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つねたけとみもと
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1 自分の性別に印をつけて下さい 1. 男 2. 女プロフィール項目 Q.2 年齢を記入して下さい ( ) 才質的データ Q.3 今の生活に満足していますか 1.

1 アンケート調査とデータ集計データ集計編 32 次のようなアンケート調査を実施した ( ことにする ) 生活実態調査調査の主旨 : 生活満足度と経済力の関係を調べるためにアンケートを実施しますなお本目的以外にデータは利用しませんご協力をお願いします整理番号 ( ) Q.1 自分の性別に印をつけて下さい 1. 男 2. 女プロフィール項目 Q.2 年齢を記入して下さい ( ) 才質的データ Q.3 今の生活に満足していますか 1. 満足している 2. ふつう 3. 満足していない量的データ Q.4 貯蓄はいくらありますか ( ) 万円 Q.5 いま買いたいものを2つ以内で答えて下さい ( 重複回答 ) 1. 服 2. アクセサリ類 3. 車バイク 4. AV 機器 5. パソコン次のように集計する

2 データの作成データ集計編 33 データの作成リストの最初の行 (3 行目 ) に列見出し ( アイテム ) を入力しますその下にアンケートデータを人数分だけ打ち込みます無回答データの分類階級データはヒストグラム ( 頻度 ) 分析で使用します 1. アイテム : 性別, 年齢, 生活満足度貯蓄高, 購買 A, 購買 B をアイテム (item) と呼ぶ. アイテムには量的データと質的データがある. 2. 量的データ : 年齢や貯蓄高. 3. 質的データ : 性別や生活満足度, 購買. 質的データは区分され, これをカテゴリ (category) という. カテゴリデータは数値で区分することが多い.

3 アンケート分析の方法データ集計編 34 代表的な集計方法 Ⅰ. 質的データ ( カテゴリ ) の頻度を集計する ( 例 )1 男女別集計, 3 満足度集計, 5 重複回答の場合の集計. Ⅱ. 量的データの合計平均を求める ( 例 ) 貯蓄高の合計平均. Ⅲ. 量的データを階級化して階級ごとの頻度を集計する ( 例 )2 年齢をある階級化して階級ごとの人数を求める Ⅳ. 質的データのカテゴリ別に他の質的データのカテゴリー頻度を集計する ( 例 ) 6 男女別に満足度を集計する ( クロス集計 ) Ⅴ. 質的データのカテゴリ別に他の量的データの合計平均などを計算する ( 例 ) 4 男女別平均貯蓄高 7 満足度と男女別平均貯蓄高 Ⅵ. 量的データを階級化して他の量的質的データの頻度合計平均を求める ( 例 ) 年齢構成別男女数年齢構成別平均貯蓄高

条件に合うデータ個数は COUNTIF 関数で計算します =COUNTIF(C4:C18," 男 ") =COUNTIF(C4:C18,[ ]) =COUNTA( C4:C18 ) COUNTIF 関数 COUNTIFS 関数も理解しておこう =COUNTIF(

4 出現頻度の集計データ集計編 35 質的データの頻度集計はアンケート分析で行われる代表的なものです例題の 1 男女別人数 3 生活満足度別人数 5 買いたい物別人数 ( 重複回答 ) をやってみよう 1 男女の構成最初に回答者のプロフィールを分析する. 男女や年齢はプロフィール項目といい, アンケート対象 ( サンプルという ) を分析するための必須項目である. 条件に合うデータ個数は COUNTIF 関数で計算します =COUNTIF(C4:C18," 男 ") =COUNTIF(C4:C18,[ ]) =COUNTA( C4:C18 ) COUNTIF 関数 COUNTIFS 関数も理解しておこう =COUNTIF( 集計するデータの範囲," 抽出条件 ") =COUNTIFS( ) 自分で考えよう ( 例 )=COUNTIF(C4:C18," 男 ") 男子の人数 =COUNTIF(D4:D18,">=20") 20 歳以上の人数 =COUNTIF(G4:H18,"=1") 服を買いたい人の人数 ( 重複回答 ) 抽出条件で用いる比較演算子演算子意味 = > < >= <= <> 等しいより大きい未満以上以下等しくない 3 生活満足度 5 買いたい物自分でやってみよう!

SUMIFS 関数も理解しておこう =SUMIF( 条件を調べる範囲," 抽出条件 ", 集計するデータ範囲 ) =SUMIFS( ) ( 例 )=SUMIF(C4:C18," 男 ",F4:F18)

5 合計と平均値データ集計編 36 量的データの合計と平均をカテゴリー別に求めよう男女別平均貯蓄高 =SUMIF(C4:C18," 男 ",F4:F18)/C32 =SUMIF(C4:C18,[ ],F4:F18)/[ ] 条件を付けて特定のレコードだけを合計するには SUMIF 関数を用います (SUM 関数は指定した範囲のすべてのデータを合計しましたね ) 自分で考えよう SUMIF 関数 SUMIFS 関数も理解しておこう =SUMIF( 条件を調べる範囲," 抽出条件 ", 集計するデータ範囲 ) =SUMIFS( ) ( 例 )=SUMIF(C4:C18," 男 ",F4:F18) 男子の貯蓄高合計 =SUMIF(D4:D18,">=25",F4:F18) 25 才以上の人の貯蓄高合計 ( 練習 ) 生活満足度別に合計と平均貯蓄高をもとめてみよう ( 練習 ) 25 才未満と 25 歳以上別に合計と平均貯蓄高を求めてみよう.

6 階級別ヒストグラムデータ集計編 37 頻度を求めたいデータがカテゴリーでなく数値データのとき適当な階級で区分して集計する必要がありますこんなとき分析ツールのヒストグラムが有効です年齢構成 1 ヒストグラムの起動データメニューデータ分析ヒストグラムデータ分析の表示がないときはアドイン操作で分析ツールを加える ( 前章参照 ) 2 ヒストグラムの設定年齢のデータ範囲階級の設定範囲各区間の上限値を指定する 3 結果 4 表を手直しして完成課題 : できた人は結果を棒グラフにしよう!

クロス集計 : 頻度を求めるデータ集計編 38 あるアイテムを複数 (3 次元まで )

一方これを男と女に分けて集計するとクロス集計になりますクロス集計は, より詳細な情報を提供する多次元分析の一種です

男女と生活満足度のクロス集計をやってみましょう 1 ピボットテーブルの起動挿入メニューピボットテーブル 2

レイアウト行と列のアイテム (EXCELL ではフィールドと呼ばれる ) をドラッグ & ドロップで設定する

集計欄には無回答がない項目ならどれでもよいここで自動的にカテゴリーデータはデータの個数, 数値データは合計計算になる

7 クロス集計 : 頻度を求めるデータ集計編 38 あるアイテムを複数 (3 次元まで ) のアイテムで分類する方法をクロス集計といいます例えば生活満足度の頻度だけを集計したものは単純集計と呼びます. 一方これを男と女に分けて集計するとクロス集計になりますクロス集計は, より詳細な情報を提供する多次元分析の一種ですクロス集計にはピボットテーブルを使います男女と生活満足度別人数 ( 頻度 ) 男女と生活満足度のクロス集計をやってみましょう 1 ピボットテーブルの起動挿入メニューピボットテーブル 2 テーブル範囲指定見出しを含めたデータ範囲を指定する B3~H18 3 出力範囲の指定 E39 4 レイアウト行と列のアイテム (EXCELL ではフィールドと呼ばれる ) をドラッグ & ドロップで設定する行に生活満足度 = フィールドリストの行ラベルにドロップも可列に性別 = フィールドリストの列ラベルにドロップも可集計欄には無回答がない項目ならどれでもよいここで自動的にカテゴリーデータはデータの個数, 数値データは合計計算になる性別を選べばデータの個数になる. 5 ピボットテーブル完成生活満足度が 1,2,3 となっているので, これを満足, 普通, 不満足と直して完成. 問題 : 左のレイアウトで空白のないデータとして番号をデータアイテムにドラッグしてみよう. そして合計を個数に変えよう

8 クロス集計 : 数量を計算するデータ集計編 39 男女と生活満足度のクロス集計で貯蓄高の平均を求めてみましょう生活満足度と男女の平均貯蓄高 1 ピボットテーブルの起動挿入メニューピボットテーブル 2 テーブル範囲の指定見出しを含めたデータ範囲を指定する B3~H18 3 出力範囲の指定 E47 4 レイアウト設定行 : 生活満足度列 : 性別集計欄 : 貯蓄高 5 集計方法の変更下の操作で平均にする右クリックする 6 ピボットテーブル完成生活満足度が 1,2,3 となっているので, これを満足, 普通, 不満足と直す. また, 平均貯蓄高を, で書式設定する.

9 クロス集計から傾向 ( パターン ) を見つける -χ2 検定データ集計編 40 男女と生活満足度のクロス集計により, その人数 ( 度数 ) と貯蓄高の平均を求めましたが, これらの結果から男女間に生活満足度の違いがあるか判定しましょう. 苦労して集めたアンケートですそこから見える傾向を統計的に判定して客観性を与える知識は重要です. まず, クロス集計表を見て, 以下の質問に答えて下さい. 質問 1:6 のクロス集計から男女に満足度の差があると言えるでしょうか? 質問 2:7 の平均貯蓄高が男女の満足度に影響していると言えるでしょうか? これを, 統計的に判定する方法として適合度の検定と独立性の検定があります 1. 適合度の検定は次のようにある調査で得たサンプルの各カテゴリーの比率が基準となる比率と一致しているかを判定するものです基準がない場合や偏りがないと仮定する場合は均等値を各カテゴリーの基準とします例 ) 血液型の比率血液型 A 型 B 型 AB 型 O 型計調査対象 ( サンプル ) 人日本人平均 ( 基準 ) 40% 20% 10% 30% 100% 2. 独立性の検定は二つの質的データで分類したクロス集計表からこれらの分類が独立 ( 無関係 ) か, 分類に要因 ( 関係 ) があるどうかを判定するものです例 ) 栽培方法と果物の品評の関係クロス集計優良可計 A 方式の栽培 B 方式の栽培計質問 1 は独立性の検定に該当しますね 1 帰無仮説として男女間に満足度の差はないとしましょう 2 そこで男女の比率でそれぞれの満足度を求めてみましょうこれを理論値 ( 期待値 ) と言います調査データ理論値 ( 期待値 ) クロス集計女男計クロス集計女男計満足満足ふつうふつう不満足不満足計計理論値 =4 * (8 / 15) 女子の比率 =2.13 理論値 =4*(7/15) =1.87

10 χ2 検定データ集計編 41 独立性の検定手順 1. χ2 値を求める :Σ{( 観測値 - 理論値 ) 2 / 理論値 } χ2=(3-2.13) 2 /2.13+(4-3.73) 2 /3.73+(1-2.13) 2 /2.13 +(1-1.87) 2 /1.87+(3-3.27) 2 /3.27+(3-1.87) 2 /1.87 女子男子 = 自由度を求めるクロス集計が m 行 n 列の場合自由度は (m-1) (n-1) 自由度 =(3-1) (2-1) =2 3. 帰無仮説を棄却する有意水準を 5% とするときその p 値を χ2 分布表で調べる 4. 検定 χ2 値 (2.09)<5.991 であるので有意水準 5% で棄却できないよって (95% の信頼率で ) 帰無仮説が採択され, 男女間に有意差があるとはいえない χ2 分布表 P 値自由度エクセルによる χ2 分布の右側確率の逆関数 (χ2 値 ) の求め方 χ2=chisq.inv.rt(p, 自由度 )

エクセルによる χ2 検定 -CHISQ.TEST() 関数データ集計編 42 CHISQ.TEST( 実測値範囲, 理論値範囲 ) 1.

13 1.87 4 ふつう 3.73 3.27 7 不満足 2.13 1.87 4 計 8 7 15 p=chisq.test(b2:c4,g2:h4) =0.3525 p(0.3525)>0.

実際のエクセルによる計算法 1 P 値を表示するセルをクリック 2 メニュー数式 fx( 関数の挿入 ) 3 CHISQ.TEST 関数をクリック CHISQ.TEST 4 0.

11 エクセルによる χ2 検定 -CHISQ.TEST() 関数データ集計編 42 CHISQ.TEST( 実測値範囲, 理論値範囲 ) 1. 帰無仮説に対する p 値を求める A B C D クロス集計女男計満足ふつう不満足計 F G H I クロス集計女男計満足ふつう不満足計 p=chisq.test(b2:c4,g2:h4) = p(0.3525)>0.05( 有意水準 ) であるので帰無仮説を棄却できないただし理論値に5 未満のデータがあるので好ましくない 2. 実際のエクセルによる計算法 1 P 値を表示するセルをクリック 2 メニュー数式 fx( 関数の挿入 ) 3 CHISQ.TEST 関数をクリック CHISQ.TEST と計算される注意 : この例のようにクロス集計から求めた度数が 5 未満である場合度数が少なくて正しい判定ができないので注意が必要解決策 1 もっとサンプルを増やす解決策 2 イエーツの補正を行うまた質問 2 の平均貯蓄高のような度数以外のデータは χ2 検定ができない解決策貯蓄高をランク分けして度数データにしランクと満足度を検定する

レポート : クロス集計と χ2 検定データ集計編 43 1. あるコンビニ 3 店舗の 4 商品の売上げに有意差があるか. 1 まず, クロス集計表を見て予想しなさい. 2 次に, 独立性の検定を行い考察しなさい有意水準は 5% とする 2.

有意水準は5% とする 1アイスと飲料水に有意差があるか適合度の検定により判定しなさい 2 男女間に有意差があるか独立性の検定により判定しなさい 3 学年間に有意差があるか独立性の検定により判定しなさいデータファイル名 : 情報学への招待 ( アイスor 飲料水 ).xlsx 3.

12 レポート : クロス集計と χ2 検定データ集計編あるコンビニ 3 店舗の 4 商品の売上げに有意差があるか. 1 まず, クロス集計表を見て予想しなさい. 2 次に, 独立性の検定を行い考察しなさい有意水準は 5% とする 2. 暑い日にアイスクリームが欲しいか, 飲料水が欲しいかを調査した結果をもとに, 次の分析をしなさい. 有意水準は5% とする 1アイスと飲料水に有意差があるか適合度の検定により判定しなさい 2 男女間に有意差があるか独立性の検定により判定しなさい 3 学年間に有意差があるか独立性の検定により判定しなさいデータファイル名 : 情報学への招待 ( アイスor 飲料水 ).xlsx 3. 果物の栽培方法と品評結果に差があるといえるか判定しなさい. クロス集計優良可計 A 方式の栽培 B 方式の栽培計データサイエンス学部に関するWebアンケート木曜日までに作成します. 以下にアクセスして回答してください. なお, 学籍番号は回答の有無を確認するためです. 回答が評価に関係することは一切ありません.

13 データを加工して分析する例データ集計編 44 1 貯蓄高を次表のように階級化 ( ランク分け ) してその階級別に男女の人数を求めなさいヒント : 新たな列に,IF 関数を使って貯蓄高に応じたランク付けをする. 貯蓄ランク区間 1 25 万円未満 2 25 万円以上,50 万円未満 3 50 万円以上,75 万円未満 4 75 万円以上,100 万円未満万円以上 2 貯蓄高ランクと生活満足度の分布を求めなさい番外貯蓄高の順位を RANK 関数を使って求めなさい 400,000 万円が二人いるが順位はどのように表示されているか観察しよう.

- 並べ替え - データ集計編 45 並べ替え ( 整列ソートともいう ) 名前の 50 音順や点数の高い者順に表示したいことがあるこの操作は並べ替え整列

a,b,c アイウ c,b,a ウイアさらに, 複数の列を使って, 大分類, 中分類, 小分類などのように並べ替えることもできる 1

年齢で中分類, 貯蓄高で小分類する漢字の順序大分類の設定 (1) 並べ替えとフィルタ (2) ユーザ設定の並べ替え (3) 最優先されるキー = 性別昇順では女男

14 - 並べ替え - データ集計編 45 並べ替え ( 整列ソートともいう ) 名前の 50 音順や点数の高い者順に表示したいことがあるこの操作は並べ替え整列ソートなどと呼ばれる並べ替えはある列のデータを基準にして並べ替える並べ替える順序にはがある昇順 ( 小から大 ) 1,2,3 降順 ( 大から小 ) 3,2,1 a,b,c アイウ c,b,a ウイアさらに, 複数の列を使って, 大分類, 中分類, 小分類などのように並べ替えることもできる 1 年齢による並べ替え並べ替えの基準となる列見出しをクリックしてアクティブにするホームメニューの (1) 並べ替えとフィルタ (2) 昇順をクリック 2 性別で大分類年齢で中分類, 貯蓄高で小分類する漢字の順序大分類の設定 (1) 並べ替えとフィルタ (2) ユーザ設定の並べ替え (3) 最優先されるキー = 性別昇順では女男の順にソートされます. 男女にしたければ降順にします漢字の順序は音読みで判断するとよいでしょう中分類の設定 (1) レベルの追加 (2) 次に優先されるキー = 年齢小分類の設定 (1),(2) を繰り返し, 貯蓄高を設定.

Microsoft Word A08

Microsoft Word A08 1 / 12 ページキャリアアップコンピューティング第 8 講 [ 全 15 講 ] 2018 年度 2 / 12 ページ第 8 講関数とデータベース処理 8-1 旧バージョンのデータとの互換性 Office2007 以降のファイル形式は旧バージョンと異なる新しい形式となっています Excel の場合旧バージョンの拡張子は.xls Excel2007 以降では.xlsx となっていますネット上のブック

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