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たいちさわまつ
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1 資料 1-3 我が国の宇宙開発利用の現状 ( データ集 ) 平成 2 2 年 2 月 2 3 日内閣官房宇宙開発戦略本部事務局

2 宇宙基本法 ( 骨子 ) 第 169 回国会において 3 党 ( 民主党自由民主党公明党 ) の合意の法案を衆議院内閣委員長提案として上程平成 20 年 5 月 28 日公布 ( 平成 20 年法律 43 号 ) 平成 20 年 8 月 27 日施行宇宙開発利用に関する基本理念宇宙開発利用に関する基本理念宇宙の平和的利用国民生活の向上等産業の振興人類社会の発展国際協力等の推進環境への配慮基本的施策基本的施策国民生活の向上等に資する人工衛星の利用国際社会の平和安全の確保我が国の安全保障に資する宇宙開発利用の推進人工衛星等の自立的な打上げ等民間事業者による宇宙開発利用の促進宇宙開発利用に関する技術の信頼性の維持及び向上宇宙の探査等の先端的な宇宙開発利用宇宙科学に関する学術研究等の推進宇宙開発利用の分野における国際協力の推進等環境と調和した宇宙開発利用の推進及び宇宙の環境保全のための国際的な連携の確保宇宙開発利用に係る人材の確保養成及び資質の向上宇宙開発利用に関する教育学習の振興等宇宙開発利用に関する情報の管理宇宙開発利用の司令塔宇宙開発利用の司令塔宇宙開発戦略本部の設置による宇宙開発利用に関する施策の総合的計画的な推進内閣に設置 ( 内閣総理大臣が本部長内閣官房長官と宇宙開発担当大臣が副本部長その他の全ての国務大臣が本部員 ) 宇宙基本計画の作成体制の見直しに係る検討等体制の見直しに係る検討等宇宙活動に関する法制の整備宇宙航空研究開発機構 (JAXA) 等の在り方等の見直し ( 施行後 1 年を目途 ) 宇宙開発利用に関する施策の総合的一体的な推進のための行政組織の在り方等の検討 1

3 我が国の宇宙開発利用に係る行政組織内閣内閣 / 宇宙開発戦略本部宇宙開発戦略本部本部長内閣総理大臣宇宙開発利用を我が国の国家戦略と位置付け宇宙開発戦略本部を中心に政府一体となった宇宙開発利用に関する施策を推進副本部長本部員内閣官房長官宇宙開発担当大臣上記以外の全ての国務大臣宇宙開発戦略専門調査会月探査に関する懇談会宇宙開発戦略本部事務局今後の宇宙政策の在り方に関する有識者会議内閣官房農林水産省内閣情報調査室内閣衛星情報センター経済産業省新エネルキー産業技術総合開発機構内閣府国土交通省警察庁気象庁外務省環境省国立環境研究所総務省情報通信研究機構防衛省文部科学省宇宙航空研究開発機構 (JAXA) その他の省庁 2

4 平成 22 年度宇宙関係予算案平成 22 年度予算案における宇宙関係予算は対平成 21 年度予算比約 90 億円減 ( 約 2.6% 減 ) の総額約 3,390 億円を計上 ( 平成 21 年度第 2 次補正予算に 5,076 百万円を別途計上しており実質上は約 40 億円減 ( 約 1.1% 減 ) ) 4,000 ( 単位 : 億円 ) [ 宇宙関係予算の推移 ] 防衛省 60,933 (+2,914) 内閣官房 63,638 ( 689) [ 省庁別内訳 ] 内閣府 801 (+562) 3,000 国土交通省 10,954 ( 693) 環境省 1,682 (+174) 警察庁 782 (+73) 総務省 4,372 ( 191) 外務省 190 (+3) 経済産業省 9,130 ( 307) 農林水産省 1,110 (+380) 文部科学省 185,373 ( 11,240) 2,000 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 ( 単位 : 百万円 ) [ 主な施策 ] 準天頂衛星関連 ( 総務文科経産国交 ) 9,963 ( 1,851) 金星探査機 (PLANET C)( 文科 ) 9,709 (+3,646) 小型化等による先進的宇宙システムの研究開発 ( 経産 ) 2,246 (+608) 宇宙利用促進調整委託費 ( 文科 ) 492 (+192) 宇宙航空研究開発機構 ( 文科 ) 180,005 ( 12,445) 情報収集衛星関係経費 ( 内閣情報調査室 ) 63,638 ( 689) 弾道ミサイル防衛 (BMD) 関連 ( 防衛 ) 39,932 (+934) ( 単位 : 百万円 ) 3

5 日本米国欧州宇宙関係予算の比較推移など宇宙基本法の制定などを受け我が国の宇宙関係予算が増加したものの未だ米国の約 13 分の 1 欧州の半分以下宇宙機器産業の売上も米国 (3 兆 4,100 億円 (2009 年 )) の約 15 分の 1 欧州 (6,968 億円 (2007 年 )) の約 3 分の 1 程度 ( 日本の宇宙機器産業 :2,264 億円 (2007 年 )) 50 ( 千億円 ) 4 兆 5,652 億円 40 日本欧州 (1 ユーロ :130 円 ) 30 米国 (1 ドル :100 円 ) ,986 億円 2001 年 2002 年 2003 年 2004 年 2005 年 2006 年 2007 年 2008 年 2009 年 3,488 億円 1 日本の予算は 2008 年以降は宇宙利用予算を含む 2 欧州の 2008 年度以降の情報なし出典 : 日本航空宇宙工業会平成 20 年度宇宙産業データブック 4

我が国の宇宙開発利用に係る取組み我が国における宇宙開発利用については気象衛星や放送

衛星がカーナビゲーション等に活用されている今後はその使用目的等を踏まえた人工衛星の高性能化小型化

極軌道衛星 ( 高度約 600~1,000km) 地球環境変動に係る要因 ( 温室効果ガス水循環

衛星がカーナビゲーション等に活用されている我が国としては現在 GPS 衛星を補完

発展途上国における利用ニーズが拡大我が国としては通信放送衛星に係る研究開発を進めてきたところである

6 我が国の宇宙開発利用に係る取組み我が国における宇宙開発利用については気象衛星や放送通信衛星等の人工衛星を中心に日常の国民生活に浸透してきているまた軌道によっては地球全域の観測が可能である特性を有することから地球環境変動や災害時の状況把握等に地球観測衛星が活用されている他米国のGPS 衛星がカーナビゲーション等に活用されている今後はその使用目的等を踏まえた人工衛星の高性能化小型化シリーズ化等を通じて国民生活の向上や産業競争力の強化等を図ることが必要地球観測環境変動観測測位通信放送光学センサーやレーダーによる衛星画像については地図作製資源探査森林監視流氷の探知による航行の安全等に活用している他国民の安全安心の観点から内閣官房警察庁外務省等が活用極軌道衛星 ( 高度約 600~1,000km) 地球環境変動に係る要因 ( 温室効果ガス水循環海面温度等々 ) の観測を米国欧州等の諸外国と協力して実施している米国の GPS 衛星がカーナビゲーション等に活用されている我が国としては現在 GPS 衛星を補完補強する準天頂衛星システムに係る研究開発を進めている通信放送衛星については日常生活に定着発展途上国における利用ニーズが拡大我が国としては通信放送衛星に係る研究開発を進めてきたところである商用衛星の受注は SuperBird7 に加え昨年初めて海外の衛星 ( シンガポール台湾の合弁会社 )1 機の受注に成功気象静止軌道衛星 ( 高度約 36,000km) 気象衛星ひまわりについては国土交通省 ( 気象庁 ) が運用を担当現在の 6 号及び 7 号の運用が平成 27 年度に終了することから平成 21 年度より後継機の開発に着手することが必要 5

7 NHK 我が国の宇宙開発利用の状況 ( 例 ) 情報収集衛星情報収集衛星は外交防衛等の安全保障及び大規模災害等への対応等の危機管理のために必要な情報の収集を主な目的として運用中 Boeing 通信衛星スーパーバード 6 号米国製 Lockheed Martin 放送衛星 (BSAT-3a) 米国製衛星を利用したデータ通信など衛星を利用した放送弾道ミサイル防衛電話データ通信衛星放送 DIGITALGLOBE 衛星からの撮像 ( イメージ図 ) 画像による情報収集信放送に作成された地図等通災害被災状況の把握全保障利用サービス安観測安全保障地球観測危機管理通信放送宇宙科学測位測地図作成資源探査農業漁業への活用査衛星だいちからのデータを元陸域海面災害監視利用サービス太陽系探境観測陸域観測技術衛星だいち環天文観測だいちに搭載したセンサーの種類光学センサー太陽光が物にあたり反射した光や対象物から放出 ( 放射 ) する熱を測定することで植物森林田畑等の分布状況や河川湖沼市街地等の地上状態の観測が可能使用例 ) 地図作成や地域観測など気象能動型レーダー対象物が反射するマイクロ波を測定することで山や谷等の地形を観測するのに適するマイクロ波は雲の影響が少ないため夜間や悪天候時にも観測が可能使用例 ) 資源探査や災害把握など気候変動予測天気予報太陽系の観測星や銀河の観測北半球の海面水温の上昇を解析気象衛星ひまわりの画像天文観測の衛星の種類位天文観測の衛星の種類太陽観測衛星ひので (SOLAR-B) 赤外線天文衛星あかり (ASTRO-F) X X 線天文衛星すざく (ASTRO-EII) 航空管制電波天文観測衛星はるか (MUSES-B) 等等月探査 GPS( カーナビ等 ) 惑星小惑星等探査測量 2008 Space Systms/Loral ひまわり 6 号 (MTSAT-1R) 米国製 US Air Force ひのでで観測された太陽のフロミネンスひので (SOLAR-B) NTT DoCoMo 写真図表提供 JAXA GPS 衛星 (NAVSTAR) 米国製 GPS を利用したパーソナルナビやカーナビ等 (GPS:Global Positioning System) はやぶさの試料採取のイメージ図かぐやから見た地球太陽系探査の衛星の種類月周回衛星かぐや (SELENE) 小惑星探査機はやぶさ (MUSEC-C) 6

宇宙科学分野の主な取組み宇宙科学分野における研究開発については大学共同利用機関としての機能を有する宇宙航空研究開発機構 (

主な研究分野としては我が国の特長や強みを活かした太陽系探査天文観測が中心太陽系探査太陽系探査天文観測天文観測月

が世界で初めてハイビジョンによる月の映像を撮影するとともに月の起源に係る調査を進めた人工衛星に搭載した赤外線やX

これまで世界的に使用されてきた宇宙マップの大幅な書き換えを行い現在では世界的な標準の宇宙マップとして活用されているまた

) 小惑星探査小惑星探査については平成 15 年に打ち上げられたはやぶさが小惑星イトカワの着陸に世界で初めて成功

8 宇宙科学分野の主な取組み宇宙科学分野における研究開発については大学共同利用機関としての機能を有する宇宙航空研究開発機構 ( 宇宙科学研究所 ) を中心に推進また必要に応じ諸外国との役割分担の下国際共同プロジェクトとして実施主な研究分野としては我が国の特長や強みを活かした太陽系探査天文観測が中心太陽系探査太陽系探査天文観測天文観測月惑星探査月惑星探査については平成 19 年に打ち上げられた月周回衛星かぐやが世界で初めてハイビジョンによる月の映像を撮影するとともに月の起源に係る調査を進めた人工衛星に搭載した赤外線やX 線による観測センサーを用いた宇宙科学研究を推進これまでにも平成 18 年に打ち上げられた赤外線観測衛星あかりによりこれまで世界的に使用されてきた宇宙マップの大幅な書き換えを行い現在では世界的な標準の宇宙マップとして活用されているまた本年金星探査機を打ち上げる予定の他欧州との国際協力の下水星の探査を推進している金星探査機の軌道上概観図 ( イメージ ) 小惑星探査小惑星探査については平成 15 年に打ち上げられたはやぶさが小惑星イトカワの着陸に世界で初めて成功現在イトカワの表面で採取した試料とともに地球に向けて飛行中本年 6 月を目途の帰還見込みはやぶさの試料採取のイメージ図赤外線観測衛星あかりによる20 数年ぶりに世界標準となる宇宙マップを書き換え 7

9 我が国の宇宙産業の現状 ( その 1 宇宙産業規模 ) 社団法人日本航空宇宙工業会の集計によれば我が国の宇宙産業規模 ( 平成 19 年度 ) については総額 6 兆 9,691 億円主な内訳は以下のとおり ( 単位 : 億円 ) 1 宇宙機器産業 2,264 ロケット衛星宇宙基地地上局など 1 宇宙機器産業宇宙利用産業 67,426-2 宇宙利用サービス産業 2 宇宙利用サービス産業 7,257 衛星通信リモセンデータ提供測位サービス宇宙環境利用など 3 宇宙関連民生機器産業民生機器サービス 4 ユーザー産業群 3 宇宙関連民生機器産業 4ユーザー産業群 21,828 38,341 カーナビゲーションシステム BS CS チューナなど通信放送交通資源開発環境観測気象観測農林業漁業国土開発など宇宙産業総額 : 6 兆 9,691 億円出典 : 日本航空宇宙工業会平成 20 年度宇宙産業データブック 8

10 我が国の宇宙産業の現状 ( その 2 宇宙機器産業規模産業人員の推移 ) 我が国の宇宙機器産業については 10 年程度前のピーク時と比較しその規模及び産業人員がともに減少 4,500 12,000 4,000 日本政府予算メーカー売上高 10,000 ソフトウェア地上施設 3,500 ロケット衛星など 3,000 8,000 2,500 6,000 2,000 1,500 4,000 1,000 2, 我が国の宇宙機器産業の売上の推移 ( 単位 : 億円 ) 我が国の宇宙機器産業の人員の推移 ( 単位 : 人 ) 出典 : 日本航空宇宙工業会平成 20 年度宇宙産業データブック 9

11 我が国の宇宙産業の現状 ( その 3 世界における衛星のシェア ) 世界の衛星打上げ実績は約 90 機 / 年 (2001~2008 年 ) 我が国は米露欧中に次いで 5 位 ( 同期間 ) 2007 年の商業静止衛星企業別受注残は米国企業が 50% 欧州企業が 40% のシェアを確保 2009 年日本企業が初めて海外の衛星の受注に成功 ( シンガポール台湾の通信衛星 ) その他 108 機 (16%) 日本 53 機 (7%) Chinese Academy of Space Technology 5 機, 5% NPO PM/ Khrunichev 4 機, 4% Israel Aircraft Industries 1 機, 1% 中国 58 機 (8%) 欧州 103 機 (15%) 米国 230 機 (32%) EADS Astrium 20 機, 20% 欧州 40 機 (40%) その他 10 機 (10%) 米国 49 機 (50%) Space Systems Loral 21 機, 22% Lockheed Martin Commercail Space Systems 8 機, 8% ロシア 155 機 (22%) Thales Alenia Space 20 機, 20% Orbital Sciences 10 機, 10% Boeing Satellite 10 機, 10% 国別衛星打上げ機数 (2001~2008 年 ) 総数 :707 機商業静止衛星企業別受注残数シェア (2007 年 ) 総数 :99 機出典 : 日本航空宇宙工業会平成 20 年度宇宙産業データブック 10

12 我が国の宇宙産業の現状 ( その 4 世界におけるロケットのシェア ) 世界のロケット打上げ実績は約 60 機 / 年 (2001~2008 年 ) 我が国は米露欧中に次いで 5 位 ( 同期間 ) 2007 年の商業静止衛星企業別受注残は米国が 36% 欧州が 25% ロシアが 18% のシェアを確保 2009 年初めて海外の衛星 ( 韓国政府衛星 ) の H-ⅡA ロケットによる打上げを受注 (2011 年打上げ予定 ) その他 4 機 (1%) インド 14 機 (3%) 中国 53 機 (11%) 日本 18 機 (4%) 中国 10 機 (5%) インド 12 機 (6%) 日本 4 機 (2%) 多国籍 20 機 (9%) 欧州 49 機 (10%) 米国 166 機 (33%) 米国 78 機 (36%) 欧州 53 機 (25%) ロシア 194 機 (39%) ロシア 38 機 (18%) 国別ロケット打上げ機数 (2001~2008 年 ) 総数 :498 機国別打上げサービス受注残数シェア (2007 年 ) 総数 :215 機出典 : 日本航空宇宙工業会平成 20 年度宇宙産業データブック 11

位に ( 政府 :4 位人的資産 :6 位産業 :5 位 ) 2008 年宇宙競争力指標の国別比較 2009 年宇宙競争力指標の国別比較出典 :Futron s

13 世界の宇宙開発利用における日本の位置付け米国の調査会社である Futron によれば 2008 年の日本の競争力は米国欧州ロシア中国インドカナダに次いで 7 位との評価 ( 政府 :7 位人的資産 :7 位産業 :6 位 ) 2009 年は宇宙基本法の制定宇宙基本計画の策定を受け米国欧州ロシアに次いで 4 位に ( 政府 :4 位人的資産 :6 位産業 :5 位 ) 2008 年宇宙競争力指標の国別比較 2009 年宇宙競争力指標の国別比較出典 :Futron s 2008 Space Competitiveness Index 出典 :Futron s 2009 Space Competitiveness Index 12

14 世界の宇宙産業の現状世界の宇宙産業に目を向ければ平成 15 年から 20 年の 5 年間に利用産業 ( 衛星サービス ) を中心にして年率平均 14.2% で急成長 (5 年で倍増 ) まさに宇宙利用が本格化する時代に突入したことが顕著に表れている (State of the Satellite Industry Report (June 2009, Futron Corporation)) 150 ( 単位 :Billions US$) 地上施設打上げ産業衛星製造衛星サービス

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(1) 宇宙基本法 ( 平成二十年五月二十八日法律第四十三号 ) 第一章総則 ( 目的 ) 第一条この法律は科学技術の進展その他の内外の諸情勢の変化に伴い宇宙の開発及び利用 ( 以下宇宙開発利用という ) の重要性が増大していることにかんがみ日本国憲法の平和主義の理念を踏まえ環境との調和に配慮しつつ我が国において宇宙開発利用の果たす役割を拡大するため宇宙開発利用に関し基本理念及びその実現を図るために基本となる事項を定め