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1 TPP 協定交渉について 内閣官房 TPP 政府対策本部

2 用語説明 WTO= 世界貿易機関 (World Trade Organization) 160 加盟国 地域で モノ サービスの貿易自由化や貿易関連のルール作り ( 知的財産のルール等 ) を行っている 1947 年 GATT として始まり 1995 年 WTO が設立 加盟国は他の全加盟国の同種の産品に対して同じ関税率を適用 (= 最恵国待遇 ) また 自国民と他の加盟国の国民, 国内で生産されたものと海外で生産されたもの等を区別しない (= 内国民待遇 ) 独自の強化された紛争処理システムを備える 2014 年 6 月 26 日にイエメンが正式加盟し 加盟国 地域は 160 に拡大 FTA= 自由貿易協定 (Free Trade Agreement) 一部の国 地域の間だけで モノ サービスの貿易を WTO の一般ルールよりも自由化する協定 (=WTO の 最恵国待遇 の例外 ) 実質上すべての貿易 について関税を撤廃する必要がある (WTO のルール ) EPA= 経済連携協定 (Economic Partnership Agreement) FTA で扱うモノ サービスに加え 投資の自由化 規制の緩和 制度の調和等 幅広い分野のルールを定め 経済関係を強化する協定 1

3 メガ FTA 時代の到来 ( 出典 :JETRO 資料 ) 世界の FTA 数は 2014 年 7 月 25 日現在で 264 件 2000 年以降,2001 年を除いて毎年 10 件以上発効 WTO の停滞を受けて,TPP,RCEP, 日 EU,TTIP( 米 EU) の 4 つのメガ FTA が始動 日本の TPP 参加がメガ時代の引き金になる TTIP が世界シェア 46.2% RCEP, 日 EU は各々世界の約 3 割 TPP は約 4 割 日本が参加する 3 メガ FTA 合計で,GDP シェア 79.8%, 既存 FTA を含めた FTA カバー率は 73.1% となり,FTA におけるプレゼンスは一気に拡大 2

4 経済連携は 非参加国にはマイナスの影響 PECC 試算の概要 経済連携は貿易自由化により 参加国の間では貿易拡大効果 他方 経済連携協定の非参加国は 輸出市場の喪失やサプライ チェーンから外れる危険性 ( 参加国と非参加国での 貿易転換効果 ) 最近 韓国等が TPP の参加について関心を表明 ( 注 ) 数字は 等価変分の GDP 比 (%) ( 出典 ) 経済産業研究所川崎研一氏 3

5 アジア太平洋地域における広域経済連携の進捗 RCEP (16 カ国 ) APEC (21 エコノミー ) ASEAN (10 カ国 ) カンボジアラオスミャンマー インドネシアフィリピンタイ 日中韓 FTA 中国 韓国 香港チャイニーズ タイペイパプアニューギニアロシア インド シンガポールマレーシアベトナムブルネイ オーストラリア ニュージーランド 日本 米国カナダメキシコペルーチリ TPP (12 カ国 ) 印の国は 日 ASEAN 中 ASEAN などいわゆるASEAN+1のEPA/FTAを締結している RCEP: 東アジア地域包括的経済連携 (Regional Comprehensive Economic Partnership) ASEAN: 東南アジア諸国連合 (Association of Southeast Asian Nations) APEC: アジア太平洋経済協力 (Asia Pacific Economic Cooperation) TPP: 環太平洋パートナーシップ (Trans-Pacific Partnership) FTA: 自由貿易協定 (Free Trade Agreement) 4

6 TPP 交渉参加国経済の特徴 ( 大きくて豊かな経済圏 ) TPP 交渉参加 12 か国の経済規模は 世界の約 4 割を占めている (2011 年 名目 GDP ベース ) (APEC 全体では世界の約 6 割 RCEP 交渉参加 16 か国では世界の約 3 割弱 ) 一人あたりの GDP で見ると TPP 交渉参加 12 か国平均は 世界平均の約 3 倍 日米を除く 10 か国の平均で見ても約 1.6 倍となっている (RCEP 交渉参加 16 か国平均は 世界平均の約 6 割 日本を除くと約 4 割 ) APEC only 4 4% その他 41% RCEP only 4 3% GDP シェア 世界計 =100% APEC, RCEP 5 14% APEC, TPP 5 27% APEC, TPP, RCEP 7 12% 資料 :IMF 注 : 2011 年 名目 US ドル換算ベース RCEP 28% APEC 56% TPP 38% 45,000 40,000 35,000 30,000 25,000 (US$/ 人 ) 19,665 20,000 14,330 15,000 12,994 10,303 世界平均 10,000 5,000 0 地域別 1 人当たり GDP 34,528 42,337 16,519 日米を除く 10 か国平均 20,557 資料 :IMF, World Economic Outlook Database, October ,948 日本を除く 15 か国平均 8,115 6,698 4,365 5

7 我が国の EPA 取組状況 発効済 (13 カ国 1 地域 ): シンガポール メキシコ マレーシア チリ タイ インドネシア ブルネイ ASEAN フィリピン スイス ベトナム インド ペルー 豪州 署名済 (1 カ国 ): モンゴル 交渉中等 (4 カ国 6 地域 ):TPP EU RCEP 日中韓 AJCEP サービス 投資章 ( 実質合意 ) カナダ コロンビア トルコ 韓国 ( 交渉中断中 ) GCC( 湾岸協力理事会 )( 交渉延期 ) EU 交渉中 スイス発効済 (09 年 9 月 ) GCC 諸国交渉延期 GCC( 湾岸協力理事会 ): サウジアラビア クウェート アラブ首長国連邦 バーレーン カタール オマーン トルコ交渉中 インド発効済 (11 年 8 月 ) RCEP(ASEAN10 カ国 + 日中韓印豪 NZ) 交渉中 発効済(08年12月モンゴル署名済 韓国交渉中断中 カナダ交渉中 TPP 日中韓交渉中交渉中米国アシンガポール発効済 (02 年 11 月 ) セタイ改正 (07 年 9 月 ) 発効済 (07 年 11 月 ) アンマレーシアインドネシア(A発効済 (06 年 7 月 ) 発効済 (08 年 7 月 ) JCEブルネイフィリピン)P発効済 (08 年 7 月 ) 発効済 (08 年 12 月 ) )ベトナム発効済 (09 年 10 月 1 日 ) 豪州 2015 年 1 月 15 日発効 NZ メキシコ発効済 (05 年 4 月 ) 改正 (12 年 4 月 ) ペルー発効済 (12 年 3 月 ) チリ発効済 (07 年 9 月 ) コロンビア交渉中 6

8 各国の EPA/FTA の進捗状況 日本の主要貿易相手国 ( 米国 EU) との EPA/FTA の取組が遅れているのに対し, 韓国はこれらの国々との EPA/FTA を積極的に推進 日本の FTA 比率が 23% であるのに対し, 米韓は 40%,EU30% EPA/FTA 取組状況 : ( 交渉中又は交渉入りを宣言 ), ( 署名済 ), ( 発効済 ) ( 注 ) 複数の EPA/FTA 交渉に参加している場合は, 最も進んでいる取組状況を記載 FTA 比率 :FTA 相手国 ( 発効済国及び署名済国 ) との貿易額が貿易総額に占める割合 EPA/ FTA の数 ( 発効済 署名済 ) FTA 比率 (2013 年 ) 日本 15 23% 韓国 中国 12 40% 12 24% 日本韓国中国米国 EU 各国との個別の取組 A1,A2 A1,A2 A3 C1 A2 A2,A3 A2,A3 A3 A3 A3 A3 B1 A1,A2 B2 C2 A2 A2,B3 A4 注 1 A1,A2 B2 C3 米国 14 40% ASEAN インド豪 NZ カナダメキシコ - - A3 C4 A3 A3 A3,A5 A3,A5 A3 A3 C6 表中の注 (A: 二国間以外の協定,B: 現状,C: 対象国 ) A1: 日中韓 FTA A2:RCEP A3:TPP A4:EFTA A5:NAFTA A6: 関税同盟 B1: 延期 B2: 交渉の実質的妥結を宣言 B3: 交渉妥結を宣言 B4: 中断中 B5: 交渉終結に合意 B6: 中断中 ( 非公式協議のみ継続中 ) C1: 星 馬 タイ 尼 フ ルネイ 比 越 C2: 星 ( ) 尼 越 ( ) C3: 星 C4: 星 ( ) 馬 ( ) C5: 星 タイ 越 馬 C6: ハ ーレーン オマーン ( ) UAE( ) - - 各国との個別の取組 注 1:IMF Direction of Trade Statistics にデータのない台湾は除外して算出 注 2:EPA/FTA の数及び FTA 比率には関税同盟 欧州経済領域 (EEA) を含む EU と FTA/EPA を締結している国のうち IMF Direction of Trade Statistics(June 2013) にデータのないアンドラ, サンマリノ, モナコ, パレスチナ, リヒテンシュタインを除いて算出 GCC チリペルーコロンヒ アスイスモンゴル トルコ % EU 37 - ( 域内含 むと注 2 75%) B4 C5 B5 B6 A6 出典 : 財務省貿易統計 (2013 年 ),IMF Direction of Trade Statistics (June 2014), 数字は小数点第一位四捨五入 - 7

9 我が国と米国と自由化の状況 米国の FTA の自由化率は 96% 以上と我が国に比べ高い 米国の締結済 FTA における自由化の状況 我が国の締結済 FTA における自由化の状況 自由化率 自由化率 米チリ (2004 年 1 月発効 ) 米豪 (2005 年 1 月発効 ) 米ペルー (2009 年 2 月発効 ) 米国側 97.6% チリ側 97.7% 米国側 96.0% 豪州側 99.9% 米国側 98.2% ヘ ルー側 99.3% 日シンガポール (2002 年 11 月発効 ) 日マレーシア (2004 年 7 月発効 ) 日メキシコ (2005 年 4 月発効 ) 日チリ (2007 年 9 月発効 ) 日本側 84.4% 日本側 86.8% 日本側 86.0% 日本側 86.5% 米韓 (2007 年 6 月署名 ) 米国側 99.2% 韓国側 98.2% 日フィリピン (2008 年 12 月発効 ) 日本側 88.4% 注 : 自由化率とは 10 年以内に関税撤廃するタリフラインの割合 ( 注 ) タリフラインは関税分類上の細目 一般的に一つの物品と認識されている品目に対し 複数のタリフラインが割り当てられることがある 8

10 広域経済連携 ( メガ FTA) の意義 新たな国際通商秩序 : ( 例えれば ) WTO= 法令 FTA= 契約 広域経済連携 (= まちづくり協定のように多様なルール ) 通商協定を超えた包括的ルールの確立 二国間 FTA と違い 締約国の数と多様性 ( 資源国から生産国 消費国まで ) からグローバル サプライ ( バリュー ) チェーンに与える影響大 ( 原産地規則等 ) 貿易創出効果 特に 基幹部品生産国 サービス供給国である我が国にとってメリット大 9

11 日本再興戦略 - 未来への挑戦 - (2014 年 6 月閣議決定 ) 成果目標 2018 年までに FTA 比率 70%(2012 年 :18.9%) を目指す 2020 年までに中堅 中小企業等の輸出額 2010 年比 2 倍を目指す 施策の主な進捗状況 ( 日豪 EPA の大筋合意など 各国との経済連携交渉において前進 ) 経済連携については 本年 1 月に日トルコ間で EPA の交渉開始につき合意 4 月には日豪 EPA について大筋合意に至った また 4~5 月の総理訪欧時には 日 EU EPA に関し 2015 年の大筋合意を目指したいとの考えを伝え 欧州各国及び EU の首脳との間で早期締結の重要性につき一致した TPP( 環太平洋パートナーシップ ) 協定交渉については 4 月に日米間で二国間の重要な課題について前進する道筋を特定し 5 月に開催された TPP 閣僚会合では 閣僚間で交渉全体の進捗を評価するとともに 各国間の二国間交渉を加速した 新たに講ずべき具体的施策経済連携交渉については 国益を最大化する形での TPP 交渉の早期妥結に向けて引き続き取り組むとともに 世界全体の貿易 投資ルールづくりの前進を通じて我が国の対外経済関係の発展及び国内の構造改革の推進を図るべく RCEP 日中韓 FTA 日 EU EPA などの経済連携交渉を同時並行で戦略的かつスピード感を持って推進していく また 締結された協定の活用を促進し 企業の積極的な海外展開を促す 10

12 これまでの TPP 関連の動き 2006 年 シンガポール NZ チリ ブルネイから成るP4 協定が発効 2008 年 米国が交渉開始意図表明 2009 年 米国 TPP 協定交渉への参加を議会通知 2010 年 ( 交渉会合を4 回開催 ) 3 月 第 1 回会合でP4 協定加盟の4カ国に加え 米 豪 ペルー ベトナムの8カ国で交渉開始 10 月 菅総理 ( 当時 ) 所信表明演説 環太平洋パートナーシップ協定交渉等への参加を検討し アジア太平洋自由貿易圏の構築を目指します 第 3 回会合でマレーシアが交渉参加 計 9カ国に 11 月 APEC 首脳会議 ( 於 : 横浜 ): 菅総理 ( 当時 ) 記者会見 関係国との協議を開始するその姿勢を明確にしたところ 2011 年 ( 交渉会合を6 回開催 ) 11 月 APEC 首脳会議 ( 於 : ホノルル ): 野田総理 ( 当時 ) 交渉参加に向けた関係各国との協議を開始する旨表明 メキシコ カナダ 交渉参加に向けた協議開始の意向表明 2012 年 ( 交渉会合を5 回開催 ) 1-2 月 交渉参加 9カ国と協議 米 豪 NZを除く6カ国は我が国の 交渉参加を支持 4 月 日米首脳会談で オバマ大統領から 自動車 保険 牛肉について関心の表明あり 6 月 交渉参加 9カ国 メキシコ カナダの交渉参加支持表明 10 月両国の交渉参加に関する9カ国の国内手続が終了 計 11カ国に ( 実際の交渉会合への参加は11 月 ) 11 月 オバマ大統領再選後 ASEAN 関連首脳会議の際の日米首脳会談で 協議の加速化で一致 東アジアサミットの折のTPP 首脳会議で 参加 7か国の首脳は2013 年中の交渉妥結を目指すことに合意 2013 年 2 月 日米首脳会談で 日米の共同声明を発出 3 月 第 16 回会合 ( 於 : シンガポール ) 安倍総理 交渉参加 表明 4 月 日米協議合意 交渉参加 11カ国が日本の交渉参加支持表明 5 月 第 17 回会合 ( 於 : ペルー ) 7 月 第 18 回会合 ( 於 : マレーシア ) 7 月 23 日 交渉参加 11カ国の国内手続が終了し 日本が正式に交渉参加 8 月 TPP 閣僚会合 第 19 回会合 ( 於 : ブルネイ ) 10 月 TPP 首脳会合 閣僚会合 ( 於 : バリ ) 12 月 TPP 閣僚会合 ( 於 : シンガポール ) 2014 年 2 月 TPP 閣僚会合 ( 於 : シンガポール ) 4 月 日米首脳会談 閣僚協議 ( 於 : 東京 ) 5 月 TPP 閣僚会合 ( 於 : シンガポール ) 7 月 TPP 首席交渉官会合 ( 於 : オタワ ) 9 月 TPP 首席交渉官会合 ( 於 : ハノイ ) 10 月 TPP 閣僚会合 ( 於 : シドニー ) 11 月 TPP 首脳会合 閣僚会合 ( 於 : 北京 ) 12 月 TPP 首席交渉官会合 ( 於 : ワシントン ) 2015 年 1 月 TPP 首席交渉官会合 ( 於 : ニューヨーク ) 3 月 TPP 首席交渉官会合 ( 於 : ハワイ ) 11

13 TPP の意義 世界の GDP の約 40% 全貿易額の 3 分の 1 ( 出典 :2013 年 4 月 20 日 TPP 閣僚会合に関する共同声明 ) 2013 年 4 月 21 日甘利大臣声明 TPP 交渉への参加は アジア太平洋地域の成長を日本に取り込むことにつながるものであり 我が国の成長戦略の柱である 我が国が他の TPP 参加国とつくっていく新たな経済秩序は 単に TPP の中だけのルールにとどまらず 東アジア地域包括的経済連携 (RCEP) など他の地域経済連携と併せ より大きな構想であるアジア太平洋自由貿易圏 (FTAAP) において アジア太平洋地域の新たな貿易 経済活動のルールの礎となる そして 自由 民主主義 基本的人権 法の支配といった普遍的価値観を共有する国々と共に アジア太平洋地域における新たなルールをつくりあげていくことは 日本の国益となるだけでなく 必ずや世界に繁栄をもたらすものと期待している 世界第三位の経済大国である日本が一旦交渉に参加すれば 必ず重要なプレイヤーとして 新たなルールづくりを主導していくことができると確信している 12

14 TPP の特徴 (21 世紀型 ) 包括的 (Comprehensive) 物品だけではなく 投資 サービス 政府調達なども含めた市場アクセス ルールの分野も含め幅広い WTO プラス High Standard 野心的 WTO の枠組みを超える従来型の通商協定でカバーされていない政策分野 ( 環境 労働 国有企業等 ) 13

15 グローバル バリューチェーン (GVC) 第 1 のアンバンドリング : 産業単位の国際分業 ( リカードゥ モデル ) 第 2 のアンバンドリング : 商品開発 生産工程 販売等のすべてがクロスボーダー On the border から Behind the border へ施策重点がシフト Baldwin の スマイルカーブ ( 価値連鎖 ) Source: R. Baldwin JETRO/WTO

16 グローバル バリューチェーンの展開に向けた TPP の効果 市場アクセスの拡大 貿易 投資ルールの明確化 海外事業展開における不確実性の除去 知的財産 金融 環境 労働に関するルールの明確化 海外の事業パートナーとの信頼構築 リスク低減 貿易関連手続きの簡素化 各種規制緩和 中小企業含めた海外事業展開を加速 15

17 FTA の広域化 : 最適なサプライチェーンの構築 生産工程の分業が進むと 1 か国で原産地規則を満たすことが困難になる 広域 FTA である TPP において 複数の締約国における付加価値 工程の足し上げを可能にするルールが実現すれば ( 累積ルール ) より多様な生産ネットワークに対して FTA を活用することが可能となり 日本企業の最適な生産配分 立地戦略の実現が可能になる 広域 FTA 域内の C 国に輸出 16

18 GVC の展開促進による バリュー の増進 :win-win の連携世界の食の市場規模 ( 加工 + 外食 ) ( 農林水産省資料 ) 17

19 日米の共同声明 (2013 年 2 月 22 日 ) 平成 25 年 2 月 22 日 両政府は, 日本が環太平洋パートナーシップ (TPP) 交渉に参加する場合には, 全ての物品が交渉の対象とされること, 及び, 日本が他の交渉参加国とともに,2011 年 11 月 12 日に TPP 首脳によって表明された TPP の輪郭 ( アウトライン ) において示された包括的で高い水準の協定を達成していくことになることを確認する 日本には一定の農産品, 米国には一定の工業製品というように, 両国ともに二国間貿易上のセンシティビティが存在することを認識しつつ, 両政府は, 最終的な結果は交渉の中で決まっていくものであることから,TPP 交渉参加に際し, 一方的に全ての関税を撤廃することをあらかじめ約束することを求められるものではないことを確認する 両政府は,TPP 参加への日本のあり得べき関心についての二国間協議を継続する これらの協議は進展を見せているが, 自動車部門や保険部門に関する残された懸案事項に対処し, その他の非関税措置に対処し, 及び TPP の高い水準を満たすことについて作業を完了することを含め, なされるべき更なる作業が残されている 18

20 安倍総理大臣スピーチ (2015 年 2 月 24 日 ) 世界の成長センターであるアジア太平洋地域に一つの経済圏を作る TPP 関税だけではなく 国有企業改革 投資 知的財産といった 広範な分野で 徹底した自由でフェアな新たなルールが適用される 広大な市場が生まれます TPP 交渉は 最終局面 交渉は最後の 1 インチが最も大変なのはよく分かっています しかし もしこのチャンスをものにできれば オープンな世界への窓が 一気に広がるでしょう 企業の皆さんには ひるむことなく 新たな世界に踏み出すことを期待しています 私自身 強いリーダーシップを発揮して 全力で早期妥結を目指します 日本の国益を確保し 成長を確かなものとしてまいります (CLSA ジャパンフォーラム 2015) 19

21 TPP 交渉で扱われている分野とそれぞれの交渉概要 非関税分野や新しい分野を含む包括的な協定 FTA の基本的な構成要素である物品市場アクセス ( 物品の関税の撤廃 削減 ) やサービス貿易のみではなく 非関税分野 ( 投資 競争 知的 財産 政府調達等 ) のルール作りのほか 新しい分野 ( 環境 労働 分野横断的事項 等 ) を含む包括的協定として交渉されている (1) 物品市場アクセス ( 作業部会としては 農業 繊維 衣料品 工業 ) 物品の貿易に関して 関税の撤廃や削減の方法等を定めるとともに 内国民待遇など物品の貿易を行う上での基本的なルールを定める (6) 貿易救済 ( セーフガード等 ) ある産品の輸入が急増し 国内産業に被害が生じたり そのおそれがある場合 国内産業保護のために当該産品に対して 一時的にとることのできる緊急措置 ( セーフガード措置 ) について定める サービス (2) 原産地規則 関税の減免の対象となる 締約国の原産品(= 締約国で生産された産品 ) として認められる基準や証明制度等について定める (7) 政府調達 中央政府や地方政府等による物品 サービスの調達に関して 内国民待遇の原則や入札の手続等のルールについて定める (11) 一時的入国 (12) 金融サービス (13) 電気通信 貿易 投資等のビジネスに従事する自然人の入国及び一時的な滞在の要件や手続等に関するルールを定める (17) 労働 貿易や投資の促進のために労働基準を緩和すべきでないこと等について定める 金融分野の国境を越えるサービスの提供について 金融サービス分野に特有の定義やルールを定める 電気通信の分野について 通信インフラを有する主要なサービス提供者の義務等に関するルールを定める (18) 制度的事項 協定の運用等について当事国間で協議等を行う 合同委員会 の設置やその権限等について定める (3) 貿易円滑化 貿易規則の透明性の向上や貿易手続きの簡素化等について定める (8) 知的財産 知的財産の十分で効果的な保護 模倣品や海賊版に対する取締り等について定める (14) 電子商取引 電子商取引のための環境 ルールを整備する上で必要となる原則等について定める (19) 紛争解決 協定の解釈の不一致等による締約国間の紛争を解決する際の手続きについて定める (4)SPS( 衛生植物検疫 ) 食品の安全を確保したり 動物や植物が病気にかからないようにするための措置の実施に関するルールについて定める (9) 競争政策 貿易 投資の自由化で得られる利益が カルテル等により害されるのを防ぐため 競争法 政策の強化 改善 政府間の協力等について定める (15) 投資 内外投資家の無差別原則 ( 内国民待遇 最恵国待遇 ) 投資に関する紛争解決手続等について定める (20) 協力 協定の合意事項を履行するための国内体制が不十分な国に 技術支援や人材育成を行うこと等について定める (5)TBT( 貿易の技術的障害 ) 安全や環境保全等の目的から製品の特質やその生産工程等について 規格 が定められることがあるところ これが貿易の不必要な障害とならないように ルールを定める サービス (10) 越境サービス 国境を越えるサービスの提供 ( サービス貿易 ) に対する無差別待遇や数量規制等の貿易制限的な措置に関するルールを定めるとともに 市場アクセスを改善する (16) 環境 貿易や投資の促進のために環境基準を緩和しないこと等を定める (21) 分野横断的事項 複数の分野にまたがる規制や規則が 通商上の障害にならないよう 規定を設ける 投資 サービスの市場アクセスは NCM( 非適合措置 : 協定の義務の例外とする各国の国内措置 ) として議論 投資 サービスについて 一定の規制を留保するもの つまり自由化しないものをネガティブリスト方式で書き出して 国ごとの留保表について交渉している 基本は 提出された留保表について各国が削除 修正をリクエストする形で議論が進んでいる 我が国からも各国にリクエストを出している (2011 年 12 月内閣官房資料より ) は20 ルールと市場アクセス双方に関わる分野

22 <1. 物品貿易 ( )> 物品の貿易に関して 市場アクセスの改善に向けた関税等の取扱いについて議論するとともに 内国民待遇など物品の貿易を行う上での基本的な規律について議論 より自由で公正な貿易を行える環境を整えるため 関税等の取扱いや内国民待遇等のルールについて議論を行っている 物品市場アクセス交渉は 各国がオファーをし それに対して改善リクエストを出す形で二国間協議が進められている <2. 競争政策及び国有企業 > 競争法 競争政策の強化 改善 政府間協力 国有企業と民間企業との競争条件等に関する規律について議論 カルテル等が行われると 貿易 投資の自由化で得られる利益が害される恐れがあるため 競争政策を強化 改善することが必要である また 国有企業に対して政府による過度のサポートがあると民間企業との間で対等な競争条件が確保されなくなってしまう とりわけ 途上国においては国有企業が経済活動の大きな部分を占めており 国有企業に対して一定のルールを課すことが重要 国有企業については 規律を課すべき国有企業の範囲 ( 例外の範囲 ) 政府による支援の内容 透明性等について議論を行っている <3. 知的財産 > 特許権や著作権等の保護 模倣品や海賊版に対する取締り等に関する規律について議論 知的財産が適切に保護されていなければ 安心して経済活動を行うことができず 利益を適正に上げることもできなくなり 新たなイノベーションを生み出すインセンティブが削がれることにもなりかねない 我が国は高い水準の知的財産保護制度を有しており これをアジア太平洋地域に広げることの意義は非常に大きい 著作権保護期間 医薬品のデータ保護期間 地理的表示 (GI) 等について議論を行っている 21

23 <4. 環境 > 貿易 投資促進のために環境基準を緩和しないこと等に関する規律について議論 貿易や投資の促進と環境保全を両立させようという 21 世紀型の分野 そもそも環境については WTO の枠内とは別に様々な国際条約が存在し それも伝統的な自然環境に関するものから 近年の新しい分野である生物多様性など まさに多様な条約があり それらと T PP との関係の整理などについて議論を行っている <5. 労働 > 貿易 投資促進のために労働基準を緩和しないこと 国際的に認められた労働者の権利の保護等に向けた規律について議論 不当な労働条件で労働者を雇用し経済活動をすることが認められれば 雇用に係る厳しい規制を課せられている国の企業は対等な条件で競争することができなくなってしまう 国際労働機関 (ILO) の労働基本権を遵守する 貿易 投資促進のために労働基準を緩和しないといったルールについて議論を行っている <6. 投資 ( )> 内外投資家の無差別原則や投資家対国の紛争解決手続 (ISDS) の扱い等に関する規律と共に 市場アクセスの改善について議論 投資家保護に係るルール等を定めるとともに なるべく自由に投資活動ができるようにすることにより TPP 域内におけるグローバルバリューチェーンの構築がより一層促されることとなる 投資アクセスの自由化 内外投資家の無差別原則 違法な収用や特定履行要求の禁止等について議論されている ISDS は 投資家による予見可能性を確保することで投資を促進すること 協定内容の履行を担保すること等の観点から これまで各国が締結した多くの投資関連協定においてこの条項が盛り込まれている 国の主権を損なうような形で ISDS が導入されるようなことがないよう留意しつつ交渉に当たっている 22

24 <7. サービス ( 越境サービス 金融サービス )( )> サービスに係る規律と共に 市場アクセスの改善について議論 自由で公正なサービス産業のマーケットを構築することは 我が国サービス産業の海外展開を促進するとともに 途上国の国民の生活水準の向上にもつながるものである 国境を越えるサービスの提供に対する無差別待遇や数量規制等の貿易制限的な措置に関するルールを定めるための議論が行われている 金融分野の国境を越えるサービスの提供については 金融サービス分野に特有の定義やルールを定めることが必要であることから 独自に章立てして議論が行われている <8. 政府調達 ( )> 政府による物品 サービスの調達に関する内国民待遇原則や入札手続等に関する規律と共に 市場アクセスの改善について議論 新興国の政府調達市場が開放されることにより 新興国のインフラ市場等に我が国企業が参入する機会が増えるものと期待される 既存の WTO の政府調達協定 (GPA) に入っている日本 アメリカ カナダ シンガポールの 4 ヶ国以外の国において共通のルールのもとで政府調達市場が開放されることになり 我が国が TPP 参加によって大きなメリットを受ける分野の 1 つとなっている 我が国はこの分野では開放が進んでいる国であり 攻めの分野となっている <9. 一時的入国 ( )> ビジネス関係者の入国 一時的な滞在の手続等に関する規律と共に 滞在要件等の改善について議論 一定の要件を満たせばビジネス関係者が入国 滞在できることが予め明らかになっていれば 安心して貿易 投資等の経済活動を行うことができる 各国はビジネスに従事する自然人の入国及び一時的滞在の要件等についてオファーを行い それに対して追加 修正等をリクエストする形で交渉が進んでいる 23

25 <10. 電子商取引 > デジタル プロダクトに対する無差別待遇等 電子商取引の環境を整備するための規律について議論 電子商取引市場は急成長しており 今後も市場の拡大が見込まれる分野であるとともに 中小企業が国際展開を図るに当たり有効に活用できるツールである 電子商取引には通常のモノの取引とは違った特有の取引形態があるため 同分野独自のルールを定めることによって 取引の円滑化を図る必要がある デジタル プロダクトに対する関税の扱い 無差別待遇 自由な情報流通の確保等の電子商取引の環境を整備するためのルールについて議論が行われている <11.SPS( 衛生と植物防疫のための措置 )> 食品の安全を確保し 動植物の病害を防止するための措置の実施に関する規律について議論 SPS は Sanitary and Phytosanitary Measures( 衛生と植物防疫のための措置 ) で 検疫だけでなく 最終製品の規格 生産方法 リスク評価方法など 食品安全や 動植物の健康に関する措置 (SP S 措置 ) を対象としているもの WTO 協定の附属書の 1 つとして SPS 協定が既にあり 大枠としてはそれを踏まえた議論がなされている 食の安全に関する我が国の制度の変更を求められるような議論は行われていない <12.TBT( 貿易の技術的障害 )> 安全や環境保全等の目的から定められる 製品の特質やその生産工程等についての規格や基準に関する規律について議論 本来安全や環境保全等の目的で定められる規格や基準が円滑な貿易を阻害する効果をもたらすことがあるため 規格等が貿易の不必要な障害とならないようにルールを定める必要がある WTO 協定の付属書の 1 つとして TBT 協定というものが既にあり 大枠としてはそれを踏まえた議論が行われている 食の安全に関する我が国の制度の変更を求められるような議論は行われていない 24

26 <13. 原産地規則 > 累積のルールを含め TPP 協定上適用される関税率の対象となる 締約国で生産された産品 として認められる基準や原産品であることを証明するための証明制度等に関する規律について議論 原産地 = 物品の 国籍 を決定するためのルールである 現在は 複数の国にまたがって生産が行われる物品が数多く存在することから 関税政策等の適用 不適用が物品の原産地に依存する場合が多いので ルールを決める必要がある 部品調達や生産ネットワークのグローバルサプライチェーンが進展する中で 各国の原産地規則がバラバラであると それ自体自由貿易の流れを阻害しかねない たとえば同一物品の原産地が仕向け国によって異なるといった不合理な事態が発生し 貿易活動の予見可能性を低下させる したがって TPP のような比較的多くの国が参加する地域協定でこのルールを共通化することの意味は非常に大きい 原産地規則の共通ルール化により TPP 参加国間で生産 サプライチェーンを促進し 大企業だけではなく中小企業もより活動しやすくなる 原産地規則は テキスト本文に記載される基本的ルールの部分と PSR(Product Specific Rules) という個別品目毎のルール決めがある <14. 電気通信サービス > 通信インフラを有する主要な電気通信サービス提供者への義務等について議論 主要な電気通信サービス提供者の通信インフラへの接続ルール等を整備し 新興国においても新規参入を容易とすることで TPP 域内において安価で質の高い電気通信サービス提供が可能となる 相互接続 コロケーション ( 既存電気通信設備への第三者による設備設置 ) 等のルールが議論対象 <15. 中小企業 > 中小企業が TPP を活用するために必要な情報の提供や中小企業にとっての TPP の有用性に係る定期的なレビュー等について議論 TPP は中小企業の国際展開にも大いに貢献するツールであることから 中小企業が TPP の恩恵を十分に享受できるようなサポート体制を構築する必要がある 中小企業が TPP を活用するために必要な情報の提供方法や 協定発効後に TPP が中小企業にとって有効に機能しているかを定期的にレビューする仕組みの創設等について規定される 25

27 北京会合の結果概要 (2014 年 11 月 ) 1. 閣僚会合 全体会合において 交渉の現状の評価を行い 昨年の首脳会合以来交渉が大きく進展してきたという認識で一致 閣僚は 残された課題の数が絞られ 終局が明確になりつつあることを受けて 妥結に向けて交渉を前進させることに強くコミットした 〇今後の交渉の進め方についても議論し 交渉のプロセスを加速し 残された課題について合意するための共同作業計画を策定した 〇ニュージーランド グローサー大臣 オーストラリア ロブ大臣とバイ会談を行い 二国間の残された懸案事項等について議論を行った 2. 首脳会合〇閣僚からの報告を受け 過去数ヶ月間で交渉が 大きく進展 し 交渉の終局が明確になりつつあるとの認識を首脳間で共有した 〇困難な課題が残っていることを認識しつつ 野心的かつ包括的でバランスの取れた高い水準の協定を実現することに首脳が引き続きコミットすることで一致した 〇早期妥結に向けて閣僚及び交渉官に この協定を妥結することを最優先とするよう首脳の指示が出された 26

28 北京会合首脳声明 (2014 年 11 月 ) 環太平洋パートナーシップ首脳声明 ( 仮訳 ) 2014 年 11 月 10 日 我々 オーストラリア ブルネイ ダルサラーム カナダ チリ 日本 マレーシア メキシコ ニュージーランド ペルー シンガポール 米国 ベトナムの首脳は 閣僚から我々に報告があった通り この画期的な環太平洋パートナーシップ (TPP) 交渉を妥結へと導く過去数か月の大きな進展を歓迎する 我々は 閣僚及び交渉官が 昨年バリで我々が与えた指示に従って 協定の条文案の残された懸隔を狭め 相互に市場を開放するための野心的かつバランスの取れたパッケージの完成に集中的に取り組んでいることに勇気づけられている 終局が明確になりつつあることを受けて 我々は 閣僚及び交渉官に対し 企業 労働者 農業従事者及び消費者ができる限り早期に TPP 協定による実際の実質的利益を享受し始めることができるように この協定を妥結することを最優先とすることを指示した 我々は 交渉を妥結させるために交渉団を集める際に 最終的な協定が 各国における経済の競争力を強化し イノベーションと企業家精神を奨励し 経済の成長と繁栄を促進し 及び雇用の創出を支援する 野心的 包括的 高い水準かつバランスの取れた協定という我々の共通の構想を 反映することを確保することに引き続きコミットしている 我々は 協定の利益が持続可能で 幅広く 及び包括的に開発の促進に役立つこと 並びに協定が各国の発展段階の多様性を考慮することを確保することに従事している 我々が策定しているオープンな取り組みが地域全体に更に幅広く拡大すれば TPP が各国それぞれにもたらす利益は更にもっと拡大し得る 我々は TPP の高い水準を採択する準備ができている他の域内のパートナーを加入させ得る TPP の仕組みに引き続きコミットし続ける このプロセス全体を通じての我々の閣僚に対する基本的な指示は 各国それぞれに可能な限り最大の利益を生み出す成果を得ることであった 各国政府は それを達成するため 各国がステークホルダーから受け取ったインプットを交渉に反映させる作業を行ってきた 継続的な協議は 閣僚が交渉において残された課題を解決するために作業を行う際に重要であろう 27

29 北京会合首脳声明 (2014 年 11 月 ) Trans Pacific Partnership Leaders Statement November 10, 2014 We, the Leaders of Australia, Brunei Darussalam, Canada, Chile, Japan, Malaysia, Mexico, New Zealand, Peru, Singapore, United States, and Vietnam, welcome the significant progress in recent months, as reported to us by our Ministers, that sets the stage to bring these landmark Trans Pacific Partnership (TPP) negotiations to conclusion. We are encouraged that Ministers and negotiators have narrowed the remaining gaps on the legal text of the agreement and that they are intensively engaging to complete ambitious and balanced packages to open our markets to one another, in accordance with the instructions we gave them in Bali a year ago. With the end coming into focus, we have instructed our Ministers and negotiators to make concluding this agreement a top priority so that our businesses, workers, farmers, and consumers can start to reap the real and substantial benefits of the TPP agreement as soon as possible. As we mobilize our teams to conclude the negotiations, we remain committed to ensuring that the final agreement reflects our common vision of an ambitious, comprehensive, high standard, and balanced agreement that enhances the competitiveness of our economies, promotes innovation and entrepreneurship, spurs economic growth and prosperity, and supports job creation in our countries. We are dedicated to ensuring that the benefits of the agreement serve to promote development that is sustainable, broad based and inclusive, and that the agreement takes into account the diversity of our levels of development. The gains that TPP will bring to each of our countries can expand even further should the open approach we are developing extend more broadly throughout the region. We remain committed to a TPP structure that can include other regional partners that are prepared to adopt its high standards. Our fundamental direction to our Ministers throughout this process has been to negotiate an outcome that will generate the greatest possible benefit for each of our countries. In order to achieve that, our governments have worked to reflect the input we each have received from our stakeholders in the negotiation. Continued engagement will be critical as our Ministers work to resolve the remaining issues in the negotiation. 28

30 北京会合貿易閣僚による首脳への報告書 (2014 年 11 月 ) 環太平洋パートナーシップ貿易閣僚による首脳への報告書 ( 仮訳 ) 2014 年 11 月 10 日 TPP 交渉参加 12 か国の閣僚及び交渉団は 昨年開催された前回の TPP 首脳会合以来 昨年バリで首脳から与えられた指示に従って 歴史的 野心的 包括的で バランスが取れており かつ高い水準の TPP 協定を妥結へと導く大きな進展を達成してきた 我々は 過去数か月にわたり 各国間の残された課題を解決するための共同作業に専念してきており その作業の結果として 今や残された課題の数は絞られ 進展のペースは加速してきた 閣僚は 終局が明確になりつつあることを受けて 妥結に向けて交渉を前進させることに強くコミットしている 我々の決意は 各国間の貿易投資を更に増加させ及び 21 世紀のグローバル経済において企業 労働者 農業従事者が直面する課題に対処するための高い水準のルールを設定する次世代の かつ変革可能な協定の策定が首脳の共通の構想であり かつ共同のコミットメントであるとの認識に立脚している 我々は また TPP が各国におけるイノベーションを奨励し 競争力を強化し 経済の成長と繁栄を促進し 雇用創出を支え 及び協定の利益が市民の間で幅広く共有されることを確保するという首脳の目的を達成するための作業を行っている 閣僚が積極的な関与を続けてきており 我々は プロセスを加速し 及び残された課題に関する相互に受け入れ可能な成果について合意するための共同作業計画を策定した その中で主要なものは 物品 サービス 投資 金融サービス 経済人の一時的入国及び政府調達を含む市場を相互に開放するコミットメントの野心的なパッケージを妥結するための道筋を特定することである 我々は また 知的財産 国有企業 環境及び投資に関するものを含め 協定の条文の残された課題についての解決を継続して追求していく 閣僚は 北京においてこれらの課題に関する各国間の懸隔を絞る更なる進展を達成しており 我々の議論は 今後数週間の交渉団の作業の指針となる しかしながら 我々の継続的な関与が必要となる機微かつ困難な課題が残されている 我々は 残された課題の解決策を求めて作業を行う際に ステークホルダーの視点が交渉における多くの課題に関する幅広い見解と視点を理解するための取り組みにとって不可欠であるため ステークホルダーの詳細なインプットを継続して求める 閣僚は 我々の全ての市民に広く共有された利益を与える協定を達成するために 各国の幅広い利益を注意深くバランスさせる協定を策定する作業を継続する 我々は 協定による最大限の利益を確保し TPP を他の貿易協定と区別し 各国経済の競争力を地域的及び世界的に大きく向上させるという 首脳が明示した TPP の目的の達成に向けた進展を検討してきた 包括的な市場アクセス閣僚及びTPP 参加 12か国の交渉団は 相互の物品市場に包括的かつ商業的に意味のあるアクセスを提供し 同時に サービス 投資 金融サービス 経済人の一時的入国及び政府調達に関する制限を取り除く 野心的 高い水準かつ無税の市場アクセスのパッケージという目標を達成することに継続して専念する 物品市場アクセスについては TPP 参加国は 相互の関税パッケージを完成させるために作業を行っている 各国間の貿易は 既に世界の貿易全体の約 3 分の1を占めているが 我々は 我々の企業 労働者 消費者の機会を更に増やすことのできる 野心的な市場開放の成果を追求している この目標を達成するための取り組みは 多くの国の間で大きく進展しているが いくつかの品目の取り扱いやいくつかの国について作業が残されている 我々は 首脳が設定した野心の目標が満たされ 及び各国にとって持続可能かつ商業的に意味のある市場アクセスをもたらす成果を達成することを確保する一方 これらの品目に対処する方法を見つけることに重点的に集中して取り組んでいる サービス 投資 金融サービス 政府調達 経済人の一時的入国の市場アクセスについても 作業は継続している 各国間のサービス貿易は 既に世界のサービス貿易の約 3 分の1を占めており 閣僚は これらの分野における市場の自由化が 効率 競争及びTPPの完全な利益を実現し得ることを確保するために必要となる経済基盤の開発を促進する上で果たし得る重要な役割を認識する 我々は また 貿易のフロー及び地域のサプライチェーンを促進する上で重要な役割を担うと認識している投資に対する障壁を撤廃することを求めるというコミットメントを大きく進展させ 公共の利益のための政府の規制権限を維持するための 新しく かつ強固な保護基準と両立させることに合意した 我々は 昨年以来 これらの課題に関するパッケージの完成に更に大きく近づいてきたが 首脳の目的と整合的な全ての国にとっての高い水準の成果を確保するために いくつかの重要な作業が残されている 29

31 北京会合貿易閣僚による首脳への報告書 (2014 年 11 月 ) 地域全体にまたがる協定 我々は TPP 首脳が最後に集まって以来 労働者及び大小双方の企業にとって協定の利益の活用をより容易にすることにより 雇用を支えながら 各国間の貿易をよりシームレスにする域内貿易の統合を促進する作業を大きく進めてきた 輸出者 輸入者及び投資家は 公平性及び予見可能性を求めているため 我々は 地域全体に共通の高い水準の 透明性のあるバランスの取れたルールを設定することにより 各国間の貿易投資を促進している 12 か国は 各国間の生産 サプライチェーンを促進し 及び強化するために重要である相当数の品目について 共通の原産地規則を実質的に進展させた 我々は シームレスなサプライチェーンを支える原産地規則を完成させるための残された作業の完了に向けた計画を策定した TPP 参加国間のバリューチェーンの発展を支えるため 各国の交渉団は 貿易の形式的な手続きを簡略化し 企業がより早く 安く 及び容易に製品を市場に届けられるようにする税関 貿易円滑化及び物流のような課題に関して合意に向けて前進している 我々は また TPP 参加国の企業や労働者に協定の利益が向かうことを確保できるよう 密輸及び違法な積み替えを阻止する相互の取り組みを支援するための協力のコミットメントを完成させるべく作業している 域内貿易の統合を更に促進するため 我々は また 企業が外国市場にアクセスする際に直面する主要な障害として 関税障壁に次第に取って代わってきた非関税障壁を撤廃する方法 及び規制課題についての取り組みに関する協力を進めるための作業についても合意に近づいている 同時に 我々は全て 保健 安全及び環境保護を含む 公共の利益を保護する政府の権限を維持できるような形で それらの取り組みを注意深く行ってきた 新たな貿易課題 我々は 各国経済の将来の活力及び競争力の維持に役立つように 最近の貿易協定以来 世界経済に出現した新たな課題に対する共通の取り組みの策定に向けて大きく進展してきた 我々は こうした課題に関するルールを策定する際に 真剣かつ注意深いやり方で取り組んできた 我々は これらの新しい分野において合意に近づいている 新しい市場に向かおうとしている小規模企業にとってのものを含め インターネットの経済的な潜在力を認識しつつ また 過去数年間に世界のインターネット利用者数が急増し 今後も増加の一途を辿るであろうことに留意しつつ 我々は プライバシー保護のための規制を含め 政府の正当な公共政策の利益と整合的な方法で デジタル経済の発展を促すルールについて合意に近づいている また 我々は 国有企業と民間企業が同等の競争条件で競争できることを確保するルールの確立を含め 各国間の公平な競争を促すための作業を進めてきた この TPP における先駆的な作業は 各国経済の効率性及び競争力を高めるための多くの政府による取り組みを強化するものである 我々は イノベーションが人々の利益並びに経済の成長及び競争力の重要な源であることを理解し イノベーションの利益を促進し共有する知的財産に関するバランスの取れたコミットメントを策定する作業に励んできた これは 協定の最も複雑で困難な分野の一つであるが 全参加国に裨益する創造的かつ技術的な進展を促す共通の取り組みの策定について実質的に進展させてきた 我々はまた 医薬品やオンラインコンテンツの公正な利用への市民のアクセスを確保し TPP 経済の多様性を反映するような 適切なバランスを取るべく作業してきた 強力な環境の保護及び保全に対する全 TPP 参加国のコミットメントを認識しつつ 我々は 一連の執行可能な環境の規律に関する合意に向けて大きく進展してきた 貿易の利益が広く共有されることを確保するため 我々は ILO の主要な労働者の権利を具体化する労働者の権利に関する一連の執行可能なコミットメントについて合意に近づいている 30

32 北京会合貿易閣僚による首脳への報告書 (2014 年 11 月 ) 分野横断的な貿易課題 12 か国の交渉団は 首脳が設定した TPP の目標を完全に達成し 協定の全ての条項から市民にもたらされる潜在的利益を最大化するために重要であると我々が考える分野横断的な課題についての作業の完了に近づいている 標準や様々な規制課題に関する協定上の他の作業を強化しつつ 我々は 透明性を促進する措置によるものも含め 規制慣行を改善し 及び規制の一貫性を促し 並びに貿易促進的なやり方で規制プロセスを実施する方法について合意した 更なる統合と競争を促すため 我々は 生産 サプライチェーンを深化させ 並びに協定の規定が市場における雇用を促進させることを確保するための作業の完了に近づいている 全参加国の経済において中小企業が果たす重要な役割を認識しつつ 我々は 多くの国における雇用創出の多くを担うこれらの企業が協定を十分に活用できることを確保するための方法について合意した 貿易投資の増加が市民の利益と矛盾しないことを確保するため 我々は 透明性及び良質なガバナンスを確保し 並びに腐敗防止の取り組みを強化するためのコミットメントを策定する作業を行ってきた 現在及び将来の TPP 参加国の開発及び能力構築を促進することは TPP 成功のための鍵であり 我々は 開発途上国が特定する分野における能力構築の提供 能力がまだ発展途上の分野におけるコミットメントへの移行 女性や低所得者の経済的機会へのアクセスの改善 及び官民パートナーシップの奨励によるものも含め 12 か国全てが協定の利益を実現し得ることを確保する方法について合意した 生きている協定 我々は 将来の TPP への参加に関心を表明した経済にと引き続き関与してきた 高い水準のコミットメントを引き受ける準備ができている地域内の他の経済に参加を拡大できる潜在的な枠組みとして TPP を発展させるという首脳のコミットメントを反映しつつ 我々は TPP を生きている協定とする仕組み及びプロセスについて合意に近づいている 我々はまた TPP が貿易 投資及び技術における将来の発展 又は他の新しく出現した論点や課題 若しくは 共通の利益となる分野に対応して適切に進化を続けられることを確保する方法について協定横断的に作業を進めてきた 次のステップ首脳が前回集まって以来のTPPに関する大きな進展 及び今回の北京会合への準備期間において交渉のペースが更に加速したことを踏まえ 閣僚は 交渉妥結の正確なタイミングは交渉の中身の進展振りが決するものであることを理解しつつ 協定を完成させるために一層の努力を行うことにコミットした TPP 参加国のような 経済的 発展段階的及び地理的に多様な国の間で TPPのような複雑かつ野心的な協定を妥結することは容易ならざる目標である しかしながら 12か国全てが 交渉の完了を最優先とすることにコミットしており 各国の経済成長及び発展 並びに地域的 世界的な競争力に対するTPPの重要な貢献を認識しつつ そのために必要な資源を割り当てる そのため 我々は 首脳が共有された目標として特定した高い水準かつ野心的な成果に忠実である一方 各国の必要性に対応できる解決策を見出すために 妥協策を求め 実際的 柔軟かつ創造的に作業を行う必要がある 31

33 TRANS PACIFIC PARTNERSHIP Trade Ministers Report to Leaders November 10, 2014 北京会合貿易閣僚による首脳への報告書 (2014 年 11 月 ) Since the last TPP Leaders meeting a year ago, the 12 TPP Ministers and our negotiating teams have made significant progress in setting the stage to finalize an historic, ambitious, comprehensive, balanced, and high standard TPP agreement in accordance with the instructions you gave us in Bali last year. Over the past several months, we have concentrated on working together to resolve the remaining issues between us, and, as a result of this work, the number of outstanding issues is now limited, and the pace of our progress has accelerated. With the end coming into focus, Ministers are strongly committed to moving the negotiations forward to conclusion. Our determination is based on a recognition of Leaders common vision and their joint commitment to a next generation, transformative agreement that further increases the trade and investment among us, and sets high standard rules to address the issues that our businesses, workers, and farmers face in the 21stcentury global economy. We also are working to achieve the Leaders objective of ensuring that the TPP promotes innovation, enhances our competitiveness, spurs economic growth and prosperity, supports job creation in our countries and ensures that the benefits of the agreement are broadly shared among our citizens. Ministers have been actively engaging, and we have developed a joint work plan to accelerate the process and agree on mutually acceptable outcomes on the remaining challenges. Key among these is identifying the pathway to conclusion of ambitious packages of commitments that will open our markets to each other, including for goods, services, investment, financial services, temporary entry of business persons, and government procurement. We also are continuing to seek solutions on the remaining issues in the text of the agreement, including related to intellectual property, State owned enterprises, environment, and investment. Ministers made further progress in narrowing the gaps between us on these issues in Beijing, and our discussions will guide the work of our negotiating teams in the weeks ahead. However, sensitive and challenging issues remain that will require our continued involvement. As we work to find solutions to the remaining issues, we will continue to seek the detailed input of stakeholders as their perspectives have been invaluable to our efforts to understand the wide ranging views and perspectives on many issues under negotiation. Ministers will continue to work to craft an agreement that carefully balances the range of interests for each country in order to achieve an agreement that provides broadly shared benefits for all our citizens. We have reviewed our progress toward achieving the objectives that Leaders articulated for TPP, which will ensure the greatest benefit from the agreement, distinguish TPP from other trade agreements, and serve to boost the competitiveness of our economies regionally and globally. Comprehensive Market Access Ministers and the 12 TPP negotiating teams continue to focus on achieving our goal of an ambitious, high standard market access package that provides comprehensive, commercially meaningful and duty free access to each other s goods markets and simultaneously lifts restrictions on services, investment, financial services, temporary entry of business persons, and government procurement. On goods market access, TPP countries are working to finalize tariff packages with one another. Trade among us already accounts for about one third of total global trade, and we are seeking ambitious market opening outcomes that can further increase opportunities for our companies, farmers, workers, and consumers. Efforts to achieve this goal are well advanced among many countries, but work remains on the treatment of certain products and with regard to certain countries. We are focusing intensively on finding ways to address these products while ensuring that the goals Leaders set for ambition are met, and that we achieve outcomes that result in sustained, commerciallymeaningful market access for each of us. 32

34 北京会合貿易閣僚による首脳への報告書 (2014 年 11 月 ) On market access for services, investment, financial services, government procurement, and temporary entry of business persons, work continues as well. Services trade among us already accounts for nearly one third of total global services trade, and Ministers recognize the critical part that market liberalization in these areas can play in promoting efficiency, competition, and the development of the economic infrastructure needed to ensure that the full benefits of the TPP can be realized. We also have made significant progress on commitments seeking to eliminate barriers to investment, which we recognize play an important role in driving trade flows and regional supply chains, and we have agreed to couple those with a new, strong standard of protections to preserve governments ability to regulate in the public interest. Since last year, we have moved much closer to conclusion of packages on these issues, but some outstanding work remains to ensure a high standard outcome for all countries consistent with Leaders objectives. Regional Agreement Since the TPP Leaders last met, we have significantly advanced our work on promoting integrated regional trade that will make trade between us more seamless, supporting jobs by making it much easier for our workers and businesses, both large and small, to take advantage of the agreement. Exporters, importers and investors are seeking fairness and predictability so by setting common high standard, transparent, and balanced rules across the region, we are promoting trade and investment among us. The 12 countries have made substantial progress on common rules of origin on a substantial number of products, which is critical to facilitating and strengthening production and supply chains between us. We have set out a plan for concluding the remaining work to complete the rules of origin that support seamless supply chains. To support the development of value chains among TPP members, our teams are far along toward agreement on such issues as customs, trade facilitation and logistics, which will cut the red tape of trade and make it faster, cheaper, and easier for businesses to get their products to market. We also are working to finalize cooperation commitments to support each other s efforts to stop smuggling and illegal transshipments, so we can be sure that the benefits of the agreement flow to businesses and workers from the TPP Parties. To further promote the integration of regional trade, we also are near agreement on ways to eliminate non tariff barriers, which have increasingly replaced tariff barriers as the key obstacle businesses face in accessing foreign markets, and on work to promote cooperation on approaches to regulatory issues. At the same time, we all have been careful to do so in a way that preserves our governments ability to protect the public interest, including on health, safety, and environmental protection. New Trade Issues To help sustain the future dynamism and competitiveness of our economies, we have made significant progress toward developing common approaches to new issues that have emerged in the global economy since the last generation of trade agreements. In developing rules on these issues, we have approached them in a serious and careful manner. We are close to agreement in these new areas. Recognizing the economic potential of the Internet, including for small businesses looking to reach new markets, and noting that the number of Internet users worldwide has proliferated in the past several years and will only continue to grow, we are far along in reaching agreement on rules that will promote the development of the digital economy, in a manner consistent with governments legitimate public policy interests, such as regulating for the purpose of privacy protection. 33

35 北京会合貿易閣僚による首脳への報告書 (2014 年 11 月 ) We also have advanced our work to promote fair competition among us, including by establishing rules to ensure that State owned enterprises and private sector businesses are able to compete on a level playing field. This pioneering work on TPP will reinforce efforts by many of our governments to promote efficiency and the competitiveness of our economies. We appreciate that innovation is an important source of benefits for our people and growth and competitiveness for our economies, and have worked hard to develop balanced commitments on intellectual property that promote and share the benefits of innovation. This is one of the most complex and challenging areas of the agreement, but we have made substantial progress in developing common approaches that will promote creative and technological advances that will benefit all of us. We also have worked hard to strike an appropriate balance that ensures our citizens access to medicines and to fair use of on line content, and that reflects the diversity of TPP economies. Recognizing the commitment of all TPP countries to strong environmental protection and conservation, we have made progress toward agreement on a set of enforceable environmental disciplines. To ensure that the benefits of trade are broadly shared, we are close to agreement on a set of enforceable commitments on labour rights that embody key ILO labour rights. Cross Cutting Trade Issues Reinforcing other work in the agreement on standards and various regulatory issues, we have agreed on ways to improve our regulatory practices and encourage regulatory coherence, including through measures to promote transparency and conduct regulatory processes in a more trade facilitative manner. To promote further integration and competitiveness, we are near conclusion on work to deepen production and supply chains, and to ensure that the provisions of the agreement promote jobs in our markets. Recognizing the important role that small and medium sized enterprises play in all our economies, we have agreed on ways to ensure that these businesses, which account for much of the job creation in many of our countries, can take full advantage of the agreement. In order to ensure that increased trade and investment go hand in hand with benefits for our citizens, we have worked to develop commitments to ensure transparency and good governance, and strengthen anti corruption efforts. Promoting development and capacity building of current and future TPP Parties is key to the success of the TPP, and we have agreed on ways to ensure that all 12 countries can realize the benefits of the agreement, including by provision of capacity building in areas that developing countries identify, transitions for commitments where capacity is still being developed, improving access to economic opportunity for women and low income individuals, and incentivizing public private partnerships. The 12 teams are close to finalizing our work on cross cutting issues that we believe are important to fully achieving the goals Leaders have set for TPP, and maximizing the potential benefits for our citizens from all the provisions of the agreement. 34

36 北京会合貿易閣僚による首脳への報告書 (2014 年 11 月 ) Living Agreement We have continued to engage with economies that have expressed interest in joining TPP in the future. Reflecting Leaders commitment to develop TPP as a potential platform that can expand participation to other economies across the region that are prepared to take on its high standard commitments, we are close to agreement on the structure and process that will make the TPP a living agreement. We also have advanced work across the agreement on how to ensure that TPP can continue to evolve as appropriate in response to future developments in trade, investment, technology, or other emerging issues and challenges, or areas of common interest. Next Steps Given the significant progress on TPP since Leaders last met, and further acceleration of the pace of the negotiation in the run up to this meeting in Beijing, Ministers have committed to redoubling our efforts to get the agreement over the finish line, recognizing that substance will drive the precise timing of conclusion. Concluding a complex and ambitious agreement like TPP among countries that are as economically, developmentally, and geographically diverse as those in the TPP is challenging. However, all 12 countries are committed to making completion of the negotiation a priority, and will dedicate the resources needed in order to do so, recognizing the important contribution TPP will make to our economic growth and development and to our competitiveness regionally and globally. To do so, we will have to find compromises and to work pragmatically, flexibly, and creatively to find solutions that can address each of our needs while remaining steadfast to the highstandard and ambitious outcome that Leaders have identified as their shared goal. 35

37 TPP 参加による経済効果 (2013 年 3 月 15 日 ) 我が国が TPP 協定に参加した場合の経済全体及び農林水産物生産に与える影響を 政府統一のものとして試算 ( 平成 25 年 3 月公表 ) 経済全体に与える影響は 広く国際機関等によって活用されているモデル (GTAP モデル ) を用いて試算 試算結果 : 実質 GDP0.66%( 3.2 兆円 ) 分底上げ - このうち 農林水産物の生産額は 3.0 兆円減少 - 関税撤廃の効果のみを対象とする仮定 ( 非関税措置の削減やサービス 投資の自由化は含まない ) - 関税は全て即時撤廃し 追加的な対策を計算に入れない仮定 マクロ経済効果の試算値の考え方 年平均 3200 億円増とみるのではなく 将来にわたって GDP が 3.2 兆円増加するという状態が継続すると解釈すべき数値 ( 左図参照 ) 36

38 ( 図表 ) 関税撤廃した場合のマクロ経済効果 実質 GDP が 0.66%(3.2 兆円 ) 増加 1.5 (%) 総額 : 3.2 兆円 消費 :3.0 兆円 投資 :0.5 兆円 輸出 :2.6 兆円 輸入 : 2.9 兆円

39 PECC 試算の概要 PECC( 太平洋経済協力会議 APEC 加盟国を中心に 25 か国の産学官で構成 ) の年次報告書 STATE OF THE REGION では TPP の経済効果を試算 同試算を担当したブランダイス大学のピータ ペトリ教授の推計によれば TPP に日本が参加した場合の経済効果は以下の通り ( 詳細は を参照 ) 日本のマクロ的な所得効果は 1,050 億ドル程度 (10 兆円程度 ) で GDP の 2.0% 程度に相当 TPP の対象国は 現在交渉中の 11 か国 ( 米国 カナダ メキシコ チリ ペルー オーストラリア ニュージーランド シンガポール ブルネイ マレーシア ベトナム ) に日本が参加した 12 か国 本試算では 関税撤廃に加えて 非関税措置の削減 サービス 投資の自由化の効果も推計 なお 非関税措置は 世界銀行がマクロ経済データにより推計した貿易制限指数等 また 投資の自由化については 世界銀行による各国のビジネス環境ランキング等のデータ基に推計 ( を参照 ) 試算に当たっては GTAP データベース ( 第 8.0 版 基準年は 2007 年 ) また 筆者らが開発した応用一般均衡モデルを利用 各国の総雇用は不変との前提を置く一方 資本ストックの増加 また 輸出市場参入企業の増加など ダイナミックな効果を勘案 ( 試算結果 ) アジア太平洋 EPA に参加した場合の日本経済への効果 TPP12 か国 1,050 億ドル GDP 比 2.0% RCEP 960 億ドル 1.8% FTAAP 2,280 億ドル 4.3% 出所 : 38

40 国会承認条約の締結手続 39

41 コミュニケーションについて (2014 年 5 月 22 日衆 農水委員会 政府参考人答弁 ) 各国とも透明性と保秘性のはざまで悩んでいるという状況でございます 基本は 正式な署名がなされた後 テキストその他の情報を全て公開するということですけれども その前に 何らかの形で一定の情報を国民に提供して そこでコミュニケーションを充実させる そういう問題意識はどの国も実は持っております これまでの累次の首席交渉官会合でありますとか閣僚会合でもそういう話題は何度となくなされました 今回の閣僚会議でもそういう話題が出たということでございまして まだ結論は出ておりません 皆悩んでいるという状況でございます 各国さまざまな取り組みをしております 昨年九月 ワシントン DC で首席交渉官会合があったとき 首席交渉官会合をやるという事実すら公表しないとほかの国が言っていたのを 我が国がかなり強力に主張して やるという事実は公表する かつ 細かい中身は言わないけれども どんな話題で議論されているかということは記者会見をするということで日本は始めまして ほかの国もそれに倣うようになってきておるわけでございます そうしたことで いろいろな取り組みを各国でやっておりまして 各国のさまざまな取り組みについて 情報交換をしながらいい知恵を出していこうというのがこの間の閣僚会議でも議論されたというふうに承知しております 引き続き 努力をしていきたいというふうに思っております 40

42 衆 参農林水産委員会による決議 ( 平成 25 年 4 月 ) 環太平洋パートナーシップ (TPP) 協定交渉参加に関する決議 本年三月十五日 安倍内閣総理大臣は TPP 協定交渉への参加を表明し 四月十二日 TPP 協定交渉参加に向けた日米協議に合意した そもそも TPP は原則として関税を全て撤廃することとされており 我が国の農林水産業や農山漁村に深刻な打撃を与え 食料自給率の低下や地域経済 社会の崩壊を招くとともに 景観を保ち 国土を保全する多面的機能も維持できなくなるおそれがある また TPP により食の安全 安心が脅かされるなど国民生活にも大きな影響を与えることが懸念される これまで本委員会では 平成十八年十二月に 日豪 EPA の交渉開始に関する決議 を 平成二十三年十二月に 環太平洋パートナーシップ (TPP) 協定交渉参加に向けた関係国との協議に関する決議 をそれぞれ行い 二国間 複数国間の経済連携協定が 我が国の農林水産業や国民生活に悪影響を与えることがないよう 政府に十分な対応を求めてきたところである こうした中 本年二月に行われた日米首脳会談における共同声明では 日本には一定の農産品 米国には一定の工業製品というように 両国ともに二国間貿易上のセンシティビティが存在することを認識 したとしており 政府は この日米首脳会談において 聖域なき関税撤廃が前提ではない 旨確認したとして TPP 協定交渉への参加を決断した しかしながら 我が国には一定の農産品以外にも 守り抜くべき国益が存在し この確認がどのように確保されていくのかについても その具体的内容はいまだ明らかにされていない そのため 各界各層の懸念はいまだに払拭されておらず 特に 交渉参加について農林水産業関係者をはじめ 幅広い国民の合意が形成されている状況ではない よって 政府は これらを踏まえ TPP 協定交渉参加に当たり 次の事項の実現を図るよう重ねて強く求めるものである 41

43 衆 参農林水産委員会による決議 一米 麦 牛肉 豚肉 乳製品 甘味資源作物などの農林水産物の重要品目について 引き続き再生産可能となるよう除外又は再協議の対象とすること 十年を超える期間をかけた段階的な関税撤廃も含め認めないこと 二残留農薬 食品添加物の基準 遺伝子組換え食品の表示義務 遺伝子組換え種子の規制 輸入原材料の原産地表示 BSE に係る牛肉の輸入措置等において 食の安全 安心及び食料の安定生産を損なわないこと 三国内の温暖化対策や木材自給率向上のための森林整備に不可欠な合板 製材の関税に最大限配慮すること 四漁業補助金等における国の政策決定権を維持すること 仮に漁業補助金につき規律が設けられるとしても 過剰漁獲を招くものに限定し 漁港整備や所得支援など 持続的漁業の発展や多面的機能の発揮 更には震災復興に必要なものが確保されるようにすること 五濫訴防止策等を含まない 国の主権を損なうような ISD 条項には合意しないこと 六交渉に当たっては 二国間交渉等にも留意しつつ 自然的 地理的条件に制約される農林水産分野の重要五品目などの聖域の確保を最優先し それが確保できないと判断した場合は 脱退も辞さないものとすること 七交渉により収集した情報については 国会に速やかに報告するとともに 国民への十分な情報提供を行い 幅広い国民的議論を行うよう措置すること 八交渉を進める中においても 国内農林水産業の構造改革の努力を加速するとともに 交渉の帰趨いかんでは 国内農林水産業 関連産業及び地域経済に及ぼす影響が甚大であることを十分に踏まえて 政府を挙げて対応すること 右決議する 42