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1 水戸市庁舎整備基本計画 平成 25 年 11 月 水戸市.

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3 はじめに 本市におきましては, 東日本大震災により, 市役所本庁舎をはじめ, 消防本部庁舎及び水道部庁舎が大きな被害を受け, 市役所機能は, 本庁舎周辺の臨時庁舎や三の丸臨時庁舎等に分散している状況です 震災からの本格的な復興と, より一層の市民サービスの向上を図るためには, 災害時の安全性を確保し, 防災機能を充実させるとともに, これまで課題であった狭あい化の解消やユニバーサルデザインの導入等により, 安全で市民の皆様が利用しやすい庁舎を一日も早く整備する必要があります そのため, 新庁舎の機能や規模, 敷地の利用計画, 構造 工法等の基本的な考え方について, 技術的な視点を取り入れながら 水戸市庁舎整備基本計画 の策定に取り組んできたところであります 計画の策定に当たりましては, 未来の水戸をつくる市民 1 万人アンケート の結果を踏まえるとともに, 本庁舎等の整備に係る市民検討委員会からいただいた御意見や意見公募手続により, 市民の皆様のニーズの把握に努めてまいりました また, 議会におきましても, 東日本大震災に伴う市役所本庁舎等の整備に関する調査特別委員会が設置され, 様々な角度から御審議をいただき, 本計画を取りまとめることができたところであります 計画の策定に御尽力いただきました皆様に, 心から感謝いたしますとともに, 皆様の御期待に応えるためにも, さらなるスピード感をもって, 整備事業を推進し, 東日本大震災からの復興のシンボルとなり, 市民の皆様から末永く愛される新庁舎の完成を目指してまいりますので, 引き続き御理解と御協力をお願い申し上げます 平成 25 年 11 月水戸市長高橋靖

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5 目次 第 1 章新庁舎整備に至った経過 1 東日本大震災による被災 1 2 臨時庁舎体制の構築 2 3 本庁舎等の課題 4 4 検討の経過及び整備方針 6 5 水戸市第 6 次総合計画における新庁舎整備事業の位置付け 7 第 2 章新庁舎整備の基本的な考え方 1 新庁舎整備の基本理念 9 2 目指すべき新庁舎像及び基本方針 11 3 新庁舎に備える具体的機能 12 第 3 章新庁舎整備に係る条件整理 1 計画条件の整理 43 2 敷地の条件整理 45 第 4 章新庁舎の施設規模及び空間構成 1 施設規模の積算 55 2 空間構成の考え方 58 第 5 章駐車場及び駐輪場の必要台数 1 駐車場の必要台数の検討 63 2 駐輪場の必要台数の検討 66 第 6 章敷地の利用計画 1 配置計画 71 第 7 章事業計画に関する検討 1 事業手法等の検討 79 2 構造 工法の検討 91 3 概算事業費の算出及び財源 95 4 整備スケジュールの検討 周辺道路等アクセス性の確保 101

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7 . 第 1 章 新庁舎整備に至った経過

8 第 1 章新庁舎整備に至った経過 1 東日本大震災による被災市役所本庁舎, 消防本部庁舎及び水道部庁舎 ( 以下 本庁舎等 という ) は, 昭和 46 年から 47 1 年の間に完成し, 新耐震基準施行以前に建てられた庁舎です 耐震性の不足や狭あい化, 設備機器類の老朽化が進み, 防災拠点として不安があり, 市民サービスの低下や執務環境の悪化を招いていました このため, 平成 20 年度から, 本庁舎等の整備資金の確保を目的に, 庁舎等整備基金を設置し, 対応策を検討してきたところです このような中, 東日本大震災により, 市役所本庁舎は甚大な被害 2 を受け, 使用停止となりました また, 消防本部庁舎及び水道部庁舎は, 建物が傾くなど損傷が大きく, すでに解体しています 市役所本庁舎 ( 使用停止中 ) 被災した本庁舎等の概要 区分 市役所本庁舎 3 消防本部庁舎 水道部庁舎 所在地 中央 1 丁目 4 番 1 号 緑町 2 丁目 1 番 2 号 中央 1 丁目 5 番 36 号 竣工年 昭和 47 年 昭和 46 年 昭和 47 年 構 造 鉄筋コンクリート造一部鉄骨鉄筋コンクリート造 鉄筋コンクリート造 鉄筋コンクリート造 階 数 地下 1 階, 地上 6 階 ( 一部 7 階 ) 地上 3 階 ( 望楼付属 ) 地上 4 階 延床面積 12, m2 1, m2 1, m2 現状使用停止解体済 ( 平成 23 年度 ) 解体済 ( 平成 24 年度 ) 1 新耐震基準 : 建築物の耐震性の基準は建築基準法で定められており, 新耐震基準とは, 昭和 56 年の同法の改正による基準である 住宅やビルは, 震度 5 強程度の揺れでほとんど損傷が出ないこと, 震度 6 強 ~7 の揺れで建物が倒壊 崩壊に至らないこと, この 2 つの耐震性が確保できる構造とすることが必要とされている 2 市役所本庁舎の被害の状況 ( 損傷度調査及び耐震診断の結果 ): 市役所本庁舎は, 壁や柱に亀裂が生じるなどの被害を受け, 震災後の損傷度調査で, 基礎の不同沈下等はなく 地盤の影響はなし との判定となったが, 建物は, 国の建物被害区分判定要領に基づき 半壊 とされた また, 耐震診断の結果は, 強い地震で 倒壊し, 又は崩壊する危険性が高い との評価となっている 3 消防本部庁舎は, 北消防署との合築であり, 延床面積は北消防署分の面積を含む -1-

9 第 1 章新庁舎整備に至った経過 2 臨時庁舎体制の構築震災直後, 十数か所に分散していた臨時庁舎は, 本庁舎前臨時庁舎等と三の丸臨時庁舎のおおむね二極の体制とすることができましたが, 現在でも市民からわかりにくいとの声があるなど, 不便な状況が続いています (1) 主な臨時庁舎体制 ( 平成 25 年 10 月現在 ) ア本庁舎前臨時庁舎等水戸市中央 1 丁目他臨時庁舎名配置部署等産業経済部 ( 農政課 農業環境整備課 ), 建設部 ( 建設計画課 本庁舎前臨時庁舎道路管理課 道路建設課 生活道路整備課 河川都市排水課 建築課 ), 下水道部 ( 下水道管理課 ) 本庁舎前議会臨時庁舎議場, 委員会室等議会機能, 議会事務局市長室, 副市長室, 市長公室 ( 秘書課 政策企画課 地域振興課 みとの魅力発信課 ), 総務部 ( 工事検査課 ), 財務部 ( 財政 4 市民会館臨時庁舎課 契約課 ), 市民環境部 ( 環境課 衛生管理課 ), 会計課, 農業委員会事務局総務部 ( 総務法制課 行政改革課 人事課 管財課 ), 市民環境市民会館東側臨時庁舎部 ( 市民生活課 地域安全課 ごみ対策課 ), 都市計画部 ( 都市計画課 建築指導課 公園緑地課 市街地整備課 住宅課 ) イ三の丸臨時庁舎水戸市三の丸 1 丁目臨時庁舎名配置部署財務部税務事務所 ( 市民税課 資産税課 収税課 ), 保健福祉部 ( 福祉総務課 生活福祉課 障害福祉課 高齢福祉課 子ども三の丸臨時庁舎課 国保年金課 介護保険課 ), 産業経済部 ( 商工課 観光課 ), 市民環境部 ( 市民課 ), 教育委員会 ( 幼児教育課 ) ウ総合教育研究所水戸市笠原町配置部署 : 教育委員会 ( 教育企画課 学校教育課 学校施設課 生涯学習課 文化課 スポーツ課 ) エ消防本部臨時庁舎水戸市城南 2 丁目民間ビル配置部署 : 消防本部 ( 消防総務課 火災予防課 消防救助課 救急課 ) オ水道部臨時庁舎水戸市中央 2 丁目民間ビル配置部署 : 水道部 ( 水道総務課 経理課 料金課 水道整備課 給水課 ) 4 市民会館臨時庁舎 : 市民会館臨時庁舎は, 市民会館の耐震性の問題から平成 25 年 12 月末に閉鎖し, 配置部署については, 市民会館東側臨時庁舎を含め, 再編を行い, 平成 26 年 1 月から水道部庁舎跡地 ( 中央 1 丁目 ) に開設する臨時庁舎及び民間ビル ( 城南 2 丁目 ) へ移転する予定となっている -2-

10 第 1 章新庁舎整備に至った経過 主な臨時庁舎の位置 イ三の丸臨時庁舎 千波湖 水戸駅 エ消防本部臨時庁舎 ア本庁舎前臨時庁舎等 オ水道部臨時庁舎 ウ総合教育研究所 県庁舎 主な臨時庁舎の写真 本庁舎前臨時庁舎 本庁舎前議会臨時庁舎 市民会館東側臨時庁舎 三の丸臨時庁舎 -3-

11 第 1 章新庁舎整備に至った経過 3 本庁舎等の課題本庁舎等においては, 次のような様々な課題があり, 市民サービスの低下を招いていました 新庁舎整備に当たっては, これらの課題を解決することが求められています 本庁舎等の課題 (1) 耐震性の不足等防災拠点機能への不安 (2) 狭あい化による利便性及び事務効率の低下 (3) 老朽化に伴う設備等の機能低下 (4) ユニバーサルデザイン 5 への対応不足 (5) 環境に配慮した取組の不足 (1) 耐震性の不足等防災拠点機能への不安本庁舎等は, 耐震性が不足していたことから, 東日本大震災により, 大きな被害を受けました このため, 庁舎内で業務を継続することができず, 災害対策本部は, 市役所本庁舎と隣接する市民会館へ設置するとともに, 臨時庁舎体制の構築を余儀なくされました また, 震災により, 電気, 通信, 水道などのライフライン 6 が停止した状況においては, 情報の収集及び市民への周知など災害対策本部の運営等に大きな影響がありました (2) 狭あい化による利便性及び事務効率の低下社会経済環境の変化による行政需要の拡大等に伴い, 本庁舎等は狭あい化が進み, 窓口や待合スペースなどが不足していたため, 来庁者の利便性が低下していました また, 狭あい化の対策のため, 事務室の一部については, 分庁舎等への移転 7 や会議室を転用し, 確保しており, 分散化に伴 う市民の利便性や事務効率の低下等を招いていました さらに, 情報発信や市民協働のためのスペースなどが十分で 狭い窓口, 待合スペース, 通路 なく, 市民と行政との協働都市を目指す本市において, その理 念を実践できる庁舎となっていませんでした 5 ユニバーサルデザイン : 年齢や性別, 国籍, 障害の有無等に関わらず, 誰もが快適に利用しやすいよう, まち, もの, 環境等を整備するという考え方 6 ライフライン : 私たちが日常生活を営むうえで重要な電気, 水道, ガスなどの供給施設や電話等の通信設備 7 分庁舎等へ事務室を移転した部署の例 分庁舎等の名称 移転部署 市民会館分室 ( 中央 1 丁目 ) 工事検査課, 契約課, 農業委員会事務局 常澄庁舎 ( 大串町 ) 内原庁舎 ( 内原町 ) 選挙管理委員会事務局, 監査委員事務局 下水道整備課 -4-

12 第 1 章新庁舎整備に至った経過 (3) 老朽化に伴う設備等の機能低下本庁舎等は, 竣工後約 40 年が経過し, 建物が全体的に老朽化していました 空調, 給排水, 電気設備等は耐用年数が過ぎ, 修繕工事等が増加しているとともに, 機能低下が著しくなっていました また, ネットワークや端末機器の床上配線など, 情報化社会に対応した庁舎環境となっていませんでした (4) ユニバーサルデザインへの対応不足市役所や図書館をはじめとする公共施設は, 高齢者, 障害者, 子ども連れのかたなど様々な市民が訪れることから, 誰もが, 安心して快適に利用できるようにする必要があります 本庁舎等は, 狭あい化や構造上の問題から, このようなユニバーサルデザインへの対応が十分ではありませんでした 手すりが片側のみの階段 歩行に障害があるかたにとって使いづらい開き戸のトイレ (5) 環境に配慮した取組の不足地球温暖化が大きな問題になる中, 本市は, 水戸市地球温暖化対策実行計画 を策定し, 地域の一事業者として, 率先して温室効果ガスの排出抑制等に取り組むこととしています 本庁舎等においては, これまでも節電等の取組を進めてきましたが, 建物や設備自体が老朽化していたため, 環境に配慮した取組が十分ではありませんでした -5-

13 第 1 章新庁舎整備に至った経過 4 検討の経過及び整備方針本市においては, 震災後, 臨時庁舎体制を構築するとともに, 不便な状況の早期解消に向け, 庁舎整備の方策について, 立地場所や財源, ライフサイクルコスト 8, 安全性など幅広い観点から検討を行ってきました 市議会においても, 本庁舎等の整備方針及び進捗状況等を調査, 検討するため, 平成 24 年 6 月に 東日本大震災に伴う市役所本庁舎等の整備に関する調査特別委員会 9 が設置され, 積極的な審議が行われてきました これらの結果, 次のとおり本庁舎等は, 現在地に建替えることと決定しました (1) 決定した整備方針ア本庁舎等は, 現在地 ( 水戸市中央 1 丁目 ) へ建替えを行う イ高い耐震性はもとより, 十分な防災設備, 自立性を備えたライフラインの構築など, 防災拠点として構造的 技術的にも最大限の安全性を確保する ウ災害発生時の迅速な初期活動や応急対策の実現のため, 本庁舎と消防本部庁舎及び水道部庁舎の一体化を図るとともに, 防災センターを設置する エ誰もが快適に利用しやすい庁舎環境を目指す (2) 方針決定に至った理由ア現在地は, 水戸駅に近く, 公共交通網とともに道路網が充実しており, アクセス性に優れていること また, すでに市役所を核とした都市機能が集積し, コンパクトなまちづくりを実践できること イ国の行政庁舎の再建に係る財政措置により, 財源が確保でき, 用地の取得費用も生じないため, 市の財政負担, 市民の負担軽減につながること ウ改修に比べ, 庁舎の耐用年数や整備費用の点で, 中長期的なライフサイクルコストの抑制が可能になること エ地質調査の結果及び専門家の意見から, 現在地の地盤は, ビルなどの建築物を支える十分な剛性と強度があるとともに, 液状化の可能性が低いことなどから, 十分に安全であることが確認できたこと 8 ライフサイクルコスト : 建物を建築する際の費用は, 企画 設計費や建設費などの建設コスト ( イニシャルコスト ) だけでなく, 修繕費, 保全費, 運用費などの維持 管理コスト ( ランニングコスト ) 及び解体 廃棄処分コストまでの建物の生涯に必要な総費用の観点から考察を行うことが必要とされており, この総費用をライフサイクルコストという 9 詳細な検討経過については, 資料編 1 を参照 -6-

14 第 1 章新庁舎整備に至った経過 5 水戸市第 6 次総合計画における新庁舎整備事業の位置付け 4(1) の整備方針を踏まえ, 本市では, 現在, 策定を進めている新たな水戸のまちづくりのビジョンとなる水戸市第 6 次総合計画 素案 に, 新庁舎整備について, 次のように位置付け, 整備を進めることとしています (1) 市役所新庁舎の整備 現在地への建替え ( 消防本部庁舎, 水道部庁舎との一体化及び防災センター機能の導入 ) (2) 総合防災拠点 ( 本庁舎防災センター機能 ) の整備 各種防災機能を備え, 防災教育を推進する総合防災拠点 ( 本庁舎防災センター機能 ) の整備 -7-

15 . 第 2 章 新庁舎整備の基本的な考え方

16 第 2 章新庁舎整備の基本的な考え方 1 新庁舎整備の基本理念 10 前述した本庁舎等の課題やこれまでにいただいた市民の意見を踏まえるとともに, 新庁舎の整備方針や第 6 次総合計画への新庁舎整備事業の位置付けに基づき, 新庁舎整備の基本理念を次のとおり定めます また, 基本理念のもと,5つの目指すべき新庁舎像を掲げ, 整備を推進します ~ 新庁舎整備の基本理念 ~ 安全で市民が快適に利用できる庁舎を目指して 目指すべき新庁舎像 (1) 総合防災拠点として安全性が高い庁舎 (2) 全ての人にやさしい庁舎 (3) 質の高い市民サービスを実現できる庁舎 (4) 市民に開かれた親しみやすい庁舎 (5) 環境にやさしいやさしい庁舎 10 市民の意見 : 未来の水戸をつくる市民 1 万人アンケート ( 平成 23 年 12 月 ) 笑顔にあふれ安心して暮らせる未来の水戸のまちづくりに向けて, 市民の皆様の生活環境や市政に対する評価 意見等を把握し, 新たな総合計画に反映させるため実施 市役所本庁舎等については, 改修又は建替えに当たっての優先事項を伺った ( 資料編 2 参照 ) 本庁舎等の整備に係る市民検討委員会 ( 平成 24 年 5 月 ~11 月 ) 庁舎の安全性や防災機能の強化, 窓口等の利便性の向上, バリアフリー化の推進など, 市民が安心 安全に暮らせるまちづくりを進めるために求められる庁舎のあり方や機能について, 庁舎を利用する市民の視点や各界各層からの視点から広く意見をいただいた ( 資料編 3 参照 ) -9-

17 第 2 章新庁舎整備の基本的な考え方 (1) 総合防災拠点として安全性が高い庁舎新庁舎は, 耐震性はもとより, 十分な防災設備, 自立性を備えたライフラインの構築など, 構造的 技術的にも最大限の安全性を確保するとともに, 本庁舎と消防本部庁舎及び水道部庁舎の一体化を図り, 防災センターを設置し, 総合防災拠点として安全性が高い庁舎を目指します (2) 全ての人にやさしい庁舎 新庁舎は, 年齢や性別, 国籍, 障害の有無等に関らず, 誰もが安心して, 快適に利用できるユニ バーサルデザインの考え方を導入し, 全ての人にやさしい庁舎を目指します (3) 質の高い市民サービスを実現できる庁舎 新庁舎は, 来庁者にとって利便性の高い構成や配置とするとともに, 業務の集約化や効率的な事 務執行を推進し, ハード ソフト両面から, 質の高い市民サービスを実現できる庁舎を目指します (4) 市民に開かれた親しみやすい庁舎 新庁舎は, 市民が気軽に様々な情報に接するとともに, 市民と行政との協働の推進に向け, 活発 に交流が行える場とし, 市民に開かれた親しみやすい庁舎を目指します (5) 環境にやさしい庁舎新庁舎は, 自然エネルギーの積極的な活用等により, 省資源 省エネルギー化を図るとともに, 緑化の推進や周辺環境と調和したデザインに配慮し, 市民や事業者にとって地球温暖化対策や都市景観のモデル施設となる, 環境にやさしい庁舎を目指します -10-

18 第 2 章新庁舎整備の基本的な考え方 2 目指すべき新庁舎像及び基本方針 目指すべき新庁舎像を実現するために, 次の基本方針及び具体的機能を設定します 基本理念 目指すべき新庁舎像 基本方針 具体的機能 (1) 総合防災拠点として安全 性が高い庁舎 防災対策の拠点となる防災センター 機能の導入及びライフラインの自立化 防災機能 (2) 全ての人にやさしい庁舎ユニバーサルデザインの実現ユニバーサルデザイン 安全で市民が快適に利用できる庁舎を目指して (3) 質の高い市民サービスを実現できる庁舎 (4) 市民に開かれた親しみやすい庁舎 窓口 市民サービスのさらなる向上事務効率及びセキュリティの向上市民に開かれた議会の推進市民と行政との協働の推進, 効果的な情報の発信 窓口 市民サービス機能執務 セキュリティ機能議会機能市民協働 情報発信機能 地球環境への配慮 環境との共生 (5) 環境にやさしい庁舎 周辺環境との調和 庁舎の景観 緑化 -11-

19 第 2 章新庁舎整備の基本的な考え方 3 新庁舎に備える具体的機能 (1) 防災機能東日本大震災において, 本庁舎は防災拠点としての機能を果たすことができず, ライフラインに関しても, 非常用電源等のバックアップシステムを設置していないなど, 防災面や安全面において大きな課題が残ることとなりました 震災後に実施した未来の水戸をつくる市民 1 万人アンケートにおいても, 庁舎整備の優先事項として最も多かったものは, 安全性を求める声でした そのため, 防災機能について, 基本方針 防災対策の拠点となる防災センター機能の導入及びライフラインの自立化 に基づき整備します ア災害に強い庁舎新庁舎は, 来庁者の安全確保だけでなく, 災害発生直後から災害対策活動の拠点として, また, 行政機能を維持する市民サービスの拠点として, 大規模な地震や風水害等の災害時でも, 庁舎としての機能 役割が継続できる建物構造とします 1 地震対策 11 新庁舎は, 耐震安全性能を国土交通省基準の最高レベルとするとともに, 免震構造などの採用を検討することにより, 大規模な地震の発生時でも構造体や設備機器の損傷を低減させ, 執務室内の什器等の転倒リスクも軽減します また, 建物周辺における外構の沈下対策など, 設備配管の耐震性を高めるとともに, 災害時の応急復旧活動等への迅速な着手や, 庁舎機能の維持 継続を可能なものとします 2 風水害対策台風等による暴風に対する安全性を確保するため, 風圧力や風方向振動, 風直交方向振動等に対して, 構造耐力上安全なものとします また, 整備地は洪水浸水想定区域内に位置しており, 洪水時には最大約 0.5mの浸水が想定されています このため, 建物出入口等を浸水レベルより高い位置に設定するなどの十分な浸水対策を行います また, 防災関係諸室や電気室 機械室など庁舎としての機能を維持するうえで不可欠な諸室 設備については, 浸水の影響を受けない階層に設置します 11 国土交通省基準 : 国土交通省が定める 官庁施設の総合耐震 対津波計画基準 詳細は 91 ページに記載 -12-

20 第 2 章新庁舎整備の基本的な考え方 3 火災対策消防車等の緊急車両が庁舎のあらゆる方角からアクセスできるレイアウトや, 多方向からの消火 救急 救助活動に配慮した庁舎配置について検討します また, 庁舎内の防火区画を細分化し, 延焼防止に配慮するとともに, 多様な避難経路の確保を検討するなど, 火災に対しても安全な建物とします 4 その他災害対策 原子力災害の対策の必要性が生じた場合や, ヘリコプターを活用した災害対策に対応でき る施設や設備について検討します イ防災センター機能の導入防災センター機能については, 以前から, 都市防災の充実を図る観点から, そのあり方について検討してきましたが, 東日本大震災によって, 危機管理体制の要となる防災拠点施設の必要性, 重要性が再認識されました そのため, 新庁舎においては, 災害時における正確で迅速な災害情報の収集及び周知, 迅速な初期活動や応急対策はもとより, 平常時における市民への防災教育, 啓発等を図るため, 次のとおり防災センター機能の導入を図ります 災害対策本部会議室及び災害対策本部事務局室記者会見室 両室とも, 災害時に即座に災害対策本部体制に移行可能なデスクレイアウトを維持するとともに, 視聴覚映像設備等の必要な機器類を整備します 事務局室 は, 職員の動線, 情報の伝達等に配慮した十分なスペースを確保します 事務局室 は, 関係機関 ( 自衛隊等 ) の活動にも利用できるよう, 部屋の一部を仕切れるようにするなど, スペースの区割りに配慮します 防災主管課の執務室と近接した配置とし, 迅速な初動体制を確立します 平常時は, 設備や機能に支障のない範囲で, 庁議やその他の会議等にも活用します 災害対策本部会議室と近接した会議室を記者会見室として活用し, 迅速かつ正確な災害情報の周知を行います 十分な電源設備, 通信回線等を設置し, 報道機関の迅速な記事配信に配慮します -13-

21 第 2 章新庁舎整備の基本的な考え方 通信室備蓄倉庫仮眠室啓発スペースその他 12 MCA 無線機や衛星携帯電話等の情報通信設備, 県防災情報ネットワークシステム, 全国瞬時警報システム (J-ALERT) 等を配置し, 防災情報の伝達及び災害情報の集約を図ります 十分な電源設備, 通信回線等を設置します 防災主管課の執務室と隣接した配置とします 資機材や食糧 ( 災害対応職員分含む ) の備蓄を行うスペースについては, 搬入 搬出を効果的に行えるよう, 庁舎敷地内への設置を含め検討します 大規模災害に対応するため, 職員 ( 関係機関を含む ) が仮眠や宿泊するスペースとして, 職員休憩室の活用を検討します シャワー室を設置し, 長時間の災害対応に従事する職員の衛生状態に配慮します 防災教育や啓発を目的とした啓発スペースを設置し, 市民の防災意識の高揚を図ります エントランスロビーは, 災害対応や市民への情報発信等を行える多目的スペースの整備を検討します 災害対策本部会議室の例 ( 岡崎市 ) 12 MCA 無線機 : 全国 8 か所の ( 財 ) 移動無線センターが提供する 800MHz 帯デジタル無線を活用した無線通信システム 震災後, 市内の全指定避難所等に配備した -14-

22 第 2 章新庁舎整備の基本的な考え方 なお, 防災センター機能における各諸室等の想定面積は, 次のとおりとします 災害対策本部会議室 ( 会議室との併用を想定 ) 約 200 m2 災害対策本部事務局室 ( 会議室との併用を想定 ) 約 400 m2 記者会見室 ( 会議室との併用を想定 ) 約 170 m2 通信室 約 130 m2 備蓄倉庫 約 300 m2 仮眠室 ( シャワー室含む ) 約 120 m2 啓発スペース 約 80 m2 合計 約 1,400 m2 ウライフラインの自立化東日本大震災では, ライフラインが寸断され, 復旧するまでの間, 災害対応や市民生活に関わりの深い業務の運営に支障をきたしました そのため, 新庁舎の整備においては, 一定期間ライフラインが寸断された場合でも, 災害対策活動や通常業務を継続できる自立性を備えたライフラインの構築に向け, 次のとおりバックアップ機能の導入を図ります 電力 災害時の停電に備え, 災害対策や業務の継続に必要な電力を賄うことがで 13 きる自家発電設備を設置し,3 日程度の発電が可能な燃料を備蓄するものとします 電源車による給電を可能にする接続装置を設置します 非常用補助電源としても活用できる太陽光発電装置及び蓄電池を導入します 電力の多回線引き込みを検討し, 災害時に不通となるリスクを最小限に抑えます 周辺の電線の地中化について, 関係機関と協議します 13 官庁施設の総合耐震計画基準及び同解説 ( 建設大臣官庁営繕部監修 以下同じ ) より抜粋大地震動後に施設の継続的な活動が可能となるものとする 連続運転可能時間は, 大地震動後に商用電源の復旧に要する時間とし, その想定が困難な場合は1 週間程度とする また, 燃料備蓄量は, 商用電源の復旧に要する時間又は燃料の補給に要する時間のうち, 短い方とする ただし, その想定が困難な場合は,72 時間程度とする -15-

23 第 2 章新庁舎整備の基本的な考え方 水 災害時の水道寸断に備え, 必要水量を 4 日 14 程度確保できる各種対策 ( 耐 震性貯水槽の設置, 飲料水の備蓄, 井戸の設置, 雨水貯留槽の設置等 ) を行 います 15 災害時の公共下水道寸断に備え, 必要排水量を7 日程度維持できる汚水トイレ ( 雑排水 ) 貯留槽を設置します 仮設トイレの設置に備えた敷地空間を確保します 通信 燃料 その他 通信回線の混雑や途絶に備え, 引込みの2 重化 2ルート化を図ります 高速, 多回線が確保できる光ファイバー回線と, 電源が断絶しても活用できるメタル回線の多重化を図ります 周辺の通信線の地中化について, 関係機関と協議します 13 災害時の停電に備え, 自家発電機用燃料 (3 日程度 ) を備蓄するとともに, 災害対策や業務の継続に必要な燃料の補給体制を整備します 防災上重要な機器や基幹業務システム等の保護のため, 無停電電源装置 (U PS) の設置や外部バックアップ機能の構築等を検討します 雨水貯留槽は, 雨水の有効活用のほか, 集中豪雨時における周辺地区への流出防止の観点から, 必要な機能を検討します 14 官庁施設の総合耐震計画基準及び同解説 より抜粋日数は地域の交通情報や水供給事情等により決まるものであるが, 補給確保等の想定が困難な場合は都市規模による値とする 大地震動後, 外部からの給水が得られるまでの日数 ( 都市人口 2 百万人以下 )=4 日 15 官庁施設の総合耐震計画基準及び同解説 より抜粋放流又は汚水等の搬出が可能となるまでの日数は, 地域の事情により決まるものであるが, 排水経路確保などの想定が困難な場合は,7 日とする -16-

24 第 2 章新庁舎整備の基本的な考え方 (2) ユニバーサルデザイン新庁舎の整備に当たっては, 年齢や性別, 障害の有無や国籍に関わらず, 安全で快適に利用できる 全ての人にやさしい庁舎 を実現するため, 基本方針 ユニバーサルデザインの実現 に基づき整備します ア移動空間 課題本庁舎には, 次のような課題がありました 身障者等用駐車場から, 玄関までのアクセスがよくなかった 廊下幅が狭く, 車いすの通行に支障があった エレベーター内で車いすが回転できる十分なスペースがなかった 階段の手すりは, 片側のみに設置されていた 整備方針新庁舎においては, これらの課題を踏まえ, 次のとおり整備します < 誰もが安全で快適に移動できる設備 > 玄関付近に身障者等用駐車場を設置し, 玄関へのアプローチについては, スムーズな動線を確保するとともに, 屋根を設置します 通路や廊下等は, 車いす利用者等がすれ違うことができる十分な幅を確保します 通路や廊下等は, 車いす利用者等の負担が少ない床材を使用します エレベーターは, 車いす利用者, 担架及びストレッチャー等に対応したものとし, 点字表示や音声案内などの設備を設置します 階段は緩やかな勾配とし, 両側に2 段手すりを設置します 主な動線には点字ブロックや触知サイン等を設置するとともに, 車いす利用者の通行に支障がないよう配慮します 2 段手すり 蹴上げを低く 踏み面を広くする 一般的な階段 勾配の緩い階段 緩やかな勾配の階段のイメージ -17-

25 第 2 章新庁舎整備の基本的な考え方 イ利用空間 課題本庁舎には, 次のような課題がありました 待合スペースが十分でなかったため, 特に車いすやベビーカーの利用者が手続きを待つスペースが限定されていた 窓口のカウンターや書類の記載台が車いす利用者に配慮されていなかった トイレが狭く, 車いす対応になっていなかった 授乳やおむつ交換のためのスペースがなかった 整備方針新庁舎においては, これらの課題を踏まえ, 次のとおり整備します < 誰もが利用しやすいフロア> 待合スペースは, 十分な広さを確保し, 車いすやベビーカーの利用者にも配慮したスペースを設置します 窓口カウンターは, 車いす利用者に配慮した高さとして, ひざがカウンターの下に入るような十分な奥行きのものを設置します 書類の記載台は, 車いす利用者に対応したものも設置します 筆談ボードを設置するなど, 聴覚障害者とのコミュニケーション支援に配慮します 音声誘導装置の設置や案内人を配置するなど, 視覚障害者の案内, コミュニケーション支援に配慮します 重要な情報については, 必要な外国語を併記するとともに, わかりやすい案内用図記号であるピクトグラムを用いた表示を行います < 誰もが安心して使えるトイレ> 各フロアに多機能トイレ 16 を設置します 多機能トイレの設備は, 各フロアの利用者ニーズに応じたものとします トイレ内で異常があった場合に外部に知らせることができる装置を設置します < 子ども連れのかたにやさしい設備 > 子ども連れの来庁者が多いフロアに, 授乳室やキッズスペースを設置します キッズスペースは, 事故防止に配慮した配置とします 16 多機能トイレ : 車いす利用者が利用できる広さや手すりなどに加えて, おむつ替えシート, ベビーチェアなどを備えて, 車いす利用者だけでなく, 高齢者, 障害者, 子ども連れのかたなど多様な人が利用可能としたトイレのこと -18-

26 第 2 章新庁舎整備の基本的な考え方 ピクトグラムのサイン ( 甲府市 ) キッズスペース ( 甲府市 ) なお, 新庁舎におけるユニバーサルデザインの導入に当たっては, 前述の整備を進めるほか, 知 的障害, 発達障害, 精神障害のあるかたにも配慮するとともに, バリアフリー法 17 の認定を視野に 入れながら整備を進めていきます 17 バリアフリー法 : 高齢者, 障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律 の通称 高齢者, 障害者 ( 身体障害者 知的障害者 精神障害者 発達障害者を含む, 全ての障害者 ), 妊婦, けが人などの, 移動や施設利用の利便性や安全性の向上を促進するために, 公共交通機関, 建築物, 公共施設のバリアフリー化を推進することを目的としている -19-

27 第 2 章新庁舎整備の基本的な考え方 (3) 窓口 市民サービス機能窓口業務については, より良い市民サービスを目指し, これまでも, フロアマネージャーの配置や組織の見直し等を行ってきたほか, 新たに今年から一部の窓口において, 開設時間の延長を実施するなど, 市民の利便性の向上に取り組んできたところです 新庁舎の整備に当たっては, 質の高い市民サービスを実現できる庁舎 を実現するため, 窓口機能をはじめ, 案内機能, 相談機能, 食堂 売店や指定金融機関等の市民サービス機能について, 基本方針 窓口 市民サービスのさらなる向上 に基づき整備します ア窓口機能等 1 窓口機能 課題本庁舎には, 次のような課題がありました 窓口の場所がわかりにくいという来庁者の声があった 来庁者のプライバシーが確保しにくい環境だった カウンターで来庁者を立たせた状態で対応していた 手続きのために窓口を何か所も回らなければならなかった 待合スペースが不足していた 整備方針新庁舎においては, これらの課題を踏まえ, 次のとおり整備します <わかりやすい窓口 > 来庁者の多い窓口は, 低層階に集約して配置します 関連する手続きが多い窓口は, 隣接又は近接した配置とし, できる限り来庁者の動線の短縮を図ります 窓口機能を集約する低層階フロアの連続性を確保するため, エスカレーターの設置を検討します < 待たせない窓口 > 関連する手続きの集約を図り, 効率的な事務を可能にする窓口の配置を行います 繁忙期には, 臨時窓口を設置し, 混雑の緩和を図ります < 気持ちのよい窓口 > カウンターは, 十分な広さを確保したローカウンターの設置を基本とし, 落ち着いて手続きができる環境を整備します ただし, 業務によっては, ハイカウンターを用いるなど窓口の特性に配慮します -20-

28 第 2 章新庁舎整備の基本的な考え方 カウンターには, 隣席との仕切りやブースを設置し, 来庁者のプライバシーを確保します 十分な待合スペースを確保します 窓口の受付 処理状況を表示することにより, 待ち状況をわかりやすくします プライバシーに配慮したカウンター ( つくば市 ) 手続きの待ち状況がわかる表示 ( 甲府市 ) 今後の検討事項全国では, 来庁者に複数の窓口を歩かせない, 同じ内容を書かせないという理念のもと, 1か所で複数の手続きができる総合窓口を取り入れる自治体が増えています 本市においても, 行財政改革プラン 2013 の中で, 市民がなるべく少ない窓口で手続きを終わらせることができる総合窓口の開設に向けた検討を行うこととしています また, 平成 25 年 5 月には国民共通番号制度, いわゆるマイナンバー制度の関連法案が成立し, 本制度により, 本人確認の短縮等による申請手続きの簡略化が可能となり, 総合窓口や各種証明書の自動交付機を導入しやすい環境になる可能性があることから, 本市においても, 税をはじめ, 医療や介護等, 福祉部門の業務において活用することが想定されます 現段階においては, 制度について不確定な部分が多いため, 国の動向を見据えながら, 市民サービスの向上に資する対策を図る必要があります このため, 新庁舎においては, 総合窓口の導入を前提とした整備を推進します -21-

29 第 2 章新庁舎整備の基本的な考え方 2 案内機能 課題本庁舎には, 次のような課題がありました 庁内の案内板や表示の文字が小さく, わかりにくいという来庁者の声があった 表示内容やデザインが統一されていなかった 一部を除いて, フロアに案内係がいなかったので, 手続きがわかりにくいという来庁者の声があった 整備方針新庁舎においては, これらの課題を踏まえ, 次のとおり整備します < 総合案内機能の充実 > 総合案内は, 来庁者の動線を考慮し, わかりやすい場所に設置します 人的な対面サービスを充実させ, きめの細かい迅速な案内を行います <わかりやすいサインの導入 > 案内板等のサインは, 表示方法や文字の大きさ, 設置場所等について, 誰もが見やすいものに統一します サインを部門別に色分けにするなど, 視認性の高い案内表示を行います 来庁者が多い窓口のサインは, 課の名称だけでなく, 業務内容や目的別の表示を行います サインは, 窓口の来庁者用椅子の背面など, 目の届きやすい場所への表示についても検討します サインは, 庁内組織の機構改革や配置の変更にも対応可能なものとします 充実した総合案内 ( 甲府市 ) わかりやすいサイン ( 立川市 ) 参考 業務内容や目的別のサイン表記について旧本庁舎のサインは, 部署名や行政用語による表記が主となっていましたが, 新庁舎では, 来庁者の目的に沿った表記を導入することで, 目的の窓口をわかりやすくします 旧本庁舎の表記新庁舎での目的別表記 ( 例 ) 介護保険の認定申請に関すること介護保険課 介護保険料に関すること -22-

30 第 2 章新庁舎整備の基本的な考え方 3 相談機能本庁舎には, 相談室が不足していたため, 来庁者のプライバシー確保の視点から大きな課題となっていました 新庁舎においては, 来庁者が安心して相談できる環境を創出するため, 次のとおり整備します < 目的別に集約配置 > 市民の様々な相談に対応する一般相談室を広聴担当部署に隣接して配置し, 各種団体が主催する法律相談等の事業にも活用を図ります 納税や福祉, 子育てなどの専門相談室を担当課と同一フロアに集約して配置し, 相談者の利便性の向上に努めます < 相談者のプライバシーの配慮 > 相談室は, 待合スペースなど来庁者が多い場所を避けて配置し, 落ち着いて相談できる環境に配慮します 相談室への動線にも配慮します 相談室の使用状況を外部からもわかるように表示します -23-

31 第 2 章新庁舎整備の基本的な考え方 イ市民サービス機能 課題本庁舎では, 食堂 売店や指定金融機関等の市民サービス機能について, 次のような課題がありました 食堂と売店が地下に設置されていたため, 来庁者から場所がわかりにくいという声があった 売店の品揃えが十分でなかった 来庁者が庁舎内でインターネットに接続できる環境が整っていなかった 整備方針新庁舎においては, これらの課題を踏まえ, 次のとおり整備します < 来庁者のニーズが高い機能の導入 > 指定金融機関やATM, 食堂及び売店は, 引き続き, 新庁舎内に設置します その他の機能の導入については, 庁舎周辺の同種施設の立地や事業性を考慮しながら, 検討を進めます < 来庁者の利便性向上に資する導入機能の拡充 > 食堂は, 来庁者や職員が利用しやすいよう, 十分な広さを確保し, 明るく快適な空間とします また, 地場農産物を取り入れたメニューを採用することや公募による事業者の選定等による効率的な運営, 障害者雇用等を検討します 売店は, 来庁者や職員が利用しやすいよう低層階に設置します また, 品揃えの充実を図り, 水戸の特産品, 水戸ホーリーホックのホームゲームのチケットなどの地域振興につながる商品や切手 印紙等を販売します あわせて, 業務時間外の営業や, 公募による事業者の選定等による効率的な運営, 障害者雇用等を検討します 公衆無線 LANなどインターネットの接続環境を整備します -24-

32 第 2 章新庁舎整備の基本的な考え方 (4) 執務 セキュリティ機能新庁舎においては, 事務室等について十分な面積を確保し, 本来本庁舎にあるべき部署を配置するとともに, 職員が効率的に事務を行うことができる環境を整備することで, 市民にとって, より良いサービスの提供を実現できる庁舎を目指します また, 本庁舎は, 公共空間として, 広く開放するとともに, 来庁者や職員の安全性の確保及び個人情報等の各種重要情報を適切に管理する必要があります そのため, 執務機能及びセキュリティ機能について, 基本方針 事務効率及びセキュリティの向上 に基づき整備します ア執務機能 1 事務室 課題本庁舎には, 次のような課題がありました 庁舎全体にわたって狭あいであったため, ( ア ) 本来本庁舎に配置すべき部署を分庁舎等へ配置していた ( イ ) 組織改編や職員数の見直し時の対応に苦慮していた ( ウ ) 事務の関連性が強い部署を離れて配置せざるをえなかった 構造上, 庁舎全体に吹き抜けを採用していたため, ( ア ) 他の課への移動が不便だった ( イ ) 庁舎内の温度管理が難しかった 事務室配置の変更やOA 機器等の交換等に迅速に対応できなかった 個人情報を扱う部署において, 閉庁時におけるセキュリティ対応が十分でなかった 内部の打合せや関係機関等との打合せを行うスペースが不足していた -25-

33 第 2 章新庁舎整備の基本的な考え方 整備方針新庁舎においては, これらの課題を踏まえ, 次のとおり整備します 18 職員 ( 嘱託員及び臨時職員等を含む ) 一人当たりの面積は, 総務省基準の 4.5 m2を目安とします ( 旧本庁舎は, 約 2.6 m2 ) 階の中央を通路とし, 両側に事務室等を配置するなど, 市民の利便性の向上を図るとともに, 職員の効率的な事務を可能にする構造を検討します 事務室は, 原則としてオープンフロア 19 とし, 組織改編や職員の異動にも柔軟に対応できるようにします 机やキャビネットを統一するユニバーサルフロア 20 を導入し, 機能的なオフィスレイアウトを実現します 事務室はOAフロア 21 とし, 事務室配置の変更やOA 機器の交換等に柔軟に対応できるようにします 同じ部に所属する課は, 原則として, 同一フロアに配置するとともに, 事務の関連性が強い部署は, 可能な限り近接して配置します 各フロアに, 小会議室, 書庫, 倉庫, 男女更衣室等を設置し, 効率的な利用に配慮した配置とします 各フロアにおいては, 事務室エリアと共用エリアのゾーニング 22 を図り, 施錠を可能にするなど, セキュリティに配慮します 事務室内及び事務室に近接した場所に打合せスペースを設置します 室内温度の維持管理に効率的な構造とし, 快適な室温を実現します 自然採光やLED 照明等により, 効率的に, 庁舎内の明るさを確保します オープンフロア ( つくば市 ) OA フロアのイメージ 18 総務省基準 : 総務省地方債同意等基準運用要綱等 19 オープンフロア : 間仕切り壁等を設けないオープンな形態で構成されるフロア 20 ユニバーサルフロア : あらかじめ同じサイズ ( 幅, 奥行き ) の机, キャビネットで統一して均一に配置するレイアウトプラン 21 OAフロア : 配線を床上に露出させることなく, 床下一面に配線用の空間があるフロア構造 フリーアクセスフロアともいう 22 ゾーニング : 類似した性格の空間 ( 部屋や区画 ) をまとめて計画していく行為 ゾーンをつくること -26-

34 第 2 章新庁舎整備の基本的な考え方 以上の内容を踏まえた執務空間 ( フロア ) の構成イメージは, 次のとおりです 執務空間の構成イメージ パターン 1 センター通路方式 更衣室 ( 男女 ) 給湯室 A 課 B 課 執務スペース C 課 D 課 小会議室 1 小会議室 1 トイレ オープンフロア トイレ 階段 E V 通路 待合スペース 階段 E V 小会議室 2 第 1 線 第 2 線 カウンターエリア 書棚 コピー機 打合せスペース 書庫 第 3 線 執務エリア 書庫 倉庫 倉庫 打合せスペース セキュリティライン パターン 2 片側事務室方式 トイレ 倉庫 書庫 小会議室 1 小会議室 1 打合せスペース 小会議室 2 トイレ 階段 E V 第 1 線 第 2 線 通路 待合スペース カウンターエリア 執務エリア 階段 E V 更衣室 ( 男女 ) 第 3 線 書棚 コピー機 給湯室 打合せスペース セキュリティライン -27-

35 第 2 章新庁舎整備の基本的な考え方 2 会議室 課題本庁舎には, 次のような課題がありました 会議室は3 部屋 ( 政策会議室及び小会議室 2 部屋 ) しかなく, 不足していたことから, 議会の委員会室や隣接する市民会館を活用していた 災害時における迅速な初期活動や応急対策を行うための防災対策の拠点として, 防災センター機能の導入が求められている 防災センター機能は, 災害対策本部や事務局室など, 十分な部屋が必要とされる 市民と行政との協働事業に関する会議等のための会議室がなかった 整備方針 新庁舎においては, これらの課題を踏まえ, 次のとおり整備します 会議室は, 部課長会議や市県民税の申告, 職員の研修等, 多くの人数が集まること が想定される会議等が重複しても対応可能な室数を設置します 大会議室や中会議室等は1フロアに集中配置することとし, 災害時に災害対策本部 等の防災センター機能が, 機能的に活動できるように配慮したレイアウトとします 中会議室 (100 m2程度 ) は, 遮音性に配慮した可動式の壁等によって, 他の中会議 室と合わせて広く利用できる構造とします 市民協働会議室を設置し, 市民と行政との協働事業のための会議や, 審議会等附属 機関の会議等に利用します 最も利用の多い小会議室 (10~20 人程度 ) は, 各フロアに設置します 上記の内容を踏まえ, 新庁舎における会議室の室数及び整備面積の目安について, 次のと おりとします 新庁舎における会議室の室数及び整備面積の目安 種類 主な用途 室数 面積 政策会議室 (200 m2 ) 庁議, 政策会議室 災害対策本部室としての利用を想定する 1 室 200 m2 大会議室 (280 m2 ) 部課長会議, 研修, 申告受付会場 1 室 280 m2 中会議室 1(170 m2 ) 記者会見, 諸会議 1 室 170 m2 中会議室 2(100 m2 ) 入札, 研修等 災害対策本部事務局室等としての利用を想定する 4 室 400 m2 市民協働会議室 (100 m2 ) 市民と行政との協働事業に関する会議, 附属機関の会議等 1 室 100 m2 小会議室 1( 60 m2 ) 諸会議 14 室 840 m2 小会議室 2( 30 m2 ) 諸会議 7 室 210 m2 合計 29 室 2,200 m2-28-

36 第 2 章新庁舎整備の基本的な考え方 3 書庫及び倉庫 課題本庁舎には, 次のような課題がありました 本庁舎の事務室等の面積は, 総務省基準による望ましい面積の約 55.6% しかなかったため, 書庫及び倉庫も十分ではなく, 文書の保管については分庁舎の活用や民間業者への委託等による対策を講じていた 整備方針新庁舎における書庫及び倉庫の整備に当たっては, 文書管理 保存のあり方について, 電子的な文書管理を推進し, 効率的な文書管理, ペーパーレス化を図ることにより, 紙ベースでの保管, 保存文書量の低減を目指し, 限りある庁舎スペースを有効に活用するという考え方のもと, 次のとおり整備します 総務法制課への引継ぎ文書を保管する書庫は,650 m2程度を目安に設置します ( 旧本庁舎の地下書庫面積は m2 ) 各フロアに小規模な書庫及び倉庫を設置します 上記の内容を踏まえ, 新庁舎における書庫及び倉庫の室数及び整備面積の目安について, 次のとおりとします 新庁舎における書庫及び倉庫の室数及び整備面積の目安 種類面積備考箇所数合計面積書庫 ( 大 ) 650 m2総務法制課への引継ぎ文書保管 1 箇所 650 m2書庫 ( 小 ) 50 m2 21 箇所 1,050 m2各フロアに配置倉庫 50 m2 14 箇所 700 m2合計 36 箇所 2,400 m2-29-

37 第 2 章新庁舎整備の基本的な考え方 4 多目的スペース, 作業室等の諸室 課題本庁舎には, 次のような課題がありました 低層階において, 期日前投票所等の期間が限られる業務や情報発信のためのスペースが不足していた 共用印刷機や丁合機等の専用の部屋がなく, 作業時の音が遮断されていなかった サーバーの一部は各課の事務室で管理しており, セキュリティ上の課題が生じていた 整備方針新庁舎においては, これらの課題を踏まえ, 次のとおり整備します 低層階に多目的スペースを設置し, 期間が限られる業務のほか, 水戸の魅力に関する情報や行政情報の周知等のために利用します 遮音性に配慮した印刷室, 作業室を設け, 共用印刷機, 丁合機, シュレッダー等を設置します セキュリティや空調等に配慮したサーバー室を設け, 各課で管理しているサーバーについても集中管理とします 多目的スペース ( 立川市 ) -30-

38 第 2 章新庁舎整備の基本的な考え方 5 休憩室, 更衣室等 課題本庁舎には, 次のような課題がありました 更衣室は, 限られた階にのみ設置されていた 大雨の災害対策等, 屋外作業を行う職員のための専用の更衣室やシャワー室, 雨具の乾燥室がないため, 職員の健康管理や庁舎の衛生面に課題が生じるとともに, 庁舎内が汚れやすい状況だった また, ヘルメット, 長靴などの保管場所が不足していた 職員の健康管理のための, 産業医, 健康管理保健師が職員との面接 相談を行う健康相談室は常設でなく, 相談日を決め, 会議室を利用していた 整備方針新庁舎においては, これらの課題や内部調査の結果を踏まえ, 次のとおり整備します 更衣室を男女別に各階に設置します 屋外作業を行う職員のために, 更衣室, ヘルメット 長靴置場, シャワー室, 雨具乾燥室等を職員通用口付近に設置します 職員健康相談室を設置し, 健康管理保健師が常駐するとともに, 産業医等が面接を行う部屋とします -31-

39 第 2 章新庁舎整備の基本的な考え方 イセキュリティ機能 課題本庁舎には, 次のような課題がありました 閉庁時の庁舎内のセキュリティ体制及び情報管理体制が不十分だった 不審者情報等を一元的に管理できるシステムになっていなかった 整備方針新庁舎においては, これらの課題を踏まえ, 次のとおり整備します < 庁舎内のゾーニングに応じたセキュリティ対策の実施 > 窓口スペース, 執務スペースなどは, 利用時間がそれぞれに異なることから, 庁舎内用途や利用時間に応じ, ゾーニングを行います 庁舎内におけるゾーニングを明確にすることで, 来庁者に開放するスペースを確保する一方, 個人情報を保護し, 夜間や休日等におけるセキュリティの確保を図ります 夜間や休日に利用できる窓口とその他のスペースは, シャッター等により区画します 機密性が求められるエリアについては, セキュリティカード等による入出管理システムの導入を検討します 業務用エレベーターの設置等, 庁舎内の来庁者動線と業務動線の区分を検討します < 防犯機能の強化 > 来庁者や職員の安全を確保するため, 不審者情報等を一元的に管理できるシステムの導入を検討します 相談室, 授乳室などの個室やトイレ等において, 異常を外部に知らせるシステムの導入を検討します 業務時間外の警備体制を強化するため, 防犯カメラ等を設置します -32-

40 第 2 章新庁舎整備の基本的な考え方 セキュリティ対策のためのゾーニングイメージ 共用 協働ゾーン 執務ゾーン 機密ゾーン 来庁されたかたが主に利用するゾーン ( 窓口スペース, 多目的スペースなど ) 原則として職員や関係者が入出可能なゾーン ( 執務スペース, 作業室など ) 限定された職員や関係者だけが入出可能なゾーン ( サーバー室, 金庫室など ) 閉庁時はシャッター等による区画 セキュリティカード等による入出管理 それぞれのゾーンに応じたセキュリティ対策の実施 -33-

41 第 2 章新庁舎整備の基本的な考え方 (5) 議会機能地方分権の進展により, 地方自治体の自主 自立が求められる中で, 二元代表制の一翼を担っている議会が, 議決機関として独立性のある機能をより発揮できる環境づくりが必要です また, 議会に対する市民の理解と信頼を深め, 公正で開かれた市政の発展に寄与するため, これまで積極的に取り組んできた議会活動の情報発信等をさらに推進することが重要です そのため, 議会機能について, 基本方針 市民に開かれた議会の推進 に基づき整備します 整備方針 < 議会フロアの配置及び諸室 > 議会関係施設は, 県都の議会として, 威風堂々, 伝統を重んじながらも, 改革に取り組む地方議会活動の象徴たり得る施設であって, 議員の条例定数の増減, 傍聴席の増設要請, 議事運営方式の改革等, 将来的な変動要因にも柔軟に対応可能となるよう, 長期的な視点に立って, 十分な面積を確保し, 必要な諸室 諸機能を整備します 議会機能は, 議会と執行機関が一体的な行政機能を発揮できるよう, 執行機関と同じ建物内に配置します 議場に必要な大空間を確保するとともに, 議会機能の独立性を保つため, 最上階の同一フロアに配置します 老若男女, 障害等の如何にかかわらず利用することができる施設として, ユニバーサルデザインの考え方に基づき整備します 議場及び委員会室等は, 市民に開かれた議会フロアとして, 誰もが気軽に来庁できるよう動線に配慮した配置とするとともに, 傍聴席を現在のおおむね2 倍以上とします また, 円滑な議会運営に資するため, 最新の情報通信環境を整備します < 議会運営に必要な諸室の面積 > 議会運営に必要な諸室 ( 議場, 全員協議会室, 委員会室, 正副議長室, 議長応接室, 議員応接室, 議員控室及び議会図書室 ( 議会事務局, 倉庫, トイレ等は, 含まず )) として,1,700 m2~1,800 m2程度を想定し, 通路約 400 m2とあわせ 2,100 m2~2,200 m2程度の面積を確保します -34-

42 第 2 章新庁舎整備の基本的な考え方 (6) 市民協働 情報発信機能新庁舎は, 地域コミュニティやNPO 等の様々な市民活動団体と市が協働した活動を行う拠点でもあることから, 市民活動団体の活動を促進するため, 情報の共有化を進めながら, 団体間のネットワークの構築, さらには, 協働に対する市民意識の醸成に資する環境整備を行い, 市政へのさらなる参画機会を提供することで, 協働事業の推進を図る必要があります また, 新庁舎は, 多くの市民が来庁することが見込まれるため, 行政情報をわかりやすく的確に提供し, さらには, 本市の魅力についても効果的に発信できる環境の整備が求められています そのため, 市民協働機能及び情報発信機能について, 基本方針 市民と行政との協働の推進, 効果的な情報の発信 に基づき整備します ア市民協働機能 課題本庁舎には, 次のような課題がありました 市民協働の情報提供スペースが不足していた NPO 等の市民活動団体との意見交換等を行えるスペースが不足していた 整備方針新庁舎においては, これらの課題を踏まえ, 次のとおり整備します < 情報の共有及び市民意識の醸成を図るスペース> NPO 等の市民活動団体の紹介や協働事業に係る各種展示等を行うスペースを, 待合スペース付近など市民が多く集まる低層階に設置します < 市民と行政との協働を推進する会議室 > 市民協働会議室を設置し, 協働事業の打合せ等のために利用します 市民協働会議室については, 庁舎内の空間を利用するものとし, 業務時間外においても, 利用が可能となるように庁内のレイアウトや動線, さらにはセキュリティ対策について配慮します -35-

43 第 2 章新庁舎整備の基本的な考え方 イ情報発信機能 課題本庁舎には, 次のような課題がありました 情報を提供するスペースが不足していた 各課が行政情報を管理しているため, 来庁者にとって必要な情報がどこに行けば得られるのか, わかりにくかった 整備方針新庁舎においては, これらの課題を踏まえ, 次のとおり整備します < 効果的な情報発信ができるスペース> 情報発信に活用できるスペースを待合スペース付近など, 市民が多く集まる低層階に設置します 観光や歴史, 水戸ホーリーホックに関する情報発信など, 水戸の魅力発信のために活用します チラシやパンフレット等の集約を図るとともに, 情報を映像等で表示するなど効果的な情報発信の方法を検討します 公衆無線 LANなどインターネットの接続環境を整備します -36-

44 第 2 章新庁舎整備の基本的な考え方 (7) 環境との共生新庁舎は, 延床面積が3 万m2を超える大規模な施設であり, エネルギーの消費量が大きくなることが想定されます そこで, 省資源 省エネルギー化を進めるとともに, 再生可能エネルギーについても積極的な活用を推進し, 市民や事業者にとって, 地球温暖化対策等のモデルとなる施設を目指します また, 施設の長寿命化に配慮するとともに, 環境を意識した建材を使用するなど,LC CO2 23 削減の視点からも取り組む必要があります そのため, 環境との共生について, 基本方針 地球環境への配慮 に基づき整備します 課題本庁舎には, 次のような課題がありました 冷暖房の効果がフロアによって異なっていたため, 庁舎全体でのエネルギー効率が悪かった 採光が十分でなかったため, 庁舎内が暗く, 照明によるエネルギー消費量が大きかった 省エネルギー設備や自然エネルギーの活用が図られていないため, エネルギー消費量が大きかった 整備方針 新庁舎においては, これらの課題を踏まえ, 次のとおり整備します < 自然エネルギーの有効活用 > 太陽光発電設備を設置し, 温室効果ガスの削減を図ります 太陽光発電設備は, 建物の 規模, 形状, 向きなどとともに, コストと発電能力, 本市の気象条件を勘案し, 最適な設 置規模を検討します また, 敷地内の屋外照明についても, 太陽電池を利用したものを設置します 自然換気や自然採光を積極的に取り入れます 雨水貯留槽を設け, トイレの洗浄や, 植栽への散水等に活用することを検討します かん 地下水の涵養やヒートアイランド現象の抑制に効果がある透水性舗装について, 駐車場 や歩道等への導入を検討します < 省エネルギー化の推進 > 省エネタイプのライトや, 人感センサーによる調光システムを取り入れます エネルギー使用量の可視化を行い, 適切なエネルギーマネジメントを行います 23 LCCO2: 建物の建設から運用 解体廃棄に至るまでのライフサイクルを通じて発生する二酸化炭素の排出量 -37-

45 第 2 章新庁舎整備の基本的な考え方 < エネルギー損失の低減 建物への負荷低減 > エネルギー損失の少ない断熱効果等に優れる外装材, 断熱材, 高性能ガラス等を導入し ます ひさし 建物の熱負荷を低減させるために, 屋上や壁面等への緑化を検討するとともに, 庇やル ーバー 24 などによる日射遮蔽, 建物形状に配慮します < 建物の長寿命化 > 耐久性の高い構造体を採用します 将来の様々な要因による変化にも対応できるよう, 内部の設備 内装部分を柔軟に変更 することが可能なスケルトン インフィル 25 の導入について検討します < エコマテリアル 26 木材の利用 > 内装等に使用する材料について, エコマテリアルの使用を検討します 水戸市公共建築物における木材の利用に関する方針 に基づき, 低層階における待合 スペースや通路など, 内装等に使用する材料や備品等への木材の利用を検討します < 環境評価の高い庁舎 > 新庁舎は, 様々な環境負荷低減の手法を取り入れることにより, 環境配慮型官庁施設 ( グリーン庁舎 ) 27 計画指針 ( 国土交通省官房官庁営繕部平成 17 年 3 月策定 ) を踏まえ た庁舎とします 建築環境総合性能評価システム (CASBEE 28 ) の評価における S ランクを目指します 24 ルーバー : 羽板と呼ばれる細長い板を, 枠組みに隙間をあけて平行に組んだもの 羽板の取付角度によって, 光等を遮断 透過することができる 25 スケルトン インフィル : 骨組み 構造体 ( スケルトン ) と内部の設備 内装部分 ( インフィル ) の分離性 構造的な独立性を高める建築手法 26 エコマテリアル :Environmental Conscious Materials( 環境を意識した材料 ) から生まれた造語 優れた特性 機能を持ちながら, より少ない環境負荷で製造, 使用, リサイクルまたは廃棄でき, しかも人にやさしい材料 ( 又は材料技術 ) 27 環境配慮型官庁施設 ( グリーン庁舎 ): 環境基本法 の基本理念に則り, 建物の計画から建設, 運用, 廃棄に至るまでの, ライフサイクルを通した環境負荷の低減に配慮し, 建築分野における環境保全対策の模範となる官庁施設 28 CASBEE(Comprehensive Assessment System for Built Environment Efficiency): 省エネや環境負荷の少ない資機材の使用といった環境配慮はもとより, 室内の快適性や景観への配慮なども含めた建築物の品質を総合的に評価するシステム 評価方法は, 表に示すQ( 建築物の環境品質 性能 ) 及びLR( 建築物の環境負荷低減性 ) の各評価項目の得点をもとに, 下記の式によりBEE( 建築物の環境性能効率 ) を算出することにより, Sランク ( 素晴らしい ) から Aランク ( 大変よい ), B+ランク ( 良い ), B-ランク ( やや劣る ), Cランク ( 劣る ) までの 5 段階で評価される -38-

46 第 2 章新庁舎整備の基本的な考え方 グリーン庁舎のイメージ ( 国土交通省ホームページのイメージ図であり, 新庁舎のデザインを具体化したものではありません ) -39-

47 第 2 章新庁舎整備の基本的な考え方 (8) 庁舎の景観 緑化新庁舎は, 水戸駅から視認できる距離にあり, 市の代表的な建物になることが考えられることから, 整備に当たっては, 水戸市都市景観条例 に基づき, 優れた都市景観づくりの役割を果たすとともに, 周辺環境と調和した庁舎デザインとする必要があります そのため, 庁舎の景観 緑化について, 基本方針 周辺環境との調和 に基づき整備します 整備方針 < 機能的で親しみやすいデザイン> 庁舎としてふさわしいシンプルで機能的なデザインにします また, 周辺に圧迫感を与えないなど, 外観デザイン等に配慮します < 市民の憩いの場 > 敷地内への植栽等により, 市民が安らげる空間とします < 緑化の推進 > 公共施設の先導的な役割を果たすため, 積極的に緑化の推進を行います 屋上緑化や壁面緑化を導入する場合は, 生育環境やメンテナンス性に配慮します 新しい庁舎の事例 町田市庁舎 甲府市庁舎 つくば市庁舎 立川市庁舎 -40-

48

49 . 第 3 章 新庁舎整備に係る条件整理

50 第 3 章新庁舎整備に係る条件整理 1 計画条件の整理 (1) 人口水戸市第 6 次総合計画 素案 においては, 次のとおり, 将来人口 ( 目標人口 ) を設定しています 将来人口( 目標人口 ) ( 単位 : 人 ) 年次 平成 25 年度 平成 30 年度 平成 35 年度 平成 40 年度 推移 270, , , ,000 (2) 配置予定部署及び職員数第 1 章 3 本庁舎等の課題 で述べたとおり, 事務室の一部については, 狭あい化により, 分庁舎等へ移転していました 来庁者の利便性や事務効率の向上を図るため, 分庁舎等へ移転していた部署についても, 新庁舎へ配置することとします また, 同章 4 検討の経過及び整備方針 のとおり, 災害発生時の迅速な初期活動や応急対策の実現のため, 消防本部及び水道部との一体化を図ります -43-

51 第 3 章新庁舎整備に係る条件整理 ア配置予定部署新庁舎への配置予定部署は, 次のとおりです 今後, 新庁舎完成までに社会経済情勢の変化, 国等の制度変更等により, 行政組織の見直しが生じた場合は, 現在の関連部署に準じて配置を行うものとします なお, 分庁舎として活用してきた常澄庁舎及び内原庁舎については, 新庁舎整備後においても有効活用を図ります 部署名 ( 平成 25 年 4 月 1 日現在 ) 市長公室 秘書課, 政策企画課, 地域振興課, 情報政策課, みとの魅力発信課 総務部総務法制課, 行政改革課, 人事課, 管財課, 工事検査課 財務部財政課, 契約課, 税務事務所 ( 市民税課, 資産税課, 収税課 ) 市民環境部 保健福祉部 産業経済部 市民生活課, 地域安全課, 環境課, 市民課, 衛生管理課, ごみ対策課福祉事務所 ( 福祉総務課, 生活福祉課, 障害福祉課, 高齢福祉課, 子ども課 ), 国保年金課, 介護保険課商工課, 観光課, 農政課, 農業環境整備課 建設部建設計画課, 道路管理課, 道路建設課, 生活道路整備課, 河川都市排水課, 建築課 都市計画部 下水道部 消防本部 都市計画課, 建築指導課, 公園緑地課, 市街地整備課, 住宅課 下水道管理課, 下水道整備課 消防総務課, 火災予防課, 消防救助課 ( 指令第 1 係及び第 2 係を除く ), 救急課 水道部水道総務課, 経理課, 料金課, 水道整備課, 給水課 教育委員会 教育企画課, 学校教育課, 幼児教育課, 学校施設課, 生涯学習課, 文化課, スポーツ課 議会事務局総務課, 議事課,( 議場, 委員会室等議会機能 ) その他会計課, 選挙管理委員会事務局, 監査委員事務局, 農業委員会事務局 イ職員数 職員数は, ア配置予定部署 における平成 25 年度の職員定数 ( 嘱託員 臨時職員等を含 む ) を基本に見込んでいます 区分 特別職 部長 副部長級 課長 副参事級 課長補佐 係長級 一般職員 ( 嘱託員 臨時職員等を含む ) 合計 職員数 ( 人 ) ,298 (3) 議員定数 水戸市議会定数条例 ( 平成 14 年条例第 41 号 ) においては, 議員定数を 28 人と規定しています -44-

52 第 3 章新庁舎整備に係る条件整理 2 敷地の条件整理 (1) 法的条件 新庁舎整備地の法的条件は, 次のとおりです ア都市計画法及び建築基準法 所在地 敷地面積 茨城県水戸市中央 1 丁目 4 番 1 号他 22, m2 近隣商業地域 用途地域 容積率 300% 建ぺい率 80% 防火指定 準防火地域 高度地区第 5 種高度地区高さの最高限度 45m 以下 道路斜線隣地斜線北側斜線日影規制 適用距離 20m 勾配 1.5 立上り 31m 勾配 2.5 制限なし 制限なし -45-

53 第 3 章新庁舎整備に係る条件整理 イ電波法 29 整備地は一部, 電波法に基づく電波伝搬障害防止区域となっています 1 電波伝搬障害防止区域の留意点計画建物を伝搬路上に配置し, かつ建物高さが地上 31m(7 階程度 ) を超える場合は, あらかじめ総務大臣にその高層建築物等の位置, 高さ, 形状等の届け出が必要です 2 建築工事の制限障害原因となる旨の通知を受けた場合は, 通知を受けた日から2 年間は障害原因となる部分に関して工事を行うことはできなくなります ただし, 工事の計画を変更してこれを届け出た結果, 障害原因とならない旨の通知を受けたとき又は重要無線通信の無線局免許人との間に協議が整ったとき, 工事制限は解除されます 整備地付近の電波伝搬障害防止区域図 凡例 電波伝搬路中心線 電波伝搬障害防止区域 ( 中心線から 50m の範囲 ) 整備地 注総務省資料をもとに作成 電波伝搬障害のイメージ ( 総務省ホームページより ) 29 電波伝搬障害防止区域 : 電波伝搬障害防止制度において, 電気通信の確保, 人命 財産の保護や治安の維持などの重要無線通信について, 高層建築物等による通信の突然の遮断を回避するために, 総務大臣が指定する区域 -46-

54 第 3 章新庁舎整備に係る条件整理 (2) 地質状況整備地の地盤特性を把握するため, 平成 25 年 1 月に機械ボーリングを行うなど, 地質調査を実施するとともに, 同年 2 月に専門家の意見を聴取しました その結果は, 次のとおりとなっています ア地質調査の結果 地層下部の固結シルト層は, 地盤の強度を示すN 値は 50 以上,PS 検層による伝播速度値は 500m/s 以上の地盤であり, 工学的基盤として建物の支持層となるに十分な剛性と強度があります なお, 同層に達してから 10mの深さがあることが確認できました 2 支持層は, 本庁舎側はおおむね平坦ですが, 東側の市民会館側において傾斜が大きくなっています 3 整備地は, 大部分の地層において粘性土主体であり, 液状化判定の対象外となります 判定の対象となる一部の地層においても, 液状化の可能性は低いことが確認できました 整備地内の地盤構成 堆積時代 - 第四紀完新世 地層名 埋土層 沖積層 地層記号 Ts Pt Ac As Pt2 土質名 コンクリート, アスファルト砕石, 玉石混じり砂礫礫混じり細砂, 粘土質細砂礫混じり粘土質細砂瓦礫混じりシルト質細砂瓦礫混じり粘土腐植土礫混じり粘土有機質粘土粘土質シルト, 砂質シルトシルト, 砂混じりシルト土丹塊混じりシルトシルト質粘土, 砂質粘土礫混じり粘土, 粘土シルト質細砂シルト混じり細砂細砂 腐植土 出現標高 T.P. 32 ( m ) ~ ~ ~ ~ ~ 層厚 ( m ) 1.30 ~ ~ ~ ~ ~ 2.25 N 値 1~13 ( 4.5 ) 0~7 ( 1.9 ) 0~9 ( 3.1 ) 3~12 ( 6.3 ) 3~9 ( 6.6 ) 30 N 値 : 地盤の強度を示す指標で, 決められた重さのハンマーを地盤に 30cm 打ち込むのに要する打撃回数で求められる N 値が 50 以上ある地層が, 中高層の建物を支える支持層とされる 31 PS 検層 : 地盤における振動波の伝わる速度を測定する試験 この速度値が大きい地盤ほど地震波を早く伝達でき, 固い地盤 ( 工学的基盤 ) となり, 建築物が計画される場所においては, 弾性波速度値が 400m/s 以上を示す地層が工学的基盤となる 32 T.P.: 東京湾平均海面を示す -47-

55 第 3 章新庁舎整備に係る条件整理 第三紀鮮新世 基盤岩層 Ag Tr 固結シルト 粘土混じり砂礫砂礫 風化部 新鮮部 ~ ~ ~ 注 N 値の ( ) 内は平均値を示しており, 上限値を 100 として算定 0.73 ~ ~ ~ ~50 以上 ( 38 ) 39~49 (45.0) 50 以上 ( 74.7 ) 整備地の地盤状況図 T.P.-2m ライン T.P.-28m ライン 注本図の等高線の間隔は,T.P.±2m 毎の表示 -48-

56 第 3 章新庁舎整備に係る条件整理 イ専門家の意見地質調査の結果について, 東京工業大学の時松孝次教授 ( 専門 : 建築基礎構造, 地盤地震工学 ) から, 本敷地において 3 万m2を超える庁舎を建設することに大きな問題はない との意見を得ました また, 設計に当たっての留意点が, 次のとおり示されました ( 設計に当たっての留意点 ) 1 支持層の傾斜する場所への建築を立案する場合は, 上部荷重の決定後に, 地盤の応答や変形の空間的変化を考慮に入れた, 綿密な構造解析等による上部 基礎構造の耐震設計についての検討が必要となる 庁舎配置レイアウトの工夫により, これを回避することも可能である 2 本敷地における庁舎整備は, 県庁所在市の防災拠点として, 最大の性能設計を施すべきである 耐震安全性の目標は, 人命の安全性確保に加えて十分な機能確保が図られるよう官庁施設の総合耐震計画基準における重要度係数 1.5 程度以上を加味すべきである 3 防災拠点として, ライフラインの機能維持は重要であることから, 建物周辺における外構の沈下対策を設計仕様に位置付けるなど, ガス, 水道などの屋外配管や排水の耐震性を図るべきである (3) 地下水 整備地は, 平成 25 年 1 月のボーリング調査により, 地盤面より約 1.4~2.2m の深さに地下水位 があります -49-

57 第 3 章新庁舎整備に係る条件整理 (4) 自然環境ア気象概況太平洋岸式気候に含まれる関東気候区の北東部に位置する本市では, 年間平均気温 13.6 となっています 最低気温は, 年によって-10 近くまで下がることもあり, 凍結により水道が被害を受けることもあります 過去最高気温 38.4, 最低気温は-12.7 を記録しています 平均年間降水量は 1,353.8mmで, 降水量 1.0mm 以上の日が年間平均で 日あります 平均降水量が最も多い月は9 月で 181.3mmとなっています 大雨が続いて那珂川や中小河川が氾濫することもあります 積雪は年間平均で 12 日程度と少なく, 寒さの厳しい冬の季節を除くと気象災害は少ないといえます 風向きは北東からの風が多く, 平均風速は 2.2m/sとなっています 冬季は少雨乾燥, 夏季は多雨多湿で冬から春に日照時間が多くなっています 年別気象表 年別 気温 ( ) 平均最高値最低値 降水量 (mm) 降水日数 ( 日 ) 降水量 1.0mm 以上 風速 (m/s) 最大風速平均風速風向 雪日数 ( 日 ) 日照時間 ( 時間 ) 平成 14 年 , 北東 6 2,002.9 平成 15 年 , 西北西 13 1,755.7 平成 16 年 , 北東 9 2,142.8 平成 17 年 , 北東 16 2,016.9 平成 18 年 , 北北東 8 1,638.6 平成 19 年 , 南東 2 2,020.2 平成 20 年 , 北東 9 1,900.3 平成 21 年 , 北北東 8 1,868.0 平成 22 年 , 北東 18 2,012.9 平成 23 年 , 北東 13 2,081.5 平年値 , ,

58 第 3 章新庁舎整備に係る条件整理 月別気象表 月別 気温 ( ) 降水量 (mm) 降水日数 ( 日 ) 風速 (m/s) 雪日数 日照時間 ( 時間 ) ( 平成 23 年 ) 平年値最高値最低値平年値 降水量 1.0mm 以上 平均 風速 最大風速 風向 ( 日 ) 平年値 1 月 北東 月 北東 月 北 月 北東 月 北東 月 北東 月 北北東 月 北東 月 南南西 月 北東 月 北東 月 北東 注 1 平成 23 年版統計年報データ一部抜粋 注 2 平年値は昭和 56 年 ~ 平成 22 年の 30 年間の平均値 水戸市の降水量と気温の月変化 水戸市の日照時間と降水日数の月変化 注気温 ( ) 最高値及び最低値は平成 23 年データ 注降水日数は平成 23 年データ -51-

59 第3章 新庁舎整備に係る条件整理 5 交通アクセスの状況 ア 隣接道路の状況 整備地は 幅員 6.0m 12.0mの市道に囲まれています 水戸駅 バス停 水戸市役所入口 バス停 文化センター入口 交差点 市役所入口 交差点 駅南中央 整備地 凡例 幹線市道 南側道路 市道駅南 西側道路 市道駅南 北側道路 市道駅南 東側道路 市道駅南 4 4 号線 号線 号線 号線 南側道路 イ バス停 水城高校前 バス停 水戸市役所 市道 道路幅員 道路幅員 道路幅員 道路幅員 約 約 約 約 12m 12m 6m 9m 西側道路 北側道路 東側道路 公共交通機関からの距離 整備地は 水戸駅から約 900m 徒歩 15 分 となっています 整備地南側の 水戸市役所 や 北側の幹線道路の 水戸市役所入口 が最寄りのバス停となっています -52-

60 第3章 新庁舎整備に係る条件整理 ウ 市内主要各所からのアクセス 市内主要各所から整備地への公共交通手段及び所要時間は 次のとおりです 主要各所 注 公共交通手段 自家用車 内原庁舎 電車 内原駅まで徒歩 14 分 内原駅 水戸駅 11 分 市役所まで徒歩 15 分 約 40 分 常澄庁舎 電車 常澄駅まで徒歩 23 分 常澄駅 水戸駅 11 分 市役所まで徒歩 15 分 約 50 分 バス 常澄庁舎前まで 5分 常澄庁舎前 柳町一 丁目 水城高校入口 13 分 11 分 市役所まで徒歩 5分 約 35 分 赤塚出張所 電車 赤塚駅まで徒歩 11 分 赤塚駅 水戸駅 7分 市役所まで徒歩 15 分 約 35 分 バス 水戸駅北口まで 30 分 市役所まで徒歩 15 分 約 45 分 茨城県庁 バス 水戸駅南口まで 21 分 市役所まで徒歩 15 分 約 35 分 国道 51 号経由 約 20 分 国道 50 号経由 約 20 分 市内の主要各所の位置 赤塚出張所 整備地 -53- 国道 50 号 幹線市道 29 号経由 約 15 分 バス及び電車の待ち時間は含ないものとする 内原庁舎 国道 50 号経由 約 30 分 茨城県庁 常澄庁舎

61 . 第 4 章 新庁舎の施設規模及び空間構成

62 第 4 章新庁舎の施設規模及び空間構成 1 施設規模の積算新庁舎の施設規模 ( 延床面積 ) については, 第 3 章 1 計画条件の整理 で設定した職員数等に基づき, 総務省基準による算定のほか, 各課調査等による必要面積の積み上げ等を行ったうえで適正に積算します (1) 総務省基準に基づく新庁舎の面積算定 表 1に示すとおり, 総務省基準に基づく面積は, 約 31,500 m2と算定されます ( 表 1) 区分 職員数 換算率 換算基準職員数面積 新庁舎事務室床面積 特別職 m2= 部長 副部長級 m2= 課長級 ( 副参事級を含む ) m2= 2,025.0 事務室 1 課長補佐 係長級 m2 / 人 m2= 2,430.0 一般職員 ( 嘱託員 臨時職員等を含む ) m2= 4,099.5 事務室計 1,298 2,210 2, m2= 9, 倉庫 事務室面積 13 % 9, % = 1, 会議室等 ( 会議室, 電話交換室, 便所, 洗面所, その他諸室等 ) 職員数 7m2 1,298 7m2= 9, 玄関等 ( 玄関, 広間, 廊下, 階段, 各室面積 (40+10) % その他の通行部分 ) (1~3 の合計 ) 20, %= 10, 議会関係諸室 ( 議場, 委員会室, 議 員控室 ) 議員定数 35 m m2 = 合計 31,465.8 注 玄関等 については, 市民のための多目的スペース分として 10% を加算 ( 総務省の基準では, 実情に応じ 10% の範囲内で面積を増加することができるとされている ) 総務省の基準による算定は以上ですが, 次の内容についてさらに検討をする必要があります ア事務の実態に合わせた事務室面積の調整及び書庫 倉庫, 会議室等の面積の確保を図ることが必要です イ防災センター機能や市民サービス 福利厚生機能などの面積は含まれていません ウ議会関係諸室については, 委員会の開催方法や全員協議会室の設置等, 各議会の個別の状況について加味されていません -55-

63 第 4 章新庁舎の施設規模及び空間構成 (2) 必要面積の積み上げによる新庁舎の面積算定事務の実態に即した事務室面積を算定するとともに, 各課調査等により, 新庁舎に必要と考えられる書庫 倉庫, 会議室等の面積や, 防災センター機能, 市民サービス 福利厚生機能, 議会関係諸室などの面積をそれぞれ算定した結果は表 2のとおり, 約 33,800 m2となります ( 表 2) 区分主な用途算定方法算定面積 1 事務室職員の執務スペース 一般職員 1 人当たり 4.5 m2を基準とします ( 総務省の基準による換算率を参考 ) ただし, 役職のうち, 部長 副部長級 及び 課長級 ( 副参事級を含む ) については, これまでの利用実態を勘案した面積として算定するため, 換算率をそれぞれ と調整します 8,850 m2 2 書庫 倉庫 書類 物品等の保管 スペース 総務法制課への引き継ぎ文書を保管する書庫に 加え, 各フロアに書庫 倉庫を配置し, 執務室内 の書類を収納します 2,400 m2 3 会議室会議, 作業スペース 利用人数等を勘案し, 大 中 小会議室をそれぞれ設置します ただし, 各課調査により算定した会議室面積 (2,200 m2 ) のうち, 防災センターとの併用が想定される面積 (770 m2 ) を除きます 1,430 m2 4 諸室 事務室以外の執務用 スペース サーバー室, 相談室, 情報公開センター, 電話交換室, 宿直室等を配置します 2,660 m2 5 トイレ 給湯 室 水回りスペース 多機能トイレなどバリアフリーに配慮したトイレを各フロアに配置します 900 m2 6 機械室等 7 玄関等 電気 機械室等のスペース玄関や通路, 待合室, 情報発信等の多目的スペース 電気 機械室等を設けます 1,470 m2 事務室や諸室, 会議室等 ( 区分 1~6,9,10) の合計面積の 50% を目安とします 10,520 m2 8 議会機能議会関連スペース 9 市民サービ飲食 休息等の利便ス 福利厚生スペース機能 10 防災センター災害対策スペース 必要な傍聴席数を確保した議場のほか, 全員協議会室や委員会室, 議員控室等を配置します 売店や食堂, 金融機関, 休憩室等を配置します 更衣室は, 事務室とは別に各フロアに配置します 災害対策本部会議室, 災害対策本部事務局室, 記者会見室, 通信室, 備蓄倉庫, 仮眠室, 啓発スペースを配置します 合計 2,200 m2 1,920 m2 1,400 m2 33,750 m2 注電気 機械室等の面積算定は, 国の庁舎の面積算定に用いる 国土交通省新営一般庁舎面積算定基準 を参考 とする -56-

64 第 4 章新庁舎の施設規模及び空間構成 以上の結果, 新庁舎の想定面積は次のとおりとします 新庁舎の面積 約 33,000 m2 ~34,000 m2程度 なお, 設計段階での詳細な検討の中で面積は変動する可能性がありますが, 事業費抑制の観点か ら, 効率的 効果的な事務室のレイアウトなどによる面積の縮減に努めるものとします (3) 他市事例との比較 職員 1 人当たりの新庁舎の想定面積について, 近年, 庁舎が建設された他市事例と比較した結果 は次のとおりです 区分水戸市つくば市町田市立川市甲府市平塚市 平均 ( 水戸 市を除く ) 人口 269,636 人 217,048 人 426,205 人 178,127 人 195,230 人 258,539 人 竣工年 H22 年 H23 年 H22 年 H25 年 H26 年 ( 建設中 ) 入庁職員数 1,298 人 812 人 1,314 人 590 人 820 人 1,190 人 延床面積 33,000 m2~ 34,000 m2 21,004 m2 37,316 m2 20,015 m2 22,238 m2 30,747 m2 職員 1 人 25.4 m2 / 人 ~ 当たりの面積 26.2 m2 / 人 25.9 m2 / 人 28.4 m2 / 人 33.9 m2 / 人 27.1 m2 / 人 25.8 m2 / 人 28.2 m2 / 人 階層 地上 7 階 地上 10 階地上 4 階地上 10 階地上 8 階地下 1 階地下 1 階地下 1 階地下 2 階 消防本部 水道消防本部含消防本部 水消防本部 水消防本部 水備考部含むまず道部含まず道部含まず道部含まず注 1 人口は平成 25 年 4 月 1 日現在注 2 延床面積は地下駐車場面積を除く 注 3 平塚市の入庁職員数及び延床面積については, 国庁舎部分を含む 消防本部 水 道部含まず -57-

65 第 4 章新庁舎の施設規模及び空間構成 2 空間構成の考え方 (1) 現状と課題市役所本庁舎においては, 低層階に窓口機能など来庁者が多い部署, 中層階から高層階にかけては, 執務機能や議会機能を配置していました しかし, 職員数の増加や組織改編等による事務室の再配置を行った結果, 事務の関連性が強い部署が離れ, 利便性及び事務効率が低下するなどの課題が生じていました (2) 新庁舎の階層構成新庁舎の整備に当たっては, 来庁者の利便性や事務効率の向上等の観点から庁内配置を検討していきます 低層階には, 市民の利用頻度が高い 窓口, 相談, 情報提供 機能を中心に配置し, 市民に開かれた親しみやすい庁舎の実現を目指します また, 議会機能 は, 構造上, 大空間を確保しやすい最上階に, それ以外の部署は中 高層階に配置することを基本とします 庁舎の階層構成イメージは, 次のとおりとなります 階層イメージ 階層 配置の考え方 最上階 議会機能を配置する 中 高層階政策 行政管理 業務系機能や防災センター機能を中心に配置する 低層階 市民が多く来庁する部署を中心に配置する -58-

66 第 4 章新庁舎の施設規模及び空間構成 設定した階層イメージをもとに, 市民の利便性向上と事務の効率化が図られるよう, 来庁者の動 線分析を踏まえ, 具体的な組織の配置について, 次のとおり整理しました 庁内配置イメージ 凡例 課長級等の組織 部長などを含む課長級等の組織 凡例 特別職等の諸室 関連諸室等 凡例 凡例 部外の隣接又は近接配置が望ましい部署 隣接又は近接配置が望ましい諸室等 総合案内 多目的スペース ( 情報発信等 ) 料金課お客様 受付センター 会計課 市民 相談室 市民課 臨時窓口 指定金融 機関 国保 健康 年金課 相談室 保健福祉部 低層階 福祉 総務課 生活 福祉課 障害 福祉課 高齢 福祉課 子ども課 相談室 介護 保険課 キッズ 幼児 スペース 教育課 財務部税務事務所 市民税課資産税課収税課 -59-

67 第 4 章新庁舎の施設規模及び空間構成 教育委員会 教育長室 教育 企画課 教育委員室 学校 教育課 学校 施設課 生涯 学習課 スポーツ課 文化課 市民環境部 市民 生活課 環境課 ごみ 対策課 住みよいまちづ 地域 衛生 くり推進協議会 安全課 管理課 防災センター機能 消防本部 中 高層階 災害対策本部会議室災害対策本部事務局室 通信室記者会見室 ( 会議室 ) 消防総務課火災予防課 消防長室消防救助課 市長公室 政策企画課 みとの魅力発信課 市長室 救急課 地域 振興課 秘書課 副市長室 応接室 総務部 総務 法制課 行政 改革課 工事 検査課 管財課 財務部 情報公開 センター 人事課 財政課 契約課 -60-

68 第 4 章新庁舎の施設規模及び空間構成 産業経済部 農業委員会事務局 商工課 農政課 農業委員 会事務局 農業 委員室 下水道部 観光課 農業環境 整備課 下水道 管理課 下水道 整備課 建設部 水道部 建設 河川都市 水道 水道事業 計画課 排水課 総務課 管理者室 中 高層階 道路 建設課 建築課 生活道路整備課道路管理課 経理課 水道 整備課 料金課 給水課 都市計画部 都市 計画課 建築 指導課 公園 緑地課 情報 政策課 市街地 整備課 住宅課 サーバー 室等 監査委員事務局 監査委員 代表監査 監査 選挙管理委 事務局 委員室 委員室 員会事務局 議会 議会 事務局 議場 正副 議長室 議長 応接室 最上階 全員 協議会室 各委員会 室 議員控室 議員 応接室 議会 図書室 -61-

69 . 第 5 章 駐車場及び駐輪場の必要台数

70 第 5 章駐車場及び駐輪場の必要台数 1 駐車場の必要台数の検討 新庁舎の駐車場については, 来庁者の利便性の向上を図るため, 駐車場利用の状況を分析し, 必要 台数等を検討します (1) 本庁舎駐車場の課題本庁舎には,356 台 ( 身障者等用駐車場 6 台含む ) の駐車場が設置されていましたが, 窓口の繁忙期に市民会館で会議やイベント等が開催されたときには, 駐車場が混雑し, 周辺道路が渋滞するなど市民の利便性の低下を招いていました (2) 駐車場の必要台数ア来庁者用駐車場の必要台数被災前の本庁舎駐車場の利用実績は, 市民会館の利用者を含んでいるため, 新庁舎に整備する来庁者用駐車場の必要台数を想定するに当たっては, データが過大となるおそれがあります 現在の主な来庁者用駐車場は, 本庁舎駐車場と三の丸臨時庁舎駐車場であることから, 双方の入庫台数合計をもとに新庁舎における来庁者用駐車場の必要台数を検討します 主な来庁者用駐車場 ( 平成 25 年 3 月時点 ) 駐車場 駐車台数 本庁舎駐車場 207 台 ( 身障者等用駐車場 6 台含む ) 三の丸臨時庁舎駐車場 140 台 ( 身障者等用駐車場 10 台及び公用車 29 台含む ) 注本庁舎駐車場の駐車台数は, 被災後, 敷地内に臨時庁舎等を整備したため 207 台に減少している -63-

71 第 5 章駐車場及び駐輪場の必要台数 必要駐車台数は, 最大滞留量の近似的計算法 ( 岡田光正 : 大阪大学名誉教授 ) によると, 利 用総数と平均滞留時間から最大滞留量の算定を行う とされており, この考え方に基づき, 次 のとおり算定します 最大滞留量の近似的計算法 必要駐車台数 = 最大滞留量 ( 台 / 日 ) =1 日当たり来庁台数 集中率 (α) 平均滞留時間 (T)/60 基本条件 1 日当たり来庁台数 窓口の繁忙期 (3 月 ~4 月 ) において,1 日当たりの入庫台数が最 も多かった平成 25 年 3 月 25 日の 2,065 台を採用値とします 時間別の駐車台数の割合は実績値を用います 割合 ( 時間別駐車台数 ) 0~30 分 :58.60% 31~60 分 :17.03% 61 分以上 :24.37% 集中率 (α) 平均滞留時間 (T) 1 日のうち, ピーク1 時間に集中する台数の割合庁舎は, 一般事務所に相当するものとして 30% と設定します 利用者の平均駐車時間に基づき,15 分と 45 分,61 分以上に関しては 60 分と分類します 基本条件に基づく算定 1 日当たり集中率平均滞留時間最大滞留量 割合 = 来庁台数 (α) (T) ( 台 / 日 ) 2, % 30% 15 分 /60 分 = 91 台 2, % 30% 45 分 /60 分 = 79 台 2, % 30% 60 分 /60 分 = 151 台 計 321 台 上記のとおり, 現在の駐車場利用状況から算定した結果, 必要駐車台数は 321 台となりますが, 消防本部及び水道部への来庁者を考慮し,340 台程度の駐車台数を見込みます さらに, 議会開催時における駐車台数 30 台を加算し, 来庁者用駐車場は 370 台 (1) 程度の台数の確保が必要です -64-

72 第 5 章駐車場及び駐輪場の必要台数 イ公用車用駐車場の必要台数 公用車用駐車場は, 新庁舎に配備する予定の公用車 210 台 (2) 程度の台数の確保が必要です ウ新庁舎に必要な駐車台数敷地面積の関係上, 必要な駐車台数の合計 580 台 (1+2) を整備地内に全て確保することは困難です そこで, 整備地内には来庁者用駐車場 370 台程度, 公用車用駐車場 25 台程度を目標に整備するとともに, 残りの公用車については, 周辺市有地を活用し, 駐車場を確保します (3) 駐車場の利便性向上策駐車場は, 必要台数の確保を図るほか, 利便性向上のため, 次のとおり整備します ア歩行者の安全に配慮し, 歩行者と車両の動線を考慮した配置とします イ玄関付近に身障者等用駐車場を設置し, 玄関へのアプローチについてスムーズな動線を確保するとともに, 屋根を設置し, 雨天時等の通行に配慮します また, 身障者等用駐車場の場所や用途がわかりやすくなるようサインの色やデザインに配慮します あわせて, 十分な駐車台数を整備します ウ大型車両の駐車スペースを確保します -65-

73 第 5 章駐車場及び駐輪場の必要台数 2 駐輪場の必要台数の検討 駐輪場は, 来庁者のほか職員も利用することから, 利用者が多い本庁舎及び三の丸臨時庁舎の駐輪 場について, 利用状況調査及び内部調査をもとに現在の利用状況を分析し, 必要台数等を検討します 駐輪場現況図 本庁舎 三の丸臨時庁舎 職員用駐輪場 三の丸臨時庁舎 来庁者用駐輪場 C 駐輪場 A 駐輪場 B 駐輪場 A 来庁者用駐輪場 C 駐輪場 B 職員用駐輪場 -66-

74 第 5 章駐車場及び駐輪場の必要台数 (1) 駐輪場の利用状況 平成 25 年 4 月に本庁舎駐輪場, 三の丸臨時庁舎駐輪場の利用状況を調査しました 駐輪場利用状況 駐輪場 駐輪台数 本庁舎駐輪場 駐輪場 A 駐輪場 B 56 台 42 台 計 98 台 三の丸臨時庁舎駐輪場 来庁者用駐輪場 C 職員用駐輪場 17 台 34 台 注自転車の駐輪台数は, 平成 25 年 4 月 12 日調査結果による最大時の台数 駐輪場 A,B は, 来庁者及び職員利用者の合計値である なお, 来庁者のバイクの台数は, 両駐輪場とも 3,4 台程度であった (2) 駐輪場の必要台数ア来庁者用駐輪場の必要台数本庁舎駐輪場においては, 来庁者と職員が共同使用しているため, 総駐輪台数から職員自転車利用台数を差し引き, 来庁者の駐輪台数を算定します 本庁舎の駐輪台数 98 台から, 内部調査をもとに算定した職員自転車利用台数 82 台を差し引き, 本庁舎駐輪場における来庁者の駐輪台数は 16 台 (1) となります また, 三の丸臨時庁舎駐輪場における来庁者の駐輪台数は 17 台 (2) であり, 調査日における来庁者の駐輪台数の合計は 33 台 (1+2) となります さらに, 調査日における来庁者の駐輪台数に, 混雑日と調査日の窓口取扱件数の割合を加味し算定すると, 混雑日における来庁者の駐輪台数は約 55 台となります 混雑日における来庁者の駐輪台数の算定 混雑日の調査日の補正値 (a/b) 窓口取扱件数 (a) 窓口取扱件数 (b) 計算式 33 台 1.66=54.78 台 55 台 本市においては, 環境にやさしい交通手段の利用促進を図るため, 自転車の利用者を増やす施策に取り組むこととしており, 十分な自転車駐輪台数を確保する必要があります このことから, 来庁者用自転車駐輪場は 80 台程度を整備します また, 利用実績に基づき, バイク駐輪場は 10 台程度を整備します -67-

75 第 5 章駐車場及び駐輪場の必要台数 イ職員用駐輪場の必要台数 新庁舎整備後の出勤方法に係る内部調査をもとに, 職員用の自転車及びバイク駐輪場の必要台 数を検討します 職員用駐輪場の必要台数の検討 新庁舎整備後出勤方法自転車利用予定バイク利用予定 駐輪台数 100 人 18 人 未回答者加算 1,298 人 871 人 =1.49( 補正値 ) 想定台数約 149 台約 27 台 注 1 駐輪台数は, 新庁舎整備後の自転車及びバイク出勤予定者人数 ( 回答数 ) 注 2 想定台数は, 未回答者分の台数を割合で加算し算定 上記の結果, 職員用自転車駐輪場は 150 台程度, バイク駐輪場は 30 台程度を整備します (3) 駐輪場の利便性向上策駐輪場は, 必要台数の確保を図るほか, 利便性向上のため, 次のとおり整備します ア来庁者用と職員用の駐輪場を分け, 来庁者が駐輪しやすいよう配慮します イ来庁者用駐輪場は, 玄関への動線に配慮した場所に設置します ウ自転車を自立させるスタンド等を設置し, スペースを有効に活用します エ屋根付とし, 雨天時の駐輪に配慮します -68-

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77 . 第 6 章 敷地の利用計画

78 第 6 章敷地の利用計画 1 配置計画 (1) 建物配置の考え方新庁舎が完成し, 移転するまでの期間についても行政事務を継続させるため, 整備地内の本庁舎前臨時庁舎及び本庁舎前議会臨時庁舎は, 新庁舎への移転の完了後に解体, 撤去を行うこととします また, 整備地の地盤特性については第 3 章 2 敷地の条件整理 (2) で示したとおり, 現本庁舎側 ( 西側 ) のエリアはおおむね平坦で浅い位置に支持層がありますが, 市民会館側 ( 東側 ) に向かって支持層が傾斜し, 深くなっています 支持層の傾斜部に建物を配置する場合においては, 綿密な構造解析が必要になります 庁舎の配置計画は, 臨時庁舎の位置や地質状況, 第 3 章 2 敷地の条件整理 (1) で示した法的条件, 周辺環境などを考慮した最適な計画を目指します (2) 動線計画の考え方ア歩行者動線整備地は, 水戸駅から徒歩約 15 分と比較的近く, 歩行者にとってアクセスしやすい立地といえます 水戸駅からの主なアクセスとしては, 敷地北東側からの経路が考えられます このため, 幹線市道 2 号線へとつながる駅南 45 号線については, 十分な歩道の確保などについて検討します また, 敷地南側に近接してバス停 ( 水戸市役所 ) があり, 南側道路からのアクセスも想定されます イ車両動線駅南 4 号線は, バスのルートとなっていることから主要な車両動線と考えられます なお, 円滑な交通及び歩行者の安全対策のため, 周辺道路の拡幅や歩道の整備, 車両の進入 退出経路等について十分に検討することとします -71-

79 第 6 章敷地の利用計画 ウ動線計画 前述した歩行者と車両の動線の特徴を踏まえ, 建物や駐車場の配置計画を行います また, 歩 行者の安全に配慮し, 歩行者と車両の動線を考慮した計画とします 動線分析図 幹線市道 2 号線 水戸駅方面 ( 歩行者 ) 駅南 4 号線 駅南 45 号線 バス停 : 水戸市役所 凡例 歩行者動線車両動線バスルート バス停 ( 現状 ) 注歩行者動線は, 建物の配置により, 整備地内への進入箇所が変わることも想定 -72-

80 第 6 章敷地の利用計画 (3) 配置計画の比較検討ア配置案の検討建物配置 動線の考え方と, 第 4 章と第 5 章の規模の条件に基づき, 考えられる配置案の特徴について検討します なお, 第 4 章 1 施設規模の積算 で示したとおり, 新庁舎の想定延床面積は約 33,000 m2から 34,000 m2程度としています 配置案は, おおむね 34,000 m2の面積で検討することとします 区分 概要 A 案平面形状 : 約 100m 50m=5,000 m2程度階層 :7 階程度 ( 高さ 31m 以内 ) 現況と同様に, 敷地南側に庁舎, 北側に駐車場を配置する計画 建物は東西方向に広げた形状とする 凡例 歩行者動線 車両動線 駐車場 配置 本庁舎 広場 延床面積 : 約 34,000 m2 ( 駐車場 : 約 395 台 ) 特徴 窓口部門の低層階への集約のしやすさ駐車場や屋外広場の確保外部の熱負荷の影響庁舎の採光条件屋外広場の採光条件建替えによる近隣への影響 ( 変化 ) 近隣への日影の影響支持層までの距離の影響臨時庁舎への影響電波伝搬障害への影響 平面形が広く, 集約しやすい 建築面積が大きいため, 確保しにくい 東西面が小さく, 影響は少ない 南北方向の奥行が狭く, 優れている 広場が南側に位置するため, 優れている おおむね元の庁舎位置のため, 少ない 庁舎が南側のため, 少ない 庁舎が西側の支持層の浅い部分と東側の深い部分にまたがり, 構造は高度な解析が必要となる 影響はない 庁舎は西側の配置となるが, 高さが7 階程度 (31m 未満 ) のため, 影響はない -73-

81 第 6 章敷地の利用計画 区分 概要 B 案平面形状 : 約 60m 80m=4,800 m2程度階層 :7 階程度 ( 高さ 31m 以内 ) 敷地東側に庁舎, 西側に駐車場を配置する計画 建物は南北方向に広げた形状とする 凡例 歩行者動線 車両動線 駐車場 広場 配置 駐車場 本庁舎 延床面積 : 約 34,000 m2 ( 駐車場 : 約 395 台 ) 窓口部門の低層階への集約のしやすさ駐車場や屋外広場の確保外部の熱負荷の影響庁舎の採光条件屋外広場の採光条件 平面形が広く, 集約しやすい 建築面積が大きいため, 確保しにくい 東西面が大きく, 影響を受けやすい 南北方向の奥行が長く, 劣る 広場が庁舎の北側に位置するため, 暗い印象となる 特徴 建替えによる近隣への影響 ( 変化 ) 近隣への日影の影響 おおむね元の市民会館位置のため, 少ない 敷地東側への影響が大きい 支持層までの距離の影響 臨時庁舎への影響 電波伝搬障害への影響 庁舎が東側の支持層が深い部分への配置となり, 支持層が一部傾斜している範囲にかかることから, より高度な解析が必要となる 全体的に支持層の深い部分になるため, 基礎補強費が高い 影響はない 庁舎が東側の配置となるとともに, 高さが7 階程度 (31m 未満 ) のため, 影響はない -74-

82 第 6 章敷地の利用計画 区分 概要 C 案平面形状 : 約 60m 60m=3,600 m2程度階層 :10 階程度 ( 高さ 45m 以内 ) 現況と同様に, 敷地南側に庁舎, 北側に駐車場を配置する計画 建物は, 階数を増し, 平面形状を小さくした形状とする 凡例 歩行者動線 車両動線 駐車場 配置 本庁舎 広場 広場 延床面積 : 約 34,000 m2 ( 駐車場 : 約 395 台 ) 窓口部門の低層階への集約のしやすさ駐車場や屋外広場の確保外部の熱負荷の影響庁舎の採光条件屋外広場の採光条件 平面形が小さく, 配置の自由度が低い 建築面積が小さいため, 確保しやすい 東西面が小さく, 影響は少ない 南北方向の奥行が狭く, 優れている 広場が南側に位置するとともに, 広さも大きく優れている 特徴 建替えによる近隣への影響 ( 変化 ) 近隣への日影の影響 おおむね元の庁舎位置となるが, 高さが高くなる 庁舎は南側となるが, 高層化のため, 冬季 ~ 中間期の影響範囲が広 い 支持層までの距離の影響 臨時庁舎への影響 電波伝搬障害への影響 庁舎がおおむね西側の支持層が浅い部分への配置となるが, 南側及び東側の傾斜している範囲にかかることから, 構造は高度な解析が必要となる A 案に比べ, 基礎補強費はやや低廉である 影響はない 庁舎は西側の配置となり, 高さが 31mを超えるため, 電波伝搬障害防止区域の制限を受ける可能性が高く, 工事工程に影響する -75-

83 第 6 章敷地の利用計画 区分 概要 D 案平面形状 : 約 70m 50m=3,500 m2程度階層 :10 階程度 ( 高さ 45m 以内 ) 地盤条件が良い敷地西側に庁舎を配置 敷地南側, 東側の敷地高低差が大きい部分に駐車場を配置した計画 建設前に本庁舎前臨時庁舎の移設が必要となる 移設場所は, 市民会館解体後, 敷地北東付近を候補とする 建物は東西方向に広げた形状とする 凡例歩行者動線車両動線 広場 広場 配置 本庁舎 駐車場 駐車場 延床面積 : 約 34,000 m2 ( 駐車場 : 約 395 台 ) 特徴 窓口部門の低層階への集約のしやすさ駐車場や屋外広場の確保外部の熱負荷の影響庁舎の採光条件屋外広場の採光条件建替えによる近隣への影響 ( 変化 ) 近隣への日影の影響支持層までの距離の影響臨時庁舎への影響電波伝搬障害への影響 平面形が小さく, 配置の自由度が低い 建築面積が小さいため, 確保しやすい 東西面が小さく, 影響は少ない 南北方向の奥行が狭く, 優れている 駐車場の北側に位置する部分は優れるが, 庁舎の北側に位置する部分は暗い印象となる 庁舎位置及び高さの変化が生じる 元の庁舎位置より北側への配置となり, 高層化のため, 冬季 ~ 中間期の影響範囲が広い 庁舎の位置は, おおむね北西側の支持層が浅い部分に配置しているが, 一部傾斜している範囲にかかることから, 構造は高度な解析が必要となる 全域的に支持層の浅い部分になるため, 基礎補強費は他の案と比べ低廉となる 事前に本庁舎前臨時庁舎の移設が必要となるため, 整備スケジュールの長期化及び費用増が懸念される 庁舎は西側の配置となり, 高さが 31mを超えるため, 電波伝搬障害防止区域の制限を受ける可能性が高く, 工事工程に影響する -76-

84 第 6 章敷地の利用計画 (4) 公共交通機関利用者の利便性の向上路線バスやタクシーなどの公共交通機関の利用者が, 安心して新庁舎へ訪れることができる環境を整備する必要があります このため, これら公共交通機関の乗降場所や庁舎玄関までの動線等については, 利便性や安全性に十分に配慮します また, 路線バスについては, 関係機関と協議し, 整備地内への乗り入れも含めた検討を行います -77-

85 . 第 7 章 事業計画に関する検討

86 第 7 章事業計画に関する検討 1 事業手法等の検討 新庁舎整備事業は, 延床面積が 3 万m2を超える一大プロジェクトです 将来に財政的な負担を残す ことなく, 基本理念に掲げる新庁舎像を最も効率的に実現できる事業手法等について検討します (1) 検討方針 はじめに, 事業手法に係る基本的な考え方を整理します そのうえで, 従来実施してきた公共事 業の手法だけでなく, 民間の資金やノウハウ等の活用を含め, 幅広く検討を進めることとします ア基本的な考え方事業の推進に当たっては, 次の点を重視し, これらを実現するために最適な手法を選択するものとします 1 新庁舎整備の基本理念の実現新庁舎整備の基本理念を実現するため, 発注者である水戸市の意向を反映させやすいこと 基本理念 安全で市民が快適に利用できる庁舎を目指して 目指すべき新庁舎像 (1) 総合防災拠点として安全性が高い庁舎 (2) 全ての人にやさしい庁舎 (3) 質の高い市民サービスを実現できる庁舎 (4) 市民に開かれた親しみやすい庁舎 (5) 環境にやさしい庁舎 2 庁舎整備の早期実現臨時庁舎体制が続いていることから, 市民の利便性の向上を図るため, 庁舎整備の早期実現が可能であること 3 財政負担の抑制国からの交付金や基金などの財源を最大限に活用でき, 将来にわたり財政的な負担を抑制することができること 4 社会環境の変化等への対応社会環境の変化や市民ニーズ等に柔軟に対応できること -79-

87 第 7 章事業計画に関する検討 イ検討事項庁舎整備を進めるに当たり, 重要なプロセスとなる次の5 点について検討するものとします 1 事業手法従来型の公共事業の手法だけでなく, 民間の資金やノウハウの活用についても比較 検討を行い, 最適な手法を選択します 2 設計業務の発注手法基本設計及び実施設計の発注手法の比較 検討を行い, 最適な手法を選択します 3 設計者の選定手法考えられる事業者の選定手法の比較 検討を行い, 最適な手法を選択します 4 施工者の選定手法考えられる事業者の選定手法の特徴等について整理します 5 工事監理の手法工事が設計図書のとおりに実施されているか確認を行う工事監理業務について, 業務の実施方法について整理します -80-

88 第 7 章事業計画に関する検討 (2) 事業手法公共施設の整備については, 従来型の直接建設方式のほか, 近年, 設計から建設, そして維持管理 運営までの一連の業務に民間の資金や技術力を活用する事例もあり, 本市にとって最適な事業手法の比較 検討を行います ア事業手法の類型 1 代表的な手法としては, 次の方式をあげることができます 事業手法概要 従来型 民活型 直接建設方式 DB 方式 (Design -Build) DBO 方式 (Design -Build -Operate) PFI 33 方式リース方式 設計者, 施工者, 維持管理業者をそれぞれ選定 発注し, 業務を実施していく, 公共事業の最も一般的な方式設計者は委託契約により, 基本設計及び実施設計を行い, 完成した設計図書を仕様として施工者へ発注を行う また, 維持管理業務は, 基本的に単年度の発注となる 施設整備の資金を市が調達し, 設計者 (D) 及び施工者 (B) を同時に選定 発注し, 維持管理業者は別に選定 発注する方式設計者及び施工者の選定に当たっては, 建設工事費を含めた技術提案を求めることになる 維持管理業務は基本的に単年度の仕様発注となる 施設整備の資金を市が調達し, 設計者 (D), 施工者 (B) 及び維持管理業者 (O) を同時に選定 発注し, 一定期間包括的に実施する方式 PFI 法 34 に定める手続きに従い, 設計, 施工及び維持管理業務を包括的に実施する事業者を選定し, これらの企業が設立した特別目的会社 (SPC 35 ) に一括発注する方式民間事業者が自ら資金調達を行い, 整備後に所有権を市に移転し, 維持管理等の業務を実施する方式が多い 市は事業費を割賦方式により支払う 市と民間事業者との間でリース契約を締結し, 民間事業者が施設の設計, 施工及び維持管理業務を一括的に実施する方式市は事業期間中リース料を支払い, リース期間終了後に, 施設の譲渡を受けることも可能である 33 PFI(Private Finance Initiative): 公共サービスの提供に際して公共施設が必要な場合に, 従来のように公共が直接施設を整備せずに民間資金を利用して民間に施設整備と公共サービスの提供をゆだねる手法 34 PFI 法 : 民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律の略称 35 SPC(Special Purpose Company): 金融機関や事業会社が債権や不動産当の保有資産を本体から切り離し, 有価証券を発行して, 資金を調達するために設立する会社のこと 特別目的会社ともいう -81-

89 第 7 章事業計画に関する検討 2 発注方法や業務範囲を比較すると, 次のとおりまとめることができます 事業手法 発注方法 業務範囲等 設計施工維持管理 ( 資金調達 ) 従来型直接建設方式単独単独単独水戸市 DB 方式一括単独水戸市 民活型 DBO 方式一括水戸市 PFI 方式一括民間 リース方式一括民間 -82-

90 第 7 章事業計画に関する検討 イ各事業手法の特徴等 事業手法について, それぞれの特徴及び基本的な考え方への対応をまとめると, 次のとおりと なります 従来型民活型 事業手法 直接建設方式 DB DBO 方式 PFI 方式リース方式 特徴 設計, 施工, 維持管理に係る業務を個別に発注するため, 段階に応じて, 柔軟な業務発注, 実施, 対応が可能である 単独業務での仕様発注が基本となるため, 事業費の縮減効果が限定的となる可能性がある 設計者, 施工者及び維持管理業者が異業種共同企業体を形成する 設計 (D), 施工 (B),( 維持管理 (O)) に係る業務を一括で発注するため, 民間のノウハウの活用や事業費を縮減できる可能性がある 設計者, 施工者及び維持管理業者が事業を実施するための特別目的会社 (SPC) を設立する 一括発注による民間ノウハウの活用や, 事業費の縮減効果, 財政負担の平準化が期待できる 民間資金の調達 ( 金利 ) や,SP Cの設立 経営に係るコストが発生する 一括発注による民間ノウハウの活用や, 事業費の縮減効果, 財政負担の平準化が期待できる リース会社等が施設を所有することから, 不動産取得税等のコストが発生する 基本的な考え方への対応 1 新庁舎整備の基本理念の実現 2 庁舎整備の早期実現 3 財政負担の抑制 4 社会環境の変化等への対応 1 設計, 施工, 維持管理に発注者の意向を反映させやすい 2 次年度から設計着手が可能で, 事業を早期に進めることができる 3 国の 被災庁舎の復旧 整備に係る新たな財政措置 ( 以下 新たな財政措置 という ) の活用による財源確保が可能である 4 設計業務の単独実施となることから, 社会環境の変化等に対応可能である 1 発注後の意向反映が難しい 2 事業者選定期間が必要となり, 従来型に比べて事業期間が長期化する可能性が高い 3 新たな財政措置の活用による財源を確保できる可能性が高い 4 設計, 施工, 維持管理を一括して事業者に発注する方式のため, 設計等の変更に柔軟に対応できない懸念がある 1 発注後の意向反映が難しい 2 PFI 法に基づく事業者選定手続きとして,1 年半程度は必要となり, 従来型に比べ, 事業期間が長期化する 3 一括発注により事業費を縮減できる可能性があるが, 当該方式での 新たな財政措置 の活用は, 国, 県との協議が必要となる 4 設計, 施工, 維持管理を一括して事業者が提案する方式のため, 設計等の変更に柔軟に対応できない懸念がある 1 発注後の意向反映が難しい 2 リース方式による民間事業者の選定期間が一定程度必要となり, 従来型に比べて事業期間が長期化する可能性がある 3 当該方式では 新たな財政措置 が活用できない また対象企業がリース会社等となるため, 競争性が未知数である 4 設計, 施工, 維持管理を一括的に事業者に発注する方式のため, 設計等の変更に柔軟に対応できない懸念がある -83-

91 第 7 章事業計画に関する検討 ウ事業手法の比較検討 各方式の概要や特徴等を比較すると, 次のとおりとなります 従来型 民活型 事業手法 直接建設方式 DB DBO 方式 PFI 方式 (BTO) リース方式 設計, 建設, 維持 民間事業者に設計, 設計, 施工及び維持 民間事業者とリー 管理及び運営業務 建設, 維持管理及び 管理業務を包括的 ス契約を締結し, 民 を, それぞれ民間 運営を一括して発 に実施する事業者 間事業者が施設の 概 要 事業者へ発注する 注する方式 を選定し, これらの 設計, 施工及び維持 方式 企業が設立した特 管理業務を一括的 別目的会社に一括 に実施する方式 発注する方式 設計 建設水戸市民間事業者民間事業者民間事業者 事業主体 資金調達水戸市水戸市民間事業者民間事業者 維持管理水戸市民間事業者民間事業者民間事業者 所有権 土地水戸市水戸市 建物水戸市水戸市 民間事業者に貸付 ( 建設中 ) 建設中 : 民間事業者建設後 : 水戸市 民間事業者に貸付 ( 契約期間中 ) 民間事業者 事業費 発注方法 仕様発注 仕様又は仕様又は性能発注性能発注性能発注 発注形態 分離発注 一括発注 一括発注 一括発注 新たな 財政措置 可能 可能性が高い 要協議 不可 の活用 削減可能性 限定的 高い 高い 高い 事業基本設計着手後スケジュール基本設計着手後, 約 55~63 か月程度約 50 か月程度 ( 次頁の図参照 ) 従来型の公共事業発 応募段階で, 地元企業 PFI のノウハウを 応募企業がリース会 注のため, 地域経済 の参加が限定される 持った大手企業が主 社等となるため, 競争 その他 の活性化, 地元企業 可能性がある 導する可能性が高い 性が未知数である の育成に寄与できる 可能性が高い -84-

92 第 7 章事業計画に関する検討 < 基本設計着手後の想定事業スケジュールの比較 > 期間 1 年目 2 年目 3 年目 4 年目 5 年目 方式 6 か月 12 か月 18 か月 24 か月 30 か月 36 か月 42 か月 48 か月 54 か月 60 か月 従来型 ( 直接建設方式 ) 基本設計 約 7 か月 実施設計 約 16 か月 準備 約 3 か月 建設工事 約 24 か月 約 50 か月 民活型 事業者選定 基本 実施設計 建設工事 約 55 か月 (PFI 方式 ) 約 18 か月 ~24 か月 約 13~15 か月 約 24 か月 ( 最短のケース ) 注 1 PFI 方式では設計を基本 実施を一連の業務として行うことから, 設計期間の短縮を想定 注 2 建設工事は, 敷地内の臨時庁舎や駐車場を利用しながらの制約の多い工事となるので,PFI の場合でも 従来と同程度の期間を想定 事業手法を比較した結果, 次のとおり検討内容をまとめることができます 1 従来型で事業を推進した方が, 民活型よりも庁舎整備の早期実現が可能です 2 国の新たな財政措置等, 財源の見通しが立っていることから, 民間資金を活用することが, 必ずしも大きなメリットとはなりません 3 庁舎内に食堂や売店以外の商業施設を整備する計画がないことから, 民間のノウハウの活用範囲がかなり限定されます 4 地域経済の活性化及び地元企業の保護 育成の視点から, 地元企業の参画という点において, 直接建設方式による事業に優位性があります 基本的な考え方で示しているとおり, 新庁舎整備の基本理念の実現をはじめ, 整備の早期実現, 財政負担の抑制, 社会環境の変化等への対応を総合的に勘案し, 従来型の直接建設方式により事業を進めていくこととします なお, 本方式においても, 公平性とともに適正な競争環境の確保に留意し, これまで以上のコスト意識を持って庁舎整備を推進していきます 事業手法は, 従来型の 直接建設方式 とする -85-

93 第 7 章事業計画に関する検討 (3) 設計業務の発注手法ア発注手法の概要と主な特徴等設計業務については, 基本設計と実施設計をまとめて発注する一括発注方式や, 基本設計と実施設計を別な業務として発注する分離発注方式が考えられます それぞれの業務の特徴としては, 次のとおりとなります 発注手法一括発注方式分離発注方式 手法の概要 基本設計と実施設計をまとめて発注 する 基本設計と実施設計をそれぞれ別な業 務として発注する 特徴 設計理念の一貫性を確保できる 実施設計時に契約手続きを省くことができるため, 事業スケジュールを短縮できる 業務を分割することで, 発注対象者の範囲が広くなる 実施設計時に新たな視点を取り入れることができる 他市事例 日立市, 平塚市, 茅ヶ崎市, 呉市, 延岡市, 那覇市 秋田市, 福島市, つくば市, 町田市, 甲府市, 立川市 いずれの場合も, 実施設計は基本設計の請負事業者と随意契約 イ発注手法の比較 検討一括発注方式は, 基本設計と実施設計を通して設計理念の一貫性を確保することができるとともに, 事業スケジュールの短縮を図ることができます 分離発注方式の場合, 次項で検討する設計者の選定手法によっては, 基本設計と実施設計の請負事業者が変わる可能性があります 他市の事例では, 基本設計の公示時に実施設計の随意契約を明示することにより, 基本設計の請負事業者に, 引き続き実施設計業務を委託することが多い状況となっています 基本的な考え方で示しているとおり, 庁舎整備の基本理念の実現, さらには早期整備の実現のため, 設計理念の一貫性を確保しながら, より早く設計を進め, 建設工事に着手する必要があります 以上のことから, 設計業務の発注は, 基本設計と実施設計の一括発注方式とします 設計業務の発注手法は, 基本設計と実施設計の 一括発注方式 とする -86-

94 第 7 章事業計画に関する検討 (4) 設計者の選定手法ア選定手法の概要設計者を選定する手法としては, 競争入札方式, コンペ方式, プロポーザル方式があります 選定手法概要 競争入札方式 価格競争により設計者を選定する方式で, 公共事業において最も一般的 な事業者の選定手法 一定の条件のもとに設計図面を中心に提案を募集する方式で, 具体的な コンペ方式 配置や平面計画, デザイン計画など, 選定された提案図面に沿って設計が 進められることから, 設計案を選ぶ 手法 プロポーザル方式 技術力や経験, 設計に対する理念や考え方などを提案する方式であり, 設計者を選ぶ 手法 イ選定手法の特徴等 選定手法競争入札方式コンペ方式プロポーザル方式 選定基準入札価格設計案の審査 技術力, 経験, 取組方策 等を審査 選定の基準が明確であ 選定委員会の設置が必 選定委員会の設置が必 り客観性が高い 要 要 事業費を削減できる可 デザイン性豊かで良質 庁舎設計のノウハウが 特徴 能性が高い な設計案を選定できる 可能性が高い ある良質な設計者を選 定できる 設計段階において, 発 注者の意向を柔軟に反 映させることができる 秋田市, 福島市, つくば市, 他市事例藤沢市 ( 一般競争入札 ) 日立市 町田市, 立川市, 平塚市, 茅ヶ崎市, 甲府市, 呉市, 延岡市, 那覇市 -87-

95 第 7 章事業計画に関する検討 ウ選定手法の比較 検討競争入札方式は, 金額で設計者を選定するため, 事業費を削減できる可能性は高くなりますが, 事業規模が大きく, 公共性の高い庁舎の設計には, 入札金額だけでなく, 技術力や経験, 実施体制等を備えた設計者を選定することが求められます コンペ方式は, 具体的な設計案から設計者を選定できるため, デザイン性に優れた設計案を選定できる可能性が高い一方で, 設計者選定後に設計案の変更が難しくなります プロポーザル方式は, 設計者の新庁舎に対するコンセプトや取組体制, これまでの事業実績等を評価することができ, また, 具体的な設計案を選定するものではないことから, 設計段階において発注者の意向を反映させながら事業を進めることが可能となります 新庁舎の設計に当たっては, 安全で, 市民の利便性の高い市役所庁舎の実現を目指すとともに, 効率的な業務を可能にするため, 設計段階において, より機能的な庁舎となるよう検討を進めていく必要があります このため, 基本的な考え方である庁舎整備の基本理念を実現させるため, 設計者から提示される案をもとに, 発注者である水戸市の意向を反映させていくなど, 設計段階での市と設計者の連携が十分に可能であり, さらには, 社会環境の変化等にも柔軟に対応できることから, 設計者の選定はプロポーザル方式によることとします 設計者の選定手法は プロポーザル方式 とする なお, 設計者の選定に当たっては, 外部の有識者からなる選定委員会を設置し, 客観的かつ公 平 公正な審査ができる仕組みを構築します -88-

96 第 7 章事業計画に関する検討 (5) 施工者の選定手法 施工品質の確保をはじめ, 建設費用の縮減, さらには施工者の技術力を活用できる手法について, 検討を進めます ア選定手法の概要施工者を選定する手法としては, 競争入札方式, 技術提案型競争入札方式, 総合評価方式があります 選定手法概要 競争入札方式 技術提案型競争入札方式 総合評価方式 価格競争により施工者を選定する方式入札段階で, 設計図書に示された施工方法等について技術提案を受け, これを審査したうえで競争参加者を決定し, 各競争参加者が提案に基づき入札し, 価格競争により施工者を決定する方式安全対策や地域貢献策など技術的な工夫の余地が大きい工事を対象として, 競争参加者が技術提案と価格提案を一括して行い, 評価項目と価格とを総合的に評価して施工者を決定する方式 イ選定手法の特徴等 選定手法 競争入札方式 技術提案型競争入札方式 総合評価方式 選定基準 入札価格 入札価格 ( 技術提案 ) 提案 + 入札価格 特徴 選定の基準が, 明確であり客観性が高い 事業費を削減できる可能性が高い 入札参加条件を設定することで一定の品質確保が可能となるが, 価格が品質より優先される懸念がある 技術提案による一定の品質確保が可能 一般的に特殊な技術を要する工事等において, コストの縮減が期待できるものを対象とする 一般的な施設の建築工事の場合, 不確定要素が少ないため, 建設費の削減が見込まれる工種が少ない 工事品質の確保や向上が可能 施工期間の制約が強いものや地域貢献策など, 価格以外にも重視しなければならない工事を対象とする 価格以外の多様な要素が考慮された競争が行われるため, 談合防止につながる 評価項目や基準を明確にする必要がある 他市事例 福島市, つくば市, 延岡市, 秋田市, 立川市, 町田市, 呉市平塚市, 甲府市, 那覇市 以上の比較を参考に, 施工者の選定手法については, 競争入札方式と総合評価方式を中心に, 引き続き調査 研究を進めるものとします -89-

97 第 7 章事業計画に関する検討 (6) 工事監理の手法 工事監理の手法については, 直営方式と委託方式が考えられます 各方式の体制と特徴は次のと おりです ( 建築工事監理等業務委託の進め方 - 公共建築の工事監理等業務委託マニュアル ( 案 )- から ) 直営方式委託方式 以上の比較を参考に, 先に掲げた基本的な考え方の実現及び施工の品質を確保できる手法につい て, 引き続き調査 研究を進めるものとします -90-

98 第 7 章事業計画に関する検討 2 構造 工法の検討 (1) 耐震安全性の確保国土交通省基準では, 人命の安全確保や官庁施設の機能確保を目的として, 構造体に関する耐震安全性の目標を次のとおり定めています 官庁施設の総合耐震 対津波計画基準 部位分類耐震安全性の目標 大地震動後, 構造体の補修をすることなく建築物を使用できることを目 Ⅰ 類 標とし, 人命の安全確保に加えて十分な機能確保が図られている ( 重要度係数 36 は 1.5) 構造体建築非構造部材建築設備 Ⅱ 類 Ⅲ 類 A 類 B 類甲類 大地震動後, 構造体の大きな補修をすることなく建築物を使用できることを目標とし, 人命の安全確保に加えて十分な機能確保が図られている ( 重要度係数は 1.25) 大地震動により構造体の部分的な損傷は生じるが, 建築物全体の耐力の低下は著しくないことを目標とし, 人命の安全確保が図られている ( 重要度係数は 1.0) 大地震動後, 災害応急対策活動や被災者の受け入れの円滑な実施, 又は危険物の管理のうえで, 支障となる建築非構造部材の損傷, 移動等が発生しないことを目標とし, 人命の安全確保に加えて十分な機能確保が図られている 大地震動により建築非構造部材の損傷, 移動等が発生する場合でも, 人命の安全確保と二次災害の防止が図られている 大地震動後の人命の安全確保及び二次災害の防止が図られているとともに, 大きな補修をすることなく, 必要な設備機能を相当期間継続できる 乙類大地震動後の人命の安全確保及び二次災害の防止が図られている 新庁舎は, 防災対策の拠点となる施設であることから, 構造体 Ⅰ 類, 建築非構造部材 A 類, 建築設備 甲類 に相当する性能を持たせる方針とし, 巨大地震等の地震動の入力条件など, 設計段階で綿密な検討を行い, 十分な耐震安全性を確保します (2) 地盤特性に応じた基礎形式平成 25 年 1 月の地質調査の結果から, 表層地盤は緩い粘性土層が主体であるため液状化に対する危険性は低いと判断されます 支持層はN 値 50 以上を示す固結シルトとし, 杭基礎の採用が有力と考えられます また, 支持層に大きな高低差があり, できるだけ高低差のある部分に建物を配置しない計画が望ましいと考えられます なお, 完全に傾斜部分を回避することは困難であるため, 基礎形式は設計段階において, 詳細な検討を行います 36 重要度係数 : 国土交通省基準において, 耐震安全性の目標を達成するために, 大地震動時の変形を制限する観点から, 目標に応じた耐力の割り増しを行うこととされており, この耐力度を表す係数のこと -91-

99 第 7 章事業計画に関する検討 (3) 合理的な上部構造計画 上部構造計画については, 架構や荷重条件, 費用対効果を含め, 設計段階における詳細な比較検 討を行い, 合理的な構造計画を推進します 免震 制振 耐震構造の特徴と考察 区分免震構造制振構造耐震構造 制振ダンパー等の装置 柱 梁の耐震化 イメー ジ図 免震装置 耐震壁 地震動 地震動 地震動 建築物と地盤又は他の土 建築物に入力される地震力 地震力に対して構造体の力 台との間に, 水平方向に柔 を, 建物内部の制振ダンパ で耐える構造で, 地震力を 軟に変位可能なアイソレ ー等の機構により減衰させ 受けても倒壊しないよう, 特徴 ータ 37 を設置することで, たり増幅を防いだりするこ 耐力壁やブレース 38 等を配 地震動エネルギーを吸収 とで, 建築物の振動を低減 置し, 建物の各部分が, 破 し, 建築物の揺れを抑制す させる構造 壊しないだけの強度を確保 る構造 する構造 免震構造は, 最も地震の揺 免震構造ほどではないもの 一般的によく採用されてい れを吸収することができ, の地震力を吸収して建物の る構造であるが, 構造体 Ⅰ 空間の自由度の制約を受 揺れを抑える効果があり, 類とするためには, 耐力壁 けにくい工法であるが, 免 制振ダンパーをバランスよ やブレースを多く配置する 考察 震装置の位置 ( 浸水対策 ), 支持層の傾斜による基礎 く配置するために若干の空間の自由度の制約を受ける 必要があるために空間の自由度に制約を受けることが 構造との関係等を検討す 可能性はあるが, 構造体 Ⅰ 多く, 地震による揺れも大 る必要がある 類に適した構造形式の一つ きいため, 仕上げ材や設備 である 機器類も強度が高い材料等 が必要となる 37 アイソレータ : 基礎と上部構造の間に入れて地震力を吸収するゴムをサンドイッチにした鋼板 38 ブレース : 建物の強度を持たせるために, 形鋼などでつくられた補強材 -92-

100 第 7 章事業計画に関する検討 このような特徴と考察を勘案し, 構造体 Ⅰ 類に適した免震構造又は制振構造を採用し, 耐震性能を高めた構造とします なお, 本庁舎は, 将来の社会環境の変化や組織改革の見直し等に柔軟に対応できるよう, 空間の自由度の制約を受けにくい免震構造が最有力と考えられますが, 地質状況を考慮に入れた綿密な構造解析等を行うとともに, 建物の配置場所や整備地における地盤特性を踏まえ, 基本 実施設計段階で詳細に検討を行います -93-

101 第 7 章事業計画に関する検討 (4) 浸水被害への対応 39 洪水浸水想定区域内に位置する整備地は, 洪水時に約 0.5mの浸水が想定されているため, 次のような浸水対策を行います ア建物出入口等を浸水レベルより十分高い位置に設定します イ集中豪雨時における周辺地区への流出防止の観点から, 雨水貯留槽の設置や, 透水性舗装等の導入を検討します ウ防災関係諸室や電気室, 機械室などの庁舎としての機能を維持するうえで不可欠な諸室 設備については, 浸水の影響を受けない階層に設置します エ市役所へのアクセス道路を確保するため, 周辺道路の浸水防止策を検討します 敷地周辺の浸水想定区域 水戸市洪水ハザードマップ改訂版 ( 平成 22 年 7 月公表 ) より 整備地 39 洪水浸水想定区域 : 平成 18 年 7 月に国土交通省が指定した, おおむね 100 年に一回程度の大雨 ( 昭和 61 年 8 月洪水時の約 1.2 倍の雨量 ) による洪水によって浸水が想定される区域 水戸市ハザードマップにおいては, この区域をもとに, 那珂川 藤井川 桜川 涸沼川が大雨によって増水し, 堤防が決壊した場合の浸水想定区域を記載している -94-

2) 行政機能ゾーニングについて新庁舎の整備において 各部署の庁内配置については 来庁舎の利便性と職員の業務効率の向上等の観点から以下のように考えます 1 町民の利用頻度が高い部署の考え方 相談 窓口 情報提供 の機能を有する町民の利用頻度が高い部署は 町民の利便性と来庁のしやすさに配慮して 1 階

2) 行政機能ゾーニングについて新庁舎の整備において 各部署の庁内配置については 来庁舎の利便性と職員の業務効率の向上等の観点から以下のように考えます 1 町民の利用頻度が高い部署の考え方 相談 窓口 情報提供 の機能を有する町民の利用頻度が高い部署は 町民の利便性と来庁のしやすさに配慮して 1 階 新庁舎は 町民センターとの連携を考慮した中で 両施設のバランスを配慮した配置を要望します 新庁舎と町民センターの連携により 町民サービスのより一層の向上を図ることができ さらに災害時には一体性のある効果的な行動のとれる災害対策拠点としての機能の充実を目指し 配置により想定される敷地内の各種動線については安全性を確保するようしっかりと検討することを要望します 1. 新庁舎の内部構成 1) 町民サービス機能ゾーニングについて町民サービス機能については

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