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1 加古川支部研修 平成 27 年 10 月 7 日 認定 3 級 4 級登記基準点設置作業について 設置箇所兵庫県西脇市日野地区設置計画機関兵庫県土地家屋調査士会東播支部 認定登記基準点の申請から認定までの流れ 技術対策委員会で確認及び助言を行っています 1

2 認定登記基準点の申請から認定までの流れ 認定登記基準点設置作業の作業順序 1 作業計画 2 選点 3 測量標の設置 4 観測 5 計算 6 成果等の整理 7 成果の検定等 2

3 1 作業計画 (3 級 ) 1 机上により既知点の配点を確認 国土交通省国土地理院近畿地方測量部基準点配置図にて 既知点の配点を確認 1 作業計画 (3 級 ) 2 成果表及び点の記の調査 国土交通省国土地理院近畿地方測量部基準点成果等閲覧サービスにて 調査 3

4 1 作業計画 (3 級 ) 3 成果表及び点の記の調査 改測状況の確認 1 作業計画 (3 級 ) 4 平均計画図の作成 ( 机上による選点 ) 4

5 2 選点 (3 級 ) 1 既知点の現地踏査 現地基準点 ( 既知点 ) の有無及を確認 経路 視通の確認 (GPS を使用する場合は上空の視界も確認 ) 2 選点 (3 級 ) 2 新点の選定 後続作業における利用等を考慮し 適切な位置に選定 配点密度が必要かつ十分で おおむね均等になるように配置 GPS 観測に適している箇所であるかを確認 ( 上空の状況及び高層建物の確認 ) 5

6 2 選点 (3 級 ) 3 登記基準点測量の実施計画 01 使用基準点の決定 ( 別表第 4 参照 ) ( 技術対策室の技術支援による ) 多角網の決定 ( 別表第 4 及び第 5 参照 ) ( 技術対策室の技術支援による ) 観測方法 観測日 観測順序の決定 ( 技術対策室の技術支援による ) 与点使用承諾申請 ( 基準点管理者に申請 ) 観測後は 使用報告を必ず行う 2 選点 (3 級 ) 3 登記基準点測量の実施計画 02 衛星飛来予測 捕捉可能な衛星の数です 仰角 15 度以上に存在する衛星の配置図です PDOP は位置精度低下率と呼ばれ PDOP=1 のとき測位精度が最もよく PDOP の値が大きくなると測位精度が低下します 使用機器 作業時間 人員構成等の決定 注意点午前 9 時をまたがないように観測計画を! 理由 : 世界標準時間を使用するため 6

7 2 選点 (3 級 ) 3 本日の GNSS の飛来予測 衛星飛来予測 2 選点 (3 級 ) 3 登記基準点測量の実施計画 03 観測実施選点図及び平均図を作成 点検測量 ( 別表第 3 参照 ) 7

8 2 選点 (3 級 ) 4 道路 ( 河川 ) 占用許可申請 道路使用許可申請手続き 道路 ( 河川 ) 占用許可申請手続き ( 道路占用許可申請は 3 部 ) 道路使用許可手続き 3 測量標の設置 ( 永久標識 ) (3 級 ) ( 別表第 6 参照 ) 各工程の写真を撮る ( 埋標写真記録を作成 ) 埋標手簿を作成 標識設置時 方位磁石等により北を計測し 標識が北方向を向く様に設置する 8

9 4 観測 (3 級 ) ( 別表第 7~ 第 11 参照 ) 観測計画に基づき 同時に観測開始し 同時に観測終了する ラインなどのアプリでグループを組んで連絡を取ると観測者全員に他の班の状況が把握できて便利だと思います 観測風景写真を撮影 ( 観測記録 ) GPS 観測記録簿に記録 ( 本観測 ) GPS 観測記録簿に記録 ( 点検測量 ) 5 計算 (3 級 )( 別表第 12~ 第 15 参照 ) 計算の流れ 基線解析 仮定三次網網平均計算 観測記簿基線ベクトルの各成分の環閉合差重複基線ベクトルの各成分の較差 基線ベクトルの各成分の較差方向角 斜距離 楕円体比高水平位置 標高の閉合差 平均計算三次元網平均計算 ( 厳密平均 ) 9

10 6 成果等の整理 (3 級 ) 登記基準点測量作業規定抜粋 ( 成果 )- 規程第 18 条第 11 条登記基準点測量の成果は 次に掲げるものとする 1. 成果表 2. 登記基準点網図 3. 観測手簿 4. 観測記簿 5. 計算簿 6. 点の記 7. 建標承諾書 8. 精度管理表 9. 点検測量簿 10. 平均図 11. 測量標の地上写真 12. 基準点現況調査報告書 13. その他の資料 6 成果等の整理 (3 級 ) 点の記の作成 -1 10

11 6 成果等の整理 (3 級 ) 点の記の作成 -2 1/5 万 1/2.5 万 7 成果の検定等 (3 級 ) 成果の提出 ( 認定申請 ) 登記基準点認定申請書 成果検定申込書 兵庫県土地家屋調査士会経由で申請 11

12 7 成果の検定等 (3 級 ) 成果の認定通知 -1 提出後 約 2 ヵ月で認定される 7 成果の検定等 (3 級 ) 成果の認定通知 -2 12

13 認定登記基準点設置作業の作業順序 1 作業計画 2 選点 3 測量標の設置 4 観測 5 計算 6 成果等の整理 7 成果の検定等 1 作業計画 (4 級 ) 4 平均計画図の作成資料 01 参照 ( 机上による選点 ) 机上により基地点の位置を確認 ( 認定 3 級登記基準点 ) 使用承認を得て成果表 点の記の取得 使用機器 作業期間 人員編成等の作業計画を立てる TS 検定機を用意して下さい TS 検定証明書機械定数証明書気象補正値証明書反射プリズム ミラー定数を合わせて下さい できればミラー高を TS と合わせて下さい 反射プリズム定数証明書プログラム プログラム検定証明書厳密水平網計算厳密高低網計算 平均計画図の作成 13

14 2 選点 (4 級 ) 2 新点の現地選点 後続作業における利用等を考慮し 適切な位置に選定 配点密度が必要かつ十分で おおむね均等になるように配置 視通の確認 2 選点 (4 級 ) 3 登記基準点測量の実施計画 03 資料 02 参照 使用基準点の決定 多角網の決定 測定方法及び観測順序の決定 使用機器 作業期間 人員編成等決定 実施選点図及び平均図の作成 14

15 2 選点 (4 級 ) 4 道路 ( 河川 ) 占用許可申請 道路使用許可申請手続き 道路 ( 河川 ) 占用許可申請手続き ( 道路占用許可申請は 3 部 ) 永久標のみで良い 道路使用許可手続き 2 選点 (4 級 ) 4 作業実施前に技術対策委員会 ( 技術センター ) に技術的助言を受け監督員である会長より承認印を取得 実際の埋標 観測作業の前に助言及び承認を得て作業を行うこと!! 15

16 3 測量標の設置 ( 仮標識 ) (4 級 ) ( 別表第 6 参照 ) 各工程の写真を撮る ( 埋標写真記録を作成 ) 標識設置時 方位磁石等により北を計測し 標識が北方向を向く様に設置する 3 点の記を作成する (4 級 ) 16

17 4 観測 (4 級 ) 地上法 観測計画に基づき 観測する TS ミラーの高さはできるだけ一定にする 設置する登記基準点の等級により規定されている対回数 許容範囲にて観測する ( 別表第 7~ 第 9 参照 ) 点検測量の実施を忘れないように!! 観測風景写真を撮影 ( 観測記録 ) 4 観測 (4 級 ) 地上法 点検測量の実施 精度管理として精度管理表に記載する点検測量を実施する 17

18 5 計算 (4 級 )( 別表第 10~ 第 15 参照 ) 計算の流れ ( 福井コンピュータ ) データの取り込み 観測データを全て取り込む ( 点検測量を含む ) 測点の整理 測点の整理 手簿 記簿計算 手簿の採用の有無 点検測量の指定 点検計算 点検路線の指定及び点検計算 厳密網一括計算 計算簿等の出力 データの作成及び網一括計算 計算簿の出力 検符 検符作業記載例等を参照した 6 成果等の整理 (4 級 ) 登記基準点測量作業規定抜粋 ( 成果 )- 規程第 18 条第 11 条登記基準点測量の成果は 次に掲げるものとする 1. 成果表 2. 登記基準点網図 3. 観測手簿 4. 観測記簿 5. 計算簿 6. 点の記 7. 建標承諾書 8. 精度管理表 9. 点検測量簿 10. 平均図 11. 測量標の地上写真 12. 基準点現況調査報告書 13. その他の資料 18

19 7 成果の検定等 (4 級 ) 成果の提出 ( 認定申請 ) 登記基準点認定申請書 成果検定申込書 兵庫県土地家屋調査士会経由で申請 7 成果の検定等 (4 級 ) 成果の認定通知 -1 提出後 約 2 ヵ月で認定される 19

20 7 成果の検定等 (3 級 ) 成果の認定通知 -2 7 成果の検定等 (3 4 級 ) 成果の認定通知 -3 本成果につきましては 登記基準点認定規程第 6 条第 2 項の規定により 下記の資料を添えて 法務省に通知しますので 当該資料 3 部を CD-R 等の媒体に記録の上 当委員会に送付いただきますようお願いします [ 送付いただきたいデータ 1 成果数値データ ( 成果表数値フォーマット形式 (SIMA 形式 ) のもの ) 2 点の記 (PD F 調製したもの ) 3 成果表 (PD F 調製したもの ) 4 平均図又は網図 (PD F 調製したもの ) 5 精度管理表 (PD F 調製したもの ) 記 20

21 認定 3 級 4 級登記基準点設置作業 お疲れ様でした 21