有配偶女性の生活環境と就労、出産、子育てに関する分析1 ~「少子化と夫婦の就労状況・生活環境に関する意識調査」の個票を用いて~

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1 ESRI Discussion Paper Series No.311 有配偶女性の生活環境と就労 出産 子育てに関する分析 ~ 少子化と夫婦の就労状況 生活環境に関する意識調査 の個票を用いて ~ 佐藤博樹 朝井友紀子 高村静高見具広 麻田千穂子 飯島亜希 September 214 内閣府経済社会総合研究所 Economic and Social Research Institute Cabinet Office Tokyo, Japan 論文は すべて研究者個人の責任で執筆されており 内閣府経済社会総合研究所の見解を示すものではありません ( 問い合わせ先 :

2 ESRI ディスカッション ペーパー シリーズは 内閣府経済社会総合研究所の研究者および外部研究者によって行われた研究成果をとりまとめたものです 学界 研究機関等の関係する方々から幅広くコメントを頂き 今後の研究に役立てることを意図して発表しております 論文は すべて研究者個人の責任で執筆されており 内閣府経済社会総合研究所の見解を示すものではありません

3 1 有配偶女性の生活環境と就労 出産 子育てに関する分析 ~ 少子化と夫婦の就労状況 生活環境に関する意識調査 の個票を用いて ~ 佐藤博樹 朝井友紀子 高村静 高見具広 麻田千穂子 飯島亜希 2 1 本稿の公表にあたっては 事前審査として行った所内セミナーで 松田茂樹 中京大学現代社会学部教授からの査読コメントと西川正郎 経済社会総合研究所所長 前川守 前経済社会総合研究所次長など出席者の方々から有益なコメントを頂いた ここに記して謝意を表する 本稿はすべて筆者個人の責任で作成されており 所属する機関の見解を示すものではない 2 佐藤 ( 東京大学社会科学研究所教授 ) 朝井 ( 東京大学社会科学研究所助教 ) 高村 ( 東京大学社会科学研究所学術支援専門職員 ) 高見 ( 独立行政法人労働政策研究 研修機構研究員 ) 麻田 ( 前内閣府経済社会総合研究所総括政策研究官 ) 飯島 ( 前内閣府経済社会総合研究所研究官 ) 1

4 要旨 日本では少子化が進展し その要因として未婚化 晩婚化と夫婦出生力の低下が指摘されている このうち夫婦の出生力には 妻の就業形態 子どもに期待する教育水準 妻の負担感 夫の関わり方など 夫婦の経済環境 生活環境が影響していると考えられる 経済社会総合研究所では 少子化の動向を検討するための基礎的資料となる夫婦の出生力に関する分析を行うため 25 歳から 39 歳までの有配偶女性で 子ども数 人又は末子が 6 歳未満の層を対象に 本人の就業形態及び現在子ども数別に 夫婦の就業状況 生活環境 出生意欲等についての意識調査を実施した 本稿の第 1 部では この意識調査の趣旨 方法及び主な調査結果について紹介する 第 2 部では 意識調査の個票を用いて 有配偶女性の出生意欲に関係する要因について異なる角度から分析した結果を報告する 分析テーマと主な結論は次のとおりである 1) 正規雇用に比較して有期雇用の妻は第一子の出生意欲が低い理由と両者の規定要因 : 正規雇用の妻と有期雇用の妻の (1) 経済環境の差 (2) 勤務先の両立支援の差 (3) 保育利用可能性の差のうち 夫の低収入割合の差及び勤務先の両立支援の差は両者の第一子出生意欲の差をもたらしているが 家計の経済状況全般の差及び保育利用可能性の差は正規有期の第一子出生意欲の差には影響がなかった 正規雇用妻の第一子出生意欲には両立支援と保育は明確な正の効果がある一方で 有期雇用妻の第一子出生意欲には両立支援は弱い正の効果があり 保育は効果がみられなかった 2) 正規雇用としての就業継続と 学卒時の就業継続意欲や初期キャリア : 学卒時の就業継続意欲が高い者ほど 正規雇用として就業継続しており また企業は より人的資本からの収益率の高い者や 今後長く働くことが予測される者 ( 就業意欲が高い者 ) に対して OJT の機会を提供している 入職時における OJT 体験が正規就業確率を高める効果は確認されなかったが OJT 経験は その後の賃金向上には一定程度貢献していた 3) 子どもに期待する教育水準と出生意欲 : 第 1に 理想子ども数と教育アスピレーションには 正規雇用の場合にマイナスの関係がみられる 第 2に 教育アスピレーションは妻の学歴が高い場合に強い傾向があり さらに妻の収入が高かったり 充実した仕事経験を持つ場合にも高い 第 3に 子育ての経済的負担感は教育アスピレーションが高い場合に強いとの傾向はみられなかった 第 4に 教育アスピレーションが予定子ども数とマイナスとなるのは有期雇用と無職の場合であった 第 5に 予定子ども数が経済的負担感によってマイナスであるのは無職の場合であった 2

5 4) 育児期における妻の負担感及び配偶者との関係と出生意欲 : 育児中の女性は 子育てを肯定的に捉える者が主だが 子どものない妻に比べ日常生活で イライラしている 割合が高く 何らかの負担を感じている人が少なくない 子ども数 1 人の女性において イライラ があると子育てを 楽しい と感じられない場合があり それが追加出生意欲を低下させている可能性がうかがえた 育児期の女性の負担感には 子どもの数や年齢 教育熱心であることに加え 配偶者のかかわり方が影響している まず 配偶者の家事育児分担は 正規雇用女性にとって重要なサポートとなる ただ 配偶者の仕事が忙しすぎる場合 妻へのサポートを行う以前に 家庭にいても配偶者の心理状態が仕事から解放されないことが 妻にも心理的負担をもたらしていた 3

6 Analysis of Employment, Childbirth, Childrearing and Living Conditions of Married Women: Empirical Evidence from Survey Data Hiroki Sato Professor, Institute of Social Science, The University of Tokyo Yukiko Asai Institute of Social Science, University of Tokyo Research Associate Shizuka Takamura Academic Support Specialist, Institute of Social Science, The University of Tokyo Tomohiro Takami Researcher, The Japan Institute for Labour Policy and Training Chihoko Asada Former Executive Research Fellow, Economic and Social Research Institute, Cabinet Office Aki Iijima Former Research Fellow, Economic and Social Research Institute, Cabinet Office Abstract Less and late marriage and declining fertility of married couples are considered to be factors behind Japanese falling birth rate. The change in couple s reproductive behavior is possibly related to couples economic and living situation including employment status of wives, educational aspiration, and stress of wives and husbands involvement in family affairs. With a view to examine married couples low fertility, Economic and Social Research Institute conducted a survey of married women of 25 to 39 years old with children under 6 years old or no child. Data was segmented in 8 groups by number of children and employment status. Questions included employment and living situation and desired number of children. Part 1 of the Discussion Paper is the explanation of purpose and 4

7 method of the survey with its main result. Part 2 presents the result of four different analysis using micro-data of the survey. Main findings are as follows; 1) Why is the intention to have first baby weaker in wives in fixed term employment than in wives in regular employment? What determines the first baby intention of wives in regular and non-regular employment? To understand the difference in the intention to have first baby between regular employment wives and fixed-term employment wives, effects of regular and non-regular employment gaps in i) economic situation ii) family-friendly arrangements in workplace iii) child-care availability were examined. While regular and non-regular gaps in husband s low income incidence and workplace family-friendly arrangement contributed to widen the difference in first baby intention between the two groups, general household economic situation and child-care availability did not contribute the difference. Family friendly workplace arrangement and child-care availability had clear positive effect to first baby intention of wives in regular employment. For wives in fixed-term employment, family-friendly workplace arrangement had weak positive effect to first baby intention, while no effect of child-care availability was observed. 2) Continuation of regular employment, motivation to continue working at the time of graduation and early career experience Women who had stronger motivation at the time of graduation to continue working in their life course tend to continue regular employment longer. Employers provide OJT opportunities to female employees whose return to human capital investment is higher or to those who are expected to keep working longer. While effect of OJT experience in early career to raise the probability of regular employment continuation was not confirmed, early OJT experience contributed to higher wage in later career to some extent. 3) Educational aspiration for children and intention to have children Firstly, negative relation was found between ideal number of children and educational aspiration for children in the group of wives in regular employment. Secondly, educational aspiration tends to be high in wives with high education. It is even higher when wife income is high or the wife had good career experience. Thirdly, there was no significant evidence to suggest positive relation between perception of economic burden of childrearing as heavy and high educational aspiration. Fourthly, educational 5

8 aspiration had negative relation with intended number of children only in groups of wives in fixed-term employment and wives without occupation. Fifthly, intended number of children had negative relation with perceived economic burden of childrearing only in group of wives without occupation 4) Burden of wives in childcare period, relationship with husband and intention to have more children Most women in childcare period take childcare positively. However, their incidence of being irritated in everyday life is higher than wives with no children. Quite a lot of mothers feel some sort of burden. Among mothers with one child, being irritated is related to neutral or negative perception of childrearing, which can possibly weaken the intention to have additional children. Along with number and age of children and mother s education-mind, husbands involvement in family affairs has impact on the burden of childcare perceived by mothers. Husbands shouldering housework and childcare is an important support to wives in regular employment. However, lack of support is not the only problem to mothers. If husbands are too busy at work, they are not set free from work strain even at home. Husbands such mental conditions increase the burden of wives. 6

9 目次 序章本研究から得られた知見佐藤博樹 1 第 1 部 少子化と夫婦の就労状況 生活環境に関する意識調査 について飯島亜希 1 調査結果の概要 調査方法 1-2 回答者の属性 2 主な調査結果について ライフコースについて 2-2 就業意向について 2-3 子どもの数について 2-4 子育てと仕事の両立について 2-5 家事 育児分担について 2-6 子育てに対する考えについて 2-7 夫婦関係 生活満足について 2-8 価値観について 第 2 部個票データによる分析 第 1 章妻の雇用形態別にみた第一子出生意欲の規定要因の分析 ~ 有期妻の第一子出生意欲はなぜ正規妻より低いのか~ 麻田千穂子 1 はじめに 47 2 サンプルの属性 サンプルの属性 2-2 理想の数の子どもを持たない理由 2-3 記述統計 3 仮説と分析方法 仮説 経済環境仮説 両立支援仮説 保育仮説 3-2 分析方法 4 推定結果 推定結果 7

10 4-2 考察 正規有期の出生意欲の差について 正規妻 有期妻の第一子出生意欲について 5 まとめ 本分析で得られた知見 5-2 含意 5-3 今後の課題 第 2 章キャリア初期の人材育成と有配偶女性の就業 - 少子化と夫婦の就労状況 生活環境に関する意識調査を用いた分析 - 朝井友紀子 1 はじめに 65 2 先行研究のレビュー 就業継続に関する研究 2-2 人材育成に関する先行研究 3 データと記述的分析 データ 3-2 記述的分析 4 だれが入職 5 年間にOJTを受けているのか 73 5 正規就業確率の推定 77 6 賃金関数の推定 81 7 まとめと考察 86 第 3 章教育アスピレーションと出生意欲高村静 1 問題意識 9 2 先行研究 教育アスピレーション 2-2 出生意向 2-3 教育アスピレーションと出生意向 3 分析 分析のフレームワークと仮説 3-2 基本統計 3-3 教育アスピレーションの規定要因 3-4 教育アスピレーションは経済的負担感を強めるか 3-5 教育アスピレーションは出生意欲を低めるか 3-6 小括 8

11 4 まとめ 全体モデル 4-2 議論 第 4 章育児期における女性の負担感と配偶者の関わり - 子ども1 人の女性を中心に- 高見具広 1 問題意識 11 2 育児期における負担感の所在 育児期における女性の意識 2-2 イライラがあることの意味 追加出生意欲への影響 3 育児期の女性は何に負担を感じているのか 子育て自体に起因する部分 3-2 配偶者の関わり方 3-3 配偶者の働き方の影響 帰宅時刻による違い 4 育児期の女性における負担の所在 計量分析による検証 12 5 子ども 1 人の女性における追加出生意欲の規定要因 結論 124 参考資料調査票 127 単純集計表 162 9

12 序章本研究から得られた知見佐藤博樹 ( 調査研究の背景と課題設定 ) 日本では少子化が進展し 超少子化国とも言われる 少子化をもたらしている主要な要因として 先行研究の多くは 未婚化 晩婚化と夫婦出生率の低下を指摘している 晩婚化は 結婚時期の年齢が高くなることで 出生率の低下をもたらすことになる 第 14 回出生動向基本調査 (21 年 独身者調査 ) で未婚者の中で結婚する意思を持つ者 ( いずれの結婚するつもり ) の比率は 近年は若干低下傾向にあるものの 9 割弱の水準にある ( 男性 86.3% 女性 89.4%) もちろん 一生結婚するつもりはない とする未婚者がわずかに増え 男性 9.4% 女性 6.8% となっている点には注意が必要となる 未婚者の多くが結婚を希望していることを前提とすると 結婚を希望してもその希望の実現を阻害する要因があることが示唆される それらの要因を例示すると 結婚の対象となりうる異性と出会う機会が少ないこと ( 男性ばかりの職場 長時間労働で職場外での出会いの時間ないことなど ) 異性と出会う機会があっても両者の価値観が異なり恋愛までにいたらないこと ( 女性の就業継続に関する価値観の相違など ) 結婚を希望する相手がいても雇用機会が不安定で結婚に踏み切ることが難しいなどを上げることができよう ちなみに 同調査で 25~34 歳の年齢層が独身でいる理由 ( 複数回答 ) を見ると 適当な相手にめぐり会わない が男女とも第 1 位となる 同じく 第 14 回出生動向基本調査 (21 年 夫婦調査 ) によると 夫婦の理想的な子どもの数 ( 平均理想子ども数 ) と夫婦が実際に持つつもりの子どもの数 ( 平均予定子ども数 ) の両者とも低下傾向にあるが 前者は 2.42 人 後者は 2.7 人となる 理想子ども数よりも予定子ども数が下回ることから 理想の子ども数を実現しにくい阻害要因があることが示唆される 同調査で 予定子ども数が 理想子ども数を下回る理由 ( 複数回答 ) を見ると 最も多いのは 子育てや教育にお金がかかりすぎるから (6.4%) で とりわけ 3 歳未満の若い世代ではこうした経済的理由を選択する比率 (83.3%) が高い さらに 今後子どもを持つ予定がある夫婦に 予定子ども数を実現できない時に考えられる理由 ( 複数回答 ) を尋ねた結果では 妻が 3 歳未満の夫婦では 収入が不安定なこと (43.6%) が多く 妻が 35 歳以上の夫婦では 年齢や健康上の理由で子どもができないこと (65.3%) が指摘されている 子育てにお金がかかるという経済的理由と収入が不安定なことは相互に関係し 背景には有期雇用の増加など雇用機会の不安定化や正規雇用であっても賃金上昇の見通しが持ちにくいことなどがあろう 今回の調査研究では 未婚化や夫婦出生率の低下の背景要因に関する先行研究を踏まえた上で 夫婦出生率の低下に焦点を絞り 調査を設計し分析を行った 取り上げたテーマは 第 1 に 結婚している夫婦 ( 事実婚を含む 以下同じ ) を取り上げ 正規雇用に比較して有期雇用の妻で 第一子の出生意欲が低い理由を明らかにすること 第 2 に 正規雇用として継続就業できることが 女性の出生意欲を高めることに貢献 1

13 する可能性を踏まえて 正規雇用として就業を継続している要因を 学卒時の就業継続意欲や初期キャリアに着目している分析すること 第 3 に 子育てや教育にお金がかかりすぎる ために理想の子ども数を実現できないとする者が多いことから 夫婦が子どもに期待する教育水準が高いことが経済的負担感を高め そのことが出生意欲を引き下げることになるかを 女性の就業形態別に着目して検討すること 第 4 に 現在の子どもの数が一人の女性を取り上げ 妻の子育てに関する負担感や配偶者の関わり方が 第二子の出生意欲にどのように影響するかを明らかにすること の 4 つである ( 調査設計の方法 ) 上記のような研究課題を明らかにするため 少子化と夫婦の就労状況 生活環境に関する意識調査 ( 以下 本調査と記す ) における調査対象をつぎのように設定した (1) 結婚している夫婦で 妻の年齢が 25 歳以上 4 歳未満で 子どもがゼロ人または末子年齢が 6 歳未満の妻を調査対象とし さらに (2) 妻の就業形態 ( 正規雇用 有期雇用 無業 ) と子ども数 ( ゼロ人 1 人 2 人以上 ) の組合せから 無職の子どもゼロ人を除いた 8つの対象グループを設定し それぞれ 13 人まで有効票を確保することとした ( 詳しくは1 部参照 ) こうした調査対象の設定によって 妻の就業形態や現在の子ども数別に今後の出産意向である追加出生意欲を規定する要因などの分析が可能となった なお 調査対象は 妻個人であることから 追加出生意欲や夫の就業状況 さらには夫の価値観などに関する回答は 妻の意見や評価であることに留意されたい 以下では 本調査の概要と第 2 部の各章の分析から明らかになった点を紹介する 詳しくはそれぞれの章を参照されたい ( 本調査の概要 : 第 1 部 ) 理想のライフコースでは 正規雇用者は ( 子どもの有無に関わらず ) 仕事を継続することを理想としている割合が高い 他方 有期雇用 無職の者では結婚や出産を機に ( 再び仕事に就くことを想定している場合を含め ) 退職をするライフコースを理想とする割合が高い 結婚や配偶者の転勤をきっかけとした転職 退職経験では 正規雇用者は結婚を機に退職や転職をしたことのないとの割合が高いが 有期雇用者は結婚を機に転職した割合が高く 無職の者は結婚を機に退職した割合が高いなど 雇用形態による違いがみられる 就業意向は 子どもがいない者は勤続希望の割合が低く 有期雇用に比べで正規雇用者の方では勤続希望が高くなる 転職 退職希望の理由では 子どもがいない者では 仕事や職場に対する不満が高いが 子どもがいる者では 子育ての負担が大きいから の割合が高いなど子育てに関連する割合が高い 無業者が 現在就業していない理由では 子育ての負担が大きい が最も高く 次いで 11

14 家にいる方が子どものために良い といった価値観に起因する理由が高くなる 今後の就業意向は 子どもがある程度の年齢に達したら働きたい 割合が最も高く 働く時期については 子どもが 1 人では末子の年齢が 3 歳ぐらいになったら 子どもが 2 人以上いる者では末子が 小学校に入ったら と考える割合が高くなる 雇用形態に関係なく 子どもがいない者では 理想的な子どもの数も 人の割合が高いく 現在の子どもの数が 人 1 人 2 人以上の順で理想の子ども数も多い割合が高い 子育てしながら働く環境や制度では 正規雇用かつ子どものいる者は職場で育児休暇や短時間勤務など制度が利用できることを指摘する者の割合が高い 一方 子どもがいない者では 子育てしながら働くための環境や制度は特にない と考える割合が高い 他方 有期雇用者では 子育てしながら働くための環境や制度は特にない の割合も高くなる 子どもの進学意向では 正規雇用の者では大学以上への希望が強い割合が高く 子どもの数別 (1 人 2 人以上 ) でみると 子どもが 1 人の者の方が大学以上進学への希望の割合が高くなる また 2 人以上の者では経済的余裕があれば進学させたいと考える割合が高まる 子どもの学歴は親の経済力で決まるかについては 雇用形態 子どもの有無 ( 数 ) に関わらず 7 割程度がそう思う ( そう思う と どちらかといえばそう思う の計) と考えている 結婚生活に対する満足度についてみると 雇用形態によらず子どもの数が 人 1 人 2 人以上の順に 満足と考える割合が減る傾向にある 夫は外で働き 妻は家庭を守るべきである については 子どものいる正規雇用者では 反対 ( 反対 と どちらかといえば反対 の計 ) の割合が他に比べ高くなっている一方 子どものいる無職では賛成 ( 賛成 と どちらかといえば賛成 の計 ) の割合が高くなっている ( 有期雇用の妻では 第一子の出生意欲が低い理由 : 第 2 部第 1 章 ) 本調査によると 正規雇用の妻に比べて有期雇用の妻は 予定子ども数 理想子ども数 追加出生意欲のいずれも低くなる そこで 現在の子どもの数ゼロ人の妻に関して第一子の出生意欲に焦点をあて 正規雇用の妻に比較して有期雇用の妻の出生意欲が低くなる理由や 両者の出生意欲を規定する要因を分析した 分析結果によると 第 1 に 正規雇用と有期雇用の妻の両者とも 第一子出生意欲に対して 夫や妻の収入の高さや家計の苦しさなど家計の経済環境全般は影響を及ぼさずに 夫の低収入のみがマイナスの影響を及ぼしていた つまり 正規雇用の妻と有期雇用の妻の間の経済環境の差が 出生意欲の差をもたらすとの仮説は夫の低収入についてのみ支持された 第 2 に 職場の両立支援に関しては 正規雇用の妻の第一子出生意欲を高める効果を確認できた 他方 有期雇用の妻においても正の効果が確認できたが 正規雇用の妻ほど明確なものではない つまり 正規雇用と有期雇用の勤務先における両立支援の格差が 両者の出生意欲の差をもたらすとの仮説は弱いものであるが支持された 第 3 に 保育サービスの利用可能性が高いことは正規雇用の妻の第一子出生意欲を高めることになる 12

15 が 有期雇用の妻に対しては効果がなく 正規雇用と有期雇用の保育利用可能性の差が出生意欲に差をもたらすとの仮説は支持されなかった 以上の分析を踏まえると 正規雇用の妻が第一子出生意欲を持てるかどうかは 勤務先の両立支援と地域における保育サービスに規定されることが確認された 他方 正規雇用の妻よりも低い水準にある有期雇用の妻の第一子出生意欲を高めるためには 勤務先の両立支援と地域における保育サービスの充実のみでは限界があると言える この背景には 子ども数ゼロ人の有期雇用の妻では 希望するライフコースやキャリア経験などが多様であることがあろう たとえば 正規雇用の妻に比べて有期雇用の妻では 学校卒業時の就業継続志向 ( 両立型 ) が弱く また初職での正規雇用就業率も低く さらには結婚をきっかけに離転職した者が多く そのため結婚時の正規雇用としての就業率も低いことなどを指摘できる こうしたことから 有期雇用の中でも就業継続を希望する層に関しては 有期契約であっても産前産後休業を取得できることの権利理解の浸透や雇用実態に応じた両立支援の充実が求められる 他方で 在学中における女性に対する就業継続志向の啓発 学校卒業時における正規雇用就業の促進と結婚時や妊娠時における正規雇用としての就業継続を可能とする両立支援策がきわめて重要となろう ( 正規雇用としての就業継続と学卒時の就業継続意欲や初期キャリア : 第 2 部第 2 章 ) 正規雇用として継続就業できることが 女性の出生意欲を高めることに貢献する可能性を指摘した そこでここでは女性のキャリア初期における能力開発機会としての OJT が その後の正規雇用としての就業継続に貢献するかどうかを検証する 分析に利用した OJT は やってみたい仕事やポストへの異動機会 昇級や昇進 職種転換の機会 自分のアイデアや企画を提案する機会があったかどうかである もともと就業意欲が高い者がより多くのOJTを受けている場合には OJT の効果の過大評価することになる そこで分析対象者の就業意欲を統制するために 就業意欲の代理変数として 学卒時における就業継続意欲を用いた 分析の結果はつぎのようになった 学卒時の就業継続意欲が高い者ほど 正規雇用として就業継続しており また企業は 人的資本からの収益率の高い者や就業継続が予測される者 つまり就業意欲が高い者に対して OJT の機会を提供している しかし 初期キャリアの段階における OJT 経験が その後の正規雇用としての就業確率を高める効果は確認できなかった この背景には OJT 経験の有無に関わらず 初職の職場での仕事と子育ての両立が難しいことが その後の離職を招いた可能性が高いことがあろう OJT の経験は 正規雇用としての就業継続に貢献しなかったが その後の賃金向上には一定程度貢献していた この点では 初期キャリアにおける OJT の経験のあり方が 女性のキャリア形成にとって重要であることがわかる 以上によると 正規雇用として 女性の就業継続を促進するためには 学卒時における就業継続志向を高める取り組みと同時に 仕事と家庭の両立を可能とする職場環境や社会環境の整備が欠かせないことが示唆される 13

16 ( 子どもに期待する教育水準と出生意欲 ; 第 2 部第 3 章 ) 子どもを何人持ちたいか ( 出生意欲 ) と子どもにどの程度の教育水準を期待するか ( 教育アスピレーション ) の両者の間に 先行研究はトレードオフの関係を指摘する そこで この点に関して女性の就業形態別に分析を行い 結果は以下のようになった 第 1 に 理想とする子ども数は 正規雇用の場合に 教育アスピレーション ( 本研究では どうしても大学以上の教育をうけさせたい ) とマイナスの関係があることが確認できた 第 2 に 教育アスピレーションは 妻の学歴が高い場合に強い傾向があり さらに妻が高い年収や 初期キャリアにおいて充実した仕事経験があるなど 高い人的資本から得られると考えられる経験がある場合にも高い傾向があった 第 3 に 子育てにかかわる経済的負担感は教育アスピレーションが高い場合に強いとはいえなかった 経済的負担感を規定するのは 雇用の不安定さや保育サービスの不足さらには両立可能な職場環境でないことなどである 保育サービスの不足は 就業形態にかかわらず とりわけ子ども1 人のグループで経済的負担感と大きく関連しており また働きながら子育てできる職場環境ではないときに有期雇用と無職の経済的負担感が大きい 第 4 に 教育アスピレーションが予定子ども数とマイナスとなるのは有期雇用と無職の場合であった 第 5 に 予定子ども数が経済的負担感によってマイナスであるのは無職の場合であった 以上によると 教育アスピレーションが経済的負担感を高めるとはいえず 予定子ども数を減らしているとも必ずしも言えない また どちらかというと子育てを重視する選択と解されてきた有期雇用や無職の女性で 理想の子ども数や予定子ども数 子どもへの教育期待が高くなるわけではない 逆に 相対的に高い人的資本を持ち両立支援を受けることができる正規雇用において 子どもの数や子どもへの教育期待が高いという結果がみられた つまり 女性が 学卒後正規雇用として就職でき さらに結婚や妊娠 出産などのライフイベントがあっても就業継続できる環境整備が 少子化の緩和にきわめて重要となることが再度確認できた ( 子育てに関する妻の負担感および配偶者との関係と出生意欲 : 第 2 部第 4 章 ) 育児期における女性の負担感に関して配偶者の関わりを中心に分析し それに続いて女性の育児期の負担感が追加出生意欲に与える効果を検討した 育児期における女性は 子育てに対しては多くが満足し 子育てを楽しいと肯定的に捉えている者が主となるが 育児期の女性が負担を感じていないわけではない それは 日常の生活で イライラしている と回答した割合が 子どもをもつ女性において大きく上昇することによる 言い換えれば 育児期においては多くの女性は 日々の生活で心理的な負担 ( 焦り 不安 ストレスなど ) を感じている こうした日常生活におけるイライラが子育てを つらい と感じさせることにつながり こうした子育ての負担感が 女性の追加出生意欲を低下させている可能性が示唆される また こうした子育ての負担感の背景には 子どもの しつけが思うようにいかない など子育て自体に起因することも確認 14

17 できる そのため 子どもの教育に積極的な母親ほど 子どもの発育状況や子育てが順調にいっているかなどに関して焦りや不安を感じやすいことになる さらに 女性が持つ子育ての負担感は 配偶者の関わり方が大きく影響する 配偶者の家事 育児分担は 正規雇用として働く妻にとって重要な両立支援となるが 配偶者の仕事が忙しすぎる場合には 家事 育児分担ができないだけでなく 家庭での配偶者の心理状態が仕事から解放されないでいることが 妻に対して心理的負荷をもたらしていることが確認できた このような妻に対して心理的負荷をもたらすような配偶者の忙しさは 帰宅時刻が午後 1 時以降となるような働き方によることが確認できた つまり 配偶者の帰宅時刻は 妻に直接は影響しないが 家庭生活の質を阻害することを通じて間接的に女性の心理状態にマイナスの影響を与えることになる ( 政策的な含意 ) 最後に 本調査の分析結果を踏まえて 幾つかの政策的な含意をまとめておこう 1) 正規雇用の妻が第 1 子出生意欲を持てるかどうかは 勤務先の両立支援や保育サービスの利用可能性に規定されることから 両施策のさらなる充実が求められる 他方 有期雇用の妻に関しては こうした施策のみでは不十分なことが確認された 2) 有期雇用の妻に関しては 就業継続を希望する層に関しては 有期契約であっても産前産後休業を取得できることの権利理解の浸透や雇用実態に応じた両立支援の充実および円滑な利用支援が求められる また 正規雇用の妻に比べ有期雇用の妻は 学校卒業時の就業継続志向が弱く また初職での正規雇用就業率も低く さらには結婚をきっかけに離転職することが多く そのため結婚時における正規雇用としての就業率も低いなどの現状のキャリアを改革することが課題となる そのためには 在学中における女性に対する就業継続志向の啓発 学校卒業時における正規雇用就業の促進 さらには結婚時や妊娠時において正規雇用としての就業継続を可能とする両立支援策が重要となる 3) 学卒時の就業継続意欲が高い者ほど 正規雇用として就業を継続しており また企業は 人的資本からの収益率の高い者や就業継続が予測される者 つまり就業意欲が高い者に対して OJT の機会を提供している さらに 賃金向上に結びつくようなキャリアを実現できるためには初期キャリアにおける OJT 経験がきわめて重要となる 従って 学卒時の就業継続意欲が高くなるようなキャリア教育などの在学中の取り組みが有益となる こうした取り組みは 学卒時に有期雇用として就業する者を少なくすることにも貢献しよう 4) 予定子ども数が 理想子ども数を下回る理由として 子育てや教育にお金がかかりすぎる など経済的負担が指摘されているが 正規雇用の妻に関しては 教育アスピレーションが高いことが 子育ての経済的負担感を増すことがなく 予定子ども数に関しても引き下げる影響を与えていなかった その背景には 教育アスピレーションが高い正規雇用の妻の夫は正規雇用でかつ相対的に高学歴層が多いため そうした夫婦は経済的に 15

18 もゆとりがあり また妻の勤務先の両立支援が相対的に充実していることなどがあろう 他方 有期雇用や無業の妻では 教育アスピレーションが高いことが 予定子ども数にマイナスの影響を及ぼしており 経済面で夫の収入への依存度が高い生活が背景にあろう 5) 妻の雇用形態にかかわらず 夫である配偶者の関わりが妻の子育ての負担感を左右し 妻の子育て負担感が高くなると 追加出生意欲が低下することになる 夫が家事 育児を担うことは 正規雇用の妻にとっては重要な両立支援となるが それに加えて家庭で仕事から解放され 精神面でも妻をサポートできる夫のゆとりがきわめて重要である そのためには 配偶者である夫の長時間労働を解消し 早い時間帯での帰宅を可能とする働き方改革が求められる 16

19 第 1 部 少子化と夫婦の就労状況 生活環境に関する意識調査 について飯島亜希 1 調査結果の概要 1-1 調査方法 調査名 : 少子化と夫婦の就労状況 生活環境に関する意識調査調査方法 : 楽天リサーチ株式会社への委託調査 委託調査会社の登録モニターに対するインターネット調査調査期間 : 平成 25 年 11 月 6 日 ~11 月 26 日調査区域 : 全国調査対象 :25 歳以上 4 歳未満の既婚女性 ( 事実婚を含む ) ( 子どもがいる人については 末子年齢が 6 歳未満まで ) 目標有効回答数 :1,4 名以上 下記の区分により割付子ども数 人 1 人 2 人以上 雇用形態 正規 1,3 人 1,3 人 1,3 人 有期雇用 1,3 人 1,3 人 1,3 人 無職 1,3 人 1,3 人 今回の調査手法として 調査会社の登録モニターに対するインターネット調査を選択した このようなインターネット調査には 調査結果に誤差を与える要因として 測定誤差とサンプリング バイアスの問題が指摘されている ( 本多 26) しかし 測定誤差については 調査員の介在が調査結果に影響を及ぼすという指摘もあり また ランダムサンプリングにおいても回収率の問題から代表性は万全でないことを考えれば 一概に優劣を判断できない 17

20 1-2 回答者の属性 ( 本人の年齢区分 ) 正規子供 人正規子供 1 人正規子供 2 人以上有期雇用子供 人有期雇用子供 1 人有期雇用子供 2 人以上無職子供 1 人無職子供 2 人以上 全体 25~29 歳 3~34 歳 35~39 歳 N % % % ( 末子の年齢 ) 正規子供 1 人正規子供 2 人以上有期雇用子供 1 人有期雇用子供 2 人以上無職子供 1 人無職子供 2 人以上 全体 末子年齢 歳 末子年齢 1 歳 末子年齢 2 歳 末子年齢 3 歳 末子年齢 4 歳 末子年齢 5 歳 N % % % % % % ( 居住区分 ) 正規子供 人正規子供 1 人正規子供 2 人以上有期雇用子供 人有期雇用子供 1 人有期雇用子供 2 人以上無職子供 1 人無職子供 2 人以上 全体 東京都 大阪府 神奈川県 埼玉県 千葉県 京都府 奈良県 兵庫県 その他 N % % %

21 ( 回答者の最終学歴 ) 正規子供 人正規子供 1 人正規子供 2 人以上有期雇用子供 人有期雇用子供 1 人有期雇用子供 2 人以上無職子供 1 人無職子供 2 人以上 全体 中学校 高等学校 専修学校 短大 高専 大学 大学院 その他 ( 具体的に :_) N % % % % % % % ( 勤務先の職種 ) 全体 教師 保育士 看護師 専門 技術的職業 ( 研究者 情報技術者 医師 薬剤師 栄養士 編集者 通訳など ) 管理的職業 ( 会社経営者 役員 課長以上の管理職 ) 事務職 ( 一般事務 営業事務 営業 販売職 ( 小売店主 店員 経理事務 秘書 レジ係 集金 セールス 勧誘など ) 速記者 キーパンチャーなど ) 正規子供 人正規子供 1 人正規子供 2 人以上有期雇用子供 人有期雇用子供 1 人有期雇用子供 2 人以上無職子供 1 人無職子供 2 人以上 N % % % % % サービス職 ( 美容師 調理師 介護士 ウェイトレス 添乗員 ビラ配りなど ) 運輸 通信的職業 ( 運転手 電話交換手 郵便配達員など ) 保安的職業 ( 警察官 自衛官 消防員 警備員など ) 農林漁業作業者 ( 農耕 畜産 養殖 造園など ) 技能工 労務職 ( 組立工 DTP オペレーター 新聞配達 商品の陳列 清掃員など ) 正規子供 人正規子供 1 人正規子供 2 人以上有期雇用子供 人有期雇用子供 1 人有期雇用子供 2 人以上無職子供 1 人無職子供 2 人以上 % % % % %

22 ( 勤務先の規模 ) 正規子供 人正規子供 1 人正規子供 2 人以上有期雇用子供 人有期雇用子供 1 人有期雇用子供 2 人以上無職子供 1 人無職子供 2 人以上 全体 1 人未満 1 人以上 3 人未満 3 人以上 5 人未満 5 人以上 1, 人未満 1, 人以上官公庁わからない N % % % % % % % ( 回答者の昨年の年収 ) 正規子供 人正規子供 1 人正規子供 2 人以上有期雇用子供 人有期雇用子供 1 人有期雇用子供 2 人以上無職子供 1 人無職子供 2 人以上 全体 ~99 万円台 1 万円台 2 万円台 3 万円台 4 万円台 5 万円台 6 万円台 7 万円台 8 万円台 9 万円台 1, 万円台以上 N % % % % % % % % % % % ( 配偶者の就業 ) 全体正規の職員有期雇用自営業主 家族従業者無職わからない 正規子供 人正規子供 1 人正規子供 2 人以上有期雇用子供 人有期雇用子供 1 人有期雇用子供 2 人以上無職子供 1 人無職子供 2 人以上 N % % % % %

23 ( 配偶者の職種 ) 全体 教師 保育士 看護師 専門 技術的職業 ( 研究者 情報技術者 医師 薬剤師 栄養士 編集者 通訳など ) 管理的職業 ( 会社経営者 役員 課長以上の管理職 ) 事務職 ( 一般事務 営業事務 経理事務 秘書 レジ係 集金 速記者 キーパンチャーなど ) 営業 販売職 ( 小売店主 店員 セールス 勧誘など ) N % % % % % 正規子供 人 正規子供 1 人 正規子供 2 人以上 有期雇用子供 人 有期雇用子供 1 人 有期雇用子供 2 人以上 無職子供 1 人 無職子供 2 人以上 サービス職 ( 美容師 調理師 介護士 ウェイトレス 添乗員 ビラ配りなど ) 運輸 通信的職業 ( 運転手 電話交換手 郵便配達員など ) 保安的職業 ( 警察官 自衛官 消防員 警備員など ) 農林漁業作業者 ( 農耕 畜産 養殖 造園など ) 技能工 労務職 ( 組立工 DTP オペレーター 新聞配達 商品の陳列 清掃員など ) わからない % % % % % % 正規子供 人 正規子供 1 人 正規子供 2 人以上 有期雇用子供 人 有期雇用子供 1 人 有期雇用子供 2 人以上 無職子供 1 人 無職子供 2 人以上 ( 配偶者の昨年の年収 ) 正規子供 人正規子供 1 人正規子供 2 人以上有期雇用子供 人有期雇用子供 1 人有期雇用子供 2 人以上無職子供 1 人無職子供 2 人以上 全体 ~2 万 ~4 万 ~6 万 ~8 万 8 万超 N % % % % %

24 2 主な調査結果について 2-1 ライフコースについて ( 理想のライフコース ) 理想のライフコースを見ると 正規の者は( 子どもの有無に関わらず ) 結婚し 子ども持つが仕事を継続することを理想としている割合が高いが 有期雇用 無職のものでは結婚や出産を機に ( 再び仕事に就くことを想定している場合を含め ) 退職をするライフコースを理想とする割合が高い 表 1 正規子供 人正規子供 1 人正規子供 2 人以上有期雇用子供 人有期雇用子供 1 人有期雇用子供 2 人以上無職子供 1 人無職子供 2 人以上 全体 結婚するが子どもを持たず 仕事を続ける 結婚し 子どもを持つが 仕事も続ける 結婚し子どもを持つが 結婚あるいは出産で退職し 子育て後に再び仕事を持つ 結婚し子どもを持ち 結婚あるいは出産で退職し その後は仕事を持たない その他 N % % % % % また 夫が結婚当時に妻に対して期待していたライフコースを見ると 回答者本人の理想とするライフコースと同様の傾向を示していた 22

25 表 2 正規子供 人正規子供 1 人正規子供 2 人以上有期雇用子供 人有期雇用子供 1 人有期雇用子供 2 人以上無職子供 1 人無職子供 2 人以上 全体 結婚するが子どもを持たず 仕事を続ける 結婚し 子どもを持つが 仕事も続ける 結婚し子どもを持つが 結婚あるいは出産で退職し 子育て後に再び仕事を持つ 結婚し子どもを持ち 結婚あるいは出産で退職し その後は仕事を持たない その他 わからない N % % % % % % 母親のライフコースをみると 正規 有期雇用共に 子どもがいない回答者の母親は結婚 出産後に仕事を辞めている割合が高い一方 子どものいる回答者の母親は子どもを持ってからも仕事を継続していた割合が高くなっているなど 前者のケースではロールモデルが得られなかったことがこうした結果に影響を与えているのではないかと考えられる 表 3 正規子供 人正規子供 1 人正規子供 2 人以上有期雇用子供 人有期雇用子供 1 人有期雇用子供 2 人以上無職子供 1 人無職子供 2 人以上 全体 子どもを持ってからも ずっと仕事をしていた 子どもがある程度の年齢結婚あるいは出産前までになってから 仕事をして仕事をしていたが その後いたはずっと無職 その他 仕事をしたことはない N % % % % % ( 結婚や配偶者の転勤をきっかけとした転職 退職経験 ) 結婚をきっかけとした転職や退職の経験をみると 正規の者は結婚を機に退職や転職をしたことのない割合が高いが 有期雇用の者は結婚を機に転職した割合が高く 無職の者は結婚を機に退職した割合が高いなど 雇用形態による違いがみられた 23

26 表 4 正規子供 人正規子供 1 人正規子供 2 人以上有期雇用子供 人有期雇用子供 1 人有期雇用子供 2 人以上無職子供 1 人無職子供 2 人以上 全体 結婚をきっかけに勤め先を辞め 1 年を超える期間仕事をしなかったことがある 結婚をきっかけに勤め先を辞め 1 年以内に別の勤め先に変わったことがある 結婚をきっかけとして勤め先を辞めたり 変えたりしたことはない N % % % また 配偶者の転職をきっかけとする転職や退職の経験をみると 正規の者はそうした経験をした割合は低かったが 有期雇用 無職の者で 転職 退職した割合が高くなっている 表 5 正規子供 人正規子供 1 人正規子供 2 人以上有期雇用子供 人有期雇用子供 1 人有期雇用子供 2 人以上無職子供 1 人無職子供 2 人以上 全体 配偶者の転勤をきっかけに勤め先を辞め 1 年を超える期間仕事をしなかったことがある 配偶者の転勤をきっかけに勤め先を辞め 1 年以内に別の勤め先に変わったことがある 配偶者の転勤をきっかけとして勤め先を辞めたり 変えたりしたことはない N % % % 就業意向について ( 収入を伴う仕事の時間 ) 正規の者は 今のままでよい や どちらかと言えば減らしたい と考える割合が高いが 有期雇用の者は子どもの有無 ( 数 ) により違いが見られ 人 1 人 2 人以上の順に増やしたい割合 ( 増やしたい と どちらかといえば増やしたい の計) が高くなる 24

27 表 6 正規子供 人正規子供 1 人正規子供 2 人以上有期雇用子供 人有期雇用子供 1 人有期雇用子供 2 人以上 全体 増やしたい どちらかといえば増やしたい 今のままでよい どちらかといえば減らしたい 減らしたい わからない N % % % % % % ( 勤続希望 ) 正規 有期雇用ともに子どもがいない者は子どもがいる者に比べ 勤続希望の割合が低く 有期雇用に比べ正規の者の方が勤続希望が高い傾向がみられる 表 7 全体勤め続けたいできれば転職したいできれば早く辞めたいわからない 正規子供 人正規子供 1 人正規子供 2 人以上有期雇用子供 人有期雇用子供 1 人有期雇用子供 2 人以上 N % % % % 転職 退職希望の理由としては 正規 有期雇用ともに子どもがいない場合は 仕事や職場に対する不満が高くなっているが 子どもがいる場合では 子育ての負担が大きいから の割合が高いなど子育てに関連する割合が高くなっている 25

28 表 8 正規子供 人正規子供 1 人正規子供 2 人以上有期雇用子供 人有期雇用子供 1 人有期雇用子供 2 人以上 全体 仕事や職場に不満があるから 趣味など仕事健康上の理由以外にやりたからいことがあるから 家族が反対するから 経済的に働く必要がないから 家にいるほうが子どものために良いから N % % % % % % 子育ての負担が大きいから 家事の負担が大きいから 夫の帰宅時刻が遅いため 親や病気の家族の世話をするため その他 ( 具体的に :_) 特に理由はない 正規子供 人正規子供 1 人正規子供 2 人以上有期雇用子供 人有期雇用子供 1 人有期雇用子供 2 人以上 % % % % % % ( 無職の者の就業希望 ) 無職の者については 現在仕事に就いていない理由としては 子育ての負担が大きい が最も高く 次いで 家にいる方が子どものために良い といった価値観に起因する理由が高くなっている 今後の就業意向については 子どもがある程度の年齢に達したら働きたい を考える割合が最も高く 具体的には 子どもが 1 人いる者では末子の年齢が 3 歳ぐらいになったら 働きたいと考えている割合がもっとも高いが 子どもが 2 人以上いる者では末子が 小学校に入ったら と考える割合が高い 表 9 現在仕事についていない理由 無職子供 1 人 無職子供 2 人以上 全体 希望する仕事が見つからないから 趣味など仕事健康上の理由以外にやりたからいことがあるから 家族が反対するから 経済的に働く必要がないから N % % % % %

29 家にいるほうが子どものために良いから 子育ての負担が大きいから 家事の負担が大きいから 夫の帰宅時刻が遅いため 親や病気の家族の世話をするため その他 ( 具体的に :_) 特に理由はない % % % % % % % 無職子供 1 人 無職子供 2 人以上 表 1 就業意向 無職子供 1 人 無職子供 2 人以上 全体 すぐにでも働きたい 子どもがある程度の年齢に達したら働きたい 子どもの年齢以外のことで働ける条件が整ったら働きたい 今後も就業は希望しない N % % % % 表 11 末子の年齢が幾つぐらいの時か 全体 3 歳ぐらいになったら小学校に入ったら小学校高学年になったら中学校に入ったらその他 (_) わからない 無職子供 1 人 無職子供 2 人以上 N % % % % % %

30 働きたいと考える理由としては 子どもが1 人の場合は 自分で収入を得たい や 自分の能力を生かしたい などの回答者の希望に関わる理由が高くなっているが 子どもが 2 人以上では 生計を維持するため や 子どもの教育費 家のローン など具体的家計収入の理由をあげる割合が高い 表 12 全体生計を維持するため子どもの教育費家のローン 無職子供 1 人 無職子供 2 人以上 N % % % 無職子供 1 人 無職子供 2 人以上 自分で収入を得たい 社会のための仕事をしたい 自分の能力を活かしたい いろいろな人や社会とのつながりを持ちたい その他 (_) % % % % % 再就職をする場合の働き方としては 有期雇用を希望する者が8 割弱となっており 一日の労働時間は6 時間未満を希望する割合が高く ( 子どもが 2 人以上の場合は 子どもが 1 人の場合に比べ 短時間勤務を希望する傾向にある ) 週の労働日数としては 4 日以内を希望する割合が高い 表 13 再就職をする場合の働き方 全体正社員有期雇用 無職子供 1 人 無職子供 2 人以上 N % % 表 14 再就職をする場合の一日の労働時間 無職子供 1 人 無職子供 2 人以上 全体 6 時間未満 6~8 時間未満 8 時間で残業なし 8 時間で残業があっても構わない N % % % %

31 表 15 再就職をする場合の週の労働日数 全体 4 日以内 5 日以上 無職子供 1 人 無職子供 2 人以上 N % % 一方 再就職にあたって心配なこと 不安なこととしては 子どものこと 仕事がうまくみつかるか 就職後 仕事と生活の両立をすること が3 大不安となっている 子どもが1 人いる者より 子どもが2 人以上の者の方が 長く仕事を離れていたこと や 子どものこと に対する不安の割合も高くなっている 逆に 経験を活かせるか について不安を持つ者の割合は低くなっている 表 16 無職子供 1 人無職子供 2 人以上無職子供 1 人無職子供 2 人以上 全体 仕事がうまくみつかるか 長く仕事を離れていたこと 就職後 仕事と生活を両立すること N % % % これまでの経験が活かせる仕事であるか 子どものこと子どもの理解配偶者の理解その他 (_) % % % % % ( 仕事上の経験について ) 仕事上の経験値について 雇用形態 子どもの有無( 数 ) による大きな違いはみられないものの 正規 ( 特に子供が1 人 ) の者は 何かしら経験していると認識している割合が高い一方 無職で子供が2 人以上の者の仕事上の経験値が低い状況がみられた 表 17 全体経験は必要ない 1 年程度 1 年以上 3 年未満 無職子供 1 人 無職子供 2 人以上 N % % %

32 3 年以上 5 年未満 5 年以上 1 年未満 1 年以上 無職子供 1 人 無職子供 2 人以上 % % % ( 配偶者の就業 ) 正規の者は配偶者も正規である割合が高く 正規 無職 有期雇用の順に配偶者の正規率が低下する 表 18 正規子供 人正規子供 1 人正規子供 2 人以上有期雇用子供 人有期雇用子供 1 人有期雇用子供 2 人以上無職子供 1 人無職子供 2 人以上 全体正規の職員有期雇用自営業主 家族従業者無職わからない N % % % % % 正規の者の配偶者の収入は 子どもの有無( 数 ) に関わらず同様の分布となっているが 有期雇用の者の配偶者の収入は 子どもの有無 ( 数 ) により分布が異なっている 無職の者の配偶者収入は高額で分布をしている 3

33 表 19 正規子供 人正規子供 1 人正規子供 2 人以上有期雇用子供 人有期雇用子供 1 人有期雇用子供 2 人以上無職子供 1 人無職子供 2 人以上正規子供 人正規子供 1 人正規子供 2 人以上有期雇用子供 人有期雇用子供 1 人有期雇用子供 2 人以上無職子供 1 人無職子供 2 人以上 5 万円台 6 万円台 7 万円台 8 万円台 9 万円台 1, 万円台以上わからない % % % % % % % 全体 ~99 万円台 1 万円台 2 万円台 3 万円台 4 万円台 N % % % % %

34 配偶者の子育てと仕事の両立環境( 子どもが急病の際 ) については 正規で子どもがいる者では 両立しやすさを評価している割合が高いが 正規で子どものいない者や 有期雇用 無職の場合での大きな違いはみられない 表 2 全体そう思うまあそう思うあまりそう思わないそう思わないわからない 正規子供 人正規子供 1 人正規子供 2 人以上有期雇用子供 人有期雇用子供 1 人有期雇用子供 2 人以上無職子供 1 人無職子供 2 人以上 N % % % % % 妻が働くことに対する配偶者の考えをみると 正規 有期雇用 無職の順に妻が働くことについて肯定的に考え 積極的に協力しようと考える割合が高い 表 21 正規子供 人正規子供 1 人正規子供 2 人以上有期雇用子供 人有期雇用子供 1 人有期雇用子供 2 人以上無職子供 1 人無職子供 2 人以上 全体 働いた方がよいと考え 自分も協力しようと考えている 働いてもよいと考えているが 自分が協力する考えはない N % %

35 正規子供 人正規子供 1 人正規子供 2 人以上有期雇用子供 人有期雇用子供 1 人有期雇用子供 2 人以上無職子供 1 人無職子供 2 人以上 働かない方がよいと考えている 妻の好きなようにするのがよいと考えている わからない % % % 子どもの数について ( 理想的な子ども数 予定の子ども数 ) 雇用形態に関係なく 子どもがいない者は 理想的な子どもの数も 人の割合が高く 現在の子どもの数が 人 1 人 2 人以上の順で理想の子ども数も多い割合が高い 表 22 全体 人 1 人 2 人 3 人 4 人 5 人以上 正規子供 人正規子供 1 人正規子供 2 人以上有期雇用子供 人有期雇用子供 1 人有期雇用子供 2 人以上無職子供 1 人無職子供 2 人以上 N % % % % % % 雇用形態に関係なく 理想の子ども数と比べ 予定の子ども数の方が少ない数の割合が高まり 委縮しており 正規より有期雇用の方が予定の子ども数の割合が高い 33

36 表 23 正規子供 人正規子供 1 人正規子供 2 人以上有期雇用子供 人有期雇用子供 1 人有期雇用子供 2 人以上無職子供 1 人無職子供 2 人以上 全体 人 1 人 2 人 3 人 4 人 5 人以上 N % % % % % % 予定の子ども数については 実際に持つつもりの子どもの数 として調査した ( 子どもを増やさない / 増やせない理由 ) 正規 有期雇用ともに現在子どもがいない者は 欲しいけれども妊娠しないから を理由にあげた割合が他に比べて高い また 有期雇用の者は 雇用が安定しないから と考える割合が高いが 有期雇用 無職共に 子どもが2 人以上の者は 子育てや教育にお金がかかりすぎるから と考える割合が高い 表 24 全体 子育てや教育にお金がかかりすぎるから 保育サービスが整っていないから 雇用が安定しないから 働きながら子育てができる職場環境がないから 自分の昇進 昇格に差し支えるから 家が狭いから 子どもがのびのび育つ社会環境でないから 自分や夫婦の生活を大切にしたいから 正規子供 人正規子供 1 人正規子供 2 人以上有期雇用子供 人有期雇用子供 1 人有期雇用子供 2 人以上無職子供 1 人無職子供 2 人以上 N % % % % % % % %

37 正規子供 人正規子供 1 人正規子供 2 人以上有期雇用子供 人有期雇用子供 1 人有期雇用子供 2 人以上無職子供 1 人無職子供 2 人以上 自分または配偶者が高年齢で 産むのに不安があるから 自分または配偶者が育児の負担に耐えられないから 妊娠 出産のときの身体的 精神的な苦痛が嫌だから 健康上の理由から 欲しいけれども妊娠しないから 配偶者の家事 育児への協力が得られないから 配偶者が望まないから 末子が夫の定年退職までに成人してほしいから その他 (_) % % % % % % % % % % 特にない 子育てと仕事の両立について ( 子育てしながら働く環境や制度 ) 子育てしながら働く職場の環境や制度についてみると 正規で子どものいる者は育児休暇や短時間勤務など制度が利用できると考える割合が高いが 有期雇用では 子育てしながら働くための環境や制度は特にない の割合も高い 正規で子どもがいない者でも 子育てしながら働くための環境や制度は特にない と考える割合が高い また 現在無職の場合では 子どものことで休みが取れる ことが必要だと考える割合が高く また 仕事にやりがいがある とした割合も4 割程度であった 表 25 全体 残業や休日出勤が少ない フレックスタイムや在宅勤務など柔軟な働き方ができる 育児休暇がとれる 子育て期に短時間勤務ができる 時間単位の休暇がとれる 正規子供 人正規子供 1 人正規子供 2 人以上有期雇用子供 人有期雇用子供 1 人有期雇用子供 2 人以上 N % % % % %

38 正規子供 人正規子供 1 人正規子供 2 人以上有期雇用子供 人有期雇用子供 1 人有期雇用子供 2 人以上 子どもが病気のときや学校の行事等で休みがとれる 上司に理解がある 職場の同僚に理解がある 仕事にやりがいがある 先輩や上司の女性に自分の理想のモデルとする人がいる その他子育てしながら働くのに適した環境や制度 ( 具体的に :_) ( そのような環境や制度は ) 特にない % % % % % % % ( 子どもが急病時の両立 ) 子どもが急病時の子育てと仕事の両立についてみると 正規 有期雇用ともに 子どもの数が 人 1 人 2 人以上となるにつれ 両立しやすいと感じている割合が高い 表 26 正規子供 人正規子供 1 人正規子供 2 人以上有期雇用子供 人有期雇用子供 1 人有期雇用子供 2 人以上 全体そう思うまあそう思うあまりそう思わないそう思わない N % % % % ( 利用な保育サービス ) 雇用形態に関わりなく 子どもが 人 1 人 2 人以上の順に 待機せずに預けられる の割合が高い また 正規と有期雇用の間では 大きな違いはみられなかった 36

39 表 27 全体待機せずに預けられる探せばどこかに預けられる探しても難しいわからない 正規子供 人正規子供 1 人正規子供 2 人以上有期雇用子供 人有期雇用子供 1 人有期雇用子供 2 人以上無職子供 1 人無職子供 2 人以上 N % % % % 家事 育児分担について 正規 有期雇用の者ともに 子ども数が 人 1 人 2 人以上の順位に もっぱら一人で行っている 割合が減少し 正規で子どもがいないものでは ( 家事について ) 複数の人がほぼ同等に分担している 割合が他に比べて高い また 無職については もっぱら一人が行っている 割合は4 割程度 表 28 正規子供 人正規子供 1 人正規子供 2 人以上有期雇用子供 人有期雇用子供 1 人有期雇用子供 2 人以上無職子供 1 人無職子供 2 人以上 全体 もっぱら一人が行っている 主に一人が行い 他の人が少し手伝っている 主に一人が行っているが 他の人もかなり手伝っている 複数の人がほぼ同等に分担している その他 (_) N % % % % % 家事 育児をもっぱら行っているのは 全ての属性で 自分 ( 妻 ) が 1% 近くとなっている 子どもが2 人以上の者では 自分 配偶者以外の親の支援の割合が高くなっている 37

40 表 29 正規子供 人正規子供 1 人正規子供 2 人以上有期雇用子供 人有期雇用子供 1 人有期雇用子供 2 人以上無職子供 1 人無職子供 2 人以上 全体自分配偶者 同居の親 ( 配偶者の親を含む ) 同居しているその他の家族 親族 同居していない家族 親族 その他 (_) N % % % % % % 子育てに対する考えについて ( 子育ての楽しさ ) 子どもを持つものについて 子育てを楽しいと感じるかを聞いたところ 全体として肯定的な割合が高いものの 子どもが1 人の者の方が2 人以上の者に比べ 楽しいと感じることの方が多い と感じる者の割合が高い 表 3 正規子供 人正規子供 1 人正規子供 2 人以上有期雇用子供 人有期雇用子供 1 人有期雇用子供 2 人以上無職子供 1 人無職子供 2 人以上 全体 楽しいと感じることの方が多い 楽しいと感じることとつらいと感じることが同じくらい つらいと感じることの方が多い わからない N % % % % ( 進学意向 ) 正規の者では大学以上への希望が強い割合が高く 子どもの数別(1 人 2 人以上 ) でみると 子どもが 1 人の者の方が大学以上進学への希望の割合が高くなっている 2 人以上の者では経済的余裕があれば進学させたいと考える割合が高まる 38

41 表 31 正規子供 人正規子供 1 人正規子供 2 人以上有期雇用子供 人有期雇用子供 1 人有期雇用子供 2 人以上無職子供 1 人無職子供 2 人以上 全体 どうしても大学以上の教育をさせたい 経済的余裕があれば大学以上の教育をさせたい 大学以上へ行かせる必要はないと思う N % % % 子どもの学歴は親の経済力で決まるかについては 雇用形態 子どもの有無( 数 ) に関わらず 7 割程度がそう思う ( そう思う と どちらかといえばそう思う の計) と考えている 表 32 全体そう思うどちらかといえばそう思うどちらかといえばそう思わないそう思わない 正規子供 人正規子供 1 人正規子供 2 人以上有期雇用子供 人有期雇用子供 1 人有期雇用子供 2 人以上無職子供 1 人無職子供 2 人以上 N % % % % ( 子どもに対する支出 ) どの属性においても 積極的に子どもの将来のための預貯金を行う 割合は過半数と高く 特に 正規で子どもが1 人の者で割合が高い 全体としては 雇用形態や子どもの数による大きな違いはみられず 積極的支出意向となっている 39

42 表 33 正規子供 人正規子供 1 人正規子供 2 人以上有期雇用子供 人有期雇用子供 1 人有期雇用子供 2 人以上無職子供 1 人無職子供 2 人以上 全体 積極的に補助学習 ( 塾 家庭教師 通信教育 図書 教材等 ) をさせたい / させている 積極的に習い事 ( 学校以外でピ積極的に子どもの将来のためのアノ 水泳 英会話等 ) をさせたい預貯金を行いたい / させている / させている 特に上記のような希望はない N % % % % 夫婦関係 生活満足について ( 配偶者との日頃の関係 ) 正規 有期雇用 無職の順で 配偶者が頼りにしてくれている 理解してくれていると感じている割合が高い 表 34 配偶者は頼りにしてくれているか 全体全くそのとおりまあそのとおりあまりそうではない全くそうでない 正規子供 人正規子供 1 人正規子供 2 人以上有期雇用子供 人有期雇用子供 1 人有期雇用子供 2 人以上無職子供 1 人無職子供 2 人以上 N % % % %

43 表 35 配偶者は理解してくれているか 正規子供 人正規子供 1 人正規子供 2 人以上有期雇用子供 人有期雇用子供 1 人有期雇用子供 2 人以上無職子供 1 人無職子供 2 人以上 全体全くそのとおりまあそのとおりあまりそうではない全くそうでない N % % % % 配偶者と過ごす時間が十分にあるか 配偶者とよく会話しているか 趣味や行動を尊重してくれるか 心配事や悩みを聞いてくれるか 十分愛情表現をしてくれるかについてみると 雇用形態によらず 子どもの数が 人 1 人 2 人以上の順に 肯定的に捉える割合が減少する 表 36 配偶者と過ごす時間が十分にあるか 正規子供 人正規子供 1 人正規子供 2 人以上有期雇用子供 人有期雇用子供 1 人有期雇用子供 2 人以上無職子供 1 人無職子供 2 人以上 全体全くそのとおりまあそのとおりあまりそうではない全くそうでない N % % % %

44 表 37 配偶者とよく会話しているか 正規子供 人正規子供 1 人正規子供 2 人以上有期雇用子供 人有期雇用子供 1 人有期雇用子供 2 人以上無職子供 1 人無職子供 2 人以上 全体全くそのとおりまあそのとおりあまりそうではない全くそうでない N % % % % 表 38 趣味や行動を尊重してくれるか 正規子供 人正規子供 1 人正規子供 2 人以上有期雇用子供 人有期雇用子供 1 人有期雇用子供 2 人以上無職子供 1 人無職子供 2 人以上 全体全くそのとおりまあそのとおりあまりそうではない全くそうでない N % % % % 表 39 心配事や悩みを聞いてくれるか 正規子供 人正規子供 1 人正規子供 2 人以上有期雇用子供 人有期雇用子供 1 人有期雇用子供 2 人以上無職子供 1 人無職子供 2 人以上 全体全くそのとおりまあそのとおりあまりそうではない全くそうでない N % % % %

45 表 4 十分愛情表現をしてくれるか 正規子供 人正規子供 1 人正規子供 2 人以上有期雇用子供 人有期雇用子供 1 人有期雇用子供 2 人以上無職子供 1 人無職子供 2 人以上 全体全くそのとおりまあそのとおりあまりそうではない全くそうでない N % % % % ( 満足度 ) 結婚生活に対する満足度についてみると 雇用形態によらず子どもの数が 人 1 人 2 人以上の順に 満足と考える割合が減る傾向にある 表 41 正規子供 人正規子供 1 人正規子供 2 人以上有期雇用子供 人有期雇用子供 1 人有期雇用子供 2 人以上無職子供 1 人無職子供 2 人以上 全体非常に満足している満足している不満である非常に不満である N % % % % 子育てに対する満足度についてみると 雇用形態によらず子どもの数が 人 1 人 2 人以上の順に 満足と考える割合が減る傾向にある 43

46 表 42 正規子供 人正規子供 1 人正規子供 2 人以上有期雇用子供 人有期雇用子供 1 人有期雇用子供 2 人以上無職子供 1 人無職子供 2 人以上 全体非常に満足している満足している不満である非常に不満である N % % % % 仕事に対する満足度をみると 有期雇用に比べ正規の者の方が満足度が高く 有期雇用の者は 子どもの数が 人 1 人 2 人以上の順に 満足度が高い 表 43 正規子供 人正規子供 1 人正規子供 2 人以上有期雇用子供 人有期雇用子供 1 人有期雇用子供 2 人以上 全体非常に満足している満足している不満である非常に不満である N % % % % 生活全体に対する満足度をみると 正規の者( 子ども 人 1 人 2 人以上とも ) と有期雇用で子どもがいない者の割合が高い一方 有期雇用で子どものいる者は不満の割合が高くなっている 44

47 表 44 正規子供 人正規子供 1 人正規子供 2 人以上有期雇用子供 人有期雇用子供 1 人有期雇用子供 2 人以上無職子供 1 人無職子供 2 人以上 全体非常に満足している満足している不満である非常に不満である N % % % % 価値観について 夫は外で働き 妻は家庭を守るべきである については 子どものいる正規社員では 反対 ( 反対 と どちらかといえば反対 の計) の割合が他に比べ高くなっている一方 子どものいる無職では賛成 ( 賛成 と どちらかといえば賛成 の計) の割合が高くなっている 表 45 正規子供 人正規子供 1 人正規子供 2 人以上有期雇用子供 人有期雇用子供 1 人有期雇用子供 2 人以上無職子供 1 人無職子供 2 人以上 全体賛成どちらかといえば賛成どちらかといえば反対反対 N % % % % 子どもが3 歳くらいまでの間は 保育所等を利用せずに母親が家庭で子供の世話をするべき については 子どものいる正規の者では反対の割合が他に比べ高くなっている一方 子どものいる無職では 賛成の方が高くなっている 45

48 表 46 正規子供 人正規子供 1 人正規子供 2 人以上有期雇用子供 人有期雇用子供 1 人有期雇用子供 2 人以上無職子供 1 人無職子供 2 人以上 全体賛成どちらかといえば賛成どちらかといえば反対反対 N % % % %

49 第 2 部個票データによる分析 第 1 章妻の雇用形態別にみた第一子出生意欲の規定要因の分析 ~ 有期妻の第一子出生意欲はなぜ正規妻より低いのか ~ 3 麻田千穂子 1 はじめに我が国で進行する少子化の要因は 未婚化と夫婦出生力の低下であると指摘されている このうち夫婦出生力の低下には様々な要因がかかわっているものと考えられるが なかでも有配偶女性の就業形態と出生力との関係は 労働市場の非正規化を背景に 政府や研究者の関心を集めてきた 厚生労働省第 14 回出生動向基本調査 (21 年 ) によれば 正規雇用の妻の予定子ども数が 2.14 人であるのに対し パート アルバイトでは 2.7 人 派遣 嘱託 契約社員では 1.93 人と非正規雇用の妻では予定子ども数が低めになっている 本調査においても 現在子ども数別に正規妻 有期妻で出生意欲を比べると 正規妻に比べ有期妻は予定子ども数 理想子ども数 追加出生意欲ともに低くなっている 特に 現在子ども数 1 人で正規雇用妻と有期雇用妻の追加出生意欲の差が大きい ( 表 1) 表 1 現在子ども数 妻雇用形態別妻の出生意欲 現在子ども数 妻就業形態 A 現在子ども数 B 予定子ども数 C 理想子ども数 D 追加出産意欲 B-A E 追加出生意欲ありの率 人 1 人 2 人以上 正規 % 有期 % 正規 % 有期 % 無職 % 正規 % 有期 % 無職 % このような 正規雇用妻 有期雇用妻の平均の出生意欲の差は何に起因するのか 両者の出生意欲を規定するものは何なのだろうか 正規雇用に就く有配偶女性と有期雇用に就く 3 本稿の作成にあたっては 個票データの分析及び執筆において 内閣府経済社会総合研究所堀雅博上席研究官から貴重なアドバイスをいただいた ここに記して謝意を表する なお 残された誤りはすべて筆者の責任である 47

50 有配偶女性は もともともっている出生意欲が異なるのか あるいは雇用環境や生活環境の違いから 結果としてグループの平均の出生意欲に違いが出てくるのだろうか 例えば 妻が有期雇用で働く夫婦は家計の余裕のなさや 将来の経済的不安のために子どもを増やすことを控えるのであろうか 妻の雇用が不安定であることから出産に踏み切れないのだろうか あるいは有期雇用では育児休業や短時間勤務などの両立支援制度の利用が難しく 両立が難しいために出生意欲が低下しているのだろうか さらには 地域によっては有期雇用では保育サービスの利用が難しいことが出生意欲を低下させているのだろうか 妻の就業形態と出生行動についてはさまざまな研究が行われてきた まず 妻の出産前の雇用形態と出生率や出生タイミングとの関係については 多くの研究が 妻が非正規雇用であることは出産確率を低め あるいは出生タイミングを遅らせることを指摘 4している 一方で 上記とは反対に 女性のフルタイム就業は第一子及び第二子の出生年齢を上昇させる 週労働時間が 2 時間以下のパートタイム就業はこれらの出産年齢を低下させるとの研究 5もある また 妻の雇用形態と出生意欲の関係については 年齢や現在子ども数をコントロールしたうえで パートタイム就業妻の出生意欲がフルタイム就業妻よりも低いとするものがある 67 以上のように 既存の研究や調査では 正規雇用と非正規雇用の間で あるいはフルタイム就業とパートタイム就業の間で出生確率 出産タイミングや出生意欲に差があり 非正規雇用は正規雇用よりも出生確率や出生意欲が低く 出産タイミングが遅いとするものが多い しかしながら このような出生力の差が生じる要因を分析したものは把握する限りでは見当たらない また 経済環境や両立 育児環境が出生意欲に与える影響を実証したものは未見である 8 そこで 本稿では 正規妻と有期妻の第一子の出生意欲に焦点をあて なぜ有期妻の出生意欲は正規妻よりも低いのか それぞれの出生意欲を規定する要因が何かを明らかにしたい 4 厚生労働省 (213) 別府 (21) 別府 (212) は 出産前に非正規雇用である妻は出産前に正規雇用である妻に比べ 出生確率が低いこと 別府 (21) 岩澤 (24) は 出産前に非正規雇用である妻は出産前に正規雇用である妻に比べ 出生タイミングが遅れ 子ども数自体も少ないこと 守泉 (21) は出産前に非正規雇用である妻は出産前に正規雇用である妻に比べ 第一子の先送り確率が高いことを指摘している 5 小島 (29) 6 吉田 (25) 福田 (211) 山田ほか (213) 7 このほかに 妻の学卒後結婚直前までの非正規雇用経験と 結婚や出生行動との関係を分析したものがある 酒井 樋口 (25) は非正規雇用経験が結婚の遅れを通じて出生タイミングを遅らせていること 守泉 (25) は学卒から結婚直前まで非正規雇用を継続した者は平均予定子ども数が少ないこと 永瀬 守泉 (28) は学卒後又は結婚直前に非正規雇用であった者は子の出産確率が低いことを指摘している 8 福田 (211) は 正規 有期の出生意欲の差は両者の全体的な両立環境の差からきているのではないかと指摘しているが この点の実証はしていない 48

51 本稿の構成は以下のとおりである 次節では サンプルの属性を概観する 第 3 節では 仮説と分析方法を説明し 第 4 節では推定結果の検証と考察を行う 第 5 節では本分析か ら得られた知見をまとめ 政策的含意と今後の課題について述べる 2 サンプルの属性 2 1 サンプルの属性サンプルは 現在子ども数 人 ( 妊娠中の者を除く 9 ) の 25 歳 ~39 歳既婚女性で 正規雇用及び有期雇用の者である サンプルの規模は正規雇用 1126 人 有期雇用 1214 人の計 234 人である サンプルとなる夫婦の基本属性を 表 2 により 妻の雇用形態別に確認しておきたい 夫婦の現在の年齢 夫婦の結婚年齢及び結婚後経過年数については 結婚後年数が有期の方が 1 年程度高くなっている ( 表 2A) 夫婦の出生意欲をみると 予定子ども数 理想子ども数ともに正規のほうが有期よりも多くなっており 特に予定子ども数の方が理想子ども数よりも正規有期の差が大きい 追加出生意欲 ( 予定子ども数 - 現在子ども数 ) 追加出生意欲ありの率ともに正規が有期よりも高い ( 表 2B) 夫婦の収入及び学歴を妻の雇用形態別にみると 夫の収入の分布 夫の学歴が大卒以上である比率に差はみられない 妻の収入は正規有期で大きな差があり 妻の収入の差が夫婦合計収入の差をもたらしている 夫の正規割合は妻正規の方が高い ( 表 2C) 夫婦の労働時間をみると 夫の労働時間は妻の雇用形態による差はみられないが 妻の労働時間は正規有期で差が大きい ただし 有期妻の 27% が週労働時間 4 時間以上となっており 有期妻の労働時間は多様とみられる ( 表 2D) 居住地域に正規有期の違いはみられない ( 表 2E) 妻のキャリアをみると 勤続年数 3 年以上率 年収 3 万円以上の率 初職正規率 結婚時正規率 学校卒業時の理想のライフコースを両立コースとする率 結婚時に夫が妻に望む理想のライフコースが両立コースである率ともに 正規が有期より高くなっている 現在有期雇用の妻で結婚時正規雇用だった者は 24% にとどまる 現在有期雇用の妻の過半数は結婚をきっかけに離転職している 有期妻のキャリアや就業意識の多様性がうかがわれる一方で 全体としてみると 正規妻グループと有期妻グループでは妻のキャリアには大きな差がある ( 表 2F) 9 被説明変数が 子どものいない夫婦が第 1 子を持とうとする意欲であるため すでに第 1 子を妊娠している者は分析対象から除外した 49

52 2-2 理想の数の子どもを持たない理由次に 表 3 により 理想の数の子どもの数まで子どもを増やさない ( 増やせない ) 理由を 妻の雇用形態別に確認する 予定の子ども数が理想の子ども数よりも少ない場合の 理想の数まで子どもを増やさない ( 増やせない ) 理由をみると 正規有期ともに 子育てにお金がかかりすぎる ほしいけれど妊娠しない 高年齢で生むのに不安がある の割合が高い 正規と有期を比べると 正規の方が経済的負担 保育サービス 両立環境を挙 5

53 げる割合が高く 有期の方が高齢で生む不安 妊娠しないこと 雇用が安定しないことを挙げる割合が高い 2-3 記述統計記述統計は表 4 のとおりである 51

54 表 4 説明変数の記述統計量 夫収入ダミー 妻収入ダミー 夫収入見込みダミー 夫就業形態ダミー 正規 有期 合計 子ども 人子ども 人 平均 平均 平均 最大値最小値 3 万円未満 万円以上 5 万円未満 ( 参照 ) 万円以上 7 万円未満 万円以上 わからない 万円未満 万円以上 3 万円未満 ( 参照 ) 万円以上 5 万円未満 万円以上 減る 変わらない ( 参照 ) 増える 夫正規 ( 参照 ) 夫有期 夫自営 家計余裕 家計苦しいダミー 両立支援制度 両立環境 保育利用可能性ダミー 妻年齢ダミー 夫年齢ダミー 結婚後年数妻学歴ダミー 両立支援制度 有期 親支援ダミー 親同居近居ダミー 探しても難しい ( 参照 ) 探せば何とかなる 待機せずに預けられる 待機せずに預けられる 有期 わからない わからない 有期 歳代後半 ( 参照 ) 歳代前半 歳代後半 歳代以下 ( 参照 ) 歳代前半 歳代後半 歳代以上 結婚後 5 年以内タ ミー 高卒以下 ( 参照 ) 短大 高専 専修学校 大学以上 その他 有期タ ミー 観察値 仮説と分析方法 3 1 仮説本稿では 現在子ども数 人の正規妻と有期妻の平均の出生意欲の差を生じさせている 52

55 要因に関し 以下の3つの仮説を検証する 経済環境仮説 : 有期妻は正規妻に比べ経済環境に恵まれないことが出生意欲を低下させている両立支援仮説 : 有期妻は正規妻に比べ職場の両立支援の利用可能性が低いことが出生意欲を低下させている保育仮説 : 有期妻は正規妻に比べ保育サービスを利用しにくいことが出生意欲を低下させている 経済環境仮説予定子ども数が理想子ども数より少ない妻は 正規 有期ともにその理由として 子育ての経済的負担をあげる割合が高かった また 有期では 雇用が不安定だから と回答する者が正規より多かった 先々の子育ての経済的負担を踏まえると 現在の収入が少ないこと 家計が苦しいこと 夫の将来の収入見込みが良くないこと 収入が不安定であることは 出産を躊躇させる可能性がある 両立支援仮説第一子出産前後の継続就業率は正規雇用に比べ有期雇用では低いこと 1 が知られている これは 有期のほうが正規よりも自ら希望して出産退職する傾向が強いことにも一部起因する 11 ものであるが 正規 有期ともに就業継続希望にもかかわらず両立が難しいために不本意に離職することが一定割合あること 12 も明らかにされている 出産後も就業の継続を可能とする育児休業等の職場の両立支援は 制度上 13 又は実態上 1 厚生労働省第 1 回 21 世紀出生児縦断調査 ( 平成 22 年出生児 ) では 出産 1 年前に常勤であった母親が出産半年後に有職である割合は 58.3% 出産 1 年前にパート アルバイトであった場合の同様の割合は 15.5% となっている 11 厚生労働省第 1 回 21 世紀出生児縦断調査 ( 平成 22 年出生児 ) では 第一子出産 1 年前に常勤であった母親のうち 出産半年後無職となり 育児に専念したいため 自発的にやめた と回答した者の割合が 16.9% 第一子出産 1 年前にパート アルバイトであった母親のうち 出産半年後無職となり 育児に専念したいため 自発的にやめた と回答した者の割合が 39.6% となっている 12 三菱 UFJ リサーチ & コンサルティング 両立支援に係る諸問題に関する総合的調査研究 ( 厚生労働省委託 )(28 年 ) によれば 最初の子をもつ直前に正社員で妊娠出産前後に退職した女性の 26.1% が 仕事を続けたかったが 両立が難しいのでやめた と回答している また 最初の子をもつ直前に非正社員で妊娠出産前後に退職した女性の 16.4% が 仕事を続けたかったが 両立が難しいのでやめた と回答している 13 育児介護休業法上 有期契約労働者は 無期契約労働者と異なり 育児休業の取得には 1 年以上の勤続 子の 1 歳の誕生日以降の雇用見込等の要件を満たすことが必要とされている また 有期契約 無期契約を問わず 週所定労働日が 2 日以下の場合には 労使協定により育児休業の対象から除外される可能性がある このため 有期契約労働者の中には 法律上育児休業の対象とならない人もいる 53

56 正規と有期では利用可能性に差があり 本調査でも同傾向にある 14 有期では正規より職場の両立支援の利用可能性が低く 両立が難しいことが 有期妻の出産の機会費用を高め 出産意欲を低下させている可能性がある 出生意欲が高いので両立支援が利用しやすい職場を選ぶことは皆無ではないが一般的ではなく 両立支援が利用しやすいことが出生意欲を高めるという因果関係を想定する 保育仮説出産時の不本意な離職には 保育サービスの利用可能性が関係している可能性がある 出産前後の継続就業者が保育サービスを利用する割合は 正規雇用妻の方が非正規雇用妻よりも高い 15 待機児童のいる地域では 保育所の入所にあたり 親がフルタイム就業である場合の方がパートタイム就業の場合よりも保育の必要性が高いと判断されている このような中で パートタイム就業の割合の多い有期雇用では保育サービスを利用しにくく 両立が難しいために出産意欲が低下する可能性がある 16 因果関係については 第一に保育利用可能性が高いことで出生意欲が高まる 第二に出生意欲が高いので保育利用可能性の高い地域に住む 第三に出生意欲が低いので知識や関心がなく わからない と回答する の3つが考えられる 第一と第二 第三は因果関係の方向が逆になっており 説明変数として問題があるが 適当な代替手段がないため投入することとする 3 2 分析方法追加的出生意欲を被説明変数としたプロビット分析を行い 正規 有期を合わせた 17 現在子ども数 人 18の雇用者妻の出生意欲を規定している要因を特定し 正規妻 有期妻の当該変数の分布を検討することにより 正規妻と有期妻の平均の出生意欲の差をもたらす要因 14 両立支援制度変数の平均値は 正規 1.68 有期 1.17 となっている ( 表 4) 15 出生動向基本調査によれば 第一子が 2 年から 27 年生まれの初婚どうしの夫婦で 第一子が 3 歳になるまでに認可保育所を利用した率は 妻が出産前後に正規雇用継続した夫婦は 56.8% 妻が出産前後に非正規雇用を継続した夫婦で 43.8% となっている 16 姉崎ほか (211) は 保育サービスと出生率の関係に関する実証研究のサーベイにおいて 保育サービスの充実が出産を促進するという研究が多いことを指摘している 17 正規 有期のサンプルは本調査では別々に割り付けを行ったものである 統合にあたりサンプルの偏りが生じるおそれがあるため 既存の統計から母集団の大きさを確認した 平成 19 年就業構造基本統計調査において 夫婦のみからなる世帯 又は 夫婦と親からなる世帯 の妻で 25 歳 ~39 歳の雇用者のうち 正規の職員 従業員 が 485,6 人 正規の職員 従業員 以外の雇用者が 515,2 人となっており ほぼ同数であったため ウェイトづけせずにサンプルを統合しても分析に支障がないものと判断した ただし 最初から現在子ども数 人の雇用者妻グループとして割り付けを行ったものではないため サンプルの偏りが残っている可能性がある 18 現在子ども数 1 人グループ 同 2 人以上グループについては割り付けごとの母集団の大きさの情報が得られなかったため 本稿の分析の対象とはしなかった 54

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