研究成果報告書

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あきとしささおか
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1 様式 C-19 科学研究費補助金研究成果報告書平成 23 年 3 月 31 日現在機関番号 :32612 研究種目 : 基盤研究 (C) 研究期間 :2008~2010 課題番号 : 研究課題名 ( 和文 ) MIMO-OFDMAのリソース割り当てとパケットスケジューリングに関する研究研究課題名 ( 英文 ) Resource Allocation and Packet Scheduling in 研究代表者笹瀬巌 (SASASE IWAO) 慶應義塾大学理工学部教授研究者番号 : 研究成果の概要 ( 和文 ): MIMO-OFDMA のスループット特性と誤り率特性の改善およびユーザの公平性を得るためにリソース割り当てとパケットスケジューリングに関する研究を行うまず OFDMA における各トラヒックの QoS(Quality-of-Service) 要求を考慮したパケットスケジューリング及びサブチネル割り当て法を検討するまた OFDMA-CDM における Rate Adaptation を用いたサブチルと OVSF 符号割り当て法および MIMO-OFDMA におけるサブキャリアおよび電力割り当て法を考えるそして計算機シミュレーションにより提案方式の有効性を明らかにする研究成果の概要 ( 英文 ): We investigate resource allocation and the packet sched system to improve the throughput and the error rate as we among the users. First, we examine the packet scheduling schemes that satisfy the each QoS requirement of traffic the sub-channel allocation and the OVSF code assignment Adaptation, and the sub-carrier and the power allocation we evaluate the performances of the proposed schemes by 交付決定額 ( 金額単位 : 円 ) 直接経費間接経費合計 2008 年度 1,200, ,000 1,560, 年度 1,200, ,000 1,560, 年度 1,200, ,000 1,560,000 年度年度総計 3,600,000 1,080,000 4,680,000 研究分野 : 工学科研費の分科細目 : 電気電子工学 5104 通信ネットワーク工学キーワード : リソース割り当てパケットスケジューリング OFDM MIMO QoS 1. 研究開始当初の背景近年無線機器の小型化伝送速度の高速化などに伴いユーザが意識せず様々なワイヤレス通信方式とシームレスにつながることができるブロードバンドワイヤレス通信技術が求められているシームレスにつなげるためには優れた変復調方式多元接続方式アンテナ技術を利用することがコスト面や接続面で有利となるこのような背景から周波数選択性フェージングに強く高速伝送が可能な OFDM 変調方式および複数の送受信アンテナを用いることにより高品質かつ高速な伝送を実現する MIMO が基盤技術として注目されこれらを組み合わせた研究開

2 発が盛んに行われているするまた割り当て可能ビット数の大主な MIMO 技術は時空間ブロック符号化きいユーザ数に重みを置き全サブチャ (STBC: Space-Time Block Code) ネルの中で割り当て可能な最大ビット数および空間分割多重 ( SDM : Spatial Division から降べきの順に各サブチャネルにおい Multiplexing) の 2 つがある STBC は複数アンテナから同一情報を送信し簡易な線形処理により最大比合成することで伝送品質を改善する一方 SDM は複数アンテナから異なる情報を送信し受信機側で情報を分離することで帯域幅を変えずにスループットおよび周波数利用効率を向上するまた OFDM 変調方式に基づく多元接続方式として OFDMA(Orthogonal 用いたサブチャネルとOVSF 符号割り当て法 OFDMA-CDM Frequency においてチャネル状況やQoS Division Multiple Access) 要求に応じて拡散符号の多重比率を変が注目されている OFDMA は各ユーザのバースト的トラヒ化させることにより送信レートを制御ック特性ユーザモビリティチャネル状況し送信信号の信頼性を向上させる手法を基地局が考慮しサブキャリアの周波数としてrate adaptationが注目されてい変復調方式電力など柔軟に対応させた動的る本研究では OFDMA 特有のマルチユーリソース割り当てを行うことでユーザダイザダイバーシチ効果を獲得するサブチャバーシチ効果による特性改善が期待できるネル割り当て及び拡散符号長よりも短いしかし MIMO と OFDMA を組み合わせた 2. 研究の目的大きさがOFDMAと比較して大きいためサ MIMO-OFDMA のスループット特性と誤り率ブチャネル全体を俯瞰した割り当てが重特性の改善およびユーザの公平性を得るた要となるそこで最大および平均のSIN めにリソース割り当てとパケットスケジュ Rだけでなく最小の SINRまでを指標としーリングに関する研究を行うまず OFDMA て用いるサブチャネル割り当て法を検討における各トラヒックの QoS 要求を考慮したするまた OVSF 符号割り当てを行うこパケットスケジューリング及びサブチャネとでよりフラットフェージングに近いル割り当て法を検討するまた OFDMA-CDM 形で逆拡散を行い更なるフェージングにおける Rate Adaptation を用いたサブチャの影響の抑制を図る計算機シミュレーネルと OVSF 符号割り当て法およびションにより提案のサブチャネル割り MIMO-OFDMA におけるサブキャリアおよび電力割り当て法を考えるそして計算機シミュレーションにより提案方式の有効性を明らかにする 3. 研究の方法 (1)ODFMA におけるパケットスケジューリングおよびサブチャネル割り当て法 MIMO チャネルにおいてもスループット特 OFDMAにおいて各トラヒックのQoS 要求性を最大化できるようチャネル行列の固を満たしつつトラヒックの総スループ有値を考慮した適応的なビット割り当てット特性を改善するパケットスケジュー方式を提案する計算機シミュレーションリングアルゴリズム及びサブチャネル割により提案方式がチャネル行列の固有り当て方式を検討するまず RT(Real-T 値に従い各送信アンテナに電力を割り当 ime) トラヒックにおけるQoS 指標の決定て空間多重とビット割り当て方式を適応式にパケットロス率指標としてRTトラ的に組みあわせることにより送信電力をヒックの最大許容パケットロス率に対す増加させることなく同一周波数帯域におる瞬時パケットロス率比を導入しかつ n いてチャネル容量と伝送レートを改善で rtps(non real time Polling きることを明らかにする Service) における QoS 指標の決定式に最低保証データレート指標として瞬時スループットに対する最低保証データレート比を導入て割り当て可能なユーザ数を算出し最大ビット数を割り当て可能なユーザ数が最小となるサブチャネルから順にユーザにサブチャネルを割り当てる方式を検討する (2)OFDMA-CDM における Rate Adaptati MIMO-OFDMA におけるリソース割り当てを有ビット長においても直交関係を維持する効に行うためには様々な検討事項があることが可能なOVSF 符号割り当て法を検討する OFDMA-CDM では 1サブチャネルの当て及び OVSF 符号割り当て法がフェージングの影響を低減し BER 特性を改善できることを明らかにする (3) MIMO-OFDMA におけるサブキャリアおよび電力割り当て法送信電力が一定の条件下で, アンテナ相関を考慮した MIMO-OFDMA システムでのリソース割り当て方法を検討し相関のある 4. 研究成果 (1) OFDM における定常状態 Kalman ゲインを

用いたチャネル推定アーキテクキャにおいて新しい格子基底縮 OFDM システムにおいて定常状態での Kalman 小アルゴリズムを用いた LR aided ゲインを用いたチャネル推定法を検討した Successive Interference Cancel Kalman フィルタを用いる場合フィルタの実 aided SIC) 検出方式を提案した提案方式行に 5 ステップを必要とし依然

ゲインは一る Segment LLL は基底行列をセグメント定値に収束することが知られているよって化しセグメント単位で直交化操作を行うた収束した Kalman ゲインつまり定常状態でめ基底縮小の正確性は劣化するものの演算のゲインを直接見つけることができればフ量を低減することができる計算機シミュレィルタの実行回数を 3 ステップ除去することーションにより特性評価を行った結果

3 用いたチャネル推定アーキテクキャにおいて新しい格子基底縮 OFDM システムにおいて定常状態での Kalman 小アルゴリズムを用いた LR aided ゲインを用いたチャネル推定法を検討した Successive Interference Cancel Kalman フィルタを用いる場合フィルタの実 aided SIC) 検出方式を提案した提案方式行に 5 ステップを必要とし依然演算量がは格子基底縮小 (LR: Lattice-Reduction 膨大となる問題があるまた各受信データアルゴリズムに基底行列を分割しセグメンサンプルに Kalman フィルタを適用する必要ト毎に基底縮小を行う Segment Lenstra があり演算回数を減らす方式が必要となる Lenstra and Lovasz (Segment LLL 静的なチャネル状態では Kalman ゲインは一る Segment LLL は基底行列をセグメント定値に収束することが知られているよって化しセグメント単位で直交化操作を行うた収束した Kalman ゲインつまり定常状態でめ基底縮小の正確性は劣化するものの演算のゲインを直接見つけることができればフ量を低減することができる計算機シミュレィルタの実行回数を 3 ステップ除去することーションにより特性評価を行った結果提案が可能となり演算回数を大幅に削減するこ方式は従来の LR aided SIC に比べて BER とができる提案方式では行列の対角性を特性は僅かに劣化するが基底縮小アルゴリ利用することにより Kalman フィルタ問題をズム演算量を低減可能とし BER 特性と演算ベクトル領域からスカラ領域へ変換し複雑量のトレードオフが実現可能であることをな Riccati 問題を解くことなく定常状態で示したの Kalman ゲインを容易に導出することを可能にしたまた SNR によるチャネルの雑音分散を導出する手法も併せて提案したコンピュータシミュレーションにより提案方式が従来の Kalman フィルタよりも大幅に演算量を低減できることを示した (2) MLSTBC における Segment LLL を基にした LR aided SIC 検出 Multi-Layered Space-Time Coding(MLSTC) 図 3 セグメント化の様子図 1 ノイズに対するフィルタ特性図 4 BER 特性比較 (16-QAM) 図 2 SNR に対するフィルタ特性 (3) 適応チャネルを用いた OFDMA におけるフィードバック量の削減適応チャネルを用いた OFDMA におけるフィードバック量を削減するためにスケジューリング時間およびパケットサイズを固定することより適応変調におけるビットレート差を利用する方式を提案した提案方式ではパケットサイズを固定することによりスケジューリング時間とフィードバック間隔をユーザの送信レートにより調整することができるため必要なサブチャネル情報のみフィードバックすることができる計算機シミュレーションにより特性評価を行った結果

4 提案方式は従来方式と比較しスループット特性の劣化を最小限に抑えながらフィードバック量を削減できることを示した 3. x fix e d fe e dbac k 0. 5 adaptive fee dbac k proposed fe e dback 図 5 フィードバック量の比較 Probability density 50% 40% 30% 20% 10% 0% RR MCIR PR Troughput [kbps] (4) 中継セルラーネットワークにおけるパケットスケジューリング中継セルラーネットワークにおいて無線チャンネルの品質とパケット遅延の変動に応じて適当な中継局と伝送レートを選択するパケットスケジューリングアルゴリズムを提案した中継セルラーネットワークにおいてはモバイル端末はセルラーだけでなく中継局へ無線インターフェースを持ち基地局は各モバイル端末に対して有限長のバッファキューを用いてデータ転送を行う提案アルゴリズムではセルラーチャネル品質の悪い端末に対してはセルラーチャネル品質の良い端末を中継局として選択して中継伝送を行なうことにより端末の要求や伝送路の品質を考慮してセルラーリンクおよび中継リンクの伝送レートを調整したパケットスケジューリングが可能となる計算機シミュレーションを行った結果提案のスケジューリングアルゴリズムは各モバイル端末に対応できシステム性能パケット損失とトラヒックバランスの改善を図ることができることを示した Streaming packets loss rate [%] 45% 30% 15% 0% RR MCIR PNR PR Number of users / Cell 図 6 ユーザ数が増加した場合のパケットロス率図 7 スループット特性の確率密度分布 5. 主な発表論文等 ( 研究代表者研究分担者及び連携研究者には下線 ) 雑誌論文 ( 計 5 件 ) (1) Maung SANN MAW, and Reduced Iwao SASAS Complexity in Antenna Select Polarized MIMO System with SVD Practical MIMO Communication Environment, IEICE Trans. Communications, Vol. E93-B, N , September 2010, 査読有 (2) Maduranga Liyanage, and Iwao Steady-state Kalman filterin channel estimation in OFDM s for Rayleigh fading channel, Trans. on Communications, E92 pp ,2009, July 2010 有 (3) 武藤圭祐, 笹瀬巌,MLSTBC システムにおいて Segment LLL を利用した Lattice-Reduced aided SIC 検出, 情報通信学会論文誌,J92-B, No.8,pp ,2009 年 8 月, 査読有 (4) Rui Zhou and, Iwao Packet Sasase scheduling for cellular r networks by considering r selection, channel quality an utility, Journal of Communic and Networks,, Vol KICS 11, No.5, pp , October 2009 査読有 (5) 飯島諭, 笹瀬巌, チャネル情報のフィードバック間隔を適応的に変化させる OFDMA システムにおいてパケットサイズの固定化と変調方式における送信レートの差異を利用した CQI フィードバック量の削減, 電子情報通信学会論文誌,

5 J91-B,No.7,pp ,2008 (8) Takamasa 年 7 月, Hasegawa, and Iwao 査読有 Resource allocation scheme 学会発表 ( 計 12 件 ) multi-cell OFDMA considerin Interference to cell-edge use (1) Maduranga Liyanage, and Iwao Sasase 14th Asia-Pacific Conferenc Broadcast traffic queueing in OFDMA Communications, 2008 年 10 月 16 systems for spectrum efficiency and (Akihabara, Japan) improved QoS provisioning, IEEE (9) Keisuke Mutou, Rui, Zhou and I Globecom 2010, 2010 年 12 月 8 日, (Miami, Lattice-reduction aided SIC de USA) by exploiting segment LLL for (2) Maung Sann Maw, and Resource Iwao Sasase systems, The 11th Internat allocation for multiuser-mimo-ofdm uplink Symposium on Wireless Pers system, 電子情報通信学会通信方式研究会 Multimedia Communications (W CS pp 年 9 月 3 日東 2008 年 9 月 11 日, (Lapland, Finla 北大学 ( 仙台市 ) (10)Kaori Anan, Masahiko Fuj (3) Satoru Iijima and, Iwao Sasase Akihiko Okazaki, and, Iwao Sa Allocation of subchannel based on SINR MIMO-OFDMA resource alloca and OVSF codes with allocation rate to selecting users with maximum c reduce the self interference in and large minimum eigenvalue, OFDMA-CDM with rate adaptation,the International Symposium on W 20th Personal, Indoor and Mobile Radio Personal Multimedia Communi Communications Symposium 2009,2009 (WPMC2008), 2008 年 9 月 11 日, (Lap 年 9 月 15 日, ウエスティンホテル東京 Finland) ( 東京都 ) (11)Masahiro Fujikawa, and Iwao (4) Kinzang Chhogyal, and Iwao Sasase Sub-channel allocation schem Finite horizon MDP framework for real time traffic users' pri dynamic OFDM resource allocation,the updating to increase non rea 12th International Symposium on traffic throughput and satis Wireless Personal Multimedia time traffic users' allowable Communication (WPMC2009),2009 年 downlink OFDMA, The 11t 9 月 9 日, ホテルメトロポリタン仙台 ( 仙 International Symposium on W 台市 ) Personal Multimedia Communi (5) Maung Sann Maw and, Iwao Sasase (WPMC2008), 2008 年 9 月 11 日, (Lap Adaptive polarization and bit loading Finland) with SVD for the practical (12)Maduranga Liyanage, and Iwa MIMOcommunication channel Efficient subcarrier utili environment,the 12th International for OFDMA systems by intrasubcarrier sharing with coop Symposium on Wireless Personal Multimedia Communication base stations, The 11th Intern (WPMC2009),2009 年 9 月 8 日, ホテ Symposium on Wireless Pers ルメトロポリタン仙台 ( 仙台市 ) Multimedia Communications (W (6) Norifumi Matsui, Keisuke Mutou, Lapland, Finland, Sept. 2008, Satoru Iijima and,weight Iwao Sasase 9 月 11 日, (Lapland, Finland) combining and subchannel allocation その他 to reduce self interference in ホームページ等 OFDMA-CDM system, The 2009 IEEE Pacific Rim Conference on Communications, Computers and Signal 6. 研究組織 Processing,2009 年 8 月 24 日,Univ. (1) 研究代表者 of Victoria, (Victoria, Canada) 笹瀬巌 (SASASE IWAO) (7) Maduranga Liyanage, and Iwao Sasase Steady-state Kalman filtering 慶應義塾大学理工学部教授 for channel estimation in OFDM 研究者番号 systems : utilizing SNR,IEEE 2009 (2) International 研究分担者 Conference Communications 該当なし (ICC 09), 2009 年 6 月 17 日, International (3) 連携研究者 Congress Center Dresden 該当なし ( Dresden, Germany)

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format 非直交多元接続 (NOMA) 慶應義塾大学理工学部電子工学科眞田研究室 4 年安藤健二 -1- 背景通信に使うことのできる周波数帯域は限られているため, 増加するトラフィックに対し帯域利用効率のよい多元接続方式が求められる -2-82.2 105.2 123.5 154.6 181.3 234.8 274.3 328.9 349.0 422.0 469.8 546.4 586.2 0 100 200