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25 温帯低気圧モデルの歴史的発展 293 リアッセン A Eliassen 3 数値予報の計算方式について 報告者 シューマ ン F Shuman 4 雨量予報について 報告者 岸保勘三郎 懸灘 である 題目 1 2 では高 低気圧の運動を含めて 大気 擾乱の変動をどの位先まで予報でぎるかという 予測性 の問題が議論された この時 レンッの発言があった が その中で彼は予報の限界をとりあげている 当時は 電子計算機の容量が将来大ぎくなれば いくらでも予報 写真 箱根エキスカーション 期間がのばせるといった 漢とした楽観論があった ロ レンツはこれに対して個々の擾乱 高 低気圧など の 第2次大戦の終了後 1945年 長い間日本はアメリ 予報には限界があることを主張した この問題はその後 カの占領下にあったため 外国の研究者との交流が充分 予測性の間題としてとりあげられ 次章参照 現在で ではなかった そのような時に国際会議をひらき 外国 も議論されている の研究者とじかに接することは 鎖国的な研究生活にお 扱ったものである 当時は予報時間が長くなるにしたが とであった い 差分計算による誤差が段々と蓄積されて 計算がで 初めて経験する国際会議であったため 数値予報グル きなくなる状況であった 10日間も予報を行うと 計算 ープの人は外国人の受入れに大童であった 今では昔の 上の不安定をおこし したがって10日以上の長い数値予 物語になるけれども 羽田飛行場に到着する外国人を 報を行うことは不可能であった この討議のあと エリ グループの人が手分けして出迎えたり 夜の東京見物の アッセンの提案で差分計算の改善に関して非公式の研究 案内もかって出たりした 1960年の東京での会議は 世界各国でスタートした数 グループをつくっていくことになったが この解決の第 一歩は1962年に荒川昭夫によって見出された 値予報の結果を持ち寄り 初めて総合的に討議する機会 題目 4 は雨量予報の困難性に対する問題である であった 世界各国の代表的研究者が東京に集まったと 雨量予報では混合比 の予報が大切であるが 混合比の いっても過言ではない と同時に日本の若い研究者が世 水平分布をみてみると 風速 気温 気圧などにくら 界に目をむけ 国際的視野で気象学を考える機会にもな べ 水平スケールが非常に小さい そのために混合比の った 会議の中休みの時に箱根へのエキスカーションも 予報のむずかしさがある 特に日本のように海にかこま あって 始めてみる外国の研究者と個人的に親しく話し れた国では 海洋上の混合比の観測は充分でないので 合える機会もできた 当時の古い写真を一枚掲載してお その困難さは大陸上の研究者にくらべ比較にならない位 くが 故人となられたチャーニィ 写真中央 MIT 大きい 会議では混合比の取り扱いについて 楽観論 の レンツ E N Lorentz 写真左 シカゴ大学のプ 悲観論の両論があって 問題は将来の研究として残され ラッツマン 写真右 などの姿が見出されるので 筆者 た この問題は率直にいって現在も未解決の問題であろ などにとっては大変なつかしく思う次第である う 大気中では積雲のような小さいスケールでもたらさ 会議の最終日のパネル ディスカッションでは 当面 れる降水と スケールの大きい低気圧に伴う降水とが共 の問題点が4題目にわけて議論された 議論の内容は本 存しているが 低気圧の力学的予報に関連して両者の降 文の 低気圧発達の歴史 とは直接には関係ないが 間 水をどのようにして予報するかは 原理的にもむずかし 接的には関連性があるので少しばかりふれておきたい い問題である フヨルトフトの司会のもとにとりあげられた題目は 題目 3 は数値予報における差分誤差の問題を取り しこめられた日本の研究者にとっては大変意味のあるこ 1960年秋の東京数値予報シンポジウムは今後の問題点 1 今後の数値予報について 報告者 チャーニィ を明らかにした点と 世界各国の研究者との交流を深め 2 予測性 predictability について 報告者 エ たという点では大変有意義な会であった この会に刺激 1981年6月15日 癌のため死去された 1982年4月 1kgの空気中に含まれている水蒸気量 gr単位 29

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