Microsoft Word - 中国国産化-表紙.doc

Size: px
Start display at page:

Download "Microsoft Word - 中国国産化-表紙.doc"

Transcription

1 中国における舶用品国産化政策に伴う舶用品市場への影響に関する調査 2009 年 3 月 社団法人日本舶用工業会

2 刊行によせて 当工業会では 我が国の造船関係事業の振興に資するために 競艇公益資金による日本財団の助成を受けて 造船関連海外情報収集及び海外業務協力事業 を実施しております その一環としてジェトロ船舶関係海外事務所を拠点として海外の海事関係の情報収集を実施し 収集した情報の有効活用を図るため各種調査報告書を作成しております 本書は 当工業会が日本貿易振興機構と共同で運営しているジェトロ 上海 センター舶用機械部にて実施した 中国における舶用品国産化政策に伴う舶用品市場への影響に関する調査 の結果をとりまとめたものです 関係各位に有効にご活用いただければ幸いです 2009 年 3 月社団法人日本舶用工業会

3

4 はじめに 中国造船業は近年急速に発展しており中国国務院工業 情報化部によれば 2008 年の新造船竣工量 受注量 手持工事量はそれぞれ世界シェアの 29.5% 37.7% 35.5% を占める その一方で 中国で建造される船舶に搭載される舶用工業製品の国産化率は4 割程度と言われている このような状況を受けて 2006 年 9 月 国防科学技術工業委員会 ( 現 工業 情報化部 ) 及び国家発展 改革委員会は 船舶工業中長期発展計画 の中で 年までに国際的に競争力のある一連の舶用工業企業群を整備し国産舶用設備の平均装備率 60% 以上を目指すこと 年までに国産舶用設備の平均装備率 80% 以上を目指すことなどを発表し 現在 この計画に基づく各種整備が進められている しかしながら この国産化政策の運用実態は依然として不透明な部分が多く また 各地方政府の動きもばらばらであるなど政策の行方や影響が見定められない状況が続いている 一方 中国における舶用工業製品の生産能力は建造量の急速な伸びに追い付いていないのが現状であるが 中国舶用メーカーでは 生産能力の拡大を図るとともに 日本を始めとする外資系企業との提携を行うなどして この目標を達成できるとしている また 中国造船所では 国産品の優先購入の傾向が出ているとも言われており このような中国の舶用工業製品国産化の動向が 世界の舶用機器メーカーに与える影響は大きい そこで本調査では 中国舶用工業の概況 ( 中国舶用工業事業者約 120 社の詳細データを含む ) 中国造船所の舶用工業製品調達状況 中国政府の国産化政策の具体的な動向等を取り纏めることとした 本報告書が日本の舶用工業事業者の皆様が中国の舶用工業についてご検討される上での一助になれば幸いです ジェトロ上海センター舶用機械部長重入義治

5

6 目 次 1. 中国造船業の概要 年中国造船業 (1) 主要生産指標 1 (2) 世界の船舶生産指標 1 (3) 船舶の輸出入 2 (4) 経済指標 2 (5) 生産効率 3 (6) 基幹造船企業の手持ち工事量 3 (7) 三大造船基地 3 (8) 海洋構造物及び高付加価値船 3 (9) 金融危機対応 4 2. 中国舶用工業の概要 2.1 舶用工業事業者の構成と分布 舶用工業製品の構成と生産量 舶用工業製品の輸出入 10 (1) 2008 年舶用工業製品の輸出状況 10 (2) 2008 年舶用工業製品の輸入状況 12 (3) 主要舶用工業製品の輸出入の動向 13 (4) 日系舶用工業製品 主な中国舶用工業製品 舶用工業製品別生産状況 13 (1) 舶用低速ディーゼルエンジン 14 (2) 舶用中 高速ディーゼルエンジン 15 (3) 舶用発電機 16 (4) 舶用ポンプ 16 (5) 舶用プロペラ 17 (6) 航海計器 17 (7) 熱交換器 17 (8) 舶用クランクシャフト 18 (9) 舶用クレーン 甲板機器 中国の主な舶用工業事業者 中国舶用工業の発展状況 (1) 国有企業 21 (2) 民営企業 23 (3) 製造基地と産業園区 24

7 (4) 外資企業の発展状況 26 (i) 欧州 27 (ii) アジア 国造船企業の舶用工業製品調達状況 3.1 中国造船企業の舶用工業製品の調達元 各舶用工業製品毎の調達元 中国舶用工業製品国産化政策 4.1 中国舶用工業製品国産化計画 (1) 国民経済及び社会発展第十一次五ヶ年計画(2006~2010) 要綱 42 (2) 船舶工業中長期発展計画 42 (3) 国産化計画の具体的目標 中国舶用工業製品国産化のための施策 (1) 舶用工業 第十一次五ヶ年計画 要綱 44 (2) 船舶工業中長期発展計画 中国舶用工業製品国産化施策の実施 国内舶用工業事業者の発展 45 (1) 舶用低速ディーゼルエンジン 45 (2) 舶用低速ディーゼルエンジン用クランクシャフト 46 (3) 舶用中速ディーゼルエンジン 46 (4) その他 外資舶用工業事業者に対する政策 47 (1) 外資企業に対する投資政策の転換 48 (2) 外資企業に対する税制政策の転換 舶用工業製品の国産化率の課題 (1) 国産舶用工業製品装備率 50 (2) 主要 3 船種の国産舶用工業製品装備率 50 (3) 国産舶用工業製品の開発状況 まとめ 5.1 国産化政策の達成状況 結び 53 別添資料 1: 主要舶用工業製品の輸出入データ (2003~2007) 55 資料 2: 中国舶用工業事業者詳細データ 139 資料 3; 中国造船企業の舶用工業製品調達状況調査データ 243

8 1. 中国造船業の概要 年中国造船業 (1) 主要生産指標 2008 年第 3 四半期までの中国造船産業は 2007 年までの建造ブームが続き通年でみ れば建造量及び手持ち工事量ともに 2007 年に比べ大幅に増加した しかしながら 世 界的な金融 経済危機は 2008 年 10 月以降の世界造船市況を停滞させ中国造船産業に もブレーキを掛ける結果となり受注量は 2007 年を大きく下回った 中国国務院工業 情報化部 ( 旧 国防科学技術工業委員会 以下同じ ) によれば 2008 年全国船舶生産指標は 年間の新造船竣工量 :2,881 万 DWT(2007 年比 52.2% 増 ) 年間の新造船受注量 :5,818 万 DWT(2007 年比 40.9% 減 ) 通算の手持ち工事 量 :20,460 万 DWT(2007 年比 28.7% 増 ) であり 世界市場におけるシェアはそれぞ れ 29.5% 37.7% 35.5% となった また 全国の一定規模以上 ( 国有企業及び年間売上高が 500 万人民元以上 ) の造船 造機企業 1,242 社の合計完成工業総生産額は 4,143 億元 (2007 年比 59.8% 増 ) であっ た 25,000 ( 単位 : 万 DWT) 20, 年 2005 年 2006 年 2007 年 2008 年 20,460 15,000 15,889 10,000 9,845 6,872 5,818 5,000 4,251 3,359 3,963 2,881 1, ,2121,452 1,893 1,699 0 新造船竣工量新造船受注量手持ち工事量 ( 出典 : 中国船舶工業行業協会 ) 図 1-1 最近 5 ヵ年の中国造船業の主要生産指標 (2) 世界の船舶生産指標英国のクラークソン リサーチ社の統計データによれば 2008 年世界の船舶生産指標は表 1-1 のようになっており 中国の新造船竣工量 :20.2 百万 DWT は 韓国 :33.4 百万 DWT 日本:27.4 百万 DWT に次いで世界第三位であり 1995 年から連続 14 年その順位を維持している 全世界の新造船受注量は 百万 DWT で 韓国が

9 百万 DWT で世界シェア 44.8% を占めトップとなり 次いで中国が 57.4 百万 DWT 世 界シェア 37.4% の世界第二位となった 手持ち工事量は DWT ベースで 韓国 :214.0 百万 DWT 中国 :211.4 百万 DWT 日本 :106.9 百万 DWT であった 表 年世界造船業の主要生産指標 ( 単位 : 百万 DWT) 国家等 新造船竣工量 新造船受注量 手持ち工事量 中国 20.2 (22.7%) 57.4 (37.4%) (36.2%) 日本 27.4 (30.7%) 17.9 (11.6%) (18.3%) 韓国 33.4 (37.5%) 68.8 (44.8%) (36.7%) 欧州 5.7 (6.4%) 2.3 (1.5%) 19.1 (3.3%) その他 2.4 (2.7%) 7.2 (4.7%) 32.5 (5.5%) 総計 出典 : 表中のデータは 英国クラークソン リサーチ社の統計データによる ( 注 : 中国船舶工業行業協会発表データと一部異なる ) (3) 船舶の輸出入中国税関統計によると 2008 年中国の船舶輸出額は 億米ドル (2007 年比 58.5% 増 ) であった 船種ではコンテナ船 ばら積み貨物船及びタンカーの主要三船種の輸出額が合計で 憶米ドルとなり総輸出額の 66% を占めた 船舶の輸出先は世界の 159 の国と地域に及ぶが輸出額が 1 億米ドル以上となったのは 28 の国と地域で輸出総額の 94%(182.8 憶米ドル ) を占めた 上位からシンガポール 香港及びドイツと並びこれらの合計輸出額は 96.8 憶米ドルとなった また 2008 年中国の船舶輸入額は 12.9 憶米ドル (2007 年比 29.2% 増 ) であった 船種別では 15 万トン以下のばら積み貨物船が 8.2 憶米ドル (2007 年比 35.8% 増 ) で最大となった 船舶の輸入は 45 の国と地域からでその中で日本からの輸入額が 7 億米ドルで輸入総額の 54% を占めトップとなった (4) 経済指標 2008 年 1~12 月 全国の一定規模以上 1,242 社の造船 造機企業の工業総生産高は 4,143 億元 (2007 年比 59.8% 増 ) となり工業増加値は 1,183 億元 (2007 年比 61.2% 増 ) であった 2008 年 1~11 月 全国の一定規模以上の造船 造機企業の営業業務収入は 3,000 億元 (2007 年比 56.4% 増 ) であった その内訳は 造船 2,027 億元 (2007 年比 53.3% - 2 -

10 増 ) 造機 328 億元 (2007 年比 78.6% 増 ) 修繕 635 億元 (2007 年比 55.9% 増 ) の割合であった 2008 年 1~11 月 全国の一定規模以上の造船 造機企業の利潤総額は 億元 (2007 年比 50.5% 増 ) となった 内訳は 造船 182 億元 (2007 年比 56.5% 増 ) 造機 18 億元 (2007 年比 97.9% 増 ) 修繕 84 億元 (2007 年比 32.9% 増 ) であった 1~11 月期に減益となった企業は 191 社で損失額の合計は 10.6 億元 (2007 年同期比 103.3% 増 ) となった 2008 年 1~11 月 全国の造船 造機企業で働く従業員は平均 44 万人 (2007 年同期比 22% 増 ) であった (5) 生産効率 2008 年 全国の主要な造船企業集団や船舶企業は生産効率を改善し 建造期間の短縮 コスト削減に努めた 上海外高橋造船有限公司の 17.5 万トンばら積み貨物船のドック期間及び艤装期間はそれぞれ 50 日と 37 日に短縮され 引渡しまでの平均期間は 135 日以下となった また 中船澄西船舶修造有限公司の 5.3 万トンばら積み貨物船はドック作業から引渡しまでの平均期間が 105 日を切り 船台期間は最短でわずか 35 日であった 大連船舶重工集団有限公司の超大型タンカー (VLCC) 及び 4,250TEU コンテナ船の艤装期間はそれぞれ 38 日と 30 日まで短縮された 中国船舶工業集団公司 (CSSC) 及び中国船舶重工集団公司 (CSIC) の二大船舶集団が納期前に引き渡した船舶の割合は 60% 以上となった 地方の新興造船企業の建造期間も短縮し 船台 ( ドック ) と艤装期間は 2~3 ヶ月のレベルに達した (6) 基幹造船企業の手持ち工事量 2008 年 中国造船企業は第 3 四半期までの活発な国際海運市況を背景に外国船主から大量の新造船を受注するとともに 中国海運 ( 集団 ) 総公司 河北遠洋運送集団 中国長江航運 ( 集団 ) 総公司等の国内海運会社からも多数の新造船を受注した 統計によると 中国船舶工業集団公司 (CSSC) 及び中国船舶重工集団公司 (CSIC) の手持ち工事量はそれぞれ 5,196.7 万 DWT 及び 3,339.1 万 DWT に達した また 江蘇省及び浙江省の造船企業の手持ち工事量はそれぞれ 7,621 万 DWT 及び 2,553 万 DWT となり各企業は 2011 年若しくは 2012 年までの受注残を抱えた しかしながら 中国造船企業の手持ち工事量は ばら積み貨物船の割合が 60.3% と高く 2010 年以後に引き渡し予定の船舶が 30% を超えている (7) 三大造船基地 2008 年 長興造船基地の第一期工事が予定より早く竣工した また 広州龍穴造船基地及び青島海西湾造船基地も生産を開始して中国の建造能力は一段と増強された CSSC CSIC 江蘇省及び浙江省の新造船竣工量はそれぞれ 万 DWT 万 DWT 万 DWT 及び 万 DWT となりこれらで全国の新造船竣工量の約 92.6% を占めた (8) 海洋構造物及び高付加価値船 2008 年 中国造船業界は世界初となる円筒形海洋掘削プラットホームを進水させ 3,050m 深水掘削プラットホームを起工し 400 フィート ジャッキアップ アーム式 - 3 -

11 掘削プラットホームやアジア最大のパイプ敷設バージを竣工させた また 高付加価値船では 液化天然ガス運搬船 (LNG) 10,000TEU 積コンテナ船 16,888 m3サクション式浚渫船等多くのハイテク船を建造した 16 万m3電気推進 LNG 船等の研究開発も大きく前進した (9) 金融危機対応 2008 年に発生した国際金融危機の影響による厳しい経済情勢と国際海運市況の急変に対し中国政府 各関連機関 各企業は次のような対応策を講じた 国務院は景気刺激策の対象重点産業の一つとして造船産業を選定し 国家発展改革委員会及び工業 情報化部は共同で 船舶産業の調整と振興計画 を策定した 中国輸出入銀行 国家開発銀行等の金融機関は造船 造機企業と戦略的な金融支援に関する取り決めを結んだ 各企業は 船主の信用調査等の情報分析 研究開発の推進 生産効率の向上 品質管理やコスト管理の改善等の措置取った - 4 -

12 2. 中国舶用工業の概要 中国工業 情報化部の統計データによれば 2007 年 中国舶用工業の工業総生産額は 228 億元 (2006 年比 59% 増 ) であり 工業増加値は 59 億元 (2006 年比 65% 増 ) であった 中国の舶用工業は造船業と比較すればその成長には差があり舶用工業製品の国産化率は中国で建造される船舶を十分に賄うには至っておらず重要設備及び部品の多くを輸入に頼る状況が続いている 2.1 舶用工業事業者の構成と分布中国船舶工業行業協会の統計データによれば 2007 年 中国の一定規模以上の舶用工業事業者は 321 社であり この内 外資及び香港 マカオ投資企業数は 67 社 就業者数は合計 6 万人であった ( 表 2-1 参照 ) 表 年の中国における一定規模以上の舶用工業事業者数の分類 ( 単位 : 社 ) 企業登記類型による区分 企業規模による区分 国有企業 15 大型企業 3 有限責任公司 53 中型企業 28 民営 / 集団 / 合資企業 186 外資 香港マカオ投資企業 67 小型企業 290 注 : 中国統計局が発表している 中小業基準暫定規定 による企業区分は以下の通りである 大型企業 従業員数 2,000 人 又は売上高 3 億元又は 資産総額 4 億元 中型企業 従業員数 300 人 又は売上高 3 千万元又は 資産総額 4 千万元 小型企業 従業員数 <300 人 又は売上高 <3 千万元又は 資産総額 <4 千万元 備考 : 上記企業は全て 一定規模以上の企業 = 全国有舶用工業事業者及び年間営業収入 500 万元以上の非国有舶用工業事業者 である - 5 -

13 ( 単位 : 社 ) 図 年の企業分類別舶用工業事業者数 ( 単位 : 社 ) 図 年の規模別舶用工業事業者数 地域別に見れば 中国における一定規模以上の舶用工業事業者は 江蘇省 上海市 遼寧省 湖北省 山東省等の造船企業が集中している沿海 河川沿岸地区に分布している 各地における一定規模以上の舶用工業事業者の分布数は 表 2-2 及び図 2-3 の通りである - 6 -

14 表 年の中国主要造船地区における一定規模以上の 舶用工業事業者の分布 地区企業数比率 地区企業数比率 1 江蘇省 60 社 23.81% 7 重慶市 15 社 5.95% 2 上海市 45 社 17.86% 8 河北省 11 社 4.37% 3 遼寧省 40 社 15.87% 9 広東省 9 社 3.57% 4 湖北省 23 社 9.13% 10 安徽省 7 社 2.78% 5 山東省 20 社 7.94% 11 天津市 4 社 1.59% 6 浙江省 17 社 6.75% 12 福建省 1 社 0.40% 合計 252 社 % 出典 : データは 各地の工業 情報化部弁公室より聴取 重慶市 5.9% 河北省 4.4% 広東省 3.6% 安徽省 2.8% 天津市 1.6% 福建省 0.4% 江蘇省 23.8% 浙江省 6.7% 山東省 7.9% 湖北省 9.1% 遼寧省 15.9% 上海市 17.9% 図 年の一定規模以上の舶用工業事業者の分布 一定規模以上の船舶事業者数の全国第 1 位は江蘇省である 江蘇省の舶用工業は比較的揃っており 舶用中速ディーゼルエンジン 甲板機械 船内設備 舶用電力設備 艤装品類 舶用レーダー等を生産している また 二大造船集団傘下の舶用工業事業者が所在する上海市 遼寧省 山東省地区の舶用工業事業者も比較的発展している - 7 -

15 舶用ディーゼルエンジンの主な生産企業は上海市 遼寧省大連市 湖北省宜昌市 陜西省興平市 江蘇省鎮江市 安徽省安慶市 河南省洛陽市等の地区に分布している 舶用甲板機械や船内設備の主な企業は江蘇省南京市 南通市 張家港市 湖北省武漢市 広西壮族自治区梧州市 山東省青島市等に分布している 現在 中国舶用工業は 二大造船集団傘下の舶用工業事業者 中外合弁 外商独資の舶用工業事業者及び地方民営の舶用工業事業者の 3 つの企業グループに分類出来る 2.2 舶用工業製品の構成と生産量中国工業 情報化部の統計データによれば現在 中国で生産される舶用工業製品は主として動力システム装置類 甲板機械類 艤装品類 並びに船内設備の一部である また 依然として輸入に頼っている製品は 遠洋航行船舶用の大型ボイラー 舶用ポンプ コンプレッサー 給油システム 通信設備 レーダーシステム 自動化システム類である ここ数年 中国舶用工業製品の生産量は年々増加しており 2007 年以降 舶用中高速ディーゼルエンジンの生産と輸出は顕著に伸びている 2007 年 中国における低速ディーゼルエンジンの生産数は 前述の通り 169 台 /227 万 kw であり 台数では 2006 年比で 28% の増 出力数では同 35% の増であった 表 年主要舶用工業製品の生産量 製品名称単位生産量 舶用低速ディーゼルエンジン 台 / 万 kw 169/227 舶用中速ディーゼルエンジン 台 / 万 kw 6,299/350 舶用高速ディーゼルエンジン 台 / 万 kw 11,610/181 舶用クレーン 台 402 舶用投揚錨装置 台 2,369 舶用操舵装置 台 752 舶用分離装置 ( 沿海内陸河川船用 ) 台 1,289 舶用燃焼ボイラー 台 420 出典 : 2007 年 中国船舶工業年鑑 - 8 -

16 現時点において 中国の舶用工業製品は 製品構造においても生産量においても 依然として造船産業の急速な発展需要に対応出来ない状況にあり 次の 4 つの課題 を抱えている ( 中国舶用工業製品の製品構造及び生産量の課題 ) 1 重要製品生産量不足 中国が自主生産出来る舶用ディーゼルエンジン 航海用計器等の生産能力は不足しているため これらの製品は大量に輸入せざるを得ず 出力換算による国内市場シェアは 輸入舶用低速ディーゼルエンジン :50% 同中速ディーゼルエンジン :50% 舶用発電装置:70% となっている 2. 重要部品の輸入依存 中国が生産する主要舶用工業製品の多くはライセンス技術導入や中外合作生産による海外ブランド製品であり これらの製品の重要部品は輸入に依存しており 中国の国産化水準は 舶用ディーゼルエンジン部品類 :60% 前後 舶用補助機関部品類 :70% 前後である 3. ハイエンド製品の生産能力不足 一部のハイエンド製品 例えば大型コンテナ船 VLCC 高速旅客フェリー等の高技術船舶が必要な舶用工業製品の市場需要は急速に拡大しているが 中国では生産能力が不足している 4. 優勢国産ブランド品のグローバルサービス 営業能力の不足 中国が自主設計製造する製品 ( 例 : 甲板器械 錨 プロペラ 消火装置 操舵用羅針盤 距離計測装置等 ) は グローバルアフターサービス網や営業拠点が欠けているので 遠洋航行船舶を運航する国内 海外の船主からは受入れられない 出典 : 中国船舶工業行業協会より聴取 中国工業 情報化部によれば 中国舶用工業製品の国産化率はここ数年向上しており 2003 年 :24.7% 2004 年 :30.3% 2005 年 :35.0% 2006 年 :40.0% となっている この中でばら積み船 油タンカー コンテナ船の三大主要船型の舶用工業製品の国産化率はその他の船型に比べて顕著に高く 図 2-4 のとおり 2003 年 : 32.2% 2004 年 :34.2% 2005 年 :38.2% 2006 年 :49.5% となっている 2006 年のばら積み船の国産機器装船率は 63% で 2005 年の水準を維持している 油タ - 9 -

17 ンカー国産化率は 50% で 2005 年に比べて 6% 上昇している コンテナの国産化率 は 38% で 2005 年よりも 6% 上昇している 50.0% 45.0% 40.0% 35.0% 30.0% 25.0% 20.0% 15.0% 10.0% 5.0% 0.0% 総平均水準 三大主力船型平均水準 49.5% 34.2% 35.0% 38.2% 40.0% 32.2% 30.3% 24.7% 2003 年 2004 年 2005 年 2006 年 図 年 ~2006 年の中国舶用工業製品装備率の推移 2.3 舶用工業製品の輸出入 (1)2008 年舶用工業製品の輸出状況中国税関当局の統計によれば 2008 年の舶用工業製品の輸出総額は 20.9 億米ドルで 2007 年同期比 26.65% の増となった ( 表 2-4) 輸出舶用工業製品の輸出額トップ3は 未分類の無線航法援助装置 門型クレーン及び旋回型クレーン 舶用ディーゼルエンジン部品であり これら3つの輸出額は輸出総額の半分以上を占めた 2007 年から最も伸びた製品はスタッドリンクチェーンで輸出額は 2.2 億米ドルとなった 表 年舶用工業製品の輸出額 製品名称輸入額 ( 米ト ル ) 2007 年比割合 未分類の無線航法援助装置 549,977, % 26.28% 門型クレーン及び旋回型クレーン 300,327, % 14.35% 舶用ディーゼルエンジン部品 225,699, % 10.78% スタッドリンクチェーン 219,852,900 1,327.62% 10.51%

18 レーダー及び無線航法援助装置部品 170,951, % 8.17% 舶用推進器及び翼板 126,526, % 6.05% 舶用船室外火花点火式往復或いは回転式ピストン内燃機関 94,708, % 4.53% 舶用ディーゼルエンジン 94,684, % 4.52% 鋼鉄製錨 グラプネル及びその部品 86,659, % 4.14% 舶用点火式ピストン内燃機関部品 70,040, % 3.35% レーダー及び無線航法援助装置アンテナ及びその反射器及び備品 41,314, % 1.97% 舶用伝動軸 39,891, % 1.91% 操舵装置及びジャイロスタビライザー部品 15,089, % 0.72% 未分類の航海計器及び装置 14,648, % 0.70% コンパス 9,541, % 0.46% 舶用タービン 6,903, % 0.33% 操舵装置及びジャイロスタビライザー 6,543, % 0.31% 舶用船室洗浄機 6,516, % 0.31% 航海用レーダー設備 6,086, % 0.29% 未分類のレーダー設備 5,686, % 0.27% 未分類の舶用火花点火往復或いは回転式ピストン内燃機関 1,141, % 0.05% 合計 2,092,790, % % 中国舶用工業製品は 世界の 170 の国と地域に輸出されており 輸出額が 1,000 万米ド

19 ル以上になったのは 26 の国と地域であった その内 輸出額が 1 億米ドル以上となったのは香港 韓国 アメリカ 日本 ドイツ オランダ及びベトナムの 7 つの国と地域であった そのうち韓国 アメリカ ドイツ及び日本の合計は 8.7 億米ドルに達し 輸出総額の 42% を占めた その他 ベトナム ブラジル シンガポール インド及びインドネシアへの輸出も高い伸びを示した 輸出企業では 全国 3,130 社の企業が舶用工業製品の輸出業務を行っており 輸出額が 1,000 万米ドル以上の企業は合計 38 社となった 輸出企業のうち 外商独資企業による輸出額は合計 10.4 億米ドルで舶用工業製品の輸出総額の 49.76% を占めた 合資企業と国内民営企業の輸出もそれぞれ 114% 152% と増加した (2)2008 年舶用工業製品の輸入状況 2008 年の中国の舶用工業製品の輸入額は 43.4 億米ドルで 2007 年同期比 68.4% の増となった ( 表 2-5) 2008 年 中国は世界の 62 の国と地域から舶用工業製品を輸入した その内 輸入額が 1 億米ドル以上の国は 韓国 日本 ドイツ アメリカ ノルウェー フィンランドの 6 ヶ国であり これらの国で輸入総額の 80% を占めた 輸入舶用工業製品のうち比率が最も高いのは舶用ディーゼルエンジンで 5,421 台 22 億米ドル (2007 年比 103% 増 ) で 輸入総額の半分を占めた その次は 舶用推進器及び翼板で輸入額 5 億米ドル (2007 年比 65% 増 ) で輸入総額の 11.6% を占めた 表 年舶用工業製品の輸入額 製品名称輸入額 ( 米ト ル ) 2007 年比割合 舶用ディーゼルエンジン 2,193,222, % 50.54% 舶用推進器及び翼板 505,374, % 11.65% 舶用ディーゼルエンジン部品 287,642, % 6.63% 舶用伝動軸 253,031, % 5.83% 未分類の無線航法援助装置 250,235, % 5.77% レーダー及び無線航法援助装置部品 217,345, % 5.01% 門型クレーン及び旋回型クレーン 130,887, % 3.02% 操舵装置及びジャイロスタビライザー 100,134, % 2.31%

20 航海用レーダー設備 82,941, % 1.91% 未分類の航海計器及び装置 80,870, % 1.86% 未分類のレーダー設備 49,869, % 1.15% レーダー及び無線航法援助装置アンテナ及びその反射器及び備品 43,715, % 1.01% 舶用点火式ピストン内燃機関部品 43,179, % 1.00% コンパス 24,190, % 0.56% 操舵装置及びジャイロスタビライザー部品舶用船室外火花点火式往復或いは回転式ピストン内燃機関 20,414, % 0.47% 19,394, % 0.45% スタッドリンクチェーン 16,034, % 0.37% 舶用船室洗浄機 15,382, % 0.35% 未分類の舶用火花点火往復或いは回転式ピストン内燃機関 4,031, % 0.09% 鋼鉄製錨 グラプネル及びその部品 1,414, % 0.03% 舶用タービン 22, % 0.00% 合計 4,339,335, % % (3) 主要舶用工業製品の輸出入の動向主要舶用工業製品 (27 品目 ) の輸出入について 2003 年から 2007 年までの 中国税関統計年鑑 のデータを整理し 別添資料 1 に取り纏めた (4) 日系舶用工業製品中国に輸入される舶用工業製品の中で日系製品は韓国やドイツとともに 20% を超えるシェア (2007 年 :23.92% 2008 年 1~9 月 24.37%) を占めている ここ数年の傾向をみると中国の新造船建造量が急増するのに比例し日本からの舶用工業製品の輸入量も増加している

21 2.4 主な中国舶用工業製品 舶用工業製品別生産状況中国で生産される主な舶用工業製品である舶用低速ディーゼルエンジン 舶用中 高速ディーゼルエンジン 舶用発電機 舶用ポンプ 舶用プロペラ 航海計器 熱交換器 舶用クランクシャフト及び舶用クレーン 甲板機器の生産状況は次のとおりである (1) 舶用低速ディーゼルエンジン中国舶用低速ディーゼルエンジンは主にデンマークの MAN-B&W 社及びフィンランドの WÄRTSILÄ 社の技術ライセンスが導入されている 現在 中国で生産を行う大型舶用低速ディーゼルエンジン企業は 3 社である 具体的には 中国船舶工業集団 (CSSC) 傘下の滬東重機有限公司 ( 元の滬東重機股份有限公司 ) 中国船舶重工集団公司 (CSIC) 傘下の大連船用柴油機厰及び宜昌船舶柴油機有限公司である 滬東重機有限公司の製品は主として CSSC 傘下の造船企業及び中国南方地区の地方造船所に供給され 大連船用柴油機厰及び宜昌船舶柴油機有限公司の製品は主として CSIC 傘下の造船企業及び中国北方地区の地方造船所に供給されている また 上記 3 社以外に中外合弁企業である上海中船三井造船柴油機有限公司及び青島斉耀瓦錫蘭菱重麟山船用柴油機有限公司が 2006 年設立された 表 2-7 及び図 2-5 は 2007 年の中国舶用低速ディーゼルエンジンの生産状況を示したものである 表 年の中国舶用低速ディーゼルエンジンの生産状況 企業名 生産量 ( 台 ) 比率 (%) 生産量 ( 万 kw) 比率 (%) 1 滬東重機有限公司 大連船用柴油機厰 宜昌船舶柴油機有限公司 上海中船三井造船柴油機有限公司 合計 注 1: 上記は各企業の発表による 注 2:1 馬力 =0.746kw

22 宜昌船舶柴油機有限公司 19% 上海中船三井造船柴油機有限公司 2% 滬東重機有限公司 48% 大連船用柴油機厰 31% 図 年中国舶用低速ディーゼルエンジンの生産量状況 ( 生産台数ベース ) (2) 舶用中 高速ディーゼルエンジン中国船舶工業行業協会の統計データによれば ここ数年 中国が建造した遠洋航行船舶に使用している中速ディーゼルエンジンは 70% が海外より直接輸入され 残りの 30% は中国企業が海外技術を導入して生産したものであるが それらは主としてフランスの Semt-Plelstick 日本のダイハツディーゼル株式会社 ヤンマーディーゼル株式会社 韓国現代重工業株式会社 (HiMSEN-ENGINE) デンマークの MAN 社及びドイツの MTU 社のライセンス製品である 中国の舶用中速ディーゼルエンジン生産企業の重点企業 4 社 即ち 陜西柴油機重工有限公司 鎮江中船設備有限公司 ( 鎮江船用柴油機厰 ) 安慶船用柴油機厰 上海新中動力機厰を中心として中国の舶用中速ディーゼルエンジンの生産量は年々伸びており機種も年々豊富になっている 2007 年の中国舶用中速 高速ディーゼルエンジンの生産量は 次表の通りである 表 年の中国舶用中速 高速ディーゼルエンジンの生産量生産量 ( 万 kw) 類型生産量 ( 台 ) 舶用中速ディーゼルエンジン 6, 舶用高速ディーゼルエンジン 11, 出典 : 2007 年中国船舶工業年鑑 のデータ

23 業界の専門家によれば 中国で生産されている舶用中速ディーゼルエンジンのシ リンダー径は 160~400mm の範囲に集中しており しかも機能が単一で出力範囲も 狭く大出力の製品は少ない また 2008 年初現在で中国には知的所有権を有する舶 用中速ディーゼルエンジンブランドはない 舶用中速ディーゼルエンジンの研究開発能力が後れている事から海外特許技術を導入せざるを得ない状況となっている 中国国内企業が生産する中速ディーゼルエンジン用鋳造品の品質も外国製品に比べまだまだ格差がある (3) 舶用発電機現在 中国の舶用発電機は海外の技術導入及び製造ライセンスによって製造されている 製造ライセンスは主に 韓国現代 (HYUNDAI) 米国 COMMINS 社 ドイツ SIEMENS 社 フィンランド WÄRTSILÄ 社であるが 一部の国有基幹発電機生産企業 例えば 蘭州電機責任有限公司等は長年に渡る研究開発を通して独自の知的所有権を有する国有ブランドを確立している 現在 中国国内企業が生産する舶用発電機及び装置は基本的に中国国内販売向の小型 特殊船舶 内陸河川船舶の装備需要を満たしている しかしながら 一部の輸出船舶 遠洋航行船舶については 中国ブランドはその知名度 品質 アフターサービス等の分野で船主の完全な信頼を得るに至っていないので 依然として輸入機器 船主の指定する外資企業及び中外合弁企業が生産する製品が主流となっている (4) 舶用ポンプ現在 中国で生産されている舶用ポンプの種類は主として遠心ポンプ 旋回ポンプ スクリューポンプ ギアポンプである 中国において 最も早く舶用ポンプを生産した企業は 上海水泵厰 ( 現在はドイツ KSB 社と合弁の上海凱士比泵有限公司 ) 及び天津工業泵厰 ( 現在は天津泵業機械集団有限公司 ) である 中国造船業 舶用工業の発展に伴い 瀋陽水泵厰 ( 現在は瀋陽水泵股份有限公司 ) 長沙水泵厰 ( 現在は長沙水泵厰有限公司 ) 重慶水泵厰 ( 現在の重慶水泵厰有限責任公司 ) 等も相次いで大型中型舶用ポンプの生産を開始した 広寧舶用泵厰 ( 現在は広寧舶用水泵制造有限公司 ) は 中国初の舶用ポンプ専門企業であり 約 10 系列 約 200 品種の舶用ポンプの設計及び生産を行った その後 江蘇振華泵厰 ( 現在は江蘇振華泵業有限公司 ) 広東順達船舶工程有限公司等も舶用ポンプの製造分野に進出した 現在 中国の舶用ポンプ生産企業数は多く 民営企業の占める比率が高くなっている また 舶用ポンプの生産規模は拡大しているが 中国製舶用ポンプの技術水準と品質は先進国に比べまだまだ大きな格差が存在する 業界内専門家によれば 現在 中国舶用ポンプ業界には次の 4 つの問題が存在している 1 技術力舶用ポンプの技術者や製品開発のための技術力が不足している 2 研究開発投資多数の舶用ポンプ事業者において研究開発への投資が行われていない

24 3 品質 設計概念が陳腐で生産管理能力も低く品質が劣っている また アフターサービスが不十分である 4 品揃え大型舶用ポンプや特殊用途の舶用ポンプの生産が出来ず 品揃えが不十分である (5) 舶用プロペラ現在 中国の舶用プロペラは基本的に国産化を実現しており 一定の大型プロペラの自主設計 製造能力も具わっている 中国でトップクラスのプロペラ生産企業である大連舶用推進器厰は VLCC や大型コンテナ船用の大型舶用プロペラの国産化を実現している 現在 中国の舶用プロペラの基幹企業は主として大連市 武漢市 江蘇省等の地域に集中している 国有企業以外にも 中外合弁企業や民営企業も舶用プロペラの設計 製造分野に進出しており徐々に中国国内トップ水準に到達しつつある 中国造船産業の発展に伴い 中国のプロペラ生産企業の受注量も多く 2010 年迄の受注残を抱えている 各企業は技術開発や生産設備の更新を行い 生産規模 生産能力及び技術水準の向上に努力している 現在の各企業の拡張計画に基づけば 2010 年前後 中国のプロペラ生産能力は現在の 2~3 倍に達すると予測される (6) 航海計器航海計器は中国舶用工業の中では非常に脆弱な分野である 特に 舶用レーダー 通信等のハイテク電子設備の生産は 欧米や日本等のメーカーが大きなシェアを占めている 現在 中国で自主生産できるものは船内通信設備 ( 舶用電話等 ) や一部の航海計器 ( 磁気コンパス等 ) 等であり 主に沿海航行用の小型船舶や内陸河川用船舶に使用されている 輸出船に装備される通信設備 ( 無線電信設備 衛星通信設備 ) 航海計器 ( レーダー ) 等のハイテク製品は依然として輸入に頼るか海外の技術を導入し生産されている 中国の航海計器の輸入国としては 米国と日本が突出している 航海計器の中で 衛星通信システム 無線電信システムの主要輸入元は日本である レーザーシステム 電子羅針盤 自動操舵装置 ソナー等の航海設備は 日本 米国 ドイツが中国市場を席巻している 2006 年以降 中国は舶用レーダー 通信及び自動化設備分野の研究開発を進めている 2006 年 海外からの技術導入を通して 中国は自主ブランドの船舶自動化システムの研究開発プロジェクトを立ち上げた また 中国遠洋運輸集団 (COSCO) 傘下の中国遠洋網絡有限公司が北京海蘭信数据記録科技有限公司と提携し舶用電子機器市場への参入を表明した 2006 年 青島海德威船舶科技有限公司は船舶積載用航跡記録装置を自主研究開発し 上海駟博監控技術工程有限公司は船舶監視制御システム 遠隔制御システム等を自主開発した 航海計器は 中国舶用工業の中で最も脆弱な分野であり 舶用レーダー 電子羅

25 針盤等には自主生産ブランドがなく海外との格差はまだ大きい (7) 熱交換器中国船級社 (CCS) の分類によれば 現在 中国で生産されている舶用熱交換器は舶用スパイラル式熱交換器と舶用プレート式熱交換器の二種類ある 舶用熱交換器 表 2-9 中国の舶用熱交換機の種類舶用スパイラル式熱交換器舶用潤滑油冷却器舶用淡水冷却器舶用空気冷却器舶用大気冷却凝縮器舶用空気加熱器舶用プレート式熱交換器 専門家によれば 現在 中国の熱交換器の市場規模及び全体需要は巨大である 当初は海外ブランドの熱交換器スェーデン ALFALAVAL SWEP 等のみであったが ここ数年で中国においても熱交換器の製造能力が高まり 相対的に低価格 低原価の製品が市場に出回り始めている 今後 中国における熱交換器市場は 競争も更に熾烈になると予想されるが 需要は大きい 外国企業の中国舶用熱交換器分野への投資としては スェーデンの SWEP 社が 1987 年にプレート式熱交換器で参入し 2000 年に舒瑞普プレート式換熱器 ( 北京 ) 有限公司を設立した その製品は石油 ケミカル 電力 船舶 新エネルギー等の多くの分野で広範に使用され 年間生産高は 1 億元を突破している スェーデンの SWEP 社の組合式熱交換器 (PHE) 部門が米国の Tranter 社に買収された為 2007 年 12 月 7 日 舒瑞普プレート式換熱器 ( 北京 ) 有限公司は社名を特プレート式換熱器 ( 北京 ) 有限公司に変更した 中国は 世界シェア第一位のプレート式熱交換器生産企業である Tranter 社の世界で第 4 番目の生産センターとなる また 2007 年 12 月 1 日 武漢舶用機械有限公司は 世界的に有名な舶用熱交換器生産企業であるオランダの Bloksma 社と合弁で武漢布洛克斯瑪熱交換器有限公司を設立し 舶用箱型冷却器等の設計 生産及び販売を行っている この会社の年間生産高は 8,000 万元 ~1 億元である (8) 舶用クランクシャフト中国における舶用低速ディーゼルエンジン用舶用クランクシャフトの製造については 2001 年 中国国家関連部門が 合資建設舶用組立型クランクシャフト国産化プロジェクト を批准し 2002 年 4 月 上海船用曲軸有限公司 ( 上海電気 ( 集団 ) 総公司 滬東中華造船 ( 集団 ) 有限公司 中国船舶重工集団公司 上海工業投資公司の共同出資企業 ) が設立された 上海船用曲軸有限公司は 独自の知的財産権を有するクランクシャフト製造技術を保有し 2006 年 15 本 2007 年約 50 本のクランクシャフトを製造した その後 2006 年 10 月末には 青島海西湾基地にある青島海西重工有

26 限責任公司 ( 中国船舶重工集団公司武漢重工鋳鍛有限責任公司の全額出資子会社 ) が 操業を開始した 更に 2007 年 12 月には大連華鋭船用曲軸有限公司 ( 大連重工 起重 集団控股 中船重工集団 滬東中華 中国一重集団の共同出資企業 ) が自主研究開発 した大型舶用クランクシャフト (50 型 ) の生産を開始した 現在 中国において国産クランクシャフトの品種はほぼ揃い 低速ディーゼルエ ンジン用のクランクシャフトについては全品種の 90% をカバーしていると言われて いる また 中高速舶用ディーゼルエンジン用クランクシャフトでは 南車集団資陽機 車有限公司が中国における主要生産企業で年間 1,000 本 ( 国内市場の 80%) 以上生 産しており国外にもロットで輸出を行っている (9) 舶用クレーン 甲板機器 舶用クレーンや甲板機器は 現在中国国内において良好な製品を生産することができ海外にも輸出されている また 舶用錨鎖は中国舶用工業生産における先進的製品であり 2007 年中国には 13 社の舶用錨鎖生産企業が存在し 総年産能力は 12 万トンで世界の総生産能力の 40% を占めた 中国の主な舶用工業事業者 中国船舶工業行業協会の統計データによれば 2007 年中国の一定規模以上の舶用工 業企業数は 321 社となっているが 中国舶用工業の舶用低速ディーゼルエンジン 舶 用中 高速ディーゼルエンジン 舶用発電機 舶用ポンプ 舶用プロペラ 航海計器 熱交換器 舶用クランク軸及び舶用クレーン 甲板機器を製造する次の主要事業者 37 社及び一般企業 86 社合計 123 社の詳細データを別添資料 2: 中国舶用工業事業者詳細データ に取り纏めた 表 2-10 調査企業一覧 ( 単位 : 社 ) 製品類別主要企業企業名称一般企業合計 1 舶用低速ディーゼルエンジン 2 舶用中 高速ディーゼルエンジン 3 舶用発電機 滬東重機有限公司 2 大連船用柴油機厰 3 宜昌船舶柴油機有限公司 4 上海中船三井造船柴油機有限公司 1 陜西柴油機重工有限公司 2 鎮江中船設備有限公司 ( 鎮江船用柴油機厰 ) 3 安慶船用柴油機厰 4 上海新中動力機厰 5 河南柴油機集団有限責任公司 6 上海柴油機股份有限公司 1 蘭州電機有限責任公司 2 鎮江中船現代発電設備有限公司 3 中船重工電機科技股份有限公司

27 4 舶用ポンプ 5 舶用プロペラ 6 航海計装計器 7 熱交換器 舶用クランク軸 3 9 舶用クレーン 甲板機器 3 4 上海瓦錫蘭斉耀柴油機有限公司 1 天津泵業機械集団有限公司 2 江蘇振華泵業制造有限公司 3 上海凱士比泵有限公司 4 広東広寧船用水泵制造有限公司 1 大連船用推進器厰 2 大連安達有色金属鋳造有限公司 3 鎮江中船瓦錫蘭螺旋漿有限公司 4 常州中海船舶螺旋漿有限公司 5 南通惠港船舶推進器有限公司 1 上海航海儀器有限責任公司 2 大連遼無二電器有限公司 3 北京海蘭信数据記録科技有限公司 4 舟山嵊泗航海儀器厰 1 四平巨元集団公司 2 湖北登峰換熱器有限公司 3 南通市申通機械厰 4 南通機床集団交通機械有限公司 1 上海舶用曲軸有限公司 2 大連華鋭船用曲軸有限公司 3 青島海西重工有限公司 1 杭州前進歯輪箱集団有限公司 2 重慶歯輪箱有限責任公司 3 南京中船緑洲機器有限公司 合計

28 2.5 中国舶用工業の発展状況 (1) 国有企業 2006 年 ~2008 年初頭の中国舶用工業における 事業者の研究開発や発展の状況は表 2-11 のとおりである また 製品別の開発の動向は表 2-12 のとおりである 表 年 ~2008 年初頭における中国国内企業の舶用工業製品の研究開発 企業名期間主要な進展 滬東重機有限公司 ( 前身は滬東重機股份有限公 司 ) 2006 年上期 2006 年下期 8S60ME-C と 7K90ME-C の 2 種類の新型ディーゼルエンジンの研究開発に成功した 6K80ME-C 新型ディーゼルエンジンの研究開発に成功した 2008 年 3 月 世界初の 6RT-flex60C-B インテリジェント型舶用ディーゼルエンジンの開発に成功 そのタイプは フィンランドの WARTSILA 社が市場に売り出した次世代電気噴射式インテリジェント型舶用低速ディーゼルエンジンであり その窒素酸化物排出量は国際海事機関 (IMO) 基準を上回る品質である 大連船用柴油機厰 2007 年 7 月 2 基の超大型ディーゼルエンジンを成功裡に引き渡した 具体的には以下の通り 1 単機パワー 49,680 馬力の 8K90MC-C ディーゼルエンジンは 中国で建造された最大パワーのディーゼルエンジンであり 大型コンテナ船の高速度運行の要求に対応して設計された 2 最大出力パワー 34,650 馬力の 7S80MC ディーゼルエンジンは中国初の中国船籍 VLCC に装備されたディーゼルエンジンである 武漢船用機械有限責任公司 2006 年 大連船舶重工向け 30.8 万トン VLCC 用錨巻取り装置を生産した 鎖径 :φ177u3 巻取り装置: 30 トン 錨鎖ローラーベルト油圧スプリングブレーキ 錨鎖ローラー閉鎖式ギア インテリジェント型舷側油圧遠隔制御システム 高圧

29 三方向スクリューピストンで 国内最大トン数の錨巻取り装置 風帆股份有限公司 2006 年 2006 年の鉛酸蓄電池生産量は 638 万個 (629.98kva 時 ) で 国内鉛酸蓄電池業界の新記録を樹立 南京中遠緑洲機器有限公司 2007 年 2007 年のベッカー舵の生産量 200 台となり 国内ベッカー舵生産の新記録を樹立 重慶紅江機械厰 2007 年 4 月 MAN B&W 社の 6S60ME-C 低速ディーゼルエンジンのコア部品として油圧シリンダーユニット (HCU) と蓄圧装置を中国で初めて生産 中船重工集団 (CSIC) ( 大連船舶重工集団有限公司によって 704 所 711 所 陕西柴油機重工有限公司 河南柴油機集団有限公司 山西汾西重工有限責任公司を取り纏めて 開発に参加 ) 2007 年 9 月 CSIC が担当する 舶用発電所プラント設備の研究開発 を完成させ 専門家の鑑定に合格 当該舶用発電所プラント設備は 3 台の中速ディーゼル発電装置 1 台の高速ディーゼル緊急発電装置と 1 組の配電 監視制御システムで構成され 知的所有権を保有する国際水準のプラント設備である 出典 : 中国工業 情報化部のホームページ及び中国マスメディア公開情報を整理した 表 年 ~2008 年年初における中国の舶用工業製品開発の動向 重点製品 企業動向 大型低速ディーゼルエンジンクランクシャフト 年 12 月 上海臨港重装備産業区内の企業である上海船用曲軸公司 ( 上海電気 ( 集団 ) 総公司 滬東中華造船 ( 集団 ) 有限公司 中国船舶重工集団公司 上海工業投資公司の共同出資企業 ) の第 2 期新工場が操業を開始し 大型舶用クランクシャフトの生産量が引き上げられて その目標年産能力は 240 本となった 年 10 月末 青島海西湾基地にある青島海西重工有限責任公司 ( 中国船舶重工集団公司武漢重工鋳鍛有限責任公司の全額出資子会社 ) は操業を開始し 2007 年 5 月には初の舶用大型クランクシャフトを韓国向に輸出し その目標年産能力は 50 本のセミ縦型クランクシャフトである 年 12 月 29 日 大連華鋭船用曲軸有限公司 ( 大連重工 起重集団控股 中船重工集団 滬東中華 中国一重集団の共同出資企業 ) は 自主研究開発した初の大型舶用クランクシ

30 ャフト (50 型 ) の正式生産を開始し 目標年産能力は 150 本 (2010 年 ) として 2008 年 5 月には初の 70 型クランクシャフトの生産を開始する予定 年 3 月 23 日 黒龍江省にある斉重数控股份有限公司が自主研究開発して NC 重型クランクシャフトスクリュー切削加工センターが加工した初の舶用大型ディーゼルエンジンクランクシャフトが青島海西重工有限責任公司にて生産を開始し 中国初の国産加工センターによる大型クランクシャフトの製造が始まった 甲板機械 通信レーダー設備 1 舶用クレーン 機械室三大主要ポンプ 舶用鋼板については 現在中国国内において良好な生産品質を保証出来 関連生産企業も生産量を拡大して輸出に対応する事を計画している 2 舶用錨鎖は中国舶用工業生産における先進分野であり 2007 年では中国には 13 社の舶用錨鎖生産企業が存在し 総年産能力は 12 万トンであり 世界の総生産能力の 40% を占め 中国の錨鎖の総輸出量は世界の総輸出量の 20% を占めている 関連生産企業はその輸出量の更なる拡大を計画している 1 通信レーダー設備は中国舶用製品生産における弱点分野であり 中船重工集団 (CSIC) の責任者によれば CSIC は欧州 日本 韓国との合作合弁を通じて 舶用工業分野の技術力の向上を図り 技術革新を奨励する事を決定 2 船舶自動識別システム (AIS) 航行データ記録装置 (VDR) について 中国の関連企業は海外の技術を導入して北京市 福建省等で VDR AIS の生産を開始した 大連市では船級社の承認を得て 船舶搭載電子海図システム (ECS) の生産を開始している 出典 : 中国船舶工業行業協会 中国マスメディア等から聴取 (2) 民営企業 2007 年 民営資本が続々と舶用工業分野に進出した 江蘇省無錫市 浙江省金海湾市 安徽省合肥市等において民営低速ディーゼルエンジ製造企業が振興し 浙江省舟山市 江蘇省泰州市等においても 多くの民営資本による艤装品及び二次組立部品類等を生産する企業の投資が始まった 民営企業の発展は中国舶用工業の生産能力不足の状況をある程度緩和したが 注目すべきは 民営企業と国有企業との間の原材料や人材資源等の争奪戦が繰り広げられ 中国国内舶用工業事業者間の競争を熾烈化させている事である 民営企業は 往々にして 民営資本 に 国有企業の技術古参者 を加える形で設立しているので 現在 多くの国有舶用工業事業者のコア技術者が新興民営企業の競争争奪の対象となっている また 現在 中国国内舶用工業製品の原材料 例えば舶用メインエンジンに必要な鋳造品 鍛造品は非常に不足している 民営企業の進出が これら原材料調達分野での圧力を増大させている

31 (3) 製造基地と産業園区 2006 年 ~2007 年 中国の主要造船地域における関連産業園区の建設は進み 上海臨港舶用重要組立品製造基地 青島海西湾船舶配套設備制造基地 南通船舶配套工業集中区 大連船舶配套産業園等の国家級重点地区以外にも 江蘇省 浙江省 重慶市 武漢市等においても舶用工業発展計画が制定され 関連産業園区又は製造基地の建設が始まったり計画が策定された 中国船舶工業行業協会の統計データによれば 現在 中国が建設中 計画中の舶用工業園区は合計で 30 前後である 上海市 遼寧省 山東省 江蘇省 浙江省 重慶市及び福建省に立地する 20 の関連産業園区又は製造基地の概要は次の通りである 表 2-13 中国における主な舶用工業製品製造基地 産業園区の概要 (2008 年 3 月現在 ) 地区製造基地 / 産業園区主要業務範囲 上海市 (2) 遼寧省 (6) 1 江南重工股份有限公司制造基地 2 上海臨港船舶配套基地 3 大連船舶配套産業園 4 大連旅順船舶配套園 5 錦州航星船舶配套園 6 営口船舶配套工業園 大型液化ガス用船舶の舶用油圧シリンダー製造センター 各種舶用シャフト 舵の加工センター 1 舶用発動機製造 : 低 中速ディーゼルエンジン 内燃機 部品類の製造 ガスタービン シャフトの製造 2 舶用軸受 ギア製造 : 舶用大型軸受 ギア 旋回 駆動部品類の製造 3 その他重要舶用設備 : 舶用推進装置 プロペラ レーダー装置 舶用安全装置 環境保護設備 1 舶用工業製品類 : 低速大馬力ディーゼルエンジン クランクシャフト シャフト 舵 大型プロペラ 甲板機械 船室機械設備 舶用電器 鋳造センター等 2 舶用物流関連 : 例えば舶用鋼材切断配送センター 配管品加工配送センター ケーブル切断配送センター 舶用塗料配送センター等 3 中間製品関連 : 例えば上層建築完成品専用生産工場 / 供給業者 超大型船体全体ブロック供給業者等 船体ブロック生産基地 船舶 巡視艇専用計装計器及び電器設備等の舶用電器関連製品 造船 船舶修理 中間製品 舶用機械 舶用電器 舶用装飾材料等

32 山東省 (3) 江蘇省 (5) 7 盤錦船舶修造産業園 8 葫芦島龍港 連山船舶工業配套園区 9 栄成船舶配件工業園 10 蓬莱船舶配套工業園 11 文登市澤庫鎮船舶配套工業園 12 南通船舶配套工業集中区 13 如皋船舶機電配套産業園区 14 泰州永安洲船舶 配套産業園 15 揚州儀征船舶工業園 5 万トン級中小型船舶 ヨット モーターボート及び関連組立産業 舶用重型クレーン 船舶ブロック艤装 舶用圧力容器等の製品 三星 成東 伽耶 森達美 神飛 黄海造船等大型船舶企業を主とし 関連する舶用工業部品の製造を発展させる 船舶艤装 ハッチ 排水部品 電気設備 艤装品 舶用寝具 ステンレス厨房 衛生設備 重工機械 鋼鉄構造等の舶用工業製品 舶用電気設備 レーダー設備 舶用塗料 内装装飾材料等の関連製品 1NCSC 海洋エンジニアリング三大プロジェクト ( ハッチ 港湾機械 石油プラットフォーム等 ) 舶用コンテナ 舶用モジュール 2 小型舶用ディーゼルエンジン 舶用錨 巻取り装置 操舵装置 舶用旋盤 船室機械 3 大型規格外鉄骨構造物 舶用ボイラー 精密速度調節装置 舶用計測計器 制御システム 4 大型パワー舶用ディーゼルエンジン 大型クランクシャフト 舶用ボイラー 石油プラットフォーム製造等のプロジェクト 各種鉄骨構造物 艤装品の製造 甲板機械 内装システム 舶用機電設備等 船室機械 甲板機械 投錨設備 係留鎖 荷役設備 舶用消防システム 舶用空調 操舵機械 舶用ポンプ バルブ 舶用モジュール 舶用電力設備 舶用自動化設備 溶接切断設備 舶用シャフト 推進装置等 高機能舶用塗料 中小型舶用ディーゼルエンジン部品 舶用照明器具 一部小型船室機械 計測計器 舶用モジュール 舶用艤装品 舶用鉄骨構造物 ブロック等

33 浙江省 (1) 16 揚州太平洋船舶配套産業基地 17 舟山市船用配套件生産基地 1 ハッチ製造 パイプ加工 ハイプ処理 舶用ユニット / モジュール製造 ケーブル切断配送 シャフト / 舵加工等の業務 2 舶用ケーブル 大型規格外鉄骨構造物 舶用計装計器 制御システム 航海設備 舶用機械 ハッチ等製品 3 鋼材切断配送 パイプ加工配送 ケーブル切断配送 舶用塗料配送等の舶用関連物流プロジェクト及び舶用関連製品貿易市場の構築 舶用塗料 プロペラ 錨鎖 舶用配電設備 バルブ フランジ 防水コック 窓 ハッチ等の関連製品 重慶市 (2) 18 北部新区工業園元の重慶前衛儀表厰の生産ゾーンの移転先 主として精密機械 電子計装計器 機電一体化制御システムを生産 19 永川船舶工業園舶用機械 福建省 (1) 20 泉州船舶配套産業園区 1 舶用機電 舶用物流 中間製品等の三大類舶用工業関連産業を重点的に発展させる 2 大型鉄骨構造物 パイプ加工 甲板機械 舶用ケーブル 設備の修理 空調通風設備等の製品 出典 : 2007 年中国船舶工業年鑑 中国船舶報 等マスメディア公開情報より (4) 外資企業の発展状況 2007 年 中国において新規に設立された外国独資による舶用工業事業者は 30 社であり 中外合弁舶用工業事業者は 12 社であって その合計企業数は 2005 年に比べて約 2 倍となっている 例えばオランダの Huisman スペインの IZAR デンマークの INEXA ポルトガルの EURONAVY 等であり 製品はケーブル 溶接設備 艤装品 冷凍設備 塗料 電力系統等である また 韓国 ドイツ フィンランド等の外資企業は中国国内に甲板機械分野の工場建設投資を実施し 揚錨装置 クレーン等の機械の生産を続々と開始した 過去の中国船舶工業行業協会の発表によれば 2006 年末現在 中国に存在する外国企業独資舶用工業事業者数は 40 社であり 中外合弁舶用工業事業者数は 45 社以上である 当該データに基づき計算した場合 2007 年末現在 中国には少なくとも独資の舶用工業事業者は 70 社存在し 中外合弁舶用工業事業者は 57 社存在し合計で 127 社となる その投資方式については 過去 中国の舶用工業事業者は スイス デンマーク ドイツ フランス等から舶用メインエンジン 補助装置 船室機械 甲板機械 舶用電器等 60 余の技術を導入したが その殆どがライセンス方式での導入であった

34 ここ 2 年間の外資の中国舶用工業分野への進出方式は 過去の技術移転方式から徐々に独資又は合弁による工場建設の直接投資方式へと変わって来た 外資舶用工業関連企業が中国で生産する舶用工業製品は 中国造船企業に装備される物を除き 大量に欧州 日本 韓国の世界市場に輸出されている (i) 欧州 2007 年 欧州の舶用工業事業者が続々と中国市場に進出した 中国船舶工業行業協会のデータによれば 2007 年 中国に投資して工場を建設した欧州の舶用工業関連企業数は 20 社前後であり 舶用動力システム 特に舶用ディーゼルエンジン分野は欧州企業の投資の中心であった 中でも低速ディーゼルエンジンの巨大企業である WARTSILA( 中文 : 瓦錫蘭 ) と MAN( 中文 : 曼恩 ) は各々異なる戦略で中国に進出したが WARTSILA は中外合弁企業を設立して 舶用機械の現地化生産を実現し MAN は中国でのライセンシー企業リストを拡大して中国市場を開拓した 表 2-14 は 2007 年の欧州舶用工業関連企業の舶用動力システム 推進システム 補助装置分野の投資動向を纏めたものである 表 年の欧州舶用工業事業者の中国における投資動向 分野企業名投資動向 舶用動力システム WARTSILA MAN MTU 中船重工集団公司と日本三菱重工の三社で合弁企業を設立し シリンダー径 50cm~96cm の 2 ストローク大型低速ディーゼルエンジンを製造 第 1 期工事操業開始後の年産能力は 100 万 ~150 万馬力 第 2 期工事操業開始後の年産能力は 200 万 ~250 万馬力 無錫市安泰動力機械有限公司とライセンシー契約を締結し シリンダー径 46cm 以下の 2 ストローク舶用ディーゼルエンジンを製造 中国北方工業集団公司と合弁でディーゼルエンジン組立企業を設立し 2009 年より 956 系列 1163 系列 (4,400 ~7,400kw) 595 系列 (3,240~4,320kw) 及び 4000 系列 (1,100~3,010kw) ディーゼルエンジンの生産を開始する 中国市場を更に開拓する為 当該公司はアジア本部をシンガポールから上海に移す その他 米国 Caterpillar フランス Converteam 等の動力システム供給企業は中国での投資計画を拡大すると発表

35 舶用推進システム WARTSILA 1 鎮江中船瓦錫蘭螺旋漿有限公司の新工場が操業を開始 舶用プロペラの年間生産能力は 6,000 トン 2 瓦錫蘭推進装置 ( 無錫 ) 有限公司の第 2 期 第 3 期工事が竣工し 操業を開始 舶用操舵推進装置 主軸シャフト シールシステムの生産能力が向上 具体的には以下の通り 1) 第 2 期工事は 2007 年 8 月に正式操業を開始 舶用操舵推進装置 100 台の製造が可能 パワー範囲は 1,080 ~3,060kw プロペラ直径は 1.6m~3.0m 2007 年 11 月時点において既に 4 台を納品 2) 第 3 期工事は 2007 年 11 月に正式操業を開始 舶用主軸シャフト シールシステム 3,000 組の製造が可能 SCHOTTEL SCHOTTEL( 中文 : 肖特爾 ) は中国に更に 1 工場を建設投資すると発表 その推進システムの生産能力を拡大 ZF 南京高精密歯輪集団有限公司と合弁企業を設立し 大型舶用ギアボックス及びストローク調整可能プロペラを生産 舶用補助装置 Vicinay WESTFALI A 2007 年 11 月 世界最大の舶用錨鎖製造企業であるスペインの Vicinay( 中文 : 威斯尼 ) が投資した佛山安可錨鏈有限公司が佛山市三水区西南開発区にて開業し 錨鎖や海洋係留鎖を生産 通年の計画生産能力は 1.5 万トン 生産高は 1.2 億元 製品は中国国内 海外市場に供給 2007 年 11 月 韋斯伐里亜分離機 ( 天津 ) 有限公司が天津市塘沽海洋高新技術開発区創新創業園区内に竣工し操業を開始 その工場面積は 5,600 m2 総投資額 400 万ユーロ ドイツ WESTFALIA( 中文 : 韋斯伐里亜 ) の中国に投資建設した初の工場として 売上高 1 億元以上を予定 ドイツの本社を除き世界第二の生産 補修 サービス基地を計画 出典 : 中国船舶報 等のメディア公開情報より (ii) アジアアジアから中国舶用工業分野への投資の主体は韓国と日本である 2007 年 遼寧省大連市及びその周辺の環渤海湾地域の造船企業の急速な発展は 多くの韓国舶用工業関連企業の投資を呼び込んだ 世界最大の船体ブロック ( 上部構造物等 ) 製造である韓国東方精工株式会社や世界第 2 位の舶用ディーゼルエンジン生産企業である韓国斗山発動機株式会社 修繕船事業者である大洋商船株式会社等が相次いで大連大孤山半島で工場を竣工させ操業を開始した 同時に多くの韓国舶用工業事業者も韓国 STX 集団の中国への投資と歩調を合わせ

36 大連長興島臨港工業区に進出し 遼寧省環渤海湾地域に 2 つの大規模な舶用工業産業ゾーンを形成した また STX 集団は撫順市に舶用ディーゼルエンジン プロジェクトを進めている 韓国企業の 2007 年 ~2008 年初の中国への投資状況は表 2-15 のとおり その他 最近の日本からの主な投資としては次の例が挙げられる 2006 年末 日本の三菱重工 (MHI) フィンランド WARTSILA 等 4 社の共同出資により中外合弁企業である青島斉耀瓦錫蘭菱重麟山船用柴油機有限公司が青島市経済開発区薛家島海西湾に正式に設立された 登録資本金は 7.8 億元である 主としてツーストローク低速ディーゼルエンジンの研究開発 製造 検査 販売を行い その製品は主として中国市場に供給される 2008 年 2 月 青島神鋼銲接材料有限公司が青島開発区に設立された 当該企業は日本の神戸製鋼株式会社 双日機械株式会社等 4 社の共同出資により設立された企業であり 登録資本金は 2,800 万米ドル 第 1 期の総投資額は 8,000 万米ドル強 主として造船 自動車用の溶接材料を生産する

37 表 2-15 韓国企業の 2007 年 ~2008 年初頭の中国における投資状況 地域大連開発区大孤山半島 企業名 投資動向 主経営業務 大連東方精工船舶配套有限公司 2007 年 6 月 大連東方精工船舶配套有限公司 ( 韓国東方精工株式会社と大連船舶工業集団との合弁企業 ) の第 1 期工事が大連開発区大孤山半島で竣工し操業を開始した 総投資額は 5,800 万米ト ル 舶用工業分野で多くの特許技術を保有しており 特に上部構造物 機械室船倉棚 煙突等 主として船体上部構造物 煙突 機械室船倉棚 その他舶用工業製品を生産 の製品は国際水準にある 大信技術精密機械 ( 大連 ) 有限公司 2007 年 7 月 大信技術精密機械 ( 大連 ) 有限公司 ( 韓国大信技術株式会社の 100% 出資 ) は大連開発区大孤山半島にて工場建設着工開始 総投資額は 1,500 万米ト ル 主としてディーゼルエンジン部品の製造と精密機械加工 三工船機 年 4 月 三工船機 熊川船機 東邦船機 主として大連 熊川船機 極東船舶照明器具有限公司 合計 4 社の韓国 東方精工船舶 東邦船機 舶用工業関連企業が大連開発区大孤山半島に 配套有限公司 極東船舶 て工場建設着工開始 4 つのプロジェクトの総 向けに舶用エ 照明器具 投資額は 2,140 万米ト ル レベーター 舶 有限公司 2 情報では 2007 年 6 月現在 大連開発区大孤 用照明器具 舶 合計 4 社 山半島に決定している舶用工業分野の総投資 用配管 舶用塗 の韓国舶 額は 13 億米ト ル 全プロジェクト操業開始後の 装製品を生産 用工業関 年間生産高は 100 億元以上 連企業 大連長興島臨港工業区 15 社の韓国舶用工業事業者 年 8 月 17 日 15 社の韓国舶用工業事業者と大連長興島臨港工業区は協議書を締結し 15 社の長興島韓国工業園への進出が決まった 15 のプロジェクト総投資額は 8,822 万米ト ル 計画では 2008 年度内に全てが竣工し 操業を開始する 2 関連部門からの情報によれば 今後 2 年以内に 60 社弱の韓国舶用工業事業者が大連長興島臨港工業区の韓国工業園区へ進出する予 主として舶用エンジンの部品類 舶用家具 舶用艤装品類 舶用工業製品 舶用パイプ 舶用上部構造物等の製品を生産 定

38 韓国一林 2008 年 3 月 大連開発区との協議を経て 大連 主として鍛造 株式会社 開発区内に鍛造 鋳造 熱処理が一体化された 品 鋳造品 精 大 総合的鋳造工場の建設を計画 投資額は 1 億米 密 NC 旋盤等を 連 ト ル 生産 開 発 韓国西海 2008 年 3 月 大連開発区との協議を経て 大連 主として舶用 区 船業株式 開発区内に舶用工業製品部品類の生産工場の建 ハッチ等の生 会社 設を計画 投資額は 7,500 万米ト ル 産 韓国松月 2008 年 3 月 大連開発区との協議を経て 大連 主として電子 線路板株 開発区内に電子部品類加工工場の建設を計画 部品類の加工 式会社 投資額は 1,000 万米ト ル に従事 遼寧省撫順市 韓国 STX 集団 2008 年 3 月 韓国 STX 集団は 撫順市に建設した舶用ディーゼルエンジン工場の第 4 期工事の推進を強化したと発表 当該プロジェクトは 2005 年 6 月に締結 現時点での累計投資額は 2.4 億元 2008 年度内に 2 億元の投資を完了する予定 生産ラインは 2010 年に竣工し 操業を 主として舶用ディーゼルエンジンを生産 プロジェクト竣工後の年間生産量は 1,000 開始する予定 台 出典 : 中国船舶報 等メディア公開情報より

39 3. 中国造船企業の舶用工業製品調達状況 中国造船企業の舶用工業製品の調達状況を知るため 全国の造船企業から主要 30 社 を選定し 聞き取り アンケートなどにより調査を行った 今回の調査では各造船企業が 2005 年 2006 年 2006 年 2010 年 ( 予定 ) 及び 2015 年 ( 予定 ) に必要な舶用工業製品を 中国国内 日本及び日本以外の海外の何れから調達しているか又は調達する予定であるかを調査した また 調査品目は 1 舶用内燃機関 2 舶用ボイラー 3 舶用補助機関 4 係船 荷役機械 5 軸系及びポンプ 6 航海用機器 7 艤装品 8 部分品 附属品 及び 9その他の 9 品目とした なお 調査データは別添資料 3 中国造船企業の舶用工業製品調達状況調査データ のとおり 3.1 中国造船企業の舶用工業製品の調達元中国造船企業 30 社 ( 表 3-1) への調査の結果 2005 年 2006 年 2010 年 ( 予定 ) 及び 2015 年 ( 予定 ) の国産品 輸入品 ( 日本以外 ) 及び日本製品の調達割合は以下のとおりであった 表 3-1 中国造船企業の舶用工業製品調達状況調査対象企業 企業所在地域企業形態従業員数 2007 年度 販売実績 2007 年度 造船量 保有ドック 船台 ( 主要 ) A 上海市 国有企業 2,000~3,000 人 100 億元以上 B 遼寧省 国有企業 10,000 人以上 100 億元以上 C 上海市 国有企業 5,000~10,000 人 50~100 億元 D 江蘇省 外資企業 2,000~3,000 人 50~100 億元 E 遼寧省 国有企業 5,000~10,000 人 50~100 億元 F 上海市 国有企業 3,000~5,000 人 30~50 億元 G 江蘇省 外資企業 1,000~2,000 人 30~50 億元 H 広東省 国有企業 3,000~5,000 人 50~100 億元 I 江蘇省 民営企業 2,000~3,000 人 30~50 億元 20~30 隻 300 万 DWT 以上 30 隻未満 300 万 DWT 以上 20~30 隻 100~300 万 DWT 15~20 隻 100~300 万 DWT 5~10 隻 50~100 万 DWT 15~20 隻 50~100 万 DWT 5~10 隻 50~100 万 DWT 15~20 隻 50~100 万 DWT 20~30 隻 30~50 万 DWT ドック :30 万トン級ドック :30 万トン級船台 :15 万トン級ドック :30 万トン級船台 12 万トン級ドック :30 万トン級ドック :30 万トン級船台 :15 万トン級ドック :10 万トン級船台 :3 万トン級ドック :50 万トン級ドック :5 万トン級船台 :6 万トン級船台 :5 万トン級

40 J 江蘇省 外資企業 1,000~2,000 人 20~30 億元 K 江蘇省 国有企業 2,000~3,000 人 20~30 億元 L 江蘇省 国有企業 2,000~3,000 人 43 億元 M 広東省 国有企業 2,000~3,000 人 30~50 億元 N 上海市 国有企業 3,000~5,000 人 30~50 億元 O 江蘇省 国有企業 1,000~2,000 人 20~30 億元 P 浙江省 外資企業 2,000~3,000 人 20~30 億元 Q 浙江省 外資企業 1,000 人未満 10~20 億元 R 湖北省 国有企業 3,000~5,000 人 20~30 億元 S 浙江省 民営企業 1,000~2,000 人 20~30 億元 T 浙江省 国有企業 1,000 人未満 5~10 億元 U 浙江省 民営企業 1,000~2,000 人 3 億元未満 V 天津市 国有企業 3,000~5,000 人 10~20 億元 W 江蘇省 民営企業 1,000~2,000 人 10~20 億元 X 福建省 国有企業 1,000~2,000 人 10~20 億元 Z 河北省 国有企業 2,000~3,000 人 10~20 億元 A 湖北省 国有企業 1,000~2,000 人 3~5 億元 B 浙江省 国有企業 1,000 人未満 3 億元未満 15~20 隻 30~50 万 DWT 20~30 隻 30~50 万 DWT 5~10 隻 20~30 万 DWT 10~15 隻 20~30 万 DWT 5~10 隻 20~30 万 DWT 5~10 隻 20~30 万 DWT 10~15 隻 10~20 万 DWT 5 隻未満 10~20 万 DWT 10~15 隻 10~20 万 DWT 10~15 隻 20~30 万 DWT 5 隻未満 10~20 万 DWT 10~15 隻 10 万 DWT 未満 5~10 隻 10~20 万 DWT 5~10 隻 10 万 DWT 未満 10~15 隻 10 万 DWT 未満 5 隻未満 10 万 DWT 未満 5~10 隻 10 万 DWT 未満 5~10 隻未満 10 万 DWT 未満 ドック :10 万トン級船台 :5 万トン級ドック :20 万トン級船台 :5 万トン級船台 :5 万トン級ドック :2.5 万トン級船台 :2.5 万トン級以下ドック :8 万トン級船台 :7 万トン級ドック :10 万トン級船台 :5 万トン級ドック :2 万トン級船台 :8 万トン級ドック :10 万トン級船台 :10 万トン級ドック :5 万トン級船台 :3 万トン級以下船台 :5 万トン級ドック :8 万トン級船台 : 合計 22 万トンドック :3 万トン級船台 :4 万トン級船台 :10 万トン級ドック :2 万トン級船台 : 合計 5.3 万トンドック :10 万トン級船台 : 千トン級船台 :2 万トン級船台 :3 万トン級

41 C 浙江省民営企業 1,000 人未満 5~10 億元 D 浙江省民営企業 1,000 人未満 3~5 億元 E 山東省外資企業 1,000 人未満 3 億元未満 15~20 隻 10~20 万 DWT 10~15 隻 10 万 DWT 未満 5 隻未満 10 万 DWT 未満 船台 :2 万トン級船台 :2.5 万トン級ドック :30 万トン級船台 : 千トン級 表 3-2 舶用工業製品の調達元比率 ( 国産品 輸入品 日本製品 ) 単位 :% 2005 年 2006 年 2007 年 2010 年 2015 年 国産品 56.7% 59.2% 61.3% 65.5% 70.1% 輸入品 31.3% 29.1% 38.7% 24.7% 21.6% 日本製品 12.0% 11.7% 11.4% 9.8% 8.3% 図 3-1 舶用工業製品の調達元比率 ( 国産品 輸入品 日本製品 ) 舶用品全体の国産品 輸入品 ( 日本輸入品 ) の調達比率推移 (30 社 ) 単位 :% 100% 12.0% 11.7% 11.4% 9.8% 8.3% 90% 80% 70% 31.3% 29.1% 27.4% 24.7% 21.6% 60% 50% 40% 30% 56.7% 59.2% 61.3% 65.5% 70.1% 20% 10% 0% 2005 年 2006 年 2007 年 2010 年 2015 年 国産品輸入品日本輸入品

42 国有造船企業 民営造船企業及び外資造船企業の調達割合は以下のとおりであった 日本製品の輸入比率は民営企業に比べ国有企業の方が高くなっている また 中国に進出している外資造船企業の中国国産舶用工業製品の使用割合は 2007 年には 48.3% と年々増加している 表 3-3 国有造船企業の調達元比率 ( 国産品 輸入品 日本製品 ) 単位 :% 2005 年 2006 年 2007 年 2010 年 2015 年 国産品 58.9% 61.5% 62.3% 67.8% 72.1% 輸入品 30.2% 28.0% 26.6% 23.9% 20.8% 日本輸入品 10.9% 10.5% 11.1% 8.3% 7.1% 図 3-2 国有造船企業の調達元比率 ( 国産品 輸入品 日本製品 ) 単位 :% 国有企業全体の国産品 輸入品 ( 日本輸入品 ) 調達比率の推移 (18 社 ) 100% 10.9% 10.5% 11.1% 8.3% 7.1% 90% 80% 30.2% 28.0% 26.6% 23.9% 20.8% 70% 60% 50% 40% 30% 58.9% 61.5% 62.3% 67.8% 72.1% 20% 10% 0% 2005 年 2006 年 2007 年 2010 年 2015 年 国産品輸入品日本輸入品

43 表 3-4 民営造船企業の調達元 ( 国産品 輸入品 日本製品 ) 単位 :% 2005 年 2006 年 2007 年 2010 年 2015 年 国産品 61.8% 63.7% 67.2% 68.9% 72.7% 輸入品 31.6% 30.4% 26.3% 25.7% 22.9% 日本輸入品 6.6% 5.9% 6.7% 5.4% 4.4% 図 3-3 民営造船企業の調達元比率 ( 国産品 輸入品 日本製品 ) 単位 % 民営企業全体の国産品 輸入品 ( 日本輸入品 ) 調達比率の推移 (6 社 ) 100% 6.6% 5.9% 6.7% 5.4% 4.4% 90% 80% 31.6% 30.4% 26.3% 25.7% 22.9% 70% 60% 50% 40% 30% 61.8% 63.7% 67.2% 68.9% 72.7% 20% 10% 0% 2005 年 2006 年 2007 年 2010 年 2015 年 国産品輸入品日本輸入品

44 表 3-5 外資造船企業の調達元 ( 国産品 輸入品 日本製品 ) 単位 % 2005 年 2006 年 2007 年 2010 年 2015 年 国産品 41.5% 44.4% 48.3% 53.0% 59.3% 輸入品 36.5% 33.9% 31.2% 27.5% 24.3% 日本輸入品 22.0% 21.7% 20.5% 19.5% 16.4% 図 3-4 外資造船企業の調達元比率 ( 国産品 輸入品 日本製品 ) 単位 :% 外資企業全体の国産品 輸入品 ( 日本輸入品 ) 調達比率の推移 (6 社 ) 100% 90% 22.0% 21.7% 20.5% 19.5% 16.4% 80% 70% 60% 36.5% 33.9% 31.2% 27.5% 24.3% 50% 40% 30% 20% 41.5% 44.4% 48.3% 53.0% 59.3% 10% 0% 2005 年 2006 年 2007 年 2010 年 2015 年 国産品輸入品日本輸入品

45 3.2 各舶用工業製品毎の調達元各舶用工業製品 (1 舶用内燃機関 ( 大型と中型 ) 2 舶用ボイラー 3 舶用補助機関 4 係船 荷役機械 5 軸系及びポンプ 6 航海用機器 7 艤装品 8 部分品 附属品 及び9その他 ) の調査結果は以下のとおり 図 年各舶用工業製品毎の調達元比率 ( 国産品 輸入品 日本製品 ) 単位 :% 2007 年舶用品の国産品 輸入品 ( 日本輸入品 ) 調達比率の推移 100% 90% 80% 70% 3.4% 23.9% 4.0% 20.9% 12.3% 32.3% 8.4% 19.5% 10.2% 34.5% 35.0% 10.2% 28.4% 12.8% 35.0% 5.8% 20.8% 60% 50% 25.9% 40% 72.7% 75.1% 72.1% 73.4% 30% 55.4% 55.3% 61.4% 52.2% 20% 39.1% 10% 0% 舶用内燃機関舶用ボイラー舶用補助機関係船 荷役機械軸系及びポンプ航海用機器艤装品部分品 付属品その他 国内輸入日本 表 3-6 舶用内燃機関の調達元 ( 国産品 輸入品 日本製品 ) 単位 :% 2005 年 2006 年 2007 年 2010 年 2015 年 国産品 66.4% 69.9% 72.7% 74.1% 79.5% 輸入品 27.9% 24.8% 23.9% 23.3% 19.1% 日本輸入品 5.7% 5.3% 3.4% 2.6% 1.4%

46 表 3-7 舶用ボイラーの調達元 ( 国産品 輸入品 日本製品 ) 単位 :% 2005 年 2006 年 2007 年 2010 年 2015 年 国産品 69.7% 74.3% 75.1% 77.2% 81.2% 輸入品 25.8% 22.4% 20.9% 19.0% 15.7% 日本輸入品 4.5% 3.3% 4.0% 3.8% 3.1% 表 3-8 舶用補助機関の調達元 ( 国産品 輸入品 日本製品 ) 単位 :% 2005 年 2006 年 2007 年 2010 年 2015 年 国産品 50.1% 52.4% 55.4% 58.7% 63.5% 輸入品 37.9% 36.0% 32.3% 30.4% 26.9% 日本輸入品 12.0% 11.6% 12.3% 10.9% 9.6% 表 3-9 係船 荷役機械の調達元 ( 国産品 輸入品 日本製品 ) 単位 :% 2005 年 2006 年 2007 年 2010 年 2015 年 国産品 65.4% 69.0% 72.1% 75.6% 79.3% 輸入品 25.5% 22.1% 19.5% 17.2% 14.6% 日本輸入品 9.1% 8.9% 8.4% 7.2% 6.1%

47 表 3-10 軸系及びポンプの調達元 ( 国産品 輸入品 日本製品 ) 単位 :% 2005 年 2006 年 2007 年 2010 年 2015 年 国産品 48.3% 50.5% 55.3% 59.2% 63.8% 輸入品 39.3% 37.9% 34.5% 31.3% 28.5% 日本輸入品 12.4% 11.6% 10.2% 9.5% 7.7% 表 3-11 航海用機器の調達元 ( 国産品 輸入品 日本製品 ) 単位 :% 2005 年 2006 年 2007 年 2010 年 2015 年 国産品 35.4% 36.3% 39.1% 42.1% 47.3% 輸入品 29.8% 28.6% 25.9% 25.2% 22.5% 日本輸入品 34.8% 35.1% 35.0% 32.7% 30.2% 表 3-12 艤装品の調達元 ( 国産品 輸入品 日本製品 ) 単位 :% 2005 年 2006 年 2007 年 2010 年 2015 年 国産品 57.1% 59.8% 61.4% 66.6% 70.9% 輸入品 31.3% 28.9% 28.4% 24.3% 21.6% 日本輸入品 11.6% 11.3% 10.2% 9.1% 7.5%

48 表 3-13 部分品 付属品の調達元 ( 国産品 輸入品 日本製品 ) 単位 :% 2005 年 2006 年 2007 年 2010 年 2015 年 国産品 44.8% 47.7% 52.2% 55.0% 60.5% 輸入品 40.9% 39.2% 35.0% 34.2% 30.4% 日本輸入品 14.3% 13.1% 12.8% 10.8% 9.1% 表 3-14 その他の調達元 ( 国産品 輸入品 日本製品 ) 単位 :% 2005 年 2006 年 2007 年 2010 年 2015 年 国産品 68.2% 70.9% 73.4% 75.9% 80.1% 輸入品 25.1% 23.1% 20.8% 19.6% 16.8% 日本輸入品 6.7% 6.0% 5.8% 4.5% 3.1% これらの表から判ることは 今回調査した主要造船企業 30 社において 2007 年の航海用機器の国内調達率は 4 割程度と低いが 舶用内燃機関 舶用ボイラー及び係船 荷役機械の国内調達率は 2006 年には既にほぼ 7 割に達していることが判る これは 政府発表の中国舶用工業製品の 2006 年の平均国産化率 40.0%( 参照 : 2.2 舶用工業製品の構成と生産量 項中の中国工業 情報化部発表値 ) と比較してかなり高い値となっており 主要造船企業では国内における舶用工業製品の調達がかなり進んでいると言える

49 4. 中国舶用工業製品国産化政策 4.1 中国舶用工業製品国産化計画 中国政府が政策の指針として定める 国民経済及び社会発展第十一次五ヶ年計画 (2006~2010) 要綱 中 第三節船舶設備 に関する内容として 船舶科学技術発 展 第十一次五ヶ年計画 要綱 舶用工業 第十一次五ヶ年計画 要綱 及び 近代造船 モデル確立の行動要綱 の 3 つの要綱が定められた また 2006 年 9 月には中華人民共和国国家発展 改革委員会及び工業 情報化部が 2006 年から 2015 年までの 10 年間の中国の全船舶工業を対象とした 船舶工業中長期 発展計画 を定め中国の造船 造機業界が飛躍するための重要指針と位置づけた (1) 国民経済及び社会発展第十一次五ヶ年計画 (2006~2010) 要綱 中国の五ヶ年計画は 1953 年以来 5 年毎に制定されてきており 中国産業政策の方 向性を示す重要な柱となっている 2006 年からは 国民経済及び社会発展第十一次 五ヶ年計画 (2006~2010) に基づいた政策が執られている 同計画は計 48 章から なっており その第 11 章 振興設備製造業 の中 第三節として 船舶設備 が謳 われている 第三節船舶設備 は 更に 具体的な実施目標として 船舶科学技術発展 第十 一次五ヶ年計画 要綱 舶用工業 第十一次五ヶ年計画 要綱 及び 近代造船モデ ル確立の行動要綱 の 3 つの要綱を定めている 内容の概略は次のとおり (i) 船舶科学技術発展 第十一次五ヶ年計画 要綱 : 第十一次五ヶ年計画のうち船舶関連の技術についての内容を取り纏めており 発展目標として 2010 年までに次の 4 つの重点技術領域及び 13 項目の優先課題に取り組むこととしている (ii) 舶用工業 第十一次五ヶ年計画 要綱 : 第十一次五ヶ年計画のうち舶用工業製品についての政策を定めており 次のように 2010 年までの具体的な発展目標値を上げている 1 舶用工業製品の平均自給率 60% 以上 年間販売収入 500 億元とする 2 舶用ディーゼルエンジンと甲板機械の主要生産国とする 3 舶用低速ディーゼルエンジンの生産能力を新たに 500 万 KW 増加する 4 中速ディーゼルエンジン等の自主ブランドを造り上げ 新たに生産能力を 1,000 台増加する 5 過給機 燃料噴射装置 シリンダー等のディーゼルエンジン部品の国産化率を 80% 以上とする 等 (iii) 近代造船モデル確立の行動要綱( 年 ) : 船舶工業全般の技術レベル 生産効率 管理方法 保障措置等について定めている (2) 船舶工業中長期発展計画 2007 年 12 月 10 日 工業 情報化部より公表された船舶工業中長期発展計画は 2006 年から 2015 年までの 10 年間 ( 第 11 次五ヶ年計画及び第 12 次五ヶ年計画の

50 期間 ) を対象とし 五ヶ年計画と並び中国造船業界の重要な指針と位置づけられている 船舶工業中長期発展計画 ( ) は 全 50 条で次のような構成となっている 前文第一章産業計画第一節指導方針と発展目標第一条 2006~2015 年の船舶工業発展の指導方針第 1~4 項第二条船舶工業発展目標第二節技術開発第三 ~ 七条第三節製品開発第八 ~ 十三条第四節生産組織の近代化第十四 ~ 十七条第五節対外協力第十八 ~ 二十四条第六節重大プロジェクトの計画第二十五条 2006~2015 年の重点的重大プロジェクト計画第 1~2 項第二十六 ~ 三十二条第二章発展政策第七節投資管理第三十三 ~ 三十九条第八節政策措置第四十 ~ 五十条その中で舶用工業製品に関する主要な目標等は次のとおり (2010 年まで ) 1 舶用低 中速ディーゼルエンジンの年間生産能力をそれぞれ 450 万 kw 1,100 台とし 国内造船需要を満足する 2 舶用工業製品の自給率 ( 価格換算 ) を 60% 以上とする (2015 年まで ) 3 舶用低 中速ディーゼルエンジンの年間生産能力をそれぞれ 600 万 kw と 1,200 台とする 4 舶用工業製品の自給率 ( 価格換算 ) を 80% 以上とし 国際的な販売 サービスネットワークを確立する ( 重大プロジェクト ) 年 2015 年以前に 新規増加の舶用低速ディーゼルエンジンの生産能力はそれぞれ 290 万 kw 200 万 kw とし 新規増加する舶用中速ディーゼルエンジン生産能力はそれぞれ 700 台 100 台とする ( 投資管理 ) 6 プロジェクト総投資額は 20 億元以上 7 造船 ( ブロックを含む ) と舶用低 中速ディーゼルエンジン及びクランクシャフトを新規建設する外商投資生産企業は 中国側の所有する株式が 51% 以下になってはならない

51 (3) 国産化計画の具体的目標 舶用工業 第十一次五ヶ年計画 要綱 及び 船舶工業中長期発展計画 中の 舶用工業製品に関する主要な政策目標をまとめると次のようになる 表 4-1: 中国舶用工業製品国産化目標項目具体的目標 1. 売上高 2010 年までに 500 億元 2. 国産化率 2010 年までに 60% 以上 2015 年までに 80% 以上 ( 外資を含む ) 3. ディーゼルエンジン 2006 年 ~2010 年 低速ディーゼルエンジンの年間生産能力を 500 万 kw 増加させ年間 600 万 kw とする 中速ディーゼルエンジンの生産能力 1,000 台増加 低 中速ディーゼルエンジンの国内需要を満たす 2015 年までに 中速ディーゼルエンジンの生産能力 1,200 台 4. ディーゼルエンジン 2006 年 ~2010 年部品 過給機 燃料噴射装置 シリンダー等のディーゼルエンジン部品の国産化率を 80% 以上とする 5. 投資管理 プロジェクト総投資額は 20 億元以上 造船 ( ブロックを含む ) と舶用低 中速ディーゼルエンジン及びクランクシャフトを新規建設する外商投資生産企業は 中国側の所有する株式が 51% 以下になってはならない 4.2 中国舶用工業製品国産化のための施策舶用工業製品国産化計画を実行するための具体的な政策措置が 舶用工業 第十一次五ヶ年計画 要綱 及び 船舶工業中長期発展計画 に定められている 主なものは次のとおり (1) 舶用工業 第十一次五ヶ年計画 要綱 舶用工業事業者の改革 再編 国際競争力を有する企業の育成中速ディーゼルエンジン ディーゼルエンジン部品 舶用補助機関等同品種の製品を製造している企業の改革 再編を行い 規模化 専門化を進め産業集積度を高める また 同時に研究開発力を整理統合し 専門企業を基礎とした研究開発機関を確立する 実力のある外国企業の誘致実力知名度のある外国企業との合資 共同生産 共同研究開発を奨励し 外資企業が中国企業と合弁することや独資での企業設立を許可する ( ただし 低 中速ディーゼルエンジン及びクランクシャフトは中国側持株が 51% 以下になっ

52 てはならない ) また 大型船舶企業集団が外国の舶用工業事業者や営業販売ネットワーク等への投資 買収 株式参加を行うことを支持する 積極的技術導入の奨励企業が他企業との連携 ( 資本提携 技術協力等 ) により生産技術の向上を図ることを支持する (2) 船舶工業中長期発展計画 財政 金融 税収 租借 保険等の政策中国政策関連部門は主要造船国の政策措置を参考とし 財政 金融 税収 租借 保険等のマクロ的調整コントロールを実行するとともに 船舶工業構造の改革 技術開発及び重要製品の国産化製造等を支持し中国船舶工業市場の競争力を高める 設備投資株式上場 指向性株の募集 企業債権の発行等により資金を調達し 大型造船設備建設を投資する 技術的サポート株式制等の方式により 船舶や舶用ディーゼルエンジン設計会社を設立し技術的サポートを行う 設計会社は現行の財税政策を適用する 4.3 中国舶用工業製品国産化施策の実施 国内舶用工業事業者の発展中国舶用工業製品の国産化については 舶用工業 第十一次五ヶ年計画 要綱 に定める 3. 舶用設備の国産化推進 4. 舶用設備研究開発プラットホームの確立 5. 重大科学技術プロジェクトの実施 等 並びに 船舶工業中長期発展計画 の 6. 重大プロジェクトの計画 等に基づき 中央組織による増産計画のもと国営企業を中心として取り組んで来ている 主要舶用工業製品について 2010 年までの生産計画は以下のとおり (1) 舶用低速ディーゼルエンジン舶用低速ディーゼルエンジンについて 中国船舶工業股フェン有限公司 ( 滬東重機股フェン有限公司 ) 大連船用柴油機有限公司及び宜昌船用柴油機厰の 3 社の合計生産量は 2003 年の 69 台 104 万馬力から 2007 年には 187 台 317 万馬力へと生産量をアップした 最近 上海中船三井造船柴油機有限公司と青島斉耀瓦錫蘭菱重麟山船用柴油機有限公司の 2 社が新たに設立され 中国の舶用低速ディーゼルエンジン企業は 5 社体制となり 生産能力は 2007 年の約 320 万馬力から 2010 年には約 1,000 万馬力に拡大する見込み

53 表 4-2: 舶用低速ディーゼルエンジンの生産能力 単位 : 万馬力 企業 2005 年 2007 年 2010 年 中国船舶工業股フェン有限公司 ( 滬東重機股フェン有限公司 ) 大連船用柴油機有限公司 宜昌船用柴油機厰 上海中船三井造船柴油機有限公司 青島斉耀瓦錫蘭菱重麟山船用柴油機有限公司 合計 ,000 (2) 舶用低速ディーゼルエンジン用クランクシャフト舶用低速ディーゼルエンジン用クランクシャフトについては 上海船用曲軸有限公司 青島海西重工有限責任公司と大連華鋭船用曲軸有限公司が相次いで設立し 中国の大効率低速ディーゼルエンジン用クランクシャフトの生産能力は 2007 年の 100 本から 2010 年には 510 本まで拡大する予定 (3) 舶用中速ディーゼルエンジン舶用中速ディーゼルエンジンについては 中国船舶工業集団公司 (CSSC) と中国船舶重工集団公司 (CSIC) 傘下の中速エンジン企業の生産量は 2003 年の 132 台から 2007 年には 759 台へと増加し 年間平均成長率は 55% 増となった 主な企業は次のとおり (CSSC グループ ) 鎮江中船設備有限公司は 2007 年に新たに生産基地能力拡大プロジェクトを進めており これにより年間 200 台の大シリンダー径の中速ディーゼルエンジンの生産能力が追加され 旧工場との総生産能力は 700 台に達する見込みである 安慶船用柴油機厰は 一期 二期工事竣工後 年間 500 台生産の能力を有することとなる (CSIC グループ ) 陜西柴油機重工有限公司は 2007 年に生産量力の拡大プロジェクトを立ち上げ 完成後は 200 台の生産能力が新たに加わり総生産能力は約 400 台になる予定である CSIC の七一一研究所の株式参加企業である上海瓦錫蘭斉耀柴油機有限公司は 2006 年 5 月に生産を開始して 2008 年の生産能力は 200 台に達する予定 CSIC の七一一研究所の新たな生産基地である上海莘庄生産基地の生産能力は約 200 台に達する CSIC の七一一研究所の株式参加企業である青島斉耀瓦錫蘭菱重麟山船用柴油機有限公司は一期工事で 200 台 二期工事後に 500 台に達する予定である

54 よって 中国の舶用中速ディーゼルエンジンの生産能力は 2007 年の 800 台以上か ら 2010 年には 2,500 台に増加する見込みである 表 4-3: 舶用中速ディーゼルエンジンの生産能力 単位 : 台 企業 2007 年 2010 年 鎮江中船設備有限公司 700 安慶船用柴油機厰 陜西柴油機重工有限公司 400 上海瓦錫蘭斉耀柴油機有限公司 200 上海莘庄生産基地 青島斉耀瓦錫蘭菱重麟山船用柴油機有限公司 合計 800 2,500 (4) その他 1 業界外企業の進出最近では次のように舶用工業以外の業界からの進出も目覚ましい 軍事工業関連企業との合弁による進出中国第一重型機械集団公司と大連重工 起重集団公司の合資による大連華鋭船用曲軸有限公司の設立 他業界或いは外資の専売特許技術を導入による進出済南柴油機股份有限公司 淄博柴油機厰等 陸用専門企業からの転業鞍鋼重型機械有限公司 南車集団資陽機車有限公司 杭州前進歯輪箱集団 華中数控股份有限公司等である 特に 南車集団資陽機車有限公司は 既に舶用クランクシャフトを年間 1,000 本 ( 国内市場の 80%) 以上生産し中国における中高速舶用ディーゼルエンジン用クランクシャフトの主要生産企業となり国外にもロットで輸出を行っている 2 地方企業地方の舶用工業製品生産企業も急速に発展している 特に 江蘇 浙江 遼寧 山東 湖北 福建等の省は大規模に造船業を発展させており 同様にこれら地区の舶用工業製品製造園区の建設も進められ多数の地方企業が舶用工業の領域に進出している 外資舶用工業事業者に対する政策中国への海外投資企業は 主にヨーロッパ アメリカ 日本 韓国の舶用工業事業者であり その中には ドイツ MAN B&W 社 /MTU 社 フィンランド WRTSIL 社 アメリカ Caterpillar 社 /Cummins 発動機社 デンマークオルボルグ工業社 ノルウェー Kongsherg 社 イギリスロールス ロイス社 スウェーデン CONSILIUM 社

55 スイス ABB 社 韓国 STX 等世界の著名な企業が名を連ねている このような外資企業の大量進出に伴い 三資 ( 外資との合弁 外資との協力 完全な外資 ) 舶用機械企業は 中国で既に相当なシェアを占めており 中国内での建造船舶に対する舶用工業製品の国産化率を高める要因となっているが同時に 国内資本の舶用工業事業者と激しい競争を展開するようになっている 外商投資企業に与えられて来た超国民待遇の税制優遇及び土地使用優遇等の政策は 中国政府が外資を誘致する為の重要な手段である 計画経済から市場経済へ移行しようとする改革開放初期においては 中国が取って来た外資優遇政策はそれなりの効果をもたらしたが 同時に外資企業と内資 ( 中国資本 ) 企業との間の不公平な待遇を招いた ここ数年 中国企業の成長や外貨準備高が増大するに伴い 中国政府は外資優遇政策を見直し ( 主として税制の見直し ) を行い 内資 外資優遇政策を徐々に統一する と言う原則に基づき 外国企業の ハイテク技術 高付加価値 船舶及びその舶用工業製品への投資を奨励し 同時に外国企業の 低付加価値船舶 及び 高エネルギー消費 高汚染 資源性 製品に対する投資を規制する政策へと転換した それは1 投資政策 税制政策の分野において顕著に現れている (1) 外資企業に対する投資政策の転換 外資利用 < 十一五 > 計画 は 2006 年 ~2010 年における中国外資導入政策であり 2010 年迄の中国政府の外国企業に対する政策調整の主要方向を示す重要な指針である また 外資利用 < 十一五 > 計画 に基づき外資導入につき奨励するものや禁止するものを具体的に定めた 外商投資産業指導目録 が策定されている 1 外商投資産業指導目録 国家発展改革委員会及び商務部は 2007 年 10 月 31 日 第 57 号令として 外商投資産業指導目録 (2007 年改定 ) を公布し 2007 年 12 月 1 日より施行した これに伴い 2004 年 11 月 30 日公布の 外商投資産業指導目録 (2004 年改定 ) は廃止された 当該目録は 税制等各種の優遇措置の適用範囲のベースとなるものとも言え外国企業の投資を誘導する重要な政策である 改定後の指導目録は全 478 項目からなり うち奨励類は 351 項目 制限類は 87 項目 禁止類は 40 項目で それぞれ 94 項目 9 項目 5 項目増加した 本改定目録において船舶工業関連ではハイテク船や高付加価値の舶用工業製品が奨励投資項目とされる一方で低付加価値船が制限投資項目に挙げられる等中国政府の意思が明確に示された ( 奨励項目 ) 改定 外商投資産業指導目録 において船舶関連で奨励項目とされたものは次である ハイテク船舶及び海洋工事設備の設計( 合資 合作に限る ) 船舶( ブロックを含む ) 及び海洋工事設備の修繕 設計及び製造 ( 持株中国側 ) 舶用低 中 高速ディーゼルエンジンの設計( 合資 合作に限る )

56 舶用ディーゼルエンジン部品の設計と製造 ( 合資 合作に限る ) 舶用低 中速ディーゼルエンジン及びクランクシャフトの設計と製造 ( 持株 中国側 ) 船室機器 甲板機器の設計と製造 ( 相対持株中国側 ) 通信航法設備の設計と製造 通信設備 電子航法設備 舶用レーダー 自動操舵装置 船内放送設備等の 設計と製造 遠洋漁船 プレジャーボートの設計と製造 ( 合資 合作に限る ) ( 制限項目 ) 制限項目には 一般船舶 ( ブロックを含む ) の修繕 設計及び製造 ( 持株中 国側 ) が挙げられている (2) 外資企業に対する税制政策の転換 1 企業所得税 1980 年代中期以降 中国は外商投資企業に対して内資企業より 3 分の 1 から 2 分の 1 低い優遇税制を行ってきたが 2007 年 3 月に公布した 中華人民共和国企 業所得税法 において優遇税率を廃止して一律 25% の所得税率とすることとなり 2008 年 1 月 1 日より経過措置を除き外資企業に対する優遇措置は廃止された 2 増値税 ( 付加価値税 ) 中国の国内流通税のひとつである増値税について 貿易黒字と貿易摩擦の緩和 及びインフレ抑制の一環として中国で委託加工等を行う外資企業が恩恵を受けてきた輸出に係る増値税還付率の見直しが行われ 2007 年 7 月より船体ブロック 非動力船等が還付率 0% となった その後 2008 年に入り中国政府財政部国家税務総局は 世界的な景気減速が中国輸出産業に与える影響を軽減するためこれまで取ってきた政策を転換し輸出関連企業の税負担を軽減するため2008 年年初から12 月まで4 回の輸出増値税の還付率引き上げを行った ハイテクや高付加価製品の輸出増値税の還付率が引き上げられ 主な船舶関連製品は次のようになった 1 船舶用船外機及び部品 :13% から17% に引き上げ 2 船舶用エンジン ( 往復動及びロータリー式 ) 及び部品 :13% から17% に引き上げ 3 船舶発電用エンジン :13% から17% に引き上げ 4 船舶用クランク軸及び変速機 :13% から17% に引き上げ 5 舶用推進器及び翼板 :13% から17% に引き上げ 6 コンパス :13% から17% に引き上げ 7 航海計器 :13% から17% に引き上げ 8 鋼製以外の非自航の船舶 :13% から14% に引き上げ 9 充気式プレジャーボート及び筏 :13% から14% に引き上げ 10 帆船 :13% から14% に引き上げ 11 解撤用船舶及び浮体構造物 :13% から 14% に引き上げ 等

57 3 土地使用税従来 外商投資企業は不動産税及び都市土地使用税は納税せず 都市不動産税のみを納税していたが 2007 年 1 月 1 日より 外商投資企業は内資企業と同様に都市土地使用税を納税しなければならなくなった ( 土地使用税率の 1 m2当たりの年間納税額 ) 大都市 : 30 元 中堅都市: 24 元 小都市 : 18 元 県庁所在都市 鎮 工業鉱山区:12 元等 舶用工業製品の国産化率の課題 (1) 国産舶用工業製品装備率 2007 年 11 月 中国船舶工業行業協会は 2006 年に引き渡しを行った主要 3 船種 ( ばら積み貨物船 タンカー コンテナ船 ) について 国産舶用工業製品の装備率の全国抜き取り調査を行い次の結果を得た 1 中国国産舶用工業製品装備率は平均 40% 2 ばら積み貨物船 タンカー コンテナ船の主要船種の国産舶用工業製品装備率の平均は 50% 3 ばら積み貨物船は約 65% タンカーは 50% コンテナ船は 40% 4 高付加価値船舶の国産舶用工業製品装備率は 15% 以下 (2) 主要 3 船種の国産舶用工業製品装備率 2006 年に中国造船企業が建造したばら積み貨物船 タンカー コンテナ船について 主な舶用工業製品別の国産機器装備率は次のとおり 表 4-4:2006 年主要 3 船種の国産舶用工業製品装備率 機器航法通信自動動力機関甲板機械船内設備艤装品船種化システム ばら積み貨物船 84% 60% 12.7% 80% 0.8% タンカー 76% 31.5% 16.2% 75% 0 コンテナ船 67% 26.5% 19.4% 73.6% 7.5% 平均 75.7% 39.3% 16% 76% 2.8% 出典 : ばら積み貨物船の調査範囲は ケープサイズ パナマックス及びハンディ マックスを含む タンカーの調査範囲は VLCC アフラマックス パナマックス及びハンディサイズを含む コンテナ船の調査範囲は 4,250TEU 3,500TEU 1,850TEU 1,700TEU を含む

58 (3) 国産舶用工業製品の開発状況 1 中国より輸出されている舶用工業製品中国より輸出されている主な舶用工業製品は次でありその数量は年々増加している { 大効率低速ディーゼルエンジン 新型中速ディーゼルエンジン 新型高速ディーゼルエンジン 舶用クランクシャフト 舶用発電ユニット 揚投錨機 ハッチカバー 舵 海洋プラットホーム用クレーン クレーン 艤装部品等 } 2 自主生産可能な舶用工業製品次の舶用工業製品は従来主に輸入に頼っていたが 自主研究を行い特許を取得したもの等中国国内での製造に成功し今後生産の拡大が見込まれる { 船舶配電室 舶用中速ディーゼルエンジン 大効率舶用ギアボックス 大効率中速ディーゼルエンジン定型調速器 工事船用揚投錨機 舶用貨物クレーン 特殊ウインチ 海洋プラットホーム用クレーン 救命ボート フィンスタビライザー 次世代舶用搭載航跡デジタルレコーダー 新型ローラー式増圧器 新型油圧ボートクレーン等 }

59 5. まとめ 5.1 国産化政策の達成状況 中国における主な舶用工業製品の国産化目標値は 4. 中国舶用工業製品国産化政策 中で述べたように次のようなものとなっている また 各目標値に対し 2. 中国舶用工業の概要 で調査した実績や発展状況は次表である 表 5-1 舶用工業製品の国産化政策の進捗状況 項目目標値実績と発展状況 1. 売上高 2010 年までに 500 億元 2008 年 1~11 月期 328 億元 2. 国産化率 ( 外資を含む ) 2010 年までに 60% 以上 2015 年までに 80% 以上 主要 30 社に対して行った 3. 中国造船企業の舶用工業製品調達状況 の調査結果からは舶用内燃機関 ボイラー 係船 荷役機械 艤装品などは既に国産品が 60% を超えている 3. ディーゼルエンジン 2006 年 ~2010 年 低速ディーゼルエンジンの年間生産能力を 500 万 kw 増加させ年間 600 万 kw とする 中速ディーゼルエンジンの生産能力 1,000 台増加 低 中速ディーゼルエンジンの国内需要を満たす 2015 年までに 中速ディーゼルエンジンの生産能力 1,200 台 2007 年実績 低速ディーゼルエンジンの年間生産能力 320 万 kw 中速ディーゼルエンジンの生産量 759 台 4. ディーゼルエンジン部品 2006 年 ~2010 年 過給機 燃料噴射装置 シリンダー等のディーゼルエンジン部品の国産化率を 80% 以上とする 中国各地にある企業 製造基地 産業園区において新たな生産設備の建設が進められている

60 これら 2007 年又は 2008 年の生産実績は 2010 年の目標には迫る値となっている また 3. 中国造船企業の舶用工業製品調達状況 の造船企業 30 社に対する調査にお いても 2007 年国内調達率約 6 割という結果はそれを裏付けるものとなっている 5.2 結び中国の舶用工業は 2008 年末時点の実績と発展状況を見る限り中国政府が定めた目標値に向かって着実に急成長していることが判る また 現在各地の製造基地や産業園区において舶用工業製品製造設備の建設も急ピッチで進められており 2010 年の中期目標を達成するための有余期間 2 年は決して短すぎるとは言えない しかしながら 2003 年から約 5 年間続いた世界造船市況の好景気も 2008 年の世界的な金融危機の発生により急ブレーキがかかった 2008 年 10 月頃より新造船の引き合いは激減し ついには新造船契約の解約や新造船引き渡し納期の延期を求められる事態が発生するにまで新造船市況は急落している 言うまでもなく舶用工業は造船業と一体の産業であり 2008 年第 3 四半期とそれ以降では中国の舶用工業を取り巻く環境は一変しており 海運や造船マーケットの先行き次第では本報告書にある各種予測値は大きく左右することも考えられるが 少なくとも 2008 年までに中国舶用工業界で投資された資本 人員 生産設備などは今後とも市場に存続し中国舶用工業を牽引することは間違いない

61

62 添付資料 1: 主要舶用工業製品の輸出入データ (2003~2007) 中国舶用工業製品の主要 27 品目の 2003 年から 2007 年までの 5 年間の輸出入量 輸出入額及び輸出入国を 中国税関統計年鑑 のデーターから取り纏めた

63 区分 Ⅰ 主要舶用設備 Ⅱ 舶用関連設備 表 1-1: 主な舶用工業製品一覧 税則番号 (HS) 設備 部品区分 製品名称 用途等 単位 備考 舶用ディーゼルエンジン 舶用圧力燃焼式ピストン内燃発動機 ( 舶用ディーゼルエンジン ) 舶用専用 台 /kw 表 舶用ディーゼルエンジン 舶用舷外点火燃焼往復 / 回転式ピストン内燃発動機 舶用専用 台 /kw 表 舶用ディーゼルエンジン 舶用その他点火燃焼往復 / 回転式ピストン内燃発動機 舶用専用 台 /kw 表 舶用プロペラ 舶用推進器 翼板 舶用専用 Kg 表 その他 ( 動力装置 ) 舶用動力用タービン 舶用専用 台 /kw 表 その他 ( 甲板機械 ) 舶用操舵機及びスタビライザー 舶用専用 台 表 重要部品 ( 舶用ディーゼルエンジン ) 舶用シャフト 舶用専用 台 表 重要部品 ( 舶用ディーゼルエンジン ) 舶用点火燃焼式ピストン内燃発動機の部品 舶用専用 Kg 表 重要部品 ( 舶用ディーゼルエンジン ) その他舶用発動機の部品 ( 舶用ディーゼルエンジン部品 ) 舶用専用 Kg 表 重要部品 ( 甲板机械 ) 舶用操舵及び操舵安定装置用部品 舶用専用 Kg 表 舶用発電機 交流発電機 75KVA< 出力功率 375KVA 船用ブラシレス三相同歩発電機 台 表 舶用発電機 交流発電機 375KVA< 出力功率 750KVA 船用ブラシレス三相同歩発電機 台 表 舶用発電機 交流発電機 750KVA< 出力功率 350MVA 船用ブラシレス三相同歩発電機 台 表 舶用ポンプ その他遠心分離未列記 遠心乾燥機を含む オイル分離装置 台 表 舶用ポンプ 非家庭用の濾過 浄化機器 装置 油分水分分離機 台 表 舶用ポンプ その他 液量計が装着済 / 装着可能なポンプ 給油ユニット 台 表 航海計装計器 ( 位置決め ) 羅針盤 電気磁石 電磁磁石等 台 表 航海計装計器 ( 位置決め ) その他無線航法援助装置 GPS 衛星航法装置 台 表 航海計装計器 ( 誘導 ) その他航法計器 装置 自動操舵装置 距離計測装置等 台 表 航海計装計器 ( 誘導 ) その他大地 水道測量 海洋 気象 地球物理用計器 ソナー 台 表 航海計装計器 ( 誘導 ) 航法用レーダー装置 レーダー 台 表 航海計装計器 ( 通信 ) その他レーダー装置 レーダー応答装置 台 表 その他 ( 動力装置 ) 無線遠隔制御設備 船用メインエンジン制御装置 推進装置制御システム等 台表 その他 ( 動力装置 ) 多相交流モータ 出力功率 >75KW 推進モーター 台 表 その他 ( 動力装置 ) その他電子制御又は分配盤 板 台等 電圧 >1,000V 中圧配電盤 Kg 表 その他 ( 甲板機械 ) その他電動の巻き上げ機 ウィンチ 船用係留用ウィンチ 台 表 その他 ( 甲板機械 ) その他非電動の巻き上げ機 ウィンチ船用錨揚げ機 船用組合せ錨用ウィンチ台表

64 Ⅰ. 主要舶用設備 1. 舶用ディーゼルエンジン (HS: ) 表 1-2-1:2003 年 ~2007 年の輸入量 輸入額の推移 (HS: ) 項目 2003 年 2004 年 2005 年 2006 年 2007 年 輸入量 ( 台 ) 1,834 2,273 2,924 3,166 4,525 前年比伸び率 23.94% 28.64% 8.28% 42.92% 輸入量 (kw) 1,305,374 2,494,316 2,363,433 2,905,359 4,930,188 前年比伸び率 91.08% -5.25% 22.93% 69.69% 輸入額 ( 千米ト ル ) 225, , , ,011 1,079,562 前年比伸び率 51.32% 32.30% 35.61% 76.11% 輸入単価 ( 千米ト ル / 台 ) 図 1-1-1:2003 年 ~2007 年の輸入量 輸入額の推移 (HS: ) 輸入量 ( 台 ) 輸入額 ( 千米ト ル ) 5,000 4,500 4,000 1,200,000 4,525 1,079,562 1,000,000 3,500 3,000 2,500 2,000 1,500 1, ,166 2,924 2, ,011 1, , , , 年 2004 年 2005 年 2006 年 2007 年 800, , , ,000 0 注 : 左 Y 軸は輸入量 右 Y 軸は輸入額を示す

Microsoft Word - 市場調査レポートサンプル(Website用).doc

Microsoft Word - 市場調査レポートサンプル(Website用).doc 2010-2011 年中国コールセンター市場調査レポート 2010-2011 年中国 市場調査レポート 著作 : 賽迪顧問股份有限公司 (CCID) 発行 : 賽迪顧問股份有限公司日本事務所邦訳 : ファーイースト パートナーズ株式会社 重要な説明 本レポートの著作権は賽迪顧問股份有限公司 ( 以下 CCID と略す) に帰属する 本レポートは CCID がお客様社内の参考に資する目的で独自の調査

More information

Ⅰ. 世界海運とわが国海運の輸送活動 1. 主要資源の対外依存度 わが国は エネルギー資源のほぼ全量を海外に依存し 衣食住の面で欠くことのでき ない多くの資源を輸入に頼っている わが国海運は こうした海外からの貿易物質の安定輸送に大きな役割を果たしている 石 炭 100% 原 油 99.6% 天然ガ

Ⅰ. 世界海運とわが国海運の輸送活動 1. 主要資源の対外依存度 わが国は エネルギー資源のほぼ全量を海外に依存し 衣食住の面で欠くことのでき ない多くの資源を輸入に頼っている わが国海運は こうした海外からの貿易物質の安定輸送に大きな役割を果たしている 石 炭 100% 原 油 99.6% 天然ガ 1. 主要資源の対外依存度 わが国は エネルギー資源のほぼ全量を海外に依存し 衣食住の面で欠くことのでき ない多くの資源を輸入に頼っている わが国海運は こうした海外からの貿易物質の安定輸送に大きな役割を果たしている 石 炭 100% 原 油 99.6% 天然ガス 97.2% 鉄 鉱石 100.0% 羊 毛 100.0% 綿 花 100.0% 大 92% 豆 小 88% 麦 木材 72% 注 ) 食料需給表

More information

42

42 海外展開に関する特別調査 海外展開に関する特別調査 結果概要... 43 1. 県内企業の海外展開の内容... 44 2. 現在行っている海外展開の相手国 地域... 46 3. 海外展開にあたっての課題... 47 4. 海外展開後に新たに発生した課題... 49 5. 今後の新たな海外展開の関心の高い相手国 地域... 50 6. 今後の新たな海外展開の内容... 51 7. 調査要領... 52

More information

最 線 カメラル ポ 前 最前線カメラルポ 発展する 中国における生産拠点 船舶 江蘇省南通市 舶用 機器 湖北省武漢市 精密機器 江蘇省蘇州市 の 生産拠点 そして上海の事業支援拠点を訪ねて 北京 70 イラストぎじゅつ入門 黄河 林地残材や間伐未利用材などを原料にして 電力や熱を生み出す 木質バ

最 線 カメラル ポ 前 最前線カメラルポ 発展する 中国における生産拠点 船舶 江蘇省南通市 舶用 機器 湖北省武漢市 精密機器 江蘇省蘇州市 の 生産拠点 そして上海の事業支援拠点を訪ねて 北京 70 イラストぎじゅつ入門 黄河 林地残材や間伐未利用材などを原料にして 電力や熱を生み出す 木質バ 最 線 カメラル ポ 前 最前線カメラルポ 発展する 中国における生産拠点 船舶 江蘇省南通市 舶用 機器 湖北省武漢市 精密機器 江蘇省蘇州市 の 生産拠点 そして上海の事業支援拠点を訪ねて 北京 70 イラストぎじゅつ入門 黄河 林地残材や間伐未利用材などを原料にして 電力や熱を生み出す 木質バイオマス流動層ガス化発電システム のしくみ 現場を訪ねて さらなる飛翔へ 活況を呈する 航空機 宇宙

More information

(Microsoft Word \224N\203\215\203V\203A\213\311\223\214\223\212\216\221.doc)

(Microsoft Word \224N\203\215\203V\203A\213\311\223\214\223\212\216\221.doc) 2004 年のロシアロシア極東極東の外国投資 2005 年 10 月 日本貿易振興機構 ( ジェトロ ) 海外調査部 はじめに ジェトロでは ロシア科学アカデミー極東支部経済研究所 ( ハバロフスク経済研究所 ) の協力を得て 情報収集 調査活動を行なっているが 本レポートは 2004 年のロシア極東地域の経済情勢について同研究所に整理並びに分析を委託 とりまとめたものである 本レポートが関係各位の参考となれば幸いである

More information

<90B68E598D828C8E95F18CB48D E368C8E A F990B394C5816A2E786C73>

<90B68E598D828C8E95F18CB48D E368C8E A F990B394C5816A2E786C73> 舶用工業製品統計月報 平成 21 年 6 月 ( 訂正版 ) 国土交通省海事局船舶産業課 300PS 未満 4 707 60,419 22 1,876 720,711 300PS 以上 1000PS 未満 6 2,692 48,760 52 26,838 403,988 1000PS 以上 3000PS 未満 31 64,255 304,365 191 349,921 1,776,282 3000PS

More information

<4D F736F F D E937890AC96F18EC090D195F18D C A E646F63>

<4D F736F F D E937890AC96F18EC090D195F18D C A E646F63> 日本機械輸出組合平成 26 年 6 月 25 日 日本機械輸出組合は わが国主要プラント エンジニアリング輸出企業に対し 海外成約アンケート調査を実施し この度本調査の概要を取りまとめましたので公表致します 213 年度海外プラント エンジニアリング (PE) 成約実績調査 ~ 中東 中国向けが大きく落ち込み 昨年度実績に届かず 海外調達比率は過去最高 ~ 1.213 年度海外 PE 成約実績概況について

More information

Microsoft Word - 報告書.doc

Microsoft Word - 報告書.doc 第 4 節 電力市場自由化の先進地域の現状 PPS 事業者 オンサイト事業者などの新規参入者はターゲットとなる需要家が多い地域から優先的に事業展開を図る傾向があるため 参入状況は地域によって大きく異なる 図表 23 に示すとおり PPS 事業者の販売量シェアが高い地域のうち関東 近畿及び九州地域を先進地域と位置づけ 新規参入者の参入状況 その結果としての電力価格の推移等の情報を整理する 図表 24

More information

1. 世界における日 経済 人口 (216 年 ) GDP(216 年 ) 貿易 ( 輸出 + 輸入 )(216 年 ) +=8.6% +=28.4% +=36.8% 1.7% 6.9% 6.6% 4.% 68.6% 中国 18.5% 米国 4.3% 32.1% 中国 14.9% 米国 24.7%

1. 世界における日 経済 人口 (216 年 ) GDP(216 年 ) 貿易 ( 輸出 + 輸入 )(216 年 ) +=8.6% +=28.4% +=36.8% 1.7% 6.9% 6.6% 4.% 68.6% 中国 18.5% 米国 4.3% 32.1% 中国 14.9% 米国 24.7% 日 経済情勢 217 年 7 月 外務省 1 1. 世界における日 経済 人口 (216 年 ) GDP(216 年 ) 貿易 ( 輸出 + 輸入 )(216 年 ) +=8.6% +=28.4% +=36.8% 1.7% 6.9% 6.6% 4.% 68.6% 中国 18.5% 米国 4.3% 32.1% 中国 14.9% 米国 24.7% 21.8% 41.1% 中国 11.3% 32.8% 米国

More information

[000]目次.indd

[000]目次.indd 第 4 部 1 マクロ経済動向 (1)GDP と物価 2008 年の米投資銀行リーマン ブラザースの破綻以降 深刻化した世界金融危機は 経済に大きな影響を与え 実質経済成長率は2009 年には0.7% にまで低下した その後 2010 年には 1997 年のアジア通貨危機後に見せたV 字回復の再現とも言うべき目覚ましい回復を見せ 6.5% の成長を達成した しかし 2011 年には欧州の財政危機の影響を受け

More information

2017 電波産業調査統計

2017 電波産業調査統計 2.2.1 電気通信サービス (1) 加入電話我が国と海外主要国における加入電話回線数及び普及率 ( 人口 1 人あたりの加入数 ) の推移を表 221 及び図 221に示す 加えて 215 年の加入電話回線数と携帯電話加入数の普及率 ( 人口 1 人あたりの加入数 ) を合算した電気通信アクセス回線数の普及率 ( 人口 1 人あたりの加入数 ) を表 221に示す 表 221 加入電話回線数及び普及率の推移並びに電気通信アクセス回線数の普及率

More information

目次 1. はじめに 2. 経営環境認識 3. 検討結果 4. 商船事業再建計画 5. リスクマネジメントの強化 6. 体制 スケジュール 2

目次 1. はじめに 2. 経営環境認識 3. 検討結果 4. 商船事業再建計画 5. リスクマネジメントの強化 6. 体制 スケジュール 2 船舶海洋事業の構造改革 ( 説明資料 ) 商船建造の軸足を中国へ 2017 年 3 月 31 日 目次 1. はじめに 2. 経営環境認識 3. 検討結果 4. 商船事業再建計画 5. リスクマネジメントの強化 6. 体制 スケジュール 2 1. はじめに (1) 構造改革検討の経緯と目的 船舶海洋部門では ここ数年の不振に加え この 2 年間で多額の損失を計上 構造改革会議にて 事業の継続性を含め今後の運営方針を検討

More information

資料1:地球温暖化対策基本法案(環境大臣案の概要)

資料1:地球温暖化対策基本法案(環境大臣案の概要) 地球温暖化対策基本法案 ( 環境大臣案の概要 ) 平成 22 年 2 月 環境省において検討途上の案の概要であり 各方面の意見を受け 今後 変更があり得る 1 目的この法律は 気候系に対して危険な人為的干渉を及ぼすこととならない水準において大気中の温室効果ガスの濃度を安定化させ地球温暖化を防止すること及び地球温暖化に適応することが人類共通の課題であり すべての主要国が参加する公平なかつ実効性が確保された地球温暖化の防止のための国際的な枠組みの下に地球温暖化の防止に取り組むことが重要であることにかんがみ

More information

中国国内需給動向と中露石油ガス貿易

中国国内需給動向と中露石油ガス貿易 中国の石炭ピーク需要と政策 株式会社エイジアム研究所 平成 6 年 4 月 013 年の中国の経済概況 国内総生産 (GDP) は 8.3 兆ドル 対前年比 7.7% 増 一人当たり GDP は 6,103 ドル 輸出額は. 兆ドル 輸入額は.0 兆ドル FDI 投資額は 1,176 億ドル 010 年以降の FDI の年平均伸び率は 3.6% 005~010 年の 11.9% と比べて低下 010

More information

<4D F736F F D D918A438E9692CA904D E348C8E8D FE38A43816A91E D862E646F6378>

<4D F736F F D D918A438E9692CA904D E348C8E8D FE38A43816A91E D862E646F6378> 本事業は日本財団の支援を得て実施されています 中国海事通信 CHINA MARITIME NEWS ( 第 234 号 : 平成 25 年 4 月 ( 上海事務所作成 )) < 造船 舶用工業 > 中国船舶工業股份有限公司 (China CSSC Holdings Limited) 傘下の造船所等の 2012 年業績等 ----------------------------------------------------P1

More information

< 図表 1> 米国の仕出し国 地域別自動車部品輸入実績 ( 単位 :100 万ドル ) 輸出国 シェア 1 メキシコ 11,740 13,692 16,045 17,056 19, % 2 カナダ 7,638 8,253 8,932

< 図表 1> 米国の仕出し国 地域別自動車部品輸入実績 ( 単位 :100 万ドル ) 輸出国 シェア 1 メキシコ 11,740 13,692 16,045 17,056 19, % 2 カナダ 7,638 8,253 8,932 米国向け自動車部品の荷動き動向について 掲載誌 掲載年月 : 日本海事新聞 201511 日本海事センター企画研究部 次長臼井潔人 アジア発米国向けコンテナ貨物のなかで最も重要な貨物の一つであり 今回の TPP( 環太平洋経済連携協定 ) 交渉でも日米が激しい攻防を繰り広げた自動車部品の荷動き動向に関し 輸出入金額とトン数に注目して調査した 今回の調査の対象とした自動車部品は 乗用車 貨物トラック

More information

5 ii) 実燃費方式 (499GT 貨物船 749GT 貨物船 5000kl 積みタンカー以外の船舶 ) (a) 新造船 6 申請船の CO2 排出量 (EEDI 値から求めた CO2 排出量 ) と比較船 (1990~2010 年に建造され かつ 航路及び船の大きさが申請船と同等のものに限る )

5 ii) 実燃費方式 (499GT 貨物船 749GT 貨物船 5000kl 積みタンカー以外の船舶 ) (a) 新造船 6 申請船の CO2 排出量 (EEDI 値から求めた CO2 排出量 ) と比較船 (1990~2010 年に建造され かつ 航路及び船の大きさが申請船と同等のものに限る ) 平成 29 年 7 月 7 日 海事局海洋 環境政策課 内航船省エネルギー格付制度事務取扱要領 ( 暫定運用 ) 第 1 趣旨 この要領は 内航船省エネルギー格付制度 ( 以下 格付制度 という ) の暫定運用に関 する事務取扱について 必要な事項を定めるものとする 第 2 格付制度 (1) 格付制度の概要格付制度は 海運事業者等からの申請に基づき 国土交通省海事局が省エネ 省 CO2 対策の導入による船舶の

More information

輸入バイオマス燃料の状況 2019 年 10 月 株式会社 FT カーボン 目 次 1. 概要 PKS PKS の輸入動向 年の PKS の輸入動向 PKS の輸入単価 木質ペレット

輸入バイオマス燃料の状況 2019 年 10 月 株式会社 FT カーボン 目 次 1. 概要 PKS PKS の輸入動向 年の PKS の輸入動向 PKS の輸入単価 木質ペレット 輸入バイオマス燃料の状況 19 年 1 月 株式会社 FT カーボン 目 次 1. 概要... 2 2. PKS... 3 2.1. PKS の輸入動向... 3 2.2. 19 年の PKS の輸入動向... 4 2.3. PKS の輸入単価... 5 3. 木質ペレット... 6 3.1. 木質ペレットの輸入動向... 6 3.2. 18 年の木質ペレットの輸入動向... 7 3.3. 木質ペレットの輸入単価...

More information

ご参考資料 オーナー経営者経営者の意識調査 - 概要 - 調査期間 2003 年 9 月 1 日 ~10 月 31 日 調査機関日本では ASG グループが本調査の主体になり 日経リサーチ社に調査を委託した 調査の一貫性を保つために 各国のデータの取りまとめは 国際的な調査機関である Wirthli

ご参考資料 オーナー経営者経営者の意識調査 - 概要 - 調査期間 2003 年 9 月 1 日 ~10 月 31 日 調査機関日本では ASG グループが本調査の主体になり 日経リサーチ社に調査を委託した 調査の一貫性を保つために 各国のデータの取りまとめは 国際的な調査機関である Wirthli 2004 年 4 月 15 日 報道関係者各位 Press release ASG グループ 2004 年度オーナーオーナー経営者経営者の意識調査意識調査 結果発表対中堅 中小企業中小企業 世界 26 カ国同時調査 景況感は回復回復 収益面収益面はよりはより厳しくしく 経営経営の最大最大の不安要素不安要素は競争激化 輸出企業の半数半数が対中輸出対中輸出を行っておりっており 調査参加国中第 経営上のリスクリスクへのへの対応対応は欧米企業欧米企業に遅れ

More information

H28秋_24地方税財源

H28秋_24地方税財源 次世代に向けて持続可能な地方税財政基盤の確立について 1. 提案 要望項目 提案 要望先 総務省 (1) 地方交付税総額の確保 充実 減少等特別対策事業費等における取組の成果を反映した算定 減少等特別対策事業費 における 取組の成果 へ配分の段階的引き上げ 地域の元気創造事業費 における 地域活性化分 へ配分の重点化 緊急防災 減災事業債の延長および対象事業等の拡大 老朽化対策に係る地方財政計画における所要総額の確保

More information

1 消費増税後の影響に関するアンケート調査 結果について ~ 消費税率 10% 景気によっては引き上げを延期すべき が 53.6%~ < 調査結果のポイント> 消費税率 8% 引き上げによる影響 2014 年 4 月に消費税率が 8% に引き上げられたことによる影響は かなりのマイナス影響 ( 業績を左右するほど ) ( 以下 かなりのマイナス ) が 11.6% 多少のマイナス影響があった ( 業績を左右するほどではないが

More information

財務省貿易統計

財務省貿易統計 平成 2 6 年 3 月 1 3 日財務省 報道発表 貿易統計 ( 確定 ) 総額 ( 原値 ) 平成 25 年 11 月 平成 24 年 11 月 伸 率 輸 輸 差 出 入 引 5,898,812 4,983,180 18.4 7,199,902 5,940,220 21.2 1,301,090 957,040 35.9 ( 注 ) 1. 輸出はFOB 価格 輸入はCIF 価格 2. 輸出は当該輸出貨物を積載する船舶又は航空機の出港の日

More information

お知らせ

お知らせ 広報資料 ( 経済同時 ) 平成 27 年 12 月 16 日環境政策局 担当 : 地球温暖化対策室電話 :222-4555 事業者排出量削減計画書制度 及び 新車販売実績報告書制度 平成 26 年度実績の取りまとめについて 京都市では, 京都市地球温暖化対策条例 ( 以下 条例 という ) に基づき, 一定規模の温室効果ガスを排出する事業者 ( 特定事業者 ) の自主的な排出量削減を図ることを目的として,

More information

財務省貿易統計

財務省貿易統計 平成 2 5 年 3 月 1 3 日財務省 報道発表 貿易統計 ( 確定 ) 総額 ( 原値 ) 平成 24 年 12 月 平成 23 年 12 月 伸 率 輸 輸 差 出 入 引 5,298,547 5,623,882-5.8 5,944,295 5,832,191 1.9 645,748 208,309 210.0 ( 注 ) 1. 輸出はFOB 価格 輸入はCIF 価格 2. 輸出は当該輸出貨物を積載する船舶又は航空機の出港の日

More information

財務省貿易統計

財務省貿易統計 平成 2 4 年 3 月 1 3 日財務省 報道発表 貿易統計 ( 確定 ) 総額 ( 原値 ) 平成 23 年 6 月平成 22 年 6 月 伸 率 輸 輸 差 出 入 引 5,774,613 5,867,220-1.6 5,710,161 5,196,697 9.9 64,452 670,523-90.4 ( 注 ) 1. 輸出はFOB 価格 輸入はCIF 価格 2. 輸出は当該輸出貨物を積載する船舶又は航空機の出港の日

More information

財務省貿易統計

財務省貿易統計 平成 26 年 3 月 13 日財務省 報道発表 ( 確定 ) 総額 ( 原値 ) 輸出輸入差引 価額伸率価額伸率価額伸率 平成 21 年 54,170,614-33.1 51,499,378-34.8 2,671,236 29.5 22 年 67,399,627 24.4 60,764,957 18.0 6,634,670 148.4 23 年 65,546,475-2.7 68,111,187

More information

財務省貿易統計

財務省貿易統計 平成 24 年 3 月 13 日財務省 報道発表 ( 確定 ) 総額 ( 原値 ) 輸出輸入差引 価額伸率価額伸率価額伸率 平成 19 年 83,931,438 11.5 73,135,920 8.6 10,795,518 36.6 20 年 81,018,088-3.5 78,954,750 8.0 2,063,338-80.9 21 年 54,170,614-33.1 51,499,378-34.8

More information

財務省貿易統計

財務省貿易統計 平成 25 年 3 月 13 日財務省 報道発表 ( 確定 ) 総額 ( 原値 ) 輸出輸入差引 価額伸率価額伸率価額伸率 平成 19 年度 85,113,381 9.9 74,958,073 9.5 10,155,308 12.7 20 年度 71,145,593-16.4 71,910,442-4.1-764,849-21 年度 59,007,879-17.1 53,820,852-25.2 5,187,027-22

More information

望の内容平成 28 年度税制改正 ( 租税特別措置 ) 要望事項 ( 新設 拡充 延長 ) ( 経済産業省経済産業政策局産業再生課 ) 制度名産業競争力強化法に基づく事業再編等に係る登録免許税の軽減措置 税 目 登録免許税 ( 租税特別措置法第 80 条 ) ( 租税特別措置法施行令第 42 条の

望の内容平成 28 年度税制改正 ( 租税特別措置 ) 要望事項 ( 新設 拡充 延長 ) ( 経済産業省経済産業政策局産業再生課 ) 制度名産業競争力強化法に基づく事業再編等に係る登録免許税の軽減措置 税 目 登録免許税 ( 租税特別措置法第 80 条 ) ( 租税特別措置法施行令第 42 条の 望の内容平成 28 税制改正 ( 租税特別措置 ) 要望事項 ( 新設 拡充 延長 ) ( 経済産業省経済産業政策局産業再生課 ) 制度名産業競争力強化法に基づく事業再編等に係る登録免許税の軽減措置 税 目 登録免許税 ( 租税特別措置法第 80 条 ) ( 租税特別措置法施行令第 42 条の 6 第 1 項及び第 2 項 ) 産業競争力強化法に基づく登録免許税の特例措置を平成 30 年 3 月 31

More information

( 億円 ) ( 億円 ) 営業利益 経常利益 当期純利益 2, 15, 1. 金 16, 額 12, 12, 9, 営業利益率 経常利益率 当期純利益率 , 6, 4. 4, 3, 2.. 2IFRS 適用企業 1 社 ( 単位 : 億円 ) 215 年度 216 年度前年度差前年度

( 億円 ) ( 億円 ) 営業利益 経常利益 当期純利益 2, 15, 1. 金 16, 額 12, 12, 9, 営業利益率 経常利益率 当期純利益率 , 6, 4. 4, 3, 2.. 2IFRS 適用企業 1 社 ( 単位 : 億円 ) 215 年度 216 年度前年度差前年度 216 年度自動車部品工業の経営動向 217 年 6 月 12 日 一般社団法人日本自動車部品工業会 一般社団法人日本自動車部品工業会は 217 年 5 月 1 日現在での会員企業 4 4 社 のうち 上場企業で自動車部品の比率が5 以上 かつ前年同期比較が可能な自動車 部品専門企業 79 社の 2 1 6 年度 (4~3 月 ) の経営動向を各社の連結決算短信 ( 連結 決算を行っていない企業は単独決算

More information

White Paper on Small and Medium Enterprises in Japan

White Paper on Small and Medium Enterprises in Japan 第2部 2013 White Paper on Small and Medium Enterprises in Japan 自己変革を遂げて躍動する 中小企業 小規模事業者 46 2013 White Paper on Small and Medium Enterprises in Japan 47 48 2013 White Paper on Small and Medium Enterprises

More information

Microsoft Word - 作成中.doc

Microsoft Word - 作成中.doc 平成 2 5 年 3 月 2 8 日 担当地域経済課長隅田誠 TEL(082)224-5684 ヤンマー農機製造株式会社及びセイレイ工業株式会社の 産業活力の再生及び産業活動の革新に関する特別措置法に基づく 事業再構築計画を認定しました [ 本件は 経済産業本省において同時発表しています ] 中国経済産業局は ヤンマー農機製造株式会社及びセイレイ工業株式会社から提出された 事業再構築計画 について

More information

財務省貿易統計

財務省貿易統計 平成 26 年 7 月 24 日財務省 報道発表 ( 速報 ) 総額 ( 原値 ) 輸出輸入差引 価額伸率価額伸率価額伸率 平成 21 年 54,170,614-33.1 51,499,378-34.8 2,671,236 29.5 22 年 67,399,627 24.4 60,764,957 18.0 6,634,670 148.4 23 年 65,546,475-2.7 68,111,187

More information

資料3 船舶ワーキンググループにおける検討方針等について

資料3 船舶ワーキンググループにおける検討方針等について 資料 3 船舶ワーキンググループにおける検討方針等について 1. 検討経緯 (1) 環境配慮契約法基本方針について環境配慮契約法基本方針 ( 以下 基本方針 という ) では 環境配慮契約の推進に関する基本的考え方 の一つとして 以下の項目があげられている 1 環境配慮契約に当たっては 経済性に留意しつつ価格以外の多様な要素をも考慮することで 環境に配慮した物品や役務など ( 以下 物品等 という

More information

の損失額は前年同期比 86.5% となった 次に企業のコスト上昇ペースが早く 1-2 月の業 界全体の主要業務原価は 9862 億元 前年同期比で 715 億元増加し 収入の 90.9% となっ た (3) 固定資産投資の成長率は大幅に失速した 第 1 四半期 電子情報産業固定資産投資は昨年の高成長

の損失額は前年同期比 86.5% となった 次に企業のコスト上昇ペースが早く 1-2 月の業 界全体の主要業務原価は 9862 億元 前年同期比で 715 億元増加し 収入の 90.9% となっ た (3) 固定資産投資の成長率は大幅に失速した 第 1 四半期 電子情報産業固定資産投資は昨年の高成長 2012 年第 1 四半期における中国電子情報産業の動向について 2012 年 5 月 22 日 JEITA 北京事務所陳明曦 (JLMC 北京事務所 ) (JETRO 北京センター電子信息産業部 ) 2012 年 5 月 8 日 工業信息化部は 第 1 四半期電子情報製造業の成長率は前年同期を 4.1 ポイント下回る を発表しました 当所ではその概要と第 1 四半期の中国電子情報産業の輸出入動向及び固定資産投資状況等の発表文書と共に整理し

More information

財務省貿易統計

財務省貿易統計 平成 2 7 年 3 月 1 2 日財務省 報道発表 貿易統計 ( 確定 ) 総額 ( 原値 ) 平成 26 年 5 月平成 25 年 5 月 伸 率 輸 輸 差 出 入 引 5,606,009 5,765,204-2.8 6,523,232 6,756,526-3.5 917,223 991,322-7.5 ( 注 ) 1. 輸出はFOB 価格 輸入はCIF 価格 2. 輸出は当該輸出貨物を積載する船舶又は航空機の出港の日

More information

財務省貿易統計

財務省貿易統計 平成 2 7 年 3 月 1 2 日財務省 報道発表 貿易統計 ( 確定 ) 総額 ( 原値 ) 平成 26 年 7 月平成 25 年 7 月 伸 率 輸 輸 差 出 入 引 6,191,918 5,958,497 3.9 7,158,458 6,990,954 2.4 966,540 1,032,457-6.4 ( 注 ) 1. 輸出はFOB 価格 輸入はCIF 価格 2. 輸出は当該輸出貨物を積載する船舶又は航空機の出港の日

More information

Microsoft Word - 5_‚æ3ŁÒ.doc

Microsoft Word - 5_‚æ3ŁÒ.doc 第 3 編企業行動に関する意識調査 64 Ⅰ. 調査要領 特別アンケート企業行動に関する意識調査結果 2011 年 7 月 調査時期 :2011 年 7 月 1 日 ( 金 ) を期日として実施 調査対象 :2010 2011 2012 年度設備投資計画調査の対象企業 調査名 対象 回答状況 ( 回答率 ) 製造業非製造業 企業行動に関する意識調査 大企業 ( 資本金 10 億円以上 ) 3,302

More information

出力-トンボなし.indd

出力-トンボなし.indd 石 100% 炭 原 99.6% 油 天然ガス 96.4% 鉄鉱石 100.0% 羊 毛 100.0% 綿 花 100.0% 大 94% 豆 小 86% 麦 木材 76.0% 注 ) 食料需給表 木材需給表 2008 年版 エネルギー白書 鉄鋼統計要覧 2010 年版による 2008 年の数値 1 貿易全体に占める海上貿易の割合 (%)µ 輸出 86.7% 82.0% 75.3% 63.3% 69.5%

More information

第 2 章 産業社会の変化と勤労者生活

第 2 章 産業社会の変化と勤労者生活 第 2 章 産業社会の変化と勤労者生活 戦後日本経済と産業構造 1 節 2 第章産業社会の変化と勤労者生活 1950 年代から 70 年代にかけ 急速な工業化を通じて高度経済成長を達成した我が国経済第は その後 サービス化 情報化を伴いながら進展する ポスト工業化 の時代の中を進んでいる ポスト工業化 社会では 社会の成熟化に伴い 物質的な豊かさだけでなく精神 1 節第的な充足も重視され 企業には

More information

Microsoft Word - アルパーゲイタス_ALPA4_

Microsoft Word - アルパーゲイタス_ALPA4_ アルパーゲイタス (Alpargatas S. A.) ラテンアメリカ最大のスポーツシューズ サンダル 靴製品メーカー 会社概要アルパーゲイタス (Alpargatas S. A.) は スポーツシューズ ビーチサンダル アウトドアシューズなどの各種靴製品 アパレル製品 革 ビニール 天然ゴム 合成ゴム製品 スポーツ用品を生産販売するラテンアメリカ最大のフットウエア メーカーです アルパーゲイタスは

More information

Microsoft PowerPoint - 3rdQuarterPresentations2013_J03.ppt

Microsoft PowerPoint - 3rdQuarterPresentations2013_J03.ppt 1 NSG グループ 213 年 3 月期第 3 四半期決算報告 (212 年 4 月 1 日 ~ 12 月 31 日 ) 日本板硝子株式会社 213 年 1 月 31 日 2 ( ブランクページ ) 3 213 年 3 月期第 3 四半期決算報告 (212 年 4 月 1 日 ~12 月 31 日 ) アジェンダ要点決算概要事業状況リストラクチャリング施策の進捗リファイナンス進捗まとめ 4 要点

More information

Microsoft PowerPoint 医療機器ビジョン添付資料(差し替え)

Microsoft PowerPoint 医療機器ビジョン添付資料(差し替え) 医療機器産業ビジョン 213 資料編 厚生労働省 目次 資料 1. 我が国の医療機器産業の市場規模資料 2. 医療機器の生産 輸出 輸入の現状資料 3. 医療機器の国内売上高に占める輸入額の推移資料 4. 医療機器の輸出入金額の推移資料 5. 治療系機器及び診断系機器の市場規模の推移資料 6. 治療系機器及び診断系機器の輸出 輸入の現状資料 7. 製品分類別の国内売上額と輸入依存度資料 8. 製品分類別の市場規模の推移資料

More information

<4D F736F F D205F8CB48D655F91E688EA8FCD92868D918A4F8E9191A291448AD698418AE98BC62E646F63>

<4D F736F F D205F8CB48D655F91E688EA8FCD92868D918A4F8E9191A291448AD698418AE98BC62E646F63> 中国における外資造船関連企業をめぐる事業環境動向に関する調査 2008 年 3 月 社団法人日本舶用工業会 刊行によせて 当工業会では 我が国の造船関係事業の振興に資するために 競艇公益資金による日本財団の助成を受けて 造船関連海外情報収集及び海外業務協力事業 を実施しております その一環としてジェトロ船舶関係海外事務所を拠点として海外の海事関係の情報収集を実施し 収集した情報の有効活用を図るため各種調査報告書を作成しております

More information

(Taro-\222\262\215\270\225[.A4\207B.jtd)

(Taro-\222\262\215\270\225[.A4\207B.jtd) 平成 21 年第 3 回 ( 平成 21 年 8 月 1 日実施 ) 鳥取県企業経営者調査報告 目次ヘ ーシ 御利用にあたって 1 1 業界の景気判断 3 2 自己企業の売上高判断 5 3 自己企業の経常利益判断 7 4 生産数量の判断 9 5 在庫水準の判断 1 6 生産設備の規模判断 1 7 設備投資の動向 11 8 資金繰りの判断 12 9 企業経営上の問題点 13 1 自由記入欄の傾向 14

More information

目次 要旨 1 Ⅰ. 通信 放送業界 3 1. 放送業界の歩み (1) 年表 3 (2) これまでの主なケーブルテレビの制度に関する改正状況 4 2. 通信 放送業界における環境変化とケーブルテレビの位置づけ (1) コンテンツ視聴環境の多様化 5 (2) 通信 放送業界の業績動向 6 (3) 国民

目次 要旨 1 Ⅰ. 通信 放送業界 3 1. 放送業界の歩み (1) 年表 3 (2) これまでの主なケーブルテレビの制度に関する改正状況 4 2. 通信 放送業界における環境変化とケーブルテレビの位置づけ (1) コンテンツ視聴環境の多様化 5 (2) 通信 放送業界の業績動向 6 (3) 国民 ケーブルテレビ事業の現状 (2015 年度決算版 ) 2016 年 11 月 株式会社日本政策投資銀行 企業金融第 2 部 産業調査部 目次 要旨 1 Ⅰ. 通信 放送業界 3 1. 放送業界の歩み (1) 年表 3 (2) これまでの主なケーブルテレビの制度に関する改正状況 4 2. 通信 放送業界における環境変化とケーブルテレビの位置づけ (1) コンテンツ視聴環境の多様化 5 (2) 通信 放送業界の業績動向

More information

特許庁工業所有権保護適正化対策事業

特許庁工業所有権保護適正化対策事業 2010 年度模倣被害調査報告書調査分析結果の概要 平成 23 年 3 月特許庁 2010 年 9 月から 11 月にかけて実施した我が国企業 団体 8,031 社への模倣被害に関するアンケート結果 ( 有効回答数 4,304 社 被害企業数 1,059 社 ) をもとに 2009 年度 (2009 年 4 月 ~2010 年 3 月 ) における我が国産業界が受けた国内外での模倣被害の状況について

More information

<4D F736F F F696E74202D B408AD6938A8E9189C68CFC82AF495294AD955C8E9197BF A5F8DC58F49>

<4D F736F F F696E74202D B408AD6938A8E9189C68CFC82AF495294AD955C8E9197BF A5F8DC58F49> New Harmony >> New Solutions TM 新東グループ決算説明会 ( 概要 ) 2011 年 -2010 年 4 月 ~2011 年 3 月 - 2011 年 5 月 20 日新東工業株式会社 Ⅰ. 2011 年 の実績 Ⅱ. 今後の展開 2 売上高 営業利益の推移 売上高 [ 億円 ] 644 782 886 960 1,073 971 682 700 744 780 2004

More information

Microsoft PowerPoint - Itoh_IEEJ(150410)_rev

Microsoft PowerPoint - Itoh_IEEJ(150410)_rev 第 4 回エネルギー輸送ルートの多様化への対応に関する検討会 日本の LNG 原油輸入と 米国シェール革命の現況 2015 年 4 月 10 日於国土交通省 ( 中央合同庁舎 3 号館 ) 伊藤庄一 戦略研究ユニット国際情勢分析第 2 グループ マネージャー 研究主幹一般財団法人日本エネルギー経済研究所 日本の LNG 原油輸入状況 (2014 年 ) 1 LNG 原油 ( 出所 ) 日本貿易月表

More information

Microsoft Word - LCD産業(091124).doc

Microsoft Word - LCD産業(091124).doc 中国 LCD 産業のバージョンアップ 中国高世代液晶パネル生産ラインへの投資がピークに 中国国内の液晶パネル生産ラインへの投資が加速し続け 液晶パネルの高世代化動向も明らかとなっており 中国 LCD 産業への投資はピークを迎えたと言える 2009 年 9 月 京東方の第 8 世代 TFT-LCD パネル生産ラインの定礎式が北京亦庄経済開発区にて行われたことが 中国液晶パネル生産ラインが正式に高世代建設期に入ったことを示している

More information

2018 年 10 月号 中国の金融経済動向について 中国の AI 動向について 千葉銀行上海駐在員事務所

2018 年 10 月号 中国の金融経済動向について 中国の AI 動向について 千葉銀行上海駐在員事務所 2018 年 10 月号 中国の金融経済動向について 中国の AI 動向について 千葉銀行上海駐在員事務所 ~ 中国の金融経済動向について ~ 中国の今年 4-6 月期の GDP 成長率は前年比 +6.7% と 今年 1-3 月期 ( 同 +6.8%) から小幅低下しました 中国国家統計局は 上半期の中国経済について 上半期は 全体として安定的に良い方向へ向かう態勢を維持した との見解を示しました

More information

の差については確認できないが 一般的に定温で流通している弁当の管理方法等についてアンケートにより調査した その結果 大部分の事業者が管理温度の設定理由として JAS 規格と同様に食味等の品質の低下及び微生物の繁殖を抑えることを挙げ 許容差は JAS 規格と同様に ±2 としていた また 温度の測定方

の差については確認できないが 一般的に定温で流通している弁当の管理方法等についてアンケートにより調査した その結果 大部分の事業者が管理温度の設定理由として JAS 規格と同様に食味等の品質の低下及び微生物の繁殖を抑えることを挙げ 許容差は JAS 規格と同様に ±2 としていた また 温度の測定方 定温管理流通加工食品の日本農林規格に係る規格調査結果 独立行政法人農林水産消費安全技術センター 1 品質の現況 (1) 製品の概要民間の高度な流通管理を促進するとともに 流通方法に特色のある農林物資について消費者の選択に資するため 流通の方法についての基準を内容とする JAS 規格として 平成 21 年 4 月 16 日に定温管理流通加工食品の日本農林規格が制定された 定温管理流通加工食品の流通行程とは

More information

2. 利益剰余金 ( 内部留保 ) 中部の 1 企業当たりの利益剰余金を見ると 製造業 非製造業ともに平成 24 年度以降増加傾向となっており 平成 27 年度は 過去 10 年間で最高額となっている 全国と比較すると 全産業及び製造業は 過去 10 年間全国を上回った状況が続いているものの 非製造

2. 利益剰余金 ( 内部留保 ) 中部の 1 企業当たりの利益剰余金を見ると 製造業 非製造業ともに平成 24 年度以降増加傾向となっており 平成 27 年度は 過去 10 年間で最高額となっている 全国と比較すると 全産業及び製造業は 過去 10 年間全国を上回った状況が続いているものの 非製造 トピックス 企業収益と利益分配の動向 平成 27 年度の中部地域の企業活動は 世界経済の緩やかな回復や原油価格の下落による交易条件の改善などにより回復基調が続き それに伴い企業収益も増加が続いた 本トピックスでは 企業収益の増加に伴い利益剰余金や給与額等がどのように推移したのか 中部と全国を対比しながら検証してみた 分析手法 平成 28 年企業活動基本調査 ( 平成 27 年度実績 ) の調査項目から一部を抜粋し

More information

資料 3-1 国際コンテナ戦略港湾政策について 平成 30 年 11 月 6 日関税 外国為替等審議会関税分科会国土交通省港湾局

資料 3-1 国際コンテナ戦略港湾政策について 平成 30 年 11 月 6 日関税 外国為替等審議会関税分科会国土交通省港湾局 資料 3-1 国際コンテナ戦略港湾政策について 平成 30 年 11 月 6 日関税 外国為替等審議会関税分科会国土交通省港湾局 世界各地域の港湾におけるコンテナ取扱個数の推移 2006 年から 2016 年までの 10 年間で世界の港湾におけるコンテナ取扱個数は 1.7 倍に増加している ( 億 TEU) 7.5 7.0 6.5 6.0 5.5 5.0 4.5 4.0 3.5 3.0 2.5 2.0

More information

平成28年 成田空港貿易概況(速報)

平成28年 成田空港貿易概況(速報) 特集 平成 28 年成田空港貿易概況 ( 速報 ) 平成 29 年 1 月 25 日 ( 水 ) 東京税関 本資料を引用する場合 東京税関の資料による旨を注記して下さい 本資料に関するお問合せは東京税関調査部調査統計課 TEL:3-3599-6385 まで 1. 概況平成 28 年成田空港貿易概況 ( 速報 ) 輸出は4 年連続の増 輸入は5 年ぶりの減 輸入超過額は2 兆 2,743 億円で6 年連続の輸入超過

More information

中国から日本の地方都市への航空直行便開設

中国から日本の地方都市への航空直行便開設 中国から日本の地方都市への航空直行便開設 ( 財 ) 自治体国際化協会 CLAIR REPORT NUMBER 267 ( July 15, 2005 ) 財団法人自治体国際化協会 ( 北京事務所 ) 目 次 はじめに 概要 ⅰ 第 1 章日中間の航空便の変遷と現状について 1 第 1 節中国の民用航空業界の概要について 1 第 2 節日中間の航空便の状況について 3 1 日中航空路線および旅客運輸量の状況

More information

News Release 2018 年 8 月 1 日 香川県内民間企業の 2018 年夏季ボーナス支給見込み アンケート調査結果について 百十四銀行 ( 頭取綾田裕次郎 ) では 香川県内に本社または主工場をもつ民間企業 640 社を対象として 2018 年夏季ボーナスの支給予想について アンケー

News Release 2018 年 8 月 1 日 香川県内民間企業の 2018 年夏季ボーナス支給見込み アンケート調査結果について 百十四銀行 ( 頭取綾田裕次郎 ) では 香川県内に本社または主工場をもつ民間企業 640 社を対象として 2018 年夏季ボーナスの支給予想について アンケー News Release 2018 年 8 月 1 日 香川県内民間企業の 2018 年夏季ボーナス支給見込み アンケート調査結果について 百十四銀行 ( 頭取綾田裕次郎 ) では 香川県内に本社または主工場をもつ民間企業 640 社を対象として 2018 年夏季ボーナスの支給予想について アンケート調査を実施しました 205 社から有効回答 ( 有効回答率 32.0%) があり その調査結果をまとめましたのでお知らせします

More information

【東南アジア経済】ASEANの貿易統計(1月号)~輸出の好調続くも新型スマホ関連がピークアウトへ

【東南アジア経済】ASEANの貿易統計(1月号)~輸出の好調続くも新型スマホ関連がピークアウトへ ニッセイ基礎研究所 18-1- 東南アジア経済 ASEAN の貿易統計 (1 月号 ) ~ 輸出の好調続くも新型スマホ関連がピークアウトへ 経済研究部研究員斉藤誠 TEL:3-3512-178 E-mail: msaitou@nli-research.co.jp 17 年 11 月のASEAN 主要 6カ国の輸出 ( ドル建て通関ベース ) は前年同月比 15.9% 増と 前月の同 19.6% 増から低下したものの

More information

財務省貿易統計

財務省貿易統計 平成 2 6 年 1 1 月 2 0 日財務省 報道発表 貿易統計 ( 速報 ) 総額 ( 原値 ) 平成 26 年 10 月 平成 25 年 10 月 伸 率 輸 輸 差 出 入 引 6,688,484 6,102,969 9.6 7,398,479 7,203,396 2.7 709,995 1,100,427-35.5 ( 注 ) 1. 輸出はFOB 価格 輸入はCIF 価格 ( ただし 特例輸入申告制度により輸入

More information

<4D F736F F D F193B994AD955C817A C A838A815B83582E646F6378>

<4D F736F F D F193B994AD955C817A C A838A815B83582E646F6378> 国土交通省同時発表 平成 28 年 3 月 28 日 経 済 産 業 省 国 土 交 通 省 日本コンベヤ株式会社の産業競争力強化法に基づく事業再編計画を認定しました 本件は 国土交通省においても同時発表しています 経済産業省及び国土交通省は 本日 産業競争力強化法第 24 条第 1 項の規定に基づき日本コンベヤ株式会社から提出された 事業再編計画 について 認定を行いました 当該計画は 日本コンベヤ株式会社が株式移転によりNCホールディングス株式会社を設立することで

More information

財務省貿易統計

財務省貿易統計 平成 2 7 年 1 月 2 6 日財務省 報道発表 貿易統計 ( 速報 ) 総額 ( 原値 ) 平成 26 年 12 月 平成 25 年 12 月 伸 率 輸 輸 差 出 入 引 6,896,467 6,109,178 12.9 7,557,180 7,416,345 1.9 660,713 1,307,167-49.5 ( 注 ) 1. 輸出はFOB 価格 輸入はCIF 価格 ( ただし 特例輸入申告制度により輸入

More information

財務省貿易統計

財務省貿易統計 平成 2 6 年 2 月 2 0 日財務省 報道発表 貿易統計 ( 速報 ) 総額 ( 原値 ) 平成 26 年 1 月平成 25 年 1 月 伸 率 輸 輸 差 出 入 引 5,252,882 4,798,574 9.5 8,042,855 6,432,116 25.0 2,789,973 1,633,542 70.8 ( 注 ) 1. 輸出はFOB 価格 輸入はCIF 価格 ( ただし 特例輸入申告制度により輸入

More information

財務省貿易統計

財務省貿易統計 平成 2 5 年 1 1 月 2 0 日財務省 報道発表 貿易統計 ( 速報 ) 総額 ( 原値 ) 平成 25 年 10 月 平成 24 年 10 月 伸 率 輸 輸 差 出 入 引 6,104,509 5,148,011 18.6 7,195,191 5,704,206 26.1 1,090,682 556,195 96.1 ( 注 ) 1. 輸出はFOB 価格 輸入はCIF 価格 ( ただし

More information

DOCSIS 3.0( 単独 ) LTE WiMAX 衛星ブロードバンド 各技術を統合した算出基準 : ブロードバンド総合カバレッジ - 衛星ブロードバンドを除いた上記の接続技術を対象 固定ブロードバンド総合カバレッジ - 衛星 HSPA LTE を除いた上記の接続技術を対象 NGA カバレッジ -

DOCSIS 3.0( 単独 ) LTE WiMAX 衛星ブロードバンド 各技術を統合した算出基準 : ブロードバンド総合カバレッジ - 衛星ブロードバンドを除いた上記の接続技術を対象 固定ブロードバンド総合カバレッジ - 衛星 HSPA LTE を除いた上記の接続技術を対象 NGA カバレッジ - EU 域内におけるブロードバンド カバレッジの動向 一般財団法人マルチメディア振興センター (FMMC) 情報通信研究部研究員坂本博史 概要 欧州委員会は 2015 年 10 月 調査報告書 Broadband Coverage in Europe 2014(BCE2014) を公表した 同報告書によれば EU 域内 1においては固定では次世代アクセス (Next Generation Access:

More information

地域別世界のエアコン需要の推定について 年 月 一般社団法人 日本冷凍空調工業会 日本冷凍空調工業会ではこのほど 年までの世界各国のエアコン需要の推定結果を まとめましたのでご紹介します この推定は 工業会の空調グローバル委員会が毎年行 なっているもので 今回は 年から 年までの過去 ヵ年について主

地域別世界のエアコン需要の推定について 年 月 一般社団法人 日本冷凍空調工業会 日本冷凍空調工業会ではこのほど 年までの世界各国のエアコン需要の推定結果を まとめましたのでご紹介します この推定は 工業会の空調グローバル委員会が毎年行 なっているもので 今回は 年から 年までの過去 ヵ年について主 世界のエアコン需要推定 2017 年 4 月 地域別世界のエアコン需要の推定について 年 月 一般社団法人 日本冷凍空調工業会 日本冷凍空調工業会ではこのほど 年までの世界各国のエアコン需要の推定結果を まとめましたのでご紹介します この推定は 工業会の空調グローバル委員会が毎年行 なっているもので 今回は 年から 年までの過去 ヵ年について主要な国ごとに まとめました * ここでのエアコンは 住宅

More information

財務省貿易統計

財務省貿易統計 平成 2 5 年 1 1 月 2 8 日財務省 報道発表 貿易統計 ( 輸出確報 ; 輸入速報 (9 桁 )) 総額 ( 原値 ) 平成 25 年 10 月 平成 24 年 10 月 伸 率 輸 輸 差 出 入 引 6,104,361 5,148,011 18.6 7,197,044 5,704,206 26.2 1,092,683 556,195 96.5 ( 注 ) 1. 輸出はFOB 価格 輸入はCIF

More information

本日の説明内容 総括 2019 年 3 月期第 1 四半期実績 2019 年 3 月期通期見通し 主要施策の進捗 1

本日の説明内容 総括 2019 年 3 月期第 1 四半期実績 2019 年 3 月期通期見通し 主要施策の進捗 1 2019 年 3 月期第 1 四半期決算説明会 本日の説明内容 総括 2019 年 3 月期第 1 四半期実績 2019 年 3 月期通期見通し 主要施策の進捗 1 総括 2019 年 3 月期第 1 四半期実績 グローバル販売台数は対前年 7% 増の 40 万 3 千台と過去最高 クロスオーバー系車種の好調な販売及び商品改良モデルの投入による販売モメンタムの改善 地域別では 日本 米国や ASEAN

More information

cover_a

cover_a C O N T E N T S 1 3 5 9 11 1. 15 16 17 4 35 2. http://www.ricoh.co.jp/dc/photostyle/ 1.7 3. A+ AA- AA- 2,771 2,896 2,94 2,573 2,411 2,456 2,485 2,349 2,326 2,263 82 83 77 61 61 2 26.3 27.3 28.3 29.3 21.3

More information

平成 28 年度革新的造船技術研究開発補助金の採択結果概要 補助対象 :IoT AI 等の革新的な技術を用いた 生産性向上に資する造船技術の研究開発 ( 補助率 :1/2 以下 ) 事業予算 :0.9 億円 ( 平成 28 年度 2 次補正 ) 7 億円 ( 平成 29 年度要求中 ) 採択案件 :

平成 28 年度革新的造船技術研究開発補助金の採択結果概要 補助対象 :IoT AI 等の革新的な技術を用いた 生産性向上に資する造船技術の研究開発 ( 補助率 :1/2 以下 ) 事業予算 :0.9 億円 ( 平成 28 年度 2 次補正 ) 7 億円 ( 平成 29 年度要求中 ) 採択案件 : 平成 28 年度募集事業者名 今治造船 ( 株 ) ジャパンマリンユナイテッド ( 株 ) ( 公社 ) 日本船舶海洋工学会 三菱重工船舶海洋 ( 株 ) 平成 29 年度一次募集事業者名 今治造船 ( 株 ) ジャパンマリンユナイテッド ( 株 ) 鈴木造船 ( 株 ) 常石造船 ( 株 ) ( 公社 ) 日本船舶海洋工学会 福岡造船 ( 株 ) 三井造船 ( 株 ) 三菱重工業 ( 株 ) 三菱重工船舶海洋

More information

<4D F736F F D B B998BC682CC8FC C838B834D815B82C98CFC82AF82C481768DC58F4994C E646F6378>

<4D F736F F D B B998BC682CC8FC C838B834D815B82C98CFC82AF82C481768DC58F4994C E646F6378> 1.1 1 1.2 21 1.3 25 1.4 27 2.1 28 2.2 32 2.3 34 3.1 3.2 3.3 3.4 3.5 39 40 41 42 43 4.1 4.2 44 45 20 1 1.1 1.3 1.1 A 20GT A-1 60 4.9GT 型一本釣漁船 ( 例 ) 4.9GT 型一本釣漁船 ( 例 ) 55 50 通常の航海速力 :14.5 ノット 55 45 主機関 燃料消費量

More information

Microsoft Word - 20_2

Microsoft Word - 20_2 三井住友信託銀行調査月報 1 年 1 月号 海外資金に揺さぶられる新興国の銀行 < 要旨 > リーマンショック以降 海外からの新興国向け与信残高が増加してきた 中でも経常赤字国では海外金融機関を通じた与信の増加スピードが速く 部門別に見るとこの間特に存在感を増してきたのが銀行部門向け与信である 銀行部門への海外与信残高の増加は その国の経済情勢が悪化して与信減少が始まった場合 国内における信用収縮を引き起こして実体経済への悪影響を増幅する可能性を高める

More information

野村資本市場研究所|顕著に現れた相続税制改正の影響-課税対象者は8割増、課税割合は過去最高の8%へ-(PDF)

野村資本市場研究所|顕著に現れた相続税制改正の影響-課税対象者は8割増、課税割合は過去最高の8%へ-(PDF) 顕著に現れた相続税制改正の影響 - 課税対象者は 8 割増 課税割合は過去最高の 8% へ - 宮本佐知子 要約 1. 1 年末 国税庁から 15 年分の相続税の申告状況が公表された これは 15 年中に亡くなられた人から相続や遺贈などにより財産を取得した人についての相続税の申告状況の概要を示すものであり 15 年開始の相続税制改正の影響を把握できる速報性の高い資料として注目される 相続税は 15

More information

2019 年 3 月期決算説明会 2019 年 3 月期連結業績概要 2019 年 5 月 13 日 太陽誘電株式会社経営企画本部長増山津二 TAIYO YUDEN 2017

2019 年 3 月期決算説明会 2019 年 3 月期連結業績概要 2019 年 5 月 13 日 太陽誘電株式会社経営企画本部長増山津二 TAIYO YUDEN 2017 2019 年 3 月期決算説明会 2019 年 3 月期連結業績概要 2019 年 5 月 13 日 太陽誘電株式会社経営企画本部長増山津二 決算サマリー 2019 年 3 月期業績概要 売上高 2,743 億円 ( 前期比 12% 増 ) 営業利益 352 億円 ( 同 74% 増 ) で増収増益 コンデンサは前期比 19% 増収 すべての用途で売上が増加 特に自動車向けが牽引 売上高と当期純利益は

More information

社会保障給付の規模 伸びと経済との関係 (2) 年金 平成 16 年年金制度改革において 少子化 高齢化の進展や平均寿命の伸び等に応じて給付水準を調整する マクロ経済スライド の導入により年金給付額の伸びはの伸びとほぼ同程度に収まる ( ) マクロ経済スライド の導入により年金給付額の伸びは 1.6

社会保障給付の規模 伸びと経済との関係 (2) 年金 平成 16 年年金制度改革において 少子化 高齢化の進展や平均寿命の伸び等に応じて給付水準を調整する マクロ経済スライド の導入により年金給付額の伸びはの伸びとほぼ同程度に収まる ( ) マクロ経済スライド の導入により年金給付額の伸びは 1.6 社会保障給付の規模 伸びと経済との関係 (1) 資料 2 少子高齢化の進行に伴い 社会保障給付費は年々増加していく見通し 89.8 兆円 (23.9%) 福祉等 14.9 兆円 (4.0%) ( うち介護 6.6 兆円 (1.8%)) 医療 27.5 兆円 (7.3%) 年金 47.4 兆円 (12.6%) 375.6 兆円 2006 年度 ( 予算ベース ) 1.6 倍 介護 2.6 倍 医療 1.7

More information

地域別世界のエアコン需要の推定について 2016 年 4 月一般社団法人日本冷凍空調工業会日本冷凍空調工業会ではこのほど 2015 年までの世界各国のエアコン需要の推定結果をまとめましたのでご紹介します この推定は 工業会の空調グローバル委員会が毎年行なっているもので 今回は 2010 年から 2015 年までの過去 6 ヵ年について主要な国ごとにまとめました * ここでのエアコンは 住宅 ビル等に用いられるエアコンの合計で

More information

Microsoft PowerPoint _FY162Q決算説明会プレゼン資料QQ_final_web

Microsoft PowerPoint _FY162Q決算説明会プレゼン資料QQ_final_web ミスミグループ 17 年 3 月期決算報告 16 年度決算の概要 16 年 11 月 1 日代表取締役社長 CEO 大野龍隆 為替レート ( 対円 ) FY1 USドル 121. 円 16.4 円 ユーロ 4.6 円 119.1 円 人民元 19.4 円 16.1 円 1 16 年度決算概要 売上高 利益ともに決算として過去最高を更新円高影響を吸収し 増収増益で概ね計画線上の着地 FY1 増減率計画対前年対計画

More information

,112 1,630 1,992 1,879 2,674 3,912 はじめに ア

,112 1,630 1,992 1,879 2,674 3,912 はじめに ア MUFG BK Global Business Insight 臨時増刊号 AREA Report 495 アジア オセアニア各国の賃金比較 (2018 年 5 月 ) 2018 年 5 月 10 日国際業務部 204 746 560 537 518 442 415 238 195 484 324 285 237 199 121 378 356 170 135 423 262 242 284 148

More information

Microsoft Word - 世界のエアコン2014 (Word)

Microsoft Word - 世界のエアコン2014 (Word) 世界のエアコン需要推定 2014 年 4 月 地域世界のエアコン需要の推定について 2014 年 4 月 一般社団法人日本冷凍空調工業会 日本冷凍空調工業会ではこのほど 2013 年までの世界各国のエアコン需要の推定結果をまとめましたのでご紹介します この推定は 工業会の空調グローバル委員会が毎年行なっているもので 今回は 2008 年から 2013 年までの過去 6 ヵ年について主要な国ごとにまとめました

More information

【ロシア最新経済金融週報】

【ロシア最新経済金融週報】 ロシア最新経済 金融週報 期間限定版 2012 年 2 月 4 日 ~2 月 10 日 期間限定版 2012 年 2 月 13 日ユーラシア三菱東京 UFJ 銀行三菱東京 UFJ 銀行国際業務部 1 < 目次 > 1 経済実績 / 予測 2 財政 金融金融情勢関連 3 産業動向関連 4 CIS 諸国関連 ( 注 ) 本週報は ユーラシア三菱東京 UFJ 銀行からの情報に基づき 主に国際業務部が整理

More information

News Release 2018 年 12 月 27 日 香川県内民間企業の 2018 年冬季ボーナス支給見込みアンケート調査結果について 百十四銀行 ( 頭取綾田裕次郎 ) では 香川県内に本社または主工場をもつ民間企業 630 社を対象と して 2018 年冬季ボーナスの支給予想について アン

News Release 2018 年 12 月 27 日 香川県内民間企業の 2018 年冬季ボーナス支給見込みアンケート調査結果について 百十四銀行 ( 頭取綾田裕次郎 ) では 香川県内に本社または主工場をもつ民間企業 630 社を対象と して 2018 年冬季ボーナスの支給予想について アン News Release 2018 年 12 月 27 日 香川県内民間企の 2018 年冬季ボーナス支給見込みアンケート調査結果について 百十四銀行 ( 頭取綾田裕次郎 ) では 香川県内に本社または主工場をもつ民間企 630 社を対象と して 2018 年冬季ボーナスの支給予想について アンケート調査を実施しました 209 社から有効回答 ( 有効回答率 33.2%) があり その調査結果をまとめましたのでお知らせします

More information

平成18年8月31日

平成18年8月31日 日本 アジア / 米国間コンテナ貨物の荷動き動向について (2019 年 1 月 往航 速報値 ) 2019 年 2 月 22 日 ( 公財 ) 日本海事センター企画研究部 * 文中の % は 寄与度とシェア以外で特に記載がない場合は 対前年同期比を表します Ⅰ. 往航 ( アジア 18 ヶ国 地域 米国 ) の荷動き (1)2019 年 1 月のアジア (18 ヶ国 地域 ) から米国へのコンテナ荷動き量は

More information

我が国中小企業の課題と対応策

我が国中小企業の課題と対応策 資料 3 我が国中小 小規模企業を取り巻く環境と現状 平成 24 年 月 8 日 中小企業庁 本資料は 第 回法制検討ワーキンググループでの 2000 年以降の中小企業を取り巻く環境についての分析を行う必要があるのではないか との委員のご指摘等を受けて 経済社会環境の中長期的な動向 中小 小規模企業の財務 経営を中心とした状況をまとめたもの 目次. 中小 小規模企業を取り巻く経済社会環境 p. 2.

More information

<90B68E598D828C8E95F18CB48D E31328C8E A A2E786C73>

<90B68E598D828C8E95F18CB48D E31328C8E A A2E786C73> 舶用工業製品統計月報 平成 24 年 12 月 国土交通省海事局船舶産業課 舶用工業製品分類表 大分類中分類小分類大分類中分類小分類 舶用タービ 蒸気タービン 出力による9 分類 航海用機器 航 海 計 器 コンパス 音響測深機 魚群 ン 主機 補機の分類 探知機 ログ 六分儀 気象 ガスタービン 同 上 測器 その他 舶用内燃機 火花点火機関 出力による7 分類 無線通信 船 電信用 電話用 救命艇用

More information

現代資本主義論

現代資本主義論 終章世界的金融危機と 薄氷の帝国アメリカ 第 1 節 2008 年秋以降の世界的金融 経済危機と 危うい循環 (1) 世界的金融 経済危機の発生 (a) サブプライム ローンの行き詰まりケース シラー 20 都市住宅価格指数 220 200 180 160 140 120 100 80 2000 01 02 03 04 05 06 07 08 2006 年半ば 住宅価格低下 住宅価格上昇に依存した景気上昇にブレーキ

More information

<4D F736F F F696E74202D E9197BF C A89EF8C CC82CC95818B798FF38BB52E >

<4D F736F F F696E74202D E9197BF C A89EF8C CC82CC95818B798FF38BB52E > 資料 4-1 平成 26 年度中小企業における 会計の実態調査について ( 中小会計要領の普及状況 ) 平成 27 年 3 月中小企業庁 中小企業における会計の実態調査 について 中小会計要領 の集中広報 普及期間が平成 26 年度をもって最終年度を迎えることから 普及 活用の状況を把握するため 中小企業と認定支援機関 ( 税理士 税理士法人及び金融機関 ) に対してアンケート調査を実施した アンケート調査の概要

More information

< F2D E738BC794B A C8892E >

< F2D E738BC794B A C8892E > 備計画一体となって Ⅰ 都市再生 地域づくり 1 都市再生 地域再生の推進 平成 17 年度税制改正概要 ( 都市 地域整備局関連部分 ) (1) 都市再生特別措置法に規定する国土交通大臣の認定を受けた地方都市等における地域再生に資する民間都市開発事業に係る特例措置の創設 ( 所得税 法人税 登録免許税 個人住民税 不動産取得税 ) 地方都市等における都市再生 地域再生を推進するため 都市再生整備計画に記載された事業と一体的に施行される民間都市開発事業について国土交通大臣の認定制度を創設し

More information

2007年12月10日 初稿

2007年12月10日 初稿 LNG 価格のこれまでの経緯と将来の展望 ( パート Ⅰ) 世界の3 大 LNG 市場世界の LNG 市場は アジア 太平洋 欧州 北米と大きく3つに区分することが出来る 世界の地域別 LNG 輸入割合は輸入量の多い地域を順に挙げると 1アジア 太平洋 64.0% 2 ヨーロッパ 27.2% 3 北米 8.3% 4 中南米 0.5% となる 図 1 は世界の地域別 LNG 輸入割合を示したものである

More information

資料 5 総務省提出資料 平成 30 年 12 月 21 日 総務省情報流通行政局

資料 5 総務省提出資料 平成 30 年 12 月 21 日 総務省情報流通行政局 資料 5 総務省提出資料 平成 30 年 12 月 21 日 総務省情報流通行政局 日本の放送コンテンツ海外輸出額の推移 1 日本の放送コンテンツ海外輸出額は 2010 年度以降 毎年増加を続け 2016 年度末で 393.5 億円 ( 対前年度比 36.4% 増 ) 放送コンテンツの海外展開については 従来の目標として 2018 年度までに放送コンテンツ関連海外市場売上高を現在 (2010 年度

More information

日本市場における 2020/2030 年に向けた太陽光発電導入量予測 のポイント 2020 年までの短 中期の太陽光発電システム導入量を予測 FIT 制度や電力事業をめぐる動き等を高精度に分析して導入量予測を提示しました 2030 年までの長期の太陽光発電システム導入量を予測省エネルギー スマート社

日本市場における 2020/2030 年に向けた太陽光発電導入量予測 のポイント 2020 年までの短 中期の太陽光発電システム導入量を予測 FIT 制度や電力事業をめぐる動き等を高精度に分析して導入量予測を提示しました 2030 年までの長期の太陽光発電システム導入量を予測省エネルギー スマート社 日本市場における 2020/2030 年に向けた 太陽光発電導入量予測 固定価格買取制度下での住宅用 産業用 メガソーラーの導入量予測プレゼンテーション資料 2015 年 7 月株式会社資源総合システム 2015 株式会社資源総合システム無断複写 複製 無断転載を禁止します 日本市場における 2020/2030 年に向けた太陽光発電導入量予測 のポイント 2020 年までの短 中期の太陽光発電システム導入量を予測

More information

様式第一六(第12条関係)

様式第一六(第12条関係) 様式第十八 ( 第 13 条関係 ) 認定事業再編計画の内容の公表 1. 認定をした年月日平成 29 年 3 月 17 日 2. 認定事業者名 NTJ ホールディングス 1 株式会社 3. 認定事業再編計画の目標 (1) 事業再編に係る事業の目標日本産業パートナーズ株式会社 ( 以下 JIP という ) が管理 運営するファンドが出資するNTJホールディングス1 株式会社 ( 以下 NTJHLD1

More information

船舶工業

船舶工業 本事業は日本財団の支援を得て実施されています 中国海事通信 CHINA MARITIME NEWS ( 第 207 号 : 平成 24 年 1 月 ( 上海事務所作成 )) < 造船 舶用工業 > 船舶工業 第十二次五ヵ年 発展規画発布 ------------------ P1 2011 年 1-10 月中国舶用工業製品の輸出入 ----------------------- P2 2010 年の中国舶用工業の概況

More information

野村資本市場研究所|急増する上海企業の対外直接投資(PDF)

野村資本市場研究所|急増する上海企業の対外直接投資(PDF) 急増する上海企業の対外直接投資 関根栄一 要約. グローバル企業の M&A 取引の増加の兆しの中で 国際金融センター構想を掲げる上海市の企業 ( 上海企業 ) の対外直接投資が急増している 2009 年 ~6 月の上海企業の対外直接投資は 前年同期比で 倍強の 7 億,00 万ドルに達し 2008 年通年の 7 億 800 万ドルを既に上回っている 2. 2009 年に入ってからの上海企業の直接投資の急増の原因は

More information

イノベーション活動に対する山梨県内企業の意識調査

イノベーション活動に対する山梨県内企業の意識調査 甲府支店山梨県甲府市飯田 1-1-24 OSD-Ⅲ ヒ ル 4F TEL: 055-233-0241 URL:http://www.tdb.co.jp/ イノベーション活動 企業の 4 割超が実施 ~ イノベーション活動の阻害要因 能力のある従業員の不足が半数に迫る ~ はじめに 日本再興戦略改訂 2015( 成長戦略 ) においてイノベーションによる 稼ぐ力 の強化が掲げられているほか 女性の活躍推進政策のなかで

More information

Microsoft PowerPoint - 【別添1】23税制改正の概要.pptx

Microsoft PowerPoint - 【別添1】23税制改正の概要.pptx 平成 23 年度 障害者雇用に係る税制改正の内容一覧 別添 1 地方税の改正内容 要件 特例措置の税目 重多助成金 ( 第 1 種 ) 1 重多助成金 ( 第 2 種 ) 2 不動産取得税固定資産税事業所税 助成金の廃止に伴い 新設した助成金 3 を適用要件に変更 2 年間延長 助成金の廃止に伴い 新設した助成金 3 を適用要件に変更 2 年間延長 助成金の廃止に伴い 新設した助成金 3 を適用要件に変更

More information

1. 沖縄県における牛肉の輸出動向 2015 年は 輸出額が過去最高 数量 金額 2015 年は数量が 18,424 KG( 前年比 97.0%) 金額が 87 百万円 ( 同 111.8%) となり 輸出額が過去最高を記録しました 沖縄県の輸出額シェアは 1.1% となっています 国別金額シェア

1. 沖縄県における牛肉の輸出動向 2015 年は 輸出額が過去最高 数量 金額 2015 年は数量が 18,424 KG( 前年比 97.0%) 金額が 87 百万円 ( 同 111.8%) となり 輸出額が過去最高を記録しました 沖縄県の輸出額シェアは 1.1% となっています 国別金額シェア 沖縄県における食料品の輸出 平成 28 年 5 月 23 日 沖縄地区税関 ( 牛肉 豚肉 豚肉調製品 砂糖 うこん かんしよ ) 近年 海外において日本食に対する健康的なイメージが定着し 日本の食材の安全性や品質に対する信頼度も高いことから 海外での需要が高まっているようです 沖縄県のPRにより県産品の認知度も向上しつつあり 年々国内外での取り扱いが伸びているようです 海外への安定した供給体制を整えることで

More information

公益法人の寄附金税制について

公益法人の寄附金税制について 公益法人の寄附金税制について 平成 26 年 10 月 15 日 内閣府 公益法人行政担当室 1 公益法人の寄附税制の考え方 抜本的な税制改革に向けた基本的考え方 ( 抜粋 )( 平成 19 年 11 月政府税制調査会 ) 社会の活力は人々が自発的に社会参画することで生まれる 社会の多様化が進み 様々な社会のニーズに柔軟 に対応していくことが求められている中 行政部門だけでなく 民間による公益活動がその役割を担うことは

More information

様式第十二 ( 第 10 条関係 ) 認定経営資源再活用計画の内容の公表 1. 認定した年月日平成 24 年 1 月 31 日 2. 認定事業者名富士フイルムイメージテック株式会社 3. 認定経営資源再活用計画の目標 (1) 経営資源再活用に係る事業の目標認定事業者は 富士フイルム株式会社コンシュー

様式第十二 ( 第 10 条関係 ) 認定経営資源再活用計画の内容の公表 1. 認定した年月日平成 24 年 1 月 31 日 2. 認定事業者名富士フイルムイメージテック株式会社 3. 認定経営資源再活用計画の目標 (1) 経営資源再活用に係る事業の目標認定事業者は 富士フイルム株式会社コンシュー 富士フイルムイメージテック株式会社の経営資源再活用計画のポイント 平成 24 年 1 月 31 日 平成 24 年 2 月 1 日付で 富士フイルム のイメージング製品の国内販売部門であるコンシューマー営業本部が営む事業を 富士フイルム の完全子会社で ビジネスユースに関連した画像 情報サービスの提供を行っている富士フイルムイメージテック に吸収分割により承継させる これにより イメージング分野においては

More information

<4D F736F F F696E74202D A A F193B994AD955C28834B838A836F815B29817A837C E E >

<4D F736F F F696E74202D A A F193B994AD955C28834B838A836F815B29817A837C E E > ワイジェイカード株式会社の 事業再編計画 のポイント 平成 29 年 2 月 17 日 ワイジェイカード株式会社は 既存株主であるヤフー株式会社及びソフトバンク ペイメント サービス株式会社を引受先とする株主割当増資を実施する これにより 財務体質の強化 安定化を図るとともに クレジットカード事業のシステム開発と新規顧客獲得に係るマーケティングを中心に積極的な投資を行うことで 将来にわたる持続的成長と企業価値の最大化を目指す

More information

社団法人日本生産技能労務協会

社団法人日本生産技能労務協会 Press Release 一般社団法人日本生産技能労務協会 報道関係者各位 平成 30 年 11 月 19 日一般社団法人日本生産技能労務協会専務理事新宅友穂電話 :03-6721-5361 URL:http://www.js-gino.org/ 平成 30 年 10 月度製造請負 派遣事業動向調査結果 一般社団法人日本生産技能労務協会は 製造請負 派遣業の事業主団体として 会員企業を対象に製造請負

More information

(Microsoft Word - 20\212T\220\340.doc)

(Microsoft Word - 20\212T\220\340.doc) 結果の概説 1 概要平成 20 年の工業統計調査結果 ( 平成 20 年 12 月 31 日現在 ) は 次のとおりである (1) 概況工場数は 4362 工場で 前回 ( 平成 17 年 ) より8.7%(416 工場 ) 減少している 東京都に占める割合は 前回より 0.2ポイント増加して 10.9% となっている 従業者数者数は 3 万 5741 人で 前回 ( 平成 17 年 ) より5.0%(1900

More information