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1 CFP 受験対策講座 相続 事業承継設計 平成 21 年版日本 FP 協会基本テキスト改正 補足資料 下表の 該当ページ は日本 FP 協会平成 21 年度版テキストの該当ページを指します 該当ページ 改定内容等 106 小規模宅地等における相続税の特例の改正 ( 平成 22 年度税制改正 ) 改正事項 3. 図表 2-1 表内 一部改正により廃止 訂正 宅地の利用状況被相続相続人適用対象宅地減額割合減額とな人要件要件る地積 居住用 特定居住用宅地等 80% 240 m2 その他の居住用宅地等 50% 200 m2 事業用 その他の事業用宅地等 50% 200 m2 貸付用 ( ) 不動産貸付用宅地等 50% 200m2 ( ) 親族が取得し貸付事業を申告期限まで継続する必要がある平成 22 年度税制改正により 上表の太枠部分は 平成 22 年 4 月 1 日以後の相続 遺贈については適用できないこととなった 改正内容については3ページ資料 1 参照 107 (4) 減額割合 ( 追記 ) 改正追記 (3 行目 ) 50% 減額 にとどまる なお 平成 22 年 4 月 1 日以後の相続 遺贈については適用できない ( 平成 22 年度税制改正 ) 80% 減額と (6 行目 ) 50% 減額 にとどまる なお 平成 22 年 4 月 1 日以後の相続 遺贈については適用できない ( 平成 22 年度税制改正 ) 80% 減額と (8 行目 ) 50% 減額 にとどまる なお 平成 22 年 4 月 1 日以後の相続 遺贈については親族が取得し貸付事業を申告期限まで継続している場合のみ適用できる 一棟の建物の一部が特例居住用宅地等の条件を満たす場合の取扱い改正追記 (3 行目以下に改正事項追記 ) 80% 減額が認められる なお 平成 22 年 4 月 1 日以後開始の相続または遺贈については 特定居住用部分とそれ以外の部分に按分して減額割合を算定する ( 平成 22 年度税制改正 ) - 1 -

2 該当ページ 改定内容等 110 ( この敷地の自用地価額が1 億円の場合における相続税の課税価格 ) に追記 改正補足 < 平成 22 年 4 月 1 日以後の相続の場合の例 > 追記 240m2のうち1/5 部分を特定居住用宅地等 4/5 部分を貸付事業用宅地 等として評価減する 240m2 1/5= 48m2 居住用 240m2 4/5=192m2 貸付用 1 評価減の額 (a) 居住用部分 10,000 万円 1/5 48m2 /48m2 80%=1,600 万円 (b) 貸付用部分 10,000 万円 4/5 ( /100) 160m2 /192m2 50% 2,633 万円 ( ) 居住用だけで評価減の特例の権利を2 割使っており (48m2/240m2=20%) あと8 割分の権利が残っている しがたって 貸付用として評価減を適 用できる限度は200m2の8 割で160m2である 2 相続税の評価額 8,320 万円 ( 注 )-((a)+(b))=8,320 万円 -(1,600 万円 +2,633 万円 ) =4,087 万円 ( 注 )10,000 万円 1/5+10,000 万円 4/5 ( /100) 居住用 貸付用 =8,320 万円 ( 評価減する前の相続税評価額 ) 152 (5) 障害者控除 2 控除額の計算 ( 枠内下線部分訂正 )( 平成 22 年度税制改正 ) 改正事項 = (85 歳 - 相続開始時の年齢 ) 2 箇所訂正 訂正 平成 22 年 4 月 1 日以後開始の相続または遺贈については 控除額の計算の 70 歳 は 85 歳 に引き上げられている ( 平成 22 年度税制改正 ) 改正 170 第 2 節の次に追記 ( 平成 22 年度税制改正 ) < 直系尊属から住宅取得等資金の贈与を受けた場合の贈与税の非課税措置 > 4ページ資料 2 追記 186 (5) 適用時期 ( 平成 22 年度税制改正 ) 特別控除の1,000 万円上乗せ 改正事項 平成 15 年 1 月 1 日から平成 21 年 12 月 31 日までで廃止 訂正 贈与者の年齢要件緩和 平成 23 年 12 月 31 日まで延長 4ページ 資料 3 参照 改正 193 (1) 財産評価に関する規定 ( 平成 22 年度税制改正 ) 第 24 条 ( 定期金に関する権利の評価 ) 第 25 条 ( 定期金給付事由が発生していない定期金に関する権利の評価 ) 5ページ資料 4 参照 - 2 -

3 該当ページ 改定内容等 改正 定期金に関する権利 ( 平成 22 年度税制改正 ) 平成 22 年度税制改正による評価方法の見直し 5 ページ資料 4 参照 263 (3) 住宅取得等資金贈与に係る相続時精算課税制度の特例 ( 平成 22 年度税制改正 ) 改正事項 (8 行目以下を下記に修正 ) 訂正 別に1000 万円の特別控除が設けられていたが 平成 21 年 12 月 31 日の適用期限到来をもって 上乗せ部分 1000 万円の特別控除は廃止となった なお 贈与者の年齢要件緩和については平成 23 年 12 月 31 日まで適用延長となっている 266 (3) 小規模宅地等の特例の活用 ( 平成 22 年度税制改正 ) (6 行目以下に改正事項を追記 ) 改正追記 なお 平成 22 年度税制改正において 相続人等が相続税の申告期限まで事業ま たは居住を継続しない宅地等 ( 現行 200m2まで50% 減額 ) が適用対象から除外され るなど 見直しが行われた 資料 1 小規模宅地等に係る相続税の課税価格の計算の特例 ( 適用時期 : 平成 22 年 4 月 1 日以後の相続または遺贈より ) 小規模宅地等に係る相続税の課税価格の計算の特例は 相続人等が被相続人の事業を継続したり 相続人等の安定した居住の確保への配慮から設けられたものであるが 本来の趣旨に合わないような取得者や用途であっても適用を受けることが可能であったため 見直しがなされた 改正は 平成 22 年 4 月 1 日以後の相続または遺贈により取得した小規模宅地等に係る相続税について適用される 1 相続人等が 相続税の申告期限まで事業または居住を継続しない宅地等 ( 現行 200m2まで50 % 減額 ) が適用対象から除外される 改正後の小規模宅地等の減額特例宅地等 限度面積 軽減割合 事業用 事業継続 400m2 80% 貸付事業継続 200m2 50% 居住用 居住継続 240m2 80% 一の宅地等について共同相続があった場合には 取得した者ごとに適用要件が判定される 一棟の建物の敷地の用に供されていた宅地等のうちに 特定居住用宅地等の要件に該当する部分とそれ以外の部分がある場合には 部分ごと ( 用途ごと ) に按分して軽減割合を計算する 特定居住用宅地等は 主として 居住の用に供されていた一の宅地等に限られることが明確化される - 3 -

4 資料 2 直系尊属から住宅取得等資金の贈与を受けた場合の贈与税の非課税措置 ( 適用時期 : 平成 22 年 1 月 1 日から平成 23 年 12 月 31 日までの住宅取得等資金の贈与 ) 低迷している日本経済に対して住宅建築は大きな経済効果をもたらす 高齢者世代にストックされている資金を 住宅取得の資金需要の多い子世代や孫世代へ移転する目的で制定された平成 21 年度税制改正の特例を 拡充 延長することとなった 直系尊属から住宅取得等資金の贈与を受けた場合の贈与税の非課税措置について 次の措置が講じられる 1 非課税限度額が次のように引き上げられる 平成 22 年中の住宅取得等資金の贈与を受けた者 1,500 万円 平成 23 年中の住宅取得等資金の贈与を受けた者 1,000 万円 2 適用対象となる受贈者の贈与をうけた年の合計所得金額が2,000 万円以下の者に限定される 平成 22 年 1 月 1 日から平成 23 年 12 月 31 日までの贈与により取得する住宅取得等資金に係る贈与税について適用される 平成 22 年に住宅取得等資金の贈与を受けた者については 改正前の制度と選択適用が可能である 平成 22 年改正前の住宅取得等資金の贈与の特例 ( 非課税限度額 500 万円 ) 適用期限 平成 21 年 1 月 1 日から平成 22 年 12 月 31 日まで贈与者 父母や祖父母 ( 直系尊属 ) 受贈者 贈与を受けた時に贈与者の直系卑属 ( 子 孫 ) で贈与の年の1 月 1 日において 20 歳以上の居住者等概要 贈与を受けた年の翌年 3 月 15 日までに その住宅取得等資金を自己の居住用の一定の家屋 ( その敷地の取得も含む ) の新築 取得 増改築等にあてて 同日までに居住開始した場合 ( 同日以後遅滞なく居住開始することが確実と見込まれる場合を含む ) 500 万円までは贈与税が非課税となる 留意点 1 平成 21 年 1 月 1 日から平成 22 年 12 月 31 日までを通じて受贈者 1 人につき500 万円までが非課税となる 2 相続時精算課税の適用を受けている者であっても相続開始の際に相続財産に合計しない 相続開始前 3 年以内の贈与の場合の生前贈与加算の対象にならない 3 受贈者の所得制限はない 資料 3 住宅取得等資金の贈与に係る相続時精算課税制度の特例 ( 適用時期 : 平成 22 年 1 月 1 日から平成 23 年 12 月 31 日までの住宅取得等資金の贈与 ) 住宅取得等資金の贈与に係る相続時精算課税制度の特例については次のとおりである 1 特別控除の上乗せ (1,000 万円 ) の特例は平成 21 年 12 月 31 日の適用期限の到来により 廃止された 2 相続時精算課税制度の住宅取得等資金の贈与を行う場合 65 歳未満の贈与者からの贈与についても特例を受けられるという年齢要件緩和の規定については 平成 23 年 12 月 31 日まで適用期限が2 年間延長となった - 4 -

5 < 参考 / 平成 21 年 ~ 平成 23 年の住宅取得等資金の贈与に係る特例 > 相続時精算課税を選択した者の場合 本則 H21 年まで H22 年まで 平成 21 年 平成 22 年 相続時精算課税相続時精算課税非課税枠一般枠 2,500 万円住宅枠 1,000 万円 500 万円 H22 年まで相続時精算課税非課税枠一般枠 2,500 万円 1500 万円 4,000 万円 4,000 万円 平成 23 年 H23 年まで相続時精算課税非課税枠一般枠 2,500 万円 1,000 万円 3,500 万円 暦年課税贈与による場合 本則 H22 年まで 暦年課税非課税枠平成 21 年基礎控除 610 万円 110 万円 500 万円 H22 年まで 暦年課税非課税枠平成 22 年基礎控除 1,610 万円 110 万円 1500 万円 H23 年まで 暦年課税非課税枠平成 23 年基礎控除 1,110 万円 110 万円 1,000 万円 資料 4 定期金に関する権利の評価の見直し 1) 給付事由が発生している定期金に関する権利の評価額次に掲げる金額のうちいずれか多い金額となる 1 解約返戻金相当額 2 定期金に代えて一時金の給付をうけることができる場合は その一時金相当額 3 予定利率等を基に算出した金額 適用対象 以下の定期金に関する権利に係る相続税および贈与税に適用される 1 平成 22 年 4 月 1 日から平成 23 年 3 月 31 日の間に締結した契約で この期間内に相続もしくは遺贈または贈与により取得した定期金に関する権利 2 平成 23 年 4 月 1 日以後の相続もしくは遺贈または贈与により取得する定期金に関する権利 - 5 -

6 平成 22 年 3 月 31 日までに締結した契約で 平成 22 年 4 月 1 日から平成 23 年 3 月 31 日の間に遺贈または贈与により取得する定期金に関する権利については 従来の評価方法となる ~H H ~ H H23.4.1~ 評価方法 1 契約締結相続 贈与等新評価 2 契約締結相続 贈与等新評価 契約締結相続 贈与等従来評価 2) 給付事由が発生していない定期金に関する権利の評価額原則として解約返戻金相当額となる 平成 22 年 4 月 1 日以後の相続もしくは遺贈または贈与により取得する定期金に関する権利に係る相続税および贈与税について適用される 給付事由が発生しているもの従 来 改正後 次の1 2のいずれか低い額 次の1~3のいずれか高い額 1 解約返戻金相当額 有 期 1 給付金額の総額 残存期間に 2 一時金相当額 応じた割合 (20~70%) ( 定期金に代えて一時金の給付を 定期金 受けることができる場合 ) 2 1 年間に受けるべき金額 15 倍 3 1 年間に受けるべき金額 約定利率の複利年金現価率 ( 残存期間に応ずるもの ) 次の1~3のいずれか高い額 無 期 1 解約返戻金相当額 1 年間に受けるべき金額 15 倍 2 一時金相当額 定期金 ( 定期金に代えて一時金の給付を 受けることができる場合 ) 3 1 年間に受けるべき金額 約定利率 次の1~3のいずれか高い額 1 年間に受けるべき金額 1 解約返戻金相当額終身 2 一時金相当額 受給権者の年齢に応じた倍数 ( 定期金に代えて一時金の給付を 定期金 (1~11 倍 ) 受けることができる場合 ) 3 1 年間に受けるべき金額 約定利率の複利年金現価率 ( 平均余命に応ずるもの ) 給付事由が発生していないもの従来改正後 払込済保険料等 ( 総額 ) 払込開始の時からの経過期間に応じた割合 (90~120%) 原則 解約返戻金相当額 以 上 - 6 -

[2] 税率構造の見直し 相続税の税率構造が現行の6 段階から8 段階に変更されるとともに 最高税率が 50% から 55% に引き上げられることとなりました ただし 各法定相続人の取得金額が2 億円以下の場合の税率は と変わりありません この改正は 平成 27 年 1 月 1 日以後に相続または遺

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