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1 インドネシア共和国市民警察活動 (POLMAS) 全国展開プロジェクト中間レビュー調査報告書 平成 27 年 3 月 (2015 年 ) 独立行政法人国際協力機構 産業開発 公共政策部 産公 JR

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3 インドネシア共和国市民警察活動 (POLMAS) 全国展開プロジェクト中間レビュー調査報告書 平成 27 年 3 月 (2015 年 ) 独立行政法人国際協力機構 産業開発 公共政策部

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5 序 文 インドネシア共和国 ( 以下 インドネシア と記す ) では 民主化に向けた改革の一環として 2000 年 8 月 警察軍が国軍から分離され 大統領直轄の国家警察へと移行しました 分離後の国家警察 (INP) は 国内で多発する犯罪に対応して市民の安全を確保し 市民に信頼される市民警察化に向けてさまざまな改革に取り組んでいます わが国は インドネシア国政府の要望に応え 2001 年に国家警察長官アドバイザーの派遣を開始し 国別研修や技術協力プロジェクト等の実施を通じて 国家警察の組織 制度改革に対する支援を実施してきております 2002 年から 2 期にわたり実施してきた 市民警察活動促進プロジェクト では ブカシ警察署を活動の拠点とし 組織運営 交番活動 現場活動等の分野において人材育成を支援し 市民警察活動のモデル確立に取り組んできました 現在 市民警察活動促進プロジェクト の経験を基に 市民警察活動 (POLMAS) 全国展開プロジェクト を 2012 年 10 月 1 日から 2017 年 9 月 30 日まで実施中であり 犯罪の防止 検挙に取り組み 市民に優しく 地域社会に密着した警察活動を指すインドネシア版市民警察活動 (POLMAS) を全国に展開するための体制整備を進めています プロジェクト開始から 2 年 4 カ月を経過し プロジェクトの進捗状況 目標の達成見込みを確認するとともに 今後の活動の進め方についてインドネシア側関係者と協議することを目的として 2015 年 2 月 15 日から同月 28 日 3 月 22 日から同月 30 日まで中間レビュー調査を実施しました 本報告書は 同調査団による協議結果及び評価結果を取りまとめたものであり 今後の協力実施にあたって広く関係者に活用されることを願うものです 終わりに 本調査にご協力並びにご支援をいただいた関係者各位に 心より感謝申し上げます 平成 27 年 3 月 独立行政法人国際協力機構産業開発 公共政策部長植嶋卓巳

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7 目 次 序文目次写真略語表 評価調査結果要約表 第 1 章中間レビュー調査の概要 プロジェクトの概要 背景 プロジェクトの要約 プロジェクトの対象地域 プロジェクトのコンセプト 中間レビュー調査の目的 調査団メンバー 現地調査日程 評価の方法 評価の手順と手法 情報源 主要面談者 ミニッツ (M/M) の署名 9 第 2 章プロジェクトの実績 投入 日本側 インドネシア側 成果 ( アウトプット ) 成果 ( アウトプット ) 成果 ( アウトプット ) 成果 ( アウトプット ) プロジェクト目標 16 第 3 章実施プロセス 活動の進捗 技術移転 / キャパシティ ディベロップメント プロジェクトマネジメント オーナーシップ 24

8 第 4 章評価 5 項目による評価結果 妥当性 有効性 効率性 インパクト 持続性 31 第 5 章貢献要因 問題点及び問題を惹起した要因 貢献要因 計画に関すること 実施プロセスに関すること 問題点及び問題を惹起した要因 計画に関すること 実施プロセスに関すること 35 第 6 章結論及び提言 結論 提言 ( 今後の検討事項含む ) 36 第 7 章団長所感 39 付属資料 1-1 PDM Ver.1( 英 ) PDM Ver.1( 和 ) PDM Ver.2( 英 ) PDM Ver.2( 和 ) 49 3 インドネシア国家警察組織図 51 4 インドネシア国家警察の警察官数 警察職員数 52 5 インドネシア国家警察階級一覧表 巡回連絡の概略 問題解決活動の概略 業務管理の概略 業務管理の概略 市民警察活動全国展開プロジェクト推進コンポーネント 60 8 ブカシ研修モジュール目次例 ( 仮訳 ) 年 10 月 ( 新フェーズ ) 以降の現地国内研修実施状況 調査日程 ( 第一次調査 ) 調査日程 ( 第二次調査 ) 評価グリッド ( 和 ) 主要面談者リスト 72

9 13 ミニッツ 日本側投入実績 インドネシア側投入実績 三者会議メンバーリスト 国家警察教育機関概要一覧表 教育機関体系表 年各州警察本部が実施予定の専門研修 ( 専科教養 ) 活動の計画と実績 (PO) タスクフォース ( 三者会議 ) 実施状況 インドネシア警察サクラの会 (ISI) メンバー一覧 ( 本邦研修全参加者リスト ) PDM Ver.3( 英 ) PDM Ver.3( 和 ) PDM 改訂ポイント一覧 現行 PDM(Ver.2) と改訂 PDM(Ver.3) 比較 182

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11 写 真 1.KOBAN Jatimulya( 駐在所型 ) 2.KOBAN Bantar Jaya( 駐在所型 ) 3. メトロ ブカシ署鑑識ラボ 4. 教育総局との協議 5. 治安確立局との協議 6. 計画担当次長局との協議

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13 略語表 略語 正式表記 ( インドネシア語 英語 ) 和文 BAPPENAS Badan Perencanaan Pembangunan Nasional (National Development Planning Agency) 国家開発計画庁 市民指導 分署レベルは市民指導係 Binmas Pembinaan Msyarakat の造語 (Civilian Guidance Unit) 本署レベル (Civilian Guidance) は市民指導課 (Civilian Guidance Section) を設置 BKPM Balai Kemitraan Polisi dan Masyarakat 警察 市民パートナーシップ センタ (Police-Citizen Partnership Center) ー ( 交番型と駐在所型がある ) BPRs Bekasi Police Resorts 両ブカシ警察署 ( メトロ署と県署 ) C/P Counterpart Personnel カウンターパート FKPM Forum Kemitraan Polisi dan Masyarakat 警察 市民パートナーシップ フォー (Police-Community Partnership Forum) ラム ( 交番運営委員会 ) IHT In-house Training インハウス トレーニング INP Indonesian National Police インドネシア国家警察 IOM International Organization of Migration 国際移住機関 ISI Ikatan Sakura Indonesia インドネシア警察サクラの会 ( 警察分 (Indonesia Sakura Association) 野の JICA 帰国研修員組織 ) JCC Joint Coordinating Committee 合同調整委員会 KOBAN Koordinator Bantuan Keamanan 交番 MM Man Month 人月 M/M Minutes of Meeting ミニッツ 協議議事録 PDM Project Design Matrix プロジェクト デザイン マトリックス PO Plan of Operations 活動計画 POLDA Kepolisian Daerah (Regional Police Department) 州警察本部 POLMAS Perpolisian Masyarakat(Community Policing by the Indonesian Police) インドネシア版市民警察活動 POLPOS Pos Polisi(Police Field Office) 警察官派出所 POLRES Kepolisian Resor(Police Resort) 警察署 POLSEK Kepolisian Sektor(Police Sector) 分署 Polsubsector Police Sub-Sector 警察官詰所 R/D Record of Discussions 討議議事録

14 RPJMN SPKT SPN Rencana Pembangunan Jangka Menengah Nasional (National Medium Term Development 国家中期開発計画 Plan Sentra Pelayanan Kepolisian Terpadu 総合市民応接センター / 統合的警察 (Integrated Citizens Reception Center/ サービスセンター Integrated Police Service Center) Sekolah Polisi Negara(National Police School) 初任科学校 STIK Sekolah Tinggi Ilmu Kepolisian 警察大学院大学

15 評価調査結果要約表 1. 案件の概要 国名 : インドネシア共和国 分野 : ガバナンス - 公共安全 案件名 : 市民警察活動 (POLMAS) 全国展開プロジェクト 援助形態 : 技術協力プロジェクト 所轄部署 : 産業開発 公共政策部 協力金額 ( 評価時点 ): 約 6.5 億円 協力期間 2012 年 10 月 01 日 ~ 2017 年 09 月 30 日 (5 年間 ) 先方関係機関 : インドネシア国家警察 (INP) 本部日本側協力機関 : 警察庁他の関連協力 : 個別専門家 インドネシア国家警察長官アドバイザー / インドネシア国家警察改革支援プログラム マネージャー 国別研修 インドネシア警察行政比較セミナー 1-1 協力の背景と概要 2000 年に国家警察 (Indonesian National Police:INP) は国軍から分離独立した後 インドネシア 共和国 ( 以下 インドネシア と記す ) 政府からの警察改革に係る協力要請を受け JICA は 2002 年よりブカシ警察署において市民警察活動のモデルを構築すべく 2 期のフェーズにわたるプロジ ェクトを通じて技術協力を行ってきた ブカシ警察署において構築された市民警察活動モデルを活 用し 全国レベルにおけるインドネシア版市民警察活動 (POLMAS) の実践を促進するために 市 民警察活動 (POLMAS) 全国展開プロジェクト が 2012 年 10 月より開始された 今般 5 年間の プロジェクト期間の折り返し地点を迎えたことから 中間レビュー調査を実施した 1-2 協力内容 (1) 上位目標インドネシア版市民警察活動 (POLMAS) を実践する州が増える (2) プロジェクト目標 POLMAS を全国レベルで実施するための体制が構築される (3) 成果 1)POLMAS 活動強化のための具体的な運用規程 制度が整備される 2)POLMAS 活動を指導できる警察官が継続的に育成される 3) ブカシ警察署における先進モデルとしての POLMAS 活動が強化される (4) 投入 ( 評価時点 ) 1) 日本側 : 専門家派遣 (2014 年度末時点 ): 長期専門家合計 9 名 (172.4 MM) 短期専門家合計 11 名 (20.45 MM) 研修員受入 : 合計 45 名 i

16 機材供与 : なし現地活動費 : 合計 8,783,013,608 ルピア (=8,122 万円 ) 2014 年 12 月末時点 2) 相手国側 : カウンターパート (C/P) 配置 : プロジェクト担当官 (JCC メンバーに相当 )7 名 主要 C/P ( 治安確立局 教育総局 警察大学院大学 (STIK) 警察指揮幕僚学校初級幹部専科 (SESPINMA) 刑事局鑑識課 メトロ ブカシ メトロ警察署 ブカシ 県警察署 ジャカルタ警視庁等 ) 三者会議メンバー等執務室及び付帯施設 : 専門家執務スペースローカルコスト負担 : プロジェクト活動費の一部負担 執務室の電気 水道 鑑識研修 検定に必要な資機材等 2. 評価調査団の概要 1 総括大久保晶光 JICA 産業開発 公共政策部法 司法チーム課長 2 警察協力半田新一朗警察庁長官官房国際課国際協力室長調査者 3 評価企画山本哲也 JICA 産業開発 公共政策部法 司法チーム主任調査役 4 評価分析荻野有子株式会社コーエイ総合研究所主任コンサルタント * 警察庁長官官房国際課より宮崎修一警察庁警部も 警察協力 2 として参加した 第一次現地調査 2015 年 2 月 15~28 日評価種類 : 調査期間 第二次現地調査 2015 年 3 中間レビュー調査月 22~30 日 3. 評価結果の概要 3-1 実績の確認 (1) 成果 ( アウトプット ) 成果 1 指標に照らし順調に進展している 指標 1-1: 全州への POLMAS 実践を指示した長官通達 POLMAS 関連規定 ( 長官最終決済待ち ) 鑑識検定決定書等にみられるとおり 本プロジェクトの成果を明確に反映した運用規定や制度が整備されてきた 指標 1-2: 国家鑑識検定の実施も既に目標 (5 回 ) を達成済みである 成果 2 指標に照らして順調に進展している 指標 2-1: POLMAS 研修カリキュラムは策定済みで モジュール ( 教科書 ) 教材も作成し 現地国内研修のみならず教育総局の通常プログラムにも正式に活用されている 指標 2-2: POLAS 研修受講者数は 目標の 51.4% を達成している 指標 2-3: 研修受講者の所属先のほぼすべてにおいて POLMAS 研修実施が確認され 組織的に伝播に向けた活動 (In-House Training:IHT) が始まっている州もある 成果 3 緊急受理通報記録( 指標 3-3) のを除き 指標に照らしておおむね順調である 指標 3-1: 訪問先において実施した市民に対するインタビュー等から 日頃から良い関係を保っており 警察活動に対する信頼が厚いことが確認された 地域コミュニティの警察活動に対する信頼確保に向けた活動の継続により信頼も継続すると見込まれる 指標 3-2: 業務管理実施率も 全体平均では目標値をほぼ達成している ただし 警察 市民パ ii

17 ートナーシップ センター (BKPM) ポルサブセクトール長の実施率向上が課題 指標 3-3: 緊急通報受理記録数については 通報自体が少ないため機能していない 本指標を削除し 信頼向上 = 警察への通報が増える を示す代替指標の設定 ( 例 : 問題解決件数 ) を提案する (2) プロジェクト目標プロジェクト目標は 指標に照らし順調に進展している 指標 1: 長官指定 10 州のすべてにおいて フォローアップ等を通じ POLMAS 活動が積極的に行われていることを確認している 指標 2: 国家鑑識検定合格者も 273 人と 目標 (150 人 ) を達成済みである 指標 3: 現地国内研修実施後 ほぼすべての受講者が 程度の差こそあれ 習得事項を業務に着実に反映させていることをフォローアップ等を通じて確認している さらに 本プロジェクト成果の教育総局の既存の教育訓練プログラムへの統合も順調に進展している (3) 上位目標全州を対象として POLMAS 実践を指示した長官通達や 新 POLMAS 規定の発出といった政策面での推進に加え 長官指定パイロット 10 州に対して プロジェクト活動を展開していることから 現時点でも一定程度の普及は既に始まっており プロジェクト終了後における指標の達成見込みはある 3-2 評価結果の要約 (1) 妥当性本プロジェクトの妥当性は インドネシア側政策に照らしますます高くなっている 国家中期開発計画 (2015~2019 年 ) に POLMAS 活動強化が明記され インドネシア国家警察基本戦略 2005~2025 年 に基づき策定された インドネシア国家警察戦略計画 (2015~2019 年 ) においても 防犯を重視する という政策の下 POLMAS の重要性が高まっており 実績ターゲット ( 主要実績指標を伴う ) 資金調達枠組みのなかに含まれている 一村一バビン制度の推進 バビンの人数増加 バビン活動手当の実現やバビン装備機材の充実など POLMAS の最先鋒であるバビンを対象とした支援政策がある また 国家警察職員は 国家警察の政策により POLMAS を推進する責務があるため 市民警察活動の実践において有効な 1 巡回連絡 2 問題解決 3 業務管理システムを導入した本プロジェクトは ターゲットグループである国家警察職員のニーズに即している プロジェクトのアプローチも効果的にデザインされており 政策に対する支援は有効に機能している (2) 有効性プロジェクト目標は 指標に照らし順調に進展している 全国普及の体制構築を更に進めることにより プロジェクト目標達成見込みは高くなることが期待される ただし プロジェクト目標達成の外部条件 研修を受けた警察官の配属先が POLMAS 実践に理解を示す については iii

18 州警察本部長や幹部職員の異動など リスクもあるため楽観視はできない (3) 効率性本プロジェクトは 効率的に実施されてきた 研修実施における現地インストラクターや国家警察既存施策 ( 教育総局の通常研修プログラム等 ) の積極活用 行政や地元企業からの協力による駐在所等の建設に加え 新 POLMAS 規定策定については他ドナー 国際移住機関 (International Organization of Migration:IOM) との協働により費用対効果を高めている プロジェクト後半では 全国レベルの普及体制構築を念頭に 同プロジェクト目標達成に資する活動に対し 重点的に投入を行うことにより より高い効率性が見込まれる (4) インパクト上位目標である インドネシア版市民警察活動 (POLMAS) を実践する州が増える については 既に一定の全国普及は始まっている また 行政 地域住民の支援を受けて交番及び駐在所型施設を設置する動きや バビン活動手当の支給実現 犯罪発生件数減少といった正の波及効果も認められる プロジェクト後半では インドネシア側による自立した全国展開を可能とする体制 / システムの構築を更に進めることにより 上位目標達成の見込みがより高まる (5) 持続性政策 制度面での持続性が見込め 組織 人材面及び予算面でも 進展がみられる 他方 現地国内研修 / ブカシ研修のもつ機能の持続性について検討する必要がある 1) 政策 制度面 POLMAS:POLMAS 推進に係る現行の政策 制度面の環境は 今後も継続して良好な見込みである POLMAS の政策における重要性はますます増しており 一村一バビン制度の推進 バビン活動手当等 POLMAS 推進に直結した政策が実行に移されている 他方 長官指定は 10 州 17 署から 12 州 36 署 ( 決済待ち ) へと拡大しているが 本プロジェクトのパイロット州という位置づけであり プロジェクト終了後のインドネシア側による普及計画等については現時点では確認されない なお ここでいう普及計画とは 本プロジェクトの成果 特にブカシ型 POLMAS を取り入れたかたちでの POLMAS 普及を意味する 鑑識 : 検定制度 教材 検定員を規定した鑑識検定決定書 (2013 年 6 月 13 日付 ) が発出されている ただし プロジェクト終了後のインドネシア側による研修 検定実施計画については 現時点では確認されていない 2) 組織 人材 POLMAS: 教育訓練機関における カリキュラム モジュール等の統合は順調に進展している 人材については パイロット州は縦ライン研修 フォローアップを通じて育成している 各種学校の教官の現地国内研修も実施し 能力強化を進めている 他方 縦ラインを対象とした現地国内研修 / ブカシ研修については プロジェクト終了後どのようなかたちで持続できるのか 可能なかたちを検討する必要がある また 現在プロジェクト活動を推進する人材の 今後の異動や停年退職等を考慮し さらに計画的な人材の育 iv

19 成を行う必要が見込まれる 鑑識 : ブカシ両署に先行プロジェクトを通じて育成したインストラクターが各 3 名おり 鑑識課のスタッフも出張研修 検定の講師としての参加を通じ 人材育成がなされている 採取した指紋の照合技術育成の重要性にかんがみ 指紋採取に加え 照合技術についても研修を開始し人材育成を行っている ただし 指紋照合については 長期間の熟練を必要とすることから 本プロジェクトにおいて検定制度の構築は視野に入れていない 3) 財政 POLMAS:2015 年から 2019 年の国家警察戦略計画では POLMAS に関連する 安全醸成潜在力活性化プログラム 予算が拡大傾向にある 国家警察官教育研修プログラム 国家警察設備資機材向上プログラム についても同様である また バビン活動手当のような現場オペレーション予算に加え 人材育成予算についても教育総局主管による訓練機関の通常プログラムや 州本部で例年実施される専科教養プログラムがあり 予算の継続的な確保 ( 研修の継続的な実施 ) が見込まれる ただし 既述のとおり 現地国内研修 / ブカシ研修の将来的な実施のあり方に応じ 必要な予算を確保する必要がある 鑑識 : 鑑識課では 予算獲得に向けたアクション ( 予算申請 予算費目の柔軟化等 ) が取られており 余剰予算を活用した活動実績もあることから 今後の進展が期待される また 鑑識研修 検定並びに実際に指紋採取を実践するうえで必要な資機材については 各州本部の既存資機材を今後も活用できる 国家警察の通常キットが使えるように研修しており 資機材面での持続性はある 3-3 効果発現に貢献した要因 (1) 計画内容に関すること インドネシア国家警察が推進する POLMAS 政策を支援する位置づけであることを明確に打ち出した その結果 本プロジェクトは政策支援として有効に機能している (2) 実施プロセスに関すること JICA 治安確立局 教育総局メンバーで構成する三者会議を設置した 同会議のプロセスを通じ プロジェクトの成果を長官決定というかたちで国家警察の中枢に反映させるなど プロジェクトの円滑な実施に貢献している JICA 専門家は インドネシア語でコミュニケーションを取ることで 相互理解の促進や 良好な関係構築に大きく寄与している 国別特設研修参加者を中心とした同窓会 インドネシア警察サクラの会(ISI) のメンバーは プロジェクト活動の推進に尽力し 現地国内研修の指導員を務めるなど 本プロジェクトに直接 間接的に大きく貢献している 3-4 問題点及び問題を惹起した要因 (1) 計画内容に関すること 成果 3 の緊急通報受理記録数については 110 制度の認知度が低く緊急通報自体が入らない現状を考慮すると 活動計画に含めることの妥当性について 事前に精査することが望まし v

20 かった (2) 実施プロセスに関すること特になし 3-5 結論本プロジェクト活動の進捗は 総じて順調である 当初計画のとおり インドネシア側の POLMAS 推進政策を支援する 政策支援プロジェクト として有効に機能している 他方 本プロジェクトは インドネシア側による POLMAS の全国展開を可能にする体制 / システムの構築が目標であるため インドネシア側のイニシアティブによる全国普及計画 アプローチ ( 本プロジェクトの成果 特にブカシ型 POLMAS を取り入れた形での POLMAS 普及 ) が重要である プロジェクトの前半においては 普及アプローチの確立に資する多くの進展が既にみられている 引き続き 各州警察本部 警察署等の管轄区域の広大さ 地域特性の多様性等に配慮しつつ プロジェクト終了後の普及を可能にする体制 / システム / 仕組みづくりを進めることができれば 本プロジェクトの目標は達成見込みが高く また その先の上位目標も達成可能とみられる 3-6 提言 (1) プロジェクト目標 / プロジェクト終了時の到達点 1 プロジェクト前半の成果等を踏まえつつ プロジェクト後半では 本プロジェクトの目標 (= プロジェクト終了時点の到達点 ) について インドネシア側関係者とより具体的なイメージのすり合わせが必要である (2)POLMAS の全国展開に向けた環境 基盤の整備 ( 予算 人材等 ) 1 予算については 2015 年 1 月より バビン活動手当の配賦が開始された これは 本プロジェクトで育成した人材が現場で POLMAS を実践することの後押しになるものである 国家警察には 引き続き POLMAS の全国展開を推進するために必要な予算措置を期待したい 2 人材については 本邦研修参加者の POLMAS 関連部署への配置がみられる 研修参加者の有効活用という観点からも 国家警察には 引き続き 研修参加者の POLMAS 関連部署への配置を期待したい (3)POLMAS の全国展開に向けた普及計画 アプローチの検討 策定 総論 1 プロジェクトにて実施中の 現地国内研修 / ブカシ研修と その後のフォローアップ活動 というアプローチを通じ パイロット州においては 研修参加者の所属先における普及や 州内 所轄内への普及に有効な IHT を実施するための能力強化が図られている そのため 本アプローチによりパイロット州内の普及メカニズムは確保することが可能とみられる また 本アプローチは継続することが望ましい 2 本プロジェクト終了後の全州普及については 国家警察 ( 治安確立局 教育総局 ) の更なる vi

21 イニシアティブが求められるが 現時点では 普及計画策定 ( 予定 ) 等は確認できていない プロジェクトの現時点の成果を踏まえつつ インドネシアによる普及計画 アプローチについて プロジェクト後半において検討 策定を支援することが必要である 3 普及計画 アプローチの検討 策定にあたっては プロジェクト前半の進捗状況等も踏まえつつ プロジェクト終了後もインドネシア側により パイロット州のみならず その他の州への普及に向けた体制 / システムの構築に必要な要素を確認していく必要がある ( 政策 制度 組織 人員 予算 仕組み等 ) プロジェクトのアプローチと教育総局の通常研修プログラム 4 普及計画 アプローチとして 現在のプロジェクトのアプローチ ( ブカシ研修及びフォローアップ活動 ) を採用する場合には プロジェクト後半において 同アプローチの継続性 持続性にも留意していくことが必要である 5 なお プロジェクトで開発した教材等は 教育総局の通常研修プログラムにおいて採用されている現状や 同研修プログラムは国家警察により予算措置がなされていることを踏まえれば 教育総局の研修プログラムを通じた全国普及は有効と考えられる そのため 今後も教育総局の研修プログラムへの関与を継続することが望ましい 特に 関連の高い市民指導専科学校については 研修内容の更なる充実化も検討されたい 6 また プロジェクトのアプローチで実施している内容と 教育総局の通常研修プログラムで実施している内容との関連性を分析し プロジェクトのアプローチの全部または一部を教育総局の研修プログラムに統合化していくことを検討されたい ブカシ研修/ 現地国内研修 / 縦ライン研修 7 本プロジェクトの胆でもある ブカシ研修 ( 現地国内研修 / 縦ライン研修 ) については プロジェクト終了後の役割 持続性等について検討する必要がある (4) 鑑識 1 鑑識研修 検定制度の刑事専科学校への反映の可能性について 引き続き 検討を進めていくことが望ましい 2 プロジェクト期間中に可能な指紋採取研修及び照合研修の範囲についても検討することが望ましい 3 現在行われている指紋採取に係る出張型の研修 検定制度の持続性についても 検討することが求められる (5) プロジェクト デザイン マトリックス (PDM) 及び活動計画 (PO) の修正 1 中間レビュー調査の結果に基づき PDM(Project Design Matrix) の指標の修正を行う 2 また 本プロジェクトの主要活動で 実施 計画されているにもかかわらず現 PO(Plan of Operations) に記載がないものを追記する ( 指紋照合研修 IHT に向けたキャパシティビルディング等を想定 ) vii

22 (6) 第三者調査による意識調査 1 過去に実施してきたニールセン調査が候補の一つとして考えられるが 警察活動のなかでも本プロジェクトとの因果関係が明確な質問項目を精査し より効率的なかたちでの実施を検討する 2 併せて 問題解決件数等の指標で 市民の信頼向上度合いを確認する 上記提言のうち 特に (1) の1 (3) の3 及び6については 本中間レビュー終了後 適切な時期に インドネシア側 日本側で議論する viii

23 第 1 章中間レビュー調査の概要 1-1 プロジェクトの概要 背景インドネシア共和国 ( 以下 インドネシア と記す ) においては 国軍 ( 陸 海 空 警察 ) が過去 30 年余りにわたって治安維持の責任を担ってきたが 2000 年 8 月の国民協議会の決定により国家警察は国軍から正式に分離独立し 国内治安の責任を委ねられる大統領の直轄機関として再編された 警察改革はスハルト政権以降の一連の改革のなかでも 国家の民主化を示すうえで極めて重要な位置を占めるものであり 分離独立後の国家警察 (Indonesian National Police:INP) にとって 国内治安を維持するとともに国内で多発する一般犯罪に対応して市民の安全を確保し 市民に信頼される市民警察としてのサービスを提供することが大きな課題となっている インドネシア政府からの協力要請を受けて JICA はブカシ警察署を拠点とした 市民警察活動促進プロジェクト を 2002~2007 年 ( フェーズ 1) 及び 2007~2012 年 ( フェーズ 2) の 2 期にわたり実施してきた 同プロジェクトでは 組織運営 交番活動 現場鑑識等の分野での人材育成を行うとともに インドネシア型交番 (Police-Citizen Partnership Center:BKPM) を拠点とする市民や地域社会に密着した警察活動の導入を通じて ブカシ警察署を市民警察活動のモデルとするための取り組みを行ってきた わが国や他ドナーによる市民警察化への協力を踏まえて INP は 2005 年 インドネシア国家警察の責務遂行における POLMAS モデルの運用に関する政策及び戦略 ( 長官通達第 737 号 ) を発出し 住民や地域社会との協働によるインドネシア版市民警察活動 POLMAS 推進を掲げている しかしながら 現場レベルでは 理念と実践の乖離 実際の制度 運用面の格差などの問題が指摘されており 地域社会 市民へのインドネシア版市民警察活動 (Perpolisian Masyarakat: POLMAS) に関する政策の周知並びに国家警察職員の市民警察活動に係る知識 意識の向上が課題となっている 本プロジェクトは これら INP による POLMAS 政策の推進を 1POLMAS 活動の全国制度化 2 教育訓練を通じた人材育成 3 現場活動 ( 鑑識や交番活動を含む ) に係る先行モデルであるブカシ警察署の機能強化を通じての POLMAS 好事例の提示 (INP 本部へのフィードバック ) という 3 側面から支援することをめざすものである 本プロジェクトは 2012 年 10 月から 2017 年 9 月までの予定で実施中である 過去 10 年にわたるジャカルタ近郊ブカシにおける市民警察分野の協力成果を基盤として INP 長官により指定されたパイロット 10 州 17 警察署を主な対象とし POLMAS を普及 展開するための活動を実施してきている 現在 本プロジェクトでは 長期専門家 5 名 ( プロジェクトリーダー / 人材練成 プロジェクトサブリーダー / 組織運営 現場人材練成 総合現場警察活動 総合鑑識技能練成 業務調整 / 研修 ) を派遣中である また 本プロジェクトを含む インドネシア国家警察改革支援プログラム を取りまとめる長期専門家 1 名 ( インドネシア国家警察長官アドバイザー / インドネシア国家警察改革支援プログラム マネジャー ) も派遣中である 今回実施する中間レビュー調査は 5 年間のプロジェクト期間の折り返し地点を迎え プロジェクト活動の実績 実施プロセス 成果及び目標の達成見込みを確認するとともに 評価 5 項目 ( 妥当性 有効性 効率性 インパクト 持続性 ) の観点からレビューを行う また その結果を踏まえ 今後のプロジェクト活動に対する提言や活動方針等を検討し プロジェクト関係者間で合意す -1-

24 ることを目的とする なお 本中間レビュー調査は プロジェクト専門家の交代時期を考慮し 現地派遣期間を 2 回に分けて実施する 第一次現地調査では プロジェクト関係者へのヒアリングやサイト視察等を通じて情報やデータの収集 整理 分析を行うことが中心となる また 第二次現地調査は 第一次現地調査の結果を踏まえ レビュー結果や今後のプロジェクト活動に対する方針等についてインドネシア側との協議を行うことが中心となる プロジェクトの要約プロジェクトは 現行プロジェクト デザイン マトリクス (Project Design Matrix:PDM) 第 2 版 (2013 年 11 月 15 日改訂 ) において 以下のように要約される なお PDM 第 1 版及び第 2 版は付属資料 1 及び 2 参照 プロジェクトの要約 上位目標 プロジェクト目標 インドネシア版市民警察活動 (POLMAS) を実践する州が増える POLMAS を全国レベルで実施するための体制が構築される 1. POLMAS 活動強化のための具体的な運用規程 制度が整備される 成果 2. POLMAS 活動を指導できる警察官が継続的に育成される 3. ブカシ警察署における先進モデルとしての POLMAS 活動が強化される 注 : 上位目標はプロジェクト終了 3~5 年後に プロジェクト目標はプロジェクト終了までに達成が期待される目標 プロジェクトの対象地域本プロジェクトのパイロット対象地域として 国家警察長官決定 2013 年 11 月第 789 号において 10 の州警察本部と 17 の警察署が指定された これに伴い プロジェクトでは それまで支援を傾注してきた拠点州 ( ジャカルタ警視庁 中部ジャワ州 アチェ州 西スマトラ州 リアウ州 西ヌサ トゥンガラ州 南東スラウェシ州 ) を発展的に解消し 長官指定の 10 州警察本部と 17 警察署をパイロットとして重点的に支援している また 2015 年 2 月には 12 州 36 署に拡大することが決定され 長官通達の発出を待っているところである 1 長官指定の 10 州 17 署は次の地図のとおり 1 現行 10 州に加え 新たに南カリマンタン州 西ヌサ トゥンガラ州の 2 州を追加し 各州 3 署の合計 36 署に拡大する予定である -2-

25 -3- 出所 : プロジェクト

26 1-1-4 プロジェクトのコンセプト (1) 国家警察改革支援プログラム本プロジェクトは 長年にわたる 国家警察改革支援プログラム の一環として位置づけられる 国家警察が国軍からの分離独立直後の 2001 年より 技術協力プロジェクト 無償資金協力 個別専門家派遣 個別研修を通じ 国家警察の組織 制度 人員の改革を通じた民主的な国家警察への変革を支援する活動を継続的に実施してきた 国家警察長官アドバイザーをはじめとする専門家派遣 国別特設及び現地国内研修に加え バリにおける 安心なまちづくりプロジェクト ジャカルタ警視庁ブカシ警察署を拠点とした 市民警察活動促進プロジェクト ( フェーズ 1 及びフェーズ 2 の 2 期にわたり実施 ) 等の技術協力プロジェクトを実施してきている 本プロジェクトは ブカシ警察署を拠点としてきた技術協力プロジェクトのフェーズ 3 に相当するもので 先行フェーズや関連協力の成果を踏まえ 市民警察活動の全国展開に向けた体制構築を目的とするものである フェーズ 1 と 2 の 要約は以下のとおり 先行技術協力プロジェクト ( フェーズ 1 及びフェーズ 2) の要約 プロジェクト名 市民警察活動促進プロジェクト ( フェーズ 1)(2002~2007 年 ) 市民警察活動促進プロジェクト ( フェーズ 2)(2007~2012 年 ) 上位目標 インドネシア国各地の警察署と警察職員により市民警察 ( 注 1) としての活動が展開される インドネシア各地の警察署と警察署員によりそれぞれの地域特性に応じた適切な市民警察活動が展開されるための実効力のある仕組み 体制が確立する プロジェクト目標 モデル警察署 であるブカシ警察署において 市民警察としての活動が実施される モデル警察署 であるブカシ警察署において 市民からの基本的信頼が得られるための 市民警察活動 が強化される 成果 ( アウトプット ) 1. モデル警察署 たるブカシ警察署 ( 注 2) の市民警察としての組織運営能力が向上する 2. 同警察署の現場鑑識業務が改善される 3. 同警察署の通信指令体制が改善される 4. 組織運営 現場鑑識 通信指令 に関連した訓練プログラムが整備改善される 1. ブカシ警察署幹部の業務管理能力が向上する 2. ブカシ警察署において 市民警察化に向けた現場での警察活動の機能が改善される 3. 地域住民や地方行政機関との良好な関係 ( パートナーシップ ) が構築される 4. プログラム内の連携を図り 市民警察化に向けた警察活動に関連した研修体制が整備 改善される 注 1: 市民警察としての活動 : 警察は 国民の生命 身体 財産を保護し 公共の安全と秩序の維持にあたる 責務を負っているが 任務遂行にあたり個々の警察活動が法の下の公正さをもって誠実 迅速に実施されなければならない 現場鑑識活動による物的証拠により特定された被疑者の人権保護を含む刑事司法手続きが公正に進められるなどが一例として挙げられる 具体的には 犯罪の防止 検挙に取り組み 市民に優しく 地域社会に密着した警察 の活動とし 市民の要望に対する迅速な対応かつ誠実な対応をすること 注 2:2004 年 10 月にブカシ警察署がメトロ ブカシ警察署 ブカシ県警察署に分割されたが 両警察署を対象に本プロジェクトを実施していく 本プロジェクトにおいて ブカシ警察署 はメトロ ブカシ警察署 ブカシ県警察署の両警察署を指す 出所 : 各 PDM に基づき作成 -4-

27 現在の 国家警察改革支援プログラム における主なコンポーネントは 1 国家警察長官アドバイザー / 国家警察改革支援プログラム マネジャー ( 政策提言並びに 国家警察改革支援プログラム の各コンポーネントを有機的に連携させて効果的な協力を行うためのプログラム マネジャー業務を行う ) 2 本プロジェクト 3 本邦国別特設研修から構成される (2) インドネシア国家警察 (INP) 組織概要 INP の全警察官は国家警察長官の指揮下にあり ジャカルタの国家警察本部が 31 の州警察を管轄している 州警察は POLDA(Kepolisian Daerah の略語 ) と呼ばれる州警察本部の下 警察署 (Police Resort:POLRES) 分署(Kepolisian Sektor:POLSEK) 警察官詰所(Police Sub-Sector: Polsubsektor) 2 などが設置されている 警察官は全 61 万人余り 職員も 4 万 8 千人弱 ( いずれも 2014 年時点 ) を擁する組織である 詳細は 国家警察組織図 ( 付属資料 3) 警察官 職員総数 ( 付属資料 4) 国家警察階級一覧表( 付属資料 5) 参照 (3) ブカシ型 POLMAS( ブカシモデル ) POLMAS ( インドネシア版市民警察活動 ) については インドネシア国家警察長官決定通達 (SKEP/737/X/2005) において INP の責務遂行における POLMAS モデルの運用に関する政策及び戦略が策定された その POLMAS 通達によれば INP が推進する政策 戦略である POLMAS は 以下のように定義される 3 <POLMAS の定義 > POLMAS ( インドネシア版市民警察活動 ) とは 地域社会の安全と秩序及びその住民の生活の平穏を脅かすそれぞれの社会的問題を解決する過程において POLMAS 担当官と地域住民との間で対等なパートナーシップを構築することにより 犯罪そのものを減らすとともに 犯罪への不安感を軽減させ 地域住民の生活の質の向上をめざした警察活動のことである INP の政策 戦略である POLMAS を推進するうえで 先行プロジェクト並びに本プロジェクトでは ブカシ警察署を拠点とし 1) 巡回連絡 (Door to Door System) 2) 問題解決 (Problem Solving) 3) 業務管理システム (Controlling System for Community Police Activities 4 ) を主な要素とする ブカシ型 POLMAS( ブカシモデル ) を確立してきた いずれも 国家警察において従来から行われてきた活動であるが それらをよりシステマティックに かつ 質を高めたかたちでの実践と定着を支援してきた 各要素の概略は以下のとおり 2 Polsubsector は POLPOS(Pos Polisi (Police Field Office) というインドネシア警察既存の警察官詰め所が 近年 Polsubsector と名称を変え BKPM に準じた活動を行っているところもある ( 交番型と駐在所型あり ) なお ブカシ署では BKPM という名称を Polsubsector に統一しつつある 3 国際協力機構 (JICA) インドネシア国家警察 (INP) プロジェクト ドキュメントインドネシア共和国市民警察活動促進プロジェクト < フェーズ 2> 2007 年より 4 本プロジェクトの詳細計画策定時には PDM や活動計画 (PO) において 業務管理 の英訳を Activity Report Management System 等としていたが 活動の本来の意味やインドネシア語と整合させるために 本中間レビューにおいて Controlling System for Community Police Activities と変更することとした -5-

28 1) 巡回連絡 (Door to Door System) バビン (Babinkamtibmas) 5 や BKPM 6 / 警察官詰所 (Polsubsector) 勤務の警察官が 個別に市民の家を訪問し 相談 問題解決 情報発信を行う活動で 一般世帯をくまなく訪問する点で インドネシア警察が従来から行ってきたサンバン ( 有力者を主な対象とした訪問 ) と異なる ( 付属資料 6-1 参照 ) 2) 問題解決 (Problem Solving) 警察が主体となって 地域住民の生活に危険を及ぼす犯罪 事故 災害などを未然に防止する活動や地域の身近な問題を解決することである ( 付属資料 6-2 参照 ) 3) 業務管理システム (Controlling System for Community Police Activities) バビンや BKPM/Polsubsector 勤務員による現場活動状況等を幹部が適格に把握し 適切な指揮 指導 賞揚を行って部下の能力 勤務意欲向上を図り 現場の活動を強化することによって 地域の安全確保と市民からの信頼獲得につなげる活動である ( 付属資料 6-3 参照 ) 出所 : プロジェクト (4) 市民警察活動の全国展開コンポーネント本プロジェクトでは ブカシモデルの定着をめざし 長官指定パイロット州を核とする現場執行アプローチと 警察教養システムへの統合アプローチの 2 本立てで推進している 市民警察活動の全国展開コンポーネントを示した図は付属資料 7 参照 (5) 現地国内研修 (In-country Training) プロジェクトの主要活動として 現地国内研修 (In-country Training) とそのフォローアッ 5 村を単位として活動を行う制服警察官 6 BKPM は 警察 市民パートナーシップ センターのことで 交番型と駐在所型がある -6-

29 プ等を通じ 能力強化と普及が行われている 現地国内研修には POLMAS と 鑑識 があり POLMAS 研修は原則ブカシにおいて ブカシ研修 として実施されているが ブカシ以外の場所で出張教養として実施することもある 研修対象者は 現場警察官や教育総局傘下の教育訓練機関の教官等である ブカシ研修のモジュール目次例は付属資料 8 参照 他方 鑑識については 州警察本部に出張して指紋採取研修 検定を実施しており 対象地域は長官指定パイロット州に限定されない また 指紋照合の研修も開始している 現地国内研修 実施実績は付属資料 9 参照 1-2 中間レビュー調査の目的中間レビュー調査の目的は以下のとおりである (1) 討議議事録 (Record of Discussions:R/D) PDM 及び活動計画 (Plan of Operations: PO) に基づき これまでのプロジェクト活動の実績 進捗状況 実施プロセス 成果及びプロジェクト目標 上位目標の達成見込みを整理 確認する (2) 評価 5 項目 ( 妥当性 有効性 効率性 インパクト 持続性 ) の観点からレビューを行う (3) 上記 (1) 及び (2) の結果を踏まえ 今後のプロジェクト活動に対する提言や活動方針等を検討のうえ カウンターパート (Counterpart Personnel:C/P) 機関関係者と協議する また 必要に応じ PDM を改訂する (4) 上記調査結果を関係者間で合意し 協議議事録 (Minutes of Meeting:M/M)( 英文 ) としてまとめ署名する 1-3 調査団メンバー 第一次現地調査 No 担当分野氏名所属 1 評価企画山本哲也 2 評価分析荻野有子 JICA 産業開発 公共政策部法 司法チーム主任調査役 株式会社コーエイ総合研究所主任コンサルタント 第二次現地調査 No 担当分野 氏名 所属 1 総 括 大久保晶光 JICA 産業開発 公共政策部法 司法チーム課長 2 警察協力 半田新一朗 警察庁長官官房国際課国際協力室長 3 評価企画 山本哲也 JICA 産業開発 公共政策部法 司法チーム主任調査役 4 評価分析 荻野有子 株式会社コーエイ総合研究所主任コンサルタント * 警察庁長官官房国際課より宮崎修一警察庁警部も 警察協力 2 として参加した -7-

30 1-4 現地調査日程 第一次現地調査 2015 年 2 月 15 日 ( 日 ) から 2 月 28 日 ( 土 )( 日程の詳細は 付属資料 10-1 参照 ) 第二次現地調査 2015 年 3 月 22 日 ( 日 ) から 3 月 30 日 ( 月 )( 日程の詳細は 付属資料 10-2 参照 ) 1-5 評価の方法 評価の手順と手法中間レビュー調査チーム ( 以降 チーム ) は 以下 (1)~(3) の手順で PDM に基づきプロジェクト開始当初から現在までのプロジェクトの実績と実施プロセスを 資料レビュー 質問票 インタビュー等を通じて把握 分析し 評価 5 項目の観点から評価を行なった 評価の枠組みである評価グリッドは 付属資料 11 参照 (1) プロジェクトの実績プロジェクトの実績は 投入 ( インプット ) 成果( アウトプット ) プロジェクト目標 上位目標について 計画並びに PDM 指標に則して検証した 中間レビュー調査であることから プロジェクト目標 上位目標については達成の見込みを検討した (2) 実施プロセス実施プロセスは プロジェクト活動の進捗状況やプロジェクトマネジメントは適切であったかなどをレビューし プロジェクトの実施プロセスに影響を与えた貢献 阻害要因を把握した (3)5 項目評価プロジェクトは 以下に説明する 5 項目の評価基準に基づいて分析 評価を行う 評価 5 項目 1. 妥当性 (Relevance) 2. 有効性 (Effectiveness) 3. 効率性 (Efficiency) 4. インパクト (Impact) 5. 持続性 (Sustainability) 評価基準妥当性は プロジェクトは相手国並び日本の政策との整合性があるか ターゲットグループのニーズに合致しているか プロジェクトは問題の解決方法として適切か などを評価する 有効性は 成果とプロジェクト目標の関係を明確にしつつ プロジェクトの目標がどの程度達成されるかを問う視点である 効率性はリソース 投入が成果 ( アウトプット ) に転換されているかを量 質 タイミングの観点から問う視点で 主としてプロジェクト コストと効果の関係に焦点を当てる インパクトは プロジェクトの実施によって生じる長期的な効果を問う視点で 直接的 間接的 正 負 想定された 想定されなかった効果を含む 持続性は プロジェクトによる効果が支援終了後も持続され得るかを問う視点で 政策 / 制度 組織 財政 技術面などの観点から検証する -8-

31 1-5-2 情報源既存の文献 各種報告書 ( 専門家報告書 活動実績資料等 ) 質問票調査(JICA 専門家 INP 計画担当次長 治安確立局 教育総局 刑事局鑑識課 ブカシ県警察署 メトロ ブカシ警察署 ) に加え ブカシ両署 西カリマンタン州 中部ジャワ州 リアウ州の現地調査を実施し 関係者へのインタビュー調査 勤務状況等を視察し 必要な情報 データの収集を行った 主要面談者主要面談者は付属資料 12 のとおり ミニッツ (M/M) の署名調査結果については M/M として取りまとめ 2015 年 3 月 27 日 ( 金 ) に署名を行って合意した 7 ( 付属資料 13 参照 ) 7 英文 M/M には当初予定の現地調査日程 (2015 年 3 月 22 日 ~4 月 1 日 ) が記載されているが 予定より早く M/M の署名が 3 月 27 日に行われたため 調査団は予定を短縮して 3 月 30 日 ( 月 ) に帰国した -9-

32 第 2 章プロジェクトの実績 2-1 投入日本側並びにインドネシア側より 行われた投入は以下のとおり 日本側 ( 詳細は付属資料 14 参照 ) 日本人専門家 (1) 長期専門家 : 合計 9 名 (172.4 MM)2014 年度末時点 (2) 短期専門家 : 合計 11 名 (20.45 MM)2014 年度末時点研修員受入本邦研修 : 合計 45 名 機材供与 現地活動費 ( 在外事業強化費 ) なし 合計 8,783,013,608 ルピア (=8,122 万円 ) 2014 年 12 月末時点 インドネシア側プロジェクト担当 (1) プロジェクト担当官 合同調整委員会 (Joint Coordinating Committee:JCC) 官及びカウンターメンバーに相当 :7 名パート (C/P) (2) 主要カウンターパート : 治安確立局 教育総局 警察大学院大学 (STIK) 警察指揮幕僚学校初級幹部専科 (SESPINMA) 刑事局鑑識課 メトロ ブカシ警察署 ブカシ県警察署 ジャカルタ警視庁等 (3) 三者会議メンバー : 治安確立局 教育総局 JICA( 本プロジェクト専門家 ) の 3 者から成るタスクフォース ( 詳細は付属資料 15 参照 ) 執務室及び付帯施 (1)INP 本部 :JICA プログラム マネジャー及びスタッフの事務所設 (2) メトロ ブカシ警察署 :JICA 専門家の事務所及び研修室 (3) ブカシ 県警察署 :JICA 専門家の事務所 (4)STIK:JICA 専門家事務所その他 (1) プロジェクト活動費 : 基本的に日本側負担 ( ただし 以下のとおり 一部 インドネシア側負担あり ) 市民指導専科学校に係る現地国内研修時の交通費 食費の一部負担 鑑識研修 検定では 参加者経費( 旅費 宿泊費等 ) は州本部 インストラクター ( ブカシ警察署 国家警察本部刑事局鑑識課 ) の出張経費はプロジェクト負担 北スマトラ 南スマトラについては 鑑識課余剰予算を活用し 当初計画に追加して参加者経費を負担して鑑識研修 検定実施 (2) 電気 水道 : 執務室の電気 水道はインドネシア側負担 (3) プロジェクト実施に必要な資機材 : 鑑識研修 検定に必要な資機材については 各州本部の資機材を活用 (2005 年度無償資金協力による整備資機材も含まれる ) -10-

33 2-2 成果 ( アウトプット ) プロジェクト目標達成のために PDM に 3 つの成果 ( アウトプット ) が設定されている PDM の指標に基づき検証した各成果の達成状況は以下のとおり 成果 ( アウトプット )1 成果 1 指標 達成状況 POLMAS 活動強化のための具体的な運用規定 制度が整備される 1-1 タスクフォースでの検討結果を反映した政策や通達が発出される 1-2 国家鑑識検定が少なくとも 5 回実施される 成果 1 は 指標に照らし順調に進展している 全州への POLMAS 実践を指示した長官通達 POLMAS 関連規定 ( 長官最終決済待ち ) 鑑識検定決定書等にみられるとおり 本プロジェクトの成果を明確に反映した運用規定や制度が整備されてきた ( 指標 1-1) また 国家鑑識検定の実施も既に目標(5 回 ) を達成済みである ( 指標 1-2) 指標 1-1: タスクフォースでの検討結果を反映した政策や通達が発出される 順調に進展している <POLMAS> 2014 年 4 月 23 日の長官通達により 全州に対し POLMAS の実践を指示 各部門の行うべき POLMAS 活動を規定し 市民指導部門では バビンによる巡回連絡 (Door to Door System) と問題解決の強化 という ブカシモデル が反映された内容となっている また 長官規定 2008 年第 7 号に基づき 警察と市民の信頼関係を築くため 各地方 / 州警察本部幹部がコミュニティにおける POLMAS 実践者となることも記載されている INP 国際移住機関(International Organization for Migration:IOM) JICA との三者が協働して整備を進めた新 POLMAS 関連規定は 本プロジェクトの内容が反映された形で整備され 長官の決済後発出される予定である 3 つの異なる規定 通達が混在していたことから規定を統一することとなったもので IOM の主導 経費支援の下 JICA 専門家は特に内容面で貢献 また 新 POLMAS 規程に関連して 市民指導部では 1 新規定 ( 現在最終決裁待ち )2バビンマニュアル ( 備え付け簿冊や装備品なども記載 )3 市民指導部長からの活動に関する決定書の 3 部を一冊に製本して全国に発出する予定である タスクフォースに該当するものとして JICA 治安確立局 教育総局メンバーで構成する三者会議 ( 各責任者は准将クラス 名簿は付属資料 15-2 参照 ) で取り組みの方向性を協議し 長官指定 10 州の決定やフォローップの実施及びロンバ 8 の開催などが決定され 国家警察から通達が発出されている また パイロット 10 州 17 署から 12 州 36 署拡大についても 三者会議で了承され 長官通達の発出を待っているところである < 鑑識 > 鑑識部門では 検定実施に向けて JICA 専門家と国家警察鑑識課スタッフ ( 責任者は副課長 ) 8 ロンバ とは POLMAS 発表競技会 のこと -11-

34 から成る鑑識検定検討会議を設置 現行の出張型研修 検定の実施内容の枠組みを決定するまで 計 13 回の検討会議を開催した 指紋採取に係る検定制度 教材 検定員を規定した鑑識検定決定書 (2013 年 6 月 13 日付 ) が発出されている 指標 1-2: 国家鑑識検定が少なくとも 5 回実施される 達成済み/ 目標回数の上方修正可能 本指標は 計画では 刑事専科学校での鑑識専科参加者を対象とすることを想定していた しかし 刑事専科学校では 60 人 / 年と規模が小さいことや 資機材の不足に加え 鑑識検定の出張型のメリットとして POLMAS 研修と同じく 縦ラインの参加により組織的な活動への理解が深まることから 各州に出張して実施する指紋採取に係る鑑識研修 検定制度を整えた 9 出張型鑑識研修 検定は これまで 9 回実施済み ( 全 31 州中 9 州で終了 )( 研修実施実績一覧は付属資料 9 参照 ) 今後の計画は 1 年に 4 回実施で 2 年として 8 回実施していく予定であることから 目標回数を 15 回 に上方修正することも可能である 成果 ( アウトプット )2 成果 2 指標 達成状況 POLMAS 活動を指導できる警察官が継続的に育成される 2-1 POLMAS 研修カリキュラムが策定される 2-2 1,500 人以上が POLMAS 研修を受講する 2-3 POLMAS 研修受講者の少なくとも 50 % が所属先で POLMAS 研修を実施する 成果 2 は 指標に照らして順調に進展している POLMAS 研修カリキュラムは策定済みで ( 指標 2-1) モジュール( 教科書 ) 教材も作成し 現地国内研修のみならず教育総局の通常プログラムにも正式に活用されている POLMAS 研修受講者数は 目標の 51.4% を達成しており ( 指標 2-2) 研修受講者の所属先のほぼすべてにおいて POLMAS 研修実施が確認され 組織的に伝播に向けた活動 (In-House Training) が始まっている州もある ( 指標 2-3) 指標 2-1:POLMAS 研修カリキュラムが策定される 順調に進展 本プロジェクトでは 先行プロジェクトの蓄積に基づき 教育総局 治安確立局及び JICA の協働により POLMAS 研修のカリキュラム モジュール ( 教科書 ) 教材は整備済み それらを使って 現地国内研修を実施している ( モジュール目次例は付属資料 8 研修実施実績一覧は付属資料 9 参照 ) 1 全国の初任科学校 (SPN) 2 女性初任科学校 (SEPOLWAN) 3 中部ジャワ州にある市民指 9 各署から数名 ( 最低 1 名 ) 参加 2 日研修 1 日検定の 3 日間 研修会場は基本的に州本部の会議室を利用し 資機材は州本部にあるものを使う 鑑識課 2 人 ブカシ署 2 人 専門家 1 名の 5 名体制で行う 検定は 5 科目 5 つのテーブルを設置して ローテンションで実施するので 1/5 の資機材でできる 実技は 2 時間 第 1 回中部ジャワでは面接もあったが非効率なため 第 2 回から筆記試験に変えた -12-

35 導専科学校 (PUSDIK BINMAS) に対して 例年実施されるカリキュラム編成会議に参加し カリキュラム策定を直接支援するとともに 本プロジェクトの成果が反映されたモジュールが使用されている 10 4 警察尉官学校 ( 元 SETUKPA 現 SIP) についても カリキュラム編成会議に参加し始めたところで 2015 年度から 本プロジェクト成果を更に反映させる可能性が高い 指標 2-2:1500 人以上が POLMAS 研修を受講する 順調に進展/ 達成見込み 2015 年 2 月末時点において ブカシ研修受講者 605 名 ゼミ生 160 名 ゼミ指導教官 6 名で 合計 771 名 ( 達成率 :51.4%) が POLMAS 研修を受講した プロジェクトの後半では 拡大長官指定 12 州 36 署を対象に 年 10 本 ( 各 30 人 ) 実施予定であることから 目標の達成が見込める 本指標の対象は POLMAS 研修受講者 (= 現地国内研修参加者 現場警察官 + 教官 ) と当初定義されていたが 現地国内研修参加者のみならず幹部候補生を対象としたゼミ生 教官も含めることとする 指標 2-3:POLMAS 研修受講者の少なくとも 50% が所属先で POLMAS 研修を実施する 順調に進展 現地国内研修後に 治安確立局及び教育総局と合同で行ったフォローアップ等を通じ 現地国内研修受講者の所属先のほぼすべてにおいて POLMAS 研修が実施されていることを確認している 現地国内研修受講者には 全員にモジュールが配布されており 各所属先において研修を実施することを推奨している In-house Training(IHT) のような組織的に伝播に向けた活動が始まっている州 ( 西カリマンタン等 ) がある 11 本指標は 現地国内研修参加者に限る( ゼミ学生 教官は含まない ) と再定義する 10 市民指導専科学校 (PUSDIK BINMAS) は 中部ジャワ州の初任科学校 (SPN) が設置されていた施設で 2012 年 7 月に開設された 教職員は合計 126 名 ( うち有資格教員 55 名 ) 全国の市民指導部門 ( 州本部 署 分署 ) の人員が選抜されて研修に参加する 2014 年度の研修参加者は 600 人 (+ 女性初任科研修 400 人を特別に実施 ) 2015 年は 330 人 (+ 女性初任科研修 283 人 ) 2013 年には 教官及び入校生 ( 尉官級及び左官級 ) に対し現地国内研修を実施するとともに 学校長 副校長を C/P 研修に招聘した 11 西カリマンタン州警察ポンティアナック署市民指導課長 1 名 BKPM 長 2 名 勤務員 2 名に対し研修実施後 同研修参加者及びこれまでにブカシで研修を受けた者がインストラクターとなり 同署において 50 名を対象に IHT を実施した 専門家は現地に行かず 教育総局及びメトロ署市民指導課長ほか 4 名がクオリティ コントロール及びインストラクターとして参加した (2014 年 9 月実施 ) -13-

36 2-2-3 成果 ( アウトプット )3 成果 3 指標 達成状況 ブカシ警察署における先進モデルとしての POLMAS 活動が強化される 3-1 ブカシ地域コミュニティからの警察活動に対する信頼が継続する 3-2 ブカシ警察所管内の業務管理報告数が少なくとも 50% に増加する 3-3 ブカシ警察署管内の緊急通報受理記録数がプロジェクト開始時より 30% 増加する 成果 3 は 緊急受理通報記録 ( 指標 3-3) を除き 指標に照らしておおむね順調である 地域コミュニティの警察活動に対する信頼確保に向けた活動の継続により信頼も継続すると見込まれる ( 指標 3-1) 業務管理実施率も 全体平均では目標値を達成している ただし BKPM Polsubsector 長の実施率向上が課題 ( 指標 3-2) 緊急通報受理記録数については 通報自体が少ないため機能していない 本指標を削除し 信頼向上 = 警察への通報が増える を示す代替指標の設定 ( 例 : 問題解決件数 ) を提案する ( 指標 3-3) 指標 3-1: ブカシ地域コミュニティからの警察活動に対する信頼が継続する 順調に進展/ 指標データ取得方法要検討 ブカシ警察においては 継続的に巡回連絡や問題解決活動等に取り組み 市民からの信頼確保に向けた活動を継続的に実施している 今次の現地調査においても 訪問先において実施した市民に対するインタビュー等から 日頃から良い関係を保っており 警察活動に対する信頼が厚いことが確認された 12 指標データの入手先として PDM には 第三者による意識調査 が設定されているが 意識調査はまだ実施されていない 地域コミュニティの信頼度を直接的に測る代替指標のひとつとして 問題解決件数の増加( 指標 3-3 で詳述 ) がある また 好事例集にも市民の声が反映されている 指標 3-2: ブカシ警察所管内の業務管理報告数が少なくとも 50% に増加する ほぼ達成/BKPM Polsubsector に課題 13 指標の 業務管理報告数 は 業務管理報告実施率 が正しい 実施率は 2012 年と比較しメトロ署 県署とも堅実な伸びをみせており 2014 年の平均値はメトロ署 49.3% 県署 67.8% とほぼ目標達成済み 他方 実施者( 対象者 ) 別にみると 県署の係長 ( バビン対象 ) は ほぼ全員が実施しているのに対し メトロ署は 6 割にとどまる また BKPM Polsubsector 長 ( 勤務員対象 ) については 増加傾向にはあるものの 特に県署が著しく低く BKPM Polsubsector の実施率向上が課題と 12 コンパス日刊紙による世論調査記事 (2015 年 1 月 19 日 ) によれば 法執行を行う機関としての警察の役割は 国民にまだマイナスだと評価されているが 一方で 市民の保護及び市民へのサービス提供の役割については 国民が良い評価をしている 後者については 市民の近くに警察が存在することに対し 回答者の半数以上が良い評価をしており POLMAS 活動を推進することが市民からの信頼につながることを示しているといえる 13 バビン BKPM Polsubsector 勤務員に対する業務管理実施率とは 毎月 1 回 バビン等の対象勤務員が 100 人で 月 100 件の業務管理報告書が作成されれば 100% という意味 -14-

37 なっている 業務管理実施率 : メトロ署 メトロ署 係長 ( バビン対象 ) - 48% 60.7% BKPM 長 ( 勤務員対象 ) - 41% Polsubsector 長 ( 勤務員対象 ) - 30% 45% 平均 22.0% 37.3% 49.3% 出所 : プロジェクト 業務管理実施率 : 県署 県署 係長 ( バビン対象 ) % 99.97% BKPM 長 ( 勤務員対象 ) - 0% Polsubsector 長 ( 勤務員対象 ) - 30% 6.87% 平均 45.0% 62.0% 67.8% 出所 : プロジェクト 指標 3-3: ブカシ警察署管内の緊急通報受理記録数がプロジェクト開始時より 30% 増加する 未達成/ 指標の変更要検討 緊急通報受理記録数については 実際機能していない まず 1 緊急通報は同システムへの認知度が低くほとんど入らない 国家警察本部では 緊急通報として 110 制度の運用を実施しているが このシステムの認知度は今一つで ブカシでもメトロ署が月約 24.5 件 県署が月約 7.83 件程度しか入電しない また 2 総合市民応接センター (Integrated Citizens Reception Center:SPKT) ( 電話や届出の受理を一時的に行うほか 現場への臨場 無線連絡等を担う部署 ) の任務は 来訪者の用件により担当部門に取次ぐだけのもので 電話対応についても交換手的な役割しかもっておらず 受理記録作成の必要性は理解するも 配置されている勤務員の質の面からも実践されなかったためである 緊急通報受理記録については 緊急通報が入らない現状にかんがみ 本指標を削除し 変更することを提案する そもそも 信頼向上 = 警察への通報が増える というコンセプトで設定した指標であるが 現在では バビン等による巡回連絡活動等により その信頼性が向上し 市民から直接担当の警察官へ通報が行われる件数が増え対応している POLMAS 活動の大きな柱として 巡回連絡時での連絡先記載の名刺活用を指導するとともに バビン等による問題解決活動を指導している よって バビン等が市民からの通報を受け 問題解決を実施した件数 を目標指標とし 数値設定については 最低 1 人月 1 回の取扱いとし 現在の対象勤務員数から 年間メトロ署 2,352 件 -15-

38 以上 県署 3,408 件 すなわち 1 カ月当たりの取り扱い件数が 1 とすることを提案する 14 上記の変更指標を検証すると 1 カ月当たりの取り扱い件数実績 (= 連絡が入ったなかで相談対応し かつ問題解決に至った件数 ) は以下のとおり 両署とも 2012 年と比較して 2014 年には飛躍的に伸びていることが分かる 問題解決件数の推移 問題解決件数 カ月当たりの取扱件数 メトロ署 225 件 2,220 件 0.94 件 /1 人 県署 584 件 2,343 件 0.68 件 /1 人 出所 : プロジェクト 2-3 プロジェクト目標プロジェクト目標は プロジェクト終了までに達成されるべき目標である PDM の指標に基づき検証した現時点における達成見込みは以下のとおり プロジェクト目標 POLMAS を全国レベルで実施するための体制が構築される 指標 1 プロジェクトの提案を反映した POLMAS 関連通達に基づく POLMAS 活動が 5 州で実施される 人以上の受験者が国家鑑識検定に合格する 3 プロジェクトによる POLMAS 研修受講者の少なくとも 50% が習得事項をおのおのの業務に適用する 達成見込みプロジェクト目標は 指標に照らし順調に進展している 長官指定 10 州のすべてにおいて フォローアップ等を通じ POLMAS 活動が積極的に行われていることを確認している ( 指標 1) 国家鑑識検定合格者も 273 人と 目標 (150 人 ) を達成済みである ( 指標 2) また 現地国内研修実施後 ほぼすべての受講者が 程度の差こそあれ 習得事項を業務に着実に反映させていることを確認している ( 指標 3) さらに 本プロジェクト成果の教育総局の既存の教育訓練プログラムへの統合も順調に進展している 指標 1: プロジェクトの提案を反映した POLMAS 関連通達に基づく POLMAS 活動が 5 州で実施される 順調に進展 POLMAS 活動が実施される とは 巡回連絡 問題解決活動等の POLMAS 活動が警察署長 同分署長 同市民指導係長 バビン等の縦ラインを中心に組織的に実施されることを想定しており 14 問題解決件数は 問題発生数にも左右されること また 問題解決 を行うより 事件として扱うことが適切なケースもあるなど 必ずしも問題解決件数が多ければよいというものではない ブカシ警察署管内の状況では これまでのプロジェクトの経験から 1 人月 1 回の取扱いが目標値として適切と判断されるが 地域によって状況は異なることに留意する必要がある -16-

39 それを指標とするのが適当と考え 指標の定義を PDM に記載する 定義は 州内の教養が独自にできるレベル 州レベルで In-house Training(IHT) を実施した すなわち IHT ができる力をもつ州が 5 州に達する ことを意味する とした これは ブカシ型 POLMAS が縦ラインを中心に組織的に実施されていないと不可能であり また ブカシ型 POLMAS の州内普及を可能にする体制の整備に相当する なお どのようなことができれば IHT 実施能力がついたと判断できるかの基準については プロジェクト後半で明確にしていく予定である 長官指定 10 州のすべてにおいて フォローアップ等を通じ POLMAS 活動が積極的に行われていることを確認している 業務管理システムを通じた組織的な推進という観点からは 2014 年 11 月 ~12 月の第 2 回フォローアップ結果及び 2015 年 1 月実施のロンバを踏まえるに 6~7 州において大きな進展を確認している 指標 2:150 人以上の受験者が国家鑑識検定に合格する 達成済み/ 目標値の上方修正可能 2015 年 2 月末の時点で既に 273 人が合格しており 目標達成済みである 鑑識研修 検定受講者及び合格者 2013 年度 2014 年度 合計 受講者 合格者 受講者 合格者 受講者 合格者 A 級 20 人 20 人 40 人 142 人 282 人 424 人 B 級 72 人 161 人 233 人 合計 142 人 92 人 282 人 181 人 424 人 273 人 合格率 (%) % % % 出所 : プロジェクト 本指標は 当初 刑事専科学校の鑑識専攻科受講者 1 年間 60 人に対し 研修と検定をセットで実施し その 50% が合格見込みとして 30 人 5 年 =150 人と設定したものである しかし 各州に出張しての研修 検定制度が整備され 273 人 ( 既合格者 ) に加え 今後 1 回の研修で参加者 50 人とし 年 4 回実施する計画であることから 合格率 50% として 2 年で 473 人 ( 450 人 ) に目標の上方修正が可能である 指標 3: プロジェクトによる POLMAS 研修受講者の少なくとも 50% が習得事項をおのおのの業務に適用する 順調に進展 本指標の POLMAS 研修受講者 は 現地国内研修参加者に限る と定義する 現地国内研修実施後 受講者 ( 州 所属 ) に対するフォローアップの結果 ほぼすべての受講者が 程度の差こそあれ 習得事項を業務に着実に反映させていることを確認している -17-

40 第 2 回フォローアップ結果及び 2015 年 1 月実施のロンバを踏まえるに 6~7 州において POLMAS 研修に基づく大きな進展が確認されている プロジェクト目標達成に資するその他の重要事項 全国展開に向けた体制構築の観点から 重要なことは 本プロジェクト成果の教育総局の既存の教育訓練プログラムへの統合である 本プロジェクトでは POLMAS 分野について以下のような進展を確認した < 教育訓練機関 >( 教育機関一覧及び教育訓練体系は付属資料 16 と 17 参照 ) 1 全国の初任科学校 (SPN)(No.3) 2 女性初任科学校 (SEPOLWAN)(No.4) 3 市民指導専科学校 (PUSDIK BINMAS)(No.19) へのカリキュラム策定を直接支援するとともに 本プロジェクトの成果が反映されたモジュールが使用されている また 4 警察尉官学校 (SIP)(No.5) についてもカリキュラム編成会議に参加し 2015 年度からプロジェクト成果が反映される見込みである 警察大学院大学(STIK) 警察指揮幕僚学校初級幹部専科(SESPINMA) では 教官とも協力し JICA 15 専門家によるゼミ指導が定期的に行われている STIK 並びに同中級幹部専科 (SESPINMEN) 同上級幹部専科 (SESPINTI) では JICA 専門家による講義が実施されている なお 現在 STIK で実施されている少人数のゼミ ( 正規外 ) に加えて 全学生を対象としたクラス単位の正規科目ゼミが 2015 年 5 月下旬から開設される運びとなっている 上記以外の学校も含め 教育総局によれば 既に POLMAS 関連科目がある学校に関しては 本プロジェクトの内容に沿ったモジュールを配布しており それには 巡回連絡カード 問題解決のフォームも含まれている ( 業務管理システムは幹部対象教養のみ ) POLMAS 関連科目のあるすべての学校で 同モジュールを使って授業が行われているとのことである これらモジュールの印刷は インドネシア側予算で行われている また 該当するほぼすべての学校に対し 学校教官を対象として プロジェクトにより現地国内研修を行った実績がある 全体状況は 以下の表にまとめられている インドネシア国家警察 (INP) 教育訓練プログラム ( 教育総局主管 ) への POLMAS に係る本プロジェクト成果反映状況一覧 機関名 採用時の教育 訓練機関 AKPOL 1 警察士官学校 PPSS 2 大卒者初任科学校 POLMAS 科目有無 モジュール配布 授業で使用 ( 注 1) 本プロジェクトとの関連 教官ブカシ研修 ( 注 2) その他 15 STIK のゼミは正規外ではあるものの 精神点に反映される 今期学生は 1 期 130 人のうち希望者のなかから選定プロセスを経て 地域や経験のバランスを考慮して 10 人に厳選 実践を考えさせる機会とし 日本で関係した事件の経験や教訓を資料として使用している -18-

41 SPN 3 初任科学校 SEPOLWAN 4 女性初任科学校昇任時の研修を行う機関 SIP 5 警察尉官学校 AGOL 6 士官昇任学校 7 STIK 警察大学院大学 SESPINMA 8 警察指揮幕僚学校初級幹部専科 SESPINMEN 9 警察指揮幕僚学校中級幹部専科 SESPINTI 10 警察指揮幕僚学校上級幹部専科専科研修を行う機関 PUSDIK RESKRIM 11 刑事警察学校 PUSDIK LANTAS 12 交通警察学校 PUSDIK GASUM 13 制服警察学校 PUSDIK BRIMOB 14 機動隊学校 PUSDIK POL AIR 15 水上警察学校 PUSDIK INTELKAM 16 公安警察学校 PUSDIK MIN 17 警察官房学校 SEBASA POLRI 18 語学学校 PUSDIK BINMAS 19 市民指導専科学校 PUSLAT POL 20 UDARA 航空隊学校 非該当 非該当 非該当 非該当 非該当 非該当 同上 同上 カリキュラム編成 教材作成を直接支援 カリキュラム編成 教材作成を直接支援 POLMAS ゼミ ( 少人数 正規外科目 ) 開講 (JICA 専門家による指導実施 ) 全学生対象の POLMAS ゼミ ( クラスごと実施 正規科目 ) 開講予定 JICA 専門家が日本の POLMAS についての講義を実施 POLMAS ゼミ開講 JICA 専門家による指導実施 JICA 専門家が日本の POLMAS についての講義を実施 ( 鑑識専科への専門家及びインストラクターの派遣あり ) カリキュラム編成 教材作成を直接支援 注 1: ブカシ式 POLMAS のモジュール ( 各種フォームも含む ) が配布され これを使って授業が行われていることを意味する 注 2: 教官を対象として 現地国内研修を実施したことがあることを意味する 出所 : 教育総局質問票回答ほかに基づき作成 -19-

42 < 州警察本部 > 16 このほか 例年 教育省主管の下 各州警察本部が実施する専科教養カリキュラム (POLMAS バビン 鑑識 ) においても モジュールが送付されており 本プロジェクトの成果が既存研修システムに取り入れられている 年は 全 74 の研修プログラム 対象者は 2,175 人に及ぶ (2015 年度計画の詳細は付属資料 18 参照 ) < 関連他ドナー > POLMAS 分野の主要ドナーである IOM の支援プロジェクト ( マルク パプア 西パプア ) 18 においても 教育総局 市民指導部 IOM JICA( 本プロジェクト専門家 ) から成るカリキュラム モジュール編成プロセスにおいて協働し 本プロジェクトの成果が盛り込まれた 16 実施は 原則各州の SPN で行われる SPN の教官と 州本部関連部門の人材が協働して教える 教え方の指導は教育総局が行う 17 少なくとも長官指定 10 州については POLMAS バビン関連の専科教養で JICA 支援により作成されたモジュールが使用されていることを 専門家チームもフォローアップ出張時に直接確認している 年 4 月から 30 カ月の予定で実施されているプロジェクトで 1 国家警察本部レベルのキャパシティ ディベロップメント 2 コミュニティへのアウトリーチ 3 紛争解決のアドボカシーを行っている なお 当初マルクとパプアの 2 州を対象としていたが 2014 年より西パプア州も加えて 3 州を対象としている -20-

43 第 3 章実施プロセス 3-1 活動の進捗 PDM に計画されているプロジェクト活動は 現行活動計画 (PO) には記載されていない活動も含め 適宜現状に則し 臨機応変に実施されてきた これは 本プロジェクトの前半においては 機能する活動の形を試行しながらつくり上げてきたためである 当初計画と比較した主な変更点は以下のとおり 進捗状況詳細は付属資料 19 参照 成果 成果 1 成果 3 主な変更点活動 1-1: 計画時点に想定した 教育 鑑識 オペレーション ブカシ 評価 の 5 分野でのタスクフォース立ち上げは実施していない 治安確立局 教育総局 JICA から成る 三者会議 が タスクフォースとして機能している 活動 1-3: 基本的にブカシ型 POLMAS 活動 ( ブカシモデル ) をスタンダードとすることから 新たにプロトタイプを作成し いくつかの地域で試験運用するような活動は行われていない 活動 3-1: 通報受理様式の試験導入を行ったが 実績 でも既述のとおり成果は上がっていない 緊急通報自体が入らない現状では 緊急通報受理記録システム強化の活動は 現段階では必要性がなく 当面は活動として力をいれることはしない ( 必要が出てきた場合に 改めて検討する ) 既に実施している/ 実施が計画されている活動については PO に追記する予定である ( 指紋照合研修 In-house Training に向けたキャパシティビルディング等を想定 ) 長官指定 10 州 17 署の進捗については 第 1 回 (2014 年 5~6 月 ) 第 2 回 (2014 年 11 月 ) とフォローアップを重ねるごとに改善がみられ いずれの署でも 現場活動自体はできていることが確認されている 第 2 回フォローアップの結果総括要は以下のとおり 長官指定パイロット州への第 2 回フォローアップの結果総括 1. すべての州において パイロット署を中心に POLMAS 活動が順調に展開されて 市民との信頼関係構築に大きく寄与しており 犯罪抑止 問題解決活動の増加等の具体的な成果にも結び付いていることが認められた 2. すべての州において 創意工夫を凝らしつつ 地域の独自性に配意した POLMAS 活動が展開されており 州本部における予算確保や地方自治体 企業等から協力 ( 含む資金援助 ) を得つつ BKPM 新設等の取り組みが進められているところも認められた 19 また 専任のバビンを増やして POLMAS 活動の強化 発展に結び付けている州もあり 2015 年度からバビンに対す 19 中部ジャワでは サラティガ署で 交番型 1 駐在所型 4 西カリマンタンは ポンティアナック コタ署で 交番型が 4 南カリマンタンは タナブンブ署で 駐在型が約 100( 増設予定がある ) リアウは ペカンバル署で交番型が 1 シアック署で駐在所型が 99 ブンカリス署で駐在所型が 2( 増設予定がある ) 中部スラウェシ 南スラウェシ 北スマトラなどにも 交番型に近い施設 市民 ( 警察 市民パートナーシップ フォーラム ;FKPM) と警察が共同で利用するようなかたちのもの がいくつかあることが プロジェクトにより把握されている -21-

44 る手縦が増額されることに伴い POLMAS 活動が更に発展していることが期待される 3. すべての州において 業務管理への取り組みにつき 前回のフォローアップ時に比べて改善が認められており 警察署幹部による指導やバビンの士気等において向上が認められた 4. すべての州において パイロット署 ( 分署 ) に限らず 他の分署または警察署に POLMAS 活動を拡大させつつあることが認められた 5. 上記取り組みにおいては ブカシ研修の受講者が 各州にて POLMAS 活動の推進上 大きな役割を果たしていることが認められた 一方 各州では 分署長をはじめブカシ研修の受講者がいまだ数的に不足していることも認められた 6. すべての州の警察学校 (SPN) において POLMAS に関する効果的な研修が引き続き行われていることが認められた 出所 : プロジェクト POLMAS 発表競技会 ( ロンバ ) 本選会 (2015 年 2 月 18 日実施 ) では 4 州 ( リアウ 西カリマンタン 南スラウェシ 中部ジャワ州 ) とも研修成果に基づき 独自のさまざまな活動を展開していることが確認された 調査団により活動視察を行った地域でも 活発な POLMAS 活動の取組が確認された POLMAS 活動の展開 ( 現地視察結果から ) 調査団は ブカシ警察署のほかにも 西カリマンタン州 中部ジャワ州及びリアウ州を現地視察し POLMAS 活動の独自の展開について確認した 西カリマンタン州ポンティアナック署では 行政との連携を重要視し ブカシ研修参加後 バビンに加え 村長 郡長 市長といった地方行政に対しても研修内容を伝えている その結果 行政支援による BKPM 開設にもつながっている また ブカシ型 POLMAS 活動は 犯罪発生件数を減らすことに大きく貢献した 西カリマンタン州全体の減少率は 20.3% であったが そのうち同署が 17% を占めており 巡回連絡や問題解決の効果を実感しているとのことである 犯罪発生件数が減ることで これまで捜査に充てていた予算の効率化にも役立っている 市民指導係長によれば 以前は有力者のみを対象としていた巡回連絡を全世帯で行うことにより 市民が警察を知るようになったことが ひいては警察官の誇りとしてモチベーションアップにつながっている また 同州では 州本部の施策として防犯部門と捜査部門間で成果を競わせることを行っており これも市民指導部門のモチベーションを支えているとのことであった BKPM 長に警察士官学校 (AKPOL) 卒を配置する取り組みもあり 同活動に対する意欲が伺える 中部ジャワ州サラティガ署管内においても 日本研修から戻った署長が 既に 4 カ所の KOBAN を設置した 20 KOBAN とは Koordinator Bantuan Keamanan の略で 意味は 安全サポートコーディネーター で 体制 活動は日本の 交番 ではなく 駐在所 に相当する それらがすべてバビンの自宅の一部を増改築したものであり バビン夫妻が地域に密着した活動を実施している また 企業による支援を受けて建設された BKPM もある 20 ブカシ県署の駐在所型 BKPM である KOBAN Jatimulya でも C/P 研修から戻った署長により KOBAN という名称に改訂した ( 体制も活動も従来どおり 駐在所型 ) なお KOBAN (Koordinator Bantuan Keamanan) は 日本研修に参加した治安確立局長のアイディアとのこと -22-

45 リアウ州のシアック県では 行政支援により 2013 年以降 83 カ所もの BKPM を建設し 今年は 16 カ所の建設を予定している 県知事によれば 観光地でもある同県において治安の安定は経済活動にも重要な要素であることから 警察と協働している また シアック県では 行政 軍 警察が協力して 2015 年 1 月に Polmas Outbound を開催 安全の重要性について共通認識をもつための 2 日間のワークショップ キャンプを行い 数百人の参加を得るなどの取り組みも特筆される 3-2 技術移転 / キャパシティ ディベロップメント C/P への技術移転 / キャパシティ ディベロップメントは おおむね順調に進展している 各種研修の機会には インドネシア側人材が主体となって 計画 実施できるように配慮している 現地国内研修では 市民指導縦ライン研修を行い 組織的な取り組みを促進するうえで有効な研修となっている また モデルサイトであるブカシにおいて実施することにより 実際のバビンの活動とその効果を体感するうえで 有効な研修となっている 治安確立局の 現地国内研修の実施面における更なる参画を進めるべく 働きかけを行っている 3-3 プロジェクトマネジメント (1) 実施体制 / 意思決定過程 ( 三者会議 ) JCC は メンバーが高官であることから開催は現実的でないため これまで実施されていない 基本的には 部門間にまたがる問題等については計画担当次長と協議 個別課題については幹部との個別協議というかたちで運用し JCC の開催を求めないこととしてきた また 全体状況については 国家警察長官その他の幹部との面談時における発言 報告書の送付 最高幹部会議におけるプログラム マネジャー発言等において効率的に周知している 全国展開にはオペレーションを担当する治安確立局の参画が不可欠との判断から 現在の三者会議の枠組みを構築し 実質的タスクフォースとして機能するに至っている 三者会議実施状況の詳細は付属資料 20 参照 (2) モニタリング フォローアップ フォローアップは 教育総局や治安確立局と協働して実施しており 結果は プロジェクトの進捗状況として国家警察長官に報告している ( 副長官ほか関係上級幹部も情報を共有 ) 現在パイロット 10 州に対する支援を中心に行っているが フォローアップ実施にあたり 各州の警察学校 (SPN) での POLMAS 教養 ( 初任科教養 専科教養など ) の状況についても 教官からの聞き取りなどにより確認している 各州警察学校では ブカシ型 POLMAS が反映されたモジュール使用が確認されているほか 各警察学校による独自の施策取り組みについても確認し所要のアドバイスを実施している (3) 関係者のコミュニケーション JICA 専門家とインドネシア側関係者とのコミュニケーションは 良好である JICA 専門家は インドネシア語でコミュニケーションを取ることで 相互理解の促進や 良好な関係構築に大きく寄与している JICA 専門家の間でも 毎週の定例会議やリーダー以下のプロジェクト会議等を通じて意思疎通 -23-

46 を行っている 治安確立局と教育総局間の相互連絡については JICA 専門家が調整促進の支援をしている 3-4 オーナーシップ (1)C/P の参加状況 ロンバ実施等の決定の過程においては 長官 治安確立局長 予算担当次長等が積極的に関わっており さらに 全国治安確立局関係会議でのロンバ実施が決定したことは 本プロジェクトが支援する POLMAS 全国展開を国家警察が一層本格的に取り組む意思表示として高く評価できる ブカシ両署を統括するジャカルタ警視庁( 州本部 ) については 長官指定 10 州のひとつとして市民指導部幹部の果たす役割も高まっていることから 本プロジェクト活動への更なる理解促進と連携強化を図っている ブカシ両署においては モデル署として署長以下 市民指導部門の指導力が高く 本プロジェクトの実施において積極的に貢献している (2) コストシェアリング <POLMAS> 当初計画では 教材印刷費や研修施設等のローカルコスト負担についてインドネシア側が努力をすることが合意されているが 活動費は教材印刷費も含め 原則日本側が負担している ただし 研修会場は警察の施設を活用することが多く また 市民指導専科学校(PUSDIK BINMAS) に係る現地国内研修時の交通費 食費の一部負担があった プロジェクト活動を超えたものとして 現場で POLMAS を実践するオペレーションに必要な 21 予算については バビン活動手当の実現などがある また インドネシア側負担により モジュールを印刷し 既述の教育総局既存プログラムへ配布を行っている < 鑑識 > 鑑識研修 検定( 研修は 3 日間 鑑識課 ブカシ署からのインストラクター出張は 3 泊 4 日の日程 ) では 参加者費用は各州警察本部負担 鑑識課 インストラクタターの出張費用をプロジェクトが負担している また 資機材については州本部の既存資機材を使っている 鑑識課では余剰予算を活用し 北スマトラ 南スマトラの参加者の旅費 宿泊費を負担して実施したいとの申し出により 2 州に対して鑑識研修 検定の実施実績がある ( インストラクターの出張費用は JICA 負担 ) 指紋検定などの研修を継続するために必要な予算確保の申請書を 昨年以来アスレナ( 計画部 ) に対して発出している 予算獲得に至っていないものの 新たに予算項目として 大規模災害 研修 指紋検定のために使用する といった柔軟な項目を作成し 指紋検定 研修費の運営資金を確保するための対応をしている 21 1,100,000Rp/1 カ月 (1 日 5 万ルピアで 1 カ月 22 日間の稼働と想定 ) 2015 年 1 月より開始 -24-

47 第 4 章評価 5 項目による評価結果 4-1 妥当性本プロジェクトの妥当性は インドネシア側政策に照らしますます高くなっている ターゲットグループのニーズにも合致し プロジェクトのアプローチも効果的にデザインされている (1) 政策との整合性 1) インドネシア側の政策との整合性 < 国家開発計画 > インドネシア政府が 2015 年 1 月に発表した国家中期開発計画 (2015~2019 年 )(RPJMN ) において挙げられている 9 つの国家開発課題の一番目が すべての国民の保護と市民の安全を提供できる国家への復帰 であり このなかで 専門性の高いインドネシア警察の確立 を達成するための戦略の 1 つとして POLMAS 活動強化も明記されている 22 また 専門性の高いインドネシア警察の確立 を達成するための 13 の具体策の 1 つとして バビンの役割強化による POLMAS 活動の実践強化 が挙げられている < 国家警察の政策 > INP には 国家長期開発計画を受けて策定された インドネシア国家警察基本戦略 2005~2025 年 がある 2005 年に策定された右基本戦略では 市民及び地域社会からの信頼構築 (2005 ~2010 年 ) 市民及び地域社会とのパートナーシップの構築(2011~2015 年 ) 卓越性を志向した警察活動の推進 (2016~2025 年 ) の段階としているが とりわけ 2011~2015 年の 市民及び地域社会とのパートナーシップの構築 については コミュニティ ポリシングの導入がその政策とマッチしており 当プロジェクトとの関連性は高い インドネシア国家警察基本戦略 2005~2025 年 に基づき 国家中期開発計画 (RPJMN) に沿って 5 年ごとに国家警察戦略計画が策定される 2010 年から 2014 年の戦略計画において POLMAS は既に国家警察のミッション 政策方針 戦略のなかに含まれていた その具体的なかたちが 安全醸成潜在力活性化プログラム であり 同プログラムのなかにコミュニティ ポリシングが含まれ 同プログラムは現在も継続している 2015 年から 2019 年の戦略計画においては 現代の警察は事件対応 ( 事件等が起こってしまったあとの措置 ) よりも防犯を重視する という政策の下 POLMAS の重要性が高まっており POLMAS は ミッション 戦略的対象 安全分野における国家開発戦略 政策方針 規定的枠組み 組織的枠組み 戦略的対象に沿った実績ターゲット ( 主要実績指標を伴う ) 資金調達枠組みのなかに含まれている これは INP が 国警本部から警察署 分署に至るまで INP 全体における POLMAS の推進に 以前にも増して真剣に取り組んでいることを示している インドネシア国家警察戦略計画(2015~2019 年 ) の インドネシア国家警察の政策方針と 22 国家開発計画庁 (BAPPENAS) によれば 問題を早期に発見 探知し 犯罪や紛争を未然に防ぐことで 犯罪等の抑止につながるという観点から POLMAS は国家開発計画において 優先度が高く位置づけられている 現在 2015 年から 2019 年の国家中期開発計画 (RPJMN) に基づき 2016 年の政府業務計画を策定中で 同予算案 ( 現在 仮計算段階 ) には バビンの活動手当も組み込まれている 2015 年から 2019 年の国家中期開発計画 (RPJMN) の段階では 既に浸透しつつある POLMAS を全国により広く推進 定着させるべく そのための方策を BAPPENAS と国家警察が協力して検討しているとのことである -25-

48 戦略 に記載されている POLMAS 関連箇所は以下のとおりである ( 参考 : 仮訳 / 抜粋 ) インドネシア国家警察戦略計画(2015~2019 年 ) インドネシア国家警察の政策方針と戦略 に記載されている POLMAS 関連箇所 h. 戦略目標 POLMAS 実践の枠組みにおいて 全村にバビンカムティブマスが配置され 安全を阻害する潜在力及び社会現象に対する早期探知が行われる の達成にあたってのインドネシア国家警察の政策方針は 次のとおりである バビンカムティブマスとポクダル( 社会の安全秩序の醸成に自覚をもった市民ボランティアグループ / 自警団 ) による POLMAS( コミュニティ ポリシング ) の実践強化を継続する 上記政策方針の達成のために実施するインドネシア国家警察開発戦略は 次のとおりである a) 社会安全秩序問題の早期予防にあたり サンバン ( 立ち寄り / 巡回連絡 ) 探知 情報入手 調停を行うために 一村一警察官 ( バビンカムティブマス ) の配置によって POLMAS プログラムを強化する b) 社会安全秩序の醸成 向上の推進にあたり 海上機能を強化し 国境地域や遠隔地の有人島まですべてのコミュニティをカバーすべく POLMAS を推進することによって市民へのサービスが向上する c) 市民が必要としているときや市民の活動があるごとに インドネシア国家警察官を市民の間に参画させる 規定枠組み 番 戦略目標 既存の関連規定 必要規定 備考 8 ポルマス実践の枠組みにおいて 全村にバビンカムティブマスが配置され 安全を阻害する潜在力及び社会現象に対する早期探知が行われる 2007 年長官規則第 23 号 地域安全システムに関する長官規定改訂版 治安確立局 組織的枠組み 番 戦略目標 既存の関連規定 必要規定 備考 8 ポルマス実践の枠組みにおいて 全村にバビンカムティブマスが配置され 安全を阻害する潜在力及び社会現象に対する早期探知が行われる a. 治安確立局 b. 治安確立局 c. 治安確立局 a. 分署市民指導係の強化 b. 分署レベルにおける防犯機能の強化 c. 警察署及び分署レベルにおけるポルマス戦略の強化 -26-

49 実績目標 番戦略目標主要実績指標 8 ポルマス実践の枠組みにおいて 全村にバビンカムティブマスが配置され 安全を阻害する潜在力及び社会現象に対する早期探知が行われる a. 一村一バビン配置の達成率 b. 安全醸成を行う市民コミュニティの率 / 数 1 目標値 % 74% 79% 84% 89% 87% 89% 91% 93% 95% 具体例として 一村一バビン制度の推進 バビンの人数増加( 現在の約 3 万 5 千人から全 8 万人の村 ) バビン活動手当の実現やバビン装備機材の充実など POLMAS の最先鋒であるバビンを対象とした支援政策がある バビン活動手当については 2015 年 1 月より既に地方に予算が配布され 実行中である 上記に加え 既述の 2014 年 4 月 23 日の長官通達により 全州に対し POLMAS の実践を指示している 2) 日本の政策との整合性 従来の対インドネシア援助政策において 民主的で公正な社会づくり という開発課題は重点分野の 1 つとされており 警察改革支援は 司法改革 地方分権化支援と並びガバナンス改革支援プログラムのコンポーネントに位置づけられてきた 現在の国別援助方針(2012 年 4 月 ) において ガバナンス改革支援は重点分野そのものとしては位置づけられていないものの 重点分野である 民間セクター主導の経済成長 に不可欠なビジネス 投資環境の改善を促進するとの観点から ガバナンス改革支援の継続的な重要性は留意事項として明記されている (2) 必要性 国家警察職員は 国家警察の政策により POLMAS を推進する責務があるため 市民警察活動の実践において有効な 1 巡回連絡 2 問題解決 3 業務管理システムを導入した本プロジェクトは ターゲットグループである国家警察職員のニーズに則している いずれも 従来より実践されていた活動であるが 本プロジェクトでは それをシステマティックに実践するべく 必要なフォーマット類を開発し ブカシ署をモデルとして その有効性を具体的に示した また 人材の育成を組織的に行うことにより POLMAS 政策の実践モデルを確立し 政策 制度レベルにその成果をフィードバックし 国家警察全体のニーズにも応えている (3) アプローチの有効性 適切性 1) 政策支援の機能状況 本プロジェクトでは プロジェクトの成果を三者会議のプロセスを通じ 長官決定というかたちで国家警察の中枢に反映させている POLMAS の全国展開に関しては 国家警察として意思決定が重要であり その観点から POLMAS 規定整備への参画や 三者会議を通じての長官への政策提言を行っており 実際にそれに基づく国家警察としての意思決定やレスポンスも -27-

50 現れており 政策に対する支援は有効に機能している ロンバは 予選を勝ち抜いた上位 4 チームが参加 ( 治安確立局長臨席 ) うち 上位 2 チームが全国の部長が集まる全国会議の場で発表するというもので 国家的にも非常に高く位置づけられていることがわかる 2) 先行プロジェクトの提言への対応状況 先行プロジェクトの提言におおむね着実に対応している 提言 対応状況 1) 業務管理システムの組織的な導入縦ライン研修 フォローアップ等を通じ実行中 2) 鑑識技術検定の国家レベルでの制度化及びインセンティブとしての技術手当の創出 3) プロジェクト作成のマニュアル 教材の公式採用 4)POLMAS 実践の場としてブカシ警察署の活用 ( 教育総局等の研修プログラムへの組み入れ ) 5) ブカシモデルの全国普及展開にあたっての 警察分野の帰国研修員同窓会 インドネシア警察サクラの会 (ISI) メンバーとの連携 活用 出張方式の検定制度は整備技術手当の創出には至っていない 初任科 市民指導専科学校等において実行中今後の検討事項実行中 ( 個々の詳細は付属資料 21 参照 ) 3) 他の支援との調整 連携 相乗効果の状況 日本の国別特設研修を有効に活用し, プロジェクトの効果を高めている 同研修参加者は 先行 関連プロジェクトの時代も含め 累計 250 人あまりに上る プロジェクト活動の推進に尽力し 現地国内研修の指導員を務めるなど 相乗効果を高めている ( 付属資料 21 参照 ) POLMAS 分野の主要ドナーである IOM とは 新 POLMAS 規定の策定や バビン POLMAS 教材のモジュール作成の協働プロセスを通じ 連携している その結果 IOM 支援を通じた本プロジェクトの成果普及につながっている 4) 普及メカニズム 教育総局の通常プログラムへのカリキュラムやモジュールに反映されている なかでも 全州にある初任科学校 (SPN) と 市民指導部門の人材育成を行う市民指導専科学校 (PUSOIK BINMAS) については POLMAS 全国普及の観点からも有効である 年 4 月 13 日付け長官通達において全州警察本部に対し 市民とのパートナーシップの構 23 現地調査で訪問した市民指導専科学校 (PUSDIK BINMAS) は 2012 年の開設当初の状況と比較して飛躍的に施設 機材整備も進み 運営状況も良好とみられ 校長 副校長並びに教官によるコミットメントとマネジメント能力の高さがうかがえた ブカシ研修を受講した教官は 研修で配布されたモジュールを活用し 現場の状況に合わせて教材も独自に作成するなど工夫している また ブカシ研修を受講していない教官と協働で教えるなど 教官の能力強化にも配慮しているとのことである 現在は 授業時間数が限られることから理論とシュミレーションのみで 現場実習まではできないため 教育総局に対し現行 1 カ月の研修期間を 2 カ月とすることを提案するとともに 予算申請もしているところである 近隣 4 カ所の署で現場実習ができれば 学生のみならず教官の実践的能力強化に資すると考えている -28-

51 築にあたり POLMAS の実践 バビンによる巡回連絡活動 ( ブカシモデル ) と問題解決活動の実施が指示されており 本プロジェクトの成果を反映した POLMAS 活動の全国普及は始まっている ロンバは 全国への普及を促進するうえで 有効なツールである 2016 年からは パイロット州のみならず全国を対象とする予定である 現地国内研修参加者を通じた州内 所属先の普及メカニズムも機能している 研修では 教育総局が主体となって必ず 各階層で研修内容の共有をするよう指導しており アクションプランに盛り込まれている また 程度の差 ( 広がり具合 ) はあるものの 研修参加者が州に戻ったのち 研修内容を他の勤務員に伝えていることは フォローアップを通じて確認されている 参加者全員に配布されるモジュールは 参加者が教官に限らず 指導者向けに構成されており モジュールの内容には 単に活動の説明のみではなく 教えるべきポイントや教え方なども書き込まれている さらに 教官を対象としたときは 教育総局の講師が同モジュールを使用した教授方法についても教えている 参加者全員に配布されるモジュールには CD が添付されており モジュールの表紙から内容に至るまで すべてのデータが入っており モジュールの複製が作成できるようになっている 4-2 有効性全国普及の体制構築を更に進めることにより プロジェクト目標達成見込みは高くなることが期待され 高い有効性が見込まれる (1) プロジェクト目標の達成見込み 第 2 章プロジェクトの実績 でも既述のとおり プロジェクト目標の現行指標を達成する見込みはある プロジェクト目標は POLMAS を全国レベルで実施するための体制が構築される であるが 全国展開に向けた体制構築の観点から重要な 本プロジェクト成果の教育総局の既存の教育訓練プログラムへの統合を示す指標についても 検討することが望ましい (2) 成果 ( アウトプット ) とプロジェクト目標との因果関係 PDM のロジックは 1 全国制度化に向けての POLMAS 活動強化のための運用規程 制度の整備 ( 成果 1) 2 人材を継続的に育成する教育訓練制度の強化 構築並びに人材の育成 ( 成果 2) 3ブカシ警察署における先進モデルの更なる強化 定着 ( 成果 3) を行うことにより 市民警察活動を全国レベルで実施できる体制構築 ( プロジェクト目標 ) を図り もって インドネシア版市民警察活動 (POLMAS) の実践州の拡大 ( 上位目標 ) に寄与するとしたもので 妥当である プロジェクト目標達成の外部条件 研修を受けた警察官の配属先が POLMAS 実践に理解を示す 24 については POLMAS 政策推進の流れがあり フォローアップ結果によれば 10 州において改善傾向をみせるなど プロジェクト目標達成に向けた貢献要因はあるものの 州警察本部長や幹部職員の異動など リスクもあるため楽観視はできない 24 英文では Trained police officers conduct POLMAS activities in their respective workplaces. とあるが 正しくは Managers at duty stations understand that trained police officers conduct POLMAS activities in their respective workplaces. である ( 研修受講生が所属先で POLMAS 活動を実践することは プロジェクト活動そのものであるため 外部要因ではない ) -29-

52 4-3 効率性本プロジェクトは 効率的に実施されてきた プロジェクト後半では 全国レベルの普及体制構築を念頭に 同プロジェクト目標達成に資する活動に対し 重点的に投入を行うことにより より高い効率性が見込まれる (1) 成果 ( アウトプット ) の達成状況 各成果( アウトプット ) の達成は 第 2 章プロジェクトの実績 で既述のとおり 成果 3 の緊急通報受理記録を除き おおむね順調である (2) 投入 ( インプット ) 日本側の投入は 量 質 タイミングの観点から 特段の問題はみられない インドネシア側については コストシェアリングは 一部実現 C/P の配置にも 特段の問題はみられない (3) プロジェクト実施の費用対効果を高める工夫 研修実施における現地インストラクターの積極活用をしている 本プロジェクトと関連性のある国家警察既存施策の積極活用をしている( 教育総局の通常研修プログラム 出張指導プログラム等の活用 ) 州本部によっては行政や地元企業からの協力による BKPM 等の建設が行われているところが現れており こうした地域社会の関心の高まりは活動コスト削減にも寄与している 特に POLMAS 関連規定の統合による新 POLMAS 規定策定については IOM が主導して進めていた会合に専門家が参加し 特に内容面でのインプットを行い プロジェクト成果を反映させたもので 他ドナー (IOM) との協働により費用対効果を高めている 4-4 インパクト既に一定の全国普及は始まっている プロジェクト後半では インドネシア側による自立した全国展開を可能とする体制 / システムの構築を更に進めることにより 上位目標達成の見込みがより高まる (1) 上位目標達成の見込み上位目標は プロジェクト終了 3~5 年後に達成されることをめざす目標である PDM の指標に基づき検証した現時点における達成見込みは以下のとおり 上位目標 指標 達成見込み インドネシア版市民警察活動 (POLMAS) を実践する州が増える 1 プロジェクトの提案を反映した POLMAS 関連通達に基づく POLMAS 活動が 10 州で実施される全州を対象として POLMAS 実践を指示した長官通達や 新 POLMAS 規定の発出といった政策面での推進に加え 長官指定パイロット 10 州に対して プロジェクト活動を展開していることから 現時点でも一定程度の普及は既に始まっ -30-

53 ており プロジェクト終了後における本指標の達成見込みはある なお 指標については 定義を明確にする必要がある 指標 1: プロジェクトの提案を反映した POLMAS 関連通達に基づく POLMAS 活動が 10 州で実施される 達成見込みあり 全州を対象として POLMAS 実践を指示した長官通達や 新 POLMAS 規定の発出といった政策面での推進に加え 長官指定パイロット 10 州に対して プロジェクト活動を展開しており さらに 2 州拡大も承認済みであることから 現時点でも一定程度の普及は既に始まっており プロジェクト終了後における本指標の達成が見込まれる 本指標の定義は プロジェクト目標の指標と同じく 州レベルで IHT を実施した すなわち IHT ができる力をもつ州 が 10 州に達することとする 25 なお プロジェクト目標の指標と同じく どのようなことができれば IHT 実施能力がついたと判断できるかの基準については プロジェクト後半で明確にしていく予定である プロジェクト終了後には インドネシア側で更にパイロット州の数を増やして 普及を継続していくことが期待されている そのためには 本プロジェクト期間中に インドネシア側による自立した全国展開を可能とする体制 / システムの構築を必要とする (2) 波及効果 行政 地域住民の支援を受けて 交番及び駐在所型施設を設置する動きが パイロット州のみならずパイロット州以外にもみられる バビン活動手当の支給が 2015 年 1 月より実現した 犯罪抑止等 治安の改善に効果が現れている ポンティアナック署の例では 犯罪発生件数は 西カリマンタン州全体で 20.3% 減少したが そのうちポンティアナック署が 17% を占めている また 犯罪発生件数の減少に伴い これまで捜査に充てていた予算の効率化にも役立っている (3) 因果関係 上位目標とプロジェクト目標に ロジック上の乖離はなく 外部条件 1プロジェクトを通じて導入された通達や運用ルールが大幅に変更されない 2POLMAS の全国実施に関する予算措置が継続される については妥当な条件であり 現時点では 特段の問題は認められない 4-5 持続性政策 制度面での持続性が見込め 組織 人材面及び予算面でも 進展がみられる 他方 現地国内研修 / ブカシ研修のもつ機能の持続性について検討する必要がある 25 PDM のロジックとしては プロジェクト終了後もインドネシア側により プロジェクトのパイロット州 ( 長官指定パイロット州 ) 以外の州にも普及することをめざすものであることから 調査団は この点について指標の設定も検討した しかし 長官指定パイロット州は今後も状況に応じて変更 ( 入替や卒業等 ) もあり得るなど流動的であることから PDM には記載していない また 問題解決件数 業務管理実施率 といった指標の設定も検討したが 地域特性を踏まえた妥当な数値目標の設定が難しいこともあり 設定していない -31-

54 (1) 政策 制度 <POLMAS> POLMAS 推進に係る現行の政策 制度面の環境は 今後も継続して良好な見込みである 妥当性 の項で既述のとおり 国家中期開発計画 (2015~2019 年 )(RPJMN )( 国家警察基本戦略 2005~2025 年 並びに 5 年ごとに策定する国家警察戦略計画において POLMAS は明確に位置づけられている POLMAS の政策における重要性はますます増しており 現行 2015~ 2019 年の戦略計画に反映され 一村一バビン制度の推進 バビン活動手当等 POLMAS 推進に直結した政策が実行に移されている 2014 年 4 月 23 日の長官通達により 全州に対し POLMAS の実践を指示している 本プロジェクトの成果が反映された新 POLMAS 規定についても 発出を待っているところである プロジェクトの成果( カリキュラム モジュール等 ) は 教育総局の通常プログラムに反映されている 長官指定は 10 州 17 署から 12 州 36 署 ( 決済待ち ) へと拡大しているが 本プロジェクトのパイロット州という位置づけであり プロジェクト終了後のインドネシア側による普及計画等については現時点では確認されない なお POLMAS は 既述のとおり インドネシア政府の明確な政策 戦略であり 一定の普及は始まっている ここでいう普及計画とは 本プロジェクトの成果 特にブカシ型 POLMAS を取り入れたかたちでの POLMAS 普及を意味する < 鑑識 > 検定制度 教材 検定員を規定した鑑識検定決定書(2013 年 6 月 13 日付 ) が発出されている ただし プロジェクト終了後のインドネシア側による研修 検定実施計画については 現時点では確認されない (2) 組織 人材 <POLMAS> プロジェクトにより実施される研修の内容を プロジェクト期間中に徐々に国家警察の研修プログラムに取り入れることによって事業の持続性を確保することとなるが SPN PUSDIK BINMAS をはじめ 既述のとおりカリキュラム モジュール等の統合は順調に進展している 人材については パイロット州は縦ライン研修 フォローアップを通じて育成している 各種学校の教官の現地国内研修も実施し 能力強化を進めている 現在 治安確立局 教育総局とともに行っているフォローアップ出張については 既存の地方出張指導システムを活用して 一定程度行うことが可能とみられる 国別特設研修参加者を中心とした同窓会 インドネシア警察サクラの会(ISI) のメンバーは 現時点で 601 人に上り 現在でも本プロジェクトに直接 間接的に大きく貢献している 詳細は付属資料 21 参照 今後 国別特設研修の行政研修参加者は将官レベルに昇進することが見込まれ 更なる貢献が期待できる 他方 縦ラインを対象とした現地国内研修/ ブカシ研修については プロジェクト終了後どのようなかたちで持続できるのか 可能なかたちを検討する必要がある 現在 ブカシ両署とも 現 -32-

55 地国内研修において 開催準備 現場実習プログラムの作成 研修インストラクターなど 重要な役割を果たしている これまでの経験により 組織的 人的リソースは一定程度育成されており プロジェクト終了後も現地国内研修において同様の役割を果たすことは可能とみられ 署長をはじめ幹部のコミットメントも高い 他方 ブカシ両署が継続して現地国内研修のモデル署として活動を継続するうえでは 国家警察による指示が必須である また 現在のパイロット州のなかから ブカシ署以外においても 同様の機能を果たすことができる場所が形成される可能性も含め 全国普及におけるモデル署の役割について 合意することが求められる 現在プロジェクト活動を推進する人材の 今後の異動や停年退職等を考慮し さらに計画的な人材の育成を行う必要が見込まれる 例えば 毎年約 20,000 人の初任科生を教育するにあたり 教育総局は POLMAS 研修に必要な教官は約 300 人と試算している うち約 120 人は国家警察と JICA の協働による研修を履修しているが SPN 教官にも異動があり 教官の継続した育成も検討課題である < 鑑識 > 鑑識については ブカシ両署に先行プロジェクトを通じて育成したインストラクターが各 3 名おり 鑑識課のスタッフも出張研修 検定の講師としての参加を通じ 人材育成がなされている 採取した指紋の照合技術育成の重要性にかんがみ 指紋採取に加え 照合技術についても研修を開始し人材育成を行っている ただし 指紋照合については 長期間の熟練を必要とすることから 本プロジェクトにおいて検定制度の構築は視野に入れていない (3) 財政 国家警察本部計画担当次長局が策定した POLMAS に関する最新の政策については 2015~2019 年インドネシア国家警察戦略計画 2015 年インドネシア国家警察業務計画 に含まれる 当該計画文書のなかに POLMAS が含まれることは 国家警察が行う各種プログラムや活動 ( 指導的活動とオペレーション的活動の両方 ) について 政府が国家警察に配置する予算の規模に大きく影響する 2015~2019 年国家警察戦略計画 では POLMAS に関連する 安全醸成潜在力活性化プログラム 予算が拡大傾向にある 国家警察官教育研修プログラム インドネシア国家警察設備資機材向上プログラム についても同様である 2012 年から 2015 年までの予算推移においても 予算拡大傾向が確認できる -33-

56 2012~2015 年インドネシア国家警察 (INP) の予算推移 単位 : 兆ルピア 予算費目 人件費 27,515 29,859 29,290 31,985 物品費 7,759 9,166 9,715 13,439 資本 6,632 8,206 4,609 6,169 合計 41,907 47,232 43,616 51,594 出所 : 計画担当次長局 2012~2015 年安全醸成潜在力活性化プログラム 予算の推移 単位 : ルピア , , , ,- 出所 : 計画担当次長局 <POLMAS> ブカシ型 POLMAS 活動をベースとして バビン活動に必要な経費がバビン手当 (1,100,000Rp/1 カ月 ) として全国のバビンに支給されることが決定し 国警本部並びに現場視察において 2015 年 1 月より実施段階に入っていることが確認された バビン活動手当のような現場オペレーション予算に加え 人材育成予算についても教育総局主管による訓練機関の通常プログラムや 州本部で例年実施される専科教養プログラムがあり 予算の継続的な確保 ( 研修の継続的な実施 ) が見込まれる 既述のとおり 現地国内研修/ ブカシ研修の将来的な実施のあり方に応じ 必要な予算を確保する必要がある < 鑑識 > 鑑識課では 予算不足はあるものの 予算獲得に向けたアクション( 予算申請 予算費目の柔軟化等 ) が取られており 余剰予算を活用した活動実績もあることから 今後の進展が期待される 鑑識研修 検定並びに実際に指紋採取を実践するうえで必要な資機材については 各州本部の既存資機材 (2005 年度無償資金協力で整備した資機材含む ) を今後も活用できる 26 国家警察の通常キットが使えるように研修しており 資機材面での持続性はある 26 通常 国家警察より 資機材キット ( 米国製 ) が配布されており 不足する場合は申請すれば追加で配布されるシステムとなっている -34-

57 第 5 章貢献要因 問題点及び問題を惹起した要因 5-1 貢献要因 計画に関すること 本プロジェクトでは POLMAS を全国レベルで実施するための体制構築を目標とし インドネシア国家警察 (INP) が推進する POLMAS 政策を支援する位置づけであることを明確に打ち出した その結果 本プロジェクトは政策支援として有効に機能している 実施プロセスに関すること 本プロジェクトは 国家警察内の複数の部局にまたがる横断的な活動を含むものであることから 関係部局間の密接な連携が必要不可欠であり JICA 治安確立局 教育総局メンバーで構成する三者会議を設置した 同会議のプロセスを通じ プロジェクトの成果を長官決定というかたちで国家警察の中枢に反映させるなど プロジェクトの円滑な実施に貢献している JICA 専門家は インドネシア語でコミュニケーションを取ることで 相互理解の促進や 良好な関係構築に大きく寄与している 国別特設研修参加者を中心とした同窓会 インドネシア警察サクラの会(ISI) のメンバーは プロジェクト活動の推進に尽力し 現地国内研修の指導員を務めるなど 本プロジェクトに直接 間接的に大きく貢献している 5-2 問題点及び問題を惹起した要因 計画に関すること 成果 3 の緊急通報受理記録数については 110 制度の認知度が低く緊急通報自体が入らない現状を考慮すると 活動計画に含めることの妥当性について 事前に精査することが望ましかった 実施プロセスに関すること特になし -35-

58 第 6 章結論及び提言 6-1 結論 1 本プロジェクト活動の進捗は 総じて順調である インドネシア国家警察 (INP) における POLMAS 推進政策の重要性が増しているなかで 日本は 本分野の主要パートナーとして POLMAS 政策 制度整備における貢献度も高い 教材をはじめ 教育総局の通常研修プログラムへの統合も順調に進捗している 現地国内研修 / ブカシ研修を核とし 市民指導部縦ラインや各学校の教官 学生等の能力強化を行い 参加者は所属先において研修成果を伝えるとともに 1 巡回連絡 2 問題解決 3 業務管理システムを主な 3 要素とするブカシ型 POLMAS を実践している 当初計画のとおり インドネシア側の POLMAS 推進政策を支援する 政策支援プロジェクト として有効に機能している 2 他方 本プロジェクトは インドネシア側による POLMAS の全国展開を可能にする体制 / システムの構築が目標であるため インドネシア側のイニシアティブによる全国普及計画 アプローチが重要である 本プロジェクトでは 2015 年より 長官指定が 10 州 17 署から 12 州 36 署に拡大されるが インドネシア側への聞き取りによると 全州普及への日本側支援の継続を期待しており 現時点では プロジェクト終了後の自立した普及計画 アプローチについては確認できていない POLMAS は インドネシア政府の明確な政策 戦略であり 一定の普及は始まっているが ここでいう普及計画とは 本プロジェクトの成果 特にブカシ型 POLMAS を取り入れたかたちでの POLMAS 普及を意味する 特に本プロジェクトで効果的なツールである 市民指導縦ラインによる現地国内研修 / ブカシ研修のプロジェクト終了後のあり方をはじめとし インドネシア側 日本側関係者間で 本プロジェクトの役割及び限られたプロジェクト期間で実現可能な範囲につき検討することが必要である 3プロジェクトの前半においては 普及アプローチの確立に資する多くの進展が既にみられている 引き続き 各州警察本部 警察署等の管轄区域の広大さ 地域特性の多様性等に配慮しつつ プロジェクト終了後の普及を可能にする体制 / システム / 仕組みづくりを進めることができれば 本プロジェクトの目標は達成見込みが高く また その先の上位目標も達成可能とみられる 6-2 提言 ( 今後の検討事項含む ) (1) プロジェクト目標 / プロジェクト終了時の到達点 1プロジェクト前半の成果等を踏まえつつ プロジェクト後半では 本プロジェクトの目標 (= プロジェクト終了時点の到達点 ) について インドネシア側関係者とより具体的なイメージのすり合わせが必要である (2)POLMAS の全国展開に向けた環境 基盤の整備 ( 予算 人材等 ) 1 予算については 2015 年 1 月より バビン活動手当の配賦が開始された これは 本プロジェクトで育成した人材が現場で POLMAS を実践することの後押しになるものである 国家警察には 引き続き POLMAS の全国展開を推進するために必要な予算措置を期待したい 2 人材については 本邦研修参加者の POLMAS 関連部署への配置がみられる 研修参加者の有効活用という観点からも 国家警察には 引き続き 研修参加者の POLMAS 関連部署への配置を期待したい -36-

59 (3)POLMAS の全国展開に向けた普及計画 アプローチの検討 策定 < 総論 > 1プロジェクトにて実施中の 現地国内研修 / ブカシ研修と その後のフォローアップ活動 というアプローチを通じ パイロット州においては 研修参加者の所属先における普及や 州内 所轄内への普及に有効な In-House Training を実施するための能力強化が図られている そのため 本アプローチによりパイロット州内の普及メカニズムは確保することが可能とみられる また 本アプローチは継続することが望ましい 2 本プロジェクト終了後の全州普及については 国家警察 ( 治安確立局 教育総局 ) の更なるイニシアティブが求められるが 現時点では 普及計画策定 ( 予定 ) 等は確認できていない プロジェクトの現時点の成果を踏まえつつ インドネシアによる普及計画 アプローチについて プロジェクト後半において検討 策定を支援することが必要である 3 普及計画 アプローチの検討 策定にあたっては プロジェクト前半の進捗状況等も踏まえつつ プロジェクト終了後もインドネシア側により パイロット州のみならず その他の州への普及に向けた体制 / システムの構築に必要な要素を確認していく必要がある ( 政策 制度 組織 人員 予算 仕組み等 ) <プロジェクトのアプローチと教育総局の通常研修プログラム> 4 普及計画 アプローチとして 現在のプロジェクトのアプローチ ( ブカシ研修及びフォローアップ活動 ) を採用する場合には プロジェクト後半において 同アプローチの継続性 持続性にも留意していくことが必要である 5なお プロジェクトで開発した教材等は 教育総局の通常研修プログラムにおいて採用されている現状や 同研修プログラムは国家警察により予算措置がなされていることを踏まえれば 教育総局の研修プログラムを通じた全国普及は有効と考えられる そのため 今後も教育総局の研修プログラムへの関与を継続することが望ましい 特に 関連の高い市民指導専科学校 (PUSDIK BINMAS) については 研修内容の更なる充実化も検討されたい ( 例 : 教官対象の現場実習 授業実施時のモニタリング フォローアップ 計画局 教育総局による研修期間延長 予算手当等への働きかけ等 ) 6また プロジェクトのアプローチで実施している内容と 教育総局の通常研修プログラムで実施している内容との関連性を分析し プロジェクトのアプローチの全部または一部を教育総局の研修プログラムに統合化していくことを検討されたい <ブカシ研修 / 現地国内研修 / 縦ライン研修 > 7 本プロジェクトの胆でもある ブカシ研修 ( 現地国内研修 / 縦ライン研修 ) については プロジェクト終了後の役割 持続性等について検討する必要がある 長年にわたり ブカシ署は POLMAS のモデル性の確立に貢献してきたが 現時点で 中央ジャカルタ署 西ジャカルタ署 北ジャカルタ署が長官指定されており プロジェクト終了後において これらの警察署が POLMAS の全国展開上どのような役割を果たしていくのかについてまだ明らかではない また 他州の警察官に対するブカシ研修は始まってまだ期間が経過していないこともあり これらを踏まえつつ ブカシ警察署の上位機関であるジャカルタ警視庁及び国家警察本部においても 所要の体制整備を進める必要があり得る -37-

60 (4) 鑑識 1 鑑識研修 検定制度の刑事専科学校への反映の可能性について 引き続き 検討を進めていくことが望ましい 反映にあたっての制約要因としては 資機材の不足 実施予算 カリキュラム変更が必要といった点が想定される しかし 同専科学校の役割にかんがみ またプロジェクトの成果を既存研修プログラムに最大限反映させる意味でも 検討を続けることが期待される 2プロジェクト期間中に可能な指紋採取研修及び照合研修の範囲についても検討することが望ましい 3 現在行われている指紋採取に係る出張型の研修 検定制度の持続性についても 検討することが求められる (5)PDM 及び PO の修正 1 中間レビュー調査の結果に基づき PDM の指標の修正を行う ( 改訂版 PDM Ver.3 及び改訂ポイントの一覧表は付属資料 22 及び 23 参照 ) 2また 本プロジェクトの主要活動で 実施 計画されているにもかかわらず現 PO に記載がないものを追記する ( 指紋照合研修 IHT に向けたキャパシティビルディング等を想定 ) (6) 第三者調査による意識調査 1 過去に実施してきたニールセン調査が候補の一つとして考えられるが 警察活動のなかでも本プロジェクトとの因果関係が明確な質問項目を精査し より効率的な形での実施を検討する 2 併せて 問題解決件数等の指標で 市民の信頼向上度合いを確認する 上記提言のうち 特に (1)1 (3)3 及び6については 本中間レビュー終了後 適切な時期に インドネシア側 日本側で議論する -38-

61 第 7 章団長所感 本プロジェクトは 広大な国土をもつインドネシアにおいて POLMAS を普及させることを目的とする 野心的な案件である インドネシアにおいては 従来 POLMAS の担い手であるバビンの地位は高いものではなかった しかし その直前の 2015 年 1 月に バビン活動手当の配布が開始された 時にバビン自らのポケットマネーで交通費等を負担していたという状況もあったなか このような予算措置は POLMAS の実効性を担保するだけではなく 警察のなかで POLMAS が重視されていることを制度的に示し 結果として現場の士気を高めるという意味で 意義が大きいと考える 今後も同様の予算措置を期待したい 本プロジェクトは 日本の警察協力の源流ともいえるブカシでの研修 (In-Country Training) とパイロット州における州内の研修 (In-House Training) が有機的に連結して実施され パイロット州に POLMAS が普及するメカニズムが形成されている このような実施体制の工夫を プロジェクトの後半も継続するとともに プロジェクト終了後の自立的な全州への展開の際にも 発揮することを期待したい 現時点では 国家警察による POLMAS 全国普及計画等の策定は確認できなかったため 今後の対応を注視したい 一方 プロジェクトの枠組みとは別に 国家警察の研修総局において実施される通常研修において プロジェクトで開発した教材等が採用されている したがって 通常研修の枠組みも POLMAS の全国普及のために活用されれば 非常に効率的と考えられる 研修総局への関与についても継続が必要と考える 鑑識については 鑑識研修 検定制度の刑事専科学校への反映の可能性について 引き続き 検討を進めていきたい 今回 初めて POLMAS の現場をジャカルタ及びリアウ州で見ることができ インドネシアの地域社会において POLMAS が確実にその存在感を示していることを確認した また リアウ州警察は ブカシ州のようになることを目標とし 士気を高めていた 派遣されている専門家も ロンバ ( 発表競技会 ) 好事例集の発行等 現場の警察官にとってインセンティブとなる活動を推進し POLMAS を実践するという点を追求していることが分かった 地域住民との信頼関係を築くことで地域社会の安全を守るという 一見地道なこの概念は 専門家の努力により 現場レベルで着実に浸透していると認識した 国家警察においては 現場を支えるような制度構築と実施を期待したい まだプロジェクトは折り返し地点であり 本プロジェクト後の展望も今後考える必要があるが 引き続き警察庁のご協力を得て 本プロジェクトがより効果を発現できるよう 尽力したいと考えている -39-

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63 付属資料 1-1 PDM Ver.1( 英 ) 1-2 PDM Ver.1( 和 ) 2-1 PDM Ver.2( 英 ) 2-2 PDM Ver.2( 和 ) 3 インドネシア国家警察組織図 4 インドネシア国家警察の警察官数 警察職員数 5 インドネシア国家警察階級一覧表 6-1 巡回連絡の概略 6-2 問題解決活動の概略 6-3 業務管理の概略 業務管理の概略 2 7 市民警察活動全国展開プロジェクト推進コンポーネント 8 ブカシ研修モジュール目次例 ( 仮訳 ) 年 10 月 ( 新フェーズ ) 以降の現地国内研修実施状況 10-1 調査日程 ( 第一次調査 ) 10-2 調査日程 ( 第二次調査 ) 11 評価グリッド ( 和 ) 12 主要面談者リスト 13 ミニッツ 14 日本側投入実績 15-1 インドネシア側投入実績 15-2 三者会議メンバーリスト 16 国家警察教育機関概要一覧表 17 教育機関体系表 年各州警察本部が実施予定の専門研修 ( 専科教養 ) 19 活動の計画と実績 (PO) 20 タスクフォース ( 三者会議 ) 実施状況 21 インドネシア警察サクラの会 (ISI) メンバー一覧 ( 本邦研修全参加者リスト ) 22-1 PDM Ver.3( 英 ) 22-2 PDM Ver.3( 和 ) 23 PDM 改訂ポイント一覧 現行 PDM(Ver.2) と改訂 PDM(Ver.3) 比較

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65 1-1 PDM Ver.1( 英 ) -43-

66 -44-

67 1-2 PDM Ver.1( 和 ) -45-

68 -46-

69 2-1 PDM Ver.2( 英 ) -47-

70 -48-

71 2-2 PDM Ver.2( 和 ) -49-

72 -50-

73 3 インドネシア国家警察組織図 -51-

74 4 インドネシア国家警察の警察官数 警察職員数 -52-

75 5 インドネシア国家警察階級一覧表 -53-

76 -54-

77 6-1 巡回連絡の概略 -55-

78 6-2 問題解決活動の概略 問題解決活動 1 問題解決活動の意義 問題解決活動とは 警察が主体となって 地域住民の生活に危険を及ぼす犯罪 事故 災害など を未然に防止する活動や地域の身近な問題を解決するこという 2 警察官による問題解決活動 (1) 積極的な屋外活動警察官が制服で街頭に姿を見せることは 犯罪発生の抑止効果とともに 地域住民から見れば大きな安心感を与える バビンが巡回連絡などの所外活動を行う際は 地域住民等に対する積極的な声掛け ( 挨拶 ) を行い 警察官の存在を知らせ住民に安心感を与える配意が必要である 所外活動を積極的に実施することで地勢を把握することができ これが問題解決活動を実施する上で非常に有効である (2) 通報や認知した問題への迅速かつ誠実な対応地域住民からの通報や巡回連絡等の所外活動等により把握した問題については 迅速かつ誠実をモットーとして対応すること 地域の問題解決にあたっては 地域住民や自治体等との連携が不可欠である場合が多いが そのような事案については 地域住民や自治体等に協力を求めて対応することが必要である 3 地域住民 自治体等と連携した問題解決活動地域における問題は 複雑 多岐にわたっており 問題の根源的な解決を図るためには 地域住民 自治体との連携が不可欠である場合が多い こうした問題を解決するにあたっては 警察が積極的に地域住民 自治体等に連携 協力を求めるほか 地域住民 自治体等がそれぞれの観点で取り組んでいる地域の問題解決活動を積極的に支援し 連携していくことが必要である (1) 問題解決活動の推進要領ア問題の把握問題解決活動を行う上では 住民の意見 要望を広範に かつ 正確に把握するほか 管内の地勢や犯罪情勢を把握することによって 地域住民が真に解決を望んでいる問題を的確に知ることが必要である そのためにバビンは 巡回連絡 自治体や RW/RT の会合への参加 F KPM からの意見聴取等を通じて 地域住民の意見 要望等を的確に把握するほか 平素の各種活動を通じて 管内の地勢 犯罪情勢の把握に努めなければならない イ問題への対応即時的な対応が必要な事案を除いては 幹部に報告して指揮を受け 具体的な活動計画を策定した上で対応する 複数の問題が存在するときは 次の事項に配意して優先順位をつけて取り組むことを検討する 住民が真に解決を望んでいる問題であるか 住民の不安を解消するために 解決すべき問題であるか -56-

79 ウ活動計画の策定活動計画の策定にあたっては 必要に応じて幹部や地域住民 ( 地域有力者 FKPM メンバーなど ) 自治体等の関係者に出席を求め 活動時期 具体的活動内容等を定めるほか 住民 自治体等との連携方策 警察他部門との連携の必要性等についても検討すること エ活動への具体的な取組み地域住民と連携した問題解決活動を推進するため重要なことは 警察が主体的に活動するとともに 警察が住民の参加する活動や住民による自主的な活動を支援することである 例えば 夜間 オートバイ盗が連続して発生しているような場合 警察は事件を捜査し犯人を検挙する活動にとどまることなく 地域の問題として捉え 次に挙げるような活動により 地域住民等と連携し 多様な解決手段を講じることが重要である 巡回連絡等の機会に 防犯チラシ等を活用して住民に注意を呼び掛ける 地域の各種会合を通じて地域有力者に注意を呼び掛ける 地域住民と連携し 現場における防犯上の問題点を点検し 改善する( 防犯灯の設置 被害防止を呼び掛ける横断幕の設置等 ) 地域における防犯上の問題点の改善を自治体に働きかける 地域住民 自治体等と連携した合同パトロールを実施する など (2) 実施結果の検証と広報問題解決を実施した結果を検証し その成果が地域住民に有益な成果であった場合は その成果を積極的に地域住民に広報する これにより 地域住民に安心感を与えるとともに 警察の活動が地域住民に理解され 信頼獲得につながることで さらなる協力が得られる 出所 : プロジェクト -57-

80 6-3 業務管理の概略 1-58-

81 6-3 業務管理の概略 2-59-

82 7 市民警察活動全国展開プロジェクト推進コンポーネント -60-

83 8 ブカシ研修モジュール目次例 ( 仮訳 ) -61-

84 年 10 月 ( 新フェーズ ) 以降の現地国内研修実施状況 -62-

85 -63-

86 -64-

87 10-1 調査日程 ( 第一次調査 ) -65-

88 10-2 調査日程 ( 第二次調査 ) -66-

89 11 評価グリッド ( 和 ) -67-

90 -68-

91 -69-

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93 -71-

94 12 主要面談者リスト (1) 国家警察本部計画担当次長局計画担当次長官僚制改革部長組織管理部長戦略開発計画担当部長戦略開発計画担当部協働課長戦略開発計画担当部国内ソフトウェア課長戦略開発計画担当部協働課係長 M. ティト カルナフィアン少将ナウファル ヤヤ准将ガトット エディ プラモノ准将 M. イマム ジャウハリ准将ジャロット大佐プトゥ グデ マヘンドラ ジャヤ大佐バユ デワントロ中佐 (2) 国家警察本部治安確立局 治安確立局長 プトゥット エコ バユセノ中将 市民指導部長 ヘンキ カルアラ准将 前 市民指導部ポルマス指導課長 ザエナル アクリ大佐 ( 現 : 教育総局 ) 現 市民指導部ポルマス指導課長 エリア ワソノ マストコ大佐 市民指導部ポルマス課ポルマス指導係長 フェデラティ中佐 (3) 国家警察本部教育総局計画総務部長計画総務部人事課長計画総務部設備機材課長主任教授海外協力係長 アディ プラウォト准将 Y. プラプト W. 大佐ザエナル アクリ大佐ティクティク ルスティカ大佐スプリヨノ中佐 (4) 国家警察本部刑事局鑑識課課長副課長同課幹部同課幹部同課幹部同課幹部同課幹部同課幹部 べクティ スハルトノ准将ニクソン マヌルン大佐ココット インダルト大佐ルディ ハルトノ大佐アディティヨ大佐ソリチャン グスモノ大佐ラトナワティ中佐セバスティアナ イサベル中佐 (5) 国家警察本部国際部国際局長国際ミッション部長海外協力人材開発課長政策分析担当官 スゲン プリヤント少将 E. ウィディヨ S. 准将ジョニ アサドマ大佐エルミアディ ヤディ大佐 -72-

95 (6) ジャカルタ警視庁市民指導部長市民指導部副部長市民指導部警備員指導課長市民指導部協働課行政組織係長市民指導部ポルマス指導課自警団指導係長市民指導部指導啓発課市民秩序指導係長市民指導部評価分析係長 ブディ ウィジャナルコ大佐アンジャル グナディ中佐メンセン バトゥバラ中佐ハルミノ中佐ザイナル アリフィン少佐 H. ナスルル少佐イダ ヌルハイダ少佐 (7) ブカシ県警察署署長市民指導課長市民指導課副課長市民指導係長市民指導課ポルマス指導係長総合市民応接センター長刑事課鑑識係長 イスナエニ ウジアルト大佐バスキ ラハルジョ少佐エンダン ロンラ大尉タルムジ中尉ウマル少尉スプリヤント大尉イワン グナワン少尉 現場視察 Koban ジャティムリア< 駐在所型 > Koban バンタル ジャヤ< 駐在所型 > * 現場視察時にバビン 村役場職員 地域の有力者 管轄分署署長等同席 (8) メトロ ブカシ警察署署長市民指導課長市民指導課副課長市民指導課ポルマス指導係長 ルディ スティアワン大佐 I.G.M. セリ プジャウィジャヤ少佐トゥギミン大尉カヤ ロカヤ大尉 現場視察 ポルサブセクトール ペカヨン< 交番型 > BKPM ジャティアシ< 交番型 > BKPM メカルサリ< 交番型 > * 現場視察時にポルサブセクトール /BKPM 長 勤務員 バビン 警察協力市民 (FMPM 長 メンバー等 ) 管轄分署署長等同席 (9) 西カリマンタン州州警察本部市民指導部長州警察本部市民指導部ポルマス指導課長ポンティアナック コタ警察署長 スハディ スウォンド大佐カムト中佐ラデン ヘル プラコソ大佐 -73-

96 ポンティアナック コタ警察署市民指導課長 シャリファ サルビア少佐 ポンティアナック コタ分署長 A. ムクタル少佐 北ポンティアナック分署長 ウィスヌ少佐 * その他 ポンティアナック市長代理 郡長 市民代表 ( 村長 FKPM 長 ) 現場視察 BKPM コタ バル< 交番型 > BKPM パサール フランボヤン< 交番型 > BKPM タンジュン プラ< 交番型 > * 現場視察時に BKPM 長 勤務員 バビン 警察協力市民 (FMPM 長 メンバー RW 長 RT 長 管轄分署署長等同席 (10) 市民指導専科学校 ( 中部ジャワ州 ) 副校長教官課長主任教官教材係長教材係付士官 ブディ ストリスノ中佐ジョコ ユリアルト中佐 HSA. カリム中佐スダルウォト少佐アジ ウィドド大尉 (11) 中部ジャワ州サラティガ警察署長 リブット ハリ ウィボウォ中佐 サラティガ警察署管内現場視察 Koban シドゥル< 駐在所型 > Koban ノボレジョ< 駐在所型 > BKPM モール< 交番型 > Koban ブロトンガン< 駐在所型 > * 現場視察時に BKPM 長 勤務員 バビン バビン夫人 郡長 市民代表 (FMPM 長 メンバー 村長 RW 長 RT 長 管轄分署署長等同席 スマラン警察署管内現場視察 BKPM ムクティハルジョ ロル<FKPM 主導型 > * 行事出席者 : 中部ジャワ州警察本部市民指導部ポルマス指導課長 グヌック分署長 ムクティハルジョ ロル村バビンならびに FKPM 長 グヌック郡郡長 国軍 ( 郡レベルの代表 ) 警察官 同 FKPM メンバー 地域住民等が多数同席 インドネシアさくらの会 (ISI) 主要メンバー ( 国特 1 期 OB) 中部ジャワ州警察本部一般犯罪刑事部長プルワディ アリアント大佐 -74-

97 (12) リアウ州州警察本部市民指導部長スギヨノ大佐州警察本部市民指導部副部長ナナン プルノモ中佐州警察本部市民指導部ポルマス指導課ポルマス係長シナガ少佐 ペカンバル警察署長ロベルト ハルヤント W. 大佐現場視察 シドムルヨ ティムール村役場内 BKPM * バビン 行政 村の職員 FKPM メンバー 地域住民等も同席 シアック県知事 H. シャムスアル県知事シアック県警察署長デディ ラフマン ダヤン中佐 カンプン レムパック駐在所 * 歓迎式典 ( シアック警察署管内全バビン 分署長ら幹部 行政関係者 地域住民などが多数同席 ) および駐在所視察 (13) 国家開発計画庁 (BAPPENAS) 防衛安全局長 ユド D. プリアアディ (14) 国際移住機構 (IOM) Project Manager Mr. Peter Kern Senior Project Assistant Mr. Roy Sudjatmiko Senior Project Assistant (Maluku) Ms. Regina N. (15) プログラム プロジェクト専門家 スタッフ 国家警察長官アドバイザー / プログラムマネジャー 中尾克彦専門家 プロジェクトリーダー / 人材練成 丸山直紀専門家 プロジェクト サブリーダー / 組織運営 現場人材練成阿部勝美専門家 総合現場警察活動 (3 月 21 日以降はサブリーダー ) 畑孝博専門家 総合鑑識技能練成 近将専門家 業務調整 / 研修 安西俊専門家 プロジェクト リエゾン オフィサー 宍戸久美子 PLO (16) 日本大使館経済公使一等書記官 貴島善子貝沼諭 -75-

98 (17)JICA インドネシア事務所所長次長所員 安藤直樹 齋藤幹也 中村覚 -76-

99 13 ミニッツ -77-

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141 14 日本側投入実績 1. 専門家 (2014 年度末時点 ) (1) 長期専門家 分野専門家 ( 派遣期間 ) 国家警察長官アドバイザー / プログラムマネジャープロジェクトリーダー / 人材練成 プロジェクトリーダー / 人材練成プロジェクト サブリーダー / 組織運営 現場人材練成プロジェクト サブリーダー / 組織運営 現場人材練成総合現場警察活動 総合鑑識技能練成 総合鑑識技能練成業務調整 / 研修 中尾克彦 (2012 年 7 月 25 日 ~2015 年 7 月 24 日 ) MM: 人 / 月 ( 年度 ) 合計 竹迫宜哉 (2012 年 1 月 19 日 ~2014 年 1 月 18 日 ) 2012 年 1 月 19 日 ~2012 年 10 月 31 日は 個別専門家 (POLMAS 活動強化 ) 2012 年 11 月 1 日 ~ 現フェーズの専門家 丸山直紀 (2014 年 1 月 7 日 ~2016 年 1 月 6 日 ) 折戸誠 (2010 年 3 月 18 日 ~2013 年 3 月 22 日 ) 2012 年 8 月 1 日 ~10 月 31 日は パイプライン専門家 2012 年 11 月 1 日 ~ 現フェーズの専門家 阿部勝美 (2013 年 6 月 1 日 ~2015 年 3 月 20 日 ) 2013 年 3 月 19 日 ~5 月 16 日は短期専門家として派遣 畑孝博 (2012 年 10 月 22 日 ~2015 年 3 月 20 日 ) 3 月 21 日 ~8 月 31 日はサブリーダー 佐藤政美 (2011 年 7 月 5 日 ~2013 年 7 月 4 日 ) 2011 年 7 月 5 日 ~2012 年 7 月 31 日は 前フェーズの専門家 2012 年 8 月 1 日 ~2012 年 10 月 31 日は パイプライン専門家 2012 年 11 月 1 日 ~ 現フェーズの専門家 近将 (2013 年 6 月 24 日 ~2015 年 6 月 23 日 ) 安斎俊哉 (2012 年 12 月 16 日 ~2015 年 12 月 15 日 ) ( 合計 9 人 ) 合計

142 (2) 短期専門家 分野専門家 ( 派遣期間 ) 現場警察活動 1 現場警察活動 2 現場警察活動 1 現場警察活動 2 市民警察活動 3 指紋照合鑑識 市民警察活動 1 市民警察活動 2 市民警察活動 3 市民警察活動 4 指紋照合鑑識 小林淳一 (2012 年 11 月 1 日 ~2013 年 2 月 1 日 ) 佐々木良明 (2012 年 11 月 18 日 ~2013 年 3 月 22 日 ) 栗原伸悦 (2013 年 6 月 17 日 ~2013 年 7 月 31 日 ) 渡辺義文 (2013 年 9 月 20 日 ~2013 年 11 月 17 日 ) 吉田雅行 (2014 年 1 月 13 日 ~2014 年 3 月 30 日 ) 金子功 (2014 年 3 月 3 日 ~2014 年 3 月 29 日 ) 谷脇理 (2014 年 5 月 21 日 ~2014 年 6 月 19 日 ) 滝沢裕 (2014 年 9 月 22 日 ~2014 年 11 月 19 日 ) 栗田優子 (2014 年 11 月 20 日 ~2014 年 12 月 18 日 ) 栗原伸悦 (2015 年 1 月 19 日 ~2015 年 2 月 14 日 ) 磯部洋光 (2015 年 2 月 16 日 ~2015 年 3 月 13 日 ) MM: 人 / 月 ( 年度 ) 合計 合計 11 名合計 研修員受入 ( 本邦研修 ) 年度 コース名 期間 参加者人数 2012 国際捜査セミナー ( 課題別研修 ) 2 名 (2013 年 1 月 20 日 ~2013 年 2 月 9 日 ) 2013 POLMAS 教育訓練分野研修 6 名 (2013 年 6 月 23 日 ~2013 年 6 月 29 日 ) POLMAS 組織運営分野研修 ( 上級幹部 ) 5 名 (2013 年 11 月 6 日 ~2013 年 11 月 14 日 ) POLMAS 業務管理分野研修 ( 中級幹部 ) 7 名 (2013 年 11 月 6 日 ~2013 年 11 月 14 日 ) POLMAS 全国展開活動強化 13 名 (2014 年 2 月 12 日 ~2014 年 2 月 20 日 ) 2014 指紋照合鑑識 2 名 (2014 年 10 月 20 日 ~2014 年 11 月 15 日 ) 上級幹部組織運営 (2014 年 11 月 12 日 ~2014 年 11 月 20 日 ) 10 名 合計 45 名 3. 機材機材供与はなし -120-

143 4. 在外強化費 ( 単位 ;RP) 費目 2012(10/1~) (~12/31) 合計 一般事業費 1,109,665,425 2,346,353,333 1,663,916,475 5,119,935,233 航空賃 399,003, ,701, ,910,300 1,658,614,400 旅費 ( 航空賃以外 ) 399,411, ,318, ,153,175 1,430,883,375 謝金報酬 ( スタッフ以外 ) 0 600, ,000 業務計画 ( ローカルコンサルタント ) 業務契約 ( ローカル NGO) 業務契約 会議費 147,340, ,363, ,276, ,980,600 合計 (RP) 2,055,420,775 3,775,336,433 2,952,256,400 8,783,013,608 JICA 予算統制レート (RP- 円 ) 0, , , 円貨概算額 1,954 万円 3,317 万円 2,851 万円 8,122 万円 5. モニタリングオフィサーの配置プロジェクト リエゾン オフィサー ( バリに配置 ) 宍戸久美子 (2012 年 10 月 ~2014 年度末時点 ) 合計 30MM 以上 -121-

144 15-1 インドネシア側投入実績 1. Project Personnel(JCC members) JCC Designation Name Project Director Vice Chief of INP KOMJEN Pol Badrodin Haiti Vice Project Chief of Department of Security KOMJEN Pol Putut Eko Bayu Seno Directors Guidance Chief of Institution for Education Komjen Pol Budi Gunawan Project Manager Co-Project Managers Chief of Department Detectives and Criminals Chief of Planning Assistance Division Chief of Human Resources Division Chief of International Relations Division Komjen Pol Budi Waseso( ~presnet) Komjen Pol Suhardi Alius ( ~ ) Irjen. Pol. Tito Karnavian Irjen Pol Haka Astana M Widya Irjen Pol Sugeng Priyanto 2. Major Counterpart Personnel (1)Department of Security Guidance, INP Designation Name CHIEF DIRECTOR OF PUBLIC GUIDANCE VICE DIRECTOR OF PUBLIC GUIDANCE CHIEF OF CIVIL POLICE ACTIVITY SECTION Komjen Pol Putut Eko Bayu Seno BRIGJEN Pol HENGKIE KALUARA KBP Muhammad ISWANDI( ~present) KBP DAUD SIHOMBING( ) KBP Elia Wasono(2015.2~present) Kombes Pol Drs. Zaenal Aqli(2013.6~2015.2) (2)Institution for Education, INP Designation CHIEF CHIEF OF COORPORATION AFFAIR SECTION SENIOR TUTOR Name KOMJEN POL BUDI GUNAWAN KBP VICTOR E SIMANJUNTAK( ~ ) Kombes Pol Dra. Tiktik Rustika (3)Planning Assistance Division Designation Chief Chief of Policy and Strategy Bureau Chief of Cooperation Section, Policy and Strategy Bureau Chief of Cooperation Unit, Policy and Strategy Bureau Name Irjen. Pol. Tito Karnavian Brigjen Pol M. Imam Djauhari KBP Djarot Sambodo Legowo, S.H. AKBP Bayu Dewantoro -122-

145 (4)STIK Designation Chief Chief of Student Affair Coordinator Lecturer Name Brigjen Pol. Rycko Amelza Dahniel( ~present) Irjen Pol Iza Fadri(2012~ ) KBP Aridan J Roeroe Yundini H Erwin (5)SESPIMMA Designation Chief Lecturer / Student Affair Staff Name Brigjen Pol. Taufik Ansorie AKBP Ni Wayan Roheni (6)Criminal Identification Section, Designation Chief Department of Criminal and Detectives, INP Name Brigjen Bekti Suhartono (7)International Relations Division Designation Name Chief of International Relations Division The Head of Capacity Building Policy Analyst Irjen Pol Sugeng Priyanto Kombes Pol Johni Asadoma Kombes Pol Ermiady Yadi (8)Jakarta Metropolitan Regional Police Department Designation Name (9)Metro BPR Designation CHIEF OF BEKASI CITY RESORT POLICE VICE CHIEF OF BEKASI CITY RESORT POLICE CHIEF OF PUBLIC GUIDANCE SECTION CHIEF OF CIVIL POLICE ACTIVITY UNIT CHIEF OF IDENTIFICATION UNIT Name KBP Rudi Setiawan(2013.6~ present) KBP Priyo Widyanto( ~ ) AKBP Golkar Pangarso KP IG.M. Seli Pudjawijaya, SE AKP KAYAH IPTU EVI FATMA( ~present) AIPTU BUDIYANTO(2012~ ) -123-

146 (10)BPR Designation CHIEF OF BEKASI RESORT POLICE VICE CHIEF OF BEKASI RESORT POLICE CHIEF OF PUBLIC GUIDANCE SECTION CHIEF OF CIVIL POLICE ACTIVITY UNIT CHIEF OF IDENTIFICATION UNIT Name KBP ISNAENI UJIARTO(2012.9~present) AKBP BENNY GANDA SUDJANA(2013.7~present) Kompol Basuki Raharjo AKP ENDANG LONGLA IPTU IWAN GUNAWAN -124-

147 15-2 三者会議メンバーリスト -125-

148 16 国家警察教育機関概要一覧表 機関名 採用時の教育 訓練を行う機関 1 AKPOL 警察士官学校 2 PPSS 大卒者初任科学校 3 SPN 初任科学校 4 SEPOLWAN 女性初任科学校 昇任時の研修を行う機関 全国に一校 士官学校内で教養 州警察本部設置 全国に一校 概要 高卒の士官候補生対象 (2007 年から大卒者の採用開始 ) 3 年 5 か月間の教養 ( 上記大卒者については 2 年 6 か月の予定 ) 卒業後警察少尉に任官し 6 か月間の州警察本部での見習期間がある 大卒者対象 9 か月間の初任教養 卒業時少尉に任官 高卒者対象 10 か月間の初任教養 警察署研修時に警察二等軍曹に任官 高卒女性対象 10 か月間の初任教養 警察署研修時に警察二等軍曹に任官 5 SIP 警察尉官学校 6 AGOL 士官昇任学校 7 STIK 警察大学院大学 8 SESPINMA 警察指揮幕僚学校初級幹部専科 9 SESPINMEN 警察指揮幕僚学校中級幹部専科 10 SESPINTI 警察指揮幕僚学校上級幹部専科専科研修を行う機関 11 PUSDIK RESKRIM 刑事警察学校 12 PUSDIK LANTAS 交通警察学校 13 PUSDIK GASUM 制服警察学校 14 PUSDIK BRIMOB 機動隊学校 15 PUSDIK POL AIR 水上警察学校 16 PUSDIK INTELKAM 公安警察学校 17 PUSDIK MIN 警察官房学校 18 SEBASA POLRI 語学学校 19 PUSDIK BINMAS 市民指導専科学校 20 PUSLAT POL UDARA 航空隊学校 全国に一校 全国に一校全国に一校 全国に一校 全国に一校 全国に一校全国に一校全国に一校全国に一校全国に一校全国に一校全国に一校全国に一校全国に一校 全国に一校 下士官対象 7 か月間の教養 卒業時少尉に任官 文部省の認可をうけており 卒業生には学位が授与される 教養期間は 18 か月 他にノンディグリーコース 修士コースがある 大尉クラス対象 5 か月間の教養 小 中佐クラス対象 5 か月間の教養 大佐クラス対象 4 か月間の教養 捜査 鑑識関係 各専攻分野とも 2 か月間の研修 交通警察官の育成 2 か月間の研修 制服警察官の育成のため 10 か月間の研修 機動隊の指揮官および隊員を養成 10 か月間の研修 操縦者および乗組員の養成 10 か月間の研修 10 か月間の研修 公安関係の警察官育成 各専攻分野とも 2 か月間の研修 警察総務の専門官の育成 2~3 か月間の研修 語学の専門官の育成 初 中 上の各級があり それぞれ 3 か月の研修 2012 年開設 2013 年より開始 市民指導部門の担当官育成 尉官対象ポルマス専科教養 (50 人 ) 下士官対象市民指導専科教養(50 人 ) 下士官対象バビン専科教養(100 人 ) 士官対象市民指導専科教養 (100 人 ) 下士官対象ポルマス専科教養(30 人 ) の 5 コース ( 以上 2015 計画人数 ) 1 か月の研修 航空警察隊の警察官の育成 10 か月間の研修 -126-

149 17 教育機関体系表 -127-

150 年各州警察本部が実施予定の専門研修 ( 専科教養 ) -128-

151 -129-

152 19 活動の計画と実績 (PO) -130-

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154 20 タスクフォース ( 三者会議 ) 実施状況 -132-

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156 21 インドネシア警察サクラの会 (ISI) メンバー一覧 ( 本邦研修全参加者リスト ) -134-

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200 22-1 PDM Ver.3( 英 ) -178-

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202 22-2 PDM Ver.3( 和 ) -180-

203 -181-

204 23 PDM 改訂ポイント一覧 現行 PDM(Ver.2) と改訂 PDM(Ver.3) 比較 -182-

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