南海トラフ地震発生時の不安 南海トラフ地震が発生した場合 不安や危険に思うことは何ですか?( は 3 つまで ) 66.7% の人が 自宅の倒壊や損壊 49.2% の人が 家族等の安否やその確認手段 と答えています 自宅の

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1 平成 29 年度防災 ( 地震 ) に関する意識調査結果のあらまし あいち防災キャラクター防災ナマズン 南海トラフ地震への関心 県内にお住まいの 1,400 人にうかがいました あなたは 南海トラフ地震の発生に関心がありますか? 非常に関心がある (51.1%) と 少し関心がある (43.0%) を合わせ 94.1% の人が 関心がある と答えています 非常に関心がある と答えた人は 前回より 11.6 ポイント増加しました 平成 25 年度 23 年度は東海地震 東南海地震 南海地震等の連動発生への関心です 平成 21 年度調査以前は東海 東南海地震についての関心です 平成 25 年度 n= 平成 23 年度 n= 平成 21 年度 n= 平成 19 年度 n= 平成 17 年度 n= 平成 15 年度 n= 平成 13 年度 n= 非常に関心がある少し関心があるあまり関心がない全く関心がない 注 : 図中等で用いている記号 n: 回答者数を示しています 本調査の概要 調査地域愛知県全域 調査対象者 20 歳以上の県民 3,000 人 調査期間平成 29 年 6~7 月 調査方法郵送法 有効回答率 46.7%(1,400 人 ) 調査委託先株式会社アイエンス環境分析センター 防災局防災危機管理課啓発グループ 名古屋市中区三の丸三丁目 1 番 2 号電話 : ( 直通 ) bosai@pref.aichi.lg.jp 1

2 南海トラフ地震発生時の不安 南海トラフ地震が発生した場合 不安や危険に思うことは何ですか?( は 3 つまで ) 66.7% の人が 自宅の倒壊や損壊 49.2% の人が 家族等の安否やその確認手段 と答えています 自宅の倒壊や損壊 家族 親類 知人の安否やその確認手段 電気 水道 ガス 通信などのライフラインの停止 食料や飲料水の確保 避難所での生活 正確な情報の入手 交通機関の停止などによる帰宅困難 避難経路や避難方法 自宅の液状化 自宅への津波の襲来その他 単位 :% 特にない ( 防災豆知識 ) 愛知県では インターネットで 防災学習システム を公開しています 防災学習システム とは 南海トラフ地震が発生したときの自宅周辺の予想震度や液状化危険度等を調べたり 自宅の構造を入力して家屋の倒壊危険性を知ることができるシステムです 以下のアドレスからご覧ください 2

3 居住地の想定震度 被害 南海トラフ地震が発生した場合 あなたのお住まいの地域での想定震度や被害予想を知っていますか? 47.9% の人が どちらも知らない と答えています 想定される震度と被害について知っている人の割合は 前回調査よりも増加しています 想定される震度と被害を両方知っている 想定される被害のみ知っている 想定される震度のみ知っている どちらも知らない 20 歳代 n= 歳代 n= 歳代 n= 歳代 n= 歳代 n= 歳以上 n= n= 南海トラフ地震で想定される震度や その震度によってどのような被害が生じるかをよく知って 大規模地震災害に備えましょう また 建物の耐震改修や災害時の家族の連絡方法を決めておくなどの事前の備えが大切です 3

4 過去の地震災害への関心 あなたは お住まいの地域で過去に起こった地震災害について どの程度関心がありますか? 83.0% の人が 関心がある と答えています n= 大いに関心があり調べたことがある 大いに関心はあるが調べたことはない ある程度関心がある あまり関心はない 全く関心は無い 年齢が低いほど やや関心が低い傾向にあります 20 歳代 n= 歳代 n= 歳代 n= 歳代 n= 歳代 n= 歳以上 n= n= ( 防災豆知識 ) 愛知県では 歴史地震記録 ( 碑や史跡 伝承や教訓など ) に学び この地域で繰り返し発生する地震被害について知っていただくために 歴史地震記録に学ぶ防災 減災ガイド を配布しています ( 全域編 名古屋編 尾張編 海部編 知多編 西三河編 東三河編の計 7 編 ) 以下のアドレスからご覧ください 4

5 市町村の無料耐震診断 耐震改修費補助 < 昭和 56 年 5 月以前着工の木造 戸建て持ち家にお住まいの方にうかがいました > 県内の市町村では 昭和 56 年 5 月以前に建てられた木造住宅 ( 旧耐震基準で建築した住宅 ) の無料耐震診断や耐震改修費補助を行っています あなたはこのことを知っていますか? 44.1% の人が 両方知っている と答えていますが 24.9% の人は 両方とも知らない と答えています n= n= 無料耐震診断と耐震改修費補助を両方知っている 無料耐震診断を知っている 耐震改修費補助を知っている 両方とも知らない 倒壊の危険ありと判断された場合の耐震改修 あなたは 自宅の耐震診断を受けて その結果 判定値 1.0 未満 ( 倒壊する可能性がある ) と判定された場合 耐震改修を行いますか? 50.1% の人が倒壊の危険があっても 耐震改修をしない と答えています 建て替えを検討する ( している ) 取り壊しを検討する ( している ) 耐震改修する 耐震改修しない 耐震改修をしない理由 < 倒壊の危険があっても 耐震改修をしない と回答された方にうかがいました > 耐震改修しない理由は何ですか? 53.9% の人が 資金がない ことを理由に挙げています n= n= 資金がないから面倒だから賃貸だから地震が起きるとは思わないからその他 5

6 地震保険や共済の加入 地震や津波による損害が補償される地震保険や共済 ( 県民共済 JA 共済 全労災など ) に加入していますか? 55.4% の人が 加入している と答えています 加入しているわからない加入していない 家具などの固定 あなたのお宅では 家具や家電 ( 冷蔵庫 テレビなど ) の固定をどの程度していますか? 56.0% の人が 大部分 または 一部 固定していると答えています 大部分固定している一部しか固定していない固定していない 固定が必要な家具 < 全員を対象とした住まいの家具固定に関する設問で 一部しか固定していない 固定していない と回答した方にうかがいました > あなたのお宅で固定していない家具 家電のうち 固定が必要と考えられるものにはどんなものがありますか?( は主なものを3つまで) 固定が必要と考える家具で 最も多いものは 冷蔵庫 (55.2%) 次いで 食器棚 (48.3%) タンス (46.0%) の順となっています 冷蔵庫 55.2 食器棚 48.3 タンス 46.0 テレビ モニター 43.5 書棚 本棚 28.3 ピアノ照明器具その他 単位 :% n=

7 家具などを固定しない理由 < 全員を対象にした住まいの家具固定に関する設問で 一部しか固定していない 固定していない と回答した方にうかがいました > 家具 家電を固定していない理由は何ですか?( は主なものを 3 つまで ) 多い理由は 手間がかかる ( 面倒だ ) 方法がわからない 自分でできない などです 手間がかかる ( 面倒だ ) から 固定の方法がわからない 自分ではできないから 費用がかかるから 固定をしても被害は出ると思うから 部屋や家具を傷つけるから 家具類を置いていない安全な部屋があるから借家 賃貸マンションのためできないから家具が作りつけであるから建物が免震構造であるから地震が起きるとは思わないから 単位 :% n=1263 n=1347 その他 寝室における家具の固定状況 大規模地震が発生した際 建物に被害がなくても 家具等の転倒や散乱によってケガをしたり 出口がふさがれてしまって避難が遅れることがあります そこで 寝室の状況について教えてください 44.2% の人が 家具は置いているが 固定をしていない と答えています 寝室の家具を固定している家具を置いているが 固定をしていない 寝室に家具を置いていない 7

8 食料 飲料水の準備 大規模地震の発生に備えて 非常用の食料や飲料水は 可能な限り 1 週間程度 最低でも 3 日分程度が必要だといわれています あなたのお宅では 大規模地震の発生に備えて食料や飲料水を何日分備蓄していますか?( 飲料水は 1 人あたり 1 日 3 リットルとしてお答えください ) 非常用の食料や飲料水を 3 日分以上用意している 人は 食料が 32.7% 飲料水は 33.0% です 用意していない 人の割合は 前回よりもやや減少傾向にあります 食料 週間分以上 3 日分以上 2 日分 1 日分用意していない 飲料水 週間分以上 3 日分以上 2 日分 1 日分用意していない ( 防災豆知識 ) 地震などの広域災害の場合 情報や救急用品 生活必需品等はすぐに被災地に届きません 家族の皆さんや 近所の方々と協力し合い救援を待つため 可能な限り 1 週間程度 最低でも 3 日分程度の備蓄品を準備しておきましょう 8

9 家庭での地震対策 あなたのお宅では 南海トラフ地震のような大規模地震が発生した場合に備えて 次の対策のうち日頃から行っていることはありますか? 飲料水 食料以外では 48.8% の人が 非常持ち出し袋 を準備し 31.1% の人が 家族で落ち合う場所 を決めています 飲料水 食料以外で準備しているもの 非常持ち出し袋を準備している 風呂に水をためおきしている 簡易トイレを用意している 貴重品などをすぐ持ち出せるように準備している 消火器やバケツを準備している 非常用衣類 毛布などを準備している 公衆電話を利用するための小銭を用意している 特に準備していることはない その他 決めていること 家族が離ればなれになったときの 落ち合う場所を決めている 家族との連絡方法などを決めている 園児 児童 生徒の学校からの 引き取り方法を決めている 特に決めていることはない その他 単位 :% 9

10 地域の防災マップやハザードマップの所有 活用 あなたは 市町村が作成 配布している 地域の防災マップやハザードマップを持っていますか? 66.4% の人が持っていますが 持っており活用している 人は 9.5% です 持っており活用している 持っているが活用していない 聞いたことはあるが持っていない 持っていないし聞いたこともない 地域の自主防災組織 あなたがお住まいの地域には自主防災組織があるか 知っていますか? 自主防災組織があるかどうかを 知らない 人は 58.5% です 知っている 知らない 人の割合は ほぼ前回並みとなっています 知っている知らない 地域の自主防災活動への参加経験 町内会や自治会 自主防災組織 ( 消防団を除く ) などにおいても住民の自主的な防災訓練や防災活動 ( 防災機材の点検 防災知識の普及など ) が行われています あなたは こうした自主防災活動に参加したことがありますか? 自主防災活動に 32.9% の人が 参加したことがある と答えています いつも参加している時々参加したことがある自主防災活動が行われていることは知っているが 参加したことはない自主防災組織がない ( あるかわからない ) ので 参加したことはない 10

11 災害用伝言ダイヤル 171 及び災害用伝言板 被災地の方の電話番号をキーにして 安否等の情報を音声で登録 確認できる災害用伝言ダイヤル 171 および災害用伝言板を知っていますか? 65.9% の人が災害用伝言ダイヤル及び災害用伝言板を 知っている と答えています 知っており 利用したことがある ( 体験利用含む ) 知っているが 利用したことはない ( 体験利用含む ) 知らない 被災地でのボランティア活動への参加意向 災害が発生すると 被災地では救援 医療活動や復旧活動 物資の搬送や情報伝達といった様々な支援が必要となってきます あなたはお住まいの地域以外で災害が発生したとき このような活動にボランティアとして参加したいと思いますか? 75.0% の人が何らかの形で 参加したい と思っています すべてに優先して参加したいボランティア団体からの要請があれば参加したい親族や知人の住んでいる地域の災害なら参加したい参加したいが事情があってできない ( 具体的に ) 体力や時間等の条件が合えば参加したい職場や学校の了解があれば参加したい参加するつもりはない 第 3 次あいち地震対策アクションプラン 愛知県では 平成 26 年 12 月に 東日本大震災の教訓や本県の新たな地震被害予測調査結果を踏まえ 平成 27 年度から平成 35 年度までの9 年間を計画期間として 今後の地震防災対策の行動計画となる 第 3 次あいち地震対策アクションプラン を策定しました あなたは この第 3 次あいち地震対策アクションプランを知っていますか? 19.8% の人が第 3 次あいち地震対策アクションプランを 知っている と答えています 愛知県のホームページで確認し 知っている TV や新聞などを見て 概要は知っている 第 3 次アクションプランを策定したことを知らなかった 防災訓練や研修会などで教えてもらい ある程度知っている 第 3 次アクションプランを策定したことは知っているが 内容は知らない 11

12 県や市町村に力を入れてほしい地震対策 あなたが 県や市町村に特に力を入れてほしい地震対策は どのようなことですか?( は 3 つまで ) 51.0% の人が 食料 飲料水 医療品の備蓄 を 37.1% の人がライフラインの復旧情報のすみやかな伝達 32.4% の人が 救急 救助 医療体制の充実 を望んでいます 食料 飲料水 医薬品の備蓄 51.0 ライフライン ( 電気 ガス 水道 電話等 ) の 復旧情報のすみやかな伝達 37.1 救急 救助 医療体制の充実 32.4 応急仮設住宅のすみやかな供給高齢者 障害者等災害時に援助を必要とする方々へのすみやかな支援防災に関するパンフレット チラシ等の発行 提供避難路 避難場所 津波避難ビルの整備 指定地域の防災リーダーの育成 活用道路 橋梁 堤防などの早期復旧住宅耐震化の促進道路 橋梁 堤防などの整備及び耐震性の向上防災訓練の充実帰宅困難者対策の推進公共建築物の耐震化の促進防災に関するイベント 講演会 セミナーの開催防災行政無線などの通信設備の整備による情報伝達手段の拡充インターネット ( 自治体 HP Twitter Facebook 等 ) による防災情報の提供ボランティアの育成 受け入れ 活用消防署 消防団の施設 設備の充実自主防災組織が使用する防災用資機材の整備各種団体や企業との災害時応援協定の締結近隣県までもカバーできる広域防災活動拠点の整備被害予測等地震に関する調査研究の推進その他 単位 :% 愛知県では 東日本大震災の発生を教訓として 本県の災害対応力の検証と南海トラフ地震等の発生を想定した被害予測調査を踏まえて 地域防災計画の見直しや第 3 次あいち地震対策アクションプランの策定を実施し 地震対策の充実強化を図っています また 平成 16 年 3 月に策定した 愛知県地震防災推進条例 に基づき 県 市町村 県民 事業者 自主防災組織 ボランティア等が協働して地震災害に対処する 防災協働社会 の形成に向けて取り組んでいます 12

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