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1 税務調査の事例 柴田智以 Executive Director, Tax & Legal 1

2 1. 税務調査の概要 税務調査の流れ 時効に関する規定 スタート 申告内容の確認調査 一般調査 申告書をレビューして問題点を指摘 税務当局は 法人税申告書の提出日から 2 年以内に召喚状を発行する権限を有する ただし 税務当局が租税回避を疑った場合には 召喚状を発行する権限が同 5 年以内に延長される 民商法上の租税債務の消滅時効は 10 年間 本格調査 納税者が自主的に申告書を修正し追加納税 (+ 延滞税 ) YES 指摘事項について 納税者が納得 NO Official Summon ( 召喚状 ) 疑わしい事実の調査 更正事項の指摘 追徴税 罰則金の納付 AGREE 賦課 ( 更正 ) 決定 納税者側からの反証の提示 DISAGREE 異議申立 課税見送り 租税裁判所 最高裁判所 2

3 1. 税務調査の概要 法人税 VAT 源泉税のペナルティ 法人税 税金の種類要因根拠条文金額備考 加算税 延滞税 過少申告 無申告 歳入法 22 条 歳入法 26 条 100% ( 追徴税額と同額 ) 交渉により減額される場合 200% もある ( 追徴税額の2 倍 ) 納付遅延歳入法 27 条月 1.5% 追徴税額と同額が限度 VAT 源泉税 加算税過少申告歳入法 89 条 延滞税 加算税 延滞税 無申告 Tax invoice の不正発行 Tax invoice の発行もれ 納付遅延 歳入法 89 条 歳入法 89/1 条 100% ( 追徴税額と同額 ) 200% ( 追徴税額の 2 倍 ) N/A 月 1.5% 交渉により減額される場合もある 追徴税額と同額が限度 納付遅延歳入法 27 条月 1.5% 追徴税額と同額が限度 3

4 1. 原価割れ販売 歳入法第 65 条の 2 (4) では 法人税の計算上 合理的な理由なく会社が市場価格よりも低い価格で取引を行っている場合は 税務当局がその価格を市場価格に更正することができると規定している 歳入法第 79/3 条 (1) では VAT の計算上も 会社が市場価格よりも低い価格で取引を行っている場合は 市場価格を課税標準とすると規定している 上記の規定は関係会社間取引に限定していないことから 実際の税務調査の場では 第三者間の取引であっても 原価割れ販売は市場価格での販売でないとの議論になる 具体的には 顧客別または製品別の損益の一覧表を提出するように要求され 粗利益ベースで赤字の取引があると その赤字相当もしくは税務当局が妥当と認める利益率相当の利益があったものとみなして課税所得を増額させるような指摘があり 最終的にそのみなし利益 売上に対する法人税及び VAT の納税を要求されるのが一般的である 実際の課税実務では 税務調査官に原価割れ販売の取引上の理由を説明したとしても その経済合理性を理解してもらえるケースは限定的であり 調査が泥沼化するケースが数多く見受けられる 販売先 売上 原価 粗利益 販管費 営業利益 A 社 1,000 (800) 200 (47) 153 B 社 2,000 (1,700) 300 (94) 206 C 社 1,500 (1,650) (150) (71) (221) D 社 4,000 (3,600) 400 (188) 212 4

5 2. 棚卸差損 歳入法第 77/1 条及び第 79/3 条では 棚卸資産の帳簿と実際残高との差額 ( 不足額 ) は 市場価格により国内販売したものとして VAT を納付しなければならないと定めており 歳入局通達 No. Paw. 58/2538 では 法人税の計算上 資産の滅失はその損失を立証できない限り 損金として算入できないと定めている 本件については 税法で明確に規定されているため 税務調査で指摘を受けた場合には反論の余地がない もちろん事業の運営上 棚卸差額の発生は望ましいことではないが それ以上にタイの法人には 余分な税負担を避ける目的での厳格な在庫管理が要求される 帳簿残高 (A) 実地残高 (B) 棚卸差額 (B) (A) 製品 A 製品 B 原材料 A 原材料 B 指摘内容 法人税の計算上 損金算入不可 販売価格の 7% の VAT の納税 5

6 3. 製品の国外移送 下記のように タイ法人がタイ国外の物流会社の倉庫に在庫を保管し その国外の顧客へ販売するという取引を行っている場合 税務上の販売収益の認識時期は 当該在庫をタイ国外に輸出 ( 国外移送 ) した時点となる ( 歳入法第 70 条の 3) この場合 税務上と会計上の収益認識時期が異なるため 法人税申告書において税務調整 ( 売上の所得加算 原価の所得減算 ) が必要となるが この税務調整を行っていないと 税務調査にて指摘を受け 最大 100% の加算税 (+ 月 1.5% の延滞税 ) が課される可能性がある タイ国内 タイ国外 タイの会社 A Co. 1 輸出 ( 国外移送 ) 海外の物流会社の倉庫 在庫所有権 : A Co. 2 販売 海外の顧客 B Co. 税務上の販売収益認識時点 1 会計上の販売収益認識時点 2 6

7 4. 海外の親会社等を介した取引 タイの VAT 法では 以下のような取引を行った場合 請求先が海外であったとしても 引渡し ( 所有権の移転 ) がタイ国内で行われていることから VAT(7%) の課税対象取引に該当する VAT の輸出免税 (0%) が適用されるのは あくまで物品が物理的に輸出されたものに限られる ( 輸出通関書類の保存が必要 ) ため このような取引においてタイ法人がタックスインボイスを発行していなかった場合 税務調査時に VAT の追徴額とともに最大 200% の加算税 (+ 月 1.5% の延滞税 ) が課される可能性がある 1. 海外親会社等を通じた販売 インボイスの流れ 2. 海外親会社等への金型費の請求 VAT 7% 日本の親会社 B モノの流れ VAT 7% 日本の親会社 B 1Invoice 2Invoice 2Invoice VAT 7% タイ子会社 A 製品 タイ国内での製品の所有権の移転 :A B タイの顧客 タイ子会社 A 金型 タイ国内での金型の所有権の移転 :A B 1Invoice タイのベンダー 7

8 5. サービスの輸入取引 タイ法人が海外の修理業者へ製品の修理を依頼し その修理代金の請求を受けた場合 その海外の修理業者はタイの VAT 登録事業者ではないため VAT は請求されない 一方 当該サービス ( 製品の修理 ) は 海外で提供されているものの タイ国内にて使用されるものであるため VAT の課税対象取引となる この場合 VAT の登録事業者であるサービスの購入者 ( タイ法人 ) が 当該修理代金を支払った月の翌月 7 日までに 一定の申告フォーム (Phor.Phor.36) を用いて VAT を自己申告 納付 ( セルフ アセスメントという ) しなければならない これにより支払った VAT は タイ法人において仕入 VAT として売上 VAT と相殺が可能なため 実質的にはキャッシュフローの影響のみ ただし これを失念すると セルフ アセスメントにより納付しなければならなかった VAT の金額に対して月 1.5% の延滞税が課される 海外の修理業者 Invoice VAT 7% タイの法人 申告 納税 タイ歳入局 領収書 (= Tax invoice) 8

9 6. ロイヤリティ 税目法人税 VAT 源泉税関税 論点 一般の税務調査において 業績が赤字で法人税を支払っていないステイタスの法人の場合 その法人税の計算上 そのロイヤリティの損金算入を認めてもらえず その金額分の繰越欠損金が減額されたり 追加納税を求められることがある 海外から物品を輸入する場合は その通関時に VAT を納付することになるが 海外から役務提供を受ける場合は 通関することがないため 海外にロイヤリティを支払った月の翌月 7 日以内に一定の申告フォームを用いて 支払ったロイヤリティ金額の 7% 相当の VAT を歳入局に納付する必要がある ( 支払った VAT は仕入税額控除可 ) ロイヤリティの支払額の 15% を源泉徴収 ( 日 タイ租税条約上は制限税率が 15% となっていることから租税条約の適用による軽減はない ) ロイヤリティの支払先である海外の親会社等から輸入している原材料 部品 金型や機械と ロイヤリティとの関連性を問われることがある 関税局 日本の親会社から輸入している原材料等の輸入申告額にロイヤリティを含めるべきでは?( ロイヤリティと輸入物品との関連性について説明を求められる可能性あり ) 原材料等の輸入 日本の親会社 タイの子会社 ロイヤリティの支払 歳入局 法人税の計算における損金性 ( 具体的な便益について説明を求められる可能性あり ) VAT のセルフ アセスメント 15% の源泉徴収 9

10 7. 印紙税 2016 年 5 月に以下の趣旨の歳入局ガイドライン No.Paw.153/2559 が公布されており 税務調査はこのような見解に従って実施されることから 注意が必要である ( ケース 1) 1 見積書の送付 ( 諸条件の記載あり ) 修理業者 見積書 タイ国内法人 印紙税の税率表 No.4 の請負契約書として見積書 発注書に記載金額の 0.1% の印紙税の納付を要求 ( ケース 2) 見積書サイン 2 承諾の署名をして返送 1 見積書の送付 ( 諸条件の記載あり ) 歳入局の見解 契約書というかたちをとっていなくとも 双方の当事者が書面にて諸条件に合意していれば 課税文書とみなす 修理業者 見積書 タイ国内法人 発注書サイン 2 発注書に署名をして送付 10

11 Thank You The information contained herein is of a general nature and is not intended to address the circumstances of any particular individual or entity. Although we endeavor to provide accurate and timely information, there can be no guarantee that such information is accurate as of the date it is received or that it will continue to be accurate in the future. No one should act on such information without appropriate professional advice after a thorough examination of the particular situation KPMG Phoomchai Tax Ltd. a Thai limited liability company and a member firm of the KPMG network of independent member firms affiliated with KPMG International Cooperative ("KPMG International"), a Swiss entity. All rights reserved

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