Block Access Management Guide for iSCSI and FC Data ONTAP® Mode

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2 2 Block Access Management Guide for iscsi and FC

3 U ホストおよびストレージ... 目次 目次 3 著作権に関する注意事項 商標に関する注意事項 このガイドについて 対象ユーザー UData ONTAPマニュアルページの表示 U 用語 コマンドを入力する場所 キーボード表記と表記規則 特記事項 UBlock Access の概要 U ホストとストレージシステムとの接続方法 UHost UtilitiesとはU UALUAとはU USnapDrive for Windows と SnapDrive for UNIX の概要 U UData ONTAP で iscsi ネットワークを実装する方法 U UiSCSI とは U UiSCSIノードとはU サポートされている構成 UiSCSI ノードの識別方法 U ストレージシステムがイニシエータのノード名をチェックする方法 UiSCSI のデフォルトポート U ターゲットポートタルグループとは UiSNS とは U UCHAP 認証とは U UiSCSI 通信セッションの方法 U UHAペアでのiSCSI の動作 U システムにおけるiSCSIプロトコルのセットアップ U 31 UData ONTAPでファイバチャネルSAN を実装する方法 U UFC とは U UFC ノードとは U UFC ターゲットノードをネットワークに接続する方法 U UFCノードの識別方法 U ユニファイドイーサネットネットワーク管理 UFibre Channel over Ethernet の概要 U... 37

4 4 Block Access Management Guide for iscsi and FC データブリッジセンターとは DCB 設定の表示 ストレージプロビジョニング ディスクスペース管理のためのストレージユニット 自動削除とは スペースリザベーションとは フラクショナルリザーブとは SAN 環境でのストレージ提供方法 SAN 環境でのストレージのプロビジョニングに関するガイドライン 自動削除の使用時に必要なボリュームサイズの概算 フラクショナルリザーブ使用時に必要なボリュームサイズの概算 自動削除を使用する場合のボリュームと LUNの設定 シンプロビジョニングLUNをオンラインで保持 LUN igroup およびLUNマッピングの概要 LUNの作成に必要な情報 igroupとは igroupの作成に必要な情報 LUNマッピングとは LUNのigroupへのマッピングに必要な情報 LUNをigroupにマッピングする場合のガイドライン SnapMirrorデスティネーションにおける読み取り専用 LUNのホストへのマッピング 特定のFCターゲットポートに対するLUNを有効化する方法 LUNレイアウトとスペース割り当てのガイドライン 仮想環境でのLUNの調整 LUNとigroupの作成方法 およびigroupへのLUNマッピング LUNとigroupの作成 およびLUN setupプログラムを使用したlunのマッピング LUNとigroupの作成 および個別のコマンドを使用したLUN のマッピング MultiStore 用のvFilerユニットでのLUNの作成 vfiler LUNの表示 LUNの管理 LUNのコマンドラインヘルプの表示 LUNの可用性の制御 LUNのオンライン化 LUNのオフライン化... 80

5 U フェイルオーバーが... 目次 5 Uigroup からの LUN のマッピング解除 U ULUNの移動 U ULUN の説明の変更 U ULUNのスペースリザベーションの有効化および無効化 U ULUNの削除 U UNAS プロトコルを使用した LUN へのアクセス U ULUN igroup および FC 設定の確認 U ULUNのシリアル番号の表示 U ULUN 統計の表示 U ULUN のマッピング情報の表示 U U 非表示ステージングエリアのLUNの表示 U Uigroup の管理 U Uigroupの作成 U Usanlun コマンドを使用した UNIX ホストでの FCP igroup の作成 U Uigroupの削除 U Uigroupへのイニシエータの追加 U Uigroupからのイニシエータの削除 U イニシエータの表示 Uigroup の名前変更 U Uigroupのオペレーティングシステムの種類の設定 U UALUA の有効化 U UALUAのデフォルトでの有効化 U UALUAオプションを手動で有効化 U Uデフォルト以外のvFilerユニットのigroup 作成 U ファイバチャネルイニシエータ要求の管理 UData ONTAP によるファイバチャネルイニシエータ要求の管理 U Uigroupスロットルの使用方法 U igroupスロットルに与える影響 U 100 Uigroup スロットルの作成 U Uigroup スロットルの削除 U 未リザーブプールからのキューリソースの借用 スロットル情報の表示 Uigroup スロットルの使用状況の表示 U U 超過スロットルに関するLUN 統計の表示 U UiSCSIネットワーク管理 U 複数接続セッションの有効化

6 6 Block Access Management Guide for iscsi and FC エラーリカバリレベル 1 及び 2 の有効化 iscsiサービス管理 iscsiサービスの実行状況の確認 iscsiのライセンス状況の確認 iscsiライセンスの有効化 iscsiサービスの開始 iscsiサービスの停止 ターゲットノード名の表示 ターゲットノード名の変更 ターゲットエイリアスの表示 ターゲットエイリアスの追加または変更 ストレージシステムインターフェースでのiSCSIサービス管理 iscsiインターフェースステータスの表示 ストレージシステムインターフェースでのiSCSIの有効化 ストレージシステムインターフェースでの iscsiの無効化 ストレージシステムのターゲットIPアドレスの表示 iscsiインターフェースのアクセス管理 iscsiインターフェースアクセスリストの作成 iscsiインターフェースアクセスリストからのインターフェースの削除 iscsiインターフェースアクセスリストの表示 isnsサーバ登録 isnsサーバの役割 ストレージシステムとiSNSサーバの連動 isnsサービスのバージョンの非互換性の問題 isnsサービスリビジョンの設定 isnsサーバへのストレージシステムの登録 isnsサーバをただちに更新 isnsの無効化 vfilerユニットにisnsサービスをセットアップする方法 ストレージシステムに接続されているイニシエータの表示 iscsiイニシエータのセキュリティ管理 iscsi 認証の動作 CHAP 認証を使用する場合のガイドライン イニシエータの認証方法の定義 イニシエータのデフォルト認証方法の定義 イニシエータ認証方法の表示

7 U イニシエータの認証方式としての U ストレージ 目次 7 イニシエータに対する認証設定の削除 UiSCSI RADIUSの設定 U RADIUSの定義 U 128 URADIUSクライアントサービスの開始 U URADIUS サーバの追加 U UCHAP 認証用にRADIUSを使用できるようにストレージシステムの設定 U URADIUSのサービスステータスの表示 U URADIUSクライアントサービスの停止 U URADIUS サーバの削除 U URADIUS 統計の表示と消去 U ターゲットポータルグループの管理 ターゲットポータルグループタグの値の範囲 ターゲットポータルグループを使用時の重要な注意事項 ターゲットポータルグループの表示 ターゲットポータルグループの作成 ターゲットポータルグループの削除 インターフェイスのターゲットポータルグループへの追加 インターフェースのターゲットポータルグループからの削除 UiSCSIターゲットポータルグループの設定 U UiSCSI 統計の表示 U UiSCSI 統計の定義 U UiSCSIセッション情報の表示 U UiSCSI 接続情報の表示 U UHA ペアで iscsi の使用に関するガイドライン U UiSCSI を使用した単純な HA ペア U UiSCSI を使用した複雑な HA ペア U UiSCSI の問題の解決 U UホストでLUNが表示されない U UシステムをiSNSサーバに登録できない U 複数接続のセッションを確立できない テイクオーバの実行中セッションの接続と接続解除が頻繁に繰り返される システムの iscsi エラーメッセージの解決 U 154 UFC SAN の管理 U UHA ペアを使用した FC の管理方法 U コントローラフェイルオーバーの機能 コントローラフェイルオーバーのマルチパス要件

8 8 Block Access Management Guide for iscsi and FC 特定のFCターゲットポートでポートセットを使用してLUNを有効化する方法 HAペアにおけるポートセットの動作 アップグレードがポートセットおよびigroupに与える影響 ポートセットがigroupスロットルに与える影響 ポートセットの作成 igroupのポートセットへのバインド ポートセットからの igroup のバインド解除 ポートセットへのポート追加 ポートセットからのポートの削除 ポートセットの削除 ポートセット内のポートの表示 igroupとポートセットのバインドの表示 FCサービスの管理 FCサービスの実行状況の確認 FCサービスのライセンス状況の確認 FCサービスへのライセンス FCのライセンスの無効化 FCサービスの開始と停止 ターゲット拡張アダプタのオフラインとオンラインの切り替え アダプタ速度の変更 WWPNの割り当てとFCターゲット拡張アダプタの連携 ターゲットアダプタのWWPNの変更 システムのWWNNの変更 WWPNエイリアス ファブリックゾーンのサーバデータの取得 FCファブリックの物理トポロジーの取得 ファブリックネームサーバのデータの取得 イニシエータの接続の確認 オンボードのファイバーチャンネルアダプタを搭載したシステムの管理 オンボードアダプタのターゲットモード設定 オンボードアダプタのイニシエータモード設定 オンボードFCアダプタの再設定 アダプタ情報を表示するコマンド ディスクスペースの管理 ディスクスペース情報を表示するコマンド df コマンドを使用したディスクスペース監視例

9 U ボリュームがフルに近くなった時点で 目次 9 USnapshot コピーを使用しないLUN 含むボリューム上のディスクスペースの監視 U USnapshot コピーを使用するLUNを含むボリューム上のディスクスペースの監視 U Data ONTAPにより空きスペースを自動的に増やす方法 U UFlexVolの自動拡張の設定 U UFlexVolボリュームの空きスペース自動維持の設定 U 稼働状態を維持したボリュームの移動 ボリューム移動を使う方法 ボリューム移動を実施する要件 ボリューム移動のセットアップフェーズの作動方法 ボリューム移動のデータコピーフェーズの作動方法 ボリューム移動のカットオーバーフェーズの作動方法 ボリューム移動を実施する操作 ボリューム移動を停止する操作 ボリューム移動を再開する操作 ボリューム移動のステータスのモニタリング ボリューム移動の手動カットオーバーを実施する操作 ボリューム移動を手動で取り消す操作 UESX ホストのための VMware の VAAI 機能の使用 U UVAAIを使う環境の要件 U UVAAI 機能がサポートされるかどうかを確定する方法 U UVAAI 機能のために収集した統計 U UVAAI 機能の統計の表示 U UData ONTAP によるデータ保護 U データ保護機能 ULUNクローンU ULUNクローンを作成する理由 U UFlexClone LUN と LUN クローンの違い U ULUN クローンの作成 U ULUNクローンのスプリット U クローンスプリット処理の進行状況の表示 クローンスプリット処理の停止 USnapshotコピーの削除 U U 削除したLUNクローンの元のSnapshotコピーの削除 U U 使用中のSnapshotコピーの削除 U

10 10 Block Access Management Guide for iscsi and FC ボリューム内のLUNのSnapshotコピーのリストア 単一のLUNのリストア テープへのSANシステムのバックアップ ボリューム複製を使用したLUNの複製 索引

11 11

12 著作権に関する注意事項 Copyright NetApp, Inc. All rights reserved. Printed in the U.S.A. このマニュアルは著作権によって保護されています 著作権所有者の書面による事前承諾がある場合を除き 画像媒体 電子媒体 および写真複写 記録媒体 テープ媒体 電子検索システムへの組み込みを含む機械媒体など いかなる形式および方法による複製も禁止します NetApp の著作物から派生したソフトウェアは 次に示す使用許諾条項および免責条項の対象となります このソフトウェアは NetApp によって 現状のまま 提供されています 明示的または商品性および特定目的に対する適合性の黙示性の黙示的保証を含み かつこれに限定されないいかなる暗示的な保証も放棄します NetApp は 代替品または代替サービスの調達 使用不能 データ損失 利益損失 業務中断を含み かつこれに限定されない このソフトウェアの使用により生じたすべての直接的損害 間接的損害 偶発的損害 特別損害 懲罰的損害 必然的損害の発生に対して 損失の発生の可能性が通知されていたとしても その発生理由 根拠とする責任論 契約の有無 厳格責任 不法行為 ( 過失またはそうでない場合を含む ) に関わらず 一切の責任を放棄します NetApp は ここに記載されているすべての製品に対する変更を随時 予告なく行う権利を保有します NetApp による明示的な書面による合意がある場合を除き ここに記載されている製品の使用により生じる責任および義務に対して NetApp は責任を放棄します この製品の使用または購入は NetApp の特許権 商標権 または他の知的所有権に基づくライセンスの供与とはみなされません このマニュアルに記載されている製品は 1 つ以上の米国特許 外国特許 および係属中の出願によって保護されている場合があります 権利の制限について : 政府による使用 複製 開示は DFARS (1988 年 10 月 ) の Rights in Technical Data and software( 技術データおよびコンピュータソフトウェアに関する諸権利 ) 条項の (c)(1)(ii) 項 および FAR (1987 年 6 月 ) に規定された制限が適宜適用されます

13 商標に関する注意事項 13 商標に関する注意事項 NetApp NetApp のロゴ Network Appliance のロゴ Bycast Cryptainer Cryptoshred DataFabric Data ONTAP Decru Decru DataFort FAServer FilerView FlexCache Flexclone FlexShare FlexVol Fpolicy gfiler Go further, faster Manage ONTAP Multistore Nearstore NetCache NOW (NetApp on the Web) ONTAPI RAID-DP SANscreen SecureShare Simulate ONTAP SnapCopy SnapDrive SnapLock SnapManager SnapMirror SnapMover Snaprestore SnapValidator SnapVault Spinnaker Networks Spinnaker Networks のロゴ SpinAccess SpinCluster SpinFlex SpinFS SpinHA SpinMove SpinServer SpinStor storagegrid storevault SyncMirror Topio vfiler VFM WAFL は 米国 その他の国 またはその両方におけるNetApp, Inc. の登録商標です Network Appliance Snapshot The evolution of storage は米国 その他の国 またはその両方におけるNetApp, Inc. の商標 および一部の国における登録商標です StoreVault のロゴ ApplianceWatch ApplianceWatch PRO ASUP AutoSupport ComplianceClock DataFort Data Motion FlexScale FlexSuite Lifetime Key Management LockVault NOW MetroCluster OpenKey ReplicatorX SecureAdmin Shadow Tape SnapDirector SnapFilter SnapMigrator SnapSuite Tech OnTap Virtual File Manager Vpolicy Web Filer は 米国 その他の国 またはその両方におけるNetApp, Inc. の商標です Get Successful Select は米国における NetApp, Inc. の役務商標です IBM IBM のロゴ ならびに ibm.com は 米国 その他の国 またはその両方におけるInternational Business Machines Corporation の登録商標です その他のすべてのIBM 商標の最新のリストは Webサイト ( から入手できます Apple は米国 その他の国 またはその両方におけるApple, Inc. の登録商標です QuickTime は米国 その他の国 またはその両方におけるApple, Inc. の商標です Microsoft は米国 その他の国 またはその両方におけるMicrosoft Corporationの登録商標です Windows Media は 同社の米国 その他の国 またはその両方における商標です RealAudio RealNetworks RealPlayer RealSystem RealText ならびに RealVideo は 米国 その他の国 またはその両方におけるRealNetworks, Inc. の登録商標です SureStream は米国 その他の国 またはその両方におけるRealNetworks, Inc. の商標です

14 14 その他すべてのブランドおよび製品は それを所有する各社の商標または登録商標であり 相応の取り扱いが必要です NetApp, Inc. は CompactFlash ならびに CF Logo の商標に対する使用許諾を有しています NetApp, Inc. の NetCache は RealSystem の認定互換製品です

15 このガイドについて 15 このガイドについて このマニュアルで使用されているキーボード表記と表記規則を理解すると 製品をより効率的に使用できるようになります このマニュアルはストレージ システムをストレージネットワーク上の Internet SCSI(iSCSI) とファイバーチャネル (FC) プロトコルのターゲットとして使用する方法について説明しています 特に Logical Unit Number (LUN: 論理ユニット番号 ) を含むボリュームサイズの計算方法 LUN 及び initiator group (igrop) の作成方法と管理方法 iscsi および FC トラフィックの監視方法について説明します メモ : このマニュアルは V シリーズシステムを含めた Data ONTAP Mode を実行するシステムに適用されます Data ONTAP Mode 製品名での 7-Mode は Data ONTAP または 7.3 リリースファミリーを使用していた場合 このリリースがこれまで使用していた機能と特徴を備えていることを意味します Data ONTAP 8.0 Cluster-Mode を使用している場合 nodeshell から 7-Mode コマンドでアクセスする機能については Data ONTAP 8.0 Cluster-Mode のマニュアルと Data ONTAP Mode のマニュアルを使用してください 次のトピック 対象ユーザー Data ONTAPマニュアルページの表示用語コマンドを入力する場所キーボード表記と表記規則特記事項 対象ユーザー 本書では 対象ユーザーに次の技術的な知識や経験があることを想定しています このマニュアルは お使いのストレージ システムにアクセスするホストで実行中の Microsoft Windows 2003 や UNIX 等のOSを使い慣れたシステム ストレージ管理者を対象として書かれています ブロック共有または伝送のためのブロックアクセス プロトコル使用方法もすでにご存知なことを前提として書かれ

16 16 Block Access Management Guide for iscsi and FC ています このマニュアルは IP アドレス ルーティング ネットワーク トポロジ等のシステムまたはネットワーク管理の基本的トピックは扱いません Data ONTAP マニュアルページの表示 技術的な情報については Data ONTAP マニュアル (man) ページを利用できます このタスクについて 次のタイプの情報について Data ONTAP マニュアル ページが用意されています これらのページは UNIX の標準命名規則に従って 複数のセクションに分類されています 情報のタイプ マニュアルページのセクション コマンド 1 特殊ファイル 4 ファイル形式と表記規則 5 システム管理とサービス 8 手順 1. 次の手順で man ページを参照できます コンソールコマンドラインから次のコマンドを入力します man command_or_file_name FilerView ユーザーインターフェースにある Data ONTAP のメインナビページの Manual Page ボタンをクリックします メモ : Data ONTAP Mode のすべてのマニュアル ページは システム上で他のマニュアルページと区別するために名前の先頭に na_ が付加されたファイルに保管されています これらの接頭辞付きの名前は マニュアル ページの NAME フィールドに表示されることがありますが これらの接頭辞はコマンド名 ファイル名 およびサービス名の一部ではありません

17 このガイドについて 17 用語 このマニュアルで紹介している概念を理解するには いくつかの用語の意味を知っておく必要があります ストレージ関連用語 アレイ LUN LUN ( 論理ユニット番号 ) ネイティブ ディスクネイティブ ディスク シェルフストレージ コントローラストレージ システムサードパーティ製ストレージコントローラ Data ONTAP ソフトウェアを実行するストレージ システムに他メーカー製ストレージアレイが提供するストレージ 1 つのアレイLUN はネイティブ ディスク シェルフにある 1 つのディスクに相当します 番号によって識別されるストレージの論理ユニットです Data ONTAP ソフトウェアを実行するストレージシステム用にローカルストレージとして販売されるディスクです Data ONTAP ソフトウェアを実行するストレージステム用にローカルストレージとして販売されているディスクシェルフです Data ONTAP オペレーションシステムを実行し そのディスクサブシステムを制御する ストレージ システムのコンポーネントです ストレージコントローラは コントローラ ストレージアプライアンス アプライアンス ストレージエンジン ヘッド CPUモジュール または コントローラーモジュールと呼ばれることもあります ネイティブ ディスク シェルフやサードパーティ ストレージとデータを送受信するData ONTAPを実行しているハードウェア デバイスです Data ONTAPを実行するストレージ システムは ファイラー アプライアンス ストレージ アプライアンス Vシリーズ システム またはシステムと呼ばれることもあります IBM 日立データ システムズ HPなどのバックエンド ストレージ アレイであり Data ONTAPを実行しているストレージ システム用のストレージを提供します

18 18 Block Access Management Guide for iscsi and FC クラスタとハイアベイラビリティの用語 クラスタ Data ONTAP 8.0 Cluster-Modeでは グローバル ネームスペースを共有し 1 つまたは複数の仮想サーバとして管理できる一連の相互接続されたノード ( ストレージ システム ) を指します これにより パフォーマンス 信頼性 拡張性を向上できます Data ONTAP 7.1 リリース ファミリー以前のリリースでは この用語まったく異なる機能を指します 具体的には 2 つのシステムのうちの一方が機能しなくなった場合はもう一方のシステムがそのシステムにデータを提供するように構成されたストレージ システム ( ノードとも呼ばれます ) のペアを指します HA ( ハイアベイラビリティ ) HA ペア Data ONTAP 8.0 では HA ペアと呼ばれるノード ( ストレージ システム ) のペアによって提供されるリカバリ機能を指します これらのノードは 一方のノードが機能しなくなった場合はもう一方のノードがそのノードにデータを提供するように構成されています Data ONTAP 8.0 では 一方のノードが機能しなくなった場合はもう一方のノードがそのノードにデータを提供するように構成されたノード ( ストレージ システム ) のペアを指します Data ONTAP 7.3 および 7.2 リリース ファミリーでは この機能はアクティブ / アクティブ構成と呼ばれます コマンドを入力する場所 このマニュアルで使用されているコマンド表記を理解すると 製品をより効率的に使用できるようになります 一般的な管理者向け作業を 次の 1 つ以上の方法で実行できます メモ : このマニュアルで示すData ONTAPコマンドは Data ONTAP ModeおよびData ONTAP 7.xリリース ファミリー向けです ただし これらのコマンドの一部は Data ONTAP 8.0 Cluster-Mode を実行するシステムのnodeshellプロンプトでも使用できます 詳細は Data ONTAP 8.0 Cluster- ModeAdministration Reference を参照してください コマンドは システム コンソール またはTelnetまたはSecure Shell(SSH) セッションを使用してストレージ システムにアクセスできる任意のクライアントコンピュータから入力できます コマンド実行を

19 このガイドについて 19 説明する例では コマンド構文と出力は お使いのオペレーティングシステムのバージョンによっては入力内容および表示内容が異なる場合があります FilerView グラフィカルユーザインターフェースを使用できます FilerView を使用したシステムへのアクセスの詳細については Data ONTAP 7-Mode System Administration Guideを参照してください 該当するクライアントコンソールで Windows ESX HP-UX AIX Linux Solaris コマンドを入力できます コマンド実行を説明する例では コマンド構文と表示出力は お使いのオペレーティングシステムのバージョンによっては入力内容および表示内容が異なる場合があります クライアントのグラフィカルユーザインターフェースを使用できます 製品マニュアルに グラフィカルユーザインターフェースの使用方法の詳細が記載されています コマンドは スイッチ コンソール上でまたはTelnet セッションを通じてスイッチにアクセスできる任意のクライアントから実効できます コマンド実行を説明する例では コマンド構文と表示出力は お使いのオペレーティングシステムのバージョンによっては 入力内容および表示内容が異なる場合があります キーボード表記と表記規則 このマニュアルで使用されているキーボード表記と表記規則を理解すると 製品をより効率的に使用できるようになります キーボード規則 規則 NOW サイト 意味 NetApp On Web ( を指します Enter, enter キャリッジ リターン ( 改行 ) キーです キーボードによっては Return キーと呼ばれています キーボードの 1 つ以上のキーを押してから Enter キーを押すか またはグラフィカルインターフェイスのフィールドをクリックして情報をフィールドに入力することを示します ハイフン (-) 複数キーの組み合わせを表します たとえば Ctrl+Dは Ctrlキーを押しながらDキーを押すことを意味します

20 20 Block Access Management Guide for iscsi and FC Type キーボードの 1 つ以上のキーを押すことを示します 表記規則 規則 意味 斜体フォント 特別な注意を必要とする語句 ユーザが入力する必要がある情報のプレースホルダ たとえば arp -d hostname コマンドを入力すると記載されている場合は arp - d という文字のあとに実際のホスト名を入力します 等幅フォント コマンド名 オプション名 キーワード デーモン名 システムコンソールまたは他のコンピュータモニタに表示される情報 ファイルのコンテンツ ファイル パス ディレクトリ名 太字等幅フォント ユーザー入力する語句 入力する語または文字は プログラムが大文字と小文字を区別し かつ大文字で入力する必要がある場合を除いて すべて小文字で示しています 特記事項 このマニュアルには 注意が必要な条件を通知する 次の種類のメッセージが記載されている場合があります メモ : メモには システムのインストールや操作を効率的に行うのに役立つ重要な情報が記述されています 注意 : 注意には システムクラッシュ データ損失 または装置へのダメージを回避するために従う必要のある指示が記述されています

21 Block Access の概要 21 Block Access の概要 iscsiおよびfcネットワークにおいては ストレージ システムは LUNで識別されるストレージ ターゲット デバイスを含むターゲットです Data ONTAP OS( オペレーティング システム ) を使用すると Logical Unit Number(LUN; 論理ユニット番号 ) を作成してストレージを設定できます LUNには各ホストからアクセスでき ホストはストレージ ネットワークでイニシエータとして機能します 次の項目ホストとストレージシステムとの接続方法 Data ONTAPでiSCSIネットワークを実装する方法 Data ONTAPでファイバチャネルSAN を実装する方法ユニファイドイーサネットネットワーク管理 ホストとストレージシステムとの接続方法 ホストは Internet Small Computer System Interface (iscsi) またはファイバチャネル (FC) プロトコルネットワーク経由で ブロックストレージに接続できます iscsi ネットワークに接続するには ホストは通常のイーサネットネットワークアダプタ (NIC) ソフトウェアイニシエータを搭載した TCP offload Engine (TOE:TCP オフロードエンジン ) カード Converged Network Adapters (CNA) または専用の iscsi HBA(Host Bus Adapter: ホストバスアダプター ) を使用します FC ネットワークに接続するには ホストはファイバチャネル HBA または CANが必要です 次の項目 Host Utilitiesとは ALUAとは SnapDrive for Windows と SnapDrive for UNIXの概要

22 22 Block Access Management Guide for iscsi and FC 関連情報 Host Utilities のマニュアル - now.netapp.com/now/knowledge/docs/san/ Host Utilitiesとは Host Utilitiesは サポート対象のホストをiSCSIネットワーク またはFCネットワークに接続するためのサポート ソフトウェアと製品ドキュメントを含んでいます サポート ソフトウェアは ストレージに関する情報を表示するプログラム および問題を診断するためにカスタマー サポートで必要な情報を集めるためのプログラムを含んでいます また NetAppストレージ インフラストラクチャで使用するホスト設定を調整および最適化するのに役立つソフトウェアも含まれています サポート対象のホストOSごとに 個別のHost Utilitiesが用意されています ホストOSのバージョンごとに 異なるバージョンのHost Utilitiesが用意されている場合もあります Host Utilitiesの付属マニュアルには Host Utilitiesソフトウェアのインストールおよび使用方法が記載されています お使いのホストOSに固有のコマンド および機能を使用する場合の説明も記載されています Host Utilitiesのマニュアルをこのマニュアルとともに使用して iscsiネットワークまたはfcネットワークをセットアップおよび管理してください 関連情報 NetApp 互換性マトリクス- now.netapp.com/now/products/interoperability/ Host Utilitiesのマニュアル - now.netapp.com/now/knowledge/docs/san/ ALUAとは Data ONTAP 7.2 では SCSI の Asymmetric Logical Unit Access (ALUA) 機能がサポートされるようになりました この機能は SCSI Target Port Groupまたは Target Port Group Support とも呼ばれています Asymmetric Logical Unit Access(ALUA) は ファイバ チャネルおよび iscsi SAN 上の LUN への複数パスを検出および管理するための 標準 SCSI コマンド セットを定義します ALUA によりイニシエータは ターゲットに対しプライマリ パスやセカンダリ パスといったパスの属性について照会することができます またターゲットからイニシエータにイベントを返送することができます この結果 いずれのアレイにも対応するマルチパス ソフトウェアを開発することができます ホストで

23 の有効化 Block Access の概要 23 ALUA 標準がサポートされている場合は 固有の SCSI コマンドは不要になります 注意 : ALUA を有効化する前に ご使用のホストで ALUA がサポートされていることを確認してください ALUA をサポートされていないホストで ALUA を有効にすると クラスタフェイルオーバー時にホスト障害が発生する可能性があります 関連タスク SnapDrive for Windows と SnapDrive for UNIXの概要 SnapDriveは Microsoft Windowsと一部のUNIXホストに対応する オプションの管理パッケージです SnapDriveを使用すると iscsiおよびfcストレージに関連する管理作業とデータ保護作業を簡単に行うことができます SnapDriveは Microsoft Windows 環境で高度なストレージ仮想化機能と管理機能を提供する サーバベースのソフトウェア ソリューションです また Microsoft NTFSと密接に統合されているため アプリケーション データとそれに関連付けられた物理ストレージの間に 抽象化レイヤを設定できます SnapDriveはWindows Serverホスト上で稼働し 仮想化機能を使用してネイティブのNTFSボリューム管理を強化します 管理者は複数のストレージ システムに分散配置可能なストレージ プールから 簡単に仮想ディスクを作成できます SnapDrive for UNIXはストレージ管理を簡易化し 運用コストを削減して ストレージ管理の効率を高めます また ストレージのプロビジョニング タスクを自動化し ホストに対して整合性のあるデータSnapshot コピーの作成と Snapshotコピーからのクローン作成のプロセスを簡易化します 関連情報 SnapDriveのマニュアル- now.netapp.com/now/knowledge/docs/san/#snapdrive/ Data ONTAP で iscsi ネットワークを実装する方法 このセクションでは Data ONTAP でiSCSI ネットワークを実装する方法について理解する際に必要となる重要な概念について説明します 次の項目 iscsiとは iscsiノードとは

24 24 Block Access Management Guide for iscsi and FC サポートされている構成 iscsiノードの識別方法ストレージシステムがイニシエータのノード名をチェックする方法 iscsiのデフォルトポートターゲットポートタルグループとは isnsとは CHAP 認証とは iscsi 通信セッションの方法 HAペアでのiSCSI の動作ホストおよびストレージシステムにおけるiSCSIプロトコルのセットアップ iscsiとは iscsiプロトコルは ストレージ システムのライセンスが必要なサービスです これにより TCP/IP 上で SCSIプロトコルを使用し ブロック データをホストに転送できます iscsiプロトコル標準は RFC 3720 で定義されています iscsiネットワークにおいてストレージ システムは LUN( 論理ユニット ) と呼ばれるストレージ ターゲット デバイスを含むターゲットです iscsi Host Bus Adapter(HBA; ホスト バス アダプタ ) を装備したホスト またはiSCSIイニシエータ ソフトウェアを実行するホストは iscsiプロトコルを使用してストレージ システム上のLUNにアクセスします iscsiプロトコルは ストレージ システムの標準的なギガビット イーサネット インターフェイスに ソフトウェア ドライバを使用して実装されます イニシエータとターゲット間の接続には 標準のTCP/IPネットワークが使用されます iscsiトラフィックをサポートするための特別なネットワーク設定は必要ありません 専用のTCP/IPネットワークを使用することも 多目的な通常のパブリック ネットワークを使用することもできます ストレージ システムは TCPポート 3260 でiSCSI 接続を待ち受けます 関連情報 RFC

25 Block Access の概要 25 iscsiノードとは iscsi ネットワークには ターゲットとイニシエータの2 種類のノードがあります ターゲットはストレージシステムであり イニシエータはホストです スイッチ ルータ ポートは TCP/IP デバイスであって iscsi ノードではありません サポートされている構成ストレージシステムとホストは 直接接続することも またはイーサネットスイッチを介して接続することもできます 直接接続構成 およびスイッチを使用した構成の両方において イーサネットケーブルとおよびTCP/IP ネットワークを接続に使用します 次の項目ホスト上にiSCSIを実装する方法 関連情報 NetApp 互換性マトリクス - now.netapp.com/now/products/interoperability/ Fibre Channel and iscsi Configuration Guide -now.netapp.com/now/knowledge/docs/docs.cgi ホスト上にiSCSIを実装する方法 iscsi はハードウェアまたはソフトウェアでホストに実装できます iscsiは 次のいずれかの方法で実装できます ホストの標準イーサネットインターフェースを使用するイニシエータソフトウェア iscsi HBA ホストのオペレーティングシステムでは iscsi HBA をローカルディスクに接続された SCSI ディスクアダプタとみなします TCP/IP 処理領域を開放する TCP offload Engine オフロードエンジン (TOE:TCP オフロードエンジン ) アダプタ iscsi プロトコルの処理は 引き続きホストのソフトウェアによって実行されます iscsi ターゲットノードをネットワークに接続する方法 モデルに応じて ソフトウェアソリューションまたはハードウェアソリューションを使用して iscsi をストレ ージシステムに実装できます

26 26 Block Access Management Guide for iscsi and FC ターゲットノードは次の形式で ネットワークに接続できます Data ONTAP の統合ソフトウェアを使用して システムのイーサネットインターフェースを介して接続する iscsi は複数のシステムインターフェースを介して実装することができ iscsi に使用されるインターフェースでは CIFS や NFS など 他のプロトコルのトラフィックでも送信できます FAS 2000 シリーズ FAS 30xx FAS 60xx システムでは iscsi ターゲット拡張アダプタを使用します iscsi プロトコル処理による負荷が軽減されます 同じシステム上にハードウェアベースとソフトウェアベースの両方の実装形態を適用できます Fiber Channel over Ethernet (FCoE) ターゲット拡張アダプタを使用する iscsiノードの識別方法全ての iscsi ノードには ノード名が必要です iscsi ノード名の2つのフォーマット つまり タイプ指定子は iqn と eui です ストレージシステムにはいつも iqn タイプ指定子が使用されます イニシエータでは iqn タイプ指定子と eui タイプ指定子のどちらも使用できます 次の項目 iqn タイプ指定子ストレージシステムのノード名 eui タイプ指定子 iqn タイプ指定子 iqn タイプ指定子は IP アドレスにリンクされていない論理名のことです iqn タイプ指定子は 次のコンポーネントで構成されます iqn のようなタイプ指定子 ノード名はアルファベット文字 (a - z) 数字 (0-9) そして次の 3 つの特殊文字を含めることができます ピリオド (. )

27 Block Access の概要 27 ハイフン ( - ) コロン ( : ) 命名機関がドメイン名を取得した日付に続いてピリオド 命名機関の名称 後に続くコロン (:) はオプション 一意のデバイス名メモ : イニシエータによっては 上記とは異なるフォーマットになる場合があります また 一部のホストではホスト名にアンダーラインもサポートしますが NetApp のシステムではサポートされていません イニシエータが提供するデフォルトのノード名の詳細については iscsi の Host Utilities に付属のマニュアルを参照してください フォーマットは次の通りです iqn.yyyymm.backward naming authority:unique-device-name yyyy-mm は命名機関がドメイン名を取得した年と月です backward naming authority は この命名を担当するエンティティの逆ドメイン名です 逆ドメイン名の例としては com.microsoftがあります unique-device-name は 命名機関によってこのデバイスに割当てられた一意の名前で 名前の形式は自由に指定できます 次の例はアプリケーションサーバであるイニシエータの iscsi ノード名です iqn com.initvendor1:123abc ストレージシステムのノード名各ストレージシステムには 逆ドメイン名 及びストレージシステムの Non-Volatile RAM ( NVRAM: 不揮発性 RAM) カードのシリアル番号に基づいた デフォルトのノード名が付いています ノード名は次のフォーマットで表示されます iqn com.netapp:sn.serial-number 次の例はシリアル番号が のストレージシステムのデフォルトノード名です iqn com.netapp:sn

28 28 Block Access Management Guide for iscsi and FC eui タイプ指定子 eui タイプ指定子は タイプ指定子(eui) のあとにピリオド (.) さらに 16 桁の 16 進数値が続く形式で構成されます フォーマットは次の通りです eui abcdef ストレージシステムがイニシエータのノード名をチェックする方法ストレージシステムはセッションログイン時にイニシエータのノード名のフォーマットをチェックします イニシエータノード名がストレージシステムのノード名要件に従っていない場合は ストレージシステムによってセッションが拒否されます iscsiのデフォルトポート iscsi プロトコルは TCP ポート番号 3260 を使うように Data ONTAP で設定されています Data ONTAP では iscsi のポート番号の変更がサポートされていません ポート番号 3260 は iscsi の仕様の一部として登録されており 他のアプリケーションやサービスでは使用できません ターゲットポートタルグループとはターゲットポートタルグループは iscsi セッションが実行される iscsi ノード内にある複数のネットワークポータルの集合です ターゲットでは ネットワークポータルはその IP アドレスにより識別され TCP ポートを監視します ストレージシステムでは 各ネットワークインターフェースは1つ以上の IP アドレス保持できるため 1つ以上のネットワークポータルが使用可能です ネットワークインターフェースには イーサネットポート VLAN( 仮想 LAN) や vertual interface (Vif: 仮想ネットワークインターフェース ) を使用できます ターゲットポータルのポータルグループへの割り当ては次の 2 つの理由から重要な意味を持ちます iscsi プロトコルを使用すると 特定の iscsi イニシエータのポートとターゲット上にある単一のポートタルグループ間のセッションが一つだけ許可される 1 つの iscsi セッション内の全ての接続は 同一ポータルグループに属するターゲットポータルを使用する必要がある

29 Block Access の概要 29 デフォルトでは Data ONTAP はストレージシステム上の各イーサネットインターフェースをそれぞれのデフォルトポートタルグループにマッピングします 複数のインターフェースが属する新たなポータルグループを作成することができます 各ポータルグループを使用してイニシエータとターゲット間に確立できるのは 1 つのセッションのみです 複数のMPIO( マルチパス I/O) ソリューションをサポートするには パスごとに個別のポートタルグループを用意する必要があります Microsoft iscsi Initiator バージョン 2.0 など他のイニシエータでは 1つのイニシエータノード名に対して複数の Initiator Session ID (ISID) を使用することで 1 つのターゲットポータルグループへの MPIO をサポートします メモ : この構成はサポートされていますが NetApp ストレージシステムには推奨しません 詳細については iscsi マルチパスに関するTechnical ReportTechnical Report を参照してください 関連情報 Windows における Data ONTAP を使用した iscsi マルチパスの選択肢 - media.netapp.com/documents/tr-3441.pdf isnsとは Internet Storage Name Service (isns) は TCP/IP ストレージネットワークで iscsi デバイスを自動的に検出して管理することを可能にするプロトコルです isns サーバでは IP アドレス iscsi ノード名 ポートタルグループなどを含むネットワーク上でアクティブな iscsi デバイスの情報を維持します isns サーバはサードパーティーベンダーから入手してください ネットワーク内の isns サーバがあり イニシエータとストレージシステムの両方で使用されているように設定し 有効化されている場合 ストレージシステムは isns サービスが開始されると 自身の IP アドレス ノード名 及びポータルグループを自動的に isns サーバに登録します iscsi イニシエータが isns サーバに照会することにより ターゲットデバイスとしてのストレージシステムを検出します SNS サーバがネットワークにない場合は 各ターゲットがホストで認識されるようにターゲットを手動で設定する必要があります 現在使用可能な isns サーバは様々なバージョンの isns 仕様の異なるバージョンをサポートします 使用する isns サーバに応じて ストレージシステムで適切なコンフィグレーションパラメータを設定しなければならない場合があります

30 30 Block Access Management Guide for iscsi and FC CHAP 認証とは Challenge Handshake Authentication Protocol (CHAP) は iscsi イニシエータとターゲット間の認証に基づいたやり取りが可能になります CHAP 認証を使用する場合は イニシエータ及びストレージシステムの両方でCHAP ユーザー名とパスワードを定義します iscsi セッションの第一段階では イニシエータはストレージシステムへログイン要求を送信してセッションを開始します ログイン要求にはイニシエータの CHAP ユーザー及び CHAP アルゴリズムが含まれています これに対し ストレージシステムは CHAP チャレンジで応答します イニシエータは CHAP 応答を送信します ストレージシステムは CHAP 応答を検証し イニシエータを認証します CHAP パスワードは応答の算出に使用されます iscsi 通信セッションの方法 iscsi セッション中は ホストに iscsi HBA または FCoE CNA がない場合はイニシエータとターゲットは 標準イーサネットインターフェースで通信します ストレージシステムは 1 つの iscsi ノード名を持つ1つの iscsi ターゲットノードとして表示されます MultiStore ライセンスが有効なストレージシステムでは 各 vfiler ユニットは固有の iscsi ノード名を持つターゲットとなります ストレージシステムのインターフェースは イーサネットポート virtual network interface (vif: 仮想ネットワークインタフェース ) またはVLANインターフェースとして使用できます デフォルトでは ターゲットの各インターフェースは 自らのポータルグループに属します これにより イニシエータポートはターゲット上で複数の iscsi セッションを同時に実行できます 一つのポータルグループに対して 一つのセッションが実行されます ストレージシステムでは メモリの容量に応じて 最大 1,024 の同時セッションをサポートします 使用するホストのイニシエータソフトウェアまたは HBA を利用して 1 つのストレージシステムについて複数のセッションが確立できるか判断するには ホスト OS またはイニシエータのマニュアルを参照してください 必要に応じて ターゲットポータルのポータルグループへ割り当てを変更することで マルチ接続セッション 複数セッション MPIO ( マルチパス I / O) をサポートできます それぞれのセッションには Initiator Session ID(ISID) があります これは イニシエータが決める番号です

31 Block Access の概要 31 HAペアでのiSCSI の動作パートナーに傷害が発生しても HA ペア内のシステムは処理を引き継ぐことができるため HA ペアは高可用性を実現できます フェイルオーバ時には 障害が発生したパートナーの IP アドレスを稼動中のシステムが引き継ぎ iscsi LUN のサポートを継続します HA ペア内の 2 つのシステムには 同一のネットワーキングハードウェアを使用しネットワーク設定の内容も同じにする必要があります 各ネットワーキングインターフェースに関連付けられたターゲットポータルグループタグも 構成内の両システムで同じ値に設定します これは ホストが元のストレージシステムに接続する場合も フェイルオーバー時にパートナーに接続する場合も 同一 IP アドレスとターゲットポータルグループタグを使用できます ホストおよびストレージシステムにおけるiSCSIプロトコルのセットアップホストおよびストレージシステムのiSCSI プロトコルをセットアップするには 全てのホストタイプを対象にした次の基本手順を実行します このタスクについてホストとストレージシステムのセットアップは 下記の順序とおりに交互に行う必要があります 手順 1. ホストに イニシエータ HBA およびドライバまたはソフトウェアイニシエータをインストールし ホストの iscsi ノード名を登録または変更します ノード名に対応するホストを容易にするために イニシエータのノード名の一部に ホスト名を使用することを推奨します 2. ストレージシステムに対し以下を設定します iscsi サービスのライセンス設定し 開始します 必要に応じて CHAP を設定します LUN を作成し ホストの iscsi ノード名を含む igroup を作成して 各 LUN をこの igroup にマッピングします メモ : SnapDrive を使用する場合は UN を手動で設定しないでください LUN 設定は SnapDrive をインストール後に SnapDrive を使用して行います 3. ホストのイニシエータに対し 以下を設定します ストレージシステム上のターゲット IP アドレスなど イニシエータパラメータを設定します 必要に応じて CHAP を設定します

32 32 Block Access Management Guide for iscsi and FC iscsi サービスの開始 4. ホストから LUN へアクセスし 以下を行います LUN のファイルシステムを作成してマウントします または LUN を raw デバイスとして設定します LUN をファイルシステムにマッピングし リブート後も設定を維持できるように構成します Data ONTAP でファイバチャネル SAN を実装する方法 このセクションでは Data ONTAP でファイバチャネルSAN を実装する方法について理解する際に必要となる重要な概念について説明します 次のトピック FCとは FCノードとは FCターゲットノードをネットワークに接続する方法 FCノードの識別方法 関連概念 FC SAN の管理 FC とは FC は ストレージシステムでライセンス供与されるサービスです これによりファイバチャネルファブリッ クで SCSI プロトコルを使用して LUN をエクスポートし ブロックデータをホストへ転送できます 関連概念 FC SAN の管理

33 Block Access の概要 33 FCノードとは FCネットワークでは ターゲット イニシエータ 及びスイッチの各ノードで構成されます ターゲットは ストレージシステムであり イニシエータはホストです ノードをFC スイッチに接続する場合 Fabric Name Server でノードを登録します FCターゲットノードをネットワークに接続する方法ストレージシステムとホストはいずれもアダプタを備えているので 光ケーブルを使用した直接的な相互接続 及び FC スイッチへの接続が可能です スイッチやストレージシステムを管理するには イーサネットケーブルを使用して相互に接続するか または TCP/IP スイッチに接続する必要があります ノードを FC SAN に接続すると 一意の識別子を使用して スイッチの Fabric Name Server サービスにそれぞれのポートが登録されます FCノードの識別方法各 FC ノードは Worldwide Node Name (WWNN) 及び Worldwide Port Name (WWPN) で識別します 次のトピック WWPNの使用方法ストレージシステムの識別方法システムのシリアル番号の概要ホストの識別方法スイッチの識別方法 WWPNの使用方法 WWPN では アダプタ上の各ポートが識別されます WWPN は次の目的で使用します イニシエータグループの作成

34 34 Block Access Management Guide for iscsi and FC ホストの HBA の WWPN は initiator group (igroup) を作成するために使用します igroup は 特定の LUN へのホストアクセスの制御に使用します igroup を作成するには FC ネットワークにあるイニシエータの WWPN の集合を指定します ストレージシステムの LUNをigroup にマッピングすると そのグループ内のすべてのイニシエータに対し この LUN へアクセスを許可することになります LUN にマッピングされている igroup に 自身の WWPN が含まれていないホストは この LUN にアクセスできません つまり そのホストでは その LUN がディスクとして表示されません また ポートセットを作成することで 特定のターゲットポートに関してだけ LUN を表示することもできます ポートセットは FC ターゲットポートをグループ化しています ポートセットは igroup にバインドします igroup 内の全てのホストはポートセット内のターゲットポートに接続する場合のみ 各 LUN にアクセスできます ストレージシステムの HBA ターゲットポートを一意的に識別ストレージシステムの WWPN は システムのそれぞれのターゲットポートを一意に識別します ホストオペレーティングシステムは WWNN 及び WWPN を組み合わせて使用して ストレージシステムのアダプタ及びホストのターゲット ID を識別します 一部のオペレーティングシステムは パーシステントバインディングがないと ホストにおいて同じターゲット ID で LUN が表示されません 関連概念 LUNのigroupへのマッピングに必要な情報特定のFCターゲットポートに対するLUNを有効化する方法 ストレージシステムの識別方法 FCP サービスを初めて起動すると NVRAM アダプタのシリアル番号に基づいて WWNN がストレージシステムに割り当てられます WWNN はディスクに保存されます ストレージシステムにインストールされている HBA の各ターゲットポートはそれぞれ一意のWWPN を持ちます WWNN 及び WWPN は どちらも次の形式で表現される 64 ビットアドレスです nn:nn:nn:nn:nn:nn:nn:nn (n は 16 進数値を表します ) fcp show adapter, fcp config, sysconfig -v, または fcp nodename などのコマンドを使用して システムの WWNN を FC Nodename または nodename として表示したり システムの WWPNを FC portname または portname として表示したりできます 注意 : ストレージシステムでアダプタを追加または削除を行うと ターゲット WWPN が変更される場合があります

35 Block Access の概要 35 システムのシリアル番号の概要ストレージシステムには一意のシステムシリアル番号も割り当てられており これは sysconfig コマンドを使用して表示することができます システムシリアル番号は 一意の 7 桁の識別子であり ストレージシステムの製造過程で割り当てられます このシリアル番号を変更することはできません 一部のマルチパスソフトウェア製品では システムのシリアル番号と LUN シリアル番号を組み合わせて LUN を識別します ホストの識別方法ストレージシステムにログオンした FC イニシエータの全ての WWPN 及び関連するエイリアスをすべて表示するには fcp show initiator コマンドを使用します Data ONTAP ではWWPNがPortname として表示されます どの WWPN が特定のホストに関連付しているかを確認するには ホストの FC host Utilities のマニュアルを参照してください これらのマニュアルでは ホストと WWPN 間のマッピングを表示するためのコマンド (Host Utilities またはイニシエータのベンダが提供 ) または方法について説明されています 例えば Windows ホストの場合では lputilnt HBAnywhere または SANsurfer アプリケーションを使用し UNIX ホストでは sanlun コマンドを使用します スイッチの識別方法 Fiber Channelスイッチでは デバイス自体に 1 つの WWNN があり デバイスの各ポートに 1 つの WWPN があります 例として次の図に 16 ポート Brocade スイッチの各ポートに WWPN が どのように割り当てられるか示しています 特定のポートの番号付けについては そのスイッチ用にベンダーが提供するマニュアルを参照してください ポート 0 WWPN を 20: 00 :00:60:69:51:06:b4 ポート 1, WWPN 20:01:00:60:69:51:06:b4 ポート 14, WWPN 20:0e:00:60:69:51:06:b4

36 36 Block Access Management Guide for iscsi and FC ポート 15, WWPN 20:0f:00:60:69:51:06:b4 ユニファイドイーサネットネットワーク管理 ユニファイドイーサネットネットワークは 既存のイーサネットインフラストラクチャ上では iscsi CIFS NFS 及びファイバチャネルなど 実行中のデータとストレージトラフィックを伴います Unified Target Adapter (UTA) は ストレージシステムにインストールする 10-Gb イーサネットアダプタであり Converged Network Adapter (CNA) は ホストにインストールする 10-Gb イーサネットアダプタです これらのアダプタは Fibre Chanel over Etherrnet (FCoE) トラフィック IP トラフィック または両方のイーサネットネットワーク経由でファイバチャネルを実行するために必要です メモ : UTA ならびに CNA は 他の FC またはイーサネットポートと同じように構成及び管理されます 固有の設定コマンドはありません ファイルシステムプロトコルを管理する方法については Data ONTAP 7-Mode File Access and ProtocolsManagement Guide を参照してください ハードウェアコンポーネントに加えて Data ONTAP は Data Center Bridging Exchange (DCBX) プロトコルもサポートしています これは イーサネットインフラストラクチャ上で FC とイーサネットトラフィックの転送を制御するオペレーティングパラメータをネゴシエートするために必要とされます 次のトピック Fibre Channel over Ethernet の概要データブリッジセンターとは DCB 設定の表示 関連概念 iscsi サービス管理 FC SAN の管理 関連情報 テクニカルレポート : Fibre Channel over Ethernet (FCoE) End-to-End Deployment Guide - media.netapp.com/documents/tr-3800.pdf

37 NetApp の互換性マトリックス - now.netapp.com /NOW/products/interoperability/ テクニカルレポート : Fibre Channel および iscsi 構成ガイド - now.netapp.com/now/knowledge/docs/docs.cg Block Access の概要 37 NOW サイトの Data ONTAP ドキュメント - now.netapp.com/now/knowledge/docs/ontap/ ontap_index.shtml Fibre Channel over Ethernet の概要 Fibre Channel over Ehternet (FCoE) は ホストをストレージシステムへ接続するための新しいモデルです FCoE は 従来のファイバチャネル (FC) の管理及び制御を引き継いでいるように 従来からのFC に類似していますが ハードウェアの転送速度はロスレスの 10Gb イーサネットネットワークです FCoE 接続の設定には ホストにおいて1つ以上のサポートされているConverged Network Adapters (CNA) が必要です そして サポートされたData Center Bridging (DCB) イーサネットスイッチに接続します CNA は 統合ポイントであり HBA 及びイーサネットアダプタとして機能します CNA は FC HBA 及び 10 Gb イーサネットアダプタとしてホストに示されます CNA の FC HBA の部分は イーサネットパケットにマッピングされた FC フレーム (FCoE) として FC トラフィックが送受信される時 FC トラフィックのすべてに動作します CNA のイーサネットアダプタ部分は iscsi CIFS NFS 及び HTTP などの ホストの IP トラフィックで動作します CNA コミュニケーションの FCoE ならびに IP 部分は 同じイーサネットポートを介して通信し DCB スイッチに接続します メモ : Unified target adapters (UTA) は お使いのストレージシステムにインストールする 10 Gb イーサネットアダプタです Data ONTAP 以降では NFS CIFS または iscsi などの非 FCoE IP トラフィックの UTA を使用することができます これは Data ONTAP 8.0 以前ではサポートされません 一般的に FCoE の接続は 従来の FC 接続と同様に構成して使用することができます メモ : FCoE を使用するためのホストの設定 及び構成する方法の詳細については 適切なホストマニュアルを参照してください データブリッジセンターとは Data Center Bridging (DCB) は FCoE トラフィックのロスレスのトランスポート層を提供する既存の Ethernet 規格に対する拡張機能の集合です

38 38 Block Access Management Guide for iscsi and FC FCは パケットの損失が無く 信頼性の高い専用ファブリックを提供しています しかし Ethernetは本質的にはデータを損失し FC トラフィックを伝送する上で問題が生じます DCB 規格は 次の技術を実装することでこの問題を解決します プライオリティごとの一時休止 ( プライオリティベースのフローコントロール ) 伝送選択の拡張輻輳の通知 DCB 交換 (DCBX) プロトコル これによりデバイスは ユーザー定義プライオリティに基づくフレームの伝送のみを阻止することができます 管理者は異なるプライオリティに対してパーセントにより帯域幅を割り当てることができます 輻輳の通知を送信します 直接接続されたピアとの間で接続情報を交換して 不正な構成を検出します これらのテクノロジーにはそれぞれ固有の独立した機能がありますが 連携して動作することでトラフィックの輻輳によるパケットロスを排除する拡張イーサネット標準を提供しています 関連情報 テクニカルレポート : Fibre Channel over Ethernet (FCoE) End-to-End Deployment Guide - media.netapp.com/documents/tr-3800.pdf データセンターブリッジングタスクグループ - Fibre Channel と iscsi の構成ガイド -now.netapp.com/now/knowledge/docs/docs.cgi DCB 設定の表示 1 つまたはそれ以上のUTAをインストールする場合 アダプタに関連付けられたDCB 設定を表示することができます このタスクについてこれらの設定は スイッチのレベルで構成されていて ストレージシステムは 事前構成された設定を単に検出及び表示します 手順 1. 帯域幅の割り当てを含むために 次のコマンドを入力します dcb show interface 2. 次のコマンドを入力し フロー制御が各プライオリティに対して有効化します dcb priority show interface

39 Block Access の概要 39 結果 DCB 設定は 次の例のように表示されます system1> dcb show e2b Interface PGID Priority Applications Bandwidth e2b 0 0 unassigned 10% unassigned 0% 2 3 FCoE 90% system1>dcb priority show e2b Interface Priority Applications Flow Control PGID e2b 0 IP enabled 0 1 unassigned disabled 1 2 unassigned disabled 1 3 FCoE enabled 2 4 unassigned disabled 1 5 unassigned disabled 1 6 unassigned disabled 1 7 unassigned disabled 1 プライオリティ優先グループプライオリティグループID(PGID) 帯域幅アプリケーションフロー制御 遅延やフレームの損失など 同様のトラフィック処理の要件を持っているフレーム用の相対的プライオリティ 低い順にプライオリティ 0~7 のプライオリティを利用できます デフォルトプライオリティは FCoE トラフィックは 3 で IPトラフィックは 0 帯域幅割り当てのためにバインドされたプライオリティの集合 プライオリティグループは 複数のプライオリティに関連付けられます 各プライオリティグループを識別する 0 から 15 の数字 ID 各プライオリティグループに割り当てられた使用可能な帯域幅の百分率 FCo 及び IP トラフィック等 帯域幅とプライオリティが割り当てられた動作 各プライオリティのフロー制御設定 (enabled または disabled) プライオリティベースのフロー制御が有効化されると そのプライオリティでのトラフィック

40 40 Block Access Management Guide for iscsi and FC が 輻輳によるフレームロスを防止するたに一時停止する可能性があります ひとつのプライオリティに対してプライオリティベースのフロー制御を有効しても 異なるプライオリティのトラフィックには影響しません

41 ストレージプロビジョニング 41 ストレージプロビジョニング ボリュームを作成時には LUN とSnapshotのコピーに必要なスペースの容量を概算する必要があります アプリケーションがボリューム中のLUNに継続してデータを書き込めるように リザーブするスペースの容量も決める必要があります 次のトピックディスクスペース管理のためのストレージユニット自動削除とはスペースリザベーションとはフラクショナルリザーブとは SAN 環境でのストレージ提供方法 LUN igroup およびLUNマッピングの概要 LUNとigroupの作成方法 およびigroupへのLUNマッピング MultiStore 用のvFilerユニットでのLUNの作成 ディスクスペース管理のためのストレージユニット 適切なストレージのプロビジョニングのために 異なるストレージのユニットどうしを定義及び区別することが重要です 次のリストは 様々なストレージユニットを定義しています プレックス アグリゲート プレックスは 1 つまたはそれ以上の Redundant Array of Independent Disks(RAID) グループの集合であり 1 つ以上の Write Anywhere File Layout (WAFL) ファイルシステムボリュームに対して単体のストレージとして機能します Data ONTAP は SyncMirror ソフトウェアが有効になっている場合に プレックスを RAID レベルのミラーリングの単位として使用しています アグリゲートとは ストレージの物理レイヤであり RAID グループのディスク及び RAID グループを含むプレックスから構成されています RAID レベルのミラーリングを利用するかどうかに応じて 1 つまたは2つのプレックスから構成されます ミラーを行わないアグリゲートは 1つのプレックスで構成されます

42 42 Block Access Management Guide for iscsi and FC トラディショナルまたはフレキシ ブルボリュー ム アグリゲートは トラディショナルボリュームと FlexVol の基礎となっている物理ストレー ジとなります トラディショナルボリュームは 基礎となるアグリゲート及びその基礎となるプロパティに直接結びつけられています Data ONTAP は vol create コマンドにより割り当てたプロパティ (RAID グループに割り当てられたディスク RAID レベルの保護など ) に基づき DataONTAP によって基本となるアグリゲートが作成されます FlexVolは 包含アグリゲートと緩やかに結合されたボリュームです FlexVolは その他の FlexVol と包含アグリゲートを共有することができます したがって 単一アグリゲートを このアグリゲートの全ての FlexVolで使用される全てのストレージの共有ソースにすることができます システムとユーザのデータを編成及び管理には トラディショナルボリュームまたは FlexVolを使用します ボリュームには qtree 及び LUN を含めることができます 基礎となるアグリゲートのセットアップ後 基礎となる物理ストレージに関係なく FlexVolを作成 クローン またはサイズ変更が可能です アグリゲートを頻繁に操作する必要がありません Qtree LUN qtree はボリュームの root ディレクトリのサブディレクトリです qtree を使用してボリュームを分割し LUN をグループ化することができます LUN は 基礎となる物理ディスクの一部または全てを表すストレージの論理ユニットです LUN は トラディショナルボリュームかフレキシブルボリュームのルート または qtree のルートに作成します メモ :Data ONTAP がシステム管理にルートボリュームを使用するので ルートボリュームには LUN を作成しないでください デフォルトのルートボリューム /vol/vol0 です 詳細については Management Guide Data ONTAP 7-Mode Storage Management Guideを参照してください 関連情報 NOW サイトのData ONTAPドキュメント - now.netapp.com/now/knowledge/docs/ontap/ ontap_index.shtml 自動削除とは 自動削除は 定義可能なしきい値に基づいて Snapshot コピーを自動的に削除するためのポリシ

43 ストレージプロビジョニング 43 ーを定義できる ボリュームレベルのオプションです この閾値 ( トリガ ) を設定すると 次の場合にSnapshot コピーを自動的に削除できます ボリュームがフルに近くなった場合 スナップリザーブスペースがフルに近くなった場合 オーバライトリザーブスペースがフルになった場合ほとんどのSAN 構成では 自動削除の使用を推奨します 自動削除を使用してSnapshot コピーを自動的に削除する方法については Data ONTAP Data Protection Online Backup and Recovery Guide を参照してください また 追加情報については以下のシンプロビジョンに関するテクニカルレポートも参照してください 関連タスク自動削除を使用する場合のボリュームと LUNの設定自動削除の使用時に必要なボリュームサイズの概算関連情報テクニカルレポート : NetAppのSANまたはIP SAN 構成のエンタープライズ環境におけるシンプロビジョニング - media.netapp.com/documents/tr3483.pdf スペースリザベーションとは 1 つまたはそれ以上のLUNでスペースリザベーションが有効な場合 Data ONTAPはそのボリューム ( トラディショナルボリュームまたはFlexVol) 内に十分なスペースをリザーブすることで ディスクスペース不足のためにこれらのLUNへの書き込みが失敗しないようにします メモ : このコンテキスト内のLUNは ストレージアレイ上のストレージに使用されるアレイ LUNではなく Data ONTAPがクライアントに提供するLUNのことです 例えば 500 GBのボリュームに 100 GBのスペースリザーブLUNを作成すると この 100 GB のスペースはただちに割り当てられて ボリュームには 400 GBが残ります 対象的に LUNでスペースリザーブが無効になっている場合 このLUNへの書き込みが発生するまで 500 GBは全て使用できます スペースリザベーションの設定はLUNの属性です ストレージシステムのリブート テークオーバー 及びギブバックの動作後も維持されます 新しいLUNではスペースリザベーションはデフォル

44 44 Block Access Management Guide for iscsi and FC ト有効ですが LUNを作成するときにスペースリザベーションを無効または有効にすることができます LUNを作成した後に lun set reservation コマンドを使用して スペースリザベーションの属性を変更することができます スペースリザベーションが有効となっているLUNがボリュームに 1 つ以上含まれている場合 Snapshot コピーなど 空きスペースを必要とする処理でスペースリザベーションを使用できなくなります リザーブされていない空きスペースが不足すると これらの処理は失敗します 但し スペースリザベーションが有効なLUNへの書き込みは 引き続き正常に行われます 関連タスク自動削除を使用する場合のボリュームと LUNの設定 フラクショナルリザーブとは フラクショナルリザーブというボリュームオプションを使用すると LUNのSnapshotコピー上書き用として 及びボリューム内の他のすべてのスペースが使用されているときのスペースリザーブファイル用として DataONTAPがリザーブするスペースの量を指定できます フラクショナルリザーブのデフォルト設定は 100% ですが vol optionsコマンドを使って フラクショナルリザーブを 0~100 の任意のパーセンテージに設定することができます 通常は自動削除機能を使用することを推奨しますが 次のような場合は フラクショナルリザーブを使用できます Snapshotコピーを削除できない 既存のSnapshotコピーを保持することが 新しいSnapshotコピーを作成するよりも重要であるフラクショナルリザーブは次のタイプのボリュームで使用することができます トラディショナルボリューム スペースギャランティがvolumeに設定されたFlexVol スペースギャランティがnone に設定されたFlexVol Data ONTAPバージョン 以降及びバージョン 以降で none の容量保証のみによりボリュームのフラクショナルリザーブを設定できます メモ : FlexVol のguaranteeオプションが none または volume に設定されている場合 このボリュームのフラクショナルリザーブは任意の値に設定できます ほとんどの構成では

45 ストレージプロビジョニング 45 guaranteeオプションがnoneに設定されている場合は フラクショナルリザーブを 0( ゼロ ) に設定してください そうすることで スペース管理が大幅に簡易化されます FlexVolボリュームの guarantee オプションが file に設定されている場合 そのボリュームのフラクショナルリザーブが 100% に設定され 変更できません フラクショナルリザーブが 100% に設定されている場合は スペースリザーブLUNを作成すると これらのLUNへの書き込みは Snapshot コピーの削除を伴わずに常に正常に行われる保証が得られるようになり すべてのスペースリザーブ LUN が完全に上書きされた場合でも同様です フラクショナルリザーブを 100% 未満のパーセンテージに設定すると そのボリュームにある全てのスペースリザーブLUNに保持されているスペースリザーブがそのパーセンテージまで引き下げられます この結果 そのボリューム内でのスペースリザーブLUNへの書き込みは 明確には保証されなくなるため これらのボリュームにはsnap autodelete または vol autogrow を使用する必要があります フラクショナルリザーブは 通常 データ上書き率が小さいLUNを保持するボリュームに使用します メモ : 空きスペース不足による書込みエラーの発生を予測できない環境フラクショナルリザーブを使用している場合 またはsnap autodelete 又はvolume autosizeを使用していない環境でフラクショナルリザーブを使用している場合は 空きスペースを監視して 書込みエラーを回避するために適切な措置を講じる必要があります Data ONTAPは ボリュームの空きスペースを監視するためのツールが用意されています メモ : ( フラクショナルリザーブを使用して ) 上書き用にリザーブされたスペースを削減しても スペースリザーブLUNのサイズは変わりません LUNの全体サイズまでデータを書き込むことができます 上書き用にリザーブされたスペースが使用されるのは 元のデータが上書きされた場合のみです 例 500 GBスペースザーブLUNを作成すると このLUNへの書込みを処理する場合 常に 500Gの空きスペースを使用できるようになります その後 LUNの格納元ボリュームのフラクショナルリザーブを 50 に設定すると LUNにおいて使用済みブロックをロックする Snapshot コピーを取ると Data ONTAPは 250 GBまたはフラクショナルリザーブを 100 に設定した上書き用に前回予約されたた領域の半分を予約します LUNの半分以上が上書きされた場合 その後の LUN への書込みは ボリュームの空き領域不足のために失敗する可能性があります メモ : 同じボリューム内の複数のLUNでスペースリザベーションが有効で このボリュームのフラクショナルリザーブが 100% 未満に設定されている場合 スペースリザーブ LUNの上限は リザーブスペースの割合ではありません つまり フラクショナルリザーブが 30 に設定された同じボリューム内に 100 GBの LUN が2つ含まれている場合 一方のLUNで 該当するボリュームのリザーブスペース (60 GB) がすべて使用

46 46 Block Access Management Guide for iscsi and FC されることがあります フラクショナルリザーブの使用に関する詳細については シンプロビジョニングに関するTechnical Report を参照してください 関連タスク自動削除を使用する場合のボリュームと LUNの設定フラクショナルリザーブ使用時に必要なボリュームサイズの概算関連情報テクニカルレポート :NetAppの SANまたはIP SAN 構成のエンタープライズ環境におけるシンプロビジョニング - media.netapp.com/documents/tr3483.pdf SAN 環境でのストレージ提供方法 SAN 環境でストレージを提供する場合 主に 3 つの方法があります 自動削除を使用する ボリュームのオートサイズを使用する フラクショナルリザーブを使用する Data ONTAPでは フラクショナルリザーブは 100% に設定されており 自動削除はデフォルトで無効になっています ただし SAN 環境では 通常は自動削除 ( 及び場合によってはオートサイズ ) を使用する方が適切です また この方法は フラクショナルリザーブを使用するよりもはるかに簡単です フラクショナルリザーブを使用する際は LUN 内のデータ フラクショナルリザーブ 及び Snapshot コピーのデータ (X + X + デルタ ) 用に十分なスペースを予約する必要があります たとえば LUN 用に 50 GB フラクショナルリザーブ用に 50GBが ( フラクショナルリザーブが 100 % に設定されている場合 ) 及びSnapshot データ用に 50 GBをリザーブする必要があります ( 合計で 150 GBのボリューム ) フラクショナルリザーブを 100% 以外のパーセンテージに設定されている場合は 計算はより複雑になります これに対して 自動削除を使用する際は LUN とSnapshotデータに必要なスペース量のみを計算する必要があります (X + デルタ ) データ用にスペースが必要な場合は Snapshot を古順に自動的に削除するように自動削除機能を設定できるため データ用のスペースが不足する心配す

47 ストレージプロビジョニング 47 る必要はありません たとえば 100 GBのボリュームがある場合に LUN 用に 50 GB を割り当てると 残りの 50 GB はSnapshot データ用に使用されます または この 100 GB のボリュームで LUN 用に 30 GB をリザーブすると 70 GBが Snapshot 用に割り当てられます どちらの場合でも データ用のスペースを解放するために Snapshotが自動的に削除されるように設定できるため フラクショナルリザーブは不要です メモ : フラクショナルリザーブの詳細なガイドラインについては シンプロビジョニングに関するTechnical Reportを参照してください 次のトピック SAN 環境でのストレージのプロビジョニングに関するガイドライン自動削除の使用時に必要なボリュームサイズの概算フラクショナルリザーブ使用時に必要なボリュームサイズの概算自動削除を使用する場合のボリュームと LUNの設定シンプロビジョニングLUNをオンラインで保持 関連情報 NOW サイトの Data ONTAP マニュアル - now.netapp.com/now/knowledge/docs/ontap/ ontap_index.shtml テクニカルレポート : NetApp の SAN または IP SAN 構成のエンタープライズ環境におけるシンプロ ビジョニング - media.netapp.com/documents/tr3483.pdf SAN 環境でのストレージのプロビジョニングに関するガイドライン SAN 環境においてストレージをプロビジョニングする際は いくつかのベストプラクティスを考慮する必要があります どのプロビジョニング方法を選択する場合でも LUN を含まれたトラディショナルボリュームまたはFlexVolを作成する際は 以下の重要なガイドラインに従う必要があります システムのルートボリュームにはLUNを作成しないでください

48 48 Block Access Management Guide for iscsi and FC Data ONTAPは ルートボリュームを使用してストレージシステムを管理します デフォルトのルートボリュームは / vol/vol0 です LUNを含むボリュームに 他のファイルやディレクトリを存在させないでください これが不可能であり LUNとファイルを同一ボリュームに保存する場合は 個別のqtreeを使用してLUN を格納します 複数のホストが同じボリュームを共有する場合 そのボリュームにqtree を作成し 同じホストのすべてのLUNを格納します これは LUN の管理と追跡を簡素に行うために推奨されるベストプラクティスです 必ずボリュームオプション create_ucode が on に設定してください Snapshotコピーのデフォルト設定に必要な変更を加えます ボリュームの snapreserve 設定を 0 に変更して snap schedule を設定することでコントローラベースの Snapshot コピーが作成されないようにして ボリューム作成後にすべてのス Snapshotコピーを削除します 管理しやすくするために LUN 及びボリュームには それらの所有権または使用方法を反映した命名規則を使用してください ボリューム作成の詳細については Data ONTAP 7-Mode Storate Management Guideを参照してください 関連情報 NOWサイトのData ONTAPマニュアル- now.netapp.com/now/knowledge/docs/ontap/ ontap_index.shtml テクニカルレポート :NetApp SANまたはIP SAN 構成のエンタープライズ環境におけるシンプロビジョニング - media.netapp.com/documents/tr3483.pdf 自動削除の使用時に必要なボリュームサイズの概算自動削除の適用対象となるボリュームを作成する前に そのボリュームの必要なサイズを概算できます 手順 1. 1 日あたりのデータのRate of Change (ROC: 変更割合 ) を計算します この値はデータを上書き頻度によって決まります 1 日あたりのGBの形式で表します

49 ストレージプロビジョニング ROCに保持する必要のある SnapShot コピーの日数を掛けて Snapshot コピーに必要なスペースの量を算出します Snapshot コピーに必要な容量 = ROC x Snapshot コピーの日数 例 200 GB LUNが必要であり 1 日約 10 % つまり 20 GB の割合でデータを変更する と見積もりました 1 日に 1 回 Snapshot コピーを作成し 3 週間で合計 21 の Snapshot コピーを維持するとします この場合 Snapshot コピーに必要となるスペースの容量は 20 GB x 21 つまり 420 GBになります 3. 合計データサイズとSnapshot コピーに必要なスペースを足し合わせて 必要なボリュームサイズを計算します ボリュームサイズの計算例次の例は 以下の情報に基づいて ボリュームのサイズを計算する方法を示しています 2 つの 200-GB LUN を作成する必要があります LUNの合計サイズは 400 GBです 1 日にLUNの合計サイズの 10% の割合でデータが変更されます ROCは 1 日あたり 40 GB(400GBの 10%) です 1 日 1つの Snapshot コピーを作成し それぞれのコピーを 10 日間保存します Snapshotコピー用に 400 GBのスペースが必要です (40 GB ROC x 10 Snapshotコピー ) 最後のSnapshotコピーを作成し 空きスペースがなくなったとしても 週末も引き続きLUNに書き込めるようにする必要があります ボリュームのサイズは次のように計算します ボリュームサイズ = 合計データサイズ + Snapshot コピーに必要なスペースこの例のボリュームのサイズは 800 GB(400 GB+ 400 GB) です 終了後の操作自動削除機能の詳細については Data Protection Online Backup and Recovery Guideを参照してください トラディショナルボリュームとFlexVolの操作の詳細については Storage Management Guideを参照してください 関連情報 NOWサイトのData ONTAPマニュアル- now.netapp.com/now/knowledge/docs/ontap/

50 50 Block Access Management Guide for iscsi and FC ontap_index.shtml フラクショナルリザーブ使用時に必要なボリュームサイズの概算フラクショナルリザーブを使用してボリュームを作成する前に そのボリュームの必要なサイズを概算できます ボリュームサイズを概算する方法は ボリュームの Snapshot コピーを作成するかどうかによって異なります 1. 合計データサイズの計算 2. Snapshotコピーが必要な場合のボリュームサイズおよびフラクショナルリザーブ設定の決定 3. Snapshotコピーが不要な場合のボリュームサイズの変更 合計データサイズの計算合計データサイズ ( ボリュームのすべてのスペースリザーブLUN のサイズの合計 ) を決定すると 必要なボリュームサイズの概算に役立ちます 手順 1. スペースリザーブLUNのサイズを合計します 例 2つの 20 GBディスクがデータベースで必要になる場合は 2 つの 20 GBスペースリザーブ LUNを作成する必要があります この場合 LUNの合計サイズは 40 GBになります 2. スペース未リザーブLUN に割り当てるスペースを加算します メモ : この量は 利用可能なスペースの容量と 各 LUNに含まれるデータの量によって異なることがあります Snapshotコピーが必要な場合のボリュームサイズおよびフラクショナルリザーブ設定の決定 Snapshot コピーを使用する場合に必要なボリュームサイズは データ変更の程度 Snapshot コピーの保存期間 ボリュームに格納する必要があるデータの量など いくつかの要因によって異なります 手順 1. 1 日あたりのデータのRate of Change (ROC: 変更割合 ) を計算します この値は データの上書き頻度によって決まります 1 日あたりのGBの形式で表します

51 ストレージプロビジョニング ROCに Snapshot コピーを保持する日数を掛け Snapshot コピーに必要なスペースの量を算出します Snapshotコピーに必要なスペース = ROC x Snapshot コピーを保持する日数例 20 GB のLUNが必要であり 1 日に約 10 % つまり 2 GB の割合でデータを変更すると見積もりました 1 日に 1 回 Snapshot コピーを作成し 3 週間で合計 21 回分の Snapshot コピーを維持するとします この場合 Snapshot コピーに必要となるスペースの容量は 2 GB x 21 つまり 42 GB です 3. 上書きするために必要なスペース容量を決定します そのためにはROC に Snapshot コピーを削除するまで保持する日数を掛けます 上書きに必要なスペース = ROC x Snapshotコピーを削除するまで保持する日数例 20 GB LUNあり 1 日 2 GBの割合でデータが変更されます 最後のSnapshotコピーを作成してから 3 日間は LUNへの書き込み処理が失敗しないようにする必要があるとします LUN の上書きには 2 GB 3 つまり 6 GBのスペースをリザーブする必要があります 4. 合計データサイズ Snapshotコピーに必要なスペース 及び上書きに必要なスペースを加算して 必要なボリュームサイズを計算します ボリュームサイズ = 合計データサイズ + Snapshotコピーに必要なスペース + 上書きに必要なスペース 5. 上書きに必要なスペースのサイズを ボリューム内のスペースリザーブLUNの合計サイズで割り このボリュームに必要なフラクショナルリザーブの値を計算します フラクショナルリザーブ = 上書きに必要なスペース 合計データサイズ 例 20 GBのLUNがあるとします 上書きには 6 GBが必要です 合計 LUNサイズの 30% が 6 GBであるため フラクショナルリザーブは 30 に設定する必要があります

52 52 Block Access Management Guide for iscsi and FC ボリュームサイズの計算例次の例は 以下の情報に基づいて ボリュームのサイズを計算する方法を示しています 2 つの 50-GB LUNを作成する必要があります LUNの合計サイズは 100 GBです 1 日にLUNの合計サイズの 10% の割合でデータが変更されます ROCは 1 日 10 GBです (100 GB の 10%) 1 日 1つのSnapshotコピーを作成し それぞれのコピーを 10 日間保持します Snapshotコピー用に 100 GBのスペースが必要です (10 GBの ROC x 10 個のSnapshotコピー ) 最後のSnapshotコピーを作成し 空きスペースがなくなったとしても 週末も引き続きLUNに書込めるようにする必要があります 20GBのスペースを上書き用にリザーブする必要があります (1 日に 10 GB ROC x 2 日 ) つまり フラクショナルリザーブを 20% に設定する必要があります (20 GB は 100 GBの 20%) ボリュームサイズは次のように計算します ボリュームサイズ = 合計データサイズ + Snapshotコピーに必要なスペース + 上書きに必要なスペースこの例のボリュームサイズは 220 GB (100 GB+ 100 GB + 20 GB) です メモ : このボリュームサイズの場合 新規ボリュームに対するフラクショナルリザーブ設定を 20 に設定します 書き込みが必ず成功するように保証するために フラクショナルリザーブを 100 のままにするには ボリュームサイズを 80GB 増やして 上書きに必要な追加スペース (20GBではなく 100GB) に対応できるようにする必要があります Snapshotコピーが不要な場合のボリュームサイズの変更 Snapshotコピーを使用していない場合のボリュームサイズは LUNのサイズ 及びトラディショナルボリュームとFlexVolのどちらを使用しているかによって決まります Snapshotコピーが不要であると判断する場合 事前に 構成内のデータを保護する方法を確認してください SnapRestore SnapMirror SnapManager for Microsoft Exchange or Microsoft SQL Server SyncMirror ダンプとリストア ndmpcopyなど ほとんどのデータ保護方法は Snapshopコピーに依存しています これらのいずれかの方法を使用している場合 この手順でボリュームサイズを概算することはできません メモ : ホストベースのバックアップ方法では Snapshot コピーは必要ありません 手順次の方法で ボリュームタイプに応じて 必要なボリュームサイズを決定します

53 ストレージプロビジョニング 53 概算対象 FlexVol volume トラディショナルボリューム 要件 FlexVolには ボリュームに格納するデータのサイズに対応できる容量が確保されていなければなりません トラディショナルボリュームにはボリュームに格納するデータのサイズに対応できる十分なディスクがなければなりません 例 2 つの 200 GB LUNを含むトラディショナルボリュームが必要な場合は 少なくとも 400 GBのストレージ容量に対応できる十分なディスクでボリュームを作成する必要があります 自動削除を使用する場合のボリュームと LUNの設定必要なボリュームサイズを概算したら ボリュームを作成し 必要なオプションを指定してボリュームを設定し LUNを作成できます 1. 自動削除構成の使用タイミング 2. 自動削除を使用する場合のボリュームオプション設定 3. Snapshotコピーのデフォルト設定に必要な変更 4. create_ucodeボリュームオプションの確認 5. create_ucodeボリュームオプションの有効化関連タスク LUNとigroupの作成 および個別のコマンドを使用したLUN のマッピング 自動削除構成の使用タイミング自動削除を実行する前に この構成が最高に効率的になる条件を検討することが重要です 自動削除は 次のような状況で特に役立ちます お使いのボリュームが アグリゲート内の他のボリュームにも影響を与えないようにしたい場合 たとえば アグリゲート内の使用可能なスペースを 複数のボリュームまたはアプリケーション用の共有ストレージプールとして 使用したい場合は 代わりに autosize オプションを使用して

54 54 Block Access Management Guide for iscsi and FC ください autozie はこの構成では無効になっています LUN の可用性を保証することが 古い Snapshot データを保持することよりも重要である場合 自動削除を使用する場合のボリュームオプション設定自動削除を使用する場合 必要なボリュームスペースギャランティ オートサイズ フラクショナルリザーブ try_first Snapshot コピーオプションを設定する必要があります Data ONTAP 7-Mode Storate Administration Manualに記載されたガイドラインに従い ボリュームを作成してください メモ : Snapshotコピーに関するオプションの詳細については Data ONTAP 7-Mode Data Protection Online Backup and Recovery Guide を参照してください ボリュームのオプションの詳細については Data ONTAP 7-Mode Storate Administration Manualを参照してください 手順 1. 次のコマンドを入力して ボリュームにスペースギャランティを設定します vol options vol_name guarantee volume 2. 次のコマンドを入力してautosizeが無効になっていることを確認します vol autosize disable vol_name メモ : このオプションはデフォルトでは無効になっています 3. 次のコマンドを入力して フラクショナルリザーブを 0% に設定します (0% でない場合 ) vol options vol_name fractional_reserve 0 4. 次のコマンドを入力して Snapshot リザーブを 0% に設定します snap reserve vol_name 0 これで Snapshotスペースとアプリケーションデータが結合されて 1 つの大きなストレージプールになりました 5. 次のコマンドを入力して ボリュームが容量しきい値パーセンテージに達した時に Snapshotコピーが自動的に削除され始めるように設定します snap autodelete vol_name trigger volume メモ : 容量しきい値パーセンテージは ボリュームのサイズが基準になります 詳細については Data ONTAP 7-Mode Data Protection Online Backup and Recovery Guide を参照し

55 ストレージプロビジョニング 55 てください 6. 次のコマンドを入力して try_firstオプションをsnap_deleteに設定します vol options vol_name try_first snap_delete これにより Data ONTAPは アプリケーションデータ用のスペースを解放するために Snapshot コピーを古いものから順に削除し始めることが可能になります フラクショナルリザーブLUN を作成します 関連タスク LUNとigroupの作成 および個別のコマンドを使用したLUN のマッピング関連情報 NOWサイトのData ONTAPドキュメント now.netapp.com/now/knowledge/docs/ontap/ ontap_index.shtml Snapshotコピーのデフォルト設定に必要な変更ボリュームを作成すると Data ONTAPによりSnapshot コピーのスケジュールが自動的設定され そのためのスペースがリザーブされます ボリューム内のLUNに対する上書きが失敗しないようにするためには これらのデフォルト設定を変更する必要があります Data ONTAPの Snapshotコピーは SnapMirror 機能 SyncMirror 機能 ダンプとリストア ndmpcopyなど 多くのオプション機能で必要となります ボリュームの作成時には Data ONTAPによって以下のタスクが自動的に実行されます Snapshotコピー用にスペースの 20% をリザーブ Snapshotコピーのスケジュール Data ONTAPで Snapshot コピーを作成する内部スケジュールメカニズムでは LUN 内のデータの整合性が保証されません したがって 次のタスクを実行して Snapshotコピーの各設定を変更することを推奨します 自動 Snapshotコピーのスケジュールをオフにする 既存のSnapshotコピーをすべて削除する Snapshotコピー用のリザーブスペースの割合をゼロに設定する

56 56 Block Access Management Guide for iscsi and FC タスクが終了したら create_ucode ボリュームが有効になっていることを確認します 次のトピック自動 Snapshotコピーのスケジュールの無効化ボリューム内の全 Snapshotコピーの削除スナップリザーブスペースの割合をゼロに設定 自動 Snapshotコピーのスケジュールの無効化 LUNを含むボリュームを作成する場合は 自動 Snapshotコピーのスケジュールを無効にして 設定を確認します 手順 1. Snapshot 自動コピースケジュールを無効化するには 次のコマンドを入力します snap sched volname 例 snap sched vol このコマンドにより 毎週 毎夜 毎時のSnapshotoコピーがスケジュールされなくなるので Snapshotコピースケジュールがオフに切り替わります この場合でも snapコマンドを使用することで Snapshotコピーを手動で作成できます 2. 自動 Snapshotコピースケジュールがオフに設定されていることを確認するには 次のコマンドを入力します snap sched [volname] 例 snap sched vol1 次のようなメッセージが表示されます Volume vol1: ボリューム内の全 Snapshot コピーの削除 LUNを含むボリュームを作成するときは ボリュームにある既存のSnapshotコピーをすべて削除します

57 ストレージプロビジョニング 57 手順 1. 次のコマンドを入力します snap delete -a volname スナップリザーブスペースの割合をゼロに設定 LUNを含むボリュームを作成するときは Snapshot コピー用のリザーブスペースの割合をゼロに設定します 手順 1. 割合を設定するには 次のコマンドを入力します snap reserve volname percent 例 snap reserve vol 設定されている割合を確認するには 次のコマンドを入力します snap reserve [volname] 例 snap reserve vol1 次のようなメッセージが表示されます Volume vol1: current snapshot reserve is 0% or 0 k-bytes. create_ucodeボリュームオプションの確認 create_ucode ボリュームオプションが有効になっていることを確認するには vol status コマンドを使用します 手順 1. create_ucode オプションが有効 (on) になっていることを確認するには 次のコマンドを入力します vol status [volname] -v 例 vol status vol1 -v

58 58 Block Access Management Guide for iscsi and FC メモ : ボリュームを指定しないと すべてのボリュームのステータスが表示されます 次の出力例は create_ucode オプションが on になっていることを示しています Volume State Status Options vol1 online normal nosnap=off, nosnapdir=off, minra=off, no_atime_update=off, snapmirrored=off, raidsize=8, nvfail=off, resyncsnaptime=60,create_ucode=on convert_ucode=off, maxdirsize=10240, fs_size_fixed=off, create_reserved=on raid_type=raid4 Plex /vol/vol1/plex0: online, normal, active RAID group /vol/vol1/plex0/rg0: normal 必要に応じて create_ucode ボリュームオプションを有効にします create_ucodeボリュームオプションの有効化 Data ONTAPでは LUNを含むボリュームまたはqtree のパスをUnicode 形式にする必要があります ボリュームの作成時には このオプションはデフォルトで Off になっています LUNを含むボリュームに対しては このオプションを有効にすることが重要です 手順 1. create_ucode オプションを有効にするには 次のコマンドを入力します vol options volname create_ucode on 例 vol options vol1 create_ucode on シンプロビジョニングLUNをオンラインで保持 LUNのスペースが不足し 格納するボリュームが自動的に大きくならない場合 LUNはオフラインになります スペース不足の状態でもLUNオンラインを維持するには LUN option -e space_alloc to enableに設定します このタスクについて

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