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1 (5) 地震対策見直しの方向性 中央防災会議において南海トラフの巨大地震による被害想定が公表された 第 1 編静岡県の都市づくりの基本的な考え方 1 南海トラフの巨大地震 ( 東海 東南海 南海地震 ) 国の中央防災会議に設置された 東北地方太平洋沖地震を教訓とした地震 津波対策に関する専門調査会 は 従来の想定をはるかに超えた巨大な地震と津波が発生したことを踏まえ 対象地震 津波を想定するために あらゆる可能性を考慮した最大クラスの巨大な地震 津波を検討する という新たな地震 津波対策の考え方を平成 23 年 9 月末に公表した この考え方に基づき 内閣府は 南海トラフの巨大地震 ( 東海 東南海 南海地震 ) モデル検討会 を設置し 平成 23 年 12 月末に南海トラフの巨大地震モデルの想定震源域 想定津波波源域の設定の考え方を公表した また 平成 24 年 3 月末には 最大クラスの震度分布及び津波高の推計結果を公表した さらに 平成 24 年 8 月末には 津波高 浸水域等及び被害想定を公表した この中で 南海トラフの巨大地震による被害は 建物の全壊及び焼失棟数は 940~2,386 千棟 死者は 32~323 千人と想定されており 従来の 10 倍以上の被害が想定された しかし これらの被害は 今後の建物の耐震性の強化 津波避難ビル等の指定 整備 避難のための意識啓発 避難計画の策定 防災教育などにより大幅に軽減することが可能であるとされており 今後の取組が被害の大きさを左右することとなる 1-81

2 出典 : 南海トラフの巨大地震モデル検討会資料 ( 第 15 回 ) ( 平成 24 年 3 月 31 日 内閣府 ) 図 最大クラスの震度分布 1-82

3 表 南海トラフ巨大地震の被害想定の概要 ケース 全壊及び焼失棟数 死者 東海地方が大きく被災するケース 954~2,382 千棟 80~323 千人 近畿地方が大きく被災するケース 951~2,371 千棟 50~275 千人 四国地方が大きく被災するケース 940~2,364 千棟 32~226 千人 九州地方が大きく被災するケース 965~2,386 千棟 32~229 千人 注 ) 数値は 地震動に対して堤防 水門が正常に機能したケースを記載資料 : 南海トラフ巨大地震の被害想定について ( 第一次報告 )( 平成 24 年 8 月 29 日 中央防災会議 ) 出典 : 南海トラフ巨大地震の被害想定について ( 第一次報告 )( 平成 24 年 8 月 29 日 中央防災会議 ) 図 基本ケースの震度分布 1-83

4 出典 : 南海トラフ巨大地震モデル検討会 ( 第二次報告 )( 平成 24 年 8 月 29 日 中央防災会議 ) 図 東側ケースの震度分布 出典 : 南海トラフ巨大地震モデル検討会 ( 第二次報告 )( 平成 24 年 8 月 29 日 中央防災会議 ) 図 西側ケースの震度分布 1-84

5 出典 : 南海トラフ巨大地震モデル検討会 ( 第二次報告 )( 平成 24 年 8 月 29 日 中央防災会議 ) 図 陸側ケースの震度分布 出典 : 南海トラフ巨大地震モデル検討会 ( 第二次報告 )( 平成 24 年 8 月 29 日 中央防災会議 ) 図 経験的手法による震度分布 1-85

6 第1編 静岡県の都市づくりの基本的な考え方 出典 南海トラフ巨大地震モデル検討会 第二次報告 平成 24 年8月 29 日 中央防災会議 図 津波の浸水分布 湖西市 牧之原市 出典 南海トラフ巨大地震モデル検討会 第二次報告 平成 24 年8月 29 日 中央防災会議 図 津波の浸水分布 吉田町 西伊豆町 1-86

7 第1編 静岡県の都市づくりの基本的な考え方 出典 南海トラフ巨大地震モデル検討会 第二次報告 平成 24 年8月 29 日 中央防災会議 図 津波の浸水分布 伊豆半島 出典 南海トラフ巨大地震モデル検討会 第二次報告 平成 24 年8月 29 日 中央防災会議 図 津波の浸水分布 熱海市 1-87

8 出典 : 南海トラフ巨大地震の被害想定について ( 第一次報告 )( 平成 24 年 8 月 29 日 中央防災会議 ) 図 津波高分布 ( 駿河湾 ~ 紀伊半島沖 に大すべり域を設定したケース ) 1-88

9 出典 : 静岡県 Web サイト 図 海岸の津波高 1-89

10 第一次報告 ( 平成 24 年 8 月 29 日公表 ) 第二次報告 ( 平成 25 年 3 月 18 日公表 ) 出典 : 南海トラフ巨大地震の被害想定について ( 第一次報告 )( 平成 24 年 8 月 29 日 中央防災会議 ) ( 第二次報告 )( 平成 25 年 3 月 18 日 中央防災会議 ) 図 被害想定項目 1-90

11 表 南海トラフ巨大地震の東海地方が大きく被災するケースにおける静岡県の建物等被害想定地震動ケース ( 基本 ) 津波ケース ( ケース1) 揺れによる全壊 項目冬 深夜夏 昼冬 夕 約 208,000 棟 液状化による全壊約 4,900 棟 津波による全壊約 30,000 棟 地震火災に よる焼失 全壊及び焼失 棟数合計 平均風速約 22,000 棟約 29,000 棟約 71,000 棟 風速 8m/s 約 25,000 棟約 32,000 棟約 75,000 棟 平均風速約 266,000 棟約 273,000 棟約 315,000 棟 風速 8m/s 約 270,000 棟約 276,000 棟約 319,000 棟 注 ) 地震動による堤防 水門の機能不全を考慮した場合 津波による建物被害増分は約 1,100 棟注 ) 今回の被害想定は マクロの被害を把握する目的で実施しており ある程度幅を持って見る必要がある また 四捨五入の関係で合計が合わない場合がある 資料 : 南海トラフ巨大地震の被害想定について ( 第一次報告 )( 平成 24 年 8 月 29 日 中央防災会議 ) 表 南海トラフ巨大地震の東海地方が大きく被災するケースにおける静岡県の建物等被害想定地震動ケース ( 陸側 ) 津波ケース ( ケース1) 揺れによる全壊 項目冬 深夜夏 昼冬 夕 約 215,000 棟 液状化による全壊約 4,800 棟 津波による全壊約 30,000 棟 地震火災に よる焼失 全壊及び焼失 平均風速約 12,000 棟約 15,000 棟約 39,000 棟 風速 8m/s 約 13,000 棟約 16,000 棟約 42,000 棟 平均風速約 262,000 棟約 265,000 棟約 289,000 棟 棟数合計風速 8m/s 約 263,000 棟約 266,000 棟約 292,000 棟注 ) 地震動による堤防 水門の機能不全を考慮した場合 津波による建物被害増分は約 1,100 棟注 ) 今回の被害想定は マクロの被害を把握する目的で実施しており ある程度幅を持って見る必要がある また 四捨五入の関係で合計が合わない場合がある 資料 : 南海トラフ巨大地震の被害想定について ( 第一次報告 )( 平成 24 年 8 月 29 日 中央防災会議 ) 1-91

12 表 南海トラフ巨大地震の東海地方が大きく被災するケースにおける静岡県の人的被害想定地震動ケース ( 基本 ) 津波ケース ( ケース1) 項目冬 深夜夏 昼冬 夕 建物倒壊による死者約 13,000 人約 5,400 人約 9,000 人 ( うち屋内収容物移動 店頭 屋内落下物 ) ( 約 1,100 人 ) ( 約 500 人 ) ( 約 700 人 ) 津波による死者 早期避難率高 + 呼びかけ約 66,000 人約 43,000 人約 43,000 人 早期避難率高約 94,000 人約 82,000 人約 81,000 人 急傾斜地崩壊による死者約 60 人約 20 人約 40 人 地震火災による死者 平均風速約 1,400 人約 700 人約 3,100 人 風速 8m/s 約 1,400 人約 700 人約 3,100 人 ブロック塀 自動販売機転倒数 屋外落下物による死者 約 40 人約 60 人 死者数合計 平均風速約 80,000 人約 49,000 人約 55,000 人 風速 8m/s 約 108,000 人約 88,000 人約 94,000 人 注 ) 津波による人的被害は 地震動に対して堤防 水門が正常に機能した場合であり また津波避難ビル等の効果を 考慮していない場合 仮に地震動による堤防 水門の機能不全を考慮した場合 津波による死者数の増加は 早期避難率が高く さら に津波情報の伝達や避難の呼びかけが効果的に行われた場合 < 冬 深夜 > 約 7,000 人 < 夏 昼 > 約 5,100 人 < 冬 夕 > 約 5,100 人 早期避難率が低い場合 < 冬 深夜 > 約 7,600 人 < 夏 昼 > 約 6,200 人 < 冬 夕 > 約 6,200 人 上記の夏 昼は海水浴客を始めとする沿岸部での観光客などを考慮していないケースである 資料 : 南海トラフ巨大地震の被害想定について ( 第一次報告 )( 平成 24 年 8 月 29 日 中央防災会議 ) 表 南海トラフ巨大地震の東海地方が大きく被災するケースにおける静岡県の人的被害想定地震動ケース ( 陸側 ) 津波ケース ( ケース1) 項目冬 深夜夏 昼冬 夕 建物倒壊による死者約 13,000 人約 5,600 人約 9,100 人 ( うち屋内収容物移動 店頭 屋内落下物 ) ( 約 1,200 人 ) ( 約 600 人 ) ( 約 800 人 ) 津波による死者早期避難率高 + 呼びかけ約 67,000 人約 43,000 人約 43,000 人 早期避難率高約 95,000 人約 83,000 人約 82,000 人 急傾斜地崩壊による死者約 40 人約 10 人約 30 人 地震火災による死者 平均風速約 1,600 人約 900 人約 3,200 人 風速 8m/s 約 1,600 人約 900 人約 3,200 人 ブロック塀 自動販売機転倒数 屋外落下物による死者 約 30 人約 50 人 死者数合計 平均風速約 81,000 人約 50,000 人約 56,000 人風速 8m/s 約 109,000 人約 89,000 人約 95,000 人 注 ) 津波による人的被害は 地震動に対して堤防 水門が正常に機能した場合であり また津波避難ビル等の効果を 考慮していない場合 仮に地震動による堤防 水門の機能不全を考慮した場合 津波による死者数の増加は 早期避難率が高く さら に津波情報の伝達や避難の呼びかけが効果的に行われた場合 < 冬 深夜 > 約 7,000 人 < 夏 昼 > 約 5,100 人 < 冬 夕 > 約 5,100 人 早期避難率が低い場合 < 冬 深夜 > 約 7,600 人 < 夏 昼 > 約 6,200 人 < 冬 夕 > 約 6,200 人 資料 : 南海トラフ巨大地震の被害想定について ( 第一次報告 )( 平成 24 年 8 月 29 日 中央防災会議 ) 1-92

13 表 南海トラフ巨大地震の東海地方が大きく被災するケースにおける静岡県の人的被害想定避難の迅速化の有無による死者数の違い地震動ケース ( 基本 ) 津波ケース ( ケース1) 出典 : 南海トラフ巨大地震の被害想定について ( 第一次報告 )( 平成 24 年 8 月 29 日 中央防災会議 ) 表 南海トラフ巨大地震の東海地方が大きく被災するケースにおける静岡県の人的被害想定津波避難ビルの機能考慮の有無による死者数の違い冬 深夜に発災地震動ケース ( 基本 ) 津波ケース ( ケース 1) 出典 : 南海トラフ巨大地震の被害想定について ( 第一次報告 )( 平成 24 年 8 月 29 日 中央防災会議 ) 表 南海トラフ巨大地震の東海地方が大きく被災するケースにおける静岡県の人的被害想定津波避難ビルの機能考慮の有無による死者数の違い夏 昼に発災地震動ケース ( 基本 ) 津波ケース ( ケース 1) 出典 : 南海トラフ巨大地震の被害想定について ( 第一次報告 )( 平成 24 年 8 月 29 日 中央防災会議 ) 表 南海トラフ巨大地震の東海地方が大きく被災するケースにおける静岡県の人的被害想定堤防 水門の機能の有無による死者数の違い地震動ケース ( 基本 ) 津波ケース ( ケース 1) 出典 : 南海トラフ巨大地震の被害想定について ( 第一次報告 )( 平成 24 年 8 月 29 日 中央防災会議 ) 1-93

14 資料 : 南海トラフ巨大地震の被害想定について ( 第一次報告 )( 平成 24 年 8 月 29 日 中央防災会議 ) 図 対策の有無による人的被害の違い 1-94

15 2 東日本大震災からの教訓東日本大震災発生後 県では平成 23 年 4 月 15 日に 静岡県津波対策検討会議 を設置し 静岡県におけるこれまでの津波対策の総点検を行うとともに 今後必要となる対策について検討を行った 本検討会議では 東日本大震災の津波被害から得られた教訓を 以下のように整理している 表 東日本大震災の津波被害からの教訓 区分津波防御施設道路 港湾施設等建築構造物等避難 誘導等その他 教訓 津波を越流させないために堤防等を高くすることは 用地の確保等の問題があり難しい 越流は許容しつつも堤防自体を破壊させない 粘り強い 構造物にする必要がある 津波の浮力により橋桁が流れないよう 津波用の落橋防止構造の採用が必要である 盛土構造による道路が2 線堤として機能し 津波被害を軽減させた箇所がある 道路啓開に当たっては くしの歯 状の救援ルートを設定して 優先的に集中して行ったことで 早期啓開が実現した 啓開においては 地元建設業者が重要な役割を果たした 津波によって生じた瓦礫が海上に浮遊し 港湾の復旧の妨げになった 沿岸部では木造家屋等 RC 造以外の建築物は ほとんどが流失した RC 造のビルでも 浮力により転倒する例が見られた 沿岸部の石油タンクが津波に流され 漏洩した油から火災が発生するなど大量の漂流物が更なる被害の拡大を招いた 岩手県釜石市では 小 中学生への日頃の防災教育が功を奏し ハザードマップ等にとらわれず 機転を利かせた主体的な避難行動により 避難した児童生徒全員が助かった 主体的に行動する防災教育が必要である 気象庁から出された大津波警報について 当初の予想津波高(3~6m) や 過去の津波の際出された大津波警報下での実際の津波高から 今回もそれほど大きな津波は来ない 防潮堤等が津波から守ってくれるだろうという過信から避難しなかった人たちが被害にあった 気象庁が発表する予想津波高が大きく変わった場合や巨大な津波が迫っている旨 避難を急がせる仕組みづくりが必要 地震やそれに伴う停電等により行政機能が麻痺したり 防災行政無線の伝達内容が聞き取れない等 津波襲来を伝える声が届いていないケースがあり 携帯電話等あらゆる手段を活用した情報提供のあり方の検討が必要 避難場所 津波避難ビル等や避難路 避難階段などの位置や方向等をまちの至る所に分かりやすく表示する取組を進めるべきである 仙台以南の平地では 内陸部まで津波が押し寄せ壊滅状態であった また 1 週間経過後も水没したままでポンプ排水が必要であった 沿岸の市町では 庁舎が被災し 職員も被害に遭い 行政機関として機能不全に陥った 津波に対して設計外力まではハード施設で守り それを越える津波がある前提でソフト対策を練る ハード整備だけが進めば防災意識 社会的対応力が弱まってしまう 地震 津波は自然現象であり不確実性を伴うため 想定には一定の限界がある 今後は 被害が想定を大きく上回る可能性を十分視野に入れた検討をする必要があり あらゆる可能性を考慮した最大クラスの巨大地震 津波を検討していくべき 1-95

16 3 今後の取組県では 東日本大震災から得られた教訓を踏まえて 平成 23 年度に 短期対策 を実施している 短期対策では 第 3 次被害想定に対する対策が未整備となっている箇所を中心に事業着手の前倒しをしたものであり 今後は 第 4 次被害想定に基づく対策を本格的に実施していくことになる 静岡県津波対策検討会議が報告した 静岡県の津波対策の見直し ( 平成 24 年 3 月 15 日 ) では 今後の取組において 以下のような課題が想定されると整理している 表 今後の取組における課題等 (1) 津波を防ぐ対策ア第 4 次地震被害想定を踏まえた防潮堤等の必要高の把握イ防潮堤等の最大級の津波にも破壊されない粘り強い構造への補強ウ整備事業を推進するための財源の確保 (2) 津波に備える対策ア避難場所の確保 津波避難施設空白域の解消 東日本大震災における津波による建築物被害を踏まえた津波避難ビル等の構造上の要件に係る暫定指針 が示されたことによる 既指定の津波避難ビルの検証 避難地 避難所等の安全性( 土砂災害や洪水等 ) の確認イ避難路の確保 整備 避難する際にバイパス等幹線道路を横断する必要がある場合の対応ウ地域防災計画等の見直し 災害時要援護者の避難支援対策 自動車による避難対応に関する検討 津波対策における 津波高と津波浸水区域に対する余裕度 の検討エ被害想定の見直し 静岡県第 4 次地震被害想定の実施 想定の対象となる津波の設定( 特に伊豆半島東海岸 ) (3) 津波から逃げる対策ア迅速 的確な情報伝達 避難誘導 情報提供等のあり方についての検討イ津波に対する住民の意識啓発等 啓発活動の継続 子どもや高齢者 外国人など全て県民が主体的に理解 考え 行動する防災教育の展開 意識調査等の結果を参考とした施策の展開 正しい知識の啓発強化と住宅の耐震化や家庭内対策の推進ウ被害状況 避難状況 安否確認の把握 津波危険区域における監視体制の強化 1-96

17 (6) 静岡県第 4 次地震被害想定 ( 第一次報告 ) 県では 平成 24 年 8 月末に公表された国の被害想定を踏まえ 県の第 3 次地震被害想定を早急に見直し 第 4 次地震被害想定として地震 津波対策の見直しを行っていくこととしている 第 4 次地震被害想定は 地震動 津波等の自然現象とそれに伴う物的 人的被害想定について第一次報告としてとりまとめ 平成 25 年 6 月 27 日に公表している 交通支障 ライフライン被害 経済被害等の残余の部分については 第二次報告として平成 25 年秋頃にとりまとめる予定としている 出典 : 静岡県第 4 次地震被害想定 ( 第一次報告 )( 平成 25 年 6 月 27 日 ) 図 被害想定項目 1-97

18 1 自然現象 建物被害 人的被害 出典 : 静岡県第 4 次地震被害想定 ( 第一次報告 ) のポイント 図 自然現象 建物被害 人的被害 1-98

19 出典 : 静岡県第 4 次地震被害想定 ( 第一次報告 ) のポイント 図 自然現象 建物被害 人的被害 ( 続き ) 1-99

20 2 震度分布 津波高 出典 : 静岡県第 4 次地震被害想定 ( 第一次報告 ) のポイント 図 震度分布 津波高 1-100

21 出典 : 静岡県第 4 次地震被害想定 ( 第一次報告 ) のポイント 図 震度分布 津波高 ( 続き ) 1-101

22 3 津波浸水域 出典 : 静岡県第 4 次地震被害想定 ( 第一次報告 )( 平成 25 年 6 月 27 日 ) 図 浸水図 (1)( 南海トラフ巨大地震ケース 1) 1-102

23 出典 : 静岡県第 4 次地震被害想定 ( 第一次報告 )( 平成 25 年 6 月 27 日 ) 図 浸水図 (2)( 南海トラフ巨大地震ケース 1) 1-103

24 第1編 静岡県の都市づくりの基本的な考え方 出典 静岡県第4次地震被害想定 第一次報告 平成 25 年6月 27 日 図 浸水図(3) 南海トラフ巨大地震 ケース① 1-104

25 出典 : 静岡県第 4 次地震被害想定 ( 第一次報告 )( 平成 25 年 6 月 27 日 ) 図 津波高さの帯図 ( 南海トラフ巨大地震ケース 1) 1-105

26 4 静岡県地震 津波対策アクションプログラム (2013) 県では 第 4 次地震被害想定において推計された被害をできる限り軽減するため 津波対策をはじめ 建物被害 火災 山 がけ崩れ等の広範な地震対策の主要な行動目標を示した 津波 地震対策アクションプログラム 2013 を策定している 出典 : 静岡県地震 津波対策アクションプログラム 2013 のポイント ( 平成 25 年 6) 図 静岡県地震 津波対策アクションプログラム 2013 の基本方針 計画期間等 1-106

27 出典 : 静岡県地震 津波対策アクションプログラム 2013 のポイント ( 平成 25 年 6) 図 静岡県地震 津波対策アクションプログラム 2013 の重点施策 1-107

2 被害量と対策効果 < 死者 負傷者 > 過去の地震を考慮した最大クラス あらゆる可能性を考慮した最大クラス 対策前 対策後 対策前 対策後 死者数約 1,400 人約 100 人約 6,700 人約 1,500 人 重傷者数約 600 人約 400 人約 3,000 人約 1,400 人 軽傷者

2 被害量と対策効果 < 死者 負傷者 > 過去の地震を考慮した最大クラス あらゆる可能性を考慮した最大クラス 対策前 対策後 対策前 対策後 死者数約 1,400 人約 100 人約 6,700 人約 1,500 人 重傷者数約 600 人約 400 人約 3,000 人約 1,400 人 軽傷者 1 概要 この被害想定は 南海トラフで発生する地震として 平成 26 年 2 月 3 日に本市が公表した2つの地震に係る人的被害や建物被害などの推計を取りまとめたものです 市民が防災対策の効果を実感し より一層の防災対策に取り組んでいただくため 防災対策を講じた場合の被害軽減効果の推計もあわせて行っています 過去の地震を考慮した最大クラス については 今後の防災対策の基礎資料とするため 人的被害や建物被害のほか

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