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1 茨城県において平成 26 年次に発生した腸管出血性大腸菌 O157 感染症分離菌株の 分子疫学解析について 相原義之, 山城彩花, 木澤千里, 中本有美, 川又祐子, 増子京子 要旨 平成 26 年 1 月から 12 月までに茨城県内で発生した腸管出血性大腸菌 O157 感染症分離菌株 39 株について, パルスフィールドゲル電気泳動 (PFGE) 法,IS-printing system(is) 法および Multi-locus variable-number tandem repeat analysis (MLVA) 法の 3 手法による分子疫学解析を行い, 各手法間の比較と感染事例間での疫学的関連性の有無について検討した キーワード : 腸管出血性大腸菌, 分子疫学解析,PFGE 法,IS 法,MLVA 法 はじめに腸管出血性大腸菌 O157 の分子疫学解析は, 従来から PFGE 法が広く利用されているが, 近年より迅速かつ簡便に検査結果が得られる IS 法および MLVA 法が普及し始めている 今回,PFGE 法,IS 法,MLVA 法の 3 手法を用い, 平成 26 年次に茨城県内で分離された腸管出血性大腸菌株について分子疫学解析を行ったので報告する 材料および方法 1. 供試菌株平成 26 年 1 月から 12 月に茨城県内で発生した腸管出血性大腸菌 O157 感染症事例より分離された菌株 39 株を対象とした 菌株情報については表 1にまとめた 2. 解析方法 2-1. PFGE 法制限酵素は XbaI を用い, 国立感染症研究所で示されたプロトコルに基づいて実施した データ解析については BioNumerics (Ver. 6.6) を利用し, 解析は Dice 法 ( 最適化 :0.5%, トレラ ンス :0.5% ), 系統樹作成は平均距離法 (UPGMA) により行った 結果の解釈は 0~3 バンド違いを同一タイプとした 2-2. IS 法 IS-printing system( 東洋紡 ) を使用し, 添付のプロトコルに従い実施した 解析は 18 種のプライマーごとにバンドの増幅を調べ, 増幅ありを 1, 増幅なしを 0 と判定した 得られた解析数値をプライマーの順に並べて 18 桁の数列とした後,3 バンドごとに の係数を乗じた数値を加算して各セット 6 桁のコードとし, 菌株間の比較に用いた 2-3. MLVA 法国立感染症研究所細菌第 1 部で示されたプロトコル 1) に従い,17 か所の locus について解析を行った Fragment size marker として GeneScan 600LIZ Size Standard を用い, 繰り返し回数 (RN) の解析には 3500 Genetic Analyzer および Gene Mapper ver.4.1(applied Biosystems) を使用した -41-

2 表 1 事例概要と分離菌株情報 事例番号菌株番号発症 診断日管轄保健所患者性別患者年齢患者職業毒素型 No 年 2 月 14 日常陸大宮女 10 代小学生 VT1VT2 No 年 3 月 30 日水戸男 50 代無職 VT1VT2 No.3 No 年 4 月 3 日 女 20 代 無職 VT1VT2 筑西 年 4 月 1 日 女 10 歳未満 小学生 VT1VT 年 4 月 14 日 女 10 歳未満 園児 VT1VT2 常陸大宮 年 4 月 28 日 女 30 代 主婦 VT1VT2 No 年 4 月 30 日 竜ヶ崎 男 40 代 無職 VT1VT2 No 年 6 月 10 日 日立 男 10 歳未満 園児 VT1VT2 No 年 6 月 9 日 ひたちなか 男 10 歳未満 小学生 VT1VT2 No 年 6 月 20 日 日立 女 60 代 講師 VT1VT2 No 年 6 月 19 日 潮来 女 20 代 保育士 VT1VT2 No 年 6 月 23 日ひたちなか女 70 代無職 VT1VT2 No 年 7 月 7 日土浦男 30 代銀行員 VT1VT 年 7 月 2 日男 30 代准公務員 VT1VT2 No 年 6 月 27 日つくば男 10 歳未満園児 VT1VT 年 7 月 2 日 男 10 歳未満 小学生 VT1VT2 No 年 7 月 21 日 常陸大宮 男 10 代 中学生 VT1VT2 No 年 7 月 30 日 筑西 男 80 代 無職 VT1VT2 No 年 8 月 10 日 水戸 女 20 代 理学療法士 VT1VT2 No 年 9 月 8 日 常総 女 10 代 大学生 VT1VT2 No 年 9 月 20 日 常総 男 50 代 トラック運転手 VT1VT2 No 年 10 月 6 日男 10 歳未満園児 VT1VT2 鉾田 年 10 月 15 日男 10 歳未満小学生 VT1VT2 No 年 10 月 20 日つくば女 20 代会社員 VT1VT2 No 年 10 月 18 日女 10 歳未満無職 VT1VT2 水戸 年 10 月 31 日男 40 代会社員 VT1VT2 No 年 11 月 15 日常総女 30 代無職 VT1VT2 No 年 7 月 11 日竜ヶ崎女 60 代調理従事者 VT2 No 年 7 月 22 日水戸男 20 代会社員 VT2 No 年 8 月 2 日女 60 代無職 VT2 筑西 年 8 月 13 日男 40 代食品製造 VT2 No 年 8 月 18 日土浦男 30 代公務員 VT2 No 年 8 月 26 日水戸男 90 代無職 VT 年 9 月 19 日男 10 歳未満園児 VT2 No 年 9 月 24 日常陸大宮女 10 歳未満無職 VT 年 10 月 2 日男 10 歳未満園児 VT2 No 年 9 月 25 日女 80 代無職 VT2 常陸大宮 年 9 月 25 日男 80 代無職 VT2 No 年 12 月 5 日筑西女 70 代無職 VT2 実験結果 PFGE バンドパターンを図 1 に,IS コードおよび MLVA の RN を表 2 に示した 1) 家族内事例事例番号 3, 4, 12, 18, 20, 24, 27, 28 については患者間で家族関係が確認され, このうち 20 番を除くすべての事例ごとに PFGE パターン が一致した また, これらの事例では IS コードおよび MLVA の RN も完全に一致, もしくは 1 領域違いであり, いずれの手法においても相関関係があることがわかった -42-

3 図 1 PFGE クラスターとバンドパターン ( 上 :VT1,2 陽性株, 下 :VT2 陽性株 ) また, 事例番号 20 についても,PFGE パターンの相同性が 90% 以上であり, かつ IS コードと MLVA の RN が完全一致していることから, 同一由来株であると推察された 2) 散発事例 6 月下旬 ~7 月下旬にかけて発生した散発事 例 10, 13, 14 の原因菌株 (14, 23, 27) は PFGE パターンが 95% 以上の相同性を示しており,IS コードは 1~2 桁違いであったものの,MLVA の RN は O157-3W を除くすべての領域で一致しており, 同一由来で発生した事例の可能性が高いと考えられた -43-

4 また,VT2 陽性株による散発事例 22, 23, 24, 25, 28 の原因菌株 (22, 24, 25, 26, 30, 38, 39) についても PFGE パターンが 95% 以上の相同性を示し, すべての菌株で IS コードは完全に一致していた MLVA の RN は 22, 28, 39 の 3 株間と 25, 26, 30 の 3 株間で完全一致し, 両グループは O157-9M 領域のみで異なっていた 菌株 24 はいずれのグループと比較しても 2 領域違いであったが, 総合的に判断すると同一由来菌株であると考えられた 3) 馬刺し食中毒事例事例番号 3, 4 の原因菌株 (3, 4, 6, 7) の PFGE パターンは, 平成 26 年 4 月に発生した福島県内の業者が加工した馬刺しを原因とする大規模集団食中毒の原因菌株と一致した ( 国立感染症研究所の情報提供による ) 管轄保健所の行動調査により, 事例番号 3 の 2 名に関しては原因食品である馬刺しの喫食が確認でき, 食中毒患者と断定された 一方で, 事例 4 の 2 名に関しては馬刺しの喫食は確認できなかったが, 原因菌株 (3, 4, 6, 7) は IS コードが一致,MLVA は 1 領域違い (O157-17Z) であり, 関連が強く示唆された 城県近隣において同時期多発的に発生していることが判明した 腸管出血性大腸菌感染症は夏場に広域で流行しやすく, 県内で発生した腸管出血性大腸菌感染症で検出された原因菌株と近隣県で検出された菌株の分子疫学解析結果が一致するケースがしばしばみられる そのため, 腸管出血性大腸菌感染症の流行時期 発生場所 流行している腸管出血性大腸菌株の分子疫学解析情報を把握しておくことで, 流行株による感染症発生時の感染源の追及に役立てることができる また, 平成 26 年次には腸管出血性大腸菌による食中毒が発生し, 茨城県内においても 2 名の患者が確認された 食中毒事例においては迅速な疫学調査が求められるため, 従来法である PFGE 法に比べ,1~2 日で解析結果が得られる IS 法や MLVA が有用であると考えられる 今回の馬刺し事例に関しても,3 法間に矛盾なく関連性が示唆されたことからも, 食中毒疑い事例が発生した際は,IS 法や MLVA を先行し, 疫学調査班に迅速に結果を報告するとともに, PFGE を確認的に行うことで, 効率的な現場調査が可能となると考えられる 考察家族内感染が強く疑われる事例に関しては, 原因菌株間の PFGE, IS 法, MLVA 解析結果がほぼ一致しており, 同一の感染源であることが強く疑われた また,PFGE パターンが 3 バンド以上異なる事例においても,IS コードや MLVA の RN が一致する場合があり,3 手法による解析結果を比較することでより正確に関連性を判断することができると示唆された 一方で散発事例においては, 国立感染症研究所の情報提供により, 今回分離された菌株と同一のパターンを示す株による感染症事例が茨 謝辞 MLVA 解析の実施に際し, 懇切丁寧な指導と助言を下さいました国立感染症研究所細菌第一部泉谷秀昌先生に深謝いたします 文献 1) Izumiya, H. et al; Microbiol. Immunol.,2010;54,

5 事例番号 1st set 2nd set IS code O157-34Y EHC-1Q EHC-2C O157-9M EHC-5S O157-3W O157-25J EH111-8O EH157-12N EH111-14BB EH111-11T O157-17Z O157-36AA O157-19L EHC-6U O157-37V EH26-7D 1st set 2nd set 1 1 VT1, VT null null null 7 null VT1, VT null null 6 null VT1, VT null null null 6 null VT1, VT null null null 6 null VT1, VT null null null 6 null VT1, VT null null null 6 null VT1, VT null null 7 null VT1, VT null null 6 null VT1, VT null null null 7 null VT1, VT null null 5 null VT1, VT null null 6 null VT1, VT null null null 8 null VT1, VT null null 7 null VT1, VT null null null 7 null VT1, VT null null null 7 null VT1, VT null null null 7 null VT1, VT null null null 8 null VT1, VT null null null 8 null VT1, VT null null 6 null VT1, VT null null null null 14 null VT1, VT null null 10 null VT1, VT null null null 5 null VT1, VT null null null 5 null VT1, VT null null null 4 null VT1, VT null null null VT1, VT null null null VT1, VT null null null 8 null VT null null null 6 null VT null null null VT null null null 6 null VT null null null 6 null VT null null null 6 null VT null null null 6 null 菌株番号 毒素遺伝子 34 VT null null 6 null VT null null 6 null VT null null 6 null VT null null null 6 null VT null null null 6 null VT null null null null 7 null

表 2 衛生研究所 保健所別菌株検出数 ( 医療機関を含む ) 内訳 衛生研究所保健所試験検査課県中支所会津支所郡山市いわき市 総計 喫食者 接触者 従事者食品 3 3 拭きとり総計 遺伝子型別解析遺伝子型別解析は, デンカ生研の病

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