関数 C 言語は関数の言語 関数とは 関数の定義 : f(x) = x * x ; 使うときは : y = f(x) 戻り値 引数

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1 関数 C 言語は関数の言語 関数とは 関数の定義 : f(x) = x * x ; 使うときは : y = f(x) 戻り値 引数

2 関数の定義 戻り値の型 関数名 引数の型 引数の名前 int funcname ( int a, char b) { int c ; c = a * b ; return c ; 引数の型 引数の名前 戻り値 戻り値の型は int 変数 c の型も int return c で, 戻り値の型と, 変数の型が一致

3 関数の定義と使用 int square(int x) { y = x * x ; int a,b ; a = 5 ; b = square(a) ; 引数 戻り値 関数の定義 a の内容が x に渡され return y の y の内容が b に戻される printf("b = %d n", b) ;

4 関数の定義 戻り値がない場合 void funcname ( int a) { 戻り値なし printf(" 答えは %d です. n", a) ; 引数がない場合 引数もなし void funcname ( void ) { 戻り値なし printf(" エラーです. n", a) ; 戻り値がない関数を手続き (procedure) と呼ぶことがあります.

5 main も関数 関数の定義 戻り値 int a,b ; a = 5 ; b = a * a ; 引数なし printf("b = %d n", b) ; コンパイラは main() という関数を探して,main() から実行を開始するようにプログラムを生成します.

6 関数の利用 char a=10, b=0, c=11, d=2, e ; if (b == 0) { printf("error! n") ; e = 0 ; e = a / b ; if (d == 0) { printf("error! n") ; e = 0 ; e = c / d ; int mydiv(int x, int y) { int z ; } if (y == 0) { printf("error! n!) ; z = 0 ; z = x / y ; return z ; main(void) { char a=10, b=0, c=11, d=2, e ; e = mydiv(a,b) ; e = mydiv(c,d) ;

7 関数の利用 機能のブロック化 ブラックボックス化で隠蔽する 変更箇所を集約する 分かりやすい関数名をつける initial_work() ; /* 初期化 */ main_work() ; /* 主処理 */ closing_work() ; /* 終了処理 */ int mydiv(int x, int y) { int z ; } if (y == 0) { printf("error! n!) ; z = 0 ; z = x / y ; return z ; char a=10, b=0, c=11, d=2, e ; e = mydiv(a,b) ; e = mydiv(c,d) ;

8 関数の定義 ( プロトタイプ宣言 ) int square(int x) { y = x * x ; int a,b ; a = 5 ; b = square(a) ; printf("b = %d n", b) ; 前に定義があるので, 関数の呼び出しができる. int square(int ) ; int a,b ; a = 5 ; b = square(a) ; printf("b = %d n", b) ; int square(int x) { y = x * x ; 定義が後ろにある時は, 関数の形だけを宣言しておく. プロトタイプ宣言

9 関数 ( 変数の受け渡し ) int square(int x) { 関数の定義 y = x * x ; x = 7 ; 値のコピー 値のコピー int a,b ; a = 5 ; b = square(a) ; printf("a = %d n", a) ; printf("b = %d n", b) ;

10 関数 ( 変数の領域 ) int square(int x) { y = x * x ; x = 7 ; int a,b ; a = 5 ; b = square(a) ; printf("b = %d n", b) ; int a: 5 int b:

11 関数 ( 変数の領域 ) int square(int x) { y = x * x ; x = 7 ; int a,b ; a = 5 ; b = square(a) ; printf("b = %d n", b) ; square 関数の領域 int x: 5 int y: int a: 5 int b:

12 関数 ( 変数の領域 ) int square(int x) { y = x * x ; x = 7 ; int a,b ; a = 5 ; b = square(a) ; printf("b = %d n", b) ; square 関数の領域 int x: 7 int y: 25 int a: 5 int b: 25

13 関数 ( 変数の領域 ) int square(int x) { y = x * x ; x = 7 ; int a,b ; a = 5 ; b = square(a) ; printf("b = %d n", b) ; 解放 square 関数の領域 int x: 7 int y: 25 int a: 5 int b: 25

14 関数の中で, 自分自身を呼び出したら? 階乗関数の定義 n! = { 0 if n = 1 ; n * (n - 1)! if n > 1 注意! 階乗計算に再帰を使うのは 説明が簡単 でもとても非効率

15 int fact(int n) { if ( n == 0 ) { y = 1 ; y = n * fact(n-1) ; int n ; n = 2 ; printf("fact(%d) = %d n", n,fact(n)) ; int n: 2

16 int fact(int n) { if ( n == 0 ) { y = 1 ; y = n * fact(n-1) ; int n ; fact(2) 実行中 n = 2 ; printf("fact(%d) = %d n", n,fact(n)) ; int n: 2 int y: int n: 2

17 int fact(int n) { fact(2) 実行中 if ( n == 0 ) { y = 1 ; y = n * fact(n-1) ; int n ; n=2 なので fact(1) が呼ばれる n = 2 ; printf("fact(%d) = %d n", n,fact(n)) ; int n: 2 int y: int n: 2

18 int fact(int n) { if ( n == 0 ) { y = 1 ; y = n * fact(n-1) ; int n ; fact(1) 実行中 n = 2 ; printf("fact(%d) = %d n", n,fact(n)) ; int n: 1 int y: int n: 2 int y: int n: 2

19 int fact(int n) { fact(1) 実行中 if ( n == 0 ) { y = 1 ; y = n * fact(n-1) ; int n ; n=1 なので fact(0) が呼ばれる n = 2 ; printf("fact(%d) = %d n", n,fact(n)) ; int n: 1 int y: int n: 2 int y: int n: 2

20 int fact(int n) { if ( n == 0 ) { y = 1 ; y = n * fact(n-1) ; int n ; fact(0) 実行中 n = 2 ; printf("fact(%d) = %d n", n,fact(n)) ; int n: 0 int y: int n: 1 int y: int n: 2 int y: int n: 2

21 int fact(int n) { fact(0) 実行中 if ( n == 0 ) { y = 1 ; y = n * fact(n-1) ; int n ; n = 2 ; printf("fact(%d) = %d n", n,fact(n)) ; int n: 0 int y: 1 int n: 1 int y: int n: 2 int y: int n: 2

22 int fact(int n) { fact(0) 実行中 if ( n == 0 ) { y = 1 ; y = n * fact(n-1) ; int n ; n = 2 ; printf("fact(%d) = %d n", n,fact(n)) ; 戻り値 int n: 0 int y: 1 int n: 1 int y: int n: 2 int y: int n: 2

23 int fact(int n) { if ( n == 0 ) { y = 1 ; y = n * fact(n-1) ; int n ; fact(1) 実行中 fact(0) = 1 n=1 なので y = 1 * 1 n = 2 ; printf("fact(%d) = %d n", n,fact(n)) ; 解放 int n: 0 int y: 1 int n: 1 int y: 1 int n: 2 int y: int n: 2

24 int fact(int n) { fact(1) 実行中 if ( n == 0 ) { y = 1 ; y = n * fact(n-1) ; int n ; n = 2 ; printf("fact(%d) = %d n", n,fact(n)) ; 戻り値 int n: 1 int y: 1 int n: 2 int y: int n: 2

25 int fact(int n) { fact(2) 実行中 if ( n == 0 ) { y = 1 ; y = n * fact(n-1) ; fact(1) = 1 n=2 なので y = 2 * 1 解放 int n: 1 int y: 1 int n ; int n: 2 int y: 2 n = 2 ; printf("fact(%d) = %d n", n,fact(n)) ; int n: 2

26 int fact(int n) { fact(2) 実行中 if ( n == 0 ) { y = 1 ; y = n * fact(n-1) ; int n ; n = 2 ; printf("fact(%d) = %d n", n,fact(n)) ; 戻り値 int n: 2 int y: 2 int n: 2

27 int fact(int n) { if ( n == 0 ) { y = 1 ; y = n * fact(n-1) ; int n ; main 実行中 n = 2 ; printf("fact(%d) = %d n", n,fact(n)) ; 解放 int n: 2 int y: 2 int n: 2

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