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1 モントリオール議定書交渉と 京都議定書交渉から見た HFC 規制 フロン対策シンポジウム (2013 年 2 月 1 日 ) 高村ゆかり ( 名古屋大学 ) takamura.yukari@g.mbox.nagoya-u.ac.jp 1

2 オゾン層保護レジーム ( モントリオール議定書 ) における HFC 気候変動レジーム ( 京都議定書 ) における HFC 2 つのレジーム相互の連関と課題 HFC の国際的規制の動き 結びにかえて 2

3 オゾン層保護レジーム (1) 1985 年オゾン層保護条約 ( ウィーン条約 ) 研究 組織的観測などへの協力 (3 条 ) 法律 科学 技術などに関する情報交換 (4 条 ) 3

4 オゾン層保護レジーム (2) 1987 年オゾン層を破壊する物質を規制する議定書 ( モントリオール議定書 ) フロンなどオゾン層破壊物質 (Ozone Depleting Substances; ODS) を規制 規制物質ごとに 定められた期限内に 一定の基準年の消費レベル 生産レベルと比した削減目標を設定 例えば CFC については 議定書の発効から 1 年 7 ヶ月経過後 その消費を 1986 年の消費レベル以下とする また 生産国は 1986 年の生産レベル以下とする ただし 年の一人当たり消費量が 0.3kg を超えない途上国 (5 条締約国 ) には 10% まで生産増が可能 その後消費レベル 生産レベルともに削減し 最終的に全廃 規制物質や規制物質含有製品の非締約国との貿易を規制 改正や調整で規制物質の追加や規制スケジュールの前倒し (4 回の改正 6 回の調整 ) ODS ではない HFC は規制されておらず 4

5 CFC の規制スケジュール Source: UNEP,

6 HCFC の規制スケジュール Source: UNEP,

7 国連気候変動枠組条約 (1992 年 ) 究極的な目的 (2 条 ) 気候系に対して危険な人為的干渉を及ぼすこととならない水準 で大気中濃度の安定化 原則 (3 条 ) 共通に有しているが差異のある責任 すべての締約国の義務 排出量と吸収量の目録の作成と提出 温暖化対策 適応策等を定める国家計画の作成と公表 先進国の義務 政策と措置の実施 情報送付 ( 附属書 I 国 =OECD 加盟国 + 市場経済移行国 ) 途上国への技術移転と資金供与 ( 附属書 II 国 =OECD 加盟国 ) これらの義務の対象からモントリオール議定書規制物質は除外 7

8 京都議定書 (1997 年 ) 国別排出削減目標 (3 条 1 項 ) 1990 年を基準年として 年の 5 年間 ( 第一約束期間 ) の排出量が約束の対象 附属書 I 国 ( 先進国と旧社会主義国 ( 市場経済移行国 )) のみが負う 日本 :-6% 米国 :-7% EU:-8% 6 つの対象ガス :CO2 N2O CH4 HFC PFC SF6 第二約束期間から NF3 追加 HFC245fa HFC365mfc など HFC PFC については IPCC 第 4 次報告書に記載されているガスも追加 ( ただし条件つき ) 京都メカニズム 市場メカニズムを利用し 国外での削減分 吸収分を排出枠として獲得して目標を達成できる制度 共同実施 (6 条 ) クリーン開発メカニズム (CDM)(12 条 ) 排出量取引 (17 条 ) 8

9 主なオゾン層破壊物質と温室効果ガス 9 中環審フロン類等対策小委員会第 1 回資料 2010 久保田 亀山 2012 等参照して作成

10 オゾン層レジームと気候変動レジームの相互連関 (1) この相互連関は それぞれの規制対象物質が重複したり, 相互に関連していることによる オゾン層対策の進展が気候変動対策に貢献 2010 年までにモントリオール議定書のもとで削減したオゾン層破壊物質の年間排出量は CO2 換算で約 10 12G トンと推定され 京都議定書第一約束期間の年間排出削減目標の約 5 6 倍にあたる (UNEP/WMO, 2010) 10

11 オゾン層レジームと気候変動レジームの相互連関 (2) 2 つのレジームの狭間と矛盾 気候変動枠組条約と京都議定書は いくつかの義務について モントリオール議定書によって規制されているもの [ 注 : 温室効果ガス ] を除いている モントリオール議定書は 生産 消費 取引を規制するが排出を規制せず 京都議定書は 排出のみを規制 オゾン層破壊物質のバンク問題 回収は先進国でも容易ではない ましてや途上国ではその大半が排出されるおそれ 11

12 オゾン層レジームと気候変動レジームの相互連関 (3) レジーム間での対策の方向性が矛盾するおそれを示した問題 CDM 事業としての HFC23 破壊事業 HCFC22の副産物として生じるHFC23 削減分にCDMの排出枠が発行されることによって HCFC22の削減停滞や増産に悪影響が生じるおそれ 現行のCDMのルールは 2000 年から2004 年までの間に3 年以上操業している施設以外は対象とせず 温室効果ガスである HFC への代替の促進策 12

13 Source: UNEP,

14 CFC and HCFC consumption (A), HFC consumption (B), and HFC RF (C) for in developing (A5) and developed (non-a5) countries. Velders G J M et al. PNAS 2009;106: by National Academy of Sciences

15 Global ozone-depleting substances (ODSs) and HFC emissions (A), global CO2 and HFC emissions (B), and ODS, HFC, and CO2 global RF (C) for the period Velders G J M et al. PNAS 2009;106: by National Academy of Sciences

16 代替フロン類の排出量 16 出典 : 中環審フロン類等対策小委員会第 1 回資料 2010

17 オゾン層レジームでの HFC 規制の動き 2009 年 5 月 : ミクロネシア モーリシャスによる HFC を生産 消費の段階的に削減するモントリオール議定書改正案 2009 年 9 月 : 米国 カナダ メキシコ提案 2012 年 9 月にも同旨の提案 対象物質 :HFC21 物質 (HFO 1234yf HFO 1234ze を含む ) を新たに追加 年の HCFC 及び HFC の生産量又は消費量 (GWP 換算 ) を組み合わせ その年平均を基準 HCFC の副生産物として生成される HFC 23 の排出規制 気候変動レジームの規定 権限はそのまま 途上国から強い反対 17

18 18

19 気候変動レジームでの HFC 規制の動き 気候変動枠組条約の下に設置された作業部会 (AWG LCA) では 2008 年頃から 島嶼国よ り HFC などオゾン層破壊物質である温室効果 ガス対策強化の提案 COP17( ダーバン会議 ) の決定に基づき開始 された作業部会 (ADP) で 2020 年までの対策 強化のオプションとして登場 19

20 2020 年新たな法的文書実施までの道のり 2012 年 2013 年 2014 年 2015 年 2020 年 2020 年以降の法的枠組み交渉 2013 年 20 年の取組み カンクン合意 K P 2012 年前半の立ち上げ COP18 で作業完了終了 条約作業部会 (AWG-LCA) COP18 で作業完了 議定書作業部会 (AWG-KP) 第 1 約束期間 ( 2012 年 ) C O P 18 遅くとも 2015 年に採択 ダーバン プラットフォーム作業部会 (ADP) IPCC 第 5 次報告書 長期目標のレビュー (2013 ー 15 年 ) カンクン合意の実施 各国が削減目標 行動を掲げ 国際的検証適応策 資金 技術 キャパシティビルディング 文書採択 C O P 21 第 1 約束期間遵守評価 第 2 約束期間 (2013 年 2020 年 ) 各国による批准 全ての国に適用される法的文書発効 実施 20 環境省作成の図を基に高村作成

21 Is their a gap between what we are aiming for and where we are headed in 2020? 55 Total Global Greenhouse Gas Emissions (Gt/year CO 2 equiv) Business as usual, Gap = 14 Under Business-as-Usual Gap = 14 GtCO 2 e/yr Under different cases of country pledges: Gap = 8 13 GtCO 2 e/yr 50 Now: 49 Gt/year Peak before 2020 Under the most ambitious case: Gap = 8 GtCO 2 e/yr Pledges not enough to meet the 2 o C climate target 45 ~44 Gt/year To be on pathway of staying within 2 o C limit We cannot wait until 2020 to begin stringent emission reductions YEAR Different pledge cases GtCO 2 e/yr Gap 2020 Source:UNEP(2012)

22 Source:UNEP(2012) 22

23 結びにかえて (1) オゾン層レジームと気候変動レジームの相互連関 双方に便益をもたらすような対策の強化 ( コベネフィット ) また 一方の対策の強化が他方の対策の効果を損ねないことが大切 国際レジーム間での調整とともに 国際義務を実施する国もこの点に留意して対策を進めることが必要 今後温暖化の寄与度が大きいと予測されている HFC 規制の強化 23

24 結びにかえて (2) 代替物質や代替技術があるものについては代替 ( 生産規制 ) を第一義的オプションとする HFC の経験は それが長期的には最も対策の費用がかからなことを示している バンク問題 市中にあるものは最大限回収 何よりもこれからできるだけ市中に出さないことが肝要 途上国のバンク問題への対処の必要性 しかし 十分な生産規制が伴う必要 オゾン層レジームと気候変動レジームの連携の必要性 24

25 ご静聴ありがとうございました 高村ゆかり (Yukari TAKAMURA) e mail:takamura.yukari@g.mbox.nagoya u.ac.jp 25

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