目次 八戸市の財政 とは? 1 1. 八戸市の財政 の作成目的 1 2. 本書が扱う会計区分 1 平成 25 年度の決算はどうだったか? 2 1. 歳入 2 2. 歳出 2 3. 実質収支 2 4. 歳入の内訳 3 5. 歳出の内訳 4 決算はどのように推移してきたか? 6 1. 決算規模の推移 6

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1 八戸市マスコットキャラクター いかずきんズファミリー 平成 27 年 3 月 八戸市

2 目次 八戸市の財政 とは? 1 1. 八戸市の財政 の作成目的 1 2. 本書が扱う会計区分 1 平成 25 年度の決算はどうだったか? 2 1. 歳入 2 2. 歳出 2 3. 実質収支 2 4. 歳入の内訳 3 5. 歳出の内訳 4 決算はどのように推移してきたか? 6 1. 決算規模の推移 6 市政はどのような歳入で賄われているか? 8 1. 歳入 : 主な内訳の推移 8 2. 市税の状況 9 3. 地方交付税の状況 国 県の補助金の状況 その他の主な歳入の状況 21 市の予算はどのように使われているか? 目的別歳出 性質別歳出 各費目の推移 26 八戸市の貯金はどのくらいあるか? 基金の状況 34 八戸市の借金は大丈夫か? 市債の状況 37 指標から見る八戸市の財政 4 1. 経常収支比率 4 2. 財政力指数 実質公債費比率 将来負担比率 44

3 八戸市の財政 とは? 1. 八戸市の財政 の作成目的 八戸市の決算については 毎年度 法律等に基づき決算書などを作成するとともに 市の広報やホームページなどを通してその内容を明らかにしています このたび作成する 八戸市の財政 では 単年度の決算に加え これまでの決算の推移をグラフや図表を用いてできるだけ分かりやすく示すとともに 内容について解説を加えました 経年の推移を捉え その傾向を理解することを通して 私たちの市のお金がどのような分野に使われ その財源がどのように賄われているのか 当市の財政の大まかな姿が新たな角度から見えてきます 本書を通して 八戸市の財政状況についてより理解を深めていただければ幸いです 2. 本書が扱う会計区分 地方公共団体の会計は 一般会計と特別会計に区分されていますが 各自治体によって設置される特別会計も違えば 一般会計が網羅する範囲も違うため 単純な比較ができません このため 総務省が実施する 地方財政状況調査 では 普通会計という共通の基準による統計上の会計区分を設定して 各団体間の財政比較が可能となるようにしています 本書では 特に断り書きのない限り この普通会計を基準としています 普通会計の範囲は 以下のとおり ( 色付き部分 ) です 普通会計 ( 一般行政部門の会計 ) 一般会計 土地区画整理事業 公共用地取得事業 学校給食事業 霊園事業 その他の会計 ( 公営事業会計 ) 企業会計 自動車運送事業 市民病院事業 特別会計 国民健康保険事業 魚市場事業 下水道事業 駐車場事業 中央卸売市場事業 農業集落排水事業 介護保険事業 南郷診療所事業 後期高齢者医療事業 注 決算は円単位ですが 本書では分かり易くするために 四捨五入を基本に億円単位などで表示します 市民一人当たりの数値は 年度末住民基本台帳人口を基準としています ( 平成 25 年度末 237,972 人 ) 表 グラフにおいて 四捨五入の関係から総額と内訳合計額が一致しない場合があります - 1 -

4 平成 25 年度の決算はどうだったか? 1. 歳入 (*1) 983 億 9,812 万円 ( 前年度比 64 億 2,16 万円 6.1% 減 ) 震災復興事業である漁船漁業復興事業費県補助金 ( 4 億円 ) や震災復興特別交付税 ( 18 億円 ) の減などにより 前年度と比較して 64 億 2,16 万円 (6.1%) の減となりました 2. 歳出 949 億 6,661 万円 ( 前年度比 57 億 9,68 万円 5.8% 減 ) 障がい者自立支援給付費などの扶助費や 国の経済対策により交付された地域の元気臨時交付金の積立金が増加したほか 記録的な大雪に伴う除雪経費の大幅な増加があった一方で 給与減額措置による人件費の減や 漁船漁業復興事業費補助金の減などにより 前年度と比較して 57 億 9,68 万円 (5.8%) の減となりました 3. 実質収支 2 億 4,495 万円 ( 前年度比 6 億 4,318 万円減 ) 形式収支 実質収支とは 翌年度に繰り 越すべき財源 C 1 形式収支 (A-B) 2 実質収支 ( 形式収支 -C) 歳入決算額 A 歳出決算額 B 1 形式収支歳入決算総額から歳出決算総額を単純に引いた額です 2 実質収支形式収支から翌年度へ繰越すべき財源を控除したもので 財政運営の良否を判断する上で重要な実質的な決算収支といえます *1 歳入 歳出 / 自治体の収支は 1 年を単位としていますので その年 ( 歳 ) の収入という意味で 歳入 同様に支 出は 歳出 と呼ばれます - 2 -

5 4. 歳入の内訳 歳入の内訳 グラフ 1 は 市税 地方交付税 国庫支出金 県支出金 市債の 5つの歳入科目 (*2) で全体の 8 割超を占めています それ以外では 地方譲与税 地方消費税交付金などの各種交付金 使用料 手数料 その他として前年度からの繰越金や基金等からの繰入金 分担金 負担金や諸収入などが主な歳入の内容となります グラフ 1 歳入決算額の構成 ( 平成 25 年度 ) 決算額 983 億 9,812 万円 市税 31 億 8,84 万円市が課税権の主体である地方税 主な内訳市民税 123 億円固定資産税 153 億円 市税 ( 構成比率 3.7%) 地方交付税 172 億 5,657 万円国税 5 税の一定割合を原資とし 地方公共団体間の財源の不均衡を調整し どの地域においても一定の行政サービスを提供できるよう財源を保障するため 国から地方に交付されるもの 地方譲与税 7 億 1,694 万円自動車重量譲与税や地方揮発油譲与税など 国税として徴収され一定の交付基準に基づいて 地方公共団体に譲与される税 地方譲与金 各種交付金 使用料及び手数料 地方交付税 (17.6%) (.7%) (3.5%) (1.4%) 国庫支出金 (17.8%) 県支出金 (6.9%) 市債 (8.9%) その他 12 億 3,137 万円 (12.5%) 各種交付金 34 億 3,99 万円利子割交付金 配当割交付金 株式等譲渡所得割交付金 地方消費税交付金 ゴルフ場利用税交付金 自動車所得税交付金 国有提供施設等所在市助成交付金 地方特例交付金 交通安全対策特別交付金が含まれる 使用料及び手数料 14 億 168 万円公共施設の使用者や ごみ処理や諸証明発行などのサービスの利用者が その受益の対価として条例に基づき納めるもの 国庫支出金 174 億 6,6 万円国が使途を特定して市町村に交付する資金の総称 生活保護費負担金 52 億円児童手当負担金 25 億円など 県支出金 67 億 9,91 万円県が使途を特定して地方公共団体に交付する資金の総称 私立保育所運営費負担金 1 億円障がい者自立支援給付費負担金 1 億円など 市債 88 億 4,64 万円市が資金調達のために負担する債務のうち その返済が一会計年度を越えて行われるもの *2 歳入科目 / 市の予算や決算は 内容を明らかにするために歳入歳出ともに 款 ( かん ) 項( こう ) 目( もく ) 節 ( せつ ) に分類されています これを予算科目といいます 歳入はその収入の源泉により区分され 例えば 1 款 1 項 1 目 1 節は ( 款 ) 市税 >( 項 ) 市民税 >( 目 ) 個人 >( 節 ) 現年度課税分であり 現年度に課税される個人市民税が計上されます また 歳出の款 項は 目的別に区分されています - 3 -

6 5. 歳出の内訳 歳出の内容を 行政目的別の分類である 目的別歳出 と 経費の経済的性質による分類 である 性質別歳出 の二つの分類で表しました (1) 目的別歳出 グラフ 2 は 目的別歳出の内訳ですが 民生費が全体の 35.6% と最も大きな比率を占めています 予算科目の款に対応した 13 の分野のうち 土木費 総務費 公債費 教育費 衛生費を併せた 6 つの分野で全体の 9 割を占めています 行政は 市町村 都道府県 国が業務を分担しています 原則的には 私たちの生活に身近な業務は 基礎的地方公共団体である市町村が担います また 複数の市町村にまたがる業務で 広域的に行ったほうが能率的な業務は都道府県が 更に広域的な場合は国が担うものとして分担されています 国が示す 国と地方の役割分担 (24 年度決算 ) によれば 民生費 ( 年金関係除く ) は 全体の決算額も大きいのですが 国と地方間では地方のウェイトが高く 都道府県と市町村間では 児童福祉 生活保護に関する事務など市町村が行う社会福祉事務の比重が高いことにより 全国的に市町村の決算で民生費が最も大きな割合を占めています グラフ 2 決算額 949 億 6,661 万円 目的別歳出の構成 ( 平成 25 年度 ) 民生費 337 億 6,633 万円高齢者 児童 障がい者などの福祉の充実などの経費 主な支出児童福祉費 131 億円社会福祉費 73 億円生活保護費 73 億円老人福祉費 58 億円など 民生費 ( 構成比率 35.6%) 土木費 125 億 7,68 万円道路 公園や市街地の整備などの経費 道路橋りょう費 45 億円下水道費 ( 繰出金等 )34 億円区画整理費 19 億円公営住宅費 11 億円公園費 9 億円など 商工費 消防費 農林水産業費 その他 2 億 1,65 万円 土木費 (13.2%) 総務費 (11.1%) 公債費 (1.6%) 教育費 (9.7%) 衛生費 (9.2%) (3.1%) (3.%) (2.4%) (2.1%) 総務費 14 億 9,79 万円庁舎管理 徴税 戸籍 住民基本台帳事務などの経費 公債費 1 億 7,451 万円借入れた市債の返済金 教育費 92 億 4,84 万円学校教育 学校施設整備や文化 スポーツの振興などの経費小中学校費 33 億円学校給食費 2 億円社会教育費 16 億円など 衛生費 87 億 439 万円保健衛生や予防接種などの経費やごみやし尿処理などの経費 商工費 29 億 2,344 万円商工業 観光の振興などの経費 消防費 28 億 9,13 万円消防 防災などの災害対策の経費 農林水産業費 22 億 6,938 万円農業 畜産業 水産業の振興などの経費 - 4 -

7 平成 25 年度の決算はどうだったか? 一方 商工費や農林水産業費は 国と地方の役割分担の中では支出に占める国のウェイト が比較的高く また都道府県と市町村との関係では都道府県のウェイトが高い分野であり 市の歳出に占める割合は低くなっています (2) 性質別歳出 グラフ 3 は 性質別歳出の内訳ですが 扶助費が 236 億円で 歳出全体のほぼ 4 分の 1 となる 24.8% と最も大きな比率を占めています 扶助費に人件費と公債費を加えた義務的経費は 433 億円で 全体の 45.5% を占めます こ の義務的経費の歳出に占める割合を 24 年度決算で類似都市と比較すると 類似都市 5.8% に対し当市は 43.5% であり 主に人件費の比率が低いことにより 7.3 ポイント低くなってい ます グラフ 3 決算額 949 億 6,661 万円 性質別歳出の構成 ( 平成 25 年度 ) 人件費 96 億 3,243 万円職員の給与や市議会議員報酬 各種委員会報酬 特別職給与など 人件費 (1.1%) 扶助費 235 億 5,63 万円社会保障制度の一環として 生活保護法 児童福祉法 老人福祉法等に基づき 被扶助者の生活を維持するために支出される経費 児童福祉費 115 億円生活保護費 68 億円社会福祉費 45 億円など 扶助費 (24.8%) 公債費 1 億 7,451 万円借入れた市債の返済金 公債費 (1.6%) 投資的経費 113 億 7,447 万円社会資本形成となるもので 普通建設事業費や災害復旧事業費などの建設事業費 土木費 58 億円教育費 25 億円農林水産業費 11 億円など 投資的経費 (12.%) 物件費 18 億 8,154 万円賃金 旅費 役務費 委託料などの消費的経費 委託料 63 億円需用費 29 億円賃金 4 億円など 物件費 (11.5%) 補助費等 (11.1%) 繰出金 (11.2%) その他 (8.7%) 補助費等 14 億 9,197 万円各種団体への助成金や一部事務組合への負担金などの経費 一部事務組合負担金 44 億円市民病院への負担金 17 億円など 繰出金 16 億 2,457 万円特別会計に移転されて支出される経費 下水道事業繰出金 35 億円介護保険事業繰出金 25 億円など その他 83 億 3,19 万円維持補修費 ( 市が管理する公共施設などの修繕 維持経費 ) や積立金 ( 特定の目的のために設けられた基金などの積立金 ) など - 5 -

8 決算はどのように推移してきたか? 1. 決算規模の推移 ポイント 当市の歳入歳出決算額は おおむね増加傾向で推移してきました 特に 21 年度以降は経済対策により 23 年度以降は震災復旧 復興事業により一段と増加しています 決算の実質的な収支は おおむね適正規模の黒字額を保っています これまでの歳入歳出決算額の推移 (*3) は グラフ 4 のとおりです 決算規模は 16 年度から 2 年度まで 8 億円台で推移しています 平成 14 年から 19 年までは戦後最長の好景気といわれる時期に当たります 市民税の項目 (P9 1) でも 個人総所得金額が増え 市税収入が増加していることが確認できます また 16 年度から 18 年度までの 3 カ年は 地方財政にとって大きな改革となる三位一体の改革 (*4) が行われた時期に当たります その結果 税源移譲により市税収入が増加しましたが 一方で地方交付税が減少するなど その効果は限定的で決算規模に大きな変化は見られませんでした 21 年度以降の当市の決算規模は 9 億円台となり このうち 年度は初の 1, 億円台となるなど 1 年間で最大 2 億円超 約 3 割増とその規模は大きく拡大しました グラフ 4 ( 億円 ) 1,2 1, 実質収支比率 ( 八戸市 ) 2.4 歳入 ( 通常分 ) 歳入歳出決算額と実質収支比率の推移 歳入 ( 復興分 ) 歳出 ( 通常分 ) 歳出 ( 復興分 ) 5.4 (%) H5 H1 H16 H17 H18 H19 H2 H21 H22 H23 H24 H25 歳入 ( 通常分 ) 歳入 ( 復興分 ) 歳出 ( 通常分 ) 歳出 ( 復興分 ) 実質収支比率 ( 八戸市 ) 実質収支比率 ( 特例市 ) - 6 -

9 平成 2 年 8 月のリーマンショックに端を発する国内景気の悪化低迷に対処するため 国の緊急的な経済対策が数次にわたり行われ 国庫支出金の増額や地方交付税の拡充が図られました また 22 年度末に東日本大震災が発生したことを受け 23 年度からは地方財政計画 (*5) に東日本大震災分が別枠で確保され 国庫補助金である東日本大震災復興交付金や震災復興特別交付税など 震災復旧 復興のための財源が確保されたところです このように 21 年度以降 2 年度との比較で減収となった市税収入が横ばいで推移するなか 主に地方交付税や国庫支出金などの依存財源 (*6) の増加と併せ 経済対策への対応や震災復旧 復興事業などの歳出が増加し 財政規模が拡大しました 次に グラフ 4 で この間の実質収支比率の推移を見てみましょう 実質収支比率とは (*7) 標準財政規模に対する実質収支の割合をいいます 標準財政規模とは その団体の市税 地方交付税 地方譲与税などの一般財源の標準的な大きさを示すものです 地方公共団体は営利を目的として運営されるものではないことから 実質収支の黒字額が多いほど良いといえるものではなく この比率はおおむね 3~5% が望ましいとされています 当市の実質収支比率は 2.1~5.8% の間であり おおむね適正な水準で推移しました また 21 年度以降の数値の上昇は 類似都市 (*8) も同様の傾向を示しており 国の政策を背景とした傾向であることがうかがわれます この実質収支の黒字額分は 翌年度に繰り越され 補正予算の財源として有効に活用されています *3 決算の推移 / 経年比較は 25 年度決算から過去 1 年間 (16 年度 ) の数値を捉えました ただし 八戸市は平成 17 年 3 月 31 日 (16 年度末 ) に旧南郷村と合併しており 16 年度の決算数値は旧八戸市と旧南郷村の合算 ( 純計 ) 数値となっています ( 参考数値として 5 年度 (2 年前 ) 1 年度 (15 年前 ) の旧八戸市の数値も一部に掲載しました ) *4 三位一体の改革 /16 年度から 18 年度の間 小泉内閣の構造改革の大方針である 地方にできることは地方に という理念の下 国庫補助負担金改革 税源移譲 地方交付税の見直しの 3つを一体として行われた改革のことです 同時に 国 地方を通じた行政のスリム化も掲げられ 全体で 4.7 兆円の国庫補助負担金の廃止 縮減 3 兆円の税源移譲 5.1 兆円の地方交付税の削減が行われました *5 地方財政計画 / 地方交付税法に基づき国が作成する 翌年度の地方公共団体の歳入歳出総額の見込額に関する書類です 国の予算編成と併せて 予算に盛られた施策を具体化するために地方財政との調整を図るとともに 地方が標準的な行政水準を確保できるよう その財源を保障する役割があります 地方にとっては 毎年の財政運営の指針となるものです *6 自主財源と依存財源 / 地方公共団体の収入のうち 地方税などの自前の収入を 自主財源 と呼びます 自主財源以外の収入を 依存財源 と呼び 地方交付税 国 県支出金 地方債などがこれに当たります また 国 県支出金や地方債は その使途 ( 使い道 ) が特定されていますので 特定財源 と呼ばれます これに対し 使途が特定されておらず 自治体の意思で自由に使える市税 地方交付税などの収入を 一般財源 と呼びます 地方自治の観点からは 自主財源や一般財源が多い方が望ましいといえます 分類一般財源特定財源 自主財源市税 その他の収入 依存財源地方交付税国 県支出金 地方債 *7 実質収支比率 = 実質収支 / 標準財政規模 1(%) *8 類似都市 / 類似都市の数値は 一般財団法人地方財務協会作成の 類似団体別市町村財政指数表 に掲載 の特例市の平均値です (18 年度以前は同指数表の区分 ( 人口 産業構造等 ) に基づく類似団体 ) - 7 -

10 市政はどのような歳入で賄われているか? 1. 歳入 : 主な内訳の推移 ポイント 歳入の主な内訳は 市税のほか 国から交付される地方交付税や国庫支出金 県から交付される県支出金 いわゆるローンである市債などです 決算は 近年おおむね増加傾向で推移しており 特に 23 年度以降は震災復旧 復興のための財源となる地方交付税 国 県支出金などが増加し 2 年連続で 1 千億円を超えました これまでの推移 グラフ 5 を見ると 17 年度以降 23 年度まで歳入決算額は増加しています 19 年度は税源委譲による市税の増加 21 年度からはリーマンショック後の国の経済対策に伴う地方交付税や国庫支出金の増加 22 年度には扶助費の増加に伴い国庫支出金が増加しました また 23 年度以降は東日本大震災に係る復旧 復興事業が本格化したことから その財源である地方交付税 国 県支出金が増加しました グラフ 5 ( 億円 ) 歳入決算額の推移 1,2 1, その他 市債 8 国 県支出金 132 地方交付税 市税 H5 H1 H16 H17 H18 H19 H2 H21 H22 H23 H24 H25 市税地方交付税国 県支出金市債その他 - 8 -

11 2. 市税の状況 ポイント 市税は自主財源かつ一般財源であり 自分たちのことは自分たちで決めるという 住民自治の原則 からは最も重要で 使用しやすい財源です 市歳入のうちおおむね 3 割台と最も大きな割合を占め 19 年度の 33 億円をピークに 21 年度以降は 3 億円前後で推移しています 主な税目は 市民税 固定資産税 軽自動車税 市たばこ税であり そのうち市民税 固定資産税が大部分を占めています 19 年度は いわゆる三位一体の改革による国の所得税から市民税個人所得割への税源移譲等により税収が大きく伸びましたが その後の景気低迷等の影響で 21 年度以降その増収幅も相殺された状況となっています 当市の市税決算額は 金額の多い順に固定資産税 市民税 市たばこ税 軽自動車税となっています グラフ 6 歳入全体に占める市税の割合は おおむね 3 割台で推移してきました ( グラフ中折れ線グラフ ) しかし 21 年度には 景気低迷等による税収の減少や 経済対策のための国からの補助金等の増加の影響で 更に 23 年度以降は 震災復旧 復興事業のための他の歳入が増加したため 相対的にその割合が低下しました グラフ 6 ( 億円 ) 市税決算額の推移 たばこ税等 14 軽自動車税 2 固定資産税 市民税 (%) H5 H1 H16 H17 H18 H19 H2 H21 H22 H23 H24 H25 市民税固定資産税軽自動車税たばこ税等歳入に占める市税の割合 - 9 -

12 1 市民税について 次に 市税を構成する個々の税の推移を見てみましょう 以下 4 徴収率について ま では 課税と徴収を別に捉え 各税の推移については課税額である 調定額 滞納繰越分を 含まない現年課税分 で表示しています 市税の約 4 割を占める市民税は 個人に課税される個人市民税と企業等に課税される法人 市民税の二つに分けられます 更にそれぞれが均等割と 個人所得や利益に当たる法人所得 に応じて課税される個人所得割と法人税割に区分されます 個人と法人の比率では 個人が 7 8 割を占めており 均等割と所得割 法人税割では 後者の税額が大きいことが グラフ 7 から分かります これまでの推移では 19 年度の個人所得割で 前年度 78 億円から 99 億円へ約 2 億円増 加しています これは いわゆる三位一体の改革により所得税から個人住民税に3兆円規模 の税源移譲が行われ それまでの累進的な税率 から 6 の税率 都道府 県は 4 併せて 1 にフラット化されたことによるものです その後 22 年度にはリー マンショック後の景気低迷による個人所得の落ち込みなどにより減少 24 年度には個人所得 は前年度より更に落ち込んだものの 税制改正における 15 歳以下の年少扶養親族に係る扶養 控除 33 万円 の廃止により 課税額は増加しました 25 年度には 個人所得の上昇に併せ 課税額は上昇しています 一方 法人市民税は 法人税割部分が 19 2 年度に法人所得の伸びにより大きく増加して いますが 21 年度に急減し その後は 2 億円前後で推移しています グラフ7 市民税調定額等の推移 百万円 億円 16, 2,85 2,824 2,813 14, 2,8 個人総所得金額 12, 2,781 2,749 2,783 1, 8, 4,369 法人税割 1,67 2,185 法人均等割 ,788 3,575 1, ,223 2, , ,195 1, , ,65 2,621 6, 9,878 4, 個人所得割 7,299 7,114 9,721 9,517 9,318 8,827 8,933 7,77 9,29 2,615 2,6 2,62 2,579 2,55 2, 2,75 個人均等割 H16 H17 H18 H19 H2 H21 H22 H23 H24 H25 2,5 個人均等割 個人所得割 法人均等割 法人税割 各年度 個人は7月1日現在 法人は3月末現在の調定額 以下 当市の数値は グラフ 12 まで八戸市発行 税務概要 各年度版より 個人総所得金額 億円

13 市政はどのような歳入で賄われているか 2 固定資産税について 固定資産税は 土地 家屋 償却資産の保有と行政サービスの間に存在する受益関係に着 目したもので 資産価値に応じて固定資産の所有者に課税されます その普遍性 応益性 安定性からして最も地方税に適した税目とされており 市税の約 5 割を占め 市民税との比 較でも増減の振れ幅が小さく 安定性が高いことが分かります 当市では 家屋への課税額が最も多く 次いで土地 償却資産となっています グラフ 8 ここ 1 年の間では 億円の間で推移していますが 土地と家屋は 3 年ごとに価格 評価が行われ 近年では評価替えのたびに課税額が減少し その後新家屋の増加などに伴い 増加するサイクルとなっています 直近の評価替えは 24 年度に実施 グラフ8 固定資産税調定額等の推移 億円 億円 18 16, 土地評価額 ,386 償却資産 3 14, ,922 12, ,63 9,979 11,151 9,492 1,5 1 家屋 , 家屋評価額 4,334 4 土地 6 4,551 1, 62 3,9 4, 償却資産評価額1,871 6, 4,119 4,23 4,319 4,11 4,24 4, ,339 2,266 2,265 2,325 2,193 2,463 2,484 2,763 H18 H19 H2 H21 H22 H23 H24 H25 2,227 H16 8, 4, 2 12, 8, , H17 土地 調定 土地評価額 家屋 調定 家屋評価額 償却資産 調定 償却資産評価額 各資産とも免税点以上の金額 また 土地価格の下落修正は評価据置年度も実施 3 市たばこ税と軽自動車税について たばこに対する税金は 国税のたばこ税と 地方税である道府県たばこ税及び市町村たば こ税とがあります 市町村たばこ税は 卸売販売業者等に対して 売り渡し本数に応じて課 税されます 調定額の推移は 16 億円から 21 億円までの幅で 21 年度までは減少傾向です が 22 年度以降増加しています グラフ 9 グラフ 1 で課税のベースとなる売り渡し本数の推移を見ると 一貫して減少を続けて いますが 課税額は税率改正の年度に増加し その後売り渡し本数の減に伴う減少を繰り返 しています 25 年度にも 道府県たばこ税の一部が市町村たばこ税に移譲されたことに伴い 課税額は増加しています 自動車に対する課税は 国税である自動車重量税 都道府県税である自動車税 自動車取 得税 市町村税である軽自動車税があります 軽自動車税は 毎年 4 月 1 日現在の軽自動車 の所有者に課税され 税率は原動機付自転車 軽自動車 小型特殊自動車 二輪の小型自動 車の分類別に設定されています これまでの調定額の推移 グラフ 9 を見ると 3.2 億円か

14 ら 4.3 億円へ 少しずつですが一貫して増加しています その理由は 課税対象のうち軽自 動車の所有台数の増加によるものです グラフ 11 グラフ 9 ( 百万円 ) 市たばこ税と軽自動車税調定額の推移 2,5 2,144 2, 市たばこ税 1,781 1,761 1,783 1,742 1,669 1,67 1,676 1,933 1,93 1,5 1, 5 軽自動車税 H16 H17 H18 H19 H2 H21 H22 H23 H24 H25 市たばこ税 軽自動車税 グラフ 1 ( 千本 ) たばこ売り渡し本数 税率の推移 7, 59, ,258 6, 4,618 4,618 4,618 2,977 2, ,144 52, ,227 ( 円 / 千本 ) 6, 5,262 5, 5, 4, 3, 48, ,173 3,298 3,298 3,298 3,298 49,244 46,21 399,33 2,495 2,19 2,19 2,19 4, 3, 2, 1,412 1,412 1,564 1,564 1,564 1,564 2, 1, 15,386 15,56 16,42 15,51 14,319 14,43 18,211 19,85 24,59 26,229 H16 H17 H18 H19 H2 H21 H22 H23 H24 H25 旧 3 級品以外旧 3 級品旧 3 級品以外税率旧 3 級品税率 1, 16 年度以降の市町村たばこ税税率改正時期 H18.7.1~/H22.1.1~/H25.4.1~

15 市政はどのような歳入で賄われているか? グラフ 11 ( 台数 ) 軽自動車等台数の推移 7, 6, 5, 49,353 53,418 54,831 56,531 58,215 6,65 61,472 62,211 63,663 65,139 4, 3, 2, 1, 9,463 9,527 9,2 8,564 8,24 8,73 7,821 7,52 7,352 7,12 H16 H17 H18 H19 H2 H21 H22 H23 H24 H25 原動機付自転車軽自動車小型特殊自動車二輪の小型自動車 (4) 徴収率について課税額に対し 支払われた額が決算額となりますが この割合を示すのが税の徴収率です 徴収率は歳入確保の観点から 大変重要な数値であるといえます 当市では 16 年度以降 おおむね 92~93% 台で推移しています グラフ 年度まで は類似都市を上回る水準で推移してきましたが 年度は下回りました 震災の影響が あることが推測されます 25 年度には 16 年度以降では最高の数値まで改善しています グラフ 12 (%) 市税徴収率の推移 八戸市 特例市平均 H16 H17 H18 H19 H2 H21 H22 H23 H24 H25 八戸市 特例市 グラフの徴収率は滞納繰越分を含んだ率 現年課税分の場合 例えば 25 年度は 98.3%

16 (5) 市税収入の類似都市との比較総務省発表の 地方財政の状況 (24 年度決算 ) によれば 住民 1 人当たりの税収額を指 数化し 全国の地方公共団体平均を 1 とした場合の青森県の地方税収は 72.6 ポイントに 止まっています 内訳では 個人住民税 ( 個人道府県民税及び個人市町村民税 ) で 63.3 ポイ ント 地方法人二税 ( 法人道府県民税 法人市町村民税及び法人事業税 ) で 64.5 ポイント 固定資産税で 74.4 ポイントでした この差は 主に個人所得 法人の利益 土地家屋等の資 産価値の差の反映であり 県及び県内自治体の自主財源の相対的な弱さを表しています ここで 当市の市税収入の水準を類似都市と比較してみます グラフ 13 は 24 年度決 算における全国の特例市との比較で グラフ横軸の左から 平成 25 年 3 月末時点の人口の多 い都市の順に並べています 類似都市間でも税収金額 ( 棒グラフ ) にバラツキがありますが 棒グラフの分布が右肩下がりになっていることから このバラツキはかなりの程度人口の多 寡に相関関係があることが分かります また 人口 1 人当たりの税収比較 ( 折れ線 ) では 115 千円から 198 千円まで約 2 倍近い 幅があり 当市の人口 1 人当たりの税収 125 千円は低い方に位置しています この人口 1 人当たりの税収を 税目別に特例市の平均値と比較したのが グラフ 14 です 新産業都市指定以来の工業都市という当市の特性から 固定資産税の償却資産が平均を上 回っていますが 個人市民税で 1 人当たり約 1 万円低く また都市計画税等の目的税を賦課 していないことなどで 同じく 1 人当たり約 1 万円の差が生じています 類似都市の平均は 人口 26 万人 税収 387 億円で 当市 (299 億円 ) と比較し 88 億円の税収の差がありますが 単純計算で 36 億円が人口差から 52 億円が 1 人当たりの税収差から生じていることになり ます このうち後者の差は税源の偏在といわれる課題で このままでは行政サービス水準の 決定的な差となってしまいます こうした格差を解消する役割を果たすのが 次項の地方交 付税制度です グラフ 13 ( 百万円 ) 税収類似都市比較 (24 年度決算 ) 1, ( 円 ) 2, 9, 18, 8, 16, 7, 14, 6, 12, 5, 1, 4, 8, 3, 6, 2, 4, 1, 2, 川口市 枚方市 一宮市 吹田市 所沢市 四日市市 春日井市 明石市 長岡市 茨加木古市川市 水戸市 八尾市 福井市 平塚市 富士市 山形市 草松加本市市 佐世保市 寝呉屋市川市 茅ヶ崎市 春日部市 八戸市 宝大塚和市市 厚木市 太田市 つくば市 伊勢崎市 松江市 沼津市 熊上谷越市市 市民税固定資産税その他人口 1 人当たりの税収 ( 円 ) 岸和田市 小田原市 甲府市 鳥取市

17 市政はどのような歳入で賄われているか グラフ 14 税収 人口1人当たりの額 円 個人市民税 6, 八戸市 5, 特例市平均 4, 目的税 都市計画税等 法人市民税 3, 2, 1, 償却資産 固定資産税 土地 固定資産税 家屋 固定資産税 かぶさん しまちゃん

18 3. 地方交付税の状況 ポイント 地方公共団体は 人口 面積 産業など地域によりその姿は様々です こうした違いは 財政において税収の違い 即ち財政力の格差となって表れますが 一方で どの地域でも道路や橋の整備 ごみや下水の処理 福祉サービスや教育など 生活に欠かすことのできない一定の行政サービスを提供していくことが必要となります こうした税源の不均衡を調整し ( これを 財源調整機能 といいます ) どの地域に住む住民にも標準的な行政サービスや基本的な社会資本の提供を可能にするための財源を保障し ( これを 財源保障機能 といいます ) 国から交付されるのが地方交付税です また 地方交付税法第 3 条 2 項には 交付税の交付に当たっては 地方自治の本旨を尊重し 条件をつけ 又はその使途を制限してはならない とあり 国庫支出金などと異なり 各自治体の自主的な判断で使用できる一般財源であることが明確になっています 地方交付税は 普通交付税と特別交付税に区分されます 特別交付税は普通交付税で捕捉されない自治体ごとの特別の財政需要に対し交付されるもので 国の予算上 普通交付税 : 特別交付税 =94:6 とされています 当市の交付税決算は 国庫支出金と並び市税に次ぐ規模であり その財源調整や財源保障の機能面から大変重要な歳入となっています 23 年度からは 震災復興のための特別交付税も加算されています 地方交付税は国の 交付税及び譲与税配付金特別会計 から交付されますが この会計の 入口 となる地方交付税の原資は 国税 ( 所得税 法人税 酒税 消費税 たばこ税 ) の一定割合 ( おおむね 3 割 ) と決められています 一方 自治体に交付される 出口 となる地方交付税の総額は 国の地方財政計画において 地方財政全体の標準的な歳入 歳出の見積りに基づき決定されます この 入口 と 出口 については 原資より交付額が多い 即ち 入口 < 出口 の関係が長年続いており 平成 13 年度からこの収支不足額を国と地方が折半して補てんすることとされ 地方負担分については 特別の地方債である 臨時財政対策債 による補てん措置が講じられ 各自治体が借金をして立て替えをしています 臨時財政対策債は いわば交付税で措置されるべき財源の振替であり 後年度 償還金の全額が普通交付税で手当されます 次に 普通交付税額決定の仕組みについてですが 各自治体の普通交付税は 基準財政需要額 基準財政収入額 で求められます 例示参照 基準財政需要額とは 人口など客観的な指標に基づいて標準的な行政を行った場合に必要となるであろう経費であり 基準財政収入額とは その自治体で標準的に収入されるであろう税収の一定割合 (75%) とされています

19 市政はどのような歳入で賄われているか 普通交付税の仕組み 例示 基準財政 需 要 A市 額 基準財政需要額 1 億円 12 億円 基準財政 収 入 A市 額 4 億円 留保財源 基準財政収入額 6 億円 普通交付税 2 億円 標準税収入 8 億円 当市の 25 年度の地方交付税額は 172 億 5,657 万円で 前年度と比較すると 2 億 2,526 万円 1.5 の減となりました 普通交付税は 139 億 2,226 万円で前年度比 5 億 24 万円 3.5 の減 特別交付税は 2 億 5,61 万円で前年度比 2 億 3,696 万円 13. の増となったほか 震災復興特別交付税が 12 億 7,822 万円で前年度比 17 億 6,18 万円 57.9 の減となりまし た グラフ 15 は 地方交付税の推移ですが 交付税から振り替えられた市債である臨時財政 対策債を含めて表しています グラフ 15 地方交付税の推移 億円 臨時財政対策債 特別交付税 普通交付税 震災復興 特別交付税 H5 H1 H16 普通交付税 H17 H18 H19 H2 H21 H22 H23 臨時財政対策債 H24 特別交付税 震災復興特別交付税 歳入総額に占める地方交付税の割合 歳入総額に占める市税の割合 H25 グラフ中 歳入総額に占める地方交付税の割合 は 交付税総額に臨時財政対策債を加えた額の率

20 国が毎年度見積もる地方財政計画では 14 年度以降 19 年度までの戦後最長の好景気といわれる時期に 税収の増加が見込まれ かつ歳出規模の抑制が続いたことから 地方交付税は対前年度比較で 5% 前後の減少傾向で推移しました グラフ 15 によると 16 年度から 2 年度まで当市の交付税 ( 棒グラフ ) は減少傾向で 金額にして実に 36 億円減少しました 一方 この間の歳入に占める市税の割合 ( 折れ線グラフの上 ) は上昇しており 市税と地方交付税を合わせた歳入総額に占める割合は 16 年度の 53.8% (32.4%+21.4%) を最低としてそれを上回って推移したことから 決算規模が横ばいで推移する中 市税 + 地方交付税で見れば前年度並の一般財源は確保されていたといえます 21 年度以降は 19 年度の税源移譲前の状況近くまで市税収入が落ち込みます (P9) 一方で リーマンショック後の地方財政対策として地方交付税の特例的な加算等が行われたことから 一転して地方交付税 臨時財政対策債とも大きく増加しました 市税と地方交付税を合わせた歳入総額に占める割合を 震災復旧 復興事業の影響のない 22 年度で見ると 52.9% であり 地方交付税の 財源保障機能 が発揮されていることが分かります 23 年度からは 震災復旧 復興のための財源として震災復興特別交付税が加わり 地方交付税は更に増加しました しかし これら近年の増加要因は その性質から臨時的な加算であり 将来はその原因の解消とともに減額の反動が予想されることから 市税収入の動向と併せて注視して行くことが必要となります グラフ 16 は 地方交付税の 財源調整機能 の実際を 類似都市と比較して表したものです 歳入総額に占める市税の割合は 当市が 28.5% 特例市平均が 42.2% と 13.7 ポイント差で当市の比率が大きく下回っています これに対し 地方交付税を加えた後では 当市が 46.9% 特例市平均が 52.9% と その差はあるものの 6 ポイント差まで財政力の格差が解消されており 改めて交付税の財源調整機能の重要性が分かります グラフ 16 歳入総額に占める一般財源の割合 (H24 決算 ) % 1% 2% 3% 4% 5% 6% 7% 8% 9% 1% 八戸市 市税 28.5 地方交付税 18.4 その他一般財源 特例市平均 市税地方交付税その他一般財源特定財源等

21 市政はどのような歳入で賄われているか 4 国 県の補助金の状況 ポイント 基礎自治体である市町村は 自治事務といわれる自分自身の事務のほか 法定 受託事務といわれる国や県が本来果たすべき役割に係る事務も行っています いわば他人の仕事のお手伝いをしていることになりますが これに係る経費の 財源が 委託費 や 負担金 として国や県から支払われます 例えば 国政 選挙の場合 本来は国が果たすべき役割の事務ですが 投開票は市の選挙管理 委員会が行っており この経費は市への国庫委託費として全額国が負担してい ます また 自治事務について公益性の観点から国や県が推し進めたい事業について 奨励的ないし財政援助的な意味をもって交付される 補助金 があります 1 国庫支出金 国は地方公共団体に対して負担金 補助金 交付金 委託金等の各種名称によって支出金 を交付しています これらを総称して国庫支出金と呼んでいます グラフ 17 で決算の推移を見ると 生活保護費 社会福祉費 児童福祉費 児童手当な ど 社会保障関係費に対し国が義務として負担する国庫負担金が最も大きな比率を占めてお り またその額も年々増加傾向にあることが分かります 22 年度には児童 子ども 手当の 対象が それまでの小学生までから中学生まで拡大されたことなどにより 児童手当等負担 金が大きく増加しました グラフ 17 国庫支出金の推移 億円 H H H16 H17 H H22 H23 H24 H H19 H2 H21 生活保護費負担金 社会福祉費負担金 児童福祉費負担金 児童手当等負担金 普通建設事業費等支出金 その他

22 臨時的経費 (*9) である普通建設事業に充てられる国庫支出金は 歳出に連動して増減が大きいほか その他として 2 年度 21 年度は緊急経済対策として実施された定額給付金事業 プレミアム商品券事業などに係る補助金が 23 年度以降は災害廃棄物処理事業費補助金 (36 億円 ) や東日本大震災復興交付金 (26 億円 ) など震災復旧 復興事業に対する補助金が 25 年度には経済対策の一環で交付された地域の元気臨時交付金 (13 億円 ) などが全体額を押し上げています *9 経常的と臨時的 / その名のとおり 経常的収入とは毎年度継続的かつ安定的に確保できる見込みの収入であり 経常的経費とは 毎年持続して固定的に支出される経費のことです 一方 臨時的収入とは 一時的 臨時的に収入されるものであり 臨時的経費とは 一時的 偶発的な行政需要に対応して支出される経費をいいます 経費区分収入経費経常的市税 地方交付税など人件費 扶助費 公債費など臨時的寄附金 地方債など普通建設事業 災害復旧事業など一般に 歳入総額に占める経常的収入が多いほど歳入構造は安定的であるといえますが その収入が経常的経費に多く充てられるほど財政構造は硬直化しているということができます (2) 県支出金国庫支出金とは対象となる事業や範囲が異なる場合もありますが その性格は国庫支出金 の都道府県版といえます グラフ 18 を見ると 通常ベースでは社会保障関係費の財源である負担金の割合が高く かつ増加傾向にあることは国庫支出金の場合と同様です また 東日本大震災復興推進交付 金約 34 億円 (23 24 年度 ) や漁船漁業復興事業補助金約 5 億円 ( 年度 ) など 23~25 年度は災害復旧 復興事業の財源が大きく増加しました グラフ 18 ( 億円 ) 県支出金の推移 H5 H1 H16 H17 H18 H19 H2 H21 H22 H23 H24 H25 社会福祉費負担金児童福祉費負担金児童手当等負担金 国保保険基盤安定 後期高齢者医療等負担金 普通建設費支出金 その他 - 2 -

23 市政はどのような歳入で賄われているか 5 その他の主な歳入の状況 ポイント 市の歳入にはこれまで見てきた歳入の他に 施設の使用やサービス等の利用に際 し受益者負担の観点から徴収する分負担金 使用料 手数料などのほか 諸収入 や基金からの繰入金 昨今 ふるさと納税 1 が話題となっている寄附金な どの歳入があります これらの歳入は 市税や地方交付税などに比較すると その規模は大きくありま せんが 市の財政運営における貴重な財源となっています 分担金及び負担金 使用料 手数料は それぞれ約 13 億円前後で推移しています グラフ 19 分担金及び負担金の主な内訳は 私立保育所を利用する保護者が負担する保育料が約 12 億円とその大半を占めています 使用料 手数料では 市営住宅の入居者が負担する使用料が約 6 億円 ごみの収集処理 有 料ごみ袋など や埋立処分の手数料が約 3 億円のほか 各種公共施設の使用料や税や住民票な どの証明手数料となっています 諸収入は 他の歳入科目に含まれない収入をまとめたもので 主な内訳は 貸付金に係る返 済金元利収入のほか 小中学校の学校給食の保護者負担金 25 年度 11 億円 や高齢者等のバ ス特別乗車証の負担金 25 年度 7 千万円 などです このうち 貸付金の元利収入は年度間の 増減が大きく 年度 2 21 年度がそれぞれ 5 億円を超えたのは 市民病院貸付金や 中小企業の経営支援のための保証制度貸付金の元利収入が増加したためです グラフ 19 その他 主な収入の推移 億円 諸収入 使用料 手数料 14 2分担金及び 1214 負担金 1 9 H5 H H H17 H18 分担金及び負担金 H19 H H21 使用料及び手数料 1313 H22 H H H25 諸収入 1 ふるさと納税 この制度は 都道府県 市区町村に寄附をすると 寄附金のうち 2 千円を超える部分について 一定の上限まで所得税 個人住民税から全額が控除される制度です 自分の生まれ故郷など どの自治体に対 する寄附金も対象となります 当市でもホームページなどを通して 震災復興 防災 産業振興 文化芸術の振 興など様々な分野への寄附を呼びかけています これまで 全国の沢山の方々から貴重な寄附を頂戴しました ふるさと寄附金のこれまでの実績 H2 H21 H22 H23 H24 H25 件数 金額 千円 5,474 7,628 4,86 14,254 12,79 31,

24 市の予算はどのように使われているか 1 目的別歳出 目的別分類とは 目的別分類は 地方公共団体の経費をその行政目的によって 議会費 総務費 民生費 衛生費 労働費 農林水産業費 商工費 土木費 消防費 教育費等に 分類することであり 予算及び決算の科目である款の区分を基準にしています この行政目的別予算は 言い換えると市の組織区分である各部ごとの大まかな予 算の比重を知ることができる分類であって 予算を議会で審議する場合などには 重要な意義を有しています ここでは 最も大きな分類である款の区分により 決算の推移を見てみましょう グラフ 2 の決算の推移では 土木費が最も多い時期がありましたが 7 年度以降民生費 が最も大きな比率を占め 16 年度以降も扶助費や介護保険特別会計 後期高齢者医療特別会計 注 への繰出金の増の影響で増加しています また 東日本大震災に係る災害廃棄物処理事 業費 注 が 民生費の災害救助費として 年度ともに 25 億円支出されています 注 後期高齢者医療特別会計への繰出金 災害廃棄物処理事業費は 一般会計上は衛生費で計上されてい ますが 普通会計上の処理として民生費で区分しています グラフ 2 目的別歳出の推移 億円 1,1 8 1, その他55 公債費92 6 教育費 土木費 衛生費74 民生費 農林水産業費 総務費 H5 H1 H16 H17 H18 H19 H2 H21 H22 総務費 民生費 H24 H 衛生費 農林水産業費 土木費 教育費 154 H23 公債費 その他

25 グラフ 21 は 16 年度を起点にした増減の推移ですが 民生費以外では 総務費 農林水産業費を除き ほぼ横ばいで推移しています 総務費は 23 年度 東日本大震災復興交付金基金 震災復興基金積立金が増えたことにより 農林水産業費は 16 年度は八戸平原地区国営土地改良事業負担金の影響で例年より増えており 17 年度以降は横ばい 22 年度以降は HACCP 対応型魚市場整備事業や漁船漁業復興事業により増加しました その他区分の 24 年度の増は H ACCP 対応型魚市場などの災害復旧費の増が主な内容です グラフ 目的別歳出の推移 H16 H17 H18 H19 H2 H21 H22 H23 H24 H25 平成 16 年度を 1 としたときの指数 総務費 民生費 衛生費 農林水産業費 土木費 教育費 公債費 その他 グラフ 22 は 一般財源の目的別歳出に対する充当状況で 市の歳入である一般財源が どのような目的の経費に使われたかを割合で表しています 16 年度以降 民生費が最も大きな割合を占め かつ増加傾向です 続く公債費は 支出規模は 4 番目ですが 償還時の特定財源がないため 一般財源の充当は 2 番目に多くなっています グラフ 22 1% 一般財源充当額の目的別構成比の推移 その他 % 公債費 % 7% 教育費 消防費 % 土木費 % 商工費 % 農林水産費 3.7 衛生費 % 14.6 民生費 % 1% % 総務費 H5 H1 H16 H17 H18 H19 H2 H21 H22 H23 H24 H25 総務費民生費衛生費農林水産費商工費土木費消防費教育費公債費その他

26 2 性質別歳出 性質別分類とは 性質別分類は 経費をその経済的性質を基準として 人件費 物件費 維持補修費 扶 助費 補助費等 普通建設事業費 災害復旧事業費 公債費 積立金 投資及び出資金 貸付金 繰出金等に分類することであり 財政分析手法として重要とされています 地方公共団体の経費の構造をみる場合 この性質的分類をもとに 義務的経費 11 投資的経費 その他の経費 に分類する方法があります 義務的経費 人件費 扶助費 公債費 投資的経費 普通建設事業費 災害復旧事業費 失業対策事業費 その他の経費 物件費 補助費等 繰出金等上記以外の経費 グラフ の推移では 扶助費は増加 公債費は横ばい 人件費は減少傾向であり 扶助費の増が人件費の減を上回った結果 義務的経費としては増加傾向となりました 投資的経費は 5 年度 1 年度には扶助費を上回っていました 16 年度以降は 1 億円以下 で推移 21 年度以降は 新規施設の整備や震災復旧 復興事業等により 1 億円超へ増加して います またその他の経費では 21 年度は国の経済対策による交付金を原資とした地域活性化公共投 資基金積立金の増により 23 年度は国 県支出金や特別交付税を原資とした震災復興基金 東 日本大震災復興交付金基金の積立金の増により 臨時的に増加しました グラフ 23 性質別歳出の推移 億円 1,1 1, その他55 繰出金59 6 補助費等 人件費 H16 H17 H18 H19 H2 H21 H22 H23 H24 H25 物件費 投資的経費 公債費92 2 扶助費 H5 H1 人件費 扶助費 公債費 投資的経費 物件費 補助費等 繰出金 その他 113

27 市の予算はどのように使われているか? グラフ 24 性質別歳出の推移 H16 H17 H18 H19 H2 H21 H22 H23 H24 H25 平成 16 年度を 1 としたときの指数 人件費扶助費公債費投資的経費 物件費補助費等繰出金その他 グラフ 25 は 一般財源の性質別歳出に対する充当状況です 25 年度でその割合を見ると 公債費と補助費等が 16.5% と最も大きな割合を占め 以下 繰出金 (16.1%) 人件費 (15.7%) 物件費 (12.7%) の順で 扶助費は 1.9% 投資的経費は 4.2% であるなど 歳出割合とは様変わりします これは 扶助費や投資的経費は特定財源である国 県支出金や市債が充当される一方で 公債費を始めとしたその他の経費は特定財源が少なく 一般財源で賄われていることによるものです このうち投資的経費については 整備時に充てられる一般財源は少ないものの 代わりに財源となる市債については 将来の公債費負担の影響に注意が必要です グラフ 25 1% 9% 繰出金 % 補助費等 % 6% 物件費 % 投資的経費 % 公債費 % 2% その他 扶助費 一般財源充当額の性質別構成費の推移 人件費 % その他の経費 投資的経費 義務的経費 % H5 H1 H16 H17 H18 H19 H2 H21 H22 H23 H24 H25 人件費扶助費公債費投資的経費物件費補助費等繰出金その他

28 *11 義務的経費 / 義務的経費は地方公共団体の歳出のうち その支出が義務づけられて任意に節減できない経費であり 硬直性の強い経費です 歳出のうち経常的経費とされる人件費 物件費 維持補修費 扶助費 補助費等 公債費の 6 費目は広い意味で義務的経費の範疇に入るとされますが その中でも 人件費 扶助費 公債費の3 費目が厳密な意味での義務的経費とされています これら義務的経費の歳出全体に占める割合が大きくなるほど 他の経費に予算を割く事ができなくなるなど 財政構造の弾力性が失われることになります 3. 各費目の推移 以下 各性質別費目について より詳しく推移を見てみましょう (1) 人件費の推移人件費は 市職員の給与 退職手当 共済負担金が主な内容ですが その他に議員報酬 各種委員報酬 特別職給与などが含まれます 義務的経費の一つであり また 主に一般財源で賄われる経費であることから 歳出に占 める比率が増加することは 財政構造の硬直化を招くものとされています 当市では 行財政改革の一環として 職員給与の適正化や事務の合理化及び業務の民間委 託などを進めることで 適正な定員管理に努めてきました その結果 歳出全体に占める人 件費の割合は 15% 台から 1% 台へと減少しており 金額も 13 億円台から 1 億円を下回 る水準へと減少しています グラフ 26,27 類似都市との比較でも歳出に占める割合は低くなっています グラフ 26 ( 億円 ) 人件費の推移 その他 11 1 歳出に占める率 退職金 12 共済負担金 16 職員給 (%) H5 H1 H16 H17 H18 H19 H2 H21 H22 H23 H24 H25. 職員給共済負担金退職金 その他歳出に占める率特例市平均

29 市の予算はどのように使われているか? グラフ 27 ( 人 ) 職員数の推移 1,6 1,4 1,2 1, ,55 1,451 1,343 1,36 1,278 1,246 1,226 1,24 1,28 1,174 1,146 1,143 H5 H1 H16 H17 H18 H19 H2 H21 H22 H23 H24 H25 (2) 扶助費の推移扶助費は 社会保障制度の一環として 被扶助者の生活を維持するために支出される経費です 主な内容は 生活保護費のほか 児童福祉費では私立保育所運営費や児童手当 児童扶養手当 社会福祉費では障がい者福祉に係る各種サービス費となっています 国 県支出金が財源となる場合が多いのですが 義務的経費の一つであり 歳出に占める比率が増加することは 財政構造の硬直化を招くものとされています 当市では 16 年度以降 歳出全体に占める比率が 19% から 24.8% へ つまり歳出全体の 4 分の 1 へ増加し 金額も 162 億円から 236 億円へと 74 億円増加しました グラフ 28,29 その主な理由は 生活保護費は被保護者の増加により 児童福祉費は 22 年度に児童 ( 子ども ) 手当の給付対象が中学生まで拡充されたことに伴い 社会福祉費は法改正に伴う障がい者福祉サービスの拡充に伴い それぞれ増加したためです また 類似都市の歳出に占める扶助費の割合も 当市と同様の傾向を辿っており 扶助費の増加は全国的な傾向であることがうかがわれます グラフ 28 ( 億円 ) 扶助費の目的別内訳の推移 歳出に占める率 その他 生活保護費 児童福祉費 79 社会福祉費 H5 H1 H16 H17 H18 H19 H2 H21 H22 H23 H24 H25 (%) 社会福祉費児童福祉費生活保護費その他歳出に占める率特例市平均

30 グラフ 扶助費の目的別決算額の推移 社会福祉費 167 児童福祉費 145 生活保護費 その他 97 H16 H17 H18 H19 H2 H21 H22 H23 H24 H25 社会福祉費児童福祉費生活保護費その他 平成 16 年度を 1 としたときの指数 (3) 投資的経費の推移投資的経費とは 普通建設事業費 災害復旧事業費 失業対策事業費を合わせた呼称です このうち大部分を占める普通建設事業費は 道路 橋りょう 河川等の公共土木関連施設 学校等文教施設 農林水産施設 公営住宅 公民館 庁舎等の公共用又は公用施設の新設 増設 改良事業費及び用地等の取得費など 建設事業に要する経費です これまでの推移を示す グラフ 3,31 によれば 25 年度は前年度より減少しましたが 16~2 年度はほぼ横ばい 21 年度より増加傾向でした この理由は 是川縄文館 八戸ポータルミュージアム ごみの新処分施設 HACCP 対応型魚市場などの新たな施設整備のほか 小中学校の耐震化工事や建替えなどを進めてきたためです 歳出に占める割合を類似都市と比較して見ると 5 年度からの減少とその後横ばいの推移は同様の傾向ですが 22 年度以降は事業費の増に併せて当市が若干上回っています この間の主な普通建設事業は次のとおりです 南郷文化ホール 9 億円 (17~19 年度 ) 是川縄文館 25 億円 (17~23 年度 ) 一般廃棄物最終処分場 48 億円 (17~25 年度 ) 西母袋子線道路改良事業 29 億円 (17~25 年度 ) 八戸ポータルミュージアム 43 億円 (18~22 年度 ) HACCP 対応型魚市場 51 億円 (19~25 年度災害復旧費含む ) 小中学校耐震化事業 66 億円 (2~23 年度 ) 柏崎小学校建設 18 億円 (21~23 年度 ) 小中野公民館建替 5 億円 (24~26 年度 ) 八戸ポータルミュージアムはっち 外観地域の魅力を発信する文化観光交流施設 市民が地域づくりに参画する活動が評価され グッドデザイン賞 文化庁長官賞 43 回デーリー東北賞などの賞を受賞しています (23 年 2 月オープン )

31 市の予算はどのように使われているか? 普通建設事業費は 地域社会の発展のために最も積極的で効果的な事業とされています しかし一方で 稼働率や利用率が著しく低い場合や 整備効果が少ない施設整備は 私たちの受益に見合わない維持管理費や公債費の負担を招くことになります また近年 既存施設の老朽化対策と 将来の人口減少を見据えた経営的観点からの施設の統廃合などの対策が必要との認識が全国的に高まっています 今後は こうした観点をより踏まえた整備が求められます グラフ 3 ( 億円 ) 18 災害復旧費等 単独事業費 歳出に占める率 補助事業費 投資的経費の推移 H5 H1 H16 H17 H18 H19 H2 H21 H22 H23 H24 H25 補助事業費 単独事業費 災害復旧費等 歳出に占める率 特例市平均 (%) グラフ 31 ( 億円 ) 普通建設事業費の目的別決算額の推移 その他 25 衛生費 1 農林水産業費 19 教育費 土木費 H5 H1 H16 H17 H18 H19 H2 H21 H22 H23 H24 H25 土木費教育費農林水産業費衛生費その他

32 (4) 物件費の推移物件費とは 人件費 維持補修費 扶助費 補助費等以外の消費的性質の経費の総称で 委託料や消耗品費などの需用費のほか 職員の出張等に係る旅費や 書類等の郵便料である 通信運搬費等の役務費 OA 機器の借上料などの使用料及び賃借料などです グラフ 32 を見ると 当市では 17 年度以降ほぼ横ばいで推移してきましたが 23 年度 から委託料が大きく増加しました その理由は 東日本大震災で生じた災害廃棄物に係る処 理委託料が 年度ともに 25 億円の支出があったほか 震災等緊急雇用対応事業である 緊急雇用創出事業等の増加によるものです また 歳出全体に占める割合は 9~12% 台で推移し 類似都市との比較では 22 年度までは 低い水準で 震災の影響分のある 23 年度以降では同水準となっています 22 年度まで低い 水準なのは ごみ処理や消防業務などを 八戸地域広域市町村圏事務組合 (*12) で行って おり これらに係る物件費が 組合への負担金として補助費等の分類で支出されていること が 主な理由として考えられます グラフ 32 ( 億円 ) 物件費の推移 歳出に占める率 (%) その他 15 委託料 需用費 H5 H1 H16 H17 H18 H19 H2 H21 H22 H23 H24 H 需用費委託料その他歳出に占める率特例市平均 *12 一部事務組合 / 地方公共団体は 普通地方公共団体と特別地方公共団体に大別されます 前者には 都道府県や市町村が 後者には 地方公共団体の組合である一部事務組合が含まれます 八戸市では 昭和 46 年に周辺 6 町 1 村と一部事務組合を設立し 消防 し尿処理 ごみ処理 介護認定審査などを共同処理しています 例えば 1つのごみ処理施設を共同利用することで 隣接する自治体それぞれがごみ処理施設を整備するといった無駄を省くことができます (5) 補助費等の推移補助費等は 他団体や他会計に支出される負担金や補助金のほか 謝礼等の報償金や 公 用車に係る自動車重量税等の公課費などが含まれます その主な内容は 八戸地域広域市町村圏事務組合への負担金 八戸市民病院への負担金 八戸市営バスへの補助金や民間バス事業者への負担も含めた高齢者等バス特別乗車証負担金 - 3 -

33 市の予算はどのように使われているか? 公益上の必要性の観点から行う各種団体や企業への補助金などです グラフ 33,34 でこれまでの推移を見ると 2 21 年度に一時的に増加しています これは 国が緊急経済対策として進めた定額給付金給付事業や プレミアム付商品券発行事業による臨時的な増加です その後は 主に八戸地域広域市町村圏事務組合への負担金が 組合の公債費の償還が進んだことなどにより減少したため 24 年度まで減少傾向にありました また 歳出全体に占める割合は 1~16% 台で推移し 類似都市比較では高い水準にあります その理由は ごみ処理や消防事業などを直接市が行った場合は 人件費や物件費 公債費などに分類される経費が 広域事務組合への負担金として補助費等で支出されていることが 主な理由として考えられます グラフ 33 ( 億円 ) 補助費等の推移 (%) H5 H1 H16 H17 H18 H19 H2 H21 H22 H23 H24 H25 八戸地域広域市町村圏事務組合負担金 企業会計への負担 ( 市民病院 ) バス事業への負担 補助交付金 その他負担金等 歳出に占める率 特例市平均. グラフ 補助費等の推移 企業会計への負担 ( 市民病院 ) 122 補助交付金 14 バス事業への負担 平成 16 年度を 1 としたときの指数 2 八戸圏域広域市町村圏事務組合負担金 71 その他負担金等 66 H16 H17 H18 H19 H2 H21 H22 H23 H24 H25 八戸地域広域市町村圏事務組合負担金企業会計への負担 ( 市民病院 ) バス事業への負担 その他負担金等 平成 16 年度を 1 としたときの指数 補助交付金

34 (6) 繰出金の推移繰出金とは 一般会計と特別会計 (*13) 間において支出される経費のことです 各特別 会計には 各事業が提供するサービス等の受益者が負担する特定の歳入がありますが 例え ば下水道事業における雨水の処理に要する経費などは 受益の範囲が特定できず下水道使用 料に転嫁できないため 一般会計が負担するべき経費とされています また 介護保険のよ うに 介護保険給付費の 12.5% を市町村が負担するものと法律で定められている事業もあり 義務的経費の色合いが強い経費が含まれています 当市では 下水道事業特別会計への繰出金が最も多く その他国民健康保険 介護保険 後期高齢者医療の各特別会計への繰出金で全体の 9 割強を占めています グラフ 35 これまで 歳出に占める割合は 1~11% 台で推移していますが 介護保険 後期高齢者医 療など主に高齢者に係る社会保障費関係の繰出金が 給付対象者の増加等に伴い増えている ことから 16 年度の 96 億円から 16 億円へと増加傾向にあります グラフ 36 また 歳出全体に占める割合を類似都市と比較すると 当市が若干高めではありますが 有意な差とはなっていません 高齢者医療については 2 年度より現在の後期高齢者医療制度に移行しました また 一般会計が後期 高齢者医療広域連合に対して負担する療養給付費負担金を含んだ額としています グラフ 35 ( 億円 ) 繰出金の推移 その他 介護保険事業 後期高齢者医療事業 国民健康保険事業 下水道事業 (%) H5 H1 H16 H17 H18 H19 H2 H21 H22 H23 H24 H25. 下水道事業国民健康保険事業後期高齢者医療事業介護保険事業 その他歳出に占める率特例市平均

35 市の予算はどのように使われているか グラフ 36 後期高齢者 医療事業 212 繰出金の推移 介護保険事業 国民健康 保険事業 88 下水道事業 85 その他 H16 H17 下水道事業 H18 H19 国民健康保険事業 H2 H21 H22 後期高齢者医療事業 H23 H24 介護保険事業 H25 その他 平成 16 年度を 1 としたときの指数 13 一般会計と特別会計 一般会計は 地方公共団体の中心をなす会計で 行政運営の基本的な経費を網羅 しています しかし 現在のように行政の活動範囲が広範多岐にわたってくると 単一の会計ではその内容が複雑と なり 内容も理解しにくくなるため 特別会計を設置できることとなっています 特別会計は 特別な事業を行う場 合 その他特定の歳入をもって特定の歳出に充て一般の歳入歳出と区別して経理する必要がある場合に 条例 でこれを設置することができます 八戸市では 国民健康保険特別会計 土地区画整理事業特別会計 下水道 事業特別会計 介護保険特別会計 後期高齢者医療特別会計など 13 の特別会計を設置しています こかぶくん こうみちゃん

36 八戸市の貯金はどのくらいあるか? 1. 基金の状況 基金のポイント 地方公共団体は 条例の定めるところにより 特定の目的のために基金を積み立てることができ 任意に設置することができることとされています これを家計にたとえると 貯金 に当たります その中でも 財政調整基金 は 法律で設置が義務付けられている年度間の財源の不均衡を調整するための基金です 不況による大幅な税収減や災害の発生等による思わぬ支出の増加の際は取り崩し 財源に余剰が生じた際はこれをその年度で使ってしまうのではなく 将来に備えて積み立てておくための基金です その他に当市では 市債償還に充てられる 市債管理基金 のほか 社会福祉 都市緑化 国際交流 市民協働 南郷区振興 奨学金などの目的のために 2 の特定目的基金 (25 年度末 ) を設置しています 23 年度には 震災復興基金 東日本大震災復興交付金基金 の 2 基金が新たに設置されました 基金の原資ですが 財政調整基金と市債管理基金は各年度に生じた財源の余剰を後年度の負担への備えとして積み立てており その他の特定目的基金は主に寄附金が原資となります また 震災復旧 復興のための 2 基金は国や県からの補助金も原資となっています 基金を取り崩す際は歳入予算に 基金繰入金 として 積み立てる際は歳出予算に 基金積立金 として計上されます 基金残高は 近年増加していますが 震災関連基金など特殊で臨時的なものを除いて類似都市と比較すると 決して十分な 貯金 であるとはいえません 25 年度末の基金残高は 153 億 8,616 万円で 前年度末に比較して 18 億 5,49 万円の増加となりました 過去の推移 グラフ 37 では 16 年度以降 4 億円台の横ばいで推移してきましたが 2 年度から少しずつ増加し始めました 25 年度までの間で 財政調整基金及び市債管理基金は 31 億円から 8 億円へと約 2.5 倍に増加しました また その他の特定目的基金では 21 年度 22 年度は国の経済対策等による交付金をプールした 地域活性化公共投資基金 等の設置により一時的に増加し 23 年度以降は震災復旧 復興関係の基金の増加が著しくなっています この結果 基金全体としては 16 年度末の 45 億円から 25 年度末の 154 億円へと 19 億円の増 約 3.5 倍となりました ( 震災復旧 復興関係の基金を除くと 25 年度末残高は 111 億円 16 年度との比較で 66 億円の増 約 2.5 倍です ) しかし このように確かに基金残高は増加していますが 例えば基金規模を決算規模と

37 比較してみると 財政調整基金と市債管理基金の残高の歳出決算額に対する割合 グラフ 37 ( 折れ線グラフ ) は 25 年度末 8% で 5 年度並みの水準に戻ったという見方もできます また 25 年度歳入決算額を年 6 万円の収入のある世帯にたとえると 全ての貯金 ( 基金 ) を併せて 残高は約 95 万円という計算になります グラフ 37 ( 億円 ) 基金残高の推移 (%) 8 12 特定目的基金合計 ( 震災分除く ) 市債管理基金 財政調整基金 特定目的基金 ( 震災分 ) H5 H1 H16 H17 H18 H19 H2 H21 H22 H23 H24 H25 財政調整基金 市債管理基金 特定目的基金合計 ( 震災分除く ) 特定目的基金合計 ( 震災分 ) 歳出決算額に対する基金 ( 財調 + 市債 ) の割合 グラフ 38 は類似都市との比較ですが 財政調整基金及び市債管理基金の合計では当市が若干上回っているものの 基金全体では類似都市の平均水準を下回っていることが分かります 更に当市の特殊事情であり臨時的な基金である震災復旧 復興関係の基金を除いた場合 (111 億円 ) は 類似都市平均の 3 分の 2 の水準に止まることになります グラフ 38 基金残高 (H25 末 ) 類似都市比較 ( 億円 ) 八戸市 財政調整基金 36 市債管理基金 44 その他特定目的基金 31 特定目的基金 ( 震災分 ) 43 特例市平均 財政調整基金市債管理基金その他特定目的基金特定目的基金 ( 震災分 )

38 さて 基金のうち財政調整基金や市債管理基金については 適正規模についての一般的基準はありませんが その原資は主にこれまでの世代の負担であることから 受益と負担の関係を考慮すると 残高が多ければ良いというものではありません 通常当初予算の編成時は 一般財源の大部分を占める市税や地方交付税などの歳入については 不足が生じないよう見積もるため 当市の場合 両基金からの繰入金を計上しながら予算編成をし 年度内に財源の余剰が生じた場合は 翌年度以降の財政運営に備えて当該取崩額を積み戻すよう努めています グラフ 39 は 両基金の積立額と取崩額の推移を示したものです 当初予算編成において 16 年度以降は 両基金併せて毎年 1 億円以上の取り崩しをしてきましたが 両基金残高が 3 億円台だった時期は 余裕のない財政運営であったといえます 25 年度末の残高は約 8 億円となり その時期と比較すると相対的に余力が高まりましたが 今後も市税や地方交付税などの歳入の動向や 大規模な事業などによる臨時的な歳出の増加などの将来の財政負担を見据えながら 円滑な財政運営が可能となるよう基金の活用と維持に努めていきます グラフ 39 ( 億円 ) 基金積立額と取崩額の推移 H5 H1 H16 H17 H18 H19 H2 H21 H22 H23 H24 H25 財政調整基金積立額財政調整基金取崩額市債管理基金積立額市債管理基金取崩額

39 八戸市の借金は大丈夫か? 1. 市債の状況 地方債制度のポイント 自治体の経費の中には 将来の住民に経費の一部を負担してもらっても良いものがあります 例えば 道路や公園 学校や公民館などの整備費の負担は 将来の住民もその施設を利用することができることから 負担の公平の観点から合理的といえます このような考えから財源を調達するのが地方債 ( 市の歳入科目では 市債 ) です 将来の住民も利用するということが 地方債が認められる根拠ですので 単なる赤字の埋め合わせに使うことは 原則認められていません 地方債の仕組みは 個人がローンを借りて住宅を建設するのと似ています 実際 政府系金融機関のほか 市中銀行からも借り入れしています ただ 個人の場合は土地や住宅が担保となりますが 自治体の場合は 将来の課税権が担保となると考えられています 地方債は 上手く活用することで当座は少ない資金で大きな仕事ができるメリットがある反面 むやみに頼るとその返済が将来の財政を圧迫することになります そのため 地方債は予算で定めることとされており 議会のチェックを受けなければならないほか 県と協議し同意を得ることが必要とされています また借金の比率が高く財政状況の良くない自治体は 協議ではなく許可を受けなければならないとされており 財政悪化への歯止めが掛けられる仕組みとなっています 当市の近年の状況は 市債残高 返済額である公債費ともに ほぼ横ばいで推移しており 財政を悪化させる状況にはありません 大規模な公共施設などの建設事業を行う場合のほか 道路や学校などの既存の施設の改修工事は 通常多額の費用を必要とするため 市ではその財源を賄うために市債の借入れを行っています 市債には財源を賄うほかに 将来その施設を利用する人にも整備費の一部を負担してもらうという機能 ( 世代間負担の公平 ) もあり 施設の耐用年数等に応じて 15~2 年程度の長期間にわたり その借入金の返済をしています 平成 25 年度の市債借入額は 88 億 4,64 万円で 年度末の市債残高は 957 億 6,777 万円となりました グラフ 4 では 16 年度以降 借金の返済である公債費 ( 棒グラフ左 ) は 1 億円前後のほぼ横ばいで推移しており 年々財政運営を圧迫している状況にはありません 一方 借入金である市債は 69 億円から 111 億円の間で増減しています 近年では 是川縄文館 八戸ポータルミュージアム HACCP 対応型魚市場などの新規施設整備や 学校施設耐震化事業を実施したこと また地方交付税の振替である臨時財政対策債 (*14) が増加した

40 H5 諸費 H1 諸費 H16 諸費 H17 諸費 H18 諸費 H19 諸費 H2 諸費 H21 諸費 H22 諸費 H23 諸費 H24 諸費 H25 諸費 ことに伴い 年度に借入額が増加しましたが その他の年度は元金の返済が借入額を上 回り返済が進んだことで 16 年度以降市債残高は 976 億円から 958 億円へと減少しています グラフ 4 ( 億円 ) 公債費と市債借入額の推移 公債費 ( 利子 ) 37 市債残高 公債費 ( 元金 ) 市債借入額 ( 臨時財政対策債 ) 市債借入額 ( その他 ) ( 億円 ) 1, H5 H1 H16 H17 H18 H19 H2 H21 H22 H23 H24 H25 公債費 ( 元金 ) 公債費 ( 利子 ) 市債借入額 ( その他 ) 市債借入額 ( 臨時財政対策債 ) 市債残高 4 グラフ 41 は 市債残高を臨時財政対策債とその他の投資的経費に充てられた市債に区分したものです 投資的経費に係る市債残高は 865 億円から628 億円へと減少傾向が顕著ですが 地方財政対策の一環で借入れをしている臨時財政対策債は 25 年度で約 3 分の 1 を占めるまでに増加していることから 全体として市債残高が微減に止まっています グラフ 41 ( 億円 ) 1,2 35 市民 1 人当たりの市債残高 市債残高の推移 臨時財政対策債 ( 万円 ) その他地方債 H5 H1 H16 H17 H18 H19 H2 H21 H22 H23 H24 H25 その他地方債臨時財政対策債市民 1 人当たりの市債残高

41 八戸市の借金は大丈夫か? また 市民 1 人当たりの市債残高は近年 4 万円で推移しました この額を 類似都市等と比 較したのが グラフ 42 です 県内 1 市との比較では当市の水準が低いのですが 特例市と の比較では逆に高い水準となっています グラフ 42 市民 1 人当たりの市債残高 (H24 末 ) ( 万円 ) 特例市平均 31 県内 1 市平均 55 青森市 57 弘前市 44 八戸市 4 地方交付税の項目 (P16~18) で見たように 歳入に占める市税等の自主財源の比率が低いほど地方交付税の比率が高まりますが 臨時財政対策債が地方交付税の一部振替であることを考えると 自治体の歳入構造が 臨時財政対策債の残高 ひいては地方債残高の多寡に影響してくる部分も少なからずあるものと考えられます 今後も地方債制度の趣旨に照らして 将来の財政負担を考慮しながら計画的に市債の借入れを行い 財源として有効に活用していきます *14 臨時財政対策債 / 臨時財政対策債は 地方財政制度全体の収支不足の補てん措置として 13 年度の地方財政対策において収支不足分を国と折半し 地方負担分を地方債として補てんするとしてルール化されたものです 投資的経費以外の経費にも充てられる特例地方債です 地方交付税の振替である臨時財政対策債は その償還額の全額が借り入れをした後の年度に地方交付税で手当てされることになります

42 指標から見る八戸市の財政 最後に 財政に関する代表的な指標を通して 当市の財政の姿を見てみましょう 各指標のポイント 経常収支比率 財政構造の弾力性を測る最もポピュラーな指標です 数値が低いほど 新たな事業や臨時的な支出に対応することができます 財政力指数 標準的な行政を行うための自治体自前の財源の大きさを表す指標です 1 に近いほど あるいは 1 を超えるほど自主財源に余裕があることを示します 実質公債費比率 当年度に支払われた実質的な債務返済額が 経常的な歳入である一般財源に対してどの程度の比率だったかを示します 地方公共団体の財政の健全化に関する法律 ( 以下 健全化法 という ) により この比率が早期健全化基準である 25% を超えると財政健全化計画の策定が義務付けられることになります (*15) 将来負担比率 債務の対象をより広く また将来の負担を含めた債務として捉え 当該年度の経常的一般財源の大きさに対して何年分に当たるかを表す指標です 早期健全化基準である 35%(3.5 年分 ) を超えると 実質公債費比率の場合と同様に 財政健全化計画の策定が義務付けられることになります 1. 経常収支比率 経常収支比率とは 人件費や公債費など毎年支出される経常的な経費を賄うために 市税等の毎年収入される経常的な一般財源をどの程度使用しているかを測る指標です 例えば 経常的経費を賄うのに経常的な収入の 8 割を使っているとすれば 残り 2 割の経常的収入は 新たな事業や臨時的経費に充てることが可能となります 経常収支比率イメージ 歳入経常的一般財源 A 臨時的収入 A に対する B の比率 B/A= 経常収支比率 財源の手当てが可能 歳出経常的支出 B 臨時的支出 地方公共団体が 社会経済等の変化に応じた行政需要に適切に対処した施策を実行していくためには そのための財源が必要となりますが これら新たな事業や臨時的な事業に取り組む余裕がどの程度あるかを 財政構造の弾力性といいます 経常収支比率は この財政構造の弾 - 4 -

43 力性を測るのに用いられ 数値が低いほど弾力性が高いこととなり 一般的に 7%~8% が適正水準と言われています 当市の経常収支比率は 8% 台後半で推移しており グラフ 43 この水準をオーバーしていますが 類似都市や県内 1 市の平均との比較では 低い水準で推移してきました グラフ 43 1.% 経常収支比率の推移 95.% 94.2% 91.1% 9.% 9.5% 89.6% 87.9% 85.% H17 H18 H19 H2 H21 H22 H23 H24 八戸市青森市弘前市県内 1 市平均特例市平均 また どのような経常経費に経常的な一般財源が充てられてきたか その構成比の推移を表したのが グラフ 44 です これによると 16 年度以降 人件費で 24.9% から 19.1% へ 5.8 ポイント低下 補助費等で主に八戸地域広域市町村圏事務組合への負担金の減により 12.9% から 9.1% へ 3.8 ポイント低下した一方で 扶助費は 9.9% から 13.6% へ 3.7 ポイントの増 繰出金は 12.8% から 15.4% へ 2.6 ポイントの増 併せて 6.3 ポイント増加していることがわかります 人件費は減少傾向であるものの 公債費と並んで一般財源の充当割合が高いこと また 繰出金の項目 (P32) で見たように 繰出金の増加は介護保険や後期高齢者医療事業によるところが大きく 扶助費と併せた社会保障関連支出に充てられる一般財源の割合が増えていることが確認できます 経常経費充当一般財源経常収支比率 = 1(%) 経常一般財源等 減税補てん債 減収補てん債 臨時財政対策債を含む *15 健全化指標 / 地方公共団体の財政の健全化に関する法律 により 地方公共団体の財政の健全性を示すものとして 実質赤字比率 連結実質赤字比率 実質公債費比率 将来負担比率 の会計範囲を異にした 4つの指標が定められ 一定の基準を超えると市債の発行が制限されるなど財政健全化に取り組まなければなりません これらの指標は 監査委員の審査に付し議会に報告し公表することが義務付けられています

44 グラフ 44 1% 9% 8% 7% 6% その他 1.3 性質別経常充当一般財源構成比の推移 繰出金 補助費等 15.4 ( その他 ) 補助費等 ( 一組 ) 物件費 % 4% 3% 2% 1% % 公債費 扶助費 人件費 H16 H17 H18 H19 H2 H21 H22 H23 H24 H25 人件費扶助費公債費物件費補助費等 ( 一組 ) 補助費等 ( その他 ) 繰出金その他 2. 財政力指数 財政力指数は 標準的な行政サービスをどれだけ自主財源で賄っているかを示す指標で 1 を超えると地方交付税の不交付団体となり 超えた分だけ標準的な水準を超えた行政を行うことが可能となります また 1 以下の団体であっても 標準的な行政を行うための不足分が地方交付税で補われることになりますが 1 に近い団体ほど財源 (P17 例示 中の留保財源 ) に余裕があるということができます 当市の財政力指数の推移を 県内他市や類似都市と比較したのが グラフ 45 です 県内 1 市の中では最も高い財政力指数となっていますが 類似都市との比較ではその平均値を大きく下回っています グラフ 45 財政力指数の推移 H17 H18 H19 H2 H21 H22 H23 H24 八戸市青森市弘前市県内 1 市平均特例市平均

45 指標から見る八戸市の財政 基準財政収入額 ( 標準的な税の徴収を行ったという前提のもとに 歳入額を算出したもの ) 財政力指数 = 基準財政需要額 ( 標準的な行政を行ったという前提のもとに 歳出額を算出したもの ) 地方交付税を客観的 合理的に算出した結果得られる指数 3 ヵ年間平均により表します 3. 実質公債費比率 実質公債費比率は 市債の返済である公債費や 下水道などの他会計への繰出金や一部事務組合への負担金に含まれる公債費償還分を加えた当該年度の実質的な債務返済額が 標準財政規模に対してどれくらいの割合かを示すどのぐらい指標です この比率が健全化法の定める 25% を超えると 財政健全化計画を作成し 財政の健全化に努めなければなりませんが 当市の 25 年度の数値は 前年度の 15.6 から.5 ポイント低い 15.1 となり 早期健全化基準を下回っています グラフ 46 は類似都市等との比較ですが 当市の数値が大きく上回っています その理由のひとつとして考えられるのは 類似都市の多くが賦課している都市計画税を当市が設けていないことです これは 都市計画税は債務返済の担保として債務から控除されることになるからで 当市でも都市計画税があるものとして一定の仮定で試算すると 実質公債費比率は 1% 前後まで下がることが見込まれます 早期健全化基準である 25% を大きく下回っている中 こうした税収構造の違いを考慮せず実質公債費比率を類似都市並みに低減しようとすれば 地域発展のために効果的な経費とされる投資的経費を必要以上に抑制することになりかねません グラフ 46 実質公債費比率の推移 H17 H18 H19 H2 H21 H22 H23 H24 八戸市青森市弘前市県内 1 市平均特例市平均

46 ( 地方債の元利償還金 + 準元利償還金 )- ( 特定財源 + 元利償還金 準元利償還金に係る基準財政需要額算入額 ) 実質公債費比率 = 1(%) (3か年平均 ) 標準財政規模 -( 元利償還金 準元利償還金に係る基準財政需要額算入額 ) 一般会計等が負担する実質的な返済額 ( 元利償還金及び準元利償還金 ) の 標準的な収入 ( 標準財政規 模 ) に対する割合で 3 か年間平均により表します 4. 将来負担比率 将来負担比率は 地方公共団体の地方債や債務負担行為など 現時点で見込まれる将来にわたる債務残高を捉え この財政負担が標準財政規模に対してどのぐらいの割合かを示す指標です この指標では 債務返済能力として基金を捉え その残高が将来負担額から控除される仕組みになっています この比率が 健全化法の定める早期健全化基準である 35% を超えると 財政健全化計画を作成し 財政の健全化に努めなければなりませんが 当市の 25 年度の数値は 前年度と比較して 9.9 ポイント低い となり 早期健全化基準を大きく下回っています グラフ 47 グラフ 将来負担比率の推移 H19 H2 H21 H22 H23 H 八戸市青森市弘前市県内 1 市平均特例市平均 将来負担額 -( 充当可能基金額 + 特定財源見込額 + 地方債現在高等に係る基準財政需要額算入見込額 ) 将来負担比率 = 1(%) 標準財政規模 -( 元利償還金 準元利償還金に係る基準財政需要額算入額 ) 市債現在高 債務負担行為に基づく支出予定額 一部事務組合等負担等見込額 退職手当負担見込額など 一 般会計等が将来負担すべき実質的な負債の 標準的な収入 ( 標準財政規模 ) に対する割合比率です

47 指標から見る八戸市の財政 財政比較分析表 ( レーダーチャート ) これまで見てきた財政構造の弾力性 ( 経常収支比率 ) 財政力 ( 財政力指数 ) 公債費負担の状況 ( 実質公債費比率 ) 将来負担の状況 ( 将来負担比率 ) に 人件費の状況 ( 人口 1 人当たり人件費決算額 ) を加えた 5 指標について 類似都市である特例市平均値を 1 とした場合の比較をレーダーチャート形式で表しました 中央の 5 角形 ( 特例市平均 ) より外側であれば 一般的に類似都市内での健全度 適正度が高いといえます ( 外側になるほど財政力指数は高く 他の指標は低くなります ) 当市の場合 人件費が相対的に少ないため類似都市平均を上回っています 経常収支比率については ほぼ同値です 財政力指数 実質公債費比率及び将来負担比率については 類似都市平均水準を下回っていますが 先に示したように実質公債費比率及び将来負担比率については 健全化法の早期健全化基準を大きくクリアしています グラフ 48 財政構造の弾力性 財政比較分析表 ( 平成 24 年度 ) 財政力 八戸市県内 1 市特例市平均将来負担の状況 人件費の状況 公債費負担の状況 レーダーチャートの見方 財政力 外側になるほど財政力指数が高く 財政力が高い 財政構造の弾力性 外側になるほど経常収支比率が低く 財政構造の弾力性がある 人件費の状況 外側になるほど人件費が少なく 人件費が抑制されている 公債費負担の状況 外側になるほど実質公債費比率が低く 一般会計等が負担する実質的な公債費が標準財政規模に占める割合が低い 将来負担の状況 外側になるほど将来負担比率が低く 一般会計等が将来負担すべき債務が標準財政規模に占める割合が低い

48 発行 : 平成 27 年 (215 年 )3 月編集 : 八戸市財政部財政課 八戸市内丸一丁目 1 番 1 号 TEL: ( 課直通 ) FAX:

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