Microsoft Word - 20年度(行情)答申第585号.doc
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- とよみ ひでやま
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1 諮問庁 : 国土交通大臣諮問日 : 平成 20 年 9 月 24 日 ( 平成 20 年 ( 行情 ) 諮問第 589 号 ) 答申日 : 平成 21 年 3 月 31 日 ( 平成 20 年度 ( 行情 ) 答申第 585 号 ) 事件名 : 特定の標準地番号に係る鑑定評価書の一部開示決定に関する件 答申書 第 1 審査会の結論特定の標準地番号に係る鑑定評価書 ( 以下 本件対象文書 という ) につき, その一部を不開示とした決定については, 異議申立人が開示すべきとする部分を不開示としたことは, 妥当である 第 2 異議申立人の主張の要旨 1 異議申立ての趣旨行政機関の保有する情報の公開に関する法律 ( 以下 法 という )3 条の規定に基づく本件対象文書の開示請求に対し, 平成 20 年 6 月 6 日付け国広情第 63 号により国土交通大臣 ( 以下 処分庁 又は 諮問庁 という ) が行った本件対象文書の一部開示決定 ( 以下 原処分 という ) について, その取消しを求める 2 異議申立ての理由異議申立人の主張する異議申立ての理由は, 異議申立書及び意見書の記載によると, おおむね以下のとおりである 原処分は, 鑑定評価書に関する平成 15 年度 ( 行情 ) 答申第 590 号及び591 号に基づき行われたとのことであるが, 大都市と地方, 当時と現在では事情が大きく異なっている 国土交通省のウェブサイト ( 土地総合情報システム ) には, 鑑定評価書で使用している取引事例と同一の方法で入手した情報と思われる情報が掲載されているが, そこには住所として市名及び地区 大字までが表記されており, また, 最寄駅として駅名, 距離 ( 分 ) が掲載されている したがって, 鑑定評価書で不開示とされている, 所在及び地番並びに 住居表示 等の欄については, 大字又は町名までは開示すべきであり, 主要交通施設の状況の欄については, すべて開示すべきである 意見書においては, 諮問庁の理由説明書の各項目ごとに反対意見が記載されている 第 3 諮問庁の説明の要旨 1 土地価格の情報について (1) 地価公示について地価公示は, 地価公示法に基づいて, 国土交通省に置かれた土地鑑 1
2 定委員会が, 毎年 1 月 1 日時点における標準地の正常な価格等を3 月下旬に官報で公示するものであり, 一般の土地の取引価格に対し指標を与え, また, 公共用地の取得価格の算定に資するとともに, 不動産鑑定士等が土地についての鑑定評価を行う場合の規準となることにより, 適正な地価の形成に資することを目的としている 平成 20 年地価公示においては, 都市計画区域等の標準地 29,1 00 地点について公示されている 公示価格を算定するに当たっては, 地価公示法 2 条に基づいて, 同委員会が2 名以上の不動産鑑定士に標準地の鑑定評価を求めることとされている 同委員会は, 不動産鑑定業者の業務に従事する不動産鑑定士のうちから一定の資格要件に該当する者を鑑定評価員として委嘱しており,1つの標準地について, 通常は2 人の鑑定評価員が 標準地の鑑定評価要領 ( 平成 8 年同委員会決定 ) に定められた様式に従い鑑定評価書をそれぞれ作成し, 同委員会に提出することとされ, 鑑定評価書の提出を受けた同委員会は, その内容を審査し, 必要な調整を行って当該標準地の1 平方メートル当たりの正常な価格を判定している (2) 不動産取引価格情報の提供について不動産市場の透明化, 取引の円滑化 活性化等を図るため, 国土交通省においては, 規制改革推進のための3か年計画 ( 平成 16 年 3 月閣議決定 ) 等に基づき, 不動産取引価格情報 ( 以下 取引価格情報 という ) の提供を行っている 取引価格情報は, 平成 17 年度から三大都市圏の政令指定都市を中心に調査に着手, 平成 18 年 4 月より国土交通省のインターネットを通じて調査結果の公表を開始した 平成 19 年度からは, 地価公示対象区域と同等まで調査対象区域を拡大し, 土地情報総合システムとして, 全国の不動産取引価格の調査結果を公開している 取引価格情報は, 法務省より不動産の取引に係る登記情報の提供を受け, 取引当事者 ( 買主 ) に対して取引価格等に関する調査を行うことで収集している 調査によって得られた情報は, 利用者の使い勝手を考慮しつつも, 個別の物件が容易に特定できないよう配慮した上で, 取引された不動産の種類 ( 住宅地, 工業地, 商業地等 ) 及び内容別 ( 更地, 土地 建物一体の取引, マンション等 ) に, 住所 ( 大字又は町名まで ), 取引価格, 面積, 建物の構造, 最寄り駅からの所要時間等の情報を四半期単位ごとに取りまとめ, 平成 19 年 10 月から現在の提供方法により公開しているものである 2 本件対象文書について本件対象文書は, 大阪府阪南市の特定地番の住宅地の標準地に係る平成 17 年ないし同 20 年の鑑定評価書で, それぞれ鑑定評価の総括的な事項 2
3 を記載している部分 (1 頁目 ) と試算価格の算定の詳細な内訳を記載している部分 (2 及び3 頁目 ) から構成されているものである 本件対象文書 2 頁目には, 3. 試算価格算定内訳 のうち, (1) 比準価格算定内訳 について, 取引事例比較法による試算価格 ( 比準価格 ) の算定内訳等が記載されている ここで, 取引事例比較法とは, 多数の取引事例を収集して適切な事例の選択を行い, これらに係る取引に応じて事情補正, 時点修正を行い, かつ, 地域要因の比較及び個別的要因の比較にて求められた価格を比較考量し, 対象不動産の試算価格を求める手法であり, これにより求めた試算価格を 比準価格 という 比準価格とは, 鑑定評価員が, 標準地近傍での取引事例の中から標準地の鑑定評価額を算出するのに適した取引事例を厳選した上で所要の補正を施し算出し, 地価公示における鑑定評価額を決定する上で中核を成すものであり, 取引事例の収集状況いかんが鑑定評価額の精度を左右するといっても過言ではない 比準価格算定内訳には, 不動産鑑定士が標準地の鑑定評価額を算出するために不動産鑑定評価の方法の一つである取引事例比較法により,5つの事例 ( 取引事例地 ) に係る情報 ( 当該事例地の場所, 取引の行われた年月日, 地積, 取引価格, 取引事例地の実際の取引価格から試算価格である比準価格を導き出すために行った各種補正の数値, 取引事例地の状況等 ) から試算価格である比準価格を算出したことを示す情報が記載されている 比準価格算定内訳のうち 所在及び地番並びに 住居表示 等 には取引事例地の所在 地番 住居表示が, 主要交通施設の状況 には取引事例地の最寄り駅の駅名, 駅から標準地までの距離 (50m 未満の場合は 近接 と表示), 最寄り駅からの方角 (8 方位にて表示 ) が, それぞれ記載されている なお, この外に 地積, 接面道路の状況, 法令上の規制等, 取引価格(1 平方メートル当たり ), 取引時点, 月率変動率, 時点修正, 地域要因の比較, 地域要因の比較の内訳, 比準価格決定の理由 等が記載されている 3 原処分の妥当性について諮問に当たって, 異議申立人が開示を求めている部分について, 諮問庁が検証した結果は以下のとおりである (1) 所在及び地番並びに 住居表示 等 欄の不開示情報の妥当性について原処分では, 比準価格算定内訳の取引事例地の市名を除く所在 地番及び住居表示を不開示としている ア法 5 条 1 号該当性について 3
4 当該欄には, 比準価格算定内訳の取引事例地の所在 地番及び住居表示が記載されており, これは何人でも閲覧ができる不動産登記簿や市販の住宅地図等と照合することにより, 当該取引事例地の所有者又は取引当事者が明らかとなることから, それぞれの取引事例地ごとに, 取引事例地の所有者又は取引当事者が個人である場合については, 法 5 条 1 号の個人に関する情報であって, 特定の個人を識別することができる情報に該当する 鑑定評価員が標準地の鑑定評価額を算定するに当たって, どの取引事例地を使用したかについては法令の規定又は慣行として公にされ, 又は公にすることが予定されている情報であるとは言えず, 同号ただし書イからハまでに該当しない よって, 法 5 条 1 号に該当するとして不開示とした原処分は妥当であると考える なお, 上記の判断は, 地価公示鑑定評価書に関する内閣府情報公開審査会の答申 ( 平成 15 年度 ( 行情 ) 第 590 号及び第 591 号 ) を踏まえたものである イ法 5 条 2 号イ該当性について本件対象文書の比準価格算定内訳に記載されている取引事例地で法人が所有者又は取引当事者であるものについては, 法 5 条 2 号の法人に関する情報であり, 個人の場合と同様, これが公にされることとなると, 不動産登記簿や住宅地図等と照合することにより, その所有者や取引当事者である法人が特定されることとなる そして, 通常法人にとっては, 個別の土地取引の状況は企業経営上の方針又は戦略に関する情報として, 競争相手等に対して秘匿しているのが一般的であることから, 上記部分が明らかとなると, これにより, 取引事例地に係る土地の取引を行った法人が特定されることから, 当該法人の正当な利益を害するおそれがあると認められ, 法 5 条 2 号イに該当し, 不開示とすることが妥当であると考える なお, 上記の判断は, 前述の地価公示鑑定評価書に関する内閣府情報公開審査会の答申を踏まえたものである ウ法 5 条 6 号該当性について本件対象文書には, 取引事例地の地積及び取引時点が極めて詳細かつ具体的に記載され, 当該情報は原処分において開示していることから, 異議申立人の主張する所在を開示することにより, 当該地区における取引が行われた土地の広さ等は一般人でもおおよそ認識し得るものであり, さらに, それらの情報から通常の人が一般に閲覧又は入手できる不動産登記簿や住宅地図などと照合することにより, 取引事例地がより容易に推測されるおそれがある 4
5 地価公示における標準地の鑑定評価のための取引事例は, 不動産鑑定士が取引当事者等に対するアンケート調査により被調査者の任意の協力を得て収集する情報 ( 平成 17 年度から国土交通省土地鑑定委員会委員長名で, 一括してアンケートを行っている ) であり, そこで収集される情報は, 取引事例者にとっては通常他人に知られたくない土地取引という私的な契約に関するものを, 物件名や個人名を特定できない形で情報提供する旨を約束の上, 任意に提供してもらうものである したがって, 仮に, 以上のような取引事例地の関係者等が推測されるような情報が公にされることとなれば, 今後アンケートに協力する者が得られなくなるなどして取引事例の収集に支障を来すおそれがあり, そうなれば, 地価公示の標準地の鑑定評価の際の重要な情報の入手が困難となり, 地価公示に係る事務の適正な遂行に支障を及ぼすおそれがあることから, 法 5 条 6 号柱書きに該当し, 不開示とすることが妥当であると考える (2) 主要交通施設の状況 欄の法 5 条 6 号該当性について当該不開示部分には, 取引事例地の最寄り駅の駅名, 駅からの方角 (8 方位にて表示 ), 及び駅からの距離が記載されているところ, さらに, 本件対象文書には, 取引事例地の地積及び取引時点が極めて詳細かつ具体的に開示されていることから, 当該情報を公にすることにより, これらの情報に基づき, 一般に容易に閲覧又は入手できる不動産登記簿や住宅地図, 都市計画図等から取引事例地が推測されるおそれがある 仮に, 以上のような当該取引事例地の関係者等が推測されるような情報が公にされることとなれば, 上記 (1) ウと同様, 今後アンケートに協力する者が得られなくなるなどして取引事例の収集に支障を来すおそれがあり, そうなれば, 地価公示の標準地の鑑定評価の際の重要な情報の入手が困難となり, 地価公示に係る事務の適正な遂行に支障を及ぼすおそれがあることから, 法 5 条 6 号柱書きに該当し, 不開示とすることが妥当であると考える なお, 上記の判断は, 前述の地価公示鑑定評価書に関する内閣府情報公開審査会の答申を踏まえたものである (3) 異議申立人の主張について異議申立人は, 国土交通省のウェブサイト ( 土地総合情報システム ) には, 鑑定評価書で使用している取引事例と同一の手法で入手した情報と思われる情報が掲載されていることから, 鑑定評価書においても同等の情報は開示すべきである旨を主張するが, 取引価格情報は, その所在をある程度の地域まで情報提供しなければ, その目的を達しないことか 5
6 ら, 住所 ( 地区 大字まで ) 及び最寄り駅からの所要時間を含めて公開しているところである しかしながら, これらの情報は, 個人情報保護の観点から, 個別の物件が容易に特定できないように配慮した上で公開されることを前提に取引当事者から取引価格情報を収集しているため, 所在以外の部分では, 取引時期を四半期単位で表示, 取引価格 ( 平方メートル単価 ) は物件の特定を避けるため上位 3 桁目を四捨五入して表示, 面積は200 平方メートル未満は5 平方メートル刻み,200 平方メートル以上は上位 3 桁目を四捨五入して表示, 鉄道との近接状況については鉄道駅名及び当該地から鉄道駅までの時間距離 ( 分 ) を,30 分未満は分単位,30 分以上 1 時間未満,1 時間以上 1 時間 30 分未満などに区分して表示するなどして, 調査によって得られた情報を個別の物件が容易に特定できないよう配慮し加工した上で公表している 一方, 地価公示鑑定評価書の比準価格算定内訳においては, 所在及び地番並びに 住居表示 等, 主要交通施設の状況, 地積, 接面道路の状況, 法令上の規制等, 取引価格, 取引時点, 月率変動率, 時点修正, 地域要因の比較 及び 比準価格決定の理由 がそれぞれ極めて詳細かつ具体的な当該取引事例地の存する地区に関する情報が記載されているが, 物件が特定できない範囲で開示 不開示の判断を行った結果として, 所在及び地番並びに 住居表示 等 の市名以外の所在 地番 住居表示及び 主要交通施設の状況 を不開示としているものである よって, 異議申立人は, 個人情報を積極的に開示しておきながら, また同一の個人情報の一方を非公開にする理由がないと主張するが, 上記のとおり, いずれの制度も物件が特定できないようにそれぞれの公開する趣旨を考慮の上, 個人情報が守られる範囲で最大限の不動産取引に係る情報を提供しているものであり, 地価公示の鑑定評価書における開示情報と取引価格情報の公表状況は異なっていることから, 両者を同一のものとして開示を求める異議申立人の主張は採用できない そもそも鑑定評価書の取引事例地に係るそれぞれの情報と取引価格情報に係るそれぞれの情報は, 制度により利用目的が異なり, そのために必要な事項の開示部分と個人情報に係る特定されないようにした部分の区分が異なっており, それぞれ全体として捉えるべきであり, 取引事例地の所在や主要交通施設の状況などある特定の事項のみで比較判断することはできないものと考える また, 異議申立人は, 大都市と地方, 当時と現在で事情が大きく異なっていると主張するが, 大都市と地方で事情が異なるという点については, 答申の際に対象となった大都市圏よりも取引の少ない地方ほど物件 6
7 が特定しやすくなることから, 当該情報の要保護性はより強まるものと考え, 当時と現在で事情が異なるという点については, 前述の答申後に取引価格情報の公表が始まったものを指すものと思われるが, 取引価格情報は, 提供される情報は異なるものの, 鑑定評価書の開示決定と同じく個人情報の保護を前提としていることは前述のとおりであり, 鑑定評価書の開示の判断に際して, 取引価格情報の公表に影響されるものではない 4 結論以上のことから, 本件対象文書につき, 法 5 条 1 号,2 号イ及び6 号に該当することを理由にその一部を不開示とした決定のうち, 異議申立人が開示を求める比準価格算定内訳における取引事例地に係る市名を除く所在等は同条 1 号又は2 号イ及び同条 6 号柱書きに該当し, 比準価格算定内訳における取引事例地に係る主要交通施設の状況は同条 6 号柱書きに該当するため, 不開示を維持することが妥当である 第 4 調査審議の経過当審査会は, 本件諮問事件について, 以下のとおり, 調査審議を行った 1 平成 20 年 9 月 24 日諮問の受理 2 同日諮問庁から理由説明書を収受 3 同年 10 月 27 日異議申立人から意見書を収受 4 平成 21 年 2 月 27 日本件対象文書の見分及び審議 5 同年 3 月 27 日審議第 5 審査会の判断の理由 1 本件対象文書について本件対象文書は, 平成 17 年ないし同 20 年の特定の標準地番号の鑑定評価書である 本件対象文書は, それぞれ鑑定評価の総括的な事項を記載している部分 (1 頁目 ) と試算価格の算定の詳細な内訳を記載している部分 (2 及び3 頁目 ) から構成されている 処分庁は, 原処分において, 鑑定評価員の自宅の住所については法 5 条 1 号に該当し, 鑑定評価員の印影については法 5 条 2 号イに該当し, 取引事例に係る 所在及び地番並びに 住居表示 等 については法 5 条 1 号及び2 号イに該当し, 取引事例に係る 主要交通施設の状況 及び 比準価格決定の理由 のうち特定の取引事例地の所在を示す記述については法 5 条 6 号に該当するとして不開示としている これに対して異議申立人は, 取引事例に係る 所在及び地番並びに 住居表示 等 欄については大字又は町名まで, 取引事例に係る 主要交通施設の状況 欄についてはすべて開示すべきであると主張するので, 以下, 7
8 本件対象文書を見分した結果に基づき, 当該部分 ( 以下 本件不開示部分 という ) の不開示情報該当性について検討する 2 不開示情報該当性について本件対象文書の比準価格算定内訳には, 不動産鑑定士が標準地の鑑定評価額を算出するために不動産鑑定評価の方法の一つである取引事例比較法により, 五つの事例 ( 取引事例地 ) に係る情報 ( 当該事例地の地番, 取引時点, 地積, 画地の形状, 接面道路の状況, 主要交通施設の状況, 法令上の規制等, 取引価格, 取引事例地の実際の取引価格から比準価格を導き出すために行った各種補正の数値等 ) から試算価格である比準価格を算定したことを示す情報が記載されていることが認められる (1) 取引事例地の 所在及び地番並びに 住居表示 等 欄についてア諮問庁は, 取引事例地の所在, 地番及び住居表示に関する情報は, 取引事例地の所有者又は取引当事者が個人である場合には, 当該個人に関する情報であって, 特定の個人を識別することができる情報であり, 法 5 条 1 号の不開示情報に該当し, 同号ただし書イないしハに該当しない旨説明する 当審査会において見分したところ, 所在及び地番並びに 住居表示 等 の欄には, 取引事例地の所在, 地番及び住居表示が記載されており, これと何人でも閲覧ができる不動産登記記録や市販の住宅地図等とを照合することにより, 当該取引事例地の所有者又は取引当事者が明らかとなることから, 当該情報は, 当該取引事例地の所有者又は取引当事者が個人である場合については, それぞれの取引事例地ごとに, 全体として当該各所有者等に係る法 5 条 1 号本文前段の個人に関する情報であって, 特定の個人を識別することができるものに該当すると認められる また, 法令の規定又は慣行として公にされ, 又は公にすることが予定されている情報であるとは言えないため, 同号ただし書イに該当せず, 同号ロ及びハに該当する事情も存しない 次に, 法 6 条 2 項による部分開示の可否を検討すると, 所在及び地番並びに 住居表示 等 欄の記載部分は, 特定の個人を識別することができることとなる記述等の部分に該当すると認められるので, 部分開示の余地はない イ諮問庁は, 取引事例地の所在, 地番及び住居表示に関する情報は, 取引事例地の所有者又は取引当事者が法人である場合には, 当該法人に関する情報であり, これを開示することにより, 当該法人の競争上の地位その他正当な利益を害するおそれがあるとして, 法 5 条 2 号イの不開示情報に該当する旨説明する 8
9 当審査会において見分したところ, 取引事例地で法人が所有者又は取引当事者であるものについては, 上記アの個人の場合と同様, そこに記載されている取引事例地の所在, 地番及び住居表示に関する情報は, これと何人でも閲覧ができる不動産登記記録や市販の住宅地図等とを照合することにより, その所有者や取引当事者である法人の特定につながる情報と認められる そして, 通常法人にとっては, 個別の土地取引の状況は企業経営上の方針又は戦略に関する情報として, 競争相手等に対して秘匿しているのが一般的であり, これを公にすれば, 当該法人の正当な利益を害するおそれがあると認められることから, 法 5 条 2 号イの不開示情報に該当する ウ異議申立人は, 国土交通省のウェブサイト ( 土地総合情報システム ) の取引価格情報検索サイトにおいて住所 ( 地区 大字まで ) が公開されていることから, 取引事例地の所在, 地番等については大字又は町名まで開示すべきである旨主張する 当審査会において当該検索サイトを確認したところ, 不動産取引価格情報において, 取引事例地の大字又は町名, 最寄駅の名称, 距離, 面積, 土地の形状, 取引価格 ( 総額 ) 等が公にされていることが認められる そのため, 本件対象文書の取引事例地の大字又は町名の部分を開示すると, 本件対象文書において既に開示されている地積, 画地の形状, 取引価格等の情報と照合することにより, 当該土地の特定につながることになる さらに, 本件対象文書において取引事例地の取引時点は既に開示されていることから, 不動産登記記録等と照合することにより取引当事者が特定されることとなるので, 取引事例地の大字又は町名の部分は, 上記ア及びイと同様の理由により, 法 5 条 1 号又は2 号イの不開示情報に該当すると認められる エなお, 諮問庁は, 取引事例地の市名を除く所在, 地番及び住居表示の部分は, 法 5 条 6 号柱書きにも該当すると説明するが, 上記のとおり同条 1 号又は2 号イの不開示情報に該当すると認められるので, 同条 6 号について判断するまでもない (2) 取引事例地の 主要交通施設の状況 欄について諮問庁は, 比準価格算定内訳の不開示部分については, 不動産鑑定士が取引当事者等に対するアンケート調査により被調査者の任意の協力を得て収集している情報であり, これが公にされることとなると, 取引事例地の被調査者の信頼を著しく損ね, 以後の協力を得ることが困難となるため, 鑑定評価の根幹をなす取引事例の収集に重大な支障を及ぼすこととなり, これにより地価公示の実施事務に重大な支障を来すおそれがあるとして, 法 5 条 6 号柱書きに該当する旨説明する 9
10 地価公示における標準地の鑑定評価のための取引事例は, 鑑定評価員である不動産鑑定士が取引の当事者に個別に聞き取りをしたり, アンケートを行うなどにより収集されるものであり, そこで収集される情報は, 取引当事者にとっては通常他人に知られたくない土地取引という私的な契約に関するものを任意で提供してもらうものであるため, 当該取引事例地の関係者等に推測されるような情報が公にされることとなれば, 今後聞き取り等に協力する者が得られなくなるなどして取引事例の収集に支障を来すおそれがあると認められる そうなれば, 地価公示の標準地の鑑定評価の際の重要な情報が入手できなくなることにより, 地価公示に係る事務の適正な遂行に支障を及ぼすおそれがあると言える 当審査会において本件対象文書を見分したところ, このうち, 取引事例地の主要交通施設の状況の記載部分には, 取引事例地の特定のきっかけとなるような極めて詳細かつ具体的な当該取引事例地に関連する情報が記述されていることが認められる そして, これが明らかにされることとなると, そこにおける記載内容と本件において既に開示されている取引事例地の取引時点, 地積, 画地の形状, 取引価格等から, 当該取引事例地が推測されるおそれがあることは否定できないところであり, これにより, 上に述べたような支障が生じるおそれがあると認められることから, 法 5 条 6 号柱書きの不開示情報に該当し, 不開示が妥当である 3 異議申立人の主張について異議申立人は地価公示制度の公益性及び国民, 納税者等の利益を守るために, 法 7 条に基づき裁量的開示をすべきである旨主張するが, 本件不開示部分の不開示情報該当性は, 上記 2で判断したとおりであり, これを公にすることに, 当該部分を不開示とすることにより保護される利益を上回る公益上の必要性があるとは認められないので, 法 7 条による裁量的開示をしなかった処分庁の判断に, 裁量権の逸脱又は濫用があるとは認められない 異議申立人は, その他種々主張するが, 当審査会の上記判断を左右するものではない 4 本件一部開示決定の妥当性について以上のことから, 本件対象文書につき, その一部を法 5 条 1 号,2 号イ及び6 号に該当するとして不開示とした決定については, 異議申立人が開示すべきとしている部分は, 同条 1 号,2 号イ及び6 号に該当すると認められるので, 不開示としたことは妥当であると判断した ( 第 2 部会 ) 委員寳金敏明, 委員秋田瑞枝, 委員橋本博之 10
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More information19 条の4 第 2 項の規定により, 特別職の公務員であるから, 本件不開示情報は, 公務員としての職務遂行情報であり, 精神保健指定医が, 客観的な生体検査もなく, ただその主観に基づいて, 対象者を強制入院させることができるという性質の資格であること, 本件開示請求に係る精神保健指定医らが対象
諮問庁 : 国立大学法人千葉大学諮問日 : 平成 29 年 10 月 2 日 ( 平成 29 年 ( 独情 ) 諮問第 59 号 ) 答申日 : 平成 30 年 2 月 15 日 ( 平成 29 年度 ( 独情 ) 答申第 58 号 ) 事件名 : 特定職員が行った精神保健指定医の業務に係る千葉県からの報酬等が分かる文書の不開示決定に関する件 答申書 第 1 審査会の結論別紙に掲げる文書 1ないし文書
More information録された保有個人情報 ( 本件対象保有個人情報 ) の開示を求めるものである 処分庁は, 平成 28 年 12 月 6 日付け特定記号 431により, 本件対象保有個人情報のうち,1 死亡した者の納める税金又は還付される税金 欄,2 相続人等の代表者の指定 欄並びに3 開示請求者以外の 相続人等に関
諮問庁 : 国税庁長官諮問日 : 平成 29 年 4 月 5 日 ( 平成 29 年 ( 行個 ) 諮問第 65 号 ) 答申日 : 平成 29 年 7 月 24 日 ( 平成 29 年度 ( 行個 ) 答申第 72 号 ) 事件名 : 本人が相続人である特定被相続人に係る平成 26 年分の所得税及び復興特別所得税の準確定申告書付表の一部開示決定に関する件 答申書 第 1 審査会の結論 被相続人特定個人
More information基づき, 平成 27 年 9 月 29 日付けで, 特定労働基準監督署( 以下 特定署 という ) へ特定日までに提出された特定事業場の就業規則, 就業規則届及び意見書 36 協定書, 同月 30 日付けで, 特定署に提出された特定事業場の36 協定書 3 年分 に係る開示請求を行った (2) 三重
諮問庁 : 厚生労働大臣諮問日 : 平成 28 年 2 月 8 日 ( 平成 28 年 ( 行情 ) 諮問第 78 号 ) 答申日 : 平成 28 年 10 月 18 日 ( 平成 28 年度 ( 行情 ) 答申第 421 号 ) 事件名 : 特定期間に提出された特定事業場の就業規則等の一部開示決定に関する件 答申書 第 1 審査会の結論 特定労働基準監督署へ特定日までに提出された特定事業場の就業規則,
More informationありどのような証言がなされたのか ( 請求人にとって虚偽と思われる証言が無いか等 ), また産業医が本人の意見を聞かずにどう判断し診療録に記載したのかを知る権利が請求人にはあると考える 3 請求人については, 特定理由等から特定機関等が千葉大学に対して診療録の開示を求める可能性もあり得るが, 千葉大
諮問庁 : 国立大学法人千葉大学諮問日 : 平成 28 年 10 月 18 日 ( 平成 28 年 ( 独個 ) 諮問第 20 号 ) 答申日 : 平成 29 年 3 月 31 日 ( 平成 28 年度 ( 独個 ) 答申第 37 号 ) 事件名 : 本人に係る診療録の一部開示決定に関する件 答申書 第 1 審査会の結論審査請求人に係る 千葉大学総合安全衛生管理機構診療録 に記録された保有個人情報
More information1 本件審査請求について (1) 本件審査請求に係る開示請求は, 法に基づき, 処分庁に対し, 本件対象文書の開示を求めたもの ( 以下 本件開示請求 という ) である (2) 本件開示請求を受けて, 処分庁は, 本件対象文書を作成しておらず不存在として, 不開示決定 ( 原処分 ) を行った (
諮問庁 : 国土交通大臣諮問日 : 平成 29 年 1 月 11 日 ( 平成 29 年 ( 行情 ) 諮問第 9 号 ) 答申日 : 平成 29 年 4 月 26 日 ( 平成 29 年度 ( 行情 ) 答申第 29 号 ) 事件名 : 特定日開催の土地鑑定委員会鑑定評価書小委員会に特定地方整備局が提出した不動産鑑定書の不開示決定 ( 不存在 ) に関する件 答申書 第 1 審査会の結論 不動産鑑定書特定日開催の土地鑑定委員会鑑定評価書小委員会に特定地方整備局が提出
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諮問庁 : 国税庁長官諮問日 : 平成 2 0 年 7 月 1 1 日 ( 平成 2 0 年 ( 行個 ) 諮問第 1 5 2 号 ) 答申日 : 平成 2 2 年 3 月 1 7 日 ( 平成 2 1 年度 ( 行個 ) 答申第 9 9 号 ) 事件名 : 本人に係る平成 1 8 年分所得税確定申告書の無効確認決議書の不訂正決定に関する件 答申書 第 1 審査会の結論平成 1 9 年 1 1 月
More informationっている以上, 被面接者においてそもそも特別な対応策を採る必要はないといえる ウよって, 本件対象文書の不開示部分は法 5 条 6 号に該当しないといえる (2) 意見書 ( 添付資料省略 ) ア裁判官の場合, 新任判事補志望者カードの全部が開示されている ( 資料 1) ことからすれば, 検事に関
諮問庁 : 法務大臣諮問日 : 平成 30 年 1 月 9 日 ( 平成 30 年 ( 行情 ) 諮問第 12 号 ) 答申日 : 平成 30 年 9 月 12 日 ( 平成 30 年度 ( 行情 ) 答申第 222 号 ) 事件名 : 検事への採用手続について ( 特定期司法修習生に係るもの ) の一部開示決定に関する件 答申書 第 1 審査会の結論 検事への採用手続について( 特定期 A 司法修習生に係るもの
More information理の手引 は, 開示の実施においては, 行政文書をありのまま開示する (23 枚目 ) として, 原則として加工はしない ( 同上 ) としている したがって本件対象文書の電磁的記録の開示に当たっては, 当該電磁的記録をそのままのデータ形式で開示すべきである また, 同様な趣旨で本件対象文書の電磁的
諮問庁 : 防衛大臣諮問日 : 平成 26 年 7 月 24 日 ( 平成 26 年 ( 行情 ) 諮問第 372 号 ) 答申日 : 平成 26 年 11 月 6 日 ( 平成 26 年度 ( 行情 ) 答申第 289 号 ) 事件名 : 艦船と安全 の一部開示決定に関する件 答申書 第 1 審査会の結論 艦船と安全 2012 年 10 月から12 月末までに発行された各号 ( 以下, 併せて 本件請求文書
More information諮問庁 : 国土交通大臣諮問日 : 平成 30 年 9 月 26 日 ( 平成 30 年 ( 行情 ) 諮問第 424 号 ) 答申日 : 平成 31 年 3 月 29 日 ( 平成 30 年度 ( 行情 ) 答申第 554 号 ) 事件名 : 不動産鑑定士に対する懲戒処分について に係る決裁文書の
諮問庁 : 国土交通大臣諮問日 : 平成 30 年 9 月 26 日 ( 平成 30 年 ( 行情 ) 諮問第 424 号 ) 答申日 : 平成 31 年 3 月 29 日 ( 平成 30 年度 ( 行情 ) 答申第 554 号 ) 事件名 : 不動産鑑定士に対する懲戒処分について に係る決裁文書の一部開示決定に関する件 答申書 第 1 審査会の結論別紙の1に掲げる文書 ( 以下 本件請求文書 という
More informationり公表されないことが日米両政府間で合意されており, これを公にすることは, 米国との信頼関係が損なわれるおそれがあると認められることから, 法 5 条 3 号に該当するため不開示とする決定 ( 原処分 ) を行った (3) これに対し, 異議申立人は, 国土交通大臣に対して, 原処分の取消しを求めて
諮問庁 : 国土交通大臣諮問日 : 平成 28 年 4 月 6 日 ( 平成 28 年 ( 行情 ) 諮問第 293 号 ) 答申日 : 平成 29 年 3 月 15 日 ( 平成 28 年度 ( 行情 ) 答申第 795 号 ) 事件名 : 米軍が横田空域を管理していることの法的根拠等が分かる文書等の不開示決定に関する件 答申書 第 1 審査会の結論別紙に掲げる文書 1ないし文書 9( 以下 本件対象文書
More information消費者庁にも苦情相談を行い, 今にも消費者庁が動くであろうこと等を話し, 異議申立人に謝罪及びデータ削除を求めているとのことであった 当初監察部は, 異議申立人に謝罪に応じるよう促したが, 異議申立人が使用しているデータは, 登記事項証明書記載のデータと同一であり 法 を犯していないので謝罪には応じ
諮問庁 : 消費者庁長官諮問日 : 平成 25 年 3 月 27 日 ( 平成 25 年 ( 行個 ) 諮問第 42 号 ) 答申日 : 平成 26 年 3 月 3 日 ( 平成 25 年度 ( 行個 ) 答申第 109 号 ) 事件名 : 特定会社が本人について消費者制度課個人情報保護推進室に相談した内容に関する文書の不開示決定 ( 存否応答拒否 ) に関する件 答申書 第 1 審査会の結論消費者庁消費者制度課個人情報保護推進室
More information諮問庁 : 国立大学法人長岡技術科学大学諮問日 : 平成 30 年 10 月 29 日 ( 平成 30 年 ( 独情 ) 諮問第 62 号 ) 答申日 : 平成 31 年 1 月 28 日 ( 平成 30 年度 ( 独情 ) 答申第 61 号 ) 事件名 : 特定期間に開催された特定学部教授会の音声
諮問庁 : 国立大学法人長岡技術科学大学諮問日 : 平成 30 年 10 月 29 日 ( 平成 30 年 ( 独情 ) 諮問第 62 号 ) 答申日 : 平成 31 年 1 月 28 日 ( 平成 30 年度 ( 独情 ) 答申第 61 号 ) 事件名 : 特定期間に開催された特定学部教授会の音声記録の不開示決定 ( 不存在 ) に関する件 答申書 第 1 審査会の結論 平成 29 年 4 月から9
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諮問庁 : 国税庁長官諮問日 : 平成 2 1 年 3 月 2 4 日 ( 平成 2 1 年 ( 行情 ) 諮問第 1 5 3 号 ) 答申日 : 平成 2 2 年 3 月 1 日 ( 平成 2 1 年度 ( 行情 ) 答申第 5 4 6 号 ) 事件名 : 特定団体の給与支払事務所等の開設届の不開示決定 ( 存否応答拒否 ) に関する件 答申書 第 1 審査会の結論 特定政党岐阜県特定選挙区支部,
More informationとして本件対象文書にかがみを加えたものを特定した 本件開示請求に対しては, 法 11 条に規定する開示決定等の期限の特例を適用し, まず, 平成 27 年 4 月 20 日付け防官文第 6779 号により, かがみについて開示決定を行った後, 同年 9 月 3 日付け防官文第 号により
諮問庁 : 防衛大臣諮問日 : 平成 28 年 1 月 21 日 ( 平成 28 年 ( 行情 ) 諮問第 34 号 ) 答申日 : 平成 28 年 5 月 25 日 ( 平成 28 年度 ( 行情 ) 答申第 78 号 ) 事件名 : 自衛艦隊在外邦人等輸送基本計画に関する自衛艦隊一般命令 の一部開示決定に関する件 答申書 第 1 審査会の結論 自衛隊法 84 条の3( 在外邦人等の輸送 ) の実施に関して海上自衛隊が策定している基本計画
More information問にさらされることはむしろあるべき姿であり, それによって一層公益の増進に資するともいえる 特に, 本件のような面接試験の場合には, 試験結果の開示が, 面接試験以外の事由で受験者を選抜したのではないことを示すといった効果もあり, 面接試験が適正に行われることを確保するに大きく資すると言える したが
諮問庁 : 国立大学法人東京医科歯科大学諮問日 : 平成 29 年 2 月 9 日 ( 平成 29 年 ( 独個 ) 諮問第 6 号 ) 答申日 : 平成 29 年 5 月 16 日 ( 平成 29 年度 ( 独個 ) 答申第 2 号 ) 事件名 : 特定編入学試験における本人の 面接 不適 の理由 の不開示決定に関する件 答申書 第 1 審査会の結論特定編入学試験における本人の 面接 不適 の理由
More informationく, 未支給年金受給権者の個人情報の開示を求めているとして, 法 12 条 自己を本人とする開示を請求することができる に当たらないため, 開示することはできないことを伝え, 取り下げの意思を確認した しかしながら, 異議申立人は, 不開示である旨の正式な回答がほしいとして, 開示請求を続けたもので
諮問庁 : 日本年金機構諮問日 : 平成 28 年 5 月 24 日 ( 平成 28 年 ( 独個 ) 諮問第 6 号 ) 答申日 : 平成 29 年 4 月 17 日 ( 平成 29 年度 ( 独個 ) 答申第 1 号 ) 事件名 : 本人の父の未支給年金に関しての支払年月日等の詳細が分かる文書等の不開示決定に関する件 答申書 第 1 審査会の結論本人の父の未支給年金に関しての支払年月日等の詳細が分かる文書等に記録された保有個人情報
More informationおいて開催されていた法の制度運営に関する検討会の報告 ( 平成 17 年 3 月 29 日 ) では, 法の運用に関する改善措置として, 理由付記に関して 特に, 文書不存在を理由とする不開示決定については, 例えば, 請求対象文書をそもそも作成 取得していない, 作成したが保存期間が経過したので廃
諮問庁 : 外務大臣諮問日 : 平成 27 年 11 月 30 日 ( 平成 27 年 ( 行情 ) 諮問第 711 号 ) 答申日 : 平成 28 年 6 月 9 日 ( 平成 28 年度 ( 行情 ) 答申第 115 号 ) 事件名 : 特定月の日米合同委員会において全ての協議内容は日米双方の合意がなければ公表されない旨の合意がされた事実が分かる文書の不開示決定 ( 不存在 ) に関する件 答申書
More information(1) 農林水産省の事務官である特定個人 Aが職務上作成した行政文書で公にできる行政文書は存在するはずであり, 公開しなければならない ( 諮問第 551 号 ) (2) 本来であれば, 開示できる文書が存在しない, 存否応答しない, 不存在と, 文書の性質によって, 処分内容が異なるはずである 特
諮問庁 : 農林水産大臣諮問日 : 平成 27 年 9 月 14 日 ( 平成 27 年 ( 行情 ) 諮問第 551 号及び同第 552 号 ), 同年 11 月 6 日 ( 同第 655 号 ) 及び同年 12 月 15 日 ( 同第 737 号 ) 答申日 : 平成 28 年 9 月 5 日 ( 平成 28 年度 ( 行情 ) 答申第 277 号ないし同第 279 号及び同第 282 号 )
More information諮問庁 : 株式会社日本政策金融公庫諮問日 : 平成 28 年 2 月 8 日 ( 平成 28 年 ( 独個 ) 諮問第 3 号 ) 答申日 : 平成 28 年 4 月 27 日 ( 平成 28 年度 ( 独個 ) 答申第 1 号 ) 事件名 : 本人に関する融資審査の検討資料の不訂正決定に関する件
諮問庁 : 株式会社日本政策金融公庫諮問日 : 平成 28 年 2 月 8 日 ( 平成 28 年 ( 独個 ) 諮問第 3 号 ) 答申日 : 平成 28 年 4 月 27 日 ( 平成 28 年度 ( 独個 ) 答申第 1 号 ) 事件名 : 本人に関する融資審査の検討資料の不訂正決定に関する件 答申書 第 1 審査会の結論異議申立人本人に対する融資審査の検討資料 ( 信用調査票 ) に記録された保有個人情報
More informationウ 特定個人 a に訂正してほしいとは, 私は書いてない これも日本年金機構の単純ミスなのか? それとも他に理由があるのか? 事実に基づいて, 説明を求める 私の公共職業安定所における氏名は, カタカナの 特定個人 b のスペースなしで管理されている 私の資格画面も氏名欄はカタカナである 国民年金保
諮問庁 : 日本年金機構諮問日 : 平成 27 年 6 月 30 日 ( 平成 27 年 ( 独個 ) 諮問第 18 号 ) 答申日 : 平成 28 年 7 月 25 日 ( 平成 28 年度 ( 独個 ) 答申第 6 号 ) 事件名 : 本人に係る 申立の概要 等の一部訂正決定に関する件 答申書 第 1 審査会の結論別紙に掲げる文書 1ないし文書 3に記録された保有個人情報 ( 以下 本件対象保有個人情報
More informationイ不動産鑑定評価書のうち次の部分 ( ア ) 鑑定評価額並びに鑑定評価額を導くための単価 補正係数 補正事項 想定係数及び想定事項 ( イ ) 取引事例に関する情報 ( 市町村名を除く ) (3) 開示しない理由ア (2) のア当該文書の作成又は取得をしていないためイ (2) のイの ( ア ) 条
答申第 132 号 答 申 第 1 審査会の結論 実施機関は 異議申立ての対象となった情報のうち 取引事例に関する情報に係る次に掲げる部分を除き開示すべきである 1 取引事例地の所在 ( 市町村名を除く ) 地積及び取引時点 2 時点修正率 ( 月率を除く ) 及び時点修正率を算出するための月数等 3 取引事例地に係る接面道路の方位 種類 名称及び幅員並びに搬出地点及び搬出距離 4 取引事例地に係る最寄り駅の名称
More information業務 とあるが, 当該支払の一時差止めに係る決定を除く と, されている すなわち, 決定に係る業務は, 事業管理課長である ウその決定に係る文書及びデータは存在する 事業管理課長の決定により, 年金機構は, 障害者の年金給付を一時差し止めるための電算処理をしている事実がある そして, その事実から
諮問庁 : 厚生労働大臣諮問日 : 平成 23 年 2 月 9 日 ( 平成 23 年 ( 行情 ) 諮問第 52 号 ) 答申日 : 平成 23 年 9 月 13 日 ( 平成 23 年度 ( 行情 ) 答申第 217 号 ) 事件名 : 障害状態確認届の診断書を期日までに提出せず障害基礎年金の支払が一時差止めとなった件数等に係る文書の不開示決定 ( 不存在 ) に関する件 答申書 第 1 審査会の結論別紙に掲げる文書
More information査請求人 ) が 平成 5 年分所得税確定申告書 ( 以下 本件請求保有個人情報 1 という ) の開示を求めるものである 処分庁は, 本件開示請求に対し, 本件請求保有個人情報 1は文書保存期間 (7 年 ) が満了し, 既に廃棄しているとして, 平成 27 年 12 月 2 2 日付け特定記号第
諮問庁 : 国税庁長官諮問日 : 平成 28 年 5 月 17 日 ( 平成 28 年 ( 行個 ) 諮問第 74 号及び同第 7 5 号 ) 答申日 : 平成 28 年 9 月 5 日 ( 平成 28 年度 ( 行個 ) 答申第 88 号及び同第 89 号 ) 事件名 : 本人に係る平成 5 年分所得税確定申告書の不開示決定 ( 不存在 ) に関する件本人に係る平成 3 年分所得税確定申告書の不開示決定
More informationいるものである 2 意見書 1 における主張 (1) 非公開理由説明書は 判例の動向を調査した形跡もなく 単に非開示 条項を文理解釈のみに終始 主張したものにとどまる もっとも 非開示条項を悪用し 白紙または白紙状態の業務日報を全 面黒塗りにするなど決裁過程の形骸化のみならず 秋田県情報公開条例 (
諮問庁 : 秋田県知事諮問日 : 平成 19 年 10 月 1 日 ( 諮問第 91 号 ) 答申日 : 平成 20 年 5 月 16 日 ( 答申第 52 号 ) 事件名 : 地価調査鑑定評価書の部分公開決定処分に対する異議申立てに関する件 答 申 第 1 審査会の結論 秋田県知事 ( 以下 実施機関 という ) が 平成 16 年及び17 年地価 調査鑑定評価書 湯沢 ( 県 )-3 ( 宅地
More information0 月 22 日現在, 通帳紛失の総合口座記号番号 特定番号 A-B~C 担保定額貯金 4 件 ( 特定金額 A): 平成 15 年 1 月 ~ 平成 16 年 3 月 : 特定郵便局 A 預入が証明されている 調査結果の回答書 の原本の写しの請求と, 特定年月日 Aの 改姓届 ( 開示請求者本人
諮問庁 : 郵便貯金 簡易生命保険管理機構諮問日 : 平成 29 年 8 月 17 日 ( 平成 29 年 ( 独個 ) 諮問第 49 号 ) 答申日 : 平成 29 年 11 月 2 日 ( 平成 29 年度 ( 独個 ) 答申第 49 号 ) 事件名 : 本人に係る証拠書写し請求書兼回答書等の一部開示決定に関する件 答申書 第 1 審査会の結論開示請求者に係る 証拠書写し請求書兼回答書 の 請求書,
More information無い (3) 特定市が振興協会会長 Aと市教育委員会とで一体に推進した当該文化事業は事業の実施前と実施後のまちの変化における事業の効果について国への報告義務があり, 公正に適法に事業を行う責務の存在は当該文化事業の目標の1は中心市街地の賑わいの促進にあって中心市街地活性化ソフト事業であって公開されて
諮問庁 : 総務大臣諮問日 : 平成 29 年 3 月 24 日 ( 平成 29 年 ( 行情 ) 諮問第 104 号 ) 答申日 : 平成 29 年 7 月 20 日 ( 平成 29 年度 ( 行情 ) 答申第 156 号 ) 事件名 : 特定事業への補助に係る文書の不開示決定 ( 不存在 ) に関する件 答申書 第 1 審査会の結論 特定市中心市街地活性化基本計画 第 84ページ ( 甲 1)
More information( 別紙 ) 答申 : 行文第 24 号 諮問 : 行文第 24-1 号 答申第 1 審査会の結論実施機関が行った本件不開示決定処分については適正であったと認める 第 2 諮問事案の概要 1 行政文書の開示請求異議申立人は 平成 24 年 5 月 7 日 奈良市長 ( 以下 実施機関 という ) に
答申行文第 24 号 平成 24 年 9 月 1 9 日 奈良市長仲川元庸 様 奈良市情報公開審査会 会長伊藤忠通 行政文書不開示決定についての異議申立てについて ( 答申 ) 平成 24 年 7 月 4 日付け奈市生第 16 号で諮問のあった下記の件について 別紙のとおり答申し ます 記 諮問 : 行文第 24-1 号 新斎苑の選定候補地ドリームランドの跡地の資料の開示請求に対する不開示決定処分に対する異議申立てについて
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報道資料 奈良県情報公開審査会の第 127 号答申について 平成 2 2 年 4 月 3 0 日総務部総務課水島 山根 ( 内線 2343 2344) 行政文書の一部開示決定に対する異議申立てについての諮問第 135 号事案に関して 下記のとおり 奈良県情報公開審査会から奈良県知事に対して答申されましたのでお知らせします 記 1 答申の概要 答申日 : 平成 22 年 4 月 28 日 実施機関 :
More informationの対象として 人事院事務総長引継書 を特定し, 同年 9 月 29 日付け行政文書開示決定通知書を審査請求人に送付した 2 審査請求人が主張する本件審査請求の趣旨及び理由審査請求人は, 事務引継書が1 名分しか存在しないという決定は不自然である, 他の職員についても事務引継書がなければ, 前任者から
諮問庁 : 人事院総裁諮問日 : 平成 29 年 12 月 19 日 ( 平成 29 年 ( 行情 ) 諮問第 487 号 ) 答申日 : 平成 30 年 10 月 11 日 ( 平成 30 年度 ( 行情 ) 答申第 255 号 ) 事件名 : 特定年度に作成又は取得された事務引継書等の開示決定に関する件 ( 文書の特定 ) 答申書 第 1 審査会の結論 平成 28,29 年度に作成又は取得された事務引継書等
More information12. 地価公示は 土地鑑定委員会が 毎年 1 回 2 人以上の不動産鑑定士の鑑定評価を求め その結果を審 査し 必要な調整を行って 標準地の正常な価格を判定し これを公示するものである 13. 不動産鑑定士は 土地鑑定委員会の求めに応じて標準地の鑑定評価を行うに当たっては 近傍類地の取 引価格から
氏名 第 1 日目 地価公示 鑑定評価 地価公示 1. 土地収用法その他の法律によって土地を収用することができる事業を行う者は 公示区域内の土地を当該事業の用に供するため取得する場合において 当該土地の取得価格を定めるときは 公示価格を規準としなければならない 2. 公示価格を規準とするとは 対象土地の価格を求めるに際して 当該対象土地とこれに類似する利用価値を有すると認められる1 又は2 以上の標準地との位置
More informationださい との付記があったことから, 処分庁が行政文書の特定を容易にできるよう, 審査請求人において法人設立時に提出されたものと思われる行政文書の名称を列記して記載したところである 本件請求を受けて, 処分庁は, 補正を要する事項があるとして, 平成 27 年 11 月 17 日付け特定記号第 136
諮問庁 : 国税庁長官諮問日 : 平成 28 年 5 月 19 日 ( 平成 28 年 ( 行情 ) 諮問第 384 号 ) 答申日 : 平成 29 年 1 月 13 日 ( 平成 28 年度 ( 行情 ) 答申第 637 号 ) 事件名 : 特定法人から提出された法人設立に係る届出書類の一部開示決定に関する件 答申書 第 1 審査会の結論別紙 3に掲げる文書のうち, 文書 1, 文書 3ないし文書
More information文書の探索が不十分であるか, または, 対象文書を情報公開の適用除外か解釈上の不存在と判断することが違法である 本件不開示情報は, いずれも, 法 5 条各号に該当しないか, 例え該当したとしても, 開示を定めたただし書き全てに該当する 本件不開示情報は, いずれも, 法 7 条に該当する とくに,
諮問庁 : 国立大学法人千葉大学諮問日 : 平成 29 年 10 月 2 日 ( 平成 29 年 ( 独情 ) 諮問第 58 号 ) 及び同年 11 月 30 日 ( 同第 73 号 ) 答申日 : 平成 30 年 2 月 15 日 ( 平成 29 年度 ( 独情 ) 答申第 57 号及び同第 61 号 ) 事件名 : 精神保健指定医の指定取消し事案に関する文書の一部開示決定に関する件精神保健指定医の指定取消し事案に関する文書の一部開示決定に関する件
More information第一審査会の結論 豊中市教育委員会が行った 内部公益通報に係る調査の実施について ( 報告 ) を不 開示とした決定は妥当ではなく 別紙に記載した部分を除き開示すべきである 第二審査請求の経過 1 開示請求審査請求人は 平成 25 年 7 月 17 日 豊中市情報公開条例 ( 以下 条例 という )
豊情個審答申第 4 5 号 平成 2 6 年 (2014 年 )12 月 1 2 日 豊中市教育委員会委員長 奥田至蔵様 豊中市情報公開 個人情報保護審査会 会長佐野久美子 豊中市情報公開条例に基づく行政文書不開示決定処分について ( 答申 ) 平成 2 5 年 8 月 22 日付け豊教総 5 6 1 号で諮問を受けた審査請求について は 別添のとおり答申します 第一審査会の結論 豊中市教育委員会が行った
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答申第 4 1 号 ( 諮問第 5 6 号 ) 答 申 第 1 審査会の結論 大分県教育委員会 ( 以下 実施機関 という ) が平成 2 0 年 6 月 1 7 日 付けで行った一部開示決定処分は 妥当である 第 2 異議申立てに至る経緯 1 個人情報の開示請求異議申立人は 大分県個人情報保護条例 ( 平成 1 3 年大分県条例第 4 5 号 以下 条例 という ) 第 1 3 条第 1 項の規定により
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答 申 審査請求人 ( 以下 請求人 という ) が提起した地方税法 ( 以下 法 という ) に基づく固定資産税及び都市計画税賦課処分に係る審査請求について 審査庁から諮問があったので 次のとおり答申する 第 1 審査会の結論 本件審査請求は 棄却すべきである 第 2 審査請求の趣旨本件審査請求の趣旨は 都税事務所長 ( 以下 処分庁 という ) が請求人に対して平成 2 8 年 6 月 1 日付けで行った
More information答申第203号(公表用)
答申第 203 号 ( 諮問第 219 号 ) 群馬県警の司法警察員を含む職員 ( 以下甲という ) が一般県民 ( 以下乙という ) から暴力団に係る相談を受けても 当該構成員が乙の学校の同級生だからということで 甲は乙の当該相談をまともに相手にしなくてもよい 又はしてはならない という内容 外 2 件の公文書不存在決定に対する審査請求 群馬県公文書開示審査会第一部会 第 1 審査会の結論 群馬県警察本部長が行った決定は妥当であり
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固定資産税評価 ( 土地 ) における鑑定評価実施要領 本市における平成 30 年度の固定資産 ( 土地 ) 評価替えに係る標準宅地及び標準畑の鑑定評価業務については 本要領の定めるところにより実施するものとする ただし 本要領に定めのない事項については 適宜 浦添市総務部資産税課 ( 以下 資産税課 という ) と協議のうえ 行うものとする 1 第 1 基本的事項 1 業務内容についての順守事項本業務を行う不動産鑑定士又は不動産鑑定士補
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26 答申第 1 号 平成 26 年 12 月 10 日 平川市長長尾忠行 殿 平川市情報公開審査会 会長 内山浩子 行政文書の開示決定等に対する異議申立てについて ( 答申 ) 平成 26 年 6 月 11 日付けで諮問のあった 平成 年末 ( 時期不明 ) に 請求者の妻が 警察署長に対して配偶者間暴力を訴えたことにより 同署から平川市に送付された関係書類と それに類する請求者の情報が含まれた書類の一切
More information1 A 所有の土地について A が B に B が C に売り渡し A から B へ B から C へそれぞれ所有権移転登記がなされた C が移転登記を受ける際に AB 間の売買契約が B の詐欺に基づくものであることを知らなかった場合で 当該登記の後に A により AB 間の売買契約が取り消された
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諮問庁 : 防衛大臣諮問日 : 平成 29 年 7 月 26 日 ( 平成 29 年 ( 行情 ) 諮問第 320 号 ) 答申日 : 平成 30 年 5 月 30 日 ( 平成 30 年度 ( 行情 ) 答申第 77 号 ) 事件名 : 安全保障法制整備に関する与党協議会に関して行政文書ファイル等につづられた文書の開示決定に関する件 ( 文書の特定 ) 答申書 第 1 審査会の結論 安全保障法制整備に関する与党協議会
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保有土地活用促進システム運営規則保有土地活用促進システムの運用については この保有土地活用促進システム運営規則 ( 以下 運営規則 という ) の定めるところによる ( 総則 ) 第 1 条この運営規則は 保有土地活用促進システムの運用に関する手続き等を定め 業務の適正かつ円滑な遂行に資することを目的とする ( 用語の定義 ) 第 2 条この運営規則において 保有土地活用促進システム ( 以下 システム
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答 申 審査請求人 ( 以下 請求人 という ) が提起した各不動産取得税賦 課処分に係る各審査請求について 審査庁から諮問があったので 次の とおり答申する 第 1 審査会の結論 本件各審査請求は いずれも棄却すべきである 第 2 審査請求の趣旨本件各審査請求の趣旨は 都税事務所長 ( 以下 処分庁 という ) が 請求人に対し 平成 2 9 年 7 月 7 日付けの納税通知書により行った別紙 1
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第 6 回令和元年度固定資産評価実務者勉強会 第 3 部 税理士による最近の各種課税評価に関するお話 講師 : 税理士 不動産鑑定士 赤川明彦 ( 株式会社土地評価センター取締役 ) 1 内容 (1) 地積規模の大きな宅地の評価 (2) 複数人所有による画地の評価 (3) 市街化調整区域の雑種地評価 (4) 小規模宅地の評価減 2. 税理士と固定資産税 (1) 減税コンサルの実態 (2) 税理士業界は固定資産税をどのように位置付けているか?
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平成 25 年 ( 行ヒ ) 第 35 号固定資産税等賦課取消請求事件 平成 26 年 9 月 25 日第一小法廷判決 主 文 原判決を破棄する 被上告人の控訴を棄却する 控訴費用及び上告費用は被上告人の負担とする 理 由 上告代理人岩谷彰, 同水島有美, 同谷川光洋の上告受理申立て理由について 1 本件は, 被上告人が, 坂戸市長から自己の所有する家屋に係る平成 22 年度の固定資産税及び都市計画税
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