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さみらはまもり
7 years ago
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1 2014 年 1 月 20 日第 1 回アルゴユーザーミーティングフロートデータ関連情報フロートデータ配信気象庁地球環境情報部海洋気象課海洋気象情報室佐々木勇一海洋研究開発機構地球環境変動領域海洋環境変動研究プログラム戦略的海洋監視研究チーム佐藤佳奈子

2 アルゴ計画データの配信の流れ 12 時間以内リアルタイム品質管理処理はデータの即時公開を目的とするため簡易的で, 気候研究に使用できるほどの精度を伴わない. 研究に使用できる精度を求めることを目的に高度品質管理処理を実施. 各国の Data Assembly Center (DAC) Real Time QC 各国の Delayed Mode QC Operator Delayed Mode QC 観測後 24 時間以内に公開. データは GDAC に集約され, 誰でも無料で利用可能. Archive NODC Argo Information Centre フロートのモニターフロートの基本情報や状態等の配信 USA Global Data Assembly Center 24 時間以内 Mirror GTS Users リアルタイム品質管理処理高度品質管理処理共に世界共通. 観測後 1 年以内 France Global Data Assembly Center Argo Regional Center 配信ファイルメタファイルプロファイルファイルトラジェクトリファイルテクニカルファイルアルゴデータと船舶 CTD データを分析比較し, データの一貫性をチェックチェック結果を PI にフィードバック

3 Argo 計画の日本の推進体制データ配信 12 時間以内 Data Assembly Center (DAC) 気象庁 Real Time QC 24 時間以内 Delayed Mode QC Operator JAMSTEC Delayed Mode QC Archive NODC USA Global Data Assembly Center Mirror 観測後 1 年以内 France Global Data Assembly Center 配信ファイルメタファイルプロファイルファイルトラジェクトリファイルテクニカルファイル GTS Users Argo Regional Center (ARC) Pacific ARC (PARC): JAMSTEC/IPRC アルゴデータと船舶 CTD データを分析比較し, データの一貫性をチェックチェック結果を PI にフィードバック

4 Argo 計画の日本の推進体制データ配信 12 時間以内 Data Assembly Center (DAC) 気象庁 Real Time QC 24 時間以内 Delayed Mode QC Operator JAMSTEC Delayed Mode QC Archive NODC Pacific ARC USA Global Data Assembly Center GTS Mirror Users 観測後 1 年以内 France Global Data Assembly Center Argo Regional Center (ARC) 配信ファイルメタファイルプロファイルファイルトラジェクトリファイルテクニカルファイル Pacific ARC (PARC): JAMSTEC/IPRC アルゴデータと船舶 CTD データを分析比較し, データの一貫性をチェックチェック結果を PI にフィードバック

5 アルゴ計画配信ファイル * すべてのファイルはファイル形式がnetcdf メタファイル (1フロートに付き1ファイル) フロートのメタ情報を掲載. フロート情報 ( 種別, シリアル番号,WMO 番号, 所有者 ), フロート通信設定 ( 通信形態等 ) フロート性能情報 ( 投入前電圧等 ) フロート観測スキーム情報 ( 漂流深度, プロファイル深度, 観測サイクル, 観測層数等 ) 搭載センサー情報 ( センサー種別, センサーシリアル番号等 ), 投入情報 ( 投入日時, 位置等 ) プロファイルファイル (1サイクルに付き1ファイル) 浮上または沈降中に計測したプロファイルデータを掲載. Ver.2 格納項目 :PTS, 酸素センサー出力値, 酸素濃度値トラジェクトリファイル (1フロートに付き1ファイル) フロート漂流中の位置情報等を掲載. 海面漂流中に計測した位置情報, 漂流開始海面浮上等フロートの挙動に関連した時刻情報, 漂流中に計測したPTSデータ等. 海面で通信したときにファイル更新. テクニカルファイル (1フロートに付き1ファイル) フロートの制御に関連した技術情報を掲載. バッテリー電圧値, 漂流時や海面浮上時のピストン位置, 海面圧力値等海面で通信したときにファイル更新.

6 プロファイルファイル数アルゴ計画配信ファイルダウンロード先 1.US GDAC 2.France GDAC 3.JAMSTEC ミラーサイトファイルフォーマット詳細資料 :User s Manual アルゴ計画開始から 2014/1/10 まで全球海洋において, 投入フロート累積台数 :10,241 台プロファイル累積数 :1,186, /1/7 現在年間稼働フロート数プロファイルファイル数時系列 ( 棒グラフ )

7 気象庁の主な活動観測データを受信観測データのデコード即時 QCの実施 NetCDF 形式のファイルを作成し GDACへ送信国際気象通報式 (TESAC BUFR) を作成し国際的な気象通信網 (GTS) により即時国際交換ホームページでのデータ公開一連の作業を 3 時間に1 回自動実行中!! JAMSTEC が作成した高品質 QC 済みの観測データを GDAC に送信水産庁や OIST 等が投入したフロートのメタファイル作成 ADMT(Argo Data Management Team) の会議に参加デコードや QC のためのプログラムの作成など随時実施!

気象庁の主な活動観測データを GDAC へ送信その 1 工程その 1: フロートから送信されてきた観測データをデコードする! 現在日本のフロートは約 200 台が稼働しており 1 日あたり約 25 プロファイル分の観測データが届いているただし観測データはビット変換が必要!! 02147 070484 33 8 P 3 2010-07-19 17:20:29 26.928 141.

8 気象庁の主な活動観測データを GDAC へ送信その 1 工程その 1: フロートから送信されてきた観測データをデコードする! 現在日本のフロートは約 200 台が稼働しており 1 日あたり約 25 プロファイル分の観測データが届いているただし観測データはビット変換が必要!! P :20: :15:00 1 1D01030C 9D C70B3B02 C85D3B1E 920EA C :16:00 1 4C D C F08 F386F540 6C EC3E E :17: C32 BF0BEF CC0C E DB0D1286 4E2CE60D 72863C2A 00EF0DE9 PROF_NO :18:00 1 E DD23E D223 1E11A785 PROF_LEN 115 C B C7 PISTON_POSITION 199 アルゴスタイプのフロートの生データの例そこで事前に入手しているフロートのマニュアルからデコードプログラムを作成し分かりやすいテキストデータを作成する参考 : 日本で投入したフロートのマニュアル一覧ページ SERIAL_NUMBER 年 1 月 8 日現在の稼働中のフロート分布赤点が日本のフロート BATTERY_VOLTAGE_AT_INIT BATTERY_CURRENT_AT_INIT 767 PARK_BATTERY_VOLTAGE PARK_BATTERY_CURRENT 26 SURF_PRES 0.6 PARK_DATA PARK_PISTON_POSITION 89 PROF_DATA PROF_DATA PROF_DATA PROF_DATA デコードしたデータの例シリアルナンバー観測 ( サイクル ) 番号観測層数フロートの電池の状態海面での圧力値各層の T S P この他にも様々な情報を書き出す

気象庁の主な活動観測データを GDAC へ送信その 2 工程その 2: 観測データに即時 QC を行なった上で GDAC に送信する! 1) 観測データに即時 QC をかけるデコードされた観測データに対し品質チェックマニュアルに従って QC を行ないフラグ付けをする最新の QC マニュアルは WEB で公開されています http://www.argodatamgt.

9 気象庁の主な活動観測データを GDAC へ送信その 2 工程その 2: 観測データに即時 QC を行なった上で GDAC に送信する! 1) 観測データに即時 QC をかけるデコードされた観測データに対し品質チェックマニュアルに従って QC を行ないフラグ付けをする最新の QC マニュアルは WEB で公開されています /142877/file/argo-quality-controlmanual_version2.9.pdf 2)NetCDF 形式のファイルを作成し GDAC( 米仏 ) に送信する USA-GDAC(NRL) FRANCE-GDAC(IFREMER) ftp://ftp.ifremer.fr/ifremer/argo/dac/jma/ 不適切な観測日時となっていないか? 海陸チェック ( 緯度経度の確認 ) 水温塩分溶存酸素の値が適切な範囲内にあるか? 水温と塩分のスパイクが無いか? 水圧の変化に対して水温塩分は妥当な割合で変化しているか?(Gradient check) 密度逆転層があるか? 前のプロファイルと比較しセンサードリフトが無いか? 観測日時と場所およびそれぞれの深さ ( 水圧 ) 観測項目 ( 水温塩分溶存酸素 ) に対してフラグを付ける 1:Good data 2:Probably good data 3:Bad data that are potentially correctable 4:Bad data 5:Value changed 8:Interpolated value 9:Missing value さらに高品質な QC が観測後 1 年以内を目途に Delayed Mode Operator ( 日本は JAMSTEC が担当 ) により行なわれる即時 QC の主な内容とフラグの種類

10 気象庁の主な活動観測データを GTS へ送信フラグ付けを行なったデータから TESAC 報 ( と BUFR 報 ) を作成し 24 時間以内に GTS へ送信する!! 気象庁はアルゴの TESAC 報と BUFR 報を作成し国際的な気象通信網 (GTS) へ即時的に配信する TESAC 報 ( テサック : 海洋観測通報式 ) は国際気象通報式の一つで海面から海洋表層までの水温と塩分の鉛直分布を通報するもの KKYY / TESAC 2014 年 1 月 2 日 19 時 17 分 N E m 深 PSU 10m 深 PSU ( 中略 ) Q = ( 最後にコールサインの代わりにWMO 番号 )Q アルゴフロートによる TESAC 報 ( 黒字 ) の例データ提供の側面気象庁各国の現業機関 24 時間以内に GTS へ送信 TESAC/ BUFR GTS 海洋気象の即時データ ( 直近 30 日分 ) 気象庁をはじめとする各国の現業機関が大気や海洋の数値モデルの運用のために利用データ利用の側面

11 気象庁の主な活動 GTS へ送信されたデータその 1 GTS へ送信された TESAC 報を一般の方が入手したい場合は??? 1) 世界のアルゴフロートの TESAC 報と BUFR 報は気象庁のリアルタイムデータベースで確認できます!!( ただし直近 6 カ月以内のものに限る ) アルゴ計画リアルタイムデータベース

12 気象庁の主な活動 GTS へ送信されたデータその 2 GTS へ送信された TESAC 報を一般の方が知りたい場合は??? 2) NEAR-GOOS のユーザーになると専用のページよりアスキーファイルで観測通報のデータ ( 直近 1 か月分 ) を入手できます NEAR-GOOS RRTDB NEAR-GOOS から入手できる ts.rcv.jan05 というファイルの一部コールサインに相当する群で Q で始まる行を検索する北緯東経観測年月日時分深度水温塩分 WMO 番号 3577,000000,1234,1,25296,N,126443,E, 4, 1,2014, 3, 0, 1/53, 4, 2398, 34590, Q , 5, 1, 5, tesac.obsjan04.rcvjan ,000000,1234,1,25296,N,126443,E, 4, 1,2014, 3, 0, 2/53, 10, 2398, 34590, Q , 5, 1, 5, tesac.obsjan04.rcvjan ,000000,1234,1,25296,N,126443,E, 4, 1,2014, 3, 0, 3/53, 20, 2398, 34580, Q , 5, 1, 5, tesac.obsjan04.rcvjan ,000000,1234,1,25296,N,126443,E, 4, 1,2014, 3, 0, 4/53, 30, 2399, 34580, Q , 5, 1, 5, tesac.obsjan04.rcvjan ,000000,1234,1,25296,N,126443,E, 4, 1,2014, 3, 0, 5/53, 40, 2399, 34580, Q , 5, 1, 5, tesac.obsjan04.rcvjan ,000000,1234,1,25296,N,126443,E, 4, 1,2014, 3, 0, 6/53, 50, 2399, 34580, Q , 5, 1, 5, tesac.obsjan04.rcvjan05

13 Argo データ配信における JAMSTEC の主な活動項目 Argoフロートデータ品質管理メタファイル作成 Argo Data Management Team Meeting で決議された手法による高度品質管理高度品質管理済みのファイル作成提出フロート稼働状況 ( バッテリー電圧値, ピストン位置, 海面圧力値等 ) のモニターフロートの状態を把握フロート観測データ ( 水温塩分等 ) のモニターフロートの挙動異常および観測データの異常の原因究明センサーおよびフロートの品質向上に貢献船舶 CTD データと分析比較し, データの一貫性をチェック ARGOS 位置情報品質管理手法や Iridium 衛星位置情報を用いた位置情報補間方法の開発溶存酸素等の付加パラメータの高度品質管理方法の開発データ配信フロート稼働状況データ品質管理結果の Web サイトでの公開格子化データセットおよび全球領域マップの作成公開

14 *JAMSTEC において,2 日後にデコードする理由 ( 対象は ARGOS 通信データのみ ) ARGOS 通信データは一度配信された後 2 日以内に更新されることがある.JAMSTEC では過不足なくデータを提供するために 2 日後にデコードを実施. ARGOS 通信データが更新された場合, 気象庁のデコード結果 (rqc 済みプロファイルファイル ) と JAMSTEC のデコード結果に差異が生じる. 差異が生じた場合には気象庁に連絡し, それを受けて気象庁では更新された ARGOS 通信データを利用して rqc 済みプロファイルファイルを再作成し GDAC へ再送付する. Argo フロートデータの品質管理高度品質管理データが公開されるまでの流れ 24 時間以内気象庁フロートデータデコードリアルタイムQC 処理プロファイルファイル作成 GDACへ送信 JAMSTEC フロートデータデコード 1,2 日後ビットエラー修正リアルタイム処理位置 QC 目視 QC 4 日後リアルタイム処理後にファイルに掲載された観測値およびフラグはそのままに, 高度品質管理を実施した補正値およびそれに対するフラグを追記. 補正した観測日時位置に対してもフラグを付ける. 圧力補正塩分再計算熱慣性エラー補正塩分センサー補正遅延モードプロファイルファイル作成気象庁へ送信 10 日後 180 日後

Argo フロートデータの品質管理高度品質管理データが公開されるまでの流れ 24 時間以内気象庁フロートデータデコード 2013 年 12 月 11 日現在リアルタイム QC 処理 Total 139,102 profiles プロファイルファイル作成 GDACへ送信 GDAC 登録率 *JAMSTEC リアルタイム処理後にファイルに掲載され 64% において,2 日後にデコードする理由

15 Argo フロートデータの品質管理高度品質管理データが公開されるまでの流れ 24 時間以内気象庁フロートデータデコード 2013 年 12 月 11 日現在リアルタイム QC 処理 Total 139,102 profiles プロファイルファイル作成 GDACへ送信 GDAC 登録率 *JAMSTEC リアルタイム処理後にファイルに掲載され 64% において,2 日後にデコードする理由 ( 対象はARGOS 通信データのみ ) た観測値およびフラグはそのままに, 高度 ARGOS 通信データは一度配信された後 2 日以内に更新されることがある品質管理を実施した補正値およびそれに.JAMSTECでは過不足なくデータを提 89,444 供するために対するフラグを追記 2 日後にデコードを実施..ARGOS 通信データが更新された場合補正した観測日時位置に対してもフラグを, 気象庁のデコード結果 (rqc 済みプロファイルファイル ) とJAMSTECのデコード結果に差異が付ける. 生じる. 差異が生じた場合には気象庁に連絡し, それを受けて気象庁では更新された ARGOS 通信データを利用して rqc 済みプロファイルファイルを再作成し GDAC へ再送付する. JAMSTEC フロートデータデコードビットエラー修正リアルタイム処理位置 QC 目視 QC 11% 圧力補正塩分再計算熱慣性エラー補正 2013/12/10 現在塩分センサー補正遅延モードプロファイルファイル作成気象庁へ送信 1,2 日後 4 日後 10 日後 180 日後

16 ホームページにおけるデータ公開フロートの詳細データフロート所有者研究者向け Trajectory 時間断面図簡易プロファイル図データ簡易表示データ表示プロファイル検索フロート詳細情報プロファイル図フロート一覧

17 Pacific ARC の運用太平洋に投入されたすべての Argo フロートのデータを分析し, 最近の船舶 CTD データおよびフロート相互の一貫性を評価評価結果をフロート所有者へフィードバック定期的にアルゴデータプロダクトやサービスを準備拡充フロート所有者向け Data Mode R or D Reference & Parameter OI or WOA2001, T or S Pressure 1000,1500,1750 or 2000

橡Ⅰ．企業の天候リスクマネジメントと中長期気象情

橡Ⅰ．企業の天候リスクマネジメントと中長期気象情 1 1 2 1 2 2 3 4 4 3 4 3 5 1400 53 8.8 11 35 6 5 6 20012Q 926 1,438 15.032.2 4 ART 7 8 9 7 8 9 5 19712000 30 33 60 10 33 10 60 70 30 40 6 12 3000 2000 7 沈降した後付近の流れに乗って海中を水平に漂流するように設計されているその後予め設定した時間間隔