G4-1, 2, DMA セメント産業の社会的機能 Top Commitment セメント産業は 主に2つの社会的な役割があります 一つは 社会基盤を構築するための基礎資材を安定的に供給すること もう一つは セメントの生産技術を活かして 様々な廃棄物 副産物を 安全かつ大量にセメントの原燃料として

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1 CSR REPORT 2016 TAIHEIYO CEMENT CORPORATION Corporate Social Responsibility Report 2016

2 G4-1, 2, DMA セメント産業の社会的機能 Top Commitment セメント産業は 主に2つの社会的な役割があります 一つは 社会基盤を構築するための基礎資材を安定的に供給すること もう一つは セメントの生産技術を活かして 様々な廃棄物 副産物を 安全かつ大量にセメントの原燃料として リサイクルし 社会の資源循環に貢献 すること です この 2 つの社会的機能を環太平洋地 太平洋セメント株式会社代表取締役社長 02

3 域で担い 社会に安全と安心を提供し 持続可能な発展に寄与していくことが 太平洋セメントグループの目指す社会的価値の創出であり 成長戦略です 17 中期経営計画 の始動 2015 年度より 2017 年度までの3 年間を実行期間とする 17 中期経営計画 を開始しました これは 2020 年代半ばの ありたい姿 目指す方向性 として掲げた グループの総合力を発揮し 環太平洋において社会に安全と安心を提供する企業集団 を実現するための第 1ステップです 2015 年度は 公共投資が減少傾向にあったことから セメントの国内需要が減少しました 一方で海外においては 米国の景気回復 ベトナムやフィリピンの旺盛な内需により 販売量が増加しています この 国内需要減 海外需要増 というトレンドは 長期的にも重視すべき事業環境の一つと捉えています 2050 年の未来が持続可能な資源循環型社会であるために 2015 年の世界人口は約 73 億人で 2050 年には97 億人を超すと言われる一方で 国内人口は現在の約 1 億 3 千万人から約 9,700 万人になると予測されています 世界人口は3 割以上増加し 国内人口は3 割近く減少するのです このような社会構造の変化に対応す るには 戦略的に国内外の生産と供給のバランスを取っていく必要があります 太平洋セメント という社名の通り 日本も含め環太平洋の生産拠点間でトレーディングを行い 環太平洋トータル での成長を目指します 経済成長を続ける新興国に対し当社グループが目指す貢献は セメントや資材の安定供給だけにとどまりません 新興国においても工業化 都市化の進展によって顕在化している資源エネルギー制約問題や廃棄物処理問題に 日本で長年にわたって鍛えてきた廃棄物 副産物のセメント資源化技術を展開し これらの環境課題解決へ寄与することも セメント産業だからこそ可能な社会的貢献であり 中長期的にグローバルにおける中核事業の一つとして大きく育つと確信しています 2050 年の未来に 環太平洋地域が持続可能な資源循環型社会として成長を遂げるために 当社グループの技術をさらに高度化させていきます また 装置産業であることの利を活かし 工場の様々なインフラ設備を活用した新たな事業を育てることも視野に入れていきます 人材 という重要な資源の強化と蓄積グループとしての 総合力 を高め 環太平洋地域トータル で事業を展開していくには グループ各社が 個 の強さを最大限に発揮するとともに 各社が有する多様な経営資源の共有が不可欠です 中でも 人材 という重要な資源を 長期的な視点で育成し 適材適所に配置するためのグループ マネジメントが 今後の課題と捉えています また2015 年度より 全社業務効率化の推進 を開始しました この 働き 方の改革 は 中期経営計画の 従業員全員によるイノベーションへの取り組み の実践であり 業務効率化と同時に ワーク ライフ マネジメントや女性活躍推進にもつながる施策です 性別 国籍 価値観等を超えて公正に処遇され 活躍できる職場環境をつくることで 労働生産性を上げて組織力を高めるには 国内人口が1 億を切る35 年後を見越して今から改革に着手していかなくてはなりません 女性活躍について 長期数値目標を公表し対策を進めているのも 人材の蓄積には長い年月がかかるからです 従業員が未来を託すに相応しい活力ある組織を目指します そして 現場の安全 は 社会に安全と安心を提供する ことを目指す当社グループの存立の基盤を成すものです すべてに優先する最重要テーマとして 引き続き万全を尽くします 世界を変革する 取り組みへの参画 2015 年は 国連 持続可能な開発目標 (SDGs) や COP21における パリ協定 など 世界が連携して取り組んでいくべき挑戦が相次いで採択された年でした 太平洋セメントグループも グローバル社会の一員として これらの 世界を変革する 取り組みに 事業活動を通じて参加していきます さらに50 年後 100 年後の持続可能な地球の未来を拓くため 太平洋セメントグループは 2つの 社会的機能 の遂行に邁進します 03

4 G4-56 G4-56 CONTENTS Top Commitment 02 グループ経営理念 行動指針 / CONTENTS 04 太平洋セメントグループの事業概況 06 セグメント別事業活動 08 太平洋セメントグループのバリューチェーン 12 第 12 回ステークホルダー ダイアログ 各分野における取り組みマネジメント 26 環境への取り組み 36 社会との取り組み 50 WBCSD-CSIに基づく主要業績評価指標 (KPI) 66 WBCSD-CSIに基づく主要業績評価指標 (KPI) の第三者保証報告書 67 編集方針 報告対象範囲 GRIガイドラインへの準拠 お問い合わせ先 68 第三者意見 69 各項目の見出し部分に GRI ガイドラインの開示項目番号 ( 例 :G4-1) を記載しています 04

5 CO₂ 0 CO₂ 排出原単位 年度比 対象範囲 Ⅰ 当社 各事業所 ( 含 海外 ) 従業員 協力会社従業員 Ⅱ 当社及 ( 含 海外 ) 製造拠点 Ⅲ 単体 タイヘイヨウセメントフィリピンズ [CSR 目標 2025] 項目目標 ( 到達年度 :2025 年度 ) 目標到達方針対象範囲 Ⅰ 災害防止 Ⅱ 温室効果ガス排出抑制 死亡災害ゼロ 2025 年度までに 2000 年度比でネット CO₂ 排出原単位を 10% 以上削減 1 全ての従業員 関係会社従業員 協力会社が PDCA サイクルを自己完結できる安全活動の推進 2 挟まれ 巻き込まれ 墜落 転落 災害撲滅へ向けての職場環境整備強化 1 更なる資源循環型社会構築への貢献推進 セメント製造における従来型廃棄物 副産物の利用技術の国際展開推進 代替エネルギーを中心とした処理困難廃棄物の処理技術開発の推進 2 更なる省エネルギーの推進 省エネルギー設備の導入並びに廃熱発電等の自家発電設備増設 再生可能新エネルギーを中心とした省エネの更なる推進 3 革新的セメント製造技術等 地球環境負荷低減に向けた研究開発の推進 新規技術開発 並びに実用化へ向けての推進 当社グループ各事業所 ( 含む海外 ) における従業員 協力会社従業員 当社及びグループ ( 含む海外 ) のセメント製造拠点 Ⅲ ダイバーシティ 女性採用比率の向上: 総合職採用における女性採用比率を30% 以上とする 適正な人材ポートフォリオの構築: 女性従業員比率を 10% 以上とする 女性管理職登用の推進 : 新任管理職登用に占める女性割合 10% を目指す 1 適正な人材ポートフォリオの構築にむけて 女性の積極採用 ( アトラクション ) と定着 ( リテンション ) を促進することとし そのための施策を推進 2 生産性の向上と 多様な人材の能力を最大限発揮できる組織を構築するためにワーク ライフ マネジメントを促進することとし そのための施策を推進 単体 05

6 G4-3, 5, 6, 7, 8, 9, 10, 13, 17, EC1, LA1, LA12 会社概要 (2016 年 3 月 31 日現在 ) 商号 太平洋セメント株式会社 設立 1881 年 5 月 3 日 資本金 862 億円 本社所在地 東京都港区台場 台場ガーデンシティビル 従業員数 連結 :12,574 人 単体 :1,697 人 ( 出向含まず ) 売上高 連結 :8,353 億円 単体 :3,006 億円 子会社 198 社 ( うち連結子会社 121 社 持分法適用子会社 9 社 ) 関連会社 102 社 ( うち持分法適用関連会社 40 社 ) [ 本社 / 支店 ] ❶ 北海道支店 ❷ 東北支店 ❸ 本社 / 東京支店 ❹ 関東支店 ❺ 中部北陸支店 ❻ 関西四国支店 ❼ 中国支店 ❽ 九州支店 [ セメント工場 ] ❾ 上磯工場 大船渡工場 熊谷工場 埼玉工場 藤原工場 大分工場 [ 研究所 ] 中央研究所 [ グループ生産拠点 ] 株式会社デイ シイ 明星セメント株式会社 敦賀セメント株式会社 山陽白色セメント株式会社 75.4% 59.1% 日本 : 売上高 (2015 年度連結 ) 629,672 百万円 日本 : 従業員数 (2015 年度連結 ) 7,425 人 財務情報 非財務情報 ( 対象組織に関する詳細は P.68) 売上高 部門別売上高構成比 (2015 年度連結 ) 死亡災害件数 ( 年度 ) ( 百万円 ) その他 :6.7% ( 年度 ) ( 件 ) , , , , , , , ,848 建材 建築土木 : 9.0% 環境 :8.2% 資源 :8.5% セメント : 67.6% CSR 目標 , , 連結 単体 経常利益 親会社株主に帰属する当期純利益 ( 連結 ) 当期純利益 ( 単体 ) 休業災害度数率 WBCSD ( 年度 ) ( 百万円 ) ( 年度 ) ( 百万円 ) ( 年度 ) (/100 万人時 ) ,214 60, ,326 36, ,469 67, ,406 44, ,821 69, ,767 35, ,667 29, ,329 15, ,496 22, ,845 17, 連結 単体 連結 単体 06

7 米国 売上高 2015年度連結 12.9% アンカレッジ 20.9% シアトル ポートランド モハベ ストックトン ラスベガス タイヘイヨウセメントUSA オログランデ 太平洋水泥 中国 投資 東海 秦皇島 南京 上海 深圳 香港 台北 台中 ハノイ 高雄 ギソン バンコク ニントゥイ ホーチミン セブ シンガポール 太平洋セメント本社 百万円 米国 従業員数 2015年度連結 寧越 大連 107,680 2,633 人 リリトー ロサンゼルス タイヘイヨウシンガポール レイ その他のエリア 売上高 2015年度連結 11.7% 98,007 百万円 その他のエリア 従業員数 2015年度連結 2,516 20% 人 持株会社 セメント工場 セメント工場 クリンカ粉砕工場 駐在員事務所 セメントターミナル WBCSD-CSIのKPIデータ取得対象(2015年度) 経 営 計 画 17中期経営計画 2015 2017年度 環境 多様 性 ネットCO₂排出原単位削減率 2000年度比 WBCSD 女性従業員比率 年度 CSR目標 CSR目標 単体 年度 基本 針 将来の環境変化を先取りし あらゆる角度からのイノ ベーションを図り 成 に向けて前進する企業集団を 構築する 代替原燃料の使用率 WBCSD 代替燃料 代替原料 11.2% 12,574 人 既存事業の強化と 成 戦略の策定 実 国家的プロジェクト への対応 経営基盤の強靭化 経営の根幹強化 研究開発の強化 災害防止 女性 1,404 人 総数 永続的発展を 据え 徹底的なコスト削減による事業 の強靭化を い 収益基盤の強化と財務体質の更な る改善を強 に推進する CSR目標2025 男女別従業員数 連結 年度 社会基盤産業として 国 強靭化 ナショナル レジリ エンス に向けて 資材提供 技術開発を通して安全 安 社会の確 に貢献する 事業戦略 温室効果ガス排出抑制 ダイバーシティ 17 中 期 経 営 計 画 経 営目標 2015年度実績 2017年度 標 売上 営業利益率 7.2% 8.4%以上 ROA 経常利益 以上 経営 標達成のガイドラインとして下記の3項目を設定 男性 11,170 人 88.8% 収益 の 創出 向上 柔軟かつ強靭な 財務体質の構築 株主還元の 充実 07

8 G4-2, 4, EC2, EC7 事業内容 国内における普通ポルトランドセメントをはじめとする多種多様なセメント 固化材 地盤改良材 生コンクリート等の製造 販売 全国のセメント物流拠点による供給 サービス提供 製品 技術による貢献 高品質で多様な建設資材を供給す ることによって 安全 安心な社会資 本の構築に貢献することを目指して います 事業活動における取り組み 環境 廃棄物 副産物をセメントの原燃料 として利用することで地球環境保全と 資源循環型社会の実現に寄与してい ます 廃棄物 副産物の受け入れにあ たっては 事前に受け入れに伴う影響 評価を行い 使用時には厳格な管理の もと 操業の安定と環境汚染物質を放 出しないよう努めています 廃棄物は 建屋内での保管に努め 悪臭の拡散 飛散の防止を図っています 製造段階 ではエネルギー使用の効率化 大気汚 染物質の排出削減のため キルンの安 定運転や環境保全設備 省エネ設備 の導入に努めています また NOx SOx ばいじん ダイオキシンなどの 測定を行い 結果を開示しています 物流段階でも 船舶 トラックへの省 エネ設備導入や往復輸送などによる CO₂ 排出量削減に取り組んでいます 社会 物流拠点整備や輸送力の強化によ る製品の安定供給に努めています ISO9001 による品質管理体制を構築 し 高度で安定した品質を維持しています また 他産業では処理困難な廃棄物 副産物のさらなるセメント原燃料利用に取り組んでいます 販売では 顧客満足度の向上 を最重要課題と捉え 営業 技術担当をはじめ各部門が連携して顧客要求事項への迅速かつ適切な対応を図っています 技術部門は 製品の品質保証活動のほか 製品使用に関する技術的要望への対応やお客様の技術力向上の支援等幅広い業務を行っています 現場では 安全はすべてに優先する をモットーに グループ会社 協力会社を含む安全の体制整備 活動を推進しています さらに 多様性と人権を尊重し 長期的な人材の育成にも注力しています 工場では 住民説明会 工場見学会の開催 施設の住民利用開放 地域祭礼への参加など 地域とのコミュニケーションや貢献にも努めています 08

9 G4-2, 4, EC2, EC7 事業内容 セメント原料 土木建築 鉄鋼 化学用途等の石灰石製品 骨材供給 汚染土壌処理等の土壌ソリューション事業 機能性マテリアル事業 石灰石鉱山 製品 技術による貢献建設現場等で発生する建設発生土のセメント資源化のほか セメント資源化が困難な汚染土壌の処理提案および土壌の重金属類不溶化に高い能力を発揮する デナイトシリーズ の販売を行っています またLEDの原材料となる チッカライト やパワー半導体用単結晶原料となる 超高純度炭化ケイ素 の製造販売など 環境ニーズに対応する商品を提供しています 事業活動における取り組み事業の中核となる鉱山においては その開発から終掘に至るまでの各段階において 安全の確保と環境への負荷低減に努めています 各鉱山の取り組みは立地条件によって様々ですが 環境に配慮し 大気汚染 水質汚濁 騒音 振動といった鉱害の防止に努めるとともに 客土と植栽による鉱山の緑化を推進しています 安全面では 採掘跡地 たい積場 残壁等の安定性を 維持するため 必要に応じ外部の有識者を交えた研究会を立ち上げ 長年にわたり活動を続けています こうした取り組みと併せ 鉱山の周囲を一段高く残して採掘することで 景観保護に配慮した鉱山もあります また生物多様性保全の問題にもいち早く取り組み 希少植物のバイオ技術による保護育成で成果を挙げてきました 事業内容 セメント製造工程の特性を活かした高度な廃棄物処理サ-ビス ( セメント資源化システム ) の提供 保有資源を活用した環境関連商品の開発 販売 廃棄物の受入場 製品 技術による貢献セメント資源化システムでは 様々な種類の廃棄物や他産業から排出された副産物を安全かつ大量に再資源化することが可能であり 廃棄物や副産物を資源としてリサイクルすることは 最終処分場の延命効果があるとともに 天然資源の枯渇防止など 環境負荷の低減に寄与しています 環境関連商品では 石灰石を排煙脱 硫材として火力発電所に販売するだけではなく その副産物として発生する石膏をセメント原料として引き取ることで循環を形成するなど 資源循環型社会の構築に貢献しています また グループ内の水関連技術を結集させ 水のろ過 浄化の分野においても環境問題の解決に貢献するよう事業化を進めています 事業活動における取り組み環境ビジネスにかかわる企業グループとして コンプライアンスやリスク 安全管理を重視し 取引先や地域住民の皆様にも安心 信頼していただけるよう努めています 廃棄物の取り扱いでは 廃棄物受入活用マニュアル を定め セメント製造工程への影響がないことや事故防止 環境保全を確認しています 09

10 G4-2, 4, EC2, EC7 事業内容 環太平洋地域におけるセメント 生コン 骨材事業 セメント製造技術に基づく省エネ 環境負荷低減のソリューション提供 タイヘイヨウセメントフィリピンズのオペレーションルーム 製品 技術による貢献米国では西海岸各州でセメント 生コン 骨材事業などを展開 中国ではセメント製造販売の合弁会社 3 社を運営し セメント製造技術をベースとした省エネ 環境事業の展開も図っています 東南アジアでは ベトナムでセメント 生コン事業 フィリピンでセメント事業 パプアニューギニアで輸入クリンカ粉砕 タイで鉱産品の仕入 販売等の事業 を展開しています また 国内外の生産拠点からのセメント輸出 三国間貿易など 海外物流ネットワークを活かしたセメントトレーディング事業を推進しています 海外市場では CO₂ 排出等の環境規制強化により スラグやフライアッシュを利用した混合セメントが主流となっています シンガポールのセメントターミナルに 現地の品質規格や使用環境に合わせた混合セメント用サイ ロを増設し 世界の市場ニーズに応えています 事業活動における取り組み海外グループ会社各社では 様々なステークホルダーとの相互コミュニケーションや地域課題への対応を行っています 具体的には 奨学制度 地域の医療やインフラ構築の支援などに取り組んでいます 表面平滑塗装 ALC セグエンテ 建設現場の多種多様なニーズに応える土木 建築資材の製造 販売ならびに建設工事等を行っています 土木 建築資材としては 高機能プレミックス製品やコンクリート用混和材をはじめとするセメント系製品 ALC( 軽量気泡コンクリート ) パネルや舗装ブロック等のコンクリート製品 を取り扱い 当社グループ独自のネットワークで提供しています また地盤改良工事や耐震補強工事を行うとともに コンクリート構造物を長寿命化させる診断 補修事業も数多くの実績を重ねており 社会インフラの長期にわたる安全 安心な利用に貢献するために積極的に取り組んでいます 不動産の活用 スポーツ施設運営 保険代理業を担う不動産事業 運輸 倉庫事業 各種エンジニアリング事 業 情報処理事業等の多岐にわたる 事業活動を展開しています 10

11 G4-2, 4, EC2 研究開発の目的 既存事業の持続的成長に貢献する研究開発 成長分野 ( 海外 資源 環境 建材 ) のエンジンとなる研究開発 地球環境負荷低減に寄与する研究開発 国家的プロジェクトやインフラ保全に貢献する技術開発 幅広い分野の研究開発を推進 研究開発活動の状況 セメント分野では 品質の維持 向 上を重点課題とし 先進的な品質予測 システムの開発をはじめ 製造におけ るコスト低減や環境保全 省エネ化 CO₂ 排出量低減などの研究開発に取り 組んでいます コンクリート分野では蓄積した技術 研究開発費の内訳 (2015 年度連結 ) 建材 建築土木 458 環境 904 資源 674 合計 4,228 ( 単位 : 百万円 ) セメント コンクリート 2,192 情報を活用したコンクリートソリューション (CS) 活動を進めるとともに 世界最高強度セメント系結合材の研究開発や 診断 補修技術等の安全 安心なインフラ基盤に貢献する技術開発 コンクリート舗装の普及活動にも注力しています 海外分野では グローカル戦略のもと 現地市場に対応したセメント コンクリートを設計 提供できるシステムの開発および環境保全 負荷低減の技術支援を進めています 資源分野では 中空粒子や高純度炭化ケイ素といった保有資源の高付加価値化を目指した機能性マテリアルの開発および不溶化材等の汚染土壌対策技術の研究開発を推進しています 中央研究所正面玄関前のコンクリート舗装技術の展示 環境分野においては 処理困難廃棄物の再資源化技術や希少資源回収技術の開発に加え 排水の浄化 リン回収等のアクア事業関連 放射性物質除去技術の開発にも取り組んでいます 建材 建築土木分野では グループ開発シナジーの拠点となるよう取り組みを進めています 世界最高の圧縮強度を発現するコンクリートの開発 自由な形状が得られる通常の型枠への流し込みで 世界最高記録となる圧縮強度 464N/mm( 2 普通鋼材の強さに比べて2 倍以上 ) のコンクリートを開発しました 新しいセメント材料と製造法を発明し 硬化した内部の微細空隙を極限まで減らすことで 今までにない超高強度を発揮するコンクリートです 同じ重さに耐えることができるコンクリートの断面積は飛躍的に減少し コンクリート構造物の超軽量化が可能になるため さらに高いビル さらに長い橋などが実現できます また 耐久性も極めて高く 革新的かつ長寿命のコンクリート構造物を実現できる新しい建設材料として 実用化を目指した研究開発を進めています 約 100 トンの重さに耐えるコンクリートの断面積の比較 11

12 G4-2, 12, 14, 18, 19, 20, 21, 24, 25, 26, 27, 48, DMA 太平洋セメントグループの バリューチェーン アッシュセンター 資源センター 火力発電所から発生する石炭灰を引き取り セメント工場へ安定供給する役割と 石炭灰を有効に活用して多様な商品を 供給する役割を担う物流拠点 発電所 石灰石鉱山 石炭火力発電所から発生する大量の石炭灰は セメントの粘土原料の代替物として 排ガスの SOx 除去の副産物である石膏は セメントの凝結調節材として活用 採掘した石灰石は セメントの主原料や 排ガスの SOx 除去に 使用される 死亡災害ゼロを目標とし 労働安全衛生を徹底 OSHMS の運用をすべての セメント工場 鉱業所で展開 OSHMS 労働安全衛生マネジメントシステム セメント供給 セメント製造工程がグループの CO₂排出量の大部分を占めるため 最重要環境課題として 削減に取り組んでいる 社会インフラ整備に欠か せないセメント 安全 安心な社会基盤の構築 を掲 セメント工場 げ 製品 サービスの提供 を通じて社会の動脈機能 を担う 石炭輸送 海外から多く石炭を輸入 地域密着型産業として地域参画 工場周辺地域で積極的に雇用し 地域活性化に尽力 アメリカ西海岸 中国 そして東南アジア 環太平洋にビジネス拠点を置き 新興国の技術者養成も行っている 海外拠点 ごみ焼却施設 都市ごみ焼却灰を セメント原燃料として利用 太平洋セメントグループ 組織外 製鉄所 主要な環境課題に対応した事例 主要な社会課題に対応した事例 主なステークホルダー 鉄鉱石の精錬で発生するスラグ 鉄さい等の副産物をセメント原料や 混合材として使用 太平洋セメントグループの主なステークホルダー 太平洋セメントグループは 様々なス ステークホルダー テークホルダーからの期待 要請に応え 資本提供者 株主 投資家 金融機関 て責任を果たし 直接的 間接的に良好な お客様 セメント販売店 生コン会社 建設会社 発注者 廃棄物排出事業者 関係を築き続けることを目指しています 太平洋セメントグループの事業の特性 や環境を踏まえ 特定した主なステーク ホルダーは右表の通りです サプライヤー 12 本支店営業窓口 ユーザー会 工業会 技術情報誌 商材カタログ 技術講習会 HP 労使協議会 労使説明会 研修 相談 通報窓口 HP イントラネット 社内報 CSRレポート 従業員 社会 主なエンゲージメント機会 各種報告書発行 有価証券報告書 アニュアルレポート CSRレポート等 HP IRサイト IR活動 各種調査への回答 操業地域コミュニティ 説明会 報告会 見学会 環境モニター制度 社会貢献活動 CSRレポート ダイアログ 行政 各種届出 NGO/NPO 各種会議 集会 取引企業 調達 調達説明会 協力企業 構内作業 安全衛生協力会 CSRレポート 各種調査 ダイアログ ダイアログ 社会貢献活動

13 2013年度に特定した当社グループの重要課題について 2015年度に 前回と同じ3ステップを経て見直しを行いました STEP 01 課題の特定 当社グループのバリューチェーンを俯瞰し 環境 社会の側面における重要な課題を整理しました 海運 省エネルギー技術を導入した船舶を新造就航させ 既存の船舶には省エネ運航を推奨 海運や鉄道輸送を行うことで 工場周辺地域の交通渋滞発生緩和に繋がる 上 下水処理場 セメントユーザーに対して 各種ユーザー会 工業会を設置 運営し 事業の活性化や技術支援を行う 上下水汚泥をセメント原燃料として利用 廃棄物処理業者 自動車解体時に発生する 破砕残さ ASR などの廃棄物を セメント原燃料として使用 セメントの安定供給のため 各輸送機能の管理 強化を行う サービスステーション 生産されたセメントを 生コンクリート工場やユーザーへ 供給するための輸送基地 建設現場 セメント供給だけでなく 建設発生土を受け入れて セメントの原材料として 資源化処理を行っている 資源循環 産業廃棄物や都市ごみ等 を大量かつ安全にリサイク ル資源として代替原燃料化で きるのがセメント産業の大 きな特長 現代社会の静 脈機能を担う 本社 中央研究所 生コン車 本社では行動指針 CSR目標2025 に基づきマネジメント 陸運 人権 多様性の尊重 長期的な人材育成と公正な評価 往復輸送の計画実施や ワーク ライフ マネジメント実現に向けた各種制度整備を推進 エコドライブ エコタイヤ等の 中央研究所では 社会のニーズに応える製品 サービスの研究開発に励む 省エネ装備の導入を奨励 生コン工場 生コン工場 太平洋セメントの原料調達から生産 製品の輸送 販売 廃棄 再資源化に至る事業活動のプロセス バリューチェーン は世界に広がっています 私たち太平洋セメントは 社会からの期待と要請に応え責任を果たすために 環境や社会に関する様々な課題に向き合い 持続可能な社会の実現に取り組んでいます 経済 主な期待 要請 社会 経営の安定性 成長性 安定的な利益還元 情報開示 適切な経営資源配分 情報開示 製品の安定供給 高付加価値製品 廃棄物処理の経済効率向上 製品 サービスの品質 安全性の維持 製品使用情報の提供 製品使用技術支援 苦情対応 正当な対価の支払 人権の尊重 多様性の尊重 差別の撤廃 公正な評価 機会均等 労働安全の確保 労働環境の整備 技能開発 キャリア形成の支援 社会費用負担 納税 環境 適切な経営資源配分 情報開示 環境機能製品の提供 廃棄物処理の環境負荷低減 対話機会の確保 社会資本構築への貢献 製品 サービスの品質 安全性の維持 雇用創出 人権と地域の尊重 社会貢献活動 地域防災への貢献 情報開示 地域の環境負荷低減 地球温暖化対策 資源循環への寄与 エネルギー効率向上 水資源の適正利用 生態系の保全 情報開示 対等で公正な関係 環境配慮の正当な評価 環境対策の支援 環境配慮経営の推進 活動支援 協賛 正当な対価の支払 環境配慮経営の推進 人権の尊重 労働安全の確保 労働環境の整備 13

14 STEP 02 優先順位付け サステナビリティ上の各種課題を 国際的なガイドラインやステークホルダーからの情報ならびに当社の事業内容から抽出し 太平洋セメントグループの重要テーマとは何かを検討したうえで 社内の協議によって優先順位付けを行い 11の重要課題を特定しました 太平洋セメントグループの重要テーマ 経済 事業活動を通じて経済的価値を創出し 社会に適切に分配する 環境 経済 事業活動に伴う環境影響の低減に努め 人間活動と自然の共存を目指す 社会 環境 セメント生産の機能を活かし 資源循環型社会の形成に貢献する 製品 サービスの供給を通じて 社会の環境負荷低減に貢献する 社会 グループの存立の基盤をなすものとして 現場の安全を維持する 稼動と物流を維持して高品質な製品を安定的に供給し 社会インフラ構築に貢献する 持続可能な社会形成の根幹となる原則として 人権と多様性を尊重する 地域コミュニティのニーズに対し 事業特性を活かした参画を行い 地域とともに成長する STEP 01および02の作業にあたって以下を参照しました 環境汚染防止 生物多様性の GRIサステナビリティ レポーティング ガイドライン G4 保全 修復 ISO26000 最重要 ESGに関する調査 評価 社内アンケート ヒアリング 14 水資源の適正利用 公正な取引 化学物質の適正管理 腐敗防止 環境関連法令遵守 輸送 移動による環境影響の緩和 マーケティング コミュニケーション 人材育成 個人情報保護 ワーク ライフ マネジメント 情報開示 健全な労使関係 知的財産の管理と活用 ステークホルダーにとっての重要性 社会からの期待度 サステナビリティ上の各種課題 重要 環 サービスの提供 地域コミュニティへの 参画と尊重 ステークホルダー ダイアログ 外部有識者 アドバイザーの意見 助言 創出と分配 地球温暖化防止 環境配慮型製品 労働安全衛生 AA1000SES (AA1000 ステークホルダー エンゲージメント基準) CSRレポートアンケート 経済的価値の エネルギーと 資源効率の向上 資源循環の促進 多様性と機会均等 製品の品質 安全性の維持と 人権の尊重 最重要 太平洋セメントグループによって生じる影響の重要度 課題への貢献 影響度および自らの成長への寄与 リスク度 安定供給

15 太平洋セメントグループの重要課題とアプローチ カテゴリー 重要課題 主な影響の範囲 太平洋 セメント 経済 経済的価値の 創出と分配 環境 方 針 17中期経営計画 年度 に基づく 事業活動を展開 産業界 環境経営方針 地域廃棄物関連施設 方 針 WBCSD-CSI CSI憲章 P P P.38-41,47 地球温暖化防止 産業界 体 制 環境経営委員会 を設置 地域廃棄物関連施設 全工場 本社 支店 中央研究所で ISO14001を運用 P.38-39,47 環境汚染防止 工場周辺地域 P 生物多様性の保全 修復 工場周辺地域 環境配慮製品 サービスの提供 社会 活動評価 CSR目標 2025 CSI憲章 に基づくグループ環境目標および KPI 環境経営委員会 によるモニタリングとレビュー P.42 P.46,52,53 方 針 安全保安衛生方針 体 制 安全保安衛生委員会 を設置 全工場 鉱業所で OSHMSを運用 活動評価 CSR目標 2025 協力会社を含む安全保安衛生データのモニタリング P 多様性と機会均等 方 針 人材開発基本方針 体 制 多様性に関する基本方針 長期的な人材育成制度 公正な評価制度 働きやすい職場環境を整備 活動評価 CSR目標 2025 多様性に関する数値目標 各種人事データのモニタリング P 製品の品質 安全性の維持と安定供給 セメントユーザー 社会 方 針 品質方針 体 制 製品の開発 設計 製造の ISO9001による一元管理 TBC活動 太平洋ブランド セメント コンクリート 活動 による技術支援活動 活動評価 品質関連の指摘 問い合わせデータの分析 製品の安全性に関するデータのウェブ開示 P 工場周辺地域 方 針 グループ行動指針 CSR基本方針 で 社会とのコミュニケーション を重要課題と特定 体 制 ステークホルダー コミュニケーション委員会 に よる全社活動の推進 活動評価 全社活動計画に基づく進捗管理と情報の共有 P 協力会社 方 針 人権 労働慣行基本方針 体 制 人権 労働慣行委員会 による全社活動の推進 相談窓口 活動評価 全社活動計画に基づく進捗管理 労使協議会における交渉 意見交換 P.56 労働安全衛生 社会 活動報告 バリューチェーン 社会 エネルギーと 資源効率の向上 資源循環の促進 マネジメントアプローチ 協力会社 地域コミュニティへの 参画と尊重 人権の尊重 STEP 03 妥当性の確認 特定した課題について STEP 04 レビュー 発行レポートについて毎年度レビューを実施しています 当社グループの重要な課題が網羅されているか ステークホルダーの期待が反映されているか を 十分に吟味した上で 最終的に決定しました 組織内 当社全従業員へ冊子配布 アンケート実施 CSRレポート編集タスク フォース会議 における検討 CSR経営委員会 における 報告 承認 レポート説明会を全事業所 工場で巡回開催 2015年度は計21回 組織外 有識者による第三者意見 CSRレポートアンケート 外部アドバイザーのレビュー 15

16 第 12 回ステークホルダー ダイアログ G4-26, 27, 43 The 12th Stakeholder Dialogue 北林勇一太平洋セメント代表取締役専務執行役員 経営企画担当 河口真理子氏 ( 大和総研調査本部主席研究員 ) 大和総研の企業調査 大和証券グループ本社 CSR 室長 大和総研環境 CSR 調査部長を経て現職 専門分野はCSR ESG 投資 エシカル消費等 社会的責任投資フォーラム共同代表理事 企業は様々なステークホルダーに対し 事業活動が環境 社会 経済へ与える影響について説明責任の遂行を負うとともに CSR 情報開示を通じて企業価値を伝達することで 外部評価の向上を目指しています 太平洋セメントの CSR 情報開示は このような目的を果たせているのでしょうか 情報ニーズと対応をめぐる課題について意見交換を行いました ダイアログの内容は イントラネットに公開して全従業員での共有を図り CSR 活動の推進に活用しています (2016 年 4 月 14 日開催 文中敬称略 ) 司会 : 企業の情報開示を巡る最近の大きな出来事に ついてお話を伺いたいと思います の指標に入れるようになったということです この動きは欧米ではすでにかなり普及しています 一方 日本では現在 試行錯誤が始まったという段階ですが 今後大きなうねりとなると思われます 河口 : 一つは 世界最大の運用機関で日本の年金基金のリーダー 年金積立金管理運用独立行政法人 (GPIF) が2015 年 9 月に責任投資原則 (PRI) に署名したことが挙げられます PRIとは 投資 ( 株を買う お金を貸す ) するにあたって投資先企業の環境 社会 ガバナンス (ESG) に対する取り組み状況を考慮するというものです このことにより 投資の世界が様変わりしています つまり今までは投資といえば財務情報のみで判断されていたものが 財務情報をつくるもととなる事業基盤 (ESG) に関する状況も投資先評価 後藤 : もう一つは 9 月に国連で SDGs( 持続可能な開発目標 ) が採択され さらに12 月に気候変動に関し パリ協定 が採択されたことが挙げられるのではないでしょうか この協定によりCO₂はもう無限に出し続けることはできない 排出が著しく制限される方向にベクトルが変わったのです 投資側の変化のお話がありましたが 産業界も動きはじめています 例えばトヨタ自動車は 2050 年に製造から走行 廃棄に至るまでCO₂ゼロを目指す という長期目標を含む 環境チャレンジ2050 を出しました 16

17 後藤敏彦氏 ( サステナビリティ日本フォーラム代表理事 ) 環境経営学会会長 グローバル コンパクト ネットワーク ジャパン理事 社会的責任投資フォーラム理事 最高顧問 グリーンファイナンス推進機構理事 環境省の複数委員会の座長 委員を歴任 村上智美氏 ( みずほ情報総研環境エネルギー第 2 部シニアコンサルタント ) 企業の環境戦略 中期環境計画の策定などCSR 環境経営 情報開示に関するコンサルティングのほか 環境省 経済産業省等の情報開示 企業評価関連政策策定支援業務等を担当 環境コミュニケーション大賞選考 WG 委員ほか 松島茂太平洋セメント取締役常務執行役員 CSR 担当 司会 : 堀江美保氏サスティービー コミュニケーションズシニアコンサルタント 投資家側がESGを評価する力をつけていくと 企業側はそれに耐えうる情報開示 対話ができなければ評価されない時代に突入していくでしょう 2015 年は CSRのピボタル イヤー ( 方向転換の年 ) として記憶されるのではないでしょうか 達 という 背後霊 が付いていると申しております 日本人は目標 = 必達と捉え 長期目標なんてできないと反応しがちです しかしトヨタさんは これから調達や社会システムの変革まで いろいろな方にお願いしながらイノベーションを起こしていかなければなら ない 簡単にはいかないが 何としてもがんばるため にも思い切って出しましたとおっしゃっていました 明確な裏付けはなくてもゴールを示すことに対する社 会の捉え方が変わってきていると思います 北林 : トヨタさんの 環境チャレンジ2050 はすごいなと感心します 私たちは 経営理念の具現化を目指す過程として 中期で見た CSR 目標 2025 という定量目標を2015 年度に設定しました 10 年後については ある程度の裏付けを持っているので定量目標として示すことができます 投資家あるいは社会は さらに長期の話を期待 松島 : 当社のIRでも今までの関心は財務的なことばかりでした ところが先日 海外投資家からのインタビューでの質問は 地球温暖化対策についての具体的な数値目標とか コーポレートガバナンス基本方針の導入やその改善点といった ESG 関連が主で ESG 評価のニーズが高まっていることを改めて肌で感じました しているのだと思いますが 到達できるという見通し がない中でそれを示すのは難しいと感じています 村上 : 環境や社会の課題が 経営で本当に重視す べき事項になってきたのだということ ここで意識を 後藤 : 私はよく 日本企業が目標をつくる時 必 変えてそのような新しい社会ニーズに対応していくこ 17

18 とが求められているということなのだろうと思います パリ協定の2 未満という目標を達成するには 社会やビジネスの仕組みそのものを変えていかないと成り立ちません 社会が持続可能な方向に向かって進んでいる中で 企業はどういう方向感でその流れに乗ってチャンスをつかむのか というところに投資家の目線が向くようになってきています だから企業に長期的な成長とリスク対応の方向性を示すことが期待されるわけです 司会 : セメント会社の業種特性を踏まえると より理解 評価されるには どのような情報開示が有効でしょうか 河口 : 気候変動対策のため とにかく脱炭素が叫ばれています セメントは製造時にCO₂をたくさん出してしまうけれど 人々の安全 安心な社会基盤をつくるのに不可欠な素材です 気候変動は深刻な脅威ですが 生物多様性の危機や 異常気象に対抗できる強靭な都市づくりも同様に重要です 車やエネルギーは代替できるものがあるのでそちらにシフトできますが インフラ素材としてセメントに代わるものはない これを社会的にどう評価するのか セメント事業の意義をどう捉えていくかが重要だと思います セメント業界としてできるCO₂の削減努力はもちろんしていくけれど ほかの社会的な価値を見せていくという問題提起もありなのではないでしょうか 循環型社会に向けた貢献もしていることを発信していかなければならないと感じました 北林 : 東日本大震災の時には 被災した大船渡工場を復旧し 災害廃棄物 100 万トンを受け入れてセメント資源化処理を行いました 大量の災害廃棄物を受け入れて地域復興に必要なセメントをつくるという循環は セメント産業にしかできません そういう機能が行政に理解され 大規模災害が起きた時は優先的に災害廃棄物を受け入れる協定を自治体と結んでいます これは 我々に廃棄物をセメント資源として使ってきた実績と技術があるからこそ可能な社会貢献です 村上 :CSRというと 負荷を減らすことにどれだけ努力をしていますという方に視点が行きがちですが セメント産業の社会的な価値をもっとアピールされるとよいのではないでしょうか まず業界の特性を理解してもらうこと 次に生み出している価値はきちんと伝えること 災害廃棄物の再利用の話が出ましたが コンクリート構造物には寿命があって 50 年後 100 年後には一度壊さないといけない そういう意味では都市はある種 将来的な廃棄物の塊でもあります 長期的な社会の資源循環の中にセメント業界とその技術を位置付けることができれば それも社会的な価値を示すことになると思います 北林 : コンクリートは 100 年以上も持つ素材ですが 寿命以前に大抵建て替えられています ただ今のご意見のように 壊されてもまたコンクリ トの原料として再生され使われています という視点も大事なのかもしれません 北林 : これだけの機能を持ち大量供給できるものとして 代替物はないですね 松島 : しかし代替物がないからと従来型のセメントでよしとはせず より環境負荷を減らすために 廃棄物や副産物を原燃料として投入する技術を磨いてきました セメント製造のリサイクル機能によって資源 後藤 : 山をどんどん削ってセメントをつくって CO₂を出しているというのが 残念ながら世の中がセメント会社に抱いているイメージかもしれません 循環型社会のキープレイヤー として 社会の動脈 18

19 と静脈を担っていることを理解してもらいたいわけですが こんないいことをやっていますと言うばかりでは宣伝になってしまいます 御社は環境会計の中で見なし効 果というものを計算しておられますが このような価値評価をもっと出していかれるのもよい手段かもしれません 河口 : ブランディングという意味では セメント という社名をいっそやめてしまうというのもよいのかもしれません セメントを最終製品として 社会の廃棄物を循環させているとなると 単なる セメント会社 ではなくて セメントもやっている会社 ですよね CO₂が非常に大きな環境課題という流れの中で セメント産業というビジネスモデルにおける環境価値とは何かを 逆に社会に打ち出して 世の中の一般常識の中に入れ込んでいく必要があると思います セメントはあまりにも当たり前で身近なので まったく違う業態 成長産業として捉えなおすことができることを訴求する努力が必要なのだと思います 北林 : 当社のCSRレポートは環境レポートから出発し その延長線上で情報開示を進めてきたため 社会に何を貢献しているのかということをうまく訴求できているとは言えないかと思います なぜそれが重要なのか それが達成できるとどんな会社になるのか を訴求できるよう 読み手の目線で考えていきたいと思います 松島 : セメントは基本的に BtoB の商品なので 一般市民の 個人や投資家などに産業の意義を深く理解いただくには 工夫が必要であると感じています 村上 : 御社のレポートをご覧になる方や投資家に向けて なぜそれが重要なの? それが達成できるとどんな会社になるの? ということを丁寧に説明していくと IRの方もより説明しやすくなるのではないでしょうか もしかしたら社内でもそのあたりを十分に落とし込みきれていないのかもしれません そこを皆さんで共有することがCSRのステップになるように思います ダイアログを読んで 太平洋セメント従業員の声 企業価値の評価にESGの視点が不可欠であるという流れが始まっていることが 非常に強く伝わってきました CSR 情報の開示において セメント産業の社会的な価値のアピールを意識して取り組んでいかなければならないと感じました セメント産業の社会的価値アピールのために セメント という社名をやめるというブランディングはとても面白いアイディアだと思いました このくらい飛びぬけたアピールをしていかないと 世間のイメージを変えることはできないのかも知れません 19

20 G4-EC7, SO1 1 7,107もの島からなるフィリピン共和国 中でも観光産業で栄えるセブ島の フィリピン第二の都市であるセブ市近郊で タイヘイヨウセメントフィリピンズ (TCPI) は操業しています フィリピンは太平洋上の台風の通り道に位置するため 台風被害やエルニーニョ現象による干ばつ等 特に地球温暖化による異常気象の影響にさらされています フィリピン政府は2010 年に 災害リスク軽減 管理法 を制定し レジリエントなまちづくり 2 に取り組んでいます 防災のためのインフラ強化や経済成長によるセメント需要は高まっており 2015 年 の需要量 (2,430 万トン ) は2010 年の1.5 倍を超えました 今後 さらなる需要が見込まれています 伸び続ける需要に応えるため 2015 年に新クリンカ粉砕ミルを増設し セメント生産能力は従来の約 1.7 倍 ( 年間 240 万トン ) に さらに工場専用の港も拡張し 輸送船の入港を5 隻から 10 隻にするなど 設備増強を図っています また 2016 年工場管理目標 の基本方針の一つに 教育研修の拡大 を設定し 操業の基盤と なる人材育成に注力しています 新設された粉砕ミル 01: フィリピン人に人気のバスケットボール 写真はTCPIのセメント寄付により修繕したバスケットボールコート 02: 現地で雇用された女性従業員が多く働き 活気溢れるセブオフィス 03: 発展が著しいセブ市街とは対照的に豊かな自然と美しい海が残るセブ島 04: 山岳地域のバランガイ 3から見たTCPIの工場と鉱山 05:TCPIがセメントを供給し 敷設された山岳地域の道路 06: 現地法人であるSolid Earth Development Corporation(SEDC) が管理する鉱山 珊瑚起源の石灰石で柔らかく純度が高い 石灰岩以外の雑岩がほとんどなく ほぼすべてをセメント原料として使用可能 07: セブ市につながる工場前の幹線道路 交通量が多く セブ市周辺の発展の著しさが伺える TCPIはセメント供給によってインフラ構築を支援 08: 工場全体のオペレーション管理を行う中央監視室 09:TCPIが支援した井戸で水を汲む少女 1 タイヘイヨウセメントフィリピンズの経営理念 2 大規模災害等が起きても社会システム機能を速やかに回復させるため 防災 減災対策を進めること 3 バランガイ : 村 地区を表す最小の地方自治単位 20

21 高校 大学時代に奨学金支援を受けていたルーチェルさん ( 写真中央 ) とご両親 8 人兄弟の長女として生まれ 現在は会計士として働いています 成績優秀者のみが受けることのできる奨学金制度は奨学生たちに誇りと夢を与えます 2005 年に制度を設けて以来 のべ 152 名 ( 中 高校生 131 名 大学生 21 名 ) を支援してきました 2016 年現在 13 のバランガイの計 62 名を支援しています 正確で効率的なオペレーションを維持してこそ 高 品質の製品の安定的な生産が成り立ちます 若い世代への知識 技術の承継を目標に掲げ 2016 年 1 月にトレーニングセンターを開設しました 担当業務だけでなく工場全般のオペレーションを横断的に理解し 周囲の従業員を先導して現場を統括できる技術者の育成を目指しています 現在は座学をメインに業務を行いながら製造部スタッフおよび機械 電気系従業員が各々のカリキュラムに沿った教育を受けており 定年後に再雇用した現地のベテラン技術者が講師として活躍しています さらに部門ごとに通常業務内での技術指導を盛り込んだ目標を設定し OJTによる人材教育についても強化しています トレーニングセンターでの受講風景 100 名以上の従業員が専門分野について学ぶ TCPIは 利益の一部を地域支援に拠出する SDMP( 地域開発プログラム ) を運用しています そ 不衛生状態によって起きる感染病の終息 予防のため TCPI の産業医が中心となり各バランガイを巡回して対処法のレクチャーと石鹸配布を実施しています さらに小学校への手洗い場寄付 公共の場への井戸や給水システムの設置によって 水へのアクセスを可能にし 衛生状態の改善に努めています 経過は各バランガイのヘルスワーカーがモニタリングし 産業医に報告する仕組みです 地域行政とも連携し 複数の支援活動を効果的に組み合わせて 地域の課題解決に取り組んでいます 工場のあるサウスポブラシオン地区のバランガイ議長と評議員の皆様 定期的な話し合いにより地域のニーズを汲み取り SDMP プログラムの支援内容を決定 の一環として 工場周辺地区の中 高校生 大学生を対象に それぞれの学校を卒業するまで継続的に奨学金を授与しています 奨学生を対象にしたリーダーシッププログラム等の開催により 住む地域の違う奨学生同士のつながりも生まれています フィリピンの将来を担う世代にも無限の可能性を信じて成長してもらいたいと 我が子を見守るように様々な面から支援しています また 学校や医療センターの建設や設備補修 道路の舗装等 地域インフラの向上のためにセメントの寄付を続けていることも セメント会社ならではの取り組みです TCPIは事業を通じて セメントの供給によるインフラ構築と SDMPによる地域参画という2つの側面の社会的機能を担い これからもよりよい社会づくりを目指します VOICE セメント事業は地域密着型の産業です 同じ場所で長いスパンで操業するには 操業地域から認められ 必要とされる企業であることが重要であり フィリピンとともに生きていく というマインドで積極的に地域参画に取り組んでいます 高品質のセメントの生産は 高度な技術力を持つ人材を確保 育成してこそ維持できます 現地人材は重要な戦力です いわば ものづくりは人づくり なのです 同様に フィリピンの未来をつくるのも人の力だと思います 自社 そして操業地域の 人を育てる ことを通じて 広くフィリピンの明日に貢献し 地域とともに成長していくことを目指します タイヘイヨウセメントフィリピンズ 社長浅見賢志 21

22 G4-EN27 私たちは 一人 1 日あたり約 1kgもごみを出しています 廃棄物処理で全国的に問題となっているのが最終処分場の逼迫です 最終処分場の新設は難しく 別の方法で処分場の延命化を図る必要があります 廃棄物の焼却により減容化を図る方法は以前から取られていましたが 近年 廃棄物を 資源 として捉える動きがあります その一つが 一般家庭ごみの焼却灰を埋め立てずにセメントの原燃料として利用する セメント資源化 で 人口の多い都市部で取り組みが始まっています 太平洋セメントでは廃棄物の焼却灰を受け入れ 有用物を回収してリサイクルし 残った焼却灰をセメント原燃料として再利用しています これにより最終処分場への埋め立ては活用できない不燃物のみになり 大幅な削減が可能です さらに 天然資源の代わりに焼却灰を投入することで セメント製造による天然資 源消費や温室効果ガス排出を抑制します 北海道札幌市でも最終処分場の延命化が切実な課題であったため 太平洋セメントから上磯工場 ( 北斗市 ) での焼却灰の受け入れを提案しました 2008 年度から受入量 100トン未満で試験的に開始し 2013 年度から本格導入されました 年々受け入れ量を増やし 2015 年度には1.5 万トンを受け入れ 札幌市のリサイクル 最終処分場の延命に貢献しています 2016 年現在 道内で焼却灰を受け入れているのは上磯工場のみです 2014 年から道内 本州の複数都市からの受け入れも開始し 貢献の範囲を広げています 太平洋セメントは これからも地域の 資源循環の輪 をつなぎ 持続可能な都市の発展を支えていきます 01: 函館貨物ターミナル駅にて 都市ごみ焼却灰の入ったコンテナを専用貨車からコンテナ集配車にシフト 02: 上磯工場と峩朗鉱山をつなぐベルトコンベアーと交差する北海道新幹線 橋脚には上磯工場のセメントを使用 03: 海上桟橋の安全パトロール 04: 全行程を集中運転監視する中央制御室 05:300 年分の鉱量を有する峩朗鉱山の山頂から眺める上磯工場遠景 峩朗鉱山では年間約 700 万トンの石灰石を採掘 06:120 余年の歴史を有し 東日本最大の生産規模を誇る上磯工場 07 08: 札幌貨物ターミナル駅から函館貨物駅ターミナルへ 都市ごみ焼却灰の専用コンテナを運ぶJR 貨物の電気式ディーゼル車 環境省 一般廃棄物の排出及び処理状況等 ( 平成 26 年度 ) 22

23 回収された都市ごみは清掃工場へ運ばれます 札幌市の白石清掃工場では ごみを焼却する際に発生する熱を利用して発電 施設の電力をまかない 余剰電力は電力会社に売電しています ごみを燃料と捉え 有用な副産物として電力を生み出すことが可能に 焼却灰はコンテナに積み込まれ 清掃工場から JR 貨物ターミナルまでトラックで運ばれます ターミナルで JR 貨物の電気式ディーゼル車 ( 通称 : エコパワーレッドベア ) にバトンタッチされ 札幌から函館まで鉄道輸送されます 都市ごみ焼却場 札幌市では年間約 60 万トンのごみが排出されます ごみの焼却により発生する焼却灰の処理方法は 埋立 と セメント資源化 焼却灰のセメント資源化を現在のペースで 10 年間継続すると埋立処分量を 15 万トン減少することができ 処分場を約 2 年間延命化できる計算です 都市 セメントがつくる資源循環 都市から出たごみからセメントを生産 そのセメントがまた都市に運ばれて 社会インフラを構築しています ターミナル駅 鉄道輸送は交通渋滞の解消 CO₂ 排出量の削減 大量輸送が可能な点で優れています またトラック輸送の場合 冬の路面凍結による遅延が北海道ならではの課題ですが 鉄道輸送では定時性が確保されます セメント工場における廃棄物リサイクルの特徴 2 次廃棄物の発生がない 無害化処理される 天然原料を削減できる 温室効果ガスを削減できる 地域循環型社会構築への貢献 上磯工場 上磯工場から全長 2km にわたって延びる専用海上桟橋 ( 写真上 ) 工場内の都市ごみ焼却灰の受入ヤードと設備 ( 写真上 写真左 ) 上磯工場では現在 年間 3.5 万トンの都市ごみ焼却灰を受け入れる能力を有しています VOICE VOICE 札幌市では 一般廃棄物処理基本計画 スリムシティさっぽろ計画 を掲げ 家庭から出る一人 1 日あたりの廃棄ごみ量 380gや最終処分量 2 万トン減量を目標として 様々な取り組みを行っており その一つとして焼却灰のセメント資源化を行っています この取り組みにより都市ごみが資源化され 結果として最終処分場の延命化を図ることができるのは 大変意義のあることと考えています 2015 年度は リサイクル可能な焼却灰 1.5 万トンを太平洋セメントで処理していただきました 今後もさらなるごみの減量 リサイクルに努めますが 行政の力だけでは実現できません 引き続き廃棄物処理にかかわる事業者の方々と連携しながら 循環型社会の形成に力を尽くします もうこれ以上は使えないと廃棄された物の中からさらに有用物を取り出し その上で 最後の焼却灰もセメント原料とする技術は セメント製造過程で異物混入を防ぐ技術を高度化し 応用させたものです 上磯工場のセメント製造が札幌市の課題解決に貢献できたことは 大変な喜びです 廃棄物処理は地味な仕事ですが 地球の未来を考えるうえでなくてはならない仕事です 都市から出たごみからセメントをつくりだし そのセメントがまた都市に運ばれてインフラの資材として活用される この循環型モデルの構築にかかわっていることを誇りに思います 今後はさらなる焼却灰受け入れの拡大を図り より広域にわたる より末永い貢献を目指します 札幌市環境局環境事業部施設管理課施設計画係長 犬伏哲浩様 北海道支店 環境事業営業部長高砂宏 23

24 24

25 上磯工場 25

26 監査CSR 経営委員会 監査部全事業所 マネジメント環境への取り組み社会との取り組み CSR マネジメント 関連する SDGs のアイコンを表示しています ( 詳細は P.68 を参照 ) 持続可能な地球の未来を拓く先導役をめざす このグループ理念の実現を目指して 部門横断的に課題の共有と活動に取り組む推進体制として CSR 経営委員会 を設置し 事業活動と一体化した CSR 推進活動に取り組んでいます CSR 理念体系 CSR 経営推進の基本方針 G4-56, DMA グループ経営理念は 事業活動を行うにあたり指針とする最上位の概念です 行動指針 は グループ経営理念を受け より具体的に行動の指針を表したものです また グループ経営理念を踏まえた未来像として 2020 年代半ばの ありたい姿 目指す方向性 を設定しました これらはグループの価値観 方向性を定性的に示しています 中期経営計画は3 年間の経営戦略と経営目標であり [CSR 目標 2025] は長期的なCSR 定量目標です この2つの定量目標を両輪として ありたい姿 目指す方向性 の実現を目指しています グループ経営理念 :P.04 行動指針 :P.04 [CSR 目標 2025]:P.05 に掲載 G4-56, DMA 当社は 経営理念の具現化および行動指針の実践に関する基本的事項を定め 当社が事業内外において社会的責任に則った活動を推進し 社会および当社の持続可能な発展を追求することを目的とするCSR 要綱を定め CSR 経営を推進しています また 本要綱に CSR 経営を推進するための基本方針を定めています グループ経営理念 ありたい姿 目指す方向性 行 動 指 CSR 経営の推進体制 (CSR 経営委員会と専門委員会 ) 針 17 中期経営計画 事業戦略 太平洋セメントグループ CSR 経営推進の基本方針 CSR 目標 2025 経営基盤の強靭化 1. 当社の経営理念 行動指針を踏まえ 目指すべき理想の CSR 経営を明確にし CSR に基づいた事業活動の進展を図る 2. コンプライアンスを最重視する企業風土を醸成し 全役員 従業員が常に主体的に最適な判断を行うことを志向する 3. 環境保全 人権擁護 地域貢献等が当社の社会的使命であると認識した経営を行う 4. CSR の重点課題について 積極的に取組み 適正な優先順位付けと資源配分を行う 5. CSR 経営推進の状況を踏まえ ステークホルダーに対して適切な情報開示 コミュニケーションを実践し 信頼関係を構築する 6. CSR 経営推進を当社グループ全体の活動として位置付け グループ企業全社に周知徹底する CSR 経営の推進体制 G4-34, 35, 36, 37, 44, 45, 46, 48, DMA ISO26000 社会的責任の中核主題 取締役会 委員長 : 社長事務局 : 総務部 CSR 推進グループ 社長を委員長とし 取締役会直属で全取締役がメンバーであり部門横断的に構成される CSR 経営委員会 を設置し CSR 経営を推進しています CSR 経営委員会は 全社 CSR 実施計画等の重要事項の審議とCSR 活動実施状況のレビューを行っています CSRの個別課題により具体的に取り組むため 組織統治 公正な事業慣行 コンプライアンス委員会リスク管理 コミュニ情報セキュリティ委員会 人権 労働慣行 人安全保安衛生委員会品質管ステー環境経権 労働慣行委員会 人権 環境 消費者課題 コミュニティ参画および発展 専クホルダー 理委員会営委員会ケーション委員会門委員会CSR 経営委員会の傘下に 7 つの専門委員会を設けてい ます 各専門委員会は担当役員が委員長を務め 課題に対し最も関連の強い部署が事務局となっています グループ会社 26

27 CSR マネジメント コーポレート ガバナンス リスクマネジメントコンプライアンス CSR 研修 教育 トップ層研修開催実績 (2015 年度 ) CSR レポート説明会開催実績 (2015 年度 ) G4-43 新入従業員研修 新入従業員フォローアップ研修 (2 年目 ) キャリア開発研修(10 年目前後 ) 新任管理職研修等の各階層別研修において CSRに関する教育を実施しています 人権などのCSRの個別課題に関する教育は個別の委員会が実施しています また グループ会社を含めたトップ層に対し 年 1 回 CSR 関連の研修を実施しています さらに 2015 年度も 全事業所を巡回しCSRレポート説明会を実施しました 開催日参加社数テーマ 2015 年 12 月 9 日 104 社 ハラスメントのない職場づくりのために リスク新時代における経営層の役割 開催日開催場所参加人数 2015 年 10 月 12 月 本支店 工場 研究所など 21 カ所 822 名 持続可能な発展に向けた国際的な活動に取り組んでいます CSIは 世界中のステークホルダーとの対話を踏まえたセメント産業の持続可能性に関する調査研究に基づき20 年間のビジョン 自主行動計画 を策定し 2002 年にコアメンバー 10 社の共同コミットメントとして公表しました 自主行動計画 では 気候変動への対応 原燃料の効率的利用 大気汚染物質の排出削減 生物多様性 水問題 安全衛生やサプライチェーンマネジメントなど重要課題ごとに作業部会を設置し メンバー共同でそれらの課題に対する主要業績評価指標 (KPI:2015 年度実績はP.66 参照 ) やガイドラインの開発を行っています また 各社が独自に排出量の削減などの目標を設定 公表し 持続可能な社会の構築に取り組んでいます 特に地球温暖化問題への対策では 世界のセメント会社共通の CO₂ 排出量算定報告基準 (CO₂ エネルギープロトコル ) を開発し CO₂ 排出量とエネルギー使用に関する信頼性の高い情報を収集する体制を整えました さらに グローバルなデータベースを構築し CO₂ 排出量ならびにエネルギー使用に関するデータを公表しています CSIの取り組み課題は 当社においても重要な経営課題と認識し 取り組みに努めています 東京人権啓発企業連絡会への参画当社は 東京人権啓発企業連絡会 に参画していま CSR レポート説明会 ( 本社開催 ) 外部団体との協働 WBCSD-セメント産業部会 G4-14, 15, 16 当社は 2000 年よりWBCSDのセメント産業部会 (CSI=Cement Sustainability Initiative) のコアメンバーとして 世界の23 社のセメント企業とともに す 同団体は 1979 年 11 月に発足し 東京に本社を置く企業を主体に125 社 ( 従業員約 100 万人 2016 年 5 月現在 ) で組織され 自主的運営と全員参加の精神 を基本理念として 企業の立場から同和問題をはじめ 様々な人権問題の解決に向けて取り組んでいる任意団体です 27

28 ページ組織統治/公正な事業慣行権/労働慣行マネジメント環境への取り組み社会との取り組み 2015 年度 CSR 活動の主な実績 G PDCA サイクルによるグループ会社も含めた推進活動の継続的改善 : 新たなリスク課題への対応と既存課題への取り組み強化 大気汚染 : 水銀に関する水俣条約対応 水銀対策会議を組織 水銀低減対策について検討 インプット低減と排出低減装置のテスト実施 ソーシャルメディアサービス(TwitterやFacebook 等 ) をモニタリングし 当社関連の書込 情報リスク: 誹謗 中傷 悪評の流布対策み増加を自動的に検出するシステムの運用開始 炎上 に備え リスク対応フロー図を作成 ( 情報セキュリティ委員会 ) 通報窓口を周知 33 荷主として事故防止と重大事故発生時の連絡体制をトラック輸送協力会や船舶オペレータ 輸送中の事故対策 会議で周知徹底 32 船舶の重大事故想定訓練を当社配船担当も参加し実施 連絡体制の手順を確認(11 月 ) 遊休設備の管理不足対策 当社管理の設備および土地の所管部を確定するとともに管理指針を策定し 周知 32 豪雨 洪水 内水氾濫対策 鉱山 採石計 33 事業所においてリスクへの体制強化 豪雨発生時の警戒基準 対応マニュアル整備など 32 暴動 テロ対策 暴動 テロ対応マニュアルを作成 32 地震 津波対応 本社と工場 支店が連携した初動対応訓練のあり方等に関する意見交換実施(10 月 ) 全事業所に安否確認方法 シェイクアウト訓練の紹介および津波避難場所選定と周知徹底の 32 依頼を実施 (11 月 ) 財務コンプライアンス対策 関係会社派遣監査役のための監査マニュアル の一部改訂(4 月 ) 経理担当者会議において教育実施 (11 月 ) 32 子会社の基本的な会計処理の統一(6 9 月 ) 太平洋セメントグループ経理規程 作成(12 月 ) PDCA サイクルによる推進活動の継続的改善 リスク対策取組計画事業所自主点検実施(10 月 ) A,B 評価合計 94% 事業所と昨年度 (92%) を上回る進捗 また グループ会社のリスク対策取組計画で昨年度 C,D 評価となったテーマ の今年度計画への織込みを確認 2. コンプライアンス意識の一層の徹底 教育 研修および情報提供の実施 改定版行動基準ケースブックをグループ会社含めて配布 周知 徹底 54 内部通報に対する的確な対応手順の習得 工場 支店のリスク管理 コンプライアンス推進者に リスク情報に対する的確な対応手順の習得 研修会実施 緊急時における迅速 且つ適確な対応 工場での重大災害を想定した緊急事態対応訓練 未実施/ 来年度は地震 津波リスク対策に包含して取り組む 32 活動主体情報セキュリティ委員会 1. 情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS) 体制の強化と継続運用 改善: 単体情報セキュリティの維持管理とグループ情報セキュリティ体制の強化 発生したセキュリティ問題に迅速 適切に対応 臨時委員会開催を必要とする重大な障害 セキュリティ事故無 サーバ脆弱性への対応: 対象 20 台の対応を完了 災害復旧訓練( 年 2 回 ) バックアップセンター起動訓練実施(6 月 ): 起動時間を短縮 災害復旧訓練実施 (3 月 ) グループ会社情報セキュリティレベル調査とフォロー 104 社 + 上場 5 社調査実施 平均 2.8( 前回 2.7) 点 全社に書面にてフォロー 個別訪問フォロー 4 社実施 2. 安全 事故 障害対策の計画的実施 情報セキュリティ関連案件の実施によるセキュリティレベル向上 2015 年度情報セキュリティ関連 3 案件の計画的実施 データセンターネットワーク障害対策 インターネット出口対策 バックアップセンター増強 完了 2016 年度情報セキュリティ関連投資計画の立案 シングルサインオン更新 LAN 整備 ( 本社 中央研究所 ) の 2 案件立案承認 外部の専門家による脆弱性診断 実施時期変更(2016 年度 ) 3. 教育 研修 啓発の実施 : グループ会社含めた従業員個々のセキュリティ意識の向上 各階層別教育 研修での教育の定期実施 各階層別教育にて情報セキュリティ教育を実施 ( 年 7 回 ) 従業員教育( セキュリティニュース公開 +e-ラーニング ) 定期実施 e-ラーニング4 回実施 その他 不審なメールや標的型攻撃に関する注意喚起 情報セキュリティ月間等 随時全社に通知 グループ会社へのセキュリティ啓発資料配布 情報漏洩対策のしおり ソーシャルメディアマナーガイド を配布 4. 情報セキュリティの保持状況のモニタリングと評価 : 定期モニタリングによる適正利活用の推進 情報セキュリティ内部監査の実施 インターネット パソコンの不適切利用モニタリング 定常運用にてファイル送信等を監視 書面監査の全事業所 実地監査の2 事業所実施 書面監査を全事業所で実施 実地監査を大船渡工場 中部北陸支店で実施 5. 個人情報保護マネジメントシステム の継続的運用 改善 マイナンバー制度への迅速 確実な対応 人事部中心に収集 運用方法決定 総務部: 特定個人情報関連規定策定 経営企画部 : システム仕様設計 計画実績判定 関連 活動主体リスク管理 コンプライアンス委員会 マネジメントシステムの継続的実践と充実 社有携帯電話紛失 3 件 (2014 年度 3 件 ) 改めて全事業所へロックの徹底を通知人活動主体人権 労働慣行委員会 1. グループ会社も含めた 人権意識 の高揚と継続的研修の実施 社内研修 啓発 研修別受講者数 1ハラスメント特別研修 :1,885 名 2トップ層研修 :132 名 3 新入従業員研修 :89 名 ( 内 関係会社 :3 社 9 名 ) 4フォローアップ研修 ( 入社 2 年目 ): 79 名 5コミュニケーション+ OJT 実践研修 ( 入社 5 年目 ):18 名 ( 内 関係会社 :2 社 14 名 ) 6キャリア開発研修 ( 主任 副 56 主管昇格者 ): 63 名 7 新任管理職研修 : 32 名 8 職長研修 :17 名 9テクノスクール特別講義 :6 名 10DVD 研修教材の事業所巡回 : ハラスメント メンタル各 1 巻の事業所巡回 グループ会社の研修 啓発 各階層従業員研修支援: 関係会社 7 社に対して研修実施 関係資料の定期的提供: 東京人権啓発企業連絡会発行の冊子 明日へ および 障がい者の 56 公正採用等法改正 に関する情報を年 2 回 関係会社 107 社に送付 人権啓発企業連絡会 東京人権啓発企業連絡会: 各種研修 グループ会 専門委員会などにのべ84 日参加 大阪同和問題企業連絡会: 各種研修 グループ会など案内を受けた諸会合にすべて参加 グループ会社も含めた障がい者雇用の推進 法定雇用率 2% 達成 2.26% で法定雇用率達成 特例子会社支援 定期的採用 既存採用ソースの関係維持と新規ソースの開拓実施等の取り組みを実施 58 グループ会社の障がい者雇用支援 グループ人事推進会議にて 障がい者の状況報告 と題した情報提供と雇用推進の要請を実施 同会議に先だちグループ会社の障がい者雇用の実態を調査 人権 労働慣行関連課題への取り組み 女性活躍推進に向けた積極採用 定着 ダイバーシティ推進室を設置 女性 WGを編成し 女性活躍推進に向けた各種取り組みを推進 CSR 目標 2025の進捗状況 1 総合職採用における女性比率 30% 以上 :2016 年 4 月入社 32.7% 女性従業員比率 10% 以上 :2013 年 11 月 5.4% 2015 年 11 月 6.4% 3 新任管理職登用に占める割合 10% :2015 年 3 月 3.85% 2016 年 3 月 0% 新教育体系に基づく教育研修 グローバル人材育成 海外トレーニー制度:1 名 ( 米国 ) 語学留学制度:2 名 ( 米国 1 名 中国 1 名 ) の海外派遣を実施

29 ページ人権/労働慣行 人権/環境/消費者課題/コミュニティ参画および発CSR マネジメント コーポレート ガバナンス リスクマネジメントコンプライアンス 計画実績判定 関連 活動主体安全保安衛生委員会 1. 安全保安衛生データの収集とフィードバック 1 安全 1/ 当社グループ死亡災害 : ゼロ [CSR 目標 2025] 2 安全 2/ 当社休業災害件数 : 前年度 (42 件 ) 以下 3 衛生 / 当社在籍従業員の休業率 :0.3% 台 2. 安全保安管理特別強調事業所制度の確実な運用 安全保安管理特別強調事業所 の指定 取り組み 解析および特別指示実施で 早急かつ確実な改善 各種統計等の情報発信により啓発 注意喚起を行い 各事業所 関係会社への取り組みに反映 1 死亡災害 :4 件 2 休業災害件数 :38 件 3 休業率 :0.448% グループ会社 3 社を各所管部が安特指定し 活動の成果を確認して解除 グループ会社 1 社を新たに安特指定に準ずる対応に指定 死亡災害が発生したグループ会社を安特指定し指導中 3. 災害防止の横展開 バラ車からの転落事故防止策として TCC 安全設計基準を見直し セメント工場の設備改善を完了 グループ会社等は来期中完成できるよう予算化 セメント工場にて ちょっと待て! 指差唱和 運動展開 休転中の災害は実質的にゼロを達成 重機死亡災害を受 災害報告による各事業所 関係会社への再注意喚起類似災害防止指示けて 重機による作業 のリスクアセスメントをセメント工場から展開 足場関係安衛則改定, 化学物質のリスクアセスメント, ストレスチェック義務化等 法改正や国からの要請に対し 積極的に教宣 必要時 所管部から関係会社へ注意喚起通知を出状 死亡災害多発により 委員長名で 注意喚起ならびに緊急安全総点検の依頼の件 を出状 (2 月 ) 4. 日常の啓発注意喚起 意識の高楊 国の行事および社内安全 衛生活動における文書を発信し 各事業所 関 主管部ごとの安全保安衛生方針周知 全国安全週間 鉱山保安週間メッセージ周知係会社に周知徹底 全国労働衛生週間メッセージ周知 所管部ごとの年末年始無災害運動メッセージ周知 全国鉱山保安表彰 鉱山保安推進協議会会長賞 受賞など外部表彰 社内表彰事例 表彰関係の事例を他事業所 関係会社に広く紹介を社内報等で紹介 全災害の発生状況および注意内容を社内掲示板および労働災害情報 DBにて発信 全労働災害の紹介と注意喚起および各主管部による通達等により災害防 重大災害および災害多発時の通達 法改正および国の通達に基づく対応止活動 委員長通達およびこれに呼応した各所管部の通達指示 展4. 環境に関する教育 啓発 情報 活動主体品質管理委員会 1. 品質マネジメントシステム :QMSの維持 改善 マニュアル 規程類の運用徹底 外部認証機関審査 内部監査を実施(10-11 月 ) 外部審査: 不適合 0 件 観察事項 1 件 システムの有効性を確認 品質保証規程 : 内容の見直し 試験頻度の妥当性検証 3 件見直し 仕上出荷セメント集中化リスト (rev38 39) 敦賀セメント集中化リスト 品質リスク管理 : 顧客ニーズに即した製品品質の確保 個別の品質コンプライアンス リスクへの対応 製品の安全性確保: 社内基準クリア ( 微量成分 放射能濃度社内基準の100% 順守 ) 緊急時対応マニュアル整備 緊急連絡体制の周知(6 月実施 ) 品質異常初動対応訓練実施(11 月 ) 品質異常訓練実施を工場へ周知 グループ会社対応 : 品質保証体制の確立 グループ会社の対象リストレビュー 品質保証体系整備拡充 対象リストを抽出 品質保証体制の整備継続 品質異常 苦情 クレーム対策 : 顧客満足度向上への取り組み 苦情クレーム 品質異常件数削減( 目標値対象 : セメント製品 ) セメント製品 関連製品 1 重大クレーム : 年間ゼロ件 1 重大クレーム : 0 件 1 重大クレーム :0 件 2 苦情クレーム :10 件 / 年 ( 年平均の20% 減 ) 2 苦情クレーム : 7 件 2 苦情クレーム :7 件 50 3 品質異常 :16 件 / 年 ( 年平均の20% 減 ) 3 品質異常 :20 件 3 品質異常 :1 件 グループ会社の課題把握 リスク低減策と対策の具現化 他社事例を契機とした試験データ偽装に関する調査完了 不当景品類及び不当表示防止法対応 活動主体環境経営委員会 1. 全社 EMSの推進 EMS 目的 目標の設定 計画と運用推進および評価 内部環境監査実施 ( 指摘 4 件 観察事項 11 件 ) サーベイランス(2-3 月 ) 実施 不適合 :0 件 観察事項 :8 件 EMS 適用範囲見直しに関する対応 環境マネジメントマニュアル改訂および その他規定類を改訂(11 月 ) EMS 担当者の選任と教育の充実 EMS 内部監査員養成教育の実施 (8 月 :29 名受講 ) ISO 規格改正に伴う移行に向けた対応 マニュアル改訂のためのギャップ分析を実施(3 月 ) 2017 年 6 月末までに環境マニュアルを改訂すべく 準備中 地球温暖化対策への対応 温室効果ガス排出抑制[CSR 目標 2025] 目標達成に向けての計画検討 ネットCO₂ 排出原単位削減率 当社およびグネットCO₂ 排出原単位で2025 年度までに2000 年度比 10% 以上削減ループ ( 含む海外 ): 年 -6%( 削減率 -0.43%/ 年 ) セクター別ベンチマーク 3,891MJ/t 以下 ( 出荷含む ):2014 年度実績 3,852MJ/t( 対 温暖化対策に関する社外への報告と連携 2013 年比 -20MJ/t)/22020 年度セメント製造用エネルギー原単位を2010 年度実績 1 省エネ法 温対法 /2 低炭素社会実行計画 業界自主行動計画フォローから-39MJ/t:2014 年度実績対前年 -13MJ/t( 業界 ) -18MJ/t( 当社 )/32015~19 アップ /3 埼玉県地球温暖化対策実行計画第二計画期間年度温室効果ガス排出量を基準年 (2005~07 年 ) 比 -13%:2014 年度実績 -14.3% 環境リスク ( 大気汚染 ) への取り組み 排ガス中の水銀規制を想定した対策の立案 排出実態調査の継続 原燃料水銀インプット調査 水銀低減装置の検討 各工場への水銀規制関係情報発信 ー 地球環境にかかわる情報収集と提供 環境月間の取り組み実施( 社長メッセージ ポータル環境サイト充実 節電の実施 生物多様性に関する意識啓発等 ) 37 活動主体ステークホルダー コミュニケーション委員会 1. 社内コミュニケーションの活発化 従業員の意識の改革 従業員意識調査を実施( 回答率 86%) コミュニケーション活発化推進活動は効果ありと評価 59 経営方針浸透 中計をテーマとして役員と語る会を18カ所で実施参加 1,110 人 59 当社活動周知 CSR レポート事業所説明会 ([CSR 目標 2025] 説明含む ) を21カ所で実施 822 名参加 27 活発化のための取り組み課題 施策の抽出 社内報編集委員とのダイアログの計画と実施(3 月 ) と解析実施 グループ会社へのCSRの浸透 展開 グループ会社へのCSR 展開体制の構築 CSR 展開体制設計終了 実施はCSR 経営委員会傘下 WGで来年度から グループ会社トップ層講演会で説明 CSRレポートの制作 発行 2015 年版和文 9 月末 英訳 10 月末発行 GRI-G4 コア準拠 : 和文 9 月 英訳 10 月発行 Webサイト更新 環境コミュニケーション大賞審査委員会特別優秀賞受賞 55 活動主体その他 グループトップ層向けCSR 研修 の実施 12 月実施 (104 社参加 ) 27 グループ会社地域社会関係情報定期報告の実施( 年 2 回 ) 4 月 10 月実施 ー グループ法務懇談会の開催 4 月 (81 社 89 名 ) 12 月 (98 社 111 名 ) 実施 33 実績欄は 各専門委員会の 2016 年 3 月末の実績報告を記載 29

30 任 解任マネジメント環境への取り組み社会との取り組み コーポレート ガバナンス コーポレート ガバナンスの強化は 企業価値を高め 株主の皆様をはじめ すべてのステークホルダーに対する責任を果たすために不可欠です 信頼される企業として さらなる経営の健全性確保に取り組んでいきます 太平洋セメントグループの経営体制 G4-34, 35, 38, 39, 40, 44, 45, 46, 49, 51, 52, 53 コーポレート ガバナンス体制 2015 年 12 月 22 日に制定したコーポレートガバナンス基本方針に則り コーポレート ガバナンスの継続的な充実に取り組むことにより 当社の持続的な成長と中長期的な企業価値の向上に努めています 経営機構は 取締役会と監査役会を基本としています また 執行役員制度を導入し 経営の意思決定および監視 監督機能と業務執行の分離に努めています 取締役は代表取締役 2 名および独立社外取締役 2 名 ( うち1 名は女性 ) を含めて13 名 執行役員は取締役兼務者 10 名を含めて23 名で構成されています 監査役は4 名で そのうち独立社外監査役を2 名選任しています なお 監査役室を設置し 室長以下 3 名の体制で事前情報の提供など 監査役の業務を全般的に補助しています また 監査部を設置して内部監査を実施し 改善すべき事項を明らかにした上で 社長宛に監査結果の報告を行い 内部監査の実効性をより高めています 取締役および監査役候補は コーポレートガバナンス基本方針に則り 社長が社外取締役を含む取締役会 コーポレート ガバナンス体制図 に提案し 取締役会が審議し適切に決定した上 株主総会に上程し その決議をもって選任されています なお 監査役の指名にあたっては 社長があらかじめ社外監査役を含む監査役会の同意を得た上で取締役会に提案します そのほかにCSR 経営委員会を設置し 事業活動のあり方をCSRの観点から見直し コーポレート ガバナンスの強化を図っています 2015 年度は取締役会を15 回開催し そのうち全員出席とならなかった取締役会は1 回 ( 欠席取締役 1 名 欠席監査役 1 名 ) でした 役員報酬に関する事項取締役および監査役の報酬は 株主総会の決議によりそれぞれの報酬の限度額が決定されています 各報酬額については 取締役は取締役会の決議に 監査役は監査役の協議により決定しています 社内取締役の報酬は固定報酬と変動報酬で 社外取締役および監査役の報酬は固定報酬のみで構成されています 2015 年度の取締役の年間報酬総額は773 百万円 ( 対象 :14 名 ) 監査役の年間報酬総額は74 百万円 ( 対象 :7 名 ) でした 内部統制システム G4-46 選任 解任 取締役会 ( 経営の意思決定 監督 ) 選定 解職 監督代表取締役監査役室選役付執行役員経営会議 ( 重要案件の審議 ) 決裁 指示 監督 執行役員本社 支店 工場 研究所 ( 業務執行 ) 株主総会選任 解任 報告 監査 監査 報告 監査役会補助 CSR 経営委員会 監査部 連携 選任 解任 会計監査人 監査 高度な専門性などが要求される意思決定や業務執行にあたっては 常任の法律顧問をはじめ 顧問法律事務所 経営コンサルタント等 専門家のアドバイスを受けています 内部統制システム構築の基本方針 に基づき 1 業 務の効率性 2リスク コンプライアンス 3 財務報告の観点から内部統制システムを構築し 諸活動の充実に取り組んでいます 当社は 本方針に則り2015 年度の財務報告にかかわる内部統制は有効であるとの内部統制報告書を作成し 監査法人より同報告書が適正であるとの意見表明がなされています なお 本基本方針に則った 業務の適正を確保するための体制の運用状況の概要を 2015 年度の事業報告より記載しています コーポレートガバナンス基本方針 / コーポレート ガバナンスに関する報告書 会社情報 コーポレートガバナンス 30

31 CSR マネジメント コーポレート ガバナンス リスクマネジメントコンプライアンス リスクマネジメントコンプライアンス 法令遵守およびリスク管理は 事業活動の基盤です 事業の健全性と持続可能性を維持 向上させるために より実効性の高いリスク管理活動 グループ会社も含めたコンプライアンスの徹底に取り組んでいます リスク管理 コンプライアンスの基本方針 リスク管理基本方針 G4-56, DMA, SO4 当社においてひとたび重大なリスクが顕在化すれ ば 当社の経営資源が損なわれるだけではなく 当社を取り巻くステークホルダーにも悪影響を与え 信頼関係が崩壊し 社会的な信用を失墜するなど 極めて深刻な影響がもたらされるおそれがあります このため 事業を継続し持続的に発展することを目的として 以下の通りリスク管理にかかわる基本方針を定めリスク管理体制を整備するとともに 実効性あるリスク管理活動を推進し 重大なリスクの低減と顕在化したリスクによる損失の最小化に努めています リスク管理基本方針 1. 当社は 製品 サービスの品質と安全性を確保し 従業員および家族の生活と安全を守り ステークホルダーから一層の信頼を得るため リスクの予防と低減に努める 2. 当社は 事業活動を取り巻く様々なリスクを適切に管理するための体制を整備する 3. 当社は 計画 実践 評価 是正のサイクルを通じてリスク管理を推進する 4. 当社は リスクが顕在化した際に迅速かつ適切に対処する 5. 当社は 当社グループ各社と連携し 事業環境の変化に伴い新たに生じるリスクを機敏に感知し 太平洋セメントグループとして迅速かつ適切に対処するための体制を構築する コンプライアンス基本方針当社は 行動指針 において 法令遵守と社会の良識に則り行動する ことを宣言し コンプライアンスはCSR 経営の基盤と捉え 2005 年 3 月に コンプライアンス基本方針 を公表 併せて コンプライアンス規程 を制定しました 当社の コンプライアンス の定義は 狭義の法令遵守にとどまらず 法令の背景 にある社会通念やグループ経営理念 当社行動指針 社内諸規程の遵守を含むものとなっています コンプライアンス基本方針 ( 要旨 ) 経営理念 行動指針 社会規範の遵守 社内諸制度 規程の整備と周知徹底 グループ各社の連携と教育 啓発活動推進 問題発生時の適切な対応と施策打ち出し 必要な情報の適時 適切な開示とコミュニケーション 国際基準 ルール遵守と現地文化 習慣尊重 反社会的勢力 団体の不正 不当な要求拒否 リスク管理 コンプライアンス推進体制 G4-46, 47 リスク管理 コンプライアンス推進の最高責任者は社長であり 社長より指名された統括責任者 ( 総務部担当役員 ) が 組織的かつ計画的にリスク管理 コンプライアンス活動を推進するため リスク管理 コンプライアンス委員会 を主宰 運営しています 同委員会は 方針の展開 全社リスクの洗い出しと特定 PDCAサイクルによるリスク管理活動ならびにコンプライアンスを推進する役割をはじめ リスク管理 コンプライアンスに関する規定の制定や改訂 従業員への啓発 教育推進など 当社グループ全体のリスク管理 コンプライアンス推進の中核を担っています 2015 年度は委員会を4 回開催しました 同委員会のもと 各事業所やグループ会社に それぞれ リスク管理 コンプライアンス責任者 と リスク管理 コンプライアンス推進者 を置き リスク管理 コンプライアンス推進に関する具体的な取り組みを行っています また グループとしてのリスク管理とコンプライアンスを確かなものとするため 当社はグループ会社に様々なサポートを提供しています 31

32 内部通報制度)( 従業員 ) マネジメント環境への取り組み社会との取り組み リスク管理 コンプライアンス推進体制 最高責任者 : 社長 統括責任者 : 総務部担当役員 リスク管理 コンプライアンス委員会 委員長 : 統括責任者 ( 総務部担当役員 ) 委 員 : 本社各事業所長 本社各事業所 ( 研究所含む ) 工場 支店 リスク管理 コンプライアンス責任者リスク管理 コンプライアンス推進者 年度取り組み計画 グループ会社(リスク管理 コンプライアンス責任者リスク管理 コンプライアンス推進者 ( 従業員 ) ( 是正制度 ) 総務部()評価制度 リスク対策取り組み状内部通報制度: 況報告事務局 その結果 1 大気汚染 2 誹謗 中傷 悪評の流布 3 在庫管理の適正化 4 納期 性能未達 5 遊休設備の管理不足 6 豪雨 洪水 内水氾濫 7 地震 津波 8 暴動 テロ 9 輸送中の事故 10 財務コンプライアンスの10 種類の全社リスクを特定しました リスク対策活動 全社リスク対策活動に加え 当社が 2015 年度に実 施した主なリスク対策活動は以下の通りです リスク管理 コンプライアンス推進活動 (2015 年度 ) 主なリスク 全社リスク 対策活動 主な活動 全社リスクの洗い出し 評価 を基に 以下の全社リスク対策を立案 実施 1 大気汚染 2 情報リスク ( 誹謗 中傷 悪評の流布 ) 5 遊休設備の管理不足 6 豪雨 洪水 内水氾濫 7 地震 津波 8 暴動 テロ 9 輸送中の事故 10 財務コンプライアンス リスクの洗い出し 評価リスク管理の実践 教育管理対象 : グループ会社 98 社 (2016 年 4 月現在 ) リスク管理 コンプライアンス推進活動 全社リスクの洗い出し 評価 G4-58, SO4 従業員の不正 犯罪 地震 法令違反 行動基準ケースブック 改訂版をグループ会社含む全従業員に配付 e- ラーニングによる教育研修を全従業員対象に毎月実施 本社 - 各工場 支店の連携した初動対応訓練のあり方等に関する意見交換を実施 上記意見交換を踏まえ 安否確認方法 シェイクアウト訓練の紹介や津波避難場所の選定 周知徹底を含むフィードバックを実施 不当要求対応に関するビデオの巡回上映を全事業所にて実施 2013 年度に本社 工場 支店の 38 事業所を対象 として全社リスクの洗い出しを実施しました 緊急事態対応 2015 年度は緊急情報が 10 件ありましたが 緊急対 策本部を設置し対応するべき案件はありませんでした 全社リスクの洗い出し 評価手順 事業環境の分析 内部環境および外部環境の変化を分析 (SWOT 分析 ) 定性リスク評価 今後新たに発生するリスク 今後増大するリスクを把握 リスク分類表に基づくリスクの洗い出し 161 のリスク分類 / ワーストシナリオを起案 / Man, Machine, Media, Management の 4M の視点からワーストシナリオの発生原因を特定 / 発生可能性 影響度 対策度からリスクを定量評価 新規 強化対策を立案 実施 リスク管理 コンプライアンス推進研修 ( グループ会社対象 ) リスク管理 コンプライアンスの効果的な実施のため グループ会社のリスク管理 コンプライアンス責任者および推進者を対象とした研修を実施しています 2015 年度は リスク情報に対する的確な対応手順の習得 として 通報で寄せられる様々なリスク情報に対する初動対応の基本を身に付ける研修を 12 月に実施しました 32

33 社内窓口発見通報通報者法行為総務部担当役員報告報告報告総務部社長指示指示社外窓調査対応保護CSR マネジメント コーポレート ガバナンス リスクマネジメントコンプライアンス グループ法務懇談会 ( グループ会社対象 ) 内部通報制度違企業経営にかかわる重要な法律への理解を深め グループ会社のコンプライアンス体制整備の一助とするため 法令改正への対応などを中心とした法務情報を共有する場として グループ会社の経営層 法務担当者による懇談会を2005 年度から開催しています 2015 年度は以下のテーマで実施しました グループ法務懇談会開催実績 (2015 年度 ) 開催回開催日参加人数テーマ 第 22 回 第 23 回 2015 年 4 月 17 日 2015 年 12 月 10 日 内部通報制度 81 社 89 名 98 社 111 名 独占禁止法処罰の今 企業法務弁護士の使い方 取引基本契約書確認時の注意点 営業秘密の基礎 ~ 営業秘密を守り活かすために ~ 点検下請法 景品表示法 社内手続に則った報告 申し出に適正に対処すると ともに コンプライアンス ホットライン を設置しています 通報受付窓口は社内 ( 総務部 CSR 推進グループ ) 社外( 弁護士事務所 ) にあります 社内では 担当者だけが入室できる施錠された専用の部屋に専用回線の電話 FAXと専用アドレスのパソコンを設け 通報の守秘を担保しています グループ会社従業員も当社の窓口への通報を可能とし 連結ガバナンスの強化 制度の実効性向上と各社の負担軽減を図りました また この制度を利用したことを理由として通報者に不利益な取り扱いがなされないよう 内部通報制度運用規程 に定めています さらに 2015 年 1 月にはこの規程を改定し 顕名 ( 所属 氏名を明らかにする ) に加え 匿名 ( 所属 氏名を秘匿する ) による通報も可としました なお 2015 年度の通報実績は0 件でした 口CSR 経営委員会 ( 情報セキュリティ最高責任者 : 社長 ) 情報セキュリティ当社では 情報資産のセキュリティを確保するため 情報セキュリティ管理規程 を制定し これに基づく管理体制のもと 積極的に情報セキュリティ保持活動に取り組んでいます 2015 年度は 強化取り組み事項として データセンターネットワーク障害対策 インターネット出口対策 バックアップセンター増強 に取り組みました 情報セキュリティに関する重大な事故等は2015 年度もありませんでした 情報セキュリティ体制情報セキュリティ委員会情報セキュリティ統括責任者情報セキュリティ担当責任者評価 指導 各事業所グループ会社情報管理責任者 ( 事業所長 ) 情報取扱責任者 ( 業務部長 選任者 ) 33

34 マネジメント環境への取り組み社会との取り組み 知的財産の保護と活用 知的財産方針当社は 事業戦略 研究開発戦略とベクトルの合った知的財産活動を展開し 知的財産による太平洋セメントグループの収益向上に貢献することを知的財産基本方針としています 知的財産管理体制当社では 知的財産権取扱規程 を制定し これに基づく管理体制のもと知的財産活動に取り組んでいます 知的財産部は本社と中央研究所に部員を配置し 本社では主に管理業務 中央研究所では出願 権利化 調査業務を行っています また 事業部門 中央研究所に知的財産業務の窓口として知的財産推進者を配置し 知的財産部と連携し戦略的に知的財産活動を推進しています さらに 定期的に主要グループ会社の知的財産担当者を招集して情報交換や勉強会を行うとともに 個々の業態に応じた指導を行い グループ会社の知的財産活動の推進にも取り組んでいます 保有知的財産の概略 2015 年度末時点での当社の出願中特許は644 件 保有特許権は985 件 登録商標は250 件です また グループ全体での保有特許権は約 1,700 件です 保有特許権についてはセメント分野が多くを占めていますが ここ数年 当社の事業戦略 研究開発戦略に対応して環境 資源分野の出願比率が高くなってきました また ビジネスとして収益拡大につなげるには 1つの特許だけではなくその周辺技術についても特許化する必要があるとの方針から 特許網の強化 を図っています 2015 年 6 月 当社は 圧縮強度 500N/mm² クラスを発現する新しいセメント材料 についてプレスリリースし 2015 年度は これに関連する多数の特許を出願しました 一般化学分野の企業を対象とした 研究開発費と国 内特許出願件数 (2014 年度実績 ) の関係は 全業種を対象としたグラフの近似式の傾きが0.9であるのに対して一般化学業界の傾きは2.4と大きく 発明創出効果が高い業種であり その中でも当社 ( 赤丸 ) は平均以上の位置を占めており 研究開発投資が有効に発明に結びついています セグメント別国内特許出願件数 ( 件 ) セメント環境資源建材セラミックス エレクトロニクスその他 建材 3% 環境 33% ( 年度 ) 国内保有特許権のセグメント別割合 (2015 年度 ) セラミックス エレクトロニクス 2% 合計 985 件 単体 セラミックス事業を他社へ譲渡したため 2014 年度以降 関連特許の出願はほとんどありません 研究開発費に対する国内特許出願件数 ( 件 ) 10,000 1, 当社 単体 その他 3% セメント 44% 資源 15% y = x R²= ,000 年間研究開発費 ( 億円 ) 知的財産経営に関する実態調査 (2015 年 11 月 ) ( 日本知的財産協会 ) を元に当社で作成 34

35 CSR マネジメント コーポレート ガバナンス リスクマネジメントコンプライアンス ライセンス関連活動自社の事業活動に強みを発揮することを優先に研究開発を行っていますが 有用な技術を他社にライセンスすることにも前向きに取り組んでいます もちろん 自社事業に貢献することが見込まれる場合は 他社からライセンスを受けることもあります 教育 啓発知的財産意識啓発のため 研究部門と技術開発部門を中心に国家資格である知的財産管理技能検定の受験を推奨しています また 日本知的財産協会の講習会の利用や 中央研究所および本社での社内研修の開催など 従業員の教育 啓発にも力を注いできました 2015 年度は表に示すような研修を実施し グループ 知的財産リスク対策知的財産の取得 管理は 知的財産の取得 管理指針 ( 経済産業省 ) に沿って独自に作成した 知的財産戦略ガイドライン を指針とし 個々の事業の実態に即した知的財産戦略の展開を図っています 出願後の特許などの知的財産は 知的財産部のデータベースによって一元管理されています 他社権利への侵害性などに対しては 選択的な特許情報の定期的回覧 問題特許監視制度 特許確認制度等によって日常的にリスク防止を図っています ま 会社 当社ユーザーも含めて273 名の参加がありました 研修を通じて従業員の知的財産に関する意識を高めるとともに 権利侵害リスクや他社による自社権利侵害発見への意識の教育 啓発を図りました 上述の知的財産担当者による情報交換や勉強会の実施も含め グループ全体としての知的財産管理 活用力の向上を図っています 知的財産に関する社内研修体系 高特許権侵害防止研修 た 後述の社内教育により従業員の意識付けの徹底を 特許調査研修 図っています これまでに知的財産権侵害で訴えられ 明細書作成研修 事業に支障の出た事例はありません 工場 支店研修 営業秘密の管理や技術流出の防止などに関しては それぞれ 情報セキュリティ管理規程 文書管理規 ベル低新入従業員リーダー部長レ入門研修 中堅技術者 程 を定めて運用しています また 技術流出の防止に関連して 特許出願を行うか ノウハウとして秘匿するかの判断の指針となる ノウハウ判断ガイドライン を2007 年度に作成し 運用しています グループ会社については 知的財産権取扱規程 の整備 あるいは発明者との譲渡契約の締結を徹底するように指導し これらの整備 指導を完了しています 知的財産研修開催実績 (2015 年度 ) ( 単位 : 名 ) 研修内容 参加人数従業員グループ会社ユーザー等合計 入門 明細書作成 侵害防止 特許法改正 合計 一方 国内のみならず海外へのライセンスも戦略的に行っていることから 海外ライセンスのリスク対策にも注力しています アジア新興国については ライセンサーが品質 性能保証の義務を負うなど 法制度が日本と異なります 社内での周知のほか 各国に詳しい専門の弁護士と連携しながら リスクの回避方法 を検討しています 明細書研修会 35

36 マネジメント環境への取り組み社会との取り組み 環境マネジメント 環境経営委員会を設置し 社内横断的に環境戦略を立案し 積極的に環境問題の解決に取り組んでいます 2009 年 4 月には 工場個別で進めていた環境マネジメントシステムを統合し 全社環境マネジメントシステムとして ISO14001 の認証登録を受け 環境パフォーマンスの向上に努めています 環境経営方針 G4-DMA 全社環境マネジメントシステム (EMS) G4-DMA 当社は環境経営方針に 汚染防止にとどまらず 循環 型社会の構築 地球温暖化防止 環境負荷低減 水資 源保護や生物多様性といった社会的な環境問題への積 極的な取り組みを重要な経営課題と位置付けて 環境 パフォーマンスの向上に取り組んでいます 環境経営方針 太平洋セメントは 社会的な環境問題への積極的な取り組みを重要な経営課題と位置付け2006 年 1 月に 環境経営方針 を制定しました 以下の6 項目に重点的に取り組むとともに 国際社会から地域社会までの広範なステークホルダーとコミュニケーションを図り WBCSD( 持続可能な発展のための世界経済人会議 ) セメント産業部会の一員として 持続可能なセメント産業の在り方を追求していきます 2006 年 1 月制定 2012 年 4 月改定 当社は 1997 年 6 月から工場単位の ISO14001 の認証登録を開始し 1999 年までに全工場が認証登録を受けました 2009 年 4 月には 工場単位のマネジメントシステムだけでは不十分と考え 工場だけではなく本社 支店 中央研究所にまで適用範囲を広げた全社 EMSを構築し ( 一財 ) 建材試験センターにて ISO14001 認証登録を受けました 2015 年 3 月には全社として第 2 回目の更新審査を受け認証登録を継続しています EMS 体制トップマネジメント ( 生産部担当役員 ) が委員長を務める 環境経営委員会 を組織し 環境経営における最高意思決定機関としています 環境経営委員会の下 工場部門 鉱業所部門 支店の管理を本社所管部が行う アンブレラ方式 を採用しています 1. 環境に配慮した事業活動事業活動における環境影響を適切に評価し 環境管理の徹底ならびに環境負荷の低減に役立つ製品 技術の開発と採用により 環境効率の向上に取り組む あわせて地域社会の一員として 良好な環境の保全に努める 2. 環境法規制等の遵守事業活動において適用を受ける環境に関連する法規制ならびに当社が同意するその他要求事項を確実に遵守する 3. 資源循環型社会への貢献セメント産業固有の能力と機能を活かし 産業や生活から発生する廃棄物等をセメント原燃料として資源化する 4. 地球温暖化問題への積極的な取り組み事業活動全体にわたり一層の省エネルギー化を推進するとともに 社会全体の温室効果ガス排出削減に繋がる技術開発に挑戦する 全社 EMS 体制図 EMS 事務局所管環境経営委員会 生産部環境管理グループ 生産部 鉱業部 総務部 部セメント事業本部 管理部 営業部 資源事業部 環境事業部各工場各鉱業所各支店 グループ環境目標 WBCSD CO₂ 排出削減目標 トップマネジメント生産部担当役員 その他本社事業所 中央研究所 5. 国際協力当社が保有する環境保全や省エネルギーならびに廃棄物等のリサイクルに関する技術の海外への移転と普及を促進する 6. 自然保護への取り組み自然との共生に役立つ製品と技術を提供するとともに 自然保護活動に取り組む 当社ならびにグループのセメント製造に伴う CO₂ 排出を ネット CO₂ 排出原単位で 2025 年度までに 2000 年度比で 10% 以上削減します [CSR 目標 2025] 主要大気汚染物質の削減目標 当社ならびにグループのセメント製造拠点においてキルン主煙突から排出される NOx SOx ばいじんの排出原単位 (g/t-clinker) を 2010 年度のレベルに維持します 36

37 環境マネジメント 地球温暖化防止 資源循環の促進 生物多様性の保全 水資源の適正利用 環境負荷の低減 環境配慮型の製品 技術サービス 環境会計 事業のマテリアルバランス グループの取り組み状況国内外の当社グループのセメント会社は それぞれ環境保全に取り組んでいます 2015 年度現在 ISO14001の認証工場で製造されるセメントは 全製造量の95% 以上に達しています ISOの認証を受けていない工場においても 独自のEMSを運営しています 米カルポルトランド社は 米国環境保護庁とエネルギー省が環境経営に優れた企業を表彰する Energy Starの優秀賞を 2016 年度で12 年連続受賞しています Energy Star 授賞式 環境法令遵守の状況 環境事故 G4-EN29, EN 年度も当社では 罰金 科料を受けるような法令等の違反はありませんでした また 工場敷地外に影響の出た可能性のあった環境事故もありませんでした 環境事故対策各工場では 環境事故を想定した 緊急時対応計画 を作成しています そして 定期的に地元消防署と協力した消防訓練 環境事故発生時の影響緩和措置 行政への通報などの訓練を行っています 内部環境監査 2015 年度も 当社の全事業所を対象として内部環境監査を実施しました 本年度の監査の重点観察項目には 共通事項として法令およびその他の要求事項の順守評価の確認 外部コミュニケーションの確認を 工場特定事項として環境不適合に関する是正 予防処置のフォロー状況 緊急事態への対応状況を特定しました 監査の結果 総指摘件数は15 件 ( 内改善要求したもの4 件 ) 改善要求した4 件については すべて是正処置を講じました 環境教育当社では 6 月の環境月間にあわせ社長メッセージの発信やポータルサイトに設けた環境のページで各種の教材の提供を通して環境に関する啓発ならびに教育を グループ会社を含め奨励しています それぞれの職場で環境に関するDVDの視聴や講演会の開催 美化運動などに取り組んでいます 2015 年度も グループ会社を含め200 件以上の活動が行 われました 重油流出防止訓練 ( 熊谷工場 ) 環境苦情利用する廃棄物 副産物の多様化と増加に伴い 環境に配慮する事項が増加しています 屋内型置き場や密閉式受入設備の設置増設ならびに煙突の改良など 各種の環境対策を実施することにより環境影響の低減に努めています 寄せられた環境情報に対しては できる限り速やかに現地に出向いて 状況を確認するとともに 原因を調査し状況を説明の上 当社に起因する場合には改善策を実施しています 2015 年度にセメント工場に寄せられた環境情報は 19 件で うち10 件は当社に原因のある環境苦情として対応しました 環境苦情件数の推移単体大気 粉じん騒音水質振動悪臭その他 ( 件 ) ( 年度 ) 37

38 マネジメント環境への取り組み社会との取り組み 地球温暖化防止 当社グループの主要な温室効果ガス排出は セメント製造に伴うものです この課題対応のために [CSR 目標 2025] において セメント製造にかかわる CO₂ 排出削減目標を掲げ セメント工場での排出を自らの努力により削減することに焦点を当て温室効果ガス排出削減に取り組んでいます 温室効果ガス排出状況と長期定量目標設定 G4-14, EN15, EN16, EN17 国内当社グループ会社のうち 地球温暖化対策の推進に関する法律 に準じて事業者別温室効果ガス排出量が公表されている会社 ( 発電事業会社を除く ) の総排出量に占めるセメント製造会社分は約 94% (2013 年度 ) でした また 当社の温室効果ガス排出量のうち サービスステーション 本支店 特定荷主 購入電力にかかわる部分は約 5%(2015 年度 ) でした また セメントのScope3の試算 ( 下流はセメントが中間製品のため計算せず ) では その排出量は Scope1,2の約 4.5%(2015 年度 ) でした このように 当社グループの事業活動より排出される温室効果ガスの大部分を セメント製造に伴う CO₂が占めています そのため [CSR 目標 2025] において セメント製造にかかわるネットCO₂ 排出原単位を2000 年度比 10% 以上削減します という長期定量目標を設定し セメント工場での排出削 CO₂の削減では 省エネルギー設備の導入やキルン運転の安定化 効率化によるエネルギー消費削減を推進するとともに さらに廃棄物やバイオマス由来のエネルギーの使用により化石エネルギーの使用を減らす等の対策を進めています また 原料の石灰石の脱炭酸に伴うCO₂の削減では 脱炭酸のないリサイクル資源の原料活用を進めています 電力からのCO₂の削減では 廃熱発電の導入を進めています 2015 年度のネットCO₂ 排出原単位は クリンカ焼成熱量を削減し 廃棄物由来エネルギーの利用率を増加させたものの 混合材利用率の低下などにより 2014 年度と同じ692kg-CO₂/t-cementitiousとなりました しかし 生産量が約 0.5% 減少したため排出の絶対量も約 0.5% 減少しました WBCSD-CSIにおける当社の削減目標として 2015 年度までにネット排出原単位を2000 年度比で4.5% 削減する と掲げていました これに対し削減率は5.9% となり 超過達成することができました 減に取り組んでいます また 当社グループ内に 埼玉県目標設定型排出量 セメント製造によるネット CO₂ 排出原単位および排出量 WBCSD 取引制度 カリフォルニア州キャップ & トレード型排出量取引制度の対象工場があり 目標削減量達成に向けて活動を推進しています さらに自主的な取り組みとして 経団連自主行動計画ならびにWBCSD-CSIで取り決めた削減活動に対応しています 海外の関係会社は 主にセメント製造会社であるため 国内よりも よりセメント製造会社の CO₂ 排出が全体に占める割合が多いと考えています (kg-co2/t-cementitious) 排出原単位 , ,019 32, , , ( 年度 ) 0 排出量 ( 千 t) 42,000 38,000 34,000 30,000 26,000 参照ガイドライン :WBCSD-CSI セメント CO₂ エネルギープロトコル Ver.3 セメント製造工程における取り組み G4-EN3, EN5, EN6, EN18, EN19 セメントは1,450 という高温での焼成が必要なこと 焼成過程の化学反応により原料である石灰石が脱炭酸 (CaCO₃ CaO+CO₂) することなどから 製造過程で多量のCO₂が発生します セメント製造に伴い発生するCO₂の約 35% がエネルギー 約 55% が原料の脱炭酸 約 10% が電力使用によるものです キルン運転の安定化 効率化と廃熱発電の利用 2015 年度の当社グループのセメント製造会社のクリンカ焼成熱量原単位は 3,288MJ/t-clinkerと 2014 年度より17MJ/t-clinker 減少しました これによりネットCO₂ 排出原単位が0.2% 減少 ( 石炭の排出係数 0.096kg-CO₂/MJとして換算 ) したと試算されます また 廃熱発電による発電量 ( セメント製造 38

39 環境マネジメント 地球温暖化防止 資源循環の促進 生物多様性の保全 水資源の適正利用 環境負荷の低減 環境配慮型の製品 技術サービス 環境会計 事業のマテリアルバランス での使用量 ) は494GWhで 消費電力の約 10.3% になりました 外部の火力発電 ( 排出係数を0.69t-CO₂/ MWhと設定 ) から購入した場合に比較し約 34.1 万トンのCO₂ 排出を削減したと試算されます クリンカ製造のための熱量原単位 WBCSD 熱量原単位 (MJ/t-clinker) うち 化石エネルギー分 3,500 3,321 3,316 3,300 3,286 3,305 3,288 3,100 2,900 2,829 2,803 2,814 2,700 2,771 2, ( 年度 ) 参照ガイドライン :WBCSD-CSI セメントCO₂ エネルギープロトコル Ver.3 代替化石 バイオマスエネルギー使用率 WBCSD 代替化石エネルギー全キルンエネルギーに対する比率 (%) バイオマスエネルギー ( 年度 ) 参照ガイドライン :WBCSD-CSI セメント CO₂ エネルギープロトコル Ver.3 石灰石の代替原料によるCO₂ 排出原単位の削減 WBCSD 排出原単位削減量 (kg-co2/t-clinker) 廃熱発電量 WBCSD 発電量 電力代替率 (GWh) (%) ( 年度 ) 参照ガイドライン :WBCSD-CSI セメントCO₂ エネルギープロトコル Ver.3 代替エネルギー 代替原料の使用当社グループでは 廃タイヤ 廃プラスチック 廃油 木屑などを代替エネルギーとして また 鉱さいなどCaOを含む副産物 廃棄物を石灰石の代替として利用し セメント製造のCO₂ 排出を削減しています 2015 年度は当社グループのキルンで使用するエネルギーの約 15.5% を代替化石エネルギーとバイオマスエネルギーでまかないました また 代替原料使用によりネットCO₂ 原単位が約 7.0kg-CO₂/t-cementitious 減少しました この代替エネルギー 代替原料の使用によりCO₂ 排出量を約 220 万トン削減 ( 石炭の排出係数 0.096kg-CO₂/MJとして換算 ) したと試算されます 0 参照ガイドライン :WBCSD-CSI セメント CO₂ エネルギープロトコル Ver.3 輸送部門での取り組み G4-EN17, EN19, EN30 当社の原燃料および各種製品の輸送は 輸送会社に委託しており 当社は特定荷主の立場からCO₂ 排出削減に取り組んでいます 主な取り組みとして トラック部門においては 往復輸送の計画的実施やエコドライブを奨励するとともに 各車両にデジタルタコメーター エコタイヤ等の省エネ装備の導入を奨励しています 船舶部門においては 多くの省エネルギー技術を導入した船舶を新造就航させるとともに 既存の船舶においても省エネ運航を奨励しています 2015 年度はCO₂ 排出量が2014 年度より約 10% 減少しました これは 主に輸送量が約 7% 減少したことによります 輸送手段別 CO₂ 排出量 (2015 年度 ) 輸送手段 輸送量 ( 千 t) 平均輸送距離 (km) 単体 輸送トンキロ ( 千 tkm) 2015 ( 年度 ) CO₂ 排出量 ( 千 t) 船舶 17, ,226, トラック 13, , 貨車 5, ,307 3 合計 36, ,081,

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ANNUAL REPORT ANNUAL REPORT 218 218 3 31 1 1 2 3 5 9 11 13 13 15 16 17 18 19 21 23 25 26 27 28 28 29 31 32 33 34 35 37 39 4 41 42 43 44 2 214 215 216 217 218 218 483,112 54,153 49,314 451,627 438,26 $ 4,132,32 27,196

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