Table of Contents 1 はじめに 総則 本ガイドラインの目的 本ガイドラインの構成 本ガイドラインの適用範囲 本ガイドライン適用の前提条件 想定される本ガイドラインの活用者 本ドキ

Size: px
Start display at page:

Download "Table of Contents 1 はじめに 総則 本ガイドラインの目的 本ガイドラインの構成 本ガイドラインの適用範囲 本ガイドライン適用の前提条件 想定される本ガイドラインの活用者 本ドキ"

Transcription

1 半導体ウェーハ加工プロセスの工程を適正な状態に維持 管理するための計測サンプリングに関するガイドライン Guidelines for measurement sampling properly to maintain and to manage process of semiconductor wafer fabrication processes Version 1.1 株式会社半導体先端テクノロジーズ

2 Table of Contents 1 はじめに 総則 本ガイドラインの目的 本ガイドラインの構成 本ガイドラインの適用範囲 本ガイドライン適用の前提条件 想定される本ガイドラインの活用者 本ドキュメントに関連する規格 計測サンプリング設計の基本的考え方 計測および計測サンプリングとは 計測の目的 計測サンプリングの設計 計測サンプリング設計の基準となる情報 異常判定への対応 計測装置の管理 計測サンプリングに関する一般ガイドライン 抜き取り計測の前提条件 計測サンプリングの実行 検査ロットの設定 抜き取り方法の設計 サンプルサイズの設定 計測対象の決定 設計された抜き取り方法の検証と妥当性確認 抜き取り方法の合意形成 設計された抜き取り方法の運用開始後の評価 計測サンプリングに関する詳細ガイドライン 抜き取り計測の前提条件 母集団の考慮 検査ロットの設定 抜き取り方法の設計 サンプルサイズの設定 計測対象の決定 設計された抜き取り方法の検証と妥当性確認 抜き取り方法の合意形成 設計された抜き取り方法の運用開始後の評価...14 i

3 7 計測サンプリング導入手順例 計測サンプリングの目的と経緯の明確化 ( 4.1 節参照 ) 前提条件の確認 母集団の確認 ( 6.2 節参照 ) 検査ロットの設定 ( 6.3 節参照 ) 必要な精度の決定 サンプリング法とサンプリング種類の決定 サンプルサイズの設定 1) ( 節 6.5 節参照 ) 計測対象の決定 ( 6.6 節 参照 ) 抜き取り時の計測結果判定のための基準値とルールの設定 抜き取り時の判定結果の取り扱い決定 ( 4.5 節参照 ) 設計された抜き取り方法の検証と妥当性確認 ( 6.7 節参照 ) 抜き取り方法の合意形成 ( 5.8 節参照 ) 計測の実施 ( 4.6 節 節参照 ) 設計された抜き取り方法の運用開始後の評価 ( 6.9 節参照 ) コスト計算 ( 4.4 節参照 ) 参考文献...20 改訂履歴 版 日付 著者 Ver システム基盤技術プログラム Ver システム基盤技術プログラム 本研究の一部は 経済産業省 (METI) の 高度情報通信機器 デバイス基盤プログラム の一環である 先端的 SoC 製造 システム高度制御技術開発 として 独立行政法人新エネルギー 産業技術総合開発機構 (NEDO 技術開発機構 ) からの 委託により推進されています ii

4 1 はじめに 半導体製品は シリコン基板上に写真製版技術を何度も繰り返し用いることにより トランジスタや配線等の回路を立体的に形成してチップといわれる製品を1 枚のウェーハ上に多数製造されたのち チップごとに切り分けられて個々の製品に組み立てることにより製造されている お客様に対して 半導体メーカは 設計された回路が定められた寿命の期間 論理設計通りに動作することを製品の品質として保証している このために半導体メーカは完成したチップに対して全チップ回路特性を電気的にテストして 合格したものだけを出荷している ( 出荷検査における全数検査 ) 近年 半導体製品の製造においては 上記の 出荷検査における回路動作特性の全数検査 だけでなく 工程を適正な状態に維持 管理する活動 に関しても顧客への説明の要求が強くなってきており 顧客による製造工場の見学 監査も頻繁に行われるようになってきている このような要求に呼応して 日本の半導体製品の製造では 品質重視と製造工程管理の両方の観点から製造工程において多くの中間特性値の計測を導入してきた 半導体製品の製造工程の一部であるウェーハ加工プロセスにおいても中間特性値の計測として ウェーハ加工結果の計測 や 工程での加工調整量を算出するための計測 等 様々な計測を抜き取りにより実施している 本ガイドラインは工程管理担当者や工程処理条件決定担当者が工程の適正な状態を維持 管理するために行う計測に関して サンプルの抜き取りを合理的に行うための設計指針を示したものである 1/20

5 2 総則 2.1 本ガイドラインの目的 本ガイドラインの目的は 工程の適正な状態を維持 管理するための中間特性値計測に関する抜き取り計測の設計指針を示すことである 本ガイドラインは 中間特性値の計測における適切な抜き取り方法を設計する際に関係者が講ずべき原則的な措置を示したものであり 製造ラインの実態や多岐にわたる工程 品種等に則して抜き取り方法を設計する際に積極的に活用されることを想定している 2.2 本ガイドラインの構成 本ガイドラインでは 3 章で関連する規格 4 章ではガイドラインに含まれない計測サンプリング設計の基本的考え方 5 章では計測サンプリングに関する一般ガイドライン 6 章では 5 章を補足する詳細内容 7 章では実施中の計測に対し計測サンプリングを導入する際の手順例 8 章で参考文献を記す 2.3 本ガイドラインの適用範囲 本ガイドラインは 半導体製品製造におけるウェーハ加工プロセスでの中間特性値の計測として実施される ウェーハ加工結果の計測 と 工程での加工調整量を算出するための計測 の抜き取り方法設計業務 抜き取り方法見直しおよび変更業務に対して適用される 本ガイドラインは 完成後のトランジスタ等の素子の電気特性値計測および ウェーハ状態およびアッセンブリ工程以降の製品チップ個々に対して行われる回路動作特性の検査業務には適用されない 2.4 本ガイドライン適用の前提条件 本ガイドラインは 半導体製品の回路動作特性や素子の電気特性の計測が別途行われており 特に製品チップの回路動作計測は全数検査を基本として運用されていることを前提としている 2.5 想定される本ガイドラインの活用者 本ガイドラインは 計測の抜き取り方法設計業務における設計根拠 および設計手順や設計方法について示したものであり 抜き取り方法設計業務 抜き取り方法見直しおよび変更業務において積極的に活用されることを想定している 具体的には 半導体製品製造に従事する者で 各社で呼称は異なる可能性はあるが 製品の設計者 ( 規格作成者 ) プロセスエンジニア( 計測技術適用者 ) 工程品質管理者( 運用管理者 ) 製造担当者( 計測作業者 ) 等が 本ガイドラインを参照することが望まれる また 半導体製品を購入する顧客の工場監査担当者等が本ガイドラインを参照することで 半導体ウェーハ加工プロセスの工程の管理と制御のための中間特性値計測の抜き取り方法等を理解する一助となることが期待される 2/20

6 3 本ドキュメントに関連する規格 ISO/TS16949 :2002 自動車業界向けの品質マネジメントシステム規格 JIS Z 8101 :1999 統計 - 用語と記号 - JIS Z 8403 :1996 製品の品質特性 - 規格値の決め方通則 JIS Z 9008 :1957 計数連続生産型抜取検査 JIS Z (ISO ) 第 1 部 :2006 ロット毎の検査に対する AQL 指数型抜取検査方式 JIS Z (ISO ) 第 2 部 :1999 孤立ロット毎の検査に対する LQ 指数型抜取検査方式 JIS Z (ISO ) 第 3 部 :1999 スキップロット抜取検査手順 JISZ9021(ISO8258) :1998 シューハート管理図 3/20

7 4 計測サンプリング設計の基本的考え方 4.1 計測および計測サンプリングとは 本ガイドラインで扱う計測とは 膜厚 寸法 重ね合わせ 段差 欠陥検査 外観検査等 半導体ウェーハ加工プロセスでの中間特性値を得ることを指す 計測サンプリングとは 計測対象を抜き取りで抽出することである 4.2 計測の目的 本ガイドラインで扱う計測に共通した最上位の目的は 工程の適正な状態を維持 管理することである 4.3 計測サンプリングの設計 計測サンプリングは 計測を抜き取りで行っても工程を適正な状態に維持 管理できるように設計されなければならない これにより 工程が異常となったときに それを見逃さない管理のもとで生産されていることになる 反対に工程に異常があったときに 異常を検出することである これにより 異常が検出されない場合には 製品は管理された工程のもとで生産されていることになる 4.4 計測サンプリング設計の基準となる情報 計測サンプリング設計の基準として 製造工程中の基準値および 実力を示す統計量 ( 平均値 メディアン 標準偏差 レンジ 1/4~3/4 レンジ 歪度と尖度等 ) を使用する場合がある 計測サンプリング設計を行うのに 技術的情報 経験的に得られたパフォーマンス情報 およびサンプルから得られた 統計的な情報 等に基づき コストダウンを図ったサンプリング条件を設計することが効果的である 4.5 異常判定への対応 計測サンプリングを適用して 異常が判定された場合には もれなく対応がとられることを確実にするシステムの構築が必要である 4.6 計測装置の管理 計測装置は 管理されていることが必要である ISO/TS16949 の MSA(Measurement System Analysis) では 計測結果に存在する計測誤差の影響を解析するため 統計的調査を実施することを要求している 4/20

8 5 計測サンプリングに関する一般ガイドライン 5.1 抜き取り計測の前提条件 抜き取り計測の前提となる条件は 工程が管理された状態である ことである 工程を管理するとは 工程の適切なパラメータを監視し 必要な制御等を行うことをいう この工程の管理の結果 結果が安定した母集団を継続的に形成するならばこれを管理された工程という 5.2 計測サンプリングの実行 半導体ウェーハ加工プロセスにおいて工程が管理された状態にあるとき 形成された母集団を考慮して 計測対象を抜き取る方法を設計し 計測サンプリングを実行することができる 5.3 検査ロットの設定 ロットとは 等しい条件下で生産された品物又は等しい条件で生産されたと思われる品物の集まり (JIS Z ) と定義されており この定義に従って集められた検査対象から検査ロットを作ることが推奨される 生産中に別の検査対象の生産等により 当該検査対象の生産に中断があった場合でも適切に工程が設定され 上記の条件が満たされる場合にはそれらを集めて検査ロットを作ることができる 5.4 抜き取り方法の設計 計測を検査ロットからの抜き取りで行う場合の方法は 製品および当該工程の特徴を把握した上で 目的に合った手法を選択し 半導体メーカ自身で設計しなければならない その際 設計の考え方や抜き取り方法について ISO 規格や JIS 等を参考にすることができる 5.5 サンプルサイズの設定 サンプルサイズ ( サンプルの大きさ ) は 検査ロットから取得するデータ数である 検査ロットから抜き取るサンプルサイズは 工程のパフォーマンスを基に検査特性およびプロセス制御精度を考慮して 必要な精度を確保する観点で決めることが望ましい したがって サンプルサイズは工程の能力 同一検査対象の生産量等に応じて変わりうる 工程が安定し 差が小さくかつ品質が良好であるならば サンプルサイズを小さくすることが可能である 一方安定度が疑われる場合はサンプルサイズを大きくすることが必要である 5/20

9 5.6 計測対象の決定 サンプリング理論では データはランダムでサンプリングして測定することが原則であり サンプリングの種類を選択し サンプルサイズに合う数の計測対象を選ぶことになる サンプリングの種類は JIS 等で決められたものを使うことが一般的である 半導体ウェーハ加工プロセスにおいては 製品特性 デバイス特性 プロセス特性 工程の能力等 様々な状況や条件等に基づいて計測ポイントを決定することが必要となる 5. 5 節のガイドラインに対応させ 必要な精度を確保する観点で 半導体製造メーカ自身で計測対象を決定することが望ましい 5.7 設計された抜き取り方法の検証と妥当性確認 設計された抜き取り方法は いくつかの判断基準に基づいて事前に検証および妥当性を確認されることが望ましい 5.8 抜き取り方法の合意形成 設計された抜き取り方法は 導入前に関係者間で合意されていることが必要である 関係者とは 製品の設計者 ( 規格作成者 ) プロセスエンジニア( 計測技術適用者 ) 工程品質管理者( 運用管理者 ) 製造担当者 ( 計測作業者 ) 等 本ガイドラインの活用者のことである 5.9 設計された抜き取り方法の運用開始後の評価 設計された抜き取り方法は いくつかの判断基準に基づいて 運用開始後も定期的に評価されるべきである その結果 判断基準を満足していることを確認できれば その方法はそのまま維持 継続することができる 一方 運用されている抜き取り方法がこれらの判断基準を満足しなくなれば その方法の見直しを行うべきである 検査対象に変更がなされた場合には その時点で新たな設定条件や特性に基づいて抜き取り方法を見直すことが望ましい 6/20

10 6 計測サンプリングに関する詳細ガイドライン 6.1 抜き取り計測の前提条件 以下 5.1 抜き取り計測の前提条件 における 工程を管理する に関し詳細を記す 5.1 抜き取り計測の前提条件抜き取り計測の前提となる条件は 工程が管理された状態である ことである 工程を管理するとは 工程の適切なパラメータを監視し 必要な制御等を行うことをいう この工程の管理の結果 結果が安定した母集団を継続的に形成するならばこれを管理された工程という 工程の管理には 生産の基本要素である4M(Man/Machine/Material/Method) について必要な内容が定まっている状態に加え 必要に応じて以下のような管理活動の実行が含まれる 1 材料特性の事前情報および前の工程での中間品質の計測結果 ( 膜厚 寸法 重ね合わせ 段差 欠陥検査 外観検査等 ) 作業環境( 気圧等 ) により後の工程のパラメータを事前に調整するフィードフォワード 2 工程でのパラメータや中間品質の計測結果によって当該工程パラメータを調整するフィードバック 3 中間品質の計測結果に基づいた製品および工程への処置 ( 製品廃棄 装置停止等 ) 4 装置のセンサー 計器類の計測値を用いた適切な装置監視 6.2 母集団の考慮 以下 5.2 計測サンプリングの実行 における 母集団を考慮する に関し詳細を記す 5.2 計測サンプリングの実行 半導体ウェーハ加工プロセスにおいて工程が管理された状態にあるとき 形成された母集団を考慮して 計測対象を抜き取る方法を設計し 計測サンプリングを実行することができる 母集団とは 考察の対象となる特性を持つすべてのものの集団 (JIS Z ) とされている このことから考察の対象となる特性が何であるかをはっきりさせておく必要がある 半導体ウェーハ加工プロセスにおいては 考察の対象となる特性は加工出来栄えを指すと考えられる したがって 考察の対象は加工工程単位で異なり 特性も加工工程ごとに異なる 本ガイドラインでは 加工出来栄えの計測を半導体製品の電気的な動作特性の計測と区別するために 中間特性値計測 と表現している 半導体ウェーハ加工プロセスの中間特性値計測の母集団は上記より加工工程単位で異なり 計測すべき特性も加工工程ごとに異なる 半導体ウェーハ加工プロセスの中間特性値計測の母集団は それぞれの工程の処理の特徴と計測の目的を考慮して半導体メーカ自身で決めることが望ましい 例えば 処理条件が特徴の主要因である工程と 回路パターンレイアウトが特徴の主要因である工程と テクノロジノードが特徴の主要因である工程では それぞれ異なる特徴を有する可能性があるので 工程ごとに考察の対象となる特性を決め 計測の母集団を設定する方法が考えられる また半導体ウェーハ加工プロセスの中間特性値計測は工程の監視を目的としたものと工程の制御を目的としたものがあり 必要な場合は母集団を分けて設定することができる 7/20

11 6.3 検査ロットの設定 以下 5.3 検査ロットの設定 に関し詳細を記す 5.3 検査ロットの設定ロットとは 等しい条件下で生産された品物又は等しい条件で生産されたと思われる品物の集まり (JIS Z ) と定義されており この定義に従って集められた検査対象から検査ロットを作ることが推奨される 生産中に別の検査対象の生産等により 当該検査対象の生産に中断があった場合でも適切に工程が設定され 上記の条件が満たされる場合にはそれらを集めて検査ロットを作ることができる 検査ロットの設定においては 検査対象となる 等しい条件下で生産された品物又は等しい条件で生産されたと思われる品物の集まり を半導体メーカ自身であらかじめ決めておく必要がある 検査対象の中から検査ロットを設定する 検査ロットの設定根拠について 裏づけとなる理論や実績を基にした資料を残しておくことが望ましい 一般に 半導体ウェーハ加工プロセスにおいては 製品はウェーハ上で複数個同時に作成される またウェーハを複数枚集めてキャリアに入れて搬送単位とし搬送ロットを形成している ウェーハ加工はこのキャリア単位で装置に仕掛けられるので 加工ロットと認識されることが多い上 加工ロットを検査ロットとすることが簡易的に行われている しかし JIS の定義に従えば 等しい条件下で生産されたと思われる品物を集めて検査ロットを作ることは 必ずしも装置へ仕掛けた搬送ロットや加工ロットごとに検査ロットを設定することを意味していない 例えば 等しい条件下で生産された又は等しい条件で生産されたと思われる検査対象の中から 複数の加工ロットを集めて検査ロットとし 検査ロットから抜き取ったサンプルの結果をそれぞれの加工ロットのデータとして使用できる 検査ロットを複数の加工ロットから構成した場合は 検査ロットの結果が明らかになるまで構成している加工ロットが処置可能な範囲に保持されることが必要である 8/20

12 6.4 抜き取り方法の設計 本節では 半導体ウェーハ加工プロセスの特徴を考慮した抜き取り方法について詳細に記す 5.4 抜き取り方法の設計計測を検査ロットからの抜き取りで行う場合の方法は 製品および当該工程の特徴を把握した上で 目的に合った手法を選択し 半導体製造メーカ自身で設計しなければならない その際 設計の考え方や抜き取り方法について ISO 規格や JIS 等を参考にすることができる サンプリング法 1) ( ランダムサンプリングと有意サンプリング ) 一般にサンプリング法を大きく分類すると ランダムサンプリングと有意サンプリングに分けられる ランダムサンプリングとは 母集団を構成している単位体 単位量等がいずれも同じような確率でサンプル中に入るようにサンプリングすること と定義されており どの対象が抜き取られやすい あるいは抜き取られにくいというクセのない抜き取り方である JIS や ISO の抜取検査の規格は ランダムサンプリングを前提としている ( 例外としては系統サンプリング :Dodge の CSP-1 を基にした JIS Z 9008 がある ) 有意サンプリングとは 確率が同じとは言えないようなサンプリング と定義されており やむを得ず有意サンプリングとなる場合と意図的に有意サンプリングにしている場合がある 前者の場合の例としては ランダムサンプリングを意図しているのだが 乱数表 乱数サイを使わずに適当にサンプリングしたため ランダムサンプリングにならないもの (Chunk( チャンク ) と呼ばれている ) や 等間隔にサンプリングする系統サンプリングがあり ランダムサンプリングと区別している 工場等におけるサンプリングではこの方法が良く使われており できるだけランダムサンプリングに近づくように努力することが望ましい ただし 工程が安定して製品のばらつきがランダムな誤差だけであれば サンプルを等間隔で取ったとしてもサンプルの結果はランダムサンプリングとみなすことができる 一方 後者の場合として 工程が安定しておりさらに母集団の性質がよくわかっており 技術的理論や経験的知識から代表と見られるサンプルが得られる場合には 意図的に有意サンプリングをすることで目的に合った結果を得ることができる 例えば プレス加工時の初物検査 ( 技術的情報等からランダムにサンプンングせず 意図的に初物数個を検査する ) 等がある この方法では サンプリング誤差を客観的に評価することが不可能であり 方法を誤ると 調査する人の主観が入り易くなり サンプルサイズ ( サンプルの大きさ ) を大きくしても代表性を高めることにならないという欠点を持っており 実施にあったってはこれらのことを十分に吟味する必要がある 9/20

13 6.4.2 階層サンプリング半導体ウェーハ加工プロセスの中間特性値計測においては 設定された検査ロットから計測対象を抜き取る際に 加工工程の特徴として装置の構造を考慮することが必要な場合がある 例えば 装置の種類ごとにその構造の特徴から加工結果に決まった傾向がある場合には 加工工程の特徴として偶然変動以外の加工ばらつきが製品の中間特性値に対して存在することになる このような 加工の特徴に対して決まった傾向に関する技術的理論や経験的知識等があり 代表と見られるサンプルを狙って取った方が少ないサンプルで目的に合った結果を得ることができるのであれば その特徴を反映した抜き取りを設定することが望ましい 決まった傾向が ロット間 ウェーハ間 ウェーハ面内で個別に存在する場合には 必要に応じて階層分けを行い 階層別にその特徴を反映したサンプリング法を設定することが望ましい 半導体ウェーハ加工プロセスでは この方法がとられることが多い 階層分けを行った場合には 設定根拠について 裏づけとなる理論や実績を基にした資料を残しておくことが望ましい 抜き取り方法の設計半導体ウェーハ加工プロセスにおいて 処理手順 加工特性に関して蓄積された技術的理論や経験的知識を利用して抜き取り方法を設計する場合は 蓄積された技術的理論や経験的知識等を所有する半導体メーカ自身で設計しなければならない この際必要に応じて 節と6.4.2 節を組み合わせて多段サンプリングを設計することができる 設計根拠については 裏づけとなる理論や実績を基にした資料を残しておくことが望ましい 例えば 検査ロットから加工ロット単位でサンプリングをする際には系統サンプリングを用い ロット内のウェーハ選択とウェーハ面内の計測箇所選択には技術的理論や経験的知識等から定点観測する有意サンプリングを用いる等がある 10/20

14 6.5 サンプルサイズの設定 以下 5.5 サンプルサイズの設定 に関し詳細を記す 5.5 サンプルサイズの設定サンプルサイズ ( サンプルの大きさ ) は 検査ロットから取得するデータ数である 検査ロットから抜き取るサンプルサイズは 工程のパフォーマンスを基に検査特性およびプロセス制御精度を考慮して 必要な精度を確保する観点で決めることが望ましい したがって サンプルサイズは工程の能力 同一検査対象の生産量等に応じて変わりうる 工程が安定し 差が小さくかつ品質が良好であるならば サンプルサイズを小さくすることが可能である 一方安定度が疑われる場合はサンプルサイズを大きくすることが必要である 得たい情報の精度は 計測目的ごとに異なるので 目的に応じてサンプルサイズを決めることが望ましい サンプルサイズ ( サンプルの大きさ ) は 計測によって得られるサンプルからの情報 ( 例えば 平均値等 ) の精度に影響を与えるが サンプリング法 ( ランダムサンプリング 有意サンプリング ) も影響を与える可能性があることに留意すべきである ランダムサンプリングの場合はサンプルサイズを大きくすれば それだけ母集団の姿を推定する精度が向上するが 有意サンプリングは 節に サンプルサイズ ( サンプルの大きさ ) を大きくしても代表性を高めることにならないという欠点を持っており 実施にあったってはこれらのことを十分に吟味する必要がある と示したとおり サンプルサイズを大きくすることが必ずしも直接的な効果を生まない したがって サンプルサイズはサンプリング法を考慮して設定されることが望ましい 特に有意サンプリングの場合には 技術的理論や経験的知識から 代表と見られるサンプルを得るために必要なサンプルサイズを決定すべきで むやみにサンプルサイズを大きくすることは望ましくない 11/20

15 6.6 計測対象の決定 以下 5.6 計測対象の決定 に関し詳細を記す 5.6 計測対象の決定サンプリング理論では データはランダムでサンプリングして測定することが原則であり サンプリングの種類を選択し サンプルサイズに合う数の計測対象を選ぶことになる サンプリングの種類は JIS 等で決められたものを使うことが一般的である 半導体ウェーハ加工プロセスにおいては 製品特性 デバイス特性 プロセス特性 工程の能力等 様々な状況や条件等に基づいて計測ポイントを決定することが必要となる 5.5 節のガイドラインに対応させ 必要な精度を確保する観点で 半導体製造メーカ自身で計測対象を決定することが望ましい 半導体ウェーハ加工プロセスにおいてサンプルサイズに合う数の計測対象を決定する際に 6.4 節記載の階層サンプリングを用いる場合 検査ロットからの抜き取りは 加工ロットの選定 ウェーハの選定 面内計測箇所の選定 の 3 段階でサンプルサイズを配分することができる サンプルサイズ= 加工ロット選定数 加工ロット内から抜き取るウェーハ枚数 面内計測箇所数 となる 加工ロットの選定 は通常全ロットが対象( 層別サンプリングに相当 ) となるが 工程が安定し加工ロットごとの差が小さくかつ品質が良好であるならば サンプルサイズを小さくする方法として スキップロットの考え方を導入し 計測しない加工ロットを選定するサンプリング種類を選ぶことが可能である ( 運用上は計測する加工ロットを選定するサンプリング種類を選ぶこととなる ) 逆に スキップロットをやめることはサンプルサイズを大きくする ( 元に戻す ) ことを指す このスキップロットによるサンプルの選定は スキップロット抜取検査手順 (JIS Z ) の考え方を用いれば ランダムサンプリングが通常であるが 計測しないロットの連続回数を一定の数で抑えるために 周期的な選定方法として系統サンプリングをとることができる ウェーハの選定 面内計測箇所の選定 については サンプルサイズに合うようにウェーハの抜き取り枚数と面内計測箇所数に必要な精度を確保する観点で配分することが望ましい スキップロットによって選択するロット数を減らした場合 サンプルサイズを保持するために ウェーハの選定 面内計測箇所の選定 で調整することも可能である ランダムサンプリングも考えられるが 技術的に 目的に合った特定箇所を指定することもあり得る これを行うのは システマティックな分布傾向がわかっており 意図的に特定の箇所を計測する場合と 半導体ウェーハ加工プロセスの搬送装置 計測装置等の制約から 計測対象が限定される場合がある これらを行う場合 裏づけとなる理論や実績を基にした資料を残しておくことが望ましい 12/20

16 6.7 設計された抜き取り方法の検証と妥当性確認 以下 5.7 設計された抜き取り方法の検証と妥当性確認 における 重点 および チェックリスト例を記す 5.7 設計された抜き取り方法の検証と妥当性確認 設計された抜き取り方法は いくつかの判断基準に基づいて事前に検証および妥当性を確認され ることが望ましい 検証および妥当性確認の重点には 抜き取り計測にて工程を適正な状態に維持 管理できるか, 計測目的に見合うか, 設計された抜き取り方法が妥当であるか の3 点がある 独立行政法人農業 食品産業技術総合研究機構 食品総合研究所による 食品のサンプリングに関するガイダンス 6) にて提示されているチェックリストを参考に作成したチェックリスト例を以下に示す <チェックリスト例 > 1. 計測結果はどの工程の加工結果を反映しているか 明確ですか 2. 計測目的は明確になっていますか ( 監視目的 制御目的 両方 ) 3. サンプリングする母集団は明確になっていますか 母集団はそれぞれの工程ごとに処理の特徴を考慮して決定されましたか 計測目的を考慮に加えましたか 4. 検査ロットの設定は適切ですか 同一検査ロットに含むことができる 等しい条件 を決めましたか 等しい条件で生産したと思われる期間やロット数の条件を決めていますか 設計された検査ロットの大きさに対して最大許容計測間隔等を考慮しましたか 5. サンプルサイズの設定および計測対象の決定は妥当ですか サンプリングは技術的理論や経験的知識を活用し 目的に合った結果を得るための代表と見られるサンプルが得られるように意図的な有意サンプリングをしていますか 指定に対して十分な技術的裏づけのある箇所を設定していますか 得られた結果の解析方法は適切ですか 有意サンプリングをしない場合 サンプリング誤差も考慮した十分なサンプルサイズですか ばらつきが分かっており目的精度を満たすサンプルサイズが計算されていますか サンプルサイズに合わせて計測対象を決定する際に 半導体ウェーハ加工プロセスに特徴的な階層について考慮しましたか サンプリングの種類は妥当ですか 例えば 系統サンプリング 単純サンプリング 層別サンプリング 多段サンプリング 層の設定 段の設定等 設定した抜き取り方法は 検査特性の要求や最大許容計測間隔等を満たしていますか 6. 計測目的に必要な精度は決まっていますか 事前に計測誤差情報はありますか 特に計測データ範囲での誤差の大きさは分かっていますか 必要な精度を満たす理論的サンプルサイズを検討しましたか 7. その他 計測費用は予算内に収まりますか 生産計画に悪影響を与えませんか 説明に必要な資料 根拠は準備できていますか 13/20

17 6.8 抜き取り方法の合意形成 以下 5.8 抜き取り方法の合意形成 に関し詳細を記す 5.8 抜き取り方法の合意形成設計された抜き取り方法は 導入前に関係者間で合意されていることが必要である 関係者とは 製品の設計者 ( 規格作成者 ) プロセスエンジニア( 計測技術適用者 ) 工程品質管理者 ( 運用管理者 ) 製造担当者( 計測作業者 ) 等 本ガイドラインの活用者のことである 設計された抜き取り方法の合意形成のためには 設計された計測サンプリングがガイドライン活用者それぞれの目的に対して最適化されていることが望ましい 例えば 技術的データの収集目的のためだけに過剰な計測を行うことは 生産コストの観点からは望ましくない 計測に共通した最上位の目的は 工程の適正な状態を維持 管理することであることが基本的考え方であることに留意して合意形成がなされるべきである 6.9 設計された抜き取り方法の運用開始後の評価 以下 5.9 設計された抜き取り方法の運用開始後の評価 における指標候補および 抜き取り方法を見直した際の確認方法について記す 5.9 設計された抜き取り方法の運用開始後の評価設計された抜き取り方法は いくつかの判断基準に基づいて運用開始後も定期的に評価されるべきである その結果 判断基準を満足していることを確認できれば その方法はそのまま維持 継続することができる 一方 運用されている抜き取り方法がこれらの判断基準を満足しなければ その方法の見直しを行うべきである 検査対象に変更がなされた場合には その時点で新たな設定条件や特性に基づいてその方法を見直すことが望ましい 設計された抜き取り方法の運用開始後の評価では 工程能力 ( 母集団の姿が変わることによる影響も含む) 製品歩留り 製品品質( 電気特性 ) 装置品質 検査間隔等が判定における指標の候補となる これら指標に対する評価の結果や生産量の変化等から抜き取り方法を見直した場合 OC(Operating Characteristic) 曲線により検査特性がどう変わったかを確認したり 最大許容検査間隔を満たすかを確認したりすることを推奨する 14/20

18 7 計測サンプリング導入手順例 実施中の計測に対し 計測サンプリングを導入する際の手順例を示す 7.1 計測サンプリングの目的と経緯の明確化 (4.1 節参照 ) 計測サンプリングに移行する ( 計測サンプリングを採用する ) 狙いと検討経緯を記した資料を残しておく 例えば 全加工ロットに対して検査をやっていたが 状態 ( 結果 ) が安定してきたのに相変わらず全数データを取っているのは無駄であり コスト 生産能力の足を引っ張っているのではないか とか 既に知見が得られたので 今後は合理的な群 (JIS Z8101-2) を設定し 検査ロットからのサンプルで管理することにした のニーズに応えるため 根拠あるサンプルサイズと抜き取りの方法を設定した 等である 7.2 前提条件の確認 計測の導入目的の確認 (4.2 節参照 ) 対象となる計測の導入目的を確認する 目的には次のものが考えられる 計測結果で工程パラメータを調整するフィードバックを行う 工程の監視や工程の制御を行う 平均値 ばらつきを知る ( 推測 : 具体的には 点推定 区間推定をすることになる ) 工程の変化を検出する ( 検定 : 具体的には管理図を書くことになる ) 最悪値を知る ( 具体的には規格はずれがないことを少数のサンプルで判断する ) 計測の導入経緯の確認計測の導入経緯を確認する 導入の理由が取り除かれていれば 計測を止める検討が可能となる 計測を継続することになれば 計測サンプリングの導入を検討する 計測項目の確認 (4.1 節参照 ) 対象となる計測項目を確認する 計測項目として 4.1 節記載の膜厚 寸法 重ね合わせ 段差 欠陥検査 外観検査等 半導体ウェーハ加工プロセスの中間特性値がある 計測の最上位の目的は工程の適正な状態の維持 管理であり そのことが考慮され設定された計測項目になっているか確認する 計測方法の確認 (4.1 節参照 ) 対象となる計測項目に対し 使用計測装置や計測に要する時間等が考慮され 計測の目的にあった計測方法が採用されていることを確認する 例えば 金属膜の膜厚はシート抵抗で計測する 積層膜の膜厚を計測する場合は単層膜を計測する計測技術とは違う方法を採用する 配線幅は細い為 SEM(Scanning Electron Microscope) で計測する 等である 15/20

19 7.2.5 計測範囲 誤差情報の確認 (4.6 節参照 ) 計測目的にあった計測データを得るためには 計測技術や計測装置が持つ計測可能範囲と 加工目標値周辺での計測誤差をあらかじめ確認しておく必要がある 例えば 計測装置の仕様 ( スペック ) や MSA 等を用いて計測範囲 誤差情報を確認する方法がある 計測結果の判定基準の確認 (4.3 節参照 ) 対象となる計測項目に対し設定されている 計測結果の判定基準を確認する 例えば 製品設計で決まる基準としては 中間品質の機能限界 ( 中間品質の値によって 最終製品の特性値がその基準を超える限界 ) や 実力から決まる基準としては ±3σ や 制御目的を達成するための基準としては APC が精度よく機能する範囲 がある 判定基準が計測結果の使い方に応じて設定され 工程が異常となったときに それを見逃さない管理ができることを確認しておく 工程が管理されていることの確認 (6.1 節参照 ) 工程が管理された状態であることを確認する 例えば 生産の基本要素である4M(Man/Machine/Material/Method) について必要な内容が定まっている状態であることおよび それに加え必要に応じて以下のような管理活動が実行されていることを確認する 1 材料特性の事前情報および前の工程での中間品質の計測結果 ( 膜厚 寸法 重ね合わせ 段差 欠陥検査 外観検査等 ) 作業環境( 気圧等 ) により後の工程のパラメータを調整するフィードフォワード 2 工程でのパラメータや中間品質の計測結果によって当該工程パラメータを調整するフィードバック 3 中間品質の計測結果に基づいた製品および工程に処置を行う判定 4 装置のセンサー 計器類の計測値を用いた適切な装置監視 現状データの分析 (5.1 節参照 ) 結果が安定した母集団を継続的に形成していることを確認する 7.3 母集団の確認 (6.2 節参照 ) それぞれの工程の処理の特徴と計測の目的が考慮された 実用的な母集団になっているか確認する 例えば 複数の生産ロットを同時に あるいは同一条件で処理され同一処理とみなせる方法で加工が行われる場合は同一母集団とする 等である 7.4 検査ロットの設定 (6.3 節参照 ) 検査ロットを設定し その設定根拠について裏づけとなる理論や実績を基にした資料を残しておく 検査ロットとして 例えば 等しい条件下で生産された又は等しい条件で生産されたと思われる複数の加工ロットの集まりと設定することができる 16/20

20 7.5 必要な精度の決定 設定した検査ロットから抜き取りによって計測値を得るということは 全数に対してデータを取得しないということであるので 取得しなかったロットやウェーハや面内の位置に関しては 何らかの補完を行ったり 母集団に対しては推定を行う必要がある したがって 必要な補完値や推定値に対して 計測によって得たい情報が要求している精度を決定する 7.6 サンプリング法とサンプリング種類の決定 サンプリング法の決定 (6.4.1 参照 ) 目的に合うサンプリング法 ( ランダムサンプリング 有意サンプリング ) を計測工程ごとに決定する サンプリング種類の決定 (6.4.2 節 節参照 ) サンプリング法としてランダムサンプリングを選択した場合 サンプリングの目的や コスト サンプリングするための予備知識の有無から単純サンプリング 二段サンプリング 多段サンプリング 層別サンプリング 集落サンプリング等サンプリング種類を決定する 有意サンプリングを選択した場合 技術的理論や経験的知識から代表と見られるサンプルを意図的に抜き取る 例えば有意サンプリングにおいて 決まった傾向が ロット間 ウェーハ間 ウェーハ面内で個別に存在する場合には 必要に応じて階層分けを行い その場合 階層ごとに 抜き取りにするか全数計測にするか決定する 抜き取りをする階層においては代表と見られるサンプルの候補を決定する 階層分けを行った場合には 設定根拠について 裏づけとなる理論や実績を基にした資料を残しておく 7.7 サンプルサイズの設定 1) (6.4.1 節 6.5 節参照 ) サンプルサイズ ( サンプルの大きさ ) を設定する 例えば ランダムサンプリングを選択した場合 要求精度から必要なサンプルサイズを計算する 一方 有意サンプリングを選択した場合 代表と見られるサンプルを得られるために必要なサンプルサイズを設定する 有意サンプリングは 節にあるとおり サンプリング誤差を客観的に評価することが不可能であり 方法を誤ると 調査する人の主観が入り易くなり サンプルサイズを大きくしても代表性を高めることにならないという欠点を持っており 実施にあったってはこれらのことを十分に吟味する必要がある サンプルサイズの大きさが精度を向上させないので 必要な推定量の精度は技術的理論や経験的知識から決めた代表と見られるサンプルの代表度に依存する なお 工程の安定がさらに確認された場合 サンプルサイズの縮小 ( スキップロット等 ) を検討することも可能である 17/20

21 7.8 計測対象の決定 (6.6 節 参照 ) サンプリング種類にあわせて サンプルサイズにあう数の計測対象を決定する 例えば ロット間 ウェーハ間 ウェーハ面内で階層分けを行い 階層別にサンプリング法を設定する場合 検査ロットからの抜き取りは 加工ロットの選定 ウェーハの選定 面内計測箇所の選定 の 3 段階でサンプルサイズ ( サンプルの大きさ ) を配分する サンプルサイズは以下関係式で表すことができる サンプルサイズ= 加工ロット選定数 加工ロット内から抜き取るウェーハ枚数 面内計測箇所数 ランダムサンプリングの場合 サンプルサイズに合う数の計測対象を各階層のばらつきを考慮して配分する 有意サンプリングの場合 例えば 加工ロットは全数とし ウェーハの選定 面内計測箇所の選定 については サンプルサイズに合うようにウェーハの抜き取り枚数と面内計測箇所数に7.6.2 節で決定したサンプルの候補から必要な精度を確保する観点で配分する これを行う場合 裏づけとなる理論 実績を基にした資料を残しておく 7.9 抜き取り時の計測結果判定のための基準値とルールの設定 抜き取り時の計測結果の判定方法と必要設定内容 (7.2.6 参照 ) 節で確認した基準に対し 計測サンプリングへ移行することの影響を考慮する必要がある 計測結果の判定方法には 計測結果を判定基準値に照らして不具合の発生の可能性を判定する方法と 計測結果を時系列に集めてその傾向から母集団の変化を推定する方法がある 計測結果を判定基準値に照らして判定する場合 設計情報や統計的品質管理の考え方等を参考にして判定基準値を設定する必要がある 計測結果を時系列に集めてその傾向から母集団の変化を推定する場合 統計的品質管理の考え方等を参考にして 傾向判定を行うルールを設定する必要がある 判定基準値の設定判定基準値には いくつかの決め方がある その中から工程ごとにどれかの決め方を使って中間品質の判定基準を設定する 下記に判定基準値の決め方の例を示す 要求品質に合わせて決めるこれには 設計値の許容する範囲等を基準値に使う方法がある ここでいう設計値とは半導体製品の回路特性を満たすための設計値をさしており 装置の加工バラツキの実力等とは独立して決められるものである 工程平均に基づいて決めるこれには 管理図の手法がある ただし 半導体のウェーハプロセスの場合 有意サンプリングを用いていることが多く取得した計測結果の平均値および標準偏差が母集団の平均値および標準偏差と異なる場合を考慮して 設定された基準値の第一種および第二種の過誤について検証しておく 不具合の階級に応じて決めるこれには 製品の品質基準に従って基準値に階級をつける方法がある たとえば医療機器や自動車の制御機器のような製品に対して 通常品の基準値よりも厳しい基準値を設けるということである 18/20

22 7.9.3 判定ルールの設定母集団の変化を推定する場合 傾向判定を行うルールを設定する 例えば 時系列に集めてその傾向から母集団の変化を推定する方法として JIS Z 9021 にはシューハート管理図に対して8 種類の判定ルールが示されている (ISO 8258 に準拠 ) JIS には 判定ルール適用の際には 工程固有の変動を考慮して決めることが望ましい との注釈が書かれている 工程固有の変動の考慮とは 群内変動 群間変動の特性を知り 必要な判定ルールを用いることを指している 7.10 抜き取り時の判定結果の取り扱い決定 (4.5 節参照 ) 抜き取り時の判定結果の取り扱いとして以下を決定する 移行前に行っていた判定結果の取り扱いとの整合性がとれるように 判定結果が計測の目的を満足した場合 満足しなかった場合の各々の処置を決めておく サンプルサイズの縮小や拡大の条件や計測対象の変更条件等を満足した場合 満足しなかった場合の各々の処置を決めておく 7.11 設計された抜き取り方法の検証と妥当性確認 (6.7 節参照 ) 検証および妥当性確認の重点である 抜き取り計測にて工程を適正な状態に維持 管理できるか 計測目的に見合うか 設計された抜き取り方法が妥当であるか を例えば 6.7 節記載の<チェックリスト例 > 等を用いて確認する 7.12 抜き取り方法の合意形成 (5.8 節参照 ) 計測サンプリング導入に対し5.8 節記載の関係者と合意する 7.13 計測の実施 (4.6 節 節参照 ) 4. 6 節記載の管理された計測装置を用い 計測に適した計測環境にて 節にて確認した計測項目に対しサンプルを計測してデータを得る そのデータをもとに検査ロットの合否を判定したり 工程での加工調整量を算出し加工結果を制御する 取得したデータはトレーサビリティ ( 検査ロットと加工ロットと計測値の対応づけ等 ) を考慮し保存する なお 実施にあたっては 計測スキルを醸成するため 計測方法 手順の明確化 文書化および 計測作業者への教育や意識付けを行っておく 19/20

23 7.14 設計された抜き取り方法の運用開始後の評価 (6.9 節参照 ) 設計された抜き取り方法に対し 運用開始後 例えば6.9 節記載の指標 ( 工程能力 ( 母集団の姿が変わることによる影響も含む ) 製品歩留まり 製品品質( 電気特性 ) 装置品質 検査間隔等) を用いて判定をおこない 抜き取り方法を評価する 例えばランダムサンプリングの場合 工程のばらつきを確認し サンプルサイズが要求精度を満たすか再確認し 必要に応じてサンプルサイズを増減させる また これまで得られた工程や階層や箇所の情報から有意サンプリングへ移行の必要性の判断を行う 一方 有意サンプリングの場合 特別に指定以外の場所のデータを収集して指定箇所が妥当であることを定期的に確認し 必要に応じて計測箇所の追加 変更を行う なお 抜き取り方法が妥当でない場合の再設計は 例えば6.3~6.6 節に従い行う 7.15 コスト計算 (4.4 節参照 ) 計測に必要とするコストあるいはリスク発生による損失が許容できる限界値以下かどうかを計算する 例えば JIS Z 8403 付属書 1 製品の品質とコストとのバランスのとり方 がある 8 参考文献 1) 加藤洋一 (1984): サンプリングと抜き取り検査, 日本規格協会. 2) 飯塚悦功 (2009): 現代品質管理総論, 朝倉書店. 3) 永田靖 (2009): 統計的品質管理, 朝倉書店. 4) 仁科健 (2009): 統計的工程管理, 朝倉書店, 5)( 社 ) 日本品質管理学会 (2009): 新版品質保証ガイドブック, 日科技連出版社. 6) 独立行政法人農業 食品産業技術総合研究機構 : 食品総合研究所による 食品のサンプリングに関するガイダンス, ( 20/20

と 測定を繰り返した時のばらつき の和が 全体のばらつき () に対して どれくらいの割合となるかがわかり 測定システムを評価することができる MSA 第 4 版スタディガイド ジャパン プレクサス (010)p.104 では % GRR の値が10% 未満であれば 一般に受容れられる測定システムと

と 測定を繰り返した時のばらつき の和が 全体のばらつき () に対して どれくらいの割合となるかがわかり 測定システムを評価することができる MSA 第 4 版スタディガイド ジャパン プレクサス (010)p.104 では % GRR の値が10% 未満であれば 一般に受容れられる測定システムと .5 Gage R&R による解析.5.1 Gage R&Rとは Gage R&R(Gage Repeatability and Reproducibility ) とは 測定システム分析 (MSA: Measurement System Analysis) ともいわれ 測定プロセスを管理または審査するための手法である MSAでは ばらつきの大きさを 変動 という尺度で表し 測定システムのどこに原因があるのか

More information

ISO 9001:2015 から ISO 9001:2008 の相関表 JIS Q 9001:2015 JIS Q 9001: 適用範囲 1 適用範囲 1.1 一般 4 組織の状況 4 品質マネジメントシステム 4.1 組織及びその状況の理解 4 品質マネジメントシステム 5.6 マネジ

ISO 9001:2015 から ISO 9001:2008 の相関表 JIS Q 9001:2015 JIS Q 9001: 適用範囲 1 適用範囲 1.1 一般 4 組織の状況 4 品質マネジメントシステム 4.1 組織及びその状況の理解 4 品質マネジメントシステム 5.6 マネジ ISO 9001:2008 と ISO 9001:2015 との相関表 この文書は ISO 9001:2008 から ISO 9001:2015 及び ISO 9001:2015 から ISO 9001:2008 の相関表を示す この文書は 変更されていない箇条がどこかということに加えて 新たな箇条 改訂された箇条及び削除された箇条がどこにあるかを明らかにするために用いることができる ISO 9001:2015

More information

ISO 9001:2015 改定セミナー (JIS Q 9001:2015 準拠 ) 第 4.2 版 株式会社 TBC ソリューションズ プログラム 年版改定の概要 年版の6 大重点ポイントと対策 年版と2008 年版の相違 年版への移行の実務

ISO 9001:2015 改定セミナー (JIS Q 9001:2015 準拠 ) 第 4.2 版 株式会社 TBC ソリューションズ プログラム 年版改定の概要 年版の6 大重点ポイントと対策 年版と2008 年版の相違 年版への移行の実務 ISO 9001:2015 改定セミナー (JIS Q 9001:2015 準拠 ) 第 4.2 版 株式会社 TBC ソリューションズ プログラム 1.2015 年版改定の概要 2.2015 年版の6 大重点ポイントと対策 3.2015 年版と2008 年版の相違 4.2015 年版への移行の実務 TBC Solutions Co.Ltd. 2 1.1 改定の背景 ISO 9001(QMS) ISO

More information

どのような便益があり得るか? より重要な ( ハイリスクの ) プロセス及びそれらのアウトプットに焦点が当たる 相互に依存するプロセスについての理解 定義及び統合が改善される プロセス及びマネジメントシステム全体の計画策定 実施 確認及び改善の体系的なマネジメント 資源の有効利用及び説明責任の強化

どのような便益があり得るか? より重要な ( ハイリスクの ) プロセス及びそれらのアウトプットに焦点が当たる 相互に依存するプロセスについての理解 定義及び統合が改善される プロセス及びマネジメントシステム全体の計画策定 実施 確認及び改善の体系的なマネジメント 資源の有効利用及び説明責任の強化 ISO 9001:2015 におけるプロセスアプローチ この文書の目的 : この文書の目的は ISO 9001:2015 におけるプロセスアプローチについて説明することである プロセスアプローチは 業種 形態 規模又は複雑さに関わらず あらゆる組織及びマネジメントシステムに適用することができる プロセスアプローチとは何か? 全ての組織が目標達成のためにプロセスを用いている プロセスとは : インプットを使用して意図した結果を生み出す

More information

ISO9001:2015内部監査チェックリスト

ISO9001:2015内部監査チェックリスト ISO9001:2015 規格要求事項 チェックリスト ( 質問リスト ) ISO9001:2015 規格要求事項に準拠したチェックリスト ( 質問リスト ) です このチェックリストを参考に 貴社品質マニュアルをベースに貴社なりのチェックリストを作成してください ISO9001:2015 規格要求事項を詳細に分解し 212 個の質問リストをご用意いたしました ISO9001:2015 は Shall

More information

品質マニュアル(サンプル)|株式会社ハピネックス

品質マニュアル(サンプル)|株式会社ハピネックス 文書番号 QM-01 制定日 2015.12.01 改訂日 改訂版数 1 株式会社ハピネックス (TEL:03-5614-4311 平日 9:00~18:00) 移行支援 改訂コンサルティングはお任せください 品質マニュアル 承認 作成 品質マニュアル 文書番号 QM-01 改訂版数 1 目次 1. 適用範囲... 1 2. 引用規格... 2 3. 用語の定義... 2 4. 組織の状況... 3

More information

EBNと疫学

EBNと疫学 推定と検定 57 ( 復習 ) 記述統計と推測統計 統計解析は大きく 2 つに分けられる 記述統計 推測統計 記述統計 観察集団の特性を示すもの 代表値 ( 平均値や中央値 ) や ばらつきの指標 ( 標準偏差など ) 図表を効果的に使う 推測統計 観察集団のデータから母集団の特性を 推定 する 平均 / 分散 / 係数値などの推定 ( 点推定 ) 点推定値のばらつきを調べる ( 区間推定 ) 検定統計量を用いた検定

More information

<90528DB88EBF96E2955B2E786C73>

<90528DB88EBF96E2955B2E786C73> 4. 品質マネジメントシステム 4.1 一般要求事項 1 組織が品質マネジメントシステムを確立する上で必要としたプロセスは何ですか? 2 営業 / 購買 / 設計のプロセスについて 1このプロセスはどのプロセスと繋がっていますか? また関係していますか? 2このプロセスの役割と目的は何ですか? 3このプロセスの運用 管理の判断基準と 方法は何ですか? 4このプロセスの運用 管理での必要な資源と情報は何ですか?(

More information

< C582C C58B4B8A6982C682CC95CF8D58935F88EA C30382D31312D33302E786C73>

< C582C C58B4B8A6982C682CC95CF8D58935F88EA C30382D31312D33302E786C73> ISO 9001 : 2008 2000 年版からの変更点一覧表 (1/6) 作成 :2008 年 11 月 30 日 ( 株 ) 日本環境認証機構審査部 小項番 注記番号 要求項番変更主旨 2000 版 2008 版備考 2000 年版段落 序文 第一段落 削除 組織における品質マネジメントシステムの設計及び実現は 変化するニーズ ーーー 0.1 一般 第 2 文 固有の目標 提供する製品 用いられているプロセス

More information

15288解説_D.pptx

15288解説_D.pptx ISO/IEC 15288:2015 テクニカルプロセス解説 2015/8/26 システムビューロ システムライフサイクル 2 テクニカルプロセス a) Business or mission analysis process b) Stakeholder needs and requirements definieon process c) System requirements definieon

More information

何故 2 つの規格としたのですか (IATF 16949:2016 及び ISO 9001:2015)? 2 つの規格となると 1 つの規格の場合より, 読んで理解するのが非常に難しくなります 1 まえがき 自動車産業 QMS 規格 IATF と ISO との間で,IATF を統合文書と

何故 2 つの規格としたのですか (IATF 16949:2016 及び ISO 9001:2015)? 2 つの規格となると 1 つの規格の場合より, 読んで理解するのが非常に難しくなります 1 まえがき 自動車産業 QMS 規格 IATF と ISO との間で,IATF を統合文書と IATF - 国際自動車産業特別委員会 IATF 16949:2016 よくある質問 (FAQ) IATF 16949:2016 第 1 版は,2016 年 10 月に出版された IATF 承認審査機関及び利害関係者からの質問に応えて, 以下の質問及び回答は,IATF によってレビューされたものである 特に示されていなければ,FAQ は発行と同時に適用される FAQ は IATF 16949:2016

More information

Microsoft Word - JSQC-Std 目次.doc

Microsoft Word - JSQC-Std 目次.doc 日本品質管理学会規格 品質管理用語 JSQC-Std 00-001:2011 2011.10.29 制定 社団法人日本品質管理学会発行 目次 序文 3 1. 品質管理と品質保証 3 2. 製品と顧客と品質 5 3. 品質要素と品質特性と品質水準 6 4. 8 5. システム 9 6. 管理 9 7. 問題解決と課題達成 11 8. 開発管理 13 9. 調達 生産 サービス提供 14 10. 検査

More information

Microsoft Word - ISO 9001要求事項のエッセンス 改 国府保周

Microsoft Word - ISO 9001要求事項のエッセンス 改 国府保周 [ 研究テーマ 20: ISO 9001 の分かりにくい用語の代替用語の研究 ] JSQC QMS 有効活用部会 WG6 国府保周 (2011.11.19) ISO 9001 要求事項の記載内容は 多岐にわたっていて しかも文字数が多いので 何が 主題かが かえって分かりにくい そこで 各箇条の主題だけに焦点を絞って 1 行程度で 表すことで 何がエッセンスかを押さえやすくする資料を作ってみた 1

More information

ISO9001:2015規格要求事項解説テキスト(サンプル) 株式会社ハピネックス提供資料

ISO9001:2015規格要求事項解説テキスト(サンプル) 株式会社ハピネックス提供資料 テキストの構造 1. 適用範囲 2. 引用規格 3. 用語及び定義 4. 規格要求事項 要求事項 網掛け部分です 罫線を引いている部分は Shall 事項 (~ すること ) 部分です 解 ISO9001:2015FDIS 規格要求事項 Shall 事項は S001~S126 まで計 126 個あります 説 網掛け部分の規格要求事項を講師がわかりやすく解説したものです

More information

卵及び卵製品の高度化基準

卵及び卵製品の高度化基準 卵製品の高度化基準 1. 製造過程の管理の高度化の目標事業者は 卵製品の製造過程にコーデックスガイドラインに示された7 原則 12 手順に沿った HACCP を適用して 製造過程の管理の高度化を図ることとし このための体制及び施設の整備を行うこととする まず 高度化基盤整備に取り組んだ上で HACCP を適用した製造過程の管理の高度化を図るという段階を踏んだ取組を行う場合は 将来的に HACCP に取り組むこと又はこれを検討することを明らかにした上で

More information

説明項目 1. 審査で注目すべき要求事項の変化点 2. 変化点に対応した審査はどうあるべきか 文書化した情報 外部 内部の課題の特定 リスク 機会 利害関係者の特定 QMS 適用範囲 3. ISO 9001:2015への移行 リーダーシップ パフォーマンス 組織の知識 その他 ( 考慮する 必要に応

説明項目 1. 審査で注目すべき要求事項の変化点 2. 変化点に対応した審査はどうあるべきか 文書化した情報 外部 内部の課題の特定 リスク 機会 利害関係者の特定 QMS 適用範囲 3. ISO 9001:2015への移行 リーダーシップ パフォーマンス 組織の知識 その他 ( 考慮する 必要に応 ISO/FDIS 9001 ~ 認証審査における考え方 ~ 2015 年 7 月 14 日 23 日 JAB 認定センター 1 説明項目 1. 審査で注目すべき要求事項の変化点 2. 変化点に対応した審査はどうあるべきか 文書化した情報 外部 内部の課題の特定 リスク 機会 利害関係者の特定 QMS 適用範囲 3. ISO 9001:2015への移行 リーダーシップ パフォーマンス 組織の知識 その他

More information

日本機械学会 生産システム部門研究発表講演会 2015 資料

日本機械学会 生産システム部門研究発表講演会 2015 資料 ( 社 ) 日本機械学会生産システム部門研究発表講演会 2015 製造オペレーションマネジメント入門 ~ISA-95 が製造業を変える ~ 事例による説明 2015-3-16 Ver.1 IEC/SC65E/JWG5 国内委員アズビル株式会社村手恒夫 目次 事例によるケーススタディの目的 事例 : 果汁入り飲料水製造工場 情報システム構築の流れ 1. 対象問題のドメインと階層の確認 2. 生産現場での課題の調査と整理

More information

説明項目 1. 審査で注目すべき要求事項の変化点 2. 変化点に対応した審査はどうあるべきか 文書化した情報 外部 内部の課題の特定 リスク 機会 関連する利害関係者の特定 プロセスの計画 実施 3. ISO 14001:2015への移行 EMS 適用範囲 リーダーシップ パフォーマンス その他 (

説明項目 1. 審査で注目すべき要求事項の変化点 2. 変化点に対応した審査はどうあるべきか 文書化した情報 外部 内部の課題の特定 リスク 機会 関連する利害関係者の特定 プロセスの計画 実施 3. ISO 14001:2015への移行 EMS 適用範囲 リーダーシップ パフォーマンス その他 ( ISO/FDIS 14001 ~ 認証審査における考え方 ~ 2015 年 7 月 13 日 17 日 JAB 認定センター 1 説明項目 1. 審査で注目すべき要求事項の変化点 2. 変化点に対応した審査はどうあるべきか 文書化した情報 外部 内部の課題の特定 リスク 機会 関連する利害関係者の特定 プロセスの計画 実施 3. ISO 14001:2015への移行 EMS 適用範囲 リーダーシップ

More information

16年度第一回JACB品質技術委員会

16年度第一回JACB品質技術委員会 ISO9001 次期改正の状況 DIS 版と 2008 年版の新旧箇条対照表 公開される ISO DIS14001 には 2004 年版との新旧箇条対応表が附属書 B としてついていますが ISO DIS9001 にはついていないので不便です - TC176/SC2 は最近 そのウエブサイト (http://isotc.iso.org/livelink/livelink/f etch/2000/2122/-8835176/-8835848/8835872/8835883/iso

More information

( 選定提案 ) は 利用者に貸与しようと福祉用具の種目の候補が決まった後で 具体的な提案品目 ( 商品名 ) を検討する際に用いる つまり ( 選定提案 ) に記載されるのは 候補となる福祉用具を利用者に対して提案 説明を行う内容である 平成 30 年度の制度改正では 提案する種目 ( 付属品含む

( 選定提案 ) は 利用者に貸与しようと福祉用具の種目の候補が決まった後で 具体的な提案品目 ( 商品名 ) を検討する際に用いる つまり ( 選定提案 ) に記載されるのは 候補となる福祉用具を利用者に対して提案 説明を行う内容である 平成 30 年度の制度改正では 提案する種目 ( 付属品含む 第 5 章 様式の確定とガイドラインの作成 1. ふくせん福祉用具サービス計画書( 選定提案 ) の様式の確定第 2 章 ふくせん福祉用具サービス計画書 ( 選定提案 ) の様式の検討 第 3 章 ふくせん福祉用具サービス計画書 ( 選定提案 ) の検証 第 4 章 ふくせん福祉用具サービス計画書 ( 選定提案 ) の普及啓発を踏まえて ( 選定提案 ) の様式を確定した ふくせん福祉用具サービス計画書(

More information

Microsoft PowerPoint mitsuhashi.ppt [互換モード]

Microsoft PowerPoint mitsuhashi.ppt [互換モード] ISO10012 ISO 10012 10012 10012 10012 10012 10012 20111118 10012 1. 2. 1 2 1. 1992 2. 1997 * 3. 2003 3 10012 1950 - -5923 1959 - - 9858 - -45662 - / 540 - / - -9858 10012-1 10012-2 1990 9000 10012-1 -2

More information

JIS Q 27001:2014への移行に関する説明会 資料1

JIS Q 27001:2014への移行に関する説明会 資料1 JIS Q 27001:2014 への 対応について 一般財団法人日本情報経済社会推進協会情報マネジメント推進センターセンター長高取敏夫 2014 年 10 月 3 日 http://www.isms.jipdec.or.jp/ Copyright JIPDEC ISMS, 2014 1 アジェンダ ISMS 認証の移行 JIS Q 27001:2014 改正の概要 Copyright JIPDEC

More information

JUSE-StatWorks/V5 活用ガイドブック

JUSE-StatWorks/V5 活用ガイドブック 4.6 薄膜金属材料の表面加工 ( 直積法 ) 直積法では, 内側に直交配列表または要因配置計画の M 個の実験, 外側に直交配列表または要因配置計画の N 個の実験をわりつけ, その組み合わせの M N のデータを解析します. 直積法を用いることにより, 内側計画の各列と全ての外側因子との交互作用を求めることができます. よって, 環境条件や使用条件のように制御が難しい ( 水準を指定できない )

More information

Microsoft PowerPoint - 1.プロセス制御の概要.pptx

Microsoft PowerPoint - 1.プロセス制御の概要.pptx プロセス制御工学 1. プロセス制御の概要 京都大学 加納学 Division of Process Control & Process Systems Engineering Department of Chemical Engineering, Kyoto University manabu@cheme.kyoto-u.ac.jp http://www-pse.cheme.kyoto-u.ac.jp/~kano/

More information

Microsoft Word - JSQC-STD21-001表紙.doc

Microsoft Word - JSQC-STD21-001表紙.doc 日本品質管理学会規格 プロセス保証の指針 JSQC-Std 21-001:2015 2015.12.16 制定 一般社団法人日本品質管理学会発行 目次 序文 3 1. 適用範囲 3 2. 引用規格 3 3. 用語と定義 4 3.1 品質保証 4 3.2 プロセス 4 3.3 プロセス保証 4 3.4 標準 4 3.5 標準化 5 3.6 工程能力 5 3.7 未然防止 / 予防処置 5 3.8 検査

More information

総合衛生管理製造過程と PDCAサイクル

総合衛生管理製造過程と PDCAサイクル HACCP システム ( 総合衛生管理製造過程 ) と PDCA 東海大学海洋学部水産学科客員教授 公益社団法人日本食品衛生協会学術顧問 荒木惠美子 1 今日の内容 1. PDCAサイクルの定義 2. HACCP 適用の7 原則 12 手順 3. 総合衛生管理製造過程 4. HACCP 運用のポイント 5. HACCPとPDCAサイクル 2 PDCA サイクル Plan-Do-Check-Act Plan:

More information

バリデーション基準 1. 医薬品 医薬部外品 GMP 省令に規定するバリデーションについては 品質リスクを考慮し 以下の バリデーション基準 に基づいて実施すること 2. バリデーション基準 (1) バリデーションの目的バリデーションは 製造所の構造設備並びに手順 工程その他の製造管理及び品質管理の

バリデーション基準 1. 医薬品 医薬部外品 GMP 省令に規定するバリデーションについては 品質リスクを考慮し 以下の バリデーション基準 に基づいて実施すること 2. バリデーション基準 (1) バリデーションの目的バリデーションは 製造所の構造設備並びに手順 工程その他の製造管理及び品質管理の バリデーション基準 1. 医薬品 医薬部外品 GMP 省令に規定するバリデーションについては 品質リスクを考慮し 以下の バリデーション基準 に基づいて実施すること 2. バリデーション基準 (1) バリデーションの目的バリデーションは 製造所の構造設備並びに手順 工程その他の製造管理及び品質管理の方法 ( 以下この基準において 製造手順等 という ) が期待される結果を与えることを検証し これを文書とすることによって

More information

AAプロセスアフローチについて_ テクノファーnews

AAプロセスアフローチについて_ テクノファーnews 品質マネジメントシステム規格国内委員会事務局参考訳 るために必要なすべてのプロセスが含まれる 実現化プロセス これには, 組織の望まれる成果をもたらすすべてのプロセスが含まれる 測定, 分析及び改善プロセス これには, 実施状況の分析並びに有効性及び効率の向上のための, 測定並びにデータ収集に必要となるすべてのプロセスが含まれる それには測定, 監視, 監査, パフォーマンス分析および改善プロセス

More information

5. 文書類に関する要求事項はどのように変わりましたか? 文書化された手順に関する特定の記述はなくなりました プロセスの運用を支援するための文書化した情報を維持し これらのプロセスが計画通りに実行されたと確信するために必要な文書化した情報を保持することは 組織の責任です 必要な文書類の程度は 事業の

5. 文書類に関する要求事項はどのように変わりましたか? 文書化された手順に関する特定の記述はなくなりました プロセスの運用を支援するための文書化した情報を維持し これらのプロセスが計画通りに実行されたと確信するために必要な文書化した情報を保持することは 組織の責任です 必要な文書類の程度は 事業の ISO 9001:2015 改訂 よくある質問集 (FAQ) ISO 9001:2015 改訂に関するこの よくある質問集 (FAQ) は 世界中の規格の専門家及び利用者からインプットを得て作成しました この質問集は 正確性を保ち 適宜 新たな質問を含めるために 定期的に見直され 更新されます この質問集は ISO 9001 規格を初めて使う利用者のために 良き情報源を提供することを意図しています

More information

第 3 回講義の項目と概要 統計的手法入門 : 品質のばらつきを解析する 平均と標準偏差 (P30) a) データは平均を見ただけではわからない 平均が同じだからといって 同一視してはいけない b) データのばらつきを示す 標準偏差 にも注目しよう c) 平均

第 3 回講義の項目と概要 統計的手法入門 : 品質のばらつきを解析する 平均と標準偏差 (P30) a) データは平均を見ただけではわからない 平均が同じだからといって 同一視してはいけない b) データのばらつきを示す 標準偏差 にも注目しよう c) 平均 第 3 回講義の項目と概要 016.8.9 1.3 統計的手法入門 : 品質のばらつきを解析する 1.3.1 平均と標準偏差 (P30) a) データは平均を見ただけではわからない 平均が同じだからといって 同一視してはいけない b) データのばらつきを示す 標準偏差 にも注目しよう c) 平均 :AVERAGE 関数, 標準偏差 :STDEVP 関数とSTDEVという関数 1 取得したデータそのものの標準偏差

More information

食肉製品の高度化基準 一般社団法人日本食肉加工協会 平成 10 年 10 月 7 日作成 平成 26 年 6 月 19 日最終変更 1 製造過程の管理の高度化の目標事業者は 食肉製品の製造過程にコーデックスガイドラインに示された7 原則 12 手順に沿ったHACCPを適用して製造過程の管理の高度化を

食肉製品の高度化基準 一般社団法人日本食肉加工協会 平成 10 年 10 月 7 日作成 平成 26 年 6 月 19 日最終変更 1 製造過程の管理の高度化の目標事業者は 食肉製品の製造過程にコーデックスガイドラインに示された7 原則 12 手順に沿ったHACCPを適用して製造過程の管理の高度化を 食肉製品の高度化基準 一般社団法人日本食肉加工協会 平成 10 年 10 月 7 日作成 平成 26 年 6 月 19 日最終変更 1 製造過程の管理の高度化の目標事業者は 食肉製品の製造過程にコーデックスガイドラインに示された7 原則 12 手順に沿ったHACCPを適用して製造過程の管理の高度化を図ることとし このための体制及び施設 ( 建物 機械 装置をいう 以下同じ ) の整備を行うこととする

More information

J-SOX 自己点検評価プロセスの構築

J-SOX 自己点検評価プロセスの構築 統制自己評価 (CSA) 支援サービスのご案内 目次 1. 弊社がご提供するサービス 2. 各サービスの詳細 1. 自己点検における評価モデルの構築支援 2. 請負を含めた実地指導 3. 会社による自己点検状況の評価とアドバイス ( 参考 1) 実施基準における自己点検の取扱い ( 参考 2) 実務指針 ( 改正案 ) における自己点検の取扱い ( 参考 3) 自己点検導入のメリット デメリット (

More information

講義「○○○○」

講義「○○○○」 講義 信頼度の推定と立証 内容. 点推定と区間推定. 指数分布の点推定 区間推定 3. 指数分布 正規分布の信頼度推定 担当 : 倉敷哲生 ( ビジネスエンジニアリング専攻 ) 統計的推測 標本から得られる情報を基に 母集団に関する結論の導出が目的 測定値 x x x 3 : x 母集団 (populaio) 母集団の特性値 統計的推測 標本 (sample) 標本の特性値 分布のパラメータ ( 母数

More information

4.4 マネジメントシステム プロセス 5 リーダーシップ 5.1 リーダーシップ コミットメント 組織の状況を考慮し リスク ( 不確かさに影響 ) 及び機会 ( 何かをするのによい時期 ) として取り組むことを決定した情報から適用範囲に含まれていない範囲が存在していませんか恣意的に限定した適用範

4.4 マネジメントシステム プロセス 5 リーダーシップ 5.1 リーダーシップ コミットメント 組織の状況を考慮し リスク ( 不確かさに影響 ) 及び機会 ( 何かをするのによい時期 ) として取り組むことを決定した情報から適用範囲に含まれていない範囲が存在していませんか恣意的に限定した適用範 記入例 JIS Q 9001:2015 (ISO 9001:2015) 移行状況チェックリスト ( 自己診断 ) 組織名称 : ABC 株式会社 チェック日 : 2016 年 12 月 10 日移行審査は現地審査の前に 文書審査 がございます そのため 本書及び事前提出資料は 4 カ月前のご提出が必要です 本紙は 2015 年版への移行に際して 組織様のマネジメントシステムが規格要求事項に対応しているかを組織様ご自身注

More information

ISO/TC176/SC2/N1291 品質マネジメントシステム規格国内委員会参考訳 ISO 9001:2015 実施の手引 目次 1.0 序文 2.0 ISO 9001:2015 改訂プロセスの背景 3.0 ユーザグループ 4.0 実施の手引 4.1 一般的な手引 4.2 ユーザグループのための具

ISO/TC176/SC2/N1291 品質マネジメントシステム規格国内委員会参考訳 ISO 9001:2015 実施の手引 目次 1.0 序文 2.0 ISO 9001:2015 改訂プロセスの背景 3.0 ユーザグループ 4.0 実施の手引 4.1 一般的な手引 4.2 ユーザグループのための具 目次 1.0 序文 2.0 ISO 9001:2015 改訂プロセスの背景 3.0 ユーザグループ 4.0 実施の手引 4.1 一般的な手引 4.2 ユーザグループのための具体的指針 5.0 よくある質問 6.0 ISO 9001:2015 に関する信頼できる情報源 1 1. 序文 この実施の手引は ユーザが ISO 9001:2008 及び ISO 9001:2015 の併存期間中に考慮する必要のある事項を理解するのを支援するために作成された

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション SPI Japan 2012 車載ソフトウェア搭載製品の 機能安全監査と審査 2012 年 10 月 11 日 パナソニック株式会社デバイス社 菅沼由美子 パナソニックのデバイス製品 SPI Japan 2012 2 パナソニック デバイス社のソフト搭載製品 車載スピーカーアクティブ消音アクティブ創音歩行者用警告音 スマートエントリー グローバルに顧客対応 ソフトウェア搭載製品 車載 複合スイッチパネル

More information

Microsoft PowerPoint - ISO9001規格要求事項の理解

Microsoft PowerPoint - ISO9001規格要求事項の理解 ISO9001 規格要求事項の理解 ISO マネジメント研究所 規格要求事項の全体関連図 4.1 一般要求事項 4.2 文書化に関する要求事項 5.1 経営者のコミットメント 5.2 顧客重視 5.. 8 ネ5 ジ改メ善ント是レ正ビュ予ー防5.3 品質方針 5.4.1 品質目標 5.4.2 品質マネジメントシステムの計画 5.5 責任 権限及びコミュニケーション 6.1 資源の提供 6.2 人的資源

More information

Microsoft Word - 品質用語.doc

Microsoft Word - 品質用語.doc 品質 品質管理 品質水準設計品質 製造品質 市場研究品質保証 保証品質保証単位品質認証制度 苦情製造責任 製造物 ( 賠償 ) 責任 互換性両立性 標準 標準化規格 仮規格 暫定規格 規格限界仕様 社内標準 作業標準 品質規格品質特性公差 許容差 正確さ 品物又はサービスが 使用目的を満たしているかどうか決定するための評価の対象となる固有の性質 性能の全体 買い手の要求に合った品質の品物又はサービスを経済的に作り出すための手段の体系

More information

青焼 1章[15-52].indd

青焼 1章[15-52].indd 1 第 1 章統計の基礎知識 1 1 なぜ統計解析が必要なのか? 人間は自分自身の経験にもとづいて 感覚的にものごとを判断しがちである 例えばある疾患に対する標準治療薬の有効率が 50% であったとする そこに新薬が登場し ある医師がその新薬を 5 人の患者に使ったところ 4 人が有効と判定されたとしたら 多くの医師はこれまでの標準治療薬よりも新薬のほうが有効性が高そうだと感じることだろう しかし

More information

HACCP 自主点検リスト ( 一般食品 ) 別添 1-2 手順番号 1 HACCP チームの編成 項目 評価 ( ) HACCP チームは編成できましたか ( 従業員が少数の場合 チームは必ずしも複数名である必要はありません また 外部の人材を活用することもできます ) HACCP チームには製品

HACCP 自主点検リスト ( 一般食品 ) 別添 1-2 手順番号 1 HACCP チームの編成 項目 評価 ( ) HACCP チームは編成できましたか ( 従業員が少数の場合 チームは必ずしも複数名である必要はありません また 外部の人材を活用することもできます ) HACCP チームには製品 HACCP 自主点検票 ( 一般食品 ) 別添 1-1 施設名 所在地 対象製品等 手順番号 ( 原則番号 ) 項目 説明 評価 1 HACCP チームの編成 2 製品説明書の作成 3 意図する用途等の確認 4 製造工程一覧図の作成 5 製造工程一覧図の現場確認 6( 原則 1) 危害要因の分析 (HA) 7( 原則 2) 重要管理点 (CCP) の決定 8( 原則 3) 管理基準 (CL) の設定

More information

FSMS ISO FSMS FSMS 18

FSMS ISO FSMS FSMS 18 FSMS FSMS HACCP 7 12 15 7 CCP HACCP 6 ISO/TC34 ISO 22000 7. ISO 22000 HACCP PRP OPRP ISO 22000 HACCP OPRP ISO 22000 FSMS PRP HACCP PRP PRP HACCP OPRP OPRP OPRP OPRP CCP HACCP HACCP HACCP OPRP HACCP OPRP

More information

スライド 1

スライド 1 資料 WG 環 3-1 IPv6 環境クラウドサービスの構築 運用ガイドライン骨子 ( 案 ) 1 本骨子案の位置付け 本ガイドライン骨子案は 環境クラウドサービス を構築 運用する際に関連する事業者等が満たすことが望ましい要件等を規定するガイドライン策定のための準備段階として ガイドラインにおいて要件を設定すべき項目をまとめたものである 今後 平成 21 年度第二次補正予算施策 環境負荷軽減型地域

More information

国土技術政策総合研究所 研究資料

国土技術政策総合研究所 研究資料 第 7 章 検査基準 7-1 検査の目的 検査の目的は 対向車両情報表示サービス 前方停止車両 低速車両情報表示サービスおよび その組み合わせサービスに必要な機能の品質を確認することである 解説 設備の設置後 機能や性能の総合的な調整を経て 検査基準に従い各設備検査を実施する 各設備検査の合格後 各設備間を接続した完成検査で機能 性能等のサービス仕様を満たしていることを確認する検査を実施し 合否を判定する

More information

RSS Higher Certificate in Statistics, Specimen A Module 3: Basic Statistical Methods Solutions Question 1 (i) 帰無仮説 : 200C と 250C において鉄鋼の破壊応力の母平均には違いはな

RSS Higher Certificate in Statistics, Specimen A Module 3: Basic Statistical Methods Solutions Question 1 (i) 帰無仮説 : 200C と 250C において鉄鋼の破壊応力の母平均には違いはな RSS Higher Certiicate in Statistics, Specimen A Module 3: Basic Statistical Methods Solutions Question (i) 帰無仮説 : 00C と 50C において鉄鋼の破壊応力の母平均には違いはない. 対立仮説 : 破壊応力の母平均には違いがあり, 50C の方ときの方が大きい. n 8, n 7, x 59.6,

More information

<4D F736F F F696E74202D2091E6368FCD5F95F18D908B7982D D815B >

<4D F736F F F696E74202D2091E6368FCD5F95F18D908B7982D D815B > 第 6 章報告及びフォローアップ 6-1 この章では 最終会議の進め方と最終会議後の是正処置のフォローアップ及び監査の見直しについて説明します 1 最終会議 : 目的 被監査側の責任者が監査の経過を初めて聞く 監査チームは 被監査者に所見と結論を十分に開示する責任を負う データの確認 見直し 被監査側は即座のフィードバックと今後の方向性が与えられる 6-2 最終会議は サイトにおいて最後に行われる監査の正式な活動です

More information

異文化言語教育評価論 ⅠA 第 4 章分散分析 (3 グループ以上の平均を比較する ) 平成 26 年 5 月 14 日 報告者 :D.M. K.S. 4-1 分散分析とは 検定の多重性 t 検定 2 群の平均値を比較する場合の手法分散分析 3 群以上の平均を比較する場合の手法 t 検定

異文化言語教育評価論 ⅠA 第 4 章分散分析 (3 グループ以上の平均を比較する ) 平成 26 年 5 月 14 日 報告者 :D.M. K.S. 4-1 分散分析とは 検定の多重性 t 検定 2 群の平均値を比較する場合の手法分散分析 3 群以上の平均を比較する場合の手法 t 検定 異文化言語教育評価論 ⅠA 第 4 章分散分析 (3 グループ以上の平均を比較する ) 平成 26 年 5 月 14 日 報告者 :D.M. K.S. 4-1 分散分析とは 4-1-1 検定の多重性 t 検定 2 群の平均値を比較する場合の手法分散分析 3 群以上の平均を比較する場合の手法 t 検定の反復 (e.g., A, B, C の 3 群の比較を A-B 間 B-C 間 A-C 間の t 検定で行う

More information

<4D F736F F D20939D8D87837D836A B B816996E BB8DEC8F8A816A F90BB8DEC E646F63>

<4D F736F F D20939D8D87837D836A B B816996E BB8DEC8F8A816A F90BB8DEC E646F63> 統合マネジメントマニュアル サンプル サンプルですので 一部のみの掲載です 全体像を把握される場 合は 目次 を参考にして下さい 第 1 版 制定 改訂 年月日 年月日 株式会社門田製作所 承認 作成 < 目次 > 目次 1 1. 序 3 2. 当社及び統合マネジメントシステムの概要 4 2.1 適用範囲 4 2.2 事業の概要 4 2.3 統合マネジメントシステムの全体像 5 3. 統合マネジメントシステムⅠ(

More information

Microsoft Word - 04_品質システム・品質保証モデル_TCVNISO doc

Microsoft Word - 04_品質システム・品質保証モデル_TCVNISO doc 品質システム設計 開発 製造 設置及び技術サービスにおける品質保証モデル 1. 範囲本基準書は適合製品の設計 供給を行う供給者の能力を評価する際の品質システム要求事項を規定する 本基準書の規定の目的は 設計から技術サービスまでの全ての段階における不適合を防止し 顧客の満足を得ることである 本基準書は以下の場合に適用される a) 設計及び製品の性能に関する要求事項が提示されている場合 あるいはその要求事項を設定する必要がある場合

More information

再生材料や部品の利用促進を具体的に進めていることから その努力を示すものとして 本規格では マテリアルリサイクル及びリユースのみを対象としている 機器製造業者が直接その努力に関わるという 観点からも 本規格では 再生資源をマテリアルリサイクルのみに限定している Q5) 自らが資源循環利用をコントロー

再生材料や部品の利用促進を具体的に進めていることから その努力を示すものとして 本規格では マテリアルリサイクル及びリユースのみを対象としている 機器製造業者が直接その努力に関わるという 観点からも 本規格では 再生資源をマテリアルリサイクルのみに限定している Q5) 自らが資源循環利用をコントロー ( 一般社団法人日本電機工業会 (JEMA) 2017 年 3 月 JIS C 9911 電気 電子機器の資源再利用指標などの算定及び表示の方法 の FAQ 適用範囲 Q1) 適用範囲を家電リサイクル法対象機器としている理由は? A1) 電気 電子機器の中で 家電リサイクル法対象機器は その回収 リサイクルのプロセスが法律で制度化されている 本規格は 機器製造業者 ( 特に設計者 ) が 機器の設計時に世代を跨る再生材料等の利用を促進させ

More information

パラダイムシフトブック.indb

パラダイムシフトブック.indb 3. 記録管理プログラムの作成記録管理のプログラムとは 組織ごとの記録管理の方針からルール ( 管理規則 実施手順など ) 教育計画 監査基準まで すべてがセットになったものであり 組織における包括的な記録管理の仕組みである この項では ISO15489の考え方をベースに国際標準に基づいた記録管理プログラムとはどのようなものか示す 記録管理のプログラムを作成する場合 先に述べた基本的な記録管理の要求事項

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション GSN を応用したナレッジマネジメントシステムの提案 2017 年 10 月 27 日 D-Case 研究会 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 研究開発部門第三研究ユニット 梅田浩貴 2017/3/27 C Copyright 2017 JAXA All rights reserved 1 目次 1 課題説明 SECI モデル 2 GSN を応用したナレッジマネジメントシステム概要 3 ツリー型チェックリスト分析

More information

SGEC 附属文書 理事会 統合 CoC 管理事業体の要件 目次序文 1 適用範囲 2 定義 3 統合 CoC 管理事業体組織の適格基準 4 統合 CoC 管理事業体で実施される SGEC 文書 4 CoC 認証ガイドライン の要求事項に関わる責任の適用範囲 序文

SGEC 附属文書 理事会 統合 CoC 管理事業体の要件 目次序文 1 適用範囲 2 定義 3 統合 CoC 管理事業体組織の適格基準 4 統合 CoC 管理事業体で実施される SGEC 文書 4 CoC 認証ガイドライン の要求事項に関わる責任の適用範囲 序文 SGEC 附属文書 2-8 2012 理事会 2016.1.1 統合 CoC 管理事業体の要件 目次序文 1 適用範囲 2 定義 3 統合 CoC 管理事業体組織の適格基準 4 統合 CoC 管理事業体で実施される SGEC 文書 4 CoC 認証ガイドライン の要求事項に関わる責任の適用範囲 序文この文書の目的は 生産拠点のネットワークをする組織によるCoC 認証を実施のための指針を設定し このことにより

More information

ISO9001やさしい規格解釈

ISO9001やさしい規格解釈 ISO9001やさしい規格解釈 (2008 年版 建設業 ) 4. 基本的な仕組み ( 品質マネジメントシステム ) 4.1 ISO9001の基本的な考え方 一般要求事項 ISO9001の内容に合った仕事の仕組みを決めること 確立 その仕組みを文書に書くこと 文書化 決めたことを実行すること 実施 状況が変わったときは 仕組みや決まりを改めること 維持 よりよい結果になるように 仕事のやり方をよくすること

More information

Microsoft Word - 【施行②】第50条解釈適用指針Rev4.doc

Microsoft Word - 【施行②】第50条解釈適用指針Rev4.doc 経済産業省 平成 19 07 31 原院第 17 号平成 19 年 8 月 9 日 電気事業法施行規則第 50 条の解釈適用に当たっての考え方 経済産業省原子力安全 保安院 N I S A - 2 3 4 a - 0 7-5 電気事業法施行規則の一部を改正する省令 ( 平成 19 年経済産業省令第 56 号 ) の公布に伴い 改 正後の電気事業法施行規則 ( 平成 7 年通商産業省令第 77 号 以下

More information

多変量解析 ~ 重回帰分析 ~ 2006 年 4 月 21 日 ( 金 ) 南慶典

多変量解析 ~ 重回帰分析 ~ 2006 年 4 月 21 日 ( 金 ) 南慶典 多変量解析 ~ 重回帰分析 ~ 2006 年 4 月 21 日 ( 金 ) 南慶典 重回帰分析とは? 重回帰分析とは複数の説明変数から目的変数との関係性を予測 評価説明変数 ( 数量データ ) は目的変数を説明するのに有効であるか得られた関係性より未知のデータの妥当性を判断する これを重回帰分析という つまり どんなことをするのか? 1 最小 2 乗法により重回帰モデルを想定 2 自由度調整済寄与率を求め

More information

プロジェクトマネジメント知識体系ガイド (PMBOK ガイド ) 第 6 版 訂正表 - 第 3 刷り 注 : 次の正誤表は PMBOK ガイド第 6 版 の第 1 刷りと第 2 刷りに関するものです 本 ( または PDF) の印刷部数を確認するには 著作権ページ ( 通知ページおよび目次の前 )

プロジェクトマネジメント知識体系ガイド (PMBOK ガイド ) 第 6 版 訂正表 - 第 3 刷り 注 : 次の正誤表は PMBOK ガイド第 6 版 の第 1 刷りと第 2 刷りに関するものです 本 ( または PDF) の印刷部数を確認するには 著作権ページ ( 通知ページおよび目次の前 ) プロジェクトマネジメント知識体系ガイド (PMBOK ガイド ) 第 6 版 訂正表 - 第 3 刷り 注 : 次の正誤表は PMBOK ガイド第 6 版 の第 1 刷りと第 2 刷りに関するものです 本 ( または PDF) の印刷部数を確認するには 著作権ページ ( 通知ページおよび目次の前 ) の一番下を参照してください 10 9 8 などで始まる文字列の 最後の 数字は その特定コピーの印刷を示します

More information

(.3) 式 z / の計算, alpha( ), sigma( ) から, 値 ( 区間幅 ) を計算 siki.3<-fuctio(, alpha, sigma) elta <- qorm(-alpha/) sigma /sqrt() elta [ 例 ]., 信頼率 として, サイ

(.3) 式 z / の計算, alpha( ), sigma( ) から, 値 ( 区間幅 ) を計算 siki.3<-fuctio(, alpha, sigma) elta <- qorm(-alpha/) sigma /sqrt() elta [ 例 ]., 信頼率 として, サイ 区間推定に基づくサンプルサイズの設計方法 7.7. 株式会社応用数理研究所佐々木俊久 永田靖 サンプルサイズの決め方 朝倉書店 (3) の 章です 原本とおなじ 6 種類を記述していますが 平均値関連 4 つをから4 章とし, 分散の つを 5,6 章に順序を変更しました 推定手順 サンプルサイズの設計方法は, 原本をそのまま引用しています R(S-PLUS) 関数での計算方法および例を追加しました.

More information

Microsoft PowerPoint - 測量学.ppt [互換モード]

Microsoft PowerPoint - 測量学.ppt [互換モード] 8/5/ 誤差理論 測定の分類 性格による分類 独立 ( な ) 測定 : 測定値がある条件を満たさなければならないなどの拘束や制約を持たないで独立して行う測定 条件 ( 付き ) 測定 : 三角形の 3 つの内角の和のように, 個々の測定値間に満たすべき条件式が存在する場合の測定 方法による分類 直接測定 : 距離や角度などを機器を用いて直接行う測定 間接測定 : 求めるべき量を直接測定するのではなく,

More information

Excelによる統計分析検定_知識編_小塚明_1_4章.indd

Excelによる統計分析検定_知識編_小塚明_1_4章.indd 第1章 母集団と統計データ 本章では, ビジネスのさまざまな場面において統計データを扱ううえで, もっとも基本的事項となる母集団の概念と統計データの種類についてまとめています 母集団の統計的性質を調べるためにとても重要な概念であるサンプリングについて述べるとともに, ランダムサンプリングの重要性についても説明します 統計分析の考え方 ビジネスの多くの場面において, 統計分析は重要です この場合の統計分析とは,

More information

スライド 1

スライド 1 GR&R 試験法バリデーション 試験あるいは評価方法の設定 測定装置 GR&R ( Gage Repeatability and Reproducibility) 繰返し性と 再現性 MSA ( Measurement System Analysis ) 引用 : MSA スタディーガイド ( 第 4 版 ) 全米自動車産業協会 (AIAG) 発行 ISO/TS16949 に基づく 自動車産業に特化した品質マネジメントシステム

More information

【NEM】発表資料(web掲載用).pptx

【NEM】発表資料(web掲載用).pptx ユーザビリティ評価方法の 実践的拡張および適用 ソフトウェアテストシンポジウム 2013 東京 2013 年 1 月 30 日 ( 水 )~31 日 ( 木 ) 株式会社日立製作所 IT プラットフォーム事業本部 プラットフォーム QA 本部ソフト品質保証部 河野哲也 TAN LIPTONG 岩本善行 ソフトウェア本部生産技術部白井明居駒幹夫 NE 比 ( 倍 ) 非熟練者平均 ( 秒 ) 熟練者平均

More information

次の図 1は化粧品の内容量 (g) の-R 管理図 ( 平均値と範囲 ) の例で QCサークルで活用した実例である ( 他社 ) また 図 2は図 1で示した同じ化粧品の製造工程で ラベル不良 の pn 管理図 ( 不良個数 ) である 計量値の管理図と計数値の管理図を活用して工程管理を行った事例で

次の図 1は化粧品の内容量 (g) の-R 管理図 ( 平均値と範囲 ) の例で QCサークルで活用した実例である ( 他社 ) また 図 2は図 1で示した同じ化粧品の製造工程で ラベル不良 の pn 管理図 ( 不良個数 ) である 計量値の管理図と計数値の管理図を活用して工程管理を行った事例で 4. 管理図 1. 管理図とは 管理図は品質特性値 ( データ ) のバラツキを 1 偶然原因によるバラツキ... 避けることが出来ない 2 見逃せない原因 ( 異常原因 ) によるバラツキ... 避けることが出来るの2つに区別する 工程の中で異常原因によるバラツキを除き 偶然原因によるバラツキだけにする この状態を安定な状態または管理状態という 管理図とは 工程が安定な状態にあるかどうかを調べるため

More information

Probit , Mixed logit

Probit , Mixed logit Probit, Mixed logit 2016/5/16 スタートアップゼミ #5 B4 後藤祥孝 1 0. 目次 Probit モデルについて 1. モデル概要 2. 定式化と理解 3. 推定 Mixed logit モデルについて 4. モデル概要 5. 定式化と理解 6. 推定 2 1.Probit 概要 プロビットモデルとは. 効用関数の誤差項に多変量正規分布を仮定したもの. 誤差項には様々な要因が存在するため,

More information

日心TWS

日心TWS 2017.09.22 (15:40~17:10) 日本心理学会第 81 回大会 TWS ベイジアンデータ解析入門 回帰分析を例に ベイジアンデータ解析 を体験してみる 広島大学大学院教育学研究科平川真 ベイジアン分析のステップ (p.24) 1) データの特定 2) モデルの定義 ( 解釈可能な ) モデルの作成 3) パラメタの事前分布の設定 4) ベイズ推論を用いて パラメタの値に確信度を再配分ベイズ推定

More information

[ 指針 ] 1. 組織体および組織体集団におけるガバナンス プロセスの改善に向けた評価組織体の機関設計については 株式会社にあっては株主総会の専決事項であり 業務運営組織の決定は 取締役会等の専決事項である また 組織体集団をどのように形成するかも親会社の取締役会等の専決事項である したがって こ

[ 指針 ] 1. 組織体および組織体集団におけるガバナンス プロセスの改善に向けた評価組織体の機関設計については 株式会社にあっては株主総会の専決事項であり 業務運営組織の決定は 取締役会等の専決事項である また 組織体集団をどのように形成するかも親会社の取締役会等の専決事項である したがって こ 実務指針 6.1 ガバナンス プロセス 平成 29( 2017) 年 5 月公表 [ 根拠とする内部監査基準 ] 第 6 章内部監査の対象範囲第 1 節ガバナンス プロセス 6.1.1 内部監査部門は ガバナンス プロセスの有効性を評価し その改善に貢献しなければならない (1) 内部監査部門は 以下の視点から ガバナンス プロセスの改善に向けた評価をしなければならない 1 組織体として対処すべき課題の把握と共有

More information

監査に関する品質管理基準の設定に係る意見書

監査に関する品質管理基準の設定に係る意見書 監査に関する品質管理基準の設定に係る意見書 監査に関する品質管理基準の設定について 平成 17 年 10 月 28 日企業会計審議会 一経緯 当審議会は 平成 17 年 1 月の総会において 監査の品質管理の具体化 厳格化に関する審議を開始することを決定し 平成 17 年 3 月から監査部会において審議を進めてきた これは 監査法人の審査体制や内部管理体制等の監査の品質管理に関連する非違事例が発生したことに対応し

More information

図表 11に都道府県別取得件数 ( 上位 10 位 ) を 図表 12に産業分野別取得件数 ( 上位主要産業分野 ) を 図表 13に産業分野別取得件数の推移を示します 産業分野別件数 ( 図表 12) では最も多いのが 建設 の15,084 件 次いで 基礎金属 加工金属製品 の6,434 件 電

図表 11に都道府県別取得件数 ( 上位 10 位 ) を 図表 12に産業分野別取得件数 ( 上位主要産業分野 ) を 図表 13に産業分野別取得件数の推移を示します 産業分野別件数 ( 図表 12) では最も多いのが 建設 の15,084 件 次いで 基礎金属 加工金属製品 の6,434 件 電 第 ISO 9000 規格の解説 第 1 節 ISO9000 規格とは 1 ISO9000 規格の成立ち (1) ISOについて国際標準化機構 (ISO:International Organization for Standardization) は 1947 年に設立された民間の非営利組織で本部はスイスのジュネーブにあります IS Oという略称の由来はギリシャ語の 相等しい 同一の を意味する

More information

数値計算法

数値計算法 数値計算法 008 4/3 林田清 ( 大阪大学大学院理学研究科 ) 実験データの統計処理その 誤差について 母集団と標本 平均値と標準偏差 誤差伝播 最尤法 平均値につく誤差 誤差 (Error): 真の値からのずれ 測定誤差 物差しが曲がっていた 測定する対象が室温が低いため縮んでいた g の単位までしかデジタル表示されない計りで g 以下 計りの目盛りを読み取る角度によって値が異なる 統計誤差

More information

<4D F736F F F696E74202D208DEC90AC C8E817A836F838A B AEE8F802E B8CDD8AB B83685D>

<4D F736F F F696E74202D208DEC90AC C8E817A836F838A B AEE8F802E B8CDD8AB B83685D> 製薬セミナー 12 月期 バリデーション 薬務課振興係 1 バリデーション基準の全面改正 2 1 バリデーション基準の全面改正 バリデーションについては GMP 省令の取扱いに関する通知が発出される前から すでに存在していたもの 今回は バリデーション基準の全部を説明することは 時間の制約上難しいことから 改正の主要点等を中心に説明します 第 4 バリデーション基準 1. 医薬品 医薬部外品 GMP

More information

Microsoft Word - lec_student-chp3_1-representative

Microsoft Word - lec_student-chp3_1-representative 1. はじめに この節でのテーマ データ分布の中心位置を数値で表す 可視化でとらえた分布の中心位置を数量化する 平均値とメジアン, 幾何平均 この節での到達目標 1 平均値 メジアン 幾何平均の定義を書ける 2 平均値とメジアン, 幾何平均の特徴と使える状況を説明できる. 3 平均値 メジアン 幾何平均を計算できる 2. 特性値 集めたデータを度数分布表やヒストグラムに整理する ( 可視化する )

More information

POCO 社の EDM グラファイト電極材料は 長年の技術と実績があり成形性や被加工性が良好で その構造ならびに物性の制御が比較的に容易であることから 今後ますます需要が伸びる材料です POCO 社では あらゆる工業製品に対応するため 各種の電極材料を多数用意しました EDM-1 EDM-3 EDM

POCO 社の EDM グラファイト電極材料は 長年の技術と実績があり成形性や被加工性が良好で その構造ならびに物性の制御が比較的に容易であることから 今後ますます需要が伸びる材料です POCO 社では あらゆる工業製品に対応するため 各種の電極材料を多数用意しました EDM-1 EDM-3 EDM POCO 社の EDM グラファイト電極材料は 長年の技術と実績があり成形性や被加工性が良好で その構造ならびに物性の制御が比較的に容易であることから 今後ますます需要が伸びる材料です POCO 社では あらゆる工業製品に対応するため 各種の電極材料を多数用意しました EDM-1 EDM-200 EDM-200 EDM-200 INDEX EDM グラファイトの分類 電極材料選択の主要ファクタ P2

More information

特定個人情報の取扱いの対応について

特定個人情報の取扱いの対応について 平成 27 年 5 月 19 日平成 28 年 2 月 12 日一部改正平成 30 年 9 月 12 日改正 一般財団法人日本情報経済社会推進協会 (JIPDEC) プライバシーマーク推進センター 特定個人情報の取扱いの対応について 行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律 ( 以下 番号法 という )( 平成 25 年 5 月 31 日公布 ) に基づく社会保障 税番号制度により

More information

Microsoft PowerPoint - stat-2014-[9] pptx

Microsoft PowerPoint - stat-2014-[9] pptx 統計学 第 17 回 講義 母平均の区間推定 Part-1 014 年 6 17 ( )6-7 限 担当教員 : 唐渡 広志 ( からと こうじ ) 研究室 : 経済学研究棟 4 階 43 号室 email: kkarato@eco.u-toyama.ac.j website: htt://www3.u-toyama.ac.j/kkarato/ 1 講義の目的 標本平均は正規分布に従うという性質を

More information

Microsoft Word - №5 ISO22000.doc

Microsoft Word - №5 ISO22000.doc ~ISO22000 ってなあに?~ < 目次 > 1. 食の安全 を確保するには -これまでの経緯-... 1 2.ISO22000の必要性は?... 2 3.ISO22000の内容は?... 2 1 適用の範囲... 2 2 引用規格... 2 3 用語及び定義... 2 4 食品安全マネジメントシステム... 2 5 経営者の責任... 2 6 資源の運用管理... 3 7 安全な製品の計画及び実現...

More information

今日のお話 実装とは? 達成基準と達成方法 実装チェックリストとは? 実装チェックリストの作り方 作成のコツと注意点 まとめ

今日のお話 実装とは? 達成基準と達成方法 実装チェックリストとは? 実装チェックリストの作り方 作成のコツと注意点 まとめ これから取り組むWebアクセシビリティ 2018 夏 こうすればできる ウェブアクセシビリティ実装のポイントと 実装チェックリストの作り方 2018年8月22日 水曜日 太田 良典 ウェブアクセシビリティ基盤委員会 作業部会4 翻訳 主査 今日のお話 実装とは? 達成基準と達成方法 実装チェックリストとは? 実装チェックリストの作り方 作成のコツと注意点 まとめ 実装とは? 実装 の一般的な定義とアクセシビリティJISにおける

More information

Microsoft PowerPoint - statistics pptx

Microsoft PowerPoint - statistics pptx 統計学 第 17 回 講義 母平均の区間推定 Part- 016 年 6 14 ( )3 限 担当教員 : 唐渡 広志 ( からと こうじ ) 研究室 : 経済学研究棟 4 階 43 号室 email: kkarato@eco.u toyama.ac.jp website: http://www3.u toyama.ac.jp/kkarato/ 1 講義の目的 標本平均は正規分布に従うという性質を

More information

<4D F736F F D CB48D655F94928D95445F90488E9690DB8EE68AEE8F802E646F63>

<4D F736F F D CB48D655F94928D95445F90488E9690DB8EE68AEE8F802E646F63> 日本人の食事摂取基準 ( 概要 )( 抜粋 ) 1 策定の目的食事摂取基準は 健康な個人または集団を対象として 国民の健康の維持 増進 エネルギー 栄養素欠乏症の予防 生活習慣病の予防 過剰摂取による健康障害の予防を目的とし エネルギー及び各栄養素の摂取量の基準を示すものである 2 策定方針 設定指標 食事摂取基準 (Dietary Reference Intakes) として エネルギーについては

More information

Excelによる統計分析検定_知識編_小塚明_5_9章.indd

Excelによる統計分析検定_知識編_小塚明_5_9章.indd 第7章57766 検定と推定 サンプリングによって得られた標本から, 母集団の統計的性質に対して推測を行うことを統計的推測といいます 本章では, 推測統計の根幹をなす仮説検定と推定の基本的な考え方について説明します 前章までの知識を用いて, 具体的な分析を行います 本章以降の知識は操作編での操作に直接関連していますので, 少し聞きなれない言葉ですが, 帰無仮説 有意水準 棄却域 などの意味を理解して,

More information

<4D F736F F D A8D CA48F43834B C E FCD817A E

<4D F736F F D A8D CA48F43834B C E FCD817A E 介護支援専門員専門 ( 更新 ) 研修 ガイドラインの基本的考え方 2 介護支援専門員専門 ( 更新 ) 研修ガイドラインの基本的考え方 1. 基本方針 (1) 介護支援専門員の研修の目的 要介護者等が可能な限り住み慣れた地域で その人らしい 自立した生活を送るためには 多様なサービス主体が連携をして要介護者等を支援できるよう 適切にケアマネジメントを行うことが重要である その中核的な役割を担う介護支援専門員について

More information

ISMS認証機関認定基準及び指針

ISMS認証機関認定基準及び指針 情報セキュリティマネジメントシステム ISMS 認証機関認定基準及び指針 JIP-ISAC100-3.1 2016 年 8 月 1 日 一般財団法人日本情報経済社会推進協会 106-0032 東京都港区六本木一丁目 9 番 9 号六本木ファーストビル内 Tel.03-5860-7570 Fax.03-5573-0564 URL http://www.isms.jipdec.or.jp/ JIPDEC

More information

目 次 1. タムラグループの環境活動 1 2. グリーン調達基準 1 第 1 章総則 1 第 2 章取引先様への要求事項 3 第 3 章材料 部品等の選定基準 3 第 4 章取引先様への調査内容 4 附則 5

目 次 1. タムラグループの環境活動 1 2. グリーン調達基準 1 第 1 章総則 1 第 2 章取引先様への要求事項 3 第 3 章材料 部品等の選定基準 3 第 4 章取引先様への調査内容 4 附則 5 タムラグループグリーン調達基準 ( 第 05 版 ) 制定 :2009 年 9 月 01 日改定 :2018 年 4 月 19 日 ( 第 05 版 ) 目 次 1. タムラグループの環境活動 1 2. グリーン調達基準 1 第 1 章総則 1 第 2 章取引先様への要求事項 3 第 3 章材料 部品等の選定基準 3 第 4 章取引先様への調査内容 4 附則 5 1. タムラグループの環境活動 タムラグループでは

More information

(3) 検定統計量の有意確率にもとづく仮説の採否データから有意確率 (significant probability, p 値 ) を求め 有意水準と照合する 有意確率とは データの分析によって得られた統計値が偶然おこる確率のこと あらかじめ設定した有意確率より低い場合は 帰無仮説を棄却して対立仮説

(3) 検定統計量の有意確率にもとづく仮説の採否データから有意確率 (significant probability, p 値 ) を求め 有意水準と照合する 有意確率とは データの分析によって得られた統計値が偶然おこる確率のこと あらかじめ設定した有意確率より低い場合は 帰無仮説を棄却して対立仮説 第 3 章 t 検定 (pp. 33-42) 3-1 統計的検定 統計的検定とは 設定した仮説を検証する場合に 仮説に基づいて集めた標本を 確率論の観点から分析 検証すること 使用する標本は 母集団から無作為抽出されたものでなければならない パラメトリック検定とノンパラメトリック検定 パラメトリック検定は母集団が正規分布に従う間隔尺度あるいは比率尺度の連続データを対象とする ノンパラメトリック検定は母集団に特定の分布を仮定しない

More information

<4D F736F F D2088E396F BB91A28BC EF C8EA695DB8AC78BE695AA816A C826F8AEE8F808F918EE88F878F B2E646F63>

<4D F736F F D2088E396F BB91A28BC EF C8EA695DB8AC78BE695AA816A C826F8AEE8F808F918EE88F878F B2E646F63> 16 12 24 179 26 1 5 26 1 5 注意 品質部門は製造部門から独立していなければならない 各部門の業務を適切かつ円滑に実施しうる能力のある責任者を 組織 規模 業務の種類に応じ 適切な人数を配置すること ( 必要に応じ 上記に挙げた責任者の枠を増やしてもよい ) 各責任者は業務に支障がない限り兼務することができる ただし 製造部門責任者と品質部門責任者は兼務することはできない 出荷可否決定者は品質部門の者とすること

More information

1 監督 検査の意義監督 検査は 会計法 に基づき 契約の適正な履行を確保するための手段です 監督は 通常 製造又は役務の請負契約の履行過程において 必要な立会 工程管理 材料 部品等の審査又は試験 細部設計書の審査 承認等の方法により 検査では確認できない部分について 契約物品に対する要求事項が確

1 監督 検査の意義監督 検査は 会計法 に基づき 契約の適正な履行を確保するための手段です 監督は 通常 製造又は役務の請負契約の履行過程において 必要な立会 工程管理 材料 部品等の審査又は試験 細部設計書の審査 承認等の方法により 検査では確認できない部分について 契約物品に対する要求事項が確 第 5 章監督 検査 UH-60J 救難ヘリコプター 1 監督 検査の意義監督 検査は 会計法 に基づき 契約の適正な履行を確保するための手段です 監督は 通常 製造又は役務の請負契約の履行過程において 必要な立会 工程管理 材料 部品等の審査又は試験 細部設計書の審査 承認等の方法により 検査では確認できない部分について 契約物品に対する要求事項が確実に具現されるよう要時要点に対して行うものであり

More information

EC-1 アプリケーションノート 高温動作に関する注意事項

EC-1 アプリケーションノート 高温動作に関する注意事項 要旨 アプリケーションノート EC-1 R01AN3398JJ0100 Rev.1.00 要旨 EC-1 の動作温度範囲は Tj = -40 ~ 125 としており これらは記載の動作温度範囲内での動作を保証す るものです 但し 半導体デバイスの品質 信頼性は 使用環境に大きく左右されます すなわち 同じ品質の製品でも使用環境が厳しくなると信頼性が低下し 使用環境が緩くなると信頼性が向上します たとえ最大定格内であっても

More information

目次 1. 適用範囲 1 2. 引用規格 1 3. 種類 1 4. 性能 2 5. 構造 2 6. 形状 寸法 3 7. 材料 3 8. 特性 4 9. 試験方法 検査 6 ( 最終ページ :11)

目次 1. 適用範囲 1 2. 引用規格 1 3. 種類 1 4. 性能 2 5. 構造 2 6. 形状 寸法 3 7. 材料 3 8. 特性 4 9. 試験方法 検査 6 ( 最終ページ :11) 地仕 ( 材 )-21 強化プラスチック複合管用管枕標準仕様書 昭和 55 年 10 月 7 日制定 平成 25 年 7 月 1 日 ( 改定 04) 東京電力パワーグリッド株式会社 目次 1. 適用範囲 1 2. 引用規格 1 3. 種類 1 4. 性能 2 5. 構造 2 6. 形状 寸法 3 7. 材料 3 8. 特性 4 9. 試験方法 6 10. 検査 6 ( 最終ページ :11) 強化プラスチック複合管用管枕標準仕様書

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション 1/X Chapter 9: Linear correlation Cohen, B. H. (2007). In B. H. Cohen (Ed.), Explaining Psychological Statistics (3rd ed.) (pp. 255-285). NJ: Wiley. 概要 2/X 相関係数とは何か 相関係数の数式 検定 注意点 フィッシャーのZ 変換 信頼区間 相関係数の差の検定

More information

目次 4. 組織 4.1 組織及びその状況の理解 利害関係者のニーズ 適用範囲 環境活動の仕組み 3 5. リーダーシップ 5.1 経営者の責務 環境方針 役割 責任及び権限 5 6. 計画 6.1 リスクへの取り組み 環境目標

目次 4. 組織 4.1 組織及びその状況の理解 利害関係者のニーズ 適用範囲 環境活動の仕組み 3 5. リーダーシップ 5.1 経営者の責務 環境方針 役割 責任及び権限 5 6. 計画 6.1 リスクへの取り組み 環境目標 版名 管理番号 4 版 原本 環境マニュアル 環境企業株式会社 目次 4. 組織 4.1 組織及びその状況の理解 2 4.2 利害関係者のニーズ 2 4.3 適用範囲 2 4.4 環境活動の仕組み 3 5. リーダーシップ 5.1 経営者の責務 4 5.2 環境方針 4 5.3 役割 責任及び権限 5 6. 計画 6.1 リスクへの取り組み 7 6.2 環境目標及び計画 8 6.3 変更の計画 9

More information

【NanotechJapan Bulletin】10-9 INNOVATIONの最先端<第4回>

【NanotechJapan Bulletin】10-9 INNOVATIONの最先端<第4回> 企画特集 10-9 INNOVATION の最先端 Life & Green Nanotechnology が培う新技術 < 第 4 回 > プリンテッドエレクトロニクス時代実現に向けた材料 プロセス基盤技術の開拓 NEDO プロジェクトプロジェクトリーダー東京 学教授染 隆夫 に聞く 図6 4 3 解像度を変えた TFT アレイによる電子ペーパー 提供 凸版印刷 株 大面積圧力センサの開発

More information

目次 1. 本書の利用方法 p.1 2. 著作権 p.1 3. 免責事項 p.1 4. 用語の定義と説明 p.1 A. 団体の管理体制 1. 団体の基本情報と責任の明確化 p.3 2. 契約の管理 p.4 3. 団体 農場管理マニュアル p.5 B. 団体 農場管理マニュアルに基づく管理の実践とその

目次 1. 本書の利用方法 p.1 2. 著作権 p.1 3. 免責事項 p.1 4. 用語の定義と説明 p.1 A. 団体の管理体制 1. 団体の基本情報と責任の明確化 p.3 2. 契約の管理 p.4 3. 団体 農場管理マニュアル p.5 B. 団体 農場管理マニュアルに基づく管理の実践とその ASIAGAP アジアギャップ ASIA Good Agricultural Practice ( アジアの良い農業のやり方 ) 団体事務局用管理点と適合基準 Ver.2.1 2018 年 5 月 1 日発行 目次 1. 本書の利用方法 p.1 2. 著作権 p.1 3. 免責事項 p.1 4. 用語の定義と説明 p.1 A. 団体の管理体制 1. 団体の基本情報と責任の明確化 p.3 2. 契約の管理

More information

解析センターを知っていただく キャンペーン

解析センターを知っていただく キャンペーン 005..5 SAS 問題設定 目的 PKパラメータ (AUC,Cmax,Tmaxなど) の推定 PKパラメータの群間比較 PKパラメータのバラツキの評価! データの特徴 非反復測定値 個体につき 個の測定値しか得られない plasma concentration 非反復測定値のイメージ図 測定時点間で個体の対応がない 着目する状況 plasma concentration 経時反復測定値のイメージ図

More information

行政文書をより体系的 効率的に管理するための電子的な管理の充実 1. 共有フォルダでの体系的 効率的な管理を実現するため 標準例 共通マニュアルを作成する (A) 標準例 共通マニュアル 下記のポイントを踏まえた標準例 共通マニュアルを作成する (ⅰ) 共有フォルダ内の体系的保存の標準化 (ⅱ) 文

行政文書をより体系的 効率的に管理するための電子的な管理の充実 1. 共有フォルダでの体系的 効率的な管理を実現するため 標準例 共通マニュアルを作成する (A) 標準例 共通マニュアル 下記のポイントを踏まえた標準例 共通マニュアルを作成する (ⅰ) 共有フォルダ内の体系的保存の標準化 (ⅱ) 文 平成 30 年 11 月 19 日 ( 月 ) 第 70 回公文書管理委員会資料内閣府大臣官房公文書管理課 資料 2-2 文書ファイル等の名称付与の標準化 行政文書の所在情報管理の仕組み 平成 3 0 年 1 1 月 1 9 日 内閣府大臣官房公文書管理課 行政文書をより体系的 効率的に管理するための電子的な管理の充実 1. 共有フォルダでの体系的 効率的な管理を実現するため 標準例 共通マニュアルを作成する

More information

精米 HACCP 規格 ~ 精米工場向け HACCP 手法に基づく 精米の食品安全 品質管理 衛生管理 食品防御の取組み ~ 第 1 版 2016 年 3 月 16 日 第 1 目的一般社団法人日本精米工業会の精米 HACCP 規格は 精米工場で製造する精米が消費者及び実需者より信頼される製品精米と

精米 HACCP 規格 ~ 精米工場向け HACCP 手法に基づく 精米の食品安全 品質管理 衛生管理 食品防御の取組み ~ 第 1 版 2016 年 3 月 16 日 第 1 目的一般社団法人日本精米工業会の精米 HACCP 規格は 精米工場で製造する精米が消費者及び実需者より信頼される製品精米と 一般社団法人日本精米工業会 精米 HACCP 規格 ( 第 1 版 ) ~ 精米工場向け HACCP 手法に基づく 精米の食品安全 品質管理 衛生管理 食品防御の取組み ~ Japan Rice Millers Association 精米 HACCP 規格 ~ 精米工場向け HACCP 手法に基づく 精米の食品安全 品質管理 衛生管理 食品防御の取組み ~ 第 1 版 2016 年 3 月 16

More information

ACモーター入門編 サンプルテキスト

ACモーター入門編 サンプルテキスト 技術セミナーテキスト AC モーター入門編 目次 1 AC モーターの位置付けと特徴 2 1-1 AC モーターの位置付け 1-2 AC モーターの特徴 2 AC モーターの基礎 6 2-1 構造 2-2 動作原理 2-3 特性と仕様の見方 2-4 ギヤヘッドの役割 2-5 ギヤヘッドの仕様 2-6 ギヤヘッドの種類 2-7 代表的な AC モーター 3 温度上昇と寿命 32 3-1 温度上昇の考え方

More information

Microsoft Word - 規則11.2版_FSSC22000Ver.4特例.doc

Microsoft Word - 規則11.2版_FSSC22000Ver.4特例.doc マネジメントシステム審査登録規則 FSSC22000Ver.4 特例 第 11.2 版改訂 :2017 年 9 月 15 日 発効 :2017 年 9 月 15 日 一般財団法人日本品質保証機構 マネジメントシステム部門 はじめに本特例は 一般財団法人日本品質保証機構 ( 以下 JQA という ) が運営する JQA マネジメントシステム審査登録制度 ( 以下 審査登録制度 という ) の詳細を規定した

More information

非営利組織の経営

非営利組織の経営 非営利活動支援ツール ロジックモデル 2017/09/04 OKADA 1/6 ロジックモデル ロジックモデルでできること ロジックモデル 1) プレゼン資料作成 2) 論理的な事業構築プロセスの作成 3) インプット投資事業 資源 4) アウトプット事業目標指標作成 5) アウトカム 1 年間を短期 中期 長期に分けて 事業成果指標を作成する 6) 事業計画書 7) 事業報告書 8) ビジョンと事業の整合性確認できる

More information

Microsoft Word - N1222_Risk_in_ (和訳案).docx

Microsoft Word - N1222_Risk_in_ (和訳案).docx ISO 9001:2015 における リスク 1. 本文書の目的 - ISO 9001 でリスクがどのように扱われているかについて説明する - ISO 9001 で 機会 が何を意味しているかについて説明する - リスクに基づく考え方がプロセスアプローチに置き換わることに対する懸念に応える - 予防処置が ISO 9001 から削除されたことに対する懸念に応える - リスクに基づくアプローチの各要素を簡潔な言葉で説明する

More information

特定個人情報の取扱いの対応について

特定個人情報の取扱いの対応について 特定個人情報の取扱いの対応について 平成 27 年 5 月 19 日平成 28 年 2 月 12 日一部改正 一般財団法人日本情報経済社会推進協会 (JIPDEC) プライバシーマーク推進センター 行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律 ( 以下 番号法 という ) が成立し ( 平成 25 年 5 月 31 日公布 ) 社会保障 税番号制度が導入され 平成 27 年 10

More information

する距離を一定に保ち温度を変化させた場合のセンサーのカウント ( センサーが計測した距離 ) の変化を調べた ( 図 4) 実験で得られたセンサーの温度変化とカウント変化の一例をグラフ 1 に載せる グラフにおいて赤いデータ点がセンサーのカウント値である 計測距離一定で実験を行ったので理想的にはカウ

する距離を一定に保ち温度を変化させた場合のセンサーのカウント ( センサーが計測した距離 ) の変化を調べた ( 図 4) 実験で得られたセンサーの温度変化とカウント変化の一例をグラフ 1 に載せる グラフにおいて赤いデータ点がセンサーのカウント値である 計測距離一定で実験を行ったので理想的にはカウ 岡山 3.8m 新望遠鏡制御系のための多点温度計開発 京都大学理学研究科宇宙物理学教室 M1 出口和弘 1. 岡山 3.8m 新望遠鏡に使われる分割鏡のメリットと技術的ハードル我々は現在 京都大学を中心として国立天文台 岡山天体物理観測所に新技術を用いた口径 3.8m の可視 近赤外望遠鏡の建設を計画している ( 図 1) 新技術の一つとして望遠鏡の主鏡に一枚鏡ではなく 扇型のセグメントを組み合わせて一枚の円形の鏡にする分割鏡を採用している

More information

大規模災害等に備えたバックアップや通信回線の考慮 庁舎内への保存等の構成について示すこと 1.5. 事業継続 事業者もしくは構成企業 製品製造元等の破綻等により サービスの継続が困難となった場合において それぞれのパターン毎に 具体的な対策を示すこと 事業者の破綻時には第三者へサービスの提供を引き継

大規模災害等に備えたバックアップや通信回線の考慮 庁舎内への保存等の構成について示すこと 1.5. 事業継続 事業者もしくは構成企業 製品製造元等の破綻等により サービスの継続が困難となった場合において それぞれのパターン毎に 具体的な対策を示すこと 事業者の破綻時には第三者へサービスの提供を引き継 企画提案書記載項目 企画提案書の作成にあたって 以下に示す各章 項の構成に則って作成すること 注意事項 各章 項毎に要件定義書 基本事項編 で示す 関連する仕様を満たすこと及び提案要求内容を含め提案を行うこと 全ての提案項目への記入は必須のものであり 記入のない項目については0 点として採点するため十分留意すること 企画提案書に記載する内容は全て本業務における実施義務事項として事業者が提示し かつ提案価格内で契約する前提になるものであることに留意すること

More information