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1 2 5 年度 包括外部監査報告書 競輪事業に係る事務の執行及び管理について 松山市包括外部監査人 公認会計士渡辺修

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3 目次 第 1 章監査の概要 監査の種類 特定事件 ( 監査のテーマ ) の名称 選定した理由 包括外部監査の対象期間 監査の着眼点 監査対象 実施した監査手続 補助者の選任 包括外部監査の実施期間 利害関係... 2 第 2 章包括外部監査の結果と意見... 3 Ⅰ. 総論 全国的な競輪事業の状況... 3 (1) 競輪... 3 (2) 競輪事業の目的... 4 (3) 車券の種類... 5 (4) 競輪事業の仕組み... 7 (5) 競輪事業における主な関係団体等... 9 (6) 競輪開催の枠組み (7) 競輪選手 (8) 競輪事業の収支構造 (9) 競輪事業の現状 松山市競輪事業の主な沿革 松山市競輪事業に関連する主な法令等 松山市競輪事業の経営状況 (1) 関連施設の配置状況... 67

4 (2) 競輪開催の状況 (3) 入場者の状況 (4) 職員の配置状況 (5) 松山競輪場臨時従事員の配置状況 (6) 周辺地域住民対策の状況 (7) 競輪事業特別会計決算の推移 (8) 24 年度営業活動の収支構造 (9) 松山市財政への寄与及び地域に対する経済効果 (10) 過年度における経営改善取組み状況 (11) 将来の見通し (12) 松山市競輪事業の包括外部委託について Ⅱ. 各論 歳入 (1) 概要 (2) 入場料 (3) 車券発売金 (4) 使用料 (5) 一般会計繰入金 (6) 雑入 (7) 競輪費県補助金 (8) 不動産売払収入 歳出 (1) 概要 (2) 事務局費 (3) 開催経費 (4) 払戻金 (5) 自転車関係団体等交付金 (6) 地方公共団体金融機構納付金 (7) 公債費 現金管理 (1) 現金 (2) 現金の管理状況 (3) 開催準備資金等の管理状況 (4) 本場開催時の入場料及び車券発売金に係る会計事務の検証 (5) 場外開催時における松山競輪場外受託収入に係る会計事務の検証

5 4. 物品管理 (1) 物品の定義 (2) 備品購入費の内訳 (3) 備品の購入手続 (4) 備品の処分手続 (5) 備品の保管換手続 (6) 備品のたな卸し手続 (7) 現物確認 公有財産管理 (1) 公有財産の定義 (2) 公有財産台帳への登録状況 (3) 競輪事務所における公有財産の登録状況 (4) 取得手続 (5) 処分手続 (6) 耐震化 (7) 現場往査 情報システム (1) 多目的競技場における情報システム (2) 競輪事業の運営において用いられる情報通信機器類の概要 (3) 賃借機器及び外部委託の概要 (4) 賃貸借契約及び委託契約の検証 (5) 競輪事務所内における情報システム 第 3 章監査の総括

6 第 1 章 監査の概要 1. 監査の種類 地方自治法第 252 条の 37 第 1 項に基づく包括外部監査 2. 特定事件 ( 監査のテーマ ) の名称 競輪事業に係る事務の執行及び管理について 3. 選定した理由戦後の財政再建を目的として昭和 25 年に松山競輪場を開設して以来 一般会計への繰出金のうち 23,773 百万円が公共施設 ( 義務教育施設 道路 下水排水路 清掃施設 港湾施設等 ) の整備に充当され 都市整備の貴重な財源として松山市財政に対して大きな貢献を果たしてきた しかしながら バブル経済崩壊後 全国的に競輪事業は厳しい経営環境に直面し続けており 景気低迷 レジャーの多様化 ファン層の高齢化等により 入場者 車券発売金ともに減少傾向にあり 自治体財政への寄与度が乏しくなってきている 松山市競輪事業における車券発売金も 3 年度をピークに減少傾向で推移していたが 12 年度にその存廃問題について検討を重ねた結果 老朽化が著しい旧競輪場から収益性の高い特別競輪を誘致できる新競輪場に移転存続することを決定し 17 年に移転後 現在に至っている 松山市競輪事業特別会計の 24 年度歳入決算額は 24,359 百万円で 同年度特別会計全体の歳入決算額 146,678 百万円の約 6 分の 1 を占め 市債 ( 借換えに伴う一般会計からの借入金を含む ) の未償還残高は 3,536 百万円であり 市財政に一定の影響を与えていると考えられるが 過去の包括外部監査テーマとして一度も取り上げられていない 松山市競輪事業について 市税等を財源の一部とする一般会計からの持出し を必要としない独立採算の経営が行われているかどうか また 新競輪場の経年劣化に伴う施設維持管理コスト発生見込と債務償還計画に照らして将来的にも独立採算の経営を維持し事業存続が可能かどうかについて検証することは 財政健全化に取組み続ける松山市にとって有意義であると判断したため 特定の事件に選定した 4. 包括外部監査の対象期間 24 年度 ( 自 24 年 4 月 1 日至 25 年 3 月 31 日 ) ただし 必要に応じて過年度及び 25 年度の一部についても対象とする 1

7 5. 監査の着眼点 競輪事業は独立採算の経営が行われているか 将来的に競輪事業は独立採算の経営を維持し事業存続が可能か 会計事務 ( 契約事務を含む ) の手続は 関係法令 規則等に準拠して適切に行われているか 資産管理は適正になされ 有効に利用されているか 人員配置は適切に行われているか その他競輪事業に係る業務が効果的かつ効率的に遂行されているか 6. 監査対象 産業経済部競輪事務所 ( 以下 競輪事務所 という ) 7. 実施した監査手続 責任者及び担当者への質問 事務の執行等の関係法令に対する準拠性の検討 関係 書類の閲覧 資料の分析 その他外部監査人が必要と判断した手続を実施した 8. 補助者の選任 組織的な監査を実施するため 補助者として次の者を選任した 公認会計士 武智 弘泰 ( 注 ) 公認会計士 山内 堂徳 ( 注 ) 米国の ISACA( 情報システムコントロール協会 ) が認定している CISA( 公認情 報システム監査人 ) の資格を有する 9. 包括外部監査の実施期間 自 25 年 5 月 14 日至 26 年 2 月 17 日 10. 利害関係 包括外部監査の対象となった事件につき 私は 地方自治法第 252 条の 29 の規定 により記載すべき利害関係はない 金額及び比率の表示単位未満は四捨五入している 報告書の表中の合計が 端数処理の関係で合致しない場合がある 文中の 指摘 とは 事務手続において関係法令 規則等に準拠していない事実があると判断したもので改善を求めるものである 文中の 意見 とは 有効性 効率性等の観点から見直しを検討することが望ましいものや将来に向けた提言に類するものである 2

8 第 2 章 包括外部監査の結果と意見 Ⅰ. 総論 1. 全国的な競輪事業の状況 (1) 競輪競輪とは 競輪場で開催される各レースにおいて 9 名 ( 約 2,000m) または 7 名 ( 約 1,500 1,700m) の選手が出場し バンクと呼ばれるすり鉢状の競走路を競技用自転車で周回し ゴールの着順を競う競技である 各レースの出場選手の順位が賭けの対象となり 車券と呼ばれる投票券を購入することで 車券購入者は賭けに参加することができる レース序盤は風よけとペースメーカーの役割を担う誘導員を先頭に全出場選手が一列に並んでゆっくり走ることが一般的である 周回中 選手は 2 人から 4 人で連携 ( ライン と呼ばれるチーム隊列を組む ) して戦うことが多く 各ラインの先頭選手が風圧を受ける代わりに その後ろについた選手は他のラインに追い抜かせないように抵抗するといった役割分担を行う一方で 最終的に自らが勝利するための戦法 ( 逃げ 追い込み等 ) に合った位置を確保しようとする 先頭選手が残り 1 周半に差し掛かると半鐘が打ち鳴らされ 誘導員が走路から退避してラストスパートがかかり 時速 60~70 kmくらいのスピードを出しながら各選手がゴールになだれ込んでくるため 時として選手間の激しい接触により落車事故が発生することもある このように 競輪は単純なタイムトライアルではなく レース前半におけるライン取りを巡る頭脳戦とレース後半におけるトップスピードによる総力戦から多様な展開が生まれやすいこと 並びに それを推理する楽しさが その醍醐味である 3

9 (2) 競輪事業の目的競輪は 昭和 23 年に施行された自転車競技法に基づき 都道府県及び総務大臣が指定する市町村が主催する公営競技であり その法目的は 同法第 1 条第 1 項において次のとおり規定されている 1 自転車その他の機械の改良及び輸出の振興 機械工業の合理化 2 体育事業その他の公益の増進を目的とする事業の振興 3 地方財政の健全化 競馬 競輪 競艇 オートレースといった公営競技は 戦後の復興期にその収益による戦災復旧と公益事業の充実並びに財政健全化を目的として 特別に法律が制定され 刑法の例外という形で運営されてきた すなわち 競輪を開催し車券発売を実施することは 刑法第 186 条第 2 項により 本来は賭博罪に当たる行為であるが その違法性を阻却するため 前述の法目的のうち 1 及び2についてはこれらの目的に資する事業に対し競輪振興法人が補助事業を行うことで 3については競輪を主催する地方公共団体 ( 以下 施行者 という ) におけるその一般会計への繰出しをもって 法目的が実現されている なお 収支状況が厳しく施行者において一般会計への繰出しが行われていない場合であっても 競輪振興法人が行う補助事業の主な財源として 自転車競技法に基づき各施行者が車券売上高の一定割合を納めることを義務付けられた交付金が充てられているため 競輪を実施する法的正当性が維持されていると解釈されており 実際にそのような施行者は数多く存在している しかしながら 期に入ってからは 売上減少に伴う収支状況の悪化を受け 法的正当性とは関係なく 競輪事業からの撤退に踏み切った自治体 ( 14 年 : 西宮競輪場 甲子園競輪場 門司競輪場 22 年 : 花月園競輪場 23 年 : 大津びわこ競輪場 24 年 : 観音寺競輪場 26 年予定 : 一宮競輪場 ) または あり方検討委員会等の有識者会議を設けその存廃を継続的に検討する自治体がでてきている 4

10 (3) 車券の種類 車券の種類には 次表の 7 賭式 及び 複数のレースにおける 1 着または 2 着をま とめて予想する重勝式がある 賭式の種類 ワイド ( 拡大 2 連勝複式 ) 3 着以内の車番 2 つの組合せを予想 2 枠複 ( 枠番 2 連勝複式 ) 1 着と 2 着の枠番の組合せを予想 2 枠単 ( 枠番 2 連勝単式 ) 1 着と 2 着の枠番を着順どおりに予想 2 車複 ( 車番 2 連勝複式 ) 1 着と 2 着の車番の組合せを予想 2 車単 ( 車番 2 連勝単式 ) 1 着と 2 着の車番を着順どおりに予想 3 連複 ( 車番 3 連勝複式 ) 1 着から 3 着までの車番の組合せを予想 3 連単 ( 車番 3 連勝単式 ) 1 着から 3 着までの車番を着順どおりに予想 購入単位 1 口 100 円 的中確率 9 車立競走 7 車立競走 36 分の 3 21 分の 3 18 分の 1 発売なし 33 分の 1 発売なし 36 分の 1 21 分の 1 72 分の 1 42 分の 1 84 分の 1 35 分の 分の 分の 1 上記車券の購入及び払戻金の受取りは 競輪場または場外車券売場の窓口で行う方法と電話投票による方法がある 電話投票とは 電話回線またはインターネット ( 競輪オフィシャルサイト KEIRIN.JP または民間競輪ポータルサイト) を経由して車券を購入し 代金支払い及び払戻金の決済を登録銀行口座の自動振替で行うものである その代表格である競輪オフィシャルサイト KEIRIN.JP の電話投票会員は 次のように分類される 電話投票会員 通常会員 インターネット会員競輪ネットバンク会員 導入年度 3 年 14 年 15 年 会員数 78,812 人 (22.5%) 53,978 人 (15.4%) 216,935 人 (62.1%) 合計 349,725 人 (100.0%) 利用銀行 指定された銀行または信用金庫 指定されたネット銀行 申込方法 インターネットまたは通常会員登録後にフリーダイヤルインターネット インターネット 申込から利用開始まで 投票方法 口座開設済の場合は即 1ヶ月半から 7ヶ月程度と利用銀行により異なる時 口座未開設の場合は 1 週間から 10 日程度電話 ( 家庭用 公衆電電話 ( 家庭用 公衆電話 携帯電話 PHS) 話 携帯電話 PHS) インターネット ( パソコン 携帯電話 ) 入金ルール 投票前日までの銀行営業日に投票用口座へ入金 投票直前までに入金 出金ルール 振替操作後に振替用口座から出金 精算指示後即座に出金 自動解約 1 年以上利用しなければ自動解約 ( 注 ) 会員数は 公益財団法人車両情報センターが公表している 24 年度事業報告書に基づ いており 25 年 3 月 31 日時点のものである 5

11 また 20 年 4 月に始まった重勝式車券は 一部の賭式を除きキャリーオーバー制を採用しており 払戻金の上限額は最高 12 億円 (1 口 200 円の場合 ) である 22 年 10 月には 平塚競輪場において公営競技史上最高となる 1 口当たり払戻金 9 億 598 万 7400 円が発生している 車券購入等はインターネット経由のみで行われ 賭けの対象となるレースにより 重勝式競輪場別発売 ( 一部の特定競輪場でのレースを対象とし 当該施行者グループ単位等でキャリーオーバーする ) と重勝式統一発売 ( 全国の競輪場で開催されるビッグレースを対象とし 全競輪場間でキャリーオーバーする ) に大別される なお 後発にあたる重勝式統一発売は 早期に高額なキャリーオーバーが見込めるようにすることで低迷する車券売上高の増加につながることを狙い 施行者間での調整が進められ 立川市 ( 幹事施行者 ) が各本場施行者と共同開催を行う形で 24 年 4 月より開始された 重勝式車券の主な賭式は 次表のとおりである 分類 賭式の種類 購入単位 的中確率 販売サイト ランダム式 7 重勝単式 1 日のレースのうち最終から 7 つのレースの各 1 着の車番をコン 1 口 200 円 478 万 2969 分の 1 ピュータ採番で予想 セレクト式 7 重勝単式 1 日のレースのうち最終から 7 つ 478 万 2969 分の 1 のレースの各 1 着の車番を予想セレクト式 5 重勝単式 1 口 100 円 1 日のレースのうち最終から 5 つ 5 万 9049 分の 1 のレースの各 1 着の車番を予想 競輪場別 統一発売 ランダム式 4 重勝連勝複式 1 日のレースのうち最終から 4 つのレースの各 1 着 2 着の車番の組合せをコンピュータ採番で予想セレクト式 3 重勝単式 1 日のレースのうち最終から 3 つのレースの各 1 着の車番を予想セレクト式 3 重勝連勝単式 1 日のレースのうち最終から 3 つのレースの各 1 着 2 着の車番を着順どおりに予想 Dokant!7 ( ランダム式 7 重勝単式 ) Dokant!4two ( ランダム式 4 重勝連勝複式 ) 1 口 200 円 167 万 9616 分の 1 1 口 100 円 1 口 200 円 729 分の 1 ( キャリーオーハ ーなし ) 37 万 3248 分の 万 2969 分の 万 9616 分の 1 民間競輪ホ ータルサイト 競輪オフィシャルサイト KEIRIN.JP 及び民間競輪ホ ータルサイト ( 注 ) 民間競輪ポータルサイトでは 他の公営ギャンブルに係る投票を取り扱っている場合もある 6

12 (4) 競輪事業の仕組み競輪事業は 公営競技として 自転車競技法 自転車競技法施行規則 施行者の条例及び規則等により実施されている 施行者は 自転車競技法第 1 条第 1 項に定める都道府県及び総務大臣の指定した市町村であり 経済産業大臣の指導監督のもとで 競輪振興法人 競技実施法人 その他関係団体等と連携 協力し 全国統一システムの中で 各々の主催レース ( 競輪 ) を開催している 25 年 3 月 31 日現在 46 団体 (59 地方自治体 ) が 44 ヶ所の競輪場で開催しているほか 66 ヶ所の場外車券売場 ( 専用場外車券売場 59 ヶ所 前売専用場外車券売場 7 ヶ所 ) がある 施行者が競輪場を設置または移転しようとするときは 経済産業大臣の許可が必要である また 施行者が競輪を開催しようとするときは 経済産業局長及び都道府県知事を経由して経済産業大臣に届出ることになっている 競輪事業の運営体系図 公益財団法人車両情報センター 経済産業省 指導 監督 補助事業者 競輪情報の管理 提供補助金の交付 登録 あっせん 養成 訓練 公益財団法人 JKA ( 競輪振興法人 ) 交付金の交付 還付 競技運営の指導 競輪の実施方法の制定 一般社団法人日本競輪選手会 出場契約 社団法人全国競輪施行者協議会 競技実施 公益財団法人日本自転車競技会 選手 賞金 施行者 事務委託 ( 競技実施法人 ) 出場 開催 車券発売施設管理 競輪 審判 検車番組編成 管理 納付金の納付 車券購入 払戻 地方公共団体金融機構 車券購入者 7

13 全国の競輪場等の分布図 ( 25 年 3 月 31 日現在 ) 藤崎場外サテライト六戸 青森前売 SC サテライト男鹿サテライト六郷 北海道 函館 サテライト石狩サテライト札幌サテライト松風 競輪場 44 ヶ所 専用場外車券売場 59 ヶ所前売専用場外車券売場 7 ヶ所 サテライト長崎 サテライト宇佐 サテライトみぞべサテライト阿久根サテライト鹿児島サテライトきもつきサテライト薩摩川内 サテライト宮崎サテライト三股サテライト門川 サテライト北九州ハイヒ シ ョンシアター門司サテライト若松サテライト中洲 佐世保 サテライト久留米 サテライト武雄 佐賀福岡 武雄小倉長崎久留米 沖縄 熊本 熊本 鹿児島 別府 大分 宮崎 サテライト宇部 駅前 SC 二番町前売 SC サテライトこまつサテライト西予 山口 防府 松山愛媛 高知高知 サテライト南国サテライト安田 サテライト山陽 島根 広島 広島 サテライト鴨島サテライト徳島 サテライト山陰 鳥取 岡山 玉野 高松香川 小松島徳島 サテライト笠岡サテライト津山 国道前売 SC サテライト観音寺 兵庫 サテライト阪神 京都 滋賀 福井 大垣岸和田奈良岐阜大阪奈良松坂 和歌山 四日市 和歌山 三重 サテライト大阪 向日町 福井 ウィンドーム館林 岐阜 川越場外 利根西前売 SC サテライト中越サテライト新潟サテライト妙高サテライト阿賀野 石川 長野 富山 富山 愛知一宮豊橋名古屋 新潟 山梨 サテライト名古屋 弥彦 伊東静岡静岡 群馬 サテライト双葉 青森 秋田 山形 前橋大宮埼西武園玉 神奈川 川崎平塚小田原 いわき平 栃木宇都宮 立川京王閣 東京 ラ ピスタ新橋 サテライト横浜 青森 岩手 宮城 福島 茨城 取手 千葉 松戸千葉 サテライト石鳥谷 サテライト大和サテライト宮城 サテライト会津サテライト福島サテライトあだたら郡山場外サテライトかしま サテライト水戸サテライトしおさい鹿島 サテライト鴨川サテライト市原サテライト船橋サテライト成田 8

14 (5) 競輪事業における主な関係団体等 (ⅰ) 公益財団法人 JKA 公益財団法人 JKA( 以下 JKA という ) は 自転車競技法第 23 条第 1 項に基づき 全国を通じて唯一の 競輪振興法人 に指定された公益財団法人であり 同法第 24 条各号に定める競輪関係業務を行っている 25 年 4 月 1 日現在の職員数は 214 名である なお JKAは 小型自動車競走法第 27 条第 1 項に基づき 全国を通じて唯一の 小型自動車競走振興法人 にも指定されており 小型自動車競走 ( いわゆるオートレース ) 関係業務をあわせて実施しているが 以下の記述では 小型自動車競走関係業務については省略している 分類 競輪運営支援事業 補助事業 主な業務内容競輪の審判員及び出場選手の検定及び登録競輪に使用する自転車の種類及び規格の登録競輪の検車員 先頭誘導員選手及び競輪に使用する自転車の部品の認定選手及び自転車の競走前検査の方法 審判の方法その他競輪の実施方法の制定選手の出場あっせん選手共済制度への助成審判員 選手その他競輪の競技の実施に必要な者の養成または訓練日本競輪学校の運営開催執務員及び選手の褒賞競輪に関する広報宣伝 ( 競輪オフィシャルサイト KEIRIN.JP の運営管理等) 競輪の振興 国際化及び効率的な実施のための施策の調査研究及び企画立案施行者からの交付金の受入れ自転車その他の機械に関する事業の振興のための事業補助 ( 機械工業振興補助 ) 体育事業その他の公益の増資を目的とする事業の振興のための事業補助 ( 公益事業増進補助 ) なお 施行者から受入れる交付金は 自転車競技法上の根拠条文により 次のと おり 3 種類に分類され 各施行者の車券売上高に同法及び同法施行規則により規 定されるそれぞれの交付金率を乗じて算出される 根拠条文 使途 機械工業振興交付金 第 16 条第 1 項第 1 号 機械振興補助等のための事業 公益事業振興交付金 第 16 条第 1 項第 2 号 公益増進補助等のための事業 競輪関係業務交付金 第 16 条第 1 項第 3 号 競輪運営支援事業 JKA の財政構造を理解するために 次表のとおり 過去 4 年度の正味財産増減 計算書 ( 競輪関係業務会計 ) の推移を要約した 9

15 21 年度 (A) 22 年度 (B) 増減 (B)-(A) 23 年度 (C) 増減 (C)-(B) ( 単位 : 百万円 ) 24 年度 増減 (D) (D)-(C) 機械工業振興交付金 (1 号 ) 11,068 9,558-1,510 9, ,421-3,958 公益事業振興交付金 (2 号 ) 9,901 8,509-1,392 8, ,545-3,777 競輪関係業務交付金 (3 号 ) 2,030 1, , , 不交付補助金 1,466 1, , 返還補助金 その他 経常収益 (1) 25,225 21,668-3,557 20, ,073-8,670 機械工業振興補助事業費 8,244 4,729-3,515 1,332-3, 公益事業振興補助事業費 10,333 7,208-3,125 3,269-3,939 2, 支払還付金 7,704 6, ,905-1, ,905 広報事業費 1,324 3,224 1,900 2, , 助成金 2,071 2, ,558 2,488 7,351 2,793 職員給料 ( 事業費 ) 1,006 1, 役員給与 ( 管理費 ) 職員給料 ( 管理費 ) その他 1,699 2, , , 経常費用 (2) 32,793 27,823-4,970 21,323-6,501 16,176-5,146 経常増減 (3=1-2) -7,568-6,155 1, ,576-4,103-3,524 経常外増減 (4) 当期一般正味財産増減額 (5=3+4) -7,567-6,155 1, ,576-5,054-4,475 一般正味財産期首残高 (6) 55,924 48,356-7,567 42,201-6,155 41, 一般正味財産期末残高 (7=5+6) 48,356 42,201-6,155 41, ,567-5,054 ( 注 ) 数値は JKA が公表している各年度に係る正味財産増減計算書 ( 競輪関係業務会計 ) に基づいて監査人が要約している JKAは 施行者が納める交付金を主要財源として 競輪運営支援事業及び補助事業を営んでいる 経常収益については 車券売上高の継続的な減少や 24 年度からの 1 号及び 2 号に係るJKA 交付金率引下げを主因として 24 年度は 21 年度の半分弱にまで落ち込んでいる 経常費用については 22 年 5 月に行政刷新会議による 事業仕分け の対象となり 補助対象事業 補助率 審査基準 審査体制等について抜本的な見直しが行われた結果 補助事業費 ( 機械工業振興補助及び公益事業振興補助 ) が 24 年度は 21 年度の 2 割弱に縮小している また 特定交付金還付事業についても同じく 事業仕分け の対象となり JKA 交付金率引下げと抱き合わせで 23 年度をもって特定交付金還付制度は延長せず廃止されたため 24 年度は支払還付金がゼロとなっている なお 当該制度は 施行者が行った競輪事業の活性化のための投資 ( 老朽化した競輪場の改修事業 新規ファン獲得事業等 ) に要した支出について 施行者が納付した 1 号 2 号交付金の 3 分の 1 を上限として交付金を還付する制度であり 19 年度から 23 年度までの 5 年間の時限措置として実施されてきたものである 助成金については 主として 後述する一般財団法人日本競輪選手会 ( 以下 選手会 という ) または一般財団法人全国競輪選手共済会 ( 以下 共済会 という ) に対し 選手共済制度に係る財源不足を補うべく助成しており 24 年度は 21 年度の 3 倍超に膨らんでいる 10

16 この推移分析から 競輪振興法人たるJKAは 施行者からのJKA 交付金収入の減少に対し 補助事業の縮小 特定交付金還付制度の廃止 広報事業費の抑制等を行ったものの 助成金負担が急増しているため経常赤字体質から脱しきれておらず 過去に蓄積した一般正味財産が徐々に減少している なお 25 年度競輪関係業務収支予算書によれば 同年度の当期経常増減予算額は 4,563 百万円の赤字 助成金予算は 4,342 百万円である (ⅱ) 公益財団法人日本自転車競技会自転車競技法第 3 条は 施行者が 他の地方公共団体 同法第 38 条第 1 項に基づく 競技実施法人 に指定された公益財団法人日本自転車競技会 ( 以下 競技会 という ) または私人に対して 次に掲げる事務を委託することを容認している 1 競輪に出場する選手及び競輪に使用する自転車の競走前の検査 競輪の審判その他の競輪の競技に関する事務 ( 当該事務は競技実施法人に限る ) 2 車券の発売または払戻金もしくは返還金の交付に関する事務 3 12のほか 競輪の実施に関する事務 ( 経済産業省令で定めるものを除く ) さらに 競技実施法人が施行者から受託する業務が 次のとおり 同法第 40 条 各号に定められている 分類主な業務内容競輪に出場する選手及び競輪に使用する自転車の競走前の検査発走 着順の判定 勝者の決定その他の競輪の審判及びその発表第 1 号業務出走する選手の紹介競輪に出場する選手のあっせんの依頼及び選手の競走別組合せの決定競輪に出場する選手の確定並びに競輪開催に係る選手及び自転車の管理第 2 号業務車券の発売等に関する事務第 3 号業務競輪の開催に係る宣伝に関する事務第 4 号業務入場者の整理 場内の取締りその他競輪場内の整理に関する事務第 5 号業務前各号の業務に付帯する事務 ( 競輪開催運営事務等 ) 第 1 号業務を除き 施行者が競技会に業務を委託するかどうか または 競技会以外の者に委託するかどうかは任意であるため 松山競輪のように事実上第 1 号業務に限って委託しているケースもあれば 平塚競輪や小倉競輪のように第 1 号業務から第 5 号業務まで委託しているところもあり 競技会への委託範囲は施行者によって様々である 11

17 競技会の組織は 1 本部 3 地区本部及び 2 支部から構成されており それぞれ担 当する競輪場が割り当てられている 25 年 6 月 27 日現在の職員数は 543 名である 本部東日本地区本部中日本地区本部西日本地区本部近畿支部中四国支部 所在地神奈川県横浜市東京都台東区愛知県名古屋市福岡県筑紫野市大阪府堺市香川県高松市 担当競輪場松戸競輪場 千葉競輪場 川崎競輪場 平塚競輪場 小田原競輪場 伊東温泉競輪場 静岡競輪場函館競輪場 青森競輪場 いわき平競輪場 弥彦競輪場 前橋競輪場 宇都宮競輪場 取手競輪場 大宮競輪場 西武園競輪場 立川競輪場 京王閣競輪場豊橋競輪場 名古屋競輪場 一宮競輪場 岐阜競輪場 大垣競輪場 四日市競輪場 松阪競輪場 富山競輪場小倉競輪場 久留米競輪場 武雄競輪場 佐世保競輪場 別府競輪場 熊本競輪場福井競輪場 奈良競輪場 京都向日町競輪場 和歌山競輪場 岸和田競輪場玉野競輪場 広島競輪場 防府競輪場 高松競輪場 小松島競輪場 松山競輪場 高知競輪場 競技会の財政構造を理解するために 次表のとおり 25 年度収支予算書 < 内訳表 >を要約した なお 競技会のホームページには 23 年度以前の決算書は開示されておらず また 24 年度正味財産増減計算書は表示科目において 25 年度収支予算書 < 内訳表 >ほど細分化されていないため これらを利用していない 12

18 公益目的事業会計 収益事業等会計 ( 単位 : 百万円 ) 競輪競技運営事業 (A) 競輪開催事業 (B) 自転車競技スホ ーツ等普及振興事業 (C) 法人会計 事業収益 ( 競輪競技運営 ) 8,304 8, ,519 事業収益 ( 車券関係業務 ) 事業収益 ( 宣伝関係業務 ) 事業収益 ( 場内整理関係業務 ) 2,118 2,118 2,118 事業収益 ( 競輪周辺業務 ) その他 経常収益 (1) 8,309 3, , ,140 事業費 ( 人件費 ) 5, , ,722 事業費 ( 退職給付費用 ) 事業費 ( 福利厚生費 ) 事業費 ( 旅費交通費 ) 事業費 ( 賃借料 ) 事業費 ( 租税公課 ) 事業費 ( 業務委託費 ) 2,132 2, ,179 事業費 ( 競技費 ) 事業費 ( 選手関係費 ) 事業費 ( その他 ) 管理費 ( 人件費 ) 管理費 ( 退職給付費用 ) 管理費 ( 福利厚生費 ) 管理費 ( 旅費交通費 ) 管理費 ( その他 ) 経常費用 (2) 8,309 3, , ,072 経常増減 (3=1-2) 経常外増減 (4) 他会計振替額 (5) 法人税 住民税及び事業税 (6) 税引後当期一般正味財産増減額 (7= ) ( 注 ) 数値は 競技会が公表している 25 年度収支予算書 < 内訳表 > に基づいて監査人が要約している 小計 (D)=(A)+(B)+(C) 収益事業 (E) (F) 合計 (G)=(D)+(E)+(F) 競技会は 施行者からの委託費を主要財源として 受託業務を営んでいる 経常収益については 第 1 号業務にあたる競輪競技運営業務が全体の約 70% を占めており 次いで第 4 号業務にあたる場内整理関係業務が全体の約 17% を占めている 経常費用については 広義の人件費 ( 人件費 + 退職給付費用 + 福利厚生費 ) が全体の約 58% を占めており 次いで業務委託費が全体の約 18% を占めている 部門別にみると 競輪競技運営事業 (A) 及び競輪開催事業 (B) については収支ゼロ 自転車競技スポーツ等普及振興事業 (C) 及び法人会計 (F) で発生する赤字を収益事業 ( 不動産賃貸業 ) で補い 全体ベースでは正味財産を減らさないという予算編成方針であることがわかる 24 年度貸借対照表によれば 24 年度末の正味財産残高は 11,698 百万円である なお 自転車競技スポーツ等普及振興事業 (C) の赤字は主として選手関係費の内訳科目の一つである 助成費 によるものである 25 年度事業計画書によれば 自転車競技層の底辺拡大及び技能向上に寄与することを目的として 各都道府県の自転車競技団体等が自転車競技者の日頃の訓練の成果の確認と新たな目標設定の創出機会として実施する自転車競技大会及びその他の関連事業に対し 後援及び助成を行っている 13

19 (ⅲ) 社団法人全国競輪施行者協議会社団法人全国競輪施行者協議会 ( 以下 全輪協 という ) は 全国の施行者を会員とし 会員を始め関係団体等と緊密な連絡調整を図り 競輪の円滑な運営に寄与することを目的としている また JKAが所管するサイクルテレホン事務センターを運営し 電話投票に関する事務に携わっている 主な業務内容競輪開催日程に係る施行者間の調整選手賞金等に関する選手会との調整事務委託費等に関する競技会との調整施行者の意見を取りまとめたうえでの国等へ制度改正要望サイクルテレホン事務センターの運営 ( 電話投票の会員管理 電話投票取扱銀行に関する業務 電話投票会員への機関誌等による情報提供 インターネット会員の拡大 ) 競輪及び各種公営競技に関する売上高 入場者数等の統計資料の作成及び提供競輪の広報対策 ( 統一広報宣伝事業 競輪ガイドブックの制作 ) 臨時従事員実態調査等の集計結果の施行者への提供 労務管理研修会の開催自衛警備体制等の実態調査 警備担当者研修会の開催暴力団 ノミ屋等追放対策の推進 関係行政機関も出席する各種会議の開催施行者からの会費及び各種分担金の受入れ なお 施行者から受取る会費及び分担金は 次のように分類される 経理区分 分類 算定方法の概要 会費 1 施行者年間 30 万円 定額分担金開催日数あたり分担金 開催日数全国競輪選手共済会助 ( 開催日数あたり分担金は 前々年度車券成分担金一般会計売上高や全輪協予算額等に基づき算出さ日本競輪選手会事故防れ 施行者によって異なる ) 止対策事業助成分担金 特別分担金 特別競輪等 (GP GⅠ GⅡ) を開催した施行者の場外車券売上高 一定割合 情報システム分担金 開催日数あたり分担金 開催日数 情報システム事業特別会計 サイクルテレホン事務センター運営事業特別会計選手参加旅費分担金特別会計重勝式統一発売特別会計 電話投票システム分担金 電話投票特別分担金 サイクルテレホン事務センター運営委託金 選手参加旅費分担金 重勝式統一発売分担金 ( 開催日数あたり分担金 開催日数 ) +( 電話投票車券売上高 一定割合 ) 特別競輪等 (GP GⅠ GⅡ GⅢ) を開催した施行者の電話投票車券売上高 一定割合 電話投票車券売上高 一定割合 総車券売上高 一定割合 重勝式統一発売を実施する幹事施行者の重勝式統一発売売上高 一定割合 14

20 全輪協の財政構造を理解するために 次表のとおり 過去 4 年度の正味財産増減 計算書の推移を要約した 21 年度 (A) 22 年度 (B) 増減 (B)-(A) 23 年度 (C) 増減 (C)-(B) ( 単位 : 百万円 ) 24 年度 増減 (D) (D)-(C) 基本財産運用収益 会員受取会費 受取分担金 ( 一般会計 ) 2,793 2, , , 受取分担金 ( 情報システム ) 2,212 2, , , 受取分担金 ( サイクルテレホン事務センター運営 ) 1,303 1, , , 受取分担金 ( 選手参加旅費 ) 2,369 2, , ,296 4 受取分担金 ( 重勝式統一発売 ) その他 経常収益 (1) 8,724 8, , , 事業費 7,037 6, , , 助成金 管理費 経常費用 (2) 8,320 7, , , 経常増減 (3=1-2) 経常外増減 (4) 当期一般正味財産増減額 (5=3+4) 一般正味財産期首残高 (6) 2,914 3, , , 一般正味財産期末残高 (7=5+6) 3,319 3, , , ( 注 ) 数値は 全輪協が公表している各年度に係る正味財産増減計算書に基づいて監査人が要約している 全輪協は 施行者が納める各種分担金を主要財源として 前述の業務を営んでいる 経常収益については 23 年 3 月に発生した東日本大震災に伴う社会全体の自粛ムードや計画停電等の影響でその後一定期間競輪が開催されなかったこと等により 23 年度までは減少に歯止めがかからなかった しかしながら 24 年度は 同年 4 月から立川市が幹事施行者となって発売を開始した重勝式統一車券 (Dokanto!) の車券発売業務を受託したこと等により 増収に転じている 経常費用については 事業費が 21 年度から 23 年度にかけて大きく減少しているが 公表されている正味財産増減計算書の表示科目はこれ以上細分化されていないため 減少理由の分析は困難である ただし 各年度の収支計算書から推定すれば 事業費の大半は選手参加旅費とシステム関連費であることがわかる また 助成金については JKAと同様 選手会または共済会に対し 選手共済制度 ( 医療給付 退職給付 年金給付等 ) に係る財源不足を補うべく 毎年ほぼ同水準の金額を助成している 当期正味財産増減額としては毎年黒字を維持しており 全輪協自体の収支状況は良好である 職員総数は 20 数名しかおらず 事実上 施行者から受け取った分担金が自らを経由して 他の関係団体 ( 選手会 共済会 公益財団法人車両情報センター ( 以下 VIC という )) や事務委託先に配分されているという見方もできる 15

21 (ⅳ) 一般社団法人日本競輪選手会 選手会は 個人事業主である競輪選手を会員とする団体であり 登録選手の適正 な出場条件の確保 登録選手の指導訓練 退職金及び年金事業等を行っている 25 年 7 月 1 日現在の会員数は 2,781 名である 主な業務内容競輪の公正安全の確保に関する事業登録選手の指導訓練 ( 支部が設置されている都道府県ごとに行う ) 競輪諸制度の適正化の推進登録選手の災害補償等福利厚生登録選手であった者の退職金及び年金事業全日本プロ選手権等自転車競技大会の開催自転車競技大会への参加及び協力 選手会の財政構造を理解するために 下表のとおり 23 年度及び 24 年度に係る貸借対照表及び正味財産増減計算書を要約した 貸借対照表( 選手会 ) の推移 ( 単位 : 百万円 ) 23 年度 24 年度 増減 (A) (B) (B)-(A) 現金預金 2,932 3, 未収会費 未収金 その他 流動資産 (1) 3,630 4, 退職給付引当資産 選手退職給付引当資産 1,567 1, 競輪選手年金基金資産 4,925 2,115-2,810 その他特定資産 2,927 3, 建物 土地 その他 固定資産 (2) 11,431 8,012-3,419 資産合計 (3=1+2) 15,060 12,203-2,857 未払金 預り金 その他 流動負債 (4) 退職給付引当金 ( 職員 ) 選手退職給付引当金 47,510 38,162-9,347 競輪選手年金給付引当金 21,199 18,634-2,565 固定負債 (5) 69,422 57,686-11,736 負債合計 (6=4+5) 69,596 57,980-11,616 一般正味財産 (7) -54,536-45,776 8,760 正味財産合計 (8=7) -54,536-45,776 8,760 負債及び正味財産合計 (9=6+8) 15,060 12,203-2,857 正味財産増減計算書( 選手会 ) の推移 ( 単位 : 百万円 ) 23 年度 24 年度 増減 (A) (B) (B)-(A) 特定資産運用益 受取会費 1,113 1, 受取基金 4,003 3, 事業収益 1,044 1, 受取補助金等 4,302 7,016 2,714 その他 経常収益 (1) 10,570 12,801 2,231 事業費 1,046 2,840 1,794 管理費 売上原価 経常費用 (2) 2,689 3,721 1,032 経常増減 (3=1-2) 7,882 9,080 1,198 引当金取崩額 1, ,381 経常外収益 (4) 1, ,381 引当金繰入額 3, ,109 固定資産減損損失 特定資産評価損 1, ,339 固定資産除売却損 経常外費用 (5) 4, ,727 経常外増減 (6=4-5) -2, ,346 当期一般正味財産増減額 (7=3+6) 5,215 8,760 3,544 一般正味財産期首残高 (8) -59,751-54,536 5,215 一般正味財産期末残高 (9=7+8) -54,536-45,776 8,760 ( 注 ) 数値は 選手会が公表している 24 年度貸借対照表及び正味財産増減計算書 ( いずれも前年度比較方式 ) に基づいて監査人が要約している 選手会は 後述する業界団体の取組みの一つである選手数削減により 会員数減による収入減及び退職者増による支出増に直面しており JKA 等に対する助成金要請額の拡大等で対応している しかしながら 選手退職給付引当金及び競輪選手年金給付引当金を含む負債合計残高は資産合計残高を依然として大きく上回っており 24 年度末の正味財産は 45,776 百万円のマイナス残高 ( 債務超過 ) である 16

22 これらの負債は 過去に施行者によってJKA 等へ納められた交付金や分担金を財源とする当該関係団体の残余金 並びに 施行者が今後も納め続けるそれらによって埋められていく構図となっており 施行者の経営を圧迫する要因の一つとなっている (ⅴ) 一般財団法人全国競輪選手共済会共済会は 競輪選手及び競輪選手 OBの相互共済を図るため 医療給付 退職給付 年金給付等を行う団体であった その後 改正保険業法への対応として 22 年 4 月 1 日より給付算定上の原因別区分 その他 における医療 休養 障害給付等を支給対象外にするとともに 共済会の行う共済事業が保険業とみなされることのないよう 23 年 4 月 1 日より共済会会費を徴収しないこととした また 退職給付及び競輪選手年金事業については 公益法人制度改革により 一般社団法人及び一般財団法人に関する法律 に基づく法的制約 ( 一般財団法人は純資産額が 2 年連続 3 百万円未満となった場合には解散しなければならない ) に抵触することを回避するため 財務実態を勘案し 競輪選手年金の減額や退職給付 ( 退職年金 ) 受給者の運用利回りの引下げを 22 年 10 月 1 日から行うとともに 23 年 3 月 31 日付で当該制約のない選手会に事業譲渡し 以後 受託業務としてその支給事務を行っている 主な業務内容給付事業障害年金事業競輪選手オリンピック年金事業育英金事業 ( 重度障害者及び死亡した正会員の子弟に対する学費等の補助 ) 貸付事業 ( 選手に対する金銭の貸付け ) 共済会の財政構造を理解するために 次表のとおり 過去 3 年度の貸借対照表及び正味財産増減計算書の推移を要約した なお 共済会のホームページには 24 年度の決算書が開示されていないため 24 年度に係る数値は含まれていない 17

23 貸借対照表( 共済会 ) の推移 ( 単位 : 百万円 ) 21 年度 (A) 22 年度 (B) 増減 (B)-(A) 23 年度 (C) 増減 (C)-(B) 現金預金 2,729 1, , 未収入金 1, その他 流動資産 (1) 3,763 2,642-1,121 2, 基本財産 退職給付引当資産 ( 職員 ) 退職年金基金資産 15, , 競輪選手年金基金資産 14, , 障害年金積立資産 競輪選手オリンヒ ック年金基金資産 育英基金資産 長期貸付金 10,591 9, , 会員権預託金 その他 固定資産 (2) 41,812 10,560-31,252 9, 資産合計 (3=1+2) 45,575 13,202-32,373 12, 短期借入金 10,519 9,498-1,021 8, 未払金 その他 流動負債 (4) 10,699 9,542-1,157 8, 退職給付引当金 ( 職員 ) 退職給付引当金 15, , 競輪選手年金給付引当金 34, , 障害年金給付引当金 1,783 1, ,898 6 競輪選手オリンヒ ック年金給付引当金 育英年金給付引当金 その他 固定負債 (5) 51,809 2,111-49,698 2, 負債合計 (6=4+5) 62,508 11,653-50,855 10, 指定正味財産 (7) 一般正味財産 (8) -16,935 1,547 18,482 1, 正味財産合計 (9=7+8) -16,933 1,549 18,482 1, 負債及び正味財産合計 (10=6+9) 45,575 13,202-32,373 12, ( 注 ) 数値は 共済会が公表している各年度に係る貸借対照表に基づいて監査人が要約している 後述の正味財産増減計算書のとおり 20 年度末の一般正味財産は 12,586 百万円のプラス残高であったが 21 年度において多額の経常外費用を計上した結果 21 年度末は 16,935 百万円のマイナス残高 ( 債務超過 ) となっていた 22 年度末では 退職給付及び競輪選手年金事業を 23 年 3 月 31 日付で選手会に事業譲渡したことに伴い 固定資産の 退職年金基金資産 及び 競輪選手年金基金資産 の前年度末合計額 30,178 百万円 並びに 固定負債の 退職給付引当金 及び 競輪選手年金給付引当金 の前年度末合計額 49,702 百万円がなくなったことを主因として 一般正味財産合計は 1,547 百万円のプラス残高を回復している 23 年度末では 選手貸付金 8,855 百万円が総資産の約 70% を占めており 当該貸付資金の調達にあたっては 従来より短期借入の借換えで対応していることが長期貸付金及び短期借入金の残高推移から推定される 18

24 正味財産増減計算書( 共済会 ) の推移 ( 単位 : 百万円 ) 21 年度 (A) 22 年度 (B) 増減 (B)-(A) 23 年度 (C) 増減 (C)-(B) 特定資産受取利息 特定資産運用益 0-1,089-1, ,089 受取会費 1, 受取助成金 6,093 5, ,414-4,392 受取負担金 受託事務事業収益 貸付金利息 競輪選手年金給付引当金戻入額 0 8,457 8, ,457 その他 経常収益 (1) 7,625 14,330 6,705 1,577-12,752 事業費 ( 共済事業費 ) 1, 事業費 ( 信託報酬 ) 事業費 ( 支払利息 ) 事業費 ( 退職給付引当金繰入額 ) 5,840 3,170-2, ,170 事業費 ( 競輪選手年金給付引当金繰入額 ) 2, , 事業費 ( 障害年金給付引当金繰入額 ) 事業費 ( 競輪選手オリンヒ ック年金給付引当金繰入額 ) 事業費 ( 育英年金給付引当金繰入額 ) 事業費 ( 給料手当 ) 事業費 ( 退職給費費用 ) 事業費 ( 委託費 ) 管理費 ( 役員報酬 ) 管理費 ( 給料手当 ) 管理費 ( 退職給費費用 ) その他 経常費用 (2) 10,231 4,795-5,435 1,403-3,392 経常増減 (3=1-2) -2,605 9,535 12, ,361 育英年金給付引当金戻入額 事業譲渡に伴う一般正味財産 ( 選手年金 ) 増加額 0 9,200 9, ,200 競輪選手オリンヒ ック年金給付引当金戻入額 その他 経常外収益 (4) 69 9,213 9, ,213 競輪選手年金給付引当金繰入額 26, , 過年度貸付金差額 事業譲渡に伴う一般正味財産 ( 退職給付 ) 減少額 その他 経常外費用 (5) 26, , 経常外増減 (6=4-5) -26,915 8,947 35, ,947 当期一般正味財産増減額 (7=3+6) -29,520 18,482 48, ,308 一般正味財産期首残高 (8) 12,586-16,935-29,520 1,547 18,482 一般正味財産期末残高 (9=7+8) -16,935 1,547 18,482 1, ( 注 ) 数値は 共済会が公表している各年度に係る正味財産増減計算書に基づいて監査人が要約している 経常収益については 競輪選手年金減額改訂に伴い競輪選手年金給付引当金戻入額 8,457 百万円が発生したことを主因として 22 年度は前年度に比べ 6,705 百万円増加した しかしながら 当該戻入額の反動だけでなく 23 年 4 月 1 日より会費を徴収しなくなったこと 退職給付及び競輪選手年金事業を 23 年 3 月 31 日付で選手会に事業譲渡したため当該事業に対する助成先が選手会に移行したことを主因として 23 年度は前年度に比べ 12,752 百万円減少した 経常費用については 22 年 4 月 1 日から医療 休養 障害給付等を支給対象外にしたこと等により 年々減少傾向にある また 退職給付引当金繰入額及び競輪選手年金給付引当金繰入額は 退職給付及び競輪選手年金事業を 23 年 3 月 31 日付で選手会に事業譲渡したため 23 年度からは発生していない 19

25 経常外増減については 22 年度における退職給付及び競輪選手年金事業の譲渡により 8,934 百万円 ( 純額 ) の一般正味財産増加が発生しており 一般正味財産のプラス残高回復につながっている 共済会は 一連の事業内容の見直し等を経てスリム化され 23 年度には経常費用が 1,403 百万円となった 経常収益が 1,577 百万円であるため 当期正味財産増減額が黒字になっているが その約 90% はJKAや全輪協からの助成金であり 選手からの会費収入もなく 自立した共済制度は確立されていない この点 産業構造審議会車両競技分科会 競輪事業のあり方検討小委員会 報告書は 長期的には 競輪選手共済制度は 競技中の事故補償を除き 施行者やJ KAからの助成を受けずに自立的に運営できるようにすべきであり 給付水準の見直しや共済費の応分の負担増を検討すべきである また 給付水準の見直しと同時に 他のプロスポーツの例も参考にしつつ 引退した選手の就職 ( セカンド キャリア ) 支援も検討すべきである と提言している 20

26 (ⅵ) 公益財団法人車両情報センター (Vehicle Infomation Center) VICは 競輪に関する情報システムの研究開発及び運用管理の事業を実施する財団法人として昭和 63 年 11 月に設立され 競輪ファン 施行者 競輪関係団体 報道機関 銀行等に対し 競輪に関する各種情報サービスを提供している 特に 電話投票については 競輪オフィシャルサイト KEIRIN.JP を運用し 21 年 3 月から携帯電話で手軽に投票ができる KEIRIN.JP ON アプリ を 23 年 4 月から初心者向けコンテンツを充実した KEIRN.JP のリニューアル版を 24 年 4 月から電話投票サービス時間を拡大するとともに スマートフォン版 KEIRIN.JP を提供している また コスト削減等を目指して 全国の競輪場及び場外車券売場に個別に導入されているトータリゼータシステム ( 投票券の発売と払戻に関する業務をコンピュータで処理するシステム 以下 TZS という ) の機能をVICに集約する 次世代 TZS の開発に取り組み 23 年 11 月にすべての拠点における次世代 TZSへの移行が完了している さらに 22 年 10 月から各競輪場が個別に実施していた競輪動画配信サービスを一元的に実施する インターネットによる競輪動画配信サービス (KEIRIN.JP ストリーム ) を 24 年 4 月から重勝式投票サービスを提供している 分類 車両情報システム (VIS) の運用管理 車両情報システム (VIS) の研究開発等 主な業務内容競技関連業務 投票関連業務 情報提供関連業務 次世代 TZS 関連業務及び KEIRIN.JP 関連業務が円滑かつ確実に実施されるための運用管理 ( システムの安定稼働を最優先し システム障害を未然に防止するためにシステムの監視 定期保守 データのバックアップ 障害対応訓練等を実施するとともに システム障害発生時には危機管理マニュアルに従って対応 ) 競輪オフィシャルサイト KEIRIN.JP によるインターネット投票サービス 競輪に関する情報提供及び競輪動画配信サービス ( パソコン 携帯電話 ス競輪ファンマートフォン ) 競輪音声応答システム による電話投票サービス及び競輪に関する情報提供 ( 携帯電話 固定電話等 ) 開催管理システム 競輪情報検索システム 競輪情報提供サービスシステム による開催 競技結果 統計等の情報の提供 次世代 TZS による発券 払戻管理 票数集計 通報及び 静止画 音声施行者サービスシステム 出走表作成サービスシステム 売上速報サービスシステム による情報提供 票数中継システム による売上情報等の通報 講習会の開催 開催管理システム による開催管理業務の支援 開催管理システム 競輪情報検索システム 競輪情報提供システム に競輪関係よる開催 競技結果 統計等の情報提供団体 開催管理システム による選手のあっせん等の業務処理支援 講習会の開催報道機関 競輪情報提供システム による開催 競技結果 統計等の情報提供 電話投票システム 競輪ネットバンクシステム による電話投票に関する銀行業務処理の支援次期車両情報システムの開発競輪関係団体によって企画されたサービス向上施策 新規事業 制度改正等に対応したシステムの開発または改修 21

27 ( 上図は VIC のホームページより抜粋 ) 22

28 VIC の財政構造を理解するために 次表のとおり 過去 4 年度の貸借対照表及 び正味財産増減計算書の推移を要約した 貸借対照表(VIC) の推移 ( 単位 : 百万円 ) 21 年度 (A) 22 年度 (B) 増減 (B)-(A) 23 年度 (C) 増減 (C)-(B) 24 年度 (D) 増減 (D)-(C) 現金預金 1, 未収金 その他 流動資産 (1) 2,160 1, 基本財産 4,807 4, , ,800-0 特定資産 ソフトウェア 2,435 2, , , リース資産 1,543 2, , , その他 固定資産 (2) 8,991 9, , , 資産合計 (3=1+2) 11,151 10, , , 短期借入金 年以内返済長期借入金 未払金 1,176 1, 年以内支払長期未払金 リース債務 損害賠償損失引当金 その他 流動負債 (4) 1,866 2, , , 長期借入金 1,600 1, , 長期未払金 , リース債務 1,169 1, , , 役員退職慰労引当金 退職給付引当金 固定負債 (5) 2,862 3, , , 負債合計 (6=4+5) 4,727 5,765 1,038 6, , 指定正味財産 (7) 4,900 4, , ,900 0 一般正味財産 (8) 1, , , 正味財産合計 (9=7+8) 6,424 5,171-1,252 4,005-1,166 4, 負債及び正味財産合計 (10=6+9) 11,151 10, , , ( 注 ) 数値は VIC が公表している各年度に係る貸借対照表に基づいて監査人が要約している 21 年度末の一般正味財産は 1,524 百万円のプラス残高であったが 22 年度及び 23 年度において当期一般正味財産減少額を計上したことが影響し 24 年度末は 785 百万円のマイナス残高となっている 開発したシステムを利用して顧客に情報提供を行う事業であるため 基本財産を除いた営業用資産は主としてソフトウェア及びリース資産である これらの資産を取得するために 主として 借入 割賦購入契約またはリース契約により資金調達していることが 借入金 長期未払金及びリース債務の残高推移から推定できる 前述した一連の新規サービス提供に必要な投資を積重ねた結果 21 年度末から 24 年度末にかけて 当該負債科目合計は 3,462 百万円から 5,896 百万円に急増している 23

29 正味財産増減計算書(VIC) の推移 ( 単位 : 百万円 ) 21 年度 (A) 22 年度 (B) 増減 (B)-(A) 23 年度 (C) 増減 (C)-(B) 24 年度 (D) 増減 (D)-(C) 基本財産運用収益 事業収益 1,588 1, , , 受取補助金 1, 受取分担金 2,330 2, , , その他 経常収益 (1) 5,436 4, , , 事業費 ( 減価償却費 ) 2,444 1, , , 事業費 ( 機器借上費 ) 1,295 1, , 事業費 ( 運用管理費 ) 1,420 1, , , 事業費 ( 人件費 ) 事業費 ( 借室料 ) 管理費 ( 人件費 ) 管理費 ( 借室料 ) その他 経常費用 (2) 5,875 5, , , 経常増減 (3=1-2) , 過年度修正額 損害賠償損失引当金戻入額 その他 経常外収益 (4) 損害賠償金 損害賠償損失引当金繰入額 支払利息 リース資産除却損 リース解約損 その他 経常外費用 (5) 経常外増減 (6=4-5) 当期一般正味財産増減額 (7=3+6) , , ,276 一般正味財産期首残高 (8) 1,860 1, , ,166 一般正味財産期末残高 (9=7+8) 1, , , 指定正味財産期末残高 (10) 4,900 4, , ,900 0 正味財産期末残高 (11=9+10) 6,424 5,171-1,252 4,005-1,166 4, ( 注 ) 数値は VIC が公表している各年度に係る正味財産増減計算書に基づいて監査人が要約している 経常収益については 22 年の 事業仕分け の結果を受けてJKAからの補助金がなくなったことを主因として 23 年度まで減少が続いていたが 24 年度は事業収益 ( システム利用料 ) の堅調な伸びに支えられたことを主因として増加に転じている なお 受取分担金は 産業構造審議会車両競技分科会 競輪事業のあり方検討小委員会 報告書 ( 23 年 6 月 ) 資料編 1-17 に照らし合わせると 全輪協 JKA 及び競技会から受け取っているものと考えられる 経常費用については 事業費 ( 減価償却費 ) の減少を主因として 23 年度は前年度比 658 百万円減少している 経常外増減については 23 年度に経常外費用として損害賠償損失引当金繰入額 318 百万円が計上されている これは 23 年 12 月 7 日午前 10 時 40 分頃 票数中継システム ( 投票系 ) への負荷が増大し 次世代 TZSから受信したデータ等に対して票数集計処理 各種指令処理等に遅延が生じた結果 票数確定 払戻し 発走等も大幅に遅れ 当日開催予定の 15 競輪場 ( ナイター競輪開催予定 24

30 であった松山競輪場を含む ) が開催レースの全部または一部を中止するという過去に例のない事故が生じたため このシステム障害により損害を受けた施行者 関係団体等からの損害賠償請求により見込まれる損失額を決算時に引当計上したものである その後交渉が重ねられ 各場の経済的な損害は開発メーカー及び保険会社が補償し 信用損害についてはVICが補償することが決定したため 24 年度には経常外収益として損害賠償損失引当金戻入額 202 百万円が計上されており VICの損害賠償関連損失は差額 116 百万円であったと考えられる V ICはこの事態を重く受け止め 24 年度からは 職員配置の重点をシステムの開発 移行から運用管理にシフトするとともに 外部システム監査の導入 障害対応訓練の充実等に取り組んでいる 25

31 (ⅶ) 地方公共団体金融機構公営企業金融公庫を前身とする地方公共団体金融機構は 地方公共団体に対しその地方債につき長期かつ低利の資金を融通するとともに 地方公共団体の資本市場からの資金調達に関して支援を行い もって地方公共団体の財政の健全な運営及び住民の福祉の増進に寄与することを目的として 地方公共団体金融機構法 ( 19 年法律第 64 号 ) に基づき 21 年 6 月 すべての地方公共団体の出資により設立された地方共同法人である 公営競技 ( 競馬 競輪 オートレース 競艇 ) の施行団体から収益金の一部を受け入れて地方公共団体健全化基金に積み立てており その運用益を用いて地方公共団体への貸付けについて利下げを行っている 施行者は 地方財政法等に基づき納付額が発生した場合 翌年度に本機構へ収益額の一部を公営競技納付金として納めなければならない ( 上図は 24 年度末現在であり 地方公共団体金融機構のホームページより抜粋 ) (ⅷ) 中央登録競輪選手制度改善委員会本委員会は 委員長を経済産業省製造産業局長とし 委員長により委嘱された競輪関係団体 (JKA 競技会 全輪協 選手会等) からその役職員が委員として派遣され 選手賞金 選手登録 共済その他福利厚生 訓練及び規律保持 褒章懲戒 その他適正な就業条件の確保に関する事項を調査審議する機関である 各施行者の収支状況を左右する選手賞金や標準開催日数が年度ごとに決定されており 各委員は各関係団体に委員会の決定を尊重しこれを遵守させるよう努力しなければならないこととなっている 26

32 (6) 競輪開催の枠組み全国には 44 ヶ所の競輪場があり 1 年を通じて FⅡからGP(KEIRIN グランプリ ) までの 6 つのグレード ( 階級 ) に格付けされたレースが開催されている 下位の競走で勝つことが上位の競走への出場につながるよう設計されており 各選手は KEIRIN グランプリを目標に 1 年のシーズンを戦う 分類 ク レート 概要 特別競走 GP 1 年の総決算ともいえる競輪界最高峰のレースであり その年活躍した 9 名の選手が参加し チャンピオンを決める単発レース (1 レース ) である 毎年 12 月 30 日に行われており 優勝選手賞金は 1 億円である 特別競輪 GⅠ S 級上位選手が参加し GⅠ 優勝者はその年のGP 出場権を得る 読売新聞社杯全日本選抜競輪 (2 月 4 日制 ) 日本選手権競輪(3 月 6 日制 ) 高松宮記念杯競輪(6 月 4 日制 ) 寬仁親王牌 世界選手権記念トーナメント(7 月 4 日制 ) オールスター競輪(9 月 5 日制 ) 朝日新聞社杯競輪祭 (11 月 4 日制 ) GⅡ ヤンググランプリを除き S 級選手のみが参加し 成績上位者はGⅠ GⅡ への優先出場権を得る 共同通信社杯(4 月 4 日制 ) サマーナイトフェスティバル(8 月 2 日制ナイター ) ヤンググランプリ(12 月 単発レース ) 記念競輪 GⅢ S 級選手のみが参加し 各競輪場の開設等を記念して開催する競輪である 各競輪場が原則年 1 回 (4 日制 11 レース ) 開催する ただし 4 日間以上の特別競輪を開催する年度には 当該競輪場は記念競輪を開催しない したがって KEIRIN グランプリ ヤンググランプリ及びサマーナイト フェスティバルが開催される競輪場については 記念競輪の開催が可能である 普通競輪 FⅠ S 級選手とA 級 1 2 班選手が参加し 原則として A 級 6 レース+S 級 5 レース (3 日制 ) で開催され S 級シリーズとも呼ばれている なお S 級選手とA 級選手が同じレースに出走することはない 24 年 7 月から復活したガールズケイリン (FⅡ 7 車立 5 賭式 ) 開催時は S 級 A 級とも 5 レースずつ ガールズケイリン 2 レースの全 12 レースの開催となる A 級選手のみが参加し 原則として A 級チャレンジレース (A 級 3 班戦 7 FⅡ 車立 5 賭式 )5 レース+A 級 1 2 班戦 6 レース (3 日制 ) で開催され 1 年を通じて最も開催が多いレースである なお 25 年 4 月以降は A 級 1 2 班戦も 5 レース ( 合計 10 レース ) に変更されている FⅠと同様 ガールズケイリン開催時は A 級 1 2 班 A 級 3 班いずれも 5 レースずつ ガールズケイリン 2 レースの全 12 レースの開催となる 競輪の開催は 3 日間 (FⅠ FⅡ) または 4 日間 (GⅢ 以上 ) にわたっての勝ち上がりトーナメント方式が基本であり この 1 回のトーナメントを 1 単位として 節 と称するが ファンからの注目度が高く大きな車券売上高が期待できるGⅢ 以上の開催は 原則として 1 競輪場年間 1 節のみという取り決めが施行者間でなされている 参考までに 23 年度における施行者別グレード別開催日数を掲げると 次表のとおりである 27

33 ( 単位 : 日 ) 合計 競輪場名 施行者名 普通競輪 左記以外 FⅠ FⅡ GP GⅠ GⅡ GⅢ 函館 函館市 青森 青森市 いわき平 いわき市 弥彦 西蒲原郡弥彦村 前橋 前橋市 取手 取手市 宇都宮 宇都宮市 大宮 埼玉県 西武園 埼玉県 京王閣 東京都十一市競輪事業組合 立川 立川市 松戸 松戸市 茨城県 ( 取手の代替開催 ) 千葉 千葉市 川崎 神奈川県競輪組合 川崎市 平塚 平塚市 藤沢市 小田原 神奈川県競輪組合 小田原市 伊東温泉 伊東市 静岡 静岡市 豊橋 豊橋市 名古屋 名古屋競輪組合 一宮 一宮市 岐阜 岐阜市 大垣 大垣市 四日市 四日市市 松阪 松阪市 富山 富山市 福井 福井市 京都向日町 京都府 奈良 奈良県 和歌山 和歌山県 岸和田 岸和田市 玉野 玉野市 広島 広島市 防府 防府市 高松 高松市 観音寺 観音寺市 小松島 小松島市 松山 松山市 高知 高知市 小倉 北九州市 久留米 久留米市 武雄 武雄市 佐世保 佐世保市 別府 別府市 熊本 熊本市 合計 849 1,448 2, ,494 ( 注 )1.JKA が施行者に提供している 23 年度競輪統計資料 23 年度グレード別 競輪場別車券売上額一覧表 上のデータに基づいて 監査人が作成した 2. 平塚競輪場で開催されたヤンググランプリ (GⅡ) 及び競輪グランプリ (GP) は 単発レースであるがそれぞれ 1 日として集計している 3. 取手競輪場は東日本大震災で被災したため 23 年度の本場開催はなく 24 年 10 月に再開するまでの間 施行者の茨城県は松戸競輪場で代替開催を行った 4. 神奈川県競輪組合 観音寺市及び小松島市は交付金猶予特例制度 ( 経済産業大臣の同意を得て JKA 交付金の支払を最長 5 年間猶予できる制度 ) 適用施行者である 年度以降の特別競輪開催見直しにより SS シリーズ風光る (GⅠ 3 日間 ) 東西王座戦 (GⅡ 3 日間 ) 及び 共同通信社杯秋本番 (GⅡ 4 日間 ) は 23 年度をもって廃止されている 28

34 なお 勝ち上がりトーナメント方式について若干説明を加えておくと 競輪では敗退した選手同士の下位レースが 2 日目以降も毎日行われるため 失格処分等にならない限りは 各出場選手は開催初日から最終日まで 勝敗に関係なく毎日 1 走する 例えば 1 節 3 日 (FⅠ A 級 6 レース ) の場合でいうと 開催初日は 選手の成績 ( 平均競走得点 ) に基づき 初特選 (1 レース ) 予選(5 レース ) に振り分けられたレースでそれぞれ 1 走し 初特選 出走者及び 予選 成績上位者が 2 日目の 準決勝 (3 レース ) に進出 その上位者が 3 日目の 決勝 (1 レース ) に進出するが 準決勝 および 決勝 に進出できなかった選手も 2 日目の 選抜 (1 レース ) 及び 一般(2 レース ) で 3 日目は 特選 (3 レース ) 及び 一般(2 レース ) で 1 走するというものである 平均競走得点が上位であれば 開催初日の 初特選 にシードされるため 準決勝 決勝戦への勝ち上がりが有利となる トーナメント方式の一例 (FⅠ A 級 6 レースの場合 ) 初特選 1 レース 準決勝 3 レース 決勝 1 レース 優勝 初特選 1~9 位 ( 9 名 ) 予選 1~3 位 (15 名 ) 4 位 ( 3 名 ) 準決勝 1 3 位 (9 名 ) 予選 選抜 特選 5 レース 1 レース 3 レース 予選 4 位 ( 2 名 ) 5 位 ( 5 名 ) 6 位 ( 2 名 ) 準決勝 4 9 位 (18 名 ) 選抜 1 5 位 ( 5 名 ) 一般 1 2 位 ( 4 名 ) 一般 一般 2 レース 2 レース 予選 6 位 ( 3 名 ) 7~9 位 (15 名 ) 選抜 6 9 位 ( 4 名 ) 一般 3 9 位 (14 名 ) 29

35 (7) 競輪選手 JKAが運営する日本競輪学校に入学した生徒は 約 1 年間の教育訓練を受けて卒業した後 国家試験である選手資格検定に合格すれば競輪選手として登録され 個人事業主となる 選手資格を得た新人選手は まず最下位のA 級 3 班 ( 男子の場合 ) に格付けされ ベテラン選手と昇級を目指して競い合うことになり 成績が悪ければ選手登録を抹消されてしまう 級班の変更は 原則として 平均競走得点から失格点及び欠場点を差し引いて算出した評価点に基づいて 半年に 1 回行われる 平均競走得点とは 競走ごとに与えられる競走得点の合計を出走回数で割った数値で いわゆる選手の偏差値である 出場は JKAのあっせんに対し選手が意思表示を行うことによって決められ 出場が決まった選手は前検日 ( 開催前日 ) の指定時間までに競輪場へ入り 身体 車体等について所定の検査を受けて 異常なし と判断されれば 競走に参加できる 競走の公正確保のため 前検日に競輪場入りしてから帰宅するため競輪場を離れるまでの間は 選手全員が選手宿舎にて隔離状態にされ 外部との接触や連絡は身内でも一切禁止となり 携帯電話や通信機器なども前検日に競輪場に必ず預けなければならない 全輪協が発行する競輪ガイドブック THE KEIRIN MASTER 2012 によれば 24 年 6 月 1 日現在のJKA 登録選手数は 3,067 名で 日本のプロスポーツとしては最大規模の選手数であり その内訳は次表のとおりである 級班別人員数とその割合 級別 班別 人数及び割合 S 班 9( 0.3%) S 級 1 班 261( 8.5%) 2 班 527( 17.2%) 男子 S 級合計 797( 26.0%) 1 班 790( 25.7%) A 級 2 班 773( 25.2%) 3 班 674( 22.0%) A 級合計 2,237( 72.9%) 女子 A 級 2 班 33( 1.1%) 合計 3,067(100.0%) 23 年 12 月 31 日時点の選手平均年齢は 36.3 歳であるが 最年少の 19 歳から最高齢は 60 歳と幅広く 選手寿命が長いことで知られている その理由としては 落車等で怪我をしない限り 自転車というツールを用いて競技を行うため骨や関節への負担がかかりにくいことが言われている また 先行逃切り戦法から追込み戦法と呼ばれる走法に切り替えることで 加齢に伴う持久力低下が必ずしも致命的なハンデとはならないという競輪ならではの特殊性も影響しているものと考えられる 30

36 (ⅰ) 選手数の推移 3 年からの登録選手数の推移は 次表のとおりである 名 4,500 4,300 4,100 4,379 4,400 3,900 3,700 3,500 3,300 3,188 3,100 2,900 2,700 2,500 ( 注 )1.JKA が施行者に提供している 23 年度競輪統計資料 年別登録選手数 上のデータに基づいて 監査人が作成した 2. 各年の数値は 12 月 31 日現在のものである 8 年をピークに減少傾向が続いており 23 年には当時から 27.5% 減少している 主な理由としては 収支状況悪化による選手賞金等の開催経費削減を狙った開催レース数の見直し 団塊世代の選手の大量引退 競輪学校の年 1 回入学化等が挙げられる 選手会は 退職給付制度及び年金制度の見直しにより競輪選手の自主的な退職を促し 選手数を 23 年度から 5 年間で 1,000 名程度削減することを目指しているため 25 年 3 月 31 日現在ではJKA 登録選手数は 2,745 名 (JKAの 24 年度事業報告に基づく ) まで既に減っており 当面は減少傾向が続くことが見込まれている 31

37 (ⅱ) 選手への賞金等支給額の推移競輪選手には 各競輪場の前年車券売上高に基づき決定される賞金基準 (1 号から 5 号までの 5 種類 ) を適用してレースごと着順ごとに統一して定められた賞金が施行者から支給され 着順が良いほど高くなるが 最下位にも支給される また レースの勝敗に関わらず 出場手当 日当 各種手当も支給される 3 年度からの賞金等支給額の推移は 次表のとおりである 百万円 70,000 60,000 51,225 59,743 50,000 40,000 30,000 20,000 10, ,787 34,822 9,291 11,198 7,089 8,165 30,408 21,113 6,691 2,569 賞金出場手当日当宿泊賞品合計 ( 注 )1.JKA が施行者に提供している 23 年度競輪統計資料 年度別登録選手の賞金支給状況 上のデータに基づいて 監査人が作成した 2. 日当宿泊には 先頭手当 先頭誘導選手出場手当 先頭誘導予備手当 記録賞金 敢闘賞金 優秀選手賞金 参加名誉賞金 落車棄権手当 予備手当 特別出場手当 補償金 ( 契約解除 競走不成立 その他 ) が含まれている 3. 賞品は 寄贈賞 ( 市長賞等 ) である 5 年度をピークに減少傾向が続いており 23 年度における当時からの減少率は 賞金等合計額で 49.1% 賞金で 49.5% である これは 後述するように競輪開催日数が減少していることに加え 車券売上高減少に伴い適用される賞金基準の号数が低下する競輪場が増加したため 1 レース当たり賞金支給額も減少していること等が主因と考えられる ちなみに 24 年度の賞金基準別競輪場数は次表のとおりであり 4 号以上が適用された競輪場はない 賞金基準 競輪場数 競輪場名 3 号 1 場松戸 2 号 24 場 函館いわき平弥彦前橋宇都宮取手大宮西武園立川京王閣千葉川崎平塚小田原伊東温泉静岡豊橋名古屋岐阜四日市和歌山岸和田小倉別府 1 号 19 場 青森一宮大垣松阪富山福井京都向日町奈良玉野広島防府高松小松島松山高知久留米武雄佐世保熊本 32

38 (ⅲ) 選手の平均賞金獲得額 23 年 (1 月 12 月 ) における競輪選手の級班別賞金獲得額は 次表のとお りである 獲得賞金人数賞金総額平均額 ( 名 ) 構成比 ( 百万円 ) ( 百万円 ) SS % 106 S , % 20 S , % 11 S 級計 , % 15 A , % 8 A , % 7 A , % 6 A 級計 2,351 17, % 7 合計 3,173 30, % 9 ( 注 )1.JKA が施行者に提供している 23 年度競輪統計資料 23 年登録選手在籍級班別賞金取得状況 上のデータに基づいて 監査人が作成した 2. 選手人数は 23 年 12 月 31 日現在の出走回数 1 回以上の選手数である 3. 平均額 = 賞金総額 出走回数 1 回以上の選手数 賞金の約 4 割は選手人数全体の約 4 分の 1 を占めるS 級選手に配分され 残る約 6 割が全体の約 4 分の 3 を占めるA 級選手に配分されている S 級 S 班選手の平均額は 106 百万円である一方 A 級 3 班選手のそれは 6 百万円であり 上位選手と下位選手では収入に格段の差があることがわかる (ⅳ) 選手の出場頻度 JKAが発行する 広報 KEIRIN 第 51 号によれば 24 年 6 月開催レースの級別選手 1 人当たり平均出場あっせん回数は 次のとおりであり 選手は平均して月 2 回 (2 節 ) は出場していることがうかがえる 級別 S 級 A 級 1 2 班 A 級 3 班 1 人当たり平均出場あっせん回数 2.26 回 / 月 2.20 回 / 月 2.15 回 / 月 なお 競輪選手は JKAのあっせんにより全国の競輪場を移動して競技に出場しているが 開催期間 ( 前検日から最終開催日まで ) 以外の日は 自らがホームバンクと位置付けた競輪場でのバンク練習や街道練習を行っていることが一般的である 33

39 (8) 競輪事業の収支構造競輪事業における収益獲得方法は 本場開催 と 場外車券発売受託 とに区分される 本場開催 とは 自ら施行者として競輪を主催することをいう これに対し 場外車券発売受託 とは 他の施行者が主催する競輪に係る車券を自ら設置する競輪場等の窓口で受託発売することをいう 各方法による収支構造は 次のとおりである (ⅰ) 本場開催 主な収益は 本場入場者から受取る入場料及び車券購入者から受取る車券発売金 である 車券発売の販売経路は 次のとおりである 分類場内車券発売 本場の窓口で発売する方法 車券発売方法 場外車券発売 電話投票 場間場外車券発売他競輪場を借上げてその窓口で発売する方法専用場外車券売場または前売専用場外車券売場専用場外車券発売を借上げてその窓口で発売する方法電話回線またはインターネットを経由して発売する方法 一方 本場開催によって発生する主な経費は 次のとおりである 払戻金 費目 場外発売関連経費 賞典費交付金 委託料 分担金 広告宣伝費 従事員人件費 方法車券売上の 75% を的中車券に対して払戻すものである 現在 自転車競技法第 12 条は 払戻率は 売上金の額に百分の七十以上経済産業大臣が定める率以下の範囲内で競輪施行者が定める率 と規定されている 現状では この規定に基づき全施行者が払戻率を 75% と定めている < 場間場外車券発売 > 施設借上料 運営業務等経費 ( 場外車券売場における臨時従事員賃金 現地で発生する機器保守点検業務委託料 警備業務委託料等を含む ) 事務協力費 他自治体からの派遣職員給与費 < 専用場外車券発売 > 施設借上料 業務委託料 業務代行費 地域対策費等出場選手に対する賞金等 JKAに対する交付金競技会に対する業務委託費本場における警備業務委託費 機器保守点検業務委託料等全輪協に対する分担金新聞 テレビ ラジオ 雑誌 インターネット等での競輪広告宣伝費 ファンサービス関連経費本場における臨時従事員に対する賃金 本場開催は 車券売上高の 25% で払戻金以外の各種開催経費を賄うことができ れば黒字となる収支構造である 34

40 また 本場の開催収支額はレースのグレードによって格差があり 23 年度 グレード別開催収支決算状況を要約すると 次表のとおりである ( 単位 : 百万円 ) 分類 グレード 日数 開催収支額 1 開催日当たり開催収支額 GⅠ 30 2, 特別競輪 GⅡ 13 1, 小計 43 3, 記念競輪 GⅢ , その他 2,299 21, 合計 2,494 4, ( 注 )1. 全輪協が施行者に提供している 23 年度グレード別開催収支決算 状況 上のデータに基づいて 監査人が作成した 2. 上記データは 競輪グランプリ (GP) 及びヤンググランプリ (GⅡ) は その他 として合算集計されていたため その開催日数について も 単発レースであるがそれぞれ 1 日として その他 に含めている 単発レースを除いた その他 すなわち 普通競輪は赤字開催であり グレードの高い特別競輪及び記念競輪の黒字で補填しきれず 合計の開催収支は 4,105 百万円の赤字となっている 年度開催日数の 9 割以上を占める普通競輪が赤字収支の主因ならば なぜ普通競輪の開催を止めないのかと考えるのが当然である しかしながら 一施行者の年間開催日数は 自転車競技法施行規則で上限 (144 日 ) を定められている一方で 下限規定は 23 年度をもって撤廃されたものの 中央登録競輪選手制度改善委員会が 20 年 3 月に決定した標準日数 ( 普通競輪 54 日 記念競輪 4 日の合計 58 日 ) が事実上の下限として機能し続けているため 各施行者は赤字になると分かっていても普通競輪を開催せざるを得ないのが実情である たとえ強引に単独で開催日数を削減したとしても 他の施行者 選手会 競技会等からの協力を得られず競輪開催に支障をきたす恐れがあるため どうしてもこれら関係者と足並みを揃えなければならない 35

41 参考までに 23 年度グレード別開催収支決算状況の詳細を掲げる <1>GⅠ の 23 年度開催収支決算状況 施行者名 開催日数 ( 日 ) ( 単位 : 百万円 ) 車券売上高開催収入開催支出開催収支売上比 (A) (B) (C) (D)=(B)-(C) (D) (A) 施行者 A 3 7,471 7,511 7, % 施行者 B 4 10,263 10,302 9, % 施行者 C 4 9,663 9,701 9, % 施行者 D 4 10,766 10,835 10, % 施行者 E 4 9,790 9,831 9, % 施行者 F 5 12,496 12,548 12, % 施行者 G 6 15,540 15,603 15, % 合 計 30 75,990 76,331 73,794 2, % (1 日平均 ) 2,533 2,544 2, % ( 注 ) 全輪協が施行者に提供している 23 年度グレード別開催収支決算状況 上のデータに基づいて 監査人が作成した 競輪場 A を除き 開催収支率 ( 車券売上高に対する開催収支の比率 以下同様 ) はすべて 3% 台である また 1 日平均売上高は 2,533 百万円であり 1 日平均開 催収支額は 85 百万円である <2>GⅡ の 23 年度開催収支決算状況 施行者名 開催日数 ( 日 ) ( 単位 : 百万円 ) 車券売上高開催収入開催支出開催収支売上比 (A) (B) (C) (D)=(B)-(C) (D) (A) 施行者 H 4 9,209 9,236 8, % 施行者 I 4 6,760 6,795 6, % 施行者 J 2 2,391 2,398 2, % 施行者 K 3 6,662 6,696 6, % 合 計 13 25,022 25,125 24,025 1, % (1 日平均 ) 1,925 1,933 1, % ( 注 )1. 全輪協が施行者に提供している 23 年度グレード別開催収支決算状況 上のデータに基づいて 監査人が作成した 2. 単発レースであるヤンググランプリ (GⅡ) は含まれていない 競輪場 Jを除き 開催収支率は 4.4~5.3% とGⅠよりも高い また 1 日平均売上高は 1,925 百万円であり 1 日平均開催収支額は 85 百万円である 1 日平均売上高は劣るものの 開催収支率が相対的に高いため 1 日平均開催収支額はGⅠ と同等の水準である 36

42 <3>GⅢ の 23 年度開催収支決算状況 ( 単位 : 百万円 ) 車券売上高開催収入開催支出開催収支売上比 施行者名 (A) (B) (C) (D)=(B)-(C) (D) (A) 施行者 AA 8 13,359 13,428 12, % 施行者 AB 4 8,699 8,746 8, % 施行者 AC 4 7,948 7,996 7, % 施行者 AD 4 7,500 7,538 7, % 施行者 AE 4 7,429 7,469 6, % 施行者 AF 4 7,341 7,375 7, % 施行者 AG 4 7,225 7,271 6, % 施行者 AH 4 7,085 7,126 6, % 施行者 AI 4 6,965 6,999 6, % 施行者 AJ 4 6,946 6,982 6, % 施行者 AK 4 6,938 6,963 6, % 施行者 AL 4 6,923 6,959 6, % 施行者 AM 4 6,820 6,847 6, % 施行者 AN 4 6,779 6,816 6, % 施行者 AO 4 6,738 6,750 6, % 松山市 4 6,698 6,721 6, % 施行者 AP 4 6,563 6,586 6, % 施行者 AQ 4 6,547 6,580 6, % 施行者 AR 4 6,535 6,611 6, % 施行者 AS 4 6,534 6,560 6, % 施行者 AT 4 6,503 6,541 6, % 施行者 AU 4 6,478 6,508 6, % 施行者 AV 4 6,468 6,507 6, % 施行者 AW 4 6,426 6,459 6, % 施行者 AX 4 6,402 6,449 6, % 施行者 AY 4 6,385 6,416 6, % 施行者 AZ 4 6,331 6,363 6, % 施行者 BA 4 6,305 6,336 5, % 施行者 BB 4 6,232 6,265 6, % 施行者 BC 4 6,123 6,149 5, % 施行者 BD 4 6,057 6,086 5, % 施行者 BE 4 6,034 6,061 5, % 施行者 BF 4 5,915 5,941 5, % 施行者 BG 4 5,657 5,683 5, % 施行者 BH 4 5,541 5,556 5, % 施行者 BI 4 5,322 5,355 5, % 施行者 BJ 4 4,472 4,490 4, % 合 計 , , ,824 13, % (1 日平均 ) 開催日数 ( 日 ) 1,646 1,655 1, % ( 注 ) 全輪協が施行者に提供している 23 年度グレード別開催収支決算状況 上のデータに基づいて 監査人が作成した 平均開催収支率は 5.5% とGⅡよりも高い また 1 日平均売上高は 1,646 百万円であり 1 日平均開催収支額は 90 百万円である 1 日平均売上高は特別競輪より劣っているが 開催収支率が高水準であるため 1 日平均開催収支額は特別競輪を上回っている 特別競輪は多額の車券売上が期待できる一方で 開催支出も膨らむため その誘致によって開催収支が増加するとは必ずしもいえないことがわかる 37

43 <4>FⅠ 及び FⅡ の 23 年度開催収支決算状況 施 行 者 ( 単位 : 百万円 ) 車券売上高開催収入開催支出開催収支売上比名 (A) (B) (C) (D)=(B)-(C) (D) (A) 施行者 CA 17,817 17,927 17, % 施行者 CB 13,386 13,504 13, % 施行者 CC 13,341 13,542 13, % 施行者 CD 11,792 11,918 12, % 施行者 CE 9,139 9,186 9, % 松山市 8,808 8,851 9, % 施行者 CF 8,578 8,717 9, % 施行者 CG 8,517 8,583 9, % 施行者 CH 8,350 8,462 8, % 施行者 CI 8,240 8,292 8, % 施行者 CJ 8,216 8,273 8, % 施行者 CK 8,184 8,245 8, % 施行者 CL 7,406 7,473 8, % 施行者 CM 6,952 6,996 7, % 施行者 CN 6,854 6,889 7, % 施行者 CO 6,792 6,834 7, % 施行者 CP 6,246 6,296 6, % 施行者 CQ 6,063 6,204 6, % 施行者 CR 5,928 5,958 6, % 施行者 CS 5,875 5,916 6, % 施行者 CT 4,861 4,910 5, % 施行者 CU 4,855 4,894 5, % 施行者 CV 4,842 4,872 5, % 施行者 CW 4,703 4,758 5, % 施行者 CX 4,505 4,536 5, % 施行者 CY 4,491 4,653 5, % 施行者 CZ 4,474 4,509 5, % 施行者 DA 4,398 4,492 5, % 施行者 DB 4,357 4,386 4, % 施行者 DC 4,353 4,395 5, % 施行者 DD 4,279 4,309 4, % 施行者 DE 4,210 4,234 4, % 施行者 DF 4,173 4,211 4, % 施行者 DG 4,154 4,197 4, % 施行者 DH 4,022 4,072 4, % 施行者 DI 3,833 3,866 4, % 施行者 DJ 3,820 3,841 4, % 施行者 DK 3,744 3,805 4, % 施行者 DL 3,698 3,763 4, % 施行者 DM 3,480 3,508 4, % 施行者 DN 2,185 2,201 2, % 施行者 DO 2,145 2,156 2, % 施行者 DP 1,689 1,700 2, % 施行者 DQ 1,566 1,581 2, % 施行者 DR 1,388 1,396 1, % 施行者 DS 994 1,009 1, % 合 計 271, , ,725 21, % (1 日平均 ) % ( 注 )1. 全輪協が施行者に提供している 23 年度グレード別開催収支決算状況 上のデータに基づいて 監査人が作成した 2. 単発レースである競輪グランプリ (GP) 及びヤンググランプリ (GⅡ) については 開催競輪場の施行者に含まれている 施行者 CA を除き FⅠ 及び FⅡ の開催収支は赤字となっている 38

44 (ⅱ) 場外車券発売受託収益は 原則として 委託者である主催施行者から受取る施設貸付料 事務協力費 ( 開催期間に要する消耗品費 印刷製本費 光熱水費等の委託者負担額 ) 及び派遣職員給与費 ( 開催期間に相当する受託自治体職員給与等の委託者負担額 ) である なお 受託者が獲得した車券発売金は主催施行者に帰属する 一方 事務協力費や派遣職員給与費を考慮すれば 事実上 場外車券発売受託によって受託者側で発生する追加的経費はない なお 運営業務等経費 ( 地元における臨時従事員賃金 機器保守点検業務委託料 警備業務委託料等 ) については 主催施行者に代わって支払業務を遂行する形であり あくまでも主催施行者が地元の臨時従事員または業者と直接契約するものであるため 受託者が負担することはない このように 場外車券発売受託は 本場開催時以外において競輪場を有効活用する手法であり 10 年代半ば以降より全国の競輪場においてグレードの高いレースを中心に拡大し 開催収支の赤字をこれで補填している施行者は多く 後述のとおり 23 年度では全施行者の過半数がこのパターンに該当している しかしながら 競輪ファンは毎日のように行われる場外車券発売で購買余力を消耗し 地元で開催される普通競輪の車券を購入する余裕がなくなり 普通開催収支に悪影響を与えているというマイナス面の指摘がなされることもある (ⅲ) 収支構造の特徴以上より 全国的な傾向として 記念競輪以上のグレードレース開催と場外車券発売受託から発生する黒字をもって 普通競輪開催で発生する赤字と事務局経費等の間接費を補填することができればトータルで黒字になるという収支構造がみえてくる 39

45 (9) 競輪事業の現状 (ⅰ) 他の公営競技との市場比較 全国の各公営競技に係る売上高の年度別推移は 次のとおりである 億円 45,000 40,000 34,338 35,000 40,007 30,000 25,000 22,137 22,936 20,000 15,000 10,000 5, ,553 9,862 3,314 3, ,198 6,229 中央競馬競艇競輪地方競馬オートレース ( 注 )JKA が施行者に提供している 23 年度競輪統計資料 公営 5 競技の年度別売上額の推移 上のデータに基づいて 監査人が作成した 公営競技に係る売上高は 3 年度の 8 兆 9,389 億円をピークに減少傾向にあり 23 年度は 4 兆 2,522 億円 ( 3 年度比 52.4% 減 ) にまで落ち込んでいる いずれの公営競技においても減少傾向であり 3 年度からの競技別売上高減少率をみると 中央競馬 33.2% 競艇 58.4% 競輪 68.1% 地方競馬 66.4% オートレース 75.9% である なお 2 番目の市場規模をキープし続けている競艇の売上高は 23 年度に前年度比 9.1% の増加に転じているが 22 年度において東日本大震災後に中止された日数の代替開催があったことで開催日数が前年度比 10.6% 増加したことが大きく影響しており 当該事象をもって下げ止まりの兆しと捉えることは難しい 23 年度の売上高構成割合は 中央競馬が 53.9%( 3 年度は 38.4%) 競艇が 21.6%( 3 年度は 24.8%) 次いで競輪が約 14.6%( 3 年度は約 21.9%) を占めている この 20 年間で 中央競馬が公営競技における市場シェアを伸ばしたのに対し それ以外の公営競技はすべて低下している 40

46 参考までに 全国の各公営競技に係る開催日数の年度別推移を掲げる 日 5,000 4,500 4,000 3,500 3,000 2,500 2,000 1,500 4,248 3,960 2,417 4,553 2,492 1,397 1, 中央競馬競艇競輪地方競馬オートレース ( 注 )JKA が施行者に提供している 23 年度競輪統計資料 公営 5 競技の年度別開催回数及び開催日数の推移 上のデータに基づいて 監査人が作成した 中央競馬は 3 年度から 288 日のままで変わらず推移しており 競艇も概ね 4,200 日程度の範囲で推移している それ以外の公営競技における 3 年度からの減少率は 競輪 37.1% 地方競馬 42.2% オートレース 42.1% であり 開催日数は約 4 割減っていることがわかる 競輪は 3 年度は 1 日当たり 10.8 場 (1 年 365 日として単純平均 以下同様 ) での開催であったが 23 年度は 1 日当たり 6.8 場に減ったことになる さらに 前記データから 競技別に 1 開催日当たり売上高を算出すると 次表のとおりである ( 単位 : 億円 / 日 ) 23 年度 3 年度 8 年度 13 年度 18 年度 3 年度比 中央競馬 % 競艇 % 競輪 % 地方競馬 % オートレース % いずれの公営競技においても減り続けており 特に競艇及びオートレースの落ち込みが激しい 競輪も 3 年度比 49.4% とほぼ半減している 競輪は 地方競馬やオートレースと同様 大幅な開催日数削減を行っても 1 開催日当たり車券売上高が著しく減少しており 危機的な市場規模縮小に直面しているといえる 41

47 (ⅱ) 車券購入者の状況競輪は 施行者が自ら競輪を主催するとともに顧客 ( 車券購入者 ) にその車券を発売し レース終了後 的中車券購入者に限定して払戻金を支払うという娯楽サービスである 顧客は 個人的選好 ( 予想レース展開 出場選手に対する思い入れ 直感 車券購入のための資力 射幸心の度合い等 ) や予想オッズ ( 配当倍率 ) に基づいて 車券の賭式及び口数を選択して購入する 全国の複数競輪場でほぼ毎日開催されるうえ 各競輪場では基本的に 1 日 10 レース以上は実施されるため 購入頻度はヘビーユーザーとライトユーザーで大きな開きがある ターゲット層としては 未成年者 ( 競輪場への入場は可能 ) や競輪関係者を除いた不特定多数であるが 日々の生活に当然必要となるサービスではなく 競輪そのものや賭式に対して知識や関心がある程度必要となるため 現状は 男性の中高齢者が中心となっている 具体的には 産業構造審議会車両競技分科会 競輪事業のあり方検討小委員会 報告書 ( 23 年 6 月 ) 資料編 1-5 によれば 19 年度の年齢別競輪場入場者の調査結果は下記グラフのとおりであり 50 歳以上が全体の 4 分の 3 超 その平均年齢は 57.0 歳である 3 年度は 49.8 歳であったが その後 娯楽が多様化する中で 若年層入場者を新たに呼び込むことができないまま 昔のファン層の高齢化が進んできたことがうかがえる 場内に滞留する入場者は ギャンブル志向が強く購入頻度の高いヘビーユーザーであることが多い ただし 少額資金で持て余した時間を過ごし他者と交流できる憩いの場として 年金生活者が競輪場を利用することもあり 特に懐に余裕のある年金支給日 ( 偶数月の 15 日 ) に入場者数が増加することは 施行者間ではよく知られた事実である 15.6% 4.1% 7.9% 20 歳代 10.4% 30 歳代 40 歳代 50 歳代 32.4% 29.6% 60 歳代 70 歳代以上 42

48 また 同報告書資料編 1-4 では 本場入場者と本場以外利用者 ( 場外車券売場及 び電話投票の延べ利用者 ) の年度別推移も示しており グラフ化すると次のとお りである 8,000 7,000 万人 6,810 6,000 5,000 4,000 3,000 4,423 2,745 6,275 2,000 1,000 1, 本場入場者本場以外利用者合計 22 年度において 総利用者数は延べ 6,810 万人 ( 3 年度比 +54.0%) 本場入場者数は減少に歯止めがかからず延べ 535 万人 ( 3 年度比 80.5%) 場外車券発売の広域化 JKAによる専用場外車券売場の設置推進 電話投票の導入等により急増した本場以外利用者数は延べ 6,275 万人 ( 3 年度比 %) である 本場以外利用者数を分析するために 電話投票の代表格である KEIRIN.JP の電話投票会員数の年度別推移をグラフ化すると 次のとおりである 万人 競輪ネットバンク会員インターネット会員 ( 競輪ネットバンク会員を除く ) 通常会員電話投票会員合計 ( 注 ) 会員数は 公益財団法人車両情報センターが公表している 24 年度事業報告書に基づいており 各年度の 3 月 31 日時点のものである 43

49 ITやインターネットバンキングの普及により 投票方法が電話経由に限定される通常会員数が減少しているが インターネット会員数がそれを上回って増加しており 顧客にとって最も利便性の高い競輪ネットバンク会員がその立役者となっている また 22 年度において KEIRIN.JP の電話投票利用者数は延べ 2,438 万人 (JKAが施行者に提供している 22 年度競輪統計資料 22 年度電話投票実施状況 に基づく ) に達しており 他に民間ポータルサイト会員 ( 会員数や利用者数は不明 ) が存在することも考慮すると 電話投票利用者の増加が本場以外利用者数の増加につながっていることは明らかである 一方 JKAが施行者に提供している 22 年度競輪統計資料 22 年度場間場外車券売場の車券売上状況 によれば 22 年度において 場間場外利用者数は延べ 1,934 万人 専用場外利用者数は延べ 1,252 万人に達しており 場外車券売場 ( 本場以外の競輪場または専用場外車券売場 ) 利用者の増加も本場以外利用者数の増加につながっていることがわかる その背景には 車券売上高減少に伴う収支悪化への対応として施設の稼動率上昇をめざすのは固定費負担が大きい装置産業の宿命であり 車券売上高を増やしたい本場と車券発売受託を増やして収支改善したい場外車券売場の利害が一致し 場外車券発売受託日数が全国的に増加したことがある このように総利用者数が大幅に増加したにもかかわらず車券売上高が減少したということは 利用者 1 人当たりの平均購買額減少による売上マイナス寄与度が総利用者数増加による売上プラス寄与度を上回ったためということになる 本場に来場し臨場感も味わうようなコアな客層は減少したが 利便性の高い電話投票が導入されるとともに 最寄りの競輪施設 ( 競輪場や専用場外車券売場 ) でも他場開催レースの車券を発売する日が多くなったことで 本場以外利用者数は大幅に伸びた ただし 当該データは延べ利用者数であることから 購入機会増加に伴う既存の固定ファン層による購入頻度上昇や施設内での電話投票による重複カウント等で利用者数が増えている可能性も否定できないため 総利用者数の増加が車券購入者の増加という明るい材料を示唆しているとは必ずしも言えないという点に留意する必要がある レジャーが多様化する中での相対的な競輪の魅力の低下 景気低迷による所得環境の悪化等で 1 人当たりの車券購買額が増加することは期待しにくい経営環境のもと 延べ利用者数というよりは 車券購入者数 ( 競輪人口 ) の拡大なくしては車券売上高減少に歯止めをかけられないと考えるが JKAが施行者に提供している一連の競輪統計データには 競輪人口に関するデータは含まれていなかった 44

50 ここから先は マーケティング上の 4 つの観点 ( サービス提供者側から見た場合には4P Product Price Place Promotion であるが 消費者側から見た場合には4C Customer Value Cost of the Customer Convenience Communication となる ) に立って 顧客性向について考察を重ねたい <1>Product( サービス ) または Customer Value( 顧客にとっての価値 ) 顧客にとっての価値を考えるにあたって レース終了時の前後に分けて考えてみる まず 予想開始からレース終了時までは すべての車券購入者は着順が確定するまでのプロセスを楽しむと同時に自らの射幸心を充足する機会 すなわち 興奮という精神的価値を享受しているものと考えられる そして その興奮度は出場選手の人気 実力及びその伯仲度によって異なるものであり レース格付けが高いほど また 当日の最終レースに近づくほど 高まっていくといわれている レース格付けに係るこのような顧客性向は 次表のとおり グレード別 1 日平均車券売上高で裏付けられている 23 年度グレード別車券売上額及び 1 日平均売上額 ( 単位 : 百万円 ) 分類 グレード 日数 売上高 1 日平均売上高 GP 1 5,145( 0.8%) 5,145 特別競輪等 GⅠ 30 75,990( 12.2%) 2,533 GⅡ 14 25,444( 4.1%) 1,817 小計 ,579( 17.1%) 2,368 記念競輪 GⅢ ,222( 40.2%) 1,646 小計 ,222( 40.2%) 1,646 FⅠ ,377( 27.5%) 202 普通競輪 FⅡ 1,448 94,759( 15.2%) 65 小計 2, ,136( 42.7%) 116 合計 2, ,937(100.0%) 250 ( 注 )1.JKAが施行者に提供している 23 年度競輪統計資料 23 年度グレー ド別 競輪場別車券売上額一覧表 上のデータに基づいて 監査人が作成した 2. 競輪グランプリ (GP) 及びヤンググランプリ (GⅡ) は 単発レースである がそれぞれ 1 日として集計している また レース終了後は 的中車券を有する者だけが配当金という経済的価値を享受することになる 配当金は車券発売金の一定割合 ( 現行の払戻率は 75%) を原資として分配されるが 払戻率の高低と顧客の購買意欲は比例関係にあると一般的に考えられている 施行者の収支改善を期待して現在検討されている払戻率引下げは 射幸心の充足度が下がることにより 他ギャンブルへのスイッチを誘発することにもなり 1 人当たりの平均購買額または購入頻度の低下を通じ かえって収支悪化を招くリスクを併せ持っている 45

51 <2>Price( 価格 ) または Cost of the Customer( 顧客の負担 ) まず 競輪施設入場者は入場料 ( 一般席は無料または 100 円程度 特別席等は数千円 ) を負担する また 競輪施設内に売店やレストランが設置されていることが多く 飲食物や競輪専門紙等を購入できる ただし これらの売上高は車券発売金に比べれば僅少な金額であるため 車券発売金に絞って考えてみる 車券の発売単位は 1 口 100 円または 200 円 ( 重勝式の一部賭式に限る ) であるが 賭式により異なる予想オッズを踏まえ 顧客は口数を選択して購入するが 競輪施設に入場してもまったく車券を購入しない者もいれば 全レースで複数口を購入する者までおり 様々である 他の公営ギャンブルの発売単位も 100 円であり 差はない 顧客の負担額 すなわち 車券売上高は 利用者 1 人当たり平均購買額と利用者数に分解できるが 産業構造審議会車両競技分科会 競輪事業のあり方検討小委員会 報告書 ( 23 年 6 月 ) 資料編 1-4 によれば 利用者 1 人当たり平均購買額の年度別推移は 次のとおりである 円 / 人 70,000 60,000 57,160 50,000 40,000 30,000 20,000 23,014 14,700 10, ,863 本場入場者の平均購買額 本場以外利用者の平均購買額 本場入場者においても 本場以外利用者においても その利用者 1 人当たり平 均購買額は年々減少しており 前者は 3 年度比 74.3% 後者は 3 年度 比 61.5% にまで落ち込んでいる 46

52 <3>Place( 販売経路 ) または Convenience( 入手の容易性 ) 顧客が車券を購入するうえでの容易性は 物理的容易性 ( 競輪施設に出向く必要があるかないか ) と事務的容易性に区分し 事務的容易性を初期における会員登録の要否とその後反復する車券購入手続に分けて考える 販売経路別にそれぞれの容易性を整理すると 次表のとおりである 場内車券発売 場外車券発売 電話投票 販売経路 場間場外車券発売専用場外車券発売 狭義の電話投票 インターネット投票 競輪オフィシャルサイト KEIRIN.JP 民間競輪ホ ータルサイト 物理的容易性 低 高 事務的容易性会員登録車券購入手続 高 ( 登録不要 ) 低 ( 登録時に専用預金口座も必要 ) 高 ( マークシート ) 高 ( 音声応答システム ) 高 ( インターネットサイトアクセス 入力 ) 会員登録が必要な点を除けば インターネット投票が顧客にとって最も容易な車券購入方法である ネット銀行口座を持っている者であれば そうでない者に比べて 会員登録手続が簡単なだけでなく利用開始までに要する期間も非常に短いため 容易性はさらに高まる ただし 反復継続して購入する者 すなわち ギャンブル志向の強いヘビーユーザーでなければわざわざ会員登録をしないことが想定されるため テレビ等を通じて車券購入に関心を抱いても競輪施設へのアクセスや会員登録を面倒と感じて投票まで至らない潜在顧客の取りこぼしが生じる余地は残されている 新しい販売経路としてコンビニエンスストア等での車券発売が業界関係団体で検討されている気配は その事業報告等を閲覧する限りでは 今のところないようである 47

53 販売経路別車券売上高構成比は 経済産業省製造産業局車両室による 競輪を巡る最近の状況について ( 25 年 3 月 ) によれば 23 年度においては 次のとおり 3 年度に全体の 80.3% を占めていた本場車券売上は 11.0% にまで低下し 代わって 場外車券売場が 66.2% 電話投票が 22.8% に上昇しており 劇的な変化を見せている 専用場外車券売上場間場外車券 4.6% 売上 10.4% 電話投票車券売上 4.7% 電話投票車券売上 22.8% 本場車券売上 11.0% 本場車券売上 80.3% 専用場外車券売上 25.3% 場間場外車券売上 40.9% 3 年度 23 年度 次に 3 年度と 23 年度では 車券総売上高に大きな差があるため 各年度の車券売上総額に基づき販売経路別売上高を算出し 絶対額ベースで比較してみた 億円 25,000 20,000 15,000 10, ,034 15,701 5, 年度 23 年度 1,420 1,576 2, 本場車券売上 場間場外車券売上 専用場外車券売上 電話投票車券売上 48

54 ( 単位 : 億円 ) 23 年度 3 年度 3 年度比増減率 本場車券売上 15, % 場間場外車券売上 2,034 2, % 専用場外車券売上 899 1, % 電話投票車券売上 919 1, % 合計 19,553 6, % 本場以外車券売上は 1,692 億円増加したが 本場車券売上が 1 兆 5,016 億円減少したため 車券売上総額が大幅に落ち込んでいる 過去 20 年にわたって 購入手段を多様化するとともに 車券購入の容易性を高める施策を講じてきたことで一定の寄与は認められるものの 市場規模の縮小に歯止めをかけるほどの効果はなかったといえる 販売経路には このような場所という観点のほかに時間という観点もある J KAが施行者に提供している一連の競輪統計データには 車券購入時間帯や曜日別売上に関するデータは含まれていなかった 競輪事務所によれば 週末や祝祭日に車券売上が伸びる傾向があり 車券売上に重要な影響を与える要素として 施行者間の日取り調整においても強く意識されている 49

55 <4>Promotion( 販売促進 ) または Communication( コミュニケーション ) この観点は 競輪関係者のメッセージが正確に競輪ファンまたはその予備軍 ( 潜在顧客 ) に届いているか 逆に競輪ファンの声が競輪関係者に届いているかというものである 競輪関係者側からの主な発信方法には次のようなものがあり 受信者側からの声が返ってくる可能性があるものについては 備考欄に 双方向 と記載している 発信者 受信者 ツール 内容 備考 競輪オフィシャルサイト KEIRIN.JP 上での競輪初心者向けカ イト 競輪開催情報 投票関連情報 競輪ニュース等の発信 KEIRIN.JP ストリーム JKA KEIRIN.JP 上でのレース動画配信 インターネット閲覧者電話投票新規加入申込の受付 KEIRIN.JP 上のサイト 投票ヘ ーシ 双方向 KEIRIN.JP ストリームに関するアンケートの受付 登録メール会員 競輪メールマカ シ ンの送信 施行者 読者視聴者サイト閲覧者 入場者 アマチュア自転車競技者 自転車愛好家 新聞 テレヒ ラシ オ 雑誌 インターネット 競輪施設 競輪全般に関する広告 開催予定競輪の告知等 場内に競輪関連ポスターを掲示全輪協が制作した競輪カ イト フ ック 出走表 開催競輪 PR チラシ等をインフォメーションセンターやカ イタ ンスコーナーで希望者に配布 場外開催日や競輪非開催日に記録会や練習場所として施設の貸出 双方向 場外開催日や競輪非開催日に競輪とは直 地域住民 接関係しないイヘ ント ( フリーマーケット ハ ンクウォーク フェスタ等 ) 会場として施設の貸出 テレト ーム利用者 電話 実況 レース結果の情報提供 競輪場開設サイトサイト上での競輪開催情報 競輪ニュース等インターネット閲覧者の発信 全輪協 電話投票会員 電話サイクルテレホン事務センターによる電話応対双方向雑誌機関誌等による競輪情報の提供 日刊紙または新聞出走表 予想データ 選手インタヒ ュー等に関専門紙読者する記事競輪専門誌雑誌 競輪専門チャンネル 視聴者 CS 放送 競輪専門企画番組の放送 このほか 業界主導で戦略的に実施したわけではないが 他ギャンブルからのス イッチを促す形として 競輪をモチーフにしたパチンコ遊技機が発売されている 50

56 (ⅲ) 競輪事業全体の収支状況施行者全体でみた 23 年度収支状況は 次表のとおりであり 営業活動によって 117 億円を獲得し 投資活動によって 36 億円を支出した結果 両者を合計した営業 投資活動収支は 81 億円の黒字であった これを財源として 19 億円の地方債償還 30 億円の一般会計への繰出し 5 億円 ( 純額 ) の基金等積立てを含む財務活動が行われている 開催 営業活動収支 開催外 計 投資活動収支 ( 単位 : 億円 ) 営業 投資活動収支合計 (A) (B) (C)=(A)+(B) (D) (E)=(C)+(D) 入場料 車券発売金額 6,233 6,233 6,233 車券発売副収入 場間場外発売関連収入 還付金 返還金等収入 その他 収入 (1) 6, , ,516 返還金 払戻金 4,673 4,673 4,673 競輪振興法人交付金額 職員人件費 従事員人件費 賞典費 需用費 委託料 ( 競技実施法人事務委託料 ) 委託料 ( 場外車券発売事務代行その他経費 ) 委託料 ( その他外部委託料 ) 施設 設備関係費 情報提供及び発売関係費 広報 販売促進料 負担金 補助金 地方公共団体金融機構納付金 工事費 その他 支出 (2) 6, , ,435 収支 (3=1-2) ( 注 )1. 全輪協が施行者に提供している 23 年度競輪施行者総合収支 ( 合計 ) 上のデータに基づいて 監査人が作成した 2. 返還金とは 車券発売後 選手欠場 競走不成立等により無効となった車券の所有者に対して投票券面金額で支払われるものである 車券売上高とは 車券発売金額からこの返還金を控除した金額をいう 51

57 また 年度別の推移をみると 次のとおりである ( 単位 : 億円 ) 16 年度 17 年度 18 年度 19 年度 20 年度 21 年度 22 年度 23 年度 車券売上高 ( 車券発売金額 - 返還金 ) 開催日数 1 開催日当たり車券売上高 入場料 車券発売金額 9,151 8,775 8,611 8,401 7,913 7,276 6,350 6,229 3,385 3,293 3,102 3,063 2,762 2,720 2,509 2, ,154 8,776 8,611 8,405 7,919 7,277 6,351 6,233 場内車券発売額 2,438 2,045 1,685 1,487 1,247 1, 場外車券発売額 5,526 5,555 5,675 5,550 5,283 4,870 4,222 4,128 電話投票車券発売額 1,190 1,176 1,251 1,369 1,389 1,381 1,315 1,401 車券発売副収入 その他 開催収入 (1) 9,234 8,834 8,668 8,459 7,969 7,321 6,393 6,273 場間場外発売関連収入 還付金 返還金等収入 その他 公営企業金融公庫還付金収入 その他の還付金 返還金等 開催外収入 (2) 返還金 払戻金 競輪振興法人交付金額 ,863 6,581 6,458 6,301 5,935 5,457 4,762 4, 第 1 号交付金額 第 2 号交付金額 第 3 号交付金額 公営企業金融公庫納付金 職員人件費 従事員人件費 賞典費 需用費 委託料等 自転車競技会事務委託費 場外車券発売事務代行その他経費 その他外部委託料 施設 設備関係費 情報提供及び発売関係費 広報 販売促進費 負担金 補助金 その他 開催支出 (3) 9,410 9,001 8,808 8,591 8,045 7,420 6,489 6,314 職員人件費 需用費 委託料等 使用料 賃借料 地方公共団体金融機構納付金 その他 ( 注 ) 全輪協が施行者に提供している各年度の 競輪施行者総合収支 ( 合計 ) 及び JKA が施行者に提供している 23 年度競輪統計資料 公営 5 競技の年度別開催回数及び開催日数の推移 上のデータに基づいて 監査人が作成した 開催外支出 (4) 営業活動収支 (5= ) 固定資産売却収入 貸付金回収収入 その他 投資活動収入 (6) 施設整備関係費 財産購入費 工事費 委託料 貸付金支出 その他 投資活動支出 (7) 投資活動収支 (8=6-7) 営業 投資活動収支 (9=5+8)

58 億円 営業活動収支 投資活動収支 営業 投資活動収支 16 年度から 23 年度にかけて 営業 投資活動収支が赤字だったのは 16 年度のみである これは 同年度においては 松山市 (59 億円 ) いわき市 (48 億円 ) 千葉市(11 億円 ) で大型の設備投資があったこと等を主因として 投資活動収支が 149 億円となり 営業活動収支 85 億円を上回ったことによるものである しかし その後は 各年度の営業活動によって獲得した資金の範囲内で投資活動が行われている 営業活動収支は 次表のとおり 開催収支 ( 本場開催に伴い直接的に発生した収支 ) の赤字を開催外収支 ( 開催収支以外の収支であり 場外車券発売受託収入や総務費等を含む ) の黒字で支える構図となっており 開催収支赤字額の減少と開催外収支黒字額の増加に支えられ 20 年度までは堅調に伸びていたが その後は開催外収支黒字額の減少が大きく影響し 低迷している ( 単位 : 億円 ) 16 年度 17 年度 18 年度 19 年度 20 年度 21 年度 22 年度 23 年度 開催収支 開催外収支 営業活動収支 億円 開催収支 開催外収支 営業活動収支

59 開催収支の年度別推移を開催日数と照らし合わせると 次のとおりである ( 単位 : 百万円 ) 16 年度 17 年度 18 年度 19 年度 20 年度 21 年度 22 年度 23 年度 1 開催日当たり開催収入 (1) 前年度比増減率 -1.7% 4.2% -1.2% 4.5% -6.7% -5.3% -1.2% 1 開催日当たり開催支出 (2) 前年度比増減率 -1.7% 3.9% -1.2% 3.9% -6.3% -5.2% -2.0% 1 開催日当たり開催収支 (3=1-2) 車券売上高の減少に対し開催日数の削減や民間委託等による開催コスト削減に取組んだほか 公営競技納付金の統計上の表示区分が開催外支出に変更されたこともあり 1 開催日当たりでみれば 開催収入は減少したもののそれ以上に開催支出が減少したため 開催収支赤字額も減少してきたことがわかる また 開催収支の年度別推移を施行者数と照らし合わせると 次のとおりである ( 単位 : 億円 ) 16 年度 17 年度 18 年度 19 年度 20 年度 21 年度 22 年度 23 年度 開催収支 ( 黒字施行者 ) 開催収支 ( 赤字施行者 ) 開催収支 黒字施行者数 ( 団体 ) 赤字施行者数 ( 団体 ) 施行者数 ( 団体 ) 黒字施行者 1 団体当たり収支 赤字施行者 1 団体当たり収支 施行者 1 団体当たり収支 ( 注 )1. 全輪協が施行者に提供している各年度の 施行者別競輪施行者総合収支 上のデータに基づいて 監査人が作成した 2. 取手市は東日本大震災の影響で 23 年度中は本場開催がなかったため 施行者数から除外している 54

60 億円 開催収支 ( 黒字施行者 ) 開催収支 ( 赤字施行者 ) 開催収支 -200 競輪場廃止のほか 競輪事務組合の解散や共同施行者から外れる形での事業撤退が相次いだことで施行者団体数が減少したが 開催収支が黒字の施行者は微増にとどまっている 23 年度では 全 46 施行者 ( 取手市を除く ) の約 7 割を占める 32 施行者において開催収支が赤字である 一方 開催外収支の年度別推移を場間場外車券発売金額と照らし合わせると 次 のとおりである ( 単位 : 億円 ) 16 年度 17 年度 18 年度 19 年度 20 年度 21 年度 22 年度 23 年度 場間場外発売関連収入 (A) 還付金 返還金等収入 その他 公営企業金融公庫還付金収入 その他の還付金 返還金等 開催外収入 (1) 職員人件費 需用費 委託料等 使用料 賃借料 地方公共団体金融機構納付金 その他 開催外支出 (2) 開催外収支 (3=1-2) 場間場外車券発売額 (B) (A) (B) ,826 3,810 3,885 3,703 3,389 3,079 2,632 2, % 7.4% 7.5% 7.4% 7.2% 6.7% 6.3% 6.5% ( 注 ) 場間場外車券発売額 (B) は 全輪協が施行者に提供している各年度の 施行者別開催収支総計表 上のデータに基づいて 監査人が作成した 55

61 開催外収入については 頼みの綱である場間場外車券発売金額が 19 年度から減少トレンドに入ったうえ 当該発売金額に対する手数料割合が低下したこともあって 場間場外車券発売関連収入 が 19 年度から減少し続けている また 公営企業金融公庫からの公営競技納付金還付制度 ( 赤字等の施行者に開催翌年度に還付される ) が 19 年度分をもって廃止され 公営企業金融公庫還付金収入 が 21 年度からゼロとなっている 一方 19 年度から 23 年度までの 5 年間の時限措置として実施されてきたJKA 特定交付金還付制度により 当該期間において その他の還付金 返還金等 が多額となっている 開催外支出については 職員人件費 やその他の経費が減少したほか 地方公共団体金融機構に対する公営企業納付金 ( 20 年度分から納付方法が開催年度分割納付から開催翌年度一括納付に変更 ) の統計上の表示区分を開催外支出として取扱うことになった まとめると 開催外収支が 19 年度をピークとして減少しているのは 公営競技納付金の制度変更やJKA 特定交付金還付による影響があったものの やはり場間場外車券発売金額の減少に伴う 場間場外車券発売関連収入 の減少が根本的な要因といえる なお 19 年度から 23 年度までのJKA 特定交付金還付制度により 当該期間の各年度において 50~80 億円にものぼる還付金収入が施行者に還元されていることを忘れてはならない 特に東日本大震災が発生した 22 年度における営業活動収支は 74 億円であるが JKAは 69 億円の還付金を支払っており 仮に同制度がなければ 施行者全体の営業活動収支合計額はわずか 5 億円であったことになる 56

62 (ⅳ) 各施行者の営業活動収支の状況 23 年度における施行者別の営業活動収支は 次表のとおりである ( 単位 : 百万円 ) 施行者名開催収支開催外収支営業活動収支 施行者 EA 施行者 EB 松山市 施行者 EC 施行者 ED 施行者 EE 施行者 EF 施行者 EG 施行者 EH 施行者 EI 施行者 EJ 施行者 EK 施行者 EL 施行者 EM 施行者 EN 施行者 EO 施行者 EP 施行者 EQ 施行者 ER 施行者 ES 施行者 ET 施行者 EU 施行者 EV 施行者 EW 施行者 EX 施行者 EY 施行者 EZ 施行者 FA 施行者 FB 施行者 FC 施行者 FD 施行者 FE 施行者 FF 施行者 FG 施行者 FH 施行者 FI 施行者 FJ 施行者 FK 施行者 FL 施行者 FM 施行者 FN 施行者 FO 施行者 FP 施行者 FQ 施行者 FR 施行者 FS 施行者 FT 合 計 4,105 15,831 11,726 ( 注 ) 全輪協が施行者に提供している 23 年度施行者別競輪施行者総合収支 上のデータに基づいて 監査人が作成した 57

63 前表の収支状況に基づいて まず 営業活動収支が赤字のグループを 赤字グル ープ 黒字のグループを 黒字グループ としたうえで さらに開催収支が黒字 となっている 黒字グループ A 開催収支はゼロ以下であっても開催外収支の黒 字で補填され営業活動収支が黒字となっている 黒字グループ B とし 各施行 者について分類集計した ( 単位 : 百万円 ) グループ 施行者数 ( 構成比 ) 開催収支 開催外収支 営業活動収支 黒字グループA % 2,639 4,122 6,761 黒字グループB % -4,626 10,023 5,397 赤字グループ % -2,118 1, 合計 % -4,105 15,831 11, 施行者のうち 最も健全な経営状況にあたる 黒字グループ A は 14 施行 者であり 松山市はこのグループに属している ただし 黒字グループ A には 交付金猶予特例制度が適用されている 2 施行者が含まれているため 厳密な意味 で本場開催の黒字経営を保っているのは 12 施行者であったといえる また 黒 字グループ B にも同制度適用施行者が 1 施行者含まれており 純粋に営業黒字 を達成していたのは 37 施行者であったといえる 赤字施行者が 7 施行者存在するが 全国の施行者全体でみれば 開催収支は 4,105 百万円の赤字を計上したものの 開催外収支が 15,831 百万円の黒字だったため 営業活動を通じて 11,726 百万円の資金を獲得したことになる 次に 赤字グループの状況に焦点を当ててみる 営業収支の赤字が継続するということは 競輪事業存続のためには 基金等取崩し 一般会計からの繰入れ 地方債起債等の方法により別途資金を調達しなければ 施設の改修すらできないことを意味するため 不健全な経営状態といえる 過去に事業撤退した施行者においては撤退前に営業収支の赤字が長期間継続しているケースが多く 競輪事業の存廃検討において施行者が考慮する重要な判断材料の一つといえる 58

64 赤字グループ施行者別営業赤字額の年度別推移をみると 次のとおりである 赤字グループ施行者名 21 年度 ( 単位 : 百万円 ) 22 年度 23 年度 16 年度 17 年度 18 年度 施行者 GA 施行者 GB 施行者 GC -146 施行者 GD 施行者 GE -59 施行者 GF -56 施行者 GG 施行者 GH 施行者 GI 施行者 GJ 施行者 GK 施行者 GL 施行者 GM 施行者 GN 施行者 GO 施行者 GP 施行者 GQ -99 施行者 GR 施行者 GS -42 施行者 GT 施行者 GU 施行者 GV 施行者 GW 施行者 GX 施行者 GY -66 施行者 GZ 施行者 HA 施行者 HB 施行者 HC -55 施行者 HD -427 施行者 HE 施行者 HF 施行者 HG 施行者 HH 施行者 HI 施行者 HJ 施行者 HK 施行者 HL 施行者 HM -179 施行者 HN 施行者 HO 赤字グループ合計額 (A) -5,363-3,206-1, ,464-2, 赤字グループ施行者数 赤字施行者当たり平均赤字額 営業活動収支合計額 (B) 8,535 12,555 14,506 21,261 24,089 10,601 7,433 11,726 黒字グループ合計額 (B)-(A) 13,898 15,762 15,717 21,398 24,457 12,065 10,304 12,158 ( 注 )1. 全輪協が施行者に提供している各年度の 施行者別競輪施行者総合収支 上のデータに基づいて 監査人が作成した 2. 営業収支が黒字となっている年度 または 撤退により競輪事業を行っていない年度については 空欄としている 19 年度 20 年度 59

65 百万円 25,000 20,000 15,000 10,000 5, ,000-10,000 黒字グループ合計額赤字グループ合計額営業活動収支合計額 赤字施行者当たり平均赤字額 ( 百万円 ) 赤字グループ施行者数 ( 団体数 ) 赤字グループ施行者数は 事業撤退や交付金猶予特例制度適用による純粋な黒字転換ではないケースも含めて 20 年度まで減少した後 22 年度までは増加に転じ 23 年度において再び減少している 赤字グループ合計額及び 1 赤字施行者あたりの平均赤字額も同じような傾向を見せている 60

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