までの間, 毎月 回の頻度でシャットネラ属プランクトン調査を実施し, 本種の同定及び水質観測を行なった また, 湾内の 点 ( 図 ) においてシャットネラ属プランクトンのシスト分布調査を 6 月と 月に実施し, 採取した試泥をフ 6 AKA 8 FT FN 千葉 BC 8 FT BC FN 千葉

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1 課題名 東京湾におけるケイ藻 新奇有害プランクトンの被害防止対策 全体計画 () 目的 99 年代以降, 東京湾では冬季にケイ藻赤潮が多発するようになっており, これに伴う栄養塩不足によってノリの色落ちが発生し, 千葉県のノリ養殖業に大きな被害が生じている このため, 東京湾において多発しているケイ藻赤潮によるノリの色落ち被害について, 原因となっているプランクトン種をモニタリングし, その発生状況と栄養塩環境及びノリの色落ち状況との関係を明らかにする また,9 年 月に東京湾において有害プランクトンのシャットネラ属プランクトンが確認され, 原因は不明であるが, 湾内の養殖魚類のへい死が発生した このため, シャットネラ属プランクトン及び海洋環境の調査を行ない, その発生状況を明らかにするとともに, 漁業被害を防止するために赤潮発生を予察し, 情報提供を行なうのに必要なモニタリング手法を確立する () 試験等の方法東京湾において冬季ケイ藻赤潮が発生する時期を中心にケイ藻赤潮調査を実施し, ノリ色落ち原因プランクトンの出現状況や栄養塩環境などを定期的に把握する また, 東京湾内におけるシャットネラ属プランクトンの発生状況及びシストの分布状況を把握する 平成 年度計画及び結果 () 目的 東京湾において, 多発している冬季ケイ藻赤潮によるノリの色落ち被害について, 大きく関与す る原因プランクトンの発生状況などを定期的に把握し, 栄養塩環境やノリの色落ち状況との関係を 明らかにする また, 東京湾内におけるシャットネラ属プランクトン及びシストの分布を調査し, その発生状況を明らかにする () 試験等の方法 ) ケイ藻赤潮によるノリの色落ち発生要因の解明東京湾内湾に6 点設定し ( 図 ), 年 月から 年 月までの間, ケイ藻赤潮調査を実施し, 水温, 塩分,pH, 透明度, クロロフィル a 量, 栄養塩の定量及びノリの色落ち原因プラントンの同定 計数を行った ) シャットネラ属プランクトン発生状況の解明 東京湾内に 8 点設定し ( 図 ), 年 月から 年 月 図 ケイ藻赤潮調査点および ノリ漁場 ( 斜線部 ).

2 までの間, 毎月 回の頻度でシャットネラ属プランクトン調査を実施し, 本種の同定及び水質観測を行なった また, 湾内の 点 ( 図 ) においてシャットネラ属プランクトンのシスト分布調査を 6 月と 月に実施し, 採取した試泥をフ 6 AKA 8 FT FN 千葉 BC 8 FT BC FN 千葉 ルイ分けにより濃縮したのち, 同定 計数 KH KH 及び発芽実験を行った UR () 結果及び考察 ) ケイ藻赤潮によるノリの色落ち発生要因の解明 年 月中旬まで頻発した渦鞭毛藻や 勝山養殖場 図 シャットネラ属プ図 シスト調査点ランクトン調査点 ケイ藻を主体とする赤潮は 月下旬に終息した 月 日から東京内湾でクロロフィルa 量が増加し始め, 月 日には湾奥部及び多摩川河口付近の西側海域でケイ藻赤潮が発生し, 日にはほぼ内湾中央から北部海域に拡大した その後, 縮小 拡大を繰り返しながら 月 8 日まで継続し,6 日にはほぼ解消した 月 日には再び湾奥部でケイ藻赤潮が発生したものの, 月初めに全域で終息した これに伴って,DIPが 月に入って減少し始め, 月下旬から 月上旬にはほぼ全域で枯渇状態を示した ( 図 ) この赤潮発生前からのクロロフィル a 量をみると, 各調査点の現存量は比較的同調的な増減を示し, 月 日と6 日から 月 日にかけて大きなピ-クがみられ, 船橋ではこの傾向が顕著に現れていた ( 図 ) 赤潮を形成する優占種は 月上旬が Skeletonema sp. と渦鞭毛藻の Akashiwo sanguinea, 下旬から 月初旬は Cheatoceros socialis, その一週間後は Skeletonema sp. と Thalassionema nitzchioides, 月下旬からは Eucampia zodiacus であった これらケイ藻種は東京湾に通常出現する種類であるが, ノリの色落ちを引き起こす原因生物とされている また, 月上旬に出現した Akashiwo sanguinea もノリの色落ち被害を与える種類と言われている 次に, 栄養塩濃度をみると,DIN DIP とも比較的同調的な増減を示し ( 図 6),DIN は調査期間をとおしてノリ養殖にとって十分な濃度で維持していた しかし,DIP は年明け後急激に減少し, 月 日から各調査点で.μMを下回り, 下旬には枯渇状態に達した これはケイ藻赤潮の発生によって DIP が極度に摂取されたことと 月の降水量が記録的に少雨であったためと考えられる その後, 各調査点で DIPの低い状態が継続し, 月中旬のまとまった降雨で一時的に回復したものの, 月 日頃の植物プランクトンの増加で, 再び減少し, 月に入ってから各調査点で回復傾向を示した この栄養塩の状況に伴い, 月下旬から 月上旬には各地区でノリ葉体の色素低下がみられ, 特に, 内房北部地区で顕著であった

3 /6 / / / /6.. /8.. / / / / / / 図 植物プラントン現存量(クロロフィル a μg/l:上)と DIP(μM 下)の分布 年 月から 年 月

4 船橋 千葉灯標 クロロフィル a (µg/l) / / / / / / 京葉シーハ ース / / / / / / 盤洲 #A / / / / / / / / / / / / 盤洲 #C / / / / / / 富津ベタ / / / / / / 図 ケイ藻赤潮と植物プランクトン現存量の変化 ( 年 月から 年 月 ) ケイ藻赤潮の判定は ph8. 以上 ( ), 透明度 m 未満を満たしたときとする ( ) DIN (μm) 6 船橋 6 千葉灯標 / / / / / / / / / / / / 6 京葉シーバース 6 盤洲 #C / / / / / / / / / / / / 6 盤洲 #A 6 富津ベタ / / / / / / / / / / / / 図 6 無機栄養塩濃度の変化 ( 年 月から 年 月 ) 図中の灰線は DIP 閾値 (=.μm) を示す DIP (μm)

5 年 月から出現した主要種は Skeletonema sp.,thalassiosira sp.,cheatoceros spp.,ch. socialis, Eucampia zodiacus,thalassionema nitzchioides 及び渦鞭毛藻の Prorocentrum minimum,pr. dentatum, Akashiwo sanguinea の9 種類であった その出現状況をみると, 船橋ではDIPが.6µMと急激に低下した 月 8 日は Thalassiosira sp., Cheatoceros spp. の 種が増加し, 後者は急増した 月はDIP.µM 前後に低下した中旬から渦鞭毛藻の Pr. dentatum が増加し, 下旬まで継続した 月に入ると,DIP.µM 以下に減少し始めた 月上旬から Skeletonema sp.,cheatoceros spp. 及び渦鞭毛藻の Ak. sanguineaの 種が増加し始め, 特に, Skeletonema sp. は著しく急増し, 日にはピークに達した ( 図 -) その後,8 日にはほぼ消滅し, 次いで,Ch. socialis,e. zodiacus の順に急増し, 後者はその後一旦急減したものの 月に入って再び増加し始めた これは DIP 減少後 Ch. socialis,e. zodiacus が増殖し, 前者の増殖要因は不明であるが, おそらく, 多種類の有機態リンを利用して増殖できたものと考えられる それ以外の主要種 E. zodiacus Cheatoceros socilis. Skeletonema sp,.(cells) /ml 船橋 / / Cheatoceros spp. /6 E.zodiacus Skeletonema sp. Ch. socialis DIP Thalassiosira sp. / / / / / / Prorocentrum spp. Akashiwo sanguinea (cells /ml) Pr. dentatum / Ak. sanguinea Pr. minimum / / / / / / 図 - DIP および主要種の推移 ( 年 月から 年 月 上 : ケイ藻 下 : 渦鞭毛藻 ) 図中の横線は DIP 値 (=.µm) を示す また, 盤洲 #A においても船橋とほぼ同様な出現推移を示し, 月 日に Skeletonema sp. が急増 し,DIP.µM 以下になり始めた 月上旬から Skeletonema sp. や渦鞭毛藻の Ak. sanguinea が増加し た DIP 減少後,Ch. socialis,e. zodiacus の順に急増した ( 図 -)

6 それ以外の主要種 E. zodiacus Cheatoceros socilis. Skeletonema sp,.(cells) /ml DIP / /6 / 盤洲 #A / / / / / / Prorocentrum spp. Akashiwo sanguinea (cells /ml) / / / / / / / 図 - DIPおよび主要種の推移 ( 年 月から 年 月 上 : ケイ藻 下 : 渦鞭毛藻 ) 図中の横線は DIP 値 (=.µm) を示す ) シャットネラ属プランクトン発生状況の解明 年 月から 年 月まで実施した調査において, すべての調査点でシャットネラ属のプランクトンは確認されず, 東京湾で普通に出現するケイ藻の Skeletonema sp. がほぼ周年にわたって卓越したほか,Coscinodisus sp. や渦鞭毛藻の Prorocentrum micans,p. minimum などが優占していた 年 6 月 から 日および 月 9から 日に実施したシスト分布調査の結果, 各調査点でシストは確認されず, また, 各調査点で得られた底泥試料を用いてシストの発芽実験を行ったが, シャットネラ属の発芽は確認されなかった しかし, 東京湾で赤潮をしばしば形成する植物プランクトンの発芽がみつかり,Skeletonema sp.,thalassiosira sp. や Cheatoceros spp. などが確認された 平成 年度計画 () 次年度も, 引き続き東京湾において, 冬季ケイ藻赤潮が発生する 月から 月にかけてノリの色落ち原因とされるプランクトンの出現状況と栄養塩環境を明らかにする () 有害プランクトンのシャットネラ属プランクトン調査を対象とした湾内全域で実施し, その出現状況を明らかにする

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