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1 トランプ税制について 中央大学法科大学院教授東京財団上席研究員 森信茂樹 東京財団税 社会保障調査会 1

2 現行 トランプ 共和党案 個人 税率 % の7 段階 12,25,33% の3 段階 利子総合課税トランプ案は原則 現行制度を維持配当 長期キャピタ 0,15,20%( 分離課 ( 共和党案は所得の50% を控除し 見直ルゲイン税 ) し後の通常税率 (12,25,33%) で課税 ) 相続税 ( 遺産課税方式 ) 18%-40% の 12 段階 廃止 ( ただしトランプ案では 1,000 万ドルを超える未実現のキャピタルゲインについては課税 ) 法人税率 35% 15%( 共和党案は20%) 投資 ( 課税ベース ) 減価償却費 利払いは控除 共和党案はキャッシュフロー税制 ( トランプ案は 即時全額償却かつ利払いの控除不可 とするかどうかを選択可 ) 国際課税 トランプ大統領税制改革案 全世界所得課税と外国税額控除のセット 海外子会社の留保利益について 10% で一回限り課税 ( 共和党案は軽減税率で一回限り課税し 以後は国外所得非課税 ) 共和党案は 仕向地課税 ( 輸入課税 輸出免税 ) で国境調整

3 消費課税の類型 課税ベース 税制 消費 (C) VAT 消費税 所得 (Y)- 貯蓄 (S) 支出税 ( 直接税 ) 賃金 (W)+ 利潤 (P) + 利子 (R)+ 減価償却 (D)- 設備投資 (I) 設備投資の控除を認めず減価償却のみの場合には 所得課税型になる賃金 (W)+ 利潤 (P) + 利子 (R)- 減価償却 (D) 加算型 ( 消費型 ) 付加価値税 累進要素をもたせたフラット タックス エックス タックス 所得型付加価値税 ボックス税制 二元的所得税をこの一種ととらえることができる

4 ブッシュ大統領米国税制改革案の比較 (05 年 11 月 ) 第 1 案ー簡素な所得税制案 第 2 案ー成長及び投資税制案 家計 税率 % 15,25,30% 受取り配当非課税 15% で課税 株式譲渡益 4 分の 1 だけ総合課税 15% で課税 受取利子総合課税 15% で課税 ( 注 )1 案も 2 案も 税率構造を簡素化 代替ミニマム税を廃止 住宅ローン利子控除 慈善寄附金控除等の各種項目別控除については 整理 縮減 人的控除 ( 基礎控除 扶養控除に類似 ) 概算控除 勤労所得税額控除 子女税額控除等の各種控除を家族税額控除と就労税額控除の 2 制度に統合 法人 税率事業体への課税 31.5% 大規模企業は 組織形態に関わらず法人課税 投資簡素な加速度償却即時損金算入 30% あらゆる事業体について同等に課税 支払利子現行どおり金融機関以外控除できず 受取利子現行どおり金融機関以外非課税 国際課税外国所得非課税仕向け地課税 ( 国境調整 ) 4

5 米国の法人税改革について トランプ公約 共和党の改革案 各種報道ベース 税率 35 15 下院案は20 財源は 全ての租税特別措置を 廃止 研究開発税制を除く 本国への資金還流を促すため 今後生じる海外子会社の利益に軽課 税率10 下院案は免税 国際 課税 仕向地 キャッ シュフ ロー税 過去の海外子会社の内部留保には 一度だけ課税 税率10 下院案は8 75% 米国企業の競争力を維持 強化するため 国境調整措置を導入 輸出免税 輸入課税 キャッシュフローの定義は一律ではないが 共和党案のもとになるUCバー クレーのAlanAuerbach教授のMCT TheModernCorporateTax では ミード報告書におけるR+Fと同じキャッシュフロー税で 資産取得や投 資は 実資産でも金融資産でも即時控除をする 譲渡 や運用からの収益は 控除を認めずに課税する 支払利子は控除する 出資の受入れと配当や分 配は課税対象外 となっている 5

6 海外子会社からの配当に対する課税方法 全世界所得課税方式 米国 域内所得課税方式 日本 英国 ドイツ フランス 海外子会社の利益は本国の親会社に 配当した際に本国の法人税率で課税 課税 35 配当 海外子会社からの配当は非課税 本国への資金還流を促す ため税率10 に引下げ 親会社 国内 海外 海外 内部留保 非課税 過去分のみ一度きり 経済産業省資料 10 で課税 非課税 親会社 国内 子会社 配当 子会社 内部留保 非課税 6

7 米国企業によるリパトリエーション (2015 年 2 月 18 日付みずほ総合研究所みずほインサイトより ) 7

8 国境調整措置の内容 法人税の課税対象から 輸出収入は除外する一方 輸入した原材料や部品等は経費として控除することを認めない < 従来の法人税 > < 国境調整型 > 収入 +) 米国内販売による収入 輸出収入 収入 (+) 米国内販売による収入 輸出収入 輸出免税 支出ー ) 米国産原材料 部品等の購入 海外製原材料 部品等の輸入 支出 ( ー ) 米国産原材料 部品等の購入 海外製原材料 部品等の輸入 輸入課税 経済産業省資料 課税対象 課税対象 課税対象 8

9 国境調整措置の背景 米国を除く OECD 各国では 付加価値税 ( 日本では消費税 ) が導入されており 輸入品には輸入時点で課税し 輸出品には輸出時に還付する 国境調整 措置が存在 共和党は 米国にはこのような国境調整ができる税制がなく 米国企業の競争力低下の要因になっている と主張 米国は 連邦レベルの付加価値税がない一方 州レベルでは 50 州中 4 5 州で小売売上税を導入 ( 参考 2) 各州との役割分担で 連邦が付加価値税を導入することは現実的に困難なので 法人税を付加価値税的な課税ベースに修正の上で 国境調整措置を導入すべき との考え 9

10 参考 消費税の国境調整措置 消費税は 輸入品は輸入時に課税 輸出品は輸出時に還付する国境調整措置あり 輸出還付 輸出時に原料 部品段階の消費税を還付 税務当局 消費税還付 消費税 消費税 部品 メーカー 原料 メーカー 輸入課税 自動車 メーカー 海外 市場 輸入時に外国製品に消費税を課税 海外 自動車 メーカー 自動車 ディーラー 消費税 消費税 経済産業省資料 消費者 税務当局 10

11 1 メリット 国境調整税 税率が立地選択に影響せず企業の海外移転を抑制し国内回帰を促す 移転価格の操作が無くなり税制や税務執行が簡素になる キャッシュフローベースなので 設備投資即時全額控除による投資促進効果 利払い課税で 負債 ( 借入 ) と資本 ( 株式 ) が税制上中立 過剰な債務抑制 輸入超過の米国では増収になる 2 デメリット 輸出企業は巨額還付を受け国民から批判 輸入産業は価格転嫁ができず損失 執行上の課題は山積 輸出の不正還付 IRS( 米国歳入庁 ) が反対する可能性 WTO との整合性 法人税の輸出時還付が輸出補助金 輸入時課税が 国産品の場合認められる経費控除が認められないので内外無差別条項違反 の可能性 米国では 税制法案を立案し可決する権限はすべて議会にあり 共和党議員全員を巻き込まなければ法案は成立しない 国境調整税のハードルは極めて高い 11

12 12 法人税の課税方式の特徴 課税原則 概要 現行制度 ACE CBIT CF 法人税 源泉地主義 一部居住地主義 減価償却制度による資本コストの増加 支払利子控除による負債調達の優遇 仕向地主義 CF 法人税 源泉地主義源泉地主義源泉地主義仕向地主義 新株発行に対して株式控除を導入 イタリア オーストリア ベルギー クロアチア ブラジルでの導入例あり 支払利子控除を廃止 ブッシュ政権時代の 1992 年に 米国財務省が提案 減価償却を廃止し 設備投資を当該年度の経費として全額控除 支払利子控除を廃止 ミード報告やマーリーズ レビューにて提案 VAT の課税ベースから人件費を控除したものが課税ベース 輸出売上高を課税対象から除外する一方 輸入仕入高の経費としての控除を否定 マーリーズ レビューにて提案 1 投資への中立性 ( 資本コストへの影響の有無 ) 2 株式調達と負債調達の中立性 ( 負債調達の優遇の有無 ) 経済産業省資料 3 国際的な経済活動への中立性

13 13 課税ベースの比較 粗付加価値 = 利益 + 人件費 + 支払利子 + 減価償却費 ( 簡略化の都合で賃借料は省略 ) 消費税 粗付加価値 設備投資 輸出売上 輸入高 法人税 粗付加価値 人件費 支払利子 減価償却 外形標準課税 粗付加価値 減価償却 仕向地主義型キャッシュフロー課税 粗付加価値 人件費 設備投資 輸出売上 輸入高 ACE 粗付加価値 人件費 支払利子 減価償却 みなし配当 CBIT 粗付加価値 人件費 減価償却 経済産業省資料

14 WTO 補助金協定第三条禁止 3.1 農業に関する協定に定める場合を除くほか 第一条に規定する補助金のうち次のものについては 禁止する 附属書 1 輸出補助金の例示表 (e) 商工業を営む企業が支払う又は支払うべき直接税又は社会保障負担金につき 輸出 に関連させてその額の全部又は一部の免除 軽減又は繰延べを認めること (g) 輸出される産品の生産及び流通に関し 同種の産品が国内消費向けに販売される場合にそ の生産及び流通に関して課される間接税の額を超える額の間接税の免除又は軽減を認めること 直接税 とは 賃金 利潤 利子 賃貸料 ロイヤルティその他の所得に対して課される税及び不 動産の所有に対して課される税をいう 間接税 とは 売上税 個別消費税 取引高税 付加価値税 フランチャイズ税 印紙税 流通 税 事業資産税 国境税その他の税であって直接税及び輸入課徴金以外のものをいう GAT 第三条内国の課税及び規則に関する内国民待遇 2 いずれかの締約国の領域の産品で他の締約国の領域に輸入されるものは 同種の国内産品 に直接又は間接に課せられるいかなる種類の内国税その他の内国課徴金をこえる内国税その 他の内国課徴金も 直接であると間接であるとを問わず 課せられることはない 14

15 個人所得単身 ($) 所得税ー現行制度とトランプ案の比較 単身既婚 ( 子供なし ) 現行税率 (%) トランプ案 (%) 世帯所得 ($) 現行税率 (%) トランプ案 (%) 0 10, , ,300 19, ,600 39, ,525 29, ,050 58, ,000 47, ,000 95, ,750 54, , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , ,500 ~ ,450 ~ 米国 TPC

16 分位 税率変更による所得分配 ( トランプ案 ) 税引き後所得の変化 (%) 全体の税額変化に占める割合 (%) 税額の変化 : 各分位での平均 ($) 変化 (%) 平均税率 トランプ案 (%) 第 1 分位 第 2 分位 , 第 3 分位 , 第 4 分位 , 第 5 分位 , 合計 , 付録 , , , 上位 1 % , 上位 0.1 % ,780, 米国 TPC

17 17

18 ダイナミックスコアリング 18

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1 各調整方式の比較 前提 : 法人実効税率 % 金融所得の税率 20% ( 配当軽課の場合の配当分の法人税率は 30%) 比較のポイント 適用税率 法人税率か所得税率か 金融所得課税一元化にマッチするか( 税率 損益通算 ) 簡素な制度か 特定口座への対応はか 法人の税負担は軽減されるか Daiwa Institute of Research Ltd. 資料 1-4 参考資料 3 法人 個人段階の配当二重課税の 各種調整方式 2010 年 6 月 大和総研 制度調査部 株式会社大和総研丸の内オフィス -6756 東京都千代田区丸の内一丁目 9 番 1 号グラントウキョウノースタワー 1 各調整方式の比較 前提 : 法人実効税率 % 金融所得の税率 20% ( 配当軽課の場合の配当分の法人税率は

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