6.1. 地域区分テテーマ基本目標ーマ基本目標ーマ基本目標テーマ基本目標テーマ基本目標都城市都市計画マスタープラン ( 地域別構想 ) 第 6 章地域別まちづくり方針 テ西部エリア ( 庄内 山田 西岳 ) 高千穂峰のすそ野で清らかな水と農を育む 地域まるごと景勝のまちづくり 1) 安心して暮らせる

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1 6. 地域別まちづくりの方針 ( 中央エリア ) きな 6 地域別まちづくり方針 6.1. 地域区分 6.2. 中央エリアのまちづくり構想 6.3. 中央北エリアのまちづくり構想 6.4. 南部エリアのまちづくり構想 6.5. 西部エリアのまちづくり構想 6.6. 東部エリアのまちづくり構想 6.7. 北部エリアのまちづくり構想 地域別まちづくり方針は 市域を 6 つのエリアに分け それぞれのエリアでのまちづくり方針を明らかにしたものです 123

2 6.1. 地域区分テテーマ基本目標ーマ基本目標ーマ基本目標テーマ基本目標テーマ基本目標都城市都市計画マスタープラン ( 地域別構想 ) 第 6 章地域別まちづくり方針 テ西部エリア ( 庄内 山田 西岳 ) 高千穂峰のすそ野で清らかな水と農を育む 地域まるごと景勝のまちづくり 1) 安心して暮らせる集落機能の維持 2) 霧島を活かした観光 レクリエーション機能の充実 北部エリア ( 高崎 ) たちばな天文台やレクリエーション機能を活かし 美しい星空と田園の中で暮らすまちづくり 1) 主要幹線沿道に形成された生活拠点の維持 2) 集積された健康 観光交流の拠点形成 3) 豊かな自然環境を活かしたまちづくり 4) 既存産業のさらなる活性化 東部エリア ( 山之口 高城 ) 個性的な伝統文化 史跡とめぐり会える 誇り高き歴史のまちづくり 1) 主要幹線沿道に形成された生活拠点の維持 2) 豊かな歴史文化を活かしたまちづくり 3) 魅力ある健康 観光交流の拠点形成 4) 地理的特徴を活かした産業と物流の拠点性の強化 中央北エリア ( 沖水 志和池 ) 中央エリア ( 姫城 小松原 妻ヶ丘 祝吉 五十市 横市 ) テー都城の顔として 誰もが訪れマ住みよいまちづくり基本目標1) まちなか まちなか郊外の定住魅力の推進 2) まちなか まちなか郊外の交流魅力の推進 南部エリア ( 中郷 ) 金御岳や里山に抱かれた美しい水環境を守り 人とのつながりを感じながら暮らせるまちづくり 1) 暮らしを支えるサービス機能の維持と地域コミュニティ活動との連携 2) 自然と歴史を活かした住みよい田園まちづくり 広域交通の利便性を活かして新たに活力を育み 住みやすさが実感できる 住 農 商 工が共存するまちづくり 1) 都城の玄関口としてふさわしい風景づくり 2) 多様な都市活動との調和とさらなる飛躍 3) 安全で快適 便利な居住環境の創出 124

3 6. 地域別まちづくりの方針 ( 中央エリア ) 6.2. 中央エリアのまちづくり構想 (1) エリアの概況 1エリア特性エリアの構成 中央エリアは 本市の中枢を担い 萩原川 沖水川 横市川に囲まれ 中心を大淀川が南北に貫く水辺環境に恵まれたエリアで 三股町 鹿児島県曽於市に接している 人口 まちなかで人口減少が顕在化している < 現状 > 人口は約 9.3 万人 ( 平成 17 年現在 ) で 全エリアの中で最も多くの人口規模を有し 平成 12 年と比較して1.2% の微増 郊外地の人口は増加し まちなかの人口は減少している 高齢化率は21.5% で 全エリアの中で最も低い 郊外地の高齢化は進んでいないが まちなかの高齢化が進んでいる < 将来 > 人口は約 9.6 万人 ( 平成 37 年推計 ) で 今後も人口増加が進むものと予想される 高齢化率は29.5%( 平成 37 年推計 ) で 今後も高齢化が進む見込みであるが 全エリアの中では 高齢化の進行は遅い 郊外地に比べて まちなかの高齢化が進むものと見込まれる 産業 まちなかの経済活動の低迷と新たな働く場の芽生え 農業と連動した 食品加工 木材加工に特化した産業構造 中心市街地では 空きビル 空き店舗の増加などにより経済活動が低迷している 近年 ITビルの立地により 都市型産業育成の取り組みが進められている 事務所など働く場が分散している 遊技場が多いエリア 南九州大学 宮崎県木材利用技術センター 九州沖縄農業研究センターなどの研究開発 高等教育機関が立地する 資源 身近な水 みどりと 島津発祥の地としての名残り 都城島津家 攝護寺 神柱宮など名所 史跡があり 早鈴町 姫城町 今町などでは 武家屋敷跡を偲ばせる門扉 石垣が残る 美術館 図書館 総合文化ホール ウエルネス交流プラザなど文化発信の拠点がある 大淀川 横市川 姫城川 萩原川 年見川 沖水川など多くの河川が市街地にある 高木原緑道 ウエルネスロード 神柱公園 早水公園などみどりあふれる憩いの場が豊富 祇園山車 盆地まつり おかげまつりなど市の中心部を彩るまつりがある 125

4 都城市都市計画マスタープラン ( 地域別構想 ) 暮らし 多くの都市機能が集積し 都市サービスの水準が高い 古くから都城圏域の中心を担う市街地を形成し 主要都市骨格道路 ( 国道 10 号 269 号 ) JR 都城駅 西都城駅などがあり 交通の要衝である まちなかの主要都市骨格道路沿道に 事務所 官公庁 病院など多くの都市サービス機能が集積している 道路 公園 下水道のほか スーパー コンビニ 学校 医療機関 公共交通など日常生活サービス水準が最も高いエリアである 国 県道など幹線道路沿いに郊外型商業施設 住宅の開発が見られる 都城きりしま支援学校 都城さくら聴覚支援学校などの福祉施設が集中している 2 エリア意向 ( 市民意識調査結果 ) 満足度が低く 重要度の高い施策としては に対する意向が高い 3 エリアの位置づけ 都城圏域約 25 万人の経済 文化の中心として 広域で多様な都市サービスを提供するリーディングエリア 住む人にとって 生活レベルのサービスが身近に享受できるエリア 都城ぼんち市の状況 126

5 地域カルテ 中央エリア 6. 地域別まちづくりの方針 ( 中央エリア ) [ 地域の位置と概要 ] [ 人口推移及び年齢 3 区分別人口構成 ] [ 人口密度 ] [ 法適用状況 ] 高齢 生産年齢 160% 140% 人口構成 120% ( %) 年少 92,853 人口総数 96,152 人口 ( 人 ) 100,000 80, % 80% 24.6% 21.4% 29.5% 60,000 面積 :6,773ha 用途地域 :1,928ha 人口 (H17):92,853 人 世帯数 (H17):38,118 世帯 60.7% 63.1% [ 人口増減率 (H17/H12)] [ 高齢化率 (H17)] 60% 40% 20% 0% 56.1% 14.7% 15.5% 14.3% H17 市全体 H17 中央 H37 中央 ( 推計 ) 40,000 20,000 0 [ 土地利用 ] [ 施設整備水準 ] 道路線密度 ( 幹線道路整備水準 ) (km/ k m2 ) 一人あたり住区基幹公園整備済面積 ( m2 / 人 ) 千人あたりスーパー コンビニ軒数 ( 軒 / 千人 ) 千人あたり病院 診療所 歯科軒数 ( 軒 / 千人 ) [ 地域の資源 ] [ 小売吸引力 (H16)] 小売吸引力 中央 中央北小売吸引力 西部7 小売商店数 ( 軒 / 千人 ) 16 小売商店数 南部東部北部 [ 産業特性 ] 拡大係数(H 16 / H 11 ) 非特化 成長 林業 電気 ガス 水道業 農業 中央 中央北 南部 建設業 金融 保険業 非特化 衰退 県平均 =1.00 不動産業 製造業 運輸 通信業 卸売 小売業 サービス業 特化 非特化係数 特化 成長 県平均 =1.00 特化 衰退 [ 新築動向 ] 自然歴史 まちなみ 景観 都市に身近な河川 ( 大淀川水系 ) 福島池 神柱宮 早水神社 攝護寺 小鷹神社 母智丘神社 旭丘神社 祝吉御所跡 都之城跡 大岩田城跡 今町一里塚 早水年見川遺跡 歌舞伎橋 都城カトリック教会 都城歴史資料館 高木原緑道 ウエルネスロード 母智丘公園 母智丘通線の桜並木 中原通線 早鈴町 今町の武家屋敷の名残り 都島町一帯の風致景観や中景を構成する緑地 ( 身近な森林 ) 公共的施設 南九州大学 都城運動公園 早水公園 ( 万葉植物園 ) 沖水川市民緑地 市総合文化ホール ウエルネス交流プラザ 市立美術館 図書館 福祉会館 福祉センター 国立病院機構都城病院 ( 二次救急医療施設 ) 川の駅公園 その他 九州沖縄農業研究センター 木材利用技術センター 木工団地 志比田食品工業団地 公設地方卸売市場 都城きりしま支援学校 都城さくら聴覚支援学校などの福祉施設 127

6 都城市都市計画マスタープラン ( 地域別構想 ) [ 市民意向 ] [ 施設分布図 ] 施策の満足度 やや やや 不満 不満 満足 満足 施策の重要度 やや重要 重要 公園や緑地の整備 みどりの豊かさ河川や水路などの水のきれいさ 水辺環境 公園や緑地の整備 みどりの豊かさ河川や水路などの水のきれいさ 水辺環境 都城市総合文化ホール 給排水施設の整備 ( 上下水道など ) 0.54 給排水施設の整備 ( 上下水道など ) 1.31 環境環 快適性性安環境 快適性 計画的なまちづくり ( 土地区画整理や再開発など ) 静かで落着いた居住環境 ( 騒音 振動など ) 住まいの日照や風通し自然や田園の景観の美しさ 環境環境 快適性安環境 快適性 計画的なまちづくり ( 土地区画整理や再開発など ) 静かで落着いた居住環境 ( 騒音 振動など ) 住まいの日照や風通し自然や田園の景観の美しさ 早水公園 5 センターモール 住宅地の家なみの景観幹線道路沿道のまちなみ 看板 広告物などの景観中心市街地のまちなか景観 住宅地の家なみの景観幹線道路沿道のまちなみ 看板 広告物などの景観中心市街地のまちなか景観 食品加工団地 4 高木原緑道 病院 保健施設などの利用のしやすさ 0.66 病院 保健施設などの利用のしやすさ 1.60 高齢者 障がい者の福祉施設などの利用のしやすさ保育所 幼稚園 児童館などの利用のしやすさ 高齢者 障がい者の福祉施設などの利用のしやすさ保育所 幼稚園 児童館などの利用のしやすさ 安心 安全全性安心 安全性 火災に対する安全性 ( 家屋の不燃化など ) 自然災害に対する安全性 ( がけ崩れ 洪水など ) 家屋の地震に対する安全性 心安 心安全性安心 安全性 火災に対する安全性 ( 家屋の不燃化など ) 自然災害に対する安全性 ( がけ崩れ 洪水など ) 家屋の地震に対する安全性 交通安全対策 ( 歩道設置 街路灯など ) 交通安全対策 ( 歩道設置 街路灯など ) 1.60 性利便利 便経済性教利便 経済性 安心して歩ける道路 ( 歩道拡幅 路面段差解消など ) 地域の防犯対策身近な生活道路の整備渋滞のない移動のしやすさ ( 通勤 通学 業務上 ) 公共交通の便利さ ( バスや鉄道など ) 雇用の場の確保 ( 企業誘致など ) 地域内外の交流の取り組み ( 観光客の誘致など ) 買い物のしやすさ ( 中心市街地や各地域のまちなか ) 農林業活性化の取り組み 利便 経経済済性性教利便 経済性 性利安心して歩ける道路 ( 歩道拡幅 路面段差解消など ) 地域の防犯対策身近な生活道路の整備渋滞のない移動のしやすさ ( 通勤 通学 業務上 ) 公共交通の便利さ ( バスや鉄道など ) 雇用の場の確保 ( 企業誘致など ) 地域内外の交流の取り組み ( 観光客の誘致など ) 買い物のしやすさ ( 中心市街地や各地域のまちなか ) 農林業活性化の取り組み 都城カトリック教会 住宅地や住宅の求めやすさ 0.06 住宅地や住宅の求めやすさ 0.88 市役所や支所などの利用のしやすさ学校施設の利用のしやすさ ( 小中学校など ) 市役所や支所などの利用のしやすさ学校施設の利用のしやすさ ( 小中学校など ) 育教 育文 化性教育 文化性 文化施設やスホ ーツ レクリエーション施設の利用のしやすさ公民館や集会所などの利用のしやすさ娯楽やレジャー施設の多さまちづくり活動や地域住民の結びつき地域のお祭りや伝統行事などの活動 育教 育文 化性教育 文化性 文化施設やスホ ーツ レクリエーション施設の利用のしやすさ公民館や集会所などの利用のしやすさ娯楽やレジャー施設の多さまちづくり活動や地域住民の結びつき地域のお祭りや伝統行事などの活動 南九州大学 芸術 文化 教養などの活動郷土に対する誇りや郷土愛を育む機会まちづくりに積極的に参加しようとする市民性まちづくり全般の取り組み 中央地域全体 芸術 文化 教養などの活動郷土に対する誇りや郷土愛を育む機会まちづくりに積極的に参加しようとする市民性まちづくり全般の取り組み 中央地域 全体 7 鷹尾商業地 居住意向 まちなか ( 中心市街地 ) に住み替えで最も重視したいこと 11 木工団地 0% 20% 40% 60% 80% 100% 緑や空気など自然環境がよい 3.9% 1.3% その他 凡例 市全体 このまま住み続けたい 当分住み続けるが将来はわからない 70.5% できれば住み替えたい 住み替える予定である 21.8% 5.2% 2.4% 地区の雰囲気やイメージがよい 5.2% 子育て 教育環境がよい 7.8% 通勤時間が短い 9.1% 買い物が便利である 27.3% 8 歴史資料館 9 川の駅公園 10 ウエルネスロード 中央地域 67.8% 23.0% 5.3% 3.8% 10.4% 公共交通機関が充実している 11.7% 地価や家賃が手頃である 病院 医院 市の施設などの生活施設が近くにある 23.4% 128

7 6. 地域別まちづくりの方針 ( 中央エリア ) (2) まちづくりの主要課題 都城経済 文化圏域の中心である本エリアは この圏域の顔としての役割を確保するために エリアの定住 交流人口の増加という課題に取り組まなければなりません そのためには 居住環境の向上 働く場の創出 歴史文化資源の活用など あらゆる魅力を向上させることが重要です 1 区域区分廃止後の無秩序な郊外開発がもたらした影響 視点: 社会と財政 / 安全 安心 / にぎわい 活力 / 移動 / 住まい まちなか 1) 居住する人 訪れる人の減少これまでのまちなかは 居住する人 訪れる人に支えられ今日まで発展してきました しかしながら まちなかに居住する人 訪れる人の減少が まちなか活力の低下に大きな影響を与えています また 行財政面にしても 人口減少に伴う歳入の低下などにより今後の都市基盤の維持管理が困難になる可能性があります そのために 居住する人 訪れる人を増加させていくことが重要です 2) 無秩序な郊外開発によるまちなか居住環境の魅力低下区域区分廃止後 旧市の用途地域周辺部の農地転用による開発は 人口増加に寄与しましたが 都市の外延化を促し まちなかの土地利用の低下を招きました その結果 まちなかは地価や利便性などを含めた居住環境の魅力が低下し人口減少の一因となりました よって 今後のまちづくりは だれもが住みやすい居住環境づくりと旧市の用途地域周辺部の都市化を抑制することが課題といえます まちなか郊外 1) 良好な居住環境の維持 向上まちなか郊外における生活利便施設は 主に国 県道沿いに立地し その周辺の居住者の生活を支えています 一方では 高齢化や旧市の用途地域周辺部への人口流出により まちなか郊外の居住地において空き家などが見られ防犯上も課題となっています また 旧市の用途地域周辺部の予期しない大型商業施設などの開発は 農地の生産効率の低下 道路の渋滞による生活道路への悪影響 既存商業への影響など居住環境の悪化をもたらします さらに 旧市の用途地域周辺部における開発に対し 追加的な道路などの都市施設の整備が必要となる可能性もあります したがって 良好なまちなか郊外における居住環境の維持のためにも このような大型商業施設などの適正な立地や誘導が課題といえます 129

8 都城市都市計画マスタープラン ( 地域別構想 ) 2 産業の活性化と新たな交流機会の創出 視点: にぎわい 活力 / 環境 循環 まちなか 1) まちなか機能の向上と活力の再生まちなかは 国道 10 号周辺に行政 病院 飲食店街など都城圏域をけん引する施設が集積するとともに IT 産業ビルを核とする働く場の創出など まちの中心性を復活させる可能性を秘めています しかし まちなか商業の衰退 病院の郊外立地などが見受けられ まちなかの求心力のさらなる低下が懸念されています まちなかは 広域で多様な都市サービスを提供する 都城の顔 です そのため 行政 病院などの都市機能のさらなる集積を図りながら まちなか商業地と郊外型商業地とのすみわけを検討し まちなか商業の再生を図っていくことが課題といえます 2) 歴史文化を感じるまちなみづくりまちなかには 武家屋敷や寺社 まつりなど歴史文化を感じられる資源が数多く見られ 都城島津邸の活用など歴史性を再認識し後世に伝えるような事業も進められています また 総合文化ホールやウエルネス交流プラザ 図書館 美術館など文化拠点が数多く存在します このような資源 施設は 高い歴史 文化性を有していますが 個々として存在しているため まとまりのある活用に乏しく まち全体からその歴史 文化性を感じることの少ない現状が見受けられます これらの資源 施設を活かすために 周辺空間と融合した歴史文化を感じるまちなみづくりが課題といえます まちなか郊外 1) 工業機能の集約と再編まちなか郊外部における一部の工業系用途地域では 工場跡地の住宅 商業施設への転換が進んでいます それに伴い 居住環境の悪化と工業効率性の低下が懸念されます そのため より良い居住環境と工業効率性の向上を図ることが必要です 2) 知との連携による地域産業の高度化木工団地や食品加工団地は 本市の基幹産業である農業と密接な関係があり 市域全体を支える重要な地場産業の集積地です さらに 南九州大学や宮崎県木材利用技術センター 九州沖縄農業研究センターなどの研究開発 高等教育機関は 地域の産業を振興させる社会的な役割を有しています そのため これらの連携を図り個性化 高度化を促進することで 本市の経済活力の向上と躍進を図ることが重要です 130

9 6. 地域別まちづくりの方針 ( 中央エリア ) 公園の安全性の低下への懸念 極 住 都城志布志道路 都城志布志道路の早期整備 産 浸水地域の存在 環 住 水質汚濁や雑草繁茂 不法投棄など河川環境の悪化 環 産 極 公共交通サービス水準の低下 極 市街地 居住環境の魅力の低下 極 住 空き家 空き店舗 空き地の増加 産 極 住 市街地のスプロール化 環 産 住 歴史的まちなみ景観の喪失 環 住工混在化 住 公共施設の老朽化 極 道路の円滑化の必要性 産 都城らしい景観の喪失 環 用途地域外の人口増加地区 農住混在化 環 産 大型商業施設の郊外立地 極 狭あい道路の存在 住 災害危険区域 住 まちなか まちなかからの人口流出 極 中心市街地のにぎわい 集客力の低下 極 観光ニーズへの対応の遅れ 産 極 シンボル性の欠如 極 低未利用地や空き店舗 空き事務所の増加 産 住 農地 田園集落 農地 田園集落 農業の担い手不足 高齢化 産 遊休農地の増加 ( 特に用途地域南西部に集中 ) 産 住 優良農地の虫食い的な開発 環 産 131

10 都城市都市計画マスタープラン ( 地域別構想 ) (3) エリアのまちづくり方針 1 エリアの将来像 エリアづくりのテーマ 都城の顔として 誰もが訪れ住みよいまちづくり 2まちづくりの基本目標 1) まちなか まちなか郊外の定住魅力向上の推進 まちなか 居住人口の増加を推進しますまちなかにおいては 安全 安心な居住環境はもとより 買い物 子育て 医療福祉 働く場 円滑な移動など 多様な都市機能の集積と利便性の向上を図り 快適なまちなか居住を推進します また 地域住民の協力のもと 安全 安心な道路の更新や維持 水とみどりを活かしたうるおいのあるまちなみづくりを進めていく必要があります まちなか郊外 居住人口の増加を促進し これ以上の都市の外延化を抑制しますまちなか郊外は 周辺エリアを含めた広域的な地域生活拠点です そのために 多様 多世代の人々にとって住みよい場となるよう 地域住民の協力のもと 地域生活拠点の維持 向上と居住環境改善などを進め 魅力あるまちづくりをめざします 2) まちなか まちなか郊外の交流魅力向上の推進 まちなか 交流人口の増加をめざします商業 業務 行政 教育文化 医療福祉など都市サービスのさらなる集積を図り 広域的で高機能なまちなかづくりを推進します また歴史文化資源と周辺空間を融合させた品格あるまちなみづくりを推進します まちなか郊外 経済活力の向上と躍進を図りますまちなか郊外の産業の活性化を推進します そのために 工業機能を集約することによる効率性の向上や 知と連携した産業の個性化 高度化を図ることにより経済活力の向上と躍進を図ります 132

11 6. 地域別まちづくりの方針 ( 中央エリア ) 3まちづくりで重視すべき視点 極 都城らしい都市核づくり まちなか 広域的に多様なサービスを享受できるまちなかの再生高度な都市機能 ( 厚生施設 行政施設 働く場 ) をさらに集約し 便利で活発なまちなかを再生し 交流人口の増加を促進します そのため既存の都市機能の集積地を活かし まちなかを にぎわい 交流ゾーン 官公庁ゾーン 雇用創出集積ゾーン 医療厚生ゾーン 広域文化交流ゾーン と位置づけ それぞれのゾーンの良好な環境の保全と民間開発の誘導策の検討を官民一体となって促進し 安全 安心で快適な移動しやすい道路交通環境の整備に努めます 行政施設については 国の合同庁舎など既存施設との連携を図り 広域的機能をもつ行政施設の強化を促進します また まちなか商業については 中心市街地に関する計画に基づいた商業活性施策に加え 大型商業施設との共存を図りながら 広域的な消費者の獲得に向けた個性と魅力あふれる商業の再生を図ります その中で都城志布志道路の整備に伴い 国道 10 号 ( 中央通り ) における交通量の減少が見込まれます 国道 10 号 ( 中央通り ) は 各ゾーンが集まる本市のメインストリートです 現在の道路空間機能についても まちなかを歩きやすく 安全 安心で快適な道路として検討していく必要があります まちなか郊外 まちなか郊外の暮らしを支える機能の維持まちなか郊外には 国道 269 号 県道都城霧島公園線 県道御池都城線 市道鷹尾上長飯通線など主要幹線道路が走り その周辺に生活利便施設が集積しています これらの沿線は 近隣住民だけでなく ここを通過する他エリアの住民の利用頻度も高くなっています したがって 主要幹線道路沿いを 沿道まちなみ商業ゾーン と位置づけ 身近な生活利便施設と住居との良好な融合を推進します そのため 既存商業施設と居住環境に影響のある大型商業施設などの立地については 周辺環境に留意しつつ適正な立地を推進します さらに 旧市の用途地域周辺部においても これ以上の郊外開発を抑制し 既存の居住空間を守る土地利用の規制誘導を推進します 環 都城らしい快適な都市環境の醸成 まちなか 訪れる人が都城らしさを感じ また回遊する広域文化交流ゾーンの形成総合文化ホール ウエルネス交流プラザを拠点とした 広域文化交流ゾーン と都城島津邸周辺を軸に交流人口の増加を図ります そのために 広域文化交流ゾーン では 拠点間の年見川や神柱公園を活かした水とみどりのネットワークの形成を行い 都城島津邸周辺では 歴史的な資源を活かした情緒あふれるまちなみづくりなどを行います また それらの拠点間において 自転車 人力車など移動手段の検討 サイン計画に基づいた案内板の設置 住民と協働した良好なまちなみ景観 沿道空間の形成などを推進し 回遊性 連結性を高めます なお 老朽化した文化施設の更新時には 広域文化交流ゾーン への配置を誘導し各施設の利便性の向上を促進します まちなか郊外 アメニティ向上による憩いの場の創出まちなか郊外は 森林ゾーン ( 田園地帯 風致地区 ) や 水辺のアメニティ空間 ( 大淀川 年見川 沖水川 川の駅 ) 水とみどりの道 ( 高木原緑道 ウエルネスロード 母智丘公園 母智丘通線の桜並 133

12 都城市都市計画マスタープラン ( 地域別構想 ) 木 沖水川市民緑地 ) みどりの拠点 ( 早水公園 都城運動公園 歴史資料館 ) などの豊富な水とみどりの資源があります それぞれを結び 水とみどりあふれるネットワークの形成を図り 良好な居住環境 交流を推進します そのために まとまった田園緑地の保全 居住地における緑化の推進 道路の適切な維持管理など官民一体となって推進します 産 地域の産業を育む拠点づくり まちなか 企業や働く人にとって効率性の高い雇用の場の創出まちなかの 雇用創出集積ゾーン において雇用の場を創出し その他近隣のゾーンと連携を図ることによって交流人口の増加を推進します そのために 企業が進出しやすい雇用 立地環境の誘導 ( 地区計画 協定 ) や空き店舗 空きフロアを活用し 開業 移転支援を検討します また働く人に対しては 子育て支援 駐車場や憩いの場など働きやすい環境の創出を官民一体となって促進します まちなか郊外 経済活力の向上と躍進まちなか郊外の 工業専用ゾーン においては1 次産業と密着した生活関連型の地場産業が盛んで これに関連した南九州大学 宮崎県木材利用技術センター 九州沖縄農業研究センターなどの研究開発 高等教育機関も立地しており それぞれの連携を強化し高度で個性的な産業の育成を図ります そのために 産業の特化性や複合性 効率性を促す土地利用の誘導 知 と 産 の融合施策の検討 産業生産性の維持 向上を図る道路などの質的改善などを促進します また まちなか郊外における住工混在の課題に対応するため 住 工共存ゾーン において より良い居住環境と工業効率性の向上を図るために 用途転換の検討や沖水以北の工業集積地への積極的な移転を促進します 住 誰でも住みやすい居住空間の創出 まちなか 誰でも住みやすいまちなか居住空間の創出まちなかは 道路 下水道 公園などの都市整備水準が高く その利便性を活かし まちに活力を与えるために まちなか居住ゾーン として位置づけ 定住人口の増加を図ります そのためには 地域 民間と連携した居住環境の誘導 ( 地区計画 協定 ) 住宅の開発 建替 改善や民間集合住宅の借り上げなどの居住支援を促進します また 公園や道路 側溝の計画的な質的改善 防犯性の向上 身近な商業 医療厚生施設の維持 誘導 働く場の創出による職住近接などを進めます さらに 魅力あるまちなかづくりを進めるために 水辺空間の確保 緑化の推進など水やみどりを感じられる環境を創出します まちなか郊外 快適な住まいの環境づくりまちなか郊外では まちなか郊外居住ゾーン において住居と生活利便施設が連続した土地利用の誘導や歩きやすく魅力のある歩行空間の創出 地区計画等を活用した良好な居住環境の誘導 社会参加しやすいような公共施設の改善 集約化などを推進します これによって 沿線周辺の住民が歩いて暮らせ 他エリア住民の生活を支える地区の形成をめざします また その他居住地においても閑静で快適な居住環境を守るため 用途制限の維持 計画的な生活排水処理 安全 安心な公園 道路の機能の維持 向上 防犯 防災性の向上などを推進します 南九州大学周辺では 地域に開かれた大学にふさわしい居住環境の形成を図ります 134

13 6. 地域別まちづくりの方針 ( 中央エリア ) 中心部拡大図 ( 姫城周辺 ) 産業 物流ゾーン 都城志布志道路 IC 周辺を中心に産業施設の立地誘導 農業政策と連携した土地利用の規制 幹線道路沿いの建築物や広告物のデザイン 色彩等の景観への配慮 御池都城線沿道の緑化及び修景 地域生活拠点ゾーン (1 祝吉 2 小松原 3 横市 4 五十市 5 姫城 6 妻ヶ丘 ) 店舗 医療福祉など身近な生活利便施設の重点的な誘導 安全 安心な公園 道路などの都市基盤施設の確保 工業専用ゾーン 7 広域文化交流ゾーン ( 都城駅周辺 ) 木材 焼酎など地場産業を活かした市民 来訪者の交流機会の拡大 南九州大学や試験場など研究施設との連携強化や 連携のしやすい土地利用誘導 緑化に乏しい地区では植樹帯の設置など周辺住環境と調和した景観の創出 住環境に配慮した工業施設の立地誘導 総合文化ホール ウエルネス交流プラザの拠点施設を活かした文化交流施設の活用 神柱公園 年見川などの水辺空間を活かしたまちづくり 8 にぎわい 交流ゾーン ( 中心商店街 ) 都心居住のための店舗 住宅併用の都市型住宅などの重点的な誘導 買い物客の交通利便性向上のために 安全で快適な歩行者空間づくりや買い物に便利な駐車場の確保 住 工共存ゾーン 住宅と工場 倉庫の適正立地 商業 業務系 南九州大学を核とした多様な地域活動 交流活動の場の創出 中心商業 業務ゾーン 広域沿道サービスゾーン 沿道まちなみ商業ゾーン 9 官公庁ゾーン 市役所を中心に行政サービス 郷土文化 芸術などの機能集積による交流性の向上 木陰を活かしたみどり豊かな都市環境の維持や歩行空間の快適性の向上 武家屋敷や歴史資源の保全と活用 10 雇用創出集積ゾーン 都市型人間活動ゾーン 工業系 住 工共存ゾーン産業 物流ゾーン工業専用ゾーン 雇用 立地環境の誘導や開業 移転支援の検討 子育て支援 憩いの場など働きやすい環境の創出 空き店舗 空き事務所 低未利用地を活用した起業の受け皿 異業種交流の場の創出 その他 住宅系 まちなか居住ゾーンまちなか郊外居住ゾーンみどりのゾーン 11 医療厚生ゾーン 医療厚生施設の維持 集積を図るための誘導施策の検討 利用者の通行に配慮した道路 歩道などの整備 135

14 都城市都市計画マスタープラン ( 地域別構想 ) まちなか郊外居住ゾーン 通過交通抑制のための暮らしの道の創出 総合的な公共交通手段の維持 安全 安心な公園 道路 ( 側溝の蓋の整備や拡幅など ) などの都市基盤施設の確保 石垣 生け垣など地区の特性を活かした美しいまちなみの創出 地区計画や協定などの手法による周辺環境と調和の取れた居住環境の誘導 ポケットパークの創出など 地域社会の交流が促進されるような空間形成や居住環境の魅力化 誰もが身近に社会参加しやすいような公共施設の改善 集約化 南九州大学周辺では 地域に開かれた大学にふさわしい居住環境の形成 まちなか居住ゾーン 多様なニーズにこたえる住宅供給の推進 高齢者や学生 単身者などが住み替えやすい場として 住宅建設に対する優遇対策の検討 道路 公園など防犯性の向上のための環境改善 まちなみ沿道居住ゾーン 身近な生活サービス施設の誘導により地域住民の買い物や医療福祉サービスが受けられる沿道環境の創出 魅力ある歩行者空間の形成 田園居住ゾーン 一団のまとまりのある集落地における生活サービス施設の維持 良好な集落景観の保全 地域住民の主体的な取り組みに対する支援 遊休農地や空き農家を活用し 多目的な交流空間として優れた田園農村環境の保護 育成 人間活動ゾーン その他 都市型 自然共生型 まちなか居住ゾーンまちなみ沿道居住ゾーンまちなか郊外居住ゾーン田園居住ゾーンみどりのゾーン ( 郊外開発を抑制するゾーン ) 地区計画策定済地区 136

15 6. 地域別まちづくりの方針 ( 中央エリア ) 森林ゾーン 風致地区や河川周辺の緑の保全 母智丘関之尾公園へのアクセス道路の整備等による周遊性の向上 水とみどりあふれるネットワークの形成による居住 交流魅力の向上 食料生産ゾーン 用途地域外の農振農用地を保全し 自然と調和の取れた土地利用の堅持 里地 農地の適正な管理と有効利用 遊休農地や空き農家の活用による多目的な交流空間として優れた田園農村環境の保護 育成 広域文化交流ゾーン ( 都城駅周辺 ) 神柱公園 年見川を活かした水とみどりのネットワーク形成 各拠点間における自転車 人力車など移動手段の検討 サイン計画に基づいた案内板の設置 住民と協働した良好なまちなみ景観 沿道空間の形成の推進 老朽化した施設の更新時におけるゾーン内への配置の誘導及び各施設の利用促進 ( 更新時には周辺施設との連続性 利用しやすい環境を整え 各施設の利用促進を向上できる配置を検討 ) 人間活動ゾーン 地区計画や緑地協定などの活用による住区内緑化の促進 ランドマークとなる巨木や市街地内樹林地などの連続性 存在感の確保の推進 みどりの拠点 ( 早水公園 都城運動公園 歴史資料館 ) 豊富な湧水源やホタルの保全 水とみどりあふれるネットワークの形成による居住 交流魅力の向上 水辺のアメニティ空間 ( 大淀川 年見川 沖水川 川の駅など ) 水とみどりあふれるネットワークの形成による居住 交流魅力の向上 川の持つ潜在力を活かした水辺のアメニティ空間の創出の促進 水とみどりの道 ( 高木原緑道 ウエルネスロード 母智丘公園 母智丘通線の桜並木 沖水川市民緑地 ) みどりの拠点を結ぶハイキング サイクリングコースの整備等 水とみどりあふれるネットワークの形成による居住 交流魅力の向上 高緑陰植樹などによるシンボル性の高い道路緑化の推進 都城島津邸周辺 歴史的な資源を活かした情緒あふれるまちなみづくり 各拠点間における自転車 人力車など移動手段の検討 サイン計画に基づいた案内板の設置 住民と協働した良好なまちなみ景観 沿道空間の形成の推進 みどりのゾーン 人間活動ゾーン その他 食料生産ゾーン 森林ゾーン 人間活動ゾーン 水辺のアメニティ空間整備 河岸段丘の保全 水とみどりの道 高緑陰歩道のシンボル軸 都市計画公園 137

16 都城市都市計画マスタープラン ( 地域別構想 ) 138

17 6. 地域別まちづくりの方針 ( 中央北エリア ) 6.3. 中央北エリアのまちづくり構想 (1) エリアの概況 1エリア特性エリアの構成 本エリアは 本市において中心的な位置にあり 三股町と接している 地域内を大淀川 丸谷川 沖水川などが流れている 地域連絡環状線 ( 高城山田線 ) 国道 221 号など都城西部 北部 東部の地域生活拠点をつなぐ道路網結節地区で畜産農家の多い志和池地区と 国道 10 号沿線に多くの商業 工業施設が立ち並ぶ沖水地区の 2つの顔をもつエリア特性がある 人口 沖水と志和池で二極化 < 現状 > 人口は約 2.1 万人 ( 平成 17 年現在 ) で エリア全体では平成 12 年と比較して1.6% の微増 沖水地区では増加し 志和池地区では減少 エリア全体の人口高齢化率は22.6% で 市平均より低い 沖水地区で10% 前後 志和池地区で30% 前後の高齢化率となっている < 将来 > 人口は約 2.2 万人 ( 平成 37 年推計 ) で エリア全体では人口が微増すると予想される エリア全体の人口高齢化率は29.2%( 平成 37 年推計 ) で 今後も進むものと見込まれる 産業 農業 工業 商業など産業の集積地 エリアの中央部や大淀川水系沿いの平地には優良農地が広がる 国道 10 号沿線とその周辺部の商業 工業の開発が著しい 国道 10 号沿線の郊外型店舗 娯楽店舗の独立看板が乱立している 田畑 工場周辺に悪臭の問題あり 暮らし 道路の利便性を暮らしに活かす 都城 IC 中心を南北に走る国道 10 号及び東西に3 本の県道を有し 広域アクセス 隣接エリアアクセスともに利便性が高い 国道 10 号 国道 221 号 財部庄内安久線周辺部の宅地の開発が著しい 幹線道路や汚水処理施設のほか スーパー コンビニ 病院 診療所 公共交通機関が充実しているなど 身近な公園が整備されていないことを除き 日常生活サービス水準は高いエリアである 水と大地の恵みを基盤として 農村集落 まちが形成されている 資源 自然と人間の活動との調和 エリアの中央部や大淀川水系沿いの平地には肥沃な優良農地が広がる 霧島眺望の中景をなす河岸段丘の緑地帯が広がる 139

18 都城市都市計画マスタープラン ( 地域別構想 ) 2 エリア意向 ( 市民意識調査結果 ) 満足度が低く 重要度の高い施策としては に対する意向が高い 3 エリアの位置づけ 都城 IC 国道 10 号等を有する広域交通や他エリア生活拠点地区を結ぶ域内交通の要衝であり 県内外からの玄関口 戦略的振興拠点地域の形成に基づく健康医療の拠点づくりが進行中である 中心市街地と役割分担を考慮した国道 10 号沿線を中心とする産業振興ゾーン 140

19 地域カルテ 中央北エリア 6. 地域別まちづくりの方針 ( 中央北エリア ) [ 地域の位置と概要 ] [ 人口推移及び年齢 3 区分別人口構成 ] [ 人口密度 ] [ 法適用状況 ] 160% 140% 人口構成 120% (%) 100% 80% 高齢 生産年齢 年少 人口総数 22,052 20, % 22.6% 29.2% 人口 ( 人 ) 25,000 20,000 15,000 60% 10,000 面積 :4,581ha 用途地域 :307ha 人口 (H17):20,804 人 世帯数 (H17):8,012 40% 20% 0% 60.7% 62.0% 57.0% 14.7% 15.4% 13.9% H17 市全体 H17 中央北 H37 中央北 ( 推計 ) [ 人口増減率 (H17/H12)] [ 高齢化率 (H17)] 5,000 0 [ 土地利用 ] [ 施設整備水準 ] 道路線密度 ( 幹線道路整備水準 ) (km/ k m2 ) 一人あたり住区基幹公園整備済面積 ( m2 / 人 ) 千人あたりスーパー コンビニ軒数 ( 軒 / 千人 ) 千人あたり病院 診療所 歯科軒数 ( 軒 / 千人 ) [ 地域の資源 ] [ 小売吸引力 (H16)] 小売吸引力 中央 中央北小売吸引力 西部 南部小売商店数 ( 軒 / 千人 ) 16 小売商店数 東部北部 [ 産業特性 ] 拡大係数(H 16 / H 11 ) 非特化 成長 林業 電気 ガス 水道業 農業 中央 中央北 南部 建設業 金融 保険業 非特化 衰退 県平均 =1.00 不動産業 特化 成長 製造業 県平均 =1.00 運輸 通信業 卸売 小売業 サービス業 特化 衰退 [ 新築動向 ] 自然歴史 まちなみ 景観 中央 南部は平坦な沖積平野 北部は丸谷川に沿って入り組んだ丘陵 高木町の浜宮池 ( メダカ ヒメコウホネ ミクリなど絶滅危惧種が生息 ) 鹿児島宗藩の直轄地 ( 下水流地区 ) 大年神社 科長神社 王子神社 志和池城跡 野々美谷城跡 下水流古墳 志和池古墳 地域の中央部や大淀川水系沿いの低平地に広がる優良な農地 下水流町 ~ 野々美谷町にかけて縦断する中景を構成する緑地 ( 身近な森林 ) 国道 10 号沿い郊外型店舗 娯楽施設の独立看板の乱立 公共的施設 都城工業高等専門学校 地場産業振興センター 道の駅都城 一般廃棄物最終処分場 リサイクルプラザさいせい館 清浄館 清流館 その他 高木工業団地 上水流農工団地 都北工業団地 堂山工業団地 特化 非特化係数 141

20 都城市都市計画マスタープラン ( 地域別構想 ) [ 市民意向 ] [ 施設分布図 ] 施策の満足度 やや やや 不満 不満 満足 満足 施策の重要度 やや重要 重要 環境環 快適性環境 快適性 公園や緑地の整備 みどりの豊かさ河川や水路などの水のきれいさ 水辺環境給排水施設の整備 ( 上下水道など ) 計画的なまちづくり ( 土地区画整理や再開発など ) 静かで落着いた居住環境 ( 騒音 振動など ) 住まいの日照や風通し自然や田園の景観の美しさ 環境環 境快 適性環境 快適性 公園や緑地の整備 みどりの豊かさ河川や水路などの水のきれいさ 水辺環境給排水施設の整備 ( 上下水道など ) 計画的なまちづくり ( 土地区画整理や再開発など ) 静かで落着いた居住環境 ( 騒音 振動など ) 住まいの日照や風通し自然や田園の景観の美しさ 都城市リサイクルプラザ 2 都城市一般廃棄物最終処分場 3 下水流の通り ( はまご ) 4 伝統芸能伝承館 住宅地の家なみの景観 0.71 住宅地の家なみの景観 0.57 幹線道路沿道のまちなみ 看板 広告物などの景観 幹線道路沿道のまちなみ 看板 広告物などの景観 0.67 中心市街地のまちなか景観 中心市街地のまちなか景観 0.96 病院 保健施設などの利用のしやすさ高齢者 障がい者の福祉施設などの利用のしやすさ 病院 保健施設などの利用のしやすさ高齢者 障がい者の福祉施設などの利用のしやすさ 下水流町の田園風景 安心 安全性 性安安心 安全性性利保育所 幼稚園 児童館などの利用のしやすさ火災に対する安全性 ( 家屋の不燃化など ) 自然災害に対する安全性 ( がけ崩れ 洪水など ) 家屋の地震に対する安全性交通安全対策 ( 歩道設置 街路灯など ) 心安 心安 全性利安心 安全性 性安保育所 幼稚園 児童館などの利用のしやすさ火災に対する安全性 ( 家屋の不燃化など ) 自然災害に対する安全性 ( がけ崩れ 洪水など ) 家屋の地震に対する安全性交通安全対策 ( 歩道設置 街路灯など ) 科長神社 安心して歩ける道路 ( 歩道拡幅 路面段差解消など ) 安心して歩ける道路 ( 歩道拡幅 路面段差解消など ) 1.59 地域の防犯対策身近な生活道路の整備 地域の防犯対策身近な生活道路の整備 高木町の田園風景 渋滞のない移動のしやすさ ( 通勤 通学 業務上 ) 0.18 渋滞のない移動のしやすさ ( 通勤 通学 業務上 ) 1.07 便利 便 経済性利便 経済性 公共交通の便利さ ( バスや鉄道など ) 雇用の場の確保 ( 企業誘致など ) 地域内外の交流の取り組み ( 観光客の誘致など ) 買い物のしやすさ ( 中心市街地や各地域のまちなか ) 便利 経済性利便 経済性 公共交通の便利さ ( バスや鉄道など ) 雇用の場の確保 ( 企業誘致など ) 地域内外の交流の取り組み ( 観光客の誘致など ) 買い物のしやすさ ( 中心市街地や各地域のまちなか ) 農林業活性化の取り組み 農林業活性化の取り組み 1.15 住宅地や住宅の求めやすさ市役所や支所などの利用のしやすさ学校施設の利用のしやすさ ( 小中学校など ) 住宅地や住宅の求めやすさ市役所や支所などの利用のしやすさ学校施設の利用のしやすさ ( 小中学校など ) トラック団地 8 10 高木工業団地 育 教育文 化性教育 文化性 性教文化施設やスホ ーツ レクリエーション施設の利用のしやすさ公民館や集会所などの利用のしやすさ娯楽やレジャー施設の多さまちづくり活動や地域住民の結びつき地域のお祭りや伝統行事などの活動 育 教育文 文化性教育 文化性 性教文化施設やスホ ーツ レクリエーション施設の利用のしやすさ公民館や集会所などの利用のしやすさ娯楽やレジャー施設の多さまちづくり活動や地域住民の結びつき地域のお祭りや伝統行事などの活動 芸術 文化 教養などの活動 0.02 芸術 文化 教養などの活動 0.86 郷土に対する誇りや郷土愛を育む機会まちづくりに積極的に参加しようとする市民性まちづくり全般の取り組み 中央北地域全体 0.08 郷土に対する誇りや郷土愛を育む機会まちづくりに積極的に参加しようとする市民性まちづくり全般の取り組み 中央北地域 全体 11 居住意向 0% 20% 40% 60% 80% 100% 郊外の市街地に住み替えで最も重視したいこと 通勤時間が短い 3.5% 沖水の商業集積 凡例 このまま住み続けたい 当分住み続けるが将来はわからない できれば住み替えたい 住み替える予定である 地区の雰囲気やイメージがよい7.0% 公共交通機関が充実している 8.8% 買い物が便利である 8 高木町の浜宮池 12 清浄館 13 清流館 市全体 中央北地域 70.5% 71.5% 21.8% 21.1% 5.2% 6.5% 2.4% 0.8% 子育て 教育環境がよい 8.8% 緑や空気など自然環境がよい 12.3% 17.5% 24.6% 病院 医院 市の施設などの生活施設が近くにある 地価や家賃が手頃である 17.5% 142

21 6. 地域別まちづくりの方針 ( 中央北エリア ) (2) まちづくりの主要課題 1 広域交通の利便性が高い国道 10 号沿線における商業 視点: 社会と財政 / 移動 / にぎわい 活力 広域交通の利便性が高い国道 10 号沿線では 電器量販店 自動車販売店 ホームセンター 飲食店やアミューズメント施設など 規模の大きい沿道商業施設が多く集まっています これらは 市域内外を問わず多くの人々の暮らしを豊かにする魅力ある商業施設と言えます しかし この魅力がまちなか商業の衰退の一因となり さらなる商業施設開発に伴う道路渋滞 近隣商業施設への影響も懸念されています また 産業構造の変化に伴い 一部閉鎖している店舗も見受けられます さらに 商業施設の看板が乱立するなど 本市の表玄関としてふさわしい沿道景観とはいえない状況があります したがって 都城の玄関口としてふさわしい魅力ある沿道商業の形成を図るため 大型商業施設の適切な立地誘導 沖水地区と中心市街地との機能分担の検討 沿道景観の改善 アクセス性の維持 強化 商業地と居住環境に配慮した土地利用の適正化などが課題といえます 2 広域交通の利便性が高い国道 10 号沿線における工業 視点: 社会と財政 / 移動 / にぎわい 活力 沖水地区の国道 10 号沿線は 都城 ICや広域道路網の結節点でもあり その物流ルートとしての優位性から流通運輸関連を中心に大型工業施設が多数集積しています その集積は周辺の工業系用途地域を越え 都城 IC 付近の無指定の部分にまで広がり 本市の雇用を支える重要な地域となっています 工業と住居が混在している地域では 事業活動や道路交通に伴う悪臭 騒音 振動などの公害問題も潜在しており 環境改善が必要となるなど 双方の活動に対する悪影響が懸念されています また 都市計画区域外にある堂山工業団地は 良好な工業環境を守るための土地利用規制がなされていないことや 高木工業団地内においては未分譲地があるなどの問題を抱えています したがって 本エリアにおいてより良い工業環境の向上を図るためにも 都城志布志道路の早期開通 住 工双方の環境に配慮した土地利用の規制 誘導などが必要となります 3 原風景と都市活動との共生における自然 田園環境 視点: 安全 安心 / 環境 循環 本エリアには 肥沃な優良農地 霧島景観の中景をなす河岸段丘の斜面緑地 大淀川 沖水川 丸谷川などの河川があり 彩りある原風景が残っています また それらの風景は そこに住む人 訪れる人に安らぎやうるおい 憩いをも提供してくれます そういった自然環境が存在する一方 清浄館 各種廃棄物処理場 リサイクルプラザなど 本市の都市環境を底支えする生活インフラ施設も存在し 環境について重要な役割を担っているエリアであるともいえます しかし 農業 工業 商業や都市的 営農的な居住など 複合的な土地利用が行われており 今後の開発によっては 基幹産業である農業やふるさとらしい原風景 豊かな水環境などに悪影響を及ぼす点が懸念されます したがって 本エリアのより良い自然環境の保全を図るために 様々な都市活動と自然との共生を育む土地利用の検討や河川の水質改善 親水性の向上などを行う必要があります また 環境関連施設についても 必要に応じて施設周辺に配慮した機能改善が課題といえます 143

22 都城市都市計画マスタープラン ( 地域別構想 ) 4 沖水 志和池地区における生活を支える拠点形成 視点: 安全 安心 / 移動 沖水地区 沖水地区の金田 ~ 太郎坊 ~ 高木を貫く金田通線と県道財部庄内安久線沿線 国道 221 号の国道 10 号 ~ 金田通線間は 行政 商業 医療福祉 教育などのサービス機能が集積し 地域生活拠点を形成しています また 吉尾 太郎坊 金田などの人口の増加傾向により さらなる開発や拠点性の強化が見込まれる地域です したがって 今後は沿道の土地利用の適正化 生活利便施設の適切な誘導や施設周辺の歩行者空間の改善 公共交通網の検討などが必要です 志和池地区 国道 221 号の志和池交差点周辺では 行政 商業 医療福祉 教育などのサービス機能が集積し 地域生活拠点を形成しています また この地区から国道や主要地方道などが放射状に走り 山田 庄内 高城 山之口 高崎などを含めた都城北部管内の中心に位置しています しかし 人口の減少や空き店舗などが見受けられ 今後の地域生活拠点の維持に懸念があります したがって 地理的利便性を活かした地区の位置づけの検討や日常生活を支える生活利便施設の維持を図ることが課題といえます 5 急速な都市化に伴う居住環境 視点: 安全 安心 / 住まい 本エリアは 農村地帯として栄えた土地柄から堂々とした生け垣 石垣の家なみが随所に見られるなど 営農居住区として形成されてきました 一方 この居住区では 区域区分の廃止 広域交通網の発達 生活の利便性などを背景に賃貸 戸建て住宅などの開発が盛んに起こり人口が増加しています このような急速な都市化は 身近な公園の未整備や歩行者の視点での満足度の低さ 豪雨や台風による浸水被害など 都市整備が追いつかない状況を生み出しています さらに 営農居住区に都市住民が流れ込んだことにより 悪臭公害の発生など営農環境の悪化を招いています したがって 土地利用 開発ルール 計画的な都市整備の検討など 地域色を取り入れた安全 安心で快適な居住環境の形成が必要となります 144

23 6. 地域別まちづくりの方針 ( 中央北エリア ) 農地 田園集落 農地 田園集落 優良農地の虫食い的な開発 環 産 農業の担い手不足 高齢化 産 遊休農地の増加 ( 特に北部に集中 ) 産 住 開発による自然生態系の喪失 環 河川環境の悪化 環 産 極 浸水地域の存在 環 住 公共交通サービス水準の低下 極 用途地域外の人口増加地区 農住混在化 環 産 大型商業施設の郊外立地 産 極 東西方向へのアクセス能力不足 極 大型車両通行時の振動および地下埋設の農業集落排水管への影響 住 災害危険区域 住 狭あい道路の存在 住 都城志布志道路 都城志布志道路の早期整備 産 道路交通の円滑化の必要性 環 産 公園の安全性低下への懸念 極 住 国道 10 号沿道 用途地域見直し等の土地利用施策の検討 ( コンパクトな市街地の維持 形成の必要性 大型商業施設の適正立地 ) 環 産 極 市街地 居住環境の魅力の低下 極 住 空き家 空き店舗の増加 産 住 市街地のスプロール化 環 産 住 住工混在化 環 産 生活利便施設の減少 産 極 145

24 都城市都市計画マスタープラン ( 地域別構想 ) (3) エリアのまちづくり方針 1 エリアの将来像 エリアづくりのテーマ 広域交通の利便性を活かして新たな活力を育み 住みやすさが実感できる住 農 商 工が共存するまちづくり 2まちづくりの基本目標 1) 都城の玄関口としてふさわしい風景づくり都城 IC 付近は 田園風景から霧島に至る雄大な風景を望むことができ 本市に住む人々にとって原風景の象徴的な場所ともいえる本市の玄関口です また訪れる人の多くは 広域主要都市骨格道路を利用して まちなか方面に移動しており この沿線は都城らしさをアピールする絶好の場所ともいえます よって 住む人 訪れる人 去る人が都城を感じることのできる風景の維持 形成を図り 玄関口としてふさわしい風景づくりをめざします 2) 多様な都市活動との調和とさらなる飛躍多様な都市活動が混在する本エリアでは 地域資源と広域利便性を活かした活力ある産業形成をめざします また 居住環境に配慮し より良い産業環境の形成を図るために 現在集積する多様な沿道商業の活性化 域内外工業の集積と良好な工業立地環境の形成を推進します 3) 安全で快適 便利な居住環境の創出田園 都市居住と多様な都市活動が混在する本エリアでは 調和が取れた個性ある居住環境の形成をめざします また 周辺環境と融合 調和した居住環境の形成を図るために 混在する都市活動の改善を図りつつ 安全で快適 便利な居住環境の創出をめざします 146

25 6. 地域別まちづくりの方針 ( 中央北エリア ) 3まちづくりで重視すべき視点 極 日常生活拠点の維持 形成 地域生活拠点の維持 形成 志和池地区 沖水地区の地域生活拠点形成を推進します そのために 志和池地区においては 地域生活拠点形成に必要な行政 商業 医療福祉などの機能の維持と本市北部管内の道路結節点である地域特性を活かし 周辺エリアの拠点との連携を図ります また 沖水地区においては 行政 医療施設が金田通線沿線に 日常商業施設が国道 221 号や県道財部庄内安久線沿線に立ち並んでいます これらのサービス機能を維持するために 適正な土地利用規制 誘導の検討 歩行者空間の改善 公共交通網の維持に努めます 環 多くの人の来訪 旅立ち 帰郷を演出する都城らしい風景づくり みどりと川の保全と人の暮らしの調和 みどり豊かな田園環境の保全をめざし エリア内の田園や水辺の一体的な保全を推進します そのために 守りたいエリア風景マップなどを市民協働で作成し 関係団体との連携を図りながら農地における開発抑制策 風景を阻害する建物の用途 形態 色彩 高さなど土地建物の規制 誘導策を検討します また 自然を育む水を守るために 水質と親水性の維持 向上を推進します そのために 効果効率の高い汚水処理の検討 市民と連携した下水道普及の促進 合併浄化槽の適正管理などによる水質向上に努めます さらに 人の暮らしに身近な水辺空間の創出を図るために 河川 道路管理者と連携し 水辺に近づきやすい 散歩に利用されやすいなど親しみある河川空間の創出を促進します 都城メインゲート ラインにふさわしい沿道景観の創出 国道 10 号沿線において 訪れる人 離れる人がこの地を感じられるような沿道空間の創出を推進します そのために 本市の玄関口としてふさわしい都城 ICから見える原風景の保全や田園 ~まちなか間の風景の変化を演出する段階的な沿道景観を形成する必要があり 地元住民や企業と連携を図り この沿線の総合的なデザインの構築を推進します それにより必要な規制や誘導 支援策を検討します 産 広域利便性を活かした産業の育成 中心商業 業務ゾーンと競合しない適正な広域沿道サービスゾーンづくり 国道 10 号沿線は 広域交通の利便性が高く 多様な商業施設や流通業務施設が共存するサービス地として その機能の計画的な向上を推進します さらに沖水地区の身近な生活を支えている財部庄内安久線及び国道 221 号の交差点付近と国道 10 号沿線の広域沿道サービスとの調和を図ります そのために 中心商業 業務ゾーンと広域沿道サービスゾーン さらに沿道まちなみ商業ゾーンとの住み分けを検討し 共存を図る必要があります 特に大型商業施設については 他のゾーンへの影響も大きいため 施設の規模など立地規制を検討します また周辺には住居地域も広がっていることから 商業系施設の立地については 居住環境に配慮しつつ適切な誘導を図ります これらの施策により本地域では 地域住民や就労者の日常生活サービスを支え 中心商業 業務ゾーンと競合しない広域沿道サービスゾーンの形成を推進します 147

26 都城市都市計画マスタープラン ( 地域別構想 ) 広域利便性を活かした工業の育成と集積 都城志布志道路の早期開通を市民 関連企業 団体と連携 促進し 広域利便性を最大限活かした工業の育成と集積を推進します そのために 住 工双方の環境に配慮した土地利用の規制 誘導を推進します 工業団地については その産業的な優位性を確保するため 未分譲地への誘致促進 工業系用途指定の検討などを行います あわせて既存工業地については その集積性によって工業用途の見直しを検討します さらに 本エリアにおいては 周辺にトラック団地や多くの物流系企業も存在するため 周辺環境に配慮した必要な道路整備を検討します こうした取り組みにより 市域内外から本エリアへの工業集積を促進し 産業のさらなる飛躍を図ります 住 多様なライフスタイルと産業活動が調和した居住環境の形成 安全 安心 快適な暮らしの確保 産業活動と居住との調和を基調に安全 安心に暮らせ 個性を活かした居住環境の形成を推進します このように産業活動と調和した個性的な居住環境を形成するために 地域色を取り入れた地区計画 景観形成 住居系用途指定など土地利用規制 誘導を検討します また 安全 安心 快適な暮らしを確保するために 排水施設や道路 公園など計画的な都市整備を推進します さらに 本エリア内では 戦略的振興拠点地域における健康医療ゾーンの形成が検討されています より高度な医療機能を備えた広域的な医療圏の構築のため 九州縦貫自動車道宮崎線 都城志布志道路のポテンシャルを活用した健康医療ゾーン形成に向けて 適切な基盤整備や土地利用規制などを検討します 148

27 6. 地域別まちづくりの方針 ( 中央北エリア ) 森林ゾーン 谷頭駅南 ~ 茶臼ヶ陣山付近まで続く 市街地からの中景を構成するみどりや 生態系の残る里山等の保全 市民緑地の保全 3 廃棄物処理施設周辺ゾーン 廃棄物処理施設の適切な機能更新 周辺環境への配慮 まちなみ沿道居住ゾーン 身近な生活サービス施設の連続性ある誘導により地域住民の身近な買い物 福祉サービスが受けられる沿道環境の創出 沖水川 ~ 都城 IC 間の国道 10 号は 県内外からの玄関口として霧島山系を望む良好な沿道景観の誘導 まちなか郊外居住ゾーン 田園居住ゾーン 一団のまとまりのある集落地における生活サービス施設の維持 一団となった集落林や 集落周辺の農地の保全 里山 農地の適正な管理と有効利用 公共交通の利便性向上に向けた検討 安全 安心な幹線道路の確保 浸水想定区域の宅地化の抑制 食料生産ゾーン 用途地域外の農振農用地の保全 農地集積や集団営農の積極的な推進 住 工共存ゾーン 住宅と工場 倉庫の適正立地 2 3 通過交通抑制のための暮らしの道の創出 安全 安心な身近な公園 道路などの都市基盤施設の確保 良好な居住環境の維持 形成 志和池市民広場の駐車場整備など利便性の向上 2 地域生活拠点ゾーン ( 志和池周辺 ) 店舗 医療福祉など身近な生活利便施設の重点的な誘導 総合的な公共交通手段の維持 産業 物流ゾーン 都城 IC を中心に 戦略的振興拠点地域 の形成 IC 周辺を中心に産業施設の立地誘導 農業政策と連携した土地利用の規制 1 地域生活拠点ゾーン ( 沖水周辺 ) 工業専用ゾーン 緑化に乏しい地区では 植樹帯の設置など周辺居住環境と調和した景観の創出 居住環境に配慮した工業施設の立地誘導 店舗 医療福祉など身近な生活利便施設の重点的な誘導 道路 身近な公園など都市基盤施設の計画的整備 歩行者空間の改善や道路修景 駅方面への公共交通手段の検討 まちなみ沿道居住ゾーン 1 まちなか郊外居住ゾーン 人間活動ゾーン 都市型 自然共生型 住 工共存ゾーン産業 物流ゾーン工業専用ゾーン田園居住ゾーン みどりのゾーン ( 郊外開発を抑制するゾーン ) その他 食料生産ゾーン 森林ゾーン 水辺のアメニティ空間整備 河岸段丘の保全 149

28 都城市都市計画マスタープラン ( 地域別構想 ) 150

29 6. 地域別まちづくりの方針 ( 南部エリア ) 6.4. 南部エリアのまちづくり構想 (1) エリアの概況 1エリア特性エリアの構成 南部エリアは 金御岳やエリア東部に広がるわにつか山系の麓に位置し 日南市 串間市 鹿児島県曽於市 志布志市と接している 6つのエリアの中で最も人口が少ない 空間構成萩原川から南のわにつか山系を含む広大なエリアで 田園から丘陵 山岳空間を含む変化に富んだ景観をもつ また安久川 梅北川をはじめとした河川空間やため池も多く存在するなど 水とみどりあふれる空間構成となっている 歴史平安期に島津庄が開かれた時の治所があり 鎌倉期にかけて数多くの寺社が建立された この時代を偲ばせるものとして 正応寺跡 西生寺跡 堀之内御所跡 黒尾神社 ( 旧神柱宮 ) があり 都城東環状線沿線に多く歴史資源が残る 人口 人口減少や高齢化が顕著 < 現状 > 人口は約 0.9 万人 ( 平成 17 年現在 ) で 平成 12 年と比較して1.8% の微減 高齢化率は30.1% で 市平均と比べて高齢化が進行しているエリアである < 将来 > 人口約は0.8 万人 ( 平成 37 年推計 ) で 今後も人口減少が進むものと予想される 高齢化率は39.5%( 平成 37 年推計 ) で 今後も高齢化が進むものと見込まれる 産業 農業が基幹産業 / 新たなビジネスの芽生えも 農業に特化する産業構造であるが 都城東環状線沿い一帯の低地部で遊休農地が多い 地域コミュニティ活動と農業が連動した新たなビジネスが芽生えている 暮らし 地域コミュニティ活動が盛ん / 買い物 医療などの身近なサービスは 中央エリアに依存傾向 正応寺地区では NPO 法人などが中心となり 創意工夫ある地域コミュニティ活動に取り組んでいる スーパー コンビニ 病院 公共施設など日常生活サービス水準は市平均以下であり 中央エリアで日 常生活サービス機能を補っている 北西部において公共交通不便地区が多い 都城東環状線以南は救急車到達 10 分圏外となっている 用途地域は未指定 中央エリアへアクセスする国道 222 号 269 号沿い及び都城東環状線沿いでの開発が見られる 151

30 都城市都市計画マスタープラン ( 地域別構想 ) 資源 優れた水環境が残り わにつか山系を含む田園景観が美しく歴史を感じさせる 大淀川の源流や安久川 梅北川 安楽川などの清流が流れ 池平池 長谷谷池 斧研池 上高池など多くのため池や湯屋谷の滝が存在 都城市街地を一望できる金御岳は ハンググライダーやパラグライダーが盛んで また10 月に飛来するサシバ ( 絶滅危惧種 ) の渡りのコースである 数多くの名所 史跡が点在 エリアの中央部や大淀川水系沿いの低平地には肥沃な優良農地が広がる 霧島眺望の中景をなす河岸段丘緑地帯 2 エリア意向 ( 市民意識調査結果 ) 満足度が低く 重要度の高い施策としては に対する意向が高い 3 エリアの位置づけ 広大な農地を背景とした農林畜産業が盛んで ホタル ドジョウなどが生息できる豊かな水環境と共生するエリア 金御岳が育んだ山岳景観 自然と点在する地域資源を活かした交流レクリエーションエリア 金御岳からの眺望 152

31 地域カルテ 南部エリア 6. 地域別まちづくりの方針 ( 南部エリア ) [ 地域の位置と概要 ] [ 人口推移及び年齢 3 区分別人口構成 ] 160% 140% 人口構成 120% ( %) 100% 80% 高齢 年少 9, % 30.1% 生産年齢 人口総数 8, % 人口 ( 人 ) 10,000 8,000 6,000 [ 人口密度 ] [ 法適用状況 ] 面積 :7,588ha 用途地域 :0ha 人口 (H17):9,227 人 世帯数 (H17):3,594 世帯 60% 40% 20% 0% 60.7% 57.0% 48.7% 14.7% 12.9% 11.8% H17 市全体 H17 南部 H37 南部 ( 推計 ) 4,000 2,000 0 [ 人口増減率 (H17/H12)] [ 高齢化率 (H17)] [ 土地利用 ] [ 施設整備水準 ] 道路線密度 ( 幹線道路整備水準 ) (km/ k m2 ) 一人あたり住区基幹公園整備済面積 ( m2 / 人 ) 千人あたりスーパー コンビニ軒数 ( 軒 / 千人 ) 千人あたり病院 診療所 歯科軒数 ( 軒 / 千人 ) [ 小売吸引力 (H16)] 小売吸引力 中央 中央北小売吸引力 10 7 小売商店数 ( 軒 / 千人 ) 16 小売商店数 西部南部東部北部 [ 産業特性 ] 拡大係数(H 16 / H 11 ) 非特化 成長 林業 電気 ガス 水道業 農業 中央 中央北 南部 建設業 金融 保険業 非特化 衰退 県平均 =1.00 不動産業 製造業 運輸 通信業 卸売 小売業 サービス業 特化 非特化係数 特化 成長 県平均 =1.00 特化 衰退 [ 新築動向 ] [ 地域の資源 ] 自然歴史 まちなみ 景観 公共的施設 わにつか山系 ( 金御岳 ) 安久川 梅北川 湯屋谷の滝 ため池 ( 池平池 長谷谷池 斧研池 上高池 ) など 平季基の荘園を中心に栄えた数多くの名所 史跡 正応寺跡 興玉神社 ( 宮崎県に現存する最古の建造物 ) 黒尾神社 二俣橋 ( 石橋 ) 都城東環状線 国道 222 号沿線の田園景観 萩原川の河川景観 尾平野の棚田 雄児石の早馬神社を中心にした集落景観 市街地を見渡せる眺望ポイント ( 金御岳 鳶ヶ丘林道 天ヶ峯林道 六ヶ村城展望台など ) 梅北運動公園 金御岳公園 農家伝承の家 正応寺ふる里館 153

32 都城市都市計画マスタープラン ( 地域別構想 ) [ 市民意向 ] [ 施設分布図 ] 施策の満足度 やや やや 不満 不満 満足 満足 施策の重要度 やや重要 重要 公園や緑地の整備 みどりの豊かさ 0.66 公園や緑地の整備 みどりの豊かさ 1.23 河川や水路などの水のきれいさ 水辺環境 河川や水路などの水のきれいさ 水辺環境 1.53 給排水施設の整備 ( 上下水道など ) 0.10 給排水施設の整備 ( 上下水道など ) 1.31 環境 快快適適性性安環境 快適性 計画的なまちづくり ( 土地区画整理や再開発など ) 静かで落着いた居住環境 ( 騒音 振動など ) 住まいの日照や風通し自然や田園の景観の美しさ住宅地の家なみの景観 環境 快適性安環境 快適性 環境 快適性計画的なまちづくり ( 土地区画整理や再開発など ) 静かで落着いた居住環境 ( 騒音 振動など ) 住まいの日照や風通し自然や田園の景観の美しさ住宅地の家なみの景観 農業伝承の家 3 興玉神社 幹線道路沿道のまちなみ 看板 広告物などの景観 0.04 幹線道路沿道のまちなみ 看板 広告物などの景観 0.54 中心市街地のまちなか景観病院 保健施設などの利用のしやすさ 中心市街地のまちなか景観病院 保健施設などの利用のしやすさ 正応寺跡 高齢者 障がい者の福祉施設などの利用のしやすさ 0.08 高齢者 障がい者の福祉施設などの利用のしやすさ 1.51 安心 安安全全性性利安心 安全性 保育所 幼稚園 児童館などの利用のしやすさ火災に対する安全性 ( 家屋の不燃化など ) 自然災害に対する安全性 ( がけ崩れ 洪水など ) 家屋の地震に対する安全性交通安全対策 ( 歩道設置 街路灯など ) 安心して歩ける道路 ( 歩道拡幅 路面段差解消など ) 地域の防犯対策 心 安全性利安心 安全性 安心 安全性保育所 幼稚園 児童館などの利用のしやすさ火災に対する安全性 ( 家屋の不燃化など ) 自然災害に対する安全性 ( がけ崩れ 洪水など ) 家屋の地震に対する安全性交通安全対策 ( 歩道設置 街路灯など ) 安心して歩ける道路 ( 歩道拡幅 路面段差解消など ) 地域の防犯対策 安久のごんだ ( 柿 ) 便利 経済性利便 経済性 身近な生活道路の整備渋滞のない移動のしやすさ ( 通勤 通学 業務上 ) 公共交通の便利さ ( バスや鉄道など ) 雇用の場の確保 ( 企業誘致など ) 地域内外の交流の取り組み ( 観光客の誘致など ) 買い物のしやすさ ( 中心市街地や各地域のまちなか ) 利便 経済性 利便 経済性便 経済身近な生活道路の整備渋滞のない移動のしやすさ ( 通勤 通学 業務上 ) 公共交通の便利さ ( バスや鉄道など ) 雇用の場の確保 ( 企業誘致など ) 地域内外の交流の取り組み ( 観光客の誘致など ) 買い物のしやすさ ( 中心市街地や各地域のまちなか ) 尾平野地区の棚田 農林業活性化の取り組み 農林業活性化の取り組み 1.15 住宅地や住宅の求めやすさ市役所や支所などの利用のしやすさ 住宅地や住宅の求めやすさ市役所や支所などの利用のしやすさ 学校施設の利用のしやすさ ( 小中学校など ) 0.61 学校施設の利用のしやすさ ( 小中学校など ) 0.84 性教育教 育文 化性教育 文化性 文化施設やスホ ーツ レクリエーション施設の利用のしやすさ公民館や集会所などの利用のしやすさ娯楽やレジャー施設の多さまちづくり活動や地域住民の結びつき地域のお祭りや伝統行事などの活動 性教育 文化性教育 文化性 教育 文化性文化施設やスホ ーツ レクリエーション施設の利用のしやすさ公民館や集会所などの利用のしやすさ娯楽やレジャー施設の多さまちづくり活動や地域住民の結びつき地域のお祭りや伝統行事などの活動 芸術 文化 教養などの活動 0.12 芸術 文化 教養などの活動 0.72 郷土に対する誇りや郷土愛を育む機会まちづくりに積極的に参加しようとする市民性まちづくり全般の取り組み 南部地域全体 郷土に対する誇りや郷土愛を育む機会まちづくりに積極的に参加しようとする市民性まちづくり全般の取り組み 南部地域 全体 5 湯屋谷の滝 7 二俣橋 居住意向 郊外の市街地に住み替えで最も重視したいこと 0% 20% 40% 60% 80% 100% 公共交通機関が充実している 7.4% 1.9% その他 凡例 市全体 このまま住み続けたい 当分住み続けるが将来はわからない 70.5% できれば住み替えたい 住み替える予定である 21.8% 5.2% 2.4% 緑や空気など自然環境がよい 7.4% 地区の雰囲気やイメージがよい 9.3% 病院 医院 市の施設などの生活施設が近くにある 27.8% 6 金御岳からの遠景 サシバの館 南部地域 70.7% 22.6% 4.5% 2.3% 通勤時間が短い 9.3% 子育て 教育環境 がよい 11.1% 地価や家賃が手頃である 11.1% 買い物が便利である 14.8% 154

33 6. 地域別まちづくりの方針 ( 南部エリア ) (2) まちづくりの主要課題 著しい人口の減少と高齢化が見込まれ活力の低下が懸念される本エリアは 病院 買い物など日常的な暮らしを支える機能が市域の中でも特に低く 中央エリアへの日常生活サービス依存が高いエリアです よって 日常生活サービスの維持を図るとともに 中央エリアへのアクセス性の確保が重要となります さらに 人とのつながり 産業 歴史 水資源 田園などの地域資源を活かしてエリア活性化を図り 住み続けられるまちづくりを進める必要があります 1 地域コミュニティ活動と連携したエリアの活性化 視点: 安全 安心 / 移動 / 住まい 身近なサービス施設は都城東環状線沿いに分散し 集積度も他エリアに比べ脆弱です 丘陵部に広がる山間集落の暮らしを支えるために 地域生活拠点地区におけるサービス機能の維持とそれを補完する中央エリアへのアクセス性の確保が重要となります 本エリアでは 地域に根ざした活動団体が中心となって 農産品の流通 高齢者 子育て支援 沿道や河川の美化活動 植樹 交通安全運動など身近な活動が活発に行われています こうした人とのつながりを感じられるコミュニティ活動の支援を行うことによって このエリアの魅力を高めることが大切です このように 住民の結束力を活かした居住環境や生活利便の向上 コミュニティ活動と連携したエリアの活性化が課題といえます 2 水とみどりと歴史のネットワークによる田園空間の保全と活用 視点: にぎわい 活力 / 環境 循環 安久川や梅北川といった清流 萩原川の河川空間 多くのため池 良好な眺望を有する金御岳などの自然や正応寺跡 興玉神社などの名所 史跡があります こうした優れた地域資源を結び のどかな田園居住地をつくることでエリアの個性化を図るとともに次世代にも継承していくことが重要です 155

34 都城市都市計画マスタープラン ( 地域別構想 ) 農地 田園集落 農地 田園集落 農地の虫食い的な開発 環 産 良好な田園空間 集落空間の喪失 環 産 田園集落地区の人口減少 住 単身高齢者の増加への懸念 住 空き家の増加への懸念 極 農業の担い手不足 高齢化 産 遊休農地の増加 ( 特に北西部に集中 ) 産 住 河川 ため池 河川環境の悪化 環 河川 水路 ため池の管理低下への懸念 環 都城志布志道路 都城志布志道路の早期整備 産 霧島南部地区広域農道 バイクによる深夜の騒音 住 災害危険区域の存在 住 公共交通サービス水準の低下 極 金御岳 都城らしさを醸し出す特色ある眺望景観の保全 環 森林 貴重な動植物生息環境の劣化 環 林業の衰退 産 156

35 6. 地域別まちづくりの方針 ( 南部エリア ) (3) エリアのまちづくり方針 1 エリアの将来像 エリアづくりのテーマ 金御岳や里山に抱かれた美しい水環境を守り 人とのつながりを感じながら暮らせるまちづくり 2まちづくりの基本目標 1) 暮らしを支えるサービス機能の維持と地域コミュニティ活動との連携身近な日常生活サービス機能を担う安久 ~ 梅北周辺では 豊かな自然環境との調和を図りながら 魅力と活力のある地域生活拠点の形成をめざします 身近な医療福祉や文化 レクリエーション機能を維持し 地域社会の交流 連携を促進しながら 人にやさしい親しみあるエリアの形成をめざします 特に正応寺地区については 住民による農業を主体としたまちづくりに取り組んでいます こうした新たな流れと連携して 都城ブランドの創出や新規 後継農業従事者が農業に取り組むことのできる場の提供に努めます 2) 自然と歴史を活かした住みよい田園まちづくり本エリアでは 里山 ため池などの自然環境や 興玉神社 黒尾神社などの歴史資源が豊富です これらの地域資源を保全し 連携を図ることで魅力ある田園まちづくりをめざします さらに 住民が安全 安心な生活をできるように防災機能の確保に努めます 157

36 都城市都市計画マスタープラン ( 地域別構想 ) 3まちづくりで重視すべき視点 極 生活拠点の維持と円滑な移動の確保 日常生活サービス地の機能維持 中郷中学校周辺は 地域社会をけん引する地域生活拠点として教育 集会 福祉 行政など既存の機能を維持します また 都城東環状線及び国道 222 号 269 号の幹線道路沿いにある身近な日常生活サービス機能の確保に努めます 安全 安心な道路交通ネットワークの構築 人口減少 高齢化が著しい集落地区の生活利便性を維持するため 民間事業者と連携した地域レベルの基幹公共交通サービスや宅配サービスなどを検討します さらに まちなかの日常生活サービス機能を享受するために 中央エリアへのアクセス性の向上をめざします 環 水 みどり 歴史など地域資源の保護と魅力の強化 豊かな自然 歴史文化資源の保全 本市のシンボルでもある金御岳は 優れた眺望を有し バードウォッチングやスカイスポーツが行われるなど本エリアの貴重な自然景勝地として保全に努めます また 安久川 梅北川などの清流 ため池 湯屋谷の滝など良好な水環境の保全を図ります さらに 地域に数多く点在する歴史文化資源の保存及びネットワーク化 案内誘導 定期的な美化活動などを行いながら エリア内の貴重な資源の保全 活用に努めます 産 田園空間 歴史 産業の連携強化 農地 里地 里山の適切な維持管理 本エリアの基幹産業を支える優良農地を保全するため 虫食い的な開発を抑制します また集落地周辺の身近な里地 里山について 地域主体で適切な維持管理を促進します 田園空間を活かしたまちづくりの展開 石積み水路や農家伝承の家の復元 散策道路や親水公園の整備 柿が実る風景の復元など 正応寺地区で完了した田園空間整備事業を活用し エリアの活性化に結びつけていきます さらに 都市住民や観光で訪れる人々を対象に グリーンツーリズムや農業体験 (6 次産業 ) を積極的に展開し 農業を主体とした地域コミュニティ活動や観光資源の案内などの PR 活動の活性化に結びつけていきます 住 多様なライフスタイルと産業活動が調和した居住環境の形成 周辺環境と調和した田園居住地の形成 農業に従事する住民の定住基盤として また ゆったりとした暮らしを楽しめる場として豊かな自然環境と調和したゆとりある田園居住を営める土地利用の推進を図ります 良好な集落環境の形成 田園や山間の集落地では 一団となった集落林の保全 集落間と新規住宅地間の農地の確保など 既存集落地内のルールの検討などにより良好な集落環境の形成を図ります 158

37 6. 地域別まちづくりの方針 ( 南部エリア ) 食料生産ゾーン 用途地域外の農振農用地を保全し 農地集積や集団営農の積極的推進 地域生活拠点ゾーン ( 中郷中学校周辺 ) 店舗 医療福祉など身近な生活利便施設の維持 麓 安久間の東西連携を強化する都城東環状線沿道 国道 222 号沿道のサービス施設の誘導 都城志布志道路の IC 供用に向け その周辺の一体的な整備計画の見直し 検討 総合的な公共交通サービスの検討 エリア内情報発信の強化 田園居住ゾーン 山間居住ゾーン 自然や農業とのふれあいを大事にする田園居住 ( 菜園付き住宅など ) や山間居住 ( 工房付き住宅など ) の推進 里山 農地の適正な管理と有効利用 総合的な公共交通サービスの検討 石垣 生け垣を活かした田園集落景観の保全 一団のまとまりのある集落地における生活サービス施設の維持 森林ゾーン 金御岳を含み地域東部に広がるわにつか山系に続く森林及び梅北川両岸に連続する市街地からの中景となるみどりの保全 安久川や梅北川の清流 池平池など点在するため池の保全 産業 物流ゾーン 都城志布志道路の IC 周辺を中心に産業施設の立地誘導 農業政策と連携した土地利用の規制 人間活動ゾーン 都市型 自然共生型 産業 物流ゾーン 田園居住ゾーン 山間居住ゾーン みどりのゾーン ( 郊外開発を抑制するゾーン ) その他 食料生産ゾーン 森林ゾーン 水辺のアメニティ空間整備 河岸段丘の保全 159

38 都城市都市計画マスタープラン ( 地域別構想 ) 160

39 6. 地域別まちづくりの方針 ( 西部エリア ) 6.5. 西部エリアのまちづくり構想 (1) エリアの概況 1エリア特性エリアの構成 西部エリアは主に 本市の中心部より霧島山麓に続く田園 山岳空間で構成される 高原町 鹿児島県霧島市 曽於市と接している 人口 山間部の高齢化 人口減少が著しい < 現状 > 人口は約 1.8 万人 ( 平成 17 年現在 ) で 平成 12 年と比較して2.7% の人口減である 高齢化率は32.0% で 他のエリアと比べて最も高く 特に山間部の集落においてその傾向が著しい < 将来 > 人口は約 1.6 万人 ( 平成 37 年推計 ) で 今後も人口減少が進むものと予想される 高齢化率は40.4%( 平成 37 年推計 ) で 今後も高齢化が進むものと見込まれる 産業 畜産業 農業が盛んで 県内有数の観光集客施設がある 農林業に特化した地域であるが エリア南東部の白地地域 ( 庄内 菓子野 乙房 ) で農地転用による開発が見られる 霧島方面に至る県道沿いには田畑が多く分布し 霧島山麓の国道 223 号沿いには畜産業が多い 山間部で遊休農地が広く分布している かかしの里ゆぽっぽ 母智丘関之尾公園 牧場型観光施設は県内でも有数の観光客数を誇る 暮らし 山間部に医療施設が不足しており 公共交通の利便性が低い バスが通っているものの 本数が少なく利便性は低い また幹線道路を外れると 公共交通が不便な地区が存在する 西岳地区など都市計画区域外は救急車到達 10 分圏外となっている サービス水準について 幹線道路 スーパー コンビニは全市平均と同様だが 身近な公園 病院 診療所は全市平均の半分以下と低い 資源 高千穂峰の麓に美しい風景が点在する 霧島山麓に続く山地や御池 神々溝 稲妻山郷土の森 関之尾滝 母智丘関之尾公園 一堂ヶ丘公園 千足渓谷など自然景観に優れている 庄内町には三島通庸が区割りした石垣 生け垣が残る 霧島バードライン ( 国道 223 号 県道都城霧島公園線 ) 沿道には良好な道路景観がある 161

40 都城市都市計画マスタープラン ( 地域別構想 ) 2 エリア意向 ( 市民意識調査結果 ) 満足度が低く 重要度の高い施策としては に対する意向が高い 3 エリアの位置づけ 農林畜産物の供給基地であり 豊かな自然と共生しながら環境学習 自然 農業体験などエリア内外との交流を積極的に推進する 霧島神宮 霧島温泉方面からの玄関口であり 観光 レクリエーション資源を活用するエリア 一堂ヶ丘公園 関之尾滝 162

41 地域カルテ 西部エリア 6. 地域別まちづくりの方針 ( 西部エリア ) [ 地域の位置と概要 ] [ 人口推移及び年齢 3 区分別人口構成 ] 面積 :19,210ha 用途地域 :78ha 人口 (H17):18,917 人 世帯数 (H17):7,252 世帯 160% 140% 人口構成 120% ( %) 100% [ 人口増減率 (H17/H12)] [ 高齢化率 (H17)] 80% 60% 40% 20% 0% 高齢 年少 24.6% 60.7% 18, % 54.7% 生産年齢 人口総数 15, % 47.7% 14.7% 13.3% 11.9% H17 市全体 H17 西部 H37 西部 ( 推計 ) 人口 ( 人 ) 20,000 15,000 10,000 5,000 0 [ 人口密度 ] [ 土地利用 ] [ 法適用状況 ] [ 施設整備水準 ] 道路線密度 ( 幹線道路整備水準 ) (km/ k m2 ) 一人あたり住区基幹公園整備済面積 ( m2 / 人 ) 千人あたりスーパー コンビニ軒数 ( 軒 / 千人 ) 千人あたり病院 診療所 歯科軒数 ( 軒 / 千人 ) [ 小売吸引力 (H16)] 小売吸引力 中央 中央北小売吸引力 西部7 小売商店数 ( 軒 / 千人 ) 16 小売商店数 南部東部北部 [ 産業特性 ] 拡大係数(H 16 / H 11 ) 運輸 通信業 非特化 成長 金融 保険業 卸売 小売業 製造業 非特化 衰退 県平均 =1.00 サービス業電気 ガス 水道業 建設業 西部 ( 山田 ) 林業 不動産業 特化 成長 農業 県平均 =1.00 特化 衰退 [ 新築動向 ] [ 地域の資源 ] 自然歴史 まちなみ 景観 霧島山麓 御池 神々溝 関之尾滝 夏尾の風穴 千足川渓谷 夢ヶ丘など 諏訪神社 御池神社 千足神社 明観寺跡 願心寺 山田 ( 華舞 ) 神社 安永城跡 大塚洞窟 庄内古墳 薩摩迫館跡 霧島バードライン ( 国道 223 号及び県道都城霧島公園線 ) 沿道の自然景観 庄内町の石垣と生け垣によるまちなみ 木之川内ダム 霧島連山の山なみ 一堂ヶ丘公園 夢ヶ丘の眺望 公共的施設 山田温泉交流センター かかしの里ゆぽっぽ 御池青少年自然の家 山田運動公園 一堂ヶ丘公園 特化 非特化係数 163

42 都城市都市計画マスタープラン ( 地域別構想 ) [ 市民意向 ] [ 施設分布図 ] 施策の満足度 やや やや 不満 不満 満足 満足 施策の重要度 やや重要 重要 公園や緑地の整備 みどりの豊かさ 0.71 公園や緑地の整備 みどりの豊かさ 1.12 河川や水路などの水のきれいさ 水辺環境 河川や水路などの水のきれいさ 水辺環境 1.53 給排水施設の整備 ( 上下水道など ) 0.31 給排水施設の整備 ( 上下水道など ) 1.44 環境環 快適性性安環境 快適性 計画的なまちづくり ( 土地区画整理や再開発など ) 静かで落着いた居住環境 ( 騒音 振動など ) 住まいの日照や風通し自然や田園の景観の美しさ住宅地の家なみの景観 環境環境 快適性性安環境 快適性 計画的なまちづくり ( 土地区画整理や再開発など ) 静かで落着いた居住環境 ( 騒音 振動など ) 住まいの日照や風通し自然や田園の景観の美しさ住宅地の家なみの景観 御池青少年自然の家 2 御池 3 夏尾の田園風景 4 山田温泉交流センター 幹線道路沿道のまちなみ 看板 広告物などの景観中心市街地のまちなか景観 幹線道路沿道のまちなみ 看板 広告物などの景観中心市街地のまちなか景観 病院 保健施設などの利用のしやすさ高齢者 障がい者の福祉施設などの利用のしやすさ 病院 保健施設などの利用のしやすさ高齢者 障がい者の福祉施設などの利用のしやすさ 心安 安全性安心 安全性 保育所 幼稚園 児童館などの利用のしやすさ火災に対する安全性 ( 家屋の不燃化など ) 自然災害に対する安全性 ( がけ崩れ 洪水など ) 家屋の地震に対する安全性交通安全対策 ( 歩道設置 街路灯など ) 心安心 安全性安心 安全性 保育所 幼稚園 児童館などの利用のしやすさ火災に対する安全性 ( 家屋の不燃化など ) 自然災害に対する安全性 ( がけ崩れ 洪水など ) 家屋の地震に対する安全性交通安全対策 ( 歩道設置 街路灯など ) 木之川内ダム 安心して歩ける道路 ( 歩道拡幅 路面段差解消など ) 地域の防犯対策 安心して歩ける道路 ( 歩道拡幅 路面段差解消など ) 地域の防犯対策 身近な生活道路の整備 0.52 身近な生活道路の整備 1.15 性利便利 便経済性教利便 経済性 渋滞のない移動のしやすさ ( 通勤 通学 業務上 ) 公共交通の便利さ ( バスや鉄道など ) 雇用の場の確保 ( 企業誘致など ) 地域内外の交流の取り組み ( 観光客の誘致など ) 買い物のしやすさ ( 中心市街地や各地域のまちなか ) 性利便 経経済性済性教利便 経済性 渋滞のない移動のしやすさ ( 通勤 通学 業務上 ) 公共交通の便利さ ( バスや鉄道など ) 雇用の場の確保 ( 企業誘致など ) 地域内外の交流の取り組み ( 観光客の誘致など ) 買い物のしやすさ ( 中心市街地や各地域のまちなか ) 農林業活性化の取り組み 農林業活性化の取り組み 1.48 住宅地や住宅の求めやすさ市役所や支所などの利用のしやすさ 住宅地や住宅の求めやすさ市役所や支所などの利用のしやすさ 学校施設の利用のしやすさ ( 小中学校など ) 0.69 学校施設の利用のしやすさ ( 小中学校など ) 0.88 文化施設やスホ ーツ レクリエーション施設の利用のしやすさ 0.24 文化施設やスホ ーツ レクリエーション施設の利用のしやすさ 0.82 育教 育文化性教育 文化性 公民館や集会所などの利用のしやすさ娯楽やレジャー施設の多さまちづくり活動や地域住民の結びつき地域のお祭りや伝統行事などの活動 育教 育文 化性教育 文化性 公民館や集会所などの利用のしやすさ娯楽やレジャー施設の多さまちづくり活動や地域住民の結びつき地域のお祭りや伝統行事などの活動 山田神社 ( 華舞神社 ) 芸術 文化 教養などの活動郷土に対する誇りや郷土愛を育む機会まちづくりに積極的に参加しようとする市民性 西部地域 芸術 文化 教養などの活動郷土に対する誇りや郷土愛を育む機会まちづくりに積極的に参加しようとする市民性 高千穂牧場 10 まちづくり全般の取り組み 0.02 全体 まちづくり全般の取り組み 西部地域 全体 居住意向 0% 20% 40% 60% 80% 100% 郊外の市街地に住み替えで最も重視したいこと 通勤時間が短い 3.2% 10 関之尾公園 凡例 このまま住み続けたい 当分住み続けるが将来はわからない できれば住み替えたい 住み替える予定である 子育て 教育環境がよい 9.7% 市全体 70.5% 21.8% 5.2% 2.4% 病院 医院 市の施設などの生活施設が近くにある 12.9% 地価や家賃が手頃である 25.8% 11 千足川渓谷 9 庄内のまちなみ 8 かかしの里ゆぽっぽ 7 かかし館 パークゴルフ場 流水プール 西部地域 71.8% 24.2% 3.2% 0.8% 緑や空気など買い物が自然環境がよい便利である 12.9% 19.4% 地区の雰囲気やイメージがよい 16.1% 164

43 6. 地域別まちづくりの方針 ( 西部エリア ) (2) まちづくりの主要課題 著しい人口の減少と高齢化が見られ 活力の低下が懸念される本エリアにおいては 病院 買い物など日常的な暮らしを守るとともに 霧島山麓からの自然の恵みを活かし エリアの活力の維持 増進を図ることが必要です 1 暮らしの安全や環境を重視した田園 山間集落の維持 視点: 安全 安心 / 移動 / 住まい 本エリアは 水とみどりを育む山林と田園空間に囲まれ 豊かな自然の恵みがあり そこに居住する人々はそれらを上手に暮らしに活かしています しかし 高齢化が進んでいる地区もあり その管理の担い手の確保が課題と言えます また 精神的な豊かさを求める価値観の多様化に伴い このエリアの自然環境の中で培われた暮らしは ここに永く住みたい 週末や休日にゆっくり過ごしたい といった気持ちを喚起する魅力を秘めています そのため エリアの定住 交流人口の向上に努めて 集落の活力と安全性を高めることが大切です 本エリアでは 人口減少による地域生活拠点の活力の低下と高齢化に伴う移動弱者の増加が懸念されています その課題に対応するために 本エリアの地域生活拠点機能を維持していく取り組みを進める必要があります 2 豊かな自然 農業とのふれあいなどを通じた地域資源の活用 視点: にぎわい 活力 / 環境 循環 本エリアに隣接する霧島温泉郷は国内有数の観光地です したがって 本エリアを本市の西の玄関口として 数多く点在する観光資源との連携を強化して回遊性を高める必要があります エリアの活性化のためには 地域資源や農畜産業を活用し エリア内外の人々との交流の場づくりなどが課題といえます 165

44 都城市都市計画マスタープラン ( 地域別構想 ) 観光拠点 多様化した観光ニーズへの対応の遅れ 環 産 災害危険区域 住 森林 貴重な動植物生息環境の悪化 環 林業の衰退 産 山間集落の人口減少と高齢化 環 産 市街地 居住環境の魅力の低下 極 市街地のスプロール化抑制 環 産 住 生活利便施設の減少 産 極 空き家 空き店舗の増加 産 住 極 公共交通サービス水準の低下 極 ( 主 ) 都城霧島公園線 沿道環境の魅力の向上 環 産 河川環境の悪化 環 産 極 治水対策の必要性 環 住 通行車両の大型化による道路の劣化 産 狭あい道路の存在 住 農地 田園集落 農地 田園集落 農業の担い手不足 高齢化 産 遊休農地の増加 産 住 166

45 6. 地域別まちづくりの方針 ( 西部エリア ) (3) エリアのまちづくり方針 1 エリアの将来像 エリアづくりのテーマ 高千穂峰のすそ野で清らかな水と農を育む地域まるごと景勝のまちづくり 2まちづくりの基本目標 1) 安心して暮らせる集落機能の維持本エリアは 霧島山麓の水とみどりからなる豊かな自然環境や美しい田園景観に恵まれています 一方 山田 庄内 西岳の地域生活拠点は 郊外型店舗の立地や交通利便性の悪さなどにより その求心力の低下が見受けられます そのため 安全な暮らしを続けるには 災害に強く 周辺の環境や農業と調和した居住環境の形成を進める必要があります さらに サービス機能については 維持することに努め 隣接した拠点と補完しあうことにより その利便性を確保していくことが必要です また 魅力ある田園山間居住を進めるために 石垣 生け垣の続くまちなみの保全など 歴史と個性を活かしたまちづくりをめざします 2) 霧島を活かした観光 レクリエーション機能の充実エリア内には 県内外から観光客を誘致するレクリエーション施設や自然景勝地が数多く点在します また 基幹産業として農林畜産業が盛んです これらの地域資源の連携を深めるために 人 産業 道 情報のネットワークを強化し 魅力あるまちづくりをめざします 167

46 都城市都市計画マスタープラン ( 地域別構想 ) 3まちづくりで重視すべき視点 極 暮らしを支える生活拠点の維持 地域生活拠点機能の維持 山田総合支所及び谷頭 庄内 西岳の地区市民センター周辺は 本エリアの地域生活拠点としての機能を担う地区です しかし 空き店舗などの低未利用地の増加 にぎわいの低下 医療保健施設の不足などが地域住民の切実な問題として挙げられます したがって 行政や医療 買い物などのサービス機能の確保を図り 暮らしを支える地域生活拠点の維持が重要です そのために 本エリア内の暮らしに悪影響を及ぼすような施設の地域生活拠点外への立地などを抑制します 環 良質な自然環境の保全及び活用 自然環境の保全 本エリアは 西部を霧島連峰へとつながる豊かなみどりに囲まれ 高千穂峰や関之尾滝 夏尾の風穴 神々溝 千足川渓谷などの自然資源が数多く点在しています これらの資源は エリア住民のみならずエリア外から訪れる多くの人々の心身をリフレッシュする空間となっています そのために 自然環境の悪化に結びつく開発を抑制するとともに 生活排水対策などによって河川 用水路などの水質保全などを努めます 霧島への景観を活かした道路空間の形成 千足川渓谷沿いを上り高千穂峰を望む 県道都城霧島公園線 と 霧島山麓の木々の間を縫って横断する 国道 223 号 は 霧島バードラインを形成しています その沿線上に点在する観光資源の連携 回遊性を向上させるために 沿道の修景を促進し観光道路としての魅力を高めます さらに 地域住民及び観光客が 自然の恵みを十分に満喫するために 散策ルートの作成や案内板の設置など PRの促進を図ります 産 レクリエーション施設と自然資源を活用した観光振興 地域資源を活かした景観の保全 本エリアには かかしの里ゆぽっぽ 母智丘関之尾公園 牧場型観光施設など 優れた自然景観を活かした利用者の多いレクリエーション施設があります これらの施設の魅力を保つために 地域住民と協働して自然 田園景観の保全を推進します 豊かな自然や地域資源 農村文化を活用した体験交流の促進 本エリアでは 恵まれた自然環境や基幹産業である農業 畜産業を活用し 良質な自然体験 農業体験の場として提供するなど都市住民との交流を通して 農産物の生産拡大及び農村地域の活性化が必要です そのために 農業施策と連動した適切な土地利用を推進します 168

47 6. 地域別まちづくりの方針 ( 西部エリア ) 住 豊かさを感じ 安全 安心に暮らすことのできる地域づくり 安全 安心な道路交通ネットワークの構築 人口減少 高齢化が著しい集落地区の生活利便性を維持するため 民間と連携し 地域レベルの基幹公共交通サービスや宅配サービスなどを検討します さらに 本エリアのほぼ全体にあたる山田 庄内以西の山間地は 救急車両 10 分到達圏拡大のための広域的な救急体制や交通ネットワークを検討します 災害に強いまちづくりの促進 霧島山麓にある本エリアは 土砂災害危険区域が山間部に広く分布し 火山活動や豪雨などの災害の影響を受けやすい地域です よって 住民の安全性の向上を図るために 土砂災害防止法に基づく安全対策の実施 ハザードマップの活用 情報伝達網の整備 防災意識の向上などにより災害に強いまちづくりを促進します 豊かな自然や歴史の中で暮らせる田園 山間居住の実現 本エリアの豊かな自然は 農業に従事する住民の暮らしの場であり スローライフを楽しめる場です また伝統的な民家 生け垣などがあり 歴史的情緒を漂わせた落ち着きのあるまちなみがあります これらの地域色を活かし守るために 地域住民と協働して地区計画など利用し 暮らしたくなる居住環境づくりを推進します 169

48 170 都城市都市計画マスタープラン ( 地域別構想 )

49 6. 地域別まちづくりの方針 ( 西部エリア ) 田園居住ゾーン 山間居住ゾーン 森林ゾーン 霧島連峰に続く広大な森林地帯及び点在する御池 神々溝 千足川の渓谷など自然資源の災害対策を考慮した保全や 木之川内ダム 稲妻山郷土の森などを活用した自然体験学習の場の提供 谷頭駅南部に連続する 市街地からの中景を構成するみどりの保全 都城霧島公園線沿道の修景による霧島山麓地域と関之尾地域とのネットワークの魅力化及び移動円滑性の強化 一団のまとまりのある集落地における生活サービス施設の維持 自然や農業とのふれあいを大事にする田園居住 ( 菜園付き住宅など ) や山間居住 ( 工房付き住宅など ) の推進 里山 農地の適正な管理と有効利用 産業 物流ゾーン 都城志布志道路の IC 周辺を中心に産業施設の立地誘導 農業政策と連携した土地利用の規制 食料生産ゾーン 用途地域外の農振農用地を保全し 自然と調和の取れた都市的土地利用を堅持 札立原周辺の放牧場や畜舎及び千足川 丸谷川などの水系を軸として広がる田畑の保全 地域生活拠点ゾーン ( 山田周辺 ) 山田スポーツ文化交流拠点 ( 総合支所周辺 ) 公園など都市基盤施設の維持 農業体験などを通じた都会との交流の推進 総合的な公共交通手段の維持 山田日常生活拠点 ( 谷頭駅周辺 ) 2 店舗 医療福祉など身近な生活利便施設の誘導 道路 公園など都市基盤施設の維持 3 地域生活拠点ゾーン ( 西岳周辺 ) 総合的な公共交通手段の維持 店舗 医療福祉など身近な生活利便施設の維持 総合的な公共交通手段の維持 2 地域生活拠点ゾーン ( 庄内周辺 ) 人間活動ゾーン 都市型 自然共生型 産業 物流ゾーン 田園居住ゾーン 山間居住ゾーン 店舗 医療福祉など身近な生活利便施設の重点的な誘導 安永城下の麓集落の石垣のまちなみ 寺社 史跡などの保全 石垣の道筋の整備 遊歩道としての活用 総合的な公共交通手段の維持 みどりのゾーン ( 郊外開発を抑制するゾーン ) その他 食料生産ゾーン 森林ゾーン 水辺のアメニティ空間整備 河岸段丘の保全 171

50 都城市都市計画マスタープラン ( 地域別構想 ) 172

51 6. 地域別まちづくりの方針 ( 東部エリア ) 6.6. 東部エリアのまちづくり構想 (1) エリアの概況 1エリア特性エリアの構成 東部エリアは 本市の東部に位置し 田園 山岳空間で構成される 宮崎市 三股町 野尻町と接している 人口 山間部の高齢化 人口減少が著しい < 現状 > 人口は約 1.9 万人 ( 平成 17 年 ) で 平成 12 年と比較して5% 減少している 高齢化率は 28.4% である < 将来 > 人口は約 1.5 万人 ( 平成 37 年推計 ) で 今後も人口減少が進むものと予想される 高齢化率は 39.5% ( 平成 37 年推計 ) で 今後も高齢化が進むものと見込まれる 産業 エリアの東部は農林業 西部は工業が主な産業 農林業が基幹産業である 3つの工業団地 ( 高城原 第 2 高城 石山 ) があり 工業の特化性も見られるが 団地内に低未利用地も散見される 暮らし 用途地域内は身近な生活利便施設が集積し ゆとりある居住環境を有する 身近な日常生活サービス施設は用途地域内に集積している 幹線道路 身近な公園 スーパー コンビニ 病院 診療所 公共交通など いずれの日常生活サービス水準も全市平均と比べ やや低くなっている 資源 豊かな自然 歴史文化財 遺跡を多く抱える伝統文化の集積地 エリアの東部は森林地帯であり わにつか県立自然公園に指定され青井岳自然公園が整備されている 麓文弥節人形浄瑠璃資料館 弥五郎どんの館 高城郷土資料館 旧後藤家商家交流資料館など 歴史文化施設が立地し 遺跡 埋蔵文化財も豊富である 観音池周辺には 観音池風致地区が指定されている 173

52 都城市都市計画マスタープラン ( 地域別構想 ) 2 エリア意向 ( 市民意識調査結果 ) 満足度が低く 重要度の高い施策としては に対する意向が高い 3エリアの位置づけ 農畜産物の供給基地 麓文弥節人形浄瑠璃などの固有文化 多くの遺跡 文化財の継承地 戦略的振興拠点地域の形成に基づく雇用創出の拠点づくりが進行中である 高城郷土資料館 麓文弥節人形浄瑠璃 174

53 6. 地域別まちづくりの方針 ( 東部エリア ) 地域カルテ 東部エリア [ 地域の位置と概要 ] [ 人口推移及び年齢 3 区分別人口構成 ] [ 人口密度 ] [ 法適用状況 ] 高齢 生産年齢 160% 140% 人口構成 120% ( %) 100% 年少 18,879 人口総数 14,574 人口 ( 人 ) 20,000 15,000 80% 60% 24.6% 28.4% 39.5% 10,000 40% 60.7% 58.3% 48.6% 5,000 面積 :19,171ha 用途地域 :390ha 人口 (H17):18,879 人世帯数 (H17):7,262 20% 0% 14.7% 13.3% 11.9% H17 市全体 H17 東部 H37 東部 ( 推計 ) 0 [ 人口増減率 (H17/H12)] [ 高齢化率 (H17)] [ 土地利用 ] [ 施設整備水準 ] 道路線密度 ( 幹線道路整備水準 ) (km/ k m2 ) 一人あたり住区基幹公園整備済面積 ( m2 / 人 ) 千人あたりスーパー コンビニ軒数 ( 軒 / 千人 ) 千人あたり病院 診療所 歯科軒数 ( 軒 / 千人 ) [ 新築動向 ] [ 地域の資源 ] [ 小売吸引力 (H16)] 小売吸引力 せんりゃくて 中央 中央北小売吸引力 西部 南部小売商店数 ( 軒 / 千人 ) 16 小売商店数 東部北部 [ 産業特性 ] 拡大係数(H 16 / H 11 ) 非特化 成長 金融 保険業 卸売 小売業 電気 ガス 水道業 非特化 衰退 県平均 =1.00 サービス業 東部 建設業 製造業不動産業 運輸 通信業 特化 成長 林業 県平均 =1.00 農業 特化 衰退 自然歴史 まちなみ 景観 わにつか県立自然公園 青井岳 ( 青井岳自然公園 カヤの木 ) 東岳 遺跡 埋蔵文化財が豊富 牧の原古墳群 山之口古墳 島津寒天製造所跡地 麓文弥節人形浄瑠璃資料館 弥五郎どんの館 高城郷土資料館 旧後藤家商家交流資料館 石山観音寺 田島のかくれ念仏洞 圓野神社 ( 旧的野正八幡宮 ) 南方神社 慶正寺 3,000 本の桜並木 5 万本のつつじ ( 観音池公園 ) 熊野神社 桝安森林公園からの眺望 麓地区の武家屋敷道 石垣 生け垣 公共的施設 青井岳温泉 青井岳キャンプ場 道の駅山之口 観音池公園 高城運動公園 桝安森林公園 あじさい公園 特化 非特化係数 175

54 都城市都市計画マスタープラン ( 地域別構想 ) [ 市民意向 ] [ 施設分布図 ] 施策の満足度 やや やや 不満 不満 満足 満足 施策の重要度 やや重要 重要 公園や緑地の整備 みどりの豊かさ河川や水路などの水のきれいさ 水辺環境 公園や緑地の整備 みどりの豊かさ河川や水路などの水のきれいさ 水辺環境 島津寒天工場跡 環環境境 快適性環境 快適性 給排水施設の整備 ( 上下水道など ) 計画的なまちづくり ( 土地区画整理や再開発など ) 静かで落着いた居住環境 ( 騒音 振動など ) 住まいの日照や風通し自然や田園の景観の美しさ 環境環 境快 適性環境 快適性 給排水施設の整備 ( 上下水道など ) 計画的なまちづくり ( 土地区画整理や再開発など ) 静かで落着いた居住環境 ( 騒音 振動など ) 住まいの日照や風通し自然や田園の景観の美しさ 観音池公園 住宅地の家なみの景観 1.02 住宅地の家なみの景観 0.51 幹線道路沿道のまちなみ 看板 広告物などの景観 0.19 幹線道路沿道のまちなみ 看板 広告物などの景観 0.67 中心市街地のまちなか景観 中心市街地のまちなか景観 0.94 病院 保健施設などの利用のしやすさ高齢者 障がい者の福祉施設などの利用のしやすさ 病院 保健施設などの利用のしやすさ高齢者 障がい者の福祉施設などの利用のしやすさ 麓文弥節人形浄瑠璃資料館 心安心 安全性利安心 安全性 性安保育所 幼稚園 児童館などの利用のしやすさ火災に対する安全性 ( 家屋の不燃化など ) 自然災害に対する安全性 ( がけ崩れ 洪水など ) 家屋の地震に対する安全性交通安全対策 ( 歩道設置 街路灯など ) 性安心安 心安 全性利安心 安全性 保育所 幼稚園 児童館などの利用のしやすさ火災に対する安全性 ( 家屋の不燃化など ) 自然災害に対する安全性 ( がけ崩れ 洪水など ) 家屋の地震に対する安全性交通安全対策 ( 歩道設置 街路灯など ) 高城運動公園 安心して歩ける道路 ( 歩道拡幅 路面段差解消など ) 安心して歩ける道路 ( 歩道拡幅 路面段差解消など ) 1.52 地域の防犯対策 地域の防犯対策 1.56 身近な生活道路の整備 0.63 身近な生活道路の整備 1.23 渋滞のない移動のしやすさ ( 通勤 通学 業務上 ) 0.60 渋滞のない移動のしやすさ ( 通勤 通学 業務上 ) 1.00 便利 便 経経済性利便 経済性 公共交通の便利さ ( バスや鉄道など ) 雇用の場の確保 ( 企業誘致など ) 地域内外の交流の取り組み ( 観光客の誘致など ) 買い物のしやすさ ( 中心市街地や各地域のまちなか ) 便利 経済済性利便 経済性 公共交通の便利さ ( バスや鉄道など ) 雇用の場の確保 ( 企業誘致など ) 地域内外の交流の取り組み ( 観光客の誘致など ) 買い物のしやすさ ( 中心市街地や各地域のまちなか ) 農林業活性化の取り組み住宅地や住宅の求めやすさ 農林業活性化の取り組み住宅地や住宅の求めやすさ 育教 育文 文化化性性教育 文化性 性教市役所や支所などの利用のしやすさ学校施設の利用のしやすさ ( 小中学校など ) 文化施設やスホ ーツ レクリエーション施設の利用のしやすさ公民館や集会所などの利用のしやすさ娯楽やレジャー施設の多さまちづくり活動や地域住民の結びつき地域のお祭りや伝統行事などの活動芸術 文化 教養などの活動 性教育教 育文 化性教育 文化性 市役所や支所などの利用のしやすさ学校施設の利用のしやすさ ( 小中学校など ) 文化施設やスホ ーツ レクリエーション施設の利用のしやすさ公民館や集会所などの利用のしやすさ娯楽やレジャー施設の多さまちづくり活動や地域住民の結びつき地域のお祭りや伝統行事などの活動芸術 文化 教養などの活動 旧後藤家商家交流資料館 麓地区の古いまちなみ 居住意向 郷土に対する誇りや郷土愛を育む機会まちづくりに積極的に参加しようとする市民性まちづくり全般の取り組み 東部地域全体 郷土に対する誇りや郷土愛を育む機会 1.00 まちづくりに積極的に参加しようとする市民性 1.32 まちづくり全般の取り組み 東部地域 郊外の市街地に住み替えで最も重視したいこと 全体 4 高城郷土資料館 あじさい公園 凡例 0% 20% 40% 60% 80% 100% このまま住み続けたい 当分住み続けるが将来はわからない できれば住み替えたい 住み替える予定である 公共交通機関が充実している 3.0% 子育て 教育環境がよい 6.1% 通勤時間が短い 6.1% 市全体 70.5% 21.8% 5.2% 2.4% 地価や家賃が手頃である 12.1% 買い物が便利である 30.3% 5 田島かくれ念仏洞 6 圓野神社 東部地域 73.2% 20.6% 4.1% 2.1% 緑や空気など自然環境がよい 15.2% 病院 医院 市の施設などの生活施設が近くにある 27.3% 176

55 6. 地域別まちづくりの方針 ( 東部エリア ) (2) まちづくりの主要課題 1 暮らしを支える地域生活拠点の維持 視点: 社会と財政 / 安全 安心 / 移動 / 住まい 本エリアの中で 山之口はJR 日豊本線と国道 269 号 高城は国道 10 号といった沿線周辺に発展してきた地域です また それぞれの総合支所周辺では 行政 商業 教育文化などサービス機能が集積しており それより北の青井岳 有水 四家などに生活している人々の生活を支えています しかし 郊外型店舗の立地や消費ニーズの多様化などにより既存商店街の中に空き家 空き店舗などが見受けられ にぎわいが低下しています そのために 総合支所周辺を地域生活拠点として位置づけ 交流空間の形成や都市サービス機能の維持が課題といえます 特に 地域生活拠点と連続する国道 10 号沿線は 他のエリアからの求心性が高く 今後開発も見込まれることから 他の地域生活拠点との均衡を図りながら 高度利用に配慮していく必要があります 2 豊富な歴史文化資源の活用 視点: にぎわい 活力 本エリアは 麓文弥節人形浄瑠璃 弥五郎どんの館 武家屋敷や伝統的民家 高城郷土資料館 旧後藤家商家交流資料館など 歴史資源が豊富です そういった歴史的情緒や伝統芸能を育み より良い形で後世に伝承していくことが課題といえます しかし 良質な資源の活用が不十分であることから 豊富な歴史文化資源に着目し活性化を図る必要があります 3 自然レクリエーション施設の活用 視点: 環境 循環 / 住まい 本エリアは 山之口 高城運動公園 わにつか県立自然公園 観音池公園 青井岳公園など 良質な自然レクリエーション施設が豊富です これらの施設の機能の向上や効率的利用を促進し 健康増進やスポーツ 観光などを通じ 保養や憩いの空間として さらなる活用を図ることが課題といえます また 河川環境の悪化も見られることから 悪化要因を検討し改善する必要があります 4 産業の活性化 視点: 社会と財政 / にぎわい 活力 本エリアは 山之口については農林業が盛んであり 高城については高城原 第 2 高城 石山の工業団地における工業の集積がみられます また都城 ICに近く 今後都城志布志道路の整備が見込まれ 戦略的振興拠点地域の雇用創出ゾーンにも位置づけられています したがって 工業団地の未分譲地 戦略的振興拠点地域に物流の優位性を活かした産業集積を図る必要があります 177

56 都城市都市計画マスタープラン ( 地域別構想 ) 河川環境の悪化 環 産 極 治水対策の必要性 環 住 公共交通サービス水準の低下 極 観光拠点 多様化した地域ニーズへの対応の遅れ 環 産 災害危険区域 住 農地 田園集落 農地 田園集落 農地の虫食い的な開発 環 産 農業の担い手不足 高齢化 産 都城らしい景観の喪失 環 狭あい道路の存在 住 歴史文化拠点 文化施設 遺跡群の未活用 環 産 森林 貴重な動植物生息環境の劣化 環 林業の衰退 産 山間集落の人口減少と高齢化 環 産 国道 10 号沿道 用途地域見直し等の土地利用施策の検討 ( コンパクトな市街地の維持 形成の必要性 大型商業施設の郊外進出に対する抑制など ) 環 産 極 戦略的振興拠点地域 農林業 地場産業と連携した新たな産業振興拠点の形成 産 戦略的振興拠点 ( 雇用創出ゾーン ) の形成 産 住 市街地 居住環境の魅力の低下 極 市街地のスプロール化 環 産 住 生活利便施設の減少 産 極 178

57 6. 地域別まちづくりの方針 ( 東部エリア ) (3) エリアのまちづくり方針 1 エリアの将来像 エリアづくりのテーマ 個性的な伝統文化 史跡とめぐり合える誇り高き歴史のまちづくり 2まちづくりの基本目標 1) 主要幹線沿道に形成された生活拠点の維持本エリアの2つの地域生活拠点は それぞれが国道を介して その周辺の居住者だけではなくエリア全体の人々の暮らしを支えています そのために 地域住民の協力のもと 地域生活拠点の維持と道路交通の確保を図ります 2) 豊かな歴史文化を活かしたまちづくり本エリア内に点在する歴史文化資源は 暮らしの営みから現在に伝えられ地域の個性を育んできました これらの伝承 再生活動は まちへの愛着を高め 地域づくりへの展開を可能とします したがって 資源の発掘 強化 連携 情報発信を図り 豊かな歴史文化を活かしたまちづくりをめざします 3) 魅力ある健康 観光交流の拠点形成本エリアの良質な自然レクリエーション資源は 利用者が遊び 癒し 楽しめる魅力ある機能を有しています その機能を最大限に活かすために 市域内外に対する情報発信 ネットワークや回遊性を高められるような環境整備などを行い 魅力ある健康 観光交流の拠点形成をめざします 4) 地理的特徴を活かした産業と物流の拠点性の強化本エリアは 優れた道路交通網により都城圏の物流の拠点となる可能性を有しています そういった地理的特徴を活かし 高城の工業団地や山之口の農林業 戦略的振興拠点地域の産業と物流の拠点性を高め その活性化をめざします 179

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