1. 鳥インフルエンザとは? 鳥インフルエンザとは A 型インフルエンザウィルスの感染によって起こる伝染性の疾病で ウィルスの種類 鳥種 ストレス 混合感染の有無により 症状及び致死率が異なる このウィルスには血清型 ( H1~ H15) があり 日本では急性で罹病率及び致死率の高い血清型 ( H5

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1 電話 (03) リスク レーダー NO 鳥インフルエンザの感染状況と企業における対策 ~ 来るべきパンデミックに備えて ~ 2003 年 12 月からアジア地域を中心に感染が広がっている鳥インフルエンザ (H5 型 ) は これまで 61 ヶ国で人又は家きん等への感染が確認されており そのうち 14 ヶ国で人への感染が確認されている ( これまで全世界で 348 人の感染が確認され うち 216 人が死亡している ) 人への感染については 特にインドネシアでの感染拡大が顕著である また インドネシア ベトナム カンボジア 中国では 限定的に人から人への感染が確認されており パキスタンでもその可能性が指摘されている そのため 今後人から人への感染力を持つウィルスへの変異も含め 世界的な流行 ( パンデミック : Pandemic) の可能性も否定出来ない状況である 感染症への対策においては 2003 年の SARS( 重症急性呼吸器症候群 ) 問題において 企業が中国等を中心とした地域で その対策に苦慮した事例が記憶に新しい 今後のパンデミックに備えた対策が 企業に求められていると言える 本稿は 鳥インフルエンザの最近の感染状況 ( 2008 年 1 月 3 日現在 ) 企業としての対策等についてまとめたものである 1

2 1. 鳥インフルエンザとは? 鳥インフルエンザとは A 型インフルエンザウィルスの感染によって起こる伝染性の疾病で ウィルスの種類 鳥種 ストレス 混合感染の有無により 症状及び致死率が異なる このウィルスには血清型 ( H1~ H15) があり 日本では急性で罹病率及び致死率の高い血清型 ( H5 H7 型等 ) のものを 高病原性鳥インフルエンザ とし 法定伝染病に指定されている また それ以外の亜型によるものを鳥インフルエンザとして届出伝染病に指定している 感染対象となる動物は 鶏 あひる 七面鳥 うずら等であり 感染すると神経症状 ( 首曲がり 沈うつ とさか 顔面の腫れ等 ) 呼吸器症状 消化器症状 ( 下痢 食欲減退等 ) を主徴とする インフルエンザウィルスには A 型 B 型 C 型が存在するが 通常 人の間で感染が流行するのは A 型と B 型である また 新型ウィルスが出現して 世界的な流行 ( パンデミック ) を引き起こすのは A 型ウィルスである その理由としては A 型ウィルスが人を含むほ乳類 鳥類に広く分布し 中でも水きん ( 特にカモ ) 等が 自然宿主として現在知られている全ての A 型インフルエンザウィルス ( HA 亜型の H1 から H16 までと NA 亜型の N1 から N9 までの全てのウィルス ) を保有しているからであると言われている 一方 鳥インフルエンザウィルスについては 一般的に人へ直接感染する能力は低いとされている また 感染しても 人から人への感染は起こり難いと考えられている しかしながら これまでの症例では 大量のウィルスとの接触 宿主の体質等によって人へ感染することが確認されており 一部では限定的な人から人への感染も確認されている インフルエンザウィルスは 数十年に 1 度の割合で 変異することにより 新型のインフルエンザが出現している この新型インフルエンザに対しては 人類は免疫を持っていないことから 世界的な大流行となる 例えば 世界の人口が約 10 億人前後であった 1918 年のスペイン風邪では 世界で罹患者 6 億人 死者 4,000 万人 日本では人口が約 5,500 万人のうち 罹患者 2,300 万人 死者 38 万人といわれている このスペイン風邪のウィルスは 高病原性鳥インフルエンザウィルスが変異したものであることから 現在 鳥インフルエンザウィルスが人から人へ感染力を持つウィルスに変異することが 最大の懸念事項となっている 2. 鳥インフルエンザの感染状況 2003 年 12 月からアジア地域を中心に感染が広がっている鳥インフルエンザ ( H5 型 ) は これまで 61 ヶ国で人又は家きん等への感染が確認されており そのうち 14 ヶ国で人への感染が確認されている ( これまで全世界で 348 人の感染が確認され うち 216 人が死亡している ) 図表 1 は世界保健機関 ( WHO:World Health Organization) が作成した 2003 年 12 月以降の感染状況を示した世界地図である 橙色は家きん類への感染が確認された国 地域を示しており 薄い黄色は野生の鳥等への感染が確認された国 地域を示している 橙色の周りに薄い黄色の国 地域が分布しており 感染した野生の鳥が移動することに伴い 家きん類への感染を広げていることを物語っている 2 そのため 薄い黄色の国 地域で家きん類への感染が拡大する可能性が高いと言える また 10,000km 以上にわたり感染が広がっていることから 現在感染が確認されていない地域 ( 特にアフリカ地域 ) においても 実際には感染が広がっていることも想定される 最近の動向としては 一度は感染が終息したと思われていた韓国 日本 ラオス カンボジア ベトナムでも 2007 年 1 月以降 家きん等への感染例が数多く確認されている点が特徴として挙げられる この他 最近ではミャンマー パキスタン アフガニスタン 香港 クウェート サウジアラビア バングラデシュ ガーナ トーゴ等 広い範囲にわたり 家きん 野鳥等への感染が報告されている

3 図表 1 出典 :WHO (2007 年 12 月 7 日現在 ) より抜粋 3. 人への感染状況 図表 2 は 2003 年 12 月以降の人への感染状況を国別にまとめたものである 人への感染が確認されている 14 ヶ国のうち 特に インドネシアにおいては 2006 年以降急激に感染者が拡大し 2007 年だけでも 41 人の感染が確認され うち 36 人が死亡しており 感染拡大が継続している状況である また インドネシア同様 エジプトにおいても ナイル川周辺を中心に感染者が急激に増加しており 2007 年だけでも 25 人の感染が確認され うち 9 人が死亡している 一方 ベトナムでも 2007 年 5 月以降 再拡大の傾向が顕著であり これまでに 20 の省 直轄市で家きんへの感染が確認されている また 北部で人への感染が拡大しており 5 月 23 日に 2005 年 11 月以来初の感染が確認されて以降 感染者は 8 人 ( 内死亡 5 人 ) に上っている 更に カンボジアでも 2007 年 4 月 人への鳥インフルエンザ H5N1 型ウィルス感染が 2006 年 4 月以来 約 1 年ぶりに感染が確認されている なお カンボジアでの症例の全てが同国南東部のベトナムと国境を接する地域に集中していることから 今後もベトナム及びカンボジ ア南東部での感染が拡大する可能性が高いと言える 世界の感染者の致死率は 2005 年の 43.88% から 2006 年 (68.70%) 及び 2007 年 (68.24% ) にかけて大幅に上昇していることが特徴の一つとして挙げられる ( 図表 2 図表 3 参照 ) 2007 年に人への感染が確認された 9 ヶ国 ( インドネシア ベトナム エジプト 中国 カンボジア ラオス ナイジェリア ミャンマー パキスタン ) は 対策予算の確保が困難等の理由から感染予防体制の整備が遅れている国々であり 今後も抜本的な対策が困難であると言える そのため 今後も感染拡大の傾向が継続すると見るべきである 特に インドネシアにおいては 昨今の人への感染拡大と致死率の上昇から 人から人への感染力を持ったウィルスへの変異の徴候もあることに留意する必要がある 既述の通り インドネシア及びエジプトでの人への感染拡大は急激に拡大しているが 致死率においては インドネシアが 81.03% であるのに対し エジプトは 44.19% となっている また 2007 年だけで見た場合 インドネシアの 3

4 致死率が 87.80% であるのに対し エジプトは 36.00% で 大きな差異がある このエジプトの低い致死率は 2006 年に人への集団発生が確認されたトルコの致死率 ( 33.33% ) に近い数値であり その点でも インドネシアにおける人への感染拡大の要因として ( 限定的ではあるが ) ウィルス変異の可能性も否定できない 人への感染が確認されている 14 ヶ国のうち アジア地域 ( インドネシア 中国 ラオス タイ カンボジア ベトナム ミャンマー パキスタン ) とそれ以外の地域 ( エジプト ナイジェリア トルコ アゼルバイジャン イラク ジブチ ) で比較した場合 アジア地域の致死率が 66.07% であるのに対し それ以外の地域の致死率は 45.59% となっており その点でも 現在感染が拡大しているウィルスの型が違う ( 又は変異 ) 可能性を示唆していると言える 人から人への感染と思われる症例は インドネシア ベトナム カンボジアで報告されていたが 中国でも確認された 中国衛生部は 2007 年 12 月 7 日 江蘇省南京市に住む 52 歳の男性が鳥インフルエンザ H5N1 型ウィルスに感染していていることを確認したと発表していたが この男性が 12 月 2 日に死亡した 24 歳の男性の父親で 3 日に発熱し 肺炎と診断されて入院治療を受けていたことから 人から人への感染が疑われていた 中国衛生部は 2008 年 1 月 10 日 この 2 人が限定的な人から人への感染であったことを確認したと発表した この他 2007 年 12 月に人への感染が確認されたパキスタン でも 人から人への感染の可能性が指摘されている そのため 今後人から人への感染力を持つウィルスへの変異も含め 世界的な流行 ( パンデミック :Pandemic) の可能性も否定出来ない状況である ちなみに 米国のフレッドハッチソンがん研究所 ( Fred Hutchinson Cancer Research Center) は 2007 年 8 月 28 日 2006 年にインドネシア北スマトラ州カロ県で発生した親族間の鳥インフルエンザ H5N1 型感染が人から人への感染だったとの初の実証結果を発表したしており その可能性を裏付けていると言える なお 人への感染については WHO が発表しているパンデミックアラート ( Pandemic Alert: 図表 4) を一つの目安とすることが実効的である (2008 年 1 月 8 日現在 フェーズ 3 となっている ) このパンデミックアラートは WHO が 2005 年 5 月に策定した世界インフルエンザ対応計画 ( WHO Global Influenza Preparedness Plan) に基づき発出される警告システムである 同対応計画では 警告のファーズ毎に WHO 及び加盟国の実施内容等が定められている なお パンデミックとは 世界的な流行病に対する医学用語で ある病気が世界的に流行することを指す 歴史的なパンデミックとしては 14 世紀にヨーロッパで流行した黒死病 ( ペスト ) 19 世紀から 20 世紀にかけて 7 回の大流行を起こしたコレラ 1918 年から 1919 年にかけて全世界で 4,000 万人が死亡したと言われるスペイン風邪 ( インフルエンザ ) 等がある 4

5 4. 日本の厚生労働省におけるガイドライン 鳥インフルエンザが突然変異し 人から人に感染する型に変異した場合 国連の推計では 世界で最大 1 億 5,000 万人が死亡する恐れがあるとしている また 世界保健機構 ( WHO) の推計では 最大 740 万人が死亡する可能性があるとしている 一方 日本においては 国内で 4 人に 1 人が感染し 1,300 万 ~2,500 万人が医療機関を受診し 死者は 17 万 ~ 64 万人と推計している そのため 厚生労働省の専門家会議は 2007 年 3 月 26 日 発生から大流行まで想定した 新型インフルエンザ対策ガイドライン ( フェーズ 4 以降 ) をまとめた ガイドラインは WHO による 6 つの警報段階のうち 人から人への感染が確認された 4 段階以降の対応策を定めたものである 同ガイドラインの概要は以下の通りである ガイドラインの構成 1 検疫ガイドライン 2 サーベイランスガイドライン 3 積極的疫学調査ガイドライン 4 早期対応戦略ガイドライン 5 医療体制に関するガイドライン 6 医療施設等における感染対策ガイドライン 7 医療機関における診断検査ガイドライン 8 ワクチン接種に関するガイドライン 9 抗インフルエンザウィルス薬に関するガイドライン 10 個人および一般家庭 コミュニティ 市町村における感染対策ガイドライン 11 事業者 職場におけるガイドライン 12 情報提供 共有ガイドライン 13 埋火葬の円滑な実施に関するガイドライン 5

6 上記 13 のガイドラインのうち 企業としての対策を考える場合 4 早期対応戦略ガイドライン 10 個人および一般家庭 コミュニティ 市町村における感染対策ガイドライン 11 事業者 職場におけるガイドラインの 3 つのガイドラインが関連するものとして挙げられる 下記は それぞれのガイドラインに基づく 企業としての検討事項をまとめたものである ( 1) 早期対応戦略ガイドライン都道府県からもたらされる報告に対し 国が支援を行い さらに諮問委員会を設立し 委員会からの提言をもとに都道府県と協議を行うことが明記されている なお 発生初期の早期対応の決定はあくまで都道府県としている 具体的には 最初の患者が見つかったら入院隔離し 家族や接触した人に抗ウィルス薬を集中投与し 患者と接触した人の行動も制限したうえで 発症から 72 時間以内に自治体が国と協議し 交通封鎖や学校の臨時休校を伴う地域封鎖に踏み切るかどうか判断することとなっている また 発生初期に住民から発熱に関する電話相談を受ける 発熱相談センター を保健所等に設置し 自治体は医療現場で患者と非感染者の接触を避けるため 医療機関や公民館に発熱の疑いのある人を診察する発熱外来を設けることが明記されている (WHO は世界的な発生初期での地域封鎖 抗ウィルス薬の一斉投与を前提としているのに対し 厚生労働省のガイドラインは 国内発生初期の数ヶ所での同時発生 間隔をおいた複数回発生 中長期対策との連続性等も考慮している点が特徴として挙げられる ) ( 2) 個人および一般家庭 コミュニティ 市町村における感染対策ガイドライン 個人 家庭レベル と 市町村レベル の 2 つについて それぞれ発生前の準備段階 発生時の対応の 2 つのフェーズについて 記載されている 発生前の準備においては 個人 家庭レベル では予防のための励行 ( マスクの着用 外出後のうがい 手洗い 流行地への渡航自粛 人ごみや繁華街等への外出を控える等 ) 2 週間程度の食糧 日用品の備蓄等について記載されている なお 同ガイドラインでは個人での備蓄物品の例示がされている ( 3) 事業者 職場におけるガイドライン発生前の準備 発生した直後の対応 感染が更に拡大した場合の対応の 3 つのフェーズについて 実施事項 検討事項等の対策が記載されている それぞれのフェーズの実施事項 検討事項は以下の通りである 1 発生前の準備 - 危機管理体制の確認 ( 対策本部 事務局の設置等の推進体制の整備 ) - 情報収集 周知体制の確立 ( 各種情報源からの情報収集と社内への周知徹底 ) - 発生時の業務推進体制の検討 ( 発生時の従業員の欠勤等に備えたバックアップ体制等 ) - 感染予防のための措置 ( 手洗いの励行 従業員の健康教育 海外渡航に関する情報の把握の体制 在宅勤務可能な業務の洗い出し 電話会議 ビデオ会議の利用 ラッシュ時の勤務等の回避の方策等 ) - 物品の備蓄 ( マスク 手袋 石鹸及び手指消毒用アルコール ) - 社会機能維持に関わる事業者については事業継続体制の検討 ( 社会機能維持に関わる事業者として 治安維持 ライフライン関連 国又は地方公共団体の危機管理に携わる者 マスコミ等情報提供に携わる者 輸送関連が挙げられており 危機管理体制の確認 業務の継続に必要な機能 業務 設備及びその他リソースの検討 マスク等必要な物資の備蓄 職場内での感染拡大防止策の検討 疑い例が確認された際の対応の確認 これら及びその他業務継続のための対策の検討とこれに基づく従業員の訓練 必要に応じた対策の見直し等について例示されている ) 2 発生した直後の対応 - 情報収集 周知 ( 各種情報源からの情報収集と社内への周知徹底 ) - 職場内での感染拡大予防のための措置 ( 関連情報の周知 注意喚起 インフルエンザの兆候がある従業員の自宅待機要請 ) - 海外駐在員 帯同家族 海外出張者への感染予防のための措置 ( 退避の可能性の検討 感染流行地域への出張自粛 感染流行地域からの帰国者への対応等 ) - 従業員等への予防的措置のための知識の啓発 ( 上記の他 不特定多数が集まる施設等への外出自粛等 ) 6

7 3 感染が更に拡大した場合の対応 - 情報収集 周知 ( 各種情報源からの情報収集と社内への周知徹底 ) - 業務推進体制の検討 ( 業務の縮小 自宅待機の検討 国及び地方公共団体からの協力要請への協力 事業所等の衛生管理 ) - 事業所内での感染拡大予防のための措置 ( これまで実施している措置の徹底 社員食堂及び休憩所等の閉鎖検討 在宅勤務 会議 会合 研修等の中止 延期 電話会議 テレビ会議への変更 ラッシュ時の通勤及び公共交通機関の利用の自粛等 ) - 従業員への予防的措置のための知識の啓発の強化 - 社会機能維持に関わる事業者については事 業継続体制の確立 実施 この 新型インフルエンザ対策ガイドライン ( 指針 ) の特徴としては 予防及び感染拡大の予防のための各種措置の他 家庭 事業所であっても 情報収集及び周知 ( 教育等 ) に重きがおかれている点が特筆される また 事業者については 社会機能維持に関わる事業者について 事業継続体制の体制整備が要請されている点が特筆される なお 同ガイドラインでは 感染の流行期間を 2 ヶ月間と想定しており 事業継続体制の整備は この 2 ヶ月間を想定したものが求められている 5. 企業としての対策のポイント 下記は 新型インフルエンザに対する企業としての対策のポイントをまとめたものである ( 1) 事前の準備社内責任体制 対策委員会 ( 方針の策定 予防 抑制等 ) 対策本部 ( 事後 ) トップが必ず関与情報管理体制 ( 収集体制 伝達体制 ) 情報収集 集約 伝達部門の特定 ( 窓口の一本化 情報の集約化 ) 緊急連絡体制 ( 緊急連絡ルート ルール ) 連絡網の整備 広報対応体制の整備 ( デマ 風評対策 プレスリリース等 ) 情報収集内容 情報源の特定 体制移行事象の特定 ( 平常時から緊急時体制への移行について どのような場合に体制が移行するかを特定 ) マニュアル等の整備 ( なるべくフェーズ毎に具体的にどのような対応をするかをまとめる ) シミュレーション訓練等の実施 ( 危機シナリオを数多く想定し 意思決定等のシミュレーション訓練を実施することが実効的である ) モニタリング体制の整備 ( 対応体制が機能しているか否か 評価項目等の策定等 ) ( 2) 平常時の活動情報収集 分析 伝達 情報の伝達 周知 ( メール イントラネット等 ) 感染地域への出張者 駐在員 帯同家族等に対する注意喚起 ( 感染状況 国境等の閉鎖の有無や可能性 郊外へ行く場合の注意 各国における対策に伴う注意事項 タミフル等のワクチンの状況等 ) 外部機関との連携 渉外 外務省 厚生労働省 都道府県 保健所 業界団体等従業員 ( 含 : 派遣社員 パート社員 ) の啓蒙 啓発活動 インフルエンザワクチン接種の励行 従業員向けセミナーの開催 従業員 家族用のガイドブックの作成 定期的な情報発信 家庭での予防対策についても励行 海外拠点での実践 現地拠点での衛生管理 ( 拠点内清掃の徹底 入構 出構時の検温 従業員の健康チェック等 ) 従業員全員 ( 含 : 現地社員 ) に対する指導 ( 3) 緊急時の活動 出張自粛 移動の禁止 ( 日本人従業員の出張規制 現地従業員の移動制限等 ) 駐在員 帯同家族の国外待避 感染地域からの帰国者の対応 ( 一定期間自宅 7

8 待機 ) 対応体制の整備 ( 対策本部 対策委員会の設置 情報収集体制 緊急連絡網の整備等 ) 現地拠点での衛生管理の徹底 バックアップ体制 ( 生産 物流 IT 等 ) の準備 構築 ( 生産拠点での製品 原材料 部品在庫の積み増し 代替生産体制の整備 その他 データセンター バックアップセンター 物流センター 本社機能 お客様センター等のバックアップ体制 ) 緊急時におけるフェーズ毎の対応の例 例 : 海外拠点所在地域が WHO による感染地域指定を受けた場合 本社管理部門 - 社内関係部署への連絡 対策本部設置 - 拠点 駐在員 帯同家族 出張者へ指示 ( 当該拠点への出張原則禁止 拠点業務中断 施設閉鎖の検討 駐在員 帯同家族の帰国指示検討 当該拠点への出張者の帰国指示等 ) 海外拠点 - 感染防止策 - マスコミとの対応 - 現地当局との渉外 - 取引先対応 - 現地での法的問題検討等 6. まとめ 感染症対策においては 地震等の災害対策同様 被害 影響の波及範囲 ( 地域的 分野的) が極めて広い点に留意する必要がある そのため 企業としては 災害対策同様 全社的な対応が不可欠である 特に 緊急時の対応におい図表 5: アクションマニュアルの例 ては フェーズ毎に想定しておくことが極めて重要である 例えば 海外拠点の近隣地域で感染者が発生した場合 駐在員 帯同家族に感染者が発生した場合等のフェーズに分けた対応を想定することが重要である 図表 5 は フェーズ 4 で 海外拠点所在地域が WHO による感染地域指定を受けた場合 と 海外駐在員 帯同家族に感染者が発生した場合 について 弊社が企業向けに作成したアクションマニュアルの例である この例からは 国内 ( 本社各部署 ) 及び海外拠点で数多くの対応 ( アクション ) をとることが求められることが分かる SARS 問題に見られるように 今後も新たな感染症により 企業活動が大きな影響を受けることが増えるのは ほぼ間違いない状況である そのため 企業としては 感染症の感染拡大に 本誌は再生紙を使用しています 8 伴う詳細な被害想定を基にした 事前の準備 平常時の活動 緊急時におけるフェーズ毎の対応等 全社的な対応が求められる 更に 業務に与える影響を考慮した緊急時における優先度の高い業務の洗い出し等 事業継続の観点も加味することが求められていると言える 東京海上日動リスクコンサルティング株式会社では 新型インフルエンザを含む 感染症対策を 事前の情報収集体制の整備 マニュアル化 訓練 更に緊急時の 対応等を含め総合的にサポートしております 詳しくは下記をご覧下さい 東京海上日動リスクコンサルティング HP ホーム > コンサルティングメニュー > 危機管理 ( サービス紹介 3 対策 感染症対策 ) E ' 新 ( 部 )

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