第9回 配列(array)型の変数

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1 第 12 回 配列型の変数 情報処理演習 ( テキスト : 第 4 章, 第 8 章 )

2 今日の内容 1. 配列の必要性 2. 配列の宣言 3. 配列変数のイメージ 4. 配列変数を使用した例 5. 範囲を超えた添字を使うと? 6. 多次元配列変数 7. 多次元配列変数を使用した例 8. データのソーティング 9. 今日の練習問題

3 多数のデータ処理 1. 配列の必要性 ( テキスト 31 ページ ) ( 要求 ) 10,000 人分の成績データをもらって, 合計点の大きい順に並べ替えて出力したい. ( 方法 ) ひとまず, 全部のデータを変数に入れておく. ( 問題 ) しかし,int d1,d2,d3,..,d10000; のように,10,000 個も変数を書けるか? ( 解決策 ) 配列を使おう!! int d[10000]; と書くだけで,d[0]~d[9999] の 10,000 個の変数を使うことができる.

4 2. 配列の宣言 ( テキスト 32 ページ ) 一般の変数を宣言する場所で配列も宣言する. 宣言の一般形 型配列名 [ 配列の要素数 ]; 配列名は変数名と同様, アルファベット 数字 記号からなる. 最初の文字はアルファベットであること. 記号は一部しか使用できない. 型は構成要素の型を表す.

5 int LastDay[13]; 3. 配列変数のイメージ 13 個の箱が並んでいると考える. 先頭から順番に 0,1,2, 12 と添字が付く LastDay LastDay[1] = 31; 代入式の文 添字 1 LastDay 31

6 配列変数へのデータの代入と参照 int main(int argc, const char * argv[]) { int LastDay[13]; int month; LastDay[1]=31; LastDay[2]=28; LastDay[3]=31; LastDay[4]=30; LastDay[5]=31; LastDay[6]=30; LastDay[7]=31; LastDay[8]=31; LastDay[9]=30; LastDay[10]=31; LastDay[11]=30; LastDay[12]=31; printf(" 月の日数を答えます. 何月を知りたい?"); scanf("%d", &month); printf("%d 月は %d 日です n", month, LastDay[month]); LastDay

7 4. 配列を使用した例 ( テキスト 101 ページ ) ある会社に 2 つの支店 (A 支店と B 支店 ) があるとする. 各支店で 1 月 ~3 月の各月の売上額が下の表のようなデータとしてある場合, この会社の各月の売上額を計算する. Branch_A 月のデータ 2 月のデータ 3 月のデータ 100,000 70,000 80,000 Company Branch_B , , ,000 50,000 60,000 90,000 Company[0]= Branch_A[0] + Branch_B[0];

8 プログラム例 int main(int argc, const char * argv[]) { int Branch_A[3], Branch_B[3],Company[3]; int month; Branch_A[0] = ; Branch_A[1] = 70000; Branch_A[2] = 80000; Branch_B[0] = 50000; Branch_B[1] = 60000; Branch_B[2] = 90000; for(month = 0; month < 3; month++){ // 各月で計算 Company[month] = Branch_A[month] + Branch_B[month]; printf(" この会社の売上額 "); for(month = 0; month < 3; month++){ // 各月で売上額を表示 printf("%d 月は %d 円 ", month + 1, Company[month]);

9 配列を使用した例 (2) ( テキスト 103 ページ ) テストの成績データがあったとして各学生の偏差値を計算するプログラムを作成してみよう. 学生番号 成績 出力例 学生番号 成績 偏差値 1 68?? 2 94?? 3 77?? 上の表は下のような配列変数に格納されたデータと考えることができる mark ??

10 偏差値の計算 偏差値は下に示す式で求まる. ( 学生 iの得点 平均 ) 10 学生 iの偏差値 50 標準偏差 平均と標準偏差を求める. 個々の得点の総和 d 平均 学生数 標準偏差 ( 個々の得点 平均 ) 学生数 2 1 d 2 の総和 d3 d i 1 10 ( d i 1 10 m) 10 i 1 2 d i 総和を求める計算 繰り返し制御構造を使う 右のプログラム片で計算できる ループ終了後, 変数 wa の値が総和 プログラム片 wa = 0; for(i = 1; i <= 10; i++){ wa = wa + d[i];

11 #include <math.h> 偏差値計算のプログラム例 int main(int argc, const char * argv[]) { const int N = 10; int mark[] = {0, 68, 94, 77, 52, 73, 85, 79, 71, 86, 63; int wa, i; double m, sigma, wa2, y; wa = 0; for(i = 1; i <= N; i++){ wa = wa + mark[i]; m = wa / N; wa2 = 0; for(i = 1; i <= N; i++){ wa2 = wa2 + pow((mark[i] - m), 2); sigma = sqrt(wa2); printf(" 学生番号成績偏差値 n"); for(i = 1; i <= N; i++){ y = (10 * (mark[i] - m) / sigma + 50); printf("%4d %2d %2.1f n", i, mark[i], y);

12 5. 範囲を超えた添字を使うと? 配列のサイズは宣言のときに決定する 宣言時にメモリ領域を確保する サイズを超えて使用したら? int x, a[3]; int 型の配列,3 つの箱を作る x = a[3]; この箱の値? そもそもここに箱はあるの?

13 配列のオーバフロー C 言語では, コンパイラは配列の添字の範囲のチェックは行わない 配列の添字のチェックはプログラマの責任 int x, a[3]; x = a[3]; a[10] = 100; この代入式では, 何らかの値が変数 x に代入される 確保されていないメモリ領域に値 100 が書き込まれる これらはエラーにならない 添字の範囲チェックを怠ると, おかしな動作をするプログラムになる

14 6. 多次元配列変数 1 次元配列 : 一列 ( 直線的 ) に並べた変数 N-1 ( テキスト 35 ページ ) 2 次元配列 : 平面的に並べた変数 N-1 行と列を指定して 1 つの箱を特定する. 添字として 2 つの値を持つ. B[M][N] M-1 B[1][2] 行 列

15 多次元配列変数の数学との対応 意味を与えた添字付きの変数を使う計算 c ij a ij b ij 例 ( 行列の和の計算 ) C 言語 1 次元配列 a[i] 数列 2 次元配列 b[i][j] 行列 3 次元配列 c[i][j][k]???? 数学 a i b ij c ijk C 言語の配列では, 何次元配列でも作ることができる. 例 ) int b[n][m]; 配列 b は,n m 行列

16 7. 多次元配列を使用した例 ( テキスト 114 ページ ) ある会社に 2 つの支店 (A 支店と B 支店 ) があるとする. 各支店で 1 月 ~3 月の各月の商品 0, 商品 1 の売上数が下の表のようなデータとしてある場合, この会社の各月の各商品の売上数を計算する. Branch_A Branch_B Company Company[0][0]= Branch_A[0][0] + Branch_B[0][0];

17 月別, 商品別の売り上げの計算 (main 関数の中 ) int Branch_A[2][3], Branch_B[2][3], Company[2][3]; int good, month; Branch_A[0][0]=190; Branch_A[0][1]=140; Branch_A[0][2]= 80; Branch_A[1][0]=120; Branch_A[1][1]= 75; Branch_A[1][2]=155; Branch_B[0][0]= 80; Branch_B[0][1]= 95; Branch_B[0][2]=150; Branch_B[1][0]= 70; Branch_B[1][1]=100; Branch_B[1][2]=140; for(good = 0; good < 2; good++){ // 各商品で処理 for(month = 0; month < 3; month++){ // 各月で処理 Company[good][month] = Branch_A[good][month] + Branch_B[good][month]; printf(" この会社の売上数 n"); for(good = 0; good < 2; good++){ // 商品ごとに1 行で表示 printf(" 商品 %d n", good); for(month = 0; month < 3; month++){ printf("%2d 月 :%4d 個 n", month + 1, Company[good][month]);

18 3 行 3 列行列の和の計算 (main 関数の中 ) const int N = 3; int a[n][n], b[n][n], c[n][n]; int i, j; // 行列 A の成分を入力 printf(" 行列 A=? n"); for(i = 0; i < N; i++){ for(j = 0; j < N;j++){ scanf("%d", &a[i][j]); // 行列 B の成分を入力 printf(" 行列 B=? n"); for(i = 0; i < N; i++){ for(j = 0; j < N; j++){ scanf("%d", &b[i][j]); // 和 C=A+B を計算 for(i = 0; i < N; i++){ for(j = 0; j < N; j++){ c[i][j] = a[i][j]+b[i][j]; // 和 C=A+B を出力 printf("a+b= n"); for(i = 0; i < N; i++){ for(j = 0; j < N; j++){ printf("%3d", c[i][j]); printf(" n");

19 8. データのソーティング ( テキスト 110 ページ ) 並べ替えイメージ ( その 1) 小さい順 並べ替え前 ~6の最大 1~5の最大 1~4の最大 1~3の最大 並べ替え後

20 並べ替えイメージ ( その 2) 隣り合った数を比べ, 前の数が大きければ入れ替える. Step > 89? No Step 2 W (1) 89 > 6? Yes!! (2) (3) 入れ換え 6 89 Step 3, 4, 入れ換え 4 6 Max ~6の最大

21 プログラム例 (main 関数の中 ) const int N = 6; int d[]={4,89,6,2,23,25, sd[n]; int i,j,w; // 配列 d を配列 sd にコピー for(i = 0; i < N; i++){ sd[i] = d[i]; for(i = 0; i < N; i++){ for(j = 0; j < N - i - 1; j++){ if(sd[j] > sd[j+1]){ w=sd[j]; sd[j] = sd[j+1]; sd[j+1] = w; printf("sorted data= n"); for(i = 0; i < N; i++){ printf("sd[%d]=%d n", i, sd[i]);

22 Level C C B B+ 9. 今日の練習問題 問題 多次元配列の例題の会社において,3 ヶ月間の全売上数を求めるプログラムを作成せよ. 月と日を入力すると, その年の 1 月 1 日からの経過日数を表示するプログラムを作成せよ ( 閏年は考えない ). 配列内の変化の様子を観察できるようにソートの例題プログラムを変更せよ. n 個のデータをもらって, 各データの値だけ * を横に並べる棒グラフを描くプログラムを作成せよ. ( 参考 : テキスト p.108 例 8.7.2) B+ 3 3 行列の積を求めるプログラムを作成せよ. A 上の棒グラフを縦棒のグラフにせよ. A 棒グラフにおいて, 平均値の * を + に換えて表示せよ.

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