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1 クレジットカード産業とビッグデータに関する スタディグループ 報告書 平成 28 年 2 月 経済産業省商務流通保安グループ

2 目次 1. はじめに 検討の背景...2 (1) なぜ今 クレジットカードに関するビッグデータを考えるのか 1 クレジットカード産業のビジネスモデルの変化 2 新たなプレーヤー 技術 (FinTech) の登場 (2) クレジットカードデータの現状 1 訪日外国人の旅行者数 旅行消費の推移 2 クレジットカード利用状況 3 年間決済件数の推移 (3) クレジットカード産業の将来の姿とビッグデータ利活用の可能性 1 クレジットカード産業の現状 2 今後の見通し 3 クレジットカード産業に必要となる対応 3. 我が国におけるビッグデータ利活用の現状 海外におけるビッグデータの利活用の動向 消費インテリジェンスを巡る環境変化と新しい活用の動き...12 (1) 加盟店等の小売企業 メーカー企業における活用 (2) 一般小売業等における活用 (3) コンサルティング企業やデータベース企業における活用 (4) クレジットカード会社における活用 (5) 消費者における活用 (6) 公的分野における活用 6. クレジットカードの新たな位置づけと利活用イメージの整理...20 (1) 消費インテリジェンスから見たクレジットカードデータとの今後の連携の可能性 (2) 利活用に必要と考えられる消費データ (3) それぞれのデータの取得方法 7. 実現に向けた政策課題について...23 (1) 総論 1 基本認識 2 政策の役割 3 民間の取組と制度や政策作りとの関係 (2) 各論 1 データの標準化 ( スタンダード ) 2 個人情報の保護関係 ( プライバシーへの配慮 ) 3 その他

3 8. 今後の進め方...39 (1) 対応の方向性 (2) 今後のアクション

4 1. はじめに訪日外国人のインバウンド需要の喚起等に向けてキャッシュレス化の更なる普及が進められている中で キャッシュレス決済に伴う消費データの有効活用により 新たな産業やビジネスの創出や 地域における訪日外国人を含めた消費活性化などが期待される そのため 日本再興戦略 改訂 2015( 平成 27 年 6 月 30 日閣議決定 ) において キャッシュレス決済に伴い得られるビッグデータの利活用を促すため その利活用環境整備の具体的方策について本年度中に検討し これを踏まえ 所要の措置を講じる 1 旨が盛り込まれているところである また 日本再興戦略 改訂 2015において IoT ビッグデータ 人工知能による変革は 従来にないスピードとインパクトで進むものと予想されるが やや出遅れがちの我が国に試行錯誤をする余裕はない 民間が時機を失うことなく的確な投資を行い また 国がそれを促し加速するためのルールの整備 変更を遅滞なく講じていくためには 羅針盤となる官民で共有できるビジョンが必要である 2 旨が併せて盛り込まれ 新たな産業構造に関するビジョンを策定することとされている こうした中で クレジットカード産業の今後の姿もにらみつつ キャッシュレス決済に伴い得られるビッグデータ利活用に向けて実務的な検討 協議をするため クレジットカード事業者 ビッグデータ関係事業者 有識者 ネットワーク事業者 機器メーカー等により構成される クレジットカード産業とビッグデータに関するスタディグループ ( 座長 : 守口剛早稲田大学商学学術院教授 ) を設置し 検討を行ってきた 本スタディグループにおいては 大きな変革のうねりの中で新たな方向性を創出すべく 実質的な議論を集中的かつ効果的に行うよう 少人数のグループディスカッション形式 を採用して討議を行ってきている 本スタディグループにおける検討内容については 以下のとおりである 1 P.130( 日本再興戦略 改訂 2015) 2 P.10~P.11( 日本再興戦略 改訂 2015) 1

5 2. 検討の背景 (1) なぜ今 クレジットカードに関するビッグデータを考えるのか 1 クレジットカード産業のビジネスモデルの変化クレジットカード産業のビジネスモデルについて 近年の環境変化としては クレジットカード決済 ( 購入あっせん ) の信用供与額に占める割賦方式の割合について 1990 年では17.2% であったのに対して 2012 年では8.6% まで減少している こうした変化により クレジットカード会社の収入源として 金利収入を柱とすることについて一定の制約がある状況になっている 2 新たなプレーヤー 技術 (FinTech) の登場クレジットカード産業を巡る更なる環境変化として 新たなプレーヤーや技術 (FinTech) の登場の動きも出始めている クレジットカード会社にとって 加盟店手数料が収入の重要な柱となるが 今後は より多くのプレーヤーと分け合うことが必要となる可能性がある すなわち パイを多数で分け合うことが必要となっていく可能性が高い ( 下記参考中の1) 加えて 安価かつ一律の加盟店手数料による決済代行サービスが登場しており また クレジットカード以外の新たな決済サービスがクレジットカード産業にとってライバルとなる可能性が高く 加盟店手数料全体を大きくすることにも限界がある ( 下記参考中の2) こうした環境変化が起こっていく中で クレジットカード産業の更なる成長を目指して ビジネスモデルをどのように構築し 経営資源を配分していくのかという点に関して ビッグデータを有効に活用していくという視点が重要となっている 2

6 ( 参考 ) 新しい決済サービスの例 クレジットカード読取端末としてスマートフォンを活用 クレジットカードとしてスマートフォンを活用 プラスチックカードからスマホ内のアプリに 電子マネー ネットオークション系の送金サービス SNS に関連づけた送金 ビットコイン ( ブロックチェーン技術を活用した送金サービス ) ( 参考 ) クレジットカード産業と新たなプレーヤー 技術 (FinTech) の関係 (2) クレジットカードデータの現状 1 訪日外国人旅行者数 旅行消費の推移クレジットカードデータを巡る現状としては 訪日外国人旅行者が足下 10 年間で3 倍近く増加しており 2015 年には1973 万人を達成し 年々 過去最高を更新するなど 順調に推移している こうした訪日外国人の増加に加え 訪日外国人の日本での旅行消費額 ( 買物代 宿泊費 飲食費等 ) は 2015 年に過去最高の3 兆 4771 億円 ( 対前年比 +71.5%) となっている また 訪日外国人 1 人当たりの旅行支出においても 2015 年は過去最高の 17 万 6168 円 ( 対前年比 +16.5%) となっている ( いずれも速報値 ) このように 訪日外国人旅行者数と1 人当たりの旅行消費額のいずれも堅調に推移をしてきているなど クレジットカード産業にとってもチャンスや明るい動きが見られる 3

7 ( 参考 ) 訪日外国人旅行者数の推移 ( 参考 ) 訪日外国人旅行者の日本における旅行消費額 4

8 2 クレジットカード利用状況日本国内で発行されているクレジットカード総数は 2 億 5890 万枚 (2015 年 3 月末 ) となっている このようにクレジットカードが普及していく中で 2014 年のクレジットカードショッピングの取扱高は 46 兆 2663 億円 ( 対前年比 +10.7%) と堅調に伸びている これは 10 年前と比べて2 倍に近い水準まで 毎年着実に増加をしてきている また クレジットカードショッピングの取扱高が民間最終消費支出に占める割合についても 15.7% となっており 消費社会におけるクレジットカードの存在感は引き続き拡大傾向にある ( 参考 ) 民間最終消費支出に占めるクレジットカードショッピングの推移 3 年間決済件数の推移クレジットカードの決済件数についても 2012 年には68 億件に到達しており 今後も更なる増加が見込まれる クレジットカードについては 会員登録情報に基づく信頼性の高い人定情報が蓄積されていることに加え 購買利用毎に 日時 加盟店 利用額 支払方法についての年間数十億件規模のビッグデータが蓄積されている このような購買利用に関するビッグデータが買い物のたびごとに蓄積されていくということは 非常に貴重なメカニズムであると考えられる 5

9 ( 参考 ) クレジットカード決済件数の推移 ( 参考 ) 決済データの項目 6

10 (3) クレジットカード産業の将来の姿とビッグデータ利活用の可能性 1 クレジットカード産業の現状 ( 競争環境 ) クレジットカードは キャッシュレス決済の主要な手段として定着をしてきている これまでみてきたように 2014 年のクレジットカードのショッピングが民間最終消費支出に占める割合は15.7% を占めているところである また 時系列にみても クレジットカードを通じた消費は 過去 5 年間で約 40% の増加 (2009 年の33.4 兆円から2 014 年の46.3 兆円 ) をしてきている その一方で クレジットカード産業の収益をみると 加盟店手数料収入は過去 5 年間で 2008 年の5406 億円から2013 年の5113 億円に減少した ( 経済産業省特定サービス産業実態調査 ) 3 また クレジットカードと競合するサービスを提供していると考えられる電子マネー ( プリペイドカード ) を通じた決済金額は 過去 5 年間で約 4 倍 (2 009 年の1.1 兆円から2014 年の4.0 兆円 日本銀行調べ ) と大きく拡大をしてきている ( 国際的なセキュリティ強化の動き ) クレジットカード番号漏えいに対するセキュリティが高い IC 決済について これまでは欧州やアジア諸国では普及している一方でアメリカではあまり普及していなかった しかしながら 日本以外の主要国の中では唯一残っていたともいえるアメリカにおいても 2014 年 10 月にクレジットカードの IC 決済のための大統領令が定められるなど 国際的に我が国だけが セキュリティ強化に立ち後れる可能性もなしといえない状況になってきた 我が国が セキュリティホール となり ひとたび クレジットカード番号等の漏えい事故が生じてしまえば クレジットカード決済に対する消費者からの信頼性を一気に失い その後 後追いで IC 化しても クレジットカード利用が急に手控えられてしまうことも実際に起こりうることである そのため IC 決済をはじめ しっかりとしたセキュリティ対策がクレジットカード業界には求められている 2 今後の見通し ( 我が国経済の動向 ) 我が国のマクロ経済の将来を見通せば 今後は人口が減少していくことに伴い 国内における消費需要が減少していくことが見込まれている これまで我が国経済の右肩上がりの成長と軌を一にしてクレジットカードの利用が伸びてきている中で 我が国の人口減少やそれに伴う消費減少という大きな構造の変化は クレジットカード産業にも大きな影響を与えると考えられる 他方 訪日外国人旅行者が足下 10 年間で3 倍近く増加し 2015 年の訪日外国人旅行者が約 2 千万人に到達したように 訪日外国人のインバウンド消費は堅調に増加してき 3 集計期間の変更があり 2008 年は 2007 年 11 月 ~2008 年 10 月 2013 年は 2013 年 1 月 ~12 月の期間の数字となっている 7

11 ている 新興国の経済発展等を背景に こうした傾向は この業界を巡る明るい動きとして 今後も続いていくと考えられる ( 新しい技術 プレーヤー (FinTech の登場 ) キャッシュレス決済全体への消費者のニーズは 電子商取引の更なる普及などから 引き続き伸びていくと期待される 他方で 各種 FinTech 技術も活かした 電子マネー ブロックチェーン技術を通じた送金ビジネスをはじめとする他の決済サービスとの競争も激しくなる そうした中で キャッシュレス決済の伸びイコールクレジットカード業界の利益増 と安心し過ぎることなく キャッシュレス決済進展の果実たるビッグデータの活用を含め いかにクレジットカード産業の生き残りと成長を実現するか 改めて真剣に考えることが重要となる 3 クレジットカード産業に必要となる対応 ( 環境変化を踏まえた対応の必要性 ) こうしたクレジットカード産業やその周辺分野を巡る様々な環境変化が大きく進んでいく中で 今後のクレジットカード産業の姿として キャッシュレスの広がりを前提に プロセシングサービス インフラとして稼ぐ 他の決済手段への進出など 広く薄く 事業を展開していくことも考えられる しかしながら プロセシングサービスによる収入についても その原資たる加盟店手数料を伸ばすことに厳しい状況があることは注意を要する 更に これまでに見たように クレジットカード会社が分割払いの金利収入を収入の柱としていくことは難しく 新たな金融技術 (FinTech) も登場してきており クレジットカード産業が更なる発展をしていくためには 純粋な 決済 という従前のビジネスの延長線を超えた将来展望を描いていくことが必要となる ( ビッグデータ利活用の可能性 ) このような中で クレジットカード産業の 厚みを付ける ためにも ビッグデータや金融技術 (FinTech) をうまく活用していくことが極めて重要となっている 例えば 送客ビジネス (CLO) の進展 小口融資 加盟店企業に対するコンサルティング機能の提供など ビッグデータを利活用することで 新たな付加価値の提供をしていくことを追求していくべきである とりわけ クレジットカードについては 信頼性や正確性の高いカード保有者の人定情報を保有するという 強み も十分に活かしていく必要がある また クレジットカード業界は 日々のクレジットカード決済に伴って消費データが蓄積していく貴重なメカニズムを有しており こうした 宝の山 とも言えるビッグデータを様々に利活用していく可能性を秘めている ( 生き残りと成長のための様々なアライアンスや海外展開 ) クレジットカード産業の生き残りと成長に向けては 様々なプレーヤーとのアライアンスを組んでいくことや 海外におけるクレジットカード発行や海外マーケティングを行っていくことが重要となる 8

12 例えば 小売企業とタイアップしたビックデータを巡る戦略構築 を例にとれば 以下のような視点が考えられる < 視点の例 1: 提携カードを超えたアライアンス> 現在でも クレジットカード産業においては 加盟店との提携カードを通じたデータの活用は行われており ビッグデータのマーケティング活用の事例として 引き続き有意義な事例と評価できる 他方で 提携カードの場合 データ提供先は提携先の企業のみである また 無償協力が基本であり カード会社にとっては それ自体では収益源にはなっていないのが通常である 今後は 提携先に止まらず 広く小売企業やメーカーとのアライアンスを通じて 有償でのサービスの提供 つまり新しいビジネスモデルとすることも考えられる < 視点の例 2:CLO を超えたアライアンス> これまで Card Linked Offer(CLO) におけるデータの活用はあり これはビッグデータとスマートフォンといった新しい IT 技術を組み合わせた意欲的な取組と考えられる 同時に CLO は 基本的には クレジットカード会社が 自らが現に保有している情報のみに基づいて行う取組であることから ツールも ( クーポンやダイレクトメールといった ) クレジットカード会社のみでできるマーケティングが基本である 今後は データを小売と共有することを通じて 提携する小売企業やメーカーが保有する商品データなどの情報も総合活用し 品揃え チャネル選択等マーケティング戦略全般に活用していくことが考えられる < 視点の例 3: 国内を超えたアライアンスや海外展開 > 提携カードであれ CLO であれ これまでは国内消費者の動向分析が基本であった 一方で 訪日外国人のインバウンド需要の増加を踏まえれば このようなクレジットカード産業と他産業との連携は 日本国内に止まるものではない 自ら海外においてクレジットカードを発行していくことや 海外の企業とのデータ活用の連携を通じて 例えば 訪日外国人の消費動向やライフスタイルを踏まえたマーケティングを提供していくことや 我が国の商品やサービスの輸出 ( アウトバウンド ) の促進に繋げていくことも考えられる ( ビッグデータ活用と保有情報のセキュリティ確保 ) 上記のようなビッグデータの活用が一層進む場合 情報セキュリティへの配慮が一層求められることは論を待たない クレジットカード会社は 個人の与信状況を含めた機密性の高い情報を保有し 管理をしている このような情報管理が適切に行われることは クレジットカード決済の信頼性や安定性を確保する上で当然の前提となる 実際に クレジットカードは 重要インフラの情報セキュリティ対策に係る第 3 次行動計画 ( 平成 26 年 5 月 19 日情報セキュリティ政策会議決定 ) において 情報通信 金融 電力 ガスなどと同様に 情報セキュリティを確保していくべき重要インフラの一つとして位置付けられていることを忘れてはならない 9

13 3. 我が国におけるビッグデータ利活用の現状クレジットカード産業におけるビッグデータの利活用の現状としては 様々な工夫がなされており 既に一定程度の利活用が進んでいるところである 例えば クレジットカード各社は 従前から会員の属性と利用 支払い状況等のデータを分析しスコアリングモデルを構築するなど与信審査等に用いてきているが これに加え最近では 会員情報等の蓄積したデータを分析し マーケティングに活用している 具体的には カード会社がカード保有者に対して カード保有者の購入履歴 カード保有者の現在所在地情報 ( オーソリやスマホの位置情報 ) 等を活用して クーポン等を配信 (Card Linked Offer) する取組を始めている こうしたサービスについて クレジットカード会社が参加する加盟店から 送客手数料 を集めるのが基本的なビジネスモデルとなっている その際 ビッグデータの分析にあたって シンクタンクの協力を得ている事例もある また 諸外国において 国際ブランド会社が クレジットカードの利用データを匿名処理して活用し 小売業者や政府に対して消費パターンの分析結果を販売するなどの取組がなされている なお 流通業の各社において 社内の POS データを活用することで 自社のマーケティングに活用する動きも見られる 4. 海外におけるビッグデータの利活用の動向クレジットカードの周辺分野も含めた海外におけるビッグデータの利活用の例としては 以下のような取組が見られているところである < 英国 Aimia 社 > 企業横断的なロイヤリティプログラムとしての共通ポイント (nectar ポイント ) を始めとしたプラットフォームビジネスを展開している 約 1800 万人の消費者が利用しており 実店舗やオンラインモールにおいて幅広い業種の企業が加盟している ポイントプログラムを通じて消費者の購買データを取得し 加盟企業に対するコンサルティングサービスを提供している 他社による取引情報の閲覧防止やプライバシーへの配慮の観点から 同社におけるデータベース内において 加盟企業ごとに分けたデータベースによって管理 運用をしている 同時に 同社は 個人を特定せずにセグメント単位にて ある加盟店企業と他の加盟店企業のデータを照らし合わせることにより 消費者の利用特性の横断的な把握を行っている < 米国 Cardlytics 社 > 主要な銀行 ( クレジットカード会社 ) や500 以上の金融機関と提携し 顧客のオンラインバンキングのアプリ 動画 SNS 等を通じて 様々な販売促進 (CLO) を提供している データ処理に当たっては ID 番号で処理するなど 顧客を特定できないよう匿名化した上で活用を行っている 10

14 < 米国 First Data 社 > 全米で400 万を超える店舗をカバーする POS ネットワークを通じて 全米の40% を占める POS 取引のビッグデータを活かして 小売店などの利用企業に対して 業種別の比較 Zip Code による地域分析 季節性などの分析データを販売している なお 同社は クレジットカードの処理システムのサービス提供も併せて行っている < 米国 FeedZai 社 > 機械学習技術を活用し 顧客の人定情報 ( 例 : 生年月日 家族構成 運転免許の有無 ) クレジットカード決済による購買情報 その他の情報 ( 例 : 携帯電話端末 ID マーケティング調査への回答 ) を分析し 通常と異なる行動パターンをチェックすることで 不正な取引を検知するサービスを小売店等の企業に対して提供している < 英国 Mydex 社 > 消費者が安全かつ必要十分な個人情報の提供を企業へ行えるプラットフォームを提供している 同社のプラットフォームを通じて 消費者が どの事業者に対して どの情報を提供するのかについて選択することが可能となっている ( 例えば 駐車場設置社が プラットフォームを通じて提供されるドライバーの免許情報と照合することで 不正な運転者の駐車を防止するサービスを提供 ) 11

15 5. 消費インテリジェンスを巡る環境変化と新しい活用の動き我が国においても クレジットカードの周辺分野も含め 消費に関するデータを利活用していく動きが進んでおり 消費インテリジェンスを巡る環境は大きく変化している このような消費インテリジェンスに関して 消費データの利活用を行う主体ごとに整理できると考えられる ここで主体と述べたとき 具体的には 大きく : 民間セクターと 公共セクターに分けられる さらに 民間セクター は : 加盟店を始めとする小売企業等 カード会社 カード保有者を始めとする消費者の三種類があり得る このうち 一つ目の 小売企業等 が活用するとき : 個別にマーケティングコンサルティング契約等を通じてデータ提供 分析を受ける場合と ( 内容はカスタマイズされている ) 一般的なデータベースサービスを購読する場合と ( 内容は定型的 ) 二通りがありえると考えられる また 特に 小売企業等 が情報の利活用主体になる場合 : 自らデータの処理 分析をする場合と コンサルティング企業等が処理 分析した結果を受け取る場合と 二種類がありえよう 後者の場合は コンサルティング企業が データ提供者たるカード会社と データの受益者たる小売企業等との間に入る位置づけと考えられる 以上を踏まえ この章では 以下の順序で記載をしている Ⅰ 民間セクター A 小売企業等 個別にデータ関係サービスを受ける場合 (1) 一般的なデータ関係サービスを購読する場合 (2) B コンサルティング企業等 (3) C カード会社 (4) D 消費者 (5) Ⅱ 公共セクター (6) 12

16 これらの詳細を記述すれば 次のような取組例や具体的なビッグデータ活用のメリットが考えられるところである (1) 加盟店等の小売企業 メーカー企業における活用日本の国内人口の減少等を背景に 1 国内顧客との関係ではリピーターを増やすこと 2 海外との関係ではインバウンドを取り込むこと がますます重要になっている このため マーケティングにおける 4P(Product, Price, Place, Promotion) に関して データを利用した高度かつ精度の高い取組が望まれる 具体的には 消費インテリジェンスを利活用する局面としては 小売企業では集客 販促や店舗戦略の策定 メーカー企業であれば商品戦略の策定等が考えられる また こうした取組を行っていく際には より豊富な消費データに基づいた顧客プロファイリングや消費動向分析を行うことで より有効性が高まると考えられる また メーカー企業としても 基本的に飽和した日本市場において消費者が本当に欲しいと思う新商品を創出していくため 消費者ニーズをより直接的に探り プロモーションを行っていくことが重要となる 実際に こうした消費インテリジェンスに関する具体的なサービスの例として 株式会社ヴァリューズは 20 万人規模のユーザーの Web アクセスログを取得することで 消費者の嗜好や購買動向を把握し 競合企業との比較や分析も含め クライアント企業に対してマーケティングのアドバイスを行う事が可能なツールを提供しており 大手の上場企業を中心に150 社を超える企業が導入している また カスタマー コミュニケーションズ株式会社では 年間 20 億件から30 億件の膨大な ID-POS データを蓄積 分析するサービスを提供している こうした POS データは 店舗毎に商品データのフォーマットのばらつきがあることが一つの課題であったが 商品データの磨き上げについて工夫をすることで 対応がなされているところである 更に 株式会社アイリッジにおいては スマホの位置情報に基づき 近隣店舗のクーポン等を消費者のスマホに表示するサービスを提供している このサービスでは すでに大手企業を中心に300を超えるアプリに搭載され2500 万人以上のユーザーが存在している 他方 こうした点については クレジットカード会社からみても 訪日外国人観光客を含めた消費の増大につながり 加盟店における売上の増加も期待される 具体的な取組例 1 集客 販促 決済やスマホの位置情報をキーとした消費行動の現場により近い場面でのプロモーション (CLO) ウェブ等での商品プロモーション 2 店舗戦略の策定 ( 主に小売企業 ) 会員データの取得範囲の拡大やデータ分析の深化による 各消費者の嗜好に合った 13

17 製品の個別プロモーション 売場レイアウトや取扱商品の構成の検討 3 商品戦略の策定 ( 主にメーカー企業 ) 既存商品のラインナップやチャネル戦略の策定 卸価格交渉等 新商品開発( 消費者ニーズの開拓 ) ビッグデータ活用による具体的メリットの例 特に小売企業において 他店での購買も含めた横串の個人購買データ等に基づく 顧客分析の高精度化 特にメーカー企業において 商品実売価格情報の 流通との価格交渉のファクトとしての活用 購買データに関して 位置情報( スマホ等 ) ウェブ行動 SNS 行動 アンケート等とマッシュアップすることによる 有効な販売促進のウェブページや SNS キャンペーンの検討や 商品開発のための潜在ニーズの調査への幅広い活用 例えば ホームエネルギーマネジメントシステム (HEMS) を通じて取得した電力利用データとクレジットカードデータをマッシュアップすることにより 家庭内の行動と消費行動を分析することで より精緻なプロファイリングを可能にしていくなど 他産業との連携によるデータ利活用の付加価値の高度化 これらの取組の PDCA 分析における 仮説設定と効果検証の精度の向上 なお これから注目をしていくべき流れとして 小売企業を中心としたポイントカードサービスの普及が考えられる こうしたポイントカードについては 既存のポイントサービスの統合や集約が進んでおり 数千万人規模の会員数となっているものがあり また 小売業やサービス業において幅広く消費者の利用が進んできている また 決済規模については クレジットカードの決済金額を超える規模という推計もある こうしたポイントカードサービスについては クレジットカード決済に伴って得られるデータと類似の消費データが集められており 今後 更に多くの消費データが収集 分析されることが考えられることから 企業のマーケティング支援サービスなどがクレジットカードよりも先行してしまうことも考えられる 14

18 ( 参考 ) 主なポイントサービスと会員規模 出典 : 各社 HP 等から経済産業省が作成 ( 参考 ) 消費者がポイントを 貯めている と認識している割合 (2) 一般小売業等における活用 (1) のように ある程度クライアントを特定し 深い分析を行っていくサービスに加えて 比較的広く浅く定型化されたサービスとして 全国の消費データを統計的なデータとしてまとめ 地域別 / 年齢別 / 性別などの情報を提供するビジネスも進んでいる 例えば カスタマー コミュニケーションズ株式会社は POS データによる消費データと消費者 ID を掛け合わせるデータベースを構築することにより それぞれの地域での商品の売れ筋ランキングや各商品の市場シェアや ある商品を購入した人の性別 年代別の割合 さらには商品の購入時間や購入曜日と平均単価の推移を表示可能なサービスを提供している このようなサービスを利用してメリットを享受できる者としては 例えば 自社での購買分析が困難な中小零細の企業であり 提供されたデータを検索することにより 足下の 売れ筋商品を把握することや 来店する消費者のニーズに応じた品ぞろえの提供を行うこ 15

19 とが可能となる これにより 店舗戦略や価格設定といったマーケティング等の裾野が拡大し ひいては我が国のサービス生産性の向上にも貢献することが期待される なお こうした中小零細の企業に対して行われる比較的広く浅く定型化されたマーケティングの情報提供については 現在では利用者に対して無料で提供されるものがあるが 将来的には比較的廉価でパッケージ化した有料サービスの提供が考えられる 具体的な取組例 1 店舗戦略の策定 売れ行きデータを用いて 売場レイアウトや取扱商品の構成等に反映 2 仕入価格の適正化 商品仕入れ先との価格交渉において 商品の売れ行きや販売されている価格などの事実関係として利用 ビッグデータ活用による具体的メリットの例 サービス提供者が商品ごとに 購入者の性別 年齢 地域別平均単価 市場シェアなどを統計処理し 小売店舗がこうしたデータを検索することで 来店する消費者のニーズに沿った品ぞろえが可能 (3) コンサルティング企業やデータベース企業における活用クレジットカード会社が保有するビッグデータについては データの最終ユーザーやクレジットカード会社自身のみならず コンサルティング企業やデータベース企業に提供していくことで (POS 等当該企業が他のデータを有する場合には これと掛け合わせつつ ) その専門的なデータ分析能力や高い提言能力を活かした 付加価値の高いサービス提供がなされていくことが考えられる 一例であるが クレジットカードについては 訪日外国人のインバウンド動向を把握していく上でも 貴重な情報を有していると考えられる こうしたデータについては データ分析を得意とするコンサルティング企業やデータベース企業にとって魅力のあるデータである そのため 今後 こうしたコンサルティング企業やデータベース企業とクレジットカード会社との連携が広まっていくと考えられる なお 本項に対応する 具体的な取組例 ビッグデータ活用による具体的メリットの例 については 当該コンサルティング企業 データベース企業が 誰と組み 誰をクライアントとするかによって これまで紹介した各類型 ( (1) 加盟店等の小売企業 メーカー企業における活用 から (3) クレジットカード会社における活用 そして次項 (5) 公的分野における活用 ) のいずれにも広がる 例えば 上記のインバウンドを例に取れば コンサルティング企業等が クレジットカ ードデータを分析することにより 訪日外国人のニーズに応じたサービス提供や輸出の支 16

20 援を行ったり 訪日外国人のインバウンド消費行動のデータベース化を行ったりすることが考えられる (4) クレジットカード会社における活用クレジットカード会社が保有する 宝の山 たる保有決済データの様々な活用により クレジットカード産業自身の競争力が強化されるとともに 産業自体の地位の向上にも寄与すると考えられる 例えば ビッグデータの蓄積によるセキュリティ強化 ビッグデータ活用を新規事業とした収入源の確保 ビッグデータ活用を通じた消費拡大 などが考えられる 具体的な取組例 1データの蓄積による与信管理精度の向上 会員の属性と支払い 利用状況等のデータや指定信用情報機関のデータ活用等による 与信管理の精度の向上 消費者の周りにある多様なセンサーから取得できる複数の行動データ( 位置情報等 ) の統合 分析による 現在の PIN 等を代替する個人認証サービス 2 新規事業としての収入源の確保 保有するビッグデータそのものに魅力を感じる事業者とのパートナーシップ 加盟店手数料の合理化の可能性 3ビッグデータ利活用を通じた消費拡大 結果的に会員のカード利用が向上することで クレジットカード取扱高が向上し 収益が向上 ビッグデータ活用による具体的メリットの例 決済データ( 日時 場所等 ) とその他の情報ソースからのデータ ( 位置情報等 ) を照合することによる クレジットカード決済のセキュリティ強化 訪日外国人観光客の消費動向を踏まえた分析やプロモーションを通じた 訪日外国人のインバウンド需要の取り込みや 海外への日本商品 サービスの売り込み (5) 消費者における活用消費者が自らの消費ヒストリーのデータ化を行っていくことや また 自己のデータを共有していく相手先の企業を消費者自らが選択していくことを通じて 消費者が 自らの選択で 商品 サービスを享受していくことが可能となる これにより 消費者のそれぞれのニーズに合った購買や 簡単な管理による質の高い生活を実現していくことが期待される なお こうした消費者における活用については 流通 物流分野におけるビッグデータ活用の検討とも整合的に行われていくべきものである 17

21 具体的な取組例 1 消費者がそれぞれにカスタマイズされた商品 サービスを選択 CLO 等のレコメンデーションの活用 ( これらのサービスは 全消費者に対して画一的に行われる既存の商品プロモーションと異なり 消費者が欲しい商品や特典を自らの選択で適切なタイミングに入手できる ) 2ライフログ クレジットカード利用履歴を活用した効率的な家計簿管理( 自動入力機能の利用 ) 家計の収入やライフプランを踏まえた節約や資産運用 3リアルタイムの消費動向の情報収集 データベースからメディアに発信された情報をみて消費の流行を把握 ビッグデータ活用による具体的メリットの例 デジタルレシート等も含めた各種消費データを統合し 自らの消費の見える化を実現 これにより 個人のライフイメージに沿った家計の収入支出の管理や 自身の興味 関心に合うようカスタマイズされた商品やサービスを享受することが可能に (6) 公的分野における活用公的分野においても クレジットカードの決済データを様々な切り口で統計的にまとめることにより 様々な目的で役立つ消費統計になりうる また 決済データという特質を活かすことで 様々な行政分野での利活用も考えられる 例えば 内閣府の提供する 地域経済分析システム (RESAS) においては 平成 27 年 12 月から ビザ ワールドワイド ジャパン株式会社のクレジットカードデータに基づいて 外国人消費花火図 ( 訪日外国人のカード消費額を国籍別 部門別に表示 地域における訪日外国人の消費行動が把握可能 ) や 外国人消費分析 ( 取引件数や取引単価をマップやグラフに表示 地域における訪日外国人の消費額や消費単価が把握可能 ) の提供が開始されている 今後は 例えばデータの範囲を同社以外に広げることも含めて より充実したデータベースにしていくことにより 地域経済 ひいては日本経済の発展に資するものになると考えられる このような公的分野におけるクレジットカードの決済データの一層の活用により 訪日外国人を中心としたクレジットカード利用の増大や データの公的分野での活用を通じたクレジットカード産業のステータスの向上につながることも期待される 具体的な取組例 1 消費統計の作成 地域別指標 チャネル別指標 物価指標等を切り口とし ヒートマップ形式等で分かりやすくして消費動向を捕捉 国内観光客や訪日外国人の消費動向分析を通じた 地方創生での活用やインバウンド消費の更なる取り込み 2 消費者の支出把握 支出の把握を通した公金分野等における活用 18

22 3 給付関係での活用 クレジットカード決済の環境整備による 地域振興券や生活保護給付の電子化の実現 ビッグデータ活用による具体的メリットの例 消費が行われた店舗の業種や住所( 郵便番号等 ) のデータを用いて 多様な切り口で分析 リアルタイムかつ実際の消費データを用いて 消費動向を把握 法人ナンバーの活用による マイナンバー制度との連結 19

23 6. クレジットカードの新たな位置づけと利活用イメージの整理 (1) 消費インテリジェンスから見たクレジットカードデータとの今後の連携の可能性クレジットカードの決済データについては 消費インテリジェンス ビジネスの立場から データの連携の可能性について 本スタディグループにおける検討において 次のような高い評価が示された 店舗/ 企業に最適なビッグデータマーケティングサービスを提供するために クレジットカードデータとの連携を積極的に推進していきたい 購買データ ( 店舗 金額 時間等 ) に加えて 会員データとの連携も進めることで より精度が高く 企業にとって価値の高いビッグデータマーケティングを推進できると考えている クレジットカードでの購買データと連携させることで 企業のマーケティング戦略立案やイノベーション実現をより効果的に支援し ひいては日本の産業活性化に寄与できる 例えば 1 商品を買った人の直前のネット行動の分析により ある商品を購入した人が いつ どういう情報に触れ 他のどの商品とどのように比較されたのかの把握 2ネットで商品を見ながらネットでは商品を購入せずに店舗で購入する理由や ネットで買われる商品 / 店舗で買われる商品の違いの分析などが考えられる クレジットカード会社の保有するデータについては 独自の強みがあり 具体的には 会員情報の質の高さ 正確性 大量の決済データなどがある 今後 マーケティングへのこうしたデータ活用が進めば 会員へのプロモーションや販売促進等において大きなポテンシャルがある 他方 クレジットカード会社からみた弱みである加盟店マスタや商品マスタについては 消費インテリジェンスのデータベースにおける加盟店や商品の情報と組み合わせることで解決が可能であり 今後の連携可能性は十分ある (2) 利活用に必要と考えられる消費データ今後 クレジットカードも含めたデータの利活用を進めていくに当たって 消費者の属性データ 店舗データ 購買データ などが必要となると考えられる その際 こうした消費データの整備に当たっては 1 既に存在するデータであるか否か 2データの大きさ 3 設定容易性 ( 最初に一度セットすれば済むものか否か ) といった点に依存するのではないかと考えられる 具体的には 消費者の属性データ 購入日時と購入金額については 現在のクレジットカードのデータで整備済みであると考えられる 他方 店舗名については概ね整備済みではあるが 支店名がどうなっているか 支店別での売上の計上がなされていない 略称がどうなっているかなどという点が十分に把握できないこともある 他方 アンケート 位置情報 ウェブ行動については クレジットカードのデータとは 別の手法で取得する必要のあるデータである 20

24 今後のデータ整備を検討していく際に 最初に端末を設置するときなどに一旦設定すれば変更の必要がなく データ自身もそれほど長大なデータではないものであり かつ 端末仕様 クレジットカードの電文仕様 加盟店 カード会社等のシステムの大幅な変更が不要なものについては データをセットする加盟店の協力が得られれば 比較的 整備が容易と考えられる 他方 例えば商品データや購入個数は 購買時ごとに違う形になることが考えられ 特に商品データはバリエーションが豊富であることから 扱いにくいことが考えられる こうした点を勘案して 利活用に必要となる消費データについては 以下のように整理できると考えられる ( 参考 ) 利活用に必要と考えられる消費データの整理 (3) それぞれのデータの取得方法利活用に必要となるそれぞれのデータの取得方法については クレジットカードにおいて取得していくべき範囲を整備していくとともに クレジットカードでは入手できないものについては他のデータと結合して ( ひも付けて ) 活用することが有効と考えられる 例えば 位置情報であればスマホから また ウェブ SNS アンケートであればそれぞれ調査をする企業から 商品データであれば POS から それぞれデータソースと統合していくことが考えられる また デジタルレシートとして蓄積されたデータベースを活用していくことも考えられる したがって データの利活用をしていくに当たって 各企業が自前でデータを入手するのか あるいは 他のデータとつなげながら入手していくのかについては オプションや バリエーションがありうるものと考えられる その際 どのようにデータを取得していく 21

25 かについても クレジットカードで拡張していくのか あるいは クレジットカードとは別のデータを活用していくのかについて その仕分けが重要と考えられる また クレジットカードデータを他のデータと結びつけるときに 誰がこれを行うのかについても いろいろなパターンがあると考えられる 一つの手法は もちろん クレジットカード会社が 他社の POS などのデータを入手してつなげるという方法である しかしながら 本スタディグループで明らかになった点を踏まえれば 必ずしもこれに限定されるわけではない 例えば データの利用者としての加盟店がクレジットカード会社からデータを入手し そのデータと自店の手元の POS データをつなげるという手法が考えられる また 他のデータ保有者 すなわち 例えばウェブのデータを収集する企業にクレジットカードのデータを提供し そこで様々な分析等を通じて付加価値を創造する方法も考えられる さらには データ分析を得意とする企業に クレジットカードデータと POS 等他に必要なデータを提供し そこでの分析結果を消費インテリジェンスのコンサルテーションを求める利用者に提供するルートもありうる 22

26 7. 実現に向けた政策課題について (1) 総論 1 基本認識今後 クレジットカードに関するビッグデータの利活用を実現していくためには ビジネスベースでの積極的な取組が必要である すなわち コスト ベネフィットを踏まえたビジネスプランを作り 顧客企業への積極的な売り込みを行っていくといった具体的な動きが大切である その際 この分野の技術やプレーヤーの変化は速く 全ての企業が横並びで動くのを待つということだけだと 出遅れてしまう可能性があることに注意が必要である したがって ビジネスチャンスをものにしていくためには 先駆的な事業者が スピード感を持って積極的に先行的な取組を行っていくことが重要である とりわけ 現行制度の下でもできることがありうることは想起したい 例えば個人情報の活用にあたっては 現行法においても 同意の取得により あるいは個人情報に当たらないように統計的な加工をすることにより その活用や提供を進めることができる 標準についても 後に見るように 現在のルールは個社 ( ブランド ) や個社の連合体 ( 業界団体 ) が決めている部分が主である こうした 現行の制度の下でもできることは 特にスピーディに実施に移すことが期待される 2 政策の役割他方で そうした取組を進めて行く上で 1データの標準化 ( スタンダード ) 2 個人情報の保護については 個別のビジネス主体の枠を超えた課題がありえることから 制度や政策的な対応を行っていくことが期待される 例えば 本スタディグループの検討において 第一に クレジットカードのデータでカバーすることが考えられるものについて データが存在するか否かについてクレジットカード会社ごとに対応がまちまちであったり データは存在するもののその記載内容が業界内で統一されていなかったりするという問題 すなわち標準 ( スタンダード ) に関する課題も指摘された また 第二に 消費データには個人のプライバシーに関する情報が含まれていることから その利活用に当たっては プライバシーに配慮しつつ 消費者の理解を十分に得た上で サービス提供をしていくことが求められる とりわけ 個社の枠を超えて標準として共有されるデータの範囲が広がるほど 個人のプライバシーに関する内容も多くなり 個人情報保護への注意の必要性もそれだけ高まる 以上を踏まえ ビッグデータの利活用の実現に向けた 政策課題 としては 次項 (2) に見るように 1データの標準化 ( スタンダード ) 2 個人情報の保護 ( プライバシーの配慮 ) が主要なものとして考えられる 23

27 3 民間の取組と制度や政策作りとの関係なお こうした制度や政策を決定するに当たっては 民間における先行的な取組を後押しする観点からその内容を決めていくことという視点が必要となる 特に 先行的な取組の下で浮き彫りになった現行の制度の制約に焦点を当て 具体的な制度的見直しや政策的対応を行っていくことが求められる (2) 各論以上の認識を前提に 現時点で 本スタディグループで討議された事項をもとに 全体の見通しを記せば次のとおりである 1 データの標準化 ( スタンダード ) ⅰ. 現在のクレジットカードデータの在り方に関するガイドライン等現在の主なクレジットカード決済に関するガイドライン等を整理すると以下のものが存在している 現状では 日本クレジットカード協会 (JCCA) ネットワーク事業者 国際ブランドなどの様々な策定者が定めたガイドライン等に基づき規定がなされており その強制力についても個々のガイドラインによって異なっている また これらのガイドラインの多くは 非公開になっていることもあり 共有化されていない 今後 標準として揃えるデータの拡大のためには これらのガイドライン等の統一化に向けた改訂も視野に入れて検討を行っていくことが必要となる ( 参考 ) クレジットカード決済に関する主なガイドライン等 ⅱ. 問題意識 これから利活用に必要となる消費データに関して クレジットカードのデータでカバー 24

28 することが考えられるデータについては そもそもデータが存在するか否かについてクレジットカード会社ごとに対応がまちまちであったり データは存在するもののその記載内容が業界内で統一されていないものが存在したりするという問題点が指摘された 個別データごとに 考えられる利用例やデータの現状を整理すると 以下のように考えられる < 店名 テナント名 チャネル情報 法人ナンバー > 現状では 店名 テナント名 チャネル情報は クレジットカード会社における加盟店マスタに含まれる しかしながら これらのデータは 適切なクレジット決済のためのものであり それを満たす上での最低限のデータである 考えられる利用例 マーケティング分野 店舗別 チャネル別 リアル ネットを問わない横串の消費動向分析を通した店舗戦略等の策定 ( 店名 テナント名 チャネル情報 ) 公的分野 チャネル別指標を切り口とした消費動向予測等の消費統計の作成( チャネル情報 ) マイナンバー制度との連結( 法人ナンバー ) データの現状 店名 テナント名 アクワイアラの加盟店マスタ上の加盟店名称は 各社ごとに登録内容が異なり また イシュアに来る情報はばらばら 端末自体に入力されている利用店舗名称のデータもあるが これも支店名を含まないこともある チャネル情報 加盟店マスタの情報に含まれるが 精緻なデータではない 法人ナンバー 加盟店法人ナンバーは 現在のところクレジットカードデータには 登録されていない < 店舗所在地 ( 郵便番号等 )> 現状では 店舗所在地は加盟店マスタに含まれる しかしながら これらのデータは 適切なクレジット決済のためのものであり それを満たす最低限のデータの場合 精緻なデータにはなっていない 他方 こうしたデータについては 文字である必要は無く 数字 7ケタの郵便番号でも十分と考えられる 考えられる利用例 マーケティング分野 地域別の消費動向を基にした 店舗戦略の策定公的分野 地域別指標を切り口とした ヒートマップ形式等での消費動向予測 国内観光客や訪日外国人の消費分析を通した 地方創生での活用やインバウンド消費の更なる取り込み 25

29 データの現状 加盟店マスタに含まれるも 住所の表記方法が統一されておらず ばらばらとなっている 複数の支店を持つ加盟店については 本店 1 店舗にまとめられて処理されている場合は データが精緻でない オフアスの場合 アクワイアラの加盟店マスタに含まれる店舗所在地情報は イシュアには伝わらない < 店舗の業種コード 売場情報 > 店舗の業種コードは 加盟店マスタ等に含まれているが 業界全体として統一された基準がなく 表記方法がばらばらになっている 他方 売場情報については 商品コードとして入力できる電文上のスペースがあるが 使用されていないケースが多い 考えられる利用例 マーケティング分野 売場別の消費動向を基にした 店舗戦略の策定( 売場情報 ) 商品コードの代用的活用による消費者の消費行動分析( 店舗の業種コード ) 4 公的分野 業種別指標を切り口とした ヒートマップ形式等での消費動向予測( 店舗の業種コード ) 使用できる業種を制限した公的給付金等への活用( プリペイドカード等での利用も想定 )( 店舗の業種コード ) データの現状 店舗の業種コード アクワイアラの加盟店マスタに含まれる店舗の業種コードは 各社においてそれぞれ割り当てており ばらばらとなっている アクワイアラが管理に適すると考える店舗の業種コード区分と ISO の業種コードでは 分類方法が異なる そのため アクワイアラが国際ブランドに電文を送るときには 国際ブランドが規定した加盟店コード (ISO 準拠 ) に変換を行うが 適切に割り当てができていないケースがある ( 例 :VISA コードに適切なコードがない場合は その他を意味する 9 を振る等 ) 加盟店がショッピングモールや テナントビルの場合 個店レベルでの情報が把握できない 売場情報 ( 現在のところ該当するデータ : 商品コード ( 当該売場での最大取扱商品 )) 端末から送られるデータに含まれるが 不正検知が目的のため 主に換金性の高い売場等でしか使用されていない 決済ネットワークによっては 電文フォーマットに含まれないこともある 4 現在の商品コードの利用目的であるセキュリティ管理に影響を与えないことは当然の前提 26

30 < 取引 ID> 商品データ等 クレジットカードデータとして取り扱うのが困難と考えられるデータについては そのデータを取り扱っている他リソースと共通のキーを振ることで 加盟店の POS データ等との連携など 後で統合が容易になる 考えられる利用例 マーケティング分野 商品データ等との結合により 誰に 何が いつ どこで どれくらい いくらで売れているか 等のリッチな消費インテリジェンスとして より精緻な各種マーケティング活動が可能 データの現状 情報漏えいの危険がある会員番号を使用せず 個々の取引を特定する取引 ID については 基本的にクレジットカードデータにはない 例えば 国際ブランド (VISA) にて VISA ネットワークを経由する際に振られることがあるが その後に経由する決済ネットワークによっては データが経由する際に削除されてしまうことがある データが加盟店データ等と連携できるよう 加盟店サーバ等の連結部分にて共有される必要もあり < 購買商品データ> 購買商品データ ( 商品情報 個数等 ) については 加盟店 POS 端末にて登録されている商品コードのデータとの連携等を通じて データが追加される必要がある 考えられる利用例 マーケティング分野 商品データ等との結合により 誰に 何が いつ どこで どれくらい いくらで売れているか 等のリッチな消費インテリジェンスとして より精緻な各種マーケティング活動が可能 データの現状 購買商品データは 現在のところクレジットカードデータには存在しない 購買商品データは 加盟店に蓄積される POS データには存在するが これを活用する場合は加盟店とのビジネス面含めた連携が必要 商品情報 個数 単価等は可変の数値のため 限られた電文データ量の中での対応することは難しい データ量が莫大になるため クレジットカード会社が仮に保有するとなると サーバの負担が大きい 上記の問題が生じている理由は 現行の規律が以下の特色を有していることにあると考えられる まず クレジットカード決済のデータについては そもそも決済を行うために定めら 27

31 れた仕様であるため 支払者 受取者 金額 日付などの請求業務に関する情報が主なものとなっている これら以外の情報については クレジットカード決済において参考にするものや 任意の対応が求められるものである また 現在のガイドライン等の策定者については 個別の国際ブランドや クレジットカード会社が加盟する団体などであり クレジットカード業界全体が適用対象とはなっていない さらに ガイドライン等に強制力がない部分もあることから クレジットカード各社が個別にアレンジして決済処理を行っているものもある 加えて 国際ブランド( 国際規格 ) とネットワーク事業者等 ( 国内 ) において それぞれ標準が存在している ⅲ. 今後の対応の方向性こうした点も踏まえ 今後の検討に当たっては 1 電文仕様等で共有されるべきデータとして追加すべきデータは何か 2すでに共有されているデータ ( ないし今後 1により追加されるデータ ) の分類やフォーマット合わせをどのように進めるか という2ステップで検討されていくことが必要である ここで 費用対効果も踏まえ 1については a) 企業のマーケティングのみならず 公的ニーズのポテンシャルが高いなど より基礎的なデータと目されるものを選別 共有していく必要性が高いと考えられることや b) 現在の共有の度合いやデータの性質からみて ハードルの低いものから着手していくことが重要である a) 利用用途と b) 整備容易性のそれぞれの観点から 各種データを分類すると ( 参考 ) 今後のクレジットカードデータの整備の方向性イメージ のとおりとなる また 2については 複数存在する現在の業種コードを整理していくことが考えられる その際 国際標準 (ISO) を基本としつつ 日本の実情に合わないところを修正していくことが考えられる ( 参考 ) 今後のクレジットカードデータの整備の方向性イメージ 28

32 < 基礎的な範囲のデータの利活用 > ( ア ) 標準として揃えるデータ拡大の必要性及びその範囲利用日 利用金額 支払方法などの既に共有している基礎的なデータに加えて 店舗名 店舗所在地/ 郵便番号 業種コード チャネル情報 法人ナンバー 等については 広くマーケティング さらには公的分野においても幅広く利活用が想定されることから これらについては 今後 クレジットカード決済に関して標準として揃えていくことが有意義である こうしたデータについては クレジットカード会社の競争領域というより むしろクレジットカード会社が協調して対応していくべき領域であると考えられ クレジットカード会社にとっても オーソリモニタリングの判定精度向上などの即効性のある効果が期待される また こうしたデータについては クレジットカードの電文仕様や関連するシステムへの影響も勘案しながら 既に共有化されているデータの精度を高めていくものや 新しく追加するがデータ長が短くて済むものや セットアップする時に設定をすれば済むものであり 相対的に整備が容易であると考えられる ( イ ) 分類やフォーマットについてこうした基礎的な範囲のデータの標準化を進めるに当たっては マーケティング 公的分野を含めて幅広い利用が想定されることや 訪日外国人の消費動向の把握などの観点からも 国際的な基準と互換性を持つように整備され クレジットカード会社による国内仕様と国際仕様との間の変換負荷を低減させていくべきである また 今後 クレジットカード端末の IC 化が進んでいくことも踏まえ IC 決済におけるデータ伝達量を前提として 詳細の検討が進められるべきである ( ウ ) 検討を進めるべき主体 / 場について本項で取り上げている基礎的な範囲のデータについては その用途の性格上 ある程度広い範囲で対応がなされていくことが望まれる 例えば クレジットカード業界全体 国際ブランド数社による有志連合 国際ブランド単位 / カード会社数社による有志連合 などが考えられる また こうしたデータ入手の方法については 個々の決済端末にあらかじめセットする方法とアクワイアラが保有する加盟店マスタの情報を整える方法の2つが考えられる 今後 クレジットカード決済端末を磁気で読み込む端末から IC 決済端末へ更新が急がれている現状からしても まずは前者を先行して検討していくべきである その際 端末の仕様の変更については関連するガイドライン等の変更が重要であると考えられる 今後 基礎的な範囲におけるクレジットカード決済データの標準化の実現に向けて より詳細な検討を行っていくため クレジットカード会社や国際ブランド会社 決済端末メーカー ネットワーク事業者等 意欲のある事業者を幅広く集め 検討する場を設けるべきである 29

33 ( エ ) スケジュールについてこうした標準化を実現していくスケジュールについては 2020 年の東京オリンピック パラリンピック競技大会の開催も踏まえ 今後 IC チップを内蔵したクレジットカードに対応した決済端末へ置き換えられていくことが想定されることや また クレジットカードの桁数変更が検討されていることから こうした動きとも整合的に進められることが効率的かつ効果的である したがって 関係者による検討を踏まえ 向こう1 年くらいで具体的なアクションがとられていくことが重要である < 応用的な範囲 ( 高度なマーケティング分野等 ) での利活用 > ( ア ) 標準として揃えるデータ拡大の必要性及びその範囲ワン トゥ ワン マーケティングや製品開発も含めた応用的な活用を行っていくためには 百貨店等における売場情報やテナント名 購入商品に関する 商品コード もしくは POS データとのひも付けを行うための 取引 ID などを整備していくことが考えられる 特に クレジットカードについては 利用者の属性情報が非常に精度の高いものとなっているという強みを活かして活用されることも重要である ( イ ) 分類やフォーマットについてこうした応用的な範囲でクレジットカード決済のデータの利活用がなされるに当たっては 垂直的なグループ企業間で利活用がなされるようなケースが想定される また 複数のグループ企業間でデータ分析の提携 連携を行っていくようなことも想定されることから 分析手法のベース ( 例えばセグメントの考え方 ) が標準化されていくことも重要である こうした観点から 例えば クレジットカードが利用された加盟店の業種の情報について標準化がなされることが望ましい ( ウ ) 検討を進めるべき主体 / 場について応用的な範囲 ( 高度なマーケティング分野等 ) における利活用については 複数の有志のクレジットカード会社での対応 ( 水平的な活用 ) クレジットカード会社と加盟店などでのアライアンス ( 垂直的な活用 ) など 有志の企業での深い関係の下で対応していくことが考えられる こうした取組には 効果的なマーケティングを通じて集客や売上の促進につながることから 実店舗 e コマースの加盟店や決済代行業者も含めて 検討がなされていくべきである 他方 今後 クレジットカードデータ利活用の意義が評価され 応用的な範囲でのデータの利活用に向けた企業の連携が広がっていく可能性や クレジットカード会社や加盟店などのアライアンスの組み替えの可能性もある そうした実態が出てくる場合には 一つのアライアンス内だけでなく 複数のアライアンスの間でも 共通のフォーマットを調整できるような仕組みを用意することも有益である このことは 同時並行的に様々な主体において検討が進められる結果として 標準化 ( ス 30

34 タンダード ) の策定などの取組が円滑に進まなくなることを未然に防ぐためにも必要である なお 取引 ID は クレジットカード決済のキャンセル 払戻しなどの処理において 対象の取引を特定するために クレジットカード番号に代わるものとして活用されている 今後 クレジットカード番号管理の安全性の向上も期待され また 取引 ID は 様々な関係者の間で伝達される情報となる基礎的なインフラでもあることから ネットワーク事業者も交えて検討がなされることが必要である ( エ ) スケジュールについてこうした応用的な範囲での利活用については 有志の企業連携により積極的に進められていくことが望まれる 31

35 2 個人情報の保護関係 ( プライバシーへの配慮 ) ⅰ. 関連する現行制度個人情報保護に関する規律としては クレジットカード関係も含め 個人情報の保護に関する法律 ( 平成 15 年法律第 57 号 ) において規定されており さらに 本法律に基づいて 個人情報の保護に関する法律についての経済産業分野を対象とするガイドライン ( 平成 16 年厚生労働省 経済産業省告示第 4 号 ) や 経済産業分野のうち信用分野における個人情報保護ガイドライン ( 平成 16 年経済産業省告示第 436 号 ) が定められている これらに基づいて 以下のような規律が存在している ( 利用目的の特定 ) 個人情報を取扱う事業者は 個人情報の利用の目的をできる限り特定し 利用目的を変更する場合には変更前の利用目的と相当の関連性を有すると合理的に認められる範囲を超えてはならない ( 第 15 条第 1 項 ) なお 本条については 平成 27 年の個人情報保護法改正により 利用目的変更の要件として 相当の関連性を有する という点が 関連性を有する へと改正がなされている また 利用目的の変更に際して 社会通念上 本人が想定することが困難でないと認められる範囲内で変更することは本人の同意を得なくても可能であるが ( 第 15 条第 2 項 ) それを超えた利用目的の変更がなされる場合には 改めて本人の同意を得る必要がある ( 第 16 条 ) この点については 信用分野のみならず 金融分野も含めて 他の分野においても同様の扱いである ( 利用目的による制限 第三者提供の制限 ) また あらかじめ本人の同意を得ないで目的の達成に必要な範囲を超えて個人情報を取り扱ってはならない ( 第 16 条 ) 加えて 原則として あらかじめ本人の同意を得ないで個人情報を第三者に提供してはならないとされている ( 第 23 条 ) この点に関して 第三者提供や利用目的の変更 ( 追加 ) を行う際に本人の同意を得ることが必要となるが この同意を得る方法として 経済産業分野においては 口頭や書面 メール受信などのいくつかの方法が許容されているのに対して 信用分野においては 原則として 書面 ( 電子的方式 磁気的方式その他人の知覚によっては認識することができない方式で作られる記録を含む ) で行うことが義務づけられている なお 個人の同意を得る方法が原則として書面となっている点については 金融分野における個人情報保護に関するガイドラインにおいても 同様の扱いとなっている クレジットカードについては キャッシングも併せてサービスが提供されていることが多いことから 金融分野におけるガイドラインの内容にも留意することが必要となる ( 匿名加工情報関係 ) 平成 27 年の個人情報保護法改正により 特定の個人を識別することができないように個人情報を加工して得られる情報であって 当該個人情報を復元することができないよう にしたものを 匿名加工情報 として 個人情報 とは別の定義が設けられている こう 32

36 した匿名加工情報については 個人情報とは異なり 利用目的の特定や第三者提供の制限などの規律は適用されない その一方で 匿名加工情報の作成に用いられた個人情報に係る本人を識別するために 当該個人情報から削除された記述等や加工の方法に関する情報を取得し 又は当該匿名加工情報を他の情報と照合してはならないとされている ( 改正後の第 2 条第 9 項 第 38 条 ) ( その他 ) クレジットカードを含めた信用情報 ( 支払能力に関する情報 ) については 割賦販売法に基づく指定を受けた指定信用情報機関が取り扱うこととなっている 割賦販売法において 指定信用情報機関は 信用情報の収集やクレジットカード会社等への提供の業務やこれに付随する業務の他は行うことができないとされている ただし こうした業務の遂行を適正かつ確実に行うにつき支障を生ずるおそれがないと認められる業務については 経済産業大臣の承認を受けて行うことができる 他方 信用情報の扱いについては 割賦販売法において消費者の同意を得ずにクレジットカード会社が支払能力調査以外の目的のための使用を禁止しているとともに 一般的に クレジットカード会社と利用者が締結する契約の約款において 支払能力や返済能力の調査の目的に限って利用することを同意している旨が定められていることから こうした点についても信用情報の利活用を行う上では検討が必要となる ⅱ. 問題意識クレジットカードのビッグデータの利活用を進めるに当たり プライバシーにも配慮していく観点から 個人情報保護の側面からも検討が必要となる 個人情報保護を巡る問題意識として 以下のような点があげられた 個人情報の第三者提供や個人情報の利用目的を変更する際に個人の同意を得るときの個人情報保護法に基づく手続として 信用分野については 金融分野と同様に 原則として書面による同意を取得することが必要となる この点については 個人情報保護法に基づいて業種別のガイドラインが定められている医療分野や通信分野と比べても厳しい規律が設けられている こうした原則書面での同意が求められている点については 他分野とのバランスも勘案することが必要ではないかという意見があった さらに ルール作りに当たっては ビッグデータの活用という新しい動きを踏まえて クレジットカードに関する情報を改めて評価し直すこと 特に その情報のすべてが本当に個人の信用に関する情報なのか といった視点から検討することも 必要である 例えば クレジットカード会社が取り扱う売上などの情報については信用に関する情報と区別して取り扱われるべきものではないか という指摘も聞かれるところである 個人情報の匿名化の方法については 利用する消費者の不安感を解消していく仕組みを作っていくことが必要であり 特に 再識別 や 照合 について どのような組合せであれば個人が特定されてしまうことが起こらないのかについて 明確にしていくことが重要である 33

37 加えて ビッグデータの利活用に関して 消費者の理解を促進していくことも必要である その際 データを利活用して欲しい者 一部のデータを利活用して欲しい者 まったく利活用して欲しくない者など それぞれ自らが望む形を選択できるような仕組みを構築していくことも重要である また 指定信用情報機関については クレジットカード会社から悉皆的に情報を集めるインフラを有していることや 中立の第三者であるという立ち位置に注目すれば データの利活用を進めるに当たって一定の役割が期待される その他 ビジネスモデルの在り方によっては データの所有者が誰であるのかを明確にしていく必要があるものもあるのではないかとの指摘もあった なお 売上額 などの情報については 信用分野の業務に特化したものではなく 小売業やサービス業などにおいても取り扱うこととなる情報であることから クレジットカード会社が取り扱うに当たって 他の分野の扱いと同様に考えられるべきものである ⅲ. 今後の対応の方向性 < 消費者からの同意取得について> ( ア ) 消費者保護のための工夫データの利活用に関して 消費者からの同意取得を行う際には 契約約款における文章量やオンライン取引におけるクリック数が多いなどの 物理的な負荷 が考えられる こうした点については 契約約款などの膨大な規定が消費者にとって分かりやすいように工夫がなされることが必要となる 加えて オプトインやオプトアウトをする際の選択やそのために必要とされる対応や動作を工夫していくことも考えられる なお この点に関して クレジットカード会社において 個人情報の取扱いに関する内容について 入会申込書におけるその他の部分と区別して目立たせるなどの工夫もなされているところである また 自分の個人情報がどこまで提供されているのかについて把握しにくくなるという 心理的な負荷 も考えられる この点については 個人が自らの個人情報がどこでどのように使われているのかについて適確に把握することができる仕組等が検討されている 例えば 個人情報を管理する仕組み (Personal Data Store) を用いサービス (Vendor Relationship Management) を活用していくことや 情報銀行 のようなサービスを適切に活用していくことにより 個人の心理的な負荷の軽減に寄与すると考えられる また 企業が保有する個人情報の利用目的の変更や追加を行う際に 消費者にとってどのようなメリットやインセンティブがあるのか また 想定されるデメリットが少ない旨を分かりやすく説明をしていくことも必要となる 34

38 ( イ ) 新しいガイドラインに期待されることこうした点をより詳細に検討して具体化をしていくためには 個人情報の利用目的の変更や追加などを行う際に個人の同意を取得する方法や 利用目的との関係で個人の改めての同意を得ずとも利用が許容される範囲について 金融分野やその他の分野との平仄も踏まえ 引き続き 検討がなされるべきである 特に 金融分野 信用分野 の意味として クレジットカード会社が保有するデータの中には 一般流通データと変わらないものも含まれるところ すべてこれに該当するのか否かについても 明確化の余地がないか 検討することは有益である こうした点については 平成 27 年に改正された個人情報保護法において 認定個人情報保護団体は 消費者を代表する者などの意見も聴きつつ 匿名加工情報の作成に係る方法等の指針を作成するように努めることが求められている そのため クレジットカード業界として 認定個人情報保護団体 ( 一般社団法人日本クレジット協会 ) において 自主ルールやガイドラインを策定していくことも検討していくべきである 5 < 個人情報の匿名加工について > ( ア ) 想定される匿名加工の方法 個人情報を匿名加工する際に想定される方法としては これまでにも経済産業省における委託調査事業等において検討がなされてきているが 例えば 以下のような対応が考えられる 個人の 氏名 については ID 番号を付与することでデータ処理を進めることが考えられる 性別 年齢 住所 勤務先 などの個人の属性情報については 年齢を年代とすること 市町村レベルまでの住所とすること 勤務先を自営業や会社員などの情報にすること などが考えられる 店舗情報 については 百貨店や衣料店などの店舗属性に加工処理することが考えられる 年間利用額 については 一定の幅を持った金額帯に加工することが考えられる 5 平成 27 年改正個人情報保護法に基づいて今後策定される政省令等との関係も整理しながら検討していく必要あり 35

39 ( 参考 ) 想定される匿名加工処理の方法のイメージ ( イ ) 消費者保護のための工夫匿名加工情報の使い道としては 1ダイレクトメールの発送やクーポン配信などのワン トゥ ワン マーケティングへの直接的な活用やその前提となるセグメント情報としての活用 2 広くマーケティングを行うに当たっての商品開発や店舗開発への活用 3 公的統計への利用 4 消費者自身に消費の全体動向などの情報をフィードバックする といったものが考えられる いずれの使途であったとしても 本人が特定されるという消費者の不安感をなくしていくための工夫が重要となる 匿名加工情報として位置付けることが難しいと考えられるものとしては 例えば 氏名 電話番号 勤務先 などが考えられる 加えて 交通機関の乗降地 については 乗降人数が少ないなど個人が特定されるような場合には 消費者の不安感が残ることも考えられる また 単に氏名を ID 処理しただけのような処理では 年齢 住所 勤務地など ほかの情報によってある程度の本人を特定できてしまうことも考えられることから 適切な匿名加工処理を組み合わせていくことも必要である 他方 家族構成 年収ゾーン ( 例 : 年収 400 万円 ~500 万円 ) 購入の日付と金額 などについては 本人を特定する蓋然性があまり高くないと考えられる また 第三者への提供の仕方や個別ケースによって対応の工夫が必要となるものとして 住所 や 店舗情報 が考えられる 住所情報 については 市町村レベルまでは本人が特定されるという蓋然性は高くないと考えられるが 具体的な番地のレベルになると本人が特定されてしまう可能性が残ると考えられる また 店舗情報 については その店舗の業態によっては来店する者がある程度限られるようなことも考えられることから 商 圏が比較的狭いと考えられる業種の店舗のように個人が特定されるような場合については 36

40 対応を工夫する必要があると考えられる 他方 個人が特定されないような場合については 店舗名の活用も差し支えないと考えられる ( ウ ) 新しいガイドラインに期待されることクレジットカードのデータ利活用を促していくため 匿名加工処理の在り方については ガイドラインとして一定のルールや目安が策定されていくことが重要である 6 その際 こうしたガイドラインにおいて盛り込まれるべき内容としては 氏名 電話番号 場合によっては 勤務先 などの項目を第三者に提供することについては 匿名加工処理とは考えられない旨を規定することが考えられる 一方で 家族構成 年収ゾーン 購入の日付と金額 などについては 匿名加工処理がなされたと考えられる旨を規定することが考えられる さらに 交通機関の乗降地 や 店舗情報 については 乗降客数や業態によって扱いが変わることを明記することも有益であろう こうした点については 匿名加工情報の提供を受けた相手先における情報漏えいの防止策や匿名加工情報の利用方法などの個人を保護する担保措置に応じて 個別ケースによってバリエーションがありうると考えられる 加えて 匿名加工処理を行うデータについて いつからいつまでの期間のデータであるのか 匿名加工処理を行う際に利用したデータソースは何か などのデータのスペックを表す情報を匿名加工情報に添付したとしても 匿名性は損なわれないと考えられる このような匿名加工処理のルールやガイドラインについては 個社や個別業界が定めるよりも ある程度オーソライズされたパブリックなところでルールの大枠が定められるべきであるという意見もあった 6 平成 27 年改正個人情報保護法に基づいて今後策定される政省令等との関係も整理しながら 検討されるべき 37

41 3 その他 ⅰ. セキュリティについて今後 利活用が可能となるクレジットカードのデータの幅が広がることや データを保有するプレーヤーの幅が広がってくることに鑑みると 現在よりもクレジットカード会社やデータを取り扱うその他の事業者におけるセキュリティ上の課題の重要性がますます高まると考えられる 具体的には 現在は各社がしっかりと構築したシステムにおいてデータの活用がなされているものの 今後 他社へ情報の共有がなされていくことが想定される そのため 他社のデータベースやクラウド上のデータベースを通じてビッグデータの利活用がなされるようなことも想定されることから こうした情報管理体制においても 引き続き セキュリティを確保できるような要件の策定が行われるべきである 消費者からの信頼性を得ていくためにも こうした各社におけるセキュリティの対策が喫緊の課題として求められる ⅱ. その他ビッグデータ活用の前提として 良質なデータが豊富に集められるように キャッシュレス決済のすそ野を積極的に広げていくことが重要である とりわけ 訪日外国人の消費特性の把握については クレジットカード決済情報が強みを有している なお キャッシュレス化には ビッグデータ活用以外にも 行政事業へのキャッシュレス導入に伴う政策評価を行うためのデータが適切に得られるという効果も期待されるところである このため 都市部に比べてカード利用率が低いとされる地方部 とりわけ観光地における利用の促進や 公的分野における給付 調達といった局面も含めて 引き続きキャッシュレスの推進への取組が期待される また クレジットカードを利用する際には 利用する個人の与信残高が十分にあるかなどについて オンライン上でのオーソリ確認がなされている 現在 こうしたオンライン上でのオーソリについてある程度の普及がなされてきている一方で 高速道路の有人料金所やリカーリング ( 反復的に支払を行うようにあらかじめ登録されているもの ) については 十分なオンラインオーソリがなされているとはいえないとの指摘があった そのため 今後 データの標準化などを進めるに当たって クレジットカード会社や国際ブランド会社 決済端末メーカー ネットワーク事業者等において検討がなされていくことに併せて こうしたオンラインオーソリがなされる仕組みを構築していくことが重要である また 平成 20 年の割賦販売法改正により クレジットカードの新規交付や更新の際に支払可能見込額の調査が義務づけられ 指定信用情報機関への信用情報の照会を行うとともに一定の算定式の限度内で与信管理を行うこととなっている 今後 その精度を高めていくため 会員の属性と利用 支払状況等のデータ分析などを通じて現行の算定式以外での与信管理を行っていくことも検討していくべきである 38

42 8. 今後の進め方本スタディグループにおいては 新たなプレーヤーや技術 (FinTech) の登場も踏まえ クレジットカード産業の将来の姿もイメージし ビッグデータの利活用について検討を進め 関係者がそれぞれ進んでいくべき方向性が示された クレジットカード産業や関連産業において 消費インテリジェンスをはじめとして ビッグデータの利活用の可能性は極めて高い 他方 このようなビッグデータの利活用が大きなチャンスを秘めている分野は クレジットカード産業に限らない 例えば クレジットカード利用の主たる局面である小売等の 流通 物流の分野でも ビッグデータの利活用に向けた動きが見られるところである そのため 今後対応を進めるにあたっては こうした関連分野と クレジットカード産業との連携が重要である (1) 対応の方向性ここで 前章までに示された 今後の対応の方向性 の概要を再度記せば 以下のとおりである A 総論 1 クレジットカードに関するビッグデータの利活用を実現していくためには 民間主体のビジネスベースの取組が必要であること その際 スピード感を持ってビジネスチャンスをものにしていくため 先駆的な事業者が積極的に先行的な取組を行っていくことが重 要であること 特に現行の制度の下でもできることは スピーディに実施に移すことが期待されること 2 他方で そうした取組を進めて行く上で 1 データの標準化 ( スタンダード ) 2 個人情報の保護については 個別のビジネス主体の枠を超えた課題があり得 制度や政策の役割が期待されること 3 制度や政策を決定するに当たっては 民間における先行的な取組を後押しする観点からその内容を決めていくこと 特に 先行的な取組の下で浮き彫りになった現行の制度の具体的な制約に焦点を当てること B 各論また 上記で政策課題とされた 1データの標準化 ( スタンダード ) 2 個人情報の保護の二点については その取組の内容についても 概要以下のとおり 討議がなされた なお それぞれの項目に記された内容は このスタディグループの 現時点での想定であり 実際には 具体的なことは次項 (2) に示すプロセスの中で決まっていくものである 39

43 1 データの標準化 ( スタンダード ) < 基礎的な範囲として揃えるデータ> 標準として揃えるデータの範囲としては 既に共有している基礎的なデータに加えて 店舗名 店舗所在地/ 郵便番号 店舗の業種コード チャネル情報 法人ナンバー 等が有意義だと考えられること その分類の仕方やフォーマットについては 国際的な基準と互換性を持つように整備することが考えられること 今後 クレジットカード端末の IC 化が進んでいくことも踏まえ IC 決済におけるデータ伝達量を前提として 詳細の検討が進められるべきであること なお 会員の属性と支払 利用状況等のデータ利活用により与信管理の精度を向上させていくため こうしたデータも活用できること < 応用的な範囲 ( 高度なマーケティング分野等 )> データの範囲としては 百貨店等における売場情報やテナント名 商品コード 取引 ID などを整備していくことが考えられること その分類の仕方やフォーマットについては 具体的な利用者と提供者を含む個別のアライアンスが決定することを基本としつつも 将来の変更可能性や拡張性の観点からは 複数のアライアンス間でも互換性があることが望ましいこと また クレジットカードの強みと考えられる精度の高いクレジットカードの利用者の属性情報も活かしていくこと 2 個人情報の保護 ( プライバシーへの配慮 ) < 消費者からの同意の取得 > ( ア ) 消費者保護の工夫 契約約款における文章量やオンライン取引におけるクリック数などの 物理的な負荷 の軽減 とりわけオプトインやオプトアウトをする際の動作の工夫も考えられること 消費者が 自らの個人情報がどこでどのように使われているかについて 的確に把握することができる仕組の構築が重要であること ( 例えば Personal Data Store を用いたサービス (Vendor Relationship Management) や 情報銀行 ) 利用目的の変更等について 消費者にとってのメリットやインセンティブを分かりやすく説明すること ( イ ) 新しい個人情報保護ガイドラインに期待されること 個人情報の利用目的の変更や追加などを行う際に個人の同意を取得する方法や 利用目的との関係で本人の改めての同意を得ずとも利用が許容される範囲について検討すること また クレジットカード会社が保有するデータの中には 一般流通データと変わらないものも含まれるところ すべて 金融分野 や 信用分野 に該当するのか否かについて明確化の余地がないか検討すること 40

44 < 個人情報の匿名加工 > ( ア ) 消費者保護のための工夫例えば 氏名 電話番号 勤務先 といった情報は扱わない 交通機関の乗降地 や 店舗情報 といった情報については 個人が特定されるような場合には 使わないといったことが考えられる ( イ ) 新しい個人情報保護ガイドラインに期待されること 匿名加工処理の在り方については ガイドラインとして一定のルールや目安が策定されていくことが重要であること その際 1 残っていると匿名加工処理がなされたとは考えられない項目 ( 氏名 電話番号 等 ) 2 残っていても匿名加工処理がなされたと考えられる項目 ( 年収ゾーン等 ) 3 実態によって扱いを変えるべき項目 ( 交通乗降地 等 ) といった分類を明記すること こうした点については 匿名加工情報の提供を受けた相手先における情報漏えい防止策などの措置に応じて バリエーションがありうること 匿名加工処理を行うデータのスペックを表す情報を匿名加工情報に添付したとしても 匿名性は損なわれないと考えられること (2) 今後のアクション上記 (1) の方向性を目指していくための具体的なアクションとして 以下が考えられる 1 データの標準化 ( スタンダード ) < 基礎的な範囲として揃えるデータ> 広く クレジットカード会社や国際ブランド会社 決済端末メーカー ネットワーク事業者等が集まり検討していく場を国が設ける この場において 標準として揃えるデータを整備していくために必要となるガイドライン等の見直し内容について検討する 必要に応じ 国が JIS も含め何らかの形で 承認を与えることもありうる スケジュールとしては IC 対応に向けて今後急速に進む決済端末の更新に反映させていくことや 昨年 9 月の公布後 2 年以内に施行が予定されている改正個人情報保護法に基づく業界ガイドラインに必要な内容を盛り込んでいく観点から 平成 28 年内を目途に一定の結論を得ていく こうして新しく揃えられたデータについては 例えば国がRESASの充実を通じて地域活性化に繋げるなど 利用可能になったところから随時 具体的に活用していく < 応用的な範囲 ( 高度なマーケティング分野等 )> 多くのケースでは企業の競争領域であり ビジネス上深い関連を有する企業同士で おのずから取り組みが進むことが基本と考えられる ただし ( 複数の ) 個別企業の取組であっても その先進性に鑑みれば 実証事業 規 41

45 制改革 グレーゾーン解消などの支援策が必要な場合はあり得 この点 政府の役割が期待される さらに将来 複数の企業アライアンスが多く登場する実態が生じ これらの間の共通のフォーマットの検討ニーズが出てくれば 政府がその調整等をなすこともありえよう 2 個人情報の保護 ( プライバシーへの配慮 ) 先駆的な企業において先行的に実施される取組も踏まえて 改正個人情報保護法に基づいて認定個人情報保護団体 ( 一般社団法人日本クレジット協会 ) が新たに策定することとなるガイドライン等に必要な内容を反映させていく その際 1にあるように 基礎的な範囲 と 応用的な範囲 との区別との関連に注意する 具体的には 前者においては後者よりも データの内容も詳細ではなく 用途も匿名的なもので 個人情報保護の観点から問題のないケースがより想定されることに留意すること スケジュールとしては 上記 1の検討も踏まえつつ 平成 27 年 9 月の公布後 2 年以内に施行が予定されている改正個人情報保護法のスケジュールに基づいて進めていく 3 ダイナミックなアプローチ上記 1データの標準化 ( スタンダード ) に沿って 新しい標準が一旦できたあとも 先駆的な事業者の取組が更に積み重なることにより データのスタンダードが徐々に増えていくこととなる また 2 個人情報の保護 すなわち個人の同意取得や匿名加工の在り方についても ガイドラインができた後も 先駆的な事業者の取組が進むことにより そのベストプラクティスが業界全体に広まっていくこととなる したがって 1であれ 2であれ 関連する文書やルールが一度策定されたら終わりではなく その後も 事業者の積極的な挑戦によりさらによいものが出てくればガイドライン等を作り直していく というダイナミズムをもったアプローチをとっていくことが重要である 以上 42

46 別紙 ( 参考 ) 個人情報保護に関する関連条文個人情報の保護に関する法律 ( 平成十五年法律第五十七号 ) 第二条この法律において 個人情報 とは 生存する個人に関する情報であって 次の各号のいずれかに該当するものをいう 一当該情報に含まれる氏名 生年月日その他の記述等 ( 文書 図画若しくは電磁的記録 ( 電磁的方式 ( 電子的方式 磁気的方式その他人の知覚によっては認識することができない方式をいう 次項第二号において同じ ) で作られる記録をいう 第十八条第二項において同じ ) に記載され 若しくは記録され 又は音声 動作その他の方法を用いて表された一切の事項 ( 個人識別符号を除く ) をいう 以下同じ ) により特定の個人を識別することができるもの ( 他の情報と容易に照合することができ それにより特定の個人を識別することができることとなるものを含む ) 二個人識別符号が含まれるもの 2 この法律において 個人識別符号 とは 次の各号のいずれかに該当する文字 番号 記号その他の符号のうち 政令で定めるものをいう 一特定の個人の身体の一部の特徴を電子計算機の用に供するために変換した文字 番号 記号その他の符号であって 当該特定の個人を識別することができるもの二個人に提供される役務の利用若しくは個人に販売される商品の購入に関し割り当てられ 又は個人に発行されるカードその他の書類に記載され 若しくは電磁的方式により記録された文字 番号 記号その他の符号であって その利用者若しくは購入者又は発行を受ける者ごとに異なるものとなるように割り当てられ 又は記載され 若しくは記録されることにより 特定の利用者若しくは購入者又は発行を受ける者を識別することができるもの 6 この法律において 個人データ とは 個人情報データベース等を構成する個人情報をいう 9 この法律において 匿名加工情報 とは 次の各号に掲げる個人情報の区分に応じて当該各号に定める措置を講じて特定の個人を識別することができないように個人情報を加工して得られる個人に関する情報であって 当該個人情報を復元することができないようにしたものをいう 一第一項第一号に該当する個人情報当該個人情報に含まれる記述等の一部を削除すること ( 当該一部の記述等を復元することのできる規則性を有しない方法により他の記述等に置き換えることを含む ) 二第一項第二号に該当する個人情報当該個人情報に含まれる個人識別符号の全部を削除すること ( 当該個人識別符号を復元することのできる規則性を有しない方法により他の記述等に置き換えることを含む ) ( 利用目的の特定 ) 第十五条個人情報取扱事業者は 個人情報を取り扱うに当たっては その利用の目的 ( 以下 利用目的 という ) をできる限り特定しなければならない 2 個人情報取扱事業者は 利用目的を変更する場合には 変更前の利用目的と相当の 43

47 関連性を有すると合理的に認められる範囲を超えて行ってはならない ( 利用目的による制限 ) 第十六条個人情報取扱事業者は あらかじめ本人の同意を得ないで 前条の規定により特定された利用目的の達成に必要な範囲を超えて 個人情報を取り扱ってはならない 2 個人情報取扱事業者は 合併その他の事由により他の個人情報取扱事業者から事業を承継することに伴って個人情報を取得した場合は あらかじめ本人の同意を得ないで 承継前における当該個人情報の利用目的の達成に必要な範囲を超えて 当該個人情報を取り扱ってはならない ( 第三者提供の制限 ) 第二十三条個人情報取扱事業者は 次に掲げる場合を除くほか あらかじめ本人の同意を得ないで 個人データを第三者に提供してはならない 一法令に基づく場合二人の生命 身体又は財産の保護のために必要がある場合であって 本人の同意を得ることが困難であるとき 三公衆衛生の向上又は児童の健全な育成の推進のために特に必要がある場合であって 本人の同意を得ることが困難であるとき 四国の機関若しくは地方公共団体又はその委託を受けた者が法令の定める事務を遂行することに対して協力する必要がある場合であって 本人の同意を得ることにより当該事務の遂行に支障を及ぼすおそれがあるとき ( 識別行為の禁止 ) 第三十八条匿名加工情報取扱事業者は 匿名加工情報を取り扱うに当たっては 当該匿名加工情報の作成に用いられた個人情報に係る本人を識別するために 当該個人情報から削除された記述等若しくは個人識別符号若しくは第三十六条第一項の規定により行われた加工の方法に関する情報を取得し 又は当該匿名加工情報を他の情報と照合してはならない 個人情報の保護に関する法律についての経済産業分野を対象とするガイドライン 本人の同意 また 本人の同意を得( る ) とは 本人の承諾する旨の意思表示を当該個人情報取扱事業者が認識することをいい 事業の性質及び個人情報の取扱状況に応じ 本人が同意に係る判断を行うために必要と考えられる合理的かつ適切な方法によらなければならない 本人の同意を得ている事例 事例 1) 同意する旨を本人から口頭又は書面 ( 電子的方式 磁気的方式その他人の知 44

48 覚によっては認識することができない方式で作られる記録を含む ) で確認すること 事例 2) 本人が署名又は記名押印した同意する旨の申込書等文書を受領し確認すること 事例 3) 本人からの同意する旨のメールを受信すること 事例 4) 本人による同意する旨の確認欄へのチェック事例 5) 本人による同意する旨のウェブ画面上のボタンのクリック事例 6) 本人による同意する旨の音声入力 タッチパネルへのタッチ ボタンやスイッチ等による入力 (2) 利用目的の変更 特定した利用目的は 社会通念上 本人が想定することが困難でないと認められる範囲内で変更することは可能である 変更された利用目的は 本人に通知するか 又は公表しなければならない なお 本人が想定することが困難であると認められる変更を行う場合は 法第 16 条に従って本人の同意を得なければならない 経済産業分野のうち信用分野における個人情報保護ガイドライン (9) 本人に対し その利用目的を明示 経済産業分野ガイドラインの例による (10) 本人の同意 経済産業分野ガイドライン 中 本人の同意を得ている事例 として掲げている事例にかかわらず 本分野においては 本人の同意を得 ( る ) とは 原則として 書面 ( 電子的方式 磁気的方式その他人の知覚によっては認識することができない方式で作られる記録を含む 以下同じ ) で同意を確認する方法によらなければならない 同意を確認する書面においては 個人情報の取扱いに係る条項とその他の契約条項とは別々の書面とし 又は同一の書面であっても個人情報の取扱いに係る条項とその他の契約条項とは明確に区別しなければならない また 文字の大きさ 文章の表現その他の消費者の理解に影響する事項について 消費者の理解を容易にするための措置を講じることとする 同意の取得は 本人の同意の意思が反映される方法によらなければならない 本人の同意を得ている例 書面の場合 署名 押印を求めること 書面の場合 確認欄を設けること等 金融分野における個人情報保護に関するガイドライン 45

49 第 4 条同意の形式について ( 法第 16 条及び法第 23 条関連 ) 金融分野における個人情報取扱事業者は 法第 16 条及び法第 23 条に定める本人の同意を得る場合には 原則として 書面 ( 電子的方式 磁気的方式 その他人の知覚によっては認識することのできない方式で作られる記録を含む 以下同じ ) によることとする 割賦販売法 ( 昭和三十六年法律第百五十九号 ) ( 兼業の制限 ) 第三十五条の三の四十一指定信用情報機関は 特定信用情報提供等業務及び特定信用情報提供等業務に付随する業務のほか 他の業務を行うことができない ただし 当該指定信用情報機関が割賦販売業者及びローン提携販売業者に対する信用情報 ( 利用者 ( 第二条第一項第二号に規定する利用者及び同条第三項第一号に規定する利用者をいう ) 又は購入者若しくは役務の提供を受ける者の支払能力に関する情報をいう 第三十八条及び第三十九条において同じ ) の提供に係る業務その他特定信用情報提供等業務を適正かつ確実に行うにつき支障を生ずるおそれがないと認められる業務について 経済産業省令で定めるところにより 経済産業大臣の承認を受けたときは この限りでない ( 目的外使用等の禁止 ) 第三十五条の三の五十九加入包括信用購入あつせん業者若しくは加入個別信用購入あつせん業者又はこれらの役員若しくは職員は 支払能力調査以外の目的のために加入指定信用情報機関に特定信用情報の提供の依頼 ( 当該利用者又は購入者若しくは役務の提供を受ける者に係る他の指定信用情報機関が保有する基礎特定信用情報の提供の依頼を含む ) をし 又は加入指定信用情報機関から提供を受けた特定信用情報を支払能力調査以外の目的に使用し 若しくは第三者に提供してはならない 2 加入包括信用購入あつせん業者若しくは加入個別信用購入あつせん業者又はこれらの役員若しくは職員は 加入指定信用情報機関から提供を受けた特定信用情報について これらの者に該当しなくなつた後において 当該特定信用情報を使用し 又は第三者に提供してはならない 割賦販売法に基づく経済産業大臣の処分に係る審査基準等について ( 平成 21 年 9 月 8 日商第 4 号 ) (10) 法第 35 条の3の41 第 1 項ただし書の規定による指定信用情報機関の兼業の承認法第 35 条の3の41 第 1 項ただし書の規定による指定信用情報機関の兼業の承認に係る審査基準は 次の1 及び2を踏まえつつ 特定信用情報提供等業務の適正かつ確実な運営の確保等の観点から総合的に勘案するものとする 1 承認を受けようとする事業の実施により特定信用情報提供等業務に支障が生じるお 46

50 それがないこと 2 承認を受けようとする事業の実施により指定信用情報機関の財務内容が悪化するおそれがないこと クレジットカード会社における個人情報の取扱いに関する契約約款の例第 3 条 ( 個人信用情報機関への登録 利用 ) 1.( 略 ) 2. 加盟信用情報機関および提携信用情報機関の加盟会員が 当該個人情報の提供を受け 割賦販売法および貸金業法に従い 本会員等の支払能力 返済能力の調査の目的に限って利用することに同意するものとします 47

51 委員名簿 (1) クレジットカード事業者株式会社クレディセゾン株式会社ジェーシービービザ ワールドワイド ジャパン株式会社三菱 UFJニコス株式会社 (2) ビッグデータ関係事業者株式会社アイリッジ株式会社ヴァリューズカスタマー コミュニケーションズ株式会社大日本印刷株式会社 (3) 有識者舟橋哲立正大学法学部学部長松尾豊東京大学大学院工学系研究科准教授 守口剛早稲田大学商学学術院教授渡辺努東京大学大学院経済学研究科教授 (4) その他一般社団法人日本クレジット協会株式会社 NTTデータ株式会社野村総合研究所日本電気株式会社 ( は座長 五十音順 ) 48

事業者が行うべき措置については 匿名加工情報の作成に携わる者 ( 以下 作成従事者 という ) を限定するなどの社内規定の策定 作成従事者等の監督体制の整備 個人情報から削除した事項及び加工方法に関する情報へのアクセス制御 不正アクセス対策等を行うことが考えられるが 規定ぶりについて今後具体的に検討

事業者が行うべき措置については 匿名加工情報の作成に携わる者 ( 以下 作成従事者 という ) を限定するなどの社内規定の策定 作成従事者等の監督体制の整備 個人情報から削除した事項及び加工方法に関する情報へのアクセス制御 不正アクセス対策等を行うことが考えられるが 規定ぶりについて今後具体的に検討 資料 2 匿名加工情報に関する委員会規則等の方向性について 1. 委員会規則の趣旨匿名加工情報は 個人情報を加工して 特定の個人を識別することができず かつ 作成の元となった個人情報を復元することができないようにすることで 個人情報の取扱いにおいて目的外利用 ( 第 16 条 ) や第三者提供 ( 第 23 条第 1 項 ) を行うに際して求められる本人の同意を不要とするなど その取扱いについて個人情報の取扱いに関する義務よりも緩やかな一定の規律が設けられるものである

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