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1 資料 1 南海トラフ巨大地震 首都直下地震対策について 平成 2 5 年 3 月 8 日内閣府 ( 防災担当 )

2 南海トラフの巨大地震の想定震源断層域 プレート境界面深さ約 30km から深部低周波地震が発生している領域 プレート境界面深さ 30 kmの位置を修正し 内陸側のさらに深い方に拡大 震源分布から見てプレートの形状が明瞭でなくなる領域 九州 パラオ海嶺付近でフィリピン海プレートが厚くなっている領域 日向灘北部から南西方向に拡大 トラフ軸から富士川河口断層帯の北端 富士川河口断層帯の領域も対象 地震の規模 モーメントマグニチュード 南海トラフの巨大地震 ( 津波断層モデル ) ( 強震断層モデル ) 面積約 14 万 km 2 Mw 強震断層域 : プレート境界面深さ約 10 km 津波断層域 : 深さ約 10km からトラフ軸までの領域に津波地震を引き起こすすべりを設定 2011 年東北地方太平洋沖地震 約 10 万 km 2 約 11 万 km 2 ( 約 500km 約 200km ) 9.0 ( 気象庁 ) 強震断層域 ( 津波断層域の主部断層 ) 津波地震を検討する領域 ( 津波断層域に追加する領域 ) 中央防災会議 (2003) の強震断層域 津波断層域 トラフ軸 参考 2004 年 2010 年 スマトラ島沖地震 チリ中部地震 約 18 万 km 2 約 6 万 km 2 ( 約 1200km 約 150km ) ( 約 400km 約 140km ) 8.7(Pulido et al., in 9.1(Ammon et al., 2005) press) [9.0 ( 理科年表 )] [8.8( 理科年表 )] 海底地形図は海上保安庁提供データによる 中央防災会議 (2003) 強震断層域 約 6.1 万 km

3 南海トラフの巨大地震による震度分布 基本ケース 強震波形計算による震度分布 東側ケース 震度の最大値の分布図 強震波形 4 ケースと経験的手法の震度の最大値の分布 強震動生成域の配置西側ケース 陸側ケース 強震動生成域の配置 該当面積 今回の震度分布 中央防災会議 (2003) 震度 6 弱以上約 7.1 万 km 2 約 2.4 万 km 2 震度 6 強以上約 2.9 万 km 2 約 0.6 万 km 震度 7 約 0.4 万 km 2 約 0.04 万 km 2 参考 中央防災会議 (2003) の東海 東南海 南海地震の震度分布図 強震動生成域の配置 強震動生成域の配置 経験的手法による震度分布 2

4 南海トラフの巨大地震による津波高 満潮位 満潮位を含めた津波の高さ 基本的な検討ケース 計5ケース 大すべり域 超大すべり域が1箇所のパターン 5ケース ケース① 駿河湾 紀伊半島沖 に 大すべり域 超大すべり 域を設定 ケース② 紀伊半島沖 に 大すべり域 超大すべり域 を設定 その他派生的な検討ケース 計6ケース 大すべり域 超大すべり域に分岐断層も考えるパターン 2ケース ケース⑥ 駿河湾 紀伊半島沖 に 大すべり域 超大すべり域 分岐断層 を設定 ケース⑦ 紀伊半島沖 に 大すべり域 超大すべり域 分岐断層 を設定 大すべり域 超大すべり域が2箇所のパターン 4ケース ケース③ 紀伊半島沖 四国沖 に 大すべり域 超大すべり域 を設定 ケース⑤ 四国沖 九州沖 に 大すべり域 超大すべり域 を設定 ケース④ 四国沖 に 大すべり域 超大すべり域 を設定 ケース⑧ 駿河湾 愛知県東部沖 と 三重県南部沖 徳島県沖 に 大すべり域 超大すべり域 を2箇所設定 ケース⑨ 愛知県沖 三重県沖 と 室戸岬沖 に 大すべり域 超大すべり域 を2箇所設定 ケース⑩ 三重県南部沖 徳島県沖 と 足摺岬沖 に 大すべり域 超大すべり域 を2箇所設定 ケース⑪ 室戸岬沖 と 日向灘 に 大すべり域 超大すべり域 を2箇所設定 3

5 南海トラフ巨大地震による津波高 浸水深等 ( 第二次報告 ) 及び被害想定 ( 第一次報告 ) について 10m メッシュの津波高 浸水域 防災対策を実施することによる効果 ( 例 ) 津波高 50mメッシュに対し 10mメッシュの津波高の変化は概ね ±1mの範囲 微細な地形が反映されたことで 崖地など局所的に津波高が数 m 変わった所もある 各市町村の津波高の最大値に加え 各市町村の津波高の平均値を算出し 合わせて整理した 浸水域 浸水深がわかるよう想定浸水域を整理した 耐震化を推進全壊建物棟数 ( 現在の耐震化率 79%) 627,000 棟 ( 耐震化率 90%) 361,000 棟 4 割減 ( 耐震化率 95%) 240,000 棟 6 割減 避難の迅速化津波による死者 ( 早期避難率が低い場合 ) 約 108,000 人 ~ 約 224,000 人 全員が直後に避難 + 約 8,000 人 ~ 約 52,000 人 最大 9 割減 津波避難ビル 東北地方太平洋沖地震との比較 マグニチュード 1 浸水面積 浸水域内人口 死者 行方不明者 建物被害 ( 全壊棟数 ) 2 東北地方太平洋沖地震 km2 約 62 万人約 18,800 人 2 約 130,400 棟 南海トラフ巨大地震 9.0(9.1) 1,015km2 3 3 約 163 万人 4 約 323,000 人 5 約 2,386,000 棟 倍率約 1.8 倍約 2.6 倍約 17 倍約 18 倍 1:( ) 内は津波のMw 2: 平成 24 年 6 月 26 日緊急災害対策本部発表 3: 堤防 水門が地震動に対して正常に機能する場合の想定浸水区域 4: 地震動 ( 陸側 ) 津波ケース ( ケース1) 時間帯( 冬 深夜 ) 風速(8m/s) の場合の被害 5: 地震動 ( 陸側 ) 津波ケース( ケース5) 時間帯( 冬 夕方 ) 風速(8m/s) の場合の被害 4

6 中間報告の位置づけ 南海トラフ巨大地震対策について中間報告概要 平成 24 年 7 月 19 日 南海トラフ巨大地震は 超広域にわたる巨大な津波 強い揺れを伴い 西日本を中心に甚大な人的 物的被害を生じさせ 国難ともいえる巨大災害となる 中間報告は 3 月に公表された南海トラフ巨大地震による最大クラスの地震 津波の想定に対して不安感を募らせている地域の声を受けて 特に津波対策を中心として当面取り組むべき対策をとりまとめるとともに 今後重点的に検討すべき課題について整理したもの 今後 南海トラフの巨大地震モデル検討会 による検討結果を受けて 被害想定を行い 予防 応急 復旧 復興対策を含めた南海トラフ巨大地震対策の全体像を最終報告としてとりまとめ 当面取り組むべき対策 ( 参考 ) レベル 1 の津波 : 海岸管理者が設定する 発生頻度は比較的高く 津波高は低いものの大きな被害をもたらす津波レベル 2 の津波 : 発生頻度は極めて低いものの 発生すれば甚大な被害をもたらす最大クラスの津波 津波に強い地域構造の構築 海岸堤防等の整備 : レベル 1 の津波を基本として整備 津波対策を特に講ずべき施設 ( 行政関連施設 学校 社会福祉施設 医療施設等 ) の耐浪化 配置の見直し等 : レベル 2 の津波により重大な被害が発生することを回避 災害リスクに対応した土地利用計画の策定 推進 津波対策基盤の強化に関する仕組みの確立 : レベル 1 2 の津波に適切な対応ができるよう 国が地方公共団体に必要な支援を行う仕組みについて検討 安全で確実な避難の確保 ハザードマップ等の整備促進 津波避難計画の策定促進 安全な避難空間の確保 : レベル 2 の津波に対して 避難場所 避難施設 避難路 避難階段等の整備推進 津波避難ビル等の整備推進 整備が完了するまでの暫定的な措置として 最低でも比較的発生頻度が高い津波に対応するように少しでも高い避難場所等を確保 確実な避難行動の確保 : 津波避難対策検討 WG の報告による 地域の特性に応じた総合的な津波対策の推進 リアス式海岸部の地域 : 一定の海岸堤防等の整備を図りつつ 高台における避難地整備 避難路 避難階段等の整備 行政関連施設や学校 社会福祉施設等の施設の高台移転 高層化 平野部の地域 : 盛土構造の道路等を活用した非浸水地域の確保 直線的な避難路整備 行政関連施設や避難所の移転 高層化 既存建物の津波避難ビル指定 社会福祉施設等の移転 土地の嵩上げ 例外的な車避難 津波対策推進のための条件 環境整備 防災意識向上 防災訓練強化 人材育成 調査研究推進 観測体制強化 情報伝達手段の多重化 多様化 広範囲の強い地震動への対応 耐震診断 耐震改修等 重要なインフラ ライフラインの整備 耐震化等 長周期地震動対策 液状化対策 対策推進のための仕組み 体制の整備 推進組織 官民の連携強化のための 南海トラフ巨大地震対策協議会 の活用 計画の作成 南海トラフ巨大地震対策大綱 ( 仮称 ) 南海トラフ巨大地震の地震防災戦略 ( 仮称 ) 南海トラフ巨大地震応急対策活動要領 等の新規策定 支援措置等 全国防災対策費 緊急防災 減災事業の仕組みは対策を推進するために有効な制度であるため 制度を継続できるよう 財源の確保が必要 法的枠組み等 南海トラフ巨大地震対策に関する法的枠組みについて 特別法の制定に向け具体的に検討することが必要 最終報告に向けて引き続き検討すべき主な事項 当面取り組むべき対策 の事項を含めて さらに検討を深化させていくとともに 被害想定等を踏まえつつ 特に以下の事項について 具体的に検討 災害応急活動体制の整備 防災拠点の整備 企業防災力の向上 復旧 復興対策の在り方 5

7 津波避難対策検討ワーキンググループ報告概要 津波避難対策の基本的考え方 素早い避難は 最も有効で重要な津波対策である 津波による人的被害を軽減するためには 住民等一人ひとりの迅速かつ主体的な避難行動が基本となる その上で 海岸保全施設等のハード対策や確実な情報伝達等のソフト対策は 全て素早い避難の確保を後押しする対策と位置づけるべきものである 今後の津波避難対策の具体的な方向性 主体的な避難行動の徹底 強い揺れや弱くても長い揺れがあったら避難 大津波警報等を見聞きしたら避難 の徹底 避難行動を促す情報の確実な伝達 津波警報 津波情報発表の改善 地震 津波の観測体制や津波予測の充実 強化 情報の受け手を踏まえた多様な情報伝達手段の整備防災行政無線 J-ALERT テレビ ラジオ 携帯電話等のあらゆる手段を活用した情報の伝達 避難に活用するための津波ハザードマップの整備 最大クラスの津波による浸水想定区域 地盤標高等の情報を記載 海抜表示や誘導標識等の現地表示の充実 安全に避難するための計画の策定 地域性を考慮した具体的な津波避難計画の策定 住民 自主防災組織 消防機関 警察等の様々な主体が参画し 地域の実情を考慮した具体的な避難計画を策定 津波避難訓練で明らかになった課題 津波防災対策の実施 社会条件の変化に応じて見直し 徒歩避難の原則と自動車避難の限界 津波発生時の避難は徒歩避難が原則 自動車避難を検討せざるを得ない場合は 限界量があることを認識し 限界量以下に抑制するよう各地域で合意形成 避難誘導 避難支援等に関するルールの取り決め 避難支援の行動内容 退避の判断基準を取り決め 地域での相互理解を促進 避難支援者の負担軽減のための取組 通信手段の充実 水門等の自動化 遠隔操作化 耐震化 陸閘の常時閉鎖や廃止 地域と行政等が連携した災害時要援護者の把握と避難支援内容の検討 社会福祉施設 病院 学校 企業 集客施設及び地下施設等における対策の推進 より安全な避難場所の確保 海岸保全施設等の整備海岸保全施設等は 比較的発生頻度の高い津波高に対応できるよう地域の状況に応じて整備し 津波から地域をできるだけ防御する 避難場所 避難施設の整備 避難場所 避難施設は最大クラスの津波高への対応を目指す 海岸保全施設等の整備に時間がかかること等を勘案し 暫定的な措置として最低でも比較的発生頻度の高い津波には対応するように避難場所等の確保を着実に進める 津波防災地域づくりの推進 主体的な避難行動を取る姿勢を醸成する防災教育の推進 体系立った防災教育の実施 子どもへの防災教育の継続による防災文化の構築 東日本大震災の教訓を後世に伝える教育 研修の内容や学習計画のひな形を示す 防災教育を行う人材の確保 教職員への防災教育に関する研修体制の整備 教員養成課程における防災科目の必修化 実践的な避難訓練の推進 行政 学校 地域社会 家庭 企業等の連携 6

8 7 6 強 6 弱 5 強 5 弱 4 3 以下 これまでの首都直下地震の想定対象の考え方 1600 年以降に南関東で発生した地震 (M6 以上 ) 首都地域では 2~3 百年間隔で関東地震クラス (M8) の地震 今後 100 年以内に発生する可能性はほとんどないことから想定対象から除外 この間に M7 クラスの直下地震が数回発生 現在の首都直下地震対策の対象地震 現在の想定対象の首都直下地震 (18 タイプ ) 首都直下地震対策の中心となる地震 東京湾北部地震 (M7.3) intensity 36.5 東日本大震災を受けて 最大クラスの巨大地震の想定が必要 都心西部直下地震 (M6.9) 都心東部直下地震 (M6.9) さいたま市直下地震 (M6.9) 千葉市直下地震 (M6.9) 川崎市直下地震 (M6.9) 横浜市直下地震 (M6.9) 市原市直下地震 (M6.9) 立川市直下地震 (M6.9) 羽田直下地震 (M6.9) 成田直下地震 (M6.9) 伊勢原断層帯地震 (M7.0) 立川断層帯地震 (M7.3) 神縄 国府津 - 松田断層帯地震 (M7.5) 関東平野北西縁断層帯地震 (M7.2) 三浦半島断層群地震 (M7.2) プレート境界多摩地震 (M7.3) プレート境界茨城県南部地震 (M7.3) 相模トラフ 7

9 中間報告の位置づけ 当面取り組むべき対策 首都直下地震対策について中間報告概要 平成 24 年 7 月 19 日 首都直下地震は 我が国の存亡に関わるものであり 東日本大震災を踏まえ 現行の首都直下地震対策を検証し その充実 強化を図ることは喫緊の課題 中間報告は これまでの対策では十分ではない分野を中心として被害想定を待たずとも取り組むべき対策 ( 当面取り組むべき対策 ) と今後重点的に検討すべき課題について整理 今後 首都直下地震モデル検討会 における想定地震の見直しを受けて 被害想定を行い 予防 応急 復旧 復興対策を含めた首都直下地震対策の全体像を最終報告としてとりまとめ 政府の業務継続の在り方 政府全体としての業務継続体制の構築 : 政府業務継続方針 の策定政府から事業者まで一貫した社会全体としての事業継続体制の構築政府としての情報収集 発信体制の確保 : 情報収集 発信内容の事前準備業務継続のための資源の確保 : 職員 庁舎 情報システムの確保政府全体としてのバックアップ機能の確保方針の明確化 東京圏内のバックアップ : 立川広域防災基地周辺などに代替拠点 東京圏外のバックアップ : 大規模地震の現地対策本部 地方支分部局等の集積都市 ( 札幌 仙台 名古屋 大阪 福岡等 ) からあらかじめ代替拠点を選定 全国の地方支分部局等における業務代行の推進 政府の業務継続を支える事業者との連携の確保業務継続計画の PDCA サイクルの確立等 膨大な数の帰宅困難者等への対策 首都直下地震帰宅困難者等対策協議会 の検討結果に基づき 取組を推進 むやみに移動を開始しない 基本原則の徹底 官民連携による一時滞在施設の確保 帰宅困難者等への情報提供体制の構築 駅周辺等における混乱防止体制の構築 徒歩帰宅者への支援体制の構築 帰宅困難者の搬送体制の構築 国内外からの来訪者への支援 膨大な数の避難者への対策 避難所と避難場所の明確化 避難所への避難者の減少対策 ( 家庭内備蓄の促進等 ) 避難所の確保 避難所への必要な物資の供給体制の確立 広域避難の枠組みの構築 応急住宅の提供体制の構築 対策推進のための仕組み 体制の整備 推進組織 官民の連携強化のための 首都直下地震対策協議会 の活用 計画の作成 これまでの 首都直下地震対策大綱 首都直下地震の地震防災戦略 首都直下地震応急対策活動要領 等の見直し 支援措置等 官民連携等を推進するための支援措置の検討 首都直下地震を対象とした特別法を含めた制度的枠組みの在り方の検討 最終報告に向けて引き続き検討すべき主な事項 甚大な火災被害への対策 膨大な被害に対応した災害応急体制の充実 強化 社会の安定化のための対策 予防対策の重点的な実施 首都の経済機能を支える企業防災力の向上 迅速な首都の復旧 復興対策の在り方 地域防災力 防災意識の向上 相模トラフ沿いの最大クラスの地震に対する津波対策 複合災害への対応 調査 研究の推進 8

10 第 1 章はじめに 第 8 章協議会構成員による帰宅困難者等対策の取組状況 首都直下地震帰宅困難者等対策協議会 最終報告 概要 平成 23 年 3 月 11 日の東北地方太平洋沖地震により首都圏では約 515 万人の帰宅困難者が発生し 対策を一層強化する必要性が顕在化 首都圏の住民 市区町村 企業 主要ターミナル駅を対象に 3 月 11 日の帰宅困難者等対策の実態について調査し 課題と現在の取組状況を分析 検討の前提として平日昼 12 時発生の東京湾北部地震 (M7.3) を想定 各主体が ガイドラインを参考に積極的に取り組んでいくことにより 社会全体における帰宅困難者対策の底上げを図る 具体的な取組内容第 2 章一斉帰宅の抑制 一斉帰宅抑制の基本方針 ( 平成 23 年 11 月 22 日決定 ) 企業等における施設内待機 企業等における施設内待機計画の策定 備蓄量や備蓄品目の例示 外部の帰宅困難者のために 10% 余分に備蓄等を推奨 従業員 家族等の安否確認手段の確保 帰宅ルールの設定 ( 段階的帰宅や集団帰宅等 ) 事業所における帰宅困難者対策ガイドライン の策定 大規模な集客施設や駅等における利用者保護 利用者保護等に関する計画の策定 災害時要援護者が必要とする優先スペースの確保等 隣接した施設との連携による安全の確保 大規模な集客施設及び駅等の利用者保護ガイドライン の策定 第 3 章一時滞在施設の確保 一時滞在施設の対象施設 開設基準 施設管理者の役割 発災後最長 3 日間の開設を標準 3.3 m2につき 2 人の収容を目安 各機関における一時滞在施設の確保 事業者等は 市区町村と協定を締結して一時滞在施設を提供 施設の安全を確保するための配慮 耐震性を満たした建物であること 建物や設備等の安全点検のためのチェックリストの例示 施設利用案内を施設の入口等に提示 行政の支援策 各地域の実情に応じた運営マニュアルの整備や支援策の具体化 一時滞在施設の確保と運営のガイドライン の策定 本協議会における検討と並行して協議会構成員等において進めてきた帰宅困難者等対策の取組状況を整理 第 7 章帰宅困難者の搬送 帰宅困難者等の搬送シミュレーション 特別搬送者を最優先とすることを想定 特別搬送者を対象とした搬送オペレーション 搬送開始時期 搬送拠点とルートの考え方 今後 帰宅困難者搬送マニュアル( 仮称 ) を策定 平成 24 年 9 月 10 日首都直下地震帰宅困難者等対策協議会 第 4 章帰宅困難者等への情報提供 帰宅困難者等に提供すべき情報 むやみに移動を開始しない 帰宅困難者の安全確保情報 帰宅情報 情報提供における関係機関間の連携と情報の流れ 情報発信主体別に発信すべき情報の内容と情報伝達手段のフローの作成 関係機関等に求められる平時からの取組 帰宅困難者への情報提供のためのポータルサイトや専従部門を設置 アプリの開発等の民間の取組を促すような情報の公表 帰宅困難者等への情報提供ガイドライン の策定 第 5 章駅周辺等における混乱防止 駅前滞留者対策協議会の設立の促進 地域の行動ルールの策定 組織単位毎の取組( 自助 ) 地域が連携する取組( 共助 ) のルール化 駅前滞留者対策ガイドライン の策定 第 6 章徒歩帰宅者への支援 災害時帰宅支援ステーションの充実 認知度向上( ステッカーの統一化の検討 のぼりの設置 ) 帰宅支援対象道路 帰宅支援対象道路の拡大や地域での取組を充実 第 9 章終わりに 残された課題や新たに顕在化する課題について情報を共有するとともに 実務的な検討を継続して行うため 連絡調整会議を新たに設置 9

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