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2 ご あ い さ つ 和 子 第六十七回岩手芸術祭実行委員会 会長 柴 田 県民の芸術文化活動の祭典として定着しております岩手芸術祭も 多くの皆様に親しま 岩手芸術祭は 戦後の混乱期に芸術文化活動の振興により人々の心に潤いを与えようと れながらこれまで回を重ね 第六十七回を数えるに至りました 昭和二十二年に始まって以来 先人たちの努力により途絶えること無く毎年開催されてま いりました さまざまな時代を経て今日まで長い歴史を刻んできたことを思いますと 誠 さて 平成二十三年三月に発生した東日本大震災から四年の月日が流れました 私たち に感慨深いものがございます は震災からの心の復興を果たすべく 改めて芸術祭創設時の思いとその役割の重要性を再 認識し 今後もこの芸術祭の灯火を絶やすことなく 次の世代に引き継いでいきたいと考 ここに第六十七回岩手芸術祭の記録集をまとめ 刊行いたします 本誌を芸術文化活動 えております 終わりに 岩手芸術祭の開催に当たりまして 御支援 御協力いただきました岩手県教 の参考資料としてご活用いただければ幸いに存じます 育委員会をはじめとする各主催者団体並びに各市町村 関係団体 関係各位に感謝を申し 上げまして ごあいさつといたします

3 第 回岩手芸術祭記録集 回岩手芸術祭実行委員会会長 目次 第 柴 田 和 子 回岩手芸術祭の概要 ごあいさつ 第 彫刻 工芸 書道 写真 デザイン 現代美術 開幕式典 フェスティバル 版画 美術展 洋画 劇 像 邦楽 茶道 弦楽 華道 三 吟詠剣詩舞道 吹奏楽 ピアノ ギター 楽 声楽 踊 日舞 芸 新舞踊 小説大会 俳句大会 戯大会 川柳大会 文芸評論大会 録 随筆大会 児童文学大会 詩の大会 文芸祭開催要項 県民文芸作品集第四十五集公募要項 美術展公募要項 協賛事業の名義の使用承認事務手続要領 実行委員会感謝状贈呈に関する規程 選考基準 美術部門実行委員会運営規程 岩手芸術祭運営組織 実行委員会会則 開催要綱 付 事務局日誌抄 収支予算書 実行委員会名簿 テーマ募集 岩手県美術選奨受賞者作品展 アートフェスタいわて2014 岩手芸術祭受賞作品 推薦作家展 短歌大会 文芸祭 県民文芸作品集 民謡 演 洋舞 舞 合唱 音 能楽 伝統芸能 映 演 巡回小 中学校美術展 芸術祭受賞作品 小 中学校美術展 巡回美術展 三賞受賞作品 水墨画 日本画

4 岩手県映像コンクール作品募集要項 声楽部門演奏会出演者公募要項 ピアノコンクール 演奏会出演者公募要項 小 中学校美術展作品募集要項 ポスターデザイン 回岩手芸術祭市町村別応募状況一覧 村野 充弘 広がる未来 絆深まる岩手の に 見 合 っ た 事 業 運 営 を 目 指 し 創 意 工 夫 を し て 皆 様 に 芸 術 祭 を 楽 し ん で い た だ け る よ う 時 代 伝 統 を 踏 ま え な が ら こ れ か ら も 多 く の 県 民 の 実行委員会事務局としては 今まで培ってきた ろうが 打開策が未だ見出せないのがもどかしい い 趣味の多様化など 減少の要因はいろいろあ 応募総数は年々減少の一途をたどっており悩まし 作品等の公募についても 例年通り行われたが 通り実施した 芸作品集の刊行や文芸祭など多彩な事業を例年 音 楽 舞 踊 な ど の 舞 台 公 演 等 さ ら に は 県 民 文 地で美術展 小 中学校美術展 演劇 伝統芸能 大 地 の テ ー マ の も と 盛 岡 市 を は じ め 県 内 各 め に 輝 く 文 化 文化活動の成果発表と鑑賞の機会を提供するた 今 年 度 も 岩 手 芸 術 祭 で は 県 民 の 優 れ た 芸 術 会館大ホールにて開催 その幕を開けた 日土曜日 開幕式典 フェスティバルを岩手県民 第六十七回岩手芸術祭は 平成二十六年十月四 表紙デザイン 改めて各部門関係者の努力と熱意に敬意を表 いきたい する 5 編集後記 回岩手芸術祭開催状況一覧 第67回岩手芸術祭の概要 第 第 67 67

5 開幕式典 フェスティバル 平成二十六年十月四日土曜日 岩手県民会館大ホールに 第67回岩手芸術祭 実施状況の概要 実 施 内 容 等 開幕式典 表彰式 テーマ募集 記録集作成 実行委員会 実行委員会 3回 開幕フェス 平成6年度文化庁地域発 文化芸術創造発信イニシアチブ 鑑賞者 テ ィ バ ル 事業 イーハトーヴ音楽会 未来に向かって 800名 日本画 洋画 版画 彫刻 工芸 書道 写真 展 公募展 デザイン 現代美術 水墨画 応募97点 鑑賞者4,36名 巡回美術展 美術展上位入賞者作品80点及び映像コンクール入賞作品4 点を県内7会場で巡回展示 上映 鑑賞者,53名 小 中 学 校 児童 生徒の書写 美術作品の公募展 小学校絵画 書写 美 術 展 中学校美術 書写 応募7,685点 鑑賞者,40名 巡 回 小 中 小 中学校美術展全入賞作品及び入選作品の一部 合わせて 学校美術展 3点を県内5会場で巡回展示 鑑賞者,35名 演 劇 5会場で5団体が公演 鑑賞者,名 映 像 映像フェスティバル 映像コンクール入賞作品の上映発表 等 応募4点 参加者数4名 鑑賞者60名 伝 統 芸 能 茶会 吟詠剣詩舞道 謡と仕舞の会 華道展 邦楽のつど い 鑑賞者4,9名 ソロと室内楽の調べ ピアノコンクール 演奏会 三演 音 楽 奏会 声楽部門演奏会 ギター音楽の夕べ 吹奏楽演奏会 合唱祭 鑑賞者3,393名 舞 踊 洋舞発表会 日本舞踊発表会 鑑賞者,360名 演 芸 新舞踊発表会 岩手民謡まつり 鑑賞者,656名 移 動 公 演 新舞踊 奥州市 合唱 一戸町 鑑賞者380名 公募による作品集の刊行 小説 戯 シナリオ 文芸評 県民文芸作 論 随筆 児童文学 詩 短歌 俳句 川柳 応募478 品 集 点 小説大会 戯大会 文芸評論大会 随筆大会 児童文学 文 芸 祭 大会 詩の大会 短歌大会 俳句大会 川柳大会 参加者 399名 美 術 公募事業応募点 者 数一覧 第67回 第66回 展 種 目 応募点数 小 説 0/6 戯 シナリオ 3/ 文芸評論 5/4 随 筆 53/38 児童文学 / 詩 70/76 短 歌 80/98 俳 句 7/75 川 柳 65/63 映 ピ 合計 478/484 声 種 目 小 絵画 小 書写 中 美術 中 書写 応募点数 3889/ /883 89/33 80/405 合計 7685/739 小 中学校美術展 術 応募点数 46/4 /00 39/45 5/6 58/67 06/98 4/43 87/0 35/30 33/3 97/974 県民文芸作品集 種 目 日 本 画 洋 画 版 画 彫 刻 工 芸 書 道 写 真 デザイン 現代美術 水 墨 画 合計 美 第三部 未来へ イーハトーヴの子どもたちと宮沢賢治 第四部 エピローグ 再び イーハトーヴへ という構成 で 大森健一氏及び中山恭誉氏 共に岩手県演劇協会 の は ジャズピアノと鹿踊りなど多彩な岩手の芸術家たちに 第一部は岩手県弦楽研究会の演奏で幕を開け 第二部で よるコラボレーションが披露された 第三部は子ども達を 司会で進行した 開幕式典では 柴田和子実行委員会会長の開幕宣言の後 中心にした宮沢賢治の音楽の世界を合唱などで表現した おいて 第六十七回岩手芸術祭の開幕式典及びフェスティ 長年岩手芸術祭の発展に貢献された十名の方々に対して感 第四部 エピローグ 再び イーハトーヴへ では県立久 バルを開催した 広がる未来 謝状と記念品を贈呈し感謝の意を表した さらに 今年度 の芸術祭テーマとして選定された 輝く文化 慈高等学校マンドリン部の演奏で あまちゃんのテーマ マンドリンの演奏で小田代直子氏が 潮騒のメモリー 明 絆深まる岩手の大地 の作者である中花愛莉さんの表彰を 行った 日への虹 を歌うなど 震災から復興への岩手の三年間を 振り返った フィナーレは出演者全員による ひょっこりひょうたん 式典に引き続き開幕を盛り上げるフェスティバルとし 島 ふるさとは今もかわらず の大合唱で幕を閉じた て 平成二十六年度文化庁地域発 文化芸術創造発信イニ シアチブ事業 イーハトーヴ音楽会 未来に向かって が 鑑賞者は八百名であった 美 術 部 門 熊谷行子 洋画 高橋観岳 書道 功労者表彰 十名 井手清和 写真 慶哉 合唱 若柳千景 日舞 舞台等部門 長澤宗寿 茶道 西郷時峰 華道 星 開催された 構成 演出は坂田裕一氏 岩手県演劇協会 音楽監督は太田代政男氏 岩手県合唱連盟 舞台監督は 近藤英一氏 民俗芸能コーディネーターは藤沢清美氏 岩 手県民謡協会 出演は岩手県芸術文化協会加盟団体を中 心に 県内各地の学校のクラブ 合唱団及び個人の協力を 舞台は 第一部 プロローグ イーハトーヴの国から 得た 第二部 いわて民族の芸能 イーハトーヴの芸術家たち 7 部 門 等 6 ア 像 ノ 楽 4/9 3/8 4/

6 山崎勝代 民謡 文 芸 部 門 藤田貞雄 俳句 松橋義彦 川柳 岩手三協会 岩手県弦楽研究会 岩手声楽研究会 岩 開幕フェスティバル出演 協力団体 手県合唱連盟 岩手邦楽協会 岩手県ギター協会 岩手県 新舞踊協会 岩手県演劇協会 岩手洋舞協会 岩手ピアノ 音楽協会 岩手県民謡協会 岩手大学合唱団 岩手県立花 巻農業高等学校鹿踊部 岩手県立久慈高等学校マンドリン 部 都南混声合唱団 混声合唱団北声会 盛岡市立山岸小 学校音楽クラブ キャラホール少年少女合唱団 あまくら ぶ 三浦祥子 長谷川恭一 鈴木牧子 小田代直子 大森 健一 山田靖了 滝沢三郎 岩手県写真連盟 IBC岩手 放送 美術展 作品審査 表彰 九月七日 各搬入 受付会場において種目別に行われ 版画 日本画 三九 四六 三九 彫刻 四六 洋画 一五 一五 二一一 二一一 た 種目別の入賞 入選作品数は次のとおり く県民に提供し 芸術文化の創造と発展に寄与することを 五八 書道 県民の優れた芸術文化活動の成果発表と鑑賞の機会を広 目的として開催しているものである 五六 写真 内は応募点数 一二四 一三三 八七 八七 三五 水墨画 一三一 一四二 デザイン 第一回実行委員会 現代美術 三五 会場 岩手県民会館展示室 部門役員の選出 開催計画 公募要項 等について協議 展示会場及び会期 工芸 書道 第一期 十月四日 七日 第二期 十月十日 十三日 日本画 版画 水墨画 事務局員会議 第三期 十月十六日 十九日 写真 デザイン 現代美術 て協議 彰 芸術祭賞 優秀賞 奨励賞及び部門賞受賞者の表彰式を 第四期 十月三十一日 十一月三日 洋画 彫刻 表 第二回実行委員会 実施状況の報告 次回の開催計画 公 第三回実行委員会 協議 開催日程 作品搬入 審査等について 展示日程 印刷物の配布計画等につい 二〇五 二〇六 工芸 五月九日 美術部門実行委員会の運営 六月五日 八月二十八日 二月十九日 十一月二十四日に行った 会場 サンセール盛岡 美術部門実行委員会委員 日本画 西川善有 菊地正義 洋画 石川酉三 日下信 募要項等について協議 介 版画 日山登啓 鈴木和雄 彫刻 清武英司 曽根達 作品搬入 受付 九月六日 県民会館及び公会堂において行われた 也 工芸 阿部裕之 佐々木秀次 書道 佐藤平泉 佐々 応募点数は十種目で九七二点であった 昨年は九七四 点 8 9

7 木飛鴻 写真 太田信子 菊池克美 デザイン 井上美知 尚 子 山 田 町 子 竹村育貴 現代美術 小笠原卓雄 浅倉伸 水墨画 鈴木孝男 菊池一政 芸 術 祭 賞 梅 雨 の 頃 関 種目別の記録 日本画 茜 盛 岡 市 平松比絽 盛岡市 風 優秀賞 白い花たち 藤原妙子 矢巾町 奨励賞 池 柳 佐藤 への展望を新たにした作品に拍手を送りたい 芸術祭賞 梅雨の頃 風景から画面を切り取る構図の 構成と全体の配色がうまくマッチしている 淡い色調が 優秀賞 白い花たち 画面からあふれ出るような ボ 柔らかな雰囲気を出している タンの花と全体の色調がうまくまとまって 生命の春を謳 歌している 奨励賞 風柳 バックの濃い水色 手前の淡い配色の 調和が良いアクセントとして花がきれいに表現され落ち着 耳をそば立てると風の音が静かに聞こえてくる風景であ 奨励賞 大理石の峡谷 水 風 の流れと柳の調和が いた景観をかもし出している る 部門 賞 大 理 石 の 峡 谷 菊地正義 盛岡市 秋 西川善有 理事 副会長 審査員 西川善有 岩手県日本画協会会長 渡辺 操 片山道子 芸術祭賞 望む K 0215 松岡けい子 秋 地裏 安部 毅 盛岡 洋画 会場の雰囲気が メされている 入念に描き 明るく調和のとれた作品に 参加した絵の数々に日本画 込まれ完成度が高く 見る 田県 優秀賞 また逢えた 鉱山跡 八木 岡市 過ぎ去る風景 金井保憲 矢巾町 四面楚 側に雄弁に語りかけ 居留 市 奨励賞 烏勘左ヱ門 山根ノブ子 山田町 路 歌 小岩宇美子 北上市 エゾ春ぜみのなく頃 大上 めさせる大きな魅力を感じ 包まれ 今までにない眺め フサ子 盛岡市 夜明けの松島 後藤健助 一関市 させる 創 層 想Ⅱ 菊池和弘 宮古市 北の眺望 荻原 た柱や壁体の形態と枯鈍色 廃工場を主題に 朽ちかけ た 逢 え た 鉱 山 跡 は 洋画審査 隆 花巻市 部門賞 満干 伊藤真理子 盛 物語のはじまり 前川ゆみ子 宮古市 コンベヤ になっている 学 生の複 数 講評 福士るみ子 山田町 恭 子 盛 岡 市 白 菊 泉町 みずうみ 佐野 之閼伽堂 達谷窟敬祐 平 日本画審査 のある風景 堀内幸一 滝沢市 海への誘い 沢田む 國昭 一関市 天 空 地 佐藤明子 花巻市 応 の色彩で丁寧に描かれ 逆 優秀賞 八木毅さんの ま 援歌 坂本和子 二戸市 シャクナゲ 北村敦子 花 に瑞々しく眩い 卓越した 洋 奥州市 巻市 明日へ 山内峯男 宮古市 休耕地 冬 命の廃工場に画面上で恒久 0 つ子 宮古市 信仰への参道 菊池 川﨑茂樹 釜石市 男の起源 老鳩砂泥 盛岡市 の命を与え 深い精神性を 描写力はいずれ消え去る運 講評 応募数は二一一点と昨年 二〇〇 より微増した 感じされる 奨励賞 山根ノブ子さんの 烏勘左ヱ門 は 力感のあ 世代の中心は例年通り六十 七十代の方々であるが 徐々にで る描写の水彩画だが その独特な存在感は水彩であること はあるが二十 三十代の出品も増えている 特徴としては 画材の多様化が挙げられ パステル ペ 同賞 安部隆さんの 路地裏 は モノクロに近い統一さ ン 鉛筆等による作品が目を引いた また 震災後三年と れた色調で描かれた構造性の強い水彩画で差し込む光とそ を忘れさせる 木材置場を舞台に繰り広げられる五羽の物 芸術祭賞 松岡けい子さんの 望む K 0215 は 語は妙に現代的でリアリティを帯び 見る側を魅了する 人体をモチーフにした抽象画で 造形的な可能性を追求し れにより浮き出す建物やバイクのシルエットが印象的 鋭 いう経過を踏まえ 実生活に根差して現実に対峙し内包し 過去から未来へと時空を超越するイメージによりデフォル ようとする気持ちが多くの作品から感じられた

8 く一瞬を切り抜き 何気ない都会の片隅を卓越した描写力 紙版画二点 シルクスクリーン一点であった 点数は多く 大きさが不釣り合いと思われる作品もあったが 直向きさ 多かった 中にはモチーフや描きたい気持ちと画面の形状 な 色 彩 に 若 い 希 望 を 感 じ る 君 崎 ち ひ ろ 氏 親 子 と チ ュ ー が多く 描写と白黒表現が的確な類家聖香氏 町 と明快 がら制作しているという 学生では盛岡大学からの出品者 聞くと教室や講習会などで技法を覚え 独自に工夫をしな 木版では多色刷りが半数を占める ベテランの方々から ないが出品者の年齢層は学生 社会人 ベテランと幅広い 実直さ そして粘り強く絵と向き合おうとする姿勢は毎年 総じて 渓流や山 水などの自然をテーマにした題材が により 叙情性豊かに表した 変わらず それこそが 岩手の芸術 の根源をなすものと 鈴 木 和 雄 矢 巾 町 部 門 賞 あ し た の た め の 劣 等 感 岩渕俊彦 盛岡市 奨 市 優秀賞 crystal garden 励賞 浮きあがるもの 小野寺花佳 盛岡市 夕影 版画 輝いた松本昌人氏 5月の 貢献している 芸術祭賞に 岩手の銅版画普及に多いに 思 う 楽 し い 作 品 が 多 く ず個人が主宰されている銅 は 大学の版画科のみなら 販の出品が半数というの 道具などで制約の多い銅 リップ が部門賞となった 卒業後の制作も期待したい 日下信介 考える 審査員 洋画部門理事 藤井ちひろ 盛岡市 親子とチューリップ 君崎ちひ れているようだ 出品作は木版画十九点 銅版画十七点 出品者の多くが大学や版画教室 講習会等で技術を習得さ 講評 二十代の出品者が合わせ る そ の 中 で も 十 代 と 間横ばい状態が続いてい メッセージ性を感じる 優 橋と散る羽の対比に強い た作品 硬質な鉄のアーチ 彫刻審査 版画審査 は丁寧な銅販の仕事で 秀賞の岩渕俊彦氏 crystal garden 万華鏡やレースのような繊細で美しい作品 奨励賞の鈴木 て七人とほぼ半数を占め 販の特質がうまくかみ合っ 版画工房の功績が大きいと ろ 盛岡市 風景 町 類家聖香 盛岡市 7 残像 春雷 はテーマと銅 芸術祭賞 5月の残像 春雷 松本昌人 盛岡 月の庭 渡辺万里 盛岡市 和雄氏 夕影 はさらりとした線の夕景が心地良く 黒い たのは 今までにない大 版画制作には技術習得がある程度必要になる カラスに心が少し騒ぐ 自己の内面に目を向けて版を刻ん 品が多い傾向は続いてい だ藤井ちひろ氏 あしたのための劣等感 と こなれた草 るが 石膏 粘土 テラ きな変化である 内容的 シルクスクリーンでは定まらぬ形を内在させて何かを予 コッタ 木と多様な素材 には人体を題材とした作 感させる混沌としたイメージの小野寺花佳氏 浮きあがる に よ る 表 現 が 見 ら れ た 花の描写が色刷りで楽しい渡辺万里氏 7月の庭 も銅版 もの が奨励賞となった 出品者が少ないシルクと紙版だ 全体評を含め受賞作につ 3 画での部門賞となった が小野寺氏と大作の紙版画を出品した瀬川はるひ氏 入選 いては 審査を担当して 関心が先行し 彫刻の本質となる塊や内側から出てくる強 達しているが 表現様式の多様化により表面的な部分への 人物を題材とした作品が多くを占めた 一定の水準に いただいた新藤彰一先生の講評を掲載する は自信を持って制作を続けて欲しい 数少ない抽象作品と 田村晴樹 してこれからの展開が楽しみである 審査員 阿部陽子 版画家 国画会会員 田村晴樹 画家 さを意識化されていないことがあげられる ものをより深 く見ることで感性を磨き それぞれの表現につなげること 芸術祭賞 A君 遠藤守夫 奥州市 優秀賞 容となっている 素材の扱い方を含め 卓越した造形力は ん作品は 塊の強さと豊かな表現力が融合され充実した内 しわ 高橋茉由 紫波町 奨励賞 青春 平澤和 今年度の彫刻部門への出品は十五点で過去三年 が制作への課題である その中でも芸術祭賞の遠藤守夫さ 講評 男 奥州市 芒 のぎ 八重樫篤 一関市 彫刻

9 との対話を通じて感じた温かい人間性を若い感性で素直に 群を抜いている 優秀賞の高橋茉由さんの作品は モデル 青柳ひで子 一関市 蒼穹Ⅱ 大渡真紀 北上市 キシコ紀行 熊谷友美恵 宮城県 古里 春 夏 秋 上市 いつか群青の街で 昆野明栄 遠野市 メ 業した後も彫刻制作を継続していくことは 制作環境の確 とって明るい材料である しかしながら 高校や大学を卒 出 品 者 数 が 伸 び 悩 む 中 若 い 方 が 増 え た こ と は 部 門 に れた技術やロマンの有る作品 又素材の美しさを追求したも 品点数ですが 高いレベルの作品が多く 特に立体作品に優 澤則雄先生は次のように述べている 昨年より若干少ない出 点 昨年より十点ほど少ない展示総数であった 審査員の沓 講評 第六十七回岩手芸術祭工芸部門の展示総数五十七 満 月 山 口 一 夫 岩 泉 町 青 銅 花 器 Dio Light 江田朋哉 盛岡市 表現している点に好感が持てた 奨励賞の平澤和男さんの 作品は 美しい線によって構成され 若々しく軽やかな 印象を与える 同じく八重樫篤さんの作品は 筒型の部分 保を中心になかなか難しいと言われ 才能ある作家が埋も に顔を再構成させた表現におもしろさがある れてしまっている そのような状況でも意欲的に制作し 芸術祭賞の竹田康夫氏の青白磁 宙 は青白磁の高い技 の 将来の若手作家の作品に注目した 術の美しさ ダイナミックに捻った 宇宙へ上昇する渦巻 出品していただけるような魅力ある部門であることを目指 して運営に携わってきたが 思うような成果につながって き状の形に力強さを感じました 奨励賞 門馬経智氏の 六月のサイロ は鋳金の作品 の深い思いを感じました た素朴な色調の陶芸の大作 古里の山をイメージした作者 優秀賞の村木茂氏の ウレイラⅡ 重厚な形と落ち着い いないことは否めない 今年度の流れを継続していけるよ 清武英司 う一層の努力をしていきたい 彰一 彫刻家 芸 術 祭 賞 青 白 磁 空 竹 田 康 夫 盛 岡 市 審査員 新藤 工芸 せる 若々しい 作者のロマン溢れる好作 同じく奨励賞 菊池房江 岩手工芸美術協会会長 芸術祭賞 良寛詩 谷藤楽山 盛岡市 優秀 莫遯詩 高橋玲華 盛岡市 篆刻二種 齋藤玄陽 菅野迪子 陸前髙田市 近作三首 千葉寿幸 一関市 市 部 門 賞 王 漁 洋 詩 兼 平 岱 虁 盛 岡 市 螢 淵明詩 丸若敬葉 二戸市 王偁詩 熊谷碣斗 盛岡 賞 石川啄木の詩 大河原節子 一関市 奨励賞 陶 書道 審査員 沓澤則雄 日展会員 固くなりがちな金属を素材に 新緑の爽やかな風を感じさ 優秀賞 ウ レイラⅡ 村 木 茂 岩泉町 奨励賞 六 月のサイロ 門馬経智 盛岡市 白堊 はくあ 橋 橋本静子氏の 白堊 は白い重厚な陶芸作品 レリーフ状 工芸審査 本静子 紫波町 部門賞 なまこ釉鎬壷 佐藤鉄男 北 のアクセントが作品に動 部門賞 なまこ釉鎬壷 きと面白さを与えた 佐藤鉄男氏の大ぶりの陶 芸 の 壺 の 作 品 い つ か 群青の街で 昆野明栄氏 の染織の藍染による壁面 の作品 メキシコ紀行 熊谷友美恵氏の異国情緒 甲骨文干字文 松江邦雄 花巻市 あをによし 丸山 盛岡市 白楽天詩 福井豊亥 盛岡市 張大順 品 蒼穹Ⅱ 大渡真紀氏の陶芸の色彩の美しい作品 満 点組の季節を表現した作 盛岡市 羅振玉詩 三浦真琴 盛岡市 王蒙詩 孝錫詩 工藤明竹 滝沢市 韓 詩 佐々木信風 及川祥空 奥州市 杜甫詩二首 古舘葩水 一戸町 歌仙より 伊藤紫月 盛岡市 自作詩 厳冬の鮪漁 4 5 を感じさせる染織の作 品 古里 春 夏 秋 月 山口一夫氏の木工の丁寧な仕事の美しい作品 青銅 汪琬詩 千葉桂華 紫波町 杜甫詩 川下子鳳 紫 篁香 滝沢市 日時計 山崎珠園 釜石市 三十六 江田朋哉氏の若々しい感性に溢れた青 花器 Dio Light 銅の作品 以上が部門賞として選ばれた 波 町 楽 索 河 有 感 呂 大 器 詩 大 矢 瑞 峰 矢 巾 町 青柳ひで子氏の漆芸の三 今年度の出品作品の傾向としては前年度同様 壁面を飾 市 畠山素園 花巻市 万葉集のうた 八木橋宏苑 盛岡 小田嶋北門 盛岡市 劉崧詩 小笠原光華 滝沢市 る染織等の作品が減少の反面 陶芸の大作が増加して会場 五 言 絶 句 山 行 中 野 晴 石 盛 岡 市 曹 唐 詩 す 阿部裕之 を飾りました 次年度は より多くの出品を期待していま

10 示作品は公募 招待 審査員合わせて二二八点 近年続く 講評 式に創造性豊かな作品に仕上げた 及川さんの漢字仮名交 古筆の美を表現した 畠山さんは行の余白を生かし 横形 四点が選出された 伊藤さんは鍛え上げた強靱な線で平安 字仮名交じり作品 千葉寿幸さん 一関市 の篆刻作品の さん 花巻市 の漢字作品 及川祥空さん 奥州市 の漢 高齢化の影響等で 出品者の減少も危惧されたが 学書に 応募点数二〇六点 入賞入選作品二〇五点 展 勤しむ方々の意欲 熱意に支えられ 応募点数が前年より のが今回の特徴 全体構成や造形美 流動美に加え 作者 現代書の全貌が見え 個性的で多様な表現が堪能できる 分に発揮し 側款の手拓にも労苦が窺える 造形美が評価された 千葉さんの篆刻は 方寸の世界を存 じり書は全体構成が見事で 研ぎ澄まされた線質と独自の 芸術祭賞は谷藤楽山さん 盛岡市 の漢字作品 良寛の 増加した 関係者各位には心より感謝申し上げたい 詩を淡々と表現し 楽趣に富んだ作 優秀賞の大河原節子 の主張が伝わってくる さ ん 一 関 市 の 作 品 は 啄木の詩を終始一貫した集 の 熊 谷 碣 斗 さ ん 盛 岡 市 評価された 同じく奨励賞 力感溢れる力強さと技術が 吉田 野田 堀内 斎藤 松濤 佐々木飛鴻 晨風 杏苑 青巒 溪石 理事 理事 副会長 副会長 副会長 副会長 んで楽しみながら写真 のわずかな形の違いに着 菊地秋男 ラムネの空瓶 写真審査 佐々木飛鴻 の作は連綿が美しく 自在 佐竹 平泉 岩手書道協会会長 に躍動する行草体に仕上げ 審査員 佐藤 た 理事 理事 理事 日澤 亮濤 松戸 竹圓 二 戸 市 の 漢 字 作 品 は た 奨励賞の丸若敬葉さん 中力で明るく上品にまとめ 書道審査 佐渡谷小琴 巡回展には 三賞作品に 加え 伊藤紫月さん 盛岡 市 の仮名作品 畠山素園 に向き合うことを切望 なった 被写体に惚れ込 秀賞 闘魂 北井崎昇 盛岡市 奨励賞 新遠野物語 芸術祭賞 歌う家族 菊地秋男 盛岡市 優 太田信子 盛岡市 荘厳の朝 鴨志田英雄 宮古市 する 写真 リンネ 吉田 篤 盛岡市 歓迎 Linne 佐藤文明 奥州市 収穫の喜び 竹花信一 盛岡市 記憶のポートレート 武藤 目した作者に脱帽 その 芸 術 祭 賞 歌 う 家 族 部門賞 日 原田武二 盛岡市 絶対服従 菅原章次 奥州市 面白さをアート的に表 章 宮古市 祭りの 送り盆 星 岩男 盛岡市 生きる 工藤正典 盛 現 見る者をメルヘンの 岡市 晴れ着姿 照井俊男 盛岡市 ハンター 世界に誘う タイトルも なる 同 荘厳の朝 鴨志田英雄 春の朱に染まる雪渓を 少女が見る者を不思議な空間に誘い 物語の続きが見たく 6 7 敏 滝沢市 古里 小田健三 盛岡市 浄 柳村 優 秀 賞 闘 魂 北 井 適切 土の星 因幡繁之 宮古市 興味しんしん 菅野敬夫 鎭 北上市 徹 盛岡市 使 崎昇 激突する牛の息遣い 血走る眼が見る者を釘づけに 道子 盛岡市 熱烈闘球 今野 し 勝負の行方を想像させる思いきった画面構成 者 星 盛岡市 水しぶきを浴びて 平舘 樹力 生きる力 菊池健逸 八幡平市 うぁあ 奨励賞 新遠野物語 太田信子 右上の何かを見つめる 講評 子供たちの視線と後ろの影絵 左下の囲炉裏で退屈そうな い が 選 考 の 決 め 手 は ピ ン ト の 甘 さ や 不 用 意 な ブ レ だ っ 超広角レンズを絞込みパンフォーカスでダイナミックに表 篤 ブルーの雨雲と蜘 現 光線の捉え方と露出配分が見事 リンネ 吉田 部門賞 Linne た 作 品 性 が い く ら 良 く て も 涙 を 呑 ん で 除 外 し た 上 位 て い る 人 真 似 で な く 独 自 の 世 界 観 が 選 考 の 決 め 手 に 作 品 は そ れ ぞ れ 視 点 が 明 確 で 強 い メ ッ セ ー ジ 力 を 持 っ 一四二点の作品のレベルは高く甲乙つけがた 巻市 風紋の彼方に 八幡平 井内勝美 盛岡市 寒い 小川誠也 釜石市 中津川ぞい 菊池克美 花

11 蛛の巣に広がる水滴を左右に配置 中央にアップの水を背 銀賞 青 高橋真菜 盛岡市 銅賞 課題 金賞 これ以上削れません 高橋未佳 盛岡市 美知子 滝沢市 安全地帯 大野晃平 釜石市 世紀の贈り物 景のみモノトーンに変換させて印象を強く見せ 生命の根 モラス 何気ない日常の一瞬を的確に捉えた 同 収穫の 芸術祭賞 山本さんのポスター 異素材でできている は とともに 明日への希望や期待を探る機運も感じられる 講評 震災から約三年 あの時を振り返り 検証する 宇夫方康夫 盛岡市 源がすべてここから生まれるのだ というメッセージがよ く伝わる 同 歓迎 佐藤文明 頭に着地したウミネコを 喜び 竹花信一 小豆を丁寧に選り分ける老人 優しい視 多様な心理を映す表情を通し 内なる世界を凝縮した 他 携帯で撮影する笑顔の姉弟 退屈そうな父親の対比がユー 線が見つめる先には安心しきった飼い猫 自然の恵みの素 者からインスパイアされる 晴らしさと人間愛を感じさせる 同 記憶のポートレート 価値規範 意識下の精神に 章 モノトーンで実体と影を巧みに構成した印象的 起因する葛藤などをスケッ チとコラージュで視覚化し ド 自 由 芸 術 祭 賞 異 素 材 で で き て い る キャラクターをユニークで ドイツの妖精 は 童話の 品 世 界 の 妖 精 シ リ ー ズ 優秀賞 小山田さんの作 た 山本千暁 盛岡市 優秀賞 世界の物語シリーズ た シチュエーションの構 山本純一 武藤 なポートレート作品 四枚組の左上の水面のカットが今一 つ 三枚組にした方が良い 審査員 山本純一 日本写真家協会会員 イ ツ の 妖 精 ① ③ 小 山 田 拓 司 盛 岡 市 奨 励 賞 成も面白い デザイン 吉田幸恵 盛岡市 憂鬱 田沢恭子 盛 MONSTER 岡 市 部 門 賞 銀 河 鉄 道 の 夜 加 村 な つ え 盛 岡 市 デザイン審査 村上由美子 強勝 グラフィックデザイナー 元 盛 岡 市 奨 励 賞 芸術祭賞 花と雪化粧 工藤奈月 矢巾町 村上由美子 岩手デザイナー協会会長 優 秀 賞 時 を 利 し て 桑 児 現代美術 審査員 工藤 日常や時代性への観察 洞察で得たものを昇華して欲しい 奨励賞 吉田さんの作品 愛らしい存在に描き起こし 宇 宙 そ ら 及 川 健 児 盛 岡 市 よ み が え れ 三陸神話 佐々木海太郎 盛岡市 アラベスク 井上 は 日本の様々な妖怪をユーモラスにシン MONSTER ボル化した 田沢さんの 憂鬱 は 飛翔へと駆り立てら れる願望を人物と羽との対比で表した 部門賞 加村さんの作品 銀河鉄道の夜 は 天を駆け る列車 星座の深遠を幻想的な宇宙観で描いた 及川さん の 宇宙 そら は 少女の透徹した自意識が 時空を 伸 盛岡市 2002 岩佐 Ⅱ 大 友 成 己 一 関 市 顔 佐 藤 越 え て 普 遍 的 な 何 か を 希 求 し て い る 様 を 表 現 し て い る Nowhere Nobody 佳 奈 花 巻 市 部 門 賞 む こ う 側 尾 形 香 織 盛 岡 市 フーイニア 朝倉 三陸神話 は 神話を題材に 三 陸 へ 託 す 未 来 へ の 希 望 を 豊 か な イ ラ ス ト に 込 め た 井 英明 盛岡市 壊れた海と思い出 田沼栄美 久慈市 佐々木さんの よみがえれ 上 さ ん の ア ラ ベ ス ク は ユ ー ト ピ ア へ の 憧 憬 を 心 安 ら ぐ 色 彩 柔 ら か な タ ッ チ で 投 影 し た 大 野 さ ん の 安 芸術祭賞 工藤奈月は 時間という抽象的なテー 講評 的 説明的な表現方法に頼らず 絵の前に立つ人が自らの マを視覚的に表現する難しい課題に取り組んでいる 直接 内面と向き合うような 見る人の心にじわじわと沁み入る 全 地 帯 は 安 全 と 裏 腹 の 危 険 へ の 警 鐘 を 今 日 的 な 主 題 課題部門 金賞 高橋未佳さんの これ以上削れません とした は 生命を危うくする温暖化が進行する危機を溶けゆく氷 優秀賞 桑児元は グラフィックな表現を想起させなが 絵画の奥深さに到達している ら シンプルな方法によって絵画の可能性を示唆している 絵画における空間表現には まだまだ開拓されるべき余地 奨励賞 大友成己は 表現を志向する動機が明確で 配 があることに気づかされる 置 提示方法までを含めた作品化の方法にも説得力がある 8 9 を通して訴えている 銀賞 高橋真菜さんの 青 は 海 世紀への贈り物 は ピュ 水温の上昇により 動物生態系が受けるダメージを危惧し ている 銅賞 宇夫方さんの デザインの根幹は 視覚化された情報やメッセージである 他者や社会と関わるコミュニケーションツールとしての ある アで豊かな自然を次代へ引き継ごうという想いの表出で

12 る 佐藤佳奈は 大胆な構図によって 抽象以後の具象と 存在するものと対峙する時の緊張感を味わうことができ 方法の自由さが 受容の難しさを招くこともあることを意 ないため 審査にあたっては 総合的な構成力を重視した この分野は表現方法が多様であり 判断基準が明確では 響く方法を模索している作品が 心に残る いう絵画の今日的な課題を浮上させながら 絵画の醍醐味 枚の写真を 元 埼玉県立近代美術館主任学芸員 元 識してほしい 受賞作品に限らず 見る人の感覚と感情に 部門賞 尾形香織は 同じフォーマットの 審査員 梅津 芸 術 祭 賞 湖 畔 秋 声 阿 部 慶 造 盛 岡 市 實 花巻市 羽黒山参道 照井泱子 花 哲 盛岡市 想 三年半も期間は経過したものの 依然として癒 えない東日本大震災の後遺症を背負いながら 精神的にも 講評 夫 陸前高田市 秋の夕暮れ 小沢トキ子 奥州市 日へ繋ぐ命 中済寿美子 宮古市 傷痕隆々 金野淑 大星昭三 盛岡市 湧水 大橋絹子 盛岡市 明 盛岡市 原生林寒霧 菅谷正之 盛岡市 城跡 雪 小笠原妙子 盛岡市 早春の春子谷地 和田道宏 船渡市 流韻 清水恒男 盛岡市 古民家に降る 天砦 谷藤千嘉子 盛岡市 宝川温泉 佐藤幸子 大 巻市 部門賞 懐 板張納屋 佐藤 運河 菅原 優秀賞 冬の華 平塚祐子 盛岡市 奨励賞 霧の 水墨画 梅津 を思い出させてくれる 併置することによって各画像の固有性を相対化しつつ 境 界というテーマへと見る者の意識を誘う 浅倉伸は 現代 の消費文化を象徴するような造型感覚をベースに 深層心 理を揺さぶる密度と凝集力 によって 現代的な欲望を 炙り出している 岩佐英明 は ファッションや音楽に おける記号性を喚起するロ ゴのようなイメージと 透 過性を活用した重層構造に よって 現代的な感覚を表 出 し て い る 田 沼 栄 美 は 限られた素材とシンプルな 方法によって 個人的かつ 重いテーマを 見る者が感 現代美術審査 おだやかなバランスのよい そして余白も細部に亘りよく 覚的に共感しうる開かれた 表現へと結実させている 水墨画審査 工藤瑞則 工藤 秀郎 瑞則 岸本カヨ子 監事 副会長 副会長 孝男 岩手県水墨画協会会長 粒針 審査員 鈴木 点の部門賞の作品はそれぞれ力作でした がそれらしい雰囲気となっているよい作品です 外に十二 巨木を全面に迫力ある画面構成となって 又 霊峰の参道 事に生かされています 同じく奨励賞の 羽黒山参道 は 造物が霧の立ち込める運河に程よくマッチし濃淡表現も見 くかもし出しています 奨励賞の 霧の運河 は様式の建 の流水が珍しい形となって又 雫となって厳冬の情景をよ の厳しさが雫の表現によく生かされています 凍て付く谷 構成された素晴らしい秀作です 優秀賞の 冬の華 は冬 耐えがたい負担のなかで老 齢化も加速している現況と あいまって作品応募数の減 少は むしろ限られた中で の努力と敬意を表すべき作 品の提出範囲なのかもしれ ません ひと頃は作品企画の緩和 など出品数許容範囲を図る 努力はしたものの 今回も 実効要因とはならず総数が 一 三 三 点 で あ っ た こ と は は難しい問題を抱えること 協会として今後もこの打開 になりそうです しかし中型作品には素晴らしい作品が多 く規格に拘らない表現方法の変化も見られたことは救いで した 尚 出品作品の傾向として 滝と川 の画題が多く 欲 を言えば幅広い画題と共にバラエティーに富んだ題材への 芸術祭賞の 湖畔秋声 は のびやかな安定感と爽やか 取り組みを願いたいものです さが よく生かされています 全景を美しく掌握されて 0 5

13 美術展三賞受賞作品 3

14 芸術祭賞 デザイン 異素材でできている 山本 千暁 工芸 青白磁 宙 竹田 康夫 水墨画 湖畔秋声 阿部 慶造 彫刻 A君 遠藤 書道 良寛詩 谷藤 楽山 守夫 版画 5月の残像 春雷 松本 昌人 現代美術 花と雪化粧 工藤 奈月 写真 歌う家族 菊池 5 秋男 洋画 望む K 05 松岡けい子 日本画 梅雨の頃 関 尚子 4

15 優秀賞 洋画 また逢えた 鉱山跡 八木 毅 水墨画 冬の華 平塚 祐子 写真 闘魂 北伊崎 日本画 白い花たち 藤原 妙子 昇 書道 石川啄木の詩 大河原節子 現代美術 時を利して 桑児 版画 crystal garden 岩渕 元 工芸 ウレイラⅡ 村木 デザイン 世界の妖精シリーズ 俊彦 茂 彫刻 しわ 高橋 茉由 ドイツの妖精①②③ 小山田拓司 7 6

16 奨励賞 日本画 池 平松 彫刻 青春 平澤 和男 比絽 洋画 路地裏 安部 隆 彫刻 芒 のぎ 八重樫 篤 日本画 風柳 佐藤 版画 夕影 鈴木 工芸 六月のサイロ 門馬 経智 工芸 白堊 はくあ 橋本 静子 9 茜 洋画 烏勘左ヱ門 山根ノブ子 和雄 版画 浮きあがるもの 小野寺花佳 8

17 現代美術 Nowhere Nobody Ⅱ 大友 成己 写真 新遠野物語 太田 信子 デザイン 憂鬱 田沢 恭子 書道 王偁詩 熊谷 碣斗 写真 荘厳の朝 鴨志田英雄 現代美術 顔 佐藤 佳奈 水墨画 羽黒山参道 照井 泱子 水墨画 霧の運河 菅原 實 3 書道 陶淵明詩 丸若 敬葉 デザイン MONSTER 吉田 幸恵 30

18 巡回美術展 巡回美術展は 美術展の優秀作品を県内市町村において 巡回展示し 県民に芸術鑑賞の機会を提供するために実施 しているものである 今 年 度 は 県 内 七 会 場 に お い て 美 術 展 に お け る 芸 術 祭 賞 優 秀 賞 奨 励 賞 並 び に 部 門 賞 の う ち 部 門 推 薦 八 十 点 を 巡 回 展 示 し た な お 巡 回 展 示 す る こ と が 困 難 な 現 代 美 術 作 品 五 点 に つ い て は 当 該 作 品 の 写 真 パ ネ ル を 展 示 し た 合わせて映像コンクールにおける入賞作品四点も各会場 で上映された 鑑賞者数は二一五三名であった 月 日 日 日 日 日 日 Zホール 奥州市 岩泉町民会館 一戸町コミュニティセンター 巡回日程 会場 計二十日間 七会場 月 日 一関文化センター 宮古市立図書館 山田町中央公民館 日 アンバーホール 久慈市 日 出品作品数 日本画八点 洋画八点 版画八点 彫刻八点 工芸八点 Zホール 書道八点 写真八点 デザイン八点 現代美術八点 水墨 宮古市立図書館 画八点 映像作品四点 審査評 上野咲麗 高松小三 内田さくら 岩大附属小三 谷地 志田小二 田口美来 御返地小二 樋山理子 城北小三 中澤太朗 篠木小一 小山泰生 青山小二 藤根真奈 津 優秀賞 若松尚輝 城北小一 斎藤佑斗 月が丘小一 武蔵駿杜 厨川小六 芸術祭賞 岩間優羽 大新小二 木村大成 城北小三 小学校絵画部門 きました 達の様子が想像され 大変有意義な時間を過ごすことがで 間も使って それぞれの作品に真剣に向かっている子ども 品で 図画工作の時間を中心に ときには放課後や休み時 五十二校の学校から寄せられました どれも素晴らしい作 の 鮮 や か さ に も 劣 ら な い す て き な 作 品 が 三 八 八 九 点 二十人の審査員が集まり行われました 会場には外の木々 は 十 月 二 十 一 日 に 滝 沢 市 立 滝 沢 第 二 小 学 校 を 会 場 に が楽しみにしている審査会の日がやってきました 審査会 十月の末 山々の木々が色とりどりに染まる時期に 私 未來 青山小四 小林樹 太田東小四 山崎紘子 重茂 藤崇和 滝沢東小二 坂井琳 八幡小二 斉藤優奈 高 内田慶太 岩大附属小一 中畑菜々美 北山形小二 伊 奨励賞 佐々木颯斗 高松小一 真鍋いろは 篠木小一 種市小六 朴田清亜 岩大附属小六 と子どもの思いが伝わっただろうと感じる作品も見られま 色 染筆 色彩の基礎的な指導がしっかりしていれば もっ されている傾向が見られたことや輪郭を描く画材選択や混 作品が多く見られました ただ 学年によりテーマが固定 ていることや子どもの意欲を持続させ丁寧に仕上げている 全体的に指導者が子どもの発達段階に即した表現をさせ 松小三 柳本暖翔 北山形小三 梨子心宇 角浜小三 した 皇 重茂小四 髙橋馨 桜城小五 赤坂咲恵 種市小五 塚本慧 岩大附属小五 藤村晴菜 桜城小六 金澤青空 高松小六 山崎文音 北山形小六 と 芸術祭賞の作品について感想を述べたいと思います 低 中 高のそれぞれの部門の作品を見て気付いたこと 大和田優貴 太田東小四 吉田聖那 大新小四 柾家寧 角掛美咲 一本木小五 藤澤優月 青山小六 竹髙李香 小四 熊谷優斗 羽場小五 小笠原香南 手代森小五 小 中学校美術展 月 月9日 月2日 4日 月6日 7日 月

19 た笑顔の女の子 自分 が配され 雨の日を楽しんでいる ばして表現しています 花の間にはカタツムリと傘をさし が出ています 雨はスパッタリングして 白い絵の具を飛 びらの中心を白く抜くことで 花全体に柔らかさと立体感 学校二年生岩間優羽さんの 雨の日に は アジサイの花 いのが特徴的でした 芸術祭賞に選ばれた盛岡市立大新小 の外水彩絵の具が使われ また コラージュの技法も数多 みを感じることができました 画材はクレヨンが中心でそ ら仕上げた作品から 普段のしっかりとした授業の取り組 うに 教科書の作品例を参考に 発想を広げて楽しみなが す 教科書にある題材の たまごから生まれた のよ 分とのかかわりがしっかりと感じられる作品が多かったで の間に自分を描いた作品からは 動植物とそれを育てた自 多く楽しいものでした アサガオや動物を大きく描き そ 低学年の絵は のびのびと思い切りよく描かれた作品が 伝わってきます の世界に想像を膨らませて作品に向かっていることがよく います 配色の上手さに驚きました 絵を描きながら地底 た色で塗られているにもかかわらず乗り物がとても映えて な発想には驚かされます 茶色の地底を背景に 落ち着い 見えますが エビのしっぽも炎に見えます そのユニーク すが細かく描かれています 後方からジェット噴射の炎が がのっていて 先端のドリルやキャタピラーが力強い線で 底に予行する作品です 大盛のごはんの上に大きなエビ天 木村大成さんの ドリル てん丼 は 好きな乗り物で地 勢に感心しました 芸術祭賞の盛岡市立城北小学校三年生 使った作品もあり 教わった技法を取り入れようとする姿 描き取って下の鮮やかな色を出すスクラッチという技法を ました 逆にクレヨンを重ね塗りして 表面のクレヨンを ションで表現するなど巧みな色遣いが見られるようになり い た 水 彩 絵 の 具 が 色 彩 の 中 心 と な り 同 系 色 の グ ラ デ ー 人の営みの力強さを感じることができました 顔の表情か もらしい作品が目立ちました 低学年では背景に使われて を自分で選んで 思いが伝わるように一生懸命描いた子ど されていました 身近な生活の中で発見したことから題材 た その他に空想画や物語の絵も多くはありませんが出品 中学年では 花やヘチマや樹木の題材が多く見られまし 小四 鎌田思 岩大附属小六 芸術祭賞 佐々木美桜 岩大附属小二 三浦柚葉 北松園 小学校書写部門 伝統行事などを描く作品も見られ 岩手の自然の豊かさや 校舎が多数を占めましたが 各地域の人々の生活や仕事 に広がりが見られるようになりました 題材は 花や花と て リズム感や動性を表したデザイン作品など 表現方法 的に描いた作品や 形を抽象化したり配色を工夫したりし 高学年は 遠近をしっかりと捉え 陰影を意識して立体 様子が見事に表現されています とても感性の豊かな子ど ら内面までが伝わってくる優れた人物画も目を引きまし 優秀賞 横沢希和 津志田小一 伊藤桃子 岩大附属小一 もだなあと感心させられました た 芸術祭賞の盛岡市立厨川小学校六年生武蔵駿杜さんの 齊藤蹴 篠木小一 伊藤心希 向中野小二 阿部央 岩大 小三 越前はな乃 岩大附属小三 岩越稀星 日詰小三 附属小二 大志田悠理 岩大附属小二 立花玲 岩大附属 る作品です 左右に配された灯篭は光と影をくっきりと描 き本堂に威厳を与えています 建物以外の玉砂利や木々は 天昌寺の正門 は 本堂を正面からとらえた重厚感のあ 個性的な色あいで彩色されています これらを包むように 南小五 山﨑優花 津軽石小五 若狹芽桃 津軽石小五 工藤真子 青山小四 前川未来 北松園小四 小松功英 城 大澤花音 北松園小六 和田晟 北松園小六 岩渕真侑 北 描かれた空間は明るく 雲が光り輝いています 対象をしっ 松園小六 かりと見つめ 駿杜さんの感性というフィルターを通して 丁寧に描いた六年生のこの時期でしか描けないすばらしい 黒木彩衣 仙北小一 滝澤こ 奨励賞 髙 =橋日和 仙北小一 ころ 岩大附属小二 鈴木琉斗 岩大附属小二 大道陽香 作品です 募いただいたことに厚く御礼申し上げます また 自分の 坂本葵 甲子小三 鳥屋部優美 北松園小四 小原佑太 北 莉 鵜飼小二 藤原蘭 手代森小三 馬場悠歌 津志田小三 最後になりましたが 多くの学校から魅力的な作品を応 感じたことを画用紙いっぱいに描いてくれた皆さん 子ど 松園小四 觸澤奈々 北松園小五 高村結 白百合小五 もの思いを大切にし最後まで個々の表現を支えてくださっ 遠藤珠羽 石切所小五 鎌田朋乃加 盛岡 永井小六 岩 徳小六 越菜妃 日詰小六 工藤快斗 滝沢第二小六 松井彩葉 千 た指導者の方々 そして子どもの表現を見守って下さった 川上良治 保護者の皆様に深く感謝いたします 二戸市立浄法寺小学校長 34 35

20 漢字に比べ 平仮名が大きい作品が散見されました によく取り組んでいました は な よ の結びや筆脈については さらに練習 審査評 今年度小学校書写部門には 二千七百余りの作品が寄せ 過ぎているため 字形のバランスがくずれている作品が 界 では 左はらいと右はらいの始筆の位置がはなれ 五画目の折れを一画で書いていない作品がありました 世 では 二画目から四画目の接筆が正しくなかったり ました 筆順正しく 字形を整えて書いている作品が多く見られ 四年 いただければと思います 日常生活の中でも字配りよく名前を書くように配慮して 教室では 名前を練習する時間を確保したいものです バランスのとり方が難しかったようです 門期の三年生にとっては はね や はらい 左右の 水 には 永字八法の多くが含まれています 毛筆入 られました 半紙の中心に文字を収め 始筆に留意した作品が多く見 三年 やはね等の基本点画に気を付けることが大切です 漢字については 部分の大きさや形を整えること 払い する必要性を感じました られました 昨年度に比べ応募点数は 二百点の減少とな りました 二学期早々の忙しい時期にもかかわらず てい ねいにご指導いただきました県内五十七小学校の先生方 審査会は 十月二十一日に滝沢市立滝沢第二小学校で厳 ありがとうございました 正に行いました 応募した作品はどの作品も 書写書道の 好きな子どもたちが 真剣に取り組んだ様子がよく分かる 作品ばかりでした 今後も字をていねいに書くことが大好 きな子どもたちが増えていくことを望んでいます 一年 ひらがなの字形を整えて書いている作品が多く見られま した ま の結びが意識されず まるくなっている字があり ました み の角の方向と結びのバランスをとるのが難しかっ たようです 漢字 日 の二画目と四画目の接筆は 二画目の縦画に 四画目の横画が入るように書くとよいです 二年 同じ平仮名や 字形を整えるのが難しい感じの入る課題 芸術祭賞 氏家菜奈子 岩大附属中二 丸山周 雫石中三 中学校美術部門 優秀賞 吉田創一朗 岩大附属中一 西山珠生 岩大附 ありました で 子供たちに作品を大事にするよう指導してほしいと 半紙の裏面に書いたり 墨がついている作品があったの 属中二 細井百花 岩大附属中三 奨励賞 谷藤聡 上田中一 千葉瑞希 北上 南中二 思います 五年 毛筆 出発 寺田剛二郎 上田中三 す 最終画が点のような作品もみられました しっかり れました その中から 三十点が県内七会場を巡る巡回美術展に選ば そのうち 入賞数は 八点 入選数は 八十点でした ばらしい美術作品が寄せられました 今年度も 県内の中学校二十一校から二百八十九点のす 審査評 出 の折れの筆使いに気を付けて練習させたいもので 画を意識して書くとよいでしょう 発がしら の一画目と三画目の接筆に気を付けてバラ ンスよく書くとよいです 二文字の中心を意識して書くことを大切に練習していく ことが大切です 高学年も基本点画の筆使いに気を付け 手入れをした用 出品された作品を審査して感じたことは 美術の時間に 熱心に心を込めて取り組んだ作品であるとともに 対象を 具で練習することが大切です 六年 繁 ます 皆さんの学習成果が数多く見られたことは大変嬉しく思い な技法を学年に応じながら 確実に身に付けてきた生徒の 美術で培われる表現力や創造力そして表現に関わる様々 いる姿勢を強く感じました 見つめたり 思いを深めながらしっかり作品に向き合って ている作品が多く見られました 文字の中心が意識され 希望 と名前のバランスがとれ が見られました 特に 望 の三つの部分の組み立てに苦労している作品 ているものがあり残念でした 山本 望 の三画目のがりをつき直してしまい 二画になっ 甲子小学校長 36 37

21 第一学年の傾向 美 術 の 学 習 の 時 間 を 通 し て 基 礎 基 本 を 習 得 し そ れが表現につながっていることが大変素晴らしいと思い 周 しています 作者の繊細な感受性が伝わります 丸山 対象をよく観察し じっくり描きこまれています 絵具 水の流れのむこう 雫石中三年 の良さを引き出しながら丁寧に表現しています 特に画面 優秀賞 下の流れている川の水の表現が素晴らしいです 画に充実した作品が多く見られたことは大変良かったと思 特に 学校行事に位置づけた写生会での作品などの風景 ます います 生命の木 岩大附属中一年 吉田創一朗 どっしりと大地に根を張り 何十年もかけて成長してき 一学年の既習事項を生かし系統的に指導した成果がたく 生命は歌う 附属中二年 肌の微妙な色調の表現は巧で今後の作品も楽しみです た樹木 神秘的な存在感を見事に表現しています 特に木 第二学年の傾向 さん見られ 指導者の熱意も感じられました 今後も既習 腹心の友 岩大附属中三年 細井百花 力強く張っている根の 生命 の表現が素晴らしいです 遠景が見事に表現されています 特に題名にもある大地に 岩手公園の樹木の景色を描いた風景画です 近景 中景 西山珠生 事項を生かし 思いや表現意図を大切にした美術に親しん でいくことを期待します 第三学年の傾向 最高学年として 美術を三年間積み重ねてきた大きな成 果が見られます 一人一人の作品への思いが大切に生かさ のとおり今まで生きてきた友人であるかの如く 堂々と生 な ん と い う 存 在 感 の あ る 木 々 の 表 現 で し ょ う 題 名 命を感じる木々に作者の感動の気持ちが伝わります れています 今後は さらに自分らしさを追及しながら 表現意図を大切にした表現を目指してほしいと思います 奨励賞 谷藤聡 ような柔らかな水彩表現です 川辺の草や小川の流れの表 緩やかに流れている小川のせせらぎが聞こえてくるかの 夏景色 上田中一年 芸術祭賞 氏家菜奈子 春を眺める 鮮やかな緑に囲まれて 岩大附属中二年 映し出された橋の様子と新緑の木々の美しさを丁寧に表現 審査評 岩手公園の池のほとりの様子を描いた秀作です 湖面に 現は 丁寧な筆使いで力作に仕上がっています ちょうど二倍の八百十点でした 特に昨年にくらべ 一年 平成二十六年度の中学校書写部門の応募総数は 昨年の 生は三倍 三年生は二倍の出品をいただきました 小学校 千葉瑞希 柔らかな透明感のある水彩表現です 画面中央に続く道 からの継続がきちんとできていること 忙しい三年生も意 賢治記念館の小道 北上 南中二年 に沿ってきれいな木々が立ち並んでいます なんとも言え われました 審査は 作品のよさを充分に見きわめ 良い 審査会は十月二十一日に 滝沢市立滝沢第二小学校で行 ました 欲的に取り組んでいることに 頼もしさとうれしさを感じ ない豊かな表現で見る人に安心感を与えます 寺田剛二郎 岩手公園での写生会での風景画です 作者の目の前でゆ 木漏れ日の中で 上田中三年 らゆら揺れている木漏れ日の美しさに感動したことを 一 筆一筆丁寧に そして誠実に表現しています 作品を十分に評価できるよう慎重を期して行いました 例 年以上に力作が多く 審査にも熱が入りました 毛筆条幅入賞 験です きちんとした美しい文字を 心をこめて書き 人 美しい文字を書くために努力したことは とても貴重な体 ございます また 今回は惜しくも入選を逃した皆さんも 佐藤嘉彦 芸術祭賞 中村碧 北陵中三 に伝えることは 日常生活の中でもとても大切で 心を豊 審査委員長 優秀賞 大森美咲 滝沢中三 かにしてくれます そのようなことも考え これからも更 その中で 入賞 入選された皆さん 本当におめでとう 奨励賞 佐々木彩乃 下小路中二 中学校書写部門 毛筆半紙入賞 に力を伸ばしてくださることを期待しています 今後の参考にしていただければ幸いです さて 各学年の審査において気づいた点をまとめました 芸術祭賞 千葉優稀 山目中三 優秀賞 加藤安奈 岩大附属中一 藤村快 岩大附属中二 富樫歩美 乙部中三 奨励賞 熊谷志歩 城東中一 髙橋なるみ 滝沢南中二 三上剛 黒石野中三 38 39

22 一年 半紙 例年以上にレベルが高く よく練習して出品された作品 筆脈や点画の連続の仕方が自然で 無理のない運筆でした 氏名も作品としてのバランスがとれたものでした てありました 都 のおおざとの部分の筆遣いが難しかっ りながらも なめらかな運筆 紙面構成も工夫されていま 三年間の集大成といえる力作が多かったです 大胆であ 三年 条幅 たと思いますが よくまとめられていました 小学校の学 した が多かったです 氏名も作品にあった大きさ 太さで書い 習の成果が表れていると感じました 余白も意識できると更によくなるだろうと思われる作品も かなり書き込まれた作品が多く 堂々としていました 山目中学校の千葉優稀さん 中三 の作品は 躍動感があ としていて重厚な作品です 三 の作品は 運筆のリズム感 統一感が抜群です 堂々 条幅で芸術祭賞を受賞した北陵中学校の中村碧さん 中 一年 条幅 ありました 今後が楽しみです, ,685 応募学校数 入 賞 者 数 入 選 者 数 ,63 入選のうち 巡回展出品数 をお待ちしております 北松園中教諭 小野寺弥生 次回も 県内多くの地区 学校からの たくさんの出品 学校がありましたので 御注意いただきたいと思います るもの 出品目録 名簿がない学校 学校印を押していない なお出品上の課題として 一人で二点重複して出品してい 催することができました 本当にありがとうございました 今年度もたくさんの方々の努力によって この作品点を開 印象を与える作品です りながら 繊細な筆運び 芯の強い線質で 目に鮮やかな 同じく 半紙の芸術祭賞 二年 半紙 行書に取り組んでいる作品が多く 躍 という画数の 多い文字も バランスを考え工夫して書かれていました 課題としては 接筆の仕方にあいまいな部分があったので 今後注意すれば 更によくなると思います 筆勢のある線質で 余白のとり方も上手な作品が多かっ 二年 条幅 たです 一つ一つの文字に注意を払い 丁寧に書かれてい ました 線質がすっきりしており 画数の多い文字でも 縦画と 三年 半紙 3,889 横画の太さ 空間のとり方に工夫が見られました 行書の 応 募 点 数 40 4 計 項目 小学校絵画 小学校書写 中学校美術 中学校書写 合 部門 応募状況 第67回岩手芸術祭小 中学校美術展

23 中学校美術部門 書写部門芸術祭賞 小学校絵画部門 書写部門芸術祭賞 水の流れのむこう 雫石町立雫石中学校 三年 丸山 周 春を眺める 鮮やかな緑に囲まれて 岩手大学教育学部附属中学校 二年 氏家菜奈子 雨の日に 盛岡市立大新小学校 二年 岩間 優羽 盛岡市立北松園小学校 四年 三浦 ドリル てん丼 盛岡市立城北小学校 三年 木村 碧 優稀 柚葉 盛岡市立北陵中学校 三年 中村 一関市立山目中学校 三年 千葉 岩手大学教育学部附属小学校 二年 佐々木美桜 大成 岩手大学教育学部附属小学校 六年 鎌田 思 43 天昌寺の正門 盛岡市立厨川小学校 六年 武蔵 4 駿杜

24 巡回小 中学校美術展 小 中学校美術展におけるすべての入賞作品と入選作品 の中から巡回用に選定した作品を 県内各地で巡回展示し た 県内の児童 生徒をはじめ 広く県民に鑑賞の機会を 提供するとともに 児童 生徒の創作活動の向上に資する ために実施しているもので 今回が三十八回目になる 小 学 校 絵 画 七 五 点 小 学 校 書 写 一 三 四 点 中 学 校 美 術 三六点 中学校書写七四点 合計三一九点を巡回展示した 期間は十二月二十日 土 平成二十七年二月一日 日 日 日 カメリアホール 大船渡市 宮古市民文化会館 九戸村公民館 日 日 シープラザ釜石 宮古市民文化会館 現代時報 講評 二戸演劇協会 雲人 オズの魔法使い The 二戸市民文化会館大ホール 二戸市 シープラザ釜石 日 久慈市文化会館 ま で の う ち 十 二 日 間 五 市 村 で 開 催 し 入 場 者 は 一三二五名であった 月 巡回日程 会場 年 劇 日 2月1日 日 日 日 平成 1月 1月 1月 1月 演 演劇部門の公演は 県内五か所で行われた 十一月一日 三日 盛岡地区 十一月一日 三日盛岡劇場タウンホールにて 現代時報 第十七回公演 ワールドツアー を第六十七回岩手芸術祭 界一周旅行にでかけ その 取材した海外旅行のエピ 現代時報 演 劇 部 門 に て 公 演 さ せ て い た だ き ま し た 今 作 品 は プ ロ 迎え より気軽に楽しくみ デュース公演として客演を られる作風を意識しまし ワールド 第 十 七 回 公 演 プ ロ デ ュ ー ス 5th 盛岡劇場タウンホール 現代時報 ツアー 十一月十六日 県央地区 さくらホール中ホール 北上市 た 物 語 は 一 人 の 女 性 が 様子を入院中の女の子にス バッグパックを背負って世 北芸の会 なつかしき黒沢尻びと わが町 わが村 十一月二日 県南地区 Zホール中ホール 奥州市 カイプを通して語るという ソードを随所にちりばめま 構成を主軸に置き 実際に 劇団我夢 ふりこめⅡ 十一月二十四日 沿岸地区 そけい幼稚園 宮古市 した ら動員も心配されました 公演期間中は天候不順か 劇研麦の会 姉 あんね が泣いた 県北地区 十二月二十一日

25 が トータル二七九名のお客様に足をお運びいただき 好 意的なアンケートも多数寄せられ今後の活動の励みとなり ました 課題としては 演劇になじみのない方々にどのように作 北芸の会 創立三十周年記念 なつかしき黒沢尻びと わが町 わ が村 公演を終えて 昭和五十九年 北上市民劇場に関わった数人が立ち上げた したが チケットの手配など県と市の管轄の違いによって す また運営面では県芸術祭参加作を市の施設で上演しま 活動は続行し 三十周年を迎え 名 称も 北芸の会 と改 名して ものの 会員間の話し合いを経 二代目会長を選出し 会の 十年後 さもないいざこざのため存続の危機に見舞われた 北上舞台芸術の会 の誕生である 認められない点などがありました お客様目線からすれば 品の魅力を伝えていくかということが大きいかと思いま この垣根は不用かと思います 加えて実行委員会事務局の るに至った 公演の台 本は 創立当 時の産み 扨 今回 創立三十周 年記 念 担当者に県民会館でのチケット取り扱いについて問い合わ ておりますので 電話口に出た者にお話しください 県民 相模原市に住居する夏の盛りに の顧問でもある相澤史郎が今夏 せたところ チケットの取扱いは 県民会館ホール課で行っ に お 会 館 の メ ー ル は 県 民 会 館 の ホ ー ム ペ ー ジ の TOP 問い合わせ がありますので そちらをご利用ください 術祭を盛り上げようという意気込みがある方が望ましいと 心外でした 担当者レベルにおいても参加団体とともに芸 来のお役所対応のようにたらい回しにされたことが非常に の手に 渡った 何 時 もな ら 本 わが村 は 九月 半ばには会員 つかしき黒沢尻びと わが町 執筆 書き下ろしの新作台本 な の 親の一人で あ り 北 芸の 会 ホームページから担当部署に問い合わせください と 旧 思いますし もしこの方が引き続き担当されるのであれば 作者からの意図を傾聴 得 心が 読みに入る前に作者との会合で いただいた 振り込め の続編として制作しました あら ためてふりこめ詐欺を含む特殊詐欺犯罪の手口や被害状況 高村明彦 して後 本読みに入るのが常であったが 今回は作者の体調 などを調べてみますと 高齢者をターゲットにした手口は 代表 ぜひ姿勢を改めていただきたいと思います があまりはかばかしくなく会合は無しでの稽古初め 大方 ますます巧妙化 悪辣化しその被害額が五百億円にもなり 北芸の会 の会員は作者の意図 真意が把握できず 何 これ 何 さらに増大の方向にあること 金があるから騙されるの 行く 迄 話し合いに時間を費や 迷いに迷い四苦八苦の状態で本舞台へ なりました の手口の実例を盛り込みな て 今作品はふりこめ詐欺 リー そしてこのシリーズ 劇団我夢 るのだ といった詐欺側の勝手な屁理屈などを知り唖然と のタンスに眠っている金を社会にまわし経済貢献をしてい であって金のない者は騙されても出す金がない 年寄り を言いたいのか 伝えたいのか 読みすすむ程に理解不能 お客様はどう把えて下さったか 曰く ほだくたネェ 何を言いたかったの 中には お客様に考えさせるお芝居 作者の意図を把握出来ずに演じた私達に大きな大きな課題 だったのネ 等々 扨 扨 三十一年目のスタートや如何に 五里霧中 がら 前作に登場したクッ こうした背景を意識し これからが正念場 会員相互の話し合いを密にし 話し合 を残して 創立三十周年記念公演は幕を降ろした いを重ね これからの道を探っていきたい 三十一年目からの キーと呼ばれる天才詐欺師 がふりこめ詐欺集団を儲け お約束の二重三重の騙し合 後藤義英 北芸の会 に厳しい目を注いで下さい 話でひっかけて凝らしめる 劇団我夢は 第六十七回岩手芸術祭参加として ふりこ いで幕引きとする展開とし といった勧善懲悪ストー めⅡ を十一月二日 奥州市文化会館中ホールにおいて上 ました 劇団我夢 演しました 午後二時開演 上演時間は二時間二十分 観 長時間で休憩なしの芝居 客数は三百九十二人でした 今回の作品は平成二十二年に上演しお客様から大好評を 46 47

26 だいたようです とはいえ 十七場の場面数はさすがに多 ど演出に工夫をしどうやら最後までお客様に楽しんでいた 技を求め ふりこめ詐欺実例の場面に映像を取り入れるな となりましたので 役者にはコミカルで軽快なテンポの演 ハッピーエンドになるだろ とやさしく手を置く事で する場面は 姉の肩にそっ のだから 最後の姉が号泣 この話はハッピーエンドな が十二月二十日から開館と なかった宮古市民文化会館 さて 震災以来使用出来 冥利につきる お客様に認めて頂いた役者 い程の稽古をした そして る そして 今だかつてな う 今までにない試みであ すぎたので大きな反省点といたします 古玉庸一 今回も多くのお客様にご来場いただきましたことに心か ら感謝申し上げます 代表 劇研麦の会第七十三回定期公演 姉 あんね が泣いた 劇研麦の会 俺んとこさ嫁に来てもらいてえ 姉はとまどいながら も最後は号泣する さて うれし涙か 困惑の涙か 劇研麦の会 する度に変わっているが 変わらないのは 稽古すればす 本が書かれてから八回目の上演である 演出も役者も上演 を送って下さる 本当にありがたい事である そして又 の会で活動していた御縁で 応援団が 惜しみないエール せて頂いた磯鶏 そけい 地域には たくさんの先輩が麦 そけい幼稚園様の御好意に甘え 稽古場に発表の場に使わ なる 震災から四年もの間 る程 面白いということ そして 今回の上演でお客様に 岩手県文化振興事業団様を始め岩手県演劇協会様 盛岡演 麦の会の代表作 姉が泣いた 今回で昭和六十二年に台 は来年ですか 面白かったですよ と言って頂いた 劇協会様 盛岡演劇協会様 その他皆々様の温かい御支援 あと少し見たかったですよ その後どうなるの 続き を頂き 活動を続けて来る事が出来ました 本当にありが ドロシー役の子の歌声は観客に好評だった 脇を固める大 地域に根差した劇団として このような言葉を頂いた事 人のキャストも二十代から五十代と年齢層が幅広く個性派 は本当に ありがたく最高の評価を頂いたと思っておりま 来年は改装になった宮古市民文化会館での公演になると 揃いで 大いに楽しむ事が出来た 舞台装置 小道具 衣 とうございます 思いながら この四年間の皆様の温かい御支援に今のまま す 今回 この作品を演じるに当たり 役作りの話合いで で続けられたら良いのに と去りがたい思いでいっぱいな 今回の公演は 練習不足は否めないものの 観て下さっ 来ばえで舞台を盛り立てた る手作りで これもまた短時間で作成したとは思えない出 装 そのほとんどが団員とアイキッズの保護者の方々によ 田代美津子 のです 二戸演劇協会 ンを裏切らない舞台に仕上 劇場に足を運んで下さっ が散りばめられたコミカルな作品で ここ数年 上演候補 雲 人 二 戸 演 劇 協 会 The ア イ キ ッ ズ 地 域 に 根 ざ とうございました 二戸演劇協会 雲人 The た方々の オズの魔法使い に抱いているであろうメルヘ 雲人 子ども組アイキッ 私の所属する二戸演劇協会 The ズ旗揚げから三十三回目となった今回の定期公演はライマ がっていたと思う 雲人 The ン フランク ボームの オズの魔法使い 幼い頃 誰 もが手にしたであろうあまりにも有名な物語に 稽古期間 た方々 温かい拍手 率直 に登ってはいたが キャスト不足等の理由から見送られて し て 三 十 五 年 今 後 も なご意見 ご感想をありが いた しかし今回 子ども達からの オズを演りたい オズの魔法使い の脚本は 中道はじめ氏の現代ネタ 二ヶ月で挑むとは無謀な集団といえる という熱い声に押され 練習時間が恐ろしく短い事を承知 永田由美子 たいものだ を目指して活動していき 益々皆様に愛される劇団 子ども達は 台詞は勿論 歌にしてもダンスにしても飲 で取り組み始めた み込みが早い 仕事の都合等でなかなか練習に参加出来な い大人は 完全に遅れをとっていた 本番は キッズの可愛らしさと歌の上手さが光る 特に 48 49

27 映 像 浜藤ホール 盛岡市 午後一時 映像フェスティバル 十月二十六日 もりおか町家物語館 佐藤星可 紫波町 芸術祭賞 BOOK & COOK 優 秀 賞 水 車 小 屋 甦 る 千 田 司 奥 州 市 奨 励 賞 ヴィシシチュード 及川和也 茨城県 山 vicissitude あげ 木下鉄雄 盛岡市 映像部門担当 長内 努 に達した そこには二十代の応募も三点含まれており 新 三名の審査員による厳正な審査を経て 芸術祭賞には佐 たな層への広がりが生まれたことはとても嬉しく思った 藤星河 ほしか さんのコマ撮りアニメーション BOOK が選ばれた 優秀賞は千田司さんの 水車小屋 COOK ヴィシシ 甦 る 奨 励 賞 に 及 川 和 也 さ ん の vicissitude チュード と木下鉄雄さんの 山あげ の二作品 思い 映像 がけず二十代の若手二名と七十代以上の大ベテラン二名と いう実にバランスよく 興 は 九 月 六 日 に グ ラ ン ド 映像フェスティバル 味深い結果となった オープンしたばかりの も 本当であれば今年度から映像部門は無くなるは 講評 た およそ六十名の観客は ずであった けれど実行委員会の会議で 何とか続けられ 佐藤さんの緻密な計算に裏 りおか町家物語館 にて開 しかしながら昨年までの状況が分からず まさに手探り 打ちされた完成度の高い作 催され 受賞作に加え入選 状態だったので 出品者やお客様方にさまざま迷惑をかけ 品や 及川さんの モーショ ないかとの意見が出て協議を重ねた結果 今回は比較的近 るのではないかとヒヤヒヤしていた 応募開始後もしばら ンキャプチャー という技 いジャンルであろう演劇部門の事務局の中に 映像部門担 くは手ごたえなし 焦って いろんな映像愛好グループや 作を含む七作品が上映され 大学の芸術関係科やサークルにもPR すると締め切り近 術とコンテンポラリーダン 当 を置き その運営を行うこととなった くなって応募作品が到着し始め 締め切り時には計十四点 スを組み合わせた作品など 若手作家の意欲的な試みに感 心していた また一方で 巧みな構成と時間をかけた取材 でしっかりまとめ上げているベテランの作品にも脱帽 と 文責 ても和やかで良い時間を共有することができたと感じた 50 5

28 謡と仕舞の会 組 十一月三日 午前十一時開演 岩手県民会館中ホール シ工 テ 藤 長彦 神田 健幸 ワキ 謡 喜多流 盛岡 番 楽 伝統芸能 素 船 舞 宝生流 盛岡 太田奈々子 舞 宝生流 盛岡 威 雄賢 仁 昭 隆久 佐藤 相澤 佐野 三上 藤野 柏葉 大光 大櫻 中道 善財 菅原 千葉 順一 努 剛章 敬夫 興吉 光利 昭 正行 俊之 清 岩夫 勝廣 健一 秀彦 哲夫 保一 荒川 礼二 高橋 弘 小野信太郎 多田 尚 石垣 吟 観世流 盛岡 クセ 佐藤 綾子 子方 シテ 高橋 八郎 高橋 譲治 荒川 礼二 高橋 雄賢 海老澤君夫 ワキツレ 豊 努 剛彰 新司 新藤 威 太田 昭 金子 琢磨 小田島幸雄 廣田 相澤 佐野 菊地 佐香美穂子 佐香 秀彦 村山 健一 牧原 登 キンダーホーム ひまわり組 年長組三十六名 高橋美恵子 蜂谷 哲子 佐々木加奈子 上野喜代子 工藤 典子 藤澤美和子 舞 宝生流 盛岡 鄲 連 邯 仕 放下僧 トモ 舞 宝生流 盛岡 牧野 舞 喜多流 盛岡 漕 仕 阿 仕 蝶 素 胡 謡 喜多流 花巻 鳥 佐香美穂子 クルイ 舞 宝生流 宮古 筐 仕 花 保一 秀彦 健一 登 仕 舞 観世流 盛岡 高橋 譲治 岡田 仁 松 虫 菊池 昭二 キリ 古枝 良子 融 キリ 金子 琢磨 弘 高橋 山坂 昭二 素 謡 喜多流 北上 シテ連 佐藤 奈美 小野寺悦子 シテ 熊谷 保 高橋 敏 咸陽宮 ワキ小菅 一義 平野 勇治 ワキ連 小野寺宏一 梅木 敬時 齋藤 伸 石垣 佐香 村山 牧原 古川 英治 シテ 古川 智之 菅原 誠治 シテ 押切 功任 吉田 昭吾 押切 光雄 頭 照井安一郎 都鳥 良美 小田島眞一 素 シテ 謡 宝生流 宮古 石垣 保一 ワキ 武田 勤 老 松 キンダーホーム 月 宮殿 ひまわり組 地 能 岩 キリ 仕 藤 仕 高橋美恵子 蜂谷 哲子 融 栃内 不二 佐々木加奈子 工藤 典子 藤澤美和子 仕 舞 観世流 盛岡 谷藤 政子 千葉マスミ 野 宮 キリ 村田 晃子 古枝 良子 玉 鬘 キリ 菊池 幸子 荒川 冴子 圡川 律子 仕 舞 喜多流 盛岡 藤野 興吉 清 善財 天 鼓 佐藤 曜 杜陵小四年 菅原 岩夫 光利 正行 新藤 高橋 シテ 岡田 太田 吉川 ワキ 柏葉 大櫻 吟 観世流 盛岡 舞 宝生流 宮古 筒 連 井 仕 村山 佐香 天 鼓 牧原 登 佐藤 5 53 地 地 地 地 地 地 地 地 地 地 地 地 地

29 仕 石垣 保一 舞 宝生流 宮古 網之段 村山 佐香 佐野 牧野 藤原 米澤 栃内 伊藤 健一 秀彦 剛章 登 洋子 立 繁子 直子 素 謡 観世流 盛岡 高橋 八郎 ツレ 高橋 譲治 小田島幸雄 シテ 山坂 昭二 葵 上 吉川 隆久 ワキ 菊池 昭二 尚 多田 ワキツレ 海老澤君夫 中村 儀郎 舞 喜多流 盛岡 下川原令子 舞 観世流 盛岡 顔 仕 夕 仕 曄子 舞 喜多流 盛岡 工藤 菊池 幸子 千葉マスミ 松 風 キリ 圡川 律子 古枝 良子 鐘之段 荒川 冴子 村田 晃子 谷藤 政子 仕 楊貴妃 丸 言 宏明 努 剛彰 清三 武内 公子 渡辺 新子 山口 寧子 高橋千賀子 鈴木 明美 佐々木幸子 佐藤 鈴木 勲 相澤 佐藤 哲夫 佐野 遠藤 秀夫 吉田 及川 健治 祝 能楽部門 謡と仕舞の会 は 十一月三日 月 附 連 吟 宝生流 盛岡 シ テ 是ハ延喜第三の御子 地 うつつなの我が姿や マデ 蝉 講評 午前十一時から県民会館中ホールにおいて 三流儀 観世 流 宝生流 喜多流 の出演により開催された 番組は 前掲のとおり素謡八番 連吟三番 仕舞十五番 計二十六番 昨年度三十一番 出演者数百五十五名 昨 年度百六十名 目 出演者とも昨年を下回った 番組は 今 回 当 番 幹 事 の 喜 多 流 素 謡 岩 船 宝 の 船 を 引 き 寄 せ 龍 素 謡 喜多流 盛岡 ワキ連 菊池 シテ 英雄 健一 ツレ 伊藤 碩子 千葉マスミ 佐藤千賀子 シテ ワキ 湯川 明子 佐々木幸子 鈴木 明美 照井 成子 佐々木康勝 安藝 一 八柳 達也 菊地 忠 多田 義典 渡辺 新子 工藤 曄子 高橋千賀子 山口 寧子 哲夫 秀彦 努 保一 三條ヒサ子 岡田 敏子 村田 晃子 荒川 冴子 小原 生子 石上 節子 古枝 良子 佐藤 佐香 相澤 石垣 舘澤 良子 浅沼 京子 舘澤フミ子 山田 陽子 謡 宝生流 盛岡 シテ 武内 公子 田 ワキ 本堂 信子 金澤 禮子 素 吉野静 村山 舞 宝生流 宮古 姥 謡 観世流 盛岡 度 仕 忠 素 山 佐々木昌子 菊池 幸子 谷藤 政子 圡川 律子 菅原 榮子 中島 康 伊藤トシ子 君が代の繁栄を寿ぐ から始まり 仕舞 連吟と進行した 前半中ほどに いまでは常連出演となったキンダーホー ムひまわり組三十六名全員による仕舞 老松 天神の末 社となった老松の壮重な舞 月宮殿 一年を通して泰平 長寿を祝う舞 が出演し 舞台一杯に繰り広げられた 屈 託のない真剣な謡と舞は 会場から感心の声とともに笑み もこぼれた 能楽 また 小学校四年生の佐藤曜さんの仕舞 天鼓 天鼓 という少年の亡霊の舞 は 稽古熱心さが熱く感じられ 素晴らしい舞であり 今後 に成長した姿の披露を期待 したい 後半 仕舞と素謡をほぼ 交互に展開し 最後は 明 年度当番幹事の宝生流連吟 蝉丸 狂女もの 盲目の 弟蝉丸の身の不運を嘆く に附祝言で めでたくこの 番組全般にわたって 各 会を納めた 流儀とも稽古の努力によっ 地 地 地 地 地 地 地 地 地

30 音色の 連調 がなかったことや 中高生等若い世代の出 に鑑賞していただいたものと感じられた ただ 魅力ある て 謡と仕舞 の向上が見られ 能楽の一端を観客に十分 稀音家 稀音家 稀音家 中 澤 稀音家 六貞鳳 六貞寿 六田嘉 冨士子 六貞華 菊 地 澤 池 俊 聡 幸 幸 子 もと子 ヒ 子 ナ 子 雄 六貞帆 玉 田 士 谷 澤 二 屋 寿 勝友可 屋勝はる寿 福 鎌 寿 杵 屋 奈 廣 屋 稀音家 演がなかったことなど 少なからず物足りなさも感じられ た 結びに 会員の高齢化が叫ばれているが 子供たちが貴 重な日本の文化的遺産である能狂言に興味と関心をもって 工藤長彦記 もらい 継承されることを期待するとともに 今後ますま す岩手芸術祭の発展を願うものである 実行委員 佐野剛章 菊池昭二 杵 杵 礼 屋勝由紀寿 午後一時開演 杵 藤 十一月九日 杵 岩手県民会館中ホール 番 佐 邦楽のつどい 会 楽 奏 会 邦 二 子 藤 月 琉 維 虹太郎 清 恵 佐 杵 杵 藤 千 屋 村 葉 寿 礼 慧 奈 由佳子 慧 演 声 知 タテ 寿 村 組 嘉 藤 望 葉 宝 囃子 会 佐 美 小鼓 小鼓 千 清 三味線 小鼓 月 杵 屋 屋 藤 勝菊可 勝友可 礼 奈 上 杵 屋勝はる寿 三味線 小鼓 月 峰 望 清 会 望 月 会 大鼓 望 櫻 子 声 子 清 俊 六貞華 太鼓 聡 稀音家 澤 ナ 六貞帆 ヒ 田 もと子 廣 ヒ 稀音家 澤 鎌 澤 三味線 玉 由佳子 吉原雀 地 幸 六貞帆 雄 六貞華 幸 六田嘉 士 稀音家 六貞鳳 福 稀音家 葉 長 玉 六貞鳳 ナ 谷 池 六田嘉 子 菊 稀音家 冨士子 稀音家 千 雄 澤 中 幸 小鼓 清 囃子 屋勝由紀寿 月 峰 望 寿 小鼓 屋 二 士 杵 福 稀音家 三味線 稀音家 嘉 小鼓 舞台面 櫻 長 越後獅子 会 菖蒲浴衣 会 鞍馬山 時 清 声 嘉 二 長 寿 長 杵 56 57

31 二 長 寿 会 花の友 よくわかる三味線音楽Ⅶ 小鼓 望 望 望 月 月 月 清 美 清 宝 恵 時 佐 室 藤 岡 常磐津 礼 提 奈 子 てる衛 太鼓 小鼓 輝く文化 講評 子 慧 知 二 村 寿 藤 寿 にして 十一月九日 午後一時より岩手県民会館中ホール 屋 で開催されました 当日は 良い天候と暖かな陽気に恵ま 絆深まる岩手の大地 をテーマ 屋 奈 屋勝由紀寿 広がる未来 杵 杵 藤 第六十七回岩手芸術祭参加 邦楽のつどい は 杵 礼 佐 勝菊可 方々で客席は約三百六十名ほどの入場となりました 皆様 れました そしてお忙しいなか会場に足を運んでくださる 屋 に演奏を聞いていただき 華やかで厳かな中にも緊張感と 三味線 杵 勝友可 活気のある演奏会となりました 知 舞台は まず寿二会 嘉声会 清櫻会による約三十名の 合同ステージ長 越後獅子 で始まりました また 本 番組では 岩手の未来を担う子ども達が今年度も出演して 小学生の男の子二人が小鼓による熱演を披露いたしまし 衛 による常磐津 恨葛露濡衣小夜衣 上 をそれぞれ演奏し 寿二会による長 花の友 そして最後に常磐津文字会 雄 子 屋 幸 村 士 杵 福 藤 嘉声会 恨葛露濡衣小夜衣 上 常磐津文字会 常磐津 た 続いて 嘉声会による長 菖蒲浴衣 寿二会によ 衛 る長 鞍馬山 清櫻会と嘉声会による長 吉原雀 繁 道 茶会 岩手邦楽協会 十月五日 張抜 指 中次 新高麗青磁 米 棚 初代 主 不 李 翠 福士 幸雄 峰 斎 白 弼 作 箱 作 金 森 紹 栄 造 有馬凉及所持 白 大 龍 宗 丈 筆 高 久 隆 古 画 小苅米 宗 江戸千家岩手不白会 盛岡市中央公民館 草花の絵 付 広間 物 寄 一席 文責 んでいるところでございます 茶 掛 花 一元斎好 器 了入 会長 いずれの社中もその物語や情景 心情などに迫り そして 治 三味線 舞台面 常磐津 常磐津 替手 浄瑠璃 内容に引き込まれる素晴らしい演奏をいたしました また 今年で七年目になる講話 よくわかる三味線音楽 では 前年度のアンケートで多かったご意見をもとに演目である 越後獅子の歌詞の詳しい説明をして 三味線音楽への関心 や理解を深めていただきました 今年度もアンケートの回答を 生 か し て 歌 詞 カ ー ド を 配 付するなど工夫を凝らして好評 を博しました このような番組 構成による演奏会は 最後まで 熱心に耳を傾けてくださる約 席 大海若云々 本 床 三百六十名の客席の皆様方の支 えをいただきながら 盛会のう 香 桂籠 季のもの 会員一人一人は 本演奏会で 風 炉 先 入 花 学んだことを活かし 来年度の 真形釜唐銅鬼面風炉 水 菊桐透し 邦 楽 の つ ど い に 向 け て さ 棚 風 炉 釜 薄 合 らにレベルアップした演奏が披 方にご来場いただけるよう さ 楽 蜻蛉蒔絵 らに精進と研鑽を積んでいきた 碗 初代不白好 露できるよう また多くの皆様 角香合 ちに幕を閉じました 邦楽 茶 いと思いを新たにして稽古に励 58 59

32 替 仁清写 雲錦 作 箱 名 心 庵 共 箱 水 棚 炉 指 風 雪 土渕善丕氐作 山 風 炉 先 当代 宗 田原陶兵衛作 銘 雪 小鷹 萩焼 杓 替 九代 茶 初代不白好宝殿 鬼面風炉 七代 兼中斎箱書 腰金地風炉先屏風 曳舟の画自筆 皆具の内 柱タメ真塗台子 赤鶴ノ画 黒一双の内 銘 而妙斎箱書 四季草花 名越弥五郎作 島 実 作 作 奥村吉兵衛作 園 作 西 漆 益 前 端 春 斎 作 川 端 近 左 作 造 六代 入 三代 弘 小 川 長 楽 造 十二代 二代 宮 川 香 斎 造 即中斎箱書 同共筒箱書 大 丸 屋 製 即中斎箱書 眉寿 浄 而妙斎箱書 砂張写塗 即中斎好 高取 置 杓 立 水 製 蓋 屋 建 丸 八女星野園詰 大 不白の白 秋の山路 茶 子 水 碗 真葛焼 而妙斎箱書 置 南鐐椎実頭 建 桔梗蒔絵大棗 蓋 箸 作 器 替 替 銘 菓 子 唐花菱 蓋 水 置 杓 唐銅 五行 閑居 棯 銘 祥瑞写し 起風 相 大 宗 明 冠 昭 空 生 丸 屋 康 登 山 阿 弥 権 焼 製 造 作 作 造 造 茶 替 建 みのり 大会議室 三島鉢写 器 菓 四席 主 田 望 峰 美濃伊賀 東海福 加 黄 藤 檗 慈 健 光 馬骨子才林 床 幅 吉 煎茶道三彩流岩手支部彩茗会 子 川 端 近 左 作 川 作 守 碗 詰 斎 作 村 茶 山 園 内銀朱丁之絵食篭 杓 即中斎作 茶 阿蘭蛇莨葉紋 替 火 柱 作 茶 澈 宗 完 蕙 方 お 青磁輪花 新高麗 野 瀬 天地豊饒 平 表千家同門会岩手県支部 主 秋草に馬追 積翠庵旧蔵 七代 清 園 西 武者小路千家岩手官休会 主 繁 漆 中 村 翠 嵐 造 助 田 宗 明 作 小 茶 行李蓋煙草盆 ベトナム 小倉山 菓 子 器 赤茶交趾 茶 高山寺蒔絵銀地古書香合 盆 小壷 中国翡翠 名越弥五郎作 ときのもの 古銅管耳 伊勢神宮神官荒木田守明筆共箱 席 酒井抱一筆 付 器 合 入 本 物 寄 別館和室 書院の間 床 二席 菓 掛 花 花 入 而妙斎好 箆被釜 入 玉杯 釜 三代 松菱唐花丸紋有識織物シキテ 香 莨 火 管 蔦蒔絵溜塗硯箱 付 聖風閣 寄 付 中国名詩選の図 寄 幅 床 物 席 色紙 掛 紅蓮云々 作 入 席 雲 掛 本 松 花 ときのもの 造 具 花 黄交趾獅子 泉 造 茶 炉 浦 竹 眞 造 香 三 久 二代 自 伸 塗 盛 光 藤 好 盛 道安 南部釜 波車蒔絵 ときのもの 唐金手付籠写 十三代 不徹斉筆 本 物 入 合 炉 宝袋 莨 床 花 床 三席 煙 脇 掛 花 香 釜 細 後 武蔵野絵 指 平菊桐蒔絵 利休梅 器 先 風 水 茶 60 6

33 香 炉 屏 合 黄銅鬼面 百事大吉図 赤絵 唐 水 三 谷 浦 光 竹 年 泉 四代 炉 窯変 五席 茶 新館和室 玉露萬福 三 雲 風 浦 浦 和 与 竹 竹 善 平 泉 軒 花 床 ときのもの 坐忘斎家元筆 斉 物 涼 竹編 三 村 龍 敷 保府羅 瓶 青磁透風紋 清 急 注 托 須 着彩竹林七賢人図 茶の実透彫 時 唐 清 山 風 下 村 与 喜 和 代 物 平 山 善 楽 香 花 釜 風 炉 先 合 入 菊蒔絵平丸 一重切 器 主 田 宗 利 林 兵 衛 斎 造 造 造 豊 宇 治 古 畑 園 千 裏千家淡交会岩手南支部 瓢箪図 吉 月下門 定 造 銘 鵬雲斎大宗匠好瑞鳳腰在判 筌 淡々斎在判箱 糸目茶麿形 宗 六 光 瓢 斎 兵 衛 春 造 造 造 造 鵬雲斎大宗匠在判 黒道安 一 入 造 淡々斎好御幸棚 長 全 鉢開写 坐忘斎家元箱 鵬雲斎大宗匠箱 即 銘 峯の松風 鵬雲斎大宗匠在判箱 黒 坐忘斎家元箱 菊蒔絵大棗 仁清写鱗絵 指 紅葉絵口四方 水 苑 薄 藏 碗 山光澄我心 鈴木其一筆 祥瑞童子絵 北 茶 古鍚古陶板入 和 田 和 一 斉 席 月放出東山上徘徊斗牛間 画賛 筒 円窓山水紋 水 けやき 珍 円能斎好在判箱 水注台 白竹編 本 合 茶心壺 巾 碗 永 待合床 茶 北 五代 茶 円窓山水紋 替 赤地金襽手 対缶盆 瓢材 炉 府 鷲羽塗柄付 棚 扇 黄銅四方 風 鳥 箒 林 炉 箸 茶 替 杓 坐忘斎家元作 茶 善 造 造 席にそれを見る事ができました 茶会は 亭主ぶりと客ぶ その成果は顕著であり今度の岩手芸術祭茶会においても各 物 衛 唐 山 陶 彦 兵 西 村 彦 兵 衛 竹 羽 初代 火 ナマコ 淡々斎箱 九代 京漆 萩 干菓子 落葉壺 子 菓子器 菓 替 南鐐瑞鳥文 りが共によろしく茶会が理想的に成立することを茶道では 鵬雲斎大宗匠好箱 敏 置 いう人間同士の出会いによってその真価が発揮されると思 一座建立 と称しているようです 茶の心は 茶会 と 蓋 詰 清 右 衛 門 造 堂 一 保 三盆入 います ここに私たちは長い歴史を持つ茶道の新しい可能 関の白 性を見ると共に その可能性を秘めた茶道の奥深さを実感 坐忘斎家元好 茶 製 し 忘れがたい 茶席 になるように更に精進していかな 造 ければならないと思いま 代 全 造 千 造 髙 朔 得 白 水沢 表 十三夜 飛 赤絵鉢 一閑手付 子 織部菊花口 と風土の中で培われ 私達 す 茶道は日本独自の歴史 盆 広がる未 茶道 入 鵬雲斎大宗匠在判 建 水 坐忘斎家元好 器 菓 火 莨 第六十七回岩手芸術祭は 輝く文化 の心と生活に深く根を下ろ 講評 しています そのしつらえ 絆深まる岩手の大地 をテーマに開催された 茶道部 来 や端正な点前 謙虚さや思 門は十月五日 に盛岡市中央公民館で行われました いやりの心など高い精神性 いと安らぎを与えてくれる 当日は好天に恵まれ正に茶会日和でした 茶会は表千家 心 あ ふ れ る 伝 統 文 化 で す 茶道裏千家 江戸千家 煎茶道 武者小路千家の五席で行 茶道は 日本の伝統的な習慣を伝える精神文化として これからも茶道に情熱を に触れることができ 四季 また生活芸術として今日に近代化をとげつつその隆昌を見 もって精進し その継承と 折々の行事を通じ生活に潤 ることができます 当地盛岡は他県に勝る大寄せ茶会が出 われ来席者は七百九十八人で多くの和服姿の女性で終日賑 来る施設に恵まれ福祉茶会 月例茶会 春の盛岡芸術祭 普及活動を通じて伝統文化 わいました 秋の岩手芸術祭の茶会が行われ研鑚しております 今や 6 63

34 華道展 守繁 記 花芸安達流 菊池水曈 磯田理敏 伊五澤弓子 真間彩夏 赤沼京子 舘石京月 山本由香 梶井宮御流 菊池葉貞 渡邊理孝 古流松藤会 山崎理恵 渡辺美水 若江貞盛 菊地寛水 山岸貞香 山口好雅 佐々木貴水 佐々木明美 伊山光雅 伊藤京水 古舘喜水 佐藤明子 桂 藤原勝水 西村 五明流 北村貞恵 梅村康水 松風花道会 安藤槙水 青山御流 小原光衛 静雅 前期 十一月七日 八日 小橋龍雅 小野寺祥水 後期 十一月九日 十日 滋 平野宗蕙 の発展に貢献していかなければならないと思います 道 実行委員 川村 華 小林友雅 加藤一紀 守屋和雅 加藤一月 本川公雅 向井田文陽 葛西恵理香 金子千鶴 清泉古流 髙橋一恵 第一 第二展示室 草月流 大村清陽 岩手県民会館 中奥昇華 柳沼紫交 村松千佐江 伊藤恵芳 川村鏡水 澤村 小 藤原和子 中舘瑞揚 磯部黎泉 伊東華水 吉田草 鏡 佐藤 村上千逢 智静 中川季香 桑原露華 宮本絹雅 四ツ家玲交 佐藤玉水 斉藤君恵 吉田宏揚 櫻井枝里 高橋輝水 西川礼峯 吉田緒美奈 尾田貞舟 諏訪泉陽 高橋敏雅 鐙 佐々木葉映 前期出瓶者 青山流 工藤栄交 阿部裕珀 日影結晴 工藤理洸 松尾玉静 山口晴汀 千葉 板垣啓秀 菊谷華光 佐藤千紅 伊藤千花 古澤恵峰 髙城芳香 田口 久華 小 大日向香玉 神 木村花風 大川紫洋 澤田裕美 小原華芳 及川峯美 佐藤弘竹 小原信峰 斉藤洋成 後期出瓶者 香庭 桑 野沢澪幸 熊谷香艶 晴山貞寿 阿部真英 藤原径光 山 華道 鳳秀 川又蕉風 宮 伊藤良洋 我妻遙翠 岩澤さおり 菊池紋菜 佐々木公子 栄汀 仙 千葉麗沙 龍生派 沼田鳳由 瀬川香寿 齋藤法美 大村眞鏡 髙橋松華 本碧風 第六十七回岩手 芸 術 祭 華 道 展 が 輝 く 文 講評 大崎蕉英 堀合琴公 佐藤竹幸 蓉園 千田千陽 千葉成月 池坊 市野川和紅 谷村里風 佐藤風爾 髙清水穂月 林翠雲 香春 青山流 石川和紅 大 藤原 出町蕉宝 佐々木和鳳 佐藤華秀 小野寺昭園 髙橋華杏 熊谷志保華 新田潮風 髙橋景華 龍生派 佐藤賀仙 崎千水 六本木風香 志保 山田華穂 大川原尚鈴 武原竜波 細田芳節 田中尚登 柏原豊洋 藤島玉風 金野豊雅 道地碧松 藤澤豊榮 冨月 櫻花遠州流 高橋尚美 金 吉田華千 春翆 三谷愛惺 山田ゆみ子 小田嶋奈華 松田萌花 小原流 佐々木光照 伊東文香 佐々木豊月 山口豊翆 伊藤豊恵 今野美佳 池坊 石川昇月 小野寺清香 小原紫芳 横山良子 谷藤桂 鈴木豊貞 田口芳秀 河東田豊繁 髙橋豊嶺 小原宏葉 髙橋翠風 菊池友子 髙橋佳光 大﨑緑華 相 八戸春水 山下恵風 野中泰華 山崎政華 照井智光 森田朋月 千葉幸園 井上喜勝 山影喜香 熊谷尚玉 山内亮香 村井藤月 千田桂花 春陽 芳 竹田美桜 本間愛香 田恵草 櫻花遠州流 澤田尚文 島崎修華 伊藤 山谷彩風 藤村一花 藤澤美香 三上律子 田中芦舟 塚本富士華 竹林弘苑 伊藤静香 原瑞澄 中村鴻洋 阿部豊翠 小原流 長沼淳子 菅原豊文 越映青 峰穂 化 佐藤翠 沙織 小山田光容 絆深まる 須藤佑曈 広がる未来 戸松優湖 𠮷田由紀子 加賀谷豊華 岩手の大地 をテーマに開 村山繚華 高橋葉雅 裕 花芸安達流 永野優曈 伊五澤瑠京 催されました 黒澤理智 前 期は十一月展示 室にて 当会所属の十三流派の会員 の個人作を展示致しまし 鴨反信水 藤田ひろみ 梶井宮御流 中村素葉 工藤幸水 村田貞陽 高橋季水 川目貞波 古流松藤流 藤田理華 五明流 伊東貞紫 松風花道会 遠藤郁水 三本京雅 前後期併せて二百五十九点 渡辺柳雅 た 入 場 者 数 は 鈴木穂水 滝田晃雅 桐田清子 上林賀水 袖林啓雅 高橋紫水 齋藤真美雅 佐藤悦水 青山御流 晴山伶雅 大内一優 千八百二十七名でした 年々 平賀美保雅 花の楽しさを十分に伝える 充実した作品が多く いけ 金子一郁 谷藤実雅 小 事が出来たと思います 入 工藤芳明 水原 千田芳琴 佐藤節陽 外舘大華 二越馨鈴 三浦一美 清泉古流 高橋一松 佐々木豊苑 岩舩千澄 村上翠華 桜庭華翠 佐藤華舟 草月流 戸草内陽春 岡田千恵 黒澤翆寿 野紫香 64 65

35 場者数には子供連れの方が例年より多く見うけられ とて 次世代へ伝えられつつある事を確信できた華道展となりま も熱心に作品を見て回っておりました 日本の伝統文化が 発表してまいりたいと思っております した これからも会員一同技術研鑚に励み より良い作品を また いわて芸術文化復興エイド寄附金 箱を会場に設 小原宏華 午前十時開演 吟詠剣詩舞道祭 十月十九日 岩手県民会館大ホール 上杉謙信 寛 舞 吟舞菊水流菊妙会 大楠公 徳川斉昭 県総連 舞 吟舞菊水流菊妙会 道灌蓑を借るの図に題す 作者不詳 県総連 舞 吟舞道翠紫流岩手支部 九月十三夜 上杉謙信 舞 吟舞道翠紫流岩手支部 富士山 石川丈山 県総連 舞 かすみ流 平泉懐古 和歌入り 大槻磐渓 県総連 山行 杜 牧 陸中岳風会 室根山に登る 芦 東山 4 山中月 真 山民 錦城会 第二部 一般合吟 剣詩舞 5 陸中岳風会 田原坂 佐佐友房 6 赤荻学童クラブ 岩手岳風会 舞 吟舞道翠紫流岩手支部 7 富士山 石川丈山 県総連 舞 吟舞菊水流菊妙会 平泉懐古 大槻磐渓 8 岩手岳風会 武野の晴月 林 羅山 9 県総連 舞 吟舞道翠紫流岩手支部 桜花の詞 逸名 陸中岳風会 舞 吟舞菊水流菊妙会 無欲 良寛 舞 吟舞道翠紫流岩手支部 舞 あゝ七尾城 吟舞菊水流菊妙会 第三部 寿の部 千代女 佐藤光岳 佐々木信風 村上雄岳 金州城下の作 乃木希典 岩手岳風会 俳句二題 朝顔に 柿くへば 子規 県総連 大楠公 徳川斉昭 陸中岳風会 偶成 瀬川雅亮 県総連 平泉懐古 大槻磐渓 県総連 須藤文岳 第四部 合吟 陸中岳風会 舞 吟舞菊水流菊妙会 山中の月 真 山民 県総連 4 勧学 陶潜 岩手岳風会 山行 杜牧 源鵬吟詠会 66 置して 七千四百五円を基金の方に寄附致しました 九月十三夜 第一部 幼少年 青年 吟詠剣詩舞道 1 岩手岳風会 雨ニモマケズ 宮沢賢治 2 良 ふるさとの山 石川啄木 陸中岳風会 一関市立油島小学校 3 月夜三叉江に舟を泛ぶ 高野蘭亭 この里に 県総連 舞 吟舞道翠紫流岩手支部 0 9 舞 武田節 かすみ流 舞 風雲川中島 吟舞道翠紫流岩手支部 武蔵野を讃う 土屋忠司 岩手朝翠会

36 酔うて祝融峰を下る 朱熹 県総連 中庸 元田東野 岩手朝翠会 真 山民 舟由良港に至る 吉村虎太郎 陸中岳風会 第五部 連吟 山中の月 県総連矢巾教場 水戸八景 徳川斉昭 岩手岳風会 江 杜甫 陸中岳風会 橋上月に立つ 村上仏山 千葉正岳 県総連河南教場 花月吟 藤野君山 錦城会 静御前 頼 山陽 岩手朝翠会 祝賀の詞 河野天籟 源鵬吟詠会 近江八景 大江敬香 痩蛙 一茶 岩手岳風会 県総連 俳諧歌 ともかくも 花田翆山 行水に 一茶 中村祥岳 降りながら 一茶 千葉江岳 人に逢はむ 小野小町 金子水岳 はずかしや 一茶 村上王岳 第七部 実行委員独吟 小山岳耕 伊藤語鵬 安保榮鵬 立身岳元 室根山に登る 芦 東山 陸中岳風会副会長 降りながら 一茶 県総連福理事長 余生 良寛 源鵬吟詠会会長 酒に対す 白 居易 岩手朝翠会会長 萱場毬風 千條杏鵬 樋野樋山 県総連八雲教場 富士山 柴野栗山 陸中岳風会 笛を吹く 杜甫 岩手岳風会 第六部 推薦吟 海南行 細川頼之 陸中岳風会 山行 杜牧 岩手朝翠会 道灌蓑を借るの図に題す 作者不詳 岩手岳風会 酒 若山牧水 県総連 阿部緑風 月夜三叉江に舟を泛ぶ 高野蘭亭 岩間典鵬 佐々木詠風 県総連 千葉紅風 母を奉じて嵐山に遊ぶ 頼 山陽 陸中岳風会 親を憶う 佐々木孝吾 源鵬吟詠会 俳句二題 一茶 我と来て 佐藤岳伸 青春 サミュエルウルマン 岩手岳風会会長 津田岳養 廬山の瀑布を望む 李白 陸中岳風会会長 三澤岳欣 第 二 十 一回 岩 手 県 吟 詠 剣 詩 舞 道 祭 は 平 成 菊花 白 居易 県総連理事長 講評 二十六年十月十九日 日曜日 岩手県民会館大ホールにて 入場者数 九百十二人 会員八百二十人 幼少年三十二人 一般六十人 で盛大に行われた 午前十時の開会式は 国旗 芸術祭旗への修礼で始まり 会場全員の国家斉唱と開会の辞 佐藤岳伸副実行委員長 全員により 朗詠 陸中岳風会 中村岳雲先導 の大合吟 主催者挨拶 三澤岳欣実行委員会長 に引き続き 参加者 上杉謙信作 を先頭に油島小学校児童の 雨ニモマケ 第 一 部の幼少年の部では 岩手岳風会姉妹の 九月十三 実行委員長 行われ 吟詠発表に移った がホールに響き 続いて今上天皇の御製謹詠が 三澤岳欣 夜 ズ 宮沢賢治作 ふるさとの山 石川啄木作 の合吟 さ らに赤荻学童クラブの 月夜三叉江に舟を泛ぶ 高野蘭亭 作 この里に 良寛作 合吟と飯島日和さんの 山行 杜

37 実行委員長の万歳三唱で 来年の第二十二回吟詠剣詩舞道 真山民作 の合 牧作 独吟 更に錦城会姉妹の 山中月 祭での再会を誓いあった 十二時半開演 運営役員 阿部昭岳 記 宮沢 千原 賢治 英喜 混声合唱組 アポロンの竪琴 から 詞 アポロンの竪琴 1 竪琴弾きの歌 十二月七日 酔いどれ船乗りのカンツォネッタ みなづきみのり 2 和子 賢治 小濱 毅 貴富 大輔 信長 名 宮沢 詞 3 詞 女声合唱団しらうめ 盛岡市 女声 3 なみだ 松本可奈子 松本 英子 揮 指 山根 裕 菅原 詞 富澤 ピアノ 名 指 揮 無伴奏女声合唱集 なみだうた から なみだうた 谷川俊太郎 吟詠剣舞道 八 三味線 笛 でも同じような状況にあると言われている 詩吟に対する一般市民の関心は 日本の伝統芸術 琴 尺 加者も同じ傾向である 全体としての参加人員は昨年より減少しており 一般参 今回の吟詠剣詩舞道祭についての感想を記す 吟が続き吟詠会の将来を担うであろう子供達に満場惜しみ ない拍手を送った 第 二 部の一般吟詠 詩舞では 吟詠六団体と詩舞三団体 による共演十七題 この内の伴奏の定番 琴 尺八無しのテー 第 三 部の寿の部では 齢八十五歳から九十三歳に及ぶ壮 プによる剣詩舞の三題は会場の話題をさらった 幼少年の子供達が毎年出吟しているのは 教育の一環として 日本古来の伝統芸能 大変心強いことである でき得れば学校 を教育の場で行なえれば幸いである 今 者を凌ぐ吟詠に 会場の聴衆は皆かく在りたいと 感嘆し 第四部は昼食後開始され 参加吟詠六団体による八人か きりの状態であった ら十一人構成の合吟が披露された いずれも各団体の面目を 回は残念ながら中高生や青年の出吟が少 吟 詠 と 剣 舞 は 切 り 離 せ ら れ ない 存 在 と な く 検 討 すべき 課 題 と 言 える ま た なっているが 和樂の笛や三味線などと 第五部は参加吟詠六団体による 詩文を三人で分けて吟 かけた 素晴らしい吟詠であった ずる連吟で十題が発表され 息の合った吟詠に連吟の醍醐 合唱祭 滝沢 藤原久美子 の共演も一考の余地があると思われる 味を感じさせた 第 六 部は参加吟詠六団体推薦吟者による独吟で 漢詩 俳句 俳諧歌が十三題披露された 特に俳諧歌は 最近の 第七部は今回の吟剣詩舞道祭開催に当たり 終始尽力さ 吟詠発表では目玉の吟題となっている れた参加吟詠団体の代表者が 実行委員として独吟を披露 した 楽 唱 揮 岩手県民会館大ホール 指 三郎 閉会式は伊藤語鵬副実行委員長の閉会の辞と菅原水成副 音 合 プログラム オープニングの合唱 出演者全員 3 2 涙の樹 青木景子 佐藤 4 眞 名 指 揮 滝沢 三郎 詞 水本 誠 英美 With You Smile 水本 誠 5 男声合唱団 松園シルバーダックス 盛岡市 男声 名 スタートライン 矢巾町立徳田小学校 矢巾町 尾崎左永子 哲也 安里 直人 信子 4 詞 コールパレッタ 盛岡市 女声 伊藤 髙橋 齋藤久実子 9 ピアノ 混声合唱のための組 蔵王 から早春 女声合唱団 1 中村 谷川俊太郎 揮 松下 指 詞 ピアノ 耕 信じる 名 相澤 さくらももこ 揮 ピアノ 指 岩手県立大学混声合唱団 滝沢市 混声 詞 ぜんぶ 2 0 5

38 ふるさとの 詞 篠田 庄司 石川 守弘 光郎 啄木 作 補 揮 三郎 澤村 櫻野 杏里 憲照 名 脩 滝沢 ロシア民謡 編 ともしび 清水 大学 詞 堀口 組 月光とピエロ から 指 コーロ シュプール 盛岡市 女声 秋のピエロ 女声合唱 Ⅱ 6 星野 富弘 詞 ピアノ 同声合唱集 立ち止まって から 尾形 瀬川 林 本居 康子 柳波 長世 英彦 苑子 山口 博子 真弓 學 啄木 満 桜子 浩子 家路の歌 小さい秋みつけた 詞 平井康三郎 武井つたひ 喜直 サトウ ハチロー 迪夫 名 中田 詞 菊川 詞 揮 訳 編 訳 詞 詞 揮 藤村 高橋 裕子 幹子 H.Heine 生田 堀内 寅二 藤村 美子 敬三 美子 F.Silcher 近藤 朔風 生田 島崎 名 源田俊一郎 大中 ナポリ民謡 編 詞 ピアノ 指 編 カシオペア連邦合唱連盟 二戸市 混声 8 ローレライ サンタルチア 椰子の実 松田 礼恵 順子 潔 伊藤 信時 グレゴリオ聖歌 ピアノ 指 編 北上 コーラスせせらぎ 北上市 女声 9 聖母マリアの交唱 指 指 名 揮 揮 ピアノ 詞 亮子 心 阿部 侑 松下 靖了 耕 新井 學 由美 佐々木千夏 山田 M.Pordenon さだまさし 春枝 四郎 金野 ボヘミア民謡 ピアノ ぶんぶんぶん 詞 君に会ううれしさの から 編 加藤 混声合唱とピアノのための流行歌メドレー 卒業写真 編 混声合唱団北声会 盛岡市 混声 名 詞 村野 坪野 カッコウが鳴いている Canta lo cuco 道化師のソネット 清 Hand in Hand 詞 花巻市桜台小学校 桜台学童クラブ 新井 石川 加藤 五輪 藤原 大橋文四郎 内藤 佐藤 こわせたまみ 萩原 英夫 なかにしあかね 揮 名 詞 詞 揮 真央 憶良 好典 太田代政男 池田 山上 アンサンブルガリーナ 宮古市 女声 児童 保護者他 清心 揮 義美 ピアノ 指 男声合唱団響流はなまき 花巻市 男声 立ち止まって 鳥の宅配便屋さん 青梅 7 婆やのお家 詞 ちいさなこもりうた 詞 Alma Redemptoris Mater 萩原英彦十五の小品集 から つきのなか 詞 編 詞 ピアノ 指 名 クリスマスのよるだから 都南混声合唱団 盛岡市 混声 恋人よ ふるさとの山に向ひて 指 菊池 Josu ELBERDIN ピアノ Traditional 揮 名 指 ピアノ 詞 5 編 大田 矢巾町立矢巾北中学校 矢巾町 同声 名 Angelus Hail Holy Queen 合唱団 Believe 花巻市 混声 子等を思ふ歌

39 国境の町 東京音頭 君恋し 船頭小 詞 詞 詞 詞 詞 大中 島崎 細田 最上 阿部 大木 中山 西条 佐々 時雨 中山 野口 寺島 寅二 藤村 義勝 洋 武雄 惇夫 晋平 八十 紅華 音羽 晋平 雨情 陸也 忘れちゃいやよ 詞 編 椰子の実 慶哉 星 名 揮 指 コーラスななしぐれ 八幡平市 女声 史 義雄 哲也 平井康三郎 凡河内躬恒 平井康三郎 籔田 小笠原 詞 ピアノ くちなしの花 詞 名 六段 幻想 Auraova 盛岡市 混声 伊藤 揮 詠一 指 大滝 司 片岡 毅州 輝 名須川明子 詞 平吉 揮 松本 佐藤 高野 司 詠一 隆 寛子 司 脩 秀昭 太田代政男 名 ピアノ 混声合唱組 ひとつの朝 から 時の狩人 ひとつの朝 男声合唱団コールM 盛岡市 男声 指 宮城県民謡 竹花 斎太朗節 岩手県民謡 編 牛追い 清水 名 指 大滝 悠 揮 ピアノ 高野 詞 阿久 編 詞 司 隆 詠一 松本 眞 大滝 編 詞 佐藤 高野 混声合唱団アミューズ 奥州市 混声 風立ちぬ 熱き心に さらばシベリア鉄道 ふるさと 会場のみなさまとともに 祭 合唱祭 が開催された 高野 名 編 花野 花巻市 女声 盛岡市と県内他地域を 十二月七日 岩手合唱界の初冬を彩る岩手芸術 牧子 講評 道造 祭 今年は岩手県民会館を会場とし 地元盛岡市はもとよ 順子 木下 理恵 松田 立原 忠 小笠原宜子 揮 𠮷行 晃 指 薩摩 年毎に交代して催されている合唱 三善 ピアノ 女声合唱団 詞 小譚詩 木下牧子女声合唱選 から 詞 詞 夢 光のとおりみち から 雪の窓辺で 名 り県南 県北 沿岸部からの二十二団体 約四百六十名が 合唱祭は ステージと客席に分かれた出演者全員による 参加した 松田 環 晃 目が取り上げられ また カラフルな衣装や打楽器 さ らにはポピュラーミュージックまでバラエティーに富んだ 髙橋 と し た 表 情 で 伸 び や か に 二 を 歌 い 上 げ ま た 矢 巾 北 校 矢 巾 北 中 学 校 の 二 校 が 出 演 徳 田 小 学 校 は 生 き 生 き 加 は な か っ た も の の 小 中 学 校 で は 矢 巾 町 か ら 徳 田 小 学 修学旅行シーズンと重なったこともあり高等学校の参 実した演奏が続き 会場は豊かな音楽で満たされた 団体毎の演奏では 外国宗教作品から邦人合唱作品 さ 雫石 早春 の演奏で高らかに幕を開けた 谷川俊太郎 揮 詞 らには動きの演出を加えるなど 各団体の特色が現れた充 なかにしあかね ピアノ 生きる 星野 なかにしあかね 齋藤久実子 中学校は高い技術に裏打ちされた透明感溢れる女声合唱 大木 惇夫 信子 揮 詞 ピアノ 指 富弘 指 0 詞 盛岡コメット混声合唱団 盛岡市 混声 7 8 逢いたい 大地讃頌 フィナーレの合唱 出演者全員

40 を響かせ 会場から大きな拍 沿岸部の宮古市から出演し 手が送られた た ア ン サ ン ブ ル ガ リ ー ナ は 震災を乗り越えて活動する 中 無伴奏合唱にも真摯に取 り組み 清らかなアンサンブ また 松園シルバーダック ルを披露した ス コールM いずれも盛岡 市 響流はなまき 花巻市 の三団体は いずれもベテラ ン 世 代 を 中 心 と し た 力 強 く 深々とした男声合唱で聴衆を 魅了した 最後に毎年恒例の 大地讃 頌 そ し て 聴 衆 も 共 に 歌 う 唱祭は充実のうちに幕を閉じた ふ る さ と の 大 合 唱 で 合 1 2 3 4 5 6 7 Die Zeitloseイヌサフラン Ich trage meine Minne愛を抱いて An die Nacht夜に Allerseelen万霊節 Zueignung献呈 良太 テノール 花下 花下 新田 新田 合唱 美起 美起 順子 順子 奥崎由樹子 裕司 正子 里美 荻原美智子 黒澤 天野 生平 G.F. ヘンデル作 ド G.ニゼッティ作 マ P.スカーニ作 コンサートアリア KV40 Per pieta non ricercate願わくは問いたもうな La luna月 坂下 オペラ シャモニーのリンダ より Oluce di quest anima私の心の光 How beautiful are feet of them ああ 麗しいかな 良き訪れを告げる者の足は 小山田はゆ ソプラノ オラトリオ メサイア より 3 公募出演者による演奏 Morgen!あした Die Nacht夜 な る 向 上 の た め の ア ド バ イ ス な ど を 交 わ し 合 っ た ま た が 行 わ れ 出 演 者 は そ れ ぞ れ の 演 奏 の 感 想 や 今 後 の さ ら 終 了 後 に は 出 演 団 体 の 代 表 と 講 師 を 交 え て の 合 評 会 W.A. モーツアルト作 自 ら の 団 体 の 団 員 数 の 減 少 や 高 齢 化 な ど 活 動 に 伴 う 日 頃 の 苦 労 話 な ど の 情 報 交 換 も 行 わ れ リ ラ ッ ク ス し た 雰 フォーレ 日本歌撰 岩手芸術祭声楽部門演奏会 十一月八日 Après um rêve夢のあとに 黒川俊之 山口 内堀 剛 朋子 門脇 昆野 次郎 聡朗 山口 マスネ作 J. 平井 良子 中田喜直作 麻衣 斎藤久実子 谷藤ひろ美 Fleure jutée捨てられた花 Pleure d or黄金の涙 二重唱 丸岡千奈美 小坂 博 Nellネル La chanson du pêcheur漁師の歌 ガブリエル フォーレ Gabriel Fauré 岩手県民会館中ホール 午後二時開演 岩手県合唱連盟副理事長 囲 気 の 中 合 唱 を 愛 す る 仲 間 同 士 の 交 流 を 深 め る ひ と と 楽 きともなった 声 5 4 3 2 1 シュトラウス 1 2 Richard Strauss 加藤周一作詞 葉子 メゾソプラノ リヒャルト シュトアウス 菊池 さくら横ちょう オペラ ウエルエル より Air des letters手紙の歌 森田 純司 テノール オペラ セルセ より なつかしい木陰よ G.F. ヘンデル作 Ombra mai fu 落葉松 野上 彰作詞 小林秀雄作 小坂 小坂 櫻野 博 博 杏里 4 日本歌をたどって その6 日本歌撰 城ヶ島の雨 黒澤 天野 山口 里美 正子 剛 萩原美智子 駒木美和子 谷藤ひろ美 谷藤ひろ美 かやの木 君がため織る綾錦 たたへよ しらべよ 歌ひつれよ 平城山 丹澤 ふるさとの空 みぞれに寄する愛の歌 霧と話した くちなし 次郎 駒木美和子 門脇 Pf. Pf. Pf. Pf. Pf. Pf. Pf. Pf.

41 奥崎由樹子 昆野 ゾーン作 歌のつばさ を歌い幕とした 思 い を 込 め て 演 奏 し た 最 後 に 会 場 の 皆 様 と メ ン デ ル ス 聡朗 くじらの子守 奥崎由樹子 ソロと室内楽の調べ 十月五日 午後二時開演 紗英 岩手県民会館中ホール 加藤 虫壁めぐみ 第一楽章 Op. ラロ ピアノ 関 工藤 朝子 崇 第一楽章 Op.64 メンデルスゾーン 第二楽章 第三楽章 ピアノ 山陰 義史 伊禮しおり 第一楽章 Op.47 ベートーヴェン ピアノ 詩織 萌 藤島 加藤 百花 紗英 井原 村山 工藤 指揮 梢 美羽 俊作 野崎 明裕 丸岡千奈美 山崎 周 雅美 丸山 馬場 真帆 悠弥 渡辺めぐみ 藤田 裕子 敏文 以上国民文化祭参加 昭子 千田 髙橋 菊池 眸 佐織 加藤 斉藤 塙 千田 照雄 東京交響楽団 久美 英子 今井なつみ 米倉 曜子 亀谷由美子 藤澤 幸弘 小林 今年の ソロと室内楽の調べ は 第一部では を伸び伸びと演奏した 桐朋学園大学音楽学部研究科二年 ラロ作スペイン交響第一楽章 異国情緒あふれる旋律 第一部は 盛岡市立緑ヶ丘小学校六年の加藤紗英による 内在住音楽愛好者による弦楽合奏だった 三名によるヴィオリン独奏 第二部では 会員 学生 県 講評 伸比古 大澤 菊池 細川 あった これからも一歩一歩研鑚を積んでいきたい お 客 様 も 昨 年 よ り 多 く お か げ 様 で 活 気 の あ る 演 奏 会 で 今年は四名の公募の方を迎え 多彩なプログラムとなり 風が囁くとき 一では 没後九十年となるフランスの作家ガ ひとつのレモン 講評 ブリエル フォーレの作品を五 男性会員には初のフラ ンス歌となり 発音と格闘しつつも 情感豊かな詩と音 二では 生誕百八十年となるドイツの作家 指揮者リ 楽に自然に引き込まれた演奏であった ヒャルト シュトラウスの作品を七 華やかさ 重厚さ 明るさと暗さを合わせ持つシュトラウスの世界を表現すべ 三では 四名の公募の方の演奏 小山田はゆさんは盛岡 く ピアノとともに真剣に取り組んだ演奏であった 市出身 国立音楽大学から洗足学園大学大学院在学中 坂 下良太さんは九戸出身 八戸聖ウルスラ学院高校から東京 芸術大学を卒業し活動中 菊池葉子さんは奥州市出身 岩 手大学 大学院を卒業し 小学校勤務をしながら活動中 森田純司さんは秋田県大市出身 盛岡在住で越谷達之助 作の 啄木歌 全演奏を目指し活動中 各々 ご自 四では 日本歌をたどってその六 日本歌撰とし 分の歌の世界を披露され 今後の活躍が楽しみである 楽 年代順に取り上げた 耳に馴染みあるから現代の作品を 弦 ヴァイオリン独奏 スペイン交響二短調 第一部 ヴァイオリン協奏ホ短調 クロイツェルソナタ第9番イ長調 弦楽合奏 国民文化祭に出演するスプリングハーモニージュニア 第二部 奏した 注目すべきは全楽章を通して演奏したことである の工藤崇はメンデルスゾーン作ヴァイオリン協奏を演 セントポール組 ホ ル ス ト 大に向かう意気込みを感じた 演奏は細やかで繊細 聞 オーケストラのメンバーと共に シンプルシンフォニー ブ リ テ ン Vn Va Vc Cb

42 きごたえのある演奏だった 弦楽 研究会会員の伊禮しおりはベー トーベン作クロイツェルソナタ 第二部はホルスト作セント 第9番第一楽章を演奏した ポール組 ブリテン作シンプ ルシンフォニーの二を演奏し た 今年は国民文化祭に出演する スプリングハーモニージュニア オーケストラのメンバー十名も加 わり 弦楽研究会会員七名 県内 在住弦楽器愛好者七名 東京交響 楽団コントラバス奏者小林照雄 さんをゲストに迎え総勢二十五 名で息の合った演奏で聴衆を楽 佐藤 竹園 弦楽 田口博子 編 熊谷佐代規 吉田 菊池 及川 院鵬 洋山 捷山 瞑山 細川剣丈山 照井 國分 地紙 伊藤 村井 遠山 菊池 及川 盛山 我山 憬山 鶯山 大楽 堆山 天山 穂山 政山 流祖 小野 佐々木樫山 藤平 千田 六串 丑舘 立野 伊藤 聡山 観山 統山 呈山 衡山 中尾都山 恢山 菊地佐代樹 今井慶松 船越喜実乃社中 今年の演奏会もこれからの発展が大いに期待できる演 しませた 加藤 奏会であった 箏 竹友社 山田流 雅道 琴古流 央子 船越喜実乃 高橋 史恵 作詞者 作者不詳 岡康砧 尺八 畑中 竹朋 箏低音 福士 高橋 大山 工藤 作 小野寺項山 千葉 路山 岩手県支部 粟津佐紀枝 箏高音 三絃 部 部 秋山 平和の山河 都山流 一 本 二 遊佐 佐藤美穂子社中 琴古流 八橋検校 作 典山 佐藤 生田流 小野寺鶯峰 みだれ 三 三演奏会 十月十二日 午後一時半開演 岩手県民会館大ホール 後藤 須藤はま子 加藤 居女 睦 作詞 岩渕 律子 榊原 伊東 勝子 小野 典山 作 渡辺つる代 千葉 甲子 雅玄会 宣子 千田 観山 作 大泉 由香 宮城道雄 高橋 生田流 祥子 東海林みや 小野寺辰子 桜 博子 佐藤江理子 立野 呈山 鷲韻社 県南支部 佐藤 公子 吉田久仁子 小野寺項山 都山流 及川 知子 衡山 佐藤 槙子 瞑山 六串 満 坂本 伊藤 童門会 生田流 佐々木正子 坂本シゲ子 及川 正子 高橋テルミ 青木 聡山 細川剣丈山 花紅葉 箏 三絃 尺八 琴古流 嘉男 菊岡検校 安達 作詞 斗童 吉田 雪枝 吉田 竹中墨子 合田美代子 佐藤貴美子 星童 鈴子 欠端英美子 鈴木 尺八 御山獅子 加納 雅邦 佐藤美穂子 竹庸 細田 一ノ渡律子 田山 三絃 竹乗 淳子 明男 箏 雲井 帷子 玉山 神山 由惠 敏子 須藤はま子 加藤 祥子 睦 佐々木正子 東海林みや 高橋 大泉 藤原 及川 伊東 山崎 磯部艶子 宣子 由香 珠久 博子 勝子 京子 作詞 千葉 甲子 岩渕 律子 川代美智子 外舘 敬子 後藤 正子 夏井 明美 下斗米トシ子 澤田 興司 佐藤 熊谷 知子 作 佐藤 槇子 大清水健治 宮城道雄 坂本 菊池 捷山 土居綾子社中 都山流 箏本手 尺八 生田流 遠砧 箏本手 青木 呈山 立野 小野寺鶯峰 佐藤江里子 衡山 堆山 坂本シゲ子 伊藤 村井 作 憬山 政孝 畑中 央子 上原真佐喜 國分 二代 佐藤 粟津佐紀枝 作詞 船越喜実乃社中 琴古流 箏替手 三絃 尺八 山田流 船越喜実乃 石川潭月 箏 冊子の雪 石川 戡 尺八 80 8

43 京子 鈴木 横山 高橋 敏枝 彩子 京子 小笠原美知子 大澤 信子 内村 明 小原 秋美 三絃 フサ 県南支部 加藤干 作詞 朴澤清梅志 菊池真由子 ほととぎす 千葉 水川寿也 作 菅崎 香織 作 高橋 片岡 直子 穂佳 上田検校 木下 佐藤叡子社中 敏子 朴澤清梅志社中 新都山流 生田流 叡子 畠山知恵子 世界名集 遠田 菊子 尚子 佐藤 コウ 松坂 一箏 阿部 箏 皐山 尺八 山田流 二箏 𠮷田 幸子 作 大山 明美 吉崎克彦 三箏 菊池玉悦社中 十七絃 生田流 会員有志 秘倭 平野玉悦光 コウ 佐藤玉悦美奈 藤原 藤原玉悦美 吉田 菊子 川村玉悦周栄 玉悦 船越喜実乃 淳子 菊池 佐藤美穂子 阿部 戸塚玉悦淑茂 一箏 帷子 一箏 二箏 敏子 粟津佐紀枝 二箏 川村 遠田 佳子 木村玉悦枝 三箏 八重奏 SAKURA さくら 珠久 十七絃 十七絃 臼澤 阿部美和子 作 雅邦 高橋 風の色 雅道 佐々木ひろみ 水野利彦 大清水健治 細田 天山 生田流 高橋雅道社中 三絃Ⅰ 恢山 一箏 箏二重奏 釜石支部 三絃Ⅱ 遠山 武田 八重崎検校 昨年の創立七十周年記念演奏家につづいての芸 藤平 作 及川実沙子 中 六 遠砧 特に明瞭な歌で盛り上げ 爽やかな演奏だっ 術祭とあって 聴衆もできるだけ多くと事前から特に力を 講評 尺八Ⅰ 久子 箏手付 尺八Ⅱ 藤澤 菊岡検校 松坂尚子社中 二箏 生田流 茶音頭 箏 琴音 横井也有作詞より 中島 入れて本番を迎えた 謳う伝統的な古が五を数えたことは 七十年の脈々と 十三でのプログラムは 変化に富み 特に演奏しながら を受けたと思われる和音構成に 往時をしのび興味がもた 六十年も以前の編で そのものよりも当時洋楽の刺激 独 特 の 調 で 耳 を 楽 し ま せ た 八 世 界 名 集 は た 七 冊子 そうし の雪 は 枕草子 にちなんだ した伝統の力を感じさせて 大 れた 続く九 秘倭 ひわ 十 風の色 はいわゆる現 歌詞に沿ったは 新三 古五に 現代を含め 変心強かった 代 伝統楽器 箏 の聴き馴れた音色や奏法と異なって 一 花紅葉 はなもみじ は 耳新しい演奏は将来に向けての新しい空気をしのばせ聴衆 たいところ 転調で音程が不安定になるなど 今後に期待 を魅了した 久方ぶりに出演の松坂社中 十一 茶音頭 は したい 十三 八重奏SAKURA にチャレンジした 最古参の土居社中が県南支部か 昨年の遷宮に因んで演奏され のは 仲間同士の切磋琢磨で腕を磨こうとする 会員の若 ら 三絃十一 箏十一という編 た 二 御山獅子 みやまじし 手有志の面々 複雑そうに思える各パート間の意気もぴっ 三絃十一 箏四の編成 調弦 歌をはじめ ばち捌き隅々 は 伊勢神宮の四季を格調高く たりで プログラム最後を飾るにふさわしい意気込みが感 にいたるまで 行き届いた指導のほどがくみとれる素晴ら 歌い上げた 三 岡康砧 は低 じられる熱演だった 総じて 歌詞を明瞭に歌うこと 尺 成で をしっかりと聴かせて 音箏と三絃で現代にも通じる趣 八で連管のピッチを確かなものにすること メリ音には特 開幕を飾り 県下最大の支部の を聴かせた 四 平成の山河 は しい演奏だった 十二 ほととぎす は歌を大事に聴かせ 尺八二十七管の二部合奏を会場 水原月堂記 に研鑚を積んでほしい 力量を十二分に発揮した 三 いっぱいに響かせた 五 みだ れ は演奏者による個性的な雰 囲気を作り上げた 土居綾子社 8 83

44 吹奏楽 Ⅰ 吹奏楽演奏会 十一月二十四日 午後二時開演 講評 今回の定期演奏会 は例年通りではなく 昨年五月 に三十七年間連続でおいでいた だいた客演指導者の作編家の 岩井直博先生が九十才でお亡く なりになり その追悼としての 演奏会となりました 演奏会の 目は全岩井先生の作品で揃 岩井直溥 作 作 作 ゆかりのあります東京佼成ウイ 選し ゲストに岩井先生とも 定期演奏会での想い出の中より 作 作 作 盛岡市民文化ホール大ホール 岩井直溥 行進 躍進 シンコペーテッド マーチ 明日に向って 岩井直溥 ポップス オーバーチュア 未来への展開 岩井直溥 ンドオーケストラのコンサート えました 昭和五十二年からの 岩井直溥 作 きました スで演奏会を盛り上げていただ マスター田中靖人さんのサック 岩井直溥 岩井直溥 ポップス描写 メイン ストリートで ポップス変奏 かぞえうた ポップス マーチ すてきな日々 復興への序 夢の明日に Ⅱ ボレロ まほろばへの階段 静寂の中の鼓動 吹奏楽 初の作品の 明日に向かって 昭和四十八年に始まり平成 第一部は岩井先生の吹奏楽コンクール課題の中より最 ラバー カムバック トゥーミー 二十五年の作品まで全六を演奏致しました 音楽監督の Op.67-ショパン テレマン 建部さんや団員の中にもその当時演奏した者もおりとても ヘ長調 LOVE フーガ ボディ アンド ソウル 2 懐かしいステージとなりました 第二部はいつものポップスステージ通りで華やかなス ニ長調 KV.485モーツァルト 昆 変ホ長調 Op.8ショパン 高澤 ト短調 ロンド 第一番 マズルカ 3 ワルツ テージを目指しました 岩井先生は暗いイメージがお嫌い で 寂しい事もお嫌いでしたので 団員一同で明るく華や 4 久遠 ワルツ エチュード 今回の定期演奏会は岩井先生との沢山のすてきな日々を 5 ルーマニア民族舞 天音 想い出しながら団員全員で岩井先生とともに作りだせた演 6 佳乃 奏会でした 盛岡吹奏楽団は今後も建部音楽監督とともに 真波 悲愴 第八番 ハ短調 Op.3 佐山日向子 第一 第三楽章 ブラームス 矢野 ソナタ ニ長調 Hob.X VI/33第一楽章 ハイドン ピアノのためにより プレリュード ドビュッシー 招待演奏 第 回岩手県ピアノ演奏検定試験 第二番 間奏 第三番 バラード 田村 真歩 プロコフィエフ ソナタ 第三番 イ短調 Op.8 佐藤 陽十 6つの小品 ベートーヴェン ソナタ 7 と考えております 8 9 より Op.8 岩井先生の教えを継承しながら工夫努力に努めて行きたい 中村 ギロック Sz56バルトーク 齋 藤 華麗なる大円舞 かにを合言葉にポップスを構成致しました 佐々木響子 奏恵 酒とバラの日々 黒い瞳 第二番 変ホ長調 変ロ長調 Op.83プロコフィエフ BWV788ハ短調 バッハ Op.7ベートーヴェン 佐藤 南美 成績優秀者演奏 オリジナルプログラム 第七番 第一楽章 第四番 シンフォニア ソナタ ソナタ 今 年 は 定 期 演 奏 会 も 四 十 七 回 目 団 も あ と 三 年 で 創 立 午後三時開演 貫洞 佑奈 安倍一洋 五十年となります 半世紀近くに渡る活動にふさわしいも ジュニアの部 午後五時開演 ピアノコンクール 演奏会 十月十八日 のにする為に今後も精進致します ピアノ 一般の部 ベートーヴェン 岩手県民会館中ホール エリーゼのために ジュニアの部 1 30 0

45 第二 第三楽章 橋本 健太 さんが目立ちました こ の ジ ュ ニ ア 部 門 の メ リ ッ ト は 各 出 演 者 の 演 奏 に 対 し て 一 般 部 門 の 審 査 員 よ り コ メ ン ト を 頂 け る こ と に あ 一般の部 演奏部門 変ロ短調 葬送 その他 Op.35ショパン 菊池 コンクール 平成二十五年度岩手県 でした たのは非常に残念なこと に体調を崩された方がい 演を希望されていて直前 聴 か せ て く れ ま し た 出 でレヴェルの高い演奏を い で す が 非 常 に 芸 術 的 ル部門は応募者こそ少な 門 に 三 名 の 方 が エ ン ト リ ー さ れ ま し た 中 で も コ ン ク ー ピアノ 広 く 募 集 を し 今 年 度 は 演 奏 部 門 に 二 名 コ ン ク ー ル 部 り ま す 一 般 部 門 は 演 奏 部 門 及 び コ ン ク ー ル 部 門 に 分 か れ 県 内 在 住 及 び 県 内 出 身 者 の 十 八 才 以 上 の 方 を 対 象 に 映像第一集より 水の反映 ドビュッシー 勝 文子亜耶 藤田 亜希 第一番 リスト メフィスト ワルツ コンクール部門 スクリャービン 小井土文哉 幻想 ロ短調 Op.8 佐々木真里奈 ソナチネ ラヴェル 前奏 Op.3-, Op.3-ラフマニノフ 鳥居 紗季 第二番 出演者 栞 第 回岩手芸術祭ピアノコンクール第一位 芸術祭賞 受賞者演奏 ソナタ 演奏部門二名 講評 ジュニア部門十名 一般 部門三名 厳 正 な る 審 査 の 結 果 第 一 位 芸 術 祭 賞 小 井 土 第六十六回 岩手芸術祭ピアノ部門ピアノコンクール第一位芸術祭賞受 文 哉 さ ん 第 二 位 優 秀 賞 ピアノ演奏検定試験成績優秀者招待演奏二名 苑子 佐々 は 該 当 無 し 第 三 位 奨 励 審査員はピアニストの林 賞には鳥居紗季さんが決 素 赤松林太郎の三氏 ジュニア部門は県内の小 中 木 まりました 賞者招待演奏一名 高生が 日頃の成果を発揮すべく熱演を繰り広げました ピアノコンクールと名 年々定着しつつあり 今年度は年齢が高くなるにつれて実 力を発揮し レヴェルの高い個性あふれる演奏をするお子 エナジー フロー 坂本龍一 典子 がつくと敷居が高くなり 一番練習量の多い現役の学生が フラメンコ研究会 バッハ J.S. ペルニーニョ ペルー民謡 二重奏 プレリュード フーガ 上野 st 中尾 nd 齋藤 st 三浦 nd 晃可 忠孝 正昭 聖二 尚重 応募する傾向が多くなりますが 一般社会人として活躍し ている方々や主婦の方々も参加出来るように来年度は演奏 部門の充実を計ると共に 出演者が増えれば自ずと聴衆も 増えると思いますので 多方面に渡ってアピールをし 大 今回は出演者が少ないのにも拘らず多くの方々に聴いて 勢の方に聴いて頂けるように努力したいと思います 滝沢昭子 オブリビオン ピ A.アソラ 第二部 響きの会 フォーラギターアンサンブル 小雨降る径 H.Himmel 情熱大陸 葉加瀬太郎 ルナ ディ フェゴ あまちゃんオープニングテーマ 大友良英 Passion ジプシーキングス 合奏 午後五時三十分開演 寛永 十一月二十二日 井上 利子 バッハ メヌエット ブーレ アリオーソ J.S. ブレイビスギターアンサンブル ジープス GEEPs 八重樫禎子 坂本龍一 tong poo東風 祐子 眞下 阿部和佳奈 パッサカリア ビ R.ゼー ペルナンブコ 草岡 寧々 PODEMICO J. 田村 一真 大聖堂 バ A.リオス 佐藤 勝又さつき 作山 畠中登紀子 吉見 岩手県民会館中ホール ギター音楽の夕べ 頂きスタッフ一同心から感謝致しております ギター 第一部 きらきら星のへんしん フランス民謡 独奏 サグレラス マリア ルイサ J.S. テネシーワルツ ス R.チュワート 夜空ノムコウ スガシカオ この道 サ J.ビオ 愛の歌 メ G.ルツ

46 華麗なる大円舞 F.F. ショパン 岩手大学ギターアンサンブル 指揮 第三部 はさみ 第三部の望月麻千のソナタの演奏で幕を閉じた 今年のプログラム構成の中で 第一部田村一真の大聖堂 の独奏の他 フラメンコ研究会眞下尚重のペルニーニョ 浦晃可のマドローニョス 大森圭一のフェルシダーシの演 ギターアンサンブルの華麗なる大円舞 そして第三部三 聖明 優 今回も小学生から老若男女の成人までの方々の独奏 合 蛯名 聖二 奏による多彩な演奏が展開され 楽しい一時を過ごさせて 第二部フォーラギターアンサンブルの情熱大陸と岩手大学 ロミオとジュリエット ニーノ ロータ 佐藤 静男 独奏 博行 文責 頂いた 佐 奏が印象に残った 上野 知志 バイス パッサカリア S.L. 月光 ソ F.ル ベニスの舟 メ F.ンデルスゾーン 菊池 橋本 晃可 ギター 樋口 実行委員 匡 圭一 藤 大森 菊地眞一郎 三浦 ゴヤの美女 グ E.ラナドス アルハンブラの想い出 タ F.レガ マドローニョス トローバ M. バッハ プレリュード J.S. 佐 藤 勝 政 赤坂衣織 宮腰 茜 造られしモノの声 藤原優珠 桜糀璃子 嵯峨 宮腰 二 はかせ会議 謎の部屋 もう一人の博士 茜 川崎美桜 川崎勇芯 羽上 彩芽 羽上華乃子 宮腰 林 希 香 細 川 花 凛 萱 場 七 摘 高 橋 綾 花 千 葉 大 庭 桜 子 菊 地 亮 人 沼 野 友 香 藤 田 優 愛 小 ヘルプ 川崎美桜 川崎勇芯 羽上輝一 千葉結心 歩唯夢 三輪初音 小林遥香 谷地千鶴 茜 四 六 五 三 小塚保男 麻千 モダンダンス公演 午後四時開演 萱 場 七 摘 高 橋 綾 花 千 葉 彩 芽 羽 上 華 乃 子 望月 第六十七回岩手芸術祭参加 第三十八回ギター ジョビン フェルシダーシ A.C. ギターのためのソナタより パ N.ガニーニ 講評 音 楽 の 夕 べ は 独 奏 者 十 九 名 う ち フ ラ メ ン コ 一 名 二重奏二組 合奏六団体の参加の下 平成二十六年十一月 二 十 二 日 県 民 会 館 中 ホ ー ル に て 行 わ れ た 聴 衆 数 は 約 第一部は井上寛永のきらきら星のへんしんの独奏で幕を 二百名 出演者数は七十四名であった 踊 舞 雫石ダンススタジオ 開け フラメンコの独奏 二重奏と第二部のキター合奏を 舞 洋 平成二十六年十一月二日 岩手県民会館大ホール 第一部 アンソロジー 千 葉 結 心 大 庭 桜 子 菊 地 亮 人 沼 野 友 香 藤 田 優 愛 小 林 希 香 細 川 あなたへの手紙 茜 藤 原 萱場七摘 高橋綾花 藤 田 優 愛 小 林 希 香 細 川 花 凛 萱 場 七 摘 高 輝一 千葉結心 大庭桜子 菊地亮人 沼野友香 一 花 凛 千 葉 彩 芽 羽 上 華 乃 子 宮 腰 優 珠 桜 糀 璃 子 嵯 峨 歩 唯 夢 三 輪 初 音 小 林 藤原優珠 輝一 菊地亮人 久慈行治 友情出演 月下の精霊 羽上華乃子 橋 綾 花 千 葉 彩 芽 羽 上 華 乃 子 宮 腰 夢の雫が流れになる時 川崎美桜 川崎勇芯 羽上 朝焼けの時 慈行治 七 二 声を捧げた人魚 桜糀璃子 瞳 三 三輪初音 遙香 谷地千鶴 赤坂衣織 横手 四 風の吹く日 茜 久 標無き道 閉塞と光 横手 赤坂衣織 一 二 記憶の深層 瞳 三 藤原優珠 桜糀璃子 三輪 not lonely but only 初音 小林遙香 金子莉良 第三部 未来へ語る 五 けんきゅうしゃ達 千葉結心 大庭桜子 菊地 藤島美乃里 赤坂衣織 横 absolute zero 手 瞳 久慈恵理奈 六 七 一 第二部 じっけんしつ 亮人 沼野友香 藤田優愛 小林希香 細川花凛 88 89

47 四 青い部屋 からだ 喋る コトバ 金子莉良 藤島美乃里 に身体表現に徹した踊り じっ しました その内容はシンプル て 真摯にダンスと向き合い続 三部では 未来に語る とし 感溢れる作品 個性を確実なテ くりと空間を保ちつづける緊張 ける大人の踊り手の作品を上演 六 五 瞳 久 慈 あの場所から 藤原優珠 桜糀璃子 嵯峨 歩 唯 夢 三 輪 初 音 小 林 遥 香 金 子 莉 良 谷 地 千 鶴 藤 島 美 乃 里 赤 坂 衣 織 横 手 恵理奈 久慈幸恵 タジオモダンダンス公演 DANCE り処を探る作品などこれからも たせて踊る作品 そして心の在 に しかしどこかに親しみを持 クニックを操りながら鮮やか として 十一月二日岩手県民会館で開催されました 岩手 追求していくテーマを上演しま GALLERY 芸術祭に初めて参加させて頂くことの緊張感と高揚感で幕 した 講評 第六十七回岩手芸術祭洋舞部門は雫石ダンスス を上げました 第一部は アンソロジー とし 各地で行 Y ギ ャ ラ リ ー の よ う に 多 様 GALLER なダンスを見て頂きたいという DANCE この公演全体の名称とした われた公演やコンクールに参加した作品を上演しました 小学生から大人までそれぞれの年齢に応じた内容の作品で 第二部は じっけんしつ と題し 日々進化しつづける す 一部ラストの大人の群舞は見応えのあるものでした 様々な研究の成果と 人 との関わりについてダンスで表 思いが伝わっていましたら幸い 洋舞 たくさんの方々のお力をお借りして 無事終了すること です が出来ました これからもこの感激を糧に 一生懸命精進 現してみようと試みました 一つのテーマに没って三才か した 難解になりそうな内容が反ってミステリアスであり ら大人まで幅広い年代が表現し得る事柄を見つけ創作しま ながらユーモアのある不思議な空間が存在していました してまいります 小さなスタジオが大きな一歩を踏み出す 愛歌 歌優 水木 瑞恵 団子売り 杵造 青海波 水木 歌梗 猿優 若柳 歌寿 水木 水木 歌林 義太夫 清元 水木 お臼 楽しんでいただけたかと思います 一 一 岩手県民会館大ホール 日本舞踊公演 十一月十六日 十二時開演 久慈幸恵 機会をいただきましたことを関係各位に心から感謝申し上 舞 げます 日 水木 講評 衣江 節桃 松の名所 若柳 孝柳 常磐津 島の千歳 水木 一 秋の色種 若柳 一 一 長 長 長 荻江 桜絵巻 水木 浅妻船 若柳 田舎巫女 若柳 水木の槍をどり 水木 優吉 孝絢 衣保 萬優 鐘の岬 若柳麻寿美 若柳力十代 取り上げ江戸の風情を織り込みながら静かなうちに幕を開 寿と節操の象徴の松を格調高く そして数々の松の名所を まず序幕は若柳衣江の常磐津 松の名所 で始まり 長 お集まりいただき予想以上の観客数に安堵いたしました るか心配しておりましたが 開演前からたくさんの方々に 例年に比べ番組も出演者も少なく 観客がどれくらい入 第六十七回岩手芸術祭参加日本舞踊公演は 岩 長 一 長 一 手県民会館大ホールに於きまして正午より二流派十三社中 一 長 俄鹿島踊 若柳 の出演で十五番が上演されました 大和楽 恭花 長 力衛 一 花有情 若柳 一 一 た 秋の色種 吉野の桜をはじめ六種の花々を美しく描 典雅で荘重な 島の千歳 秋の景色をしっとりと見せ 大和楽 萩江と多様な番組がそろいました 今回は少ない番組ながら長 清元 常磐津 義太夫 けました 一 俄獅子 水木志寿歌 水木聖千優 長 楓 一 優鶴 神田祭 頭 水木 清元 新浦島 若柳吉栄香 水木 一 長 芸者 一 90 9

48 田中 大清水啓子 お立ち酒 日光和楽踊り 南部山子 南部牛追 佐々木 菅原作之助 菊池 秋男 忠 松内とり子 高橋 南部馬方節 米節 二代目井上 鷹司 浅沼 武田 成美 よ悦 紀 幸子 山本サツ子 山形大黒舞 日舞 踊 踊 踊 南部駒ひき 相馬流れ山 北海鱈つり 鳥取の傘踊り 稲あげ 南部俵積み 秋の山 南部酒屋酛摺 刈干切 長者の山 七之助節 外山節 南部よしゃれ節 秋田節 佐藤 中屋敷 高橋 浅沼 南部千代連 藤原 伊藤 氏家 阿部 小原 佐々木麻里 佐々木美香 藤井 小松 美咲 正宏 新蔵 伊祥 庄八 富子 善美 京子 竹秀 晃 文司 漆原栄美子 気仙坂 本荘追分 外山節 箱石 石垣 正雄 まち 佐々木利男 佐野より子 踊 音戸の舟 北上やよい会 踊 豊年こいこい節 南部よしゃれ舞踊団 菊池きよ子 漆原会 樹 秋田人形甚句 菊池きよ子 山本 新相馬節 岩手大宮会 踊 南部磯節 北上やよい会 いた 花有情 江戸吉原の匂を感じさせる 俄鹿島踊 道成寺を根底に恋の恨みを語る 鐘の岬 古風でのびや かな味わいの 水木の槍をどり 江戸の珍しい風俗描写 を残した 田舎巫女 白拍子の姿で前半を荘重に後半を 軽快に舞う 浅妻船 春爛漫の景色を愛でる 桜絵巻 吉原の粋な芸者の廓情緒たっぷりに 俄獅子 江戸の粋 でイナセな 神田祭 海の上のさまざまな変化を勇壮に 軽やかに 新浦島 江戸の下町を売り歩く夫婦の明る く楽しい 団子売り そして最後に水木歌優を芯に水木 と若柳のこれからを担う若手四人が 青海波 を波になり 千鳥にと爽やかに舞い納めました 来年は 公社 日本舞踊協会岩手県支部結成五十五周年 の節目の年にあたり 特別出演の方をお招きいたしまして そ し て 来 年 こ そ 県 内 各 地 か ら の 御 参 加 の 多 い こ と を より重厚で晴れやかな舞台をお見せ出来る事と思います 今後とも伝統文化の一つである日本舞踊がより広く浸透 願っております 衣江 第一部出演者全員 十一時開演 若柳 し 発展してゆくために力を合わせ進んで参りたいと思い 岩手民謡まつり 平成二十六年十一月九日 岩手県民会館大ホール 牛追 外山節 紅葉織りなす民の 芸 謡 ます 演 民 第一部 宮城野盆 沢内甚句 2 踊 南部俵積み 南部よしゃれ舞踊団 玉川 光雄 5 踊 夏の山 令子 4 3 6 大漁い込み 弘 7 岩手大宮会 8 踊 佐渡おけさ 岩手もりおか会 9 岩月福田会 踊 佐々木昴大 そんでこ節 合唱 佐々木俊太郎 9 93 OP

49 前田美穂子 6 5 4 3 2 踊 踊 秋田酒屋 生保内節 秋田おばこ節 酒田甚句 新庄節 真室川音頭 川村 正調生保内節 南部よしゃれ舞踊団 照井 照井 陽子 陽子 玉山ツヤ子 北上やよい会 新山ナツ子 鳴海 治穂 3 2 1 藤岡 佐藤 一子 祐衣 信 小野ふぢえ 佐藤 樹 踊 踊 おいせ坂 南部荷方節 南部よしゃれ節 秋田船方節 黒石じょんがら節 最上川舟 佐渡おけさ 北上川船頭 道南口説 からめ節 二代目井上成美 舘澤 松内とり子 米澤 越田 三上 小松 岡本 油井 廣次 仁蔵 紀子 正宏 由雄 幸子 山本サツ子 踊 江差おけさ 句を熱唱した藤岡祐衣が歴代 中岩持勝子 漆原栄美子 基菊 南部千代連 民謡 舞台音響等関係者に協力をい 漆原会 みよ ハタハタ音頭 かったとのことだ 厳選な審 講評 最年少で受賞した ただいており 時間通り終演できたことが ご来場された 例 年 伴 奏 進 行 演 出 鳴海 査の結果 第六十七回岩手芸 も以上に審査には時間がか ハッキリとした発音等 いつ 回 の 審 査 で は 音 程 の 安 定 岩月福田会 相川音頭 岩手大宮会 みよ 及川久美子 7 十勝馬 謙良節 4 南部駒ひき 5 沢内甚句 山本サツ子 鎌田千恵子 8 平原会社中 外山節 君子 南部茶屋節 沢内甚句 藤野 桂敏 踊 外山節 吉田由紀江 中田 民謡民舞大賞決定戦 南部牛追 南部木挽 第二部 宮城馬子 どどさい節 外山節 橋場昭喜治 小田島シゲ子 山本 禮子 踊 岩手もりおか会 南部牛追 幸三 踊 南部酒屋酛摺 光雄 小野寺夏樹 玉川 泉田 桂敏 漆原栄美子 中田 勝代 中里福次郎 山崎 二代目井上成美 山崎勝代 踊 岩月福田会 平原会社中 南部千代連 作山 9 南部馬方節 名 漆原栄美子 南部木挽 鹿児島浜節 大滝一秋 吉田成美ほか 秋田甚句 外山節 7 南部木挽 踊 8 踊 6 9 沢内甚句 灘の酒造り祝い 民謡特撰集 第三部 踊 花笠音頭 南部相撲甚句 南部餅つき 踊 エンディング 謡まつり は十一月九日 日 岩手県民会館大ホールに 第 三 部 民 謡 特 撰 集 二十六名の県内のベテラン 術祭民謡民舞大賞は 沢内甚 お い て 今 年 も 十 一 時 よ り 開 催 さ れ た 本 公 演 で は 平 成 い 手 と 七 団 体 の 踊 り も 加 え 第六十七回岩手芸術祭舞台等部門公演 岩手民 十四年より岩手芸術祭 民謡民舞大賞決定戦と称して 毎 東北民謡のみならず 日本全 年優れた演技者に芸術大賞を贈り 過去十二名の大賞者が 誕生している ある舞台となった 国の民謡民舞を届け見応えの オープニングは出演 第一部 紅葉織りなす民の 者全員が女性男性に分かれ 南部牛追い 外山節での合 には 子供たちの声 踊りも多く はなばなしく賑やか 唱で開幕の後 三十八名の声を届けた その後演目の中 に客席からの声援が絶えない舞台が多かった 今後もたくさんのご来場の上 なお一層楽しんでいただけ 三上 紀子 お客さまへのサービスでもあり 私たちの喜びでもある 本年は踊りも含め 第二部 民謡民舞大賞 決定戦 十八名がエントリーし 新人 ベテランとも自分の得意と る舞台を考えていくことが 我々の課題である 盟名誉会長の太田代政男氏を迎え 本協会役員の藤沢清美 工藤末三郎 近藤英一の各氏を加えての審査となった 今 する民謡民舞を披露した 今年は審査員長に岩手県合唱連 OP 6 5 4

50 佐藤祐幸 松川竹憧 尺八 横笛 新保 民謡功労賞 新舞踊 新舞踊発表会 平成二十六年十月二十六日 十時半開演 野の花会 司会 伊藤 妙子 リアスホール 大船渡市 藤岡祐衣 沢内甚句 民謡成美会 椿の里大船渡音頭 沿岸支部 オープニング 公 芸術大賞 橋場昭喜治 南部牛追 南部牛追 芸術大賞入賞者 保存会 雅の舞 紀州千畳敷 沿岸支部 沿岸支部 沿岸支部 藤舞会 舞の会 満月会 1名 1名 5名 地元朝日町の皆様 一 お梶 友情出演 二 樹 南部木挽 岩手もりおか会 玉川光雄 南部木挽 岩手県民謡育 三 山本 優秀賞 奨励賞 及川久美子 沢内甚句 岩手県民謡育 成団桂友会 4名 三八 三七 三六 一四 一三 一二 一一 一〇 九 八 七 六 五 石川啄木のふるさと 北上支部 鰺ヶ沢くどき 鰺ヶ沢甚句 女のかがり火 満天の船歌 人生みちづれ 還暦祝い 男のおきて 海ぶし 達者でナ 南部蝉しぐれ 哀愁線リアス 津軽平野 花巻支部 沿岸支部 花巻支部 沿岸支部 北上支部 沿岸支部 沿岸支部 花巻支部 花巻支部 崇扇会 満月会 秀美会 野の花会 やよい会 舞の会 満月会 勺洸会 藤洸会 6名 1名 9名 4名 8名 4名 5名 7名 4名 7名 3名 満月会 2名 4名 泉会 満月会 沿岸支部 野の花会 野の花会 花巻支部 沿岸支部 火の国の女 沿岸支部 四 女盛りは歳じゃない 沿岸支部 風やまず 成団桂友会 一五 千寿の舞 名 一六 一八 アジアの海賊 小春 沿岸支部 沿岸支部 舞の会こども 藤舞会 2名 1名 四〇 三九 佐渡の恋 関東春雨傘 沿岸支部 沿岸支部 沿岸支部 沿岸支部 満月会こども 舞の会こども 野の花会 舞の会 1名 3名 2名 2名 幸の会 一七 一九 花笠道中 3名 荒野の果てに 3名 四一 野の花会 舞の会こども 四二 沿岸支部 4名 沿岸支部 3名 この世の花 満月会こども 沢内甚句 舞の会こども 四三 沿岸支部 四四 花巻支部 沿岸支部 4名 南部よしゃれ 大漁まつり 満月会 四五 長崎の蝶々さん 沿岸支部 4名 二〇 峠越え 春陽会 二一 二二 花巻支部 沿岸支部 野の花会 2名 四六 風の盆 沿岸支部 満月会 名 男の人生 ふるさと 裕康会 二三 6名 5名 二四 名 6名 幸の会 野の花会 2名 北上支部 葵の会 がんばれ日本三陸魂 沿岸支部 藤舞会 3名 粋 日本の心 沿岸支部 1名 四七 四八 夕立 四九 浪花節だよ人生は 沿岸支部 満月会 5名 2名 五〇 舞の会 甲扇会 舞の会 5名 沿岸支部 花巻支部 沿岸支部 2名 沿岸支部 南部のふるさと 新友会 一本釣り 下北漁港 満月会 お夏清十郎 二五 花巻支部 五一 二六 沿岸支部 五二 平家夢扇 5名 簗川わかれ 1名 二九 二七 有扇会 三〇 二八 藤舞会 1名 花巻支部 野の花会 沿岸支部 沿岸支部 峠越え 縁舞台 梅川 五三 5名 名 6名 満月会 名将毛利元就 とし美会 江刺情歌 花巻支部 三一 沿岸支部 三二 1名 第六十七回岩手芸術祭演芸部門は 岩手県新 満月会 河内おとこ節 2名 葵の会 1名 講評 フィナーレ 葵の会 沿岸支部 野の花会 沿岸支部 木曽しぐれ 沿岸支部 竹屋の渡し 三四 人生みちづれ 三三 三五

51 復旧復興が遅々として進んでない状況下で 果たして本当 災発生から三年と二百三十日目となる日の開催が被災地の 港町に舞う のタイトルで盛大に開催された 東日本大震 大船渡市民文化会館 リアスホール で 潮騒の宴 椿の 舞踊協会第十六回舞踊発表会として 十月二十六日 日 に 一日も早い復旧復興を願って止みません しでも心の慰めにして頂けたならば大変嬉しく思うと共 れた発表会であった 当協会の活動が被災地の皆さんに少 忘れたいといつも心の中にあることの表れかなと見受けら たことは 被災地のみなさんがあの震災の辛さを一時でも して大変ありがたい言葉を頂いた この発表会で特に感じ 度いつ来るの また来年も来てください等々 主催者側と 記 新舞踊 事務局 鈴木 に観に来てくれるお客様がどれほどいるのかなど いささ 彰 作品を決定した か心配していたが杞憂に終わった 午前九時四十五分の開 場予定を待たず既に長蛇の列が出来るほどの光景にほっと 胸をなでおろした 十時三十分定刻どおり開演 オープニ ングは沿岸支部の会員により 大船渡音頭 で幕が開き全 五十三が披露され最後は沿岸支部の会員により 河内お とこ節 でフィナーレとなった プログラムの途中 当協 会の二十六年度事業の一つ 青森県西津軽郡への研修で学 習し田津軽民謡 鰺ヶ沢甚句 鰺ヶ沢くどき を披露 又 二十六年度岩手芸術祭開幕フェスティバル特別出演の北上 支部 幸の会が 石川啄木のふるさと なども発表された 被災地でこのような催しを実施するのは震災後 初めてで ありお客様方の反応を気にしていたが終始大きな声援と拍 手を頂いた 今回の発表会は普段 あまり観る機会の少な い内陸部の人たちの踊りも数多く披露され地元の出演者た ちの踊りと一緒に楽しんでいただけたものとおもっており ます 終演後 帰りのお客様から多くの賛辞をいただき今 県民文芸作品集 芸術祭賞 優秀賞及び奨励賞受賞者三十一名の表彰式を 表 十二月十三日に行った 会場 サンセール盛岡 県民文芸作品集は 県民の文芸活動の振興を目的として 刊 刊行した 受賞作品等を掲載した県民文芸作品集を十二月十三日に 行 県民から広く文芸作品を公募し その中の優秀作品を掲載 文 芸 部 門 の 運 営 状 況 の 報 告 次 回 の 公 募要項の決定等 文芸部門第二回実行委員会 入賞 入選作品の決定 選評の紹介等 県民文芸作品集選者等会議 公募要項の決定等 文芸部門第一回実行委員会 し刊行しているものであり 今回は四十五集となる 会議の運営 五月十四日 十月十六日 二月二十四日 応募状況 平成二十六年七月一日から八月三十一日まで 小説 戯 シナリオ 文芸評論 随筆 児童文学 詩 短歌 俳 句 川柳の九種目の作品を公募した 応募作品は四七八点 であった 種目ごとの審査を経て 十月十六日に行った選者等会議 作品審査 において 種目ごとに芸術祭賞 優秀賞 奨励賞及び入選 98 99

52 種目 説 奨 励 賞 受賞作 作者 バッテリーの詩 原田武信 ノスタルファンタ メモリーズ 仲村重明 優 秀 賞 千古の泉 中村祥子 賞名 受賞作品 作者及び選者 小 奨 励 賞 奨 励 賞 優 秀 賞 紀州新宮の愚者たち 大逆事 件に見る大石誠之助 佐藤春 夫そして中上健次 佐藤静子 村上昭夫の反戦平和詩につ いて 小説 浮情 新訳を 通して 仲村重明 千代子 一本の道 遠藤カオル 鏡 橘 老 い の 道 標 み ち しるべ 佐藤京子 芸術祭賞 山の畑の青い空 平沢裕子 奨 励 賞 移動と並列 詩集 春と 優 秀 賞 修羅 を読む 赤崎 学 戯 春の日の思い出 奨 励 賞 シナリオ 長沢周子 筆 文芸評論 随 芸 明男 好子 幸子 純 選者 柏葉 斎藤 昆 中村 望月 善次 牛崎 敏哉 須藤 宏明 野中 康行 短 俳 川 種目 詩 歌 句 柳 賞名 受賞作 作者 まぼろしの村 伊藤諒子 忠 選者 小畑 柚流 小菅 白藤 川原 道程 草花 一泉 畠山 濁水 佐藤 嘉子 柳幸 ヨミ 中島久光 宇 部 功 千葉 暘子 小説大会 最初に全体の傾向について講師のお二人からお話いただ アンケートを行っているが 今回のアンケートでは 個々 に立った視点での大会運営を心がけている そのため毎年 いる ともすれば事務的になりがちであるが 参加者の側 草 伊藤 幸子 小笠原和幸 菊池 映一 菊池 哲也 鈴木八重子 夏をおくる 佐々木もなみ 上斗米隆夫 カラスの遠近法 故 清 照井 良平 水昶氏に 髙橋伸彰 松﨑みき子 芸術祭賞 石よ 加藤和子 優 秀 賞 奨 励 賞 芸術祭賞 弟 石川節子 過ごす春と夏 木下和子 生きる 赤﨑泰司 優 秀 賞 白木蓮 三船武子 奨 励 賞 芸術祭賞 盆 梅森サタ 牛磨く 佐藤 新豆腐 内藤照子 優 秀 賞 こがねむし 下田榮一 奨 励 賞 芸術祭賞 雑詠 小田治朗 雑詠 馬渕 雑詠 中野裕子 優 秀 賞 雑詠 熊谷岳朗 奨 励 賞 加 とりあえず顔を出して 違いがあり 少しもどかし みた方等々 求めるものに 十月二十六日 祭 芸術祭賞 はじまりの春に 中村祥子 昭 優 秀 賞 松草高原郵便局 加藤典夫 高橋 藤原 成子 児童文学 藍沢 篠 齋藤 英明 seasons call コーチ 千葉恵保子 文 小説大会 さも感じる大会運営であっ たが 参加者からは作品に 岩手県公会堂十二号室 参加者十一名 き 新たな作品作りへの意 込めた思いを聞くこともで 柏葉幸子 作家 県民文芸作品集選者 講師 欲を深めているようで 今 小説大会の運営は 事務 思う 後に繫がる成果があったと 純 作家 県民文芸作品集選者 斎藤 今年度の小説大会は 岩手県公会堂十二号室を 局となる団体が組織化され ていないため 芸術祭実行 いた後 参加者の個々の作品について選評がなされた そ の選評は有意義であるが 参加者が話題を共有できないの 00 0 講評 会場に 県民文芸作品集の応募者や一般の方々の参加を得 小説大会は 県民文芸作品集の選者が講師を務め 応募 て開催された れは時に 具体的な言葉の選び方であったり 段落の構成 が残念 という意見を頂戴した 参加者の作品に全員が事 委員会事務局が直接行って 原稿用紙の使い方の確認 更には なぜ小説を書くのか 作品の選評を主な内容としている また 何を伝えたい いや 伝えるべきなのか と多岐に 合わせて 今年から選者が一新したこともあり この一 だいたので しっかり検討していきたい 前に目を通すことは難しい 次年度に向けての宿題をいた めに参加していたり 同じ書き手同士の交流を求めての参 参加者の思いはそれぞれで 自分の作品の選評を聞くた 渡った

53 年は事務手順を再確認する機会ともなった 漫然とならな 戯リーディングは 台本を持ったまま上演する形式で 演出が過度に入らない分 戯そのものの善し悪しがわか る上演形態である ファシリテーターの進行で まず その作品の好きなとこ 鈴木宣子 ブラッシュアップワークショップは 日本劇作家協会で ろをあげ 次に 作者から参加者に聞きたいことを質問し 行われている 戯リーディングセミナーの手法を借りた 十一月二十三日 出 し て も ら い 最 後 に フ 今回の参加者は 大学生 リートークとなる 戯大会 てもらう そして 今度は逆に 参加者から作者に質問を 盛岡劇場タウンホール 参加者十六名 実行委員会事務局 いよう心して運営に取り組みたい 戯大会 運営委員 明男 倉持裕幸 高村明彦 を含めた若手が多く 戯 昆 リーディングも緊張の出だ 第六十七回岩手芸術祭戯大会は 若手育成を 講評 受賞した中村剛造氏にお願 主 眼 と し た 戯 リ ー デ ィ ン グ と ブ ラ ッ シ ュ ア ッ プ セ ミ いした 出だしは参加者を しとなった 進行役である 九月に開催された もりげき王 参加の作品から 二作 含め緊張の面持ちだった ファシリテーターは 今年 品 この大会のために書き下ろした作品を一作品選び出し が 歳の近い中村氏の進行 ナーを組み合わせ モデル上演を行い ファシリテーター それぞれ一作品ずつ リーディング ブラッシュアップワー が 次 第 に 緊 張 を 和 ら げ も含め 若手劇作家 および演劇人に運営の中核を担って クショップを行った この三作品は 十二月に行われた も 盛岡市民演劇賞で演出賞を りげき八時の芝居小屋 で再演され 作品を再構成する上 しかもかなり突っ込んだ話 いただいた で非常に有意義な大会となった 内容は非常に密度が高かったものの 今回は参加者が少 触れながら開会挨拶とミニ講演があり 続いて同じく選者 2014南臺国際会議 2015シドニー大会など に 実 行 委 員 で あ る 望 月 善 次 よ り 啄 木 研 究 の 現 状 はじめに 県民文芸集 文芸評論選者であり 本文芸祭 なく 今後に課題を残す結果となった 今後は広報と内容 牛崎敏哉 宮沢賢治研究の現状 のミニ講演があった し合いが活発に行われた の充実に努め 幅広い参加者を集められるような企画に育 次は 県民文芸集 文芸評論部門入賞予定者の研究発表 で まず佐藤静子氏が 紀州新宮の愚者たち 大逆事件に 十月十二日 小説 浮情 新釈を通し 昭夫の反戦平和詩について 続いて仲村重明氏が 村上 私設文学資料館を開設され 文芸評論大会 見る大石誠之助 佐藤春夫そして中上健次 について 岩手大学図書館内 て い る 佐 伯 研 二 氏 よ り 最 後 は 記 念 講 演 と し て を読む が発表された 動と並列 詩集 春と修羅 て 最後は赤崎学氏 移 生涯学習多目的学習室 参加者十六名 倉持裕幸 てられればと考えている 文芸評論大会 運営委員 望月善次 牛崎敏哉 講評 第九回目となる今回の岩手芸術祭文芸祭 文芸 評論の部 は 宮澤賢治センター 宮澤賢治記念短歌会 蔵資料持参により 講演し という演題にて 貴重な所 ていただいた 各々の発表 人 首 文 庫 と そ の 周 辺 参加者は これまでで最高の十六名であった 今回は 県 特別交流会として 岩手大学多目的学習室 岩手大学図書 民文芸集 受賞者決定前の開催となり 研究発表には受賞 後のわずかな時間ではあっ 館二階 を会場に 十月十二日 午後一時から開催され 予定者ということでの変則的な依頼となった 0 03

54 全体は予定通り午後五時前に終了 続いて会場を移して の作品について五分程度 講師からのアドバイスをいただ の後は 県民文芸作品集応募作品の講評 を主体として個々 大会は 最初に講師のふたりから総評をお聞きして そ 定した参加者数を確保したいところだ 希望者九名による懇親会が開かれた 引き続き佐伯研二氏 き進められた 後半は参加者の意見交換を行った たが 活発な質疑応答が展開された による 人首文庫 資料の解説もあり 有意義な会となっ 講師は県民文芸作品集の選者である盛岡大学文学部教授 の須藤宏明先生と 岩手日報随筆賞の受賞経験のある野中 選評を辛口とおっしゃる 随筆大会 康行先生のお二人にお願いしている 須藤先生はご自分の 十月二十五日 牛崎敏哉 た 次回は更なる参加者を目指したい 随筆大会 が 参加者には温かい励ま しのアドバイスに聞こえて 岩手県公会堂十四号室 参加者二十二名 しに終わらず どうすれば いるらしい 単なるダメだ 須藤宏明 県民文芸作品集選者 講師 良いのかという示唆に富ん だコメントが参加者の心を 野中康行 県民文芸作品集選者 捉えて 皆 講師の一言一 メモを取る 長く応募して 句を聞き逃すまいと懸命に 今年度の随筆大会は岩手県公会堂十四号室を会 いる方は確実に進歩してい 講評 随筆大会は盛岡と盛岡以外の地区を隔年で開催すること 場に開催された としており 昨年は宮古市 一昨年は盛岡市での開催であっ る 意見交換では 作品を書 た 年毎に参加者の増減が大きく 会場選びには苦労する くに至ったそれぞれの思い が 今年は参加者数が持ち直し嬉しく思う反面 ご参加い ただいた皆さんには窮屈な思いをさせることとなった 安 児童文学大会 宮古市立図書館 参加者五十八名 十一月九日 をうかがい知ることができた 書く ことは人に何かを 伝えるためだけではく 自分の気持ちの整理ができたり 高橋 運営委員 悲しみを癒したりできる もちろん 大半は自分の作品の講評を聞きたくて参加す 児 童 文 学 大 会 は 宮 古 市 立 図 書 館 に 於 い て 岩 めて朗読 続いて地元の児童文学者 遠藤公男氏が 奥 最初に本会の会員 中村祥子さんが自作の詩を感情をこ われた 手 児 童 文 学 の 会 々 員 や 一 般 の 方 々 多 数 の 参 加 を 得 て 行 講評 昭 藤原成子 田沢五月 る それ以外にも他の参加者の作品に目を通せるよう事前 に資料を渡していることもあり 自分以外の講評にも熱心 に耳を傾けていただいている 納得のいく作品を書くためには 書く 経験を積むこ 大切である そういう意味でも この大会で様々な作品に 遠野物語 と題して熱弁を とが大事であるが 同時に質の良い作品を 読む ことも 触れていただくことは有意義である 今後も なるべく多 ふるわれた 事前に 話題 り抜いた絵写真を黒板に とする人物や動物などを切 くの方が参加できるよう 開催場所や内容に適宜変更を加 鈴木宣子 えながら型にはまらない運営をしていきたい 実行委員会事務局 張って聴衆の目を惹きつ け これまでの調査研究を もとに講演に移る 魔除け の飾り 落とし穴 シシを 追う 狼祭り 狼の餅 狼 に賞金 オイノ酒 イヌワ シの発見 猿の頭など十三 児童文学大会 04 05

55 十月十九日 花巻市定住交流センター二階 詩の大会 第一会議室 参加者二十一名 の話は 何れも例の 遠野物語 には見られない宮古近辺 町村等にあったことのみで 時折ユーモアを交えた話しぶ 選者 りに参加者一同すっかり魅了された こうして 県北の分 校での体験に始まる講演は会場を大いに沸かせた 遠藤氏 を存じ上げている家内にも聞かせたい思いだった 次に行 照井良平 松﨑みき子 上斗米隆夫 運営委員 われた 県民文芸作品集応募作品 の選評と合評も 本会 会員十四名に加え大船渡市からの一名と地元より七名の方 東野 正 伊藤諒子 かしわばらくみこ が参加し 熱のこもった話し合いが展開された 始めに県 民文芸作品集選者の齋藤英明先生が 子どもが興味や関 文芸祭賞はそれにふさわしい作品が見当たらず 優秀賞 灯台 伊藤諒子 昔観た映画の中の灯台のイメー 講評 ジ 初夏久慈の小袖海岸で見た小ぶりな白い灯台 その対 該当作なしとなった えたい対象グレードを明確にして どんな内容にし構成は 照で自分自身を見つめ直そうとする 人には節目を知る日 心を持って読みたくなるような作品が望ましい 最近 主 どうするかなどの構想を練り 納得できるまで繰り返し推 がある 謙虚な美学を学ぶ 人公の生き方に感動や共感できる作品が少ない 作者の訴 敲してほしい と選評を述べた 続いて 合評を希望した 昭 ベリがなんともたくましく明るい詩 日常からのちょっとした行動を切り取る 最終の言葉のス 奨励賞2 ちゃっかりと 永澤かず子 作者の個性で く 何かの職人のようでもある 探させる部屋がある 作者の立ち位置の静けさがゆるぎな ていて塞ぎようがないのだ 普遍が感じられ 読む側にも 奨励賞1 部屋 田村博安 三連吹き抜けのようになっ はじまりの春に 中村祥子 啓太君の相撲道 荒田 正信 松草高原郵便局 加藤典夫 の順に 参加者か ら活発な質問や意見などが出され有意義に終了した 来 年 は 岩 手 児 童 文 学 の 会 創 立 四 十 周 年 に 当 た る プ レ 四十周年の宮古大会は大成功だったが これは遠藤氏や地 高橋 元会員らが知人の皆さんへ働きかけて下さった結果と知 り 心から敬意とお礼を申し上げて擱筆する 記 盛岡市勤労福祉会館 盛岡市 十月十一日 出詠者百十二名 出席者九十名 短歌大会 ここで風にのってしまった 全体に素晴らしく若々しさを 佳作 風にのって 糠塚玲 一連部屋は小さな宇宙船 感じてしまう 身が引きしまる想いで読んだ れる その老婆は亭主に先立たれ六人もの子を行商をしな て見ず知らずの老婆から半生の凄まじい行商語りをさせら 奨 励 賞 阿部スミ子 奥州市 優 秀 賞 稲垣 文芸祭賞 高橋 貞男 遠野市 緑花 花巻市 佳作 行商の老婆 ルディア ひろこ 列車の座席に がら形振りかまわず育てたと話す 書くと言う事は他者か 豊 盛岡市 工藤百合枝 八幡平市 史子 宮古市 秋山やよ子 盛岡市 山本 賢選 吉田 源吾選 節子選 阿部 石川 選 者 賞 朝倉 小野寺政賢選 佳作 小鳥 藤野なほ子 庭先にも詩があることに作 者のやさしさを身近に感じてしまう 構成のしっかりした らも力を受け取っている作者自身がそうであったように 詩で小鳥なのだけれど力強く描かれている 和子 花巻市 豊 上野 講評 運営委員 赤澤篤司 外舘克裕 山本 八重嶋 勲選 佳作 姫蛍 児玉智江 題の姫蛍からしてファンタ ジーであるその姿を解りや すく愛らしく絵書く 文芸祭賞 井戸掘りて征きしままなる父の墓その水に身を拭くご 佳作 モノクロの鳥 藍 沢篠 全体に陶酔している 高橋緑花 花巻市 と洗ふ 戦後六十九年経た今もなお 井戸を掘った直後に招集さ れ戦死した父を慕う気持ちが 感情を抑制した具体的な内 視 容によって 読む者に素直に情感が伝わって来る内容の深 い作品であるとの高い評価を得た 点を変えた詩もぜひ書いて の刹那なのだろうか ような感じを受けたが若者 詩の大会 下さい 松﨑みき子 06 07

56 優秀賞 石川節子選 東日本大震災による放射能で汚染された牧草地が 三年 稲垣貞男 遠野市 プリントをめくる指先すべ 夜 山本 豊 盛岡市 小野寺政賢選 れし人らのゆくへ思ふ雨の 土石流に家もろともに流さ を経てようやく掘り返され 再び放牧地として再生されよ りつつひそやかに老いはわ 三年経て掘り返されし黒土に牛放牧の再開を期す うとしている光景が簡潔に表現され 希望を抱かせる作品 れに来てをり であるとの高い評価を得た 奨励賞 圃場整備成りし夕の水張田に声広々と蛙啼き立つ 日 本 の 稲 作 を め ぐ る 環 境 に は 厳 し い も の が あ る が そ にさやぐともなく蕎麦の花 晩夏光あまねくわたる山畑 吉田史子 盛岡市 八重嶋勲選 の 中 に あ っ て 新 た に 整 備 さ れ た 田 圃 に 水 が 張 ら れ 蛙 の 阿部スミ子 奥州市 声 が 広 々 と 啼 き 立 つ と い う 光 景 は 視 覚 と 聴 覚 の 相 互 作 咲く 上野和子 盛岡市 出詠者百十二名は昨年に比べ 短歌大会 評価を得た 人クラブの会員が年々減少傾向にあるなかで 出詠者が昨 より二名少なかった 岩手県歌 六名多く 出席者九十名は昨年 用 に よ り 田 圃 風 景 が 新 鮮 に 表 現 さ れ て い る と い う 高 い 選者賞 年より多かったことは 歌人クラブ会員以外でも出詠する 朝倉 賢選 方が増えてきていることであり 次年度も出詠者が増える 山本 豊記 工藤百合枝 八幡平市 ことを期待したい わが腕にやうやく持ちうる甘藍を隣家の人が露ごと呉 るる 阿部源吾選 二十年離り暮せし子の帰り噛み合はぬ日々に心疲るる として案山子の句は多く詠まれている 別の視点から役割 秋山やよ子 盛岡市 十月十一日 を終えた案山子が 邪険に解体され遂には心棒としての杭 柚流 小菅 濁水 佐藤 白藤 川原 嘉子 道程 優秀賞 高の評を得た 一本に戻った その非情に着目した生新さに秀吟として最 岩手県公会堂 盛岡市 出席者八十名 一泉 畠山 草花 者 小畑 俳句大会 選 公子 がると表現した鋭い感性 行 方 を 光 差 す 方 へ は 人生にも一脈通じる秀 俳句大会 な飛び様である 少しでも陽の温もり明るさを求める蝶の 盛岡市 内藤 麻子 光差す方へがりて秋の蝶 日毎に冷気が増し深みゆく秋 たまに見かける蝶も緩慢 勧 古川 ヨミ 公子 長谷川かよ子 山火 律子 祥子 合川 柳幸 運営委員 北田 舞田 講評 文芸祭俳句大会は十月十一日 爽やかなもりお か日和に恵まれ県公会堂で開催された 参加者は七十三名 奨励賞 吟である 三句投句で総数は二百十九句 淸記された無記名の句稿 と 選者七名 みどり 精米機出で新米のうす の候補作品として三句を選び 慎重に合評し 次にその中 盛岡市 古川 公子 新米には光沢または艶が により 参加者は三句選 選者七名はそれぞれ文芸祭三賞 から一人二句を選び検討を重ねた 三回目は上位の四句に ついて審議し 最終的には一致した評価を得て三賞を決定 まさに精米機より出て来る あるなどと表現される 今 文芸祭賞 した 新 米 を 白 と 見 ず う わくわくして待つ作者の発 すみどり と感じた詩心は 身を剥がれ杭に戻りし案山子かな 盛岡市 芳賀 赳夫 年々 案山子を見る機会は少なくなっているが 農の句 08 09

57 見でもある 今年度も農業に関わる句が三賞のうち二句 岩手の風土 を凝視し詠んでいることを高く評価された 三賞の句を除き 選者それぞれ特選一句 秀逸三句 入 佐藤嘉子 選五句を選んだ 披講に続き三賞が表彰され 予定通り文 いわて県民情報交流センター 十月十二日 芸祭俳句大会を終了した 川柳大会 いであろうが参加者が少なかったが 新人の活躍が大いに 例年通り 各選者が推す特選句七句を県川柳連盟三役等 大会を盛り上げた が第二次選考に当たり 三賞を決定した 決定に当たって 盛岡市 小原 金吾 は特にいつも問題になる暗号句に注意を払った 文芸祭賞 パスワードぽろりハラワタまで透ける 川柳は今を詠うと言われているが 現代の暮らしを的確 遠野市 菊池 国夫 に切り取ったところが評価された 作品に新鮮さが漂う 優秀賞 生きている証し火の音水の音 馬渕 草 火の音水の音は 少々常套的表現ではないかとの意見も 岩手町 出されたが 生命に対する密着度が買われた 奨励賞 全盲の指に重たい泡もある 小田 治朗 豊志 野口 一滴 政豊 伊藤 アイーナ五〇一号 盛岡市 閲雄 藤嶋 参加者六十三名 者 鷹觜 生きて行かねばならぬ それぞれの深さを思う 花巻市 梅津 幸子 その他の特選句 洋野町 野口 一滴 金吾 山頂で水一滴の慈悲に逢う 盛岡市 久光 小原 人間に戻る仮面をそっと剥ぐ 洋野町 選 八木田幸子 中島 親になり親の無限の愛を知る 塩釜アツシ 講評 五穀豊穣ふっくら飯が炊け平和 毎年 第三日曜日に開催していた文芸祭川柳大 会であるが 今年は第二十九回国民文化祭川柳の祭典がお 優秀賞に輝いた菊池国夫氏は 川柳を始めてまだ一年も 隣秋田県で第三日曜日に開催されるため 繰り上げて第二 日曜日の十月十二日に設定し開催された そのせいでもな 経っていないということに驚かされたが 新人の活躍に支 えられた大会であった ご参加くださいました皆様 ご協 力くださった皆様に感謝するのみである 熊谷岳朗 川柳大会 0