目 次 序はじめに 1 1 プラン策定の趣旨 1 2 プラン策定の背景 1 3 プランの性格 1 4 プランの策定体制 1 5 プランの期間 1 第 1 港湾をめぐる近年の環境変化 港湾を取り巻く近年の主な環境変化 岩手県港湾の主な課題 5 第 2 岩手県港湾の目指す姿 9

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1 資料 2 岩手県港湾利用促進プラン ( 案 ) 平成 28 年月 岩手県県土整備部港湾課 0

2 目 次 序はじめに 1 1 プラン策定の趣旨 1 2 プラン策定の背景 1 3 プランの性格 1 4 プランの策定体制 1 5 プランの期間 1 第 1 港湾をめぐる近年の環境変化 港湾を取り巻く近年の主な環境変化 岩手県港湾の主な課題 5 第 2 岩手県港湾の目指す姿 9 第 3 具体的取組 11 ~ 目標 1 復興による新たな社会資本を生かした物流 産業拠点の形成 ~ 11 ~ 目標 2 安全 安心な港湾の実現 ~ 19 ~ 目標 3 海上からの観光客と地域住民の交流を通じた賑わいの形成 ~ 22 第 4 4 重要港湾における港湾利用の方向性と主要戦略 26 第 5 地方港湾における港湾利用の方向性 30 注記 ( 港湾用語 ) 31 0

3 序はじめに 1 プラン策定の趣旨東日本大震災津波の後 港湾施設の復旧や復興道路等の整備が進められ 県内におけ る物流環境も大きく変化してきていることから これらの社会資本を生かして一層の県内港湾の利用促進を図ることが期待されている そこで これらの社会資本を生かすため中期的な取組方策を定め 港湾管理者及び港 湾関係者が一丸となった活動を推進するため その取組内容として本プランを策定しようとするもの 2 プラン策定の背景岩手県では 平成 14 年 9 月に 概ね 20 年間の港湾整備と港湾を核とした地域づくりの方向性を示す 岩手県港湾ビジョン を策定したが その後の経済情勢の変化や東日 本大震災津波の発災など 本県港湾を取りまく環境が大きく変化したところである これに伴い 平成 25 年 3 月には 東日本大震災津波により大きく減少した港湾取扱貨物量の回復 拡大を目的に平成 28 年までの当面の目標を示した 岩手県重要港湾利 用促進戦略 を策定し その方針のもとで 利用促進に取り組んできた結果 概ね震災前の取扱い貨物量の水準に回復することができた 一方 東日本大震災津波により甚大な被害を受けたが 湾口防波堤等の港湾施設の復 旧が急ピッチで進められているほか 三陸沿岸地域を南北に結ぶ縦貫軸と 内陸部と沿岸部を結ぶ横断軸で構成されている復興道路 復興支援道路の整備 がかつてないスピードで進められており 岩手県沿岸部を中心とした社会資本は 今後 5 年間程度で飛 躍的に充実することが期待できる状況になった これらの社会資本は県内の物流インフラとしても大いに活用できることから すでに企業の新規立地予定や定期航路の開設予定等 岩手県港湾を取り巻く新たな動きが芽生 えているところである このような状況を踏まえ これらの動きを港湾施策に確実に反映するため 岩手県港湾の利用促進に向けた中期的な取組方策として 岩手県港湾利用促進プラン を策定 する 3 プランの性格 岩手県港湾ビジョン の内容のうちソフト面を中心に 社会情勢や環境の変化に合わせて補完を図るとともに 岩手県重要港湾利用促進戦略 の後継のプランとして平成 28 年度以降の県の取組内容を定めるもの 4 プランの策定体制岩手県地方港湾審議会に港湾利用促進プラン策定部会を設置して検討するとともに 県内 4 ヶ所で港湾関係者を対象とした地域懇談会及びパブリック コメントを実施し 県民から意見を聴取して県が策定するもの 1

4 5 プランの期間 今回策定する 岩手県港湾利用促進プラン は 岩手県港湾ビジョン ( 平成 14 年 9 月 ) を社会情勢等の変化に合わせて補完するために策定するものであることを踏まえ その期間の範囲内である平成 28 年度以降の 5 年間を対象とする 計画期間 5 年間 ( 平成 28 年度から平成 32 年度 ) 2

5 第 1 港湾をめぐる近年の環境変化 1-1 港湾を取り巻く近年の主な環境変化 港湾を取り巻く近年の主な環境変化を グローバルな視点 と 地域的な視点 で整理した グローバルな視点 (1) アジア地域や日本の経済状況 リーマンショック ( 平成 20 年 ) による経済の低迷と その後の回復基調 EPA( 経済連携協定 ) の進展 TPP( 環太平洋戦略的経済連携協定 ) 合意の動き 円安基調による海外流出した生産機能の国内回帰の動き 日本の人口減少と高齢化の進行 エネルギー 環境政策の転換 ( 再生可能エネルギーをはじめとした多様なエネルギーの活用 ) (2) 物流 海運状況の変化 物流 : より一層効率的な輸送ニーズの高まり 環境への負荷を軽減できるモーダル シフト 1 の進展 トラックドライバーの労働時間管理の厳格化 海運 : パナマ運河の拡張 コンテナ船の大型化進展 ( 欧州航路への超大型船の投入がカスケード現象 2 により全航路で大型化 ) 船社アライアンス 3 の進展 国際 RORO 船 4 の就航 ( 主に日韓航路 日中航路 ) (3) 国の主な港湾施策 重点港湾 5( 新規の直轄事業実施港湾 ) の選定 ( 平成 22 年 ) 岩手県では大船渡港が選定 国際コンテナ戦略港湾 6( 平成 22 年 ) 国際バルク戦略港湾 7 8( 平成 23 年 ) 日 本海側拠点港湾 9( 平成 23 年 ) の選定 外航クルーズ船の寄港促進に向けた取組み ( 平成 26 年ジャパン クルーズ キャンペーン ) (4) 防災関連 地震防災対策推進地域の指定 日本海溝 千島海溝周辺海溝型防災対策推進地域 ( 平成 18 年 2 月 ) 首都直下地震緊急対策地域 ( 平成 26 年 3 月 ) 南海トラフ地震防災対策推進地域 ( 平成 26 年 3 月 ) 個別港湾の BCP 10( 本県 4 重要港湾 平成 27 年 6 月策定 ) 及び港湾広域 BC P の策定 ( 東北広域港湾 BCP 平成 27 年 2 月策定 ) 地域的な視点 (1) 港湾の復旧状況国において 津波により倒壊した湾口防波堤の復旧工事や整備が行われており 復 3

6 旧工事については 概ね平成 29 年度には完了する見込みである また 県で行っている災害復旧工事については 平成 27 年度末で全体 300 件のうち 95% が完成し 港湾機能は概ね復旧する見込みである 施設名防波堤延長完了予定年度 久慈港湾口防波堤 3,800m 平成 40 年度 宮古港竜神崎防波堤 400m 平成 29 年度 釜石港湾口防波堤 1,960m 平成 29 年度 大船渡港湾口防波堤 534.7m 平成 28 年度 (2) 復興道路 復興支援道路の整備による時間短縮現在 三陸沿岸道路や東北横断自動車道釜石秋田線 宮古盛岡横断道路など 都市 間移動時間の短縮や 災害時の防災力強化などに多大な効果を与える大規模プロジェクトが 過去に類を見ないスピードで展開されている これらの道路ネットワークの整備により内陸と沿岸 また沿岸部の南北方向の所 要時間が大きく短縮されることになり 内陸に集積する工業団地からの生産 消費貨物が 県内港湾を利用しやすくなることが期待されている (3) 重要港湾をめぐる最近の動向 久慈港バイオマス発電所立地 ( 野田村 ) 及び洋上風力発電実証実験 ( 洋野町沖 ) 宮古港 宮古港 ~ 室蘭港間のフェリー定期航路開設計画の公表 釜石港 太陽光パネルの国内物流拠点建設 大船渡港永浜 山口地区工業用地へ立地意向を示す企業の増加 4

7 1-2 岩手県港湾の主な課題 (1) 岩手県港湾ビジョン 及び 岩手県重要港湾利用促進戦略 の策定 岩手県は 平成 14 年 9 月に 岩手県港湾ビジョン を策定し 概ね 20 年後までに本県を発着地とする海運に適した貨物のうち約 50% を県内港湾利用に転換させることを目標とし 本県港湾の機能分担を明確化した しかし 平成 23 年 3 月 11 日東日本大震災津波の発災に伴い 港湾施設は甚大な被害を受け また港湾関連企業も被災し活動が停滞するなど 港湾機能が著しく低下したことから 平成 23 年の港湾取扱貨物量は 本県で直近の計画策定が行われた昭和 52 年以降で最も減少するに至った そこで 平成 24 年度に 復興道路等の整備など港湾を取り巻く環境変化に対応しながら 震災により大きく減少した港湾取扱貨物量の回復 拡大を図り 港湾ビジョン が目指す物流拠点形成を実現するための平成 28 年度までの取組の方向性や方策を 岩手県重要港湾利用促進戦略 として定め 取り組んできたところである (2) これまでの取組状況 1 物流拠点の形成 内貿ユニットロード 11(UL) 外貿コンテナ貨物の県内港湾利用率の目標を 50% 以上とする 平成 25 年の本県港湾におけるコンテナ貨物取扱量は 1.4 万 t となり 県全体の年間コンテナ貨物量 55.4 万 t の 2.5% となっている 県内のコンテナ貨物量 (H25 全国輸出入コンテナ貨物流動調査 ) 輸出 16,333t/ 月 年間 195,996t 輸入 29,864t/ 月 年間 358,368t 輸出入計 年間 554,364t 目標貨物量 : バラ 800 万 t 内貿 UL170 万 t 外貿コンテナ 19 万 t 平成 25 年の本県港湾におけるバラ貨物取扱量は 万 t となり 目標貨物量 800 万 t の 68.2% の取扱いであった 平成 25 年の本県港湾における内貿ユニットロード貨物取扱量は 3.0 万 t となり 目標貨物量 170 万 t の 1.8% の取扱いであった H25 バラ貨物量 万 t(68.2%) 内貿 UL 貨物量 3.0 万 t(1.8%) 外貿コンテナ貨物量取扱いなし (0%) 参考 H22 バラ貨物量 533 万 t(66.6%) 内貿 UL 貨物量 20.6 万 t(12.1%) 外貿コンテナ貨物量 2.5 万 t(13.2%) 岩手県港湾別取扱貨物量 ( 全体 ) 5

8 定期航路開設 : 内貿 UL( 方面別 ) 外貿コンテナ ( 又は国際フィーダー ) 12 内貿 UL 機能 ( 釜石港 : 名古屋 北関東 宮古港 : 関東 大船渡港 : 中部 近畿 ) 外貿コンテナ機能 ( 宮古港 釜石港 大船渡港 ) 宮古港 釜石港及び大船渡港と京浜港を結ぶ国際フィーダーコンテナ航路がそれぞれ開設されている 平成 19 年に大船渡港と釜山港を結ぶ外貿コンテナナ航路が開設されている ( 震災後は休止中 ) 岸壁使用料の減免や保安規程等の整備を行った 釜石港と名古屋港を結ぶ完成自動車輸送航路が開設されている ( 震災後は休止中 ) RORO 船等の航路は未開設となっている 輸送コストの縮減 コンテナ定期航路の開設により 輸送コストの縮減が図られている 1 外貿コンテナ航路の利用により 本県から中国 ( 大連 ) までの輸送コストは 京浜港まで陸上輸送した場合に比べ約 4 万円安く 2 割の縮減となる コスト試算 (H20 東北国際物流戦略チーム調査 ) 県内 ~ 京浜港 ~ 大連港 約 19 万円 県内 ~ 大船渡港 ~ 釜山港 ~ 大連港 約 15 万円 約 4 万円の減 2 国際フィーダー航路の利用により 本県から京浜港までの輸送コストは 京浜港まで陸上輸送した場合に比べ年間約 4 千万円安く 3 割の縮減となる 国土交通省 港湾整備事業の費用対効果分析マニュアル により試算 陸上輸送のみ 約 1.2 億円 / 年 陸上輸送 + 海上輸送 約 8 千万円 / 年 4 千万円 / 年の減 復興道路などの道路整備により 荷主企業と港湾間の輸送時間短縮やカーブ 勾配の減少などに伴う陸上輸送コスト縮減が図られている バラ貨物機能の配置 各港湾ともに背後に立地する企業向けの原材料や県外 海外向け製品などが取り扱われている 各港湾における主なバラ貨物 久慈港 船舶関連工業品 鉱産品及び林水産品 ( 鋼材 けい石 木材チップ ) など 宮古港 農林水産品 化学工業品及び再利用資材 ( 木材 鮮魚 肥料 飼料 化学薬品 ) など 釜石港 製鉄関連工業品 化学工業品 農産品及び金属くず ( 鉄鋼 石炭 飼料 ) など 大船渡港 セメント関連化学工業品 鉱産品及び水産品 ( セメント 石炭 けい石 鮮魚 ) など 物流ネットワークの形成 主要ルートについて 40 フィートコンテナ車両が走行する上での問題点を抽出するため 現場調査を行った 復興道路等の整備により 県内全域で物流ネットワーク形成が図られており 都市間における移動時間の大幅な短縮が見込まれている 6

9 2 地域活性化拠点の形成 地域産業 平成 18 年に久慈港に造船企業が立地するなど 工業用地の売却や沿岸部への企業立地などにより地域産業の活性化が図られてきた 一方で 大船渡地域の木材関連企業など 震災により事業を取り止めた企業も見受けられる 参考 H15 以降の工業用地等売却状況 17.2ha 大船渡港 ( 野々田 ) 0.5ha 宮古港 ( 出崎 ) 3.1ha 久慈港 ( 半崎 ) 13.1ha ( 諏訪下 ) 0.5ha リサイクル産業 釜石港が平成 15 年にリサイクルポートに指定されたところであり 釜石地域においてはリサイクル計画事業 12 事業のうち 6 事業が開始されたが 東日本大震災津波により 1 事業が廃業している 観光ネットワークの形成 港湾間連携 観光客誘致 交流拠点 沿岸部への観光客が震災前の平成 22 年の水準まで回復していない一方で クルーズ客船の寄港による各方面へのオプショナルツアーなど 海と陸との観光ネットワークの形成が図られている 三陸ジオパークの日本ジオパーク認定や三陸復興国立公園の創設 橋野鉄鉱山の世界遺産登録などを機に 誘客に向けた取組や新たな周遊コース策定などの検討が行われている 水産業 各港湾における魚市場の復旧や宮古港における魚市場の拡張など 水産業における震災からの復興への取組が行われている 湾口防波堤の復旧 整備等により静穏水域の確保が図られている 3 防災機能の強化 湾口防波堤の整備促進 震災により釜石港及び大船渡港の湾口防波堤が損壊し それぞれ平成 29 年度及び平成 28 年度の完成に向けて復旧工事を進めている 久慈港湾口防波堤は 平成 40 年頃の完成に向けて整備が進められている 耐震強化岸壁の整備推進 釜石港に耐震強化岸壁が整備されたところであり 他の港湾についても 復興実施計画に基づき整備を進める予定 海上航行船舶の避泊水域の確保 釜石港湾口防波堤の完成により一定の避泊機能が確保されたところであり 今後は 久慈港においても湾口防波堤の整備を進め 避泊機能の充実を図ることとする 4 環境との共生 閉鎖性の高い港湾における水質の保全 回復 大船渡港の湾口防波堤の復旧に当たっては 水質保全に配慮した構造により復旧が進められている 7

10 自然環境に配慮した施設整備 防波堤など港湾施設の復旧 整備に当たっては 構造 工法などにおいて 自然環境に配慮しながら進めている 街並みや自然との調和のとれた景観形成 震災により復旧工事を進めているところであるが 復旧に当たっては住民説明を行いながら 景観に配慮しながら工事を進めている モーダルシフトによる地球環境の保全 CO2 の排出削減に向けて ポートセールスなどを通じて陸上輸送から海上輸送への転換を促している (3) 今後取り組むべき主な課題上記 取組に加えて 岩手県港湾を取り巻く近年の主な環境変化等から今後 取り組むべき主な課題を以下に整理した 1 コンテナ貨物の集荷 創貨対策 2 港湾取扱貨物量の回復と拡大 3 湾口防波堤等の復旧工事の促進 ( 平成 29 年完了 ) 4 国際リニアコライダー (ILC) の建設推進 5 三陸ジオパークを活用し観光客を誘客 6 港湾 BCP( 事業継続計画 ) の実施体制の構築 7 避難環境の整備 8 インフラ施設の機能維持対策 9 岩手の豊かな観光資源を活用した交流の拡大 10 低炭素社会の実現に向けたモーダルシフトの推進 11 海域環境の改善 8

11 第 2 岩手県港湾の目指す姿 2-1 岩手県港湾の将来像 アジア地域の目覚ましい経済成長に相まって 企業のグローバル化による国際競争がより一層激化するなかで 国内に目を向けても地方独自の取組による地方創生と 持続的発展を実現することが求められている そのため 岩手県港湾 の目指す姿は 荷主に対して輸送コストの削減やリードタイムの短縮等 物流の効率化を最大限提供することで 企業を支援するとともに 魅力的な事業活動の場として選択され 企業の新規立地により岩手県経済を活性化させるこ とである また それらの荷主企業が岩手県に根付き 安心して生産 物流活動を継続できるよう 港湾における適切な大規模地震対策と事業継続計画 (BCP) を港湾関係者間で共 有することにより 発災時にも港湾の機能を果たすことができるよう備えるものとする そして 岩手県で生産 消費される貨物の県内港湾の利用率をあげることで 岩手県経済の持続的発展 を実現することを目指す さらに 増加する訪日外国人旅行者を含め国内外の観光客の需要を岩手県港湾が確実に取り込むために 受入態勢を整備するとともに岩手県の魅力ある観光資源を最大限アピールして国内外のクルーズ船を誘致し 観光客と地域の人々との交流を通じて賑わい を形成する 一方で 岩手県内には 4 つの重要港湾と 2 つの地方港湾を有するが 現在の港湾利用の状況などを踏まえ 貨物の集約化に向けた各港湾における機能分担を行い 基本的 役割の再構築を図るとともに 利用促進を図っていくことが必要である 東日本大震災津波で甚大な被害を受けた岩手県であるが その後の復旧 復興による社会資本の充実によって岩手県の港湾が核となって県経済の発展や人々の交流による 賑わいづくりをリードしていくことをイメージした将来像キャッチフレーズと実現のための目標を次の通り設定する 岩手県港湾の将来像キャッチフレーズ 世界を結び未来を拓く ~ 岩手のみなと ~ 将来像を実現するための目標 目標 1 復興による新たな社会資本を生かした物流 産業拠点の形成 目標 2 安全 安心な港湾の実現 目標 3 海上からの観光客と地域住民の交流を通じた賑わいの創出や豊かな環境の形成 9

12 2-1 具体的取組の方向性 将来像を実現するために設定した目標に対する具体的取組を以下に示す 具体的取組案 目標 1 復興による新たな社会資本を生かした物流 産業拠点の形成 施策 1-1 地域の強みや個性を生かした物流効率化と連携強化 (1) コンテナ貨物輸送の効率化 1 コンテナ貨物を集約するとともに 産業が集積する内陸と港湾と の効率的な物流ネットワークを形成し コンテナ貨物の県内利用拡大 による定期航路の充実 2 コンテナラウンドユースの取組により 空コンテナの効率的な調達 (2) フェリー航路開設の準備 1 宮古 ~ 室蘭間のフェリー航路開設の準備 2 フェリー貨物の集荷と利用の促進 (3) 完成自動車輸送の再開 1 釜石港で 完成自動車輸送 の早期再開を目指す (4) バルク貨物輸送の掘り起こし 1 各港の主要貨物を基本に新規貨物の掘り起こしを目指す 施策 1-2 新たな企業誘致 産業の振興 (1) 久慈港 宮古港及び大船渡港の工業用地への企業誘致 継続新規新規新規継続継続継続 目標 2 安全 安心な港湾の実現 施策 2-1 命と暮らしを守る 災害に強い港湾の形成 (1) 港湾機能継続のための災害対応力の強化 1 港湾 BCP の実効性のある運用 2 災害に強い港湾機能の充実 (2) 生活や働く場の安全 安心の確保 1 避難路の確保 港湾の就労者や利用者等の津波避難対策の推進 2 震災対応のノウハウの蓄積と共有 教訓の伝承 (3) 首都圏直下や南海トラフ等の巨大地震等に対する支援体制の構築 1 緊急物資輸送 復旧資材確保等初動体制強化 2 災害廃棄物の広域処理に関する取組み 施策 2-2 適切な港湾機能を確保するための施設の維持管理 (1) 維持管理計画の策定と適切な補修による施設の長寿命化 1 各港におけるアセットマネジメントによる計画策定 新規継続新規新規新規新規新規新規 目標 3 海上からの観光客と地域住民の交流を通じた賑わいの創出や豊かな環境の形成 施策 3-1 港湾空間における賑わいの創出 (1) 岩手県の観光資源を生かしたクルーズ フェリーの誘致 1 クルーズ船誘致に向けた活動の推進 2 フェリーを利用した観光客の誘致 (2) 人々の海のふれあい拠点の活用を通じた地域の振興 1 みなとオアシスなど港湾空間を生かした地域振興と観光の活性化 2 マリーナなどを利用した海洋性レクリエーションの振興 施策 3-2 港湾における良好な地球環境への貢献 (1) 港湾空間における低炭素化 資源の有効活用 1 モーダルシフトの受け皿である フェリー 航路の利用促進 2 釜石港で 完成自動車輸送 の早期再開を目指す 3 港湾臨海部で発生する産業副産物のリサイクル推進 (2) 海域環境への取組推進 1 水質調査を実施し 湾内の水質を保全 2 良好な港湾環境の創造 継続新規継続継続新規継続継続継続継続 10

13 第 3 具体的取組 ~ 目標 1 復興による新たな社会資本を生かした物流 産業拠点の形成 ~ 施策 1-1 地域の強みや個性を生かした物流効率化と連携強化 (1) コンテナ貨物輸送の効率化 1 コンテナ貨物を集約するとともに 産業が集積する内陸と港湾との効率的な物流ネ ットワークを形成し コンテナ貨物の県内港湾利用拡大による定期航路の充実 継続 全国輸出入コンテナ貨物流動調査 ( 国土交通省 1 ヶ月貨物量 ) によると 岩手県で生産された輸出コンテナ貨物量は 平成 25 年実績 16,333 トンで 平成 20 年実績 14,228 トンから 14.8% 増加している また 輸入コンテナ貨物量は 平成 25 年実績 29,864 トンで 平成 20 年実績 16,118 トンから 85.3% と高い伸びを示している 35,000 30,000 25,000 ( トン / 月 ) 14.8% 増加 85.3% 増加 29,864 20,000 15,000 10,000 5,000 14,228 16,333 16,118 0 H20 H25 H20 H25 輸出 岩手県生活圏別で輸出入コンテナの生産 消費地を見ると 盛岡地区や北上中部地区といった内陸部の取扱量が多い 輸入 図岩手県で生産 消費された輸出入コンテナ貨物 八木港 ( トン / 月 ) 盛岡 16,000 14,000 12,437 12,000 10,000 8,160 8,000 6,000 3,860 4,000 2,953 2,000 0 H20 H25 H20 H25 輸出 輸入 ( トン / 月 ) 北上中部 16,000 15,623 14,000 12,000 10,000 8,304 8,000 6,275 6,000 5,271 4,000 2,000 0 H20 H25 H20 H25 輸出 輸入 ( トン / 月 ) 16,000 14,000 12,000 10,000 8,000 6,000 4,000 2, ,403 2,611 両磐 712 1,033 H20 H25 H20 H25 輸出 盛岡盛岡 北上中部 北上中部 両両磐磐 釜石釜石 大船渡大船渡 宮古宮古 輸入 久慈港 大船渡港 小本港 宮古港 釜石港 ( トン / 月 ) 宮古 16,000 14,000 12,000 10,000 8,000 6,000 4,000 2, H20 H25 H20 H25 輸出 輸入 ( トン / 月 ) 釜石 大船渡 16,000 14,000 12,000 10,000 8,000 6,000 4,000 2,201 2,000 1, H20 H25 H20 H25 輸出輸入 図岩手県で生産 消費された輸出入コンテナ貨物 ( 生活圏別 ) 11

14 出輸大船渡港仙台塩釜港八戸港秋田港酒田港京浜港阪神港その他輸出輸トレーラー船舶その他輸 岩手県の輸出入コンテナ貨物の利用港湾 ( 本船積み卸し ) は京浜港が最も多く H25 実績で輸出 55.0% 輸入 48.1% である 次いで 仙台塩釜港輸出 23.1% 輸入 20.7% 秋田港輸出 7.8% 輸入 24.4% である 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% H20 0.7% 16.9% 5.6% 1.3% 71.6% 2.1% 1.1% 0.7% H250.0% 23.1% 6.3% 8.7% 0.0% 55.0% 2.9% 4.0% H20 2.3% 21.5% 8.3% 12.2% 0.1% 38.8% 0.9% 15.9% 入0.0% H250.0% 仙台塩釜港 20.7% 秋田港 24.4% 0.0% 京浜港 48.1% 2.1% 4.6% 図岩手県の輸出入コンテナ貨物の利用港湾シェア ( 本船積み卸し ) 岩手県貨物の京浜港を利用している貨物のうち 国際フィーダー航路利用率 ( 平成 25 年実績 ) は 輸出 14.7% 輸入 17.9% であり 大部分は京浜港との間で陸送されている 0% 20% 40% 60% 80% 100% 入図 H20(10,191トン / 月 ) 66.5% 28.9% 4.6% H25( 8,976トン / 月 ) 82.3% 14.7% 3.0% H20( 6,260トン / 月 ) 87.6% 9.7% 2.7% H25(14,355トン / 月 ) 77.0% 17.9% 5.0% 岩手県貨物の京浜港利用貨物のうち 国際フィーダー航路の利用シェア ( 本船積み卸し ) 表岩手県港湾における定期コンテナ航路の概要 宮古港 釜石港 航路名国際フィータ ー航路国際フィータ ー航路国際フィータ ー航路 寄港地 横浜港 ~ 仙台塩釜港 ~ 宮古港 水 ~ 八戸港 ~ 苫小牧港 ~ 横浜港 京浜港 ~ 仙台塩釜港 ~ 釜石港 日 ~ 京浜港 実現に向けた取組 コンテナ貨物については 本県の主要な工業 大規模物流センター等の集積地である内陸南部地域との物流ネットワーク向上が見込まれる 釜石港 大船渡港 へ の集約を行う 輸出入コンテナ貨物が集積している 盛岡地区 や 北上中部地区 の立地企業に定期コンテナ航路開設に向けたニーズ把握 ( 寄港地 便数 品目 貨物量等 ) 調査 を行い その結果をもって関係者へのポートセールスを展開する 12 京浜港 ~ 大船渡港 土 ~ 仙台塩釜港 ~ 京浜港 大船渡港 休止中 外貿コンテナ航路釜山港 ~ 清水港 ~ 仙台塩釜港 ~ 大船渡港 日 ~ 釜山港 ~ 蔚山港 ~ 光陽港 ~ 上海港 ~ 寧波港 ~ 釜山港 サーヒ ス船社 OOCL 川崎汽船 運航船社 横浜コンテナライン 井本商運 鈴与海運 興亜海運

15 2 コンテナラウンドユースの取組により 空コンテナの効率的な調達 新規 岩手県の輸出貨物の地域内におけるコンテナへの積み込み率 バン詰め率 は 輸入貨物のコンテナを地域内で開梱する率 バン出し率 に比べて低い これはバン詰めする空コンテナ 13 の調達がしづらいことが要因の一つとも考えられる ( トン / 月 ) 盛岡 16,000 14,000 12,000 10,000 8,000 6,000 4,000 2, ,860 1,906 49% 輸出 12,437 10,695 地域内ハ ン出し率 86% 輸入 盛岡盛岡 北上中部 北上中部 両両磐磐 釜石釜石 大船渡大船渡 八木港久慈港小本港宮宮古古 宮古港釜石港大船渡港 ( トン / 月 ) 凡例 16,000 14,000 12,000 10,000 8,000 6,000 4,000 2,000 0 生産コンテナ貨物量 うち 地域内でバン詰め量 輸出 消費コンテナ貨物量 うち 地域内でバン出し量 輸入 ( トン / 月 ) 北上中部 16,000 14,000 12,000 10,000 8,000 6,000 4,000 2, ,304 4,315 地域内ハ ン詰率 52% 輸出 15,623 12,953 地域内ハ ン出し率 83% 輸入 ( トン / 月 ) 両磐 16,000 14,000 12,000 10,000 8,000 6,000 4,000 2, ,611 1,033 1, 輸出 輸入 ( トン / 月 ) 釜石 大船渡 16,000 14,000 12,000 10,000 8,000 6,000 4,000 2, , , 輸出 輸入 ( トン / 月 ) 宮古 16,000 14,000 12,000 10,000 8,000 6,000 4,000 2,000 図岩手県貨物のバン詰め 出し場所別貨物量 ( 生活圏 ) 輸出 輸入 県外港湾を利用している岩手県内大口荷主 ( 輸出企業 ) の県内港湾への利用転換の条 件に 空コンテナの効率的な調達手段の構築が挙げられている これが実現すると 多くの県内企業への波及効果を期待できるため 複数の荷主企業と連携した取組を行う 図コンテナラウンドユースのイメージ 13 CRU 推進協議会設立準備委員会報告書から抜粋

16 上記のようなコンテナラウンドユースを行うには コンテナ貨物の生産 消費量が多い岩手県内陸部に空コンテナの一時保管場所等が必要となるが 輸出入貨物の通 関機能と保税機能を併せ持ち 貨物の保管や集配等をも行う インランド デポ の設置が効果的である 設立目的 経緯 設立時期 表北関東で供用中のインランド デポの概要 太田国際貨物ターミナル (OICT) 地元の国際航空貨物の利便性向上 地域活性化のため 平成 12 年 : 設立平成 25 年 : 海上コンテナ専用ターミナル運用開始 宇都宮国際貨物ターミナル (UICT) 物流拠点だったものをインランド デポとして運営開始 平成元年 : 設立 所在地群馬県太田市栃木県宇都宮市茨城県つくば市 みなと運送つくば支店 ( 旧 TICT) 国際航空貨物の通関業務の利便性向上のため第 3 セクターで設立 平成 25 年より民間が運営 平成 4 年 : 設立 ( 平成 24 年度末に解散 ) 平成 25 年度 : みなと運送のつくば支店へ 運営体制第 3 セクター協同組合方式みなと運送が運営 契約船社川崎汽船 OOCL 川崎汽船 OOCL OOCL コンテナ輸送 滞留状況 設備整備状況 メンテナンス可能範囲 コンテナラウンドユース支援 図インランド デポの機能とメリット コンテナ個数では輸出が多い 250~300 社程度の荷主の利用がある バンプール : 海上 CT 内約 18,000m2 コンテナ蔵置 : 最大約 1,000TEU 保税エリア : ありコンテナ修理設備 : 車両 コンテナ整備場 コンテナの修理が可能 また修理以外にも クリーニングやスチーム洗浄を行っている コンテナマッチングシステムを作成 運営 輸出入どちらも月 40~50 本 空コンテナは 100 本程度保管可能 2 週間以内で回転させている CY: 約 2000m2 空コンテナのみ 100 本程度まで保管可能保税エリア : ありコンテナ修理設備 : なし チェックをして清掃や簡単な修理で利用可能の場合は受け入れるが それ以外は港に返す インランド デポ側でマッチングなどは行っていない 空コンテナは 100 本保管可能 船社によるが 2 週間以内程度で回転させている CY: 空コンテナ 実入りコンテナ 100 本まで保管可能保税エリア : ありコンテナ修理設備 : なし 持ち込まれたコンテナをチェックし 穴あき等の簡単な補修であれば実施している 核となる荷主の物流子会社が行っている 資料 : コンテナラウンドユースの実態調査とモデル作成 公益財団法人日本ロジスティクスシステム協会 実現に向けた取組 船社にとって岩手県港湾への寄港に必要とする貨物量を確保するために 複数企業の協力による共同輸送や後述する空コンテナのラウンドユース等の可能性について 検討する 空コンテナのラウンドユース インランド デポとも 船社の理解と協力がなけれ 14

17 ば成立は困難である よって 岩手県荷主の利用が多い船社の探索のほか 港運業者 陸運業者 倉庫業者等 多くの物流関係者のニーズ把握も行う また 税関に 対しても保税地域指定の可能性に関する協議等を実施する コンテナラウンドユースの実施に向けて 県及び関係市並びに荷主や港運業者 陸運業者 船社等で構成するコンテナラウンドユース協議会の設立を検討する さらに 実現に向けた課題等を明確にするためのコンテナラウンドユースに関する調査や社会実験の実施について検討する (2) フェリー航路開設の準備 川崎近海汽船 は 2018 年 ( 平成 30 年 ) 春に宮古港 ~ 室蘭港を結ぶフェリー航路を開設すると発表 現時点での運航計画は 投入船舶 1 隻 (7,000GT 級 ) による 1 日 1 便で 両港間 325km を航海時間約 10 時間 ( 速力約 20 ノット ) 港湾での停泊は 2 時間と見込まれている 当フェリー航路は 長距離輸送を行うドライバー不足や労務管理対策への貢献 及 び復興道路 復興支援道路による宮古港へのアクセス向上による貨物需要のほか 宮古 室蘭両港の近隣に国立公園など観光資源が豊富なことから旅客需要も期待されている 1 宮古 ~ 室蘭間のフェリー航路開設の準備 新規 フェリーが着岸するふ頭は 現時点では宮古港藤原地区の岸壁 ( 水深 10m 延長 185m) が想定されている トレーラーヘッドの付替え作業等を安全かつ効率的に行える適切な規模があり 乗用車と貨物車の安全な動線を確保できるターミナル用地を確保する 宮古港フェリー試験入港 ( 平成 27 年 11 月 15 日 ) 実現に向けた取組 藤原ふ頭における一般貨物等の荷役作業との調整や 気象 海象条件の悪いときのフェリーの入出港方法等の港湾サービス業務の提供について 関係者間での調整を 進める ターミナルビルを整備するにあたり 民間活力の導入等 多様な整備 運営方式を検討する 15

18 2 フェリー貨物の集荷と利用の促進 新規 当フェリーの利用は 長距離輸送を行うトラックドライバー不足や労務管理対策への貢献等のほか 平成 28 年 3 月に一部開通する北海道新幹線により 青函トンネルを利用した鉄道による貨物輸送能力が制約を受ける可能性があるため その代替輸 送としての可能性も有している 宮古港から三陸沿岸道路を利用する場合 冬季の積雪もほとんどないという利点がある フェリーターミナルは 旅客の利用にとどまらず 地域交流の拠点としても活用する可能性を有している 実現に向けた取組 フェリーの利用促進のための市 国 県及び関係者からなる協議会を設置し 貨物及び旅客の確保に取り組む 北海道や首都圏及び本県を含む広域的な貨物の物流動向について調査研究を実施す る 本土のみならず北海道も対象に 当航路の利用メリットを広く PR して 広域的な陸運事業者や旅行代理店に対するポートセールスを実施する 三陸創造プロジェクト ( 三陸ジオパークの推進 ) など三陸振興の取組や広域観光ルートの設定 北海道との間の教育旅行での利用促進など関係部局と連携して集客に向けた取組を行う また 長期的には関西や四国 九州等 西日本地域を結ぶ新たなフェリー航路開設を目指してポートセールスを展開する (3) 完成自動車輸送の再開 1 釜石港で 完成自動車輸送 の早期再開を目指す 継続 釜石港の施設は 震災前と同様の積み出し作業ができる状況に復旧したが 震災前まで釜石港を利用していた自動車メーカーが 完成車生産及び物流の方針を変更したことにより 再開できていない 県内工場で生産する完成車の輸送の効率化の実現をアピールことにより利用再開の働きかけを行う 単位 : 千トン H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 図 釜石港における完成自動車 ( 移出 ) の取扱量の推移 出典港湾統計 ( 国土交通省 ) 16

19 実現に向けた取組 平成 29 年度に完成予定の釜石港湾口防波堤や平成 30 年度に開通予定の東北横断自動車道釜石秋田線や現在 整備中である防潮堤やモータープールの完成を目途として 釜石港を利用するメリットを訴求した積極的なプレゼンテーションを行うこ とにより 自動車輸送の再開を働きかける (4) バルク貨物輸送の掘り起こし 1 各港の主要貨物を基本に新規貨物の掘り起こしを目指す 継続 各港で扱っているバルク貨物の多くは港湾背後に立地している荷主の貨物で 陸上輸送コストや CO2 排出量の削減に大きく貢献している 復興道路等の物流インフラの充実により立地を期待できる企業の新たな貨物を近接 する港湾が扱うことができるよう周辺環境を整える また リサイクルポートに指定されている 釜石港 では 再利用資源を排出する企業と協調し リサイクル資材の取扱いについてリサイクル関係企業に対し働きか けを行う 国際リニアコライダー (ILC) が北上山地で整備されることになれば 近接する釜石港や大船渡港が 膨大な建設資材の受入れ拠点となることが期待できる 整備が 実現した場合に 円滑かつ早期に建設資材の受け入れができるよう 港湾の態勢を整備する必要がある 久慈港宮古港釜石港大船渡港 既存貨物 鋼材 けい石 木材チッ プ等 木材 鮮魚 肥料 飼料 化学薬品 再利用資材等 鉄鋼 石炭 飼料 再利 用資材等 セメント 石炭 けい石 等 期待できる具体的な新規貨物 バイオマス発電の原材料 ヤシ殻 の輸入 木材加工品 海洋性再生エネルギー実証試験の研究資材 ILC 建設資材 復興及び東京オリンピック関係に向けたセメント需要への対応 ILC 建設資材 実現に向けた取組 岩手県と地元自治体の港湾担当部局が連携し ILC の建設を見据えた貨物需要等を 調査し 受入態勢の整備を検討するなど 新規貨物の掘り起こしに努める 久慈港において バイオマス発電の原材料 ヤシ殻 の受入態勢の整備に努める 重点港湾として 現在整備中の大船渡港の -7.5m 岸壁の利用促進を図るため 港湾 背後企業等に対し 整備状況を PR し 貨物の掘り起こしに努める 八木港 小本港においては 静穏度の向上を図りつつ 貨物の掘り起こしに努める 17

20 施策 1-2 新たな企業誘致 産業の振興 1 久慈港 宮古港及び大船渡港の工業用地への企業誘致 継続 港湾施設の復旧や沿岸 ~ 内陸部及び沿岸の地域間を結ぶ復興道路等の整備が着実に進められている このような施設は 県内の物流インフラとしても大いに活用でき る 近年の円安傾向や海外リスクの回避を目的に かつて海外流出した生産機能の国内回帰の傾向も見られる 宮古港及び大船渡港においては 防潮堤に守られた工業用地の整備が進んでいる このようなことから 各港の特性を活かしつつ企業誘致を実施する 久慈港宮古港大船渡港 概要 企業誘致 藤原地区工業用地の整備と企 業誘致 永浜 山口地区工業用地の整 備と企業誘致 実現に向けた取組 岩手県港湾を利用するメリットの明確化とともに 岩手県と地元自治体の港湾担当部局及び企業誘致部局が一体となって 防潮堤に守られた工業用地の有利性をアピールしながら 企業誘致に取り組む 18

21 ~ 目標 2 安全 安心な港湾の実現 ~ 施策 2-1 命と暮らしを守る 災害に強い港湾の形成 (1) 港湾機能継続のための災害対応力の強化 1 港湾 BCP の態勢 運用の充実 新規 岩手県の港湾ごとに策定された 港湾 BCP に示された 緊急物資貨物輸送 幹線貨物輸送 が確実に実施されるよう 訓練を実施するなど常時から関係者間の意 識と連携体制を高める 図緊急物資貨物輸送再開の流れ 国土交通省東北地方整備局釜石港湾事務所作成 2 災害に強い港湾機能の充実 継続 港湾の利用の促進を図るには 安全性を確保し 災害時に安定的なサービスを供給する必要があることから 港湾において地震災害発生後に物流機能を速やかに回復させるために 港湾施設の耐震化の必要性を調査する また 自治体が進めている防災拠点整備の取組に対し 情報収集と積極的な働きかけを行い 災害発生時に港湾の果たす役割等 港湾物流の重要性を周知する 大規模な地震や津波が発生しても 灯油やガソリン等の取扱いが維持 もしくは早 期に復旧できるよう 連絡体制の構築を進める 八木港においては 避難港としての活用を図る 19

22 (2) 生活や働く場の安全 安心の確保 1 避難路の確保等 港湾の労働者や利用者等の津波避難対策の推進 新規 県内各港において安全性や機能性が確保されている道路を避難路として検討 設定し 必要に応じて市町村長が指定する避難路に追加されるように調整を図る 避難路 避難経路は 各港への一時的な来訪者の利用を考慮し 緊急避難場所の位置が分かる案内 誘導標識等の整備 充実や 赤色回転灯等の目標物の設置により緊急避難場所を周知する 2 震災対応のノウハウの蓄積と共有 教訓の伝承 新規 震災の経験や避難道路の重要性が時間とともに風化することがないよう マスコミや広報誌等へ掲載された発災時の対応のノウハウとして貴重な情報を体系的に整理し 今後の対応に備えるとともに 震災を経験していない世代へ伝承する 実現に向けた取組 1~2 に共通して 産業施設や公共施設を利用して 震災の経験や発災時の対応のノウハウを掲出す るとともに 避難経路を記載したリーフレットを配架し 津波避難対策の必要性について意識を啓発する (3) 首都圏直下や南海トラフ等の巨大地震に対する支援体制の構築 1 緊急物資輸送 復旧資材確保等初動体制の強化 新規 被災地のみならず 我が国全体の産業 物流活動に甚大な影響を及ぼすことが懸念される巨大地震が発生した場合に備え 東北地方整備局や関係機関と連携して 復 旧資機材の確保や 燃料の確保 調達 輸送等 支援活動可能な体制づくりを行う 20

23 2 災害廃棄物の広域処理方法に関する取組み 新規 首都圏直下等の巨大地震が発生した場合に備え 災害廃棄物処理に関する関係機関と連携した広域処理方法を検討する 施策 2-2 適切な港湾機能を確保するための施設の維持管理 (1) 維持管理計画の策定と適切な補修による施設の長寿命化 1 各港におけるアセットマネジメントによる計画策定 新規 港湾構造物は自然災害を含む様々な外力にさらされ 変状や機能低下を招く恐れが あることを念頭に置き 各港においてライフサイクルコスト縮減のために適切な維持管理計画を策定し 適切な補修により施設の長寿命化を図る 実現に向けた取組 施策 2-1~2-2 に共通して 岩手県と地元自治体の防災部局を中心に横断的な組織を設置し 必要に応じて国や民間事業者の協力も得ながら安全安心な港湾の実現に向けて検討するとともに 維 持管理計画により港湾機能の確保を図る 21

24 ~ 目標 3 海上からの観光客と地域住民の交流を通じた 施策 3-1 港湾空間における賑わいの創出 賑わいの創出や豊かな環境の形成 ~ (1) 岩手県の観光資源を生かしたクルーズ フェリーの誘致 1 クルーズ船誘致に向けた活動の推進 継続 観光立国実現に向けたアクションプログラム ( 観光立国推進閣僚会議 ) では 訪日外国人 2,000 万人 クルーズ 100 万人等の目標を達成するための環境整備を進めることとしている 岩手県は人々を魅了する三陸海岸の景観や海岸沿いを運行する三陸鉄道 海産物等の食文化 世界遺産 平泉 や 橋野鉄鉱山 など多様な観光資源に恵まれている さらに 平成 31 年には釜石市で ラグビーワールドカップ 2019 が開催されるほ か 平成 32 年には 東京 2020 オリンピック パラリンピック競技大会 が開催される これらの機会を活用した国内外からのクルーズ船誘致による交流人口の拡大は 地域活性化への効果が期待される また 港湾及び周辺地域では観光客に対し 地元海産物等の提供や おもてなし 体制を構築し 国内外観光客と地域の人々との交流を通じて賑わいを発信する取組を行う 実現に向けた取組 大船渡港を中心として 県内港湾発着のクルーズ船の誘致に向けてポートセールスを行う 震災後 寄港実績がなかった外航クルーズ船の寄港を目指し 岩手県及び地元自治体の港湾部局及び観光部局が一体となって国内外船社や旅行代理店へのポートセールスを積極的に実施する また 外国人旅行者の受入態勢整備について検討する 三陸創造プロジェクト ( 三陸ジオパークの推進 ) など三陸振興の取組や広域観光ルートの設定など関係部局と連携して誘致に向けた取組を行う 2 フェリーを利用した観光客の誘致 新規 2018 年 (H30 年 ) 春に開設予定の宮古港 ~ 室蘭港を結ぶフェリー航路は それぞれの港湾背後地にある国立公園や国定公園を訪れる観光客の利用も期待されている 特に 高齢化が進行するなかで フェリーを利用すれば自宅もしくは最寄りから乗 用車もしくは観光バスで目的地に行けるため 快適な旅行を演出できる フェリーを利用した観光客もターゲットに フェリーの発着時間にあわせて ターミナルビル内の運営方法を検討する 実現に向けた取組 本土のみならず北海道も対象に 当航路の利用メリットを広く PR して 広域的な陸運事業者や旅行代理店に対するポートセールスを実施する ( 前掲 ) JR 駅等公共交通機関からのアクセスについて検討する 22

25 (2) 人々の海のふれあい拠点の活用を通じた地域の振興 1 みなとオアシスなど港湾空間を生かした地域振興と観光の活性化 継続 地域住民の交流や観光の振興を通じて地域の活性化に資する みなとオアシス には 久慈港 宮古港 が登録されている 14 釜石港 大船渡港周辺地域にも観光客を集客する海鮮市場や海産物の飲食店があるため これら商業施設と一体となった みなとまちづくり を行うことにより地域の活性化の可能性を有している 実現に向けた取組 みなとオアシスの登録を推進するとともに 東北みなとオアシスネットワーク会議 を通じて 久慈港や宮古港などの地域の魅力的な取り組みについて情報発信を行い 地域活性化の取組を支援する 久慈港及び宮古港に関しては 独自の魅力的なイベント等を企画するものとし 国 土交通省 地方整備局や県のホームページ等による広報を通じて 広く集客を図る 特に宮古港では 整備中である出崎や観光船バースを核としたにぎわい空間の創出に取り組む 2 マリーナなどを利用した海洋性レクリエーションの振興 継続 人々の生活に豊かさや活気を与えるのは スポーツ や レクリエーション 地域社会との交流などの余暇活動 であり 人々の価値観が多様化する中でも それらの比重は高まっている そうした中 宮古港では カッターレース や ボート 天国 などの港湾を利用したイベントが開催されるなど港湾の持つ憩いの場やレクリエーションの場としての役割も見直されている このことから プレジャーボート等 多彩な資源やウォーターフロント空間を最大限活用して 生活に豊かさと活 気を提供する 実現に向けた取組 岩手県や地元自治体が中心となり 静穏水域の利用調整を図り 海洋性レクリエー ションの活性化を図る さらに 宮古港が国体のセーリング会場になっていることから マリーナ事業者等の協力を得ながら 機会を捉えて広く県内外に PR し 利用促進に努める 15 施策 3-2 港湾における良好な地球環境への貢献 (1) 港湾空間における低炭素化 資源の有効活用 1 モーダルシフトの受け皿である フェリー航路 の利用促進 新規 平成 30 年に開設予定の宮古港と室蘭港を結ぶ新たなフェリー航路は 長距離輸送を行うトラックドライバー不足や労務管理対策等に大きく貢献するものと期待されている すなわち トラック輸送から海上輸送へのモーダルシフトの促進に大きく寄 23

26 与することから 温室効果ガスの排出削減にも大きく貢献する したがって 極力多くの貨物車両の当フェリー航路への利用転換を促す 実現に向けた取組 岩手県と地元自治体が連携し さらに船社や陸運事業者等の物流業者の協力も得ながら広域的なポートセールスを展開する 北海道や首都圏及び本県を含む広域的な貨物の物流動向について調査研究し それを基にポートセールスを行いフェリー貨物の確保に努める 2 釜石港で 完成自動車輸送 の早期再開を目指す 再掲 東日本大震災津波以降 仙台塩釜港まで陸送した後に 名古屋地域へ積み出しが行われているが より陸送距離の短い釜石港からの積み出しを行うことが モーダルシフトの促進に寄与することから 釜石港での 完成自動車輸送 の早期再開を目 指す 3 港湾臨海部で発生する産業副産物のリサイクル推進 継続 港湾工事では埋立て用材や構造物等の建設資材として山土や砂 石材等の天然資材が大量に消費されている一方 全国の火力発電所や金属精錬所ではスラグや石炭灰 等の建設資材になりうる産業副産物が排出されている 産業副産物の発生と天然資源の消費を抑制するためのリサイクルを推進し 建設コストの低減に貢献する 実現に向けた取組 岩手県と地元自治体の環境部局が連携し さらに産業副産物の受入事業者の協力を得ながら リサイクルポートの推進に向けた事業展開を検討する (2) 海域環境への取組推進 1 水質調査を実施し 湾内の水質を保全 継続 閉鎖性が高い港湾の湾内水質について 継続的な調査を実施して関係機関と連携しながら水質の保全に努める 特に大船渡では 大船渡港湾口防波堤復旧に係る水質保全対策検討会 ( 平成 25 年度からは 効果検証検討会 に移行 ) において水質保全に向けた検討を行っている 実現に向けた取組 湾内水質の調査結果については 地域住民への説明を実施する 岩手県と地元自治体の環境部局が連携し 地域住民の環境に対するニーズを把握し 港湾立地企業の協力を得ながらその実現について検討する 24

27 2 良好な港湾環境の創造 継続 豊かな自然環境や魅力ある景観は 臨海部空間を人々の憩いと安らぎの空間として利用するうえで重要な要素であるとともに ブルーツーリズムなど 自然体験型の 観光 が指向される中で 良好な自然環境の保全はこれら新しい観光産業の育成にも不可欠である したがって 豊かな自然環境を有する 三陸復興国立公園 に面する岩手県港湾は 人々の憩いと安らぎの空間として また 観光産業の振興も念 頭に置き 豊かな自然環境を守り育てる ラグビーワールドカップ 2019 や東京 2020 オリンピック パラリンピック競技大会の開催の際に 宿泊施設としてのクルーズ船の活用が期待されていることから 停 泊地となる港湾環境を良好なものとするよう取り組んでいく 実現に向けた取組 岩手県と地元自治体の観光 環境部局や 観光関連事業者等が連携し 良好な港湾環境の創造について検討する 25

28 第 4 4 重要港湾における港湾利用の方向性と主要戦略 1) 久慈港 (1) 港湾利用の方向性 バルク貨物は 船舶関連工業品 鉱産品及び林水産品等の主要貨物を基本とする ( 鋼材 珪石 木材チップなど ) 諏訪下地区工業用地への企業誘致 県内港湾発着クルーズ船や海外クルーズ船の誘致 (2) 主な取組内容 再生可能エネルギー関連企業の立地予定に伴い 原材料 ヤシ殻 の取扱 ( 輸入 ) 風力発電施設の作業基地化の対応 みなとオアシス制度を活用し もぐらんぴあ 等の周辺観光施設を PR 復興道路等の整備状況に合わせた情報発信の実施 港湾アクセス情報等の提供 港湾セミナーの実施 ポートセールスの実施 久慈港 諏訪下地区 半崎地区 静穏域 湾口防波堤 ( 整備中 ) 総延長 :3,800m 26

29 2) 宮古港 (1) 港湾利用の方向性 バルク貨物は 農林水産品 化学工業品及び再利用資材などの主要貨物を基本とする ( 木材 鮮魚 肥料 飼料 化学薬品など ) コンテナ貨物は 周辺企業等の国際フィーダー航路利用貨物を基本 ( 農林水産品など ) フェリー航路の開設に向けた準備の実施 防潮堤に守られた藤原地区の工業用地等への企業誘致 県内港湾発着クルーズ船や海外クルーズ船の誘致 (2) 主な取組内容 フェリー航路開設に向けた関係者間の調整の実施 フェリーターミナルの整備に当たり 民間活力の導入等 整備 運営方法を検討 フェリーの利用促進のための協議会を設置し 貨物及び旅客の確保に取り組むとともに 長期的には 新たなフェリー航路開設を目指した誘致活動の実施 北海道や首都圏及び本県を含む広域的な貨物の物流動向について調査研究し 他部局と連携しながら フェリーを利用した流通を促進 復興道路等の整備状況の合わせた情報発信の実施 港湾アクセス情報等の提供 港湾セミナーの実施 ポートセールスの実施 27

30 3) 釜石港 (1) 港湾利用の方向性 バルク貨物は 製鉄関連工業品 化学工業品 農産品及び金属くずなどの主要貨物を基本とする ( 鉄鋼 石炭 飼料など ) コンテナ貨物を集約し 国際フィーダー航路利用貨物を基本 ( 工業製品 農林水産品など ) 完成自動車輸送の利用再開 拡大 県内港湾発着クルーズ船や海外クルーズ船の誘致 リサイクルポート (H15.4 指定 ) として 産業副産物のリサイクル推進 (2) 主な取組内容 海洋再生エネルギー実証試験の研究資材や ILC 建設を見据えた資材の荷姿等を調査し 受け入れ態勢の整備を検討するなど新規貨物を掘り起こし コンテナ貨物集荷 創荷拡大 空コンテナの効率的な調達方策を検討 盛岡地区や北上中部地区の立地企業に定期コンテナ航路開設に向けたニーズ把握調査を行い その結果に基に船社への働きかけを実施 完成自動車取扱の再開に向けたポートセールスの実施 復興道路等の整備状況に合わせた情報発信の実施 港湾アクセス情報等の提供 コンテナ航路の誘致 港湾セミナーの実施 ポートセールスの実施 湾口防波堤総延長 1,960m 事業期間 :S53~H20 28

31 4) 大船渡港 (1) 港湾利用の方向性 バルク貨物は セメント関連化学工業品 鉱産品及び水産品などの主要貨物を基本とする ( セメント 石炭 けい石など ) コンテナ貨物を集約し 国際フィーダー利用貨物を基本とする ( 工業製品 水産加工品など ) 外貿コンテナ定期航路の早期再開 県内港湾発着クルーズ船や海外クルーズ船の誘致 (2) 主な取組内容 復興及び東京オリンピック開催に向けたセメント需要への対応や ILC 建設資材の荷 姿等を見据えた新規貨物を掘り起こし 永浜 山口地区の岸壁の利用促進を図るため 港湾背後企業等に対し 整備状況を PR 現在 造成中の永浜 山口地区工業用地への企業誘致を推進し 新規貨物を掘り起こ し コンテナ貨物集荷 創荷拡大 空コンテナの効率的な調達方策を検討 盛岡地区や北上中部地区の立地企業に定期コンテナ航路開設に向けたニーズ把握調査 を行い その結果を基に船社への働きかけを実施 県内立地企業に定期コンテナ航路開設に向けたニーズ把握調査の実施 永浜 山口地区のふ頭用地 工業用地の整備と企業誘致 復興道路等の整備状況に合わせた情報発信の実施 港湾アクセス情報等の提供 コンテナ航路の誘致 港湾セミナーの実施 ポートセールスの実施 29

32 第 5 地方港湾における港湾利用の方向性 1) 八木港 静穏度の向上を図りつつ 貨物の掘り起こし 三陸沖の豊富な漁業資源の活用による水産業の振興 避難港としての活用 2) 小本港 バルク貨物は復興資材 ( 砂利 砂等 ) を基本 静穏度の向上を図りつつ 背後圏に豊富に存在する鉱産品などの貨物の掘り起こし 三陸復興国立公園 龍泉洞などの観光資源を活用する観光基地としての活用の推進 30

33 注記 ( 港湾用語 ) 1 モーダルシフト自動車や航空機による輸送を鉄道や船舶による輸送に代替し 温室効果ガスの排出削減による地球温暖化の防止と低炭素型の物流体系の構築を図るもの 2 カスケード現象北米 欧州航路への大型船投入が 既存船を他港路へ転配させ 他港路の大型化を導く効果 3 船社アライアンスコンテナ定期船各社による国際提携 4 RORO 船 roll-on/roll-off ship フェリーのようにランプを備え トレーラーなどの車両を格納する車両甲板を持つ貨物船 フェリーと異なり 旅客は乗せない 5 重点港湾直轄港湾整備事業の選択と集中を図るため 平成 22 年 8 月に国土交通省が選定 全国で 43 港 6 国際コンテナ戦略港湾国際基幹航路の我が国への寄港を維持拡大するためのハード ソフト一体となった施策を集中的に実施するために平成 22 年 8 月に国土交通省が選定 京浜港及び阪神港 7 国際バルク戦略港湾資源 エネルギー 食料の安定的かつ安価な供給のために大型船による一括大量輸送の拠点ととして大型船の入港が可能となるよう平成 23 年 5 月に国土交通省が選定 選ばれた港湾は 2020 年を目途に水深など大型輸送船が入港できる態勢を整備 全国で 11 港 ( 東北では 小名浜港 ) 8 バルク貨物穀物 塩 石炭 鉱石などのように 粉粒体のまま包装せずに積み込まれる貨物 バラ積み貨物ともいう 9 日本海側拠点港湾経済成長著しい対岸諸国と地理的に近接する日本海側港湾において 伸ばすべき機能の選択と施策の集中及び港湾間の連携を通じて対岸諸国の成長を取り入れるため国土交通省が選定 全国で 19 港 10 港湾 BCP 災害時に効率的かつ効果的に港湾機能を復旧するための手順や港湾関係者の行動計画をとりまとめたもの BCP 策定により 特定の地震や津波による被害を想定した計画であっても 事前に作成しておくことによって 様々な災害状況にも臨機応変に対応できることが期待される 11 内貿ユニットロード複数の貨物を機械や器具によって荷役したり輸送するのに適した単位にまとめて 内航船舶により行う輸送 内航コンテナ船 RORO 船 自動車運搬船等 12 フィーダー支線 メイン航路の大きな港から 支線航路で運航するのが フィーダー船 13 空コンテナ積荷を降ろした後の空のコンテナ 31

34 14 みなとオアシス国土交通省の各地方整備局により登録された 港に関する交流施設 旅客ターミナル 緑地 マリーナなどを活用した交流拠点 地区の愛称 15 マリーナヨット モーターボートなど, 海のスポーツを楽しむための港を中心とした周辺関連施設 32

数値目標 事業開始前 ( 現時点 ) 平成 28 年度 (1 年目 ) 平成 29 年度 (2 年目 ) 平成 30 年度 (3 年目 ) 港湾取扱貨物量 556 万トン 4 万トン 0 万トン 20 万トン 観光入込客数 2,899.4 万人回 -9.5 万人回 1.9 万人回 1.9 万人回 7

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