平成9年 月 日

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1 殺菌剤の分類 ( による ) : Fungicide Resistance Action Committee 農薬工業会注 一般名 : 原則 ISO 名を使用している 農林水産省が別名称を使用している場合にはそれを記載し ISO 名をカッコ内に併記した 注 : 植物病原菌の生合成経路での生化学的別に A から I を使用している その後に 作物の抵抗性誘導 P のあるいは多作用部位阻害剤を掲載している : 生化学的が判明している場合は記載した 多くの場合 正確な標的部位はであるが 交差抵抗性の状況等を勘案してグループ化した グループ名 : グループ名は Pesticide Manual 等の文献で認められている化学構造類似性に基づく 化学グループ : IUPAC ならびに Chemical Abstract name の命名法に準じた : 交差抵抗性の特性に従って殺菌剤グループを数字と文字で識別している 数字は原則当該殺菌剤が上市された順に割振っている 文字は P = 作物の抵抗性誘導 M = 多作用部位阻害剤 U = または抵抗性 を示す U- とされた殺菌剤で新たな研究に基づき再分類された場合 その U- は削除され 再利用されない 1

2 A1: RNA ポリメラーゼⅠ の分類 (2013 年 2 月 ) PA 殺菌剤 ( フェニルアミド類 ) アシルアラニン類ベナラキシルベナラキシルM フララキシルメタラキシルメタラキシルM オキサゾリジノンオキサジキシル類 ブチロラクトン類 オフラセ はであるが 各種卵菌 (Oomycete) に対する抵抗性及び交差抵抗性が良く知られている 高い抵抗性リスク のフェニルアミド抵抗性管理ガイドラインを参照 4 A 核酸合成 A2: アデノシンデアミナーゼ A3: DNA/RNA 生合成 A4: DNA トポイソメラーゼタイプ Ⅱ( ジャイレース ) B1: β- チューブリン重合阻害 ヒドロキシ -(2- アミノ -) ピリミジン類 芳香族ヘテロ環類 ヒドロキシ (2- アミノ -) ピリミジン類 ブピリメートジメチリモールエチリモール イソキサゾール類ヒドロキシイソキサゾール ( ヒメキサゾール ) イソチアゾロン類オクチリノン 中程度の抵抗性リスク 抵抗性及び交差抵抗性がうどんこ病菌で知られている 抵抗性管理が必要 抵抗性は知られていない 32 カルボン酸類 カルボン酸類 オキソリニック酸 殺細菌剤 抵抗性が知られている 真菌での抵抗性リスクは 抵抗性管理が必要 MBC 殺菌剤 ( メチルベンゾイミダゾールカーバメート ) ベンゾイミダゾール類 ベノミルカルベンダゾール ( カルベンダジム ) フベリダゾールチアベンダゾール チオファネート類チオファネートチオファネートメチル 多くの真菌で抵抗性が知られている いくつかの部位で突然変異が認められ 主に β- チュブリンの E198A/G/K F200Y グループ内で正の交差抵抗性有り N- フェニルカーバメート類に負の交差抵抗性有り B 有糸核分裂と細胞分裂 B2: β- チューブリン重合阻害 B3: β- チューブリン重合阻害 B4: 細胞分裂 B5: スペクトリン様蛋白質の非局在化 N- フェニルカーバメート類 N- フェニルカーバメート類 ジエトフェンカルブ 高い抵抗性リスク のベンゾイミダゾール抵抗性管理ガイドラインを参照 抵抗性が知られている 標的部位で E198K の突然変異 ベンゾイミダゾール類と負の交差抵抗性 高い抵抗性リスク 抵抗性管理が必要 ベンズアミド類 トルアミド類 ゾキサミド 低から中程度の抵抗性リス ク エタボキサム 抵抗性管理が必要 チアゾールカルボキサミド類 フェニルウレア類ベンズアミド類 エチルアミノチアゾールカルボキサミド フェニルウレア類ペンシクロン抵抗性は知られていない 20 ピリジニルメチルベンゾアミド類 フルピコリド抵抗性は知られていない 43 2

3 の分類 (2013 年 2 月 ) C 呼吸 C1: 複合体 Ⅰ: NADH 酸化還元酵素 C2: 複合体 Ⅱ: コハク酸脱水素酵素 C3: 複合体 Ⅲ: ユビキノール還元酵素 Qo 部位 ピリミジンアミン類ピラゾールカルボキサミド類 SDHI( コハク酸脱水素酵素阻害剤 ) QoI 殺菌剤 (Qo 阻害剤 ) ピリミジンアミン類ジフルメトリム抵抗性認められていない 39 ピラゾールカルボキサミド類 フェニルベンズアミド類 フェニルオキソエチルチオフェンアミド類ピリジニルエチルベンズアミド類フランカルボキサミド類オキサチインカルボキサミド類チアゾールカルボキサミド類 ピラゾールカルボキサミド類 ピリジンカルボキサミド類メトキシアクリレート類 メトキシカーバメート類 オキシイミノ酢酸類オキシイミノアセトアミド類 オキサゾリジンジオン類ジヒドロジオキサジン類イミダゾリノン類ベンジルカーバメート類 トルフェンピラド ベノダニルフルトラニルメプロニルイソフェタミド フルオピラム フェンフラム カルボキシンオキシカルボキシンチフルザミド ベンゾビンジフルピルビキサフェンフルキサピロキサドフラメトピルイソピラザムペンフルフェンペンチオピラドセダキサンボスカリド アゾキシストロビンクモキシストロビンエノキサストロビンフルフェノキシストロビンピコキシストロビンピラオキシストロビン ピラクロストロビンピラメトストロビントリクロピリカルブクレソキシムメチルトリフロキシストロビンジモキシストロビンフェナミンストロビンメトミノストロビンオリサストロビンファモキサドン フルオキサストロビン フェンアミドンピリベンカルブ 圃場の菌や実験室の変異株のうち 数種の菌種で抵抗性が知られている sdh 遺伝子の標的部位において 例えば で H/Y( あるいは H/L) や P225L の突然変異が認められ それらの変異は菌種に依る 抵抗性管理が必要 中等度から高いリスク の SDHI 抵抗性管理ガイドラインを参照 各種のカビの菌種で抵抗性が知られている cyt b 遺伝子の標的部位での突然変異 (G143A F129L) や他の QoI グループのすべての剤で交差抵抗性が知られている 高い抵抗性リスク の QoI 抵抗性管理ガイドラインを参照

4 の分類 (2013 年 2 月 ) C4: 複合体 Ⅲ: ユビキノン還元酵素 Qi 部位 QiI 殺菌剤 (Qi 阻害剤 ) シアノイミダゾールスルファモイルトリアゾール シアゾファミド アミスルブロム 抵抗性リスクは未知だが 中等度から高いリスクがあると推測される ( モデル生物での標的部位の突然変異が知られている 21 C 呼吸 D アミノ 酸および C5: 酸化的リン酸化の脱共役 C6: 酸化的リン酸化 ATP 合成酵素の阻害 C7: ATP 生産 有機スズ化合物 チオフェンカルボキサミド類 C8: QxI 殺菌剤 ( キ複合体 Ⅲ: ユビキノン x 阻害剤 ) ノン還元酵素の Qx( 未知 ) 部位 D1: メチオニン生合成 (cgs 遺伝子 ) D2: D3: D4: D5: AP 殺菌剤 ( アニリノピリミジン類 ) エノピラヌロン酸抗生物質ヘキソピラノシル抗生物質 グルコピラノシル抗生物質 テトラサイクリン抗生物質 ジニトロフェニルクロトン酸類 2,6- ジニトロアニリン類 ( ピリミジノンヒドラゾン類 ) トリフェニルスズ化合物 チオフェンカルボキサミド類 チアゾロピリミジルアミン BINAPACRIL( ビナパクリル ) メプチルジノカップ DPC( ジノカップ ) フルアジナム 抵抗性管理が必要 抵抗性は知られていない 殺ダニ活性も同様 低いリスク しかし 日本では Botrytis 属で抵抗性が報告 ( フェリムゾン ) 2012 年に U14 に分類変更 有機錫 ( 酢酸トリフェニル錫 )( フェンチン ) 有機錫 ( 塩化トリフェニル錫 )( フェンチン ) 有機錫 ( 水酸化トリフェニル錫 )( フェンチン ) シルチオファム アメトクトラジン アニリノピリミジンシプロジニルメパニピリムピリメタニル エノピラヌロン酸抗生物質ヘキソピラノシル抗生物質 グルコピラノシル抗生物質 テトラサイクリン抗生物質 ブラストサイジン S カスガマイシン ストレプトマイシン オキシテトラサイクリン いくつかの抵抗性事例が知られている 低から中程度の抵抗性リスク 抵抗性の報告有り 低い抵抗性リスク 抵抗性リスクは中程度から高いと推定 ( 単一部位の阻害 ) 抵抗性管理が必要 Botrytis 属及び Venturia 属で抵抗性が知られている Oculimacula 属では散発的 中程度の抵抗性リスク のアニリノピリミジン抵抗性管理ガイドラインを参照 低から中程度の抵抗性リスク 抵抗性管理が必要 真菌及び細菌 (P. glumae) の病原菌で抵抗性が知られている 中程度の抵抗性リスク 抵抗性管理が必要 殺細菌剤 抵抗性が知られている 高い抵抗性リスク 抵抗性管理が必要 殺細菌剤 抵抗性が知られている 高い抵抗性リスク 抵抗性管理が必要

5 の分類 (2013 年 2 月 ) E シグナ ル伝達 E1: シグナル伝達 ( ) E2: 浸透圧シグナル伝達における MAP/ ヒスチジンキナーゼ (os-2 HOG1) E3: 浸透圧シグナル伝達における MAP/ ヒスチジンキナーゼ (os-1 Daf1) アザ - ナフタレン類 PP 殺菌剤 ( フェニルピロール類 ) ジカルボキシイミド類 アリルオキシキノリンキナゾリノン フェニルピロール類 ジカルボキシイミド類 キノキシフェン プロキナジド フェンピクロニルフルジオキソニル クロゾリネートイプロジオンプロシミドンビンクロゾリン キノキシフェンに対する抵抗性が知られている 中程度のリスク 抵抗性管理が必要 Erysiphe (Uncinula) necator で交差抵抗性がみられるが Blumeria graminis ではみられていない 散発的に抵抗性がみられる は推定 低から中程度の抵抗性リスクク 抵抗性管理が必要 Botrytis 属及び他のいくつかの病原菌で抵抗性が通常みられる OS-1 でのいくつかの突然変異 通常 グループ内化合物での交差抵抗性有り F 脂質および 細胞膜合成 F1: 以前はジカルボキシイミド類が分類 F2: リン脂質生合成 メチルトランスフェラーゼ阻害 F3: 脂質の過酸化 ホスホロチオレート類 ホスホロチオレート類 EDDP( エジフェンホス ) IBP( イプロベンホス ) ピラゾホス ジチオラン類ジチオラン類イソプロチオラン AH 殺菌剤 ( 芳香族炭化水素 ) ( クロロフェニル類 ニトロアニリン類 ) 複素芳香族 F4: カーバメート類カーバメート類細胞膜透過性 脂肪酸 F5: 以前は CAA 殺菌剤が分類 芳香族炭化水素ビフェニルクロロネブ CNA( ジクロラン ) PCNB( キントゼン ) テクナゼントルクロホスメチル 1,2,4-チアジアゾエクロメゾール ( エトリジール類アゾール ) ヨードカルブプロパモカルブプロチオカルブ 中程度から高い抵抗性リスク のジカルボキサミド抵抗性管理ガイドラインを参照 特定の真菌で抵抗性が知られている 低から中程度の抵抗性リスク 抵抗性リスクのある病原菌への使用では 抵抗性管理が必要 いくつかの真菌で抵抗性が既知 低から中程度の抵抗性リスク 低から中程度の抵抗性リスク 抵抗性管理が必要

6 の分類 (2013 年 2 月 ) F 脂質および 細胞膜合成 G 細胞膜のステ ロール生合成 F6: 病原菌細胞膜の微生物攪乱 F7: 細胞膜の攪乱 G1: ステロール生合成の C14 位の脱メチル化阻害 (erg11/cyp51) 微生物 (Bacillus 属の一種 ) 植物抽出物 DMI 殺菌剤 ( 脱メチル化阻害剤 ) (SBI: クラス Ⅰ) Bacillus 属の一種および生産された殺菌性リポペプチド類 テルペン炭化水素類とテルペンアルコール類 バチルスズブチリス 抵抗性は知られていない 44 QST713 株 バチルスズブチリス FZB24 株バチルスズブチリス MBI600 株バチルスズブチリスD 747 株 追加のとして FZB24 株で宿主植物の抵抗性誘導が報告されている ゴセイカユプテ ( ティー 抵抗性は知られていない 46 ツリー ) の抽出物 ピペラジン類ピリジン類 トリホリンピリフェノックスピリソキサゾール DMI 殺菌剤の殺菌スペクトラムには大きな差がみられる ピリミジン類イミダゾール類トリアゾール類 フェナリモルヌアリモールイマザリルオキスポコナゾールペフラゾエートプロクロラズトリフルミゾール 各種の菌で抵抗性がみられる いくつかの抵抗性発現機構は cyp 51 (erg 11) 遺伝子 ( 例えば V136A Y137F A379G I381V) cyp 51 プロモータ ABC トランスポータ他での標的部位の突然変異に依ることが知られている トリアゾリンチオン類 アザコナゾールビテルタノールブロムコナゾールシプロコナゾールジフェノコナゾールジニコナゾールエポキシコナゾールエタコナゾールフェンブコナゾールフルキンコナゾールフルシラゾールフルトリアホールヘキサコナゾールイミベンコナゾールイプコナゾールメトコナゾールミクロブタニルペンコナゾールプロピコナゾールシメコナゾールテブコナゾールテトラコナゾールトリアジメホントリアジメノールトリチコナゾールプロチオコナゾール 一般的に DMI 殺菌剤は 同一菌種に対して交差抵抗性を示すと考えるべきである DMI 殺菌剤はステロール生合成阻害剤 (SBI) であるが 他の SBI クラスとは交差抵抗性を示さない 中程度の抵抗性リスク の SBI 抵抗性管理ガイドラインを参照 3 6

7 の分類 (2013 年 2 月 ) G 細胞膜のステ ロール生合成 H 細胞壁生合成 I 細胞壁のメラ ニン合成 G2: ステロール生合成における Δ 14 還元酵素及び Δ 8 Δ 7 - イソメラーゼ (erg24 erg2) G3: ステロール生合成系の C4 位脱メチル化における 3-ケト還元酵素 (erg27) G4: ステロール生合成系のスクワレンエポキシダーゼ (erg1) H3: トレハロース イノシトール生合成 H4: キチン合成酵素 H5: セルロース合成酵素 I1: メラニン生合成の還元酵素 I2: メラニン生合成の脱水酵素 アミン類 (" モルフォリン類 ") (SBI: クラス Ⅱ) (SBI: クラス Ⅲ) (SBI: クラス Ⅳ) グルコピラノシル抗生物質 モルフォリン類 ピペリジン類 スピロケタールアミン類 ヒドロキシアニリド類アミノピラゾリノン類 チオカーバメート類アリルアミン類 グルコピラノシル抗生物質 ポリオキシン類ペプチジルピリミジンヌクレオシド CAA 殺菌剤 ( カルボン酸アミド類 ) MBI-R ( メラニン生合成阻害剤 - 還元酵素 ) MBI-D ( メラニン生合成阻害剤 - 脱水酵素 ) 桂皮酸アミド類 バリンアミドカーバメート アルジモルフドデモルフフェンプロピモルフトリデモルフフェンプロピジンピペラリンスピロキサミン フェンヘキサミド フェンピラザミン ピリブチカルブ ナフチフィンテルビナフィン うどんこ病菌に対して感受性が低下 一般に同一グループ内では交差抵抗性を示すが 他の SBI クラスとは交差抵抗性を示さない 低から中程度の抵抗性リスク の SBI 抵抗性管理ガイドラインを参照 低から中程度の抵抗性リスク 抵抗性管理が必要 抵抗性は知られていない 殺菌及び除草活性医薬用殺菌剤のみ バリダマイシン抵抗性は知られていない 26 ポリオキシン ジメトモルフフルモルフピリモルフベンチアバリカルブイプロバリカルブバリフェナレート 抵抗性が知られている 中程度の抵抗性リスク 抵抗性管理が必要 Plasmopara viticola で抵抗性が知られているが Phytophthora infestans では知られていない CAA グループのすべてで交差抵抗性がみられる マンデル酸アミドマンジプロパミド 低から中程度の抵抗性リスク の CAA 抵抗性管理ガイドラインを参照 イソベンゾフラノ フサライド 抵抗性は知られていない 16.1 ン ピロロキノリノン ピロキロン トリアゾロベンゾチアゾールシクロプロパンカルボキサミドカルボキサミド プロピオンアミド トリシクラゾール カルプロパミド ジクロシメット フェノキサニル 抵抗性が知られている 中程度の抵抗性リスク 抵抗性管理が必要

8 の分類 (2013 年 2 月 ) P 宿主植物の抵抗性誘導 ( リス ト中 U 番号のない ものは 再分類された殺菌剤 ) 未分類 P1: サリチル酸合成経路 ベンゾチアジアゾール BTH P2: ベンゾイソチアゾール P3: チアジアゾールカルボキサミド ベンゾチアジアゾール BTH ベンゾイソチアゾール チアジアゾールカルボキサミド アシベンゾラル S メチル プロベナゾール ( 抗バクテリア作用 抗菌作用も有す ) チアジニルイソチアニル 抵抗性は知られていない 抵抗性は知られていない 抵抗性は知られていない P4: 天然物 多糖類 ラミナリン 抵抗性は知られていない P5: 植物抽出物 混合物 エタノール抽出物 オオイタドリ抽出液 抵抗性は知られていない シアノアセトアミ シアノアセトアミド シモキサニル 抵抗性の報告が有る ド-オキシム -オキシム 低から中程度の抵抗性リス ク 抵抗性管理が必要 ホスホナート類エチルホスホナート ホセチル わずかな病原菌で抵抗性の報告がある 低い抵抗性リスク 亜リン酸および塩 フタラミン酸類 フタラミン酸類 テクロフタラム ( 殺バク 抵抗性は知られていない 34 テリア剤 ) ベンゾトリアジ ベンゾトリアジン トリアゾキシド 抵抗性は知られていない 35 ン類 類 ベンゼン-スル ベンゼン-スルホ フルスルファミド 抵抗性は知られていない 36 ホン酸類 ン酸類 ピリダジノン類 ピリダジノン類 ジクロメジン 抵抗性は知られていない 37 チオカーバメート チオカーバメートメタスルホカルブ 抵抗性は知られていない 42 フェニルアセトアミド フェニルアセトアミド シフルフェナミド Sphaerotheca で抵抗性 抵抗性管理が必要 U6 アクチンの攪乱 細胞膜の攪乱 アリルフェニルケトン ベンゾフェノンベンゾイルピリジン メトラフェノンピリオフェノン 小麦うどんこ病から低感受性が分離 中程度の抵抗性リスク 抵抗性管理が必要 グアニジン類 グアニジン類 グアニジン ( ドジン ) Venturia inaequalis で抵抗性が知られている 低から中程度の抵抗性リスク 抵抗性管理が必要 U12 フルチアニル 抵抗性は知られていない U13 アゾリジン ピリミジノンヒド ピリミジノンヒドラ フェリムゾン 抵抗性は知られていない U14 ラゾン類 ゾン類 2012 年に C5 から分類変更 チアゾリジンシアノメチレンチ 種々 種々 マシン油有機油炭酸水素カリウム天然物起源 抵抗性は知られていない P U8 NC 8

9 の分類 (2013 年 2 月 ) 多作用点接触活性 多作用点接触活性 無機化合物 無機化合物 銅 ( 種々の塩 ) 菌類への抵抗性発現の徴 M1 無機化合物 無機化合物 硫黄 候がなく 一般に低い抵抗 M2 ジチオカーバメ ジチオカーバメ ファーバム 性リスクと考えられている M3 ート類及び類縁体 ート類及び類縁体 マンゼブマンネブメチラムプロピネブチウラムジネブジラム フタルイミド類 フタルイミド類 キャプタンダイホルタン ( カプタホール ) ホルペット M4 クロロニトリル類 ( フタロニトリル類 ) クロロニトリル類 ( フタロニトリル類 ) TPN( クロロタロニル ) スルファミド類 スルファミド類 スルフェン酸系 ( ジクロフルアニド ) トリルフルアニド グアニジン類 グアニジン類 グアザチン イミノクタジン酢 酸塩 / イミノクタジ ンアルベシル酸 塩 ( イミノクタジ ン ) トリアジン類 トリアジン類 トリアジン ( アニラ ジン ) キノン類 ( アントラキノン類 ) キノン類 ( アントラキノン類 ) ジチアノン キノキサリン類 キノキサリン類 キノキサリン系 ( キ M10 ノメチオナート ) マレイミド マレイミド フルオルイミド M11 M5 M6 M7 M8 M9 9

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