 と 支 払 保 険 料 保 険 料 階 層 契 約 数 構 成 比 支 払 保 険 料 ( 円 ) 構 成 比 1,000 万 円 以 上 3 1.1% 56,451, % 100 万 円 以 上 1,000 万 円 未 満 % 49,990, % 50 万 円 以 上 100 万 円 未 満 2 0.8% 1,163, % 10 万 円 以 上 50 万 円 未 満 % 7,059, % 3 万 円 以 上 10 万 円 未 満 % 2,371, % 3 万 円 未 満 % 1,338, % 合 計 % 118,375, % 一 契 約 の 支 払 保 険 料 が 100 万 円 以 上 の 契 約 数 は 17 契 約 支 払 保 険 料 の 合 計 は 106,442,107 円 であり 支 払 保 険 料 総 額 の 89.9%を 占 めている 一 契 約 当 たり 最 も 支 払 保 険 料 が 高 額 であるのが 病 院 賠 償 責 任 保 険 ( 中 央 病 院 )の 30,650,100 円 次 いで 防 災 ヘリコプターの 航 空 保 険 ( 危 機 管 理 課 )14,164,710 円 県 有 建 物 火 災 共 済 ( 財 産 経 営 課 )11,636,356 円 となっている 全 体 としては 比 較 的 小 額 な 保 険 料 の 契 約 が 多 い (3 万 円 未 満 のものが 162 契 約 で 全 体 の 62.3%を 占 めている ) 7

12 (3) 保 険 種 別 保 険 種 別 ごとの 契 約 数 と 支 払 保 険 料 保 険 種 別 契 約 数 構 成 比 支 払 保 険 料 ( 円 ) 構 成 比 火 災 6 2.3% 18,536, % 航 空 船 舶 3 1.2% 20,554, % 自 動 車 % 18,045, % 施 設 賠 償 責 任 % 3,048, % 賠 償 責 任 % 44,145, % 傷 害 % 6,786, % その 他 % 7,258, % 合 計 % 118,375, % 契 約 数 を 保 険 種 別 ごとに 見 ると 傷 害 保 険 が 最 も 多 く 92 契 約 で 35.4%を 占 めている 次 いで 旅 行 総 合 保 険 などの その 他 の 保 険 が 79 契 約 で 全 体 の 30.4% となっている 支 払 保 険 料 を 保 険 種 別 ごとに 見 ると 賠 償 責 任 保 険 が 最 も 大 きく 支 払 保 険 料 総 額 の 35.4%を 占 めており 次 いで 航 空 船 舶 保 険 の 17.4 % 火 災 保 険 の 15.7 %となっている (4) 契 約 方 法 契 約 方 法 ごとの 契 約 数 と 支 払 保 険 料 (1 契 約 3 万 円 以 上 ) 契 約 方 法 契 約 数 構 成 比 支 払 保 険 料 ( 円 ) 構 成 比 一 般 競 争 入 札 5 5.1% 13,740, % 指 名 競 争 入 札 0 0.0% 0 0.0% 随 意 契 約 ( 複 数 見 積 り) % 5,478, % 随 意 契 約 ( 取 扱 い 1 者 ) % 83,134, % 随 意 契 約 (その 他 ) % 14,683, % 合 計 % 117,037, % 県 において 契 約 締 結 に 際 して 複 数 見 積 りの 徴 収 が 必 要 とされている 支 払 保 険 料 が1 契 約 3 万 円 以 上 の 保 険 の 契 約 数 は 98 契 約 支 払 保 険 料 合 計 は 117,037,386 円 であった 保 険 の 契 約 方 法 を 契 約 数 で 見 ると 随 意 契 約 ( 複 数 見 積 り) によるものが 最 も 多 く 41 契 約 で 41.9 %を 占 めている 次 いで 随 意 契 約 ( 取 扱 い1 者 ) が 31 契 約 で 31.6 % 随 意 契 約 (その 他 ) が 21 契 約 で 21.4 %となっている 一 般 競 争 入 札 によるものは 5 契 約 で 5.1%であった 8

13 (5) 仕 様 書 の 作 成 状 況 保 険 料 階 層 ごとの 契 約 数 と 仕 様 書 作 成 状 況 ( 支 払 保 険 料 が3 万 円 以 上 の 保 険 ) 保 険 料 階 層 契 約 数 仕 様 書 作 成 仕 様 書 作 成 の (A) (B) 割 合 (B/A) 1,000 万 円 以 上 % 100 万 円 以 上 1,000 万 円 未 満 % 50 万 円 以 上 100 万 円 未 満 % 10 万 円 以 上 50 万 円 未 満 % 3 万 円 以 上 10 万 円 未 満 % 合 計 % 支 払 保 険 料 が1 契 約 3 万 円 以 上 の 保 険 のうち 仕 様 書 を 作 成 し 相 手 方 に 提 示 して 契 約 していたものは 29 契 約 (29.6%)であった (6) 指 定 管 理 者 制 度 導 入 施 設 における 施 設 賠 償 責 任 保 険 等 の 加 入 状 況 県 が 指 定 管 理 者 制 度 を 導 入 している 全 ての 公 の 施 設 において 協 定 等 に 基 づき 指 定 管 理 者 が 施 設 賠 償 責 任 保 険 等 の 保 険 に 加 入 している (7) 平 成 22 年 度 行 政 監 査 の 措 置 状 況 平 成 22 年 度 の 行 政 監 査 (テーマ イベントの 実 施 状 況 とその 成 果 について ) において 4 件 のイベントに 対 して 傷 害 保 険 及 び 損 害 責 任 保 険 に 加 入 しておく ことが 望 ましいにもかかわらず 加 入 していないイベントがあったので 今 後 加 入 について 検 討 する 必 要 がある との 意 見 を 示 している その 後 毎 年 度 継 続 して 開 催 している 3 件 のイベントについて 確 認 したところ 2 件 については 委 託 先 等 団 体 で 保 険 に 加 入 しており 残 りの 1 件 については 検 討 した 結 果 通 常 はイベントに 参 加 する 市 町 等 において 対 応 するものと 判 断 し 保 険 に 加 入 していなかった 9

14 2 保 険 種 別 ごとの 主 な 保 険 契 約 の 概 要 (1) 詳 細 調 査 対 象 の 保 険 県 が 加 入 している 保 険 のうち 平 成 25 年 度 に 保 険 料 を 50 万 円 以 上 支 払 った 15 所 属 を 対 象 として 66 契 約 の 詳 細 調 査 を 実 施 した 種 別 ごとの 件 数 は 火 災 保 険 2 契 約 航 空 船 舶 保 険 3 契 約 自 動 車 保 険 6 契 約 施 設 賠 償 責 任 保 険 15 契 約 賠 償 責 任 保 険 11 契 約 傷 害 保 険 20 契 約 そ の 他 保 険 9 契 約 である (2) 主 な 保 険 契 約 の 概 要 について 詳 細 調 査 を 行 った 保 険 の 中 から 種 別 ごとに 主 な 保 険 契 約 の 概 要 について 個 別 に 報 告 する 種 別 主 な 保 険 契 約 ア 火 災 保 険 イ 航 空 船 舶 保 険 ウ 自 動 車 保 険 エ 施 設 賠 償 責 任 保 険 オ 賠 償 責 任 保 険 ( 施 設 賠 償 責 任 保 険 以 外 ) カ 傷 害 保 険 キ その 他 の 保 険 火 災 共 済 航 空 機 船 舶 自 動 車 総 合 保 険 美 術 館 道 路 港 湾 施 設 港 湾 緑 地 等 学 校 管 理 者 自 動 車 管 理 者 病 院 学 校 災 害 インターンシップ 活 動 行 事 参 加 者 ボランティア 参 加 者 スポーツ 指 導 者 動 産 美 術 品 輸 送 展 示 海 外 研 修 派 遣 修 学 旅 行 生 徒 引 率 航 海 実 習 10

15 ア 火 災 保 険 火 災 保 険 とは 損 害 保 険 の 一 つで 建 物 や 建 物 内 に 収 容 された 物 品 ( 住 宅 内 の 家 財 用 具 工 場 などの 設 備 や 商 品 の 在 庫 など)の 火 災 や 風 水 害 による 損 害 を てん 補 する 保 険 である 県 が 加 入 している 火 災 保 険 は 6 契 約 あり そのうち 2 契 約 について 詳 細 調 査 を 実 施 した < 詳 細 調 査 対 象 火 災 保 険 一 覧 > 所 属 保 険 契 約 支 払 保 険 料 ( 円 ) ページ 1 建 物 火 災 共 済 ( 住 宅 外 ) 11,636, 財 産 経 営 課 2 住 宅 火 災 共 済 ( 住 宅 用 ) 6,365, ページ 欄 は それぞれの 保 険 について 説 明 したページを 示 す 以 下 同 じ 県 有 建 物 の 火 災 に 対 応 する 火 災 共 済 ( 平 成 25 年 度 ) 所 属 財 産 経 営 課 保 険 契 約 建 物 火 災 共 済 保 険 会 社 等 公 益 財 団 法 人 都 道 府 県 会 館 保 険 の 目 的 県 有 建 物 ( 住 宅 以 外 )の 火 災 での 損 壊 による 損 失 に 対 応 するため 保 険 の 対 象 建 物 工 作 物 動 産 等 1,445 棟 延 床 面 積 1,220,363 m2 保 険 の 種 類 補 償 内 容 損 害 保 険 火 災 保 険 ( 共 済 ) 建 物 等 ( 時 価 額 ) 契 約 方 法 随 意 契 約 (その 他 ) 支 払 共 済 掛 金 11,636,356 円 仕 様 書 作 成 無 保 険 事 故 件 数 1 件 支 払 い を 受 け た 保 険 金 の 額 17,000 円 特 記 事 項 香 川 県 公 有 財 産 規 則 第 31 条 の 規 定 により 公 有 財 産 は 特 に 必 要 がないと 認 められるもののほかは 損 害 保 険 に 付 さなければな らない とされており 県 有 建 物 で 住 宅 以 外 の 建 物 等 については 財 産 経 営 課 が 一 括 して 公 益 財 団 法 人 都 道 府 県 会 館 の 建 物 火 災 共 済 に 加 入 している この 火 災 共 済 は 地 方 自 治 法 第 263 条 の2に 規 定 する 普 通 地 方 公 共 団 体 の 相 互 救 済 事 業 であり 県 では 議 会 の 議 決 を 経 て この 事 業 共 済 に 加 入 している 財 産 経 営 課 では 新 たに 建 物 を 取 得 したときは その 所 属 が 行 う 県 有 財 産 管 理 システムへの 登 録 に 基 づき 建 物 火 災 共 済 の 追 加 加 入 手 続 を 行 っている 建 物 火 災 共 済 の 補 償 は 時 価 額 となっており 建 物 等 の 時 価 額 が 低 いものや 現 在 使 われていないものについては 保 険 の 対 象 と する 必 要 性 や 保 険 金 額 の 妥 当 性 を 随 時 検 討 している 11

16 県 有 住 宅 の 火 災 に 対 応 する 共 済 保 険 ( 平 成 25 年 度 ) 所 属 財 産 経 営 課 保 険 契 約 住 宅 火 災 共 済 保 険 会 社 等 保 険 の 目 的 保 険 の 対 象 保 険 の 種 類 補 償 内 容 公 益 社 団 法 人 全 国 公 営 住 宅 火 災 共 済 機 構 県 有 の 住 宅 建 物 の 火 災 での 損 壊 による 損 失 に 対 応 するため 公 営 住 宅 職 員 住 宅 617 棟 (7,277 室 ) 延 床 面 積 487,867 m2 損 害 保 険 火 災 保 険 ( 共 済 ) 建 物 等 ( 再 調 達 価 額 ) 契 約 方 法 随 意 契 約 (その 他 ) 支 払 共 済 掛 金 6,365,946 円 仕 様 書 作 成 無 保 険 事 故 件 数 2 件 支 払 いを 受 け た 保 険 金 の 額 2,418,000 円 特 記 事 項 県 が 住 居 の 用 に 供 する 目 的 で 保 有 している 公 舎 職 員 住 宅 宿 舎 独 身 寮 公 営 住 宅 等 の 建 物 については 財 産 経 営 課 が 一 括 し て 公 益 社 団 法 人 全 国 公 営 住 宅 火 災 共 済 機 構 の 住 宅 火 災 共 済 ( 以 下 住 宅 火 災 共 済 という)に 加 入 している この 火 災 共 済 は 地 方 自 治 法 第 263 条 の 2 に 規 定 する 普 通 地 方 公 共 団 体 の 相 互 救 済 事 業 であり 県 では 議 会 の 議 決 を 経 て この 事 業 に 加 入 している 前 ページの 公 益 財 団 法 人 都 道 府 県 会 館 の 建 物 火 災 共 済 ( 以 下 建 物 火 災 共 済 という )は 都 道 府 県 が 所 有 する 全 ての 建 物 工 作 物 動 産 が 対 象 であり 職 員 住 宅 や 公 営 住 宅 等 も 対 象 にするこ とができるが 住 宅 火 災 共 済 の 補 償 が 再 調 達 価 額 であるのに 対 し 建 物 火 災 共 済 の 補 償 は 時 価 額 であるため 火 災 罹 災 後 の 復 旧 工 事 費 を 賄 えない 可 能 性 があり 用 途 が 住 居 の 建 物 には 適 していない 住 宅 火 災 共 済 は 火 災 落 雷 爆 発 による 損 害 を 補 てんする 火 災 共 済 事 業 のほか 被 災 した 住 宅 の 修 復 経 費 が 火 災 共 済 給 付 金 だ けでは 不 足 するときに その 不 足 額 を 助 成 する 復 興 建 築 助 成 事 業 住 宅 が 風 水 害 や 地 震 などにより 被 災 したときに 見 舞 金 を 受 けられ る 住 宅 災 害 見 舞 金 交 付 事 業 住 宅 に 防 火 消 防 設 備 等 を 設 置 する ときに 補 助 金 を 受 ける 住 宅 火 災 防 火 施 設 整 備 補 助 事 業 等 もあり 県 ではこれらの 事 業 共 済 にも 加 入 している 12

17 イ 航 空 船 舶 保 険 県 が 加 入 している 航 空 保 険 船 舶 保 険 は 3 契 約 あり その 全 ての 保 険 契 約 に ついて 詳 細 調 査 を 実 施 した < 詳 細 調 査 対 象 航 空 船 舶 保 険 一 覧 > 所 属 保 険 契 約 支 払 保 険 料 ( 円 ) ページ 1 危 機 管 理 課 防 災 ヘリコプター 航 空 保 険 14,164, 警 察 本 部 地 域 課 警 察 ヘリコプター 航 空 保 険 2,630, 多 度 津 高 校 実 習 船 香 川 丸 等 漁 船 保 険 3,759, (ア) 航 空 機 航 空 保 険 は 物 保 険 である 機 体 保 険 賠 償 責 任 保 険 である 第 三 者 損 害 賠 償 保 険 乗 客 損 害 賠 償 保 険 傷 害 保 険 である 搭 乗 者 傷 害 保 険 で 構 成 されている 航 空 保 険 では 市 街 地 での 事 故 等 を 想 定 した 場 合 補 償 費 用 が 巨 額 となる ことから 保 険 契 約 者 に 対 する 保 険 金 の 支 払 いを 担 保 し 安 定 した 保 険 料 水 準 を 維 持 するため リスクの 分 散 と 平 準 化 が 不 可 欠 である このため 航 空 保 険 を 扱 う 損 害 保 険 会 社 による 航 空 保 険 プール ( 保 険 業 法 第 102 条 第 1 項 の 規 定 に 基 づく 許 可 を 受 け 共 同 行 為 を 行 うことが 認 められている )が 結 成 されており 加 盟 各 社 は 取 り 扱 う 航 空 保 険 契 約 を 全 て 再 保 険 として 相 互 に 引 き 受 ける 仕 組 みとなっている 契 約 条 件 が 同 一 の 場 合 保 険 料 は 会 員 保 険 会 社 一 律 であるため どの 会 社 とどのような 責 任 分 担 割 合 で 契 約 しても 保 険 料 は 同 額 となる 県 が 加 入 している 航 空 保 険 は 2 契 約 ある 13

18 防 災 ヘリコプターの 航 空 保 険 ( 平 成 25 年 度 ) 所 属 危 機 管 理 課 保 険 契 約 防 災 ヘリコプター 航 空 保 険 保 険 会 社 等 東 京 海 上 日 動 火 災 保 険 保 険 の 目 的 保 険 の 対 象 防 災 ヘリコプターの 機 体 搭 乗 者 等 の 損 害 補 償 に 対 応 するため 機 体 名 :オリーブⅡ 機 種 :BK117C-2 運 航 委 託 先 : 四 国 航 空 機 体 再 調 達 価 額 (828,450 千 円 ) 第 三 者 乗 客 損 害 保 険 50 億 円 (1 事 故 ) 保 険 の 種 類 捜 索 救 助 費 用 2,000 万 円 補 償 内 容 搭 乗 者 ( 乗 組 員 を 死 亡 5,000 万 円 傷 害 保 険 除 く 9 名 ) 医 療 日 額 2 万 円 (1 名 当 たり) 契 約 方 法 随 意 契 約 (その 他 ) 支 払 保 険 料 仕 様 書 作 成 14,164,710 円 無 保 険 事 故 件 数 無 特 記 事 項 防 災 ヘリコプターは 機 体 保 険 第 三 者 損 害 賠 償 保 険 乗 客 損 害 賠 償 保 険 搭 乗 者 傷 害 保 険 の 全 ての 保 険 項 目 に 加 入 している 搭 乗 する 県 職 員 ( 併 任 発 令 された 防 災 航 空 隊 員 を 含 む)が 傷 害 保 険 の 補 償 対 象 に 含 まれており 傷 害 保 険 と 公 務 災 害 補 償 制 度 との 関 係 について 整 理 する 必 要 がある ヘリコプターに 係 る 航 空 保 険 で 公 務 中 の 県 職 員 ( 併 任 発 令 された 防 災 航 空 隊 員 を 含 む)が 対 象 に 含 まれるものについて 同 保 険 にお 意 見 ける 傷 害 保 険 と 公 務 災 害 補 償 制 度 との 関 係 を 整 理 すること (45 ページ) 注 ) 搭 乗 者 とは 乗 組 員 及 び 乗 客 を 乗 組 員 とは 操 縦 士 機 関 士 を 乗 客 とは 乗 組 員 以 外 の 搭 乗 者 をいう 意 見 欄 の( )は 本 報 告 書 第 6 監 査 の 意 見 に 再 掲 したページを 示 す 以 下 同 じ 14

19 警 察 ヘリコプターの 航 空 保 険 ( 平 成 25 年 度 ) 所 属 警 察 本 部 地 域 課 保 険 契 約 警 察 ヘリコプター 航 空 保 険 保 険 会 社 等 三 井 住 友 海 上 火 災 保 険 保 険 の 目 的 第 三 者 搭 乗 者 の 損 害 補 償 に 対 応 するため 保 険 の 対 象 機 体 名 :さぬき 機 種 :S-76B 国 所 有 機 体 無 損 害 保 険 第 三 者 (1 事 故 ) 50 億 円 保 険 の 種 類 補 償 内 容 搭 乗 者 ( 乗 組 員 死 亡 5,000 万 円 傷 害 保 険 乗 客 計 13 名 ) 医 療 日 額 2 万 円 (1 名 当 たり) 契 約 方 法 随 意 契 約 (その 他 ) 支 払 保 険 料 2,630,880 円 仕 様 書 作 成 無 保 険 事 故 件 数 無 機 体 の 所 有 者 が 国 ( 警 察 庁 )であることから 機 体 保 険 には 加 入 していない 特 記 事 項 また 乗 客 については 傷 害 保 険 にのみ 加 入 しており 損 害 保 険 には 加 入 していない 搭 乗 する 警 察 職 員 が 傷 害 保 険 の 補 償 対 象 に 含 まれており 傷 害 保 険 と 公 務 災 害 補 償 制 度 との 関 係 について 整 理 する 必 要 がある 意 見 ヘリコプターに 係 る 航 空 保 険 で 公 務 中 の 警 察 職 員 が 対 象 に 含 まれ るものについて 同 保 険 における 傷 害 保 険 と 公 務 災 害 補 償 制 度 との 関 係 を 整 理 すること (45 ページ) 注 ) 搭 乗 者 とは 乗 組 員 及 び 乗 客 を 乗 組 員 とは 操 縦 士 機 関 士 を 乗 客 とは 乗 組 員 以 外 の 搭 乗 者 をいう 15

20 (イ) 船 舶 船 舶 保 険 とは 船 舶 ( 船 舶 自 体 及 び 属 具 )につき 生 じた 航 海 上 の 沈 没 座 礁 火 災 衝 突 などの 不 慮 の 事 故 によって 被 る 損 害 のてん 補 を 目 的 とする 保 険 である 船 舶 に 対 する 保 険 には 一 般 の 保 険 会 社 が 取 り 扱 う 船 舶 保 険 と 漁 船 登 録 をしている 船 舶 のみが 加 入 できる 各 都 道 府 県 の 漁 船 保 険 組 合 が 取 り 扱 う 漁 船 保 険 がある 漁 船 保 険 は 漁 船 損 害 等 補 償 法 に 基 づいて 行 われる 漁 業 者 のための 制 度 保 険 で 普 通 損 害 保 険 と 漁 船 船 主 責 任 保 険 に 大 別 される 前 者 は 沈 没 座 礁 火 災 衝 突 などの 事 故 によって 漁 船 の 船 体 機 関 設 備 などに 生 じた 損 害 や 漁 船 を 救 助 するために 要 した 費 用 などを 補 償 するための 保 険 で 後 者 は 漁 船 が 衝 突 した 場 合 の 相 手 船 に 対 する 賠 償 責 任 や 漁 船 の 運 航 に 伴 って 生 じた 第 三 者 に 対 する 賠 償 責 任 及 び 費 用 を 補 償 するための 保 険 である 県 では 水 産 課 港 湾 課 教 育 委 員 会 警 察 本 部 で 船 舶 を 保 有 しているが 平 成 25 年 度 は 多 度 津 高 校 の 実 習 船 5 隻 が 漁 船 保 険 に 加 入 している 漁 船 保 険 は 各 都 道 府 県 の 漁 船 保 険 組 合 が 引 受 けを 行 い 漁 船 保 険 中 央 会 が 再 保 険 を 国 が 再 々 保 険 を 行 っているもので 保 険 料 について 国 庫 負 担 があ るため 一 般 の 保 険 会 社 が 取 り 扱 う 船 舶 保 険 と 比 べ 優 位 である 実 習 船 に 係 る 保 険 ( 平 成 25 年 度 ) 所 属 多 度 津 高 校 保 険 契 約 実 習 船 香 川 丸 等 漁 船 保 険 保 険 会 社 等 香 川 県 漁 船 保 険 組 合 保 険 の 目 的 実 習 船 の 航 行 等 における 不 慮 の 事 故 によって 生 じた 損 害 や 加 害 事 故 による 損 害 賠 償 責 任 に 備 えるため 保 険 の 対 象 実 習 船 香 川 丸 外 4 隻 保 険 の 種 類 補 償 内 容 損 害 保 険 船 体 船 主 責 任 保 険 5 億 6 百 万 円 20 億 円 ( 香 川 丸 ) 積 荷 4,380 万 円 契 約 方 法 随 意 契 約 (その 他 ) 支 払 保 険 料 仕 様 書 作 成 保 険 事 故 件 数 特 記 事 項 3,759,066 円 無 無 多 度 津 高 校 の 実 習 船 5 隻 に 対 する 漁 船 保 険 の 支 払 保 険 料 は 合 計 で 3,759,066 円 である そのうち 香 川 丸 の 保 険 料 は 2,783,025 円 である 漁 船 保 険 の 普 通 損 害 保 険 の 保 険 金 額 は 自 船 の 残 存 価 額 を 考 慮 し た 価 額 となっている また 船 齢 が 11 年 を 超 えるものは 保 険 料 割 増 率 が 増 加 する これらの 要 因 により 香 川 丸 ( 平 成 10 年 に 進 水 )については 毎 年 保 険 料 が 変 動 している 16

21 ウ 自 動 車 保 険 自 動 車 保 険 とは 自 動 車 の 利 用 に 伴 って 発 生 する 損 害 を 補 償 する 保 険 をいう 強 制 保 険 ( 自 賠 責 保 険 )と 任 意 保 険 ( 自 動 車 総 合 保 険 )に 分 類 される 強 制 保 険 である 自 賠 責 保 険 では 補 償 の 面 で 不 十 分 であるため 任 意 で 加 入 できる 保 険 商 品 が 販 売 されている 自 動 車 総 合 保 険 とは 一 般 的 に 人 に 対 する 保 険 である 対 人 賠 償 保 険 無 保 険 車 傷 害 保 険 自 損 事 故 保 険 搭 乗 者 傷 害 保 険 人 身 傷 害 保 険 と 物 への 保 険 である 対 物 賠 償 保 険 車 両 保 険 に 示 談 交 渉 サービスがセッ トされたものをいう このうち 事 故 の 相 手 方 の 損 害 を 補 償 するものは 対 人 賠 償 保 険 対 物 賠 償 保 険 であり また 運 転 者 と 同 乗 者 の 損 害 を 補 償 するものは 無 保 険 車 傷 害 保 険 搭 乗 者 傷 害 保 険 自 損 事 故 保 険 人 身 傷 害 保 険 車 両 保 険 で ある 県 が 加 入 している 自 動 車 保 険 は 10 契 約 あり そのうち 6 契 約 について 詳 細 調 査 を 実 施 した < 詳 細 調 査 対 象 自 動 車 保 険 一 覧 > 所 属 保 険 契 約 支 払 保 険 料 ( 円 ) ページ 1 総 務 学 事 課 自 動 車 総 合 保 険 3,792, 総 務 学 事 課 自 賠 責 保 険 3,049, 港 湾 課 高 松 港 コンテナターミナル 特 殊 用 途 車 両 自 動 車 保 険 281,850-4 港 湾 課 詫 間 港 コンテナターミナル 特 殊 用 途 車 両 自 動 車 保 険 103,320-5 警 察 本 部 会 計 課 自 動 車 総 合 保 険 4,789, 警 察 本 部 会 計 課 自 賠 責 保 険 5,643,

22 公 用 車 の 自 動 車 総 合 保 険 ( 水 道 局 警 察 本 部 を 除 く) ( 平 成 25 年 度 ) 所 属 総 務 学 事 課 保 険 契 約 自 動 車 総 合 保 険 保 険 会 社 等 全 国 共 済 農 業 協 同 組 合 連 合 会 保 険 の 目 的 公 用 車 の 事 故 により 負 うことになる 損 害 賠 償 責 任 に 対 応 するため 保 険 の 対 象 香 川 県 が 所 有 又 は 使 用 する 自 動 車 (590 台 )( 水 道 局 警 察 本 部 を 除 く) 対 人 賠 償 (1 名 ) 無 制 限 保 険 の 種 類 補 償 内 容 損 害 保 険 傷 害 保 険 保 険 者 による 自 動 付 帯 対 人 賠 償 (1 事 故 ) 無 制 限 対 物 賠 償 (1 事 故 ) 500 万 円 ( 免 責 額 なし) 車 両 保 険 無 人 身 傷 害 無 搭 乗 者 傷 害 無 無 保 険 車 傷 害 無 制 限 自 損 事 故 補 償 あり 契 約 方 法 支 払 保 険 料 仕 様 書 作 成 一 般 競 争 入 札 3,792,720 円 有 保 険 事 故 件 数 6 件 支 払 いを 受 け た 保 険 金 の 額 1,461,588 円 特 記 事 項 意 見 事 故 被 害 者 等 への 損 害 賠 償 金 の 迅 速 な 支 払 い 及 び 示 談 交 渉 にお ける 職 員 負 担 の 軽 減 のため 平 成 12 年 度 から 総 務 学 事 課 で 一 括 して 保 険 に 加 入 している 保 険 の 主 な 目 的 が 損 害 賠 償 であることから 傷 害 保 険 については 加 入 していない 自 損 事 故 により 搭 乗 者 が 死 傷 したときは 自 動 付 帯 されている 自 損 事 故 保 険 で 補 償 される 一 般 競 争 入 札 により 契 約 の 相 手 方 を 決 定 しており 競 争 性 は 確 保 されている 保 険 料 は 対 象 となる 車 両 の 事 故 に 対 する 補 償 状 況 も 加 味 されて 算 定 される 自 動 車 保 険 料 の 支 払 額 を 抑 えるため 保 険 事 故 が 起 こったとき 事 故 原 因 の 分 析 をするとともに 職 員 に 対 して 事 故 情 報 の 提 供 や 事 故 防 止 の 注 意 喚 起 を 行 うことも 必 要 である 公 用 車 の 交 通 事 故 について その 原 因 の 分 析 や 職 員 への 注 意 喚 起 などにより 事 故 発 生 の 未 然 防 止 に 引 き 続 き 取 り 組 むこと (44 ページ) 18

23 警 察 車 両 の 自 動 車 総 合 保 険 ( 平 成 25 年 度 ) 所 属 警 察 本 部 会 計 課 保 険 契 約 自 動 車 総 合 保 険 保 険 会 社 等 保 険 の 目 的 全 国 共 済 農 業 協 同 組 合 連 合 会 警 察 活 動 中 における 車 両 の 事 故 により 負 うことになる 損 害 賠 償 責 任 に 対 応 するため 保 険 の 対 象 香 川 県 警 察 が 所 有 又 は 使 用 する 自 動 車 (872 台 ) 保 険 の 種 類 補 償 内 容 契 約 方 法 支 払 保 険 料 仕 様 書 作 成 損 害 保 険 傷 害 保 険 保 険 者 による 自 動 付 帯 一 般 競 争 入 札 4,789,352 円 有 保 険 事 故 件 数 25 件 支 払 いを 受 け た 保 険 金 の 額 4,460,656 円 特 記 事 項 意 見 19 対 人 賠 償 (1 名 ) 無 制 限 対 人 賠 償 (1 事 故 ) 無 制 限 対 物 賠 償 (1 事 故 ) 500 万 円 ( 免 責 額 なし) 車 両 保 険 人 身 傷 害 搭 乗 者 傷 害 無 保 険 車 傷 害 自 損 事 故 無 無 無 無 制 限 補 償 あり 警 察 車 両 については 平 成 12 年 度 から 警 察 本 部 で 一 括 して 自 動 車 任 意 保 険 に 加 入 している 保 険 の 主 な 目 的 が 損 害 賠 償 であることか ら 傷 害 保 険 については 加 入 していない 自 損 事 故 により 搭 乗 者 が 死 傷 したときは 自 動 付 帯 されている 自 損 事 故 保 険 で 補 償 される 一 般 競 争 入 札 により 契 約 の 相 手 方 を 決 定 しており 競 争 性 は 確 保 されている 保 険 料 は 対 象 となる 車 両 の 事 故 に 対 する 補 償 状 況 も 加 味 して 算 定 される 自 動 車 保 険 料 の 支 払 額 を 抑 えるため 保 険 事 故 が 起 こったとき 事 故 原 因 の 分 析 をするとともに 職 員 に 対 して 事 故 情 報 の 提 供 や 事 故 防 止 の 注 意 喚 起 を 行 うことも 必 要 である 公 用 車 の 交 通 事 故 について その 原 因 の 分 析 や 職 員 への 注 意 喚 起 などにより 事 故 発 生 の 未 然 防 止 に 引 き 続 き 取 り 組 むこと 自 賠 責 保 険 ( 総 務 学 事 課 警 察 本 部 ) (44 ページ) 平 成 25 年 度 の 自 賠 責 保 険 料 合 計 は 総 務 学 事 課 3,049,220 円 (163 台 分 ) 警 察 本 部 5,643,640 円 (425 台 分 )である 自 賠 責 保 険 は 各 社 とも 補 償 内 容 や 保 険 料 が 統 一 されているため サービスの 競 争 が 困 難 である 事 故 処 理 事 務 の 軽 減 を 図 る 上 で 任 意 保 険 と 合 わせて 同 じ 保 険 会 社 と 契 約 するのが 効 率 的 で ある

24 エ 施 設 賠 償 責 任 保 険 施 設 賠 償 責 任 保 険 とは 所 有 使 用 又 は 管 理 している 施 設 設 備 の 構 造 上 の 欠 陥 や 管 理 上 の 不 備 等 が 原 因 で 第 三 者 に 身 体 的 傷 害 や 財 物 損 壊 を 与 えた 場 合 に 負 担 することになる 損 害 賠 償 責 任 をてん 補 する 保 険 である 県 が 加 入 している 施 設 賠 償 責 任 保 険 は 22 契 約 あり そのうち 15 契 約 につい て 詳 細 調 査 を 実 施 した < 詳 細 調 査 対 象 施 設 賠 償 責 任 保 険 一 覧 > 所 属 保 険 契 約 支 払 保 険 料 ( 円 ) ページ 1 県 立 ミュージアム 本 館 施 設 賠 償 責 任 保 険 135, 県 立 ミ ュ ー 2 ジアム 香 川 県 文 化 会 館 漆 芸 研 究 所 施 設 賠 償 責 任 保 険 31,830-3 瀬 戸 内 海 歴 史 民 俗 資 料 館 施 設 賠 償 責 任 保 険 13,710-4 道 路 課 道 路 賠 償 責 任 保 険 1,880, 高 松 港 玉 藻 地 区 港 湾 施 設 施 設 賠 償 責 任 保 険 284, 詰 田 川 緑 地 及 び 玉 藻 緑 地 施 設 賠 償 責 任 保 険 44, 高 松 港 香 西 西 地 区 緑 地 施 設 賠 償 責 任 保 険 40, 香 西 西 地 区 グラウンド 施 設 賠 償 責 任 保 険 34, 港 湾 課 宮 の 下 地 区 緑 地 施 設 賠 償 責 任 保 険 27, 江 尻 Ⅰ 地 区 緑 地 施 設 賠 償 責 任 保 険 16, 北 浜 地 区 緑 地 施 設 賠 償 責 任 保 険 6, 一 の 宮 海 岸 ビーチハウス 施 設 賠 償 責 任 保 険 1, 池 田 港 緑 地 内 遊 具 施 設 賠 償 責 任 保 険 1, 学 校 管 理 者 賠 償 責 任 保 険 2,204, 保 健 体 育 課 15 丸 亀 武 道 館 開 放 事 業 等 主 催 者 賠 償 責 任 保 険 36,700-20

25 (ア) 美 術 館 県 立 ミュージアム 本 館 施 設 賠 償 責 任 保 険 ( 平 成 25 年 度 ) 所 属 県 立 ミュージアム 保 険 契 約 県 立 ミュージアム 本 館 施 設 賠 償 責 任 保 険 保 険 会 社 等 損 害 保 険 ジャパン 保 険 の 目 的 施 設 の 瑕 疵 による 事 故 や 行 事 での 事 故 に 対 応 するため 保 険 の 対 象 利 用 者 等 対 人 賠 償 (1 名 ) 1 億 円 保 険 の 種 類 損 害 保 険 対 人 賠 償 (1 事 故 ) 5 億 円 補 償 内 容 対 物 賠 償 500 万 円 契 約 方 法 随 意 契 約 ( 複 数 見 積 り) 支 払 保 険 料 135,720 円 ( 本 館 のみ) 仕 様 書 作 成 有 保 険 事 故 件 数 無 特 記 事 項 意 見 県 立 ミュージアムでは 施 設 賠 償 責 任 保 険 と 合 わせて 昇 降 機 保 険 自 動 車 管 理 者 賠 償 責 任 保 険 にも 加 入 している 香 川 県 文 化 会 館 漆 芸 研 究 所 及 び 瀬 戸 内 海 歴 史 民 俗 資 料 館 は 施 設 賠 償 責 任 保 険 に 加 入 しているが 東 山 魁 夷 せとうち 美 術 館 は 施 設 賠 償 責 任 保 険 には 加 入 していない 県 立 美 術 館 等 における 各 種 保 険 について 加 入 の 要 否 保 険 対 象 補 償 内 容 契 約 手 続 等 に 関 する 考 え 方 を 整 理 すること ( 文 化 振 興 課 ) (44 ページ) 21

26 (イ) 道 路 道 路 賠 償 責 任 保 険 ( 平 成 25 年 度 ) 所 属 道 路 課 保 険 契 約 道 路 賠 償 責 任 保 険 保 険 会 社 等 保 険 の 目 的 保 険 の 対 象 保 険 の 種 類 補 償 内 容 契 約 方 法 支 払 保 険 料 仕 様 書 作 成 東 京 海 上 日 動 火 災 保 険 道 路 の 設 置 又 は 管 理 瑕 疵 に 起 因 する 事 故 に 対 応 するため 道 路 法 上 の 道 路 臨 港 道 路 香 川 県 庁 舎 内 道 路 等 ( 保 険 対 象 距 離 1,820.5 キロメートル) 損 害 保 険 一 般 競 争 入 札 1,880,640 円 有 保 険 事 故 件 数 6 件 支 払 いを 受 け た 保 険 金 の 額 360,264 円 特 記 事 項 対 人 賠 償 (1 名 ) 1 億 円 対 人 賠 償 (1 事 故 ) 4 億 円 対 物 賠 償 5,000 万 円 この 保 険 は 県 が 管 理 する 道 路 において 県 の 設 置 管 理 瑕 疵 に 起 因 する 事 故 が 発 生 した 場 合 に 負 担 する 賠 償 責 任 による 損 害 を てん 補 するものであり 保 険 会 社 との 覚 書 により 保 険 契 約 期 間 中 に 新 たに 供 用 された 道 路 も 対 象 道 路 とみなされる 従 来 は 指 名 競 争 入 札 を 行 っていたが 平 成 25 年 度 からは 一 般 競 争 入 札 により 保 険 者 を 決 定 しており 競 争 性 は 確 保 されてい る 臨 港 道 路 及 び 香 川 県 庁 舎 内 道 路 についても 道 路 法 上 の 道 路 と 合 わせて 道 路 賠 償 責 任 保 険 に 加 入 している 相 手 方 との 示 談 交 渉 は 県 が 直 接 行 っている 平 成 23 年 度 以 降 の 保 険 事 故 をみると 計 17 件 ( 支 払 いを 受 け た 保 険 金 の 額 は 計 2,071,499 円 )であった 保 険 事 故 の 実 態 を 把 握 することは 補 償 内 容 を 見 直 す 際 には 重 要 な 判 断 材 料 となるも のである なお 平 成 26 年 3 月 に 未 供 用 区 間 の 道 路 で 発 生 した 転 落 事 故 について 県 が 賠 償 責 任 を 負 うことになったが 未 供 用 区 間 であ るため 保 険 の 対 象 とはなっていなかった 事 故 発 生 後 は 未 供 用 区 間 の 道 路 について 事 故 防 止 策 を 十 分 に 講 ずるようにしている 意 見 賠 償 責 任 保 険 の 対 象 でない 未 供 用 区 間 の 道 路 については 事 故 防 止 策 を 徹 底 するよう 引 き 続 き 取 り 組 むこと (45 ページ) 22

27 (ウ) 港 湾 施 設 高 松 港 玉 藻 地 区 港 湾 施 設 の 賠 償 責 任 保 険 ( 平 成 25 年 度 ) 所 属 港 湾 課 保 険 契 約 高 松 港 玉 藻 地 区 港 湾 施 設 施 設 賠 償 責 任 保 険 保 険 会 社 等 損 害 保 険 ジャパン 保 険 の 目 的 港 湾 施 設 内 での 管 理 者 瑕 疵 による 事 故 に 対 応 するため 保 険 の 対 象 高 松 港 玉 藻 地 区 港 湾 施 設 対 人 賠 償 (1 名 ) 5,000 万 円 保 険 の 種 類 損 害 保 険 対 人 賠 償 (1 事 故 ) 2 億 円 補 償 内 容 対 物 賠 償 5,000 万 円 契 約 方 法 随 意 契 約 ( 複 数 見 積 り) 支 払 保 険 料 284,400 円 仕 様 書 作 成 有 保 険 事 故 件 数 無 県 では 高 松 港 玉 藻 地 区 港 湾 施 設 内 に 駐 車 場 を 設 置 しており 県 が 施 設 設 置 者 として 賠 償 責 任 を 問 われる 場 合 に 備 えて 同 駐 車 場 を 含 めた 高 松 港 玉 藻 地 区 港 湾 施 設 について 施 設 賠 償 責 任 保 険 に 加 入 し 同 駐 車 場 に 指 定 管 理 者 制 度 を 導 入 した 後 も 引 き 続 き 施 設 賠 償 責 任 保 険 に 加 入 している 一 方 同 駐 車 場 の 指 定 管 理 者 であるシンボルタワー 開 発 株 式 会 社 特 記 事 項 においても 施 設 管 理 者 として 賠 償 責 任 を 問 われる 場 合 に 備 えて 同 駐 車 場 について 施 設 賠 償 責 任 保 険 及 び 自 動 車 管 理 者 賠 償 責 任 保 険 に 加 入 している 施 設 賠 償 責 任 保 険 においては 被 保 険 者 を 複 数 指 定 することがで きるので 県 と 指 定 管 理 者 との 協 定 に 基 づき 指 定 管 理 者 が 施 設 賠 償 責 任 保 険 に 加 入 する 際 に 県 を 追 加 被 保 険 者 とし あわせて 県 が 加 入 する 施 設 賠 償 責 任 保 険 の 対 象 から 同 駐 車 場 を 除 くことにより 保 険 料 支 出 の 縮 減 ができないか 検 討 する 必 要 がある 同 一 施 設 について 県 と 指 定 管 理 者 がそれぞれ 施 設 賠 償 責 任 保 険 意 見 に 加 入 している 場 合 は 指 定 管 理 者 の 保 険 に 県 を 追 加 被 保 険 者 とす ることで 保 険 料 支 出 の 縮 減 ができないか 検 討 すること (45 ページ) 23

28 (エ) 港 湾 緑 地 港 湾 緑 地 等 施 設 賠 償 責 任 保 険 ( 平 成 25 年 度 ) 所 属 港 湾 課 保 険 契 約 港 湾 緑 地 等 施 設 賠 償 責 任 保 険 保 険 会 社 等 東 京 海 上 日 動 火 災 保 険 あおいニッセイ 同 和 損 害 保 険 三 井 住 友 海 上 火 災 保 険 損 害 保 険 ジャパン 保 険 の 目 的 港 湾 緑 地 等 での 事 故 に 対 応 するため 保 険 の 対 象 港 湾 緑 地 等 (8 施 設 ) 対 人 賠 償 (1 名 ) 5,000 万 円 保 険 の 種 類 損 害 保 険 対 人 賠 償 (1 事 故 ) 2 億 円 補 償 内 容 対 物 賠 償 5,000 万 円 契 約 方 法 随 意 契 約 ( 複 数 見 積 り) 支 払 保 険 料 計 171,660 円 仕 様 書 作 成 有 保 険 事 故 件 数 無 特 記 事 項 意 見 県 内 各 地 にある 港 湾 緑 地 等 の 港 湾 施 設 における 事 故 に 対 応 する ための 保 険 である 県 内 に 30 ある 県 管 理 港 湾 施 設 のうち 施 設 賠 償 責 任 保 険 に 加 入 し ているのは 港 湾 緑 地 等 の 8 施 設 である 保 険 期 間 が 異 なるため 各 施 設 それぞれに 加 入 手 続 を 行 い 異 な る 保 険 会 社 と 契 約 を 締 結 している このため 保 険 の 一 本 化 により 保 険 料 支 出 の 縮 減 と 事 務 の 効 率 化 ができないか 検 討 する 必 要 がある 県 が 管 理 する 港 湾 施 設 の 施 設 賠 償 責 任 保 険 について 経 済 性 効 率 性 の 観 点 から 保 険 期 間 をそろえて 一 括 して 保 険 契 約 ができな いか 検 討 すること (46 ページ) 24

29 (オ) 学 校 管 理 者 都 道 府 県 立 学 校 管 理 者 賠 償 責 任 保 険 ( 平 成 25 年 度 ) 所 属 保 健 体 育 課 保 険 契 約 学 校 管 理 者 賠 償 責 任 保 険 保 険 会 社 等 保 険 の 目 的 保 険 の 対 象 東 京 海 上 日 動 火 災 保 険 学 校 の 施 設 設 備 の 不 備 又 は 管 理 上 の 瑕 疵 による 事 故 及 び 教 育 活 動 中 の 事 故 等 に 起 因 する 損 害 賠 償 金 等 の 財 政 負 担 に 対 して 保 険 金 を 支 払 うことにより すみやかに 被 害 者 の 救 済 を 図 るため 児 童 生 徒 保 険 の 種 類 補 償 内 容 損 害 保 険 対 人 賠 償 (1 名 ) 1 億 円 ( 免 責 額 対 人 賠 償 (1 事 故 ) 10 億 円 1 事 故 200 万 円 ) 契 約 方 法 随 意 契 約 (その 他 ) 支 払 保 険 料 2,204,176 円 ( 内 訳 104 円 生 徒 等 21,194 名 ) 仕 様 書 作 成 無 保 険 事 故 件 数 無 特 記 事 項 学 校 管 理 者 賠 償 責 任 保 険 では 県 が 支 払 うこととされた 損 害 賠 償 の 額 が 独 立 行 政 法 人 日 本 スポーツ 振 興 センター 災 害 共 済 給 付 (30 ページ 参 照 )で 支 払 われるべき 額 と 本 保 険 の 免 責 額 の 合 計 を 超 えた 場 合 に 超 過 額 についててん 補 限 度 額 まで 支 払 われること となっている この 保 険 契 約 では 保 険 金 支 払 限 度 額 ごとに4つの 保 険 タイプ が 設 けられているが 県 では 平 成 22 年 度 から 支 払 限 度 額 が 1 億 円 (1 名 当 たり)である 上 限 の 保 険 タイプに 加 入 している 保 険 会 社 数 社 で 共 同 引 受 けを 行 っており 幹 事 保 険 会 社 が 保 険 金 請 求 窓 口 となっている 県 が 全 国 都 道 府 県 教 育 委 員 会 連 合 会 に 加 入 依 頼 を 行 い これを 同 連 合 会 が 取 りまとめ 一 括 して 幹 事 保 険 会 社 と 契 約 を 締 結 して いる なお 年 間 を 通 して 県 立 学 校 における 生 徒 数 の 増 減 率 が1 割 未 満 のときは 年 度 末 に 保 険 料 の 精 算 はしないことになっている 学 校 管 理 下 での 事 故 やその 損 害 賠 償 額 の 全 国 的 な 事 例 及 び 他 県 の 状 況 などを 調 査 した 上 で 今 後 も 適 切 なてん 補 限 度 額 の 設 定 が 必 要 である 25

30 オ 賠 償 責 任 保 険 ( 施 設 賠 償 責 任 保 険 以 外 ) 賠 償 責 任 保 険 とは 偶 然 の 事 故 により 他 人 の 身 体 又 は 財 物 に 損 害 を 与 えた 場 合 に 負 担 することになる 損 害 賠 償 責 任 をてん 補 する 保 険 である 県 が 加 入 している 施 設 賠 償 責 任 保 険 以 外 の 賠 償 責 任 保 険 は 48 契 約 あり そ のうち 11 契 約 について 詳 細 調 査 を 実 施 した < 詳 細 調 査 対 象 賠 償 責 任 保 険 一 覧 > 所 属 保 険 契 約 支 払 保 険 料 ( 円 ) ページ 1 財 産 経 営 課 県 庁 地 下 駐 車 場 賠 償 責 任 保 険 119, 道 路 課 香 川 さわやかロード 事 業 賠 償 責 任 保 険 56, 河 川 砂 防 課 リフレッシュ 香 の 川 パートナーシッ プ 事 業 賠 償 責 任 保 険 47,400 - さぬき 瀬 戸 パートナーシップ 事 業 賠 償 責 任 保 険 33,750 - 病 院 賠 償 責 任 保 険 30,650, 中 央 病 院 院 内 ボランティア 賠 償 責 任 保 険 6,000-7 保 育 所 賠 償 責 任 保 険 4,920-8 白 鳥 病 院 病 院 賠 償 責 任 保 険 2,442, 警 察 本 部 9 会 計 課 自 走 式 機 械 (バックホー) 賠 償 責 任 保 険 25, 保 健 体 育 課 独 立 行 政 法 人 日 本 スポーツ 振 興 センター 災 害 共 済 6,388, 多 度 津 高 校 インターンシップ 活 動 保 険 21,

31 (ア) 自 動 車 管 理 者 地 下 駐 車 場 自 動 車 賠 償 責 任 保 険 ( 平 成 25 年 度 ) 所 属 財 産 経 営 課 保 険 契 約 県 庁 地 下 駐 車 場 賠 償 責 任 保 険 保 険 会 社 等 東 京 海 上 日 動 火 災 保 険 県 庁 地 下 駐 車 場 に 駐 車 した 自 動 車 の 損 壊 盗 取 搾 取 紛 失 について 保 険 の 目 的 県 が 負 担 することになった 法 律 上 の 賠 償 責 任 による 損 失 をてん 補 す るため 保 険 の 対 象 県 庁 地 下 駐 車 場 施 設 10, m2 最 大 保 管 台 数 178 台 保 険 の 種 類 補 償 内 容 損 害 賠 償 ( 自 動 車 管 理 者 賠 償 ) 損 害 賠 償 ( 施 設 賠 償 ) 総 てん 補 限 度 額 93,100 千 円 ( 免 責 額 50 千 円 ) 対 物 賠 償 (1 事 故 ) 使 用 不 能 損 害 14,000 千 円 ( 免 責 額 0 円 ) 対 人 賠 償 (1 名 ) 1 億 円 ( 免 責 額 1,000 円 ) 対 人 賠 償 (1 事 故 ) 5 億 円 ( 免 責 額 1,000 円 ) 対 物 賠 償 (1 事 故 ) 500 万 円 ( 免 責 額 1,000 円 ) 契 約 方 法 随 意 契 約 ( 複 数 見 積 り) 支 払 保 険 料 仕 様 書 作 成 保 険 事 故 件 数 特 記 事 項 119,620 円 有 無 県 庁 地 下 駐 車 場 については 施 設 賠 償 責 任 保 険 に 合 わせて 自 動 車 管 理 者 賠 償 責 任 保 険 に 加 入 している 自 動 車 管 理 者 賠 償 責 任 保 険 は 預 かった 自 動 車 を 火 災 や 取 扱 い 上 の 不 注 意 により 損 壊 させたときなどに 負 担 する 賠 償 責 任 を 補 償 するも のである 一 方 施 設 賠 償 責 任 保 険 は 地 下 駐 車 場 施 設 の 構 造 上 の 欠 陥 や 維 持 管 理 の 不 備 によって 生 じた 偶 然 の 事 故 による 賠 償 責 任 を 補 償 するも のである 27

32 (イ) 病 院 中 央 病 院 における 医 療 事 故 に 対 応 する 保 険 ( 平 成 25 年 度 ) 所 属 中 央 病 院 契 約 名 称 病 院 賠 償 責 任 保 険 保 険 会 社 等 損 害 保 険 ジャパン 保 険 の 目 的 医 療 事 故 等 の 損 害 賠 償 請 求 の 支 払 いや 病 院 施 設 の 欠 陥 等 により 病 院 が 負 担 する 法 律 上 の 賠 償 責 任 に 対 応 するため 保 険 の 対 象 病 院 が 負 担 する 賠 償 責 任 ( 一 般 545 床 結 核 5 床 ) 対 人 賠 償 (1 名 ) 2 億 円 保 険 の 種 類 損 害 保 険 対 人 賠 償 (1 事 故 ) 40 億 円 ( 免 責 額 1,000 円 ) 補 償 内 容 対 物 賠 償 (1 事 故 ) 4,000 万 円 ( 免 責 額 1,000 円 ) 契 約 方 法 随 意 契 約 (その 他 ) 支 払 保 険 料 30,650,100 円 仕 様 書 作 成 無 保 険 事 故 件 数 無 ( 平 成 25 年 度 ) 23,851,183 円 支 払 いを 受 け ( 過 年 度 に 発 生 した 医 療 事 故 により 平 成 25 年 度 中 に 支 払 われた 保 た 保 険 金 の 額 険 金 ) 県 立 病 院 では 公 益 財 団 法 人 全 国 自 治 体 病 院 協 議 会 を 通 して 病 院 賠 償 責 任 保 険 に 加 入 しており 保 険 料 は 団 体 割 引 により 基 本 保 険 料 の 20% 割 引 となっている 中 央 病 院 では 平 成 22 年 度 に 高 額 な 損 害 賠 償 金 をこの 保 険 によ り 支 払 ったため 保 険 料 が 90% 割 増 となっている 特 記 事 項 県 では 高 額 な 損 害 賠 償 金 支 払 事 故 に 対 応 するため 補 償 額 が 上 限 の 保 険 プランに 加 入 しており 今 後 もこの 保 険 契 約 を 継 続 する 予 定 である 中 央 病 院 では 医 療 事 故 を 未 然 に 防 止 するため 院 内 管 理 体 制 の 整 備 や 職 員 研 修 の 実 施 に 加 え 院 内 の 医 療 安 全 推 進 委 員 会 への 医 療 事 故 の 報 告 を 厳 格 に 求 めるようにしている また こうした 取 組 は 保 険 料 支 出 の 縮 減 にもつながるものである 意 見 医 療 事 故 発 生 の 未 然 防 止 に 引 き 続 き 取 り 組 むこと (46 ページ) 28

33 白 鳥 病 院 における 医 療 事 故 に 対 応 する 保 険 ( 平 成 25 年 度 ) 所 属 白 鳥 病 院 保 険 契 約 病 院 賠 償 責 任 保 険 保 険 会 社 等 損 害 保 険 ジャパン 保 険 の 目 的 医 療 事 故 等 の 損 害 賠 償 請 求 の 支 払 いや 病 院 施 設 の 欠 陥 等 により 病 院 が 負 担 する 法 律 上 の 賠 償 責 任 に 対 応 するため 保 険 の 対 象 病 院 が 負 担 する 賠 償 責 任 (150 床 ) 対 人 賠 償 (1 名 ) 2 億 円 保 険 の 種 類 損 害 保 険 対 人 賠 償 (1 事 故 ) 40 億 円 ( 免 責 額 1,000 円 ) 補 償 内 容 対 物 賠 償 (1 事 故 ) 4,000 万 円 ( 免 責 額 1,000 円 ) 契 約 方 法 随 意 契 約 (その 他 ) 支 払 保 険 料 2,442,300 円 仕 様 書 作 成 無 保 険 事 故 件 数 無 県 立 病 院 では 公 益 財 団 法 人 全 国 自 治 体 病 院 協 議 会 を 通 して 病 院 賠 償 責 任 保 険 に 加 入 しており 保 険 料 は 団 体 割 引 により 基 本 保 険 料 の 20% 割 引 となっている 白 鳥 病 院 では 近 年 高 額 な 賠 償 金 の 支 払 がなかったことから 保 特 記 事 項 険 料 がさらに 20% 割 引 となっている 白 鳥 病 院 では 医 療 事 故 を 未 然 に 防 止 するため 院 内 管 理 体 制 の 整 備 や 職 員 研 修 の 実 施 に 加 え 院 内 の 医 療 安 全 推 進 委 員 会 への 医 療 事 故 の 報 告 を 厳 格 に 求 めるようにしている また こうした 取 組 は 保 険 料 支 出 の 縮 減 にもつながるものである 意 見 医 療 事 故 発 生 の 未 然 防 止 に 引 き 続 き 取 り 組 むこと (46 ページ) 29

34 (ウ) 学 校 災 害 ( 独 ) 日 本 スポーツ 振 興 センター 災 害 共 済 ( 平 成 25 年 度 ) 所 属 保 健 体 育 課 保 険 契 約 保 険 会 社 等 保 険 の 目 的 保 険 の 対 象 保 険 の 種 類 補 償 内 容 独 立 行 政 法 人 日 本 スポーツ 振 興 センター 災 害 共 済 独 立 行 政 法 人 日 本 スポーツ 振 興 センター 学 校 の 管 理 下 で 児 童 生 徒 の 災 害 が 発 生 した 時 に 災 害 共 済 給 付 を 行 うため 学 校 管 理 下 での 児 童 生 徒 損 害 保 険 ( 互 助 共 済 ) 契 約 方 法 随 意 契 約 (その 他 ) 医 療 費 療 養 に 要 する 費 用 の 額 の 4/10 障 害 見 舞 金 82 万 円 ~3,770 万 円 死 亡 見 舞 金 2,800 万 円 支 払 共 済 掛 金 36,874,000 円 (うち 県 費 負 担 6,388,280 円 ) ( 共 済 掛 金 は 負 担 金 の 科 目 で 支 出 ) 仕 様 書 作 成 無 保 険 事 故 件 数 4,856 件 支 払 いを 受 け た 保 険 金 の 額 85,764,254 円 特 記 事 項 この 災 害 共 済 は 学 校 の 管 理 下 で 児 童 生 徒 の 災 害 が 発 生 し たときに 災 害 共 済 給 付 を 行 う 国 学 校 の 設 置 者 保 護 者 の 三 者 の 負 担 による 互 助 共 済 制 度 である 共 済 掛 金 のうち 一 部 は 学 校 設 置 者 の 負 担 であり 県 が 負 担 して いる この 制 度 は 独 立 行 政 法 人 日 本 スポーツ 振 興 センター 法 に 基 づく 公 的 給 付 制 度 のため 低 い 掛 金 で 厚 い 給 付 が 得 られる 共 済 掛 金 の 額 については 独 立 行 政 法 人 日 本 スポーツ 振 興 セン ター 災 害 共 済 給 付 金 事 務 取 扱 要 領 において 平 成 26 年 度 は 高 等 学 校 の 生 徒 1 人 当 たり 全 日 制 は 年 額 1,840 円 定 時 制 は 年 額 980 円 通 信 制 は 年 額 280 円 と 規 定 されている 県 では 特 約 を 付 して おり 生 徒 1 人 当 り 25 円 を 加 えた 額 が 共 済 掛 金 の 額 となる この 特 約 を 付 すと 県 が 過 失 責 任 を 問 われ 賠 償 に 応 じる 場 合 独 立 行 政 法 人 日 本 スポーツ 振 興 センターが 支 払 った 給 付 金 は 県 が 支 払 った 損 害 賠 償 金 とみなされ 県 は 同 センターから 求 償 権 を 行 使 されない 平 成 25 年 度 の 給 付 金 の 内 訳 は 医 療 費 が 4,855 件 57,764,284 円 死 亡 見 舞 金 1 件 28,000,000 円 であり 障 害 見 舞 金 の 支 給 はな かった 30

35 (エ) インターンシップ 活 動 インターンシップ 活 動 中 の 事 故 に 対 応 する 保 険 ( 平 成 25 年 度 ) 所 属 多 度 津 高 校 保 険 契 約 インターンシップ 活 動 保 険 保 険 会 社 等 損 害 保 険 ジャパン 保 険 の 目 的 学 校 管 理 下 でのキャリア 教 育 における 事 故 に 対 応 するため 保 険 の 対 象 キャリア 教 育 を 受 ける 生 徒 対 人 賠 償 (1 名 ) 1 億 円 保 険 の 種 類 損 害 保 険 対 人 賠 償 (1 事 故 ) 1 億 円 補 償 内 容 ( 免 責 なし) 対 物 賠 償 (1 事 故 ) 2,000 万 円 契 約 方 法 随 意 契 約 (3 万 円 未 満 ) 支 払 保 険 料 21,750 円 (250 円 87 名 ) 仕 様 書 作 成 無 保 険 事 故 件 数 無 教 育 委 員 会 が 定 めた 学 校 会 計 負 担 区 分 では インターンシップ 実 施 に 係 る 保 険 料 は 公 費 負 担 を 原 則 とすると 定 められており 多 度 津 高 校 を 含 めて 計 11 の 県 立 高 校 で インターンシップ 活 動 賠 償 責 任 保 険 に 加 入 している 一 方 各 県 立 高 校 のPTAが 全 生 徒 を 対 象 に 加 入 している 全 国 高 P 連 賠 償 責 任 補 償 制 度 がインターンシップ 活 動 も 保 険 の 対 象 と なっている そのため PTAがこの 制 度 に 加 入 している 学 校 の 中 には インターンシップのみを 対 象 とする 賠 償 責 任 保 険 に 県 費 では 加 入 していない 学 校 もある しかし 受 入 側 企 業 の 職 種 内 容 によっては 高 P 連 賠 償 責 任 補 償 制 度 では 対 応 できない 食 中 毒 による 賠 償 事 故 預 かり 品 に 対 する 賠 償 事 故 原 動 力 が 人 力 でない 農 作 業 用 車 両 や 工 作 車 両 で 特 記 事 項 の 公 道 以 外 での 賠 償 事 故 の 可 能 性 も 否 定 できない そのため イ ンターンシップ 活 動 のみの 保 険 に 加 入 することが 必 要 な 場 合 も 想 定 される ただし インターンシップ 受 入 側 企 業 と 協 定 を 結 んでい る 場 合 は 賠 償 責 任 や 保 険 加 入 等 についての 規 定 を 確 認 した 上 で 保 険 に 加 入 する 必 要 がある また インターンシップ 活 動 中 の 生 徒 のけが 等 については 生 徒 全 員 が 加 入 している 独 立 行 政 法 人 日 本 スポーツ 振 興 センターの 災 害 共 済 (30 ページ)で 対 応 できるため 傷 害 保 険 に 加 入 する 必 要 はないにもかかわらず 県 費 で 加 入 している 学 校 もある このよう に インターンシップ 活 動 に 係 る 保 険 加 入 について 各 県 立 学 校 の 取 扱 いが 異 なっているため 教 育 委 員 会 として 各 学 校 がその 実 態 に 合 わせた 保 険 に 加 入 するよう 各 学 校 を 指 導 する 必 要 がある インターンシップに 係 る 各 種 保 険 の 内 容 を 確 認 し 教 育 委 員 会 として 意 見 各 学 校 の 実 態 に 合 わせた 保 険 加 入 となるよう 指 導 すること ( 高 校 教 育 課 特 別 支 援 教 育 課 ) (46 ページ) 31

36 カ 傷 害 保 険 傷 害 保 険 ( 傷 害 疾 病 定 額 保 険 契 約 )とは 人 の 傷 害 疾 病 に 基 づき 一 定 の 保 険 給 付 を 行 うことを 約 する 保 険 である 締 結 時 に 定 めた 保 険 金 額 や 保 険 金 日 額 に 従 って 県 の 賠 償 責 任 の 有 無 にかかわらず 保 険 金 が 支 払 われる 一 方 入 院 通 院 等 のために 実 際 に 出 費 した 費 用 を 補 償 するものを 傷 害 疾 病 損 害 保 険 契 約 という 県 が 加 入 している 傷 害 保 険 ( 総 合 保 険 に 含 まれるているものは 除 く)は 92 契 約 であり そのうち 20 契 約 について 詳 細 調 査 を 実 施 した < 詳 細 調 査 対 象 傷 害 保 険 一 覧 > ( 平 成 25 年 度 ) 区 分 支 払 保 険 所 属 保 険 契 約 注 ) 料 ( 円 ) ページ 1 県 立 ミュージ ワークショップ 参 加 者 傷 害 保 険 (ア) 39, アム 美 術 ボランティア 活 動 傷 害 保 険 (イ) 34,200 - 東 山 魁 夷 せと 3 うち 美 術 館 美 術 ボランティア 活 動 傷 害 保 険 (イ) 9,900-4 財 産 経 営 課 花 だん 植 替 え 作 業 ボランティア 傷 害 保 険 (イ) 2,000-5 人 事 行 革 課 父 親 支 援 講 座 の 傷 害 保 険 (ア) 1,184-6 子 ども 参 観 日 の 傷 害 保 険 (ア) 1,000-7 道 路 課 香 川 さわやかロード 事 業 傷 害 保 険 (イ) 515,209-8 香 の 川 パートナーシップ 事 業 傷 害 保 険 (イ) 411, 河 川 砂 防 課 さぬき 瀬 戸 パートナーシップ 事 業 9 傷 害 保 険 (イ) 259, 中 央 病 院 医 師 体 験 講 座 傷 害 保 険 (ア) 26, 白 鳥 病 院 インターンシップ 参 加 者 傷 害 保 険 (ア) 4,070 - 警 察 本 部 12 地 域 課 地 域 安 全 推 進 委 員 団 体 総 合 補 償 保 険 (ウ) 279, 丸 亀 武 道 館 開 放 事 業 傷 害 保 険 (ア) 115, スーパー 讃 岐 っ 子 育 成 事 業 傷 害 保 険 (ア) 132, 運 動 部 活 動 地 域 連 携 再 構 築 事 業 スポーツ 安 全 保 険 (ウ) 127, 生 涯 スポーツ 指 導 者 養 成 講 座 傷 害 保 険 (ア) 19,260 - 保 健 体 育 課 17 学 校 防 災 アドバイザー 傷 害 保 険 (ウ) 24, マイスポーツ 発 見 プログラム 等 傷 害 保 険 (ア) 59, スーパーアスリート 育 成 事 業 傷 害 保 険 (ア) 12, 学 校 保 健 課 題 解 決 支 援 事 業 スポーツ 安 全 保 険 (ウ) 5, 注 ) 傷 害 保 険 の 区 分 については 次 ページを 参 照 32

37 傷 害 保 険 と 賠 償 責 任 保 険 との 関 係 を 整 理 することも 必 要 であるが 事 故 が 発 生 した 場 合 賠 償 責 任 に 関 係 なくけがに 対 する 保 険 金 が 迅 速 に 支 払 われる 傷 害 保 険 に 加 入 しておくことは 事 故 リスクに 対 する 有 効 な 対 応 策 といえる 傷 害 保 険 を 目 的 別 に 分 類 すると 次 のとおり 大 きく3 種 類 に 区 分 することが できる (ア) イベント 中 の 事 故 に 対 応 するための 傷 害 保 険 県 主 催 の 行 事 等 での 事 故 によるけがを 補 償 する 保 険 である 県 では イベントの 傷 害 保 険 に 42 契 約 加 入 している (イ) ボランィア 活 動 中 の 事 故 に 対 応 するための 傷 害 保 険 県 主 催 事 業 でのボランティア 活 動 中 の 事 故 によるけがを 補 償 する 保 険 であ る 一 般 的 なボランティア 活 動 保 険 には ボランティアが 活 動 中 の 事 故 による けが 等 を 補 償 する 傷 害 保 険 のほかに 偶 然 の 事 故 により 他 人 にけがをさせた り 他 人 の 物 を 壊 したりしたことにより 法 律 上 の 損 害 賠 償 責 任 を 負 ったときの 損 害 をてん 補 する 賠 償 責 任 保 険 がある 県 では ボランティア 活 動 の 傷 害 保 険 に 19 契 約 加 入 している (ウ) 業 務 中 の 事 故 に 対 応 するための 傷 害 保 険 県 の 委 嘱 等 を 受 け 業 務 を 行 う 者 の 業 務 従 事 中 の 事 故 によるけがを 補 償 す る 保 険 である 県 では 業 務 従 事 の 傷 害 保 険 に 31 契 約 加 入 している 傷 害 保 険 の 補 償 ( 保 険 金 ) 上 限 額 の 設 定 は 以 下 のとおりである < 傷 害 保 険 種 類 ごとの 補 償 ( 保 険 金 ) 上 限 額 の 設 定 範 囲 > ( 単 位 円 ) 保 険 契 約 種 類 契 約 数 死 亡 後 遺 障 害 (1 名 ) 入 院 補 償 ( 日 額 ) 通 院 補 償 ( 日 額 ) (ア)イベント 万 ~5,000 万 2,000~10,000 1,000~ 5,000 (イ)ボランティア 万 ~2,000 万 2,000~10,000 1,000~ 6,000 (ウ) 業 務 従 事 万 ~ 1 億 1,500~15,000 1,000~10,000 計 92 33

38 (ア) 行 事 参 加 者 ワークショップ 参 加 者 に 係 る 傷 害 保 険 ( 平 成 25 年 度 ) ワークショップ 参 加 者 所 属 県 立 ミュージアム 保 険 契 約 傷 害 保 険 保 険 会 社 等 三 井 住 友 海 上 火 災 保 険 保 険 の 目 的 保 険 の 対 象 会 場 内 での 事 故 による 傷 害 に 対 応 するため ワークショップ 参 加 者 保 険 の 種 類 補 償 内 容 傷 害 保 険 死 亡 後 遺 障 害 500 万 円 入 院 日 額 5,000 円 通 院 日 額 3,000 円 契 約 方 法 随 意 契 約 ( 複 数 見 積 り) 支 払 保 険 料 39,917 円 (1,033 名 ) 仕 様 書 作 成 有 保 険 事 故 件 数 無 特 記 事 項 ワークショップは 外 部 講 師 を 招 聘 して 開 催 するため 参 加 者 が 館 内 で 作 業 中 にけがをしたときでも ミュージアム 本 館 施 設 賠 償 責 任 保 険 (21 ページ)では 補 償 されない 場 合 がある そのため ワークショップ 参 加 者 ( 参 加 費 無 料 )に 対 する 傷 害 保 険 に 加 入 している 保 険 料 を 県 費 で 負 担 しており 参 加 者 から 傷 害 保 険 の 保 険 料 を 徴 収 することも 考 えられるが 平 成 25 年 度 支 払 い 分 では 保 険 料 は 一 名 当 たり 38 円 であり 徴 収 の 手 間 やコストも 必 要 になり 参 加 者 負 担 にすることは 難 しい 状 況 である 34

39 (イ) ボランティア 参 加 者 河 川 清 掃 ボランティア 活 動 の 傷 害 保 険 ( 平 成 25 年 度 ) 所 属 河 川 砂 防 課 保 険 契 約 保 険 会 社 等 保 険 の 目 的 保 険 の 対 象 保 険 の 種 類 補 償 内 容 損 害 保 険 ジャパン 香 の 川 パートナーシッ プ 事 業 傷 害 保 険 リフレッシュ 香 の 川 パートナーシップ 活 動 における 事 故 に 対 応 するため 河 川 清 掃 ボランティア 傷 害 保 険 死 亡 後 遺 障 害 入 院 日 額 通 院 日 額 契 約 方 法 随 意 契 約 ( 複 数 見 積 り) 支 払 保 険 料 411,355 円 (34.4 円 11,958 名 ) 仕 様 書 作 成 有 保 険 事 故 件 数 1 件 支 払 いを 受 け た 保 険 金 の 額 29,000 円 特 記 事 項 500 万 円 5,000 円 3,000 円 傷 害 保 険 とは 別 に 賠 償 責 任 保 険 にも 加 入 している 保 険 料 47,400 円 (4.0 円 11,958 名 ) 補 償 内 容 : 対 人 3 千 万 円 (1 名 )1 億 円 (1 事 故 ) 対 物 2 千 万 円 35

40 (ウ) スポーツ 指 導 者 スポーツ 指 導 者 に 係 る 保 険 ( 平 成 25 年 度 ) 所 属 保 健 体 育 課 保 険 契 約 スポーツ 安 全 保 険 保 険 会 社 等 公 益 財 団 法 人 スポーツ 安 全 協 会 保 険 の 目 的 対 象 者 の 行 事 中 及 び 往 復 途 上 のけが 熱 中 症 に 対 応 するため 保 険 の 対 象 県 が 行 う 行 事 のスポーツ 指 導 者 及 び 講 演 会 講 師 死 亡 2,000 万 円 後 遺 障 害 3,000 万 円 保 険 の 種 類 傷 害 保 険 入 院 日 額 4,000 円 補 償 内 容 通 院 日 額 1,500 円 突 然 死 葬 祭 費 用 180 万 円 損 害 保 険 賠 償 責 任 5 億 円 (1 事 故 )1 億 円 (1 名 ) 契 約 方 法 随 意 契 約 (その 他 ) 支 払 保 険 料 133,250 円 (76 名 分 ) 仕 様 書 作 成 無 保 険 事 故 件 数 無 保 険 料 133,250 円 は 運 動 部 活 動 地 域 連 携 再 構 築 事 業 及 び 学 校 保 健 課 題 解 決 支 援 事 業 における 各 スポーツ 安 全 保 険 契 約 の 合 計 額 である 特 記 事 項 公 益 財 団 法 人 スポーツ 安 全 協 会 が 保 険 者 となり 5 名 以 上 のア マチュアの 社 会 教 育 関 係 団 体 の 構 成 員 を 被 保 険 者 として 傷 害 保 険 賠 償 責 任 保 険 突 然 死 葬 祭 費 用 保 険 を 一 括 契 約 した 補 償 制 度 である 36

41 キ その 他 の 保 険 県 が 加 入 している 保 険 契 約 のうち アからカまでの 種 別 に 属 さないものが 79 契 約 あり そのうち 9 契 約 について 詳 細 調 査 を 実 施 した < 詳 細 調 査 対 象 その 他 の 保 険 一 覧 > 所 属 保 険 契 約 支 払 保 険 料 ( 円 ) ページ 1 収 蔵 歴 史 資 料 美 術 品 の 動 産 総 合 保 険 1,061, 県 立 ミ ュ ー ジ フローター 展 示 一 貫 保 険 2 アム 3,717, ( 保 険 料 は 運 送 業 務 委 託 料 に 含 む) 3 特 別 展 美 術 品 のフローター 展 示 保 険 445, 東 山 魁 夷 せ と うち 美 術 館 寄 託 美 術 品 のフローター 展 示 保 険 105, 所 蔵 美 術 品 の 動 産 総 合 保 険 309, 人 事 行 革 課 自 治 体 国 際 化 協 会 派 遣 職 員 海 外 旅 行 総 合 保 険 593, 修 学 旅 行 総 合 保 険 ( 引 率 教 員 分 ) 10, 実 習 船 香 川 丸 遠 洋 航 海 海 外 旅 行 総 合 多 度 津 高 校 保 険 2,139, 実 習 船 香 川 丸 沿 岸 航 海 国 内 旅 行 傷 害 保 険 59,

42 (ア) 動 産 収 蔵 歴 史 資 料 美 術 品 の 動 産 総 合 保 険 ( 平 成 25 年 度 ) 所 属 県 立 ミュージアム 保 険 契 約 収 蔵 歴 史 資 料 美 術 品 の 動 産 総 合 保 険 保 険 会 社 等 三 井 住 友 海 上 火 災 保 険 保 険 の 目 的 事 故 による 破 損 等 に 対 応 するため 保 険 の 対 象 収 蔵 歴 史 資 料 美 術 品 ( 評 価 額 が1 千 万 円 以 上 ) 保 険 の 種 類 評 価 額 7,598,029 千 円 損 害 保 険 補 償 内 容 保 険 金 額 7,598,029 千 円 契 約 方 法 一 般 競 争 入 札 支 払 保 険 料 1,061,900 円 仕 様 書 作 成 有 保 険 事 故 件 数 無 収 蔵 歴 史 資 料 美 術 品 についての 保 険 金 額 は 県 の 財 産 台 帳 等 に 登 録 された 評 価 額 となっている 特 記 事 項 県 立 ミュージアムでは 1,000 万 円 以 上 の 美 術 品 資 料 を 保 険 の 対 象 としている 一 方 瀬 戸 内 海 歴 史 民 俗 資 料 館 では 評 価 額 が 1,000 万 円 以 上 の 収 蔵 品 が 無 いため 動 産 保 険 に 加 入 していない ( 平 成 25 年 度 ) 所 属 東 山 魁 夷 せとうち 美 術 館 保 険 契 約 所 蔵 美 術 品 の 動 産 総 合 保 険 保 険 会 社 等 損 害 保 険 ジャパン 保 険 の 目 的 事 故 による 破 損 等 に 対 応 するため 保 険 の 対 象 収 蔵 美 術 品 ( 全 て) 保 険 の 種 類 評 価 額 650,430 千 円 損 害 保 険 補 償 内 容 保 険 金 額 650,430 千 円 契 約 方 法 随 意 契 約 ( 複 数 見 積 り) 支 払 保 険 料 309,160 円 仕 様 書 作 成 無 保 険 事 故 件 数 無 美 術 品 についての 保 険 金 額 は 県 の 財 産 台 帳 等 に 登 録 された 評 特 記 事 項 価 額 となっている 東 山 魁 夷 せとうち 美 術 館 では 全 ての 美 術 品 を 保 険 の 対 象 とし ている 意 見 県 立 美 術 館 等 における 各 種 保 険 について 加 入 の 要 否 保 険 対 象 補 償 内 容 契 約 手 続 等 に 関 する 考 え 方 を 整 理 すること ( 文 化 振 興 課 ) (44 ページ) 38

43 (イ) 美 術 品 輸 送 展 示 フローター 展 示 一 貫 保 険 ( 輸 送 と 展 示 期 間 を 一 貫 して 担 保 する)( 平 成 25 年 度 ) 所 属 県 立 ミュージアム 保 険 契 約 フローター 展 示 一 貫 保 険 保 険 の 目 的 輸 送 と 展 示 期 間 を 一 貫 して 担 保 するため 保 険 会 社 等 日 本 興 亜 損 害 保 険 保 険 の 対 象 展 示 美 術 品 ( 平 成 25 年 度 に 開 催 した8 展 示 会 ) 保 険 の 種 類 補 償 内 容 損 害 保 険 補 償 額 各 対 象 美 術 品 の 評 価 額 契 約 方 法 随 意 契 約 (その 他 ) 支 払 保 険 料 3,717,413 円 仕 様 書 作 成 有 保 険 事 故 件 数 無 特 記 事 項 輸 送 と 展 示 期 間 を 一 貫 して 担 保 する 形 態 をとる 貨 物 保 険 を フ ローター 展 示 一 貫 保 険 という 動 産 保 険 の 一 種 である 県 立 ミュージアムでは 運 送 業 務 委 託 契 約 の 中 で フローター 展 示 一 貫 保 険 については 受 託 者 が 加 入 する 旨 を 定 めているが 保 険 契 約 者 は 県 になっている また 保 険 料 については 運 送 業 務 委 託 料 として 前 金 払 で 運 送 業 者 に 支 払 われている ( 平 成 25 年 度 ) 所 属 東 山 魁 夷 せとうち 特 別 展 寄 託 美 術 品 の 保 険 契 約 美 術 館 フローター 展 示 保 険 保 険 会 社 等 あいおいニッセイ 同 和 損 害 保 険 日 本 興 亜 損 害 保 険 保 険 の 目 的 輸 送 と 展 示 期 間 を 一 貫 して 担 保 するため 保 険 の 対 象 展 示 美 術 品 ( 特 別 展 美 術 品 寄 託 美 術 品 ) 保 険 の 種 類 補 償 内 容 損 害 保 険 補 償 額 各 対 象 美 術 品 の 評 価 額 契 約 方 法 随 意 契 約 (その 他 ) 支 払 保 険 料 550,514 円 仕 様 書 作 成 有 保 険 事 故 件 数 無 東 山 魁 夷 せとうち 美 術 館 では 展 示 美 術 品 に 係 る 保 険 につい て 運 送 業 務 委 託 契 約 の 中 で 受 託 者 がフローター 展 示 一 貫 保 険 特 記 事 項 に 加 入 する 旨 を 定 めているが 保 険 契 約 者 が 県 になっているもの と 運 送 業 者 になっているものがある また 保 険 料 は 前 金 払 で 運 送 業 者 に 支 払 われている 意 見 県 立 美 術 館 等 における 各 種 保 険 について 加 入 の 要 否 保 険 対 象 補 償 内 容 契 約 手 続 等 に 関 する 考 え 方 を 整 理 すること ( 文 化 振 興 課 ) (44 ページ) 39

44 (ウ) 海 外 研 修 派 遣 自 治 体 国 際 化 協 会 海 外 事 務 所 研 修 派 遣 職 員 海 外 旅 行 総 合 保 険 ( 平 成 25 年 度 ) 自 治 体 国 際 化 協 会 派 遣 職 員 所 属 人 事 行 革 課 保 険 契 約 海 外 旅 行 総 合 保 険 保 険 会 社 等 損 害 保 険 ジャパン 保 険 の 目 的 保 険 の 対 象 海 外 滞 在 期 間 中 の 傷 害 疾 病 死 亡 等 に 対 応 するため 自 治 体 国 際 化 協 会 海 外 事 務 所 研 修 派 遣 職 員 保 険 の 種 類 補 償 内 容 傷 害 保 険 損 害 保 険 傷 害 死 亡 後 遺 障 害 3,000 万 円 傷 害 治 療 費 用 1,000 万 円 疾 病 治 療 費 用 1,000 万 円 契 約 方 法 随 意 契 約 (その 他 ) 支 払 保 険 料 仕 様 書 作 成 593,520 円 無 保 険 事 故 件 数 有 支 払 い を 受 け た 保 険 金 の 額 特 記 事 項 意 見 海 外 医 療 機 関 への 払 込 額 に 相 当 する 額 一 般 財 団 法 人 自 治 体 国 際 化 協 会 海 外 事 務 所 に 長 期 研 修 派 遣 され ている 県 職 員 の 海 外 滞 在 期 間 中 の 傷 害 疾 病 死 亡 等 に 対 応 する ために 県 費 で 保 険 に 加 入 している 海 外 では 国 内 以 上 に 様 々な 危 険 に 遭 遇 するリスクが 高 いこと 傷 害 疾 病 について 医 療 機 関 への 高 額 の 費 用 負 担 が 発 生 する 場 合 への 十 分 な 備 えが 求 められること 自 治 体 国 際 化 協 会 は 海 外 に 赴 任 する 協 会 職 員 について 海 外 旅 行 総 合 保 険 に 加 入 していること 等 を 踏 まえ 本 県 では 自 治 体 国 際 化 協 会 の 保 険 加 入 基 準 を 参 考 に して 同 じ 保 険 会 社 に 県 費 で 加 入 している この 保 険 では テロ 行 為 やエボラ 出 血 熱 等 の 特 定 感 染 症 などに ついても 補 償 対 象 となっている なお 自 治 体 国 際 化 協 会 の 保 険 加 入 基 準 を 超 える 補 償 部 分 につ いては 本 人 が 上 乗 せで 保 険 に 加 入 することができる 長 期 にわたる 海 外 派 遣 中 の 傷 害 疾 病 死 亡 等 に 対 応 するため 利 便 性 の 良 い 海 外 旅 行 総 合 保 険 に 県 費 で 加 入 することは 必 要 と 認 められる 海 外 旅 行 総 合 保 険 の 加 入 について 公 務 災 害 補 償 との 関 係 を 整 理 した 上 で 最 近 の 国 際 情 勢 等 も 踏 まえながら 保 険 内 容 や 保 険 料 の 県 費 負 担 等 保 険 加 入 に 係 る 考 え 方 を 県 として 整 理 する 必 要 がある 職 員 海 外 派 遣 に 係 る 海 外 旅 行 総 合 保 険 の 加 入 について 公 務 災 害 補 償 との 関 係 を 整 理 した 上 で 最 近 の 国 際 情 勢 等 も 踏 まえなが 40

45 ら 保 険 内 容 や 保 険 料 の 県 費 負 担 等 保 険 加 入 に 係 る 考 え 方 を 県 として 整 理 すること (44 ページ) (エ) 修 学 旅 行 生 徒 引 率 修 学 旅 行 総 合 保 険 ( 引 率 教 員 分 ) ( 平 成 25 年 度 ) 所 属 多 度 津 高 校 保 険 契 約 修 学 旅 行 総 合 保 険 ( 引 率 教 員 分 ) 保 険 会 社 等 東 京 海 上 日 動 火 災 保 険 保 険 の 目 的 修 学 旅 行 中 の 事 故 に 対 応 するため 保 険 の 対 象 修 学 旅 行 引 率 教 員 死 亡 後 遺 障 害 1,000 万 円 傷 害 保 険 入 院 日 額 1 万 円 ~10 万 円 保 険 の 種 類 賠 償 責 任 5,000 万 円 補 償 内 容 損 害 保 険 救 援 者 費 用 50 万 円 欠 航 補 償 15,000 円 契 約 方 法 随 意 契 約 (その 他 ) 支 払 保 険 料 10,840 円 (10 名 分 ) 仕 様 書 作 成 無 保 険 事 故 件 数 無 多 度 津 高 校 をはじめ ほぼ 全 ての 県 立 学 校 では 修 学 旅 行 引 率 教 員 分 の 保 険 料 を 県 費 で 負 担 しているが 教 員 の 自 己 負 担 として いる 高 校 が 1 校 あった 保 険 の 補 償 内 容 については 各 学 校 で 依 頼 している 修 学 旅 行 取 扱 業 者 が 取 り 扱 っている 保 険 商 品 の 中 から 選 定 しているため 学 特 記 事 項 校 ごとに 異 なっている 旅 行 総 合 保 険 の 加 入 単 位 として 生 徒 と 教 員 を 合 わせた 参 加 者 全 員 の 一 律 加 入 が 条 件 とされているため 教 員 を 除 外 した 加 入 は できない 保 険 料 を 県 費 負 担 としていることから 修 学 旅 行 中 の 事 故 によ り 傷 害 保 険 金 が 支 払 われた 場 合 の 公 務 災 害 補 償 制 度 との 関 係 を 整 理 しておく 必 要 がある 修 学 旅 行 に 係 る 旅 行 総 合 保 険 について 同 保 険 における 傷 害 保 意 見 険 と 公 務 災 害 補 償 制 度 との 関 係 を 整 理 すること ( 高 校 教 育 課 ) (47 ページ) 41

46 (オ) 航 海 実 習 香 川 丸 遠 洋 航 海 海 外 旅 行 総 合 保 険 ( 平 成 25 年 度 ) 所 属 多 度 津 高 校 保 険 契 約 実 習 船 香 川 丸 遠 洋 航 海 海 外 旅 行 総 合 保 険 保 険 会 社 等 日 本 興 亜 損 害 保 険 保 険 の 目 的 実 習 船 香 川 丸 の 遠 洋 航 海 中 の 事 故 に 備 えるため 保 険 の 対 象 乗 組 員 指 導 教 員 及 び 生 徒 保 険 の 種 類 補 償 内 容 契 約 方 法 傷 害 保 険 死 亡 後 遺 障 害 1,000 万 円 損 害 保 険 一 般 競 争 入 札 傷 害 疾 病 治 療 300 万 円 救 援 者 費 用 300 万 円 (3 名 まで) 支 払 保 険 料 2,139,400 円 (28,150 円 76 名 ) 仕 様 書 作 成 有 保 険 事 故 件 数 無 実 習 船 香 川 丸 の 遠 洋 航 海 実 習 中 の 事 故 や 疾 病 を 補 償 するた めの 保 険 である 予 定 価 格 が 100 万 円 以 上 であるため 一 般 競 争 入 札 で 契 約 相 手 を 決 定 している 香 川 丸 遠 洋 航 海 に 係 る 海 外 旅 行 総 合 保 険 については 修 学 旅 行 引 率 教 員 の 旅 行 総 合 保 険 と 同 様 に 職 員 も 対 象 となっている 長 期 間 の 遠 洋 航 海 では 様 々な 危 険 に 遭 遇 するリスクが 高 いこ 特 記 事 項 と 傷 害 疾 病 について 医 療 機 関 への 高 額 の 費 用 負 担 が 発 生 する 場 合 への 十 分 な 備 えが 求 められること 等 を 踏 まえ 県 費 で 旅 行 総 合 保 険 に 加 入 する 必 要 性 は 認 められる 海 外 旅 行 総 合 保 険 の 加 入 について 公 務 災 害 補 償 との 関 係 を 整 理 した 上 で 最 近 の 国 際 情 勢 等 も 踏 まえながら 保 険 内 容 や 保 険 料 の 県 費 負 担 等 保 険 加 入 に 係 る 考 え 方 を 県 として 整 理 する 必 要 がある 香 川 丸 の 遠 洋 航 海 に 係 る 海 外 旅 行 総 合 保 険 の 加 入 について 公 務 災 害 補 償 との 関 係 を 整 理 した 上 で 最 近 の 国 際 情 勢 等 も 踏 まえ 意 見 ながら 保 険 内 容 や 保 険 料 の 県 費 負 担 等 保 険 加 入 に 係 る 考 え 方 を 県 として 整 理 すること (47 ページ) 42

47 香 川 丸 研 修 航 海 に 係 る 傷 害 保 険 ( 沿 岸 航 海 ) ( 平 成 25 年 度 ) 所 属 多 度 津 高 校 保 険 契 約 実 習 船 香 川 丸 沿 岸 航 海 国 内 旅 行 傷 害 保 険 保 険 会 社 等 損 害 保 険 ジャパン 保 険 の 目 的 実 習 船 香 川 丸 の 研 修 航 海 中 の 事 故 に 備 えるため 保 険 の 対 象 生 徒 体 験 乗 船 者 及 び 一 般 公 開 見 学 者 死 亡 後 遺 障 害 1,000 万 円 保 険 の 種 類 傷 害 保 険 入 院 日 額 3,000 円 補 償 内 容 通 院 日 額 2,000 円 損 害 保 険 救 援 者 費 用 50 万 円 (2 名 まで) 契 約 方 法 随 意 契 約 (3 万 円 未 満 ) 支 払 保 険 料 59,356 円 ( 計 213 名 ) 仕 様 書 作 成 有 保 険 事 故 件 数 無 実 習 船 香 川 丸 の 研 修 航 海 中 の 事 故 や 疾 病 を 補 償 するための 保 険 である 保 険 料 59,356 円 は 平 成 25 年 度 に 実 施 した6 航 海 において 加 特 記 事 項 入 した 傷 害 保 険 の 保 険 料 合 計 額 である 生 徒 体 験 乗 船 者 及 び 一 般 公 開 見 学 者 が 保 険 の 対 象 となってお り 乗 組 員 及 び 指 導 教 員 は 公 務 災 害 補 償 の 対 象 になるため 当 該 保 険 に 加 入 していない 43

48 第 6 監 査 の 意 見 県 は 様 々な 事 故 や 災 害 時 の 損 害 等 のリスクを 想 定 し 万 が 一 の 場 合 の 被 害 者 の 速 やかな 救 済 や 県 の 財 政 負 担 のてん 補 補 償 事 務 負 担 の 軽 減 などを 目 的 に 各 種 保 険 に 加 入 している 保 険 契 約 に 当 たっては 保 険 加 入 の 必 要 性 や 保 険 内 容 を 詳 細 に 検 証 するとともに 競 争 性 の 確 保 を 基 本 に 保 険 者 の 選 定 を 行 うなど 経 済 性 効 率 性 有 効 性 の 観 点 に 立 った 手 続 を 行 うことが 必 要 である 今 回 の 行 政 監 査 において 改 善 を 要 すると 認 められる 事 項 は 以 下 のとおりである なお 各 意 見 欄 下 の[ ]は 本 報 告 書 第 5 監 査 の 結 果 2 保 険 種 別 ごとの 主 な 保 険 契 約 の 概 要 で 保 険 契 約 ごとに 説 明 したページを 示 す 1 個 別 意 見 ア 県 立 美 術 館 等 における 各 種 保 険 について 加 入 の 要 否 保 険 対 象 補 償 内 容 契 約 手 続 等 に 関 する 考 え 方 を 整 理 すること ( 文 化 振 興 課 ) [ ページ] 県 立 美 術 館 等 でそれぞれ 加 入 している 保 険 ( 施 設 賠 償 責 任 保 険 動 産 総 合 保 険 フローター 展 示 一 貫 保 険 )について 保 険 対 象 補 償 内 容 契 約 手 続 等 が 異 なっ ている 県 立 美 術 館 等 における 各 種 保 険 について 加 入 の 要 否 保 険 対 象 補 償 内 容 契 約 手 続 等 に 関 する 考 え 方 を 整 理 する 必 要 がある イ 公 用 車 の 交 通 事 故 について その 原 因 の 分 析 や 職 員 への 注 意 喚 起 などにより 事 故 発 生 の 未 然 防 止 に 引 き 続 き 取 り 組 むこと ( 総 務 学 事 課 警 察 本 部 ) [18 19 ページ] 自 動 車 総 合 保 険 では 保 険 事 故 が 発 生 し 保 険 金 が 支 払 われると 保 険 料 が 増 額 されることがある 交 通 安 全 の 確 保 はもとより 自 動 車 保 険 料 の 支 払 額 を 抑 えるため 保 険 事 故 が 起 こったとき 事 故 原 因 の 分 析 をするとともに 職 員 に 対 して 事 故 情 報 の 提 供 や 事 故 防 止 の 注 意 喚 起 を 行 うことも 必 要 である ウ 職 員 海 外 派 遣 に 係 る 海 外 旅 行 総 合 保 険 の 加 入 について 公 務 災 害 補 償 との 関 係 を 整 理 した 上 で 最 近 の 国 際 情 勢 等 も 踏 まえながら 保 険 内 容 や 保 険 料 の 県 費 負 担 等 保 険 加 入 に 係 る 考 え 方 を 県 として 整 理 すること ( 人 事 行 革 課 ) [40 ページ] 長 期 にわたる 職 員 海 外 派 遣 中 の 傷 害 疾 病 死 亡 等 に 対 応 するため 利 便 性 の 良 い 海 外 旅 行 総 合 保 険 に 県 費 で 加 入 することは 必 要 と 認 められる 44

49 海 外 旅 行 総 合 保 険 の 加 入 について 公 務 災 害 補 償 との 関 係 を 整 理 した 上 で 最 近 の 国 際 情 勢 等 も 踏 まえながら 保 険 内 容 や 保 険 料 の 県 費 負 担 等 保 険 加 入 に 係 る 考 え 方 を 県 として 整 理 する 必 要 がある エ ヘリコプターに 係 る 航 空 保 険 で 公 務 中 の 職 員 が 対 象 に 含 まれるものについ て 同 保 険 における 傷 害 保 険 と 公 務 災 害 補 償 制 度 との 関 係 を 整 理 すること ( 危 機 管 理 課 警 察 本 部 ) [14 15 ページ] ヘリコプターに 係 る 航 空 保 険 の 対 象 である 搭 乗 者 には 救 助 救 急 時 の 被 搬 送 者 のほか 県 職 員 ( 防 災 航 空 隊 員 警 察 官 等 )も 含 まれている 同 保 険 における 傷 害 保 険 と 公 務 災 害 補 償 制 度 との 関 係 を 整 理 する 必 要 がある オ 賠 償 責 任 保 険 の 対 象 でない 未 供 用 区 間 の 道 路 については 事 故 防 止 策 を 徹 底 するよう 引 き 続 き 取 り 組 むこと ( 道 路 課 ) [22 ページ] 道 路 賠 償 責 任 保 険 は 県 が 管 理 する 道 路 において 県 の 設 置 管 理 瑕 疵 に 起 因 す る 事 故 が 発 生 した 場 合 に 負 担 する 賠 償 責 任 による 損 害 をてん 補 するものであり 保 険 契 約 期 間 中 に 新 たに 供 用 された 道 路 も 対 象 道 路 とみなされる しかし 供 用 開 始 前 の 道 路 は 本 保 険 契 約 の 対 象 外 であり この 区 間 で 事 故 が 発 生 し 県 が 賠 償 責 任 を 負 うことになった 場 合 は 補 償 されない 事 故 発 生 後 は 未 供 用 区 間 の 道 路 について 事 故 防 止 策 を 十 分 に 講 ずるようにし ている カ 同 一 施 設 について 県 と 指 定 管 理 者 がそれぞれ 施 設 賠 償 責 任 保 険 に 加 入 してい る 場 合 は 指 定 管 理 者 の 保 険 に 県 を 追 加 被 保 険 者 とすることで 保 険 料 支 出 の 縮 減 ができないか 検 討 すること ( 港 湾 課 ) [23 ページ] 県 では 高 松 港 玉 藻 地 区 港 湾 施 設 内 に 駐 車 場 を 設 置 しており 県 が 施 設 設 置 者 として 賠 償 責 任 を 問 われる 場 合 に 備 えて 同 駐 車 場 を 含 めた 高 松 港 玉 藻 地 区 港 湾 施 設 について 施 設 賠 償 責 任 保 険 に 加 入 し 同 駐 車 場 に 指 定 管 理 者 制 度 を 導 入 した 後 も 引 き 続 き 施 設 賠 償 責 任 保 険 に 加 入 している 一 方 同 駐 車 場 の 指 定 管 理 者 であるシンボルタワー 開 発 株 式 会 社 においても 施 設 管 理 者 として 賠 償 責 任 を 問 われる 場 合 に 備 えて 同 駐 車 場 について 施 設 賠 償 責 任 保 険 及 び 自 動 車 管 理 者 賠 償 責 任 保 険 に 加 入 している 同 一 施 設 について 県 と 指 定 管 理 者 がそれぞれ 施 設 賠 償 責 任 保 険 に 加 入 してい る 場 合 は 指 定 管 理 者 の 保 険 に 県 を 追 加 被 保 険 者 とすることで 保 険 料 支 出 の 縮 減 ができないか 検 討 する 必 要 がある 45