本州の南岸沿いに梅雨前線が停滞するようにな ると梅雨の季節である 急激に日照時間が少なく なり ぐずついた天気が続く 梅雨の前半は 冷 たく湿った東寄りの風 ( ヤマセ ) が吹き 浜通り を中心に低温になることがあるが 会津ではその 影響は小さい 梅雨が明けると気温は上昇し ま た日照時間も急激に

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1 4.6 県の気候の変化 県の地勢と気候 県は東北地方の南部に位置 し 東西約 170km 南北約 130km 面積は約 13,783km² で 北海道 岩 手県に次ぐ全国第 3 位の広さを持 つ 東は太平洋に面し 南は八溝 山地及び那須岳 帝釈山 燧ケ岳 を連ねる山系で茨城 栃木 群馬 の三県に接し 北は飯豊山 吾妻 山を連ねる山系で山形県と また 阿武隈高地北部で宮城県と 西は 飯豊山地 越後山脈で新潟県と接 する ( 図 4.6-1) 県は 南北に走る阿武隈高 地と奥羽山脈の二つの山系により 浜通り 中通り 会津地方に三分さ れる 阿武隈高地は標高 500m から 1000m の比較的なだらかな山地が連 なる 一方 奥羽山脈は北部に 1800m 級の吾妻連峰 南部に 1800m 級の那須連峰があるが 中部は低く 猪苗代湖付近では標高 500m ほどとな っている また 越後山脈は阿賀川によって南北に分かれ 南は東北地方で一番標高の高い燧ケ岳 (2356m) をはじめ 2000m を越す高山群となり 北は飯豊山を含む 2000m 級の朝日山地に連なっている 会津の西部は日本有数の豪雪地帯として知られ 阿賀川 只見川の流域には多くの大型水力発電所が 設けられている 県の気候は 浜通り 中通り 会津でそれぞれ異なる 会津は日本海側の特性を持ち 山間部 中心に多雪である 浜通りは太平洋側の特性を持ち 海風が入りやすいため 一年を通して穏やかな 気候である 中通りは太平洋側に近い気候を示す また 阿武隈高地山間部や猪苗代湖周辺 会津山 間部では高原性の気候を示すところがあり 郡山 会津周辺の広い地域では盆地気 候の特性が現れている 図 県の地勢とアメダス観測地点 (2017 年 1 月現在 ) 図中に観測所の位置を示す 赤 は地方気象台 青 は特別地域気象観測所 ( 旧測候所 ) 緑 はアメダス 県の四季冬型の気圧配置が緩み始める頃 本州南岸を通る低気圧の影響で 浜通りや中通りでは湿った春の雪が降る 3 月から4 月へと季節が急速に進み 平均気温が10 前後になると桜が開花し始める 桜の開花は浜通り南部 ( いわき市 ) で始まり 中通り北部 ( ) 中通り南部( ) 会津( 会津 ) へと移っていく この頃になると低気圧と高気圧が周期的に通るようになる 日本海の低気圧が発達すると強風が吹くことがあり の強風日数 ( 日最大風速 10m/s 以上 ) は3 月から4 月にかけて最も多い また 風が弱く晴れた朝には霜の降りることがある 5 月になると帯状の高気圧に覆われ晴れの日が続く 市春爛漫の花見山市南東部の花見山は 4 月中旬にウメ ハナモモ サクラ レンギョウ サンシュユ モクレンなどの花々が一斉に咲き競う様から桃源郷に例えられている この地図は 国土地理院 数値地図 50m メッシュ ( 標高 ) 平成 13 年 5 月 1 日 および 国土交通省国土政策局 国土数値情報 ( 行政区域データ ) 平成 28 年 をもとに 仙台管区気象台が加工 作製した

2 本州の南岸沿いに梅雨前線が停滞するようにな ると梅雨の季節である 急激に日照時間が少なく なり ぐずついた天気が続く 梅雨の前半は 冷 たく湿った東寄りの風 ( ヤマセ ) が吹き 浜通り を中心に低温になることがあるが 会津ではその 影響は小さい 梅雨が明けると気温は上昇し ま た日照時間も急激に増加し 本格的な夏が到来す る 内陸の盆地では 昇温した空気が滞留しやす いため他の地域よりも高温となりやすい 9 月になると秋雨前線や台風の影響でぐずつい た日が多くなる 台風の北上に伴い秋雨前線の活 動が活発になり 大雨となることがある 10 月末 から 11 月にかけては 移動性高気圧に覆われ 爽 やかな秋晴れに恵まれる 初冠雪の便りもこの頃 である 会津盆地では 明け方の冷え込みによる 朝霧が見られる 秋も終わりに近づくと県内各地 で初雪が見られ 季節は秋から急速に冬に向かう 冬至の前後から西高東低の冬型の気圧配置が続くようになり 会津では雪 中通りの平野部や浜通 りでは晴れの日が多くなる 強い寒気が入ると浜通りでも雪が降ることがある 周辺は東北地 方で最も温暖な地域であり 降雪も東北地方では最も少ない 下郷町晩夏の大内宿大内宿は 会津と日光を結ぶ会津西街道の宿場町として栄えた 旧街道の両側には茅葺屋根の民家が軒を連ねる 厳しい残暑の中 空の高さが秋の訪れを控えめに告げる 県の気象観測県内の観測地点として 1889 年 5 月に観測を開始した地方気象台 ( 以下 本文ではと記載 ) と 特別地域気象観測所 (1953 年 8 月観測開始 ) 特別地域気象観測所(1910 年 5 月観測開始 ) 特別地域気象観測所(1940 年 1 月観測開始 ) がある ( 以下 本文では と記載 は旧測候所で 現在は無人化され自動観測となっている ) また 1974 年からアメダス ( 地域気象観測システム ) の運用を開始しており 2017 年 1 月現在 県内 40 地点 ( 含む ) で観測を行っている の月平均気温 月降水量 月間日照時間の平年値を図 4.6-2に示す 図 の月平均気温 月降水量 月間日照時間の平年値左図は日平均気温 日最高気温 日最低気温の月平均値 ( ) 中図は月降水量 (mm) 右図は月間日照時間 (h) 平年値は 1981~2010 年の 30 年平均値 日照時間は 1986 年に測器変更があったため 変更前の値を補正している ( 気象庁,2005a)

3 4.6.2 県の気温の長期変化 年平均気温の長期変化 の年平均気温の推移を図 4.6-3に示す では100 年あたり1.5 の割合で上昇している 長期的な変化傾向を除くと1900 年代後半 1930 年代から1940 年代に低温の時期がみられる 1960 年頃に高温の時期があり 1980 年代の低温の時期を経て 1980 年代の終わりに大きく気温が上昇し 1990 年頃から高温の年が多くなっている また 1970 年代後半から1990 年代前半くらいまで気温の変動が大きい では100 年あたり1.6 の割合 では50 年あたり0.8 の割合 でも50 年あたり0.8 の割合でそれぞれ上昇している ともに と同じような気温の変動が見られるが の1950 年代は前後の時期に比べ比較的高温である点がと異なっている 変化率 :0.8 /50 年 変化率 :1.5 /100 年 変化率 :0.8 /50 年 変化率 :1.6 /100 年 地点名統計期間長期変化傾向備考 ( 観測所移転等に伴う統計切断等 ) 1890~2016 年 1.5 /100 年 1954~2016 年 0.8 /50 年 1911~2016 年 1.6 /100 年 1923 年 4 月に観測場所を移転したため 移転の影響 1940~2016 年 0.8 /50 年 を取り除く補正を行っている 1977 年 6 月 ~1979 年 5 月の気温は欠測である 図 及び付表 の年平均気温の推移図の青線は各年の年平均気温 ( ) 赤線は 5 年移動平均値 直線は長期変化傾向を表す 付表の長期変化傾向で * を付加した値は信頼度水準 95% で統計的に有意な値 ** を付加した値は 90% で有意な値 無印の値は 99% で有意な値を示す - とあるものは 統計的に有意な長期変化傾向が見出せないことを示す

4 季節別平均気温の長期変化 の季節別平均気温の推移を図 4.6-4に示す では すべての季節の平均気温が上昇しており 春の上昇率が100 年あたり1.7 と最も大きい 春は1984 年の低温 夏は1902 年 1954 年 1993 年の冷夏 1978 年 2010 年の暑夏 冬は1945 年の寒冬 1949 年の暖冬等が顕著である また 春 秋に比べて夏 冬の変動幅が大きい でも すべての季節で気温が上昇している と同様に春の上昇傾向が100 年あたり1.8 と最も大きいが 各年の推移では1943~1945 年の春の低温が顕著 1954 年 1993 年の冷夏は比較的影響が小さいなどの差異が見られる の気温は 常磐沖まで北上する黒潮続流起源の暖水の影響を受けるだけでなく 春先に南下する親潮系の冷水の影響も受けるため 親潮の南下が顕著な年には低温となる傾向がある (3.1.3 親潮の長期変化 参照) では 夏 秋の気温は上昇しており 春の気温は 上昇傾向が明瞭に現れているが 冬の気温には変化傾向が見られない では すべての季節の気温が上昇している 各年の推移を見ると はと同じ傾向がある

5 変化率 :1.7 /100 年 変化率 :0.7 /50 年 信頼度水準 95% で有意 変化率 :1.2 /100 年 変化率 :1.0 /50 年 変化率 :1.6 /100 年 変化率 :1.1 /50 年 変化率 :1.4 /100 年

6 変化率 :1.8 /100 年 変化率 :1.0 /50 年 変化率 :1.5 /100 年 変化率 :0.5 /50 年 変化率 :0.8 /50 年 変化率 :1.6 /100 年 変化率 :0.8 /50 年 変化率 :1.7 /100 年

7 地点名 ( 季節 ) 統計期間長期変化傾向備考 ( 観測所移転等に伴う統計切断等 ) ( 春 ) 1890~2016 年 1.7 /100 年 ( 夏 ) 1890~2016 年 1.2 /100 年 ( 秋 ) 1890~2016 年 1.6 /100 年 ( 冬 ) 1891~2016 年 1.4 /100 年 ( 春 ) 1954~2016 年 0.7* /50 年 ( 夏 ) 1954~2016 年 1.0 /50 年 ( 秋 ) 1953~2016 年 1.1 /50 年 ( 冬 ) 1954~2016 年 - ( 春 ) 1911~2016 年 1.8 /100 年 1923 年 4 月に観測場所を移転したため 移転の影響 ( 夏 ) 1910~2016 年 1.5 /100 年 ( 秋 ) 1910~2016 年 1.6 /100 年 ( 冬 ) 1911~2016 年 1.7 /100 年 ( 春 ) 1940~2016 年 1.0 /50 年 ( 夏 ) 1940~2016 年 0.5 /50 年 ( 秋 ) 1940~2016 年 0.8 /50 年 ( 冬 ) 1941~2016 年 0.8 /50 年 を取り除く補正を行っている 1977 年 6 月 ~1979 年 5 月の気温は欠測である 図 及び付表 の季節別平均気温の推移図の折線は季節別平均気温 ( ) とその 5 年移動平均値 直線は長期変化傾向を表す 春は 3 月 ~5 月 夏は 6 月 ~8 月 秋は 9 月 ~11 月 冬は前年 12 月 ~2 月の 3 か月平均値である 付表の長期変化傾向で * を付加した値は信頼度水準 95% で統計的に有意な値 ** を付加した値は 90% で有意な値 無印の値は 99% で有意な値を示す - とあるものは 統計的に有意な長期変化傾向が見出せないことを示す

8 4.6.3 県の雨 雪の長期変化 年 季節別降水量の長期変化 の年降水量の推移を図 4.6-5に示す ( 脚注 1) では減少傾向が現れているが 他 3 地点には変化傾向は見られない では1910 年代から 1920 年代初めにかけて多雨期が見られる その後は十数年程度の間隔で多雨期と少雨期が現れており 1970 年代から1990 年代半ばにかけては 年降水量が1000mm 以下の年が度々見られる でも 1970 年代から1980 年代にかけて少雨期が見られるが では明瞭ではない 季節別では では 図 4.6-6に示すように 秋の降水量に減少傾向が明瞭に現れている の春 夏 冬の降水量には変化傾向は見られない ( 図略 ) では すべての季節の降水量について変化傾向は見られない ( 図略 ) なお を除き 冬の降水は主に雪によるものである ( 脚注 2) 変化率 :-103.0mm/100 年信頼度水準 90% で有意 地点名統計期間長期変化傾向備考 ( 観測所移転等に伴う統計切断等 ) 1890~2016 年 ~2016 年 ~2016 年 ** mm /100 年 1940~2016 年 - 図 及び付表 の年降水量の推移図の棒グラフは各年の年降水量 (mm) 折線は 5 年移動平均値 直線は長期変化傾向を表す 付表の長期変化傾向で * を付加した値は信頼度水準 95% で統計的に有意な値 ** を付加した値は 90% で有意な値 無印の値は 99% で有意な値を示す - とあるものは 統計的に有意な長期変化傾向が見出せないことを示す 脚注 1)1968 年 1 月に転倒ます型雨量計の観測開始により 観測値の最小位数を 0.1mm 刻みから 0.5mm 刻みに変更した ( 気象庁,2005a) なお 冬期は加熱装置付きの機器を使用している 脚注 2) 降水量の観測は 円筒型の雨量計に捕捉された雨の量 ( 雪の場合 溶かした水の量 ) を測定することにより行われるが雪の捕捉率は風速が大きくなると低下し 少なめに観測される その割合は測器の形状によって異なると指摘されている ( 横山ら,2003) なお ここでは測器の形状及び風速による降水量の補正は行っていない

9 変化率 :-79.5mm/100 年信頼度水準 95% で有意 地点名 ( 季節 ) 統計期間長期変化傾向備考 ( 観測所移転等に伴う統計切断等 ) ( 春 ) 1890~2016 年 - ( 夏 ) 1889~2016 年 - ( 秋 ) 1889~2016 年 - ( 冬 ) 1890~2016 年 - ( 春 ) 1954~2016 年 - ( 夏 ) 1954~2016 年 - ( 秋 ) 1953~2016 年 - ( 冬 ) 1954~2016 年 - ( 春 ) 1911~2016 年 - ( 夏 ) 1910~2016 年 - ( 秋 ) 1910~2016 年 -79.5* mm/100 年 ( 冬 ) 1911~2016 年 - ( 春 ) 1940~2016 年 - ( 夏 ) 1940~2016 年 - ( 秋 ) 1940~2016 年 - ( 冬 ) 1941~2016 年 - 図 及び付表の秋の降水量の推移及び付表図の棒グラフはの秋 (9 月 ~11 月 ) の 3 か月合計降水量 (mm) 折線は 5 年移動平均値 直線は長期変化傾向を表す 春は 3 月 ~5 月 夏は 6 月 ~8 月 秋は 9 月 ~11 月 冬は前年 12 月 ~2 月の 3 か月合計値 付表には のそれぞれの季節別降水量についても記載する 付表の長期変化傾向で * を付加した値は信頼度水準 95% で統計的に有意な値 ** を付加した値は 90% で有意な値 無印の値は 99% で有意な値であることを示す - は 統計的に有意な長期変化傾向が見出せないことを示す

10 年最大日降水量の長期変化 の年最大日降水量の推移を図 4.6-7に示す 4 地点とも変化傾向は見られない の年最大日降水量はおおむね50mmから100mm 程度で変動しているが まれに150mmを超える大雨が発生している 1998 年 8 月 26 日から31 日にかけて三陸沿岸から関東地方北部にかけて前線が停滞し 台風第 4 号の影響で暖かく湿った空気が入り では8 月 27 日に日降水量 266.5mmを観測した 県では死者 11 名 負傷者 22 名 床上浸水 1000 棟以上など土砂災害 水害となった ( 気象庁,2000) の年最大日降水量はおおむね100mm 前後で変動しているが まれに200mm を超える大雨が発生している 磐梯町猪苗代湖猪苗代湖は県のほぼ中央に位置し 日本第 4 位の面積を有する 磐梯山頂より湖を望む 湖畔には稲刈りを終えた水田が広がる 地点名統計期間長期変化傾向備考 ( 観測所移転等に伴う統計切断等 ) 1890~2016 年 ~2016 年 ~2016 年 ~2016 年 - 図 及び付表 の年最大日降水量の推移図の棒グラフは各年の年降水量 (mm) 折線は 5 年移動平均値を表す 付表の長期変化傾向で * を付加した値は信頼度水準 95% で統計的に有意な値 ** を付加した値は 90% で有意な値 無印の値は 99% で有意な値を示す - とあるものは 統計的に有意な長期変化傾向が見出せないことを示す

11 大雨日数の長期変化 の日降水量 50mm 以上の年間日数の推移を図 4.6-8に示す では増加傾向が明瞭に現れており でも増加傾向が現れている とに変化傾向は見られない 変化率 :0.8 日 /50 年信頼度水準 90% で有意 変化率 :1.3 日 /50 年信頼度水準 95% で有意 地点名統計期間長期変化傾向備考 ( 観測所移転等に伴う統計切断等 ) 1890~2016 年 ~2016 年 0.8** 日 /50 年 1911~2016 年 ~2016 年 1.3* 日 /50 年 図 及び付表 の日降水量 50mm 以上の年間日数の推移図の棒グラフは各年の日降水量 50mm 以上の年間日数 折線は 5 年移動平均値 直線は長期変化傾向を表す 付表の長期変化傾向で * を付加した値は信頼度水準 95% で統計的に有意な値 ** を付加した値は 90% で有意な値 無印の値は 99% で有意な値を示す - とあるものは 統計的に有意な長期変化傾向が見出せないことを示す

12 無降水日数の長期変化 の無降水日 ( 日降水量 1.0mm 未満 ) の年間日数の推移を図 4.6-9に示す では100 年あたり11.1 日の割合で では100 年あたり10.1 日の割合で増加しており では増加傾向が明瞭に現れている 2.2で述べた東北地方で現れている特徴とは異なり の無降水日数には変化傾向が見られない 変化率 :11.1 日 /100 年 変化率 :10.1 日 /100 年 変化率 :5.1 日 /50 年 信頼度水準 95% で有意 地点名統計期間長期変化傾向備考 ( 観測所移転等に伴う統計切断等 ) 1890~2016 年 11.1 日 /100 年 1954~2016 年 ~2016 年 10.1 日 /100 年 1940~2016 年 5.1* 日 /50 年 図 及び付表 の無降水日の年間日数の推移図の棒グラフは各年の無降水日 ( 日降水量 1.0mm 未満 ) の年間日数 折線は 5 年移動平均値 直線は長期変化傾向を表す 付表の長期変化傾向で * を付加した値は信頼度水準 95% で統計的に有意な値 ** を付加した値は 90% で有意な値 無印の値は 99% で有意な値を示す - とあるものは 統計的に有意な長期変化傾向が見出せないことを示す

13 アメダスで見た大雨発生回数の長期変化県内のアメダスは 1974 年に運用を開始し 2017 年 1 月現在 県内 40 地点で観測を行っている やでは100 年以上の観測データがあるのに比べるとアメダスでの観測年数は短いが 地点数が多いことから 局地的大雨などを気象台等による長期のデータだけを用いるよりも適切に捉えることができる そこで 県内の観測地点のうち 1979 年から2016 年まで降水量の観測を継続している30 地点のデータから1 時間降水量 30mm 以上 50mm 以上の短時間強雨及び日降水量 100mm 以上の大雨の年間発生回数を集計した 図 に示すように 1 時間降水量 30mm 以上および50mm 以上の発生回数は 年々変動が大きく 変化傾向は見られない 日降水量 100mm 以上の発生回数は 増加傾向が現れている 一般に 大雨の発生回数は年ごとの変動が大きく それに対してアメダスでの観測期間は比較的短いことから 長期変化を確実に捉えるためには今後のデータの蓄積が必要である ( 気象庁,2015) 県 県 県 信頼度水準 90% で有意 変化率 :2.5 回 /10 年 年間発生回数統計期間長期変化傾向 1 時間降水量 30 mm以上 1979~2016 年 - 1 時間降水量 50mm 以上 1979~2016 年 - 日降水量 100 mm以上 1979~2016 年 2.5** 回 /10 年 図 及び付表県内の 1 時間降水量 30mm 以上 1 時間降水量 50mm 以上 日降水量 100mm 以上の年間発生回数の推移県内で 1979 年から 2016 年まで降水量の観測を継続している 30 地点のデータから集計した 1 時間降水量 30mm 以上の年間発生回数 ( 上左図 ) 1 時間降水量 50mm 以上の年間発生回数 ( 上右図 ) と 日降水量 100mm 以上の年間発生回数 ( 下左図 ) 直線は長期変化傾向を表す 付表の長期変化傾向で * を付加した値は信頼度水準 95% で統計的に有意な値 ** を付加した値は 90% で有意な値 無印の値は 99% で有意な値を示す - とあるものは 統計的に有意な長期変化傾向が見出せないことを示す

14 降雪の深さと最深積雪の長期変化 の降雪の深さの寒候年合計値の推移を図 に示す ( 脚注 ) は2005 年 10 月に は1998 年 3 月に降雪の深さの観測を雪板による観測から積雪計による自動観測に変更しており 観測データがこの前後で均質ではないため 統計期間のうち は1954~2005 寒候年まで は1954~1997 寒候年までの雪板による観測データを対象として変化傾向を調べた 4 地点とも降雪の深さの寒候年合計値に変化傾向は見られず 2.2.7で述べた東北日本海側 東北太平洋側と同様である また はおおむね100cm 前後で変動している は1980 年代半ばまで500cmを超える年が度々あったが 1980 年代の終わりに急減し その後は300cm 前後の年が多くなり 2010 年以降は400cm程度の年が続いている は他の地点に比べかなり少なく 10cm に満たない年が多い 地点名統計期間長期変化傾向備考 ( 観測所移転等に伴う統計切断等 ) 1954~2016 寒候年 - 観測方法の変更 (2005 年 10 月 ) に伴う統計切断のため 長期変化傾向は 1954~2005 寒候年を調べた 1954~2016 寒候年 - 観測方法の変更 (2005 年 10 月 ) に伴う統計切断のため 長期変化傾向は 1954~2005 寒候年を調べた 1954~2008 寒候年 - 無人化 (2008 年 10 月 1 日 ) に伴い 降雪の深さの観測を終 了した 1954~2016 寒候年 - 観測方法の変更 (1998 年 3 月 ) に伴う統計切断のため 長 期変化傾向は 1954~1997 寒候年を調べた 図 及び付表 の降雪の深さの寒候年合計値の推移図の棒グラフは各年の降雪の深さの寒候年合計値 (cm) 折線は 5 年移動平均値 破線は統計切断時期を示す 付表の長期変化傾向で * を付加した値は信頼度水準 95% で統計的に有意な値 ** を付加した値は 90% で有意な値 無印の値は 99% で有意な値であることを示す - は 統計的に有意な長期変化傾向が見出せないことを示す 脚注 ) 寒候年とは 基本的には前年 8 月から当年 7 月までの 1 年を指す ( 例えば 2009 年 8 月から 2010 年 7 月までの 1 年間を 2010 寒候年という )

15 の寒候年最深積雪の推移を図 に示す ( 脚注 ) の寒候年最深積雪では変化傾向は見られず 2.2.7で述べた東北日本海側 東北太平洋側と同様だが の最深積雪は10 年あたり0.9cmの割合で減少している の最深積雪は30cm 前後の年が多いが1936 年の80cm 2001 年の56cmのように多く積もる年がある の最深積雪はおおむね60cm 前後で変動しているが 100cm 以上積もる年もある の最深積雪は30cm 以下で 1970 年代以降は0cmの年が増えている の最深積雪は20cm 前後の年が多い 下郷町大内宿の雪景色こんもりとした雪が宿場町の茅葺屋根を覆い 軒先には長いつららが下がる 変化率 :-0.9cm/10 年 地点名統計期間長期変化傾向備考 ( 観測所移転等に伴う統計切断等 ) 1902~2016 寒候年 ~2016 寒候年 ~2008 寒候年 -0.9 cm /10 年無人化 (2008 年 10 月 1 日 ) に伴い 積雪の深さの観測 を終了した 1941~2016 寒候年 年の値は欠測 図 及び付表 の寒候年最深積雪の推移 図の棒グラフは各寒候年の最深積雪 (cm) 折線は 5 年移動平均値 直線は長期変化傾向を表す 欠測年は横軸を灰色にしている 付表の長期変化傾向で * を付加した値は信頼度水準 95% で統計的に有意な値 ** を付加した値は 90% で有意な値 無印の値は 99% で有意な値を示す - とあるものは 統計的に有意な長期変化傾向が見出せないことを示す 脚注 )1990 年代以降 積雪の深さの観測を雪尺を用いた観測から積雪計による自動観測に変更した 積雪計への切替時期は 1997 年 2 月 1998 年 3 月 ( 気象庁,2005a)

16 の日最深積雪 5cm 以上の年間日数 ( 寒候年 ) の推移を図 に示す の日最深積雪 5cm 以上の年間日数に変化傾向は見られず で述べた東北太平洋 側 東北日本海側の減少傾向と異なっている では 10 年あたり 0.3 日の割合で減少している 変化率 :-0.3 日 /10 年 地点名統計期間長期変化傾向備考 ( 観測所移転等に伴う統計切断等 ) 1902~2016 寒候年 ~2016 寒候年 ~2008 寒候年 -0.3 日 /10 年無人化 (2008 年 10 月 1 日 ) に伴い 積雪の深さの観測 1941~2016 寒候年 - を終了した 図 及び付表 の日最深積雪 5cm 以上の年間日数 ( 寒候年 ) の推移 図の棒グラフは各年の日最深積雪 5cm 以上の年間日数 ( 寒候年 ) 折線は 5 年移動平均値 直線は長期変化傾向を表す 付表の長期変化傾向で * を付加した値は信頼度水準 95% で統計的に有意な値 ** を付加した値は 90% で有意な値 無印の値は 99% で有意な値を示す - とあるものは 統計的に有意な長期変化傾向が見出せないことを示す

17 雪の初終日の長期変化 の雪の初日 ( 初雪 ) 雪の終日の推移を図 に示す は1992 年 4 月に夜間の目視観測を廃止し 雪の初終日の統計を切断したため 初雪は1992 寒候年 雪の終日は1991 寒候年までの変化傾向を調べた は2008 年 10 月に は2010 年 10 月に無人化され目視観測を終了したため は2008 寒候年まで は2010 寒候年までの変化傾向を調べた ( 図略 ) ( 図略 ) の雪の初終日に変化傾向は見られないが では雪の終日が早くなる傾向が明瞭に現れている の初雪の平年値は11 月 26 日である の初雪の最早は 10 月 31 日 (1904 年 ) である の雪の終日の平年値は4 月 4 日で 雪の終日の最晩は5 月 2 日 (1892 年 ) である 雪の初日 雪の終日 変化率 :-1.1 日 /10 年 信頼度水準 95% で有意

18 地点名 ( 要素 ) 統計期間長期変化傾向備考 ( 観測所移転等に伴う統計切断等 ) ( 雪の初日 ) 1890~2016 寒候年 - ( 雪の終日 ) 1890~2016 寒候年 - ( 雪の初日 ) 1954~2016 寒候年 - 目視観測の終了 (2010 年 10 月 1 日 ) に伴う統計切断の ( 雪の終日 ) 1954~2016 寒候年 -1.1* 日 /10 年 ため 1954~2010 寒候年の長期変化傾向を調べた ( 雪の初日 ) 1951~2016 寒候年 - 目視観測の終了 (2008 年 10 月 1 日 ) に伴う統計切断の ( 雪の終日 ) 1951~2016 寒候年 - ため 1951~2008 寒候年の長期変化傾向を調べた ( 雪の初日 ) 1951~2016 寒候年 - 夜間目視観測の終了 (1992 年 4 月 1 日 ) に伴う統計切 断のため 1951~1992 寒候年の長期変化傾向を調べ ( 雪の終日 ) 1951~2016 寒候年 - 夜間目視観測の終了 (1992 年 4 月 1 日 ) に伴う統計切 た 断のため 1951~1991 寒候年の長期変化傾向を調べ 図 及び付表 の雪の初終日 ( 寒候年 ) の推移上段はの雪の初日 ( 初雪 ) 中段はの雪の終日 下段左図はの雪の初日 ( 初雪 ) 下段右図はの雪の終日 図中の青線 水色線は各年の値 赤線は 5 年移動平均値 直線は長期変化傾向 破線は統計切断時期を表す 付表には も記載する 付表の長期変化傾向で * を付加した値は信頼度水準 95% で統計的に有意な値 ** を付加した値は 90% で有意な値 無印の値は 99% で有意な値を示す - とあるものは 統計的に有意な長期変化傾向が見出せないことを示す た

19 4.6.4 県の真夏日 真冬日などの階級別日数の長期変化 の夏日 ( 日最高気温 25 以上 ) の年間日数の推移を図 に示す は 1923 年 4 月に観測場所を移転しており 観測データが移転前後で均質ではない可能性が あるため 統計期間のうち 1924~2016 年の変化傾 向を調べた ( 以下 真夏日 熱帯夜 猛暑日 冬 日 真冬日についても同じ ) 夏日日数では では 10 年あたり 0.9 日の割 合で では 10 年あたり 3.0 日の割合で 小名 浜でも 10 年あたり 1.3 日の割合でそれぞれ増加し ている では増加傾向が明瞭に現れている 昭和村蕎麦畑高原の畑に白い蕎麦の花が一面に咲き 奥会津の秋は深まっていく 変化率 :0.9 日 /10 年 変化率 :3.0 日 /10 年 変化率 :1.3 日 /10 年 変化率 :1.9 日 /10 年 信頼度水準 95% で有意 地点名統計期間長期変化傾向備考 ( 観測所移転等に伴う統計切断等 ) 1890~2016 年 0.9 日 /10 年 1954~2016 年 3.0 日 /10 年 1911~2016 年 1.3 日 /10 年観測所の移転 (1923 年 4 月 ) に伴う統計切断のため 1924~ ~2016 年 1.9* 日 /10 年 年の長期変化傾向を調べた 1977~1979 年の値は欠測 図 及び付表 の夏日 ( 日最高気温 25 以上 ) の年間日数の推移図の棒グラフは各年の夏日 ( 日最高気温 25 以上 ) の年間日数 折線は 5 年移動平均値 直線は長期変化傾向 破線は統計切断時期を表す 欠測年は横軸を灰色にしている 付表の長期変化傾向で * を付加した値は信頼度水準 95% で統計的に有意な値 ** を付加した値は 90% で有意な値 無印の値は 99% で有意な値を示す - とあるものは 統計的に有意な長期変化傾向が見出せないことを示す

20 の真夏日 ( 日最高気温 30 以上 ) の年間日数の推移を図 に示す では10 年あたり0.6 日の割合で では10 年あたり1.7 日の割合でそれぞれ増加しており でもそれぞれ増加傾向が明瞭に現れている の真夏日日数は 1890 年代後半から1910 年代前半まで少ない時期が続き その後はおおむね40 日前後で推移しているが 時折 60 日を超える年がある 記録的な猛暑となった2010 年は 高温が夏から秋まで続いたため 真夏日日数がで72 日 で65 日 で22 日といずれも観測開始以来最多となった 変化率 :0.8 日 /10 年 変化率 :1.9 日 /10 年 信頼度水準 95% で有意 信頼度水準 95% で有意 変化率 :0.6 日 /10 年 変化率 :1.7 日 /10 年 地点名統計期間長期変化傾向備考 ( 観測所移転等に伴う統計切断等 ) 1890~2016 年 0.8* 日 /10 年 1954~2016 年 1.9* 日 /10 年 1911~2016 年 0.6 日 /10 年観測所の移転 (1923 年 4 月 ) に伴う統計切断のため 1924~ ~2016 年 1.7 日 /10 年 年の長期変化傾向を調べた 1977~1979 年の値は欠測 図 及び付表 の真夏日 ( 日最高気温 30 以上 ) の年間日数の推移図の棒グラフは各年の真夏日 ( 日最高気温 30 以上 ) の年間日数 折線は 5 年移動平均値 直線は長期変化傾向 破線は統計切断時期を表す 欠測年は横軸を灰色にしている 付表の長期変化傾向で * を付加した値は信頼度水準 95% で統計的に有意な値 ** を付加した値は 90% で有意な値 無印の値は 99% で有意な値を示す - とあるものは 統計的に有意な長期変化傾向が見出せないことを示す

21 の熱帯夜 ( ここでは日最低気温 25 以上の日を便宜的に熱帯夜と呼ぶ ) の年間日数の推移を図 に示す では10 年あたり0.4 日の割合で では10 年あたり0.1 日の割合でそれぞれ増加している では 1980 年代半ばに9 日の年が現れ 2010 年には観測開始以来最多の21 日を記録した では 1980 年代まではほとんど現れなかったが 1994 年は5 日 2010 年は6 日現れている の熱帯夜は10 年に2 日程度しか現れず 熱帯夜日数に変化傾向は見られない ( 図略 ) で熱帯夜となったのは1952 年 8 月 3 日の1 日だけである ( 図略 ) 変化率 :0.4 日 /10 年 変化率 :0.1 日 /10 年 地点名統計期間長期変化傾向備考 ( 観測所移転等に伴う統計切断等 ) 1890~2016 年 0.4 日 /10 年 1954~2016 年 ~2016 年 0.1 日 /10 年観測所の移転 (1923 年 4 月 ) に伴う統計切断のため 1924~ ~2016 年 - 年の長期変化傾向を調べた 1977~1979 年の値は欠測 図 及び付表 の熱帯夜 ( 日最低気温 25 以上 ) の年間日数の推移図の棒グラフは各年の熱帯夜 ( ここでは日最低気温 25 以上とする ) の年間日数 折線は 5 年移動平均値 直線は長期変化傾向 破線は統計切断時期を表す 欠測年は横軸を灰色にしている 付表には も記載する 付表の長期変化傾向で * を付加した値は信頼度水準 95% で統計的に有意な値 ** を付加した値は 90% で有意な値 無印の値は 99% で有意な値を示す - とあるものは 統計的に有意な長期変化傾向が見出せないことを示す

22 の猛暑日 ( 日最高気温 35 以上 ) の年間日数の推移を図 に示す では10 年あたり0.5 日の割合で では10 年あたり0.1 日の割合でそれぞれ増加しているが 2.1.5で述べた東北地方の特徴と異なりでは変化傾向が見られない の猛暑日日数は 2010 年に観測開始以来最多の24 日を記録した また の猛暑日は1911 年以降で5 回現れただけである 変化率 :0.5 日 /10 年 変化率 :0.1 日 /10 年 地点名統計期間長期変化傾向備考 ( 観測所移転等に伴う統計切断等 ) 1890~2016 年 0.5 日 /10 年 1954~2016 年 ~2016 年 - 観測所の移転 (1923 年 4 月 ) に伴う統計切断のため 1924~ ~2016 年 0.1 日 /10 年 年の長期変化傾向を調べた 1977~1979 年の値は欠測 図 及び付表 の猛暑日 ( 日最高気温 35 以上 ) の年間日数の推移図の棒グラフは各年の猛暑日 ( 日最高気温 35 以上 ) の年間日数 折線は 5 年移動平均値 直線は長期変化傾向 破線は統計切断時期を表す 欠測年は横軸を灰色にしている 付表の長期変化傾向で * を付加した値は信頼度水準 95% で統計的に有意な値 ** を付加した値は 90% で有意な値 無印の値は 99% で有意な値を示す - とあるものは 統計的に有意な長期変化傾向が見出せないことを示す

23 の冬日 ( 日最低気温 0 未満 ) の年間日数の推移を図 に示す ( 脚注 ) では10 年あたり3.4 日の割合で減少しており 1989 年頃からは80 日に達しない年が多くなっている では10 年あたり4.7 日の割合で では10 年あたり2.6 日の割合でそれぞれ減少しているが 2.1.5で述べた東北地方の特徴と異なりの冬日日数には変化傾向が見られない 変化率 :-3.4 日 /10 年 変化率 :-4.7 日 /10 年 変化率 :-2.6 日 /10 年 地点名統計期間長期変化傾向備考 ( 観測所移転等に伴う統計切断等 ) 1890~2016 年 -3.4 日 /10 年 1954~2016 年 ~2016 年 -4.7 日 /10 年観測所の移転 (1923 年 4 月 ) に伴う統計切断のため 1924~ ~2016 年 -2.6 日 /10 年 年の長期変化傾向を調べた 1977~1979 年の値は欠測 図 及び付表 の冬日 ( 日最低気温 0 未満 ) の年間日数の推移図の棒グラフは各年の冬日 ( 日最低気温 0 未満 ) の年間日数 折線は 5 年移動平均値 直線は長期変化傾向 破線は統計切断時期を表す 欠測年は横軸を灰色にしている 付表の長期変化傾向で * を付加した値は信頼度水準 95% で統計的に有意な値 ** を付加した値は 90% で有意な値 無印の値は 99% で有意な値を示す - とあるものは 統計的に有意な長期変化傾向が見出せないことを示す 脚注 ) 日最低気温の日界 (1 日の区切り時刻 ) は現在では 00 時であるが 1939 年までは日界を 22 時としており 1953~1963 年は 09 時としていた 09 時日界及び 22 時日界による冬日日数は 00 時日界によるものと比べ北日本平均でそれぞれ 6.7 日 / 年と 2.3 日 / 年少なく 09 時日界及び 22 時日界による熱帯夜日数は 00 時日界によるものと比べ北日本平均でそれぞれ 0.1 日 / 年と 0.02 日 / 年多いと指摘されている ( 藤部,2000)

24 の真冬日 ( 日最高気温 0 未満 ) の年間日数の推移を図 に示す では10 年あたり0.2 日の割合で では10 年あたり0.8 日の割合で減少しており でも減少傾向が現れている の真冬日は1911 年以降 6 回観測されているが 1984 年を最後に現れていない 変化率 :-0.2 日 /10 年 変化率 :-0.8 日 /10 年信頼度水準 90% で有意 変化率 :-0.8 日 /10 年 地点名統計期間長期変化傾向備考 ( 観測所移転等に伴う統計切断等 ) 1890~2016 年 -0.2 日 /10 年 1954~2016 年 -0.8** 日 /10 年 1911~2016 年 - 観測所の移転 (1923 年 4 月 ) に伴う統計切断のため 1924~ ~2016 年 -0.8 日 /10 年 年の長期変化傾向を調べた 1977~1979 年の値は欠測 図 及び付表 の真冬日 ( 日最高気温 0 未満 ) の年間日数の推移図の棒グラフは各年の真冬日 ( 日最高気温 0 未満 ) の年間日数 折線は 5 年移動平均値 直線は長期変化傾向 破線は統計切断時期を表す 欠測年は横軸を灰色にしている 付表の長期変化傾向で * を付加した値は信頼度水準 95% で統計的に有意な値 ** を付加した値は 90% で有意な値 無印の値は 99% で有意な値を示す - とあるものは 統計的に有意な長期変化傾向が見出せないことを示す

25 4.6.5 県のサクラ開花 カエデ紅葉への影響 サクラの開花やカエデの紅葉などの植物の季節現象は気温と密接な関係がある ( 気象庁,2015) ここでは 春の現象としてサクラの開花 秋の現象としてカエデの紅葉に着目し その変化と気温の変化を確認する 図 に のサクラ ( ソメイヨシノ ) 開花日 ( 脚注 1) と サクラ開花と相関が高い2 月 ~4 月の3か月平均気温 ( 脚注 2) の推移を示す とではサクラの開花日が早くなる傾向が現れているが では変化傾向は見られない では1980 年代まではおおむね4 月中旬に開花していたが 1990 年代以降は4 月上旬に開花する年が多くなり 2002 年に観測開始以来最早の3 月 29 日に開花した ( 最晩は1984 年の4 月 25 日 ) また では2 月 ~4 月の3か月平均気温が10 年あたり0.2 の割合で上昇しており でも上昇傾向が現れているが では変化傾向は見られない 脚注 1)1953 年に気象庁で 生物季節観測指針 が制定され 全国で一定の基準による観測業務が開始されたが これ以前は 官署ごとに独自の観測を行っていたため 観測データの品質に差がある可能性がある ( 仙台管区気象台,2005) そこで 1952 年以前の観測値は参考値とし 1953 年以降の観測値から変化傾向を調べた 脚注 2) 異常気象レポート 2014( 気象庁,2015) では 全国のサクラの開花日平年差と 2 月 ~3 月平均気温平年差との間に負の相関 ( 相関係数 -0.90) があると述べているが 東北地方においてサクラの開花日は全国の中では比較的遅めで 4 月に開花することが多いため 異常気象レポート 2005( 気象庁,2005b) と同様に 2 月 ~4 月の気温との比較を行った

26 変化率 :-0.7 日 /10 年 変化率 :-0.8 日 /10 年信頼度水準 90% で有意 変化率 :0.2 /10 年 信頼度水準 90% で有意 変化率 :0.1 /10 年 信頼度水準 90% で有意 ( サクラ開花日 ) 1940~2016 年 -0.7** 日 /10 年統一基準 ( 前頁脚注 1) による観測は 1953 年以降 1952 年以前の値は参考値 長期変化傾向は 1953 ~2016 年を調べた (2~4 月の平均気温 ) 1890~2016 年 0.2 /10 年上記に合わせ 長期変化傾向は 1953~2016 年を 調べた ( サクラの開花日 ) 1928~2008 年 -0.8** 日 /10 年統一基準 ( 前頁脚注 1) による観測は 1953 年以降 1952 年以前の値は参考値 無人化 (2008 年 10 月 1 日 ) に伴う観測終了のため 長期変化傾向は 1953 ~2008 年を調べた (2~4 月の平均気温 ) 1911~2016 年 0.1** /10 年上記に合わせ 長期変化傾向は 1953~2008 年を 調べた 1978 年と 1979 年は欠測 ( サクラの開花日 ) 1940~1997 年 - 統一基準 ( 前頁脚注 1) による観測は 1953 年以降 1952 年以前の値は参考値 無人化 (1998 年 3 月 1 日 ) に伴う観測終了のため 長期変化傾向は 1953 ~1997 年を調べた (2~4 月の平均気温 ) 1940~2016 年 - 上記に合わせ 長期変化傾向は 1953~1997 年を 調べた 図 及び付表 のサクラ開花日と 2 月 ~4 月の 3 か月平均気温の推移図の赤線はサクラ開花日 青線は 2 月 ~4 月の 3 か月平均気温 ( ) 直線は長期変化傾向を表す 1952 年以前の値 ( ) は参考値 付表の長期変化傾向で * を付加した値は信頼度水準 95% で統計的に有意な値 ** を付加した値は 90% で有意な値 無印の値は 99% で有意な値であることを示す - は 統計的に有意な長期変化傾向が見出せないことを示す

27 図 に のカエデ ( イロハカエデ ) 紅葉日と カエデの紅葉と相関が高い9 月 ~11 月の3か月平均気温 ( 脚注 ) の推移を示す ( 気象庁,2015) では10 年あたり3.7 日の割合で遅くなっており でも10 年あたり4.1 日の割合で遅くなっている 9 月 ~11 月の3か月平均気温は ともに10 年あたり0.3 の割合でそれぞれ上昇しており 長期的な気温の上昇が紅葉を遅らせている原因の一つと考えられる 一方 ではカエデ紅葉日に遅くなる傾向が現れているが 同じ期間の9 月 ~11 月の3か月平均気温には変化傾向は見られない 変化率 :3.7 日 /10 年 変化率 :4.1 日 /10 年 変化率 :0.3 /10 年 変化率 :0.3 /10 年 変化率 :1.1 日 /10 年信頼度水準 90% で有意 地点名 ( 要素 ) 統計期間長期変化傾向備考 ( 観測所移転等に伴う統計切断等 ) ( カエデの紅葉日 ) 1953~2016 年 3.7 日 /10 年統一基準 (p170 脚注 1) による観測は 1953 年以 降 1952 年以前の値は参考値 長期変化傾向は 1953~2016 年を調べた 1962 年 1966~1969 年は欠測 (9~11 月の平均気温 ) 1890~2016 年 0.3 /10 年上記に合わせ 長期変化傾向は 1953~2016 年を 調べた ( カエデの紅葉日 ) 1953~2007 年 4.1 日 /10 年無人化 (2008 年 10 月 1 日 ) に伴う観測終了のた め 長期変化傾向は 1953~2007 年を調べた 1972~1975 年 1990 年は欠測 (9~11 月の平均気温 ) 1911~2016 年 0.3 /10 年上記に合わせ 長期変化傾向は 1953~2007 年を 調べた 1977~1978 年は欠測 ( カエデの紅葉日 ) 1953~1997 年 1.1** 日 /10 年無人化 (1998 年 3 月 1 日 ) に伴う観測終了のため 長期変化傾向は 1953~1997 年を調べた (9~11 月の平均気温 ) 1940~2016 年 - 上記に合わせ 長期変化傾向は 1953~1997 年を 調べた 図 及び付表 のカエデ紅葉日と 9 月 ~11 月の 3 か月平均気温の推移図の赤線はカエデ紅葉日 青線は 9 月 ~11 月の 3 か月平均気温 ( ) 直線は長期変化傾向を表す 付表の長期変化傾向で * を付加した値は信頼度水準 95% で統計的に有意な値 ** を付加した値は 90% で有意な値 無印の値は 99% で有意な値であることを示す - は 統計的に有意な長期変化傾向が見出せないことを示す 脚注 ) 異常気象レポート 2014( 気象庁,2015) では 全国のカエデの紅 ( 黄 ) 葉日平年差と 10 月 ~11 月平均気温平年差との間に相関 ( 相関係数 0.88) があると述べているが 東北地方においてカエデの紅 ( 黄 ) 葉日は全国の中では比較的早めで 10 月上旬に紅 ( 黄 ) 葉することもあるため 異常気象レポート 2005( 気象庁,2005b) と同様に 9 月 ~11 月の気温との比較を行った

28 果樹の花芽の発芽日が早まっている - モモ ナシ リンゴを例に - 県では モモ ナシ リンゴ カキ ブドウなど多様 な果樹の栽培が盛んであり 特にモモの生産量は山梨県に次 いで全国第 2 位となっている 地球温暖化に伴う気温の上昇により 果樹生産への影響が 懸念されていることから 県農業総合センター果樹研究 所 ( 市飯坂町 ) の観測データを用いて モモ ( 品種 : あ かつき ) ナシ ( 品種 : 幸水 ) リンゴ ( 品種 : ふじ ) の花芽 の発芽日及び開花日の推移を確認した ( 下図 ) また 図には 発芽 開花期である 3 月 ~4 月のの気温の推移を共に示し ている 1976 年から 2015 年のモモの発芽 開花日の推移をみると 3 月 ~4 月のの気温の明瞭な上昇傾向 に呼応するように 発芽日が早まる傾向が明瞭に現れている モモの開花日には変化傾向がみられな いものの 1980 年代末までは 4 月中旬から下旬に開花しており 1990 年頃からは 4 月上旬に開花する年 がたびたび現れている また ナシとリンゴについても モモと同様 3 月 ~4 月のの気温の明瞭 発芽日 平均気温 開花日 な上昇傾向に呼応するように 発芽日が早まる傾向 が明瞭に現れている また ナシは開花日にも早ま る傾向が現れている 県農業総合センター果樹研究所 HP より 全国的には 成熟期のリンゴやぶどうの着色不 良 着色遅延 ナシの秋期から初冬期高温による 発芽不良等の影響が報告されている ( 農林水産 省,2015b) 地球温暖化が更に進めば 県の果 樹栽培にも大きな影響を及ぼす可能性がある 要素統計期間長期変化傾向 開花日 モモの発芽日 1976~2015 年 -2.1* 日 /10 年 モモの開花日 1976~2015 年 - ナシの発芽日 1976~2015 年 -1.6* 日 /10 年 発芽日平均気温発芽日平均気温 開花日 ナシの開花日 1976~2015 年 -1.4** 日 /10 年 リンゴの発芽日 1976~2015 年 -1.7* 日 /10 年 リンゴの開花日 1976~2015 年 - 3~4 月の平均気温 1890~2015 年 0.33* /10 年 図及び付表モモ ナシ リンゴの発芽 開花日との 3 月 ~4 月の 2 か月平均気温上図はモモ 中図はナシ 下図はリンゴで それぞれ緑線は開花日 赤茶線は発芽日 青線は 3~4 月の 2 か月平均気温 直線は長期変化傾向を表す 3~4 月の平均気温は 1976~2015 年の変化傾向を調べた 付表の長期変化傾向で * を付加した値は信頼度水準 95% で統計的に有意な値 ** を付加した値は 90% で有意な値 無印の値は 99% で有意な値であることを示す - は 統計的に有意な長期変化傾向が見出せないことを示す

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