目次 交通のご案内 会場案内図 ご来場の先生方へ 発表時間 座長一覧表 7 プログラム 8 大会長基調講演特別講演 シンポジウム一般演題 7 謝辞 6

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1 プログラム 抄録集

2 目次 交通のご案内 会場案内図 ご来場の先生方へ 発表時間 座長一覧表 7 プログラム 8 大会長基調講演特別講演 シンポジウム一般演題 7 謝辞 6

3 交通のご案内 駐車場はありませんので 公共交通機関をご利用ください

4 会場案内図

5 ご来場の先生方へ 参加者の皆様へ. 参加費 参加証について 参加費は会員,000 円 非会員,000 円です 会場内では必ず参加証を着用してください 学部学生の参加費は無料です 受付にて学生証を必ずご提示ください 参加受付は豊田講堂 F ロビーにて 9:0 から開始いたします. 心臓リハビリテーション指導士 認定医 上級指導士の単位登録について 参加受付の際 単位票をお渡しいたします 必要事項をご記入の上 会期中に指導士単位受付までご提出ください 後日のご提出や代理の方のご提出は認めておりませんので予めご了承ください. クロークについて F ロビーにてクローク ( 開設時間 :9:0-7:00) を設置していますので ご利用ください 貴重品および傘はお預かりできませんので 予めご了承ください. 休憩コーナーについて ポスター 企業展示会場 ( 豊田講堂 F アトリウム ) 付近に設置しますので ご利用ください 5. 昼食について 共催セミナーにてお弁当を準備いたします 数量に限りがありますので予めご了承ください お弁当をお受け取りになる際は 参加証を必ずご提示ください 学部学生の方は共催セミナーのお弁当をご遠慮いただいております 昼食のご持参もしくは会場付近のお店のご利用をお願いいたします 口述発表演者 座長の皆様へ. 演者の皆様へ 発表時間発表 7 分質疑 分 発表形式発表は 液晶プロジェクターにて 使用ファイルは Power Point のみになります 当日の流れ 発表 0 分前までに PC 受付 (F ロビー ) にて 発表ファイルの動作確認及び登録を完了させてください 受付での時間のかかる編集はお断りします 予め編集が必要であればご自身の PC をご用意ください また受付後 ファイルの編集をされた場合は もう一度登録をお願いします 発表 0 分前までには会場内の次演者席付近にてお待ちください 発表は 演台のマウスを使用していただきます

6 発表の順番が来た時にはスライド 枚目が画面に表示されています 原則として発表者に スライド操作をしていただきます 学会 PC に登録されたデータは学会終了後 主催者側で責任をもって消去いたします ファイルの作成 持ち込むデータは必ず 事前にウィルススキャンを行ってください データは Office00~ のいずれかで作成してください 事前にデータを作成した PC 以外で正常に動作するかご確認ください Macintosh Power Point で作成されたファイルは 拡張子 (.ppt) をつけ Windows での動作の確認をしてください Macintosh Power Point で発表される場合はご自身の PC をご持参ください スライド枚数は制限しませんが 発表時間を考慮して作成してください また全容量は 0MB 未満としてください アニメーション 動画は不具合が生じることがございますので できるだけ使用しないでください ( どうしても発表に効果的と考えられる場合はご自身の PC をご持参ください ) また 音声のご利用はできません フォントは文字化けを防ぐため標準フォントを使用してください ( 日本語フォント :MS 明朝 MS ゴシック MSP 明朝 MSP ゴシックなど 英語フォント :Arial Century Times New Roman Helvetica Symbol など ) データのファイル名は 演題番号 _ 発表者の氏名 の順で名前をつけて保存してください 例 ) O-_ 名大太郎 発表データは CD-R または USB フラッシュメモリにてご持参ください 動画のある発表 原則としてご自身の PC をご持参ください D-sub5 ピンコネクタからのモニター出力が必要です 事務局で D-sub5 ピンの接続ケーブルをご用意します お持ち込みいただく PC に変換コネクタが必要な場合には ご自身でお持ちください お持ち込みいただく PC の電源ケーブルを必ずご持参ください 音声のご利用はできません お持ち込みいただく PC に保存されている貴重なデータの損失を避けるため 必ず事前にデータのバックアップをしてください. 座長の皆様へ 担当セッションの 0 分前には 次座長席にご着席ください 進行を一任いたしますので 遅延のないようご協力ください 5

7 ポスター発表演者 座長の皆様へ. 演者の皆様へ 発表時間発表 5 分質疑 5 分 ポスターの作成と掲示 発表者の方は 演題番号をご確認のうえ 演題番号ごとに指定されたパネルにポスターを掲示してください ポスター提示用のテープ類は事務局にて準備いたします 縦 60 cm横 0 cmのパネルを用意いたしますので 下図のポスター貼付部分に収まるように掲示してください ( 演題番号は事務局でご用意いたします 演題名のパネルは各自ご用意ください ) ポスター掲示時間は 9:0-0:00 となります ポスターは 7:00 までに 各自で撤去をお願いします 会期終了後に残っているポスターは 事務局にて処分いたします. 座長の皆様へ 担当セッションの 5 分前には 受付近くのポスター座長受付までお越しください 座長用リボンなどをお渡しします 進行を一任いたしますので 遅延のないようご協力ください 6

8 発表時間 座長一覧表 第 会場第 会場ポスター会場 企業展示学会本部シンポジオン会議室第 会議室アトリウム第 5 会議室 9:0 9:0-0:00 9:0-9:5 受付ポスター貼り付け幹事会 0:00-:0 一般演題 ( 口述 ) 運動処方 運動負荷試験座長 : 水野智文 0:00 0:00-0:0 開会の辞 大会長基調講演 心不全フレイルを治療 予防するリハビリテーション介入 座長 : 井澤英夫演者 : 山田純生 河野裕治 0:00-6:0 企業展示 0:0 :00 :0 0:0-:00 シンポジウム 心不全の地域連携を創ろう 座長 : 原田憲丸山智美演者 : 川村一太東田雪絵二井俊行岡本恵子羽田真博 :0-:0 一般演題 ( 口述 ) 心不全 座長 : 奥村貴裕山田崇史 :00 :00-:0 休憩 :0 :00 :0 :00 :0- :0 共催セミナー座長 : 西垣和彦 慢性心不全患者さんにおける糖尿病治療 演者 : 後藤資実 心不全標準プログラム 演者 : 井澤英夫共催 : 武田薬品工業株式会社 :0-:0 特別講演 地域ケアを主導する慢性心不全管理と緩和ケア 座長 : 山田純生演者 : 伊藤弘人 :0-:0 休憩 :0-:0 一般演題 ( 口述 ) 栄養 心理座長 : 石原大三飯田有輝 :0 5:00 :0-5:0 一般演題 ( 口述 ) 心リハ運営 多職種協働座長 : 成田ひとみ谷畠進太郎 :0-5:0 一般演題 ( 口述 5) 心不全 座長 : 神谷春雄平敷安希博 :0-5:0 一般演題 ( ポスター ) 外科術後座長 : 小林聖典 :0-5:0 一般演題 ( ポスター ) 心不全座長 : 田畑稔 5:0 6:00 5:0-6:0 一般演題 ( 口述 6) 虚血性心疾患 外科術後座長 : 秋野正敏藤本直紀 5:0-6:0 一般演題 ( 口述 7) 外来リハビリ 患者教育座長 : 谷村大輔中山奈津紀 5:0-6:0 一般演題 ( ポスター ) 外来リハビリ 患者教育座長 : 横家正樹 5:0-6:0 一般演題 ( ポスター ) 心リハ運営運動負荷試験座長 : 江原真理子 6:0 6:0 閉会の辞 7

9 プログラム 大会長基調講演第 会場 ( シンポジオン会議室 ) 0:00-0:0 心不全のフレイルを治療 予防するリハビリテーション介入 座長 : 井澤英夫藤田保健衛生大学坂文種報徳會病院循環器内科 演者 : 山田純生名古屋大学大学院医学系研究科 ( 保健学 ) 特別講演第 会場 ( シンポジオン会議室 ) :0-:0 地域ケアを主導する慢性心不全管理と緩和ケア 座長 : 山田純生名古屋大学大学院医学系研究科 ( 保健学 ) 演者 : 伊藤弘人国立精神 神経医療研究センター精神保健研究所社会精神保健研究部 共催セミナー第 会場 ( シンポジオン会議室 ) :0-:0 座長 : 西垣和彦岐阜大学大学院医学系研究科循環病態学 呼吸病態学 第二内科 KS 慢性心不全患者さんにおける糖尿病治療 後藤資実名古屋大学医学部附属病院糖尿病 内分泌内科 KS 心不全標準プログラム 井澤英夫藤田保健衛生大学坂文種報徳會病院循環器内科 共催 : 武田薬品工業株式会社 8

10 シンポジウム第 会場 ( シンポジオン会議室 ) 0:0-:00 心不全の地域連携を創ろう 座長 : 原田憲中部労災病院循環器科 丸山智美金城学院大学生活環境学部 SY 心不全再入院予防への取り組み 川村一太 岐阜ハートセンター循環器内科 SY 心不全患者の再入院予防に向けた看護介入と課題 東田雪絵 名古屋ハートセンターリハビリテーション部 SY 心不全患者に対する訪問リハビリの関わり 二井俊行 飯田有輝 井本晶太 海南病院訪問リハビリテーション事業所 海南病院リハビリテーション科 SY 心不全の地域連携における管理栄養士の役割 岡本恵子 森山大介 恒川裕子 水野智春 関口まゆみ 原田憲 山田純生 中部ろうさい病院栄養管理部 同循環器内科 名古屋大学大学院医学系研究科 ( 保健学 ) SY5 慢性心不全患者の再入院を防ぐために ~ 在宅医療側の役割 ~ 羽田真博 協和ケミカル株式会社総合ケア在宅支援事業部キョーワ訪問看護リハビリステーション寄り添い屋 9

11 一般演題 ( 口述 ) 運動処方 運動負荷試験第 会場 ( 豊田講堂第 会議室 )0:00-:0 座長 : 水野智文愛知医科大学病院循環器内科 河野裕治藤田保健衛生大学坂文種報徳會病院リハビリテーション部 O-0 重度収縮機能低下を伴った虚血性心筋症の病態評価と活動処方に CPX が有用であった 例河野裕治 森悦子 石川綾子 杉浦翼 田中康友 粥川知子 青柳陽一郎 石黒智也 良永真隆 林陸晴 井澤英夫 藤田保健衛生大学坂文種報徳會病院リハビリテーション部 藤田保健衛生大学医学部リハビリテーション医学 I 講座 藤田保健衛生大学坂文種報徳會病院循環器内科 O-0 身体機能が保たれた心不全患者に対する増悪予防を目的とした身体活動処方について森悦子 河野裕治 石川綾子 杉浦翼 田中康友 粥川知子 溝越恵理子 青柳陽一郎 石黒智也 良永真隆 林林陸 井澤英夫 藤田保健衛生大学坂文種報徳會病院リハビリテーション部 藤田保健衛生大学医学部リハビリテーション医学 I 講座 藤田保健衛生大学坂文種報徳會病院循環器内科 O-0 若年心筋梗塞患者に対する CPX を用いた退院後身体活動処方について石川綾子 河野裕治 杉浦翼 森悦子 田中康友 粥川知子 溝越恵里子 青柳陽一郎 良永真隆 林陸晴 井澤英夫 藤田保健衛生大学坂文種報徳會病院リハビリテーション部 藤田保健衛生大学医学部リハビリテーション医学 I 講座 藤田保健衛生大学坂文種報徳會病院循環器内科 O-0 循環器疾患患者における握力運動の介入が日常生活活動量に及ぼす影響 中山奈津紀 平井眞理 名古屋大学大学院医学系研究科看護学専攻 椙山女学園大学看護学部 O-05 僧房弁閉鎖不全症による自覚症状の評価に心肺運動負荷試験は有用である原康貴 川村一太 作井大介 久世洋氏 瀧野皓哉 永井敬志 木造里奈 加藤貴吉 恒川智宏 富田伸司 松尾仁司 岐阜ハートセンター心臓リハビリテーション室 岐阜ハートセンター循環器内科 岐阜ハートセンター心臓血管外科 岐阜ハートセンター検査科 O-06 心疾患患者におけるサルコペニアスコアと運動耐容能の関連亀田一成 藤本直紀 森脇啓至 増田千秋 藤田直美 直江祐樹 伊東利一 熊谷直人 土肥薫 伊藤正明 三重大学医学部附属病院リハビリテーション部 三重大学医学部附属病院医学系研究科検査医学分野 三重大学医学部附属病院医学系研究科循環器 腎臓内科学 三重大学医学部附属病院中央検査部 O-07 高齢心不全患者に対し 携帯型活動量計と CPX を併せて生活指導を実施した例 大原愛子 岡田恭子 下川健 宮原崇 藤本直紀 星野康三 医療法人永井病院 三重大学大学院循環器 腎臓内科学 三重大学大学院検査医学分野 0

12 一般演題 ( 口述 ) 心不全 第 会場 ( 豊田講堂第 会議室 ) :0-:0 座長 : 奥村貴裕名古屋大学医学部附属病院循環器内科 山田崇史 JA 愛知厚生連海南病院循環器内科 O-08 閉塞性肥大型心筋症に frailty を合併した一例長谷川隆史 原田憲 原田康隆 近藤健司 臼居直哉 田中宏太佳 山田純生 中部労災病院中央リハビリテーション部 中部労災病院循環器内科 中部労災病院リハビリテーション科 名古屋大学大学院医学系研究科 O-09 気管挿管人工呼吸器管理を要する心疾患患者の離床状況および嚥下機能障害 退院時転帰平澤純 小川智也 渡邉文子 小久保裕子 古川拓朗 三嶋卓也 新貝和也 長江優介 味岡正純 浅野博 神原貴博 公立陶生病院中央リハビリテーション部 公立陶生病院循環器内科 O-0 当院高齢慢性心不全患者の在宅生活の実態調査田邉剛史石橋貴久彦萩野勝也吉田雅志森有子神山由紀宮川ひで子田中瑞香西脇陸佐藤司筒井孝太田中利典森憲司横家正樹長野俊彦岩砂病院 岩砂マタニティ心臓リハビリテーションチーム O- 心不全患者の再入院に関わる要因分析と心リハプログラムの再考上嶋良 辻聡浩 水谷拓真 伊藤正樹 大西史峻 山内良太 渡邉清孝 小西克尚 大村崇 太田覚史 北村哲也 森拓也 鈴鹿中央総合病院リハビリテーション科 鈴鹿中央総合病院循環器内科 O- 高齢慢性心不全患者の急性増悪を予防するための環境因子の検討 山賀亘 訪問看護ステーションほたる O- 高齢心不全患者における入院日数は退院後イベント発生率と関係する杉浦翼 河野裕治 森悦子 石川綾子 粥川知子 溝越恵里子 青柳陽一郎 林睦晴 井澤英夫 藤田保健衛生大学坂文種報徳會病院リハビリテーション部 藤田保健衛生大学医学部リハビリテーション医学 I 講座 藤田保健衛生大学坂文種報徳會病院循環器内科

13 一般演題 ( 口述 ) 栄養 心理第 会場 ( 豊田講堂第 会議室 ) :0-:0 座長 : 石原大三稲沢市民病院循環器内科 飯田有輝海南病院リハビリテーション科 O- 若年心大血管疾患発症者におけるタイプ D パーソナリティの特性中島將宏 谷畠進太郎, 広瀬聡彦 山藤浩 丸毛久未子 尾形昌弥 石原真由美, 森義雄 野田俊之 滝谷博志 地方独立行政法人岐阜県総合医療センター心臓リハビリテーション部 同循環器内科 同看護部 同心臓血管外科 O-5 心臓リハビリテーション患者における血中 EPA/AA 比の推移について関谷快斗 藤田美央 廣瀬聡彦 中島將宏 山藤浩 石原真由美, 谷畠進太郎, 飯田真美, 独立行政医療法人岐阜県総合医療センター栄養管理部 同心臓リハビリテーション部 同看護部 同循環器内科 O-6 回復期心臓リハビリテーションの継続には抑うつが関連する柴田賢一 亀島匡高 小中真由美 藤山裕晃 加藤正規 東田雪絵 島田晶子 江原真理子 入谷直樹 5 村瀬数馬 5 山田純生 6 名古屋ハートセンターリハビリテーション部 名古屋ハートセンター看護部 名古屋ハートセンター栄養科 名古屋ハートセンター循環器内科 豊橋ハートセンターリハビリテーション部 5 名古屋大学大学院医学系研究科 ( 保健学 ) 6 O-7 カヘキシアを呈した患者において外来での栄養介入が奏効した一例桂川曜子 原康貴 作井大介 久世洋嗣 瀧野皓哉 永井敬 恒川智宏 富田伸司 川村一太 岐阜ハートセンター栄養科 岐阜ハートセンター心臓リハビリテーション科 岐阜ハートセンター循環器内科 岐阜ハートセンター心臓血管外科 O-8 高齢心不全患者の栄養状態と帰結に関する検討辻聡浩 上嶋良 水谷拓真 伊藤正樹 大西史峻 山内良太 渡邉清孝 小西克尚 大村崇 太田覚史 北村哲也 森拓也 鈴鹿中央総合病院リハビリテーション科 鈴鹿中央総合病院循環器内科

14 一般演題 ( 口述 ) 心リハ運営 多職種協働第 会場 ( シンポジオン会議室 ) :0-5:0 座長 : 成田ひとみ名古屋市総合リハヒ リテーションセンター附属病院内科 谷畠進太郎岐阜県総合医療センター循環器科 O-9 大学病院における多職種協働の取り組みと課題渡邊直樹 奥村貴裕 平岩宏章 近藤徹 足立史郎 茂優子 清水美帆 小林聖典 小出弦太 伊藤萌水 竹内晴美 5 山田恵里 6 佐藤正実 室原豊明 名古屋大学医学部循環器内科学 名古屋大学医学部附属病院看護部 w 病棟 名古屋大学医学部附属病院リハビリテーション部 名古屋大学医学部附属病院精神科 名古屋大学医学部附属病栄養管理部 5 名古屋大学医学部附属病薬剤部 6 O-0 心不全入院患者に対する多職種テンプレートを利用した包括的評価の試み石川晴菜 植村祐介 澤田和久 増田明啓 石野美穂 5 本多成史 6 關野尊久 6 新海大智 粟田浩文 中西里江 松井まり子 青木弘美 三浦美香 鈴木純代 末竹しのぶ 安城更生病院看護部 安城更生病院循環器内科 安城更生病院薬剤部 安城更生病院栄養科 安城更生病院地域連携室 5 安城更生病院リハビリテーション科 6 O- 当院における心臓リハビリテーション運営 ~ 急性期から維持期まで ~ 森敏彦森山善文足立佳世 医療法人偕行会名古屋共立病院偕行会ウェルネスセンター O- 新規契約数からみる当院での維持期心臓リハビリテーションを取り巻く現状 遠藤貴久後藤えみ加藤翼 医療法人社団幸徳会薬袋内科クリニック O- 名古屋大学病院血管外科におけるリハビリテーションの現状と課題 藤田康介 小林聖典 林和寛 児玉章郎 古森公浩 名古屋大学医学部付属病院医療技術部リハビリテーション部門 名古屋大学大学院血管外科

15 一般演題 ( 口述 5) 心不全 第 会場 ( 豊田講堂第 会議室 ) :0-5:0 座長 : 神谷春雄名古屋第一赤十字病院循環器内科 平敷安希博国立研究開発法人国立長寿医療研究センター内科総合診療部循環機能診療科 O- 当院における終末期重症心不全患者への症状緩和治療の実際奥村貴裕 渡邊直樹 近藤徹 茂優子 櫻田文緒 清水琴絵 久野智之 清水美帆 小林聖典 佐藤正実 室原豊明 名古屋大学大学院医学系研究科循環器内科学 名古屋大学医学部附属病院看護部 W 病棟 名古屋大学医学部附属病院リハビリテーション部 O-5 重症肺高血圧症症例に対し神経筋電気刺激療法を併用し骨格筋機能改善を認めた一症例 作井大介 原康貴 永井敬志 久世洋嗣 瀧野皓哉 平田哲夫 川村一太 岐阜ハートセンター心臓リハビリテーション室 岐阜ハートセンター循環器内科 O-6 終末期心不全患者に対する理学療法介入の経験 久野智之 奥村貴裕 小林聖典 清水美帆 渡邊直樹 室原豊明 名古屋大学医学部附属病院リハビリテーション部 名古屋大学大学院医学系研究科循環器内科学 O-7 心臓リハビリテーションによって 心収縮能の改善を認めた拡張型心筋症様の一例原田憲 真宮久美子 近藤健司, 臼居直哉 長谷川隆史 原田康隆 酒井慎一, 山田純生 中部労災病院循環器内科 中部労災病院リハビリテーション部 名古屋大学大学院医学系研究科リハビリテーション療法学専攻 O-8 集学的治療と多職種による包括的ケアが退院のために必要不可欠であった重症肥満を伴う心不全の一例本多成史 植村祐介 古田めぐみ 粟田浩文 前田みどり 5 三浦美香 6 安城更生病院リハビリテーション技術科 安城更生病院循環器センター 安城更生病院看護部 安城更生病院薬剤部 安城更生病院医療福祉相談課 5 安城更生病院栄養科 6 O-9 超高齢心不全患者におけるガイドライン遵守率と予後についての検討平岩宏章 奥村貴裕 近藤徹 渡邊直樹 森本竜太 坂東泰子 山田純生 室原豊明 名古屋大学大学院医学系研究科循環器内科学 名古屋大学大学院医学系研究科リハビリテーション療法学専攻

16 一般演題 ( 口述 6) 虚血性心疾患 外科術後第 会場 ( シンポジオン会議室 ) 5:0-6:0 座長 : 秋野正敏岡村記念病院心臓リハビリテーションセンター 藤本直紀三重大学第一内科 O-0 急性冠症候群の二次予防において心臓リハビリテーション介入が脂質プロファイルに与える影響 青山豊 永田英貴 栗原尚美 村木麻依 七里守 吉田幸彦 名古屋第二赤十字病院循環器内科 名古屋第二赤十字病院リハビリテーション課 O- 経カテーテル大動脈弁植え込み術 (TAVI) 症例のリハビリ経験関野尊久 本多成史 竹本憲二 子安正純 植村祐介 松井まり子 三浦律子 愛知県厚生農業協同組合連合会安城更生病院リハビリテーション科 愛知県厚生農業協同組合連合会安城更生病院循環器センター 愛知県厚生農業協同組合連合会安城更生病院看護部 O- 手術困難と判定され 外来心臓リハビリテーション移行となった重度冠動脈疾患を合併した川崎病の一例亀島匡高, 柴田賢一 小中真由美 藤山裕晃 加藤正規 東田雪絵 渡邊桃子 島田晶子 江原真理子 5 入谷直樹 6 村瀬数馬 6 山田純生 7 名古屋ハートセンターリハビリテーション部 名古屋大学大学院医学系研究科リハビリテーション療法学専攻博士課程 名古屋ハートセンター看護部 名古屋ハートセンター栄養科 名古屋ハートセンター循環器内科 5 豊橋ハートセンターリハビリテーション部 6 名古屋大学大学院医学系研究科 ( 保健学 ) 7 O- 亜急性ステント内血栓症による重症心不全に対し 包括的心臓リハビリテーション介入が有効であった一症例永井敬志 原康貴 作井大介 久世洋嗣 瀧野皓哉 桂川耀子 大久保宗則 川村一太 松尾仁司 岐阜ハートセンター心臓リハビリテーション室 岐阜ハートセンター循環器内科 O- 心臓移植後患者における継時的変化が運動耐容能に及ぼす影響の検討近藤徹 奥村貴裕 平岩宏章 渡邊直樹 杉浦由規 北川勝英 一居武夫 青木聡一郎 加納直明 古澤健司 深谷兼次 澤村昭典 坂東泰子 塚本泰正 坂田泰史 室原豊明 名古屋大学大学院医学系研究科循環器内科学 大阪大学大学院医学系研究科循環器内科学 5

17 一般演題 ( 口述 7) 外来リハビリ 患者教育第 会場 ( 豊田講堂第 会議室 )5:0-6:0 座長 : 谷村大輔名古屋掖済会病院循環器科 中山奈津紀名古屋大学大学院医学系研究科看護学専攻 O-5 当院独自の 心不全憎悪因子チェックリスト 使用による心不全患者の検討 畔上真緒 伊藤美由紀 朝井奈緒美 下郷卓史 亀谷良介 名古屋徳洲会総合病院看護部 名古屋徳洲会総合病院循環器内科 O-6 当院における回復期リハビリテーション継続状況の比較小野慎太郎 野田瑛佑 川口大志 鈴木さゆり 荻島和美 寺田師 秋野正敏, 坂本泰三 医療法人社団宏和会岡村記念病院心臓リハビリテーションセンター 札幌緑愛病院心臓リハビリテーションセンター O-7 急性心筋梗塞患者において入院時運動セルフエフィカシーが退院後運動療法遵守の独立した予測因子となるか山藤浩 中島將宏 石原真由美, 尾形昌弥 丸毛久未子 広瀬聡彦 谷畠進太郎, 野田俊之, 地方独立行政法人岐阜県総合医療センター心臓リハビリテーション部 地方独立行政法人岐阜県総合医療センター循環器内科 地方独立行政法人岐阜県総合医療センター看護部 O-8 運動習慣の有無及び身体機能が開心術後 ヶ月における運動耐容能に与える影響久世洋嗣 原康貴 作井大介 瀧野皓哉 永井敬志 木造里奈 恒川智宏 加藤貴吉 泉二佑輔 木下竜臣 川村一太 富田伸司 岐阜ハートセンター心臓リハビリテーション室 岐阜ハートセンター循環器内科 岐阜ハートセンター心臓血管外科 岐阜ハートセンター検査科 O-9 回復期リハビリテーション病棟入院患者における現状第二報 ~ 心機能障害に着目して~ 吉田雅志石橋貴久彦田邉剛史萩野勝也森有子神山由紀宮川ひで子西脇睦佐藤司筒井孝太田中利典森憲司横家正樹長野俊彦岩砂病院 岩砂マタニティ心臓リハビリテーションチーム 6

18 一般演題 ( ポスター ) 外科術後ポスター会場 ( アトリウム ) :0-5:0 座長 : 小林聖典名古屋大学医学部附属病院リハビリテーション部 P-0 重複合併症を有する複合弁膜症手術症例に対し 術後より下肢電気刺激療法を用いた一症例 井本晶太 飯田有輝 伊藤武久 大川晶未 西村将吾 山崎武則 愛知厚生連海南病院リハビリテーション科 愛知厚生連海南病院心臓血管外科 P-0 経過中に蘇生後脳症による中枢神経症候を認めた心臓移植候補患者に対するリハビリテーションの経験清水琴絵 小林聖典 清水美帆 吉田彬人 平岩宏章 渡邊直樹 奥村貴裕 六鹿雅登 碓氷章彦 室原豊明 名古屋大学医学部附属病院リハビリテーション部 名古屋大学大学院医学系研究科循環器内科学 名古屋大学大学院医学系研究科心臓外科学 P-0 包括的なフレイルの視点からみた経カテーテル大動脈弁植え込み術患者の特徴尾形昌弥 中島將宏 広瀬聡彦 丸毛久美子 山藤浩 石原真由美, 谷畠進太郎, 小野浩司, 後藤芳章 森義雄 野田俊之 滝谷博志 地方独立行政法人岐阜県総合医療センター心臓リハビリテーション部 同看護部 同循環器内科 同心臓血管外科 P-0 修正大血管転位に対する再手術後 過負荷に配慮して運動療法をすすめた 症例藤山裕晃 柴田賢一 亀島匡高 小中真由美 加藤正規 東田雪絵 島田晶子 江原真理子 山田純生 5 名古屋ハートセンターリハビリテーション部 名古屋ハートセンター看護部 名古屋ハートセンター栄養科 名古屋ハートセンター循環器内科 名古屋大学大学院医学系研究科 5 P-05 広範囲心筋梗塞を合併した急性大動脈解離に対し 術後早期から心臓リハビリテーションを施行した一例脇田隆広 萩原良子 井田雅之 鈴木篤明 森脇博夫 江田匡仁 手嶋悠人 須賀一将 梅田久視 石木良治 岩瀬三紀 トヨタ記念病院リハビリテーション科 トヨタ記念病院心臓外科 トヨタ記念病院循環器科 トヨタ記念病院 7

19 一般演題 ( ポスター ) 心不全ポスター会場 ( アトリウム ) :0-5:0 座長 : 田畑稔豊橋創造大学保健医療学部 P-06 維持期心臓リハビリテーションにおいて神経筋電気刺激療法が有効であった一症例入谷直樹 都築正尚 村瀬数馬 大谷卓巳 中川香 山田純生 医療法人澄心会豊橋ハートセンターリハビリテーション科 医療法人澄心会豊橋ハートセンター循環器内科 名古屋大学大学院医学系研究科 ( 保健学 ) P-07 低心機能 型糖尿病を有する進行した保存期慢性腎臓病患者に対し外来運動療法を導入した一例遠藤太祐 重政朝彦 多田英生 土谷美耶子 岩室樹 野邨支織 山田佳彦 平馬誠之 金子真也 上原燈紀子 重永豊一郎 磯佳織 片岡俊介 瀬川知 佐々木信幸 国際医療福祉大学熱海病院リハビリテーション部 国際医療福祉大学熱海病院循環器内科 国際医療福祉大学熱海病院内分泌代謝内科 国際医療福祉大学熱海病院リハビリテーション科 P-08 中隔心筋焼灼術を施行した閉塞性肥大型心筋症患者の 6 ヵ月間の外来心臓リハビリテーションの経過報告加藤正規 柴田賢一 小中真由美 亀島匡高 藤山裕晃 東田雪絵 渡邊桃子 島田晶子 江原真理子 山田純生 5 名古屋ハートセンター 名古屋ハートセンター看護部 名古屋ハートセンター栄養科 名古屋ハートセンター循環器内科 名古屋大学大学院医学系研究科 ( 保健学 ) 5 P-09 高齢心不全患者の家族の性差と保持すべき患者 ADL の関係内藤千裕 向井健太郎 中野雄介 水野智文 若林宏和 丹羽亨 渡部篤史 伊藤良隆 阿部司 中島真治 天野哲也 愛知医科大学循環器内科 愛知医科大学病院リハビリテーション部 P-0 心アミロイドーシスによる難治性心不全患者の終末期において多職種連携で治療を行った一例木村友美 熊谷直人 林佑香 河俣京香 村田涼子 加藤祐子 藤本直紀 土肥薫 大久保真由美 伊藤正明 三重大学医学部附属病院 0 階北病棟 三重大学医学部附属病院循環器内科 三重大学大学院検査医学 8

20 一般演題 ( ポスター ) 外来リハビリ 患者教育ポスター会場 ( アトリウム ) 5:0-6:0 座長 : 横家正樹岩砂病院 岩砂マタニティ循環器内科 P- 急性冠症候群 (ACS) 患者の自己管理行動に影響を与える因子についての検討林和代 柴田佳苗 大塚誠士 伊藤純一 槇林優 高橋茂清 青山琢磨 社会医療法人厚生会木沢記念病院総合リハビリテーション部 社会医療法人厚生会木沢記念病院循環器病センター循環器内科 P- 心臓リハビリテーションと個別的患者指導の組み合わせによる効果 榊原充子浅野恵里香竹中利美山村雅仁神野泰 半田市立半田病院 P- 再入院を繰り返す重症大動脈弁狭窄症患者に対する在宅におけるリハビリテーション介入の検討多田英生 重政朝彦 遠藤太祐 土谷美那子 岩室樹 野邨支織 重永豊一郎 磯佳織 片岡俊介 瀬川知 国際医療福祉大学熱海病院リハビリテーション部 国際医療福祉大学熱海病院循環器内科 P- 看護師の心不全患者に対するアセスメント能力の違いによる再入院率への影響 中村智香 大垣市民病院 P-5 社会復帰を目標とした高齢慢性心不全患者の自己管理支援栗原尚美 青山豊 永田英貴 村木麻依 野村友子 名古屋第二赤十字病院看護部 名古屋第二赤十字病院循環器センター 名古屋第二赤十字病院医療技術部リハビリテーション課 名古屋第二赤十字病院医療技術部栄養課 P-6 心臓リハビリテーション介入によって難治性心房細動が改善した一症例芦川博信, 吉川大治 吉田直樹 熊谷宗一郎 伊藤多津美 西本暁彦 萩原悠太, 土川洋平, 山田純生 名古屋大学大学院医学系研究科リハビリテーション療法学専攻 愛北ハートクリニック 名古屋大学大学院医学系研究科 ( 保健学 ) 9

21 一般演題 ( ポスター ) 心リハ運営運動負荷試験ポスター会場 ( アトリウム ) 5:0-6:0 座長 : 江原真理子名古屋ハートセンター循環器内科 P-7 当院における心臓リハビリテーションの現状と今後の課題熊﨑誠 小鳥川彰浩 横山有見子 村田欣洋 小嶋弘毅 南真由美 石腰由美 古田政美 袖浦ゆうき 水澤直子 宮本みちる 5 JA 岐阜厚生連久美愛厚生病院リハビリテーション科 久美愛厚生病院循環器内科 久美愛厚生病院看護部 久美愛厚生病院検査科 久美愛厚生病院栄養科 5 P-8 当院における外来心臓リハビリテーションの現状と課題 新たな取り組み 鮫嶋友樹 杉岡菜穂 和田百合子 谷畠進太郎 野田俊之 初音俊樹 医療法人慶睦会千手堂病院心臓リハビリテーションチーム 地方独立行政法人岐阜県総合医療センター循環器内科 P-9 PVC による運動耐容能低下を CPX によって評価可能であった一例山中明香里下郷卓史西脇健太伊藤由教木村陽志竹岡美代子大竹浩史大竹弘隆吉岡真吾中村真幸田中昭光安藤みゆき青山英和亀谷良介名古屋徳洲会総合病院 P-0 SSS に対するペースメーカー埋め込み患者に対して CPX が有用であった一例西脇健太下郷卓史山中明香里伊東由教木村陽志竹岡美代子大竹浩史大竹弘隆吉岡真吾中村真幸田中昭光安藤みゆき青山英和亀谷良介名古屋徳洲会総合病院 P- うっ血性心不全を呈した高度肥満症例に対して減量介入を行った一例について ( 症例報告 ) 瀧野皓哉 原康貴 作井大介 久世洋嗣 永井敬志 桂川曜子 平田哲夫 川村一太 山田純生 岐阜ハートセンター心臓リハビリテーション室 岐阜ハートセンター循環器内科 名古屋大学大学院医学系研究科 ( 保健学 ) 0

22 抄録

23 大会長基調講演第 会場 ( シンポジオン会議室 ) 0:00-0:0 心不全のフレイルを治療 予防するリハビリテーション介入 座長 : 井澤英夫藤田保健衛生大学坂文種報徳會病院循環器内科 演者 : 山田純生名古屋大学大学院医学系研究科 ( 保健学 ) 心不全フレイルは 筋機能 ( 量 力 ) のみでなく 全身臓器の生理的予備能の低下で特徴づけられ 生活自立度の低減ならびに死亡の危険性を高める内科的症候群とされる 地域在住高齢者におけるフレイルは 死亡 入院に対する独立した危険因子であるとともに 適切な介入により可逆的因子であるとされ 高齢者ケアにおける重要な介入標的となっている 心不全フレイルは これら健常高齢者におけるフレイルの概念と並行し 心臓カヘキシアとして問題提起されていたもので その発生機序は病態が関与するだけ複雑である 心不全フレイルを呈する者は 心不全発症前にフレイルを有していた者と 心不全発症後に病態特異的因子により発現した心臓カヘキシアによるものとが混在すると思われるが その鑑別を含め 今後の心不全リハビリテーションの重要な臨床テーマとなりうる 心不全フレイルと心臓カヘキシアの鑑別ならびに改善は可能か もし改善できるとしたらその対象ならびに効果的方策はどのようなものか 改善できない状態に陥った場合は どのようなケアシステムが必要となるのか まさに 心不全フレイルをとりまく現状は混沌としており 我々はこれら個々の課題に対し粘り強く対処することが求められている 以上の認識に立ち 本講演では心不全フレイルを治療 予防するリハビリテーション介入について 検討すべき課題とともにその方向性について言及してみたいと思う

24 特別講演第 会場 ( シンポジオン会議室 ) :0-:0 地域ケアを主導する慢性心不全管理と緩和ケア 座長 : 山田純生名古屋大学大学院医学系研究科 ( 保健学 ) 演者 : 伊藤弘人国立精神 神経医療研究センター精神保健研究所社会精神保健研究部 慢性心不全管理における技術と経験は 地域ケアの推進に寄与する 心臓リハビリテーションで日頃提供している運動の推奨 栄養管理および社会的つながりの推進は 地域ケアにおける中心的なテーマである また 近年注目されている心不全管理における緩和ケアの考え方も 地域で長期にわたり疾病を持ちながら生活を続ける住民への対応の参考になる 持続可能な社会保障制度づくりには それぞれの領域で培ってきた技術と経験が 地域におけるあらゆるサービスに技術移転されていく必要がある 専門家への相談や紹介を担保した上で 非専門家が活用できるような工夫が 専門家に求められている メンタルヘルス領域も同様の課題がある 身体疾患を有する場合 うつ病やうつ状態と不安障害を合わせ持つ割合は 5 人に 人程度で 両疾患を合併すると身体予後が悪化すると言われている 精神科医療におけるこの領域に関する人材は少なく 多くの症例は身体科で対応せざるを得ないという現実がある 現在では メンタルヘルスに関する関与の強度を徐々に高めていく段階的治療 ( ステップド ケア ) の効果が明らかになっている これからの社会保障制度のキーワードは地域包括ケアである 心臓リハビリテーションからの地域包括ケアへの積極的な寄与が期待されている

25 シンポジウム第 会場 ( シンポジオン会議室 ) 0:0-:00 心不全の地域連携を創ろう 座長 : 原田憲中部労災病院循環器科 丸山智美金城学院大学生活環境学部 心臓リハビリテーションを含む心不全治療は退院後も継続することにより長期予後とQOLの改善が期待できます 特に退院後の一定期間 心不全管理を習得して頂く集中的介入が効果を発揮します しかし様々な要因のため 退院後に通院が困難になる患者も少なくありません 心不全管理は薬物治療を基本とし 疾患管理 運動指導 栄養指導 薬剤指導など複数の職種による介入が必要となります 特に高齢者は一度心不全を発症すると 心機能のみならず認知機能や栄養状態も低下するため 再入院を防ぐためには地域全体で心不全患者を診ていく 社会的なサポートも必要であろうと感じます このような認識の下 本シンポジウムでは特に高齢心不全患者の入院から退院後管理までのシームレスな連携や日常生活機能の維持 改善のための知恵を皆さんで出し合っていきたいと思います SY 心不全再入院予防への取り組み 川村一太 岐阜ハートセンター循環器内科 心不全患者は増悪による入退院を繰り返しながら予後不良となるため 再入院をいかに防ぐかが重要ですが 増悪の原因は医学的な要因に加え 服薬の不徹底や虚弱状態など多岐にわたります そこで 当院では医師 看護師 理学療法士 栄養士 薬剤師および医療連携室からなる心不全チームを結成し カテーテル治療から各種指導 社会福祉サービスの利用に至るまで 急性期から退院後の生活まで考慮した包括的管理を行っています また かかりつけ医との連携も重要です 多くの場合 一定期間の急性期病院での治療後にはかかりつけ医で加療継続する事となりますが そこでの薬剤調整は困難です β 遮断剤などは少量からの漸増が必要なため 特に初発の心不全患者は最低でも半年間は急性期病院で治療し 様々な指導も併せて行う事で その後も心不全増悪を来さず予後改善につながると期待しています そしてかかりつけ医に転院後も定期的に急性期病院で評価を行い 結果をフィードバックするという連携を繰り返す事で 理想的な心不全患者の治療 管理が出来ると考えています 以上を踏まえ 心不全診療における我々の取り組みと将来について提示したいと思います

26 シンポジウム第 会場 ( シンポジオン会議室 ) 0:0-:00 SY 心不全患者の再入院予防に向けた看護介入と課題 東田雪絵 名古屋ハートセンターリハビリテーション部 日本循環器学会によると 慢性心不全患者は年間約 万人ずつ増加しており 05 年度は 万人である また JCARE-CARD では心不全増悪による再入院率は 高齢であるほど高いと報告されており 心不全増悪入院は社会的負担となっている 疾病管理はその対策として有望視されているが 実状は明確でない そこで 当院で 05 年 月 日 ~ 月 日の間に心臓リハビリテーションに参加した慢性心不全 名 ( 平均年齢 78.5 歳 ) を カルテより後方視的に調査した 独居率は % 介護保険認定者は 7% 退院後 年の再入院は % で 高齢者が多く ( 平均年齢 8.7 歳 ) 半数が怠薬など予防可能な生活因子による再入院と思われた 特に 高齢心不全患者においては退院後の継続的な介入が必要であるが 68% が退院と同時にかかりつけ医に紹介されていた 再入院予防にはかかりつけ医やケアマネージャーをはじめとする地域包括ケアシステムへの情報提供の充実や連携の強化が課題と考えられた SY 心不全患者に対する訪問リハビリの関わり 二井俊行 飯田有輝 井本晶太 海南病院訪問リハビリテーション事業所 海南病院リハビリテーション科 我が国は超高齢社会を迎え 地域社会には地域包括ケアシステムを通じて支えるという役割が期待されている 高齢化に伴い虚弱高齢心不全も増加しており 疾病の自己管理 生活習慣の改善 セルフケアの啓発 家庭環境の整備など在宅における包括的な心臓リハビリテーションが必要となっている 当院では 通院困難な虚弱高齢心不全に対し疾病管理を目的とした訪問リハを行っている 入院急性期より訪問リハスタッフを含めた循環器の多職種カンファレンスにより 在宅復帰に向けた心不全管理プログラムを策定している 具体的には 心不全増悪因子や疾病管理 退院後の医療機関受診基準についての情報を チェックシートを用いて地域のケアサービスで共有できる連携システムを構築した 本シンポジウムでは 高齢心不全患者が疾病管理をしつつ安心して自宅生活を送れるケアシステムについて 当院における包括的な取り組みから概括したい 5

27 シンポジウム第 会場 ( シンポジオン会議室 ) 0:0-:00 SY 心不全の地域連携における管理栄養士の役割 岡本恵子 森山大介 恒川裕子 水野智春 関口まゆみ 原田憲 山田純生 中部ろうさい病院栄養管理部 同循環器内科名古屋大学大学院医学系研究科 ( 保健学 ) 心臓リハビリテーションにおける管理栄養士の参加は古いが これまでその役割は明確とは言い難かった しかし 低栄養の併存が多い高齢心不全患者が急増したことで その役割は明確になろうとしている 当院では心不全で入院した患者に対して入院中 回の栄養食事指導を実施している 回目の栄養食事指導では 入院前の患者の食事内容 ( 摂取エネルギー量 PFC 比 食塩摂取量 アルコール摂取量 ) 水分摂取量 体重経過 ( 過去 年間 ) を把握する 栄養評価は当院規定の AUD 評価を用い 食欲 低栄養 栄養指導に留意すべき疾患の有無を把握する 回目の栄養食事指導では退院後の食生活を指導するとともに 可能な限り退院後の継続的栄養外来への参加 ( 退院 6 か月間 ) を促し 外来指導へとつなげている 栄養食事指導の効果は 支援者など患者の療養環境に大きく影響を受ける その意味で管理栄養士の観点で 家庭や給食サービス会社のみならず 地域で活用できる施設連携の重要性を強調したいと思う SY5 慢性心不全患者の再入院を防ぐために ~ 在宅医療側の役割 ~ 羽田真博 協和ケミカル株式会社総合ケア在宅支援事業部キョーワ訪問看護リハビリステーション寄り添い屋 近年の急速な高齢者人口の増加は 循環器疾患の罹患率増加の大きな要因となっている 一方, わが国の増加し続ける社会保障費の状況を鑑みると 慢性心不全の治療目標は 単なる心事故予防の観点だけでなく 医療費増加に対する対策も見直さなければならない状況となっている このような背景から 心不全患者の増加は 臨床上の課題に加えて医療費負担や医療経済も含んだ社会課題として我々は向き合う必要がある 平成 5 年から始まった第 6 次医療計画では 国は医療機能の分化 連携を推進しており 社会保障制度審議会では医療 介護連携と 在宅医療を一層重視する地域包括ケアシステムづくりを推奨する方針が出された 急性期から回復期 在宅療養に至るまで 切れ目のない地域完結型医療の推進のためには 多領域 多職種連携が重要である 今回のシンポジウムでは 在宅医療側の立場としての役割と展望 そして 慢性心不全を地域で支える知恵の提案をさせていただきたい 6

28 一般演題 ( 口述 ) 運動処方 運動負荷試験第 会場 ( 豊田講堂第 会議室 )0:00-:0 O-0 重度収縮機能低下を伴った虚血性心筋症の病態評価と活動処方に CPX が有用であった 例 河野裕治 森悦子 石川綾子 杉浦翼 田中康友 粥川知子 青柳陽一郎 石黒智也 良永真隆 林陸晴 井澤英夫 藤田保健衛生大学坂文種報徳會病院リハビリテーション部 藤田保健衛生大学医学部リハビリテーション医学 I 講座 藤田保健衛生大学坂文種報徳會病院循環器内科 はじめに 心肺運動負荷試験 (CPX) では PeakVO や VE/VCO slope などが注目されるが 運動負荷中の血行動態の変化の把握も重要となる 今回 CPX 中の各指標の変化が病態評価と活動処方に有用であった症例を通して CPX の解釈について検討した 症例提示 65 歳男性 基礎疾患は虚血性心筋症で 当院フォロー中に胸部不快感を主訴に精査入院となった 入院後の検査所見は CAG での狭窄の進行や EXG での心室性不整脈は認めず NT probnp:56.pg/ml LVEF:8.5% と左室収縮能低下を認めた CPX 所見で心電図は異常なく PeakVO:.5ml/min/kg PeakVO/HR:7. と重度の心ポンプ能の低下を認めた しかし VE/VCO slope:9.0 と心不全重症度は比較的軽度であり ΔVO/ΔLoad:0.7 と AT までの心ポンプ応答は良好であった 以上より AT までの運動強度では心機能リスク A と判断されるため 日常生活には AT 付近の強度である.5METs を参考に活動処方を行った まとめ CPX による活動処方には 代謝変化を反映した AT に加えて 運動時の各指標の推移を考慮したリスク評価が重要であると思われた O-0 身体機能が保たれた心不全患者に対する増悪予防を目的とした身体活動処方について 森悦子 河野裕治 石川綾子 杉浦翼 田中康友 粥川知子 溝越恵理子 青柳陽一郎 石黒智也 良永真隆 林林陸 井澤英夫 藤田保健衛生大学坂文種報徳會病院リハビリテーション部 藤田保健衛生大学医学部リハビリテーション医学 I 講座 藤田保健衛生大学坂文種報徳會病院循環器内科 はじめに 過度な心負荷増大は心不全増悪因子の一つとなる. 今回, 心機能低下が運動制限因子と推測された症例に対し, 心不全増悪予防を目的とした身体活動処方について検討した. 症例提示 60 歳男性, 拡張型心筋症で初回の心不全入院であった. 週間前より労作時 夜間の呼吸困難感あり当院受診し, 精査目的で入院となった. 入院時所見は, 心拡大, 肺うっ血, 胸水を認め,NT probnp が 5pg/ml,LVEF が 7% と重度の収縮機能低下を認めた.CPX の結果では,PeakVO:0.6ml/min/kg, VE/VCO-slope:. と心不全重症度は比較的軽度であったが, 終了理由が O leveling off で最大運動時でも下肢疲労を認めなかった. 退院時所見は 6 分間歩行距離 :68m, 握力 :5.kg と身体機能は良好であったが LVEF は % と低値であった. 以上より, 本症例の運動制限要因は心機能低下と判断し, 身体活動処方には過負荷を避けるために AT 付近の.5METs を目安とした身体活動強度とし, 退院後の経過により調節することとした. まとめ 身体機能が保たれた低心機能患者に対する心不全増悪予防には, 過負荷を予防するための適切な身体活動処方が重要であり,CPX がより有用になると思われた. 7

29 一般演題 ( 口述 ) 運動処方 運動負荷試験第 会場 ( 豊田講堂第 会議室 )0:00-:0 O-0 若年心筋梗塞患者に対する CPX を用いた退院後身体活動処方について 石川綾子 河野裕治 杉浦翼 森悦子 田中康友 粥川知子 溝越恵里子 青柳陽一郎 良永真隆 林陸晴 井澤英夫 藤田保健衛生大学坂文種報徳會病院リハビリテーション部 藤田保健衛生大学医学部リハビリテーション医学 I 講座 藤田保健衛生大学坂文種報徳會病院循環器内科 はじめに 若年の心筋梗塞 (AMI) 患者では身体機能が保たれているため 退院後の身体活動処方に難渋することを経験する 今回 心肺運動負荷試験 (CPX) が身体活動処方に有用であった一例を経験した 症例提示 6 歳男性 頭痛と胸部症状にて当院循環器内科入院し AMI と診断 #:75% と #:00% に対し血行再建を実施 #9 に有意残存狭窄を認めた PeakCPK は 068IU/L と心筋傷害は比較的軽度であったが 心エコー所見より LVEF が 7% 後壁 ~ 側壁の壁運動低下と左室収縮能の低下が認められた 退院時の CPX の結果は PeakVO:8.6ml/kg/min PeakSBP:80mmHg 負荷中の心電図 ST 変化はなく 終了理由は下肢疲労であった まとめ 本症例は軽度の心機能低下と残存狭窄を有していたが CPX の結果より心筋虚血やポンプ失調を疑う所見はないため 活動制限の必要はないと判断した 若年 AMI 患者に対する過度の身体活動制限の予防には CPX は有用であると思われた O-0 循環器疾患患者における握力運動の介入が日常生活活動量に及ぼす影響 中山奈津紀 平井眞理 名古屋大学大学院医学系研究科看護学専攻 椙山女学園大学看護学部 我々はこれまでに在宅における日常生活活動量の増加が予後規定因子である自律神経活動指標の改善に寄与している可能性を示唆してきた 一方で近年 握力と循環器疾患の関係について注目されている 目的 握力運動器具の貸与が日常生活活動量に及ぼす影響を明らかにすることとした 方法 本研究は AHA 分類における Stage A の患者で通院型心臓リハビリテーションに通院していない患者 (n =9) を対象として 研究開始時に握力運動器具 つまりハンドグリップもしくはテニスボールを か月間貸与した 同時に活動量計を貸与するとともに か月間の自主的な握力運動を促した 6 か月後に握力と日常生活活動量を測定した 本研究は研究者が所属する組織の倫理委員会の許可を得て行われた 結果 研究対象者の年齢は 7.6±7.0 歳だった 6 か月後に握力 活動量全体 Mets 以上の運動が有意に増加していた (p= ) 考察 握力の維持が循環器疾患の進行に影響している可能性が示唆されている 本研究において握力運動の促しによって 握力とともに日常生活活動量が増加することが明らかになった 握力運動の促しが循環器疾患の進行に及ぼす影響が示唆された 8

30 一般演題 ( 口述 ) 運動処方 運動負荷試験第 会場 ( 豊田講堂第 会議室 )0:00-:0 O-05 僧房弁閉鎖不全症による自覚症状の評価に心肺運動負荷試験は有用である 原康貴 川村一太 作井大介 久世洋氏 瀧野皓哉 永井敬志 木造里奈 加藤貴吉 恒川智宏 富田伸司 松尾仁司 岐阜ハートセンター心臓リハビリテーション室 岐阜ハートセンター循環器内科 岐阜ハートセンター心臓血管外科 岐阜ハートセンター検査科 はじめに 僧帽弁閉鎖不全症 ( 以下 MR) の手術適応の決定には自覚症状の有無が大きく関与する しかし しばしば自覚症状の有無は判別困難なことが多く 客観的な評価方法が必要である 方法 05 年 5 月以降で中等度以上の MR 患者で CPX を実施した連続 例 ( 男性 0 例 女性 例 平均年齢 58.9 歳 ) を 群に分け CPX 心エコー 採血データを用いて比較検討した 結果 A 群 : 自覚症状有 例 B 群 : 自覚症状無 9 例であった 患者背景では年齢 :A 群 69.5(60,7), B 群 5(5,6.5) (P<0.00) 検査データは NT-pro BNP:A 群 6.5(.,07.8), B 群 9(5.,8) Peak VO/W:A 群 5.9(.,7.7), B 群 (0.,.) VE vs VCO slope:a 群.9(8.7,6.), B 群 7.7(6.5,9.8) min VE/VCO:A 群 6.(.,9.8), B 群.(7.,.) ですべて P<0.05 であった 心エコー結果では LVEF,LVDs, 推定 PA 圧等に 群間で有意差を認めなかった 考察 MR の自覚症状の有無では心エコーデータに有意差は認めないが 運動耐容能の低下と換気応答が不良となることが示された 自覚症状の有無が明確に判断できない場合には NT-pro BNP や CPX の結果が参考になり 手術適応の決定の一助となる可能性が示唆された O-06 心疾患患者におけるサルコペニアスコアと運動耐容能の関連 亀田一成 藤本直紀 森脇啓至 増田千秋 藤田直美 直江祐樹 伊東利一 熊谷直人 土肥薫 伊藤正明 三重大学医学部附属病院リハビリテーション部 三重大学医学部附属病院医学系研究科検査医学分野 三重大学医学部附属病院医学系研究科循環器 腎臓内科学 三重大学医学部附属病院中央検査部 はじめに サルコペニアは骨格筋の量と質によって診断される 心疾患患者では運動耐容能低下の結果として低活動になり サルコペニアが助長されることが知られている 目的 心疾患患者において 65 歳以上の高齢者を対象として近年提唱されたサルコペニアスコアと運動耐容能の関連について検討した 方法 平成 8 年 月から当院で症候限界心肺運動負荷試験 (CPX) を実施した 7 例 (57±8 歳 男性 5 例 ) の心疾患患者を対象とした サルコペニアスコアと CPX 検査結果や患者背景との関連を検討した 結果 65 歳以上の高齢者だけでなく 65 歳未満の患者においても サルコペニアスコアと最大酸素摂取量 (peakvo) の絶対値の間に有意な負の相関を認めた (R=0.9) 一方 サルコペニアスコアと体重当たりの peak VO の間には相関は認めなかった (R=0.07) 喫煙 高血圧 糖尿病の有無とサルコペニアスコアには有意な相関を認めなかった 結語 サルコペニアスコアが高値の患者は peakvo の絶対値が低値であった 簡便に計測しうるサルコペニアスコアにより 心臓リハビリテーションが特に必要であると考えられる運動耐容能の低下した心疾患患者を同定しうる可能性が示唆された 9

31 一般演題 ( 口述 ) 運動処方 運動負荷試験第 会場 ( 豊田講堂第 会議室 )0:00-:0 O-07 高齢心不全患者に対し 携帯型活動量計と CPX を併せて生活指導を実施した例 大原愛子 岡田恭子 下川健 宮原崇 藤本直紀 星野康三 医療法人永井病院 三重大学大学院循環器 腎臓内科学 三重大学大学院検査医学分野 背景 当院ではリハビリ通院率の低い高齢心不全患者に対し 退院後どのように関わっていくかが以前より課題であった 今回退院時 CPX 処方と退院後 週間の身体活動量を比較検討し 患者指導を行ったので報告する 方法 当院に入院し CPX 実施可能であった高齢心不全患者 例に 携帯型活動量計 ( オムロン社製 HJ 50 IT) を退院後一週間装着させ その身体活動強度と退院時 CPX 処方とを比較した 結果 例の AT レベルは.METs と.0METs であり 退院後生活でそれを大きく超える活動は少なく過負荷は認めなかった また AT レベルでの歩行運動と生活活動はそれぞれ 9 分 / 日 分 / 日と 分 / 日 0 分 / 日であり AT レベルでの活動を促すことが必要であった 考察 活動量計と CPX を用いた介入は 心不全患者の過負荷予防や必要以上の不活動に対する指導に有用であり 今後も適時評価することが必要であると考えた また定期的なリハビリ通院の困難な患者に対し簡易的に評価指導が可能であった 0

32 一般演題 ( 口述 ) 心不全 第 会場 ( 豊田講堂第 会議室 ) :0-:0 O-08 閉塞性肥大型心筋症に frailty を合併した一例 長谷川隆史 原田憲 原田康隆 近藤健司 臼居直哉 田中宏太佳 山田純生 中部労災病院中央リハビリテーション部 中部労災病院循環器内科 中部労災病院リハビリテーション科 名古屋大学大学院医学系研究科 症例 6 歳女性 0 年 月 胸部絞扼感と胸痛を主訴に受診 入院後 心臓カテーテル検査を実施 正常冠動脈で LVEF 7% 左室後壁厚 7mm 左室流出路に最大 5mmHg の左室内圧較差がみられ 閉塞性肥大型心筋症と診断された 経過 退院後 BNP 値は 50 前後で推移したが 労作時呼吸困難感が持続し 日常生活に支障を来していた 06 年 月に心肺運動負荷試験 (CPX) 呼吸機能検査を実施 peakvo.ml/kg/min peak HR 0 peak R.7 BP 7/69 AT 8W AT HR 0 minimum VD/VT 0. VO/HR 7.9 VE/VCO slope.5 %VC 79.7% FEV.0% 7.9% Dyspnea index 0.96 であった CPX 中に血圧低下はみられなかったが AT で過呼吸となり ( 修正 Borg scale は呼吸 9 下肢 7) 肺機能の低下が呼吸苦の主要因と考えられた リハ推移 5 月から外来リハビリ開始 開始時 0m 歩行速度 0.7m/s PMADL8 7 連続歩行距離 0m であった 当初は動作時呼吸方法の指導と呼吸筋トレーニングを主に行い 呼吸困難感減少後にレジスタンストレーニングと有酸素運動を開始 介入 か月後には 0m 歩行速度 0.90m/s PMADL8 8 連続歩行距離 600m と著明に改善した 結論 病態からは運動介入を控える症例でも 運動時の適切な呼吸循環評価ならびに身体機能評価により リハ介入による著明な日常生活活動の改善が期待できることが示された O-09 気管挿管人工呼吸器管理を要する心疾患患者の離床状況および嚥下機能障害 退院時転帰 平澤純 小川智也 渡邉文子 小久保裕子 古川拓朗 三嶋卓也 新貝和也 長江優介 味岡正純 浅野博 神原貴博 公立陶生病院中央リハビリテーション部 公立陶生病院循環器内科 背景 気管挿管人工呼吸器 ( 挿管 ) 管理を要する重症患者は身体機能低下や嚥下機能障害を来しやすい 挿管管理のリハビリテーションに関する報告は 呼吸不全やショック症例が多く 心疾患症例は少ない 目的 挿管管理を要する心疾患症例の離床進行状況および嚥下障害 退院時転帰を明らかにすること 対象と方法 0 年 月から 0 年 7 月までに循環器内科に入院し 挿管管理された症例 7 例のうち 死亡例 例 気管切開 例を除いた 例 (AMI 8 例 心不全 例 ( うち CPA 5 例 )) カルテより後方視的に 離床の期間 ST 介入の有無 退院時転帰 ( 退院先 Barthel index(bi)) を調査した 結果 挿管期間 5.6 日 入院期間 50.6 日 気管挿管から離床開始までの期間は 6.±.6 日であり 立位開始まで 8.9±5.7 日 歩行開始まで.±9. 日であった 離床の非開始要因は IABP を要する低心機能が 0 例と最も多かった ST 介入を要する嚥下機能障害は 0 例であった 退院先は自宅 6 例 入院前と同施設 例 転院 例であった 退院時 BI は 6.7±6.6 点であった まとめ 挿管管理を要する心疾患患者は 離床までに時間を要し 嚥下機能障害を高割合で合併 ADL 低下を来す症例が多い事が明らかとなった

33 一般演題 ( 口述 ) 心不全 第 会場 ( 豊田講堂第 会議室 ) :0-:0 O-0 当院高齢慢性心不全患者の在宅生活の実態調査 田邉剛史石橋貴久彦萩野勝也吉田雅志森有子神山由紀宮川ひで子田中瑞香西脇陸佐藤司筒井孝太田中利典森憲司横家正樹長野俊彦 岩砂病院 岩砂マタニティ心臓リハビリテーションチーム 目的 当院高齢慢性心不全患者の在宅生活における活動状況の実態把握を活動量計を用いて調査したので報告する 方法 症例は慢性心不全の男性 名 ( 平均年齢 78.±.6 歳 BNP0.7±9.pg/mL) 歩行エクササイズ ( 以下 Ex) 量と生活活動 Ex 量を分けて測定可能なオムロン活動量計 (Active Style Pro HJA-750C) を 週間装着し 活動状況を調査した 結果 総装着時間.8 時間 / 日の内 低強度の時間が. 時間 / 日を占めた 中高強度の時間は 0.5 時間 / 日であり 内訳は歩行 Ex 量 8% 生活活動 Ex 量 7% であった 考察 慢性心不全患者は 中高強度時間の頻度が多くなることでオーバーワークに陥る可能性が考えられる しかし 今回の調査結果からは 全症例において生活時間の多くが低強度であった 適正運動時間の割合が少なく 在宅における非監視型運動療法の指導が不十分と考えられた 一方 中高強度の活動の多くは生活活動中にみられることから 運動指導に加えた細やかな生活動作の指導の重要性が求められる O- 心不全患者の再入院に関わる要因分析と心リハプログラムの再考 上嶋良 辻聡浩 水谷拓真 伊藤正樹 大西史峻 山内良太 渡邉清孝 小西克尚 大村崇 太田覚史 北村哲也 森拓也 鈴鹿中央総合病院リハビリテーション科 鈴鹿中央総合病院循環器内科 目的 慢性心不全患者における心不全増悪による再入院率は高く, 再入院を回避することは重要である そこで, 今回, 当院における心不全患者再入院の予測因子の検討を行った 方法 平成 7 年 月から 月まで当院に入院加療した心不全患者 9 例を対象とし, 退院後 6 ヵ月以内に再入院した再入院群 ( 例 ) と非再入院群 (7 例 ) に分け, 再入院に関わる要因を後向きに比較検討した 検討項目は年齢 LVEF BNP CONUT スコア 在院日数 リハビリ開始までの日数 リハビリ開始時 / 退院時 modified Ranking Scale(mRS) 退院先とした 結果 再入院群では年齢 8.5±. 歳 LVEF5.58±.0% BNP90±60.pg/ml CONUT スコア.0±. 在院日数 9.7±7. 日 リハビリ開始までの日数 5.59±.9 日 リハビリ開始時 MRS.7±0.88 退院時 MRS.±0.88 退院先 ( 自宅 7 名 施設 名 ) であった 今回の検討では 群間に有意差を認めなかった 考察 ガイドラインでは, 慢性心不全患者の増悪による再入院要因はナトリウム 水分制限の不徹底などの医学的要因以外のものが多いとされている 心不全患者の再入院回避のためには運動療法に生活指導を組み合わせた包括治療が必要である

34 一般演題 ( 口述 ) 心不全 第 会場 ( 豊田講堂第 会議室 ) :0-:0 O- 高齢慢性心不全患者の急性増悪を予防するための環境因子の検討 山賀亘 訪問看護ステーションほたる 目的 地域在住高齢慢性心不全患者の急性増悪に起因する環境因子を調査 検討する 方法 要介護の認定を受けている当訪問看護ステーションの利用者の中から訪問看護指示書に心不全の記載がある利用者を抽出し 急性増悪の有無や家族介護力スコア サービスの利用状況等を調査した 急性増悪の有無と家族介護力スコア サービスの利用状況に関連があるかを比較検討し 特に急性憎悪の予防に難渋した事例を報告する 結果 急性増悪あり群は 人で家族介護力スコアの平均 5.5 サービスの利用頻度は.5 回 / 週 急性憎悪なし群は 6 人で家族介護力スコアの平均.5 サービスの利用頻度は 5. 回 / 週であった 急性増悪あり群の方が家族の物理的介護力が高いにも関わらず疾病管理できていない傾向にあった 管理困難な一例では 家族の物理的介護力は低くないものの 対象者に対するケアが十分なされていなかった 考察 要介護認定を受けている高齢心不全患者の急性憎悪は 家族の物理的な介護力よりも 患者に目を向けたケアがどの程度行われているかに影響を受けている可能性がある O- 高齢心不全患者における入院日数は退院後イベント発生率と関係する 杉浦翼 河野裕治 森悦子 石川綾子 粥川知子 溝越恵里子 青柳陽一郎 林睦晴 井澤英夫 藤田保健衛生大学坂文種報徳會病院リハビリテーション部 藤田保健衛生大学医学部リハビリテーション医学 I 講座 藤田保健衛生大学坂文種報徳會病院循環器内科 目的 近年 高齢心不全患者は増加しており 高齢心不全患者は再入院率や死亡率などのイベント発生率が高い 心不全患者の入院日数とイベント発生率の関連は散見されるが 海外の報告がほとんどであり 本邦の心不全臨床への応用は困難である したがって本研究では高齢心不全患者の入院日数とイベント発生率の関連性について検討した 方法 対象は当院循環器内科入院中に心臓リハビリテーションを実施した心不全患者の中で 70 歳以上かつ身体機能測定が可能であった 08 例とした 全例で入院時各種検査所見 入院日数を診療記録より抽出し 退院後の心不全増悪による再入院 心臓死亡を調査した 全対象を入院期間の四分位で 群に分け 各群のイベント発生率を比較した 結果 全対象の入院日数の中央値は 日 ( 四分位範囲 日 日 ) であった 四分位で分けた各群のイベント発症率は それぞれ.% 9.0%.8%.9% であり 日以上で有意に高かった 考察 高齢心不全患者において入院日数が長い程 イベント発生率が高くなることが明らかとなった 本結果は 急性期病院退院後の医療機関における心不全の重症度評価の一助となる可能性が示唆された

35 一般演題 ( 口述 ) 栄養 心理第 会場 ( 豊田講堂第 会議室 ) :0-:0 O- 若年心大血管疾患発症者におけるタイプ D パーソナリティの特性 中島將宏 谷畠進太郎, 広瀬聡彦 山藤浩 丸毛久未子 尾形昌弥 石原真由美, 森義雄 野田俊之 滝谷博志 地方独立行政法人岐阜県総合医療センター心臓リハビリテーション部 同循環器内科 同看護部 同心臓血管外科 目的 タイプ D パーソナリティ (TypeD) および TypeD を構成するネガティブ感情 (NA) と社会的抑制 (SI) の 因子を用い 若年心大血管疾患発症者の性格特性を明らかにすること 方法 入院時心大血管疾患リハビリテーションを実施した患者を対象に 05 年 月から 8 月に日本語版 Type D Scale を用いた調査を行った 認知症などの回答困難者は除外した NA SI はそれぞれ 0 点以上でありと判定し 項目ともに 0 点以上で TypeD と判定した 65 歳以上を対照群 65 歳未満を若年発症群に分け NA/SI/TypeD の保有率を群間で比較した 検定には Fisher の正確確率検定を用い 統計解析には EZR ver.. を用いた 結果 対象者 名の平均年齢は 69± 歳 男性割合は 76.% で NA は 6.% SI は 76.9% TypeD は 57.0% が保有していた 対照群 名 / 若年発症群 名の NA 保有率は 60.9%/69.%(p=0.) SI 保有率は 7%/8.%(p=0.0) で TypeD 保有率は 5.5%/66.%(p=0.0) だった SI および TypeD が若年発症群で有意に多い結果となった 考察 心大血管疾患の若年発症者は高齢発症者に比べて TypeD が多く 特に他者との関わりを苦手とする者が多いことから 医療者が関わる上での留意点になると思われた O-5 心臓リハビリテーション患者における血中 EPA/AA 比の推移について 関谷快斗 藤田美央 廣瀬聡彦 中島將宏 山藤浩 石原真由美, 谷畠進太郎, 飯田真美, 独立行政医療法人岐阜県総合医療センター栄養管理部 同心臓リハビリテーション部 同看護部 同循環器内科 目的 必須脂肪酸であるエイコサペンタエン酸 (EPA) アラキドン酸 (AA) の血中比率は動脈硬化性疾患との関連性が注目されている また必須脂肪酸はヒトの体内で合成できず EPA 製剤やサプリメントの摂取がなければ食餌の影響を大きく受けることから食習慣の有用な指標のひとつとなり得るため 心疾患罹患後患者の EPA/AA 比の推移を調査した 方法 当院心臓リハビリテーション患者で 0 年 月 日から 06 年 7 月 日までに退院後 ヶ月後の血中脂肪酸 分画を測定した患者 9 名 ( 平均年齢 69.0±0. 歳 ) を対象に後ろ向きに調査 検討を行った 結果 EPA 製剤内服者 名を除く対象者全体の EPA/AA 比の平均値 ±SD は ヶ月後の順に 0.8 ± ±0. 0.5±0.9 であった 動脈硬化性疾患のリスクが高まると報告がある EPA/AA 比 0. を下回る患者の割合は順に 6.% 68.% 70.5% であった 考察 当院心臓リハビリテーション患者において EPA/AA 比は低い傾向にあった EPA/AA 比低値は独立した動脈硬化性疾患の危険因子の可能性があると報告されており 低値の患者に対して食習慣改善の促しや EPA 製剤の処方の検討が今後必要であると思われる

36 一般演題 ( 口述 ) 栄養 心理第 会場 ( 豊田講堂第 会議室 ) :0-:0 O-6 回復期心臓リハビリテーションの継続には抑うつが関連する 柴田賢一 亀島匡高 小中真由美 藤山裕晃 加藤正規 東田雪絵 島田晶子 江原真理子 入谷直樹 5 村瀬数馬 5 山田純生 6 名古屋ハートセンターリハビリテーション部 名古屋ハートセンター看護部 名古屋ハートセンター栄養科 名古屋ハートセンター循環器内科 豊橋ハートセンターリハビリテーション部 5 名古屋大学大学院医学系研究科 ( 保健学 ) 6 目的 退院後 回復期心臓リハビリテーション ( 心リハ ) に参加した患者の脱落の予測因子を 退院時心機能 身体機能 栄養指標ならびに精神状態より明らかにすること 方法 平成 5 年 5 月 ~8 年 月までに当院回復期心リハに参加した 例のうち 心不全増悪など医学的理由による中断 復職などによる 以外での終了 データ欠損 の患者を除外した 8 例を解析対象とし 6 カ月間の回復期心リハの完遂群 (8 例 ) と脱落群 (7 例 ) でその予測因子を検討した 結果 脱落率は % であり 単変量解析では脱落群において抑うつの存在率のみ有意に高く その他の指標は群間で差を認めなかった 多重ロジスティック解析の結果 抑うつの存在率のみが予測因子として抽出された ( オッズ比 ;.05) 考察 先行研究と比べて脱落率は低く抑えられていた 抑うつが脱落の予測因子という点は先行研究を支持する結果であったが 身体機能など他の因子で差を認めなかった理由として選択バイアスの存在や地域差などが考えられた 結語 回復期心リハのアドヒランスには抑うつの存在が強く関連し 今後の運動リハビリテーションのアドヒランス向上の課題となることが示された O-7 カヘキシアを呈した患者において外来での栄養介入が奏効した一例 桂川曜子 原康貴 作井大介 久世洋嗣 瀧野皓哉 永井敬 恒川智宏 富田伸司 川村一太 岐阜ハートセンター栄養科 岐阜ハートセンター心臓リハビリテーション科 岐阜ハートセンター循環器内科 岐阜ハートセンター心臓血管外科 はじめに 低栄養によるカヘキシアは心不全管理を困難にする 今回 カへキシアを呈した患者に対する栄養介入が奏功した症例を経験したので報告する 症例 7 歳 男性 身長 55cm 体重 65kg 他院での心不全および肺炎治療後に当院にて僧房弁置換術及び冠動脈バイパス術を施行した 他院入院中に体重減少 (76kg 65kg) を認め 当院でも術後離床に難渋したため第 7 病日目に体重 59kg で退院となった 経過 週 回リハビリ通院し 定期的に栄養介入を行った 初回栄養指導時には Simplified Nutritional Appetite Questionnaire; 点と食欲低下し 摂取エネルギー (E);6kcal 蛋白質 (P);.5g 塩分摂取 ;7.g と必要量を満たしておらず 蛋白質と脂質摂取を促す栄養介入を行ったところ ヶ月後には E;6kcal P;68.g 塩分摂取 ;0g と改善した また 退院時と比し NT-proBNP; pg/ml EF;6 5% IKES;0. 0.6kgf/kg といずれも改善を認めた 考察 定期的な栄養介入が カへキシアからの離脱や心不全管理の向上につながったと考えられた 5

37 一般演題 ( 口述 ) 栄養 心理第 会場 ( 豊田講堂第 会議室 ) :0-:0 O-8 高齢心不全患者の栄養状態と帰結に関する検討 辻聡浩 上嶋良 水谷拓真 伊藤正樹 大西史峻 山内良太 渡邉清孝 小西克尚 大村崇 太田覚史 北村哲也 森拓也 鈴鹿中央総合病院リハビリテーション科 鈴鹿中央総合病院循環器内科 目的 高齢心不全患者の栄養状態が帰結に及ぼす影響を検討し 心臓リハの介入方法を再考する 方法 対象は平成 7 年 月 ~ 月当院で入院加療した 75 歳以上の慢性心不全患者 8 例 後向きに年齢 性別 入院時 / 退院時 BMI %IBW リハビリ開始時血清アルブミン値 総リンパ球数 総コレステロール値 BNP CRP BUN Cre egfr LVEF リハビリ開始までの日数 入院日数 退院先 リハビリ開始時 / 退院時 Modified Ranking Scale(mRS) を抽出し 栄養状態の指標には CONUT スコアを用いて各指標との関連性を検討した また CONUT スコアから正常群 軽度群 中等度群 重度群の 群に分け 各群間の有意差を検討した 結果 リハビリ開始時 CONUT スコアは.5±. 全体の 90.%(7 例 ) に栄養障害を認めた また CONUT スコア重度群は正常群と比較し有意に CRP が高値であった (p<0.05) その他 mrs や退院先の帰結項目については群間別で有意差を認めなかった 考察 高齢心不全患者は栄養障害を来していることが多く 心臓リハを実施する際は栄養状態を評価した上で介入することが必要であると示唆された 6

38 一般演題 ( 口述 ) 心リハ運営 多職種協働第 会場 ( シンポジオン会議室 ) :0-5:0 O-9 大学病院における多職種協働の取り組みと課題 渡邊直樹 奥村貴裕 平岩宏章 近藤徹 足立史郎 茂優子 清水美帆 小林聖典 小出弦太 伊藤萌水 竹内晴美 5 山田恵里 6 佐藤正実 室原豊明 名古屋大学医学部循環器内科学 名古屋大学医学部附属病院看護部 w 病棟 名古屋大学医学部附属病院リハビリテーション部 名古屋大学医学部附属病院精神科 名古屋大学医学部附属病栄養管理部 5 名古屋大学医学部附属病薬剤部 6 目的 心不全患者において 多職種協働 (IPW) による多角的アプローチに基づいた管理プログラムが その後の増悪入院を減少させることが報告されている 当院では 05 年 月より医師 看護師 理学療法士 管理栄養士 薬剤師 臨床心理士による連携に基づいた病棟管理体制を整え これに基づいた包括的心不全管理を行っている 今回 IPW 体制確立以前および以後の心不全管理状況を比較した 方法 IPW 開始前 年 (0 年 月 ~05 年 月 ) の心不全入院患者 97 例と 開始後 年 (05 年 月 ~06 年 月 ) の患者 86 例を比較した 結果 開始前 年の男性の割合は 5% 平均年齢は 7 歳であり 開始後 年はそれぞれ 69% 7 歳であった 開始前 年の 0 日再入院率は 9.7% 90 日再入院率は 7.5% であり 開始後 年はそれぞれ.5% 5.% であった 考察 IPW 導入により 退院後 0 日の再入院は 90 日と比較し より低下傾向にあり 入院中の指導に一定の効果があると考えられた 遠隔期の再入院率のさらなる低下に向け 当院での取り組みを報告する O-0 心不全入院患者に対する多職種テンプレートを利用した包括的評価の試み 石川晴菜 植村祐介 澤田和久 増田明啓 石野美穂 5 本多成史 6 關野尊久 6 新海大智 粟田浩文 中西里江 松井まり子 青木弘美 三浦美香 鈴木純代 末竹しのぶ 安城更生病院看護部 安城更生病院循環器内科 安城更生病院薬剤部 安城更生病院栄養科 安城更生病院地域連携室 5 安城更生病院リハビリテーション科 6 背景 心不全患者に対する多職種による包括的ケアの重要性が報告されている 時間もマンパワーも制約されている日常臨床の中で どのように多職種での評価を行い共有するかは 各施設の現状に合わせた工夫が必要とされる 目的 方法 当院において 05 年 月から医師 看護師 薬剤師 理学療法士 栄養士で作成する心不全多職種テンプレートを導入した このテンプレートを利用した心不全入院患者への多職種介入に関する現状と今後の課題について検討する 結果 考察 導入後半年間に入院した 6 症例の心不全入院患者において 09 人 (96.8%) にてテンプレートが展開された テンプレートの導入により 入院中の心不全患者の情報を多職種が一括して共有することが可能となった 心不全多職種カンファレンスの開始に際しても テンプレートの活用が非常に有効であった 入院中の評価に関しては効率的に行えるようになったと感じられたが これをもとにどう介入するのか また外来での心不全管理にどのようにつなげていくかに関しては今後の課題と考えられた 7

39 一般演題 ( 口述 ) 心リハ運営 多職種協働第 会場 ( シンポジオン会議室 ):0-5:0 O- 当院における心臓リハビリテーション運営 ~ 急性期から維持期まで ~ 森敏彦森山善文足立佳世 医療法人偕行会名古屋共立病院偕行会ウェルネスセンター 目的 心臓リハビリテーション ( 心リハ ) は 急性期から維持期に向けた包括的かつ継続的な介入が重要であるが 同一施設において一貫した心リハを展開している施設は極めて少ない 当院では急性期を理学療法士 回復期以降を健康運動指導士 (TR) が介入し 保険算定期間終了後も院内の運動療法施設で心リハを継続できる体制を構築した そこで外来心リハの運営方法及び運動療法効果について報告する 方法 当院にて外来心リハを実施した 6 名 ( 男性 0 名 女性 6 名 平均年齢 67.8±0.0 歳 ) 主疾患 AMI6 名 CABG 後 7 名 弁置換術後 6 名 その他 7 名に対し 心リハ開始時及び 6 ヶ月後に心肺運動負荷試験 体組成 脈波伝播速度 (PWV) 膝伸展筋力 生化学所見について評価した 結果 筋量 ATVO PeakVO VEvsVCOslope PWV 膝伸展筋力 T-cho LDL-cho BS において有意な改善が見られた 考察 TR の介入により 急性期から維持期までスムーズな治療期の移行が可能になり 心リハ実施継続率の向上に繋がると思われる 外来心リハを長期に継続できる体制は 身体機能や動脈硬化関連指標の改善が期待でき 維持期の治療目的である再発予防に有益であると考える O- 新規契約数からみる当院での維持期心臓リハビリテーションを取り巻く現状 遠藤貴久後藤えみ加藤翼 医療法人社団幸徳会薬袋内科クリニック 目的 地域における心臓リハビリテーション ( 以下心リハ ) の機会が模索される中 維持期における心リハの提供機会の一つとして介護保険でのリハビリがある 実際に循環器内科 呼吸器内科に併設された当院通所リハビリテーションセンター及び訪問リハビリにおいて心リハを実施 そのニーズと問題点を検証する 方法 平成 6 年 月から平成 8 年 月までの過去 年間において心リハ目的及び既往に心疾患を持つ新規利用者数を調査 集計した 結果 医療保険から移行した心リハ目的の利用者は 通所リハビリ新規総利用者数 90 名に対し 名 訪問リハビリ新規総利用者数 名に対し 名 また既往に心疾患を持つ利用者は通所リハビリ 7 名 訪問リハビリ 名だった 考察 在宅での医療 介護ニーズの高い心疾患患者の受け入れ先としての機能は果たせているものの 医療保険から通所リハビリへの移行者数は著しく低かった よって運動の継続は必要としながらも介護保険では網羅できない患者層が存在することが示唆される 今後地域の循環器内科併設施設として介護保険適応外の受け入れ先も包括的に視野に入れ取り組む必要性があると考えられる 8

40 一般演題 ( 口述 ) 心リハ運営 多職種協働第 会場 ( シンポジオン会議室 ):0-5:0 O- 名古屋大学病院血管外科におけるリハビリテーションの現状と課題 藤田康介 小林聖典 林和寛 児玉章郎 古森公浩 名古屋大学医学部付属病院医療技術部リハビリテーション部門 名古屋大学大学院血管外科 近年 血管外科領域では治療方法の高度化 低侵襲化により 周術期治療や術後リハの成績は向上している 一方 重症虚血肢 (critical limb ischemia: CLI) 患者は一般に糖尿病や冠動脈疾患など 様々な併存疾患を抱えている また 下肢の潰瘍や虚血の影響から歩行困難である場合もあるため 術前から身体機能が低いことが多い さらに 血行再建のためのバイパス術は術侵襲も大きく 疼痛の存在や循環動態への影響から術後のリハビリテーションに苦慮することが少なくない CLI はアテローム性動脈硬化症の末期状態であるため 患者の救肢 生命予後改善のためには血行再建術 薬物治療に加えて適切な運動療法 生活指導を欠くことはできないにもかかわらず 現在 CLI 患者の最適なリハビリテーションに関するエビデンスは乏しく 各施設が手探り状態で実施しているのが現状である 当院血管外科は紹介転院されてくる重症患者も多く そのほとんどがすでに身体機能低下を来している もしくはそのハイリスク状態であるといえる 本発表では その中で我々が行っているリハビリテーションの活動報告を通して 地域全体における CLI 患者とのかかわり方について考察したい 9

41 一般演題 ( 口述 5) 心不全 第 会場 ( 豊田講堂第 会議室 ) :0-5:0 O- 当院における終末期重症心不全患者への症状緩和治療の実際 奥村貴裕 渡邊直樹 近藤徹 茂優子 櫻田文緒 清水琴絵 久野智之 清水美帆 小林聖典 佐藤正実 室原豊明 名古屋大学大学院医学系研究科循環器内科学 名古屋大学医学部附属病院看護部 W 病棟 名古屋大学医学部附属病院リハビリテーション部 Stage D 難治性心不全患者において 終末期治療の確立は究極の治療目標のひとつである その際 身体的 精神的 社会的およびスピリチュアルな苦痛に対し 緩和ケアによる全人的除痛が必要とされる 多職種からなる包括的心不全管理のもと 心臓移植の適応とならない終末期の重症心不全症例に対し 十分なインフォームドコンセントを行ったのち オピオイドや鎮静薬を使用し終末期管理を行った症例を経験した 症例 :8 歳男性 薬剤性心筋症 骨肉腫 全身倦怠感および嘔気が強く 症状緩和を目的に塩酸モルヒネを少量より開始した 有効な症状緩和が得られ 0 日後に永眠された 症例 :5 歳男性 拡張型心筋症 腹部膨満感および呼吸困難感に対し 塩酸モルヒネを使用した 開始後しばらくして症状緩和が得られ 笑顔がみられるようになった 日後に永眠された 症例 :5 歳女性 拡張型心筋症 身の置きどころのない倦怠感 呼吸困難感に加え 希死念慮も強く 塩酸モルヒネおよび催眠鎮静薬を使用した 末期心不全患者では 遠からぬ将来の看取りを念頭においた End of Life Care Planning の構築が必要であるが 未だ倫理面での課題も多く 議論は始まったばかりである O-5 重症肺高血圧症症例に対し神経筋電気刺激療法を併用し骨格筋機能改善を認めた一症例 作井大介 原康貴 永井敬志 久世洋嗣 瀧野皓哉 平田哲夫 川村一太 岐阜ハートセンター心臓リハビリテーション室 岐阜ハートセンター循環器内科 目的 肺高血圧症 (PH) への運動療法は効果が示されているが 重症 PH に対しては介入方法や効果は明らかではない 今回重症 PH 症例に対し運動療法に加え神経筋電気刺激療法 (NMES) を併用し 骨格筋機能の改善を認めた症例を経験したので報告する 症例 75 歳の男性 臨床分類上 群と 群を合わせた PH と診断された 入院時の平均肺動脈圧 mm Hg であり WHO 機能分類 Ⅲ 度 入院時 6 分間歩行距離 90m と重症 PH であった 合併症として自律神経障害を認めた 経過 病日目よりリハビリ開始したが起立性低血圧のため離床に難渋した 入院初期の身体機能は膝伸展筋力が 0.0kgf/kg 0m 歩行速度が 0.9m/sec であり Frail な状態であった NMES は同日に開始し徐々に離床可能となったが 有酸素運動や筋力改善に適切な負荷での筋力訓練は低酸素を惹起するため NMES と軽負荷の筋力訓練を退院まで継続した 退院時の平均肺動脈圧 9 mm Hg であり NMES による増悪は認めなかった 退院後外来リハビリを継続し 退院 か月後には 6 分間歩行距離 00m 膝伸展筋力 0.8kgf/kg 0m 歩行速度 0.90m/sec に改善した 考察 重症 PH 症例に対し NMES は病態を悪化させず身体機能を改善できる可能性がある 0

42 一般演題 ( 口述 5) 心不全 第 会場 ( 豊田講堂第 会議室 ) :0-5:0 O-6 終末期心不全患者に対する理学療法介入の経験 久野智之 奥村貴裕 小林聖典 清水美帆 渡邊直樹 室原豊明 名古屋大学医学部附属病院リハビリテーション部 名古屋大学大学院医学系研究科循環器内科学 心不全終末期における治療内容は がん患者と同様に症状緩和と精神的支援を通じた QOL 向上が含まれる 今回 ご本人の意思により離床を試みた終末期心不全患者を経験したので報告する 0 歳代 男性 拡張型心筋症による NYHA Ⅳ 度 AHA/ACC stage D の重症心不全 心臓移植など積極的治療は希望されず 心不全増悪で入退院を繰り返していた 第 病日に ICU 入室 急変時は DNAR 侵襲的な治療は行わない方針であったが ご本人とご家族の希望で IABP 挿入となった 第 8 病日に IABP 抜去 第 0 病室に ICU 退室となった 離床適応外であったが 室内トイレを使用したい というご本人の強い希望により 主治医から室内歩行の許可を得て 第 病日よりカテコラミン投与下で理学療法開始となった 端座位 立位足踏みへと段階的に進め 第 病日に室内歩行を実施 トイレ排泄をすることができた 第 6 病日に全身状態悪化しモルヒネ使用 主治医からリハビリ中止の指示あり 第 8 病日に永眠された 心不全終末期においても 個人の意思を尊重した包括的な全人的アプローチにより 患者の可能性を引き出し 最期まで心穏やかに幸せに感じられるための関わりをすることが重要である O-7 心臓リハビリテーションによって 心収縮能の改善を認めた拡張型心筋症様の一例 原田憲 真宮久美子 近藤健司, 臼居直哉 長谷川隆史 原田康隆 酒井慎一, 山田純生 中部労災病院循環器内科 中部労災病院リハビリテーション部 名古屋大学大学院医学系研究科リハビリテーション療法学専攻 はじめに 包括的心臓リハビリテーションによって 心収縮能の改善を認めた拡張型心筋症様の症例を経験したので報告する 症例 症例は 6 歳男性 高血圧 糖尿病などで近医通院中であった 労作時呼吸苦を自覚するようになり受診 心拡大を指摘され精査 加療目的に当院紹介受診となる 経過 心臓カテーテル検査は正常冠動脈 左室造影でび慢性壁運動低下 (LVEF %) を認めた 右心室心内膜生検では特異的な所見は認められず 拡張型心筋症と考えられた 心不全の薬物療法を開始し退院したが か月後に心不全増悪のため再入院となり 運動療法 栄養指導を含む包括的心臓リハビリを導入した 半年間の心臓リハビリによって LVEF は 9% まで回復し 運動耐用能も嫌気性代謝閾値が 5 から (Watt) に 最高酸素摂取量が.8 から.9 (ml/kg/min) に上昇を認めた 考察 心不全患者は複数の増悪要因を抱えていることが多く 薬物治療に加え生活習慣の改善も重要である 包括的心臓リハビリテーションでは種々の職種が介入することによって それぞれの増悪因子を是正し良好な心不全治療を行うことができたと考えられた

43 一般演題 ( 口述 5) 心不全 第 会場 ( 豊田講堂第 会議室 ) :0-5:0 O-8 集学的治療と多職種による包括的ケアが退院のために必要不可欠であった重症肥満を伴う 心不全の一例 本多成史 植村祐介 古田めぐみ 粟田浩文 前田みどり 5 三浦美香 6 安城更生病院リハビリテーション技術科 安城更生病院循環器センター 安城更生病院看護部 安城更生病院薬剤部 安城更生病院医療福祉相談課 5 安城更生病院栄養科 6 症例は 5 歳男性 0 年前に心不全初回入院をしたものの 不定期通院を繰り返していた 心房細動発症を機に心不全増悪を認め入院 EF0% の低心機能と慢性腎不全に加え 体重 6kg の重症肥満を認めた 以前の左足骨折の影響により歩行不能であり 独身で 同居している母親も含めて病識が薄く 住居はエレベーターのないマンションの 階と 生活環境にも問題を認めた 薬剤調整と ASV 導入により心不全は改善傾向として第 5 病日に退院となったが 自宅までの階段が上れず当日に再入院 トルバプタンの調節による浮腫の管理とリハビリの強化を行って 第 8 病日に退院となった しかしながら退院後の自己管理が不十分で ヶ月後に再々入院 その際のうっ血管理には血液透析も要した 入院中に食事管理 リハビリ 退院後の環境調整をさらに多職種で検討し 根気強く本人にも指導を行って行動変容を促した上で 第 78 病日に退院 その後は自己管理が維持され 心不全の増悪は認めていない 重症心不全への集学的治療だけでなく ADL アドヒアランス 生活環境など多くの問題に対して 多職種での介入が必要不可欠であった一例であり報告する O-9 超高齢心不全患者におけるガイドライン遵守率と予後についての検討 平岩宏章 奥村貴裕 近藤徹 渡邊直樹 森本竜太 坂東泰子 山田純生 室原豊明 名古屋大学大学院医学系研究科循環器内科学 名古屋大学大学院医学系研究科リハビリテーション療法学専攻 目的 左室駆出率の低下した心不全患者において ガイドラインの遵守が予後と関連することが報告されている しかしながら超高齢者においては 併存疾患の影響もありガイドライン遵守が難しく その有用性の検討は不十分である そこで本研究の目的として 左室駆出率の低下した超高齢心不全患者におけるガイドライン遵守率と予後の関連を検討することとした 方法 急性非代償性心不全の入院患者 連続 0 症例のうち 初回入院かつ左室駆出率低下 (0% 以下 ) 症例 7 例を対象とした 薬剤はアンジオテンシン変換酵素阻害薬 アルドステロン拮抗薬 β 遮断薬 アルドステロン拮抗薬について検討した エンドポイントは心イベント ( 心臓死および心不全再入院 ) 全イベント ( 全死亡および全入院 ) とした 結果 超高齢者群 (80 歳以上 ) では ガイドライン遵守群で心イベント発生が少なかったが 全イベントでは有意差を認めなかった 一方 高齢者群 (80 歳未満 ) ではガイドライン遵守群で心イベントおよび全イベントの発生の有意な低下を認めた 考察 左室駆出率の低下した高齢心不全患者においても ガイドラインの遵守が心イベント予防に有用である可能性がある

44 一般演題 ( 口述 6) 虚血性心疾患 外科術後第 会場 ( シンポジオン会議室 )5:0-6:0 O-0 急性冠症候群の二次予防において心臓リハビリテーション介入が脂質プロファイルに与える影響 青山豊 永田英貴 栗原尚美 村木麻依 七里守 吉田幸彦 名古屋第二赤十字病院循環器内科 名古屋第二赤十字病院リハビリテーション課 目的 急性冠症候群の二次予防において心臓リハビリテーション ( 心リハ ) 介入が脂質プロファイルに与える影響を検討すること 方法 05 年 月から 05 年 6 月に急性冠症候群で当院にて経皮的冠動脈形成術を施行した 名のうち 半年後の脂質プロファイルを follow していた 55 名を 退院後心リハ外来に通院していた 名 ( 心リハ介入群 ) と心リハ外来に通院していなかった 名 ( 心リハ非介入群 ) に分けて, 退院時と退院半年後の脂質プロファイルの変化を検討した 結果 退院時の LDL-C は心リハ介入群で 80.0mg/dl, 非心リハ介入群で 8.8mg/dl であったが, 退院半年後はそれぞれ 68.0mg/dl,80. であった LDL-C 値の管理目標値の 00mg/dl 未満の達成率は心リハ介入群で 90.9%(0/), 心リハ非介入群で 8.8%(7/), より厳格な 70mg/dl 未満の達成率はそれぞれ 6.6%(/),.%(/) であった 退院時より退院半年後に HDL-C が上昇した例は心リハ介入群で 86.%(9/), 心リハ非介入群で 78.8%(6/) であった 考察 急性冠症候群患者において, 心リハ外来にて疾病管理指導と運動療法を継続することによって, より厳格な脂質プロファイルの管理を維持できると考えられる O- 経カテーテル大動脈弁植え込み術 (TAVI) 症例のリハビリ経験 関野尊久 本多成史 竹本憲二 子安正純 植村祐介 松井まり子 三浦律子 愛知県厚生農業協同組合連合会安城更生病院リハビリテーション科 愛知県厚生農業協同組合連合会安城更生病院循環器センター 愛知県厚生農業協同組合連合会安城更生病院看護部 当院では 06 年 5 月より大動脈弁狭窄症に対し TAVI を施行している これまで経験した 症例のリハビリ状況について報告する 症例 87 歳女性 NYHA フレイルなし (CHS 陽性項目なし ) 軽度の認知機能低下 (MMSE6/0) を認めたが 家事動作 屋外歩行も可能であった TF-TAVI 施行後自覚症状は改善 退院後 6 分間歩行 0m 症例 8 歳男性 NYHA COPD 合併 フレイル (CHS 項目陽性 ) 家事動作 妻の介護も実施していたが 外出の機会は少なかった TF-TAVI 施行後自覚症状の改善は認めたものの 活動性の改善には至っていない 症例 8 歳女性 NYHA フレイルなし (CHS 項目陽性 ) 独居 外出可能 家事動作も自立していた TA- TAVI 施行後自覚症状は改善 退院後 6 分間歩行 0m 外来心リハも継続している 症例 85 歳女性 NYHA 00 年 AVP+CABG 手術歴あり プレフレイル (CHS 項目陽性 ) ADL 自立 認知機能低下 (MMSE/0) のため家事動作の機会は限られていた TF-TAVI 施行後 ADL 自立にて退院 術後リハ経過は 開始.0±0.0 日 歩行開始.5±0.5 日 00m 歩行施行.75±.0 日 在院日数 9.0±. 日であった 当院 80 歳以上 AVR 症例 例と比較すると短縮の傾向があった

45 一般演題 ( 口述 6) 虚血性心疾患 外科術後第 会場 ( シンポジオン会議室 )5:0-6:0 O- 手術困難と判定され 外来心臓リハビリテーション移行となった重度冠動脈疾患を合併した川崎病の一例 亀島匡高, 柴田賢一 小中真由美 藤山裕晃 加藤正規 東田雪絵 渡邊桃子 島田晶子 江原真理子 5 入谷直樹 6 村瀬数馬 6 山田純生 7 名古屋ハートセンターリハビリテーション部 名古屋大学大学院医学系研究科リハビリテーション療法学専攻博士課程 名古屋ハートセンター看護部 名古屋ハートセンター栄養科 名古屋ハートセンター循環器内科 5 豊橋ハートセンターリハビリテーション部 6 名古屋大学大学院医学系研究科 ( 保健学 ) 7 はじめに 川崎病は原因不明の血管炎症候群とされ 冠動脈疾患の合併が問題となる 今回 手術困難と判定され 外来心臓リハビリテーション ( 外来心リハ ) にてフォローとなった狭心症を合併した川崎病の症例を経験したため報告する 症例 歳男性 幼少期に川崎病と診断 0 代後半以降 繰り返す狭心症に対し CABG 回 PCI の施行歴あり 05 年 8 月 胸部症状出現し CAG 施行 # total であったが冠動脈瘤があり その内部が閉塞し PCI 実施困難 外科的治療も 回目となり手術高リスクとの判断で 内服および外来心リハにてフォローとなる 介入 残存虚血に加え LVEF% と低心機能を認め 再発 心不全予防をゴール設定とした 冠危険因子 ( 高血圧 脂質異常 ) 心不全増悪の生活因子 ( 食塩過剰摂取 低栄養 感染リスク ) の同定ならびに多職種 ( 医師 看護師 管理栄養士 理学療法士 ) による指導介入を行った 6 ヶ月を超える外来心リハ実施の間 冠危険因子は是正 心不全増悪なく経過 (NTpro-BNP9 8pg/ml) した まとめ 川崎病を既往に持ち 手術困難と判定された重度な冠動脈疾患を呈する症例においても外来心リハは再発 心不全予防のための有効な手段となり得る O- 亜急性ステント内血栓症による重症心不全に対し 包括的心臓リハビリテーション介入が 有効であった一症例 永井敬志 原康貴 作井大介 久世洋嗣 瀧野皓哉 桂川耀子 大久保宗則 川村一太 松尾仁司 岐阜ハートセンター心臓リハビリテーション室 岐阜ハートセンター循環器内科 背景 今回 亜急性ステント内血栓症による心筋梗塞後に急性心不全を合併し 包括的心臓リハビリテーションが有効であった症例を経験したため報告する 症例 59 歳男性 身長 67.0 cm 体重 70 kg BMI:5.0 現病歴 狭心症にて 左前下行枝 #6 に対し薬剤溶出ステントを留置されたが 術後 7 日目に亜急性ステント内血栓症を呈し 緊急 PCI を施行した 術後 IABP 挿入下にて 点滴強心薬 利尿薬等の心不全加療を行い 第 8 病日目よりリハビリを開始し 第 5 病目に退院した 経過 退院後週 回の外来リハビリを施行した 運動療法は有酸素運動とレジスタンストレーニングを併用した また 心不全増悪の生活要因は水分 塩分過剰 アルコール 服薬コンプライアンス 過活動 不活動と多岐にわたり 疾病管理指導や栄養指導を多職種で行った 退院時と比して 6 ヶ月後には NT-pro BNP: pg/ml まで低下し Peak VO:. 6.0ml/kg/min と改善した 結語 心不全増悪の要因は 原疾患から生活因子まで多岐にわたるため多職種によるリハビリ介入が必要である

46 一般演題 ( 口述 6) 虚血性心疾患 外科術後第 会場 ( シンポジオン会議室 )5:0-6:0 O- 心臓移植後患者における継時的変化が運動耐容能に及ぼす影響の検討 近藤徹 奥村貴裕 平岩宏章 渡邊直樹 杉浦由規 北川勝英 一居武夫 青木聡一郎 加納直明 古澤健司 深谷兼次 澤村昭典 坂東泰子 塚本泰正 坂田泰史 室原豊明 名古屋大学大学院医学系研究科循環器内科学 大阪大学大学院医学系研究科循環器内科学 背景 心臓移植後患者では手術に伴う除神経により 健常人とは運動時の血行動態が大きく異なる 術後に継時的に神経再分布が生じるとされているが 運動耐容能への影響に対する検討は限定的である 目的 心臓移植後患者における術後経過期間と心肺運動負荷検査の指標の関連を検討する 結果 例の心臓移植後患者 ( 男性 6 名 平均年齢 6 歳 ) を検討した 平均の術後経過期間. 年 最大酸素摂取量 6.5ml/kg/min 最大酸素脈 6.ml/beat 最大負荷時心拍数 5bpm であった 術後経過期間は最大負荷時心拍数と有意な正の相関を認めるものの (r=0.6, p=0.0) 術後経過期間と最大酸素脈は有意な関連を認めなかった 最大酸素摂取量は術後経過期間とは有意な関連がないものの継時的に上昇する傾向にあり 最大酸素摂取量と最大負荷時心拍数は有意な正の相関を認めた (r=0.7, p=0.009) 考察 心臓移植後患者では 心拍数により最大酸素摂取量が大きく規定されており 負荷時の心拍数応答の改善度が運動耐容能の改善に寄与する可能性がある 5

47 一般演題 ( 口述 7) 外来リハビリ 患者教育第 会場 ( 豊田講堂第 会議室 )5:0-6:0 O-5 当院独自の 心不全憎悪因子チェックリスト 使用による心不全患者の検討 畔上真緒 伊藤美由紀 朝井奈緒美 下郷卓史 亀谷良介 名古屋徳洲会総合病院看護部 名古屋徳洲会総合病院循環器内科 目的 心不全患者にとって心不全増悪因子の管理は重要な課題である 今回我々は当院独自の 心不全増悪因子チェックリスト 使用による増悪因子の検討を行った 方法 心不全入院患者全例に対して入院中に上記リストのチェックを行った チェックリストの項目は塩分過剰 服薬遵守 感染 低栄養 喫煙 アルコール 独居 認知症とした 06 年 5 月 日から 7 月 日迄の期間で 過去 年以内に 回以上入院した患者 (R 群 ) と新規患者 (N 群 ) に群分けし 患者背景や心不全増悪因子の該当項目について後方視的に調査した 結果 R 群 7 名 N 群 名であり R 群 (78. 歳 ) は N 群 (7 歳 ) と比してやや高齢であった 再入院患者の入院回数は平均.8 回であり 心不全増悪因子チェックリスト生活要因の平均該当項目は再入院 5 項目 新規入院. 項目と同程度の項目数であった 考察 再入院 新規入院患者の該当項目にほぼ差がなかったことから 再入院患者に対する生活指導が不十分であったと考えられた 今後はチェックリストによる個別のリスクを明確化するとともに看護外来や電話訪問などの積極的介入による再入院予防が必要であると考えられた O-6 当院における回復期リハビリテーション継続状況の比較 小野慎太郎 野田瑛佑 川口大志 鈴木さゆり 荻島和美 寺田師 秋野正敏, 坂本泰三 医療法人社団宏和会岡村記念病院心臓リハビリテーションセンター 札幌緑愛病院心臓リハビリテーションセンター 目的 当院は 0 年 0 月より外来心臓リハビリテーションを本格稼働した 心筋梗塞後と外科術後の患者はクリニカルパスに則りプログラムを進め 一律に外来心臓リハビリテーションを受けるように働きかけている 今回外来継続状況を時期に分け調査し 運用状況を確認した 方法 05 年 月 日 ~9 月 0 日 ( 上半期群 ) と 05 年 0 月 日 ~ 月 日 ( 下半期群 ) に当院に入院した急性心筋梗塞後の患者と外科術後の患者の外来継続状況を調査した 結果 上半期群は心筋梗塞 名外科術後 55 名 で カ月継続率は 7% 下半期群は心筋梗塞 0 名外科術後 69 名で 5.% であった 考察 心臓リハビリテーションの中核である運動療法の有効性は明らかであるもが 実施施設数の不十分さ ( 熊坂ら,0) 心身機能低下例での継続不良 ( 中野ら,0) の報告から外来継続率の向上は本邦の課題と考えられる 上半期の調査結果では外来継続率と入院期リハビリテーション実施単位数との有意な関連を認め 入院期の積極的な介入が外来継続を向上させることが示唆された また 外来リハビリテーションの体制が充実した下半期に良好な結果が得られたため今後もさらなる体制の充実を進めていきたい 6

48 一般演題 ( 口述 7) 外来リハビリ 患者教育第 会場 ( 豊田講堂第 会議室 )5:0-6:0 O-7 急性心筋梗塞患者において入院時運動セルフエフィカシーが退院後運動療法遵守の独立した 予測因子となるか 山藤浩 中島將宏 石原真由美, 尾形昌弥 丸毛久未子 広瀬聡彦 谷畠進太郎, 野田俊之, 地方独立行政法人岐阜県総合医療センター心臓リハビリテーション部 地方独立行政法人岐阜県総合医療センター循環器内科 地方独立行政法人岐阜県総合医療センター看護部 目的 急性心筋梗塞 (AMI) 患者において入院時運動セルフエフィカシー ( 運動 SE) が退院後運動療法遵守の独立した予測因子となるかを検討すること 方法 0 年 月から当院入院中に心臓リハビリテーションを施行し ヶ月時定期診察に来院した全ての AMI 患者を対象とした アウトカムは退院 ヶ月時に冠危険因子の管理のために推奨される 0 分以上かつ週 5 回以上の運動療法遵守可否とし 入院時運動 SE を予測因子 患者背景 交絡因子を生化学検査所見 心理的因子 ( 不安 抑うつ 運動ソーシャルサポート ) 生活習慣 ( 喫煙 飲酒 病前運動習慣 (0 分以上かつ週 回以上 )) とし 単変量解析で運動療法遵守と有意差を認めた項目を説明変数としロジスティック回帰分析を行った 結果 運動療法遵守者は 8 名 (7%) 単変量解析で運動 SE(p<0.0) 病前運動習慣 (p<0.00) に有意差を認め ロジスティック回帰分析で病前運動習慣のみ抽出された (OR:.5,95%CI:.-5.5) また病前運動習慣は入院時運動 SE の有意な関連因子であった (p<0.0) 考察 退院後運動療法遵守への入院時運動 SE の関連には病前運動習慣が交絡しており 退院後の運動行動には過去の運動履歴が強く影響することが示唆された O-8 運動習慣の有無及び身体機能が開心術後 ヶ月における運動耐容能に与える影響 久世洋嗣 原康貴 作井大介 瀧野皓哉 永井敬志 木造里奈 恒川智宏 加藤貴吉 泉二佑輔 木下竜臣 川村一太 富田伸司 岐阜ハートセンター心臓リハビリテーション室 岐阜ハートセンター循環器内科 岐阜ハートセンター心臓血管外科 岐阜ハートセンター検査科 目的 運動耐容能は生命予後予測因子であり 最高酸素摂取量 ( 以下 Peak VO)ml/kg/min 未満は予後不良とされている 一方 定期的な運動は運動耐容能改善に寄与すると多数報告されており 術後の運動耐容能改善には運動習慣の獲得が重要となる 本研究は開心術後 ヶ月の運動耐容能と運動習慣の有無の関連について検討した 方法 対象は 0 年 月 ~06 年 月に開心術を施行し 術後 ヶ月に CPX を実施した 例 ( 平均年齢 :65 歳 男性 :97 例 ) とした Peak VOml/kg/min 未満 0 例 (A 群 ) と ml/kg/min 以上 9 例 (B 群 ) の 群間に分け 各々の背景因子を比較検討した また 運動習慣の有無で 群間に分け背景因子を同様に比較した 結果 運動習慣の有無は A 群 ( 例,%) B 群 ( 例,6%) であり 運動習慣の有無別の Peak VO は運動習慣無群 :7.±.5ml/kg/min vs 運動習慣有群 :8.±.7ml/kg/min(p<0.05) と有意差を認めた A 群と B 群の背景因子に有意差を認めたものを運動習慣の有無で比較すると Peak VO 握力 等尺性膝伸展筋力 0m 歩行速度以外有意差を認めなかった 考察 開心術後 ヶ月において運動習慣の獲得及び身体機能改善が運動耐容能改善に影響を与える可能性が示唆された 7

49 一般演題 ( 口述 7) 外来リハビリ 患者教育第 会場 ( 豊田講堂第 会議室 )5:0-6:0 O-9 回復期リハビリテーション病棟入院患者における現状第二報 ~ 心機能障害に着目して ~ 吉田雅志石橋貴久彦田邉剛史萩野勝也森有子神山由紀宮川ひで子西脇睦佐藤司筒井孝太田中利典森憲司横家正樹長野俊彦 岩砂病院 岩砂マタニティ心臓リハビリテーションチーム はじめに 第一報 ( 心リハ学会 / 福岡 /05) にて 当院回復期リハビリテーション ( 以下回リハ ) 入院患者における心機能障害の現状を報告したが 更に対象者数を増加し調査 検討したので報告する 対象 方法 0 年 月 -05 年 月末までに回リハ入院となった連続 9 名 ( 男 96 名 女 名 ) 平均年齢 7± 歳を対象とした 入院時における患者情報 心臓超音波検査 生化学検査結果により心機能障害に関わる項目を抽出し単純集計した 結果 疾患内訳は 脳血管分類 55 名 (6.9%) 運動器分類 8 名 (5.%) であり 高血圧症 名 (59.%) 脂質異常症 56 名 (.%) 糖尿病 68 名 (8.5%) の基礎疾患を有していた 心臓超音波検査結果では 左室駆出率異常 (EF<55%) は 8.0% 僧帽弁輪速度異常 (e <8cm/sec) は 86.6% を認めた 生化学的検査では 脳性ナトリウム利尿ペプチドに 9.% の異常 (BNP>80pg/ml) を認めた 結語 症例数が増加しても回リハ入院患者には潜在的な心機能障害が第一報と同等数認められ 心臓リハビリテーションの考え方を含めたリハビリ介入が回復期リハビリテーションにも必要である 8

50 一般演題 ( ポスター ) 外科術後ポスター会場 ( アトリウム ) :0-5:0 P-0 重複合併症を有する複合弁膜症手術症例に対し 術後より下肢電気刺激療法を用いた一症例 井本晶太 飯田有輝 伊藤武久 大川晶未 西村将吾 山崎武則 愛知厚生連海南病院リハビリテーション科 愛知厚生連海南病院心臓血管外科 はじめに 心臓血管外科手術前の腎機能障害, フレイル, 抑うつなどの合併は術後リハを遅延させる. 今回, 重複合併症を有する弁膜症手術症例に対する電気刺激 (EMS) 療法が術後リハ進行に有用であった 例を報告する. 症例紹介 症例は 度の心不全入院歴がある 56 歳女性で, 術前 egfr は 7.7ml/min/.7m,LAD 50.mm,LVEF %,MR Ⅳ TR Ⅲ, 非利き手握力.8kgf,0m 歩行時間 7, 秒, 非利き足筋力 0.9kgf/kg,HADS は不安 点, 抑うつ 5 点であった. 手術は, 大動脈内バルーンパンピング (IABP) を使用し僧房弁置換術と三尖弁輪形成術が行われた. 術後リハは通常のリハプログラムに EMS を併用した.EMS は低周波治療器 ( ミナト社製 SOLIUS) を用い, 大腿四頭筋と下腿三頭筋に対し, 日 0 分,IABP を離脱した術後 日目から 日目まで実施した. リハ経過は, 術後 8 日目に 0m 歩行, 日目に 00m 歩行に到達した. 筋力は, 術後 日目で握力.kgf, 下肢筋力 0.9kgf/kg であり, 術前の数値を維持できた. 透析は術後,,,6,8 日目に行われ,6 日目に維持透析導入となった. 術後 日目に独歩で自宅退院となった. 考察 EMS は重複合併症のため術後リハ進行の遅延が予想されるなかでも, 筋力を維持しリハ進行の一助になりうる P-0 経過中に蘇生後脳症による中枢神経症候を認めた心臓移植候補患者に対するリハビリテーションの経験 清水琴絵 小林聖典 清水美帆 吉田彬人 平岩宏章 渡邊直樹 奥村貴裕 六鹿雅登 碓氷章彦 室原豊明 名古屋大学医学部附属病院リハビリテーション部 名古屋大学大学院医学系研究科循環器内科学 名古屋大学大学院医学系研究科心臓外科学 はじめに 中枢神経症候を合併した補助人工心臓 (VAD) 装着患者に対し 安全な動作獲得に重点をおいたリハビリテーション ( リハ ) 介入を行ったので報告する 症例経過 0 歳代男性 基礎疾患は拡張型心筋症 アナフィラキシーショックを契機に心不全の増悪を認め 体外式 VAD 装着を余儀なくされた 術前 ICU 管理下より心リハを導入したが 術後に緊張性気胸から一時的に心肺停止状態に陥った しばらくは意識混濁が遷延したが 認知機能障害と両眼下方視野障害は改善を示した その後 心リハに作業療法を併用し積極的な介入を行うことで 心臓移植適応取得 植込型 VAD 装着へと移行した 植込型 VAD 装着後 9 日目の下肢筋力は 0.58kgf/kg と良好であったが バランス障害と下方視野障害の影響があり歩行動作は軽度介助を要している 現在 動作の安全性向上を目標とし 複合的にリハ介入中である まとめ 当院では VAD 患者に対しレジスタンストレーニングや有酸素運動といった運動療法を中心に行い 身体機能向上を目指している 本症例のように中枢神経症候を呈する場合 動作能力の向上を重視したリハ介入が必要であるとともに作業療法士との連携が重要と考えられた 9

51 一般演題 ( ポスター ) 外科術後ポスター会場 ( アトリウム ) :0-5:0 P-0 包括的なフレイルの視点からみた経カテーテル大動脈弁植え込み術患者の特徴 尾形昌弥 中島將宏 広瀬聡彦 丸毛久美子 山藤浩 石原真由美, 谷畠進太郎, 小野浩司, 後藤芳章 森義雄 野田俊之 滝谷博志 地方独立行政法人岐阜県総合医療センター心臓リハビリテーション部 同看護部 同循環器内科 同心臓血管外科 目的 包括的なフレイルの視点から 経カテーテル大動脈弁植え込み術 (TAVI) 及びバルーン大動脈弁形成術 (BAV) を施行した患者の身体的 精神的 社会的特徴を把握すること 方法 当院で 05 年 8 月から 06 年 8 月に TAVI BAV を施行し 以下の調査が可能だった者を対象とした 調査内容は性別 年齢 BMI 栄養状態 (MNA) 四肢筋肉量 (SMI: バイオインピーダンス法 ) 身体機能 (timed up & go test (TUG) 歩行速度 握力 ) 認知機能 (MMSE) 社会的背景 ( 独居 ) とした 上記より転倒リスク (TUG.5 秒 ) サルコペニア ( 歩行速度 0.8m/ 秒または握力男性 <6kg 女性 <8kg かつ SMI 男性 <7.0kg/m 女性 ) 低栄養リスク (MNA ) 軽度認知機能低下 (MMSE 7) を判定した 結果 対象者 名中女性 6 名で 平均年齢 8± 歳 BMI.7±.6 だった また転倒リスク者 名 ( 女性 名 ) サルコペニア 5 名 ( 女性 5 名 ) 低栄養リスク者 0 名 ( 女性 5 名 ) 軽度認知機能低下者 0 名 ( 女性 5 名 ) 独居 名であった 考察 女性では先行研究同様にサルコペニアの割合が多かった また性別に関わらず低栄養リスク 軽度認知機能低下を有する者が多いことから 包括的な評価 介入の必要性が考えられた P-0 修正大血管転位に対する再手術後 過負荷に配慮して運動療法をすすめた 症例 藤山裕晃 柴田賢一 亀島匡高 小中真由美 加藤正規 東田雪絵 島田晶子 江原真理子 山田純生 5 名古屋ハートセンターリハビリテーション部 名古屋ハートセンター看護部 名古屋ハートセンター栄養科 名古屋ハートセンター循環器内科 名古屋大学大学院医学系研究科 5 はじめに 修正大血管転位 (ctga) に対する Rastelli 手術は遠隔期に導管狭窄による心不全のため再手術を免れない 今回 ctga 再手術症例に対する理学療法の経験を得たため報告する 経過 6 歳男性 ctga に対し 8 歳で Rastelli 手術施行 歳より導管狭窄による心不全を繰り返し再手術となる 術前 NYHAⅢ 度 NT-proBNP89pg/ml 機能的 EF0-0% 連続 00m で息切れ出現 入院 9 日目に導管交換 右心修復術施行 長期間の心不全 特異的な循環機構のため心予備能に乏しく 身体活動増加が過大な心負荷になると予想された 運動時の血圧低下 自覚症状 ( 倦怠感 息切れ ) 翌日の体重増加を過負荷の指標として運動強度を決定した 術後 週は息切れが強く 低心拍出症候群が疑われたため離床練習に留め 8 日目以降有酸素運動 抵抗運動を導入した 退院時 NYHAⅡ 度 自転車エルゴメーター watt0 分まで実施可能となり 術後 6 日目に自宅退院となった 結語 術前より心不全を呈し 心予備能が低下した ctga 症例に対しても 過負荷に配慮した運動療法の実施は安全に可能である 50

52 一般演題 ( ポスター ) 外科術後ポスター会場 ( アトリウム ) :0-5:0 P-05 広範囲心筋梗塞を合併した急性大動脈解離に対し 術後早期から心臓リハビリテーションを 施行した一例 脇田隆広 萩原良子 井田雅之 鈴木篤明 森脇博夫 江田匡仁 手嶋悠人 須賀一将 梅田久視 石木良治 岩瀬三紀 トヨタ記念病院リハビリテーション科 トヨタ記念病院心臓外科 トヨタ記念病院循環器科 トヨタ記念病院 背景 左主幹部心筋梗塞 (LMT) を合併した急性大動脈解離症例は 術後早期からの離床が困難であり 運動機能の改善に難渋し慢性心不全に陥るリスクが高い 今回 術後早期から理学療法を開始でき 外来心臓リハビリ (CR) まで継続し得た症例を経験した 症例 6 歳男性 左冠動脈主幹部を責任部位とする心筋梗塞を合併した急性大動脈解離 (Stanford type A) を発症 緊急手術を施行した 術直後より PCI を施行したが 術後 CPK 765 U/L 心エコー上 LVEF% と低左心機能であった 術翌日より床上理学療法を開始し 6 日目から離床 徐々に短距離歩行を繰り返しつつ慎重にリハビリを進め 自転車エルゴメーターまで実施し得た 退院時の peakvo.ml/kg/min であった 退院後も週 ~ 回の外来 CR を継続 発症 7 か月後は LVEF9% peakvo.ml/kg/min と運動耐容能は改善した BNP 値は 00-00mg/dL と安定しており 心不全は増悪しなかった 考察 広範囲心筋梗塞を合併した急性大動脈解離術後症例に対しても 慎重なリスク管理により早期より理学療法を開始し 引き続き外来 CR を継続し得て 運動機能が改善したと考えられる 5

53 一般演題 ( ポスター ) 心不全ポスター会場 ( アトリウム ) :0-5:0 P-06 維持期心臓リハビリテーションにおいて神経筋電気刺激療法が有効であった一症例 入谷直樹 都築正尚 村瀬数馬 大谷卓巳 中川香 山田純生 医療法人澄心会豊橋ハートセンターリハビリテーション科 医療法人澄心会豊橋ハートセンター循環器内科 名古屋大学大学院医学系研究科 ( 保健学 ) 目的 心臓リハビリテーション対象患者には骨格筋の進行的な減少 いわゆるサルコペニアを呈する患者が存在する そのような患者には筋の同化を促進する運動療法が推奨されるが 種々の問題で積極的な運動が困難な患者も多い 今回 サルコペニア肥満に加え 整形外科的疾患により ADL を制限されている慢性心不全患者に対して 神経筋電気刺激療法 ( NMES ) が有効であった症例を経験したため報告する 方法 慢性心不全 7 歳の女性 下肢筋群に対する NMES とエルゴメータ ( 0W 0 分 ) を外来リハビリテーションにおいて実施した NMES は合計で 8 回 ( 回 0 分 0-0%MVC) 実施し その前後で膝伸展筋力 0m 快適歩行速度 下肢筋量を測定した 結果 NMES 介入前後で等尺性膝伸展筋力 ( 右 / 左 ) は.0 / 5.5kgf 5. / 8.5kgf 0m 歩行速度は m/s と改善を認めた しかし 下肢筋量は kg と改善を認めなかった 考察 本症例では筋力などの身体機能の向上を認めたが 筋量は増大しなかった 今回の NMES 介入は筋量の増大ではなく 筋の Recruitment 増加が筋力向上に寄与した可能性がある 本結果から NMES がサルコペニアによる運動療法として有用である可能性が示唆された P-07 低心機能 型糖尿病を有する進行した保存期慢性腎臓病患者に対し外来運動療法を導入した一例 遠藤太祐 重政朝彦 多田英生 土谷美耶子 岩室樹 野邨支織 山田佳彦 平馬誠之 金子真也 上原燈紀子 重永豊一郎 磯佳織 片岡俊介 瀬川知 佐々木信幸 国際医療福祉大学熱海病院リハビリテーション部 国際医療福祉大学熱海病院循環器内科 国際医療福祉大学熱海病院内分泌代謝内科 国際医療福祉大学熱海病院リハビリテーション科 目的 保存期慢性腎臓病 ( 以下 CKD) 患者における運動療法の効果は, 身体機能面や運動耐容能の向上のみならず, 腎機能改善についても期待されている. 今回, 低心機能 型糖尿病を有する進行した保存期 CKD 患者に対し, 外来運動療法導入後の経過について報告する. 方法 75 歳男性で CKD ステージ GA の症例に対し,8 週間の外来運動療法 運動指導を実施した. 監視下運動療法は有酸素運動 レジスタンス運動を ~ 回 / 週 回 60 分行った. 有酸素運動は 回 0 分とし, Karvonen 法による目標心拍数と自覚的疲労強度により運動負荷を設定した. 加えて, 非監視下での有酸素運動療法を 5~7 日 / 週, レジスタンス運動を ~ 日 / 週実施した. 結果 腎機能関連検査において Cre.57mg/dl.9mg/dl,BUN9mg/dl mg/dl, 糖尿病関連検査では HbAc9.% 8.0% といずれも改善の傾向が見られた. 体組成測定より, 体重 57.kg 58.0kg, 骨格筋 5.kg 5.9kg と骨格筋量が維持されていた. 考察 低心機能を有する進行した保存期 CKD 患者においても, 運動療法導入が腎保護に有用である可能性が示唆された. 今後も合併症に留意し継続的な運動療法を施行するとともに, 症例数を増やし検討を行う必要がある. 5

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