EMC CLARiiON Integration with Vmware ESX

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1 EMC CLARiX の VMware ESX との統合 高度なテクノロジー US ホワイトペーパー翻訳版 要約 このホワイト ペーパーでは VMware ESX と EMC CLARiX ストレージ システムを統合する方法について概説します この文書では Unisphere または Navisphere の VM 対応機能について説明します この機能は VMware vcenter Server で管理される仮想マシンを自動的に検出し エンド ツー エンドの仮想対物理のマッピング情報を提供します また VMware ESX の VMotion VMware HA Distributed Resource Scheduling 機能について取り上げるとともに CLARiX ストレージ システムへの接続時における仮想マシンのクラスタリングについても説明しています 2010 年 8 月

2 Copyright 2006, 2007, 2008, 2009, 2010 EMC Corporation. 不許複製 EMC Corporation は この資料に記載される情報が 発効日時点で正確であるとみなします 情報は予告なく変更されることがあります この資料に記載されている情報は 現状優先 の条件で提供されます EMC Corporation は この資料に記載される情報に関する どのような内容についても表明保証条項を設けず 特に 商品性や特定の目的に対する適応性に対する黙示の保証はいたしません この資料に記載される いかなる EMC ソフトウェアの使用 複製 頒布も 当該ソフトウェア ライセンスが必要です 最新の EMC 製品名については EMC.com で EMC Corporation の商標を参照してください 他のすべての名称ならびに製品についての商標は それぞれの所有者の商標または登録商標です パーツ番号 H J EMC CLARiX の VMware ESX との統合高度なテクノロジー 2

3 目次 エグゼクティブ サマリー... 5 はじめに... 5 対象読者... 5 CLARiX の用語... 5 VMware の用語... 6 ESX の概要... 7 機能... 8 VMware VMotion... 9 VMware Distributed Resource Scheduling と VMware High Availability... 9 VMware フォルト トレランス VMware クラスタリング VMware N_Port ID Virtualization VMware SRM(Site Recovery Manager) EMC CLARiX の概要 CLARiX を VMware ESX とともに使用する理由 VMware を使用した CLARiX の構成 基本的な接続 CLARiX ストレージ システムからの起動 ESX での CLARiX LUN からの ESX 4.x 3.x 2.5.x の起動 CLARiX LUN でのゲスト オペレーティング システムの起動 Unisphere または Navisphere の管理 CLARiX での ESX のマルチパスとフェイルオーバー CLARiX での ESX/ESXi 4.x における VMware ネイティブのマルチパスとフェイルオーバー ESX/ESXi 4.x での iscsi 構成およびマルチパス CLARiX での ESX/ESXi 3.x におけるマルチパスとフェイルオーバー LUN のパーティション設定 VMFS データストア RDM(raw デバイス マッピング ) LUN レイアウトの推奨事項 VMware ESX 4.x/3.x/ESXi および 2.x での CLARiX metalun LUN 移行 およびシン LUN の使用 raw デバイス マッピングで使用される LUN の拡張と移行 VMFS ボリュームとして使用する LUN の拡張と移行 VMFS ボリュームおよび RDM ボリュームでの CLARiX シン LUN VMware ESX 4.x/3.x/ESXi での CLARiX レプリケーション ソフトウェアの使用 VMware ESX を使用するときの CLARiX レプリケーションの考慮事項 VMFS ボリュームを使用するときの CLARiX レプリケーション ソフトウェアの考慮事項 39 RDM ボリュームを使用するときの CLARiX レプリケーション ソフトウェアの考慮事項. 40 VMFS および RDM ボリュームでの EMC Replication Manager の使用 EMC CLARiX の VMware ESX との統合高度なテクノロジー 3

4 CLARiX と VMotion VMFS ボリュームと VMotion RDM ボリュームと VMotion VMware Distributed Resource Scheduling および High Availability を備えた CLARiX CLARiX と仮想マシンのクラスタリング サーバ内クラスタ サーバ間クラスタ 仮想型から仮想型へのクラスタリング 物理型から仮想型へのクラスタリング MV/CE(MirrorView/Cluster Enabler) と VMware のサポート CLARiX と VMware NPIV サポート CLARiX と VMware SRM(Site Recovery Manager) SRM 保護グループ SRM リカバリ計画 SRM リカバリ計画のテスト SRM リカバリ計画の実行 フェイルバック シナリオ Unisphere/Navisphere の VM 対応機能 使用例 EMC Virtual Server Integrator VAAI(vStorage APIs for Array Integration) ブロック ゼロ 使用例 フル コピー 事例 ハードウェア補助ロック 事例 CLARiX Plug-in for VMware 結論 関連資料 付録 :VMware ESX サーバ上の vm-support を使用する EMC CLARiX の VMware ESX との統合高度なテクノロジー 4

5 エグゼクティブ サマリー EMC は ハイエンド市場からミッドティア市場に製品群を積極的に拡大しています 業界トップの x86 サーバ仮想化ソフトウェアである VMware と ミッドティア ストレージで最高のパフォーマンスを提供する EMC CLARiX によって EMC は最先端の仮想化テクノロジーをストレージ ビジネスの中核に統合しています このテクノロジーの例は Unisphere または Navisphere の VM 対応機能です この機能は CLARiX CX4 シリーズ上で使用できます この機能により 仮想インフラストラクチャを手作業でマッピングするという骨の折れる作業が不要になり 仮想環境におけるトラブルシューティングやキャパシティ プランニングといった一般的な管理作業が合理化されます CLARiX Plug-in for VMware と呼ばれる新しい CLARiX プロビジョニング ツールでは LUN の作成 ESX ホストのクラスタへの LUN のプロビジョニングなど ストレージ管理者および VMware 管理者の特定のタスクを自動化します はじめに このホワイト ペーパーでは VMware 仮想化製品を CLARiX ストレージ システムとともに使用するメリットと VMware と CLARiX の機能を組み合わせて互いを補完する仕組みについて概説します また VMware ESX を CLARiX ストレージ システムに接続する際の接続性の側面についても説明します 対象読者 このホワイト ペーパーは VMware ESX ホストの機能 パラメータ 構成に関する情報を必要とするお客様 パートナー EMC のフィールド担当者を対象にしています この機能が CLARiX ストレージ システムに統合される仕組みを説明します このホワイト ペーパーでは 読者が CLARiX のハードウェア製品とソフトウェア製品に精通していることと VMware ESX の動作について一般的な知識を持っていることを前提としています CLARiX の用語 CLARiX LUN:RAID グループまたはプールのディスクの論理的な一部分 MetaLUN: 複数の CLARiX LUN から作成される LUN オブジェクト MetaLUN は動的な LUN 拡張を提供するほか 多数のドライブにストレージを分散させます MirrorView : 災害復旧ソリューション用に設計されたソフトウェアであり ローカルの本番データをリモートの災害復旧サイトにミラーリングします このソフトウェアは MirrorView/Synchronous と MirrorView/Asynchronous という 2 つの補完的なリモート ミラーリング製品を提供しています RAID グループ : ある CLARiX ストレージ システム内で一意の識別子の下にグループ化された複数のディスク SAN Copy :CLARiX で動作するデータ移動ソフトウェア SnapView : ソース LUN のレプリカを作成するために使用するソフトウェア ポイント イン タイム レプリカは ポインタ ベースのスナップショットか クローンまたは BCV というバイナリのフル コピーのいずれかになります プール : シン LUN またはシック LUN の構成に使用する可能性のあるディスク ドライブのグループを指す Unisphere の用語 EMC CLARiX の VMware ESX との統合高度なテクノロジー 5

6 シン プール : シン LUN の構成に使用する可能性のあるディスクのグループを指す Navisphere Manager の用語 シン (Thin)LUN: ストレージ システムに割り当てられた物理的な領域が ホスト サーバによって認識されるユーザー容量を下回ることのあるプール内のストレージの論理ユニット シック (Thick)LUN: ストレージ システムに割り当てられた物理的な領域が ホスト サーバによって認識されるユーザー容量と等しいプール内のストレージの論理ユニット Unisphere:CLARiX システムおよび Celerra システムを管理するための新しい管理インタフェース VMware の用語 クラスタ : リソースと管理インタフェースを共有する ESX ホストとそれに関連する仮想マシンの管理単位です ESXi:VMware ESXi は サービス コンソールが含まれない組み込み型のシン ESX です この ESXi はサーバ カーネルを専用ハードウェア デバイスに移動します VMware ESX: 物理的なハードウェアに直接インストールされる VMware のハイエンド サーバ製品であり 最高のパフォーマンスを提供します ESX は VMware Server( 以前の GSX Server) などの他の仮想化製品と比べると 物理 CPU ごとの仮想マシンの数をさらに多くサポートします ファームまたはデータ センター :VMware vcenter で主に使用される組織構造であり ホストと仮想マシンが含まれています ファームという用語は VMware vcenter 1.x で使用され データ センターという用語は vcenter.4.0 または 2.x で使用されます ゲスト オペレーティング システム : 仮想マシン上で動作するオペレーティング システム ハイパーバイザ : ホスト コンピュータ上で複数のオペレーティング システムを同時に実行できるようにする仮想化ソフトウェア ISO イメージ : ダウンロードして CD-ROM や DVD-ROM に書き込んだりループバック デバイスとしてマウントできる CD または DVD イメージ マッピング ファイル :raw デバイスをマップおよび管理するために使用するメタデータを含む VMFS ファイル ネットワーク ラベル :ESX サーバ上の仮想スイッチに与えられた一意の名前 ポート グループ :vswitch を介してネットワークへの接続を確立する方法を定義します ポート グループによってネットワーク サービスが仮想スイッチに接続されます 通常は 1 つ以上のポート グループがシングル vswitch に関連づけられています RDM(raw デバイス マッピング ):raw デバイス マッピング ボリュームは vmdk ファイルおよび物理 raw デバイスにあるポインタで構成されます.vmdk 内のポインタは 物理 raw デバイスをポイントしています.vmdk ファイルは VMFS ボリューム内に存在しており また この VMFS ボリュームは共有ストレージ内に存在する必要があります COS( サービス コンソール ):ESX サーバの管理インタフェースとして使用される 変更が加えられた Linux カーネル VMkernel と混同しないでください テンプレート : 仮想マシンをインポートし ディスク上に格納して 後で展開することによって新しい仮想マシンを作成できる手段 EMC CLARiX の VMware ESX との統合高度なテクノロジー 6

7 VMware vcenter: 仮想マシンとその基盤となる仮想化プラットフォームに対して価値のあるサービスをセキュアな場所から統合管理して提供する 仮想インフラストラクチャ管理製品 VMware vsphere Client:vCenter Server または ESX/ESXi に任意の Windows PC からリモート接続できるようにするインタフェース 仮想マシン : ゲスト オペレーティング システムとそれに関連するアプリケーション ソフトウェアが稼働できる仮想化された x86 PC 環境 複数の仮想マシンは 同時に 1 台の物理マシンで動作します 仮想マシン構成ファイル :Configuration Wizard または Configuration Editor で作成された 仮想マシンの構成を含むファイル VMware ESX は このファイルを使用して個々の仮想マシンを識別し 実行します 通常 拡張子は.vmx です 仮想スイッチ : 仮想 NIC( ネットワーク インタフェース カード ) が相互通信を行うためのスイッチ 1 つの仮想スイッチには 1 つ以上の物理ネットワーク アダプタを接続でき これによって仮想マシンは外の世界と通信することができます VMFS: 仮想マシンで使用される仮想ディスクと他のファイルを格納するクラスタ化されたファイルシステム VMkernel: サーバのハードウェアを制御し 仮想マシンの計算および I/O 動作をスケジューリングするカーネル ESX の概要 ESX は仮想化ソフトウェアで構成されており 同じオペレーティング システムかどうかにかかわらず その複数のインスタンスを仮想マシンとして 1 台の物理マシンで実行できるようにすることで サーバを統合します このコスト パフォーマンスが高く 極めて拡張性の高い仮想マシン プラットフォームは 高度なリソース管理機能を持っています ESX は 次のようにコンピューティング インフラストラクチャの TCO( 総所有コスト ) を最小限に抑えます リソース使用率を高める サーバの台数および関連するすべてのコストを減らす サーバの管理性を最大化する EMC CLARiX の VMware ESX との統合高度なテクノロジー 7

8 図 1 は 2 台の ESX サーバ (ESX 1 と ESX 2) のアーキテクチャを示します それぞれの仮想マシンには 仮想化レイヤーの最上位にゲスト オペレーティング システムが存在します 仮想マシン 仮想マシン VMware ESX 1 VMware ESX 2 図 1:VMware ESX のアーキテクチャ ESX は ハードウェア上で直接動作し 仮想マシンはハイパーバイザ または VMware が提供する仮想化レイヤーの上で実行できます オペレーティング システムとアプリケーションの組み合わせのことを仮想マシンと呼びます VMware vsphere Client を使用すると 1 台の ESX サーバを管理できます 一方 VMware vcenter Server では 1 台以上の ESX 4.x または ESX 3.x サーバを管理できます VMware ESX 4.x は ESX のこれまでのバージョンと似ており ESX を起動する COS( サービス コンソール ) を含んでいます VMware ESXi はサービス コンソールを含まない シン バージョンです VMware ESXi バージョンの管理は オペレーティング システムがハードウェア内に組み込まれているか ハード ディスク上にインストールできる vcenter Server またはクライアントを使用して行われます Windows プラットフォームおよび Linux プラットフォームでは リモート CLI を使用して VMware ESXi に直接コマンドを発行することもできます ESX 4.x/ESXi の詳細については を参照してください 機能 ESX には CLARiX ストレージ システムで動作する複数の機能があります このホワイト ペーパーでは このうち VMotion Distributed Resource Scheduling および VMware HA VMware Clustering Consolidated Backup テクノロジーという機能について説明します Distributed Resource Scheduling VMware HA Consolidated Backup は ESX 4.x/ESX 4i で強化された機能です EMC CLARiX の VMware ESX との統合高度なテクノロジー 8

9 VMware VMotion VMotion は ESX バージョン で初めてサポートされました VMware の管理者は VMotion を使用することにより 実際のワークロードがパーティションに存在しているまま 仮想マシンのパーティションをマシンからマシンに移動できます システム管理者は VMware vcenter を通じて動作するシステムの管理およびプロビジョニング用の製品である VMotion を使用することにより サーバに任意の数の仮想マシンをプロビジョニングおよび再プロビジョニングできます VMotion テクノロジーを使用すると アプリケーション サービスを中断することなく 実行中の仮想マシンを 1 つの物理 ESX サーバから別の ESX サーバに移行できます ユーザーに影響を与えず 短時間でリソースの再構成と最適化を行うことができます 管理者は VMware で VMotion を使用することにより 実際のワークロードがパーティションに存在しているまま 仮想マシンのパーティションをマシンからマシンにまとめて移動できます これにより アプリケーションやユーザーに影響を与えることなくハードウェアのメンテナンスを行うことができます また ダイナミック ロード バランスを行って 使用率やパフォーマンスを高く維持することもできます VMware Storage VMotion ESX 4.x ESX 3.x ESXi で使用できるこの機能を使用すると 仮想マシンが稼働中のときに仮想マシンをあるストレージ システムから別のストレージ システムに移行することができます たとえば vcenter GUI(vSphere 4.x で使用可能 ) またはリモート CLI インタフェースを使うと 仮想マシン ファイルを 1 つの FC LUN から別の FC LUN へ 仮想マシンをオフラインにすることなく移動できます Storage VMotion は VMFS ボリューム用にサポートされており FC から FC への接続ストレージまたは FC から iscsi への接続ストレージ およびその逆のストレージに適しています VMFS の詳細については LUN のパーティション設定 セクションを参照してください VMware Distributed Resource Scheduling と VMware High Availability VMware DRS(Distributed Resource Scheduling) 機能は クラスタ内のすべてのホストと仮想マシンのリソース (CPU メモリ ディスク 1 など ) の使用率情報を収集して仮想マシンを推奨設定で配置することによって すべてのホストのリソース割り当てを向上させます この推奨設定は 自動または手動のいずれでも適用できます DRS の自動化レベルの構成に応じて DRS は推奨設定を表示するか 自動的に適用します その結果 自己管理可能で高度に最適化され リソースと負荷のバランスがとれた 極めて効率的なコンピュータ クラスタが実現します ESX 4.x/ESX 3.x/ESXi では VMware の Distributed Power Management( 分散電源管理 ) がインテリジェントにデータ センターのワークロードを分散するので 電力消費が軽減されます VMware DRS の一部である Distributed Power Management は すぐには必要でないリソースのあるサーバの電源を自動的にオフにして 必要なときにこのサーバの電源をオンにします VMware HA(High Availability) は ESX ハードウェアの障害を検出し 仮想マシンと常駐アプリケーションおよびサービスを代替 ESX ハードウェアで自動的に再起動するので サーバはより迅速にリカバリでき より高いレベルの可用性を提供できます VMware の HA および DRS を合わせて使用することで ロード バランスされた自動フェイルオーバーが行われます この組み合わせにより HA によって仮想マシンが別のホストに移動された後 仮想マシンでのリバランシングが短時間で行われます VMware vsphere 4 では 基盤となる ESX ホストの状態に関係なく 機能が強化された HA によって個別の仮想マシンの障害監視をサポートします VMware HA は 障害の起こった仮想マシンを再起動するか 管理者に通知を送信するように構成できるようになりました 1 vsphere 4.1 ではディスク サポート情報を利用できます EMC CLARiX の VMware ESX との統合高度なテクノロジー 9

10 VMware フォルト トレランス ESX 4.x で導入されたフォルト トレランス機能により VMware HA よりも高い可用性を実現します フォルト トレランス機能を使用すると ホスト障害が発生したときに データ トランザクション 接続が失われないようすべての仮想マシンを保護できます 本番 ( プライマリ ) VM のセカンダリ VM と呼ばれる重複された仮想マシンが別のホストに作成され VMware vlockstep 方式によってプライマリ VM から収集された入力とイベントがセカンダリ VM に送信されます このため 両方の VM が同じ状態になります セカンダリ VM はプライマリ VM から実行を引き継ぐことが可能で 別のレベルのフォルト トレランスを提供します すべてのホストが 分散スイッチを介してプライマリ VM データストアとネットワークにアクセスできる必要があります VM がフォルト トレラントとして構成されている場合 DRS 機能は自動的に無効になります 詳細については で入手できる vsphere Availability Guide を参照してください VMware クラスタリング ESX サーバは 1 つの ESX サーバ内の仮想マシン レベルでクラスタ化する ( サーバ内クラスタ ) ことも 複数の ESX サーバ間でクラスタ化する ( サーバ間クラスタ ) こともできます サーバ内で設定されたクラスタは ソフトウェアまたは管理上のミスが障害の原因となりやすい環境で高可用性を提供するのに役立ちます ソフトウェアやロジックの問題以外に ハードウェア障害の際に高いレベルの保護が必要な場合は サーバ間クラスタが有用です VMware N_Port ID Virtualization ファイバ チャネル プロトコル内の NPIV(N_Port ID Virtualization) では 複数の仮想 N_Port ID が単一の物理 N_Port を共有することができます つまり 単一のイニシエータから複数の仮想イニシエータを定義できます ESX/ESXi で使用できるこの機能により ストレージ システム レベルで QoS を提供する SAN ツールが VM アプリケーション用のサービス レベルを保証できるようになります VMware ESX 内では NPIV が各仮想マシン用に有効になるので ESX サーバ上の物理 HBA が各仮想マシンに仮想イニシエータを割り当てることができるようになります その結果 ESX 内では仮想マシンが各 HBA に対して仮想イニシエータ (WWN) を持つことになります このイニシエータは他の任意のホストなどのストレージにログインできます VMware NPIV サポートは RDM ボリュームに限定されます この構成の詳細については CLARiX と VMware NPIV サポート セクションを参照してください VMware SRM(Site Recovery Manager) VMware SRM(Site Recovery Manager) はさまざまな EMC レプリケーション ソフトウェア製品 (MirrorView/S など ) を統合し 仮想マシンのフェイルオーバー プロセスを自動化します SRM では セカンダリ サイトで実装される災害復旧戦略の作成と管理が一元化されます SRM は EMC のアレイ ベースのスナップショット テクノロジーを使用して フェイルオーバー プロセスをテストし リカバリ イメージの整合性を確保します SRM には フェイルオーバー プロセスを容易にするために 保護された ( プライマリ ) サイトとリカバリ ( セカンダリ ) サイトが必要で それぞれのサイトに 2 つの独立した仮想インフラストラクチャ サーバがあります また 両サイトにはアレイ ベースの SRA(Site Recovery Adapter) もインストールされています この SRA は ストレージ システム ( アレイ ) と通信します CLARiX ストレージ システムでの SRM の使用方法の詳細については CLARiX と VMware SRM(Site Recovery Manager) セクションを参照してください EMC CLARiX の VMware ESX との統合高度なテクノロジー 10

11 EMC CLARiX の概要 EMC CLARiX ファミリのネットワーク ストレージ システムは 実証された強力な第 8 世代 CLARiX アーキテクチャに基づいて 広範なストレージ ソリューションを伴う最高クラスのパフォーマンスをミッドレンジ領域にもたらします このファミリは単一のストレージ システムに複数のストレージ階層 ( ファイバ チャネルと SATA の両方 ) を提供します 複数階層を単一の管理インタフェースで管理することによって購入コストと管理コストは大幅に軽減されます 次世代 CLARiX システムは UltraFlex テクノロジーを実装した CX4 シリーズと呼ばれ ファイバ チャネルまたは iscsi I/O モジュールを I/O スロットに割り当てることにより容易にカスタマイズ可能なストレージ システムを提供します CX4-240 CX4-480 CX4-960 などの複数のバックエンドを備えた製品は 2 Gb/ 秒と 4 Gb/ 秒の両方で同時に動作するディスクをサポートできます CLARiX ストレージ システムは 容量 機能 パフォーマンスに柔軟性を持たせることで 広範なストレージ要件に対応しています AX4-5 は シングル コントローラ モデルとデュアル コントローラ モデルで構成されるエントリー レベルのシステムです SAS( シリアル接続 SCSI) と SATA ドライブの両方をサポートし 最大 64 台の HA( 高可用性 ) 接続ホストに対する接続をサポートします CX4 モデル 120 は最大 120 台のドライブをサポートし 最大 256 台の HA ホストに対する接続をサポートします CX4 モデル 240 ストレージ システムはこのファミリを拡張して 最大 512 台の HA ホストと最大 240 台のドライブをサポートします CX4 モデル 480 は CX4 ファミリをさらに拡張し 1,024 台の HA ホストと 480 台のドライブをサポートします ハイエンド CX4 モデル 960 ではより多くの機能が追加され 最大 4,096 台の HA ホストと最大 960 台のドライブをサポートします 表 1 と表 2 は CLARiX CX4 および AX4 ストレージ システムの基本機能をまとめたものです 表 1:CLARiX CX4 ストレージ システム機能のまとめ 機能 CX4-120 CX4-240 CX4-480 CX4-960 最大ディスク数 SP( ストレージ プロセッサ ) SP あたりの物理メモリ 3 GB 4 GB 8 GB 16 GB 最大書き込みキャッシュ 600 MB GB 4.5 GB GB システムあたりの最大イニシエータ数 高可用性ホスト 最小フォーム ファクタのサイズ 6U 6U 6U 9U 最大標準 LUN SnapView スナップショット SnapView クローン SAN Copy MirrorView/S MirrorView/A EMC CLARiX の VMware ESX との統合高度なテクノロジー 11

12 表 2:CLARiX AX4-5 ストレージ システム機能のまとめ 機能 AX4-5 AX4-5i 最大ディスク数 SP( ストレージ プロセッサ ) 1 または 2 1 または 2 SP あたりのフロントエンド FC ポート数 SP あたりのフロントエンド iscsi ポート数 4 Gb/ 秒のポートが 2 なし なし 1 Gb/ 秒のポートが 2 SP あたりのバックエンド FC ポート数 4 Gb/ 秒のポートが 1 2 Gb/ 秒のポートが 1 キャッシュ 2 GB 2 GB 高可用性ホスト 10/64* 10/64* 最小物理サイズ 2U 2U 最大標準 LUN SnapView スナップショット SnapView クローン SAN Copy なし MirrorView/S なし MirrorView/A なし * 基本パックで 10 ホスト 拡張パックで 64 ホストをサポートします CLARiX を VMware ESX とともに使用する理由 CLARiX と VMware は機能を補完し合っています ミッドレンジ ストレージ市場で CLARiX が VMware の最適のソリューションである理由のいくつかを次に示します CLARiX は さまざまな仕様のストレージ システムのファミリにファイバ チャネル接続と iscsi 接続を提供します これによってユーザーは 容量 パフォーマンス コストを基準にして最適のストレージ システムを選択することができます CLARiX ストレージ システムのモジュラー アーキテクチャでは フラッシュ FC ドライブ SATA ドライブを混在させることができます フラッシュ ドライブと FC ドライブは I/O 集約型のアプリケーションに使用でき SATA ドライブはとりわけ古いデータのバックアップとオフロードに使用されます CLARiX ストレージ システムは 予測されたデータの成長を管理するために 特に仮想マシン用に必要なストレージが VMware ESX サーバで増加する場合には即座に 拡張することができます CLARiX 仮想 ( シックまたはシン ) プロビジョニングによって 仮想マシンに対し長期間にわたり十分な容量が提供されるようになるため ストレージ容量の使用率が向上するほか ストレージの管理が合理化されます EMC CLARiX の VMware ESX との統合高度なテクノロジー 12

13 比較的非アクティブな LUN 向けの CLARiX の圧縮機能では (VM イメージ テンプレートなどの ) データを圧縮して使用ストレージを減らすことにより 仮想マシンのストレージ使用率を向上します CLARiX ストレージは複数の ESX サーバで共有できるので ストレージ統合でストレージ リソースの効率的な利用を提供できます これはクラスタリングと VMotion で役に立ちます VM 対応 Unisphere VM 対応 Navisphere EMC Virtual Server Integrator などのソフトウェア機能により ストレージ管理者および VMware 管理者は ESX および CLARiX 側で変更の検証 容量の計画 問題の診断を容易に行うことができます CLARiX Plug-in for VMware では ストレージとそのレプリカを作成し ESX ホストのクラスタへ割り当てるなどの特定のタスクを自動化することによって ストレージ管理者と VMware 管理者の間を橋渡しをします 自動階層化機能および FAST Cache 機能では サブ LUN レベルのアレイ内からのデータ移動を自動化することにより TCO およびパフォーマンスを最適化します 内部サーバ ストレージとは対照的に この機能では合理化されたプロビジョニング モデルを提供し VMware ESX ホストの機能および効率性を最大化します CLARiX FLARE リリース 30 では vaai(vstorage APIs for Array Integration) のサポートが追加されています これにより VM の拡張性を向上させる効率的な SCSI LUN の予約方法を提供し クローンまたはゼロ化の操作の際 ホストからストレージ システムへの I/O トラフィック量を削減します EMC Replication Manager による VMware ESX のサポートにより お客様が単一で使いやすいインタフェースを利用できます これにより CLARiX ストレージ システムに接続された仮想マシン内で動作する アプリケーションと整合性のとれたレプリカをプロビジョニングして管理することができます Unisphere スイートおよび Navisphere Manager スイートは CLARiX ストレージ システムによってプロビジョニングされた仮想マシンに対して グローバルなディスク領域 可用性 セキュリティ サービス品質 (QoS) レプリケーション レポート作成の Web ベースの一元化された制御を提供します CLARiX ストレージ システムの冗長アーキテクチャでは 単一障害点が発生しないので アプリケーションのダウンタイムを減尐させ ストレージ アップグレード時の業務への影響を最小限にします EMC CLARiX の VMware ESX との統合高度なテクノロジー 13

14 VMware を使用した CLARiX の構成 このセクションでは CLARiX のハードウェアとソフトウェアのテクノロジーが VMware ESX で動作する仕組みについて説明します また SAN からの起動 CLARiX アレイ ベースのソフトウェア実装 マルチパス設定 VMware からのフェイルオーバー ソフトウェアについても説明します 基本的な接続 ESX を CLARiX ストレージ システムに接続するには CLARiX ストレージ システムの [SP Properties] ダイアログ ボックスで LUN マスキングを有効にする必要があります (Access Logix または Storage Groups) Access Logix により ホストが CLARiX 上の ESX ホスト用の LUN にのみアクセスするようになります お客様の環境のほとんどで CLARiX はストレージ ( ファイバ チャネルまたは iscsi) を ESX に割り当てます 個別の仮想マシンには割り当てません このような構成では 通常 仮想マシンに割り当てられる LUN はゲスト オペレーティング システムに対して透過的です ESX に割り当てられるこの LUN は自動的には仮想マシンに割り当てられません VMware vcenter Server または Management User Interface で個別の仮想マシンに LUN または LUN の一部を割り当てます VMware ESX/ESXi では 仮想マシンの電源を切断することなく 仮想マシンに仮想ディスクを追加することができます 次の図に示すように この機能は VMware vcenter 2.0 以降の [Add] ダイアログ ボックスで提供されます CLARiX(CX4 または AX4) ファイバ チャネル ストレージ システムを ESX に接続するとき 直接接続と FC-SW 接続の両方がサポートされます 直接接続と FC-SW 接続をサポートする VMware ESX の具体的なバージョンについては Powerlink の E-Lab Navigator を参照してください CLARiX iscsi ストレージを ESX に接続するときには ソフトウェアとハードウェアの両方のイニシエータをサポートします ソフトウェア イニシエータとハードウェア イニシエータのドライバは ESX オペレーティング システムのインストール中に既定でインストールされます ネットワーク カード用のソフトウェア イニシエータと HBA ハードウェア イニシエータは VMware vcenter インタフェースで構成されます 詳細については VMware ESX/ESXi のドキュメントを参照してください VMware ESX/ESXi は ファイバ チャネルと iscsi ストレージの両方をサポートします ただし VMware と EMC では VMware ESX/ESXi サーバから CLARiX ストレージ システムへの接続時に ファイバ チャネル プロトコルおよび iscsi プロトコルの両方を介して同じ LUN を割り当てることをサポートしていません 2 Gb/ 秒 4 Gb/ 秒 8Gb/ 秒のファイバ チャネル接続は CLARiX CX4 シリーズのストレージ システムに接続するときに VMware ESX でサポートされます EMC CLARiX の VMware ESX との統合高度なテクノロジー 14

15 図 2:VMware ESX/ESXi 用の VMware vcenter を使用した仮想マシン ( ゲスト オペレーティング システム ) への CLARiX LUN の追加 CLARiX ストレージ システムからの起動 このセクションでは CLARiX LUN から VMware ESX とゲスト オペレーティング システム (Windows Linux NetWare Solaris) を起動する手順について説明します ESX での CLARiX LUN からの ESX 4.x 3.x 2.5.x の起動 CLARiX ストレージ システムにゾーニングされたファイバ チャネル HBA を備えた ESX 4.x および ESX 3.x では HBA を介して CLARiX LUN からサービス コンソールを起動できます ESX 4.x および 3.x は ファイバ チャネル HBA および iscsi HBA による SAN 起動をサポートしています SAN ストレージは VMware ESX 4.x または 3.x に直接またはスイッチを介して接続できます VMware ESXi オペレーティング システム イメージには SAN からの起動サポートはありません VMware ESX はファイバ チャネル HBA または iscsi HBA から LUN にアクセスします VMware ESX サーバに複数の HBA がある場合 そのすべての HBA は同一のモデルである必要があります また シングル ポートまたはデュアル ポートの HBA を使用できます LUN から起動するには 次を行う必要があります 起動デバイスとして CLARiX LUN を選択するにはファイバ チャネル HBA 用に BIOS 設定を構成します EMC CLARiX の VMware ESX との統合高度なテクノロジー 15

16 内部 SCSI デバイス ( コントローラ ) は CLARiX LUN を /dev/sda としてマップするために 無効にする必要があります CLARiX ストレージ システムはアクティブ / パッシブ パス構成で構成されるので 起動 LUN への最小数のパスをアクティブ パスにする必要があります ESX 4.x および ESX 3.x の場合 サーバ ソフトウェアをインストールするときに オペレーティング システムが起動する CLARiX LUN を選択します CLARiX LUN でのゲスト オペレーティング システムの起動 仮想マシンは 内部ディスク上と同様に CLARiX LUN でも実行できます 仮想マシンはファイバ チャネルと iscsi の両方の CLARiX ストレージで起動できます 共有ストレージから仮想マシンを起動することは VMware VMotion の要件でもあります CLARiX ストレージ システムから仮想マシンを起動するときに LUN は ESX に最初に割り当てられます 仮想マシンに割り当てられる LUN は 仮想 ディスクとして認識され 仮想マシンに対しては物理ディスクにアクセスしているかのようになります このディスクは VMware vcenter Server を使用して仮想マシンが作成されるときに作成されます オペレーティング システムは CD または ISO イメージを使用してこの 仮想 ディスクにインストールできます 仮想マシンが作成されると.vmx 拡張子の構成ファイルも生成されます このファイルには 仮想ディスクの場所 メモリ サイズ 仮想マシン用のいくつかの基本的なハードウェア セットアップ情報 (CD-ROM ドライブ フロッピー ディスク ネットワーク接続 ) が含まれています 仮想マシンが稼働中である場合 各仮想マシンに VMware ツールをインストールすることを強くお勧めします VMware ツールは VMware ESX リソースの使用率を最適化します VMware ツールは また VGA デバイス ドライバとハートビート メカニズムを提供して 仮想マシンが VMkernel と通信できるようにします VMware ESX を EMC CLARiX ストレージ システムに接続する手順については Host Connectivity Guide for VMware ESX Server を参照してください VMware はソフトウェア イニシエータを使用して iscsi ストレージ経由で VMware ESX を起動することはサポートしていません ただし VMotion の要件である iscsi LUN 上に存在する VM の起動はサポートします また 仮想マシンでは iscsi ソフトウェア イニシエータをインストールし CLARiX ストレージ システム上の iscsi ポートに直接接続できます したがって VMware ESX サーバを ( ファイバ チャネルまたは iscsi を介して )CLARiX に接続できるほか ESX サーバ上の VM を (iscsi を介して ) 同じ CLARiX に接続することもできます FLARE 29 リリースでは CLARiX にログインするイニシエータの数が増えたことで より多くの仮想マシンが iscsi を使用して VM または NPIV テクノロジー ( 後述 ) に基づいて CLARiX システムに直接接続でき 拡張性が向上しています Unisphere または Navisphere の管理 Unisphere ホスト エージェント Navisphere エージェント (CX CX3 CX4 アレイ用 ) または Server Utility は ESX サービス コンソールにインストールして CLARiX ストレージ システムで ESX 3.x サーバを登録する必要があります ESX にインストールされた VMware Navisphere エージェントはデバイス マッピング情報を提供し ストレージ システムのパス登録を許可します エージェントは ESX にインストールされるので 仮想マシンからのデバイス マッピング情報は提供されません EMC CLARiX の VMware ESX との統合高度なテクノロジー 16

17 Unisphere ホスト エージェント Navisphere エージェントおよび Server Utility ソフトウェア パッケージは ESX 4.x ではサポートされていません 代わりに ESX が再起動するとき または ESX 4.x サーバの再スキャンが発生するときに CLARiX ストレージ システム イニシエータのレコードが自動的に登録されます ESXi でも同じことが発生します ESXi には ホスト エージェントまたは Server Utility をインストールや実行するためのサービス コンソールがありません このため 手動で登録する必要はありません ESX ホストが IP アドレスおよびホスト名で正しく構成され CLARiX ストレージ システムに適切に登録されているのを確認することが重要です 複数のサービス コンソール NIC が構成されている場合は その IP アドレスが有効であることを必ず確認してください また ESX サーバの /etc/hosts ファイルを調べて NIC が適切に構成されているかどうか また エントリーがないかどうかを確かめてください CX および AX4 シリーズのストレージ システム用の Navisphere CLI とアレイ初期化ソフトウェアは 個別の仮想マシンと同様 ESX 4.x および ESX 3.x サーバの ESX コンソールで実行できます CLARiX ストレージ システムに接続するときに エージェントまたは CLI が ESX 3.x で また Navisphere CLI が ESX4.x で動作するには エージェント用のポートと CLI を開いておく必要があります これは ESX サービス コンソールで次のコマンドを実行することで可能になります # esxcfg-firewall o openport <port,tcp udp,in out,name> たとえば 以下のように設定します esxcfg-firewall o 6389,tcp,in,naviagent Unisphere ホスト エージェントまたは Navisphere エージェントのファイアウォール ポートを自動的に開くシェル スクリプトもあります 開くポートの詳細については お客様およびパートナー向けのパスワードつき EMC の web サイト Powerlink から入手可能な EMC CLARiX サーバ サポート製品 Linux および ESX Server 版インストール ガイド を参照してください Unisphere ホスト エージェントまたは Navisphere エージェントが ESX 3.x サーバにインストールされている場合は VMware ESX サーバを再スキャンし エージェントを再起動します これにより エージェントがストレージ システムと通信し 更新情報を送信するようになります ESX 3.x で構成された仮想マシンに Navisphere CLI がインストールされている場合は Unisphere ホスト エージェントまたは Navisphere エージェントを必要とするいくつかのコマンド (lunmapinfo や volmap など ) は ESX サービス コンソールに指定し 仮想マシンには指定しないようにする必要があります 詳細については Linux および VMware のエージェント /CLI のリリース ノートを参照してください 図 3 は Windows 仮想マシンの Navisphere CLI から lunmapinfo コマンドが発行されるときに示されるデバイス マッピング情報を示しています このコマンドは ESX サービス コンソールに存在するエージェントに対するものです ESX 4.x または ESXi サーバの場合は 次のように volmap コマンドでデバイス情報を取得します # naviseccli h server volmap host 図 3:Windows 仮想マシンで発行して ESX サービス コンソールで Unisphere エージェントまたは Navisphere エージェントに送信する lunmapinfo コマンドの実行 EMC CLARiX の VMware ESX との統合高度なテクノロジー 17

18 symm inq ユーティリティを使用すると 仮想マシンからのデバイス マッピング情報を CLARiX LUN レベルに取得できます これが正確に処理されるには 仮想マシンに割り当てられた仮想ディスクが マップされた raw LUN として構成される必要があります 図 4 は inq clar_wwn コマンドの出力を示しています 図 4: 仮想マシン レベルから CLARiX LUN レベルにデバイス マッピング情報を提供する inq clar_wwn コマンドの出力 Unisphere Server Utility ソフトウェアまたは Navisphere Server Utility ソフトウェアでは ESX サーバ構成を確認し VMware ESX 構成が高可用性環境であるかどうかを調べることができます VMware ESX と Navisphere Server Utility は FLARE 28 でサポートされています VMware ESX と Unisphere Server Utility は FLARE 30 でサポートされています VMware ESX 4.x ESX 3.x ESXi または VMware vcenter Server と通信するには Windows サーバに Unisphere または Navisphere Server Utility をインストールする必要があります 図 5 は Navisphere Server Utility を使用して VMware vcenter の認証情報を入力する方法を示しています Server Utility によって生成された特定の ESX サーバのレポートを確認できるようになりました EMC CLARiX の VMware ESX との統合高度なテクノロジー 18

19 図 5:VMware ESX 4.x/4i サーバでの Unisphere Server Utility の使用 図 6 図 7 図 8 は ESX 4.x と 3.5 の Server Utility によって生成されたレポートの例です 図 7 では Server Utility は LUN 用に構成されたポリシーをレポートしています 図 6:Unisphere Server Utility によって生成されたレポート :VMware のネイティブのマルチパスを使用しているときの ESX 4.x の構成情報を表示 EMC CLARiX の VMware ESX との統合高度なテクノロジー 19

20 図 7:Unisphere Server Utility によって生成されたレポート :ESX 3.x の構成情報を表示 図 8:Unisphere Server Utility によって生成されたレポート : ゲスト OS および VMFS ボリューム情報を表示 CLARiX での ESX のマルチパスとフェイルオーバー マルチパスとロード バランスによって ESX サーバで実行されているアプリケーションの可用性のレベルが向上します また CLARiX ストレージ システムは VMware のネイティブ フェイルオーバー ソフトウェアおよび EMC PowerPath の NDU( 無停止アップグレード ) 処理もサポートします E-Lab Navigator には NDU 処理がサポートされている VMware ESX のバージョンのリストがあります EMC CLARiX の VMware ESX との統合高度なテクノロジー 20

21 CLARiX LUN では自動割り当てパラメータを無効にすることをお勧めします 自動割り当ては ホストがフェイルオーバー ソフトウェアを使用していない場合だけ有効にします この状況では 自動割り当てではなくフェイルオーバー ソフトウェアによって 2 台の SP があるストレージ システム内の LUN のオーナーシップが制御されます 自動割り当て LUN の詳細については ナレッジベースの記事 emc を参照してください CLARiX での ESX/ESXi 4.x における VMware ネイティブのマルチパスとフェイルオーバー VMware ESX/ESXi 4.x には独自のマルチパス ソフトウェアが含まれており このソフトウェアはカーネルに組み込まれています NMP(Native Multipathing Plugin) と呼ばれるこのフェイルオーバー ソフトウェアには 3 つのポリシーが存在します 固定ポリシー ラウンド ロビン ポリシー MRU(Most Recently Used) ポリシー ESX/ESXi 4.1 以降を使用する場合は 2 種類の固定ポリシー設定があります CLARiX ストレージ システムでは 2 つのオプションのうち VMW_SATP_FIXED 設定ではなく VMW_SATP_FIXED_AP を使用します ESX ホストが CX アレイに接続されている場合 SATP プラグ イン (VMW_SATP_CX または VMW_SATP_ALUA_CX) では このプラグ インが認識しているすべての SCSI パスの状態を特定します その後 PSP(Path Selection Plug-in) が最初に使用可能になった I/O のアクティブ パスを選択します ESX は I/O で使用する必要のあるアクティブ パスを特定します CX4 アレイを備えた VMware 4.x サーバでは 固定ポリシーまたはラウンド ロビン ポリシーがサポートされています CX4 の固定ポリシーはフェイルバック機能を提供します 固定ポリシーを使用するには FLARE リリース 28 バージョン 以降を実行する必要があります また failovermode モードを 4(ALUA モードまたは非対称アクティブ / アクティブ モード ) に設定する必要があります ESX 4.x のデフォルトの failovermode は 1 なので Navisphere のフェイルオーバー セットアップ ウィザードを使用して failovermode を 1 から 4 に変更してください 固定ポリシーを使用しているときは NDU 処理後 自動リストアまたはフェイルバック機能によって LUN が個別のデフォルトの SP( ストレージ プロセッサ ) に分散されます これにより NDU の後ですべての LUN が 1 つのストレージ プロセッサに所属するのを防ぐことができます 固定ポリシーを使用する場合は 特定の LUN にアクセスするすべての ESX ホストについて 優先パスの設定が同じストレージ プロセッサで構成されるようにします CLARiX ストレージ システムで非対称アクティブ / アクティブ モードを使用するメリットの詳細については Powerlink にある EMC CLARiX 非対称アクティブ / アクティブ機能 (ALUA) を参照してください EMC CLARiX の VMware ESX との統合高度なテクノロジー 21

22 固定ポリシーでは 一部の初期設定で優先パスを選択する必要があります また 優先パスは ALUA モードを使用するときの最適パスである必要があります 優先パスが適切に設定されると failovermode 4(ALUA) を使用するときのパフォーマンスにまったく影響がありません 固定ポリシーでは単一パスのみに I/O を送信します ただし 環境に複数の LUN がある場合は 他の LUN と異なる特定の LUN の優先パスを確実に選択することで 静的な I/O ロード バランスを実現できます 固定ポリシーでは自動リストアを実行するので NDU の後で複数の LUN が単一の SP に所属することはありません ラウンド ロビンを使用する場合は 自動リストア機能がないので NDU の後ですべての LUN が単一の SP に所属します ロード バランスを行うためには ユーザーが一部の LUN を他の SP に手動でトレスパスする必要があります ラウンド ロビンのメリットは 初期設定で必要な手動の手順が多過ぎないことです ラウンド ロビンは既定で最適パスを使用し 基本的なロード バランスを実行します ( ただし ラウンド ロビンでは一度に単一のパスのみに送信されます ) 環境で複数の LUN を使用している場合は ある程度のパフォーマンスの向上を確認できる可能性があります 手動のトレスパス問題に対応するスクリプトがある場合は ラウンド ロビンが手動の設定を回避する方法になります CX3 以前の CLARiX ストレージ システムでは MRU(Most Recently Used) ポリシーまたはラウンド ロビン ポリシーを failovermode=1 で使用する必要があります MRU(Most Recently Used) ポリシーおよびラウンド ロビン ポリシーはフェイルバック機能を提供していません また ラウンド ロビン ポリシーは本当の意味でのダイナミック ロード バランスを提供しておらず 所有する SP のパスを介して 選択されたパスに 1 度に 1 つ 順番に I/O を送信します I/O に対して選択されたパスはラウンド ロビン アルゴリズムによって制御されます また 固定ポリシーと MRU ポリシーも 特定の LUN に対して選択された 1 つのパスが使用不能になっていなければ そのパスに対してのみ I/O を送信します 図 9 は ESX/ESXi 4.1 サーバを使用する VMware の NMP ソフトウェアを使用して CX4 ストレージ システムで固定ポリシーを構成する方法を示しています 図 9:CLARiX ストレージ システム用の固定ポリシー設定で構成された VMware ESX 4.1 上の VMware のネイティブのマルチパス ソフトウェア EMC CLARiX の VMware ESX との統合高度なテクノロジー 22

23 CLARiX での ESX/ESXi 4.x における EMC PowerPath のマルチパスとフェイルオーバー EMC PowerPath ソフトウェアは ESX/ESXi 4.x サーバでサポートされ リモート CLI を使用してインストールされます リモート CLI は ESX サーバをリモート管理するためのソフトウェア パッケージです PowerPath は VMware のネイティブ フェイルオーバーと共存できるため LUN の中には 1 つのアレイ上で PowerPath によって制御できるものがありますが アレイが異なる LUN は VMware の NMP ソフトウェアで制御されます PowerPath は FC および iscsi( ソフトウェア イニシエータおよびハードウェア イニシエータ ) 構成でサポートされています ESX/ESXi 4.x で PowerPath を使用するメリットをいくつか次に示します ESX/ESXi 4.x の PowerPath は failovermode=4(alua モードまたは非対称アクティブ / アクティブ モード ) で構成されたすべての CLARiX CX シリーズのアレイでサポートされています サポートされている場合 failovermode=4 をお勧めします PowerPath には直観的に使用できる CLI があり HBA からストレージ システムまで さまざまなホスト ストレージ リソースのエンド ツー エンド ビューやレポート作成機能を提供します PowerPath では ロード バランス ポリシーをデバイスごとに手動で変更する必要がありません PowerPath の自動リストア機能により SP の復旧時に LUN が自動的にデフォルトの SP にリストアされます これにより負荷が分散されパフォーマンスが確保されます 図 10 は EMC PowerPath ソフトウェアによって制御されている CLARiX LUN を示しています 図 10: CLARiX ストレージ システムに接続された ESX 4.x で構成されている EMC PowerPath ソフトウェア EMC CLARiX の VMware ESX との統合高度なテクノロジー 23

24 ESX/ESXi 4.x での iscsi 構成およびマルチパス 図 11 は CLARiX ストレージ システムで iscsi ソフトウェアを構成する方法を示しています iscsi ハードウェア イニシエータ構成はファイバ チャネル HBA 構成と似ています この構成については このセクションでは説明しません 2 つの仮想スイッチ (vswitch) は 図 12 で示すように それぞれに 1 つ以上の NIC が含まれており ESX/ESXi 4.x で構成できます 2 つの NIC つまり vmkernel ポートは 異なるサブネットに存在していなければなりません 2 つのストレージ プロセッサの iscsi ポートは ネットワークの負荷を NIC サブネット SP ポートに分散させるために 複数のサブネットに分割する必要があります EMC CLARiX の VMware ESX との統合高度なテクノロジー 24

25 vswitch 1 SPA ポート 0: VMkernel ポート -> NIC 1 IP アドレス : SPB ポート 0: vswitch 2 SPA ポート 1: VMkernel ポート -> NIC 2 IP アドレス : SPB ポート 1: 図 11: デュアル仮想スイッチ iscsi の構成 ポート バインディングを有効にすると 2 つの NIC を持つシングル vswitch を構成し 各 NIC を 1 つの vmkernel ポートにバインドできます 2 つの NIC つまり vmkernel ポートは 異なるサブネットに存在していなければなりません また 図 12 で示すように ストレージ プロセッサの 2 つの iscsi ポートも異なるサブネットに存在している必要があります ゲートウェイを NIC または SP ポートに構成してはいけません vswitch VMkernel ポート -> NIC 1 IP アドレス : SPA ポート 0: SPA ポート 1: VMkernel ポート -> NIC 2 IP アドレス : SPB ポート 0: SPB ポート 1: 図 12: シングル vswitch iscsi の構成 CLARiX ストレージ システムで FLARE リリース 30 を実行する場合は 図 12 に示す構成だけでなく 図 13 に示す ポート バインディングを構成することもできます この構成では 2 つ以上の NIC が同一の SP ポートに接続されており 同一のサブネット上にあります EMC CLARiX の VMware ESX との統合高度なテクノロジー 25

26 vswitch 1 VMkernel ポート -> NIC 1 IP アドレス : SPA ポート 0: SPB ポート 0: VMkernel ポート -> NIC 2 IP アドレス : SPA ポート 0: SPB ポート 0: 図 13:CLARiX で FLARE リリース 30 を実行する場合のシングル vswitch iscsi 構成 iscsi 構成の完了後は esxcli を使用して 次のコマンドで iscsi マルチパス接続をアクティブ化する必要があります # esxcli swiscsi nic add -n <port_name> -d <vmhba> 次のコマンドを実行して ソフトウェア iscsi イニシエータが追加されたことを確認します # esxcli swiscsi nic list -d <vmhba> iscsi 接続の設定の詳細については にある iscsi SAN Configuration Guide を参照してください CLARiX での ESX/ESXi 3.x におけるマルチパスとフェイルオーバー CLARiX ストレージ システムは VMware ESX の組み込みフェイルオーバー メカニズムをサポートしています このメカニズムは ESX 3.x サーバで使用でき フェイルオーバーを提供しますが アクティブな I/O ロード バランスは提供しません PowerPath マルチパスおよびフェイルオーバー ソフトウェアは VMware ESX 3.x サーバではサポートされていません ネイティブのフェイルオーバー ソフトウェアは VMware ESX サーバから CLARiX ストレージ システムへのアクティブまたはパッシブのパスのリストを提供します ESX 3.x の exscfgmpath コマンドでは すべてのデバイス ( ファイバ チャネル iscsi ローカル ) の詳細とそのデバイスに接続されたパスの数がわかります VMware ESXi では VMware vcenter またはリモート CLI パッケージを使用して 特定の LUN へのパスの数を確認できます サービス コンソールで ESX バージョンを使用している場合は 次のように入力します # esxcfg-mpath -l EMC CLARiX の VMware ESX との統合高度なテクノロジー 26

27 図 14: ファイバ チャネル デバイス用の VMware ESX 3.x パス情報 図 14 は CLARiX ストレージ システムに接続された 7 つのデバイスを示しています vmhba0:x:x デバイスはファイバ チャネル デバイスです すべてのファイバ チャネル デバイスには SPA および SPB へのパスがあります それぞれのパスに対するアクティブ モードは ESX がディスクのアクセスに使用するパスを示しています 優先モードが表示されていますが ポリシーが MRU(Most Recently Used) に設定されているので受信されません ( 無視されます ) デバイス vmhba2:0:0 は内部起動デバイスであり 1 本のパスがあります 図 15 は CLARiX ストレージ システムに接続された 3 つのデバイスを示しています vmhba40:0:x デバイスは iscsi デバイスです すべての iscsi デバイスには SPA および SPB の両方に対するパスがあります VMware NIC チーミングを使用している場合 NIC は同一のサブネット上に存在する必要があり 複数の iscsi NIC( アップリンク アダプタ ) 間でフェイルオーバーが動作するには 同一の IP アドレスを使用する必要があります ベスト プラクティスでは iscsi トラフィック専用の仮想スイッチを作成します ESX 3.5/ESXi の場合 VMware ESX 内に構築された iscsi ソフトウェア イニシエータを使用するとき VMware は異なるネットワーク スイッチにつながる独立したサブネット上の 2 つの仮想スイッチの構成をサポートしています EMC CLARiX の VMware ESX との統合高度なテクノロジー 27

28 図 15:iSCSI デバイス用の VMware ESX 3.x パス情報 MRU ポリシーは ESX/ESXi 3.x 環境にあるアクティブ / パッシブ ストレージ デバイスのデフォルト ポリシーです パスのポリシーは パス スラッシングを回避するために CLARiX ストレージ システム用の MRU に設定する必要があります MRU ポリシーを使用するときに優先パスの概念は存在しません つまり この場合には優先パスは無視されます MRU ポリシーは 最近使用されたディスクへのパスが利用不可能になるまでそのパスを使用します その結果 ESX は手動のリストアが実行されるまで 当初のパスに自動的に戻ることはありません 2 台の ESX サーバを HBA1 から SPA へのパス 1 と HBA0 から SPB へのパス 2 で接続している場合 VMFS ボリュームとして構成された単一の LUN に複数の ESX サーバがアクセスできます この例では LUN は両方の ESX サーバからアクセスできます ESX1 上の HBA1-SPA パスに障害が発生すると アレイにトレスパス コマンドが発行され SPB が LUN のオーナーシップを持ちます その後 ESX2 上の HBA1-SPB からのパスに障害が発生すると LUN は SP 間でトレスパスをやり取りするので その結果 パフォーマンスが低下することもあります CLARiX LUN ポリシーが MRU に設定され 2 つの HBA を備えた ESX サーバを各 HBA に両方のストレージ プロセッサへのパスを持つように構成すると VMware ESX は 1 つの HBA からすべての LUN にアクセスして 2 つ目の HBA を使用しません 一方の HBA がいくつかの LUN へのアクティブ パスになるようにパス構成設定を編集することもできます ただし この構成は再起動後には無効になります 再起動後に LUN は 1 つの HBA 上に存在します この構成の長所は 障害の発生時に LUN の不必要なトレスパスを実行しないことです フェイルオーバー時間は HBA ESX 仮想マシンのレベルで調整できます にある Fibre Channel SAN Configuration Guide and iscsi SAN Configuration Guide は HBA と仮想マシン レベルのフェイルオーバー時間設定の推奨事項を紹介しています 表 3 は ファイバ チャネル プロトコルまたは iscsi プロトコルを使用して CLARiX ストレージ システムの ESX/ESXi 3.x および ESX/ESXi 4.x でサポートしている failovermode ポリシーを示しています EMC CLARiX の VMware ESX との統合高度なテクノロジー 28

29 表 3:failovermode ポリシー ESX のバージョン ESX/ESXi 4.x ALUA PowerPath (Failovermode = 4) (FLARE 26 以降を実行している CX アレイ ) ALUA ネイティブ (Failovermode = 4) ( 固定またはラウンド ロビン FLARE 28 バージョン 以降を実行する CX4 アレイ ) PNR モード PowerPath (Failovermode = 1) (FLARE 22 以降を実行している CX アレイ ) PNR モードネイティブ (Failovermode = 1) ( ラウンド ロビンまたは MRU FLARE 22 以降を実行している CX アレイ ) ESX/ESXi 3.x MRU (FLARE 22 以降を実行 している CX アレイ ) LUN のパーティション設定 ESX サーバに割り当てられる LUN は最終的には仮想マシンに割り当てられます 仮想マシンに割り当てられるストレージ デバイスは どれも仮想ディスクとして表されます 仮想マシンに対して 仮想ディスクは物理ディスクのように表示されます 仮想マシンは 複数の SCSI コントローラに配置されている 複数の異なる仮想ディスク タイプの複数の仮想ディスクを持つことができます ESX サーバに割り当てられる CLARiX LUN は 次の 2 つの方法でパーティション化できます VMFS データストア raw デバイス マッピング EMC CLARiX の VMware ESX との統合高度なテクノロジー 29

30 仮想ディスク RDM(Raw デバイス マッピング ) 仮想マシンレベル VM2~4 GB VM1~5 GB Open () Read () Write () 仮想化 ESX サービスコンソールレベル.vmdk 5G.vmdk 4G.vmdk ファイル VMFS パーティション 10 GB raw ディスク 図 16:CLARiX LUN のパーティション設定 VMFS データストア CLARiX LUN を VMFS ボリュームとして構成する場合は このボリュームにパーティションを作成し 複数の仮想マシンに提供できます たとえば ESX サーバに 10 GB の CLARiX LUN を提供する場合 その LUN で VMFS ファイルシステムを作成できます 3.5/ESXi で作成される新しい VMFS-3 ボリュームは 1,200 MB 以上にする必要があります 以前のバージョンの ESX では VMFS-3 の要件は 600 MB でした この VMFS ボリューム全体を個別の仮想マシンに提供することも このボリュームの一部を複数の仮想マシンに提供することもできます 図 16 では VMFS ボリュームは 2 つの仮想ディスク (.vmdk ファイル ) を作成するために使用されています 作成する仮想ディスクの 1 つは 5 GB もう 1 つは 4 GB です この仮想ディスクはそれぞれ異なる仮想マシンに提供されます また 1 つの VMFS ボリューム全体に 1 つの仮想ディスクを作成して この仮想ディスクを単一の仮想マシンに割り当てることもできます ESX 4.x/3.x/ESXi では 仮想マシン用のスワップ ファイル NVRAM ファイル 構成 (.vmx) ファイルは VMFS-3 ボリューム上に存在します VMware ESX は取り消し可能なディスク モードをサポートしており これによってスナップショット テクノロジーを使った仮想ディスクへの変更を維持または破棄することができます ESX サーバのスナップショット テクノロジーは VMFS-3 データベース用にサポートされています ESX 4.x/3.x/ESXi では スナップショット テクノロジーによって VM 内のすべての仮想ディスクを VMFS-3 ボリュームとして構成して VM メモリ プロセッサ 統合バックアップ ソリューションを使った他の状態とともにスナップショットにすることができます EMC CLARiX の VMware ESX との統合高度なテクノロジー 30

31 RDM(raw デバイス マッピング ) VMware ESX 2.5 では RDM(raw デバイス マッピング ) という新しいテクノロジーが導入されました これは 仮想マシンに割り当てられるときには マップされた raw LUN とも呼ばれます このテクノロジーには 仮想マシンが SCSI コマンドを物理ハードウェアに直接渡すことができる SCSI パススルー モードがあります admsnap や admhost などのユーティリティは 仮想マシンにインストールすると 仮想ディスクが物理互換モードのときに仮想ディスクに直接アクセスできます 仮想互換モードでは raw デバイス マッピング ボリュームは VMFS ボリューム内の仮想ディスクのように見えます これは 高度なファイル ロック データ保護と VMware スナップショットを提供することによって開発処理を合理化します metalun を使用した仮想マシン レベルでの RDM ボリュームの拡張など ストレージ ベースの先進的なテクノロジーの中には RDM 仮想互換モードでは動作しないものがあります raw CLARiX LUN を使用すると VMFS ボリュームにマッピング ファイルを作成することで raw デバイス マッピング ボリュームを作成できます 図 16 で示すように 拡張子が.vmdk のこのマッピング ファイルは raw デバイスをポイントします マッピング ファイルは raw デバイスが仮想マシンに割り当てる準備ができたときに作成されます CLARiX LUN 全体が個別の仮想マシンに提供されます 仮想マシンは VMFS ボリュームからマッピング ファイル情報を開き 読み取りと書き込みのために raw デバイス マッピング ボリュームに直接アクセスできます VMFS と raw デバイス マッピング ボリュームの構成の詳細については ESX 4.x Basic System Administration ガイドを参照してください LUN レイアウトの推奨事項 このセクションでは CLARiX ストレージ システムに接続された VMware ESX サーバの LUN レイアウトを設計して実装するときの 最適な容量のベスト プラクティスをいくつか紹介します 仮想マシンの OS イメージとアプリケーション データ イメージは CLARiX LUN に存在させることができます VMFS はクラスタ ファイルシステムなので LUN が VMFS ボリュームとして構成されると 多くの ESX サーバが同一の LUN(VMFS) ボリューム上で異なる仮想ディスクを共有できます すると 特定の LUN にインストールされた仮想マシン イメージの数およびそれらの仮想マシンの作業負荷と LUN にアクセスしている ESX サーバは その特定の LUN (VMFS データストア ) に割り当てる必要のあるスピンドルの数を決定します RAID グループまたはストレージ プールの LUN( シックまたはシン ) を使用して仮想マシンを起動できます シン LUN を使用して VM イメージを起動する場合は ストレージ プールの構成に注意する必要があります 起動の必要な VM 数に応じて 必要なディスクをストレージ プールに備え 仮想マシンを起動するための容量要件およびパフォーマンス要件に対応しなければなりません このような構成では 特定の LUN(VMFS データストア ) 上の多数の OS イメージの起動時に I/O ワークロードをディスク全体で均等に分散することができます CLARiX LUN 上にゲスト オペレーティング システムをインストールするときには RAID 1/0 または RAID 5 を使用するように LUN を構成します ディスクに障害が発生したときの再構築の時間を短縮する場合や 容量は限界ではないが パフォーマンス上の制約があるワークロードで必要となるドライブ数を減らす場合には RAID 5 ではなく RAID 1/0 を選択します RAID 5 を選択すると パフォーマンス上の制約ではなく 容量の限られた VM の raw ストレージで最高レベルの効率性を提供できます EMC CLARiX の VMware ESX との統合高度なテクノロジー 31

32 I/O 集約型のアプリケーション データ ボリュームの場合 最適なのはアプリケーション データと OS イメージを分離することです この場合 EMC では VMFS ボリューム上に構成された 1 つの仮想ディスクまたは RDM のいずれかを使用することをお勧めします これは 1 台の仮想マシン専用なので ( つまり LUN 全体がその仮想マシンに提供されるので ) アプリケーションのレプリケーションとバックアップは物理サーバの場合と非常に似たものになるためです サーバ上に複数の RDM ボリュームが作成されている場合は 管理が複雑になることがあります VMFS と raw デバイス マッピング ボリュームは ESX サーバ上で混在させることができます ただし ESX 4.x および 3.x/ESXi には SCSI ディスクは 256 台以内という制限があります この制限にはローカル デバイスと SAN LUN の両方が含まれます また VMware REDO ログの使用のために EMC は アプリケーションのテストと開発用のディスク 仮想マシン テンプレート ( シーケンシャル I/O 集約型であるため ) 本番用 LUN には個別のディスクを使用することをお勧めします 仮想マシン テンプレート ISO イメージ アーカイブされた VM は SATA/ATA ドライブに適しています VMware ESX 4.x/3.x/ESXi ではパフォーマンスと信頼性が向上し 仮想マシンごとに 1 つのスワップ ファイルを利用できます 対象の VM に対するスワップ ファイルと NVRAM ファイルは VMFS-3 ボリューム上に配置できます VMFS-3 ボリュームはスワップ ファイルを収容するための十分な領域を確実に備えている必要があります 仮想マシン上のアプリケーション データ ディスクは 物理サーバ上と同様に CLARiX ディスク ストライプに対してアライメントを行う必要があります RDM のアライメントを行うときには 仮想マシン レベルでアライメントを行います Windows 仮想マシンの場合は Windows 2003 SP1 の diskpart を使用してアライメントを実行します VMFS-3 ボリュームは作成時にあらかじめ 64 KB にアライメントされています ただし Intel ベースのシステムに対しては VMFS-3 ボリュームの仮想ディスクを仮想マシン レベルで配置する必要があります OS ディスクのアライメントは困難ですが 必要に応じてネイティブのソフトウェアまたは特別なソフトウェアを使用できます アプリケーション / データのディスクを 64 KB にアライメントします ( この手順は Windows 2008 Vista Windows 7 では必要ありません この新しいオペレーティング システムでは パーティションがデフォルトで 1 MB 境界に作成されるからです )Windows 仮想マシンのアプリケーション / データの NTFS パーティションをフォーマットする場合は 次の点に注意してください アプリケーションを実行する場合 推奨されるアロケーション ユニット サイズがあるときは そのサイズを使用します 推奨されるアロケーション ユニットがない場合 または単なるファイル共有である場合は 8 K または 8 K の倍数を使用します 最高のパフォーマンスを実現するには ESX 4.x または 3.x Service Console を使用する代わりに VI Client または Virtual Infrastructure Web Access を使用して VMFS-3 パーティションをセットアップします VI Client または VI Web Access を使用することによって パーティションの開始セクタが 64 K でアライメントされることが保証され これによってストレージのパフォーマンスが向上します 詳細については vmware.com で入手できるアライメントに関する VMware ホワイト ペーパーを確認してください このホワイト ペーパーは にあります EMC CLARiX の VMware ESX との統合高度なテクノロジー 32

33 VMware ESX 4.x/3.x/ESXi および 2.x での CLARiX metalun LUN 移行 およびシン LUN の使用 CLARiX 仮想 LUN テクノロジーは ホストとバックエンド ディスクの間の抽象化を強化できます このテクノロジーは CLARiX ストレージ システムで利用可能な CLARiX metalun と CLARiX LUN 移行という 2 つの機能で構成されています このセクションでは CLARiX metalun と CLARiX LUN 移行が VMware ESX で動作する仕組みを説明します CLARiX metalun は個別の LUN の集合です 単一のストレージ エンティティとしてホストやアプリケーションに提供されます MetaLUN によって ストライプや連結を使用して稼働中の既存のボリュームを拡張できます CLARiX LUN 移行では ユーザーがホスト アプリケーションを中断することなく 既存の LUN のパフォーマンスや他の特性を変更できます ユーザーが選択する変更特性によって ソース LUN からターゲットの LUN へ 同一のサイズまたはより大きなサイズにデータを移動します LUN 移行も metalun で使用できます CLARiX プール内で構成したシン LUN により 特定のアプリケーションおよびワークロードに対する容量使用率を高めます また シン LUN では物理的に使用可能なストレージよりも多くのストレージをアプリケーションに提示することができます さらに重要な点は シン LUN では ストレージに実際に書き込みが行われるときにのみ物理ストレージが割り当てられることです これにより柔軟性が増し 領域の過剰な割り当てやストレージ割り当ての管理作業に伴う無駄を省くことができます CLARiX の仮想プロビジョニングの詳細については EMC の Web サイトおよび Powerlink にあるホワイト ペーパー EMC CLARiX 仮想プロビジョニング を参照してください CLARiX metalun LUN 移行 シック LUN またはシン LUN は VMFS データストアと RDM ボリュームの両方でサポートされています raw デバイス マッピングで使用される LUN の拡張と移行 VMware ESX(ESX 4.x または 3.x) に提供される LUN は ストライピングや連結を使用して metalun で拡張できます CLARiX の拡張が完了すると VMware vcenter for VMware ESX 3.x/ESXi を使用して HBA を再スキャンし ESX サービス コンソールと VMkernel が追加の領域を確認できるようにします LUN が仮想マシンに提供されるので 拡張は仮想マシン レベルで行う必要があります 仮想マシンで利用できるネイティブのツールを使用して仮想マシン レベルでファイルシステムの拡張を実行します VMFS または RDM ボリューム上で実行される CLARiX LUN 移行は ゲスト OS に透過的です RDM ボリュームの場合は 移行プロセスの完了後にターゲットの LUN がソースの LUN よりも大きい場合 以前に説明した手順を使用して HBA を再スキャンしてから 仮想マシン レベルでディスクを拡張します RDM ボリュームは CLARiX metalun テクノロジーを使用するときには拡張用に物理互換モードを使用する必要があります VMFS ボリュームとして使用する LUN の拡張と移行 VMware ESX は複数の VMFS ボリュームを単一ボリュームとして連結できるボリューム管理機能をサポートします ESX 4.x/3.x/ESXi は VMware vcenter 内のエクステント追加という処理 (ESX 3.x の場合 ) または Increase 機能 (ESX 4 の場合 ) によって VMFS ボリューム向けのボリューム管理機能を提供します EMC CLARiX の VMware ESX との統合高度なテクノロジー 33

34 VMFS-3 ボリュームとして構成された CLARiX LUN を拡張する最初の選択肢は 新しい CLARiX LUN を追加し VMware ESX 3.x/ESXi でエクステントを追加するか ESX 4.x で Increase 機能を使用することです 仮想マシンに提供されている仮想ディスクを拡張するには ESX で利用可能な vmkfstools ユーティリティを使用します もう 1 つの選択肢は CLARiX metalun を使用して VMFS-3 ボリュームを拡張してスパンするか エクステントを追加するか 拡張前に利用可能であった元の VMFS ボリュームの追加領域を使用して VMFS データストアを拡張することです ESX 4.x で VMFS データストアを拡張する手順は次のとおりです 1) CLARiX ストレージ システムで CLARiX LUN を目的の LUN サイズに拡張します 2) ESX レベルで再スキャンを実行します 3) データストアの [Properties] タブを選択し 図 16 で示すように [Increase] オプションを選択します 4) 拡張したもとの CLARiX LUN を Increase ウィザードで選択すると VMFS データストアのサイズは必要に応じて自動的に拡張します 5) ESX 4.x では Increase ウィザードの実行中 仮想マシンの電源はオンにしたままで VMFS データストアのサイズを 2 TB 制限近くまで増やすことができます これは ESX 3.x/ESX3i には当てはまりません ESX 3.x/ESX3i で VMFS データストアを拡張するには 仮想マシンの電源をオフにしておく必要があります 図 16:ESX 4 での LUN 拡張のための VMFS データストア Properties ダイアログ ESX 3.5 では VMFS ボリュームを拡張したら vmkfstools extendvirtualdisk オプションを使用して仮想マシンの個別の仮想ディスクを拡張できますが まず その仮想ディスクを使用する仮想マシンの電源をオフにする必要があります EMC CLARiX の VMware ESX との統合高度なテクノロジー 34

35 ESX 4 では ホット仮想ディスク (.vmdk) 拡張がサポートされています つまり 仮想ディスクを使用する仮想マシンの電源をオフにせずに [Virtual Machine Properties] ダイアログ ボックスを使用してボリュームを拡張できます ただし 仮想ディスクはパーシステント モードである必要があります また スナップショットが仮想ディスクに関連づけられていてはいけません 仮想ディスクの拡張後 ゲスト OS を再スキャンすると 追加領域が示されます ベスト プラクティスでは この手順のどれを行うときでも実行前にバックアップ コピーを作成しておきます 図 17: 仮想マシンの 編集設定 によるホット仮想ディスク拡張 CLARiX LUN 移行を使用してより大きな LUN に移行する場合 移行が完了し VMware ESX サーバで再スキャンが実行されたら LUN の追加領域が表示されます すでに説明した CLARiX metalun の VMFS ボリュームを拡張する手順を実行してください VMFS ボリュームおよび RDM ボリュームでの CLARiX シン LUN CLARiX プールには 複数のホストに割り当てることができる複数のシン LUN を含めることができます このシン LUN に割り当てられる領域は VMware ESX サーバに表示される領域です これは 領域がプールからシン LUN に完全に割り当てられることを意味するのではありません ホストはシン LUN に書き込むため 領域はオンザフライでプールから割り当てられます プールに作成されたシン LUN を使用して VMFS(VMware ファイルシステム ) を作成や このシン LUN を RDM(raw ディスク マッピング ) として仮想マシンに排他的に割り当てることができます テストでは VMFS データストアがシン フレンドリであることを示しています つまり 仮想プロビジョニング ( シン )LUN に VMware ファイルシステムが作成されるとき プールからは最小限の数のシン エクステントだけが割り当てられます さらに VMFS データストアは割り当て済みのブロックを再利用するため 仮想プロビジョニング LUN からメリットを得られます ゲスト OS に作成されたファイルシステムまたはデバイスは RDM ボリュームを使用するとき RDM ボリュームをシン フレンドリにするかどうかを決定します 表 4 は 新しい仮想ディスクを作成するときの割り当てポリシーを示しています EMC CLARiX の VMware ESX との統合高度なテクノロジー 35

36 表 4:VMware データストアに新しい仮想ディスクを作成するときの割り当てポリシー 割り当てメカニズム ( 仮想ディスクのフォーマット ) Zeroedthick Eagerzeroedthick Thick(ESX/ESXi 4.x では使用不可 ) Thin Rdm Rdmp Raw 2gbsparse VMware カーネルの動作 すべての領域が作成時に割り当てられますが ゼロによる初期化は行われません ただし 割り当てられた領域では 物理メディアのそれまでのコンテンツがすべて消去されます VMFS データストアのブロック サイズによって定義されたすべてのブロックが最初の書き込みで初期化されます これは新しい仮想ディスク作成時のデフォルトのポリシーです すべての領域を割り当て すべてのブロックをゼロで初期化します 仮想ディスクのすべてのブロックに書き込みを行うため シン プール内のストレージが均等に使用されます すべての領域が作成時に割り当てられます 書き込まれていないブロックをゲスト オペレーティング システムが読み取ると ブロックが再利用されている場合 VMware カーネルは古いデータを返す可能性があります 仮想ディスクの作成時に VMware ファイルシステム上の領域を確保しません 領域は必要に応じて割り当てられ ゼロ化されます このメカニズムで作成された仮想ディスクはマッピング ファイルになり マップする SCSI ディスクのブロックへのポインタを含みます ただし 物理メディアの SCSI INQ 情報は仮想化されます このフォーマットは一般に raw ディスク マッピングの仮想互換モード として知られています このフォーマットは rdm フォーマットに似ています ただし 物理メディアの SCSI INQ 情報は仮想化されません このフォーマットは一般に パススルー raw ディスク マッピング として知られています このメカニズムを使用すると カーネルがサポートする SCSI デバイスのうち SCSI ディスク以外のすべてのデバイスに対応できます このフォーマットを使用して作成された仮想ディスクは 離れて割り当てられた複数のエクステントに ( 必要に応じて ) 分割されます 各エクステントのサイズは 2 GB 未満です ESX/ESXi 3.x の場合 VMFS データストアで仮想ディスクを作成するときに zeroedthick( デフォルト ) を使用する必要があります このオプションでは 作成時にすべてのブロックが初期化またはゼロ化されるわけではなく また 領域が残らず要求されることもないからです RDM ボリュームはゲスト オペレーティング システムによってフォーマットされるため zeroedthick thin eagerzeroedthick などの仮想ディスク オプションは VMFS ボリュームにのみ適用されます VMFS ボリューム上で仮想ディスクに対して zeroedthick オプションが選択されている場合 ゲスト オペレーティング ファイルシステム ( または ゲスト OS デバイスの書き込みパターン ) は領域の割り当て方法に影響します ゲスト オペレーティング ファイルシステムがすべてのブロックを初期化する場合 仮想ディスクではすべての領域が前もって割り当てられなければなりません 最初の書き込みが zeroedthick 仮想ディスクにトリガーされるとき アプリケーションによって書き込まれたブロックだけではなく VMFS ブロック サイズによって定義された領域にもゼロが書き込まれます この動作では VMFS ブロック サイズに基づいて必要以上のデータをコピーする必要があるため アレイ ベースのレプリケーション ソフトウェアのパフォーマンスが影響を受けます thick オプションを使用している場合 ( 表を参照 ) アレイ ベースのレプリケーション ソフトウェアを使用するときは 書き込まれたブロックのみが消費されます ただし ブロックが再利用されている場合 古いデータがユーザーに返される可能性があります EMC CLARiX の VMware ESX との統合高度なテクノロジー 36

37 ESX/ESXi 4.x では CLARiX ストレージ システム上のシン LUN は zeroedthick または thin として構成できます 図 18 で示すように 仮想ディスク thin フォーマットを使用している場合 仮想マシンが消費する領域は VMFS データストアによって認識されます 仮想ディスク thin オプションを使用するときは VMware 管理は VMFS データストア使用済み容量を監視する必要があります vsphere は データストア閾値に達したときに簡単なアラートを送信します 図 18: 仮想ディスク thin フォーマット使用時の VMFS データストアおよび CLARiX LUN 消費の表示 さらに ESX/ESXi 4.x でクローン作成 Storage VMotion コールド移行 テンプレート展開などの vcenter 機能を使用する場合 zeroedthick または thin フォーマットは宛先データストアではそのまま変更されません つまり ソース仮想ディスクの消費済み容量はターゲット仮想ディスクに保持され 完全には割り当てられません ESX 3.x/ESXi の場合は状況が異なります ESX 3.x/ESXi では クローン作成 Storage VMotion などの動作がソース仮想ディスクで実行されるときに zeroedthick または thick フォーマットが eagerzeroedthick フォーマットに変更され ターゲット仮想ディスクに完全に割り当てられます VMware ESX/ESXi 4.1 では 新機能により CLARiX プールがストレージ容量を使い果たしたときに VM で容量不足のエラー メッセージが生成されます VM がシン LUN で構成されており CLARiX プールで使用可能な実際の容量に比較して そのシン LUN の容量が過剰予約されている場合に発生します また CLARiX プールが容量要件を満たすことができない場合は VMware ESX/ESXi 4.1 が VM に 衝撃を与え ( 停止し ) 図 19 に示す条件を示すメッセージが vsphere Client に表示されます EMC CLARiX の VMware ESX との統合高度なテクノロジー 37

38 図 19:VM の容量不足のエラー メッセージ この時点で ストレージ管理者は VM のストレージ プールにストレージを追加してから Retry オプションを使用し VM にマイナスの影響を与えることなく 実行を再開することができます Stop オプションでは VM の電源がオフになります VMware ESX/ESXi 4.0 以前では この動作は I/O が VM にフェイルバックされていました このような状況では 一部の VM( オペレーティング システムによって異なる ) では画面が青くなることや シャットダウンする必要がありました リリース 29 以降が実行されている CLARiX ストレージ システムでは 容量不足エラー状態 T10 をサポートしており このエラー状態を VMware ESX/ESXi 4.1 に送信することにより CLARiX プールが過剰プロビジョニングされたシン LUN の容量要件を満足できないときに VM が容量不足エラー メッセージを発行することができます この機能では VMFS データストア上で RDM ボリュームと仮想ディスク ( すべてのフォーマット ) の両方がサポートされています VMware ESX 4.x/3.x/ESXi での CLARiX レプリケーション ソフトウェアの使用 SnapView MirrorView SAN Copy を含む CLARiX レプリケーション ソフトウェア製品は VMFS ボリュームと RDM ボリュームの両方を使用する VMware ESX でサポートされます OS イメージとアプリケーション / データを CLARiX レプリケーション ソフトウェアを使用してレプリケーションすることができます 次に示す考慮事項は iscsi と FC のストレージ システムに適用されます リモート レプリケーション ソフトウェア (MirrorView および SAN Copy) は CLARiX iscsi ストレージ システムでサポートされます VMware ESX を使用するときの CLARiX レプリケーションの考慮事項 次の点に注意してください admsnap と admhost は仮想マシン上にインストールする必要があり ESX サービス コンソールではインストールできません EMC CLARiX の VMware ESX との統合高度なテクノロジー 38

39 ESX 2.5.x の場合 CLARiX のスナップショット クローン またはミラーが ESX サーバに割り当てられたときに device not ready 状態 ( スナップショットがアクティブ化されていないことや セッションが開始されていない状態 クローンがフラクチャされていない またはセカンダリ ミラーがプロモートされていない状態 ) になっていないことを確認します ESX サービス コンソールは この状態の LUN に対してはデバイス ファイルを作成しません この制限は ESX サービス コンソール レベルに対してのみ適用されるもので 仮想マシン レベルには適用されません ESX サーバがデバイスを最初に認識した後は admsnap ユーティリティおよび admhost ユーティリティを使用して仮想マシン レベルでオペレーションのアクティブ化と非アクティブ化を実行できます Navisphere Express を稼働して ESX 2.5.x サーバに接続している AX100 システムの場合 レプリカはセカンダリの物理サーバ (ESX サーバ以外 ) に表示させる必要があります これは レプリカが Navisphere Express GUI 経由ではアクティブ化できないためです VMware ESX 4.x/3.x/ESXi ではこの制限はありません デバイスが Not Ready の状態であっても VMware ESX 4.x/3.x/ESXi はスナップショット クローン ミラーを認識します ただし データにアクセスするには スナップショットをアクティブ化し クローンをフラクチャする必要があります また セカンダリ ミラーはプロモートされた状態である必要があります VMFS ボリュームを使用するときの CLARiX レプリケーション ソフトウェアの考慮事項 次の点に注意してください ESX 3.x/ESXi の VMFS-3 ボリュームでは レプリカは同一の ESX サーバまたはスタンバイ ESX サーバに提供できます これは VMware vcenter で ESX サーバの LVM.EnableResignature パラメータを有効にすることによって実行できます 再スキャン後 レプリカには再度署名が行われ 仮想マシンに割り当てることができるようになります で Fibre Channel SAN Configuration Guide の Automatic Volume Resignaturing セクションを参照してください ESX 4.x/4i の VMFS-3 ボリュームでは レプリカは同一の ESX サーバまたはスタンバイ ESX サーバに提供できます ESX 4.x は ESX レベルではなく個別の LUN レベルで選択的な再署名をサポートしています 再スキャン後 必要に応じて既存のレプリカ (LUN) の署名を維持することも レプリカ (LUN) に再署名することも可能です で Fibre Channel SAN Configuration Guide の Managing Duplicate VMFS Datastores セクションを参照してください 単一の CLARiX LUN 上に複数の仮想ディスクを含む VMFS(VMFS-3) ボリューム全体のレプリケーションを行うとき レプリケーションの細分性はすべての仮想ディスクの LUN 全体になります CLARiX VSS Provider は VMFS ボリュームではサポートされません 複数の CLARiX LUN にまたがる VMFS ボリュームのコピーを作成するときは アレイ ベースのコンシステンシ テクノロジーを使用します VMFS ボリュームに対して発行されたときに admsnap コマンドと admhost コマンドのほとんどはエラーになります これは VMFS ボリュームが CLARiX ストレージ システムと通信を行うときに SCSI パススルー コマンドをサポートしていないためです 代わりに Navisphere Manager または Navisphere CLI を使用してください 動作するコマンドは admsnap flush と admhost flush のみです 物理 ( ネイティブ ) サーバから ESX サーバにアプリケーション データ イメージをレプリケーションするときに VMFS ボリュームはサポートされていません EMC CLARiX の VMware ESX との統合高度なテクノロジー 39

40 VMFS-3 ボリュームには VM 構成ファイル スワップ ファイル NVRAM ファイルが含まれているはずなので このファイルは CLARiX レプリケーション ソフトウェアを使用してレプリケーションを行えます RDM ボリュームを使用するときの CLARiX レプリケーション ソフトウェアの考慮事項 次の点に注意してください CLARiX レプリケーション ソフトウェアを使用して RDM ボリュームをレプリケーションを行うときは 物理互換モードを使うように LUN を構成する必要があります そうしないと admsnap と admhost は仮想マシンでは動作しません VMware ESX サーバは RDM ボリュームに署名を書き込みません そのため レプリカは使用のために同一の VMware ESX サーバに提供される可能性があります コピーは ゲスト OS がこの機能をサポートしない限り ソースの仮想マシンでは使用できません ただし 別の仮想マシンに対して raw デバイスとして割り当てることはできます 物理 ( ネイティブ ) サーバから ESX サーバにアプリケーション データ イメージをレプリケーションするときに RDM ボリュームは ESX サーバではサポートされていません 仮想マシンの電源切断中に OS ディスクをレプリケーションするとき ブート イメージを停止するメカニズムが利用できないので レプリカまたはコピーはクラッシュ コンシステント状態になります アプリケーション データ ディスクの場合 アプリケーションで利用可能なネイティブ ツールを展開して 整合性のとれたレプリカを取得するようにアプリケーションを停止することができます アレイ ベースのコンシステンシ テクノロジーは アプリケーションが複数の LUN にまたがっている場合やデータベースなどの書き込み順序に依存するアプリケーションに使用できます 自動化を行うには 仮想マシン上で異なるアプリケーションが動作している CLARiX レプリケーション ソフトウェアを統合するためにスクリプトを開発する必要があります EMC Replication Manager を使用すると このプロセスを仮想マシンのアプリケーション vcenter/esx CLARiX レプリケーション ソフトウェアに統合することで自動化できます VMFS および RDM ボリュームでの EMC Replication Manager の使用 EMC Replication Manager は VMFS および RDM ボリュームのレプリケーションをサポートしており ゲスト OS とアプリケーション データ ボリュームをレプリケーションを行えます VMFS および RDM ボリュームで Replication Manager を使用する際の考慮事項を次に示します VMFS ボリュームを使用する場合 VMFS ボリュームに 1 つ以上の VM に割り当てられた仮想ディスクが複数含まれている場合は Replication Manager で VMFS ボリューム全体 (OS またはアプリケーション データ ) をレプリケーションできます Replication Manager により VMFS レプリカをセカンダリ ESX サーバに提供するプロセスが自動化されます VMware 管理者はレプリカを既存の仮想マシンに割り当てるか 新しい仮想マシンを作成する必要があります 1 台の仮想ディスクが VMFS ボリューム全体で構成され アプリケーション データ ディスクとして VM に提供されている場合 Replication Manager はアプリケーションを停止し アプリケーションの停止されたデータ ディスク ( 仮想ディスク ) のレプリカをセカンダリ ESX サーバに自動的に割り当てることができます また Replication Manager では 個別の仮想マシン上にある仮想ディスクまたはレプリカ ( アプリケーション データ ディスク ) を割り当てや削除することもできます EMC CLARiX の VMware ESX との統合高度なテクノロジー 40

41 RDM ボリュームを使用する場合 RDM ボリュームを使用している場合は VM のアプリケーション データ ディスクのみをレプリケーションできます アプリケーション データ ディスクとして VM に提供されている RDM ボリュームをレプリケーションを行う場合 Replication Manager を使用すると アプリケーション データ ディスク ( 仮想ディスク ) を停止して RDM ボリュームのアプリケーションと整合性のとれたデータ ディスク レプリカを CLARiX ストレージ システムまたは物理サーバに (iscsi 経由で ) 直接接続されている仮想マシンに自動的に割り当てることができます アプリケーション データ ディスク レプリカを VMware ESX サーバに割り当てる必要がある場合 LUN を VMware ESX サーバ ストレージ グループに手動で配置しなければなりません その後 VMware 管理者が レプリカ ( アプリケーション データ ディスク ) を既存の仮想マシンに割り当てる必要があります VMware および CLARiX ストレージ システムでの Replication Manager 使用の詳細については Powerlink にある EMC Replication Manager Administrator s Guide を参照してください CLARiX と VMotion VMotion での移行では 仮想マシンに電源が投入されていてトランザクションを実行している間に 2 つの ESX サーバ間で仮想マシンを移動できます VMotion での移行が実行されると 仮想マシンのオペレーションは中断されることなく続行できます 仮想マシンは ソースとターゲットの両方のホストからアクセス可能な SAN LUN 上に存在する必要があります VMotion は仮想マシン構成ファイルとメモリの内容を代替ホストに移動するだけです VM に割り当てられたディスクは そのオーナーシップを転送することによって移動されます VMotion が動作する条件には次のものがあります VMware vcenter Server とクライアントが Windows システムにインストールされている必要があります VMotion 移行に参加している 2 つの ESX サーバ ホスト間には ギガビット Ethernet 接続が必要です ゲスト オペレーティング システムは CLARiX LUN から起動される必要があります 仮想マシン起動 LUN とそれに関連するデータ ディスクは ソースとターゲットのホスト間で共有されていることが必要です VMware VMotion は CLARiX ストレージ システムに対するファイバ チャネル接続および iscsi 接続でサポートされているほか 次の両方が当てはまる構成でもサポートされています 単一の LUN が 2 つの VMware ESX サーバ ノードに提供 ESX サーバ ノードがクラスタ内にあり 一方のノードは FC 経由で もう一方のノードは iscsi 経由で LUN にアクセス CLARiX ストレージ システムでは 両方のプロトコルにわたって LUN HLU 番号が保持されています したがって LUN が FC 経由であるホストに提供され iscsi 経由でまた別のホストに提供されている場合は 誤ったスナップショットが検出されません VMFS ボリュームと RDM ボリュームは VMotion でサポートされます VMware の高度な VMotion 互換モードが使用されていない場合は 両方のホストが同一の CPU( 両方の CPU ともに Pentium 4 であるなど ) である必要があります CPU は 同一のベンダーが製造したものであることも必要です EMC CLARiX の VMware ESX との統合高度なテクノロジー 41

42 VMotion での移行は 仮想マシンが raw クラスタ 非パーシステント モードである場合には実行できません 図 20 は 3 つの NIC がある 2 つの ESX サーバを示しています NIC の推奨個数は 3 つであり 2 つが最低必要です クロスする LAN または Gigabit LAN 接続は 2 つの VMware ESX サーバ上の 2 つの Gigabit NIC 間に存在します VMware ESX 3.x/ESXi では vswitch の VMotion VMkernel ポート グループを両方の ESX サーバに作成して VMotion の移行を行います VMFS ボリュームと VMotion VMFS ボリュームで VMotion を実行するには 次の前提条件を満たさなければなりません 移行する必要のある仮想マシンに割り当てられたすべての VMFS ボリュームは両方の ESX サーバで共有される必要があります VMFS ボリュームはパブリック アクセス モードであることが必要です VMware ESX はラベル情報によって VMFS-2 ボリュームを特定します VMFS-3 ボリュームの場合は ホスト LUN 番号によって特定されます そのため VMFS ボリュームで VMotion を使用するベスト プラクティスは (ESX ホストの SAN から起動していない場合 ) ファームまたはクラスタですべての ESX サーバに対して単一のストレージ グループを作成することです これは 個別のストレージ グループが作成された場合 LUN が異なるホスト LUN 番号に割り当てられる可能性があるためです 詳細については EMC ナレッジベース番号 emc および emc を参照してください VMware ESX 3.5 の最新パッチ バージョンから LUN は LUN NAA(WWN) によって特定されます したがって HLU( ホスト LUN 番号 ) が VMotion のストレージ グループにわたって一致しなければならないという要件は無効になりました RDM ボリュームと VMotion RDM ボリュームで VMotion を実行するには 次の前提条件を満たす必要があります マッピング ファイルを含む RDM LUN と VMFS ボリュームがどちらも両方の ESX サーバから共有されていることが必要です VMFS ボリュームはパブリック アクセス モードである必要があります このモードによってボリュームを複数の ESX サーバからアクセスできます RDM LUN はソースとターゲットの ESX サーバで同一のホスト LUN 番号を持つ必要があります これは Navisphere Manager でストレージ グループに LUN を追加するときに設定できます 物理および仮想の互換モードの両方の RDM ボリュームが VMotion でサポートされています RDM ボリュームを使用するときは単一のストレージ グループを作成することを推奨します これは 個別のストレージ グループが作成された場合 LUN が異なるホスト LUN 番号に割り当てられる可能性があるためです EMC CLARiX の VMware ESX との統合高度なテクノロジー 42

43 当初 仮想マシン用のスワップ ファイルを VMotion の共有ストレージ上に格納しておく必要がありました VMware Infrastructure 3(ESX 3.5 サーバ ホストと VMware vcenter 2.5 以降 ) では 仮想マシンの VMotion 移行中にスワップ マシンをローカルのストレージに格納することが許可されるようになりました スワップ ファイルをローカル ストレージに格納している仮想マシンの場合 ローカル ストレージが VMotion 移行中またはフェイルオーバー中にターゲットになると 仮想マシンのスワップ ファイルが再度作成されます 仮想マシン スワップ ファイルの作成時間は ローカル ディスク I/O や VMware HA での ESX ホスト フェイルオーバーによって同時実行仮想マシンがどの程度の回数開始されたかによって異なります (VMware ESX 3.5 以降ではない )VMware ESX サーバに接続されている Navisphere Express を実行している AX4 システムの場合 Navisphere CLI を使用して VMotion を実装できます ホスト LUN 番号は storagegroup コマンドを使用してすべての ESX サーバで確実に一貫させます その他の選択肢としては ESX 4.x および 3.x サーバの VMotion/DRS/VMware HA に参加しているすべての ESX サーバまたは LUN で LVM.Disallowsnapshot と LVM.EnableResignature パラメータを 0 に設定することがあります VMware ESX ( イニシエータ ) 仮想マシン ( 移行対象 ) vswitch( 仮想スイッチ ) VMware ESX ( ターゲット ) NIC NIC Gigabit NIC NIC NIC Gigabit NIC VMotion/VMkernel 専用 NIC VMotion/VMkernel 専用 NIC サービス コンソール専用 NIC VMkernel 専用 NIC VMkernel 専用 NIC 図 20:VMotion 移行の準備のできた 2 つの VMware ESX サーバ サービス コンソール専用 NIC 図 21 で示すように VMware vcenter コンソールを使用すると イニシエータ ホスト用の仮想マシンを右クリックすることで移行処理を開始できます 移行要求が開始された後 ウィザードが要求側のイニシエータとターゲット情報を開きます VMotion 移行は 2 つの ESX サーバ間で設定されている Gigabit ネットワーク接続で実行されます VMotion 移行処理の完了後 仮想マシンはターゲットの VMware ESX サーバでイニシエータ仮想マシンと同一の名前と特性で自動的に再開します EMC CLARiX の VMware ESX との統合高度なテクノロジー 43

44 図 21:VMotion 移行が開始され 完了する様子を示す VMware vcenter 4.x 管理画面 VMware Distributed Resource Scheduling および High Availability を備えた CLARiX VMware DRS(Distributed Resource Scheduling) と VMware HA(High Availability) はどちらも VMotion テクノロジーで使用されるときに VMware ESX 4.x/3.x/ESXi の仮想マシンにロード バランスと自動フェイルオーバーを提供します VMware DRS と HA を使用するには VMware vcenter 2.x 以降を使用してクラスタ定義を作成する必要があります クラスタ内の ESX ホストは CPU メモリ ディスクなどのリソースを共有します クラスタ内の ESX サーバ上にあるすべての仮想マシンとその構成ファイルは CLARiX ストレージ上に存在するので クラスタ内の任意のホストから仮想マシンに電源を投入することができます さらに ホストは 同一の仮想マシン ネットワークへのアクセスを持つように構成し VMware HA が障害検出用にコンソール ネットワーク上のホスト間でハートビートを監視することができるようになります VMware DRS と HA が動作する条件は次のとおりです ゲスト オペレーティング システムは CLARiX LUN から起動される必要があります 仮想マシン起動 LUN それに関連するデータ ディスク 構成ファイルは クラスタ内のすべての ESX サーバで共有されることが必要です VMware HA および DRS は ファイバ チャネルと iscsi の両方の CLARiX ストレージ システムでサポートされています VMFS ボリュームと RDM ボリュームは VMotion に対する場合とまったく同様にサポートし 構成されます CLARiX と VMotion ページの 41 セクションを参照してください EMC CLARiX の VMware ESX との統合高度なテクノロジー 44

45 DRS は VMotion テクノロジーをベースにしているため DRS クラスタ用に構成された ESX サーバが CPU タイプの確認 ( 同一の CPU 同一の製造元 ) を受け渡せるようにする必要があります VMware HA は CPU タイプの確認には依存しません CLARiX と仮想マシンのクラスタリング クラスタリングとは 高可用性や拡張性を実現するために 複数のサーバを接続して提供するサービスを意味します VMware ESX とのクラスタリングは仮想マシン レベルでサポートされます 仮想マシン上でサポートされるクラスタ ソフトウェア製品の E-Lab Navigator を参照してください 仮想マシン レベルでクラスタリングを実行するには 仮想マシンを CLARiX のディスクからではなく ローカル ディスクから起動する必要があります 次に示すように仮想マシン レベルでは 2 種類のクラスタ構成があります サーバ内クラスタ サーバ間クラスタ 仮想型から仮想型へ 仮想型から物理型へ サーバ内クラスタ このセクションでは 同じ VMware ESX サーバ上の仮想マシン間にある CLARiX ストレージ システムの仮想マシンのクラスタリングについて説明します このクラスタは単純なクラスタリングでソフトウェア クラッシュや管理上のエラーからシステムを保護します クラスタは 1 台の ESX サーバにある複数の仮想マシンで構成されます VMware ESX Server 仮想マシン 1 ( ローカル ディスク上 ) 仮想マシン 2 ( ローカル ディスク上 ) 共有 CLARiX LUN 非共有 CLARiX ディスク 非共有 CLARiX ディスク 図 22: サーバ内クラスタ構成 図 22 では 1 台の VMware ESX サーバが 2 台の仮想マシンで構成されています 定数デバイスやクラスタ アプリケーションは 2 台の仮想マシン間で共有されます それぞれの仮想マシンは ローカルな仮想ディスクを備えることができます すなわち 仮想ディスクは仮想マシン間では共有されません クラスタ アプリケーションを備えたデバイスは VMware ESX サーバのストレージ グループに追加され VMware vclient for VMware ESX 4.x/3.x/ESXi を使用して両仮想マシンに割り当てられます 追加の CLARiX ディスクは それぞれの仮想マシンに割り当てられてクラスタ アプリケーション以外のアプリケーションを実行することもできます ESX 4.0/3.x では RDM ボリュームもサーバ内クラスタでサポートします EMC CLARiX の VMware ESX との統合高度なテクノロジー 45

46 サーバ間クラスタ サーバ間クラスタは 複数台の物理マシン上の仮想マシンから構成されています 仮想ディスクは共有物理ディスク上に格納されているため すべての仮想マシンからアクセスできます このタイプのクラスタを使用すると 物理マシンのクラッシュからシステムを保護できます 仮想型から仮想型へのクラスタリング クラスタ内 VMware ESX サーバ 1 VMware ESX サーバ 2 仮想マシン 1 ( ローカル ディスクから起動 ) 非共有 CLARiX LUN 仮想マシン 2 ( ローカル ディスクから起動 ) 非共有 CLARiX LUN 仮想マシン 1( ローカル ディスクから起動 ) 非共有 CLARiX LUN 仮想マシン 2 ( ローカル ディスクから起動 ) 非共有 CLARiX LUN ストレージ グループ :ESX 1 ストレージ グループ :ESX 2 非共有 LUN (LUN1 2 3) 共有 LUN ( 定数 ) (LUN 7) 非共有 LUN (LUN4 5 6) 図 23: サーバ間クラスタ構成 図 23 は それぞれ 2 台の仮想マシンで構成されている 2 台の VMware ESX サーバを表しています 仮想マシンの起動イメージは クラスタ仮想マシンのローカル ディスク上に存在する必要があります バス共有は physical に設定されていることが必要です CLARiX ディスク上にある定数デバイスやクラスタ アプリケーションは 双方のストレージ グループへそれぞれの LUN を割り当てることで CLARiX レベルで共有されます この場合は LUN 7 が双方のストレージ グループに割り当てられており 共有化された LUN となっています 次にこのデバイスは VMware vclient for VMware ESX 3.x/ESX を使用して ESX サーバ 1 の仮想マシン 2 と ESX サーバ 2 の仮想マシン 1 に割り当てられます 追加の CLARiX ディスクは それぞれの仮想マシンに割り当てられてクラスタ アプリケーション以外のアプリケーションを実行することもできます VMware ESX 4.x/3.x/ESXi 向けには ( 物理互換モードおよび仮想互換モードに設定されている )RDM ボリュームのみが仮想型から仮想型へのクラスタ構成用にサポートされています RDM ボリュームでは マッピング ファイルを備えた RDM ボリュームと VMFS ボリュームの両方が 2 台の ESX サーバに共有される必要があります マッピング ファイルを備えた VMFS ボリュームは パブリック アクセス モードであることが必要です EMC CLARiX の VMware ESX との統合高度なテクノロジー 46

47 物理型から仮想型へのクラスタリング クラスタ内 VMware ESX サーバ 1 物理サーバ 仮想マシン 1 ( ローカル ディスク上 ) 非共有 CLARiX LUN 仮想マシン 2 ( ローカル ディスク上 ) 非共有 CLARiX LUN アプリケーション OS ハードウェア ストレージ グループ :ESX 1 ストレージ グループ : 物理サーバ 非共有 LUN (LUN1 2 3) 共有 LUN ( 定数 ) (LUN 7) 非共有 LUN (LUN4 5 6) 図 24: サーバ間クラスタ構成 ( 物理型から仮想型へ ) 図 24 では 2 台の仮想マシンと 1 台の物理サーバから構成された VMware ESX サーバを示します VMWare ESX サーバの仮想マシンの起動イメージは クラスタ仮想マシンのローカル ディスク上に存在する必要があります CLARiX ディスク上にある定数デバイスやクラスタ アプリケーションは 双方のストレージ グループへそれぞれの LUN を割り当てることで CLARiX レベルで共有されます この場合は LUN 7 が双方のストレージ グループに割り当てられており そのため共有化された LUN となっています 次にこのデバイスは VMware vclient for VMware ESX 4.x/3.x/ESXi を使用して 仮想マシン 2 に割り当てられます 追加の CLARiX ディスクは それぞれの仮想マシンに割り当てられてクラスタ アプリケーション以外のアプリケーションを実行することもできます 共有リソースは RDM( 物理互換モード ) ボリュームとして構成できます この構成では 仮想型から物理型へのクラスタ構成がサポートされています RDM ボリューム用には RDM ボリュームのみが両方のサーバに割り当てられる必要があります マッピング ファイルを備えた VMFS ボリュームは パブリック アクセス モードに存在できます MV/CE(MirrorView/Cluster Enabler) と VMware のサポート EMC MV/CE(MirrorView/Cluster Enabler) は EMC のレプリケーション自動化製品です MV/CE は Microsoft Failover Cluster ソフトウェアと統合され MirrorView リンクをまたいで地理的に離れたクラスタ ノードを使用可能にする ホスト ベースのソフトウェアです MV/CE は すべてのストレージ システム プロセスをシームレスに管理して クラスタ ノードのフェイルオーバーを容易に実現します MirrorView/A レプリケーションおよび MirrorView/S レプリケーションがサポートされています EMC CLARiX の VMware ESX との統合高度なテクノロジー 47

48 また MirrorView/CE は VMware ESX サーバのゲスト クラスタリングもサポートしています ゲスト クラスタリングを使用すると 仮想レイヤーで実行されているサービスおよびアプリケーションで高い可用性を実現できます それには フェイルオーバー クラスタを複数の仮想マシンにインストールし その仮想マシンを物理ノードのようにクラスタ化します RDM を使用した MV/CE およびゲスト クラスタリングこの種類のゲスト クラスタリングでは RDM ボリュームが仮想マシンおよびフェイルオーバー クラスタ ソフトウェアに割り当てられ MV/CE ソフトウェアがこの仮想マシンにインストールされ構成されます この構成で動作するときは次の制限が適用されます クラスタ共有ストレージに対して使用できるのは物理互換モードの RDM のみです 仮想型から物理型へのクラスタリング ( スタンバイ ホスト クラスタリングなど ) はサポートされません MV/CE 以降 (EMC ナレッジベース emc を参照 ) を使用する必要があります CLARiX ストレージ システムは FLARE リリース 26 以降を実行する必要があります FLARE リリース 29 および 30 は RPQ によってのみ検討されます 直接 iscsi ディスクを使用した MirrorView/CE およびゲスト クラスタリングこの種類のゲスト クラスタリングでは フェイルオーバー クラスタ ソフトウェアおよび MirrorView/CE ソフトウェアが仮想マシンにインストールされ 直接 iscsi ディスクが構成されます つまり Microsoft ソフトウェア イニシエータは個別のゲスト オペレーティング システムで実行し iscsi 経由で CLARiX ストレージ システムに直接接続する必要があります 仮想マシンは Microsoft のフェイルオーバー クラスタ ウィザードでクラスタ ノードとして構成できます 詳細については Powerlink で入手できる次のリファレンスを参照してください ホワイト ペーパー EMC MirrorView/Cluster Enabler (MV/CE) A Detailed Review EMC MirrorView/Cluster Enabler Product Guide EMC MirrorView/Cluster Enabler Release Notes Microsoft Cluster Service については を参照してください CLARiX と VMware NPIV サポート VMware ESX 4.x および 3.5/ESXi は 個々の仮想マシンがそれぞれの仮想 WWN を備えることができるようにする NPIV をサポートしています この機能によって SAN ベンダーは QoS ツールを実装して ESX サーバと仮想マシンからの I/O を区別できるようになります VMware NPIV はまだ多くの制限事項がある初期の段階にありますが このセクションでは CLARiX システムと VMware NPIV を構成する方法を説明します VMware NPIV を構成するには HBA(ESX サーバ内 ) と FC スイッチが NPIV をサポートしている必要があります ここで NPIV はそれぞれの仮想マシン上で有効であることが必要です 仮想マシン上の NPIV を有効にするには 尐なくとも 1 つの RDM ボリュームが仮想マシンに割り当てられている必要があります さらに VMware 内の NPIV 機能を使用するためには NPIV を有効にする VMware ESX と仮想マシンの両方で LUN がマスキングされている必要があります EMC CLARiX の VMware ESX との統合高度なテクノロジー 48

49 図 25 では 仮想マシンの NPIV を有効にする方法を示しています すでにご説明したように NPIV 機能を有効にするためには RDM ボリュームが ESX サーバと仮想マシン全体に存在する必要があります いったん NPIV が有効になると 仮想 WWN がその仮想マシンに割り当てられることに注意してください 図 25:RDM ボリュームの追加後に仮想マシンの NPIV を有効にする スイッチのいくつかについては スイッチ インタフェース内で仮想 WWN の名前を入力し ストレージ システムに対してゾーニングする必要があります その後 CLARiX ストレージ システムは 仮想マシン ( 仮想 WWN) のイニシエータ レコードを確認できます イニシエータ レコードは 図 26 で示すように手動で登録することが必要です NPIV が有効になっている仮想マシンごとに個別のストレージ グループを作成できますが その仮想マシンに対する追加 LUN が NPIV が有効な ESX サーバと仮想マシンの両方に対してマスキングされている必要があります EMC CLARiX の VMware ESX との統合高度なテクノロジー 49

50 図 26: 仮想マシン ( 仮想 WWN) のイニシエータ レコードの手動登録 次に NPIV を構成するために必要な点をまとめます 1. NPIV サポートの HBA スイッチ ESX のバージョンを確認します 2. RDM ボリュームを ESX サーバ 仮想マシンの順に割り当てます 3. その仮想マシンの NPIV を有効にして仮想 WWN を作成します 4. スイッチ インタフェース内で仮想 WWN を手動で入力します スイッチによっては 仮想マシンの仮想 WWN を手動で入力せずに WWN を表示できる場合があります 5. スイッチ インタフェースを使用して CLARiX ストレージ システムに仮想 WWN をゾーニングします それらを物理 HBA イニシエータおよび CLARiX ストレージ ポートが含まれる同一のゾーンに追加します 6. Navisphere で ESX サーバと同じ failovermode 設定を使用して その仮想マシン用にイニシエータ レコードを手動で登録します 7. 仮想マシン ( ホスト ) を同じストレージ グループに ESX サーバとして追加するか それらを別のストレージ グループに割り当てます 8. LUN を仮想マシンに追加する場合は 次のことを確認します a. LUN が ESX サーバと仮想マシンのストレージ グループにマスキングされてい ること b. LUN が ESX サーバとして同じホスト LUN 番号 (HLU) を有していること c. VM が別のストレージ グループで定義されていること d. LUN が RDM として各仮想マシンに割り当てられていること EMC CLARiX の VMware ESX との統合高度なテクノロジー 50

51 CLARiX と VMware SRM(Site Recovery Manager) VMware SRM(Site Recovery Manager) は標準化されたフレームワークを提供し ストレージ ベンダーによって提供される SRA( ストレージ レプリケーション アダプタ ) と一緒にサイト フェイルオーバーを自動化します CLARiX には SRM フレームワーク内で動作する MirrorView 用の SRA が用意されており サイト フェイルオーバー動作に必要な手順のほとんどが自動化されます EMC CLARiX SRA は FC 接続および iscsi 接続用の MirrorView/S および MirrorView/A ソフトウェアをサポートしています MVIV(MirrorView insight for VMware) は MirrorView SRA(Site Recovery Adapter) にバンドルされている新しいツールです フェイルバック機能を提供 ( 試験的サポートのみ ) して Site Recovery Manager のフレームワークを補完します また MVIV では VMware ファイルシステムとそのレプリケーション リレーションシップの詳細なマッピングも提供します 詳しくは Powerlink にある RecoverPoint の MirrorView Insight for VMware (MVIV) Technical Note を参照してください MirrorView/S および MirrorView/A は CX4 CX3 AX4 システムなど 利用可能なすべてのストレージ システム プラットフォームで実行されます SRM では AX4 ストレージ システムのサポートが追加されています MirrorView はレプリケーションを実行する際にサーバ リソースを使用しません MirrorView/S および MirrorView/A の詳細については Powerlink にあるホワイト ペーパー MirrorView Knowledgebook を参照してください また RecoverPoint SRA は VMware SRM でサポートされており CLARiX LUN は CLARiX スプリッタまたは RecoverPoint アプライアンスを使用してレプリケーションを行えます 詳細については Powerlink にある RecoverPoint のドキュメントを参照してください SRM には保護された ( プライマリ ) サイトとリカバリ ( セカンダリ ) サイトが必要で それぞれのサイトに 2 つの独立した仮想インフラストラクチャ サーバがあります MirrorView SRA を使用するには ミラーを作成し セカンダリ LUN を追加する必要があります MirrorView SRA 以降では 個別のミラーおよびコンシステンシ グループに対応していますが データストアが複数のミラーにまたがる場合は ベスト プラクティスとして そのデータストアはコンシステンシ グループに配置し MirrorView コンシステンシ グループに配置します SRM 内でテスト機能を活用するには ミラーの SnapView スナップショットが適切な CLARiX ストレージ グループ内のリカバリ サイトに存在していなければなりません ( また フェイルバックに備えて 保護されたサイトでミラーのスナップショットを作成することをお勧めします ) インストールおよび構成に関する情報については EMC MirrorView Adapter for VMware Site Recovery Manager Version 1.4 Release Notes を参照してください 次の手順は Unisphere/Navisphere Manager または Navisphere SecureCLI を使用して SRM 環境を初期化するプロセスを示しています コマンドは 本番 CLARiX ストレージ アレイに接続されたネットワークである管理ホストから発行する必要があります このコマンドはすべて Unisphere/Navisphere Manager GUI または CLI( コマンド ライン インタフェース ) 内で実行できることに注意してください EMC CLARiX の VMware ESX との統合高度なテクノロジー 51

52 Unisphere Manager での MirrorView の構成 同期または非同期を構成するには ウィザードを開いて そのウィザードの指示に従って操作します 図 27:MirrorView ウィザード NaviSecCLI での同期ミラーの構成 1. 次のコマンドを使用して プライマリおよびセカンダリ CLARiX 間のリモート ミラーリング用のパスを作成します ( 作成されていない場合 ) naviseccli h SP ipaddress mirror sync enablepath SPhostname [-connection type fibre iscsi] 2. ミラーリングのパスを作成したら SRM で保護する LUN のリモート ミラーを作成します ミラーが作成された LUN がプライマリ イメージになります naviseccli h SP ipaddress mirror sync create lun <LUN_Number> 3. リモート CLARiX 上のセカンダリ イメージはプライマリ イメージに追加できます セカンダリ イメージが追加されたら プライマリ イメージとセカンダリ イメージ間の初期同期が開始されます 次のコマンドは リモート CLARiX ストレージ システム上にすでに LUN が作成されていることを前提としています naviseccli h SP ipaddress mirror sync addimage name <name> -arrayhost <sp-hostname sp ipaddress> -lun <lunnumber lun uid> EMC CLARiX の VMware ESX との統合高度なテクノロジー 52

53 4. セカンダリ サイトにレプリケーションされた LUN が 1 つしかなくても SRM 用にコンシステンシ グループを作成する必要があります 次のコマンドは コンシステンシ グループを作成し 既存のミラーをコンシステンシ グループに追加する方法を示しています naviseccli h SP ipaddress mirror sync creategroup name <name> naviseccli h SP ipaddress mirror sync addgroup name <name> -mirrorname <mirrorname> 5. 何らかの理由でミラーがフラクチャされている場合は syncgroup オプション ( 以下を参照 ) を使用して プライマリ イメージとセカンダリ イメージを再同期できます naviseccli h SP ipaddress mirror sync syncgroup name <name> 6. ミラーが同期状態または Consistent( コンシステント ) 状態のときは 次のコマンドを使用して 保護されたサイトまたはリカバリ サイトですべての LUN を ESX CLARiX ストレージ グループに追加できます ( まだ追加していない場合 ) naviseccli h SP ipaddress storagegroup addhlu gname <ESX CLARiiON Storage Group Name> -hlu <Host Device ID> -alu <Array LUN ID> NaviSecCLI での非同期ミラーの構成 次の手順は Navisphere SecureCLI コマンドを使用して 非同期レプリケーションを設定するプロセスを示しています コマンドは 本番 CLARiX ストレージ アレイに接続された管理ホストから実行する必要があります 1. 次のコマンドを使用して プライマリおよびセカンダリ CLARiX 間のリモート ミラーリング用のパスを作成します ( 作成されていない場合 ) naviseccli h SP ipaddress mirror async enablepath SPhostname [-connection type fibre iscsi] 2. ミラーリングのパスを作成したら SRM で保護する LUN のリモート ミラーを作成します ミラーが作成された LUN がプライマリ イメージになります naviseccli h SP ipaddress mirror async create lun <LUN_Number> 3. リモート CLARiX 上のセカンダリ イメージはプライマリ イメージに追加できます セカンダリ イメージが追加されたら プライマリ イメージとセカンダリ イメージ間の初期同期が開始します ( 次のコマンドは リモート CLARiX ストレージ システム上にすでに LUN が作成されていることを前提としています ) naviseccli h SP ipaddress mirror async addimage name <name> -arrayhost <hostname sp ip-address> -lun <lunnumber lunuid> EMC CLARiX の VMware ESX との統合高度なテクノロジー 53

54 4. セカンダリ サイトに複数の LUN を同時にレプリケーションするために 必須ではありませんが SRM 用にコンシステンシ グループを作成できます 次のコマンドは コンシステンシ グループを作成し 既存のミラーをコンシステンシ グループに追加します naviseccli h SP ipaddress mirror async creategroup name <name> naviseccli h SP ipaddress mirror async addgroup name <name> 5. 何らかの理由でミラーがフラクチャされている場合は syncgroup オプション ( 次を参照 ) を使用して プライマリ イメージとセカンダリ イメージを再同期できます naviseccli h SP ipaddress mirror async syncgroup name <name> 6. ミラーが同期状態または Consistent( コンシステント ) 状態のときは 次のコマンドを使用して 保護されたサイトまたはリカバリ サイトですべての LUN を ESX CLARiX ストレージ グループに追加できます ( まだ追加していない場合 ) naviseccli h SP ipaddress storagegroup addhlu gname <ESX CLARiiON Storage Group Name> -hlu <Host Device ID> -alu <Array LUN ID> SRM テストを目的とした SnapView による SnapView スナップショットの構成 SRM テストを行うには SRM リカバリ サイトのアレイにスナップショットを作成する必要があります スナップショットを作成および構成するにはウィザードを使用します このウィザードにより 予約済み LUN プール内に配置する LUN が自動的に作成されます デフォルトでは 20% のストレージ容量が スナップショットが作成された LUN に割り当てられます この容量が現在の環境で十分でない場合は 必要なパーセンテージを選択して この値を上書きします スナップショットを SRM リカバリ サイトの適切な CLARiX ストレージ グループに追加するにはウィザードを使用します また SnapView スナップショットの構成ウィザードを使用して SRM 保護サイトのアレイ上にスナップショットを作成することもできます この手順は フェイルバックが必要なときにはすでに実行されています EMC CLARiX の VMware ESX との統合高度なテクノロジー 54

55 図 28:SnapView スナップショットの構成ウィザード SRM テストを目的とした NaviSecCLI による SnapView スナップショットの構成 1. SnapView セッション用にバインドされた LUN を予約済み LUN プールに追加します naviseccli h SP ipaddress reserved lunpool addlun <LUN IDS separated by spaces> 2. リカバリ サイトで LUN ごとにスナップショットを作成し そのスナップショットをリカバリ サイトの ESX の CLARiX ストレージ グループに追加します ( 注 : このスナップショットは ユーザーが SRM フェイルオーバー動作をテストするまでアクティブ化されません これにより SRM はセッションを作成し 対応するスナップショットでこのセッションをアクティブ化します ) naviseccli h SP ipaddress snapview createsnapshot <LUN ID> -snapshotname VMWARE_SRM_SNAP 2 _LUNID naviseccli h SP ipaddress storagegroup addsnapshot gname <ESX CLARiiON Storage Group name> -snapshotname <name of snapshot> 2 SRA アダプタが適切に機能するには VMWARE_SRM_SNAP というテキストがこの名前に必 要です EMC CLARiX の VMware ESX との統合高度なテクノロジー 55

56 Navisphere CLI と MirrorView の使用方法の詳細については Powerlink にある MirrorView/Synchronous Command Line Interface (CLI) Reference MirrorView/Asynchronous Command Line Interface (CLI) Reference SnapView Command Line Interface (CLI) References を参照してください EMC では ミラーおよびコンシステンシ グループが構成されてから vcenter Infrastructure で CLARiX MirrorView Adapter および SRM を構成することをお勧めします インストールおよび構成手順については VMware SRM Administration Guide および EMC MirrorView Adapter for VMware Site Recovery Manager Version 1.4 Release Notes を参照してください SRM 保護グループ 保護グループは 災害発生時にリカバリ サイトに移行する項目を指定します たとえば VM ( 仮想マシン ) リソース プール データストア ネットワークなどを指定できます 保護グループはプライマリ サイトに作成されます SRM が保護する対象に応じて VM を使用するか 保護対象のアプリケーション ( 複数 VM にわたる分散アプリケーションなど ) に基づくか 保護グループを定義できます 通常 SRM 保護グループと CLARiX コンシステンシ グループ間には 1 対 1 マッピングが存在します ただし CLARiX モデルが 保護グループ内で保護対象のデバイスの数をサポートしていない場合は 保護グループごとに複数の CLARiX コンシステンシ グループを作成できます 表 5 は 各コンシステンシ グループで許可されているデバイスの最大数を示しています 表 5. 同期ミラーおよびコンシステンシ グループの最大数 パラメータ CX4-120 CX4-240 CX4-480 CX4-960 ストレージ システムあたりのミラーの総数コンシステンシ グループあたりのミラーの総数ストレージ システムあたりのコンシステンシ グループの総数 EMC CLARiX の VMware ESX との統合高度なテクノロジー 56

57 表 6. 非同期ミラーおよびコンシステンシ グループの最大数 パラメータ CX4-120 CX4-240 CX4-480 CX4-960 ストレージ システムあたりのミラーの総数コンシステンシ グループあたりのミラーの総数ストレージ システムあたりのコンシステンシ グループの総数 注 : ストレージ システムあたり許可されているコンシステンシ グループの最大数は 64 です この総数には MirrorView/A と MirrorView/S の両方のコンシステンシ グループ数が考慮されています CLARiX CX3 ストレージ システムの同期 / 非同期ミラーおよびコンシステンシ グループの最大数については Powerlink の EMC CLARiiON Open Systems Configuration Guide を参照してください SRM リカバリ計画 SRM リカバリ計画とは データ センターのオペレーションを 保護されているサイトからリカバリ サイトに切り替える際に必要な手順のリストのことを言います このリカバリ計画はリカバリ サイトで作成され 保護されているサイトで作成された 1 つまたは複数の保護グループに関連づけられています さまざまなリカバリ優先度がフェイルオーバー時に必要な場合は 保護グループに対して複数のリカバリ計画を定義できます リカバリ計画の目的はフェイルオーバーの優先度を確認することです たとえば アプリケーション サーバの前にデータベース管理サーバの電源をオンにする必要がある場合は リカバリ計画でデータベース管理サーバを起動してから アプリケーション サーバを起動します 優先度を設定したらリカバリ計画をテストして リカバリ サイトで業務が中断しないようにアクティビティの順序を適切に設定します SRM リカバリ計画のテスト SRM リカバリ計画を作成したら その計画によって予測どおりに動作が行われるかをテストすることが重要です 図 29 にリカバリ計画を示します 計画をテストするには メニュー バーの [Test] ボタンをクリックします EMC CLARiX の VMware ESX との統合高度なテクノロジー 57

58 図 29:SRM リカバリ計画 このテストを実行中 次のイベントが発生します 1. 本番 VM が引き続き動作しています 2. 前に作成したスナップショットに対して CLARiX SnapView セッションが作成およびアク ティブ化されます 3. SRM 保護グループ内で作成されたすべてのリソースがリカバリ サイトに引き継がれます 4. リカバリ計画で定義された順番で VM の電源がオンになります リカバリ計画に従ってすべての VM の電源がオンになったら SRM は テストが適切に動作することをユーザーが確認するまで待機します これを確認するには リカバリ サイトで起動した VM のコンソールを開いて データをチェックします データをチェックしたら [Continue] ボタンをクリックします すると 環境が元の本番の状態に戻ります SRM リカバリ計画および保護グループの詳細については VMware SRM Administration Guide を参照してください EMC CLARiX の VMware ESX との統合高度なテクノロジー 58

59 SRM リカバリ計画の実行 SRM リカバリ計画を実行することは環境をテストすることと似ています この 2 つの違いを次に示します SRM リカバリ計画を実行するのは 1 回ですが SRM テストはユーザーの介入なしに複数回実行できます 実行された SRM リカバリ計画中は SnapView スナップショットは関与しません MirrorView セカンダリ コピーは新しいプライマリ LUN としてプロモートされ 本番オペレーションで使用されます リカバリ計画を実行したら 手動操作によって元の本番サイトで運用を再開する必要があります 災害が宣言された場合にのみ リカバリ サイトの運用を再開するために SRM リカバリ計画を実行する必要があります フェイルバック シナリオ 災害の特性 およびデータ センター インフラストラクチャのどの部分が災害の影響を受けるかによって 元の本番データ センターのリストアに必要な手順が決まります MirrorView のさまざまなフェイルバック シナリオの対処方法の詳細については Powerlink のホワイト ペーパー MirrorView Knowledgebook を参照してください MirrorView SRA でのこうしたフェイルバック シナリオの対処方法の詳細については EMC MirrorView Adapter for VMware Site Recovery Manager Version 1.3 Release Notes を参照してください Unisphere/Navisphere の VM 対応機能 Unisphere/Navisphere の VM 対応機能は VMware vcenter Server で管理される仮想マシンを自動的に検出し エンド ツー エンドの仮想対物理のマッピング情報を提供します この機能は FLARE 29 で使用でき VM から LUN または LUN から VM へのマッピングをすばやく行えるようにするほか ESX サーバ ファイルシステムおよび VM デバイス マッピング情報をインポートします また FLARE リリース 29 以降が実行されている CX4 ストレージ システムでのみ利用できます CLARiX は ESX または VCenter API と直接対話し 通信は IP 経由のアウト オブ バンド通信です この機能は ESX 4 ESX 3.5 ESXi サーバおよび vcenter2.5 以降でサポートされています VMware 環境に関する詳細情報を確認するには Navisphere のタスク バーの [Import Virtual Server] オプションを使用して ESX または vcenter のユーザー資格情報を入力します 図 30 で示すように [Storage group] タブには VMFS データストア名とマップされた raw LUN 情報が表示されます EMC CLARiX の VMware ESX との統合高度なテクノロジー 59

60 図 30:ESX 4 ファイルシステム情報の表示 [ESX host] ダイアログ ボックスには [Virtual Machines] タブがあり ESX サーバ上の仮想マシンが表示されています ゲスト ホスト名 IP アドレス オペレーティング システム情報を表示するには VMTools を VM にインストールして構成し 実行する必要があります 図 31:ESX サーバで使用可能な [Virtual Machine] タブ EMC CLARiX の VMware ESX との統合高度なテクノロジー 60

61 図 31 の仮想マシンのいずれかをクリックすると 図 32 の [Virtual Machine Properties] ダイアログ ボックスが表示され どの LUN がこの仮想マシンに割り当てられているか およびどのように構成されているかを確認できます この例では 仮想マシンの VM 構成 (.vmx) ファイルの場所 仮想ディスクのプロパティ (thick または thin) マップされた raw ボリューム情報が表示されています また シン仮想ディスクに対する割り当て済み容量および使用済み容量が示されています 図 32:[Virtual Machine Properties] ダイアログ ボックス さらに Navisphere タスク バーのレポート作成ウィザードを使用して 仮想マシン レポートと呼ばれる新しいレポートを生成できます このレポートでは LUN から VM へのデバイス マッピングの概要を確認できます EMC CLARiX の VMware ESX との統合高度なテクノロジー 61

62 図 33: 仮想マシン レポート FLARE リリース 29 以降の検索機能を使用すると 特定の仮想マシンを検索できます 必要な仮想マシンが見つかったら [Virtual Machine Properties] ダイアログ ボックスに直接アクセスし 次に示すように LUN に関する詳細情報とその仮想マシンにおける LUN の使用状況を確認できます EMC CLARiX の VMware ESX との統合高度なテクノロジー 62

63 図 34:Navisphere の 高度な検索 機能を使用した仮想マシンの検索 EMC CLARiX の VMware ESX との統合高度なテクノロジー 63

64 使用例 VM のパフォーマンスに関する問題 : 仮想マシンが使用している LUN を確認します VM 対応 Unisphere/Navisphere 使用前 VMFS を使用している場合 :VMware Client GUI で [VM"EditSetting"] ダイアログ ボックスを開いて VM ハード ディスクが使用するデータストアを確認します そのデータストアの ESX デバイス名を確認します RDM を使用している場合 :RDM デバイスを使用して RDM マッピング ファイルが含まれるデータストアを確認します そして データストアの ESX デバイス名を確かめます VM 対応 Unisphere/Navisphere 使用後 Navisphere で 名前または IP によって VM を検索します [Virtual Machine Properties] ダイアログ ボックスで VM が使用する LUN を確認します 10 台の ESX サーバがあり それぞれに 10 台の VM が含まれている場合 この手順では Unisphere または Navisphere Manager で 15 回クリックすることが必要がです 次に Unisphere/Navisphere で その ESX デバイス名の LUN を確認します 10 台の ESX サーバがあり それぞれに 10 台の VM が含まれている場合 この手順では Unisphere/Navisphere Manager と vcenter の両方で約 60 回クリックする必要があります VMware 環境に対する変更の検証 : すべての VM からすべての LUN へのマッピングを確認して記録します VM 対応 Unisphere/Navisphere 使用前 CLARiX への ESX デバイスのマッピング レポートを生成します VMware 管理は vcenter で複数の手順を実行して どの VM ディスクがどの LUN を使用しているかを計算し 2 つのレポートを並べて表示します このマッピング情報の更新済み Excel スプレッドシートを維持することもできます 10 台の ESX サーバがあり それぞれに 10 台の VM が含まれている場合 この手順では Unisphere/Navisphere Manager と vcenter の両方で約 500 回クリックする必要があります VM 対応 Unisphere/Navisphere 使用後 CLARiX LUN への VM ディスクのエンド ツー エンドのマッピング レポートを生成します このレポートには VM から LUN へのすべてのマッピングが表示されており 既存の VM ストレージ割り当てを調べることができます このレポートのツリー ビューには VMotion ストレージと VMotion の変更が示されています このレポートを使用して パフォーマンス セキュリティのコンプライアンス 高可用性に関する VM ストレージ プランニングを実行できます 10 台の ESX サーバがあり それぞれに 10 台の VM が含まれている場合 この手順では Unisphere または Navisphere Manager で 10 回クリックする必要があります EMC CLARiX の VMware ESX との統合高度なテクノロジー 64

65 キャパシティ プランニング (ESX 4.x および ESX 4i): どのくらいのストレージが特定の LUN の VM によってコミット超過になっているか また使用されているかを特定し VM が領域不足にならないようにします VM 対応 Unisphere/Navisphere 使用前 シン仮想ディスク オプションを備えた仮想ディスクが特定の LUN に複数作成されている場合は 各仮想マシンにアクセスして その容量割り当てを確認する必要があります まず Unisphere/Navisphere で 特定の LUN に対する VMware ESX と ESX デバイス名を確認する必要があります 次に VMware Client GUI で この ESX デバイス名のデータストアを確認します ( 存在する場合 ) データストア (VMFS) ごとに このデータストアを使用しているすべての VM を確認します また 各 VM のハード ディスクの LUN の使用状況と容量割り当てを確認します さらに VMFS データストアを参照して 特定のデータストアにある仮想ディスクの使用済み容量を確認します 10 台の ESX サーバがあり それぞれに 10 台の VM が含まれている場合 この手順では Unisphere/Navisphere Manager と vcenter の両方で約 60 回クリックすることが必要です VM 対応 Unisphere/Navisphere 使用後 Unisphere/Navisphere の [LUN Properties] ダイアログ ボックスでは 名前で LUN を検索し 影響を受ける ESX サーバと VM( ハードディスク ) を確認できます すべての VM を拡張および選択すると この LUN の VM に対して確保された領域の合計と この LUN の VM によってコミットされた領域の合計を確認できます 注意 : すべての LUN のすべてのコミット超過 VM に関する情報が必要な場合は VM 対応 Unisphere/Navisphere インタフェースを使用して 2 つ (LUN および仮想マシン ) のレポートを実行します 10 台の ESX サーバがあり それぞれに 10 台の VM が含まれている場合 この手順では Unisphere または Navisphere Manager で 15 回クリックする必要があります EMC Virtual Server Integrator EMC Virtual Server Integrator は VMware vcenter 管理インタフェース内で EMC ストレージ デバイス (Symmetrix および CLARiX) およびストレージ システムを管理するための機能です CLARiX 環境で EMC Virtual Server Integrator を実行するための要件を次に示します VMware vcenter 2.5 以降 Solutions Enabler ソフトウェアのインストール Virtual Server Integrator プラグ インのインストール ( ライセンス不要 ) vcenter で [Managed Plugin] タブを使用して Virtual Server Integrator プラグ インを有効化します ナビゲータ バーの [Home] アイコンを選択し [EMC Storage] タブをクリックして vcenter で CLARiX ストレージ システムを検出します SPA および SPB の IP アドレスおよび検出する CLARiX ストレージ システムのユーザー名とパスワードを入力します 前述のソフトウェアがインストールされ Solutions Enabler によって CLARiX ストレージ システムが検出されたら 次の 2 つの図に示すように [EMC Storage] タブに CLARiX ストレージ システムに関する詳細情報が表示されます EMC CLARiX の VMware ESX との統合高度なテクノロジー 65

66 図 35:VMware vcenter 内の CLARiX SP およびポート情報 図 36:VMware vcenter 内の表示可能な CLARiX LUN の詳細情報 EMC CLARiX の VMware ESX との統合高度なテクノロジー 66

67 図 37:VMware vcenter 内の表示可能な仮想マシンおよび対応する CLARiX LUN の詳細情報 EMC Virtual Server Integrator のインストールおよび構成の詳細については Powerlink のホワイト ペーパー Using the EMC Virtual Server Integrator for Virtual Infrastructure Client を参照してください VAAI(vStorage APIs for Array Integration) VAAI(vStorage APIs for Array Integration) は VMware vsphere が VMware ホスト ベース機能の代わりに効率的なディスク アレイ ストレージ機能を利用できる API のセットです vstorage API を使用すると VMware vsphere とストレージ ハードウェア間の緊密な統合が実現し 次のことが可能になります 仮想 VM 内で実行されているアプリケーションのサービス品質の向上 迅速なプロビジョニングを可能にすることで可用性が向上 仮想マシンの拡張性が向上 vsphere 4.1 では VMFS データストアおよび RDM ボリュームの両方の vstorage API がサポートされています また vstorage API は CX4 アレイ (FC プロトコルおよび iscsi プロトコル ) でのみ機能します VAAI サポートを有効にするため VMware vsphere サーバにプラグ インやソフトウェアをインストールする必要はありませんが ホストで新しい vstorage API を活用するには ストレージ システムで適切なレベルの FLARE コード ( リリース 30 以降 ) を実行することが必要です ストレージ システムで適切なレベルの FLARE コードが実行されていない場合は そのホストでは特定の操作の実行に従来のより効率の低いコマンドを使用せざるを得ません vsphere 4.1 に実装される 3 つの VAAI 機能は次のとおりです ブロック ゼロ フル コピー アレイ補助ロック EMC CLARiX の VMware ESX との統合高度なテクノロジー 67

68 ブロック ゼロ 仮想ディスクまたはマップされた raw LUN で最もよく使用する操作の 1 つは ディスクをゼロで初期化することです この初期化では CPU メモリ および HBA または NIC キューの SCSI コマンドに関してホスト リソースを占有します CLARiX ストレージ システムでは VMware ESX ホストが指定した領域をゼロ消去するメカニズムを実装することにより この操作を効率的に行うことができます ESX ホストが CLARiX に WRITE_SAME SCSI コマンドを発行し 次にストレージ システムが対象ブロックをゼロ消去したら done を ESX ホストに返します このメカニズムは CPU メモリ およびホストからストレージ システムに発行される SCSI コマンドを削減します また この統合により ネットワークを介してストレージ システムに送信する SCSI コマンド (WRITE_SAME) を削減することで ホスト I/O トラフィックが削減され 冗長で反復的なホストの WRITE コマンドがなくなります ブロック ゼロ機能は vclient または ESX コンソールのいずれかを使用して VMware vsphere で有効にできます 図 38 に VMware vclient でブロック ゼロ機能を有効にする方法を示します ESX サーバで [Configuration] タブ >[Software] タブの下にある [Advanced Settings] の順に選択して [DataMover.Hardware AccleratedInit] オプションを 1 に変更します この機能は VMware vsphere 4.1 を使用する場合は デフォルトで有効です 図 38:VMware vclient でのブロック ゼロ機能の有効化 次のコマンドを ESX 4.1 コンソールに発行すると アレイの加速的ゼロ機能を有効にできます esxcfg-advcfg -s 1 /DataMover/HardwareAcceleratedInit EMC CLARiX の VMware ESX との統合高度なテクノロジー 68

69 使用例 ゼロを含むシンまたは zeroedthick 仮想ディスク ( 割り当て未使用 ) に対する任意の初期 I/O でこの機能を使用する フォルト トレランス機能では仮想ディスクが eagerzeroedthick フォーマットである必要があるので フォルト トレラントが有効になっている VM を作成する場合は迅速なプロビジョニングとこの機能を併用する MSCS クラスタリング用に構成されている VM では eagerzeroedthick フォーマット オプションも使用できる [same format as source] オプションが選択されているときに テンプレートから VM をクローン作成や 新規作成する場合はこの機能を使用する テンプレートから VM をクローン作成や 新規作成するときに [same format as source] オプションが選択されている場合は ソースが eagerzeroedthick フォーマットで構成されるため ターゲットの VM も eagerzeroedthick フォーマットとして構成される vcenter の [Thick] オプションでは eagerzeroedthick フォーマットではなく zeroedthick フォーマットを使用します フル コピー 仮想ディスクを移行またはコピーする際は データ ブロックのクローンが作成されます ファイル ブロックのクローン作成では ESX の CPU メモリ HBA キューが必要です このリソースの使用量は コピーされるデータ量に直接比例します フル コピー機能では クローン作成操作の負荷をストレージ システムに分散します ホストがアレイに EXTENDED COPY SCSI コマンドを発行し ソース LUN からターゲット LUN または同一のソース LUN にデータをコピーするようアレイに指示します アレイは効率的なアレイ内のメカニズムを使用して データをコピーし ホストに Done を返します コピーが必要なデータ量によっては ホストが複数の EXTENDED COPY コマンドを発行する場合があります アレイがコピー操作を実行するので ホストからアレイへの不要な読み取りおよび書き込み要求は発生しなくなり ホストの I/O トラフィックが大幅に削減されます フル コピー機能は ソース LUN およびターゲット LUN が同じ CLARiX ストレージ システムに属している場合に限りサポートされます ソース LUN およびターゲット LUN がアライメントされていない (vsphere Client で作成されたすべてのデータストアは自動的にアライメントされる ) 場合は フル コピー操作が失敗するため 従来の基本的な方法でデータをコピーします アレイの加速的コピー機能を利用するには CLARiX ストレージ システムで failovermode 4(ALUA モード ) を使用して ESX ホスト イニシエータのレコードを構成する必要があります 図 39 に VMware vclient でフル コピー機能を有効にする方法を示します ESX サーバで [Configuration] タブ > [Software] の下にある [Advanced Settings] の順に選択して [DataMover.Hardware AccleratedMove] オプションを 1 に変更します この機能は VMware vsphere 4.1 を使用する場合は デフォルトで有効です EMC CLARiX の VMware ESX との統合高度なテクノロジー 69

70 図 39:VMware vclient でのフル コピー機能の有効化 次のコマンドを ESX 4.1 コンソールに発行すると アレイの加速的ゼロ機能を有効にできます 事例 esxcfg-advcfg -s 1 /DataMover/HardwareAcceleratedMove Storage VMotion はこの機能を使用して 同一ストレージ システム上での LUN 間の移行を実行できる vcenter Cloning ではこの機能を使用して 同一 LUN または異なる LUN 上で VM の複数のコピーを作成できる 同一 LUN または異なる LUN 上で基本テンプレートから VM を作成する場合にこの機能を使用できる ハードウェア補助ロック VMFS-3 は複数の ESX ホストからの LUN への同時アクセスを可能にするクラスタ化されたファイルシステムです VMFS-3 は 仮想マシンでの VMotion High Availability Distributed Resource Scheduling などのクラスタ全体に対する操作の基盤です VMFS-3 は 他のホストが特定の仮想ディスクの電源をオンにすることや 共有できないようにするため ロックを利用しています このロック プロトコルは VMFS-3 ボリューム上のさまざまなメタデータのセットを保護するオン ディスク ロックに基づいています EMC CLARiX の VMware ESX との統合高度なテクノロジー 70

71 この基本的な方法では ホストがロックを安全に読み取り 更新できるように LUN 全体をリザーブします LUN がリザーブされているときは 他のホストがその LUN に対して I/O を実行できません ハードウェア補助ロック機能には 新しい COMPARE コマンドおよび SWAP SCSI コマンドがあります このコマンドでは ホストがアクセスする必要のある LUN の一部をロックできます COMPARE コマンドおよび SWAP SCSI コマンドが発行されると LUN の要求された部分がロックされていないことを確認します その部分がロックされていない場合は I/O を実行します 細分化された 形式のロックでは 他のホストがロックされていない LUN の一部に対して I/O を発行することができます これを実行するには LUN のその部分を更新する前に COMPARE コマンドおよび SWAP SCSI コマンドを使用してその場所を比較し 他のホストがロックを保持していないことを確認します 図 40 に VMware vclient でハードウェア補助ロック機能を有効にする方法を示します ESX サーバで [Configuration] タブ > [Software] の下にある [Advanced Settings] の順に選択して [VMFS-3.Hardware AccleratedLocking] オプションを 1 に変更します この機能は VMware vsphere 4.1 を使用する場合は デフォルトで有効です 図 40:VMware vclient でのハードウェア補助ロック機能の有効化 次のコマンドを ESX 4.1 コンソールに発行すると アレイの加速的ゼロ機能を有効にできます 事例 esxcfg-advcfg -s 1 /VMFS3/HardwareAcceleratedLocking VMware View 環境および Lab Manager 環境では 電力状態の操作 ( 電源オン / 電源オフ / スナップショット / チェックポイント / 再開 ) でこの機能からメリットを得られる VMotion Storage VMotion DRS などのクラスタ全体に対する操作ではこの機能からメリットを得られる 多くの VM 展開している大規模なクラスタでは特に役立つ EMC CLARiX の VMware ESX との統合高度なテクノロジー 71

72 この機能では リザーブを回避することによりラウンド ロビンによるロード バランスを向上できる CLARiX Plug-in for VMware CLARiX Plug-in for VMware は 共通のユーザー インタフェースを使用してタスクの一部を自動化することにより ストレージ管理者と VMware 管理者のキャップを解消するように設計されています このツールでは プロビジョニング タスクを自動化することにより ストレージ リソースの一元管理が実現し 生産性が向上します このツールは リリース 29 が実行されている CX4 ストレージ システムでサポートされており VMware vsphere 4.x で機能します ソフトウェア要件は次のとおりです Powershell バージョン 2.0 Navisphere Secure CLI( リリース 29) VMware で提供される PowerCLI vsphere Virtual Infrastructure Client 4.x CLARiX Plug-in for VMware(.exe) 次の個条書きのリストおよび図 41 に このプラグ イン ツールで実行できる内容をまとめます 1 つ以上の RDM ボリュームまたはデータストアを作成する 空のデータストアを削除する vcenter Cloning を使用して仮想マシンを作成し スナップショット クローンなどの CLARiX レプリケーション テクノロジーを使用してテンプレートを作成する レプリケーションされた仮想マシンを View Manager に公開する 図 41:CLARiX プラグ インの構成 プロビジョニング レプリケーションの各オプション EMC CLARiX の VMware ESX との統合高度なテクノロジー 72

73 ストレージ アクセスは storagepools.xml と呼ばれる XML 構成ファイルを使用して定義されます このファイルは メモ帳などの Windows アプリケーションを使用して変更できます また ストレージ プール (RAID グループ シン プールなど ) と呼ばれるエンティティを定義できます このエンティティは プロビジョニング用の LUN の作成やレプリカの作成に使用できます また ESX サーバのクラスタ用のデータストアや RDM ボリュームを作成するには アレイ RAID タイプ RAID グループ シン プール名などの詳細を理解しておく必要があります 図 42:CLARiX プラグ インでの新しいデータストアの作成 CLARiX Plug-in for VMware のインストールおよび構成の詳細については Powerlink の CLARiiON Plug-in for VMware Installation and Configuration Guide を参照してください EMC CLARiX の VMware ESX との統合高度なテクノロジー 73

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